第2919号 令和7年4月13日(最新版)
総会に向け準備着々と
第63回通常総会は5月22日開催
愛知県管工機材商協組 3月度理事会開催
愛知県管工機材商業協同組合(理事長=峰澤彰宏氏・MINEZAWA社長)は3月4日午後3時から、名古屋市中区伊勢山にある同組合事務所で3月度理事会を開催。理事ら20名が出席した。この日は、5月に開催される第63回通常総会に向けた準備進捗状況の確認や議案内容の審議、その他、これまでの経過報告や各部会からの報告などが行われた。
開会にあたり峰澤理事長が「年度末のお忙しいところお集まりいただきありがとうございます。最近の気候は春の暖かさが来たと思ったらまた肌寒さが戻ってきたりと、いつになったら春本番になるんだろうという感じです。さて、毎日のようにトランプ大統領の話題が取り上げられております。関税の件に関してはご関係のある方もおられるかと思います。今後の日本の経済にどのような影響があるのか心配しています。それでは、今日は議題もたくさんありますので皆さんどうぞよろしくお願いします」と挨拶し、以下の議題について報告ならびに審議が行われた。
【経過報告】●1月30日▽岐阜市柳ケ瀬通にあるホテルグランヴェール岐山で開催された岐阜県管工機材商組合新年賀詞交歓会に、石原太郎副理事長(原芳商会社長)が来賓として出席。●2月4日▽組合事務所で臨時理事会を開催。●同6日▽組合事務所で、組合加入促進部会が会合を開催。●同10日▽笹島地区にある全日本労働福祉協会東海診療所で組合事務局職員が健康診断を受診。●同18日▽組合事務所で、広報部会が「組合だより第153号」編集会議を開催。●同25日▽名古屋市中村区にあるウインクあいちで経営対策部会主管セミナーを開催。●3月3日▽(一社)全国管工機材商業連合会(管機連)第3回理事会に組合事務局員がオンラインで参加。
【新年賀詞交歓会開催報告】総務部会(部会長=竹内裕二理事・丸金商会社長)主管。新年賀詞交歓会が令和7年1月22日午後6時より、名古屋市中村区の名古屋マリオットアソシアホテルで開催された。出席者数は組合員91名、賛助会員209名、来賓16名ほか、計324名。また、本会における収支報告が行われ、これが満場一致をもって承認可決された。次年度は令和8(2026)年1月21日、名古屋マリオットアソシアホテルでの開催が予定されている。
【議事1】令和7(2025)年度社員数(役員・従業員数)報告方法の件▽同組合員へ送付される案内ならびに返信用紙案が提示され、これが満場一致をもって承認可決された。案内ならびに返信用紙は理事会終了後に組合員に送付された。
【議事2】来期賦課金算定方法(案)ならびに賛助会費(案)の件▽①賦課金算定方法案が提示され、これが満場一致をもって原案の通り承認可決された。②賛助会費案が提示され、これが満場一致をもって原案の通り承認可決された。
【議事3】令和7(2025)年5月理事会ならびに第63回通常総会運営の件▽①開催日時/令和7(2025)年5月22日=●午後3時~理事会開催。●午後4時~総会受付開始。●午後4時30分~午後5時45分まで総会開催予定。②開催会場/名古屋市中区栄1のコートヤード・バイ・マリオット名古屋2階※名古屋駅のマリオットアソシアホテルとは異なるので要注意。以上、開催日時ならびに会場が提示されたほか、総会運営の流れや総会終了後に開催予定の懇親会の概要などについても確認が行われ、これが満場一致をもって原案の通り承認可決された。本理事会終了後、総会の仮の日程案内を組合員へ送付。4月理事会での決算承認を経て、決算書を添付した正式招集書が送付されることとなっている。
【議事4】組合員入会ならびに退会の件▽令和7(2025)年4月1日より、いし満(社長=石原和典氏、本社=名古屋市中区千代田)が入会予定。令和6(2024)年度末をもって、ミカワが退会。
【議事5】役員改選の件▽令和7(2025)年は本組合の役員改選期であり、総会内での役員改選に関する手順の確認などが行われ、これが満場一致をもって原案の通り承認可決された。
【議事6】令和7(2025)年度第55回名管会ゴルフ大会(総務部会主管)開催の件▽本理事会の席では、開催日時や開催会場などについての意見交換が行われたにとどまり、詳細に関しては次回4月以降の理事会内で検討されることとなった。
