第2812号 令和4年4月17日

令和4年度通常総会に向けて
開催方法や上程議案を審議
静岡県管工機材商組合 2022年度4月理事会開く


 静岡県管工機材商組合(理事長=大村敏之氏・大村商会社長)は、4月8日午後3時より静岡駅近くのGRILL炙之介にて理事会を開催した。理事8名が出席し、5月31日開催の令和4年度通常総会に上程する議案内容などを審議したほか、50周年記念、優良社員表彰についても協議した。
 冒頭、大村理事長より挨拶があり、続いて議事に入った。
 (1)令和4年度通常総会について
 5月31日午後3時より静岡駅前のグランディエールブケトーカイにて開催する。当日は午後2時から理事会を行った後、総会を同3時に開会、同4時から懇親会を開く。
 会場のホテルの現状について「新型コロナウイルス感染症まん延防止等重点措置は解除されたが、現時点では着座スタイルの懇親会しか認められず、会場に入れる人員も定員の50%」との事務局・鈴木隆佳副理事長(山田商工社長)の報告を受け、総会参加者は組合登録拠点に対し1名のみ(役員を除く)とする。また、懇親会は総会参加者プラス、賛助会員参加も組合登録拠点に対し1名のみ(来賓を除く)とすることを決めた。
 総会の司会は小澤成章副理事長(小澤商会会長)が務め、議案は①令和3年度事業報告並びに収支決算報告②令和4年度事業計画並びに収支予算案③定款変更(案)承認の件④その他。議案の資料について説明された。
 今回は定款変更が議案にあるため、例年よりやや長めに審議時間を確保する。また、理事定数について現在の9名から、6~15名等と幅を持たせてはどうかという意見が出され、さらに精査して総会に上程する。
 懇親会は、司会を鈴木副理事長が、補佐を野村勝也理事(野村商店社長)が担当。他に総会受付の手伝いを依頼する。
 懇親会の中で行う優良社員表彰式は、氏名を発表し、企業の代表者に賞状と記念品を渡す形をとる。
 来賓挨拶(2名)、乾杯、中締めを行う来賓については、予定通り正式に依頼する。また、懇親会の席で組合創立50周年記念イベントの発表を、委員長の伊藤りゅういち理事(ヌマカン社長)が行う。なお、50周年の記念品選定については伊藤理事に一任することを承認した。
 (2)ゴルフコンペの件
 総会翌日の6月1日、富嶽カントリークラブ(静岡市清水区)にて開催する。白鳥コース、宝永コース各6組予約済み。担当の伊藤理事より「パーティーは現在保留。昨年秋と同様にハーフコンペとなる可能性もある」と説明され、コロナの状況により柔軟に対応する。
 (3)管機連の件
 管機連の組合員名簿が完成し、配付方法を検討した。また、6月20日にグランドアーク半蔵門(東京都千代田区)で開催される管機連の社員総会に、大村理事長が出席することを確認した。
 (4)シニア会の開催について
 一色哲巳顧問(一色機材社長)より、懸案となっていたシニア会を5月18日に開催すると発表された。会場はGRILL炙之介、午後4時開会。大村理事長と鈴木副理事長もオブザーバーとして参加する。
 次回理事会は、総会当日(5月31日)の午後2時よりグランディエールブケトーカイにて開催される。

総会は7月にホテルリソル岐阜で
バーベキュー、ゴルフも計画
岐阜機工会 2年ぶりに対面で幹事会


 岐阜機工会(会長=嶋﨑晴久氏・シマザキ商会社長)は、3月22日午後6時よりJR岐阜駅に隣接する「じゅうろくプラザ」で、全役員(9名)出席のもと幹事会を開いた。
 冒頭、嶋﨑会長が「新型コロナウイルス感染症などの影響でこのように集まるのも2年ぶりになってしまいましたが、来期はリアルな総会なども開催したいと思い、ざっくばらんに意見交換ができるよう本日は集まっていただきました」と挨拶し、議事に移った。
 令和3年度会計報告が市橋会計幹事(市橋商店社長)より行われ、承認された。全機工連から入金された「機工メイト推進補助金」について嶋﨑会長が説明。全機工連が推奨する機工メイトの導入拡大を進めるため、令和3年度よりシステムを開発・販売するブロードリーフからの販売協力金の一部が導入台数に応じて組合・機工会に還元されることになった。
 続いて、令和4年度の行事について協議した。
 第10回総会については、リアルで開催したいとの会長の意向が示され、全員が賛同、準備を進めることとした。開催日は7月5、6、7日のいずれかとし、会場はホテルリソル岐阜を予定。午後6時30分開会で、理事は同6時に集合する。参加費は1人1万円。コロナのまん延防止・緊急事態宣言が岐阜県または愛知県に出ている時は延期する場合もあることを確認した。
 また、新たに入会を承認した1社には総会に参加してもらう。一方、会員1社より退会の申し出があり、こちらも承認。会員増強に向けて意見交換した。
 年会費に関しては、コロナのため活動ができず2年連続で徴収していなかったが、次年度は徴収することを決めた。
 バーベキュー大会は、8月25日を開催予定とし準備を進めていく(会場未定)。ゴルフコンペは、10月1日にやまがたゴルフ倶楽部で開催予定。令和5年新年賀詞交歓会の開催については継続審議とする。ボウリング大会は、令和5年5月に開催する予定とした。
 以上で、午後7時過ぎに幹事会を終了した。

