第2818号 令和4年6月19日

ロボットテクノロジージャパン 2022
6月30日から愛知県国際展示場で初開催


 新たな産業用ロボットと自動化システムの専門展「ロボットテクノロジージャパン2022(略称=RTJ2022)」が6月30日(木)~7月2日(土)の3日間、愛知県常滑市の愛知県国際展示場(Aichi Sky Expo)で開催される。202社・団体が1096小間(5月31日現在)に出展し、ロボット専門展としては2年に一度東京で開かれる国際ロボット展(iREX)に次ぐ国内2番目の規模となる。主催はニュースダイジェスト社(社長=樋口八郎氏、本社=名古屋市千種区)、共催が愛知県機械工具商業協同組合(理事長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)。現在、登録すると入場料金(通常1000円)が無料になる「事前来場登録」を公式ウェブサイト(https://robot-technology.jp)で受け付けている。

202社・団体が出展、開催規模1096小間
中部最大級の産業用ロボット専門展


 RTJ2022は、製造業などの産業集積地「中部」で開催される、国内最大級のBtoB展示会。出展対象を製造現場や物流拠点で使用される「産業用ロボット」や産業用ロボットを組み込んだ装置・機器、AGVなどの無人搬送を利用した「自動化システム」に特化しているのが特徴だ(サービスロボット、ドローンなどは対象外)。
 日本ロボット工業会によると、2021年の産業用ロボット年間受注額(会員ベース)は過去最高の9405億円を記録。受注額は10年で約2倍と堅調に推移している。非会員を含めた年間受注額は初の1兆円超えとなった。また、協働ロボットは高機能化により需要分野の拡大が見込まれ、矢野経済研究所によると、協働ロボットの世界市場(金額ベース)は2031年には2020年比で約10倍に拡大する見通しとされている。
 そのような中、同展では少子高齢化時代を迎え人手不足に直面する国内の生産現場でどうロボットを活用すべきか、匠の技に支えられている現場でどう品質の安定を図るのか、人工知能(AI)やモノのインターネット(IoT)の技術をどう活用するべきか、生産現場に最適なロボットシステムインテグレータ(SIer)とどうマッチングを図るのかなど、工場内の自動化、省人化に関する数々の課題を出展者と来場者が一緒に解決する展示会を目指す。
 同展では、大手ロボットメーカーが一堂に集結。加えて、ロボットハンドやセンサーなどの周辺機器、無人搬送車(AGV)、計測システムなど、自動化に関わる幅広い分野の企業が出展する。
 また、工作機械などの大手産業機械メーカーも多数出展しており、産業機械や機器と産業用ロボットが連携した実用的な自動化システムの展示も注目される。中部地区で特に盛んな金属加工分野向けの自動化システムを具体的に見ることができる。さらに近年急速に自動化が広がりつつある、物流や食品、包装などの業種に向けたロボットを展示する企業も多数出展する。

