第2881号 令和6年3月17日

組合員・賛助会員ら約380名が集う
RTJ成功に向け協力呼びかけ
愛機工 2024年新年賀詞交歓会を開催


 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)は、1月22日午後6時より名古屋市中区のANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋において、2024年新年賀詞交歓会を開催した。中南支部(支部長=橋爪庄二氏・マルマン商事社長)が運営を担当。組合員、賛助会員、来賓ら合わせて約380名が出席し盛会となった。
 森川友英氏(サカイリフテク営業課長)の司会で進められ、冒頭、水谷理事長が「今年の組合の最大行事は7月のロボットテクノロジージャパン(RTJ)2024であり、第1回目の2022年を上回る規模で開催したいと考えている。皆様の絶大なるご協力をお願いしたい。世の中の変化は益々大きくなる一方で、景気、経済も不確実で不安定な状況が続いているが、心の不安を払拭し、ゆとりを持って皆が互いに切磋琢磨し、一歩一歩確実に歩みを進めて行くことが重要だと思う」と挨拶。
 来賓挨拶では、髙木利典愛知県経済産業局中小企業部商業流通課長が大村秀章知事の祝辞を代読する中で「10月にはSTATION Ai(ステーションエーアイ)がいよいよ開業する。世界中から最先端の技術、サービス、人材を愛知に呼び込み、新たなイノベーションを次々と創出することで更に人材が育ち集まってくる。そうした人材の好循環を生み出し、更なる愛知の成長に繋げて行く」と県の取り組みを紹介した。
 乾杯の挨拶で髙田研至副理事長(井高社長)は「新聞紙上でトヨタ自動車が今年、過去最高の1030万台を生産すると出ていた。国内は340万台。これは昨年並みで、非常に期待ができる数字だと思っている。先日来、エンジンも新たに開発されると聞いているので伸び代も期待できる。また、2015年にスタートしたTNGA(トヨタニューグローバルアーキテクチャー)の老朽更新も少しずつ出てきており、工作機械も今年後半から回復傾向になるのではないか」と明るい見通しを示し、参加各社の発展を祈念して乾杯した。
 祝宴では新加入の会員紹介もあり、和やかに出席者相互の懇親が深められた。
 最後に森田乾嗣副理事長・RTJ実行委員長(モリタ社長)が「今年の干支の甲辰(きのえたつ)は、今まで準備してきたことが形になるといった、縁起の良い年になると言われている。是非、この愛機工組合から景気の第一歩を踏み出して行きたい。7月に開催されるRTJも多くの皆様にお越し頂いて、やっぱり愛知は凄いな!元気があるな!というような展示会にしたいと思っているので、会員・メーカーの皆様のご協力を頂戴したい」と述べ、一丁で締められた。

正・賛助会員が一堂に会し
遠州機工会 4年ぶりに賀詞交歓会
 遠州機工会(会長=前嶋孝行氏・前島商会社長)は、1月10日午後6時より浜松市内のオークラアクトシティホテル浜松にて賀詞交歓会を開いた。正会員、賛助会員が参加して新年の幕開けを祝った。
 鈴木大造総務(丸尾興商取締役)が司会を務めて会を進行。
 冒頭、前嶋会長が挨拶で「4年ぶりの賀詞交歓会で皆様の顔が見られて嬉しい」と述べた後、「本日某銀行の講演会があり、そこで利上げの可能性や今年秋のアメリカ大統領選挙はかなり大きな影響があるのではないかという話があった。今年は世界情勢が大きく変わるかもしれないが、あまり不安に思うのではなく、ワクワクしながら一緒に頑張って行きたい」と抱負を語った。
 賛助会員を代表して辰巳勝彦住友電気工業ハードメタル事業部流通販売部長が祝辞で「2023年は資材価格の高騰が続き、中国など海外の景況の悪化もあって厳しい年だった。そうした中で、後半以降は自動車関係でやや回復が見られ、特に中部地区は生産が上がってきていると聞いている。モノづくり業界は変革の時期に来ており、2024年は皆様と一緒にモノづくり自体を新しくして成長して行く年にできれば」と期待を示した。
 続いて、米田豊トラスコ中山営業本部ファクトリー営業部中部部長が「今年は、経済面では本日も株価が33年ぶりの高値を付け、また半導体の設備需要やEV部品需要など良い話もあって、追い風の部分が沢山ある。龍神の如く天に向かって業績が舞い上がることを祈りたい」と述べて乾杯の音頭をとった。
 宴もたけなわとなった所で、杉浦一暢副会長(三賀社長)の「想定外な事が起こると想定しなければならない世の中。これは今に始まった事ではない。今できる事は探せば沢山ある。日本の労働生産性の低さ、その責任は我々にもあると思う。お客様と共に改善して行こうという事で、皆様の力をお借りしながら遠州地区のモノづくりのために頑張って行く1年にしたい」との言葉と一丁締めでお開きとした。

