第2842号 令和5年2月19日

設立60周年迎える2023年
3年ぶりの開催は大盛況
愛知県管工機材商協組 令和5年新年賀詞交歓会


 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=峰澤彰宏氏・MINEZAWA社長)は1月17日(火)、名古屋市中村区の名古屋マリオットアソシアホテルにて、手指の消毒、マスクの着用、参加人数の制限など感染症対策を講じたうえで令和5年新年賀詞交歓会を3年ぶりに開催。来賓のほか、組合員や賛助会員ら合わせて243名が参加した。本会の開催前には同組合1月理事会が同ホテルにて開催されている。
 冒頭、峰澤理事長は、「3年ぶりとなる新年賀詞交歓会です。私は2021年に理事長を拝命しましたので、本日初めて理事長として新年賀詞交歓会を開催できることを大変嬉しく思っております。さて、昨年は海外でも国内でも良くなかったことがいろいろと起こってしまいました。また、モノの値段は上がり、為替も急転して何かとやっかいな一年でした。もちろん、ブラボーなサッカーワールドカップなど明るい話題もありましたが引き続き感染症の影響でいまだに不自由な生活をせざるを得ない状況が続いております。そんななかではありますが、当組合としては2020年に計画しておりました『第33回管工機材・設備総合展』を昨年10月ようやく開催することができました。私たちが思っていた以上に積極的な出展のお申し込み、期待していた以上のご来場者数に、本当に感謝申し上げます。今年の干支は癸卯(みずのとう)で、私事で恐縮ですが年男です。『兎の登り坂』という言葉があります。一見大変そうに見えても兎は登り坂を登ることが巧みであることから、大変そうな道も持ち前の力を振るい跳ね上がっていくことの例えであります。これから先、いろんな困難がまだまだあると思いますが、ひとつひとつのことをしっかりと足元を見据えて歩んでいきたいと思っております。私ども愛知県管工機材商業協同組合は、本年、設立60周年を迎える運びとなりました。まだまだ未決定な部分もありますが、おそらく10月頃にちょっとした宴席を設けたいと計画しております。60周年を迎えた当組合ですが、70周年、80周年に向け2023年が輝かしいものとしていけるかどうかは、本日お集まりいただいた皆さま、組合員の皆さま、そして賛助会員の皆さまのご支援とご協力を賜らなければ進んでいけないと思っております。どうか、還暦を迎えた当組合に、本年もこれまでにも増してご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます」と挨拶。
 続いて、来賓を代表して愛知県空調衛生工事業協会の道端順治会長(ダイダン常務)が「振り返ってみますと、昨年はコロナ禍のなか、2月にロシアがウクライナへ侵攻し中国はゼロコロナ政策を掲げ、結果、モノの値段が上がり、しかもモノが来ないというダブルパンチでした。ただ、これ以上は悪くならないだろうと私は思っております。今年の5月には新型コロナウイルス感染症は感染症法上の5類にまで引き下げられると言われています。今年は、じょじょにでしょうが良くなっていくと信じて頑張りましょう」と挨拶。
 来賓の紹介の後、キッツの河野誠社長が「厳しい環境のなか、われわれ賛助会員メーカーは皆さまに対して安定供給ができず大変ご迷惑をお掛けしました。またさまざまな要因から値上げせざるを得なかったことにつきましても大変申し訳ありませんでした。しかし、今年には少しずつサプライチェーンの混乱も解消に向かい、まだ一部の部材につきましては厳しい面もありますが、知恵を絞って安定供給に向け改善していけるものと思っております。正直、上期は少し不透明なところはありますが、遅れていた首都圏の建築現場が動き出しており、サプライチェーンも回り出したことから、止まっていた設備投資も動き出して、下期には良い状況に向かっていくものと信じております。ぜひ今年は、今まで考えてきた戦略や新しい事案にチャレンジしていただき、失敗を恐れず、ここにご参加の皆さまにおかれましては、事業を邁進していただきたいと思います」と乾杯の前に挨拶。声高らかに乾杯し会は開幕した。
 久しぶりの新年賀詞交歓会で顔を合わせる参加者らは近況報告などで話が弾み、宴もたけなわとなったところで、愛知県管工機材商業協同組合の村井善幸副理事長(オータケ社長)が登壇。中締めの挨拶をし、この日は散会となった。

