第2938号 令和7年10月19日(最新版)
特集
メカトロテックジャパン2025
10月22日(水)~25日(土)、ポートメッセなごやで開催
過去最多!524社が出展
524社・団体が2092小間に出展
世界27カ国・地域から製品が一堂に
 工作機械見本市「メカトロテックジャパン(MECT)2025」(主催=ニュースダイジェスト社、共催=愛知県機械工具商業協同組合)が10月22日(水)~25日(土)の4日間、名古屋市港区のポートメッセなごやで開催される。テーマは「この発見、激アツ!!!!」。出展者数は過去最多の524社・団体、展示規模は過去2番目の規模となる2092小間(9月18日現在)で、今年国内で開催される工作機械見本市としては最大規模となる。
1987年の第1回展から20回の節目
過去最多の出展者、84社が初出展
 MECTは、1987年にスタートした工作機械を中心とするFA技術専門展。西暦奇数年の秋にポートメッセなごやで開催され、今回第20回を迎える。前回の2023年展は出展者数492社・団体、2103小間の過去最大規模で開催され、4日間で7万7225人が来場した。
 今展は、出展者がさらに増加したことにより、通路の確保などで小間数は若干前回展を下回ったものの、前回同様にポートメッセなごや全館を最大限使用しての開催となる。出展者524社・団体のうち、前回より20社多い84社が初出展。展示される工作機械及び鍛圧・板金機械は大小含めて281台が見込まれている。また、直近1年以内に発表された新製品554点が展示される予定。世界27カ国・地域から製品が一堂に集まる。(いずれも9月18日現在)
 新たな企画として、中小企業や設立10年以内のスタートアップ企業を支援するための「中小・スタートアップゾーン」を第1展示館に新設。用意された低料金のパッケージ小間に10社が出展する。出展者は会期中毎日10分程度のピッチプレゼンを実施し認知度向上を図る。
 MECT2025は様々な製造現場や技術者から、業界トレンドとその解決策が見つかる展示会として注目を集めており、「自動化・省人化、エコ・省エネ、EVなど新自動車への対応等、各出展者の提案を間近で体感し、新たな発見につなげてほしい」と平野清嗣MECT事務局長(ニュースダイジェスト社取締役)は先日の会見で話した。期間中、7万5千人の来場者を目標としている。
 毎回、世界最先端の技術の実演展示に挑戦するコンセプトゾーン(主催者企画展示)では、「医療を支える加工術-異業種に学ぶ成功のヒント-」をテーマに、高度な加工技術を培ってきた3社による加工実演を披露する。驚きのスゴ技を持つ企業の加工実演を通じて、技術ニーズに応えるためのヒントを提示するとともに、これからの加工の可能性に迫る。
 また、主催者企画のセミナーでは、トヨタ自動車やマツダ、ボーイング、インターステラテクノロジズ、日立製作所、HILLTOPと各分野に精通した6人の講師が「自動車」「航空・宇宙」「先進工場」をテーマにものづくりの最先端事例と将来像について講演する。
 さらに、出展者によるワークショップが連日開催されるほか、同時開催イベントとして「工作機械トップセミナー」(日本工作機械工業会主催、学生限定セミナープログラム)も行われる。
 入場料が無料になる事前来場登録は公式ウェブサイト(https://mect-japan.com/2025)から。
前回展の会場風景
MECT2025概要
 【開催期間】2025年10月22日(水)~25日(土)の4日間
 【開場時間】10時~17時 ※最終日25日(土)は16時まで
 【会場】ポートメッセなごや
 【主催】ニュースダイジェスト社
 【共催】愛知県機械工具商業協同組合
 【入場料】大人1000円、団体(10人以上)1人500円 ※事前来場登録者、海外来場者、学生は無料
 【出展対象製品】工作機械、鍛圧・板金加工機、射出成形機、3Dプリンター、機械工具、のこ刃、切削工具、工作機器、測定機器、試験機器、研削砥石、研磨材、油圧・空圧・水圧機器、歯車・歯車装置、環境・安全対応機器装置、CAD/CAM/CAE、制御装置・関連ソフトウエア、産業用ロボット、搬送装置、洗浄機械装置、品質管理・安全・試験認証機関、新素材、マイクロマシン、ナノテクノロジー関連など
主催者ご挨拶
(株)ニュースダイジェスト社
代表取締役社長 八角 秀
 今回で通算20回目を迎えるメカトロテックジャパン(MECT)2025は、今年開かれる工作機械関連の見本市の中では国内最大級の開催規模となりました。出展者数は過去最多の524社・団体、出展規模は2092小間の規模で開催する運びとなりました。これもひとえにご出展者、ご関係者各位のご支援のたまものであり、心から厚く御礼申し上げます。
 MECT2025では「この発見、激アツ!!!!」をテーマに、最新の工作機械や周辺機器、加工技術などが一堂に展示されます。また、主催者独自の企画展示「コンセプトゾーン」では「医療を支える加工術」と題し、高度な技術を持つ3社の加工術の一端を披露します。この他、「中小・スタートアップゾーン」の新設や各種セミナー、出展者のワークショップなど多数の企画をご用意しております。
