第2907号 令和6年12月8日(最新版)
「管工機材・設備総合展」盛況裡に閉幕
新年賀詞交歓会の準備着々と
愛知県管工機材商協組 11月理事会開催
愛知県管工機材商業協同組合(理事長=峰澤彰宏氏・MINEZAWA社長)は11月5日、名古屋市中区伊勢山の組合事務所で11月理事会を開催し、理事、事務局合わせて18名が出席した。本理事会では、令和7年新年賀詞交歓会の準備進捗状況報告、「第35回管工機材・設備総合展」についての話し合いなどが行われた。
峰澤理事長の挨拶に続き、以下の報告、議案審議が行われた。
【報告】
「第34回管工機材・設備総合展」について▽●9月3日=THE GARDENにて展示会成功祈願パーティーを開催。組合員35名、出展者78名、計113名が参加。●10月9日=吹上ホールに三役・展示会実行委員が集まり、展示会開催前日の打ち合わせ。●10月10日~同12日=吹上ホールにて「第34回管工機材・設備総合展」開催。出展企業・団体126社・団体/256小間。来場者数/10日4842名/11日4589名/12日2423名(最終日は15時まで)、計1万1854名。組合ウェブサイトのトップページからアクセスできる展示会特設サイトにて来場者アンケート調査報告を掲載中。
【各部会報告】
①総務部会▽●第54回名管会ゴルフ大会開催報告=9月10日、名古屋市名東区の愛知カンツリー倶楽部東山コースにて開催。参加者は正会員25名、賛助会員37名。●令和7年新年賀詞交歓会=令和7年1月22日(水)、名古屋市中村区の名古屋マリオットアソシアホテルにて開催。開会は18時。
②経営対策部会▽令和7年2月25日(火)、名古屋市中村区のウインクあいち13階1301会議室にて開催。講師はインプルーブ社長の大畑祐貴氏が務める。参加者は50名を想定。参加募集案内は12月に発信予定。
③広報部会▽11月1日、組合事務所にて組合だより編集会議を開催。「組合だより第152号」を12月に、「組合だより第153号」を令和7年3月に発行予定。
④福利厚生部会▽巡回健康診断について、9月1日~同30日に1社への巡回が完了。本理事会当日現在、健康診断申込み32社中31社が終了。残る1社も11月中に受診予定(終了済み)。
⑤組合加入促進部会▽本理事会当日現在、日程調整中だが、部会の開催を予定している。
⑥青年部「愛青会」▽大藪豊大氏(大清)、峰澤匡範氏(MINEZAWA)(順不同)の2名が新規加入。本理事会当日現在、部員数は8名。青年部「愛青会」は随時部員を募集中だ。年齢制限は45歳まで。詳しくは組合事務所まで問い合わせを。
【経過報告】
10月17日、愛知県中小企業団体中央会 第73回中小企業団体愛知県大会ならびに講演会が名古屋マリオットアソシアホテルで開催された。その席で粂内洋理事(名古屋機器社長)と鈴木克利理事(米津物産社長)(順不同)が「愛知県中小企業団体中央会会長賞(組合功労者)」を受賞した。
【その他の議案事項】
「第35回管工機材・設備総合展」について、前回展での“気づき”などを交えて意見交換が行われた。その他、次期役員改選(2025年度)に向けた意見交換もなされた。
すべての議案審議を終え小川誉之副理事長(小川管商社長)が閉会の辞を述べ散会となった。
マニピュレータ、ロボット統計
受注額が8四半期ぶりに増加
日本ロボット工業会 2024年7~9月期【会員ベース】
日本ロボット工業会(会長=橋本康彦氏・川崎重工業社長)が10月24日発表した「マニピュレータ、ロボット統計 受注・生産・出荷実績【会員ベース】」によると、2024年7~9月期の産業用ロボットの受注台数は前年同期比2・0%増の4万1013台、受注額は9・4%増の1762億円、また生産台数は12・7%減の4万1386台、生産額は8・4%減の1717億円だった。
受注状況は、電子部品実装機で底打ち感が鮮明になりつつあり、垂直多関節ロボットを中心としたマニピュレーティングロボットも回復の兆しがあることで、受注台数、受注額ともに8四半期ぶりに増加に転じた。
出荷実績をみると、総出荷台数は前年同期比10・3%減の4万3283台、総出荷額は5・8%減の1810億円。輸出台数が15・8%減、輸出額が10・6%減となった一方で、国内出荷台数は11・2%増、国内出荷額は9・7増とそれぞれ6四半期ぶり、3四半期ぶりに増加に転じた。
国内向けは、電気機械製造業向けが主要用途である電子部品実装用で減少、自動車製造業向けが溶接用を中心に増加した。用途別では溶接用が大幅増、半導体用も下げ止まりとなった。
輸出はマテハン用やスポット溶接用が大幅に減少したものの、実装用や半導体用が大幅に増加した。アジア向けは底打ちに向かう一方で、欧米では減少が続いている。
