第2966号 令和8年8月2日
業界全体でリサイクルを促進し
タングステンの国内還流推進へ
日本機械工具工業会 第12回定時総会を開催
日本機械工具工業会(JTA、会長=佐橋稔之氏・住友電気工業常務取締役)は、6月2日午後3時25分より東京マリオットホテル(東京都品川区)において「第12回定時総会」を開いた。正会員及び賛助会員、来賓など約170人が出席した。
冒頭、佐橋会長が挨拶で同工業会の機械工具生産額について「2025年の生産額は4899億円となり、当初見通しの4840億円を超えることができた。昨年度は後半から業界全体としてやや持ち直した感があった」と報告。一方で今年度については「原材料価格の大幅な高騰があり、それによる価格改定が各社で予想されるが、最終的に原材料価格がどの程度に落ち着くかは不透明で、非常に読みづらい環境にある」として、2026年度生産額見通しの公表を見送ると表明した。
佐橋会長は、タングステンを含む重要鉱物の輸出規制などによる原材料の供給不足や価格高騰への懸念が高まる中、同工業会の今年度最大の課題は「タングステン原材料の調達・リサイクルの促進」であると説明。特定の国に依存しない原材料の調達と、貴重な原材料である超硬スクラップを海外に流出させないことが重要との認識を示した。
同工業会では経済産業省の支援を得て「超硬工具スクラップのリサイクル促進に向けた選別・保管・処分に関するガイドライン」を同日付で改定発行。佐橋会長は「工業会全体でお客様や関連団体に働きかけ、タングステンの国内還流を推進していく」との方針を示し、リサイクル拡大の機運醸成へ会員の協力を求めた。
その他、引き続き総務・技術・環境・国際委員会活動の推進、JIMTOF2026のサポート、国際展示会AMB2026(ドイツ)やIMTEX2027(インド)への共同出展、DX推進に向けてはConnected Industries(CI)委員会活動などに取り組んでいく考えを示した。
続いて、来賓の須賀千鶴経済産業省製造産業局産業機械課課長が登壇し「昨年から続く重要鉱物の輸出管理措置により、超硬工具の材料であるタングステンの安定供給確保が大きな課題となっている。経済産業省では経済安全保障のリスク低減に向け、特定国からの重要鉱物原材料の調達ルートの切り替えを促進するため、切り替えにかかる増加費用の支援を既に実施している。さらにタングステンについてはリサイクルの活用が極めて重要であり、これにより需給がタイトな状況の克服に相当程度寄与できると考えている。この度、貴工業会において超硬工具にかかるリサイクルガイドラインが改定され、改めて業界全体としてタングステンの国内循環・還流を推進する方針が明確化された。経済産業省としてもこのガイドラインを超硬工具ユーザーである多くのものづくり企業に対して広く知らしめるなど、皆様の取り組みと連携しながらタングステンの国内還流の推進に全力で取り組んでまいりたい」と挨拶で述べた。
報告事項として①2026年度『生悦住賞』『新庄(陰徳の士)賞』受賞者の紹介(別掲)②2026年度生産額当初見通し(公表見送り)③委員会報告(総務、技術、環境、国際の各委員会)④JTA行事予定―が報告され、田野井優美副会長(田野井製作所社長)の閉会の辞で総会を終えた。
総会後は2026年度『生悦住賞』『新庄(陰徳の士)賞』の表彰式が執り行われ、受賞者を代表して生悦住賞を受賞した田中博信氏(オーエスジー)が謝辞を述べた。
表彰式終了後に行われた懇親会は、張守斌副会長(三菱マテリアル執行役常務プロダクト領域全般担当)の乾杯で開宴。参加者が和やかに歓談して懇親を深め、喜田均理事(不二越工具事業部長)の中締めで盛会のうちにお開きとした。
2026年度『生悦住賞』及び
『新庄(陰徳の士)賞』
生悦住賞
受賞者1人
◎田中博信氏(オーエスジー)満66歳
〈略歴〉
2015年6月~総務委員▽17年5月~国際委員▽17年6月~19年6月国際委員長▽19年6月~21年6月総務委員長▽25年6月~国際委員長(現職)
〈功績の概要〉
田中氏は、2017年からの2年間、国際委員長として活躍。IMTS2018(米国工作機械見本市)ではJTAブース出展や会員による視察ツアーを行った。
2019年から2年間は総務委員長に就任。新型コロナ感染症拡大の影響で全ての会合が活動制限される中、厳しい舵取りを強いられたが、WEB併用によるハイブリッド会合開催など先を見据え各企画を継続させた。そのコロナ禍においてもJTA諸規程の改訂整備を実施し、またクラウドを利用した会員統計システム運用を実現することで、プログラムによる自動集計と会員各社がいつでも統計データを取り込めるJTAデータベースを国からの補助金でほぼ完成させた。
現在も2025年6月から国際委員長としてConnected Industries委員会でのデータ連携やAMB(欧州金属加工国際見本市)の会員共同出展を実現させるなど永年の経験を活かし手腕を発揮されている。
(2026年6月現在、オーエスジー在職)
新庄(陰徳の士)賞
受賞者6人
◎内田正利氏(京セラ)
◎村尾博明氏(共立合金製作所)
◎鈴木洋一氏(サンドビック)
◎杉浦ミカ氏(ニチアロイ)
◎中澤幸二氏(マコトロイ工業)
◎髙橋摩美氏(三菱マテリアル)
全国若手交流会を9月に東京で開催
省力化投資補助金検討会を推進
全機工連 2026年度通常総会を開催
全日本機械工具商連合会(全機工連、会長=坂井俊司氏・NalTO社長)は、6月17日午後3時よりトラスコ中山東京本社(東京都港区)にて2026年度通常総会を開いた。今年度の事業計画では、全国若手交流会の開催や省力化投資補助金検討会の推進、DX化の積極的な推進などが承認された。総会終了後は仕入先メーカー約10社も参加して、経済産業省の大今宏史室長による講演と、懇親会が行われた。
はじめに司会者より、理事総数45名中45名出席(本人出席27名、委任状出席18名)で総会が成立したことが報告された。総会にはオブザーバー、報道関係者を含めて総勢52名が出席した。
坂井会長は挨拶で、全国から集まった所属団体の代表に御礼を述べた後、業界の現況について「昨年から超硬工具メーカー各社が値上げをするなど不安定な状況が続いたが、年初の賀詞会などでは今年は景気が良いとの見方が多かった。2月の米国によるイラン攻撃で足踏み状態となったが、その中でも仕事がある所は忙しいという感じで推移。特に高市政権は積極財政でものづくりに力を入れるとしているので、業界の雰囲気も良くなっており、今後に期待したい。ただ、自動車業界ではトヨタ自動車以外のメーカーは苦戦している。一方、半導体業界が好調で、生成AI需要などが株価を牽引しており、業界構造が変化してきている。我々も引き続き努力していきたい」と述べた。
