第2889号 令和6年6月9日

令和6年度事業決まる
展示会開催に向け準備着々と
愛知県管工機材商協組 第62回通常総会開催


 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=峰澤彰宏氏・MINEZAWA社長)は5月14日、名古屋市中区栄にあるコートヤード・バイ・マリオット名古屋で5月理事会ならびに第62回通常総会を開催した。総会には委任状を含め67名が出席。過半数に達しており本総会の成立が宣言された。司会進行は倉橋茂己氏(明興社長)が務め、伊神敏雅氏(双葉製作所社長)を議長に選出。各議案は慎重審議の結果、いずれも承認可決された。
 総会の冒頭、峰澤理事長は「昨年5月に新型コロナウイルスが第5類へ移行したということで、いろいろな行事が復活しました。報道ではコロナ前に戻ったと言われていますが、私たちの周りを見渡してみますとコロナ前とは違う、人手不足、物価の上昇、円安などなど、コロナ前に戻ったというよりも、コロナを経て新しい時代が始まっているというのが私の実感です。当組合でもさまざまな行事を復活することができています。なかでも昨年は当組合創立60周年を迎えることができました。皆さまをお招きして60周年をお祝いすることができ、現役の理事長を務めております私としても非常に喜びの至りでありました。しかしながら今年に入った矢先の1月1日、よりによって元日に能登半島で地震が発生してしまいました。今なお不自由な生活をされておられる方もいらっしゃるかもしれません。心よりお見舞い申し上げます。さて、4月から令和6年度がスタートしていますが、令和6年度は当組合最大の事業であります『第34回管工機材・設備総合展』を10月に開催いたします。展示会の開催は主に実行委員会の方たちに企画・運営していただいておりますが、組合最大の事業である以上は私たち組合員、そして賛助会員の皆さまも含めて一丸となってみんなで取り組む、執り行う大きな事業であります。どうか皆さま方には一層のご理解とご協力をお願いいたします。展示会を開催して良かった、行って良かった、楽しかった、見て勉強になった、いろいろな意味のある展示会にしていけるよう、私たち組合員全体で協力して進めてまいりたいと思っております。引き続き、今年度も皆さまには当組合の事業にご理解とご協力そしてご支援を賜りたいと心よりお願い申し上げます」と、組合員・賛助会員に向け挨拶。引き続き、各議案の審議に入った。
 【第一号議案】令和5年度(令和5年4月1日~令和6年3月31日)事業報告書、決算関係書類(財産目録、貸借対照表、損益計算書ならびに剰余金処分案)承認の件▽いずれも満場一致で承認可決された。
 【第二号議案】令和6年度(令和6年4月1日~令和7年3月31日)賦課金および賛助会費徴収方法決定の件▽いずれも満場一致で承認可決された。
 【第三号議案】令和6年度事業計画案ならびに収支予算案承認の件▽いずれも満場一致で承認可決された。同組合令和6年度事業は以下の通り。●当日=コートヤード・バイ・マリオット名古屋で5月理事会ならびに第62回通常総会開催。●9月10日(火)=愛知カンツリー倶楽部東山コースで第54回名管会ゴルフ大会開催。●10月10日(木)~同12日(土)=吹上ホールで第34回管工機材・設備総合展開催。●令和7年1月22日(水)=令和7年新年賀詞交歓会開催。●奇数月および4月=組合事務所等で理事会開催。●経営対策部会による経営セミナー、工場見学会の開催。●広報部会による組合だよりの発行。●福利厚生部会による巡回健康診断の実施。●その他、三役会および常任理事会、各部会会合、管機連や関係諸団体との連携。等。
 すべての議案審議を終えた後、石原太郎副理事長兼展示会実行委員長(原芳商会社長)が登壇し「今年10月10日から12日まで吹上ホールで開催する『第34回管工機材・設備総合展』ですが、4月に出品案内を各メーカーさまにお送りさせていただき、現在絶賛出品受付け中でございます。目標は245小間ですが、まだまだ達しておりませんので、今後さらに活動に力を入れていきたいと思います。皆さんにもお願いです。メーカーさまとお会いした時にはぜひ出品をお願いしていただけると大変助かります。また、前回展から事前登録制を導入しています。前回展ではほとんどの皆さんに登録していただけております。7月くらいから、登録先へアクセスできるQRコード付きのチラシなども出来上がりますので、配布のお手伝いをよろしくお願いします。コロナもおさまり、コロナ前のように組合員全員とは言いませんが、展示会運営のお手伝いをお願いすることもあるかと思いますので、その時はよろしくお願いいたします」と、総会に参加した組合員らに展示会運営への協力をお願いしていた。
 その後は、会場を移して懇親会を開催。今回初参加の組合員、賛助会員らを交えて親交を深め、宴もたけなわとなったところで村井善幸副理事長(オータケ会長)が挨拶に登壇。最後は同組合の小川信相談役(山信会長)の中締めで散会となった。

