第2953号 令和8年3月15日(最新版)
「RTJ2026」満小間達成を報告
2026年度通常総会は5月26日
愛機工 今年度最終理事会を開催
愛知県機械工具商業協同組合(理事長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)は、2月5日午後4時30分より東京第一ホテル錦で、理事17人・監事1人が出席して2月理事会を開いた。理事会では、6月開催のRTJ(ロボットテクノロジージャパン)2026が満小間となったことが報告され、森田乾嗣実行委員長(副理事長・モリタ社長)より実行委員と理事の協力に対し感謝が述べられた。また、各事業報告に続いて、今年度の決算予測が和久田修志会計理事(三和商事社長)より説明され、通常総会の準備などを確認した。理事会の後は一年の慰労を兼ねた懇親会も行われた。
冒頭、水谷理事長が「本日は、理事会と終了後には懇親会も予定されている。一年を振り返り、次年度に向けて準備を進めたいと思う。決算報告もあるので、慎重審議をお願いしたい。今年は、中国のレアアース輸出規制など懸念される問題も沢山あるが、年頭にあったように工作機械業界は受注ベースで大変好調なようで、内需の盛り上がりに期待している。4月からの新年度は改選期となり、若手の方が育つ形にしていきたいと私自身は思っている。皆様のご協力をお願いしたい」と挨拶。
続いて、各議題について審議及び報告が行われた。
1.組合員・賛助会員数の状況…事務局
組合員214社、賛助会員111社(2026年2月1日現在)。
賛助会員としてミニター(名古屋市中区金山)及びFuture One(名古屋市中区錦)の加入と、西支部の組合員1社の廃業による脱退が承認された。
2.組合賀詞交歓会報告…服部嘉高尾張支部長(服部商会社長)
2026年愛機工組合賀詞交歓会を1月 28日、ホテルグランコート名古屋にて開催した。総勢378人(来賓9人、組合員205人、賛助会員157人、報道5人、事務局2人)が参加。大きな問題もなく順調に進み盛 況のうちに閉幕した。また、幹事である尾張支部員の協力により、受付・来賓への対応や司会進行など円滑に進めることができた。
一方、服部支部長はクロークの位置が従来と異なり混乱したことを陳謝。さらに来賓入場5分前の着席の徹底を次回の改善点として挙げた。その他、収支報告も行われた。
来年の組合賀詞交歓会は2027年1月26日にホテルグランコート名古屋での開催を予定。幹事は西支部が務める。
3.RTJ2026について…森田実行委員長
RTJ2026を6月11日㈭~13日㈯の3日間、Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)にて開催する。愛知県で今秋開かれるアジア競技大会の影響で会場が使用できないため、通常より約1カ月早い開催となっている。
出展者募集については会場の収容能力を超えた(満小間となった)ため、当初の予定通り1月20日で締め切った。速報値で出展者は約250社、1350小間超(組合分は71社、386小間)。※目標は全体で1200小間、組合で300小間。
今後の予定は、2月16日に小間位置の確認をニュースダイジェスト社と行う(三役・事業部長)。3月13日午後2時よりAichi Sky Expoにて出展者説明会 (三役・事業部)。
4.組合親善野球大会について…矢野茂雄福利厚生部長(滝川物産社長)
⑴第84回組合親善野球大会経過
決勝は3月21日に草井グランド球場で実施する予定。Aゾーンは(新栄商会×井高の勝者)× (東陽A×東陽Bの勝者)、 Bゾーンは日伝×米津物産。決勝戦終了後、日を改めて福利厚生部、青年部、江南審判部を交えて 反省会を開催する。
⑵第85回組合親善野球大会について
大会の案内を1月6日に送信済。①開幕予定は4月4日、江南市営グランドにて。②キャブテン会議を2月20日に開き、大会要項説明及びトーナメント抽選を行う。
5.青年部活動報告と今後の予定…服部嘉高青年部副部長(服部商会社長)
①新年会の実施。1月30日に「じぶんどき名古屋太閤通口店」を会場に開催し、26人が参加した。②青年部創立60周年記念他産業視察を開催する。開催日は3月6~7日で、19人が参加予定。場所はTOWA京都東事業所。③青年部総会は6月12日(予定)。
6.令和8年度(2026年度)社員研修日程について…伊藤哲生経営対策部長(春日鋼機社長)
⑴令和8年度新入社員研修
4月15・16日の2日間、名古屋都市センター(名古屋市中区金山町)にて実施する。両日とも午前9時30分~午後5時。会費は一人1万円 (テキスト・昼食代含む)で、名南経営コンサルティングが講師を務める。研修案内を近日中に送信する。
⑵セールス・エンジニアスクール
第1回セールス・エンジニアスクールは7月9~11日、第2回は12月17~19日の日程で、ともにポリテクセンター中部(愛知県小牧市)にて実施する。会費は一人1万5千円 (テキスト・昼食代含む)。
⑶経営対策部セミナー
2月6日にGXとDXをテーマにしたセミナーを東別院会館にて実施する。講師はブロードリーフ。
7.2025年度決算予測と2026年度通常総会について…伊藤正人総務部長(伊藤信産業社長)
①通常総会を5月26日、名古屋ガーデンパレスにて開催する。午後4時30分開会。②令和7年度決算予測に関し、和久田会計理事が説明。剰余金の処分及び次年度支部補助金については三役会で協議して決定する。また、髙田研至副理事長(井高社長)より、組合会計から中部ブロック会議への補助金拠出が提案され、承認された。金額については今後検討する。③支部総会にて理事推薦候補者及び次点を選出し事務局に提出する(4月理事会にて承認し総会に上程)。併せて総会議案書と銀行通帳の写しも事務局に提出する。④三役会及び常任理事会を4月理事会前に開催する。⑤総会の進行について、司会、議長は総務部会にて選任し4月理事会で発表する。また、役員改選の年度のため選考委員も併せて選任する。
8.中部ブロック会議について…髙田研至中部ブロック長(組合副理事長・井高社長)
中部ブロック会議を2月24日、都ホテル岐阜長良川にて開催する。幹事組合は岐阜機工会。参加者35人(予定)。全機工連の坂井会長、一條事務局長も参加して全機工連の活動や各地域の状況・課題等について意見交換を行う予定。また、会議終了後には懇親会を開催する。
9.部会の開催について…事務局
年度内(3月まで)に各部会を開催する。
10.その他…事務局
⑴理事会
4月21日①午後2時30分~同3時30分=三役会②同3時30分~同4時30分=常任理事会③同4時30分~同6時=理事会。
⑵2025年10~12月の景況調査結果(回答総数72社、回答率33・6%)
