第2854号 令和5年6月18日

近藤幹浩氏(大東通商)が理事に就任
全機工連 愛知大会、MECTに注力
愛機工 令和5年度通常総会を開催


 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)は、5月23日午後5時より名古屋市中区のホテル名古屋ガーデンパレスにて令和5年度通常総会を開いた。議案審議において事業計画案などすべての議案が原案通り承認された。今年度は10月に開催の全日本機械工具商連合会(全機工連)愛知大会、メカトロテックジャパン2023(MECT2023)の成功に向けた取り組みを中心に、全10項目を重点実施事業として推進していく。
 総会は近藤尚文理事(油傳商店社長)の司会進行、髙田研至副理事長(井高社長)の開会の辞で始まり、司会者より資格審査発表(組合員総数221社中、出席73社・委任状出席78社の計151社)と総会成立宣言が行われた。
 冒頭、水谷理事長が挨拶で、ようやく先が見えてきたコロナ禍の状況に触れた後、現況について「落ち着かない国際情勢からのエネルギー高騰、物価高、異常気象など、社会経済活動全般に厳しさはなお続いている」との認識を示した。その中でも昨年度は、組合が共催する第1回ロボットテクノロジージャパン(RTJ)がAichi Sky Expoで開催され、水谷理事長は「目標を上回る202社・団体、1096小間の出展規模に、3日間でこれも予想を超える4万1880人の来場者をお迎えしたRTJは、産業ロボットの最新技術を全国に発信できる展示会であったと思う」とし今後の発展に期待を寄せた。
 今年度については、一年延期を余儀なくされた全機工連愛知大会を10月17日に名古屋観光ホテルにて「不確実性の時代を生き抜く機械工具商」“新たな未来を求めて”のテーマで10年ぶりに開催する予定であり、さらに翌日の10月18日から4日間にわたってMECT2023をポートメッセなごやの新第1展示館を含む全館で開催予定であるとし、今年度の二大行事への協力をお願いした。
 水谷理事長は「我々組合員は、新型コロナウイルス感染症の危機を乗り越えた今、相互の連携をさらに深め、刻々と変化する経営環境への対応を図りながら、新たな未来へ向けて今後も諸行事を進めていかねばなりません。そのためにも、今年度は以前にも増して組合員、賛助会員だけでなく関係各所との情報交換の場を提供してまいりたい」との考えを示した。
 斉藤健治理事(三豊社長)を議長に選出して議案審議に移り、第1号議案=令和4年度事業報告書、収支決算書、貸借対照表、損益計算書、財産目録並びに剰余金処分(案)承認に関する件▽第2号議案=令和5年度事業計画書(案)並びに収支予算書(案)承認に関する件▽第3号議案=令和5年度加入手数料及び賦課金(案)並びに徴収方法(案)承認に関する件を審議し、原案通り承認した。
 第4号議案=理事退任に伴う理事補填の件では、南支部理事の退任に伴い、次点の近藤幹浩氏(大東通商社長)が理事に昇格することを承認した。
 当日出席した来賓・組合相談役の紹介があり、来賓を代表して愛知県経済産業局中小企業部商業流通課課長・髙木利典氏が「本県は、自動車や航空宇宙関連産業など高い技術力企業が多数集積する日本一の産業集積地愛知として、わが国の産業経済をリードしてまいりました。貴組合におかれましては、工作機械や設備機器といった生産財の安定した業況によって地域の製造業はもとより、本県の産業基盤や経済発展を支える役割を担っていただいており、この場をお借りして厚く御礼申し上げます」などと大村秀章愛知県知事の祝辞を代読した。
 祝電の披露があり、森田乾嗣副理事長(モリタ社長)の閉会の辞で総会を終了した。
 総会後は懇親会が開かれ、野田道典組合相談役(ノダキ会長)の音頭で乾杯。組合員、賛助会員、来賓が和やかに情報交換などをして、伊藤高潤組合相談役(春日鋼機会長)の中締めで盛会のうちにお開きとなった。
 承認された令和5年度事業計画の中の重点目標及び今年度重点実施事業は次の通り。
【重点目標】
1.機工流通の変化に対応し、組合は会員に有効な情報を発信する。
2.機工商品の流通形態等、経営環境が大きく変化する中で機工商社のありかたを模索する。
3.教育事業に注力し人間性の向上や技術・商品知識など社員の質的向上を図る。
4.組合員、社員の福利厚生に関わる事業を行う。
5.次世代の後継者および幹部社員の育成を念頭に、青年部の活動を積極的に支援する。
6.機工商社向け販売管理システム「機工メイト」の普及を推進する。
7.各種収益事業を積極的に取り組むと共に新たな事業を企画し組合の財務を充実させる。
8.組合員の新規加入活動に取組み支部活動を充実し地域での会員の融和、協調を図る。
【今年度重点実施事業】
1.全機工連愛知大会(日程=2023年10月17日、会場=名古屋観光ホテル)。全国各地の機工商社が一堂に集まり共有する課題を検討し対応を模索する。
2.メカトロテックジャパン2023出展者募集事業(会期=2023年10月18~21日、会場=ポートメッセなごや新1号館~3号館)。既に出展者は確定しており今後は来場者の動員に注力する。
3.ロボットテクノロジージャバン(RTJ)2024展示会事業(会期=2024年7月4~6日、会場=Aichi Sky Expo)。共催団体として出展者勧誘事業および来場者の動員に取り組む。
4.教育事業(コロナ感染が収束しつつあり従来の定例事業を再開する)。
5.中小企業共済保険の加入推進。
6.車両燃料油取次事業の推進。
7.社員・組織診断システム(CUBIC)の普及推進。
8.カーリース取次事業の推進。
9.業界情報の提供(組合報、ホームページ、理事会、企業情報等)。
10 .教育、福利厚生事業の新たな企画の提案・運営。

