第2863号 令和5年9月17日

MECT展や全国大会愛知大会など
開催迫る事業の準備進捗を確認
愛機工 8月理事会を開催


 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長/以下、愛機工と表記)は8月2日(水)、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で8月理事会を開催し、理事・監事20名が出席した。本理事会では、主にMECT(メカトロテックジャパン)2023展やRTJ(ロボットテクノロジージャパン)2024展、本年10月開催の全機工連(全日本機械工具商連合会)全国大会愛知大会に関する審議事項などが話し合われた。
 水谷理事長の挨拶に続き、以下の議題について審議・報告が行われ、いずれも承認された。
 【議題1/組合員・賛助会員数の状況】4月1日(土)現在、組合員221社、賛助会員103社。本理事会では、新たにサンデン・リテールシステム東海支社(所在地=名古屋市中区/事業内容=自販機全般、冷凍・製造ショーケースおよびコンテナ)の賛助会員加入が承認された。
 【議題2/第82回組合野球大会報告】第82回野球大会は、7月22日(土)までに1回戦11試合(内1試合は棄権試合)が行なわれた。8月は熱中症を避けるため中断、9月23日(土)より再開。進行は雨天の影響や日程調整で遅れ気味となっているが、9月以降の会場は確保できているため年内の終了を目指す。
 【議題3/第49回組合親睦ゴルフ予告】組合親睦ゴルフを11月14日(火)、春日井カントリークラブ(愛知県春日井市西尾町)において開催。
 【議題4/青年部キャンプの集い予告】第41回青年部キャンプの集いを8月19日(土)・20日(日)の2日間、「すぎのこキャンプ場バンガロー村」(岐阜県関市板取)において開催(本紙発行時、開催済み)。青年部キャンプは2019年以来4年ぶりの開催となる。青年部は今後、コロナ前に開催していた厚生事業を復活させていく考えで、組合員各社従業員やその家族らを対象としたレクリエーション、青年部員対象の他産業視察など、定例事業の実施を今年度の計画に盛り込んでいる。
 【議題5/全国機械工具商青年部総会(旧・全機工連若手交流会)について】コロナ禍にあって全国若手交流会は活動休止を余儀なくされてきたが、今回、OMJC(大阪機械工具商青年会)が幹事団体となり、全機工連が後援するカタチで、「全国機械工具商青年部総会」と名称も一新して8月24日(木)、大阪市中央区のホテル日航大阪で開催(本紙発行時、開催済み)。総会では「これからの物流業界の展望について」をテーマとしたパネルディスカッションが企画され、各地域の代表が意見交換する。総会終了後には懇親会が開催される。全国からおよそ130名が参加。愛知組合からは15名が参加。
 【議題6/セールスエンジニアスクール報告】2023年度第2回セールスエンジニアスクールが10月12日(木)~同14日(土)の3日間、愛知県小牧市のポリテクセンター中部において開催される。受講者定員は20名。受講者については第1回開催時の募集で10名が定員数の関係から受講に漏れたため、まずはその受講希望者を優先して受け付けることとなった。
 【議題7/MECT展について】10月18日(水)~同21日(土)の4日間、名古屋市港区のポートメッセなごや全館を使用して開催。開催規模は前回展を大幅に上回り492社・団体、2103小間。そのうち、組合関係出展者は122社489小間。ちなみに、前回展開催規模は426社・団体、1795小間だった。入場をスムーズにするため事前登録(9月1日受付開始)の周知を徹底するが招待券での入場も可能。愛機工は8月下旬に招待券、チラシ、封筒を組合員経由でユーザーに配布し来場促進を図る。開催期間中は、愛機工事務局を2号館に設置。接客対応などに関しては、①コロナ禍前と同様に関係者に昼食および休憩場所として開放。②三役ならびに事業部を除き理事の常駐は要請せず。ただし、理事および実行委員来場の際は駐車券および食事券が準備される。
 【議題8/RTJ2024展について】2024年7月4日(木)~同6日(土)の3日間、愛知県常滑市の愛知県国際展示場「Aichi Sky Expo」で開催。第1回実行委員会が7月26日(水)に名古屋市中村区の安保ホールで開催され30名が出席した。今回展の目標来場者数は4万5000名(前回展4万2000名)、出展規模は250社・団体、1200小間(前回展202社・団体、1096小間)と発表されており、そのうち愛機工目標は65社、300小間と発表された。本理事会では、各理事に対し、出展勧誘リストの確認ならびに新規開拓、システムインテグレーター協会への周知・PR、会期中の来場者動員への協力が要請された。出展募集締め切りは2024年1月31日(水)。
 【議題9/全機工連全国大会愛知大会について】①DXパネルディスカッションについて▽愛知大会第3部で実施予定のDXパネルディスカッションについて、コーディネーターならびにパネラー3名が決定。また、8月末には愛機工担当理事らがホテル会場を下見。スクリーンや機器類の配置などをチェックし、大会当日の対応に備えた。9月11日(月)に愛機工事務局で小委員会を開催。当日の段取り等を確認する。②大会リーフレットについて▽リーフレットを大会案内に同封。③大会スケジュールについて▽●7月21日(金)=大会案内を関係諸団体に郵送。●8月31日(木)=参加申し込み締め切り。●9月中旬=参加者の概要をまとめ、発表。概要をまとめる際に、大会プログラムに掲載するデータを収集・編集し、9月末までに製本され配布される。●大会規模がまとまった状況で実行委員会では担当ごとに具体的な準備に入るという。④懇親会について▽理事会当日現在、着座形式での開催を想定。ただし、参加者増の場合は立食形式で対応するとの発表があった。⑤第2回実行委員会について▽9月7日(木)15時開催(本紙発行時、開催済み)。各担当部会で役割等、詳細が確認され、部会ごとに小委員会が開かれ、作業内容など共有していく。
 【議題10/その他】①次回10月理事会は、10月5日(木)、東京第一ホテル錦での開催が予定されている。②7月1日(土)実施の景況調査集計の件。③事務局夏季休業の件。

