第2871号 令和5年12月10日

石川県のホテル金沢を会場に
WEB参加も含め140名が出席
日本機械工具工業会 2023年度秋季総会開く


 日本機械工具工業会(会長=五島康氏・不二越執行役員工具事業部長)は、10月26日午後3時よりホテル金沢(石川県金沢市)において「2023年度秋季総会」を、WEB方式を併用して開催した。東京以外での総会開催は同工業会発足以来初。正・賛助会員、来賓など140名(内、WEB参加32名)が出席した。総会では2023年度日本機械工具工業会賞の発表をはじめ、委員会報告、2023年度改訂機械工具生産額見通しの発表などが行われた。
 冒頭の挨拶で五島会長は、総会出席と日頃の工業会活動への協力に対して感謝した後、同工業会の2023年度改訂生産額見通しが6月の当初見通し(前年度比1・8%増の5001億97百万円)から下方修正され、同1・8%減の4825億74百万円と伸び悩んだことについて「中国経済の急激かつ大きな減速、ロシア・ウクライナ紛争の長期化など様々な要因で輸出が減少したことが影響している」との見解を示し、当面の目標である生産額5000億円を達成するためには「自動車産業での工具需要をどの様にして取り込むかが肝要。EV化は前倒しが起こることも想定され、EV向けの工具開発、需要開拓に必死に取り組む必要がある。先般ポートメッセなごやでメカトロテックジャパン2023が開催され、会員各社も新商品の発表、展示をしておられた。生産性向上や環境に配慮した工具、さらには部品構造の変化に伴う被削材の変化に対応した工具等、顧客のニーズに前向きに対応した様々な工具がみられた。日本の、世界のモノづくりを支えて革新して行くことで、今後の業界の活性化、底上げにつながって行くことを期待している」と述べた。
 続いて、WEBで参加した経済産業省製造産業局産業機械課の川内拓行課長補佐が来賓挨拶を行い、併せて同省の直近の施策として2024年度の予算・税制要求の一部を紹介した。予算概算要求では、省エネルギー設備への更新を促進するための補助金▽再生可能エネルギー導入拡大に資する分散型エネルギーリソース導入支援事業(新規)▽成長型中小企業等研究開発支援事業(Go-Tech業)▽GXサプライチェーン構築支援事業(新規)▽蓄電池の製造サプライチェーン強靭化支援事業(新規)▽GXを実現する半導体の製造サプライチェーン強靭化支援事業(新規)について説明。税制要求に関しては、国内で開発された知的財産から生じる所得に対する優遇税率を適用する制度(イノベーションボックス税制)の創設▽カーボンニュートラルに向けた投資促進税制の拡充及び延長▽大企業向け・中小企業向け賃上げ促進税制の拡充及び延長▽成長志向の中堅企業等の成長を促進する税制措置の検討について説明された。
 議事に移り、報告事項として、会員の異動では「カネックス刃物工業」(本社=福岡県三潴郡、主な製品=超硬工具・PCD工具の製造)の正会員入会、「日本アイ・ティ・エフ」(本社=京都市南区、主な製品=コーティング装置の製造)の賛助会員入会が報告された。9月30日現在の会員数は142社(正会員85社、賛助会員57社)。
 続いて、2023年度日本機械工具工業会賞の業界功労賞1名、技術功績大賞1件、技術功績賞6件、技術奨励賞1件、環境賞(環境大賞1件、環境賞1件、環境特別賞3件)が発表された(詳細は次号以降に掲載予定)。
 委員会報告では、総務委員会(浦本武志委員長・不二越)、技術委員会(辻村桂司委員長・オーエスジー)、環境委員会(大橋忠一委員長・三菱マテリアル)、国際委員会(田中滋彦委員長・住友電気工業)の各委員長より活動報告が行われた。
堀 功氏(元、不二越)が
業界功労賞を受賞
 総会終了後は「2023年度日本機械工具工業会賞」の表彰式が執り行われ、受賞者を代表して業界功労賞の堀功氏(元、不二越)が謝辞を述べた。
 同氏は、旧日本工具工業会副理事長(2011年6月~2013年6月)、同理事長(2013年6月~2015年6月)を歴任。2013年5月にアジア圏で初開催となった世界切削工具会議(WCTC2013)京都会合では、旧超硬工具協会とともに設立した日本切削工具協会(JCTA)の実行副委員長として、成功裡に導くなど日本の機械工具業界の振興発展に尽力した。理事長に就任してからは、2団体統合に向けた「統合推進委員会」を立ち上げ、両会員の融合へ内外調整に注力。2015年6月に「日本機械工具工業会」設立を実現させた。
 謝辞では、同工業会設立当時を振り返り「5000億円を目指そうという非常に高い希望があっての設立だったと思うが、間もなくその生産額に届くという所で、是非皆様方には一致団結して果たしていただきたい。2013年に京都で世界切削工具会議が開催され、世界に伍していくことが目標となって当工業会が設立されたと思っている」と述べ、今後の発展に期待。「業界功労賞ということで、私としては人生の1ページを刻んだ受賞。本日は本当にありがとうございました」と結んだ。
 懇親会が午後6時から立食形式行われ、五島会長の挨拶に続いて、佐橋稔之副会長(住友電気工業常務)が乾杯の発声を行った。歓談して交流を深め、寺島誠人副会長(東鋼社長)の中締めで閉会した。
 翌日は、小松製作所粟津工場(石川県小松市)の見学などが行われた。
2023年度改訂生産額見通し
前年度比1.8%減の4825億円
 2023年度改訂機械工具生産額見通しについては、前年度比1・8%減の4825億74百万円と発表された。上期生産額見込みは、8月までの実績値に9月分を推定値で算出し、前年同期比5・0%減の2361億37百万円とした。下期生産額見通しは、正会員へのアンケート調査を基に、機械関連業界の傾向なども踏まえ、同1・5%増の2462億36百万円に回復するとした。
 正会員へ実施した「機械工具観測調査」DI値によると、全体業況は2023年度上期が非常に悪く下期は良くなるとの回答が多く、機械工具の生産額も増加予測で内外需ともに下期は回復すると見られている。業種別では自動車が好調、航空機関連は厳しく、一般機械向けは横ばい傾向。外需地域別ではアジアは悪いが北米向けは増加するとの見方が多い結果となった。長期化する国際紛争とエネルギー・資源高騰、価格転嫁などを考慮すると、経済環境の完全回復は2024年度下期以降になると予想する回答が多くを占めた。
 その他、来年5月21~24日に開催される「WCTC2024(世界切削工具会議)大阪会合」の案内が行われた。会場は大阪国際会議場とANAクラウンプラザホテル大阪(いずれも大阪市北区)。
 2024年の主要行事としては、1月16日に新春賀詞交歓会▽2月16日に次世代経営者セミナー※機械工具関連4団体共催▽5月21~24日にWCTC2024▽6月5日に定時総会▽9月9~14日にIMTS2024※会員共同出展▽10月に秋季総会▽11月5~10日にはJIMTOF2024への参加を予定している。
 森誠副会長(富士精工会長兼社長)が総括で「先ほど自動車が好調という話があったが、まだまだという感じ。会長から生産額5000億円を目指すという心強い話をいただいたので頑張って行きたい」と話した。

