第2870号 令和5年12月3日

「愛知県バルブ水栓鉄管継手商業協同組合」として発足
創立60周年記念祝賀会を盛大に挙行
愛知県管工機材商協組 さらなる発展目指すと誓う


 2023年2月に創立60周年を迎えた愛知県管工機材商業協同組合(理事長=峰澤彰宏氏・MINEZAWA社長)は10月23日(月)、名古屋市中村区にある名古屋マリオットアソシアホテルにおいて組合創立60周年記念祝賀会(実行委員長=成田幸隆氏・大成工機商会社長)を盛大に挙行した。来賓や組合員、賛助会員ら180名を超える関係者が参集し、この佳き日を祝した。
 昭和38(1963)年2月、『愛知県バルブ水栓鉄管継手商業協同組合』が名古屋一円の関連販売業者54名を組合員として発足された。翌、昭和39(1964)年には現在の『愛知県管工機材商業協同組合』と改称され、組合の地区も県内一円へと範囲を拡大。そして、令和5(2023)年、同組合は創立60周年を迎えた。本紙発行日現在、組合員数81社、賛助会員数130社を数える。
 組合60年の歩みをまとめたオープニング映像が流れ、祝賀会は幕を開けた。開会にあたり峰澤理事長が登壇し「愛知県管工機材商業協同組合は本年、創立60周年を迎えることができました。組合活動60年の間、ずっと順風満帆だったかもしれませんし、時には何かの課題に悩み苦しんだことがあったかもしれません。いずれにしましてもこうして本年、創立60周年を迎えられましたこと、これはひとえに関係するすべての団体の皆さま方のご指導、長年ずっと応援してくださる賛助会員企業の皆さま方、そして60年間、今も、今までも組合に携わってきた組合員の皆さんに先輩方、さらには歴代の事務局職員の皆さんすべての方々のお支えの賜物と心より感謝申し上げる次第です。しかしながら60周年がゴールではありません。これから先も組合員一丸となって当組合の、そして業界のさらなる進歩、発展を目指してまいりたいと思っております。お集まりの皆さま方におかれましては引き続き愛知県管工機材商業協同組合に対してご支援賜りますこと、心よりお願い申し上げます」と、参加者に挨拶。
 続いて、来賓を代表して、愛知県管工事業協同組合連合会会長ならびに名古屋市指定水道工事店協同組合理事長の穂刈泰男氏が登壇。「貴組合におかれましては昭和38年の設立以来、歴代の理事長さまはじめ役員、組合員一同が一致団結して幾多の困難を乗り越えられ今日の確固たる基盤を築かれましたことに敬意を表します。さて、貴組合におかれましては社会貢献を含めさまざまな活動に取り組まれています。とりわけ、主催事業で毎回盛況に行われる『管工機材・設備総合展』で最新技術を取り込んだ設備機器の新製品が発表・展示されることに、施工を担当するわれわれの業界も大いに期待し、また、楽しみにしています。貴組合より、快適で安全な製品をご提供いただき、われわれ施工業者が使用することで、ライフラインに携わるものとして大変重要な役割を果たしていると思っております。このように製造、販売、施工の連携と信頼が最も大切であります。そのことが県民、市民の命の水を守り、また、地域社会に貢献することになると思います。この良き関係をこの先も100年、150年と続けていただけるようお願い申し上げます」と祝辞を述べた。
 乾杯を前に、賛助会員を代表して、ワシノ機器の佐々木忍社長が登壇。「貴組合は設立されて以来、60年の長きにわたり管工機材設備流通業界をリードし、地域社会と業界の発展に貢献されました。組合の皆さまは時代の変化に柔軟に対応し、品質や安全性、環境保護に配慮したサービスを提供されています。私たち賛助会員企業も組合の皆さまと協力してお客さまのニーズに応えることができるよう日々努力しております。貴組合は全国に先がけ『管工機材・設備総合展』を開催されました。これは管工機材の最新の技術や製品を展示するイベントで、業界の発展に大きく貢献しました。現在も隔年で開催されており、令和4年に第33回目が盛大に開催されましたことは皆さまのご記憶にも新しいかと思います。また、貴組合は全国の同業者連合会である管機連に加盟しており、管工機材の流通や品質の向上、業界の課題解決のために全国の工業者団体と情報交換し連携して業界全体の発展を目指しておられます。さらに、インターネット公式サイトを通じ組合の情報や活動、管工機材のニュースや豆知識などを広く発信しているほか、青年部『愛青会』も組織され、若い世代の交流も活発に図っておられます。このように多岐にわたる活動を積極的にされていることは大変素晴らしいことです。貴組合が今後、峰澤理事長はじめ理事の皆さまのリーダーシップのもとますます発展されることと信じ賛助会員も一緒に歩んでいきたいと思っております」と挨拶し、乾杯の音頭をとった。