2024年10月度鍛圧機械受注額
前年同月比8.4%減の236億円
日鍛工 板金系は北米向けの好調で伸長
日本鍛圧機械工業会(代表理事会長=長利啓正氏・コマツ産機社長)が11月11日発表した月次会員受注統計によると、2024年10月度の受注総額は236億74百万円で前年同月比8・4%減となった。板金機械が国内・輸出ともに堅調に推移したが、プレス系、サービス系は前年割れとなった。
板金系は北米向けの輸出が好調だったこともあり、9か月ぶりに大幅に伸びた。全般的に国内の低迷が続いており、輸出頼みの状況と言えるとした。
機種別にみると、プレス系機械が87億20百万円で前年同月比24・7%減となった。小型プレスが28・9%増、油圧プレスが21・7%増、フォーミングも81・1%増だったが、中型・大型・超大型プレスはマイナスだった。
板金系機械は78億13百万円で前年同月比16・6%増となった。パンチングが59・0%増、レーザ・プラズマが3・8%増で、ブレーキ・シヤーは5・3%減だった。
サービス系は71億42百万円で前年同月比5・8%減となった。
内外別(機種計)では、国内が71億63百万円で前年同月比36・7%減となった。鉄鋼が71・7%増、一般が30・9%増だったが、金属は12・8%減、輸送は61・1%減、電気も26・4%減だった。
輸出は93億69百万円で前年同月比34・7%増となった。北米向けが2・4倍、インド向けが2・0倍、中国向けが14・9%増、韓国向けが47・3%増、東南アジア向けが61・7%増。一方、欧州向けは21・6%減だった。
5月21、22日の全国大会に
名古屋から多数参加予定
名古屋伝動機商組合 令和6年10月度通常例会開催
名古屋伝動機商組合(理事長=岩田典之氏・イワタ社長)は、10月29日午後6時より名古屋市中区の東京第一ホテル錦で例会を開催した。藤川伝導機の成瀬氏とユアサ商事の湯浅氏が当番幹事を務めた。
冒頭、岩田理事長が「景気は良いのか悪いのか分からない状況で、まだ値上げの案内が来ており落ち着いていない。人件費や資材、運賃の高騰もあってやり辛い部分もあるが、伝動機業界がモノづくりを支えているという誇りと気概を持って、私たちも創意工夫しながら営業活動や組合活動に取り組みたいと思っている。本日は短い時間だが、懇親を深めながら意見交換し有意義に過ごしていただきたい」と挨拶。
議事に入り、11月7日のボウリング大会について、担当の大矢顕常任理事(大矢伝動精機社長)より説明があった。これまで利用していたボウリング場(スポルト名古屋)が閉店したため、今回は「ラウンドワンスタジアム 中川1号線店」(名古屋市中川区)を会場とする。パーティー会場がないため表彰式はプレーをしたレーンで行い、各プレーヤーには軽食をレーンに用意する。14社62名が参加する予定。
全国伝動機商組合連合会の全国大会は、2025年5月21、22日にANAクラウンプラザホテル大阪(大阪市北区)で開催される。岩田理事長は「(2日目は)大阪・関西万博の見学も予定されており、盛り上げていきたい。名古屋からは組合員数20人中15人が参加を申し込み、参加率が高くなった。これを次々回の名古屋での大会につなげていければと思っている」と話した。
この後、9月に着任した落合の可知岳彦名古屋支店長が紹介された。
その他の件では、組合運営に関するアンケートの概要が説明され、岩田理事長より結果を参考に理事会で検討し臨機応変に対応していく考えが示された。
次回1月新年会の当番幹事は、太田廣の石見氏と落合の可知氏。
例会終了後は、懇親会が催された。
2月6、7日にポートメッセで
2025中部機械加工システム展
ジーネット 名古屋支社出展メーカー向け説明会開く
ジーネット名古屋支社(取締役支社長=松吉正訓氏、所在地=名古屋市中区)は、来年2月に開催する「2025中部機械加工システム展」の出展メーカー向け説明会および決起大会を10月18日、名古屋市熱田区にあるサイプレスガーデンホテルで開催した。
同展はジーネット名古屋支社管轄の有力販売店が主催して、2月6日・7日の2日間、ポートメッセなごや第3展示館で開催される。
テーマは「次の一手、革新の一歩」。カーボンニュートラル、DX、自動化・省人化に焦点を当て、製造現場の問題解決に向けた様々な提案が行われる。機械加工周辺機器メーカー、工作機械・DXメーカーなど180社超(10月18日現在)が出展を予定し、来場者目標は3500人としている。
各メーカーのイチ押し商品を実演展示する「特設ブース」や、メーカー同士がコラボ出展する「コラボレーションコーナー」(新設)など見どころ多数。会期中は、加工機+自動化搬送システムの提案、バリ取り現場へのロボット導入など関心の高いテーマのセミナーも開催される。
