18年6月4日2240号
山下理事長(理事歴34年)は勇退
野田氏が新理事長に就任
愛機工 18年度通常総会開催
愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏・山下機械会長)は5月12日午後4時30分より、名古屋市東区葵のメルパルク名古屋にて「平成18年度通常総会」を開催した。平成17年度事業報告及び収支決算報告、平成18年度事業計画及び収支予算案が原案通り承認可決された。任期満了に伴う役員改選では、三期6年理事長を務めた山下隆蔵氏(理事としては17期34年)が相談役に退き、後任として、野田道典副理事長(ノダキ社長)が理事長に就任した。
総会は、矢田理事(ナゴヤカット社長)の司会で進められ、開会の辞で時津副理事長(新栄商會会長)は「今回は役員の改選期でもありますし、また、三期6年理事長をお務めになられました山下山下機械会長が理事長を降板するということで、新しい理事長の選任という大きな議案もございます。慎重審議をお願いいたします」と述べた。
資格審査では、「287社中243社(委任状含む)出席で本総会は適法に成立する」と司会者が宣言。
挨拶に立った山下理事長は「本日は大変お忙しい中を愛機工組合年次総会にご出席賜りまして有り難うございます。昨年は、ご存知のように2月に中部国際空港の開港、3月には万博が開幕と当地区にとっては大変大きなプロジェクトのあった年でございますが、年度の後半に入りまして、心配されました業界の環境は決してダウンすることなく続いております。工作機械も機械工具の方も大変ハイレベルで今日に至っております。私も業界でかなり長くなりましたが、これだけ環境に恵まれた時期は珍しい。この3月の決算あたりで、皆様方の会社もこれまでで最高の決算をされたことと思っております。組合につきましては、昨年はこのフォローの風に恵まれて、十月に行われたメカトロテック・ジャパン展は賛助会員のメーカー様のご出品が大変盛況で、これも過去最高の出品小間を達成することができました。また組合では3年計画で、社員活性化プロジェクトとして色々な研修行事を副理事長の野田さんを中心に進めております。この行事が大変多くて、確実に社員の皆さんのレベルアップに貢献できたのではと思っております。本日は総会前にこの会場で、昨年11月に行われました中国の機械工具業界調査のビデオ報告会を行い、多くの方にご参加いただきました。この調査には約30名の皆さんにご参加いただきまして、当組合が随分前から取り組み、今回で8回目でございます。海外の同業界の調査を終えることができました。あと幾つかの部があり、福利厚生部、事業部、青年部は組合員事業主及び社員の為の色々な行事をこなしていただきました。その実施に当たられました理事、関係者の皆さんにこの場を借りて厚くお礼申し上げます。さて、次なる新年度でございますが、ご存知のように今年10月20日に8年に一度巡って参ります、全国大会がこの名古屋で開かれることになっております。既に1年前に準備委員会を作り、現在着々と準備に当たっていただいております。テーマを後継者問題として、全国からお集まりになります500名を超す同業者の皆様方に参画していただいて、この重要な問題を議論することになっております。最後になりましたが、今日2年に1度の役員改選が行われます。私も三期6年理事長職を務めさせていただきましたので、ここで区切りとし、次の方に組合の舵取りをしていただきたいと思います。6年間無事務められましたのは、皆様方のご支援のお陰と心からお礼を申し上げたいと思います。これからも皆様のお力で組合が益々発展されますことを祈念してご挨拶に代えさせていただきます」と述べた。
志知理事(志知社長)を議長に選出して議案審議に移り、第1号議案・平成17年度事業報告書、収支決算報告書、貸借対照表、損益決算書ならびに剰余金処分案承認に関する件、第2号議案・平成18年度事業計画書案ならびに収支予算書案承認に関する件、第3号議案・平成18年度加入金及び賦課金案ならびに徴収方法案承認に関する件を原案通り承認可決。
第四号議案・役員改選の件では、各支部より推薦のあった、理事候補者を全員承認。新理事により直ちに理事会が開催され、理事互選の結果、野田道典氏を理事長に、副理事長には時津忠氏(再任)、伊藤高潤氏(春日鋼機社長)、会計に水谷隆彦氏(ミズタニ機販社長)が選任された。また、前理事長の山下隆蔵氏は相談役に就任した。
理事長に選任された野田氏は「ただ今、新理事長にご指名いただきました野田です。大変緊張しておりますし、また動揺しております。この場所に立ってみますと責任の重さをひしひしと感じます。本来ならば方針等を発表するのでしょうが、生憎持ち合わせておりませんので、基本的には従来路線を確りと踏襲し、組合員各社の為になる組合活動を念頭において当たって参りたいと存じます。そうは申しましても、業界人としても一社会人としても中途半端で、未熟者でございます。会員の皆様方、そしてまた賛助会員の皆様方の絶大なご支援とご協力をいただきますようお願い申し上げます」と就任の挨拶を行い、議事を終了した。
続いて来賓の紹介があり、来賓を代表して名古屋市市民経済局産業部産業経済課産業振興係の佐藤氏が市長の祝辞を代読した。
伊藤副理事長の閉会の辞で総会を終了。
引き続いて懇親会が行われ、その席上、山下相談役(前理事長)は「昭和47年、私が33歳の時に父親を亡くしました。その頃から理事を務め、現在67歳ですので34年間も当組合の理事職をやらせていただいたことになります。青年部、福利厚生部などに特に思い出がありますが、中でも一番思い出に残っております事業は、8回に及びます海外業界調査。それから16年前と8年前の(愛知が担当した)全国大会。これは事実上私が実行委員長のようなかたちで務め、思い出に残る行事でした。東京、大阪の同業界の組合員が減少している中で、愛知だけが減少が少なく、東西から羨まれていましたが、愛知県機械工具商業協同組合の皆様方、特に若い経営者が業界に協力されているということが全国的に評価されておりますことを誇りに思っております。今後も新理事長の野田さんの下、本日決まりました三役で良い組合を作り上げてください。34年に亘りサポートしていただいた皆様に改めてお礼を申し上げると共に、今後も組合の為に微力ながら尽くしていきたいと思います」と挨拶。組合員より感謝の気持ちを込め、花束が贈呈された。
印藤氏(印藤商店)・寺西氏(萬勇)が新理事に
大島氏(ナスコム)が常任理事に就任
愛知県金物商工協組18年度通常総会開催
愛知県金物商工協同組合(理事長=鬼頭宏治氏・丸政社長)の「平成18年度通常総会」が5月18日午後4時より、名古屋市千種区池下町の愛知厚生年金会館で開催され、各議案の審議と承認を行った。
総会は、司会を務める伊藤事務局長が「組合員総数49名の内、委任状含む出席者44名で総会は成立」と宣言した後、岡本副理事長、(岡新社長)の開会の辞で開会。物故者への黙祷を行った。
挨拶に立った鬼頭理事長は、多忙に関わらず出席した組合員に対し御礼を述べる中、「更に来年にかけて景気は拡大するなどという判断がされておりますが、原油の高騰とか為替の変動等で先行きについてはリスクもあるかと存じます。当業界におきましてはまだ厳しいという感触を持っておりますが、更に努力を重ねて乗り切ってまいりたいと存じます。組合の運営に関しましては、各種代理業務に更に力を入れ、収支の均衡に向けて収入の増加の努力を進めて行きたい。また、組合活動の活性化の一つといたしまして、青年部との連携を強化していくことも考えております」と述べた。
鬼頭理事長を議長に選出して議案の審議に入り、第1号議案・平成17年度事業報告書、財産目録、貸借対照表、損益計算書及び損失金処理(案)承認の件、第2号議案・平成18年度事業計画書(案)及び収支予算(案)承認の件、第3号議案・平成18年度経費の賦課徴収方法(案)承認の件を原案通り承認可決。
第四号議案・役員補充については、印藤明延氏(印藤商店社長)、寺西功氏(萬勇社長)が理事に、佐藤信義氏(カネサ社長)、大島祥行氏(大島社長)が監事に、また理事の大島和彦氏(ナスコム社長)が常任理事に推薦され、これを承認。各氏、その任に就いた。任期は欠員の残任期間。
議事終了後は、来賓の社本名古屋市市民経済局産業部産業経済課長より松原市長の祝辞が代読され、石原副理事長(いし満社長)が閉会の辞を述べて無事総会を終えた。
この後、懇親会に移行して歓談が行われ、午後6時半過ぎに終了した。
5月19日現在168小間確定
小間の申し込み順調
愛知県管工機材商協組第4回展実委員会
愛知県管工機材商業協同組合(理事長=石原徳和氏・原芳商会会長)の第26回管工機材設備総合展の展示会実行委員会(委員長=在田忠之氏・在田商店社長)は、「第4回実行委員会」を5月19日に、東別院会館で開催し、申し込み状況を把握する一方、今後の進め方について協議した。
実行委員会は、石原理事長の「既に168小間の正式な申し込みを頂いております。申し込みの締め切りは6月末ですが、出来るだけ早く満小間になりますよう、一層のご協力をお願いいたします」との挨拶のあと、在田委員長からは、5月19日時点での出品申し込み状況をはじめ、これまでの経過報告が発表された。
続いて、小川副実行委員長(山信社長)の進行で、担当割り振りした出品者勧誘先の状況ついて、各委員より報告を受け、見込み分を入れると目標の250小間を上回る263小問になることが判明した。
今後の進め方については、早い時期での満小間獲得に向けての出品者勧誘に、実行委員会全力で取り組むことを確認する一方、展示会の成否を分ける集客動員についても、意見交換した。
次回、第5回実行委員会は出品申し込み締切日の六月末以降の、七月初旬に開催する予定。
※当日発表された申込書による出品確定先は次の通り。
【出品者一覧】
◎4月4日現在・順不同
▽愛知時計電機▽帝国金属▽テクノフレックストーラ▽トーゼン産業▽ナゴヤ▽山本計器産業▽FMバルブ製作所▽オーエヌ工業▽ベネックス▽川本製作所▽前澤化成工業▽前澤給装工業▽リケン▽アロン化成▽イノック▽中日技研工業▽藤井高圧工業▽ミヤワキ▽ワシノ機器▽日本エマソン▽ベン▽三国プラスチックス▽アカギ▽三栄水栓製作所▽東栄管機▽スギヤス▽松阪鉄工所▽アサダ▽オオタケファンドリー▽児玉工業▽日邦バルブ▽日本ヘルメチックス▽前田バルブ工業▽山王工業▽西垣ポンプ製造▽三井化学▽神戸樹脂▽キャタピラー三菱▽アスコット▽日動工業
◎5月19日現在・順不同
▽つまりぬきにじゅうよん▽日栄インテック▽ミヤコ▽兼工業▽喜多村合金製作所▽大和バルブ▽エーアンドエーマテリアル▽JFE継手▽ショーボンドカップリング▽ナノプラスチック▽日立金属▽日立バルブ▽フシマン▽レッキス工業▽カナフレックスコーポレーション▽三菱樹脂▽旭有機材工業▽因幡電機産業▽KVK▽ブリヂストン▽シーケー金属▽コンサス▽アキレス▽テラルキョクトウ▽東亜高級継手バルブ製造▽クボタシーアイ▽コロナ▽日立工機▽日立産機システム▽日立アプライアンス▽マキタ▽小島製作所▽積水化学工業▽日本プラスチック工業▽フジトク▽フネンアクロス▽MIEテクノ▽ヨシタケ▽旭日産業▽栗本鉄工所▽育良精機製作所▽大肯精密▽日本鋳鉄管▽テイ・アイ・エス▽名古屋水栓バルブ工業協同組合▽タカヤマ金属工業▽ダイキン工業▽騰亜(南京)塑料五金製品有限公司▽リエゾンインターナショナル
6月2日の総会準備
愛機工青年部5月定例役員会を開催
愛知県機械工具商業協同組合(理事長=野田道典氏・ノダキ社長)の青年部(部長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)は5月19日午後6時30分より、組合事務局にて5月定例役員会を開催した。
はじめに水谷部長が「組合の役員改選で組合三役(会計)を仰せつかり、青年部から離れることとなりました。三期6年の間、大変お世話になり有り難うございます。新部長さん、滝沢副部長と、青年部皆さんが力を合わせて更なる発展をされますことをお祈りし、私も今後も陰ながら応援してまいりたいと思います」と挨拶。
議事に移り、6月2日に開催される総会に向けて、役割分担、会計報告、総会資料・組織図のチェックなどを行った。
また、組合野球大会については、4月9日に開幕、2日目は同15日に開催されたが途中から降りだした雨のために8試合予定のところを4試合消化時点で中止に、その後予定されていた5月13日と20日の試合も中止(20日は19日の時点で決まっていた)となり、大幅に予定が変更されていることが報告され、野球運営への協力が呼び掛けられた。
その他の件では、今年度が創部40周年となるために、記念行事や記念誌の発行について検討した。
以上で役員会を終了。次回は6月21日を予定。
スーパー問屋を志向し
全国展開の第一歩!
落合 名古屋支店をオープン
名古屋支店と同支店のスタッフ一同
落合社長
FA関連機器部門の専門商社・落合(社長=落合栄次郎氏、本社=東京都台東区下谷1-4-12)は、全国展開の第一歩として5月15日より名古屋支店(支店長=藤原和明氏、住所=名古屋市中川区西日置2-2-4)の営業を開始した。
これに先立ち、5月13日午前11時より、同社の仕入れメーカー、販売店らおよそ600名を招いて、名古屋支店の竣工披露が行われた。名古屋支店は、名古屋駅より車で5分のところにあり、敷地面積430坪、建坪200坪の総六階建て(総床面積1,200坪)。2階から6階は倉庫となっており、豊富な在庫で顧客のニーズに応えていく。
披露の後は、名古屋の名所である、金のシャチが輝く名古屋城隣のウエスティンナゴヤキャッスルに会場を移し、披露パーティーが開かれた。
パーティーの冒頭、落合社長は「私共、株式会社落合は昭和22年に創業いたしまして、伝動機、ベアリング、シャフトの3品目を中心に、各メーカーさんの商品を大事に私共の流通に乗せて販売をさせていただいております。この初心を忘れずに、今後この中部地区において皆様方と本当に心の触れ合った、助け合いながらのお取引をさせていただきたいと念願をいたしておる次第でございます。平成9年の創業50周年の年に、工具分野への進出を発表させていただきました。そして伝動機も、ベアリングも、工具も、何でも揃うスーパー問屋を目指し、頑張って来た訳でございます。スーパー問屋には、もう一つ大きな条件があるのではないかと思い始めました。そこで今回、落合が全国展開の第一歩として、この中部地区の名古屋に進出することを決意いたしました次第でございます。名古屋の地を選ばせてもらい、これは本当に間違いではなかった。むしろ落合の第一歩は名古屋しかなかったのかもしれないと、私は確信をいたしております。そして中部地区の皆様方の温かい人情に触れ、今日改めて皆様方に感謝を申し上げますと同時に、私も感激で一杯です。本当に有り難うございました。今日、ご覧いただきました私共の支店は、まだまだ十分な在庫とは言えません。今日ご列席の各メーカー様のご支援をいただきながら、そのメーカーさんに成り代わって、必ず中部地区の皆様方の倉庫として万全なる供給体制を整えてまいります。5月15日から営業を計25名で開始します。平均年齢25.4歳という若さでございます。まだまだ営業としても半人前だと思います。業務もまだまだ未熟だと思います。どうか15日からスタートする落合名古屋支店を、是非皆様方の手でお育ていただくことを切にお願いいたします。この25名、若い力できっと頑張ります。名古屋支店がスタートできますことは、私も本当に嬉しく思います。本当に皆さん有り難うございました。今日、お忙しい中この様に大勢の皆さんにお祝いしていただいて、この感激を名古屋支店長以下全員忘れずに、名古屋の皆さんと共に15日の月曜日から一生懸命頑張らせていただきます」と挨拶。
来賓の朝香聖一日本精工社長は祝辞の中で、「落合殿は、昭和22年に現社長の落合栄次郎氏のお父上、落合次郎氏が創業されました。二代目社長の栄次郎氏は平成2年に社長に就任。社長就任後にバブルが崩壊し、流通業界も真に冬の時代に突入しました。就任後からベアリングだけの販売店ではなく、伝動機、工具等を取り扱う総合機械部品商社への転換を目指して準備を進め、産業界のスーパー問屋を志向。平成九年の創業50周年の式典で工具分野への進出を発表され、三菱マテリアル殿の代理店権の獲得など、伝動機、ベアリング、工具、素材等の総合機械部品商社への道を確実に進め、その結果として、販売高は平成14年に対して、平成17年は162%と大きく躍進しました。落合さんの社是は、創業者の次郎氏が作られた『一業一貫』。これは本業に専念し、一本道を貫いて邁進して行くという意味が込められているとお聞きしております。真に落合さんはこの『一業一貫』を礎に、産業界のスーパー問屋を展開してきた。今回の名古屋進出に当たりまして、総合機械部品商社として更なる飛躍が期待されます。名古屋支店は、豊富な品揃えと自社便での配送ネットワークで、お客様のニーズ、ご要望に完璧にお応えするという。名古屋支店の25名の平均年齢は25歳と大変若く、新規店に相応しいフレッシュ体制でスタートされることも、この様な落合社長の意気込み、チャレンジ精神がヒシヒシと伝わってくる気がいたします。是非、この名古屋での事業を梃にして、売上倍増の目標を達成されることを強く祈念いたします」と述べた。
続いて、高田修三菱マテリアルツールズ社長が「創業者の会長が亡くなられて4年が経過し、落合社長、専務のご兄弟が力を合わせて、この成長戦略を展開されてきました。この名古屋が全国展開の第一歩に位置づけられているということでございます。特に落合専務が名古屋で陣頭指揮に当たられ、藤原支店長以下、関係の皆様には大変のご苦労があったと拝察いたします。落合さんの名古屋支店の開設に当たりましては、営業開始と同時に必要な売上高を直ちに確保する体制を整えられたということでございます。この垂直的な名古屋支店の立ち上げに心から敬意を表し、今後の落合さんの全国展開の成功は間違いなしと確信いたしておる次第です」と述べ祝いの言葉とした。
引き続いて、支店建設に尽力した設計事務所並びに建設会社に感謝状と記念品が贈呈された。
得意先を代表して、森庸一森哲社長が「名古屋の地を足がかりとして、ドンドン躍進していただきたいと期待しております」と述べ、力強い発声で乾杯。
祝宴では、藤原名古屋支店長が「私は今から約2年半前に、右も左も分からない名古屋の地に足を踏み入れ、営業活動を始めました。日々営業活動を重ねれば重ねるほど、この中部地区での落合の知名度のなさに泣かされ続けました。新規開拓の飛び込みで訪問しても、中々話を聞いてもらえず門前払いをされることも多々ありました。しかし、東京から出張での営業にピリオドを打ち、家族共々名古屋に腰を据え、それからは徐々にではありましたがお取引いただけるお得意様も増え、私共の営業マンも半年に一人ずつ増やしていくことができました。私共営業四名がこの名古屋の地に腰を据えた事で、皆様にもきっと落合の本気をご理解いただけたと思っておりますが、それにしても、今こうして私共が名古屋に支店を構えることができたのは、在庫がないどころか事務所もなく、名古屋も知らない落合に対して、私共の営業マンの言葉だけを信じてお取引くださった皆様のお陰だと本当に心から感謝いたします。また、落合ならできると、常に応援してくださったメーカーの皆様がいてくださったお陰で、私共はモチベーションを上げ続け頑張り続けることができました。これからこそが本当のスタートですので、皆様どうかこれまで以上に、厳しいお仕事、温かいアドバイスをしていただきますようよろしくお願いいたします」と挨拶。名古屋支店スタッフを紹介し、「私共は、スタッフ全員心を一つにして、一丸となって一生懸命頑張ってまいります。必ずや皆様には、今までのご恩返しをすると共に、この先、落合と取引をして良かったと言っていただける支店を作ってまいります。一生懸命頑張りますので、これからも私共落合をどうぞよろしくお願いいたします」と決意を表明した。
この後、落合社長はじめ幹部社員が参加者一人一人と挨拶を交わす光景が見られ、米田亮一郎旭精工社長の万歳三唱で、午後2時半前に盛況のうちにお開きとした。
【総合カタログNo.56発刊】
名古屋支店開設に合わせて、「落合総合カタログNo.56」がこの四月に完成。カタログの裏表紙には、同社の創業地「上野入谷」の朝顔市にちなみ、朝顔の花のイラストが入っている。
世界最速最高精度立形マシニングセンタ
NV6000DCG受注開始
森精機 Y軸移動量600oラインナップ
森精機製作所(本社=名古屋市中村区名駅二丁目35-16)は、DCGTM(重心駆動)理論を採用した高精度高速立形マシニングセンタ「NV6000DCG」の受注を5月15五日より開始した。
近年、急激に増加している液晶ディスプレイ関連の金型や自動車部品、航空機の高速アルミ部品加工市場において、刃先や移動物の振動が少なく、微小距離を高加速度で移動でき高速加工を実現できる、中型のマシニングセンタが要求されている。
NV6000DCGは、すでにユーザーから多大なる信頼を得ているDCGTM(重心駆動)理論を採用することで、高速加工、高面品位とコンタリング精度の向上、工具寿命を大幅に改善することができる。Y軸移動量600oをもち、DCGTMの立形マシニングセンタでは最大の軸移動量を誇る。主軸は40番テーパ、最高回転速度もオプションで20,000minを準備している。重切削も可能な50番テーパの仕様も同時に受注開始。
また、金型加工に特化した「NVD6000DCG」も同時に発表となった。NVD6000DCGは、主軸最高回転速度20,000min(オプションで30,000min)、AIナノ高精度輪郭制御、ダイレクトスケールフィードバック、ボールねじ軸心冷却を標準装備し、あらゆる条件での高精度加工を実現する。
NVD6000DCGは4月12日から開催された「INTERMOLD2006」に参考出品し、多くのユーザーから期待の声が寄せられている。
森精機製作所は、高速加工と精密金型加工の分野に生産性を二倍にするDCGTMシリーズの立形マシニングセンタを新たにラインアップする。
▽品名=立形マシニングセンタ
▽機種名=NV6000DCG・NVD6000DCG
▽販売先・市場=金型、航空機、自動車部品など
▽定価=21,600,000円(NV6000DCG/40)・26,200,000円(NVD6000DCG/40)
▽受注開始=2006年5月15日
【主な特長】(NV6000DCG/40の場合)
