第2900号 令和6年10月6日(最新版)

愛知県管工機材商協組主催
第34回 管工機材・設備総合展
10月10日(木)~12日(土)、名古屋市吹上ホールで開催!
テーマは「管材・設備の歩みを観よう。」


126社・団体が256小間に出展
 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=峰澤彰宏氏・MINEZAWA社長)最大の事業である「第34回管工機材・設備総合展」(展示会実行委員長=石原太郎氏・原芳商会社長)が、いよいよ10月10日(木)から12日(土)までの3日間、名古屋市千種区の名古屋市中小企業振興会館(吹上ホール)で開催される。今回は、前回展よりも多いメーカーら126社・団体が256小間に出展。新たなビジネスマッチングの場として、また、販路拡大の好機として、出展者も来場者も大いに期待を寄せている。
昨年、創立60周年を迎えた愛知県管工機材商業協同組合が主催する展示会は、1963年(昭和38年)の組合発足を記念して「第1回バルブ水栓配管資材展示会」が同年開催され、出展者63社、来場者7000人を集めてスタートした。以後、時代のニーズを的確に捉えながら規模や内容を充実させ、第15回から現在の「管工機材・設備総合展」という名称に変更。メーカーやユーザーからは“2年に1度の情報発信・収集の場”として注目を集めている。
 本展示会は、一般家庭からインフラ・産業活動にいたるまでの幅広い分野にわたって社会基盤を支える“管工機材・設備機器”の最新の製品・技術・情報を公開し、SDGs、カーボンニュートラル、環境問題、資源の有効利用・リサイクル、省人化・省力化、物流問題といった時代の要請と関連付け、新たな需要の創造と販売促進を図り、ものづくりの地・愛知県から業界全体の発展に寄与することをその目的としている。
 第34回目となる今回展のテーマは『管材・設備の歩みを観よう。』だ。石原展示会実行委員長は「今回126社・団体、256小間と吹上ホールいっぱいの出展のお申し込みをいただきました。『来て良かった!』『出展して良かった!』と思っていただける展示会にしていきたいと思っておりますので、皆さまもご協力よろしくお願い申し上げます」(8月開催出品者会議での石原展示会実行委員長の挨拶より抜粋)と、展示会実行委員会を代表して意気込みを語っていた。
 今回展でも、前回展と同様に〝来場者事前登録制〟が導入されている。今回展への来場を予定している業界関係者らは、あらかじめ展示会特設ページ(管工機材・設備総合展で検索)内の「事前登録はこちら」をクリックして登録を。直後に発行される入場証をプリントアウトして、当日、吹上ホールの会場へ忘れず持参すること。関係者らに配られている〝会場ご案内〟リーフレット(A4三つ折り)表紙にあるQRコードをスマートフォンでスキャンしても、同様に事前登録は可能である。

【開催要項】
◆名称=第34回管工機材・設備総合展
◆主催=愛知県管工機材商業協同組合
◆後援=愛知県、名古屋市、名古屋商工会議所、愛知県中小企業団体中央会、愛知県管工事業協同組合連合会、愛知県空調衛生工事業協会、名古屋市指定水道工事店協同組合、中部配管工事業協同組合、全国管工機材商業連合会、静岡県管工機材商組合、岐阜県管工機材商組合、三重県管工機材商業組合、中部経済新聞社、日刊工業新聞社、管機産業新聞社、名古屋機工新聞社
◆開催期間=令和6年10月10日(木)10時~17時(開場前にオープニングセレモニー開催)、同11日(金)10時~17時、同12日(土)10時~15時(最終日のみ閉会時間が早いので要注意)
◆開催場所=名古屋市中小企業振興会館(1階・吹上ホール)
◆アクセス=名古屋市千種区吹上2-6-3、地下鉄桜通線「吹上」駅下車5番出口より徒歩約5分
◆出展内容=管工機材、設備機器、配管資材、計測器、関連コンピュータシステムなど
◆来場者=官公庁関係者、設計・建築・設備・保守等の関係者および各業者、住設・水道・衛生・空調等の機材機器販売および施工業者、産業プラント関連の設計・施工業者、工場の資材購入担当者、関連各団体、大学・官公庁等の研究機関など。
◆事務局=ニホンディスプレイ/愛知県大府市横根町名高山15-3、電話▽0562(46)7800、FAX▽0562(46)8611、メール▽kanzai@nihondisplay.co.jp

第34回管工機材・設備総合展

管工機材・設備総合展開催に向けて
愛知県管工機材商業協同組合
 理事長 峰澤彰宏


 愛知県管工機材商業協同組合では、「第34回管工機材・設備総合展」を10月10日(木)から10月12日(土)までの3日間、名古屋市吹上ホールにて開催させて頂きます。
 当組合は、組合が設立された昭和38年に「第1回バルブ水栓配管資材展示会」を開催して以来、コロナで1度は延期したものの、基本的には2年に1度展示会を開催して参りました。
 今回は『管材・設備の歩みを観よう。』のテーマのもと、出展者126社、小間数256小間で開催いたします。これだけの会場スペース一杯の規模で開催することができましたのも、ひとえに関係各位の皆様のご理解とご協力のおかげ様と、心より御礼申し上げます。
 この展示会は、業界に関わるプロの方達の情報交換の場であると同時に、広く一般の方々にも「管工機材の業界」を知って頂く機会にしたいと考えております。
 すべての皆様にご来場の興味を持って頂き、ご来場を楽しんで頂き、見学後には「行って良かった!」、出展して頂いた方が「出展して良かった!」と思って頂ける展示会、展示会を通じて関わることのできた全ての人たちが「楽しく・有意義な時間」を過ごして頂けるように運営に取り組んで参ります。
 皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

