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2006年(平成18年)12月
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18年12月3日2258号
組合として350小間を目指す MECT2007に向け始動 愛機工組合 第1回実行委員会開催 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=野田道典氏・ノダキ社長)は11月14日午後5時より、来秋名古屋で開催される「メカトロテック・ジャパン2007」の第1回実行委員会(実行委員長=時津忠氏・新栄商會会長)を名古屋市中区錦の東京第一ホテル錦で開いた。今回より同組合では、従来の協賛から共催という形で取り組むこととなり、展示会の成功に向けてこれまで以上の協力体制で臨んでいく。 「メカトロテック・ジャパン2007」(MECT07、主催=名古屋国際見本市委員会、共催=ニュースダイジェスト社・愛知県機械工具商業協同組合)は来年10月17日から20日までの4日間、“需要新鮮「広がる」「深まる」「極める」中部のモノづくり”をテーマにポートメッセなごや(名古屋市港区金城ふ頭)で開催される。同展示会は、JIMTOF(日本国際工作機械見本市)が開催されない年における国内最大規模のFA専門展として、中部地域はもとより全国から見学者が訪れる圧倒的な動員力を誇る。 前回展では429社・団体が1,783小間に出展し、会期中87,000人を超す来場者で賑わった。また、海外からの出展は15力国・1地域(米国・イギリス・イスラエル・イタリア・オーストラリア・韓国・スイス・スウェーデン・台湾・ドイツ・フランス・リヒテンシュタイン・中国、その他)に上った。 愛機工組合は第1回から協賛(今回より共催)という形で小間募集と集客を中心に携わっており、今回も時津実行委員長の下、組合事業部(部長=高田研至氏・井高社長)が主幹となって取り組む。 第1回実行委員会は、定刻より大久保事業部副部長(大久保商事会長)の司会で進められ、冒頭、野田理事長は挨拶で先ごろ行われた全機工連・愛知大会への協力に感謝を示した後、「いよいよ今日は、MECT07の第1回の実行委員会です。出品者からの要望もしっかり聞いて、良い展示会にしたいと存じます。本日は一番大事な出品者勧誘のスタートですので宜しくお願いいたします」と述べた。 MECT07を共催するニュースダイジェスト社より黒田常務が出席し、挨拶で「今回は全体で1,500小間を目標とし、愛機工さんには350小間の目標でお願いしたい」と語り、展示会の概要、開催までのスケジュール等について説明した。今回から大きく変わったこととして、愛機工組合が新たに共催になったこと、中小企業出品割引(小間料金10%割引・自己申告)を設定したことを挙げ、また支払方法が一部変わったので確認するよう呼びかけた。最後に「MECTの究極の目的は『この地域のモノづくり市場に貢献する』ということですので、ご協力ご支援を宜しくお願いします」と締めくくった。 企画展示については、現在白紙の段階だが、前回展が自動車産業をテーマとしたものだったので、今回は航空機産業をテーマに検討していると発表された。 引き続いて議事に移り、時津実行委員長が「私がこのMECTに携わりまして6回目になります。前回の05展には、実行委員会の皆様のお陰を持ちまして、421小間という大きな成果をいただきました。この場を借りまして御礼申し上げます。今回も引き続いて是非とも実行委員の皆様の絶大なるご支援をいただければと思っております」と挨拶した後、各委員に出品依頼先の担当が割り当てられた。 最後に、高田事業部長より協力が呼びかけられ、会議を終了した。 【MECT07 開催概要】 ▽名称=メカトロテック・ジャパン2007(略称=MECT2007) MECHATRONICS TECHNOLOGY JAPAN 2007 ▽会期=2007年10月17日から20日までの4日間 ▽開場時間=午前10時から午後5時まで、ただし19日はナイター開催のため午後8時まで ▽会場=ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)1号館・2号館・3号館 ▽開催規模=1,500小間(予定) ▽出品料金=1小間(3m×3m)273,000円(消費税込)※大口出品割引(10〜25%)、中小企業出品割引(10%)あり ▽来場者数=約8万人(予定) ▽入場料=1人1,000円、団体30名以上1人500円(いずれも消費税込)※海外来場者・学生は無料 ▽主催=名古屋国際見本市委員会[構成 名古屋市、愛知県、名古屋商工会議所、日本貿易振興機構(ジェトロ)名古屋貿易情報センター、名古屋都市産業振興公社] ▽共催=ニュースダイジェスト社/愛知県機械工具商業協同組合 ▽後援=外務省/文部科学省/経済産業省(予定、順不同) ▽協賛=日本工作機械工業会/日本鍛圧機械工業会/日本小型工作機械工業会/日本ロボット工業会/日本工作機器工業会/日本精密測定機器工業会/日本光学測定機工業会/超硬工具協会/日本工具工業会/ダイヤモンド工業協会/日本工作機械販売協会/日本工作機械輸入協会/製造科学技術センター/マイクロマシンセンター/日本金型工業会/日本ロジスティクスシステム協会/日本電機工業会/日本電気制御機器工業会/日本フルードパワー工業会/日本産業洗浄協議会(予定、順不同) ▽出展対象品=工作機械、鍛圧・板金加工機械、塑性加工機械/射出成形加工機、機械工具、工作機器、精密測定機器/光学測定機器/試験機器、研削砥石/研磨材、油空圧機器および水圧機器、歯車・歯車装置、環境・安全対応機器装置、CAD/CAM/CAE/ソフトウェア、三次元造形システム、産業用ロボット/物流搬送機器/産業車両、情報通信システム/FA用コンピュータ、制御装置/ネットワーク、洗浄機械装置、品質管理・安全・試験認証機関、新素材、マイクロマシン/ナノテクノロジー関連など 特別企画・付帯事業として、前回展同様に開催記念シンポジウム、技術シーズ講演会、主催者特別企画、出品者プレゼンテーションコーナー、テクニカルワークショップコーナー等が企画されている(予定)。 MECT07に関する問い合わせは、愛知県機械工具商業協同組合事務局、電話052-889-6188まで。 1月23日賀詞交歓会 幹事長に大藪氏を選出 愛知県管工機材商協組11月定例理事会を開催 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=石原徳和氏・原芳商会会長)では、11月7日午後6時より、東別院会館において「11月定例理事会」を開催し、第26回管工機材・設備総合展報告をはじめ各部会の事業報告、平成19年新年賀詞交歓会等について審議した。 当日審議された議題は次の通り。 ▽第1号議題=第26回管工機材・設備総合展報告 来場者数は、最終日が前回を下回ったものの全体では前展並みとなった。今回初の試みとして行った金曜日のナイターは、午後5時以降に1,000名を超える来場者があり好評であった。最終日は三連休の初日で好天であったことが影響してか、前回より減少した。業種別の構成としては販売と施工で64%を占め、施工が前回の17%から30%に大幅に増加した。逆に、一般はほとんど無く大幅に減少した。概ね好評であった今回の展示会だが、開会が午前10時との案内に対して、初日は10時から開会セレモニーがあり実際には10時半より入場開始となったため、10時からと思った来場者が入れないという不満の声もあったようだと報告された。 ▽第2号議題=管機連(連合会)地区代表者会議報告 10月25日に東京で行われ、理事長と事務局が出席予定で当日名古屋を発ったが、静岡県内で起きた新幹線の人身事故で時間内に到着できなかったことが報告された。連合会より届けられた当日の議事録によると、千葉県管工機材商組合(組合員数・47社)が新たに加入、第45回通常総会は来年7月2日に東京の「グランドアーク半蔵門」において開催、大阪の管工機材展は来年9月13日から15日に「インテックス大阪」で開催される。 ▽第3号議題=各部会事業報告 @福利厚生部会=ボウリング大会を10月28日に星ヶ丘ボウルで開催し、168名が参加した。団体はイトウBチーム、個人は森正明氏(イトウ)が優勝。ハイゲームは安藤誠司氏(オータケ)。また、健康診断を春季に86事業所において実施した。 A流通部会=11月16日に、滋賀県にある物流システムの大手ダイフクの「日に新た館」と「TOTO滋賀工場」の見学会を実施する。参加者は36名。当日のスケジュールは、栄のテレビ塔に午前9時45分集合、同10時に出発し、昼食後に日に新た館と実際にダイフクの設備が使用されているTOTO滋賀工場を見学する。 B組合加入促進部会=9月19日に部会を開催し、今後の活動について検討。賛助会員一社(青木メタル)の退会が承認された。 C経営研究部会=今年5月に改正された新会社法に関連して税法が改正され、改正点を中心にしたセミナーを来年2月21日に「東別院会館」において開催予定。講師は税理士法人中央総研理事長の小島興一氏。 D広報部会=組合だより113号は賀詞交歓会を目処に発行予定。 ▽第4号議題=第38回名管会ゴルフ会報告 9月7日にナガシマカントリークラブにおいて開催し、68名が参加した。新美金之介氏(ナゴヤ)がグロス75でベスグロ優勝した。 ▽第5号議題=平成19年新年賀詞交歓会の件 来年1月23日に前回に引き続いて「ウェスティンナゴヤキャッスル」にて開催する。幹事長に大藪理事(大清社長)が選出され、大藪理事を中心に幹事団が組織されることとなった。 次回理事会を1月23日の賀詞交歓会前に開催することを決めた。 合成管部会を開き研修 1月11日賀詞交歓会 静岡県管工機材商組合11月度理事会開催 静岡県管工機材商組合(理事長=丸尾氣窮雄氏・丸尾興商社長)では、11月2日午後3時より市内の“マイホテル竜宮”において「11月度理事会」を開催し、1月11日に新年賀詞交歓会を開催することなどを決める一方、合成管部会を開催して、同業界の市況等について研修した。 当日審議された議案は次の通り。 ▽第1号議案=19年度新年賀詞交歓会開催の件 新春の門出を祝う新年賀詞交歓会は1月11日午後4時より、静岡駅西の“静岡グランドホテル中島屋”で開催することを決め、当日の役割分担については、司会進行を伊藤副理事長、開会の辞を大河副理事長がつとめることになった。また、当日は午後3時より新年会に万全を期すため理事会を開く。 ▽第2号議案=管機連地区代表者会議報告の件 10月25日に東京鉄道会館で開催され、丸尾理事長、伊藤副理事長(沼津管材社長)、村松副理事長(村松商店社長)が出席。 主な決議事項としては、夏期休暇(19年8月11日〜15日)の日程を決めたほか、各地区理事長の業界動向では、今回の景気「平成景気」は「いざなぎ景気」を抜き戦後最長の好景気と言われているが、我々管材商では、太平洋ベルト地帯を除いて、手放しで喜べる状況ではないことが披露された。 帝国データバンクの調査によると、調査した企業の8割弱が「実感がない」と回答したとの調査結果もあり、今回の景気拡大は、家計よりも企業が恩恵を受けているとの見方が多いが、その企業でも戦後最長の景気拡大の実感を持てずにいる実態が浮かび上がった結果となった。 今回の「平成景気」と「いざなぎ景気」の大きな違いは、「いざなぎ景気」が年率10%以上の伸びを示したのに対して、今回の景気は年率4〜5%の伸びに留まっていることが大きな違いで、「実感が伴なわない」と言われる所以であるとも言える。 ▽第3号議案=忘年ゴルフ会開催の件 12月15日に静岡カントリーゴルフ倶楽部で開催することを決めた。参加人数は、40名前後になる模様。 ▽第4号議案=忘年研修ツアーの件 恒例の研修ツアーで、今年は12月24日〜27日に高雄にある、キッツの現地法人を視察する予定。 以上で審議事項を終え、引き続いて合成管部会に移り、クボタシーアイの担当者より、6月21日出荷分から値上げ(パイプ15%、継手10%等)に踏み切った経緯について説明を受け、6月下旬の原材料ナフサ(1トン7万円記録)の高騰が、10月末には6万円まで下落しており、今後の見通しについては不透明との見方を示した。 塩ビ管を中心とした合成樹脂事業は平成8年をピークに年々需要が減少しており、一方で原油コスト上昇や中国の需要拡大等による原材料需給の不安定さが続き、ますます厳しい環境下に入っており、ここへ来ての基礎原料ナフサ高騰により塩ビ樹脂が値上がっているなか、合理化などによる徹底したコストダウンや諸経費の削減に努めてきたが、企業努力のみではこれを吸収することは困難な状況となり、昨年の秋から各メーカーとも値上げに踏み切り、今年6月の再値上げを実施している。 創立50周年を記念して 大連3日間の旅を実施 三共鋼材顧客等60名を招待 三共鋼材(社長=鈴木巌氏・駿東郡清水町伏見384)では、創立50周年を記念しての「三共鋼材50周年記念研修旅行大連3日間の旅」を、10月21日〜23日に実施し、顧客並びに仕入先ら60名を招待した。 同社は、昭和30年4月に、鋼材の販売を目的として三共鋼材商会を開業したのにはじまり、32年5月には三共鋼材に改組し管材部門を発足、その後、現在地に新社屋を完成(46年7月)、関連会社三鋼を設立(49年8月)している。 50周年記念研修旅行は、10月21日午前4時30分に三共鋼材本社を専用バス2台で成田空港を目指して出発、9時50分発の日航509便で成田を発ち、大連に11時55分に到着、専用バスにて中山広場、大連港、旧満鉄本社、旧ロシア街を見学し、大連瑞士酒店(スイスホテルダイレン)で祝賀会を催し、席上、鈴木社長より「お蔭様で今年創立50周年を迎えることができました。これも偏に本日ご出席の皆様のご厚情の賜物と深く感謝申し上げます。今後は、ますますの信頼とご厚情にお応えすべく、あらゆるニーズに取り組む所存です。今回の旅行は、大切なお客様及び仕入先様に感謝とお礼と並びに事業継承を、社内外にご披露申し上げ、私自身の一つの区切りとしました。自覚による新時代を第2の創業期として体質改革に向け、社員共々一層努力する所存でございますので、皆様方におかれましても、引き続きましてのご指導、ご鞭撻をお願い申し上げますと同時に、今回の旅行が何事もなく、無事に終了することができますよう、皆様方のご協力をお願いいたします」と、謝辞を述べていた。 翌22日午前中は、旅順観光(日露戦争時の戦跡、二百三高地、水師営会見所、東鶏冠山)、午後は、大連市内観光(大連自然博物館、老虎灘)等を見学。 最終日の23日は、出発まで自由行動とし、大連発13時5分の日航機で成田に17時前に到着し、専用バスにて本社に21時に到着し無事解散した。 ステンレス鋼の加工に適した専用切削工具 「CVDコーティング工具」を発売 京セラ 従来品の約3倍の加工能率 京セラ(社長=川村誠氏)は機械工具事業において、ステンレス鋼の加工に適した専用切削工具「CVDコーティング工具」の販売を開始した。 一般鋼に比べて加工が難しいステンレス鋼の加工に適した専用の切削工具で、従来品の約3倍の加工能率と長寿命による安定加工を実現する。 近年、信頼性が求められる航空・宇宙産業向けの精密ノズルや、多量の化学薬品を要する半導体・化学薬品製造装置、そして産業機械においては、特に耐食性に優れる高精度部品用としてステンレス鋼の採用が増加している。 しかし、ステンレス鋼は一般鋼に比べて熱伝導率が低く、切削時に加工硬化が生じやすいため、特に工具の刃先には摩擦熱による大きな負担がかかり、工具自体の寿命に影響を及ぼしていた。また、加工後のバリも発生しやすく、量産加工時の生産効率を低下させるなど、一般的にステンレス鋼の加工は困難であるとされてきた。特に複雑形状の加工においては、工具の欠損トラブルも起こりかねないため、ステンレス鋼用工具の開発と、長寿命や耐摩耗性に優れる工具が求められてきた。 京セラでは、このようなユーザーの声に応えるため、耐摩耗性や耐欠損性の向上と被削材のバリ抑制を図り、トータルコストダウンに貢献するステンレス鋼用の切削工具を開発した。従来の工具に比べ約3倍の加工能率と長寿命で安定加工を実現し、生産性の向上に貢献する。 現行の一般鋼加工用工具「CA55シリーズ」、鋳鉄加工用工具「CA4000シリーズ」に加え、今回ステンレス鋼加工用「CA65シリーズ」を新たに展開することにより、すべての鉄系金属加工用に幅広く対応が可能となった。 講演会の段取り確認 1月に日帰りツアー企画 愛機工青年部11月役員会を開催 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=野田道典氏・ノダキ社長)青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)は、11月14日午後6時30分より名古屋市熱田区の愛機工組合事務局にて11月の青年部役員会を開催した。 冒頭、先日行われた全機工連愛知大会の結果報告について、「組合から青年部は大変よくやってくれたとのお褒めの言葉をいただきました。1人も抜けることなく、見えないところでも頑張っていただき、大会が大成功したのは、青年部の功績ではないかと思うくらい頑張っていただきました。みなさん、お疲れ様でした」と滝沢副部長(松本商店)は語った。 この日は、研修会(加藤源重先生講演会)・忘年会・レクリエーションの各議題について話し合われた。 研修会については、「加藤源重先生講演会」および懇親会での役割分担の確認や段取り等について話し合いが行われた。今回の講演会では、先生がいろいろな器具を持ち込まれるので、懇親会の時間を考慮したうえで、講演会後の片付けの進め方などについて確認した。 忘年会は、12月5日午後7時より「さくらとけなり」栄で行う。なお、当日ゲームを企画しており、内容については11月21日の総務委員会にて決定する予定。今週16日には、案内を送るようにする。今回は、組合理事五名と今年青年部を卒業されたOBにも案内を出すこととした。 レクリエーションでは、来年1月27日に昼神温泉への日帰りバスツアーを企画。岩盤浴・エステなどもある温泉で、そば打ち体験、イチゴ狩りも行う予定。家族連れや女性社員が参加したくなるような内容にしていく。予算を含めた更なる詳細については、今月中に旅行会社と詰める。 次回の役員会は、12月5日(忘年会の前)に行う。 金物業界の代表が参拝 商売繁盛を祈願 那古野神社金山例祭厳粛に 金物業界の祖神を祀る「金山神社例祭」が11月8日午前11時より、名古屋市中区の那古野神社境内において那古野金山神社崇敬会世話人により行われ、氏子代表、崇敬会世話人および金物業界団体(愛知県金物商工協同組合、名古屋利器工匠具卸業組合、名古屋建築金物卸商組合、他)が出席して、商売繁盛、家内安全を祈願した。 午前11時の定刻通り、愛知県金物商工協同組合事務局の伊藤氏が、出席した各代表に御礼を述べた後、順次氏子代表、崇敬会世話人、金物業界代表者の名を読み上げ、次々に玉串を奉奠した。 その後、那古野神社宮司より、人が暮らす上で鉄は欠かすことのできない大切な物で、「刀剣鍛造には立冬の時期が条件的には丁度良く、立冬直後のこの日に神様にお祈りしたことからの風習である」と説明を受けた。また、この名古屋地区においては熱田区の金山神社とこの那古野神社の2社のみで、「信仰と神々のお力添えをいただきまして、皆様方のご繁栄をお祈りいたします」と業界の発展を祈った。 御神酒を授かった後、各代表は神社社務殿2階の広間へ移動して直会が行われ、金物業界の各代表による挨拶に続いて、那古野神社宮司より例祭にまつわる話を聞いた。 その後歓談し、業界の繁栄と次回の再会を約束して、散会した。 輸出契約高1兆2330億円前年同月比2.0%減 プラント5073億円前年同月比1.6%増 日本産業機械工業会18年度上半期(4〜9月) 日本産業機械工業会がまとめた平成18年度上半期(4〜9月)の産業機械輸出契約状況によると、主要約70社の輸出契約高は、アジア、ヨーロッパ、北アメリカ向けが増加したものの、中東向けが減少したことから前年同期比2.6%減の1兆2,330億円となった。 このうちプラントは、中東向けが減少したものの、アジア向けが増加したことにより、前年同期比1.6%増の5,073億円となった(化学・石化プラントが減少したものの、発電プラント、その他プラント(セメント、タンク等)が増加した)。 単体機械は、アジア、ヨーロッパ、北アメリカ向けが増加したものの、中東向けが減少したことから前年同期比5.4%減の7,256億円。機種別にみると、ボイラ・原動機はアジア、ヨーロッパ、北アメリカの増加により前年同期比55.0%増、鉱山機械はアジアの減少により同32.3%減、化学機械はアジア、中東の減少により同58.3%減、プラスチック加工機械はヨーロッパ、北アメリカ、ロシア・東欧が増加したものの、アジアの減少により同0.1%減、風水力機械はアジア、中東の増加により同55.1%増、運搬機械は中東、南アメリカ、ロシア・東欧の増加により同3.2%増、変速機はアジア、ヨーロッパの増加により同1.7%増、金属加工機械はアジア、中東の増加により同106.1%増、冷凍機械はヨーロッパ、アフリカ、オセアニアの減少により同1.5%減となった。 RSi ロボットサービスの仕様公開 定常的な実験運用を開始 ロボットサービスイニシアチブ(代表=内山隆氏・富士通研究所取締役)は、ネットワークを活用したロボットサービスのためのロボットサービスイニシアチブ(以下、RSi)プロトコル仕様書v1.0を公開し、これに基づくロボットサービスの定常的な実験サービスを会員向けに開始した。これを契機にRSiでは新たに会員を募集し、ロボットサービスの実用化を目指す。 今回公開した仕様は、RSiが設立当初から行ってきた実証実験に基づいて策定したものであり、この仕様を用いることにより、ユーザに対して、パーソナルロボットとコンテンツを自在に組み合わせたロボットサービスの提供が可能になる。この仕様で規定される内容は、ロボットとサービスを結ぶ基本的な機能の他に、ロボットの動きの制御、画像・音声のやりとり、情報・コンテンツの提供の仕組みを含んでいる。 RSiでは、会員以外でも利用できるようにRSiプロトコル仕様書を一般公開している。入手を希望の場合、RSiのホームページからダウンロードした請求フォームに必要事項を記入のうえ、RSi事務局まで送付する。 また、RSiは会員向けのサービスとして、RSi会員である日本気象協会、お天気.comの協力のもと、気象情報とそれに付随する各種お天気指数や体感情報をロボットサービスの定常的な実験サービスとして提供する。これらの情報を受け取ったパーソナルロボットは、それぞれのロボットの機能を駆使して最新の気象情報を人々へ伝えていくことができる。 今後は、レシピやニュース、防災など、提供する情報のレパートリーを増やしていく予定。 RSiへの入会に関する問い合わせは、RSi事務局まで。 【RSi事務局】 担当▽濱田(日本ロボット工業会内) E-mail▽hamada@jara.jp 電話▽03-3434-2919 http://www.robotservices.org ステンレスラチェットレンチに NS型を追加発売 TOP抜群の耐食性を実現 トップ工業(社長=渡辺一郎氏、本社=新潟県三条市大字塚野目2190-5)は、「ステンレスラチェットレンチ(NS型)」の販売を開始した。 特長としては、ステンレス鋼に特殊メッキを施しているので抜群の耐食性を誇る。