会則により坂井会長が議長を務めて議案審議を行い、第1号議案=2025年度事業報告承認の件、第2号議案=2026年度事業計画承認の件、第3号議案=その他(役員交代の件)はいずれも原案通り承認された。
2026年度事業計画の主な内容は次の通り。
1.全国若手交流会を開催…9月に東京で開催する。詳細は7月下旬に案内する予定。
2.省力化投資補助金検討会を推進…全機工連会員がメリットを享受できる制度とするため、当会顧問新藤義孝衆議院議員と連携し、制度の改定を目指す。
3.全国大会のあり方について結論を出す…秋口に常任理事会を開催し、全国大会のあり方について結論を出す。
4.DX化を積極的に推進…業界全体で共通する課題を明確化し、業務プロセスやデータ形式の標準化を進めることで、会員企業が取り組みやすい基盤を整備する。あわせて、デジタル技術の活用事例や成功モデルを共有し、研修・セミナー・実証事業を通じて導入を後押しする。
5.諸会議の日程…①広報委員会(9月中旬・東京組合会議室)②機工メイト推進委員会(10月13日・会場未定)③常任理事会(11月頃および2月中旬・東京組合会議室)。
役員交代では、副会長の水谷隆彦氏(愛知県機械工具商業協同組合前理事長、ミズタニ機販社長)が退任し、新たに副会長に髙田研至氏(同理事長、井高社長)、常任理事に森田乾嗣氏(同副理事長、モリタ社長)が就任。退任した水谷氏に坂井会長より記念品が贈られた。
退任の挨拶で水谷氏は、青年部時代の東西交流会(全国若手交流会の前身)から続く交流や、愛機工組合の理事長として全国の副会長を務めた際の支援に感謝。「全機工連が時代に合わせて変化し今後も続いていくことを祈念する」と結んだ。
この後、全国大会の今後についての報告と意見交換が行われ、午後4時に総会を終了した。
総会後は、経済産業省製造産業局素形材産業室の大今宏史室長が「経済産業省の取組紹介」と題して講演。①中東情勢を踏まえた対応②取引適正化の推進③中小企業省力化補助金④その他の補助金制度について、約1時間にわたり説明した。
懇親会では、公務の合間に駆け付けた顧問の新藤義孝衆議院議員が挨拶した。その中で世界経済について「今後、経済がどのように落ち着いていくかは予断を許さない。仮にホルムズ海峡の問題が収まったとしても、既に半導体製造に影響が出ており、製造業などの生産量低下は避けられない」と指摘。この状況を乗り切る方策の一つとして、中小企業が迅速に省力化設備を導入できるよう申請の負担を軽減した補助金制度(カタログ型補助金)の活用を挙げ「企業は生産性向上を図り、業績を拡大する。機械工具商はメーカーと相談してカタログに入れるべき製品を提案することで、ビジネスチャンスを広げていく。このような循環を作りたい」と述べた。さらに「日本は人口減少により2030年には労働力が現在の20%以上減少する。生産性向上による構造転換が必要。ここにいる経営者の皆様と共通意識を持ちながらやればできる。
しっかり地に足をつけて日本経済を伸ばしていく年にしたい」と話した。
2026年5月の産業機械受注高
前年同月比84.9%増の1兆36億円
日本産業機械工業会 内需が126.9%の大幅増
日本産業機械工業会(会長=金花芳則氏・川崎重工業会長)が7月13日発表した2026年5月の産業機械受注高は、前年同月比84・9%増の1兆36億200万円で、4か月連続して前年を上回った。
内需は、前年同月比126・9%増の8302億1900万円で、4か月連続して前年を上回った。このうち製造業向けが25・6%減、非製造業向けが270・4%増、官公需向けが148・1%増、代理店向けが6・8%増だった。
内需で増加した機種は、ボイラ・原動機(前年同月比248・1%増)、タンク(8・2%増)、プラスチック加工機械(0・7%増)、変速機(3・4%増)、金属加工機械(33・5%増)、その他機械(256・2%増)の6機種。減少した機種は、鉱山機械(6・2%減)、化学機械(8・7%減)、ポンプ(0・5%減)、圧縮機(3・7%減)、送風機(27・1%減)、運搬機械(27・1%減)の6機種だった。
外需は、前年同月比2・0%減の1733億8300万円で、2か月ぶりに前年を下回った。プラントは3件あり、受注額は82・5%減の101億9000万円だった。
外需で増加した機種は、ボイラ・原動機(前年同月比35・7%増)、鉱山機械(454・3%増)、タンク(前年同月の受注金額がゼロのため比率を計上できず)、プラスチック加工機械(22・6%増)、ポンプ(40・5%増)、圧縮機(58・5%増)、送風機(184・2%増)、変速機(28・8%増)、金属加工機械(244・9%増)、その他機械(40・2%増)の10機種。減少した機種は、化学機械(58・5%減)、運搬機械(57・2%減)の2機種だった。
令和8年度下期事業
展示会中心に情報共有を
愛知県管工機材商協組 7月理事会を開催
愛知県管工機材商業協同組合(理事長=石原太郎氏・原芳商会社長)は7月7日、名古屋市中区伊勢山の組合事務所で7月理事会を開催。「令和9年第65回通常総会」や「第35回管工機材・設備総合展」準備進捗状況等に関する意見交換、各部会からの報告・情報共有が行われた。
石原理事長の挨拶に続き、以下の議事・報告に関する意見交換等が行われた。
【経過報告】●5月21日▽コートヤード・バイ・マリオット名古屋で第64回通常総会を開催。委任状含め69名が出席。●同22日▽名古屋東急ホテルで開催された名古屋市指定水道工事店協同組合(名水協)総会に石原理事長が来賓として出席。●同29日▽愛知県中小企業団体中央会(中央会)に決算関係書類、総会議事録を提出。●6月4日▽名古屋マリオットアソシアホテルで開催された中央会第71回通常総会に事務局長が出席。●同15日▽ホテルグランドアーク半蔵門で開催された全国管工機材商業連合会(管機連)総会に石原理事長(管機連副会長)が出席。倉地克明展示会実行委員長(倉地社長)は意見交換会から参加。●同23日▽ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋で開催された愛知県管工事業協同組合連合会(愛管連)総会に石原理事長が来賓として出席。●7月2日▽ウインクあいちで開催された第55回建築総合展の開場式に石原理事長が出席。