 総会に先立って開催された5月理事会では、以下の議事について報告、審議が行われた。
 【経過報告】●4月25日▽峰澤理事長、石原副理事長、事務局ほかで、事務局業務についての会合が開かれた。●同26日▽メルパルク名古屋で営まれた、組合員・宇佐見徳秋氏(橋本総業中部ブロック長/当時)お別れの会に石原副理事長、事務局が参列。
 【議事1】理事会閉会後に開催する令和6年度第62回通常総会・懇親会運営の件▽峰澤理事長から総会に関する、①受付開始時間、②総会開始時間・終了時間、③出席予定者・委任状の確認、④司会者、などの最終確認が行われ、これらは満場一致で承認可決された。続いて竹内裕二総務部会部会長(丸金商会社長)から懇親会に関する、①開始時間・終了時間、②司会進行、出席予定者の確認、新賛助会員紹介の段取り、などの最終確認が行われ、これらは満場一致で承認可決された。
 【第34回管工機材・設備総合展準備進捗の件】第5回部長会議を4月23日に開催。5月9日には石原展示会実行委員長らが岐阜県管工機材商組合の総会で展示会ポスター配布および協力のお願いへ。5月10日現在、出品申込社数は、目標245小間に対して56社・110小間。申込締切日は6月末日となっている。6月12日には、展示会総括部・渉外部の部会合開催が予定されている。
 【各部会報告】●総務部会▽9月10日、愛知カンツリー倶楽部東山コースで開催予定の名管会ゴルフ大会について、参加募集案内を本理事会以降に発送。大会参加申込締切は6月21日必着。●福利厚生部会▽4月から巡回健康診断がスタート。4月30日現在、14社への巡回がすでに完了している。●組合加入促進部会▽展示会出品希望社のうち、非賛助会員に対しての組合加入促進活動を開始する。
 【今後の理事会日程】●7月2日●9月3日●11月5日▽以上、組合事務所で。●令和7年1月22日▽名古屋マリオットアソシアホテルで。●同3月4日▽組合事務所で。