 工作機械業界の国内需要は、米国トランプ政権の関税政策や中東を巡る地政学リスクなどの不確定要素が多く、設備投資に対して様子見の状況が続いています。先行きが不透明な情勢下ではありますが、新規需要を取り込むための起爆剤としてMECT2025を活用していただければ幸甚に存じます。
共催者ご挨拶
愛知県機械工具商業協同組合
理事長 水谷 隆彦
 メカトロテックジャパン(MECT)が、今回もポートメッセなごやで盛大に開催できますこと、まずもってご関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。前回の2023年展は過去最高の出展者数と展示規模で開催され、多くのご来場者を集めることができました。第1展示館を含むポートメッセなごや全館を使った展示会は、皆さまのご期待に応えられたものと大変喜ばしく思います。
 そしてMECT2025は、前回展をさらに上回る524社・団体、2092小間の規模で開催される運びとなりました。新規で出展する企業も多数あり、新しい発見ができる中部地区最大規模のイベントとなりました。
 第1展示館では工作機械やソフトウエア、第2展示館では工具や工具保持具、第3展示館では機械要素部品や測定機器、周辺装置などが出展され、まさに機械工具全般を網羅した展示内容です。第3展示館のコンセプトゾーンでは主催者企画展示として「医療を支える加工術」を紹介する他、ワークショップ会場を第1展示館と第3展示館に設けています。
 また、交流センターでは最新技術に関するセミナーを実施します。盛りだくさんの企画で皆さまをお待ちしておりますので、どうぞ今年もゆっくりとお楽しみください。
機械加工 医療を支える
加工術-異業種に学ぶ成功のヒント-
主催者企画展示コンセプトゾーン
開催場所:第3展示館内特設会場
 ●実演内容
 【加工実演A】医療器具のミニチュア再現技術
 協力=キャステム/碌々スマートテクノロジー
 腹腔鏡手術で使用される医療器具「鉗子(かんし)」を手のひらサイズに再現。部品の製造には金属粉末射出成形法(MIM、※1)を用いている。製品の可動部分は、本物同様に動かすことができる。会場では複数のMIM製法で製作した構成部品の中で最も微細な形状を持つ金型部品(鉗子の先端にある爪のローレット形状、※2)の加工技術を披露する。
 ※1MIM=「ミム」と読み、金属粉末とバインダーを混ぜ合わせ、射出成形して焼結することで金属製品を製作する技術。
 ※2ローレット形状=滑り止めのために金属などの表面に細かい凹凸模様を施した形状。
 [セミナー・実演時間]10月22日(水)・23日(木)=10時30分~/13時~/15時~▽24日(金)=10時30分~/12時30分~/15時~▽25日(土)=10時30分~/13時30分~
 【加工実演B】医療に生かす金型メーカーの技
 協力=狭山金型製作所/ファナック
 創薬や医療業界で注目される生体模倣システムに必須の「マイクロ流路」。マイクロ流路を作る金型の鏡面仕上げ、射出成形機内でのゲートカットを実現する金型構造など、複雑形状の高精度加工は高度な技術を持つ金型メーカーだからこそできる技である。また、会場では成形品の無人生産を可能にした自動化工程も公開し、省人化によるコスト削減やリードタイムの短縮と、常時安定した品質を供給する製造プロセスも披露する。
 [セミナー・実演時間]10月22日(水)・23日(木)=11時~/13時30分~/15時30分~▽24日(金)=11時~/13時~/15時30分~▽25日(土)=11時~/14時~
 【加工実演C】医療の未来を創る、切り開く新工法
 協力=メイラ/中村留精密工業
 人体に悪影響を与えないように、生体適合性の高いチタン合金(難削材)が主に使用される「整形外科用インプラント」。同インプラントは人の骨格に合わせて設計がされ、複雑な形状かつ高い精度が求められる。今回、インプラントを模した複雑形状のMECTオリジナルワークを設計。複合加工機の特性を生かし、材料からの一貫生産を実現した。一つの素材から複数のワークを削り出す新工法は必見である。
 [セミナー・実演時間]10月22日(水)・23日(木)=11時30分~/14時~/16時~▽24日(金)=11時30分~/13時30分~/16時~▽25日(土)=11時30分~/14時30分~
 ●特別セミナー
 「広がる医療ビジネスの魅力」
 医療分野でも活躍を続けているコンセプトゾーン協力企業の3社。医療機器や医療器具の小型化、複雑化、精密化が求められる中、自社の強みや成功の秘訣、今後の戦略などを余すところなく語り尽くす。予約不要、聴講無料。
 [開催日時]10月24日(金)14時~14時45分[場所]コンセプトゾーン内特設ステージ ※予告なく変更する場合もあり。
C.医療の未来を創る、切り開く新工法
セミナー
前回展のセミナーの様子
 [開催場所]交流センター3階会議ホール
 [開催時間]10月22日(水)~24日(金)、講演(1)13時~14時(2)14時20分~15時20分
 [聴講料金]無料 ※別途、事前来場登録が必要
 [申し込み方法]公式ウェブサイトのセミナー紹介ページで受け付け
 [定員]各セミナーとも400名(先着順)