【議事1】令和9年第65回通常総会・懇親会会場選定(役員改選年)の件▽理事会当日現在、令和9年5月19日㈬、コートヤード・バイ・マリオット名古屋での開催が予定されている。
【議事2】賛助会員加入申請の件▽プレハブ加工管、各種ユニット等を扱うシンテック㈱名古屋営業所(名古屋市中区)より賛助会員加入申請が提出され、これが満場一致で承認された。本紙発行日現在、賛助会員数は128社に。
【報告1】第35回管工機材・設備総合展準備進捗の件▽●5月28日、組合事務所に石原理事長、倉地展示会実行委員長、鈴木克利展示会実行副委員長(米津物産社長)、運営協力会社2社、事務局長が集まり展示会特設サイト、出品案内、ポスタービジュアル等を確認。また、今後のスケジュールについての意見交換等も行われた。
【報告2】各部会等報告▽●総務部会=第64回通常総会・懇親会の収支報告等。●名管会=第56回名管会ゴルフ大会を11月10日㈫、藤岡カントリークラブで開催予定。案内書は9月理事会後に発送予定。●広報部会=7月10日、組合事務所で組合だより第156号編集会議開催。●福利厚生部会=巡回健康診断は、5月末日までに16事業所211名への巡回を完了。●経営対策部会=「M&Aおよび経営補助金」と題した2部制のセミナーを開催予定。理事会当日現在、日程等は調整中。●青年部「愛青会」=他業種組合青年部との交流会等を検討中。
【管機連報告】6月15日、ホテルグランドアーク半蔵門で開催された令和8年度第1回理事会ならびに第14回定時社員総会等に関する報告が行われた。当日は石原理事長(管機連副会長)出席。倉地展示会実行委員長が途中の意見交換会より出席した。事務局長がオンライン参加。●第1回管機連理事会の議案・報告内容は以下の通り。①岐阜県管工機材商組合=森前理事長が退任、森嶋将隆氏(大東副社長)が新理事長に就任。②広島管工機材商組合=管機連に加入。同組合の高田理事長が管機連理事に就任。③名誉顧問に堀田康之キッツ会長ほか4名就任。④運営委員会の各委員会について=令和8年度は事業計画を重点事項と継続実施事項に再構築。事業計画と併せてその実施体制を見直すこととし、これまでの委員会体制による活動は一旦休止が決まった。●第14回定時社員総会ならびに第1回臨時理事会で、愛知組合の大藪淳一相談役(大清社長/管機連会長)、石原理事長(管機連副会長)の重任が決議された。
以上、すべての議案審議・報告を終え、散会となった。次回理事会は組合事務所で9月8日開催予定だ。
キッツエンジニアリングサービス
「阪神サービスセンター」を移転
顧客により近い大阪湾岸エリアへ拡張移転
キッツのグループ会社「キッツエンジニアリングサービス」(社長=加藤公明氏、本社=東京都港区)は、関西エリアにおける大型バルブのメンテナンス需要拡大に対応するため、「阪神サービスセンター」を石油化学関連の顧客により近い大阪府高石市へ移転し、7月6日に事務所開きを行った。
新たな阪神サービスセンターは、石油化学コンビナートをはじめとする製造業の生産拠点が集積する大阪湾岸工業地域に立地。主要顧客の工場やプラントへのアクセス性を高めることで、定期修繕や緊急対応時の迅速なサービス提供を実現する。また、現地メンテナンスと工場整備を組み合わせた効率的なサービス体制により、顧客の設備停止期間の短縮や保全業務の効率化に貢献する。
15tクレーン導入で大型バルブ整備能力を強化
新拠点では、大型車両による搬入に対応した施設設計を採用するとともに、15tクレーンを新たに設置した。これにより、大口径・大型バルブの受入れから分解、点検、整備、組立までを一貫して対応できる体制を構築。大型化する産業設備に対応し、安全性と作業効率の向上を図った。
特に、石油化学プラントや発電設備などに使用される大型バルブについて、メーカー系サービス会社としての技術力と豊富な整備実績を生かし、高品質なメンテナンスサービスを提供する。
加藤社長は「近年、国内のプラント設備では高経年化が進み、設備保全の重要性がますます高まっています。今回の阪神サービスセンター移転は、お客様へのサービス品質向上と大型案件への対応力強化を目的としたものです。今回の移転を契機に、大型バルブ整備や調節弁アフターサービスの対応力を強化するとともに、予兆保全やライフサイクルソリューションの提供を通じて、お客様設備の安定操業に貢献してまいります」などとコメントした。
【阪神サービスセンター概要】
▽所在地=大阪府高石市高砂3丁目38
▽建物床面積=769㎡、工場・整備エリア面積=533㎡
▽天井クレーン=2基(2・8tおよび15t)
▽大型車搬入対応=20t車両の搬入・搬出に対応するピット
▽特徴=整備エリアを拡大し、案件規模や内容に応じた柔軟なレイアウトにより、大型案件と複数案件へより効率的に対応
▽主なサービス=各種産業用バルブの点検・整備、修理・オーバーホール、現地メンテナンスサポート
40回目の節目を迎え
福岡・博多の2日間満喫
中部桃友会 2026年度第40回定期総会開催
流体制御弁のリーディングカンパニー、ベン(社長=鈴木一実氏、本社=横浜市中区)と、中部地区販売店の会である中部桃友会(会長=大藪淳一氏・大清社長)は7月7日~8日の2日間にわたり福岡・博多を訪れ2026年度『第40回定期総会』ならびに懇親会等を開催した。節目となる『第40回定期総会』には会員17社中14社と過半数以上が実参加し、司会進行を務めた杉浦豪ベン名古屋営業所所長より、本総会の成立が宣言されている。
総会の冒頭、大藪会長が「一昨年はベンさんの新社屋見学を兼ねた横浜での総会、昨年はベンさんの創業75周年という記念の年で北海道での総会にお招きいただき楽しく過ごさせていただきました。今回は中部桃友会40周年の節目を迎えたということで九州・博多にご招待いただきました。さて、まだまだ社会情勢は混沌としており、今現在ナフサの問題は多少緩和している気はしますが、明日のことは分からないというのがお役所の本音といったところです。このようななか、ベンさんはほとんどの製品を国内生産されていることから現在の世界情勢に大きな影響を受けてはいないと伺っています。我々販売店としても、こんな時だからこそ、これまで以上に拡販に繋げていければと思っております」と挨拶。大藪会長が議長へ選任され、以下に挙げる議案についての慎重審議、報告が行われた。
【第一号議案】2025年度第39回(2025年4月1日~2026年3月31日)事業報告・決算報告および会計監査報告の件▽これらはいずれも満場一致をもって原案の通り承認可決された。