最近3カ月の売上高については、前年同期(2024年10~12月)と比較して「同水準」が半数の50・0%。「減少」が33・3%で「増加」16・7%の約2倍となり、減少傾向が強い結果となった。
また、2026年の景況予想は「好転する」と「悪化する」が同数の11・1%で、残りの77・8%は「横ばい」との回答だった。
152名が集い協会設立10周年祝う
第11期活動計画・新役員決まる
中部部品加工協会 第11回総会・10周年記念パーティー
中部部品加工協会(代表理事=村井正輝氏・村井切削加工コーディネーター)は2月13日、TKPガーデンシティPREMIUM名駅西口(名古屋市中村区)で第11回総会ならびに設立10周年記念パーティーを開催。 パーティー会場には来賓や正会員、賛助会員など、およそ150名が駆けつけた。
パーティーの開会に先立ち村井代表理事は「2016年に中部地区で設立してからの10年間、一緒に当協会を盛り上げていただきありがとうございます。私ひとりが走ってきたわけでなく、ここに居らっしゃる皆さんで一緒に走り、いろんな活動ができたおかげで何とか10周年にたどり着けたと思います。やってきたことはたいしたことはないかもしれないですが、モノづくりのなかで少しずつ皆さんの助けになっているのかなと思いながら、これからの10年も日本のモノづくりがもっと良くなるために協力していきたいと思いますのでまだまだお力をお貸しいただければと思っております」と参加者に向けて感謝の言葉を述べた。
来賓を代表して鬼束和宏IHIエグゼクティブ・ディレクターが挨拶。星真ブラザー工業専務の乾杯の挨拶へと続き、祝賀ムードあふれる交流の宴が開宴した。最後は牧憲市中部部品加工協会副代表理事(牧製作所社長)の中締めの挨拶と三本締めで散会となった。
設立10周年記念パーティーに先立ち、中部部品加工協会は第11回総会を開催。開催当日現在、会員数は正会員90社、賛助会員60社となっている。今期(2026年度)は理事改選期にあたり、以下に挙げる役員が総会参加会員の投票によって選出され、これが全会一致で承認可決された。
●代表理事▽村井正輝氏
●副代表理事▽牧憲市氏
●理事▽小林幸雄氏(名南機械製作所)・小森有志氏(岐阜プロテック)・瀬崎雅之氏(坂井製作所)・長谷川信氏(丸正精工)・黒柳潤氏(新任/タカギスチール)・山田剛士氏(新任/山田製作所)※順不同
●監事▽赤塚健次氏(赤塚製作所)
同協会は、その事業の一環として数々の展示会に出展しており、今期も以下に挙げる展示会への出展計画が総会の席で告知された。その他、勉強会や研修会、国内・外視察なども定期的に開催している。
●ロボットテクノロジージャパン(RTJ)2026▽6月11日~13日/愛知県国際展示場(愛知県常滑市)/3小間
●JIMTOF2026▽10月26日~31日/東京ビッグサイト(東京都江東区)/4小間
●メッセナゴヤ2026▽11月11日~13日/ポートメッセなごや(名古屋市港区)/2小間
2026中部パック開催に向け㆒致協力
恒例の新年賀詞交歓会開く
中部包装食品機械工業会 「IGアリーナ」に関する講演も
中部包装食品機械工業会(会長=生田涌希氏・フジキカイ社長)は、1月30日午後5時より名古屋市中区の名古屋観光ホテルにて、2026年新年賀詞交歓会を開催した。
冒頭、生田会長が挨拶で、国内経済を取り巻く環境に触れ「今後の日本経済にとって重要なのは、省力化や自動化、AI活用などの新技術を積極的に取り入れ、持続的な成長につなげていくことだと考えている。ユーザー業界においても、人材不足への対応として省力化や自動化への取り組みが一層進められている。また、食品ロス削減や環境問題への対応など、衛生、健康、安全、環境に対する意識も高まり、消費者のライフスタイルそのものが変化しつつある。私ども包装機械・食品加工機械メーカーとしては、こうした社会やユーザーの変化にしっかりと向き合い、共に課題解決に取り組んでいくことが、技術力の向上につながり、ひいては社会への貢献になるものと考えている」と述べた。
また、同工業会においては「設立から50年を超え、これからも業界の発展に向けた活動をしていく。その大きな取り組みの一つが、ここ愛知に根付いた総合展示会『2026中部パック』の開催だ。本年は4月22日㈬~25日㈯にポートメッセなごやでの開催を予定しており、これから来場促進のための活動に注力していく」とし、会員の支援と協力を求めた。
続いて行われた講演会では、愛知国際アリーナ取締役の鷺徳次(さぎ・とくじ)氏が「スタジアム・アリーナが拓く未来戦略1397059140IGアリーナの事例から」と題して講演した。昨年7月、名古屋市北区にオープンした「IGアリーナ」は、スポーツや音楽イベントを多数開催できる世界水準の最先端アリーナ。愛知県と民間事業者(愛知国際アリーナ)による官民連携事業で整備・運営されており、事業コンセプト(グローバル、スマート、コミュニティー)や取り組みについて紹介された。
懇親会では、2026中部パック実行委員長を務める吉田眞治副会長(ヨシダキカイ社長)が挨拶に立ち「4月22日から始まる2026中部パックは、他の展示会とは異なり25日の土曜日まで開催する。地方展であることに加え、学生の方にも多数来場して頂きたいと、前回の賀詞交歓会に参加されたご当地アイドル『dela(デラ)』さんも招いて、楽しい最終日を迎えたい。また新しい試みとして、各メーカーのショート動画(地元の大学生が加工・編集)のコンペも準備している。皆様にアピールの場を広げて頂きたい」と述べ、中部パックの成功と各社の更なる繁栄を願って乾杯した。
歓談が進む中、IGアリーナで行われるイベントの招待券が当たる抽選会などでひときわ盛り上がり、吉田真宏副会長(サンワ社長)の中締めで終了した。
3月21日は「バルブの日」 バルブ・水栓特集
バルブ業界の持続的な発展に期待を込めて
3月21日は「バルブの日」
2009(平成21)年3月、バルブ産業の地位向上を目指す日本バルブ工業会(本部所在地=東京都港区芝公園、会長=西岡利明氏・SANEI社長)は、毎年3月21日を「バルブの日」として制定。2024年3月4日に、(一社)日本記念日協会の認定登録日となっている。「バルブの日」を何月何日とするかについては当時の会員企業から多数の提案が寄せられたようで、広報委員会にて慎重に審議した結果、同会の発足日である3月21日を「バルブの日」とすることが定められた。日本バルブ工業会は、1954(昭和29)年3月21日に発足した。2024年に創立70周年を迎え今なお活発な活動を続けているが、広報委員会が考える現在の課題はバルブ産業そのものの社会における認知度の向上だという。「バルブ業界を志す若者が増えるよう、そして、バルブ産業に携わる人たちがより大きな誇りをもって働けるよう、今後もさまざまなカタチでバルブ産業のPRに努めていきます」と同会はコメントしている。
日本バルブ工業会とは?
