第2869号 令和5年11月19日
『第44回全機工連全国大会』開催
愛機工の尽力で盛況裡に閉会
MECT(メカトロテックジャパン)2023開催前日の10月17日(火)、全日本機械工具商連合会(会長=坂井俊司氏・NaITO社長/以下、全機工連と表記)主催『第44回全機工連全国大会』愛知大会(大会実行委員長=水谷隆彦愛知県機械工具商業協同組合理事長・ミズタニ機販社長)が、名古屋市中区の名古屋観光ホテルで開催された。今大会では、大山健太郎アイリスオーヤマ会長による講演会、“DX”をテーマとしたパネルディスカッションなどが催された。
第1部大会式典に登壇した水谷大会実行委員長は挨拶で「2019年の大阪大会に続くこの第44回全国大会愛知大会は昨年行われる予定でしたがコロナ禍の影響で1年延期され本日開催の運びとなりました。全機工連全国大会の歴史は1948(昭和23)年の東京開催に始まり、75年も前になると聞いております。以後、京都、神奈川、岐阜、大阪、東京と巡り、愛知は1954(昭和29)年の第7回が初めてで、726名の参加を集めたと記録が残っています。愛知での開催は今回が9回目となり、これだけ長い歴史を持つ大会に携わることができ大変光栄に思っております。と同時に、大切に引き継いでいかねばならないと身の引き締まる思いです。世の中はVUCA(ブーカ)不確実性の時代と言われていますが、我々はこの時代を生きていかねばなりません。そのような意味から本大会は『不確実性の時代を生き抜く機械工具商~新たな未来を求めて~』と題し我々が今やらなければならないことは何かを考えていく機会にしたいと思います」(一部抜粋)と、今大会の開催意義を語った。
続いて登壇した坂井全機工連会長は「前回の大阪大会開催後、新型コロナウイルス感染症の影響で機械工具業界を取り巻く環境は大きく変化しました。営業活動も、対面営業ではなく、デジタルコンテンツを活用しながらお客さまのニーズにどう応えていくかこれまで以上に工夫が必要となってきています。また、この間、世界はカーボンニュートラルに大きく舵を切りました。機械工具業界では、自動車業界100年に一度の大変革にどう取り組むべきか、業界をあげて検証すべき問題であります。今大会は、そういった不確実性の時代を、新たな未来を求めてどう生き残っていくかを話題にし、大山健太郎さまのご講演、機械工具商におけるDXに関するパネルディスカッションを企画いたしました。皆さまにも非常に興味深い内容ではないかと思います。今日ご参加の皆さまに役立てていただけるものと確信しております。今後も、皆さまと一緒にさまざまな課題の解決に取り組んでいけるよう、本日は懇親会まで通して、情報交換も交えながら懇親を深めてください」(一部抜粋)と参加者に挨拶した。
ここで「功労者表彰」の時間が設けられ、東機工(東京都機械工具商業協同組合)前理事長の小池達夫平和テクニカ社長に坂井全機工連会長から感謝状と記念品が贈呈された。
続いて、来賓を代表して愛知県経済産業局中小企業部商業流通課の田口秀春課長が登壇し「愛知県は自動車や航空宇宙、ロボットなど幅広い分野において高い技術力を持つ企業が多数集積する産業県です。製造品出荷額は40年連続日本一で、我が国の経済を力強くリードして参りました。機械工具商業界の皆さまには工作機械や設備機器といった生産財の安定した供給によって地域の製造業を支えていただき、そうしたお力がモノづくり愛知の礎となっています。さて、自動車産業は電動化や自動運転の導入など大変革期を迎えており、生活様式や産業構造は今、デジタル化の加速的な進展やカーボンニュートラルに対応するべくグローバル規模で大きく変わりつつあります。こうした点からも、多様化するニーズに対応した生産財の重要性はますます高まっています。皆さまにおかれましては引き続き円滑で安定した機械工具の供給にご尽力いただけますようお願い申し上げます」(一部抜粋)と、大村秀章愛知県知事の祝辞を代読した。
続く第2部では、大山健太郎アイリスオーヤマ会長を講師に招き「アイデアで市場を創るユーザーイン経営」と題した基調講演を開催。その後の第3部では、愛知県企業の若手経営者による「機械工具商におけるDX」と題したパネルディスカッションを開催。すべてのプログラムが終了した後、参加者は懇親会で意見交換し懇親を深めた。