2022年7月、創業地奈良へ本社移転
奈良と東京の二本社制を導入
DMG森精機 奈良商品開発センタの稼働を機に


 DMG森精機(社長=森雅彦氏)は3月22日、本年7月1日に愛知県名古屋市から奈良県奈良市へ本社を移転すると発表した。奈良市には、同社最大のデジタルを駆使した先端技術の開発拠点である奈良商品開発センタを現在建設しており、7月の稼働開始を機に、本社とする。
 同時に、2014年7月に開設した東京グローバルヘッドクォータ(東京都江東区)とともに、両拠点を本社とする二本社制を導入する。災害・疫病・サイバー攻撃等へのリスク対応の視点から、いずれかの本社が被災した場合にも、遅滞なく本社機能を相互にリカバリーし、基幹業務を迅速・適切に遂行できる事業継続体制を整えることを目的としている。
 同社は1948年に奈良県大和郡山市で創業し、その後も奈良を本社として、工作機械の製造および販売サービスを行い、1970年に三重県伊賀市に伊賀事業所が完成・操業を開始した。事業が拡大する中で、自動車産業の中心地である中部圏や関東圏の顧客・取引先とのアクセス改善、また全国に範囲が広がった採用活動の中心拠点とするべく、2004年に奈良県大和郡山市から愛知県名古屋市へ本社機能を移転。その後、2015年にドイツDMG MORI AGを連結化、2016年の完全企業統合を経て、顧客や取引先は日本全国・全世界に広がっている。
 奈良県大和郡山市にある奈良事業所では、現在小型のターニングセンタおよび同時5軸加工機を生産しており、今後そのすべてを伊賀事業所に集約し、伊賀事業所で工作機械本機の組立および使用部品の加工、主軸・ボールねじ等精密主要部品の内製化に取り組む。
 奈良事業所では、2016年1月から稼働しているシステムソリューション工場4200㎡に加え、これまで機械加工および組立を行っていたエリア1万5600㎡を全面改修し、従来比約4倍の敷地面積のシステムソリューション工場に変更する。これにより奈良事業所内の工場すべてのエリアで自動化・システム案件に特化した組立・要素部品の生産をすることとなり、工作機械業界で世界最大の工作機械を中心とした自動化ソリューションの組立・調整工場となる予定。
 このほど奈良市に開設する奈良商品開発センタは、本社機能を保有するほか、先端技術の開発、JR奈良駅至近で京阪神いずれからもアクセスがよいという立地を活かした産学連携を含めた技術者交流の推進、関西を中心とした全国の優秀な人材を採用するための拠点としても機能する。
 また、これまで本社としていた愛知県名古屋市は、好立地であることを引き続き活用し、同社機の販売サービスを行うグループ会社であるDMG森精機セールスアンドサービス(売上収益約700億円)の本社となる。
 7月1日以降の本社(二本社制)は次の通り。
【グローバル本社】東京都江東区潮見2丁目3-23(東京グローバルヘッドクォータ)
【第二本社】奈良県奈良市三条本町2番1号(奈良商品開発センタ)
 なお、本店所在地は創業以来、変更なし(奈良県大和郡山市北郡山町106番地)。

人財育成、技術開発、情報発信 機能を備えた
イノベーションセンター
キッツ 今年3月に稼働を開始


 キッツ(社長=河野誠氏、本社=千葉市美浜区)は、創業70周年記念事業の一環としてキッツ茅野工場敷地内(長野県茅野市)に建設した、「KITZ Group イノベーションセンター(KIC)」の稼働開始を発表した。
 バルブ技術に関する常設研修所として約40年にわたり社員教育及びバルブ業界関係者の人財育成に寄与してきたキッツ研修センター(山梨県北杜市)の後継施設として、社内外の幅広い研修ニーズに応えるとともに、キッツグループ発展の基盤となる人財育成、クリエイティブで革新的な技術開発及び社内外への情報発信機能の充実を図る。
 KICの稼働開始にあたり、キッツグループの知名度及びイメージ向上を図ることを目的に、同施設をはじめ、キッツ茅野工場、キッツマイクロフィルターの所在するエリアの愛称を「キッツちのテクノパーク」に決定した。
 KICは地上3階建て、建築面積1500㎡、床面積3600㎡で、1階には実習室と会議室を備え、キッツ研修センターが担ってきた研修機能を継承するほか、ショールームやラウンジを設け、会社情報、技術及び商品等に関する情報発信とステークホルダーとのオープンな交流の場として活用する。
 2階は、これまで茅野工場で業務を行ってきた開発、設計部門の執務スペースとして使用し、フリーアドレスの導入やミーティングスペースの充実により、自由で柔軟な発想や知見の交換を促進し、顧客に喜ばれる商品や技術の開発を加速する。
 3階には、創造的な発想で新たな価値を生み出す手法である「デザイン思考」を実践する「イノベーションスタジオ」を設け、次世代に向けたソリューションを提供する。
 また、KICの建設にあわせ、茅野工場敷地内の隣接地に実験棟(地上2階建て、建築面積500㎡、床面積700㎡)を新設。これにより複数の拠点に分散している試験評価体制を再編し、開発・設計のリードタイム短縮により業務効率を向上させるとともに、KICとの連携により更なる開発・評価体制の強化を目指すとしている。