ご挨拶
展示会実行委員長
石原太郎


 前回の展示会は、コロナ対策もあり準備に苦労しました。今回は実行委員全員で会議も重ねて充分に検討して進めて参りました。
 当中部地区はものづくりの拠点です。東京、大阪の展示会に参加していない地元の企業さまをはじめ17社の新規参入企業さまから出展のお申し込みがありました。この機会に皆さまにはぜひ来場して頂き、出展メーカーさまの展示品をご覧頂きたいと思います。
 また、各出展メーカーさまのブースも、来場者さまが展示品を実際に使用することができたり、ワイド画面を使って説明会を開くなど工夫して、滞在スペースも充分にとるなど年々充実しています。重ねて申し上げますが是非とも来場して、日本の管材・設備の実力をご堪能して頂くとともに、ものづくり愛知県民のご意見を存分に出展メーカーさまに届けて頂ければ幸いです。
 現在は開催に向けて組合員一同でユーザーさまにご案内しています。各種の新聞、雑誌媒体による案内も進めています。前回より導入した事前登録制により入退場及び滞在時間などの情報も得ることができ、展示会の安全管理や今後の運営に役立てていきたいと思っています。全ての後援者さま、出展メーカーさま、そして来場者さまに「来てよかった」と言って頂けるように開催を通じて努めていきたいと思います。

第34回管工機材・設備総合展 実行委員会
▼実行委員長=石原太郎氏(原芳商会)
▼実行副委員長=倉地克明氏(倉地)
▼統括・渉外部長=竹内裕二氏(丸金商会)、土橋治彦氏(岡谷鋼機)
▼会場・運営部長=田中勝次氏(タナカ)、丹羽一幸氏(丹羽機材)
▼受付・抽選部長=安井文康氏(錦興業)、伊神敏雅氏(双葉製作所)
▼実行委員=林徹氏(ユアサ商事)、大橋弘氏(オータケ)、森正司氏(川本第一製作所)、黒宮誠一氏(クロミヤ商店)、林幸広氏(中部マテリアルズ)、原尚哉氏(原工具商会)、川島宏紀氏(川島商事)、西野諭志氏(クリエイト)、大野洋揮氏(大野管材)
(順不同)

出展製品
LEDテープライト
ハイクラス両面発光が新発売
ハタヤリミテッド 小間番号B-03


 コードリールや照明器具の専門メーカーであるハタヤリミテッド(名古屋市中区大須4-10-90)で人気の、使用場所に合わせてフレキシブルに曲げられるLED照明「LEDテープライト」に、8月から『ハイクラス両面発光タイプ』がラインアップされた。
 『ハイクラス両面発光タイプ』は全光束1800ルーメン(1mあたり両面合計)と、作業灯としてもしっかり使える明るさだ。連結部分は防水仕様となっており、100m以内であれば長短どの組み合わせでも連結可能となっている。屈曲試験は“耐衝撃保護等級IK10”を誇り、これは40㎝の高さから5㎏の衝撃に耐えられることを意味している。また、防塵防水性能もIP55と優れた性能を発揮。持ち運びや収納に便利な収納袋はセットタイプに付属する。20m、10m、5mの3タイプセットから用途や使用環境に合わせて選べるほか、延長用として各タイプ単体も用意されている。
 現在絶賛販売中のベーシック両面発光タイプ/ベーシック片面発光タイプは、共に最大50mまで連結可能。連結部分は防水仕様となっており、コネクターキャップが付いている。ハイクラス、直流電源タイプを除くすべてのテープライトシリーズと連結させることができる。こちらも、耐衝撃保護等級IK10、防塵防水性能IP55と優れている。メンテナンス性も良く、万一の断線時でも故障箇所だけを切除し専用の補修キット(別売)で簡単に修理ができる(50㎝間隔で切断可能)。
 各タイプのセット内容や販売価格など、本製品について詳しくは、展示会場内の同社ブースを訪問してスタッフに直接問い合わせを。展示会終了後は全国の各支店に問い合わせるか、同社ウェブサイトにアクセスを。

工場のエアコンプレッサ用配管に
エア配管『エアライナー』
日東工器 小間番号A-31


 日東工器(東京都大田区仲池上2-9-4)の画期的なエア配管『エアライナー』が、工場の省エネ・環境のカイゼンに貢献してくれる。
 『エアライナー』は、アルミパイプと樹脂製継手・アルミ製継手の組み合せによって軽量化・抜群の耐食性・簡単施工を実現させた画期的なエア配管である。
 昨今なにかと話題に上ることも多く課題解決が急がれる〝省エネ〟対応製品として、また、人手不足や施工期間の短縮、レイアウト変更などに柔軟に対応して施工問題解決の一助となる『エアライナー』。その特長を以下にまとめてみた。
●軽いアルミパイプを差し込むだけの「ワンタッチ組立」で、施工費・施工時間の大幅削減。
●精密加工のアルミパイプと独創的な設計理念を取り入れたジョイントの組み合わせにより「ワンタッチ施工」を実現。
●ジョイントにドレンが溜まりにくいストレート構造を採用。
●ナットを緩めると簡単に取り外せて、他のジョイントやボールバルブユニットとの交換も可能。
●外形25ミリパイプ、同40ミリパイプ、同63ミリパイプほか多彩なラインアップを用意。
 本製品に関して詳しくは、展示会場内同社展示ブースに常駐するスタッフまで問い合わせを。この機会に、工場のエア配管を検討してみてはいかがだろう。

第34回管工機材・設備総合展 出展製品

「PrePash+」&
「SUTTO」体感展示
SANEI 小間番号A-22


 SANEI(大阪市東成区玉津1―12―29)の展示ブースでは、発売されたばかりの、強力な水流で汚れをおとす予洗い水栓「PrePash+(プレパシュ+)」と、発売以来、高い人気を誇る「SUTTO(スット)」シリーズのキッチン用シングル混合栓を体感することができるという。
 「プレパシュ+」は、コップやマグカップを押し付けるだけの簡単操作で使い勝手も抜群。しかも、スムージーボトルやプロテインシェーカーなどの底が深くて洗いにくい容器も気持ちよく洗うことができる。アイランドキッチンの場合、対面からでもアクセスできるのが特長だ。さらに、本製品にはSANEIが永年にわたって培ってきた独自の技術が活かされている。電気を使用せずに強力な水流を生み出し、回転式のアームでグラス全体に水を均一に当てることができるのもそのひとつだ。日本製ならではの細やかな工夫が施されており、使用しないときにはカバーで保護することができる。また、ストッパーはアームの脱着時に水が不意に出るのを防いでくれる。
 「SUTTO」シリーズのキッチン用シングル混合栓は、デザインと機能性を両立させた存在感のある水栓だ。デザインは世界的なインテリアデザイナー森田恭通氏が手掛けており、2024年度には新たにマットブラック色が追加された。樹木をイメージした有機的な本体に、幾つもの部品が高い精度で組み合わされた美しいフォルム。正面からの直立、真横からのきれいな放物線形状は、オープンキッチンなどで、どの角度から見られても美しいフォルムに仕上げられている。デザインだけでなく、プッシュ切替やサイレントホースの採用、サビや衝撃に強いアルミダイカスト製レバーなど、使いやすさの追求にも余念がないのはさすがSANEIだ。
 吹上ホールの会場で、ぜひとも同社自慢の製品の数々を体感していただきたい。詳しい問い合わせは、当日、同社展示ブースに常駐するスタッフまで問い合わせを。

