第2815号 令和4年5月15日

今回もリモートで開催
総会上程議案などを審議
愛知県管工機材商協組 4月理事会開催


 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=峰澤彰宏氏・MINEZAWA社長)は4月21日(木)、リモートでの理事会を開催した。リアル出席者を含めて18名の理事が参加した。本理事会では、5月26日(木)に開催される同組合通常総会に上程予定の「令和3年度事業報告書・収支決算報告書」や「令和4年度事業計画案・収支予算案」等の承認のほか、「第33回管工機材・設備総合展」準備進捗報告等がなされた。
 会の冒頭、峰澤理事長が「本日は総会に向けての理事会ということですが、今回もリモートでの開催とさせていただきました。私自身含めて、少しずつリモート会議に慣れてきているように思いますが、まだまだ不具合があるかもしれません。皆さまのご理解とご協力を、何とぞよろしくお願いいたします」と挨拶。早速、議案の審議へと移行した。
 【経過報告】●3月9日(水)▽日本工業倶楽部会館にて開催された管機連(全国管工機材商業連合会)理事会に大藪淳一相談役(管機連副会長、大清社長)が出席。峰澤理事長ならびに事務局長はリモート参加。●同10日(木)▽組合だより147号発送。●同24日(木)▽組合事務所にて三役・常任理事会開催。●同25日(金)▽青年部「愛青会」ゴルフコンペ開催。●同28日(月)▽社員数報告用紙ならびに返信用封筒を組合員に発送。●4月14日(木)▽顧問税理士との決算ならびに予算打ち合わせに峰澤理事長、小川誉之副理事長(会計理事、小川管商社長)、事務局長が出席。●同18日(月)▽組合事務所にて会計監査会開催。税理士2名と伊藤信哉監事(伊藤柳商店社長)、山本員彰監事(センサスヤマモト社長)、峰澤理事長、小川副理事長、事務局長が出席。
 【議事1/「第33回管工機材・設備総合展」準備進捗について】4月19日(火)現在、22社・47小間の申し込みがあったようだ。また、展示会場内のレイアウト案が本理事会で提示された。
 【議事2/令和4年度5月理事会・通常総会運営の件】開催日時・場所は以下の通りだ。●開催日時▽5月26日(木)午後3時30分より5月理事会開催。同午後4時30分より総会受付開始、同午後5時00分から同5時45分まで通常総会開催。●開催場所▽『TKPガーデンシティPREMIUM名駅西口』(名古屋市中村区則武1-6-3/※近隣には『TKPガーデンシティPREMIUM名古屋新幹線口』があり、施設間違いにはくれぐれも注意を)。本理事会において招集通知の内容が確認され、これが満場一致で承認可決された。事業報告書・決算書・議決報告書(後述)とともに招集通知が本理事会後に発送された。
 【議事3/令和3年度事業報告内容について】通常総会に上程される予定の「令和3年度総会・役員会並に各部会・各委員会等事業報告」の記載内容が審議され、これが満場一致で承認可決された。
 【議事4/令和3年度決算報告・令和4年度予算案について】通常総会に上程される予定の「令和3年度会計監査資料」(予算案含む)ならびに「監査報告書」の記載内容が審議され、これが、満場一致で承認可決された。決算内容は監事の監査を受けたものであり、令和4年度予算案は常任理事会で検討されたものをベースに同組合顧問税理士の指導を経て完成となる。
 【議事5/令和4年度事業計画について】通常総会に上程される予定である「令和4年度事業計画書」案が本理事会にて審議され、これが満場一致で承認可決された。
 【議事6/各部会報告】●総務部会▽青年部「愛青会」報告=3月25日(金)、東建多度カントリークラブ・名古屋(三重県桑名市)にてゴルフコンペを開催。青年部員6名が参加した。●広報部会▽「組合だより第147号」を発刊したとの報告があった。●組合加入促進部会▽オーエムアイ(大見工業/社長=大見満宏氏、本社=愛知県安城市/主に大見工業の販売事業を担う企業)の賛助会員加入届が同部会から提出され、これが満場一致で承認可決された。同組合の賛助会員はこれで126社となった。
 【議事7/管機連(全国管工機材商業連合会)理事会報告】3月9日(水)、令和3年度第3回管機連理事会が日本工業倶楽部会館(東京都千代田区)で開催された。同組合から大藪淳一相談役(管機連副会長/大清社長)が実参加、峰澤理事長と事務局長がオンライン参加した。議事内容は以下の通り。①特別会員の大日機材(大分県)が脱退。②第10回定時社員総会を6月20日(月)に開催予定。③6月21日(火)に管機連ゴルフ大会を開催予定。④秋の理事会は、愛知組合主催「第33回管工機材・設備総合展」(10月6日(木)~同8日(土)開催)前日に開催せず、東京にて9月28日(水)もしくは同29日(木)に開催予定。⑤管機連イメージガール・江澤亜季プロ(ゴルフ)との契約期間が終了。続いて沓澤莉子プロ(ゴルフ)との契約を発表。⑥休暇申し合わせの件▽年末年始=令和4年12月30日(金)~令和5年1月3日(火)。
 【議事8/その他】同組合の今後の理事会開催日程(予定)▽●5月26日(木)午後3時30分よりTKPガーデンシティPREMIUM名駅西口にて開催、●7月5日(火)、●9月6日(火)、●11月1日(火)、令和5年1月17日(火)に名古屋マリオットアソシアホテル(名古屋市中村区)にて開催、●同3月7日(火)、●同4月25日(火)、となっている。
 すべての議案審議を終え、最後に川島健一副理事長(川島商事社長)が「ロシアのウクライナ侵攻、終息の見えないコロナウイルス感染症、素材の値上げや急激な円安など、経済の面で非常にマイナスな要素が多いですが、皆さんが組合で培われてきた情報網などを活用され、会社経営に生かしていただければと思っております。次回は総会直前の理事会ですので、皆さまなにとぞよろしくお願いします」と挨拶。散会となった。