各部会事業など動き出す
1月理事会を開催


 愛知県管工機材商業協同組合は、「令和5年新年賀詞交歓会」開催前に1月理事会を開催。以下の議案について審議・報告され、いずれも承認可決された。
 【議案1】「第33回管工機材・設備総合展」収支報告承認の件▽坪井展示会実行委員長より報告があり、承認された。
 【議案2】令和5年新年賀詞交歓会進行方法承認の件▽安井総務部会長より会運営方法などについて報告・説明があり、これが承認された。
 【議案3】消費税課税方式とインボイスの件▽小川会計担当副理事長より、①翌期(令和5年4月1日~令和6年3月31日)の消費税確定申告につき「原則課税」を選択する件、ならびに、②インボイス登録申請について説明・報告があり、これが承認可決された。
 【議案4】オンライン工場見学企画承認の件▽竹内経営対策部会長より説明があり、これが承認された。本企画は2月8日(水)15時よりオンライン上にて開催される(本紙発行時、開催済み)。
 【議案5】令和5年度巡回健康診断募集要項承認の件▽倉地福利厚生部会長より報告があり、これが承認された。5年度の巡回健康診断は2月より申込受付開始、4月から巡回開始予定だ。
 【議案6】新賛助会員加入承認の件▽山田加入促進部会長より報告があり、これが承認された。
 【議案7】青年部「愛青会」ゴルフコンペ企画承認の件▽福元青年部長より報告があり、これが承認された。ゴルフコンペは3月17日(金)の開催が予定されている。
 次回理事会は3月7日(火)の開催(会場・時間未定)が予定されている。

NDマーケティング大賞は海藤氏(碌々産業)
2023年受注総額1兆5000億と予想
ND社 FA業界新年賀詞交歓会


ND社(ニュースダイジェスト社/社長=樋口八郎氏、本社=名古屋市千種区)主催の2023FA業界新年賀詞交歓会が1月12日(木)、名古屋市熱田区の名古屋国際会議場にて感染症対策を講じたうえで開催された。
 毎年、FA業界新年賀詞交歓会ではND社と日工会(日本工作機械工業会/会長=稲葉善治氏・ファナック会長)が、前年の受注総額見通しならびに本年の工作機械受注予想について、それぞれの見解を発表している。ND社の樋口社長は新年賀詞交歓会当日現在、2022年の受注実績を内需6200億円、外需1兆1600億円、総額1兆7800億円(前年比15・5%増)と予想。また、2023年の受注予想は内需5500億円(前年比11・3%減)、外需9500億円(同18・1%減)、総額1兆5000億円(同15・7%減)と予想。「2023年は、経済環境は悪化するも実需は底堅い」との見解を示していた。
 対して日工会の稲葉会長は前日(11日)に開催された日工会新年賀詞交歓会の場でも発表していたが、新年賀詞交歓会当日現在、2022年の受注実績を内需6000億円、外需1兆1500億円、総額1兆7500億円(前年比13・5%増)と予想。2023年の受注予想は、内需6500億円(前年比8・3%増)、外需9500億円(同17・4%減)、総額1兆6000億円(同8・6%減)と予想。「内需は過去10年で見ると2番目の水準で、外需は1兆円に届かずとも史上5番目となる高水準が期待できる。受注総額は過去4番目の受注水準と見て良いだろう」との見解を示していた。
 2023年、先進国を中心とした世界的なインフレと金利引き上げ、人件費高騰などの影響で投資マインドは悪化するとみられる。また、ロシアによるウクライナ侵攻の影響でエネルギー価格が高騰しており、全製造業にとって向かい風となっている。日本でも日銀が実質的な金利引き上げに踏み切ったため、製造業全体でさまざまな影響が出ると予測されることなどから、ND社は、2023年の工作機械受注額を前年比8・6%減の1兆5000億円と予想したようだ。
 38回目となる今回のNDマーケティング大賞は碌々産業の海藤満社長に贈られ、海藤社長による記念講演も催された。

