第2851号 令和5年5月21日

総会に上程される議案等を審議
第61回通常総会5月16日開催
愛知県管工機材商協組 4月理事会開催


 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=峰澤彰宏氏・MINEZAWA社長/愛管協)は4月25日(火)、名古屋市中区の愛管協事務所で4月理事会を開催。理事18名が出席した。本会では、5月に開催の令和5年度通常総会に向けた議案審議のほか、3月理事会以降の経過報告、各部会事業、管機連(全国管工機材商業連合会)理事会に関する報告などが行われた。
 開会に先立ち、峰澤理事長が、出席した理事に向け挨拶。その後、以下の議案についての審議・報告が行われた。
 【経過報告】●3月8日(水)▽日本工業倶楽部会館で管機連理事会開催。大藪淳一相談役(大清社長)が出席。峰澤理事長ならびに事務局長はオンライン参加。●同13日(月)▽組合だより第149号発行。●同17日(金)▽愛青会主催「ネクストヒロインとラウンドするゴルフ会」開催。●同23日(木)▽大阪組合の「人材確保と採用に関するセミナー」に愛管協からリアルタイムで3社3名がオンライン参加。事後配信(YouTube)を8社12名が視聴。●同28日(火)▽愛管協事務所で三役・常任理事会開催。●同29日(水)▽社員数報告用紙・返信用封筒を組合員に発送。●4月11日(火)▽顧問税理士との決算・予算打ち合わせに峰澤理事長、小川誉之副理事長(小川管商社長)、事務局長が出席。●同19日(水)▽愛管協事務所で会計監査会開催。税理士2名、伊藤信哉監事(伊藤柳商店社長)、山本員彰監事(センサスヤマモト社長)峰澤理事長、小川副理事長、事務局長が参加。
 【議案1/令和5年度5月理事会ならびに総会運営について】5月16日(火)、名古屋市中村区の名古屋マリオットアソシアホテルで開催(本紙発行時、開催済み)。当日は、15時~理事会開催(理事のみ)、16時~総会受付開始、16時30分~17時45分総会開催となっている。4月26日(水)以降、随時、「事業報告」「決算書」「議決報告書」が添付された招集通知が発送されている。
 【議案2/令和4年度事業報告内容について】【議案3/令和4年度決算報告・令和5年度予算案について】【議案4/令和5年度事業計画について】以上、総会に上程される議案内容について慎重審議が行われ、これらはいずれも満場一致で承認された。
 【議案5/各部会報告】●広報部会▽組合だより第149号発行について報告。●組合加入促進部会▽ベンカン機工の賛助会員加入届を上程。これが承認され、愛管協賛助会員数は128社となった。●青年部「愛青会」▽「ネクストヒロインとラウンドするゴルフ会」について報告。※詳細は弊紙4月9日発行号に掲載している。
 【議案6/管機連理事会報告】3月8日(水)に開催された、令和4年度第3回管機連理事会についての報告が行われた。

1410億円、堅調水準を維持
日工会 2023年3月分工作機械受注額


 日本工作機械工業会(会長=稲葉善治氏・ファナック会長)が4月20日発表した2023年3月分の工作機械受注実績は、総額が前年同月比15・2%減の1410億19百万円となり、3か月連続して前年を下回ったものの、前月比は13・6%増で3か月ぶりの1400億円超えとなった。市場がやや弱含む中にあっても、内需を中心に期末効果が見られるなど、堅調水準が継続した。
 内需は、前年同月比18・0%減の493億69百万円となり、7か月連続で前年を下回った。半導体や自動車関連等で依然力強さに欠けるものの、期末効果により前月比は26・8%増となり、4か月ぶりの450億円超えとなった。
 内需の主要業種では、「一般機械」が6か月ぶりの200億円超え。需要には落ち着きが¥文字(U+2F92)られるものの、期末効果により前月¥文字(U+2F50)で3割近い増加となった。「自動車」は3か月ぶりの80億円超え。今年に¥文字(U+2F0A)ってから100億円を超える月は無く、盛り上がりに¥文字(U+2F4B)ける状況が続いた。
 外需は、前年同月比13・6%減の916億50百万円となり、3か月連続で前年を下回ったものの、前月比は7・6%増で3か月ぶりの900億円超えとなった。アメリカで大きく増加したほか、アジア、欧州でも前月に比べ増加し、高水準が継続した。
2022年度累計は1兆7056円
過去2番目の高水準を記録
 併せて発表された2022年度の工作機械受注総額は、前年度比2・3%増の1兆7056億23百万円で、過去2番目の高水準を記録した。1兆7000億円超えは5年ぶり。年度後半から受注の勢いは弱まりを見せたが、2年連続の増加を維持した。
 内需は、同2・7%増の5816億67百万円で、2年連続の増加。5000億円超えは2年連続となった。主要業種では「一般機械」と「自動車」「航空・造船・輸送用機械」がそれぞれ2年連続の増加。半導体関連が落ち着いたことで「電気・精密」は2年ぶりの減少となった。
 外需は、同2・1%増の1兆1239億56百万円となり、3年連続で増加した。2年連続の1兆1000億円超えで、過去最高額を2年連続で更新した。主要3極は欧州を除き増加。アジアが過去3番目に高い受注額となり、北¥文字(U+2F76)は過去最高額を2年連続で更新した。外需比率は65・9%となった。

