第2906号 令和6年12月1日(最新版)
神奈川県の大磯プリンスで開催
2024年度秋季総会に132名が集う
日本機械工具工業会 2024年度工業会賞の表彰式も
日本機械工具工業会(会長=松本克洋氏・不二越執行役員工具事業部長)は、10月23日午後2時より大磯プリンスホテル(神奈川県中郡大磯町)において「2024年度秋季総会」を開催した。正・賛助会員、来賓など132名が出席し盛会となった。総会では2024年度日本機械工具工業会賞の発表をはじめ、委員会報告、2024年度改訂機械工具生産額見通しの発表などが行われた。
冒頭の会長挨拶は、所用で欠席した松本会長の挨拶を浦本武志総務委員長(不二越)が代読した。挨拶では、同工業会の2024年度改訂生産額見通しが6月の当初見通し(前年度比6・7%増の4950億円)から同1・3%増の4703億21百万円に下方修正されたことに触れ「今年前半は半導体などのハイテク株の高騰で半導体関連企業を中心に景気が上向いて来たとの情報もあったが、我々工具メーカーとしては景気上昇の恩恵を未だ受けられていないと感じる。JIMTOFの開催まで後2週間となり、会員の皆様方が心血を注いで開発された新たな工具のお披露目となる。これを契機に工具分野も受注増、生産額増となるよう一致団結してまいりたい」との言葉があった。
続いて、WEBで参加した経済産業省製造産業局産業機械課の川内拓行課長補佐が来賓挨拶を行い、併せて一般会計、GX推進対策費など総額2兆3596億円にのぼる令和7年度経済産業省関連概算要求等の概要を説明。その中から、中堅・中小企業の賃上げに向けた省力化等の大規模成長投資補助金(新規)、グローバルサウス未来志向型共創等事業(新規)、成長型中小企業等研究開発支援事業(Go-Tech事業)、GXサプライチェーン構築支援事業について紹介された。
議事に移り、2024年度日本機械工具工業会賞の業界功労賞1名、技術功績賞9件、技術奨励賞1件、環境賞(環境大賞2件、環境特別賞2件)が発表された。
委員会報告では、総務委員会(浦本武志委員長・不二越)、技術委員会(辻村桂司委員長・オーエスジー)、環境委員会(大橋忠一委員長・三菱マテリアル)、国際委員会(田中滋彦委員長・住友電気工業)より活動報告が行われた。
2024年度改訂生産額見通し
前年度比1.3%増の4703億円
2024年度改訂機械工具生産額見通しについては、前年度比1・3%増の4703億21百万円と発表された。上期生産額見込みは、8月までの実績値に9月分を推定値で算出し、前年同期比0・6%減の2317億68百万円とした。下期生産額見通しは、正会員への生産品目ごとのアンケート調査集計を基に、機械関連業界の傾向なども踏まえ、同3・3%増の2385億53百万円と見込んだ。
正会員へ実施した「機械工具観測調査」DI値によると、全体業況は足元(2024年度上期)が非常に悪く下期は良くなるとの回答が多く、機械工具の生産額も増加予測で内需・特に外需で下期は回復すると見られている。業種別では航空機関連が好調、自動車は厳しく、一般機械向けは横ばい傾向。外需地域別では欧州・アジアは悪いが北米向けは増加するとの見方が多い結果となった。長期化する国際紛争、不透明な自動車関連、地球環境変化による災害影響などを考慮すると、経済環境の完全回復は2025年度上期以降になると予想する回答が多くを占めた。
2025年の主要行事としては、1月14日に新年賀詞交歓会(丸の内東京會舘)、6月3日に定時総会および10周年記念式典(東京マリオットホテル・品川)を予定している。
この後、磯貝富夫氏(元シャープ・インディア社長)が「最近のインド事情とインドとの付き合い方10ケ条Do’s&Dont’s」と題して講演。若い人材が多く人口世界一となった現在のインドの状況や日本との商習慣の違い、インドビジネスを成功させるためのポイントなどが話された。
寺島誠人副会長(東鋼社長)が総会を総括し「今後の指針となる話を伺った。正・賛助会員には大磯まで来て頂いた御礼を申し上げると共に、一層のご支援ご協力をお願いしたい」と述べた。
牛島望氏(住友電気工業顧問アライドマテリアル会長)が
業界功労賞を受賞