地域密着で業界の発展へ
名古屋金物業界賀詞交歓会開く


 愛知県金物商工協同組合(理事長=印藤武司氏・印藤産業社長)と名古屋利器工匠具卸業組合(同)、名古屋建築金物卸商組合(理事長=大橋豊氏・大橋屋社長)の3組合が発起人となり『名古屋金物業界賀詞交歓会』が1月12日、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で正午より開催された。来賓をはじめ、各組合員、賛助会員であるメーカーら約90名が出席した。
 鬼頭孝典丸政社長の司会で進められ、開会の辞に先立ち、寺西功愛知県金物商工協同組合副理事長(萬勇社長)より元日に発生した能登半島地震の被災者に見舞いの言葉が述べられた。
 発起人を代表して印藤理事長が「中部地区は40年前から大震災がいつ来てもおかしくないと言われている地域。その間に阪神淡路、東北、そして今回、能登半島地震が起きたが、とにかく油断しないように家庭と会社もしっかり準備しないといけない。業界的には中部地区は忙しい。リニアに伴う名古屋駅周辺の再開発、アジア大会等がある。まさかの時代に入ったと言われ、これから色々な事が起こると思うが、我々業界は地域密着で知恵を出し、研究してやって行きたい」と挨拶。
 続いて、来賓の水谷真名古屋市経済局産業労働部産業企画課長が河村たかし市長の祝辞を代読した。
 祝電披露に続いて、地引俊爲ロブテックス社長が「干支の辰は“起つ”が語源だという。今年は、何か自分の中で眠っているものを起こして、行動を起こし、最終的に変化が起きる1年にしたい」と述べ、高らかに乾杯の音頭をとった。
 祝宴ではお楽しみ抽選会などで懇親を深め、大橋名古屋建築金物卸商組合理事長の業界繁栄と各企業の発展を願う閉会の辞で終了した。

メーカー・商社を招いて開催
穏やかで健康に過ごせる1年に
名機工同友会 令和6年新年情報交換会


 名機工同友会(会長=和久田修志氏・三和商事社長)は、1月11日午後6時30分より名古屋市中区の東京第一ホテル錦にて新年情報交換会を開催した。来賓として仕入先メーカー・商社などを招いて行い、会員21名、来賓22名(17社)の計43名が出席した。
 司会進行を三木喜昌三起工機社長が務め、冒頭、元日に発生した能登半島地震の犠牲者に哀悼の意を示し黙とうが行われた。
 会員紹介に続いて、和久田会長が「辰の上に雨と書いたら“震”、横に手偏を書いたら“振”になる。『辰年は激動、激変の年であり色々な事が起こるが、それを皆さんで手をつないでしっかりと奮い起こせば、今年は良い年になるでしょう』と寺の和尚さんが仰っていた。私たちが後ろ向きに考えていると、世の中が後ろ向きになる。もっと前のめりでこの1年を過ごしていった方が良いのかと思う。穏やかで、皆様が健康で、そして安全な年であることを祈念する」と挨拶。
 近藤幹浩幹事長(大東通商社長)の力強い発声で乾杯し、情報交換の場となった。
 岡村尚文山善名古屋支社長の「本日は楽しい会に参加させて頂いて有り難く思う。私たちがこの様な会で盛り上がり、明日から仕事に頑張ることが、被災された方々の復興に少しでも役に立つのではないか」との言葉と三本締めでお開きとした。