事業計画、予算案などを承認
新理事長に岸江伸幸氏(三重合成商事社長)
三重県管工 令和5年度総会を開催


 三重県管工機材商業組合は、5月18日午後6時より三重県津市にあるプラザ洞津において「令和5年度総会」を開催した。対面での総会は4年ぶり。議案審議の結果、令和4年度事業報告、同会計報告、令和5年度事業計画(案)、同収支予算(案)は承認可決された。任期満了による役員改選では、輪番制により中勢地区の岸江伸幸氏(三重合成商事社長)が新理事長に就任した。
総会の様子
 冒頭、金森繁人理事長(三立商会社長)が挨拶で「2年間、理事長を務めさせていただきましたが、この間はコロナ禍で、色々と計画した行事がほとんどできないままでした。昨年秋の製販親睦ゴルフ会(23社・23名参加)と今年の新年賀詞交歓会(51社・91名参加)は行うことができ、皆様ご協力ありがとうございました。ゴルフはハーフコンペで表彰式は無し、新年賀詞交歓会も参加者をしぼって着席の形で行いました。次期以降の理事さん方には、組合活動を盛大にしていただけることをお願いいたします」と述べた。
 慣例に従い、金森理事長が議長を務めて議事を進行。第1号議案=令和4年度事業報告、第2号議案=令和4年度会計報告並びに会計監査報告は、いずれも原案通り承認可決された。第3号議案=令和5年度新役員(案)については、新理事長の岸江伸幸氏をはじめとする5名が承認された(別掲)。
 新役員を代表して岸江新理事長が「色々な所で組合は年々縮小気味という傾向が見られます。しかし、人と人との関わり合いもそうですし、皆さん会社を超えた中で顔と顔を見合わせることにより何かしら生まれるものがあるのではというのが根底にあって、引き続きこの会を盛り上げていきたいというのが私の考えです。皆さんの賛同の下にやっていければという思いがあります。宜しくお願いいたします」と新任の挨拶をした。
 ここで議長を岸江新理事長に交代して議事が進められ、第4号議案=令和5年度事業計画(案)、第5号議案=令和5年度収支予算(案)は、ともに原案通り承認可決された。
 今年度の主な事業は、本総会・懇親会、正会員親睦ゴルフ会(5月18日)、製販親睦ゴルフ会(10月)、新年賀詞交歓会(令和6年1月11日)、理事会(随時)。また、事務負担軽減のため事務局機能の一部ないし全部の外部委託を試みることも活動方針とした。以上で総会を終了した。
 総会後の懇親会は、一色活慶新副理事長(一色商会社長)の乾杯で開宴。榊原ゴルフ倶楽部で同日開催された正会員親睦ゴルフ会の表彰も行われ、参加者は楽しいひと時を過ごした。
 【令和5・6年度役員】
▽理事長=岸江伸幸氏(三重合成商事社長)
▽副理事長=一色活慶氏(一色商会社長)
▽理事=大西輝氏(中部企業社長)
▽理事(会計)=飯田稔氏(旭工機取締役管材部長)
▽監事=野村剛弘氏(野七社長)