ホームセンター向け物流センター
「八幡ねじ各務原DC」を見学
愛鋲協 研修事業の一環として開催


 愛知鋲螺商協同組合(理事長=大野正博氏・中部製作所社長)は10月13日、「八幡ねじ各務原DC(岐阜県各務原市)見学会」を行った。組合員企業7社16名が参加した。
 冒頭、鈴木浩久理事(八幡ねじ管理本部長)が「組合の研修として、私どもの各務原DCを案内させて頂きます。ここはホームセンター向けの出荷を行う所です。できる限り皆様のご期待に沿えるよう説明できればと思いますので、宜しくお願いします」と挨拶。
 大野理事長は「我々は流通業。物を仕入れて、お客様に届けるという仕事をしています。物流の合理化、効率化ということで最先端をいく八幡ねじさんを見せて頂いて、少しでも参考になればと思っています。さらに八幡ねじさんは、会社自身もIT大賞受賞や愛知ブランド認定、女性の輝く企業としての認証取得など社員に色々なことを心がけて会社を運営されており、そういった所も勉強できればと思っています」と挨拶で述べた。
 続いて、八幡ねじの企業紹介と各務原DCの概要説明が行われた。
 1995年に完成した各務原DCは、主にホームセンター向け販売を担う同社HI事業部の物流拠点。敷地面積4419坪、建築面積は2706坪で現在は主に3棟の倉庫からなる。北海道から中国、四国地方まで約4000店舗のホームセンターに、1日約12万件の発送を行っている。納品率99・9%を誇り、効率化を追求している。
 同物流センターの特徴の1つは、自社開発した物流システム「ヤハタフローシステム」。複数店舗から受注した同一商品をまとめてピッキングし、ピースソーターで検品と同時に店舗別へ自動仕分けを実施する。ピッキング作業においては、タブレット端末を使用しペーパーレス化も行っている。
 2班に分かれてDC内の見学に移り、説明を聞きながら自動倉庫、自動梱包、店舗別ソーターなどを見て回った。

1月26日にブケトーカイで
令和5年度10月理事会開く
静岡県管工機材商組合 新年賀詞交歓会を開催予定


 静岡県管工機材商組合(理事長=大村敏之氏・大村商会社長)は、10月6日午後3時より静岡市葵区にあるGRILL炙之介で理事会を開催した。
 理事会では次の議題について審議、報告が行われた。
 ①愛知県管工機材商業協同組合60周年記念祝賀会について…10月23日に名古屋マリオットアソシアホテルで開催される祝賀会に、大村理事長が参加することを確認した。
 ②委員会開催の報告…組織進化委員会から、現在ホームページの作成に取り組んでいるとの報告があった。プラチナ会からは、例会を村松孝一元理事長(村松商店会長、8月13日逝去)を偲ぶ会とし、12月5日に忘年会を兼ねて行う予定と報告された。
 ③新年賀詞交歓会について…令和6年1月26日午後4時より、静岡駅前のグランディエール・ブケトーカイにて開催する。例年より2週間ほど遅い開催となる。午後2時30分より理事会。担当の割り振りは概ね例年通りとし、来賓には既に参加の意向を確認済みとの報告があった。また、50周年記念行事の一環である講演会を併催する予定で、担当の伊藤副理事長(ヌマカン社長)が講師と講演内容など詳細について今後打ち合わせをする。
 ④その他…第70回組合ゴルフ大会の報告が伊藤副理事長より行われた(別掲)。また、次回ゴルフ会は、5月16日に開催する令和6年度通常総会の翌日、17日に富嶽カントリークラブ(静岡市清水区)で12組を予定して行うと告知された。
バルブ機工部会に
大場氏(東洋バルヴ)を招聘
 同日、理事会前にバルブ機工部会(担当理事=金子光彦氏・金子管材社長)が開かれ、東洋バルヴ中部営業部静岡営業所長の大場意広氏が講師を務めて、同社の製品紹介及び現況報告を行った。
 3年ほど前に発売を開始した「給水用アルミ製バタフライ弁(耐塩素EPDMシート)」は、従来の同社EPDMシートに比べ、残留塩素に対する耐久性が4倍以上という優れた特長を持つことから「発売当初は塩素濃度が高めの所、特に病院や施設などでPRをしていたが、安心安全を求める風潮の中、最近では工場や一般の建物などにも使われ始めている」と使用の広がりを紹介。
 施工時間を短縮できる水道用耐震型高性能ポリエチレン管「エスロハイパーAW用ゲートバルブ」については、2タイプの接続、施工が容易で熟練工でなくても施工が可能などの特長が説明された。
 また、キッツグループである清水合金製作所の膜ろ過式浄水処理装置(アクアシリーズ)と、東洋バルヴの薬品を使わない除菌・浄化装置(ピュアキレイザー)をメインにして、水処理を行っていく部門「KITZ Water Solutions」について紹介。農業分野における活用として、ピュアキレイザーを使用した循環型水耕栽培の採用事例も示された。
組合ゴルフ大会開催
 同組合の第70回ゴルフ大会が10月5日、沼津ゴルフクラブで開催され、正・賛助会員あわせて46名が参加し互いに親睦を深めた。
 上位入賞者は次のとおり(敬称略)。
▽優勝=宇佐見徳秋(橋本総業)N70・2H16・8
▽準優勝=伊藤りゅういち(ヌマカン)N72・6H2・4
▽3位=河合貴芳(静岡伊奈製品販売)N73・8H7・2
▽4位=大村敏之(大村商会)N74・2H16・8
▽5位=則松良明(TOTO)N74・6H14・4

