第2866号 令和5年10月15日
MECT展への動員協力を呼びかけ
愛機工 令和5年度10月理事会開く
愛知大会開催に向け最終確認
愛知県機械工具商業協同組合(理事長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)は、10月5日午後4時30分より名古屋市中区の東京第一ホテル錦にて理事会を開催した。理事・監事28名が出席。間近に迫った全機工連愛知大会(10月17日開催)の円滑な運営に向け準備状況や役割担当などを綿密に確認した。また、翌18日からポートメッセなごや全館で開催されるメカトロテックジャパン2023(MECT展)の開催規模や来場方法などが説明された。理事会の冒頭、MECT展を主催するニュースダイジェスト社の樋口社長より来場者動員について協力依頼が行われた。
水谷理事長が議長を務め、各議題について審議・報告が行われた。
1.組合員・賛助会員数の状況(組合員220社・賛助会員104社、4月1日現在)について、車両燃料油、カーリース等を扱うイチネン名古屋支店(名古屋市中区)の賛助会員加入が事務局より報告され、承認された。また、他に賛助会員加入の意向を示している企業があり、加入資料を送付するとした。
2.第82回組合野球大会報告が、事務局より行われた。大会は、9月24日までに16試合(内、2試合は棄権試合)が実施された。日程調整のため進行は遅れ気味であるが、会場の確保はできており年内の終了を目指す。
3.第49回組合親睦ゴルフについては、野崎福利厚生部長(常磐精機会長)より、11月14日に春日井カントリークラブにて開催すると告知された。10月5日現在の申し込みは40名。
4.青年部キャンプの集い報告が、滝澤青年部長(松本商店社長)より行われた。4年ぶりとなった青年部キャンプは8月19・20日の2日間、すぎの子キャンプ場バンガロー村にて約200名が参加し賑やかに開催された。青年部事業については、従業員・家族対象レクリエーションや他産業視察、研修会等、今後も定例事業の実施が計画されている。
5.全国機械工具商青年部総会(旧称号「全機工連若手交流会」)について、引き続き滝澤青年部長が報告。若手交流会はコロナ禍で活動を休止していたが、今回、OMJC(大阪機械工具商青年会)が幹事団体となり、全機工連が後援する形で、「全国機械工具商青年部総会」の名称で8月24日にホテル日航大阪にて開催された。「これからの流通における商社・販社の役割」をテーマにパネルディスカッションを企画し、各地域の代表が意見を交換した。全国から約130名が参加、愛知組合からは高田副理事長はじめ滝澤青年部長ら15名が参加した。
6.セールスエンジニアスクール予告が、事務局より行われた。今年度第2回スクールは10月12~14日の3日間、ポリテクセンター中部にて開催される。受講者は19名。
7.MECT展について、高田実行委員長(組合副理事長・井高社長)より説明があった。会期は2023年10月18~21日、会場にポートメッセなごや新第1展示館・第2展示館・第3展示館全館を使用する。開催規模は前回を大幅に上回る492社・団体、2103小間(前回426社・団体、1795小間)。このうち組合関係は122社、489小間。コンセプトゾーン(主催者企画展示)での加工実演や、主催者企画セミナーが紹介された。また、会期中は理事の常駐当番を取り止め三役および事業部理事が交代で担当することや、駐車場は「金城ふ頭駐車場」が専用となることなどを確認した。その他、MECT展終了後の報告会を11月20日に行うことを決めた。
8.ロボットテクノロジージャパン(RTJ)2024展について、森田実行委員長(組合副理事長・モリタ社長)より説明された。会期は2024年7月4~6日の3日間、Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)を会場に開催される。7月26日に行われた第1回実行委員会では、勧誘者リストを確認するとともに、自動化、省人化を主旨とした産業用ロボット・自動化システム等を中心に需要が拡大している自動倉庫、マテハン機器・装置など物流関連機器への勧誘拡大も要請した。目標は出展規模250社1200小間(前回202社1069小間)、組合目標は65社300小間(前回53社263小間)。第2回実行委員会はMECT展終了後に予定されている。
