back
namber
|
2005年(平成17年)9月
|
|
平成17年9月4日2213号 最近の管内金融経済事情 日銀名支 設備投資が堅調 日本銀行名古屋支店は8月10日、最近の管内金融経済事情を発表した。 それによると、管内景気は基調として回復している。 最終需要の動向をみると、輸出は、海外経済の成長を背景に増加している。国内需要は、設備投資が着実な増加を続けており、個人消費も緩やかに回復しつつあるほか、住宅投資も底固く推移している。一方、公共投資は緩やかに減少している。 こうした中、生産は持ち直している。この間、企業収益は着実な改善を続けており、雇用・所得も改善している。一方、物価は弱めの動きを続けている。 先行きについては、原材料価格の上昇が企業収益や企業活動に及ぼす影響や、海外景気の動向と為替相場が輸出、生産等にもたらす影響を注意深く見極めていく必要がある。また雇用・所得面における改善傾向の個人消費への波及も引き続きみていく必要がある。 金融面をみると、管内の金融機関(国内銀行+信金)の貸出は前年比若干プラス基調で推移しているほか、預金も前年比+1%程度で推移している。 需要項目別の動向 個人消費は、緩やかに復しつつある。各種売上指標をみると、百貨店売上高はセールが好調に推移したほか、新店効果、万博効果もあって、前年を上回る動きを続けている。スーパー売上高は横ばい圏内の動きを続けている。また、家電量販店売上高は横ばい圏内ながら持ち直してきているほか、乗用車販売台数は新型車投入効果もあって持ち直している。この間、旅行取扱高は横ばい圏内で推移している。 設備投資は着実な増加を続けている。業種別にみると、製造業では、自動車、一般機械、電機等で投資を積み増す動きがみられており、鉄鋼も大幅に増加している。製造業中堅・中小企業における能増投資や更新投資の取り組みも続いている。また、非製造業では、電力、情報通信、卸売等で前向きな取り組みがみられている。非製造業中堅・中小企業でも一部に前向きな動きが窺われる。先行指標をみると、工作機械国内受注額は堅調に推移しており、非居住用建築着工床面積は増加基調で推移している。 住宅投資は底固い動きとなっている。新設住宅着工戸数をみると、持家、分譲(戸建、マンション)が底固く推移しているほか、貸家が堅調に推移している。 公共投資は緩やかに減少ている。発注の動きを示す公共工事請負金額は、地方公共団体の予算規模縮小が続いており、均してみれば緩やかに減少している。この間、工事量も緩やかに減少している。 輸出は、海外経済の成長を背景に、増加している。品目別にみると、海外需要の好調を背景に、自動車・同部品やICパッケージが増加しているほか、工作機械も緩やかに増加している。また、鉄鋼も高水準で推移している。一方、デジタルカメラは緩やかに減少している。仕向地別にみると、米国、アジアは自動車関連や資本財を中心に増加している一方、欧州向けは自動車関連や情報関連を中心にやや弱含んでいる。 生産、雇用・所得、物価の動向 生産は持ち直している。品目別にみると、加工業種では、工作機械が堅調な需要を背景に生産水準を引き上げているほか、自動車関連は輸出の好調を主因に高操業を続けている。電子部品・デバイスは増加基調で推移している。素材業種では、鋼板、特殊鋼が自車車・造船向けの堅調から、化学製品が海外需要の好調から、それぞれ高水準の生産を続けている。棒鋼も民間建築工事の増加から低操業ながら持ち直しつつある。しかし、繊維製品が輸入品との競合激化等を背景に低水準の生産を続けているほか、窯業・土石製品も全体としては弱含んでいる。なお、管内運輸業者の貨物取扱量は増加している。 雇用・所得は改善しており、いくつかの業種では人手不足感が強まっている。高水準の生産や二大プロジェクト関連の労働需要の高まりを背景に、所定外労働時間や新規求人数は高水準で推移している。こうした中、有効求人倍率も高水準で推移しており、常用労働者数も増加している。この間、雇用者所得は、高水準の生産や企業収益の改善を背景に、改善している。 消費者物価は総じて弱めの動きを続けている。内訳をみると、財は、石油製品の前年比プラスが続いているものの、耐久消費財の軟調や米価格の前年比マイナス等から、全体としては前年割れとなっている。また、公共料金が固定電話通信料金や電気・ガス料金の引き下げ等から引き続き前年比マイナスとなっているほか、一般サービスも前年比マイナスとなっている。 11月17日工場見学会実施 アロン化成名古屋工場を見学 愛知県管工機材商協組事業部会を開催 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=石原徳和氏・原芳商会会長)の事業部(部長=植田愼一郎氏・ウエダ社長)では、8月19日午後6時より名古屋市中区金山の“小原”を会場に「事業部会」を開催し、本年度の事業計画について審議し、11月に優良工場見学会(アロン化成名古屋工場)を開催することを決めた。 部会開催に際し、石原理事長より挨拶があり「常任理事さんには、いろいろな部署での経験を積んで頂きたいとの思いで、各部会の部長さんを刷新させていただきました。部員さんにおかれても新しい方の入部もあり、新鮮なアイデアで組合のためになる様なものをお願いいたします」と述べ、引き続いて植田部長が本年度の事業方針について触れ、事業部の最大行事である優良工場見学会について試案を提出し、各部員で忌揮のない意見を交換した結果、アロン化成の名古屋工場を見学することになった。 開催日時については、11月17日(木)。 工場見学会当日のスケジュールは、午後1時30分に栄を出発し、同2時過ぎにアロン化成名古屋工場に到着。各種製品の紹介を受けたあと、透明管による管路の流水実験を見学する。その後質疑応答を交えての商品研修を行う予定。 研修後は、名古屋港イタリア村に移動して、村内を散策したあと、夕食を囲みながら親睦を深める。 また、一時期騒がれた製造物責任に端を発した、団体PL保険の加入者は現在10社と少なく、今後の取り組みについて協議した結果、継続していくことを確認した。 協議のあとは、石原理事長の乾杯音頭で懇親会に移り、解散総選挙の行方から中国事情までの多岐に渡り意見交換をするなど、終始に渡り和やかに親睦を深め、小川副理事長(山信社長)の中締めでお開きとした。 【名古屋港イタリア村】 古き良き時代の町並み、ゴンドラが行き交う運河。水の都ヴェネチアを再現したエンターテイメントなショッピングモール。多彩のショップでの買い物や、新鮮なメニューが並んだレストランでの食事が楽しめる。 「ドレンとる蔵」にフランジバージョン登場 スチームトラップTD―10・30NA ヨシタケ小型・軽量・安価!! ヨシタケ(名古屋市瑞穂区二野町7-3・電話052-881-7193)では、一般工業用・暖房用・配管途中のドレン抜き等に最適な「スチームトラップTD―10NA」(呼称・ドレンとる蔵)に、フランジバージョンの「TD―30NA」が新登場した。 【特長】 TD―10NA、30NAは、小型・軽量・安価、取付け姿勢水平・垂直任意、ストレーナ内蔵と、数々の優れた特長を備えたディスクタイプのスチームトラップ。 @空気保温式の採用で安定作動=外気温の影響をうけず、空打ち、蒸気漏れがない。 A優れた耐久性とメンテナンス性=ディスク及び弁座は熱処理を施したステンレス鋼の採用により耐久性に優れている。ディスク・弁座・バイメタルは本体を配管から取外すことなく、現場で容易に交換出来る。 Bウォーミングアップを大幅に短縮=バイメタルの採用により空気障害が解消され、同時に始動時の冷水や空気を速やかに排出し、蒸気機器の立上げを効率よく行う。 【仕様】 ▽呼径=15〜25A▽適用流体=蒸気ドレン▽適用圧力=0.035〜2.0MPa▽背圧許容度=入力側圧力の50%以下▽最高温度=220℃▽接続=JISRc(TD―10NA)JIS10・20KFF(TD―30NA)▽本体材質=球状黒鉛鋳鉄(FCD450)▽ディスク・弁座=ステンレス鋼(特殊熱処理) その他仕様等詳細については、直接同社へ問合すとよい。 ドレンとる蔵にフランジタイプ(右)が新登場 防爆型蛍光灯ランプ ハタヤリミテッド 爆発の危険がある現場に ハタヤリミテッド(名古屋市中区大須4-10-90・電話052-261-3821)は、「36W防爆型蛍光灯ランプ」をこのほど発売した。 この36W防爆型蛍光灯ランプは、耐圧防爆構造d2G4を満たす安全設計(型式検定合格番号第T607-3号)。光源は明るく低温の36Wツイン蛍光灯ランプのため、器具や周辺が熱くならない低温度照明が得られるので、爆発性ガスなどの充満の可能性のある環境下でも安全に安心して作業ができる。 【主な使用場所】 ●引火性液体、ガス等の製造・備蓄施設 ●粉塵爆発の可能性のある作業場 ●ガス管埋設現場やトンネル・マンホール内 ●船舶タンクローリーなどのタンクガスベントの開口部付近 ●塗料類倉庫や塗装現場 価格は、36W仕様で185,000円から195,000円。本体のみは170,000円。 23W仕様で103,000円から112,500円。本体のみは88,000円。 披露交歓会に250余名集う 中津川支店を開設 米津物産12番目の営業拠点 米津物産(名古屋市南区明治・社長=鈴木章夫氏)では、かねてより建設中の中津川支店がこのほど完成したのを機に、8月9日には「中津川支店開設披露交歓会」を行い、取引先、仕入先関係者ら250余名がお祝いに訪れるなど、同社12番目の営業拠点となる中津川支店の開所を祝った。 当日は、午後1時過ぎより事務所2階の会議室において竣工式を行い、神主の祝詞奉上に引き続いて、鈴木社長ら関係者が玉串を奉奠し竣工式を無事終え、その後同1時30分より新築オープンした中津川支店においての披露が関係者を集めて行われた。 新築オープンした中津川支店は、JR中央線中津川駅から南に約8キロの位置にあり車で約15分。中央線美濃坂本駅から南へ約2キロの距離。 敷地面積は、約850坪で建屋は事務所と倉庫からなり、事務所は鉄筋コンクリート造り二階建て、倉庫は重量鉄骨造り2階建てで、延べ床面積は約540坪。事務所2階には書庫や60名を収容する会議室がある。 倉庫には2トンクレーンや240キロ積載のリフトも設置され、倉庫2階への入出荷が容易に行えるように工夫されている。 同3時からは“パルティール”において、「開設披露交歓会」が関係者ら250余名の出席のもと開催された。 交歓会は、同社常務取締役中濃支店の和崎健次支店長の司会進行で開会され、冒頭挨拶に臨んだ鈴木社長は日頃のご愛顧と出席方のお礼を述べたあと「先ほどご覧頂きました中津川支店は当社の12番目の支店となりますが、私には特別な思いがこの東濃地方にはあります。結婚してから31歳で米津物産に入社しましたが、入社翌年はじめて営業担当した地域がこの東濃、尾張方面でした。今から33年前ですが、現在の名古屋南区の本社から毎日、小牧、犬山、美濃加茂、多治見、瑞浪、恵那のお客様に私が営業配達をしていました。今では考えられない一日平均200キロの走行距離でした。今日、元気でおれるのも当時お世話になったお客さんのお陰と感謝しています。色々な思い出がありますが、こうして立派に社屋が出来上がりますと、やっぱり生みの苦しみが湧いてまいりました。今から紹介いたしますメンバー15人の半数以上はまだまだ若い未熟者ばかりですので、皆様方に鍛えて頂きまして、早く一人前になるように叱咤激励をお願いいたします」と結んだ。 次いでメーカーを代表して積水化学工業環境ライフラインカンパニー中部支店の森繁夫支店長より祝辞を頂いた。 森支店長は「沢山のお客さんが本日集まっておられますが、とりもなおさず中津川支店に期待をかける、お客さんの期待の現れだと思っております。先ほども鈴木社長がお話しされていましたが、中津川への思いが今日の中津川支店の開設に結びついたと思います。中津川支店が出来ましてより身近に活用して頂ければ、工事店さんにとりましても大変大きなメリットになります。