第2908号 令和6年12月15日

ねじの日の記念品はクリアファイル
ボウリングに110名超が参加予定
愛鋲協 令和6年度第5回定例理事会開く


 愛知鋲螺商協同組合(愛鋲協、理事長=大野正博氏・中部製作所社長)は、11月25日午後6時30分より名古屋駅前の安保ホールにて令和6年度第5回定例理事会を開催した。理事7名が出席して、今後の行事について審議した。
 冒頭、大野理事長が挨拶で「先日参加したねじ商工連盟の会合で、以前から皆さんが気にされている新JISの問題が話題に上った。結果から言うと、メーカーは注文があれば何時でも作りますというスタンス。しかし、事前に全部作り在庫をする所は少ない。それに対して我々商社の対応は、お客様に取りあえずJISの附属書の規格が無くなることは伝えなければならないだろう。そして、お客様の意向を早めにヒアリングし手を打っていく必要があると感じた」と話した。
 議案審議に入り、ボウリング大会の件は、担当の松原徳幸理事(千代松螺子社長)より、現時点での参加人数が113名(男性59名・女性44名・小学生以下10名)と報告された。前回をやや下回るが、今後増える可能性もある。29レーンを使用する予定。1レーン4名が基準で、3名の場合は2千円の追加料金が発生するとの説明があり、承認された。ボウリング大会は12月15日午前10時より名古屋グランドボウル(名古屋市緑区)で開催する。昼食の発注や当日の理事の集合時間など詳細を打ち合わせた。
 第12回愛鋲協懇親ゴルフコンペについては、担当の鈴木憲一副理事長(エフシーテック社長)より、12月14日に四日市カンツリー倶楽部にて3組10名で開催すると説明された。
 令和7年新年賀詞交歓会は、1月24日に「名古屋コーチン・旬菜 一鳳本店」(名古屋市熱田区)で開催する。会費は一人1万円とし、複数名の参加も可能。申込締切りを12月25日とした。
 その他の件では、各報道からの理事長年頭所感および新年広告掲載依頼に対し、例年通り実施することを承認した。
 ねじの日の記念品について、令和7年の商品は前回同様「クリアファイル」に決まり、料金が値上がりして1セット(5枚入り)700円になると説明された。愛鋲協への割当ては140セット以上。また、ねじの日に合わせて日刊工業新聞に商工で広告を掲載する。
 日本ねじ商業協同組合連合会の通常総会は令和7年7月25日に横浜ベイホテル東急(横浜市)で開催される。愛鋲協から4名の参加を予定。同連合会の第2回常任理事会は令和7年3月18日に名鉄グランドホテル(名古屋市)で開催。また、ねじ商工連盟の小委員会が令和7年6月4日に横浜で開催される予定。
 この後、大野理事長よりEUが導入を進める新たな環境政策「炭素国境調整措置」(CBAM‥Carbon Border Adjustment Mechanism)について説明された。

忘年会で大盛り上がり
新年賀詞交歓会は1月30日開催
岐阜県管工機材商組合 11月度理事会・忘年会


 理事会の開会に先立ち森理事長から「早いものでもう1年が経とうとしております。皆さま方はこの1年はいかがでしたでしょうか? 多分良い年だったと思います。今年5月の総会で理事長を拝命し、ここまでやってきましたが、私も不慣れで皆さま方にご迷惑をお掛けしたかと思います。けれども、これからもお付き合いの程よろしくお願い申し上げます。それから、今日のセッティングを含めて事務局を担当していただいている木野村さんには本当に感謝しております。木野村さんが居なかったら私は何もできませんので、今後ともよろしくお願い申し上げます」と挨拶があり、その後、木野村文彦理事(事務局担当/木野村社長)の司会進行で11月度理事会が開会した。
 本理事会では、以下の議題についての報告ならびに審議が行われた。
 【議題1】親睦ゴルフ会開催ならびに結果報告について▽11月8日、岐阜県関市山田芳洞にある岐阜関カントリー倶楽部で製販親睦ゴルフ会が開催された。優勝は森理事長、準優勝は東海鋼管の三俣氏、第3位はSANEIの仲川氏という順位結果であった。
 【議題2】2025(令和7)年新年賀詞交歓会について▽本理事会にて、開催日時や当日の流れなどについて改めて確認が行われた。岐阜県管工機材商組合2025(令和7)年新年賀詞交歓会の開催概要は以下の通りである。①開催日時=2025(令和7)年1月30日(木)、②開催会場=ホテルグランヴェール岐山(所在地=岐阜県岐阜市柳ケ瀬通6―14)、③当日の司会進行は後藤茂理事(五光山彦社長)が務める。④出席の案内は12月初旬に発信される予定となっている。⑤その他、当日の来場者に配られるお土産の選定なども行われた。
 【議題3】その他の件▽同組合の次回の理事会は、2025(令和7)年2月27日(木)17時より、ホテルグランヴェール岐山にて開催される予定となっている。

