第2956号 令和8年4月19日(最新版)
2026年度産業機械受注見通しを発表
前年度比3.8%増の7兆8022億円
日本産業機械工業会 過去最高額を更新する見通し
日本産業機械工業会(会長=金花芳則氏・川崎重工業会長)が3月27日発表した2026年度産業機械の受注見通しは、内外需合わせた受注総額が前年度比3・8%増の7兆8022億円で、2025年度の7兆5138億円(推定)を上回り過去最高額を更新する見通しとなった。内需は4・4%増の4兆8203億円、外需は2・9%増の2兆9819億円を見込み、外需も過去最高額を更新する見通し。
2025年度は外需が牽引し
受注額は大幅に増加
同工業会の発表によると、2025年度の産業機械受注は、外需を中心に受注が大幅に伸び、受注総額は前年度比30・7%増の7兆5138億円と過去最高額を更新する見通し。機種によって明暗が大きく分かれ、ボイラ・原動機、化学機械、タンク等のエネルギー・プロセス系の機種では外需を中心に大きく伸長。一方で、自動車産業向けでは需要減が通年で続いたが、鉄鋼向けはプラスを維持し、運搬機械も製造業・非製造業向けの双方で堅調に推移した。
内需は、前年度比20・3%増の4兆6157億円を見込む。GX対応、老朽更新、省力化・自動化などの基礎需要は堅調に推移したが、建設費や資材価格の高止まり、人手不足、ROIの長期化などの制約が継続し、一部で着工や投資決定の遅れが見られた。
一方の外需は、アジア・中東・北米における LNG、石化、発電、製鉄、環境装置などの大型プロジェクト形成が続いたことに加え、世界的なエネルギー転換とインフラ更新需要の高まりが追い風となり、外需全体の受注額は前年度比51・4%増の2兆8980億円と見込まれた。
底堅さを維持しつつも、
機種ごとの増減差が明確化
2026年度は、総じて底堅さを維持しつつも、機種・市場ごとの方向性の違いが一段と際立つ展開となる見通し。
内需は、GX関連、老朽更新、インフラ補修、省力化などの基礎需要が継続する一方、建設・設備コスト、金利環境、人材制約の影響から、一部機種では反動減や着工時期の後ずれが想定されると指摘。鉄鋼などでは海外シフト が継続し、国内投資の弱含みが続くと見込まれる。
一方の外需は、LNG、石油化学、発電、半導体、製鉄設備などの大型計画が継続し、世界的な投資需要は底堅く推移すると見込まれ、特に半導体関連設備や化学機械・タンク・圧縮機などプロセス系機種では外需が全体を支える構図が続くと予想。ただし、地政学や関税政策、資材供給の不確実性には引き続き留意が必要とした。
これらの状況を踏まえ、2026年度の産業機械受注は、前年度の高水準から一部に反動や抑制を抱えつつも、海外市場の強さやGX・脱炭素政策、インフラ老朽更新など構造的需要に支えられ、全体としては小幅な増減に収まる見通し。
同時に、カーボンニュートラル・エネルギー転換(LNG・水素・アンモニア・CCUS)、次世代半導体、生産性向上・省力化、上下水・廃棄物処理などの横断テーマは今後も底堅く推移し、投資が集中しやすい機種と停滞しやすい機種との二極化は継続する可能性が高いとした。
総じて、2026年度の産業機械受注は、外需の底堅さと国内の基礎的な更新需要を下支えとしつつ、機種ごとの増減差がより明確になる構図が続くとの見通しが示された。
2026年度の内外需合わせた機種別受注見通しは次の通り。
ボイラ・原動機=前年度比0・8%減の2兆7410億円▽鉱山機械=±0%の256億円▽化学機械=5・5%増の2兆184億円▽タンク=0・5%減の1081億円▽プラスチック加工機械=2・5%増の2105億円▽ポンプ=4・5%増の5424億円▽圧縮機=8・0%増の3192億円▽送風機=1・5%減の272億円▽運搬機械=1・6%減の5083億円▽変速機=4・5%増の964億円▽金属加工機械=6・7%減の1150億円▽その他(業務用洗濯機、メカニカルシール、ごみ処理装置、半導体製造関連等を含む)=18・0%増の1兆895億円。
2月の工作機械受注総額
前年同月比24.2%増の1467億円
日工会 外需を中心に高水準で推移
日本工作機械工業会(日工会、会長=坂元繁友氏・芝浦機械社長)が3月25日発表した2026年2月の工作機械受注額(確報値)は、総額が前年同月比24・2%増の1467億44百万円で、8か月連続して前年を上回った。年明け以降、国際情勢で不穏な動きが増す中にあって、工作機械受注は外需を中心に引き続き高水準で推移している。
内需は、前年同月比10・1%増の371億64百万円。外需と比べて力強さに欠けるものの、底堅く横ばい基調で推移している。