ゴルフコンペは延期が決定
今後の事業内容など確認
名古屋伝動機商組合 10月例会開催


 名古屋伝動機商組合(理事長=岩田典之氏・イワタ社長)は10月25日(水)、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で令和5年10月例会を開催。同組合理事20名が参加した。本会は、石見博士氏(太田廣)と真下英士氏(ユアサ商事)が当番幹事を務めた。
 開会にあたり岩田理事長が「10月下旬といえば本当なら秋めいて肌寒いくらいの時期ですが、今年はまだまだ昼間は暑く半袖でも過ごせるくらいの猛暑が続いています。それでも少しずつ季節は進んでいるように感じております。先日、メカトロテックジャパン2023が開催され私も行ってきましたが、あんなにたくさんの人は久しぶりに見ました。工作機械もEV仕様の製品だったり、人手不足を解決するロボット協働に関する展示だったり、いろんな製品を見てきましたが、日本の技術力の高さを改めて感じました。私たちもそれに携わる仕事をしておりますから、あらゆる知恵を絞り出しながらお客さまに、時代に応じたご提案を展開して、日本のものづくりを支えていけたらと思います。人手不足は今かなり深刻な問題と痛感しておりますので、今後は業務の効率化を図りながら、いろんな工夫をしていかなければ厳しいのかなと感じております。機械化、ロボット化を視野に入れながら、伝動機業界を盛り上げていきましょう」と近況報告を兼ねて挨拶。続いて、以下の議題審議に入った。
 【議題1】11月2日(木)開催「第18回ボウリング大会」(本紙発行時、開催済み)について▽11月2日(木)午後7時10分より名古屋市中区のスポルト名古屋4階フロアを借り切って開催。本例会現在で74名の参加申し込みが寄せられている。担当幹事は大矢顕氏(大矢伝動精機)と長村康義氏(長村商店)が務める。個人戦2ゲームトータルのスコアで順位を決定するが女性参加者には一律1ゲーム20ポイント(合計40ポイント)のハンデキャップが付与される。表彰は、上位(1位~10位)ならびに飛び賞ほかで、参加賞も用意される。なお、長年会場として利用してきたスポルト名古屋が本年12月31日をもって閉館するということで、2024年度以降のボウリング大会開催は現時点で未定だ。
 【議題2】12月7日(木)開催の「組合ゴルフコンペ」について▽担当幹事の服部将康氏(服部)より報告があり、予定していたゴルフコンペは諸事情により延期されることが本例会で承認された。なお、延期後の日程については、本例会現在、未定である。新たに日程が決まり次第、正会員らに改めて案内が送られることとなった。
 以上でこの日の議題審議はすべて終了した。その後は、出席者個人または所属会社の近況などを報告しあった。