協力し適正利潤の確保を目指す
新理事長に森氏(山兼社長)が就任
岐阜県管工機材商組合 第47回通常総会を開催


 岐阜県管工機材商組合は、5月9日午後5時20分より岐阜市長良の岐阜グランドホテルにて第47回通常総会を開催した。総会は組合員20社中16社が出席し成立。事業報告など4議案が上程され、いずれも承認された。任期満了に伴う役員改選では、渡部勝裕理事長(大東社長)が退任して副理事長に就き、新たに森浩副理事長(山兼社長)が理事長に就任した。
 総会は木野村文彦理事(木野村社長)の司会進行により開会。
 冒頭、渡部理事長が「昨年からコロナ禍が沈静化し、平常に戻しつつある昨今ですが、6年間務めてきた理事長をこの総会後に退任させていただきます。関係各位、皆様方のお力添えに深く感謝し、御礼申し上げます。日本経済は物価高、賃金アップの好循環も少しずつ軌道に乗りはじめ、今年3月の決算でプライム上場企業の純利益合計は過去最高額47兆円を超えたという。明るい未来と希望のために、我々中小零細企業も効率化を向上させないと仕事ができなくなることを、業界全体で共有認識してまいりたい。健全な企業運営を行い、業界各社の適正な判断による事業のご繁栄を祈念します」と挨拶した。
 議長に渡部理事長を選出して議事に入り、第1号議案=2023年度事業報告並びに収支決算報告承認の件、第2号議案=2024年度事業計画並びに収支予算(案)承認の件は、いずれも原案通り承認された。
 本年度事業として、第47回通常総会(本総会)、理事会(7月、10月、12月、1月、3月)、第81回ゴルフ会(10月)、新年賀詞交歓会(1月)、第82回ゴルフ会(3月)を予定している。
 第3号議案=任期満了に伴う役員改選の件は、新役員案が示され、原案通り承認された。
 森新理事長が「前任の渡部理事長同様に皆様方のご支援とお力添えを賜り、任期を満了するまで努力する所存。どうぞ宜しくお願いします」と挨拶した。
 第4号議案=実務責任者会議(木曜会)報告承認の件は、大野圭太幹事長(瓶由)より①2023年度事業報告・収支決算報告②2024年度事業計画・収支予算(案)の説明があり、いずれも原案通り承認された。以上で議案審議を終了した。
 続いて、今年10月10日から3日間の会期で開催される「第34回管工機材・設備総合展」について、実行委員長の石原太郎愛知県管工機材商業協同組合副理事長(原芳商会社長)が「岐阜の組合には長年、後援を快く引き受けていただいており、感謝申し上げます。私共も今、展示会の準備を一生懸命進めているので、多くの皆様にご来場いただくようご協力をお願いします」と述べ、ポスターを配付した。
 総会終了後に開かれた懇親会では、森新理事長が挨拶で「現在の円安、物価高、燃料費高により我々が仕入れる商品の値段は高くなっていくばかり。組合の皆様方と協力し合って、お客様に納得していただき適正利潤を確保することを目指して頑張ってまいる所存なので、ご協力を賜りたい」と抱負を述べ、力強い発声で乾杯。
 和やかに歓談して懇親を深め、森新理事長の閉会挨拶と一丁締めでお開きとした。
 帰りの際には、組合設立50周年の記念品が組合員に手渡された。
 【新役員】 敬称略
▽理事長=森浩(山兼)
▽副理事長=渡部勝裕(大東)
▽理事=廣瀬功(瓶由)
▽同=白木伸道(白木商会)
▽同=浦瀬武夫(西武管商)
▽同=横野悟(安田)
▽同=後藤茂(五光山彦)
▽同(事務局)=木野村文彦(木野村)
▽監事=岩田充(イワタ)
▽同=山田耕司(関建材)


今年度事業計画・予算案を承認
2025年大阪大会では万博見学も
名古屋伝動機商組合 令和6年度総会を開催


 名古屋伝動機商組合(理事長=岩田典之氏・イワタ社長)は、4月24日午後6時より名古屋市中区の東京第一ホテル錦において令和6年度総会を開いた。ダイドー竹中氏、高津伝動精機鈴木氏が当番幹事を務め、会員総数21社中、出席17社で総会が成立すると宣言された。
 冒頭、岩田理事長が「今年になり景況感は良いのか、悪いのか、分からない状態が続いている。物流の2024年問題で締めが早くなったり、中々品物が入ってこないということもあり、商社にとって物流は凄く大事なので今後の対応を考えていく必要がある。同時に人手不足にも直面しており、その中でも活力のある業界にしていけるよう切磋琢磨し、皆さんと知恵を合わせてやっていきたい。これからの人手不足に関して言えば、自動化やロボット化などが益々進んでいき、環境機器も世の中の商流になってくる。私ども伝動機が一番強いと思う所なので、色々と意見交換をしながら各社で実践していただければと思う。本日は総会ということで、意見をうかがいながら進めていきたい」と挨拶。
 理事長が議長を務めて議案審議に入り、令和5年度事業報告・決算報告・監査報告、令和6年度事業計画(案)・予算(案)を原案通り承認可決した。今年度の主な事業は、本総会のほかに、例会(7月、10月)、ボウリング大会、新年会、ゴルフコンペを予定している。
 2025年全国伝動機商組合連合会・大阪大会に関して、岩田理事長が計画案に基づき説明。来年5月21日(水)~22日(木)の日程で、ANAクラウンプラザホテル大阪(大阪市北区)にて大会が開かれる。「本来ならば2025年は名古屋開催だったが、大阪万博の開催に合わせ、大阪組合の希望により特別に大阪での開催となった。万博の見学を含めて企画をしているところ」と述べ、大会参加を呼びかけた。大阪の次(2028年)は名古屋での大会開催となる。
 以上で議事を滞りなく終了。今回初参加の日伝名古屋支店長古川武士氏より自己紹介が行われ、長村副理事長(長村商店社長)の閉会の辞で総会を終えた。
 総会後の懇親会は、大矢理事(大矢伝動精機社長)の乾杯により開宴。情報交換などを行い、村瀬理事(ムラセ社長)の中締めで盛会のうちに終了した。