我々は我々のフィールドで
安心安全な国づくりに貢献
名古屋金物業界 令和5年賀詞交歓会開く


 愛知県金物商工協同組合(理事長=印藤武司氏・印藤産業社長)と名古屋利器工匠具卸業組合(理事長=同氏)、名古屋建築金物卸商組合(理事長=岡本達明氏・岡新社長)の3組合による「名古屋金物業界賀詞交歓会」が1月13日、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で正午より開催された。来賓をはじめ、各組合員と賛助会員ら約90名が出席した。
 賀詞交歓会は寺西功萬勇社長の司会で進められ、服部晃愛知県金物商工協同組合副理事長(美和興業社長)の開会の辞、国歌斉唱(コロナ対策のため歌唱入りの国歌を流し、心の中で斉唱)に続いて、発起人を代表し印藤愛知県金物商工協同組合理事長が挨拶を行った。
 印藤理事長は挨拶で、コロナ禍により3年ぶりの開催となった賀詞交歓会出席に対して謝意を示した後、「コロナは現在2類相当ですが、今後5類になれば対処の仕方も大きく緩和されて行くことと思います。その分、自己管理が必要になり大変だとは思いますが、このままでは本当に経済が回って行かない感じで、自治体もプレミアム商品券などを発行して経済の活性化に努めています。我々人も健康が大切ですが、国の健康も大切。政府は平和を維持するために防衛費の増額が必要ということで、増税をするかしないか、増税する時は国民に信を問うと岸田総理も言われております。スポーツマンはグランドで頑張っています。我々は我々のフィールドで、安心安全な国づくりのために、エッセンシャルワーカーの下支えとなる色々な部材の提供や機械の修理など、地味だがなくてはならない仕事を、それぞれ皆さん会社のご苦労はあるかと存じますが、協力してやって行きたい」と述べた。
 続いて、来賓を代表して水谷真名古屋市経済局産業労働部産業企画課長が、河村たかし名古屋市長の祝辞を代読。その中で「当地の経済は多くの中小企業の皆様の力で支えられています。本市としては、コロナ禍や物価高騰の中、30%のプレミアム付き商品券については2回目を、発行総額325億円、プレミアム75億円と拡充して実施し、名古屋の暮らしを支える商売を盛り立ててまいります。実施にあたっては、キャッシュレス決済利用促進を図り、市民・企業・行政を巻き込み、名古屋全体のDXを進める未来への投資も進めてまいります。本年も感染拡大防止と社会経済活動の両立に全力で取り組むと共に、コロナ禍や物価高騰で苦しんでいる名古屋の経済のため、地域経済を支える皆様の事業活動の支援に全力で取り組んで行く所存です」として引き続き理解と協力を求め、金物業界と関係者の繁栄を祈念した。
 メーカーを代表して田口雄一ベッセル副社長が「向かい風の時こそ高く上昇できる飛行機のように、我々も大きく上昇できるような一年に皆様として行きたい」と述べて乾杯の発声を行い、開宴した。
 祝宴では出席者が和やかに歓談。お楽しみ抽選会などでひとしきり盛り上がりを見せたところで宴もたけなわとなり、岡本名古屋建築金物卸商組合理事長の閉会の辞で終了した。

今後の事業スケジュールを再確認
各社の取組みなど近況報告
名機工同友会 新年情報交換会開催


 名機工同友会(会長=吉野栄一氏・吉野機械工具社長)は1月12日(木)、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で『新年情報交換会』を開催した。例年であれば仕入先、メーカー担当者らを招待するところだが感染症拡大防止の観点から今回は参加呼びかけが見送られ会員19名の参加となった。『新年情報交換会』の司会進行は小浦正喜名機工同友会総務部部長補佐(こうら社長)が務めた。
 開会前、野崎憲昭同会総務部部長(常磐精機社長)より、名機工同友会の今後の事業スケジュールなどが改めて確認された。この日以降では4月の旅行会が計画されているが、旅行会に関しては近藤幹浩同会厚生部部長(大東通商社長)から、準備進捗状況や概算費用などが報告された。
 続いて、吉野会長が登壇。「新型コロナウイルス感染症が世界的な広がりを見せてから3年目に突入しました。この3年間があっという間に過ぎたように感じているのですが、当初はコロナ前と比べて会合が無くなり、展示会が無くなって、今後どうなるのかと心配でした。コロナ禍のなかで当社は売り上げが落ち、まだコロナ前の水準には戻っておらず、また、2023年度の売上予想も読みにくいなか、値上げラッシュが続き、さらにモノが入ってこないなど、まだまだ厳しい状況が続きそうな感じがしております。こんな状況ですが、下ばかり見ていても仕方ありません。いろんな、できることを進めながら、今は地道にやっていきたいと思っております。昨年11月に開催した当会の情報交換会でDX(デジタルトランスフォーメーション/デジタル変革)の話が出ておりましたが、当社でもおもいきってこの波に乗ることにいたしました。もちろん安くない導入費用が必要となりますが、今後の多大なる時間を節約できると思えば今、多少の投資をしておくことも必要かなと考えております。機械工具業界にもDXの流れは来ております。皆さんもすでに取り組んでいらっしゃるかと思いますが、これをさらに推し進めていっていただき、業界内で、われわれ全員で力強く生き残っていきたいと思っております」と近況を報告し、声高らかに乾杯の音頭をとった。
 宴もたけなわとなったところで和久田修志同会副会長(三和商事社長)が登壇。「今年に入り私も大河ドラマ『どうする家康』を見るようになりました。このドラマは、非常にタイミングが良いと申しましょうか、現在の混沌としたコロナ禍をどう進んでいくのか、そのヒントが得られるドラマではないかと感じています。ここにいらっしゃる皆さんも、今後、会社をどうしていこうとか、いろいろ考えてらっしゃると思います。まさに今年は『どうする名機工同友会』ということで、この会を今後どうしていくのか? 皆さんと話し合っていきたいと思っております。例えば、いろんな〝部〟を作り、その部活動を通してもっと強い絆を作っていけたら、ということも考えております。ここにいる皆さんは非常に元気です。これから会社をどんどん発展されていかれる方ばかりと思います。そんな皆さんと一緒に、この1年間、より一層元気に、そしてこの業界を引っ張っていけるようになれたらと思っております。家康は265年続いた江戸時代を築き上げました。名機工同友会も、あと200年は続けていかなければいけません。そのためには何が必要なのか、どうするべきなのかを皆さんと一緒になって考えていきたいと思います」と中締めの挨拶をし、1本締めでお開きとなった。

