第2876・2877号 令和6年2月4・11日
前回展を上回る開催規模めざす
ロボットテクノロジージャパン2024
愛機工 第2回実行委員会を開催
愛知県機械工具商業協同組合(理事長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)は、7月4日から3日間にわたりAichi Sky Expo(愛知県国際展示場)で開催される、産業用ロボットと自動化システムの専門展「ROBOT TECHNOLOGY JAPAN(ロボットテクノロジージャパン/RTJ)2024」の第2回実行委員会(実行委員長=森田乾嗣副理事長・モリタ社長)を昨年12月26日午後4時より名古屋市中区の東京第一ホテル錦で開いた。実行委員と事業部理事、同展示会を主催するニュースダイジェスト社(ND社)の樋口八郎社長など32人が出席し、出展申し込み締め切り(2024年1月31日)を間近に控え、受付状況を把握し勧誘先の最終確認をした。
RTJは、製造現場や物流拠点、研究所などで使用される産業用ロボットと自動化システムに特化した展示会で、産業の集積地である「中部」で開催される。初開催となった前回2022年展には、202社・団体が1096小間に出展し、3日間で4万1880人が来場した。
2回目の開催となるRTJ2024では、前回展を上回る開催規模250社1200小間、来場者数4万5000人を目標としている。組合としての目標は60社300小間。
会合は伊藤正人事業部長(伊藤信産業社長)の司会で進められ、冒頭、水谷理事長が挨拶で同展示会について「ロボットメーカーとその関連業者、SIer、商社と色々な業種から出展されているのが1つの特徴」と話し、「会場は広いので、どれだけ集めて頂いても良いと聞いている。ぜひ成功に導けるよう、皆様のご協力をお願いしたい」と述べた。
続いて挨拶に立ったND社の樋口社長は、ロボット業界の景況に関し「ファナックの山口社長(ロボット工業会会長)と話す機会があり尋ねたところ、現況並びに来年(2024年)の見通しについては悲観的にならざるを得ない状況になっているが、5年先、10年先を見れば、まだまだロボットの需要は世界的に伸び続けるので極端な心配はしていないと仰っていた」とし、「2024年展もしっかりと募集活動をして頂いて、前回展を上回る規模で開催したいと思っている」と意気込みを語った。
森田実行委員長が議事を進行する中、平野清嗣RTJ事務局長(ND社取締役)から現在の申し込み受付状況について「申し込みが既に完了しているところが600小間弱、内定を含めると1000小間強となる。この時点で、前回展とほぼ同等」であることが報告された。大手ロボットメーカーの出展状況も報告され、「ロボットメーカーがこぞって出展する展示会は2024年度ではRTJのみとなる。相乗効果を狙いたい会社にとっては絶好の機会になるのではないか」。また、「通常小間のほかSIerゾーンへの出展も、組合員会社をはじめ沢山の依頼を受けている。これらも強化し、トータル目標1200小間を達成したい」と平野事務局長は話した。
組合関係の受付状況は、確定分が35社141小間。各実行委員から勧誘先の折衝状況などが報告され、森田実行委員長は「組合としては60社300小間を目標としている。募集締め切りの1月31日までに、勧誘をして出展を募って頂きたい。目標達成に向けてご協力を宜しくお願いします」と述べた。出展者説明会は2024年3月19日に予定されている。
最後に髙田研至副理事長(井高社長)が「自動倉庫の方は難しいですか?勧誘リストにある所とプラスそれ以外へも声を掛ければ面白そうな所もあるのではないかと思う。社内でも確認をしてお声掛けをして頂きたい」と協力を求め、閉会の挨拶とした。
2023年12月度鍛圧機械受注額
3か月連続で前年下回る
日鍛工 国内は40・4%の大幅減
日本鍛圧機械工業会(代表理事会長=)北出安志氏・コマツ産機社長)が1月15日発表した月次会員受注統計によると、2023年12月度の受注総額は前年同月比26・2%減の247億68百万円となり、3か月連続で前年を下回った。
プレス系機械、板金系機械、サービス系いずれも減少し、特にプレス系は大きく落ち込んだ。世界経済全体の停滞の影響が国内投資でも出てきており、下振れの傾向はしばらく続くとの見方が示された。