@DCGTM(重心駆動)を採用
NV6000DCGはDCGTM(重心駆動)を採用し、加工精度の向上、加工時間の短縮、工具寿命の延長、加工面品位の向上、コンタリング精度の向上を実現。Y、Z軸方向に各2本ずつボールねじを同期制御し、合成された軸で移動物の重心を押すことを可能とした。結果、加減速時の振動が少なく、精度よくかつ高速に軸移動することができる。
A真円度1.59μmを達成
NV6000DCGは、DCGTM(重心駆動)を採用し、振動を極限まで低減したことにより、コンタリング加工では従来機比約40%減となる1.59μmを実現した。(同社、実績値、保証値とは異なる)
B移動量900×600×450o(X、Y、Z軸)
軸移動量は、X軸900o、Y軸600oに設定。早送り速度は、42,000o/min。中型金型や部品加工の高速化を実現。
C主軸最高回転速度は12,000min
NV6000DCG/40は、ツールシャンク形式BT40を採用。12,000minの主軸を標準装備とし、オプションでは20,000minも用意している。
【主な仕様】(NV6000DCG/40の場合)
・移動量(X、Y、Z軸)=900o、600o、450o
・テーブル作業面の大きさ=1,000×600o
・主軸最高回転速度=12,000【20,000】min
・主軸用電動機=18.5/15/11kW(10分/30分/連続)
・早送り速度=42,000o/min
・工具収納本数=20【40】【60】本
・ツールシャンク形式=BT40
【 】オプション
【主な標準装備】(NV6000DCG/40の場合)
・工具収納本数20本
・刃先エアブロー装置
・自動電源遮断装置
なお、同製品は6月22日から24日まで、同社伊賀事業所において開催の「初夏プロダクティビティーショー2006」に出品される予定。
営業研修ルームを
伊賀第一工場に新設
森精機製作所は、国内営業担当者用の研修ルームを伊賀第一工場(三重県伊賀市御代201番地)内に新設した。
若手営業担当者の知識向上、マナー習得を目的として、顧客の事務所を想定した研修ルームになっている。
この研修ルームにて、先輩社員と顧客訪問時のロールプレイングを行い、土産の渡し方、新機種のプレゼンなど、営業担当者としての基礎を研修を通じて学ぶことを目的としている。
研修は二日間を基本とし、初日は、森精機の営業方針、目指すべき営業スタイルなどをグループ討議、工場見学を行い、先輩営業マンから工場見学の必要性の講義を聞いた後、グループ討議を行う。
二日目は、営業活動にかかわる社内の各課マネージャーからの講義を聞き、午後、研修ルームにて顧客の訪問ロールプレイングを行う。先輩営業担当者を客に見立て、伝えるべきポイントをいかに的確に伝えるか、客からの要望を理解するかを重点に、研修が進められる。
同社は、研修を通じ、社員に社会人としてのマナーを習得してもらうと同時に会社の営業力のアップを目指していく。
省スペースで低騒音・低振動給油式ブースター
コンプレッサ3.0MPa
アネスト岩田複数台連結制御が可能
アネスト岩田(社長=森本潔氏、住所=横浜市港北区新吉田町3176)は、給油式ブースターコンプレッサ3.0MPa CLBS(パッケージタイプ)、5.5kw/7.5kwを5月から発売開始した。
ブースターコンプレッサとは圧縮空気や窒素ガスの昇圧に使われるコンプレッサで、レーザー加工や樹脂のブロー成型など、1.5MPaを超える高圧力の空気やガスを必要とする用途に利用される。
給油式ブースターコンプレッサは、高圧コンプレッサでありながらコンパクトにパッケージングされ、省スペースで低騒音(56db)・低振動などの特長を有し、レーザー加工機などの加工装置との相性も良く、設置場所を選ばない。
また、高性能マイコン基板の採用によりコンプレッサの制御をシンプルにすることで、必要な運転圧力の設定などをユーザー自身で行えるようにした。
さらに、樹脂のブロー成型など大容量高圧空気(窒素ガス)の要望にも、複数台数の連結制御で柔軟な対応が可能となっている。
【特 長】
@静音パッケージタイプ(56db)
パッケージならではの低騒音・低振動で設置作業場所の騒音を軽減。設置場所を選ばない。
A広範囲の使用圧力対応が可能
入気圧力3.0MPaまでの範囲でユーザーが必要とする圧力を任意に設定することができ、省エネ効果がある。
B複数台制御が容易
複数台制御が可能となり、大容量用途への対応が可能。樹脂のブロー成型など大容量空気(窒素ガス)を必要とする用途に最適。
【タイプ別価格】
CLBS55―30(電動機出力5.5kw)=1,430,000円、CLBS75―30(電動機出力7.5kw)=1,870,000万円。
17年度鋳鋼・鍛鋼生産
前年を大きく上回る
日本鋳鍛鋼会今年度も同水準見込む
日本鋳鍛鋼会は鋳鋼(全国76工場)、鍛鋼(同20工場)の3月分生産実績を集計し、4月27日発表した。
それによると、3月の鋳鋼の生産量は24,409トンで、前月比6.0%増、前年同月比3.7%増となった。また、鍛鋼の生産量は64,197トンで、前月比5.9%増、前年同月比9.2%増となった。
この結果、平成17年度(平成17年4月〜平成18年3月)の鋳鋼の生産量は279,222トンで前年度比6.6%増、鍛鋼の生産量は72,346トンで前年度比9.6%増となり、いずれも前年実績を上回る数値で年度を終った。
同会では、平成18年度も鋳鋼は建設機械、船舶、プレス・せん断機等、鍛鋼は自動車、船舶、発電用機器等を中心に概ね現在の生産レベルで推移するものと想定しており、鋳鋼279,000トン、鍛鋼75万トンの生産を見通している。
「第1回ラグビー大会」に寄せて
株式会社イトウ
代表取締役社長伊藤 辰之
4月29日のみどりの日に、社員、仕入先、主要取引銀行の行員ら有志と、その家族ら40数名の参加を得て、「第1回ラグビー大会」を、小牧市の四季の森グランドにて開催しました。
当日は雨の予報とは打って変って先ず先ずの天候に恵まれ、爽やかな春風も心地よく、厳しいスポーツとして知られるラグビー大会に最適な陽気となりました。
もともとラグビーはルールも複雑で、体力も相当に必要とし、簡単にできるスポーツではありませんが、今回は高校や大学でラグビーの経験のある人や、サッカー、ハンドボール、テニスなど普段から汗をかくことが好きな人達が集い、性別、年齢、経験を問わず、誰でもできる「タッチラグビー」に挑戦しました。
先ずは、準備体操、ボールを使ったウォームアップ、経験者によるデモンストレーションの後、7〜8人ずつの3チームに別れ、総当りでゲームを行いました。実際のラグビーの試合時間は40分ですが、とても体力的に非現実と悟り、1ゲームの時間配分を十分足らずといたしました。それでもボールを握れば皆それぞれに真剣になり、全力疾走でボールを追う展開となりましたが、3〜4分で足が縺れ、呼吸困難、人によっては心停止一歩手前の危篤状態でした。
そんな中でも、若い人やラグビー経験者等は、ゲームに慣れるにつれ、試合勘が蘇るのか、随所に好プレーが続出し、華麗なトライも観ることができました。「まるで本物のラグビーを見ているようだ」との評価も得ました。
試合の後は、女子行員の皆さん達にお世話をして頂きながらの“バーベキュー大会”に移りました。美味しい焼肉を頬張りながら、時の経つのも忘れてのラグビー談義に花を咲かせ、家族と一緒に楽しいひと時を過ごしました。
特に怪我もなく、ラグビーの楽しさを存分に堪能しつつ、無事に第1回ラグビー大会を終えることができました。
次回は秋に開催したいと考えております。それまでにもっともっと体力をつけたいと思います。
服部徹氏を迎えて講演
信長・孤立無援からの脱出
月曜会 4月例会を開催
月曜会(代表世話人=松田謙三氏・児玉興業会長)の四月例会が4月17日午後6時より、名古屋市西区牛島町の名古屋逓信会館で会員ら90名が参加して行われた。
今回は、地元の郷土史に詳しい服部徹氏を講師に迎え、「大高と桶狭間の合戦―信長・孤立無援からの脱出―」をテーマに講演が行われた。
【講演要旨】
桶狭間の合戦の真実をお話しするときは、古代の大高の地勢(地形と地の情況)に触れながら、信長の孤立無援からの脱出に絞ってお話をしたい。
大高は、ご存知のように名古屋駅からJR東海道線で15分ほどのところだが、この大高というのは古代、伊勢湾に突き出ていた丘陵地帯で、眼下には年魚市潟(あゆちがた)が広がっていた。この年魚市潟がキーワード。
年魚市潟は熱田から笠寺、鳴海、大高、知多の横須賀の西海岸の総称。時代が下り戦国時代の1500年初頭、大高に城が築かれる。この城の真下まで伊勢湾が迫っていた。現在の名古屋市が、古代は完全に海の下にあった。
桶狭間の合戦を一言で言うと、伊勢湾(海運)経済争奪戦争。伊勢湾の経済をどちらが制圧するかという大事な戦であったと考えている。
桶狭間の合戦の9年前、信長は全くの孤立無援だったが、合戦の1年前にその情況から脱出する。天文20年(1552年)3月3日、織田信秀が末森城にて42歳で急逝。その瞬間から信長は、激しい内圧・外圧を受けることとなった。
内圧は、尾張国内の反信長の勢力が一斉に立ち上がり、血で血を洗う内乱に突入した。ちなみに、今川義元は15年前18歳で内乱を制して、第九代今川政権を樹立する。共に信長も、義元も18歳が転機となったと言われている。
外圧は、伊勢には北畠、美濃には斎藤、甲斐には武田、そして今川義元と、信長の周辺は外圧が凄かった。そして、この外圧に対して信長には、戦をするから皆集まれ、と一致団結して旗を振る資格がなかった。何故か。それは尾張の代表者が信長ではなくて、尾張の守護の斯波氏であったから。信長は尾張の下4郡(尾張は上下あわせて八郡)の三奉行の末席でしかなかった。
当時の信長の軍事能力はどのくらいあったのか。尾張は全体で57万石と言われていた。そのうちの3分の1を今川が押さえ込んでいるので、残りは38万5,000石。そのうち信長は7万石しかない。1万石あたり250人の軍事能力として、信長は1,700名しか動員できなかった。今川義元は22,000名なので、この時の軍事能力は13対1だった。
また、今川の国内は非常に安定していた。加えて、隣国の武田、相模の北条とは軍師雪斎の肝入りで駿府の「善徳寺」にて三国同盟が締結されており、内外共に安泰。
信長が孤立無援の状態から脱したのは、信秀の死後8年経ってからである。永禄2年(1559年)3月、尾張の上四郡の拠点であった岩倉城が落城。これにより、ようやく尾張を統一することができ、孤立無援から脱出できた。この8年間で信長は、結果的に国内で9回戦い、9連勝している。その間、驚くべきことがあった。血で血を洗う内乱の最中、今川義元とは5回戦い、2勝2敗1引き分け。信長の戦績は14回の戦いのうち、負けたのは2回だけ。85%位の勝率である。
信長の大うつけという話は有名な話だ。斎藤道三と会う時の話で、お供衆7、800がどっと並び、健脚の足軽に先を走らせ、三間半柄のやりを500本、弓・鉄砲も500本持たせて、会見場に向かった。うつけの総仕上げをしたのが、信秀の葬儀の席の振る舞い。それと守り役の平手正秀の割腹自殺。この2つの出来事によって、信長は「大うつけ」ということが、有名になった。これは今川の耳にも届いているし、斎藤にも届いている。信長は18歳の時点で、尾張の大うつけとなった。
信長の体力は並外れていた。何故タフかというと、日頃の鍛錬に怠りがなかった。
大うつけをしながら、何をしていたか。信長は、地侍とか、地主、名主、土豪の次男坊、三男坊のあぶれ者を集めて、戦ごっこをしていた。この中から三間半柄のやりが生まれた。戦国時代の常識を全て打ち破った。個人戦を廃して、集団戦法に変えた。長柄のやりで槍衾を編み出した。幌衆を作り、情報を末端まで伝える機関・システムを作り上げた。子供の頃から集めた、次男・三男の若者で馬廻りという戦闘集団を作った。
また、他の戦国武将たちと違うのは情報力。信長は遊びながら尾張の隅から隅まで確認をし、地勢を見る力を養い、またその副産物で人脈を作った。
更に織田家には、津島港、熱田の港を押さえていることで、経済力があった。これに精神力を加え、孤立無援から脱したと考えられる。
孤立無援から脱出してから桶狭間の合戦まで、1年と2カ月あった。この間に信長は、今川義元を挑発した。信長は義元を大高城まで誘いこんだ。今川方の尾張の拠点に対し、7つの砦を作って兵糧を絶って刺激を与えた。もう一つ、信長は三河(今川方)に2回も攻め込んでいる。
いよいよ今川義元が22,000の勢力で尾張に攻めてきた。そのうち12,000名を割いて大高方面に展開している。この展開の仕方は模範的な兵法に従った展開で、義元には何の落ち度もない。ただ義元の作戦を十分に読んだ、織田信長の時間と情報の勝負であったと考える。
東海4県下で随時に開催
春らんまんフェア盛況
INAX各種イベントで対応
INAX(社長=杉野正博氏)は、新しい暮らしの設備の新作を紹介する「春らんまんフェア」を東海四県下で随時に開催し、新しいイベントやプレゼントで来場者に応えた。
会場内には、わずか六リットルの水で汚れを落とす「超節水eco6トイレ」シリーズ、優れたデザインと多彩な機能を備えた、キッチン用タッチレス水栓「ナビッシュ」、指一本でお湯が出るプッシュ水栓を採用したシステムバスルーム「ルキナ」、多彩なプランアレンジと使いやすさを進化させた洗面化粧台の「エルシィ」、こだわりのリビングキッチンを実現するシステムキッチンの「イスト」、バス・洗面・トイレと、清潔で美しいタイルでつながった水まわり空間パッケージシステムの「スイートルーム」等が展示され、来場者も実際に「見る」「聞く」「触れる」ことで、より身近に新商品が観察できたと喜んのでいた。
イベントでは、キッチンの空いたスペースや明るい窓辺などで簡単に育てられる「キッチンガーデニング教室」をはじめ、キッチンからバス、トイレのメンテナンスはもちろん、賢い洗濯方法や健康な住まい方を伝授した「住まいのお手入れ・メンテナンス講座」、新築からリフォームまで、幸せをつかむ「家相相談会」、「アドバイス占い」、「オジリナル香水づくり」、プロの美容師がヘアメイク、フェイスメイクを施す「キッズ&メイクレッスン」、疲れを癒す「足湯コーナー」、本格的なつぼ押しの「フットセラピーサービス」と、多彩な日替わりイベントを実施した。
また、対象商品を成約した方には、豪華なオプショナル商品が当たる「ダーツゲーム」、選定金額1,000,000円ごとに豪華プレゼントが当たる「宝くじ」等が用意され、来場者はことのほか満足していた。
懇親会では情報を密に交換
「第45回総会」を開催
名古屋水栓販売協会会運営の進路を探る
名古屋水栓販売協会(理事長=加藤文隆氏・加藤鋼機会長)では、5月12日午後5時より金山総合駅南のホテルグランコート名古屋において「第45回総会」を開催し、17年度事業報告、同決算報告、18年度事業計画、同予算案をそれぞれ審議し、原案通り承認可決した。
総会は、伊藤理事(イトウ社長)の司会開会の辞で開会、冒頭挨拶に臨んだ加藤理事長は出席方のお礼を述べたあと、「協会が誕生して45年が経ちます。歴史を紐解いて見ますと名古屋市の規格品の合格証発行の権利を一手に引き受けたことに由来します。最盛期には31社の協会員がいたと記憶しています。その後、合格証が廃止されたこともあり、時として解散が囁かれ、存続か解散かを問う投票を行いましたが、結果的には存続するという票が圧倒的に多く今日に至っています。今日では親睦を主に商品研修会などを行っております。45回を節目に、今後どのように取り組んでいくのが良いのかについて、ディスカッションを行って行きたいと思います」と、挨拶。
引き続いて恒例により加藤理事長を議長に選出し次の各議案にそって慎重審議した。
▽第1号議案=平成17年度事業報告承認の件=在田事務局(在田商店社長)
▽第2号議案=平成17年度決算報告承認の件=植田会計理事(ウエダ社長)、監査報告=安井監事(錦興業会長)
▽第3号議案=平成18年度事業計画承認の件=在田事務局
▽第4号議案=平成18年度予算案承認の件=植田会計理事
▽第5号議案=その他の件
各議案とも慎重審議を行い何れも承認可決され、内藤副理事長(三和管材社長)の閉会の辞で、全議案を終了し、祖父江副理事長(祖父江産業社長)の乾杯音頭で懇親会に移り、終始に渡って和やかに情報交換等を行って過ごし、石原理事(原芳商会会長)の中締めで盛宴の内に懇親会を終了した。
情報交換では、専業主婦が現在離婚した場合、夫の厚生年金は貰えない(国民年金は貰える)が、再来年4月以降に離婚した場合は、夫の合意がなくても自動的に分割できるようになる「離婚と年金」の新制度についてや、投資顧問業法の規制から逃れるためにシンガポールヘ移転し、事実上の「外資」となった村上ファンドの逃亡劇、平塚市で5遺体が見つかった「平塚事件」の岡本千鶴子容疑者の鬼母の素顔、中日ドラゴンズの今年の行方等について、と多岐に渡った。
【18年度事業計画】
@会員相互の親睦を含め、連帯意識の高揚を図るとともに情報交換、商品知識の向上を促進する。
A第一条の目的を推進するため、役員会を偶数月に開催し、会の運営方法等を協議する。また、例会を奇数月に開催し、商品研修、意見交換の場として、その他問題があればその都度取り上げ検討する。
B同好会を設け会員および業界関係者との相互の親睦を図る。
C同好会の開催の際はこれを補助するものとする。会の開催については、その責任者に一任する。
Dその他会員の利益となる事項については種々協議する。
全国101ヵ所目のショールーム
半田ショールーム
TOTO5月13日オープン
TOTOでは、このほど全国101カ所目の「半田ショールーム」を5月13日にオープンさせた。
オープンに先駆けて5月11日には、オープニングセレモニーが開催され、同社の森山副社長は「半田市にショールームを新設するのは二つの意味があります。一つ目は地域密着型のショールームとしての機能、二つ目はエリア営業の拠点としての機能です。半田にショールームを開設するという戦略をご理解いただき、是非とも皆様方のご商売につなげて頂きたいと思います」と挨拶を述べ、次いで、中部TOTOベストパートナー会会長の米津物産鈴木社長が来賓を代表して「素晴らしいショールームを作って頂き感謝いたします。第2のオフィスとして使わせて頂きますと共に、我々もそれにお応えするように一生懸命に取り組んでまいります。これからもパートナーとして大いに期待しております」と、祝辞を述べ、関係者によるテープカットでオープンを祝った。
半田ショールームは計画段階から「お客様のもてなし」という明確なコンセプトを持ち、商品の展示と来場者のスペースを分けて、ゆっくりと商品を見て頂いた後で、ゆったりとコンサルティングできるように配慮され、内装についても商品カラーやデザインを邪魔しないようニュートラルな色彩にし、サインや商品説明POPも統一したわかり易いものとなっている。展示品についても、システムバス、システムキッチンを組み合わせた空間展示を多くし、入り口から左側にはTDYで提案しているリモデルスタイルから「招いてもてなす」をコンセプトとして、木目を基調にした「シックテイスト」のカラーで落ち着いた生活空間を演出している。そのほか二つの空間展示を含めシステムキッチンが7台、システムバスが6台ある。
【半田ショールーム概要】
▽所在地=半田市青山5-1-5
▽電話=0569-22-8100
▽営業時間=10時〜18時
▽休館日=毎週水曜日、夏季休暇、年末年始
▽駐車場=31台
▽面積=敷地240坪、ショールーム99坪(イベントルーム25坪)
▽展示商品=システムキッチン、システムバス、トイレ、洗面化粧台など住設機器の水周りに関する商品
人と技術のベストな関係テーマに
社内展示見本市開催
ナスコム 顧客との交流の場に
ナスコム(社長=大島和彦氏)の「第37回社内展示見本市」が5月13、14日の2日間に亘り、メーカー協賛の下、名古屋市中川区乗越町のナスコム本社で開催され、来場した各販売店との交流を深めた。今回は“テクノロジー&ヒューマニティー―人と技術のベストな関係―”をテーマに、メーカー84社が人気商品、定番商品から新製品を展示して好評を博した。
恒例となっている同展示会は、本社一階から四階までの各フロアーを展示場とし、各メーカーの主力製品や新製品を実演展示したもの。出展者であるメーカーとしては、顧客の生の声が聞ける交流の場として活用でき、そこで得た情報を製品に活かせる等のプラス面がある。ナスコムは情報のパイプ役としてこの場を提供した。
開催初日は定刻通り開場し、同社スタッフが来場者を迎えて案内役を務めた。会場には、利器、刃物、工具をはじめ関連商品が所狭しと並べられ、各メーカーの担当者による実演と説明が行われた。
また、ナスコム相談役、社長をはじめ各営業担当者が顧客と親しく歓談する姿も見られた。
さらに5階には、来場者用に休憩室を設けて食事や飲物を用意。ナスコム社員の心の込もった接待が行われていた。
来場者、売上とも目標達成
「大管まつり」盛況
大垣管材晴天に恵まれ賑わう
大垣管材(大垣市長沢町・社長=五島道久氏)では、恒例の展示即売会「大管まつり・第22回」を今回は、“笑顔の花を咲かせよう 元気いっぱい 大管まつり”をキャッチフレーズに、4月29日・30日の2日間に渡って本社特設会場において開催した。
初日の29日は、午前9時よりオープニングセレモニーが行われ、細川実行委員長の開会宣言に引き続いて、五島社長が挨拶に臨み「大管まつりも今回で22回目を数えますから、マンネリ化を打ち破るため、相当前から準備を重ねて、いつもとは違う会場レイアウト、出品内容を多少変更いたしましたが、基本の大垣管材らしさを発揮できるよう、今年はやるぞという気持ちを、今回の大管まつりにぶつけたいと思いますので、今まで以上にご協力の程宜しくお願いいたします」と、所信を述べ、協賛メーカー代表挨拶(東陶機器常務執行役員名古屋支社近藤支社長)、鏡割り(近藤支社長、コロナ名古屋支店清田支店長、五島社長)、士気高揚アピール(営業部五島氏)で2日間の展示即売会の幕を切った。
今年は、両日とも晴天に恵まれてオープンと同時に、家族連れで終日賑わい、商談コーナーは来場者の途絶えることがなく、急遽商談コーナーを増設して対応した。