感染症対策十分に
令和5年新年賀詞交歓会開催
三重県管工機材商業組合 久しぶりの開催で大盛況


 三重県管工機材商業組合(理事長=金森繁人氏・三立商会社長)は1月13日(金)午後4時20分より、三重県南勢地区の松阪市中央町にある松阪フレックスホテル3階・鳳凰の間において、マスクの着用、手指のアルコール消毒、サーモグラフィによる検温、各社2名までの参加など、感染症予防対策を講じたうえで、実に3年ぶりとなる『令和5年新年賀詞交歓会』を開催した。組合員や賛助会員ら91名が久しぶりに顔を合わせ、新年の挨拶や近況報告を交わしながら懇親を深めていた。
 これまで、三重県管工機材商業組合の新年賀詞交歓会はビュッフェ形式にて開催されてきたが、今回は感染症予防対策の一環として、円卓での着座スタイルにて開催された。会場内での司会進行は一色活慶理事(一色商会社長)が務めた。
 2023年度は同組合の役員改選期であることから、新年賀詞交歓会の冒頭、金森理事長は、この話題を織り交ぜながら参加者に向け挨拶した。続いて、オンダ製作所の伊藤慎英東海北陸エリア長が賛助会員を代表して登壇。業界の市場動向などを交えながら参加者に向け挨拶した。
 KVKの森敏浩名古屋営業所長が声高らかに乾杯の発声をし、同組合の令和5年新年賀詞交歓会が開会。久しぶりに顔を合わせる参加者、新任の挨拶に回るメーカー担当者などで会場内は大にぎわいに。
 予定された時間はあっという間に過ぎ、宴もたけなわとなったところで岸江伸幸監事(三重合成商事社長)が登壇。中締めの挨拶をしてこの日は散会となった。

3年ぶりに一堂に会し新年を祝う
グランドフェア今年も開催
中部ユアサやまずみ会・炭協会合同賀詞交歓会


 ユアサ商事(社長=田村博之氏、本社=東京都千代田区)中部支社の販売店でつくる「中部ユアサやまずみ会」と仕入先の会「中部ユアサ炭協会」合同による2023年賀詞交歓会が1月10日、名古屋市東区のホテルメルパルク名古屋で午後3時より開かれた。両会の会員とユアサ商事の社員あわせて310名が参集し、新年の幕開けを共に祝い業界の発展を祈念した。
 冒頭、峰澤彰宏中部ユアサやまずみ会会長(MINEZAWA社長)が挨拶で「2022年は3年ぶりとなるグランドフェアを、やまずみ会の皆様のご理解と炭協会の皆様のご支援、そして何よりもユアサ商事様の絶大なるご尽力のお陰で開催することができました。そしてまた、本日もこうしてリアルな賀詞交歓会。こちらも3年ぶりの開催となります」と述べた後、卯年にちなんで「『兎の登り坂』という言葉があります。ウサギは足の形状から、登り坂はピョンピョン駆け上がって行くのが得意。反面、下り坂はノロノロとしか歩けないそうです。卯年に私も生まれていますので、良くない時はじっくりと、これは行けるぞという時はピョンピョンと跳ね上がって行けるように努力したいと存じます。今年は、展示会を含め、皆様と色々な情報交換の機会を是非作って行きたい。また、皆様と協力してtogether、共に邁進してまいりたいと思っています」と新年の抱負を述べた。
 続いて挨拶に立った田村ユアサ商事社長は、今年の景気についてロシア・ウクライナ問題、コロナ、物価上昇など多くのネガティブな要素があるとした上で「商社マンが言うべき言葉ではありませんが、今年はあまりマクロを見ないでおこうと思っています。ミクロに物を見る。少し視野を狭くして、例えばサステナビリティ、カーボンニュートラル、AI・IoT、あるいはDX・GXといったテーマ別に深く物事を見ていくと、たくさんのビジネスチャンスがある。その潮流を良く読んでチャンスを見つけ、スピーディに施策を練って、直角に当てて実行して行けるかどうか。これが今年の年末、一年を振り返った時に大きな違いが出てくるのだろうと思いながら、新年を迎えました」と話した。
 また、田村社長は人材育成について「最近、人的資本という言葉をよく耳にすると思います。要は、人件費をコストではなく、人材を経営にまつわる資本と考える。私ども、これまでも各階層別に色々な研修を実施してきましたが、今年からは特にカーボンニュートラルやデジタルに関して投資をし、人材を育成してまいりたい。結果、皆様方に我々の社員が独自でデータ分析をして、戦略・立案をご提供する、そんな人材を何とか一人でも多く育成してまいりたいと思います。コト売りができる『つなぐ複合専門商社』を目指し、今年も歩みを速めてまいりたい」と意気込みを語り、引き続き支援を求めた。
 乾杯に際し、近藤純一中部ユアサやまずみ会副会長(本田商会社長)が「ユアサ商事様のスローガンの中の『つなぐ』という言葉、最近の混沌たる世の中で一つのキーワードになっているのではないかと思っています。皆様がどんどんつながって、この業界がさらに発展するようにして行きたいと思います」と述べ、高らかに乾杯の音頭を取った。
 歓談が進み、最後に松田章治中部ユアサ炭協会建設機械部会会長(鶴見製作所中部支店長)が「今回この様な盛大な会を開催することができ、ユアサ商事様、やまずみ会、炭協会の皆様の強固な関係が再認識できたと思っています。制限のない日常が早く来ることを願っています」と述べて、一本締めで散会した。