ロボットテクノロジージャパン2022
事前来場登録&セミナー聴講予約開始
ND社+愛機工 5月10日から


 ニュースダイジェスト社(社長=樋口八郎氏、本社=名古屋市千種区)と、愛知県機械工具商業協同組合(理事長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)は5月10日(火)、産業用ロボットと自動化システムの専門展「ROBOT TECHNOLOGY JAPAN(ロボットテクノロジージャパン)2022(RTJ2022)」の事前来場登録の受け付けを開始した。RTJ2022は、6月30日(木)~7月2日(土)まで愛知県常滑市の愛知県国際展示場(Aichi Sky Expo)で開かれる。事前来場登録で1000円の入場料金が無料となる。公式ウェブサイト(https://robot-technology.jp)で受け付けている。同時に、会場内の主催者ステージで開催するセミナーの聴講予約の受け付けも開始した。
 6月30日は『これからのロボットの使い方』と題し、国内外の大手ロボットメーカー4社や経済産業省の代表者が語り合う。7月1日には、FA・ロボットシステムインテグレータ協会が主催で『SIer’s Day in愛知』が開かれる。SIer同士やSIerとロボット導入を検討する企業が交流を図るイベントで、中小製造業を中心とした具体的な導入事例や、中部地方を代表するSIerなどを紹介する。申し込みは同協会の特設ウェブサイト(https://www.robo-navi.com/webroot/siersdayapplication/133.php)へ。7月2日には『新分野に学ぶロボット活用術』と題し、農作業や宇宙での作業にロボットを適用するベンチャー企業が登壇する。過酷な環境でロボットを使うベンチャー企業の取り組みから、製造業や物流現場における次世代の自動化を実現するヒントを探っていく。
【セミナー概要】
◇開催場所/会場内Dホール・主催者ステージ
◇聴講料金/無料
◇申込方法/公式ウェブサイト(https://robot-technology.jp)セミナーページから受け付け
◇定員/各セミナーとも240名(先着順)
①6月30日(木)▽スペシャルセッション『これからのロボットの使い方』●時間/13時30分~14時50分●登壇者/ファナック専務執行役員ロボット事業本部長稲葉清典氏、安川電機代表取締役専務ロボット事業部長小川昌寛氏、デンソーウェーブ執行役員FAプロダクト事業部長神谷孝二氏、ABB代表取締役社長兼RA事業本部長中島秀一郎氏、経済産業省製造産業局産業機械課ロボット政策室長大星光弘氏●司会/産業用ロボット専門ウェブマガジン「robot digest(ロボットダイジェスト)」編集長八角秀氏
②7月1日(金)▽『SIer’s Day in愛知』●時間/13時00分~16時00分●主催/FA・ロボットシステムインテグレータ協会(SIer協会)●プログラム/「開会挨拶」SIer協会会長久保田和雄氏、「ロボット導入を成功させるためのポイント」SIer協会会員企業、「ロボット導入事例紹介」杉松産業、「SIer協会の紹介」SIer協会事務局、「SIer企業紹介」SIer協会会員企業6社、「ロボットSIリーグの紹介」愛知県、「ロボット関連施策紹介」経済産業省中部経済産業局、「閉会挨拶」SIer協会地域連携分科会主査鵜野政人氏、※申し込みは、同協会の特設ウェブサイト(https://www.robo-navi.com/webroot/siersdayapplication/133.php)から。
③7月2日(土)▽特別セミナー『新分野に学ぶロボット活用術』●講演1.「自動ミニトマト収穫ロボット」inaho代表取締役COO大山宗哉氏/10時30分~11時15分、
講演2.「宇宙船外汎用作業ロボット」アストロスケール創業者兼CEO岡田光信氏/10時30分~11時15分。