総会終了後は「2024年度日本機械工具工業会賞」の表彰式が執り行われ、受賞者を代表して業界功労賞の牛島望氏が謝辞を述べた。
同氏は、日本機械工具工業会設立の2015年6月に副会長に就任。翌年5月に米国で開催された世界切削工具会議(WCTC2016)では、同工業会を代表し、日本の機械工具業界の動向について報告を行った。
2017年6月に第2代会長に就任。米中貿易摩擦や中国と欧米の自動車需要が減速する状況下にありながら2018年度は業界史上最高の生産額5000億円の大台を突破するなど上昇期の機械工具業界を牽引した。また、グローバルな競争のもとで日本の機械加工が発展していくためには、技術や製品開発における同工業会会員相互の切磋琢磨が不可欠であることから、技術功績賞の位置づけ等の見直しや同工業会の運営に関する規程類の制定等、体制整備を推進した。
謝辞では「業界功労賞という身に余る賞を頂き、誠に光栄。皆様に深く感謝申し上げる」と述べた後、同氏が2021年6月の会以降、同工業会から離れていた3年半の間に「大きなイベントが2つあった。1つは、2年前に任意団体から一般社団法人に昇格した。日本の公益に対して貢献していく団体となり非常に名誉なことであるし、私の会長時代から話があったので念願がかなって非常に嬉しい次第だ。もう1つは、今年の5月にWCTC2024が大阪で盛大に開催され成功裏に終了された。これは歴代の会長さん、事務局の皆様の多大なご尽力があってのことと存じる」と話し、同工業会の今後の更なる発展に期待した。(技術功績賞、技術奨励賞、環境賞については次号以降に掲載予定)
午後5時20分から立食形式で行われた懇親会は寺島副会長による乾杯の発声で開宴。歓談して交流を深め、佐橋稔之副会長(住友電気工業常務)の中締めで終了した。
翌日は、牧野フライス精機、牧野フライス製作所の工場見学などが行われた。
満小間で出展申し込み受付を終了
メカトロテックジャパン2025
2025年日本最大級の工作機械見本市
「メカトロテックジャパン(MECT)2025」を主催するニュースダイジェスト社(社長=樋口八郎氏、本社=名古屋市千種区)は、11月14日午後5時をもってMECT2025の出展申し込み受付を締め切った。申し込み小間数が会場の収容力の上限に達したため、当初は来年の2月末日までとしていた出展申し込み受付期間を前倒しして終了した。
今回展では、11月1日に出展募集を開始して以降、2023年10月に開催した前回展を上回るペースで申し込みがあったという。最終的に2000小間程度の開催規模になるとしている。
MECTは「日本国際工作機械見本市(JIMTOF)」に次ぐ国内2番目の規模の工作機械見本市で、1987年の第1回展から2025年展で20回の節目を迎える。前回の23年展では、490社・団体(2101小間)が出展し、会期4日間で7万7225人が来場した。
ニュースダイジェスト社の樋口社長は「地政学的リスクなどのさまざまな懸念材料があり、先行きが不透明な中で多くの出展申し込みをいただけたのは大変光栄なことだ。自動化や環境対応など製造業が抱える課題の解決策を見つけられる場とすべく、MECT2025の開催に向けてしっかりと準備を進めてまいりたい」とコメントした。
今回展では、中小企業やスタートアップ企業を支援するための「中小・スタートアップゾーン」を新設。最低限の展示設備を付帯した低料金のパッケージ小間を用意する。会期中1社につき1回までプレゼンテーションコーナーを無料で利用することもできる。募集定数は10社で、こちらは引き続き出展申し込みを受け付けている(11月17日現在)。
また、主催者企画として、会場での加工実演コーナー「コンセプトゾーン」を今回展でも開設するほか、一般社団法人日本工作機械工業会が主催する「工作機械トップセミナー」も開催予定。
【MECT2025概要】
▼開催期間=2025年10月22日(水)~10月25日(土)の4日間
▼開場時間=午前10時~午後5時、最終日25日(土)は午後4時まで
▼会場=ポートメッセなごや 第1展示館・第2展示館・第3展示館
▼主催=ニュースダイジェスト社
▼共催=愛知県機械工具商業協同組合
▼予測開催規模=2000小間
▼予測来場者数=7万人
