第2887号 令和6年5月19日
総会に向けて理事候補者を承認
RTJ2024集客への協力要請
愛機工 令和6年度4月理事会開く
愛知県機械工具商業協同組合(理事長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)は、4月25日午後4時30分より名古屋市中区の東京第一ホテル錦にて理事会を開いた。理事24名が出席した。通常総会に上程する議案の審議をはじめ、7月に開催するロボットテクノロジージャパン2024(RTJ2024)の集客に向けた取り組みや各種事業の報告などが行われた。
冒頭、水谷理事長が「今日は重要な決算と予算の審議があるので、総会に向けて皆様のご意見をうかがいたいと存じます。宜しくお願いします」と挨拶。続いて議案審議に入った。
1.組合員・賛助会員数の状況…事務局
組合員221社、賛助会員107社(2024年3月1日現在)。新たに組合員の林商店(西支部)、前田工機(北支部)の4月1日付での脱退が承認された。
2.第82回および第83回組合野球大会報告…野崎憲昭福利厚生部長(常磐精機会長)
第82回組合野球大会のAゾーン決勝戦「井高対太田廣A」の試合が3月31日に草井球場で開催され、井高が優勝を飾った。Bゾーンの決勝戦「落合対志知」は都合により志知が棄権したため、落合の優勝が決まった。野球大会の反省会は4月25日。
第83回大会は、28社30チーム(Aゾーン16、Bゾーン14)が参加して4月13日に一宮総合運動場で開会し、A・Bゾーンの1回戦3試合が実施された。また、大会2日目・3日目は4月20日一宮総合運動場、21日草井球場でA・Bの1回戦計4試合が行われた。
開会に先立ち、3月22日に東別院会館でキャプテン会議を開催し、大会要項の説明とトーナメント抽選会を行った。今大会は新規加入と復活で4チームの増加となった。
3.新入社員研修報告…事務局
新入社員研修を4月9、10の2日間、東別院会館で開催した。受講者は25名。池野知行氏(名南経営コンサルティング)が講師を務め、挨拶や行動など社会人としての基本的なビジネスマナーと、学生から社会人への意識の切り替えを主旨に実施された。
4.セールスエンジニアスクール予告…事務局
令和6年度もセールスエンジニアスクールを2回開催する。第1回日程は6月13~15日、第2回日程は12月5~7日の3日間、いずれも中部ポリテクセンターでの開催を予定。1・2回共に研修内容は同じで、講師をポリテクセンター指導員が務める。募集定員は各20名。
5.RTJ2024
(ロボット展)について…森田乾嗣実行委員長(副理事長/モリタ社長)
2024年7月4~6日に愛知県国際展示場(Aichi Sky Expo)C・D・Eホールで開催するロボット展の開催要項がまとまり、出展者説明会が3月19日、同展示場で会場の見学会を兼ねて行われた。
組合関係出展者は71社・396小間となり、目標の300小間を大幅に上回った。会期中は組合事務局をEホールに設置して、関係出展者をはじめ、展示会役員、実行委員に食事・休憩所として開放する。会期中の事務局は三役・事業部理事を中心に対応するが、各理事には来場の際、食事を用意する。
動員について、来場者数はロボット展の位置づけを左右する大きな課題となるため、第2回目となる今展は前回展に増して更に多くの動員を目指す。今後の活動としては、MECT展同様に招待券、チラシを組合員経由でユーザーに配布し来場をお願いする。ただし、今展でも入場をスムーズにするため極力、入場証の事前登録を要請する。招待券は連休明けに順次発送する。
会場へのアクセスについて、前回展で混乱した駐車場は二度手間となった割引の精算機を省くため、混雑は多少緩和される見込みとなる。また、展示会終了後は、ロボット展の検証を兼ねた報告会と懇親会の開催を予定している。
6.中部ブロック会議報告…髙田研至ブロック長(副理事長/井高社長)
令和5年度中部ブロック会議を3月14日、オークラアクトシティホテル浜松で開催した。幹事団体は遠州機工会(会長=前嶋孝行氏・前島商会社長)。29名が参加した。ブロック会議は所属する各団体の役員を招集して開催され、各地域の業界の課題や状況について意見を交換し対応を議論した。また、会議の前には地元企業のスズキ博物館やヤマハミュージアムの見学会も実施された。
7.令和6年度通常総会について…志知亨総務部長(志知会長)