9.全機工連愛知大会について、水谷理事長より説明が行われた。愛知大会は10月17日、名古屋観光ホテルで午後1時30分より開催される。受付は午後零時30分から。関係者は午前11時に3階エントランスに集合する。▽DXパネルディスカッション(大会第3部)のコーディネーターを務める幡野理事(朝日社長)とパネラーの服部理事(服部商会社長)・伊藤理事(春日鋼機社長)・林龍一氏(広商NEXUS社長)が10月4日、会場のホテルで当日の最終確認を行い、幡野理事より概要が報告された。▽大会を進行する第1部~4部の司会は、可児理事(近代精機社長)が務める。▽9月29日に会場のホテルで大会当日の詳細を確認。その報告が水谷理事長より行われた。▽役割分担では①案内・誘導②受付③接待(来賓・講師)④会場案内⑤手荷物預(クローク)などの業務が三役と各部会(総務部・事業部・経営対策部・福利厚生部・情報部・青年部)に割り当てられ、それぞれの役割を確認。詳細については、担当部会ごとに打ち合わせることとした。
10.その他、事務局職員採用について、事務局長退任に伴い、愛知大会およびMECT展終了後にハローワークへ求人の書類を提出する。
次回理事会は12月6日午後4時30分より東京第一ホテル錦で開催予定。
“技術のタスキで未来へつなぐ”
来年11月、「JIMTOF2024」
東京ビッグサイト全館で開催
日本工作機械工業会(会長=稲葉善治氏・ファナック会長)と東京ビッグサイト(社長=石原清次氏)は8月2日の記者会見で、「JIMTOF2024(第32回日本国際工作機械見本市)」を2024年11月5日(火)~10日(日)の6日間、東京ビッグサイトにて開催すると発表した。
JIMTOFは、工作機械やそのあらゆる周辺機器が一堂に会する「ものづくりの総合見本市」であり、かつ最先端の技術・製品が世界中から集結する「世界最大級の国際技術ショー」。前回のJIMTOF2022は、コロナ禍の影響が残る中、過去最高の1087社・5618小間の出展規模で開催され、期間中11万4158人が来場した。
今回のJIMTOF2024は、前回同様、会場に東京ビッグサイト全館(東・西・南展示棟)を使用。前回展を上回る出展規模5700小間、来場者数13万人を目標としている。
JIMTOFは毎回半数を超える出展者が「初披露」の製品を出展し、最先端技術・製品をいち早く見られる展示会として高い評価を得ている。今展では新製品・技術の情報を来場者に余すことなく提供できるよう、情報発信の強化に努める。
アカデミックエリア
を南展示棟に新設
また、出展者の展示だけでなく、主催者による併催企画も多く実施。今展では多彩な講演会や、最新技術トレンドを体感できる企画展示、製造業全体の未来を担う学生を対象とした企画など、国際技術ショーとしてのプレゼンスを発揮する企画を展開する。
前回初開催した「Additive Manufacturing Area in JIMTOF」については、今展でも特別併催展として継続開催が決定。さらに今回は「アカデミックエリア(仮称)」を新設し、ものづくり産業の次世代を担う学生と現役世代との交流の場を創出する。
会見で日本工作機械工業会の柚原一夫専務理事は「現在、製造業はカーボンニュートラルへの対応、労働力不足の解消、サプライチェーンの強靭化など様々な課題に直面している。このような動きの中、国内外の有力メーカーが一堂に集うJIMTOFでは、各出展者の方々がこれらの課題をニーズとして捉え、グリーン、デジタル、レジリエンスの3つのキーワードを視野に入れながら、最適なものづくりを提案されるものと期待している。さらに、より良いものを作るために改善を続ける営みである“ものづくり”と、顧客の価値創造に寄与する〝ことづくり〟を融合することで、ソリューションに磨きをかけ、工作機械に対する需要を引き起こすことができると期待をしている」と述べ、出展者のパフォーマンスが最大限発揮されるよう主催者として来場者の回遊性向上、来場日の分散化、デジタル技術を有効活用した展示会運営の環境整備などに努めるとした。