三吉バルブブランド製品
キッツ 5月9日から10%値上げ


 キッツは4月4日、三吉バルブブランド青黄銅弁および定流量弁の販売価格を10%値上げすると発表した。5月9日出荷分から実施する。
 同社は、青黄銅バルブの主原料である銅の価格が高止まりを続けており、さらに原油価格の上昇に伴う物流費などの高騰も重なり、これまで価格を据え置いてきた三吉バルブブランド製品についても企業努力のみで現状の価格を維持することが困難な状況になってきたためと値上げの理由を説明している。

中部5県の経済動向(2022年2月)
生産の判断を上方修正
「持ち直しの動きがみられる」


 中部経済産業局は4月13日発表の「最近の管内総合経済動向」で、2022年2月の管内経済(愛知、岐阜、三重、富山、石川の5県)の総括判断を5か月連続で「持ち直しの動きがみられる」とした。
 個別の項目では、生産の判断を変更し、前月の「足踏み状態となっている」から「持ち直しの動きがみられる」に上方修正した。鉱工業生産の動向を指数(2月速報)でみると、輸送機械工業、生産用機械工業などが上昇したことから、前月比9・0%増と2か月ぶりの上昇。前年同月比も5・7%増と2か月ぶりの上昇となった。
 主力の輸送機械は、半導体の供給不足などによる減産幅が縮小しており、乗用車などを中心に持ち直しの動きがみられる。生産用機械は、半導体製造装置関連を中心に需要が高まっており、外需・内需ともに好調であることから緩やかに増加している。電子部品・デバイスは、好調に推移しており、集積回路を中心に緩やかに増加している。電気機械は、FA機器等の需要が好調となっていることから緩やかに増加している。
 個人消費については、5か月連続で「持ち直しの動きがみられる」と判断した。2月の管内商業動態統計(販売額、速報値)は、前年同月比0・4%増と全体では3か月連続で前年を上回った。感染症急拡大及びまん延防止等重点措置の適用により市中での人流が抑制された影響が一部でみられたものの、影響は業態ごとに差がみられた。
 百貨店は、来店客数の減少傾向がみられたことに加え、気温が平年より低かった影響により春物衣料品が振るわなかった(前年同月比2・0%減)。スーパーは、内食需要の回復に伴って飲食料品に動きがみられた(同0・2%増)。コンビニエンスストアは、来店客数の減少による影響がみられた(同0・6%減)。ドラッグストアは、引き続き新規出店効果がみられた(同4・5%増)。乗用車販売は、供給不足により納期が長期化しているものの、需要は旺盛となっている(乗用車新規登録・届出台数=前年同月比18・0%減)。
 その他、住宅投資は、2月の新設住宅着工戸数が前年同月比26・5%増と11か月連続で増加した。

集中力を高め、人生も豊かに
イトウ 社員対象の食育セミナー


 住宅設備機器、給排水関連の設備資材を総合的に取り扱う、『健康経営優良法人2021』認定企業のイトウ(社長=伊藤辰之氏、本社=名古屋市北区)は4月7日(木)、マスクの着用、手指の消毒、アクリル板の設置、室内の換気等、新型コロナウイルス感染症予防対策を充分講じたうえで、ごんだえり氏(管理栄養士、Lanlan社長、ホームページ=https‥//lanlan525.com/)を講師に招き食育セミナーを開催した。当日は、実参加・リモート参加合わせて22名の同社社員が受講した。
 本セミナーでは、ごんだえり講師が参加メンバーの普段の食生活等をチェックしながら、集中力やモチベーションをアップさせるために摂取すると良いとされている食材等を紹介。管理栄養士の視点から、仕事の効率アップだけでなく、人生を豊かにするために今すぐ改善できる食生活をレクチャーしていた。
 『健康経営優良法人』認定制度とは、地域の健康課題に即した取り組みや日本健康会議が進める健康増進の取り組みをもとに、とくに優良な健康経営を実践している大企業や中小企業等の法人を顕彰する制度だ。健康経営に取り組む優良な法人を「見える化」することで、従業員や求職者、関係企業や金融機関などから「従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組んでいる法人」として社会的に評価を受けることができる環境を整備することを目標としている。(※経済産業省ホームページ内より抜粋)

