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2007年(平成19年)7月
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19年7月1日2279号 インターンシップ制度学ぶ 機工メイトの現況を把握 愛機工6月定例理事会を開催 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=野田道典氏・ノダキ社長)は、6月5日午後4時より名古屋市中区の東京第一ホテル錦にて6月の定例理事会を開催。理事33名が出席して行われた。 理事会は志知理事(志知社長)の司会で進められ、冒頭、野田理事長は、「事実上、いろいろな事業が既にスタートしているわけですが、今日が第1回目の理事会になります。また、今年度もよろしくお願いいたします。組合事業もずいぶんとたくさんありまして、本日も、盛り沢山の内容となっております。まずは、学生さんに職場体験をしてもらうインターンシップ制度について、中央会さんにお話していただきます。それから、MECT07が佳境に入っております。今回は、非常に多くの申し込みがあり、実行委員の方を中心にご苦労をおかけしておりますが、何とか成功させることができますようご協力お願いいたします。それと、改めてブロードリーフさんに来ていただき、ブロードリーフ社および機工メイトの現況等についてお話ししていただきます。皆さんからできるだけご意見を出していただいて、内容のある理事会にしたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします」と挨拶し、議事に移った。 @インターンシップ制度の説明 経済産業省が昨年から始めた事業で、全国的に展開している「若者と中小企業を結ぶネットワーク構築事業」をもとに、愛知県中央会の安田振興部長とNPO法人愛知ネットの大野事務局長から、最近の学生の就職活動状況やインターンシップ制度について説明がなされた。 A会員の増強活動 「現在のところ、候補、あるいは、折衝中といった話はありません。同業の機工商社さんであれば、どのような方でもまずは構いませんので、ひと声かけていただいて、説明等は事務局で行います。どんどん事務局を利用してください」と、山崎事務局長から報告がなされた。(3月31日現在、組合員284社・賛助会員103社) B総会報告 伊藤総務部長より報告が行われた。 07年度通常総会を、5月11日午後4時30十分よりメルパルク名古屋において開催し、事業報告、決算報告等、第1号議案から第3号議案まで滞りなく承認可決した。当日は、出席93社、委任状139社の計232社。総会終了後は、賛助会員を交えて懇親会を開催。懇親会には総勢141名が出席した。次回総会は、08年5月28日メルパルク名古屋を予定。 CMECT07展状況報告 時津副理事長が報告。 6月4日、見本市委員会・ニュースダイジェスト社・愛機工組合の事務レベル会議を行い、懸念されていた申込み受付保留企業の取扱い(受付の可否)を決定した。 現状は、会場キャパの1,913小間に対し正式受付け1,692小間、保留344小間(受付可221小間・断り123小間)となっている。会議では、保留している344小間の中で、正式受付221小間をどのように決めるか検討し、公正な基準となる時系列順(正式な申込書の受付順)の受付けを決定した。当初、組合関係の受付保留企業については、すべて受け入れる見込みであったが、減小間要請が思うように進まずキャンセル待ちが発生した。受付に漏れた企業においては、今後も減小間の要請を継続し順次対応(6月12日事務レベル会議)する。 組合関係▽受付=116社502小間(不二越含36小間)、保留(キャンセル待ち)=7社16小間。 D第67回組合親善野球大会経過報告 六浦厚生部長が報告。 親善野球大会の第3日目を5月12日に4試合、第4日目を5月19日に4試合、それぞれ予定通り開催した。第4日目終了時点で、全35試合中26試合を実施した。今後の日程は、6月16日に4試合、6月23日に四試合を予定。ともに一宮総合運動場にて行う。順調に進めば、7月下旬か8月中に優勝戦の予定。 E部会報告 総務部▽定款・規約改正については、四月に改正された組合法に対応したマニュアルを中央会がまとめており、完成を待って申請する。8月〜9月の予定。 情報部▽組合ホームページの更新、組合報の発行。理事会終了後、部会を開きホームページ及び組合報について検討する。 経対部▽技術研修(ツール・エンジニア・スクール/対象=実務5年未満の営業社員)を10月と11月の2班に分けて実施する。班の定員は15〜20名、各3日間(実習2日・座学一日)、講師=MTR、岐阜ポリテクセンター。営業管理者研修は10月26日、27日の2日間開催する。定員30名、日帰り受講、講師=船井総研(片山和也氏)。中部ブロック会議(愛知担当)は〇八年二月開催予定。海外調査については、当面、候補地(ベトナム・インド他)の事前調査を行う。 事業部▽MECT07展の準備作業を進めている。MECT展の他にも、共済保険の加入推進やCUBICの普及など事業収入の増加を図る。 青年部▽青年部総会を6月1日、東京第一ホテル錦において開催した。出席総勢61名。今年度の主要事業は次のとおり。(1)セミナー(熱田支部合同)=6月7日、「企業経営における人間づくりとビジネスデザイン」名古屋都市センター(2)キャンプの集い=8月4日〜5日、黒谷キャンプ場(3)他産業視察(40周年事業/海外視察)=10月12日〜14日、韓国切削工具メーカー等見学(4)東西(全国)青年部交流会(愛知主催)=10月20日(5)社員・家族レクリエーション(6)その他、合同委員会、役員会、野球大会、ゴルフ大会等。 厚生部▽野球大会の他、ゴルフ大会を11月に予定(1日または2日)。また、従業員表彰を11月16日に東京第一ホテル錦にて実施。表彰者見込み50名。 F機工メイト現況報告 ブロードリーフの機工メイト中部地区担当者ならびに関係者から、ブロードリーフ社および機工メイトの現況について説明を受けた。 G機工メイト推進委員の選任について 全機工連の役員改選に伴う、中部ブロック・機工メイト推進委員の選任については、森理事(青年部長)が留任。 Hその他 事務局より報告。 支部補助金(1社あたり20,000円)の支給について、3回に分けて行う。 ・第1回=07年6月末日一社あたり10,000円 ・第2回=07年11月末日 1社あたり5,000円 ・第3回=08年2月末日 1社あたり5,000円 次回理事会は8月7日に開催。 輸出契約高1,974億6,000万円前年比58.1%増 プラント5件で541億4,700万円 日本産業機械工業会4月産業機械輸出契約状況 日本産業機械工業会がまとめた平成19年4月の産業機械輸出契約状況によると、主要約70社の4月の輸出契約高は前年同月比58.1%増の1,974億6,000万円となった。 プラントは5件で、アジア、南アメリカの増加により、541億4,700万円となった。 ※前年同月比は、前年同月に案件が無かったため比率を計上できず。 機種別にみると、ボイラ・原動機はアジア、北アメリカの増加により前年同月比145.3%増、鉱山機械はアジアの減少により同36.2%減、化学機械はアジア、北アメリカの減少により同41.0%減、プラスチック加工機械はアジア、北アメリカの減少により同5.2%減、風水力機械はアジア、中東、アフリカの減少により同16.4%減、運搬機械はアジア、北アメリカの減少により同33.3%減、変速機はヨーロッパの増加により同22.7%増、金属加工機械はアジアの減少により同46.3%減、冷凍機械はアジア、ヨーロッパの増加により同36.0%増となった。 地域別構成比は、アジア35.4%、北アメリカ29.7%、南アメリカ21.7%、ヨーロッパ5.9%、中東5.9%となっている。 中部経産局管内 最近の地域総合経済動向 中部経済産業局は6月8日、管内(愛知、岐阜、三重、富山、石川の5県)における最近の経済動向をまとめた。それによると、生産は高水準で推移している。個人消費は持ち直している。住宅投資はおおむね横ばいで推移している。公共投資は低調に推移している。また、設備投資は増加している。さらに、雇用情勢は人手不足が続き、労働需給が引き締まっている。これらのことから、管内の経済活動は「緩やかに改善している」と、平成19年4月の発表から3カ月連続で総括判断を据え置いている。なお、先行きについては、生産は自動車、金属工作機械、電子部品・デバイスなどを中心に、当面、高水準で推移すると見込まれるが、米国経済、原油・原材料価格や為替・金利の動向等については留意する必要があるとまとめている。(比較は断りのあるものを除き、平成19年4月の実績値による) 鉱工業生産・出荷・在庫 鉱工業生産の動向を指数(4月速報)でみると、一般機械工業、電子部品・デバイス工業、情報通信機械工業等が上昇したことから、前月比1.5%増と3カ月連続の上昇となった。また、前年同月比は5.2%増と30カ月連続の上昇となった。 出荷は、輸送機械工業、窯業・土石製品工業、パルプ・紙・紙加工品工業等が低下したことから、前月比0.1%減と2カ月ぶりの低下となった。また、前年同月比は4.5%増と27カ月連続の上昇となった。 在庫は、輸送機械工業、化学工業等が上昇したことから、前月比4.7%増と2カ月ぶりの上昇となった。また、前年同月比は8.4%増と7カ月連続の上昇となった。 なお、大口電力需要は、中部電力管内では44カ月連続で前年を上回り、北陸電力管内では41カ月連続で前年を上回った。 主要業種の動向 ◆輸送機械 輸送機械の生産は、高水準で推移している。 乗用車は、国内向けが引き続き減少しているものの、海外向けが順調であることから、高水準で推移している。 自動車部品は、国内完成車向けが順調であり、国内メーカーの海外現地工場や海外メーカー向けの輸出も順調であることから、高水準で推移している。 航空機体部品は、航空業界の機体調達が好調であることから、増加傾向となっている。 ◆一般機械 一般機械の生産は、高水準で推移している。 金属工作機械は、国内需要が一般機械向けを中心に、海外需要が欧米向けを中心に、ともに堅調なことから、高水準で推移している。 繊維機械については、織機は主力の中国向けが堅調であり、紡績・準備機械は中国向けが堅調、インド向けが順調なことから、緩やかな増加傾向となっている。 その他の一般機械では、半導体製造装置が国内外ともに順調で、土木建設機械が海外向けに順調であることなどから、高水準で推移している。 ◆電子部品・デバイス 電子部品・デバイスの生産は、高水準で推移している。 半導体素子・集積回路は、記憶素子(メモリ等)が携帯電話向けなどで堅調なことから、高水準で推移している。 液晶素子は、情報通信機器向けが堅調なことから、高水準で推移している。 ◆電気機械 電気機械の生産は、高水準で推移している。 開閉制御装置・機器は、半導体関連向け、自動車関連向けがともに順調なことから、高水準で推移している。 内燃機関電装品は、自動車向けが順調なことから、高水準で推移している。 電動機は、順調な自動車向けを中心に、高水準で推移している。 ◆情報通信機械 情報通信機械の生産は、緩やかな増加傾向となっている。 民生用電子機械は、デジタルカメラが順調であり、テレビ、ビデオカメラが堅調であることなどから、緩やかな増加傾向となっている。 電子計算機は、振れを伴いつつも緩やかな増加傾向となっている。 ◆金属製品 金属製品の生産は、緩やかに減少している。 アルミニウム建材は、木造住宅用が振るわないことに加え、ビル用の動きも一段落したことから、緩やかに減少している。 ばねは、自動車向けが順調なことから、高水準で推移している。 ガス機器は、単体普及品を中心に弱い動きが続いていることから、低水準で推移している。 ◆鉄鋼 鉄鋼の生産は、高水準で推移している。 鋼板は、造船・産業機械向けが好調であり、自動車向けも順調なことから、高水準で推移している。 棒鋼は、民間建築向けが堅調なことから、緩やかな増加傾向となっている。 特殊鋼鋼材は、順調な自動車関連向けを中心に、高水準で推移している。 ◆化学 化学の生産は、高水準で推移している。 自動車関連向けが順調なことなどから、高水準で推移している。 ◆ファインセラミックス ファインセラミックスの生産は、高水準で推移している。 触媒担体・ガスセンサ素子は、自動車向けが世界的な環境意識の高まりから順調であり、高水準で推移している。 消費・投資などの需要動向 ◆個人消費 個人消費は、持ち直している。 大型小売店販売(既存店ベース)は、百貨店、スーパーともに2カ月連続で前年を下回ったことから、全体でも2カ月連続で前年を下回った。 コンビニエンスストア販売額は、7カ月連続で前年を上回った。 乗用車販売は、普通車が2カ月連続で、小型車が15カ月連続で、軽自動車も16カ月ぶりに前年を下回ったことから、全体では4カ月連続で前年を下回った。 家電販売は、パソコンが低調であるものの、薄型テレビや携帯電話が順調であることから、4カ月連続で前年を上回った。 ◆設備投資 設備投資は、増加している。 製造業において、半導体素子・液晶素子関連で引き続き能力増強投資が進捗していることや、自動車関連で積極的な姿勢が継続していることに加え、非製造業でも投資を増加する動きがみられる。 なお、管内主要八社の金属工作機械受注(国内向け)をみると、一般機械工業向けおよび自動車工業向けがともに3カ月連続で前年を上回り、全体でも3カ月連続で前年を上回った。 ◆輸出通関額 輸出通関額(円ベース)は、27カ月連続で前年を上回った。 名古屋税関管内の輸出通関額(円ベース)を品目別でみると、「自動車」、「自動車の部分品」などが前年を上回った。主要地域(国)別でみると、米国向けは27カ月ぶりに前年を下回ったものの、アジア向けは61カ月連続で、EU向けは22カ月連続でそれぞれ前年を上回った。 ◆雇用情勢 雇用は、人手不足が続き、労働需給が引き締まっている。 新規求人数は、サービス業、医療・福祉、卸売・小売業など幅広い業種で増加している。有効求人倍率は、引き続き高い水準にある。完全失業率は、着実に改善している。 ◆企業倒産 企業倒産(件数)は、3カ月連続で前年を下回った。 企業倒産は、落ち着いているが、今後の動向については引き続き注視する必要がある。 鬼頭信二郎氏が相談役退任 社長は鬼頭芳雄氏再任 キトー 役員人事発表 キトー(社長=鬼頭芳雄氏、住所=山梨県中巨摩郡昭和町築地新居2000)は、平成19年6月8日開催の取締役会において、取締役および監査役の異動を決議した。なお、この異動については、平成19年6月26日開催予定の第63回定時株主総会およびその後の取締役会に付議し、正式に決定する予定。 平成19年6月26日付で、鬼頭信二郎氏は取締役相談役を退任する。 また、監査役3名の任期満了により、社外監査役の陳政弘氏が退任し、新社外監査役に濱田清仁氏を選任する。なお、他2名については、再任とする。 【人事発表】 『取締役および監査役』 ・代表取締役社長=鬼頭芳雄氏 ・専務取締役企画本部長=野村博氏 ・常務取締役製造本部長=田中博樹氏 ・取締役総務本部長=西牧喜和氏 ・取締役(社外)=安達保氏 ・取締役(社外)=山田和広氏 ・取締役(社外)=淡輪敬三氏 ・常勤監査役=小林富雄氏 ・監査役(社外)=安永雅俊氏 ・監査役(社外)=濱田清仁氏(新任) 『執行役員』 ・社長=鬼頭芳雄氏 ・専務執行役員企画本部長=野村博氏 ・常務執行役員製造本部長=田中博樹氏 ・執行役員総務本部長=西牧喜和氏 ・執行役員総務副本部長=箭内吉夫氏 ・執行役員技術開発本部長=橋本勉氏 ・執行役員技術開発副本部長=譲原経男氏 ・執行役員営業本部長=熱方猛氏 ・執行役員海外本部長=平沼優氏 記念講演に辛坊治郎氏招く タンガ製品の拡販で業績UPを 中部タンガロイ特約店会19年度定時総会開催 中部タンガロイ特約店会(会長=大久保武氏・大久保商事会長)は5月23日午後2時より、名古屋市中村区名駅の名古屋マリオットアソシアホテルにて「平成19年度(第15回)定時総会」を開催した。役員改選では大久保会長が再選されたほか、総会後は成績優良店表彰や辛坊治郎氏の記念講演会も行われた。 開会の挨拶で大久保会長は、「1年ぶりの総会になりますが、昨年は、中国で総会を兼ねての研修旅行ということで、大変有意義な年であったと思います。今年はここ名古屋の地で総会を迎えるわけですが、この地域の景気動向はやや踊り場に入ったような感じがします。しかし、私共はタンガロイ製品を拡販することによって、自社の業績アップを図っていきたいと考えております。タンガロイさんにおかれましては、昨年の7月にオーエスジーさんと提携されました。このことが国内に与える影響については、後ほど徳永社長さんからお話があると思いますが、われわれとしては良い方向にもっていきたいと思っております。また、今年予想されます、タンガロイさんの株式公開についても期待したいところであります。株式公開となった際には、ぜひ特約店会の皆様に株式を持っていただいて、安定株主としての役割を果たしていただけたらと思います。当会も今年1年、また新しい気持ちで取り組んでまいりたいと思いますので、皆様方の絶大なるご支援、ご協力をお願い申し上げます」と語った。 議事に入る前に出席者数の報告が行われ、正会員数79社のうち48社が出席。大久保会長による議事進行で各議案の審議が行われ、第1号議案・平成18年度事業報告、第2号議案・平成18年度収支決算報告並びに会計監査結果報告、第3号議案・役員改選、第四号議案・平成19年度事業計画(案)、第5号議案・平成19年度収支予算(案)を全会一致で承認した。 