ポートメッセで26日(水)から
INTERMOLD名古屋
同時開催「AM EXPO」を初開催


 日本金型工業会と日本金属プレス工業協会は、6月26日(水)~28日(金)の3日間、ポートメッセなごや第1展示館で、金型・金属プレス加工の専門見本市「INTERMOLD/金型展/金属プレス加工技術展 名古屋」を開催する。運営はインターモールド振興会。
 今回は同時開催展として、日本AM協会主催のAM
(アディティブマニュファクチャリング)専門展「AM EXPO 名古屋」が初開催される。金型設計・製造や金属プレス加工に次世代加工法として注目のAM技術が加わり、素形材産業における最新製品やサービス提案が行われる。
 会場内では注目テーマの展示企画フェアを実施予定。金型業界にも大きな波として押し寄せつつあるプラスチック加工に焦点を当てた「次世代プラスチック加工フェア」や、生産性向上・業務効率改善をテーマにした「製造業DXフェア」など、6テーマのフェアが展開される。
 また、経済産業省製造産業局素形材産業室室長・星野昌志氏による基調講演「日本の素形材産業の展望(仮題)」をはじめ、各フェアと連動した専門的な講演も多数開講される。ギガキャストや自動車パーツ製造、電動化など自動車にまつわる内容のほか、空飛ぶクルマといった次世代車体をピックアップ。AMの特別講演も公開される。欧米を中心に世界の潮流となったバイオプラスチックや環境問題への対策なども含め、注目のテーマが揃えられた。
 展示会の入場には「事前来場登録」が必要。現在、公式サイト(https://www.intermold.jp/nagoya/)から登録を受け付けている。
開催にあたって
一般社団法人日本金型工業会
会長 山中 雅仁
 この度は「INTERMOLD 名古屋/金型展 名古屋/金属プレス加工技術展 名古屋」開催に際し、関係諸官庁ならびに各出展企業、関連諸団体の皆様には、多大なご支援とご協力を賜り、開催を滞りなく迎えることができましたことを厚く御礼申し上げます。
 さて、社会環境の変化は、VUCAの時代と言われるように目まぐるしく変わっています。業界では、少子高齢社会に伴う人手不足の慢性化、物価の上昇、自動車のEV化などに伴う市場需要の変化、カーボンニュートラル&SDGsへの対応に加え、生成AIによるDXの加速など、企業に共通する変革を伴う多くの経営課題があると考えます。
 そのような中で、INTERMOLD2024では、開催テーマを「変革に対応するものづくり~求められる技術のさらに先へイノベーションを発信し続ける」とし、関係各位が一堂に会し、「ものづくりに関わる最新情報」を業界連携でお届けいたします。
 各出展企業団体各位においては、豊富な経験と技術の粋を結集した専門性の高い個性的な企画展示がされていますので、皆様には、進んで足をお運びいただき、対話を通じて相互にビジネスチャンスが広がることを祈念しております。また、期間中の様々な交流の機会を通じて、発見や気付きを得て、新たな付加価値創出の取組みに繋げて頂ければご幸甚です。
 最後になりますが、関係各位のご尽力とご協力のもと、本展が開催できますことを重ねて御礼申し上げますとともに、すべてのモノづくり産業および関連業界の益々のご隆昌を祈念しご挨拶とさせて頂きます。