3月21日は「バルブの日」バルブ・水栓特集
一般社団法人日本バルブ工業会は本年、創立70周年に
3月21日は『バルブの日』


 バルブ産業の地位向上を目指し日本バルブ工業会(会長=西岡利明氏・SANEI社長、同工業会本部所在地=東京都港区)は、その発足日である3月21日を「バルブの日」として制定した。そして2024(令和6)年3月21日に同工業会は創立70周年を迎える。同工業会が考える現在の課題とは、バルブ産業そのものの社会における認知度の向上だという。バルブ業界を志す若者が増えるよう、そして、バルブ産業に携わる人たちがより大きな誇りをもって働けるよう、同工業会は今後も様々なカタチでバルブ産業のPRに努めていく。
バルブってなに?
 我々の生活のなかで一番身近なバルブは水道の蛇口だ。水を飲みたい時には蛇口を開けて水を出し、出し過ぎたかなと思ったら少し閉め、コップに水を注ぎ終わったら蛇口をきっちり閉めて水を止める。このように我々は水道の水を思った通りに流したり、止めたり、量を調整したりすることができる。普段の生活ではあまり目にしないかもしれないが工場やビルのなか、車や船や宇宙ロケットのなかでこれと同じことをしているバルブはたくさんある。ただし、このような場所で使われているバルブのなかを通るのは普通の水だけではない。熱湯、蒸気、食べ物の原料、400℃以上の高温の油、ガソリン、危険な薬品、目には見えないガスや空気、マイナス200℃未満の低温で液体になったガスなど実に様々である。どんな相手でもしっかり「流す」「止める」「絞る」を行い、縁の下の力持ちとして我々の暮らしと産業を支えてくれる、それがバルブだ。(同工業会ウェブサイトより抜粋)
バルブ? 弁?
呼び名はどっち?
 バルブは、日本語では「弁」と呼ぶ。その使い分けの基準についてあまり厳密なルールがあるわけではないが、安全弁、調整弁、ステンレス弁、のように何かの修飾語が付く場合には「弁」を用いることが多く、単独で用いる場合は「バルブ」と言うことが慣習のようになっている。いろいろな種類があるバルブの呼び方でメーカーやユーザーが混乱しないよう、JIS(日本工業規格)では一定の呼び方を定めているが、これも規格のタイトルは「バルブ用語」なのに、なかに出てくる用語は水栓関係のものを除けば、ほとんどが「〇〇弁」となっている。一方で、「ゲート弁/ゲートバルブ」「ボール弁/ボールバルブ」のように修飾語がカタカナの場合は、どちらのケースもよく使われている。本来の英語名称をカタカナにしているだけなので当たり前かもしれないが、そうした傾向はあるようだ。ちなみに、水道の蛇口は正しくは「給水栓」だ。水回りのバルブの多くは「〇〇栓」(例えば、止水栓、分水栓)という呼び方をされる。結局のところ、その呼び方をする人が多くなればその用語が定着するので、今後も変わっていくかもしれない。
バルブはいつから使われている?
 バルブの起源を辿ると紀元前1000年頃の古代エジプトの遺跡から発掘されたコック(樽についている栓のことで、バルブの一種)と推定される木製のものまで遡ることができる。古代ローマ時代には既に貴族の家に水道のパイプが敷かれ、その出口には青銅製のコックがついていた。金属製のバルブは2000年以上も前から実用化されていたのである。水道だけでなく船でも使われていたようだ。我が国では酒樽の栓などはかなり古くから使われていたが、金属製のバルブが登場したのは1863(文久3)年、紡績用のボイラが輸入されたとき一緒に入ってきたのが最初と言われている。国内で製造されはじめたのは明治に入ってからで、横浜市が1885(明治18)年に水道事業を開始、続いて東京ガスの事業化などによりバルブ製造工場がつくられるようになった。大正の初期までは、水道・ガス・紡績用の青銅弁が需要の中心だったが、第一次大戦後に我が国の産業が急速に発展するのに合わせて、鋳鉄製・鋳鋼製のバルブも作られるようになった。第二次大戦後には復興建設資材として設備の高度化を支えるためにいろいろな種類が生み出され、その用途も拡大していった。
環境配慮バルブ
登録制度について
 日本バルブ工業会は、2007(平成19)年に策定した『バルブ産業ビジョン』において、将来のバルブ産業のあるべき姿を描いている。それが、環境配慮設計基準(含有有害物質規制、リサイクルルート構築、LCA管理など)に基づくモノづくりを行っているバルブ産業としてのあるべき姿である。この将来像を具現化し、全産業規模で環境保全に寄与すること、また、環境配慮設計に取り組んだ同工業会会員企業の製品の内外へのアピール、環境負荷の少ない製品の需要喚起・供給促進を目的として2016(平成28)年11月、「環境配慮バルブ登録制度」がスタートした。登録対象となる製品は以下の通りだ。●手動弁●調節弁(空気式・電気式・油圧式)●自力式調整弁●電磁弁●安全弁●スチームトラップ類●ブリーザバルブ●給水栓(手動式・電気式のキッチン用・バス用・洗面用・その他用)●止水栓●分水栓。本制度に登録される製品はすべて、会員企業が自社従来製品(従来品がない場合は新規設計目標値)との相対比較によって環境側面を自己評価した製品である。着目すべき環境への影響は以下の2点。①製造・使用段階でのエネルギー消費量削減と、それに伴うCO2排出量削減。②製造・使用・廃棄段階での資源の有効活用・再資源化。である。その評価は同工業会発行『バルブ製品アセスメントガイドライン』に規定する製品評価項目に沿って実施される。
バルブ女史ネットワークについて
 人財育成の取り組みの一環として、女性人財のさらなる活躍、女性にとってより働きやすい環境づくりを進めるため、2017(平成29)年に日本バルブ工業会内に発足した組織が“バルブ女史ネットワーク”である。そのメンバーは、『女性の感性とモチベーションでバルブ業界の発展に貢献しよう』をスローガンに、同工業会の会員企業に在籍している女性社員のみで構成されている。バルブ女史ネットワークでは2ヶ月に1回のミーティングや、年に1回の見学会・講演会などを開催。これらの活動を通じて、女性がイキイキと仕事にやりがいを持って働けるよう、現状の課題抽出・解決にむけて情報・意見交換しながらメンバー一同は日々活動している。