会場には“住いに優しい”住設機器や器具をはじめ、配管機器、情報関連機器、新機能満載の新商品やニーズに対応できる多種多彩な有力メーカー50余社が一堂に出展、技術革新、情報化の進展等の急速な環境変化に迅速に対応する、最新の製品や魅力あふれる商品が展示実演されるなど、有効な商談の場として大好評であった。また、前回から新設した大垣管材コーナーも、最新のDVDシステム、プラズマテレビ等を展示即売し、来場者の注目を集めた。
また、特設会場には岐阜地区量販店大手のヤナゲンの協力を得ての、特選品バザールも併催するなどして来場者の期待に応えた。
お楽しみ豪華商品の当たる抽選会も、特賞“なんばグランド花月とスイスホテル南海大阪のケーキバイキング”ご招待とあって、抽選会場は終日賑わった。
また、恒例のシェフ北さんの炎のステーキハウス、花のオークション、ビニール管早切り競争、ジュース早飲み競争、子供達の金魚すくい、ポップコーン、アニメ映画なども行われ、ステーキを味わっては大人達は商談に、子供達はアニメ映画や金魚すくいに熱中していた。
一方の飲食コーナーもおでん、うどん、春巻き、シューマイ、フランクフルト、みたらしが飛ぶように売れ、屋台村は終日戦場と化し、炊事当番の社員たちも汗だくで対応していた。
会期中1,000名を超える来場者が訪れるなど、売上も所期の目標を達成することが出来たと関係者は喜んでいた。
目標上回る来場者で賑わう
「展示会」各地で盛況
山信 商談の場として好評
管工機材・住設の総合商社山信(名古屋市熱田区中田町・社長=小川 信氏)では、日頃お世話になったお客さんにお返しをしたいという気持ちを込めて、一流メーカー品をお値打ちに提供した「展示会」を浜松、西三河、豊橋、豊田の各営業所で相次いで開催し、各営業所とも目標を上回る来場者が詰め掛けるなどして、初期の目標を大幅に達成できたと喜んでいる。
各会場ともオープンと同時に、来場者が次々に詰め掛け、各出品メーカーのブースでは、担当者らがそれに応えようと、新製品を中心とした展示品の説明に終日追われていた。
開催した四営業所以外の各営業所からは、応援の社員が駆けつけ、次々に詰め掛ける来場者を見つけては、対応に務めた。
会場には、協賛メーカー20余社が最新の話題商品から新製品まで、魅力溢れる商品を展示実演する一方、当日だけの特別価格、市価の半額以下といった目玉商品コーナーを設定するなどして、有効な商談の場として大好評であった。
特に来場者の注目を集めたのは、高級システムキッチン、シャワートイレ、配管作業に欠かすことの出来ない各種電動工具等に人気が集まった。
一方、フランクフルト、焼きそば等の模擬店も好評で、休息コーナーはお昼前後から満席となり、急遽臨時の席を増やして対応した。
小川社長も「日頃お世話になっておりますお客様への感謝の気持ちを込めての展示会を開催させて頂いた次第です。また、いつ起きてもおかしくないと言われております、東海地震や東南海地震に少しでも対処できますよう、特に安全面に重点を置きたいと思い、商品と共に安全をお届けして行きたいと考えております」と、所信を述べていた。
二村忠男氏
お別れ会に全国より多数参列
ローリングセンターのメーカー・二村機器(社長=二村忠則氏、本社=名古屋市中村区岩塚町九反所55)の創業者、二村忠男氏が去る3月29日に急逝された。享年88才。密葬は3月31日に近親者によって営まれた。
同氏の「お別れ会」が4月26日午後2時より名古屋市中村区名駅南の「セレモニーホール名古屋・貴賓館」で行われ、業界関係者や、剣道の達人でもあった同氏のためその関係者など、親交のあった人たちが全国より多数参列し故人の冥福を祈った。
二村氏は、昭和21年に創業以来、日本が栄えるには産業界を世界に通用するものに、との志で優れた製品を世に送り出し、工作機器業界の発展に尽くした。また、剣道は七段の腕前で後進の育成にも力を注いでいた。
HAT会からみらい会へ名称変更
上期方針発表会開催
中部みらい会新理事3氏決まる
中部みらい会(橋本総業と販売店、メーカーの集い・旧HAT会)では、4月27日午後3時より名古屋市東区葵の“メルパルク名古屋”を会場に「平成18年度上期方針発表会」を開催した
発表会に際し、冒頭、衣斐常務が日頃の拡販と出席方のお礼を述べる一方、「本日は私共の方針発表とメーカーさんの方針発表をさせて頂きます。本日の方針が皆様方のご商売のお役に立てば幸いです。私共と致しましては、流通機能の強化を図り、お得意様にとってベストパートナーとなりますよう努力をしてまいります」と挨拶し、マーケットに対する考え方、日本の状況、建設業界の状況を踏まえて、「設備商品の流通とサービスを通じて、快適な暮らしを実現することを目指し、社会に貢献できる企業を目指します」との基本理念が発表された。
次いで、同社中部ブロックの宇佐見ブロック長より、全社、中部支店、浜松支店の成績発表、今後の取引先との取り組み課題の方針が発表された。
方針としては、「キチットやります橋本総業」をキーワードに、「正直」「親切」「熱心」「感謝」をスローガンに、営業力、商材供給力、物流力の一層の充実を図り、増分10%に挑戦。そのためには、CSの向上を図り、得意先・仕入先との三位一体営業での共有化(販路拡大・商材拡大・受注拡大)の取り組みを強化したいとした。
次いで、中部支店の狩野支店長からは、従来のHAT会に変えて「みらい会」として新たに発足した経緯と、行事計画、予算等、新理事発表、7月6日の全国合同みらい会総会、7月7日・8日開催の「みらい市」(出展者280社、小間数460、ホスト店170社と過去最大規模)の説明が行われ、続いてメーカー10社の業界動向や方針等が発表された。
方針発表のあとは、懇親会に移り、祖父江産業の祖父江社長の乾杯で懇親会に臨み、終始に渡り互いに親睦を分かち合い、キッツ中部支社の小出支社長の中締めで懇親会を終了した。
【新理事】
▽名古屋地区=伊藤辰之氏(イトウ)
▽三河地区=竹内清人氏(丸金商会)
▽岐阜地区=浦瀬武夫氏(西武管商)
空港の環境への配慮と
ユニバーサルデザインを学ぶ
愛機工 熱田・西支部合同見学会
スカイデッキにて トゥーランドットで懇親会
愛知県機械工具商業協同組合(理事長=野田道典氏・ノダキ社長)の熱田支部(支部長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)と西支部(支部長=滝川和彦氏・滝川物産社長)は5月20日、合同企画「セントレアツアーとトゥーランドット」を開催し、支部員とその従業員ら41名が参加して中部国際空港(セントレア)を見学した。
当日は、午後1時30分に金山総合駅に集合。全員が揃ったため定刻前に出発し、午後3時前に空港の管理棟に到着。そこから、空港職員の案内で日頃は見ることのできない、空港島の中をバスで見学した。また、旅客ターミナル内では、環境に配慮した施設やユニバーサルデザインへの取り組み、利用者に気持ちよく旅をしてもらうためのきめ細やかなサービス等について説明を受けながら約1時間30分に亘り学んだ。
その後、午後6時の懇親会までは自由時間で、ちょうちん横丁やレンガ通りを散策。
懇親会は、センターピアガーデンの先端に位置し空港に離発着する飛行機は勿論、伊勢湾を一望できる、料理の鉄人・石鍋シェフプロデュースの「クイーン・アリス&トゥーランドット」で行われ、滑走路越しに沈む夕日を眺めながら、中華ディナーを堪能し、親睦を深めた。
楽しいひと時を過ごし、午後9時に全員無事出発地の金山に帰着した。
「トヨタにおけるデザイン開発」B
国際デザインセンター専務
内田 邦博氏
海外では、トヨタ車は品質が良いという評価を得ている。品質が良いというのは当たり前のようであるが、アメリカで長距離ドライブをしていて、故障をすると命に関わる。ヨーロッパ車には、バンバン飛ばせてハンドリングの良い車が求められている。その中で、日本の車は品質が良くて壊れず、その割りに価格が安く、燃費が良い。日本はモノづくりに邁進していった結果が今現れているのではないかと感じている。 一方で、アジアの国々で自動車というのは難しいようであるが、装置産業だから、高品質のものを作る機械をセットして工場を作れば、組立てもロボットがやるのでできてしまう。ハードウェアーではなくて、設計やデザインがものを言う時代である。
付加価値が高い車というのは、エンジニア的にもそうだが、デザイン的にも長持ちするモノにしなければいけない。そこが大変難しいところ。
経済が豊かになった国では、富裕層というのがあるが、30年ぐらい前の日本と同じで、途上国では車がありさえすればよい。その様な国に向けて作る車は、作り方や考え方が全く違ってくる。色々な世界に向けての商品開発、それに見合った効率的な開発をいかに上手くやるかが重要。
日本では、メーカーも多く、市場が飽和しているので難しい。国内だけで競争していると、圧倒的な力がないと生き残れない状況。海外で確り売って行くという戦略を立てないといけない。
実際にデザインを開発するに当たっては、デザインや設計部門は社外秘ということが多い。どのようなシステムで、どのようなプロセスで、どのような働き方で、皆が売れる車を作っているかを紹介して行きたい。
トヨタの世界戦略では、売れるところ(現地)で車を開発したいというのが基本で、世界四極体制で行われている。工場は全世界で50位あるが、デザインを開発している部署は日本を含めて4カ所、アメリカとヨーロッパ、日本の東京とトヨタの本部にある。その他に、トヨタの本部をサポートする遊撃隊的な存在でテクノアートがある。
日本の市場、ヨーロッパの市場、アメリカの市場それぞれに合ったものを作っている。海外には100名ほどのスタッフが働いている。海外のうち半分ぐらいは現地のデザイナーに仕事をしてもらっている。現地ユーザーのテースト、好みを取り入れたデザインにして、現地で売りやすいというか、理解されやすい車を開発するようにしている。
ヨーロッパとアメリカはトヨタで日本人が開発している車に対して、別のアイデアを持ってくる。一車種のデザインを決めるのに、世界の三ヵ所からアイデアを集めるというのを基本としている。一車種の開発に300億から400億円のお金が掛かる。売れなければそれがパーになってしまう。開発、特にデザイン審査については非常に慎重に行われている。世界中に網を広げて、ユーザーの好みをできる限りユーザーに近い、発売に近い時期のデータを取り入れて開発する。
また、商品として速く知ってもらうために、東京研究所が「メガウェブ」をもって、一般ユーザーにデザインを紹介しながら宣伝をしている。メガウェブで新車の発表会を行い、新型車デザイナートークとして、デザイナーが一般のお客様に直接、自分のデザインした商品を紹介するということをやっている。メガウェブでは市場調査などの情報集めもしている。
3月の工作機械受注
454億4,100万円
中部経産局管内主要9社
中部経済産業局が4月27日発表した管内金属工作機械メーカー主要9社(オークマ、大隈豊和機械、テクノワシノ、ジェイテクト、日平トヤマ、富士機械製造、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の平成18年3月度金属工作機械受注状況によると、総受注高は454億4,100万円で、前年同月比8.7%増と5ヵ月連続で前年を上回った。前月比は8.8%増となった。
国内受注では、一般機械工業向けが98億6,400万円と二ヵ月ぶりに前年を上回ったものの、自動車工業向けが84億2,100万円と3ヵ月連続で前年を下回り、全体でも225億2,500万円、前年同月比0.5%減と3ヵ月連続で前年を下回った。前月比は17.3%増となった。
一方の海外受注は、北米向けが4ヵ月連続、アジア向けが2ヵ月ぶり、ヨーロッパ向けが7ヵ月連続で前年を上回ったことから、全体でも229億1,600万円、前年同月比19.7%増と7ヵ月連続で前年を上回った。また前月比は1.6%増となった。
国別にみると、一位のアメリカが84億3,700万円(前年同月比17.9%増)、以下、中国27億200万円(同95.1%増)、ドイツ16億5,300万円(同1.4%減)、メキシコ11億4,200万円(同828.5%増)、イタリア11億3,700万円(同23.9%増)の順となった。
販売額では、492億6,400万円となり、前年同月比は0.6%減と36ヵ月ぶりに前年を下回った。一方、前月比は24.4%増となった。
受注残高は、2,232億3,800万円となり、前年同月比14.3%増と27ヵ月連続で前年を上回った。また前月比は2.0%減となった。
18年6月11日2241号
展示会の来場者確保に傾注
18年度通常総会開催
愛知県管工機材商協組正会員90名が出席
愛知県管工機材商業協同組合(理事長=石原徳和氏・原芳商会会長)では、5月23日午後4時30分より、“名古屋マリオットアソシアホテル”を会場に「平成18年度通常総会」を開催し、事業報告、収支決算、財産目録、貸借対照表、損益計算書並びに剰余金処分案、賦課金の算定、新年度事業計画、収支予算案などを審議し、いずれも承認可決された。
総会は、大藪理事(大清社長)の司会進行、資格審査発表(委任状含め90名出席)に次いで、伊藤副理事長(イトウ社長)の開会の辞で開会。
引き続いて挨拶に立った、石原理事長は出席方のお礼を述べた後、「理事長を仰せつかって3年が経過しますが、その間恙無くやってこれましたのも偏に皆様方のご援助、ご協力のお陰と感謝申し上げます。今年も組合の一大行事であります第26回展示会が10月に開催いたします。目下、展示会実行委員会の在田委員長、小川副委員長をはじめ各委員の皆さんで、鋭意取り組んで頂いておりまして、小間数も見込み分を入れますと目標の250小間を上回る勢いです。その勢いにお応えするためにも、来場者の確保が欠かせませんので、皆様方におかれましては、一人でも沢山のお客様に来場して頂きますよう、絶大なるご協力をお願いいたします」と、挨拶。
次いで、議長に丸一商会の棚山社長を選出して直ちに議案審議に入り、次の各号を満場一致で承認可決した。
▽第1号議案=平成17年度事業報告、収支決算報告、財産目録、貸借対照表、損益計算書並びに剰余金処分案承認の件
▽第2号議案=平成18年度賦課金及び賛助会費徴収方法決定の件
▽第3号議案=平成18年度事業計画案並びに収支予算案承認の件
以上で全議案の審議を終え、棚山議長が降壇の後、閉会の辞を川島副理事長(川島商事社長)が行い総会を終了した。
引き続いて席を移して、大藪理事の司会、石原理事長の挨拶、顧問税理士の岡部氏の祝辞、在田展示会実行委員長の「展示会の成功は偏にも一人でも多くのお客さんに来て頂けるかに掛かっておりますので、皆様のお力をお願いいたします」との挨拶に次いで、植田相談役(ウエダ会長)の乾杯音頭で懇親会を行い、お互いに親睦を分かち合い、小川副理事長(山信社長)の中締めで盛宴の内に、平成18年度総会の全日程を終了した。
また、当日は午後3時より役員会を行い、総会に万全を期した。
【18年度重点目標】
@管工機材業界の発展
A組合員の社会的地位の向上と営業地盤の強化
B管工機材流通の適正化と市場の安定化
C中小企業に関する各種施策の普及と活用
D管工機材業界のPRと、啓蒙活動の展開
E従業員福利厚生施策の推進
F組合運営の適正化・活性化と、安定財政の確立
G組合員・賛助会員の相互連携強化
H他地区組合・連合会および関連業界団体との連携
I「第26回管工機材・設備総合展」の成功
将来に備えて取り組みたい
第13回通常総会開催
三重県機械工具商協組松山理事長を再選
三重県機械工具商協同組合(理事長=松山廣氏・松山機工社長)では、5月26日午後5時より、四日市駅前の四日市都ホテルを会場に「第13回通常総会」を開催し、任期満了による役員改選では松山理事長が再選された。
総会は、水谷専務理事(東亜機工社長)の司会、開会の辞で開会。
挨拶に臨んだ松山理事長は、出席方のお礼を述べたあと「足元の悪い中、またお忙しい中をお集まり頂きまして感謝いたします。本日の総会は大変重要な議案がございます。特に今年は役員改選の時でもあり、慎重審議と議案のスムーズな進行をお願いいたします」と挨拶。
続いて議案審議に移り、司会者一任の声により、議長に平井マシンツールの平井亮太郎氏を指名し、次の各議案に添って審議された。
▽第1号議案=平成17年度事業報告、財産目録、貸借対照表、損益計算書及び余剰金処分について
▽第2号議案=役員改選について
選考委員の指名のあと、選考委員会を行い、理事十名、監事二名を選出し、そのあと別室にて第一回役員会を行い、次の新役員が発表された。
【新役員】
▽理事長=松山廣氏
▽副理事長=伊藤紀昌氏(大信工機)、戸谷克己氏(常盤機工)
▽専務理事=水谷彰宏氏(東亜機工)
▽理事=芦川弘樹氏(タイセー・総務委員長)、山田浩氏(コジマ・フジ通商・企画委員長)、棚橋浩二氏(タナハシ機工・広報委員長)、門脇匡伸氏(門脇商店・福利厚生委員長)、阿保末男氏(マルキンキカイ・流通研究委員長)、水野隆次氏(共栄商会・経営対策委員長)
▽監事=平井亮太郎氏(平井マシンツール)、大津征夫氏(大津屋)
次いで松山理事長より「好景気と言われております今こそ、将来に備えて本気で時代の流れを乗り越える準備を考える時だと思います。組合活動を通じての勉強、更には後継者問題も視野に入れて、頑張ってやってまいりますので、皆さん方のご支援とご協力を宜しくお願いいたします」との、決意の程が述べられた。
▽第3号議案=平成18年度事業計画及び収支予算案承認の件
▽第4号議案=手数料、賦課金の額及び徴収方法の決定について
▽第5号議案=組合借入金の最高限度額について
▽第6号議案=取引金融機関の決定について
▽第7号議案=組合関連事業参加費用について
▽第8号議案=役員報酬について
以上を慎重審議し、何れも承認可決された。
以上で第一部総会を終え、続いて賛助会員を交えた懇親会に移り、松山理事長の挨拶、来賓を代表して四日市機械器具工業協同組合森副理事長の祝辞のあと、賛助会員を代表して宇野津営業所の稲川所長の乾杯音頭で終始和やかに懇談に興じ、伊藤副理事長の中締めで盛宴の内に終了した。
互いに理解することが肝要
第36回通常総会開催
静岡県管工機材商組合優良従業員表彰も
静岡県管工機材商組合(理事長=丸尾氣窮雄氏・丸尾興商社長)では、5月10日午後3時より、静岡駅前の“ブケ東海静岡”を会場に「第36回通常総会」を開催し、平成17年度事業報告、同収支決算報告、平成18年度事業計画、同予算案を審議し、それぞれ承認する一方、恒例の第32回優良従業員表彰も併せて行った。
総会は伊藤副理事長(沼津管材社長)の司会進行、村松副理事長(村松商店社長)の開会の辞で開会。
理事長挨拶に臨んだ丸尾理事長は、出席方のお礼を述べた後、「本日ここに優良社員表彰を受章されます皆様方、日頃のご活躍を感謝申し上げると共にお祝い申し上げます。さて、景気はいざなぎ景気を超え、戦後最長の景気になることは間違いなしと言われています。とにかく自動車・電気・鉄鋼・造船業界は絶好調で工作機械等は44カ月の高水準でありますが、私どもの管材業界は価格競争で苦しんでいるのが実情です。世界に目を向けますと、フランスの若者の暴動が目に付きます。これは企業が26歳未満の労働者を雇用した場合2年間は、自由に解雇できるというものが火付け役となっております。町に溢れる失業した若者が、絶対的な身分保障を諦めさせる代わりに、自由な職業選択を与えようということでしたが、これを拒否しての暴動です。国民を守る意味での無責任な甘やかしの政策が、結果的に国民を苦しめる皮肉な結果になりました。企業は潰れるように出来ていると言われております。生命体としての企業も、大小以上に、その企業のバランスが大切です。社員教育、社員との連携の大切さ、日頃の企業努力、内部蓄積、信用力を高める努力の大切さを感じます。組合活動に付随しますが、競争原理で世の中は進歩していきます。競争は避けられませんが、競争相手であっても、お互いの人間性を理解することで、過当競争、馬鹿馬鹿しい潰しあいのリスクは避けられると思います。経営はあくまでも自助努力です。組合があるからこそ、ライバルと仲良く出来ると言うことを理解して頂きまして、一層のご協力をお願いいたします」と、挨拶。
引き続いて司会者一任の声により、議長に大河副理事長(大河機材社長)を選任して直ちに各議案審議に入った。
▽第1号議案=平成17年度事業報告並びに収支決算報告承認の件
▽第2号議案=平成18年度事業計画並びに収支予算案承認の件
▽第3号議案=その他の件
以上で議案審議を終え、閉会の辞を金子理事(金子管材社長)が行い、第一部総会を終了し、引き続いて橋本連合会会長、愛知組合の石原理事長(原芳商会会長)はじめ、賛助会員を交えた第二部懇親会に移り、伊藤副理事長の司会、丸尾理事長の挨拶、第32回優良従業員表彰式を行い、6社17名に感謝状と記念品が授与され、続いて、来賓を代表して、橋本連合会会長、石原愛知組合理事長の祝辞の後、日立金属静岡営業所の篠原部長の乾杯音頭で終始和やかに歓談に興じ、キッツ東海営業所の小原所長の中締めで盛況の内に総会の全日程を終了した。
【優良従業員表彰者】
▽一色機材=河合優、野末尚義、平沢大、松尾真一郎
▽静岡伊奈製品販売=佐藤兆是、堀川貴司
▽浜松管材=竹内陽介
▽丸尾興商=平野文仁、坂雅敏、早村左知子、近藤武尚、荒川陽子、小栗美幸
▽丸八=佐藤真樹、海野晃大
▽村松商店=横井謙一、小林浩之
(敬称略)
また、翌11日には「第35回親睦ゴルフ会」が、新沼津カントリークラブで、正会員並びに賛助会員等39名が出席して開催され、富士機材の中西英之氏がネット73で優勝した。
上位入賞者は次の皆さん。(敬称略)
▽優勝=中西英之(富士機材)N73.0H18.0
▽2位=小林智(ヘルメチック)N73.8H7.2
▽3位=篠原富雄(日立金属)N73.8H31.2
▽4位=小山陽一(ヨシタケ)N73.8H13.2
▽5位=山下勉(村松商店)N74.8H13.2
▽ベスグロ=小林智81
山田理事長はじめ全役員留任
第29回通常総会開催
岐阜県管工機材商組合木曜会幹事長に廣井氏
岐阜県管工機材商組合(理事長=山田康博氏・山彦社長)は5月26日午後5時15分より、岐阜市内の岐阜グランドホテルで「第29回通常総会」を開催し、平成17年度事業報告、同収支決算報告、平成18年度事業計画、同収支予算案をそれぞれ承認する一方、任期満了による役員改選では、全役員が留任した。
総会は、司会を務める福井理事(安田本店長)の開会の辞で開会。