「ダブルロックジョイントRevos」シリーズ
ラインアップ追加
オンダ製作所 小間番号C-19


 業界最小クラスの圧力損失を達成し大流量を実現する、グッドデザイン賞を受賞したオンダ製作所(岐阜県関市広見851-3)のRevos(レボス)シリーズに新たに、変換アダプターシリーズ、Y形チーズソケット、20A異径ソケットなど合計15品番の新製品が追加された。Revosは配管リフォーム後の流量不足に悩むリフォーム現場での声をもとに開発された人気シリーズで、幅広いシーンで活用したいとの施工者の声から、今回の多彩なラインアップ追加に至った。
 Y形チーズソケットは分岐方向が45度傾斜形状になっており、従来のチーズソケットを使用した場合に比べ配管スペースを削減、狭所でも省施工かつコンパクトに配管可能。変換アダプターシリーズでは、ストレート・エルボ・45度エルボが登場。ダブルロックジョイントシリーズの継手に差し込む施工で、現場に合わせたサイズダウンや形状変換が容易に行え、Y形チーズソケットと組み合わせるとさらに狭い空間での配管も可能。
 Revos用サドルは継手を直接固定でき、エルボソケットでの立上げ部やチーズソケットを短い距離で連続使用する場合など、樹脂管での支持がしづらい場合に最適。樹脂管で間接的に固定する場合と異なり接続口を目視確認しやすく、水圧検査時の漏れ確認にも配慮した設計だ。
 ソケット・チーズソケットでは特大流量を実現する20Aに異径サイズを追加。さらなる充実により多様なリフォーム現場に対応できる。
 本展示会の同社ブースでは、内径シール継手を使用した場合と「レボス」を使用して施工した場合のリフォーム後の流量差について継手ごとの流量比較が一目でできる大型デモ機、シャワー型(シャワーの出る勢い)、トイレ型(流れ方の違い)、手押しポンプ型の4つのデモ機を用意。施工した際の流量差をイメージしながら実際に体感できる。その他、新製品も全て展示するとのこと。
「PrePash+」

スチームトラップ
「TS-5シリーズ」ほか
ヨシタケ 小間番号C-23


 自動弁総合メーカーのヨシタケ(名古屋市昭和区御器所通2-27-1)は、建築設備や工場・プラント設備で威力を発揮するバルブ類を多数出展し、配管アプリケーションの最適化を提案する。
 小型・軽量・コンパクト設計を実現した新製品のステンレス製サーモスタチック式スチームトラップ『TS-5シリーズ』は蒸気用エアーベントとしても使用可能で、配管取付は水平・垂直任意。飽和蒸気温度より低い温度で作動するため蒸気漏れがなく、飽和蒸気温度に連動した作動のため調整も不要。インライン型の「TS-5V」とストレート型の「TS-5S」、ブローバルブ付きの「TS-5BP」をラインアップしている。「TS-5BP」は、ブローバルブを開けることで初期の大量なドレンと空気を速やかに排出。トレースライン、食品・医療・クリーニング機器などあらゆる業種に対応する。
 こちらも新製品の『手動洗浄機能付きストレーナSY-40R』はカバー脱着不要のため安全・安心に使用でき、製品を分解することなくスクリーンの清掃が可能となっている。これまでスクリーン清掃の場合、内部の流体の漏れに注意しながらふたを外してスクリーンを掃除し、ガスケット交換してスクリーンとふたを元に戻す必要があったが「SY-40R」の場合、ハンドルを回してボールバルブの開閉作業のみで完了するため作業時間の大幅削減に貢献する。また、既設の「SY-40」からふた一式のみ交換するだけで使用でき、同社のワイヤレス監視システム「Wi-flo」と差圧計を組み合わせることで清掃のタイミングを知らせることも可能(オプション)である。
 配管を切断することなく挟むだけの簡単取付で様々な液体の流量を測定することが可能な、新製品の『クランプオン式超音波流量計UFM-100』。パイプに直接接触することなく測定できるため測定対象の流体に影響を与えずメンテナンス性にも優れている。測定範囲が広く高精度で、工場の生産設備やボイラー給水システム、空調分野の冷却水などの流量管理や設備診断など幅広い産業分野に貢献する。
 このほかにも多数出品予定だという同社ブースには、ぜひとも立ち寄ってほしいものだ。