 ●講演内容
 ▼10月22日(水)
 【自動車】テーマ「持続可能な自動車産業へ」
 講演(1)「現場変革を支える人財育成~ラグビーとの共通点~」/トヨタ自動車 三好工場・明知工場 工場長 トヨタヴェルブリッツ アドバイザー 高橋一彰氏
 講演(2)「e-SKYACTIV R-EVのお客様価値を実現する生産技術」/マツダ 技術本部 本部長 藤崎周二氏
 ▼10月23日(木)
 【航空・宇宙】テーマ「航空・宇宙の未来」
 講演(1)「~安全性と効率性を革新する~ボーイング ジャパンのロボット活用と自動化の歩み」/ボーイング リサーチ&テクノロジー ジャパン リサーチ&ディベロップメント エンジニアリングマネージャー ミチェル・オルソン氏
 講演(2)「モノづくりの力で実現する、宇宙産業の変革」/インターステラテクノロジズ 取締役 VP of Launch Vehicle 中山聡氏
 ▼10月24日(金)
 【先進工場】テーマ「『日本の現場×DX』の真価」
 講演(1)「社会インフラを支える日立製作所のDX事例と新たな取り組み」/日立製作所 社会ビジネスユニット インフラ制御システム事業部 シニアストラテジスト 入江直彦氏
 講演(2)「製造DXを実現するHILLTOPが描く『ものづくりの未来』」/HILLTOP 代表取締役社長 山本勇輝氏
=会場速報=
 MECT2025公式サイト内に、MECTの見どころなどをいち早く発信する特設ページ「会場速報」を設置。各社の新製品の紹介と、自動化や人工知能(AI)など最新技術に関する展示の内容だけでなく、来場者の関心を集める実演の様子や出展者の意気込み、展示会の雰囲気などの情報が随時配信される。10月20日(月)公開予定。
MECT2025 出展製品
工具管理システムの新モデル
「MATRIX360」
タンガロイ 小間番号2C06
 タンガロイ(福島県いわき市好間工業団地11-1)は、MECT2025にて現場の生産性を切り拓く最新ソリューションを一堂に展示する。とりわけ注目は、好評を博している工具管理システムMATRIXの新モデル「MATRIX360」の実機展示。「MATRIX360」は、回転式カルーセルで限られたスペースでも高密度収納。しかも柔軟な〝仕切り〟設定が可能で、保管レイアウトも自由自在。限られた現場スペースでもスマートに工具を管理できる仕様となっている。日々の業務に直結する使い勝手や導入イメージを、担当スタッフが具体的なユースケースを交えて分かりやすく紹介してくれる。
 ブースではこのほか、旋削・フライス・穴あけなど幅広い加工領域をカバーする最新工具群や、加工時間短縮・コスト削減に直結するソリューションも多数展示。見て、触れて、相談できる〝実感型〟の展示が特徴である。特にタンガロイの強みであるヘッド交換式工具を多数展示している。実際に工具の着脱作業を体験して、実際の現場での段取り時間の短縮を具体的にイメージできる展示となっている。
 さらに今回は、他の出展メーカー各社とのコラボレーションとして、コミュニティーサイト「キリコミ」を介したスタンプラリーを実施する。参加方法は簡単で、会場で案内する手順に沿って「キリコミ」にアクセスし、参加各社のブースを巡ってスタンプを集めることで、達成度に応じた限定の豪華賞品が当たる企画も実施する。
省エネ・自動化時代に対応する
電極・ワーク搬送装置「SZ25」
ソディック 小間番号1D25
 ソディック(神奈川県横浜市都筑区仲町台3-12-1)は、筐体内に多関節ロボットを備え、最大18¥文字(G0-8432)の電極・ワークを自動で交換する自動搬送装置「SZ25」(新製品)を出展する。
 同製品は(1)自動化・容易化(2)コネクティビティ(3)省エネの3要素をバランスよく備え、省エネ・自動化時代に対応する自動搬送装置として生産性向上に貢献する。
 主な特徴は、従来機「SR12」と同様にコンパクトさを維持しながらも、最大可搬質量を18¥文字(G0-8432)にアップ。さらにロボットのストロークを拡大することで、大型機の接続が可能になった。
 制御ソフトウェアは、NCプログラム運転、NCスケジュール運転機能、他社を含むPCスケジューラに対応し、幅広い自動運転方法を選択可能。
 また、機械主軸の回転装置が不要になる「反転装置」(オプション)により、搬入の向きに制限が無くなり、機械2台接続時にどちらも作業者に正対設置が可能となった。これにより、現場の作業性を維持しながら自動化を可能にする。
 同社ブースでは、「SZ25」を自社開発の新型スケジューラで動作させるデモンストレーションが行われる予定。「SZ25」はリニアモータ駆動マシニングセンタ「GS540L」とリニアモータ駆動高速・高性能精密形彫り放電加工機「AL40G+」に接続され、マシニングセンタによる電極作成から、放電加工機による加工までを自動で行う流れを見ることができる。
40HRCまでの中硬度鋼材に対応
進化したロールタップ「EHRZ」
彌満和製作所 小間番号2A30
 ねじ専業メーカーとして100年以上の歴史を持つ彌満和製作所(東京都中央区京橋3-13-10、中島ゴールドビル)は、今回『マシンに最適化した究極のプロツール』をコンセプトに開発した「Z-PRO」ブランド製品を中心に展示する。