「他産業視察」「レクリエーション」 ほか
各事業の開催日程等決まる
愛機工青年部 10月度役員会開催


 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長/以下、愛機工と表記)の青年部(部長=滝澤有一氏、松本商店社長)は10月23日(月)、同組合事務所(所在地=名古屋市熱田区三本松町)で10月度役員会を開催し、教育事業などについて打ち合わせを行った。
 11月11日(土)に実施される「他産業視察」(本紙発行時、開催済み)では豊田市美術館(所在地=愛知県豊田市小坂本町)ならびに、カブトビールの醸造工場としての歴史を有する半田赤レンガ建物(所在地=愛知県半田市榎下町)を訪問する。教育事業ではそのほか、2023年度内に講演会を開催することが決まった。
 続いて当面の事業として、総務部が担当する12月8日(金)開催予定の「青年部忘年会」、厚生部が担当する2024年3月9日(土)に行われる予定のレクリエーション・日帰りバス旅行「NGK吉本新喜劇観劇ツアー」について準備進捗状況などの報告があり、役員全員が現状を把握した。
 一方、10月17日(火)に開催された全機工連(全日本機械工具商連合会)全国大会・愛知大会において、青年部も運営ホストとして一役を担い、愛機工組合から高く評価されたことが滝澤部長から報告された。
 その他、愛機工組合親善野球大会の運営サポートについても引き続き分担して行うことと、担当別の日程が確認された。野球大会は年内に決勝戦を行い閉幕する予定となっている。
 次回、青年部役員会は12月8日(金)、忘年会開催前に行われる予定だ。

令和5年度製販親睦ゴルフ会開催
三重県管工機材商業組合 鈴鹿カンツリークラブで


 三重県管工機材商業組合(理事長=岸江伸幸氏・三重合成商事社長)は10月19日(木)、三重県津市芸濃町にある鈴鹿カンツリークラブ西コースで『令和5年度製販親睦ゴルフ会』を開催。同組合正会員やメーカー賛助会員合わせて18名が参加し互いにゴルフの腕前を競い合った。
 表彰式の開会前には、岸江理事長から「インボイス制度や2024年問題など、いろいろクリアしなければならない喫緊の課題が山積しております。だからこそ、われわれ販売店とメーカーさまの友好的な関係、ウイン―ウインな関係をより深めていけるよう、コロナ禍で一時中断などしましたが、このような会は今後も続けていきたいと思っておりますので皆さん奮ってご参加ください。まずは、2024年1月11日に新年賀詞交歓会の開催を予定しておりますので、皆さんぜひともお越しください」と参加者に挨拶があり、その後、各賞受賞者の発表へと移った。
 この日の上位入賞者は以下の通りだ。
【優勝ならびにベストグロス賞】野村剛弘氏(野七)▽グロス87、HDCP11・2、NET75・8
【準優勝】藤田隆志氏(プロテリアル)▽グロス96、HDCP19・2、NET76・8
【第3位】石塚浩一氏(林建材)▽グロス100、HDCP22・4、NET77・6