さらに本体・ソケット・爪は鍛造成形なので耐久性にも優れる。そのため、海辺での建設作業や船舶などの整備作業に最適。 また、シノが太く長いため握りやすい、ボルト・ナットの角を傷めないサーフェイス形状などの特長も有する。 標準価格は、10,332円(1丁あたりの税込み価格)。 アカギ 「環境にやさしさ」を提案 配管部材加工UPS 配管支持金具を製造・販売するアカギ(社長=渋谷宏明氏、本社=東京都中央区入船2-1-1)は、コストを抑え、安全性を考えた「配管部材加工システムUPS(ユニット・パイピング・システム)」を強化すると発表した。 「環境にやさしいとは何か?」と考えていた同社は、従来の製作架台と合わせて、顧客の要望により工場加工にも力を注いでいく。 現場には有害物質があり、現場作業者は危険にさらされている。現場で望まれているのは「安全性」「CO2削減」である。 UPSは、施工方法と資材搬入等に、計画・設計段階から参加することにより、廃棄物の削減や省資源・省エネルギーを実現し、地球環境保全に貢献する。 同社は製作架台に加え、「吊ボルトの指定長切断加工」「各階横引配管」「機器廻り配管」などを使うことで「CO2削減」「工期短縮」が可能と考える。 加工法は、鋼管は切削ねじ・転造ねじ・溶接・ハウジングまで全て可能。また、樹脂管にも対応できる。 問い合わせは同社(TEL03-3552-7331)まで。 シャープ「アクオス」など豪華賞品多数 ボウリングとイタリア料理楽しむ 名古屋伝動機商組合第6回BL大会を開催 名古屋伝動機商組合(理事長=笠井善元氏・笠井社長)は、11月2日午後7時より名古屋市中区のブランズウィックスポルトにて第6回名古屋伝動機商組合ボウリング大会を開催。 当日は、ボウリングに84名、パーティには92名が参加。どちらも大変な盛り上がりで参加者は楽しいひと時を過ごした。 長村理事から大会ルールについての説明がなされた後、笠井理事長と伊藤副理事長による始球式で大会は始まった。各レーンでつぎつぎと歓声が沸き起こり男女ともに白熱した競り合いが繰り広げられた。 ボウリング終了後は、パーティ会場に移動し、イタリア料理を堪能しながら、参加者同士で交流を深めていた。成績発表および賞品の授与が行われると、会場はいちばんの盛り上がりをみせた。今回は、女子の優勝賞品のシャープ「アクオス」をはじめ、豪華賞品が多数用意されており、受賞者はとても喜んでいた。 ボウリング、パーティを通して、今大会は参加者にとって親睦を図るよい機会となった。 【ボウリング大会結果】 ※2G/1人計のスコア(女子HDCP20P/1G)・敬称略 ▽総合の部 優勝=広瀬秀一(ダイドー)382ピン 第2位=奥田貴之(太田広)377ピン 第3位=糟谷浩雅(ダイドー)365ピン ▽女子の部 優勝=中村恵美子(大矢伝動)336ピン 第2位=平野友美(ダイドー)321ピン 第3位=杉本博美(ダイドー)320ピン ▽団体レーン賞 優勝=笠井(富)、広瀬、杉本チーム933ピン(2G計) ▽H・G賞 広瀬秀一(ダイドー)235ピン サティスシリーズ発売5周年記念 新色を追加し販売開始 INAX「FC06」を搭載 INAXは、2001年登場のサティスシリーズが発売5周年を迎えたことを記念して、昨年9月に期間限定で販売し大きな反響を呼んだ、ビビッドカラーの『サティス カラーズ』と『サティス アステオ カラーズ』を、11月1日から注文生産品として発売している。(受注後約3週間で出荷対応) 今回は、新色グリーンを追加し、ラインナップを従来の2種類から4種類に拡充。超節水6リットル『ECO6』を搭載している。 【大きな反響を呼んだ、期間限定販売の『カラーズ』】 『サティス カラーズ』と『サティス アステオ カラーズ』は、2005年9月から2カ月間限定で販売し、受注が当初目標の2.5倍に達するなど、大きな反響を呼んだ。 期間終了後も、現在に至るまで『カラーズ』が欲しいという数多くの声をが出ている。 【サティスシリーズ発売五周年を記念し、新色も追加して発売】 多様化するインテリアデザインにおいて、ビビッドなカラーへの流れは着実に押し寄せている。そこで、2001年に初代サティスを発売して五周年を迎えたことを記念として、新色グリーンを加えた充実した商品群で『カラーズ』を発売した(期間限定ではなく、受注後納期3週間で出荷する注文生産で対応)。超節水6リットル『ECO6』を搭載している。 【『サティス カラーズ』『サティス アステオ カラーズ』の主な仕様】( )内はアステオ カラーズ ▽品番とカラーバリエーション=D―318SU―LS1/BW1レッド・ブルー・イエロー・ピュアホワイトの4色組合せ、D―318SU―LS2/BW1グリーン・イエロー・ピュアホワイトの三色組合せ(D―358SU―LA1/BW1レッド・ピュアホワイトの2色組合せ、D―358SU―LA2/BW1グリーン・ピュアホワイトの2色組合せ) ▽排水タイプ=床排水(床排水) ▽価格=33万円(32万円) ▽便器洗浄方式=ダイレクトバルブ式(サイホン式) ▽実流量=大洗浄6リットル・小5リットル(大洗浄6リットル・小5リットル) ▽おしり洗浄=連続出湯式(貯湯式〈1.48リットル〉) ▽最大定格(AC100V、50/60HZ)=1,200W(840W) ▽商品寸法=幅415mm×奥行635mm×高さ540mm(幅432mm×奥行695mm×高さ897mm) ▽使用水道圧範囲=0.07MPa(流動時)〜最高水圧0.75MPa(0.06MPa〈流動時〉〜最高水圧0.75MPa) ▽主な共通機能 省エネ=超節水ECO6、スーパー節電、電源スイッチ 清潔=電動お掃除リフトアップ、ノズルシャッター、ノズルオートクリーニング 快適=リラックスミュージック、除菌イオン+部屋暖房、ほのかライト&リモコン、バックライト、フルオート便器、フルオート便器洗浄、ダブルパワー脱臭 洗浄=パワフル・マイルド洗浄(おしり用)、泡沫ソフトビデ ▽備考=5年間安心(2年間メーカー保証+3年間無料延長修理保証) マンションリフォーム用ユニットバスルーム 超低床WPシリーズ TOTO浴室のサイズをアップ TOTOは、97年よりマンションリフォーム専用のユニットバスルーム「リモデルバスルーム」シリーズを発売、今回同シリーズに近年取り替え需要が多くなってきた中型サイズ(1,400×1,800・1,300×1,700mm)を品揃えし、「ひろがる超低床WPシリーズ」としてこのほど新発売した。 「ひろがる超低床WPシリーズ」は、独自のスリム構造の採用と配管経路の見直しにより、設置面積を変更せずに浴室内寸(幅・奥行き・高さ)を各5p、さらに浴槽も5p大きくできる。また、浴室と洗面所の段差を限りなく解消できるので、安全で広々したバスルームを実現。 また、浴槽は『マンション向け魔法びん浴槽』を標準装備。お湯が冷めにくい(六時間で湯温の低下は約2℃)ので、追い炊き機能が付けられないこともあるマンションの浴室に最適。 希望小売価格は、1418プラスサイズが107万7,000円から、1317プラスサイズが100万7,000円から。 販売目標は、発売2年目で年間1,500台を見込んでいる。 【商品の主な特長】 @浴室の幅・奥行き・天井高・浴槽が5p広がる。 TOTO独自のスリム構造(※)の採用で、浴室の面積を変えることなく、浴室の壁・床が5p広がり、浴槽も5p大きくできた。 ※スリム構造=浴室内の内寸を広げるために、建物の壁とユニットバスの間のデッドスペースを最小限にし、ユニットバスの壁の厚みはそのままで、壁ジョイント部の厚みを減らしたオリジナルの構造。 A浴室と洗面所の段差を可能な限りなくせる 建物に対する浴槽の設置高さを可能な限り低くし、浴室と洗面所の段差を、従来品に比べさらに低減することができた。段差が低減したことで、高齢者や子供にも安全に入浴できる。 B魔法びん浴槽を標準装備 『魔法びん浴槽』は、お湯が冷めにくく、省エネにつながる画期的な商品として評価され、2004年8月発売以来、ユーザーから絶大なる支持を得ている。外断熱層と内断熱層には「発泡スチロール」を使って放熱を防ぐ『二重断熱構造』を採用。あわせて「発泡ウレタン」を芯材とした断熱フロフタを使うことで、「6時間経っても湯温の低下は約2℃(従来は約7℃低下)」の保温力を実現。 追焚き回数を減らすことが出来るので省エネにも効果的で、また追焚き機能がないお宅にも最適。 対象商品1ケース購入毎に 「スクラッチセール」 前澤化成1月31日まで実施中 前澤化成工業中部支店(名古屋市中村区名駅3-17-34・TEL052-582-0946)では、「マエザワスクラッチセール」を、東海三県(愛知・岐阜・三重)を対象に来年1月31日まで実施している。 期間中、対象商品を一ケース購入毎にスクラッチカードを進呈。削って当たりが出れば次の商品をプレゼントするもの。 ▽A賞(20本)は、BroadzoneポータブルナビゲーションBZN―100 ▽B賞(100本)は、カタログギフト(四千五百円相当) ▽C賞(300本)は、カップ麺の赤いきつね又は緑のたぬき(1ケース12個入)のいずれかをプレゼント。 対象製品は、ビニマス全サイズ(蓋・公共マスは除く)、雨水マス(UMAシリーズ)、排水用吸気弁(発注単位は10ケース以上)。 景品引換期間は、来年2月28日まで。 詳細については直接同社へ問い合わすとよい。 鈴木正泰氏ご逝去 タイセー創業者で相談役 タイセー(社長=芦川弘樹氏・四日市市三重1-2)の創業者で相談役の鈴木正泰氏が、11月17日午前3時47分に薬石の効なくご逝去された。享年73歳。 18日午後8時より、四日市市芝田の四日市中央斎奉閣において、芦川社長が葬儀委員長(喪主はご内儀の鈴木千恵子さん)を務めて通夜が、翌19日午後1時より鈴木家とタイセーの合同葬が営まれ、親族はじめ業界関係者多数が焼香に訪れて、故人のご冥福をお祈りした。 正泰氏は、昭和30年から51年まで、名古屋市熱田区に本社の在る三立興産に勤務し、四日市営業所所長、本社営業部次長、工作機械部門長等を経験し、51年12月に円満退社、52年1月個人創業、56年タイセー機材を設立、平成2年タイセーに改組し代表取締役に就任、17年7月取締役相談役に就任。その間、三重県機械工具商協同組合の理事長も歴任されている。 日本が初めてドイツ工作機械産業の 輸出相手国上位15位圏内に ドイツ工作機械工業会JIMTOFドイツ・デーで会見 ドイツ工作機械工業会(VDW、本部=フランクフルト)は11月2日の第23回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2006)ドイツ・デーに際し、午前10時より同見本市会場にて出展に関する記者発表を行った。当日は、VDW会長でアルフレッドH・シュッテ社社長兼CEOのカール・マーティン・ヴェルカー氏、日本工作機械輸入協会会長の近野通明氏、アーヘン工科大学教授フリッツ・クロッケ氏、VDW専務理事ヘルムート・フォン・モンシャウ氏、VDW広報担当ディレクターのズュルケ・ベッカー氏の5名が会見し、ドイツ工作機械業界の現状とJIMTOF出展について説明した。 ヴェルカー会長の声明(要旨)は次のとおり。 ◎JIMTOFを通じて日本とドイツの工作機械取引の動向やドイツの工作機械産業の経済状況について報告し、皆様と意見を交換する機会を持てることを嬉しく思う。 ◎日本とドイツは世界の工作機械市場における有力な輸出国であると同時に、互いにしのぎを削り合う競争相手でもある。日本は常にドイツの工作機械メーカーにとって重要な市場であり、それは販売台数よりも工作機械の品質や装備に対する日本のユーザーの要求という面で大いに当てはまる。日本のユーザーによる購入は特注品に集中し、ドイツ製品の輸出額に占める日本の割合は長年にわたり2%未満の水準で推移している。 ◎私達は日本のビジネスパートナーがドイツ製品に対してもっと門戸を開くことを望んでいる。日本のメーカーは私達にとって2番目に重要なサプライヤーとなり、取引額は三億ユーロを超えているのだから。 ◎ドイツの工作機械の対日輸出額は毎年2桁のペースで増加し、この2年間で50%以上伸びて1億2,000万ユーロに達した。2006年上半期、対日輸出額は7,700万ユーロとなり、日本はドイツの工作機械産業にとって第13位の輸出相手国となり、初めて上位15位圏内に入った。金額はまだ日本の対ドイツ輸出額の半分にも達してないが、状況は上向きである。また2002年以来、ドイツは日本市場においてアメリカを抜いて最も重要な工作機械の輸入先になっている。 ◎理由のひとつに、日本企業は世界市場における強固な地位を拡大するために、広範な分野にわたって投資を進めており、そのため、日本は2003年以来、世界第2位の工作機械市場へと成長している。国際競争の場での地位を高めるためには、国内での工業生産の品質と効率の向上にも積極的に取り組むことが重要で、多くの業界がドイツの工作機械技術の導入により、こうした課題に的確に対処できる。特に得意な分野は歯車製造機械、レーザー、パンチング、フライス、旋盤、部品、付属品、プレスである。 ◎他方、日本のユーザーの世代交代が進み、従来の取引関係に縛られることが少なくなり、新しいソリューションへの関心が高まっている。 ◎世界中の専門家は、より長期的には日本においては自立的な好況が続くと予測している。そして、高度な製造技術を持つドイツのメーカーはこうした経済状況の恩恵を受け続けることができる。 ◎これはドイツの工作機械産業の発展に大いに寄与しており、3年連続でプラス成長が続いている。2006年の生産額は2%増の106億ユーロになると予想され、これによりドイツの工作機械産業は2003年から16%成長することになる。 ◎ドイツ企業は急激に変化する国際環境において優れた対応を示している。ここJIMTOFの会場で、90社以上のドイツ企業がドイツで生まれたハイテク技術を披露する。ドイツ企業への対話を通じて、その革新力と効率性を確認してほしい。 引き続き行われたテクニカル・プレゼンテーションでは、アーヘン工科大学教授のフリッツ・クロッケ氏が「ドイツ工作機械産業―効率性と柔軟性の相乗効果」と題してドイツの工作機械産業における最新の技術動向について講演し、工作機械に求められる、多様な製品を作る柔軟性と高い生産性という相反する条件を組み合わせ、顧客の要望に応えるドイツの製品とソリューションを紹介した。 この後は、駐日ドイツ大使も参加して昼食会が行われた。 JIMTOFの会期中に OKK会国際パーティー開催 世界各地より販売店が参加 OKK(大阪機工、社長=土井隆雄氏、本社=伊丹市北伊丹8-10)は、11月2日午後4時より東京ビッグサイトにおいて、JIMTOF2006の会期中に合わせてOKK会の国際パーティーを開催した。 はじめにOKK会を代表して会長の石川正治兼松KGK社長(日本工作機械販売協会会長)は挨拶で、「工作機械業界は数年来の堅調な業績を維持してきております。月間の受注額は、この九月まで連続して48カ月間前年同月比を上回っているし、29カ月間連続して1,000億円の大台を超えている。最近の11カ月間は1,100億円台を続けており、今年の1月から9月までの累計の受注額は1兆731億円になりました。バブル時の1兆4,100億円を超えて、史上最高になるのではないかと言われております。内需におきましては、自動車産業からの受注が手控えられているにも関わらず、前年対比0.4%減と高水準を保っております。輸出は14.4%伸びて、外需の比率は48.2%になり、全体の水準を押し上げております。この景気はしばらく続くものと思われますし、2007年度から再開されるでありましょう、自動車産業からの受注を考えますと、2008年がピークになろうかという予想もあります。その様な中、OKKさんにおかれましては立派な業績を上げられておられます。この上期も、受注は計画していたものと比べ10億円程オーバーして、182億円強となりました。また、売上の面におきましても3割以上上回った。これは、OKKさんの経営施策が的確になされ、明確に社員全員に伝わり理解され、現場で確実に運営、実行されてきた結果と確信いたします。品質管理、納期管理、アフターサービスにも多くの心配りをされまして、顧客満足度を上げられた結果でもあります。昨年7月には技術センターを開設され、引き続いて今年5月には大型機専用の組立工場も完成されました。業界全体の納期が安定しない中、スムーズな供給体制を維持してこられました。勿論その土台には、OKKさんが長い期間にわたり蓄積してこられました技術開発力が、機械を使われるお客様に認められ受け入れられ支持されてきているという事実がございます。日本国内の好調に頼ることなく新機種の開発をされ、海外では5軸を中心に販路を開拓し販売を伸ばしている。お客様中心の考えと、伝統に培われた技術力が、上手に融合した結果だと思います。要求される精度に、早い速度で、安く故障のない機械を、というお客様の望むものを開発し続けているということは大変難しいことだとは思いますが、OKKさんにはこれからもお客さんが満足され喜んでいただける機械を売り出していただけるものと期待をしております。OKKさんの発展と共に、我々OKK会のメンバーの販売も増えてきております。特筆すべきことは、OKKさんにおける私共会員のシェアーが87%に達したことです。OKKさんと我々会員とのパートナーシップが十分な成果を上げられたという気がいたし、大変嬉しく存じます。さらなる成果を求めまして、私共会員はお客様方のニーズをOKKさんに伝えてまいりますと共に、OKKさんが機械造りにかける想いをお客様に伝えてまいります。そしてOKKさんの機械が12分に使われますよう丁寧な販売を心がけてまいります。これからもOKKさんを先頭に、会員各社が共に進んでいけますよう絆を深め、互いの力を合わせていきたいと思います」と語った。 続いて土井OKK社長が挨拶に立ち、日頃の愛顧に感謝の意を表し、今後の方針、中間決算概要、決算予想等を報告した上で、「この業界、非常に先の見通しが立てにくいのですが、5年、10年というスパンではなく1、2年ということになると、恐らく急速な伸びをすることはない。売り上げは、現在の高原状態を維持することを目標としている。また法令順守を一番として、CSR(企業の社会的責任)の意識を全員に徹底する。世界の四極(北米・欧州・アジア・国内)の市場の大きな流れを見逃さないよう、変化に素早く対応していき、いつまでも利益を出し続けられる企業にしていきたい。設備投資を積極的に行い、更なる競争を優位に進められる生産体制の構築をしていく。入れ物を新しくしていくだけではなく、同時にそこで働いている人々の更なる技術力アップの両面から、高収益体制の確立を目指す。皆様方にご満足していただけるような企業にしていきたい」と決意を語った。 乾杯に際し、羽賀昭雄OKK会副会長(東陽会長)が「OKKさんの計画に対して、私共販売サイドは全力を挙げて協力し、推進していきたい」と挨拶。この後の懇親会では、参加者の交流が図られた。 業界唯一のビルトインモータ・タレット搭載 NL累計5,000台突破 森精機製作所発売以来28ヵ月で達成 森精機製作所(名古屋市中村区名駅2-35-16)は、2004年6月に発売した、業界唯一の“ビルトインモータ・タレットTM”を装備したCNC旋盤「NLシリーズ」の出荷台数が今年11月1日で累計5,000台を突破したと発表した。発売以来2年4カ月という驚異的なスピードでの達成となった。 NLシリーズは、回転工具用モータを刃物台(タレット)内部に直接組み込んだことで、刃物台の振動と発熱を従来の10分の1かつ加工能力四倍を実現する「ビルトインモータ・タレットTM」など、加工精度、切削能力はもちろん、高速性や作業性、保守性、拡張性や環境対応にいたるまで、工作機械に求められる全ての性能において一世代上の実力を評価されている。 発売当初は30機種を同時発売、2005年度には月産200台を出荷する大ヒット機種で、さらに2006年2月には新たにNL3000に心間2000と3000のバリエーションを追加し、建機や印刷、電機業種などの要望に対応すべく、大径長尺加工まで対応できるシリーズ化も実現、現在は全36の豊富なバリエーションであらゆるユーザーニーズにきめ細かく対応している。 また、JIMTOF2006では新たに熱変位制御機能を搭載したNL2500も展示され、NLシリーズは進化し続けている。 秋深める遠州路を満喫 第32回通常総会開催 山信会 会員等120余名集う 山信会(会長=石川敏明氏・石川管工社長、山信と販売店・メーカーの集い)の「第32回通常総会」が、11月15日午後4時30分より静岡駅前の・“ホテルセンチュリー静岡”を会場に、正会員並びに賛助会員ら120余名が参集して開催され、総会後は新会員を交えての懇親会を行い、互いに親睦を分かち合った。翌日は、観光組とゴルフ組に分かれて、秋の様相を深める遠州路を楽しんだ。 久能山東照宮など見学 ゴルフは辻村氏が優勝 総会当日は、午後1時15分に名古屋駅西口を、3台の貸切バスで一路静岡を目指して出発。 午後4時過ぎに総会会場のホテルセンチュリー静岡に到着し、4時30分より通常総会に臨んだ。 総会は、山信名古屋中営業部の宮崎次長の司会進行ではじまり、挨拶に立った石川会長は、出席方のお礼を述べたあと、「最近中国を見聞して参りましたが、沿岸部の発展は目覚しいものがあります。近い将来にはナンバーワンになると思いました。日本経済においても、いざなぎ景気を抜き、特にメーカーさんは良い数字が出ています。先日も名古屋大学教授の講演会を聴講しましたが、数10年後には東海地震が起こることは間違いないといっておられました。地震エネルギーから見ても、早い段階でのエネルギーの発散が被害を少なくするそうです。ライフラインの一翼を担っております我々業界の立場としましても、万一の場合への責任を感じます。資材高騰のおりにもかかわらず価格競争も日常的に頻発しております。組合活動におきましても、仲良くやっていくのが良いのか、自由競争でやっていくのが良いのかが大きな課題となりますが、山信会におかれましては、山信会のスローガンであります“限りなき前進”をスローガンに、メーカーさん、山信さん、我々の三位一体となって、ますます価値のある会になるように邁進いたしたいと思います」と挨拶。 次いで、山信の小川社長が平素の拡販に対してのお礼を述べたあと、「今年1年は素材の値上げが続きました。物件的には出てはいますが価格が下落していることがネックとなっております。値上がりの原因は中国需要よりも先行買いが多いのでないかと思います。出来るだけ早く情報を流すことが第一だと考えております。会員さん、賛助会員さん、山信がお互いに手を取り合って、数々の窮状を乗り越え、お互いに発展していきたいと願っております。山信会としましても、新しい企画を役員の皆さんと相談しまして、より魅力的な山信会に育て上げていきたいと考えております。山信としましても、なお一層のサービスの提供に努め、きめ細かいサービスの実現に向けての体制づくりに取り組みます」と結んだ。 引き続いて、林副会長(大信設備工業社長)が議長を務めて、次の各議案を慎重審議し、何れも承認された。 ▽第1号議案=平成17年度事業報告 ▽第2号議案=平成17年度会計報告(浜島会計監査-浜島防災システム社長) ▽第3号議案=平成18年度事業計画案 ▽第4号議案=平成18年度予算案 次いで新会員(正会員1社=刈谷市・稲垣水道)の紹介と賛助会員代表挨拶(INAX中部統括支社名古屋支社神谷支社長)が行われ、第一部総会を終了し、暫し休息のあと第2部の懇親会に臨んだ。 