奥 真美賀氏(はるにれ歯科クリニック院長)が講演
「健康で豊かな人生は口元から」
岐阜県管工機材商組合 全員例会を開催し交流図る
岐阜県管工機材商組合(理事長=渡部勝裕氏・大東社長)は、9月12日午後5時30分より岐阜市長良の岐阜グランドホテルにて全員例会を開催した。
はるにれ歯科クリニックの奥真美賀院長を講師に迎え、「健康で豊かな人生は口元から」と題して講演が行われ、組合員や木曜会会員らが聴講した。講演後には懇親会も催された。
講演に先立ち、担当の白木伸道理事(白木商会会長)が挨拶で「新型コロナウイルス感染症の流行前から講演のお願いをしており、今回実現した。昔の歯医者のイメージとは全く異なり、本当に患者のことを考えて色々なことをしてくれる若い歯医者さんが多くなっている」などと話し、講師紹介をした。
講演で奥氏は、人生100年時代と言われる中、自分らしく活き活きと生きるには健康寿命を延ばすことが大切だとし、そのためには「歯の本数が大事になってくる。歯がちゃんと残っているか、失ったとしても義歯を入れるなりして治療すると、認知症のリスクを抑えられる。28本(親知らずを除いた全歯)歯があり噛めることが重要」と強調。歯を失うと要介護になりやすいことが分かってきたと説明した。
日本人が歯を失う原因で最も多いのは歯周病であり、「歯ブラシだけでは歯の面の60%しか磨けない。歯間ブラシやフロスをしないと歯周病は悪化してしまう。歯医者には歯が痛くなってから通うのではなく、定期的に行って予防していくことが大事」とアドバイス。「まずは予防。健康を維持して、その上で変わりつつある令和の美意識を意識してもらえると、プライベートでも仕事でも好印象を持たれるのではないか」と結んだ。
【奥真美賀氏】2006年3月朝日大学歯学部卒業▽同年4月~18年12月朝日大学付属PDI岐阜歯科診療所など▽19年5月岐阜県庁南に「はるにれ歯科クリニック」を開業、コンセプトは〝いつまでも健康に、そして美しく〟。
9月度理事会を開催
同日は全員例会に先立って、令和5年9月度理事会が午後5時より同ホテルにて開かれた。
冒頭、渡部理事長がウクライナ情勢や日銀政策等についての見解を織り交ぜながら挨拶した後、賀詞交歓会の打ち合わせを中心に協議が進められた。
賀詞交歓会は令和6年1月25日に岐阜グランドホテルでの開催が決まっており、その準備として、司会者をはじめとする各担当と会の流れを確認した。
また、11月度理事会及び忘年会に関しては、11月29日に岐阜市若宮町の宮房にて行うことを決めた。ゴルフ会日程については、10月27日の開催を確認した。
スポーツクライミング施設を常設
「DMG MORI アリーナ」
DMG森精機 三重県伊賀市にオープン
DMG森精機(社長=森雅彦氏)は9月30日、同社伊賀事業所がある三重県伊賀市に「DMG MORI アリーナ」をオープンした。健康づくりやスポーツ振興を図るとともに、地域の人たちの交流拠点として機能する屋内体育施設で、2022年4月に三重県が所有していた「ゆめドームうえの」を同社が取得し、改修した。
1600人の観客を収容できる第一競技場、第二競技場、トレーニング室、および会議室を備えており、今回、新たに国内最大規模の設備を整えたスポーツクライミング施設に加えて、アスレチック施設、ダンススタジオ、カフェテリアが併設された。
スポーツクライミング施設は、リード・ボルダー・スピードの3種の壁が屋内に常設された国内唯一のアリーナとして注目を集めており、第一競技場においてはリードクライミングの国際大会の開催も可能。キッズアスレチックでは、3~6歳児が遊びながらボルダーを体験できる。
また、地域の防災と安全に寄与する施設として、伊賀市の広域指定避難所にもなっている。
同社は、この施設を通じて、地域の人たちの健康増進、競技者の技術向上に寄与していきたい考えだ。
9月13日に行われた開所式には、一見勝之三重県知事、岡本栄伊賀市長らが出席し、同社の森社長とともにテープカットを行った。