日本バルブ工業会は、日本のバルブ工業の進歩発展に寄与することを目的に1954(昭和29)年3月21日、当時の国内の主要バルブ製造業者が参加して設立された。以来今日まで、国内・外の経済情勢の変化に対応しつつ、バルブ工業界全体の発展のために有効な事業を実施し現在に至っている。理事会のもとに運営会議/部会/委員会が設けられており、部会はバルブ/自動弁/水栓の3部会に分けられている。また、委員会には各種対策に必要な事項を審議する多くの種類が存在している。同会は日本国内を4地区にエリア分けし、それぞれの地区に支部を設置。地区ごとで、会員を対象とした活動が行われている。2026(令和8)年3月9日現在、正会員111社、賛助会員76社、合計187社が会員登録している。
バルブは「流す」「止める」「絞る」機器
われわれの生活のなかで一番身近なバルブは水道の蛇口だろう。水を飲みたいときには蛇口を開けて水を出し、出し過ぎたかなと思ったら少し閉め、コップに水を注ぎ終わったら蛇口をきっちり閉めて水を止める。このように、われわれは水道水を思った通りに流したり、止めたり、水量を調整したりすることができる。普段の生活ではあまり目にしないかもしれないが工場やビルのなか、車や船や宇宙ロケットのなかでも、これと同じことをしているバルブはたくさんある。ただし、このような場所で使われているバルブのなかを通るのは水だけではない。熱湯、蒸気、食べ物の原料から、400度以上になる高温の油、ガソリン、危険な薬品、目に見えないガスや空気、マイナス200度未満の低温で液体になったガスなど実にさまざまだ。どんな流体でも、しっかり「流す」「止める」「絞る」を行い、縁の下の力持ちとして〝バルブ〟はわれわれの暮らしと産業を日々支えてくれている無くてはならない存在だ。
呼び名はバルブ? それとも弁?
バルブは、日本語では「弁」と呼ぶ。その使い分けの基準についてあまり厳密なルールがあるわけではないが、安全弁、調整弁、ステンレス弁、のように何かの修飾語が付く場合には「弁」を用いることが多く、単独で用いる場合は「バルブ」と言うことが慣習のようになっている。いろいろな種類があるバルブの呼び方でメーカーやユーザーが混乱しないよう、JIS(日本工業規格)では一定の呼び方を定めているが、これも規格のタイトルは「バルブ用語」なのに、なかに出てくる用語は水栓関係のものを除けば、ほとんどが「〇〇弁」となっている。一方で「ゲート弁/ゲートバルブ」「ボール弁/ボールバルブ」のように修飾語がカタカナの場合はどちらのケースもよく使われている。本来の英語名称をカタカナにしているだけなので当たり前かもしれないが、そうした傾向はあるようだ。ちなみに、水道の蛇口は正しくは「給水栓」だ。水回りのバルブの多くは「〇〇栓」(例えば止水栓、分水栓)という呼び方をされる。結局のところ、その呼び方をする人が多くなれば、その用語が定着するので今後も変わっていくかもしれない。
環境配慮バルブ登録制度
日本バルブ工業会は、2007(平成19)年に策定した『バルブ産業ビジョン』のなかで、将来のバルブ産業のあるべき姿を描いている。それが環境配慮設計基準(含有有害物質規制、リサイクルルート構築、LCA管理など)に基づくモノづくりを行っているバルブ産業の本来あるべき姿だとしている。この将来像を具現化し、全産業規模で環境保全に寄与すること、また、環境配慮設計に取り組んだ同工業会会員企業製品の国内・外へのアピール、環境負荷の少ない製品の需要喚起・供給促進を目的として、2016(平成28)年11月「環境配慮バルブ登録制度」がスタートした。登録対象製品は以下の通りだ。●手動弁●調節弁(空気式・電気式・油圧式)●自力式調整弁●電磁弁●安全弁●スチームトラップ類●ブリーザバルブ●給水栓(手動式・電気式のキッチン用・バス用・洗面用・そのほか用)●止水栓●分水栓。本制度に登録される製品は、すべて会員企業が自 社従来製品(従来品がない時は新規設計目標値)との相対比較によって環境側面を自己評価した製品である。着目すべき環境への影響は、①製造・使用段階でのエネルギー消費量削減と、それに伴うCO2排出量削減。②製造・使用・廃棄の各段階での資源の有効活用・再資源化。の2点だ。その評価は、同会発行『バルブ製品アセスメントガイドライン』に規定する製品評価項目に沿って実施される。
バルブの歴史
バルブの起源を辿ると紀元前1000年頃の古代エジプトの遺跡から発掘されたコック(樽についている栓のことで、バルブの一種)と推定される木製のものまで遡ることができる。古代ローマ時代にはすでに貴族の家には水道のパイプが敷かれ、その出口には青銅製のコックが付いていた。金属製のバルブは2000年以上も前から実用化されていたのである。水道だけでなく船でも使われていたようだ。我が国では酒樽の栓などはかなり古くから使われていたが、金属製のバルブが登場したのは1863(文久3)年、紡績用のボイラが輸入されたとき一緒に入ってきたのが最初と言われている。国内で製造され始めたのは明治時代に入ってからで、横浜市が1885(明治18)年に水道事業を開始し、続いて東京ガスの事業化などによりバルブ製造工場が造られるようになった。大正時代の初期までは、水道・ガス・紡績用の青銅弁が需要の中心だったが、第一次世界大戦後に我が国の産業が急速に発展したことに合わせて鋳鉄製・鋳鋼製のバルブも作られるようになった。第二次世界大戦後には復興建設資材として、設備の高度化を支えるためにいろいろな種類が生み出され、その用途も拡大していった。
最近の生産状況