 引き続き、同組合の忘年会が開会。森理事長が「2025年が、今日ここにお集まりの皆さんとそのご家族、そして組合員、賛助会員各社とその従業員すべてにとって良い年となることを祈念しております」と挨拶して乾杯の音頭を取った。
 グランヴェール岐山が誇る和懐石に舌鼓を打ち、また、今年1年を振り返りながらの会話も弾み、宴もたけなわとなったところで渡部勝裕副理事長(大東社長)が「2024年も年末となり今年最後の理事会、そして忘年会もおおいに盛り上がりました。この勢いのまま来年に向かって我々の業界をこの岐阜から盛り上げていきましょう!」と中締めの挨拶をし、最後は一丁締めで散会となった。
 岐阜県管工機材商組合(理事長=森浩氏・山兼社長)は11月27日、岐阜県岐阜市柳ケ瀬通にあるホテルグランヴェール岐山にて、2024(令和6)年最後となる11月度理事会ならびに忘年会を開催した。当日は、理事ら9名が出席し、2025(令和7)年新年賀詞交歓会についての話し合いなどが行われた。

全機工連中部ブロック会議(三重組合担当)に
岐阜開催を見据え幹事全員参加へ
岐阜機工会 幹事会を開き各種事業を審議


 岐阜機工会(会長代理・副会長=田口健一氏・タグチ社長)は、11月21日午後6時30分より岐阜市内にあるホテルリソル岐阜で幹事会を開催し、今後の事業などについて審議した。
 冒頭、田口会長代理が挨拶で「今年の反省や今後の参考にしたいことなどを話し合い、次年度につなげていきたい。途中からの会長代理で私自身良く分かっていない所もあったが、何とか今年を無事に終えられると思う」と協力に感謝。続いて議事に入った。
 10月11日にやまがたゴルフ倶楽部・美山コースで行った「第10回親睦ゴルフコンペ」は、初の平日(金曜日)開催となり27名が参加した。平日開催について、担当幹事は「参加率を見ると、土曜日の方が良かったのかとも思える」とした上で、欠席理由では「平日は難しい」という一方、開催日が連休前の週末だったことや「たまたま色々な行事が重なっていた」との記載もあったと報告。今後の方向性について検討した。「集客ターゲットにより平日、土日開催のどちらが良いか異なる」「働き方改革も考慮してメーカー等は平日が良いとの意見が多い」など活発に意見交換がなされた結果、来年も平日開催とすることとした。9~10月に開催する予定。
 1月22日の「令和7年新年賀詞交歓会」について、現時点での出席状況が会員全73社(報道を含む)のうち出席43社・欠席6社・未回答24社で、1社から複数参加もあり69名が出席と報告された。最終的に100名超となる見込み。役割分担では司会を安田浩二幹事(安田工機社長)が務め、受付は幹事が臨機応変に対応するとした。
 「全機工連中部ブロック会議」は、来年2~3月に三重県機械工具商組合が担当して行われる。2026年が岐阜での開催となるため、視察を兼ねて出来る限り幹事は全員出席の方向で準備を進めていくことを確認した。
 「通常総会」に関しては、来年の総会が幹事の改選期に当たるため、会長をはじめ幹事候補者について検討した。先を見据えて幹事の若返りを考慮し、3月の幹事会で候補者を決定する。
 幹事会終了後は同所で会食し、情報交換などして午後9時前に散会した。