機種別にみると、プレス系機械は前年同月比40・3%減の81億18百万円となり、超大型・大型プレス、油圧プレスが大幅減、小型プレスも減少した。一方、中型プレスは20・8%増、フォーミングは1・1%増となった。
板金系機械は前年同月比22・5%減の88億14百万円で、パンチングが20・9%減、プレスブレーキが29・2%減、レーザ・プラズマも16・5%減となった。
サービス系は前年同月比8・8%減の78億36百万円だった。
内外別(機種計)では、国内が前年同月比40・4%減の96億66百万円と大きく減少。金属製品のみが増加し、輸送、電気、一般、鉄鋼は軒並み減少した。
輸出は前年同月比17・0%減の72億67百万円となり、中国向けが久しぶりに増加した一方で、北米向け41・0%減、欧州向け27・0%減、韓国向け30・7%減、東南アジア向け19・7%減と減少した。
2023暦年の受注総額は
前年比1.7%減の3667億円
同日発表された2023暦年受注総額は、前年比1・7%減の3667億円で3年ぶりの減少となった。昨年末公表の見通し予想3700億円を0・9%下回った。
前年に比べプレス系機械が0・1%の微減、板金系機械は5・5%減で、サービス系は1・2%の微増となった。
同会の生田専務理事は「2022年に若干及ばないレベル。後半の伸び悩みが2024年もしばらくは続くとみられるが、後半は半導体需要の回復と国内外でのEV化への積極投資も期待できることから、2024年は2023年横ばいと考えている」とのコメントを発表した。
53社137名が集い
ざっくばらんな交流を楽しむ
三重県管工機材商業組合 新年賀詞交歓会
三重県管工機材商業組合(理事長=岸江伸幸氏・三重合成商事社長)は1月11日(木)、三重県津市新町のプラザ洞津(どうしん)で新年賀詞交歓会を開催。組合員・賛助会員合わせて53社・137名が出席して新年の挨拶を交わし合った。司会進行は野村剛弘監事(野七社長)が務めた。
開会にあたり、岸江理事長は能登半島地震被災者に対する御見舞の言葉をまず述べ、「コロナの影響もあり組合活動がなかなかできませんでしたが、今年も、インボイス制度であったり2024年問題であったりと様々な課題に立ち向かっていかなければなりません。組合活動の目的のひとつに交流活動ができることが挙げられますが、課題解決という面から見ても私は交流活動が組合の一番の目的だと思っています。こうして皆さんと顔と顔を合わせて、ざっくばらんにお話ができることは組合ならではです。こうした場で得られた情報をそれぞれの会社で共有していただき、それを元に、今抱えている課題の解決に少しでも役立てられたのなら、それは大変意義のあることだと思います。今日は、ざっくばらんに、顔と顔を合わせて、時間いっぱいまで懇親を深めてください」と参加者に新年の挨拶を述べた。
続いて、メーカーを代表して、キッツ国内営業本部中部支社の君田雅弘支社長が登壇。「2024年の干支は甲辰(きのえ・たつ)です。この年は、今まで準備してきたことがカタチとなる年、新しいことに挑戦して成功する年であると言われています。昨年は、5月にコロナが5類に移行され、ある程度の景気の回復は見られたものの期待したほどではなかったかなと思います。今年は、2024年問題と言われる、物流や建設業界の時間外労働の上限の規制強化などが問題視されております。この問題の影響が我々の業界でも懸念されるところであります。そうは言っても、今までコロナ禍で地道に皆さまが準備されてきたこと、活動してきたことが今年は実となり、成果に結びつく年であり、また、新しいことに挑戦して成功を収める期待の持てる1年でもあると思います。私どもメーカーは、正会員の皆さまと一体となって、この地区の業界の発展に精一杯お力添えさせていただきたいと思っております」と、挨拶のなかで本年の意気込みを語った。
その後は、タカラスタンダード三重支店の芦田純一支店長による乾杯の挨拶で新年の懇親の会が開幕。出席者同士、食事を交えながら懇親を深め宴もたけなわとなったところで一色活慶副理事長(一色商会社長)の中締めの挨拶で、この日は散会となった。
恒例の年男の乾杯にビンゴゲーム
およそ60名が集い新年の挨拶交わす
名古屋水栓販売協会 新年例会開催
名古屋水栓販売協会(理事長=在田忠之氏・在田商店社長)は1月17日(水)、名古屋市東区葵のホテルメルパルク名古屋で新年例会を開催。正会員・賛助会員60名が集い新年の挨拶を交わした。司会進行は、安井文康副理事長(庶務兼務/錦興業社長)が務めた。