我々メーカーといたしましても、ご期待に添えますよう、より一層頑張ってまいります」と、中津川支店の開設を称えた。 次いで中津川支店の酒井桂一支店長が、所員15名の紹介と、「社員一同頑張ってまいりますので、この場にご参集の工事店様、商社、メーカー様の更なるご支援をお願い致します」との、所信を述べたあと、社員一人一人が自己紹介を行い、引き続いて、中津川市管工事業協同組合五十嵐勇輔理事長の乾杯音頭で一同乾杯を行い、交歓会に移り、終始に渡り和やかに歓談に興じた。 途中余興として、1等42インチ液晶プラズマテレビ、2等マッサージチェア、3等パソコン、4等24インチカラーテレビ、5等デジタルカメラ等が当たるお楽しみ抽選会が行われ、交歓会を盛り上げ、東陶機器名古屋支社伊藤俊弘副支社長の中締めで盛宴の内にお開きとした。 【中津川支店所在地】 ▽住所=中津川市茄子川字垣外1683-1942 ▽電話=0573-78-2271 ▽FAX=0573-78-2325 愛知金物商協組 事務所移転8月4日より 愛知県金物商工協同組合(理事長=鬼頭宏治氏・丸政社長)は、8月4日より、事務所を移転した。 【新住所】 〒464-0850 名古屋市千種区今池五丁目38番23号岐阜正総合ビルディング2階 電話052-732-3141〜2、FAX052-732-3143 名古屋市消費者物価指数 前回に比べ0.1%の上昇 平成17年8月分(中旬速報値) 総務省統計局所管「小売物価統計調査」の名古屋市調査分を用いて愛知県が集計した、平成17年8月の名古屋市消費者物価指数(中旬速報値)は次の通り。 平成12年を100とした総合指数で97.2となり、前月に比べ0.1%の上昇となった。また、前年同月に比べ0.7%の下落となった。 前月からの主な動きを見ると、教養娯楽サービスの値上がりにより教養娯楽が、自動車等関係費の値上がりにより交通・通信がそれぞれ上昇した。 なお、生鮮食品を除く総合指数は97.3となり、前月に比べ0.2%の上昇となった。また、前年同月に比べ0.6%の下落となった。 産業とくらしのグランドフェア05 ポートメッセ名古屋名古屋市国際展示場三号館にて 9月9日(金)より2日間つくる・たてる・くらす 今回のグランドフェアは、「つくる・たてる・くらす―グランドフェアはONLY ONE」を全国統一テーマとして展開し、メーカー二百五十八社(新規五十五社)、主催店六十五社(新規十八社)が参加。“工業”と“建設”という二大専門分野に分けつつも、隣り合ったフィールドでは複合展示により、新事業へのヒントを積極的に提案していく。工業ゾーンでは、超精密加工&新商品提案・海外の一流品を紹介するオリジナル新商品コーナー、建設ゾーンでは、屋上緑化のヒーリングガーデン・ドッグラン・エコ&リフォームとこれまで以上に新商品と新機能が満載。開催のご挨拶 ユアサ商事中部支 社長兼岡崎支店長寺島 修 平素は私どもユアサ商事に対し、ひとかたならぬご愛顧を賜りまして、誠に有り難うございます。紙面をお借りいたしまして衷心より御礼を申し上げます。 さて昨今の景気の見通しは、先月7月1日発表の日銀短観によりますと、企業の景況感を表す業況判断指数(DI)は、大企業製造業がプラス18と前回の3月調査に比べて4ポイント上昇し、市場予想を上回る改善を見せております。これは、生産拡大のカギを握るIT(情報技術)関連の在庫調整が終結しつつあるためと見られており、景気の「踊り場」脱却への動きがうかがわれます。ただ、9月までの先行きはプラス17と1ポイントの小幅悪化が見込まれており、原油の高騰、輸出の回復の遅れ等懸念要素がある中、依然予断を許さない経済環境にあります。 このような状況下、弊社は本年4月から3力年の「新中期経営計画」を発表いたしました。弊社が目指す姿は、「業界ナンバー一のインキュベータ」であり、景況に左右されない高品質の経営灘の確立のため、新商品の開発堤案と新事業領域の開拓に注力して参ります。 さて、いよいよ「産業とくらしのグランフェア2005」の開催が間近に迫ってまいりました。 第27回を迎えました2005年の中部グランドフェアは、9月9日、10日の両日、〈ポートメッセなこや〉において動員目標を8,500人、売上目標を90億円と定め、開催いたします。 本年度は、《つくる・たてる、くらす―グランドフェアはOnly One》を全国統一テーマといたしました。「工業」と「建設」という二つの専門分野を持つグランドフェアから、分野を複合させた多彩な提案でお客様のビジネスのコア・バリューとなること。それが私たちの目指す「Only One」です。 このテーマのもと、展示場を「工業ゾーン」、「建設ゾーン」の二つに分け、豊富な商品群を一堂に展示いたします。さらに隣り合わせるフィールドに関連する商品を展示し、ご来場者様の目線に合わせたバリアを取り払った展示会としてアピールいたしたいと思います。 私共は、このグランドフェアを、「日頃の営業活動の集大成として今現在の商売を伸ばす場にする」、そして「明日の新商品、新事業を創り出す場にする」という決意で取り組んでおります。 それらの新商品・新分野を、御来場者の方々に、実際に見て、触っていただくための場と位置づけており、会場内にはそのための様々な仕掛けを施す予定でございます。 まず、新商品につきましては、炭協会の皆様にご協力をいただき、一目で新製品と分かるように、アイキャッチマークのステッカーを貼らせていただきます。 本年は、各ゾーンとも新商品出展比率を大幅に高め、各メーカー様も新しい商品情報を発信していきたいと意欲を高めております。また、総合カタログ「新・商品事情」2005年度版も発行され、グランドフェアとの情報リンクによる相乗効果により、新しい需用の掘り起しを目指しております。 また、ステッカーは新提案・新機能製品・省エネ対応製昂、ECO対応製品にも貼付されており、御来場者の方々にとって分かりやすい展示をいたします。 昨年までのグランドフエアには無かった新たな発見力が随所に見られることと思われます。 次に、新分野・新領域につきましては、会場内に新事業領域に関する様々なテーマゾーンを設置いたします。一例をご紹介いたしますと、建設ゾーンにおいては、オール電化・省エネ・安全をキーワードにした「エコ&リフォームゾーン」、ヒーリングガーデンとドッグランを組み合わせた「ドッグラン&屋上緑化ゾーン」、工場ゾーンにおいては、現場にあった最新製品を取り揃えた「超精密加工ゾーン」等がございます。 これらは、今後の業界の将来を睨んだ新たな事業領域の姿を示すものであり、お客様の今後の事業展開のヒントになり得るものと考えております。 お客様には、是非とも中部グランドフェアへご来場いただき、商圏拡大と売上拡大の新たな「Only One」を見つけていただけるよう、新商品、新商材、新提案を通じ、さらなる貢献を行いたいと考えております。 弊社の社員は「主催店様」、ならびに「出品メーカー様」の手足となり、三位一体となって受注目標達成に向け頑張ります。皆様のなお一層のご支援ご協力をお願坤し上げます。 各部門展示内容 これまで三つのテーマゾーンに分けていたものを今年は「工業」「建設」の二つに集約。隣り合うフィールドでは、これまで以上に共有商品を展示。ゾーンの区分けを無くしたオープンスタイルによって、来場者に新たな需要を生み出してもらおうとの狙いがある。 工業ゾーン 【「ものづくり」は日本の得意技。現場にあった商品を分野別に提案します。】 ◎工具・制御伝導機器・金型・理化学・安全 シナジーとコラボの共演。ニューステージの創造。 ◎加工・溶接・研磨・測定 新商品・新機能を提案、変革する物づくりに活力を! ◎マテハン・パッケージ・エコ 新物流、新包装、新環境対応型商品を提案。 建設ゾーン 【あたらしい感性と、あたらしい技術が、あたらしいくらしを造る。】 ◎管材・空調・プラント関連 水と空気と環境の分野における新しい価値の創造を提案。 ◎建設機械関連 建設・物流・その他あらゆる市場での作業効率、環境改善にお役に立つ新商品を提案。 ◎建材・景観資材関連 「心豊かな生活」安心・安全・癒しの商材を提供。 ◎住宅設備関連 快適なエコ・ハウジングを提案。 出品メーカー・主催店 ※▼=メーカー、▽=主催店を示す。 【工業機械】 ▼エッジキャム▼大隈豊和機械▼オークマ▼大阪機工▼岡本工作機械製作所▼甲山製作所▼キャムタス▼グラフィックプロダクツ▼黒田精工▼ジエービーエム▼シチズン精機▼澁谷工業▼ゼネテック▼ソディック▼大日金属工業▼太陽メカトロニクス▼タカハシテクニア▼滝澤鉄工所▼タクテックス▼データ・デザイン▼テクノワシノ▼東芝機械マシナリー▼豊田工機▼ナガセインテグレックス▼ニコテック▼日本ユニシスエクセリユーションズ▼ファナック▼牧野フライス製作所▼三鷹工業所▼三井リース事業▼三井精機工業▼村田機械▼森精機製作所▼ユアサテクノ▼UFJセントラルリース▼ロフィンパーゼルジャパン▼テクトリア▼先生精機▼ジャパンフィールド▼三和精機▽アイワメカテック▽大竹機械商事▽カトー機械▽クツナ商事▽近藤工業▽三登工販▽ジーエム▽スズキ工販▽タイセー▽大束通商▽ナリタ機械▽フルヤ商事▽ポリマー機械商事▽マツヤマ▽森機械▽オリエント機工▽浜松地区乗合▽富山技販▽エムワイ▽吉岡幸 【機電】 ▼アンドソー▼赤松電機製作所▼イオマコーポレーション▼北川鉄工所▼小堀鐵工▼三立機器▼スイデン▼スーパーツール▼タンガロイ▼大昭和精機▼津田駒工業▼ナカニシ▼日研工作所▼日東工器▼日本オートマチックマシン▼花園工具▼菱小▼ミツトヨ▼三菱マテリアルツールズ▼ヤマダコーポレーション▼ユキワ精工▼ロブテックス▼テクノマグネツト▼名古屋ダイヤモンド▼島津製作所▼沖電線/日本電素工業▼和興産業▼ブラザー販売▼アネスト岩田▼コガネイ▼コベルコ・コンプレッサ▼三菱電機▼エーエスケイ▼太陽鉄工▼黒田精工▼NSK販売▼協育歯車工業▼住友重機械工業▼洲本整備機製作所▼TAG東和精機▼日本シーベルワグナー▼富士グローブ▼ショーワ▼サンコー▼エイブル山内▼サトー▼興研▼シモン▼第一縫製▼筒井手袋▼Z―TEC▼ユアサ生爪▼ローデハウスジャパン▼パローぺ/ニコルソン▼西村プレス工業▼南州工業▼中谷製作所▼東和CNC技術研究所▼渡辺商会▽常磐精機▽ミズタニ機販▽大豊商会▽菱田商事▽大久保商事▽ツシマ▽峰沢鋼機▽不二工具▽大扇▽須藤鋼機▽沢田商会 【制御機器】 ▼三菱電機▼エーエスケイ▼太陽鉄工▼黒田精工▼NSK販売▼協育歯車工業▼住友重機械工▽ダイテム▽丸善 【建設機械】 ▼アイチコーポレーション▼アイネットコーポレーション▼アイズセキュリティシステム▼旭ダイヤモンド工業▼イーグルクランプ▼エクセン▼エコーレンテツクス▼エヌピーケイ▼エレクトロラックスジャパン▼大阪ジャッキ製作所▼オグラ▼大西電機工業▼岡三機工▼キタムラ産業▼クボタ建機西日本▼ケルヒャージャパン▼コンラックス松本▼酒井重工業▼サンキョウトレーディン▼三立機器▼シーエーシーナレッジ▼静岡製機▼シブヤ▼新ダイワ工業▼スタンダード▼住友建機販売▼大和機工▼巧建工▼鶴見製作所▼デンヨー▼東空販売▼トーヨーコーケン▼トヨテック▼鳥居金属興業▼ナカオ▼日動工業▼日成ビルド工業▼日本クランプ▼日工▼日本ダイヤモンド▼ハックス中部▼ハネマツ▼範多機械▼ピカコーポレーション▼日立建機▼富士ハウレン▼北越工業▼マイゾックス▼マイト工業▼丸善工業▼三笠建設機械▼ミヤツ工業▼明和製作所▼ヤンマー建機販売▼ユアサ商事▼ユアサ建設機械販売▽大竹建機産業▽朝日建機▽キナン▽瀧富工業▽大和機工▽東海産機▽中村リース▽萩原商会▽丸建商事▽マツオカ建機▽三河機工▽原鉄▽アジア産業 【流体整備・建設整備・プラント営業】 ▼ボッシュ▼ゼンキョウ工業▼松阪商事▼東洋バルヴ▼キッツ▼東尾メック▼荏原テクノサーブ▼東陶機器▼前澤化成▼ネポン▼アンレツト▼森永エンジニアリング▼中部イトミツク▼イノアックコーポレーション▼リンナイ▼アサダ▼マックス▼三井化学▼三浦工業▼ダイキン空調東海▼佐山製作所▼フルタ電機▼ヨシタケ▼荏原シンワ▼鎌倉製作所▼日本サーモエナー▼前田鉄工所▼サムソン▼東邦工業▼トーゼン産業▼サラヤ▼ナノプラスチック▼昌和化成▼クボタシーアイ▼ミヤコ産業ウォーターレス社▼シャープエレクトロニクス▼ジー・ケイ・システムイノベーション▼下田工コテツク▼ブリジストンIPG▼高木産業▼ユニックス▼進和テック▼愛電商事▼立売堀製作所▼竹内製作所▽荒木商事▽岩谷テクノ▽協栄商事▽明興▽旭工機▽大戸▽中部機材▽一色商会▽加藤商会▽トラスト▽原芳商会へ 【建築エンジニアリング・建設営業】 ▼セイキ販売▼ダイケン▼立川ブラインド工業▼中部コーポレーション▼東京測機製作所▼ナカ工業▼難波金属▼長谷川工業▼ヒガノ▼ミヅシマ工業▼理研軽金属工業▽アルミック▽長尾木鋼▽日本ベターリビング 【外構エンジニアリング】 ▼ミスギ▼タカショー▼グローベン▼帝金▼サンポール▼JFE建材フェンス▼積水樹脂▼スズキハウス▼四国化成工業▼新日軽▼田窪工業所▼稲葉製作所▼東洋エクステリア▼ナガワ▼ピカコーポレーション▼エコマテリアル▽本田商会 【住宅設備】 ▼サンウェーブ工業▼クリナップ▼日立ハウステック西日本▼ダイニチ工業▼ノーリツ▼松下ライフエレクトロニクス▼ナスステンレス▼ナイキ▼パロマ▼JBH▼サンヨーソーラーエナジーシステム▼新日本石油▼アイホン▼オキナヤ▽福岡設備工業 【物流システム】 ▼オークラ輸送機▼共和▼スギヤマ▼DATIO▼ダイフク▼大日本インキ化学工業▼花岡車輌▼扶桑金属工業▼マルヤス機械▼山金工業▼ワタベ産業▼キトー 全周波数帯域振動音響解析 統合シミュレーションソフト発売 ESIグループ「PAM―VA One」 革新的なソフトウェア開発会社のESIグループは、リオ・デ・ジャネイロで開催された国際騒音制御工学会議Inter Noise2005にて、「PAM―VA One」の発売を正式に発表した。全周波数帯域振動音響シミュレーションを提供するソフトウェアとしては世界初。振動音響シミュレーション・解析・設計ソフトウェアPAM―VA Oneは、ESIグループの最新イノベーションとして注目されている。 PAM―VA Oneは、有限要素解析法(FEA)と統計的エネルギー解析法(SEA)を、ひとつの使い易いモデリング環境に統合した。さらに、FEA要素とSEAサブシステムが同一モデルの中で混在するFEA/SEA完全連成モデルを、作成・解析する先進技術を導入。これにより、シミュレーションで処理できる振動音響問題の種類は著しく増大する。2004年から、自動車・航空宇宙・鉄道産業の世界的リーディングカンパニーがESIグループの固体伝搬騒音コンソーシアムに参加し、PAM―VA Oneの開発及び検証に協力した。 PAM―VA Oneは、解析二ーズに対応する広範な内部ソルバシリーズを提供すると同時に、既存の振動音響解析及び設計プロセスとの互換性を確保する外部ソルバ用インターフェースを装備している。このPAM―VA Oneの柔軟性は、コスト・時間・計算手段に基づく最適なシミュレーション戦略の選択を可能にする。さらに、既存のCAD/FEAデータから迅速かつ容易にモデルを作成する強力なモデル管理ツールも装備している。また、既存のCAE設計プロセスヘのPAM―VA Oneの組み込みを容易にするために、豊富なアドオンモジュールライブラリを提供している。 「このソフトは、ESIグループの長年に亘る研究開発の成果です。私たちはこの新製品を発表することを誇りに思います。当社の主要クライアントや研究部門のパートナーとの緊密な協力の下に、ソフトウェアの検証を行い、当社の世界的ユーザーベースの二ーズに適合させました」(ESIグループ、振動音響の責任者フィル・ショーター博士)。 「PAM―VA OneのFEA/SEA連成理論は、振動音響分野におけるこの20年で最も重要な技術的進歩で、中高周波の固体伝搬騒音予測への非常に重要なステップです」(QinetiQ上席研究員Ken Heron FREng教授)。 PAM―VA Oneは、今年10月に発売される。 【ESIグループの振動音響ソリューション】 バーチャルプロトタイピングは、コストの高い実験室での試験の撤廃、製品開発プロセスの短縮、振動及び騒音の制御に使用される防振吸遮音材に関するコストの削減など、多くの利点を提供する。 ESIグループの振動音響製品シリーズには、PAM―VA Oneのほか、RAYON、AutoSEA2、NOVA、FOAM―Xがある。AutoSEA2は高周波振動音響応答を解析・予測するリアルタイムソフトウェアで、NOVAは多層構造吸遮音処理の設計専用バージョン、FOAM―Xはインピーダンス管で得られた測定値から多孔質弾性体の音響特性を同定することができるデータ収集・後処理ソフトウェア。 【ESIグループについて】 ESIグループは、材料の物理特性を考慮したプロトタイピング及び生産プロセスのデジタルシミュレーションソフトウェアのパイオニアであり、世界的なリーディングカンパニーの一つ。試験時における製品の挙動のリアリスティックなシミュレーションをはじめ、求められる性能を鑑みた生産プロセスの正確な調整、製品の使用による環境への影響評価に至るまで、一貫性のある産業向けアプリケーションシリーズを開発している。ESI製品シリーズは、産業技術的な有効性が認められ、多業種のバリューチェーンを連鎖させ、Virtual Try―Out Space(VTOS)というひとつのオープンなバーチャルエンジニアリングの協働ソリューションを構成、バーチャルプロトタイプの継続的な協働改良を可能にしている。このコミュニケーション・プロトコルは、最終的には、すべてのESIソリューション間、及び他の独立メーカーのアプリケーションとの相互操作を可能にするもの。開発にかかるコストとリードタイムを大幅に縮小し、製品と製造プロセスとの相乗作用を可能にするVTOSソリューションは、実物のプロトタイプの使用を段階的に削減することにより、高い競争力を提供する。 ESIグループ(ユーロネクストパリのユーロリストC部上場)は、二〇〇四年度の売上高が約六千万ユーロ、世界各地にハイレベルの専門技術者を約500名擁し、世界中に広がったネットワークにより、30力国以上をカバーしている。ESIグループのウェブサイト http:www.esi-group.com Virtual Try―Out SpaceとVTOSはESIグループの登録商標。また、その他の製品、名称または会社は、それぞれが所有権を有する商標または登録商標。 ◎日本ESI株式会社 〒151-0065 東京都渋谷区大山町45-18代々木上原ウエストビル TEL03-6407-2347FAX03-6407-2395 Email=hf@esi.co.jp 「みらい市」大盛況 橋本総業1万2千500名来場 橋本総業(東京都中央区日本橋・社長=橋本政昭氏)の「みらい市2005」は、7月1日・2日に東京有明の東京ビッグサイトを会場に開催され、期間中12,500名の来場者が訪れるなど盛況を博した。 今回は、前回を上回る256社の436小間の最大規模で開催され、「設備のプロが直接応える」をメインテーマに、新製品や新技術、新システムを分野・部位・サービスシステム別に展示紹介。また、前回に引き続いて「比較コーナー」を設置し、管材・住宅設備系10分野の実物展示を行った。 一方の特設ステージでは、出展メーカーによる商品紹介や提案も行い、また、昨年に引き続き設置された“みらいの家”では、筑波大学・システム情報工学研究科による調理支援ロボットなどの未来の設備も紹介した。 同社では、感謝セール物件セール、みらい市と合わせて275億円の売上を記録、みらい市当日の15億円は達成率130%と前回を大きく上回った。 来場者数もバス動員200台、来場者12,500名と同125%増と記録尽くめのみらい市となった。 総需要電力量速報 経済産業省平成17年6月分 経済産業省が8月19日発表した6月の総需要電力量速報によると、6月の総需要電力量(電気事業者の販売電力量+自家発自家消費等)は793億kWhで、対前年同月比0.3%増となり、17カ月連続で前年同月比実績を上回った。 このうち、一般電気事業者10社の販売電力量は、665億kWhで同0.3%減、自家発は99億kWhで同3.8%減となった。 電灯(一般家庭で使用される契約区分「従量電灯」を含む電灯計)については、5月中旬から6月上旬の気温が前年に比べて概ね低めに推移し、冷房需要が減少したことなどから176億kWhで、同0.5%増と低めの伸びとなった。 産業用需要の大口電力については、機械器具製造業、非鉄金属製造業等において伸びが見られたが、パルプ・紙・紙加工品製造業、化学工業が低調に推移したため、同0.5%減となった。 特定規模電気事業者13社の販売電力量は9億kWhとなった。電力小売自由化部門(特定規模需要)における特定規模電気事業者の販売電力量の割合は1.90%、特定規模需要のうち特別高圧電線路から受電する者の需要における割合は3.94%となった。 MECT出品の新製品と 不二越のロボットについて学ぶ 東海イゲタロイ会「一線会」に63名参加 東海イゲタロイ会(会長=田中知之氏・ミユキ商會社長)は、日頃営業の第一線で活躍中の営業マンを集めた「2005年度一線会」を8月4日午後四時より、名古屋市中区錦の東京第一ホテル錦において開催した。今秋開催される「メカトロテック・ジャパン2005」に出品予定の新製品について勉強会が行われ、会員店より63名の営業マンが参加した。 当日は、住友電工ハードメタル名古屋営業部市販グループの松浦氏が司会を務め、冒頭、挨拶に立った住友電工ハードメタル名古屋営業部の中堂部長は、「この名古屋地区も工具の業界は非常に熱い状態でございます。お蔭さまで非常に繁忙を極めている次第でございます。皆様方と一緒に行わせていただいております『ジャンプ・アップ・セール』も上期(1月から6月)は、その前の期に比べまして103%となり、前の期が史上最高の金額でございましたので、それを更に3%超えたということで非常に活況を呈しています。これも日頃の皆様のご尽力のお蔭と感じております。本日は、東海イゲタロイ会一線会ということで私共の新製品について説明させていただきます。特に今年は10月にメカトロテック・ジャパンがございます。そこでは私共と業務提携しております不二越様と共同ブースで出展させていただきます。そこに出展します新製品、アイテムの拡充などを中心にご説明させていただこうと思います。また、下期7月から12月までの『ジャンプ・アップ・セール』も始まっておりますので、新製品を武器にますます私共の製品の拡販にご尽力いただきたいと思います」と述べた。 続いて、勉強会が約一時間ほど行われ、住友電工ハードメタルの新製品や不二越のロボット事業について学んだ。また、10月19日から4日間、名古屋国際展示場(ポートメッセ・なごや)で開催される「メカトロテック・ジャパン2005」に出展する住友・不二越の共同ブース(2号館2D―04、2D―05)についての説明と、展示会初日の19日午後4時より会場内交流センター3階第4会議室で行われる「住友・不二越 メカトロテック・ジャパン合同勉強会」の案内があり、参加が呼びかけられた。 この後、会場を同ホテルの最上階に移して懇親会が行われ、参加者は大福引大会などの催しを通じて交流を図った。 【勉強会で紹介された住友電工の新製品】 ▽旋削工具 工具コスト低減への提案「T―REXバイト」 DNMG型のチップ(頂角55度菱形)を使用する加工の工具費を低減する新形状の工具。頂角55度で6コーナー使い(三角形の裏表)、DNMG型に対しコーナー数で1.5倍に。価格は定価ベースで同値。セレーション嵌合、球面クランプオンロックの強固なクランプシステムを採用し、切削力が変動する倣い加工でも確実にチップを保持。