 正会員親睦ゴルフ会
 総会当日に開催された正会員親睦ゴルフ会には7名が参加した。上位入賞者は次の皆さん。
▽優勝=金森繁人氏(三立商会)N73H24
▽準優勝=石塚浩一氏(林建材)N78H30
▽3位=一色活慶氏(一色商会)N78・2H10・8

新副理事長に寺西氏(萬勇社長)が就任
印藤理事長(印藤産業社長)6期目へ
愛知県金物商工協組 令和5年度通常総会を開催


 愛知県金物商工協同組合(理事長=印藤武司氏・印藤産業社長)は、5月22日午後5時より名古屋市中区の東京第一ホテル錦で令和5年度通常総会を開き、今年度の事業計画などを含む上程議案を原案通り承認した。
 総会は伊藤事務局長の司会で進められ、組合員総数31社中25社の出席(委任状出席を含む)により総会が適法に成立すると報告された。
 服部晃副理事長(美和興業社長)の開会の辞に続いて、印藤理事長が「コロナが5類となって、経済活動も通常に戻って来るのではないかと思います。私ども組合は厳しい状況が続いておりますが、業界に少しでもお役に立てるよう努めてまいる所存ですので、今後とも組合員の皆様のご協力とご支援をお願いします」と挨拶。
 理事長を議長に選出して議事に入り、第1号議案=令和4年度事業報告書、財産目録、貸借対照表、損益計算書及び損失処理(案)承認の件▽第2号議案=令和5年度事業計画書(案)及び収支予算(案)承認の件▽第3号議案=令和5年度経費の賦課徴収方法(案)承認の件を審議し全会一致で承認した。
 第4号議案=役員改選の件では、理事11名、監事2名、顧問1名が令和5年度新役員として選任された。印藤理事長、服部副理事長は再任。岸邦治郎副理事長(岸保産業)が退任し、常務理事の寺西功氏(萬勇社長)が副理事長に就任するなど一部入れ替わりがあり、若返りが図られた。
 新役員は次の通り(敬称略、※新任)。
▽理事長=印藤武司(印藤産業)
▽副理事長=服部晃(美和興業)、※寺西功(萬勇)
▽会計常務理事=印藤明延(印藤商店)
▽常務理事=大島和彦(ナスコム)、大橋豊(大橋屋)、大河内克己(岐阜正商店)、※岡本達明(岡新)
▽理事=鬼頭孝典(丸政)、石原和典(いし満)、※岸剛史(岸保産業)
▽監事=景山清司(ケイ・ジー・ワイ工業)、浅野哲由(浅野商事)
▽顧問=大橋宏男(大橋屋)