顧客満足度を向上させる
顧客対応(接遇)について学ぶ
愛鋲協 令和5年度第2回セミナー


 愛知鋲螺商協同組合(愛鋲協、理事長=大野正博氏・中部製作所社長)は、7月27日午後5時30分より三井住友海上名古屋ビル(名古屋市中区)の会議室にて、令和5年度第2回セミナーを開催した。タイトルは「顧客満足度を向上させるための従業員向けセミナー~お客様対応から、会社ブランド価値を高めよう~」。三井住友海上経営サポートセンター経営リスクアドバイザーの早川一郎氏が講師を務めた。
 当日は、組合員とその従業員ら28名が参加し、会社のブランド価値を高めるための好印象を与える接遇の基本、ビジネスマナーを学んだ。
 事業担当の鈴木浩久理事(八幡ねじ専務)が司会進行を務め、冒頭、大野理事長が「ちょうど今から1年前、昨年の7月にこの会場で脱炭素・SDGsをテーマに早川先生から勉強させていただきました。その後、良い職場をつくるにはどうしたらよいか、そのためには就業規則をどう変えたらよいか、また、社員を上手く導くにはどんなコーチングをしたらよいかといった、社内を良くする方法を色々勉強させていただきました。本日は、逆にアウトプットです。お客様に対する好感度力、顧客満足度をいかにして上げていくかということです。基本はビジネスマナーになるとは思います。我々はお客様に対するプロですから、接遇について、もう一度初心に戻って勉強することも大切かと思っています」と挨拶した。
 セミナーでは、顧客の置かれた現状や立場を考えて、顧客が求めていることを想像し、寄り添う気持ちを行動にする「接遇」が、顧客満足につながると説明。「顧客の立場で考える」は、当たり前のようで、実はとても難しい(マニュアル化できない)ことであるとし、想像力の磨き方の例も示された。
 早川氏は、顧客サービス力を高めるのに重要なのは「意識」(顧客に満足してもらえる商品・サービスを提供したいと思う心)であり、これを基に、顧客サービスに必要な「知識」と、それを使いこなす「スキル」を身に付けることが必要と指摘し、様々な場面におけるビジネスマナーを紹介した。