▼出展対象製品=工作機械、鍛圧・板金加工機、射出成形機、3Dプリンター、機械工具、のこ刃、切削工具、工作機器、測定機器、試験機器、研削砥石、研磨材、油圧・空圧・水圧機器、歯車・歯車装置、環境・安全対応機器装置、CAD/CAM/CAE、制御装置・関連ソフトウエア、産業用ロボット、搬送装置、洗浄機械装置、品質管理・安全・試験認証機関、新素材、マイクロマシン、ナノテクノロジー関連など
愛機工 新規出展者の勧誘にも注力
MECT2025第1回実行委員会
愛知県機械工具商業協同組合(理事長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)は、ニュースダイジェスト社(ND社)主催、同組合が共催する国内最大級の工作機械見本市「メカトロテックジャパン(MECT)2025」(会期=2025年10月22~25日)の第1回実行委員会を、10月22日午後4時より東京第一ホテル錦で開いた。
水谷理事長、髙田研至実行委員長(副理事長・井高社長)をはじめとする実行委員のほか、ND社から樋口八郎社長ら3名も出席し、11月1日から始まる出展募集に向けての準備を行った。
第1回実行委員会は時津達也実行副委員長(事業部長・新栄商会社長)の司会で進められ、はじめに水谷理事長が「いよいよMECT2025まで1年となり、本日第1回の実行委員会ということで皆様にお集まり頂いた。前回展は出展者数490社、出展小間数2101小間で開催されたが、このうち現段階で来年も出展したいと言われるメーカーさんが98%と聞いた。我々としては是非、新しいメーカーさんにも展示会に加わって頂きたい。どの様にしていけばよいか頭を巡らせながらND社さんに協力していけたらと思っている。本日は、出展者募集の検討を行いたく、皆様の活発なご意見と今後1年間のご協力をお願いしたい」と挨拶。
次いで、ND社の樋口社長が挨拶に立ち、「MECT2025は第20回の節目になる。1987年から40年近く、組合さんと一緒になって展示会を育ててきた。お陰様で大変高い評価を頂けるようになり、派生的にロボットテクノロジージャパンという新しい展示会を2022年展からこの仕組みの中で開催することができた」と感謝を示した。
また、出展募集にあたっては「前回の出展小間数が2101小間。概ねこれが限界点だ。出展申込締め切りが来年の2月末となっているが、前回は12月の始めで満小間につき申込終了となり、キャンセル待ちに並んで頂く形になった。今回は11月中の満小間も予想されるので、皆様方には出展予定の会社に早めの申し込みをお願いして頂きたい。早ければ100%希望通りとも言えず、全体のバランスを考えながら出展小間数を調整する。新しい出展者を増やしたいとの思いは強いが、片側では調整の可能性が充分にあるという所だけ、ご理解を頂ければと思っている。1年先にはMECT2025が盛大に開会式を迎えられるよう、実行委員会の皆様の協力を心よりお願い申し上げたい」と述べた。
続いて、平野清嗣MECT事務局長(ND社取締役情報企画部長)が2025年展の概要説明を行った。その中で、今回新設される『中小・スタートアップゾーン』についても説明された。
この後、髙田実行委員長が挨拶で実行委員に対して出展勧誘への協力をお願いし、用意された勧誘リストを基に担当窓口、依頼先名の確認および新規勧誘先の確認など出展募集の事前準備を実行委員で入念に行った。
森田乾嗣実行副委員長(副理事長・モリタ社長)の総括、和久田修志会計理事(三和商事社長)の閉会の辞で実行委員会を終了した。
『働き方改革』に対応した
労働時間管理と生産性向上
愛鋲協 令和6年度セミナーを開催
愛知鋲螺商協同組合(愛鋲協、理事長=大野正博氏・中部製作所社長)は、10月17日午後5時30分より名古屋駅前の安保ホールにて、令和6年度セミナーを開催した。テーマは「『働き方改革』に対応した、労働時間管理と生産性向上」。愛知県よろず支援拠点コーディネーターの山田浩司氏(中小企業診断士・ⅠTコーディネーター・事業承継士)が講師を務めた。
当日は組合員とその従業員ら16名が参加し、生産性向上のためのシステム活用・補助金活用などについて学んだ。