令和4年度「知財功労賞」
経済産業大臣表彰を受賞
八幡ねじ デザイン経営が評価


 八幡ねじ(社長=鈴木則之氏、本社=愛知県北名古屋市)がこのほど、経済産業省特許庁が実施する令和4年度「知財功労賞」において、デザイン経営企業として経済産業大臣表彰を受賞した。
 「知財功労賞」は、経済産業省特許庁が毎年、知的財産権制度の発展および普及・啓発に貢献した個人または、制度を有効に活用し円滑な運営・発展に貢献のあった企業に対して表彰を行う制度。今年度は、経済産業大臣表彰として個人1名と企業等7者、特許庁長官表彰として個人4名と企業等14者が表彰された。
 八幡ねじは、企業価値向上にデザインは必須であると考え、1996年からデザインマネジメントに取り組んでいる。25年前から外部デザイナー・平野湟太郎氏をデザイン統括顧問として迎えている。
 同社のデザインは、「三方善」という企業理念と、製造から物流までのプロセスを「整流化」するという企業コンセプトに基づいて行われており、「ねじ」の無駄のない形「機能美」と、誠実な企業経営のあり方を重ねている。
 「ねじ」というコモディティ商品に、わかりやすく、探しやすく、見やすいデザインを導入することで差別化し、現在、全国のホームセンターで高いシェアを実現。
 また、社内では毎年1回の社長賞選定基準に「新商品開発や技術開発を通じて特許取得をした者」「各種活動を通じ、会社のブランドイメージを著しく向上させた者」の項目を設けており、商品開発および知財が経営の重要な位置づけとなっている。
 同社のこのようなデザインマネジメントの取り組みが評価され、今回の受賞に至った。
 同社は「開発を通じて未来を拓く」を長期発展ビジョンのコンセプトとしており、「これからも知的財産を企業経営に欠かせないものと捉え、新技術や新商品の開発により力を入れ、新たな価値の創造への挑戦を続けてまいります」と表明している。
 表彰式は4月18日、東京都港区の赤坂インターシティコンファレンスにて行われた。

4日間の来場者数4万7336名
「2022中部パック」盛況
4年ぶりの開催、成功裡に閉幕


 包装・食品・製パン製菓・物流機械、衛生・環境・検査機器、包装資材、食品材料などの総合展示会「2022中部パック」が4月20日~23日の4日間、名古屋市港区のポートメッセなごやで開催され、期間中4万7336名が来場した。
 同展示会は、一般社団法人中部包装食品機械工業会(会長=生田涌希氏・フジキカイ社長)の主催で2年に一度開催されるが、前回の2020中部パックは新型コロナウイルス感染症の拡大により中止された。
 4年ぶりの開催となった今回は、『食×包×技術』~出会いの先に豊かな未来~をテーマに、216社が600小間に出展し新製品や新技術を展示紹介。商品の試食・販売コーナー「チューピープラザ」や「農林水産業の6次産業化」を推進する応援ブース、初企画の「CFRPパビリオン」の各ブースも賑わいを見せていた。
 会期中開催された特別講演会をはじめ、SDGsセミナー、竹内智香氏(冬季五輪6度出場の女性スノーボード選手)スペシャルトークショー、実演セミナー、出品社によるプレゼンテーションセミナーはいずれも好評を博した。
 初日は、吉田眞治2022中部パック実行委員長(ヨシダキカイ社長)の開会宣言に続いて、大村秀章愛知県知事、小林勝利東海農政局長、田中耕太郎中部経済産業局長、中部包装食品機械工業会の生田会長、吉田眞治副会長(2022中部パック実行委員長)、吉田真宏副会長(サンワ社長)、牧野研二副会長(ゼネラルパッカー社長)の7名によるテープカットが行われ、華々しく展示会はスタートした。
 次回中部パックは、2024年の開催が予定されている。