コラボ企画による加工実演も多数
2023中部機械加工システム展盛況
ジーネット名古屋支社 2日間で3000人を上回る来場者


 ジーネット(社長=古里龍平氏、本社=大阪市中央区)の名古屋支社の有力販売店が主催する「2023中部機械加工システム展」が3月16、17の2日間、ポートメッセなごや第3展示館で開催され、期間中3000人超が来場し盛況のうちに終了した。新型コロナ対策緩和により4年ぶりの開催となった同展は、主催店140社、工作機械・切削工具・ツーリング・機械周辺機器・CAD/CAMメーカーなど184社が出展。「SDGsへの取組~未来ある地球に寄り添う~」をテーマに、最新の機械・機器の展示を通して生産現場の問題解決に向けた提案が行われた。
 今回は、SDGs(持続可能な開発目標)の17の目標のうち、目標3「すべての人に健康と福祉を」、目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」、目標8「働きがいも経済成長も」、目標11「住み続けられるまちづくりを」の4つに焦点をあて、各コーナーに出展メーカーの商品を振り分けて展示が行われた。
 また、実加工特設ブースでは当日限定のコラボ企画を多数開催。一例として、初日の11時45分~12時15分には「ジェービーエムエンジニアリング×Mastercam×サンドビック×エヌティーツール」のコラボによる、工具側刃を利用したダイナミックモーションツールパスによる粗加工時間の大幅短縮▽自動工程割り当てによる定形穴あけ加工データ作成の自動化▽形状干渉を自動回避する安全な面取り加工―の実演が行われ、注目を集めた。連日実施された併催セミナーも好評を博した。
 2日間の来場者数は目標の4000人に及ばなかったものの、一人当たりの滞留時間は長かったように見受けられ、会場は活気に溢れていた。
 開会式では、事務局を務めるジーネットの古里社長が挨拶で「個々のメーカー様の商品を展示して販売するだけではなく、どちらかというと、商社・メーカーが一緒になってお客様の問題解決に取り組む、ソリューションプロバイダー的な流れに展示会も変わってきている。我々は絶対必要な流れと感じながら、そういった取り組みでの展示や実演をお願いしてきた。お客様に色々なことを体験して頂く。そこで問題点の本質をお客様に気付いて頂いた上で、解決する手段をこの展示会で探して頂く。そういったことが我々の機能なのではないか」と話し、主催店と出展メーカーに協力を求めた。
 出展メーカーを代表して挨拶に立ったBIG DAISHOWA Japan川村真巳中部営業部部長は「この機械加工システム展も4年ぶり。今年になってこの地区で初めて行われる大規模な展示会ということで、非常に関心を集めている。私どもメーカーも最新の機械・機器を多数展示させて頂く。主催店の皆様には2日間、各メーカーのブースに来て頂いて商談のご成約、新しい引合いの創出等に力をお貸し願いたい。私どももその手助けになるような提案をどんどんさせて頂きたいと切に思っている」と意気込みを述べた。