変化に対するチャレンジ力を高め
期待に応えられるよう邁進
オータケ 令和5年新年会を開催


 管工機材の総合商社オータケ(社長=村井善幸氏、本社=名古屋市中区)は、1月5日午後5時30分より名古屋市中区のアプローズスクエア名古屋迎賓館にて「令和5年新年会」を開いた。3年ぶりの開催となった新年会に仕入先メーカー23社とオータケの役員・営業社員らが出席、新たな1年に向けて更なる結束を誓った。
 冒頭、村井社長が年頭の挨拶で「3年ぶりに皆さんとこうしてご挨拶して新年のスタートを切れるというのは、非常に私にとっては嬉しいことですし、私どもの社員としても違った形で今年のスタートが切れるのではないかと思っています。当社としては中期三カ年計画を作り、大きな目標を立て、そのために行うことを明確化して取り組んで2年目になり、ちょうど半分終わった所です。少しずつ変えうるものは変えて、変化をさせている形かと思っています。この2年ほどは、本当に値上げ値上げで、値上げ効果による売上増、利益の確保であったと思います。ある意味、今年が正念場。我々も勝負の年として、本当の実力を示せるように取り組んでまいりたい」と決意を述べた。
 出席したメーカーの紹介があり、代表して山本剛史東洋バルヴ中部営業部長が「今年の干支は癸卯(みずのと・う)。癸は物事の始まり、新しいことが始まる。卯は茂る・増える、繁栄を表します。この2つを合わせると、日頃の努力が実を結んで、必ず実るということです。そういう意味で、今年は躍進の年になるのではと感じています。非常に厳しい情勢の中ですが、オータケ様と仕入先が一体となって、この1年それぞれの目標に立ち向かい、良い数字が残せればと思っています」と述べ力強く乾杯の音頭を取った。
 祝宴では、参加者が新年の挨拶を交わして和やかに歓談する姿が見られ、最後に金戸俊哉オータケ常務取締役が「弊社の村井が挨拶でこの1年間に、一つ目は決めたことをやり抜く会社、このような企業文化にしたい。二つ目は販売先様、それから本日お集まりの仕入先の皆様からの信頼を勝ち得る会社になりたい、と強く申しておりました。年頭にあたり、これを皆様にお約束させて頂くと共に、ここにお集まりの皆様とまたこの1年間、切磋琢磨しながら、お互いにWin・Winの関係になれるように頑張って行きたいと思っています」と挨拶し、一本締めでお開きとした。