【第二号議案】2026年度第40回(2026年4月1日~2027年3月31日)事業計画(案)・収支予算(案)の件▽これらはいずれも満場一致をもって原案の通り承認可決された。中部桃友会の2026年度事業計画は以下の通り。●7月7日~8日(当日)/博多エクセルホテル東急ほかで第40回定期総会および懇親会を開催(開催済み)。●下期/名古屋地区ならびに静岡地区に分かれ、各会員企業新人らを対象とした製品技術研修会を開催予定。●通期/製品開発・改良提案を随時募集。
【第三号議案】2027年度以降の年会費改定の件▽これが満場一致をもって原案の通り承認可決された。
【第四号議案】その他/総会資料に添付された会員名簿の確認等。
すべての議案審議が滞りなく終了し、続いて行われた2025年度製品開発・改良提案表彰では中部桃友会会員3社の提案が採用に至り、ベンより表彰された。
総会終了後は、鈴木ベン社長の挨拶に続き、衣笠勝則ベン西日本営業部長から、ベンの売上や組織図等のほか業界動向等をまとめた資料の説明、高橋裕太ベン静岡出張所所長から、2025年8月発売「ボールフリーフロート式スチームトラップAF‐23F型(フランジ形)/AF‐23型(ねじ込み形)」、2026年1月発売「OXFORD FLOW社製減圧弁」、販売強化製品の「液体用遮断弁MR‐7CRN型」(水道法性能基準適合品/耐圧・浸出性能)、そして、今後発売予定の製品の説明が行われ、散会となった。
その後は会場を移して懇親会が開かれ、博多グルメに舌鼓を打ちながら皆で懇親を深めた。
未来も変わらず〝愚直に地域貢献〟
創業80周年記念祝賀会
大村商会 150名の関係者集い祝福
管工機材の流通を支え、地域社会の発展に寄与してきた大村商会(社長=大村敏之氏、本社=静岡県賀茂郡西伊豆町)が2025年12月、創業80周年という大きな節目を迎えた。これを記念した『創業80周年記念祝賀会』が2026年6月12日、横浜市西区の横浜ベイホテル東急にて盛大に執り行われた。当日は、同社の日頃の歩みを支える主要な取引先や仕入先、各界の有力者など約150名が一堂に会し、同社の記念すべき門出を祝うとともに、さらなる飛躍へと期待を寄せた。
式典は、同社のこれまでの歩みを振り返る厳かな空気のなか幕を開けた。冒頭、この日集まった150名の参加者を前に、大村社長は、戦後から現在に至るまでの80年という激動の歴史を振り返り、今日の土台を築き上げてきた先人たち、そして歴代の従業員やその家族に対する深い感謝の念を表明した。「当社が幾多の経済危機や時代の変化を乗り越えられてきたのは、先人たちの絶え間ない努力と、本日お集まりいただいたステークホルダーとの強固な信頼関係があったからに他なりません」と大村社長は重ねて謝意を述べた。そのうえで、これからの未来に向けた同社のあり方について言及。「私たちはこれからも奇をてらうことなく、愚直に、本日お集まりの皆さまへの恩返しを続けていきます。そして、事業を通じて、真に地域社会へと貢献していく企業であり続けます」と、新たな時代に向けた決意を表明。その真摯な言葉と力強い眼差しに会場からは惜しみない拍手が送られ、同社の揺るぎない経営理念が改めて示された、意味のある時間となった。
続いて、来賓を代表してステージに立ったのは(一社)全国管工機材商業連合会(管機連)の名誉会長を務める橋本政昭氏(橋本総業会長)である。橋本氏は、大村商会が長年にわたり業界の発展に寄与してきた功績を高く評価。挨拶のなかで「80年という節目は通過点に過ぎません。100年企業へと着実に歩まれている貴社のこれからの発展を大いに期待しております」と、同社の持続的な成長へ太鼓判を押す大変心強い激励の言葉を贈った。さらに、格式高い祝賀会の場において、橋本氏は、現代の最先端テクノロジーである「AI」を駆使した斬新な演出による挨拶を披露。これには会場の誰もが意表を突かれ、堅苦しくなりがちな記念式典の空気が一変した。時代を先取る感性とユーモアを交えたこのスピーチは、会場を大きな驚きと温かい笑顔で包み込み、伝統を守りながらも常に新しい挑戦を歓迎する大村商会の祝宴に、見事な華を添える一幕となった。
次にマイクを持ったのは、衆議院議員の細野豪志代議士である。細野代議士は、大村社長と長年にわたって培ってきた深い信頼関係や、プライベートも含めた交流で生まれたエピソードの数々を披露。さらに話は社長個人に留まらず、次世代を担うご子息との関係性や、同氏が寄せる期待へとおよび、世代を超えて受け継がれる強固な絆の存在を明かした。細野代議士は「大村商会という企業は、単に経済的な活動を行うだけでなく、この地域になくてはならない、文字通り『社会の公器』としての存在です」と絶賛。大村社長が冒頭の挨拶で掲げた〝愚直な地域貢献〟という言葉を裏付けるように、同社がいかに地域住民や経済から必要とされているかを語り、未来に向けた、大村商会のさらなる発展に強い期待を寄せた。
その後は、華やかな乾杯の発声とともに歓談の時間へと移行。会場のあちこちでは、大村商会の昔話に花が咲き、終始和やかで親密な空気に満たされていた。宴が終盤に差し掛かった頃、会場には、さらなるサプライズとして歌手の荻野目洋子氏が登場。誰もが知るあの名曲のイントロが流れると会場は大いに沸き返り、出席者全員が一体となって手拍子を送るなど祝宴にふさわしい華やかな熱気に包まれていた。
興奮冷めやらぬ祝賀会の最後を締めくくったのは大村商会の「過去」と「未来」を映し出す特別な映像であった。スクリーンには同社が歩んできた80年の苦難と栄光の軌跡がドラマチックに映し出され、参加者は、大村商会が築いてきた歴史の重みを再確認した。映像はさらに、同社が今後推し進めていく「新規事業の展開」という次なるビジョンへと続き、大村商会のスローガンであり指針でもある「Passion&Challenge(情熱と挑戦)」の精神が大画面を通じて力強く示された。伝統を守るだけでなく、常に熱い情熱を持って時代の一歩先を見据え、新規事業へと果敢に挑戦を続ける同社の姿勢に、会場から大きな拍手が送られ、感動のうちに閉幕した。
大盛況の祝賀会から一夜明けた翌13日にも、大村商会の粋なもてなしが用意されていた。遠方からの参加者も含めた多くの招待客が、同社が企画したエクスカーション(体験型観光)に参加した。圧倒的な迫力で人々を魅了する「劇団四季」観劇コースと、横浜が発祥の地として知られる名物「牛鍋」を堪能するランチコースの2組に分かれた参加者は、それぞれ横浜ならではの文化と食を心ゆくまで楽しんだ。前夜の熱気そのままに、和気あいあいとした雰囲気のなかで交流を深めた一行は昼過ぎに名残惜しさのなか散会となった。