冒頭、挨拶に立った山田理事長は出席方のお礼を述べたあと、「この景気が今年の10月まで続くとイザナギ景気と並びます。しかしこの景気というのは、二極化してメーカーを中心とした大企業は絶好調です。もう一つは都市部の地価が上ってきたということで、住宅投資が結構盛んです。私達の管材業も二極化しており、例えば工場をターゲットにする管材業者は非常に良く、反対に公共投資、建築設備をターゲットにしているところは、良くて横ばい、とも聞いております。しかし、これから金利が上がり、都市部での地価の上昇が周辺部にも徐々に拡大してくると、我々の業界にとってはフォローの風になると思います」と述べた。
続いて、山田理事長を議長に推挙し、次の各議題に沿って審議し、いずれも満場一致で承認可決された。
▽第1号議案=平成17年度事業報告並びに収支決算報告承認の件
▽第2号議案=任期満了に伴う役員改選の件
▽第3号議案=平成18年度事業計画並びに収支予算案承認の件
▽第4号議案=実務責任者会議(木曜会)報告承認の件
幹事長に廣井氏(西垣ポンプ製造)が選任された報告を承認した。
▽第5号議案=その他の件
引き続いて懇親会に移り互いに親睦を深め、来年の30周年に向けて意見交換をした。
【新役員】
▽理事長=山田康博氏(山彦)
▽副理事長=森嶋靖雄氏(大東)
▽会計=塚原正義氏(協栄商事)
▽理事=五島道久氏(大垣管材)、白木伸道氏(白木商会)、西垣壽朗氏(西垣ポンプ製造)、広瀬功氏(瓶由)、福井健治氏(安田)、山田芳弘氏(関建材)
▽監事=木野村国広氏(木野村)、山田謙一氏(山兼)
フェイス・ツー・フェイスで
組合価値を高める事業展開を
愛知鋲螺商協組第33期通常総会開催
愛知鋲螺商協同組合(理事長=藤田K氏・藤田螺子工業社長)の「第33期通常総会」が5月24日午後5時より、名駅太閤口の名鉄ニューグランドホテルで開催され、各提出議案を異議なく承認可決した。
総会は、花井理事(ハナイタイト社長)の司会進行により定刻通り開会し、総数55名のうち委任状含む出席48名で総会は成立すると宣言が行われた。
藤田理事長は挨拶で、「昨年の組合活動を振り返ってみますと、特に印象に残りますのは7月のねじ商連の総会を当地愛知(犬山)で開催したことです。皆様方の熱意で何とか成功裏に収めさせていただきました。特に青年部の方々には絶大なるご協力、援助をいただき有り難うございました。非常に結果が良く、東京、神奈川、大阪の理事長さんからはお褒めのお言葉をいただきました。中部地区の愛知鋲螺商協同組合は、益々切磋琢磨し、ねじを愛する心を持ちながら、これからも一生懸命歩んでいけると安心いたしました。色々一年間を振り返ってみますと、組合活動もさることながら、我々業界も材料の高騰とか、製品単価が厳しいということで、非常に皆様方ご苦労されていることと思います。その中にありながら、当地区はご承知の様に東京、神奈川、大阪と比較しますと、車両関係に関するお取引もあることからまだまだ恵まれているという環境でございます。そのような地の利を生かした、我々の営業が拡大できればと思っておりますし、当組合を旨く活用していただき、お互いの情報交換なり、課題や問題点を一緒に考えながらやっていければと思っております。忌憚のない意見交換をしていただければと思います。今年は、益々材料は高止まり、色物(銅)、ステンレスも高騰しており厳しい状況にあります。もう一つ、車両関係で我々の商品が何らかの形で、海外へ出て行っている。その中で、ユーザーはコストと品質を第一に挙げている。世界の中で品質をいかに高めていくかなど、一段と厳しい要求があります。品質につきましては、製造のねじ工業会と同じ課題を抱えております。日本ねじ商連の会長を務められている、鈴木日出男氏が本日お見えになっておりますので、特にねじ工業会に対して、品質のあり方、コストのあり方についてを課題として、懇親会の中などで忌憚なくお話をしていただきたいと思います。また、6月1日より施行される改正道交法(駐車違反)に対し、何かアピールをしていきたいと思います」と述べた。
続いて、司会者一任で議長に藤田理事長を選出、議案の審議に入った。
第1号議案・平成17年度事業報告並びに収支決算報告承認の件、第2号議案・平成18年度事業計画案並びに収支予算案承認の件、第3号議案・組合規約に関する件は、いずれも原案通り承認可決された。
第4号議案・その他の件では、新入会員(東邦精器)の承認と紹介を行った他、長年組合運営に尽力した岡本前事務局長(4月末日で勇退)に対して功労を称えた。
閉会を前に各関係団体からの祝電を披露した。
総会終了後の懇親会では来賓の高木愛知県中小企業団体中央会情報調査部課長が祝辞を述べた後、鈴木日本ねじ商業協同組合連合会会長(組合相談役・エフシーテック社長)の乾杯の音頭で祝宴に移り、交流を図った。
【平成18年度事業計画】
基本目標(抜粋)
現在の日本における経済のグローバル化、ITの急速な発展、地球環境問題の発生は、価格競争のグローバル化、商品サイクルの短期化、新しい価値観の創造をもたらしていると言われており、私達にとり避けて通れぬ重要な課題提供と考える。
本年は足元を固め、組合価値を高める事業展開を行っていくためにも組合員とフェイス・ツー・フェイスで議論をして、更に組織の一体感を創造し、参加意識を強めるよう努めていく。更に、組合として今年もISO14001規格に関する講習会を昨年に引き続いて開催する。
当組合の基本目標としては、本年度も組合新規加入増大活動を継続展開すると共に、組合員各位の協力、支援を得ながら一層の組合活動の活性化と充実を図っていく。
@総務委員会活動=組合員相互の親睦を高め、業界の活性化に努める。
A事業委員会活動=各種共同事業活動の一環として組合並びに組合員にメリットのある購買事業の発展強化を図っていく。
B福利厚生委員会活動=組合員及び従業員の福利向上のための諸行事を計画し、実施する。
C広報委員会活動=関係諸団体との連絡を密にして得た情報は組合員に連絡し知識の向上を図ると共に、組合機関誌「愛鋲協」の発行を積極的に行う。
D青年部活動=会員相互の情報交換、業界及び中小企業経営問題の研修を行っていく。
なお、当日は総会に先立ち午後3時から「第10回定例理事・役員会」を行い、総会資料などの確認と報告をして総会に臨んだ。次回理事・役員会は、6月27日午後6時より組合事務所で行う。
相互の情報交換を密にし
組合活性化を更に進める
岐阜県機械金属商協組第36回通常総会を開催
岐阜県機械金属商業協同組合(理事長=福生雅利氏・ギフベア社長)は5月25日午後6時より、「第36回通常総会」を岐阜市司町の岐阜会館で開催し、審議の結果、全議案を原案通り承認可決した。
総会は、嶋崎理事(シマザキ商会社長)が司会を務め、服部副理事長(服部商会社長)の開会の辞に続いて、組合員総数32社中出席26社で総会が成立すると宣言が行われた。
挨拶に立った福生理事長は「年に1回の総会に、こうして多数の皆様にお越しいただき大変有り難く思っております。皆様を見ておりますと、大変良いお顔をしておられます。景気も随分良くなり、一説には過去最高の景気だという話も出ております。ただここに来まして、アメリカの景気が後退している。そして円が高くなってきている。それから鋼材が値上がりしている。どちらかと言えばデフレ傾向にあった状態が、ここに来て我々の業界ではミニインフレ状態になってきている。それに引き換え、給与面ではそれほど上がっていない。消費者においてはそんなに好景気感というのはない。そういう状況があり、何か今までぼちぼちと良かったのだが、今年の夏過ぎごろから、少し向こうに黒い雲が出ているのではないかと私は思っております。景気の動向は、日銀や色々なシンクタンクが出しますが、現実とは若干数字も食い違ってくるものです。ただし、中国をはじめ東南アジアの発展には目覚しいものがあります。そのような面では、まだまだわが国も地道にやっていけば、景気も良くなっていくことは間違いないと感じております。今年皆様の明るい笑顔を見てまいりましたが、来年も皆様には先々の対策をしていらっしゃると思いますので、良い顔でお出でになられることをお祈りいたします。私、理事長に就任してからやっと1年が過ぎまして、あと1年ございます。この間に、もっと会員同士の色々な交流をして、皆様方の様々な悩みとか、もっとこうしたら良いのではというような改善提案を増やして、更に岐阜県機械金属商業協同組合全体が良い方向に行くように努力をしていきたいと感じております」と述べた。
議長に福生理事長を選出して議案審議に移り、第1号議案・平成17年度事業報告書、財産目録、貸借対照表、損益計算書及び剰余金処分の承認について、第2号議案・平成18年度事業計画案及び収支予算案の承認について、第3号議案・平成18年度会費賦課基準案及びその納入方法案の承認について、第4号議案・平成18年度取引金融機関案及び借入金残高の最高限度額案の承認について、第5号議案・福利厚生委員制度の廃止案の承認についてそれぞれ審議し、全議案とも原案通り承認可決した。
続いて来賓より祝辞が述べられ、石田顧問理事(石田商会社長)の閉会の辞で終了した。
その後会場を移し、賛助会員も参加して懇親会が行われ、席上、福生理事長は「会員の皆様、どうもお疲れ様でした。そして賛助会員の皆様方には、先程総会が無事、全ての議案が承認されまして終了いたしましたことを報告いたします。賛助会員の会社は増収増益で終わられていると聞いております。大変良い景気の中、是非ここで、我々中小企業の岐阜県機械金属商業協同組合の会員に、そのお裾分けを少しだけで結構ですのでいただいて、共に発展していきたい。この地場を盛り上げなければならないと考えておりますので、重ねてここで賛助会員の皆様に、これから益々私たちにご協力をいただきたいと改めてお願いしたい」と挨拶。
続いて近藤NaITO名古屋支店第2営業所長の音頭で乾杯。より一層親睦を深めて、午後八時過ぎに木田理事(木田商店社長)の一本締めでお開きとした。
「武蔵」・「小次郎」・「スーパーツインザー」
3機種の切断砥石を新発売
トーケン1o・1.6o・2.2o切断用
トーケン(社長=清水俊毅氏、住所=長野県塩尻市洗馬2971-1)は、【1mm極薄切断砥石・武蔵】、【1.6mm両面補強入安全切断砥石・小次郎】、【2.2mmスーパー両面補強入安全切断砥石・スーパーツインザー】の切断砥石3機種を4月より発売開始した。
【1mm極薄切断砥石・武蔵】の特長▽@現行薄型切断砥石よりもさらに「耐久性と切れ味」を追求。同社比で約2倍の耐久性がある。A薄型の鋭い切れ味により切断作業時問が大幅に短縮。B両面補強入りにより安全性が高い。C一般金属・ステンレス等のあらゆる金属の切断に最適。Dステンレス切断のバリ・焼けが少ない。
仕様▽サイズ=外径105×厚み1.0×穴径15mm、砥粒・粒度・硬度=AZ60RB2F、最高使用周速度=MAX80m/s、使用工具=ディスクグラインダー。
【1.6mm両面補強入安全切断砥石・小次郎】の特長▽@従来品よりも耐久性と切れ味を追求。同社比で約A倍の耐久性と約1.2倍の切れ味がある。B食込みが素晴らしく、切断が早い。C両面補強入りにより安全性が高い。D一般金属・ステンレス等のあらゆる金属の切断に最適。切断材料による「金属用」、「ステンレス用」と砥石選択が不要。E安心と安全の薄型切断砥石。
仕様▽サイズ=外径105×厚み1.6×穴径15mm、砥粒・粒度・硬度=AZ46RB2F、最高使用周速度=MAX80m/s、使用工具=ディスクグラインダー。
【2.2mmスーパー両面補強入安全切断砥石・スーパーツインザー】の特長▽@従来品よりも耐久性と切れ味を追求。同社比で1.7倍の耐久性と1.2倍の切れ味がある。A目詰まりを防ぐ独特の成形方法により、切れ味がよく、切断面が美しく、曲げや逃げがない。B強力なグラスファイバーで補強してあるので切断中のショックに強く、割れても飛散しない。C特殊製法により極度に消耗を少なくし、切断量を増やし、切断コストは大変経済的。D一般金属・ステンレス等のあらゆる金属の切断に最適。切断材料による「金属用」、「ステンレス用」と砥石選択が不要。
仕様▽サイズ=外径105×厚み2.2×穴径15mm、砥粒・粒度・硬度=AZ36RB2F、最高使用周速度=MAX80m/s、使用工具=ディスクグラインダー。
「新発売記念!サービスパック企画」を8月末日まで実施中。新製品3機種についてそれぞれ50枚プラス10枚現物サービス。
標準価格※【1o切断砥石・武蔵(品番RA―105MU)】@300円、【1.6mm切断砥石・小次郎(品番RA―105KO)】@310円、【2.2o切断砥石・スーパーツインザー(品番RA―105ST)】@330円。
全機工連愛知大会を全面サポート
平成18年度定時総会開催
名機工同友会新会員に野崎氏(常磐精機)
名機工同友会(会長=時津忠氏・新栄商會会長)は、5月25日午後6時より、名古屋市中区の東京第一ホテル錦にて「平成18年度定時総会」を開催した。
当日は、会員数24社のうち出席23社、委任状出席一社で全24社の出席となり、総会は成立。
冒頭、会長挨拶で時津会長は、「愛知県機械工具商業協同組合の18年度の定時総会が先だって5月12日に開催されまして、9つあります各支部から理事候補さんが推薦されまして、全理事候補さんが理事に承認されました。そして、会場で第1回の理事会を開催いたしまして、新理事長にノダキの野田社長、副理事長に春日鋼機の伊藤社長、もうひとりの副理事長には私が留任しまして、会計理事にはミズタニ機販の水谷社長がなられました。その後、5月15日に新三役会と申しまして、理事長、副理事長、会計理事、それに事務局長が集まりまして、6つある各部の部長、副部長ならびに担当理事の組織表を作らせていただきました。今回、大きく変わったといいますか、力点を置いたところがふたつあります。ひとつは、2年後、4年後を見据え、若手理事さんのポストについていろいろ配慮し、ある部分で若返りを図りました。また、一部には『私はもう降りたい』という部長さんがおられましたので、組織の変更をさせていただきました。新しい部長さん、副部長さんには、野田理事長さんから逐一、お電話をさせていただきまして、皆様方にご連絡をさせていただきました。そしてもうひとつ、最大の重要案件というのが、今年の10月20日に開催されます全機工連の愛知大会でございます。愛知組合が担当ということで、500名規模の全国大会を開催する予定です。すでに昨年から全機工連愛知大会の準備委員会がありまして、これを実行委員会に移し変えるわけですが、その際、顧問理事グループという全国大会に向けたひとつの重要な組織作りをさせていただきました。さきほど、ミユキ商會の田中社長とお話ししていたのですが、新たにこの名機工同友会に常磐精機の野崎社長さんがご入会なされました。野崎さんも東支部の理事ということで、名機工同友会24社のうち9社が理事であります。これは愛知組合にとって強力なる任意団体であるし、われわれ名機工同友会は、こぞって力を合わせてこの愛知大会を成功させなければならないと責任を感じております。さて、本日は18年度の通常総会でございます。この一年間の指針を決める重要な会議ですので、皆様方の忌憚のないご意見をいただきたいと思っております。名機工同友会のますますの発展と会員である皆様方の企業のさらなるご繁栄、皆様方の御健勝を心よりご祈念申し上げます」と語った。
新会員となった野崎社長の挨拶の後、議長に選出された三木氏(三起工機社長)のもと、各議案についての審議が進められ、@平成17年度事業報告並びに収支決算報告に関する件A平成18年度事業計画案並びに収支予算案に関する件、ともに承認された。
総会終了後の懇親会は、野崎社長の加入もあり、とても和やかな雰囲気の中、会員同士で交流を深める場となった。
小内径溝入れ加工工具
「SIGE型」を発売
京セラ 安定加工と長寿命化に貢献
京セラ(社長=川村誠氏、本社=京都市伏見区竹田鳥羽殿町六)は、機械工具事業において、直径が小さい金属部品の溝入れ加工に適した「SIGE型」ホルダ六型番と専用チップ78型番を5月下旬より発売する。
「SIGE型」は独自設計ホルダ、新形状・新材種チップを採用しており、小内径溝入れ加工のさらなる安定加工と長寿命化に貢献する。
【「SIGE型」の特長】
新形状のL字チップで、刃先交換式では最小となるφ8mmの溝入れ加工に対応可能。また、従来チップはφ12mm以下では一コーナー仕様だったところを2コーナー仕様とした。
【加工範囲を広げる新材種チップ「PR925」を採用】
チップ材種には、従来のサーメット、超硬に加え、合金鋼やステンレス鋼の切削に優れる、PVDコーティングチップ「PR925」をラインアップ。合金鋼加工において、従来品に比べて約2倍以上の耐摩耗性を実現。
【独自の新設計ホルダでさらなる安定加工と長寿命化を実現】
新ホルダは、独自設計で剛性と切削時の耐ビビリ性を高めた。また、切りくず排出スペースとなるチップポケットを広く確保した「スクリュークランプ方式」を採用、クーラント(内部給油穴)機能を併せることで切りくず排出性を大幅に向上させ、安定加工を実現させている。
【シルバーコート仕様でホルダ耐久性を向上】
ホルダボディには、防錆と切りくずによる摩滅減少に効果的な表面加工処理(シルバーコート仕様)を施すことで、ホルダ耐久性の向上を図っている。
【価格帯(税込)】
「ホルダ」@16,000円〜19,000円
「チップ」@2,030円〜2,600円。
新副会長に小川氏・峰澤氏を選任
平成18年度総会を開催
中部ユアサやまずみ会二宮氏を招き「勝者の思考」の講演
ユアサ商事(社長=谷慈義氏、本社=東京)の中部ユアサやまずみ会(会長=松原武氏・日本空調サービス社長)は5月17日午後3時より、名古屋市中区の名古屋東急ホテルにて「平成18年度中部ユアサやまずみ会総会」を開催した。
全会員201社のうち出席126社、委任状出席41社で過半数を超える出席により、総会は成立。
冒頭の挨拶で松原会長は「本年は、ユアサ商事様にとりましては、創業340年という何とも素晴らしい節目の年でございます。そういう年に中部ユアサやまずみ会を盛大に開催することができましたことを誠に喜ばしく思っております。さて、私が会長に選任されまして4年になりますが、この4年間で我々をとりまく経済環境は毎年良くなってきたと思います。そうはいっても、これは単なる景気循環による上昇の期間とは違っており、我々企業が血のにじむような努力をした結果、今のような上昇機運にのってきたのかなと思います。そういう意味では、これからも少しずつではありますが、良い環境が続くのではないかと期待しております。2、3年前になりますが、私はこの場で、『経済は良くなっているのに、我々には全然回ってこない。もっと努力をしていこう』と述べたことを覚えておりますが、ユアサ商事さんは大変いろいろな工夫をなされております。現在、我々の業界が元気になれたのは、日頃のユアサ商事さんのご指導のおかげと感謝いたしております。また、我々も我々なりに努力して、この良い経済環境をしっかりと取り込んでいきたいと思っております」と語った。
続いて谷社長は、「平素は、中部ユアサやまずみ会の皆様には、格別のお引き立てを賜りまして衷心より厚く御礼を申し上げます。また本日は、何かとご多忙にもかかわらず、総会、講演会にご出席賜りまして、重ねて御礼申し上げます。さて、日本経済についてでございますが、内閣府の5月の月例経済報告では、景気の基調判断を『回復』に据え置く方針を固めたようであります。基調判断の据え置きは3カ月連続でありまして、内需の2本柱でありますところの個人消費と設備投資に加えまして、輸出も増加基調にあるとの認識が背景にあるようです。2002年の1月から始まりました景気回復局面は、この5月で52カ月連続となりまして、バブル期を抜いて戦後2番目の長さになることがほぼ確実になりました。物価動向につきましても、ゆるやかなデフレ状況との判断を維持する模様であります。今の景気回復が11月まで続きますと、拡張期間が58カ月連続となりまして、戦後最長の『いざなぎ景気』を上回ることになります。昨日発表になりました4月の工作機械受注総額は、前年同月比で1.4%増でありまして、43カ月連続で前年実績を上回っております。しかしながら、内需は徐々に伸び悩んでいる状況がみられます。また、内閣府発表による1〜3月の機械受注統計によりますと、民需が前期比0.4%減となっていまして、4〜6月の機械受注が仮に減少することになりますと、景気は3度目の踊り場を迎える可能性が強まるという指摘が出てまいりました。この様な経済環境の中にありまして、弊社は昨年4月から新中期経営計画をスタートいたしました。連結経常利益が計画で75億円、連結当期利益が計画で40億円、そして、単体の経常利益の計画が60億円、単体の当期利益の計画が29億円でありまして、連結の繰越欠損解消を目標としているところです。現在、この目標に向かって着実に進んでおります。さて、弊社は本年をもちまして、創業340周年を迎えることができました。この歴史をもちえましたのは、ひとえにやまずみ会の皆様方のお引き立ての賜物でありまして、この機会に厚く御礼を申し上げます。340年という弊社の社史を振り返りますと、お取引先様から頂いた『信頼』をその先の『未来』につなげていくための自己変革の日々であったと考えております。これまでの歴史を顧みまして、研鑽を重ね、さらに400年、500年の道を邁進しまして、皆様のご期待にお応えしていきたいと思っております」と挨拶。
総会では、@平成17年度事業報告書及び会計報告書A平成18年度事業計画及び会計予算案のすべての議題について承認された。
なお、役員改選により、小川信行氏(日本ベターリビング副社長)と峰澤彰宏氏(峰澤鋼機社長)が副会長に選任された。
「勝者の思考」というテーマで行われたスポーツジャーナリストの二宮清純氏による特別講演では、スポーツ界の様々なエピソードをもとにビジネスの世界でも活かせる貴重な話が披露された。
1、日本は初出場したワールドカップ・フランス大会で、わずかに1ゴールしか奪えず、3戦全敗。敗因は明らかに決定力不足であった。「中盤でぐるぐるとパス回しばかりして、なかなかシュートを打たない日本の選手たちを見ていて、ふと思ったのが、ダメになる会社の稟議書に似ているということです。時間をかけて、多くの人のところを回っている。この2つに共通しているのは、要するに、誰も責任を取りたがらない、ということです。日本人は勤勉だが、決断力、決定力に欠けている。ディシジョンスピードが遅いのです」と二宮氏。