第34回管工機材・設備総合展
出展者一覧


ア行
 愛知時計電機㈱:A-18/㈱アカギ:B-21/アキレス㈱:B-06/アサダ㈱:B-10/旭日産業㈱:B-18/旭有機材㈱:B-29/㈱アスコット:C-12/アズビル金門㈱:D-09/アロン化成㈱:A-25/因幡電機産業㈱:A-19
㈱イノアック住環境:A-30/イノック㈱:B-01/AWJ㈱:C-20/SFA Japan㈱:C-14/㈱荏原製作所:A-06/㈱FMバルブ製作所:A-09/㈱MIEテクノ:A-02/㈱MCCコーポレーション:A-08/エレポン㈱:D-20/オーエヌ工業㈱:D-02/㈱オーケーエム:D-07/オーケー器材㈱:C-01/大見工業㈱:D-17/㈱尾川パイプ:C-06/㈱オノマシン・アックスブレーン㈱・板橋機械工業㈱・ヒット商事㈱・㈱コバルテック・㈱ミヤナガ:C-16/㈱オンダ製作所:C-19
カ行
 ㈱カクダイ:C-17/兼工業㈱:B-19/㈱川西水道機器:A-12/㈱川本製作所:D-03/㈱カンツール:B-14/木田バルブ・ボール㈱:D-29/㈱キッツ・東洋バルヴ㈱・㈱清水合金製作所:A-07/㈱協成:B-08/㈱クボタケミックス:D-16/倉敷化工㈱:C-18/クリナップ㈱:D-22/桑名金属工業㈱:B-12/㈱KVK:D-01/現場Hub㈱:C-09/㈱小島製作所・シーシーアイ㈱:B-30/㈱コスモ-ソフト:C-03/児玉工業㈱:A-10/㈱コンサス:B-15
サ行
 ㈱更科製作所:C-27/SANEI㈱:A-22/㈱三興製作所:D-06/山王工業㈱:C-07/三和ハイドロテック㈱:D-13/シーケー金属㈱:B-16/JFEスチール㈱:A-21/下田エコテック㈱:B-31/ジャパン・エンヂニアリング㈱:C-21/㈱昭和コーポレーション:A-16/㈱昭和バルブ製作所:B-24/㈱昭和螺旋管製作所:B-07/ショーボンドマテリアル㈱:B-25/シンテック㈱:D-30/積水化学工業㈱:A-15/全国設備業DX推進会:A-01/ゼンシン㈱:A-23/㈱ソエダ:D-27
タ行
 ダイキン工業㈱:C-02/大成機工㈱:B-22/ダイドレ㈱:D-31/㈱多久製作所:C-13/㈱タブチ:D-05/中日技研工業㈱:D-04/㈱中部コーポレーション:B-02/㈱鶴見製作所:D-33/㈱テクノフレックス:A-24/テラル㈱:C-24/東亜高級継手バルブ製造㈱:D-18/東栄管機㈱:C-04/㈱TOZEN:A-27/TOTO㈱:C-30/巴バルブ㈱:D-15
ナ行
 長野計器㈱:D-10/㈱ナゴヤ:A-14/名古屋市上下水道局:B-28/名古屋水栓バルブ工業協同組合:B-27/名古屋バルブ工業㈱:B-04/ナスコフィッティング㈱:C-15/南国フレキ工業㈱:C-08/西尾レントオール㈱:D-23/日栄インテック㈱:C-29/日東工器㈱:A-31/㈱日邦バルブ:A-03/日本継手㈱:A-29/㈱日本イトミック:C-11/ネグロス電工㈱:C-22/㈱ノーリツ:D-19
ハ行
 長谷川工業㈱:D-25/㈱ハタヤリミテッド:B-03/PPIパイプ㈱:B-32/東尾メック㈱:B-26/㈱日立産機システム:C-25/藤井高圧工業㈱:A-17/富士化工㈱:D-14/㈱フジキン:A-05/㈱フジトク:B-13/フネンアクロス㈱:A-26/ブリヂストン化工品ジャパン㈱:A-28/古林工業㈱:A-20/㈱PREO:D-26/プレパイ工業㈱:D-21/㈱ベン:D-32/㈱ベンカン:C-05/ホーコス㈱:B-09
マ行
 前澤化成工業㈱:C-26/前澤給装工業㈱:C-28/前田バルブ工業㈱:A-11/㈱ミナミサワ:A-04/ミヤコ㈱:B-05/未来工業㈱:D-11
ヤ行
 ㈱大和バルブ:A-13/山本計器製造㈱:D-08/㈱ユニテック:C-10/㈱ヨシタケ:C-23
ラ行
 ㈱LIXIL:B-11/㈱リケン:B-20/リンナイ㈱:D-12/レイテック㈱:B-17/レッキス工業㈱:D-24
ワ行
 ワシノ機器㈱:B-23/ワンド㈱:D-28
 小間数256小間

第34回管工機材・設備総合展 出展製品
ウルトラファインバブルシャワー
ラインアップ拡充
KVK 小間番号D-01


 KVK(岐阜県加茂郡富加町高畑字稲荷641)が展開するウルトラファインバブル(UFB)シャワーヘッドの「hadamo」シリーズが発売以来好評を博していることから、同社は新たに手元止水(ワンストップ)機能付、浄水機能付をラインアップに追加した。また、「hadamo」シリーズとは一線を画す大型のUFBシャワーヘッド「Gshower」も登場し、今、注目を集めている。
 「hadamo」シリーズの『onestop』は、水栓まで手を伸ばして止水する動作が不要で、節水効果が高いシャワーヘッドである。
 同シリーズの『care』は浄水(脱塩素)カートリッジを搭載しており、UFBによる洗浄効果と浄水の相乗効果で、肌にも髪にも優しくシャワーを浴びることができる。コンパクトなカートリッジは、シャワーヘッドの手元を回転して外すだけで簡単に交換が可能。また、コンパクトなカートリッジであるため、持ちやすくシンプルなデザインにすることが可能となったようだ。購入者からは「シンプルなデザインかつカラーがパールホワイトなため、ラグジュアリー感溢れるデザインでとても気に入ってます」といった声も届いているという。
 「Gshower」は直径約120ミリを超える大きなシャワーフェイスを搭載。大量の水により効率よくシャワーを浴びることで時短となり、結果として節水効果が期待できる。また、大きなシャワーヘッドを搭載しているため、全身を包み込むような浴び心地で癒されるのも人気の理由のひとつのようだ。落ち着いたメタリックカラー配色で、中央にはステンレスパーツを使用。フェイスとグリップが一体となっており、重厚感がありながらもスタイリッシュなデザインが高級感を醸し出している。機能面も優秀で、1分間に最大約1億4千万個/mlのUFBが発生。毛穴に浸透して汚れを吸着し、キレイに洗い流す効果が期待できるという。
 この他にも、新製品が充実した同社展示ブースにぜひ足を運んでみてはいかがだろう。

グループのシナジー効果に期待
プロダクト・ラインアップ紹介
キッツグループ 小間番号A-07
 キッツ(東京都港区東新橋1-9-1)グループからは、以下の3点を紹介する。