役員改選で会長に再選された大久保氏は、「役員一同皆様方のお役に立つよう特約店会の運営に努めてまいりますので、また2年間ご協力をお願いいたします」と挨拶。 賛助会員を代表して挨拶を行った高田井高社長は業界の状況とトヨタ自動車の動向について触れ、「前年度の工作機械業界は、過去最高の1兆4,746億円で前年比6.5%増。また、前年度の超硬工具業界も同じく過去最高となり、3,300億円の前年比11.3%増。さらに関連する各業界団体もほぼ過去最高の数字ということで、非常に活況を呈した1年だったと思います。ただし、中部地区におきましては、トヨタ自動車さんが設備投資を多少抑えられた影響で、決して悪い数字ではなかったのですが、他地域ほどの活況の雰囲気はなかったのかなと思っております。さて、今期トヨタさんがどのように設備投資していくのかについてですが、この上期についてはほとんど設備の搬入はなかったと伺っております。今後、秋頃から下期に関しては、ほぼ昨年並みの数字になりそうで、下期集中の設備投資になりそうです。また来期については、昨年や今年よりも大きい数字で設備投資が計画されていると伺っておりますし、それ以上に2009年はやりきれないほどの設備計画があり、非常に忙しいと伺っておりますので大いに期待していただきたいと思います。ただし、機械工具関係については懸念材料がございまして、一つは、品質管理の問題からトヨタグループの三次、四次請け企業の部品加工業務が少しずつ減らされている、と聞いていることです。二つ目に、トヨタさんとしては、金型の精度を相当上げて加工作業を減らすことを考えているようなので、工具の使用量の減少が懸念されます。三つ目として、トヨタさんは新しい材料の研究に取り組んでおられますが、その関連では海外メーカーを採用されていますし、また、コストダウンの要求に応えられる、新しい海外メーカーも活用されています。ですから、活況を呈する割には、心配材料も含まれているのではないかと思っております」と述べ、杉木副会長(伸榮商會社長)の閉会の辞で第一部総会を終了。 第2部のタンガロイ行事では、平成18年度成績優良店表彰が行われ、優秀賞10社、拡販賞10社、躍進賞5社、最優秀賞1社の26社が表彰された。 受賞者を代表して、最優秀賞の杉木伸榮商會社長が謝辞を述べる中で、「現在でもタンガロイは主力ですが、更に拡販に努めてまいりたい」と抱負を語った。 続いて、メーカー方針として、徳永タンガロイ社長が東芝より独立して3年間で取り組んだこと、今年度の国内での取り組みについて説明した。その中で「01年から06年の実績は、02年に少し売上が落ちましたが、その後は増収増益が四年間続いております。2010年まで8年連続の増収増益を目指したい」と意気込みを語り、その施策を示した。また最後に、経営をラグビーの試合に例えて「@リーダーの目標と戦略A勝ちに飢えるB個々の選手の能力Cチームとしての必殺の技、この4つのポイントはビジネスにとっても重要なこと。本年度は厳しくなることも予想されますが、昨年を上回るように頑張っていきたい」と締めくくった。 営業活動の紹介として、「ライジングキャンペーン」と今年度より新たに設けられる営業マン向けの「TACスクール」の紹介が行われた。 第3部の記念講演会は、読売テレビ解説員の辛坊治郎氏を講師に「報道現場から〜情報の正しい判断〜」の演題で行われた(講演要旨は後日掲載予定)。講演では、情報が氾濫する現代において正しい判断を続ける難しさが語られたほか、経済諮問会議、事務所費問題、官房・大蔵省の機密費や細川政権の崩壊など政界の裏話も織り交ぜ分かりやすく話された。 質疑応答では、年金についての話が出、「5,000万件の年金番号が宙に浮いている。これは高齢者の問題ではなく40代、50代の人も数多く含まれている。この世代の人で、かつて転職した人、あるいは女性で結婚して姓が変わり会社を辞めた人は気を付けてください。現在、社会保険庁にある年金の番号は1億5,000万件、そのうち把握しているのは1億件で、三分の一が分かっていないことになる。97年に年金番号が国民全員に付与された段階で、前から継続して勤めている方は大丈夫だが、転職した方で特に50代の方、ここが一番危ない。手書きからコンピュータに切り替わったときの世代が一番危ない」と注意を喚起。また、国民年金と生活保護の逆転現象についても語った。 講演会終了後は懇親会が開かれ、当日出席したタンガロイの役員の紹介に続いて、野崎特約店会幹事(常磐精機社長)による乾杯の音頭で開宴。特約店、代理店、メーカーが歓談し更なる結束を固め、水谷特約店会幹事(東亜機工社長)の中締めで午後7時半にお開きとした。 廃棄物問題、HPリニューアル等を検討 役に立つ組合を目指す ナゴヤ西部機械協同組合平成19年度総会を開催 ナゴヤ西部機械協同組合(理事長=近藤和夫氏・近藤金属工業社長)は5月29日午後5時30分より、組合事務所会議室(名古屋市中村区名駅3丁目)において「平成19年度通常総会」を開催した。 総会は、はじめに司会者より組合員総数29人中出席者総数22人(委任状含む)で総会は成立すると宣言があり、伊藤副理事長(伊藤精工社長)の開会の辞で開会。 挨拶に臨んだ近藤理事長は、出席の来賓・組合員に対し総会出席と日頃の組合への協力・支援に謝意を表し、「前理事長から引き継ぎまして、あっと言う間に1年が過ぎました。昨年度1年間は定例の事業を行ってまいりましたが、では今後どのようなことをしていくか。現在の社会情勢を考えますと、戦後最長の好景気と言われておりますが、大企業だけが潤って、中小企業にはまだまだ厳しい状況ではないかと思う。問題点は多数ありますが、その中でも地球温暖化ということが言われ、廃棄物の問題が我々にとっても身近な問題となっております。当組合も何を行うべきかということを今年1年かけてしっかりと考えていきたい。会員数も減少しており苦しい状態ですが、収入源の確保、グループ保険の加入促進などを実施していきたい。また、ホームページのリニューアルも検討し、少しでも組合員の皆さんの発展に貢献できる活動ができるようにしたいと考えております」と述べた。 会則に則り、議長を近藤理事長が務めて議案審議を行い、第1号議案・平成18年度事業報告書及び決算関係書類承認の件、第2号議案・平成19年度事業計画(案)及び収支予算(案)承認の件、第3号議案・会費賦課徴収方法承認の件、第4号議案・組合の借入最高限度額承認の件を全て原案通り承認可決した。 続いて来賓の紹介があり、来賓を代表して愛知県中小企業団体中央会の高村氏より祝辞が述べられ、以上で総会を無事に終えた。 総会終了後は会場を移して懇親会が行われ、互いに情報交換を行い、和やかなうちに午後九時前お開きとした。 田中正次氏(日本リガメント社長)を講師に 企業経営における人間づくりテーマ 愛機工熱田支部・青年部合同セミナー開催 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=野田道典氏・ノダキ社長)の熱田支部(支部長=小浦喜一氏・こうら社長)と青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)は、6月7日午後6時より名古屋市中区の名古屋都市センターにて熱田支部・青年部合同セミナーを開催した。 当日は、日本リガメント社長の田中正次氏を講師に招き、「企業経営における人間づくりとビジネスデザイン」というテーマで講演が行われた。 冒頭、田中氏は、「会社経営で成功するには、『最高の人間集団』をつくることです」と強調した。 田中氏が語る、『最高の人間集団』は、挨拶や周りの人たちへの気配りがしっかりでき、交わす言葉の意味の裏表を理解できる社員(三次元の社員)により形成される。 そして、立派な会社(集団)をつくるために、田中氏は次の6点を実践している。 @新卒・中途採用を問わず、社員の採用面接はすべて自分で行う。 A退社の際は、社員を引き止めない。 B異業種大学・大学院・コンサル養成講座・経営者塾など教育の機会を社員に与える。 C社員の意見や考えを取り入れる。〈「元気の素」プロジェクトの実践〉 D社員に金銭的負担をさせない。(花見などの社内イベント等でかかる費用はすべて会社が負担する) E社員との対話に手を抜かない。 この中の「元気の素」プロジェクトとは、日本リガメント社の一般社員で構成され、日頃の業務から生まれるアイデアやお客さんとの心温まる出来事、涙が出るほどのいい話、仕事の改善、会社への要望などに、経営のトップ機関として直接耳を傾け社内の活性化を図るプロジェクト。鳥取市主催の砂丘一斉清掃への参加、いつもお世話になっているお客さんや社員へ芋焼酎を贈るなど、このプロジェクトから生まれた数々の物語が社員の誇りと絆になっている。 「この元気の素づくりというのは、どんな商売をするにしても、人が喜んでくれるような元気の素を探して、それを見つけ、修正したり、提案したり、手伝ったりしながら仕事をすることで商売がうまくいくという概念です」と田中氏。 また、海の中で人間らしさを学ぶ「ダイビング研修」を確立。同研修は、「ダイビングを活用した人材育成制度」として、沖縄県ベンチャービジネスサポート事業に採択されている。 田中氏は、自らの体験から、ダイビングは自然相手の過酷なスポーツであり、信頼と前向きな気配りが要求され、人間教育の要素を多く含むことを知った。そして、呼吸のできない水中(非日常的環境)において自己の潜在能力に気づき、実社会で失われつつある人間力の向上を目的とした教育プログラムとしてこの研修を開発した。 約一時間半にわたって、企業経営における独自の考えや、いくつものユニークなエピソードを語った田中氏。参加者は数々の大変有意義な話に、最後まで熱心に聞き入っていた。 講演後には、田中氏に質問する時間が設けられ、参加者から次々と質問が出されていた。 副理事長に関谷氏と林氏 役割分担、行事予定を審議 岐阜県機械金属商協組平成19年度第2回理事会 岐阜県機械金属商業協同組合(理事長=服部与一氏・服部商会社長)は6月7日午後7時より、岐阜市城東通りの松葉ヨーロッパ館において「第2回理事会」を開催、服部理事長はじめ八名の理事全員が出席した。 はじめに、服部理事長が「第2回の理事会にご出席賜り誠に有り難うございます。本日は議題が沢山ありますので、スムーズな審議にご協力願います」と挨拶。 服部理事長を議長に議事に移り、第1号議案・副理事長選任の件では、関谷治頼氏(岐阜機械商事社長)と林修史氏(ダイヤトイシ社長)が選任された。関谷氏は再任、林氏は新任。 第2号議案・今後の役割分担については、会計に関谷治頼氏(副理事長兼任)、副会計に白木伸道氏(白木商会社長)、流通部長に石田勝俊氏(石田商会社長)、同副部長に高橋直正氏(澤商社長)、総務部長に嶋崎晴久氏(シマザキ商会社長)、同副部長に市橋定之氏(市橋商店社長)、福利厚生部長に林修史氏(副理事長兼任)を全会一致で決定した。また、前理事長の福生雅利氏(ギフベア社長)は相談役に就任する。 第3号議案・今後の行事予定は、▽ビアパーティーを7月20日午後7時よりグランヴェール岐山で開催▽中央会補助事業の講演会を年4回(8月24日・9月26日・10月12日・11月21日予定)行う▽製販懇談会を9月21日開催と決めた。また、その他については次回以降の理事会で決めることとした。 第4号議案・その他の件では、組合のホームページについて、更新がされていないため服部理事長が中央会に確認することとした。また組合取引銀行及び普通・定期預金の管理は関谷会計が行うことを確認した。 次回理事会は、7月18日午後7時より松葉ヨーロッパ館で開催の予定。 金型メーカーのベストパートナー 秋篠金型研究所を設立 森精機製作所実践型ショールームとしても活用 森精機製作所(社長=森雅彦氏)は同社奈良事業所内に、中小樹脂成形金型及び部品の設計・製造及び販売を行う「秋篠金型研究所」(奈良県大和郡山市北郡山町)を開設。この披露式を5月25日午後3時より同研究所にて行った。 森精機グループを代表して挨拶に立った森精機製作所の森社長は、秋篠金型研究所設立の経緯について語り、「5年、10年をかけて成熟され良いものにしていきたい」と抱負を述べた。 続いて、来賓を代表して上田大和郡山市長が「ものづくりには私も関心をもっております。大和郡山市は8,000億円ほどの工業製品の出荷額があり、奈良県の総出荷額の三分の一を占めている。市としても企業支援室を立ち上げて色々な支援に努め、要望に応えられるようにしている。ものづくりのメッカとして発展していくように努力しておりますので、共に発展していきたいと存じます」と挨拶。 また、上田金型工業会会長より「秋篠金型研究所のお話に私共金型業界は少なからず衝撃を受けました。しかし良く考えてみると、工作機メーカーとして金型を一度作り、そのノウハウを我々にもフィードバックしていただければと感じております。金型はものづくりの原点であり、最終的には人が大事であります。大学にも金型学科ができ、今後も増えていく予定です。技術が分からない技能者、現場を知らない技術者では金型の人材層は厚くならない。今回、企業の中に金型研究所を作っていただきました。いよいよ、ものづくり日本の優勢を保つための努力を国家レベル、民間レベルあげて行う時期が来たと考えます。本日は秋篠金型研究所の竣工をお祝い申し上げ、これからも金型工業会と一緒に強い絆で結ばれ、益々業界が発展することを祈念いたします」と祝辞が述べられた。 来賓、森社長らによるテープカットで開所。セミナールームで合田秋篠金型研究所ゼネラルマネージャーより同研究所の概要を聞き、数班に分かれて研究所内を見学した。 秋篠金型研究所は、高度化する金型加工の課題に対して、客先である金型メーカーを強力に支援することを目的に設立。中小型樹脂成形金型を中心として、実際に客先から請け負いながら、金型に関する課題解決、研究開発を行っていく。また、森精機製作所の豊富なリソースを活かし、最新の設備機器を豊富に揃えた実践型ショールームで、オープンに情報発信していき、工作機械メーカーの視点から金型メーカーのベストパートナーとして後方支援をしていく。 見学後は会場を移して披露パーティーが開かれ、祝宴では各代表より祝いの言葉が多数述べられた。 新会長に金原進一氏 時津氏は相談役へ 名機工同友会19年度定時総会開催 名機工同友会(会長=時津忠氏・新栄商會会長)は5月28日午後6時より、名古屋市中区錦の東京第一ホテル錦において「平成19年度定時総会」を開催した。 総会は吉野厚生部長(吉野機械工具社長)の司会で進められ、冒頭、新入会員の紹介として水野共栄商会社長と徳永徳光専務が自己紹介した。 時津会長が「名機工同友会は、昭和38年2月26日に発会式を行い、その時の方々が代を譲り、段々と2世の方が多くなってまいりました。本日のお2人を入れて27名となりました。27名の方々の中で、愛知県機械工具商業協同組合の理事さんが9名いらっしゃいます。それくらい自他共に認めるような実績、実力があり、品格のある会でございます。各会社の悩み事である経営はどうすれば良いか、社長はどうあるべきかということを論ずる場としてまいりました。これからも、先輩方からの血筋を営々として受け継いでいかなければならないと思っております。本日は平成19年度の総会ですので、皆様方の忌憚の無いご意見をいただきたいと存じます」と挨拶。 司会者より、27社中22社の出席で総会が成立すると宣言された。 続いて、小島氏(小島商店社長)を議長に選出して各議案を審議。第1号議案・平成18年度事業報告並びに収支決算報告承認に関する件、第2号議案・平成19年度事業計画案並びに収支予算案承認に関する件を原案通り承認可決した。 第3号議案の役員改選では、時津会長より若返りを図るため辞意が表明されたこともあり、新会長に金原会計(カネキ商会社長)が就任した。 新任の挨拶で金原新会長は、「私も名機工同友会を先代から引き継ぎまして20年になります。この20年間のうち10年間を会計として務めさせていただきました。先日、時津会長(現相談役)より、会の若返りのため会長を、とのお話をいただきました。会員の皆さんが若返ってきておりますので、会長は飾り物です。皆様の力で、これからの名機工同友会を東海地区同友会にしたい位に感じております。皆様のご協力を得て、この会を益々発展させていきたいと存じますので宜しくお願い申し上げます」と語った。 総会を無事終了して、西島氏(イチショー社長)の発声で乾杯、懇親会に移った。歓談しながら和やかなひと時を過ごし、小浦氏(こうら社長)の中締めでお開きとした。 【新役員】(敬称略) ▽相談役=時津忠(新栄商會会長) ▽会 長=金原進一(カネキ商会社長) ▽副会長=田中知之(ミユキ商會社長) ▽総務幹事=小浦喜一(こうら社長) ▽会計幹事=志知亨(志知社長) ▽監 査=椿井基男(椿井精工社長) ▽経営対策部長=吉野栄一(吉野機械工具社長) ▽事業部長=三木喜久郎(三起工機社長) ▽厚生部長=鈴木俊雄(マルマン商事社長) 第43回定時総会を開催 県の中小企業政策聞く 愛知県経営研究会優良従業員知事会長表彰も 愛知県経営研究会(会長=西田篤生氏・共立機巧会長)は5月30日午後3時より、名古屋市千種区のホテルルブラ王山において「第43回定時総会」を開催した。 はじめに西田会長は挨拶で、多忙な中での総会出席と日頃の会運営に対する支援並びに協力についての礼を述べた後、総会の審議への協力を求めた。 会の規約により西田会長が議長を務めて議案の審議を行い、第1号議案・平成18年度事業報告並びに収支決算について、第2号議案・平成19年度事業計画並びに収支予算については原案通り承認可決された。 