開会にあたり、在田理事長が登壇し、まずは元日に起こった能登半島地震の被災者に対し御見舞の言葉を述べた後、「新年早々、大きな地震災害が北陸地方で起こってしまいましたが、当地区でも、東海地震、東南海・南海地震がそろそろ…なんてことを耳にしたことがあるかと思います。天災は忘れた頃にやってくると言われております。私たちも、今のうちから公私ともに備えておく必要があります。さて、西洋の占星術では、2020年12月から風の時代へと本格的に転換したそうです。これは200年に一度の転換期だそうで、さまざまなものが嵐のようにどんどんと流れていき、変わっていく時代だそうです。昨年から、円安、人手不足、ドライバー不足、職人不足と言われており、私たちの業界も何かと大変ですが、そうは言っても、当協会は皆さまと共に前に進んでいくだけです。課題は山積みかもしれませんが、これを転換期と捉え、この1年を乗り切っていきましょう。今年も当協会の活動にご賛同とご協力を頂けますよう何卒よろしくお願いします」と参加者に向けて挨拶した。
名古屋水栓販売協会の新年例会では、その年生まれの正会員が乾杯の挨拶を任されるのが恒例となっており、今回は小町一夫氏(コマチ社長)が指名された。小町氏も在田理事長同様、冒頭で御見舞の言葉を述べ、「年初から大変な災害や事故が立て続けに発生してしまいました。私は元日のあの時間はお墓参りをしておりました。スマホから地震速報が鳴り、墓石の倒壊なども無く無事でした。年初にこれだけのことが起こってしまいましたので、これから先はこうした事もなく、なるべく良いことが続いてくれることを祈りつつ、希望を持って今年も過ごしたいと思います」と挨拶し乾杯の音頭を取った。
くじ引きで決まった席に座り、参加者はまず、食事を楽しみながらしばし談笑。しばらくして席を移動しながら新年の挨拶を交わしているところで、こちらも新年例会恒例のビンゴゲームがスタート。参加者十数名が豪華景品をゲットし、会場は大いに盛り上がりを見せていた。
宴もたけなわとなったところで、伊藤辰之同協会相談役(イトウ社長)が登壇。中締めの挨拶をし、最後は一丁締めで、散会となった。
総勢465名が参加
コロナ後の開催に活気戻る
中部ユアサやまずみ会・炭協会合同賀詞交歓会
中部ユアサやまずみ会・炭協会合同2024年賀詞交歓会が1月10日(水))、名古屋市東区葵のホテルメルパルク名古屋で開催された。両会正会員やユアサ商事社員ら総勢465名が集まり、新年の挨拶を交わした。
峰澤彰宏中部ユアサやまずみ会会長(MINEZAWA社長)は挨拶の冒頭で、元日に発生した能登半島地震被災者らに向けた御見舞の言葉を述べた後、以下のように語った。
「私たちが日頃心掛けている安全とはいったい何なんだろうと改めて考えさせられる機会があります。この度の地震が、まさにそうでした。例えば、自動車は部品点数が数万点と言われていますが、その中のひとつの部品が手に入らないだけで完成させることはできません。このひとつの部品を作るために、何社もの協力会社さまが努力され支えられています。北陸地方、能登半島方面でも生産活動を行っておられる企業さまはたくさんいらっしゃいます。今後、私たちにも何がしかの影響があるかもしれませんが可能な限り復興のお手伝いをさせていただきたいと考えております。いずれにしましても大変な幕明けとなった2024年ですが、今日こうして皆さんとお顔を合わせて共に時間を過ごせることは何よりの幸せだと思っています。うるう年の2024年、皆さんが共に健康で、安全で、明るく1年を過ごせるよう、皆さまのご安全を心より祈念申し上げます」(一部抜粋)。
続いて登壇した田村博之ユアサ商事社長も、被災者に向けた御見舞の言葉の後、以下のように語っていた。
「皆さま方のご支援のおかげで当社は今年、358年目を迎えます。風土やネットワーク、考え方など長きにわたって積み重ねてきたものの中には、変えてはならないものと変えなければならないものがあると考えており、数年前から整理しているところです。今年は変えたらいけないものをしっかりと継承し、変えなければならないものは大胆かつスピーディーに変えていく1年にしてまいりたいと考えております。今年は、人手不足・人員不足は地域や産業にかかわらずさらに深刻になっていくと考えられます。そこには、省力化や省人化、AIやデジタルという需要が待ったなしに活気を帯びてくるんじゃないかと思います。環境の問題もそうです。当社もカーボンニュートラルの達成に向けて苦労しておりますが、当社では再生エネルギーや省エネ化を“デジタルとグリーン”という言葉に置き換えて全グループで展開してまいります。また、今年も“つなぎ”ます。そして、今年はさらに加速してまいります。海外市場にも力を入れていきます。いろんなことに果敢に挑戦し、皆さまと共に業績向上、企業品質向上を目指してまいります」(一部抜粋)。
