第2930号 令和7年8月3日(最新版)
通常総会、野球大会の経過など報告
MECTは前回上回る出展者数に
愛機工 令和7年度6月理事会を開催
愛知県機械工具商業協同組合(理事長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)は、6月17日午後4時30分より名古屋市中区の東京第一ホテル錦において理事会を開催した。理事22名及び監事1名が出席し、組合親善野球大会の進行や10月22日に開幕するメカトロテックジャパン(MECT)2025の準備状況など各種事業の報告と今後のスケジュールの確認を行った。
理事会の冒頭、水谷理事長が挨拶で、6月11日に開催された全機工連総会で全国大会のあり方について意見交換されたことなどに触れ「今後、組合活動や全機工連も変わっていくことが考えられる。先週、愛知の青年部の総会があり、いつも通り元気な様子を見て安心しているところだが、こちらも皆様の力で盛り立てていって、次世代を担う方々の力を発揮して頂けるようにお願いしたいと思う。新たに1年間、宜しくお願いします」と述べた。
続いて、各議題について審議・報告が行われた。
1.組合員・賛助会員数の状況(組合員216社・賛助会員110社、※2025年6月1日現在)
賛助会員1社が経費削減のため脱退した。
2.令和7年度通常総会報告…伊藤正人総務部長(伊藤信産業社長)
令和7年度通常総会を5月27日、名古屋ガーデンパレスにおいて開催した。組合員217社中、本人出席83社、委任状84社、合計167社にて総会は成立した。奥田勝彦理事(東邦精器社長)が司会を務め、議長として司会者より野田典嗣理事(ノダキ社長)が選出された。その後議案審議に移り、第1号議案から4号議案まで原案通り承認可決した。
また、総会終了後に懇親会を開催した。懇親会出席人数138名。
次年度総会は2026年5月26日に名古屋ガーデンパレスでの開催を予定している。
3.セールスエンジニアスクール報告…伊藤哲生経営対策部長(春日鋼機社長)
2025年度第1回セールスエンジニアスクール(SEスクール)を6月12~14日の3日間、ポリテクセンター中部(愛知県小牧市)で開催した。受講者20名。実務経験の浅い社員を対象に切削加工に関わる基礎知識の習得や現場実習を行った。ポリテクセンター指導員が講師を務め、1日目は座学、2、3日目は2班(10人×2)に分かれて実習を実施した。
第2回SEスクールの日程は12月4~6日。
4.第84回組合親善野球大会報告…矢野茂雄福利厚生部長(滝川物産社長)
第84回組合野球大会(2025年度大会)を4月5日、江南市営グランドにて開幕した。5月は天候に恵まれず3日間の開催予定であったが、2日間雨天中止となり5試合が延期になった。また、6月14日も途中から雨となり3試合中2試合が雨天中止となった。
7月及び8月は熱中症を避けるため中断し、9月13日に再開する。なお、雨天中止による延期の試合については迅速に対応して、年内の大会終了を目指す。
また、3月15日の決勝終了に伴い、第83回大会(2024年度大会)の反省会を福利厚生部主催で審判、青年部が参加して4月21日に開催した。参加者17名。
5.MECT2025について…森田乾嗣副実行委員長(組合副理事長・モリタ社長)
MECT2025の会期は2025年10月22~25日の4日間。会場はポートメッセなごや第1展示館・第2展示館・第3展示館全館を使用する。開催規模は前回を大幅に上回る出展者数524社・団体、展示小間数2092小間(前回492社・団体、2103小間)となり、このうち組合関係は136社、482小間。
出展者説明会が6月5日、コンベンションセンターにおいて開催され、主に次の点について説明された。開催規模、概要、動員計画、主催者企画について▽出展者マニュアル、出展者情報の入力について▽飲食等について▽ヤマトボックスチャーターについて▽各種プロモーションについて。説明会終了後、希望者を対象に第1展示館の会場視察を行った。
6.ロボット展(ロボットテクノロジージャパン、RTJ)予告…森田乾嗣実行委員長
ロボット展「RTJ2026」を2026年6月11~13日の3日間、Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)において開催する。出展受付は2025年9月1日より開始されるため、組合においても前回同様に実行委員会を設置して出展小間の勧誘事業に取り組み、第1回実行委員会を8月22日、東京第一ホテル錦で開催する。
7.青年部総会報告…滝澤有一青年部長(松本商店社長)
令和7年度青年部通常総会を6月13日、東京第一ホテル錦において開催した。部員総数39名中、総会出席30名、委任状4名の合計34名で総会は成立した。総会では令和6年度事業報告、同収支決算報告、令和7年度事業計画、同予算案、役員変更等を原案通り承認した。
今年度事業については、キャンプの集いや社員・家族を対象にしたレクリエーション等の厚生事業、講習会や他産業視察等の教育事業を開催する。更に今年度は青年部創立60周年記念事業の企画・実施を行う。
8.全機工連総会について…水谷理事長
全機工連通常総会が6月11日、トラスコ中山東京本社にて開催された。総会では、第1号議案として2024年度事業報告及び決算報告、第2号議案として2025年度事業計画案及び予算案を審議し、提出議案いずれも原案通り承認可決された。総会、常任理事会、機工メイト委員会等の日程の説明がなされ、「全国機械工具商青年部総会」は2026年6月頃を目途に都内もしくは東京近郊にて開催の準備をしているとの報告を受けた。第3号議案として2025年11月4日に東京国際フォーラムにて開催される「第45回全国大会 東京大会」について説明があった。正式な案内は7月上旬。第4号議案として理事及び監事の選出について原案通り承認可決された。第5号議案として、「全国大会のあり方」について意見交換がなされ、「大会の意義」「大会実行委員会の労力」「費用(会場費の高騰、参加費用)について」など意見があり今後の進め方を引き続き検討していくこととした。
