第2882号 令和6年4月7日
通常総会、RTJ2024など
2024年度事業を中心に審議
愛機工 今年度最終理事会を開催
愛知県機械工具商業協同組合(理事長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)は2月6日午後4時30分より東京第一ホテル錦で2月理事会を開いた。理事会では、7月に開催されるRTJ(ロボットテクノロジージャパン)2024の組合関係の出展受付が目標を大幅に上回り400小間前後になる見通しであると報告されたほか、2024年度通常総会の準備などが確認された。理事会後は1年の慰労を兼ねた懇親会も行われた。
冒頭、水谷理事長より挨拶があり、続いて各議題について審議・報告が行われた。
1.組合員・賛助会員数の状況
組合員2社、賛助会員1社の脱退が承認され、組合員221社、賛助会員107社となった。
2.組合新年会報告(橋爪中南支部長)
1月22日にANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋で開催し、377名が参加。コロナ感染防止の規制も緩和され、従来通り盛況に開催された。会食の合間には2022年度、2023年度に加入した組合員4社及び賛助会員4社の代表を壇上で紹介した。来年の幹事支部は東支部。
3.RTJ2024について(森田実行委員長)
第2回実行委員会を昨年12月26日、東京第一ホテル錦で開催した。申込締切の1月31日に合わせて開催したもので、出展の受付状況や勧誘先の折衝状況などを具体的に確認した。2月5日現在の組合関係者受付状況は67社・360小間で、目標を大幅に上回っており、最終的な実績は400小間前後になる見込み。
今後の日程は、出展者説明会を3月19日に展示会場のAichi Sky Expoで、また記者発表会を6月4日にウインクあいちで、それぞれ開催する。
4.組合親善野球大会について(矢野福利厚生部副部長)
第82回大会の決勝戦を3月23日、江南市民球場で行う。第1試合Bゾーンは落合×志知(後日、志知が選手不揃いのため棄権)、第2試合Aゾーンは井高×太田廣A。決勝戦終了後、日を改め関係理事、青年部、江南審判部を交えて報告会を開催する(4月開催予定)。
第83回大会は4月13日、愛知県一宮総合運動場A面にて開幕予定。
5.社員研修事業について(事務局)
2024年度新入社員研修を4月9・10の2日間、東別院会館にて開催する。講師は名南経営コンサルティング。また、第1回セールス・エンジニアスクールを6月13~15日、第2回同スクールを12月5~7日、いずれも中部ポリテクセンターで開催予定。
6.中部ブロック会議について(髙田ブロック長)
3月14日にオークラアクトシティホテル浜松にて開催する。幹事は遠州機工会。各団体の役員4~7名を招集し、全機工連の活動や各地域の状況・課題について意見交換する。また、会議の前に地元企業のスズキ博物館、ヤマハ企業ミュージアムの見学会を企画している。
7.2024年度組合総会について(志知総務部長)
開催日は2024年5月28日、ホテル名古屋ガーデンパレスで午後4時30分開会。▽2023年度決算予測が梅村会計理事より報告された。▽剰余金処分案について、2023年度は展示会(MECT)収入が想定されるが、支部補助金は据え置き、利益は事務局の移転など有効な活用に充てるため内部留保する旨、処分案をまとめている。同案については改めて三役で検討する。▽総会は、役員改選期にあたり通常通り開催する。各支部は支部総会にて理事推薦候補者及び次点を選出し、4月17日までに事務局に提出する(4月理事会にて承認し、総会に上程する)。
8.能登半島地震における義援金の募集について(水谷理事長)
①愛知県中央会②愛知県青年中央会③労働保険事務組合連合会にそれぞれ義援金を寄託することが承認された。
9.訃報(事務局)
2件報告された。
10.その他(事務局)
2024年度理事会日程を調整した。次回は4月25日を予定。
中部地区4県の仲間との繋がりで
まずは今年一年を乗り越える
中部部品加工協会 第9回総会開催
(一社)中部部品加工協会(代表理事=村井正輝氏・村井)は2月16日(金)、名古屋市中村区の愛知県産業労働センター・ウインクあいちにて『中部部品加工協会 第9回総会』(第9期 2024年度)を開催した。委任状を含めた出席社数は正会員92社(2023年末現在)中89社。総会員数の過半数を超えており本総会は成立している。司会進行は村井代表理事が務め、以下に列記するいずれの議案も満場一致で承認可決されている。