青年部交流会へのオブザーバー参加など
令和6年度事業計画を承認
愛鋲協青年部 第1回総会を開催


 愛知鋲螺商協同組合青年部(部長=土方一憲氏・金城螺子製作所社長)の第1回総会が4月23日、名古屋市中区の木曽路錦店で午後6時30分より開催された。部員11名全員と愛鋲協理事3名が出席したほか、報道各社、見学者1名も同席した。
 佐野康介監事(佐野螺子工業専務)の司会進行により開会し、冒頭、土方部長が「昨年5月の決起総会から、早いもので1年が経った。鈴木顧問(エフシーテック社長)のご支援などにより、ゼロからのスタートだったが、役員会などで色々議論を重ね、少しずつ形になってきたと感じている。皆様からご意見をいただき、学びとなり社業の発展につながる青年部を作っていきたいと思っているので、ご協力をお願いしたい」と挨拶。
 土方部長を議長に選出して議事に入り、第1号議案=令和5年度事業報告並びに収支決算報告、第2号議案=令和6年度事業計画(案)を満場一致で承認可決した。
 事業計画(案)の審議においては、引き続き「『青年部らしい柔軟な学びと変化への対応』~日々変わりゆく産業に対応し、オリジナリティを発揮する~」との部長指針のもと、土方部長より「前期の経験を踏まえ、今後はもう一歩進んだ取り組みを実践していきたい」との考えが示された。また、11月に開催される鋲螺商組合の「青年部(東京、神奈川、大阪)交流会」にオブザーバー参加を予定しているとし、部員に対し参加の呼びかけが行われた。
 その他、今年度は工場見学(6月28日に「ねじのスーパー大和」を見学)、親会との懇親会、忘年会、セミナーの開催が計画されている。
 総会終了後に開かれた懇親会では、鈴木憲一青年部顧問(愛鋲協副理事長・エフシーテック社長)が「10年ほど前に一旦休部していた青年部が、こうして復活できたことは涙が出るほど嬉しい。今後、皆さんが力を合わせて部を盛り立て、他の組合の青年部とも交流を深めていってほしい」と述べ、乾杯。
 大野正博愛鋲協理事長(中部製作所社長)は祝辞で「1年目の総会が無事に終わられたことをお慶び申し上げる。青年部はこれから、ねじ業界を20年担っていくメンバーが集まっていると思っている。そのためには、皆様が一致団結し、仲良くスクラムを組んでやっていただくことが一番大切」と青年部の意義を強調し、今後の活動に期待した。
 和やかに歓談が進み、村井啓益副部長(ムライ社長)の中締めでお開きとした。

行って 見て 買って良かった! 中部みらい市 6月14日(金)・15日(土)
Webみらい市も同時開催!
様々な課題解決のヒントがここに!!
主催 中部みらい市実行委員会


 中部みらい会(会長=伊藤辰之氏・イトウ社長、橋本総業と販売店・メーカーの集い)主催『2024 共に栄える 中部みらい市』が6月14日(金)と15日(土)の2日間、吹上ホールで開催される。SDGs、カーボンニュートラル、2024年問題など、対応に迫られる課題解決の糸口となる「省施工・省工事ソリューション提案・空調配管コーナー」は今回のオススメ展示のひとつだ。残念ながら当日会場に行けない業界関係者にも最新の情報を届けられるよう、今回展でも『Webみらい市』が同時開催される。
 “リアル”と“Web”が連動した『2024 共に栄える 中部みらい市』が、今年も6月14日と15日の2日間にわたり名古屋市千種区の名古屋市中小企業振興会館・吹上ホールで開催される。両日ともに、どうしても都合がつかず会場へ足を運べない関係者にも最新の製品や技術、情報を提供できるよう今回展でも『Webみらい市』が同時開催される。
 「7つのみらいをキーワードに快適な社会へ!」をテーマに開催される今回の“2024 共に栄える中部みらい市”。橋本総業とみらい会が提示する7つのみらいのキーワードは、①アフターコロナの新たな常識「ニューノーマル」、②カーボンゼロや省エネを考える「環境エネルギー」、③ストック活用と各種リフォームに対応する「中古住宅、リフォーム」、④高齢化・医療改革などに取り組む「健康、快適」、⑤国土強靭化のもとインフラ商材が充実した「安全、安心」、⑥観光や地域創生を促す「地域活性化」、⑦ますます身近な存在となった「ITフル」の7つだ。出展メーカー・団体は各々が得意とする分野の“みらい”を提案すべく新製品や新技術、イチオシ商品などを展示・販売する。
 今回展で注目すべきは『省施工・省工事ソリューション提案・空調配管コーナー』である。SDGsやカーボンニュートラルといった課題には、業界としてもこれまでサプライチェーン全体で解決に向け取り組んできたが、そこに追い打ちをかけるように2024年問題が浮上。喫緊の対応が迫られるなか、施工方法や部材を変えるなどして施工の手間を省く『省施工・省工事』が注目を浴びている。現場での実際の施工写真などをパネル展示等で説明。その具体的な方法や技術、今後の展開などを知ることができる。
 同時開催の『Webみらい市』は、通常営業のツールとしての役割のほか“いつでもどこでも、みらい市”をテーマに誕生した。獲得ポイントがポイント対象商品と交換できる特典も嬉しいサービスだ。利用者の多くがスマートフォンからアクセスすることを想定し画面のデザインはスマートフォン向けに最適化されているが、パソコンからの利用ももちろん可能である。各メーカーの最新情報などが随時『Webみらい市』へと集約されワンストップでの情報発信を実現。さらに、メーカーのショールームを仮想化し、スマートフォンで閲覧できる「バーチャル・ショールーム」から各社の動画サイトや商品詳細ページへとアクセスすることも可能だ。
 「中部みらい市」と言えば、初日閉会後に開催される“BEER LIVE”も楽しみのひとつだ。コロナ禍で、ここ数年は中止を余儀なくされてきたが、6月14日18時~19時までの1時間、市内ライブハウスで活躍中のバンド「LEON」と歌手の小椋奈々によるスペシャルコラボステージを開催。ビール片手に盛り上がろう。
 また、橋本総業と産学連携を行っている中京大学豊田キャンパス(豊田市)内テニスコートで、プロテニスプレーヤーから直接レッスンを受けることのできる「プロテニススクール」(雨天中止/本紙発行日現在、参加申込受付終了済)も開催予定だ。
 今年の中部みらい市も内容盛り沢山で、盛り上がること間違いないだろう。