【各部会報告】●経営対策部会(部会長=福元良貴理事・山信社長)▽2月25日、名古屋市中村区のウインクあいちで経営対策セミナーを開催。講師は大畑祐貴インプルーブ社長に依頼。「自分と従業員の強みを理解して、ビジネスを飛躍させるタイプ診断方法」と題した経営対策セミナーに、組合員15名、賛助会員10名ほか、計28名が参加した。●広報部会(部会長=粂内洋理事・名古屋機器社長)▽「組合だより第153号」編集会議を2月18日、組合事務所で実施。粂内部会長、事務局員ら4名が出席した。「組合だより第153号」は、本紙発行日現在、組合員らに発送済みだ。●福利厚生部会(部会長=鈴木克利理事・米津物産社長)▽令和7(2025)年度巡回健康診断を実施する。理事会当日現在、4月1日~6月18日分まで20社からの申し込みならびに配車が決定済みである。●組合加入促進部会(部会長=村井善幸副理事長・オータケ会長)▽2月6日、組合事務所で組合加入促進部会会合を開催。関係理事ら9名が出席した。理事会当日現在、組合員81社、賛助会員131社。今後は管工機材・設備総合展出展メーカーで賛助会員未加入の企業を中心に加入促進活動を継続していくことが確認された。●青年部「愛青会」(部長=荒木彌一郎理事・荒木商事社長)▽令和7(2025)年4月1日より黒宮一輝氏(クロミヤ商店)の加入が決まり、部員数は9名に。令和7(2025)年度新部長が発表されたほか、今後さらなる部員勧誘活動を続けていくことが報告された。青年部「愛青会」では、随時、部員を募集している。年齢制限は45歳まで。年1回の業界関連企業への工場見学会や、年数回のメーカーとの懇親会、青年部員同士の交流会などを行っている。入部に関して詳しくは、組合事務局=電話(052)323-4115まで問い合わせを。
【その他】①各種報告事項。②今後の予定について▽●3月25日午後3時~組合事務所で三役・常任理事会を開催(本紙発行時、開催済み)。●4月22日、組合事務所で決算承認理事会を開催予定。●5月22日、コートヤード・バイ・マリオット名古屋で理事会ならびに第63回通常総会を開催予定。
以上、すべての議題審議ならびに報告を終え小川誉之副理事長(小川管商社長)が「皆さん、今日は長時間にわたり大変お疲れさまでした。今後は4月の決算承認理事会、そして5月の通常総会と続きますので引き続きよろしくお願いします」と挨拶。本理事会は散会となった。次回理事会は組合事務所で4月22日に開催される予定だ。
「2026中部パックの準備の年」
恒例の新年賀詞交歓会を開催
中部包装食品機械工業会 アイドルユニットの講演・ライブも
中部包装食品機械工業会(会長¥文字(G0-935A)生田涌希氏・フジキカイ社長)は、1月31日午後5時より名古屋市中区の名古屋観光ホテルにて、2025年新年賀詞交歓会を開催した。
冒頭、生田会長が挨拶で「日本経済は賃上げと投資が牽引する成長型経済への移行が期待される。中部地区においても生産能力増強など数多くの投資計画が進められていると聞いている。私共の業界も成長意欲のある中堅・中小企業の売上拡大に貢献していきたい」と強調。同工業会が中部地区で2年に一度開催する『中部パック』について「次回の開催は2026年4月22日¥文字(U+322C)~25日¥文字(U+322F)を予定。今年度は展示会に向けた準備の年となる。有益な情報を提供できるよう、会員一丸となって日々切磋琢磨し、技術力向上に努めたい」と述べた。
今回は、名古屋を中心に活動するアイドルユニット『dela(デラ)』を迎え、キャプテン今田希さん、エース松島七葉さんの講演とメンバーによるライブが行われた。明るいステージに会場は楽しく盛り上がった。
懇親会では、2026中部パック実行委員長を務める吉田眞治副会長(ヨシダキカイ社長)が「皆さんのご協力あっての中部パック。大成功となるよう進めてまりたい。宜しくお願いします」と挨拶し、吉田真宏副会長(サンワ社長)の発声で乾杯。
会員相互の親睦を深め、牧野研二副会長(ゼネラルパッカー社長)の中締めでお開きとなった。
新年賀詞交歓会の反省点等を洗い出し
第48回通常総会開催日決まる
岐阜県管工機材商組合 2月度理事会開催
岐阜県管工機材商組合(理事長¥文字(G0-935A)森浩氏・山兼社長)は2月27日、岐阜市柳ケ瀬通にあるホテルグランヴェール岐山で2月度理事会を開催。理事ら8名が出席した。
森理事長は冒頭の挨拶のなかで「米国の第二期トランプ政権の関税税率等が話題となっていますが、日本も他人事ではなく自動車産業等が大変なことになるのではと懸念しております。とくに中国に対しては強い姿勢で関税をかけるようなことを発言しておりますし、米国と中国の経済紛争に日本が巻き込まれることのないよう祈るばかりです。我々の業界はそんなに影響は出ないと思いたいのですが、今年はトランプ大統領に世界中が振り回される年になるのではないかと思っております。岐阜県では、2月6日に江崎禎英知事が就任しました。新知事には、岐阜県が日本でもっと認められるように動いてもらえればそれで良いのかなと思っております」と語っていた。