小物高精度部品旋削加工用
PVDコーテッド超硬材種
三菱マテリアル 「MS7025」を発売


 三菱マテリアル加工事業カンパニー(カンパニープレジデント=田中徹也氏、住所=東京都千代田区丸の内)は、小物高精度部品旋削加工用PVDコーテッド超硬材種「MS7025」(39アイテム)の販売を4月8日より開始した。
 「MS7025」は、小物高精度部品旋削加工用の低送り加工に適した工具材種。緻密なナノ積層コーティングにより、低送り加工時に発生しやすい被膜損傷を抑え、耐溶着性と耐摩耗性を飛躍的に向上させた。
 近年、加工精度の向上を求めるユーザーが増えており、また、自動車の電子化による部品の小型化により、加工速度、加工送りが上がらない状況での加工が増えている。特に小型自動旋盤での加工では、この低送り領域がメインターゲットとなり、低送り領域でも安定した加工を実現する切削工具が求められており、同社では従来の切削方法はもちろんのこと、低送り加工に対応可能でかつ高い刃先安定性を発揮する小物高精度部品旋削加工用PVDコーテッド超硬材種として、「MS7025」を開発した。
 新材種の主な特長は次の通り。
 ①耐溶着性に優れる高潤滑層と摩耗進行を抑制する高耐摩耗層をナノレベルで制御したことにより、被膜損傷を大幅に抑制し、耐溶着性と耐摩耗性を飛躍的に向上。
 ②ナノレベル高潤滑層は、低送り加工で発生しやすい溶着から生じる構成刃先を抑制し、加工面の傷を抑制。
 標準価格は、代表型番「CCGT060201M-FS-P MS7025」が1490円、「VCGT110304M-LS-P MS7025」が1830円、「DCGT11T304MR-SRF MS7025」が2090円(いずれも税抜)。

役員人事


※敬称略
 ●ヤマザキマザック
(4月)
 【取締役】代表取締役会長=山崎智久▽取締役副会長=清水紀彦▽代表取締役社長=山崎高嗣▽取締役副社長=丸山晴也▽取締役常務執行役員=伊藤芳明(経営本部本部長)▽同=山崎真嗣(営業CS本部本部長)※昇任
 【執行役員】常務執行役員=岡田聡(商品開発本部本部長)▽同=角田知彦(調達本部本部長)▽同=北山稔(いなべ製作所所長)▽同=堀田政春(生産・品質革新本部本部長)▽上席執行役員=金井英一(営業CS本部副本部長)▽同=水谷健治(経営本部副本部長兼法務室室長兼業務監査室室長)▽同=堀部和也(商品開発本部副本部長兼FAソリューション事業部事業部長兼先行開発センタセンタ長)▽同=長坂敏(生産・品質革新本部副本部長)▽同=中井輝(本社役員室室長)※昇任▽同=山崎裕幸(営業CS本部副本部長)※昇任▽執行役員=田中直哉(生産・品質革新本部モノづくりセンタセンタ長)▽同=清水俊晴(大口製作所所長)▽同=大石亮(人事・総務部部長)※新任▽同=山崎拓(Yamazaki Mazak U.K. Ltd Senior Deputy European Group Managing Director)※新任
 ●東 陽
(4月1日付)
 【取締役】取締役会長=羽賀昭雄▽代表取締役社長=羽賀象二郎(海外事業会社統括)▽取締役副社長=近藤裕二(工作機械部、システムエンジニアリング部、グローバル商品部、グリーンエネック部担当)※昇任▽同=戸軽建夫(第三営業部、第五営業部、TMGセンター〈製造部、営業技術部、品質保証部〉担当)※昇任▽専務取締役=水谷孝志(管理部門統括、経理部、グローバル経理部担当)▽常務取締役=夏目勝広(第八営業部、第十営業部、熱処理事業部担当、和泉支店長)▽取締役=富田基実(第二営業部、第六営業部、富山営業部、産機システム部、グループ営業管理部担当)▽同=長﨑俊也(海外事業会社統括補佐、海外営業部、貿易部、東アジア事業会社、東南・南アジア事業会社担当)▽同=小島敏幸(第一営業部、業務物流部、サプライ戦略部担当)▽同=政年啓介(経営企画部、情報システム部担当)▽同=沖田秀幸(新規プロジェクト担当)▽同=尾﨑満貴夫(総務人事部担当)▽同=江原勉(海外事業会社統括補佐、Precision Tools Service, Inc.、PTS Automation, Inc.、北米・欧州事業会社担当)
 【監査役】常勤監査役=田中正之▽同=宅野一生

“一番身近なボランティア”を今年も
第3回『献血会2022』を開催
マルマン商事 社会貢献活動の一環として


 切削工具や測定工具などを取り扱う企画提案型専門商社のマルマン商事(社長=橋爪庄二氏、本社=名古屋市中区)は4月7日(木)、昨年に続き第3回目となる『献血会2022』を開催した。
 当日、午前9時30分スタートの第1部と午後1時スタートの第2部の2回に分けて行われた献血会。第1部では主に同社社員が、第2部では取引先企業社員らがマルマン商事駐車場に停まる献血バスに乗り込み、医療機関からの要請も多い400¥文字(U+3396)献血に協力した。今回の協力者は54名だ。
 室内の換気、手指消毒液や飛沫防止アクリル板の設置、さらには協力者の抗原検査など、新型コロナウイルス感染症対策を充分講じたでうえで問診を行った後、こちらも感染症対策済みの献血バスへと移動して採血へ。協力者の体調管理などにも充分な配慮がなされていた。
 「新型コロナウイルス感染症は新たな株が見つかるなど未だに終息の兆しが見えていませんが、そんななかで自分たちでも何かできるのではないかと2020年に始めたのがこの献血会です。今回でようやく3回目ですが、また来年も、そして再来年も続けていき、微力ではありますが社会に貢献できればと思っています」とは同社のコメント。
 また、日本赤十字社も「新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、献血にご協力を申し出ていただける人数がコロナ前と比べてかなり減っているのが現状です。輸血用血液を安定的に供給するためには、毎日およそ1万3000名のご協力が必要です。とは言え、献血をされる方が集中して密状態を作ってもいけませんので、ぜひとも献血の予約をしていただければと思います。今後とも継続的に献血にご協力をお願いいたします」とコメントを寄せてくれた。献血の協力に関して詳しくは、日本赤十字社のウェブサイト▽https‥//www.jrc.or.jpへアクセスを。
 マルマン商事は、2023年4月7日(金)に第4回目献血会の開催をすでに予定しているという。我こそはと思う方は、ぜひとも参加していただきたい。