【開催概要】
●開催日時▽2024年6月14日(金)15時~18時、同15日(土)9時30分~16時30分
●会場▽名古屋市中小企業振興会館(吹上ホール)1階大展示場(所在地=名古屋市千種区吹上2-6-3/地下鉄桜通線「吹上」駅下車5番出口徒歩約5分)
●出展社数▽275社・団体/295小間(過去最大規模)
●目標動員数▽4000名(WEBみらい市アクセス1回/1名)
●テーマ▽7つのみらいをキーワードに、快適な社会へ!
●主催▽中部みらい市実行委員会
●問合せ▽橋本総業中部支店・電話=052(269)3520

※来場には、下記広告内のQRコードをスマホで読み取り事前来場者登録を忘れずに!

中部地区唯一の食と包装の総合展
2024中部パック成功裏に終了
4日間で約5万人が来場し賑わう


 包装・食品・製パン製菓・物流機械、衛生・環境・検査機器、包装資材、食品材料などの総合展示会「2024中部パック」が4月17~20日の4日間、ポートメッセなごやの新第1展示館で開催され、期間中4万9787人が来場した。
 同展示会は、中部包装食品機械工業会(会長=生田涌希氏・フジキカイ社長)の主催で2年に一度開催され、24回目となった今回は「私たちができること~食と包装の未来に向けて~」をテーマに出品各社の新商品、新技術が展示紹介された。
 商品の試食・販売コーナー「チューピーマルシェ」や「農林水産業の6次産業化・輸出支援」を推進する東海農政局ブースなども賑わいを見せていた。
 また、今展より来場者の関心が高い7つのカテゴリー(①環境対策②商品価値向上③作業効率化④人手不足解消⑤省エネ⑥安全性向上⑦コストダウン)に対応する出品社の一覧を案内表示した、カテゴリー別QRコードサイトが導入され来場者の利便性向上が図られた。
 会期中開催された特別講演会をはじめ、SDGsセミナー、実演セミナー、出品社によるプレゼンテーションセミナーはいずれも好評を博した。
 初日の開会式では、吉田眞治2024中部パック実行委員長(ヨシダキカイ社長)の開会宣言に続いて、大村秀章愛知県知事、寺村英信中部経済産業局長、森重樹東海農政局長、中部包装食品機械工業会の生田会長、吉田眞治副会長(2024中部パック実行委員長)、吉田真宏副会長(サンワ社長)、牧野研二副会長(ゼネラルパッカー社長)の7人によるテープカットが行われ、華々しく開幕した。