4年ぶりの遠征総会へ
第66回総会開催
名古屋水栓販売協会 温泉や懇親会で親睦深める


 名古屋水栓販売協会(理事長=在田忠之氏・在田商店社長)は5月13日(土)・14日(日)の2日間、オテル・ド・マロニエ内海温泉(所在地=愛知県知多郡南知多町内海小桝40)で、実に4年ぶりとなる1泊2日の遠征総会を開催した。本総会には正会員18社中17社(委任状含む)が出席。司会進行を務めた安井文康副理事長兼庶務(錦興業社長)より本総会の成立が宣言されている。
 冒頭、在田理事長から「本日は足下の悪いなかご参集いただき誠にありがとうございました。振り返ってみますと4年ぶりの遠征総会ということですので、本日は総会の後はゆっくりとお寛ぎいただき、久しぶりに皆さんにお集まりいただきましたので、しっかりと情報交換などしていただければと思います。それでは、本日は役員改選の議題もございますので、ご審議の程よろしくお願いいたします」と挨拶があり、在田理事長が議長へと選任され、以下の議題について審議・報告がなされた。いずれの議題も満場一致で承認可決されている。
 【第1号議案】2022年度(2022年4月1日~2023年3月31日)事業報告。
 【第2号議案】2022年度決算報告ならびに監査報告。
 【第3号議案】2023年度(2023年4月1日~2024年3月31日)事業計画(案)▽以下の事業が計画されている。①年間6回=役員会開催、②5月13日(土)(当日)=総会(1泊総会)開催、③7月19日(水)=賛助会員参加・納涼例会開催、④9月13日(水)=例会開催、⑤10月11日(水)=賛助会員参加・ゴルフ同好会開催、⑥11月22日(水)=例会開催、⑦2024年1月17日(水)=賛助会員参加・新年例会開催。
 【第4号議案】2023年度予算(案)
 【第5号議案】役員改選▽出席者全員による投票の結果、以下の7名が理事に就任した。●理事長=在田忠之氏、●副理事長=安井文康氏(庶務兼務)、●副理事長=鈴木善雄氏(新任/三エス商会)、●会計担当理事=栗田学氏(栗田商会)、●理事=長瀬裕樹氏(かめや商店)、●理事=粂内洋氏(名古屋機器)、●理事=伊神敏雅氏(双葉製作所)※順不同。●相談役=伊藤辰之氏(イトウ)。理事長再任となった在田理事長は「改めて理事長を拝命させていただくことになりました。コロナ禍で思うように活動できなかったこともありますが、選ばれたからには皆さまのお力をお借りして誠心誠意理事長の職を勤め上げたいと存じます。何卒よろしくお願いいたします」と改めて参加者に挨拶した。
 【第6号議案】その他の件▽総会資料に添付された会員名簿の確認などが行われた。
 以上、滞りなく議案審議を終え、最後に、新副理事長に就任した鈴木氏が「副理事長を仰せつかりましたが正直何も分かりません。それでも一生懸命頑張りますのでよろしくお願いします。当協会を、さらに楽しい集まりにしたいと思いますので皆さんご協力をよろしくお願いいたします」と挨拶。総会は散会となった。

令和5年度定時総会開催
新会長に和久田修志氏(三和商事)
名機工同友会 60周年を迎え会則等を一新


 名機工同友会(新会長=和久田修志氏・三和商事社長)は5月22日(月)、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で令和5年度定時総会を開催した。会員25社全会員(委任状欠席含む)が出席し、本総会は成立している。
 冒頭、吉野栄一(前)会長(吉野機械工具社長)が「5月8日からコロナも第5類扱いとなり、今日のようないろんな会合が今後どんどん再開されることと思います。業界はアフターコロナに向けて勢いを増していくと感じております。ただ気になるのは、某サイトのネット販売の売上が増えていると先日聞きました。コロナ禍で我々が営業に行ける多くの機会を失っていたなか通販でモノを買われていたということです。今後、我々は価格だけでなく、付加価値の高いモノやサービスを売れるような提案営業にシフトしていかなければいけないと感じています。そんななか、この同友会は今年で60周年を迎えます。この同友会が今後ますます活性化して有意義な会となることを願っています」と挨拶。次に、近藤幹浩氏(大東通商社長)が議長に選任され、以下の議題について慎重審議が行われた結果、いずれも満場一致で承認された。
 【第1号議案】令和4年度(令和4年4月1日~令和5年3月31日)事業報告ならびに収支決算報告承認に関する件。
 【第2号議案】令和5年度(令和5年4月1日~令和6年3月31日)事業計画(案)ならびに収支予算(案)承認に関する件。
 【第3号議案】役員改選の件▽以下に列記する新役員体制が上程され、これが満場一致で承認された。なお、今期より組織体系も一新している。●会長=和久田修志氏●副会長=野崎憲昭氏(常磐精機社長)●会計幹事=時津達也氏(新栄商会社長)●監査=嶋﨑晴久氏(シマザキ商会社長)●幹事長=近藤幹浩氏●幹事=服部嘉高氏(服部商会社長)●幹事=加藤茂氏(藤清商会社長)●幹事=田中秀典氏(ミユキ商會社長)●相談役=吉野栄一氏●顧問=鈴木俊雄氏(マルマン商事顧問)。※順不同。また、今期より杉浦一暢氏(三賀社長・浜松市中区)の入会が承認された。
 【第4号議案】その他の件▽①会則等の改定=会則が一部見直され、これが満場一致で承認可決された。②会員名簿の確認。
 すべての議案審議が滞りなく終わり、近藤幹事長が議長職を退任。本総会は閉会した。
 続いて行われた懇親会の冒頭で和久田新会長が「同友会は今年で60周年を迎えます。干支は60年で一回りしますので、同友会も今年から次のステージが始まります。今年の干支である癸卯(みずのとう)は、ひとつの区切りがついて次に行くには非常に良い年とされていますので、同友会の次のステージへのステップアップに最適な年だと思います。今日の総会でいろんなことが変わりました。この同友会が、皆さんの会社にとって付加価値の付く会となるようにしたいと思っています。また、どんどんと皆さんのご意見を取り入れて活性化したいとも思っていますので、どうか皆さんのご意見をたくさん頂けますようよろしくお願いします。皆さんで一体となって、この会を盛り立てていきましょう」と挨拶した。