JIMTOFの展示内容を中心に
次世代ものづくりを提案
第15回 TOA JUMP UP SHOW


 東亜機工(社長=水谷彰宏氏、本社=三重県桑名市)のプライベート展示会「第15回 TOA JUMP UP SHOW」が11月15日、三重県桑名市の柿安シティホール(旧桑名市民会館)大ホール前ロビーで午後1時より開催され、終日賑わいを見せた。
 “次世代へのものづくり提案”と銘打って、JIMTOF2024(11月5~10日に開催)の展示内容を中心とした全20ブースが出展。工場の自動化・省人化に対応する協働ロボットやハンド、切削工具、搬送ロボットなどを展示紹介したほか、DX、カーボンニュートラルなど製造業の課題解決に向けた提案を行った。また、別会場では講習会(5講座)も実施された。
 そのほか、1階展示室で「先を見据えた“チカラ”の使い方~省人化・省力化・カーボンフリーへ導く~」をテーマにSMCの新製品展示会が同時開催された。
 開会式では冒頭、水谷社長が「先日開催されたJIMTOFでは現在の経済状況や人手不足を踏まえて自動化が大きなテーマになっていたように思う。日中は人がいて生産をする。夜間はロボット化や自動化を進めて加工するといった方法が今後進んでいくのではないかということで、本日は関連する展示を行っている。世界情勢など色々あるが、私たちは足元を見て、いかにお客様に貢献していくかを考えている。本日をまた新たなスタートとして、景気はまだ厳しいようだが来年、そして未来に向かって進んでいきたい」と挨拶した。
 【主な出展企業】イスカルジャパン▽イチネンケミカルズ▽SDG▽オーエスジー▽京セラ/京セラインダストリアルツールズ▽近藤製作所▽ジーベックテクノロジー▽住友重機械工業/Keigan▽スリーエムジャパン▽タンガロイ▽THK▽テクノホライゾン▽ミツトヨ▽ニデックドライブテクノロジー▽パイフォトニクス▽ハンマーキャスター▽新潟精機▽AUBOロボティクス

正・賛助会員42名が参加
優勝は香川亮太氏(クボタケミックス)
静岡県管工機材商組合 第72回ゴルフ大会を開催


 静岡県管工機材商組合(理事長=大村敏之氏・大村商会社長)は11月13日、「第72回組合ゴルフ大会」(幹事=伊藤りゅういち副理事長・ヌマカン社長)を静岡県袋井市の葛城ゴルフ倶楽部・山名コースで開催した。
 正会員と賛助会員合わせて42名が参加。天候にも恵まれ、ヤマハレディーストーナメントを開催する名門コースで、和気あいあいと楽しくゴルフの腕を競い合った。
 上位入賞者は次の皆さん。
▽優勝=香川亮太氏(クボタケミックス)N73・8H25・2
▽準優勝=山口直樹氏(LIXIL)N74・4H21・6
▽3位=野呂佳史氏(川本製作所)N75・2H22・8
▽4位=柿本隆明氏(フネンアクロス)N75・4H33・6
▽5位=大河公也氏(大河機材)N75・4H27・6

日新ダイヤモンドが社名変更
新社名は「オーエスジーダイヤモンドツール」


 オーエスジーのグループ会社である日新ダイヤモンド(社長=神谷伸顕氏、本社=滋賀県高島市)は、12月1日付で「オーエスジーダイヤモンドツール株式会社」に社名を変更した。
 今回の社名変更は、オーエスジーがオランダに本社を置くPrecision Tools Holdings傘下のContour社をグループ化し、さらに日新ダイヤモンドが神奈川県のマイクロ・ダイヤモンド社の事業を継承したことに伴うもの。
 これにより、微細・超精密加工用の単結晶ダイヤモンド工具の製造販売がオーエスジーグループで対応できる体制が整った。
 同社は新社名のもとで微細精密加工分野において更なる飛躍を目指す。