 次回、第3回は10月13日に「八幡ねじ各務原DC見学会」を予定している。効率化を追求した物流センターで、コンピューターによる商品管理などを見学する。

ボウリング大会会場変更を審議
令和5年度第3回理事会開く
愛鋲協 理事会後は青年部と合同で納涼会も


 愛鋲協は、8月2日午後6時より名古屋市中区のHARU久屋大通店で、理事6名が出席して令和5年度第3回定例理事会を開催した。
 優良従業員表彰(名古屋商工協同組合協会主催)については、事務局より同日時点で1社より名古屋市長表彰への候補者推薦の仮申し込みがあると報告された。期限までに各社へ再度確認が呼びかけられ、最終的には名古屋市長表彰2社・5名、会長表彰1社・1名の推薦申請があり、受理された。
 ボウリング大会の件は、所用により欠席した担当・松原徳幸理事(千代松螺子社長)の資料を基に、大野理事長から説明がなされた。ボウリング大会(12月10日開催予定)は、例年、星が丘ボウル(名古屋市千種区)で開催していたが、同所が施設の老朽化等により12月5日で営業を終了することに伴い、会場変更を余儀なくされ、名古屋グランドボウル(名古屋市緑区)を仮押さえしたと報告。従来施設より1床あたりのレーン数が少ないため、これまで1レーン3人で3ゲーム行っていたところを、1レーン4人で2ゲームとすることなどを検討した。詳細については、後日、営業担当者と打ち合わせをする(8月23日に打ち合わせ済み)。
 青年部に関しては、鈴木憲一副理事長(青年部顧問、エフシーテック社長)より、5月16日に決起総会を開いて青年部を再開、その後、活動の詳細を検討するため6月26日に役員会を開催したと報告された。役員会では、8月2日に親組合と合同で納涼会(8名参加)、9月4日にBCP(事業継続計画)についてのセミナー、11月8日に工場見学(藤田螺子工業岡崎工場)を行うと年内の行事が決められた。
 広報部会からは、担当の奥田勝彦理事(東邦精器社長)が会報について、次号は9月下旬~10月上旬をめどに発行を考えているとし、内容としては、ボウリング大会の会場変更などをPRして参加者を募ることとした。また、50周年については、21年目からの行事報告を会報で行っていくことになり、今回は10~15年分を掲載する予定。
 組合親睦ゴルフに関しては、鈴木副理事長より、10月28日にオールドレイクゴルフ倶楽部での開催を予定していると告知された。
 ねじ手帳、ビジネスダイアリー等の募集状況について、事務局より報告された。
 その他、日本ねじ商連の第48期通常総会が7月14日、ANAクラウンプラザホテル大阪であり、役員改選で会長の藤田守彦前愛鋲協理事長(藤田螺子工業副会長)が任期満了で退任し、新会長に馬場美由紀前東鋲協理事長(馬場社長)が就任したことなどを、出席した大野理事長が報告。以上で理事会を終了した。
 引き続き、午後7時から同会場で青年部員らも交えて納涼会が開かれ、20名が参加。活発に意見交換を行い、有意義な一時を過ごした。
愛鋲協令和5年度
第2回理事会開催
 愛鋲協の令和5年度第2回定例理事会は6月19日、名古屋駅前の安保ホールで午後6時30分より開かれ、理事会日程の決定、日本ねじ商連常任理事会報告、セミナー報告、青年部経過報告などが行われた。
 今年度第3回以降の理事会については、8月、10月、11月、令和6年2月、3月、4月の開催とし、1月は新年会のみの開催とすることを決めた。
 6月6日に東京の品川プリンスホテルで開催された日本ねじ商連第3回常任理事会では、7月14日にANAクラウンプラザホテル大阪で行う通常総会の議案や運営などが審議された。また、総会会場は各組合輪番制で大阪(令和5年)、神奈川(同7年)、東京(同9年)、愛知(同11年)が担当し、会長については東京(令和5・6年)、神奈川(同7・8年)、大阪(同9・10年)、愛知(同11・12年)が務めることを決定した。8月3日に新横浜で開催されるねじ商工連盟通常総会についても審議されたと報告された。