令和5年度決算および令和6年度予算案について、梅村龍盛会計理事(梅村本店社長)より説明があった。▽支部は令和5年度収支報告書を実数で4月末日までに事務局に提出することを確認した。▽各部会の令和6年度予算案が示された。▽4月25日(本理事会当日)開催の三役会および常任理事会で、令和5年度決算報告が承認され、令和6年度予算案が検討された。▽令和6年度総会議案書原稿の校正を各理事に依頼(5月7日まで)。▽総会の進行については、司会を総務部・近藤幹浩理事(大東通商社長)、議長を総務部・近藤尚文理事(油博商店社長)がそれぞれ務める。▽総会は、役員改選期にあたり通常通り開催する。本理事会にて理事候補者および監事が承認され、総会に上程する。総会後の懇親会も通常通り開催する。
8.青年部総会について…滝澤有一青年部長(松本商店社長)
青年部の令和6年度総会を7月2日、東京第一ホテル錦で開催する。
9.三役・常任理事会報告…水谷理事長
4月25日、三役会および三役常任理事会を開催し、令和6年度総会に向けた決算書の承認をはじめ、予算案および役員改選に関わる役員組織について検討した。
支部補助金については、各支部の剰余金が減少しており、令和6年度は支給を増額することで意見がまとまった。役員組織案も報告された。
10 .事務局職員の採用について…水谷理事長
事務局長退任に伴う後任職員の採用が決まり、5月7日より勤務を開始する。前任の山崎氏は、引継ぎを兼ねて7月のロボット展終了まで通常通り勤務した後、引継ぎが落ち着いた時点で退職する。
11 .その他…事務局
景況調査(4月1日実施)の集計結果が報告された。
次回理事会は、6月18日午後4時30分より東京第一ホテル錦で開催予定。
◇
今回の4月理事会では議案審議の前に、ロボット展を主催するニュースダイジェスト社より展示会の概要説明などが行われた。
樋口八郎社長は「お陰様で第2回目となるRTJ2024は、現時点で出展者数が242社・1315小間と、前回展の2割増以上の規模で開催できる運びとなりました。組合においても森田乾嗣実行委員長を中心に実行委員会を編成し出展募集に取り組んでいただき、有り難うございました。来場者数は、前回(4万1880人)を上回る4万5000人を目標に掲げています。前回は第1回目にして、有り難いことに4万人を超える方に来ていただいて、今回展の出展募集につなげることができました。今回も目標を上回る来場者を動員したく、組合員の皆さんの協力を心よりお願い申し上げます」と述べた。
続いて平野清嗣RTJ事務局長より開催要項の詳細が説明された。
展示会準備着々と進行中
決算承認理事会開催
愛知県管工機材商協組 5月14日通常総会に向け
愛知県管工機材商業協同組合(理事長=峰澤彰宏氏・MINEZAWA社長)は4月23日、名古屋市中区伊勢山にある同組合事務所にて4月理事会を開催。理事ら19名が出席した。この日は、5月に開催予定の通常総会に諮られる決算ならびに事業計画案等に関する審議が行われたほか、10月に開催予定の『第34回管工機材・設備総合展』の準備進捗状況の報告等がなされた。
【経過報告】●3月6日▽日本工業倶楽部会館・大会堂(東京都千代田区丸の内)で開催された管機連(全国管工機材商業連合会)理事会に、大藪淳一愛知組合相談役(管機連副会長/大清社長)が出席。事務局員2名がオンライン参加。●同26日▽組合事務所で三役・常任理事会開催。●同29日▽組合だより第151号発送。●4月16日▽名古屋市上下水道局給排水設備課へ石原太郎副理事長兼展示会実行委員長(原芳商会社長)と倉地克明展示会実行副委員長(倉地社長)、事務局員が展示会開催の挨拶を兼ねて訪問。●同22日▽組合事務所で会計監査会開催。
【議事/決算・総会関連】令和6年度第62回通常総会開催ならびに議案項目承認の件▽上程された令和5年度事業報告内容および決算報告内容、令和6年度収支予算案および事業計画案は、いずれも満場一致で承認可決された。第62回通常総会は5月14日17時より、名古屋市中区のコートヤード・バイ・マリオット名古屋で開催される。当日の受付開始は16時30分より。総会開催前に同組合5月理事会が同会場で開催される。本誌発行日現在、本総会への正式な招集状は発信済み。
【報告事項1/第34回管工機材・設備総合展準備進捗状況】①4月1日▽展示会事務局のニホンディスプレイより出品案内発送。②展示会ポスターを組合員、賛助会員に発送。③理事会当日現在、出品申込社数39社83小間(目標230小間)。④8月6日▽展示会会場の吹上ホール(名古屋市千種区)にて出品者会議の開催が予定されている。