設立75周年のメモリアルイヤー
「これからも地域へ恩返し」
村松商店 第29回元浜会を開催
管材・設備機器等を中心に扱う総合商社の村松商店(社長=村松尋代氏、本社=浜松市中央区)は2026年に設立75周年を迎えた。同社のこれまでの歩みや功績を称え祝うべく、JR浜松駅すぐのオークラアクトシティホテル浜松で7月3日に開催された「第29回元浜会」には、同社の仕入先関係者らおよそ200名が駆けつけた。
村松美和村松商店副社長の奏でるピアノの音色が会場中に響き渡るなか、倉嶋潤村松商店西部支店長の司会で開会した第29回元浜会。村松尋代村松商店社長は「第29回元浜会にお越しくださいまして誠にありがとうございます。新型コロナウイルス感染症の影響による中断が無ければ本当は32回目の開催であり、今回お邪魔していますオークラアクトシティホテル浜松ができた年から始めております。さて、当社は今年、設立75周年(法人に改組後)を迎えることができました。皆さま方からたくさんのお祝いの言葉などを頂戴しましたこと、感謝申し上げます。この75年を振り返りますと、まずは、メーカーさまや商社さまのおかげもあり、ここまで来ることができました。ひとつの大きな節目である100周年まで私は元気に頑張るつもりですので、社員も安心して仕事に励んでもらえればと思います。業績に関してもおかげさまで好調です。これもひとえに、ここにお集まりの皆さま方はもちろん、先人の方々が築き上げてきた歴史もあり、そして、今、活躍してくれている当社の営業の皆さんと、それを支えてくれる全社員がまさに一丸となって達成できたものと思っております。本当に、社員には感謝しております。これから先、時代に沿ったものを取り入れながら村松商店は毎日何か少しでも変化し続けていきます。今日、ここにお集まりの皆さまには今後も村松商店を応援していただいて多大なるお力添えをいただけたらと思います。2026年は静岡県が現在のようなカタチでスタートして150年目の年でもあります。今、静岡では『お茶』を海外にも広めていこうとプロジェクトを立てたようです。当社は県内の東部、中部、西部に事業所を置き、静岡県全域をカバーしています。静岡県で仕事をしっかりとして、そこから得たもので再び地域へと恩返ししながら、地域と共に歩んでいきます。世界のあちこちでいろんな不安なことが起こっておりますが、今日だけは大笑いしていただいて、楽しく過ごしてください」と挨拶のなかで感謝の気持ちを伝えた。
残念ながら公務で出席が叶わなかった鈴木康友静岡県知事から寄せられたビデオメッセージが上映された後、来賓を代表して中野祐介浜松市長、平木省静岡県副知事の挨拶、仕入先を代表して菊本一高栗本鐵工所社長の挨拶を経て、堀川達也JFEスチール名古屋支社長の乾杯の音頭で楽しい宴がスタートした。
うまい日本酒や焼酎、中華料理に舌鼓を打ち、元浜会恒例の豪華景品が多数用意されたじゃんけん大会で大いに盛り上がりをみせたところで宴もたけなわとなり、吉川弘樹積水化学工業環境・ライフラインカンパニー営業本部中部営業部長が登壇して挨拶。最後に、村松美和村松商店副社長が同社社員全員を舞台上に招き、「75周年、そして第29回元浜会にご出席いただき誠にありがとうございます。本日はお昼からの開催でしたが、皆さま、充分に楽しんでいただけましたでしょうか? 設立から75周年、そして、これからまずは100周年を目指して村松商店は頑張ってまいります。ここに揃った社員みんなのサポートを、これからもよろしくお願いいたします」と参加者へ感謝を伝え、最後は一丁締めで散会となった。
昭和8年(1933)5月、浜松市砂山で創業した村松商店。途中、第二次世界大戦で営業を中断したが、昭和21年(1946)12月、浜松市元浜町で営業を再開。昭和26年(1951)12月に法人に改組し、現在の村松商店が設立された。平成29年(2017)4月に村松孝一氏が会長、村松尋代氏が社長に就任し、現在に至る。
手軽に塩分補給、熱中症対策ゼリー
「現場の相棒」を愛知県豊根村へ寄贈
ノダキ 7月2日に豊根村役場で寄贈式
ノダキ(社長=野田典嗣氏、本社=名古屋市西区)はこのほど、厚生労働省推奨濃度の塩分が手軽に補給できる熱中症対策ゼリー「現場の相棒 塩ビタミンゼリー」36ボトル(3600本相当)を愛知県豊根村へ寄贈した。
「現場の相棒」は、暑熱環境下での作業やスポーツ時の熱中症予防に適した塩ビタミンゼリー。厚生労働省推奨濃度の塩分と、11種類のビタミンを同時に手軽に補給できる。さっぱりとした口当たりで食べやすい味わいが特徴で、どこでもサッと食べられるスティックタイプ。同社が菓子メーカーと共同開発した。
同社ではこれまでも様々な地域において継続的な社会貢献活動を行っており、今回は高齢者支援や熱中症対策に注力する豊根村の取り組みに賛同し、本格的な猛暑を前に、同村への初めての寄贈を決定した。寄贈されたゼリーは、豊根村において高齢者支援事業や各種地域活動などで幅広く活用される予定だ。
寄贈にあたり、同社では特別仕様の「豊根村の相棒 塩ビタミンゼリー」を制作。オリジナルラベルには豊根村を代表する伝統文化「花祭」の鬼をモチーフとして採用し、地域への敬意と親しみを込めて野田社長がデザインを手掛けた。また、パッケージに使用されたロゴは書道アーティスト山内果奈氏の揮毫によるものと
なっている。
7月2日に豊根村役場で行われた寄贈式には、伊藤浩亘村長、野田社長と、今回両者の橋渡し役を務めた野田社長の友人で豊根村出
身の村松輝彦氏が出席した。
伊藤村長は「豊根村でも近年は気温の高い日が増えてきており、熱中症対策が必要となってきています。今回いただいたゼリーは介護施設や学校をはじめ、必要とされる場所で有効に活用させていただき、村民の皆様の健康と安全を守るために役立ててまいります」とコメント。
野田社長は「本商品が、豊根村の皆様にとって猛暑を乗り切るための『相棒』となり、少しでも健康維持のお役に立てれば幸いです。また、このパッケージを通じて豊根村の魅力や伝統文化をより多くの方々に知っていただくきっかけになればと願っています。今後も地域社会に寄り添いながら、健康づくりと地域貢献に努めてまいります」などとコメントした。
2026年6月度鍛圧機械受注額
前年同月比23%増の382億円
日鍛工 プレス系が前月に続き大幅増