第2部として、中山哲也トラスコ中山社長の講演会が行われた。テーマは「教科書にない経営」。
9.支部総会開催報告
各支部は以下の日程で総会を行った。西支部4月3日、中南支部4月4日、熱田支部4月8日、北支部4月9日、尾張支部4月10日、南支部4月11日、東支部4月17日、三河支部4月18日、中北支部4月21日。
10 .2027年(令和9年)愛機工組合賀詞交歓会の日程について…水谷理事長
開催可能日は、1月20日、25日、26日。(1月26日開催予定として予約することを確認した)
11 .その他
事務局夏季休業は8月13~15日とする。
今後のスケジュールは、①理事会=8月6日、10月14日、12月2日、2月5日②全機工連第45回全国大会 東京大会=11月4日、会場は東京国際フォーラム③愛機工組合親睦ゴルフ大会=11月13日、春日井カントリークラブ東コースにて④愛機工組合賀詞交歓会=2026年1月28日、幹事は尾張支部(支部長=服部嘉高氏・服部商会社長)。
坂井会長(NalTO社長)を再任
11月に全国大会(東京大会)
全機工連 2025年度通常総会を開催
全日本機械工具商連合会(全機工連、会長=坂井俊司氏・NalTO社長)は、6月11日午後1時30分よりトラスコ中山東京本社(東京都港区)において「2025年度通常総会」を開いた。総会では、11月4日に開催する「第45回全国大会 東京大会」への参加と集客の協力が呼びかけられ、同大会後の「大会のあり方」についても意見交換した。また、新理事・監事が承認され、坂井会長が再任された。
はじめに司会者より出席状況(理事総数45名中、本人出席25名、委任状出席18名を含め43名が出席)と同総会の成立が報告された。総会にはオブザーバー、報道関係者を含めて全体で46名が出席した。
2024年度に亡くなった全国会員各位の冥福を祈り黙祷を捧げた後、坂井会長が開会にあたって挨拶。坂井会長は先日訪れたベトナムの製造業の印象について語る中で「中国系、中華系、韓国系、それとローカル企業は非常に景気が良く、トランプ関税をビジネスチャンスと捉えている。日本製の良い機械があると購入して、うちは日本製を使ってますよとアメリカやヨーロッパに自社を売り込んでいる。日本では決裁を上げて色々時間が掛かり中々決まらない。ベトナムの日系企業も同じような感じ。我々は卸・商社の業態も様々だが、日本の競争力を上げていくために、工作機械に限らず、新しい日本の優れたメーカーの製品をお客様に買ってもらえるよう今まで以上にしっかりと対応していく必要があると感じている」と述べた。
坂井会長が議長を務めて議事に入り、第1号議案=2024年度事業報告並びに決算報告承認の件、第2号議案=2025年度事業計画並びに予算案承認の件を一條茂全機工連事務局長が一括で報告し、原案通り承認可決された。2025年度会議等の日程は①通常総会(6月11日、於トラスコ中山東京本社)②常任理事会(2026年2月17日、於組合会議室)③広報委員会(9月19日、於組合会議室)④機工メイト委員会(6月23日、於札幌市)⑤webセミナー(2~3回開催予定)。「全国機械工具商青年部総会」は2026年6月頃を目途に都内もしくは東京近郊での開催を準備している。
第3号議案=「第45回全国大会 東京大会」については、新海哲也東京都機械工具商業協同組合副理事長(三新社長)が開催概要を説明した。2025年度は全国大会の年で、11月4日午後1時30分~同7時(同1時受付開始)、東京国際フォーラムにて「激動の時代を乗り越えろ!!~掴め!世界のトレンド~」をテーマに開催する。〈第1部〉式典、〈第2部〉機械工具商における生産性向上~生成AIがもたらす革新~▽講師=大岡明氏(ブロードリーフシニアエバンジェリスト)、〈第3部〉基調講演「日本のモノづくりへの期待」▽講師=西川廣人氏(元日産自動車社長兼CEO)、〈第4部〉懇親会を行う。幹事組合は東京都機械工具商業協同組合、協力組合は千葉機工会・東京西部機械工具商業協同組合・埼玉県機械機器商協同組合・川口機械工具商業協同組合・神奈川県機械器具機材商業協同組合。
第4号議案=理事及び監事選出の件は、各団体から推薦された候補者(理事43名・監事2名)全員が承認された。このうち会長、副会長、常任理事は次の通り。【会長】坂井俊司(東京)【副会長】中山哲也(大阪)▽水谷隆彦(愛知)▽山田雅英(東京)【常任理事】藤野芳一(札幌)▽桑原茂(宮城)▽宮川栄一(東京)▽髙田研至(愛知)▽古里龍平(大阪)▽佐藤豪(福岡)。※敬称略、( )は所属。
第5号議案=その他では、第45回全国大会後の「大会のあり方」について意見交換が行われた。その中で坂井会長は「一番大切なのは全国大会をやる意義。全機工連のあるべき姿、期待されるところは何か、そこをしっかり示さないといけない。会員数が減少する中で、今重くのしかかっているのが人の問題(開催のための労力、集客)とお金の問題(開催費用、参加費用)で、大元にある全機工連を含めた組合の活動意義という問題をしっかり見据えた上で方向性を決めていきたい」と述べ、総会自体に参加してもらう案も含め、引き続き検討していくこととした。3年後の全国大会は大阪での開催を予定。
水谷隆彦副会長(愛知県機械工具商業協同組合理事長・ミズタニ機販社長)の閉会挨拶で総会を終了した。
休憩をはさんで、中山哲也氏(トラスコ中山社長)が「教科書にない経営」と題して講演。そのあと会場を移して開かれた懇親会では各地区の参加者が和やかに交流を深め、盛会のうちに終了した。
行って 見て買って良かった!