また、スポーツクライミング日本代表の楢﨑智亜選手がクライミングを披露した。
【DMGMORI アリーナ概要】
●住所=三重県伊賀市ゆめが丘1丁目1-3
●開館時間=午前9時~午後10時(休館日12月29日~1月3日を除く)
●施設概要
〈第一競技場〉競技部分面積1750㎡(50m×35m)▽2階観客席1100席▽1階引出観客席500席▽その他、リードクライミングウォール、ステージ、会議室、更衣室等
〈第二競技場〉競技部分面積180㎡(30m×6m)▽2階観客席200人の観客スペース▽その他、ボルダー、スピードクライミングウォール、ダンススタジオ、トレーニングルーム、キッズアスレチック、更衣室等
●Webサイトhttps://www.dmgmoriarena.com/
MECT2023リポート
先月、ポートメッセなごやにて過去最大規模で開催された工作機械見本市「メカトロテックジャパン(MECT)2023」は、期間中7万7225人が来場し盛況のうちに幕を閉じた。492社・団体が2103小間に出展し(ともに過去最高)、人手不足に対応する自動化・省力化やデジタル化さらに脱炭素化などの社会的課題に取り組む製造業の、競争力強化に貢献する最先端の技術や製品、多様化するニーズに応える効率的な生産技術を提案した。ここでは、その一部を紹介する。
■大東通商
(名古屋市南区)
主力商材であるブラシは、多くがタイ製。医療用から製造向けまで、研磨、バリ取りなど幅広くクリーニング業務に採用されている。タイに出向している日系企業(自動車、ベアリング関連企業)で切り替え需要が高まっており、業況は安定推移中。
既製品であればコストダウンや長寿命化を図るための工夫を、オーダーメイドであれば用途やサイズなど幅広い要望に応えられるだけの機能の付加を目指している。ユーザーの要望を伺いながら、機能を追加し、スタンダードの底上げを図る計画だ。
また、金型製作や機器・工具の販売、工場内メンテナンスなどの各事業に加え、ベトナム人の人材紹介サービスを展開中で、即戦力となるベトナム人技術者や労働者の採用を支援し、人手不足が懸念される日本企業のベトナム進出をサポートしている。
■ダイジェット工業
(大阪市平野区)
両面6コーナ仕様のインサートで高送り加工を可能にするカッタEXSKSシリーズに「05タイプ」を追加した。「05タイプ」は軸方向切込み量最大1・5㎜の高能率・高送り加工が可能で、インサートを強固に把持するM3サイズねじを採用しており、ねじ折損トラブル低減、安定した加工で長寿命を実現する。
また、切屑ポケットと外周溝を備え、驚異の切屑排出性を発揮するとともに、切屑の噛み込みによる本体擦れを防止する。会場展示では従来製品「09タイプ」「07タイプ」との比較において、「05タイプ」の優位性を示した。
■MOLDINO
(東京都墨田区)
中部地区に多いアルミ加工ユーザー向けに、SDコートで加工した工具類と加工見本を展示。溶着、加工段差、面品位が問われるアルミ加工であるが、これによってストレスなく加工できる。このほか、精密加工、金型づくり、負荷制御ツールパスを活用した高能率側面切削用エンドミル、小径刃先交換式工具の展示も行った。
ソリッドエンドミルから小径刃先交換式工具に切り替えるとコストダウンが図れるほか、精度も変わらない点をアピール。また、加工面品位については、荒加工の段階からはじめることで、短時間できれいに加工ができ、その後の磨き時間の短縮にもつながるという。
■ソディック
(横浜市都筑区)
ソディックは、形彫り放電加工機AL40Gと搬送用ロボットSR12を組み合わせて展示した。ワークを交換しながら自動で連続加工できるシステムで、今日産業界の人手不足で需要の大きい省人化、工程集約、省エネに対応するもの。現在機械市場は、他のマシンやロボットとの組み合わせおよび連結など、自動化しやすい構造および設計に動いている。
『生産性向上講演会』
『ものづくり交流会』
“ものづくりが好き”が集まり開催