両名の挨拶の後、近藤正弘中部ユアサやまずみ会副会長(東海機材社長)の挨拶ならびに乾杯の音頭で賀詞交歓会は開幕。宴もたけなわとなったところで和田健二中部ユアサ炭協会機電部会会長(タンガロイ中部支店長)が中締めの挨拶をし、散会となった。
人数制限なし、コロナ前のスタイルで-
賀詞交歓会の最終打合せ行う
岐阜県管工機材商組合 令和5年11月度理事会を開催
岐阜県管工機材商組合(理事長=渡部勝裕氏・大東社長)は、昨年11月29日午後6時より割烹・宮房(岐阜市若宮町)で令和5年最後の理事会を開いた。理事のほか木曜会(実務責任者会議)メンバーを含めて9名が出席した。
冒頭、渡部理事長が挨拶で「あっという間の1年でしたが、皆様のご支援ご協力により頑張って来られました。日本経済はどうであったかというと、コロナはほぼ終息し、会社によっても違いますが、ほどほどだったのではないかと思っています」などと1年を振り返った後、日本の少子高齢化にも触れ、「7年後の2030年には就業人口が1000万人ぐらい減ると言われています。人手不足は今後どんどん進んでいくという状況です。そこの所をしっかりと対応しないと厳しい。令和6年は岸田首相の言う好循環が来るよう期待したいと思います。新しい年が皆様にとって良い年となることを祈念いたします」と述べた。
理事会では、1月25日に開催する新年賀詞交歓会の最終打合せを中心に協議が行われた。賀詞交歓会当日の役割分担を再確認し、受付、来賓の案内は木曜会が担当するとした。また、岐阜グランドホテルで着座式にて行う(ただし、抽選会は前回同様行わない)ことや、賛助会員の参加人数について前回は1社2名までとしていたが今回は制限しないこと、名刺交換も可能とすることなどを申し合わせた。前年より参加者は増える見込みとした。
ゴルフ会については、ゴルフ場の値上がりをはじめ、賞品・参加賞などの費用が上昇しているため、担当理事より組合からの補助金引き上げの要請があり、承認された。開催予定日は3月22日としている(変更の場合もあり)。
その他、組合創立50周年の記念品贈呈を総会時に行うことを確認した。
次回理事会は、2月21日午後5時より岐阜グランドホテルにて開催の予定。
組合員・賛助会員53名が参加
優勝は森田乾嗣氏(モリタ社長)
愛機工 第49回組合親睦ゴルフ開催
愛知県機械工具商業協同組合(理事長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)は11月14日、春日井カントリークラブ(愛知県春日井市)にて「第49回組合親睦ゴルフ」(福利厚生部主幹)を開催した。
当日は、組合員と賛助会員53名が参加。同クラブの東コースを親睦を深めながらラウンドし、森田乾嗣副理事長(モリタ社長)がネット69・2で優勝した。
ホールアウト後は矢野茂雄福利厚生部副部長(滝川物産社長)の進行で表彰式が行われ、髙田研至副理事長(井高社長)が「この春日井カントリーの東コースは来月(2023年12月)に改修工事に入り、現在のコースでプレーをするのは最後になるかと思います。非常に難しいコースだったと思いますが、思い出として残しておいて頂きたいと存じます。今年(2023年)は全国大会、そしてメカトロテックジャパンがあり、皆さんには参加、協力して頂き本当にありがとうございました。特に全国大会は、水谷理事長を中心に愛知、そして中部ブロックの組合がしっかり取り組んだことを全国の方にご理解頂けたと思いますし、大成功のうちに終了したものと存じます。メカトロテックジャパンは、皆さんもお客様をお連れ頂いたと思いますが、7万7000人以上の方に来場して頂いて非常に盛り上がった展示会になりました。メカトロテックジャパンも、来年開催されるロボットテクノロジージャパンも、組合にとって大事なものになっています。これからも色々な面でのご支援、ご協力をお願いします。我々組合員は、賛助会員の商品をしっかり販売していき、メーカー様のためにもなっていきたいと思います」と挨拶した。