MECT2023事前来場登録と
セミナー聴講予約の受付開始
9月1日から公式ウェブサイトで


 ニュースダイジェスト社(社長=樋口八郎氏、本社=名古屋市千種区)と愛知県機械工具商業協同組合(理事長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)は9月1日、来月開催する工作機械見本市「メカトロテックジャパン(MECT)2023」の事前来場登録とセミナー聴講予約の受け付けを、公式ウェブサイト(https‥//mect-japan.com/2023)にて開始した。
 10月18日~21日にポートメッセなごやで開催されるMECT2023は、東京で西暦偶数年に開かれる「日本国際工作機械見本市(JIMTOF)」に次ぐ国内で2番目の規模の工作機械・技術の専門見本市。
 会期中に実施されるセミナーでは、トヨタ自動車元町工場長の宮部義久氏や日産自動車横浜工場長の和田民世氏、ボーイングジャパンシニアマネージャーの大沢裕史氏、川崎重工業ロボットディビジョン理事の真田知典氏など各分野に精通した6人の講師が「自動車」「航空機」「自動化」をテーマにものづくりの現状とこれからについて講演する。各セミナーとも定員は400人。事前登録制で申し込みは先着順となる。
 【MECT2023概要】
▼会場=ポートメッセなごや
▼開催期間=2023年10月18日(水)~21日(土)の4日間
▼開場時間=10時~17時 ※最終日21日(土)は16時まで
▼主催=ニュースダイジェスト社、共催=愛知県機械工具商業協同組合
▼入場料=大人1000円、10人以上の団体は1人500円 ※事前来場登録者、海外来場者、学生は無料
▼出展対象製品=工作機械、鍛圧・板金加工機、射出成形機、3Dプリンター、機械工具、のこ刃、切削工具、工作機器、測定機器、試験機器、研削砥石、研磨材、油圧・空圧・水圧機器、歯車・歯車装置、環境・安全対応機器装置、CAD/CAM/CAE、制御装置・関連ソフトウエア、産業用ロボット、搬送装置、洗浄機械装置、品質管理・安全・試験認証機関、新素材、マイクロマシン、ナノテクノロジー関連など
 【セミナー概要】
●講演内容
10月18日(水)
 テーマ「自動車」…明日の自動車づくり
・講演① 13時~14時
「マルチパスウェイを実現するモノづくりの進化」/トヨタ自動車 元町工場 工場長 宮部義久氏
・講演② 14時20分~15時20分
「変わらないものから生まれるモノづくりの進化と新領域への挑戦」/日産自動車 理事 横浜工場 工場長 和田民世氏
10月19日(木)
 テーマ「航空機」…航空機産業の展望
・講演① 13時~14時
「ボーイング・ジャパン・リサーチ・センターの紹介」/ボーイングジャパン ボーイングリサーチアンドテクノロジージャパン シニアマネージャー兼 ボーイングジャパンリサーチセンター センター長 大沢裕史氏
・講演② 14時20分~15時20分
「航空の脱炭素化にむけた取り組み」/IHI航空・宇宙・防衛事業領域 技術開発センター 副センター長 増田和裕氏
10月20日(金)
 テーマ「自動化」…最新ロボットどう使う
・講演① 13時~14時
「Kawasakiが描く、これからのロボティクス」/川崎重工業 精密機械・ロボットカンパニー ロボットディビジョン理事 真田知典氏
・講演② 14時20分~15時20分
「ヤマハ発動機が描く搬送自動化~μto ㎞~」/ヤマハ発動機 執行役員 ソリューション事業本部 ロボティクス事業部長 江頭綾子氏
●開催場所=交流センター3階会議ホール
●開催時間=10月18日(水)~20日(金)①13時~14時②14時20分~15時20分
●聴講料金=無料
●申し込み方法=公式ウェブサイト(https://mect-japan.com/2023)から受け付け ※事前来場登録が別途必要
●定員=各セミナー400人(先着順)