【第1号議案】第8期(2023年度)活動報告ならびに収支報告承認の件。
第2号議案の審議に移行する前に、本総会開催前に行われた役員改選における選挙の投票結果を報告。以下9名の役員が選出された。なお、役員の任期は理事2年、監事4年となっている。●村井正輝氏(代表理事に再任/村井)●牧憲市氏(牧製作所)●小森有志氏(岐阜プロテック)●小林幸雄氏(名南機械製作所)●太田利治氏(滝本技研工業)●潮崎雅之氏(坂井製作所)●山本道典氏(建和)●赤塚健次氏(赤塚製作所)●長谷川信氏(新任/丸正精工)。
【第2号議案】第9期(2024年度)活動計画案ならびに予算計画案承認の件。
【第3号議案】展示会出展計画案ならびに国内外視察計画案承認の件▽今期、同協会は以下の展示会への出展を予定しているほか、国内外での視察を予定している。①次世代ものづくり基盤技術産業展「TECHBizEXPO2024」(名古屋市中小企業振興会館・吹上ホール/10小間)②産業用ロボット・自動化システムの専門展「ロボットテクノロジージャパン2024」(愛知県国際展示場・AichiSky Expo/3小間)③日本最大級の異業種交流展示会「メッセナゴヤ2024」(名古屋市国際展示場・ポートメッセなごや/4小間)④第32回日本国際工作機械見本市「JIMTOF2024」(東京国際展示場・東京ビッグサイト/3小間)⑤日本製鉄マシニング加工工場(大阪ならびに和歌山)視察(4月18日(木)~20日(土)予定)⑥「工作機械展示会IMTS2024」(シカゴ)ほか視察(9月5日(木)~11日(水)予定)⑦「METALEX2024」(タイ)ほか視察(11月18日(月)~21日(木)予定)。
【第4号議案】スタッフ登録制計画承認の件▽協会活動(サポート強化)の一環として、テーマを決めて実施。第1回スタッフミーティングは3月8日(金)、ウインクあいちで開催(本紙発行時、開催済み)。メリットは①協会役員・スタッフLINEへの参画②名刺制作③事務局サポート(広報や補助金活用、ひるがの研修センター活用など)。
【第5号議案】ものづくり動画制作計画の件▽一般ユーザー、業界就職希望者、現在ものづくりに関わっている者らに、ものづくりを、そして会員企業を知ってもらうことを目的に、5分程度の“ものづくりへの挑戦動画”を製作。募集数は会員企業のうち3社。制作予算60万円を想定。
清水寺の大西英玄氏による講演も
「今この瞬間を懸命に大切に」
静岡県管工機材商組合 2024年賀詞交歓会を開催
静岡県管工機材商組合(理事長=大村敏之氏・大村商会社長)は、1月26日午後4時より静岡駅前のグランディエールブケトーカイにて2024年賀詞交歓会を開いた。
野村勝也理事(野村商店社長)の司会進行により、冒頭、能登半島地震の犠牲者に黙とうが捧げられた。
大村理事長が挨拶に立ち、昨年の業界の明るい話題として全国管工機材商業連合会(管機連)の橋本政昭会長(橋本総業会長)が秋の叙勲で旭日小綬章を受章したことに触れ「業界の認知度が上がり、地位向上につながれば」と期待。「6人に1人が転職を希望する時代。転職の際にこの業界を選んでもらうには、賃金、給与がポイントになってくるのではないか。大手メーカーはこの春にまた賃上げされるかと思われるが、是非我々も、物流、流通のサプライチェーンとして皆様のご協力を頂きながら、若い人材に魅力ある団体となるよう頑張って行きたい」と述べた。
また、同組合は3年前に創立50周年を迎えたが、コロナ禍で事業を展開できなかったため、今回、記念事業の一環として清水寺執事大西英玄氏による講演を行うことも紹介した。
来賓挨拶では橋本会長が、管機連で推進している各組合の防災協定締結について「今年は、実際に災害があった時に材料の動きを含め、具体的にどの様に動くかという所まで詰めたいと思っている。また、全国ベースにこの防災協定を広めたい」との考えを示し、「何が起こるか分からない時代。素早い対応を心がけたい。皆様にとって良い1年となることを祈念する」と祝辞で述べた。