業種別に見ると、「一般機械」や「電気・精密」では、AIデータセンターに関連した、予備電源、液冷ポンプ、流体軸受等の加工需要が広く見受けられる他、年明け以降、半導体製造装置や各種発電に関連した需要も徐々に広がりつつある。また、「自動車」はモデルチェンジに関連した設備投資が継続している。
外需は、前年同月比29・8%増の1095億80百万円で、昨年12月、本年1月に続く歴代3位の高水準。昨年の第4四半期以降、北米やアジアを中心に旺盛な状況が続いている。
今後の見通しについては、恒常的に自動化・高効率化、環境対応に関する需要が見られ、長らく設備投資を抑制してきたユーザーを中心に老朽機更新の必要性が高まっている。令和7年度補正省エネ補助金では、工作機械について「工程集約型加工機」が初めて対象機種に含まれるなど、老朽機更新を推進する視点が窺える。同会では「補助金等の拡充に加え、税制改正においても継続的に老朽機更新への取り組みが進むよう、政府等関係先への働きかけを強めていく」としている。
冷間圧造用鋼線の加工メーカー
「名北工業」本社工場を見学
愛鋲協 組合員など14人が参加
愛知鋲螺商協同組合(愛鋲協、理事長=小倉正嗣氏・小倉商店社長)は3月10日、冷間圧造用鋼線の分野で中部地区トップクラスのシェアを誇る「名北工業」(社長=福西康和氏、本社=岐阜県美濃加茂市)の本社工場見学会を開催した。組合員とその社員ら14人が参加した。
名北工業は1946年、神戸製鋼所の支援を得て、日本製釘所として創業。1961年に冷間圧造用鋼線の製造を開始した。同社では顧客のニーズに合わせた品質工程設計を行い、熱処理、酸洗被膜、伸線の加工工程を組み合わせて、品質の安定した製品を作り込んでいる。
また、自動車業界で培ってきた高度な技術力を活かして、航空宇宙産業向けの材料販売を2010年よりスタート。海外よりAMS規格に適合した材料を調達し在庫販売している。現在、高級冷間圧造用鋼線(自動車用)の製造、航空機用材料の切断・販売、航空機用部品の製造・非破壊検査が主な事業となっている。
見学会の冒頭、福西社長が「愛鋲協の皆様には直接・間接的に日頃大変お世話になっており、御礼申し上げます。私共を取り巻く環境は国内マーケットの縮小に加えて、諸資材および業務費の高騰と、非常に厳しい状況が続いています。本日は参加者の皆様と情報交換をさせて頂きながら、工場見学を含めて有意義な時間にして頂ければと思います」と挨拶。
小倉理事長は「本日、名北工業様には貴重なお時間を作って頂き有難うございます。実りある見学会にしたいと思いますので宜しくお願いします」と挨拶した。
名北工業の概要説明があり、「4S(整理・整頓・清潔・清掃)1K(規律)活動」を基盤とした品質づくりが強調された。
工業見学に移り、参加者は2班に分かれて冷間圧造用鋼線の製造工程である酸洗被膜ラインや伸線機、熱処理炉(STC炉)などを見て回った。
見学後の質疑応答では、活発な意見交換が行われた。その中で品質管理の世界最高峰とされる「デミング賞」受賞(2013年)について、福西社長は全社一丸となったTQM(総合的品質管理)活動の賜物であるとし「同業大手との取引においてデミング賞を目指そうと考え、3年後に受賞した。一気に立ち上げたので社員が大変で、最初は社員もやらされ感があったが、段々効果が出て品質も上がり、顧客からの信頼度が上がると皆がこれは良いものだと実感し、前に進めることができた。現在も定着に向け、社員一同でモチベーションを上げつつ取り組んでいる」と話した。
最後に、奥田勝彦副理事長(東邦精器社長)が「本日の工場見学ですが、私個人としては大変有意義な時間を過ごせました。2次加工メーカーで鋼線が、粗い組織から冷間圧造ができる整った組織へと改質されていく過程が分かり、大きな感動を得られました。名北工業様、本日は誠に有難うございました」と御礼の挨拶をし、終了した。
通常総会は5月18日に変更
愛鋲協 令和7年度第8回理事会
愛鋲協は、3月16日午後6時30分より安保ホール(名古屋市中村区)にて「令和7年度第8回定例理事会」を開いた。理事7人が出席した。
理事会は、小倉理事長より冒頭挨拶があり、引き続き理事長が議長を務めて進行された。
令和7年度工場見学会報告が、担当の藤田守彦理事(藤田螺子工業取締役)より行われた。3月10日、名北工業(岐阜県美濃加茂市)本社工場の見学を実施。組合員7社13人と事務局1人の合計14人が参加し、企業紹介・工場見学の後、質疑応答があり無事に終了した。参加した理事からは「デミング賞の受賞をはじめ、労働時間の5%が教育に充てられていることや、QC検定取得率93%以上(QCサークル活動ギネス認定)といった、品質管理に対する取り組みに感心した」などの感想が述べられた。