マニピュレータ、ロボット統計
受注・生産・総出荷額  いずれも前年割れ
日本ロボット工業会 2023年4~6月期 【会員ベース】


 日本ロボット工業会(会長=山口賢治氏・ファナック社長兼CEO)が7月27日発表した「マニピュレータ、ロボット統計 受注・生産・出荷実績【会員ベース】」によると、2023年4月~6月期の産業用ロボットの受注額は前年同期比18・7%減の1967億円、生産額は同8・8%減の2023億円、総出荷額は同7・1%減の2042億円といずれも前年同期に比べ減少した。受注額は3四半期連続の減少、生産額と総出荷額は11四半期ぶりの減少となった。
 出荷実績をみると、国内向けは、半導体用に急ブレーキがかかったほか、溶接用の勢いは自動車製造業向けを中心に引き続き弱いものの、組立用やハンドリング用、電気機械製造業向けを中心とした実装用の好調さが継続し、国内出荷額は前年同期比5・7%増の423億円(2四半期連続の増加)。輸出は、ハンドリングや溶接用で増加となったものの、半導体用が大きく減少したほか、アジア向け実装用で引き続き減少がみられ、輸出額は同10・0%減の1619億円(11四半期ぶりの減少)となった。
 新型コロナウイルス感染症や地政学的緊張などの各種リスクにさらされる中でも継続して拡大した自動化需要だが、一部用途での急速な需要減少や、世界経済の先行き不透明感が、今後の成長見通しに重くのしかかっているとの認識が示された。

2023暦年鍛圧機械受注見通し
前年比横ばいの3730億円
日鍛工 EV関連需要が引き続き堅調
 日本鍛圧機械工業会(日鍛工、代表理事会長=北出安志氏・コマツ産機社長)は7月27日、2023暦年受注見通しを当初受注予想より15億円引き上げ、前年比横ばいの3730億円としたと発表した。
 新型コロナは収束していないものの、経済活動は元に戻ってきており、国内では政府による経済対策等も奏功し緩やかな回復基調がみられ、海外では中国経済の停滞やウクライナ侵攻による原材料・エネルギー価格の高騰といったマイナス要因が継続して存在する一方で、半導体不足の緩和、EV関連での引き続きの設備投資等が期待でき、総じて、2022年と比較して新たなインパクトとなる懸念材料もないことから、受注は2022年と同程度で推移するものと予想した。
 機種別にみると、プレス系機械が前年比0・6%微増の1550億円。国内・海外ともに自動車のEV化対応では国別での強弱はあるものの底堅く、新規投資需要が期待できるとした。
 板金系機械は同0・2%微減の1300億円。各種経済対策等による下支えに加え、調整局面とみえる半導体装置関連も後半には持ち直すものとみられ、都市再開発を含む社会インフラ整備への建材関連も堅調と予想した。
 サービス系は同0・7%微減の880億円とし、プレス系・板金系機械とともに前年比ほぼ横ばいで推移すると予想した。
 内外別(機械合計)では、国内が同0・1%微増の1600億円。政府による経済対策の下支えと、自動車生産の回復、半導体製造装置関連や社会インフラ再整備等への投資に引き続き期待する。
 輸出は同0・5%微増の1250億円。中国経済の不安はあるものの、欧米を中心としたEV化対応による設備投資や、新型コロナ禍後のASEAN、インド等新興国での回復が期待できるとした。
 同時に2023年度の受注見通しについても、当初受注予想より45億円引き上げ、3770億円(前年度比0・4%微増)としたと発表した。