2、サッカーのプロリーグ化を実現させた川淵氏から二宮氏が学んだ、21世紀の日本のリーダーに必要な資質は、パッション(情熱)・ミッション(使命、理念)・アクション(行動力)の三要素を兼ね備えていることである。「トップが決断を下す際に大切なのは、度胸と覚悟です」と同氏。また、サッカーのプロリーグ化反対派との議論の際に川淵氏は、「時期尚早という人間は、100年経っても時期尚早と言う。前例がないという人間は、200年たっても前例がないという」と語った。さらに、「仕事のできない人間に限って、できない理由ばかり探し出してくる。仕事というものは、できないことにチャレンジして、できるようにすることだ」と川淵氏。その場に同席していた二宮氏は、その発言を聞いて感動したと語った。
3、サッカーの中山選手を例に、SKILL(技能)よりWILL(志)の重要性について二宮氏は、「SKILLは大切だが、SKILLを育てるのはWILLです」と述べた。
懇親会は、中部ユアサ炭協会と合同で行われ、大勢の人々で会場はいっぱいとなり、活気のある大変賑やかな場となった。
社長に高橋直正氏
社名も「澤商」に変更
沢田商会(本社=岐阜市加納竜興町2-8)では、5月17日付で、取締役社長の高橋靖久氏が取締役会長に就任し、後任に子息の直正氏が代表取締役に就任した。これに伴い、社名も「株式会社澤商」に変更。これまで以上に顧客の要望に応えていくとしている。
真空吸着SBXシリーズで
木材の完全自動搬送
シュマルツ 現場作業環境を改善
シュマルツ(住所=横浜市都筑区茅ケ崎東4-6-1)は、木材の完全自動搬送を目的とした真空グリッパー(ロボットのハンド)・SBXシリーズを開発した。
SBXに工場常設の正圧(コンプレッサー)のエアを供給することで、ブロアーではマイナス40kPa程度の真空圧がマイナス80kPaの高真空圧の吸い込みを発生させることが可能になる。従来の自動搬送用のグリッパーには吸い込み用に真空ブロアーが隣接もしくはハンドの上に設置されているが、SBXにはその必要がない。これによって吸着グリッパー自体の外観がコンパクトになり、電動機の回転音が無くなる。
また、SBXのもうひとつの大きな特長は、木材に接面する部分をスポンジにすることで異なる段差や形状にフレキシブルに対応する。従来の自動搬送方法では運ぶワークによって、その都度パッド等の吸着箇所を変えなくてはならなかったが、SBXにすることで多品種のワークを段取り換え無しで吸着搬送できる。
【SBXシリーズの特長】
@強い保持力による信頼性の高いリフティング・搬送機能。
A吸着面がスポンジなので凹凸形状にも対応。
Bさまざまな寸法・形状のワークの容易なハンドリングが可能。
Cワークと接面していない部分はバルブが自動的に閉じられるため、漏れも少なくゴミの侵入も防止。
受注総額8年ぶりに6兆円超
3年連続前年度を上回る
日本産業機械工業会17年度産業機械受注
日本産業機械工業会がまとめた、平成17年度の産業機械受注は、内外需とも堅調に推移し、3年連続で前年度を上回った。
内需は、官公需が減少したものの、製造業を中心に民需が増加し、また、機種別にみても民需の殆どの機種(13機種中12機種)が増加し、内需全体では2年連続で前年度を上回った。一方外需も、中東、ヨーロッパ、北米向けが増加し、特に中東向けが天然ガス関連の大型プロジェクトを複数受注したことから大幅に増加し、外需全体では4年連続で前年度を上回り、過去最高の受注額となった。
この結果、平成17年度の受注総額は、対前年度比17.8%増の6兆846億円となり、平成9年度以来、8年ぶりに6兆円を超えた。内需は、対前年度比4.0%増の3兆3,633億円、外需は、対前年度比40.8%増の2兆7,213億円となった。
【需要部門別受注状況】
民間製造業向けは、殆どの需要部門が前年度を上回り、特に化学、石油・石炭、鉄鋼、自動車、造船向けが増加し、対前年度比27.8%増の1兆4,123億円となった。
民間非製造業向けは、その他非製造業向けが大幅減少したものの、電力向けが低水準ながら前年度を上回り、また、建設、卸・小売向けも増加したことから、ほぼ前年度並みの対前年度比0.5%増の9,193億円となった。
官公需向けは、ボイラ・原動機、化学機械、送風機、その他産業機械を始めとする殆どの機種が減少し、対前年度比22.8%減の6,851億円となった。
外需は、13機種中11機種が増加し、特に化学機械が天然ガス関連の大型プロジェクトを複数受注したことから大幅に増加し、対前年度比40.8%増の2兆7,213億円となった。
【機種別受注状況】
ボイラ・原動機▽内需は、紙・パルプ、化学、石油・石炭、造船、電力向けの増加により、対前年度比9.9%増となった。一方外需も、中東、北米、南米、アフリカ向けの増加により、対前年度比12.2%増となった。その結果、総合では、対前年度比10.8%増の1兆3,177億円となった。
鉱山機械▽内需は、窯業土石、建設向けの増加により、対前年度比29.2%増となった。一方外需も、アジア向けの増加により、対前年度比40.1%増となった。その結果、総合では、対前年度比32.5%増の466億円となった。
化学機械(大気汚染防止装置、水質汚濁防止装置を含む)▽内需は、化学、石油・石炭、鉄鋼、電力向け等の増加により民需が前年度を上回ったものの、官公需が大幅に減少したことから、内需全体では対前年度比1.1%減となった。一方外需は、アジア、中東、北米向けが増加し、特に中東向けが天然ガス関連の大型プロジェクトを複数受注したことから大幅に増加し、対前年度比82.7%増となった。その結果、総合では、対前年度比43.1%増の1兆9,605億円となった。
冷凍機械▽内需は、一般機械、電気機械、運輸、代理店向けの増加により、対前年度比10.7%増となった。一方外需は、アジア、ヨーロッパ、オセアニア向け等殆どの地域が減少し、対前年度比20.0%減となった。その結果、総合では、対前年度比2.8%増の4,091億円となった。
タンク▽内需は、化学、その他製造業、その他非製造業向けの減少により、対前年度比9.9%減となった。一方外需は、アジア、中東向けの増加により、対前年度比54.6%増となった。その結果、総合では、対前年度比35.5%増の720億円となった。
プラスチック加工機械▽内需は、一般機械、自動車向けの増加により、対前年度比4.9%増となった。一方外需も、アジア、中東向けの増加により、対前年度比8.8%増となった。その結果、総合では、対前年度比7.0%増の2,075億円となった。
ポンプ▽内需は、官公需が減少したものの、化学、石油・石炭、電力、卸・小売向けの増加により、対前年度比0.4%増となった。一方外需も、アジア、中東向けを始めとする殆どの地域が増加し、対前年度比58.4%増となった。その結果、総合では、対前年度比11.4%増の3,457億円となった。
圧縮機▽内需は、石油・石炭、鉄鋼、一般機械、自動車、造船、代理店向けの増加により、対前年度比18.4%増となった。一方外需も、アジア、中東向けを始めとする殆どの地域が増加し、対前年度比56.3%増となった。その結果、総合では、対前年度比33.7%増の2,462億円となった。
送風機▽内需は、鉄鋼、非鉄金属、運輸向けで増加がみられたものの、官公需が大幅に減少したことから、対前年度比41.2%減となった。一方外需は、アジア、中東、ヨーロッパ向けが増加し、対前年度比36.6%増となった。その結果、総合では、対前年度比36.3%減の265億円となった。
運搬機械▽内需は、食品、窯業土石、自動車、その他製造業、卸・小売、代理店向けの増加により、対前年度比3.3%増となった。一方外需も、アジア、中東、ヨーロッパ、北米向け等の殆どの地域が増加し、対前年度比9.1%増となった。その結果、総合では、対前年度比5.3%増の3,999億円となった。
変速機▽内需は、その他輸送機械、その他製造業、代理店向けの増加により、対前年度比12.0%増となった。一方外需も、ヨーロッパ、南米向けの増加により、対前年度比12.0%増となった。その結果、総合では、対前年度比12.0%増の689億円となった。
金属加工機械▽内需は、鉄鋼向けの大幅増に加え、金属製品、一般機械、自動車、代理店向けも増加し、対前年度比七1.7%増となった。一方外需は、アジア、中東向けの減少により、対前年度比26.3%減となった。その結果、総合では、対前年度比10.4%増の一千九百三十六億円となった。
その他産業機械(メカニカルシール、業務用洗濯機、ごみ処理装置を含む)▽内需は、官公需向けごみ処理装置が減少し、対前年度比6.6%減となった。一方外需は、アジア、ヨーロッパ、南米向けの増加により、対前年度比55.9%増となった。その結果、総合では、対前年度比2.0%増の7,898億円となった。
【輸出契約状況】
平成17年度の産業機械輸出は、中東やヨーロッパ、北米向けが増加し、特に中東向けが天然ガス関連の大型プロジェクトを複数受注したことから大幅に増加し、対前年度比41.5%増の2兆6,089億円と過去最高金額を記録した。
単体機械は、ボイラ・原動機や化学機械、プラスチック加工機械、風水力機械、運搬機械等の殆どの機種が前年度を上回り、対前年度比24.1%増の1兆6,485億円となった(過去最高金額)。
プラントは、化学・石化プラントが大幅に増加し、対前年度比86.3%増の9,604億円となった(化学・石化プラントは過去最高金額)。
地域別にみると、主な輸出先であるアジア向けは、単体機械のボイラ・原動機や発電、製鉄非鉄プラント等が減少し、対前年度比2.5%減の7,833億円となった。中東向けは、天然ガス関連の大型プラントを複数受注したことから、化学・石化プラントが大幅に増加し、さらに単体のボイラ・原動機や化学機械、風水力機械等も増加し、対前年度比156.6%増の1兆2,891億円となった。欧州向けは、製鉄非鉄プラントや単体の風水力機械、運搬機械等が増加し、対前年度比19.0%増の1,795億円となった。北米向けは、単体のボイラ・原動機や化学機械、風水力機械、運搬機械、金属加工機械等が増加し、またプラントも発電プラント等が増加し、対前年度比39.6%増の2,229億円となった。南米向けでは、単体機械がボイラ・原動機や風水力機械等の増加により前年度を上回ったものの、化学・石化プラントが大幅減したことから、対前年度比22.4%減の495億円。アフリカ向けでは、化学機械が減少し、対前年度比12.8八%減の324億円。オセアニア向けでは、単体のボイラ・原動機や発電プラントが大幅減し、対前年度比73.9%減の213億円。ロシア・東欧向けでは、化学・石化プラントが減少し、対前年度比30.2%減の306億円。
「トヨタにおけるデザイン開発」C
国際デザインセンター専務内田 邦博氏
組織については、副社長が開発本部長としてデザインのトップを務める。その中に戦略を考えるところ、デザインのマネージメントを担当するところがあり、この2つはデザインでも事務的なことをする部署。この下に八つ部門があり、これが実戦部隊となる。海外からも国内で開発しているものに対して案をぶつけて、その中からデザインを選んでいくというシステムとなっている。本社のデザインの中にレクサスデザイン部ができた。
デザインでも、各分野にまたがった共通の部分、例えばホイールとか、車の色とか、部品関係は、これをそれぞれの部門でやると重複して無駄になるから、デザイン開発室で行っている。各部門100名ぐらいの合計800名ほどの人員で、毎日毎日デザインを考えている。
開発のプロセスで、どのようにして車の形が決まっていくのか。大雑把に言うと、まずコンセプトを考える。大きさ、誰の車かなどの車種を決める。コンセプトが決まると、スケッチを描いて、そのスケッチをモデルにし、モデルを測定してデータ化する。3Dデーターで型を作る。世界中、ほぼこれと同じやり方。コンセプトから実車が工場からラインオフするまでの時間を短くしようとしている。現在は1年半ぐらいで作られる車種も出てきている。昔は、基本的にコンセプトからラインオフまでは4年かかった。
実車サイズのモデルが作られてから、3回ほど役員の審査が行われる。ここでスタイルが決まっていく。競作は、1車種に複数のアイデアを持ち寄り、段々に詰めていく。競争に残った人だけ最後までそれのデザインに携わることになる。
競作で競争することで、若いデザイナーが実践の経験を積むことができる。一つのモデルを決めるのに、こんなに沢山いらないのではないかというくらいアイデアが出される。実戦に早くから参加させるということで、デザイナーのトレーニングをしていく。これにより、早く良いものを作る力がつく。
デザイナーの育成を目的に競作をしているところは少ない。良いとこ取りをしようということだけで競作をしているメーカーもある。
どのような決め方をするのか。審査会を経て絞られ、各案についてどれだけ売れるかを客観的に評価することが大切。エンジニアリング的だと、エンジンの性能、コーナリング性能と数値で分かるが、デザインは好き嫌いがあり、それをどのように客観的に評価するか、トヨタは決め方に長い間苦労した。
最終的に今行っている方法は、デザイン評価委員会を作り、そこで評価している。具体的には、デザイン部の部内の人間と、設計、販売の課長クラス以上の人間で評価委員会を設けて、車種を開発する毎に離合集散する。その車種の責任者が集まって、各部門から評価委員を集めて、スケッチの段階から客観的な評価をする。評価する時に、良い悪いと口で言うだけでは後に残らないので、点数をつける。必ずしも点数が良いからその案が良いというわけでもない。しかし、一つの参考として7点法で点数をつけていく。また評価委員会とは別に、開発担当者以外で組織された社内パネラー(一般ユーザーに相当する人たち)100名ほどによる評価も行われる。
用途別に2種新発売
金属板用表面保護フィルム
日東電工加工性にすぐれた環境対応製品
日東電工(社長=竹本正道氏、住所=大阪市北区梅田2-5-25)は、パンチプレス加工に適した表面保護フィルム「SPV―AM―500」とレーザー切断加工用に適した「SPV―M―4002E」の二種類を開発した。
新製品は、環境に配慮し、基材に塩化ビニルを使用していないので、塩素ガスの発生が少なく、レーザー加工機の腐食も低減できる。また、ユーザーが金属板を加工する際の品質向上、歩留まり向上、工数削減に貢献する。
従来、パンチプレス加工時には金属板保護用保護フィルム(以下SPV)としてポリオレフィン系青着色SPVと塩化ビニル系白着色SPVが使用されており、これらは主に板厚及び材質によって使い分けがなされている。
しかしながら、白着色SPVが貼付された金属板をパンチプレス加工した際に「カス上がり」と呼ばれる不具合が発生し、これがプレス後の板面に押し跡を発生させ加工品の歩留まりが低下するという問題があった。また、青着色SPVが貼付された金属板をパンチプレス加工する場合、次工程の曲げ加工で、フィルムが切れて金属板にキズがつき、材料を無駄にしてしまうため、テープを貼り替え、補修の再研磨を行うなどの作業が必要だった。
また、レーザー加工時に塩化ビニル系白着色SPVを使用すると、塩素ガスが発生したり、青着色SPVではレーザー加工時にアシストガスでSPVが剥がれるという問題があった。
同社では、品質向上、歩留まり向上、工数削減など、ユーザーからの要求が強まる中、これらの問題を解決するため、用途に応じて新たな金属板用表面保護フィルムを開発した。2008年度には、6億円の販売を目指す。
スイートルームシリーズに
リゾートスタイル登場
INAX天然石を豊富に採用
INAXは、『SUITEROOM(スイートルーム)』の「バス&パウダールーム」シリーズに、「リゾートスタイル/2027タイプ」をこのほど追加発売した。斬新で美しい新作スタイルや格調高い空間作りが可能なラグジュアリーバス&パウダールーム。
『スイートルーム』は、INAXの提唱する新しい水まわり空間のパッケージプラン。2004年に光りと風を取り込む「バス&パウダールーム」を、2005年に舟形浴槽を使ったシンプルな「スマートスタイル」とコンパクトな「シャワールーム」を発売。ライフスタイルにあわせて3シリーズから選べる。3シーズン目の今年は、「バス&パウダールーム」にラグジュアリー感あふれる「リゾートスタイル/2027タイプ」が登場。より広い空間と厳選された素材で、贅沢にくつろげる上質な空間を極めた。浴室サイズは、昨年発売の1620タイプ(1.25坪)を上回る1.8坪の広さ。浴室と洗面室をつなげた大壁面に、ツルバラをモチーフにした新作の「ジュエリーモザイク花柄」を大胆にあしらい、2連洗面カウンターを採用するプランなどを用意し、床には洗面室用も追加された話題の『サーモタイル』を採用。大型の気泡浴槽など、機器やアクセサリーも厳選した。併せて、「バス&パウダールーム」シリーズで1620・1616タイプのタイル・部材等を一部改定し、メーターモジュールの1818タイプ(4u)を追加。
『スイートルーム リゾートスタイル/2027タイプ』の希望小売価格は、582万円〜748万円。
【『スイートルーム リゾートスタイル/2027タイプ』の特長】
1、ゆったりとくつろげる、贅沢な浴室とパウダールーム
現行の1.25坪タイプより大きな1.8坪の浴室は、洗い場もサイズアップ。高い開放感が得られ、ゆったりとしたバスタイムが過ごせる。
丸型の「SITE(エクサイト)浴槽」(外寸直径1,400m)には、INAX独自の気泡発生装置「あわリズム」の搭載も可能。
サイズや位置が自由に設定できるパウダールームに、2連洗面器を用意。金属光沢のあるタイルカウンター(幅1,800m)や造作感の高い木質カウンター(幅1,500m)との組み合わせが楽しめる。
2、大胆にふんだんに、美しいタイル・石材を採用
「リゾートスタイル/2027タイプ」では、バスルームとパウダールームをつなげた大壁面〔高さ2.4m×幅6m〕にツルバラをモチーフにした新作の「ジュエリーモザイク花柄」で優しく大胆に彩るプラン、レース柄のレリーフを施した光沢のある白いタイル「レースリー」が光の当たる角度や照明により様々に表情を変え早朝と夕刻で異なる空間を楽しめるプラン、イタリア産の大理石を壁・床にふんだんに使った格調高いプランなど、合計17種類のタイル・石材コーディネートから好みのリラックス空間が選べる。
厳選されたタイルや大理石を一枚一枚丁寧に張り上げ、居室の家具や調度品との調和まで視野に入れた上質な空間づくりが可能。
3、話題のサーモタイルを洗面室床にも採用。清潔・安心への配慮も強化
要望の多かった洗面室用の「内床タイプ」も登場し、上質で清潔な空間コーディネートがさらにしやすくなった、話題の『サーモタイル』を採用。
冬場の足元の冷え込みをエネルギーなしで軽減する。タイルは目地と壁床ともに防汚目地材『スーパークリーン バス・トイレ』。防カビ・抗菌機能に加え汚れの染み込みも防ぐ。
天上には「除菌イオン」搭載の換気乾燥暖房機を装備。
また、「専用防水パン」と乾式下地材を用いる「新・タイルコンクリート工法」で、在来施工で手間がかかりがちなモルタル造作や配管埋設を合理的に乾式化。防水性能・施工品質が安定しており、階上設置にも適している。
4、機器などのアイテムも充実
クラシカルな水栓金具・シャワーバス水栓、ボーンチャイナの洗面ボウルなどアイテムの選択の幅を広げた。モダンな中にクラシカルな要素を取り入れた新しいインテリア空間を実現する。
日立金属桑名工場会場に
管材新人研修会開催
岡谷管栄会最多の54名が参加
岡谷管栄会(会長=鈴木章夫氏・米津物産社長、岡谷鋼機と商社、メーカーの集い)では、5月24日午前9時50分より、桑名市大福の日立金属桑名工場を会場に「平成18年度管材新人研修会」を開催し、会員企業の新人54名(過去最多)が参加して、桑名工場の見学と管工機材各メーカーの新製品等について研修した。
当日は、午前8時45分に名古屋駅前を貸切りバスで、桑名工場を目指して東名阪道を南下、予定通り桑名工場に到着し、工場見学会と商品研修会に臨んだ。
研修会は、岡谷鋼機名古屋本店配管住設本部本部長兼名古屋配管住設部長の北野氏の司会進行で進められ、冒頭挨拶に立った鈴木会長は出席方のお礼を述べた後「毎年、岡谷鋼機さんを通じて、日立金属さんのご好意で研修会を行っております。他に類のない内容での研修会ですので、本日の研修会を通じて、1つでも多くのことを学んで頂きまして、1日も早く会社の戦力として活躍されますことを願っております」と、激励。
次いで、歓迎挨拶に立った日立金属の徳永センター長は、出席方のお礼を述べた後「今日の研修会で商品の知識を学んで頂きまして、明日からの営業に生かして下さい」と述べた後、桑名工場の概要をはじめ、扱い品種の変遷等の説明を受けた後、記念写真を撮り、3班に分かれて、外面腐蝕による漏れや内面腐蝕による赤水の発生を防止する“給水・給湯用管端防食継手”、電熱線を継手内部に埋め込み、通電することで融着を行う“エレクトロフュージョン継手”、従来のねじ接続配管と異なり、プレハブ工法に対応した狭い配管スペースに最適な“ガス配管用ステンレス製フレキシブル管ソフレックス”の製造ラインを具に見学した。
工場見学後は、車で十分の処にある、最新の生産技術と情報システムを駆使して生産され、コンピュータ制御による自動入出庫システムを導入した“中央物流センター”を見学した。
物流センター見学後は、桑名工場に戻り昼食を済ませ、引き続いて商品研修会場の日立金属研修センターに移動。
研修センターでは、日立金属の“管継手”、東洋バルヴの“各種バルブ”、三菱樹脂の“塩ビ管・継手”、アロン化成の“塩ビ宅内マス”、エーアンドエーマテリアルの“耐火二層管”について研修した。
社長に生悦住歩氏内定
ダイジェット工業望氏は会長に
ダイジェット工業(本社=大阪市平野区加美東2-1-18)は、5月19日開催の取締役会において、若返りを図り将来への経営体制強化のため、代表取締役社長の生悦住望氏を代表取締役会長に、代表取締役副社長の生悦住歩氏を代表取締役社長に内定した(6月29日就任予定)。
新社長に就任する歩氏は大阪府出身、1962年(昭和37年)9月9日生まれの43歳。1985年上智大学経済学部卒業後、富士銀行に入行。1991年ダイジェット工業に入社し、その後、取締役、常務取締役、専務取締役、代表取締役副社長を経て、現在に至っている。
乾燥機能なくし実用重視
シャワートイレK35タイプ発売
INAX取替えにお勧め!