説明会では、事務局を代表してジーネット名古屋支社の溝手儀孝機工担当部長が「中部機械加工システム展は2014年に第1回目を開催し、今回で9回目となる。ユーザー様や販売店様の認識も高まってきていると考えている。進化する展示会を目指しており、今回も6組のメーカー様のコラボゾーンを用意した。このコラボゾーンは我々商社でなければできない展示の方法だと思っており、今後も拡大していきたい」と挨拶。
開催概要、セミナー概要、出品機械、出品要綱の説明があり、ジーネットの各部署長より近況報告なども行われた。
このあと会場を移して決起大会が開かれ、展示会の成功に向けて事務局のジーネットと出展メーカー各社が結束を固めた。
オンサイト型自家消費太陽光発電サービスを
キッツ茅野工場に導入
工場で使用する電力量の24%を供給
キッツ(社長=河野誠氏、本社=東京都港区)は、三井住友ファイナンス&リース(社長=橘正喜氏、本社=東京都千代田区)の戦略子会社であるSMFLみらいパートナーズを通じて、長野県茅野市にあるキッツ茅野工場でオンサイト型自家消費太陽光発電サービス(PPAモデル)を導入し、11月20日運転を開始した。
茅野工場は、キッツグループにおける生産・技術開発と、建築設備市場向けの給排水装置で使用する青黄銅製バルブを製造する役割を担っている。
PPA(Power Purchase Agreement)モデルは、発電事業者が需要家の敷地内に太陽光発電設備を設置し、発電された電力を需要家に供給するサービスで、今回の取り組みではSMFLみらいパートナーズが茅野工場に太陽光パネルを合計3400枚設置し、発電した電力の全量を同工場に供給する。
パネル容量は1989kwで、年間想定発電量1971MWhの電力を供給することが可能となり、年間約829トンのCO2排出量削減が見込まれている。太陽光パネルの発電量は、茅野工場が使用する電力量の24%に相当する。
キッツグループは、環境長期ビジョン「3ZERO(トリプルゼロ)」を策定し、主要な事業所においてCO2フリー電力の調達を進めている。目標値のうち、2024年までに達成すべきCO2削減率(2013年度基準年比80%減)を1年前倒しで達成した。さらに2024年度のCO2削減率の目標値を90%減に上方修正し、グループ全体で2050年カーボンニュートラル実現に向けた施策に取り組んでいる。
また、SMFLみらいパートナーズは、太陽光・バイオマス・水力などさまざまな再生可能エネルギー発電事業、オンサイト/オフサイト発電事業によるCO2フリー電力の供給、省エネルギー支援サービスなどの事業を展開している。
キッツ機構改革
2025年1月1日付
キッツはこのほど、機構改革(2025年1月1日付)を発表した。市場を軸にした組織編成により管掌領域を明確にし、効率的な事業運営によるさらなる成長を目的として、市場別ビジネスユニット(BU)制組織への移行を行う。
バルブ事業統括本部、環境ソリューション事業部及び水素事業部を廃止し、市場別ビジネスユニット(BU)として、「建築設備・機械装置BU」、「インダストリアルBU」、「半導体BU」、「環境ソリューションBU」、「水素BU」及び「伸銅品BU」の各BU、並びに製販統括センター及び技術統括センターを新設する。
決起大会で士気を高める
令和6年度 日本機械工具工業会賞
日本機械工具工業会(会長=松本克洋氏・不二越執行役員工具事業部長)は、10月23日に神奈川県の大磯プリンスホテルで開催した秋季総会において「令和6年度日本機械工具工業会賞」を発表し、総会後、表彰式を執り行った。
各賞受賞者は次の通り。
業界功労賞
●牛島望氏(満67歳)住友電気工業、アライドマテリアル
[業界経歴]2013年6月~15年6月…理事(超硬工具協会)▽15年6月~17年6月…副会長▽17年6月~19年6月…会長▽19年6月~20年6月…理事
[企業経歴]2013年6月…住友電気工業常務取締役▽17年6月…同社専務取締役(代表取締役)▽19年6月…同社副社長(代表取締役)▽21年6月…アライドマテリアル代表取締役会長(現職)
※牛島氏の功績の概要については本紙既報の通り(12月1日号1面)。
技術功績賞
7社9件
●均粒・高結晶性WC粉の開発(アライドマテリアル)
[新規性]本開発品WC粉「WC-U015S」は、微粒WC粉末を原料とする超硬合金の機械特性および熱特性改善を目的として、従来粉末と比較して粉末粒度の均粒化および粉末一次粒子の高結晶化を実現している。
●センシングツールおよびKKDX加工サポート(住友電工ハードメタル)