9か月累計では前年同期比増収増益
LIXIL 2022年3月期決算発表


 LIXIL(社長兼CEO=瀬戸欣哉氏、本社=東京都江東区)は4月28日(木)、2022年3月期(2021年4月1日~2022年3月31日)の決算を発表した。
 2022年3月期の連結売上収益は、第4四半期3か月では国内の一部事業における部品調達難や物流のひっ迫の影響により減速したが、引き続き好調な欧米のLIXIL Water Technology(LWT)事業が寄与し、通期では前年比4%増の1兆4286億円となった。国内事業の売上収益は、2021年3月期に行った事業売却の影響により前年比2%減の9962億円となったが、売却の影響を除くと1%の増収となった。一方、海外事業の売上収益は好調な欧米が牽引し前年比18%増の4523億円となった。
 第4四半期3か月では原材料価格の上昇激化と商品安定供給のためのコスト増により減益となったものの、通期では欧米地域の売上伸長や価格転嫁、また販管費の削減努力と過年度における構造改革の効果により、事業利益は前年比で76億円増の649億円となった。売上総利益率は34・1%、事業利益率は0・4ポイント増加して4・5%に改善した。販管費は売上増加に伴い前年比で101億円増加したが、販管費率は0・3ポイント改善した。
 通期の最終利益は、構造改革の進捗と基幹事業への集中により業績の変動要因を低減したことで前年比156億円増の486億円となった。自己資本比率は2・6ポイント上昇して34・3%に改善し通期計画目標34%を達成。期末配当予想は5円引き上げて45円に修正し、一株あたりの年間配当金は前年比10円増の85円を予想している。
 瀬戸欣哉社長兼CEOのコメント「第4四半期は極めて厳しい事業環境となりましたが、通期では前年比で増収増益を達成し、財務体質を大幅に改善することができました。欧米地域では2桁成長を達成し、アジア太平洋地域でも新型コロナウイルス感染症の感染拡大による影響からの回復が続いています。しかし、原材料価格および物流費の高騰とサプライチェーンの寸断に対応するためのコスト増が、第4四半期の利益を大きく押し下げる要因となりました。これらの課題に対応すべく、迅速な価格改定と高付加価値商品へのシフトや、代替素材への転換などの施策に取り組んでいます。また、より機動的で強靭なサプライチェーンと生産体制の構築を加速し、商品の安定供給に努めています。今期も不透明な事業環境が続くと思われますが、長期的に持続可能な成長を達成できると確信しています。また、今後もコーポレート・レスポンシビリティ戦略で定めた目標に向かって取り組みを進めることで、ステークホルダーの皆さまに提供する価値をさらに高め、『世界中の誰もが願う、豊かで快適な住まいの実現』という当社の存在意義を実現するために前進してまいります」(一部抜粋)。
来賓・主催者によるテープカットで開幕 大村秀章愛知県知事(右から3人目)、生田涌希中部包装食品機械工業会会長(同4人目)

全セグメントで増収増益
TOTO 売上高過去最高


 TOTO(社長=清田徳明氏、本社=福岡県北九州市)は4月28日(木)午後3時、2022年3月期決算を発表した。売上高は前年比11・7%増の6452億円となり過去最高を記録。純利益は前年比48・8%増の401億円であった。コロナ禍により一部商品の供給が滞ったものの、衛生意識が高まり自動水栓などが好調だったようだ。
 2021年度の年間配当は90円から95円(前の期は70円)に増額され、2022年度計画も前期比5円増の100円に増配する方針という。
 2023年3月期の業績予想だが、売上高は前期比10%増となる7100億円、純利益は前期比3・4%増となる415億円を同社では見込んでいる。2022年度計画は1ドル=125円と想定している。
 同社は、今後も円安傾向が続くとみているようで、「日本の調達コストは上がるが、海外でビジネスをやる分もある。円安の方がトータルで業績が上がる」とコメントしていた。