ロボットの実用例が見られる
「SIerゾーン」を設置


 会場には産業用ロボット本体やその周辺機器の展示ゾーンに加え、ロボットの設置やシステム構築を担うSIerが集まる「SIerゾーン」を用意。ここでは実践的で現場の用途に近い「ロボットの使い方」の展示が見込まれ、より具体的な導入イメージを描ける場を提供する。
 今回展示されるロボットの数は418点。今展で初公開される製品116点を含め、1年以内に発表された新製品277点が展示される予定。出展者数202社・団体のうち、60社・団体がSIer企業となっている。(いずれも5月31日現在)
 会期を通じて会場内の主催者ステージで実施されるセミナーでは、大手ロボットメーカーや経済産業省、SIer、ベンチャー企業など幅広い業種や立場から講師を招き、ロボットを導入するコツからロボット業界の未来まで、連日講演が行われる(3面参照)。
 主催者企画「産業用ロボット体験ゾーン」は、人と同じ空間で稼働できる協働ロボットとのボードゲームでの対戦や、ロボットに動作を指示する教示作業の体験などを通じて、産業用ロボットの魅力と理解を深めてもらう展示内容(2面参照)。その他、出展者によるワークショップも連日予定されている。
 また、7月1日(金)には常滑市内の小学生218人の見学受け入れを予定。大手ロボットメーカーの出展小間や産業用ロボット体験ゾーン、特別展示などの見学を通じて、日常目にする機会の少ない産業用ロボットの魅力を伝える。
 先日開かれた記者会見でニュースダイジェスト社の樋口社長は「他のロボット展にはない具体的な設備機械を伴う自動化提案が会場の至る所で見られるだろう」、愛知県機械工具商業協同組合の水谷理事長は「2020年に計画された第1回がコロナ禍で流れてしまい、今年が仕切り直し。時代の要請に応えるべく満を持しての開催となる」と展示会への期待を語った。
 今展において主催者らは、新型コロナウイルスの感染状況に合わせた感染防止対策を講じながら、開催準備を進めている。開催期間中も各種対策を講じて会場運営にあたり、最新情報については公式サイトの特設ページ(https://robot-technology.jp/about/infection-prevention.html)で案内する。

ロボットテクノロジージャパン 2022開催にあたって
主催者ご挨拶
ニュースダイジェスト社
代表取締役社長 樋口 八郎


 この度、初開催を迎えた「ロボットテクノロジージャパン2022」は、産業用ロボットと自動化システムの専門展で、製造業などの産業が集積する中部地区で開催するBtoBの展示会です。出展の対象を、製造や物流の現場で使用される産業用ロボットや、産業用ロボットを組み込んだ工作機械や設備機械、装置や機器、さらに無人搬送機を利用した自動化システムに特化しました。
 思い起こせば2年前の2020年に初開催する予定で準備を進め、出展者を募りましたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、やむなく中止を決めました。今回が仕切り直しの初開催です。過去の実績のない初開催でありながら、200を超える企業や団体から1000小間を超える規模で開幕する運びとなりました。
 本展のテーマは「NICE TO MEET FUTURE」。来場者の皆さまに「未来に出会えてうれしい」と思っていただける展示会をめざしました。主催者の企画セミナーや展示では、産業用ロボットの活用術の提案や体験ゾーンも設けました。この他にも、各種のセミナーや出展者のワークショップなど、多数の企画もご用意しております。
 本展では出展者と来場者の皆さまに検温と消毒、会場の常時換気など、徹底した感染症対策を講じております。厳しい事業環境が続きますが、初開催の今回展を今年後半の新たな起爆剤としてご利用いただければ幸いです。

共催者ご挨拶
愛知県機械工具商業協同組合
理事長 水谷 隆彦


 この度、産業用ロボット・自動化システムの専門展示会として「ROBOT TECHNOLOGY JAPAN 2022」が、ここ中部国際空港セントレアの愛知県国際展示場で無事開催に至りましたこと、まずもって関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。産業界の明日を担うロボットと自動化システムを、日本の産業集積地、中部地区で開催出来ますことは、主催者、共催者として、この上ない喜びでございます。
 NICE TO MEET FUTURE「製造業から物流、食品、包装まで、自動化の未来が見つかる」と銘打って行われるこの展示会は、中部地方随一の広い展示会場に200社を超える産業用ロボット・自動化機器メーカー、システムインテグレーター(SIer・エスアイアー)らを集め、必ずや皆さまの期待に沿えるものと自負しております。
 会場にはSIerブースを集めたコーナーを作り、新しくロボット導入をお考えのユーザーの皆さまに、その場で提案、検討に入る準備をいたしております。そして初日には、ロボット業界のフロントランナー各氏にご登壇いただくトークセッションを、2日目はSIer’s Dayと称し、SIerとの交流イベントを、3日目には「ロボット活用術」のセミナーを企画し、皆さまをお待ちいたしております。
 ご来場の皆さま、コロナ後の未来の産業界を見据えた新しい展示会「ROBOT TECHNOLOGY JAPAN 2022」をどうぞお楽しみくださいませ。