 中でも新製品「エクストラハードロールタップEHRZ」は、40HRCまでの中硬度炭素鋼・合金鋼への加工を可能にし、進化したロールタップとして注目される。
 「EHRZ」の主な特徴は次の通り。
 (1)Z-PROブランド共通の「セミロング形状」を採用。適切な全長により確実な外部給油が可能で、良好なめねじ加工を実現。
 (2)「独自のねじ逃げ形状」と「コーティングの効果を最大限に発揮する表面処理技術」により、低トルク化が向上。
 (3)従来より溝幅を広くし、高い油剤供給効果により潤滑性、冷却性がアップ。
 (4)特殊コーティング+被加工材に適した母材を採用したことにより、40HRC以下の中硬度鋼材やステンレス鋼へも適応。
 ブースではその他、下穴管理を行うチェックピンやねじ簡易検査ツールを展示する。また、リアルタイムに加工データが視覚化できるタッピングマシン「TTTsystem」を設置し実演加工も行う。
『ロボットと創る未来×
MYROBO』を体感
ダイドー 小間番号3B30
 ダイドー(愛知県名古屋市中村区名駅南4-12-19)は、『ロボットと創る未来×MYROBO』をテーマに、最先端のFA・ロボティクス技術を紹介する。
 同社ロボット事業部による「FANUC CRXシリーズ協働ロボットによる模擬生産ライン展示」や、システム事業部がFA機器パーツのモジュール製品とヒューマノイドロボット・AMRを展示する「NEXT×FAエリア」では、近未来を感じさせる様々な技術が見られる。さらに、すぐに導入可能な実用的な自動化ソリューションも揃えている。
 主な出展メーカー及び出展物は次の通り。
▼クリエイティブマシン=自分史上最速の構想設計ツールでフロントローディングを実現
▼エプソン販売=省スペースロボットN2、ビジョンフィーダーLS3、振動センサ
▼シュマルツ=軽量汎用真空グリッパー・ロボットハンド/手動搬送アシスト装置
▼デンソーウェーブ=ラボラトリオートメーション 定容システムパッケージ協働ロボット
▼ニッセイ=創業以来の歯車技術で実現する高剛性減速機と球状歯車
▼富士変速機=バッテリー駆動用ACサーボモータと搬送台車駆動用(AGV)デモ機
▼三菱電機=ロボットと周辺機器を組合せ、短納期で導入可能な標準自動化セル
▼武蔵精密工業=自己位置認識精度を向上した新製品S-CART SmooV出展!
▼ヤマハ発動機=スカラ×ビジョン×複数品種フィーダで段取り替えロス削減、7軸の自由度と繊細な力制御で柔軟な動きを実現
▼ダイヘン=FD-VCシリーズ アーク溶接ロボット電動台車パッケージ
高能率かつ経済的な平面加工
「PNS-Reborn」
ダイジェット工業 小間番号2D13
 ダイジェット工業(大阪府大阪市平野区加美東2-1-18)は、新製品を中心に、ユーザーの加工能率・生産性向上に貢献できる工具を展示する。
 注目製品の1つとして刃先交換式工具の新製品では、正面フライスカッタ「PNS-Reborn」を出展する。
 同製品は、2種類の切れ刃角度により高送り・高切込みの両方が可能。Ap=2㎜以下の場合、高送り切れ刃(切込み角27°)による高速高能率加工が可能であり、切込み角45°の正面フライスカッタと比較して約1・6倍の刃当たり送りで加工が行える。
 また、Ap=2㎜を超える場合、切込み角45°の切れ刃で最大5㎜と高切込みが可能。低回転領域においても高切込みによる高能率加工を可能とした(特許取得済み)。
 インサートは、両面使用可能な10コーナ仕様で経済的。低抵抗なハイレーキ刃形を採用し、スムーズな加工が行える。
 新材種「DP1コート」「DS2コート」採用のインサートをラインナップ。DP1コートは、コーティング被膜の靭性向上により、刃先状態のさらなる安定化を実現。コーティングの密着性を高め、一般鋼から高硬度材まで、安定した加工寿命が得られる。DS2コートは、平滑性に優れ、切りくずがスムーズに排出されることにより、耐溶着性に優れる。高硬度かつ酸化開始温度が高い被膜で、ステンレス鋼など幅広い用途で使用が可能。
 工具本体は、切削状況に応じて高能率な加工を行うために、標準刃数仕様(コースピッチ)と多刃仕様(クロスピッチ)の2タイプを用意した。
出展者一覧(社名50音順)
アーム産業:3E21;iCAD:1D05;アイゼン:2C05;愛知産業:1E20;ITP:1B18;葵精工:3C13;青山製作所:2D03;赤松電機製作所:3C08;アキュレイト:3C36;アサ電子工業:3E06;旭商工:2C20;旭ダイヤモンド工業:2A32;アステック:1E25;足立総業:2C09;アドコールファーイースト:3A35;アビコ技術研究所:1C07;アマダ:1F04;アマノ:3C11;アメテック:3D36;アライドマテリアル:2C13;アルファーミラージュ:3D33;アルプスツール:1B28;ANCA Machine Tools Japan:1C22;安藤:3B40;イースタン技研:1B24;イグス:3C04;育良精機:1C20;石田プレシジョン:3D48;イスカルジャパン:2B14;IZUSHI:2A08;和泉金属工業:1B21;イズミコーポレーション:3A23;和泉産業:3C30;億泰興業:3A14-7;イチグチ:2B12;伊藤精密製作所:1B10;イネイブル:3D04;イノバリア