チップ交換は片手ででき操作性にも優れている。 低コストで深穴の高能率加工を実現「SEC―防振ボーリングバイトXバー」 新防振機構エックスの扁平インパクトウエイトがビビリと逆位相に振動し、効果的にビビリをストップさせる。高剛性と切りくず処理を両立するダブルポケットを採用。超硬バーに迫る耐ビビリ性で、価格は超硬の約半分。仕上げ用LU型との組み合わせで仕上げの切りくず処躍とビビリ問題を同時に解消。高性能ワイパーチップLUW型との相性も抜群で、速度2倍、送り二倍を実現した。 ▽新材種 ステンレス鋼加工用CVDコーティング材種「AC610M/AC630M」 優れた耐溶着チッピング性、耐境界損傷性、耐摩耗性で安定加工と長寿命を実現。AC610Mは、高硬度母材を適用し、熱伝導率が低く、刃先温度の上昇で発熱しやすいステンレスの高速・高送り加工においても変形と摩耗に強く、長寿命が得られる高速・高能率加工用材種。 AC630Mは広範な切削領域に適用できる汎用材種。蜜着力の高い新コーティング膜により、ステンレス加工特有の溶着損傷と境界損傷に強く、長時間切れ味を持続。強靭母材との組み合わせで、安定して長寿命が得られる。 高精度加工用コーティング材種「ACZ150」 これまで同社になかった、電子機器部品から自動車部品までの精密加工の仕上げ用に最適な高精度加工用コーティング材種。平滑性に優れた高硬度PVD膜ZXコートを、高精度加工用途に膜構造を最適化し、膜の強度を向上した。これにより刃先の異常摩耗が抑制され、美しい仕上げ面を実現。特長は、@刃立ち性良好で、加工面粗さ、挽き目良好A強靱母材採用で耐チッピング性向上B研ぎ付けブレーカ付きポジティブチップは高精度E級仕様C極小径ボーリングにワイドブレーカ、切りくず処理を改善。初期在庫も充実し、E級チップ22種類、G級チップ16種類、極小径用TA15種類、裏掻き用TA2種類が用意されている。 ▽転削工具 GSMILLシリーズ拡充 @GSMILLハードボール、AGSMILLロングネック @世界標準超硬エンドミルGSMILLハードボールは、高硬度材の高能率、精密仕上げ加工に最適。新開発の潤滑コーティングの採用で、切削中の摩擦抵抗が減少し、耐摩耗性も向上、長寿命を実現した。また、高硬度な超微粒子系低Co超硬合金母材の採用で超高速加工中に発生するミクロな塑性変形を抑え、耐久性が向上。外周刃とのシームレス加工で高い形状精度(R精度+3μmから−7μm)を実現し、高精度加工が可能となった。 A金型のあらゆる微細加工に対応するGSMILLロングネックシリーズは、高い抗折力をもつ超微粒系超硬合金と高剛性設計の採用や、耐摩耗性に優れた複合多層コーティング膜の相乗効果により他社比2倍以上の長寿命を確立。独自の切刃設計と表面性状に優れたGSコーティングにより、高精度加工を可能とした。また、独創的なボール形状をもち、外周刃とのシームレス加工でボール部精度は±5μm、バックテーパ付きで切削抵抗の低減と仕上げ面粗さを向上。豊富な品揃え(シリーズ364アイテム)により、あらゆる微細加工に対応できる。 【不二越のロボット事業について】 今、開催中の愛知万博では、色々なロボットが出展されている。これまでの自動車関連ユーザーや産機、家電等以外の、もっと形態の違う先でも多くのロボットが使われるようになっている。その背景は、人件費(雇用コスト)と比較して、人一人の一年分の費用でロボットが導入でき、2年目以降は電気代と少しのランニングコストで維持可能で採算性がよくなってきたことにある。 不二越は、日本の大型ロボットを作っている4つのメーカー(不二越以外にファナック、安川電機、川崎重工)で最も早くロボットの生産をしたメーカー。大型から小型のロボットまで豊富なラインナップがある。 不二越のロボットは、油圧からスタート。1980年に初めて電動式のロボットを作った。これをきっかけに、トヨタ自動車およびそのグループに年間2,000台のぺースで納入している。トヨタでは、大型ロボットを2社に発注しているが、そのうちのひとつが不二越。自動車メーカーに叩き上げられた。 制御装置は、AXコントローラーを2002年から生産しているが、これも他社に先駆けパソコン(ウィンドウズ)で動くコントローラーを開発。能力の高いCPUが使え、ロボット自身の動作性能を飛躍的に向上させた。処理能力が早くなり、当然ウィンドウズの画面上で操作ができ、ユーザーにとっても非常に親しみ易く操作がし易い。 今年の6月10日に、超大型ロボット及びガラス基盤搬送ロボットを作る専用の工場として、ロボット第二工場を竣工した。 また、ロボットの用途として自動車、住宅、食品、硝子・窯業、産機、家電があげられ、実際の実用例が紹介された。 ニッケル・モリブデンフリーの 高耐食クロム系ステン鋼 開発 JFE スチール 安定供給が可能に クロム系ステンレス鋼の開発で世界をリードするJFEスチールは、ステンレス鋼の主要添加元素であるニッケルやモリブデンの需給が逼迫し、価格が高騰を続ける中、これらを添加しない「ニッケルフリー・モリブデンフリー」でかつ、ステンレス鋼の代表鋼種であるSUS304(18%クロム―8%ニッケル)と同等の耐食性を有する、高耐食クロム系ステンレス鋼「JFE443CT」を世界に先駆け開発した。これにより希少金属の受給逼迫による入手難や価格高騰による影響を回避し、高耐食ステンレス鋼の安定供給が可能になる。 新鋼種の成分は、21%のクロムを含有し、加工性および溶接性を改善するために、不純物元素である炭素や窒素を低減するとともに、安定化元素であるチタンを添加したもの。 従来、ニッケルやモリブデンを添加しない汎用ステンレス鋼としては、JIS規格のSUS430J1L(19%クロム10.5%銅―ニオブ)があったが、SUS304に対し耐食性が同等とは言えなかった。一方、SUS304に相当する耐食性を有する鋼種としてはモリブデンを添加しているSUS436L(18%クロム―1.2%モリブデン―チタン)が一般的であった。 そこで、同社はSUS304と同等の耐食性を有し、かつニッケルやモリブデンを添加しない新しいクロム系ステンレス鋼の開発に取り組み、このほど商品化に成功した。 高耐食クロム系ステンレス鋼「JFE443CT」の特長は次の通り。 (1)耐食性は、ステンレス鋼の代表鋼種であるSUS304およびモリブデンを添加したクロム系ステンレス鋼であるSUS436Lと同等。 (2)機械的特性はSUS436Lと同等で、クロム系の代表鋼種であるSUS430(16%クロム)より伸びが大きく、加工性は良好。特に深絞り性に関してはSUS304よりも優れている。 (3)不純物元素である炭素や窒素を低減するとともに安定化元素であるチタンを添加しているので、溶接性、溶接部の加工性、溶接部の耐食性も良好。 (4)ニッケル、モリブデンを添加しないため、現在のような原料高騰下でも、その影響を受けずに販売できるメリットがある。 「JFE443CT」の適用用途としては、現在SUS304、SUS436Lが使用されている海上輸送用の冷凍コンテナー、厨房機器・用品、建築内装材、自動車部品などが考えられる。 同社では、薄板ステンレス鋼を製造対象とし、当面は板厚1.0mmまでの薄物を販売するが、将来は板厚範囲の拡大を図る予定としている。 テクニカル ソリューションズ センター 開設 長野計器 今年9月1日より 長野計器では高率的な研究開発体制を確立するために9月1日、長野県小県郡丸子町に「長野計器テクニカル・ソリューションズ・センター」を開設した。 同社は、これまで総合研究所(丸子電子機器工場内)を中心に研究開発活動を進める一方、上田計測機器工場及び丸子電子機器工場の両工場内に技術要員を配置し、既存製品等の改良改善を推進する開発体制をとってきた。しかし、技術の高度化に伴い、それに対応する研究開発活動と既存製品等の改良改善活動を結びつけ、効率的な研究開発を行うための研究開発センター棟の建設が望まれていた。 また、業容の拡大に伴い、車載用圧力センサ組立ライン及びアプリケーション製品の製造設備の導入等が必要となることから、丸子電子機器工場の増床も計画されていた。 今回、独立行政法人情報処理推進機構の所有するマルチメディア研究センターの建物を購入し、研究開発センター棟(長野計器テクニカル・ソリューションズ・センター)として、総合研究所の同センターヘの移転及び関連する部門等を集約したことにより、効率的な研究開発体制を整えると同時に、丸子電子機器工場における製造可能スペースの確保と生産性の向上が図れることとなった。 同社では、同センターを近隣の市町村及び一般の方にも有効に活用してもらえるようにし、地域社会の発展にも貢献したい考え。 【長野計器テクニカル・ソリューションズ・センターの概要】 ▽所在地=長野県小県郡丸子町大字生田2150番地1(長野計器丸子電子機器工場より車にて約7分) ▽建物=鉄骨造、2階建 ▽延床面積=1984.18u(1階1220.01u、2階764.17u) ▽開設日=平成17年9月1日 日本鉄鋼連盟 7月の鉄鋼生産概況 粗鋼生産943万トン、 前年同月比 1.2%減 日本鉄鋼連盟は8月19日、7月の鉄鋼生産概況を発表した。 それによると、7月の鉄鋼生産は、銑鉄が前月比で増加したものの、粗鋼及び熱間圧延鋼材(普通鋼、特殊鋼の合計)は前月比減少となった。また、前年同月比については、銑鉄、粗鋼、熱間圧延鋼材のいずれも減少となった。 ◇銑鉄生産は712万1,000トンと前月に比べ20万トン、2.9%増加(前年同月比0.8%減)した。また、7月の高炉稼働基数は前月と同様35基中28基であった。 ◇粗鋼生産は943万2,000トンと、前月比2万2,000トン、0.2%減、前年同月比1.2%減となり、前年同月比で5カ月振りの減少となった。 炉別生産をみると、転炉鋼が719万2,000トンと前月比2.9%増(前年同月比0.7%増)、電炉鋼が224万1,000トンと同9.0%減(同7.1%減)となり、前年同月比では転炉鋼が五カ月連続の増加、電炉鋼が6カ月連続の減少となった。 鋼種別生産では、普通鋼が739万7,000トンと前月比0.4%の増加(前年同月比2.3%減)、特殊鋼が203万5,000トンと同2.6%の減少(同3.0%増)となり、前年同月比では普通鋼が2カ月連続の減少となる一方、特殊鋼は39カ月連続の増加となった。 ◇熱間圧延鋼材(普通鋼、特殊鋼の合計)生産は849万6,000トンと前月比9万7,000トン、1.1%減(前年同月比2.5%減)と、前年同月比では三カ月振りの減少となった。 ◇普通鋼熱間圧延鋼材の生産は680万5,000トンと前月比5万9,000トン、0.9%減(前年同月比4.0%減)となり、前年同月比では2カ月連続の減少となった。 品種別では、条鋼類が183万2,000トン、前月比7.1%減(前年同月比9.0%減)、鋼板類が488万8,000トン、同1.4%増(同2.1%減)となり、前年同月比では条鋼類が11カ月連続の減少、鋼板類が9カ月振りの減少となった。 ◇特殊鋼熱間圧延鋼材の生産は169万2,000トンと、前月に比べ3万8,000トン、2.2%の減少(前年同月比3.6%増)となり、前年同月比では40カ月連続の増加となった。 平成17年9月11日2214号 愛知の就業状況 愛知県企画振興部統計 平成17年4〜6月 愛知県は平成17年4月〜6月の労働力調査結果をまとめ、8月22日発表した。内容は次の通り。 平成17年4〜6月期の就業状況をみると、労働力人口は3,931,000人、就業者数は3,789,000人となり、前年同期に比べ労働力人口は4,000人(0.1%)増加し、就業者数は9,000人(0.2%)増加。 また、完全失業者数は142,000人となり、前年同期に比べ5,000人(△3.4%)減少し、完全失業率は3.6%で、前年同期に比べ0.1ポイント低下した。 労働力人口 平成17年4〜6月期の15歳以上人口は6,119,000人で、前年同期に比べ27,000人(0.4%)増加。