INAXは、古いシャワートイレから新しいシャワートイレへの取替えを検討する生産者向けに、使用者ならではのニーズに応えたシャワートイレ『KシリーズEXTRA K35タイプ』をこのほど発売した。
フタの閉め忘れによる暖房便座の放熱を防ぐことで節電効果の高い「フルオート便座」、流し忘れのない好評の「フルオート便器洗浄」といった、従来の温風乾燥機能のないタイプにはなかった「フルオート機能」を搭載。さらに要望として多かった「お手入れのしやすさ」に応え、本体をスライドさせれば簡単に着脱でき、便座と便器のすき間の汚れを手軽にキレイにできる「本体スライド着脱」も採用した。
その他にも、おしりとは別ノズルの女性専用「レディスノズル」、夜中のトイレで眠気を覚まさせないように配慮した補助灯「ほのかライト」など、他メーカーにはない“INAXならではのうれしい機能”も満載。
希望小売価格は、130,200円(税込み)。
カラーバリエーションは7色。
発売1年後の販売目標は5,000台/年。
【発売の背景】
シャワートイレの総出荷台数が百万台を超えてから十年。新しいシャワートイレに取り替える家庭が増え、シャワートイレ市場は「取り替え需要」が拡大期を迎えている。今まで生活者の要望に応え様々な機能を追加してきたが、従来から搭載していた「温風乾燥機能」はいらないという声があった。しかし、温風乾燥機能のないシャワートイレは低機能の安価なものしかなく、機能アップを求めている取り替えユーザーの満足に値するものではなかった。そこでこの度、好評いただいている機能はそのままで「温風乾燥機能」のない「KシリーズEXTRA K35タイプ」を発売した。
【特長】
一、フルオート便座・フルオート便器洗浄
・フルオート便座:便フタが自動で開閉するので、手で開け閉めする必要がなく、開けっ放しによる暖房便座の放熱も防ぎ、節電にも効果的。
・フルオート便器洗浄:便座から離れると自動で便器を洗浄、流し忘れもなくなる。
二、本体スライド着脱
・ロックを外し、手前に引き出して本体を手前にスライド。タンクとのすき間が掃除しやすくなる。
三、レディスノズル
・ビデ洗浄にはおしりとは別の女性専用「レディスノズル」。女性にやさしい清潔設計。
四、ほのかライト
・夜中のトイレ使用時に眠気を覚ましにくい、まぶしすぎない照明センサーによる人体感知式で使用時のみ点灯し、消費電力も抑える。
KシリーズEXTRA K35タイプ
産業機械受注状況
日本産業機械工業会平成18年3月
日本産業機械工業会がまとめた平成18年3月の産業機械受注状況によると、3月の受注高は、9,514億1,200万円で、前月比204.9%、前年同月比112.6%となった。
3月の内需は、4,894億8,600万円で、前月比192.7%、前年同月比九4.7%となった。内需の前月比で増加した機種は、ボイラ・原動機(296.4%)、鉱山機械(114.1%)、化学機械(187.1%)、冷凍機械(158.9%)、タンク(417.1%)、ポンプ(192.9%)、圧縮機(131.0%)、送風機(575.1%)、運搬機械(218.6%)、変速機(103.1%)、その他機械(123.8%)が増加した。前年同月比では、ボイラ・原動機(146.2%)、鉱山機械(110.4%)、冷凍機械(112.7%)、ポンプ(114.2%)、送風機(140.4%)、変速機(104.3%)が増加した。
外需は、4,619億2,600方円で、前月比219.7%、前年同月比140.7%となった。3月のプラントは、11件、1,066億1,100万円で、前月比502.3%、前年同月比178.2%となった。外需の前月比で増加した機種は、ボイラ・原動機(338.3%)、化学機械(204.4%)、冷凍機械(137.2%)、プラスチック加工機械(119.6%)、ポンプ(274.5%)、圧縮機(216.2%)、送風機(352.4%)、運搬機械(172.4%)、変速機(100.4%)、その他機械(346.1%)であり、前年同月比では、ボイラ・原動機(124.2%)、化学機械(156.2%)、タンク(101.8%)、ポンプ(377.1%)、圧縮機(132.7%)、運搬機械(105.9%)、変速機(103.7%)、金属加工機械(172.0%)、その他機械(317.9%)が増加した。
各機種の動向と需要部門(平成17年4月より需要者分類を改訂したが、前年同月との比較は、旧分類を用いて行った。)
◆ボイラ・原動機
前月比、前年同月比ともに、電力、外需の増加によりそれぞれ314.9%、134.9%となった。
◆化学機械(冷凍機械を含む)
前月比は化学、官公需、外需の増加により189.2%、前年同月比は電気機械、外需の増加により123.7%となった。
◆タンク
前月比は外需の減少により58.1%、前年同月比は、石油・石炭の減少により93.1%となった。
◆プラスチック加工機械
前月比は外需の増加により108.3%、前年同月比は、化学、その他製造業の減少により81.9%となった。
◆ポンプ
前月比は電力、官公需、外需の増加により216.2%、前年同月比は、電力、外需の増加により152.9%となった。
◆圧縮機
前月比、前年同月比ともに、外需の増加によりそれぞれ169.0%、104.6%となった。
◆送風機
前月比、前年同月比ともに、官公需の増加によりそれぞれ568.6%、121.1%となった。
◆運搬機械
前月比は、一般機械、卸・小売、外需の増加により、199.4%、前年同月比は鉄鋼、建設、その他非製造業の減少により89.4%となった。
◆金属加工機械
前月比は、鉄鋼、外需の減少により87.3%、前年同月比は、鉄鋼の減少により75.0%となった。
サンドビックアクティエボラグと
京セラが特許クロスライセンス
更に充実したサービスを展開
サンドビック・アクティエボラグと京セラは、今年の4月18日に特許権実施許諾契約を締結した。
同契約により、京セラは、サンドビックの切削工具に関するいくつかの特許の実施許諾を受ける。同様に、サンドビックは、京セラの切削工具に関するいくつかの特許の実施許諾を受けることになる。
両社は、2004年2月から切削工具に関連する特許をめぐって議論してきたが、今回の特許権実施許諾契約により、両社間の特許係争問題は解決された。
【サンドビックについて】
サンドビックは、世界130力国で事業を展開するハイテクエンジニアリンググループ。
Tooling、Mining and Construction、Materials Technologyの3分野で事業を展開し、世界でトップクラスの地位を築いている。サンドビックグループは顧客価値の創出と顧客の生産性向上を目標として、顧客とのパートナーシップをベースに置きながら、積極的な開発投資と技術開発を進め、革新的な製品とサービスを提供している。
【京セラについて】
京セラは、1959年にファインセラミックスの専門メーカーとして創業。現在では、ファインセラミック部品、電子部品、半導体パッケージをはじめ、太陽光発電システム、機械工具、携帯電話やドキュメント機器など幅広い事業展開を行っている。グループ会社181社、従業員約60,000人を擁し、売上高1兆円を超えるグローバルカンパニー。機械工具事業においても、刃先交換式工具の有力会社として、世界のものづくりに貢献している。
此本臣吾氏野村総研を講師に
第3回生産革新セミナー
森精機6月23日伊賀で開催
森精機製作所(本社=名古屋市中村区名駅2-35-16)は、第3回生産革新セミナーを6月23日午後2時45分より、同社伊賀事業所(三重県伊賀市御代201)にて開催する。
このセミナーは工作機械ユーザーへの情報発信を目的としており、第3回目となる今回はより多くの人に参加してもらえるよう、6月22日から24日にかけて、同じく伊賀事業所で行われる初夏プロダクティビティショーの開催期間中に実施する。
当日は、「2010年代に向けたアジアと中国の成長シナリオ〜中国の自動車産業の現状と課題〜」というテーマで1時間半に亘り、野村総合研究所執行役員・此本臣吾氏の講演が行われる。此本氏は長年中国市場の分析を手がけ、過去には大手自動車メーカーが中国進出する際のコンサルティングも担当した。このような豊富な経験を元に、今後の中国市場での自動車産業の動向、また中国市場の動向について講演される。
講演後は懇親会も予定、参加費無料。申し込み期限は6月14日だが、定員(100名)になり次第、申し込みを締め切る。
申し込み方法は森精機ホームページ http://www.moriseiki.com/を参照。問い合わせはマーケティング戦略室(TEL052-587-1827)まで。
18年6月18日2242号
組合員のための活動念頭に
野田新体制決まる
愛機工 6月定例理事会を開催
愛知県機械工具商業協同組合(理事長=野田道典氏・ノダキ社長)は6月6日午後4時30分より、名古屋市中区錦の東京第一ホテル錦で理事ら30数名が出席して6月定例理事会を開催した。野田新体制になり事実上初の理事会で、役員組織が発表となり、6部制のうち4部の部長が交代するなど大幅な改革が行われた。また、10月20日に開催される全機工連・愛知大会に向けての打ち合わせも行われた。
理事会は志知総務部副部長(志知社長)の司会で進められ、冒頭、野田理事長は「先般の総会で理事長にご指名をいただきました。正直申し上げて力不足でございます。山下さんが3期6年プラス1年の7年間、理事長を務められました。山下さんのリーダーシップのもと、この7年間で随分組合運営も変わり、活発に活動しております。私にはその様な能力はございませんので皆様方の足を引っ張らないように、組合として組合員に対して何ができるかということを念頭に、1期2年間、一生懸命やらせていただく所存です。皆様方の絶大なるご協力をお願いいたします。特に今年度は、愛知が主管する全機工連の全国大会を成功させることが第一と考えておりますので、重ねてご協力の程よろしくお願いいたします」と挨拶。
続いて、今期より新しく理事になった、服部健理事(伊吹産業・北支部)、真野靖久理事(ツシマ・三河支部)、野崎憲昭理事(常磐精機・東支部)、乾正樹理事(山下機械・熱田支部)の4氏の紹介が行われた。
議事に移り、会員の増強活動については、以前から実施していたが、今期より野田新体制になったこともあり更に強力に推し進めることが確認された。
会員異動の件では、1社より退会の申し入れがあったと報告され、慰留に努めることとなった。
平成18年度通常総会については、総務部の志知副部長より報告があり、これを承認。次回は平成19年5月11日にメルパルク名古屋で開催予定。
役員組織については、野田理事長より原案が示され、承認された。
中国調査報告会については、経営対策部の林部長(広島商事社長)より総会前に行われた報告会(ビデオ上映とテーマ別報告)の反省点などが述べられ、本番ともいえる全国大会の分科会での報告に備えることとなった。
採用・社員戦力化事業については、野田理事長より本年は3カ年計画の最終年度となることから、成果発表を中心とした事業を行うと報告された。
引き続いて、理事長より全機工連・愛知大会の準備状況についても報告があり、7月に大会要項などを含めた案内を発送するために準備を進めるとともに、「後継者問題」分科会のパネリストの選定なども行っていくと報告された。
親善野球大会の経過については、福利厚生部の長村副部長(長村商店社長)より、ここしばらく悪天候で順延が続いているとの報告が行われた。
1017基金については、伊藤副理事長(春日鋼機社長)より現況が報告された。
駐車違反取締強化については、組合として公安委員会へ陳情してほしい旨の提案が組合員からあり、今後他の業界の動きを見ながら対応することとなった。
各部報告は次の通り。
総務部は、愛知大会に向け担当項目の準備を進める。
情報部は、組合報の発行、景況調査の実施及びホームページの拡充を目指す。
経営対策部は、社員戦力化事業及び教育事業の企画に注力。また、愛知大会のパネルディスカッション、中国調査報告会の準備を進める。
事業部は、CUBICの普及促進とMECT2007の出品者勧誘に注力する。MECT展については、第1回実行委員会を今秋にも招集の予定。
青年部は、愛知大会に向け全部員を各担当毎に振り分け協力する。
福利厚生部は、野球大会の運営に注力する。
その他訃報が伝えられ、午後6時前に理事会を終了した。次回の理事会は8月2日午後4時より、東京第一ホテル錦で。
理事会終了後は、人材採用並びに活用の一助として組合で導入した「CUBIC」の説明会が行われ、一般組合員も参加して熱心に聴講した。
愛機工新役員
▽理事長=野田道典氏(ノダキ)
▽副理事長=時津忠氏(新栄商會)・伊藤高潤氏(春日鋼機)
▽会計理事=水谷隆彦氏(ミズタニ機販)
▽常任理事=伊藤照之氏(伊藤信産業)・高田研至氏(井高)・森庸一氏(森哲)・田中知之氏(ミユキ商會)・林正人氏(広島商事)・六浦康正氏(六浦本店)
▽顧問理事=滝川和彦氏(滝川物産)・服部利一郎氏(服部商会)・椿井基男氏(椿井精工)・矢田多蔵氏(ナゴヤカット)・金原進一氏(カネキ商会)
▽理事=近藤文彦氏(油伝商店)・伊藤由男氏(伊藤商事)
▽理事=服部健氏(伊吹産業)・梅村龍盛氏(梅村本店)・大久保武氏(大久保商事)・中島忠幸氏(オーエヌ技研)・谷英夫氏(岡谷機販)・長村康義氏(長村商店)・木村彰志氏(木村北)・熊田達也氏(久満田商会)・小浦喜一氏(こうら)・志知亨氏(志知)・真野靖久氏(ツシマ)・犬飼芳雄氏(東陽)・野崎憲昭氏(常磐精機)・中川雅夫氏(ナカガワ)・長田稔夫氏(ナガタ機工)・服部誠氏(服部)・滝沢有一氏(松本商店)・鈴木俊雄氏(マルマン商事)・森田乾嗣氏(モリタ)・乾正樹氏(山下機械)
▽監事=可児悦彦氏(近代精機)・服部繁一氏(大宝)
新部長に森森哲社長を迎え
自己研鑽を得られる活動を
愛機工青年部18年度通常総会開催
愛知県機械工具商業協同組合(理事長=野田道典氏・ノダキ社長)青年部(部長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)は、6月2日午後六時より、名古屋市中区の東京第一ホテル錦にて平成18年度青年部通常総会を開催した。
当日は、部員総数55名のうち出席45名、委任状出席9名で総会は成立。
滝沢副部長による開会の辞で総会は始まり、青年部長挨拶に立った水谷部長は、「すでにご案内のとおり、先の組合総会におきまして、野田新理事長のご就任にともない、私が会計理事に任命されました。ということで、本日をもちまして青年部長を退任させていただくことになりました。新青年部長には、森氏(森哲社長)が就任されることになりました。森社長におかれましては、過去に青年部を経験されておりますし、組合諸活動にも造詣が深い方でいらっしゃいますので、私などよりもしっかりと当青年部を引っ張っていっていただけることと期待いたしております。青年部長として皆様と一緒に勉強させていただきました6年間を振り返りますと、最初に規約の一部改正を行いました。それから、賛助会員さんからの参加承認、大きな行事として、35周年記念の韓国視察旅行、2001年愛知、2003年大阪、2005年東京と行われた東西交流会がありました。現在では全国青年部交流会になっております。2002年から組合の野球大会にも参加しています。さらに、浜松組合や愛知金物組合との交流会並びに合同事業、最近では戦力化事業に関わるマネージメント・ゲーム研修やふれあい交流会の開催、毎年盛り上がっていくキャンプの集いや様々な新企画など、懐かしく思い出されます。当初は不安だった青年部長の職も、皆様の行動力、企画力、団結力と、あらゆる面での様々なご協力のおかげで無事に務めさせていただくことができました。この場をお借りして、心より厚く感謝申し上げます。この青年部を離れるのは本当に寂しいというのが、偽らざる気持ちです。当青年部はおかげさまで部員も増加傾向にあります。今年も多くの新入部員を迎えるようです。活発な活動を行えば、どんどん人が集まってくると思います。今後も『人が集まってくる青年部』を目指して、森新青年部長と滝沢副部長のもと一致団結し、愛機工組合の原動力になっていただきたいと思います。今年の10月20日に全機工連愛知大会がございます。来年には全国青年部交流会愛知大会が行われます。皆様の力の見せ所と思われる行事が目白押しでやってまいります。部員の皆様には、青年部の力を結集し、自信をもってことに当たっていただきたいと思います。全国の業界をリードする青年部として、さらにいっそうご活躍されますことを祈念いたします。私は本総会の議長を最後の仕事といたしまして青年部を外れますが、今後もできる限りのご協力、応援をさせていただきます」と語った。
来賓挨拶で野田理事長は、「皆さん方の年代というのは、それぞれの会社のなかでいちばん忙しい時期だと思います。そして、会社から大いに期待されている人たちばかりだと思います。さらにいうと、会社のなかでもエースの方が出てきていらっしゃると思っております。そういう忙しい人たちが集まって、愛機工組合の大変な仕事のお手伝いをしていただいています。また、それだけでなく、青年部独自の活動も盛況にやっていらっしゃる。さきほど水谷さんから『全国に誇れる青年部』というお話がありましたが、東西、業界いろいろな青年部がありますが、私も多分、日本一の青年部じゃないかなと思っております。そういう皆さんですから、大変忙しいことでしょう。でも、忙しいからこそやる意義があるのです。暇な人が青年部をやるのならば、たいしたことはないと思います。忙しい本業をやり繰りしながら、青年部活動に励むという、ここに意義があると思うのです。そういう意味で大変ご苦労様ではございますが、親組合への手伝いや青年部員としての仕事などを通して、自己研鑽という大きなものを得られると思っています。商売を抜きにして、同じような立場の様々な人たちと交流ができるのも大変良いことだと思います。せっかく選ばれてきた人たちですから、その立場を十分に享受していただきたいと思います」と述べた。
続いて、水谷議長の進行により各議案についての審議が行われ、@平成17年度事業報告A平成17年度青年部費収支決算報告B平成17年度青年部会費収支決算報告並びに監査報告C平成18年度事業計画案D平成18年度収支予算案E平成18年度青年部会費徴収方法案、以上すべての議案が承認された。
このあと、新入部員の紹介が行われ、総会は無事終了した。
懇親会では、時津副理事長、森新部長による挨拶の後、服部理事の発声で乾杯が行われた。水谷氏および卒業部員への記念品贈呈、新入部員の自己紹介&カラオケなど会場は大いに盛り上がった。
第44回通常総会開く
中日本木工機械商協組5月24日ルブラ王山で
中日本木工機械商工協同組合(理事長=木村秀夫氏・昭元産業社長)は、5月24日午後3時から名古屋市千種区のルブラ王山で、第44回通常総会を開いた。
総会は、木村理事長の挨拶のあと、組合員優良従業員の表彰式が行われ、勤続15年、10年、5年の期間ごとに表彰した。今回の被表彰者は宮川工機から5名、ワイズから7名の従業員がそれぞれ表彰を受けた。
続いて来賓の愛知県中小企業団体中央会情報調査部長・櫻井清久氏が祝辞を述べた。
10分の休憩後、西木文彦氏(ニシキ機械社長)を議長に選出して次の議案を審議した。
第1号議案=平成17年度事業報告承認の件
第2号議案=平成17年度決算報告並びに監査報告承認の件
第3号議案=平成18年度事業計画(案)承認の件
第4号議案=平成18年度収支予算(案)承認の件
第5号議案=組合借入金最高限度額決定並びに組合員に対する貸付金最高限度額決定に関する件
第6号議案=組合新加入者加入金に関する件
第7号議案=役員改選に関する件
第8号議案=その他の件
以上の各議案の審議は賛成多数で承認された。
ちなみに平成18年度の事業計画は次の通り。
1、組合員相互の意思疎通を図り、組合員意識の高揚と組合員を増強して団結を強化する。
2、組合企業のIT化による経営の合理化と効率化を推進し、合わせて的確な情報能力を高めるとともに、木工機械販売業者の役割を強化するため、ソフト面のサービス機能を充実し、流通事業の健全化を図り、ネットワーク、情報化を密にし、東西交流の情報システムを確保する。
3、技術向上講習会、各種研修会などの実施により、従業員のエンジニアセールスマンとしての質的向上を図り、合わせて業界のレベルアップを実現する。
4、相互理解で市況の安定化を図り、過当競争の防止で適正利潤を確保し、組合組織の活性化を図る。
5、各種展示会、講習会を後援・協賛し、木材加工機械の需要拡大、市場開拓に努める。
6、異業種間の交流を図り、業界の発展・向上に努める。
7、ボウリング大会などを計画し、組合員相互の親睦を図る。
8、中小企業団体中央会の補助金事業を活用し組合員及びその従業員を対象に研修会を開催する。
9、中部木工機械工業会と意見交換などの交流を図る。
総会終了後は席を移して懇親会が用意され相互の親睦を和気あいあいに深めた。
中部経産局管内
最近の地域総合経済動向
中部経済産業局は5月11日、管内(愛知、岐阜、三重、富山、石川の5県)における最近の経済動向をまとめた。それによると、生産は電子部品・デバイスが増加傾向であることなどから増加傾向となっている。個人消費はデジタル家電の好調などで持ち直している。また、設備投資は幅広い業種で投資を増加する動きがみられ着実に回復している。さらに、雇用情勢は改善した状況が続いており、完全失業率、有効求人倍率ともに全国でも良好な水準にある。これらのことから、管内の経済活動は「改善している」と、昨年8月の発表から10カ月連続して基調判断を据え置いた。なお、先行きについては、生産は自動車、金属工作機械、電子部品・デバイスなどを中心に、当面、高水準で推移すると見込まれる。しかし、原油・原材料価格や為替の動向が内外経済に与える影響等については留意する必要があるとまとめている。(比較は断りのあるものを除き、平成18年3月の実績値による)
鉱工業生産・出荷・在庫
鉱工業生産の動向を指数(三月速報)でみると、電子部品・デバイス工業、情報通信機械工業、一般機械工業が上昇したことから、前月比1.1%増と2カ月ぶりの上昇となった。また、前年同月比は11.0%増と17カ月連続の上昇となった。
出荷は、電子部品・デバイス工業、輸送機械工業、窯業・土石製品工業が上昇したことから、前月比1.5%増と2カ月ぶりの上昇となった。また、前年同月比は12.0%増と14カ月連続の上昇となった。
在庫は、電子部品・デバイス工業、輸送機械工業が低下したことから、前月比2.5%減と2カ月連続の低下となった。また、前年同月比は2.1%増と20カ月連続の上昇となった。
主要業種の動向
◆輸送機械
輸送機械の生産は、緩やかな増加傾向となっている。
乗用車は、北米を中心とした海外向けが好調なことに加え、国内向けも新車投入効果があり、緩やかな増加傾向となっている。