メトロロジー:1B06;イマオコーポレーション:3E08;イルメジャパン:3A05;イレイズグループ:1S01;イワシタ:1E19;岩田製作所:3E35;イワタツール:2D05;磐田刃物:2B18;岩本工業:3C18;インターナショナルダイヤモンド:2A24;インテグラ技術研究所:1B02;インフィニジャパン:1S03;インプローブ:1C03;WinTool:1D12;植田機械:1C01;内山刃物:2A09;宇都宮製作所:1C15;瓜生製作:3E22;栄工舎:2C19;永興電機工業:3B25;エイト:3E36;Aiソリューションズ:1C11;エグロ:1E36;エスアンドエフ:1E23;SMC:3F03;SDG:3C26;エステーリンク:1D07;SPIエンジニアリング:3D03;エヌ・エス・エス:3E33;NKワークス:1C31;NCネットワーク:3A43;エヌティーエンジニアリング:2D15;NTKカッティングツールズ:2A19;エヌティーツール:2D14;えのきだ:1E14;エバーケミカル工業:3A09;エバ工業:3B22;FNS:1B13;エフ・ピー・ツール:2D02;エムーゲ・フランケン:2A33;エムエーツール:2B02;MSTコーポレーション:2C30;M-N TOOLING:2C27;エムワイテック:1E10;LNSジャパン:1B03;エレニックス:1B35;エンコース:1E11;圓竣工業:3A14-1;オイヒナー:3E32;ORS:2D04;オーエスジー:2D01;オーエム製作所:1E17;オークマ:1F03;大阪製罐:3E17;オーツカ光学:3D25;オートデスク:1E12;大野精機:3E43;大野精工:1C23;オープン・マインド・テクノロジーズ・ジャパン:1D06;大峰工業:3A30;岡﨑精工:2C21;岡本工作機械製作所:1E29;岡谷鋼機:3B20;尾崎製作所:3D02;オリオン機械:3A37
科学計器研究所:3A10;加藤研削工業:2D18;カトウ工機:2B15;金型新聞社:3A40;カネテック:3E14;兼房:2B29;カブト工業:3E40;蒲田工業:3B14;神谷機工:2D10;Kamogawa:2B13;加茂精工:3B49;川重テクノロジー:3D24;カワタテック:3E03;川村インターナショナル:3A03;川本製作所:3C41;キーエンスメトロロジジギョウブ:3D20;喜一工具:2C29;キソー:3A20;北川鉄工所:3D31;北村製作所:1D19;キトー:3C03;岐阜機械商事:3B09;吉輔企業:3A14-5;キャディ:1B11;キャプテンインダストリーズ:3B17;キャムタス:1C05;京セラ:2A27;共立精機:3D47;共和工機:3C05;協和精工:2C23;協和石油ルブリカンツ:1S09;極東マシーンツール:2A31;キラ・コーポレーション:1B30;きりしま:3A17;空研:2D20;グーリングジャパン:2B11;クール・テック:3C21;Quod6:2A21;クマクラ工業:3C33;倉茂電工:3B31;グリーンツール:2C01;グリーンプラス:2C08;クレオ:3A12;クレステック:2C02;クロイツ:3B46;グローバル・パーツ:3A32;黒田精工:1C08;GROB Japan:1E13;ケイエステック:3C22;京浜ラムテック:3E26;ケーエムケーワールド:1B14;keg:3A31;コイケエンジニアリングアンドサービス:3C35;コイズミツール:2C18;甲聖工業:3A14-10;広和エムテック:3C40;興和オプトロニクス:3B45;高聖精密機電:3A14-3;ゴードーソリューション:1D11;ゴーリキ:3A15;小坂研究所:3D07;コスメック:3D32;コダマコーポレーション:1C02;コバックス:2C04;小林ダイヤ:2A22;小原歯車工業:3B38;小松鋼機:3C19;Cominix:2B05;近藤製作所:3B52
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SHIN-YAIN INDUSTRIAL:3A14-4;シンテック:3B35;新日本工機:1E21;スガツネ工業:3B23;スギノマシン:1C26;スギヤマ:2B10;Skillnote:1D02;スター精機:3B57;スター精密:1D22;スピーディーターゲットグループ:1D08;住友重機械ファインテック:1C18;住友電気工業:2C11;スリーピークス技研:2B06;セイコーインスツル:1C27;晟上工業:1B07;西部電機:1D17;セイロジャパン:1B04;セイワ工業:1S05;セコ・ツールズ・ジャパン:2A11;ゼネテック:1B15;CERATIZIT Japan:2A01;先生精機:3B26;象印チェンブロック:3A34;双和化成:3B21;測範社:3D16;ソディック:1D25;曽根田工業:2C10;ソフィックス:1E02;ソマックス:1E08
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MECT2025 出展製品