このうち労働力人口は3,931,000人で、前年同期に比べ4,000人(0.1%)増加。男女別にみると、男性は2,317,000人、女性は1,614,000人で、前年同期に比べ男性は4,000人(△0.2%)減少し、女性は8,000人(0.5%)増加した。 労働力人口比率は64.2%で、前年同期に比べ0.3ポイント低下。男女別にみると、男性は76.1%、女性は52.5%で、前年同期に比べ男性は0.5ポイント低下し、女性は0.1ポイント上昇した。 就業者 就業者数は3,789,000人で、前年同期に比べ9,000人(0.2%)増加。男女別にみると、男性は2,237,000人、女性は1,551,000人で、前年同期に比べ男性は6,000人(0.3%)増加し、女性は2,000人(0.1%)増加した。 従業上の地位別にみると、自営業主は344,000人、家族従業者は165,000人、雇用者は3,272,000人で、前年同期に比べ自営業主は1,000人(△0.3%)減少したが、家族従業者は7,000人(4.4%)増加した。 主な産業別にみると、建設業は317,000人、製造業は1,019,000人、情報通信業は66,000人、運輸業は203,000人、卸売・小売業は642,000人、飲食店・宿泊業は218,000人、医療・福祉は267,000人、サービス業(他に分類されないもの)は515,000人。 前年同期に比べ、建設業は30,000人(10.5%)、情報通信業は1,000人(1.5%)、飲食店・宿泊業は23,000人(11.8%)、医療・福祉は33,000人(14.1%)それぞれ増加したが、製造業は37,000人(△3.5%)、運輸業は3,000人(△1.5%)、卸売・小売業は17,000人(△2.6%)、サービス業(他に分類されないもの)は19,000人(△3.6%)それぞれ減少した。 完全失業者(率) 完全失業者数は142,000人で、前年同期に比べ5,000人(△3.4%)減少。男女別にみると、男性は80,000人で9,000人(△10.1%)減少したが、女性は62,000人で5,000人(8.8%)増加した。 完全失業率は3.6%で、前年同期に比べ0.1ポイント低下。男女別にみると、男性は3.5%で0.3ポイント低下したが、女性は3.8%で0.3ポイント増加した。 平成17年4〜6月期の全国の完全失業者数は2,990,000人、完全失業率は4.5%となっている。 完全失業率を年齢階級別に見ると、15〜24歳が6.1%と最も高く、次いで25〜34歳が4.7%、35〜44歳と55〜64歳が3.6%、45〜54歳が1.7%、65歳以上が1.1%の順となっている。 前年同期と比べると、15〜24歳で1.6ポイント、45〜54歳で0.7ポイント、55〜64歳と65歳以上で0.4ポイントそれぞれ低下したが、35〜44歳で1.0ポイント、25〜34歳で0.1ポイント上昇した。 非労働力人口 非労働力人口は2,185,000人で、前年同期に比べ21,000人(1.0%)増加。男女別にみると、男性は724,000人、女性は1,461,000人で、前年同期に比べ男性は17,000人(2.4%)、女性は5,000人(0.3%)それぞれ増加した。 特定サービス産業動態統計調査 工作機械リース前年同月比36・3%増 経済産業省6月分まとめ 経済産業省は8月19日、平成17年6月の特定サービス産業動態統計調査の結果を発表した。それによると、対事業所サービス業では前年同月比ですべての調査業種の売上高が増加した。同省のまとめた6月の業種別動向は次の通り。 【対事業所サービス業】 1、物品賃貸(リース・レンタル業) 6月のリース契約高(検収ベース)は4,970億6,800万円で、前年同月比6.0%の増加、納入物件の購入額は同3.9%の増加。内訳をみると、「商業用及びサービス業用機械・設備」は飲食店向け、小売業向けの増加から同27.0%と九カ月連続の増加、主力の「情報関連機器」は電子計算機、同関連が増加したことなどから同6.0%の増加、「医療用機器」は同26.3%の増加、「工作機械」は自動車工業向けなどの増加から同36.3%の増加、「輸送用機器」は同27.3%の増加、「事務用機器」は同0.3%の増加。一方、「産業機械」は前年に大ロ物件があったことなどもあり同▲36.2%の減少となった。 6月のレンタル売上高は746億4,400万円で、前年同月比1.6%と4カ月連続の増加。物件別にみると、主力の「土木・建設機械」は同5.4%と4カ月連続の増加、「その他」は仮設建物の大ロ物件等の増加から同14.9%の増加。一方、「情報関連機器」は同▲7.7%と42カ月連続の減少、「事務用機器」は同▲6.8%の減少となった。 2、情報サービス業 6月の売上高は8,277億2,900万円で、前年同月比0.5%と2カ月連続の増加。内訳をみると、「システム等管理運営受託」は同14.8%の増加、「データベースサービス」は同4.2%の増加、一方、「ソフトウエアプロダクト」は、内訳の「ゲームソフト」が同7.0%と増加したものの、ゲームソフト以外のソフトウェアが減少したことから、全体では同▲2.9%の減少、「計算事務等情報処理」は同▲1.9%の減少、主力の「受注ソフトウェア」は金融業向けなどが増加したものの、官公庁向け、製造業向けなどが減少したことから同▲0.1%の減少、内訳の「システムインテグレーション」が同0.0%の横ばい、「各種調査」は同▲5.8%の減少となった。 3、広告業 6月の売上高は4,847億3,900万円で、前年同月比1.8%と22カ月連続の増加。媒体別にみると、四媒体広告以外では、インターネット広告を含む「その他」は情報・通悟、愛知万博等の増加から同13.8%の増加、「折込み・ダイレクトメール」は求人等の折込みが増加したことから同8.0%の増加、「SP・PR・催事企画」は同2.8%の増加、「交通広告」は同0.8%の増加、「屋外広告」は同0.6%の増加、一方、「海外広告」は同▲5.0%の減少。四媒体広告は前月に引き続きすべての媒体が減少し、同▲4.3%の減少、内訳をみると、「テレビ」は化粧品・トイレタリー、食品の減少から同▲2.5%の減少、「新聞」は飲料・嗜好品、自動車・関連品の減少から同▲5.5%の減少、「雑誌」は同▲12.2%の減少、「ラジオ」は同▲9.1%の減少となった。 4、クレジットカード業 6月の取扱高は2兆4,152億1,900万円で、前年同月比10.0%の増加。業務種類別にみると、販売信用業務は同12.1%の増加、内訳をみると、すべての利用相手先で増加、特に「その他」が利用分野の拡大により同25.9%と引き続き大幅な増加、次いで「一般小売店」が同10.0%の増加、「百貨店」が同2.6%の増加、「旅館・ホテル」が同18.3%の増加、「飲食店」が同10.8%の増加、「海外」が同6.7%の増加。また、消費者金融業務は同3.1%の増加となった。 5、エンジニアリング業 6月の受注高は8,349億9,800万円で、前年同月比27.0%の増加。内訳をみると「国外」は中東向け、東南アジア向けの化学プラントの大ロ受注がそれぞれあったことなどから同84.9%の増加、「国内」は同9.5%の増加となった。 【対個人サービス業】 6、映画館 6月の売上高は97億5,000万円で、前年同月比▲27.7%と2カ月連続の減少。入場者数も同▲26.2%の減少。入場者数を上映種類別にみると、「邦画」は同2.9%の増加、「アニメーション」は同330.5%の増加、一方、「洋画」は同▲41.4%の滅少。スクリーン数は同5.1%の増加となった。 7、劇場・興業場、興業団 6月の売上高は173億2,700万円で、前年同月比▲4.0%と3カ月連続の減少。興行種類別では、「興行団(音楽)」が大規模コンサート公演の減少から同▲26.9%の減少、「興行団(野球)」は同▲7.7%の減少、一方、「劇場・興行場」が演劇等の増加により同7.1%の増加。入場者数は、「興行団(音楽)」が同▲19.5%の減少、「興行団(野球)」が同▲14.8%の減少、「劇場・興行場」が同▲2.5%の減少、入場者数合計では同▲12.2%の減少。なお、一人当たりの入場料収入をみると、「興行団(音楽)」が減少したものの、「劇場・興行場」、「興行団(野球)」がいずれも増加したことから、全体では同11.1%の増加。また、「興行団(野球)」の一試合当たりについてみると、売上高が同▲17.3%の減少となった。 8、ゴルフ場 6月の売上高は107億6,500万円で、前年同月比▲4.8%と16カ月連続の減少。内訳をみると、利用料金収入は、平日、土・日・祭日がいずれも減少したことから、合計では同▲3.8%の減少、加えてキャディフィ、食堂・売店売上高もそれぞれ減少。利用者数は同▲3.7%と5カ月連続の減少、利用者数を会員別にみると、非会員利用者が同▲4.6%の減少、会員利用者が同▲1.4%の減少。なお、利用者一人当たりの売上高をみると、同▲1.2%の減少となった。 9、ゴルフ練習場 6月の売上高は27億5,700万円で、前年同月比0.6%と2カ月連続の増加。利用者数は、土・日・祭日利用者が同2.3%と増加したことなどから、合計では同1.6%の増加。なお、利用者一人当たりの売上高をみると、同▲1.0%と三カ月連続の減少となった。 10、ボウリング場 6月の売上高は23億2,500万円で、前年同月比▲7.2%と13カ月連続の減少。内訳をみると、利用料金収入が同▲7.3%の減少、付帯施設利用料金収入も減少、一方、食堂・売店売上高が増加。利用者数は同▲6.6%と13カ月連続の減少。なお、利用者一人当たりの利用料金をみると、同▲0.7%の減少となった。 11、遊園地・テーマパーク 6月の売上高は239億3,700万円で、前年同月比▲1.3%と4カ月連続の減少。内訳をみると、食堂・売店売上高が同▲2.6%と減少、入場料金・施設利用料金収入が同0.0%の横ばい。入場者数は団体が同▲17.1%と3カ月連続の大幅な減少、一般も同▲0.8%と減少したことから、合計では同▲2.9%の減少。なお、入場者一人当たりの売上高をみると、同1.6%と4カ月ぶりの増加となった。 12、パチンコホール 6月の売上高は592億1,400万円で、前年同月比10.8%の増加。設置台数は同3.5%の増加。事業所数は同1.0%の増加。なお、一事業所当たりの売上高は同9.7%の増加、設置台一台当たりの売上高は同7.1%の増加となった。 13、葬儀業 6月の売上高は324億2,300万円で、前年同月比0.2%と17カ月連続の増加、取扱件数は同▲0.3%と14カ月ぶりの減少。葬儀一件当たりの売上高は同0.5%と2カ月連続の増加となった。 14、結婚式場業 6月の売上高は151億5,800万円で、前年同月比1.7%の増加、取扱件数は同▲2.0%の減少。なお、結婚式一件当たりの売上高は、同3.8%の増加となった。 15、外国語会話教室 6月の売上高は82億9,500万円で、前年同月比▲22.1%と9カ月連続の減少。内訳をみると、教材料売上高が増加したものの、受講料収入が同▲23.9%の減少。受講生数は同1.4%の増加、うち新規入学生数は同▲5.3%の減少。延べ開設数は同▲6.8%の減少、事業所数は同8.1%の増加となった。 16、カルチャーセンター 6月の売上高は30億7,500百万円で、前年同月比1.0%の増加。内訳をみると、教材料売上高が減少したものの、受講料収入が同1.5%の増加。受講生数は同2.3%の増加、うち新規受講生数は同5.9%の増加。講座数は同1.7%の増加。なお、受講生一人当たりの受講料をみると、同▲0.8%と7カ月連続の減少となった。 17、フィットネスクラブ 6月の売上高は208億8,200万円で、前年同月比6.5%と39カ月連続の増加。内訳をみると、会費収入が同6.1%の増加、食堂・売店売上高、利用料金収入もそれぞれ増加。