主催者企画
産業用ロボット体験ゾーン


 ゲームを通じて、産業用ロボットの魅力と理解を深めてもらうゾーン。安全性や扱いやすさなどを感じてもらうことで、導入を検討中の人、新しい導入のかたちを模索している人へのヒントづくりを目指す。
 【内容】
 【開催場所】会場内Cホール内
 【開催時間】開場時間中は終日展示
 【協力】中部地域SIer連携会、伊藤電機
 【参加料金】無料
会場速報について
 RTJ2022公式メディア「ロボットダイジェスト」上に、特設ページ「会場速報」を設け、RTJ2022の見どころなどをいち早く発信。各社の新製品の紹介や最新技術などの展示だけではなく、来場者の関心を集める実演の様子や出展者の意気込みなど展示会の雰囲気、会場内の混雑状況などの情報を随時掲載する。6月30日(木)公開予定。

 【概要】
 ●6月30日(木)
 スペシャルセッション「これからのロボットの使い方」
 〈時間〉13時30分~14時50分
 〈登壇者〉ファナック専務執行役員ロボット事業本部長・稲葉清典氏▽安川電機代表取締役専務ロボット事業部長・小川昌寛氏▽デンソーウェーブ執行役員FAプロダクト事業部事業部長・神谷孝二氏▽ABB代表取締役社長兼RA事業本部長・中島秀一郎氏▽経済産業省製造産業局産業機械課ロボット政策室室長・大星光弘氏
 〈司会〉産業用ロボット専門ウェブマガジンrobot digest編集長・八角秀氏
 ●7月1日(金)
 「SIer’s  Day in 愛知」
 〈時間〉13時~16時
 〈主催〉FA・ロボットシステムインテグレータ協会(SIer協会)
 〈プログラム〉「開会挨拶」SIer協会会長・久保田和雄氏▽「ロボット導入を成功させるためのポイント」SIer協会会員企業▽「ロボット導入事例紹介」杉松産業▽「SIer協会の紹介」SIer協会事務局▽「SIer企業紹介」SIer協会会員企業6社▽「ロボットSIリーグの紹介」愛知県▽「ロボット関連施策紹介」経済産業省中部経済産業局▽「閉会挨拶」SIer協会地域連携分科会主査・鵜野政人氏
 ※申し込みは同協会特設サイトからhttps://www.robo-navi.com/webroot/siersdayapplication/133.php
●7月2日(土)
 特別セミナー「新分野に学ぶロボット活用術」
 講演①10時30分~11時15分
 「自動ミニトマト収穫ロボット」/inaho代表取締役COO・大山宗哉氏
 講演②11時30分~12時15分
 「宇宙船外汎用作業ロボット」/アストロスケール創業者兼CEO・岡田光信氏
 【開催場所】会場内Dホール「主催者ステージ」
 【聴講料金】無料
 【申し込み方法】公式ウェブサイト(https://robot-technology.jp)セミナーページから受け付け
 【定員】各セミナーとも240人(先着順)
特別展示
 【内容】
 主催者ステージに隣接する特設展示ゾーンで、セミナーのテーマでもある「農業ロボット」と「宇宙ロボット」に関連する製品や部品、映像などを展示する。
 【開催場所】主催者ステージ横「特設展示ゾーン」
 【開催時間】開場時間中は終日展示
 【協力】inaho、アストロスケール、オーエスジー