インパクトレンチ用2種新発売
差込角のサイズ変換アダプター
トップ工 簡単装着と狭所で使える2タイプ


 作業工具の総合メーカー、トップ工業(社長=石井真人氏、本社=新潟県三条市)は、「インパクトレンチ用ユニバーサルワンタッチアダプター(変換タイプ)」(EPA-64U)と「インパクトレンチ用ユニバーサルジョイント(変換タイプ)」(PUN-64)を5月2日より販売開始した。
 近年、これまで一般的だった差込角12・7㎜に比べ、高いトルクがかけられる差込角19・0㎜インパクトレンチが普及。手持ちの差込角12・7㎜のソケットを、差込角19・0㎜インパクトレンチで使用したいとの声を受け、このほど同社は差込角の変換アダプターを発売した。
 新製品の特長は次の通り。
 【インパクトレンチ用ユニバーサルワンタッチアダプター(変換タイプ) EPA-64U】
 簡単装着!ワンタッチ変換タイプ▽差込角凹19・0㎜(3/4″)を、差込角凸12・7㎜(1/2″)に変換できる▽首振り角度30、壁際や狭所等に最適▽インパクトレンチで、ソケットレンチ用ソケットを脱落の心配なく使える▽インパクトレンチ用ソケットをOリング・ピン無しでもワンタッチで接続可能。
 標準価格1万2750円(税別)。URL:https://www.toptools.co.jp/products/eua-64u/
 【インパクトレンチ用ユニバーサルジョイント(変換タイプ) PUN-64】
 狭所で使える▽差込角凹19・0㎜(3/4″)を、差込角凸12・7㎜(1/2″)に変換できる▽首振り角度30、壁際や狭所等に最適▽Oリング・ピン止めタイプ。
 標準価格8800円(税別)。URL:https://www.toptools.co.jp/products/pun-64/
 その他、「インパクトレンチ用ソケット・ワンタッチアダプターセット(PT-1736PUS)」3万8000円(税別)、「インパクトレンチ用超ロングソケット・ワンタッチアダプターセット(PT-1736SLPS)」4万4000円(税別)も同時発売。

社会人としての心構えや
ビジネスマナーを学ぶ
愛機工 2日間の新入社員研修を開催


 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)の経営対策部(部長=林正人氏・広商NEXUS会長)は、社員教育事業の一環として恒例の「新入社員研修」を4月11日・12日の2日間の日程で名古屋市千種区の名古屋市中小企業振興会館(吹上ホール)会議室にて開催した。
 新入社員はじめ入社1年前後の社員を対象に、社会人、組織人としての意識づけから生産性の高い職場活動を実践するために必要な能力とスキルの習得を主旨に行われ、今年は組合員企業から20名が受講した。
 会場では感染症対策として、充分なスペースを確保し、検温やアルコール消毒、マスク着用などを徹底した。
 名南経営コンサルティングの長谷部千彰氏が講師を務め、参加者は2日間を通して、社会人としての「ものの考え方」や「職場での基本的な動作・マナー」を学んだ。
 また、開会にあたって挨拶した山崎公明組合事務局長は、同組合の概要や活動内容を紹介した。

DMG森精機
「DMG MORIBoston」
グランドオープン


 DMG森精機(社長=森雅彦氏、東京グローバルヘッドクォータ=東京都江東区)は4月20日、研究開発およびアメリカ北東部の販売・サービスの新たな拠点として、マサチューセッツ州サマービルにDMG MORI Bostonをグランドオープンしたと発表した。現地時間4月12日に開所式が行われた。
 DMG MORI Bostonは、経済発展が著しいアメリカ北東部のボストン近郊に位置する。同地域には、現在成長を続ける医療や航空宇宙、ハイテク関連企業が拠点を構えるほか、マサチューセッツ工科大学やウェントワース工科大学などの技術系大学にも近く、シカゴやデービスの拠点と同様に、同社が注力する自動化とデジタル化の研究開発において重要な役割を果たす。
 特に、同じ建屋に2019年より資本・業務提携しているソフトウエア開発会社Tulip Interfacesの本社とショールームが入ることから、両社の密接な連携により、「TULIP」(製造支援アプリケーション作成プラットフォーム)を活用し、実践的な方法で工程のデジタル化をさらに推進し、製造現場の課題解決を支援していく。
 DMG MORI Bostonには、研究開発者やアプリケーションエンジニア、営業、サービスエンジニアなど約140名の社員が勤務。テクノロジーセンタに設置する最新の機械やシミュレーターは、ユーザーに見てもらうのはもちろんのこと、ユーザーのオペレータおよび社員の研修にも活用する。さらに、今後も競争力を維持し、革新的な技術を推進するために、デジタル化、人工知能、AM(積層造形)などの最先端技術に関する知識を持つ人材を採用する。
 今後、DMG MORI Bostonは、アメリカ北東部に販売・サービスを提供するだけでなく、世界中のユーザーに新しいデジタル化ソリューションとプロセスを提供する拠点として、ユーザーのさらなる生産性向上への貢献を目指す。