     ◇
 PFAライニングダイヤフラムバルブ(UKDLシリーズ)
 キッツは、昨年夏に販売を開始したステンレス鋼製PFAライニングダイヤフラムバルブ「UKDLシリーズ」(サイズ範囲15~80A)に加え、今秋にはダクタイル鋳鉄製PFAライニングダイヤフラムバルブ「SKDLシリーズ」(サイズ範囲15~80A)の販売を予定しているという。今から期待が膨らむ。
     ◇
 緊急遮断システム
 受水槽出口配管に設置する、制御盤と遮断弁とで構成された東洋バルヴ(東京都港区東新橋1-9-1)の「地震感知作動型配管自動遮断システム」なら、大地震発生時に遮断弁を自動的に全閉し、受水槽内の水の確保を約束してくれる。給水ポンプのインターロック出力や、各種の遮断動作条件設定ができるのも嬉しい機能のひとつだ。
     ◇
 フランジ接合部材マルチガスケット(GF・RF兼用フランジ接合部材)
 あらゆるフランジ接続に対応できる、清水合金製作所(滋賀県彦根市東沼波町928)が誇るオールマイティなガスケット。ステンレスの芯金を内蔵している。震災などで管路内が高圧になった場合でもガスケットの飛び出しや配管曲げによるガスケットの破損、漏水などの心配は不要だ。
     ◇
 いずれの製品も詳細については、展示会場内のキッツグループのブースにて常駐スタッフに問い合わせを。展示会終了後は、各社各営業所まで問い合わせを。

受水槽・雨水タンクの
BCP対策に
兼工業 小間番号B-19


 地震などの災害発生後の水に関しては、通水が復旧するまで水の安全は受水槽の手前に設置された緊急遮断弁により確保されているが、復旧後の初期通水時に土砂などが流れ込んでしまうことを防止するためにも、緊急遮断弁手前へのストレーナの設置が求められる。そこでオススメなのが、兼工業(愛知県小牧市大草2036)のストレーナ『ST-F-3』(写真)だ。その理由は、①抗菌効果で定評の高い青銅製、②フラッシングが容易な排水機構、③ストレーナ内部の確認が可能なサイトグラス付き、といった特長にある。
 兼工業は、〝災害に強い制御システムの構築〟を提案している。まず、地震が発生すると感震器が揺れを感知し、受水槽一次側・二次側の緊急遮断弁を両方とも閉じることにより、受水槽への土砂の流入を防ぎ生活水を護(まも)ってくれる。その時、ストレーナ(ST-F-3)下部排水部より土砂や異物を十分に排出し、定水位弁の異物噛みによる故障を防ぐとともに、通水時の受水槽への流入を防止。一次側汚染水の流入と二次側配管の水の安全を確認後、制御盤の復旧ボタンにて安全に通常運転状態を開始できるというものだ。
 『ST-F-3』の仕様は以下の通りだ。●適応流体▽水道水、●適応温度▽不凍0~60度、●接続規格▽JIS10Kフランジ、●網目▽40メッシュ、●最高使用圧力▽1・0MPa、●最高使用差圧▽0・1MPa、●材質▽本体・ふた=CAC406など。
 本製品に関して詳しくは、当日、会場内に常駐している同社スタッフに問い合わせを。展示会終了後は、兼工業本社▽電話(0568)79-2476、または各営業所まで問い合わせるか、同社ホームページへアクセスを。

作業はボルトを締めるだけ
組式ハヤツリ絶賛発売中
アカギ 小間番号B-21


 生活レベルの向上および、環境整備等に欠かすことのできない金具類メーカーのアカギ(東京都中央区新富1-19-2)から、発売された当時に「待ち望んでいた組式が登場した!」とビッグニュースになったのが、その名も『組式ハヤツリ』(品番コードA27722)だ。
 本製品は、従来の吊配管金具に比べて、作業効率が飛躍的に向上している。それだけではない。ナットやボルトが外れない構造となっており、配管作業時の落下の危険性はほとんど無いと言っても過言ではないだろう。
 組式バンドならではの利点を有しており、配管作業はボルトを締めるだけとカンタン。
 SGPサイズ(吊用タン3/8)15A、20A、25A、32A、40A、50A。適合管外径はφ21・7、φ27・2、φ34・0、φ42・7、φ48・6、φ60・5。
 本製品に関して詳しくは、展示会場入口からすぐ視界に入る同社ブースにて営業スタッフに声掛けを。展示会終了後は同社ウェブサイトにアクセスするか、全国の各営業所まで連絡を。

ビジネスユーザー向けプラットフォーム
「お湯net」公式アプリ配信
ノーリツ 小間番号D-19


 湯まわり設備メーカーのノーリツ(兵庫県神戸市中央区江戸町93)は、ビジネスユーザー向けの業務支援の一環として、BtoBプラットフォーム「ノーリツお湯net」の公式アプリを9月26日から配信スタートした。
 2040年には2022年度比で900万人の労働力が不足するとも予測されるなか、生産性向上が急務とされている。同社は、ビジネスユーザーと同社をつなぐ架け橋となるBtoBプラットフォーム「ノーリツお湯net」を展開し、製品情報や取り替え検索、在庫照会、販売支援ツールなど日々の業務をサポートする様々なコンテンツを提供している。PCを利用のビジネスユーザーに最適なウェブサイトに加え、2020年1月からはLINE公式アカウントを開設し、デジタルツールを活用した業務効率化を支援してきた。
 今回同社は、スマートフォンに対応する「お湯netアプリ」の配信を新たに開始した。アプリ上で「ノーリツお湯net」の各コンテンツが利用可能となり、外出先での業務をサポートしてくれる。「お湯netアプリ」では、ウェブサイト版・LINE版で必要であった都度のログインが不要となり、利便性が向上している。また、販売促進につながる最新情報をプッシュ通知でいち早く知らせてくれる。
 今後もビジネスユーザーの業務に役立つコンテンツを拡充していく予定とのことで、同社は「ノーリツお湯netによる業務効率化を支援し、ビジネスユーザーの皆さまと共に、お客さま満足の向上に貢献してまいります」とコメントを寄せてくれた。
     ◇
「ノーリツお湯net」公式アプリでできること
■製品情報検索(チャットボット対応)▽型番入力と写真検索の2つの方法に対応し、製品と取り替え品の情報をスピーディーに確認可能。
■在庫検索(チャットボット対応)▽配送エリアを選択して品名・品コードを入力すると、在庫数の確認が可能。
■カタログ・製品動画▽最新カタログや製品紹介・施工方法の動画、セミナー動画等を掲載。
■見積もり作成▽設置されている製品の型式をもとに、おすすめの取り替え機種を自動で選定し、提案書や概算見積書を作成。
■販売支援ツール▽商品提案書やユーザーインタビュー、補助金の情報、キャンペーンの情報を提供。
■修理依頼(チャットボット対応)▽専用のWEBフォームから簡単に修理申込が可能。さらに依頼した修理進捗を確認できる機能も用意。
■アフターサポート(チャットボット対応)▽給湯器に関わる様々な困りごとを集約。エラー番号や不具合状況から解決方法の検索が可能だ。
     ◇
 詳しくは、同社ブースのスタッフまで問い合わせを。