[新規性]切削加工は微小かつ高速な変形現象で、切削液の使用もあり加工点の現象可視化は容易ではなく、現実には切削負荷や振動などから現象を把握し、適切な加工条件の設定や異常原因の究明に活用することが有効である。同社では、より加工点に近い位置で現象を捉えるため工具(旋削バイトや転削ホルダ)内にセンサ、無線通信装置、電池を搭載したセンシングツールを開発し、同ツールにより顧客の課題を効率的に解決するKKDX加工サポートを開始した。
●鋳鉄旋削用コーテッド材種「AC4125K」の開発(住友電工ハードメタル)
[新規性]自動車をはじめとする幅広い産業で用いられる鋳鉄部品は、軽量化を目的に薄肉、複雑形状化している。また、薄肉化した場合でも十分な強度を確保する観点から、鋳鉄素材は高強度化が進み、難削化が進展している。一方で加工現場では、コスト削減要求の高まりや工作機械の性能向上を背景に、高速・高能率加工への要求が以前にも増して高まっている。そこで、そのような市場ニーズに対応する鋳鉄旋削用新材種「AC4125K」を開発した。
●内径溝入れ工具ADDInternalCutの開発(タンガロイ)
[新規性]継ぎ手やシャフトと小径軸物部品などの内径溝入れ加工は、1、2コーナーの刃先交換式工具を使用する事が主流である。近年、経済性の向上を期待して4コーナー仕様の刃先交換式工具が登場しているが、加工中に刃先が動くことによる加工精度不良やインサート欠損時に取付け不良が発生するなど、クランプ性能に関する問題が発生している。この問題を解決するため、クランプ性能を改善した4コーナー小内径溝入れ工具の開発を行った。本開発品は、優れた位置決め精度と切削力を受け止め刃先の動きを抑制するクランプ機構により、クランプ性能を向上させた。
●汎用ミーリング材種「MV1030」の開発(三菱マテリアル)
[新規性]本開発は鋼・鋳鉄・ステンレス向けの汎用ミーリング材種として、PVD製品並みの耐欠損性をもち、CVD製品以上の耐摩耗性を備えた工具の開発を狙ったものである。本製品は耐欠損性の向上を目的として、従来技術の約半分の膜厚を生産レベルで均一に形成するように改良した結果、P/K/M種と汎用化を実現し、従来技術に対して大幅な性能向上を果たした点に特徴がある。
●高硬度鋼加工用高送り小径複合ラジアスエンドミル(MOLDINO)
[新規性]本開発は、高硬度鋼における小径エンドミルを使用した精密金型の荒加工において、工具寿命と加工能率改善を狙った多刃ソリッドエンドミルである。近年増加している燃料電池セパレータ金型やコネクタ金型の精密金型材料は、SKD11やその改良鋼が用いられることが多く、高硬度鋼の直彫り荒加工は工具の短寿命化と能率の低さが悩みであった。本開発品は同社刃先交換式高送り工具の設計思想を継承し、底刃を複合ラジアス形状とした。高送り工具は一般的な正ラジアス形状と比較し、底刃の切れ刃長さを長くし、応力を分散させ、局所的な工具損傷を抑制することが可能である。高硬度鋼の荒加工において、工具寿命と加工能率を改善することで、使用する工具本数や加工時間を削減し、環境負荷についても低減が見込める。
●2枚刃ボールエンドミル「CWLB」の開発(ユニオンツール)
[新規性]本開発はプラスチック金型業界において使用量の多いプリハードン鋼を材料に用いた金型の品質向上を狙ったボールエンドミルである。工具先端部に微小なフラット面を設けることにより、工具先端部を使用した仕上げ加工において、加工面の面粗度と鏡面性を改善した。このフラット面は、ボールRの形状精度を高精度に維持可能なレベルに微小であり、仕上げ加工において効果を発揮する適当な範囲に制御して設けられている。
◇
※今回、「技術功績大賞」については該当製品なし。
技術奨励賞
1社1件
●低抵抗高速加工ヘリカルエンドミル「ドリルミル」(イワタツール)
[新規性]本製品は高能率・低抵抗の切削加工を目的として、従来製品のヘリカル加工用エンドミルにはない底刃の中低角を増大させた独自の刃型としたことに特徴がある。
●「アクアREVOドリル バリレス」の開発(不二越)
[新規性]本製品は、穴あけ時の困りごとである抜け側に発生するバリや陣笠の発生を抑制することで、バリ取り工程縮減や工程内のトラブル削減を提供するものである。一般的な汎用ドリルでは、バリ抑制のために送りや切削速度を下げて加工能率を落とす必要があったが、本開発により最適化された刃先形状により、汎用ドリルと同等の切削条件、同等の工具寿命で加工できる点に特長がある。
●ステンレス鋼旋削用材種AH6200シリーズの開発(タンガロイ)