メカトロテックジャパン(MECT)2023開催期間中の10月20日(金)に展示会場であるポートメッセなごやエリア内のコンベンションセンターにおいて、イワタツール(社長=岩田昌尚氏、本社=名古屋市守山区)が主体となって『生産性向上講演会with YouTuber』ならびに『ものづくり交流会(通称♯もの交)』が開催された。
『生産性向上講演会with YouTuber』には2人のユーチューバーがそれぞれ登壇。講演会Nでは、なんとか重工(@nantoka)のとんこつ氏が「加工時間を短く! 現場サイドから見た生産性向上~段取り時間、切削加工速度、価格と精度、チャレンジへの弊害~」と題し、生産現場に従事していた立場から生産性向上について講演。続いて、講演会Mでは、ものづくり太郎氏(@monozukuritarou)が「原価の削減! 経営サイドから見た生産性向上~消耗品費と減価償却、欧州等海外の現状~」と題して、経営者の立場から生産性向上について持論を述べた。
JIMTOF2022期間中にも開催され好評だった『♯もの交』は今回規模を拡大。100名以上が集まった。パネルディスカッション第1部では、平成工業のパイプくん(エージェント長田氏)、大野精工のマキ氏、NCネットワークの石川氏が「ものづくり企業のSNS活用」と題し意見交換。続く第2部では、なんとか重工のとんこつ氏、モノサロンのマリ氏、タクミセンパイ、町工場LTのハタノ氏が「ものづくりの新しいメディアや発信のありかた」と題し意見交換した。
名古屋製作所『精密仕上げ』競技皮切りに
第44回技能競技大会全社大会スタート
三菱電機グループ 全11職種115名が進出
三菱電機グループが、その技能の伝承と技能水準の一層の向上を図るとともに、技能尊重風土をさらに醸成し、トップレベルの技能者育成を目指して毎年開催している、技能力強化施策の一環である『三菱電機グループ技能競技大会』は、今年で44回目を数える。
実技課題と学科課題で構成される全社大会の予選を兼ねた場所大会には毎年およそ1400名が参加している。三菱電機グループ各製作所で厳しい予選(場所大会)を勝ち抜き全社大会に出場できるのは、全参加者の1割にも満たない11職種・115名のみ。その全社大会が、今年も9月下旬から11月下旬の期間で、職種ごとに決められた日程に沿って開催された。全社大会表彰式は12月25日(月)、三菱電機本社で行われる予定だ。
9月27日(水)から同29日(金)までの3日間、名古屋市東区の三菱電機名古屋製作所で開催された「精密仕上げ」競技を皮切りに、「配電盤組立」「品質検査」「旋盤」「メカトロニクス」「ろう付」「金属塗装」「構造物」「機器組立」「マシニングセンタ」「電子機器組立」の11職種がおよそ2カ月間にわたり開催されている。115名の参加者のうち半数以上の63名が今大会初参戦。しかも参加者の平均年齢は24・7歳という。その技術水準の高さが若い世代にまで広がっているのが実感できる。
三菱電機グループは、「各製作所において厳しい大会を勝ち抜き本大会に出場される11職種115名の代表選手は、各製作所で日々切磋琢磨する仲間の代表であることを誇りとし、当社グループのトップ技能者を目指して日頃から鍛え、磨き上げてきた技能を余すことなく発揮されることを期待しています」とコメントしていた。
場所大会(予選)は、製作所の事業展開上「必要な固有技術・技能」職種につき製作所独自で実施することとし、より多くの人が参加できるよう、製作所の製品製作と結びついた職種開催も認められている。
全社大会は、三菱電機グループとして、「伝承が必要な技能・技術」「より高度な水準の技能・技術」さらには「全社的な取り組みを図る必要がある技能・技術」職種で、しかも、共通性の高い職種について実施されている。
「精密仕上げ」競技には13名が進出した。
MINEZAWA創業155周年記念
ゴルフコンペ優勝は堂跡氏(ユアサ商事)
2023年に創業155周年を迎えたMINEZAWA(社長=峰澤彰宏氏、本社=愛知県岡崎市井田南町)が10月13日(金)、創業155周年記念ゴルフコンペを愛知県額田郡幸田町の葵カントリークラブで開催した。同社の仕入先や同社社員など合わせて125名が参加し、青く澄み渡った空の元、ゴルフの腕前を競い合った。