経済産業省生産動態統計調査(金属製品)によると、2024年度(2024年4月~2025年3月/月別集計)のバルブの生産額は5735億9800万円で、前年度に比べると8・2%アップし過去最高額となったものの、生産重量(トン)は3年連続減少、生産数量(個)は前年度に対し微増に留まったようだ。
バルブ・水栓 特集
強力な水流で汚れを落とす予洗い水栓「プレパシュ+」
SANEI
毎日の食事やくつろぎのひとときに欠かせないグラスを、もっと気持ちよく使える予洗い水栓「プレパシュ+(プラス)」は、2024年の販売開始以来、今なお高い人気を誇っている。それもそのはずで、朝食時のコーヒーカップから運動後のプロテインシェーカー、リラックスタイムのワイングラスにいたるまで、さまざまなシーンで活躍してくれるからだ。
本体アーム部にグラスを押し付けるだけの簡単操作で、底の深いボトルやスムージー容器もスッキリ洗浄。パーティーなどでグラスを頻繁に使い分ける場面でも、素早く洗えてとても便利だ。もし使用後すぐに洗えないときも、予洗いをしておくだけで汚れや匂いの付着を防ぎ、大切なグラスを長く美しく保ってくれる。
「プレパシュ+」は、SANEI(社長=西岡利明氏、本社=大阪市東成区)の独自技術を活かし、電気を使わずに強力な水流でグラス全体を均一に洗浄。細やかな日本製ならではの工夫として、使用しないときはカバーで保護でき、アーム脱着時の水漏れもストッパーで防ぐことができる。キッチンに上質な使い心地をプラスする一台だ。
対応グラスサイズは内径最小φ30、外形最大φ85。アームを取り外して掃除ができ、いつでも清潔に保てるのも嬉しい。お湯(40度程度)での使用も可能だ。2025年からは新たに2色追加。さらに水まわり空間を彩る。2026年3月時点の希望小売価格は5万4000円(税込5万9400円)からとなっている。
本製品に関して詳しくは、同社カスタマーセンター▽通話無料のフリーダイヤル0120(06)―9721(対応時間/平日の午前9時~午後5時)へ問い合わせるか、全国の各営業所まで問い合わせを。同社ホームページにも詳細が掲載されているので、ぜひアクセスを。
機能性に優れたカウンター設置式大型シンク
『新型スロップシンク』
カクダイ
汚れ物のつけ置き洗いをしたいがシンクの深さが足りなかったり、水があふれそうで不安…などといった利用者の声を聞く機会は多いと思う。水栓金具を通じて〝水と住まいの接点〟としての役割を担うカクダイ(社長=多田修三氏、本社=大阪市西区)の『新型スロップシンク』は、200ミリの深さを確保しており、洋服やクツなど汚れ物のつけ置き洗いや小型犬のシャンプーなどにも使いやすい。
付属の排水栓にはゴミ受けがついており、泥や服の繊維といったゴミをキャッチしてくれる。さらに、ゴミ受けを押し込むだけで水を溜めることも可能だ。オーバーフローもついているため、万が一の際に水があふれる心配もない。
底面には緩やかな勾配がついており、水はけがよく、角まで掃除がしやすい形状になっている。水垢のつきづらさ、お手入れのしやすさも利用者にはポイントだ。屋内、屋外ともに使用できる本製品は、洗い物からガーデニングまで多用途に大活躍間違いなし。また、サイズ展開がW600ミリと、水栓取付穴つきのW540ミリの2種類あるので、設置場所や用途に合わせて選べる。
本製品に関して詳しくは、同社名古屋支店▽電話=052(504)1551、同社岡崎営業所▽電話=0564(65)3121、または全国の各支店・営業所へ問い合わせるか、同社ウェブサイトまでアクセスを。
OXFORD FLOW社製(英国)
減圧弁の取り扱い開始
ベン
桃のマークでおなじみのバルブメーカー・ベン(社長=鈴木一実氏、本社=神奈川県横浜市)はこの度、新たに英国のOXFORD FLOW社製減圧弁〈IP型、IP―W型、IM―S型〉を本年1月13日より取り扱い開始し、只今絶賛好評発売中である。
本製品は、軸流ピストン構造を採用しスムーズな流路構造であるため、高Cv値化を実現している。パイロット式のためオフセット性能が良く小流量から大流量まで安定した作動が可能だ。本体にダイヤフラムを使用しておらず、部品点数および可動部品が少なくシンプルかつコンパクトな製品であるため、軽量で高耐久な減圧弁となっている。端接続はウェハー式(PNおよびANSIフランジ適合)であり軽量なため、新規設置時や既設からの交換時に大掛かりな吊り下げ工具が不要で比較的簡単に設置することが可能。適用圧力はIP型が16bar以下、IP―W型が25bar以下、IM―S型は100bar以下と高圧で使用可能である。
OXFORD FLOW社製減圧弁〈IP型、IP―W型、IM―S型〉は詳細な使用条件による選定が必要であるため、詳細は同社名古屋営業所▽電話=052(411)5840、同社静岡出張所▽電話=054(297)5488、および全国の各営業所へ問い合わせるか、同社ウェブサイトへアクセスを。
バルブ・水栓 特集
「ODF-100シリーズ」
「UFM-100シリーズ」
ヨシタケ
ヨシタケ(社長=山田哲氏、本社=名古屋市昭和区)のグループ会社で創業75年の歴史を持つアナログ・デジタル流量計の老舗メーカーであるカワキ計測工業製の流量計。ワイヤレス流体監視システム「Wi―Flo」、スチームトラップ診断機器「STC―1」など省エネルギー関連製品に新たなラインアップとして加わった。
蒸気用オリフィス流量計(差圧式)「ODF―100シリーズ」は差圧式のためドレン・振動の影響を受けにくい、応答速度が速い、などの利点があり、さらに多機能差圧計を搭載しているので広範囲な蒸気条件に適合することが可能。