来賓の堀田康之キッツ会長は「作家の五木寛之さんの講話を聴く機会があり、その中で今回の能登半島地震に関連する話があった。暗愁(あんしゅう)という言葉があるそうだが、これは深い悲しみ、哀れみ、またそれに共感する心だそうだ。皆さん持っており、これを乗り越えながら、楽しい人生を送るよう生かされている。今年も明るく元気に行こうと思っているので、静岡組合様のご支援をお願いしたい」と話した。
大西英玄氏の講演に先立ち、担当の伊藤りゅういち副理事長(ヌマカン社長)が「(大西氏に)当組合に対して何か一筆頂けないかとお願いしたところ、『命』の文字を書いて頂いた。本日は、命の意味も踏まえて、ここにお集まりの方々、そして能登半島地震で被災された方々にご多幸があるよう祈念したい」と挨拶。
登壇した大西氏は講演で「今この瞬間を懸命に大切にして頂きたい」と強調し、般若心経の不生不滅(ふしょうふめつ)などから生死や命についての考え方を説いた。さらに「今というのは、この瞬間だけではなく、未来の自分自身のためであり、また未来の誰かのためである。すべてが凝縮されているのが、今この瞬間」だとし、大事な一時を共有できたことに感謝し結びとした。
乾杯にあたり、村井善幸オータケ社長が10月10~12日に愛知組合が開催する第34回管工機材・設備総合展をPR。「盛況となるよう、たくさんの皆様にお出で頂きたい。また、賛助会員の皆様にはより多くのご出品をお願いしたい」と呼びかけ、乾杯の音頭をとった。
和やかに祝宴が進み、最後に伊藤竜一TOTO上席執行役員中部支社長が「全体的に景気はそれほど悪くないが、我々の業界だけがやや取り残されているという感じ。ただ、団塊世代、団塊ジュニアの方々がこれからリフォームの需要期を迎える形になってくるし、国策でも今年は子育てエコホーム支援事業に2500億円位の予算が付くことになるので、これから必ず上がってくると思っている。本日お集まりの皆様と一緒に、目の前のビジネスをしっかりやり、一社一社が潤うよう共にビジネスを活性化して行きたい」と述べて、一本で締められた。
「ウェルビーイングを念頭に
毎日楽しく、景気よく」
岐阜県管工機材商組合 新年賀詞交歓会を開催
岐阜県管工機材商組合(理事長=渡部勝裕氏・大東社長)は、1月25日午後6時より岐阜市長良の岐阜グランドホテルにて2024年新年賀詞交歓会を開催した。組合員と賛助会員、来賓など130名余が出席し盛会となった。
新年賀詞交歓会は木野村文彦理事(木野村社長)の司会進行により開会。
はじめに渡部理事長が挨拶で、今後深刻化する人手不足と政府の対策に触れた後、「こうした試練を乗り越えないといけない訳だが、日本は個人資産等すべて含めて結構金持ちではないかと思っている。あまり心配しないで、今を上手く乗り切って経済を回転させれば、そこそこ良い調子で行けるのではないか。ハッピーがずっと続くというウェルビーイング(Well-being)を念頭に今年1年、毎日楽しく景気よく過ごして頂いて、日本経済を皆さんと共に盛り上げて行きたい」と述べた。
来賓を代表して挨拶に立った荒川晶一岐阜県管設備工業協同組合理事長(戸島工業社長)は、元日に発生した能登半島地震に関し「当組合も、日水協(公益社団法人日本水道協会)からすぐに出動準備要請があり、出動態勢を整えている」と1月25日現在の状況を報告。岐阜県では近年災害がほとんどないため防災訓練が形式的なものになっていると見直しの必要性を指摘し、「当組合としても取り組みたいと思っており、管工機材商の皆様にもご協力をお願いしたい」と話した。
乾杯では、峰澤彰宏愛知県管工機材商業協同組合理事長(MINEZAWA社長)が「地震災害の現場では『水が要る』という声が多く聞かれているように思う。私たちは正に水に携わる業界として、工事をして頂く皆様、良い製品を作って頂く皆様、そして間に立つ我々流通の仕事の者が一緒に手を携えて、地域の人々の生活を支えていることを改めて感じさせられている」と役割の重要性を再認識。さらに愛知組合が今年10月に吹上ホールで開催する第34回管工機材・設備総合展への来場を呼びかけた後、力強い発声で乾杯した。
賀詞交歓と歓談が行われ、森浩副理事長(山兼社長)の「本日ご列席の皆様方のご健勝と会社の益々のご発展を祈念する」との閉会の辞で終了した。
人と人との繋がりで成り立つ業界
「情報共有で充実した1年に」
岐阜機工会 新年賀詞交歓会を開催
岐阜機工会(会長=渡辺宗晃氏・三信商会社長)は、1月23日午後6時30分より岐阜市内のホテルリソル岐阜で新年賀詞交歓会を開催した。会員、来賓など100名余が出席して共に新年を祝い親睦を深めた。