東京ビッグサイトの津国保夫常務取締役は挨拶で、JIMTOF2024のキービジュアルについて「JIMTOFに集う最先端のものづくりの技術が、未来へ受け継がれていくことの象徴を『タスキ』で表現した。加えて、『メビウスの輪』にもイメージを重ねて描いた。今後の工作機械産業の発展、ビジネスの発展、JIMTOFの発展には、無限の可能性が広がっている。JIMTOFによる数々の繋がりで、その可能性が一層広がるよう願っている」とコンセプトを紹介し、多くの参加に向け積極的なPRを展開していく考えを示した。
開催概要
【名称】JIMTOF2024(第32回日本国際工作機械見本市)
【会期】2024年11月5日(火)~11月10日(日)
【会場】東京ビッグサイト全館(東・西・南展示棟)
【主催】日本工作機械工業会/東京ビッグサイト
【出展対象】工作機械/鍛圧機械/工作機器/機械工具(切削工具、耐摩耗工具)/ダイヤモンド・CBN工具/研削砥石/歯車・歯車装置/油圧・空気圧・水圧機器/精密測定機器/光学測定機器/試験機器/制御装置および関連ソフトウェア(CAD、CAM等)/その他工作機械に関する環境対応機器装置・機器・資材・製品・技術及び情報
10月2日から
出展募集開始
【申込期間】〈主催者・協賛団体会員/海外工業会会員〉2023年10月2日(月)9時~10月31日(火)23時59分、〈海外・国内一般〉2023年11月1日(水)9時~11月30日(木)23時59分
【申込方法】JIMTOF公式Webサイト(www.jimtof.org)上からの申し込みとなる。公式Webサイトに設置される「出展申込フォーム」より必要事項を入力し、申し込む。
【問い合わせ先】東京ビッグサイトJIMTOF事務局(E-mail‥jimtof@tokyo-bigsight.co.jp、TEL03-5530-1333)
2023年8月分工作機械受注総額
2か月連続の1200億円割れ
日工会 内外需とも調整局面が続く
日本工作機械工業会(日工会)が9月27日発表した2023年8月分の工作機械受注額(確報値)は、総額が前年同月比17・6%減の1147億60百万円となり、8か月連続で前年を下回った。前月比は0・4%増の微増となったが、2か月連続の1200億円割れで、調整局面が継続した。
内需は、前年同月比31・0%減の357億17百万円となり、12か月連続で前年を下回った。前月比も9・3%減で、2か月連続の400億円割れ。調整局面の中、季節要因や補助¥文字(U+2FA6)効果の剥落もあって本年の最低額となった。
内需の主要4業種のうち「一般機械」は、産業機械等が減少し、2021年5月以来27か月ぶりの150億円割れとなり、本年最低額。「自動車」は、部品・完成車とも前月比で減少し、2か月ぶりの80億円割れとなった。「電気・精密」のみで前月比増加が見られたが、「航空・造船・輸送用機械」も本年最低額となった。
外需は、前年同月比9・7%減の790億43百万円となり、8か月連続で前年を下回った。前月比は5・5%増と5か月ぶりに増加したものの、2か月連続の800億円割れとなった。
「欧州」は、夏季休暇の影響もあり、3か月ぶりの180億円割れ。「アジア」は、中国やインドなどで前月比増加し、2か月ぶりの330億円超え。「北¥文字(U+2F76)」は、アメリカで前月¥文字(U+2F50)増加し、6か月連続の240億円超えとなった。
9月上旬に行った会員アンケート調査結果によると、2023年10~12月期の受注動向見通しは、「増加」が6・8%で前回6月の調査結果(2023年7~9月期見通し)に比べて4・1Pt低下、「保合」が72・6%となり同1・4Pt低下した。「減少」は20・5%で前回より5・5Pt上昇した。DI値(増加-減少)はマイナス13・7で、前回から9・6Pt悪化し、5四半期連続の「減少」超となった。
これらの結果から2023年第4四半期は、前期にDIが改善傾向を¥文字(U+2F70)したものの、再び悪化しており、「年内の受注は低調に推移する可能性がある」との見方が示された。
『つなぐ 中部グランドフェア2023』
2日間で延べ1万1000名超が来場