第3号議案・顧問の推戴の件では、岩渕準あいち産業振興機構常務理事を顧問に推挙し承認された。 引き続いて優良従業員表彰が行われ、愛知県知事表彰1名と会長表彰6名が表彰された。受賞者を代表しての謝辞では「栄誉に浴しましたことを感謝し、今後も尚一層精進に励みます」と決意が表された。 来賓の紹介に続いて、来賓祝辞が岩渕あいち産業振興機構常務理事より述べられ、総会を終了した。 総会後は記念講演が行われ、丹羽愛知県産業労働部産業労働政策課主任主査が「平成19年度愛知県の中小企業施策について」と題して約1時間にわたり講演した。 このあと懇親会が開かれ、互いに胸襟を開いて和やかに親睦を深め、午後6時過ぎにお開きとした。 平成19年度優良従業員表彰の受賞者は次の通り。(敬称略) 《知事表彰》 久野美保子(三光製作所) 《会長表彰》 森田功(三光製作所)、春日井徹・白木尚央・里中亮・加藤智子・布施聡啓(共立機巧) 年度行事担当理事を選任 7月3日に遠征総会 岐阜県管工機材商組合6月定例理事会開催 岐阜県管工機材商組合(理事長=山田康博氏・山彦社長)では、6月14日午後5時より、岐阜市長良川河畔の“岐阜グランドホテル”を会場に「6月定例理事会」を開催し、第30回記念総会を7月3日に開催すること確認する一方、新年度の行事担当理事の選任と、各種議案を審議した。 当日審議された議案は次のとおり。 ▽第1号議案=第30回通常総会開催の件 第30回を記念して今回は大阪・京都方面での遠征総会とした。 開催日は、7月3日〜4日の1泊2日の旅程で、総会当日は、吉本新喜劇のなんばグランド花月で寄席や芝居を観たあと、ホテル日航大阪で宿泊、翌日はサントリー京都ビール工場、平安神宮参拝を企画している。 【総会役割分担】 ▽司会開会の辞=五島理事 ▽議長=山田理事長 ▽閉会の辞=五島理事 【懇親会役割分担】 ▽司会進行=五島理事 ▽開会挨拶=森嶋副理事長 ▽中締め=塚原理事 ▽第2号議案=19年度行事担当理事選任の件 ・全員例会=10月広瀬理事、2月山田理事長 ・新年賀詞交歓会=山田理事長、森嶋副理事長 ・研修会=五島理事、広瀬理事、西垣理事 ・ゴルフ会=五島理事、福井理事、広瀬理事 ▽第4号議案=その他の件 @正会員退会の件=小川正浩商店(多治見市)の事業継続不可能により除名とした。 A賛助会員加入承認の件 加入届が出されていた、フネンアクロス名古屋営業所(名古屋市西区砂原町347)と岡本(岐阜市畷町5番地)の加入を承認した。 B次回理事会開催日を9月6日(木)に開催することを決めた。 塩ビ管業界の動向探る 合成管部会を開催 静岡県管工機材商組合6月度理事会開催 静岡県管工機材商組合(理事長=伊藤捷三氏・沼津管材社長)では、6月8日午後3時より静岡市内の“マイホテル竜宮”において「6月度理事会」を開催し、通常総会の収支報告を承認する一方、合成管部会を開催して、同業界の動向等について研修した。 当日審議された議案は次の通り。 @第1号議案=第37回通常総会収支報告の件 5月17日に静岡駅西の静岡グランドホテル中島屋を会場に開催され、各種報告事項を承認する一方、来賓、賛助会員を交えた懇親会では、恒例の優良従業員表彰式を行い、9社17名が表彰された。収支についても予算枠内で収まった。 A第2号議案=管機連通常総会開催の件 6月19日にグランドアーク半蔵門で開催する、通常総会の出席者を募った結果、伊藤理事長等数人が出席することになった。 以上で審議事項を終え、引き続いて、合成管部会に移り、大手塩ビ管メーカーの担当者より、塩ビ管業界の動向等について解説してもらった。 塩ビ管を中心とした合成樹脂事業は平成8年をピークに年々需要が減少しており、18年度の生産動向では95.7%と前年割れをおこす一方で、原油コスト上昇や中国の需要拡大等による原材料需給の不安定さが続き、ますます厳しい環境下になっており、ここへきての基礎原料ナフサ高騰により塩ビ樹脂が値上がっているなか、合理化などによる徹底したコストダウンや諸経費の削減に努めているが、企業努力のみではこれを吸収することは困難な状況となり、既に某大手メーカーでは6月21日出荷分より、パイプで10%以上、継手・部品で7%以上の価格改定を打ち出しており、他のメーカーもそれに追随する動きが予想されている。 部会のあとは市況等についての情報交換を行ったが、今のところは安定傾向にあり、この傾向を今後もさらに推し進めて、適正利潤の確保に向けて互いに協力していこうとの意見の一致をみた。 また、青森県深浦町に漂着した脱北者四人が、青森空港から県警ヘリで、茨城県牛久市にある法務省の入管関連施設に移された件では、理事の間からは、そこまでする必要があるのか? と疑問視する声も漏れていたが、条約難民(法的な保護と物理的な援助を受ける権利を申請すること。今回のケースは第三国定住を希望)に準じた処遇での日本政府の決断は致し方ないのではないか、と言った諦めムードが支配的だった。 山田会長はじめ全役員再選 第21回総会を開催 中部桃友会新製品紹介も実施 中部桃友会(会長=山田康博氏・山彦社長、ベンと特約店の集い)では、6月4日午後4時より、名古屋駅上の“名古屋マリオットアソシアホテル”において「第21回総会」を開催し、平成18年度事業報告並びに決算報告、平成19年度事業計画並びに予算案を審議し、いずれも承認可決する一方、任期満了による役員改選では、全役員を再選した。 総会は、ベン名古屋営業所の青柳所長が司会進行、開会の辞を述べて開会。 次いで出席者の紹介のあと、会長挨拶に臨んだ山田会長は、遠路のところを出席して頂いた会員にお礼を述べる一方、「景気の動向については、昨年来から二極化しており、特に工場関係をターゲットにしているところはそれなりに良さそうですが、それに対して官公庁、設備中心のところは、あまり芳しくないと思います。なんとか、世間並みにこの業界も、一刻も早く良くなってほしいと思っています」と述べた。 引き続いて、山田会長を議長に選出して各議案審議に移った。 ▽第1号議案=平成18年度事業報告承認の件 ▽第2号議案=平成18年度決算報告並びに監査報告(柳瀬会計幹事)承認の件 ▽第3号議案=役員改選の件 満場異議無く全役員の再選を承認可決した。 再選された山田会長より、「皆様のご協力を得ながら、有意義な会運営を行いたいと思います」と、所信を述べた。 【新役員】 ▽会長=山田康博氏(山彦) ▽幹事=一色泰司氏(一色機材)、田中邦洋氏(五光商会)、峰澤彰宏氏(峰澤鋼機) ▽会計幹事=柳瀬末廣氏(大成工機商会) ▽第4号議案=平成19年度事業計画案承認の件 ▽第5号議案=平成19年度収支予算案承認の件 ▽第6号議案=その他の件 恒例の提案者表彰が行われ、延べ38件の提案事項(採用4件・類似提案34件)が発表され表彰された。 以上で総会を終了し、ベンの深澤社長が、「昨年は、民間投資による活況を呈しましたが、反面、燃料・材料価格の高騰もあり、多くのメーカーにおいて価格改定がおこなわれました。弊社においても、4月、9月の2回にわたり、全面価格改定をお願いした結果、売上を前年度比増とすることができました。これも偏に皆様のご協力の賜物と感謝いたします。本年もニーズを捉えた製品の投入をおこなってまいります」と、所信を述べた。 引き続いて、メーカー資料の説明会に入り、経営資料の概要がベン横澤副本部長より説明され、次いで新製品(▽吸排気弁▽戸別給水用減圧弁▽蒸気用減圧弁▽ストレーナシリーズ▽メーターユニット▽小型揚程式安全逃し弁)の紹介のあと、席を移して懇親会に臨み、終始和やかに懇談に興じた。 ゴルフと観劇を楽しむ 第24回総会を開催 川島会 会員等100余名集う 川島会(会長=中島千治氏・タケフ管材社長、川島商事と商社、メーカーの集い)の「第24回総会」が6月3日午後5時より、名古屋駅上の“名古屋マリオットアソシアホテル”を会場に、会員、賛助会員ら約100名が出席して開催され、総会終了後は、懇親会を行い親睦を深める一方、翌日は、ゴルフ組と観劇組に別れて思う存分にそれぞれ楽しんだ。 総会は、町田事務局(川島商事常務)の司会進行により開会。 冒頭、挨拶に臨んだ中島会長は、出席方のお礼を述べたあと、「今年は川島商事さんが創業90周年を迎えられたことから、地元名古屋で開催したいとのご要望もあり、名古屋で開催いたしました。私は当年72歳になりますが、朝5時に起床してテニスをしております。一昨年には某大会で金星を頂きました。もともとスキーを愛好しておりまして、スキーの持久力を養う意味でテニスをはじめたのが切っ掛けです。物事は続けることに意義があると思います。仕事にスキーにこれからも頑張りたいと思います」と挨拶。 引き続いて、川島商事の川島社長が日頃の拡販についてのお礼を述べたあと、「今年5月で創業満90周年を迎えることができましたことを感謝いたしております。これからも皆様にお役に立つ会社になるため努力いたします。最近、気になるデータがありました。日本の工場数(4人以上雇用)がここ10年で30%減少しているそうです。4年前にISO14001の認証を取得し、環境に優しい商品の販売に心掛けております。地球温暖化、異常気象を乗り越えるためには環境がキーワードだと思います。会員様におかれましては、メーカー同行販売をもっともっと活用して頂きまして、実のあるご商売をお願いいたします」と、川島会を有意義な会にして頂きたいと結んだ。 次いで、新入会員(ビスコーグ=長野、片岡屋=静岡、イッシン=名古屋)3社と賛助会員の紹介のあと、賛助会員を代表して、バンドー化学名古屋支店松尾支店長、三菱樹脂中部支社井上支社長から祝辞を頂戴した。 続いて、@平成18年度事業報告、A同会計報告(増田会計幹事・川島商事常務)、B同監査報告(尾藤会計監査・旭工機社長)をそれぞれ承認した。 総会終了後は記念写真を撮り、同六時より懇親会に臨み、カナフレックスコーポレーションの金尾社長の乾杯音頭で開宴し、テーブルマジックを楽しみながら和やかに親睦を分かち合い、トヨックス宮村副社長の中締めで盛宴の内に懇親会を終了した。 翌日は、観劇組とゴルフ組に別れ、観劇組はホテルを午前9時50分に発ち、御園座で上演の「暴れん坊将軍スペシャル・唄って踊って八百八町!」を観劇し帰路に着いた。 ゴルフ組は、ホテルを午前六時に発ち、愛岐カントリークラブで総勢55名が参加して平素の腕前を競った結果、今西伸一郎氏がネット71で優勝した。 上位入賞者は次の皆さん。(敬称略) ▽優勝=今西伸一郎(イッシン)H12.0N71.0 ▽2位=渡辺靖治(東濃マシンツール)H14.4N71.6 ▽3位=森美智明(フタキ機工)H13.2N71.8 ▽4位=折敷地稔(共栄)H14.4N72.6 ▽5位=羽田勝正(川島商事)H21.6N73.4 ▽ベスグロ=今西伸一郎83 業界初、排水芯200mmまで対応 「ECO6」リトイレシリーズ INAX住宅用主力便器の9割が超節水に INAXは、業界で初めて排水芯200mmまで対応できる新開発の「ワイドアジャスター」を搭載した『ECO6』リトイレシリーズ8機種を、このほど発売した。住宅用のほとんどの便器からの交換が可能で、リフォームに最適。これにより、超節水『ECO6』トイレの品揃えは、住宅用主力便器の9割まで拡大する。 2006年4月に、日本発の6リットル洗浄サイホン便器「アメージュV」をはじめ、住宅用主力便器の8割に、超節水6リットル洗浄『ECO6』を導入。この1年間、水を大切にする環境配慮型商品として、広く普及に努めてきた。そして、リフォーム専用商品でも『ECO6』がほしいという市場の強い要望に応えるため、『サティス リトイレ』など八機種の『ECO6』シリーズを発売する。業界初、排水芯200mmまで対応できる新開発の「ワイドアジャスター」を搭載し、市場のほとんどの便器からの交換が可能。 INAXは、地球にも家計にもやさしく、お掃除ラクラクで快適なトイレ空間を実現するため、超節水6リットル洗浄『ECO6』の普及に、さらに努めていく。 【2007年6月発売『ECO6』リトイレシリーズの特長】 『サティス リトイレ』など八機種をラインアップし、業界初の、排水芯200mm※まで対応可能な「ワイドアジャスター」を採用している。『ECO6』リトイレシリーズの発売で、『ECO6』搭載商品の品揃えは、住宅用主力便器の九割まで拡大する。 ※排水芯200mmとは、壁から配水管の中心までの距離が200mmの意味。 @、業界初、排水芯200mmまで対応可能な新開発の「ワイドアジャスター」 便器の取替えで重要なのが、便器の排水口と床の既存の排水口との接続。従来のリトイレのアジャスターの排水芯対応範囲は295mm〜580mmまで。新開発の「ワイドアジャスター」は、対応範囲を200mm〜580mm※まで大幅に拡大。今後取替え需要が増加していく排水芯200mmの便器にも対応でき、市場のほとんどの便器からの交換が可能。 ※Pitaは230mm〜580mm、給排水統合は210mm〜580mmの対応。排水芯の位置により、便器の前出しが必要となる。 A、住宅用主力便器の九割が『ECO6』搭載商品に 『ECO6』リトイレシリーズの発売で、『ECO6』搭載商品の品揃えは、住宅用主力便器の九割まで拡大。また、『ECO6』リトイレシリーズは、市場のほとんどの便器からの交換が可能なので、リフォームでも超節水トイレがさらに選びやすくなる。 B、独自の節水機構 独自の節水カップ、ディストリビューター(水流分配機構)、および便器形状の最適化で、大6リットル・小5リットルを実現。強力に洗浄し、しっかり排出する。 C、四大汚れにしっかり対応し、掃除の環境負荷を提言する衛生陶器 INAXの衛生陶器は、便器の4大汚れすべてにしっかり対応。「キズ汚れ」に「ハイパーキラミック」、「水垢汚れ」に「プロガード」、「細菌汚れ」に「JIS抗菌」、「汚物汚れ」に「まる洗い洗浄」。だから、お掃除ラクラク。例えばプロガード便器なら、便器の清掃に使用する洗剤量は従来便器の約3分の1※で済む。INAXの便器は、掃除の観点からも環境負荷低減に貢献している。 ※22名の一般生活者が10日間使用して比較したデータの平均値から算出。INAX調べ。 総受注高492億2,500万円前年比14.3%増 4月単月で過去最高額を記録 中部経産局4月度金属工作機械受注状況 中部経済産業局が6月4日発表した管内金属工作機械メーカー主要8社(オークマ、テクノワシノ、ジェイテクト、日平トヤマ、富士機械製造、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の4月度金属工作機械受注状況によると、総受注高は、4月単月としては過去最高額となる、492億2,500万円で、前年同月比14.3%増と4カ月連続で前年を上回った。なお、前月比は6.1%減と3カ月ぶりに前月を下回った。 国内受注は、一般機械工業向けが97億7,600万円、自動車工業向けが70億2,200万円と、ともに3カ月連続して前年を上回り、全体でも200億8,200万円で前年同月比2.5%増と3カ月連続で前年を上回った。一方、前月比は15.2%減と5カ月ぶりに前月を下回った。 海外受注は、北米向けが4カ月ぶりに、ヨーロッパ向けが20カ月連続、アジア向けが4カ月連続で前年を上回ったことから、全体でも291億4,300万円で前年同月比24.2%増と12カ月連続で前年を上回った。また、前月比は1.4%増と2カ月連続して前月を上回った。 国別にみると、1位のアメリカが93億3,300万円(前年同月比6.1%増)、以下、中国44億9,300万円(同137.3%増)、ドイツ27億6,800万円(同8.5%増)、イタリア16億5,500万円(同49.8%増)、フランス14億8,100万円(同96.9%増)の順となった。 販売額は、351億800万円となり、前年同月比は4.6%増と5カ月連続して前年を上回った。また、前月比は38.4%減となった。 受注残高は、2,221億8,500万円となり、前年同月比1.9%減と5カ月連続して前年を下回った。また、前月比は4.0%増となった。 5月の受注額1310億円 5.7%増 37ヵ月連続1000億円超は最長記録 日本工作機械工業会5月工作機械受注実績 日本工作機械工業会がまとめた、2007年5月分の工作機械受注実績調査報告によると、5月の受注額は1,310億円で、前月比では2.6%増と2カ月ぶりのプラス、前年比は5.7%増と5カ月連続のプラスになった。月間の受注額としては史上3番目の金額となり、37カ月連続での1,000億円超えはバブル期を15カ月抜き最長記録を更新中。また、1〜5月の累計は6,473億円と、外需の拡大により前年比9.0%増の2桁近い伸びを示し、昨年を上回る力強い動きである。 内外需別にみると、内需は606億円で前月比は2.2%増と2カ月ぶりにプラスとなり、前年同月比は1.5%減と3カ月連続のマイナスになった。主要産業の前月比では、一般機械8.3%減、自動車4.8%減、電機・精密58.3%増と、一般機械、自動車はマイナスとなったが、電機・精密は大幅なプラスになった。 外需は704億円で前月比は2.9%増と2カ月ぶりのプラス、前年同月比は12.8%増と21カ月連続のプラスになった。地域ごとでは、北米が18カ月ぶりに前年比マイナスとなるも、アジア・欧州の拡大により概して好調に推移している。産業別では、世界各地域で自動車向けが好調なほか、欧米を中心に航空機、エネルギー関連、建機、IT関連、医療など多くの分野で好調に推移している。 内需の内訳をみると、一般機械は269億円で前年比2.3%減と2カ月ぶりのマイナス。このうち、金型は49億円で同2.6%減。2006年8月以降前年比マイナスで推移している。