令和8年度セミナーは、第1回を4月17日に日本ねじ工業協会中部支部と合同で「サイバーセキュリティ(対ランサムウェア攻撃)」をテーマに開催する。講師はメイラ情報システム部シニアエキスパートの伊藤直彦氏。セミナー終了後に製販の有志による懇親会を開いてはどうかとの提案があり、後日協会との話し合いで開催を決めた。
令和7年度決算予想については、事務局より前年度と同程度の見込みと報告された。次年度予算案は次回理事会において審議する。組合の財政健全化にも引き続き注力していくことを確認した。
通常総会の開催日について、諸般の事情により当初予定していた5月22日から同月18日への変更を決定した。会場は名古屋中区のホウ・エヴァー(変更なし)。
理事欠員補充の件は、定款第5章第24条で役員の定数は「理事7人以上11人以内」となっており、現在理事は7人で定数を満たしているため、1人欠員となったが補充しないことを確認した。組合員が減少傾向にあるため、今後は理事定数の削減を検討していく。
その他、青年部活動報告が藤田理事より行われた。また、ねじの日の記念品(エコバッグ)は5社より合計200個の注文があったと報告された。
自動化の導入事例などを紹介
「2026プライベートショー」
山下機械 5月21日㈭・22日㈮開催
山下機械(社長=近藤敏之氏、本社=名古屋市熱田区)は5月21日㈭・22日㈮の2日間、「2026プライベートショー」を同社イノベーションセンターおよび本社3階特設会場にて開催する。
労働人口の減少、人件費およびエネルギー価格の上昇、AI・デジタル技術の急速な進展などにより、生産現場には従来以上に高度な対応力が求められる時代となっている。
このような環境の中、同社では顧客の生産現場における課題解決と持続的な競争力強化に貢献すべく、人手不足を補完する「自動化・省人化ソリューション」、高付加価値加工を実現する「複合・工程集約化」、エネルギー使用量削減に寄与する「省エネ・高効率化」などをテーマに展示会を開催する。工作機械、工具、周辺機器メーカーなど約30社が出展する予定。
会場では、具体的な導入効果や活用事例を紹介するとともに、同社スタッフや出展メーカーの技術担当者が顧客の相談・要望にきめ細かく対応する。
また、BIG DAISHOWA、アクシズエンジニアリング、ブラザー工業、オーエスジーによるセミナーも同時開催される。
その他、ワゴンセール・即売会などが予定されている。
展示会の開催時間は両日ともに午前9時から午後5時まで。入場およびセミナー受講は事前登録制。問合せ先☎052‐682‐2112(同社機械部)。
中部ユニークソリューションフェア
展示実演で課題解決を体感
ユニソル 2日間で2500人超が来場し盛況
ユニソル(社長=古里龍平氏、本社=大阪市中央区)が運営事務局を務める「2026中部ユニークソリューションフェア」が3月18、19両日、ポートメッセなごや第3展示館で開催された。2日間で2529人(ユーザー1626人、販売店903人)が来場し、盛況のうちに終了した。
主催店108社(170事業所)、メーカー173社が参加。「人と技術が拓く製造の未来」をテーマに、最新の機械・機器の展示実演を通して生産現場の問題解決への具体的な提案が行われた。
会場には「工作機械」「DX」「自動化・省人化」「カーボンニュートラル」「機械加工」のコーナーを設けて各社のブースが配置され、品質管理・工程改善につながる商品、自動化・省人化を実現する機器やシステム、デジタル化技術を活用した可視化・効率化の取り組みなど幅広い角度からの提案が見られた。
「コラボレーションコーナー」は前回より規模が拡大され、14組のメーカーが各社製品を組み合わせた生産性向上、環境改善に寄与するソリューションを紹介。特設ブースでは工程改善、測定技術など製造現場の課題解決に直結するテーマが取り上げられ、多くの気づきが得られる場となった。連日実施されたセミナーも好評を博した。
開会式では、事務局を代表して古里社長が挨拶。今年1月1日にジーネットとマルカが経営統合し新会社ユニソルが発足した経緯に触れ、「新たな体制、業態を作りながら、業界の一助となり得るような組織にしていきたい。今年のソリューションフェアは昨年より進化しており、来年は更に進化するという強い思いを持っている。変化を続けながら、販売店、メーカーの皆様とともに更に努力し、日本のものづくりをサポートしていこうと思っている。今後ともご支援をお願いしたい」と述べた。