能登半島地震被害「義援金」報告


 日本バルブ工業会が会員企業宛に募集案内した『令和6年能登半島地震被害義援金』について多くの会員企業から賛同を受け、合計583万円の義援金が集まったと報告があった。同工業会は「皆さまからの暖かいご支援に対し心より御礼を申しあげますとともに、義援金については日本赤十字社を通じて被災地に寄付いたしましたので、ご報告いたします。改めまして、被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます」とコメントを発表している。
【令和6年能登半島地震被害義援金】
■募集期間▽2024年1月23日(火)~2月7日(水)
■義援金総額▽583万円(会員企業34社、関係者1名)※1口/1万円
■義援金振込日▽2024年2月9日(金)/日本赤十字社宛て
■義援金申込会員企業等(50音順)▽アイエス工業所▽江戸川バルブ・プロテクション▽オーエヌ工業▽オーケーエム▽カクダイ岐阜工場▽キタムラフォーセット▽キッツ▽共栄バルブ工業▽KVK▽河南バルブ工業▽光陽産業▽コンサス▽SANEI▽三協製作所▽清水合金製作所▽スリーエム工業▽善光金属▽タブチ▽TOA▽TVE▽ティヴィバルブ▽テイエルブイ▽東工・バレックス▽東洋バルヴ▽日邦バルブ▽日本ピラー工業▽日本ボールバルブ▽福井製作所▽前田バルブ工業▽水生活製作所▽宮部鉄工▽ミヤワキ▽大和バルブ▽ワシノ機器▽髙橋浩二公認会計士(個人寄付)
 同工業会ウェブサイトでも確認できる。