「TOYOグリーンキャンペーン2023」
CN、SDGsに貢献する商品を紹介
東 陽 4年ぶりのプライベートショー盛況


 東陽(社長=羽賀威一郎氏、本社=愛知県刈谷市)のプライベートショー「TOYOグリーンキャンペーン2023」が3月23、24日の両日、刈谷市産業振興センターあいおいホールにて開催され、2日間で2191人が来場し賑わいを見せた。同社のプライベートショーは2019年3月以来、4年ぶりの開催。商談も活発に行われ、成功裡に終了した。
 今回は〝クリーンな地球を未来へ〟をテーマに行われ、出展したメーカー約80社がユーザーの生産性向上やDX・自動化の取り組み、カーボンニュートラル(CN)・SDGsへの対応などに役立つ最新の製品・技術を、実演を交えて展示。来場者の関心も高く、開場とともに目当てのブースを訪れ、製品を見ながらメーカー担当者の話を聞くユーザーの姿が随所に見られた。会場には最新の電気自動車も展示され注目を集めていた。
 また、連日開催された出展メーカーによる省エネ製品の提案や、CN化の背景と企業への影響、CN化・電動化への自動車関連産業の対応などに関するセミナーも好評だった。
 初日に行われた開会式では、今年1月に東陽の社長に就任した羽賀社長が挨拶。「今回は加工機械、アッセンブリーなどの商品に加えて、現在注目を浴びているCNやSDGs等の商品を取り揃えて、広くお客様に紹介させて頂く」と述べ、長引く半導体不足に加え、電力代金等を含めたコスト増、深刻な人手不足などを背景に「お客様はDX・自動化・省エネといった技術革新やコスト低減を念頭に置き、環境対応のグリーンを含め、しっかりと検討されているのは事実。特に世界的な消費ニーズが伸びているグリーンに対しては、サプライチェーン全体で取り組んで行く課題であると思っている。東陽としてもお客様のサプライチェーンの一員として、この問題解決に貢献をさせて頂きたい」と同展への意気込みを語った。
 出展メーカーを代表してオーエスジーの大沢伸朗社長は「今回も日本の工作機械メーカーはじめ、周辺機器、ツーリングを含めた多くのメーカーが出展されているが、こうした日本の技術は間違いなくトップオブトップであり、これからもCNの世界を作って行くにあたって無くてはならない不可欠な存在であり続けたいと思う。そしてその形を東陽の皆様とここにお集まりの皆様と共に作って行くことで、更なる共存共栄、成長につなげて行けたらと強く思っている」と述べ、展示会の成功に向け一致団結して頑張ろうと呼び掛けた。
 この後、社員の音頭でスローガンを唱和し、展示会が開幕した。

ロボットモジュールATRO
2023年HERMES AWARDにノミネート
ベッコフオートメーション 国際産業技術賞でトップ3入り


 ベッコフオートメーション(日本法人横浜オフィス・本社=横浜市中区桜木町、社長=川野俊充氏)は、同社のATRO(Automation Technology for Robotics▽ロボティクスのための自動化技術)が、4月16日(日)に行われたハノーファーメッセ(ドイツ)の開会式にてHERMES AWARDにノミネートされたことを発表した。
 ATROロボットモジュールは、多くの応募製品のなかから、政治、ビジネス、研究、社会分野の専門家からなる審査員によってHERMES AWARDのトップ3イノベーションのひとつにノミネートされた。ハノーファーメッセを主催するドイツ・メッセAGによると、HERMES AWARDは、産業、環境、社会に利益をもたらす優れた製品および革新的なソリューションを讃えることを目的としている。ATROは、さまざまな観点からこの基準を満たし、見事HEMES AWARDノミネートの栄光に輝いた。
 ドイツ・メッセAGが発表した声明のなかで、審査委員長であるライムント・ノイゲバウアー教授は「今年もまた、応募作品の高い品質が非常に印象的だった」と述べている。センサによるロボット補正モジュールやビル管理のためのマルチユーザープラットフォームなど、ノミネート企業はその革新的なチカラを存分に示し、高い効率、持続可能性、柔軟性を実証した。
 ベッコフ創業者であるハンス・ベッコフ氏は、今回の件に関して「イノベーションはベッコフの象徴です。ATROによって、またひとつ小さな革命を起こすことに成功しました。我々はこのことを非常に誇りに思っています。ATROを完璧な協働作業で生み出してくれた機械、電気、ソフトウェアエンジニアの皆さんに感謝いたします」とコメントしている。
 ATROは、単純な1軸の回転式インデックステーブルからデルタキネマティクスや多軸多関節ロボットまで、ロボットモジュールを自在に組み立てることにより、用途に合ったロボット機構を設計できる。さらに、ロボットシステムをPC制御プラットフォームに統合することにより、機械やプラントに最適なソリューションを形成する。複数のロボットを使用する場合にも1台の産業用PCで制御できる。すべてのロボットモジュールは標準化されたATROインターフェースを介して相互に接続し、確実に固定できる。データ、電力、流体(圧縮空気、真空、水)はモジュール内部を通して伝達される。従来のロボットソリューションでは、これらが外部に実装されるため、回転量や使用できる作業スペースに制約があった。ATROは、この制約を完全に取り除くことが可能だ。各軸を無限に回転させることができるため直交座標系へのアクセスが向上し、つねに最短の位置決め経路を実現してくれる。本製品の市場投入は2024年以降を目指しているという。
 HERMES AWARDは、毎年ハノーファーメッセの開会式で革新的な製品に贈られる国際産業技術賞である。すべての出展企業および機関を対象とし、とくに高度な技術革新を備えた優秀な製品に贈られる。