4年ぶりのリアル開催に
正会員・賛助会員37社が集結
岡谷管栄会 2023年度総会ほか


 岡谷鋼機(社長=岡谷健広氏、本社=名古屋市中区)と販売店、メーカーで作る岡谷管栄会(会長=一色哲巳氏・一色機材社長)は10月30日(月)、名古屋市中村区の名古屋マリオットアソシアホテルで、実に4年ぶりとなる2023年度総会を開催。正会員21社、賛助会員16社、合わせて37社が参加した。
 冒頭、一色哲巳岡谷管栄会会長は挨拶で「岡谷管栄会総会のリアル開催は2019年9月以来4年ぶりです。その時の総会で私はこの会の会長に選出されましたが、そこから間もなく新型コロナウイルス感染症と対峙する日々が続きまして、この4年間、私は何の仕事もしておりません。ですから、コロナが5類へと移行され社会経済活動の正常化に向けた動きが活発になってきた今、一生懸命精一杯、会長職を務めさせていただきます。仕事にしろ、遊びにしろ、今まで我慢してきたことを一生懸命やっていき、そして、岡谷鋼機さま、賛助会員の皆さまのお力を多大に拝借してコロナ禍での痛手を取り返すつもりでいきますので皆さまどうぞよろしくお願いいたします」と、これからの同会活動に対する意気込みを語った。
 続いて、岡谷鋼機を代表して平野隆裕岡谷鋼機専務取締役名古屋本店長が「私は2020年6月に名古屋に転勤して参りまして名古屋本店長を務めさせていただいておりますが、コロナが感染法上の第5類へと移行された今年からようやく活動できている状態であります。この3年もの間、景気は良いのか悪いのか分からない状態が続きましたが、日本国内マーケットは、これからそんなに拡大を期待できるとは言えない状況にあると思いますし、石油その他の燃料コストの高騰、人件費の高騰、何より労働力の確保が大変難しい状況に直面しており、皆さんもご苦労されていることが多いと思います。私どもも知恵を絞って、こうした状況を打破し、皆さまと一緒に業績を拡大してまいりたいと思っております」と挨拶した。
 その後、今回が初参加となる正会員3社と、出席した賛助会員全16社が紹介され、以下の議案審議へと移行。すべての議案が満場一致で承認・可決された。
 【第1号議案/2022年度(2022年1月1日~同年12月31日)事業報告】2022年度に開催予定であったすべての事業は新型コロナウイルス蔓延による影響のためやむなく中止。なお、総会は書面にて決議されている。
 【第2号議案/2022年度会計報告】事務局から会計報告が、小川誉之会計監査(小川管商社長)から監査報告が行われ、これが満場一致で承認・可決された。
 【第3号議案/2023年度(2023年1月1日~同年12月31日)事業計画(案)】岡谷管栄会2023年度事業計画案が事務局より発表され、これが満場一致で承認・可決された。同会の今年度の事業計画は以下の通りだ。①3月2日(木)▽同会役員4社が集まり2023年度役員会を開催。②5月17日(水)▽正会員新人(入社1~3年目)社員向け研修会を開催。管材商品勉強会をプロテリアル桑名工場で開催した後、同工場内ならびにプロテリアルCBC物流センター内を見学。③10月30日(月)(当日)▽名古屋マリオットアソシアホテルで2023年度総会ならびに懇親会を開催。④10月31日(火)▽中京ゴルフ倶楽部石野コースで、2023年度総会に参加した正会員ならびに賛助会員の有志らによる懇親ゴルフ会を開催。
 【第4号議案/2023年度予算(案)】2023年度予算案が事務局より発表されこれが満場一致で承認・可決された。
 すべての議案審議が滞りなく行われた後、賛助会員を代表してアロン化成、オーエヌ工業、プロテリアルの3社が業界の動向や今後の展望、各社の近況などを報告し、岡谷管栄会2023年度総会は終了。
 最後に、山田雄一岡谷鋼機配管建設本部本部長が「長い目線で見ていくと、建築需要というのはなかなか厳しいのかなと思うのですが、10年前と比較すると建築着工床面積は2割落ちています。こうした状況を打破するためにも、賛助会員の皆さまには、新しい市場を切り拓くような新しい製品をぜひとも開発していただきたいとお願い申し上げます」と挨拶して閉会となった。
 会場を移しての懇親会では、峰澤彰宏岡谷管栄会副会長(MINEZAWA社長)が「皆さまご存知の通り、徳川家康を主人公とした大河ドラマが放送されております。岡崎市や浜松市が舞台ということで、観光も少しずつ賑わいを見せています。さて、総会では賛助会員メーカー3社さまから近況、今後の展望についてお話を伺うことができました。必ずしもポジティブな、前向きな、明るい期待のできる将来ではないかもしれませんがこういう時こそ『どうする』を考えて、どうしたらやれるのか?思った事はできないかもしれませんが、ここまでならこうすればできるという方法を考えていくことが大切だと思います。この岡谷管栄会という素晴らしい会で岡谷鋼機さまを軸に、私たち、そして賛助会員の皆さまと共に今後の業界を盛り上げ、あるいは商売に結び付けていくよう、しっかりと『どうする』を考え、不景気だから、受注が無いから、建設着工が少ないからと言うのではなく『どうするこの状況!?』ということをしっかり考え取り組んで参りたいと思います。その一助になるでありましょう、愛知県管工機材商業協同組合主催の展示会が来年10月、吹上ホールで開催されます。いずれにしましても、久しぶりの貴重な時間、貴重な機会でございます。皆さま方としっかりとコミュニケーションを図って、情報交換をして、今後について大いに『どうする!?』を語り合いたいと思います」と挨拶。乾杯の音頭をとり、懇親会はスタートした。
     ◇
 翌10月31日(火)には、愛知県豊田市の中京ゴルフ倶楽部石野コースで岡谷管栄会懇親ゴルフ会が開催された。正会員、賛助会員、岡谷鋼機社員合わせて23名が参加し、ゴルフの腕前を競い合った。上位入賞者は以下の通りだ。
【優勝】成田幸隆氏(大成工機商会社長)▽グロス99/HDCP24・0/NET75・0
【準優勝】志知富一氏(睦産業社長)▽グロス88/HDCP12・0/NET76・0
【第3位】峰澤彰宏氏(MINEZAWA社長)▽グロス91/HDCP14・4/NET76・6
【第4位】大藪淳一氏(大清社長)▽グロス89/HDCP12・0/NET77・0
【第5位】辻亮一氏(辻さく会長)▽グロス88/HDCP10・8/NET77・2