ロボット技術の可能性を広げて半世紀
その歴史は新たな挑戦への出発点となる
トライエンジニアリング 創立50周年記念式典開催


 RHS(ロボットヘミングシステム/特許)の開発に世界で初めて成功したトライエンジニアリング(社長=片山誠二氏・本社=名古屋市守山区)は2024年2月1日、めでたく創立50周年を迎えた。これを記念して、11月29日、熱田神宮にて『創立50周年記念式典』を開催。関係各社代表やトライエンジニアリング社員ら150名ほどが集まり、この佳き日を共に祝った。
 熱田神宮への参拝ならびに御神楽奉納を終えた一行は熱田神宮会館へ移動し、記念式典は幕を開けた。はじめに片山トライエンジニアリング社長が登壇し「弊社は1985年にロボットによる板金折り曲げ加工であるロボットヘミングシステムの開発をスタートさせ、1991年には世界で初めてこの技術の実用化に成功し、今なお国内外の自動車業界をはじめとする多くのお客さまにご採用いただいております。このロボットでのヘミング加工が私たちトライエンジニアリングの原点であり、現在も大きな柱となっております。この技術を基盤に私たちはロボットによる加工技術の可能性を追求してまいりました。その成果としてロボットマシニングシステムやロボットFSW(摩擦攪拌接合/特許)、ロボットポリッシングシステム(特許)など革新的な製品を次々と生み出し産業界の発展に貢献しております。そして、私たちの挑戦は常にモノづくりの未来を切り拓くことを目指していきます。50年の歴史は新たな挑戦への出発点です。私たちはAIやIoT技術の活用を通じて効率的な生産体制を実現し、さらには脱炭素社会に向けた次世代の課題にも挑み続けていきます。これからも、トライエンジニアリングならではの技術でお客さまの期待に応え、持続可能なモノづくりの未来を創り出していきたいと思っております」と、挨拶のなかで、これまでの50年そしてこれからの50年について語った。
 続いて登壇した本多美奈子トライエンジニアリング会長は「50周年という節目は、過去を振り返ると同時に新たな未来への第一歩を踏み出す重要な節目でもあります。これからのトライエンジニアリングは、これまで以上に変化の激しい社会において持続可能でユニークなモノづくりを支える先駆者的な存在として進化を目指します。AIやグリーンテクノロジーといった新しい潮流を捉えながら、これまで培ってきた技術力をさらに高め革新的なソリューションを社会に提供し、未来の産業社会をリードしていく企業でありたいと考えております。そのためには、私どもは全力でさらなる価値創造を実現するための基盤を築いていく決意です。私が会社運営に込める想い、それは、社会や産業界の発展に寄与し、顧客の皆さま、そして次世代のために貢献すること、さらには、トライエンジニアリングの社員一人ひとりが安心して働ける職場を作り、将来にわたる生活の安定と向上を実現することになります。社員みんなが仕事を通じて自己実現や成長を感じられることが、企業としての持続的な発展を支える最も大切な基盤であると考えます。それが結果的に関係各社の皆さま方やお客さま、そして社会全体に大きな価値をご提供することにつながるものと思っております」と、この日集まった全員に向けて感謝の言葉を述べた。
 来賓による祝辞に続いて鏡開きが行われ、縁起ものである日本酒がトライエンジニアリングの社名刻印入りの升とともに振る舞われた。
 会話も弾み、楽しい時間はあっという間に過ぎ、宴もたけなわとなったところで岡丈晴トライエンジニアリング専務が中締めの挨拶をし、この日は散会となった。