第34回管工機材・設備総合展 出展製品
減圧弁の新たなラインアップ
戸別減圧弁ユニット発売
ベン 小間番号D-32


 桃のマークでおなじみのバルブメーカー・ベン(神奈川県横浜市中区住吉町3-30)は、戸別減圧弁ユニット〈RHU-1型〉(写真)を2024年5月にラインアップ。只今好評発売中である。
 本製品は、止水栓・減圧弁・逆止弁・架台のユニット化が可能な製品となっており、配管施工作業の短縮化、省力化を実現。減圧弁はカートリッジ方式とし、要部は簡単に交換が可能だ。また、施工後でも減圧弁を設置したまま水圧試験を可能にするテストロット、減圧弁の二次側圧力を確認するのに役立つ圧力計用継手も備えている。
 二次側調整圧力範囲は0・2~0・35MPaとなっており、流体温度は5~90℃まで対応可能であるため、温水・水道水のどちらでも使用できる。また、架台背面のボルトと座金で減圧弁が固定されているので、高さ調整が簡単にできるのもうれしい機能だ。もちろん水道法性能基準適合品(耐圧・浸出・逆流・耐久性能)であり、配管施工作業の短縮化・省力化に最適な製品だ。
 架台の利用イメージやカートリッジの交換方法などはベン公式YouTubeチャンネルで確認できる。戸別減圧弁ユニット〈RHU-1型〉に関する詳しい情報や販売価格などは、展示会場内の同社ブースに常駐するスタッフに問い合わせを。展示会終了後は、同社名古屋営業所▽電話=052(411)5840、同社静岡出張所▽電話=054(297)5488、および全国の各営業所へ問い合わせるか、同社ウェブサイトまでアクセスを。

強化樹脂製排水水中ポンプ
「WUE形」
川本製作所 小間番号D-03


 業界初となる樹脂製ノンクロッグインペラを採用することで抜群の排出性と高効率化の両立を実現した、川本製作所(名古屋市中区大須4-11-39)の誇る新型強化樹脂製排水水中ポンプ「WUE形」(写真)。
 本製品は従来機種に比べ水量範囲が広がり、排水性能の向上、高効率化、異物通過性能の向上を実現している。この排水性能の向上により、使用範囲によっては1ランク低いモータ出力を選択することも可能となる。
 従来機種の場合、セミオープンインペラにてケーシング内部に渦を発生させ、固形物を含む排水をインペラ内部に通さず吐出すのに対し、「WUE形」で採用したノンクロッグインペラは直接インペラ内部に排水を通してモータの回転エネルギーを効率よく伝えることができる。また、従来機種では、ビニールや紐などの柔らかい異物がポンプ内部に滞留するケースがあったが、「WUE形」は固形物はもちろん柔らかい異物もスムーズに排出する。
 ポンプ部は樹脂製、モータ部はステンレス製フレームで腐食に強く、軽いので取り扱いも容易である。機種は、三相200Vの1・5~3・7kW。非自動・自動・自動交互内蔵型がラインアップ(自動型と自動交互内蔵型はフロートスイッチの調整が可能)されている。その用途は、汚水・汚物・湧水排水・浄化槽排水・ピット排水・雑排水など多岐にわたる。
 ぜひとも展示会場内の同社ブースを訪問し、本製品の性能等を体感していただきたい。詳しくは展示会当日なら、常駐スタッフまで問い合わせを。展示会終了後は、同社名古屋支店・名古屋営業所(電話▽052-249-9810)または全国の各支店・営業所まで問い合わせるか、同社のウェブサイトへアクセスを。

「Greentap」
第18回キッズデザイン賞受賞
LIXIL 小間番号B-11


 水まわり・タイルの国内事業が100周年を迎えるLIXIL(東京都品川区西品川1-1-1)のキッチン用ミネラル浄水栓「Greentap(グリーンタップ)」が、「第18回キッズデザイン賞」(主催▽キッズデザイン協議会、後援▽経済産業省、内閣府、消費者庁、こども家庭庁)〈子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン〉部門を受賞した。
 「Greentap」は、LIXILの浄水技術とサントリー食品の美味開発技術から生まれたキッチン用ミネラル浄水栓だ。LIXILの浄水カートリッジでろ過した水道水にサントリー食品が独自開発した植物ミネラルエキスをプラスすることで、家庭の蛇口でも雑味がなくまろやかで冷たくおいしいミネラル入りの浄水を楽しめる。
 今夏も猛暑の日が続きこまめな水分補給が呼びかけられた一方で、小学校では「味がしない」「冷えていない」などの理由から水道水を飲めない子どもが増えていることが話題となった。背景には新型コロナの影響や家庭での水飲み習慣の変化、熱中症対策でスポーツドリンク常用など、複数の原因が考えられると言われている。健康のため、そして熱中症や災害時などいざというときのために日頃から家庭で水を飲む習慣をつけておくことが重要である。
 Greentapのミネラル入り浄水は、LIXILの浄水カートリッジでろ過した水道水にサントリー食品の植物ミネラルエキスをプラスしたものである。ヤシ殻活性炭から抽出した植物由来のエキスを最適な濃度でプラスすることで弱アルカリ性となりコク・まろやかさ・飲みごたえが増す。さらに、いちばんおいしいと感じる温度(約10度)にもこだわっており、独自の冷却システムで蛇口をひねるだけで冷たいミネラル入りの浄水を楽しむことができる。
 子どもから大人まで、家族みんなのカラダにもココロにもうれしい、新しい水体験を、Greentapで始めてみてはいかがだろう?詳しくは同社まで。