この日審議された議事は以下の通りだ。
【議事1/令和7年新年賀詞交歓会収支等の報告】ホテルグランヴェール岐山にて1月30日に開催。出席者数は、来賓4名、正会員18社26名、賛助会員50社87名、ほか1名の計118名。反省点として、①来賓控室が無かった▽次回以降、控室を確保。②コート類の取違えがあった▽次回からクロークを手配。③駐車場が分かりにくい▽今後は案内送信時に会場周辺の駐車場案内を入れる。といった意見交換がなされた。
【議事2/親睦ゴルフ会開催について】令和7年3月25日、岐阜関カントリー倶楽部で開催(開催済み)。
【議事3/第48回通常総会について】令和7年5月8日午後5時より、ホテルグランヴェール岐山での開催が予定されている。
以上で予定された審議報告はすべて終了し理事会は散会となった。次回理事会は7月17日午後5時からとなっている。
2025中部機械加工システム展盛況
メーカーのコラボ出展も充実
ジーネット 2日間で3300人超が来場
ジーネット名古屋支社(取締役支社長¥文字(G0-935A)松吉正訓氏、所在地¥文字(G0-935A)名古屋市中区)が事務局を務め、同支社管轄の有力販売店が主催する「2025中部機械加工システム展」が2月6、7の2日間、ポートメッセなごや第3展示館で開催された。期間中3315人が来場し、盛況のうちに終了した。
主催店142社(192事業所)、工作機械・CAD/CAM・切削工具・ツーリング・治具・ロボット・測定・環境関連などのメーカー188社が出展。「次の一手、革新の一歩」をテーマに、最新の機械・機器の展示実演を通して生産現場の問題解決に向けた具体的な提案が行われた。
会場には「工作機械」「DX」「自動化・省人化」「カーボンニュートラル」「機械加工」の各コーナーを設けてブースが配置された。今回新設された「コラボレーションコーナー」では出展メーカーのコラボによる、生産性向上、環境改善のためのソリューション提案が多数見られた。
また、連日実施された併催セミナーも好評を博した。
開会式では、事務局を代表して古里龍平ジーネット社長が「この中部機械加工システム展も9回目となった。今回のテーマは名古屋支社内で募集して『次の一手、革新の一歩』のフレーズに決めている。各メーカー同士で色々な知恵を出し合いコラボレーションを行うことに注力しており、その点をご覧いただきたい。今回は、前回展より主催店様が2社、出展メーカー様が10社以上増えている。機械加工システム展はジーネットが事務局としてやってきたが、これが最後となる。来年1月にマルカとジーネットが経営統合することを決めており、会社が進化していく中で、この展示会もやはり進化していかなければならないと強く感じている。まず今日明日の機械加工システム展で去年と比べた進化をご確認いただいて、来年以降の我々の活動に期待していただければと思う」と挨拶。
出展メーカーを代表して挨拶に立った志村雅人ヤマザキマザックトレーディング常務執行役員は「日本工作機械工業会では2025年の工作機械受注見通しとして、昨年を上回る1兆6000億円を掲げている。国内市場はスロースタートな部分もあるが、後半の追い上げが期待されている。2大産業である半導体製造装置、自動車産業の本格的な立ち上がりがカギとなる。この中部機械加工システム展の開催が市場を先取りした有意義な展示会になると信じており、2日間が大変楽しみだ。日本の製造業は景気に関係なく、生産性向上なくして国際競争を勝ち抜き発展・存続することはできないと思う。その実現に向けて、互いに知恵を出し合い、汗をかきながら、新しい戦略を持って、未来に向けて皆さんと一緒に突き進みたい。ご来場いただくお客様と更に良い関係構築を各社が実現できることを祈願する」と述べた。
中小企業の“稼ぐ力”を強化する
公的支援制度の活用について学ぶ
愛鋲協 組合員を対象にセミナー開催
愛知鋲螺商協同組合(理事長=大野正博氏・中部製作所社長)は、2月13日午後5時30分より安保ホール(名古屋市中村区名駅)にて「知らないと損をする公的支援制度の活用」をテーマにセミナーを開催した。
物価高や構造的な人手不足など、厳しい経営環境に直面する中小企業・小規模事業者の“稼ぐ力”を強化するため、国・地方自治体による様々な支援制度が予算化されている。今回のセミナーでは、愛知県よろず支援拠点コーディネーター・武田宜久氏(中小企業診断士)が制度の効果的な活用について分かりやすく解説した。当日は組合員ら10名が参加した。