4年ぶりの通常開催で大盛況
ユアサ商事(社長=田村博之氏、本社=東京都千代田区)中部ブロック(中部ブロック長兼中部支社長=堂跡陽一氏)の販売店でつくる中部ユアサやまずみ会(会長=峰澤彰宏氏・MINEZAWA社長)主催『つなぐ 中部グランドフェア2023』が9月1日(金)・同2日(土)の2日間、名古屋市港区のポートメッセなごや新第1展示館で開催された。主催社84社、出品社367社が“デジタル”と“グリーン”をテーマに、自社の得意分野を活用し、社会のさまざまな課題解決を提案した今回展。目標受注金額250億円、目標来場者数1万名に対し、受注額257億円、来場者数1万1375名を記録した。
1日の開会式で峰澤会長は「今回の展示会では“工業”“住環境”“建設”の各ゾーンにおいて出展各メーカーさまの最新商品、最新技術が一堂に展示されております。会場中央部分には『デジタル化とグリーン化を通じて豊かで快適な社会を実現し、共にサステナブルな未来を』というコンセプトでのテーマゾーンが設けられています。これからの未来に欠かせないAIやカーボンニュートラル達成への取り組みに対して、それぞれのお客さまに合ったご提案ができることを目指しています。“Growing Together”共に成長を目指す展示会グランドフェアを大いに楽しんで、有益な場にできるよう務めて参りたいと思います」(一部抜粋)と挨拶。
続いて出品者を代表して中部ユアサ炭協会代表の舩田聡氏(ダイキン工業専務)が登壇。「今、全国の建設業は仕事が非常に多く、首都圏や関西圏、九州や北海道などで再開発が行われ、この地域でもようやく名古屋駅周辺の再開発の目途が立ち始めていると聞いております。さらには、カーボンニュートラルの対応や設備投資、熱中症対策など、今まで無かったさまざまな投資が国内で拡大しており、我々業界のビジネス拡大のチャンスはさらに広がっていくものと感じております。一方で、少子高齢化からくる人手不足は大きな影響をおよぼしていることから、このグランドフェアでも社会課題解決に向けユアサ商事さまが我々出品メーカーの商材を駆使してご提案いただけるということで大変ありがたく思っております。我々メーカーも、一社単独では本当にお客さまのニーズに対応した提案はできないのではとの思いがあり、そういう意味ではユアサ商事さまを扇の要に、やまずみ会の皆さまとグランドフェアのような場でお客さまへの最適提案を進めていくことで我々自身もビジネスを拡大でき、日本の社会課題を解決していけるものと信じております」(一部抜粋)と挨拶した。
ユアサ商事の田村社長は「当社は今年の4月に新しい中期経営計画を発表しました。その“Growing Together 2026”では『つなぐイノベーション』を計画のど真ん中に置いて運営していこうと動き始めました。この『つなぐイノベーション』で何か新しい付加価値を生み出したいと考えております。グランドフェアで、主催社さま、出品メーカーさま、ご来場の皆さま方をお繋ぎしたい。あるいはモノ・お金・情報・データ・技術等を繋げる場にさせていただきたいと思っております。皆さま方ご自身の専門分野だけでなく、この会場全部をお使いいただいて、明日の皆さんのイノベーションの糸口を見つけて頂ければと思います。この中部グランドフェアは、84社の主催社さま、367社の出品メーカーさまの多大なるご協力をもってたくさんの方にご来場いただき、たくさんの商品に出会っていただけることを願っております」と挨拶を結んだ。
東京・大阪に続き4年ぶり開催
2023三菱電機 暮らしと設備の総合展
家電量販店、住宅設備業者ら対象プライベート展
三菱電機(社長=漆間啓氏、本社=東京都千代田区)は9月13日(水)・同14日(木)の2日間、名古屋市港区のポートメッセなごや第3展示館で、取引先(家電量販店、住宅設備業者、電気工事店等)を対象に、空調・家電・住宅設備部門の製品やサービスを紹介するプライベート展示会「2023三菱電機 暮らしと設備の総合展」(名古屋会場)を実に4年ぶりに開催した。
『しあわせをシェアしよう。~働きやすさと暮らしやすさを~』をテーマに、“一人ひとりのしあわせを家族や周りの人たちと共有しあえれば、社会全体がもっとしあわせになれる”という同社の想いを込め、暮らしやすさや働きやすさを実現するさまざまなソリューションを数多く提案していた。