 【DMG MORI Bostonの概要】
▽所在地=77Middlesex Ave,Suite B. Somerville,MA02145,USA
▽建物=1階建て(DMG MORIのテクノロジーセンタ、Tulip Interfacesのショールーム、Tulip Interfaces本社、研究・開発、オフィス、会議室)
▽展示内容=NTX 1000、NHX 4000、DMU 60 eVo linear、DMP 70、TULIP、Messenger、my DMG MORIを含むデジタルソリューション
▽社員=約140名(Tulip Interfacesの社員を含む)

 黎明期シリーズ〈完〉

05 CG、黎明期から過渡期へ

~ CG met the new generation in1990s.
CG、新世代へ


株式会社ナイス・デー 代表取締役/プロデューサー 西村 敬喜
 さて、第4話までCG(コンピューター・グラフィックス)の黎明期を徒然に書かせていただきました。CGを生業に40年超やってきたと寄稿1話でお話をさせていただきましたが、実際には、CGディレクターとしての現場は寄稿2話の連ドラ話から3、4年後の2000年を前に引退状態となっておりました。その後はプロデューサーとしてCGのみならず多岐にわたっての映像に関わらせていただいております。
 なぜ現場から離れたかをお話させていただきます。寄稿1話で元NHKのYさんから「なにせ絵の描けない人でも絵で生活ができるようになる」というお話をいただいたと書きましたが、1980年代末になると美術系大学出身の「絵を描ける」人も多数CGに参画しておりまして、CGはテクニカル系からクリエティブ系の仕事に変わってきておりました。また、コンピューターも高額なグラフィックス用のミニコン(およそ800から3000万円)から、グラフィックス用PC(およそ50から100万円)へ代わってきておりました。CGが商用ベースにのってきたわけです。結果、1980年代末から1994年くらいにCGプロダクジョンの起業ブームが起こりました。さらに1994年くらいにCGの専門学校ができたころから、ある変化が起きました。黎明期のCG業界は誰がCGソフト開発で覇者(プラットフォーマー)となるか、国内だけでなく米国ともしのぎを削っておりました。そして、良い意味での一攫千金狙いの強者もいました。CGで儲けてフェラーリを買った人がいる、その後の2000年ビットバレー(渋谷)物語のようなお話です。ところが1994年の専門学校の誕生のころから人種が徐々に変わってきました。黎明期が肉食系だとすると草食系に変わりました。CGだったら憧れのクリエイターになれるのでは? 一人で静かに黙々とやりたい、CGはそんな人に最適な職種とみなされたようです。業界的にもCGを利用する業種がかなり増えました。
 CGソフト開発の覇者が見えて(米国です)、専門学校ができた1994年までが長く続いた黎明期の終わりだったように思います。この意見には異論・反論はあると思いますが、西村の周りの黎明期の方たちは、1995年から2000年の間にCGから身をひいた方が多かったように思います。勝負がついて、CGのコモディティー化が始まったのです。西村はというと本心を言えば絵の描ける本物のCGアーティストと戦っても勝ち目はないと逃げたようなものです(笑)。ということで、例のYさんの教えの「長々とやらないで、すぐに手を引く」のすぐに手を引く、に関しては20年近く現場を楽しませていただく結果となりました。その後もCG業界に関わってこられたのは、経営者兼プロデューサーとしてCGを映像表現ツールのひとつとして考え、CGそのものに溺れなかったからだと思います。寄稿1話で、「私は研究開発者ではありませんでした。このことは、その後の人生において非常に重要なポイントとなります」と書きました。研究開発者とは、ハードでもソフトでも、そしてクリエティブでもCGそのものをゴールとする人という意味です。すなわち、私はCGそのものをゴールとしてこなかったのです。これは、根本的な考え方だったと思います。
 さてこの寄稿で、フェラーリを買った強者がいると書きましたが、Nさんといいます。元セゾングループの堤清二氏(故人)が1983年に六本木に設立したCGラボSEDICに所属していた方です。Nさんとはバブル時代から非常に長きにわたって親しくさせていただいておりました。1991年に西村が独立したときにも大変お世話になりました。そのNさんから、彼の考えをいただきました。「CGを目的としない。CG稼業で楽しみをみつける」です。そして、これが、「CG会社がお仏壇を製造?」(本紙2021年1月17日号掲載)につながります。

「祈りの壇とタブレット」

 2022年現在、CGをその基盤としている業種はゲームを始めとして多岐に渡ります。CGを本流とされている方が書いた黎明期とは見解が違う点が多々あると思います。西村が寄稿させていただいたのは〝牧歌的〟で〝プラベート〟な黎明期のお話でした。