【報告事項2/2026年アジア競技大会開催における会場使用について】名古屋市でアジア競技大会が開催される2026年は『第35回管工機材・設備総合展』開催年でもあるが、アジア競技大会開催に伴い吹上ホール、ポートメッセなごやがほぼ通年使用不可と判明。第35回展の開催会場等に関しては今後も継続して検討されることとなった。
【報告事項3/各部会報告】①総務部会▽名管会ゴルフ大会を9月10日に開催予定。会場は愛知カンツリー倶楽部東山コース(名古屋市名東区)。予定参加数は16組を想定。参加申込締切は6月21日必着。②広報部会▽3月29日、組合だより第151号を発送。③組合加入促進部会▽賛助会員の日本プラスチック工業が令和5年度で退会を表明。これが承認された。
【報告事項4/管機連理事会報告】3月6日に令和5年度第3回理事会を日本工業倶楽部会館・大会堂にて開催。同組合からは大藪相談役(管機連副会長)が出席した。事務局員2名はオンライン参加。議事内容は以下の通り。●議事1▽竹内恭一会計理事(タケウチ)の逝去に伴う管機連理事会の体制について=向山管機連副会長が次期改選まで兼任となった。●議事2▽令和6年度第1回管機連理事会ならびに第12回管機連定時社員総会を6月17日、ホテルグランドアーク半蔵門(東京都千代田区)で開催予定。●議事3▽管機連イメージガール(ゴルファー)のスポンサー契約について。●議事4▽2024年度冬季休暇について=12月28日~2025年1月5日まで。
【報告事項5/訃報】3月13日、愛知組合組合員の宇佐見徳秋橋本総業中部ブロック長(当時)が逝去した。享年75。
【報告事項6/今後の理事会開催日程(予定)】●5月14日▽コートヤード・バイ・マリオット名古屋。●7月2日▽組合事務所。●9月3日▽組合事務所。●11月5日▽組合事務所。●2025年1月22日▽名古屋マリオットアソシアホテル。●同3月4日▽組合事務所。以上の日程、開催場所が予定されている。
2023年度の工作機械受注総額
前年度比14.8%減の1兆4531億円
日工会 3年ぶりに減少に転じる
日本工作機械工業会(会長=稲葉善治氏・ファナック会長)が4月18日発表した2023年度(2023年4月~24年3月)の工作機械受注累計は、総額が前年度比14・8%減の1兆4531億円で、3年ぶりの減少となった。1兆5000億円割れは3年ぶり。内需は減少傾向が続いたものの、外需は横ばい圏内の受注を維持した。
内需は、21・3%減の4575億円で、3年ぶりの減少。5000億円割れは3年ぶりとなった。
主要業種では「一般機械」と「自動車」が3年ぶりの減少、「電気・精密」は2年連続の減少。「航空・造船・輸送用機械」のみ前年度より増加した(3年連続)。
外需は、11・4%減の9956億円となり、4年ぶりに減少した。3年ぶりの1兆円割れだが、過去5番目の高水準。
主要3極はすべて前年度より減少した。アジアは、インドが好調ながら中国は減速し、3年ぶりの5000億円割れ。欧州は、2021年度から横ばい圏内の動きが続き、3年連続の2000億円超え。主要3極で最も堅調な北¥文字(U+2F76)は、3年連続の3000億円超えで過去2番目の高水準だった。外需比率は前年度から2・6Pt上昇して68・5%となり、過去最高を更新した。
2024年3月分の受注総額は
6か月ぶりの1300億円超え
併せて発表された2024年3月分の工作機械受注実績は、総額が前年同月比3・8%減の1356億50百万円となり、15か月連続して前年を下回ったものの、前月比では18・8%増で6か月ぶりの1300億円超えとなった。
3月は季節要因による増加が¥文字(U+2F92)られるものの、市況に大きな変化はなく、弱含む中で底堅い動きが続いた。
内需は、前年同月比0・2%減の492億57百万円となった。期末効果により前月¥文字(U+2F50)では51・4%増の大幅増となり、6か月ぶりの450億円超え。前年同月¥文字(U+2F50)も微減で、ほぼ前年並みの水準を確保した。
外需は、前年同月比5・7%減の863億93百万円。前月¥文字(U+2F50)では5・8%増となり、主要3極すべてで増加し3か月ぶりの850億円超えとなった。中国での春節明け後の増加や北米の大型受注等が増加に寄与した。
創業100周年を祝い「感謝の夕べ」