冒頭、大野理事長が挨拶で「働くことに関して最近私は特に、最低賃金の問題や、パートさんも週20時間以上で社会保険の加入対象となるため働く時間が短くなっていくことなどを非常に危惧している。労働生産性を上げていく必要があるが、それには尻を叩いて働けと言うのではなくて、いかにスムーズに簡単にできる形を作れるかだと思う。色々なアドバイスや補助があるので利用して頂けると良いと思う」。
また、最低賃金について「10月1日から1時間あたり1077円と、いきなり50円上がった。2000年から23年までは350円ほどしか上がっていない。今から1年と少し前に岸田総理(当時)が最低賃金を2030年代半ばまでに1500円に持っていくと言われた。私は景気もあまり良くないし無理ではないかと思っていたが、そんな中で石破現総理が2020年代の内にと前倒しすると仰っている。残り6年で423円上げなければならないということだ。それに我々の企業がついていけるのか、大変厳しいと私は思っている。本日のセミナーを参考にして、少しでも各会社の力にして頂ければ幸いだ」と述べた。
セミナーでは山田氏が、「働き方改革」について、1億総活躍社会を基に考えられたものであり、働く人たちが個々の事情に応じた多様で柔軟な働き方を自分で「選択」できるようにするための改革であると話し、時間外労働の上限規制や年次有給休暇の取得義務化など働き方改革関連法に関して解説。労働時間管理は①従業員の健康維持②生産性の向上③人材の定着④労働コストの削減⑤法令遵守⑥従業員のモチベーション向上⑦企業のブランドイメージ向上の点で重要と指摘した。
同氏は、働き方改革に対応した生産性向上の必要性を強調。生産性向上につながるシステムや利用できる補助金・助成金制度について事例を交えて紹介し「目標設定して具体的に取り組みを」と呼びかけた。また、進化が著しいITツールやAIの活用も紹介した。
「NEW ITEM PROMOTION
FAIR 2024」(刈谷地区)盛況
ジーネット三河営業所 920人超が来場し終日賑わう
ジーネット三河営業所(所長=枅川修氏)管轄の有力販売店が主催する展示会「NEW ITEM PROMOTION FAIR 2024」が10月8日、刈谷市産業振興センターあいおいホール(愛知県刈谷市)で開催され、前回展の来場者数を大きく上回る920人超が会場を訪れた。
展示会のサブタイトルは〝カーボンニュートラルへの新たなステージ&次世代加工への道〟。出展メーカー73社が、CO2削減につながる再エネ・省エネ機器や、加工時間短縮・コスト削減をもたらす高能率切削技術など、製造業におけるSDGsの取り組みに役立つ様々な提案を行った。
また、展示とは別会場でダイキンHVACソリューション東海、クリーンテック、イスカルジャパン、イワタツール、マシンソルなどの出展メーカーによる7セミナーが行われ、最新情報が発信された。
開場前に行われた開会式では、事務局を代表してジーネットの松吉正訓名古屋支社長が「12月の本決算に向けて各営業所で展開してきた展示会も、本日が最終となる。展示会のコンセプトや企画はすべて営業所が担った。2年前にこの会場で行われた展示会は、多くのお客様(800名強)に来場頂き盛況だった。それを超えられるか。また、新たなお客様にどうしたら喜んで頂けるか。三河営業所所員一同が考えて開催させて頂く」と挨拶。
枅川所長は「前回出展メーカーが50社ほどだったが、今回は20社ほど増え、73社のメーカー様にご提案を頂く形になった。『カーボンニュートラル』『次世代加工』『新製品』という3つのテーマを設け、お客様のお困りごとを解決していきたい」と意気込みを語った。
三井機工、エムテーアイ創業者
三井一男氏 お別れの会
業界関係者らが別れを惜しむ
8月24日に94歳で亡くなった三井機工及びエムテーアイの創業者三井一男氏の「お別れの会」が10月11日、愛知県岡崎市のイズモ葬祭イズモホール岡崎・貴賓館で開かれた。全国より業界関係者らが数多く参列し、故人をしのんだ。
三井一男氏は、機械工具商社で修行した後、昭和26年に岡崎市で三井機工商会を創業、同31年に法人化した。同42年に三井機工を設立。機械及び工具の総合商社として一層の充実を図るとともに、三井機工商会を三井商会に改称し不動産賃貸業とした。同50年に卸部門を開設し京セラ、住友電工などの商品卸販売を開始。同60年には卸部門を分離し関連会社としてエムテーアイを設立した。