司会進行を徳永和也総務幹事(徳光社長)が務め、はじめに来賓の大島達也岐阜県中小企業団体中央会事業推進課課長と先の幹事会で入会が承認された新会員の日伝が紹介された。
渡辺会長が「年末に弊社の女性社員と話す機会があり、1年が早いと言う私に『子どもの頃は色々な驚きやときめき、心の豊かさがあった。大人になってからの単純な毎日が、あっという間に1年を終わらせているのではないか』と話してくれた社員の言葉に、なるほどと思った。充実した年とするために、岐阜機工会メンバーで情報を共有し、それを活用して頂き、ますます岐阜地区が盛り上がる。この地区が業界を牽引して行くという位の勢いで、今年1年走って行きたい」と挨拶。
乾杯にあたり、近藤勝NaITO中部営業部長が「2024年はまさに波乱の幕開けとなったが、この岐阜機工会も嶋﨑会長から渡辺会長にバトンタッチし、新しい体制で初めての新年を迎えた。今年は2024年問題や総選挙、アメリカの大統領選もある変動の年。会員の皆様と一緒になって乗り越えて行きたい」と述べて、高らかに乾杯の音頭を取った。
岐阜県中小企業団体中央会の大島課長より「ものづくり補助金」についての概要説明があり、近田幸典オーエスジー上席執行役員営業本部長の「甲辰は変化の大きな年と言われる。岐阜機工会は渡辺会長が50代前半、幹事の皆様も若返って色々な事をされるのではないかというワクワク感がある。これを皆様と共に盛り上げて、良い年にしたい」との言葉と三本締めでお開きとした。
ビール工場見学に海女小屋体験など
伊勢・鳥羽の魅力を再発見
三重県機械工具商組合 19名が参加し食と文化を堪能
三重県機械工具商組合(理事長=山田浩氏/コジマ・フジ通商社長)は2月7日(水)、角屋麦酒工場見学と海女小屋体験を開催。19名が参加した。事業担当は、平井宏幸理事(平井マシンツール社長)。
最初の視察先『伊勢角屋麦酒 下野工場』(三重県伊勢市下野町)では、鈴木成宗(なりひろ)社長から同社の生い立ちや商品に関する簡単なレクチャーを受けた後、クラフトビール製造工場内を見学。その原材料や製造過程などを学んだ。伊勢角屋麦酒・ISEKADOは1997(平成9)年の創業以来、世界で通用する本物のクラフトビールを造り続けてきた。ビール国際審査員でもあり、酵母研究で博士号を持つ鈴木社長以下、研究開発型ブルワリーとして商品開発を進め、これまでに国際大会3連続金賞受章など250を超える賞を受賞している。
続いて一行は、昼食を兼ねて鳥羽市の『海女小屋・相差(おうさつ)前の浜』へ。目の前の海で採れた新鮮な伊勢海老ほか海の幸と、現役海女さんの話を楽しんだ。
最後に訪れた『伊勢神宮内宮』では、ガイドの説明に耳を傾けながら、伊勢神宮の魅力を再発見した。
豊川稲荷初詣に11名が参加
愛機工北支部 4年ぶりの開催
愛知県機械工具商業協同組合北支部(支部長=熊田誠司氏・久満田商会社長)は1月20日、豊川稲荷初詣(第42回)を行った。
支部員ら11名が参加。豊川稲荷本殿にて御祈祷を受け、商売繁盛・家内安全を祈願した。
昼食前に熊田支部長が「新型コロナウイルス感染症のため休止していた豊川稲荷初詣を4年ぶりに開催することができた。また今年1年、支部の行事もあるので皆様のご協力をいただき進めてまいりたい」と挨拶。
精進料理をいただいて祈祷札を受け取った後、この日は小雨のため瑞祥殿内で集合写真を撮影して解散に。参拝客で賑わう境内や門前町などを各々散策し帰路に就いた。
第一回バルブフォトコンテスト募集開始
3月21日、創立70周年迎える
日本バルブ工業会 暮らしと産業を支え続けて70年
2024(令和6)年3月21日(木)、日本バルブ工業会(会長=西岡利明氏・SANEI社長)は創立70周年を迎えた。その記念すべき日を迎えるにあたり、西岡会長から以下のコメントが出されている。