創立60周年記念祝賀会を終え
『管工機材・設備総合展』に向け動き出す
愛知県管工機材商協組 11月理事会開催


 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=峰澤彰宏氏・MINEZAWA社長)は11月7日(火)、名古屋市中区伊勢山にある同組合事務所で11月理事会を開催。理事15名と事務局長が出席した。本理事会では、前回9月理事会以降に開催された第53回名管会ゴルフ大会や組合創立60周年記念祝賀会に関する各種報告、「第34回管工機材・設備総合展」関連の報告などが議題に上り、いずれも承認されている。
 会の冒頭、峰澤理事長が「アフターコロナで行事や事業が再開されてきて皆さまもお忙しい毎日だと思いますが、そんななかで、10月23日に当組合創立60周年記念祝賀会を開催することができました。成田幸隆実行委員長、安井文康実行副委員長はじめ理事の皆さま、そして組合員全員のお力添えをもちまして非常に良い祝賀会が開催できたと思います。また、その時以来、令和6年10月に開催いたします『第34回管工機材・設備総合展』についてもPRを始めております。展示会までいよいよ1年を切りましたし第1回目の展示会実行委員会も今月開催されますので、しっかりと取り組んでまいりたいと思います。改めて、60周年の大きな事業を終えることができましたこと、皆さまには重ねて御礼申し上げます」と挨拶。続いて以下の議題について審議・報告が行われた。
【経過報告】
 ●9月7日(木)▽インテックス大阪で開催された第21回管工機材・設備総合展OSAKA2023を、峰澤理事長、村井善幸副理事長(オータケ社長)、石原太郎副理事長兼展示会実行委員長(原芳商会社長)、倉地克明展示会実行副委員長(倉地社長)、事務局長が開会式より参観。●同12日(火)▽第53回名管会ゴルフ大会開催。●10月10日(火)▽リーガロイヤルホテルで開催された一瀬克彦大阪組合元理事長の受章記念祝賀会に峰澤理事長が参列。●同19日(木)▽峰澤理事長、石原副理事長、倉地理事、事務局長がMECT(メカトロテックジャパン)2023を参観。同展共催の愛知県機械工具商業協同組合控室を表敬訪問。●同23日(月)▽組合創立60周年記念祝賀会開催。●同26日(木)▽中小企業団体愛知県大会が開催され、同組合から6名が参加。
【議事1/第53回名管会ゴルフ大会開催報告・収支報告】
 9月12日(火)、名古屋市名東区の愛知カンツリー倶楽部で第53回名管会ゴルフ大会(総務部管轄/部会長=竹内裕二理事・丸金商会社長)が開催された。参加者は組合員、賛助会員合わせて54名。優勝者は北村憲正氏(龍玉精工社長)。収支報告が行われ、これが了承された。
【議事2/組合創立60周年記念祝賀会開催報告】
 名古屋市中村区の名古屋マリオットアソシアホテルで10月23日(月)に開催された組合創立60周年記念祝賀会(実行委員長=成田幸隆氏・大成工機商会社長)には、来賓、組合員、賛助会員らおよそ180名が参加。収支報告は次回理事会で行われる予定。
【議事3/第34回管工機材・設備総合展関連報告】
 本案件に関する経過報告ならびに今後の予定は以下の通りだ。●9月5日(火)▽第2回部長会議を開催。●同7日(木)▽大阪組合主催の第21回管工機材・設備総合展OSAKA2023を参観。●同13日(水)▽名古屋市中小企業振興会館吹上ホールの利用予約が確定。展示会の会期は令和6(2024)年10月10日(木)~同12日(土)の3日間で決定。●11月7日(火)(本理事会当日)▽理事会終了後に第3回部長会議を開催(本紙発行時、開催済み)。●同29日(水)▽第1回展示会実行委員会を名古屋市中区のザ・コンダ―ハウスで開催(本紙発行時、開催済み)。展示会実行委員20名と組合三役、前実行委員長、組合事務局長ら29名が出席予定。