LIXILとUSAID
『Partnership for Better Living』発足
グローバルな衛生環境改善を加速


 LIXIL(社長兼CEO=瀬戸欣哉氏、本社=東京都江東区)と、USAID(米国国際開発庁)は、世界の衛生環境の改善を目指す新たなパートナーシップ「Partnership for a Better Living‥Affordable, Accessible, Adaptable Sanitation Solutions」を発足。今後5年間を活動期間とする本パートナーシップは、低所得者層向けの衛生市場の確立を目的としている。LIXILはUSAIDによる1000万ドル(約12億円)の助成金を通じてSATOブランド製品のサプライチェーンを強化するとともに、手の届く価格帯で、地域によって異なるニーズに対応した衛生ソリューションの提供拡大を図り、トイレや手洗いへのアクセス性の向上に貢献する。
 現在、世界の5人に1人にあたる約17億人が、安全で衛生的なトイレのない環境で暮らしていると言われている。また、世界人口の3人に1人にあたる約23億人が、家庭で基本的な手洗い設備を利用できていないと言われている。不衛生な水や劣悪な衛生環境が原因の下痢性疾患により、毎日700人以上の子どもたちが命を落としているのが現状だ。
 Jeff Goldberg氏(USAID副長官補兼暫定グローバルウォーターコーディネーター)コメント▽「2030年を見据えたグローバルな水と衛生課題に対する目標を達成するためには、世界全体でこれまでの4倍の速さで取り組みを推進していく必要があります。USAIDでは、このような課題を解決するために革新的で新しいアプローチを用いながら持続可能な衛生市場の発展を目指しており、LIXILやSATOブランドとのパートナーシップは大きな意味を持つと考えています」。
 USAIDは、人命救助、貧困削減、民主的ガバナンスの強化や援助の先にある人びとの発展を支援する国際開発および人道的取り組みを主導している。同機関では開発課題の根本原因に対処するべく民間部門とのパートナーシップを通じて、持続可能で、地域によって異なるニーズや生活様式に適したマーケット主導のソリューションの推進に投資している。地域を主体とするアプローチにより住民が自ら供給や調達を行えるような仕組みを構築することで人びとの基本的なニーズを満たす安価で適切な製品を入手しやすくなる。
 瀬戸欣哉氏コメント▽「新たに発足する『Partnership for Better Living』は民間企業が公共機関や地域社会と連携し社会課題の解決に向けて真の意味で貢献できることを示す取り組みだと言えます。持続的な変化をもたらすためには製品開発やサプライチェーンの拡大に加えて、現地の人びとの生活の質を向上させることができるようなビジネスとして展開する必要があります。そしてこのようなビジネスこそが世界中の人びとの豊かで快適な住まいの実現に貢献するものだと考えます」。
 今回のパートナーシップは、2020年10月にLIXILとUSAIDが締結した連携協力覚書や過去の短期共同プロジェクトを発展させたものであり、両者の協力関係が新たな局面を迎えたことを意味している。これは、USAIDとLIXILが持つ独自の専門知識、リソース、影響力を活用し、低所得層の衛生環境を改善し衛生市場を確立するという共同ミッションを推進するものであり、2026年までに最大11カ国で約200万人の衛生環境を改善することを目指す。
 Erin McCusker氏(SATO事業部リーダー)コメント▽「この新しいパートナーシップはアフリカやアジアにおける課題に対応しながら何百万人もの衛生環境の改善を可能とするものです。私たちは、この活動を通じてトイレや手洗い製品のサプライチェーンの構築に関する実証を行い、今後、地域を超えて再現性の高いアプローチの確立を目指していきます(抜粋)」。

篠田秀雄氏逝去、享年96歳
中日本木工機械商工協同組合 元理事長


 中日本木工機械商工協同組合元理事長の篠田秀雄氏(篠田機械元社長)が4月4日、喉頭がんのため逝去された。享年96歳。葬儀・告別式は家族葬にて営まれた。
 同氏は、昭和38年11月、中日本木工機械商工協同組合の設立当初より理事に就任。副理事長を経て、平成10年5月~同16年4月の3期6年間、第3代理事長を務めた。同組合創立40周年を理事長として迎え、記念式典を盛大に挙行した。
 これと並行して、全国組織である全日本木工機械商業組合の副理事長(昭和60年5月~平成元年4月)、理事長(平成元年5月~同13年4月、6期12年間)の要職も歴任し、長きにわたり木工機械業界の発展に多大なる貢献をした。
 平成16年5月11日、藍綬褒章を受章。