「日本バルブ工業会は1941年3月設立の日本バルブコック工業組合連合会を前身に、1954年3月21日、日本弁工業会として設立致しました。その後、1962年8月に日本バルブ工業会に名称変更し2013年4月1日、現在のカタチである一般社団法人日本バルブ工業会へと推移して参りました。その間、戦後復興から高度経済成長、バブル景気、またその崩壊、度重なる自然災害等々を経験し、更なる強固な工業会へと進化・発展し、流体制御の要として社会に貢献して参りました。お陰様を持ちまして、本年3月21日に日本バルブ工業会は設立70周年を迎えます。これもひとえに皆様方の温かいご支援の賜物だと感謝申し上げます。中期活動計画であるV70は2023年度末を持ちまして我々の目指す『あるべき姿』に到達出来るものと思われます。2026年度をゴールに新たな中期活動計画『仮称 From Now70』を現在策定中です。更なる意義ある工業会に進化し続けられるよう、皆様方と共に精進して行きたいものです。最後に、皆様方の益々のご繁栄ご健勝をご祈念申し上げ、ご挨拶とさせて頂きます」。
なお、同工業会の創立70周年記念式典ならびに祝賀パーティーは、通常総会とともに、2024年6月6日(木)午後、大手町サンケイプラザ(東京都千代田区)での開催が予定されている。
◇
バルブが、いかに広く世の中で使われているかを気づかせてくれる、日本バルブ工業会主催『第1回バルブフォトコンテスト』が、創立70周年を迎えた本年よりスタートした。バルブと暮らしのつながりが分かる写真をどしどし投稿しよう。応募方法などは以下の通りだ。
【審査期間は年3回】
①第一回審査期間▽審査対象/2024年2月9日(金)~同5月7日(火)24時までの投稿作品。審査結果発表は2024年6月6日(木)の予定。②第二回審査期間▽審査対象/2024年5月8日(水)~同9月17日(火)24時までの投稿作品。審査結果発表は2024年10月30日(水)の予定。③第三回審査期間▽審査対象/2024年9月18日(水)~2025年2月12日(水)24時までの投稿作品。審査結果発表は2025年3月21日(金)の予定。
【応募方法】
同工業会のインスタグラム(アカウント名=jvmaofficial)をフォローし、撮影したバルブの写真と投稿内容に「作品名:〇〇〇」と加え、「#(ハッシュタグ)バルブフォトコンテスト」を添えて投稿するだけ。ただし、動画での応募は審査対象外となるのでご注意を。
【応募資格】
プロ・アマ問わず誰でも応募できる。
【表彰ならびに賞品】
「ばるちゃん」グッズが贈呈される。
そのほか、応募の際の注意点など詳しくは同工業会事務局に問い合わせるか、同工業会のウェブサイトへアクセスを。なお、これまで開催されてきた『バルブフォト“五七五”コンテスト』とは応募方法などが異なるのでご注意を。
日本のモノづくりの転換期
最新工具とソリューションを提供
中部タンガロイ特約店会 新年賀詞交歓会を開催
中部タンガロイ特約店会(会長=水谷彰宏氏・東亜機工社長)は、1月16日午後6時より名古屋マリオットアソシアホテルにて新年賀詞交歓会を開いた。
冒頭、水谷会長が「2023年の日本のGDPがドイツに抜かれて世界第4位になるというニュースが新聞に出ていた。インバウンドで観光も盛況になってきているが、やはり日本としてはモノづくりを中心に、私どもはそこで生きているのでしっかりやって行ければと思う。タンガロイさんを中心に本年も頑張りたい」と挨拶。
木下聡タンガロイ社長は、昨年を振り返り「日本は、自動車の生産台数が上がっても、新しい開発プロジェクトがなかったり、やはり中国の影響度が非常に大きいのかと感じている。世界的にはアメリカもヨーロッパも非常に良い状態で、タンガロイの売上も伸びた。日本の優れたモノづくりがコロナでここ4年ぐらい立ち止まってしまい、世界でかなり遅れを取っているのではないかと危惧している。タンガロイは昨年12月に決算を迎えているが、国内の切削工具は前年比マイナス3・5%で、業界より減少幅は少ないが減収。ただ、中部支店は前年と同水準で比較的良い状態だった。海外の切削工具はプラス10%で、タンガロイ全体としては5%の増収となり、過去最高の売上を達成できた」と報告し協力に感謝した。
今年の方針については「何とか日本のモノづくり産業を発展させて行きたいというのが私たちメーカーの思い。人手不足や輸出における価格競争に勝つためには、今年、来年と自動化投資をする会社が生き残れるのかと思っている。当社の取り組みとして、昨年は49点の新製品をリリースしたが、今年もまた多くの商品を発売すると共に、ツーリングのソリューション提案を進め、最終的に自動化・省人化、技術レベルアップにつなげたい」と述べた。