第2部の懇親会は、浜島会計監査の乾杯音頭で開宴し、終始に渡り和やかに懇親を深め、積水化学工業中部環境ライフラインカンパニー中部支店の森支店長の中締めで盛況の内に懇親会を終了した。 翌日は、晴天に恵まれ、観光組はホテルを午前9時に発ち、優美な富士を一望できる日本平、日光東照宮より19年前に創建された久能山東照宮、焼津さかなセンターでのショッピング、日本発の本格木造復元天守閣の掛川城、千代と一豊が熱く生きた、大河ドラマの世界を演出した千代と一豊・掛川館などを見学した。 ゴルフ組はホテルを午前6時20分に発ち、静岡カントリ浜岡コースで有志ら40名によるゴルフ会が行われた。 上位入賞者は次の方々。 ▽優勝=辻村和敏氏(辻村工業) ▽2位=藤川正二氏(五十嵐工業) ▽3位=田中敏晶氏(田中工業所) ▽4位=兼子益生氏(カネコ工業) ▽5位=榊原俊吉氏(小島配管工事) 社員技術研修会開催 北陸桃友会営業マン20余名出席 北陸桃友会(会長=宮重清氏・ミヤシゲ社長、ベンと特約店の集い)では、11月1日午後1時30分より、金沢市北安江の“金沢勤労者プラザ”において「社員技術研修会」を開催し、営業の第一線で働く営業マン20余名が出席して、@自動弁の基礎知識(自動弁のしくみと作動)AKT型ストレーナーシリーズ、ATB―5F型スチームトラップ、BM―12、13、14型電動弁、Bその他の情報について研修した。 研修会は、ベン金沢営業所の小笠原所長が司会進行、開会の辞を述べて開会。 引き続いて、各種新製品等について学んだ。 @自動弁の基礎知識(自動弁のしくみと作動) AKT型ストレーナシリーズ=ネットを軸流方向に設置し、コンパクト化を実現。 ATB―5F型スチームトラップ-トラップ・バイパス・ストップ機能を一体化。 BM―12、13、14四型電動弁-標準タイプに、スプリングリターン式(機械式)とキャパシタリターン(電気式)の3種類。 BRoHS指令とJ―MOSSについて=規制対象製品(家電製品等)に含まれる、鉛等の規制値を規制したRoHS指令、電気冷蔵庫等の対象品目に鉛等の含有がある場合の、J―Moss含有マークの表示義務化。ベンのホームページの刷新ー各種データのダウンロードも一画面で全て可能。 以上で研修会を終え、横沢副本部長の閉会の辞で終了した。 第10回ゴルフ会に317名参加 3営業所で展示会 丸尾興商2千社来場し盛況 丸尾興商(社長=丸尾氣窮雄氏・本社=袋井市川井981)では、恒例の「2006年秋季展示会」を、島田営業所(9月23日・24日)、浜松営業所(10月14日・15日)、袋井営業所(10月28日・29日)において開催し、展示期間中約2,000社が訪れるなどして、どの会場も盛況を博した。 展示会場には、管工機材、住宅設備機器、機械工具、電気機器、空調機器の主要取扱いメーカー150社の新商品をはじめ、展示会のために出品した特別商品などが多数展示紹介され、来場者は新商品を逸早く、直接目にすることができ、実際に展示商品に触れ、実際に動かして、その動きを体感する一方、毎年変わる多彩な景品、盛り沢山のお土産を手にしてご満悦であった。 また、9月5日・6日・7日には、「第10回親睦ゴルフ会」が葛城ゴルフ倶楽部で開催され、総勢317名が参加して平素の腕前を競った。 表彰式で丸尾社長は平素のご愛顧に対して感謝を述べる傍ら、今回も申し込みが多く、キャンセル待ちの方も沢山おられ、ご迷惑を掛けたことを深謝していた。 当日の成績は次のとおり。(敬称略) 【9月5日】 ▽優勝=戸田佳延(ナカダ産業)、▽2位=諸星充男(諸星配管)、▽3位=冨岡伸行(冨岡ポンプ工業所)、▽ベスグロ=小山陽一(ヨシタケ)81 【9月6日】 ▽優勝=石田隆男(三河工機袋井製作所)、▽2位=鈴木斉(科研製薬静岡工場)、▽3位=神谷敏行(三晃設備)、▽ベスグロ=杉本肇(科研製薬静岡工場)79 【9月7日】 ▽優勝=吉岡昴(吉岡設備)、▽2位=杉山明(エルワーク杉山)、▽3位=津島祐介(津島設備)、▽ベスグロ=成岡利仁(やよい産業)83 第14回ダイドーニューイヤー クラシックコンサート 2007年1月21日愛知県芸術劇場大ホールで ダイドー(社長=山田貞夫氏、本社=名古屋市中村区名駅南4-12-19)主催による新春恒例の「ダイドーニューイヤークラシックコンサート」(第14回)が来年1月21日、愛知県芸術劇場大ホールで開催される。 毎回、趣向を凝らした内容で観客を楽しませるこのコンサートも14回目を迎え、今回も昨年に引き続いて、セントラル愛知交響楽団音楽監督・小松長生氏プロデュースのもと、松岡伶子バレエ団を迎えて本格的なバレエと音楽を鑑賞する。 当日は、開場・受付が午後3時より、開演は午後4時。新春にふさわしい華やかなステージが期待される。 ◆プログラム(予定曲目) 《第一部》 ヨハン シュトラウスU世/喜歌劇「こうもり」序曲 リムスキー=コルサコフ/スペイン奇想曲より ワーグナー/楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第一幕への前奏曲 べートーヴェン/交響曲第七番第四楽章 《第二部》 チャイコフスキー/バレエ「くるみ割り人形」より第二幕 =指 揮= 小松長生 セントラル愛知交響楽団音楽監督 2004年4月より、セントラル愛知交響楽団音楽監督。福井県出身。東京大学美学藝術学科卒、イーストマン音楽院大学院指揮科卒。東京芸術大学付属高校に首席合格したが、「指揮者になるには幅広い勉強を」との芸大教官の助言により、藤島高校から東京大学へ進む。指揮を伊藤栄一、D・ジンマンに師事。85年エクソン指揮者コンクール優勝。ボルティモア響アソシエート、武生(たけふ)国際音楽祭音楽監督、カナダのキッチナー・ウォータルー響音楽監督、そして新星日本交響楽団正指揮者等を経て現職。94年細川利夫の「時の深みへ」(世界初演)他を指揮してザルツブルク音楽祭にデビュー。これまでにモントリオール響、ケルン放送響、モスクワ放送響、ボリショイ劇場等を客演指揮。またオペラの分野にも意欲的に取り組んでおり、これまでに「アイーダ」、「蝶々夫人」、「ラ・ボエーム」等を指揮している。2001年1月キエフ国立歌劇場のヴェルディ週間に招かれ「椿姫」を指揮。ウクライナ共和国黄金十字章を授与される。2002年6月3日、水原(韓国)のワールドカップ記念野外ステージで行われた日韓ワールドカップ記念イベントに、チョンミョンフンと共に参加。6月28日にはソウルにおいて、ソウル・フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会に客演。戦後、韓国のオーケストラを日本人として初めて指揮する。現代曲、オペラ、教育プログラムのプロデュース、ジャズピアニストの小曽根真との協演など、ジャンルを超えた広汎なレパートリーを持つ。コスタリカ国立交響楽団の芸術監督、リヴォフ国立歌劇場首席客演指揮者。音楽芸術学博士。 =管弦楽= セントラル愛知交響楽団 1983年にナゴヤシティ管弦楽団として発足、自主運営オーケストラとして中部地域を中心に幅広く活動を行ってきた。1996年3月には「平成7年度愛知県芸術文化選奨文化賞」を受賞。1997年、岩倉市の好意による練習場の無償借用や事業補助を機会に、セントラル愛知交響楽団と名称を変更。1999年より、名古屋出身の女性指揮者・松尾葉子を常任指揮者に迎え、能演出によるオペラ「ドン・ジョヴァンニ」、文楽様式によるオペラ「異説・カルメン情話」など、バラエティーに富んだプログラムと斬新な企画による公演が話題を呼んだ。2004年4月からは、東京大学で美学を学んだ後、イーストマン音楽院大学院指揮科を卒業、1985年エクソン指揮者コンクールで優勝した小松長生を音楽監督に、また古谷誠一を正指揮者、松尾葉子を首席客演指揮者として新たな活動を展開。2005年「平成16年度名古屋市芸術奨励賞」受賞。定期演奏会、コンチェルトシリーズ、「第九」演奏会等の自主公演の他、バレエ、オペラ、ミュージカル等の依頼公演にも数多く出演。また、独自の構成によるプログラム、幅広いレパートリーを生かした学校公演にも積極的に取り組み、年間約100回の公演は、いずれも好評をもって迎えられている。 =バレエ= 松岡伶子バレエ団 1954年名古屋市に開設。1956年第一回公演を開催、以来毎年公演。 〈主な古典作品〉白鳥の湖、くるみ割人形、眠れる森の美女、レ・シルフィード、シルヴィア、コッペリア他。 〈創作作品〉1967年日本昔話「舌切雀」(作曲=中野雅之)、1971年日本昔話「鶴の恩返し」より 「鶴」、1982年ストラヴィンスキー曲による「火の鳥」、1983年「ブンナよ木からおりてこい」(作曲=藤掛廣幸)、外山雄三曲「幽玄」・能「羽衣」より「羽衣」、1984年ストラヴィンスキー曲による「春の祭典」、1988年山本茂実原作「あゝ野麦峠」(作曲=藤掛廣幸)。 〈受賞歴〉1979年都市文化奨励賞、1983年名古屋演劇ペンクラブ賞、1984年愛知県芸術選奨文化賞、1993年平成5年度名古屋市民芸術祭賞、1998年舞踊文化功労賞、2000年平成12年度名古屋市民芸術祭賞、第32回舞踊批評家協会賞、2002年平成13年度名古屋市芸術特賞。このほか団員の受賞は、全国舞踊コンクール第1位ほか多数受賞、1992年第5回こうべ全国舞踊コンクール第1位ほか多数受賞、1993年第1回世界バレエ・モダンダンスコンクール第3位ほか多数入賞、埼玉全国舞踊コンクール第1位ほか多数入賞、1994年平成5年度名古屋市民芸術奨励賞、1996年プリ・ド・ローザンヌ・スカラーシップ賞受賞、東京新聞主催全国舞踊コンクール第1位ほか入賞、1998年東京新聞主催全国舞踊コンクール第1位ほか入賞、2001年舞踊批評家協会新人賞。 〈海外公演〉1979年国際児童年にモスクワ・イルクーツク・ハバロフスクで公演、1981年南京市・名古屋市姉妹都市1周年記念として中国の南京・蘇州・無錫で公演、1984年愛知県・江蘇省の5周年記念として中国の南京・蘇州・無錫で公演、1992年アバディーン・インターナショナル・ユースフェスティバル参加公演、コロンブス・アメリカ大陸発見500年祭アメリフローラ招待公演、インディアナ州フォートウェインで公演、1998年アバディーン・インターナショナル・ユースフェスティバル参加公演団員の大岩千恵子はアメリカ、インディアナポリス・インターナショナルバレエでプリマバレリーナとして活躍。浅倉由美子はモンテカルロ・バレ工団のソリストとして世界各地で活躍中。 【読者プレゼント】 主催のダイドーより読者の中からコンサートチケットを先着5組10名様にプレゼントする。 ▽受付日時=12月15日午前10時より ▽応募方法=電話またはEメールにて 〈電話〉052-565-1231コンサート係迄 〈Eメールアドレス〉 nagoya@kikou.co.jp (受付開始以降送信分のみ受付) 東海地域の経済は引き続き改善 生産・設備投資増加、雇用需給引き締まる 中部経産局地域経済産業調査まとめ 中部経済産業局は10月30日、地域経済産業調査の結果をまとめ公表した。この調査は、最近の地域経済の動向と産業実態を迅速かつ的確に把握するため、年3回各地域の経済産業局において全国的に実施されるもので、管内主要企業への個別ヒアリングに基づく。今回は平成18年10月初旬から中旬に、愛知、岐阜、三重三県の139社を対象に行われた。中部経産局の調査結果によると、生産は一般機械、電子部品・デバイスが増加、主力の輸送機械も高水準で推移しているなど増加しており、設備投資は幅広い業種で増加、雇用も需給が引き締まっていることなどから、東海地域の経済は引き続き改善しているとの判断が示された。 【業況】 業況は改善している。ただし、一部では厳しい状況もみられる。 製造業は、引き続き改善している。金属工作機械は、高水準の受注によりフル操業が続いており、電子部品・デバイスは、テレビ、携帯電話、携帯音楽機器向けなどが好調なことから、共に業況は好調となっている。自動車・自動車部品は、完成車の国内販売が伸び悩んでいるものの、北米を中心とした海外向けが好調なことから業況は良好となっているが、資源価格高騰の影響を懸念する企業もみられる。化学、鉄鋼、ファインセラミックス等の素材関連は、自動車産業向けなど旺盛な需要が続いており、業況は改善している。一方、繊維、陶磁器では、生産面で持ち直しの動きがみられ、業況は一部で改善している企業もみられるが、依然として厳しい状況が続いている。 非製造業は、総じてみれば改善している。スーパーは、天候不順の影響で苦戦していた夏物衣料が梅雨明け後は順調な売れ行きとなったことや、飲食料品では夏季商材が好調であったこと等から、持ち直している。百貨店は、気温の高い日が多かったため秋物衣料の出足が鈍く、昨年の「愛・地球博」効果のはく落もあるものの、宝飾品や海外ブランド品等は依然好調で、一部店舗の改装効果もあって、堅調に推移している。その他の業種では、運輸業、建設業で厳しさがみられるものの、活発な企業行動を反映して、不動産業では賃貸、リース、オフィスなどの需要が増加しているほか、人材派遣需要も引き続き旺盛なことから、これらの業種においても引き続き好調に推移している。 中小企業については、原油・石油製品の価格上昇により、繊維、陶磁器、プラスチック製品製造業などで十分な価格転嫁ができず、収益への影響がみられるものの、全体としては改善に向けた動きとなっている。 先行きについては、製造業は、主力の自動車、電子部品・デバイス、金属工作機械などを中心に、生産が高水準で推移すると見込まれており、非製造業においても、人材派遣やリースなどの需要が好調に推移すると見込まれており、原油・原材料価格の動向等には注視する必要はあるが、業況は引き続き改善するとみられる。 【生産】 生産は、増加傾向となっている。 輸送機械の生産は、高水準で推移している。乗用車は、国内向けは伸び悩んでいるものの、北米を中心とした海外向けが好調なことから、高水準で推移している。自動車部品は、国内完成車向けが高水準で推移しており、国内メーカーの海外現地工場や海外メーカー向けの輸出も好調なことから、緩やかな増加傾向となっている。航空機体部品は、航空業界の機体調達が好調なことから、増加傾向となっている。 一般機械の生産は、増加傾向となっている。金属工作機械は、国内需要が一般機械向けを中心に、海外需要も北米向けを中心に共に堅調なことから、高水準で推移している。繊維機械は、繊機は主力の中国向けが堅調であり、紡績・準備機械でも中国向けが堅調、インド向けが順調であることから緩やかな増加傾向となっている。その他の一般機械では、半導体製造装置、産業用ロボット等が海外向けに好調であり、増加傾向となっている。 電子部品・デバイスの生産は、増加傾向となっている。半導体素子・集積回路は、記憶素子(メモリ等)が携帯音楽機器、携帯電話向けに好調なことなどから、増加傾向となっている。液晶素子は、テレビ、携帯電話など情報通信機器向けが順調なことなどから、高水準で推移している。 電気機械の生産は、緩やかな増加傾向となっている。開閉制御装置・機器は、半導体関連向けが好調であり、自動車関連向けも順調なことから高水準で推移している。内燃機関電装品は、自動車向けが順調なことから、緩やかな増加傾向となっている。電動機は、順調な自動車向けを中心に、緩やかな増加傾向となっている。 情報通信機械の生産は、高水準で推移している。民生用電子機械は、テレビ、カーナビゲーションが堅調なことなどから高水準で推移している。電子計算機は、持ち直しの動きがみられる。 鉄鋼の生産は、高水準で推移している。鋼板は、造船・産業機械向けが好調であり、自動車向けも順調なことから、高水準で推移している。棒鋼は、民間建築向けが堅調なこともあり、緩やかな増加傾向となっている。特殊鋼鋼材は、順調な自動車関連向けを中心に、高水準で推移している。 化学の生産は、自動車関連向けが順調なことなどから高水準で推移している。 ファインセラミックスの生産は、触媒担体、ガスセンサ素子が世界的な環境意識の高まりから自動車向け需要が順調であり、緩やかな増加傾向となっている。 繊維・陶磁器の生産は、持ち直しの動きがみられる。 先行きについては、主力の自動車、電子部品・デバイス、金属工作機械などを中心に、当面、高水準で推移すると見込まれる。 【設備投資】 設備投資は、増加している。 設備投資は、堅調な内外需要や企業収益の改善等を背景に増加している。 製造業では、輸送機械で完成車メーカーによる新型車対応投資とそれに対応した部品の能力増強が引き続き高水準であり、電子部品・デバイスでも需要拡大に伴う工場新増設などの大型投資が続いているほか、これらの波及を受け、一般機械、窯業・土石、鉄鋼などで増強投資がみられるなど、高水準な投資が続いている。中小企業においても、自動車関連分野の増産に対応して高水準な投資が続いている。 非製造業は、名古屋駅前再開発のピークは超えているものの、電力、運輸、情報通信など幅広い業種で増加している。 【雇用情勢】 雇用情勢は、需給が引き締まっている。 雇用情勢は、高水準の生産等を背景に労働需要が高まり、有効求人倍率や完全失業率が他地域と比べ良好な水準で推移している。また、労働需給の引き締まりにより幅広い業種で人手不足感が広がっており、企業が望む人材の採用が一層厳しくなっている。 製造業においては、生産拡大に伴う従業員確保や2007年問題に対応した技術伝承等のため、正社員の採用を拡大する企業がみられ、遠方での採用活動に積極的になっている企業もある。また、人手不足が生産活動に影響を及ぼすといった声も一部に聞かれる。 非製造業においては、雇用環境の改善からより良い条件への求職が強まっており、人材確保に厳しさが増している。 なお、2007年問題対応のため、再雇用や人材育成に積極的な企業が増している。 【個人消費】 個人消費は、持ち直している。 個人消費は、雇用・所得環境の改善が、消費者マインドの改善につながっており、全体としては持ち直している。 百貨店は、気温の高い日が多かったため秋物衣料の出足が鈍く、昨年の「愛・地球博」効果のはく落もあるものの、宝飾品や海外ブランド品等は依然好調で、一部店舗の改装効果もあって、堅調に推移している。 スーパーは、天候不順の影響で苦戦していた夏物衣料が、梅雨明け後は順調な売れ行きとなったことや、飲食料品では夏季商材が好調であったこと等から持ち直している。 乗用車販売は、軽自動車は好調を維持しているものの、普通車・小型車は依然伸び悩みが続いている。 【観光】 地域への入り込み客は、例年よりは良好な水準となっている。 地域への入り込み客については、「愛・地球博」の反動や7月の天候不順の影響もあり前年と比較すると落ち込んでいるものの、イベント効果等から例年より良好な水準となっている地域が多い。 【資金調達環境】 資金調達環境は、引き続き改善している。 業績改善に伴い、引き続き設備投資は積極的であるが、資金調達は自己資金で対応する企業が多く、外部調達は一部にとどまっている。 企業側では、直接金融にシフトするところもみられ、金融機関の貸し出し態度は、引き続き緩和している。 なお、ゼロ金利政策解除により、金利負担増等の影響があるとする声が一部であるものの、大きな影響は出ていない。 【住宅】 住宅は、増加している。 住宅着工は、雇用・所得環境の改善等による需要マインドの改善が続いており、増加している。 利用関係別にみると、貸家は依然として資金運用のための投資が続いており、建て替え需要もあることから引き続き増加している。持家は多種別との競合があるものの、底堅い動きとなっている。分譲住宅は需要が旺盛なものの、用地取得の困難さから、おおむね横ばいとなっている。 先行きについては、他地域からの資本流入や適地の減少による地価の動きに留意する必要はあるものの、雇用・所得環境の改善が続いていけば、住宅着工は底堅く推移するものと見込まれる。 【公共投資】 公共投資は、低調に推移している。 公共工事請負金額をみると、地方公共団体の厳しい財政事情を反映した公共事業予算の削減傾向が続いていることなどから、低調に推移している。 なお、各自治体の予算をみると、七月の集中豪雨等の災害対策費や道路・街道事業費等を補正予算として計上している県がみられる。 【原油問題等】 原油・石油製品、原材料の価格上昇については、全体的には深刻な影響はみられないものの、中小企業や一部の業種では、十分な価格転嫁ができず、収益への影響がみられる。 各種報告事項を承認す 1月24日賀詞交歓会 岐阜県管工機材商組合定例理事会を開催 岐阜県管工機材商組合(理事長=山田康博氏・山彦社長)では、11月8日午後5時より、岐阜市長良川河畔の“岐阜グランドホテル”において、「11月度定例理事会」を開催し、1月24日に新年賀詞交歓会を開催することなどを決めた。 理事会で決議された議案は次のとおり。 ▽第1号議案=新年賀詞交歓会開催の件 平成19年1月24日午後6時より、岐阜グランドホテルで開催することを取り決めた。 式次第の役割分担については、12月開催の理事会で決めることにした。 ▽第2号議案=第51回ゴルフ会報告の件 10月24日に岐阜関カントリー倶楽部で開催され、賛助会員の佐々木泰政氏(積水化学工業)が優勝。2位は喜多村合金製作所の近藤篤氏、3位は正会員の瓶由の広瀬功氏が入賞した。 ▽第3号議案=全員例会報告の件 10月24日に岐阜グランドホテルにおいて、岐阜県産業経済振興センター理事の谷博久氏を招き、「岐阜の値打ちの尺度について」にスポットをあてて解説してもらった。参加者は23名。 ▽第4号議案=愛知組合第26回管材展研修報告の件 10月6日にバスをチャーターして組合員23名で参観し、新製品等の情報取得に務めた。また当日は、なばなの里も見学した。参加者は23名。 ▽第5号議案=管機連地区代表者会議報告の件 10月25日に東京鉄道会館で開催され、山田理事長が出席。決議事項としては、平成19年夏季休暇を平成19年8月11日〜14日と決めた。 ▽第6号議案=その他の件 次回理事会(忘年会)を12月6日に岐阜グランドホテルで開催することを決めた。 ダイフク日に新た館を見学 TOTO滋賀工場及び 愛知県管工機材商協組流通部初の見学会開催 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=石原徳和氏・原芳商会会長)の流通部(部長=竹内清人氏・丸金商会社長)では進化の著しい物流システム機器の見学会を企画し、11月16日、組合員ら35名が参加して物流システム大手・ダイフクの技術とノウハウの全てを公開したロジスティクス総合展示場「日に新た館」と、その技術を応用したTOTO滋賀工場のラックビルダーを見学した。 当日は午前10時に栄のテレビ塔を貸切バスで出発。車中にて石原理事長、竹内部長の挨拶があり、1時間半少しで昼食会場の山之上“岡喜本店”に着き、滋賀特産の近江牛を堪能したあと、日に新た館へは午後1時半前に到着。 ダイフクの概要説明を受けたあと、超高速自動倉庫をはじめ物流に関わる最新設備やシステム、機器類を見学した。日に新た館に何度も訪れたことのある参加者もあったが、日々新しいシステムや技術が開発され、名前の如く日々更新される展示内容に驚きの声が聞かれた。 続いて、巨大ラックビルダーが稼動しているTOTO滋賀工場へ移動し見学、その大きな設備と動きの正確さに感心させられた。 帰りは途中事故渋滞等に巻き込まれながら、予定より一時間以上遅れの午後7時半過ぎに帰名した。 【日に新た館】 半世紀以上にわたり物流一筋に邁進してきたダイフクが、そのノウハウのすべてを結集したロジスティクスの総合展示場。物流システムのほぼすべてが揃い、実稼動している。ここにはロジスティクスの問題解決のためのヒントがある。 ▽世界に類を見ないロジスティクス関連企業参画による総合展示場 ダイフクの100種類300点に及ぶ機種に、ロジスティクスに関連のある40社100点以上の機種が加わり、さらに総合化へとリフレッシュした。 ソリューション、物流システムからマテリアルハンドリング・コンポーネントまで、「見たい」「知りたい」「体験したい」のすべてが揃っている。 忘・新年会の日程決める 近藤市議より話しを聞く 岐阜工友会11月例会を開催 岐阜工友会(会長=松尾啓輔氏・松尾商会社長)は11月20日午後6時より、岐阜市柳ケ瀬通のグランヴェール岐山において11月の例会を開催、会員10名全員が出席した。 冒頭、松尾会長は挨拶で日頃の会運営に対する協力に謝意を表した。続いて会の会員でもある近藤岐阜市会議員より、最近の市政の動向や岐阜県庁の裏金問題、岐阜市が抱える産業廃棄物問題など多岐にわたる話を聞いた。 例会では今後の行事について話し合い、忘年会を12月18日「グランヴェール岐山」で、新年会を来年1月18日に西改田でそれぞれ開催することを決めた。 懇親会では、互いに情報を交換し合うなど和やかなムードの中親睦を深め、午後8時過ぎにお開きとした。 東京営業本部を移転 山本計器製造 圧力計・温度計を製造販売する山本計器製造(社長=山本信太郎氏、本社=長野県岡谷市)はこの程、東京営業本部を移転し、11月27日より営業を開始した。 新住所は、東京都渋谷区恵比寿南1-1-10サウスコラムビル6階(〒150-0022)。 なお、電話番号・ファクシミリは従来通り。 第37回通常総会開催 展示会検討委員会立ち上げ 全木商中部支部組合員数増加を目指し取り組む 全日本木工機械商業組合中部支部(支部長=島田昭三氏・シマダ機械社長)は、11月18日午前10時より名古屋市中川区荒子の中日本木工機械商工協同組合会議室にて第37回通常総会を開催した。 冒頭、司会者の村瀬氏(ムラセ社長)から組合員37社のうち委任状出席の22社を含め37社が出席と伝えられ、この総会が有効に開催されることが宣言された。 支部長挨拶では「本日は、第37回通常総会にお忙しいところご参集いただきましてまことにありがとうございます。景気はいまひとつはっきりとしませんが、大阪の展示会、静岡の展示会、来週はまた東京の展示会ということで、われわれ木工機械業界も少しは明るさが出てきたのではないかと思うわけでございます。ただ、それぞれ得意分野では格差があるのではないかと思われます。本日の議案審議は、第1号議案から第7号議案までございます。熱心なご意見を出していただき、実りある総会にしたいと思いますので、よろしくお願いします」と島田支部長。 来賓祝辞で安塚事務局長(全日本木工機械商業組合)は「本日は、中部支部の第37回通常総会開催まことにおめでとうございます。ただいまの支部長のお話に出ましたように静岡の展示会、大阪の展示会、そして22日からは東京の展示会と木工機械の展示会が続きます。私は、工作機械の展示会、環境展など他の業種業界を含めまして、この1年間でビッグサイト、幕張、各地域で行われた展示会を見てまいりました。私ども組合でも木工機械の展示会をどのようにしたらいいかという展示会検討委員会を立ち上げました。ひと言、感想といいますか、申し上げさせていただきますと、木工機械の展示会に感じるのは、もったいないということです。組合員さんを含め木工機械に携わる方々はたくさんいらっしゃるし、展示会も皆さん熱心に開催されているのに、最大のイベントである展示会が他の業種業界の展示会に比べていまひとつ盛り上がりに欠けています。経済環境など周りの状況によるものもあると思いますが、一番感じますのは、業界内にいる皆さんからの声、意向が少ないということです。ですから、この度立ち上げました展示会検討委員会に対して、どういう展示会を目指すべきか、望ましいのかなど大いに意見を出していただきたいと思っています」と語った。 議案審議では、議長の杉田氏(スギタキカイ社長)の議事進行により審議が行われた。議題内容については次のとおり。 第1号議案=平成17年度事業報告承認の件、第2号議案=平成17年度会計報告並びに監査報告承認の件、第3号議案=平成18年度事業計画(案)承認の件、第4号議案=平成18年度収支予算(案)承認の件、第5号議案=各種保険、講習会等本部報告の件、第6号議案=組合員意見聴取に関する件、第7号議案=その他の件。 このうち採決を行った第1号議案から第4号議案までのすべての議案が承認された。なお、第7号議案=その他の件では、賦課金の値上げ問題や組合員をいかに増やしていくかなどについて議論が交わされた。 昼食後には、中日本木工機械商工協同組合と合同の第七回組合員親睦ボウリング大会に合流した。 フォローアップフェア&セミナー JIMTOF出展の最新製品集め 三井機工本社特設会場で開催、好評博す 機械工具の総合商社・三井機工(社長=三井重信氏、本社=岡崎市戸崎町牛転14-40)は11月17・18日の2日間、本社1階ショールームと5階特設会場で、切削工具、ツーリング、測定機器の新製品展示会「フォローアップフェア&セミナー」を開催。期間中、300名余りが来場し、賑わいをみせた。 この展示会では、今年11月に東京ビッグサイトで開催された第23回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2006)で各メーカーが発表した最新の各種工具、ツーリング、測定機器、工作機械周辺機器などを多数展示。また生産性向上の要望が高まる中、メーカーの協力を得て2日間で8回、それらのニーズに合わせた技術セミナーも実施され、来場者の関心を集めた。 展示会の開会に先立ち、三井社長は挨拶で出展各社に感謝の意を示した後、「この展示会も恒例になり、2日間の成果は必ず出せるような動きをしております。確実にお引き合いをいただいている場合が多ございます。今回いらっしゃる300名のお客様も、興味のある方に来ていただいておりますので、ご質問等もかなり内容の深いものが出てくると思います。我々といたしましてはメーカー様のお力を思う存分使わせていただきます。我々のほうも機動力がございますのでどんどん使っていただいて、この2日間の成果を具体的な数字で出して行きたい。期末に向けて予算取りも進んでいるかと思いますが、今お客様の中で余裕のある所もございます。その100%を取るということは難しいが、その中の数割を皆さんに取っていただいて、我々も皆さんと共に良い年末を迎え、期末を迎えて行きたいと思います。種まきから刈入れまで、我々も一緒にやって行きたいと思いますので是非宜しくお願いいたします」と決意を語った。 【出展メーカー】 (5階特設会場) アライドマテリアル、ISIDテクノソリューションズ、イスカルジャパン、MSTコーポレーション、エヌティーツール、SMC、オーエスジー、京セラ、住友電工ハードメタル、東京精密、ツバキエマソン、不二越、ミツトヨ。 (1階ショールーム) 北川鉄工所、黒田精工、近藤製作所、シーウェーブ、司工機、大昭和精機、ダイジェット工業、日東工器、日研工作所、日立ツール、前田シェルサービス、ムラキ、ユキワ精工。 イベントやプレゼントで対応 スイートライフフェア INAX各種特典も好評 INAX名古屋ショールーム(名古屋市中区錦)は、手づくりの暮らしづくりを応援すると同時に新しい暮らしの設備を紹介した「スイートライフフェア」を11月18日・19日に開催し、新しいイベントやプレゼントで来場者に応えた。 会場内には、わずか6リットルの水で汚れを落とす「超節水eco6トイレ」シリーズ、優れたデザインと多彩な機能を備えた、キッチン用タッチレス水栓「ナビッシュ」、指一本でお湯が出るプッシュ水栓を採用したシステムバスルーム「ルキナ」、多彩なプランアレンジと使いやすさを進化させた洗面化粧台の「エルシィ」、こだわりのリビングキッチンを実現するシステムキッチンの「イスト」、バス・洗面・トイレと、清潔で美しいタイルでつながった水まわり空間パッケージシステムの「スイートルーム」等が展示され、来場者も実際に「見て」「触れる」ことで、より身近に新商品が観察できたと喜んでいた。 イベントでは、スイーツのカリスマ高野久美子さんの「手づくりスイーツサロン」での手づくりの“クリスマスケーキづくり”への挑戦をはじめ、端材を使って思い思いのアイデア作品にチャレンジする“木工作こっぱっぱ”などの手づくり体験イベントなどが催され、クリスマスを前に、手づくりケーキやお菓子づくりについて、スイーツのカリスマが実演を交えてアドバイスしていた。 また、見積もりを頂いた方への特典として、パリのホテル・リッツなどで腕を磨いたシェフ柴田氏のスイーツを賞味したほか、抽選で各日10名にシャープウォーターオーブンヘルシオ等が当たる豪華賞品がプレゼントされるなど、来場者は満足していた。 第37回通常総会開催 展示会検討委員会立ち上げ 全木商中部支部組合員数増加を目指し取り組む 全日本木工機械商業組合中部支部(支部長=島田昭三氏・シマダ機械社長)は、11月18日午前10時より名古屋市中川区荒子の中日本木工機械商工協同組合会議室にて第37回通常総会を開催した。 冒頭、司会者の村瀬氏(ムラセ社長)から組合員37社のうち委任状出席の22社を含め37社が出席と伝えられ、この総会が有効に開催されることが宣言された。 支部長挨拶では「本日は、第37回通常総会にお忙しいところご参集いただきましてまことにありがとうございます。景気はいまひとつはっきりとしませんが、大阪の展示会、静岡の展示会、来週はまた東京の展示会ということで、われわれ木工機械業界も少しは明るさが出てきたのではないかと思うわけでございます。ただ、それぞれ得意分野では格差があるのではないかと思われます。本日の議案審議は、第1号議案から第7号議案までございます。熱心なご意見を出していただき、実りある総会にしたいと思いますので、よろしくお願いします」と島田支部長。 来賓祝辞で安塚事務局長(全日本木工機械商業組合)は「本日は、中部支部の第37回通常総会開催まことにおめでとうございます。ただいまの支部長のお話に出ましたように静岡の展示会、大阪の展示会、そして22日からは東京の展示会と木工機械の展示会が続きます。私は、工作機械の展示会、環境展など他の業種業界を含めまして、この1年間でビッグサイト、幕張、各地域で行われた展示会を見てまいりました。私ども組合でも木工機械の展示会をどのようにしたらいいかという展示会検討委員会を立ち上げました。ひと言、感想といいますか、申し上げさせていただきますと、木工機械の展示会に感じるのは、もったいないということです。組合員さんを含め木工機械に携わる方々はたくさんいらっしゃるし、展示会も皆さん熱心に開催されているのに、最大のイベントである展示会が他の業種業界の展示会に比べていまひとつ盛り上がりに欠けています。経済環境など周りの状況によるものもあると思いますが、一番感じますのは、業界内にいる皆さんからの声、意向が少ないということです。ですから、この度立ち上げました展示会検討委員会に対して、どういう展示会を目指すべきか、望ましいのかなど大いに意見を出していただきたいと思っています」と語った。 議案審議では、議長の杉田氏(スギタキカイ社長)の議事進行により審議が行われた。議題内容については次のとおり。 第1号議案=平成17年度事業報告承認の件、第2号議案=平成17年度会計報告並びに監査報告承認の件、第3号議案=平成18年度事業計画(案)承認の件、第4号議案=平成18年度収支予算(案)承認の件、第5号議案=各種保険、講習会等本部報告の件、第6号議案=組合員意見聴取に関する件、第7号議案=その他の件。 このうち採決を行った第1号議案から第4号議案までのすべての議案が承認された。なお、第7号議案=その他の件では、賦課金の値上げ問題や組合員をいかに増やしていくかなどについて議論が交わされた。 昼食後には、中日本木工機械商工協同組合と合同の第七回組合員親睦ボウリング大会に合流した。 フォローアップフェア&セミナー JIMTOF出展の最新製品集め 三井機工本社特設会場で開催、好評博す 機械工具の総合商社・三井機工(社長=三井重信氏、本社=岡崎市戸崎町牛転14-40)は11月17・18日の2日間、本社1階ショールームと5階特設会場で、切削工具、ツーリング、測定機器の新製品展示会「フォローアップフェア&セミナー」を開催。期間中、300名余りが来場し、賑わいをみせた。 この展示会では、今年11月に東京ビッグサイトで開催された第23回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2006)で各メーカーが発表した最新の各種工具、ツーリング、測定機器、工作機械周辺機器などを多数展示。また生産性向上の要望が高まる中、メーカーの協力を得て2日間で8回、それらのニーズに合わせた技術セミナーも実施され、来場者の関心を集めた。 展示会の開会に先立ち、三井社長は挨拶で出展各社に感謝の意を示した後、「この展示会も恒例になり、2日間の成果は必ず出せるような動きをしております。確実にお引き合いをいただいている場合が多ございます。今回いらっしゃる300名のお客様も、興味のある方に来ていただいておりますので、ご質問等もかなり内容の深いものが出てくると思います。我々といたしましてはメーカー様のお力を思う存分使わせていただきます。我々のほうも機動力がございますのでどんどん使っていただいて、この2日間の成果を具体的な数字で出して行きたい。期末に向けて予算取りも進んでいるかと思いますが、今お客様の中で余裕のある所もございます。その100%を取るということは難しいが、その中の数割を皆さんに取っていただいて、我々も皆さんと共に良い年末を迎え、期末を迎えて行きたいと思います。種まきから刈入れまで、我々も一緒にやって行きたいと思いますので是非宜しくお願いいたします」と決意を語った。 【出展メーカー】 (5階特設会場) アライドマテリアル、ISIDテクノソリューションズ、イスカルジャパン、MSTコーポレーション、エヌティーツール、SMC、オーエスジー、京セラ、住友電工ハードメタル、東京精密、ツバキエマソン、不二越、ミツトヨ。 (1階ショールーム) 北川鉄工所、黒田精工、近藤製作所、シーウェーブ、司工機、大昭和精機、ダイジェット工業、日東工器、日研工作所、日立ツール、前田シェルサービス、ムラキ、ユキワ精工。 イベントやプレゼントで対応 スイートライフフェア INAX各種特典も好評 INAX名古屋ショールーム(名古屋市中区錦)は、手づくりの暮らしづくりを応援すると同時に新しい暮らしの設備を紹介した「スイートライフフェア」を11月18日・19日に開催し、新しいイベントやプレゼントで来場者に応えた。 会場内には、わずか6リットルの水で汚れを落とす「超節水eco6トイレ」シリーズ、優れたデザインと多彩な機能を備えた、キッチン用タッチレス水栓「ナビッシュ」、指一本でお湯が出るプッシュ水栓を採用したシステムバスルーム「ルキナ」、多彩なプランアレンジと使いやすさを進化させた洗面化粧台の「エルシィ」、こだわりのリビングキッチンを実現するシステムキッチンの「イスト」、バス・洗面・トイレと、清潔で美しいタイルでつながった水まわり空間パッケージシステムの「スイートルーム」等が展示され、来場者も実際に「見て」「触れる」ことで、より身近に新商品が観察できたと喜んでいた。 イベントでは、スイーツのカリスマ高野久美子さんの「手づくりスイーツサロン」での手づくりの“クリスマスケーキづくり”への挑戦をはじめ、端材を使って思い思いのアイデア作品にチャレンジする“木工作こっぱっぱ”などの手づくり体験イベントなどが催され、クリスマスを前に、手づくりケーキやお菓子づくりについて、スイーツのカリスマが実演を交えてアドバイスしていた。 また、見積もりを頂いた方への特典として、パリのホテル・リッツなどで腕を磨いたシェフ柴田氏のスイーツを賞味したほか、抽選で各日10名にシャープウォーターオーブンヘルシオ等が当たる豪華賞品がプレゼントされるなど、来場者は満足していた。 第37回通常総会開催 展示会検討委員会立ち上げ 全木商中部支部組合員数増加を目指し取り組む 全日本木工機械商業組合中部支部(支部長=島田昭三氏・シマダ機械社長)は、11月18日午前10時より名古屋市中川区荒子の中日本木工機械商工協同組合会議室にて第37回通常総会を開催した。 冒頭、司会者の村瀬氏(ムラセ社長)から組合員37社のうち委任状出席の22社を含め37社が出席と伝えられ、この総会が有効に開催されることが宣言された。 支部長挨拶では「本日は、第37回通常総会にお忙しいところご参集いただきましてまことにありがとうございます。景気はいまひとつはっきりとしませんが、大阪の展示会、静岡の展示会、来週はまた東京の展示会ということで、われわれ木工機械業界も少しは明るさが出てきたのではないかと思うわけでございます。ただ、それぞれ得意分野では格差があるのではないかと思われます。本日の議案審議は、第1号議案から第7号議案までございます。熱心なご意見を出していただき、実りある総会にしたいと思いますので、よろしくお願いします」と島田支部長。 来賓祝辞で安塚事務局長(全日本木工機械商業組合)は「本日は、中部支部の第37回通常総会開催まことにおめでとうございます。ただいまの支部長のお話に出ましたように静岡の展示会、大阪の展示会、そして22日からは東京の展示会と木工機械の展示会が続きます。私は、工作機械の展示会、環境展など他の業種業界を含めまして、この1年間でビッグサイト、幕張、各地域で行われた展示会を見てまいりました。私ども組合でも木工機械の展示会をどのようにしたらいいかという展示会検討委員会を立ち上げました。ひと言、感想といいますか、申し上げさせていただきますと、木工機械の展示会に感じるのは、もったいないということです。組合員さんを含め木工機械に携わる方々はたくさんいらっしゃるし、展示会も皆さん熱心に開催されているのに、最大のイベントである展示会が他の業種業界の展示会に比べていまひとつ盛り上がりに欠けています。経済環境など周りの状況によるものもあると思いますが、一番感じますのは、業界内にいる皆さんからの声、意向が少ないということです。ですから、この度立ち上げました展示会検討委員会に対して、どういう展示会を目指すべきか、望ましいのかなど大いに意見を出していただきたいと思っています」と語った。 議案審議では、議長の杉田氏(スギタキカイ社長)の議事進行により審議が行われた。議題内容については次のとおり。 第1号議案=平成17年度事業報告承認の件、第2号議案=平成17年度会計報告並びに監査報告承認の件、第3号議案=平成18年度事業計画(案)承認の件、第4号議案=平成18年度収支予算(案)承認の件、第5号議案=各種保険、講習会等本部報告の件、第6号議案=組合員意見聴取に関する件、第7号議案=その他の件。 このうち採決を行った第1号議案から第4号議案までのすべての議案が承認された。なお、第7号議案=その他の件では、賦課金の値上げ問題や組合員をいかに増やしていくかなどについて議論が交わされた。 昼食後には、中日本木工機械商工協同組合と合同の第七回組合員親睦ボウリング大会に合流した。 フォローアップフェア&セミナー JIMTOF出展の最新製品集め 三井機工本社特設会場で開催、好評博す 機械工具の総合商社・三井機工(社長=三井重信氏、本社=岡崎市戸崎町牛転14-40)は11月17・18日の2日間、本社1階ショールームと5階特設会場で、切削工具、ツーリング、測定機器の新製品展示会「フォローアップフェア&セミナー」を開催。期間中、300名余りが来場し、賑わいをみせた。 この展示会では、今年11月に東京ビッグサイトで開催された第23回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2006)で各メーカーが発表した最新の各種工具、ツーリング、測定機器、工作機械周辺機器などを多数展示。また生産性向上の要望が高まる中、メーカーの協力を得て2日間で8回、それらのニーズに合わせた技術セミナーも実施され、来場者の関心を集めた。 展示会の開会に先立ち、三井社長は挨拶で出展各社に感謝の意を示した後、「この展示会も恒例になり、2日間の成果は必ず出せるような動きをしております。確実にお引き合いをいただいている場合が多ございます。今回いらっしゃる300名のお客様も、興味のある方に来ていただいておりますので、ご質問等もかなり内容の深いものが出てくると思います。我々といたしましてはメーカー様のお力を思う存分使わせていただきます。我々のほうも機動力がございますのでどんどん使っていただいて、この2日間の成果を具体的な数字で出して行きたい。期末に向けて予算取りも進んでいるかと思いますが、今お客様の中で余裕のある所もございます。その100%を取るということは難しいが、その中の数割を皆さんに取っていただいて、我々も皆さんと共に良い年末を迎え、期末を迎えて行きたいと思います。種まきから刈入れまで、我々も一緒にやって行きたいと思いますので是非宜しくお願いいたします」と決意を語った。 【出展メーカー】 (5階特設会場) アライドマテリアル、ISIDテクノソリューションズ、イスカルジャパン、MSTコーポレーション、エヌティーツール、SMC、オーエスジー、京セラ、住友電工ハードメタル、東京精密、ツバキエマソン、不二越、ミツトヨ。 (1階ショールーム) 北川鉄工所、黒田精工、近藤製作所、シーウェーブ、司工機、大昭和精機、ダイジェット工業、日東工器、日研工作所、日立ツール、前田シェルサービス、ムラキ、ユキワ精工。 イベントやプレゼントで対応 スイートライフフェア INAX各種特典も好評 INAX名古屋ショールーム(名古屋市中区錦)は、手づくりの暮らしづくりを応援すると同時に新しい暮らしの設備を紹介した「スイートライフフェア」を11月18日・19日に開催し、新しいイベントやプレゼントで来場者に応えた。 会場内には、わずか6リットルの水で汚れを落とす「超節水eco6トイレ」シリーズ、優れたデザインと多彩な機能を備えた、キッチン用タッチレス水栓「ナビッシュ」、指一本でお湯が出るプッシュ水栓を採用したシステムバスルーム「ルキナ」、多彩なプランアレンジと使いやすさを進化させた洗面化粧台の「エルシィ」、こだわりのリビングキッチンを実現するシステムキッチンの「イスト」、バス・洗面・トイレと、清潔で美しいタイルでつながった水まわり空間パッケージシステムの「スイートルーム」等が展示され、来場者も実際に「見て」「触れる」ことで、より身近に新商品が観察できたと喜んでいた。 イベントでは、スイーツのカリスマ高野久美子さんの「手づくりスイーツサロン」での手づくりの“クリスマスケーキづくり”への挑戦をはじめ、端材を使って思い思いのアイデア作品にチャレンジする“木工作こっぱっぱ”などの手づくり体験イベントなどが催され、クリスマスを前に、手づくりケーキやお菓子づくりについて、スイーツのカリスマが実演を交えてアドバイスしていた。 また、見積もりを頂いた方への特典として、パリのホテル・リッツなどで腕を磨いたシェフ柴田氏のスイーツを賞味したほか、抽選で各日10名にシャープウォーターオーブンヘルシオ等が当たる豪華賞品がプレゼントされるなど、来場者は満足していた。 第37回通常総会開催 展示会検討委員会立ち上げ 全木商中部支部組合員数増加を目指し取り組む 全日本木工機械商業組合中部支部(支部長=島田昭三氏・シマダ機械社長)は、11月18日午前10時より名古屋市中川区荒子の中日本木工機械商工協同組合会議室にて第37回通常総会を開催した。 