第9回ジャパン・レジリエンス・アワード
グループ全体で優秀賞3件受賞
ユアサ商事 9回連続受賞達成


 ユアサ商事(社長=田村博之氏、本社=東京都千代田区)とそのグループ会社は、4月10日(月)に発表された「第9回ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)」にて、グループ全体で優秀賞3件を受賞した。
 「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)」は、全国で展開されている次世代に向けたレジリエンス社会構築への先進的な取り組みを発掘、評価、表彰する制度として2014年11月に創設された。今回の受賞で、ユアサ商事グループは第1回から9回連続の受賞となる。
 同社は「今後も、当社は国土強靭化のさまざまなニーズにお応えするため、幅広いネットワークを活用した取り組みや、関連商品・システムの開発・販売・普及に注力してまいります」とコメントしている。
 今回受賞した取り組み内容は以下の通りだ。
 【優秀賞】ユアサ商事/キャットアイ▽「KIZUKIMIRAI SIGNAL」(キヅキミライシグナル)
 【優秀賞〝STOP感染症大賞〟】ユアサ商事/富士クオリティハウス▽「遠隔ICUプレハブ病棟設置事業の推進」
 【優秀賞】ユアサシステムソリューションズ/JX通信社「RISKSAVER」

自由闊達に意見を出し合える職場に
リーダーシップ・コーチングセミナー
愛鋲協 三井住友海上の早川氏が講義


 愛知鋲螺商協同組合(理事長=大野正博氏・中部製作所社長)は、4月10日午後5時30分より名古屋市中区にある三井住友海上名古屋ビルの会議室にて、「リーダーシップ・コーチング」をテーマにセミナーを開催した。
 組合員ら28名が参加。三井住友海上経営サポートセンター経営リスクアドバイザー・早川一郎氏が講師を務め、組織を強くするためのリーダーシップ、部下の能力を最大限に引き出すコーチングについて解説した。
 冒頭、大野理事長が挨拶で「愛鋲協のセミナー、4回目です。この4月にあわせて選んだのは、人の教育。リーダーシップ、コーチングを取り上げました。人が伸びて行く会社は、今後も伸びて行く。社員の方がやる気をなくしている会社は、先があまり明るくなって行かないのではないかと私は考えます。リーダーシップには色々なタイプがあります。また、コーチングでいかに社員の方が自分でやる気を出してやって行けるかといったことを、今日は早川先生にご講義頂きます。これらを学んで、自分の会社に持ち帰り使って頂くことが、本日の一番の狙いです」と開催趣旨を述べた。
 セミナーでは、働き方改革でめざす「誰もが活躍できる職場づくり」は管理職の人たちの指導力やコミュニケーションスキルの強化が鍵であるとして、部下が意欲的に行動することを促せるようなコミュニケーションの基本スキル、目標達成や課題解決に向けて組織の力を発揮するためのリーダーの在り方などを学んだ。

愛機工組合 令和5年度支部総会


 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)の9支部は、3月下旬から4月下旬にかけて各地で令和5年度支部総会を開催した。コロナ禍の行動制限が緩和される中、各支部の事業計画には従来事業の再開や新たな事業の企画などが盛り込まれた。本部組合の通常総会は5月23日にホテル名古屋ガーデンパレスで開かれる。