家電・住宅設備機器関連ではルームエアコン、冷蔵庫、IHクッキングヒーター、ビルトイン食洗機、クリーナー、IHジャー炊飯器、衣類乾燥除湿機、ふとん乾燥機、乾電池、三菱エコキュート、換気扇・ロスナイ、ヒートポンプ式冷温水などが、業務用設備機器関連では、空調・換気機器(Mr.Slim、ビル用マルチエアコン、ファシレアDD、DT-RⅢチラー、業務用ロスナイ、エアー搬送ファン、有圧換気扇ほか)、LED照明、業務用エコキュート、ジェットタオル(ハンドドライヤー)、低温機器・産業用除湿機、内蔵形ショーケースなどが、その展示品である。
この展示会は名古屋会場のほか、8月23日(水)・同24日(木)に東京都江東区にある東京ビッグサイトで、9月6日(水)・同7日(木)に大阪市住之江区にあるインテックス大阪でそれぞれ開催されている。東京会場では来場者数およそ1万名、大阪会場ではおよそ6300名が会場を訪れた。今回の名古屋会場では7000名の来場者数を目標として掲げていた。
コロナ禍の影響で3年ものあいだ中止をよぎなくされ、ようやく4年ぶりに開催された本展示会にかける三菱電機の想いは強く、その想いが伝わったのか、初日の開場直後から取引先関係者ら多くの来場者で会場は溢れていた。
北村憲正氏(龍玉精工)優勝
第53回名管会ゴルフ大会
愛知県管工機材商協組 愛知カンツリー倶楽部東山コース
愛知県管工機材商業協同組合(理事長=峰澤彰宏氏・MINEZAWA社長)の名管会(同組合総務部会管轄)は9月12日(木)、名古屋市名東区の愛知カンツリー倶楽部東山コースで「第53回名管会ゴルフ大会」を開催。組合員、賛助会員合わせて54名が参加し、自慢のゴルフの腕前を競い合った。
全組のラウンドが無事終了し、クラブハウス内では竹内裕二総務部会長(丸金商会社長)が司会進行を務め表彰式が執り行われた。成績発表の前に、同組合総務部会を担当する村井善幸副理事長(オータケ社長)、ならびに峰澤理事長が挨拶に立ち、参加者へ感謝の言葉を述べた。
その後、成績発表へと移り各賞受賞者に賞品が手渡された。なお、今大会には特別賞が2つ用意されており、2024年(令和6年)10月に開催予定の『第34回管工機材・設備総合展』にちなんで、34位の参加者に「展示会特別賞」が贈られたのだが、これが偶然にも、展示会実行委員長を務める石原太郎副理事長(原芳商会社長)の手に! もうひとつの特別賞「理事長賞」は18位の参加者に贈られた。これは、今大会の数日前に開催されたPGA(日本プロゴルフ協会)のプロテストに峰澤理事長のご子息(ご次男)が18位でプロテストに合格したことにちなんでの順位決定であった。
すべての成績発表が終わり、最後に石原展示会実行委員長が『第34回管工機材・設備総合展』への出展、来場促進などの協力を要請し、本会は散会となった。
◇
今大会上位入賞者と各者のスコアは以下の通りだ。
◆優勝&ベストグロス賞=北村憲正氏(龍玉精工)▽NETスコア71・5(HDCP2・5)/グロス▽74
◆準優勝=高井一郎氏(シーケー金属)▽NETスコア72・0(HDCP37・0)
◆第3位=伊藤慎英氏(オンダ製作所)▽NETスコア73・9(HDCP27・1)
片岡会長(ヤマザキマザックトレーディング)留任
中部ジーネット会 浜名湖畔で総会開催
ジーネット名古屋支社(取締役支社長=松吉正訓氏)の仕入れ先で組織する中部ジーネット会(会長=片岡暢博氏・ヤマザキマザックトレーディング中日本販売部主幹)の2023年度総会が8月4日、浜松市の「THE HAMANAKO(ザ浜名湖)」を会場に開催された。
はじめに挨拶した片岡会長は、原材料の高騰、人手不足、生産方式の変化など取り巻く環境に触れた後、「ここへ来て全般的に動き出した手応えを感じている。顧客とのつながりそして提案営業を重視したい。また、会員同志のコミュニケーションを活発に行う中で見出したものを先々の明るい未来に向けて生かして行きたい」と述べた。