冒頭、大野理事長が挨拶で「社長が知らないと社員が損をするものの代表が、公的支援制度。国、県、市が実施するものなど色々ある。助成金と補助金があるが、それぞれ管轄が異なり、助成金は厚労省が雇用や労働環境に関して出すもので、補助金は経産省が産業振興のために実施しているものである。大きな違いが一つあり、助成金は一定の条件をクリアーすれば漏れなく支給される。一方の補助金は、審査があって採択されたところだけが受けられる制度になっている。補助金の場合は単発で、募集する期間も短いので、タイムリーに聞いておかれると良い。自分の会社にあったものを使って、自社や社員のために生かしていただきたい」と述べた。
セミナーでは武田氏が、令和6年度補正・令和7年度予算にみる最新補助制度の動向を説明。国・愛知県・市町村の制度で使いやすそうなものを一覧にした「愛知県内事業者向け補助金」リストを提示した。
採択にあたっては「自社にあった補助金を選択し、適切に申請書を作成することで採択の確率を高めることが重要」と話し、一般的に金額が小さい、中小企業限定、地域限定(県や市の補助金)、分野限定(IT、環境など)のものが難易度は低い傾向にあるとした。
武田氏は、新事業、製品開発、設備投資、IT化、事業承継などの分野別にお勧めの制度を紹介。また、よろず支援拠点の無料窓口相談(予約制)などの活用も勧めた。
独創サービスで増収増益
今期売上高3000億円超を予想
トラスコ中山 2024年12月期
機械工具卸売商社のトラスコ中山(社長=中山哲也氏、本社=東京都港区)が2月13日発表した2024年12月期(第62期)通期連結決算は、売上高が前年比10・0%増の2950億24百万円、営業利益が7・9%増の199億78百万円、経常利益が7・4%増の200億56百万円、当期純利益が31・2%増の160億95百万円だった。
約61万アイテムの豊富な在庫保有と、最先端の物流機器を活用した顧客の利便性向上及び環境負荷軽減に貢献する施策が、同社への商流集約につながり増収となった。販売費及び一般管理費は、人件費と運賃・荷造費が増加、減価償却費が減少した結果、前年比6・9%増の417億4百万円となった。経常利益は初の200億円超えとなり、トラスコグレンチェックビル(旧大阪本社)の売却益等約27億円の特別利益を計上したことで、当期純利益は大幅な増益となった。
セグメント別売上高は、ファクトリールートが、在庫・物流力の強化とともに得意先の課題解決につながるサービスを推進したことで同社のシェアが拡大し、前年比8・1%増。eビジネスルートは、「ニアワセ+ユーチョク」(荷物詰合わせ+ユーザー直送)の利用促進や約455万アイテムに及ぶ商品データベースの整備、得意先とのシステム連携により納期短縮・納期精度向上を実現し、15・3%増となった。ホームセンタールートは、在庫と物流設備を活用し、店舗向けとEC事業向け、プロショップ向けに積極的な提案活動を行うことで商流を集約し、10・6%増。海外ルートは、現地のニーズに則した在庫の投入や現地仕入先、得意先の開拓により、19・7%増となった。
設備投資の実績は、2026年に稼働予定のプラネット愛知、プラネット新潟の建設が進んだことや大阪本社の移転等により、261億63百万円となった。
2025年12月期(第63期)通期経営計画では、豊富な在庫と最先端の物流機器を活用した施策によるシェア拡大により連結売上高3174億30百万円(前年比7・6%増)、営業利益211億30百万円(同5・8%増)、経常利益211億70百万円(同5・6%増)、当期純利益145億20百万円(同9・8%減)を見込む。今期の設備投資は約211億円を計画。
同日、本社で開かれた決算説明会で、中山社長は今期の取り組みについて「他社ができない独創サービスでマーケットシェア拡大を目指す」とし、注力している4つのサービス①「ニアワセ+ユーチョク」(商品を1箱に詰合わせてユーザーに直送)②「MROストッカー」(置き薬の工具版サービス)③「ユークル」(在庫保有事業所でユーザーが商品を直接引取り可能)④「BCP対応」を紹介。
BCP対応では「BCP対応推進企業」を目指し、災害時復興支援物資(207アイテム、在庫6か月分)のアイテム拡大と在庫積み増しによりBCP対応力を強化、売上拡大につなげる。災害復興協定を6自治体と締結しており、2025年中にさらに2つの自治体と締結予定。大手ユーザーとの協定締結も進める。また、災害時でも供給責任を果たせるよう物流センター5か所に免震装置を装備。BCP対策室(仮称)を今年4月に開設予定で、「来年には本格的に実施できるようにしていきたい」と中山社長は述べた。