冒頭、司会者の村瀬氏(ムラセ社長)から組合員37社のうち委任状出席の22社を含め37社が出席と伝えられ、この総会が有効に開催されることが宣言された。 支部長挨拶では「本日は、第37回通常総会にお忙しいところご参集いただきましてまことにありがとうございます。景気はいまひとつはっきりとしませんが、大阪の展示会、静岡の展示会、来週はまた東京の展示会ということで、われわれ木工機械業界も少しは明るさが出てきたのではないかと思うわけでございます。ただ、それぞれ得意分野では格差があるのではないかと思われます。本日の議案審議は、第1号議案から第7号議案までございます。熱心なご意見を出していただき、実りある総会にしたいと思いますので、よろしくお願いします」と島田支部長。 来賓祝辞で安塚事務局長(全日本木工機械商業組合)は「本日は、中部支部の第37回通常総会開催まことにおめでとうございます。ただいまの支部長のお話に出ましたように静岡の展示会、大阪の展示会、そして22日からは東京の展示会と木工機械の展示会が続きます。私は、工作機械の展示会、環境展など他の業種業界を含めまして、この1年間でビッグサイト、幕張、各地域で行われた展示会を見てまいりました。私ども組合でも木工機械の展示会をどのようにしたらいいかという展示会検討委員会を立ち上げました。ひと言、感想といいますか、申し上げさせていただきますと、木工機械の展示会に感じるのは、もったいないということです。組合員さんを含め木工機械に携わる方々はたくさんいらっしゃるし、展示会も皆さん熱心に開催されているのに、最大のイベントである展示会が他の業種業界の展示会に比べていまひとつ盛り上がりに欠けています。経済環境など周りの状況によるものもあると思いますが、一番感じますのは、業界内にいる皆さんからの声、意向が少ないということです。ですから、この度立ち上げました展示会検討委員会に対して、どういう展示会を目指すべきか、望ましいのかなど大いに意見を出していただきたいと思っています」と語った。 議案審議では、議長の杉田氏(スギタキカイ社長)の議事進行により審議が行われた。議題内容については次のとおり。 第1号議案=平成17年度事業報告承認の件、第2号議案=平成17年度会計報告並びに監査報告承認の件、第3号議案=平成18年度事業計画(案)承認の件、第4号議案=平成18年度収支予算(案)承認の件、第5号議案=各種保険、講習会等本部報告の件、第6号議案=組合員意見聴取に関する件、第7号議案=その他の件。 このうち採決を行った第1号議案から第4号議案までのすべての議案が承認された。なお、第7号議案=その他の件では、賦課金の値上げ問題や組合員をいかに増やしていくかなどについて議論が交わされた。 昼食後には、中日本木工機械商工協同組合と合同の第七回組合員親睦ボウリング大会に合流した。 フォローアップフェア&セミナー JIMTOF出展の最新製品集め 三井機工本社特設会場で開催、好評博す 機械工具の総合商社・三井機工(社長=三井重信氏、本社=岡崎市戸崎町牛転14-40)は11月17・18日の2日間、本社1階ショールームと5階特設会場で、切削工具、ツーリング、測定機器の新製品展示会「フォローアップフェア&セミナー」を開催。期間中、300名余りが来場し、賑わいをみせた。 この展示会では、今年11月に東京ビッグサイトで開催された第23回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2006)で各メーカーが発表した最新の各種工具、ツーリング、測定機器、工作機械周辺機器などを多数展示。また生産性向上の要望が高まる中、メーカーの協力を得て2日間で8回、それらのニーズに合わせた技術セミナーも実施され、来場者の関心を集めた。 展示会の開会に先立ち、三井社長は挨拶で出展各社に感謝の意を示した後、「この展示会も恒例になり、2日間の成果は必ず出せるような動きをしております。確実にお引き合いをいただいている場合が多ございます。今回いらっしゃる300名のお客様も、興味のある方に来ていただいておりますので、ご質問等もかなり内容の深いものが出てくると思います。我々といたしましてはメーカー様のお力を思う存分使わせていただきます。我々のほうも機動力がございますのでどんどん使っていただいて、この2日間の成果を具体的な数字で出して行きたい。期末に向けて予算取りも進んでいるかと思いますが、今お客様の中で余裕のある所もございます。その100%を取るということは難しいが、その中の数割を皆さんに取っていただいて、我々も皆さんと共に良い年末を迎え、期末を迎えて行きたいと思います。種まきから刈入れまで、我々も一緒にやって行きたいと思いますので是非宜しくお願いいたします」と決意を語った。 【出展メーカー】 (5階特設会場) アライドマテリアル、ISIDテクノソリューションズ、イスカルジャパン、MSTコーポレーション、エヌティーツール、SMC、オーエスジー、京セラ、住友電工ハードメタル、東京精密、ツバキエマソン、不二越、ミツトヨ。 (1階ショールーム) 北川鉄工所、黒田精工、近藤製作所、シーウェーブ、司工機、大昭和精機、ダイジェット工業、日東工器、日研工作所、日立ツール、前田シェルサービス、ムラキ、ユキワ精工。 イベントやプレゼントで対応 スイートライフフェア INAX各種特典も好評 INAX名古屋ショールーム(名古屋市中区錦)は、手づくりの暮らしづくりを応援すると同時に新しい暮らしの設備を紹介した「スイートライフフェア」を11月18日・19日に開催し、新しいイベントやプレゼントで来場者に応えた。 会場内には、わずか6リットルの水で汚れを落とす「超節水eco6トイレ」シリーズ、優れたデザインと多彩な機能を備えた、キッチン用タッチレス水栓「ナビッシュ」、指一本でお湯が出るプッシュ水栓を採用したシステムバスルーム「ルキナ」、多彩なプランアレンジと使いやすさを進化させた洗面化粧台の「エルシィ」、こだわりのリビングキッチンを実現するシステムキッチンの「イスト」、バス・洗面・トイレと、清潔で美しいタイルでつながった水まわり空間パッケージシステムの「スイートルーム」等が展示され、来場者も実際に「見て」「触れる」ことで、より身近に新商品が観察できたと喜んでいた。 イベントでは、スイーツのカリスマ高野久美子さんの「手づくりスイーツサロン」での手づくりの“クリスマスケーキづくり”への挑戦をはじめ、端材を使って思い思いのアイデア作品にチャレンジする“木工作こっぱっぱ”などの手づくり体験イベントなどが催され、クリスマスを前に、手づくりケーキやお菓子づくりについて、スイーツのカリスマが実演を交えてアドバイスしていた。 また、見積もりを頂いた方への特典として、パリのホテル・リッツなどで腕を磨いたシェフ柴田氏のスイーツを賞味したほか、抽選で各日10名にシャープウォーターオーブンヘルシオ等が当たる豪華賞品がプレゼントされるなど、来場者は満足していた。 第7回合同ボウリング大会 中部支部第37回通常総会等審議 中日本木工/全木商中部支部合同理事・役員会開催 中日本木工機械商工協同組合(理事長=木村秀夫氏・昭元産業社長)と全日本木工機械商業組合中部支部(支部長=島田昭三氏・シマダ機械社長)は10月27日午後5時より、中日本木工機械商工協同組合事務局(荒子ビル・名古屋市中川区荒子)において、10月の合同理事・役員会を開催した。 木村理事長、島田支部長の挨拶に続いて、同日行われた愛知県中小企業団体中央会創立50周年記念式典の席上、組合功労者として表彰(愛知県中央会会長賞)された島田昭三理事と西木文彦理事(ニシキ機械社長)に表彰状が伝達された。 続いて議事に移り、中日本木工機械商工協同組合は、@第7回合同ボウリング大会の件、A平成19年新年賀詞交歓会の件、B年末資金申し込みの審査、Cその他報告事項等を審議し、来る11月18日に開催されるボウリング大会については、現在の申込状況と当日の進行等の詳細な打ち合わせを行った。新年賀詞交歓会は、来年1月19日に今回は会場を丸ホ寿司に移して開催することを確認した。また年末資金の申し込みについては、申し込み全件に対し審査を行い全て適正であることを認め、実施することとした。 全木商中部支部は、@第37回通常総会に関する件、Aその他報告事項について審議し、11月18日午前10時より開催される第37回通常総会に提出する議案等を慎重に審議し、承認した。その他では、賦課金の値上げについて報告した。 三遊亭歌武蔵師匠を招き 本物の落語に触れる 岐阜県機械金属商業協同組合講演会を開催 岐阜県機械金属商業協同組合(理事長=福生雅利氏・ギフベア社長)は11月24日午後6時30分より、岐阜市柳ケ瀬通のグランヴェール岐山で講演会を開催し、組合員とその従業員ら50名余りが参加する中、岐阜県出身の真打「三遊亭歌武蔵」師匠を迎えて落語を楽しんだ。 はじめに福生理事長が「テレビなどで行われる落語は5分から10分に短縮されたもので、本当は、落語の一席は30分と長いもの。今回は本物に触れていただいて、皆さんの感性に何か響くものがあれば幸いです」と挨拶。 三遊亭歌武蔵の一番弟子、三遊亭歌ぶと氏が前座をつとめた後、三遊亭歌武蔵師匠の十八番である古典「胴斬り」を堪能した。 「胴斬り」(どうぎり)は、辻斬りに遭った男の胴体がふたつに分かれて、胴体と足がバラバラに就職するという奇想天外な作品。 師匠の軽妙な語り口に会場は笑いに包まれていた。 《講師プロフィール》 三遊亭 歌武蔵(さんゆうてい うたむさし) 岐阜県出身。昭和58年3月中学校を卒業し、武蔵川部屋(元横綱三重ノ海)へ入門、同9月ケガのため廃業。同12月三代目圓歌師に入門、昭和59年5月前座となり「歌ちどき」と名乗る。昭和63年9月二つ目昇進「歌武蔵」と改名。平成6年4月海上自衛隊横須賀教育隊へ入隊、平成6年8月横須賀教育隊練習員課程修業、平成6年11月アフリカ・ザイール・ゴマヘ激励慰問。平成10年3月真打昇進。 得意ネタは、胴斬り、お菊の皿、仕度部屋外伝、猫の皿、親子酒、PKOの穴ほか。 【受 賞】 2002年彩の国落語大賞敢闘賞受賞、2003年国立演芸場花形演芸会銀賞受賞、彩の国落語大賞技能賞受賞、2004年国立演芸場花形演芸会金賞受賞、彩の国落語大賞大賞受賞。 美人の湯・かがみはらで 疲れを癒し、英気養う 岐阜商工同好会例会を開催 岐阜商工同好会(会長=竹中孝之輔氏・西濃機工社長)の例会が11月12日、「美人の湯・かがみはら」(岐阜県各務原市)で行われ、会員ら11名が参加した。 当日は、午前10時30分にJR岐阜駅南口に集合し、送迎バスで一路会場へ。「美人の湯・かがみはら」は白鳥温泉「美人の湯」の姉妹店で、到着後一行は、直ちに白鳥温泉から毎日運ばれてくる湯をたっぷりと使ったお風呂で日頃の疲れを癒した。 肌がすべすべとなる湯を満喫した後は、広間に場を移し、はじめに前回の研修会の帰路に不慮の事故で亡くなった中部機工新聞社社長の故小沢忠氏に対して黙祷を捧げた。 竹中会長が挨拶で日頃の会運営に対する協力に感謝を示した後、竹中京一東洋工具社長の力強い発声で乾杯。参加者は同店自慢の豆乳を使ったしゃぶしゃぶ会席に舌鼓を打ち、豪華景品が当たるビンゴ大会やカラオケで親睦を深め、楽しい1日を過ごした。 06吉岡幸オータムフェア 来場者も多く盛況 まちづくり・ものづくりを応援する、建設・産業資材のトータルサプライヤー吉岡幸(社長=吉岡正盛氏、本社=福井県福井市宝永3-22-5)は10月26日、同社テクノセンター(福井県福井市二の宮1-15-7)において「2006吉岡幸オータムフェア」を開催した。 同展にはメーカー29社が出展し、当日はお買い上げ特典、お楽しみ来場抽選のほかセミナーも開かれ、多くの来場者で終日賑わった。 出品メーカー ▽アネスト岩田=ロータリーコンプレッサー ▽IKK=鉄筋カッター・ベンダー ▽イーグルクランプ=クランプ類 ▽エスコ=各種工具 ▽キトー=チェーンブロック等 ▽ケルヒャージャパン=高圧・スチーム洗浄機 ▽小池酸素工業=溶接用材 ▽コマツ産機=ツイスターZH ▽新ダイワ工業=発電機・各種電動工具 ▽スーパーツール=作業工具・工具箱 ▽大同興業=クランプ ▽タイムケミカル=溶接用ケミカル商品 ▽タクト=砥石類 ▽チルコーポレーション=チルローラー・チルタンク ▽デンヨー興産=発電機・コンプレッサー ▽TRUSCO=工場用品 ▽日鐵住金溶接工業=溶接ワイヤー・溶接棒 ▽日動工業=コードリール・ライト ▽日東工器=エアー工具・カプラ ▽日本レヂボン=スキルタッチ・各種砥石 ▽長谷川工業=脚立・梯子 ▽日立工機=電動工具 ▽日立製作所=ベビコン ▽前田金属工業=作業工具 ▽松阪商事=パイプマシン・作業工具 ▽松下電工=充電工具 ▽松下溶接システム=溶接機 ▽ミヤナガ=コアドリル・ドリル等 ▽ロブテックス=ダイヤモンドホイール等 9月の鉱工業生産・出荷指数 2ヵ月ぶりに前月割れ 経産省作成主な景気指標 経済産業省経済産業政策局調査統計部が11月28日公表した主な景気指標をみると、9月(確報値)では、鉱工業指数(IIP)の生産・出荷が2カ月ぶりに前月比マイナスとなった。一方、在庫は2カ月連続、在庫率は2カ月ぶりに同プラスとなった。生産動態統計調査では、半導体集積回路(モス型)・乗用車・数値制御ロボットが11カ月連続の前年比プラス。また、液晶素子は14カ月連続同プラスとなった。8月の全産業活動指数では、建設業活動指数を除く、鉱工業生産指数、第三次産業活動指数、公務等活動指数で前月比プラスとなった。 ◆鉱工業指数 (IIP) 9月(確報値)の生産は前月比0.7%減と2カ月ぶりの低下、出荷は同2.4%減と同じく2カ月ぶりの低下、在庫は同0.9%増と2カ月連続の上昇となった。在庫率は同3.6%増となり二カ月ぶりに上昇した。 9月(確報値)の財別生産指数をみると、資本財は前月比6.2%減と2カ月ぶりの低下、建設財は同2.8%減と同じく2カ月ぶりの低下、耐久消費財は同4.6%減とこれも2カ月ぶりの低下、非耐久消費財は同1.1%減とやはり2カ月ぶりの低下となった。一方、生産財は同0.4%増と4カ月連続の上昇となった。 ◆生産動態統計調査 9月(確報値)の主な品目の動向をみると、情報化関連品目ではパーソナルコンピュータが前年同月比14.9九%減と3カ月ぶりに減少、PHS・携帯電話は同12.7%減と3カ月連続の減少、半導体集積回路(モス型)は同11.4%増と11カ月連続の増加となった。また、乗用車が同3.2%増と同じく11カ月連続の増加。※半導体集積回路(モス型)はその他のモス型を除く。 このほか、液晶素子が前年同月比32.0%増と14カ月連続の増加、数値制御ロボットが同16.8%増と11カ月連続の増加、半導体製造装置が同14.1%増と8カ月連続の増加、粗鋼が同4.8%増と4カ月連続の増加、エチレンが同9.9%減と4カ月ぶりの減少、印刷・情報用紙が同1.2%増と2カ月連続の増加となった。 ◆第三次産業活動指数 9月の第三次産業活動指数は前月比1.3%減と低下。大分類業種をみると、卸売・小売業(前月比3.1%減)、情報通信業(同2.9%減)、電気・ガス・熱供給・水道業(同3.8%減)、金融・保険業(同1.7%減)、運輸業(同1.3%減)、学習支援業(同2.9%減)が低下した。一方、医療・福祉(同1.1%増)、飲食店・宿泊業(同1.0%増)、不動産業(同0.7%増)、複合サービス事業(同2.9%増)、サービス業(同0.2%増)は上昇した。 サービス業の内訳をみると、対個人サービス業(前月比1.3%増)は、自動車整備業、洗濯・理容・美容・浴場業などが増加したことから上昇した。また、対事業所サービス業(同0.3%増)も、広告業、専門サービス業などが増加したことから同じく上昇した。 ◆特定サービス産業動態統計調査 9月(確報)の対事業所サービスは、物品賃貸(リース)業が前年同月比3.4%増と2カ月連続の増加、情報サービス業が同1.3%減と9カ月ぶりの減少、広告業が同2.6%減と3カ月ぶりの減少。対個人サービスは、ゴルフ場が同0.4%増と2カ月連続の増加、遊園地・テーマパークが同1.9%増と7カ月連続の増加。 ◆商業動態統計調査 平成18年10月の商業販売額は48兆1,750億円、前年同月比6.4%増となった。 これを卸売業、小売業別にみると、卸売業は37兆6,960億円で同8.4%増となった。小売業は10兆4,790億円で同0.1%増となった。 なお、商業販売額の季節調整済前月比は、4.3%増。卸売業は同5.7%増、小売業は同0.2%減となった。 ◆全産業活動指数 8月の全産業活動指数は前月比0.7%増と上昇した。 産業別にみると、鉱工業生産指数(前月比1.8%増)、第三次産業活動指数(同0.7%増)、公務等活動指数(同0.1%増)が上昇し、建設業活動指数(同0.5%減)は低下した。 10月の工作機械受注額 49ヵ月連続前年比プラス 日本工作機械工業会最長記録更新中 日本工作機械工業会がまとめた、2006年10月分の工作機械受注実績調査報告によると、10月の受注額は1,166億円で前月比4.5%減となったが、30カ月連続での1,000億円超えはバブル期を八カ月抜き最長記録を更新中。 なお、10月単月の受注額では、1989年10月の1,154億円を超え、史上最高額を更新した。また、前年同月比では、7.2%増と49カ月連続の前年比プラスで、1997年回復期を4カ月抜いて最長記録を更新中であり、依然として高水準を持続している。 これを内外需別にみると、内需は580億円で前月比8.0%減、前年同月比3.3%減は4カ月連続でのマイナスであるが、依然高水準を持続している。一般機械が底固く推移しており、内需の好調を牽引している。自動車は前月に続き前年比が約2割減となったが、自動車部品は14カ月ぶりに前年比が増加に転じた。電気・精密は電気機械が前年比マイナス、精密機械が同プラスとなり合計では前年を上回る水準にある。 外需は586億円で前月比0.8%減、前年同月比は20.0%増となり依然として力強い動きを示している。欧州が初の200百億円超えとなり、主要三極の中で最も高い受注額を記録した。 内需の内訳をみると、一般機械は261億円で前年比3.5%増と底固く推移しており、内需好調の牽引役となっている。前年比は17カ月連続プラスで推移。自動車は146億円で同17.2%減。前月に続き約2割の減少であるが、依然として2004年後半から2005年前半にかけての急拡大期以前の水準と同程度である。電気・精密は78億円で同5.8%増。IT関連財の生産拡大に伴い徐々に増加傾向にある。 外需の内訳では、アジアは177億円で前年比3.7%減。東アジアでは韓国が前年比半減となったが、中国は比較的高水準にあり、その他アジアではインド、シンガポールが好調で、アジア全体では前年を若干下回る水準にある。 欧州は209億円で同65.6%増となり、初の200億円超えを達成し、6月(197億円)を上回る史上最高額を4カ月ぶりに更新した。EU主要国はすべて同プラスとなっている。北米は百八十八億円で同12.8%増と昨年12月より前年比プラスを維持しており、好調を持続している。 【1〜10月の受注累計額】 受注総額1兆1,899億円(前年比6.3%増)。10月時点の累計額としては、ピークであった1990年の1兆1,821億円を上回るペースで推移している。 2006年受注額修正見通しの1兆4,000億円には残り2カ月間で1カ月に1,051億円のペースで達成可能。 @内需6,138億円(前年比0.7%減、内需比率51.6%) 全11業種中、9業種で前年比プラスであったが、自動車の調整もあり、内需全体ではほぼ前年並みとなった。主な業種では、一般機械が好調持続、電気・精密は半導体・IT関連財の生産拡大にともない増加基調にある。自動車は前年比ではマイナスだが、急拡大した2004年後半から2005年前半時以前の水準にある。▽一般機械2,744億円(前年比10.2%増)▽電気・精密734億円(同16.4%増)▽自動車1,668億円(同23.3%減)。A外需5,761億円(前年比14.9%増、外需比率48.4%) 主要三極とも前年比プラスとなっている。外需比率は1998年(53.8%)、1999年(52.2%)に次ぐ水準にある。地域別では特に欧米の伸びが顕著である。▽アジア1,996億円(同0.6%増)▽欧州1,622億円(同32.4%増)▽北米2,022億円(同20.5%増)。 ※外需が年間5,000億円以上となった時期の中では1998年に次ぐ2番目の水準となる。 副社長に衣斐誠氏 丸一切削工具 丸一切削工具(社長=衣斐訓氏、本社=東大阪市本庄西2-6-7)ではこの程、役員人事を発表し、11月1日付で代表取締役副社長に衣斐誠氏が就任し、代表取締役会長の衣斐修氏は相談役に退いた。 新体制は次の通り。 ▽代表取締役社長=衣斐訓氏 ▽代表取締役副社長(営業本部長)=衣斐誠氏(昇任) ▽常務取締役(営業本部副本部長・西部ブロック長兼任)=湯浅博喜氏(昇任) ▽取締役(東部ブロック長)=田尻徹氏 ▽取締役(経理部・総務部部長)=船山典靖氏 ▽監査役=衣斐善美氏 ネバーギブアップの精神を実践 「三河のエジソン」加藤源重先生講会演 愛機工組合青年部研修会 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=野田道典氏・ノダキ社長)青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)は、11月16日午後6時30分より名古屋市中区の金山南ビル名古屋都市センターにて青年部研修会「加藤源重先生講演会」を開催した。 冒頭の挨拶の中で、森部長は「先程、講演会が始まる前に加藤先生と少しお話をさせていただいたのですが、言葉では言い表せない『絶対やるんだ』という気持ちがひしひしと伝わってきました。ネバーギブアップの精神を実践してこられた加藤先生のお話をしっかり拝聴したいと思います」と語った。 加藤先生は、平成3年3月に56歳で利き腕である右手を機械に巻き込まれ、親指の付根1cmほどを残してすべての指を失うという大怪我を負った。そして、そこから自助具を製作する活動を展開していくこととなった。 事故後の生活で「右手で箸を使って食事をしたい」という夢を持つようになり、慣れない左手で図面をおこし約1年間かけて構想図をまとめ、各義手メーカーに作成を依頼した。しかし、どこのメーカーも相手にしてくれず、断られた。夢に向かって前進できると思った矢先にまたも挫折を味わうことになった。それでも加藤先生はあきらめることなく、「それなら自分で作ってやる」と左手で工具を使い、約2年間かけて自分の右手で箸を使える自助具を完成させた。そんな加藤先生が得た信念は「絶対にあきらめないで何度でも挑戦すること」である。 講演会では、テーブルの上に並べられたいろいろな自助具の解説をしながら、加藤先生は感謝と思いやりの心の大切さを強調し、参加者に伝えた。また「何事もすぐにムリと決めつけず、探っていけば、方法はいくらでもあるのです。道は広がっていきます。何とかなるものです。やる気があれば、何とかしようという熱意があれば、何でもできます」と加藤先生。 さらに加藤先生はこう語った。「頭が良い、悪いは関係ない! 『やる気』と『根気』そして『夢』の三拍子が揃えばいい。自分を過小評価してはいけない。言い訳をしない。課題を先送りしない。自分の得意分野を自分流に伸ばすべき」 そして、最後に加藤先生は「いきなりいいものができるわけではありません。まずは小さな一歩を踏み出すことです。そうすれば、次のステップへつながっていきます。71歳の私もまだまだ頑張っています。