 展示会ポスターデザインについて、キービジュアル案を基にした4バリエーションが本理事会で提示され、採用案は部長会議に一任された。
【議事4/表彰関連の報告】
 10月11日(水)▽中小企業団体全国大会が仙台国際センターで開催され、愛知県中央会から、全国中央会会長表彰へと推薦された峰澤理事長(組合功労者)が表彰された。この件に関連し機関紙「中央会あいち」№868号の巻頭に峰澤理事長へのインタビュー記事が掲載されている。
 同26日(木)▽中小企業団体愛知県大会が名古屋マリオットアソシアホテルで開催され、近藤尚文理事(油傳商店社長)と坪井研二理事(ツボイ常務)(両名とも理事歴8年以上/組合功労者)が愛知県中央会会長表彰を受彰した。
【議事5/各部会報告】
 経営対策部会(部会長=福元良貴理事・山信社長)▽①12月11日(月)に部会会合を開催予定。②令和6(2024)年2月21日(水)、名古屋市中村区のウインクあいちで、日本メンタルヘルス協会公認・心理カウンセラーで人材支援ルーム代表の北沢公博氏を講師に招き、「Z世代との関わり方」をテーマに経営対策・心理セミナーを開催予定。聴講予定人数は50名。参加案内は後日発信予定。
 広報部会(部会長=粂内洋理事・名古屋機器社長)▽①「組合だより第150号」の編集作業進行状況について報告(本紙発行時、配布済み)。②「2024年度版組合員名簿」の編集作業進行状況について報告。この件に関連し、11月30日(木)に組合事務所で部会会合を開き、最終校正作業を行う予定となっている。
 福利厚生部会(部会長=鈴木克利理事・米津物産社長)▽令和5(2023)年度健康診断事業の巡回はすべて終了との報告があった。
 組合加入促進部会(部会長=山田雄一理事・岡谷鋼機配管建設本部長)▽ゼット工業(名古屋市守山区)とSFA Japan名古屋営業所(名古屋市千種区)の賛助会員加入申請が上程され、これらはいずれも満場一致で可決承認された。
【議事6/職員採用報告】
 事務局長候補1名の採用が報告された。令和6(2024)年1月4日(木)より出勤となる。
【議事7/令和6年新年賀詞交歓会開催案審議の件】
 「令和6年新年賀詞交歓会」は、令和6(2024)年1月23日(火)、名古屋マリオットアソシアホテルでの開催が予定されている。本理事会ではホテルからの見積り金額や参加者募集案内等の確認、人数制限の可否などが審議され、いずれも満場一致で承認された。
【その他確認事項】
 次回理事会は、令和6(2024)年1月23日(火)午後4時30分より名古屋マリオットアソシアホテルで開催予定。
 管機連(全国管工機材商業連合会)令和6(2024)年夏季休暇申し合わせは、本年12月下旬開催の管機連理事会で日程承認される予定。
 以上、すべての議案審議が終了し、最後に小川誉之副理事長(小川管商社長)が「今日で本年の理事会は最後です。今年は5月に新型コロナウイルス感染症が第5類へと移行し、世の中が一気に動き出し、皆さんもいろんな会などで忙しい日々を送られていることと思います。自重ムードが無くなり、世の中が明るくなって、コロナ前はこうだったんだと思う今日この頃です。来年1月には新年賀詞交歓会があり、10月には第34回管工機材・設備総合展が開催されます。出品者募集などについても、皆さんのご協力をよろしくお願いいたします」と参加者へ挨拶。本理事会は散会となった。