出展メーカーを代表して挨拶に立った志村雅人ヤマザキマザックトレーディング常務執行役員は「こうした展示会は、ユーザーの皆様から現場の課題や率直な意見を直接うかがえる貴重な機会であると同時に、メーカー同士が互いの技術や強みを学び合い、新たな連帯の可能性を見出す場になる」と意義を語り、「互いに知恵を出し合い、汗をかきながら、新しい戦略を共有し、未来に向けて皆さんと一緒に突き進みたい」と話した。
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会場で見つけたユニークな製品の一部を以下に紹介する。
TACC コストパフォーマンスが高い
光学トラッキング式3Dスキャナ
「REVOPOINT Trackit」
ミツトヨ(川崎市高津区)のブースで同社の商社部門TACCが展示していた「REVOPOINT Trackit」は、従来必要とされていたターゲットシールを使用せず、大小問わず対象物を正確にスキャンできる光学トラッキング式3Dスキャナ。数千万円のものが主流だった産業用高精度3Dスキャナの10分の1のシステム価格を実現した。
同製品は、スキャナユニットの位置を赤外線トラッカーで追いかけるため対象物にターゲットシールを貼る必要がなく、効率的にスキャン作業が行える。30本の青色クロスレーザを照射し、毎秒150万点の速度で、これまで測定できなかった光沢のある物や黒色の物も形状取得することができる。
また、世界のハンディ型3Dスキャナにおいてトップレベルの体積精度0・02㎜+0・04㎜×L(m)を有し、精密計測が可能。自動キャリブレーション機能により毎回安定した精度を実現する。
「低価格でも高性能、充実した機能が特長」と担当者。オプションで、TACCが用意する校正証明書付きのゲージを用いて国内で3Dスキャナの実力値を検証するサービスも提供される。
高速加工、工具集約を実現
ヘリカル穴加工エンドミル
イワタツール 「ドリルミル」
イワタツール(名古屋市守山区)は、「加工時間を短縮したい」「機械のマガジン数が足りない」「工具管理が大変」「切り粉トラブルがよく起こる」といった課題を抱える加工現場に向けて、ヘリカル穴加工の性能を大幅に向上させた「ドリルミル」を紹介した。
ドリルミルは、特徴的な底刃形状の高速加工エンドミル。底刃の中低角を増大させることで切削抵抗を抑えた。従来のエンドミルと比べて5~15倍のスピードでヘリカル加工を実現する。
複数の穴径や溝加工、側面加工も工具1本で対応可能とし、生産性向上に寄与する。
さらに、センターオイルホールからクーラントを吐出し効率的に切り粉を排出することで、切削トラブルを回避する。
従来のエンドミルと比べ切削抵抗が小さいドリルミルは、薄板や剛性の低いワークも歪めずに加工が可能。さらに、BT30等低剛性の加工機や5軸加工、ロボット加工にも対応し、加工効率を上げることができる。
待望の鉄・ステンレス用も登場した。
羽賀昭雄氏(東陽会長)
「お別れの会」しめやかに
2千人が参列し故人をしのぶ
東陽(社長=羽賀威一郎氏、本社=愛知県刈谷市)の代表取締役会長で、1月6日に満87歳で亡くなった羽賀昭雄氏のお別れの会が3月13日、刈谷市産業振興センターあいおいホールで営まれた。3部制で行われ、業界関係者や取引先を中心に延べ2千人に上る参列者が献花して故人との別れを惜しんだ。
羽賀昭雄氏は新潟県長岡市出身。一橋大学社会学部卒業後、丸紅飯田(現丸紅)に約15年勤務し、昭和50年、東陽商会(現東陽)に常務取締役として入社。同57年に代表取締役社長に就任すると、海外進出を推し進め、国内外に拠点を展開して事業を拡大した。平成18年から代表取締役会長。「王道を歩み、絶えずイノベーションに挑戦してお客様の信頼を得る。合理的・永続的利益を追求し、より豊かな安定した社会生活を欣求して、企業活動を通じて人類社会の繁栄に貢献する」を経営理念に、入社から50年に亘り同社の基盤構築に尽力した。
隣室には故人の歩みや功績を記録した写真パネルと思い出の品々が展示され、参列者は足を止めて見入っていた。
長男の羽賀威一郎社長は、当日配付された参会礼状で「故人は弊社社長また会長として50年に亘り確固たる信念と卓越した指導力をもって会社の礎を築きました。今日の東陽の全てが会長のご功績の結晶であります。またこれまでの歩みはお取引先様をはじめとする多くの皆様のご支援とご尽力によって支えられてきたものでありこの場を借りて深く感謝申し上げます」と謝意を示し、会長が残した精神と理念を胸に企業の永続と更なる発展に全力で努めていく決意を表明した。
2026年度事業計画案を発表
会員各社の現状や見通し報告
名機工同友会 3月度例会を開催