バスレク、60周年記念事業等
今後の事業内容について検討重ねる
愛機工青年部 11月度役員会開催


 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)の青年部(部長=滝澤有一氏・松本商店社長)は11月25日、名古屋市熱田区にある同組合事務所にて11月度役員会を開催。青年部役員ら12名が出席し、以下の議題について審議・報告を行った。
 【議題1】青年部忘年会について▽12月5日18時より、名古屋市中区の「個室×肉ビストロ ONE ON ONE」にて開催(本紙発刊時、開催済み)。役員会当日現在、青年部員ら38名が参加予定。ゲーム企画のほか、二次会の開催も予定されている。
 【議題2】各部報告▽〈厚生〉恒例の日帰りバスツアーレクリエーションは2025(令和7)年3月8日(土)の開催を予定している。役員会当日現在、行先は旅行会社と検討中とのこと。参加募集案内は2025(令和7)年1月に発信予定。〈教育〉①講演会=11月20日、名古屋市中区金山の名古屋都市センター会議室にて服部祐己子氏を講師に招き「九星気学で運気アップ」と題した講演会を開催。青年部員ら22名が参加した。②他産業視察=「土曜日開催は視察できる工場等が限られる」「他産業団体の青年部等との交流会開催はどうか?」等の意見が出され事業内容を再検討することに。今年度の開催は見送り、次年度の開催については厚生メンバーが集まって早々に検討することで一同合意した。
 【議題3】組合野球大会進行状況報告▽12月1日開催試合は青年部総務メンバーが運営の手伝いに。決勝戦は2025(令和7)年3月15日(土)の開催が予定されているが、青年部からは6名ほどが運営の手伝いとして参加する。
 【議題4】青年部創部60周年記念事業について▽開催日時も含め、事業内容については今後、青年部員から意見や要望を募集することで一同合意した。役員会当日現在、「国内の業界関連企業視察はどうか?」といった意見が出されていた。
 以上で議題審議は終了した。青年部の次回役員会は2025(令和7)年2月14日開催予定。

ものづくり産業の発展に向けて
研究開発など38件の助成行う
大澤科学技術振興財団 2024年度助成費贈呈式を開催


 大澤科学技術振興財団(理事長=大澤伸朗氏・オーエスジー社長)は、11月12日午後2時30分よりオーエスジーアカデミー(愛知県豊川市一宮町)内のゲストハウスで「2024年度助成費贈呈式」を開催した。
 同財団は、オーエスジーの創業者である故大澤秀雄氏が「自らの事業を支えた技術の発展のために、ささやかながら役に立ちたい」という想いのもと日本のものづくりを担う科学技術の振興に寄与することを目的に公益財団法人として1991年7月に設立したもので、金属類の機械加工に関する生産工学及びその基礎となる理工学を重点分野として、国内の大学・研究所など非営利の研究機関に所属する研究者に助成を行っている。
 今年度は、研究開発助成33件、国際交流助成5件に対して助成を行い、助成金の総額は過去最高の8423万円となった。また、財団設立以来34年間の研究開発助成は531件、国際交流助成は297件に達し、助成の累計額は11億5845万9千円に上った。
 大澤理事長は挨拶で「今回、単年度としては過去最高の助成となった。平成3年から続けてきて、累計総額約11億5800万円に上る助成を積み重ねることができた。これも偏に多くの方々の支えがあってのことだ」と感謝を述べた。
 続けて「先週行われたJIMTOFには延べ16万人超が足を運んだ。今キーワードとなる自動化、省人化、省電力化、DX化、そしてGX。それらに向けた最新設備による様々な効果をリアルに訴え、盛況だった。当財団は、今後ますますニーズが複雑化する中で、ものづくり産業をさらに発展させるため、技術革新や研究開発の進展に貢献していきたい」と表明。また「中国の成長鈍化に伴って溢れた供給力がデフレ圧力となって様々な産業にネガティブな作用を及ぼしている」と懸念を示し、「日本としては根となる基礎技術をさらに磨いて製品開発につなげていくという地道な活動が今後も求められていく。財団の設立趣旨に則り、基礎研究の発展を引き続き支援していきたい」と話した。
 帯川利之選考委員長(財団理事・東京大学名誉教授)が選考過程について説明し、大澤理事長より助成決定書が一人一人に手渡された。
 来賓の浅野勝人顧問(元内閣官房副長官)が祝辞を述べた後、受賞者を代表して太田稔氏(神奈川大学工学研究所客員教授)が謝辞で「この研究助成をしっかりと活用し、皆様の期待を超える成果をあげることを約束する」と決意を述べた。
 この後、重点研究開発助成(2018年~21年)を受けた2名から次の研究成果発表が行われた。
 ◎山村和也大阪大学栄誉教授、テーマ「プラズマナノ製造プロセスを用いた硬脆難加工材料の高能率ダメージフリー加工に関する研究」。
 ◎吉武剛九州大学教授、テーマ「超ナノ微結晶ダイヤモンド膜の切削工具への応用」。