売上収益微増、営業利益21%減
機械受注単価は7100万円に上昇
DMG森精機 2024年12月期
DMG森精機(社長=森雅彦氏)が2月5日発表した2024年12月期連結決算は、売上収益が前期比0・3%増の5409億円、営業利益が21・0%減の437億円、当期利益は77・3%減の77億円だった。連結受注額は4960億円と4・6%減少したが、機械の受注平均単価は7100万円(前期は6190万円)に上昇した。
同日開かれたオンライン決算会見で森社長は「受注残をこなしながら売上高を維持しているという状況。受注単価はMXの浸透により前年の15%増となった。日本の他メーカーや韓国、台湾、中国の企業と競合しない高精度、高品位、自動化の領域で力強く戦っていけている」と話した。
スペアパーツ、メンテナンス・リペア・オーバーホール、エンジニアリング事業は前期比7・4%増と伸長し、受注額に占める割合は25%となった。
業種別では航空・宇宙、メディカル、金型、発電関連向けが好調だった。2024年12月末の受注残は2180億円となり、前年末より約300億円減少した。
営業減益は、売上減、人員強化のほか、システム統合の追加費用やパンデミック時に調達した部品の廃棄などの一過性費用が主な要因。さらにロシア工場接収に伴う損失(151億円)を計上した(当期純利益で処理)。
森社長は人員強化について「全世界で均一に優れたサービス、MRO(メンテナンス・リペ ア・オーバーホール)を提供していくためにはエンジニアの拡充が必要。特にサービスエンジニア、修理復旧エンジニア、工作機械・ロボットのアプリケーションエンジニア―これが当社が全世界における優位性を保つところである」と説明した。
2025年12月期の連結業績予想では、売上収益5100億円(前期比5・7%減)、営業利益380億円(同13・1%減)、当期利益200億円(同2・6倍)を見込む。期初受注残の減少や受注回復の遅れから売上収益と営業利益は減少予想だが、前期に計上したロシア工場の損失がなくなるため当期利益は大幅な回復を見込んでいる。
さらに、ユーザーへのMX導入拡大、スペアパーツ、メンテナンス・リペア・オーバーホール、エンジニアリング事業拡大などにより、2030年には売上収益8000億円、営業利益1200億円を目指す。
ハラスメントは40種類!?
その対策は離職防止にも繋がる!!
愛機工青年部 『ハラスメント(対策)について』学ぶ
愛知県機械工具商業協同組合(理事長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長/以下、愛機工と表記)の青年部(部長=滝澤有一氏・松本商店社長)は2月28日午後6時30分から約2時間、名古屋市中区金山にある名古屋都市センター会議室(金山南ビル)で講演会を開催した。ブロードリーフの三橋厚太氏が担当幹事として当日の司会進行を務め、青年部員ら20名が参加した。この日は、昨今なにかと話題に上ることの多いハラスメントとその対策について、国家資格キャリアコンサルタントや日本メンタルヘルス協会公認心理カウンセラー、行動心理士など多くの肩書を持ち、コンプライアンスやハラスメント、離職防止などにも詳しい菅野祥一氏が講師を務めた。
ハラスメントと聞いて真っ先に思い浮かぶのが「パワハラ(パワーハラスメント)」と「セクハラ(セクシュアルハラスメント)」ではないだろうか? 日本ハラスメント協会によると、時代背景などによって消失したり新たに生まれたりするものの、常時40種類ほどのハラスメントが認知されているようだ。本講演会では、パワハラ、セクハラを中心に、実際に裁判にまでなったような事例を紹介しつつ、どんな行為がハラスメントとして認定されてしまうのかを学び、自社内でハラスメントをしない、させないための対策方法などがレクチャーされた。菅野講師の講演の合間にグループディスカッションを挟み、互いに意見を出し合い発表する。そんな2時間はあっという間に過ぎていった。
「ハラスメントと呼ばれる事象は結局のところ、上司と部下、先輩と後輩など、互いの信頼関係がしっかりと構築されていれば発生することのない問題ではないだろうか? 普段からコミュニケーションをとり、上下関係なく相手を思いやる気持ちを持てば、必然的に信頼関係は築き上げられるものである。ハラスメント等の問題と無関係の会社は、それだけで離職率が低いものなんです」と菅野講師は言う。