コンパクトベアー×カチャカプロ
AMRとエレベーターの連携
三機 小間番号3B12
 三機(愛知県名古屋市熱田区白鳥2-8-24)は、API連携でAMRとエレベーター、協働ロボットの連動した動きを同社ブースにて披露する。AMR「カチャカプロ」、協働ロボット「DOBOT CRシリーズ」、エレベーター「クマリフト社 コンパクトベアー」を、同社開発の「ジャンクションBOX」が番頭役となりハンドシェイクする。
 【カチャカプロ】
 小型、安価、簡単操作が特徴のAMR。今回は、同社開発の安全パッケージも見ることができる。
 【コンパクトベアー】
 クマリフト社が全国No.1のシェアをもつ小荷物昇降機。別名ダムウェーターとも言われる。
 【モニター販売】
 三機は技術系の商社なので、ロボット販売だけではなく、顧客のニーズに対応できるよう、自社システムインテグレーションの提供が可能。今回の展示会を機に、カチャカプロとコンパクトベアーの連携商品を数量限定でモニター販売する。
 【ガッチャンコ】
 昨年発売の同社開発「ガッチャンコ」は、協働ロボットを積載した台車を設備や機械に短時間で接続できる装置。高精度の位置だしができ、接続時に設備側から電気やエア、信号を台車側の協働ロボットに供給する。移動先でロボットを高精度にすぐ使用することができる。
サビないホルダはエヌティーツール製
無電解ニッケルリンメッキ被膜施し
エヌティーツール 小間番号 2D14
 ツールホルダのサビは加工現場の悩みの種だ。特にシャンクテーパー部にサビが発生すると刃先振れが0・01~0・02㎜ほど悪化し、加工精度が低下する。そのため、エヌティーツール(愛知県高浜市芳川町1-7-10)製ホルダにはサビないように無電解ニッケルリンメッキ被膜が施してある(一部製品除く)。ホルダの防錆メンテナンスを必要とせず、多忙な現場に優しい製品となっている。
 【特長】
 高精度維持▽メッキ被膜は下地にムラなく均一につくため、製品の精度を損なわない。
 強い耐久性▽NT独自の処理工程により、高い耐久性を実現。
 【無電解ニッケルリンメッキ被膜の採用事例】
 自動車部品▽クラッチハブ、ピニオンシャフト、インプットシャフトなど
 航空機▽電気系機器、エンジン、弁など
 化学工業▽各種バルブ/ポンプ部品/熱交換器など
 精密工業▽複写機/光学機器など
 電子工業▽ハウジング/電子部品など
 その他▽各種精密金型、工作機械部品など
 【部品加工ラインでの圧倒的な採用率】
 「エヌティーツール製品は多くの部品加工ラインで採用されています。高い加工精度に応えられるのは、〝サビないホルダ〟がベースにあるためです」とは同社のコメントだ。詳しくはエヌティーツール本社または各営業所、および通話無料の同社テクノコール▽(0120)04-0102へ問い合わせるか、MECT会場内同社ブースのスタッフに声掛けを。
自動機対応エア工具など
省力・省人化商品を多数提案
日東工器 小間番号3B19
 創業以来「省力・省人化」をテーマに時代のニーズに応える独創的な製品を開発してきた日東工器(東京都大田区仲池上2-9-4)。今展ブースでは、産業用ロボットと組み合わせて自動化を実現する各種エア工具を出展。研削・研磨・バリ取りなどのデモ機を披露する。
 新製品「ベルトンB-10-RBT-S/B-10-RBT」は、自動機用空気式ベルトサンダ。ベルト幅10㎜で細かい研削・研磨に対応できる。また、オフセットブラケットによるベルトのたわみを利用したR面の研削が可能。「B-10-RBT-S」は起動不良・ベルト切れ検知機能を搭載している。
 エア工具とは別に、真空ポンプ内蔵によりコンプレッサエア不要で省エネに大きく貢献する「ロボット用エンドエフェクタ電動吸着ハンドe-VEE」や、ねじ締め作業自動化可能、トルク電流制御でロボットとの親和性が高い「ブラシレスデルボCシリーズ DLV45C」のデモ機なども展示する予定。
MECT2025 出展製品
薄物・小物測定の効率アップ
スマートビジョンシステム「QM-Fit」
ミツトヨ 小間番号3F02
 ミツトヨ(神奈川県川崎市高津区坂戸1-20-1)は、マニュアル画像測定機の製品ラインアップに今年9月新たに加わった、スマートビジョンシステム「QM-Fit」を展示する。
 同製品は「誰でも簡単に使用でき、かつ検査時間を大幅に短縮する測定機」をコンセプトにした小型画像測定機で、薄物・小物ワークを置くだけで瞬時に測定することができる。
 特長は「かしこい・手軽・現場にフィット」。
 新開発の自動要素検出機能で、素早く簡単に測定手順を作成。ワークを置くだけで測定手順が自動再生し、位置や方向がラフに置かれたワークもすばやく形状認識・特定し、すぐに測定を実行する。
 また、タッチパネルによりスキル不要の直感操作を実現。次に行う操作を案内するガイド表示により、初心者でも短時間で使いこなせる。
 さらに、データ処理装置を内蔵し、従来の測定機と比べて大幅なコンパクト化を実現。専用設置台不要で場所を選ばず設置できる。
 【主な仕様】測定範囲=115㎜×75㎜▽測定精度=±10¥文字(U+339B)▽外観寸法=W366㎜×D407㎜×H621㎜▽本体質量=25㎏。