今期の業績やトピックスのほか
重点取り組みを詳しく解説
大嶽北沢会 第35回目の総会など開催


 オータケ(社長=村井善幸氏、本社=名古屋市中区)、キッツ(社長=河野誠氏、本社=東京都港区)グループ、東洋バルヴ(社長=平崇司氏、本社=東京都中央区)とその販売店でつくる大嶽北沢会は10月24日(火)、名古屋市中区のTIADオートグラフコレクションで第35回大嶽北沢会総会・講演会・懇親会を開催。総勢70名が参加した。
 はじめに、村井オータケ社長が「本日は大変お忙しいなか第35回大嶽北沢会にご出席いただきまして誠にありがとうございます。また、日頃よりキッツグループ製品ならびに私どもの営業活動に際しまして皆さま方には絶大なるご支援ご協力をいただいておりますこと厚く御礼申し上げます」と挨拶し、同社の今期売上や、さまざまな取り組みなどを解説した。
 オータケでは、ユーザーの多様化する要望に的確に応えるため業務の効率化を推進している。その取り組みの一環として現在同社が重点商品と位置付けている自動弁の在庫化を強化。同社はこれまでも組立室を構えて短納期対応に努めてきたものの、工場の自動化が加速する昨今、さらなる即納が求められており、自動弁の需要はこれから増えると見込んでいる。また、多くの問い合わせが寄せられているという脱脂処理設備も新設した。そのほか、多くの研修を開催し社員のスキルアップにも力を入れている。
 続いて、河野キッツ社長が登壇し、「大変お忙しいなか大嶽北沢会にご参集いただきまして誠にありがとうございます。また、日頃は弊社製品をオータケさまを通じてご愛用いただき本当にありがとうございます。この場を借りて改めて御礼申し上げます。本日は、キッツが進めている重点活動ならびに業界の現況などについてお話させていただきたいと思います」と挨拶。同社の第2四半期の業績と第1期中期経営計画2024の進捗の説明、通期業績の見通し、ならびに最近のトピックスなどを解説した。
 キッツが重点拡販製品と位置付ける、建築設備市場向け「積水化学工業社製エスロハイパーAW用鉛フリー銅合金“キーパロイ”製ゲートバルブ」「防爆アクチェータ搭載電動弁」「アルミ製バタフライバルブ」、水処理市場向け「純水・超純水プラント向け製品ラインアップ」、石油化学市場向け「新型空気圧式アクチェータBXシリーズ」、「Perrin(ペリン)製品」、機能性化学市場向け「PFAライニングウェア型ダイヤフラムバルブ」などが機能説明と合わせて紹介された。そのほか、東京都港区への本社移転やベトナム子会社設立、また、同社所属のレスリング選手である須﨑優衣選手の活躍などのトピックスも話題に上った。
 第2部では、同志社大学法学部教授で、テレビなどでも活躍中の村田晃嗣氏を講師に招き「ウクライナ戦争と日米中関係」と題した講演を聴講。質疑応答で、活発な意見交換が行われた。
 会場を移し、この日初参加の平東洋バルヴ社長の挨拶、金戸俊哉オータケ常務による乾杯の挨拶で懇親会が開会。久しぶりに顔を合わせる会員らも多く、互いの近況を話題に盛り上がっていた。宴もたけなわとなったところで、加藤建二キッツ国内営業本部長が中締めの挨拶をし、この日は散会となった。
 翌25日(水)には、有志による懇親ゴルフ会が催された。