『つなぐ グランドフェア2024』 開催決定
ユアサ商事 2024年7月から9月の期間中


 ユアサ商事(社長=田村博之氏、本社=東京都千代田区)は、販売先の会である「やまずみ会」ならびに仕入先の会である「炭協会」とともに、2024年7月から9月までの期間中、関東、東北、中部、九州、関西の全国5か所において、展示会『つなぐ グランドフェア2024』を開催すると発表した。
 2023年に全国5か所で開催したグランドフェアでは、総勢5万4000人を超える来場者を集め、サプライチェーン全体でサステナブルな社会の実現を目指し、「モノづくり」「すまいづくり」「環境づくり」「まちづくり」の分野における、多様な社会課題を解決するイノベーションを提案してきた。
 2024年のグランドフェアでは、社会課題を解決するさまざまな商品や技術、イノベーションを提案していくという。
 詳細については決まり次第、同社ホームページおよびグランドフェア特別サイトにて発表されるようだ。本件に関して詳しくはユアサ商事・総合企画部▽電話=(03)6369-1133、または、Eメール=souki@yuasa.co.jpまで問い合わせを。
 2023年、創業155周年を迎えたMINEZAWA(社長=峰澤彰宏氏、本社=愛知県岡崎市井田南町)は10月20日(金)、定時株主総会ならびに取締役会を開催。その席で、以下に記す取締役および監査役の5名が選任され、それぞれ就任した。
     ◇
■代表取締役社長▽峰澤彰宏氏
■代表取締役副社長▽峰澤匡範氏(昇任)
■取締役▽前田俊幸氏
■取締役▽太澤幸利氏(新任)
■監査役▽柴田匡司氏
  ◇
 同社は、「今後ますます社業の充実をはかり、皆さまのご要望に沿うよう一層の努力をいたす所存でございますので、何卒ご高承のうえ、今後ともご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます」とコメントを寄せてくれた。

EV時代の部品製造に最適な
大型部品加工機と洗浄機を披露
スギノマシン MECT2023で発表会


 スギノマシン(社長=杉野良暁氏、本社=富山県滑川市)は、10月に名古屋で開催されたメカトロテックジャパン(MECT)2023において、大型部品加工機「GIGAFEEDER(ギガフィーダ)」及び部品洗浄機の新機種「JCC-MULTI(マルチ)」の発表会を開いた。
 杉野社長は「今回、『多彩な技術で生産性向上に貢献』をテーマに掲げている。特に環境対応に寄与する商品をPRし、脱炭素社会の実現に寄与してまいりたい」と挨拶で述べた。
 ■ロングストローク&省スペースな大型部品加工機「GIGAFEEDER」
 同社製ドリリング・タッピングユニット「SELFEEDER(セルフィーダ)」の使い勝手を進化させた大型部品加工機。大きなストロークを持つ移動軸とATC機能を付加し、汎用性を高めた。
 標準搭載する水平方向の主軸4本は、Ⅹ軸1850㎜/Y軸1450㎜/Z軸350㎜の加工エリアを持ち、大型EV部品の加工に十分なストロークを確保。一方、横型マシニングセンタと同様の機械構成とすることで、装置本体の設置スペースは大型マシニングセンタと比べて小さくなり、ラインの省スペース化を実現する。
 最大6本搭載できる主軸はそれぞれが別々の動作で同時に加工を行うため、加工時間を大幅に短縮できる。各主軸はATCマガジンを搭載しており、各11本のツールを搭載可能。ドリル加工やタップ加工、フライス加工、エンドミル加工など、フレキシブルな加工が行える。
 ギガキャストなどのEV向け大型アルミ部品の加工に最適で、他工法との比較においても、必要十分な加工精度を保証しながら、小スペース・低コストで導入できる。
 ■EV部品の洗浄・乾燥を1台で。「JCC-MULTI」
 水を高圧で噴射して金属部品の洗浄を行う精密部品洗浄機「JCC」シリーズの新機種。EV部品の洗浄に最適な機能・スペックを備えるとともに、省エネ機能も追及した。
 ワークの回転軸とノズルの駆動軸が同期して動く「スイング狙い撃ち洗浄」の採用と、高速回転による遠心力で水分を飛ばす「遠心乾燥機能」搭載で、従来機と比較してCO2排出量を洗浄で約75%、乾燥で約52%削減する。
 ターンテーブルの標準搭載により、2室で洗浄・乾燥が同時に行え、工程集約とタクト短縮を実現。装置の前面と上面が開放されるL型2面ドアを採用し、自動搬送にも対応した。
 対応ワークサイズは400×500×600㎜と、EVの主要部品「eアクスル」を十分に洗浄できる広いエリアを確保。同時に洗浄タンクを装置と一体化させ省スペース化も図られた。