井 高 仕入先など270人が集い盛大に開催
機械・工具の総合商社、井高(社長=髙田研至氏、本社=名古屋市中区)は1924年の創業から今年2月で100周年を迎え、3月11日、名古屋市中村区の名古屋マリオットアソシアホテルにて「創業100周年感謝の夕べ・講演会」を開催した。仕入先メーカーら約270人が出席する中、次なる100年に向けて、常に必要とされる商社への飛躍を誓った。髙田社長は挨拶で仕入先各社のこれまでの支援に感謝し、「将来にわたって、仕入先様からも、お客様からも信頼される商社をめざす」と決意を述べた。
当日は「講演会」と「感謝の夕べ」の2部構成。第1部講演会では、ナカニシ自動車産業リサーチ代表アナリスト中西孝樹氏による記念講演が行われ、「EVを制した国が、世界の経済を支配する 『トヨタのEV戦争』」と題して、EVを中心に自動車産業の最新動向や将来について幅広く解説された。
第2部の感謝の夕べで挨拶に立った髙田社長は、創業からの同社の歩みを振り返り「自動車産業は数年前から『100年に一度の大変革期』と言われ、当社においてもスピーディーに変化に対応した新たな取り組みが必要」との認識を示し、今後の展開について「長年にわたり得意としてきた加工、洗浄、計測、組立といった工程分割生産ラインから、複合加工機、5軸加工機を活用した工程集約型のモノづくり、自動化、DX化、AI活用による生産性向上など、井高の最大の強みである仕入先様との連携により、お客様の意識改革を進めてまいりたい。海外においては、現地社員の積極的登用・採用により、日系ユーザーだけではなく、グローバルユーザーへの販売を強化していく。さらにエレクトロニクス分野にも人員を強化し、メーカー開拓、ユーザー開拓を進め、1つの柱として育てていく」との考えを語った。
さらに、同社が2023年度のテーマに掲げる「4C+S」―Change・Challenge・Create・CoordinateプラスSpeed―に「全社員で取り組み、これから先も信頼される商社をめざしている。一人一人のレベルアップが重要であり、一層の教育強化により、時代の変化に対応できる社員づくりを進めていく」と髙田社長。仕入先に対し引き続き支援と協力を求めた。
主賓の森雅彦DMG森精機社長は祝辞で、同社国内販売の約10%に及ぶ販売協力に対して感謝の意を表し、「情報・企画・信頼の井高と言われているが、そこに中部・名古屋ならではの堅実さと、パッと変われる俊敏さがあり、特に高田研至社長になってからは海外展開はじめ国内でも素早く対応されている」と称賛。「今日納めた機械はあと20年使えるので、ソフトウエア、治具などをアップデートし、お客様がどの方向に進もうとも対応できるよう商品をアップグレードしていく。それを井高様と一緒にやっていきたい」と述べた。
乾杯にあたり、木下聡タンガロイ社長が「当社の創業当時よりお付き合いさせていただいている特別な存在。日本のモノづくりのグローバル化、IT化、環境規制などのマーケット変化に確実に対応して事業を成長・拡大され、感服している。髙田社長は自動車の変革期に関してもチャンスとポジティブに捉えて色々な取り組みをされており、井高様が今後も120周年、…、200周年と継続していかれるのは間違いないと確信している。優れた商社としてのコンサルティング力を中心にして、私どもメーカーもお客様へのお役立ちを忘れずに、共に信頼と絆を深めお客様に対応していきたい」との言葉を贈り、力強い発声で乾杯した。
祝宴は終始和やかに進行。現在DMG森精機で修行中の髙田社長の長男崚史氏が参加者と挨拶を交わす姿も見られた。
最後に、間瀬宏井高専務取締役が「今の井高があるのは、経営トップの先見性と、それを具現化してくれた先輩方の努力があったと思う。それ以上に、本日ご参加の仕入先の皆様方をはじめとした国内2500社の仕入先様のお世話になっており、また、トヨタグループ様を筆頭に2700社というユーザー様の存在のおかげ」と改めて御礼を述べると共に新たな100年に向けた再スタートを誓い、一本締めで閉会となった。
創業100周年を記念して編纂された社史
同社は、1924年2月11日、創業者の髙田勝彦氏が義兄・井上藤三郎氏の協力を得て、「井高商会」を創立。工業化が急速に進展しつつあった日本の時勢に身を投じ、一翼を担っていこうとの思いからの船出だった。戦後の混乱期を経て、1950年に法人組織に改組。朝鮮特需などもあり業績は回復し、将来に向けての基礎が築かれた。