中部みらい市 8月21日(木)吹上ホール
省エネ・省施工・熱中症対策etc
業界に特化した専門展示会で課題解決
好評のWebみらい市も同時開催
中部みらい会(会長=伊藤辰之氏・イトウ会長、橋本総業と販売店・メーカーの集い)主催『2025 共に栄える 中部みらい市』が8月21日(木)に吹上ホールで開催される。本年4月に施行された「改正建築基準法・改正建築物省エネ法」、同じく6月に施行された「労働安全衛生規則改正」への対応だけでなく、昨年も話題の絶えなかった「2024年問題」や慢性的な「人手不足」への対応など、喫緊の課題を解決するための提案や、それをビジネスチャンスへと変えるきっかけにあふれた展示会だ。
『2025 共に栄える 中部みらい市』が8月21日(木)、名古屋市千種区の名古屋市中小企業振興会館・吹上ホール1階大展示場で開催される。今回は時代に即して平日の1day開催となったが、都合がつかず会場へ行けないという業界関係者にも最新の製品や技術・情報を提供できるよう『Webみらい市』も同時開催される。
『2025 共に栄える 中部みらい市』は、「7つのみらい ニューノーマル社会への対応(DX、GX、CX)」をテーマに開催される。橋本総業とみらい会が提示する7つのみらいのキーワードは、①「社会変化への対応」②「環境・エネルギー」③「リフォーム需要」④「健康、快適(GX)」⑤「安心、安全」⑥「地域活性化」⑦「DXデジタル化」の7つだ。280を数える出展メーカー・団体は、過去最高規模の295小間に各々が得意とする分野の“みらい”を提案すべく、新製品や新技術、イチオシ商品などを展示し販売する。
今回展も注目すべきポイントがいくつかある。前回展で特に工事店に好評だった『省施工』を訴求する「空調配管コーナー」では、猛暑のなかでの現場施工の課題を解決する一助となる省施工商材が多数展示される。また、本年6月に施行された「労働安全衛生規則改正」により義務付けられた『熱中症対策』には、パネル展示コーナーでいくつかの提案が見られるようだ。さらに、日々の便の状態を記録し、食事の摂り方やオススメの運動など、使う人に適したアドバイスをアプリで提案してくれる「ウェルネストイレ」など『健康・快適』を見守ってくれる商品が出品されるほか、DX・デジタル化を後押ししてくれる『Chat GPTお試しコーナー』も会場内に設置される。こちらは販売店や工事店にオススメだ。
“共に栄える”みらい市は皆が笑顔になれるお得感も盛り沢山だ。事前来場登録した工事店や販売店には展示会当日までに『みらいカード』が配られる。このカードがあれば展示会当日の商品購入やイベント参加などでポイントがどんどん加算されていき、貯まったポイントは好きな景品へと交換できる。しかも、このポイントは次回みらい市への繰り越しも可能ということで、ポイントまでもが有効活用できる、来場者のことを考えつくした展示会である。
同時開催の『Webみらい市』は“いつでもどこでも、みらい市”をテーマに誕生した。メーカー各社の最新情報などが随時集約され、ワンストップでの情報発信を実現。メーカーのショールームを仮想化しスマートフォン等で閲覧できる「バーチャル・ショールーム」からは、各社の動画サイトや商品詳細ページへのアクセスも可能だ。Webでしか買えない製品もあるということで、注目度も倍増だ。
今回注目したい点は他にも! この「中部みらい市」を通じて住宅設備や管工機材の業界をもっと知ってもらおうと、大学生を対象とした見学会を開催。さらに当日は、俳優や声優などマルチに活躍するナレーターの田野聖子氏がYouTubeにて会場内の様子をライブ配信することも決定している。
「ピックルボール」などのイベントも用意され内容は盛り沢山。今年のみらい市も盛り上がること間違いないだろう。
【開催概要】
●開催日時▽2025年8月21日(木)午前9時30分~午後5時(午後4時30分受付終了)
●会場▽名古屋市中小企業振興会館(吹上ホール)1階大展示場(所在地=名古屋市千種区吹上2-6-3/地下鉄桜通線「吹上」駅下車5番出口徒歩約5分)
●出展社数▽280社・団体/295小間(過去最高規模)
●目標動員数▽3000名(WEBみらい市アクセス1回/1名)
●テーマ▽7つのみらい ニューノーマル社会への対応(DX、GX、CX)
●主催▽中部みらい市実行委員会(実行委員長=大倉明久橋本総業東海ブロック長)
●問合せ▽橋本総業名古屋支店・電話=052(269)3520
来場には、下記広告内QRコードをスマホで読み取り事前来場者登録を忘れずに!
ベン創業75周年を記念し
北海道で総会を開催
中部桃友会 2025年度第39回定期総会
創業75周年を迎えたベン(社長=鈴木一実氏、本社=横浜市中区)と中部地方の販売店の会である中部桃友会(会長=大藪淳一氏・大清社長)は7月2日と3日の2日間で北海道を訪れ、「2025年度第39回中部桃友会定期総会」を開催した。総会には会員17社中13社が出席した。北海道に到着した一行は、お土産店を経由してサッポロビール園で昼食をとり、宿泊予定のホテルへと移動した後、総会は開催された。総会の司会進行は、杉浦豪ベン名古屋営業所長が務めた。
総会の冒頭、大藪会長が「今年はベンさんの創業75周年という節目の年にあたり北海道へお招きいただきました。75年前の1950年、まさに原点である岩手工場から始まったベンさんは、自動弁のトップメーカーとして優秀な製品を出し続けていただいております。近年では岩手工場、相模原工場を最新鋭の設備・施設へと更新していただき、また、本社を横浜の大変立派なところに移されまして、昨年7月には中部桃友会総会開催に合わせて本社を見学させていただきました。そして今回は、北海道で楽しい催しを企画していただきましたが、皆さん、まずはこの後の議事進行に関しましてくれぐれもよろしくお願いいたします」と挨拶。大藪会長が議長へと選出され、以下の議案について慎重審議が行われた。
【第一号議案】2024年度(2024年4月1日~2025年3月31日)第38回事業報告・決算報告および会計監査報告の件▽慎重審議の結果これらは満場一致をもって承認可決された。
【第二号議案】役員改選の件▽2025年度(2025年4月1日~2026年3月31日)は中部桃友会の役員改選期であり、推薦人であるベンが役員候補案を上程。慎重審議の結果、この候補案が満場一致をもって承認可決された。新役員は以下の通り。●会長=大藪淳一氏。●会計幹事=小川誉之氏(小川管商社長)。●幹事=村松尋代氏(村松商店社長)。●幹事=黒宮誠一氏(クロミヤ商店社長)。※いずれも留任。この場で大藪会長は「振り返りますと、私がこの会に入った当時の会長は大成工機商会の成田幸隆社長のお父さまの成田郡司さんで、大変お世話になったのを覚えております。その時は、まさか自分が中部桃友会会長を仰せつかるなんて全くもって思ってもいませんでした。微力ではありますが、これからも精一杯頑張ってまいりますので引き続きよろしくお願いいたします」と会長再選をうけて挨拶した。
【第三号議案】2025年度第39回事業計画(案)・収支予算(案)の件▽慎重審議の結果、これらは満場一致をもって承認可決された。本年度の同会の事業計画案は以下の通りだ。●2025年7月2日~同3日(当日)=総会および懇親会を開催。ホテルマイステイズプレミア札幌パーク、他にて。●下期予定=商品技術研修会=名古屋地区および静岡地区にて開催予定。●通期=製品開発・改良提案を募集中。