日本鍛圧機械工業会(代表理事会長=磯部任氏・アマダ会長)が7月8日発表した月次会員受注統計によると、2026年6月度の鍛圧機械受注総額は382億62百万円となり、前年同月比23・0%増と引き続き高水準を維持した。
特にプレス系は前月に続き、設備投資の高まりが見られる南アジア向けで大型プレスの受注があり、大幅増加となったものの、板金系・サービス系は減少と、機種間で明暗が分かれた。
一方、国内市場は設備投資に依然として慎重な見方が強く、プレス系・板金系・サービス系のいずれも国内は低調だった。
プレス系機械は194億37百万円で前年同月比80・1%増となった。特に超大型プレス4・7倍、油圧プレス2・9倍、周辺装置93・8%増と、大型・周辺機種が輸出向けを中心に伸びた。
板金系機械は110億3百万円で前年同月比11・4%減となった。パンチング18%減、ブレーキ・シャー7・5%減、レーザ・プラズマ9・8%減と、国内・輸出ともに需要が減少した。
サービス系は78億22百万円で前年同月比0・8%減となり、5カ月ぶりに減少に転じた。
内外別(プレス系機械+板金系機械)では、国内が111億99百万円で前年同月比13・7%減となった。電気は31・5%増と堅調だったが、鉄鋼2・2%減、金属20・6%減、一般5・5%減、輸送51・3%減と軒並み低調だった。
輸出は192億41百万円で前年同月比88・0%増となった。南アジア向けが12・1倍、北米向けが2・2倍と大幅に増加した一方、韓国・台湾向けは6・3%減、中国向けは32・7%減、東南アジア向けは47・4%減、欧州向けは12%減となり、地域での差が多く見られた。
「ロボットテクノロジージャパン2026」
過去最高の4万7107人が来場し盛況
次回開催は2年後の2028年7月を予定
6月11~13日に愛知県常滑市のAichi Sky Expo(愛知県国際展示場)で開催された、産業用ロボットと自動化システムの専門展「ロボットテクノロジージャパン2026(RTJ2026)」は、3日間で過去最高の4万7107人が来場し成功裏に終了した。
3回目となる同展には272社・団体が1378小間に出展し、開催規模は過去最高となった。最新のヒューマノイドが多数展示されたほか、中小企業でも導入が進む協働ロボットは、高速化・可搬重量増加など様々な需要に応じた進化が見られた。その他、ロボット用の周辺機器、無人搬送車や自律走行型搬送ロボット、ロボットが組み込まれた各種機械・設備などが出展され、製造現場や物流拠点などに向けた幅広い自動化提案が行われた。
岡谷鋼機(名古屋市中区)は、無人搬送車(AGV)、無人フォークリフト(AGF)、ヒューマノイド及び制御システム(WCS)を活用し、工場内の物流自動化を一気通貫で提案。DMG森精機(東京都江東区)は、ワーク着脱から工場内物流までの自動化を実現する自律走行ロボット(WH‐AMR 10)などを展示した。伊藤信産業(名古屋市瑞穂区)は、柔軟な袋製品や大型段ボール、細径の円筒形状などに対応する様々なラベル貼付自動化装置を出展。用途や生産条件に応じたカスタム設計により、過剰仕様を省いた低コスト導入をアピールした。
各ブースではロボットの導入や追加導入を検討するユーザーとの具体的なやりとりも多く見られ、出展各社は手応え
を感じているようだった。
また、好評の主催企画「産業用ロボット体験ゾーン」では今回7つのシステムが紹介され、中でもトヨタ自動車が開発した最新のAIバスケットボールロボット「CUE(キュー)7」の実演には多くの人が集まりシュートを見守る姿が見られた。
その他、主催者セミナーや出展各社によるワークショップなどを通じて、来場者に有益な情報提供が行われた。
初日は午前9時30分より会場内メインステージで開会式が行われ、主催者を代表してニュースダイジェスト社の八角秀社長が挨拶。社会課題である労働力不足への対応やAI技術の進歩により「ロボットがこれまでになく注目されている」とし、「本日から3日間で数万人のお客様が、期待を持って来場される。出展者の皆様には熱い商談を繰り広げて頂きたい。このRTJ2026が、将来振り返った時に、ロボットがさらに社会に浸透し、文化として根付き、色々な課題を解決していくスターティングポイントであったと言えるような展示会にしたい」と語った。
来賓挨拶では、初めに愛知県の古本伸一郎副知事が、RTJの2年ぶりの愛知での開催に感謝と祝意を示した。また、県の現状と取り組みについて紹介し「皆様と共に、これまで以上に愛知が日本の製造業のセンターとして発展していくことを祈念する」と述べた。
経済産業省製造産業局産業機械課ロボット政策室の石曽根智昭室長は「AIの急速な進化により、ロボット産業の競争条件が変化しつつある。政府は今年3月にAIロボティクス戦略を策定し、各成長戦略分野でのAIロボットの社会浸透に向けた諸課題の整理と、その講ずべき政策、方向性を明確化した。具体的な支援策については検討を進めているが、政府としてはAIロボットを一丁目一番地と位置付けて、大胆な支援を検討していきたいと考えている」と説明。「本展示会でも産業ロボットはじめ、それらとAI、IoTを組み合わせた幅広い分野の最新技術・製品が展示されるものと承知している。いずれも日本の産業力の強化につながるものと期待している」と話した。
協賛団体を代表して登壇した日本ロボット工業会の山口賢治副会長(ファナック社長)は、ロボット業界の業況について「世界経済のリスクや米国関税政策の不透明さがある中、2025年の受注額は当初の見通しを大きく上回り、3年ぶりの1兆円超えとなった。2026年は、イラン中東情勢によるエネルギー関連の供給不安など懸念材料はあるが、世界的にフィジカルAI関連産業の大規模投資や根強い自動化需要により、ロボット需要はさらに拡大すると見込んでいる」と期待。政府のAIロボティクス戦略に関しては「当業界としても政府および関連機関と連携を取りながら、業界として取り組むべき具体的課題についてスピード感をもって対応していきたい」と述べた。
出展者を代表して挨拶に立ったデンソーウェーブの相良隆義社長は「今回のRTJには、ロボット本体に加え、工作機械やハンド、センサー、計測システム、またそれらを使いこなすSIerなど、多様な企業団体が集まっている。ここで生まれる対話と技術交流は、個々の現場課題の解決にとどまらず、色々なものづくりを次のステージへ押し上げる力になると確信している。この3日間、皆様と共に実りある場を作っていきたい」と意気込みを語った。
「山善ビズコム」店長厳選!
今すぐ導入!猛暑対策アイテム3選!!