利用者数は、スクール利用者が減少したものの、フィットネスクラブ利用者が同五・六%と増加したことから、合計では同三・九%の増加。会員数はフィットネスクラブ会員(個人)が同四・四%の増加、スクール会員も増加、合計では同三・八%の増加。事業所数は同二・二%と引き続き増加。なお、フィットネスクラブ会員一人当たりの会費収入をみると、同二・五%の増加となった。 18、学習塾 6月の売上高は226億2,700万円で、前年同月比4.6%の増加。内訳をみると、受講料収入が同4.2%の増加、教材料売上高も増加。受講生数は同三・七%の増加。事業所(教室)数は同七・二%の増加。なお、受講生一人当たりの受講料をみると、同〇・四%と三カ月連続の増加となった。 =土の思考 眼のレッスン= 『吉村敏治展』を開催 世界のタイル博物館10月6日まで開催中 毎月10日(陶の日)にスタートする「やきもの新感覚シリーズ」の2005年9月の作家は、京都を活動拠点に活躍している吉村敏治さん。吉村さんの作品には、磁土のかたちに表面錆び色に覆われた歯車やプロペラのかたちを組み合わせてあったりして、その異質なものを同在させることによって、よりやきものの存在を際立たせている。 吉村さんは高校時代まで、油絵やデザインに興味をもち進学もそうした学科を予定していたそうだ。しかし、京都精華大の陶芸へ進み、大学院は京都市立芸術大学を修了した。 大学まで全く陶芸に縁のなかった吉村さんにとって、習い始めた陶芸には多少の違和を感じつつも、結構夢中でやっていき、よく知らなかった分先入観もなく、いきなりオブジェのようなものを作るのもあたりまえのようなことに思っていたようだ。 陶芸の基礎ができてくると、眠っていた絵画への憧れも目覚めてきたようで、やがて壁にかける平面的な仕事にも手を染める。陶板に絵を転写したり、直接ドローイングしたり、工業製品や機械部品の一部をくっつけてレリーフ作品にしていった。やきものとそれ以外の素材やかたちが隣あわせになることは、吉村さんにとってはかなり自然なことだった。陶板に描いたのは好きなピエロ・デラ・フランチェスカやバルチェスなど古典的な西洋絵画をトレースしたもので、やがてその古典絵画をモチーフに、独自に想像を膨らませていった。やきものでレリーフに近い形の物語を作れないかと挑戦してきた。 真っ白な磁土でつくられた手のかたちが背景の薄明に浮かびあがってきたとき、その手が語る幾百もの物語を想像したもの。土でつくられたバイオリンや釣鐘や天秤などで構成された作品も、宙吊りになったものや奏でるものの揺らめきやかすかな音楽まで聴こえてくるような妖しさがあった。 吉村さんの先入観や固定観念にとらわれないスタンスは、やきもの表現で作品の表面に酸化金属を塗りつけて焼いてみて、やきものにならないのかと考えてきたり、いったん何かを解体してから再構成したり、異質なものをつなぎあわせることなど、次々と土に潜む魔性を現れ出すような作品を生み出してきた。 京都を中心とした関西地区で活動中の吉村さんは03年の東京・ガレリアセラミカが初めての東京、そして今回が初めての名古屋地区での個展開催となる。 開催概要 ◆会 期=9月10日(土)〜10月6日(木」 ◆休館日=毎週月曜日(祝日の場合は翌日) ◆時 間=午前10時〜午後5時(入館は4時30分まで) ◆第一会場=世界のタイル博物館一階企画展示室(愛知県常滑市奥栄町1-130、TEL0569-34-8282) ◆第二会場=INAX陶楽工房 ギャラリー(世界のタイル博物館隣) ◆企 画=タイル博物館企画委員会(企画展は入場無料) ◆9月10日(土) 16時〜17時 吉村敏治さんによるアーティストトーク 17時30分〜19時 オープニングパーティー 一体形取替機能部を発売 ウォシュレットに朗報 TOTO機能部だけを交換 TOTOでは、「ウォシュレット一体形便器」の便器部はそのままで、ウォシュレット機能部だけを簡単な工事で最新型のウォシュレットに取り替えられる「ウォシュレット一体形取替機能部」をこのほど新発売した。 TOTOウォシュレットには、便座部分のみの「シートタイプ」と、便座都分とタンク部分が一体になった「ウォシュレット一体形便器(以下一体形便器)」の2種類がある。「シートタイプ」の販売から今年でちょうど四半世紀がたち、6月には累計出荷台数2,000万台(シートタイプ・一体形含む)を突破した。 一体形便器を初期に使用しているユーザーは、買い替えの時期をむかえているが、便座部分とタンク部分が一体のため、便座部分のみを最新型へ取り替えることはできなかったが、今回、「ウォシュレット一体形取替機能部」の発売により、簡単な工事で最新型のウォシュレットに取り替えられる。 最新型は、手を触れずにトイレの一連の動作が全て自動で行える「便ふたオート開閉」「オート便器洗浄」機能をはじめ、便座の裏面に汚れをはじく効果の高い特殊樹脂で加工した「クリーンコート便座」や、臭いを強力に吸い込む「オートパワー脱臭」、生活パターンを学習しながら節電する「おまかせ節電」など、ユニバーサルデザイン・エコ・清掃性などの優れた機能が搭載されている。 価格は、168,000円(手洗い無し)と173,000円(手洗いあり)、販売目標は年間5,000台を見込んでいる。 【商品の特長】 @簡単工事で最新型ウォシュレットに取り替え可能 便器部分はそのままで、ウォシュレット機能部を取り替えることができる。工事は簡単工事で済む。 Aユニバーサルデザイン・清掃性向上の機能が充実 「便ふたを開ける」、「便器を洗浄する」、「便ふたを閉じる」までの一連の動作を全て自動で行う「便ふたオート開閉」「オート便器清浄」を搭載。年寄りから子供まで、無理な動作をする必要がないユニバーサルデザインに配慮した機能。さらに、使用後に2倍の吸い込み量で臭いを吸い込む「オートパワー脱臭」、生活パターンを学習して節電する「おまかせ節電」、便座の裏面に汚れをはじく効果の高い特殊樹脂で加工し掃除を楽にした「クリーンコート便座」など最新機能を搭載している。 愛知の鉱工業平成17年6月分 愛知県生産・出荷・在庫とも上昇 愛知県は、経済産業省生産動態統計調査による愛知県鉱工業指数(平成12年を100)をもとに、6月の鉱工業生産・出荷・在庫動向を次の通りまとめた。 生 産 前月比は2カ月ぶりに上昇、前年同月比は8カ月連続で上昇した。 生産指数(季節調整済指数)は、107.9となり前月比では2.3%で、2カ月ぶりに上昇となった。 これは、輸送機械工業(3.5%)、一般機械工業(8.9%)、鉄鋼業(6.1%)など13業種が上昇したため。 一方、低下したのは、情報通信機械工業(△20.8%)、窯業・土石製品工業(△1.5%)など7業種。 また、前年同月比(原指数)は3.8%で、8カ月連続で上昇した。 出 荷 前月比は2カ月ぶりに上昇、前年同月比は5カ月連続で上昇した。 生産者出荷指数(季節調整済指数)は、111.7となり前月比では2.1%で、2カ月ぶりに上昇した。 これは、輸送機械工業(2.7%)、一般機械工業(5.6%)、石油・石炭製品工業(24.4%)など14業種が上昇したため。 一方、低下したのは、情報通信機械工業(△11.2%)、パルプ・紙・紙加工品工業(△4.7%)など6業種。 また、前年同月比(原指数)は2.2%で、5カ月連続で上昇した。 在 庫 前月比は2カ月ぶりに上昇、前年同月比は2カ月連続で上昇した。 生産者製品在庫指数(季節調整済指数)は、92.2となり前月比では2.7%で、2カ月ぶりに上昇となった。 これは、輸送機械工業(9.7%)、プラスチック製品工業(13.6%)、食料品工業(8.0%)など9業種が上昇したため。 一方、低下したのは、鉄鋼業(△1.9%)、情報通信機械工業(△23.5%)など11業種。 また、前年同月比(原指数)は3.2%で、2カ月連続で上昇した。 その他の動向 出荷の動向を財別にみると、前月比では、資本財が△0.5%と2カ月連続で低下したものの、建設財が8.7%と6カ月ぶりに、消費財が0.3%と2カ月ぶりに上昇した。 最終需要財は、これらの影響により前年比0.5%と2カ月ぶりに上昇した。 『肥田せんせいのなにわ学展』 なにわの文化を紹介 INAXギャラリー名古屋11月18日まで開催 着流し姿に紺足袋、風呂敷包みを手に、雪駄で町のどこへでも出かける。これが肥田せんせいのスタイル。肥田先生こと、肥田晧三(ひだこうぞう)氏は、身なりや、仕草、言葉使いなど、生粋の大阪の姿を今に体現している貴重な人物。「大阪のものが好きで」という言葉通り、歌舞伎、落語、少女歌劇、上方舞などの芸能や、おもちゃ絵、立てばんこ、いろはかるたなどの子どもの遊びに至る、なにわのよろこばしい市井の文化を、長い年月をかけて丁寧に熱心に見つめ続けた。今はともすればお笑いばかりが注目される大阪だが、そうでない粋で芳醇な大阪がそこにある。 九月からのINAXギャラリー名古屋では、元関西大学教授で多くの大阪資料を蒐集・研究してきた肥田晧三氏の独自の視点からみたなにわの文化を、おとなの楽しみ、子どもの遊びに焦点をあて紹介する。 肥田晧三氏は昭和五年に大阪の島之内で生まれた。この界隈は西に心斎橋、ちょっと南に道頓堀、北に船場や新町といった上方芸能発祥の地域であり名物・名所や史蹟も多く上方文化を考える上では重要な場所。 幼い頃ここで育った肥田先生は、両親の影響で歌舞伎や文楽、映画などに毎回のように通い、文芸関係の書物を好んで読み、次第に上方文芸に没頭していった。戦後は体調を崩したこともあって独学での研究生活に明け暮れ、一方古書店をめぐり研究文献や珍しい資料の蒐集にも努めてこられた。近世文学や書誌学、郷土史、上方の子ども文化など、好きがこうじて研究された分野は幅広く、文献や資料を読み解いてきた暖かなまなざしが感じられる業績は、いまとても新鮮。 肥田先生の研究者という枠だけには収まりきれない知識や探究心には、「肥田流上方考現学」といいたい、奥深さと面白さがある。 会場では肥田先生の蒐集した大阪もののコレクションを実物でご覧いただける。上方落語の寄席を描いた刷り物や、番付、歌舞伎の錦絵や浪花踊りのプログラムなど、当時の賑わいが伝わってくる貴重な芸能資料の数々が丁寧な解説付きで並ぶ。また、子どもの遊びを描いた絵本やおもちゃ絵、いろはかるたなどの草紙や図版からは、当時の流行や色づかい、生活スタイルなどのディテールまでが、いきいきと浮かびあがってくる。さらに研究の足跡を実感していただくため、書庫の一部を会場内に再現し、学者先生の勉強ぶりを覗き見ることにする。展示を通して、大阪が滋味あふれたふところの深い文物の都であることを感じていただける。 会期中の10月21日(金)午後6時半より、肥田晧三氏を迎え『肥田せんせいが語る、上方こども出版文化」と題してお話していただく。子どもが遊ぶ風景を描いた絵本や、女子絵本に表れた風俗や当時の遊びについて、さらに、おもちゃ絵や着せ替えなど絵本以前の出版文化について、上方と江戸を比較しながら語っていただく予定。 開催概要 ▽期間=9月2日(金)〜11月18日(金) ▽企画=INAXギャラリー企画委員会 ▽制作=株式会社INAX ▽協力=肥田晧三 ▽会場=INAXギャラリー名古屋 名古屋市中区錦1-16-20 INAX名古屋ショールーム2F TEL052-201-1716 FAX052-201-1730 ▽時間=10:00AM〜6:00PM ▽休館日 水曜日 入場無料 シャープなスタイルが特長 シングルレバー混合栓KM728G発売 KVK シンクの清掃が簡単 KVK(岐阜市黒野308・電話058-239-3111)では、全方位どこから見てもオシャレでキレイなシングルレバー混合栓「KM728G」を新発売した。 ストレートラインを基調としたシャープなスタイリングが特長で、どの方向から見ても斬新なデザインで対面キッチンやアイランドキッチン等に最適なシングルレバー混合栓。 主な特長は次の通り。 @ソフトフィールシャワー 水はねを抑えた二種類のシャワー穴径を採用。