北支部
日帰り懇親会など
コロナ禍前の事業再開


 北支部(支部長=熊田誠司氏・久満田商会社長)は、3月30日午後6時30分より名古屋市北区の木曽路黒川店にて総会を開催した。
 司会の長村康義理事(長村商店社長)が、開会の辞に続いて、支部員総数16社中、出席7社、委任状出席7社の合計14社の出席により総会が成立することを宣言した。
 挨拶に立った熊田支部長は「支部長に就任して3年となりますが、その間ずっと新型コロナウイルス感染症の影響で支部活動ができておらず、今回が初めてとなり緊張しています。皆様に色々教えて頂きながら進めてまいりたい。本日は忌憚のないご意見を頂ければと存じます」と述べた。
 服部健伊吹産業社長を議長に選出して、第1号議案=令和4年度事業報告、第2号議案=令和4年度収支報告、同監査報告、第3号議案=令和5年度事業計画(案)を審議し、すべての議案を承認可決した。
 今年度事業計画では、①日帰り懇親会(令和5年9月)②幹事会(同5月)③忘年会(同12月13日)④初詣(令和6年1月)⑤総会(同4月)を予定。日帰り懇親会はコロナ禍前と同じ9月の第1土曜日に開催する予定で、支部員の意見を聴きながら内容を検討していく。初詣についても、長年豊川稲荷の参拝を行ってきたが、行先を含め今後検討していく考えが支部長より示された。
 来賓として出席した山崎公明組合事務局長は挨拶で、2月に組合新春懇親会が北支部の担当により盛況裡に開催されたことに謝意を表した後、「支部会員のために活発な支部運営を宜しくお願いします。また、10月17日に全機工連の愛知大会があるのでご協力をお願いします」と話した。
 総会終了後は懇親会が催され、野田典嗣理事(ノダキ社長)の音頭で乾杯。支部員相互の親睦を深め、午後10時前にお開きとなった。

中北支部
今期は工場見学会を計画
より良い支部活動に向け審議


 中北支部(支部長=大矢顕氏・大矢伝動精機社長)は、4月6日午後6時30分より名古屋市中区のグリリアパージナにて総会を開いた。
 松吉正訓支部幹事(ジーネット名古屋支社長)の司会進行のもと、はじめに大矢支部長が「コロナ禍の間、支部活動ができておらず予算があるので、どのような形で使えば支部の皆様のより良い活動になって行くかについて、本日意見交換ができればと思っています。新型コロナウイルス感染症も沈静化してきて、総会後の懇親会でマスクをとった形で会食できることが非常に嬉しく、楽しい時間を皆様と過ごせれば良いと存じます」と挨拶。
 支部員数21社中、出席11社、委任状9社、合計20社で出席が過半数を超えており、同総会は適正に開催されると司会者より報告された。
 規約により支部長が議長を務め、第1号議案の1=2022年度事業収支報告、第1号議案の2=監査報告、第2号議案=2023年度事業収支案について審議し、全議案を原案通り承認可決した。今年度の事業計画には総会、親睦ゴルフ会、忘年会に加え、工場見学会の実施が盛り込まれた。
 また、初参加の小島機鋼・畑山有二新社長が紹介された。支部の会計監査については引き続き同社の小島敏裕会長が務めることを確認した。
 総会終了後は同店のイタリア料理を味わいながら情報交換をし、和やかな懇親の場となった。

三河支部
MECTへの参加を呼びかけ
製版一体となって盛り上げを


 三河支部(支部長=三井重信氏・三井機工社長)の総会は4月21日、岡崎市内の城北飯店を会場に午後7時より開催された。
 過半数を超える支部員(委任状含む)が出席して各議案の審議を行い、第1号議案=令和4年度事業報告並びに収支決算・監査報告、第2号議案=令和5年度事業計画案並びに収支予算案を原案通り承認可決した。
 三井支部長は挨拶で、今年度の事業計画に関し「今年は10月にメカトロテックジャパン(MECT)2023が開催されます。また、来年にはロボットテクノロジージャパンもあります。両展示会を活用して支部員・賛助会員各社の利益につなげて行きたいと存じますので、製販一体となって盛り上げて行って頂きたい。そのほか支部では、夏に納涼会、年末に勉強会も予定。また、時機を見てゴルフ会も実施したいと思いますので、ご協力を宜しくお願いします」と述べた。

南支部
従来以上に支部事業を活発に
新理事に近藤幹浩氏(大東通商)


 南支部(支部長=中川雅夫氏・ナカガワ社長)は、4月6日午後6時よりANAホテルグランコート名古屋において、支部員43社中、過半数を超える支部員(委任状含む)が出席して、5年度支部総会を開催した。
 加藤茂幹事(藤清商会社長)が司会進行、伊藤正人副支部長(伊藤信産業社長)の開会の辞に次いで挨拶に立った中川支部長は「コロナの影響は収まらないが、諸事前向きに取り組みたい。組合は秋季に2大事業を実施するのでその協力と、今年度は従来以上に支部事業を活発に行っていきたい」と方針を述べた。
 議案は、4年度事業及び決算報告、5年度事業計画及び収支予算、いずれも承認された。また、3号議案役員変更の件では、伊藤久輝理事(丸正社長)の退任に伴い、次点の近藤幹浩氏(大東通商社長)が理事に、支部では会計監査となった。そのほか、理事次点に加藤幹事が、支部会計に和久田修志理事(三和商事社長)が就いた。
 今年度の事業計画では、ビアパーティー(7月)、ゴルフ大会(8月)、忘年会(12月)、新たに、ボウリング大会、相撲観戦を実施する計画である。
 なお、総会後の懇親会は、近藤新理事の就任挨拶と乾杯で開会。中締めは和久田理事が務め、お開きとなった。