日工会 2024年4月分工作機械受注額
前年同月比8.9%減の1209億円


日本工作機械工業会(日工会、会長=稲葉善治氏・ファナック会長)が5月23日発表した2024年4月分の工作機械受注額(確報値)は、総額が前年同月比8・9%減の1209億2百万円で、16か月連続して前年を下回った。1200億円超えは2か月連続。前月比も内外需ともに減少し、全体で10・9%減と3か月ぶりに減少に転じた。
内需は、前年同月比12・8%減の363億72百万円で、20か月連続して前年を下回った。3月の期末効果の反動減で前月比も26・2%減と3か月ぶりの減少となったが、本年1月、2月よりは高い水準。一方、一般機械、自動車など主要業種は力強さに欠ける状態だった。
外需は、前年同月比7・1%減の845億30百万円で、16か月連続で前年を下回った。前月比も2・2%減と3か月ぶりの減少。欧州はドイツ、スイスなどで前月比減少し3か月ぶりの170億円割れ、北米はアメリカで減少し35か月ぶりの230億円割れと、欧米でやや力強さに欠けるものの、アジアは中国、韓国、インドほか多くの地域で前月比増加し12か月ぶりの400億円超えと底堅く、外需全体では6か月連続で800億円を超え横ばい圏内の動きが継続した。
同工業会は「内需は底打ちの気配がある一方、欧米はやや力強さに欠ける展開で、受注の回復時期などについて、今後の動向を注視」するとした。
祭壇に花を手向ける参列者
来賓・主催者代表によるテープカットで開幕


青黄銅製バルブを10%値上げ
キッツ 7月1日出荷分から


 キッツ(社長=河野誠氏、本社=東京都港区)は5月27日、青黄銅製バルブの販売価格を10%値上げすると発表した。7月1日出荷分から実施する。
 【対象製品・値上げ率】
▽青黄銅製バルブ…10%
▽小型自動操作バルブ(青黄銅製バルブ)…バルブ本体(10%)分のみ
     ◇
 同社では一昨年、昨年と価格改定を行ったが、依然として主要材料相場は高止まり傾向にあり、エネルギーコストや付随した物流費用の上昇、長期化する円安傾向等により、製造コストの上昇に拍車がかかったほか、バルブ本体材料以外の付属品、梱包資材等の外部購入品の価格上昇も続いている状況にあり、経費削減や生産工程合理化、業務の効率化といった企業努力のみで吸収することは困難であると判断し、今回の値上げを決めたと説明している。


鈴木 照氏(オータケ元最高顧問)しのぶ
お別れの会に多数参列


 今年1月29日に享年85歳で逝去されたオータケ元最高顧問・鈴木照氏のお別れの会が4月25日、名古屋市中村区の名古屋マリオットアソシアホテル16階タワーズボールルームでオータケ(名古屋市中区)の主催により開かれた。仕入先、得意先やオータケの社員・OBらが多数参列し、遺影に献花をして故人との別れを惜しんだ。
 鈴木氏は北海道出身。1962年4月に日立金属に入社。69年7月に大嶽商店(現オータケ)に入社し、取締役、専務取締役を経て、88年8月に佐藤健一氏の後を継ぎ3代目の代表取締役社長に就任。在任中の2002年5月には名古屋物流センター(名古屋市中川区)を開設するなど、業務の効率化や顧客サービスの向上を図った。07年8月に代表取締役会長、12年8月に最高顧問。22年11月に退任した。座右の銘は「一隅を照らす」。
 会場には鈴木氏の在りし日の姿を写したパネルが飾られ、参列者は懐かしみながら故人をしのんだ。