【第四号議案】その他の件。
以上、すべての議案審議を終え、大藪会長が議長の職を退任。続いて、衣笠勝則ベン西日本営業部長より、前年度「製品開発・改良提案」表彰が発表された。2024年度の総提案数は23件。そのなかで、石山産商、大清、大丸産業、ニッケー工機(順不同)の4社の提案が採用されている。
総会に引き続き、メーカーを代表して鈴木ベン社長が「アメリカの関税の問題、人件費や製品原価の高騰の問題等々、皆さんも日頃耳にされているような話がやはり重くのしかかってきている状況ではありますが、おかげさまでベンも75周年を迎えることができましたので、これからも従業員一同、一生懸命業務に取り組んでまいります。また、時代の流れも速くなっており、我々の行動、思考もクイックにしていかなければと感じています。いただいたご提案などを足掛かりにして、素早い商品開発、皆さんのお役に立てるような商品開発を進めていきます。今後ともよろしくお願いいたします」と挨拶。高橋裕太ベン静岡出張所長からの、8月以降に発売予定の同社新製品の説明ならびに販売強化商品である「震災対策用 機械式緊急遮断弁 EIM型シリーズ」(NPO法人耐震総合安全機構推奨品)、「BIMデータの対応拡大」に関する説明を経て散会となった。
約1時間の休憩をはさみ、同ホテル内で開催された懇親会にて親交を深めた一行。翌日は、札幌市場外市場やエスコンフィールドなどを見学して、北海道の地を後にした。
総会ではすべての議案が承認された
新たに1社の賛助会員が入会
木曜会のポンプ講習会開催を承認
岐阜県管工機材商組合 7月度理事会開催
岐阜県管工機材商組合(理事長=森浩氏・山兼社長)は7月17日、岐阜市柳ケ瀬通のホテルグランヴェール岐山で7月度理事会を開催。理事8名が参加した。
森理事長は冒頭の挨拶のなかで「下請法等の改正が行われ、ゆくゆくは下請事業者を中小受託事業者と名称変更するということで、今まで普通に行ってきたことが、今、この時から取り締まりを受けるということが発生してきております。私どもの取引先、仕入先も、あらゆるところで目を光らせていて、なかなか厳しい状況になっていると思います。引き続き、下請法等については興味を持っていただければと思います。また一方で、政府は賃金を上げろと言ってきますが、もちろん、我々も従業員の給料を上げたいのはやまやまなんですが、そう簡単な話でもありませんので、現状では会社が儲けたときは賞与というカタチで還元しています。課題は山積していますが、ひとつひとつクリアにしていきたいと考えております」と語り、経営者として対応しなければいけない喫緊の課題などの話題に触れた。
引き続き、以下の議題に対する報告、審議等が行われた。
【議題1】賛助会員の入会・退会承認について▽日之出水道機器中部支社名古屋営業所(所在地=名古屋市名東区)より入会申込届が、2社から退会届が提出されており、これらはいずれも承認可決された。同組合賛助会員数は7月17日理事会当日現在、61社となっている。
【議題2】講習会(ポンプ講習)開催について▽実務責任者会議(木曜会)より、ホテルグランヴェール岐山で10月16日(木)午後3時30分より(受付開始は午後3時より)約1時間の講習会を開催したい旨の打診があり、これが承認可決された。講習内容は、①ポンプの仕組み(実機使用)、②なぜ水が上がるのか? ③ポンプの選定方法(家庭用ポンプ等)。講師はテラルが務める。
以上でこの日の議題審議は終了。次回理事会はポンプ講習の後、10月16日午後5時開催予定だ。
さまざまな事業に関して意見交換
創立60周年記念事業は3月開催を予定
愛機工青年部 7月度役員会を開催
愛知県機械工具商業協同組合(理事長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長/以下、愛機工と表記)の青年部(部長=滝澤有一氏・松本商店社長)は7月8日、名古屋市熱田区にある同組合事務所にて7月度役員会を開催。青年部役員ら14名が参加した。この日は、以下の議題についての意見交換が行われた。
【議題1】青年部令和7年度通常総会について報告▽6月13日、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で開催された青年部令和7年度通常総会について、運営に関する反省点に対しての意見交換が行われ、次年度以降の総会運営改善に反映させることが確認された。
【議題2】青年部ビアパーティーについて▽ここ数年の真夏の酷暑を避け昨年は9月に開催したが、本年も昨年同様、多少涼しさを感じられる秋に開催を予定。具体的な日程、開催会場は役員会当日現在未定だったが、開催時期は9月~10月初旬を予定していると報告があった。
【議題3】愛機工組合野球大会について▽10月までの野球大会開催日程・会場が報告され、各日の青年部サポート人数等の確認が行われた。
【議題4】第43回青年部キャンプの集いについて▽開催日時は2025年8月23日(土)・同24日(日)の2日間。開催キャンプ場は昨年と同じく岐阜県関市の「すぎのこキャンプ場バンガロー村」。役員会当日現在、参加希望者受付期間中であった。今年も青年部ではたくさんの催しを企画しているようだ。
【議題5】青年部創立60周年記念事業について▽役員会当日現在、開催日程等については未定だが、2026年3月、1泊2日での開催が濃厚とされている。内容は、業界メーカーの工場見学ならびに青年部員同士の親交を深めるための懇親会等が候補として挙がっている。
【議題6】その他の件▽今年度の日帰りバスレクリエーションの話題等が挙がった。
以上、すべての議題審議を終え散会となった。次回青年部役員会は9月9日(火)、組合事務所での開催が予定されている。
心と技をリアルで届ける
「2025中部どてらい市」盛況
どてらい市誕生50年特別企画も好評
山善(社長=岸田貢司氏、本社=大阪市西区)の「2025中部どてらい市(第48回)」が6月5~7日、ポートメッセなごや第3展示館で開催された。山善名古屋支社が事務局を務め、主催店94社、出展メーカー297社が参加して行われた。
どてらい市誕生50年を記念した特別企画も用意され、目標の1万人を上回る来場者で会場は賑わいを見せた。2月27日の主催店会から積極的な受注活動を展開し、受注金額も115億円の目標を達成、成功裏に終了した。
初日に行われた開会式では、冒頭、主催店を代表して羽賀威一郎東陽社長が「どてらい市が本年生誕50年ということで、誠におめでとうございます。長年に渡る歴史と、歴代の方々を含めた山善様をはじめとする関係者の皆様のこれまでのご尽力に敬意を表したい。三位一体の力で今回の高い目標を達成し、半世紀の節目に花を添えたいと考えている。今回のテーマは『現場の課題解決をリアルで体感!』。最新の商品やサービスを見て・聞いて・触って・実感できるこの類稀なる展示即売会を通じて、解決できる課題から解決していこうという、現場第一主義を標榜されている山善様の原点といえるテーマ設定になっている。50年を祝う特別企画も多数あると聞いているし、中部地区においては2008年以来となる決起大会も催された。中部どてらい市としてフルラインナップでの完全復活に、胸躍る気持ちでいる」と挨拶。