GRAND THANKS PARTY 2024開催
服部商会 50周年に向けて更なる邁進を誓う


 機械・工具の総合商社服部商会(社長=服部嘉高氏、本社=愛知県津島市)は、11月15日午後6時30分より名古屋駅前のJRゲートタワー13階にあるジョニーズブラッセリーを会場に、忘年会から名称を変えて2回目の「GRAND THANKS PARTY」を開いた。仕入先メーカー・商社および同社の社員あわせて114名が参加し親睦を深めた。
 パーティーはヒューター嘉緒里常務の司会進行により開会。
 服部社長が挨拶に立ち、多数の参加と平素の支援に感謝した後、「まだ価格の高騰は起きており、今でもメーカー・商社様から値上げの書類が届く日々だ。そんな中、当社は創業以来お付き合いのある名古屋のお客様が機械の騒音やスペースの問題などで岐阜県の美濃加茂に移転され、以前のようなフットワークの良い対応ができずに悩んでいたところ、今年5月にようやく岐阜営業所を開設することができた。その節は皆様にたくさんのお祝いや祝電を頂戴し、この場を借りて御礼を申し上げる。当社は再来年、50周年を迎える。今いる素晴らしいスタッフや社員と一致団結してこれからも邁進していく所存なので、引き続き皆様のご指導ご協力を賜りたい」と述べた。
 続いて、メーカーを代表して菅晴稔三菱マテリアル国内営業部部長補佐が「このパーティーは私も楽しみに参加させて頂いているが、特徴は代理店・メーカーの担当が表彰して頂けることで、これを目標に1年対応されている方も多いのではないか。先行きは不透明、VUCA(ブーカ)の時代と言われているが、服部商会様を中心に我々メーカー、代理店様の三位一体の取り組みで2025年、新たな年も乗り切ってまいりたい」と挨拶。
 乾杯に際し、商社を代表して上村伸行山善専任役員名古屋支社長が「私は4月に名古屋支社に着任して以来、服部商会様の行事には5月のキャラバンカーEXPO、9月の利進会ゴルフコンペ、そして本日のGRAND THANKS PARTYと参加させて頂いたが、先ずもって思うのは、やり方が新しい、そしてネーミングもお洒落だということ。中でも利進会は、会長様の名前の一文字を取って、服部商会様が前進していくようにとの意味が込められている。嘉高社長は一人前になる、世の中に認めてもらえるという立身とかけて『りっしんかい』と言われているが、良いネーミングだと思う。今年も色々あった。話をしながらパーティーを盛り上げて頂きたい」と述べて乾杯の音頭をとった。
 美味しい料理と酒を味わいながら和やかに歓談が進む中、恒例の大抽選会、MVP表彰が行われ、参加者は楽しいひと時を過ごした。最後に司会者より御礼の言葉があり、パーティーはお開きとなった。