[新規性]ステンレス鋼は熱伝導率が低く、工具の刃先温度が上がりやすいため、クレータ摩耗が拡大して刃先強度が低下すると、刃先の塑性変形が急激に進行する。これに加えて、オーステナイト系ステンレス鋼では、加工硬化に伴う境界損傷や欠損が原因で工具寿命が不安定になりやすい傾向がある。AH6200シリーズでは、耐熱性に優れる厚膜Tiリッチコーティングがクレータ摩耗を抑制し、特徴的な2つの耐摩耗層によって従来弱点であった境界損傷を克服、さらに高次元の耐摩耗性と耐欠損性を両立した高硬度Tiリッチナノ積層を組み合わせることで、工具性能とともに汎用性が大幅に向上した。
環 境 賞
【環境大賞】
●三菱マテリアル
●タンガロイ
【環境特別賞】
●MOLDINO
●ニデックマシンツール
日々の営業活動へ運気も味方に
『九星気学で運気アップ』
愛機工青年部 講演会を開催
愛知県機械工具商業協同組合(理事長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)の青年部(部長=滝澤有一氏・松本商店社長)は11月20日、名古屋市中区金山の名古屋都市センター会議室で講演会を開催した。今回は、ユミ気学教室主宰の服部祐己子氏を講師に招き『九星気学で運気アップ』をテーマとした講演会を1時間30分にわたって開催。青年部員ら21名が参加した。
九星気学とは、中国四千年の歴史のなかで育まれてきた天文学であり統計学でもある、実践することで結果が出る運勢向上法である。運勢を予測し、人間の幸福の道を教えてくれる“気学”を活用して、運勢(一生、毎年、毎月、毎日)や、社会・経済・天候・相性をみたり、また、結婚・引っ越し・旅行・就職・学校・人間関係・病気などの悩み解決へのヒントを与えてくれるものとしてカルチャースクールなどでも常に人気の講座となっている。
この講演会を企画した青年部内教育部(教育幹事長=高橋和也氏・山下機械)講演担当幹事の三橋厚太氏(ブロードリーフ)は「普段のお仕事から日常生活まで、運気も味方につけていただける機会になるものと思い、今回のテーマを選び、服部先生にお越しいただきました。参加してくれた青年部員の皆さんには、さっそく明日から仕事のなかでのコミュニケーションツールとして役立ててもらえればありがたいと思います」とコメントしてくれた。最後に滝澤青年部部長が、「今日のお話を聞いて(九星気学を)勉強しなければいけないなぁと感じました。皆さんも来年の運気アップにつながるよう勉強して、自らアップしていけるようにしましょう」と挨拶し、講演会は閉会となった。
イワタツール&田野井製作所共同主催
JIMTOF恒例屋形船パーティー
多種多様な業界各社が国内外から集う
東京ビッグサイトで開催され大盛況のうちに閉幕したJIMTOF2024(第32回日本国際工作機械見本市)会期中の11月9日、イワタツール(社長=岩田昌尚氏、本社=名古屋市守山区)ならびに田野井製作所(社長=田野井優美氏、本社=埼玉県白岡市)共同主催による「JIMTOF屋形船パーティー」が開催され、国内外から両社の取引先関係者らおよそ60名が乗船。東京湾岸の夜景を楽しんだ。
岩田社長は「JIMTOF開催年恒例の屋形船パーティーですが、今回は土曜日開催ということで人数が減るだろうと予想していましたが、このようにとても多くの皆さまにお集まりいただきました。もともとこの会は深く考えずにスタートしましたが、それでもひとつだけ目的があります。ここで出会った人達といろいろ話をしてもらってちゃんとビジネスをスタートさせてください。その際に私どもに何の許可なども必要ありませんが今日この場から始まったことだけは覚えておいてください」とこのパーティーの趣旨を述べ、田野井社長は「今回JIMTOFでイワタツールさんとご一緒させていただいたお陰で、あれだけの規模のブースでマシニングやロボットによる直加工なども出展でき、普段だったら得られないような体験や、お客さまとのコンタクトを得られることができて当社としても素晴らしい機会となりました。ありがとうございます」と挨拶した。
イワタツールや田野井製作所、トライエンジニアリングなど8社が、産業用ロボットによる切削加工等の用途ならびにその市場拡大を目的とし、参画各社の製品や技術を集結させ、加工業界の更なる発展を目指すべく2024年7月に『ロボット加工技術研究会』(会長=岡丈晴氏・トライエンジニアリング専務)は発足した。今回のJIMTOFではその技術の一端である『ロボットマシニングシステム』が披露され注目を集めていた。
DMG森精機「Gear Production+」
歯車加工を1台に工程集約するソリューション
DMG森精機(社長=森雅彦氏、グローバル本社=東京都江東区)は、5軸加工機や複合加工機を歯車加工機にするソリューションとして「Gear Production+(ギヤプロダクションプラス)」の提供を始めるが、その第一弾として歯車研削ユニットを開発した。