2023年9月分工作機械受注総額
前年同月比11.2%減の1339億円
日工会 年度上期は17.7%減の7373億円


 日本工作機械工業会(日工会、会長=稲葉善治氏・ファナック会長)が10月26日発表した2023年9月分の工作機械受注額(確報値)は、総額が前年同月比11・2%減の1339億42百万円となり、9か月連続で前年を下回った。前月比は16・7%増で、年度半期末効果や大型受注などにより5か月ぶりの1300億円超えとなったが、過去のピークに比べて低く、調整局面が続いた。
 内需は、前年同月比14・1%減の450億45百万円となり、13か月連続で前年を下回った。前月比は26・1%増で、年度半期末の効果もあって3か月ぶりの400億円超え。本年2番目の受注額となった。
 内需の主要業種のうち「一般機械」は、季節要因もあって2か月ぶりに170億円を超えたものの、年初に比べ勢いは弱い。「自動車」は、9か月ぶりの100億円超えで本年最高額。持ち直しの契機なのか次月以降の動向が注目される。
 外需は、前年同月比9・7%減の888億97百万円となり、9か月連続で前年を下回った。前月比は12・5%増で5か月ぶりの850億円超えとなった。
 主要3極では、夏季休暇明けの欧州や、過去最高額を記録した北米が外需を押し上げた。アジアでは中国が横ばい、インドは電気・精密で大型受注があり過去3番目の高水準だった。
 同時に発表された2023年度上期(4月~9月)の受注総額は、前年同期比17・7%減の7373億円となり、上期としては3年ぶりに減少した。
 内需は半導体関連、自動車を中心に全体的に調整局面が続き、同24・2%減の2405億円となった
 外需は同14・1%減の4968億円で、外需比率は前年同期から2・8Pt上昇して67・4%となった。

MECTへの期待を語り合う
愛機工三河支部 支部懇談会を名古屋で開催
 愛知県機械工具商業協同組合の三河支部(支部長=三井重信氏・三井機工社長)は、組合が共催する展示会「メカトロテックジャパン(MECT)2023」の初日となった10月18日、名古屋市中村区の中国料理・王宮において午後6時30分より支部懇談会を開いた。
 冒頭、三井支部長が「今回のMECTは今までよりも更に充実した内容の展示会ですから、しっかり勉強していただき、また、しっかり利益を上げていただけたらと思います。来年は7月にロボットテクノロジージャパンも開催されます。こちらも組合共催となっていますので、ご参加いただければ幸いです」と挨拶。
 続いて、ジーネット岡崎営業所の枅川所長が「コロナ禍が明けて、MECTも本日かなり盛況で多くの方が来られていました」と会場の様子を話したあと、参加者の健勝と支部の発展を祈念して乾杯した。
 参加者は和やかに情報交換し、最後に東陽の戸軽副社長が「今年の9月にドイツでEMOハノーバー2023が開催されました。こちらが月曜~土曜の6日間で来場者が9万人。MECTが4日間で8万人予定ですから、いかにMECTが凄いか。お客様に対してPRをしていただきたいと思います。今のうちにしっかりと種まきをして、その実りをしっかり確保してまいりましょう」と挨拶、三本締めでお開きとした。