JIMTOFで発表した新製品を紹介
優秀販売員6名の表彰行う
三菱マテリアル 「豊削まつり2022」開催


 三菱マテリアル加工事業カンパニー(執行役常務・加工事業カンパニープレジデント=田中徹也氏)の東海ブロックは、昨年11月29日午後5時30分より名古屋市中区のヒルトン名古屋にて、第一線で活躍する特約店・代理店の営業マンを対象にした「豊削まつり2022」を開催した。〝アフターJIMTOF〟をテーマにJIMTOF2022で発表した新製品の紹介や、優秀販売員の表彰などが行われた。3年ぶりとなる豊削まつりに特約店61名、代理店18名、計79名が参加した。
 冒頭、金子善昭営業本部長が挨拶に立ち、4年ぶりに開催されたJIMTOF2022が過去最大の出展者数と出展スペースで盛況に行われたことに触れ「私どもも、小物高精度加工、特に航空機など次世代産業を意識した展示を中心にブースを展開しました。JIMTOFが無事開催できたのも、前年(2021年)名古屋でメカトロテックジャパンが一早くコロナの中、リアル展示会として開催された成果が非常に大きかったのではないかと思います。その大盛況ぶりを見て、恐らく出展各社、JIMTOFも行けるのではないかと。そういう面では、モノづくりは常にこの名古屋が中心だと感じるところです」と話した後、コロナウイルス拡大や資源高等の経済への影響を予想しつつも「まずは下期から来年度にかけて、全員総出で新製品の拡販に注力してまいりたい」と意欲を示し、参加者に支援をお願いした。
 優秀販売員表彰に移り、超硬エンドミル部門、WWX/WSX/WJX/VPX部門など6部門における優秀販売員1名ずつ、計6名の発表と表彰が行われた。
 続いて、木田喜久国内営業部長が、国内営業部の取り組みについて報告。サマーセール、JIMTOFキャンペーンでの尽力と多大なる成果に対して感謝した後、活動方針として「代理店・特約店と三位一体となり増販の取り組みを行う」「戦略や施策を常にお客様視点で考え対応する」「担当者は徹底的にユーザーを訪問し加工改善の提案をするとともに、信頼回復に努める」を示し、セールスエンジニア集団である技術営業部、加工技術センターとの協業によりユーザーの要望に応えられる提案をしていく等々、下期の活動内容を説明した。
 新製品紹介では、筑波製作所インサート工具開発部工具開発課の日比野氏が「両面インサート式汎用肩削りカッタWWX200(シリーズ拡大)」について、筑波製作所材料開発部コーティング開発課の杉山氏が「鋳鉄旋削加工用CVD材種MC5100シリーズ(新製品)」について、国内営業部東海ブロック浜松営業所の及川氏が「鋼旋削加工用CVD材種MC6100シリーズ(アイテム追加)」について、それぞれの特長などを説明した。
 午後7時より開かれた第二部懇親会は、コロナウイルス感染症対策が適切に取られる中、抽選会などで大いに盛り上がり、午後8時半過ぎに終了した。

新製品と供給体制強化により
Win・Winでシェア拡大めざす
中部タンガロイ特約店会 新年賀詞交歓会を開催


 中部タンガロイ特約店会(会長=水谷彰宏氏・東亜機工社長)は、1月10日午後6時よりJR名古屋駅の上にある名古屋マリオットアソシアホテルにて新年賀詞交歓会を開いた。
 冒頭、水谷会長が「賀詞交歓会も3年ぶりとなります。今日こういう形で皆さんとリアルにお会いできたのは非常に良いことだと思います」と挨拶。また、今年の経済について「意外と経済団体は強気の話を皆さんされている。期待をする所ではありますが、車の関係ではEV、EVということで、日本のハイブリッドが世界的に特にヨーロッパ辺りで嫌われているというのか、日本外しに来ているのか。是非、国内のメーカーさんには、EVになるのかどうか分かりませんが、頑張ってほしいと思います。また、ここ数年、半導体が不足し、国内で半導体生産をするということなのですが、そういった所で上手く経済が流れて来れば良いと思います」と話した。
 木下聡タンガロイ社長は挨拶で、昨年はリアル展示会の開催やSNS等の電子媒体を使った営業活動、ADDFORCEキャンペーンなどが功を奏し「タンガロイの決算は12月末ですが、売上が前年比+15%と大きく飛躍し、歴代1位の売上を記録することができました。国内の切削工具に関しては+6%。為替の影響で上がった分もありますが、予算を上回る状態」であると報告し、改めて協力に感謝した。
 また、木下社長は、為替変動、ロシア・ウクライナ問題、物価高、エネルギー危機などの影響を受ける中で「どのようにしてこの会が協力し、売上を伸ばしてWin・Winになって行くかが一番重要かと思っています。タンガロイができるのは新製品を提供して行くこと。お客様が望むものを少しでも早く提供する。そして売上が伸びて、色々なことがあっても欠品をしない体制にし、賛助会員(代理店)の皆様とタンガロイで供給して行くことを約束させて頂きます。そうして行けば、今年も必ずや市場を上回るシェアを獲得できるのではないかと思っています」と述べ、タンガロイ製品の更なる拡販をお願いした。
 賛助会員を代表して挨拶に立った髙田研至井高社長は「カーボンニュートラルにおいても生産性を上げるということで、工作機械を含めて対応する中で、タンガロイさんは刃物から生産性を上げると言われております。これから工程集約のために工作機械が中小企業にも入って行く中で、タンガロイさんが多くの新製品を出されていると考えれば、今からでも積極的にPRすれば販売のチャンスがあると考えています。また、大手さんと話をしていると、ほぼ部品加工は外注だと言われます。ティア1、ティア2以外のお客様でも、多くの会社は部品を外注化しようと検討しながらやられています。そういう中で、各販売店の皆様にも非常にビジネスチャンスがこれから出てくると思っていますので、チャンスを逃さず、今年一年頑張って頂きたいと思います。今年は、メカトロテックジャパンが10月に開催されます。その場においても是非、皆様と共にタンガロイ製品のPRをして行きたいと思っています」と述べた。
 続いて野崎憲昭中部タンガロイ特約店会幹事(常磐精機社長)が、「冬ソナ」をテーマにした扮装で会場を沸かせて乾杯の発声を行い、開宴した。
 歓談が進む中、抽選会などで盛り上がり、最後に松本憲幸タンガロイ営業本部長が「この一年は特に、溝入れ・突切り工具に注力して行きたいと思っています。内径、小径等すべてのラインナップが揃っていますし、在庫もすべて揃っています。2023年はシェアをさらに飛躍させたいと思っていますので宜しくお願いします」と挨拶。嶋﨑晴久中部タンガロイ特約店会会計監事(シマザキ商会社長)の三本締めでお開きとなった。