歯車は、工作機械やEV、航空機、ロボット、鉄道、船舶、風力発電等のさまざまな製品に使用されており、我々の生活に欠かせない重要な部品だ。近年、製品の省エネルギー化のニーズが高まるなか、動力を効率よく伝達する高精度な歯車の需要はさらに増加している。その需要に対応するためには高精度な歯車を高効率に加工できる生産プロセスが必要となる。しかし、従来の一般的な歯車の加工工程はターニングセンタやマシニングセンタのような切削加工機で端面や外径などを加工した後、ギヤシェーパーやホブ研削盤等の歯車専用機での加工を必要とし、生産性向上における課題があった。
この課題を解決するため、DMG森精機は5軸加工機や複合加工機を歯車加工機にするソリューション「Gear Production+」を提供する。第一弾として開発した歯車研削ユニットを5軸制御高精度立形マシニングセンタNMV5000DCGに搭載し、ギヤスカイビング等のテクノロジーサイクルと組み合わせることで、旋削、ミーリング、歯車の荒加工から仕上げ加工までを1台の機械に工程集約することが可能となる。この「Gear Production+ by NMV5000DCG」では、外歯車φ400㎜以下、内歯車φ120~430㎜、モジュール2~6の歯車およびスプライン、キー溝など、各種溝形状を加工することができる。
歯車研削ユニットは専用のクランプ機構により高剛性に把持され、優れた動特性を実現し安定した研削が可能である。加工時には自動で主軸へ装着され、研削加工時以外は専用の機内ストッカへ格納される。また、荒加工の歯車位相を自動で検知する歯合わせ機能を装備している。精度についてはモジュール2・5㎜の内歯平歯車の加工で、歯形、歯すじ、ピッチ誤差、歯溝の振れにおいてISO4級を達成している。
このように「Gear Production+」を活用することで、これまで複数台の機械で行っていた歯車加工を、高精度かつ1台の機械に工程集約することができ、サイクルタイムの短縮が可能となる。内歯車スパーギヤの加工では、ターニングセンタとマシニングセンタ、歯車専用機を使用して、ひとつあたり32分であったサイクルタイムを「Gear Production+ by NMV5000DCG」では17分と約47%短縮することができる。さらに、MATRISやMATRIS Light等、同社ワークハンドリングシステムと併用することで歯車加工の自動化にも対応する。
本製品に関して詳しくは、同社Webサイトへアクセスを。
セコ・ツールズ「Secoマシンライブラリ」
切削条件の推奨事項を瞬時に提供
セコ・ツールズ・ジャパン(名古屋本社=名古屋市中村区)は、工作機械の情報に基づく製品固有の質の高い切削条件の推奨事項を瞬時に提供してくれる革新的なウェブベースツールを11月に発売した。『Secoマシンライブラリ』は特定の工作機械に最適な切削ツールの判定、購入、最適化プロセスの簡略化を実現する。
「マシンライブラリはSecoTools.comでお客さまごとにパーソナライズされたデジタル体験サポートを提供する、セコ・ツールズマイページポータルの最新機能です」とセコ・ツールズのプロダクトリードSimon Karlstromは語る。また「製品情報をすぐに得られるだけでなく個々の工作機械の特性に基づいた特定工具の詳細な切削条件に素早くアクセスすることができます。マシンライブラリに機械固有の切削条件が即時に表示されることで、作業者は必要なすべての情報を得ることができます」と続けている。
SecoTools.comの“マイページポータル”にログインし、マシンライブラリに移動するだけで、製造業者やモデル、CNC、クーラント、最大許容回転数、トルク、動力などの特徴と合わせて工作機械を簡単に追加、編集、削除することができる。ライブラリに機械情報が入力されると、利用者が“製品の詳細”ページの“切削条件”タブから工作機械を追加するだけで機械固有の適正な切削条件の推奨事項を取得できまる。さらに、切削過程やパス回数などの機械加工パラメータを調整し、工程を最適化できる。
マシンライブラリにそれぞれの機械を設定し、保存することで、今後発表されるセコ・ツールズのデジタル製品に容易に統合することが可能となる。独自の機械設定による切削条件の算出で、作業者は正確な切削条件の推奨事項をすぐに得ることができ、費用のかかるトライアンドエラーを避けることができる。機械固有の切削条件で処理能力の改善と廃棄の削減が実現し、利用者の生産性向上にもつながる。
Secoマシンライブラリでは、あらゆる工作機械と切削工具の組み合わせに対して適正な切削条件を推奨している。新しい工作機械や異なる工作機械に移された最適な切削条件を、素早く新しい工具や既存の工具に提供することも可能だ。マシンライブラリにより、ユーザーが各工作機械の切削条件を簡単に保存、編集することが可能になるだろう。