会社の礎を築き上げるとともに、社長在任中は業界団体である愛知県機械工具商業協同組合の理事などの要職を務め、業界の発展にも尽力した。
お別れの会実行委員長を務めた三井重信氏(三井機工社長、故人の長男)は挨拶で「法名は“龍勝”。まさにその様な生き方をして来たと思う。先日の家族葬においても台風の中をあの世へ旅立って行った。父は海外に行くことが盛んで、早くから切削工具のスローアウェイに着目し、ものづくりに貢献するための取り組みを超硬メーカーの皆様と一緒にお客様も含めて進めるなど、先見性があった。我々も皆様方のお力をお借りしながら、しっかりとした仕事ができるようにこれから頑張ってまいりたい」と述べた。
正会員・賛助会員ら30名超出席
新会長に峰澤彰宏氏選任
岡谷管栄会 2024年度総会を開催
岡谷管栄会(新会長=峰澤彰宏氏・MINEZAWA社長)は10月28日、福岡市博多区の日本料理てら岡で『2024年度総会』を開催。正会員、賛助会員、岡谷鋼機合わせて30名超が出席した。岡谷管栄会会長(当時)の一色哲巳氏(一色機材社長)、続いて岡谷鋼機名古屋本店長の平野隆裕氏が挨拶。初参加者の紹介を経て、議事の審議へと移行した。
【第一号議案】2023年度(2023年1月1日~同12月31日)事業報告の件▽これが満場一致で承認可決された。
【第二号議案】2023年度会計報告ならびに会計監査報告の件▽これらは満場一致で承認可決された。
【第三号議案】2024年度(2024年1月1日~同12月31日)事業計画案の件▽これが満場一致で承認可決された。同会の今年度事業計画は以下の通り。①3月6日=日本料理「四季」で2024年度役員会開催。②6月13日=プロテリアル(現・桑名金属工業)桑名工場他で新人研修会開催。③10月22日=岡谷鋼機会議室で中堅社員向け新商品研修会開催。④同28日=日本料理「てら岡」で2024年度総会開催。⑤同29日=古賀ゴルフ・クラブで懇親ゴルフ会開催。
【第四号議案】2024年度予算案の件▽これが満場一致で承認可決された。
【第五号議案】役員改選の件▽新役員案が上程され、これが満場一致で承認可決された。新役員は以下の通りだ。●会長=峰澤彰宏氏(MINEZAWA社長)、●副会長=小川誉之氏(小川管商社長)、●理事=吉岡正修氏(吉岡幸社長)・鈴木克利氏(米津物産社長)、●会計監査=倉地克明氏(倉地社長)、●会計=岡谷鋼機名古屋本店配管建設部配管室。
すべての議案審議が終わり、桑名金属工業専務の崎山幹夫氏が挨拶。本総会は閉会した。
◇
翌日開催された、有志によるゴルフコンペの上位入賞者は以下の通り。
【優勝】大竹裕幸氏(オンダ製作所支社長)▽GR92/HDCP20・4/NET71・6
【準優勝】志知富一氏(睦産業社長)▽GR91/HDCP19・2/NET71・8
【第3位】金森繁人氏(三立商会社長)▽GR93/HDCP20・4/NET72・6
【ベストグロス賞】吉川弘樹氏(積水化学工業部長)▽GR88
正会員各社の中堅社員向け
岡谷管栄会 商品研修会5年ぶり開催
岡谷管栄会は10月22日、岡谷鋼機本社(社長=岡谷健広氏、本社=名古屋市中区栄)に正会員各社の実務者らを集め「商品研修会」を開催した。以前は毎年開催されていた「商品研修会」だが、コロナ禍により中断を余儀なくされ、今回が実に5年ぶりの開催となった。この日の正会員参加者は実参加10社26名、オンライン参加1社3名、合計29名。翌日から使える賛助会員メーカー5社の新商品や重点販売商品などに関する情報や知識を詳しく学んだ。
開会に先立ち、岡谷鋼機配管建設部長の八幡樹幸氏が「本日の商品研修会には販売店10社さま26名、オンラインで1社さま3名にご参加いただいております。賛助会員の桑名金属工業さま、ハウステックさま、イノアック住環境さま、オーエヌ工業さま、東洋バルヴさまの5社に、各社の新商品・PR商品などをご説明いただきますのでよろしくお願いいたします。販売店の皆さまにおかれましては、少しでも普段の営業活動のお役に立てれば幸いでございますし、何かご不明な点などありましたら、ぜひ弊社の担当まで何なりと聞いていただけたらと思います。この岡谷管栄会は1995年に発足して今年で29年目を迎えさせていただきました。現在、正会員として販売店21社さま、賛助会員としてメーカー17社さま、合計38社さまで構成されております。この38社さまの今後益々のご発展と今日お集まりの皆さまのご健勝を祈願して、簡単ではございますが挨拶とさせていただきます。今日はよろしくお願いいたします」と、岡谷管栄会の概要などを交えながら参加者に挨拶した。