“食”をメインに
初春の近江八幡を大満喫
愛機工北支部 日帰りバスツアー開催
愛機工北支部(支部長=野田典嗣氏・ノダキ社長)は3月15日、北支部独自の事業として、(ほぼ)毎年恒例となっている日帰りバスツアーを今年も開催。支部員やその家族ら35名が参加した。本ツアーは北支部の長村康義氏(長村商店社長)が幹事を務めた。今回の旅の目的は、たねや・クラブハリエが運営するスイーツの殿堂「ラ コリーナ近江八幡」を見て、買って、満喫。さらに知る人ぞ知る「松茸屋 魚松本店」で、滋賀県甲賀市の松茸と近江牛の食べ放題を味わい尽くす“名物あばれ食い!”を堪能することにある。
午前9時、名古屋駅太閤通り口から、チャーターしたバスに乗り込み出発した一行は、途中休憩を挟みながら第一の目的地「ラ コリーナ近江八幡」に到着。ここでは、クラブハリエのあのバウムクーヘンの製造工程を見物できるとあって、とくに子供たちに大人気だった。ひとくちにバウムクーヘンと言ってもその種類は豊富で、参加者はお気に入りのバウムクーヘンやその他のスイーツなどを手に取り会計へ。なかには大量に購入していた参加者も。当日はあいにくの天気だったが広大な敷地内を散策する参加者もちらほらとうかがえた。
「ラ コリーナ近江八幡」からバスに揺られることおよそ1時間。一行は続いての目的地である「松茸屋 魚松本店」へと到着。忍者屋敷を彷彿とさせる玄関口を抜け、客間へ通されると早速“名物あばれ食い!”を堪能した。近江牛と甲賀市の松茸を食べては追加注文し、届いたらまた食べるを繰り返し、「もう当分お肉は食べない(笑)」と冗談が飛び交うほど、皆、これでもかと平らげてお腹を膨らませていた。
いちご狩りで旬を味わい
蒸気機関車でノスタルジックに
愛機工青年部 大人気バス・レク開催
愛機工青年部(厚生)企画・運営レクリエーション(日帰りバス旅行)が、3月8日に開催された。担当幹事は伊藤一彦氏(ミズタニ機販)が務めた。今年の青年部は、『大井川鉄道に乗って、大井川の絶景満喫!&いちご狩りバスツアー!』と題したツアーをプロデュース。定員数の80名は参加募集締め切り日を待たずに埋まり、例年通り“完売”状態だった。青年部員と彼らの同僚、また、その家族など、まさに老若男女問わずに集まり、出発のバスの中からすでに大盛り上がりだった。ツアーの手配は、同組合賛助会員であるディパーチャーズ(社長=天野幹三氏)がその責を担った。
金山総合駅北口に集合した参加者は、待機する2台の大型観光バスに乗り込み、予定通り午前8時に出発。旅の目的のひとつ、大井川鉄道「新金谷駅」に到着した一行は汽車の出発予定時刻までお土産を手に取ってみたり、駅周辺を散策したりと自由に過ごしていた。駅のホームは、威風堂々とした佇まいの蒸気機関車を写真に収める参加者や観光客でとても賑わっていた。美味しいお弁当に舌鼓を打ちながら車窓の景色に視線を向けたり、仲間同士で会話に夢中になったり、約40分の蒸気機関車の旅はあっという間に終了。下車した「家山駅」から再びバスに乗車し、次の目的地へと出発した。
次の目的地である「かしまハーベスト」では、今が旬の“いちご狩り”を満喫。みんな、真っ赤に熟した大きないちごを手に取り、満面の笑顔でお腹いっぱいになるまで頬張っていた。採れたての新鮮ないちごがお手頃価格で購入できるとあって、お土産として購入していく参加者も続出だった。
サプライチェーンの効率化を目的に
『トラスコオレンジブック.Comクロス』
トラスコ中山 2月25日リリース
機械工具卸売商社のトラスコ中山(社長=中山哲也氏、本社=東京都港区)は、工場や作業現場で利用されているプロツールの総合サイト『トラスコオレンジブック.Com』のユーザー向け(会員)購買サイト『トラスコオレンジブック.Comクロス』を2025年2月25日にリリースした。
以前よりトラスコ中山が提供している商品検索サイト「トラスコオレンジブック.Com」は、工場や作業現場で使用されるプロツールの総合サイトだ。主に会員である販売店が、同社への見積や注文、価格・在庫の確認などに活用しており、今や日々の業務に欠かせないツールとなっている。今回、新たに公開された『トラスコオレンジブック.Comクロス』は、サプライチェーンの効率化を目的に、ユーザー向けの機能を強化。ユーザーが必要な商品を見つけやすく、いつでも簡単に、販売店経由で購入できるサービスとなっている。ただし、トラスコ中山では最終ユーザーへの直接販売は行っていないのでご注意を。