ケーブルメーカーとして世界初
ハロゲンフリーTPEケーブルで
イグス ULのAWM Style取得


 イグス(本社=ドイツ)は4月26日、機械的な耐久性が高く、難燃性ハロゲン物質を添加物として使用していない「チェーンフレックス ハイエンドTPEケーブル」にて、ケーブルメーカーとして世界で初めてULのAWM Styleを取得したと発表した。製品の安全性に関して米国で最も重要な独立した認証機関の一つであるULによって、ハロゲンフリーのTPEケーブルであっても産業界の防火要件を満たすことができると認められた初めての事例という。
 ULの認証取得は、北米市場への進出を成功させるための前提条件とされる。認証において防火性能は一つの重要な決定基準となっているため、これまでケーブルの難燃性を向上させるフッ素、塩素、臭素などの難燃剤を含む製品にのみ認証が与えられてきた。しかし、これらの難燃剤が概して外被の化学構造を変化させ、機械的な耐久性を低下させることは、今まであまり考慮されてこなかった。そこでイグスは、延焼を防ぐことよりも、ケーブル自体がどのように火災の原因となったかに着目した。
 イグスのTPE外被化合物は、機械的負荷だけでなく、外部からの影響に対しても非常に高い耐性を備えている。そのため、最大4xd(ケーブル外径)の小さな設置スペース、100m/sの加速度を伴う非常に高速な短ストローク、マイナス35℃からプラス100℃の温度範囲での長ストロークなど、幅広い用途で使用することが可能。同時に、極めて高い媒体耐性を有し、特殊な有機オイルにも耐性がある。同社のハロゲンフリーTPE外被化合物は、すべてのエナジーチェーン用途において、難燃剤を含む同じ材料と比較して、外被の早期劣化を最大10分の1にまで抑える。外被が破断しなければ、線心断面積が小さくなることはないため、火災の決定的な原因を減らすことができる。最終的に、同社のこの主張はULに認められた。
 これまでUL認証を受けたチェーンフレックスケーブルは1044種類だったが、今回の新しい認証により、200種類以上のTPEケーブルが加わり、より多様なUL認証製品ラインアップを提供することができるようになった。個々のコンポーネントのUL認証が要求される北米市場向けの機械製造で、安心して使用することができる。

5月27~28日、本社工場にて
「2022プライベートショー」
山下機械 3年ぶりの開催、セミナーも


 山下機械(社長=近藤敏之氏、本社=名古屋市熱田区中田町8-20)は、コロナ感染拡大により2年続けて開催できなかったプライベートショーを、今年は感染症対策を講じた上で5月27日(金)~28日(土)の2日間、同社本社工場にて行う。
 モノづくりの世界でも大きな課題であるCO2削減への取り組みや自動車の電動化に向けて生産部品の減少が予想され、その対応が求められる中、展示会では生産に役立つ同社主力メーカーの最新最適な機械と工具を展示紹介する。
 また、出展メーカーのジェイテクト、ブラザー工業によるリアルセミナーも両日開かれる。
 会場では技術相談会が同時開催され、山下機械のスタッフや出展メーカーの技術担当者が相談に応じる。
 展示会の開催時間は午前9時から午後5時まで。
 同社では昨年1月に新社屋が完成しており、近藤社長は「コロナ感染もあり来社されていない方は、この機会に是非ご見学していただければ」と呼び掛けている。
 【出展メーカー(順不同)】高松機械工業▽滝澤鉄工所▽ブラザー工業▽ジェイテクト▽テクノソリューションズ▽オーエスジー▽三菱マテリアル▽グーリングジャパン▽BIG DAISHOWA▽ユキワ精工▽セコ・ツールズ・ジャパン▽曽根田工業