次いでジーネット古里龍平社長は、フルサト・マルカホールディングス(経営統合により2021年設立)の中期経営計画の進捗状況について説明を行った。2023年は売上高1700億円を予測しており、最終年2026年には2000億円を計画していることから、古里社長は達成するために活動を加速していくと強調し、そのための基本戦略と重点施策を発表した。
具体的にはプラットフォーム戦略では、CO2冷凍機器を扱う新会社(エムタス・レフ)の設立、エンジニアリング体制を強化し、EV化市場への拡大に向けた有力企業(ティーエスプレシジョン)の子会社化など基盤の強化。この他、主催展示会、参加展示会の活用。また、基本戦略に基づいたDX施策の推進、サステナビリティへの取り組みをグループあげて完遂して行きたいと方針を明らかにした。
総会においては各議案意義なく承認され、役員改選では幹事会社がそのまま継続、新入会員として東京精密(社長=木村龍一氏、本社=東京都八王子市)が入会した。
一方、名古屋支社の概況報告については、松吉支社長が説明。トピックスとしてグループ会社マルカの名古屋支店が7月に4階に移転し、グループの相乗効果を図るため始動した。また名古屋支社組織に新しく、アルムコード推進室を設置。これにより、加工プログラム作成作業を完全自動化するAIソフト『ARUMCODE(アルムコード)』の拡販を図る。
このほか、機工部、機械部、住設システム部の下期方針が発表された。展示会の開催については、「駿河機械加工システム展(9月21日・22日)」はじめ、営業所サイドでは、中部機械加工システム展内覧会(名古屋・三河)、ソリューションフェア(一宮・三重)等が11月に予定されている。
第2部では懇親会が開かれ、翌日は有志により親睦ゴルフが行われた。
中部ジーネット会ビアパーティ
4年ぶりの開催に150名が参加
中部ジーネット会は、8月25日午後6時30分より名古屋市中村区のアサヒスーパードライ名古屋にてビアパーティを開催した。会員とジーネット社員あわせて約150名が参加し、盛会となった。
ジーネットフレッシャーズ(令和5年入社の7名)が進行役を務める中、冒頭、松吉ジーネット名古屋支社長が事務局を代表して「この4年間、このようなイベントができず、我々もメーカー様と話しをする機会が少なかったと思う。一緒に商売する中で、ジーネットと共にやっていたら、楽しい、仕事をしていても笑顔になるという事を、皆さんと一緒に作って行きたい。本日は、色々な方と色々な話をして有意義な2時間にしたい」と挨拶。
続いて、片岡中部ジーネット会会長が乾杯挨拶で「マザックは、天災の時はチームを結成して、復旧部隊を現地に派遣する。東日本大震災の時は、人間の心に訴える状況を目の当たりにして、非常に人間的に成長した若い子たちが多かった。こういった事を経験してくると、やはり今日のような対面の情報交換、これが非常に大事なのだと思う」などと話し、高らかに乾杯の音頭をとった。
ジョッキ片手に会話が弾む中、豪華景品が当たる恒例の抽選会も行われ、楽しく相互交流。宴もたけなわとなった所で、川村真巳中部ジーネット会副会長(BIG DAISHOWA中部営業部長兼名古屋支店長)の三本締めでお開きとなった。
機械工具業向け業務管理システム個別相談会
無料オンライン開催
アイル 10月23日から5日間
自社開発のITサービスで企業の業務効率化や経営力強化を支援するアイル(社長=岩本哲夫氏、大阪本社=大阪市北区、東京本社=東京都港区)は、10月23日(月)から同27日(金)までの5日間、機械工具業向けの業務管理システム個別相談会を無料オンライン開催する。機械工具を取り扱う企業ならではの単価登録や注文処理、型名・型番ごとの商品管理やプロジェクト管理など、細かな業務管理の相談に幅広く応じてくれる。
アイルは、さまざまな業種・業態向けの販売・在庫管理システムを自社開発し、5000社以上の企業に提供してきた。クライアントごとに専門チームを組み、業界の商習慣とクライアントの課題に適した業務管理を提案してくれる。近年相談を受けることの多い機械工具業の複雑な業務管理について、アイルが持つノウハウを生かすべく、今回5日間の無料オンライン相談会を開催することとなった。機械工具業の業務知識を持つ担当者がそれぞれ個別対応してくれるので、各社の課題に応じて適切な他社事例や管理システムを紹介してくれるという。アイルが提供する販売・在庫管理システム『アラジンオフィス』や、BtoB専用ECパッケージ『アラジンEC』のデモンストレーションも可能だ。