1970年、現社名に改称。髙田真吾氏が2代目社長に就任し、新たな経営理念を制定し組織の近代化を推進した。同社の基本となる「現場第一主義」の根幹が確立され、顧客満足度の向上に至った。自動車産業へのシフトが大きな転換点となり、トヨタグループとの取引拡大で急成長し、盤石な企業体質が構築された。
1997年、髙田研至氏が3代目社長に就任。海外進出へと舵を切り、2000年の米国を皮切りに、グローバルなビジネス展開を加速させた。現在、国内10拠点、海外9カ国17拠点を展開し、顧客サービスの充実を図っている。また、2015年には井高ホールディングスを設立し、井高グループを発足させた。
創業100周年を迎え同社は、社訓に掲げた「和親協力・誠心誠意・責任完遂・創意工夫」の精神を胸に「お客様第一」で邁進していくと共に、経済社会情勢の変化に柔軟に対応しつつ、常に「必要とされる商社」となるべく絶え間ない挑戦を続け、新たなステージへと向かっていく方針である。
愛機工組合 令和6年度支部総会
愛知県機械工具商業協同組合(理事長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)の支部は4月、各地で令和6年度支部総会を開催し、支部推薦の理事候補者の選出を行った。本部組合の通常総会は5月28日に名古屋市中区のホテル名古屋ガーデンパレスで開かれる
西支部
役員改選へ
盛り沢山の今年度事業
西支部(支部長=内藤和美氏・内藤商事社長)は4月4日、信州木曽の郷土料理を堪能できる「木曽屋」(名古屋市中区金山)にて支部総会を開催した。支部員総数29名中23名(委任状含め)と過半数が出席。本総会の成立が、司会兼議長を務めた矢野茂雄氏(滝川物産社長)より宣言された。
冒頭、内藤支部長から「2024年度は多くの事業計画を盛り込んでおりますので、本日は慎重審議の程よろしくお願いいたします」と挨拶があり、早速、以下の議案について審議・報告がなされた。
【第1号議案】令和5年度(令和5年4月1日~同6年3月31日)事業報告ならびに会計報告、会計監査報告承認の件▽これが満場一致で承認可決された。
【第2号議案】令和6年度(令和6年4月1日~同7年3月31日)事業計画案、予算案承認の件▽共に満場一致で承認可決された。西支部は2024年度、以下の事業を計画している。①当日=支部総会、②令和6年6月=宝塚見学会、③同8月=ビアパーティー、④同12月=忘年会、⑤令和7年2月=ボウリング大会、⑥同3月=役員会。
【第3号議案】西支部役員ならびに愛機工組合理事改選の件▽①支部役員▽小島憲二氏(小島商店社長)が退任。岡谷機販の役員が蒲貴雄氏へと変更。その他の役員は全員留任。②吉野栄一氏(吉野機械工具会長)が組合理事を退任。服部将康氏(服部社長)の理事推薦が満場一致で承認可決された。
尾張支部
近藤氏(油傳商店)が理事退任
新理事候補に熊澤氏(クマザワ)
尾張支部(支部長=服部嘉高氏・服部商会社長)の支部総会は4月4日、名古屋市西区の「鴨料理 風月」で午後6時より開催された。
近藤尚文理事(油傳商店社長)が司会進行を務め、資格審査発表で支部員数22社中、当日出席9社、ほか委任状含め過半数を超える出席により総会は成立すると報告した。
服部支部長が「昨年は、全機工連の愛知大会とメカトロテックジャパンに沢山動員いただき、有り難うございました。今年はロボットテクノロジージャパンが7月にあります。前回展は渋滞や駐車場問題等でご迷惑をお掛けしましたが、すべて解決しているということなので、会社の方々やお客様を誘ってご参加いただければ幸いです。今回の総会は理事の改選です。慎重審議をお願いします」と挨拶。
支部長が議長を務めて議事に入り、令和5年度事業報告並びに収支決算報告、同監査報告、令和6年度事業計画案並びに収支予算案をいずれも原案通り承認可決した。
役員改選では、近藤理事が退任し、推薦理事として新たに熊澤直幸氏(クマザワ社長)を選出。服部嘉高理事(服部商会社長)、石川真理事(石川工具社長)は留任、坂倉慶信氏(コーワ精工販売社長)を次点として推薦することを承認した。近藤氏は引き続き支部会計幹事とする。
議案審議の後、来賓として出席した山崎公明組合事務局長が祝辞を述べて終了した。
総会終了後の懇親会では、鴨料理を楽しみながら情報交換などが行われた。
中南支部
活発な事業実施を報告
橋爪支部長ほか全理事留任