サイクルタイム短縮や
工程集約を提案
二村機器 小間番号3E15
 二村機器(愛知県名古屋市中村区岩塚町字九反所55)が今回出展する主な製品は、ローリングセンター「NCFN型・SR型」、傘型回転センター「BRF型」、ワークドライビングセンター「DK型・BD型」など。ユーザーの『あったらいいなを形にする』をテーマに、独自の技術を披露する。
 ワークドライビングセンターはチャックの代わりに主軸側に取り付け、両センター支持により一度で全外径切削の実現や研磨工程でケレー棒を必要とせず一発加工が可能。
 今回は、ダイヤモンド砥粒を施した独自の爪を用意し、ワークドライビングセンターによる焼き入れワークのハードターニング加工や研削加工におけるサイクルタイム短縮・工程集約など、ユーザーの加工現場の課題解決を提案する。
高硬度鋼加工用ボールエンドミル
「IX-EPDB-TH3」
MOLDINO 小間番号2B24
 MOLDINO(東京都墨田区両国4-31-11)は、60HRCクラスの高硬度鋼加工で工具寿命が大幅にアップする新製品、高硬度鋼加工用ボールエンドミル IXエポックディープボール-TH3「IX-EPDB-TH3」を紹介する。
 同製品は、新開発した超々微粒超硬素材を採用。次世代添加元素を加えることで、従来の超硬を超える耐摩耗性(硬さ)と耐欠損性(靭性)の両立に成功した。この新素材と最適化した刃形設計により、高硬度鋼の長寿命かつ高精度な加工を実現する。小型精密金型(高硬度鋼)の荒~仕上げ加工での使用が推奨されている。
 【製品の特徴とメリット】
 ①新開発の超々微粒超硬合金の採用により、高硬度鋼加工における耐摩耗性と耐欠損性を高次元で両立。
 ②特に60HRCクラスの高硬度鋼加工で工具寿命が従来の整数倍に向上するため、高価格なcBN工具からの置き換えも期待できる。
 ③焼きばめホルダに最適なショートシャンク設計。
 ④外径実測値をラベルに表記。測定の手間なく実測値をCAMに反映でき、加工精度の向上が狙える。
MECT2025 出展製品
超硬ドリルの面取りを自動化
「自動ドリルホーニング専用機」
菱高精機 小間番号2B27
 菱高精機(高知県高岡郡中土佐町大野見吉野1015)は、今秋以降発売予定の「自動ドリルホーニング専用機」を出展する。超硬ドリルの刃先のホーニングは未だ手作業で処理されていることが多く、人の手によるバラツキなどの課題に対し、完全自動化を目的に開発された、ドリルのホーニング加工に特化した専用機。昨年のJIMTOFで参考出展され、注目を集めた。
 また、『穴加工なら菱高精機』をテーマに、切削工具ではドリルから最終仕上げ用リーマまで展示する。
 新製品「マシニング用深穴加工ドリル」は、マシニングセンタに対応した全長設定(最長600㎜程度)で、シャンクとドライバを一体型で削り出すことにより高剛性を実現する。φ16~φ29までインサート化した。
 その他、高硬度ドリル「HARD PECKER DRILL」、ロウ付けドリル「Ro-D」、ワークや工作機械内部の清掃を行う専用工具「Titan」、低価格で高性能な「T-KOCHIシリーズ」などの新製品も紹介する。
 一方、機械ではCNC工具再研削盤「イプシロン」や画像工具測定器「ジャストスコープ-RX」を展示する。
インサート交換式ドリルSumiDrill¥文字(U+00AE)GDX型
インサート交換式ドリル
SumiDrill GDX型
住友電気工業 小間番号2C11
 超硬の使用量が少なく低コストで、再研磨の必要がないインサート交換式ドリルは、自動車産業をはじめとする幅広い分野で使用されており、その需要は年々増加している。また、インサート交換式ドリルでは対応が難しい深穴加工も、近年大型加工部品でのニーズが高まっている。
 住友電気工業(大阪府大阪市中央区北浜4-5-33、住友ビル)がこれらのニーズに応えるため昨年11月に発売した「インサート交換式ドリル SumiDrill¥文字(U+00AE) GDX型」は、深穴加工(L/D=7)に対応。ステンレス鋼、一般構造用圧延鋼材でも安定加工を実現している。今年6月にはさらに刃径ラインナップを拡充し、様々な穴径の加工が可能になった。
 同製品の主な特長は次の通り。
 ①ボディ剛性と切りくず排出性を高次元で両立、最長L/D=7の深穴加工に対応。
 ②中心刃インサートと外周刃インサートを個別最適設計。さらに、汎用のG型ブレーカと切りくず処理に優れるL型ブレーカを使い分けることで切りくず排出性を向上。一般鋼だけでなく、ステンレス鋼や一般構造用圧延鋼材でも優れた性能を発揮。
 ③様々な被削材に対応可能なコーテッド超硬材種「ACU2500」を適用。さらに外周刃には、鋼加工に適した材種「ACP2000」や難削材の加工に適した材種「ACS3000」を選択でき、長寿命を実現。
現場作業を効率化する
「視える化」を提案
ノダキ 小間番号3D15
 ノダキ(愛知県名古屋市西区名駅3-10-26)は、【「視える化」で現場作業を効率化】をテーマに出展。現在の作業現場において、目視での限界を超えるニーズへの対応を次にあげる製品群で提案する。