トラスコ中山高速自動梱包出荷ライン
「プラネット東関東」の出荷能力強化
「Ⅰ-Pack(R)」新設


 機械工具卸売商社のトラスコ中山(社長=中山哲也氏、本社=東京都港区)は、千葉県松戸市にある物流センター「プラネット東関東」に、高速自動梱包出荷ライン「Ⅰ―Pack(R)(アイパック)」を新たに導入。11月18日より稼働を開始させた。この導入により、首都圏における出荷能力をさらに強化し、年々増加しているユーザー直送の需要拡大につなげるのが狙いだ。
 高速自動梱包出荷ライン「Ⅰ-Pack(R)」は納品書の挿入から梱包、荷札貼付けを一貫して高速で行う自動化された出荷ラインで、1時間あたり720個の梱包出荷を可能とし、さらに、1時間あたり24人分の作業を行うことができる物流機器である。現在、同社では4か所の物流センター(プラネット東北、プラネット埼玉、プラネット東海、プラネット大阪)に計6ライン導入しており、今回新たに「プラネット東関東」にも導入したことで7ライン目の導入となった。
 高速自動梱包出荷ライン「Ⅰ-Pack(R)」は現在、同社で強化中のサービス『ニアワセ+ユーチョク』(荷物詰め合わせ+ユーザー直送)に欠かせない物流機器だという。このサービスは複数の注文を得意先から受けた際に、ひとつの箱にまとめて“ニアワセ”し、問屋である同社が、得意先の、さらにその先のモノづくり現場のユーザーに直接商品を届ける“ユーザー直送”サービスである。
 近年、ネット通販需要の増加に伴い同社の得意先であるネット通販企業の出荷量も増加の一途をたどっている。こうしたなか、ネット通販企業の物流センターへの納品ではなく、同社からモノづくり現場のユーザーへの直接配送の需要が非常に高まっている。さらに、“ユーチョク”により、「納期半減」「配送負荷半減」「作業負荷半減」「梱包資材半減」「環境負荷半減」も可能で、2024年度のモノづくり現場のユーザーへの直送個口数を同社では620万個と見込んでおり、前年から134万個の増加となると予想しているという。同社は「年々増加傾向にある『ニアワセ+ユーチョク』は、豊富な在庫と最先端の物流機器を導入する当社だからこそできるサービスとなっており、得意先様の人手不足やネット通販企業様との取引拡大による直送需要に対応できるよう設備投資を進めています」とコメントしている。
 千葉県松戸市にある物流センター「プラネット東関東」は首都圏では同社最大の物流センターである「プラネット埼玉」に次ぐ在庫アイテム数を保有している。2023年には大物商品や大量在庫品を中心に保管するパレット自動倉庫を導入するなど在庫アイテム数を拡大するための設備も導入しており、今回、高速自動梱包出荷ライン「Ⅰ-Pack(R)」を導入したことで、2025年には年間60万個口の出荷にも対応できる計画だという。同社は「今後、私たちは首都圏における出荷機能をさらに強化していき、年々増加しているユーザー様直送の需要に対応していきます」と力強くコメントしていた。
 ユアサ商事(社長=田村博之氏、本社=東京都千代田区)がタイ国バンコク市内に建設していたYUASA TRADING (THAILAND)CO.,LTD.の新社屋が完成し、2024年12月2日より新本社として営業を開始したと発表した。

小型表面粗さ測定機
サーフテストSJ-220
ミツトヨ 2025年1月6日受注開始


 ミツトヨ(社長=沼田恵明氏、本社=川崎市高津区)は、小型表面粗さ測定機『サーフテストSJ-220』の販売を開始すると発表した。十数年にわたり利用者から親しまれてきたSJ-210シリーズを「使える・つながる・広がる」をコンセプトに、操作性と機能を全面リニューアルした本製品は、11月に東京ビッグサイトで開催されたJIMTOF2024に出展されたことから、既に目にした読者もいることだろう。
 本製品の主な特長は以下の通りだ。①タッチパネルの搭載で直観的な操作性を実現。②従来の規格に加えISO21920に対応。③オプション品の接続でスマホ・PCとの双方向Bluetooth(R)通信が可能。④専用アプリ・ソフトウェアで検査成績書の作成が可能かつ測定データ管理をサポート。⑤海外でもすぐに使える25言語に対応。
 日本国内での受注開始日は2025(令和7)年1月6日を予定しているという。詳しくは、全国の各営業所まで問い合わせるか、同社ウェブサイトへアクセスを。

ユアサ商事 タイ現地法人
新本社開設・移転


 タイ国内に2ヵ所あった拠点を統合するとともに、ものづくり、すまいづくり、環境づくり、まちづくりに関わる部門が進出することで、南アジアブロック(タイ、インドネシア、ベトナム、インド、フィリピン、マレーシア)の中核拠点として、ユアサ商事の総合力を最大限に発揮できるようになった。また、社内コミュニケーションを活性化させ、部門横断でイノベーションを起こしたり、さまざまな社会課題を解決するアイデアを創出させるために、セミナールームやミーティングスペースを充実させているという。
 新社屋では、自社建設の利点である自由度を活かして、事務所機能に加え1階にはショールームスペースを設けるとともに、太陽光発電システムや高効率空調設備、立体駐車場、アルミ製カーポート、インテリアなど、最新の日本の製品が採用されている。商品やソリューションを「見て体験できる場」として、プライベートショー、セミナー等を通して、南アジアブロック全体への情報発信を積極的に行っていくと同社は言う。