皆さんもあせらずに何事にもネバーギブアップの精神で取り組んでいってください」と語り、講演会を締めくくった。 講演会の後、懇親会の場では、加藤先生を囲みながら和やかな雰囲気の中、参加者は四川料理を楽しんだ。 住友電工ハードメタル製品紹介 三次元ブレーカ形状「FC型ブレーカ」 切れ味、切りくず処理に優れる 住友電工ハードメタル(社長=倉阪克秀氏、本社=大阪市中央区北浜4-5-33)は、小物部品の旋削仕上げ加工において、切れ味と切りくず処理性に優れた精密級ポジティブチップで三次元ブレーカ形状の「FC型ブレーカ」を開発し、発売開始した。 主な特長は以下のとおり。@切れ味重視の大きなすくい角をもつ刃先設計と外周研磨により、従来の研磨ブレーカ並みの切れ味を発揮し、光沢のある仕上げ面を得られる。また、幅広のブレーカ突起と大きなすくい角との組み合わせにより、切りくずを確実にカール・分断する。A平滑性に優れ、かつ膜強度も向上させた高硬度PVD膜を適用した高精度加工用材種「ACZ150」との組み合わせにより、切れ味と刃先強度が両立し、工具で安定長寿命化を実現する。B「FC型ブレーカ」と中切削用「SC型ブレーカ」による精密級ブレーカシステムにより、仕上げ切削から中切削まで幅広い領域がカバーできる。 なお、材種は「ACZ150」に加え、強靭サーメット材種「T1200A」もラインナップし、30アイテムを在庫化。さまざまなユーザーニーズに対応する。 焼入鋼の高速加工対応の新材種 「コーティドスミボロンBNC100」開発 住友電工ハードメタルは、CBN焼結体工具「スミボロン」に高機能なセラミック膜を被覆させた「コーティドスミボロン」を、高速加工、高能率加工、断続加工、高精度加工といった焼入鋼のさまざまな加工用途に対応させ、シリーズ展開している。 そして今回、トータルコスト低減や性能向上など今まで以上にユーザーニーズに応えるため、さらなる生産能率の向上、長寿命化を可能にした「コーティドスミボロンBNC100」を開発し、2007年1月より販売開始する。 主な特長は以下のとおり。@微粒のCBNを高強度に焼結し、CBN母材の強度が向上したことにより耐欠損性が向上した。さらに、耐摩耗性にも優れたCBN母材に新開発のTiCN(炭窒化チタン)系ハイブリッド膜をコーティングすることにより、従来に無い高耐摩耗性を実現し、焼入鋼の高速加工における生産能率の向上、長寿命化を実現する。ATiCN系ハイブリッド膜は、境界摩耗の発達も抑制するため、良好な加工仕上げ面の持続が可能で高精度加工における寿命向上も実現する。 「ステンレス鋼旋削加工用材種エースコート AC630M」の用途拡大 住友電工ハードメタルは、難削材であるステンレス鋼の旋削用途に開発された「エースコートAC630M」は、超硬合金母材との密着力に優れ、強度の高い新微粒チタン化合物膜および特殊平滑化処理を施した高強度αアルミナ膜「スーパーFFコート」の適用により、耐チッピング性の向上を達成するとともに、工具への溶着を効果的に抑制できる。 また、ステンレス鋼加工だけではなく、一般鋼加工における安定長寿命化にも効果があり、使い易さを向上させるため、一般鋼用途の仕上げから粗加工までを包括するラインナップを拡充した。特に、信頼性と切れ味の向上効果が現れる仕上げ用途を中心に123アイテムを追加し、販売開始した。 主な特長は以下のとおり。@低炭素鋼の加工や切削速度が遅く溶着が発生し易い加工において、安定長寿命を達成する。A耐チッピング性が向上し、弱断続加工においては安定性能による長寿命化を、仕上げ加工においてはチッピング抑制効果による優れた加工面を実現する。従来サーメットが使われている用途での長寿命化や安定加工が可能。Bシャープな刃先形状と欠けに強い材質の組み合わせにより、一般鋼加工においても切れ味の向上が図られ、細径、薄肉加工時のビビリや低炭素鋼の加工時のバリを抑制できる。 「エースコートACP・ACK」を発売 高速高能率加工、長寿命化実現 住友電工ハードメタルは、新開発のPVDコーティング「スーパーZXコート」とCVDコーティング「スーパーFFコート」を採用した、高速・高能率加工が可能で刃先の信頼性も高い五種類の新コーティング材種を開発し、幅広い各種フライス加工用刃先交換チップに適用した。 今回販売を開始した新フライス材種「工ースコートACP100/200/300」は、一般鋼から金型材・ステンレス加工用として、また「エースコートACK200/300」は、鋳鉄・ダクタイル鋳鉄加工で安定した長寿命加工が可能。なお、「スーパーZXコート」および「スーパーFFコート」を適用した製品は、従来相当製品と同等の価格設定を予定しているが、長寿命化により工具の交換回数が減少できるため、加工コストの低減に寄与する。 主な特長は以下のとおり。@従来材質の1.5倍以上の高速・高能率加工が可能。A従来と同じ切削条件では、従来材種の2倍以上の長寿命を実現。B多様な被削材(鋳物、鋼、ステンレス鋼)に適用可能。 平成18年度上半期(4〜9月)産業機械受注状況 受注総額2兆9640億円、前年同期比0.1%増 日本産業機械工業会4期連続前年上回る 日本産業機械工業会がまとめた平成18年度上半期(4〜9月)の産業機械受注総額は、前年同期比0.1%増の2兆9,640億円となり、4期連続で前年同期を上回った。このうち内需は前年同期比0.9%増の1兆6,625億円となり、5期連続で前年同期を上回った。外需は同0.8%減の1兆3,014億円となり、4期ぶりに前年同期を下回った。 内需のうち、製造業については、食品、石油・石炭、鉄鋼、造船向けが減少したものの、紙・パルプ、化学、電気機械、情報通信、その他製造業向けが増加したことから、前年同期比0.5%増の7,407億円となり、8期連続で前年同期を上回った。非製造業については、電力、運輸、その他非製造業向けが増加したことから、同20.9%増の4,959億円となり、2期連続で前年同期を上回った。製造業と非製造業を加算した民需の合計は、前年同期比7.8%増の1兆2,367億円となり、5期連続で前年同期を上回った。官公需については、地方公務向けを始めとする全ての需要先が減少し、前年同期比20.6%減の2,593億円となり、四期連続で前年同期を下回った。代理店については、前年同期比4.6%減の1,664億円となり、3期ぶりに前年同期を下回った。 内需で増加した機種は、ボイラ・原動機(前年同期比19.5%増)、タンク(同47.7%増)、圧縮機(同28.7%増)、送風機(同11.2%増)、変速機(同8.5%増)の5機種であり、減少した機種は、鉱山機械(同6.3%減)、化学機械(冷凍含む)(同1.1%減)、プラスチック加工機械(同10.3%減)、ポンプ(同22.7%減)、運搬機械(同2.2%減)、金属加工機械(同38.0%減)、その他機械(同2.5%減)の7機種。 一方の外需では、アジア向けのほとんどの機種が増加し、また、北米向けのボイラ・原動機や化学機械、ヨーロッパ向けのボイラ・原動機が増加したものの、中東向けの化学機械(天然ガス関連設備等)が大幅に減少したことから、前年同期比0.8%減の1兆3,014億円となった。 外需で増加した機種は、ボイラ・原動機(前年同期比44.4%増)、プラスチック加工機械(同3.1%増)、ポンプ(同38.9%増)、圧縮機(同69.3%増)、送風機(同21.4%増)、運搬機械(同4.2%増)、変速機(同0.5%増)、金属加工機械(同37.8%増)の8機種であり、減少した機種は、鉱山機械(同33.2%減)、化学機械(冷凍含む)(同21.2%減)、タンク(同8.1%減)、その他機械(同1.4%減)の4機種。 機種別の動向をみると、ボイラ・原動機は紙・パルプ、窯業土石、鉄鋼、電力、その他非製造業、外需の増加により前年同期比28.3%増の6,630億円となり、2期連続で前年同期を上回った。鉱山機械は建設、外需の減少により同13.5%減の175億円となり、4期ぶりに前年同期を下回った。化学機械(冷凍機械含む)は石油・石炭、官公需、外需の減少により同13.2%減の1兆917億円となり、4期ぶりに前年同期を下回った。タンクは石油・石炭の増加により同6.6%増の232億円となり、2期連続で前年同期を上回った。プラスチック加工機械は化学、一般機械、自動車、その他製造業の減少により同3.1%減の1,010億円となり、4期ぶりに前年同期を下回った。ポンプは卸・小売、官公需の減少により同7.7%減の1,441億円となり、3期ぶりに前年同期を下回った。圧縮機は化学、石油・石炭、鉄鋼、一般機械、自動車、精密機械、電力、その他非製造業、外需の増加により同47.2%増の1,728億円となり、8期連続で前年同期を上回った。送風機は紙・パルプ、鉄鋼、運輸、外需の増加により同12.7%増の139九億円となり、2期連続で前年同期を上回った。運搬機械は一般機械、電気機械、電力が増加したものの、鉄鋼、卸・小売、その他非製造業の減少により同0.3%減の2,120億円となり、2期連続で前年同期を下回った。変速機は窯業土石、情報通信機械、その他輸送機械、その他製造業の増加により同6.8%増の366億円となり、八期連続で前年同期を上回った。金属加工機械は鉄鋼の減少により同7.5%減の1,063億円となり、2期連続で前年同期を下回った。その他機械は食品、化学、鉄鋼、造船、その他輸送機械、建設の減少により同2.2%減の3,813億円となり、2期連続で前年同期を下回った。 9月の受注状況 同工業会が発表した9月の総受注高は前年同月比36.2%減の6,245億9,000万円で、このうち内需は同16.9%増の4,414億9,700万円、外需は同69.5%減の1,830億9,300万円となった。 内需のうち、製造業向けは前年同月比14.8%増、非製造業向けは同72.6%増、官公需向けは同27.1%減、代理店向けは同3.6%減であった。 内需で増加した機種は、ボイラ・原動機(前年同月比83.7%増)、鉱山機械(同6.8%増)、化学機械(冷凍含む)(同5.1%増)、プラスチック加工機械(同31.8%増)、圧縮機(同29.1%増)、変速機(同0.7%増)の6機種であり、減少した機種は、タンク(同20.4%減)、ポンプ(同23.6%減)、送風機(同21.8%減)、運搬機械(同3.7%減)、金属加工機械(同22.6%減)、その他機械(同2.3%減)の六機種であった。 一方の外需では、9月のプラントは2件で454億4,500万円となった。前年同月比は88.4%減であった。 外需で増加した機種は、鉱山機械(前年同月比259.3%増)、圧縮機(同89.3%増)、送風機(同66.3%増)、変速機(同11.6%増)、金属加工機械(同63.3%増)の5機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機(同36.9%減)、化学機械(冷凍含む)(同80.4%減)、タンク(同84.3%減)、プラスチック加工機械(同20.1%減)、ポンプ(同18.7%減)、運搬機械(同34.4%減)、その他機械(比率は当月の受注金額がマイナスのため計上できず)の7機種であった。 機種別の動向をみると、ボイラ・原動機は電力、その他非製造業の増加により前年同月比27.6%増、鉱山機械はその他非製造業、外需の増加により同30.4%増、化学機械(冷凍機械含む)は外需の大幅な減少により同61.8%減、タンクは外需、その他非製造業の減少により同63.1%減、プラスチック加工機械は外需、一般機械の減少により同0.1%減、ポンプは官公需、外需の減少により同22.6%減、圧縮機は外需の増加により同56.3%増、送風機は化学、鉄鋼、官公需の減少により同18.0%減、運搬機械は外需、卸・小売、その他非製造業、鉄鋼、造船の減少により同13.4%減、変速機は窯業土石、外需の増加により同2.7%増、金属加工機械は一般機械、鉄鋼の減少により同4.4%減となった。 鋳鋼、鍛鋼の生産ともに 第2四半期・上期実績前年比増 日本鋳鍛鋼会生産速報9月分 日本鋳鍛鋼会は鋳鋼(全国77工場)、鍛鋼(同19工場)の9月分生産実績を集計し、11月7日発表した。 それによると、9月の鋳鋼の生産量は23,660トンで、前月比11.5%増、前年同月比0.8%減となった。また、鍛鋼の生産量は62,516トンで、前月比14.7%増、前年同月比0.4%減となった。 この結果、平成18年度第2四半期(7〜9月)の生産実績は、鋳鋼68,891トンで、前期比1.0%減、前年同期比0.5%増となり、鍛鋼180,662トンで、前期比4.7%減、前年同期比4.8%増となった。また、平成18年度上期(4〜9月)の生産実績は、鋳鋼 138,467トンで、前年同期比0.1%増となり、鍛鋼370,254トンで、前年同期比6.8%増となった。 現在の生産状況は、上期月平均で鋳鋼23,077トン、鍛鋼61,709トンと推移してきており、生産量的には鋳鋼、鍛鋼とも現状の人員からみて生産能力限度いっぱいのレベルにあると考えられる。市況面においてはニッケル、モリブデン等の原材料・副資材価格が高値圏にあり、コストアップに直面しているため、今後さらに採算割れの製品に対する選別受注が強くなり、採算を重視した受注活動が進みそうだ。 なお、9月の各地区の生産状況は次のとおり(数字は前年同月比)。 【鋳鋼】 北海道42.9、東北103.3、関東信越101.4、東海北陸107.6、近畿93.7、中国90.5、四国107.2、九州108.8。 【鍛鋼】 北海道107.8、関東信越95.0、東海北陸99.3、近畿100.4、中国85.4、九州94.7。 京滋営業所を新設 三菱マテリアルツールズ12月1日より営業 三菱マテリアルツールズ(社長=高田修氏、本社=東京都墨田区横網1-6-1)は、京滋地区(京都府・滋賀県)を中心にさらなる地域密着型の営業体制を強化するため、滋賀県栗東市内に京滋営業所を開設し、12月1日より営業を開始した。所長は治金正和氏。 同社ではこれを機に、より一層迅速な商品・情報の提供とサービスの強化を図る。 【京滋営業所】 ▽住所=滋賀県栗東市手原5丁目6-19 五番街ビル502号(〒520-3047) ▽TEL077-554-8570 ▽FAX077-554-8781 ▽所長=治金正和氏 ▽営業開始=平成18年12月1日 目標上回る来場者で賑わう 第2回あったか祭 大垣管材出展社も増える 大垣管材(大垣市長沢町・社長=五島道久氏)では、有力住器メーカーを主にした秋の大商談会「第2回あったか祭」を11月25日に本社特設会場において開催し、目標を上回る来場者が詰め掛けるなどして終日賑わった。 会場には、有力住機メーカー14社が出展し、システムキッチンから液晶テレビまでを展示即売する一方、岐阜特産の富有柿、飛騨牛や産直の数の子、新巻鮭などの産直コーナーや試打コーナーを備えたゴルフ用品コーナー、蘭などの観葉植物の花コーナー、おでん、うどん、豚汁などの味覚コーナーなどが設けられ、商談と休息を兼ねた商談コーナーでは、昼食時には大勢の来場者で賑わった。 昨年に続いての2回目の開催となった、あったか祭について五島社長は「昨年、初の試みとして開催させて頂きましたが、非常に好評を得、引き続いて開催してほしいとのお客様のご要望もあり、今回2回目の開催とさせて頂きました。こだわりの暖かい食べ物をはじめ、産直の新巻鮭、数の子、地元の飛騨牛などを取り揃えてご来場の皆さんにお応えいたしたいと思います。会場には昨年より6社増えました住機メーカー14社の新製品等を展示実演いたし、お値打ち価格で提供させていただきます」と、述べていた。 輸出契約高前年比71.3%減の 1千698億7千100万円 日本産業機械工業会9月輸出契約状況 日本産業機械工業会がまとめた平成18年9月の産業機械輸出契約状況によると、主要約70社の9月の輸出契約高は前年同月比七1.3%減の1,698億7,100万円となった。このうちプラントは二件で四百五十四億四千五百万円。中東の大幅な減少により前年同月比八八・四%減となった。 単体は、前年同月比37.8%減の1,244億2,600万円。機種別にみると、ボイラ・原動機は北アメリカ、中東、アフリカ、アジアの減少により前年同月比28.1%減、鉱山機械は南アメリカ、アフリカ、北アメリカの増加により同315.2%増、化学機械は中東、アジア、北アメリカの減少により同51.3%減、プラスチック加工機械はアジアの減少により同22.0%減、風水力機械はアジアの増加により同63.4%増、運搬機械は北アメリカの減少により同15.0%減、変速機はアジア、北アメリカ、オセアニアの増加により同12.6%増、金属加工機械は中東の増加により同56.7%増、冷凍機械はアジア、ヨーロッパ、オセアニアの増加により同23.6%増となった。 地域別構成比は、アジア六3.7%、中東11.6%、北アメリカ10.5%、ヨーロッパ10.2%、オセアニア1.3%となっている。 ダイジェット工業新製品 ダイマスターSKS形小径サイズ EZドリルなどを新たに発売 ダイジェット工業(社長=生悦住歩氏、本社=大阪市平野区加美東)は、金型の高能率・高速荒加工用工具「高送りダイマスターSKS形」の小径サイズと、省エネ・環境調和型ドリル「EZドリル」、金型の高速高能率加工用ソリッドラジアスエンドミル「ワンカットスーパーラジアスDV-OCSR形」の販売を開始した。 高送りダイマスターSKS形に 小径φ16、φ17登場 金型の高能率・高速荒加工用工具として好評の「高送りダイマスターSKS形」に小径φ16、φ17を追加発売。 従来、φ20からのラインナップであったが、顧客からの要求により更に小径サイズのφ16及びφ17を開発した。 特長は、@SKSの従来の切刃形状を継承し切削抵抗を低減、加工深さが深くなっても安定した深彫り切削が可能A更にびびりを低減するオール超硬シャンクアーバ「頑固一徹」(発売中)と組み合わせて使用するモジュラーヘッドタイプも一気にラインナップした。 主な用途は、炭素鋼、プリハードン鋼、工具鋼、焼き入れ鋼、鋳鉄の平面削り、肩削り、ポケット加工、曲面加工、ヘリカル加工。 〈サイズ・販売価格〉 ・エンドミルタイプ…φ16(シャンク径φ16、φ15)、φ17のレギュラ・ロング計6アイテム。標準価格は23,800円より。 ・モジュラーヘッドタイプ…φ16、φ17の2アイテム。標準価格は23,800円。 ・チップWOMW04T215ZER、材種JC5040(鋼用)、JC8015(高硬度材、鋳物、ステンレス用)の2種類。標準価格は600円。 2006年11月1日より発売開始(エンドミルタイプ・モジュラーヘッドタイプとも)。 初年度販売金額は3,000万円。 省エネ・環境調和型ドリル EZドリル発売開始 再研削が容易なクーラント穴付ソリッドドリル、「EZドリルEZD形」を新発売。 特長は、@再研削が容易な刃先形状を採用A高速高能率加工に対応B従来ドリルに比べ切削抵抗が小さく消費電力が30%少ない省エネ・環境調和型ドリル。 主な用途は、炭素鋼、合金鋼、工具鋼、50HRCまでの焼き入れ鋼、鋳鉄、ステンレス鋼、アルミ合金の穴あけ加工。 〈サイズ・販売価格〉 ・3D(EZDM)タイプφ3〜φ16(φ3〜φ11は0.1mmとび、φ11超は0.5mmとびをラインナップ)。標準価格は7,430円〜24,600円。 ・5D(EZDL)タイプはφ3〜φ12の正寸、タップ下穴サイズよりラインナップ。 3D、EZDM形は2006年11月1日より発売開始。5D(EZDL)タイプも近日発売する。 初年度販売金額は1億円。 バリューコートシリーズ第5弾 ワンカットスーパーラジアス登場 金型の荒から仕上げ加工までを一本でこなす高速高能率加工用ソリッドラジアスエンドミル「ワンカットスーパーラジアスDV-OCSR形」を新発売。 特長は次の通り。 @1刃当りの送り1mm以上の超高速送りを実現。荒・中荒加工においては、低切込み・高送りによる脅威の切削条件を実現。仕上げ加工においては、ピックフィードを大きくしてもカスプハイトをゼロにできる高能率仕上げ加工。 AラジアスコーナR部スクイ面にネガ・ポジ諸元を採用し、更にリードを加えた曲面スクイを採用。切れ味と刃先強度バランスが良い。また切りくずが外周側に流れる様に排出されるため、切削熱の発熱量を抑えることができ、高硬度材の荒加工においても高送りで長寿命を実現した。 B広い切りくずポケットを有する3枚刃を採用することにより、2枚刃に匹敵した切りくず排出性でピックフィード量に制限がなく、4枚刃では困難な溝加工でも高能率加工を可能とした。 C高硬度材で脅威の性能を発揮する、適用領域の広い新コート「バリューコート(DVコート)」を採用し、母材にも靭性と硬度のバランスを考えた新素材微粒子合金を採用。 主な用途は、炭素鋼、プリハードン鋼、工具鋼、65HRCまでの焼き入れ鋼、鋳鉄の肩削り、ポケット加工、溝加工。 〈サイズ・販売価格〉 レギュラサイズφ2〜φ20の12アイテム。標準価格は18,100円(φ2)〜123,000円(φ20)。 2006年11月1日より発売開始(レギュラタイプのみ)。ロングネック、テーパネックタイプも近日発売する。初年度販売金額は5,000万円。 組合員・従業員の親睦深まる 第7回合同BL大会を開催 中日本木工商組・全木商組中部支部 中日本木工機械商工協同組合(理事長=木村秀夫氏・昭元産業社長)と全日本木工機械商業組合中部支部(支部長=島田昭三氏・シマダ機械社長)は11月18日午後3時より、名古屋市中村区のレジャックボウリングにて両組合合同の第7回組合員親睦ボウリング大会を開催した。 当日は、組合員及び従業員とその家族も含め、総勢32名が参加し楽しく賑やかに行われた。 従業員の家族の参加もあり、とても和やかな雰囲気ではあったが、ゲームが始まると、各レーンでつぎつぎと歓声が沸き起こり老若男女問わず白熱した勝負が繰り広げられた。2ゲーム行った結果、稲垣昌弘氏(稲垣加工所)が342ピンで優勝を果たした。 ボウリング終了後は、「座々はなれ」に会場を移し懇親会が行われた。組合員及び従業員の親睦が図られ、参加者は楽しいひと時を過ごした。ボウリングの成績発表および賞品の授与も行われ、参加者同士で交流を深める場ともなった。 上位入賞者は次の通り。 ▽優 勝=稲垣昌弘(稲垣加工所)342ピン ▽第2位=福本豊彦(フクモト)332ピン ▽第3位=森とき子(フクモト)320ピン (敬称略) 18年12月17日2260号 全機工連愛知大会の報告 MECT07展小間募集開始 愛機工12月定例理事会開催 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=野田道典氏・ノダキ社長)は12月5日午後4時より、名古屋市中区錦の東京第一ホテル錦で12月定例理事会を開催した。出席理事29名。理事会では、10月20日に行われた全機工連愛知大会の収支や反省点が報告されたほか、来秋開催のMECT07展の小間募集開始にあたり組合の目標小間数が発表された。 理事会は、野田理事長の挨拶に続いて議案審議が行われた。 会員の増強活動では、シミズ商会(愛知県弥富市、代表=志水聰氏)の新規加入が承認された。所属は尾張支部。また、脱退1社も合わせて報告された。 第38回全機工連愛知大会は、10月20日に名古屋マリオットアソシアホテルで「事業継承を考える」“明日に繋げる機工商社の後継者対策”をテーマに開催され、全国より総勢502名が参加した。野田理事長より「大会は、開会受付で慌ただしかったものの、トラブルもなく第1部から第3部も滞りなく進行し、講演会、分科会の内容についても参加者から高い評価を得、概ね成功したと思われる。分科会では、当組合関係者に移動のお願いをしたものの第1分科会、第2分科会へとバランス良く参加者が分かれ両会場ともに満席の状況であった。