自動車部品は、国内完成車向けが高水準で推移しており、国内メーカーの海外現地工場や海外メーカー向けの輸出も好調なことから、増加傾向となっている。
航空機体部品は、航空業界の機体調達が好調なことから、増加傾向となっている。
◆一般機械
一般機械の生産は、緩やかな増加傾向となっている。
金属工作機械は、国内需要は一般機械向けを中心に、海外需要は北米向けを中心にともに堅調なことから、高水準で推移している。
繊維機械は、中国、パキスタン向けを中心に、緩やかな増加傾向となっている。
◆電子部品・デバイス
電子部品・デバイスの生産は、増加傾向となっている。
半導体素子・集積回路は、記憶素子(メモリ等)が携帯音楽機器向けに好調なことなどから、増加傾向となっている。
液晶素子は、テレビ、携帯電話など情報通信機器向けが順調なことなどから、増加傾向となっている。
◆電気機械
電気機械の生産は、緩やかな増加傾向となっている。
開閉制御装置・機器は、自動車関連、半導体関連向けが好調であり、高水準で推移している。
内燃機関電装品は、自動車向けが好調なことから、緩やかに増加している。
電動機は、好調な自動車向けを中心に、緩やかな増加傾向となっている。
◆情報通信機械
情報通信機械の生産は、高水準で推移している。
民生用電子機械は、テレビが国内向け海外向けともに順調であり、カーナビゲーションも堅調なことなどから、高水準で推移している。
電子計算機は、持ち直しの動きがみられる。
◆金属製品
金属製品の生産は、緩やかに減少している。
アルミニウム建材は、ビル向けが弱い動きとなっていることなどから、減少している。
ばねは、自動車向けが好調なことから、高水準で推移している。
ガス機器は、高付加価値製品に動きがみられるものの、単体普及品を中心に弱い動きが続いていることから、緩やかな減少傾向となっている。
◆鉄鋼
鉄鋼の生産は、高水準で推移している。
鋼板は、自動車向け、造船・産業機械向けが好調であり、高水準で推移している。
棒鋼は、民間建築向けが堅調なこともあり、横ばいで推移している。
特殊鋼鋼材は、好調な自動車関連向けを中心に、高水準で推移している。
◆化学
化学の生産は、自動車関連向けが好調なことなどから、高水準で推移している。
◆ファインセラミックス
ファインセラミックスの生産は、高水準で緩やかに増加している。
触媒担体・ガスセンサ素子は、自動車向けが世界的に環境意識の高まりから、国内向け海外向けともに好調であり、高水準で緩やかに増加している。
◆繊維・陶磁器
繊維・陶磁器の生産は、低水準で推移している。
繊維は、合繊長繊維織物、毛織物とも、中国等からの輸入品に押され、低水準で推移している。
陶磁器は、飲食器では安価な輸入品に押されて低迷しているものの、タイルでは床タイルなどに動きがみられることから、下げ止まりの兆しがみられる。
消費・投資などの需要動向
◆個人消費
個人消費は、持ち直している。
大型小売店販売額は、百貨店が12カ月連続で前年を上回り、全体では4カ月ぶりに前年を上回った。
コンビニエンスストア販売額は、2カ月ぶりに前年を下回った。
乗用車販売は、小型車は前年を下回っているものの、普通車・軽自動車が前年を上回っており、2カ月連続で前年を上回った。
家電販売は、薄型テレビ等デジタル家電が引き続き好調であり、白物家電も堅調であることから2カ月ぶりに前年を上回った。
◆設備投資
設備投資は、着実に回復している。
半導体素子・液晶素子関連で引き続き能力増強投資が進捗していることに加え、自動車関連で積極的な姿勢が継続しているなど、幅広い業種で投資を増加する動きがみられる。
なお、3月の管内主要九社の金属工作機械受注(国内向け)をみると、一般機械工業向けが2カ月ぶりに前年を上回ったものの、自動車向けが3カ月連続で前年を下回ったことなどから、全体では3カ月連続で前年を下回った。
◆公共投資
公共投資は、低調に推移している。
3月の公共工事請負金額は、2カ月連続で前年を上回った。発注者別にみると、「県」(前年比37.2%減)、「市町村」(同39.5%減)で前年を下回ったものの、「国」(同30.2%増)、「公団・事業団」(同82.6%増)、「地方公社」(同66.4%増)、「その他」(同188.2%増)で前年を上回った。
◆住宅投資
住宅投資は、増加している。
3月の新設住宅着工戸数をみると、持ち家、貸家が前年を上回り、全体では6カ月連続で前年を上回った。
◆輸出通関額
輸出通関額(円ベース)は、14カ月連続で前年を上回った。
名古屋税関管内の輸出通関額(円ベース)を品目別でみると、「自動車」「自動車の部分品」などが前年を上回った。主要地域(国)別でみると、アジア向けは48カ月連続で、米国向けは14カ月連続で、EU向けは9カ月連続で前年を上回った。
◆雇用情勢
雇用情勢は、改善した状況が続いている。
新規求人数は、サービス業、医療・福祉、情報通信業をはじめ幅広い業種で増加している。有効求人倍率は、引き続き高い水準にある。完全失業率は、着実に改善している。
◆企業倒産
企業倒産(件数)は、4カ月ぶりに前年を上回った。
日本産業機械工業会
産業機械輸出契約状況
平成18年4月
日本産業機械工業会が発表した4月の産業機械輸出契約状況によると、4月の主要約70社の輸出契約高は、1,248億6,400万円で前年同月比109.5%となった。
4月、プラント案件はなかった。
単体は、1,248億6,400万円、前年同月比112.8%となった。
地域別構成比は、アジア59.7%、北アメリカ24.1%、中東7.0%、ヨーロッパ5.5%、アフリカ1.7%となっている。
国際情報通信技術見本市
「セビット06」盛況
契約数は前回の20%増
世界最大の国際情報通信技術見本市「セビット2006」(主催=ドイツ産業見本市、社長=ゼップ・ヘックマン氏)は去る3月9日から15日までの7日間、ドイツ・ハノーバー国際見本市会場で開催され、盛況のうちに閉幕した。今回の出展社は6,262社(前回は6,270社)、総小間面積は310,412u、ビジターは45万人に上った。
日本からの出展社(現地法人・代理店からの出展社は含まず)は、アカダマ、ビルコン、バイオマティクス、シチズン・システムズ、サイバーイメージング、電波新聞社、ナナオ、富士電機システムズ、フジワーク、グリーンハウス、ハギワラシスコム、日立製作所、京セラ、ローレルバンクマシン、ムサシ、日本電気、日本プリメックス、北海道科学技術総合振興センター、オリエント測器コンピュータ、松下電器産業、RW
Products Promotion Initiative、サイズ、システム・ケイ、豊田自動織機で、これに現地法人などからの日系出展社を加えると約80社になる。
「セビット」の20十年の歴史の中で今回初めて、期待していた以上の利益を出展社が達成することができた。情報通信分野の景気向上の予想は、すでに「セビット」の準備期間中に積極的なムードを醸し出していた。これが見本市の展開と共に更に強まり、結果としては数百万ユーロの契約達成となった。ここ数年間売り控えをしていた企業、中でも中小企業が、再び投資前線に乗りだしてきた。6,262社の出展社(その内3,300社以上が外国出展社)は、昨年の20%増しの契約締結を獲得したと回答している。
情報経済・通信・新メディア連盟(BITKOM)運営委員のハラルト・シュテーバー氏はこう語った。「積極的なムードは、今回の見本市会場でひしひしと感じることができた。今年はハードウェアメーカー、ソフトウェアプロバイダー、それにTelcosが競合に負けじと新製品を出し合った。これが見本市の強力な景気づけに役立った」。特に専門ユーザーはこの見本市にかなりの投資準備を用意していたということである。これに加えて、出展社は新しい重点テーマであるRFID、テレマティックス、eヘルス、さらにこの見本市随一の国際性に高い評価を与えた。
今回、70カ国から3,305社の外国出展社があった。ヨーロッパの出展国の中で最多国はイギリスで189社、112社のオランダ、イタリアの84社と続いた。ヨーロッパの出展社のムードは積極的であり、「セビット2006」のビジターの質とアジア太平洋、アラブ及び東欧諸国からの国際的な専門ビジターが多く訪れたことを高く評価し、良好な商談締結を得たと回答した。
アジア太平洋地域の出展社は、台湾が711社でトップ、続いて中国の412社、韓国の229社などが出展した。アジア太平洋地域からの出展社は今回の見本市の経過に満足しており、世界中から訪れる新規・既存のパートナーとビジネスコンタクトを結んだり関係を深めるための可能性を提供する場として評価している。
中国からの出展社は前年に比べると約百社増加して412社となった。彼らはこの「セビット」をヨーロッパへのゲートウェイとみている。
外国の出展社数第4番目のアメリカは198社の出展社があったが、一貫してますます質の高くなるビジネスコンタクトと専門ビジターの国際性を称賛していた。アメリカの出展社も見本市終了後のビジネスを大いに期待している。
訪れたビジターの内、約25万人が従業員499人以下の中小企業であった。5号館で開催された「中小企業フォーラム」には約30%増のビジターが参加した。これは中小企業の高い投資意欲の表れとみられる。特に関心を引いたテーマとしては、顧客取引関係管理、モビリティ、セキュリティがあげられる。特に、多国籍ビジネス協力及び欧州主導の投資のための個別の資金調達が人気を集めた。
「セビット2006」では、昨年の2倍以上に上る36の特別展とフォーラム、33の専門家会議、84の企業セミナーで1,700以上の発表が行われ、最新の製品、プロセス、市場展開、ICT分野のソリューションに関する情報が提供された。「グローバル・ネットワーキング・イニシアティブ@セビット2006」では、各国のプレゼンテーションや国際協力が行われた。また、開催前日に行われた「国際セビットサミット」には、ICTのグローバル企業のCEOとCIOが200名出席した。
「セビット」はその年のグローバルな技術動向をセットし、多くのイノベーションのための発射台として役立っている。今年のハイライトとしては、2つの新しい標準規格DVB-HとDMBを受信する携帯端末テレビ、UMTS加速HSDPAおよびトリプルプレイであり、また電話、テレビそれにインターネットの統合であった。ラップトップヘのマルチコア プロセッサー使用により、計算処理能力が格段に上がり、また、バッテリーの寿命も延びた。ナビゲーションやテレマティックの分野では、次世代のGSP受信機が屋内でも、街の雑踏の中でも、森林地帯でもこれまで以上の非常な信頼性を提供した。新しいことができ、バッテリーでも使用することができるようになった。また、ビジターはハイビジョンテレビのテーマ分野に特別の関心を示した。
次回の「セビット」は、2007年3月15日から21日に開催される。
インパクトミラクルエンドミルシリーズに
ラジアスタイプが新登場
三菱マテリアルツールズ2種計34サイズを追加
三菱マテリアルツールズ(社長=高田修氏、住所=東京都墨田区横網1-6-1)は、三菱マテリアル神戸ツールズが開発、製造するインパクトミラクルエンドミルに新たなシリーズ「ラジアスエンドミルシリーズ」を追加し販売を開始した。
このエンドミルは、高硬度材加工用として定評ある「高硬度加工用ミラクルコーティング(Al,Ti,Si)N」の技術をベースに、さらなる皮膜硬度と耐熱性を実現した「インパクトミラクルコーティング」を適用した高硬度加工用エンドミルシリーズ。
三菱マテリアルと三菱マテリアル神戸ツールズ両社の材料技術、PVDコーティング技術の融合により開発された“単一相ナノ結晶コーティング”技術によって(Al,Ti,Si)Nの皮膜硬さと酸化開始温度を向上させ、専用超硬母材と新設計形状の採用により、金型材のダイレクトミーリング(焼入れした金型材の直彫り)の要求に応えるシリーズとなっている。
今回新たに「6枚刃インパクトミラクルラジアスエンドミル」2種類を追加。φ3×R0.3〜φ20×R3の幅広いサイズ構成が特徴のVF-MDRBとショート刃長タイプのVF-SDRB、計34サイズのラインナップとなる。
【主な特長】
@新開発の「インパクトミラクルコーティング」を適用。単一相ナノ結晶化技術がもたらす、従来よりも高い皮膜硬さと耐酸化性、低い摩擦係数により、高硬度金型材の高精度・高品位加工を実現する。
A高硬度加工に適した新設計形状により高い耐チッピング性を実現し、豊富なコーナー半径との組み合わせによって高能率加工を実現する。
B首ヌスミタイプのショート刃長シリーズもラインアップし、より高剛性が必要とされるような加工にも対応する。
【追加の新製品】
◆六枚刃インパクトミラクルラジアスエンドミル(S)(型番VF-SDRB)、サイズはφ3×R0.3〜φ12×R1の全13サイズ。標準価格φ3×R0.3@12,500円(税込み@13,125円)〜φ12×R1@33,100円(税込み@33,755円)。
◆六枚刃インパクトミラクルラジアスエンドミル(M)(型番VF-MDRB)、サイズはφ3×R0.3〜φ20×R2の全21サイズ。標準価格φ3×R0.3@13,900円(税込み@14,595円)〜φ20×R2@113,000円(税込み@118,650円)。
優れた精度と高い保護レベルの
新しいロードセルSK30X
計量部品・ソリューション分野のリーディングメーカーである仏SCAIME社は、新しい溶接密閉構造剪断ビーム型ステンレスロードセル「SK30X」シリーズを発売する。
産業用途、特に商取引用の秤に適合するよう設計されたSK30Xシリーズは、秤量300kg〜2,000s、最大6,000dOIML及び5,000dNTEPの承認取得済精度をもつ。優れた耐腐食性と保護等級IP68により、最も過酷な環境でも使用可能。また、「LFA自動調芯フット」と組み合わせ、電流にばらつきのない信号が得られるため、非常に高い精度、信頼性、競争力ある価格を有する秤の開発・製造に理想的なソリューションとなっている。
工業プロセス専門家との緊密な協力のもとに最適化された「STABIFLEX」または「ISOFLEX」取付キットを使用することにより、サイロ、タンク、ホッパ、ミキサなどを簡単かつ正確に計量するのに必要なすべての特長を備えることができる。
Eメール info@scaime.com
サイト www.scaime.com
雑排水合流にピッタリ
「V合流マス」新発売
アロン化成高さ調整が自在!
アロン化成管材事業部(東京都品川区東五反田)は、雑排水専用合流ますの新製品「V合流マス」をこのほど新発売した。
従来の九〇度合流ますに回転エルボを取り付けたことにより、エルボが回転(垂直から水平)するので施工が非常に便利になった。
従来は建物からの排水は、最低でも2個のエルボを使用して、ますの受口に配管を合わせる必要があったが、同ますを使用した場合、既にエルボが付いているので別に必要な継手は一個あれば施工できる。
さらに、ますに付いているエルボが回転するので、現場での調整が簡単にできるうえ、より少ないスペースで配管が可能な(同社90度合流ます比約10センチ短縮できる)ことから、施工性向上に有利な商品といえる。
先行販売していた、東京・大阪などでも狭小地における施工性の良さから、工事店からも高い評価を受けており、今後は名古屋を中心に販売を強化したいと考えている。
品種は、本線100、合流75、ます口径150のサイズのみで、左右と兼用3タイプがある。
その他詳細については、同社名古屋支店(名古屋市中区錦1-17-13・TEL052-203-0378)へ問い合わすとよい。
島田、袋井、浜松で展示会
5,000名が来展し盛況
丸尾興商会場内は人であふれる
丸尾興商(本社=袋井市川井981・社長=丸尾氣窮雄氏)では、恒例の「2006年総合展示会」を、島田営業所(4月1日・2日)、袋井営業所(4月22日・23日)、浜松営業所(5月20日・21日)において開催し、展示期間中約5,000名の参観者が訪れるなどの盛況を博した。
それぞれの展示会場には、有力メーカーの新商品や展示会のために出品した特別商品をはじめ、機械工具・管工機材・電気機器・住設機器・衛陶機器、それにシステムキッチン、システムバス、ポンプ、モートル、ボイラー、温水器、伝導用品、ホイストなどの充実したラインアップで、展示商品を直接目にすることができ、訪れた来場者はこの機会にと、展示商品に触れあい、実際に動かしてみては、その動きに納得していた。
丸尾社長は最終会場の浜松展で、「春と秋に行っております展示会も今回で37回目を迎えます。約十年前からはじまりました秋の展示会も、バブル崩壊以後、当社にとりましても、また、ご出展の皆さんにとりましても、少なからず業績に貢献していると自負しております。こちらからお伺いしてもなかなかお会いできないお客様が、ご家族、社員同伴で貴重な時間を割いてお出かけ下さるまたとない機会ですので、お客様の経営のプラスに繋がる魅力ある製品のPRを、しっかりとやって頂きたいと思います。また、恒例のゴルフ大会も3月に葛城ゴルフ倶楽部で総勢300名以上の皆様に楽しんで頂きました。春、秋の展示会、ゴルフ会共々大勢の皆様にお集まり頂きまして、私自身本当に幸せを感じております」と、所信を交えながら、展示会を有意義なものにしてほしいと述べていた。
豪華景品が当たる抽選コーナーは、ヤマハスクーター、折りたたみ自転車、ビデオデッキ、CDコンポ、高級腕時計、カラーテレビが当たるとあって、終日長蛇の列が出来るなどして賑わい、景気付けの太鼓は終日鳴り止まなかった。
また、たる酒、ビール、たこ焼き、おでん、焼き鳥などの飲食コーナーも、お昼時間に関係なく朝から終日賑わい、あちこちで飲食をしながらの歓談に興じていた。
「トヨタにおけるデザイン開発」D
国際デザインセンター専務
内田 邦博氏
(デザインの決め方について)一般ユーザーに相当する社内パネラーによる評価の得票も参考にして審査委員会にかけて、最後には役員がチェックをして一つの案に絞っていく。この時点で再度やり直しということもあり、こうなるとラインオフの時間は既に決められているため、テンヤワンヤとなる。
この様なプロセスを経て、できるだけ客観的にデザインを決めていく。これをしているせいで、よく海外で「トヨタ車には個性がない」「トヨタ車には顔がない」と言われる。スクリーングをやり過ぎて、失敗しないように作っていこうという気持ちが強く出すぎる嫌いがあると感じている。
たまには作りたいものを作らせてやれば良い、と感じることもある。そうしてできたものに、最近出たbBのような若い人に向けた「走る音響室」と言われる車がある。
しかし、普通は客観性を持ったデザインを決めていくというプロセスを経ているので、万人受けのデザインになる。それだけに個性が少し弱い。個性は弱いが安心して買っていただけるという車作りをしている。
中には、上から評価をしてもらうのではなく、デザイン部門から提案して審査会で承認してもらうというやり方のメーカーもある。どちらが良いという話ではなく、トヨタのように車種が多いと、会社としてのデザインポリシー、企業戦略をとる上ではトップがきめ細かく審査をして、各国別の使用の違いやスタイルの違いを勘案して、デザインを決めていくというのは、ある程度仕方のないことだと感じている。それが、きめ細やかな商品開発につながっている。
実例としてランドクルーザープラドを挙げると、ランドクルーザーは世界中で大変売れている。一つはっきりした理由は、ランドクルーザーは戦後、乗用車を作る前からジープタイプの四輪駆動車として作られ、それを割りと早い時期からアフリカとか東南アジアに輸出していた。ランドクルーザーは、クラウンなんかよりは海外で名前が通っている。盗難でも一番盗まれる車になっている。
ランドクルーザープラドは世界戦略車で、競作をした中でヨーロッパのデザイン事務所のアイデアが選ばれた。そのプロセスを紹介する。
まず、ここのデザイナーがコンセプトシートというものを作り、この車をどのように企画し、どのようにしたいかということをチーム内でPRし、評価委員会に提出する。
次に、コンセプトに合わせてスケッチを描く。この段階で何千というスケッチを描き、段々自分の中でアイデアを煮つめていく。それからモデルを作る。スケッチにはもちろん3D的なものが入っていないので、3D化のための3面図を書く。これを作るために技術部門と一緒に寸法、タイヤのサイズなどを決めていく。寸法が決まると、形ができるので、モデルを機械で荒削りする。それから人の手で仕上げていく。
車というのは不思議なもので、実物大で見て決めないといけない。図面や小さなスケールモデルだけで決めても、本物になったときには全然違った格好(イメージ)に見える。だから車の場合は、三次元の実物大モデルは必須である。しかも、これを日の当たる屋外で見て良いか悪いかを決める。室内だけで決めてしまうと、また見え方が全然違う。車のデザインは意外と微妙である。それだけに、人気の出る車と人気の出ない車が出てくる。慎重に計算してデザインする。どこに置いても格好良い車と、表に出ただけで格好悪く見える車がある。理屈でなく少し外れているというのが分かってしまう。これが分かるのがプロのデザイナーだ。ユーザーの目というのは、本当にシビアーで厳しい。このモデルの段階で確り、格好良く見える、バランスが良い、ということを確認する。
合同ショールーム第2弾
豊橋に6月8日オープン・INAXトステム
地域最大級の規模
住生活グループ(社長=水谷千加古氏、本社=東京都港区)傘下のトステム(社長=西村伸一郎氏、本社=東京都江東区)とINAX(社長=杉野正博氏、本社=愛知県常滑市)は、グループ二カ所目の共同ショールームとなる「INAXトステムショールーム豊橋」を6月8目にオープンさせた。
今年二月にオープンした両社初の共同ショールーム「INAXトステムショールーム岐阜」は、グループの商品を一カ所で見られる「ワンストップショールーム」として、大変好評を得ている。
このたびINAXとトステムの共同ショールーム第二弾としてオープンする「INAXトステムショールーム豊橋」は、豊橋駅から車で約10分、豊橋市佐藤2丁目の幹線道路沿いに位置し、INAX、トステムをはじめとしたグループの商品を一度に展示することができる総合ショールーム。
豊橋市周辺地域のショールームとしては最大級の約650uの展示スペースに、システムキッチン、バスルーム、洗面化粧台、トイレなどの住宅設備機器をはじめ、サッシや玄関ドアなどの開口部商品、インテリア建材や内壁タイルなどの内装建材、外壁材、エクステリア商品など、住いづくりの最新アイテムを多数展示している。また、来場者がよりイメージしやすいように、外観スタイルやインテリアスタイルについては実際の空間に近い総合展示スタイルをとりいれた。