4年ぶりのユキワ会を静岡で開催
「第46回全国ユキワ会」盛会
ユキワ精工 現況報告や新製品紹介行う


 ユキワ精工(社長=酒巻弘和氏、本社=新潟県小千谷市)の「第46回全国ユキワ会」(会長=七里俊雄氏・七里商店社長)が11月8、9日の2日間、ホテルアソシア静岡(静岡市葵区)で開催され、初日に開かれた総会には会員である代理店とユキワ精工の幹部社員ら合わせて31名が出席した。
 全国ユキワ会は、関東地区・関西地区・中部地区・北陸地区の4地区に国内営業拠点を構えるユキワ精工の有力代理店の集い。2年に一度、各地区持ち回りで開催されてきたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により2021年の開催が見送られ、4年ぶりの開催となった。第46回目を迎える今回は関東地区が担当した。
 総会は午後4時30分に武藤直俊ユキワ精工東京営業所長の進行により始まり、開会にあたって七里会長が「当会は4年ぶりです。景気の方は、残念ながら我々の業界は少し低迷しているような気がします。コロナになって大きく落ち、他の業界より先に我々の業界は少し上がったのですが、また少し落ち込んでいます。本日は総会と懇親会、明日は天気予報によると良い天気とのことで、ゴルフ、観光を楽しんでいただけると思っていますので、宜しくお願いします」と挨拶。
 出席者の紹介が行われた後、酒巻社長が挨拶で同社の概況として販売状況や取り組みなどを報告した(別掲)。
 続いて議事に移り、第1号議案=第45回全国ユキワ会決算案、第2号議案=第46回全国ユキワ会予算案、第3号議案=ユキワ会会則の改訂について審議が行われ、いずれの議案も原案通り可決された。
 新製品紹介では、酒巻孝次専務より4製品について特長などが説明された(別掲)。
 閉会の挨拶を出石篤ユキワ会副会長(IZUSHI社長)が行い、総会を終了した。
 総会後は懇親会会場へ移動し、徳川慶喜公屋敷跡にある「浮月楼」(静岡市葵区)で会食して和やかなひと時を過ごした。
 翌日は、観光組とゴルフ組とに分かれて、親睦を深めながら秋の1日を満喫した。観光組は、どうする家康大河ドラマ館(静岡浅間神社内)や久能山東照宮、三保の松原を見学。ゴルフ組は、富嶽カントリークラブ(静岡市清水区)でのラウンドを楽しんだ。
ユキワ新製品紹介
 ■ダイレクトドライブCNC円テーブル DRE170
 工作機械の高速・高精度化に伴い、ダイレクトドライブ方式による高速・高精度割出を可能としたCNC円テーブル。DDモータはファナック製のDisモータを採用し、ロボドリルは勿論、ファナック製のCNCを搭載したマシニングセンタで高速・高精度割出を実現する。また、省スペース設計を施しており、小型マシンにおいても治具エリアが広く取れ、ワークレイアウトの範囲拡大が可能となる。
 ■ダイレクトドライブCNC傾斜円テーブル DTE170
 単軸のDRE170を傾斜軸に採用し、高速・高精度割出を可能としたCNC傾斜円テーブル。回転軸上部の治具搭載エリアを広く取ることにより、最大で340㎜のワークを搭載可能。クランプトルクをクラス最高に設定したことで重切削にも対応し、小型マシンにおける高能率・高精度5面加工が可能となる。また、ロータリージョイント6ポートを標準装備しフレキシブルな治具設計を可能とし、ユーザーの使い勝手を配慮した構造となっている。工程集約や自動化を求めるユーザーに、ユキワのロータリーテーブルの最高アイテム。
 ■ワークハンドリングホルダ BT30-YHG75-100(外径把握用)/BT30-YHN75-100(内径把握用)
 ツールホルダは通常、切削工具を掴むが、ワークを搬送する要素としてデザインし、工作機械内にワークストッカーを設置することにより、自動でワークの供給・排出を可能とした商品。搬送ロボットを導入するよりも容易に設置でき、省スペース、低コストで自動化が可能となる。2023年度グッドデザイン賞受賞。
 ■スーパーG1チャック・グリーンG1チャック CWロックナット仕様
 クラッチレンチ専用のロックナット仕様。従来の引っ掛けスパナ用ロックナットに比べ、切削液の飛散やミストを抑え、高速回転域でも安定した加工が行える。また、引っ掛けスパナ使用時よりも、安全で確実にナットを締め付けることが可能となり、工具交換の作業性が向上する。スーパーG1チャック及びグリーンG1チャックのロックナットを、CWロックナットに交換することも可能。