RTJ2022 出展製品・見どころ
仕分け作業を自動化、超高速搬送
「ソーティングロボット」
ダイドー 小間番号C-56


 ダイドー(名古屋市中村区名駅南4-12-19)は、物流センターのメイン工程である仕分け作業の自動化のために三機工業が開発した「三機ソーティングロボット(SSR)」を披露する。
 同製品は、導入が容易で拡張性の高い搬送型ロボットによる自動仕分けシステム。120m/minの超高速搬送を実現し、最大200台の運用が可能としている。
 主な特徴は次の通り。
 ・1台の搬送型ロボットにベルトコンベヤを2台装着し、小型搬送物の場合は2個同時に効率の良い搬送が可能。
 ・高性能の搬送モータと堅牢な構造により、50㎏までの搬送物を静粛かつ高速に搬送を実現。
 ・上位システムが全ロボットの位置と動きを常に監視し、最適ルートの指示を常時出し続ける高機能なソフトウェア。
 ・美しい外観と容易なメンテナンス性を兼ね備えたフォルム。
 ・作業員と搬送型ロボットを完全隔離するステーション式投入システム。
 ・仕分能力は5000個/時(搬送型ロボット100台、投入ステーション6箇所の場合)。※本仕様はステーション設置位置により変動する。
 その他、これまで自動化できなかったテープ貼り付け工程をロボットで自動化した「ROBOTAPE(ロボテープ)」(サンテック)や、変種変量・多品種少量生産に対応できるフレキシブルモジュールユニット「DX-CELL」(デンソー)も出展する。
RTJ2022
開催概要
 【名称】ROBOT  TECHNOLOGY  JAPAN 2022(ロボットテクノロジージャパン2022、略称=RTJ2022)
 【会場】愛知県国際展示場(Aichi Sky Expo、アイチ・スカイ・エキスポ)
 【開催期間】2022年6月30日(木)~7月2日(土)の3日間
 【開催時間】10時~17時
 【主催】ニュースダイジェスト社
 【共催】愛知県機械工具商業協同組合
 【入場料金】1人1000円/団体10人以上1人500円(いずれも税込)。※事前登録者、海外来場者、学生は無料。
 【対象出展製品】垂直多関節・水平多関節・パラレルリンク・直交・協働ロボット、ガントリーローダー、無人搬送車(AGV)、自動倉庫、その他搬送機器、各種ハンド、ロボット構成部品、周辺機器、各種センサー・制御機器、ソフトウエア、AI・IoT関連装置およびシステム、ロボット搭載機械・装置、自動化技術提案など。※サービスロボットは対象外。
セミナー

プリセット作業自動化
切削加工品質改善も期待
エヌティーツール 小間番号C-17


 エヌティーツール(愛知県高浜市芳川町1-7-10)からは、非接触式ツールプリセッタ・Aegis-ⅰシリーズ「Raptor型」のフルオプション仕様が出展される。展示会場内でデモ実演が行われ、ツールホルダの刃具交換、測定、洗浄をノンストップで行う一連の〝流れ〟を披露してくれる。
 切削加工における生産性や品質の向上には〝工具のセッティング精度の安定化と、刃先摩耗の管理〟が必須条件とされているが、さらなる向上を目指すには『プリセット作業の自動化、省人化』『工具長や刃先画像、ツールセットなど、データの管理と活用』が鍵となる。今回エヌティーツールから出展される「Raptor」には、プリセット作業の自動化にとどまらず、工具交換、洗浄や工具締付けを自動化するモジュールが用意されており、工具交換の一連業務が自動化できる。また、IDチップや2次元コードにより測定データや刃具データの管理が可能となり、ツール管理や刃先分析からの製品品質改善にも活用できるという。これからの製造業のDXを推進する役割を担ってくれる1台を、ぜひ同社のブースで確認してほしい。