名機工同友会(会長=嶋﨑晴久氏・シマザキ商会社長)は3月26日、2025年度最後となる3月度例会を東京第一ホテル錦(所在地=名古屋市中区錦)で開催。会員ら18名が出席し、各社の現状や今後の見通し等について意見を交わした。
会の冒頭、嶋﨑会長が「本日はお忙しいところわざわざお集まりいただきまして誠にありがとうございます。今日は連絡事項や決定事項も多く、また、皆さんの近況を聞かせていただく例会でもありますので、挨拶はこれくらいにさせていただいて、皆さんの屈託の無いご意見をお聞かせください。よろしくお願いします」と手短に挨拶。続いて、2025年8月に新社屋を完成させた、名機工同友会会員の杉浦一暢氏(三賀社長)に記念品が贈呈された。
連絡事項として、徳永和也幹事長(徳光社長)から、2026年度事業の日程(仮案)が報告された。また、2社から入会希望が出されており、この2社の名機工同友会への入会が全会一致で承認可決された。例会当日現在、あくまで仮予定案ではあるが、以下の事業が計画されている。①5月29日㈮▽東京第一ホテル錦で午後6時30分より総会を開催。②7月15日㈬▽例会(ビアパーティー等)を開催予定。③8月18日㈫▽通常例会を開催予定。④9月29日㈫▽例会(講演会)を開催予定。⑤12月1日㈫▽例会(忘年会)を開催予定。⑥2027年1月21日㈭▽新年情報交換会を開催予定。⑦同3月25日㈭▽通常例会を開催予定。
ロシアとウクライナによる軍事衝突、中国の日本に対する輸出規制、米国・イスラエルとイランとの軍事衝突に端を発するホルムズ海峡の封鎖等により、現在、世界規模で原材料費やエネルギー価格が高騰している。これに加えて円安の影響もあり、名機工同友会会員各社では現状、どのような影響が出ているのか? また、今後の見通しをどう考えているか? といったテーマに沿って、約1時間30分にわたって一人ひとりが自社の状況を説明。それぞれの置かれている現状を把握し、最後に、会員同士で協力していくことを誓った。
懇親会を経て、近藤幹浩副会長(大東通商社長)が中締めの挨拶をし、最後は1本締めで本例会はお開きとなった。
創部60周年事業終え
次年度に向けて準備着々と
愛機工青年部 3月度役員会を開催
愛知県機械工具商業協同組合(理事長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)の青年部(部長=滝澤有一氏・松本商店社長)は3月25日午後6時30分より、同組合事務所(所在地=名古屋市熱田区三本松町)で令和7年度最後となる役員会を開催。部員ら13名が出席し、以下の議題についての報告、意見交換等を行った。
【議題1】愛機工青年部創部60周年記念〝産業視察〟を総括▽3月6日㈮・7日㈯開催。青年部員ら21名が参加した。初日は、TOWA京都東事業所(小径エンドミル工場)ならびにTOWA本社を視察後、懇親会で親睦を深めた。翌日は、黒染物の小物への家紋や花個紋入れを体験後、移動して日本庭園の散策、中華料理コースで昼食、お土産を物色して京都を満喫。帰路についた。組合に提出したレポートに各自が目を通し、簡単に感想を言い合った。
【議題2】総務部報告▽愛機工青年部令和8年度通常総会の開催日時は6月12日㈮、午後5時30分受付開始、午後6時開会。会場は東京第一ホテル錦(所在地=名古屋市中区錦)と決定。当日配布する部員名簿作成のため、総会開催日のおよそ1か月前を目途に青年部各部の所属部員リストを提出すること等が確認された。
【議題3】厚生部報告▽①昨年12月13日㈯に開催した日帰りバス旅行レクリエーション(嵯峨野トロッコ列車を満喫)に組合員企業17社から、その社員や家族も合わせ56名が参加した。年末に開催したことから想定より参加人数が少なく、次回以降は開催日時を検討することで意見が一致。アンケートには伊良湖岬や日間賀島への日帰り旅行はどうか?以前好評だった白川郷はどうか?といった意見が寄せられたようで、この結果を踏まえ次回開催地等をこれから検討に入るとのこと。▽②令和8年キャンプの集いの開催日時は9月5日㈯・6日㈰、開催地は、すぎのこキャンプ場バンガロー村(所在地=岐阜県関市板取)に決定。参加案内の発信は6月中旬頃を予定。
【議題4】教育部報告▽他産業視察も視野に入れながら、令和8年度教育部事業として講演会の開催を目指すと報告があった。
【議題5】組合野球大会について▽役員会当日現在、4月4日㈯の開幕試合から6月20日㈯までに開催される試合の運営サポート要員について話し合われた。
【議題6】その他▽次回の愛機工青年部役員会は、5月28日㈭午後6時30分より開催の予定となっている。
OB駆けつけ親睦深める
第35回管工機材・設備総合展も抽選部を
愛青会 令和7年度第2回懇親会