きめが細かく、勢いがあるので、食器の汚れがサット落ちるのでキッチン効率がアップする。 A先端シャワー切替 先端ボタンを押すとシャワーに簡単に切替ることができる。 Bシャワーヘッドが自由に回転 シャワーヘッドを差し込んだ状態でヘッドが自由に回転するので、差込時の不便さがない。 Cシンクの清掃が簡単 シャワーヘツドを引き出せて使用できるので、シンクの隅々までの清掃が手軽にできる。 D使いやすいレバーハンドル 指に掛かりやすいくぼみ付きレバーハンドルで、吐止水が簡単に行える。 E取付けが簡単 本体固定はスピードナット採用で施工性が向上した。止水栓との接続は施工しやすいブレードホースを採用している。 その他詳細については名古屋営業所(名古屋市中村区名駅5-29-10・電話052-566-1701)へ問い合わすとよい。 船上にて夜景とビール楽しむ 愛機工青年部パーティクルーズ開催 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏、山下機械社長)青年部(部長=水谷隆彦氏、ミズタニ機販社長)は、8月19日に「パーティクルーズ」を開催した。 今回は、これまでと趣向を変えて、単なるビアパーティではなく堀川より出発するエンゼルハープ号に乗船して、船上にてビールを味わう企画とした。 当日は、宮の渡し乗船場に35名が参集。会の冒頭、水谷部長が、これまでの組合青年部行事への感謝を述べると共に、今後行われる雇用事業への協力を要請して、一同乾杯した。 参加した部員らは、名古屋港の夜景と過ぎ行く夏の涼を心行くまで楽しんだ。 空調ドレン継手発売 アロン化成VP25の排水専用継手 アロン化成管材事業部(東都品川区東五反田)では、空調機のドレン配管に最適な、VP二五の排水専用継手「空調ドレン継手」を新発売した。 従来はドレン配管には、給水用のTS継手が多く使用されていたが、排水に使用すると接合部に汚れ蓄積の原因となる段差が生じていた。空調ドレン継手(AD継手)は、排水専用継手なので段差のない施工が可能となった。 【特長】 @排水専用継手なので接続部に段差が生じない。 A排水専用継手なのでコンパクト。 B異径チーズ合流部は逆流のない偏芯取り込み構造。 【種類】 90度エルボ、45度エルボ、ソケット、ブッシング、チーズ、偏芯チーズ、掃除口 詳細については同社名古屋支店(名古屋市中区錦1-17-13・電話052-203-0378)へ問い合わすとよい。 環境報告・社会性報告を掲載 『コーポレートレポート』 INAX最新版を発行する INAXは、2004年度(2004年4月〜2005年3月)の企業活動を報告する『INAX Corporate Report2005』を発行した。 昨年に引き続き、会社案内として幅広く事業内容や企業理念、ビジョンを伝えると同時に、環場への取り組みや地域活動、社内制度など社会性報告として求められる情報も掲載している。内容は、縦書きの読み物仕立ての「特集ページ」と、データを中心とした「報告ページ」の2部構成で、同時に更新した公式ホームページでは、詳細・関連情報を見ることができる。(http://inax.co.jp/company/) 特に今回は、「BRAND TOPICS(ブランドトピックス)」として「ニッポンを美しくしよう。INAX」や「誰もが快適でエコな暮らしを考える」などと題した「特集ページ」を掲載。2004年度の取り組みを紹介しながら、社員一人ひとりがどのような気持ちで企業活動に取り組み、それがどのようにステークホルダー(関係者)に受け止められているかを、インタビューなどにより読みやすい形で検証している。 INAXは、今後もサステナブルカンパニーを目指し持続可能な社会の実現に取り組むとともに、より高いINAX文化の創造に向け、企業活動を展開していく。 【『lNAX Corporate Report2005』の特長】 一、専門家だけでなく、身近な生活者に向けた冊子づくり 昨年の「Corporate Report2004」は2,300部発行した。ホームページやファックスによるアンケートの結果、生活者の立場で冊子を読まれている方が39%(前年23%)にのぼり、企業・団体環境関係者(15%)やNPO・NGO関係者(8%)の立場で読まれている方を大きく上回った。そのため、わかりやすい記載を心がけると同時に、専門家に向けた情報だけでなく、身近な生活の中の取り組みも特集掲載した。また、「特集ページ」は読みやすい大きな文字を使用し、縦書き仕立てにした。 二、インターネットでも同時公開(URL http://inax.co.jp/company/) 公式ホームページでは、冊子の内容のほかに「資源使用量・CO2排出量」などの環境データや過去六年分の「財務の状況」など、さらに詳しい情報を確認することができる。また、インターネットの特性である双方向性を用い、インターネットの冊子の請求や、アンケート回答も可能。ダウンロードページからPDFでもダウンロードできる。同時に「環境への取り組み」(http://inax.co.jp/eco/)サイトも親しみやすいスタイルにリニューアルした。 【lNAX Corporate Report2005 目次】 ■トップメッセージ 「新生INAX20周年、新しい20年に向けて、ブランド価値を高めていきます」 ■特集ページ BRAND TOPICS Brand Topics1 お客さまとともにニッポンを美しくしよう。INAX Brand Topics2 お客さまとともに誰もが快適でエコな暮らしを考える Brand Topics3 異業種パートナーとともに、家具と一体になった生活空間提案 Brand Topics4 社会とともに 安心・快適、エコの視点から生まれる新しい事業 Brand Topics5 海外のお客さまとともに お客さま満足度の高い生活提案を目指して Brand Topics6 地域社会とともに 未来の地域社会づくり Brand Topics7 アーティストとともに 文化機関としての活動 Brand Topics8 従業員とともに より良い生活舞台づくり ■2010年に向けた経営ビジョン 「VISION2010」 ■報告ページ 2004年の主な活動記録(2004年4月〜2005年3月) 会社概要(2005年7月1日現在) お客さま接点での取り組み 文化機関としての取り組み 生活舞台としてのINAX(社内制度など) 環境への取り組み「人と地球を考えたものづくり・企業活動」 ステークホルダーコミュニケーション 全国95ヶ所目のショールーム 春日井ショールーム TOTO8月27日オープン TOTOでは、このほど全国95ヶ所目の「春日井ショールーム」を8月27日にオープンさせた。 オープンに先駆けて8月25日には、オープニングセレモニーが開催され、同社の森山副社長は「春日井地区における業界初のショールームをオープンさせて頂きました。皆様方の第2のオフィスと言いますか、商談の拠点として大いに活用して頂ければ幸いです。2006年度に120ヶ所のショールームを目指しております」と挨拶を述べ、次いで、中部TOTOベストパートナー会会長の米津物産鈴木社長が来賓を代表して「素晴らしいショールームを作って頂き感謝いたします。我々のお客さんにお応え出来る大きな足場となると期待しております。我が社にとっても主力のショールームとして大いに活用させて頂きます」と、祝辞を述べ、関係者によるテープカットでオープンを祝った。 DAIKEN、YKK AP商品の常設コーナーも設置した。また、それぞれのライフスタイルとライフステージを考慮したTOTO、DAIKEN、YKK APの3社が提案している6つの「リモデルスタイル」に沿った空間展示も充実している。 【主な展示コーナー】 ▽システムキッチンコーナー 機能性とデザインにこだわったシステムキッチンレガセスや人気のオープンスタイルに最適なシステムキッチンキュイジアなどを展示。 ▽バスルームコーナー 魔法瓶浴槽やカラリ床での使い勝手や空間イメージなどが確認できる。 ▽トイレコーナー 香りと音楽の相乗効果でリラックス効果を追求したネオレストや、トルネード洗浄で清掃性抜群のピュアレストなどの最新ウォシュレットを展示。 ▽洗面所コーナー 一ミリ単位でオーダーメイドできる洗面化粧台Jクリスタルシリーズなどを展示。 ▽DAIKEN・YKK AP商品展示 キッチンの床材やトイレの窓などを各種展示。カタログも充実している。 【春日井ショールーム概要】 ▽所在地=春日井市東野町西3-4-1 ▽電話0568-83-6711 ▽営業時間=10時〜18時 ▽休館日=毎週水曜日、夏季休暇、年末年始 ▽駐車場=20台 ▽面積=敷地330坪、1階ショールーム、2階事務所 ▽展示商品=システムキッチン、システムバス、トイレ、洗面化粧台など住設機器の水周りに関する商品 会員相互の親睦図る ビアパーティーに180名 中部ジーネット会ゲームや抽選会で楽しむ 中部ジーネット会(会長=谷岡寛司氏・SMC営業本部取締役副本部長)は8月24日午後6時30分より、名古屋市中村区名駅南のビアレストラン「スーパードライ・名古屋」で、会員ら180名余りが参加してビアパーティーを開催した。 はじめに、谷岡会長が「日頃は中部ジーネット会に格別のご高配を賜りまして、この場を借りまして厚く御礼申し上げます。本日は沢山の、また、今日のために体調を整えてご参加をいただきましたことを重ねて御礼申し上げます。今年の夏も暑いのですが、それには理由があります。熱い万博、熱い中部地区、そして熱いジーネット会ということであります。会の皆様には中間決算までラストスパートをかけていただきまして、更なるご支援をお願いします」と挨拶。 引き続いて、古里ジーネット会長は「お蔭様で、ジーネット名古屋支社は非常に好成績で現在推移させていただいております。これも偏に皆様方メーカー様のご支援の賜物と感じており、御礼申し上げます。支社長も新しく代わりまして、非常に張り切っております。我々の業界の関係は非常に好調で、特に日銀、政府が先頃発表した短観では、踊り場を脱したということです。これから上向いていくと正式に発表しました。実は我々の業界は、もっと早くから環境はよろしくて、例えば日工会、超硬工具協会等も当初の見込み以上に伸びを示している。バブル崩壊後、悪い時期が長かったので、もう駄目になるだろう、もう駄目になるだろうと思っておりましたが、政府の見方はそうではなく、マクロの経済はこれから良くなるということでございます。工作機械も今年は一服するであろうとの当社の見通しでありましたが、やはり自動車メーカーが予想以上に活発です。一方、中国は投資を引き締めるということでしたが、心配するほどではなく順調に推移している。本日は、そのようなことから勝ち組の業種の方ばかりがお集まりいただいておりますので、大いに場を賑やかしていただきたいと存じます」と述べ、ジーネットへの変わらぬ支援を求め挨拶とした。 続いて、川ロアネスト岩田名古屋支店長(中部ジーネット会会計幹事)の力強い発声で乾杯。恒例となったビールの早飲み大会や、名古屋ドームのペア観戦チケットが当たる大抽選会で大いに盛り上がり楽しいひと時を過ごし、安田ジーネット名古屋支社長のお礼の言葉で終了した。 ビアパーティー開催 愛機工東支部 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏・山下機械社長)の東支部(支部長=田中知之氏・ミユキ商會社長)は8月26日午後7時より、名古屋市中区錦三丁目のダイニングバー「ヴィンテージ1970」でビアパーティーを開催、組合員とその従業員ら36名が参加した。 はじめに挨拶に立った田中支部長は、「お忙しい中、そして昨日の台風の後で非常に蒸し暑い中お集まりいただき有難うございます。日頃は愛知県機械工具商業協同組合の東支部に、色々と各会社の社長様にお骨折りをいただき感謝申し上げます。