また、当初懸念された手荷物受付もスムーズで青年部員の貢献は大であった」と報告があり、収支報告も行われた。 MECT07展は、来年10月17日から20日までの4日間、ポートメッセなごやにおいて“需要新鮮「広がる」「深まる」「極める」中部のモノづくり”をテーマに開催される。ニューダイジェスト社が公表した目標勧誘小間数は1,500小間(内、組合分350)で動員8万人。 同組合では、事業部会及び第1回実行委員会を11月14日に開催し、今展の組合目標勧誘小間数を350小間とした。募集要項は、従来同様パンフレットに有力代理店名及び販売店名を連名で記載し、依頼状とともに各事業所に郵送し実行委員がフォローする。第2回実行委員会は、来年2月23日午後5時から東京第一ホテル錦にて行う。 また、MECT展第三者会議を12月4日に開催し、07年展の開催要項が発表された。要項については、今展より中小企業基本法に基づく定義に該当する企業の出品料金の中小企業割引(一〇%)を適用する。特別企画については、航空機産業の加工技術実演を企画。 採用・社員戦力化事業については、第1回モデル事業セミナーを同理事会終了後に行う。テーマは「技術力を背景にした営業社員の戦力化」、講師・山下隆蔵氏(山下機械会長)。その他、▽事業定着セミナー(07年1月18日、新年会併催)愛知大会「分科会」報告を予定、▽職場定着普及セミナー(07年2月6日、理事会併催予定)「人材の採用について」(仮題)、▽第2回モデル事業セミナー(07年2月23日)「明日につなげる採用と人材育成の戦略」“創業者が語る成長の秘訣”(仮題)講師・時津忠氏(新栄商會会長)を予定。事業定着調査では、過去2年間実施した事業の成果(改善)を調査しまとめる。調査報告書完成は来年2月中旬。また、04年度から実施した社員戦力化事業の報告書を来年2月中旬までに完成させる。就業規則マニュアルについては、就業規則とそれに関わる規定のマニュアル(企業規模別)を作成する。 経営対策部教育事業に関しては、戦力化事業で実施した新入社員研修を継続して行うこととし、開催日は来年4月5日、6日の2日間。募集人員30名。 中部ブロック会議は、来年2月16日にホテル・キャッスルプラザで岐阜組合が担当して開催される。内容はブロック会議と懇親会で、講演会等の企画については岐阜組合で調整中。 07年組合新年会は、来年1月18日午後六時よりホテル・グランコート名古屋で東支部が担当して行われる。出席見込みは300名で、12月4日現在の申し込みは約220名。 部会報告では、総務部、情報部、経営対策部、事業部、福利厚生部、青年部の各部より最近の活動状況が報告された。 この後、事務局より長期インターシップ制度「若者と中小企業のネットワーク構築事業」についての説明があったほか、組合員の訃報、各支部の忘・新年会の日程、事務局の年末年始の休暇(12月29日から1月4日まで)について報告された。 次回理事会は2月6日午後4時から東京第一ホテル錦にて。 ボウリング大会に 過去最高の98名参加 愛鋲協 第5回理事・役員会 愛知鋲螺商協同組合(理事長=藤田K氏・藤田螺子工業社長)は11月29日午後6時より、組合事務局において第5回定例理事・役員会を開催した。 藤田理事長の挨拶に続いて議事に移り、第1号議案の事業部委員会に関する件では、11月の収支報告が行われた。 第2号議案のボウリング大会に関する件では、12月10日午前10時より星ヶ丘ボウルで開催する大会に8社・98名の参加申し込みがあったと報告された。目標の100名には及ばなかったものの過去最高の人数となる。当日の役割分担などを決めた。 第3号議案の金属連年金基金については、経過報告が行われた。 第4号議案の優良組合表彰並びに優秀従業員表彰の件では、10月27日に組合が全国中央会会長表彰を受け、11月7日には組合員事業所の従業員12名が優秀従業員として名古屋市長表彰を受けたことが報告された。 第5号議案の青年部活動については、今後の予定として来年4月にベトナム視察を行い、その後、一時休部とすることが承認された。人材の確保が出来れば再度活動を再開することも合わせて確認した。 第6号議案の平成19年新年会については、来年1月25日に名鉄ニューグランドホテルで開催し、当日の式次第や役割等について審議された。案内を12月上旬に送付する。 第7号議案のねじ商連常任理事会報告では、11月8日に行われた会合に出席した鈴木副理事長(八幡ねじ社長)より当日の審議内容が伝えられた。 第8号議案の忘年会に関しては、12月20日に理事・役員の忘年会を開催することを確認した。参加費は各自負担。 第9号議案のその他の件では、各新聞社等から依頼のあった新年広告並びに年頭所感を了承した。 次回は、来年1月25日午後4時(新年会の前)から名鉄ニューグランドホテルで行う。 中部経産局管内 最近の地域総合経済動向 中部経済産業局は11月8日、管内(愛知、岐阜、三重、富山、石川の五県)における最近の経済動向をまとめた。それによると、生産は電子部品・デバイスが増加しており、輸送機械、一般機械工業も高水準で推移しているなど、増加傾向にある。個人消費は薄型テレビの販売が好調であり、洗濯機の販売も順調であるなど持ち直している。また、設備投資は幅広い業種で増加する動きが見られる。さらに、雇用情勢は完全失業率、有効求人倍率ともに全国の中でも良好な水準にある。これらのことから、管内の経済活動は「改善している」と、昨年8月の発表から15カ月連続して基調判断を据え置いた。なお、先行きについては、生産は自動車、金属工作機械、電子部品・デバイスなどを中心に、当面、高水準で推移すると見込まれるが、原油・原材料価格や為替・金利の動向等については留意する必要があるとまとめている。(比較は断りのあるものを除き、平成18年9月の実績値による) 鉱工業生産・出荷・在庫 鉱工業生産の動向を指数(9月速報)でみると、輸送機械工業、一般機械工業、金属製品工業が低下したことから、前月比2.5%減と4カ月ぶりの低下となった。また、前年同月比は7.1%増と23カ月連続の上昇となった。 出荷は、輸送機械工業、一般機械工業、金属製品工業が低下したことから、前月比1.5%減と2カ月ぶりの低下となった。また、前年同月比は10.2%増と20カ月連続の上昇となった。 在庫は、輸送機械工業、一般機械工業が低下したことから、前月比5.9%減と3カ月ぶりの低下となった。また、前年同月比は2.2%減と26カ月ぶりの低下となった。 なお、大口電力需要は、中部電力管内では37カ月連続で前年を上回り、北陸電力管内では34カ月連続で前年を上回った。 主要業種の動向 ◆輸送機械 輸送機械の生産は、高水準で推移している。 乗用車は、国内向けは伸び悩んでいるものの、北米を中心とした海外向けが好調なことから、高水準で推移している。 自動車部品は、国内完成車向けが高水準で推移しており、国内メーカーの海外現地工場や海外メーカー向けの輸出も好調なことから、緩やかな増加傾向となっている。 航空機体部品は、航空業界の機体調達が好調なことから、増加傾向となっている。 ◆一般機械 一般機械の生産は、高水準で推移している。 金属工作機械は、国内需要が一般機械向けを中心に、海外需要が北米向けを中心にともに堅調なことから、高水準で推移している。 繊維機械については、織機は主力の中国向けが堅調であり、紡績・準備機械は中国向けが堅調、インド向けが順調なことから、緩やかな増加傾向となっている。 その他の一般機械では、半導体製造装置、産業用ロボット等が海外向けに順調であることから高水準で推移している。 ◆電子部品・デバイス 電子部品・デバイスの生産は、増加傾向となっている。 半導体素子・集積回路は、記憶素子(メモリ等)が携帯音楽機器、携帯電話向けに好調なことなどから、増加傾向となっている。 液晶素子は、テレビ、携帯電話など情報通信機器向けが好調なことなどから、緩やかに増加している。 ◆電気機械 電気機械の生産は、緩やかな増加傾向となっている。 開閉制御装置・機器は、半導体関連向けが好調であり、自動車関連向けも順調なことから、高水準で推移している。 内燃機関電装品は、自動車向けが順調なことから、緩やかな増加傾向となっている。 電動機は、順調な自動車向けを中心に、緩やかな増加傾向となっている。 ◆情報通信機械 情報通信機械の生産は、緩やかに増加している。 民生用電子機械は、デジタルカメラが順調であり、テレビ、カーナビゲーションが堅調であることなどから、緩やかに増加している。 電子計算機は、振れを伴いつつも緩やかに増加している。 ◆金属製品 金属製品の生産は、緩やかな増加傾向となっている。 アルミニウム建材は、ビル向けに動きがみられることなどから、持ち直しの兆しがみられる。 ばねは、自動車向けが順調なことから、緩やかな増加傾向となっている。 ガス機器は、高付加価値製品に動きがみられるものの、単体普及品を中心に弱い動きが続いていることから、緩やかな減少傾向となっている。 ◆鉄鋼 鉄鋼の生産は、高水準で推移している。 鋼板は、造船・産業機械向けが好調であり、自動車向けも順調なことから、高水準で推移している。 棒鋼は、民間建築向けが堅調なこともあり、緩やかな増加傾向となっている。 特殊鋼鋼材は、順調な自動車関連向けを中心に、高水準で推移している。 ◆化学 化学の生産は、高水準で推移している。 自動車関連向けが順調なことなどから、高水準で推移している。 ◆ファインセラミツクス ファインセラミックスの生産は、緩やかな増加傾向となっている。 触媒担体、ガスセンサ素子は、自動車向けが世界的な環境意識の高まりから順調であり、緩やかな増加傾向となっている。 消費・投資などの需要動向 ◆個人消費 個人消費は、持ち直している。 大型小売店販売は、百貨店が6カ月連続で前年を下回り、スーパーも2カ月ぶりに前年を下回ったことから、全体では2カ月ぶりに前年を下回った。 コンビニエンスストア販売額は、3カ月連続で前年を下回った。 乗用車販売は、普通車が3カ月連続で、小型車も8カ月連続で前年を下回ったものの、軽自動車が9カ月連続で前年を上回ったことから、全体では3カ月ぶりに前年を上回った。 家電販売は、パソコンが依然伸び悩んでいるものの、薄型テレビが好調であり、洗濯機も順調であることから、2カ月ぶりに前年を上回った。 ◆設備投資 設備投資は、増加している。 半導体素子・液晶素子関連で引き続き能力増強投資が進捗していることに加え、自動車関連で積極的な姿勢が継続しているなど、幅広い業種で投資を増加する動きがみられる。 なお、管内主要8社の金属工作機械受注(国内向け)をみると、一般機械工業向けが7カ月ぶりに、自動車工業向けが9カ月連続で前年を下回り、全体では3カ月連続で前年を下回った。 ◆公共投資 公共投資は、低調に推移している。 公共工事請負金額をみると、「地方公社」(前年同月比587.8%増)、「独立行政法人等」(同11.1%増)、「国」(同5.3%増)で前年を上回ったものの、「市区町村」(同42.6%減)、「県」(同14.7%減)、「その他」(同21.9%減)で前年を下回り、全体では3カ月連続で前年を下回った。 ◆住宅投資 住宅投資は、増加している。 新設住宅着工戸数をみると、持家が8カ月連続で、貸家が18カ月連続で、分譲が2カ月連続で前年を上回り、全体では12カ月連続で前年を上回った。 ◆輸出通関額 輸出通関額(円ベース)は、20カ月連続で前年を上回った。 名古屋税関管内の輸出通関額(円ベース)を品目別でみると、「自動車」、「金属加工機械」などが前年を上回った。主要地域(国)別でみると、米国向けは20カ月連続で、アジア向けは54カ月連続で、EU向けは15カ月連続で前年を上回った。 ◆雇用情勢 雇用情勢は、需給が引き締まっている。 新規求人数は、医療・福祉、運輸業、飲食店・宿泊業をはじめ幅広い業種で増加している。有効求人倍率は、引き続き高い水準にある。完全失業率は、着実に改善している。 ◆企業倒産 企業倒産(件数)は、5カ月ぶりに前年を上回った。 企業倒産は、落ち着いているが、今後の動向については引き続き注視する必要がある。 本社と鈴鹿営業所を統合 コジマ・フジ通商新住所に移転 コジマ・フジ通商(社長=藤木利一氏)は、本社と鈴鹿営業所を統合し、次に移転した。 移転先は次の通り。 ▽新住所=〒510―0874 四日市市河原田町1007番地27 ▽TEL059-348-7670▽FAX059-348-7671 ▽営業開始日=12月4日 賛助会員(岡本)一社加入 1月24日賀詞交歓会 岐阜県管工機材商組合12月理事忘年会開催 岐阜県管工機材商組合(理事長=山田康博氏・山彦社長)では、12月6日午後6時より岐阜市長良川河岬の岐阜グランドホテルにおいて、「12月度定例理事会」を開催し、来る平成19年の1月24日に平成19年新年賀詞交歓会を開催することを決めた。 当日審議され、承認された議案は次のとおり。 ▽第1号議案=平成19年新年賀詞交歓会開催の件 1月24日岐阜グランドホテルで開催と決まり、当日の式次第に沿っての役割分担について審議した。 役割分担は次のとおり。 ◎司会進行・開会の辞=白木理事(白木商会社長) ◎来賓祝辞=岐阜県管設備工業協同組合戸島理事長 ◎賛助会員代表挨拶=日本プラスチック工業 ◎祝辞並びに乾杯=愛知県管工機材商業協同組合石原理事長 ◎閉会の辞=森嶋副理事長(大東社長) 一方、恒例の抽選会も実施される他、前年通り参加者全員に手土産を配る。 賀詞交歓会当日は、午後5時30分に受付を開始し、同6時に開会。懇親会の席はテーブル形式。 ▽第2号議案=2月度全員例会開催の件 第1候補日を平成19年2月27日と決めた。 担当は西垣理事(西垣ポンプ製造社長)。 ▽第3号議案=賛助会員新規加入の件 加入申込が出されていた、岡本(岐阜市畷町五番地・電話=058-271-7251)の加入申し込みを承認した。 ▽第4号議案=組合設立30周年事業の件 準備委員会(委員長=五島理事・大垣管材社長)を設けて、準備に取り掛かることになった。 ▽第5号議案=その他の件 @木曜会の広井幹事長より、木曜会の中間報告が行われ、承認した。 A次回理事会を19年2月27日午後5時より、岐阜グランドホテルで開催することを内定した。 審議事項のあとは、中華料理を囲みながら忌憚の無い情報交換を行った。 木内義裕氏が 新社長に就任 ムラキ 時計・宝飾、精密機械・工具を販売するムラキ(本社=東京都中央区日本橋3-9-10)では、11月28日開催の定時株主総会ならびに取締役会において、木内義裕氏が代表取締役社長に選任され就任した。また、前社長の村木慶裕氏は代表取締役会長に就いた。 新役員は次の通り。 ▽取締役会長(代表取締役)=村木慶裕氏▽取締役社長(代表取締役)=木内義裕氏▽取締役副社長=大西清二氏▽専務取締役=高谷彪三氏▽常務取締役=福島康行氏▽取締役=村木哲二氏▽取締役=落合博司氏(新任)▽監査役=鶴田愛氏▽監査役=八幡秀昭氏 役割分担について協議 1月12日賀詞交歓会 三重県管工機材商組合第3回理事会開催 三重県管工機材商業組合(理事長=田中邦洋氏・五光商会社長)では、11月28日午後5時より四日市駅西の“四日市都ホテル”において、「第3回理事会」を開催し、平成19年新年賀詞交歓会を19年1月12日に開催することを申し合わせた。 理事会は、田中理事長の「今年もあと1月足らずとなりました。本日は過日に開催しました製販親睦ゴルフ会の収支報告と、新年賀詞交歓会の件につきましてご審議頂きたいと思いますので、ご協力をお願いいたします」との挨拶に次いで、理事長が進行役をつとめて議案審議を行い、次のとおり承認された。 製販親睦ゴルフ会は、10月18日に三重カンツリークラブにおいて、正会員、賛助会員等31名が参加して開催され、正会員の伊藤嘉恭氏(伊藤管材商店)がネット74.8で優勝。収支も予算枠内で収まった。 新年賀詞交歓会開催については、審議の結果、1月12日午後4時15分より、四日市都ホテルで開催することを決めた。 宴会形式は、立食ビュッフェスタイルで、予算については前年の支出を参考に取り決めることで承認した。 一方、当日の来賓には、愛知県管工機材商業協同組合の石原理事長を招待することを確認したほか、司会進行、来賓祝辞、賛助会員代表挨拶、乾杯発声、中締め等の人選についても内定し、役割分担についても取り決めた。 ▽賀詞交歓会・役割分担 ・司会進行=杉山副理事長(杉山機工社長) ・中締め=一色監事(一色商会社長) また、通常総会については、第4回理事会を開催して、総会に万全を期すことにした。 今総会は役員改選もあることから一泊総会となる模様。 以上で審議事項を終え、市況等の情報交換を行った。 新社長に石川則男氏決定 オーエスジー大沢社長は会長に オーエスジー(本社=愛知県豊川市本野ヶ原3-22)は11月27日開催の取締役会において、代表取締役社長兼COOに現取締役執行役員デザインセンター長である石川則男氏の就任を決定した。現代表取締役社長の大沢輝秀氏は代表取締役会長兼CEOに就く。 なおこの異動は、来年2月17日の定時株主総会で正式に決定される予定。 新社長に就任する石川氏は、愛知県出身、昭和30年12月23日生まれ。昭和53年3月オーエスジーに入社後、同58年5月OSG Tap and Die,Inc.に出向、平成7年10月同社副社長に就任。その後、同10年4月OSG A.I.M.O.S.A.取締役社長、同11年8月OSG Europe S.A.取締役社長、同13年2月取締役、同15年2月執行役員、同16年2月取締役を経て、同12月取締役執行役員デザインセンター長に就任、現在に至る。 ◇ また、オーエスジーでは12月1日付で次の通り組織改正を行った。 @経営企画室を廃止する。 A海外支援室をグループ会社製造支援室に改称する。 B品質保証室に品証グループ会社支援チームを新設する。 C経営戦略センターを新設し、経営戦略グループ、OTAC推進グループで構成する。(OTACとは、OSG TUNGALOY Alliance Committeeの略) DIT推進室をIT推進センターに改称する。 E国際部を海外営業本部に改称する。 担当職務は、グループ会社製造支援室がグループ会社の製造支援、品質保証室の品証グループ会社支援チームがグループ会社の品質保証支援を行う。また、経営戦略センターの経営戦略グループは中期経営計画の立案、モニタリング、グループ予算管理体制の構築・実施、OTAC推進グループはタンガロイ業務提携の推進、株主コミュニケーションを担当する。 中部三菱マテリアルツールズ会豊削まつり2006開催 「NX3035魁」など紹介 “見て・触れて・学んで”テーマに参加者過去最高 中部三菱マテリアルツールズ会(会長=時津忠氏・新栄商會会長)は、「豊削まつり2006」を11月22日午後4時45分より名古屋市中区のヒルトン名古屋にて開催した。 開会前に行われた「ACTIVE体験コーナー」では、参加者がAからFの六テーブルに並べられたACTIVEキャンペーン新製品に関するクイズ(ステージA「NX3035を探せ!」・同B「Wクランプ部品をセットせよ!」・同C「WSTAR何Dシリーズ?」・同D「MMTピッチサイズを見極めろ!」・同E「MSTARエンドミルを使い分けろ!」・同F「フライス工具の選定にチャレンジ!」)に挑戦し、全問正解した人はもれなく景品を受け取っていた。 冒頭の挨拶で時津会長は「三菱マテリアルツールズ様におかれましては、今年度はアクティブをテーマに活動されておられます。今から6年前の旧三菱さんと旧神戸さんの合併発表式で両社はフュージョン(融合)されました。それから、三菱マテリアルツールズ発足時は、ジェネシスすなわち起源となる時期を築かれ、いよいよ今年度からは、動き出すという意味でアクティブをテーマに掲げられていると伺っております。7月から3カ月間にわたって実施されました『ACTIVE2006』キャンペーンでは、アクティブに相応しい活動的な営業展開を代理店様、会員の皆様と共に実施されたことは記憶に新しいところでございます。先般、目標金額を突破した会員様を対象に行われましたJIMTOF見学ツアーでは、同業他社に圧倒的な差をつけた素晴らしい総合力を見させていただくことができました。そして本日ここに今年の総仕上げ『豊削まつり2006』が開催される運びとなりました。今年度の『豊削まつり』は旧ダイヤチタニットから数えまして、13回目となっております。中部独自の定例行事としてすっかり定着してまいりました。本日の『豊削まつり』は、特約店63社、160名様、そして代理店14社、44名様、三菱さんのスタッフを含めますと、総勢238名様の方々にお集まりいただきまして、過去最高の参加人数となりました。優秀セールスマン表彰、イチ押し新製品の紹介・展示など盛りだくさんの内容となっておりますので、ひとつでも多くの新製品を覚えていただき、明日からの営業活動で積極的に種をまき、そして育て収穫となりますよう代理店、特約店の拡販ご協力を重ねてお願いしたいと思います」と語った。 続いてメーカー側を代表して三菱マテリアルツールズ(社長=高田修氏、住所=東京都墨田区横網1-6-1)中部支店の伊藤久須男支店長は、「本日の『豊削まつり』には大変多くの皆様にご参加いただきました。先程の時津会長からのお話にありましたように、過去最高のご参加をいただいております。誠にありがとうございます。また、もうひとつ御礼を申し上げることがございます。私どもはJIMTOFツアーを11月4日、5日の2日間で行いました。弊社のスタッフを含めまして総勢73名という予想外のたくさんの方々にお集まりいただきました。改めて厚く御礼申し上げます。私は1年ほど前まで拡販のチームを作り活動をしてまいりましたが、弊社の高田社長はとにかく新製品を売ることに最大限の力を結集するようにと創業以来申しております。現在のところ、新製品としましては、『NX3035魁』、『スーパーダイヤコートUE6110』などが次々と投入されております。また、これ以外にもJIMTOFでご覧になられた方も多いと思いますが、新製品が目白押しでございます。なかでも『NX3035魁』につきましては、他社製のサーメットの性能を大きく上回る出来に仕上がっている自信作であり、国内、海外問わず、いちばんの製品ではないかと思っております。今後、これらJIMTOFで発表しました新製品を中心にキャンペーンを企画いたしております。さらに、ユーザー様を対象とした新製品の講習会も来年の2、3月の2カ月間で計画しておりますので、集客のご協力をよろしくお願いいたします」と挨拶した。 新製品説明では、旋削用新サーメット「NX3035魁」について語られた。その特長は、@従来にない高い熱伝導性の特殊合金結合相により耐熱衝撃性が大幅に向上した。A従来サーメットでは切削寿命が不安定になりやすい湿式切削でも非常に優れた刃先安定性を示す。B硬質相粒子の結合力も向上し、サーマルクラックやマイクロチッピングなどの異常損傷が発生しにくく、鋼加工においてサーメット特有の極めて美しい仕上げ面を持続する、といった点である。 新製品紹介の際には、参加者がAからFの6テーブルに分かれて実際に製品を手に取り、スタッフからの説明を聞くなど、まさに「見て・触れて・学んで」を体験していた。 この後、「ACTIVE2006」キャンペーン対象製品の拡販に貢献した優秀販売員の表彰や三菱マテリアルツールズ中部支店の営業マン紹介等が行われた。 第二部の懇親会では、大変賑やかな雰囲気の中、参加者同士で情報交換を行なうなど交流を深めていた。また、最新のi―podをはじめとする豪華商品が数多く用意された抽選会が行われ、会場は大いに盛り上がっていた。 