中南支部(支部長=橋爪庄二氏・マルマン商事社長)は、4月5日午後6時30分より名古屋市中区の「喰海 錦亭」にて支部総会を開催した。
森川友英幹事(サカイリフテク)の司会で進められ、支部員総数19社中11社出席、委任状4社で総会が成立すると宣言された。
橋爪支部長が「昨年度は、皆様方の協力と積極的な参加により滞りなく各事業を実施できたと思います。今年度も、支部長はじめ幹事が手を取って行事を進めていく所存ですので、引き続きご支援ご協力のほど宜しくお願いします」と挨拶した後、支部長を議長に各議案の審議に移った。
第1号議案=令和5年度事業報告、会計報告並び監査報告は原案通り承認された。
第2号議案=令和6年度事業計画案並び予算案は、各行事の担当幹事および日程について詳細に審議し承認された。6月21日に歴史探訪、8月20日に納涼会、10月18日に親睦行事、11月22日に忘年会を開催予定。
第3号議案=任期満了に伴う役員改選の件は、理事の橋爪庄二氏(マルマン商事社長)、水谷隆彦氏(ミズタニ機販社長)、志知亨氏(志知会長)、六浦康正氏(六浦本店社長)4名全員を留任とし、組合の理事候補者に推薦することが承認された。次点は岡本康宏氏(岡新専務)。
また、引き続き支部長を橋爪氏が務め、支部幹事は岡本康宏氏、森川友英氏、山本定雄氏(杉本商事)、大矢拓司氏(山勝商会)とした。
総会終了後は、和やかな懇親の場がもたれた。
熱田支部
滝澤支部長はじめ全理事留任
次点に川島氏(川島商事)
熱田支部(支部長=滝澤有一氏・松本商店社長)は、4月9日午後6時より名古屋市熱田区のサイプレスガーデンホテルにて支部総会を開いた。
司会進行を木奈崎孝二幹事(山善)が務め、資格審査発表で支部員21社中13社出席、委任状6社、合計19社と過半数を超え総会は成立すると宣言された。
滝澤支部長が「昨年はコロナも明け、総会に始まり、歴史探索、ビアパーティー、忘年会と行事を行いました。歴史探索とビアパーティーは水谷理事長のお声掛けをいただき、中南支部と合同で開催することができました。今年は皆様からの意見もいただきながら、中身のある会を実施していこうと思います。他の支部との合同企画も考えており、コミュニケーションを取るには良い機会なので、是非ご参加いただければと思います」と挨拶。
滝澤支部長を議長に選出して議案審議を行い、第1号議案の1=令和5年度事業報告承認の件、第1号議案の2=令和5年度収支決算報告承認の件、監査報告、第2号議案の1=令和6年度事業計画案の件、第2号議案の2=令和6年度収支予算案の件は、いずれも原案通り承認可決された。
第3号議案=役員改選では、理事の滝澤有一氏(松本商店社長)、小浦正喜氏(こうら社長)、山本員彰氏(センサスヤマモト社長)を留任とし、次点の川島健一氏(川島商事社長)と合わせて、組合の理事候補者に推薦する。支部長は引き続き滝澤氏が務め、支部幹事6名も原案通り承認された。
総会終了後は懇親会へと移行し、支部員相互の親睦が図られた。
東支部
野崎理事、林理事が退任
新理事候補に安藤氏、三木氏
東支部(支部長=野崎憲昭氏・常磐精機会長)は、4月10日午後6時30分より名古屋市中区の東京第一ホテル錦にて支部総会を開いた。
坂井一斉支部幹事(サンコー商事)の司会進行で開会し、冒頭、野崎支部長が「お忙しい中、お集まりいただき感謝しています。今日は役員改選の総会でもあります。突然ですが、私は支部長並びに理事を退任する決断をしました。これからも東支部が益々発展されるよう祈念いたします」と挨拶。
司会者より資格審査発表が行われ、支部員27社中出席23社(本人出席20社、委任状3社)で総会が成立すると宣言された。
議長に支部長を選任して各議案の審議を行い、令和5年度事業報告、同決算報告、監査報告、令和6年度事業計画案、同予算案を原案通り承認可決した。今年度の主な事業は支部総会、ビアパーティー、親睦イベント、忘年会、幹事会など。
役員改選では、時津達也理事(新栄商会社長)、田中秀典理事(ミユキ商會社長)を留任、新任理事として安藤義和氏(安藤専務)、三木喜昌氏(三起工機社長)を選出し、本部組合に推薦する。支部長の野崎理事、林正人理事(広商NEXUS会長)は退任する。次点は倉地克明氏(倉地社長)。また、支部長に時津理事、副支部長に田中理事、ほか支部幹事6名を承認した。
倉地克明支部幹事の閉会の辞で総会を終了。引き続き懇親会が行われ、恒例となった参加支部員の一言スピーチなどで大いに盛り上がった。
中北支部
大矢支部長ほか全理事留任