クランプオン式超音波流量計「UFM―100シリーズ」は配管に挟むだけで簡単に取り付けることができ、配管の材質を選ぶことなくさまざまな液体を計測することができる。また、日・月・年別の積算履歴で使用量の管理を最適に行うことができるというメリットがある。
どちらも4―20 mAのアナログ出力が可能であり、PLCなどの制御装置に取り込みデータを活用することが可能。
主な仕様は「ODF―100シリーズ」▽口径=15A~200A▽接続規格=ウェハー接続JIS10K▽最高圧力=1MPa▽最高温度=220℃(周囲温度=―30~80℃)▽流れ方向=水平・垂直▽電源電圧=10・5~42V DC▽通信=HART。
「UFM―100シリーズ」の主な仕様は▽適用流体=液体全般(水、薬品など)・油(15A~25Aのみ)▽口径=10A~80A(外径=Φ16・5~92)▽測定精度=F.S.±3・0%▽測定流速範囲=0・5~5・0m/s(油は1・0~4・0m/s)▽適応流体・周囲温度=0~50℃(配管表面の凍結なきこと)▽供給電源=DC12~30V ▽電源I/Oコネクタ=M12 5芯コネクタ ケーブル標準2m付属。
本製品に関して詳しくは、同社エンジニアリング事業部▽愛知県小牧市大字入鹿出新田字宮前955の5、電話=テクニカルホットライン0568(75)4336まで問い合わせを。
JF型無極性循環口
2025グッドデザイン賞受賞
オンダ製作所
オンダ製作所(社長=恩田由紀氏、本社=岐阜県関市広見)から好評発売中のJF型無極性循環口『JF series』は国内最薄の循環口(2026年3月時点/同社調べ)だ。
浴槽の「循環口」は、その機能上どうしても内側に少し出っ張る構造となり、できるだけ薄く目立たないカタチが求められてきた。こうしたニーズに応えるべく、オンダ製作所は、従来品のJS型循環口をさらにスリム化させた極薄の『JF型循環口』を発売した。その厚みは従来品を約60%薄型化。フィルター厚さ約7㎜、浴槽内の出代約9㎜と、見た目がスッキリするだけでなく、入浴中に突起が肌に当たりにくく優しい使い心地と言える。
こうしたデザイン性、機能性が、「日常の生活のなかで無意識に受け入れている小さなことを地道に取り組むことが生活のクオリティーを上げる好例だ」と高評価され、2025グッドデザイン賞を受賞した。
『JF型循環口』は極薄型とは思えないほど吸込・吐水・撹拌(かくはん)の性能に優れており従来品と同等の高品質・高耐久性能の弁で入浴をさらに快適にする。無極性循環口だから、往き・戻り配管の指定は無い。ステンレスフィルターは取り外しも容易で余計な段差も生じることなく浴槽がスッキリする。毎日の面倒な掃除などの手入れも楽々だ。
接続バリエーションも豊富で、ダブルロックジョイント式、ねじ式、タケノコ式が用意されている。ダブルロックジョイント式(写真)は文字通りダブルロックジョイントを内蔵しており、樹脂管をワンタッチで接続できる。これは、昨今の課題である省施工の実現にも貢献してくれる。
浴槽取付穴はφ50。浴槽厚みは15㎜まで。使用流体は冷・温水、使用温度範囲は5~80℃となっている。
本製品について詳しくは同社お客様相談窓口▽通話無料のフリーダイヤル0120(12)―8585へ。注文は全国の各営業所へ問い合わせを。
『国際ホテル・レストランショー』出展
撥水水栓、遠隔スイッチも人気
KVK
KVK(社長=末松正幸氏、本社=岐阜県加茂郡富加町)は、東京ビッグサイトで2月17日から同20日までの4日間開催された『第54回国際ホテル・レストランショー』へ出展。多くの来場者が訪れ、手応えを掴んだようだ。
KVKの出展ブースでは、キッチンやバスルームなど水まわり空間を好みに合わせて演出できるだけでなく、「より快適に」をキーワードに、使う人のすべてが扱いやすくて心地良い設計の水栓金具やシャワーヘッドを展示。さらに、煩わしい清掃負担を軽減してくれる、同社のナノテクノロジーから生まれた撥水膜コーティング技術や、新たにラインアップされたメタル調加飾水栓に加え和の色・洋の色、それぞれが持つ美しさを生かしたカラーデザインを参考出品としてお披露目。来場者は皆、一様にその前で足と止めていた。
『第54回国際ホテル・レストランショー』(HCJ2026)には述べ5万5000名を超える来場者を記録。各種セミナーにも多くの聴講者が訪れていた。
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KVKは、今から87年前の1939(昭和14)年に名古屋市でバルブコック製造を手掛ける北村鋳造所として創業。その10年後、1949(昭和24)年に北村バルブ株式会社が設立され、給水栓の製造販売を開始した。株式会社KVKへと商号を変更したのが1992(平成4)年。2018(平成30)年には、現在の岐阜県加茂郡富加町へと本社を移転している。〝家一軒まるごと水まわり〟をプロデュースする水栓金具メーカーとして給水栓・給排水金具・継手および配管部材の開発設計・製造・販売を主な事業内容としている。
ウルトラファインバブル発生器搭載水栓や遠隔スイッチセット、浄水器内蔵水栓、Wセンサーなどなど、KVKの技術、製品が気になる読者は、同社ウェブサイトへアクセスを。
ベトナム工場で竣工式
半導体向けバルブ工場生産開始
キッツ