出展メーカーを代表して挨拶に立った岡野帝男北川鉄工所社長は「50年間続いている、各業界からも注目されているどてらい市。今回は、たくさんのユーザーをお招きして、現場の課題解決をリアルで体感していただくことを主目的に開催される。我々メーカーが目指すのは、顧客ニーズに基づいたモノづくり。これがオーバースペックであっても、アンダースペックであってもいけない。主催店様、山善様のお膳立てをいただいてユーザーから出てくる意見を聞き、世の中で必要とされている物を技術革新によって作り出していく歩みを更に進めていく。この3日間、目標達成に向けて頑張るために、気合を入れる一言をお願いしたい」と述べ、全員でオーと唱和した。
事務局を代表して岸田山善社長は挨拶で「どてらい市は50年前の1975年、オイルショック後の不況の中、初めて開催された。その1年後、第1回中部どてらい市が鈴鹿サーキットと遊園地がある鈴鹿ランド(三重県)で開催され、大変に盛況だったと聞いている。ECが発達している今の時代でも大切なものは、営業現場でお客様に伝えきる心(商売人の心)。そして製造メーカー様が自慢の商品を生み出す技。この心と技をリアルで届けるのが、どてらい市だ。成功に向けて、我々事務局社員も一丸となってサポートしていく。宜しくお願いします」と述べた。
開会式ではこの後、2025中部どてらい市事務局長の上村伸行山善名古屋支社長による決意表明があり、スローガン隊によるどて市必勝スローガンの唱和、どて市シスターズによる目標必達の大手締めに続いて、代表者によるテープカットとくす玉開きで展示会が開幕した。
情報共有や連携を深めて共に成長
新会長に永山浩平氏(日東工器)
2025年中部ジーネット会総会を開催
ジーネット(社長=古里龍平氏、本社=大阪市中央区)名古屋支社の仕入先メーカーでつくる「中部ジーネット会」の2025年総会が6月5日、滋賀県長浜市にあるグランドメルキュール琵琶湖リゾート&スパで午後4時30分より開催された。会員82社中65社が出席した。
冒頭、永山浩平会長(日東工器中日本支社長)が「現在の世界情勢を見ると、非常に不透明な状況。国内では物価高が急速に進み、特に中部地区は製造業を中心に厳しい環境が続いている。こうした中で我々機械・工具メーカー、住宅設備メーカーも含めて、その役割はますます重要になり、会員間で情報共有や連携を深めて共に成長をしていくための貴重な場として、当会の存在感が一層高まっていくものと考える。私も今期から会長として微力ではあるが、皆様のご意見を伺いながら、より実りある会になるよう尽力してまいりたい」と挨拶。
次いで古里ジーネット社長が挨拶に立ち、日頃の会運営ならびに営業活動に対する支援・協力に感謝した後、今年5月より営業本部副本部長に迎えた大前勝己氏(元ケルヒャー ジャパン社長)を紹介。続けて、既に発表しているグループ内の事業再編について説明した。
事業再編では、2026年1月にジーネットとマルカを経営統合し、機械・工具セグメントの責任会社「ユニソル」を設立する。マルカの建設機械事業は新会社を設立して分社化、またジーネットの住宅設備事業は建設資材セグメントの責任会社であるフルサト工業に移管する計画で、「4つのセグメント(機械・工具、建設資材、建設機械、IoTソリューション)それぞれに責任会社を置くことで、プレーヤーが明確になる。事業ねじれを解消し、シナジー創出を加速させていく」と強調。「同時に、今上場しているフルサト・マルカホールディングスの商号を『ユニソルホールディングス』に変更する。新しいユニソルには、卸部門と直需部門の両方が存在することになる。グループ内の様々なメーカーが持つ技術やノウハウを活用し、さらに外部から人材を登用することで、技術的なバックボーンを持つ商社として差別化を図り、お客様にその手があったか!と思っていただけるような再編をしていきたい」と話した。
また、中期経営計画「UNISOL」の人財戦略、DX戦略、サステナビリティの取り組みについても報告した。
フルサト・マルカホールディングスの2025年12月期第1四半期決算(連結)は、売上高が412億3400万円(前年同期比2・2%増)、営業利益が8億8200万円(同7・1%減)となり、減益要因の1つとして「工作機械の国内受注が昨年は苦戦したため期末の注残が少なく、今期に入ってから売上換算できる受注が少なかった。これは下期に向かって改善していく」と報告。2025年12月期は、通期で売上高1700億円(前年比5・1%増)、営業利益45億円(同16・6%増)を見込んでいる。
古里社長は「将来に向けて事業再編や育成を続けながらここまでやってきたので、このまま止まらずに我々のプラットフォームを充実させながら、皆様方の素晴らしい商品をより広く世の中に提供していきたいと考えている」と述べ、更なる理解と協力を求めた。
永山会長を議長に選出して議案審議が行われ、2024年事業報告及び会計報告、2024年会計監査報告は原案通り承認された。役員改選(幹事一覧は別掲)及び幹事会社紹介に続いて、2025年事業計画及び予算案の審議が行われ、新たにマーテック(兵庫県神戸市)の入会と2社の退会を含め原案通り承認された。
この後、松吉正訓ジーネット取締役名古屋支社長より支社の現況報告が行われた。ジーネットの2024年12月期の業績について「全体の売上高は621億3800万円で、前年比3・5%のマイナス。名古屋支社は139億800万円となり、5・6%のプラスで終了した」と報告。同支社の部門別売上高は機工部門が前年比4・8%増、機械部門が0・1%増、住設部門が8・7%増だった。
また、各営業所で開催した展示会の報告に続き、2025中部機械加工システム展に関して「我々が掲げる『その手があったか!』を作り上げるために、出展者のコラボレーションによる展示を行った。来年(2026年)は3月18・19日の開催を予定しており、ここでもコラボ出展をお願いし、お客様の気づいていないニーズへの提案をしていきたい」と語った。
2025年度は「共に創る未来」を支社のスローガンとし、▽ユーザーが成長するための課題を共に提案解決する▽グループシナジーを加速させ存在価値を高める▽人と人のつながりを深める―ことが方針として示された。
総会終了後は懇親会が開かれ、翌日は有志による親睦ゴルフコンペが彦根カントリークラブで行われた。
【2025年中部ジーネット会幹事】敬称略
▽会長=永山浩平(日東工器中日本支社長)
▽副会長=山下敬司(コベルコ・コンプレッサ西日本営業部中部支店長)、村田真哉(ヤマザキマザックトレーディング中日本販売部長)
▽会計=小谷直也(サンドビック西部支店長)
▽幹事=吉利泰博(アネスト岩田国内営業部中部支店長)、荒瀬勝俊(SMC名古屋ブロック長)、吉田晃至(SDG執行役員営業本部長)、早瀬保徳(クリナップ営業本部中部支社長兼名古屋支店長)、玉田英樹(BIG DAISHOWA Japan中部営業部名古屋支店長)、藤原紋也(ミツトヨ中部営業サービス部長)、柴田直樹(LIXIL営業本部中部支社名古屋第2営業所長)、辻輝章(リンナイ営業本部中部支社長)