出展者一覧(社名50音順)
;ア
;アイエイアイ-C68;愛知県-C05;アクセレントジャパン-D13;アサ電子工業-D45;アマダ-C53;アラインテック-B07;安藤-B31;イチグチ-D18;伊東電機-C37;井上鉄工所-D23;イマオコーポレーション-C51;イリス-C02;イワタツール-B28;エージェンシーアシスト-D10;ABB-C46
;エスアンドエフ:D31; G¥文字(U+00DC)DEL;SSI:D01
; TECHMAN ROBOT
;SMC:C23;SKS:C62;エデックリンセイシステム:B04;エヌアイシ・オートテック:D41;NTNテクニカルサービス:B15;エヌティーツール:C17;エヌテック:B25;エバオン:D25;エバ工業:D30
;FA・ロボットシステムインテグレータ協会:C06;FNS:B01;エンシュウ:D12;遠藤工業:D35;オーエスジー:D34;オークマ:D65;岡本工作機械製作所:C41
;岡谷鋼機/オフィスエフエイ・コム-B47;オリエンタルモーター-C38
;カ
;カサイ製作所/カサイエレック;マルセン-B22;カトウ工機-D15;川崎重工業-C34;関東精機-D09;北川鉄工所-C40;岐阜機械商事/タイム技研-B24;キャプテンインダストリーズ-C65;クラボウ-B12;倉茂電工/泉州電業-D44;グリーンプラス-D04;黒田精工-C47;こうら-B23;コスメック-C55;小原歯車工業-D63;近藤製作所-B35
;サ
;桜井製作所-B06;三機-B40;三共製作所-C24;三桂製作所-C01;サンゲン-D29;サン・フレア-D57;三明-B45;山陽マシン-D56;三和ロボティクス-B18;CKD/CKD日機電装-C45
; ;ジーベックテクノロジー:D17;ジェイテクト:C35;シギヤ精機製作所:C29;シチズンマシナリー:D55;シナノケンシ:D54;芝浦機械:D64;シュマルツ:D60;スギノマシン-D14;スターテクノ/国盛化学;スター精機-B43;ゼネテック-B29
;タ
;大喜産業/鈴野製作所-B33;大昭和精機-D58;ダイドー/三機工業;デンソー-C56;;ダイヘン-D66;台湾機械工業同業公會-C03;高松機械工業-D26;滝澤鉄工所-C22;立花エレテック/大豊精機-B03;中央工機/NTN; カンブリアン社;スタンダード・ロボット社;Phoxter-B14;中部地域SIer連携会-C04;中部部品加工協会-D33;ツガミ-C44;津田駒工業-B08;テイ・アイ・エス-B05;THK-C67;DMカードジャパン-C07;DMG森精機-D53;テクトレ-C25;テクノア-D37;テクノダイナミックスデスタコ-D59;テクノ21グループ-D36;テクロック-D40;データ・デザイン-C59;Tech Share-D05;デンソーウェーブ-B44;東亜精機工業-D32;東京エレクトロンデバイス-C43;東京精密-C27;東京彫刻工業-D11;東野精機/ロボットシステムズ-C63;トーヨーエイテック-C61;常盤産業-B16;トライエンジニアリング-B27;トルンプ
-C36
;ナ
;NaITO-B36;ナガセインテグレックスムーヴ-D27;中西金属工業-C26;中村留精密工業-C32;ナベヤ-D39;鍋屋バイテック会社-C60;新潟精機-D49;日栄機工/ネウラロボティクス-D28;日刊工業新聞社-C08;ニッタ-D21;日東工器-C13;日本機材-B39;日本トムソン-C18;日本ベアリング-C49;日本ピスコ-D02;ノガ・ウォーターズ-:C33
;ハ
;ハイウィン-C20;浜名エンジニアリング/三栄商事;プロキャスト-C28;ビーピー・ジャパン-D07;ファインテクノ/ROBOSYSTEM-B34;ファースト・オートメーション-D20;ファナック-B37;FUJI-C09;富士精工/志賀機械工業-B21;二村機器-C31;ブラザー工業-C52;フレアオリジナル-B20;ベッコフオートメーション-D62;ヘンケルジャパン-D19;豊和工業-B26;ホーコス-C64
;マ
;前田シェルサービス/前田技研-D16;牧野フライス製作所-C30;マグネスケール-D24;松本機械工業-D22;三井物産マシンテック-B17;ミツトヨ-C66;ミテック-D43;ミニター-C16;Mujin-B38;ムラキ-C48;村田機械-C57;MODE-B10;森合精機:D48;モリタ/東京貿易テクノシステム;PLANSEED-B41;モリタアンドカンパニー-B32
;ヤ
;安川電機-D47;安田工業-C14;YATOMIエンジエリートロボット-D52;柳瀬-D08;ヤマザキマザック-C69;ヤマハ発動機-D46;山本科学工具研究社-D06;ユアサ商事/国興;中川金属;ユアサネオテック-B46;ugo-B02;豊電子工業-B30;ユニバーサルロボット-C58;
ラ;
ラピュタ ロボティクス-C50;リケン-C54;リンクス-D50;robot digest-C21;ロボテック/ユニパルス-D51
※㈱、㈲などは省略