業界最多のラインアップ
バッテリー家電シリーズ「ELEIN」
山善 電気にまつわる社会課題解決に向け誕生


 山善(社長=岸田貢司氏、本社=大阪市西区)は、同社初となるリチウムイオンバッテリーを活用した家電シリーズ「ELEIN(エレイン)」を新設。6月上旬より同社が運営するインターネット通販サイト「山善ビズコム」やECモールの「くらしのeショップ」ならびに全国の家電量販店やホームセンターなどで順次販売を開始する。
 現在、電気料金の高騰や自然災害時の停電対策、サステナビリティ意識の向上などにより太陽光エネルギー活用の期待が高まっている。さらに、太陽光パネルが設置された「創エネ住宅」の拡大により、発電したエネルギーの有効活用法のニーズが増加している。同社はこのようなニーズを背景に、リチウムイオンバッテリーを組み合わせた家電シリーズ「ELEIN」を開発した。
 ELEINシリーズの各商品を組み合わせることで、昼間の外出中にバッテリーへ貯めた太陽光エネルギーを、帰宅後の夕方以降に活用することができ、無理のない節電生活が可能となる。今後は、同社の強みである幅広い商品カテゴリを活かし、家電業界最大規模のバッテリー家電のラインアップとともに、電気にまつわる社会課題の解決を目指していく。
 バッテリー家電シリーズ「ELEIN」はリチウムイオンバッテリーと太陽光エネルギー活用のニーズを組み合わせた、山善初となる高出力高容量のリチウムイオンバッテリーを中心とした家電カテゴリだ。デビューとなる6月上旬より『バッテリー&充電器』2アイテム、『バッテリー対応家電』6アイテム、『ポータブル電源』3アイテム、『ソーラーパネル』4アイテム、『充電ステーション』1アイテムの計16アイテムが順次発売される。
 現状、工具・園芸用品や一部の家庭用商品でしか使用されていないパック式のリチウムイオンバッテリーを、同社が手掛ける幅広い商品群と掛け合わせることでシナジーを産出。家電業界最大規模のバッテリー家電のラインアップとともに、同社は、電気にまつわる社会課題の解決を目指すという。
 『新しいバッテリーが人を自由にする』がコンセプトの「ELEIN(エレイン)」は「ELECTRIC」と「IN」を掛け合わせた造語だ。また、フィンランド語で動物を表す「el¥文字(U+00E4)in」(エレイン)という意味もあり、フィンランドの厳しい自然環境のなかで力強く生きる動物たちのように、地球に優しく、人に力強さを与える商品でありたいというメッセージが込められている。「ELEIN」は、電気を介してさまざまな家電を繋げるとともに、可能性を広げてくれる。
 バッテリー家電シリーズ「ELEIN」は特設サイト(https://book.yamazen.co.jp/lp/elein/)でも紹介されている。


『頑固一徹』
『M12下穴加工用TAドリル』
ダイジェット工業 4月12日同時発売


 ダイジェット工業(社長=生悦住歩氏、本社=大阪市平野区)から2点の新着情報が届いたので紹介する。いずれの製品も、詳しくは同社ウェブサイトへアクセスを。

【モジュラーヘッド用オール超硬シャンクアーバ『頑固一徹』(MSN形)ラインアップ拡張】
同社の人気製品である『頑固一徹』を、より突き出しの長い加工にも使用したいとの要望がユーザーから多数寄せられていたことから、今回、これに応えるカタチでラインアップが拡張されることとなった。現状、全長の最大は360ミリであるが、これを380ミリへと拡大。首下長さの最大は295ミリから315ミリへと拡大された。
販売価格は以下の通りだ。●『頑固一徹エンドミルシャンクタイプ』(計7形番)※一部受注生産品/標準価格▽5万9570円~23万960円(いずれも税抜価格)。●『頑固一徹ストレートアーバタイプ』(計11形番)※一部受注生産品/標準価格▽5万8370円~23万960円(いずれも税抜価格)。
 4月12日より絶賛発売中だ。

 【金型加工用刃先交換式ドリル『M12下穴加工用TAドリル』(TTD形)本体およびインサート新発売】
 プレス金型においてM12固定ボルトが多く使用されているが、その箇所にはすぐそばに干渉物があることも多く、それらを避けて加工するためにMTシャンクのドリルが多用されている。しかしながらMTシャンクのドリルはハイスドリルしか選択肢がなく、能率向上の手段が限られていた。そこでMTシャンクハイスドリルの超硬化による高能率化に寄与すべく、同社は本製品の開発に取り組んだ。
 穴あけ箇所に干渉物があり、突き出しを長くせざるを得ないM12の下穴加工をノンステップで一発加工が可能。さらに、従来のハイスドリルでの加工では必要であったセンタ穴加工やステップ加工が不要となり、加工工程の削減、加工の高能率化を図ることができる。本製品は、鋳鉄、ダクタイル鋳鉄加工専用。
 販売価格は以下の通りだ。●『M12下穴加工用TAドリル/本体』標準価格▽MTシャンク=6万1400円(税抜)。▽ストレートシャンク=3万1000円(税抜)。●『M12下穴加工用TAドリル/インサート』標準価格▽TTD形3形番=7200円(税抜)。
 4月12日より絶賛発売中だ。

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