会計監査に相羽氏(東郷産業)
中北支部(支部長=大矢顕氏・大矢伝動精機社長)の支部総会は4月11日、名古屋市東区の「民芸割烹 八雲」で午後6時より行われた。
松吉正訓支部幹事(ジーネット名古屋支社長)の司会進行のもと、はじめに初参加の喜一工具(北支部より移転)が紹介された。
続いて、大矢支部長が「本日はお集まりいただき有り難うございます。審議の方、宜しくお願いします」と挨拶。
資格審査において、支部員22社中12社出席、委任状8社、合計20社で総会は成立すると司会者より報告された。
大矢支部長が議長を務めて議事に入り、令和5年度事業収支報告・監査報告、令和6年度事業収支案について審議、いずれも原案通り承認可決された。今年度は本総会のほか、工場見学会(9月)、親睦ゴルフ会(9月)、忘年会(12月)の開催を計画している。
任期満了に伴う役員改選では、髙田研至理事(井高社長)、森田乾嗣理事(モリタ社長)、大矢顕理事(大矢伝動精機社長)、伊藤哲生理事(春日鋼機社長)4名全員の留任を承認し、次点の堀明典氏(金馬社長)と合わせて組合の理事候補者に推薦する。
また、引き続き支部長を大矢理事が務め、支部の会計監査については、小島敏裕氏(小島機鋼会長)が退任し、新たに相羽哲弘氏(東郷産業社長)が就くことを承認した。
総会終了後は会食しながら、工場見学の訪問先など今年度の事業について意見交換が行われた。
南支部
ロボット展の集客活動依頼
新年度から新体制で
南支部(支部長=中川雅夫氏・ナカガワ社長)は4月11日、ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋(名古屋市中区金山町)で支部総会を開催した。支部員数44社中、委任状含め43社が出席。司会を務めた加藤茂氏(藤清商会社長)から、本総会の成立が宣言された。
まずはじめに中川支部長が「南支部では昨年度いろんな事業をさせていただき多くの方にご参加いただきました。本年度もたくさんの事業を予定しておりますので皆さん奮ってご参加いただきたいと思います」と挨拶。続いて、以下の議案審議へと移行した。
【第1号議案】令和5年度(令和5年4月1日~同6年3月31日)事業報告ならびに収支決算報告・会計監査報告承認の件▽これらは満場一致で承認可決された。
【第2号議案】令和6年度(令和6年4月1日~同7年3月31日)事業計画案、収支予算案承認の件▽これらは満場一致で承認可決された。南支部の令和6年度事業は以下の通り。①当日=支部総会、②令和6年10月4日・同5日=支部ゴルフ大会、③日時未定=支部ビアパーティー、④日時未定=支部忘年会、⑤令和7年1月18日=支部ボウリング大会、⑥随時開催=支部幹事会。
【第3号議案】役員改選の件▽①組合理事=奥田勝彦氏(東邦精器社長)を新たに理事候補に推薦。②南支部幹事=森圭介氏(森哲社長)が新たに就任。これら新体制が満場一致で承認可決された。
【第4号議案】その他の件▽今年開催されるロボットテクノロジージャパンへの集客活動が呼びかけられた。
北支部
新支部長に野田理事(ノダキ)
熊田理事、長村理事も留任
北支部(支部長=熊田誠司氏・久満田商会社長)の支部総会は、4月17日午後6時30分より名古屋市中区の「梅の花 栄店」で開催された。
司会の長村康義理事(長村商店社長)による開会の辞で始まり、資格審査発表では支部員数14社中、当日出席7社、委任状含め過半数を超える出席により総会は成立すると宣言された。
熊田支部長が挨拶に立ち「昨年は、これまでコロナ禍でできなかったことが色々できたので、良い年であったと感じています。今期から新しい支部長に変わる予定なので、一層発展できるように頑張っていただきたいと存じます。どうぞ宜しくお願いします」と述べた。
野田典嗣理事(ノダキ社長)を議長に選出して議案審議に移り、令和5年度事業報告、同収支報告、監査報告、令和6年度事業計画案をいずれも原案通り承認可決した。令和6年度の主な支部事業は①日帰り懇親会②忘年会③豊川稲荷初詣④支部幹事会⑤総会。
役員改選では、長村康義理事(長村商店社長)、熊田誠司理事(久満田商会社長)、野田典嗣理事(ノダキ社長)の理事3名と次点の服部健氏(伊吹産業社長)を全員留任とし、本部組合に推薦することを承認。また、熊田支部長に代わり、野田理事が新支部長に就任することも承認した。
来賓として出席した組合事務局の滝川友加利氏より組合の現況を含めた祝辞があり、総会を終えた。