キッツ(社長=河野誠氏、本社=東京都港区)とキッツエスシーティーはこの度、ベトナムのグループ会社である KITZ Corporation of Vietnam Co., Ltd. の敷地内に完成させた、「半導体装置向け高純度ガス対応バルブ」を生産する新工場において、1月26日に竣工式を執り行い、半導体市場の拡大を見据えた生産を開始させた。
同社は、第2期中期経営計画「SHIN GLOBAL 2027」において半導体装置市場における事業強化を重点戦略として掲げ、中長期的な成長ドライバーのひとつに位置付けている。半導体装置市場向けの需要増加に対応するため、生産能力の強化、安定供給体制の確立、そして生産拠点分散による安定供給を目的として、今回、ベトナム工場内に専用工場棟を建設したという。
新工場棟の稼働により、半導体装置市場向け高純度ガス対応バルブの生産能力が一層強化される。これにより、ユーザーへの製品供給スピードがさらに高められ、市場投入までのリードタイム短縮を図ることが可能となった。
【ベトナム新工場棟概要】
■所在地▽ベトナム社会主義共和国 ヴィンフック省 Tang Long Ⅲ(タンロン)工業団地
■生産品目▽高純度ガス対応バルブ(ボディ加工・研磨・組立よおび部品加工)
■総投資額▽45億円
中部ユニークソリューションフェア
3月18日㈬・19日㈭の2日間
ポートメッセなごやで開催
ユニソル機械・工具事業本部中日本支社(支社長=松吉正訓氏)は3月18日㈬・19日㈭の2日間、「2026中部ユニークソリューションフェア」をポートメッセなごや第3展示館で開催する。「人と技術が拓く製造の未来」をコンセプトに中部地方の製造業従事者に向けて、現場が抱える「環境改善、人手不足、省エネ、製造DX、カーボンニュートラル」などの課題に対するソリューションを提案する。
「その手があったか!」を集めた
コラボレーションコーナーに14組
同展は、ジーネットとマルカが経営統合して今年1月に発足した新会社「ユニソル」が運営事務局を務めて開催される。産業機械、機器・工具、エンジニアリングに関する深い知見を組み合わせたユニークなソリューション(唯一無二の解決策)の提案により、顧客の「こうなったらいいな!」を叶える展示会を目指す。
「その手があったか!」を集めたコラボレーションコーナーでは、14組の企業が各社製品を組み合わせて使用することで業務効率化や生産性向上に寄与するコラボレーション実演を披露。
さらに172を超えるメーカーの出展による、工作機械やCAD/CAM関係、切削工具・ツーリング、治具、ロボット、測定、環境関係に関する製品展示など、環境改善や自動化に役立つ製品・サービスが多数集結する。
特設ブースでは〝新たな発見がここにある!!〟と銘打って、メーカー6社がイチ押し商品を紹介。19日㈭にはチャンネル登録者数が13万人を超える工業系YouTuber「なんとか重工」のケロ氏とのコラボ企画(日進…10時30分~11時、エヌティーツール…14時30分~15時)も予定されている。
ユニソルからは、プライベートブランドの「ギガ・セレクション」「ギガ・セレクション-リミテッド」を出展。今年3月に発売予定の「卓上ドリル研磨機」、5月に発売予定の「スポットクーラー強冷モデル」などの新商品が展示されるほか、まとめ買いキャンペーンや「ギガ・セレクション」製品が当たる〝ガラポン抽選会〟が企画されている。
その他、特別セミナーは、新たな工程集約・自動化提案、製造業におけるYouTubeの活用方法など、関心の高いテーマで2日間に6セッション実施される(別掲)。
展示会の開催時間は、初日の18日㈬が10時~17時、翌19日㈭が9時30分~16時。展示会当日限定および期間限定のキャンペーンも用意される。
来場事前登録は同展公式サイトから▼https://g-expo.net/event/chubu2026/member/login(セミナー予約も同時に可能)
特別セミナー
《会場》会議ホール
《定員》各150名
【3月18日㈬】
①11時~12時「プロフェッショナルになるための切削加工(初級編)」▽イスカルジャパン
②13時~14時「変種変量のトレンドに向けたBT30番による新たな工程集約・自動化提案」▽ブラザー工業
③15時~16時「気流解析による暑熱や有害物質の対策~温度や有害物質の数値化、見える化~」▽SDG
【3月19日㈭】
④10時30分~11時30分「ツーリングの基礎 正しく選定し高精度加工を実現」▽大昭和精機
⑤12時30分~13時30分「YouTuberが工場始めました!~製造業におけるYouTubeの活用方法~」▽なんとか重工
⑥14時30分~15時30分「幾何公差の運用について」▽東京精密
出展メーカー一覧
【機械加工周辺機器メーカー】
アイキュウ▽アイゼン▽愛知産業▽旭金属工業▽アネスト岩田▽アマノ▽アラオ▽アルプスツール▽石井ローラー製造▽イスカルジャパン▽五十鈴電業▽イズミコーポレーション▽和泉産業▽イチネンケミカルズ▽イノテック▽イワタツール▽岩本工業▽INSIZE▽WEN▽永進テクノ▽SMC▽SDG▽NKワークス▽エヌティーツール▽エヌピーケイ▽エムーゲ・フランケン▽MSTコーポレーション▽MCT▽オーツカ光学▽オーデン▽オリオン機械▽カトウ工機▽カネカ▽カネテック▽ガリュー▽ギガ・セレクション▽ギガ・セレクション‐リミテッド▽ギケン▽北川鉄工所▽鬼頭精器製作所▽キトー▽京セラインダストリアルツールズ▽共立精機▽草川工業▽クランプテック▽クリーンテックス・ジャパン▽ケルヒャージャパン▽コスメック▽コベルコ・コンプレッサ▽小森安全機研究所▽サイバーRC▽蔵王産業▽嵯峨電機工業▽佐藤商事▽産機テクノス▽三共製作所▽三甲▽三友精機