自動車は148億円で同15.8%減と2カ月連続のマイナス。このうち、部品は60億円で同19.9%減と同じく2カ月連続でマイナスとなった。電気・精密は78億円で同3.9%増。電気機械の伸びにより6カ月ぶりにプラスに転じた。このうち、電気は56億円で同26.5%増と2カ月ぶりのプラス。精密は22億円で同28.5%減と2006年12月以降マイナスで推移している。 外需の内訳では、アジアが284億円で前年比47.6%増。史上最高額を2カ月連続で更新。東アジアでは中国が2カ月連続で史上最高額を更新したほか、韓国・台湾も同プラスとなった。その他アジアではインド・タイが好調。欧州は226億円で同34.4%増。ドイツが史上最高額を3カ月ぶりに更新した。EU主要国では英国を除き同プラスとなっている。北米は171億円で同32.3%減。メキシコは前年に高い受注を記録した反動減があり、米国向けは5カ月ぶりの前年比マイナスとなったが、依然高水準にある。 【1〜5月の受注累計額】 受注総額6,473億円(前年比9.0%増)は、5月時点での累計額としては史上最高額を記録した昨年の5,937億円を上回るペース。 @内需3,060億円(前年比1.7%減/内需比率47.3%) 全11業種中、4業種で前年比プラスとなった。主な業種の前年比は、一般機械がプラス、自動車、電気・精密はマイナスとなった。◎一般機械1,360億円(前年比0.9%増)◎自動車859億円(同3.3%減)◎電気・精密329億円(同12.8%減)。 A外需3,412億円(前年比20.9%増/外需比率52.7%) 1〜5月累計額では、3年連続で最高額を更新した昨年を上回るペースである。 前年比では、アジア・欧州がプラス、北米はアメリカ・カナダがプラスながら、前年に高い伸びを示したメキシコの反動減もあり幾分下回っている。◎アジア1,266億円(同22.4%増)◎欧州1,083億円(同48.9%増)◎北米981億円(同2.4%減)。 【2007年7〜9月期受注額見通し】(6月上旬会員アンケート調査結果) 4〜6月期見通しに比べ、「保合」のウエイトが8.5%減と低下し、その分が「増加」(2.8%増)と「減少」(5.7%増)にシフトしている。実質的には内需比率の高い会員を中心に「減少」が増加しているものの、総体的には85%強が「依然として現状の高水準が持続する」と見通している。 2007年7〜9月期見通し(2007年6月調査)「増加」11.8%、「保合」73.5%、「減少」14.7%。 2007年4〜6月期見通し(2007年3月調査)「増加」9.0%、「保合」82.0%、「減少」9.0%。 優秀省エネ機器 表彰候補募集開始 日本機械工業連合会では、わが国産業界の省エネルギー促進を目的に、昭和55年度から優秀省エネルギー機器表彰事業を行い、平成19年度表彰候補の募集を開始している。 この事業は、省エネルギー効果の著しい優秀な機器を開発及び実用化している者及び企業その他の団体を表彰することにより、優秀な省エネルギー機器の普及と開発意欲の増進を図るもの。昨年度は経済産業大臣賞1件、経済産業省資源エネルギー庁長官賞2件を始め計12件が表彰された。 募集期間は今年6月22日から7月23日まで。詳細は同会ホームページhttp://www.jmf.or.jpで。 前年比前年同月比鋳鋼プラス、鍛鋼マイナス 需要環境堅調持続の見通し 日本鋳鍛鋼会鋳鋼・鍛鋼生産速報19年4月分 日本鋳鍛鋼会は鋳鋼(全国77工場)、鍛鋼(同20工場)の4月分の生産実績(速報)を集計し、5月31日に発表した。それによると、4月の鋳鋼の生産量は24,895トンで、前月比0.3%減、前年同月比8.0%増となった。一方、鍛鋼の生産量は61,524トンで、前月比5.4%減、前年同月比4.8%減となった。 需給調査統計部会による19年度見通しでは、鋳鋼の上期月平均を23,667トン、鍛鋼の同平均を62,333トンと予測。これに対し、4月の生産速報の数量は、鋳鋼が見通しを上回り、鍛鋼は若干下回る水準となった。 現在の生産環境からすると、平成19年度も鋳鋼・鍛鋼とも船舶、建設機械、自動車、発電用機器を主体に需要環境は堅調を持続すると予想され、しばらくの間は現在の生産レベルで推移するものと思われる。 なお、十八年度(四〜三月)の主な需要機種別生産動向をみると、鋳鋼では、ロール、バルブ・コック、船舶、土木建設・鉱山機械、発電用機器が、鍛鋼では、ロール、自動車、船舶、土木建設・鉱山機械、産業機械・産業設備、発電用機器等が前年の実績を上回っている。 また、四月の各地区の生産状況については次のとおり(※数字は前年同月比)。 【鋳鋼】 北海道52.5、東北109.2、関東信越105.0、東海北陸109.8、近畿114.2、中国105.2、四国38.1、九州270.7、以上。 【鍛鋼】 北海道98.3、関東信越104.8、東海北陸103.5、近畿82.6、中国103.8、九州101.1、以上。 19年7月8日2280号 鉱工業指数(IIP)生産低下出荷・在庫上昇 経産省作成の主な景気指標4月確報値 経産省経産政策局調査統計部6月20日発表 経済産業省経済産業政策局調査統計部が6月20日に発表した、「経済産業省作成の主な景気指標」によると、4月(確報値)の鉱工業指数(IIP)は、生産が2カ月連続で前月比マイナス、出荷は2カ月ぶりに同プラスとなり、在庫も4カ月ぶりの同プラスとなった。在庫率は横ばい。4月(確報値)の生産動態統計調査では、乗用車が2カ月連続で前年同月比マイナス、PHS・携帯電話は10カ月連続の同マイナスとなった。一方、半導体製造装置は15カ月連続で同プラスとなっている。4月の全産業活動指数は前月比1.2%増。建設業活動指数、第三次産業活動指数、公務等活動指数の産業で前月比プラスとなり、鉱工業生産指数の産業のみ同マイナスとなった。 〈鉱工業指数(IIP)〉 4月(確報値)の生産は前月比0.2%減で2カ月連続の低下、出荷は同1.0%増と2カ月ぶりに上昇し、在庫は同0.4%増で4カ月ぶりの上昇となった。在庫率は同0.0%と横ばいだった。 4月(確報値)の財別生産指数をみると、資本財は前月比0.7%増と2カ月ぶりの上昇、建設財は同1.7%増と3カ月ぶりの上昇、耐久消費財は同0.5%増と2カ月ぶりに上昇した。一方、非耐久消費財は同0.1%減と2カ月連続の低下、生産財は同0.3%減と3カ月ぶりの低下となった。 〈生産動態統計調査〉 4月(確報値)の主な品目の動向をみると、情報化関連品目ではパーソナルコンピュータが前年同月比11.1%減と2カ月連続の減少、PHS・携帯電話が同21.3%減と10カ月連続の減少、半導体集積回路(モス型)は同0.9%減と3カ月連続の減少となった。また、乗用車が同2.2%減と2カ月連続の減少。※半導体集積回路(モス型)はその他のモス型を除く。 このほか、液晶素子が前年同月比4.0%増と2カ月ぶりの増加、数値制御ロボットが同28.7%減と6カ月連続の減少、半導体製造装置が同20.7%増と15カ月連続の増加、粗鋼が同4.1%増と11カ月連続の増加、エチレンが同13.1%増と6カ月連続の増加、印刷・情報用紙は同0.2%減と横ばいから減少に転じた。 〈第三次産業活動指数〉 4月の第三次産業活動指数は前月比1.7%増と上昇。大分類業種をみると、情報通信業(前月比9.1%増)、卸売・小売業(同2.9%増)、サービス業(同0.4%増)、不動産業(同1.3%増)、飲食店・宿泊業(同1.3%増)、運輸業(同0.2%増)、電気・ガス・熱供給・水道業(同0.3%増)が上昇し、学習支援業(同9.4%減)、金融・保険業(同1.2%減)、医療・福祉(同1.1%減)、複合サービス事業(同1.0%減)が低下した。 サービス業の内訳をみると、対個人サービス業(前月比5.0%減)は、自動車整備業、洗濯・理容・美容・浴場業などが減少したことから低下した。対事業所サービス業(同3.4%増)は、専門サービス業、物品賃貸業などが増加したことから上昇した。 〈特定サービス産業動態統計調査〉 4月(確報)の対事業所サービスは、物品賃貸(リース)業が前年同月比6.9%減と4カ月ぶりの減少、情報サービス業は同6.4%増と2カ月ぶりの増加、広告業は同0.1%増と3カ月ぶりの増加。対個人サービスは、ゴルフ場が同0.3%増と5カ月連続の増加、遊園地・テーマパークが同14.5%増と14カ月連続の増加。 〈商業動態統計調査〉 平成19年4月の商業販売額は50兆650億円、前年同月比4.3%増となった。 これを卸売業、小売業別にみると、卸売業は38兆8,870億円で同5.8%増となった。小売業は11兆1,770億円で同0.7%減となった。 なお、商業販売額の季節調整済前月比は、6.7%増。卸売業は同8.6%増、小売業は同0.3%増となった。 〈全産業活動指数〉 4月の全産業活動指数は前月比1.2%増と上昇。 産業別にみると、建設業活動指数(前月比2.1%増)、第三次産業活動指数(同1.7%増)、公務等活動指数(同0.4%増)の産業で上昇、鉱工業生産指数(同0.2%減)の産業で低下した。 中部経産局北陸地域総合経済動向 中部経済産業局電力・ガス事業北陸支局(富山県、石川県、福井県の3県)は、6月19日、4月指標を中心とした北陸地域の総合経済動向をまとめた。それによると、鉱工業生産指数は横ばい傾向となっており、大口総需要電力量は順調に推移している。個人消費は持ち直しの動きが続いている。公共投資は低水準で推移、住宅投資はこのところ一進一退の動きとなっており、設備投資は増加している。雇用は改善が続いている。これらのことから、全体の動向として北陸地域の経済は、「緩やかに改善」している。 【指標】 ◆生産 生産は、横ばい傾向となっている。 4月の鉱工業生産指数(速報値)は、106.5(季節調整済、以下同じ)で、前月比1.1%増と2カ月ぶりに上昇した。前年同月比は、3.8%増と5カ月連続で前年を上回った。 前月比で上昇に寄与した業種品目をみると、一般機械工業(特殊産業機械)、電子部品・デバイス工業(電子部品)の順になっている。 主要業種別では、金属製品工業(前月比0.5%減)、繊維工業(同0.5%減)は減少したものの、一般機械工業(同4.0%増)、電子部品・デバイス工業(同4.8%増)は増加した。 ◆エネルギー需要 大口総需要電力量は順調に推移している。 4月の総需要電力量は、24億5,694万kWhで前年同月比0.9%増と前年を上回った。電灯は同1.4%増となり、電力等は同1.5%増と前年を上回った。産業用の大口総需要は、10億7,834万kWhで同2.5%増と41カ月連続で前年を上回った。 4月の燃料油販売実績は、灯油・ガソリンをはじめ主な油種が減少したもののC重油などが増加したため、前年同月比4.4%増となった。 4月の一般ガス販売量は、気温影響により家庭用、商業用やその他用が減少したものの、工業用が新規需要などにより増加したため、全体では前年同月比11.8%増と前年を上回った。 ◆個人消費 個人消費は、持ち直しの動きがみられる。 4月の大型小売店販売額(既存店ベース、速報値)をみると、百貨店(前年同月比2.7%減)、スーパー(同3.2%減)ともに前年を下回り、全体では前年同月比3.1%減と二カ月連続で前年を下回った。 4月の乗用車新車新規登録・届出台数(ナンバーベース)は、新型車効果が一巡したことなどから全車種とも振るわず、全体では前年同月比5.6%減と3カ月連続で前年を下回った。 車種別では、小型車(前年同月比10.7%減)は22カ月連続、普通車(同2.6%減)は2カ月連続、軽自動車(同2.4%減)は7カ月ぶりにそれぞれ前年を下回った。 ◆民間設備投資 民間設備投資は増加している。 日本銀行金沢支店北陸短観3月調査の18年度設備投資をみると、全産業では、前年を上回る見込(前年度比22.9%増)となっている。内訳は、電気機械、精密機械、木材・木製品等が増えたことから製造業が前年度比28.7%と大きく増加、また、不動産、サービス、情報通信等が増えたことから非製造業が同12.5%の増加となっている。 19年度計画を見ると、全産業では、前年を上回る計画(前年度比1.8%増)となっている。内訳は、卸売、不動産、情報通信等が減ったことから非製造業が前年度比3.3%と減少したものの、鉄鋼、繊維、金属製品等が増えたことから製造業が同4.3%の増加となっている。 ◆公共投資 公共投資は低水準で推移している。 公共投資は、引き続き抑制基調にあることから、全体では低水準で推移している。 4月の公共工事請負金額(請負保証額ベース)をみると、独立行政法人等、地方公社からの発注分が前年を上回ったものの、国、都道府県、市町村、その他からの発注分が前年を下回ったことから、全体でも前年同月比8.3%減と、4カ月連続で前年を下回った。 ◆貿易 輸出は前年を上回り、輸入は前年を下回った。 4月の輸出通関額は、28カ月連続で前年を上回った。 4月の輸入通関額は、2カ月ぶりに前年を下回った。 ◆雇用 雇用は改善が続いている。 4月の雇用情勢をみると、有効求人数が前年同月比2.3%減と2カ月連続で減少し、有効求職者数が同4.3%減と18カ月連続で減少し、有効求人倍率(季節調整済)は1.31倍と改善が続いている。完全失業率(平成19年T期)は、3.8%と前年同期差0.4増となった。 こうした中、雇用保険受給実人員は、前年同月比4.5%減と56カ月連続で前年を下回った。 ◆企業倒産 企業倒産では、件数、負債総額とも増加している。 4月の企業倒産件数は、41件で前年同月比17.1%増と前年を上回った。また、負債総額も、前年同月比132.6%増と前年を上回った。なお、大口倒産(負債総額10億円以上)は4件発生した。 3つのスローガンを採択 総会と全国大会を開催 全管連 全国から約700名集う 全国管工事業協同組合連合会(会長=金子 利氏)では、6月20日午後1時30分より、岐阜市長良川河畔の岐阜グランドホテルにおいて「第47回通常総会並びに全国大会」を、全国の傘下団体代表をはじめ来賓・地元関係者等約700名が出席して盛大に開催した。 通常総会は午後1時30分より、藤川副会長(富山県連)の開会の挨拶で開会し、冒頭挨拶に臨んだ金子会長は、出席方のお礼を述べた後「平成14年に始まった景気拡大は、いざなぎ景気を超えて戦後最長を更新したものの、過去のものと比較して成長が低く、景気回復の恩恵があまり感じられません。特に公共投資に至っては縮小が図られたため、低調に推移しており、業界にとっては厳しい状況が続いています。こうした中、644団体に所属する20,000社の所属員企業では、国家資格である給水装置工事主任技術者をはじめ、熟練配管工、給水装置工事配管技能者を擁して工事に当たるのは勿論のこと、防災活動に貢献できる組合組織の強化並びに技術・技能の研鑽に努め、より一層地域社会の信頼に応えてまいります」と挨拶。 続いて、議長に戸島岐阜組合理事長、副議長に岡田三重組合会長を選任し、議事に入り、18年度事業報告、同決算報告、19年度事業計画案、同収支予算案などを審議するとともに、役員改選を行い新会長に大澤規郎氏(埼玉県連)を選出し、藤枝副会長(茨城県連)の閉会の辞で総会を終了した。 引き続いて午後3時30分より、全国大会を開催。 全国大会は、森本副会長(愛知県連)が開会を宣言した後、開催地代表の戸島岐阜組合理事長が「多数のご来賓並びに全国各地から管工事業界代表の皆様方をお迎えして開催されますことは、誠に光栄であり、心から歓迎申し上げます」と、歓迎挨拶を述べ、次いで大澤新会長が「今年度も引き続きまして、電子入札操作実習・電子納品講習会、配管基幹技術者認定講習会など、事業を積極的に展開し、更なる活性化を図りながら、本会の事業活動の一層の研鑽と重い負託に応えて参る所存です」と所信を述べて、恒例の功労者表彰を行った。 表彰式に引き続き、議長団を選任し、19年度全国大会スローガンの採択に入り、@全国の組織力で前進しよう、A伝えよう、育てよう、未来につながる技能と技術、B守れ、社会のライフラインの3項目を採択し、これを活動の基本に据えて事業展開していく。 引き続いて、国土交通省総合政策局建設振興鵜沢課長、厚生労働省健康局水道海野課長補佐、岐阜県原副知事、日水協赤川専務理事の来賓祝辞を頂き、祝電の披露のあと、藤副会長(福岡県連)の閉会の辞で全国大会を終え、次いで青年部協議会から18年度の事業報告、19年度の事業計画が報告され、続いて、来賓や賛助会員を交えた懇親会を盛大に開いた。 また、翌日は、1泊2日の旅程で記念旅行を行い、世界遺産の白川郷や高山を訪ねた。 最新工具で加工時間を低減 開発技術力を更に強化 第20回中部日立ツール特約店会総会 中部日立ツール特約店会(会長=鈴木惟史氏・鈴商社長)は6月1日午後4時より、名古屋市中村区名駅の名古屋マリオットアソシアホテルにおいて「第20回総会」を開催した。 総会は、平塚日立ツール東海営業所長の司会進行、宮本特約店会副会長(かねき社長)の開会の辞で開会。 鈴木会長は挨拶で、「第20回中部日立ツール特約店会総会にご出席をいただきまして、誠に有り難うございます。いざなぎ景気を超えて、6カ月になりました。2006年度の中部経済は、トヨタ自動車の過去最大の自動車生産に支えられ、強含みで推移してきました。しかし、トヨタ自動車並びに系列部品メーカー各社は、北海道、九州と中部圏以外へ進出。果ては中国、インドといった海外へ流れていっているのが現状です。また、工作機械も好調ですが、その受注の内訳を見ると外需が多く、内需を上回っております。その中で、日立ツールさんは加工半減提案という販売方法を継続されており、我々商社の営業にもその方法が身に付き、考え方が根付いてきたと見受けられます。