今回の商品研修会では同会賛助会員から桑名金属工業(旧プロテリアル配管機器事業部)、ハウステック、イノアック住環境、オーエヌ工業、東洋バルヴの5社が講師として参加。各社の新商品やイチ押し商品に関する詳しい資料などをもとに、その特徴や用途、使用方法などが参加者へレクチャーされた。
各社の講義内容は以下の通り。桑名金属工業は「ベローズバルブ・膨張タンク」について。ハウステックは「ユニットバス・サウナルーム・浄化槽」について。イノアック住環境は「工場配管用ポリエチレン管・クリーンルーム用・高耐候使用保湿材」について。オーエヌ工業は「ナイスジョイントⅩ」について。東洋バルヴは「耐塩素ゴムシートバタフライ弁・エスロハイパーAW用ゲートバルブ」について。各社35分と短い持ち時間ながらも、非常に分かりやすく商品情報をレクチャーしていた。
質疑応答の時間では、参加者らが今回紹介された5社の新商品をどう戦略的に販売していくかなどをテーマに熱い議論が繰り広げられた。
その後は、参加した販売店やメーカーが岡谷鋼機内サロンに集い懇親会が催された。
19名でラウンドし親睦深める
優勝は石塚浩一氏(林建材)
三重県管工機材商業組合 製販親睦ゴルフ会開催
三重県管工機材商業組合(理事長=岸江伸幸氏・三重合成商事社長)は10月24日、三重県津市芸濃町の鈴鹿カンツリークラブ中コースで、『令和6年度製販親睦ゴルフ会』を開催。同組合正会員や賛助会員合わせて19名が参加し、和気あいあいと楽しくゴルフの腕を競い合った。
岸江理事長は「今日は一日お疲れさまでした。天気も微妙でしたが何とか雨に降られることもなく、また、プレイ中には各組ごとに親睦も深めていただいて、私としてもとても楽しいゴルフができました。今日一日、とても有意義だったと思います。当組合の事業としては来年1月に賀詞交歓会がありますが、そういった事業を通して皆さんと末永く交流させていただけたらと思っております」と参加者に挨拶。表彰式がその後に執り行われた。見事優勝を果たした林建材の石塚浩一氏は「今回はハンデキャップに恵まれ、すごく良いキャディさんにお世話になり、そして楽しいメンバーと周れたおかげで優勝することができました。また今後とも何卒よろしくお願いします」とコメントしてくれた。
上位入賞者は以下の通りだ。
【優勝】石塚浩一氏(林建材)▽GR98/HDCP25・6/NET72・4
【準優勝】藤田隆志氏(桑名金属工業)▽GR95/HDCP22・4/NET72・6
【第3位】林秀樹氏(協成)▽GR99/HDCP25・6/NET73・4
【ベストグロス賞】金森繁人氏(三立商会)、仲川敦氏(SANEI)▽いずれもグロス93
2025年3月期第2四半期決算
概ね計画通り増収増益に
TOTO(社長=清田徳明氏、本社=福岡県北九州市)は10月28日、2025年3月期第2四半期決算説明を行った。
2025年3月期第2四半期(中間期)については、営業利益は、海外住設事業における米州事業およびアジア事業の業績好調や新領域事業における半導体市況の回復に伴う静電チャックの販売増によって予想を上回った。経常利益および親会社株主に帰属する中間純利益は、円高による為替差損が影響したものの営業利益の増加により予想を上回った。
日本住設事業については、価格改定等の効果はあったものの、外部調達コスト・人財投資増等の影響で増収減益に。海外住設事業について、米州事業は、中古住宅販売戸数は前年割れとなるも、ウォシュレットの拡販等により増収増益へ。アジア事業は、ベトナムの市況低迷が業績に影響を及ぼしているものの、台湾地域の業績好調等により増収増益へ。しかし、中国大陸事業は市況低迷影響の継続により減収減益となった。