 ▽フィルプラス製「窓クリン・フィルム¥文字(U+00AE)」(工作機械ののぞき窓へフィルムを貼り加工中のクーラント液による視認不足を回避)で視える化の向上を提案。
 ▽ノダキの工業用内視鏡専用WEBサイト『工業用内視鏡ドットコム』により、国内・海外のメーカーの協力を得て、ユーザー・販売店へ工業用内視鏡に関する新製品等の情報提供、また最適な工業用内視鏡の選定のための検索サポート機能の紹介を行う。
 協力メーカーとして「Waygate Technologies(ウェイゲートテクノロジーズ)」の高精細・高機能のビデオスコープ、「SPI(エスピーアイ)エンジニアリング」の極細径のビデオスコープの実機を展示。さらにノダキオリジナルブランド「Kenjiscope(ケンジスコープ)」のボアスコープの展示・提案を行う。
 ▽その他、現場の熱中症対策としてお馴染みの「現場の相棒塩ビタミンゼリー」、現場での作業や、日常生活でもお勧めの姿勢矯正インソール「バランスメイト」等のノダキオリジナルブランド商材で現場作業の効率化を提案する。
 問合せは、同社TEL052(561)4371まで。
カクダイの製品・サービス学ぶ
泡沫金具の節水効果等を学ぶ
名古屋水栓販売協会 9月例会を開催
 名古屋水栓販売協会(理事長=在田忠之氏・在田商店取締役)は9月24日午後6時より、名古屋市昭和区の鶴舞公園内にある萩乃茶屋にて9月例会として勉強会を開催し正会員ら18名が出席。賛助会員であるカクダイの製品やサービスに関して、質疑応答を交えて約1時間にわたり学んだ。司会進行は安井文康副理事長(錦興業社長)が務めた。
 開会に先立ち在田理事長が「皆さん、こんばんは。日頃より名古屋水栓販売協会の活動にご協力くださり誠にありがとうございます。また、お忙しいなかお集まりいただき改めて感謝申し上げます。今日は年一回の勉強会ですが、開催回数も含めて皆さんからご希望などありましたら、今後の検討材料とさせていただきますので何なりとおっしゃってください。それでは、今日はしっかりとカクダイさまの製品について学んでいただき、明日からの仕事に活かしてください」と出席者に挨拶。その後、勉強会へと移行した。
 この日のテーマは『泡沫金具のメリットは?』。カクダイは、一般的に泡沫金具の設置によって得られるいくつかのメリットの中から〝節水効果〟にスポットを当て、同社製品で節水効果が期待できる水栓金具や配管部品等についてレクチャー。後半は「子育てグリーン住宅支援事業」の対象となる同社製品の紹介、同社WEBコンテンツ『自動作図システムKAKUZO』等に関する説明を行った。
 勉強会の後、食事を終えた出席者に向け鈴木善雄副理事長(三エス商会社長)が「今日はカクダイさまの製品・サービスについて、時間の都合で一部だけでしたが勉強することができました。この知識を生かして、当協会といたしましても微力ながら拡販に繋げていきたいと思いますので、皆さんどうぞよろしくお願いいたします。本日はご苦労さまでした」と挨拶。散会となった。
GoPro対応マウント仕様
LEDハーネスアタッチメントライト
ハタヤリミテッド オプションも用意され新発売
 ハタヤリミテッド(社長=足立達哉氏、本社=名古屋市中区大須)から2025年8月に発売された新製品『LEDハーネスアタッチメントライト』を紹介する。
 本製品はHi点灯、Mid点灯、Low点灯と用途に合わせて明るさを切り替えられる。点灯時間も、最長約30時間(Low点灯使用時)の使用が可能だ。幅75㎜までのハーネス(安全帯)のベルトであれば縦横どちらでも取り付けられ、さらにライトの照射角度も自由自在だから、①視線に関係なく照らせる、②首や頭への負担を軽減、③手元や作業範囲も安定的に照らせる、など、ヘッドライトとは違った使い勝手の良さを実感することができる。
 本製品にはオプションパーツ「ネックマウント用アタッチメント」「クリップマウント用アタッチメント」が用意されており、ネックライト、クリップライトとしても使用可能。オプションパーツの標準価格はいずれも税込1540円だ。さらに、GoPro対応マウント仕様(一部対応しないモデルあり)となっており、所有するGoPro対応のアタッチメントパーツに本製品を取り付けて使用することができる。
 防塵・防水機能は、IP保護等級64の性能を取得。工場や建築・土木工事現場、倉庫内など、雨中や水がかかる場所、砂ぼこりの舞うような屋外でも使用できるほか、災害避難時などにも1台あれば安心できる製品だ。市販のUSB充電用ACアダプターを使用することができ、充電時間は約4時間30分。バッテリーパック式なので、本体から取り出しても充電が可能だ(急速充電には非対応)。
 本製品の本体標準価格は税込1万780円。ハーネスマウント用、ネックマウント用、クリップマウント用の各アタッチメントが付属したフルセットタイプの標準価格は税込1万3860円となっている。
 本製品に関する詳細については全国の同社各支店まで問い合わせるか、同社の顧客サービスデスク▽通話無料のフリーダイヤル(0120)686―888(平日午前9時~午後5時)まで問い合わせを。

 
																			 
																			