若原透氏(若原工機)が中部経産局長表彰
創立60周年の節目を盛大に祝う
中日本木工機械商工協 記念式典及び祝賀会を開催


 中日本木工機械商工協同組合(理事長=福本豊彦氏・フクモト会長)は、昭和38年(1963年)の創立から今年で60周年を迎えるにあたり、5月22日、名古屋市中区の東京第一ホテル錦において創立60周年記念式典と祝賀会を開催した。来賓、組合員など61名が出席して節目を祝い、業界及び組合のさらなる発展に向けて決意を新たにした。
 式典は、伊藤邦昭副理事長(メイキ社長)の開会の辞で定刻の午後3時に開会。昨年逝去された、組合元理事の篠田秀雄氏(第3代理事長)、木村秀夫氏(第4代理事長)、久保田信吾氏に対して皆で黙祷を捧げた後、福本理事長が式辞を述べた(別掲)。
 続いて行われた組合役員功労者表彰では、若原透氏(若原工機会長)が中部経済産業局長表彰を受けたのをはじめ、福本豊彦氏(フクモト会長)が愛知県知事表彰、小林正直氏(小林機械社長)、小林俊二氏(小林機械工業社長)、伊藤邦昭氏(メイキ社長)、太田幸成氏(太田実商店社長)が理事長表彰を受賞。また、橋本正史事務局長に理事長より感謝状が贈られた。
 受賞者を代表して若原氏が謝辞で「本日、表彰という栄誉を胸に、業界、組合、会社それぞれの発展に微力ながら尽力し、明るい未来をつくり上げていくことを誓ってまいりますので、これまで以上にご指導、ご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます」と述べた。
 来賓紹介に続いて、中部経済産業局産業部製造産業課の篠田顕一課長、愛知県経済産業局中小企業部商業流通課の越野康男課長補佐、愛知県中小企業団体中央会の佐々木靖志専務理事、日本木工機械工業会の菊川厚理事長(キクカワエンタープライズ社長)より祝辞が述べられた。
 祝電が披露され、青山真人副理事長(青山工機社長)の閉会の辞で式典を終えた。
 式典終了後は会場を移して祝賀会が開かれた。榊原希昭副理事長(朝日工業社長)が開宴を告げた後、福本理事長が同日開催された組合の通常総会で承認された自身の理事長退任を報告するとともに、青山真人新理事長を紹介し「青山新理事長はまだ若く、新執行部も若いメンバーとなりました。益々頑張って活躍していただけることと信じております。ここからは限られた時間ではありますが、皆さんと楽しく歓談したいと思っております」と挨拶。
 来賓挨拶では、全日本木工機械商業組合の福本寛之理事長(フクモト社長)が「積み重ねられた60年というのは尊いと思います。時代の流れと共に組合は少なくなってきておりますが、この組合は魅力のある有益な組合なのだと思っています。日々を大切にし、未来に向けて光り輝く組合にしていただければと期待いたします」と祝辞を述べた。
 日本輸入木工機械協会の長井浩司会長(ホルツテクニカナゴヤ社長)が乾杯の発声を行い歓談の場に。女性2人組ユニット「ジェミニ」のミニライブもあり楽しいひと時を過ごし、メーカーの渡邉將人兼房社長の音頭による万歳三唱、青山新理事長の御礼の言葉で閉会とした。