『トラスコオレンジブック.Comクロス』の特徴は以下の通りだ。
①PCやスマホから簡単注文! タイムリーに価格・在庫・納期の確認が可能▽ユーザーはPCやスマートフォンを使い価格・在庫・納期をタイムリーに確認でき、いつでも簡単に注文することが可能。ただし、ユーザーへの販売価格は販売店が設定する。
②ユーザーのニーズに合わせて選べる3つの受取方法▽●その1/「販売店から配達」=従来通りの方法で販売店から届けられる。●その2/「ユーザー直送(ユーチョク)」=トラスコ中山から直接ユーザーへ出荷、最短翌日に届けられる。●その3/「ユーザー商品引き取り(ユークル)」=トラスコ中山の全国55拠点で引き取りが可能。
③全国28か所の物流センターと豊富な在庫で即納対応▽全国28か所の物流センターの約61万アイテムの在庫を、ユーザーは『トラスコオレンジブック.Comクロス』を通じていつでも利用できるようになる。発注した商品は最先端の物流機器により最短で即日出荷され「必要な時」に「必要なモノ」を「必要なだけ」受け取ることが可能となる。
日本のモノづくりを支えるサプライチェーンでは、メーカー、問屋、販売店、ユーザーとの間で受発注や見積もり、問い合わせ対応など多くの手間が発生している。トラスコ中山が今回リリースした『トラスコオレンジブック.Comクロス』に加え、同社は、ユーザー直送「ユーチョク」、ユーザー商品引き取り「ユークル」などのサービスをさらに強化することで、『サプライチェーン全体の効率化』を実現していくという。
大流量で液だれ低減を実現
迅速流体継手「大口径ゼロスピルカプラ」
日東工器 3月より発売開始
日東工器(社長=小形明誠氏、本社=東京都大田区)は、大流量用の迅速流体継手「大口径ゼロスピルカプラ」を2025年3月より発売開始した。
昨今、リチウムイオン電池の需要増加に伴い原材料である電解液の輸送容器が大型化している。そのため、小型容器(キャニスター缶)から液体搬送用コンテナ(ISOコンテナ)での輸送が多くなり、液体の大流量用途の継手の需要が工場プラントで高まっている。また、電解液用途に限らず、薬液搬送の配管などさまざまな流体での利用も見込まれている。
今回発売された「大口径ゼロスピルカプラ」はソケットを押し込むだけで接続できるワンタッチ接続を採用しており、バルブの開閉は手動ハンドルで操作する。接続後にハンドルロックが解除され、ハンドル操作が可能になる。また、接続されていない状態ではバルブは開かないハンドルロック機構と、流体が流れている状態で「カプラ」が外れない分離防止機構も備えている。本製品の特徴を以下にまとめる。
①ノーグリースでも操作がしやすい▽ノーグリースでも「カプラ」の着脱がスムーズに行える構造。グリースを使用していないため、流体にグリースが混入しない。
②分離時の液だれ低減▽分離時の液だれ量が0・31mlと少なく、液だれによる周囲の汚れも発生しにくい。
③ハンドルロック機構▽接続されていない状態ではハンドルがロックされてバルブが開かない機構となっており、液体が不用意に流出することがない。
④分離防止機構▽接続後、バルブが開いている状態でゴムカバーがロックされる機構となっており、意図しないソケットとプラグの分離は発生しない。
別売品として、取り付けねじサイズを変換するアダプタ(Gl 1/2からGl 1/4)が用意されている。
標準価格(いずれも税別)は、ソケットは83万2200円、プラグは12万7900円、アダプタは9万3900円。本製品に関しての詳しい情報などは、同社の各支店まで問い合わせるか、同社ウェブサイトへアクセスを。
ハンドル付きバスケットキャリー
山善 3月上旬発売開始
山善(社長=岸田貢司氏、本社=大阪市西区)は、前後に付け替えが可能なバーハンドルを採用した、アウトドアや作業現場などのキャリーとしても活躍する『ハンドル付きバスケットキャリー』(写真)を3月上旬から、同社が運営するインターネット通販サイト「山善ビズコム」、ECモールの「くらしのeショップ」(楽天市場)、ならびに全国のホームセンターなどで発売開始した。
本製品は、同社で初めて前後に付け替えができるバーハンドルを採用。路面の状況に応じてタイヤの使い分けができる商品だ。舗装された道では進行方向が固定されているタイヤ側へ、砂利道などの悪路では左右に回転する自在タイヤ側にバーハンドルを取り付けることで初動の力を伝えやすく、運搬がしやすくなる。さらに、バーハンドルを採用したことで「引く」と「押す」の両方で使用することが可能となり、「引く」専用となっていた従来品よりも操作性が向上している。荷物を入れる部分の素材にはポリエステル繊維に塩化ビニル樹脂(PVC)コーティングを施し耐候性に優れた生地を採用。メッシュタイプとすることで汚れを水洗いで落としやすくし、強度と利便性を両立している。