セコ・ツールズ・グリーンファンド
サステナビリティの目標を10年以上達成


 セコ・ツールズ(本社=スウェーデン・ファゲルスタ)は、気候変動と環境への悪影響の低減に貢献するために2012年にグリーン投資基金を設立。以来、グリーンファンドは、企業の事業活動による環境への影響を低減するさまざまなサステナビリティプロジェクトへの投資を支援してきた。
 2022年には、主に2030年までに企業の気候変動への影響を50%以上削減して循環率90%を達成することを目的に長期的な企業目標の資金として10億スウェーデンクローネを拠出した。
 セコ・ツールズのサステナビリティスペシャリストであるシェリン・メイヤーズ氏は「グリーンファンドはセコ・ツールズのサステナビリティプロジェクトへの投資において重要な資産であり、10年以上続いています。従来の投資要因では優先することができなかった環境への投資を促進できます」と述べている。
 世界中の太陽光発電装置
 太陽光発電プロジェクトは、電力網への依存を最小限に抑えて再生可能エネルギーの生産を増加させることで気候への影響を低減することを目指している。グリーンファンドは、南アフリカのオフグリッド太陽電池や英国およびインドの営業ユニットの太陽光発電設備など、さまざまなソーラープロジェクトを支援してきた。
 熱回収と再利用
 セコ・ツールズが気候への自社の影響を低減するもう1つの方法は、製造工程で発生する廃熱の利用。グリーンファンドは、熱回収システムを改善して循環を促進するサステナビリティプロジェクトを支援してきた。
 ファゲルスタの本社では、熱回収システムにエアコンプレッサーを追加して拠点に暖房を供給することで、想定される地区暖房を購入する必要がなくなる。CO2排出量で測定する現場のフットプリントは28%減少すると推定される。
 廃棄物循環イニシアチブ
 セコ・ツールズは、廃棄物の循環率を高め、埋立地に廃棄物を送ることによる環境への影響を減らすことにも取り組んでいる。グリーンファンドは、英国拠点のコンポスターなどの他のプロジェクトや、すべての拠点においてリサイクルのための廃棄物の分別の支援に資金を配分している。

2022年1~3月期産業用ロボット
受注額、生産額ともに過去最高
日本ロボット工業会 需要回復継続も見通しは不透明


 日本ロボット工業会(会長=小笠原浩氏・安川電機会長兼社長)が4月28日発表した「マニピュレータ、ロボット統計受注・生産・出荷実績【会員ベース】」によると、2022年1~3月期の産業用ロボットの受注額は前年同期比4・3%増の2567億円、生産額は同4・2%増の2162億円となり、いずれも四半期としては過去最高額を記録した。
 出荷額では、国内出荷額が同8・9%増の548億円、輸出額が同0・7%増の1651億円と、ともに前年を上回った。
 国内向けは、自動車製造業向けを中心に依然として勢いは弱いものの、半導体用などの好調さが継続し、全体として回復傾向を示した。
 輸出は、欧米向けが伸長する一方で、これまで市場を強くけん引してきた中国向けを中心に落ち着き、アジア向けは昨年より減少傾向となった。
 各産業で需要の回復・拡大は継続しているものの、今後の見通しには新型コロナウイルス感染症や地政学的リスクなどが及ぼす多面的な影響が不透明さを伴わせているとした。
 発表された受注・生産・出荷額は次の通り。
 1.受注額
 2567億円(前年同期比4・3%増)/7四半期連続の増加
 2.生産額
 2162億円(同4・2%増)/6四半期連続の増加
 3.出荷額
 《総出荷額》
 2199億円(同2・6%増)/6四半期連続の増加
 《国内出荷額》
 548億円(同8・9%増)/4四半期連続の増加
 《輸出額》
 1651億円(同0・7%増)/6四半期連続の増加
 3-1国内出荷額内訳
 《電気機械製造業向け》
 152億円(同14・2%増)/4四半期連続の増加
 《自動車製造業向け》
 163億円(同8・1%減)/4四半期ぶりの減少
 3-2輸出額内訳
 《電子部品実装用》
 588億円(同19・4%減)/9四半期ぶりの減少
 《溶接用》
 260億円(同19・6%増)/6四半期連続の増加

ポケット加工用高送りフライスカッター
「CoroMill(R)MH20」
サンドビック アーバ取付けカッターを追加発売


 サンドビック・コロマントは、昨年発売したポケット加工用高送りフライスカッター「CoroMill(R)(コロミル)MH20」に、アーバ取付けカッターのラインナップをこのほど追加発売した。
 コロミルMH20は、高い刃先強度、すぐれた切りくず処理および高剛性な工具デザインにより、高い加工安定性を発揮するポケット加工用高送りフライスカッター。
 多種多様な加工を行うことができる汎用工具のため、工具数、工具交換時間および工具取扱い時間を低減しサイクルタイムを短縮できる。
 また、長い突き出し量での加工においても卓越した工具寿命を発揮し、ダウンタイム全体を短縮、製造経済性を改善する。
 主な特長は次の通り。
●すぐれたランピング機能と切りくず排出により、ポケット加工に最適化。
●新しいカッター素材と低抵抗チップの採用により卓越した加工安定性を発揮。
●切削力の低減による機械の小型化が可能。
●最適化された刃先による信頼性で無人加工が可能。
●工具径φ16-50㎜、最大切込み1・2㎜。
●アーバ取付けカッターを追加。

第2815号PDFはこちら

おすすめ