尾張支部
春の京都で支部総会
愛知大会、MECTへ参加を


 尾張支部(支部長=服部嘉高氏・服部商会社長)の支部総会は4月1~2日の1泊2日の日程で、京都市東山区にある「おまかせ割烹 井筒屋」を会場に行われた。
 総会は初日の午後6時より近藤尚文理事(油傳商店社長)の司会進行で始まり、資格審査発表において司会者から支部員数22社中、17社出席(委任状含む)で総会が成立すると宣言された。
 服部支部長が挨拶で「本日は、京都まで足を運んで頂き有り難うございます。時代が大きく変化しているのに企業が変わらないのはどうなのかという所から、弊社も社内から改善、改革をしています。やはり楽しく、儲かる企業を作るというのが、皆さんが求められていることではないかと思います。人にしかできないことは人でやり、そうでないものはDX化を進めて行くのも一つ。また、10月17日に全機工連の愛知大会が名古屋観光ホテルで行われ、その翌日の18日から21日の4日間には組合共催のメカトロテックジャパン(MECT)2023がポートメッセなごやで開催されます。そこで色々な情報を得て、皆さんの企業繁栄の一助にして頂ければと存じます。尾張支部は支部員の参加率を上げたいと思いますので、ご協力のほど宜しくお願いします」と述べた。
 議長に近藤理事を選出して議案審議に移り、令和4年度事業報告並びに収支決算報告、同監査報告、令和5年度事業計画案並びに収支予算案を原案通り承認可決した。
 令和5年度事業として総会、忘年会(12月8日)、役員会(年4回程度)が予定され、全機工連愛知大会、MECTへの参加が呼びかけられた。
 総会終了後は懇親の場となり、京料理を堪能しながら親睦を深めた。翌日は、午前中に二条城と銀閣寺を見学。午後は「第73回京おどりin春秋座」を鑑賞した後、京都駅で解散した。

西支部
およそ3年ぶり
社員対象事業など再開


 西支部(支部長=内藤和美氏・内藤商事社長)は4月6日(木)、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で令和5(2023)年度支部総会を開催した。
 司会進行を務めた矢野茂雄会計担当(滝川物産社長)が開会を告げ、内藤支部長が「本日はご審議いただく議事がいくつかございます。皆さまには忌憚のないご意見をいただきたいと存じます。よろしくお願いします」と挨拶。矢野氏が議長へと就任し、審議へと移行した。なお本総会は委任状含め出席者は過半数を超え、成立している。
 【第1号議案】令和4(2022)年度(令和4年4月1日~令和5年3月31日)事業報告ならびにこれらの会計報告、および会計監査報告の承認の件▽矢野会計担当が令和4(2022)年度収支報告を、会計監査担当の波羅密文彦氏(ハラミツ商店社長)が会計監査報告をそれぞれ行い、いずれも満場一致で承認可決された。
 【第2号議案】令和5(2023)年度(令和5年4月1日~令和6年3月31日)事業計画案ならびにこれらの予算案の承認の件▽矢野議長より事業計画案ならびに収支予算案が発表され、いずれも満場一致で承認可決された。西支部の今年度の事業計画は以下の通り。●4月6日(木)(当日)=東京第一ホテル錦で総会開催。●6月=親睦ゴルフ会開催。●8月=ビアパーティー開催。●12月=忘年会開催。●令和6(2024)年2月=ボウリング大会開催。●同2月=宝塚観劇会開催。●同3月=役員会開催。
 【第3号議案】その他の案件▽特筆事項無し。
 以上、すべての議案審議が終了し、矢野議長が議長を退任。西支部総会は閉会した。
 その後は、およそ3年ぶりとなる懇親会へと移行。内藤支部長の乾杯の挨拶に始まり、久しぶりに顔を合わせる支部員らは懇親を深めた。宴もたけなわとなったところで吉野栄一氏(吉野機械工具社長)が登壇。中締めの挨拶と一本締めでこの日は散会となった。

中南支部
大相撲観戦など事業活発に
新支部長に橋爪氏(マルマン商事)