この後、成績発表と賞品の贈呈が行われた。
上位入賞者は次の通り(敬称略)。
▽優勝=森田乾嗣(モリタ)N69・2H22・8
▽準優勝=鈴置一仁(大豊商会)N70・0H6・0
▽第3位=世古雅人(三葉利工具)N71・8H13・2
▽第4位=足立達哉(ハタヤリミテッド)N72・6H14・4
▽第5位=渡邊泰隆(Cominix)N72・6H32・4
▽ベストグロス=鈴置一仁76
コロナを乗り越えた感謝を込めて
Grand Thanks Party2023を開催
服部商会 若手社員を中心に企画運営
機械・工具の総合商社服部商会(社長=服部嘉高氏、本社=愛知県津島市)は、11月17日午後6時30分より名古屋駅前のJRゲートタワー13階にあるジョニーズブラッセリーにおいて、「Grand Thanks Party 2023」を開催した。仕入先メーカー・商社と同社の社員を含めて116名が参加し親睦を深めた。
司会進行役のヒューター嘉緒里常務が「2019年の忘年会を最後に、4年の月日が経ちました。この4年間、多くの方々が様々な試練に直面されたと思います。そんな時期を共にした皆様への感謝の気持ちを込めて、皆様との絆をさらに深めたいとの思いで、Grand Thanks Partyとして新たな開催となります」と述べて開会。
服部社長が挨拶に立ち、多忙の中での大勢の参加に感謝した後、「10月末に決算を迎えて、お陰様で何とか黒字とさせて頂きました。会長や社長の私がもっと旗を振ってやれば良いのでしょうが、100年企業に向け、いま自分のやっていることを次へ早くバトンタッチをして、新たに世界を切り開く社員を育成するように注力しています。そんな社員が各テーブルに座っています。年末に向けてもっと頑張って頂く、そして辰年の2024年はさらに上昇していくために、会食しながら交流を深め、素敵な時間として頂ければと存じます」と述べた。
続いて、メーカーを代表して村松久義オーエスジー中部営業部課長が「これだけの人数が集まる、服部商会さんのパワーをひしひしと感じています。1年の振り返りの時期にもなりますが、スポーツでにぎわい、スポーツで終わった感もあります。一方、仕事の方は、変化を避けて通れないという所で、色々苦労をされていると存じます。弊社も変わることに対してのチャレンジをしている最中です。特に2024年は物流の問題もありますが、服部商会さんなら様々なアイデアをもって今まで以上のサービスを構築されるのではないかと、私は密かにドキドキ、ワクワクしている所です。我々メーカーは、しっかり物をつくり、服部商会さんに提案して頂けるよう心を新たにやってまいりますので、どうぞ宜しくお願いします」と挨拶。
乾杯に際し、商社を代表して岡村尚文山善専任役員名古屋支社長が「本日のパーティーは(服部商会の)若手の方が色々とアイデアを出して運営されているということで、素晴らしいと存じます。色々な業界の方がいらっしゃいますので、話をしながらパーティーを盛り上げていって頂きたいと思います」などと述べ、力強い発声で乾杯した。
厳選された料理と酒を味わいながら和やかに歓談が進む中、同社のイベントでは恒例の大抽選会も行われ、参加者は楽しいひと時を過ごした。最後に司会者より御礼の言葉があり、パーティーはお開きとなった。
高能率加工が可能な多刃仕様
「エアロチッパーミニ」新発売
ダイジェット工業 EV・航空機関連のアルミ加工に
ダイジェット工業(社長=生悦住歩氏、本社=大阪市平野区)は、好評のアルミ加工用刃先交換工具「エアロチッパー」(ALX/MAL形)に、小型インサート採用で小径多刃仕様の「エアロチッパーミニ」(MAM形)を新たに開発し、12月25日発売した。
電気自動車(EV)向けや部品軽量化によるアルミニウム使用量の増加に伴い、高まるアルミ加工用工具の需要に対応するもの。
エアロチッパーミニは、従来品エアロチッパーに比べ、小型インサート採用で小径多刃仕様とすることで、さらなる高速高能率な加工を可能にした。
また、全周研削による高精度な3次元ブレーカ形状のインサートにより切削抵抗を低減し、高能率加工が可能。
さらに、高精度な本体設計で刃先精度に優れ、優れた立て壁加工精度と正面加工精度を得ることができる。
「エアロチッパーミニ」本体及びインサートのサイズ・価格は次の通り。