「第46回全国ユキワ会」
ユキワ精工株式会社
酒巻弘和社長挨拶


 本日は、御多忙のところ、代理店の皆さまより第46回全国ユキワ会へご出席いただきまして、誠にありがとうございます。また、日頃は弊社製品の販売に対しまして、格別なお引き立てと、ご支援をいただいておりまして厚く御礼申し上げます。
 新型コロナウイルス感染症の影響によりまして、2021年の開催は中止とさせていただきました。4年ぶりの開催となり、ようやく元に戻ったということで大変喜んでおります。
 直近の2022年度の販売状況は、前年度の2021年度比で5・7%と若干のダウンとなりました。2022年度は、半導体不足の影響もあり、円テーブルに使うモータ、アンプ、ケーブル等の部品が調達困難な状況が続き、そして材料費、燃料費が高騰し、非常に厳しい年度となりました。そして、2023年度は9月末までの実績ですが、前年度同期比マイナス2・7%で推移しています。
 当社の製品別の販売状況ですが、ドリルチャックにつきましては、販売がこれから大きく伸びる製品ではありませんが、ユキワ精工=ドリルチャックのイメージの看板製品でありますので、引き続き堅実に販売を行っていきます。オーダーメイドのコレットチャックにつきましては、販売金額は多くはありませんが、自動車産業向け以外にも医療関係の業界からもお引き合いをいただくようになり、安定した販売を続けております。ロータリーテーブルにつきましては、当社の中では販売比率が一番高い製品であります。近年は、ダイレクトドライブモータ駆動や小型の傾斜5軸のロータリーテーブルの販売が増加傾向にあります。また、標準品よりも、カスタマイズした特別仕様の販売比率が増えております。そして、ツールホルダーも徐々にではありますが、販売が伸びてきております。ツールホルダーは品質勝負の製品でありまして、当社のホルダへ変えるだけで、加工ワークの品質の向上、サイクルタイムの短縮につながるなど、お客様からお喜びの声が増えており、売り甲斐のある製品になってきております。
 現在の社員数ですが、グループ総員225名で、製品開発、製造、販売に当たっております。工場にての取り組みとしましては、機械の搬入搬出作業については、ロボットを徐々に増やすなど、付加価値が低い作業については自動化を進めております。また、現場作業者の技能レベルアップを目的として、旋盤、フライス、研削盤、熱処理作業などの国家技能検定の資格取得を進めております。今後も技能士を増やすことで、現場のレベルアップを図り、製品品質の向上に努めて行く考えであります。また、今後は5S活動をもう一度見直し、製造現場をショールーム化したいと考えております。
 今後は、世界中で人手不足による自動化への投資が進むことは間違いありません。こういった面では、私たちの市場が膨らむと考えて良いですし、当社製品のメリットを伝えることで、販売拡大を図って行く所存です。そして、現在は、人材不足、材料費の高騰、燃料費の高騰、また気候変動による大雪など、会社が試されているような状況下ではありますが、製品の開発、人材の育成、現場力の向上を図りながら、この後に対応して行きたいと考えております。そして、メーカーとして、お客様に満足していただける製品を提供して行きたいと考えておりますので、より一層のお引き立ての程、宜しくお願い申し上げます。
 結びに、全国ユキワ会会員会社の皆さま方の今後益々のご発展をご祈念申し上げまして、メーカー側挨拶と概況報告とさせていただきます。

「ユーザー様の課題解決に直接お応え致します」
カーボンニュートラルフェア開催
ユアサ商事 中部地区における課題解決の場に


 年間60兆円を超える工場製品出荷額を誇る中部地区は「日本最大の製造業密集地」と言っても過言ではなく、それ故に、カーボンニュートラルに対する意識も他地域と比べて特に高く、ユアサ商事(社長=田村博之氏、本社=東京都千代田区)の中部支社(支社長兼中部ブロック長=堂跡陽一氏、所在地=名古屋市名東区高社)へも毎日のように問い合わせが来ているという。
 ユアサ商事中部支社には、中部地区製造業に対し取引先と共に提案する「卸ルート」と、同社が直接ユーザーに提案する「直需ルート」がある。また、同社は工業・住環境・建材・建機と事業領域ごとに事業本部が分かれているが、カーボンニュートラルへの取り組みに関しては、その枠を超えた「総合力」を発揮して地域戦略での取り組みを行なっている。
 こうした背景から、同社は11月2日(木)、名古屋市千種区の名古屋市中小企業振興会館(吹上ホール)で『2023カーボンニュートラルフェア~「つなぐ」イノベーションで社会課題を解決~』を開催した。同社は7月にも販売店を対象とした同フェアを開催しているが、今回展では〝ユーザー〟を対象としており、彼らの要望や課題を直接聞くことでダイレクトにフォローできるというメリットがあった。
 会場内では、同社が推奨する出品者メーカーのカーボンニュートラル商材や、これまで同社が携わってきたカーボンニュートラルへの取り組み事例を多数紹介。その注目度は高く、200社を超えるユーザーが、午前10時の開場直後から訪れていた。
 ユアサ商事中部支社は同社最大のプロモーション展示会である中部グランドフェアと連動させ地域戦略としてカーボンニュートラルフェアを開催することで展示会シナジー効果の最大化を図り、中部地区製造業の抱える課題解決に今後も応えていく。