真の原価低減は、工具を値下げすることではなくて、最新の工具を使用して加工時間を大幅に短縮することで達成することです。価格競争ではなく、本当の技術による全く新しい方法で加工することで利益を出す、これを我々もユーザーも一緒になって考えていかなければなりません。加工時間が半減されれば、環境面にも優しい。また日立ツールさんでは、発売3年以内のものを新製品とし、新製品比率を35%と非常に高く設定されており、我々商社の立場から、他社製品と差別化された製品が多いほど拡販商材との位置づけの販売が可能になって、非常に有利になります。我々商社が価格競争のみにとらわれない販売ができるのも、『リサーチ アンド ディベロップメント』、すなわち開発技術を理念に、日々新製品開発に重点を置かれ企業活動をされている日立ツールさんの努力の賜物と有り難く思っております。今総会は20回という節目となりました。発足20周年の大型キャンペーンも1年を通じて実施されると聞いております。新製品の積極的な開発と合間ってのキャンペーン企画ということで、是非とも会員皆様方の協力をいただいて高い目標をクリアーしていただきたいと、この場をお借りしてお願いいたします」と述べた。 続いて島日立ツール社長が挨拶に立ち、日頃の同社製品の拡販への協力について「特にこの中部地区の特約店会員の皆様におかれましては、私共の平均点より若干ではありますが高い結果を残していただき、厚く御礼を申し上げます」と感謝の気持ちを表した。また、日立ツールの2006六年度の業績と今後の取り組みを語る中で、「従来にも増して開発技術の日立ツールを強化していく。それに伴う加工半減運動の推進を行っていく」方針を示した。「生産技術を更に強化し、短納期に対して積極的に取り組んでいく。環境配慮型工具(加工半減・ドライカット対応商品)の比率を60%に、更に2010年までには80%にし、環境に配慮した商品への転換を推し進める」としている。研究開発費は他社よりも多くの費用をかけ、継続的に新商品を出していく。更に製造も再構築して効率よくし、セブンデイズでの生産の準備を進めていると述べた。 また、相本日立ツール営業部長より営業方針が語られた。 議事に先立ち、司会者より特約店会員52社中40社出席で総会が成立すると宣言され、鈴木会長を議長に議案審議を行った。 審議の結果、第1号議案・平成18年度事業報告、第2号議案・平成18年度会計報告並びに同会計監査報告、第3号議案・平成19年度事業計画、第4号議案・平成19年度予算案を原案通り承認可決。 第5号議案・役員改選では、杉浦三賀社長が幹事から副会長に昇任されるとともに、他の役員全員の留任が決まった。 この後、新会員2社の紹介があり、続いて行われた優秀特約店の表彰式では最優秀賞、優秀賞の各10社が表彰された。 日立ツールが提唱する、加工半減と環境配慮型新商品の紹介が行われ、第1部総会を終了した。 会場を移して、第2部の懇親会に移り、伊藤特約店会幹事(春日鋼機社長)による日立ツール製品の更なる拡販を誓う発声で乾杯。特約店、代理店、メーカーの三位一体を確認し、熊田特約店会幹事(久満田商会社長)の中締めでお開きとした。 業界の健全化に意を尽くす 第45回通常総会開催 管機連 来年4月創立45周年 全国管工機材商業連合会(会長=橋本政雄氏)では、6月19日午後2時より、グランドアーク半蔵門において「第45回通常総会」を開催し、連合会スローガンのもとに相互の親睦と協調により、共存共栄の実を図り、業界の健全化に意を尽くすことを確認する一方、退任役員の石原徳和副会長(愛知組合)、丸尾氣窮雄常務理事(静岡組合)、山縣栄昌常務理事(茨城組合)に感謝状と記念品が橋本会長より贈られた。 総会は、東京組合の野村理事の司会開会の辞で開会。 会長挨拶に立った橋本会長は遠路各地より出席して頂いた会員諸氏に出席方のお礼を述べる一方、「昨年10月に千葉県管工機材商組合さんに加入頂きまして、さらに充実した団体に成長いたしております。連合会では、業界の更なる発展を推進するため、地区代表者会議を通じて諸問題の解決に力を注ぎ、また、専門部会や製・販・工による懇談会を開いて業界の結束に努め,4大スローガンであります@工・製・販の協調、A適正利潤の確保、B取引改善の徹底、C連合会認識の高揚のもとに、共存共栄の実を図り、業界の健全化に意を尽くしてまいります。また、来年4四月に創立45周年を迎えるに当たり、業界の一層の繁栄のため邁進いたします」と挨拶。 次いで議長団の選出では、司会者一任ということで、議長に大江常務理事(神奈川組合)、出戸端常務理事(青森組合)、星野常務理事(千葉組合)を選出し議案審議に入った。 ▽第1号議案=平成18年度事業報告 ▽第2号議案=平成18年度決算報告 ▽第3号議案=平成19年度事業計画案 ▽第4号議案=平成19年度終始予算案 ▽第5号議案=役員改選報告 ▽第6号議案=退任役員表彰報告 を慎重審議し承認可決した。 次いで、各地区組合理事長による地区理事長報告を行い、地区による景況感の格差や、取り組みについて報告を受けた。 以上で総会審議を終え、引き続いて、記念講演会に移り、北海道大学大学院法学研究科の宮脇淳教授より、「今後3年間の日本経済、世界経済について」を演題に解説してもらった。 講演会の後は、協賛会員を交えた懇親会に臨み、退任役員(前述の3氏)への感謝状と記念品が贈呈された他、来賓の経済産業省製造産業局素形材室前田室長、協賛会員代表のキッツ小林社長より祝辞を頂き、TOTO宇塚副社長の乾杯音頭で終始和やかに情報交換などの親睦を深め、斎藤副会長(東京組合)の中締めでお開きとした。 鈴木末夫氏 創業者で会長 マルエス商会 マルエス商会(社長=鈴木康仁氏・名古屋市昭和区花見通)の創業者で会長の鈴木末夫氏が薬石の効なくご逝去された。享年81歳。 葬儀・告別式は6月17日午後1時より、名古屋市昭和区川名山町の香積院観音堂ホールにて、康仁氏が喪主を務めて執り行われ、関係者ら多数が焼香に訪れ故人のご冥福をお祈りした。 全国交流会に向け準備進む 宗次氏(COCO壱番屋創業者)を講師に 愛機工青年部6月度役員会開催 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=野田道典氏・ノダキ社長)の青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)は6月12日午後6時30分より、組合事務局で役員13名が出席して「6月度青年部役員会」を開催した。 会議は、足立渉外担当幹事長(朝日)の司会で進められ、全六議案を審議。 第1号議案・青年部通常総会については、時津総務統括幹事長(新栄商會)より報告が行われた。総会出席者は卒業者も含め63名(欠席者は3名)で過去最高となり盛況であった。名札が色分けされており非常に分かりやすかった。総会資料に数カ所誤りがあったため、これからはできるだけ早く資料を取りまとめて校正をしっかりやるようにしたい。また、事務局長の席が今まで曖昧であったが、次回より来賓席とすることを確認した。 第2号議案・セミナー(講習会)の件では、稲葉教育統括幹事長(宇野)が6月7日に名古屋都市センターで開催した、熱田支部(支部長=小浦喜一氏・こうら社長)との合同セミナーについて報告。45名(内青年部から21名)が参加。講師に田中正次氏(日本リガメント社長)を迎え「企業経営における人間づくりとビジネスデザイン」をテーマに行われ、参加者からは良い話が聞けたと好評であった。 第3号議案・ビアパーティーについては、長谷川会合担当幹事長(山下機械)が報告の中で、昨年の反省点を活かしたものにしたいと述べた。昨年のエンゼルハープ号は、40名程度でキャパが一杯。今年はそれ以上の参加者が予想されるために、2年間続いた名古屋港クルーズは辞める方向となり、次回の役員会までに新たな提案をまとめることとなった。開催日は8月17日を第一候補に進める。 第4号議案・キャンプについては、飯田キャンプ担当幹事長(トラスコ中山)より、6月13日の福利厚生委員会で詳細を決め、6月中に案内の発送を行う予定と報告された。開催日は8月4、5日、会場はこれまでと同じ板取スイス村「黒谷キャンプ場」とした。 第5号議案・組合野球大会については山崎組合事務局長が報告。大会4日目までを終了。順調に進行しており、6月16日、23日が無事に行えれば、7月中に優勝戦の可能性もあると伝えた。また、優勝戦への参加も呼びかけた。 第6六号議案・全国交流会の件では、加藤副部長(藤清商会)が準備の進捗状況を説明した。10月20日の午後1時より名古屋駅前のルーセントタワー16階にて開催し、全国から九地区(愛知含む)の青年部員50名程度の参加者を見込んでいる。愛知組合でははじめての講演会スタイルとし、講師にカレーハウス「COCO壱番屋」の創業者である宗次徳二氏を招聘。今後は、6月18日の実行委員会で講演会の内容等の詳細を検討する。 その他、10月12日から14日の日程で予定されている海外視察の概要が森部長より報告され、併せて参加の呼びかけも行われた。 次回役員会は7月10日に開催予定。 南海漫遊記 @ 〜「ジュニアー会」 ホーチミン・台北紀行 倉地社長 倉地 久雄 [はじめに] 2006年の7月13日から16日まで、ベトナムのホーチミンと台湾の台北へ旅行してきた。「ジュニアー会」結成20周年の記念行事として行なわれた視察研修旅行に参加したのである。夏の暑い盛りにさらに暑い南方の国々へ出かけたのだから、それなりに体力を使い大変な旅ではあったが、同行のみなさまは気のおけない方々ばかりであり、見聞きするものみな面白おかしく、3泊4日の清游を心から楽しむことが出来た。 その旅先で浮かんでは消えていったとりとめのない雑感などを、ここに少しずつ思い出してみようと思う。 * * 1年近く前の旅行記をなぜ今頃になって書くのか、ギモンに思われる方も多いだろうから、少々言い訳をさせていただく。Ars longa,vita brevisなどと大仰に嘯(うそぶ)くつもりは毛頭ない。ひとえに僕のアタマが凡庸で、人間が怠慢なせいである。 実はこの旅行の直前にアメリカ西海岸に行っており、そのときの紀行文(などと呼べる格調高い代物ではなく、無内容な雑文なのだが)を昨年の八月から某業界紙(特に名は秘すが、実はS経K材新聞)に掲載させていただいていたのだった。はじめは2・3回で終わる簡単なレポートのつもりで書き始めたのだが、歳をとったせいか話がどんどん長く、くどくなり、結局は延々九カ月近く、26回もの長期連載をすることとなってしまったのである。 一方で本紙の編集部からはジュニアー会の旅行のほうも早く書いてくださいよ、と何度も督促を受けていたのだが、1時に2つの執筆はとてもムリ。というわけで半年以上も逃げ回っていた次第である。 さて、K材新聞の掲載がようやく本年5月に終わったので、重い腰を上げていよいよ書きだそうとするのだが、記憶ははるか彼方に霞んでしまっており、うまく思い出せるのかどうか。 幸いなことに旅行中に取りためたデジタルカメラのスナップ写真が多数残っている。あたり前のことだが、撮影した順に旅して行ったわけであり、写真には日時のデータが正確に保存されている。それから旅程表やガイドブックも捨ててはいないので基本資料はなんとかなりそうだ。いざとなればネット検索という奥の手もあるので、文章を書くのにはじつに便利な世の中になったものだなと、つくづくそう思う。 * * そういうわけで、ホーチミンと台北について、あいまいな記憶を手繰り寄せ、恣意的かつ散文的な解釈と捏造をない交ぜにして、だらだらと書き流していく予定であります。しばらくの間ごゆるりとお付き合い願いたく存じます。 新賛助会員1社加入ダイキン空調東海 10月18日製販ゴルフ会 三重県管工機材商組合第1回理事会開催 三重県管工機材商業組合(理事長=田中邦洋氏・五光商会社長)では、5月23日午後5時より四日市駅西の“四日市都ホテル”において、「第1回理事会」を開催し、10月18日に製販親睦ゴルフ会を開催することを決める一方、平成20年度新年賀詞交歓会を20年1月15日に開催することを申し合わせた。 理事会に先立ち田中理事長より挨拶があり、「ご多忙の中をお集まり頂きましてありがとうございます。本年度の後半事業につきましてご審議をお願いいたします。議案審議のあとは、市況等についての情報交換をお願いいたします」と、組合運営に理解と協力を呼びかけた。 引き続いて、田中理事長が進行役をつとめて各議案を審議し、次の通り承認した。 ▽第1号議案=製販親睦ゴルフ会開催の件 10月18日=に四日市山之一色町の“名四カントリークラブ”で開催と決定。 参加費は、15,600円と決めた。(プレー代、パーティー代その他を含む)。 参加人員は8組を予定している。 ▽第2号議案=新年賀詞交歓会開催について 1月15日に四日市駅西の“四日市都ホテル”で開催と決めた。 開催時間については、午後4時集合の同4時15分開会予定。 会費については、従来通りになる模様。 ▽第3号議案=その他の件 賛助会員への新規入会希望が出ていた、ダイキン空調東海三重営業所(津市高茶屋小森町字水合412-1・部長=三宅隆文氏)の入会を承認した。 以上で議案審議を終え、懇親会に移り食事を囲みながら情報交換等をおこなった。 低抵抗・高能率・高精度加工実現 ハイブリッドTACミル タンガロイ「EPH形」販売開始 タンガロイ(社長=徳永昭大氏、本社=川崎市幸区堀川町580)は、ハイブリッドTACミル小径多機能タイプ「EPH形」の販売を6月20日より開始した。 ハイブリッドTACミル「EPH形」は、工具径φ10〜16mmの刃先交換式エンドミルで、工具径の1倍の刃長を確保。切れ刃は三次元形状のすくい面と、精密研削による逃げ面の形状でソリッドエンドミルの切れ刃形状を忠実に再現。小径かつ刃先交換式でありながら、長刃長、ハイレーキ仕様でソリッドエンドミルに匹敵する低抵抗、高能率、高精度な加工を実現する。 また、新インサートクランプ機構のDD-FiT(Double Direct Fixation Technology)を採用。DDFiTはインサート上部から直にクランプする機構であり、インサート、ボディともに大幅な高剛性化を実現する。インサート交換時にボディからクランプねじを取り外す必要がなく、小さなねじの紛失を防ぐなどの使い勝手も大幅に向上した。 インサート材種は、炭素鋼・合金鋼等の加工で耐欠損性と耐摩耗性を高次元で両立する新材種AH730、アルミニウム合金加工において刃立ち性に優れる微粒子超硬母材と凝着を大幅に抑制するDLCコーティング材種DS1200を設定。 ハイブリッドTACミル「EPH形」は、ソリッドエンドミルでは必要な再研削や工具長補正などの煩雑な作業を撤廃でき、工具費低減はもちろんのこと、工具集約・高能率化により機械稼働率も向上する。多彩なコーナRチップも用意しており、1本でスクエアエンドミルからラジアスエンドミルまでの用途に対応できる、まさにソリッドエンドミルの利点とTACエンドミルの利点を融合させたハイブリッドな工具である。 ボディは、EPH11R010M10.0-2(φ10、2枚刃)24,465円、EPH13R012M12.0-2(φ12、2枚刃)24,465円、EPH18R016M16.0-2(φ16、2枚刃)27,195円、EPH18R016M116.0-3(φ16、3枚刃)34,020円の四形番。チップは、AH730XHGR110202ER-MJ(φ10用、R0.2)1,470円、AH730XHGR130202ER-MJ(φ12用、R0.2)1,575円、AH730XHGR18T202ER-MJ(φ16用、R0.2)1,680円、DS1200XHGR110205FR-AJ(φ10用、R0.5)1,617円ほか、鋼用として全15形番、アルミ用がDLCコート品で全15形番の計30形番を用意している。(価格は全て税込み) 同社では初年度2億円の販売を見込む。 ◆中部タンガロイ特約店会総会「記念講演会」 報道現場から 〜情報の正しい判断〜@ 読売テレビ解説委員 辛坊 治郎 氏 判断ミスは頭の良い人でもする。どの様な時に人間は判断を間違うか。人生の中には大きな判断、小さな判断、色々な判断の局面が巡ってくる。 間違った判断には必ず自分で責任を取らなくてはならない。この判断を間違えば取り返しがつかないという局面の判断がある。判断力には自信があると言っても、また判断力に確かなものがあっても、目の前の情報が違っていたら診断は違ってしまう。 現在、情報は溢れている。情報が溢れれば溢れるほど、本当のことが見えなくなる。溢れる情報の向こう側をしっかり見て、正しい情報をしっかり掴み、正しい判断を続けていってください。これが結論です。 是非、皆さんの周りの若い人たちを教育していただきたい。今の日本の若い人たちに欠けているのがコミュニケーション能力。人間同士の触れ合いがドンドンなくなりつつある。最近、若者が起こす猟奇事件。相手を人間だと思っていない人が増えている。人間というのは、人の間と書く。人と人の間があって人間なのだ。しかし人が人間になれない。間を埋めるためには、人間関係が肝心となる。 メールの普及で、日本全国でやぎさんの郵便状態になっている。日本全国1億3,000万人みな情報発信源状態。情報を発信することだけが快感で、情報を受け取るのはイヤ。基本的に人は、情報を受け取るのが嫌な生き物。自分の話や思想と食い違う話は聞きたくない。いかに人は人の話を聞かないかということは、この仕事をしていると嫌と言うほど分かる。 人は人の話を聞かないものなので、聞きたくない相手にどうやって情報を伝えるか、というように考えていかないといけない。一方的にメールを打つ、電話をかける、突然押しかけていって話をする。それでは心は通じない。