国産牛と海鮮盛り合わせをBBQで
過去最多100名超が参加
岐阜機工会 ビアガーデンの集い


 岐阜機工会(会長=渡辺宗晃氏・三信商会社長)は8月30日(水)、夏の恒例事業である『ビアガーデンの集い』を岐阜市長住町の岐阜横丁ビアガーデンで開催。参加人数は100名を超え過去最高規模での開催となった。
 午後6時30分、渡辺会長が「皆さん、岐阜機工会のビアパーティーにご参加いただきまして誠にありがとうございます。昨年参加された方は覚えてらっしゃると思いますが大雨でした。今日は雨が降ったり止んだりでしたが今はなんとか天気も持ちこたえくれました。これも皆さんの日頃の行いが良い証しだと思っております。今までシマザキ商会の嶋﨑社長に、会長という立場でずっと岐阜機工会を引っ張っていただきましたが、今回、嶋﨑社長は会長を降りられまして、私が今年度より会長を拝命いたしました。どうぞ皆さまよろしくお願いいたします。また、幹事も何名か入れ替わっております。新メンバーと共に頑張っていきますので、皆さま、改めてご協力をよろしくお願いいたします。ちなみに今日は過去最高107名にご参加のお申し込みをいただいております。本日は、皆さんで楽しく交流していただけたらと思っています」と挨拶。すぐさま乾杯の音頭をとってビアパーティーが開会した。
 国産牛と海鮮盛り合わせのBBQ、ビールやソフトドリンクを味わいながらも、参加者はテーブルを移動し、あちらこちらで話に花を咲かせていた。宴もたけなわとなったところで、最後は1本締めでビアガーデンの集いは散会となった。

近鉄の新型特急『ひのとり』で行く
大阪・吉本新喜劇観劇ツアー開催
愛機工北支部 食べて笑って大満足!


 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)北支部(支部長=熊田誠司氏・久満田商会社長)は9月2日(土)、北支部支部員や所属会社社員、その家族らを対象としたレクリエーション「近鉄特急『ひのとり』で行く吉本新喜劇観劇会」を開催し、25名が参加した。
 コロナ禍によって恒例の事業がいずれも休止となり、北支部の活動は実質、停止した状態であった。今年5月、コロナも5類へと移行し、これまで閉じこもり気味だった環境から一転! なんばグランド花月(NGK)で漫才や吉本新喜劇を楽しんでもらおうと今回の企画が発足した。
 当日は、近鉄名古屋駅午前9時発の近鉄新型特急「ひのとり」に乗って一路、大阪難波へ。あらかじめ予約してあった本場大阪のお好み焼きを堪能した後、NGKへ移動していざ観劇。およそ2時間半後、劇場を後にした一行は難波周辺を各自自由に散策し、お土産を購入したりしていた。
 近鉄難波駅午後5時発の近鉄新型特急「ひのとり」ではプレミアムシートを利用。プレミアムシートは座席数が少なく、一行の乗車した車両はほぼ貸し切り状態に。みんな疲れを知らず、会話が弾んでいた。
 快適に移動して、たくさん食べて、大いに笑って、参加者全員、とても満足な1日となったことだろう。