続いて賛助会員を代表して挨拶に立った髙田研至井高社長は、自動車業界の動向に関して話す中で「先日、トヨタ自動車の豊田会長がエンジンの開発はすると仰られた。トヨタが発表した2024年の生産台数は1030万台。このうち340万台を国内で、690万台を海外で生産する。これからエンジンの開発をする中で、BEVは2030年に350万台と言われているが、1000万台ほどはエンジン車を作って行くと聞いている。当然、作り方など色々と変わってはくるが、工具関係はここ数年落ちることなく、それ以上にプラスがあると思っている。タンガロイさんには益々しっかり開発をして頂き、我々をバックアップして頂きたい」と期待を示した。
嶋﨑晴久中部タンガロイ特約店会会計監事(シマザキ商会社長)が乾杯の発声を行い開宴。
賀詞交歓や大抽選会で懇親を深め、松本憲幸タンガロイ営業本部長が「我々にできるのは最新工具でお客様の生産性、コストダウンに貢献することだ。10%アップの高い目標を掲げており、これを達成して日本のモノづくりを盛り上げて行きたい」と挨拶し、富山県から参加した杉木慎一郎中部タンガロイ特約店会幹事(伸栄商会社長)の「能登の震災はあったが、今年、来年は転換期としてどのように商売を変えて行くかという所で楽しみな1年になるのではないか」との言葉と一本締めでお開きとなった。
今年もざっくばらんに親交深め
30名の正会員・賛助会員集い情報交換
名古屋ポンプ組合 令和6年新春交歓会
名古屋ポンプ組合(代表理事=竹田隆一氏・中京製作所社長)は2月2日(金)、木曽路瓦町店(名古屋市中区新栄)で『令和6年新春交歓会』を開催。正会員、賛助会員ら合わせて30名が参加し、新春の挨拶を交わした。当日の司会進行は、山金ポンプの米本卓弘社長が務めた。
組合を代表して、浅野洋吉名古屋ポンプ組合事務局担当兼新春交歓会幹事(浅野製作所社長)から、元日と翌2日に相次いで起こった災害と事故に対する御見舞の言葉が述べられた後、「新しく赴任された方はご存知ないかもしれませんが、昭和30年代から40年代にかけてこの地域にはガチャポン(手押しポンプ)やカスケードポンプを手掛けていた小さなメーカー企業がいくつもありました。その関係で、昭和40年代に入り当組合の前身である『名古屋ポンプ工業組合』が設立され、最大で30数社まで組合員数を数えたと聞いております。それからだんだんと時代の趨勢(すうせい)に応じて廃業されたり、メーカーとしてやっていけなくなって商社に変った会社などいろんな流れがあって今の状態となっております。さて、新しい年を迎えたものの先行きがなかなか見通せない状況かとは思いますが、だからといって元気を無くしていても仕方ありません。本日はせっかくこうして皆さんにお集まりいただいたことですし、時間の許す限り情報交換でもしていただいて、休み明けより元気に仕事に励んでいただければと思います」と参加者に向け挨拶があった。
続いて、鶴見製作所中部支店の安井啓之支店長が賛助会員を代表して挨拶。荏原製作所中部支店の鹿嶌信孝部長の乾杯の発声で新春交歓会の幕が上がった。
情報交換や新春の挨拶に花が咲き、宴もたけなわとなったところで、名古屋ポンプ組合の竹田代表理事が挨拶。最後にマルティ―ポンプコンサルタント徳美文悟社長の中締めで散会となった。
タンガロイ新製品
内径奥端面の深溝入れ加工に最適
『FaceMiniCut』発売
タンガロイ(社長=木下聡氏、本社=福島県いわき市)は、内径奥端面の深溝入れ加工に最適な『FaceMiniCut(フェイス・ミニ・カット)』を1月29日発売した。最小端面加工径φ10㎜、最大溝深さ9㎜に対応する。
新設計インサートは、切削力を大きな支持部厚みで受け、また2か所のインサートサポート部により強固に固定され、高いインサートクランプ剛性を実現。びびりを抑え、端面の深溝入れにおいて安定した加工が行える。
また、独自の二段形状のチップブレーカは切りくずの流出方向を制御し、工具への絡みつきなどによる機械停止時間の大幅な削減が可能。さらに、2か所からの内部給油機構によって刃先近傍へ確実に切削油を供給し、奥端面の深溝入れ加工においても抜群の切りくず排出性と安定した長寿命化が期待できる。
インサートには、最新のPVDコーティング材種「SH7025」を採用。表層のTiCN被膜が切れ刃への凝着、摩耗の進行を抑制し、高い加工面品位と長寿命を実現する。
インサートに溝幅CW=2㎜、2・5㎜を設定し、同時にフルR仕様インサートもラインアップ。ホルダのシャンク径は、インチ径を含めたφ12㎜~φ16㎜を設定し、自動盤から一般旋盤に対応できる。インサート4アイテム、ホルダ4アイテムを揃えた。