山 善 作業現場の熱中症対策を〝面〟でサポート
気象庁は2026年4月、最高気温が40度以上の日を「酷暑日」と定め暑さへの警戒を一段と強めている。さらに「スーパーエルニーニョ現象」の影響で今夏は猛暑となる可能性が指摘されており、気象庁の予報では東日本・西日本の7~9月の気温は平年より高くなる見通しだ。こうしたなか、作業現場における熱中症対策は安全面だけでなく人材確保にも影響を及ぼす重要な課題となっている。個人向けの対策や単一商品だけでは十分とは言えず、現場全体を〝面〟で捉えた対策が求められている。このような背景から、山善では、現場を〝面〟でサポートする「熱中症対策アイテム」を展開している。同社が運営するインターネット通販サイト「山善ビズコム」の店長が厳選した、今すぐ導入可能な猛暑対策アイテム3選を以下に紹介する。
炎天下での作業やハーネスの着用が必須な現場に ~水冷服「DIRECT COOL ProPLUS」~
山善の水冷服「DIRECT COOL」シリーズのプロ仕様2026年モデル。冷たい水が通るチューブを脇の下にまで張り巡らせることで、より効率良く身体を冷却。炎天下における作業時の体温上昇を抑え、作業者のパフォーマンス維持に役立つ。本商品の特長は以下の通りだ。
①脇に直接あたる部分にもチューブを張り巡らせ効率よく身体を冷却。
②付属の専用チャージボトルで、冷たさが最大約3時間30分持続。
③専用チャージボトル以外で、凍らせたペットボトル(650mlまで)も使用可能。
④本体が薄型のため、専用チャージボトル使用時に限りハーネスとの併用が可能(ハーネスの種類によっては併用できない場合あり)。
⑤市販の5Ⅴ2・0~3・0Aモバイルバッテリーが使用可能(出力電圧・電流が合致していても機器の仕様や適合条件によっては使用できない場合あり)。
ファン×保冷剤効果で手軽に身体を冷やす~ファン付きウェアKAZEfit~
山善のファン付きウェア「KAZEfit(カゼフィット)」シリーズのスタンダードモデル。電動ファンによって外気を取り込み、汗が蒸発する際に発生する気化熱を利用して身体を冷却。加えて、より効率よく身体を冷やすため、脇下に直接あたる「保冷剤ポケット」を搭載している。ファンと保冷剤の相乗効果により、作業中の体温上昇を抑え、作業効率の向上に貢献してくれる。本商品の特長は以下の通りだ。
①モバイルバッテリーをつなぐだけで使用可能。
②パワフルな12Ⅴの電動ファンを採用し大風量を実現。
③脇下を直接冷やすための「保冷剤ポケット」搭載。
④ウェア横に配置する「サイドファン」は車の運転中も邪魔にならずに使用可能。
⑤水冷服「DIRECT COOL」シリーズと併用可能。
⑥裏地にACグレーコーティングを施しUVカット90%以上を実現。
⑦軽量で通気性の良いポリタスラン生地採用。
屋外の現場やイベント会場に涼しい休憩空間をつくる~熱中対策シェルター(屋外用)~
工具不要の屋外用移動式簡易シェルター。アウトドアで使用するフォールディングタープのように簡単に設営・撤収できる。スポットエアコンと併用することで、暑熱環境下でも一時的に身体を休める空間をつくることができ、作業者の体調管理を支え安全な現場運営に貢献する。本商品の特長は以下の通りだ。
①使用素材は99・99%の遮光性と遮熱性を発揮。
②スポットエアコンの運転開始から30分でシェルター内の温度が6度以上減少。
③テント内の空気循環を整えるベンチレーション付き。
④「休憩所」等の案内板を入れられるポケット付き。
⑤120㎝タイプは大人2~4人向け、180㎝タイプは大人4~6人向け。
⑥持ち運びに便利なキャリーバッグ付き。
山善ビズコムの店長は「山善ビズコムは、個人事業主の皆さまを含む多様なビジネスの開業・運営を支援する、当社運営のECサイトです。オフィス用品から家電、インテリア、DIY工具、車両用品まで、約1万 8000点の商品を取り揃えています。2026年5月10日で開業4周年を迎え、2026年6月末時点の会員数は37万人を突破しました。引き続き、法人・個人事業主をはじめ、自治体や工場など幅広いお客さまにご利用いただけるよう、日々キャンペーンの実施やサイトの更新・充実を図っていきます」とコメントしていた。
サーバ液冷ユニット専用迅速流体継手
「ブラインドメイトタイプ」ラインアップ
日東工器 7月1日発売開始
日東工器(社長=小形明誠氏、本社=東京都大田区)は、サーバ液冷ユニット用の迅速流体継手「コンパクトゼロスピルカプラ ブラインドメイトタイプ」を7月1日より発売開始した。
生成AIの需要が急速に拡大する昨今、データセンタのGPUやCPUを搭載したサーバは発熱量が増加しており、これらを効率的に冷却するため冷却効率の高い液体冷却方式の導入が進んでいる。こうした背景から、冷却液を低圧損で流すことができる小型・軽量な継手へのニーズが急速に高まっている。「コンパクトゼロスピルカプラ」は、小口径ながらも大流量を実現する設計で、高い冷却効率を発揮する製品として注目を集めている。独自の液だれ低減バルブ構造により、接続・分離時の液だれ量と空気混入量を低減でき、配管周囲を清潔に保ち続けられるので電子機器の故障も防止できるという優れものだ。
日東工器はこのたび、本シリーズのラインアップに「ブラインドメイトタイプ(背面取り付けタイプ)」を追加した。「ブラインドメイトタイプ」は、「カプラ」を取り付けたサーバをラックへ挿入するだけで冷却配管が完結する設計となっており、サーバ内部で冷却液がカプラを通じて循環することで、発熱によるオーバーヒートを防止。作業の省力化や作業ミスの低減に寄与してくれる。
接続許容偏心量φ2㎜(センターから±1㎜)、接続時プレート間接続許容範囲2㎜、許容傾斜度 は0・4度まで対応。ラック挿入時の位置ずれや傾きが生じる環境でも安定した接続が可能だ。ラックやユニットの設計に余裕をもたせることができ、施工性および設計自由度も大幅に向上する。
本体材質には、真ちゅう、またはアルミニウム合金を採用している。真ちゅうの採用は、導入しやすいコスト性にある。アルミニウム合金は、その軽量を活かして、データセンタ設備への重量負荷軽減が期待できる。今後拡大が見込まれるデータセンタの液冷市場において本製品は高密度化・省スペース化のニーズに応える製品として注目されるだろう。
【標準価格】
本体材質▽真ちゅう=①CZLBM‐1P‐16M(プラグ)/1万1490円、②CZLBM‐1S‐16M(ソケット)/9100円、③CZLBM‐2P‐18M(プラグ)/1万2550円、④CZLBM‐2S‐18M(ソケット)/1万190円 ※いずれも税別。
本体材質▽アルミニウム合金=①CZLBM‐1P‐16M(プラグ)/1万4220円、②CZLBM‐1S‐16M(ソケット)/9815円、③CZLBM‐2P‐18M(プラグ)/1万4600円、④CZLBM‐2S‐18M(ソケット)/1万780円 ※いずれも税別。