令和6年2月期第2四半期決算
3期連続の増収増益
岡谷鋼機 通期業績予想は据え置き


 岡谷鋼機は10月25日、東京ガス(社長=笹山晋一氏)、カナダのCleanO2 Carbon Capture Technologies社(CEO=Jaeson Cardiff氏、以下「CleanO2」)と3社で独占ライセンス契約を締結し、CO2削減に向けた取組みを行うと発表した。
 この取組みは、東京ガスが提供する「CO2資源化サービス」で、CO2が発生したその場所で資源化する日本初のサービスになるという。CleanO2製の二酸化炭素回収装置「CarbinX」に東京ガスの独自技術を加えることにより、日本国内でも排気中のCO2を回収、活用することを可能にした。
 都市ガスを使用している顧客の工場やビル等に、コンパクトな「CarbinX」を設置することでCO2を回収し、貯蔵・配送することなくその場でCO2と水酸化物を反応させ、様々な用途で利用可能な炭酸塩に資源化する。
 岡谷鋼機はCleanO2から装置を輸入し、同サービス主体である東京ガスグループと連携して工場用途の顧客への営業活動を行う。また、グループ企業を活用した保守体制を確立し、サービス拡大に取組む方針。
 岡谷鋼機(社長=岡谷健広氏、本社=名古屋市中区)が9月28日発表した令和6年2月期第2四半期(令和5年3月~8月)の連結決算は、売上高が5445億円(前年同期比16・2%増)、営業利益が160億円(同1・6%増)、経常利益が177億円(同6・9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益が117億円(同4・4%増)の増収増益だった。
 セグメント別売上高は、建材や製造業向け、アジア向けなどの増加により「鉄鋼」が前年同期比8・1%増となったのをはじめ、「情報・電機」は車載部品、FA関連が順調に推移し同35・5%増、「産業資材」は車載部品・工具や自動車関連設備の好調により同14・6%増、「生活産業」も同1・2%増と、全セグメントで増収となった。
 通期の連結業績予想については、上期が概ね計画通りに推移していることから期初予想の売上高1兆円、営業利益280億円、経常利益310億円、親会社株主に帰属する当期純利益200億円を据え置いた。

2023年8月の産業機械受注高
4422億9700万円 前  年同月比10.3%減
日本産業機械工業会


 日本産業機械工業会(会長=斎藤保氏・IHI相談役)が10月16日発表した2023年8月の産業機械受注高は、前年同月比10・3%減の4422億9700万円で、2か月ぶりに前年を下回った。
 内需は、前年同月比4・5%減の3333億7900万円で、このうち製造業向けが6・6%増、非製造業向けが35・4%減、官公需向けが10・3%増、代理店向けが8・1%増だった。
 内需で増加した機種は、鉱山機械(3・3%増)、化学機械(73・9%増)、タンク(142・8%増)、ポンプ(10・6%増)、圧縮機(0・9%増)、金属加工機械(375・8%増)の6機種。減少した機種は、ボイラ・原動機(54・2%減)、プラスチック加工機械(10・4%減)、送風機(18・4%減)、運搬機械(26・5%減)、変速機(16・9%減)、その他機械(12・7%減)の6機種だった。
 外需は、前年同月比24・3%減の1089億1800万円。プラントは2件で、61・9%減の41億5400万円だった。
 外需で増加した機種は、鉱山機械(167・1%増)、ポンプ(23・7%増)、送風機(42・9%増)、金属加工機械(51・5%増)、その他(12・0%増)の5機種。減少した機種は、ボイラ・原動機(53・2%減)、化学機械(36・0%減)、タンク(100・0%減)、プラスチック加工機械(36・5%減)、圧縮機(20・3%減)、運搬機械(36・5%減)、変速機(29・9%減)の7機種だった。