愛知県管工機材商業協同組合(理事長=石原太郎氏・原芳商会社長)の青年部「愛青会」(あいせいかい/部長=伊藤弘晃理事・イトウ社長)は3月18日、ドイツビールとグリル料理の「シュマッツ名古屋中日ビル店」(名古屋市中区栄)にて令和7年度(2025年度)第2回愛青会懇親会を開催。部員や青年部OBら10名が参加した。
会の冒頭、伊藤部長から青年部員に向け「第2回愛青会懇親会に来ていただきありがとうございます。今日は、急遽ですが倉地株式会社の倉地先輩と、株式会社双葉製作所の伊神先輩が駆けつけてくれました。お二人ともこの業界の酸いも甘いも知っている方々なので今日はいろいろと聞いてもらえたらと思います。その、倉地先輩が実行委員長を務める『第35回管工機材・設備総合展』が来年(2027年)2月4日と5日の二日間開催されます。我々青年部は『抽選部』を任されていますので、皆さんにもお手伝いいただけたら幸いです。改めて、またお声掛けさせていただきますので、その時はよろしくお願いします。展示会に関してもうひとつ。4月21日18時から第1回展示会実行委員会が開かれます。青年部員も展示会実行委員会のメンバーですので、こちらも参加していただけますようよろしくお願いします。来年度には、レクリエーションも兼ねて青年部員で研修旅行等の事業も開きたいと考えております。そのような場に積極的に参加して、皆さんともっともっと親睦を深めていけたらと思っております」と挨拶があり、続いて、山下達矢青年部員(トラスト取締役)の乾杯の掛け声で懇親会が始まった。
普段なかなか口にできないビールやドイツ料理を堪能しながら親睦を深め、宴もたけなわとなったところで懇親会はお開きとなった。
複合加工機NTXシリーズで
より多彩なギヤ加工を実現
DMG森精機 2種類のテクノロジーサイクル開発
DMG森精機(社長=森雅彦氏、グローバル本社=東京都江東区)は、複合加工機でギヤ加工を実現する2種類のテクノロジーサイクル「ギヤシェーピング」と「ギヤブローチング」をNTXシリーズ向けに開発した。これにより複合加工機1台でさらなる工程集約が可能となり、同社が提唱するMX(マシニング・トランスフォーメーション)を推進する。
近年、生産現場の人手不足への対応や、ワークの高精度化、リードタイム・仕掛在庫の削減などの要求に伴い、従来は専用機を用いて工程分割していたギヤ加工を汎用的な工作機械1台に集約したいという要望が増えている。こうした声を受けて今回開発された「ギヤシェーピング」ではギヤシェーパ加工を、「ギヤブローチング」ではブローチ加工を、汎用的な工作機械で実現できるようになる。対話形式のガイダンスに従い、工具やワークの諸元、加工条件といった情報を入力するだけで加工プログラムを容易に作成できるという。
「ギヤシェーピング」はピニオンカッタを使用してギヤ加工を行う。そのため、工具は従来使用していたギヤ専用機との兼用が可能。同社独自の加工パスによるギヤシェーパ加工により、ギヤ精度等級はISO8級を達成している。「ギヤブローチング」には、DMQPにも認定されているHORN社製の工具が用意されており、ユーザーのニーズに応じた最適な工具を提案してくれる。Z軸の動きとワークのC軸割り出しを連動させた加工により、こちらもギヤ精度等級はISO8級を達成している。
「ギヤシェーピング」と「ギヤブローチング」によるギヤの加工方法が加わることで、複合加工機NTXシリーズでさらなる多彩なギヤ加工に対応できるようになる。これは、ホブ加工やギヤスカイビング加工では難しかった小径、深穴、段付き形状への加工も可能となるためであり、こうしたテクノロジーサイクルを活用することで、複合加工機NTXシリーズ1台でターニング・ミーリング加工からギヤ加工までをワンチャッキングで実現でき、工程間の手作業による段取り作業の削減や高精度な加工を実現してくれる。
同社はこの他にも60種類以上の豊富なテクノロジーサイクルを用意している。複雑な加工を容易かつ短時間で実現するテクノロジーサイクルにより工程集約を促進し、ユーザーの生産性向上に貢献してくれる。
iF DESIGN AWARD 2026受賞
『カンタマイク MD-E』
ミツトヨ 高速・高精度デジマチックマイクロメータ
ミツトヨ(社長=沼田恵明氏、本社=川崎市高津区)の「高速・高精度デジマチックマイクロメータ カンタマイク MD-E」が、国際的に権威あるデザイン賞のひとつである『iF DESIGN AWARD 2026』を受賞した。審査項目中のFunction(機能面)が着目され、効率的かつ高精度な測定機であるとの評価を受けたようだ。