RTJ2022 出展製品・見どころ
DOBOT製協働ロボットによる
球面ワークの磨きの提案    
NaITO 小間番号B-36


 NaITO(東京都北区昭和町2-1-11)は、中国DOBOT製の協働ロボット「CRシリーズ」による、球面ワークの磨きのデモンストレーションを同社ブースで行う。
 CRシリーズは、高い安全性と柔軟性を備えた産業用協働ロボットアーム。可搬重量3㎏~16㎏の幅広い機種を揃え、様々な業界に適用できる。
 業界標準の衝突検知・安全停止機能に加えて、非接触でも対象物を検知して衝突を回避する「Safe Skin(セーフスキン)」という独自の安全感知機能を備えている。
 設置は簡単。パッケージの開封からわずか20分間でセットアップを完了でき、すぐに稼働させて作業を開始することができる。
 ハンドティーチングにより動作を記憶させることで、誰でも簡単に操作することが可能。また、Android、iOS、Windowsに対応する専用のビジュアルプログラミングのソフトウェアを用いて制御することもできる。
 ロボット本体に複数のI/Oおよび通信インターフェースを備えているため、高い互換性を実現する。また、あらゆる用途に対応する拡張可能な16種類以上のアームエンドツールを提供している。

創業から76年     
加工現場の「あったらいいな」を提案
二村機器 小間番号C-31


 二村機器(名古屋市中村区岩塚町九反所55)の回転センターやワークドライビングセンターは、シャフト(軸もの)やギヤ加工等を中心に切削や研削、測定等に使用する工作物保持具として、各種部品加工の自動化等には欠かせない製品のひとつである。
 同社では、「時間短縮」「工程削減」が、機械改造をしなくても両センター支持でギヤホブ加工可能な「DK型」、シャフト(軸もの)外径切削が可能な「BD型」や「HD型」のドライビングセンターを中心に展示するという。そのほか、油圧・空圧シリンダーの保持に最適な傘型回転センターや、あらゆる加工に最適な多種の回転センターも展示されるそうだ。その一部をここで紹介する。
 【傘型回転センター・BRFシリーズ】▽パイプ状、リング状、薄物の加工物のセンター押しとして用いられる。本製品は抜きナットが後付けでき、心押し台からの手間のかかる取外しに対応。防浸対策シールを装備する。
 【爪固定ワークドライビングセンター・DKシリーズ】▽歯切り加工、スプライン加工、キー溝加工や木工用に最適。本製品を使用することでチャックは不要。加工物の着脱はワンタッチで、その仕上がりは最良だ。
 【ワークドライビングセンター・BDシリーズ、HDシリーズ】▽ワークの端面を保持するためチャックの掴み代不要。端から端まで一度の切削加工で仕上げられ、反転の必要がなく、材料の節約、ロスタイムの減少、精度の均一化を図ることができる。
 これからも同社は、加工現場の〝あったらいいな〟を提案し続ける。