総会後の懇親会では、和やかに情報交換などが行われ、親睦を深めた。
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その他、三河支部(支部長=三井重信氏・三井機工社長)からは、斉藤健治理事(三豊社長)、中島忠幸理事(オーエヌ技研社長)、三井重信理事(三井機工社長)の留任が報告された。次点は鈴木史哉氏(サカエ機工社長)。
愛機工青年部役員会
7月2日開催の総会に向け審議
愛知県機械工具商業協同組合(理事長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)の青年部(部長=滝澤有一氏・松本商店社長)は4月22日、名古屋市熱田区三本松町にある同組合事務所にて4月度役員会を開催した。この日は、青年部の総会をおよそ2か月後に控え、その運営方法や配布資料の作成をどうするか、などについて話し合われた。
滝澤青年部部長が冒頭「4月に入って新しい期となり、さっそくいろんな事業が動き出します。ここ数年、親睦の取りにくい時期が続きましたので、これから先、一つひとつの事業がうまくいき皆さんが親睦を図れるよう、楽しい青年部を目指してやっていきたいと思いますので、皆さんもよろしくお願いします」と挨拶。続いて議題の審議へと移った。
青年部総会についてだが、本役員会当日現在、開催日時は7月2日、会場は名古屋市中区の東京第一ホテル錦の予定となっている。
青年部総会は、青年部内の総務部が運営することとなっており、総会当日の進行などは、今後、総務部が部会を開いて決めていくこととなった。また、総会資料ならびに青年部員名簿について、コロナ禍で簡易版の名簿しか作られてこなかったことから、今一度、青年部員の情報を確認し直して名簿を作成することが本役員会で確認された。そのほか、総会資料に掲載する2023年度事業報告や2024年度事業計画、2024年度の青年部予算などについて確認された。
青年部の総会では同組合理事長・副理事長などが来賓として招かれているが、今回も同様に理事長らへの出席の確認をすることとなった。
青年部では、6月13日に改めて役員会を開催することとし、総会前の最後の打ち合わせを行うこととなった。
岡善製作所
約30名集め春恒例の親睦会
創業1899(明治32)年、ポンプ・ポンプ装置の販売・取り付け・点検・修理等を行う岡善製作所(社長=髙木繁年氏、所在地=名古屋市瑞穂区姫宮町)は、桜の季節恒例の「春の宴会」を4月12日、名古屋金山ホテル9階「旅籠茶家かやかや」にて開催した。ここ数年は感染症の影響で休会していたものの、この春より解禁。仕入先のポンプメーカーや施工業者などからおよそ30名が参加した。コロナ前までは同社近くを会場に、その後は山崎川の夜桜見学を楽しんでいたが、今回は参加者の交通の便等を考慮して便利な金山駅近を会場とした。
午後6時30分、髙木社長の挨拶と乾杯の音頭を皮切りに、参加者は隣席同士での挨拶や情報交換でひとしきり盛り上がりを見せ、後半では豪華景品の当たるビンゴゲームやじゃんけん大会を思いっきり楽しんでいた。
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19世紀末、初代・岡田善七(社名の由来)により「木製消防用手押しポンプ」の制作を始め、1899(明治32)年、現在の熱田区金山町に手押しポンプの製造・販売を手掛ける岡善製作所が誕生する。時代の流れと共に手押しポンプは木製から鋳鉄製へ井戸ポンプとして各家庭に広く普及することとなり、砂対策として「沈殿器」を考案し(大正2年特許出願第25427號)これがヒットした。その後、小型電動機の技術発展と共に電動機搭載のカスケードポンプ「OZP 岡善式セルオートポンプ」の生産を開始し、ポンプメーカーとして名古屋・津・小田原を中心に広く知られる企業へと成長する。しかし、昭和末期に鋳物事情の変化により、自社製ポンプの生産を終了。その後は、ポンプ製造で培った専門技術と経験を、各ポンプメーカーの代理店・特約店として生かし現在に至る。
岐阜営業所開設
服部商会
機械工具の総合商社、服部商会(社長=服部嘉高氏、本社=愛知県津島市)がこのほど、岐阜営業所(所長=若林宗幸氏)を開設し、5月9日より営業を開始した。
所在地は、岐阜県関市下有知39(〒501-3217)。
電話0567-25-2133、ファックス0567-25-1511※電話・ファックスは本社にて対応。