本製品に関して詳しくは[お客様相談窓口]▽通話無料のフリーダイヤル(0120)210‐216(午前8時30~午後5時15分、土・日・祝日除く)へ問い合わせるか、同社ホームページへアクセスを。
設備監視と遠隔サポートを統合
「SatelinC(サテリンク)」提供開始
ソディック 工作機械の新プラットフォーム
ソディック(社長=圷祐次氏、本社=横浜市都筑区)は、工作機械向け統合リモートサービスプラットフォーム「SatelinC(サテリンク)」の提供を開始した。
「SatelinC」は、工作機械に搭載した専用サーバーを中核として、機械情報の監視、加工情報の閲覧、アラーム管理、保守情報管理、遠隔サポートを統合した工作機械向けサービスプラットフォームだ。パソコン、タブレット、スマートフォンなどのWebブラウザから、機械の運転状況や加工情報をリアルタイムで確認でき、設備管理および保守業務の効率化を実現できる。
近年、製造業では人手不足や熟練技能者不足への対応、設備稼働率や生産性の向上を目的としてDXの推進が加速している。一方で、工作機械の状態確認や保守対応は現場での確認が中心であり設備監視と保守支援が分断されていることの不便さが課題となっていた。しかし、工作機械の制御ネットワークを外部ネットワークへ接続することへのセキュリティ上の懸念から、遠隔活用が進みにくいという課題も指摘されている。クライアントからのこうした課題を解決してほしいとの要望を受け、ソディックは工作機械専用サービスプラットフォーム「SatelinC」を開発した。
「SatelinC」では、工作機械に搭載した専用サーバーが取得した各種機械情報をパソコン、タブレット、スマートフォンなどからリアルタイムで確認が可能。現場へ移動することなく複数設備の状態を把握でき設備管理業務の効率化が格段に向上する。また、稼働状況、加工履歴、アラーム履歴、保守履歴、マニュアル情報を一元管理するとともに、遠隔サポート機能「Sodick Quick Support 2」と連携することで、サービスエンジニアによる迅速な遠隔支援を実現。それだけではない。機械制御系ネットワークと情報活用ネットワークを分離し、工作機械の制御系へ外部から直接アクセスできない構成を採用。工作機械の安全な運用を維持しながら設備情報の活用と遠隔サポートを実現できる。
本紙発行日現在、対応機種は、ワイヤ放電加工機「ALシリーズ〝i Groove + Edition〟」、形彫り放電加工機「ALシリーズ」のみとなっているが、今後は対応機種のさらなる拡大と機能強化を進めるとともに、海外市場への展開も視野に入れているという。
より詳しい情報は、同社ホームページへアクセスを。
第85回愛機工親善野球大会
6月までに1回戦12試合行う
熱中症対策で再開は9月26日から
愛知県機械工具商業協同組合の第85回親善野球大会(福利厚生部主管)は4月4日開幕し、6月6日(第7日)までにA・Bゾーンの1回戦12試合が行われた。
今大会にはAゾーン16チーム、Bゾーン14チームの計30チームが参加。6月20日に予定されていた試合は雨天中止となり、両ゾーンで1回戦各1試合を残して、熱中症を避けるため7~8月は大会を一時中断する。再開は9月26日を予定。
試合結果は次の通り。
【第1日】開幕戦となったBゾーン「ウメトク×ミズタニ機販」は、8対3でウメトクの勝利。
【第2日】Aゾーン「日伝×岡谷鋼機」は、1回裏に4点を先制した岡谷鋼機がその後も点を重ね、今年Aゾーンに昇格した日伝を0点に抑えて7対0で勝利した。
【第3日】第1試合Aゾーン「山善×新栄商会」。山善が3回表に3点を先制、5回にも1点を加え、強豪新栄商会の反撃を6回の1点に抑えて4対1で勝利。第2試合Aゾーン「ダイドー×東陽A」は、2対2の同点。ジャンケンでダイドーの勝ちが決まった。
【第4日】第1試合Bゾーン「マルマン商事×太田廣B」。4対0で迎えた4回裏、太田廣Bが3点を返し、続く5回も得点して同点に追いつくも、マルマン商事が6回表に2点の追加で引き離し6対4で勝利した。第2試合Aゾーン「太田廣A×YUASA」は、共に点数を与えず0対0。ジャンケンで太田廣Aの勝ちが決まった。
【第5日】第1試合Bゾーン「安藤×ノダキ」は、ノダキの5点リードで迎えた5回表、安藤は3点を返したものの、その裏ノダキが5点を追加し11対4で勝利。第2試合Aゾーン「川島商事×モリタ」は、6対0で迎えた5回裏、モリタの猛攻により1点差まで迫ったが及ばず、川島商事が6対5で勝利した。
【第6日】第1試合Bゾーン「杉本商事×石原商事」は、石原商事が3回裏に4点差を追い付き同点、さらに5回に1点を加えて逆転し5対4で勝利。第2試合Aゾーン「中央工機×東陽B」は、4回裏に1点を先制した東陽Bが5回も6点を追加し7対0で勝利した。
【第7日】第1試合Bゾーン「オリオン機械×落合」は、初回表に3点を先制したオリオン機械がその後も点を重ね9対0で勝利。第2試合Aゾーン「三栄商事×井高」は、3連覇中の井高が1回裏に一挙7点を先制、2回にも5点を加え12対0で勝利した。
第85回愛機工親善野球大会 結果
【第1日】4月4日 Bゾーン
KTXアリーナ(江南市スポーツセンター)市営グランド
ウメトク 0 5 3 0 8
ミズタニ機販 1 0 2 0 3
【第2日】4月11日 Aゾーン
いちい信金スポーツセンター(愛知県一宮総合運動場)野球場
日 伝 0 0 0 0 0 0
岡谷鋼機 4 1 0 2 X 7
【第3日】4月25日
いちい信金スポーツセンター(愛知県一宮総合運動場)野球場
第1試合 Aゾーン
山 善 0 0 3 0 1 0 4
新栄商会 0 0 0 0 0 1 1
第2試合 Aゾーン
ダイドー 0 0 1 0 0 1 2
東 陽 A 0 0 0 0 1 1 2
ジャンケン(ダイドー5対東陽A3)でダイドーの勝ち
【第4日】5月9日
いちい信金スポーツセンター(愛知県一宮総合運動場)野球場
第1試合 Bゾーン
マルマン商事 2 0 1 1 0 2 6
太田廣 B 0 0 0 3 1 0 4
第2試合 Aゾーン
太田廣 A 0 0 0 0 0 0 0 0
YUASA 0 0 0 0 0 0 0 0
ジャンケン(太田廣A5対YUASA4)で太田廣Aの勝ち
【第5日】5月16日
KTXアリーナ(江南市スポーツセンター)市営グランド
第1試合 Bゾーン
安 藤 0 0 0 1 3 4
ノ ダ キ 1 1 1 3 5X 11
第2試合 Aゾーン
川島商事 2 0 0 2 2 0 6
モ リ タ 0 0 0 0 5 0 5
【第6日】5月23日
いちい信金スポーツセンター(愛知県一宮総合運動場)野球場
第1試合 Bゾーン
杉本商事 2 2 0 0 0 0 4
石原商事 0 0 4 0 1 X 5
第2試合 Aゾーン
中央工機 0 0 0 0 0
東陽B 0 0 0 1 6X 7
【第7日】6月6日
江南緑地公園(草井)野球場
第1試合 Bゾーン
オリオン機械 3 2 0 4 0 9
落 合 0 0 0 0 0 0
第2試合 Aゾーン
三栄商事 0 0 0 0
井 高 7 5 X 12