 中南支部(支部長=志知亨氏・志知社長)の総会は4月7日、名古屋市熱田区にある一鳳金山本店で午後6時より行われた。
 冒頭、志知支部長の挨拶があり、引き続き支部長が議長を務めて議事に入った。
 第1号議案=令和4年度事業報告、会計報告並び監査報告、第2号議案=令和5年度事業計画案並び予算案は、審議の結果、原案通り承認可決された。
 今年度の事業として、7月22日に大相撲観戦(名古屋場所)、8月に納涼会、12月に忘年会を計画。その他、秋口に親睦事業(詳細は未定)の実施も予定されている。
 第3号議案=支部幹事選任の件は、支部事業の活性化を図るため支部理事4名の他に支部幹事を数名選任することとし、人選は志知支部長に一任することが承認された。現在同支部所属の理事は、志知亨氏(志知社長)、六浦康正氏(六浦本店社長)、橋爪庄二氏(マルマン商事社長)と理事長の水谷隆彦氏(ミズタニ機販社長)。
 第4号議案=その他の件では、組合本部より常任理事と支部長の兼務は可能な限り避けるようにとの通達があり、志知支部長は組合の総務部長を務める常任理事であるため、橋爪理事への支部長職移管が諮られ承認された。橋爪理事が務めていた支部会計監査を志知理事が引き継ぐことも併せて承認された。
 以上で総会を終了。この後、懇親会が行われ支部員同士で親交を深めた。

東支部
新たな親睦イベントを企画予定
各社の近況報告などで交流


 東支部(支部長=野崎憲昭氏・常磐精機社長)は、4月12日午後6時30分より名古屋市中区の東京第一ホテル錦にて総会を開催した。
 司会進行を務める坂井一斉支部幹事(サンコー商事)の開会の辞で始まり、冒頭、野崎支部長が挨拶で「マスクも外して良い形になって、景気もこれから動いてくる所だとは思いますが、多分皆さんも今年に入ってからは、今もそうですが、少し苦戦をされているのではないかと思っています。会合に出ると最近の調子はどうかと色々な方に聞かれ、実績があまり上がっていないと言うと、実はうちも同じなのですよと。種まきと収穫の時期が必ずあるから、数字が続かない時はひたすら顔を売って種まきをして、いつか花咲く時、収穫する時にしっかりと儲かるような形で頑張るしかないということで進めています」などと現況について話し、最後に「私は切削工具の会や、このような会も含めて色々リーダーをさせて頂いていますが、会社の規模や実力から私では似合わないのではと、いつも悩んでいます。けれども色々な方に、実力も必要だが人柄も大事ですよと励まされて、勇気をもってやれています。この東支部は特に出席率が高いということで凄く励みになるので、引き続き皆さんの力をお借りして盛り上げてまいりたいと存じます」と協力をお願いした。
 資格審査発表では、支部員総数28社中、出席18社、委任状出席7社、合計25社の出席で総会が成立すると司会者より宣言された。
 野崎支部長を議長に選出して各議案の審議が行われ、第1号議案=令和4年度事業報告、第2号議案=令和4年度決算報告、第3号議案=令和4年度監査報告、第4号議案=令和5年度事業計画(案)、第5号議案=令和5年度予算(案)はいずれも原案通り承認可決された。
 今年度の今後の事業は、ビアパーティー(8月頃)、親睦ゴルフ会(11月頃)、忘年会(12月頃)、幹事会(随時)と、新たな企画として親睦イベント(時期未定)を計画している。
 倉地克明支部幹事(倉地社長)の閉会の辞で総会を終了。総会後の懇親会では、恒例の参加者全員からの近況報告などもあり、よりコミュニケーションが図られた。

熱田支部
支部員相互の交流を図り
地域での融和、共存をめざす


 熱田支部(支部長=滝澤有一氏・松本商店社長)は、4月11日午後6時より名古屋市熱田区のサイプレスガーデンホテルにて総会を開いた。
 司会進行役の佐藤光録支部幹事(佐悦会長)より、支部員総数21社中、過半数を超える17社(委任状含む)の出席が報告され、総会成立が宣言された。
 滝澤支部長は「昨年、熱田支部は忘年会をしたのみと、コロナ感染も懸念されていたので会の開催を控えていましたが、今年は従来通りの活気のある支部活動をして行きたいと思っています。支部活動に対するご意見、ご希望など忌憚のないお話を頂ければ、今年また来年の活動に反映させて行きたいと思っていますので、積極的なご参加と提案を是非お願いします」と挨拶。
 恒例により支部長が議長に就任して議案の審議が行われ、第1号議案の1=令和4年度事業報告、第1号議案の2=令和4年度収支決算報告、監査報告、第2号議案の1=令和5年度事業計画案、第2号議案の2=令和5年度収支予算案はいずれも原案通り承認可決された。
 今年度の事業計画では、①視察会、見学会②忘年会、親睦会の開催を予定。コロナ禍でできる範囲は限られるが、支部費を有効活用し、支部員相互の交流を図ると共に地域での融和、共存をめざすとした。
 総会後は懇親会が催され、和やかに歓談して楽しいひと時を過ごした。