4年ぶりの開催も大盛り上がり
第18回ボウリング大会を開催
名古屋伝動機商組合 70名超が参加


 ▼ベストグロス=鈴置一仁(大豊商会)80
 名古屋伝動機商組合(理事長=岩田典之氏・イワタ社長)は11月2日(木)、名古屋市中区新栄のスポルト名古屋で「第18回名古屋伝動機商組合ボウリング大会」を開催した。担当幹事は大矢顕理事(大矢伝動精機社長)と長村康義理事(長村商店社長)が務めた。
 大会開始を告げる始球式では岩田理事長が見事ストライクを出し、幸先いいスタートを切った本大会。組合員企業社員など70名を超える参加者が自慢の腕前を披露し、親睦を深めた。競技は個人戦2ゲームトータルスコアで競われ、女性参加者には一律1ゲーム20ポイント(合計40ポイント)のハンデが与えられた。上位10位までと、飛び賞が表彰されたほか、参加者全員に参加賞が贈られた。
 表彰式を前に岩田理事長が「始球式ではストライクを出せて良かったのですが、そこで力を使い果たしてしまいました。本日は連休前にも関わらず、4年ぶりのボウリング大会にこんなにも多くの皆さんにご参加いただきました。誠にありがとうございます。短い時間でしたが、親睦を深め、楽しんでいただけたのではないでしょうか。実はこのボウリング場は年内で営業終了となってしまいますが、来年以降も皆さんに楽しんでいただけるような企画を理事会で考えていきますので、これからも当組合の事業へのご参加をよろしくお願いいたします」と挨拶し立食パーティーの乾杯の音頭をとった。
 本大会上位入賞者は以下の通りだ。
【優勝】六浦さん(太田廣)▽トータルスコア=347ポイント
【準優勝】阿部さん(落合)▽トータルスコア=337ポイント
【第3位】原田さん(大矢伝動精機)▽トータルスコア=321ポイント(HDCP40)
【第4位】三浦さん(伊藤伝動工業)▽トータルスコア=316ポイント
【第5位】大浪さん(日伝)▽トータルスコア=312ポイント

会員親睦ゴルフに30名が参加
優勝は高橋直正氏(澤商社長)
中部タンガロイ 特約店会岐阜関カントリー倶楽部で開催


 中部タンガロイ特約店会(会長=水谷彰宏氏・東亜機工社長)は10月25日、岐阜県関市の岐阜関カントリー倶楽部で会員親睦ゴルフコンペを開催した。30名が参加する中、高橋直正氏(澤商社長)がネット73で見事優勝した。
 コンペ後のパーティーで、はじめに水谷会長が「本日は良い天気でタンガロイ会のゴルフができましたのは、皆様の心がけのお陰と思います。色々厳しい状況が続いていますが、皆様のご協力を宜しくお願いします」と挨拶。
 続いて木下聡タンガロイ社長が挨拶し、同社の現況について「中々厳しい状況にあり、タンガロイの中部も非常に厳しい状況が続いています。シェア的には上がっているのですが、日本が世界と比べるとかなり遅れている、日本のモノづくりがだんだん陳腐化しているようなイメージになっています。EV化など色々ありますが、仕事を取りに行くという精神が必要かと思います。タンガロイもアグレッシブに取り組みますので、是非皆様のご協力をお願いします」と述べた。
 各賞の発表が行われ、優勝の高橋氏が「このゴルフ場は地元なので時々お邪魔するのですが、非常にグリーンの仕上がりも良く、岐阜県では№1のゴルフ場ではないかと思っています。このようなゴルフ場でタンガロイさんの会を開催していただいて、素晴らしい天気まで用意していただき、優勝できたことを心から有り難く思っています。景況は今ひとつですが、木下社長が仰ったように自分から仕事を取りに行くという気持ちをもって頑張りたい。有り難うございます」と礼を述べた。
 【上位入賞者】敬称略
 ▼優勝=高橋直正(澤商)N73・0H12・0
 ▼準優勝=水谷彰宏(東亜機工)N73・4H21・6
 ▼3位=石原一範(石原商事)N75・6H20・4

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