【エアロチッパーミニモジュラーヘッドタイプ】形番・サイズ=MAM形φ16~φ42(10形番)▽標準価格=2万5900円~5万6000円(税抜き)。
【エアロチッパーミニインサート】形番・サイズ=XOET形R0・4、R0・8、R1・6、R2・0(4形番)▽標準価格=1720円(税抜き)。
愛機工組合 各支部で忘年会
組合行事を活用し更なる飛躍を
尾張支部 北京宮廷料理「涵梅舫」で
愛知県機械工具商業協同組合(理事長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)の尾張支部(支部長=服部嘉高氏・服部商会社長)は、11月24日午後6時30分より名古屋駅前の名鉄グランドホテル18階にある涵梅舫において令和5年度忘年会を開催した。支部員ら10名が参加し、北京宮廷料理を味わいながら1年の疲れを癒した。
近藤尚文理事(油傳商店社長)が司会を務めて会を進行。
冒頭、服部支部長が「早いもので、2023年も終わりに近づいてきました。皆様にとって、どのような1年だったでしょうか。年始には卯年ということで跳ねる年、素晴らしく成長していくだろうと期待してスタートしたものの、決して満足できるような状態ではないのではないでしょうか。世の中すべてが変動し、激しく動き回っています。皆様はそれに一生懸命対応して仕事をされていることと存じます。2024年は辰年、昇る年だと思ってぜひ頑張って頂きたいと思います。組合にとっての大イベントである、全機工連の愛知大会、メカトロテックジャパン2023がいずれも成功裡に終了しました。皆様のご協力のお陰と感謝申し上げます。2024年7月にはロボットテクノロジージャパン2024もあります。組合の諸行事を活用して頂き、皆様の会社が飛躍できますことを祈念します」と挨拶した。
石川真理事(石川工具社長)の力強い乾杯の発声で歓談の場となり、参加者は懇親を深めた。
最後に熊澤直幸支部幹事(クマザワ社長)が「健康が一番大事だと思っています。体調が悪い時は社員にも必ず休めと伝えています。健康を犠牲にしてまでする仕事は世の中に無い。皆様にも、年末年始にかけて体を大切にして頂き、2024年に向け気合を整えて頂きたいと存じます」と挨拶し、一本締めでお開きとした。
人生を大事に、楽しく開催
東支部 東京第一ホテル錦にて
東支部(支部長=野崎憲昭氏・常磐精機会長)は、12月8日午後7時より名古屋市中区の東京第一ホテル錦で、支部員ら17名が参加して忘年会を開催した。
司会の三木喜昌氏(三起工機社長)が、野崎会長の病気療養のことも含め「人生大事にしてください。楽しい会としたい」と述べて、開会。
時津達也副支部長(理事、新栄商会社長)は挨拶で「温かい会になるようにと思います。人生一度きりというのは全くその通りで、本日は忘年会ですから思う存分楽しんでください。支部のゴルフ会も参加者の8割が100を打つ会なので、非常に参加しやすいのではないかと思います。是非、ゴルフをされる方は優勝目指して参加頂けたらと存じます」と話した後、高らかに乾杯の音頭をとった。
同支部で恒例となっている参加者の自己紹介も行われ、和やかに宴は進み、田中秀典理事(ミユキ商會社長)の「あっと言う間に1年が過ぎたという印象ですが、皆様のご協力で無事に終えられたと存じます。引き続き、2024年もご協力のほど宜しくお願いします。アットホームな会が東支部だと思います。このような雰囲気の会を長く続けていけたらなと思っています」との言葉と一丁で締められた。
豊川稲荷初詣の再開を
北支部 木曽路・黒川店にて開催
北支部(支部長=熊田誠司氏・久満田商会社長)の忘年会は、12月13日午後6時より名古屋市北区にある木曽路・黒川店を会場に開かれた。支部員ら8名が参加し、1年を振り返った。
はじめに熊田支部長が挨拶で「ここ数年間、コロナウイルス感染症により支部事業がほとんどできていないことをお詫びします。我々の置かれている状況は依然厳しいとは存じますが、各企業それぞれ努力し乗り切ってまいりましょう。皆様方の企業のご繁栄と皆様のご健勝を心より祈念いたします」と述べ、同氏の力強い発声で乾杯。
懇親の場となり和やかに歓談が進む中、支部長よりコロナ禍前は毎年行っていた支部恒例の豊川稲荷初詣を実施したいとの話があり、参加の呼びかけが行われた。