同社の新領域事業では半導体市況の回復に伴う静電チャックの販売増に加え為替の影響等もあり増収増益へ。売上高、営業利益ともに計画を大きく上回った。
同社が発表した2025年3月期第2四半期の売上高は3557億円・前年比105%、営業利益は241億円・前年比158%、経常利益は227億円・前年比99%、親会社株主に帰属する中間純利益は169億円・前年比102%であった。
また、各セグメントの下期の見通しを踏まえ通期計画を修正。売上高7300億円(対当初計画▲200億円)、営業利益480億円(当初計画変わらず)とした。
肩削りフライスカッター
「CoroMillRMS20」を発売
サンドビック・コロマント 高精度で優れた面粗さの加工実現
サンドビック・コロマントは、「CoroMill(R)MS20」の発売を10月1日開始した。
同製品は、肩削り、正面フライス、溝加工、ランピング、プランジ加工など様々なフライス加工に対応する万能フライスカッター。最新テクノロジーの採用により、切込み量やアップ・ダウンミリングに拘わらず、切刃上でより優れた寸法精度が得られ、高精度で優れた面粗さの肩削りフライス加工を実現する。
カッターボディは、新しい材質を使用することで、高い疲労強度と耐変形性を実現し、長寿命を達成する。また、大きなチップポケットを設けていることにより、切りくず排出性を向上し、ステンレスや耐熱合金の長い切りくずにも対応できるよう最適化されている。
チップは、ステンレス鋼(ISO М)および耐熱合金(ISO S)加工向けに最適化されたブレーカの片面2コーナ仕様チップを特長としており、より高いパフォーマンスとより長いチップの寿命を実現する。さらにチップ厚みを厚く一定にすることで欠けを防止し、軸方向の切込み量に関わらず、安定した性能を発揮する。
ラインナップは、カッター径φ16~φ84㎜の87アイテムで、シャンクは、アーバ取付、円筒シャンク、Coromant Capto、EHカップリング、ねじ式カップリングの5種類。チップはM-M20(オーステナイト系ステンレス鋼用)、M-M30(二層ステンレスとインコネル用)、今冬発売予定のE-L50(チタン合金用)の3種類のチップブレーカで各被削材用材種11アイテムを展開している。
不妊治療と仕事を両立しやすい職場環境
「プラチナくるみんプラス」認定
トラスコ中山 社員を想う気持ちがきっかけに
機械工具卸売商社のトラスコ中山(社長=中山哲也氏、本社=東京都港区)は、令和6年9月11日に「プラチナくるみんプラス」に認定された。
「くるみん」とは、次世代を担う子どもの育成を支援するために施行された次世代育成支援対策推進法に基づき2007年に開始された認定制度である。「くるみん」「プラチナくるみん」「トライくるみん」の3種類があり、また、これらの認定を受けた企業のうち、不妊治療と仕事の両立へのサポートにも積極的な企業を認定する「プラス」認定がある。同社は2008年から「くるみん」認定を受けており、今回新たに「プラチナくるみん」認定を取得するとともに「プラス」認定も取得した。
「プラチナくるみん」は2015年から開始され、「くるみん」認定より高水準な子育てサポート企業の証である。同社では、男性育児休業取得率の向上や育児休業取得および育児を継続している女性労働者の就労継続、活躍しやすい取組みが評価され認定に至った。
「プラス」認定は2022年から開始され、不妊治療と仕事を両立しやすい職場環境作りに積極的に取り組む企業を認定する制度である。同社では、病気や介護などに対応できるよう有休を上限無く積み立てることができる「積休バンク制度」や「半日正社員制度」の取得条件に不妊治療を追加したことなど積極的な取組みが評価され認定に至っている。
トラスコ中山には社員を想う気持ちがきっかけとなった独自の人事制度が数多くあり、仕事と子育ての両立を応援する制度が充実している。2023年には男性の育児休業制度の取得率も55%を超え、従業員が安心して長く活躍できる環境を整備することで働くモチベーションを向上させ、企業の成長につなげているようだ。
ものづくりの総合プラットフォームサイト
『teraido(テライド)』
山善 2024年10月1日オープン!