「『得意先別、向け先別など、システムに商流に応じた単価(掛率)登録したい』『取引先へ直送する場合の注文処理をもっと簡素化したい』『商品名の桁数が自由に変更できるシステムで、商品(型名・型番)管理をしたい』『輸入管理やプロジェクト管理もひとつのシステムで管理したい』『膨大な取扱商品を正確に在庫管理したい』このなかにひとつでも該当項目がある機械工具業の皆さま、ぜひ今回の無料オンライン相談会にお申し込みください」とアイルの担当者はコメントを寄せてくれた。
【無料オンライン個別相談会開催概要】
●開催日時▽2023年10月23日(月)~同27日(金)①10時30分②13時30分③15時00分④16時30分から選択
●開催形式▽オンライン(ZOOM※参加URLは申込時に連絡)
●申込方法▽電話、または以下サイトの問合せフォームへ。電話=0120(356)932/WEB=https‥//aladdin-office.com/ex/kougu/
●申込締切▽参加希望日の前日まで(以後も相談可能)
●参加費▽無料
◇
販売・在庫管理システム『アラジンオフィス』は、各業界特有の商習慣に適したパッケージ展開に加え、企業ごとの業務に合わせたカスタマイズも可能だ。また、クラウドにも対応していることから、テレワークや外出先など場所を問わないシステム利用などにも適している。機械工具業向けには、豊富な導入事例をもとに、以下のような機能が備わっている。①見積管理機能▽過去のデータベースを参照して見積作成が可能。複数仕入先への見積依頼、商品の備考入力欄も可能。②受発注管理機能▽受注・発注の同時計上が可能で、直送する場合の注文処理を簡素化。取引先から求められるEDI・EOS・WebEDIといったオンライン注文のデータ出力・取込が可能。③入出荷管理(ハンディーターミナルの活用)▽商品情報のバーコード化・ハンディーターミナルの活用により、膨大な商品点数も効率的に管理可能。
BtoB専用ECパッケージ『アラジンEC』は企業間の電話・FAXなどによる受発注業務をECに置き換えることで、導入企業とその取引先両社の業務効率化・利便性向上につなげ、DX実現を支援してくれる。『アラジンオフィス』はもちろん、他社の基幹システムともスムーズに連携可能だ。
アイルは、企業の経営力向上を使命に、自社開発のITサービスを提供している。入念な業務分析を踏まえたサービス提案、サービス導入後の最適な運用サポートを重視し、顧客の再契約率は98・4%を誇り高い顧客満足度を獲得している。愛知県名古屋市に名古屋支店を持ち、愛知県機械工具商業協同組合の賛助会員として同組合の活動・事業を支援している。
非接触式ツールプリセッタAegis-ⅰシリーズ
『Eagle改良型』(AOTP・A型)
エヌティーツール 9月1日発売
エヌティーツール(社長=太田智広氏、本社=愛知県高浜市芳川町)は非接触式ツールプリセッタAegis-ⅰシリーズ『Eagle』の改良型(写真)を、9月1日(金)より発売開始した。型式はAOTPからAOTP・Aとなる。今回の改良で追加された機能やサービスは以下の通りだ。
①【業界初】ミーリングチャックの機上締め付けに対応▽ホルダの機上締め付け機能は、プリセット作業時にクランパとプリセッタを作業者が往復する必要をなくし、作業性の向上に役立つ。今回、締め付けトルクの上限が60Nmから100Nmにアップされ、対応するホルダの種類が増え、ミーリングチャックの締め付けが可能となった。
②レンズガードの標準化▽カメラのレンズ部を不慮の衝撃から保護するためのガードが標準化されている。
③アダプタ(別売)に防錆ケースが標準付属化▽アダプタを防錆ケースに入れるだけで錆を防ぐことができ、防錆処理作業を簡略化。また、アダプタに沿った形状のため、防錆ケースをつけたままプリセッタ本体のアダプタトレーに収納できる。
本製品に関して詳しくは、同社ウェブサイトにアクセス、もしくは、本社営業または全国の各営業所まで問い合わせを。
圧倒的軽さ・圧倒的明るさ