2022年年間の産業用ロボット受注額
1.6%増の9558億円、3年連続増加
日本ロボット工業会 受注・生産・総出荷実績が過去最


 日本ロボット工業会(会長=山口賢治氏・ファナック社長)が1月26日発表した「マニピュレータ、ロボット統計 受注・生産・出荷実績 2022年10~12月期及び年間【会員ベース】」によると、2022年10~12月期の会員企業による産業用ロボットの、受注額は前年同期比4・3%減の2210億円で2四半期ぶりの減少、生産額は同3・4%増の2183億円で9四半期連続の増加となった。
 出荷実績は、総出荷額が前年同期比5・5%増の2275億円で9四半期連続の増加。このうち国内出荷額は同6・2%減の464億円、輸出額は同9・0%増の1811億円となった。国内向けは、半導体用などの好調さが継続してみられたものの、自動車製造業向けを中心に減少し、7四半期ぶりの減少。輸出は、実装用や中国向けで引き続き減少がみられたものの、トータルでは増加となり、9四半期連続の増加となった。国内向けと輸出を合わせた総出荷は、過去最高だった前四半期を上回り、台数、金額ともに記録を更新した。
 2022年年間では受注額が前年比1・6%増の9558億円、生産額は同5・6%増の8792億円でともに3年連続の増加、総出荷額は同6・3%増の8933億円で2年連続の増加となり、いずれも過去最高を記録した。
 同会は「新型コロナウイルス感染症や地政学的緊張などの各種リスクにさらされる中においても、ロボット需要は回復し、広がりをみせた。しかしながら、その勢いは特に年末にかけて減速傾向を見せており、今後の動向には引き続き注視する必要がある」とした。
 また、会員と非会員を含めた年間実績については、受注額を前年比2・9%増の約1兆1100億円、生産額を同5・5%増の約9910億円と見込む。この会員・非会員を合わせた年間実績は、5月に公表される予定。