福本理事長式辞


 本日、各界の皆様にはご多用のなか多数のご臨席を賜り、ここに中日本木工機械商工協同組合の創立60周年記念式典を挙行できますことは主催者として大いなる喜びであります。
 本組合は昭和38年に産声を上げました。当時の日本は「もはや戦後ではない」と巷間で言われておりました。戦後の経済は順調な発展で奇跡の復興を成し遂げたとの世界各国の評価にも表れ、翌年(昭和39年)には東海道新幹線の開業、東京オリンピックの開催に向けて国民の一人として誇らしい心持ちになった次第であります。
 本組合は創立当初41社でスタートいたしました。また、東京や大阪でも同業の組合を立ち上げられ、これらの組合が中心となり数年後に全国組織である全日本木工機械商業組合創立の礎になりましたことは、大いなる成果と思われます。
 組合事業としましては、組合員の技術研修をはじめとして、仕入れ先様への工場見学、工業会主催の日本木工機械展への協賛、組合員への資金融資、そして親睦活動を継続実施してまいりました。これらは地域に根差した組合活動であったと自負しております。
 60年の歴史の中にはオイルショックをはじめ、消費税の増税による不況等を経験し、組合員の減少の苦しみも味わいましたが、幸いにも現在の組合事務所は良きテナント様に恵まれ、財政的に憂いなく組合活動ができる喜びを感じている次第であります。
 現在の組合活動は過去4代の理事長、福本義一、杉田瑞穂、篠田秀雄、木村秀夫各氏のご尽力のお陰で順調に推移しており、ここに深甚なる謝意を表すものであります。小生も、この式典を機に後進に理事長を譲り、若返りをした執行部のもとで本組合が今後ますます発展しますよう祈念し、及ばずながらお手伝いをしていく所存でございます。
 皆様には今後も本組合を温かく見守ってくださり一層のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。


新理事長に青山真人氏(青山工機)
第61回通常総会を開催


 中日本木工機械商工協同組合は、同日午後1時より東京第一ホテル錦の3階ドルチェにおいて第61回通常総会を開いた。組合員数16社中16社(委任状含む)が出席した。
 福本理事長の挨拶に続いて、全日本木工機械商業組合の安塚公紀事務局長が来賓祝辞を述べた。令和5年度永年勤続優良従業員表彰では、勤続10年2名、同20年4名の合計6名が表彰された。
 伊藤副理事長を議長に選出し議案審議を行い、令和4年度事業報告、同決算報告、令和5年度事業計画案、同収支予算案など提出議案はすべて原案通り可決された。
 任期満了に伴う役員改選では、新理事長に青山真人副理事長を選任。副理事長2人も新任となり若返りが図られた。青山新理事長の就任挨拶があり、総会を終了した。
 新役員は次の通り(敬称略、※は新任)
▽理事長=※青山真人(青山工機社長)
▽副理事長=※島田和典(シマダ機械社長)
▽副理事長=※梁崎由喜夫(弥栄商事社長)
▽理事=小林正直(小林機械社長)
▽理事=太田幸成(太田実商店社長)
▽理事=杉田幸則(スギタキカイ社長)
▽理事=※秋田正孝(若原工機社長)
▽理事=福本豊彦(フクモト会長)
▽理事=榊原希昭(朝日工業社長)
▽理事=伊藤邦昭(メイキ社長)
▽監事=小林俊二(小林機械工業社長)
▽監事=※宮川嘉隆(宮川工機社長)
 なお、新役員の就任は創立60周年記念式典終了後とする。