野田典嗣理事(ノダキ社長)が「支部役員会において、令和6年4月の支部総会で支部長を、とのお話を頂きました。伝統ある北支部を私がどうしたら良いのかというのは簡単にはいかないものだと存じます。伝統を引き継ぎ、豊かな支部が続けられればと感じています。ただ、ここ数年事業ができていませんでしたし、豊川稲荷も初参加となります。私の分からないことが沢山ありますが、皆様と楽しくやれる支部となれば良いと思っていますので、ご支援ご協力を宜しくお願いします」と述べて、お開きとした。
情報交換を活発に行う
中南支部「錦三山車楼」で開催
中南支部(支部長=橋爪庄二氏・マルマン商事社長)の忘年会は、11月28日午後6時30分より名古屋市中区の料理屋「錦三山車楼」で開かれ、支部員ら6名が参加した。
冒頭、橋爪支部長が「本日はお忙しい中、ご参集頂きありがとうございます。楽しく飲んで情報交換をして頂ければと存じます」と挨拶。中南支部の益々の発展を祈念し、同氏の音頭で乾杯した。
当日は、インフルエンザ等による欠席者が数名出たため予定より参加人数は少なかったが、新鮮な魚介を中心とした会席料理に舌鼓を打ちながら和気あいあいと意見交換し更に親睦を深めた会となった。
高級中華で一年の締めくくり
熱田支部 中国料理「花梨」で開催
熱田支部(支部長=滝澤有一氏・松本商店社長)の2023年忘年会は12月13日(水)、名古屋市中区金山町のANAクラウンプラザ ホテルグランコート名古屋内「中国料理 花梨」で開催された。小浦正喜氏(こうら社長)が司会進行を務め、支部員ら15名が参加した。
木奈崎孝二氏(山善)が「若い頃に比べ、歳を重ねると余計に1年の過ぎるのが早く感じられます。この現象について解説されているのを読んだことがあります。諸説あるらしいのですが、人は年齢が上がるにつれ動作が遅くなってくるということで、例えば、動作が遅くなれば今まで1日で終わっていたことが2日掛かってしまい、極端な話、若い頃の1年という感覚が半年ほどに感じられることもあり得るようです。(中略)今年はスポーツでもWBCやバスケットボールなど非常に盛り上がった1年でしたが、まさに大谷選手で始まり大谷選手で締めくくった1年だったとも思います。このように、良いこともあれば悪いこともあった1年でしたが、来年(2024年)は、できるだけ平和な1年であってほしいと願っています」と挨拶。乾杯の音頭をとった。
支部ボウリング大会を開催予定
西支部 あわび日本料理「錦りゅう」で
西支部(支部長=内藤和美氏・内藤商事社長)の2023年忘年会は12月14日(月)、名古屋市中村区則武の「あわび日本料理 錦りゅう」で開催された。矢野茂雄氏(滝川物産社長)が司会進行を務め、支部員ら14名が参加した。
内藤支部長が「皆さんこんばんは。本日は愛機工西支部の忘年会にご参加くださいまして誠にありがとうございます。また、日頃は組合活動にご協力いただきまして重ねて御礼申し上げます。おかげさまで、今年(2023年)のMECT展も非常に盛況のうちに終えることができました。来年(2024年)はロボット展が控えておりますので、また皆さまのお力をお借りできればと思っております」と挨拶。乾杯の音頭をとった。
中締めの挨拶に立った服部将康氏(服部社長)は「こうやって集まれる会が復活してきて、皆で楽しくワイワイできるのはやっぱりいいなぁと改めて今日感じました。西支部としてのイベントもこれからどんどんと計画していきますので、ご協力の程よろしくお願いします」と語り、最後は1丁締めで散会となった。
能登半島地震
災害義援金
●岡谷鋼機
岡谷鋼機(社長=岡谷健広氏、本社¥文字(G0-935A)名古屋市中区)は1月15日、令和6年能登半島地震災害への義援金として、国内グループ会社35社とともに、社会福祉法人中央共同募金会(社会福祉法人愛知県共同募金会経由)を通じて300万円を寄付することを決定したと発表した。
●フルサト・マルカホールディングス
フルサト・マルカホールディングス(社長¥文字(G0-935A)古里龍平氏、本社¥文字(G0-935A)大阪市中央区)も同日、同地震による被災者に対する義援金として、日本赤十字社に500万円を寄付することを決定した。「被災地における1日も早い復興を心より祈念いたします」としている。
●山 善
山善(社長=岸田貢司氏、本社¥文字(G0-935A)大阪市西区)は1月17日、被災者の救済や被災地の支援及び復興のための義援金として、日本赤十字社に1000万円の寄付を実施すると発表した。同社は、今後も被災の状況に応じた必要な支援を行っていく考え。