2022年(暦年)の工作機械受注額
4年ぶりの1兆7000億円超え
日工会 過去2番目の高水準に


 日本工作機械工業会(日工会、会長=稲葉善治氏・ファナック会長)が1月26日発表した2022年(暦年)の工作機械受注額は、前年比14・2%増の1兆7596億円で、2年連続の増加となった。コロナ禍からの回復による繰越需要や半導体関連、EV関連需要の拡大により、4年ぶりに1兆7000億円を上回り、2018年(1兆8158億円)に次ぐ過去2番目の受注額を記録した。
 受注総額の内訳は、内需が前年比18・2%増の6032億円、外需が同12・1%増の1兆1564億円で、外需比率は前年から1・2pt低下し65・7%となった。
 同会がまとめた「2022年(暦年)工作機械受注実績の概要」によると、内需は、9月頃までは、人手不足の中での部品不足に伴う増産対応による自動化需要や半導体関連需要等を、補助金が後押しする形で堅調に推移し、月500億円前後の水準が続いた。しかし、10月以降は、欧米での金利上昇とインフレによる先行き不安等から慎重姿勢が強まり、力強さに欠ける展開となった。
 内需の業種別では、全11業種中9業種で前年比増加。主要4業種は、半導体関連や部品不足に伴う増産対応などから「一般機械」が前年比21・4%増の2435億円、「電気・精密」が同24・6%増の865億円で前年比2割以上の増加と回復が続いた一方、EV化の流れ等を受けて設備投資が停滞した「自動車」は同17・0%増の1347億円、コロナ禍で航空産業が低迷した「航空機・造船・輸送用機械」は同17・7%増の189億円と2割に満たない伸び率となった。また、「電気機械」は同26・6%増の570億円、「金属製品」は同25・6%増の506億円、「その他需要部門」は同33・2%増の141億円となり、いずれも2000年以降の過去最高額を記録した。
 外需は、年初から高水準が続き、年間を通して900億円を下回った月は2か月(8月、11月)のみだった。中国では半導体関連、EV関連、自動化投資が旺盛だったほか、欧州、北米でも半導体関連、自動化関連の投資が目立った。
 主要3極では、「アジア」が2年連続で増加し、前年比7・6%増の5567億円と初めて5500億円を超え、過去最高額を更新した。「欧州」は、2月のロシアによるウクライナ侵略によりエネルギー問題などリスク要因が多く存在し、ロシア向けのキャンセルが多く発生した中でも、2年連続して前年比で増加し、同9・7%増の2311億円と過去4番目の受注額となった。「北米」は、同22・0%増の3445億円と2年連続の増加で、4年ぶりに3000億円を超え、過去最高額を更新した。
 販売額は、前年比22・2%増の1兆5684億円で、2年連続の増加となった。部品不足等による納期長期化が前年から懸念されていたものの、3年ぶりに1兆5000億円を超え、過去2番目の高水準となった。ただ、受注を上回る金額ではなく、受注残高は拡大した。
 2022年末の受注残高は、前年比27・9%増の8968億円で、2年連続して増加。4年ぶりに8000億円を超え、過去最高額を記録した。部品不足等により生産が抑制され、長納期化する中で顧客の先行発注なども加わり、2022年10月には9201億円まで受注残高が膨らんだ。当該年末の受注残高を直近3か月(2022年10~12月期)の販売平均で除した「受注残持ち月数」は6・5か月で前年末から0・3か月上昇した。
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 2023年の受注見通しについては、稲葉会長が1月12日に開かれたニュースダイジェスト社主催のFA業界新年賀詞交歓会で、前年比8・6%減の1兆6000億円と発表。3年ぶりの減少予想だが、過去4番目に高い受注水準となる見通しが示された。

「2023新春キャンペーン」
ダイジェット工業 3月31日(金)まで


 ダイジェット工業(社長=生悦住歩氏、本社=大阪市平野区)は、超硬コーティングドリル「ストライクドリルEZN/EZT形」、高能率肩削りカッタ「SIC-EVO SSV形」、ソリッドラジアスエンドミル「ハード1ラジアスSFSR形」、ソリッドボールエンドミル「ハード1ボールSFSB形」、高精度刃先交換式ボールエンドミル「ミラーボールBNM/MBX形」、刃先交換式ドリル「TA-EZドリルTEZ形」を対象にした、新春キャンペーンを実施している。
 実施期間は1月5日~3月31日。販売目標を合計1000セットとし、数量限定につき、なくなり次第終了となる。セール内容は次の通り。
 ①ストライクドリル
 ●新製品お試し1+1コース(1本購入につき、購入価格以下品を1本サービス)…〈対象製品〉ストライクドリルEZN8D、EZT3D、EZT4D形
 ●プラス1コース(3本購入につき、購入価格以下品を1本サービス)…〈対象製品〉ストライクドリルEZN全形番、EZT形
 ②SIC-EVO
 ●新製品お試しコース(インサート20個購入+他社本体引き取りで適用本体1台サービス)…〈対象製品〉SIC-EVO SSV形
 ③ハード1シリーズ
 ●新製品お試し1+1コース(1本購入につき、購入価格以下品を1本サービス)…〈対象製品〉ハード1ラジアスSFSR形
 ●プラス1コース(3本購入につき、購入価格以下品を1本サービス)…〈対象製品〉ハード1ラジアスSFSR形、ハード1ボールSFSB形
 ④ミラーボールTSインサート
 ●本体サービスコース(インサート6個購入につき、適用本体1台サービス)●インサートサービスコース(本体1台購入につき、適用インサート2個サービス)…〈対象製品〉ミラーボールTSインサートBNM-TS形、本体BNM、MBX形
 ⑤TA-EZドリル
 ●本体サービスコース(インサート6個購入につき、適用本体1台サービス)●インサートサービスコース(本体1台購入につき、適用インサート1個サービス)…〈対象製品〉TA-EZドリルTEZ形

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