さらに、見るだけではわからない使い勝手や利便性を確認できるよう、「キッチン高さ・通路幅確認コーナー」、「クッキングルーム」、「体験バスルームコーナー」、「防犯コーナー」など、体感・体験型の展示も充実させた。
これまで中京地区では、静岡、浜松、岡崎、名古屋、津の5つの都市に両社が別個にショールームを設置し、岐阜の共同ショールームとあわせて11カ所のショールームでカバーしていた。今回の豊橋エリアにおいては両社ともショールームが設置されていなかったため、空白地域を埋める新たなショールームとして、またグループで2カ所目の共同ショールームとして社内外の期待が高まっている。
【INAXトステムショールーム豊橋の特長】
1、行きたくなる身近なショールーム
豊橋市内の主要幹線道路に面し、駐車場も16台分用意しているので、車でのアクセスに便利。また「住宅を検討するときにはぜひ行ってみたくなるショールーム」をめざし、通りに面したショールームのファサードは開放感にあふれたガラス張りで、外からでもウインドウショッピングのように商品を見ることができる設計とした。
2、見て楽しいショールーム
広い展示空間を活かし、外壁や玄関回りなどの外観、キッチンやリビングルームなどのインテリアスタイルを実空間展示することで、ユーザーに商品単体ではわからない全体のイメージをわかりやすく、楽しく把握していただくことができる。
3、選べるショールーム
サッシや玄関ドアなどの開口部商品、バスルーム、システムキッチン、洗面化粧台、トイレ・外壁材・内装建材・エクステリア商品、タイルなど、住まいのほとんどのパーツをそろえた。たとえばシステムキッチン15台、バスルームが7台と、たくさんの実物を見ることができるので、選ぶ楽しみが大きく膨らむ。
4、体感・納得できるショールーム
「キッチン高さ・通路幅確認コーナー」、「クッキングルーム」、「体験バスルームコーナー」、「防犯コーナー」など、実際に触って試して確認できるコーナーを充実した。完成した後で「こんなはずではなかった」という心配がない。
「体験バスルームコーナー」
(グループショールーム初)
換気乾燥機や浴室テレビ、ヒーリングライトなど、バスルームの様々な機能を実動状態で体験できる。また、従来は難しかったシャワーも、服を濡らさずに体験することができる。
5、多目的スペースも充実
地域の皆様に役立つショールームをめざし、増改築セミナーなどのイベントを実施できる多目的スペースを設けた。
今後さまざまなイベントを通じ地域の方に住まいに関する有益な情報を提供していく予定。
【INAXトステムショールーム豊橋の概要】
▽所在地=愛知県豊橋市佐藤2丁目9-15
▽TEL=トステム問合せ先0532-69-3811、INAX問合せ先0532-69-1720
▽営業時間=午前10時〜午後6時
▽休館日=毎週水曜日・年末年始・夏休み
▽駐車場=乗用車16台の無料駐車場完備
▽展示面積=約650u
▽展示商品点数=約400点(システムキッチン、バスルーム、洗面化粧台、衛生陶器、サッシ、玄関ドア、リビング建材、タイルなど)
▽運営=ショールームアドバイザー8名(トステム5名、INAX3名)
業務用浴槽向け除菌・浄化装置
「ピュアキレイザー」新発売
東洋バルヴ塩素の数倍の除菌・浄化力
東洋バルヴ(本社=東京都中央区目本橋、社長=小沢秀機氏)は、業務用浴槽向けの除菌・浄化装置「ピュアキレイザー」(特許申請中)を開発し、7月1日より発売する。
同装置は、オゾン・光触媒・紫外線を一体化し、各作用の相乗効果を応用したもので、塩素の数倍の除菌・浄化力を発揮する。
【開発の背景】
同杜は、建築用バルブを得意とする老舗メーカーで87年の歴史がある。しかし、設備工法や価格競争で売上げが減少傾向にあり、現在注目を浴びている『環境』をキーワードにした新事業の立ち上げを目指していた。
同社は、バルブを中心とした流体制御技術と業界屈指のブランド力に、新開発の技術を合わせることで環境装置分野でも大きなシェアを獲得できると考えている。
【製品の特長】
オゾンは単独で使用する場合、高い濃度が必要となり、取り扱いに注意が必要。光触媒は、オゾンより強力な酸化力があるが処理量が多くない。紫外線は、光源から距離が離れるにしたがい減退するが、オゾンや光触媒をより活性化させる。今回、この3つの作用の長所短所を補完しあうことで効率的で安全な装置になった。
同方法は、促進酸化処理法(Advanced Oxidation Processes)と言われ、難分解性物質の重金属が含まれる工業用水などの処理に使われている。これを小型化、安価に開発することで20uまでの浴槽に販売できる様にした。
浴槽で問題となるレジオネラ菌は、入浴者など外部から持ち込まれるが、濾過器や配管内のバイオフィルム内で増殖する。同装置は、レジオネラ菌の除菌にも極めて有効だが、その菌床になる濾過器・配管内のバイオフィルムを分解することにより、菌の住処をなくす。これにより、レジオネラ菌の発生自体をさせない効果がある。
レジオネラ菌対策で塩素消毒が強化されているが、濃度管理が難しく、温泉地では過剰投入で塩素臭による入浴者の不満が増えている。また、老人や幼児は肌が弱く、各施設担当者からは塩素薬品を出来るだけ少なくしたいとの声がある。同装置を使用することで、塩素薬剤の使用量を安定的に減らすことが出来る。社内の風呂設備を利用した実験(のべ約600名利用)では、同装置のみを使用して水交換なしの循環にて行ったが、レジオネラ菌の発生も無く過マンガン酸カリウム消費量も1.3mg/?と基準値を大幅に下回り十分な有機物分解と除菌が出来ていたことが判明した。
【販売目標】
当面は、ホテル・旅館・スーパー銭湯やデイサービスなどの福祉施設をターゲットとし、将来は、各種品揃えを増やし、大型プール、工業排水、簡易水道、医療など広範囲の環境分野に進出したいと考えている。3年後に10億円の売り上げを目指す。
経常純利とも史上最高額達成
売上高前年比117・4%
名古屋営業本部06名古屋山善エース会総会を開催
山善(社長=吉居亨氏、本社=大阪)名古屋営業本部(本部長=寺坂充生氏)の名古屋山善エース会(会長=羽賀昭雄氏・東陽社長)は5月26日午後2時より、名古屋市中村区の名古屋マリオットアソシアホテルにて「2006名古屋山善エース会総会」を開催した。
開会のあいさつ並びに名古屋営業本部現状報告で寺坂本部長は「本日は、エース会幹事様各八社、メーカー顧問会の幹事会社様26社、合計134社様の主力お取引の皆様との会合となります。日頃は、名古屋山善営業本部が支店営業職各担当を通じまして、皆々様の手厚いお引き立てを賜り、心から感謝を申し上げます。この一年間、われわれは営業の販促としまして、『どてらい市』、『環境展』、そして『金型加工展』、また、各種工場見学会、勉強会など数多く、エース会を中心に行わせていただきました。その都度、その都度、皆様方の手厚いご協力を賜り、無事に1年間を過ごすことができましたことに感謝いたしております。ありがとうございました。さて、60期の決算につきましては5月10日の決算発表をもちまして、皆様方に数字のご報告をさせていただいていると思います。後ほど、吉居社長より細かに全社的な数字についての報告があると思いますが、この場におきましては、私から名古屋営業本部のこの1年間の数字につきまして、かいつまんでご報告させていただきます。名古屋営業本部の60期の売上高は481億1,900万円、前年対比117.4%。たて割り別の実績につきましては、機械部167億6,000万円、産業システム部100億3,000万円、工具部119億6,000万円、SE部40億1,000万円という数字を名古屋営業本部のなかでつくらせていただいております。ちなみにエース会会員様の売上比率が65.8%であります。これを何とか70%を超えるようにしたいと思っておりますので、今後ともご協力をよろしくお願い申し上げます。また、今期(61期)は名古屋営業本部として売上高483億円という金額を達成したいと思っておりますので、皆様のいっそうのご支援をよろしくお願いいたします」と述べた。
会長あいさつで羽賀会長は「一昨日、行われました経団連の第5回定時総会の決議の写しを皆様にお配りいたしましたのは、日本経済の今後の在り方、われわれの業界を考えるうえで、ご参考になればと思ったからです。決議の内容について、ひとことで言えば、『グローバル競争はさらに激しくなる。また、日本は超高齢化社会、人口減少社会が現実のものとなっている。このなかで、さらなる構造改革と新たな成長が求められている。そのためには、たゆまぬ技術革新と経営改革に挑むことが大切である。そして、小さな政府を実現し、新しい時代を切り拓く若い世代の育成が急がれる。人を育て、人を信じ、人間力を最大限に発揮させる社会や会社の組織、文化こそ日本経済発展の基盤となる。そういう社会を推進するために経団連は、社会貢献の一環として、クリーンな政治献金を促進して、政策本位の政治の実現を支援したいということである』。今回、キャノンの御手洗氏が新たに会長になられまして、『イノベート日本』、『希望のもてる日本』という考えは、われわれの業界にすばらしく良い効果があるのではないか、と思っております。日本の国のなかで、技術の核を育て、希望のもてる社会をつくっていくために、われわれ業界は、サポーティング・インダストリーの一員として、大いに力を発揮していきたいと思ったしだいです」と語った。
続いて、吉居社長は「2006年3月期の連結業績では、売上高3,417億8,500万円(前期比10.8%増)、経常利益98億3,600万円(前期比56.3%増)、当期純利益70億5,300万円(前期比2.3倍)と2度にわたる上方修正の数字を上回ることができました。売上高では、史上3番目の実績となりましたし、経常利益、当期純利益ともに史上最高額となりました。また、単体業績では、売上高3,304億2,300万円(前期比9.7%増)、経常利益82億4,500万円(前期比38.6%増)、当期純利益55億6,100万円(前期比97.2%増)と、こちらも2度の上方修正を上回ることができました。次に2007年3月期の業績予想では、連結の売上高3,500億円、経常利益100億円、当期純利益56億円。単体の売上高3,380億円、経常利益90億円、当期純利益50億円。今期(第61期)は、Change Value100の2年目にあたり、第62期までに@経常利益100億円の達成A純資産100億円の積み増しの達成に向けたステップアップの年と位置づけております」と営業報告と経営方針を兼ねたあいさつを行った。
中道会長から六月二十九日の株主総会をもって会長職を退任するとの挨拶が行われた後、山手勝氏による講演会が行われた。
タイトルは、「逆境からの挑戦」。神戸大空襲で片腕を失い、両親の離婚、路上生活など多くの大変な苦難を乗り越え、日本で唯一の「片腕のプロゴルファー」になるまでのさまざまな体験談を披露した。壮絶な人生を送ってきたにもかかわらず、冗談を交えながら明るく語る山手氏の話に会場の参加者は熱心に聞きいっていた。
24ヵ月連続1千億円超え
最長記録更新中
日本工作機械工業会4月の工作機械受注
日本工作機械工業会がまとめた、2006年4月分の工作機械受注実績調査報告によると、4月の受注額は1,188億円で、前月比5.0%減となるものの、24ヵ月連続での1,000億円超えは、バブル期を2ヵ月抜き、最長記録を更新中。前年同月比では1.4%増と43ヵ月連続での前年比プラスとなり、バブル期を越える史上二番目の長さ。引き続き昨年並みの好調な水準を持続している。
これを内外需別にみると、内需は622億円で、前月比8.1%減となり、前年同月比では3.0%減と3ヵ月連続のマイナスになった。しかし、600億円を3ヵ月連続して上回っており、全体としては高水準といえる。一般機械は引き続き好調。自動車は2004年〜2005年のレベル(単月で200億円〜250億円)には及ばないが、それ以前との比較では依然高水準にある。電気・精密向けは昨年10月より前年比がプラスで推移し、今後とも増加基調が期待される。
また、外需の566億円は史上3番目の受注額で、前月比1.5%減となったが、前年同月比では6.8%増と8ヵ月連続のプラスになった。業種別では、自動車を中心に、エネルギー関連・航空機等が好調な動きを示している。地域別では、欧州が前月比・前年比ともに顕著な伸びを示しており、北米も前年比プラス基調を維持している。アジアは前年比若干のマイナスではあるが、高水準にある。
内需の内訳をみると、一般機械は279億円で、前年同月比8.4%増。今次回復局面では前月の291億円に次ぐ高い受注額を記録し堅調な動きをみせている。自動車は165億円で、前年同月比27.2%減。急拡大した2004年後半〜2005年前半時に比べてやや調整気味ではあるが、それ以前との比較では高水準にある。電気・精密は65億円で前年同月比11.9%増。7ヵ月連続のプラスとなった。IT関連財の生産拡大に伴い、2005年半ばより徐々に増加傾向にある。
外需の内訳では、アジアは211億円で、前年同月比4.0%減。8ヵ月ぶりに前年比マイナスとなったが、200億円を上回る高水準にある。東アジアでは台湾が同4ヵ月連続のプラスだが、中国、韓国はマイナスとなっている。欧州は160億円で、前年同月比33.8%増。2004年12月以来の150億円超えとなった。EU主要国はともに前年比プラスとなり、ドイツは2001年4月以来の50億円超えを記録。北米は184億円で、前年同月比3.9%増。米国は7ヵ月ぶりに前年比マイナスに転じ、メキシコは6ヵ月連続プラスとなった。
【1〜4月の受注累計額について】
受注総額4,698億円(前年比4.4%増)。4月時点の累計額としては、ピークであった1990年の4,624億円を上回るペースである。
◎内需2,499億円(前年比1.7%減/内需比率53.2%)
全11業種中、7業種で前年比プラス。主な業種では、一般機械が好調維持、電気・精密は昨年の調整の反動もあり20%以上のプラス、自動車はマイナスとなっている。▽一般機械1,072億円(同8.8%増)▽電気・精密302億円(同22.2%増)▽自動車713億円(同25.2%減)。
◎外需二千百九十九億円(前年比一二・二%増/外需比率46.8%)
2年連続で最高額を更新した昨年を上回るぺースとなった。主要三極ともに前年比二桁プラス。▽アジア842億円(同13.0%増)▽欧州560億円(同11.5%増)▽北米753億円(同13.3%増)。
トラブルを最小化、安定加工実現
新ブレーカチップ2種新発売
京セラCJブレーカ・VFブレーカ
京セラ(社長=川村誠氏、本社=京都市伏見区竹田鳥羽殿町6)は、機械工具事業において、新設計のブレーカを採用し、金属加工時に発生する切りくず処理能力を高めた新ブレーカチップ「CJブレーカ」、「VFブレーカ」2アイテム72型番の販売を開始した。
【新設計ブレーカで安定加工を実現】
チップ面に施した新設計ブレーカが、切削時に発生する切りくずを最適な長さにコントロール。不適格な長さで発生した切りくず絡みつきによる機械の稼動停止、製品の傷付き、チップの突発的欠損などのトラブルを最小化、安定加工を実現する。
【CJブレーカ】
最適ブレーカ形状で切りくずを適切な長さで排出、特に低切込み時の「高送り加工」でスムーズな切りくず排出性を確保。切削抵抗を従来品に比べ約20%低下、加工時のビビリを抑制し、より安定した切削を可能にした。さらにシャフト部分に用いられる「倣い加工」、「盗み加工」、「端面引き上げ加工」での安定加工を実現。
【VFブレーカ(ポジタイプ)】
新設計の傾斜すくい面と切れ刃形状が、切りくずを無理なくスムーズにカールさせて適切な長さで排出、切りくずによる製品への傷付けを大幅に低下させる。チップは35度の先端角を有する形状を採用、自動車エンジン部品の加工現場で多く用いられ、切りくず処理が難しいとされる「V溝加工」、「盗み加工」、「ボールスタッド加工」での安定加工を実現。刃先を鋭角形状に処理したポジタイプ仕様のため、内径や端面の倣い加工にも適している。
【豊富なラインアップで幅広い加工法に対応】
「CJブレーカ」24型番、「VFブレーカ」48型番の合計72型番の豊富なチップラインアップを実現。現場が必要とする様々な加工法に幅広く対応する。
【価格帯(税込)】
「CJブレーカ」@700円〜950円、「VFブレーカ」@900円〜1,430円。
問屋の責務果たすために最大限努力
厚い信頼関係を築く
第44回中部菱梅会 河口湖畔で開催
中部菱梅会(会長=山口安三氏・不二工具会長)は5月28・29日の両日、山梨県の川口湖畔「若草の宿・丸栄」で第44回中部菱梅会を開催、会員ら約50名が参加して更なる結束と発展を誓い合った。
当日は、JR名古屋駅西口に集合し、バスで定刻の午前九時に出発。沼津の「荒狗路」で昼食を取った後、「富士山レーダードーム館」(山梨県富士吉田市新屋)を見学した。曇りがちだった天候もこの頃には回復し富士山をはっきり見ることができた。午後4時に総会会場の丸栄に到着。しばし休憩の後、総会に移った。
総会は、梅村本店(社長=梅村勇夫氏)の梅本営業部長の司会進行により開会。
はじめに、梅村本店を代表して挨拶に臨んだ梅村龍盛専務は「本日は皆様大変お忙しい中を、第44回中部菱梅会にご参加いただきまして誠に有り難うございます。また、平素は私共梅村本店を通じまして、三菱マテリアル切削工具の拡販に多大なるご尽力を賜りまして有り難く厚く御礼申し上げます。さて昨年1年間は、この場にご参加いただいております皆様方の企業はとても素晴らしい成績を残されたことと存じます。今年もまた引き続き好調を維持されている企業様ばかりと存じます。そういった点では弊社といたしましても非常に心強い限りでございますし、本当に皆様方とお取引をさせていただいて嬉しいと思っております。依然として若干の商品不足が続いているような感じではございますが、それをカバーするのが私共代理店の責務とも思っておりますし、そのような意味では皆様方のご協力のもと、少しでも皆様のご要望にお応えできますよう、これからも一生懸命努力していく所存でございます。ところで私は常々、三菱マテリアルツールズさんの代理店で良かったと思っております。心底ほれ込んで販売いたしましたならば、それなりの成果が返ってくるものと信じております。皆様方には今まで以上に三菱製品のファンになっていただきたいと願っております。本日は三菱マテリアルツールズさんからご出席をいただいております。是非この機会を利用して、三菱製品のすばらしさについてお聞きいただければ幸いかと思っております」と述べた。
続いて、山口会長が「日頃は、この会の発展にご協力いただきまして有り難うございます。景気の拡大も五年余り続いており、我々にも大変良いように推移しており嬉しい限りかと存じます。皆様方にはこれからも益々ご努力していただき、尚一層の三菱製品の拡販にご尽力を賜ればと存じます。今日明日の2日間、楽しい会にしていきたいと存じます」と挨拶。
また、メーカーを代表して伊藤三菱マテリアルツールズ名古屋支店長(常務)より「梅村本店さんを通じて私共三菱マテリアル製品の拡販にご尽力賜り誠に有り難うございます。24日にキャッスルで『ツールズフェスタ2006』を開催させていただきまして、多数の方々にご参加をいただき感謝申し上げます。そこで、今年は三菱マテリアルが約100億円をかけて設備投資をするという話をさせていただきました。新規開拓、新製品開発、設備投資を積極的に行っております。また、納期遅れ、欠品の解消に向けて最善の努力をいたしております。梅村本店さんには確り在庫していただいております。第44回の菱梅会、44回も続くということは大変なことだと思っております。これが50回、60回と末永く続きますことを祈念申し上げます」と挨拶があり、同社の木村営業部長より当日初参加の堀江課長、荒川浜松営業所所長代理、杉本主任が紹介され、引き続いて最近の超硬の概況が述べられた。
この後、乾杯の発声を杉浦副会長(三賀社長)が務めて宴会に入り、互いに親睦を深め、午後8時半過ぎ、服部服部商会社長の三本締めでお開きとなった。
翌日は、ゴルフ組と観光組に分かれてそれぞれ交流を図り、ゴルフ組は「富士桜カントリー倶楽部」(山梨県南都留郡富士河口湖町)でゴルフを楽しんだ。
一方の観光組は、「富士国際花園」を訪ねた後、静岡市清水の「なすび総本店」で昼食。静岡特産のマグロや桜海老がふんだんに使われた料理を堪能した。午後からは、大河ドラマ「功名が辻」で使用されたセットの再現や衣装、小道具などが展示された「掛川館」を見学した。
OSG商品について
滝川会 58名が熱心に聴講
デモを交えて研修
滝川会(会長=須藤清勝氏、滝川物産を中心とした販売店の会)は5月27日、OSGの豊川CSセンターで研修会を行い、会員ら58名が参加してOSGのタップ・エンドミル、超硬エンドミル・同ドリル並びに新製品の講習を午前10時30分から午後3時過ぎまでの4時間半にわたり受講した。
当日は、名古屋駅からバスで豊川のOSG本社まで移動し、午前10時20分過ぎに到着。
講習に先立ち、滝川社長は「滝川会の研修会に朝早くからご参加いただきまして有り難うございます。日頃はOSGの商品の拡販にご協力いただき重ねて御礼申し上げます。本日は一日勉強漬けです。後ほど質疑応答の時間もありますので、OSGさんに日頃お感じになっていることや、こうして欲しいということがございましたら、率直にぶつけていただければ幸いです。今年の年初、OSGの大沢社長より1年の見通しとして、今年も追い風でまあまあ順調にいけるのではというお話がありました。それだけ商品に自信をもち、拡大していくという決意の表れと感じます。我々もOSGの商品を扱えば更に儲かるのだということを期待して、本日は確り商品について学びたいと思いますのでよろしくお願いいたします」と挨拶した。
午前中の講習では、穴ねじの基礎編として、タップ/ドリル/ねじ・ねじゲージについて、めねじ精度とタップ精度や、平行ねじの切削の仕組み、めねじ拡大(山やせ)のメカニズムとその対策等について学んだ。その後、講習で学んだことを踏まえてのデモ実演が行われた。
昼食をはさみ午後からは、ねじ規格の改訂とその対応として、メートルねじと管用ねじについて従来のJISと新JIS(ISO等級)の違いを学習。続いてミリング基礎編では、エンドミルの刃数と剛性、刃長と性能などについて学び、デモでそれを確認した。
最後に最新工具として、OSGが誇る最新の金型加工用「Phoenixエンドミルシリーズ」、新開発の「WXスーパーコート」、深穴加工用超硬油穴付ドリル(一般用・金型用)の他、まだ発売前のテーパーネック機上研削装置が紹介され、それぞれのデモが行われた。
講習会終了後は、バスにて名古屋港に向かい、イタリア村の「コンサーレ」でディナーバイキングを楽しみ、午後八時前に名古屋駅で解散した。