デジタル技術を活用した最新鋭工場
「NEO新城工場」などを見学
愛鋲協 オーエスジー工場見学を行う


 愛知鋲螺商協同組合(愛鋲協、理事長=大野正博氏・中部製作所社長)は7月23日、世界最大級の総合切削工具メーカー「オーエスジー(OSG)」(本社=愛知県豊川市)の工場見学を実施した。
 同社の主要製品は、世界トップシェアのタップをはじめ、ドリル、エンドミル、転造工具など。組合員とその従業員ら15名が参加し、愛知県新城市にある最新鋭の「NEO新城工場」とタップの主力生産工場である「八名工場」を見学した。
 当日は、午後1時30分にNEO新城工場に集合。はじめに大野理事長が、OSGの工場見学受け入れに対して御礼を述べた後、「我々はねじを販売する商社の組合。ねじを作るにも使うにも刃具やゲージが必要で、OSGさんにはいつもお世話になっている。今回工場を見学させていただけるということで非常に楽しみだ。是非、皆様には色々見ていただいて、工具の正しい使い方なども学べると良いと思うし、しっかり勉強して今後に役立てていただきたい」と挨拶。
 続いて、滝川OSG名古屋営業所長が「本日、まずはこのNEO新城工場を見ていただく。ⅠoTを駆使し、今までアナログであった所をデジタル化したりと色々な取り組みをした工場ができた。その後、八名工場へ。ねじ関係で言うと、豊橋工場で転造・鍛造をしている所もあるので、またお声掛けいただければ見学の段取りをさせていただく。色々な工場を見学して、ユーザー様などで上手く活用していただければと思う」と挨拶した。
 NEO新城工場では、徹底した「モノづくりの見える化」に力を入れている。加工機毎の稼働率や生産状況などの情報を共有し、生産における無駄を省くことで、標準品から特殊品までリードタイムの短縮を実現。製造ノウハウとデジタル技術を融合することで効率的な生産を行い、超多品種少量生産を目指している。生産品目は超硬ドリル、超硬タップ、ハイスドリル、ハイスエンドミル。月産70万本、生産品種は毎月平均6000種、8000ロット。
 続いて訪れた八名工場はタップ専門工場で、月産最大150万本という世界最大級の生産能力を有する。生産品目はハンドタップ、スパイラルタップ、ポイントタップ、溝なしタップ、管用タップ、スレッドミル(ねじ切カッタ)。同工場ではタップの製造工程を見学した。

NEW ITEM PROMOTION FAIR 2024
ジーネット三河営業所 10月8日(火)、刈谷市産業振興センターで


 ジーネット三河営業所(所長=枅川修氏)管轄の有力販売店が主催する展示会「NEW ITEM PROMOTION FAIR 2024~カーボンニュートラルへの新たなステージ&次世代加工への道~」が10月8日、刈谷市産業振興センターあいおいホール(愛知県刈谷市相生町)で開催される。
 環境問題、少子高齢化などの社会課題への対応が企業規模を問わず求められる中、『新製品』『CO2削減』『次世代加工への道』をコンセプトに開かれ、メーカー73社が出展する予定(内訳=カーボンニュートラル関係20社、次世代加工関係30社、新製品関係23社)。製造業が抱える人手不足、人件費高騰、設備老朽化、技術継承などの課題解決につながる提案が行われる。
 開催時間は9時30分から18時まで。目標来場者数はユーザー500名。事務局をジーネット三河営業所が務める。
 また、当日は以下の出展メーカーによるセミナーも予定されている。
 【カーボンニュートラルセミナー】①10時~ダイキンHVACソリューション東海②10時45分~クリーンテック。
 【次世代加工セミナー】①13時30分~イスカルジャパン②14時15分~イワタツール③14時45分~TOYO TOOL、ギケン、エムーゲ・フランケン。
 【生産効率改善DXセミナー】①16時~マシンソル②16時30分~スカイディスク。
展示会説明会&決起会を開催
 ジーネット三河営業所は7月18日、刈谷市産業振興センター小ホールで同展示会の説明会及び決起会を開催した。
 説明会には販売店37社58名、メーカー48社58名、ジーネットから11名の総勢127名が出席。
 枅川所長は挨拶で「製造業が直面している問題や課題を一つでも多く展示会を通じて解決していきたい、また少しでも社会貢献ができたらという思いで、今回開催させていただく運びとなった。2022年に同じ場所、同じ時期に展示会を開催し2年振りとなるが、提案メーカー様も20社ほど増加しパワーアップさせている。前回より更に良い提案ができるよう、また来場されたお客様に喜んでいただけるよう、試行錯誤しながら取り組んでいる」と意気込みを語った。
 また、10月22日に豊川商工会議所で「NEW ITEM PROMOTION FAIR 2024 in 豊川」を開催することも告知された。
 説明会の後は会場を移して決起会が行われ、展示会成功に向け販売店・出展メーカー・ジーネットが三位一体となって取り組むことを確認した。

キッツ 2025年1月1日合併予定
東洋バルヴを吸収合併へ


 キッツ(社長=河野誠氏、本社=東京都港区)は、8月20日開催の執行役会において、完全子会社の東洋バルヴを吸収合併することを決定した。合併予定日は2025年1月1日。キッツを存続会社、東洋バルヴを消滅会社とする吸収合併方式をとる。
 キッツは、2004年に東洋バルヴをキッツグループに迎え入れ、信頼の「東洋バルヴ」ブランドを強化しつつ、両者の生産・技術部門を統合するなど、グループ内でのシナジー強化と経営効率化を進めてきた。
 そうした中で、現在の国内バルブ市場とりわけキッツや東洋バルヴが強みとする建築設備・機械装置分野においては、長期的には競争激化が見込まれる。その一方で、施工方法の効率化など市場のニーズを的確にとらえ適時に対応することができれば、更なる成長が見込まれる。
 同グループは、このような市場環境の変化に対応するため、営業体制の再構築によるマーケティング強化や社内業務の効率化を目的として、今回の吸収合併を実施することとした。
 また、ブランド戦略として「東洋バルヴ」ブランドは今後も存続し、顧客へのサービスを向上しながら売上拡大を図っていくとしている。