令和4年度入社式 各地で開催


 令和4年度入社式が4月1日、各企業で開かれた。長引くコロナ禍や激化するウクライナ情勢など国内外で不安定さが増す中、各社長が新入社員に向けて「今の気持ちを失わずに、チャレンジし続けて欲しい」などとメッセージを送った。
ユアサ商事
 ユアサ商事(社長=田村博之氏、本社=東京都千代田区)は、全員にPCR検査を実施し万全を期した上で、対面での入社式を執り行った。
 【田村社長祝辞】(抜粋)
 2022年度新入社員の皆様、入社おめでとうございます。約3100名のユアサ商事グループを代表して心よりお祝いと歓迎を申しあげます。
 当社は、数多くの学生から皆様を選抜し、皆様は数多くの企業から当社を選択し、その縁をもって本日の入社式を迎えております。ご存じの通り当社は1666年の創業以来今年で356年目を迎えます。伝統あるユアサグループの新しい歴史を作る仲間となる皆様の入社を心待ちにしておりました。
 皆様が船出する経済界は、まさに変革期を迎えております。昨年の10月時点と比較しても、ウクライナ情勢に見られるように、更に様々な外部環境が混沌と変化しております。今日の常識が、皆様の入社10年目や20年目には、いや来年にはもう全く常識として通じない、そんな大変革の時代の真っ只中です。
 そんな変革期において、商社の存在価値も大きく変わろうとしています。流通の一翼を担う商社に、近年は流通以外の機能が求められてきました。そして今、更に新しい存在価値が求められています。そのような環境で、当社グループは『つなぐ』をキーワードに、人・物・資金・技術・情報等あらゆるものをつないで、ユアサの新しい存在価値の創造を目指しています。皆様も一日でも早く、変革の波を進むユアサ丸の乗組員の一員であるという誇りを持って欲しいと期待します。
 そしてもう一つのキーワードは『チャレンジ』です。皆様の本日からの毎日は、日々チャレンジであろうと思います。今の気持ちを失わずに、いつまでもチャレンジし続けて欲しいと思います。当社はチャレンジする社員には評価と処遇で応える会社であります。まずは乗組員の誇りを持ち、次に自らが先頭に立ち、新しい時代を切り拓き、新たな価値を創り出していく、そんな気概を持って共に進んでまいりましょう。
岡谷鋼機
 岡谷鋼機(社長=岡谷健広氏、本社=名古屋市中区)の入社式は、午前9時より本社ビルにて行われた。
 【岡谷社長訓示】(要旨)
 1 .入社おめでとうございます。岡谷鋼機並びにグループを代表して皆様の入社を心から歓迎し、お祝いします。今日一日が終わったら、ご家族、お世話になった方へ入社の報告をすると共に感謝の気持ちを伝えて下さい。
 2 .岡谷鋼機について
 (1)1669年に現在の本社の地で金物商として創業しました。初代は侍でしたが、刀を捨てベンチャーを興しました。江戸・明治・大正・昭和・平成・令和と6つの時代に渡り、真面目に努力し、時代の変化にしなやかに対応してきました。昔から、『常に一番新しい商品を店の前に並べよ』と言い伝えられています。
 (2)当社は「ものつくりに貢献するグローバル最適調達パートナー」を企業理念に掲げています。産業資材を取り扱う商社として、国内外で多くの仕入先、販売先、そして地域社会に貢献することが我々の存在意義(パーパス)だと考えています。
 (3)10の営業本部があり、幅広い分野で事業を行っています。日本と海外22カ国で73の子会社、連結人員5246名の企業集団を形成しています。
 3 .社会人としての心構え、お願いしたいこと
 (1)社会、会社のルールの遵守と基本動作を徹底してください。
 (2)好奇心を持ち色々なことにチャレンジしてください。社内外で、できる限り多くの人とコミュニケーションを取ると同時に、人に刺激を与えられる様、自己研鑽に努めて下さい。
 (3)三現主義(現地・現物・現人)を徹底してください。現代は様々な情報入手手段がありますが、日々の業務を遂行するにあたり、また判断に迷う時には、現場に行って、現物を見て、人に会って判断をしてください。
DMG森精機
 DMG森精機(社長=森雅彦氏、東京グローバルヘッドクォータ=東京都江東区)は、同社伊賀事業所(三重県伊賀市)にて入社式を執り行った。
 【森社長訓示】(抜粋)
 新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。厳選して採用された皆さんと、これから一緒に成長していけることを嬉しく思います。
 10年おきに大きな経済の変化が起こっています。2008年頃には、約2000億円だった売上が世界金融危機により3分の1の約600億円に減少しました。DMG MORI AGと統合し、2018年頃には、約4800億円だった売上が米中対立や新型コロナウイルス感染症により約3300億円に減少したものの、3分の2を残すことができました。現在は新型コロナウイルス感染症やロシアによるウクライナ侵攻が起こっていますが、このような世界情勢の中でも受注は好調です。当社は、工程集約や自動化、デジタル化など付加価値の高い製品をお客様に提供しており、次に景気の下降局面が訪れた際にも、安定した業績を維持できるように取り組んでいます。
 変化の激しい世の中で近視眼的になりがちですが、自分の目の前にあるものがどのようなプロセス、サプライチェーンで作られたのか、どういう場所・人・技術によって作られたのか、そこに強烈な興味を持つことが、すべてのビジネスで、特に工作機械業界では重要です。サプライチェーン全体を理解しなければ、お客様に改善改良をご提案したり、自分の生活を豊かにしたりすることはできません。深い思考、昔から将来のことまでを考えるロングスパンの思考、身近なことから遠い地域のことまでを考える広い視野を身に付けてください。
 当社の経営理念でもある「よく遊び、よく学び、よく働く」において、“よく遊ぶ”ためには毎日楽しく、ポジティブに遊べるくらいに健康な体と心がなくてはなりません。“よく学ぶ”について、10年おきに変化する技術と社会についていくために、慢心せず学びましょう。“よく働く”について、効率よく働き、しっかり休み、メリハリをつけて最大のパフォーマンスを発揮しましょう。