倉庫(在庫)の正確な管理で
スピーディーに商品をお届け
滝川物産 アラジンオフィス導入で


 ヤスリを主体とする専門問屋として、名古屋市中村区日置通にて産声をあげた滝川物産(社長=矢野茂雄氏、本社=名古屋市中川区)。昭和21(1946)年の創業から70余年を経て、今では時代の要請に応えるべく、切削工具、作業工具、電動工具、研磨布など、モノづくりに関するありとあらゆるアイテムを扱う問屋として、業界で無くてはならない存在となっている。在庫アイテム数がおよそ4万点にも上る滝川物産。その売上・在庫管理のパートナーとも言えるアイル(社長=岩本哲夫氏、大阪本社=大阪市北区、名古屋支店=名古屋市中区)の販売・在庫管理パッケージシステム『アラジンオフィス』導入の経緯などについて矢野社長に話を伺った。
“アラジンオフィス”導入のキッカケは?
 アラジンオフィスが当社で本格稼働を始めたのが2021年10月です。それ以前は他社の同じようなシステムを利用していたのですがサポート面で若干の不安を感じていたため、契約更新のタイミングでアイルさんに話を伺いデモンストレーションを拝見し、そこでサポート面での安心感やシステムが当社に合わせてカスタマイズできることを知り導入させていただくことにしました。
“アラジンオフィス”導入で業務効率UP?
 以前のシステムでは社員が各自で担当営業先の見積りをExcelで管理していて、それを例えば私が確認したい時などは、その社員のデスクに行ってパソコンをチェックしたり、もしくは紙で出力してもらってそれをチェックするという流れでした。アラジンオフィス導入後は、誰がどのお客さまへ幾らでこの商品の見積りを出しているのかといった情報が、見積り提出の段階から全社的に共有できるようになったので、そういった意味でとても便利になりました。お客さまから「こういう見積りをもらったんだけど・・・」と問い合わせが来た時に、担当者が不在でもすぐ対応できるようにしたいというのが当社社員全員の課題でもあったので、情報共有できるシステムの導入は当社にとって非常に大きなメリットでした。
アイルのサポート体制について
 アイルさんにはコールセンターがあるので、不明点が出ればその場で問い合わせができますし、また、コールセンターの方もすごく勉強されているみたいで、ある程度のことはコールセンターの窓口で解決していただいているので、その点は非常にありがたいです。当社の業務担当者も、分からないことがあったら自分から電話してその場で解決してもらっているようです。あとはアラジンオフィスの“あいまい検索”機能も非常に便利ですね。「どこのメーカーか忘れたけど、確か商品登録してたよなぁ」といった商品も、なんとなくな商品名の一部分だけで検索できるのはとてもありがたいことです。当社ではメーカー別に商品コードを作っているので、それを指定しないといけないとなると、まずはその商品のメーカーを特定しなければいけないのですが、在庫は3~4万アイテム、商品コードの登録数は22万点ほどもあるので、そこから検索するのはとにかく大変だったんです。
今後の展望・目標を教えてください
 次に手を付けたいのが、問屋業である以上絶対必要な“倉庫(在庫)の正確な管理”です。先ほども申し上げた在庫管理ですが、適正な在庫数を間違いなく自動で発注し、入ってきた商品を倉庫管理担当者が間違いなく所定の棚へ仕分けする仕組みを模索していきたいという想いはあります。これがキチンとできればお客さまへスピーディーに間違いなく商品をお届けできるようになりますので。あとは、いずれ当社もネットによる受注システムを活用することになると思います。24時間365日スマホさえあればいつでもどこでも当社の在庫や価格をチェックできるところまで持っていきたいのですが、まだまだ課題は山積みですので、アイルさんにはこれからも相談にのっていただいて協力をお願いしたいと思っております。


◇ 今回紹介したアイルの『アラジンオフィス』について詳しくは「アラジンオフィス 工具」で検索を。
滝川物産に合わせたシステムへカスタマイズ


 “単価問い合わせ”機能を当社に合わせてカスタマイズしてもらっています。問い合わせ画面に商品と得意先を入力すると、定価、上代単価、得意先単価、仕入単価、在庫単価などの単価情報と各拠点の在庫数が一覧で確認できるようになっています。さらに、今確認したい情報、見るべき項目を絞り込んで出力できるところも良いですね。以前のシステムでは、入力したすべてのデータがいっぺんに出てきていたので、必要な情報を確認するのがとても大変でした。また、適正な在庫数を当社独自のルールで算出しているのですが、アラジンオフィスにあらかじめ条件を設定しておけば、毎回スムーズに統計を取れ、今どの商品がどれだけ必要かの指標にできるので、無駄な在庫を抱えるといったことも減りました。

「現場の相棒」シリーズ第3弾
塩ビタミンゼリー「コーラ味」 新発売
ノダキ 販路拡大のための代理店募集中
 機械工具商社のノダキ(社長=野田典嗣氏、本社=名古屋市西区)がさくらんぼ餅で有名な共親製菓(社長=安部隆三氏、本社=名古屋市西区)と共同開発した、熱中症対策商品「現場の相棒」塩ビタミンゼリーに新しく「コーラ味」が登場した。
 レモン味、乳酸菌GABAゼリーに続く第3弾。従来のレモン味に加え、「駄菓子と言えば定番のコーラ味も欲しい」と顧客からの要望も多く、特に部活動等で熱中症対策の必要な子どもたちに喜んでもらえるようにと開発された。
 「現場の相棒」シリーズは2020年の発売以来、累計販売300万本を超える人気商品で、建設業・製造業だけでなく、学校、自治体、スポーツ業界からも好評だという。
 塩ビタミンゼリーは、ゼリー1本と水分100mlで厚生労働省推奨濃度と同等の電解質補給が可能。70%が水分でできているため乾いた体に無理なくおいしく補給できる。主要成分にナトリウム、ブドウ糖、クエン酸と11種のマルチビタミンを含んでいる。
 新商品「コーラ味」の販売に関しては、販路拡大に向けてノダキでは代理店募集を行っている。同社は卸販売に特化する。希望小売価格は1ボトル3000円(税別)。240ボトル単位での受注となる。問い合わせ先に連絡すれば、有償サンプル(別途都度見積)を送ってくれる。
 【問い合わせ先】ノダキ営業推進部TEL052-561-4371、Eメール:genba-aibou@nodaki.jp