▽事務局=松吉正訓(ジーネット取締役名古屋支社長)
2025年5月の産業機械受注高
5427億8600万円 前年同月比5.0%増
日本産業機械工業会 内需の製造業向けは57.5%増
日本産業機械工業会(会長=金花芳則氏・川崎重工業会長)が6月14日発表した2025年5月の産業機械受注高は、前年同月比5・0%増の5427億8600万円で、2か月ぶりに前年を上回った。
内需は、前年同月比11・5%減の3658億1700万円で、このうち製造業向けが57・5%増、非製造業向けが35・3%減、官公需向けが21・3%減、代理店向けが12・2%増だった。
内需で増加した機種は、化学機械(39・0%増)、タンク(149・7%増)、ポンプ(2・8%増)、圧縮機(9・9%増)、運搬機械(32・8%増)、金属加工機械(36・3%増)の6機種。減少した機種は、ボイラ・原動機(31・0%減)、鉱山機械(2・1%減)、プラスチック加工機械(23・9%減)、送風機(2・7%減)、変速機(15・7%減)、その他機械(20・0%減)の6機種だった。
外需は、前年同月比70・9%増の1769億6900万円。プラントは3件で583億9500万円だった。
外需で増加した機種は、ボイラ・原動機(34・3%増)、鉱山機械(41・4%増)、化学機械(382・0%増)、プラスチック加工機械(4・3%増)、ポンプ(14・4%増)、運搬機械(67・4%増)、その他機械(94・9%増)の7機種。減少した機種は、タンク(当月の受注金額がゼロのため比率を計上できず)、圧縮機(21・4%減)、送風機(85・0%減)、変速機(4・4%減)、金属加工機械(40・8%減)の5機種だった。
2025年6月度鍛圧機械受注額
日鍛工 前年同月比5.3%増の311億円
日本鍛圧機械工業会(代表理事会長=磯部任氏・アマダ会長)が7月8日発表した月次会員受注統計によると、2025年6月度の鍛圧機械受注総額は311億2百万円で前年同月比5・3%増となった。300億円超えは3か月ぶり。
プレス系は引き続き前年割れとなり、板金系、サービス系はプラスだった。いずれも国内が牽引している状態であり、輸出は自動車関連が関税問題もあり、先行き不透明な状況が続くものとみられる。
プレス系機械は107億93百万円で前年同月比6・2%減。小型プレスが2・7倍、超大型プレスが57・4%増、自動化装置も27・2%増と伸長したが、中型・大型プレス、油圧プレス、フォーミングはマイナスだった。
板金系機械は124億20百万円で前年同月比22・0%増となった。パンチングが74・7%増、ブレーキ・シヤーが10・5%増、レーザ・プラズマが7・2%増と引き続き増加した。
サービス系は78億89百万円で前年同月比0・5%の微増だった。
内外別(機種計)では、国内が129億77百万円で前年同月比32・8%増となった。鉄鋼が78・4%増、金属42・8%増、一般11・5%増、電気2・1倍とそれぞれ増加。輸送のみ16・9%の減少となった。
輸出は102億36百万円で前年同月比14・1%減となった。中国向けが2・4倍、韓国向けが12・9%増と伸長する一方、東南アジア向け17・8%減、インド向け73・2%減、欧州向け57・1%減、北米向け28・9%減といずれもマイナスだった。
ミツトヨ、CNC三次元測定機
「CRYSTA―Apex V PLUS」 販売開始
ミツトヨ(社長=沼田恵明氏、本社=川崎市高津区)は7月1日、CNC三次元測定機「CRYSTA-Apex Ⅴ PLUS」の販売を開始すると発表した。出荷開始は10月を予定。
CRYSTA-Apex Ⅴ PLUSシリーズは、ワールドワイドで好評な従来のCRYSTA-Apex V500、700、900シリーズをリニューアルし、精度保証温度範囲を従来の16~26℃から15~30℃へ拡大、エア低減機能を搭載することで近年増加しているニアライン需要にも対応するとともに、使用環境及び測定機本体の両面でランニングコストの削減・環境負荷の低減を実現した。
温度変化の大きな環境では緻密な温度補正が重要となるが、同社の三次元測定機は測定物の温度変化にあわせてリアルタイムに温度補正を行う「リアルタイム温度補正」や、測定原点と伸縮する原点を個別に設定できる「温度補正原点設定機能」を使用することで、信頼性の高い測定結果を得ることができる。このような高度な温度補正機能と精度保証温度範囲の拡大により、例えば外気温の高い夏場であっても28℃前後の温度環境下で使用可能となるため、より現場に近い環境での測定需要にも対応できる。
さらに、新搭載の「エア低減機能」を標準搭載。待機時のエア供給を一時停止することで不必要なエア消費を抑え、稼働中の消費電力・環境負荷を大幅に低減する。
階段式の給与改定を実施
大卒初任給は27万5千円
トラスコ中山 住宅補助手当も増額
機械工具卸売商社のトラスコ中山(社長=中山哲也氏、本社=東京都港区)は、7月1日より給与改定(ベースアップ)及び住宅補助手当の増額を実施した。初任給の引き上げにとどまらず、全社員を対象としたベースアップを実施することで、仕事へのモチベーション向上や採用・定着強化につなげる。
今回の給与改定では、年齢に応じた階段式の増額を実施。18~35歳は一律プラス3万円、36~55歳はプラス2万~3万円の階段式、56歳以上は一律プラス1万円とした。これに伴い、初任給は大卒キャリア職で27万5千円、高卒ロジス職(勤務地域を限定し、配送や商品管理などの物流業務を専任とする社員)で20万円となった。ロジス職は一部の資格において評価給の改定も行った。
また、都市部を中心とした住宅費の高騰に対応するため、住宅補助手当についても全国一律で月額1万円引き上げ、東京本社勤務社員は9万円/月、大阪本社勤務社員は6万5千円/月となった。
今回の給与改定及び住宅補助手当の増額による年間費用増加額は約10億円、今期は半期の適用のため、約5億円の増加を予定している。
鈴木建吾氏逝去
八幡ねじ代表取締役会長
八幡ねじ(愛知県北名古屋市)の代表取締役会長鈴木建吾氏が7月14日逝去された。満78歳。
密葬は7月16日、近親者にて営まれた。後日、「お別れの会」が開かれる予定。供花供物香奠の儀は固く辞退されている。
同氏は昭和22年(1947年)、愛知県名古屋市生まれ。横浜国立大学卒業後、富士通でSEとして勤務。昭和46年(1971年)に八幡ねじに入社した。昭和62年(1987年)、同社の代表取締役社長に就任。「正しいことを正しく」をモットーに、大手工場への直販事業やホームセンター業界への進出、また物流機能の自動化・合理化を成功させた。社内業務のコンピューター化にいち早く取り組み、平成19年度(2007年度)中小企業IT経営力大賞(経済産業大臣賞)を受賞。また、デザイン経営の面においてもグッドデザイン賞他、多数受賞。平成30年(2018年)、同社代表取締役会長に就任。IT化やデザイン経営など多数の功績から、平成31年(2019年)春の叙勲にて旭日双光章を受賞した。
その他、平成19年(2007年)に愛知鋲螺商協同組合理事長に就任、平成25年(2013年)に日本ねじ商業協同組合連合会会長に就任。ねじ業界団体の要職を歴任し、業界の発展にも尽力した。
IGアリーナこけら落とし
大相撲名古屋場所に大興奮!