「レジリエンス認証」 更新
ユアサ商事 国土強靭化貢献団体認証


 ユアサ商事(社長=田村博之氏、本社=東京都千代田区)は4月1日(金)、2021年度第3回国土強靭化貢献団体認証『レジリエンス認証』の更新審査において、「事業継続および社会貢献」の更新をしたと発表した。
 『レジリエンス認証』とは、「国土強靭化貢献団体の認証に関するガイドライン」(2016年2月、内閣官房国土強靭化推進室)に基づき、事業継続に関する取り組みを継続的に行っている企業に対して、(一社)レジリエンスジャパン推進協議会が認証を与えるもので、2018年度からは「社会貢献」の分野が追加された。
 同社は、中期経営計画「Growing Together2023」で成長事業戦略の一環として「レジリエンス&セキュリティ事業」を位置付けており、防災・減災と事業継続に関わるハードとソフトの両面での事業を展開している。
 同社は、「今後も事業を通じた社会貢献を行ってまいります」とコメントしている。

03 CG黎明篇その3 ~ I met my first PC in1979.

初めて体験したPC
株式会社ナイス・デー 代表取締役/プロデューサー 西村 敬喜
 再び1979年に時計を戻します。日本におけるPC(パーソナルコンピューター=パソコン)の黎明期のお話を徒然に書かせていただきます。
 最初にお断りしておきますが、当時のPCで、皆さんが認識しているようなCG(コンピューター・グラフィックス)映像は作れません。実際、商用CGアニメーションの研究開発をしていたニューヨーク工科大学が使用していたのは、有名なDEC VAX11/780でした。本体だけで1億円超え(西村の記憶です)の高価なコンピューターでした。
 さて、西村が初めてPCに接したのはNECのPC8001でした。1979年に発売されたNEC初の商用PCです。もちろん大学(千葉大)の研究室にも高価なコンピューターはありましたが、紙テープリーダー式でプログラミングはパンチで記録。ロード中、足で踏んでいて破れるアクシデントも。正直、グラフィック用としては使い物にならない代物でした。
 さて当時、個人経営の学習塾に塾講師としてアルバイトしていました。じつにユニークな塾でして、塾長はあの1969年の安田講堂に最後まで立てこもっていたⅠさんでした。意外なことに、Ⅰ塾長はコンピューターに早い時期から興味を持っており、PC8001のフルセットを購入して塾の運営に使用することとなりました。西村は、画面に描画が可能なこのシステム(とは言っても同時8色です)でアニメを制作したく、塾のプログラムを制作することを申し出て、使用許可を得たわけです。言語は伝説のN-BASIC(あのビル・ゲイツと西和彦設計)です。そんなPCを借りながら、徹夜徹夜でアニメーションを作りました。猿から人間に歩行が変わる進化を意識したアニメで、画面をコマ撮りして、大学のラボで現像しました。16ミリBolexカメラを大学から借りての撮影でした。PC8001で、SIN COSの合成式(動作式)を使用して、線画アニメを制作したわけです。その動作式は大江茂元千葉大学教授(故人)がアメリカの大学で、博士論文用に研究したものです。あくまでも、低解像度の線画アニメです。ちなみに、PCで3DCGができるようになるのには、その後20年ほど待つ必要があります。
 ところで、社会人になって、どういう経緯か覚えていないのですが、西和彦さんの会社ASCIIにその16㎜フィルムを届けることになり、青山骨董通りの近くのマンションと言いますかアパート(なにせ押し入れに布団がありました)に届けることになりました。アニメは、当時のコンピューターオタクたちからかなりの高評価をいただきました。ですが、関係はそれっきりで、フィルムも返却していただいた記憶があるのですが、行方不明です。PC黎明期のオタクたちにとっては、日々興味が変わる時代でした。
 この寄稿シリーズは、この人に会えたからCGを生業とできた…我が人生のキーパーソンはこの方です、の紹介でもあります。PCを提供してくださったⅠ塾長もそのお一人です。徒然話。当時は1970年安保も昔の話でしたが、塾の忘年会の締めは「インターナショナル」を、肩を組んでの合唱でした(笑)。そして安田講堂にインスタトラーメンを差し入れたのが奥さまでした。まったくCGとは関係ない方たち(というより、多分、CGをこき下ろすような方たち)ですが、我がCG人生にとって不可欠な方たちとなりました。
 さて、冒頭でお話をしましたVAX11/780ですが、ベンチマークに使用され、11/780の速度が1MIPSという基準になりました。今のスマホは(うろ覚えですが)5000MIPSはあると聞いたことがあります。スマホが1億円コンピューターの5000倍の処理速度となった、というわけです。