第84回愛機工組合親善野球大会
参加29チームの組み合わせ決まる
開幕は4月5日(土)、江南市営グランドで
愛知県機械工具商業協同組合(理事長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)は、3月19日午後6時30分より名古屋市中区の東別院会館で「第84回愛機工組合親善野球大会」(福利厚生部担当)に参加するチームの代表者を集めてキャプテン会議を開き、大会要項の説明、組み合わせ抽選を行った。
今大会の参加チームはAゾーン15、Bゾーン14の計29チーム。4月5日、江南市営グランド(KTXアリーナ)にて開幕する。会期は2025年4月~12月を予定している。
大会要項、組み合わせ(トーナメント表)は次の通り。
【主催】愛知県機械工具商業協同組合
【後援】中部機工新聞、名古屋機工新聞社、ニュースダイジェスト社(50音順)
【協力】江南市軟式野球連盟、愛機工組合青年部
【参加】29チーム(27社)▽Aゾーン15チーム▽Bゾーン14チーム
【会期】2025年4月~12月(予定)
【開幕】2025年4月5日(土)、江南市営グランド
【開催確定日】トーナメント表に記載の通り。※日程の中で、会社行事など出勤日が重なる際は、事前に申告する。
【会場】一宮総合運動場(いちい信金スポーツセンター)、江南市営グランド、草井グランド(江南緑地公園内・野球場)、その他
【試合時間】第1試合=9時00分~11時00分▽第2試合=11時00分~13時00分▽第3試合=13時00分~15時00分▽第4試合=15時00分~16時30分
【試合規則】
(1)使用ボール=TOP-BOLL「トップボールM号」。毎試合1チーム2個(新品)提出する。
(2)回戦=7イニング制イ試合時間は1時間30分とするロ決勝戦はコールドゲームを原則適用しない。後攻の攻撃終了が1時間15分をこえたら次イニングを最終回とする。
(3)コールドゲーム=3回以降10点差、5回以降7点差となった場合。
(4)雨等による試合=4回までに試合が成立しなかった場合は再試合。
(5)集合=開始時間30分前に球場へ集合する。
(6)ベンチ=ベンチはトーナメント表、若番が一塁側とする。
(7)同点=時間切れ同点の場合は、勝敗を9名の選手でジャンケンまたは抽選で決める。
(8)ホームラン=ホームランは審判が判定する。
【大会規約】
(1)プレーヤー、審判に対する個人攻撃を厳禁する。犯した時は注意を与える。再三注意を与えても改善されない際は退場させる。
(2)同一チームの各プレーヤーは原則として統一のユニフォームを着用。帽子等ユニフォームの揃わないチームは、大会委員に届け出、相手チームの承諾を得る。
(3)監督、主将の背番号を、原則として統一する。監督30、主将10。
(4)抗議権は当該プレーヤーと監督または主将の中の1名のみとする。
(5)2回目以降の投手の投球は4球までとする。なお1回目と投手交代の時は8球以内(1分)とする。
(6)次打者は必ず低い姿勢で次打席へはいること。
(7)攻守交代は駆け足。
(8)投手が捕手のサインを見るときは必ずプレートについて見ること。
(9)ファウルボールは打球方向、ベンチ側のチームが処理すること。
(10)攻撃側は必ずベースコーチを出す。
(11)試合中の腕時計は禁止。サングラスは投手以外使用可能。
(12)野球場内での喫煙は所定の場所に限る。
(13)野球場内での飲酒は厳禁。
(14)前回大会の優勝・準優勝旗およびカップは、今大会の優勝戦前日までに組合事務局に返還する。
(15)その他、試合進行上、不都合が生じた際は、大会委員が判断し決定する。
(16)敬遠(故意四球)の際に「申告すれば投球しなくてもいい」という規定(申告敬遠)が採用される。
(17)決勝戦で規定終了時に同点の際は、役員が協議の上、抽選か延長タイブレイクで勝敗を決める。
(18)DH制を採用できる。先発投手が降板後に指名打者(DH)となれる「大谷ルール」を採用できる。
【日程調整ルール】
(1)トーナメント初戦を除き1回は調整するが、次の日程は対戦相手の都合の良い日(優先権)で決定する。それでも不都合な際は棄権試合とする。但し、優先権のあるチームは次の日程まで極端な間隔は空けない。
(2)このルールは対戦カード毎に適用する。
※―部は、新規または前年度からの変更箇所。