地域とともに歩み創業90周年
新体制で100年、150年を目指す
村松商店 「第26回元浜会」を開催


 管材・設備機器等の総合商社、村松商店(社長=村松尋代氏、本社=浜松市東区)の「第26回元浜会」が7月7日、浜松市中区のオークラアクトシティホテル浜松で開催された。仕入先82社・191名と同社社員を合わせ総勢238名が出席して盛会となった。同社は今年創業90周年を迎え、新体制を発表。村松社長は「地域貢献を軸に世の中のためになることに努力し続けてまいります」と決意を新たにした。同日は、ラグビーワールドカップ元日本代表で現在は静岡ブルーレヴズのクラブ・リレーションズ・オフィサーを務める五郎丸歩氏が会場を訪れ、同クラブチームのPRをする一幕もあった。
 当日は、村松社長はじめ社員一同が会場入口で出席者を出迎え、村松孝一会長(8月13日逝去)も恒例のピアノ演奏で歓迎の意を表した。
 元浜会は定刻の午後4時30分に開会し、冒頭、村松社長が挨拶で「4年ぶり、26回目の元浜会です。コロナ禍の間に、弊社は設立70周年を迎え、発祥の地『元浜町』に本部を立ち上げました。そして今年1月29日に本社を本社・西部支店と改め新築完成しました。1月29日は会長の誕生日です。その節には、皆様から大変多くのお祝いをいただきました。深く御礼申し上げます」と改めて感謝。
 続けて、「コロナ禍や不安定な世界情勢による変容の世は、我々人類へ大きな問いかけとなり、弊社も試行錯誤し、様々に変化をしながら一歩ずつ実直に進み、今日を迎えています。同時に、昨今は、SDGs、カーボンニュートラル、そして人間の多様性といった考えをもって行動し、互いに働きかけあい、地球全体へ還元していく時代」であるとし、「貴社で尽力を重ね世に送り出された製品やサービスに込められた思いや方向性を、弊社はオール村松の力で、新しいインフラ文化として大切に広げ、地域社会の営みへとお役に立てる会社でありたい」との思いを語り、引き続き支援と協力をお願いした。
 村松社長は「今年は創業90周年を迎え、先人の人々への感謝と年月の流れを感じます。私はこれを100年、150年と続けていくために、知恵を絞り頑張ってまいります」と述べ、組織変更を行い、7月10日付で長女の村松美和取締役が副社長に就任することを報告。「浜松のやらまいか精神で、色々考えて改善していきたい」と抱負を語った。
 仕入先を代表して挨拶に立った菊本一高栗本鐵工所社長は、4年ぶりの元浜会開催と村松商店の創業90周年に対して祝いの言葉を述べた後、「村松商店様が掲げる企業理念の中で『ライフラインを支える商社として、地域とともに歩んでまいります』との一文があります。企業にとって大切な企業理念を、絵に描いた餅ではなく、実践すること、これが全社に浸透しているなと私自身感銘を受けた出来事があります。昨年9月23日に静岡市清水区では台風15号の影響で巴川が氾濫し、甚大な水道被害を受け、最大6万3000軒で断水が発生しました。多くの市民が一刻も早く水道の復旧を待ち望んでいる中、静岡市上下水道局より水管橋の緊急復旧を任された水道業者が、復旧のパートナーとして指名したのが村松商店様でした。突然の待ったなしの状況に置かれた村松商店様は、持ち前のフットワークですぐさま現場に急行され、被災状況を把握し、私ども栗本鐵工所をはじめメーカー各社に呼びかけ、即席の復旧方法検討委員会の中心で活躍されました。復旧業者の昼夜を問わない復旧作業に村松商店様は寄り添い、そして支援され、被災から10日後に復旧という異例の速さで、断水解消を成し遂げられました。この姿こそが、村松社長様が地域とともに歩んでいく姿ということで、社内外に語り継がれるべき偉業であると私は思っています」と改めて紹介した。
 村松商店創業90周年を祝し、菊本氏から村松会長に花束が手渡され、会場から大きな拍手が送られた。祝電披露も行われた。
 乾杯に際し、鈴木伸明イノアック住環境社長が「我々はコロナの間に何を失ったのか。やはり情報を得るということを失ったのではないかと強く感じています。本日はこれから何時間か皆様とご一緒させていただきますので、多くのことを感じ取って帰れるだろうと楽しみにしてきました」と挨拶。同氏は、ここ半年ほどはコロナの収束により国内外を動くようになったとし、ドイツでは「アジアからでも多くの人がヨーロッパに来ているのに、日本人は珍しいと言われます。日本の人たち、もう少し世界に出ないと負けてしまうぞと強く感じました」など、海外で受けた印象を披露した後、元浜会の益々の発展を願って乾杯した。
 宴では、五郎丸歩氏が登壇し、ヤマハ発動機ジュビロから生まれ変わった「静岡ブルーレヴズ」や、今年9月にパリで行われるラグビーワールドカップについて紹介した。
 また、恒例となったジャンケン大会は、稀少銘柄の焼酎など豪華景品を求めて大いに盛り上がりを見せた。
 和やかに歓談が進む中、吉川弘樹積水化学工業環境・ライフラインカンパニー東日本支店建築営業部長の中締めに続いて、村松商店全社員が登壇し、倉嶋潤村松商店西部支店長が閉会の辞で「若手がだいぶん増えてまいりました。力を付けて一生懸命日々取り組んでくれています。私たちベテランが育成していくのはもちろんですが、若手と一緒になって更なる成長をして、今以上に強い村松商店を築いていきたいと頑張っていきますので、今後とも宜しくお願いします」と述べて、会を終了した。