主な形番と標準価格は、インサート「MFGR10-200-020 SH7025」が7410円、ホルダ「A12G-MFR10-D100」が3万2500円(いずれも税抜き価格)。
◇
同日発売の追加・拡充製品は次の通り。
■サーメット材種『NS9530&AT9530』に「JP形」「JS形」チップブレーカを追加
高い次元で耐摩耗性と耐欠損性を両立させたサーメット材種に、精密仕上げ加工で優れた切りくず処理性能を示す「JP形」、大きなインクリネーションと最適なブレーカ突起によって幅広い切削領域で優れた切りくず処理性能を発揮する「JS形」チップブレーカ、計40アイテムを追加。特に精密仕上げ加工が求められる小型部品加工の幅広い切削領域で安定した切りくず処理性と高い加工面品位を実現し、加工コストの低減や生産性の向上に貢献する。
■穴あけ・旋削加工用複合工具『TungBoreMini(タング・ボア・ミニ)』 大径工具を拡充
既存の最小加工径φ10~φ16㎜のシリーズに加え、φ18、φ20、φ25、φ32㎜に対応した大径側のラインナップを追加。 既存工具と同様に、工具径ごとに専用のXOMU形インサートを設定することで、穴あけから内外径の旋削加工でも安定した切りくず処理性と低抵抗でありながら高い切削性能を発揮し、幅広い被削材で安定した複合加工を可能にしている。
比較的大型の部品加工に適用可能となり、より幅広い加工領域や幅広い産業において工具集約による加工費の低減や加工能率の向上に貢献する。
■ヘッド交換式リーマ『ReamMeister(リーム・マイスター)』 小径工具を拡大
高能率かつ高精度仕上げ加工が可能なヘッド交換式リーマ『ReamMeister』に、工具径φ10・0㎜とφ11・0㎜を拡充した。同シリーズでは、シャンク嵌合部の弾性変形によってヘッドを固定するセルフクランプ方式を採用。従来シリーズと同等の高い操作性と振れ精度を実現している。ヘッドは止まり穴用AS形と貫通穴用BL形の二種類で、どちらも内部給油機構を備え刃先に切削油を確実に供給できる。特殊径ヘッドの製作も対応可能。
■小径高送りカッタ『AddDoFeed(アド・ドゥー・フィード)』にTungMeister(タング・マイスター)仕様モジュラーヘッドを追加
『AddDoFeed』は最小径φ8㎜から設定のある小径高送り工具で、大きなすくい角とインクリネーションを備えたインサートにより鋭い切れ味と優れた切りくず処理性を実現し、安定した高送り加工が可能。金型加工など、長い突出しで掘り込み加工を行う際に最適な工具である。
今回、幅広いラインアップを誇る高性能ヘッド交換式エンドミルシリーズ「TungMeister」シリーズとシャンクを共通化できる、『AddDoFeed』のモジュラーヘッドを追加。一般的なモジュラータイプのシャンクは、最小シャンク径がφ10㎜であるのに対し「TungMeister」仕様のシャンクは最小φ8㎜から設定があり、従来品より広い加工領域で使用することができる。
4年ぶりの開催に138名が参加
クマザワ 第37回新春ボウリング大会
機械工具商社のクマザワ(社長=熊澤直幸氏、本社=愛知県一宮市)は1月21日、愛知県稲沢市の稲沢グランドボウルで「第37回新春ボウリング大会」を開催した。コロナ禍を経て4年ぶりの開催となった今大会には、得意先の社員とその家族ら138名が参加した。
熊澤社長の始球式で大会が始まり、参加者は豪華賞品獲得を目指して熱戦を繰り広げた。3ゲーム競技した結果、イマイダイチさん(岐阜プラスチック工業)がトータル607ピンで優勝。準優勝は605ピンのシミズノブユキさん(KTX)、3位は590ピンのドウガンジュンさん(伸広精機)と続いた。
ゲーム終了後はボウリング場内のパーティールームに移動して成績発表と表彰式が行われ、楽しい雰囲気のなか各賞受賞者に賞品が贈られた。また、最新のソニープレステ5、YOGIBOなどが当たる「お楽しみ抽選会」も行われ、会場は盛り上がりを見せた。
最後に、熊澤社長が「日曜日のお忙しい時に当社のボウリング大会に参加して頂き、ありがとうございます。もう37回目で、長くやっているなと思うとともに、50回、100回と続けて行きたいと思っています。景気があまり良くないと色々な所で聞くのですが、一生懸命に普通にやっていれば、勿論やって行けると思っています。今年も1年間、クマザワは精一杯、皆様のお役に立てるようフットワークよく仕事のお手伝いをさせて頂きますので、宜しくお願いします」と御礼の挨拶をし、終了した。