名古屋水栓販売協会例会“大相撲観戦”
名古屋水栓販売協会(理事長=在田忠之氏・在田商店取締役/以下、水販と表記)は7月15日、定期的に開催している例会の一環として、大相撲観戦を企画。正会員ら20名が参加した。
2025(令和7)年7月に名古屋市北区の名城公園内に誕生した、国内最大規模のグローバルアリーナとして注目を集めている話題の“IGアリーナ”。そのこけら落とし興行であり、相撲ファンならずとも知っているであろう大の里関の横綱昇進後初土俵でもある「大相撲7月場所」(通称名古屋場所)3日目の取組を観戦した参加者一行。入場の際には各自お弁当とお茶が手渡され、椅子席に座って食事を楽しみながらこの日の取組に一喜一憂していた。
午後3時40分頃、取組は中入を迎え、幕内力士や東西両横綱の土俵入が始まると、満員御礼の発表された場内は一気にヒートアップ。立合いで力士同士のぶつかり合う音は、テレビでの観戦とは違い大迫力だった。水販参加者の中には懸賞取組を気にする声も。仕切中に土俵の回りを呼出が持って回るスポンサー企業の懸賞旗を数え「今、何本出た!」「すごい人気の取組だ!」などと会話も弾んでいた。この日、結びの一番で東の横綱・豊昇龍関に土が付くと、升席などの一部では座布団が宙を舞っていた。ただし、座布団を投げる行為はマナー違反とされているのでくれぐれもご注意を。
全取組を観戦し場内を後にした水販参加者一行は、建築家・隈研吾氏の手掛けたIGアリーナの外観をじっくり眺め、また、大相撲には欠かせない、力士の名が刻まれた会場外にずらりと並ぶ大きなのぼりを写真に収めるなど、思い思いの時間を楽しんでいた。名古屋水栓販売協会は、今後もこうしたレクリエーション的な活動を積極的に企画・運営していくようである。
「IGアリーナ」は今回の大相撲名古屋場所の開催だけでなくスポーツ観戦や音楽ライブ、国際大会まで多彩なイベントが今後ぞくぞくと計画されている。収容人数は最大1万7000人。グルメ店舗も充実しており“食の世界旅行”をテーマに愛知を感じられるメニューから各国料理まで幅広いラインアップが揃えられている。名古屋ダイヤモンドドルフィンズのホームアリーナにも決定した。
マリーナ・タバサム・アーキテクツ展
People Place Poiesis
TOTOギャラリー・間 40周年記念企画
TOTO(社長=田村信也氏、本社=福岡県北九州市)が社会貢献活動の一環として運営している「TOTOギャラリー・間(ま)」(所在地=東京都港区)は、バングラデシュのダッカを拠点に、気候や文化、伝統に根差した建築を手掛けるマリーナ・タバサム・アーキテクツ(MTA)の展覧会「PeoplePlacePoiesis(ピープルプレイスポイエーシス)」を、2025年11月21日(金)~2026年2月15日(日)の会期で開催する。本展覧会では、過密する都市において、多様な人々が集う場所や、洪水で家を失った人々のための可動式住宅など、建築を通じて人々とともに生きるMTAの活動を模型や映像、インスタレーションで紹介する。
MTAを率いる建築家マリーナ・タバサム氏は気候や文化、伝統に根差した建築を手がけるだけでなく、自然災害や貧困等で苦しむ人々への支援に取り組んできた。例えば、ダッカ市内に設計した「バイト・ウル・ロゥフ・モスク」(2020年アガ・カーン建築賞受賞)では、地域の土を焼成したレンガと幾何学を用いて静謐な光をたたえ風が通り抜ける祈りの空間を創出し、爆発的な拡大を続ける過密都市において多様な人々が集う寛容な建築を実現している。また、国全体の約7%が河川に覆われ、洪水で国土の約3分の1が水没することもあるバングラデシュにおいて、住む場所を失った人のためにMTAが考案した可動式の住宅「クディ・バリ」(現地語で「小さな家」の意味)は地域の人々の手により短期間で組み立て・解体することができ、洪水発生時のシェルターとしても機能する。MTAが立ち上げた財団F.A.C.E(The Foundation for Architecture and Community Equity)は、国内各地でクディ・バリを提供するだけでなく、ユニットを組み合わせることで、ロヒンギャの難民キャンプにおけるコミュニティセンターなど幅広い用途の建物に応用している。こうした活動と作品が評価され、マリーナ・タバサム氏は2024年にTIME誌の「世界で最も影響力のある100人」に選出。2025年の「サーペンタイン・ギャラリー・パビリオン」の設計者に選ばれるなど、MTAの活動に今、世界から注目が集まっている。
本展では「人々」「土地」そして、創作や詩作を意味する「ポイエーシス」をテーマに、彼女たちの作品と活動を、模型や映像、インスタレーション等で紹介する。中庭は、MTAオリジナルの「クディ・バリ」をバングラデシュから輸送し立ち上げるとともに、京都の里山で実践を行う建築家の森田一弥氏と京都府立大学森田研究室協力のもと、日本の素材と技術で翻案した「日本版クディ・バリ」を新たに制作し、展示する。
マリーナ・タバサム・アーキテクツが、バングラデシュという土地で人々とともにつむぎあげてきた建築の物語を、この機会にぜひ観ていただきたい。
【展覧会概要】
■展覧会名(日)▽マリーナ・タバサム・アーキテクツ展/PeoplePlace Poiesis(ピープルプレイスポイエーシス)
■展覧会名(英)▽Marina Tabassum Architects‥People Place Poiesis
■会 期▽2025年11月21日(金)~2026年2月15日(日)
■開館時間▽午前11時~午後6時
■入場料▽無料
■休館日▽月曜・祝日・年末年始休暇〈2025年12月29日(月)~2026年1月7日(水)〉※ただし2025年11月23日(日・祝)は開館
■会 場▽TOTOギャラリー・間
■所在地▽〒107-0062 東京都港区南青山1-24-3 TOTO乃木坂ビル3F
■アクセス▽東京メトロ千代田線「乃木坂」駅3番出口徒歩約1分
■TEL▽03(3402)1010
■主 催▽TOTOギャラリー・間