スウェーデンのファーガスタを発祥の地とし、75ヵ国以上を拠点としているセコ・ツールズは、フライス工具、超硬ソリッド、旋削工具、穴あけ工具、ねじ切り、およびツーリングシステムなどの切削加工ソリューションの総合分野の世界的なリーディングプロバイダーだ。約100年にわたり、セコ・ツールズは金属加工製造分野において加工ソリューションに卓越性と革新をもたらし、高精度加工ソリューションと高品質な生産効率の成果を確立してきた。同社の最新製品と最先端の切削加工技術情報はウェブサイトへ。
前回展を大幅に上回る来場者数
出展19社の新商品・新技術が目白押し
第7回川島ベストパートナー展示会
2011年から2年に1度開催されてきた『川島ベストパートナー展示会』は、川島商事を含め19社が出展し、今回で第7回目の開催となった。
川島社長からは開場前に「皆さまのお陰で、今回もこのように内容の濃い、充実した展示会を開催することができます。本日はさまざまな業種のお客さまがいらっしゃいますし、遠方からいらっしゃるお客さまも居ると聞いております。このお客さま方が、皆さまの商品を手に取って、皆さまと直にお話ができるまたとない機会ですので、このチャンスをご活用いただきまして、情報交換やコミュニケーションを密にしていただけたらと思っております。その後のフォローはわれわれ川島商事がしっかりと全力でサポートさせていただきます。本日はよろしくお願いいたします」と同社の“ベストパートナー”18社に挨拶した。
会場出口に設けられた抽選会場には、高級炊飯器や新米などの豪華景品が多数用意されていて、新商品や新技術の情報を得るだけではない、『川島ベストパートナー展示会』のもうひとつの魅力を、来場者は最後まで楽しんでいた。
次回の『川島ベストパートナー展示会』は2026年の開催が予定されている。今回展で惜しげもなく新商品や新技術を披露してくれた同会会員メーカーの「東北ゴム」「八興」「バンドーⅠ・C・S」「アカギ」「澤久工業」「トヨックス」「三菱電機住環境システムズ」「東拓工業」「タイガースポリマー」「潤工社」「三機工業」「三菱ケミカルアドバンスドマテリアルズ」「アンレット」「シーケー金属」「積水化学工業」「中興化成工業」「旭有機材」「ニチアス」(順不同)そして川島商事が、次はどんなものを見せてくれるのか、今から2年後が待ち遠しい。
トッププロの技や動きに一喜一憂
プロスポーツ観戦で大興奮
名古屋水栓販売協会 11月例会特別企画
名古屋水栓販売協会(理事長=在田忠之氏・在田商店取締役)は11月6日午後7時より、11月例会としてプロスポーツ観戦企画を開催。正会員ら19名が、名古屋を拠点とするプロバスケットボールチームの試合を楽しんだ。
名古屋市中区丸の内にあるドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)に集まった一行は、プロバスケットボールリーグ『B・LEAGUE(Bリーグ)』の「名古屋ダイヤモンドドルフィンズ」VS「島根スサノオマジック」の一戦を観戦。おのおのがドリンクなどを片手に、コート上のトッププロ選手たちの技や動きに一喜一憂。最後まで目の離せない戦いに、肌寒い気温も吹き飛ばすほどに大興奮していた。
参加者からは「バスケットボールがこんなにおもしろいなんて思わなかった」「またぜひこういう企画をしてほしい」といった声が聞かれた。
名古屋水栓販売協会は2025年1月15日(水)、2025年新年例会の開催を予定している。
2016年、野球、サッカーに次ぐ日本で3番目のプロスポーツとして『B・LEAGUE』は発足した。B1リーグでは24クラブが3地区(東地区、中地区、西地区)に分かれてしのぎを削っている。愛知県には「名古屋ダイヤモンドドルフィンズ」「三遠ネオフェニックス」「シーホース三河」「ファイティングイーグルス名古屋」の4つのクラブがあり、中地区でレギュラーシーズンを戦っている。B2リーグでは14クラブが2地区(東地区、西地区)に分かれてしのぎを削っており、西地区では、静岡県を拠点とする「ベルテックス静岡」がB1リーグ昇格を目指して戦っている。
工業用ゴム・樹脂・プラスチック製品販売の川島商事(社長=川島宏紀氏、本社=名古屋市熱田区)と、その主要仕入先メーカーらの集りである「川島ベストパートナー会」が主催する『川島ベストパートナー展示会2024』が11月13日、名古屋市中村区のウインクあいち(愛知県産業労働センター)8階展示スペースで開催された。
昨今話題となっている“SDGs”をテーマとした今回の展示会には出展各社の最新技術や製品が一堂に会し、“SDGs”への取り組みと、そこから発展した現場改善へのヒントや提案が盛り沢山。前回展以上の来場者が訪れていて、大盛況裡に幕を閉じた。