相手がどのような心理状態で、情報をしっかり受け取る態勢に入っているか。入っていなければ、頭の中にしっかり隙間を作って、そこに情報をはめ込むための努力をしないといけない。一方的にしても伝わらない。 伝えるというのは自分の経験の範囲の中の出来事、聞くということは自分で経験したことのないことが発生すること。つまり喋るより、聞くほうが難しい。誰かに話をするという行為は、相手に難しい聞くという行為をしてもらうということを考えて情報を伝えないといけない。 (文責・記者) 受注高4425億5100万円前年比 22.4%増 内外需とも前年比増 日本産業機械工業会4月産業機械受注状況 日本産業機械工業会がまとめた平成19年4月の産業機械受注状況によると、当月の総受注高は前年同月比22.4%増の4,425億5,100万円で、このうち内需は同3.2%増の2,362億8,700万円、外需は同55.6%増の2,062億6,400万円となった。 内需のうち、製造業向けは前年同月比五・五%減、非製造業向けは同九・九%増、官公需向けは同25.3%増、代理店向けは同1.6%減であった。 内需で増加した機種は、化学機械(冷凍含む)(前年同月比1.4%増)、タンク(同68.5%増)、ポンプ(同107.5%増)、圧縮機(同8.1%増)、送風機(同5.6%増)、金属加工機械(同79.6%増)の6機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機(前年同月比10.0%減)、鉱山機械(同31.0%減)、プラスチック加工機械(同6.5%減)、運搬機械(同7.4%減)、変速機(同10.1%減)、その他機械(同9.6%減)の六機種であった。 一方の外需では、4月のプラントは5件で541億4,700万円となった。前年同月比は、前年同月に案件が無かったため計上できず。 外需で増加した機種は、ボイラ・原動機(前年同月比147.3%増)、化学機械(冷凍含む)(同159.5%増)、タンク(同325.1%増)、圧縮機(同24.2%増)、変速機(同22.2%増)、その他機械(同25.3%増)の6機種であり、減少した機種は、鉱山機械(前年同月比23.3%減)、プラスチック加工機械(同7.6%減)、ポンプ(同28.7%減)、送風機(同54.7%減)、運搬機械(同31.0%減)、金属加工機械(同45.8%減)6六機種であった。 機種別の動向をみると、ボイラ・原動機は電力、外需の増加により前年同月比44.7%増、鉱山機械は鉱業、外需の減少により同28.1%減、化学機械(冷凍機械含む)は化学、一般機械、電力、外需の増加により同56.4%増、タンクは石油・石炭、外需の増加により同167.4%増、プラスチック加工機械は金属製品、外需の減少により同7.1%減、ポンプは卸・小売、官公需の増加により同57.4%増、圧縮機は化学、外需の増加により同14.9%増、送風機は外需、代理店の減少により同5.1%減、運搬機械は鉄鋼、自動車、外需の減少により同15.2%減、変速機は窯業土石、運輸の減少により同3.6%減、金属加工機械は外需の減少により同19.7%減となった。 ダブルクランプ形倣い加工用工具 「プロファイルバイト」発売 三菱マテリアルツールズ35度菱形インサート使用 三菱マテリアルツールズ(社長=高田修氏、住所=東京都墨田区横網1-6-1)は、三菱マテリアルが開発、製造する、ダブルクランプ形倣い加工用工具「プロファイルバイト」の販売を開始した。 倣い加工には、工具と被削材の干渉を回避するため、頂角の小さい35度菱形インサートが使用されている。 しかしながら、急勾配のテーパ面や複雑形状の加工において、35度菱形インサートでは加工できないケースが存在する。 このような場合、倣い加工用工具「プロファイルバイト」を用いることにより、加工時間の短縮など大幅な改善が可能となる。「プロファイルバイト」は、ひとつの工具でより広い範囲を加工できるため、サイクルタイムを減少、加工能率を向上させることができる。 また、複数の工具で加工する際に生じる加工面の段差や刃先位置合わせのための試し削りに要する時間ロスを無くすことが可能。さらに、被削材とインサート間のクリアランスをより大きく確保できるため、切りくずの噛み込みや傷による不良発生を抑制できる。 「プロファイルバイト」の主な特長は次のとおり。 @25度菱形ポジティブインサート 従来の35度菱形インサートでは、干渉してしまう様々な加工形態に適用することができる。ネガティブインサートと比較して、切れ味に優れ、より広範囲に加工できるポジティブインサート。 A信頼性の高いダブルクランプ方式 ホルダはねじ止めとクランプ駒を組み合わせた信頼性の高いダブルクランプ方式を採用。切削抵抗があらゆる方向に作用する倣い加工においても、インサートを強固にクランプする。 また、低いクランプ駒を採用することにより、確実にクーラント液を切れ刃に供給することができる。 B靭性に優れたUE6020 材種はCVDコーティング材種「UE6020」を採用。靭性に優れたUE6020は、高い耐欠損性を発揮し、安定した切削が可能。 ・品名/型番▽ダブルクランプ形倣い加工用工具「プロファイルバイト」/ホルダ=2型番、インサート=2型番1材種2アイテム ・販売目標▽2,000万円/初年度 ・標準価格(税込み)▽(代表型番)ホルダ=SXZCR2525M15@22,050円、インサート=XCMT150304-SVX@1,407円。 暴れん坊将軍スペシャル 御園座観劇会を実施 中京製作所顧客30余名を招待 中京製作所(社長=竹田隆一氏・名古屋市中川区柳川町2-10)では、恒例の「御園座観劇会」(第11回目)を6月16日に実施し、招待客30余名をテレビドラマでお馴染みの暴れん坊将軍スペシャル〜唄って踊って八百八町!に招待した。 御園座で10回を迎えた今回の「暴れん坊将軍スペシャル」は、満開の桜が咲く江戸場内での吉宗の白昼夢から幕が開く。 亡き母への鎮魂として舞っていた吉宗が、突如聞こえる子守唄と、吉宗だけに見える巡礼の幻影が物語のモチーフになり、やがて舞台は江戸城から両国界隈へと一転、密かに幕府転覆を企てる浦賀奉行の安藤甲斐守と廻船問屋の南蛮屋の陰謀が露見し、ご存知の新さんこと徳田新之助が、瓦版屋のお夏とお咲と共に、果敢に巨悪に立ち向かう、大活躍を繰り広げると言うストーリーに観客も固唾を呑んで見守った。 また、今回の「暴れん坊将軍」は、これまでとは趣向を変え、唄と踊りを巧みに盛り込んだニューバージョンで、更にパワーアップした舞台に魅了された。 第2部の「唄う絵草紙」では、マツケンサンバをはじめ、名古屋限定の新曲「マツケンのええじゃないか」も披露、豊橋ふるさと大使の松平健が、豊橋発祥の民衆の踊り「ええじゃないか」をマツケン流に大胆にアレンジしたもので、奇抜な衣装やスピード溢れる踊りでド派手に徹して、観客をもてなす気遣いにも、招待客から高い評価を得ていた。 招待客も大変に満足し、見送りの竹田社長に「健さんは、歌っているときの笑顔が爽やかで、しかも花道で見せる殺陣は息を飲むほどに素晴らしく、また来年も楽しみに致しておりますので、良い出し物をお願いします」と、みな口々に御園座観劇会をことのほか喜んでいた。 新社長登場 『三幸精神を大事にしたい』 株式会社川本第一製作所 代表取締役社長川本茂人氏 全国を網羅する、水道・住宅設備機器の総合卸商社の4代目社長として7月1日に就任された。全国ネット(全国16カ所)、年商320億円、従業員330人の総指揮を執る。 「世襲制ですから、何となく子供時分から解っておりましたので、いよいよ回って来たなぁと、言う印象ですね」 南山大学経済学部卒業と同時に家業に就く。「福岡、鹿児島、札幌営業所で一通りのことを学び、長野、山梨、関東一円に出向いての新規開拓に従事しました。社会に出てまだ間がありませんでしたから、正直言って右往左往いたしましたね。その様な時に、優しく声を掛けて頂いたお客様のことは今でも忘れません。」 困っている時に導いてくれる、それが人と人との信頼関係を築き上げることを身をもって教わる。その時の経験から人の輪(和)、コミュニケーションの必要性を学んだそうだ。 「全国に16カ所の営業所を展開しておりますので、なかなか頻繁にはお客様をご訪問できませんが、少なくとも年に一回は訪問いたしまして、ご要望なりご意見を頂くよう努めております。」 ニーズの要望を具体化し、顧客満足度を充実させることが肝要と言われているが、それを地道に実践している。 「75年の歴史が刻まれていますから、基本路線は変えたくはありません。仕入先様・お得意様・弊社(従業員)の三位一体となって、お互いに信頼を尊ぶ、“三幸精神”を大事にしたいと思います。」 最近、会社は誰のものか?と言われて久しいので、そのことについてお尋ねした。 「会社は従業員のものです。」と躊躇なく、キッパリと言われたことが印象に残る。確かに他社にはない“アットホームな雰囲気”が全社に満ち満ちていることで頷ける。 趣味はゴルフ。 「月1、2回ですね。最近はスポーツジムに通い、ランニングマシンでの10キロ走行の有酸素運動に心掛けています。」 学生時代に知り合った奥さんとは昨年銀婚式を迎えた“鴛鴦夫婦”。 昭和32年5月20日生まれの50歳。 元気な中部地区を反映し 売上・動員目標ともに突破 07中部どてらい市大盛況 山善名古屋営業本部(本部長=寺坂充生氏、住所=名古屋市熱田区白鳥)の「2007中部どてらい市」が6月9日から11日までの3日間、参加主催店92社、メーカー276社が出展して名古屋市港区金城ふ頭のポートメッセなごやで行われ、期間中、目標の15,000名を上回る来場者で賑わった。 開催初日は、開場に先立ち午前9時20分より開会式が行われ、主催店92社を代表して挨拶に立った羽賀東陽会長は「昨年やや我々の設備関係は足踏みをいたしましたが、これは決して心配することではなく、この4月からの税制改革を睨んだ動きで、その分が今期に一気に来るのではないかと思っております。従いまして、今年度は史上最高の売上、受注を獲得できるのではないかと見ております。私共の会社の動きを見ておりましても、2月頃から急激に受注残が増え、更に四月以降、前年度対比10%以上の伸びで推移しております。また、先般の決算を迎えまして、トヨタ自動車さんは1兆5,000億円の投資をここ2、3年続けると言われておりますし、またトヨタの主要グループ企業8社の投資額は9,000億円台と、依然として高水準であります。更に環境、安全を含めての研究開発費が、日本の6社の自動車メーカーで史上最高、トヨタさんは9,500億円を投じると報道されている。私共を取り巻く環境は非常に良いということがお分かりいただけると思います。一方、お客様の要求は更に厳しくなっております。世界的な大競争の下、要求される精度、価格、納期、何れも従来の想像を絶したものです。それだけの需要を取れるのは、その厳しい要求に応えられるものだけではないかと思います。更に我々流通業者も、その要求に応えられる態勢を整えられたところのみが、受注できるのではないかと思っております。従いまして、従来のように漫然と仕事をするのではなく、目標を持って、どうしてもやると言う気概を持って、あるいは、更なる技術向上を図らないと、この戦争の中から弾き飛ばされるのではないか。その様な意味におきまして、この32回どてらい市は、厳しいお客様に我々の日頃の努力の成果、あるいはメーカーさんの技術の成果を手にとって、動く様を見ていただく非常に良い機会でございます。山善さんを中心といたしまして私共販売店、メーカー様が三位一体となって、是非この大きなマーケットに一定のシェアを確保できますように、本日から3日間、お客様にお出でいただいて成約に結びつけるよう、大いに努力いたしたいと思います」と意気込みを語った。 出品メーカー276社を代表して花木オークマ社長が「中部地区は各種メディアから伝えられておりますように、大変元気でございます。例えば名古屋駅前では、セントラルタワーズに加えまして、ミッドランドスクエア、ルーセントタワーが聳え立ち、それに続いて高層ビルの建築が続いております。また2007年3月期におきましては、製造業を中心として、多くの企業が過去最高の決算を発表いたしております。その様な中で開催されます中部どてらい市は、今回『感動空間―創造力・情報力・技術力の結集』というテーマの下で主催店92社、メーカー276社が出展しており、大変活況などてらい市かと存じます。このどてらい市が大成功になりますよう祈念をいたしているところでございます。是非とも主催店様、山善様に、そして私共メーカーが協力をいたしまして、目標を大きく上回る成果を出してまいりたい」と挨拶。 事務局本部を代表して吉居山善社長が「結果に勝るものはございません。しかし、結果よりも大事なものがあるとすれば、それはプロセスだと思います。そのプロセスを2ヵ月間に渡ってしっかりやっていただきました。けれども、プロセスでは飯は食えない。結果が大事です。地に足の着いた結果を出しましょう。仕事とは人のため、会社のためにやると思うとシンドイ。自分のため、自分の家族のためにしっかりやる。それが結果として会社のためになる。皆様方におかれましても、目標をしっかりお持ちだと思います。そして現在の環境は、努力すれば努力した以上の結果がでる時期かと存じます。事務局の山善社員もその気で、本気で前向きに取り組んで行くと決意しております。三位一体となって取り組んで行きたいと存じますので、3日間宜しくお願いします」と挨拶し、続いて大谷山善名古屋営業本部副本部長(どてらい市事務局長)より売上目標115億円、動員目標15,000名と発表があり、「お客様第一主義に徹し、テーマの感動空間の創造に向け、明るく元気に力強く、そして生き生き爽やかに、この3日間挑戦することを決意します」と決意表明された。 スローガン隊によるスローガンの唱和、大手締めに続いて、各代表によるテープカットとくす玉割りで2007中部どてらい市を開会した。 初日のこの日は、雨の降る中、朝から多くの入場者が詰めかけ賑わいを見せた。また、早い時間から高額の注文が続々と行われ、幸先の良いスタートを切っていた。 3日間を通した最終結果は、売上目標の115億円を大きく上回る121億9,710万円を達成。動員も16,577名と目標を突破し、成功裡に終了した。 19年7月15日2281号 大阪・京都の初夏を満喫 第30回記念総会開催正会員等26名出席 岐阜県管工機材商組合なんばグランド花月やビール工場を見学 岐阜県管工機材商組合(理事長=山田康博氏・山彦社長)では、7月3日午後6時より“ホテル日航大阪”において「第30回記念総会」を開催し、18年度事業報告、同収支決算報告、19年度事業計画、同収支予算を承認可決する一方、木曜会報告事項を承認した。また、翌四日は、ビール工場や平安神宮を参拝し、ますますの発展を祈願した。出席者は正会員並びに木曜会員等26名。 総会は、30回記念と言うことで、一泊での遠征総会となり、総会当日は、午前9時に岐阜駅を貸切りバスで出発、途中、岐阜羽島駅を経由し、名神高速を大阪目指して南下。スイスホテル南海大阪でランチバイキングを摂り、笑いの殿堂・なんばグランド花月では、桂文珍、中田カウス・ボタン、林家染丸、大喜利、まるむし商店、河北省雑技団、ラーメン屋台純愛物語の吉本新喜劇を思う存分に楽しんだ。特に、2005年ウーチャウ国際フェスティバルで金賞を受賞した雑技団は、可愛い3人娘が、鍛えられた柔軟な体で人間を超越した芸を披露し、観客に感動を与えた。 観劇の後は、午後6時より総会会場のホテル日航大阪で「第30回記念総会」に臨んだ。 総会は、五島理事(大垣管材社長)の司会開会の辞で開会し、理事長挨拶に臨んだ山田理事長は出席方のお礼を述べた後、「30回と言うことですが、本来から申しますと35回となります。昭和47年に発足しておりますので、通算しますと35回となりますが、その間、昭和51年から55年まで休会しておりました関係上、今回が30回となります。30回と言いますのは、我々組合員だけが共有する宝物だと思っております。これからも一年一年、立派な宝物を組み立てて行きたいと思います。そのためにも皆さんが儲けて頂くことです。そしてお互いに立派な会社を築き上げることが、組合の宝物になると思います」と挨拶。 引き続いて恒例により理事長が議長を務めて、審議事項に沿って慎重審議を行った。 ▽第1号議案=平成18年度事業報告並びに収支決算報告承認の件 ▽第2号議案=平成19年度事業計画並びに収支予算承認の件 ▽第3号議案=実務責任者会議(木曜会=18年度事業報告・決算報告、19年度事業計画・収支予算)報告承認の件 ▽第4号議案=その他の件 を慎重審議し何れも承認可決した。 【19年度基本方針】 組合のスローガンである「適正利潤の確保による健全経営の確立」の実現のために、理事会・全員例会・研修会及び実務責任者会議の一層の充実に努力すると共に、諸行事を通して親睦交流を密にし、組合参加意識の高揚を図る。期末会員数は24社、賛助会員数は69社。 総会終了後は、高級中華料理店として世界的に知られる“福臨門酒家大阪店”に移動して、森嶋副理事長(大東社長)の乾杯音頭で懇親会に臨み、真の広東料理に舌鼓を打ちながら、終始和やかに親睦を分かち合い投宿。 翌四日はホテルを午前八時半に発ち、京都長岡京に在る“サントリー京都ビール工場”を見学。 ビール造りの工程(製麦⇒仕込⇒発酵⇒貯酒⇒ろ過⇒缶・樽詰)を見学した後は、ゲストルームにてモンドセレクションにおいて、ビール部門で日本初の三年連続最高金賞を受賞したザ・プレミアム・モルツを味わった。 次いで、人間国宝の手により作られた手桶の器に、四季折々の料理を盛り込んだ手おけ弁当で有名な“六盛”で昼食を摂り、平安神宮を参拝、京つけものの“大安”で買い物をし帰岐した。 