■企 画▽TOTOギャラリー・間運営委員会(特別顧問=安藤忠雄氏、委員=貝島桃代氏/平田晃久氏/セン・クアン氏/田根剛氏)
■協 力▽京都府立大学森田一弥研究室
■後援▽(一社)東京建築士会/(一社)東京都建築士事務所協会/(公社)日本建築家協会関東甲信越支部/(一社)日本建築学会関東支部/(公社)日本建築士会連合会
【出展者プロフィール】
マリーナ・タバサム氏(Marina Tabassum)
バングラデシュ出身の建築家・教育者。2005年、ダッカに自身の建築設計事務所「マリーナ・タバサム・アーキテクツ(Marina Tabassum Architects)」を設立。現在オランダ・デルフト工科大学で教授を務めるほか、イェール大学建築学部、ハーバード大学デザイン大学院、ベンガル・インスティテュートなどで教鞭を執る。ドイツ・ミュンヘン工科大学より名誉博士号を授与。アガ・カーン建築賞に加え、ジャミール賞、アメリカ芸術文学アカデミーによるアーノルド・ブルンナー記念賞、フランス建築アカデミーの金賞、イギリスのソーン建築賞など、受賞歴多数。建築と地域の公平性を支援する団体「F.A.C.E(Foundation for Architecture and Community Equity)」およびフェアトレード団体「Prokritee」代表。2017年から2022年まで、アガ・カーン建築賞の運営委員を歴任。英国王立芸術協会(RSA)フェロー。
SANEI株主総会にて選任
新役員就任を発表
SANEI(社長=西岡利明氏、本社=大阪市東成区)は、6月24日に開催された定時株主総会ならびに取締役会において、以下に挙げる役員を選任した。
◇
●代表取締役社長▽西岡利明氏
●代表取締役副社長▽吉川正弘氏
●常務取締役執行役員コーポレート本部長兼購買本部長▽新田裕二氏
●取締役執行役員ものづくり本部長▽早川徹氏
●取締役執行役員開発本部長▽丸川達也氏
●取締役執行役員営業本部長▽松井優樹氏
●社外取締役▽瀧勝巳氏
●社外取締役▽永山祐子氏(新任)
●常勤監査役▽岸田敏雄氏
●社外監査役▽松井浩一氏
●社外監査役▽大原信子氏
◇
この日、同社は「役員一同、決意を新たにいっそう社業に精励いたす所存でございますので、何卒、倍旧のご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます」とコメントを発表した。
ノーリツ
さらなる業務効率化を
新事務所で営業スタート
ノーリツ東海支店(支店長=瀧原正人氏)は5月31日、これまでの所在地▽名古屋市昭和区阿由知通2-1-2から、新所在地▽名古屋市中区栄3-11-31 グラスシティ栄2Fへと事務所を移転。6月2日から新事務所での営業をスタートさせた。なお、新事務所の入居するビルは、9月より「JMFビル名古屋栄01」と名称が変更される予定。また、この事務所移転に伴い電話番号、ファックス番号も変更されている。
◇
【ノーリツ東海支店・新事務所概要】
●所在地▽〒460-0008 名古屋市中区栄3-11-31 グラスシティ栄2F ※2025年9月より入居するビルの名称が「JMFビル名古屋栄01」へと変更されるので注意。
●移転日▽2025年5月31日
●営業開始日▽2025年6月2日
●業務受付窓口▽ノーリツ東海支店営業一課
●電話▽(052)686-8801
●ファックス▽(052)686-8821
東北日東工器の新工場が完成
2工場を集約し、福島市に移転
日東工器 全製品生産可能なマルチ工場目指す
日東工器(社長=小形明誠氏、本社=東京都大田区)は、福島県福島市に建設していた東北日東工器おおざそう工場がこのほど完成し、7月1日に竣工式を行った。
東北日東工器は、機械工具を製造するメドテック工場(山形県山形市)と電動ドライバ、建築機器を製造する白河工場(福島県白河市)の2工場を、今回おおざそう工場に集約した。
同工場では、仕入れから部品加工、組立までの一貫生産体制を整えている。自動倉庫や無人搬送車をはじめ、複合加工機、5軸マシニングセンタなどの最新設備を導入し、生産の省力化・省人化および効率化を推進している。現在の生産品目は機械工具、電動ドライバ、建築機器だが、将来的には迅速流体継手、リニア駆動ポンプなど、日東工器の全製品を生産できるマルチ工場を目指す。
また、福島県では水素、ロボット、医療分野に注力しており、同社グループとの新たな展開も期待される。同社はこれらの分野で地域企業との連携を深めることで、地元経済への貢献と地域の活性化につなげていきたいとしている。
【おおざそう工場の概要】
▽所在地=福島県福島市大笹生字宮ノ下1番1号(東北中央自動車道の福島大笹生IC近くの「おおざそうインター工業団地」内)
▽面積=敷地面積2万8183㎡、延床面積1万9954㎡
▽建屋構造=鉄骨2階建
▽生産品目=機械工具、電動ドライバ、建築機器
▽従業員数=202名(2025年6月末)
▽主な設備=マシニングセンタ、NC旋盤、各種研削盤
▽投資額=約146億円(建物・設備)
▽建設期間=2023年10月~2025年5月
天カセ施工に特化したモンキ新発売
「エアワイド 空調用モンキレンチ」
トップ工業 冷媒配管にらくらくアクセス
作業工具の総合メーカー、トップ工業(社長=石井真人氏、本社=新潟県三条市)は、天井カセット式エアコン(天カセ)の冷媒配管作業に特化した「エアワイド 空調用モンキレンチ」(製品番号=HY-32L)を7月1日より販売開始した。
同製品は、柄が長く、狭く奥まった場所にある天カセのフレアナットの締め・緩めに最適。咥え部はフレアナット2分~5分の二面幅に合わせた専用目盛付きで、空調配管作業で必須の17~29㎜に対応する。
さらに同社独自のガタ無しウォーム搭載により、二分割されたウォームがガタをカットする。口開きは平行に開き、一度決めた口開きは再調整不要。ガタが無いのでボルト・ナットを傷つけにくい。
全長300㎜、重量310g、口開き寸法8~32㎜。
標準価格は1万円(税抜)。