「OHL」 「THL」 新登場
ハタヤリミテッド 次世代投光器を市場投入
コードリールや照明器具の専門メーカーであるハタヤリミテッド(社長=足立憲泰氏、本社=名古屋市中区)から、LED投光器「OHL(One Hundred Light/オーエッチエル/ワンエッチエル)」と「THL(Two Hundred Light/ティーエッチエル/ツーエッチエル)」が発売され話題を集めている。
同社の次世代投光器として誕生した「OHL」「THL」は、圧倒的な軽さ、圧倒的な明るさを誇るだけでなく、背面が凹凸の無いフラット形状で、汚れが付着しても清掃作業が容易に行えるなどメンテナンス性が非常に高いのも特長のひとつだ。「OHL」は100W・全光束1万7000行¥文字(G0-8425)、「THL」は200W・全光束3万4000行¥文字(G0-8425)の高輝度LEDを採用している。
両製品ともに、雨中でも安心して使用できる屋外用防雨型。VM-4型バイス(ツカミ幅98㎜)、単管クランプ(φ48・6)が付属するほか、落下や異物の飛散による破損を防いでくれる金属製ガードネット、落下防止用ワイヤーも標準で付属してくる。「THL」には無段階調光ボリューム機能が付いている。また、別売りとなるが、適合三脚「ハイブライトスタンド」(型式/CBX-3N、三脚取付部/27φ、販売価格/税込3万1680円)も用意されている。
【100W仕様】
●型 式▽OHL-1005K
●電線長さ▽5m
●質 量▽3・8㎏
●定 格▽100V、100W、50・60Hz兼用
●標準価格▽税込12万9360円
【200W仕様】
●型 式▽THL-2005KD
●電線長さ▽5m(灯体-調光ボックス)▽1m(調光ボックス-プラグ)
●質 量▽5・7㎏
●定 格▽100V、200W、50・60Hz兼用
●標準価格▽税込18万7000円
本製品に関して詳しくは、通話無料の同社顧客サービスデスク▽0120(686)888へ問い合わせるか、同社ホームページへアクセスを。
パイプをつぶさず保温材ごと〝一発切り〟
「樹脂パイプカッター」 新発売
トップ工業1 点切り込みで廻し切り不要
作業工具の総合メーカー、トップ工業(社長=石井真人氏、本社=新潟県三条市)は、外径φ37㎜までの軟質樹脂管(架橋ポリエチレン管、ポリブテン管など)の切断に最適な「樹脂パイプカッター」を10月1日より販売開始した。
ユーザーより、廻し切りではなく一発切りが可能で、尚且つ保温材が切れ残りづらい軟質樹脂管カッターの要望があり、このほど開発された。
同製品は、Ⅴ刃が1点から切り込むため、廻し切り不要で、管の変形を抑えながら軽い力で切断できるのが特長。管の受け部が深いため、保温材10㎜仕様でも切れ残りゼロを実現する。軽量かつスリムなため、持ち運びにも便利である。
今回、樹脂パイプカッター用替刃も同時発売。部品点数が少なく、構造もシンプルなため刃の交換も容易に行える。
標準価格は、樹脂パイプカッター(製品番号TJ-37)が6500円(税別)、樹脂パイプカッター用替刃(同TJ-37K)が2350円(税別)。
トップ工業は、ホースバンドの締め緩め、ルームエアコンのドレンホースの着脱などに最適な「首振りロックラチェットコンビ7㎜サイズ(FRC-7LK)」の販売を10月1日より開始した。
首振りロックラチェットコンビは、首振り角度を保持したままでアクセス可能なため、奥まった、込み入った場所での作業に適している。12角サーフェイス(角丸)のためボルト・ナットの角を傷めにくい上に、送り方向がよくわかるイエローリングの採用により作業性にも優れる。プッシュボタンの操作でロックが解除され、首振り角度8段階のうち、狙った角度で使用できる。
新サイズ開発にあたっては、エアコン・ハウスクリーニング業者より同社SNSにてサイズ追加の要望があったといい、「ルームエアコンのドレンホース(7㎜)を外すために使用したい。ドレンホースがねじ止めタイプのルームエアコンの場合、着脱がやりづらい。現在、FRC-7(同社製品)で作業しているが、ヘッド部を固定して作業したい」との意見に応えた。
首振りロックラチェットコンビ(FRC-7LK)の標準価格は5300円(税別)。