ベン
高圧用減圧弁に新ラインアップ
「RD-55型」発売


 桃のマークでおなじみのバルブメーカー・ベン(社長=鈴木一実氏、本社=神奈川県横浜市)は、2018年に発売した高圧用減圧弁「RD-54CN型」(ナイロンコーティング品)に接液部ステンレス鋼製の高圧用減圧弁「RD-55型」をラインアップに追加した。
 昨今の高層ビルや高層マンション化によって給水設備も高圧化需要が進み、また配管材料もライニング鋼管から、一般配管用ステンレス鋼管の使用も徐々に増え、それに伴いステンレス鋼製の高圧減圧弁が求められきている。「RD-55型」は、一次側圧力を2・0MPaまで対応可能。二次側圧力範囲も0・3~1・0MPaまで調整可能にし、本体・接液部ステンレス鋼製で、耐食・耐久性に優れ、給水・給湯用のクリーンな減圧弁として使用が可能。なお、同シリーズには「RD-55N型」水道法性能基準適合品もラインアップしている。
 新製品「RD-55型」の仕様は以下の通り。●呼び径▽50~100。●適用流体▽水・温水・材料を腐食しない液体。●一次側適用圧力▽2・0MPa以下。●端接続▽JIS16K・20K(共用)RFフランジ。●材質▽本体(SCS)、バネケース(FC)。
 その他の詳細な仕様や販売価格など、詳しくは、同社名古屋営業所▽電話=(052)411-5840、もしくは同社静岡出張所▽電話=(054)297-5488へ問い合わせるか、同社ウェブサイトへアクセスを。

バルブ・水栓 特集
SANEI
シャワー浴びはじめの「ヒヤッ」を防ぐ
パネルサーモシャワー混合栓SK9880A


 シャワーを浴びようとハンドルをONにしたら冷たい水が出てきて「ヒヤッ」とした経験は誰しもあるだろう。SANEI(社長=西岡利明氏、本社=大阪市東成区)から絶賛好評発売中の『roffin 
 e パネルサーモシャワー混合栓 SK9880A』が、そんなシャワー浴びはじめの「ヒヤッ」を防いでくれる。
 仕組みはこうだ! ハンドルをONにするとサーモスタットの働きで配管内の冷水が下部より排出される。温かいお湯だけをオーバーヘッドシャワーへ送り届ける『冷水排出ユニット』を搭載しているため、最初から快適温度のお湯が出てくるのである。冷水排出機能はONとOFFの切り替えが可能だ。快適機能はこれだけではない。3個のボディシャワーノズルはそれぞれが向きを変えることができるので、自分の体にフィットしたシャワータイムを満喫できる。
 同社が誇るデザインプロダクトシリーズ『roffin e』。その、シンプルながらも洗練されたヨーロッパ調のデザインも特長のひとつと数えられる本製品なら、時間がゆっくりと流れるような落ち着いたバスタイム空間を演出してくれることだろう。
 『roffin e パネルサーモシャワー混合栓 SK9880A』の本体価格は39万円(税込42万9000円)(価格は2023年7月現在のメーカー希望小売価格)。本製品に関する詳しい問い合わせは、SANEIカスタマーセンター▽通話無料のフリーダイヤル(0120)06-9721、または全国各支店・営業所まで。同社ホームページからの問い合わせも受け付けている。