協働ロボット、AGVを組み合わせた
測定器の自動化システム
モリタ 小間番号B-41


 モリタ(名古屋市中区上前津1-2-29)のブースでは、共同出展者の東京貿易テクノシステムが、測定器と協働ロボット、AGV(無人搬送車)を組み合わせた、Leica(ライカ)レーザートラッカーの自動化システムを紹介する。
 スキャナーを持たせた協働ロボットをAGVに載せて測定対象物のある場所まで自動で移動し測定できるので、専用の安全柵を立てたり、従来の工場レイアウトを大きく変える必要がなく、Leica社製レーザートラッカーによる高精度な測定が実現できる。
 モリタでは、「真」の計測の自動化をテーマに検査装置への運び込みから検査後のアウトプットまで環境の制約を少ない形で構築。計測器・ロボットの検討やSIの手配を請け負い、顧客に最適なシステムを提案する。

ロボットを、もっと身近に!    
生産現場の省力化・自動化をサポート
こうら 小間番号B-23


 こうら(名古屋市熱田区河田町115)は『ロボットを、もっと身近に!』を合言葉に、生産現場の省力化・自動化のサポートをしている総合商社だ。
 本展示会では「研削」をテーマに、バリ取り自動化ロボットシステムを展示する。そのほかにもロボットハンド、ロボット用グラインダー、治具、AGVなど、自動化に繋がる商品も出展するという。
 「人手不足」「労働者の高齢化」「自動化を検討している」「品質を安定させたい」など、生産現場での困りごとは、こうらのブースで相談するのも良いだろう。
 同社の出展商品の一部を紹介する。
 【バリ取り自動化システム】▽ダイグラインダーを搭載したバリ取り自動化システム。フロートアタッチメントによりワーク材質に合わせた研削が可能だ。
 【ロボットハンド】▽自動車部品のプレス加工に使用されるロボットハンド。ワークサイズ、形状、重さ、搬送方式によって、さまざまなロボットハンドを設計製作してくれる。
 【スポット溶接治具】▽自動車部品のスポット溶接の際に使用する。ベークライトの土台に位置決めピンやガイドを付けポカミスを防止。ロボットを使うことにより、スポット溶接工程の自動化を実現してくれる。

電動ドライバ「デルボ」等
ロボット搭載例を展示 
日東工器 小間番号C-13


 日東工器(名古屋市名東区社台3-173-2)は、ロボットに対応した電動ドライバ「デルボ」、迅速流体継手「カプラ」、バリ取り機械工具「ベルトン」等の製品を、ロボット搭載例として展示する。
 「デルボ電流制御ドライバDLV45C」は、独自の電流制御技術を用いて1台で最大30通りのトルク設定およびねじ締め条件を実現できるため、複数の電動ドライバを1台に集約することが可能。6軸ロボットや卓上ロボットに搭載し、ねじ締めの自動化にも対応する。
 「自動機用ベルトンB-20CL-01」は、ロボット取付けが可能な空気式ベルトサンダ。位置決めが容易で、20㎜幅ベルトは曲線部のバリ取りに適している。

6月1日より作品募集中
第12回バルブフォト五七五コンテスト
日本バルブ工業会 バルブ業界の認知度向上目指し


 日本バルブ工業会(会長=堀田康之氏・キッツ会長)では、バルブ業界の認知度向上のため、毎年、写真と川柳を組み合わせた作品公募企画「バルブフォト五七五コンテスト」を開催している。第12回目となる本年の同コンテストは、作品募集時期を例年の10月から早め、2022年6月1日(水)~2023年1月31日(火)に開催。現在、作品を絶賛募集中だ。
 これまでは、毎年10月1日~翌年1月末日までの開催としており、各賞を事前に設けていたが、今回は6月1日~翌年1月末日までの募集期間となり、賞金総額も30万円となった。
 なお、各賞は選考後に名称と賞金を受賞者へ通知のうえ公表され、入賞者にはバルブのイメージキャラクター『ばるちゃん』グッズ一式も贈呈される。
 同工業会は「このコンテストは、バルブ産業がいかにして我々の生活を支えているかを、皆さまに知っていただく良い機会となっております。これまで以上にたくさんのご応募をお待ちしております」とコメントしている。
 毎回、約250名・500作品の応募が寄せられている。ぜひ一度、チャレンジしてみてはいかがだろうか!