▽シー・エス・シー▽シービーテック▽ジーベックテクノロジー▽シオン▽静科▽しめ太郎▽JOHNAN▽シンフォニアテクノロジー▽真和工業▽スギヤス▽住友電気工業▽スリーアールソリューション▽セキュリティデザイン▽ゼネテック▽全晴▽象印チェンブロック▽ダイキンHVACソリューション東海▽大昭和精機▽大有▽匠▽谷テック▽タブチ▽WSE▽タンガロイ▽中発販売▽津田駒工業▽鶴見製作所▽ティーテック▽帝国チャック▽テラスレーザー▽トーチョーマーキングシステムズ▽東京精密▽東浜商事▽東陽▽トルネックス▽ナベヤ▽ニシガキ工業▽日鋼YPK商事▽日進▽日東工器▽ニデックドライブテクノロジー▽日本ヴィジョン・エンジニアリング▽日本オートマチックマシン▽日本クランツレ▽日本精密機械工作▽日本レヂボン▽日本濾過工業▽ノガ・ウォーターズ▽バウアーズ社▽ハーテック・ミワ▽バーテックス▽ハイウィン▽ハイテック精工▽長谷川工業▽ハタヤリミテッド▽花岡車輛▽ハヤック▽パル▽BIAX▽ビーシーテック▽ピカコーポレイション▽FENNER▽フクハラ▽富士元工業▽プライオリティ▽ブラザー・スイスルーブ・ジャパン▽ブルーム‐ノボテスト▽フルタ電機▽PROTECT AIR▽ブンリ▽ベクトル▽ベッセル▽豊和工業▽ホータス▽マーテック▽マイコール▽マシンソル▽松本機械工業▽ミツトヨ▽UHT▽ユニパルス▽リニアビズ▽レッキス工業▽レニショー▽ROKAE精機▽YHB ECO Co.,LTD
【工作機械・DXメーカー他】
アールテクノ▽アマダマシナリー▽Aiソリューションズ▽遠誠▽オークマ▽岡本工作機械製作所▽キタムラ機械▽キャムタス▽コマツ産機▽三和ロボティクス▽ジェイテクト▽ジェービーエムエンジニアリング▽静岡鐵工所▽ソディック▽大日金属工業▽TAKISAWA▽タクテックス▽ナガセインテグレックス▽中村留精密工業▽ニデックオーケーケー▽ニデックマシンツール▽PALMARY MACHINERY CO.,LTD▽フジ産業▽ブラザー工業▽HEXAGON▽ほんとうのこと▽MAXET▽光畑製作所▽三菱HCキャピタル▽三菱商事テクノス▽ヤマザキマザック
※出展メーカーは変更される場合があります。
中部ユニークソリューションフェア 出展製品
タンガロイ
最適工具の選定で生産性を改善
「タング・マイスター」
タンガロイ(福島県いわき市)が誇る高能率ヘッド交換式エンドミル「TungMeister(タング・マイスター)」は、45種類以上のヘッド形状と多彩なシャンク材質を組み合わせることで、幅広い加工ニーズに 対応。簡単なヘッド交換で機械のダウンタイムを最小化し、高精度かつ高生産性を実現する。
例えば、ハイス製のセンター工具は、低価格で手に入りやすく多くの加工現場でスタンダードとなってきたが、加工スピードが遅く、頻繁な工具交換により発生する段取り時間や、人手不足によるオペレーターの負担増が課題となっている。そのような課題に対し同社が新しい選択肢として提案するのが、タング・マイスターのセンタードリルヘッドだ。
同製品は、超硬コーティングにより、ハイス製工具よりも高い切削速度を実現。加工時間を短縮し、生産性を向上させる。高寿命の超硬コーティングにより、工具寿命も大幅に延長。交換頻度を減らし、段取り時間を短縮できる。また、再研磨が不要な使い捨て式ヘッド設計で、面倒な工具補正の作業が省けるほか、工具交換が簡単なためオペレーターの負担を軽減できる。
日東工器
自動機対応エア工具など
省力・省人化商品を提案
創業以来「省力・省人化」をテーマに時代のニーズに応える独創的な製品を開発してきた日東工器(東京都大田区)。今展ブースでは、ロボットに搭載して作業の自動化・省力化を実現する各種エア工具や、真空ポンプ内蔵によりコンプレッサエア不要で省エネに大きく貢献する「ロボット用エンドエフェクタ電動吸着ハンドe‐VEE(イーヴィー)」などを紹介する。
出展予定の自動機用空気式ベルトサンダ「ベルトンB‐10‐RBT」は、ベルト幅10㎜のスリム設計により、自動機では難しかった細かい場所の研削・研磨に対応できる。また、オフセットブラケットによるベルトのたわみを利用したR面の研削が可能。起動不良・ベルト切れ検知機能搭載の「ベルトンB‐10‐RBT‐S」も揃えている。
大昭和精機
防振機構を内蔵した高能率ツーリング
「スマートダンパー」
大昭和精機(大阪府東大阪市)は、防振機構でびびりを抑制する「SMART DAMPER(スマートダンパー)」を出展する。
スマートダンパーは、カウンターダンパーとフリクションダンパー両方の効果を持つ、特殊防振機構を内蔵。特にフリクションダンパーの効果を高めるために、内部のウエイト形状を工夫したことで、びびり振動を確実に減衰することが可能となった。
これにより、突出しが長い加工でのひびりによって起こる「表面粗さの低下」「加工寸法の不良」「工具寿命の低下」を一挙に解決し、生産効率向上・高品位加工を実現する。
深穴の荒・仕上げボーリングの高能率加工に対応する「KAISERボーリングシリーズ」、突出しの長い正面フライス加工でも安定切削が可能な「フェイスミルアーバH型」、防振機構内臓ヘッド交換式ホルダ「スクリュオンホルダ」、内径旋削加工のびびりをカットする「内径旋削用ボーリングバー/ターニングアダプタ」と、加工に合わせて選べる豊富なシリーズを展開している。
住友電気工業
小型・自動旋盤用コーテッド超硬材種
「AC1135U」
住友電気工業(大阪市中央区)は、小物部品加工において優れた加工安定性と高品位な加工面を実現するコーテッド超硬材種「AC1135U」を紹介する。