KVK
これからのくらしに撥水のチカラを
大人気シリーズ『撥水水栓』


 「家で過ごす時間が増えて水まわりを使う回数が増えても、水まわりの掃除は増やしたくない」というユーザーの声から生まれたKVK(社長=末松正幸氏、本社=岐阜県加茂郡富加町)の『撥水水栓』は、水をはじくから汚れがつきにくく、キレイが長持ちする。
 同社の『撥水水栓』には撥水膜コーティングが施されており、これが水を弾くことでボディーや吐水口などに水アカや汚れが付着しにくく、いつでもピカピカを保ってくれる。もし水アカや汚れが付いても、この撥水膜コーティングのおかげでサッとキレイに拭き取れるから掃除や手入れがとても簡単だ。撥水膜コーティングの耐久性は、同社による3万回もの拭き取りテストでも証明されているように、キラキラと輝きがずっと長持ちしてくれる。
 『撥水水栓』シリーズは、キッチン用水栓や浴室用水栓、洗面用水栓と、そのバリエーションは実に豊富で、本紙に掲載中の同社広告に登場している『シングルシャワー付混合栓 撥水』も、シリーズラインアップに名を連ねている。
 【シングルシャワー付混合栓 撥水】●品番▽KM6061ECHS●本体取付穴▽35~39
 【シングルシャワー付混合栓 撥水(寒冷地用)】●品番=KM6061ZECHS
 『撥水水栓』シリーズに関する詳しい問い合わせは同社名古屋営業所▽電話=052(678)5350、または全国の各支社・営業所・出張所まで。同社ウェブサイト(https://www.kvk.co.jp)も要チェックだ!

カクダイ
多用途に使える広くて深いシンク
洗面界のオールラウンダー「食洗面器」


 「洗面器で靴やペットを洗いたいけど、すぐ詰まってしまうから使えない」という不便な状況を一度は経験したことがあるのではないか。
 普通の洗面器と、カクダイ(副社長=多田修三氏、本社=大阪市西区)の『食洗面器』の大きな違いは、キッチン用排水トラップを使用していることである。そのため、本製品はゴミが詰まりにくく、簡単にゴミ受けを掃除できる、という特徴を持つ。また、洗面器としての使用はもちろん、大型なので洗濯物のつけ置き洗いやペットのシャンプーにも最適である。さらに、感染症などで家庭内隔離が必要となった際には、第二のキッチンシンクとして使用することもできる。用途を限定しない、まさに“洗面界のオールラウンダー”である。
 本製品はシンプルな白(493-210)のほかにも様々なデザインを展開。とくにデザイン性の高いタイル貼りの食洗面器のカラーバリエーションは、ピンクミックス(493-213-PM)(写真)、ブラックミックス(493-213-DM)、クロムグリーン(493-213-GR)の3色である。また、オーバーカウンタータイプだけでなく、アンダーカウンタータイプも展開している。
 本製品に関して詳しくは、同社名古屋支店▽電話=052(504)1551、同社岡崎営業所▽電話=0564(65)3121、または全国の各支店・営業所へ問い合わせるか、同社ウェブサイトへアクセスを。

バルブ・水栓 特集
オンダ製作所
大口径ボールと大型逆止弁で大流量
『逆止弁付きフルボアボールバルブ』


 高架水槽式物件の高層階や電気温水器が設置されている物件など、水圧が低くなりやすいリフォーム現場は多々見受けられる。そんな流量不足の不安や心配の解消に一役買うのが、オンダ製作所(社長=恩田由紀氏、本社=岐阜県関市広見)の新製品『逆止弁付きフルボアボールバルブ』(ダブルロックバルブ CFW1型/CFW7型)である。
 フルボアボールバルブは、パイプとボア径(ボール内径)が同じ呼び径のボールバルブのことである(写真中央部参照)。この大口径設計が相当管長を50%以上低減し、大流量を実現してくれる。あくまでも参考数値ではあるが、呼び径16A(樹脂管)の相当管長は、3・2mから1・4mと同社従来品比で約56%低減。呼び径20A(樹脂管)の相当管長は、12・4mから4・0mと、同社従来品比約67%も低減してくれる。
 さらに、グッドデザイン賞を受賞した同社の外径シール樹脂製ワンタッチ継手『ダブルロックショイントRevos(レボス)』と組み合わせて使用することで、配管時の継手・バルブでかかる圧力損失を最小限にし“入口から出口まで大流量”を約束してくれる。
 【逆止弁付フルボアボールバルブ 平行おねじ(CFW1型)】▽呼び径=樹脂管16A/最小内径=14・5、▽呼び径=樹脂管20A/最小内径=17・0
 【逆止弁付フルボアボールバルブ ナット付アダプター(CFW7型)】▽呼び径=樹脂管16A/最小内径=14・5、▽呼び径=樹脂管20A/最小内径=14・5
 パッキンは消耗部品につき、点検、交換が可能な場所に取り付けることを忘れずに。
 価格など、本製品に関して詳しくは同社静岡・岐阜・名古屋・その他全国各営業所へ問い合わせるか、同社ウェブサイトへアクセスを。