『iF DESIGN AWARD 2026』受賞を受けて、藤原ミツトヨ測定工具事業部事業部長は「今回の受賞を機に、弊社はカンタマイク MD-Eをデジタルマイクロメータのグローバル・スタンダードモデルとして位置付け、世界中のお客様の課題解決に貢献して参ります」とコメントしている。
ドイツ発祥のiFデザインアワードは1953年から続き、世界的に知名度が高く、また、国際的にも権威のあるデザイン賞のひとつだ。iFデザインのロゴは優れたデザインの証として広く認知されている。本年は72の国と地域から1万1000件もの応募があり、そのなかから約3割の商品が受賞を勝ち取った。すべての受賞デザインはifdesign.com で公開されている。
カンタマイク MD-Eは、独自のエンコーダー技術とネジ加工技術により、ISO規格「クラス-1」にあたる最大許容誤差±1㎛の精度に加えて、一般的なマイクロメータの4倍となる、シンブル1回転あたりスピンドルが2・0㎜移動する機能を有し、高精度かつスピーディーな測定を実現したデジタルマイクロメータだ。ラチェットシンブル機構を内蔵しているため、片手でも安定した測定が可能である。アプローチスピード警告機能、校正時期警告機能、公差判定・演算機能など、さまざまな機能で測定者をサポートし、製造現場に貢献してくれる。2015年の第一世代発売以降、累計販売台数は25万台を数える。本商品についての詳細は同社のホームページへアクセスを。
ミツトヨは、日々進化するものづくりの未来へ、精密測定で貢献していく。
ブイテックスの株式取得(子会社化)
キッツ 真空バルブ関連事業さらに強化
キッツ(社長=河野誠氏、本社=東京都港区)は、3月26日に開催した取締役会において、カナデビアが保有するブイテックスの全株式を取得し子会社化することを決議したと発表した。
キッツグループは、長期経営ビジョン『Beyond New Heights 2030 ― 「流れ」を変える』のもと、デジタル化の進展を成長機会と捉えており、とくに半導体分野を重点領域として位置づけ、当該領域への経営リソースを戦略的に投入してきた。近年、半導体製造工程においてはデバイスの微細化・高集積化が進展し、真空プロセスの安定性や精密な圧力制御の重要性が一段と高まっている。これに伴い、半導体向け真空バルブ市場は中長期的にも着実な拡大が見込まれており、キッツグループとしても真空バルブ関連事業をさらに強化していく必要があると判断したようだ。
ブイテックスは、特殊バルブ、とくに半導体関連で使用される真空バルブに加え、日本で唯一のラプチャーディスクのメーカーとして多くの実績を有しており、同社が保有する真空バルブ関連技術はキッツエスシーティーで培ってきた半導体装置向け技術と高い親和性を有しており、先端プロセスに対応する製品の強化に寄与するものと考えられる。また、ラプチャーディスク事業については、半導体分野のみならず、キッツグループが展開する幅広い産業向けバルブ・流体制御領域において高いシナジーが見込まれることから、キッツはブイテックスをキッツグループに迎え入れることが半導体分野において中長期的な成長基盤を確立するうえで有効であるとともに、キッツグループ全体の競争力向上と企業価値向上に資するものと判断し、本株式取得を決定したという。
キッツは「本株式取得による当社連結業績に与える影響につきましては現在精査中であり、今後公表すべき事項が生じた場合には速やかに開示いたします」とコメントしている。
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【異動する子会社の概要】
●名称▽株式会社ブイテックス
●所在地▽東京都品川区南大井6―21―12 大森プライムビル5F
●代表者の役職・氏名▽中村豪志取締役社長
●事業内容▽産業用特殊バルブの開発・製造、ラプチャーディスク(破裂板)の製造
●資本金▽4億4300万円
●設立年月日▽1949(昭和24)年5月7日
●大株主および持株比率▽カナデビア株式会社/100%
●株式譲渡実行日▽2026(令和8)年6月1日(予定)
PT. Somagede Indonesia の株式取得(子会社化)
山善 完全合意を決議
山善(社長=岸田貢司氏、東京本社=東京都港区、大阪本社=大阪市西区)は、2026年2月6日付「PT. Somagede Indonesiaの株式取得(子会社化)に向けた基本合意に関するお知らせ」で開示したとおり、PT. Somagede Indonesia(以下「SGI社」)の株式取得に向けた協議を重ねてきた結果、2026年3月25日、会社法第370条および同社定款第25条の規定に基づき、取締役会決議があったものとみなす書面決議において SGI社が発行するすべての株式を取得し、当該会社を完全子会社とすること(以下「本件取引」)について最終合意する旨を決議し、これを発表した。