同社主催のゴルフコンペにはおもしろい企画が用意されており、今回は「たくさんのカップ!?」だった。これは文字通りグリーンに通常は1か所のはずのカップがたくさん(4か所)切られているという状態だ。おかげで、同じ組でラウンドする4名が同時にパッティングするという大変珍しい光景も見られた。
表彰式会場で峰澤社長が「晴天に恵まれたこの葵カントリークラブは1963年に開場し、本年で60周年を迎えられました。偶然ですが、私も本年の誕生日で満60歳を迎えました。今日、こうして盛大にコンペが開催できましたこと、本当に心より感謝しております。本日は5番ホールにカップを4つ切っていただきました。皆さまにお楽しみいただけたのなら幸いです。弊社は155周年を迎えましたが、ここがゴールではありません。これからも一層、皆さま方と共に、皆さま方にお支えいただきまして、進歩、進化、発展していきたいと思っております。引き続きご支援を頂きますようお願い申し上げます」と参加者に向け感謝の気持ちを述べた。
上位入賞者は以下の通りだ。
【優勝】堂跡陽一氏(ユアサ商事)▽グロス98、HDCP26・4、NET71・6
【準優勝】岩月暢之氏(岩月工業所)▽グロス84、HDCP12・0、NET72・0
【第3位】岡部篤史氏(中部テック)▽グロス85、HDCP12・0、NET73・0
創業65周年を迎えたイトウ
4年ぶりボウリング大会開催
2023年、創業65周年を迎えたイトウ(社長=伊藤辰之氏、本社=名古屋市北区)は10月4日(水)、名古屋市千種区の星ケ丘ボウルでイトウ第21回ボウリング大会を開催した。『復活の狼煙 65周年の感謝と共に』と銘打った今大会。取引先や仕入先に同社社員も加わり、120名がその腕前を競い合った。幹事はイトウ営業部、幹事長はイトウ営業部堀田Gの福永雅明係長が務めた。
開会にあたり、伊藤社長から「3年間もコロナの影響で中止を余儀なくされてきましたが、規模は多少縮小させていただいたものの、4年ぶりに何とか開催することができました。今年は弊社の創業65周年ということもあり、これからも何かしら企画して、皆さまにお知らせしていきますのでよろしくお願いいたします。今日は、弊社社員が精一杯盛り上げます! 皆さん、ぜひ“アレ”を目指しつつ楽しんでいってください」と挨拶があり、4年ぶりの大会が幕を開けた。
120名の参加者による熱戦が2ゲームにわたって繰り広げられ、荏原製作所の船越さんが見事“アレ”を果たした。最後に伊藤弘晃イトウ専務から「お客さまや仕入先さまと関われる大事な行事として20年以上にわたりこのボウリング大会を年に一度、楽しく開催してきましたが、12月をもって星ケ丘ボウルは閉館するということで寂しいですがこれも時代の流れかなと思っております。ですが、今後も何かしら皆さまと触れ合える機会を作っていきますので、その際にはよろしくお願いします」と挨拶があり散会となった。
今大会の上位入賞者は以下の通りだ。
【優勝&ハイゲーム賞】船越さん(荏原製作所)▽トータルスコア402ポイント/ハイゲーム202ポイント
【準優勝】木村さん(今村総合設備)▽トータルスコア351ポイント
【第3位】中島さん(ユアサ商事)▽トータルスコア343ポイント
得意先・仕入先など89名が参加
第23回利進会ゴルフコンペ
服部商会 新しい形でのコンペを企画
機械・工具の総合商社服部商会(社長=服部嘉高氏、本社=愛知県津島市)は9月2日、三重県いなべ市のナガシマカントリークラブにおいて「第23回利進会ゴルフコンペ」を開催した。
同社の得意先・仕入先など総勢89名が参加。日比琢智氏(日比機工)が優勝した。
今年はこれまでの参加者らの声を参考に、プレー後のパーティーは行わず、順位発表や記念写真、主催者挨拶および得意先・メーカー・商社の代表挨拶については当日配付されたパンフレットのQRコードを読み取り動画で見られるようにした。用意された豪華景品は翌日より各々に送付された。