?革新的な技術を取り入れるのは、文系で、意外な人だったりします。
?昔よく言われたこと。アクロバット的なコードを書くな。ハードが解決してくれる。
?若い頃は、すごい人とニアミスするものです。このお話の場合、西和彦さんです。ひょっとしてその先のビル・ゲイツとも会えたかも?(笑)       〈続く〉

ロボット館大ホールで開催
新入社員42名、決意新たに
ダイドー 令和4年度入社式を開く


 メカトロニクスの専門商社ダイドー(社長=山田貞夫氏、本社=名古屋市中村区)は、4月1日午前10時30分より本社に隣接するダイドーロボット館大ホールで、DKSグループの令和4年度入社式を行った。
 同社がこの春迎えた新入社員は42名(男性18名、女性24名)。来賓や同社の役員・幹部らが見守る中、2週間の研修を終えたばかりの新入社員は緊張した面持ちで式に臨んだ。
 来賓祝辞では、THK産業機器統括本部営業本部中部営業統括部長の村中淳浩氏が「新入社員の皆様、本日はおめでとうございます。私どもは機械の要素部品メーカーです。ダイドー様とは古いお付き合いで、当社をここまで押し上げてくれたのはダイドー様です。社風があり、ダイドー様にはギラギラした熱い情熱のようなものを感じる。最初にこちらに来た時から、それは今も変わりません。世の中の変化が激しい中、ここまで会社を大きく成長させられた原動力は、社員の皆様の熱い情熱があってこそ。そのような情熱を蓄えた立派な会社に、皆様は入社されて社会人としてスタートする訳です。是非、今日の皆様の熱い目線を忘れないで、この先ずっと仕事を続けていただければ、きっと明るい未来が勝ち取れるだろうと思っています。私どもの会社も支援いただいて、一緒に成長して行けたらと思いますので、どうぞ宜しくお願いします」と祝いの言葉を述べた。
 来賓のCKD取締役執行役員(機器事業本部副本部長兼機器営業統括部長)の湯原真司氏は「当社は1943年設立の会社で、愛知県小牧市に本社があり、自動機械装置、空圧機器、流体制御弁などを製造しているメーカーです。ダイドー様は“FA&ロボット”と明確なコンセプトを出されている。素晴らしいところは、先見性。皆さんが入社される前からロボットに目を付けて、ロボット館をドーンと建てられた。皆さんは、そのような会社に入社されて本当に良かったと思います」と祝福。生まれた時からパソコンやインターネットが身近にあり、それらを当たり前のように使いこなすZ世代と言われる新入社員に対し「インターネットを活用した情報収集など、皆さんの得意な所を生かして、今後ご活躍いただければと思います。ただ、これから体験する現場は、人と人との触れ合いが数多くあり、デジタルではなく極めてアナログ的なことになります。例えば、愛や絆、信頼関係というものは、目には見えないが、社会人になると必ず必要になるし、大切なことだと思います」と話し、社会人の基本として①爽やかな挨拶②約束を守る③4S(整理、整頓、清潔、清掃)を身に付けてほしいとアドバイスした。
 続いて人事部を代表して、田中慎悟ダイドー常務が挨拶で「何百万社もある中で、私どもダイドーを選んでいただいたこと、社員として嬉しく思います」と歓迎。「皆さんには今日から1年間のアドバンテージがあります。この1年をどのように過ごすかによって、その先の人生が大きく変わることになると思います。色々なことを吸収してほしい。先輩や上司が日常で言う仕事のことなどは、出来ればメモを取る。先輩に聞くこと、メモを取ることは、恥ずかしいことではない。焦らず慌てず、5年後のことを思い、夢を持ちながら、共に会社を盛り上げていけるよう期待をしています。一緒に頑張りましょう」とエールを送った。
 新入社員を代表して、渡辺琉偉氏(中京大学卒)が「我々令和4年度新入社員一同は、研修のテーマである、『知っていることは出来ること』を実行するために、駒ケ根合宿に行ってまいりました。そこで学生時代の甘さの排除、そして我が社のモットーである規律とリズム、礼儀を習得してまいりました。本日よりその貴重な経験を生かし、メカトロニクスの専門商社の社員として1日も早く会社に貢献できるよう、体当たりで頑張ります」と決意表明。
 これを受け、山田社長が「皆様が本当に良かったという会社に益々して行きますから、頑張ってください」と激励した。
 なお、山田社長の訓示は昨年同様、入社式開始前の辞令交付時に行われた。

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