第32回ダイドーニューイヤーコンサート♪
東京のすみだトリフォニーホールで開催
ゲストにヴァイオリンの
神尾真由子さんを迎えて
メカトロニクスの専門商社、ダイドー(社長=山田貞夫氏、本社=名古屋市中村区)主催の「第32回ダイドーニューイヤークラシックコンサート」が1月6日、すみだトリフォニーホール(東京都墨田区)の大ホールで開かれた。同社はチャリティー活動として、取引先や児童福祉施設の子どもたちを招きクラシックコンサートを毎年開催している。
初めて名古屋以外での開催となった今回は、セントラル愛知交響楽団の演奏、指揮を同交響楽団特別客演指揮者・松尾葉子さんが務め、「ワルツ王」J.シュトラウス2世の楽曲を中心としたプログラムで新春のひとときを華やかに彩った。
ゲストに迎えたヴァイオリンの神尾真由子さんは、サン=サーンス「序奏とロンド・カプリチオーソ」、サラサーテ「チゴイネルワイゼン」の2曲を披露。
後半には同コンサートで恒例となっている山田社長の特別指揮により、チャイコフスキーの「大序曲1812年」が演奏され、客席から大きな拍手が送られた。
司会進行はマーシー山本教授(セントラル愛知交響楽団音楽主幹の山本雅士さん)とフリーアナウンサーの大橋麻美子さん。
会場内ではチャリティー募金が行われ、集められた善意は東京都江戸川区に寄付され児童福祉に役立てられる。コンサートの中で目録の贈呈が行われ、斉藤猛区長より山田社長に感謝状が授与された。
斉藤区長は「会社の東京支店が江戸川区にあるご縁で、本日は施設の子どもへ温かい寄付とご招待を頂きました。ありがとうございました」と御礼の言葉を述べた。
優勝は近藤伸光氏(伊藤信産業)
愛機工南支部 親睦ボウリング大会
愛知県機械工具商業協同組合南支部(支部長=中川雅夫氏・ナカガワ社長)は、1月13日午前8時より名古屋市緑区の名古屋グランドボウルにて「親睦ボウリング大会」を開催した。支部員と従業員、家族ら53名が参加し交流を深めた。
伊藤正人副支部長(伊藤信産業社長)の司会進行で、開会にあたり中川支部長が「早朝にもかかわらず、たくさんの方に支部のボウリング大会にお集まり頂き、ありがとうございます。今年は暗いニュースで始まりましたが、本日はそれを皆様のボウルでピンのように弾き飛ばして、明るい世の中に変えて行ってください。怪我の無いようにお願いします」と挨拶。
可児宜彦理事(近代精機社長)の始球式でゲームを開始し、2ゲームのトータルスコアで順位を競った結果、近藤伸光氏(伊藤信産業)が393ピンで優勝した。
ゲーム終了後は表彰式が行われ、子どもを含めた参加者全員に渡る賞品が授与された。
最後に伊藤副支部長が御礼の挨拶で「今後もこのボウリング大会を南支部の活動として継続してやって行きたいと思いますので、ご参加頂きたい」と述べ、大会を終了した。
【上位入賞者】(敬称略)▽優勝=近藤伸光(伊藤信産業)393ピン▽準優勝=近藤恭子(同)315ピン※HDCP20含む▽第3位=坂野湧弥(トラスコ中山)292ピン。
服部騎士氏(滝川物産)が優勝
愛機工西支部 第13回ボウリング大会
愛知県機械工具商業協同組合西支部(支部長=内藤和美氏・内藤商事社長)は、2月2日午後6時30分より中川コロナワールド・コロナキャットボウル中川店にて「第13回西支部ボウリング大会」を開催した。コロナ禍により4年ぶりの大会となり、当日は支部員とその従業員ら24名が参加した。
ルール説明の後、日頃の腕前を披露し合いながら和気あいあいとゲームを進め、2ゲームの結果、前回準優勝の服部騎士氏(滝川物産)がトータル347ピンで優勝した。
会場を移して開かれた表彰式では、服部将康支部役員(服部社長)の司会進行のもと、内藤支部長が「2020年以来のボウリング大会です。皆さん、楽しんで頂けたでしょうか。コロナ感染症も昨年5類に移行したことから、支部としても次年度より従来通りの事業を開催して行きますのでご参加のほど宜しくお願いします」と挨拶。
会食しながらしばし歓談したのち、順位発表があり、各賞受賞者に賞品が贈呈された。
【上位入賞者】(敬称略)▽優勝=ハットリナイト(滝川物産)347ピン▽準優勝=タバタヨシロウ(同)293ピン▽第3位=イシマルレン(ダイドー)283ピン。