主催者挨拶で服部社長は「コロナ禍により私たちの生活様式は大きく変わったが、ゴルフコンペも例外ではない。今回のイベントでは、ゴルフコンペ企画実行委員が今までのアンケートを通じて得た皆様方の声を大切にして、お聞きした意見を生かしパーティーがなくても参加者の皆様に満足して頂けるような新しい形でのコンペを企画した」と紹介。新しい時代に適応し、持続的な成長を追求していくために「来期の目標は、創造的で柔軟な思考を奨励し、教育と人間力の向上に注力する。全チームが新たなアイデアを生み出し、商品知識の向上を目指す」と決意を述べ、同社への変わらぬ愛顧・支援をお願いした。
得意先を代表して挨拶した立松宏樹TMW社長は「昨年、服部社長の挨拶に100年企業を目指すとあり、どんな時代にあっても、真心で接するのがベースと話されていた。そのベースは社員一人一人にしっかりと伝わり、日々の行動に表れていることは、参加された皆様が一番感じられているのではないか」と話し、新たな提案と常に顧客に寄り添う対応に感謝した。
メーカー代表挨拶では菅晴稔三菱マテリアル東海ブロック長が「毎年このコンペを楽しみにされている方も多いのではないかと思う。これだけの規模で皆様をお招きできる服部商会様のネットワークの大きさを痛感している」と。また、商社を代表して梅村龍盛梅村本店社長が「服部商会様は気遣い、心遣いを大切にされるマインドの部分と、今回の利進会参加方法にQRコードを採用されるなどデジタル化の部分を上手に融合され、日々進化されている会社。また、健康経営にも積極的に取り組まれ、社員の皆様を大切にすることは勿論、取引先様にも健康経営の大切さを指導されるなど、見習うべきことが多い」などと話し、同コンペ開催に祝意を示した。
第23回利進会ゴルフコンペ上位入賞者は次の各氏(敬称略)。
▽優勝=日比琢智(日比機工)N72・8H7・2
▽準優勝=後藤卓哉(G-TECH)N73・2H16・8
▽第3位=池田吉彦(タチバナ製作所)N73・6H8・4
▽第4位=花村泰宏(山善)N73・6H8・4
▽第5位=薮崎恭正(ユキワ精工)N74・2H4・8
▽ベストグロス=高取祐次(高取鉄工)77
ビアパーティーを再開
愛機工西支部 スーパードライ名古屋で
愛知県機械工具商業協同組合西支部(支部長=内藤和美氏・内藤商事社長)は、コロナ禍の影響で中止していた恒例のビアパーティーを今年度より再開し、8月24日午後6時30分より名古屋市中村区のスーパードライ名古屋を会場に開催した。
冒頭、内藤支部長が「4年ぶりのビアパーティーです。皆さん充分にお飲み頂き、歓談しながら楽しんで行ってください」と挨拶し、乾杯の音頭をとった。
豪華景品の当たるビンゴ大会で大いに盛り上がり、支部員やその社員たちが賑やかに懇親を深めた。
最後に服部支部幹事(服部社長)が「久しぶりにこのような会がマスク無しででき、楽しく過ごすことができました。西支部では今後も色々なイベントを用意していますので、是非ご参加を」と呼びかけ、一丁締めで終了した。
4年ぶりのビアパーティー
愛機工東支部 ガーデンキッチンフラリエで
愛知県機械工具商業協同組合東支部(支部長=野崎憲昭氏・常磐精機会長)は、9月20日午後7時30分より名古屋市中区のガーデンキッチンフラリエにてビアパーティー(担当幹事=時津達也副支部長・新栄商会社長)を開催した。
4年ぶりの開催に支部員とその従業員ら約20名が参加した。
今回は、7月30日に支部企画のプロレス観戦イベントがあったため日程をずらして例年より遅い開催となったが、まだまだ残暑厳しい中、参加者は庭園でのバーベキューを楽しみながら和やかに親睦を深めた。
松原良治氏逝去
マツバ機工創業者
機械工具商社マツバ機工(社長=松原剛氏、本社=愛知県江南市)の創業者で会長の松原良治氏が9月17日、逝去された。享年81歳。
通夜が9月18日、葬儀が翌19日にシオン江南会館(愛知県江南市高屋町清水)で営まれ、親交のあった人たちや業界関係者など多数が参列し故人の冥福を祈った。
松原社長は喪主挨拶で「友達や仲間を大事にし、他の人の事を自分の事よりも優先して考える人だった」と故人の人柄を振り返り、「すごく楽しんで仕事をしている親父を見て、私も親父の後を継ぎたいと思い、私は企業理念にもそれを入れ、社員さんたちにも仕事を楽しめるようになってもらえればと、今仕事をしています。今日お集まり頂いた親父の仲間、来て頂いた皆様が親父の本当の宝で、残してくれた財産だと思っています。今後も本人同等のお付き合いをお願い申し上げます」と述べた。