『TS-5BP』(ブローバルブ付)
決算概要を説明する岡谷社長
SCS製サーモスタチック式スチームトラップ
ヨシタケ 新製品好評発売中
『TS―5シリーズ』


 ヨシタケ(社長=山田哲氏、本社=名古屋市昭和区)から絶賛好評発売中! 接液部ステンレスの小型軽量なサーモスタチック式スチームトラップ『TS-5シリーズ』には、インライン型のTS-5V、ストレート型のTS―5S、ブローバルブ付きのTS-5BP(写真)がラインアップされている。その特徴としては、小型・軽量・コンパクトな設計で、配管取り付けは水平・垂直任意になっており、トレースライン・食品機器・医療機器・クリーニング機器など、あらゆる業種に対応可能である。
 接液部ステンレス製のメリットを生かし、空気中の窒素などを取り込みながら蒸気より凝縮する腐食性の高いドレンに対しても高い耐久性を発揮。飽和蒸気温度より低い温度で作動するので蒸気の漏洩の心配はない。また、飽和蒸気温度に連動した作動のため、調整も不要だ。
 「TS-5BP」(写真)はブローバルブ付きなので、初期の大量なドレンと空気を速やかに排出することができ、立ち上げ時間を短縮することが可能である。用途に応じて、作動温度が通常品の飽和蒸気温度マイナス15℃(TS-5□―15)のほか、飽和蒸気温度マイナス5℃(TS-5□―5)、飽和蒸気温度マイナス25℃(TS-5□-25)を選択することも可能。直接蒸気を使用する機器などで蒸気中にドレンを極力含ませたくない場合には、飽和蒸気マイナス5℃を推奨する。また、蒸気用エアーベントとしても使用でき、その場合は、フラッシュ蒸気を抑えるため飽和蒸気温度マイナス25℃を推奨する。
 主な仕様は▽「TS-5V」「TS-5S」/8A~25A、最高使用圧力=2・1MPa、最高使用温度=220℃。▽「TS-5BP」/15A・20A、最高使用圧力=1・0MPa、最高使用温度=185℃。本製品に関して詳しくは、同社エンジニアリング事業部▽所在地=愛知県小牧市大字入鹿出新田字宮前955-5、電話=0568(75)4336、または各営業所まで問い合わせを。

売上高・利益ともに過去最高
岡谷鋼機 令和5年2月期連結決算


 岡谷鋼機(社長=岡谷健広氏、本社=名古屋市中区)は3月30日、名古屋証券取引所において令和5年2月期連結決算の説明会を開催した。
 決算は、売上高が9620億16百万円(新会計基準適用により前期比の記載なし)、営業利益が294億48百万円(前期比29・6%増)、経常利益が325億68百万円(同16・2%増)、当期純利益が235億20百万円(同21・7%増)と2期連続の増収増益で、売上高・利益ともに過去最高を更新した。
 岡谷社長は「今期から新会計基準を適用しており、旧基準ベースで言えば1兆円を上回る売上高で、前年比約19%の増収。当期純利益が235億円、前年比21・7%の増益となった。色々な外部環境の追い風もあり、(2025年度を最終年度とする)中期計画で目標としていた、売上高(旧基準ベースで)1兆円、純利益200億円以上を今期で達成した」と報告した。
 セグメント別では、売上高を旧基準で比較すると、鉄鋼、情報・電機、産業資材、生活産業の全セグメントで増収。建材や製造業向けで鉄鋼が増加したほか、海外は欧米・アジア向けが好調だった。また、営業利益は生活産業セグメント以外で増益。生活産業セグメントは、前年に分譲マンションの販売があり利益を押し上げたため、今期は減益となった。
 売上高に占める海外取引比率は、過去最高の36・7%となった。
 令和6年2月期の連結業績予想については、世界情勢やエネルギー・素材価格の動向、金利・為替の変動等による経済への影響が懸念され、先行き不透明な状況が予想されるとして、売上高を新基準ベースで1兆円、営業利益を280億円、経常利益を310億円、当期純利益を200億円と見込んでいる。

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