藤井高圧工業
藤井克専務 逝去


 藤井高圧工業(社長=藤井昭弘氏、本社=大阪市西区新町)の専務取締役で、かねてより病気療養中であった藤井克氏が9月11日に逝去された。享年63。葬儀は近親者のみで営まれた。
 ここに、謹んでご冥福をお祈りします。

「第12回山田貞夫音楽賞」
関谷さん、志村さんが特選受賞
新進演奏家コンクール開催


 公益財団法人山田貞夫音楽財団(代表理事=田中真紀代氏、所在地=名古屋市中村区・ダイドー内)は、7月29日午後2時30分よりヤマハ名古屋ホール(名古屋市中区)にて「第12回新進演奏家コンクール」を開催した。選考により「第12回(2024年度)山田貞夫音楽賞」の受賞者3名が決まり、この中から関谷まりさん(ヴァイオリン)、志村宰さん(ピアノ)が特選を受賞した。
 特選の2名は9月30日に名古屋市青少年文化センター「アートピアホール」(名古屋市中区)で開催される「第12回新進演奏家コンサート」でセントラル愛知交響楽団との協演が決まっている。
 同財団では、愛知県内で活躍している将来有望な新人クラシック音楽家の活動を支援し、愛知県の文化芸術の振興に寄与することを目的に、山田貞夫音楽賞の贈呈を行っている。今回の山田貞夫音楽賞は、2023年3月に音楽大学または音楽大学院を卒業し、愛知県内で活動している新人クラシック音楽家を対象に募集が行われ、第1次選考の書類審査及び音源審査を通過した4名の若手演奏家(ピアノ部門2名、ヴァイオリン部門1名、管楽器部門1名)がコンクールに臨んだ。
 選考の結果、受賞が決まったのは関谷さん、志村さん(以上、特選)、日髙真希さん(ピアノ)。さらに志村さんには山田弘子評議員より特別賞が贈られた。また、同財団に本年多額の寄付をした山田評議員に、感謝状が贈呈された。
 引き続き、田中代表理事が「本日は第12回コンクールを開催させていただいたが、10年を過ぎてくると、これまでに特選を受賞された方々のご活躍を耳にしたり、目にしたりすることができて、財団としても大変嬉しく思っている。これからも皆様のご活躍を心より願っている」と挨拶。
 選考委員の松尾葉子氏(トリフォニージュニア・オーケストラ創立名誉指揮者)は総評で「舞台に上がるときは、発表会ではないので、必ず人に感動を与えられる演奏をしないと演奏会にならない。皆さんもそれを考えながら演奏することが大切だ。自分の音楽人生を楽しんでいただきたい」と激励した。
 今回、選考委員を務めたのは小松長生氏(コスタリカ国立交響楽団桂冠指揮者)、瀬戸和夫氏(愛知芸術文化協会理事)、清水皇樹氏(名古屋音楽大学学長)、川田健太郎氏(名古屋芸術大学准教授)、松尾葉子氏(トリフォニージュニア・オーケストラ創立名誉指揮者)、寺田史人氏(寺田弦楽四重奏団、プシャーテルアンサンブル主宰)。
 最後に、財団の創設者である山田貞夫会長(ダイドー社長)が「終戦後の辛く大変な時代、音楽が私を励ましてくれた。音楽があって、今日の私がある。皆様に音楽を聴いて良い人生を送っていただきたいと思い、コンサートを行っている。日本人は今まで音楽(クラシック)を聴く機会が少なかった。これを広める活動をセントラル愛知交響楽団の方々にしていただいている。今後もご協力をお願いしたい」と述べ、お開きとした。

日鍛工 2024暦年鍛圧機械受注中間見通し
前年比3.2%減の3550億円


 日本鍛圧機械工業会(日鍛工、代表理事会長=長利啓正氏・コマツ産機社長)が先ごろ発表した2024暦年の受注中間見通しは、前年比3・2%減の3550億円と、昨年12月の予想(3670億円)から下方修正となった。また、2024年度受注中間見通しは前年比2・6%増の3550億円とした。
 発表によると、2024暦年は、コロナ後の設備投資は堅調に推移しているものの、海外、特に中国経済の減速、ロシアのウクライナ侵略の長期化、中東紛争と地政学リスクによるマイナス要因の影響は続いており、海外のみならず国内においても投資計画は様子見となっている。この傾向は2024年の後半まで続くと予想される。半導体生産の回復も遅れ気味であり、自動車関連でのEV化に向けた積極投資も地域的にまだら模様で、以前の勢いは期待できない、との見方を示した。
年度においても後半の回復要素が見当たらないとして、暦年の横ばいと見通した。
 機種別では、プレス系が前年比5・8%減の1450億円。国内・海外ともに自動車のEV化対応の先行投資も受注残はあるが、新規需要としては一部一服感が見られ、大型機械の投資も一段落した状況と判断した。
 板金系は前年比6・6%減の1150億円。国内は各種経済政策等による景気の下支えはあるものの、社会インフラ工事は現場での人手不足から着工納期の遅れが顕在化し、建築資材関連の生産にも影響が出てきている。この傾向は2024年度いっぱい続くと見られ、後半の回復が期待できない状況。
 一方で、サービス系は好調に推移しており、前年比5・9%増の950億円と、1990年以来の900億円超えが期待できるとした。
 内外別(機械合計)では、国内が前年比6・1%減の1500億円。国内では政府による経済対策の下支えはあるものの、自動車、電気、建築関連業界等の設備投資に勢いがなく、後半に向けての上向き要因が乏しい状況にある。
 輸出は前年比6・2%減の1100億円。中国での政府による更新促進策も日本製が対象となるか不明であり、欧米でのEV化設備投資も一服感がある。一方で、インド等新興国の回復が期待できるとした。
24年8月度受注額
 同工業会が9月9日発表した月次会員受注統計によると、2024年8月度の受注総額は前年同月比20・6%増の315億5百万円となり、機種別ではプレス系機械が67・1%増、板金系機械が22・9%減だった。
 フォーミングと油圧プレスの大型受注が大きく押し上げた結果、総額は3月以来の300億円超えとなった。
 一方で、比較的、直近の経済環境に反応しやすい板金機械においては、国内・輸出ともにマイナス傾向が続いており、下期に向けての回復が危ぶまれる状況とも言えると指摘された。

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