AC1135Uは、住友電工ハードメタルが開発した、小型・自動旋盤加工に特化したインサート(切削チップ)材種。
最大の特長は、一種類でさまざまな被削材に対応できるオールラウンド性にある。具体的には、一般鋼(炭素鋼・合金鋼)、ステンレス鋼、鋳鉄、非鉄金属という幅広い材料の加工に使用でき、特にステンレス鋼への対応が強調されている。これまで材料ごとに工具を使い分ける必要があった現場において、一本で済む利便性は大きなメリットだ。
対象となる加工は小型・自動旋盤。時計部品や医療機器、電子部品などの精密小径部品を連続生産する設備では、高速かつ長時間の無人運転に耐える安定した耐摩耗性・耐熱性が求められる。AC1135Uはそうした現場の厳しい条件に応えるよう設計されている。
実用的なメリットとしては、工具の種類を絞ることで段取り替えの手間や在庫管理コストを削減できる点が挙げられる。多品種小ロット生産を行う工場にとっては特に有効な選択肢となりえる。
東陽 各社の展示やセミナーを通じて
持続可能な未来への提案行う
TOYOワンマンショー2026盛況
東陽(社長=羽賀威一郎氏、本社=愛知県刈谷市)は1月28、29の両日、「TOYOワンマンショー2026」を刈谷市産業振興センター・あいおいホールで開催した。2日間で動員4千人を目標に行われ、開幕直後から多くの来場者で会場は賑わいを見せていた。
51回目を迎えた今展示会は「持続可能な未来へ新しい風を─いま私たちがやれること」をテーマに、メーカー73社の出展を得て、カーボンニュートラルに向けた省エネ・環境商品、生産効率を飛躍的に向上させる自動化技術、DX推進を支援する最新ソリューションなどを展示紹介した。
また、セミナーでは持続可能な未来への提言として、初日には著名なYouTuberのものづくり太郎氏がスマートファクトリーについて、2日目はローランド・ベルガーの山本和一氏が自動車業界のカーボンニュートラルとサーキュラーエコノミーに関して講演。加えて、メーカー講習会ではSMC、ファナック、日研工作所、クリーンテックがそれぞれ基礎から応用にあたる各社の未来につながる持続可能な提案を紹介した。
開会式の挨拶で羽賀社長は、世界の自動車新車販売台数の推移などに触れ「自動車産業はコロナ等の問題があったにせよ、順調に進捗している。一方で様々な課題が顕在化しており、それを克服し持続可能な生産体制を構築するには、目覚ましい勢いで進化しているAI等を活用して、自動化、省人化、カーボンニュートラル化、省エネ化、DX化を進めていく必要がある」との認識を示した。
また、トヨタ自動車が今年から5年間で総額100億ドル(約1兆5千億円)の投資を決定したとの報道を受け「2026年は米国を皮切りに本格的な投資が始まり、それに合わせてお客様の課題解決も一層ギアが上がり広まっていく。そういう中で、自動車関係の中核会社を集客するこのワンマンショーの存在意義も高まっていくのではないか。出展各社の展示とセミナー・講習会を一体化して、持続可能な提案を行っていきたい」と意気込みを語った。
最後に羽賀社長は、本年1月6日に羽賀昭雄会長が逝去したことを報告。「1975年から50年にわたり、東陽の危機を乗り越えすべての基盤を築き上げての87歳での大往生となった。故人が大切にしていたこのワンマンショーをしっかりやり抜くことが最大の供養になると思う。東陽社員一丸となって多数のお客様をお連れするので、出展各社には自社の素晴らしい商品を大いにアピールして頂きたい」と述べた。
出展メーカーを代表して挨拶に立った吉田均東京精密会長は「この2日間、我々はできる限り多くのお客様に最先端のものづくりを提案していきたい。具体的には、省エネルギーや省人化がキーワードになってくる。特に自動化・省人化への対応は、深刻な日本の労働人口減少を背景に今後数年間拍車がかかり、待ったなしの状況になると思われる。また、自動化と共にIoT・DX化への対応、さらにAIと組み合わせることでスマートファクトリーが近い将来実現し、サステナビリティなものづくりにつながっていくことが期待される。今展でも、各社の自動化・省人化、DX対応などの技術やソリューションが見どころになると思う。色々な工業会の賀詞会に出ると、今年は良いだろう、昨年より伸びるだろうという話がどこの会でも聞かれる。この展示会を弾みに、頑張っていきたい」と話した。
日鍛工 1月度鍛圧機械受注額
前年同月比5.7%減の238億円
日本鍛圧機械工業会が2月10日発表した月次会員受注統計によると、2026年1月度の鍛圧機械受注総額は前年同月比5・7%減の238億58百万円となった。プレス系のみが12・5%増で、板金系・サービス系ともにマイナスとなった。プレス系は国内がマイナスだったが、輸出は3か月連続のプラスとなっており、関税問題からの回復がみられる。
機種別に見ると、プレス系機械は12・5%増の93億35百万円。小型プレスが17・0%増、中型プレスが36・1%増、フォーミングが2・1倍と伸長した一方、大型・超大型プレス、油圧プレス、自動化装置はマイナスだった。
板金系機械は19・8%減の70億24百万円。レーザ・プラズマのみ9・1%増で、パンチング、ブレーキ・シヤーはマイナスだった。
サービス系は9・1%減の74億99百万円となった。
内外別(機種計)では、国内が18・5%減の75億44百万円で、輸送、金属、一般など軒並みマイナスとなった。輸出は13・0%増の88億15百万円で、3か月連続のプラス。北米向けが34・8%増、中国向けが27・8%増となった。