輸出契約高2865億6700万円 前年比110.2%増プラント 1,308億8,400万円 6件で 日本産業機械工業会5月産業機械輸出契約状況 日本産業機械工業会がまとめた平成19年5月の産業機械輸出契約状況によると、主要約70社の5月の輸出契約高は前年同月比110.2%増の2,865億6,700万円となった。 プラントは六件で、アフリカの大幅な増加により前年同月比407.1%増の1,308億8,400万円となった。単体は、前年同月比40.9%増の1,556億8,300万円。 機種別にみると、ボイラ・原動機は北アメリカの増加により前年同月比54.8%増、鉱山機械はアジア、ロシア・東欧の増加により同727.7%増、化学機械はアジア、北アメリカの増加により同53.8%増、プラスチック加工機械はアジア、中東の増加により同23.6%増、風水力機械はアジアの増加により同11.6%増、運搬機械は北アメリカの減少により同17.1%減、変速機はアジア、中東、北アメリカ、南アメリカの増加により同12.7%増、金属加工機械はアジアの増加により同302.5%増、冷凍機械はアジア、ヨーロッパの増加により同52.0%増となった。 地域別構成比は、アフリカ44.7%、アジア26.5%、北アメリカ17.4%、ヨーロッパ5.1%、中東4.6%となっている。 「ほっと、スマイル! -住まいと暮らしのDIY&リフォーム-」テーマに 幕張メッセに約10万アイテムが集結 JAPAN DIY HOME CENTER SHOW07 社団法人日本ドゥ・イット・ユアセルフ協会(会長=坂本洋司氏、住所=東京都千代田区鍛冶町、略称=日本DIY協会)は、国内外から最新のDIY・ホームセンター関連商品を一堂に集めた国内有数の住生活関連イベント「JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2007」(実行委員長=稲葉敏幸氏・武蔵ホルト代表取締役)を、8月23日〜25日の3日間(一般公開は24、25日)、千葉県の幕張メッセにて開催する。なお、今年は一般来場者もショーホームページ(http://www.diy-show.jp/)で事前登録すると入場料500円が無料となる。 「JAPAN DIY HOMECENTER SHOW」は、DIY(Do It Yourself)の健全な普及とDIY産業の総合的な発展を目的に1978年からはじまったもので、東京・大阪での開催をあわせて今年で43回目となる。幕張メッセ国際展示場2〜5番ホール(展示面積約27,000u)を使用し、国内外を含め477社・1,176小間の出展(2007年7月5日現在)と、バイヤー、プロデューサー、一般生活者など約10万人の来場者を予定している。 今回のショーでは、「ほっと、スマイル! ―住まいと暮らしのDIY&リフォーム―」をテーマとし、協会事業の大きな柱でもあり、現在、協会加盟の小売企業のうち、すでに半数以上が取り組みを始めた“ホームセンターを窓口としたリフォーム事業”(HCリフォーム)の啓発・推進のための提案や情報を発信していく。 さらに、今回初の試みとして、NHKとの共同主催による第一回「住まい自分流DIY大賞」を創設し、全国規模の手づくり作品コンテストを開催する。事前に番組・テキスト・インターネットなどを通じて手づくり作品を広く一般から募集し、24日の最終審査発表イベントにおいて大賞を発表し表彰するほか、番組のレギュラー講師陣(DIYアドバイザー)による実演ショーや、番組・テキストで紹介されたテーマを実際に製作できるDIY手づくりコーナーを開設する。 「JAPAN DIY HOMECENTER SHOW2007」開催概要 ◇名称 JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2007(ジャパンDIYホームセンターショー2007) ◇テーマ ほっと、スマイル! ―住まいと暮らしのDIY&リフォーム― ◇ホームページ http://www.diy-show.jp/ ◇会期 2007年8月23日〜25日 ・8月23日 バイヤーズデー(午前9時30分〜午後5時) ・8月24日 バイヤーズデー/一般PRデー(午前9時30分〜午後5時) ・8月25日 一般PRデー(午前9時30分〜午後4時) ※23日は業界関係者のみ、一般公開は24日・25日の2日間。 ◇会場 幕張メッセ国際展示場(2〜5番ホール) 〒261-0023 千葉市美浜区中瀬2-1 ◇主催 社団法人日本ドゥ・イット・ユアセルフ協会(略称=日本DIY協会) ◇後援 経済産業省、林野庁、千葉県、千葉市、NHK、NHKエデュケーショナル、NHK出版、日本貿易振興機構(JETRO)、IHA(国際ハードウェア・ハウスウェア産業団体連合会)(以上予定) ◇協力 三条市・三条商工会議所、三木市・三木商工会議所、小野市・小野商工会議所、在日各国大使館(以上予定) ◇協賛 日本ホビー協会、日本家庭園芸普及協会、日本建材・住宅設備産業協会、日本セルフ・サービス協会、店舗システム協会、日本日曜大工クラブ(以上予定) ◇入場料 一般500円(税込) 中学生以下、Web事前登録者は無料 ◇出展社数 477社・1,176小間(前回=555社・1,301小間) ◇出展品目 大工道具・工具/金物/建材・木材/補修材/塗料と塗装用品/電気用品・照明器具/住設機器と関連用品/リフォーム資材/インテリア・ホームファニシング用品(組立家具・収納用品含む)/エクステリア用品(石材含む)/水道用品/カー・サイクル用品/園芸用品(農業資材含む)/作業用品/ホビー用品(ヒーリング・リラックス用品含む)/アウトドア・レジャー用品(スポーツ用品、乾燥・非常食品含む)/ペット用品/省エネ・防災・防犯用品/家庭用品/ハウスキーピング・キッチン用品/店舗設備・用品(什器・ディスプレイ機器含む)/文具・事務用品/福祉・介護用品/健康関連用品/情報 ◇来場者数 約10万人を予定(前回=8万127人) ◇来場対象 ホームセンター/DIY店/スーパーセンター/金物店/ホビー店/エクステリアショップ/インテリアショップ/アウトドア・レジャー用品店/ハウスウェアショップ/文具・事務用品店/什器・ディスプレイ機器店/塗料店/建材店/家具店/GMS/チェーンストア(ドラッグストア等)/木材店/建具店/工務店/その他プロ・ユーザー及び一般生活者/等 ◇一般の問合せ先 社団法人 日本ドゥ・イット・ユアセルフ協会 【TEL】03-3256-4475 【住所】〒101-0044 東京都千代田区鍛冶町1-8-5 新神田ビル5階 空冷ドライスクロール真空ポンプ 1000L/minクラスで世界初 アネスト岩田ISP―1000を発売 アネスト岩田(社長=森本潔氏、住所=横浜市港北区新吉田町3176)は、空冷ドライスクロール真空ポンプの先駆として、ISP―90/250B/500Bに加えて1,000L/minクラスで世界初のISP―1000を7月から販売開始する。 ISP―1000は、フラットパネルや半導体・記憶媒体などの高度な製造工程に欠かせないクリーンな真空を必要とする、製造業のユーザーに最適。さらに、広範囲な圧力領域で高い省エネルギー性を実現、産業廃棄物の最小化・RoHSにも対応した設計となっている。 【概要】 大排気量のドライ真空ポンプは、その技術的な特性上、小型化や高効率性には限界があり、設置しやすい空冷式とすることにも困難が伴う。しかし、スクロール式での大型化の限界に挑み、これらの問題を解決し、ユーザーの要望に応えることが可能となった。 さらには、安全面にも配慮しCSA/CEを取得。多重電圧にも対応しており世界各国で使用できる。 【特長】 @空冷で大容量 同排気量クラスのドライスクロール真空ポンプで世界初となる1,000L/minクラスの真空ポンプを提供。また、排気量90〜1,000L/minまでの四機種から選ぶことができ、手軽なドライ排気系を構成できる。 A省電力 到達圧力時に消費電力850Wを実現。 Bクリーン 潤滑油を使用していないため、油の逆拡散・油煙の発生がなく、クリーンな真空・排気を確保できる。 【販売開始】 2007年7月 更生保護協会に寄附 松田有司氏(エムズプランニングCEO) 法務大臣賞受賞 松田有司氏(エムズプランニング最高経営責任者・児玉興業社長)は、中部地方の更生保護事業に貢献すべく、中部地方更生保護協会へ50万円の寄附を行い、法務大臣賞を受賞する運びとなった。(月曜会会員の法務大臣賞受賞者は今回で20人目)。 また、松田まり子氏(エムズプランニング社長)は、「社会を明るくする運動」に30万円を寄附した。 次期社長の佐藤常務が挨拶 平成19年度総会を開催 中部ユアサやまずみ会中原氏を招き講演会も ユアサ商事(社長=谷慈義氏・開催当時、本社=東京)の中部ユアサやまずみ会(会長=松原武氏・日本空調サービス社長)は6月19日午後3時より、名古屋市中区栄の名古屋東急ホテルにおいて「平成19年度中部ユアサやまずみ会総会」を開催した。 冒頭、松原会長は挨拶で「梅雨に入りましたが、梅雨の晴れ間が続いております。大変暑い中を本日多数お集まりいただきまして、誠に有り難うございます。最近、ユアサ商事さんから会社の業績報告などを聞く機会が色々ございます。その話を聞く限り、非常に元気に回復されてきて、意気込みも凄いと感じております。ユアサ商事さんの場合、全て社員の皆さんが足で稼いだ商談を実績として作っておられる。地道な努力を常にされております皆さんの姿が浮かんできます。我々もそのユアサ商事さんと一緒になって、日本で一番元気だと言われておりますこの名古屋で、元気さを一生懸命拾っていきたい。名古屋は変化のスピードが速い。これまで繁華街は栄一つしかなかったが、今では栄と駅前の二つに分かれ、しかも両方ともが元気に繁栄している。スピード時代と言われているが、名古屋でそのスピードを実感している。我々もそれについて行って、しっかりとユアサ商事さんと共に業績を上げる方向に頑張っていきたいと思っております。本日はこの後、炭協会の皆様と一緒になって、記念講演会、懇親会と盛りだくさんの予定が組まれております。皆さんのお元気な顔を拝見しながら、プログラムを楽しみたいと思います」と述べた。 続いて、松平ユアサ商事中部支社長が「中部ユアサやまずみ会にご参集いただきまして有り難うございます。私共中部支社並びに岡崎支店を大変お引き立ていただきまして、御礼申し上げます。私はこの4月の人事異動で前任の寺島の後任といたしまして、静岡支店より着任いたしました。まだ皆様のところへご挨拶ができていないことを先ずもってこの場でお詫び申し上げます」と挨拶し、中部支社並びに岡崎支店の近況と2007年の中部グランドフェアについて報告した。 平成19年3月期の中部支社と岡崎支店の売上高は、前年対比で12%の伸び。全社連結は8.1%のアップで、全社平均を上回った。「4月より5名の新卒の総合職を増強。中部建機センターの建設、更に在庫の充実を図るなどして、もっと伸ばしていきたい」と更なる発展への決意も述べられた。また、中部グランドフェアは、9月14、15日にポートメッセなごやで「創造への挑戦。│何かがここから動き出す」を全社テーマに開催される。新商品、新提案、新機能の製品の展示比率を高め、目標は、受注が前年実績の5億アップの120億円、動員が350名アップの8,200名、主催者が16社アップの64社、バス30台、出品メーカー280社。動員に対しての協力が呼びかけられた。 議事に入る前に、会員199社中出席128社、委任状43社、合計171社で過半数を超え総会が成立すると報告された。 松原会長が議長を務めて議案審議を行い、第1号議案・平成18年度事業報告、第2号議案・平成18年度会計報告、会計監査報告、第3号議案・平成19年度事業計画、第四号議案・平成19年度予算案を原案通り可決承認した。 第五号議案の会計監事選出については、会則で常任幹事の中から会長が指名すると規定されており、今回欠員が出たため、幹事会において岡本幹事(岡新社長)が会計監事に指名されたことが報告され、これを承認した。 総会を終え、炭協会会員のメーカーも加わったところで佐藤常務取締役・社長特別補佐(6月28日の株主総会で17代目の社長に就任)より挨拶があり、その中で同氏は「工業マーケット部門と建設マーケット部門のバランスの取れた経営をしていきたい。今後、皆様方に益々頼りにされ、役立つユアサ商事にしていきたい」と抱負を語った。また、ユアサ商事の業績と今年の営業方針についても触れ、平成19年3月期決算では売上高が前年対比8.1%増の4,727億3,800万円となり全部門で増収、「皆様方と一緒になって利益を生めるようにしていきたい」と述べた。今年度は、微増の売上高4,800億円、経常利益92億円、純利益42億円を目指す。三つの大きな課題としては、@連結経営で機能強化を機軸においた営業力の増強A景況に左右されない市場開拓の推進B継続的配当を挙げた。 続いてやまずみ会、炭協会合同の記念講演会が行われ、中原英臣山野美容芸術短期大学教授(医学博士)が「上手な医者のかかり方」と題して講演した。 講演では、健康と医療をテーマに話され、身近な問題だけに皆熱心に聞き入っていた。健康は自分自身で守るもの。「自己管理」では間に合わず「自己防衛」しなければいけない。そのために、健康に対する正しい知識と情報を手に入れることが大切。正しい情報に基づいた生活習慣に切り替えることで、寝たきりなどの要介護状態を少しでも短くすることがこの国に課せられた最大の健康のテーマであると締めくくられた。 講演会後は懇親会に移り、安藤中部ユアサやまずみ会会計監事(安藤社長)の発声で乾杯。活気溢れる賑やかな交流の場となり、炭協会の小出キッツ中部支社長の中締めで終了した。 滋賀・信楽の里と多賀大社 彦根城博物館を見学 滝川会 会員ら120余名が参加 滝川会(会長=須藤清勝氏・須藤鋼機会長)は6月16日、研修会を実施し、会員ら120名余りが参加して滋賀・信楽の里、多賀大社、彦根城博物館を訪ねた。 当日は午前8時30分にJR名古屋駅西口に集合、バス3台で出発した。 最初にタヌキの焼き物で有名な信楽へ。信楽陶芸村では昭和初期に作られた登り窯の前で設楽焼きについての話があり、設楽はタヌキの焼き物で有名だが焼き物全体から見るとその比率はほんの少しで、現在はビルなどに使われる外壁用のタイルが主な産物となっており、傘立てなども有名なことや、昔は各家庭にあった火鉢の生産で盛んであったことのほか、タヌキの焼き物についてはその歴史や謂(いわれ)、良いタヌキの見分け方などを聞いた。 タヌキの貯金箱の絵付けにも挑戦し、はじめは余り乗り気でなかった参加者もいたが、いざ筆を持つと、皆、夢中になって取り組んでいた様子だった。 昼食に信楽の郷土料理を堪能した後、延命長寿・縁結びにご利益のある「多賀大社」を参拝。 それから、築城400年祭開催中の国宝・彦根城へ。ここでは徳川幕府300年を支えた重臣、井伊家伝来の家宝などが展示されている彦根城博物館を見学した。 以上で全日程を終了し、帰途に着いた。 きめ細かいサービスを提供 トルクセンター名古屋 東日製作所国内3ヵ所目を開設 トルク機器トップメーカーの東日製作所(社長=辻 修氏、本社=東京都大田区大森北2-2-12)は、東京、大阪に続いて国内で三カ所目となる「トルクセンター名古屋」(愛知郡長久手町砂子七20、TEL0561-64-2451一)を開設.6月11日午後3時より披露を行い、販売店、ユーザーなど150名を超える来場者が訪れた。 トルクセンター名古屋は東海・中部・北陸地区の営業拠点となるほか、常設の展示室、講習会室、トレーニングルーム、校正室を備えた技術ラボとしてトルク機器の総合的サポートを展開する。 トルク機器は、これまで自動車などの大量生産現場での確実締め付け機器として活用されてきたが、最近では締め付け保障や締め付けデータの確認・保管も含めたシステム販売が増えているほか、航空機、建設機械をはじめ安全確認のトラックの足回りチェックなど、これまで熟練工の腕で支えられてきた分野でもトルク機器やセンサの活用が急増しており、同社では名古屋センターの開設により更にきめ細かいサービスを提供していく。 【トルクセンター名古屋の主な機能】 @展示室=ネジの締め付け力の測定、トルクの精密測定、締め付けの信頼性の確認や、最近、要求の高い締め付けデータ処理までを含めた提案を行う。ショールームには代表的な機器を常時展示し、購入前の確認なども行える。 A講習会室・トレーニングルーム=担当業務やレベルに応じたクラスを用意し、定期的に講習会を開催。分解から組み付けまでの実務研修も実施。 B校正・修理サービス=長期間の精度保持を実現するためには定期的な校正と修理が有効で、コストも新規購入より安く済む。これらの校正・修理のサービスも提供。 作家の藤澤茂弘氏(中日新聞参与)が 「尾張の女性が強いわけ」を講演 月曜会 平成19年6月例会開催 月曜会(世話人代表=松田謙三氏・児玉興業会長)は6月18日午後6時より、名古屋市北区の料亭「魚鉄」において6月の例会を開催した。 今回は、「尾張の女性が強いわけ」という演題で藤澤茂弘氏(作家・中日新聞本社参与)による講演が行われた。 また講演会終了後は、会員による講談も披露され、続いて懇親会へ。会員同志親睦を深め、午後9時過ぎに終了した。 【講演要旨】 日本では、古くから上州と尾張の女性が強いと言われている。 上州はご承知のように、空っ風とかかぁ天下、それと雷の三つで有名。上州の女性が強いわけは、あそこは養蚕と機織りが盛んで、女性が旦那よりも沢山稼ぎ経済力があったから。上州のかかぁ天下は、亭主を差し置いてしゃしゃり出る。 