オーディションで特選受賞の
岡田健太氏、今木智彦氏が指揮
山田貞夫音楽財団 第5回新進指揮者コンサート
公益財団法人山田貞夫音楽財団(代表理事=田中真紀代氏、所在地=名古屋市中村区・ダイドー内)が主催する「第5回新進指揮者コンサート」が12月5日、名古屋市中区の三井住友海上しらかわホールで開催された。2023年度山田貞夫音楽賞・特選を受賞した、岡田健太氏と今木智彦氏がセントラル愛知交響楽団と共演した。
同財団では愛知県内で活躍している将来有望な新人クラシック音楽家に「山田貞夫音楽賞」を贈り、その活動を助成している。指揮者部門は5回目となり、10月17日に開かれたオーディションには愛知県内で指揮者として演奏実績のある38歳以下の若手指揮者がエントリーし、選考により5名が山田貞夫音楽賞を受賞、このうち岡田、今木の両氏が特選に輝いた。
コンサートでは、岡田氏がルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの交響曲第5番ハ短調作品67『運命』を、後半に今木氏がアントニン・レオポルト・ドヴォルザークの交響曲第9番ホ短調作品95『新世界より』を指揮し、会場から大きな拍手が送られた。
岡田氏は、立命館大学理工学部卒業。同大学の交響楽団で指揮を始め、卒業後は機械工学・ロボティクスの専門家として仕事をする傍ら、ファゴット奏者や指揮者として多くのアマチュア団体で活動。オーケストラヘの情熱から自ら学習を続け、2019年には自身が代表・指揮を務めるクライネスオーケストラを設立。プロ・アマチュアの垣根を越え、関西の音楽文化を牽引する新たな演奏家の誕生を目指している。
今木氏は、指揮者、ファゴット奏者。大阪府立夕陽丘高校音楽科、東京藝術大学、同大学院を経てスイス・ドムズ財団奨学金を授与され2013年カールスルーエ音楽大学大学院修了。指揮者としてはこれまでにセントラル愛知交響楽団をはじめ、オーケストラ・アンサンブル金沢、ジャパン・アカデミー・フィルハーモニック、名古屋室内管弦楽団、センチュリー室内管弦楽団、浜松交響楽団、東海メールクワイアーなどに登壇。2024年4月よりセントラル愛知交響楽団アソシエイトコンダクターに就任予定。
バッテリー式でどこでも使える
ロープバランサー「NEO30」販売開始
シュマルツ シンプルかつ軽量、簡単操作
真空機器専門メーカーのシュマルツ(横浜市都筑区)がこのほど、最大30㎏までの荷物を持ち上げ可能なバッテリー駆動のロープバランサー「NEO30」の販売を開始した。クレーンレールなどに取り付けて使用でき、直感的な操作で重量物の持ち上げをサポートする。シュマルツグループにBinar Handling(ビナーハンドリング)社が加わったことで、同製品がラインナップに追加された。
NEO30は、バッテリー駆動で配線やエア配管が不要なため、どこでもすぐに設置や立ち上げが可能。1回の充電で最大8時間使用できるため、長時間作業を継続できる。使用条件によって1時間当たりの最大吊り上げ回数は異なり、例えば、ワークが10㎏の場合は最大200回/時間で、ワークが30㎏の場合は最大50回/時間になる。
ロープ式のため本体が7・5㎏と非常に軽量で、レール上をスムーズに横移動でき、持ち運びも容易。ハンドルを引くだけでワークを上げ下げできるため、誰でも簡単に操作できる。
本体は荷重センサーを搭載しており、ハンドルを操作する人の手の力を検出し、それを速度と方向の信号に変換することで、スムーズな昇降作業を実現。ハンドルから手を離すと装置が固定され、任意の位置で作業が行える。
標準品のフックのほかに多種多様な機械式アタッチメントを用意し、様々なアプリケーションに最適な搬送ソリューションを提供する。
同社では、実際に同製品に触れて操作感や機能を体感できる無料の出張デモサービスも行っている。
鈴木 照 氏
オータケ元最高顧問
管工機材の総合商社オータケ(社長¥文字(G0-935A)村井善幸氏、本社¥文字(G0-935A)名古屋市中区)の元最高顧問・鈴木照(すずき・あきら)氏が1月19日、83歳(享年85歳)で逝去した。通夜ならびに葬儀・告別式は近親者にて営まれた。
「お別れの会」が4月25日(木)午前11時より名古屋マリオットアソシアホテル(名古屋市中村区名駅1-1-4)で開かれる予定。(問い合わせ先=オータケ総務人事部 電話052-211-0150)