宮木正彦氏(デンソー常務役員)を迎え ディーゼル燃料噴射システムの講演会 日工販中部地区忘年懇親会を開催 日本工作機械販売協会(中部地区委員長=井内敬氏・サンコー商事社長)は12月6日午後4時より、名古屋市中区錦の名古屋観光ホテルで中部地区忘年懇親会を開催、会員ら約150名が参加した。 当日は懇親会に先立ち、記念講演として宮木正彦氏(デンソー常務役員)を講師に「ディーゼル燃料噴射システムの先端技術」についての講演会が行われた。講演会の冒頭、井内中部地区委員長は挨拶で「大変お忙しい中、ご出席いただき有り難うございます。本日は、デンソーの宮木(常務役員)様にディーゼル燃料噴射装置のご講演をいただきます。環境に優しい車作りということで、コモンレールについてこの道の大家であります宮木様にお願いいたしました」と述べ、講師のプロフィールを紹介した。 講演会で宮木氏は、▽CO2を考えるとハイブリッドだけではいけないので、ヨーロッパではディーゼルエンジンに目が向けられている。ヨーロッパはCO2に敏感で、NOxよりもCO2の排出が少ないディーゼルエンジンに着目している▽従来のディーゼルエンジンは、黒煙を吐き、遅く、うるさいといったイメージがあるが、最新のものは、クリーンで、速く、静かになっている。乗用車用のディーゼル(国内で新車購入できるのはベンツのみ)は、同クラスのガソリンエンジン車と比べても遜色なく、逆にトルクが大きい分速く感じられるかもしれない▽音に関しても、従来のものとは比べものにならないほど静かで、ガソリン車と並べてもよほど気をつけないと気付かないレベルになっている▽このように格段の進歩を遂げた背景には、コモンレール技術が大きく関与している▽これにより、ディーゼルエンジンは画期的に進歩したが、まだまだ排出ガスの規制は厳しくなっているので、更なる進歩が必要。現在は第三世代を開発中であると語り、最新のディーゼルエンジンの技術について説明した。 忘年懇親会では、はじめに井内中部地区委員長が挨拶で日頃の日工販への支援・協力に感謝を表し、一年間の活動について報告した。また、「本日は、例年より30%強多い百四十名を超える皆さんにご参加をいただいております。今年一年、わが業界は、大きな流れとしては大変活況であったと思います。結構忙しく、特に納期管理に追われる毎日ではなかったかと思いますが、大変有り難い1年であったと思います。このようないい年の締めくくりに、この1年間の相互の健闘を称えあいながら、美味しくお酒を飲んでいただきたいと思います」と述べ開会の挨拶とした。 続いて、石川日工販会長(兼松KGK社長)が「常日頃、日工販の運営にご協力を賜りまして有り難うございます。お陰様で、今年も教育事業をはじめとして順調に活動をしてくることが出来ました。工作機械業界は今年も順調に推移してまいりまして、内需受注高7,300億円、外需で6,900億円と、今年は1兆4,200億円を超えて史上最高になるのではないかと期待しております。お陰様で、私共も大変良い年が過ごせたのではないかと思っております。ただ年後半にかけまして、我々日工販の人間にとって大きな市場を占めます、内需が少し止まってきた。後半には外需が内需を上回るという状況になり、我々の業界も少し潮目が変わりつつあるのかと思います。先ほどの講演会での宮木先生のお話を聞きますと、まだまだ技術の進歩は続いており、工作機械の勢いは続いて来年も期待できるのではないかと考えております。最後になりますが、皆様方にとって来年も良い年でありますように心より祈念いたします」と挨拶。 新入会員一社の紹介の後、来賓の松浦松浦機械製作所社長の発声で乾杯、互いに親睦を深めた。 「技術力を背景にした営業社員の戦力化」 第1回モデル事業セミナー 愛機工 山下隆蔵氏(山下機械会長)を講師に 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=野田道典氏・ノダキ社長)は12月5日午後6時30分より、名古屋市中区錦の東京第一ホテル錦において経営管理者を対象としたモデル事業セミナーの第1回講演会を開催した。 今回は山下隆蔵山下機械会長を講師に迎え「技術力を背景にした営業社員の戦力化」と題して、山下機械が専用機械製造を手がけた経緯や、製造部門を持つ商社としてのプラスマイナス、営業社員に求められる資質と役割の重要性などを中心に講演された。 その他、自動車産業の変遷と工作機械生産の推移や、中部圏とりわけ名古屋地域でモノづくりが盛んになった要因の歴史的考察など多岐にわたる内容で、参加者は興味深く聴講した。 同氏は昭和37年、諸般の事情から大学卒業と同時に山下機械に入社。当時、山下機械では旧軍需産業で使われていた中古機を補修しながら販売を行っており、そのための工場を稼働させていた。しかしその後、中古機の需要は減少し、工場の仕事を確保するため賃加工を行ったりもしたが、ある会社のボール盤治具製作に係わったことをきっかけに、自社製品の製造開発を手がけることとなった。 工作機械業界は景気変動による乱高下が激しい業界であり、工具業界は多少景気の影響はあるものの振幅の少ない業界であることから、商社として機械に比重を移し過ぎることのないよう、機械6に対し工具4、あるいは7対3と景況に応じたバランスに注意している。 自社製品製造に踏み切ろうとしたとき父親に、工作機械は高額であり一台当たりの利幅は大きいが、製造期間は長く且つ客先の要望を満たさない限り検収が上がらないため売上げにはならないことを言われた。このリスクは大きく、一歩間違うと会社の存亡に係わることになる。事実、こうした客先とのトラブルから倒産に至った企業も1、2社ではない。しかし一方で、製造工場を持つ商社という特異な存在は、ユーザーの信頼を得る力にもなっている。技術力を持った営業社員の存在が重要となってくる。ユーザーの要望を理解し、それに応じたシステムを構築して提案できること。ユーザーと二人三脚で、「ここに頼めば大丈夫」と信頼されるようになれば、リピーターとして安定した関係を築くことが出来る。実際、今では受注先のほとんどがリピーターのユーザーとなっている。しかし、そうした技術力を持った営業社員は、多くない。現在、2、3名ほどそんな社員がいるが、10名の営業社員を育てても、こうした期待に応えられるのは1名か2名だろう。営業社員個々の資質もあり、どう育てるかは難しい。機械商社や工具商社が、モノ作りをすべきか?原則は、難しいと思う。しかし、挑戦する価値はあると言いたいと締めくくられた。 堅調な中部経済を反映し 懇親忘年会を開催 中部NaITO会予想を上回る180余名が参加 中部NaITO会(会長=伊藤照之氏・伊藤信産業会長)は12月5日、名古屋市中区大須のローズコートホテルで恒例となった「中部NaITO会懇親忘年会」を開催した。当日は、会員である販売店、メーカーの関係者ら百八十名余りが参加し、賑やかな会となった。 冒頭、伊藤会長は「中部NaITO会の忘年会に大変大勢の方にお集まりいただき誠に有り難うございます。これは中部経済が如何に充実しているかということの表れではないかと思っております。我々にとりましては体が一番です。健康に留意して、明日の営業に差し支えのない範囲でお飲みいただき、情報交換をして楽しんでいただければ幸いです」と挨拶。 引き続いて、鈴木NaITO社長が同社の決算概要と見通しを報告。その中で、「計画は順調に推移しております。皆様のご要望に応えられるように中期4カ年計画を策定し、新しい計画の達成に向け頑張って参る所存です」と語った。 メーカーを代表して藤原タンガロイ中部支店長の力強い発声で乾杯。 乾杯後は、今年一年を振り返り、会員同士親睦を深めた。 仕入先ら60名が参集 服部商会「紅蘭」で忘年会 服部商会(社長=服部利一郎氏、本社=愛知県津島市百島町三正六歩23)は12月2日午後6時より、名古屋市中区錦の上海料理「紅蘭」において忘年会を開催し、仕入れメーカー・商社ら60名余りが集う中、賑やかに1年を締めくくった。 冒頭、服部社長は挨拶で「本日は師走のお忙しい中にも関わらず、この様な大勢の方にご参加を賜りまして誠に有り難うございます。服部商会も31年商売をさせていただいておりますが、お陰様で赤字の年は一度もなく過ごさせていただいております。今年もメーカー、商社の皆様のご協力により業績は順調に推移しております。本日は、私共を担当しておられる若い皆様にお集まりいただいております。楽しく過ごしていただきたいと存じます」と述べ日頃の支援に対し感謝の意を示した。 続いてメーカーを代表して二村二村機器社長が挨拶し、「今後は、更に技能継承して、物づくりを確りしていかなければならないと感じております」と団塊世代の退職問題についても触れた。この後、大谷山善名古屋営業本部副本部長の音頭で乾杯。 参加者は若手担当者が中心で、本場の上海料理を味わいながら楽しく会話もはずみ、会場は大いに盛り上がった。 最後に、服部部長のお礼の挨拶と一本締めで終了した。 阪野博安氏(ワシノ機器)優勝 第42回大嶽同友會開催 第42回大獄同友會(会長=小出幸成氏・キッツ中部支社長)が11月29日、藤岡カントリークラブ(愛知県豊田市西中山町)で開催された。 当日は絶好のゴルフ日和に恵まれ、参加した28名の会員は日頃の腕前を競いながら交流を深めた。その結果、阪野博安氏(ワシノ機器)がN79で優勝を収めた。 プレー後のパーティーで小出会長は、「本日は第42回大嶽同友會にご参加いただき有り難うございます。皆様とオータケさんのご協力によりまして盛会裏に開催することができました。これから表彰式に移ります。今回も大変豪華な賞品が用意されておりますので、楽しみにしていただきたいと存じます」と挨拶。 この後表彰式が行われ、各賞受賞者に豪華賞品が贈られた。 上位入賞者は次の通り。(敬称略) ◇優 勝=阪野博安N79H12(ワシノ機器) ◇準優勝=岡野直樹N80H16(巴バルブ) ◇第3位=近藤 篤N80H18(喜多村合金製作所) ◇第4位=千葉純一N80H29(東洋バルヴ) ◇第5位=鈴木 照N81H12(オータケ) 「イルノド」で忘年会 ジュニアー会 家族会を兼ねて 若手経営者が集うジュニアー会(幹事長=植田慎一郎氏・ウエダ社長)は12月9日午後6時より、名古屋市中区栄のリストランテ「イルノド」で忘年会を開催した。当日は、会員の家族も含め34名が参加して親睦を深めた。 会の冒頭、植田幹事長が挨拶を行い、続いて会員の六浦氏(六浦本店社長)の力強い発声で乾杯。 参加者は今年一年を振り返りながら楽しいひと時を過ごし、午後9時前にお開きとした。 「さくらとけなり」で 愛機工青年部忘年会を開催 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=野田道典氏・ノダキ社長)の青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)は12月5日午後7時より、名古屋市中区栄の「さくらとけなり」で忘年会を開催し、部員らおよそ50名が参加した。 はじめに森部長が今年を振り返り、「色々な行事がございましたが、その中でも全国大会の折には皆さんのご協力のお陰で成功できたとお褒めの言葉をいただいております。私の現役時代とは違って本当に素晴らしい組織が出来上がっていると感じます。来年も行事が目白押しでございますので、皆さんで力を合わせてこの青年部を愛知県だけではなく全国に広められるような素晴らしいものにしていっていただきたいと思います」と挨拶。 乾杯の後、参加者は恒例となったビンゴゲームで楽しく過ごし、途中、所用で欠席となっていた滝沢副部長(松本商店社長)も夫婦で駆けつけ歓談の輪に加わるなど、終始明るい雰囲気の中、今年1年を締めくくった。 愛機工組合各支部忘年会 上海料理「紅蘭」で 11月25 日 尾張支部 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=野田道典氏・ノダキ社長)の尾張支部(支部長=服部利一郎氏・服部商会社長)は11月25日午後6時より、名古屋市中区錦の上海料理「紅蘭」で忘年会を開催した。 永田理事(ナガタ機工社長)の司会で進められ、冒頭、服部支部長が「暮れのお忙しい中、ご出席いただき有り難うございます」と挨拶。続いて、組合本部の山崎事務局長より組合の概況説明と今後の活動についての報告を含めた挨拶があり、近藤理事(油伝商店社長)の「来年が、今年より良い年でありますように」との音頭で乾杯。大いに歓談しながら行く年を振り返り、午後8時半過ぎにお開きとした。 この中で、来年の総会は「グリーンプラザ浜名湖」(静岡県浜松市三ケ日)で3月17日に開催することを決めた。 グランコート「花梨」で 12月1日 中南支部 中南支部(支部長=志知亨氏・志知社長)は12月1日午後6時より、名古屋市中区金山町のホテルグランコート名古屋の中華料理「花梨」で忘年会を開催した。 若山幹事(サカイリフテク)の司会進行で、はじめに志知支部長が挨拶で日頃の組合活動並びに支部活動への協力に感謝を表した後、六浦理事(六浦本店社長)の力強い発声で乾杯。 今年一年を振り返り、あちらこちらで談笑して和やかなひと時を過ごした。 東京第一ホテル錦で 12月4日 西支部 西支部(支部長=滝川和彦氏・滝川物産社長)は12月4日午後6時30分より、名古屋市中区錦の東京第一ホテル錦「チャーロ」で忘年会を開催し、支部員ら20名が参加した。 はじめに滝川支部長より、日頃の組合活動並びに支部活動への支援と今年開催された全機工連愛知大会への参加・協力に対して感謝が述べられた後、服部理事(服部社長)の乾杯の音頭で乾杯。 宴会では、今年一年の思いでと来年への希望を語り合い、午後8時過ぎにお開きとした。 新年会の下見を兼ねグランコートで 12月5日 東支部 東支部(支部長=田中知之氏・ミユキ商會社長)は12月5日午後6時より、名古屋市中区金山町のグランコート名古屋で忘年会を開催した。 冒頭、田中支部長は「早いもので、もう忘年会の時期になりました。愛知県にとりましては順風の年だったと言えると思います。なかには何か寂しいなという話が聞こえてくる業種もありますが、我々の業界としましては、皆様方が素晴らしい業績を上げていると思っております。来年も皆様方と共に頑張っていきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。ところで、来年の1月18日に行われます愛機工組合の新年賀詞交歓会で東支部がホスト役を務めることになっています。是非とも皆様方のご協力をお願いしたいと思います」と挨拶。 この後、賀詞交歓会での各責任者の紹介と当日の進行等について説明がなされ、それぞれの責任者のもと、決められた役割についての協力を参加者に求めた。 原幹事(原工具商会社長)による乾杯の発声で宴席が始まり、和やかな雰囲気の中、賛助会員を含めた参加者は親睦を深めていた。 旅籠茶屋かやかやで 12月7日 熱田支部 熱田支部(支部長=小浦喜一氏・こうら社長)は12月7日午後6時30分より、名古屋市中区金山にある金山ワシントンホテル九階の旅籠茶屋「かやかや」で忘年会を開催し、支部員ら二十四名が参加した。 滝沢理事(松本商店社長)の司会で進められ、冒頭、小浦支部長は日頃の支部活動への支援と協力に感謝を示した上で、「本年度から、前任の水谷支部長(現組合会計)から引継ぎ、今後もその路線を継承しつつ、私なりの企画も織り交ぜながら活発な支部の活動に心がけて行きたい」と挨拶。 引き続いて、山下組合相談役(山下機械会長)の音頭で乾杯。1年を振り返りながら懇親を深め、午後8時半過ぎに北澤幹事(北澤商店社長)の中締めでお開きとした。 すし工房「千寿」で 12月13日 北支部 北支部(支部長=熊田達也氏・久満田商会社長)は12月13日午後6時より、名古屋市西区名駅のすし工房「千寿」で忘年会を開催した。 はじめに熊田支部長は挨拶で「本日は何かとお忙しい中、お集まりいただきまして有り難うございます。本年は、私共北支部から野田理事長を輩出することが出来ました。今後は、一層皆様方の力を結集して野田理事長を支え、組合活動の活性化に努めて参りたい」と語り、日頃の組合並びに支部活動への支援・協力に対し感謝の意を示した。 来賓として出席した組合本部の山崎事務局長より組合の概況説明を受けたほか、到着が若干遅れていた野田理事長からは10月に行われた全国大会について「組合員の協力により成功裏に終了し、参加者からは高い評価をいただくことが出来ました。これも偏に皆様方のご協力、ご支援の賜物であります」と礼が述べられた。 乾杯の後、宴会に移り、和やかなひと時を過ごして一年の締めくくりとした。 席上、来年の豊川稲荷初詣(1月28日)、支部幹事会、同総会など支部行事の確認も行われた。 東京第一ホテル錦で 12月14日 南支部 南支部(支部長=伊藤照之氏・伊藤信産業会長)は12月14日午後6時30分より、名古屋市中区錦の東京第一ホテル錦で忘年会を開催した。 伊藤幹事(丸正社長)の司会進行で行なわれ、冒頭、伊藤支部長は挨拶で日頃の組合活動並びに支部活動への絶大なる協力と支援に対し感謝の言葉を述べた。また組合本部の山崎事務局長より、組合活動の現況報告と全国大会での協力に対する礼があり、来年10月のMECT07展への協力も呼び掛けられた。 引き続いて、森理事(森哲社長)の力強い発声で乾杯。午後9時前に中川理事(ナカガワ社長)の中締めで終了した。 三建金物と資本提携 中村機械工具相互協力で発展目指す 中村機械工具(四日市市新正3-2-43)は、このほど開催された臨時株主総会及び取締役会において、三建金物(四日市市日永・上田高明社長)と資本提携をすることを決議し、今後は相互の協力関係のもとに更なる発展を目指すことになった。 同時に役員の改選が行われ、古川光男氏は代表取締役を退任し、会長に就任。後任社長には、三建金物の上田社長が就いた。 新陣容は次の通り。 ▽会長=古川光男氏 ▽代表取締役=上田高明氏 ▽取締役=上田敏明氏 ▽取締役=鎌田祥司氏 ▽取締役=宮武尚一郎氏 ▽監査役=田中正士氏 なお、山中力男氏及び中村美子氏は取締役を、杉本正夫氏は監査役をそれぞれ退任した。 青年部と合同で親睦ゴルフ 土方成一氏(金城螺子)優勝 愛鋲協 ナガシマカントリーで 愛知鋲螺商協同組合(理事長=藤田K氏・藤田螺子工業社長)は11月5日、三重県いなべ市員弁町のナガシマカントリークラブにおいて、同組合青年部と合同で親睦ゴルフコンペを開催した。 当日はゴルフ日和の中、18ホールストロークプレーで日頃の腕前を競った結果、土方成一氏(金城螺子製作所・組合副理事長)がN70.4で見事優勝した。 上位入賞者は次の通り。 (敬称略) ▽優 勝=土方成一(金城螺子製作所)N70.4H9.6 ▽準優勝=花井康志(ハナイタイト)N74.8H13.2 ▽第3位=山田賢治(山田螺子工業所)N75.8H19.2 児玉興業創立50年・ エムズプランニング創立10年 児玉グループ記念音楽会を開催 児玉グループ(児玉興業を中心としたグループ企業3社)は児玉興業の創立50年とエムズプランニングの創立10年を記念して、11月22日午後6時より名古屋市西区牛島町のレセプションハウス名古屋逓信会館四階のユニオンホールにおいて「児玉グループ記念音楽会」を開き、関係者ら約150名を招待した。 当日は久田武司児玉興業常務の開会の辞で開会。児玉興業社長でエムズプランニングCEOの松田有司氏は挨拶で関係者各位の支援に感謝の意を示した上で「本日は遠路はるばる私共の記念式典にお出でいただき有り難うございます。児玉興業が創立50年、またエムズプランニングが出来まして10年になります。お互い全く違ったことをしておりますから、一度ここで皆様にご披露しようと今回企画いたしました」と述べ、創業者で児玉グループ3社の会長を務める松田謙三氏、エムズプランニング社長の松田まり子氏、パイン・アール・フィールド社長の松田光司氏を紹介した。 続いて、松田会長が五十年前の創業当時の話を交え挨拶を行った。(別掲) 来賓を代表して渡辺健壱ワタナベフーマック社長より祝いの言葉が述べられた後、祝電の披露に続いてベルキエンコ・ビトリーHINO VLADIVOSTOK(ヒノウラジオストック)CEOの発声で乾杯。 祝宴では、児玉グループ3社の概要が映像で紹介され、この後音楽会に移った。 音楽会ではポニー東山クインテットの演奏を中心にポップス、オペラ、シャンソン、ジャズの歌手らが歌声を披露したほか、バイオリンやトランペット、津軽三味線の演奏もあり、幅広いジャンルの音楽で招待客を魅了した。 最後に、松田児玉興業社長よりお礼の言葉があり、午後9時過ぎにお開きとした。 会長挨拶 松田 謙三 児玉興業創立50年に当り一言御挨拶申し上げます。 私は戦時中軍の指導官である将校を養成する士官学校の教官をし、20年8月15日以後は東北軍管区総司令部藤江大将の乙副官として占領軍に東北地方の引渡し業務を済ませ、12月故郷名古屋に帰って参りました。 名古屋は全市焼け野原。勤める職場もなく、私は全くの無経験で鉄工業を初めましたが、経営には全く無知でわかりませんので会社経営方針を 第一、手をきれいにせよ。 第二、取引関係は対等の精神で。 と定め、努力して参りました。 第一の手をきれいに保つ事により5S(整理・整頓・掃除・清潔・躾)の徹底が期待出来ると思ったからであります。 第二の取引対等は、軍隊では階級によって上下の関係が厳しく統制されて治安を保って居りましたが、商取引で対等を望むには良い設備、良い技術、良い人間関係、潤沢な運転資金の充実こそお客の期待に沿え、対等のおつき合いがいただけると考えました。 限られた人生の中で出会える人の数は出会えない人の数より少なく、故に出会った以上その方々を大切にし、その証として色々の会のお世話役などして出会いの方々とのご縁を続ける様努力して今日に至って居ります。 さて、近年創業社長の老齢化が急増し後継者への引継ぎが各地で行われて居りますが、企業におけるモチベーション活性化のポイントは人事の在り方と人材の適切な登用であります。 後継者に周囲の評価の芳しくない方が登用されますとその会社の業績は下がり、周囲の評価の高い人が登用されますとその会社は良い会社となります。その意味からもテレビCMにある“お父さんぐらいならなれる”では困ります。 後継者は先代を凌ぐ素質と新しい時代への感性を備えた自分の意思と責任で物事を決める知性豊かな人物でなければなりません。良い後継者になるには創業者の努力に少しでも近付く様謙虚さと勤勉さを失ってはいけないと思います。 その点私の場合は現社長の松田有司、又その後継者の松田光司と、私の口から言うのもなんですが、人材に恵まれ本当に感謝して居ります。今後とも何卒私同様に変わらぬご交誼、ご指導を心よりお願いいたします。 私も今後とも頑張ります。後継者同様のご交誼、心よりお願いいたします。 松田光司氏、華燭の典 児玉興業 松田社長長男 児玉興業(本社=名古屋市西区児玉3-25-14)の松田有司社長の長男・光司氏は11月18日午後3時30分より、名古屋市昭和区広路町石坂の「ARVERIR(アーヴェリール)迎賓館」チャペルにおいて名古屋市北区の佐藤茂氏の二女・千絵さんと結婚式を挙げた。 午後4時30分より同会場で行われた披露宴には、新郎新婦の友人や親族、児玉興業の取引先らが多数参列し、ピアニストのポニー東山による演奏をはじめオペラ歌手の歌や津軽三味線が奏でられる中、若い2人の前途を祝した。 光司氏は現在、児玉グループの一つで旅行サービス事業を通じて海外ビジネスマーケティングや顧客の開拓を行う、パイン・アール・フィールド(本社=東京)の代表取締役としてグループ発展の一翼を担っている。 |