キッツ
ステンレス鋼製
PFA ライニングダイヤフラムバルブ


 キッツ(社長=河野誠氏、本社=東京都港区)から「PFAライニングウェア型ダイヤフラムバルブ」(写真)が絶賛発売中だ。
 耐化学薬品性、耐腐食性が求められる配管箇所に使用できるPFAライニングバルブシリーズ(バタフライバルブ、ボールバルブ、プラグバルブ、チャッキバルブのPFAライニング製品群)に、シート部のダイヤフラムを上下方向に可撓(かとう)することで流体を封止するダイヤフラムバルブのラインアップを拡充した。
 高付加価値の機能性化学分野の市場拡大が見込まれるなか、同製品の登場により医薬品、顔料、塗料、油脂・界面活性剤など幅広い化学薬品を取り扱う顧客のニーズに沿った製品ラインアップでの提案が可能となった。
 同製品は、一般化学、機能性化学(半導体ケミカル、機能性材料、工業用添加剤、医薬・製薬)、純水・超純水などの分野で使用が可能。独自の弁座シール技術を用いた構造で高いシール性能を発揮する。
 接液部はフッ素樹脂のみで構成される構造で耐化学薬品性、耐腐食性に優れている。また、グランドパッキンレス構造を採用し、シート部のダイヤフラムによりバルブ操作部と流路が完全遮断されるため、外部からの耐汚染性にも優れている。流路部は液だまりを最小限にしたポケットレス構造で洗浄性、清浄性に優れている。
 構成される部品が少なく、かつ配管状態でシール部品交換が可能なトップエントリー構造で、メンテナンス性にも優れているのが特長だ。
 【製品仕様】製品記号…10UKDL▽呼び径…15A~80A(7サイズ)▽管接続…JISB222010K▽操作方式…手動ハンドル▽本体材質…SCS13+PFAライニング▽弁膜材質…変性PTFE+EPDM。
 本製品に関する詳細については、同社の全国各営業所へ問い合わせるか、同社ウェブサイトへアクセスを。

ヨシタケ
蒸気用オリフィス流量計(差圧式)『ODF-100シリーズ』
クランプオン式超音波流量計『UFM-100シリーズ』


 ヨシタケ(社長=山田哲氏、本社=名古屋市昭和区)のグループ会社で創業75年の歴史を持つアナログ・デジタル流量計老舗メーカー=カワキ計測工業社製の流量計。ワイヤレス流体監視システム「Wi-Flo」、スチームトラップ診断機器「STC-1」など省エネルギー関連製品に新たなラインアップとして加わった。
 蒸気用オリフィス流量計(差圧式)『ODF-100シリーズ』は差圧式のためドレン・振動の影響を受けにくい、応答速度が速い等の利点があり、さらに多機能差圧計を搭載しているので広範囲な蒸気条件に適合する。クランプオン式超音波流量計『UFM-100シリーズ』(写真)は配管に挟むだけで簡単に取り付けることができ、配管の材質を選ぶことなく様々な液体を計測することができる。また、日・月・年別の積算履歴で使用量の管理を最適に行うことができるというメリットがある。どちらも4-20  
mA
のアナログ出力が可能であり、PLCなどの制御装置に取り込みデータを活用することが可能だ。
 【ODF-100シリーズ仕様】▽口径‥15A~200A▽接続規格‥ウェハー接続JIS10K▽最高圧力‥1MPa▽最高温度‥220℃(周囲温度‥-30~80℃)▽流れ方向‥水平・垂直▽電源電圧‥10・5~42V‥DC▽通信‥HART。
 【UFM-100シリーズ(写真)仕様】▽適用流体‥液体全般(水、薬品など)・油(15A~25Aのみ)▽口径‥10A~80A(外径‥φ16・5~92)▽測定精度‥F.S±3・0%▽測定流速範囲‥0・5~5・0m/s(油は1・0~4・0m/s)▽適応流体・周囲温度‥0~50℃(配管表面の凍結なきこと)▽供給電源‥DC12~30V▽電源I/Oコネクタ‥M12‥5芯コネクタ‥ケーブル標準2m付属。
 詳しくは、同社エンジニアリング事業部(愛知県小牧市)▽電話=(0568)75-4336まで問い合わせを。