SGI社は、創業30年を超える金属切削工具・機械工具および接着剤・メンテナンス製品を中心とした工業用品の卸売事業者だ。インドネシア全域をカバーする販売ネットワークを通して、グローバルサプライヤーの製品を日系自動車および自動車部品メーカーのほか金属・鉱業や機械・エンジニアリング、消費財製造業等、幅広い業界に販売している。
本件取引は2025年4月からスタートした山善の中期経営計画「PROACTIVE YAMAZEN 2027」において取り組んでいる海外生産財事業のさらなる伸長に資するものである。本件取引により「ターゲット市場の地理的拡大」「市場とビジネス業態の多様化対応」「仕入先(パートナー)企業との関係強化」を図るため「グローバルな技術専門商社」として培った60年の実績と経験をもって、さらなる事業発展につなげていく。
この件に関して山善は「本件取引による2026年3月期の当社連結業績へ与える影響は軽微であると考えております」とコメントしている。
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【株式を取得する会社の概要】
●名称▽PT. Somage
de Indonesia
●所在地▽Jl. Griya Agung M.3 65, 3, Sunter Agung, Tanjung Priok, Kota Adm. Jakarta Utara, DKI Jakarta 14350 Indonesia
●代表者の役職・氏名▽代表取締役 Ng Kim Soon/コミッショナー Darmawan Boedi Soetrisno
●事業内容▽切削工具、機械工具、接着剤、メンテナンス製品の卸売販売
●株式譲渡実行日▽2026年3月27日
愛知県機械工具商業協同組合の第84回親善野球大会(大会実行委員長=矢野茂雄福利厚生部長・滝川物産社長)の決勝戦が3月21日、草井球場(江南市緑地公園内野球場)で行われた。
Aゾーンは井高が、昨年Bゾーンで優勝し今大会からAゾーンに昇格した東陽Bを8対0で破り、3年連続優勝を果たした。
Bゾーンは日伝が米津物産に逆転勝利し3対2で優勝した。日伝と米津物産は、次回第85回大会よりAゾーンに昇格となる。
試合結果は次の通り。
■第1試合・Bゾーン決勝(午前9時開始)
日 伝
0003000=3
0010010=2
米津物産
■第2試合・Aゾーン決勝(午前11時開始)
東陽B
0000000=0
320102Ⅹ=8
井 高
試合終了後に行われた表彰式は梅村龍盛福利厚生部副部長(梅村本店社長)の司会で進められ、髙田研至副理事長(井高社長)が「今回は3月下旬の決勝戦となり、もし本日天気が悪かったら4月にずれ込んでしまうと心配していましたが、非常に良い天気の中で皆さん実力を発揮されたのではないかと思っています。Bゾーンの日伝さんと米津物産さんの試合は、3対2で非常に良い試合だったと聞いています。また、井高と東陽Bさんの試合も熱戦が繰り広げられました。東陽さんについては、準決勝で東陽Aチームの若手を破り決勝戦に来て頑張っている姿を見ると、やはり実力があるなと感じます。井高においては、3連覇おめでとうございます。皆さん、良い試合をして頂きありがとうございます。4月からの第85回大会も頑張って頂きたいと思います」と挨拶。
矢野大会実行委員長は「第84回と積み重ねてきた野球大会があるのも、青年部の皆様方のご協力、そして審判の皆様方のスムーズで公正な運営へのご協力があったおかげと思っています。御礼を申し上げます。すぐに次の第85回が始まりますが、運営側としては、もう少し早く進行できるように色々と努力をしていきたいと思っています。皆様方にもスムーズな運営にご協力頂きますよう宜しくお願いします」と挨拶した。
優勝・準優勝チーム並びに個人賞各位の表彰が行われ、最後に滝澤有一青年部部長(松本商店社長)より選手はじめ大会運営に協力した組合関係者、審判団に対して御礼の言葉があり、閉会した。
個人賞は次の皆さん。
【Aゾーン】最高殊勲選手賞=村上選手(井高)▽打撃賞=岩田選手(同)▽敢闘賞=武田選手(東陽B)
【Bゾーン】最高殊勲選手賞=森選手(日伝)▽打撃賞=西脇選手(同)▽敢闘賞=中根選手(米津物産)
第84回愛機工親善野球大会
井高、Aゾーン3連覇!
Bゾーンは日伝が優勝
Aゾーン優勝・井高チーム
Aゾーン準優勝・東陽Bチーム
Bゾーン優勝・日伝チーム
Bゾーン準優勝・米津物産チーム
村上選手(井高)のホームラン
Aゾーン個人賞
Bゾーン個人賞