軽自動車貨物運送に意欲
キャリーフラップ


 貨物自動車運送のキャリーフラップ(社長=大淵一徳氏、本社=名古屋市中川区)が2006年に立ち上げた組合員制による運送事業が本格化している。今年1月から軽自動車による貨物運送サービスを開始し、より迅速でこまやかな配送が可能になった。
 現在、組合には愛知と岐阜の計9社が加盟。中部6県下の企業を対象に約800台が商業貨物配送を行っている。大型運送車両が配送拠点となる物流センターに荷を届け、そこでエリアごとに仕分けを行い、軽自動車が配送先へ向かっている。
 荷から荷へと仲介する事業者が不在のため、経費を抑えることができる。料金体系は6県下、サイズ(周囲60~80㎝)を問わず一律550円で大手他社の半分以下を実現している。なお、軽自動車による貨物運送の最大積載量は350㎏、荷1個あたり重量は20㎏以下が原則。企業間の配送が中心となるため、土・日・祝日は取り扱わない。
 荷主と直接取引することで労働量に見合った賃金が期待でき、運送料は安価になり、したがって荷主に還元できるといった好循環が生まれる。大淵代表は個人を対象とした運送事業も視野に入れており「引き続き、組合会員、賛助会員(個人事業主)を募り、中部6県下での運送体制の充実を図って行きたい」と意欲を見せる。
▼https://www.carry-flap.com/
 シャワーヘッド「ミラブル」を開発・販売するサイエンス(社長=水上康洋氏、本社=大阪市淀川区)は4月11日、業務用酒類食品卸の名畑(社長=名畑豊氏、本社=大阪市北区)が販売代理店として同月18日よりサイエンスの厨房向けファインバブル製品『ミラブルプロダイナーシンクタイプ』と『ミラブルプロダイナーデッキタイプ』の取り扱いを開始すると発表、飲食業界の「コスト削減」「SDGs達成」に向けて本格始動した。

サイエンス
節水効果と強い洗浄力を備えた
厨房向け製品『ミラブルプロダイナー』
名畑が販売代理店として正式決定


 サイエンスはファインバブルの専業メーカーとして、以前よりシャワーヘッドだけではなく、住宅設備や介護ケア、農業、工業など多様な分野で使用できる製品の開発を行っており、飲食店の厨房において長年にわたり悩みの種となっている食器やグラス、床などの油汚れの問題を解決すべく、昨年10月に『ミラブルプロダイナー』を開発した。同製品は、独自のファインバブル技術によって節水しながらも高い洗浄力を発揮し、洗浄に使用するコストの削減を可能にした。
 実際に製品を使用した名畑の従業員の声として、「ミンチ肉を使用したボールの洗浄は熱いお湯をかけながら時間をかけないと、なかなか油汚れが取れませんでした。しかし、ミラブルプロダイナーを使用することにより、水でサッと油が浮いて簡単に洗い流すことができました」とのコメントが紹介されている。
 ミラブルプロダイナーには2種類あり、シンクタイプは厨房シンクの水栓に幅広く取り付けられる工法に対応するファインバブル吐水ヘッドで、様々なタイプの厨房で利用できる製品。一方のデッキタイプは、ホースによる床洗浄等への利用が可能なファインバブル吐水ヘッド。
 サイエンスは今回、飲食業界を牽引する名畑が販売代理店として正式決定したことで、飲食業界におけるSDGsの達成を共に目指していく。「この働きかけは、水作業に従事する人の肌にも優しくありたいとのウェルビーイングの観点としても大きな意味を持つと考え、さらには地球環境への配慮とも成り得ることと期待しています」としている。

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