刈谷市内で3月21日(木)・22日(金)
「TOYOワンマンショー2024」
東陽 BEV関連のセミナーも開催


 機械・工具の専門商社東陽(社長=羽賀威一郎氏、本社=愛知県刈谷市)が3月21、22の2日間、刈谷市産業振興センターあいおいホールで「TOYOワンマンショー2024」を開催する。工作機械、切削工具、機械周辺機器、測定機器等のメーカー約70社が出展を予定している。
 “ゼロカーボンでサステナブルな未来へ-Linking the Best.”をテーマに、ユーザーの生産性向上、省人化などに役立つ機械・工具や自動化システムの提案、脱炭素化に向けた省エネ技術の紹介などが行われる予定。
 開催時間は10時から20時まで。
 期間中はセミナーや出展メーカーによる講習会も開かれる。
【セミナー】
 ①「『EVシフト』は幻想!いずれHEVを認めざるを得ない各国政府」、講師=藤村俊夫氏(愛知工業大学工学部客員教授)、開催日時=3月21日14時~15時30分
 ②「トヨタのマルチパスウエイを読み解き、自らの戦略に生かす」、講師=高原忠良氏(Tech‐T代表取締役/埼玉工業大学客員教授)、開催日時=3月22日14時~15時30分
 【メーカー講習会】
 ①安震「企業における地震対策の重要性(今必要なBCP対策とは)」、開催日時=3月21日11時~12時
 ②アイエイアイ「電動シリンダーによる省エネ効果、生産性向上効果と安全性向上について」、開催日時=3月22日11時~12時
 ③花王「防¥文字(‘錆’+jp78)洗浄剤“ステイブライト”~洗浄工程でのヒータレス化~」、開催日時=3月21・22日(両日)15時30分~16時30分

 来場事前登録はこちら▼https://www.tenjikai-uketsuke.com/form/toyo-show2024/

フルサト・マルカ 若手研究者研究費助成制度
「大学発アーバンイノベー
ション神戸」に寄附を実施


 フルサト・マルカホールディングス(社長=古里龍平氏、本社=大阪市中央区)は、神戸市が運営する若手研究者の研究費助成制度「大学発アーバンイノベーション神戸」に対して、企業版ふるさと納税制度を活用し1000万円の寄附を実施したと発表した。1月29日、神戸市役所において感謝状の贈呈式が行われた。
 同社はグループとして掲げるビジョン「叶えたいが、あふれる社会へ」を実現させるため、経済的価値と社会的価値の両立を目指した「サステナビリティ基本方針」を策定し、環境・社会問題への取り組みとしての社会貢献活動を通じた地域経済の発展や環境保全による社会・環境的価値の向上を図っている。
 今回、同社の社会貢献活動方針に照らし、神戸市による同助成制度が社会課題の解決につながると共に、若手研究者の育成及び研究の助成となることを勘案し、寄附を実施することとした。
 同社は、京都大学大学院農学研究科との共同研究に基づいた牛の分娩予兆検知システムの開発など、産学連携による共同研究や資金支援を実施しており、今後も社会課題の解決に資する研究等に対する支援を積極的に行っていくとしている。

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