ところが、一方の尾張の女性は、非常に慎ましく表にしゃしゃり出ない。しゃしゃり出ない分、じっと内で耐えて亭主を上手く操縦するのが特徴。 同じ、女性が強いと言っても上州と尾張では趣が違う。 では、尾張の女性にはどのような人がいるか。表にしゃしゃり出ないので、歴史にもあまり名前が残っていない。 皆さんご存知の豊臣秀吉の正妻・ねね。どれほど秀吉の活躍を助けたことか。秀吉の母親・なかも秀吉に対して大きな影響力があった。 前田利家の妻・まつ。数年前にNHKの大河ドラマになった。そのなかで「家の事は、まつにお任せくださいませ」という台詞が度々出てきた。これが正に典型的な尾張女性。 戦国時代は男が威張っていた時代であるが、男は家の事には一切口を出さなかった。女性が家の実権を完全に握っていた。 これを主婦権と言う。この主婦権の象徴が「しゃもじ」である。 これは何も日本だけに限ったことではない。ヨーロッパと中国では鍵がシンボルになっている。 幕末、この名古屋の京町に井筒屋という薬屋があり、四代にきしという未亡人がいた。ある日、強盗に入られたが、気丈にも明かりをつけ蔵に案内して、金を差し出し店を守った。この井筒屋が今の中北薬品である。 姉女房が良いと言われる。「一本べらは金の靴を履いてでも探せ」と言われる。尾張地方では、「一つ年上の姉女房は金(カネ)の草鞋を履いてでも探せ」。 余談だが、「福生寺」(名古屋市中区錦二丁目)には金の草鞋があるので、一度行ってみられるといいかも。 本日の本論、尾張の女性はなぜ強いか。これには二つ理由がある。一つは持参金。昔は、嫁入り道具は妻のもので、持参金は亭主のものになった。しかし、離縁する場合は、持参金を返さなければならない。だから亭主が妻の持参金に手をつけている間は、絶対に離縁はできない。 もう一つは、昔、武家は自分の家より格の上の所から妻を迎えたことが多かったため。 最後に、先ほど離縁の話をしたが、妻が亭主から三行半を渡されると離縁になる。なぜ三行半かと言うと、この中には要件が二つあり、一つは離縁をするぞということ、二つ目が再婚を許諾する文言、この二つを書くとちょうど三行半になる。それで通知をしたということだ。 報道現場から 〜情報の正しい判断〜A 読売テレビ解説委員 辛坊 治郎 氏 ◆中部タンガロイ特約店会総会「記念講演会」 一瞬の判断ミスで、政治生命を失ってしまうこともある。何故そのようなことが起きるのか。 誰でも心の中に天使と悪魔が住んでいる。この天使と悪魔は同じ顔、同じ表情、同じ名前を持っている。希望という。あったらいいなという思い。これは希望に過ぎないのに、本物ならいいな、本物に違いないと自分でドンドン信じ込んでしまう。こうなるともう後戻りが出来なくなる。 人間はどうしても根拠のない楽観に引きずられてしまう。7,000人の方が毎年交通事故で亡くなっていると聞くと、気をつけなければいけない、亡くなった方は気の毒、とまでは思うが、自分が明日当事者になると思う人は誰もいない。人ごとである。だからこれだけ言っていても、飲酒運転での交通事故が減らない。反対に、宝くじで年間7,000人の方が1億円以上を手にしている。その話を聞くと大抵、7,000人も当たっているんだ、明日当たるのは私だと思う。人間は黙って放っておくと、都合の悪いことは自分には起きない、都合の良いことは明日にでも起こると思う。 人は便利な生き物である。希望は本当に有り難い。希望があるから生きていける。どんなに状況が厳しくても、希望さえあれば、明日を迎えることが出来る。希望というのは天使だと思う。ただ悪魔のささやきもする。人は悪魔のささやきに耳を貸してしまう。 これらの状況を全て加味して、溢れる情報にいかに対応していくか。 今は一人勝ちの時代。これまでのように護送船団方式で、横並びにしていたら皆がともに良いものが食べられる時代ではなくなった。勝ち残っていく人の共通点は皆、常識の壁を乗り越えている。 当たり前の壁を乗り越えた先に、大きなチャンスと成功が待っている。我々の業界にも十年に一人ぐらい出る、物すごく非常識な天才が。テレビには、午後7時56分から4分間はステーションブレークと言って、コマーシャルだけの時間帯があった。その間にテレビを見ていた人達は一斉にトイレに行った。57分くらいにトイレから帰ってきて、新聞を見て八時からの番組を選んだ。しかし、リモコンの普及によって、新聞を見ずにリモコンでとりあえず全チャンネルを回す。英語でザッピング(zapping)という専用の言葉が出来たくらい全世界で同じ様な行動をとった。 全局を回して、全局コマーシャルだと確認して、初めて八時からは何を見るかを考える。当時は八時から時報とともに番組が始まった。10年くらい前に日本テレビの天才は、ふっと思った。何も、8時の番組を8時に始めなければならないという決まりがある訳ではない。2分ほど早め58分から始めたら、と言い出した。周りの人間は口をそろえて反対した。言い出したのが編成局の人間だったので、日テレ系列で行うことになった。尚且つ、最初の5分間は絶対コマーシャルを入れるなということになった。 (文責・記者) 「三価クロムめっき支持金具」 RoHS指令対応製品 アカギ 順次切替えを準備 配管支持金具を製造・販売するアカギ(社長=渋谷宏明氏、本社=東京都中央区入船2-1-1・)は、地球環境保全の取り組みとして、ユニクロめっき(電気亜鉛めっき・光沢クロメート処理)支持金具製品を六価クロムが含まれていない三価クロムクロメート処理製品への切り替えを順次に実施している(従来品は、鉛・カドミウムを含まず、六価クロムはRoHS指令規制基準値以下)。 同社は、以前から環境負荷が少なく、安心して取り扱える指示金具製品を世に送り出したいとの考えで、一部製造ラインを稼動させ、試験的に六価クロムを含まない「三価クロムクロメート処理」の製造ラインの製造を研究してきた。 昨年七月より、指示金具を部品として組み込まれる機械装置に対して、欧州で「RoHS指令(特定有害物質使用制限指令)」、日本でJIS C 0905電気・電子機器の特定の化学物質の含有表示方法(J―Moss)」など、環境保全の取り組みが進んだことを契機に、ユーザーに迷惑を掛けないよう切替えを準備してきた。現在一部に非対応製品もあるが準備が整い次第、順次切替えをする。 詳細については、同社名古屋営業所(名古屋市熱田区六野2-1-3・TEL052-822-7121)へ問い合わすとよい。 目玉は世界最高峰5軸機構搭載 「NMV5000DCG」等最新モデル 森精機初夏ショープロダクティビティ 森精機製作所(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区名駅2丁目35-16)は6月21日から23日までの3日間、同社伊賀事業所(三重県伊賀市御代)において、最新機械等を一堂に展示した「初夏プロダクティビティショー二〇〇七」を開催した。 今回の目玉は、史上最強最速の五軸制御加工機NMV5000DCGと、JIMTOF2006(第23回日本国際工作機械見本市)の参考出品で多くの反響を得た量産対応複合加工機NZ2000シリーズ。 会場では、NMV5000DCGによる高速・高精度な5軸加工、NZシリーズの2主軸3刃物台タイプと2主軸2刃物台タイプの2台による工程集約が実演展示されたほか、NTシリーズによる多軸加工、高剛性二タレット旋盤NZ―S1500/1000によるシャフト加工、ニューコンセプトマシンDuraシリーズによる高速重切削加工、太陽工機の新機種による研削加工など、バラエティ溢れる加工が見られた。 開催初日は、オープン前に森精機の水口博副社長が挨拶を行い、その中で「このプロダクティビティショーも回を重ねる毎に非常に反響が大きくなっており、お越しいただくお客様、販売店の方々が毎年増加しております。当社といたしましても皆さんのお陰で、この様に盛大にプロダクティビティショーを開催できますことを有り難く思っております。さて、このショーでは、特に複合化ということに重点を置きまして新製品を展示しております。具体的には、NMV5000DCG、これは立形マシニングセンタ5軸加工機でございます。従来にはない高速・高精度を実現しながら、段取り性、操作性を非常に良くした新鋭機です。また、NZシリーズも展示。当社としては初めての3タレットの機械。特に下の刃物台にはどうしても切り屑の問題がありましたが、切り屑が自然に刃物台の廻りに流れていく形状にデザインしました。また、NXシリーズに3000シリーズを追加。これは自動車部品などでワンサイズ大きな加工をしたいという要望に応えるもの。一方、生産の方も、皆さんから沢山の受注をいただきフル稼働が続いております。特に建設機械、エネルギー関連の業種が好調であることを受けて、大型の工作機械の需要が高まっている。2006年度には第2工場に45台の新鋭機を新たに設備いたしました。大型の門形マシニングをはじめとして、板金用のレーザーロボット、ロボットシステムなど最新鋭機を導入いたしました。本年度も同等の設備投資を予定しております。この様に設備投資をして、短納期、品質の向上を更に進めていきたいと考えています。また、サービス部門においては、MORI―NETという当社独自の遠隔監視が軌道に乗っております。これに加えてサービス部品(サービスツール、サービスパーツ等)の在庫量を増やそうと懸命に行っております。これにより、機械のダウンタイムを少なくするための対策をしていく。この様に今回も盛り沢山の内容となっておりますので是非ごゆっくりとご見学していただきたいと存じます」と今回の見所を紹介し、午前10時より開場した。 会期中は、機械の展示に加えて各種セミナーを開催。NMV5000DCGやNZシリーズ、Duraシリーズの紹介のほか、最新の工具や治具とその使用事例、五軸加工機専用のCAD/CAMについてなど、多彩な内容で森精機の最新テクノロジーが紹介され、全国より多くの来場者を集めた。 機械の無償修理期間を “2年間”に延長 より質の高いサービスを提供 森精機製作所は、国内・海外の保証制度を改定し、“2年間保証”を実施している。 この新保証制度は、機械の無償修理保証期間を従来の1年間から2年間へと延長するもので、今年4月1日以降の据付機、全機種に適用される(一部の高速回転主軸ユニットを除く)。 日本国内の納入機では、据付日より2年間の修理部品、サービス・保守作業の無償提供を保証。海外への納入機では、据付日より2年間の修理部品の無償提供と、1年間のサービス・保守作業の無償提供を保証する。 また同社では、24時間365日修理やパーツの依頼に対応できるサービスセンター、必要な部品を即座に客先へ発送し24時間以内の工場出荷率90%以上を誇るパーツセンター、直接出張修理に出向くテクニカルセンターが三位一体となり、ユーザーの問題解決にスピーディーに対応している。 季節的要因関係なく高水準 日本鋳鍛鋼会鋳鋼・鍛鋼生産速報5月分 日本鋳鍛鋼会は鋳鋼(全国77工場)、鍛鋼(同20工場)の5月分の生産実績(速報)を集計し、6月29日に発表した。それによると、5月の鋳鋼の生産量は2万3,859トンで、前月比4.2%減、前年同月比6.0%増となった。一方、鍛鋼の生産量は6万1,053トンで、前月比0.8%減、前年同月比1.7%増となった。 5月は例年、稼働日数が他の月より少なく減少傾向にあるが、現在は季節的要因に関係なく鋳鋼、鍛鋼とも高水準で推移している。 現在の生産状況は、鋳鋼では一部の機種(大型トラック)に陰りが見え始めているものの、建設機械・船舶・発電用機器等に支えられ4月に2万4,000トン台、五月に2万3,000トン台を記録するなど依然受注環境は衰えを見せていない(鋳鋼の上期見通しは2万3,667トン/月)。 一方、鍛鋼は4月、5月と6万トン台を記録するなど船舶・自動車・発電用機器を主体に生産能力一杯となる高水準の生産基調を維持している(鍛鋼の上期見通しは6万2,333トン/月)。 また、5月の各地区の生産状況は次のとおり(※数字は前年同月比)。 【鋳鋼】 北海道26.5、東北104.2、関東信越111.0、東海北陸114.4、近畿105.0、中国113.1、四国98.8、九州93.8。 【鍛鋼】 北海道96.5、関東信越106.8、東海北陸108.3、近畿94.1、中国102.2、九州107.3。 南海漫遊記 A 〜「ジュニアー会」ホーチミン・台北紀行 倉地久雄倉地社長 [支度] さて、旅に出るには当然いろいろと支度が必要なのだが、別の旅行記でも書いたように僕は要領が悪いのか決断力がないのか、いつも直前まで何も出来ずにいざとなってあわてふためく性格であり、今回もようやく準備を終えたのは出発前夜の深夜(というより明け方)であった。 パッキングなどガイドブックが勧めるとおりにすれば簡単に済んでしまうよ、とこともなげにおっしゃる方もいるが、実はそういう本のリストには全く使わない物がずいぶん載っているし、また恥ずかしいことにどうしても持っていかなければならない、パーソナルかつエキセントリックな品目も多い。 最小限必要な物はスーツケース、ショルダーバッグ、パスポート、お金、デジタルカメラ、旅行日数分の下着と靴下と衣服、洗面道具(シェーバーとローションと歯ブラシと歯磨き粉ぐらいだが、どれも使い慣れた日本製でなければならない)、太田胃散(胃薬は昔からこれ)、サングラス、スリッパ、折りたたみ傘、ツメきり、綿棒、それに文庫本数冊などであるが、加えて最近では海外用の携帯電話と充電器類一式も必須アイテムとなってしまった。 ガイドブックは別にして、持っていく本には結構神経を使う。ふだん買った本のほとんどは放置したままの「積読(ツンドク)」状態なので、旅行中はまとまって本を読むのに絶好の機会なのである。旅行の日数にもよるけれど、持っていくのは哲学(または宗教)、歴史、文学からいわゆる「古典」と言われるもの各一冊ずつと、虚子編「季寄せ」(外国に行くのにナゼ、と思われるかもしれないけれど、やはりこれはどこに行くのにも必携)、と言うのが基本的パターンである。 外国に行くときは日本から本など持って行かないで、その土地土地で英語本(たいていの国にはある)を買って読めばいい、と主張する友人もいるけれど、僕のおぼつかない英語力でそんなことをしても旅先のイライラが募るばかりである。ただし英語圏以外の国に出かけた折に、その国の言語の英訳辞書があれば必ず買うようにしていて、これは眺めているだけで興味が尽きない。 ところでだれが言い出したのかわからないけれど「活字中毒」という言葉があって、僕はこれが大嫌いである。特にちょっとインテリジェンスがあると自負してますわ系の、女子アナやタレント嬢が「あたしは活字中毒でぇ」などとのたまうのを聞くのは実に片腹痛いものだ。どうして読書が好きですと素直にいえないのだろう。 僕は三度のメシよりお酒が好きなアルコール依存人間であるが、お酒と同じ程度かそれ以上に深く書籍(=活字)にも依存している。本を持たずに外出するとかなり不安になるのは事実だ。 しかしそれを活字の中毒だと思ったことは一度もない。そもそも中毒とは「生体に対して毒性を持つ物質が許容量を超えて体内に取り込まれることにより、生体の正常な機能が阻害されることである」(Wikipedia)。ならば活字は毒性を持っているのか、読書にふける行為は機能障害なのか、と半畳を入れたくなってしまう。人は酸素がなければ生きてはいけないが、それを「酸素中毒」と呼んだらまったくちがった意味になってしまうのだ。 いずれにせよ全世界的に「薬物依存」がますます問題視される状況下では、マニアやフリークを揶揄するニュアンスで使われるとはいえ、「中毒」なる単語を軽率に口にすべきではないだろう。 そういう次第でかなり悩んだあげく今回スーツケースに入れたのは、「碧巌録(上)」「君主論〈新訳〉」「カフカ短編集」(池内紀 編訳)それに「高丘親王航海記」(澁澤龍彦)であった。 丹野氏(丹野砥石興業)が入会 11月に新睦旅行会を実施 名機工同友会6月例会を開催 名機工同友会(会長=金原進一氏・カネキ商会社長)は6月29日午後7時より、名古屋市中区錦の東京第一ホテル錦において6月例会を開催した。 小浦総務(こうら社長)の司会で進められ、冒頭、金原会長が「前月の総会で、会長の大役を拝命いたしました。同友会は45年の歴史があります。この同友会を益々発展させていきたいと思います」と挨拶。 今回、新たに丹野砥石興業より入会の申請があり、これを承認。同社の丹野社長が「由緒ある会に入会させていただきましたことを光栄に思います。今後とも末永くよろしくお願いします」と挨拶した。 続いて、各部の報告に移り、事業部から共同購入の実績が報告され、併せて従来の取り扱い商品に加え、ポンプ式の手洗い石鹸の販売も始めると伝えられた。 また、経営対策部より、年に1回ないし2回の講演会を予定していると報告された。 厚生部からは、8月の例会がビアパーティーとなるため開催日、会場について諮られ、その結果、8月2日を第一候補として進め、会場については同部に一任することが決まった。また、親睦旅行会は11月10日、11日の日程で行うものとし、内容等については今後検討していくこととした。 情報交換では、夏季の賞与について、有能な社員の流失をいかに防ぐか、客先からの過剰な要求についてどのように対処するか、社内の営業車の駐車場確保について、業界の展示会での特品(工具以外の品)の取り扱いについてがテーマとして出され、最も会員の関心の高かった、展示会での特品の取り扱いについて話し合いが行われた。 このあと懇親会が行われ、情報交換の場で挙げられた賞与の件について個々に意見を交わすなどし、午後8時40分過ぎにお開きとした。
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