「山田貞夫音楽賞」5名受賞
特選は今木さんと岡田さん
山田貞夫音楽財団 第5回指揮者オーディション
公益財団法人山田貞夫音楽財団(代表理事=田中真紀代氏)主催の「2023年度(第5回)指揮者オーディション」最終選考会が10月17日、名古屋市中区の三井住友海上しらかわホールで行われ、「特選」の今木智彦さん、岡田健太さんを含む若手指揮者5名が山田貞夫音楽賞を受賞した。特選受賞者は、12月5日に同ホールで開催される「第5回新進指揮者コンサート」で指揮を披露する。演奏はセントラル愛知交響楽団。
このオーディションは、愛知県内で演奏経験のある指揮者の活動を支援し、愛知県の文化芸術の振興に寄与することを目的に同財団が実施するもの。愛知県で指揮者として演奏実績のある38歳以下の人を対象とする。
前日に刈谷市総合文化センター(愛知県刈谷市)で行われた第二次選考では、書類審査(第一次選考)で選ばれた7名の指揮者が課題曲メンデルスゾーンの序曲「フィンガルの洞窟」を指揮、5名が最終選考に残った。
最終選考会では各自選択曲を指揮し、審査の結果、全員の山田貞夫音楽賞受賞ならびに2名の特選受賞が確定した。また、山田弘子特別賞が岡田健太さんに贈られた。
山田貞夫音楽賞は、受賞者に賞金10万円が贈呈され、特選には更に20万円が加算される。また、特選受賞者は受賞披露コンサートで交響曲を指揮し、コンサートの後、賞金とは別に奨学金として30万円が財団から贈られることになっている。
冒頭の挨拶で田中代表理事は「本日は最終選考です。指揮者皆様の情熱と音楽の愛が素晴らしい演奏となって結実することを心よりお祈りしています」と述べた。
選考委員は、瀬戸和夫氏(愛知芸術文化協会理事)、佐藤恵子氏(名古屋音楽大学学長)、竹本義明氏(名古屋芸術大学学長)、寺田史人氏(寺田弦楽四重奏団、プシャーテルアンサンブル主宰)、他演奏者の計7名。
表彰式では、財団創設者の山田貞夫会長(ダイドー社長)が「(山田貞夫音楽賞は)優秀な新進気鋭の音楽家の登竜門ということで続けさせて頂き、11年となりました。今後もますます音楽の振興を通じて社会奉仕をしてまいりたい。日本の音楽を世界レベルにし、是非音楽大国になりたいと思っていますので、皆様のご協力をお願いします」と挨拶。
選考委員の瀬戸氏は「指揮者オーディションは今年で5回目となりますが、年々参加される方が増えて嬉しく思います。今回初めて一次審査、二次審査、本日最終審査とさせて頂きました。個性を生かしながら音を纏めて行く、これが指揮をする者にとって大事なこと。今後も色々経験を積み、音楽を創り上げて頂きたい」と講評を述べた。
最後に、同財団に多額の寄付をした評議員の山田弘子氏に感謝状が贈呈され、閉会した。
第11回新進演奏家コンサート開催
山田貞夫音楽財団は9月7日、三井住友海上しらかわホールにて「第11回新進演奏家コンサート」を開いた。7月10日に行われた「第11回山田貞夫音楽賞」の最終選考会(ピアノ・ヴァイオリン・管楽器部門)で特選に選ばれた、浅野佑佳さん、新井貴盛さん、田舎片麻未さんが出演し、セントラル愛知交響楽団と協奏曲を演奏した。
演奏曲は、フランツ・リスト「ピアノ協奏曲第1番変ホ長調S.124,R.455」(ピアノ独奏=浅野さん)、フェリックス・メンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲ホ短調作品64」(ヴァイオリン独奏=新井さん)、ルードヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェン「ピアノ協奏曲第3番ハ短調作品37」(ピアノ独奏=田舎片さん)。
同財団は、愛知県内におけるクラシック音楽の振興並びに音楽文化水準の向上に寄与するため、担い手である音楽家を支援する活動を行っている。今回で11回目となる同コンサートの開催も主な事業のひとつで、将来有望な新進演奏家に発表の場を提供し、今後の活躍を奨励する。