山善(社長=岸田貢司氏、本社=大阪市西区)のツール&エンジニアリング事業部と産業ソリューション事業部は10月1日、ものづくりの総合プラットフォームサイト『teraido(テライド)』(https://www.teraido.jp/)をオープンした。
「teraido」は切削工具・測定機器・作業工具から、メカトロ(FA)機器・物流・保管機器まで、生産現場に必要なあらゆる消耗品や付帯設備を、約700社のメーカー計200万点以上の商品ラインアップで紹介する、ものづくりの総合プラットフォームサイトだ。ものづくり企業のなかでも、とくに中小製造業従事者の役に立つ新商品や旬な商品情報をトップバナーで目立たせて掲載。さらに、補助金情報などの有用なトピックスも発信していく予定だという。また、フリーのテキスト検索に加えて、型番・品名・メーカー商品コードなどでも検索できるので、目的の商品をスピーディーに探すことができる。製造業の生産現場では、検索した商品を取引のある販売店(teraido会員登録販売店)へ連絡することで、スムーズに商品を購入することができるようだ。
また、同社の得意先である販売店は、会員登録をすることでサイト内での商品発注はもちろん、見積り依頼、出荷・注文残・過去の発注履歴まで確認でき、本サイト内で一連の業務が完結する。このように、販売店の業務効率化もサポートしてくれるサイトだ。
最大32パレット、最大500 kgの搬送重量に対応
「PH Cell500」発売開始
DMG森精機 モジュール式パレットハンドリングシステム
DMG森精機(社長=森雅彦氏、グローバル本社=東京都江東区)は、最大32パレット、最大500kgの搬送重量に対応するモジュール式パレットハンドリングシステム「PH Cell500」の発売を開始した。
今回新しく発売を開始した「PHCell500」は、最大サイズ500×500×750㎜、最大500kgの搬送重量に対応可能なパレットハンドリングシステムだ。機械側面からパレットを搬送する構造により、加工エリアへの高い接近性と優れた作業性を実現している。また、個々のユーザーの生産に合わせて設計可能なモジュラー設計により、ひとつのシステムでサイズが異なるパレットを使用することもできる。実際に「PH Cell500」を導入したユーザーで、主軸の稼働時間を最大3倍まで増加させ、ワーク単価を50%削減できた事例もあるという。
同社は、DXを用いて工程集約、自動化を促進し、グリーン・トランスフォーメーション(GX)を実現することをマシニング・トランスフォーメーション(MX)と位置付け、推し進めている。工程集約・自動化は、オペレータ数や中間在庫の削減、機械の稼働時間の長期化、完成品の精度向上にも寄与してくれる。自動化の普及はユーザーの生産性向上に重要な柱と考えており、自動化システムのひとつであるパレットハンドリングシステムの開発も継続的に行ってきた。
同社の2023年から3ヵ年の「中期経営計画2025」では、自動化比率を2023年の37%から2025年には50%まで引き上げる目標を立てている。人間工学に基づく優れた作業性と柔軟性、モジュール構造といった特長を持つ自動化システム「PH Cell500」は、ユーザーの生産性向上とMXの実現に貢献してくれることだろう。
本製品の販売価格は3820万円(税別)~となっている。
初の平日開催、27人が参加
優勝は矢野茂雄氏(滝川物産)
岐阜機工会 第10回親睦ゴルフコンペ
岐阜機工会(会長代理=田口健一氏・タグチ社長)は10月11日、「第10回親睦ゴルフコンペ」をやまがたゴルフ倶楽部・美山コース(岐阜県山県市)で開催した。
同会としては今回初の平日開催で、連休前の週末にもかかわらず、会員ら27人が参加。素晴らしい秋晴れの下、笑い声の絶えない楽しいコンペとなった。
優勝は滝川物産・矢野茂雄氏(G88/H15・6/N72・4)。
2位が澤商・高橋直正氏(G72/H+1・2/N73・2)。
3位が安田工機・安田浩二氏(G95/H21・6/N73・4)。
※ダブルペリア方式
ミツトヨ 輪郭形状・表面粗さ測定機
「FORMTRACER Avant
FTA-H3000」を販売開始
ミツトヨ(社長=沼田恵明氏、本社=川崎市高津区)は、輪郭形状・表面粗さ測定機「FORMTRACER Avant FTA-H3000」の販売を10月より開始した。2019年にリリースされたFTAシリーズに、ワントレースで輪郭・粗さ評価が可能な「FTA-H3000」を新たにラインアップした。
「H3000検出器」は、新開発の円弧スケールを搭載した、ワイドレンジで高分解能な検出器。検出器交換不要で、ワントレースで輪郭形状と表面粗さを同時に測定することができる。従来のFTAシリーズに増設可能。段取り工数や測定時間の短縮、設置スペースの削減に貢献する。
また、スタイラスのラインアップ拡充により幅広い測定シーンに対応可能。
東京支店を開設
東陽
東陽(社長=羽賀威一郎氏、本社=愛知県刈谷市)はこのほど、東京支店を新たに開設し、11月1日より業務を開始した。
住所は東京都中央区日本橋2-16-13(ランディック日本橋ビル9階)。電話03-6262-1041、ファクス03-5202-8081。