BIWAKO HOTELで総会
三菱製品拡販と会の繁栄を誓う
梅村本店 第59回中部菱梅会開催
梅村本店(社長=梅村龍盛氏、本社=名古屋市中川区)とその有力販売店および三菱マテリアルが集う「第59回中部菱梅会」(会長=山田浩氏、コジマ・フジ通商社長)が10月27~28日、開催された。初日の総会は滋賀県大津市のBIWAKO HOTEL(琵琶湖ホテル)で開かれ、会員ら28名が出席した。
総会は岡田有梅村本店営業課長(現部長)の司会進行により開会。
冒頭、梅村社長が挨拶で、会員の販売店に対し日頃の三菱マテリアルDIAEDGE(ダイヤエッジ)製品拡販のための尽力に感謝した後、三菱マテリアルとの縁について「私は広島県呉市の下蒲刈島(しもかまがりじま)で生まれ育ち高校時代までを過ごした。今は呉市だが、平成になる前までは安芸郡。下蒲刈島は、江戸時代には朝鮮通信使の交通路で宿泊地でもあり、今ではユネスコの記憶遺産にも登録されている。この下蒲刈島から三菱金属の社長を経て日経連の会長も務められた三菱マテリアル初代会長の永野健氏がご出身されているという事実に、私は勝手ながら三菱マテリアル様とのご縁が長きに渡りあったのだと感じている」と披露。「菱梅会は昭和37年の発足から今日まで続いている。これからも皆様方のお力添えを賜り、三菱マテリアル様、菱梅会会員様のご縁をつなぐパイプ役として精一杯努力したい」と述べた。
続いて、山田会長が「昨今、人手不足が言われており、テレビCMも多いせいか転職を安易に考えている若い人たちが増えていると感じる。良い会社を作って良い業界になっていけば、また人の目が向いてくると思っている。最近は、商品の不足は大分解消されているが、逆に価格改定、物の値上がりが多くなっている。三菱マテリアル様には梅村本店様を通じて極力値打ちに商品を出して頂けるように中部菱梅会会員を代表してお願いしたい。ある程度のボリュームがないと価格に反映されてこないと思うので、会員の皆様も三菱マテリアル製品の拡販に今以上に注力されるようご協力願いたい」と挨拶で述べた。
萩谷英史三菱マテリアル加工事業カンパニー国内営業部長は、10月に行われた加工事業カンパニーのワールドセールスミーティングでインド以外は全世界的に非常に厳しい状況が報告されたとし、その中で「三菱マテリアル切削工具の国内受注状況は、今年度9月末で上期が終わり、お陰様で昨年実績を上回る結果となった。切削工具の需要はフラットから若干下がっていると思うが、何とかアップできたのは本日ご列席の梅村本店と菱梅会会員の皆様のご支援があってのことと、御礼を申し上げる。引き続き下期も、厳しい状況は続くが皆様方とがっちり手を組んで、大きなアップを目指して頑張ってまいりたい」と話した。
小畠嘉豊中部菱梅会副会長(ヒサヨシ社長)が乾杯の発声を行い、懇親の場となった。
翌日は観光とゴルフで交流が図られた。観光組は、近江神宮参拝後、源氏物語の紫式部にゆかりのある石山寺を訪れ、「光る君へ」の大河ドラマ館を見学。午後は岡喜本店で近江牛会席の昼食をとり、ラ・コリーナ近江八幡で買い物や散策をした。
ゴルフ組は、16名が参加して名神八日市カントリークラブ(滋賀県東近江市)でのラウンドを楽しんだ。
上位入賞は次の皆さん(敬称略)。
▽優勝=菅晴稔(三菱マテリアル)N73・8H13・2
▽準優勝=服部嘉高(服部商会)N75・2H16・8
▽3位=杉原寛尚(栄機工)N76・2H4・8
▽ベストグロス=杉原寛尚81
業界の代表者らが参拝し
金物業界の発展を祈願
那古野金山神社『ふいご祭』
左から山田会長、ゴルフ上位の杉原氏、菅氏、服部氏
金物業界の祖神を祀る「金山神社例祭」(ふいご祭)が11月8日、名古屋市中区の那古野神社境内にて那古野金山神社崇敬会世話人により執り行われ、金物業界団体(愛知県金物商工協同組合、名古屋建築金物卸商組合、名古屋利器工匠具卸業組合)の代表ら10名が参加して業界の発展を祈願した。
今年のふいご祭は好天に恵まれて午前11時の定刻に始まり、参拝者が次々に玉串を奉奠。那古野神社宮司より「金山神社は金物、鉄鋼など金属を扱う神様。金山彦大神(かなやまひこおおかみ)、金山姫大神(かなやまひめおおかみ)と対の、夫婦の神様である。“生む”ということには魂のつながりがある。日本では親兄弟のつながりを大切にしており、また仲間意識も非常に強い。皆さんで力を合わせて色々な事を行うということ。これから将来、人類が存在する限り金属を使わないことは多分ないと思う。世の中に大事なものとして存在をする。そしてそれぞれの神様が扱う。そのような形で日本の国は神話の世界から歴史を刻んできた」など、神社や祭の由来について話を聞いた後、御神酒を授かった。
参拝後、御札等を授かり解散とした。