秋晴れのもと、終日にぎわう
目標上回る来場者、PR動画も好評
「2023吉岡幸オータムフェア」


 建設・産業資材のトータルサプライヤー、吉岡幸(社長=吉岡正盛氏、本社=福井市宝永3-22-5)は10月26日、福井市二の宮の吉岡幸テクノセンターにおいて〝伝幸説果(電光石火) ここに幸あり〟をテーマに「2023吉岡幸オータムフェア」を開催した。
 良い天気に恵まれ、540名が来場。オータムフェア企画(中部グランドフェア見学)の動員も含め、目標動員数600名を達成した。
 「お客様には終日途切れることなく足を運んでいただき、メーカー各社の商談も大変好評にて終えることができた」と吉岡社長。売上目標も大幅達成の見込みと報告した。
 同社のオータムフェアは、溶接関連・作業工具・配管資材を中心に現場作業の時間短縮や効率化を提案する展示会で、2001年から毎年行われている。今年は、6月に開催して好評だったゴールデンフェアの出品メーカーを中心に43社が出展した。
 昨年に続き、メーカーの協力を得て各部門がPR動画を作成し、いち押し商品などを事前に紹介。新たにドローンを使った空撮も取り入れ、顧客への情報発信を充実させた。
 開会式では吉岡社長が挨拶で、7月24日の出品者説明会以降3か月にわたる各社の準備からキャンペーンに至るまでの積極的な取り組みに感謝。「今年は6月にゴールデンフェアという弊社の大イベントがあり、このオータムフェアもその流れを汲んで、アフターゴールデンフェアという位置づけ」とし「笑顔で商談できるよう」協力を求め、同展が「皆さんにとっての『ここに幸あり』となることを願う」と結んだ。
 次いで、メーカーを代表して大陽日酸ガス&ウェルディング社長の柳田裕久氏、商社を代表してユアサ商事執行役員中部ブロック長兼中部支社長の堂跡陽一氏がそれぞれ挨拶した。
 また、午後5時から行われた閉会式では、商社を代表してトラスコ中山福井支店長の鈴木哲也氏より挨拶があり、吉岡幸専務の吉岡正修氏による御礼挨拶で終了した。

マニピュレータ、ロボット統計
受注額が4四半期連続で減少
日本ロボット工業会 2023年7~9月期【会員ベース】


 日本ロボット工業会(会長=山口賢治氏・ファナック社長兼CEO)が10月26日発表した「マニピュレータ、ロボット統計 受注・生産・出荷実績【会員ベース】」によると、2023年7月~9月期の産業用ロボットの受注額は前年同期比31・8%減の1610億円、生産額は同16・0%減の1874億円となり、ともに減少幅が前四半期より広がった。受注額は4四半期連続の減少で、7~9月期では2017年以降最も低い水準。生産額は2四半期連続の減少となった。
 出荷実績をみると、総出荷額は前年同期比15・0%減の1921億円で、2四半期連続の減少。国内向けは、回復・拡大傾向にあった電気機械製造業向けが10四半期ぶりに減少に転じたほか、用途別では主要用途で減少し、国内出荷額は同5・0%減の458億円となった。
 輸出は、アジア向け溶接用や欧州向け実装用が大きく増加した一方で、半導体用や一般組立用は大幅な減少がみられ、輸出額は同17・7%減の1463億円となった。
 新型コロナウイルス感染症や地政学的緊張などの各種リスクにさらされる中で拡大した自動化需要であるが、一部用途での底打ちの見られない需要減少や、世界経済の先行き不透明感が成長見通しに重くのしかかっているとの認識が示された。

名古屋支店移転
及び名称変更
喜一工具


 喜一工具(社長=石川武氏、本社=東大阪市本庄西)は、名古屋支店、名古屋営業所及び中部業務課を移転のうえ事業所名称を「名古屋オフィス」に変更し、12月4日(月)より新事業所での業務を開始する。
 【喜一工具 名古屋オフィス】
 住所〒460-0003 名古屋市中区錦1丁目6-10(SUZU1ビル6階)、電話052-218-6015、ファクス052-218-6016。

第2870号 PDFはこちら

おすすめ