ラウンドワンスタジアムで開催
61名が参加し親睦深める
名古屋伝動機商組合 第19回ボウリング大会


 名古屋伝動機商組合(理事長=岩田典之氏・イワタ社長)は11月7日、「第19回名古屋伝動機商組合ボウリング大会」を名古屋市中川区のラウンドワンスタジアム・中川1号線店で開催した。
 今大会には組合員企業から61名が参加。大会幹事の大矢顕常任理事(大矢伝動精機社長)より今回初めて利用する会場についての説明があり、3分間の練習の後、岩田理事長の始球式でゲーム開始となった。
 競技は個人戦2ゲームのトータルスコアで順位を競い、女性参加者には一律1ゲーム20ポイント(合計40ポイント)のハンデが与えられた。
 親睦を深めながら楽しくゲームを進め、327ポイントを得点した六浦さん(太田廣)が総合優勝に輝いた。
 表彰式では冒頭、岩田理事長が大会への参加に感謝した後「大矢理事の企画により初めての場所での開催となったが、非常に良い空間でプレーすることができた。また来年も組合としてボウリング大会を開催していく予定なので、多くの参加をお待ちしている。皆様で盛り上げていただきたい」と挨拶。
 順位発表が行われ、総合・女性上位及び飛び賞などの各賞が贈呈された。上位入賞者は次の皆さん(敬称略)。
 【総合上位入賞者】
▽優勝=六浦(太田廣)327ポイント
▽準優勝=野田(イワタ)318ポイント
▽第3位=渡邉(太田廣)311ポイント
▽第4位=河合(太田廣)305ポイント
▽第5位=内田(太田廣)305ポイント
 【女性上位入賞者】
▽優勝=星野(大矢伝動精機)257ポイント
▽準優勝=森(伊藤伝動工業)246ポイント
▽第3位=田嶋(藤川伝導機)241ポイント
※HDCP含む

軽量真空グリッパーFQE―V
新タイプ「FQE-Ⅴ」が登場
シュマルツ ワークに最適な吸着面を設計可能


 真空機器専門メーカーのシュマルツ(横浜市都筑区)はこのほど、軽量真空グリッパーFQEに、新たに吸着面を自由に設計可能なオーダーメイドタイプ「FQE-Ⅴ」をラインアップした。
 FQE-Ⅴは四角形や円形・長円形、非対称形状など吸着面のサイズや形状を自由に設計することができるオーダーメイド式の真空グリッパー。最大サイズは400×280㎜で、従来のFQEの標準ラインアップ(最大300×130㎜)より大きなサイズのグリッパーを製作することができる。ワークに合わせた形状で広い範囲を保持することにより、吸着時のワークの変形や揺れを抑え、安定した搬送を実現する。
 従来のラインアップではカバーしきれなかった大型ワークや特殊形状ワークなど、それぞれのワークに最適な吸着面を設計でき、保持力を最大化することで生産性の向上に寄与する。
 ワークとの接触面はスポンジまたは真空パッドから選択することが可能。吸着面は3Dプリンタで成形されるため、グリッパーの最大サイズの場合でもスポンジタイプで約2㎏未満と非常に軽量で、ロボットの可搬に占めるハンド重量を軽減し、より重量のあるワークの搬送に対応することや、ロボットの可搬サイズを下げて導入コストを抑えることができる。
 また、FQE-Vには各社ロボットメーカー向けのロボセットをラインアップしている。ロボット接続フランジや電気接続ケーブルがワンセットになっているため、導入時の部品選定の手間を削減し、スムーズな取り付けが行える。
 【アプリケーション例】イントラロジスティクスにおけるピック&プレースやパレタイズ・デパレタイズ工程での使用▼軽可搬ロボットや協働ロボットでの使用▼様々なサイズの段ボール箱や紙箱、異なる形状のワークの搬送を同一ハンドで対応▼ペール缶や一斗缶など縁があることで外形に制限があるワークの搬送▼コンベヤ上や箱の中に並べられたワークの一括搬送。

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