【開催概要】
■応募期間▽2022年6月1日(水)~2023年1月31日(火)
■募集作品▽写真1点と川柳1点の組み合わせで1作品とする。バルブの写真とそれに相応しい川柳、それに作品タイトルを添えて応募を。
■応募方法▽同工業会ホームページ内の応募フォームから応募するか、同ホームページ内から応募用紙をダウンロードして必要事項を記入し、写真(またはJPEG形式の写真データを収めたメディア)を同封して、以下宛に送付を。〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-8 機械振興会館510 (一社)日本バルブ工業会「バルブフォト五七五」コンテスト係 まで。
■詳しくは、同工業会ホームページのトップページから、バルブフォト五七五コンテスト専用ページへアクセスを。

新会長に髙田研至氏(井高社長)
日本工作機械販売協会


 日本工作機械販売協会(日工販、所在地=東京都港区)では、去る6月3日開催の通常総会において、依田智樹氏が会長を退任し、後任として髙田研至氏(井高社長)が新会長に選任され就任した。
 副会長には金子隆視氏(丸紅テクノシステム執行役員)※新任、池浦捷行氏(不二会長)、赤澤正道氏(赤澤機械社長)が就任。専務理事に中島和彦氏が就任した。

グローバルセールス部門長に
マイケル・エネベリ氏が就任
サンドビック・コロマント


 サンドビック・コロマント(社長=ヘレン・ブロムクヴィスト氏、本社=スウェーデン・サンドビケン)は5月23日、マイケル・エネベリ氏がグローバルセールス担当バイスプレジデントに5月1日付で就任したと発表した。
 エネベリ氏は、新しい職務の一環として、サンドビック・コロマントの切削工具の膨大なポートフォリオや増加するインダストリー4・0向けデジタルサービスに関する取り組みの推進を含む、グローバル・セールス・イニシアティブすべての側面におけるリーダーシップ、開発、実行の全責任を負う。
 同氏は、16年間サンドビック・グループ内で様々な職務を歴任。2003年にサンドビケンでサンドビックでのキャリアをスタートし、サンドビック・ツーリング、サンドビック・コロマント・ジャパンを経て、サンドビック・コロマント・インドネシアの責任者およびサンドビック・インドネシアのマネージング・ディレクターを務めた。その後、サンドビック・コロマントの日本、インド、東南アジア各国、オセアニアを含むセールスエリア・サウス・アンド・イースト・アジアのジェネラルマネージャーに就任し、日本のサンドビック株式会社の代表取締役社長も兼任した。直近は、ダイヤモンドツールグループのCEOを務めていた。ストックホルム商科大学(ストックホルム・スクール・オブ・エコノミクス)で修士号を取得している。
 同氏は、アジアでの経験を活かして、サンドビック・コロマントにとって重要な地域であるアジアでの販売強化を強く望んでおり、「サンドビック・コロマントは長年にわたり、特に自動車、生産機械、航空宇宙産業など、革新的で競争の激しい日本の製造業において、信頼できるツールサプライヤー、生産性パートナーとして活躍している。日本のお客様は、IoTアプリケーションによる新しいツール設計から、お客様の生産のボトルネックに対応する生産性向上サービスまで、当社の最新の革新的な技術に期待している。当社の広大な販売ネットワークに最新のオンライン顧客サービスツールを加えることで、サンドビック・コロマントは日本の何千ものお客様とともに成長し続けることができる」などとコメントしている。

新理事長に山田勝己氏(三栄工業社長)
日本自動車機械器具工業会


 一般社団法人日本自動車機械器具工業会(所在地=東京都港区)では、去る5月26日開催の通常総会及び理事会にて、新たな理事長に山田勝己氏(三栄工業社長)が選任され就任した。
 副理事長には丸山将一氏(エムケー精工社長)※新任、三木健太郎氏(三協リール社長)※新任、また専務理事には佐藤恭一氏が就任した。

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