10月5日からポートメッセなごやで
日本木工機械展(第46回)
Mokkiten Japan 2023


 一般社団法人日本木工機械工業会が主催する国内最大の木材加工機械の総合展示会「日本木工機械展/Mokkiten Japan 2023」が10月5日(木)~7日(土)の3日間、ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)の新第1展示館および屋外展示場で開催される。
 出展者数は155社・団体、小間数は1063小間(8月23日現在)で、直近20年では最大級の規模となる。
 テーマは「森と人とを繋ぐ業」。会場では多種多様な最新機械の実演、関連設備・器具の展示のほか、セミナー・講習会の開催、技術優秀賞表彰などが行われる。
 開催時間は午前9時~午後5時。入場無料。入場にはWeb来場事前登録が必要。詳しくは同展HP(https://mokkiten.com/)で確認を。

コロナ5類移行に伴い4年ぶり開催
昇降機の安全な乗り方を啓発
稲沢ビルシステム製作所夏まつり賑わう


 三菱電機の昇降機(エレベーター・エスカレーター)の開発・製造拠点である三菱電機ビルソリューションズ稲沢ビルシステム製作所(所長=伏木毅氏、所在地=愛知県稲沢市菱町1)は、地域の活性化ならびに近隣住民との交流を目的に、1980年から毎年「夏まつり」を開催してきた。2020年以降、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により中止されていたが、5類感染症に移行したことから、8月25日(金)、4年ぶりに「夏まつり」が帰ってきた。
 この日、飲食をはじめとしたさまざまな露店の出店に加え、同製作所の従業員家族や地域の子ども向けにゲームやアクティビティ、パフォーマンスショー等が用意され、会場内には中止前以上に多くの地域住民らが訪れた。
 また、昇降機へのイタズラや、誤った乗り方による事故の防止を目的とした啓発活動「三菱エレベーター・エスカレーター安全キャンペーン2023」も開催。キャンペーンの一環として文響社と共同で制作した「うんこドリル(R)“安全”(エレベーター編/エスカレーター編)冊子」が配布されたほか、「うんこドリル(R)」に登場する人気キャラクターと共に学ぶ紙芝居形式のお芝居も企画され、会場内は子どもたちでいっぱいだった。そのほか“災害への備蓄意識向上”をテーマに、エレベーターかご内の備蓄ボックスに収められた「防災グッズ体験イベント」も開催され、来場者の関心が集まっていた。
 同社は「予想外に多くの方にご来場いただき大変嬉しく思います。今後も、地域の皆さまと交流を深めながら、昇降機の安全利用に関する啓発活動に力を入れていきたいと思います」とコメントしてくれた。

村松孝一氏(村松商店会長)葬儀
参列者が別れを惜しむ


 8月13日に満72歳で逝去された村松商店取締役会長村松孝一氏(元静岡県管工機材商組合理事長)の葬儀・告別式が同月18日、浜松市中区住吉のパルモ葬祭浜松貴賓館で村松家と村松商店の合同葬をもって執り行われ、取引先関係者や親交のあった方たちが多数参列した。
 同社社長で妻の村松尋代さんは喪主挨拶で「主人は、色々な病気を30代から持っておりました。病気を何回もした時に、俺は病の中に入らない、といつも言っておりました。主人は凄く強い人だと思いました。7月7日の元浜会の時はもう車椅子でしたが、最後まで会場におり、精一杯皆様と触れ合うことをしたと思っております。会社も西部、中部、東部と新しい社屋にしましたので、安心をしてしまったのでしょうか。もうこれで任せるという感じで、私に目で合図をしてくれました」と振り返り、今後も変わらぬ支援をお願いした。

前嶋數嘉氏(前島商会会長)逝去
通夜・告別式厳かに


 前島商会(社長=前嶋孝行氏、本社=浜松市南区白羽町)の社長の尊父代表取締役会長前嶋數嘉氏が8月14日、88歳にて逝去された。
 前嶋孝行社長が喪主を務め、通夜は同月18日、告別式は翌19日午後1時にパルモ葬祭篠原(浜松市西区篠原町)において厳かに執り行われた。
 生前の前嶋会長を忍び親族はじめ機械工具メーカー、商社、フィットネス事業部関連、個人的な付き合いのある方など多数の方が弔問に訪れ、前嶋会長に最後のお別れをしていた。

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