東支部と致しましても色々な行事を考えておりますが、皆様方とこのようにお会いできますのは、ビアパーティーだけということになるかと思います。是非ともこれからも東支部に皆様方のご協力ご支援をいただき、頑張って参りたいと存じます」と挨拶、引き続いて田中支部長の力強い発声で乾杯し宴会に移った。 夜になっても蒸し暑い日が続く中、参加者は冷たい飲み物で暑気払いをし、大いに語らい笑い声が絶えない楽しいひと時を過ごした。 普通鋼鋼材在庫速報 日本鉄鋼連盟 平成17年7月分 日本鉄鋼連盟は8月31日、7月の普通鋼鋼材在庫速報を発表した。 それによると、7月の普通鋼鋼材出荷は、国内向けは前年同月の5,076,000トンから165,000千トン、3.3%減の4,911,000トン、前月比では151,000トン、3.0%減とともに3カ月振りの減少となった。輸出向けは前年同月の1,989,000トンから372,000トン、18.7%減の1,617,000トンと8カ月連続の減少、前月比では226,000トン、12.3%減と3カ月振りの減少となった。この結果、出荷合計は前年同月(7,065,000トン)比537,000トン、7.6%減の6,528,000トンと2カ月連続の減少となった。 他方、生産は、6,613,000トンで、前年同月(6,881,000トン)比268,000トン、3.9%減と3カ月振りの減少となった。 七月末のメーカー・問屋在庫は、前月末(6,528,000トン)比86,000トン、1.3%増の6,614,000トンと2カ月振りの増加となった。内訳をみると、メーカー在庫が、前月末(4,868,000トン)比124,000トン、2.6%増の4,992,000トンと2カ月振りの増加となり、問屋在庫は前月末(1,660,000トン)比39,000トン、2.3%減の1,621,000トンと2カ月連続の減少となった。 国内・輸出別では、国内向在庫が前月末(5,482,000トン)比111,000トン、2.0%増の5,593,000トンと2カ月振りの増加となり、輸出船待在庫は前月末(1,046,000トン)比25,000トン、2.4%減の1,021,000トンと2カ月連続の減少となった。 また、在庫増減を品種別にみると、前月比10,000トン以上増加した品種は、鋼帯(幅600o以上)が72,000トン増の1,767,000トン、鋼管が19,000トン増の565,000トン、鋼板が13,000トン増の628,000トン、冷延広幅帯鋼が14,000トン増の650,000トン、冷延電気鋼帯が14,000トン増の113,000トンであった。一方、前月末比10,000トン以上減少した品種は、軌条のみで17,000トン減の16,000トンであった。 以上の結果、7月末の在庫率は、前月末の94.5%から6.8ポイント上昇し101.3%となり、5カ月振りに100%を上回った。(国内在庫率は前月末の108.3%から5.6ポイント上昇の113.9%)。 「愛・地球博」ナイト 見学ツアーを開催 オリエンタル会最新の技術を見学 オリエンタル会(会長=山光弘氏・山光工具社長、東洋工具の協力工場並びに得意先の集い)は8月12日、現在開催中の「愛・地球博」(愛知万博)を見学するナイト見学ツアーを実施、会員ら25名が参加した。 当日は、午後3時に東洋工具本社(岐阜県瑞穂市)に集合し、観光バスで「愛・地球博」長久手会場へ。車中、山光会長より挨拶があり、引き続いて竹中東洋工具社長が日頃の支援に感謝を示し、「愛知万博では最新の技術が随所に使われております。しっかり見学して明日からのそれぞれの企業でお役立ていただければ幸いです」と挨拶した。 一部盆休みに入っているところもあり道路状況はスムーズで、午後4時過ぎには会場の西ゲートに到着。今回はナイトツアーということで午後5時からの夜間入場券のため、一時間ほどゲート前で待機した後、入場した。 名古屋独特の夏の蒸し暑さも日が西に傾きだした頃には消え、参加者は各自自由行動で見学。会場はこの日も100,000人を超える来場者で賑わい、企業パビリオンの人気館は既に入場できない状態。それでも長久手日本館などの人気パビリオンにチャレンジする人、のんびり雰囲気を楽しむ人など、思い思いに万博を満喫した。 午後十時過ぎには全員がバスに戻り帰途に着き、本社へ午後11時頃無事到着した。 日本機械工業連合会17年度機械工業生産額見通し 76兆1千933億円 前年度比1.7%増加の見通し 日本機械工業連合会は、平成16年度の生産額および輸出額の実績見込みと平成17年度の生産額の見通しに関する調査を本年5月に実施し、この程発表した。この調査は機械関係の各機種別工業会51団体に対してアンケート方式により回答を求め、必要に応じてヒアリングを行い、同会がまとめたもの。この結果、平成16年度の機械工業生産額は前年度比5.6%増の74兆8,943億円の見込みとなり、平成17年度の生産額は前年度比1.7%増の76兆1,933億円となる見通しとなった。同会のまとめた概況は次のとおり。 平成16年度の生産動向 日本の機械工業は中国における生産が進展する一方で、中国内外の輸送コスト、短くなった製品ライフサイクルによる消費地と生産地の距離の問題、中国への技術漏洩防止、高度なものづくりに欠かせない人材の確保等を理由に、中国から日本国内へ生産拠点を回帰させる動きも見受けられるようになった。 こうした中で平成16年度の機械工業生産額は前年度比5.6%増の74兆8,943億円となる見込みである。 機械工業の動向を業種別にみると、上昇する見通しの業種は、一般機械、電気機械、電子部品・デバイス、輸送機械、精密機械、金属製品、鋳鍛造品、低下する見通しの業種は、情報通信機械であり、各業種の主な動向は次のとおりである。 (1)一般機械 一般機械の生産額は前年度比(以下同様)13.8%増の13兆9,054億円となる見込みである。 機種別にみると、ボイラー・原動機はボイラー・タービン、内燃機関が共に増加し10.4%増、土木建設機械は引き続き輸出が大幅に伸びる他、中古車の輸出による国内の新規補充の影響により23.6%増、合成樹脂加工機械はデジタル家電や自動車関連の需要はあるものの反動減もあり4.0%減、印刷・製本・紙工機械は大手企業及び一部の先進企業による高付加価値設備の需要が牽引し15.2%増、運搬機械は内外需の受注が堅調により3.8%増、ロボットはデジタル景気による16年前半の大きな伸びに支えられ19.3%増、農業用機械器具は国内が台風・地震等の自然災害の影響や米価の低迷もあり厳しい結果となったが、海外が米国向けトラクタ、韓国向けコンバインの出荷が大幅に伸び8.3%増、金属工作機械は受注に比べやや回復は遅れ気味であるものの28.3%増、第二次金属加工機械は国内外における自動車産業の大きな勢い、とりわけ中国の影響は絶大であり9.1%増、繊維機械は最大市場である中国の金融引き締め等により8.8%減、食料品加工機械は食品産業の設備投資や消費者の食の安全への強い要望を受け安全・衛生面の機器需要も更に増加し4.6%増、木材加工機械は住宅着工件数増加等、木材産業を取り巻く環境が好転し12.7%増、事務用機械はカラー複写機の国内出荷、輸出が好調であるものの、海外生産が依然として続き、0.2%増、ミシンは海外生産移転が引き続き進展し3.9%減、冷凍機・同応用装置は更新需要や猛暑の恩恵等もあり2.2%増、軸受は需要産業が好調であり10.1%増、半導体製造装置及び液晶パネル製造装置は需要先の投資が活発化し41.6%増加する見込みである。 (2)電気機械 電気機械の生産額は前年度比(以下同様)6.7%増の7兆4,574億円となる見込みである。 機種別にみると、回転電気機械・静止電気機械器具・開閉制御装置は企業収益の改善により長年抑えられていた民間設備投資の裾野が拡大したこと、前年度に引き続き、中国市場への生産設傭・部品の輸出が好調に続いていることから8.8%増、民生用電気機械は建築基準法改正に伴い換気扇需要が増加したこと、国内生産単価が上昇したことから2.8%増、電球は堅調な国内景気に支えられ映像情報機器用ランプ等が伸長し、アジア、米国向け輸出に牽引され放電ランプ等が伸び五・四%増、電気計測器はデジタル家電等における半導体需要が牽引し電気測定器が伸びる他、工業用計測制御機器が海外案件により輸出が増加し、全体で9.8%増加する見込みである。 (3)情報通信機械 情報通信機械の生産額は前年度比(以下同様)4.1%減の8兆4,484億円となる見込みである。 機種別にみると、有線通信機器は有線ネットワーク関連の交換機が全体の成長を後押しした他、ネットワーク接続機器、有線部品が伸び2.9%増、民生用電子機器はアテネ五輪の開催もあり薄型テレビ、DVDレコーダーの需要が内外で拡大したほか、デジタルカメラ、カーナビゲーションシステム等が欧州、北米向けに好調に推移し9.1%増、産業用電子機器は主力の電子計算機及び関連装置がパーソナルコンピュータの価格下落や海外生産の進展が著しく10.1%減少する見込みである。 (4)電子部品・デバイス 電子部品・デバイスの生産額は前年度比(以下同様)6.5%増の9兆7,792億円となる見込みである。 機種別にみると、電子部品はアテネ五輪が追い風となり、デジタル家電向けの需要が好調に推移し1.2%増、電子デバイスはデジタルAV機器の生産が好調に推移した他、IT中心であった用途が自動車等幅広く拡大してきたことなどから9.0%増加する見込みである。 (5)輸送機械 輸送機械の生産額は前年度比(以下同様)4.8%増の28兆4,729億円となる見込みである。 機種別にみると、自動車は小型車の新型車やフルモデルチェンジ車が投入され代替需要が促進される等、自動車全体で3.8%増、自動車部品は日系自動車メーカーのグローバル規模での生産が着実に拡大し5.3%増、産業車両はフォークリフトトラックの国内販売台数、輸出台数が二桁の高い伸びとなり18.5%増、鋼船は、建造量が22.3%増と大幅に増加するものの、船価回復前の受注が多く金額では8.2%増にとどまり、航空機は発動機、装備品が減少するものの、機体、部品(機体・発動機)が増加し、全体で7.0%増加する見込みである。 (6)精密機械 精密機械の生産額は前年度比(以下同様)6.6%増の1兆1,433億円となる見込みである。 機種別にみると、計測機器は測定機器、測量機器が増加するものの試験機が減少し8.0%増、光学機械は写真機が横ばいの0.3%減、望遠鏡・顕微鏡が9.2%増、カメラの交換レンズ・付属品が18.0%増、光学機械全体で10.1%増、時計は海外生産が進展し9.5%減少する見込みである。 (7)金属製品 金属製品の生産額は前年度比(以下同様)1.4%増の2兆8,542億円となる見込みである。 機種別にみると、鉄構物・架線金物は8.6%減、ばねは5.4%増、金型は3.5%増、機械工具は特殊鋼工具、超硬工具、ダイヤモンド工具すべてが増加し機械工具全体では15.1%増加する見込みである。 (8)鋳鍛造品 鋳鍛造品の生産額は前年度比(以下同様)8.8%増の2兆4,815億円となる見込みである。 機種別にみると、粉末冶金製品は12.5%増、鍛工品は輸出関連に起因した著しい需要増により11.5%増、銑鉄鋳物は7.4%増、可鍛鋳鉄・精密鋳造品は6.6%増、非鉄金属鋳物は3.9%増、ダイカストは10.0%増加する見込みである。 平成17年度の生産動向 日本の機械工業は好調な企業収益を背景に旺盛な設傭投資と底堅い個人消費に下支えされている。しかし、その一方で中国への輸出減少や原油価格の高騰等により生産活動の先行きに不透明感が広がりつつある。 こうした中で平成17年度の機械工業生産額は前年度比1.7%増の76兆1,933億円となる見通しである。 機械工業の動向を業種別にみると、上昇する見通しの業種は、情報通信機械、電子部品・デバイス、輸送機械、精密機械、鋳鍛造品、低下する見通しの業種は、一般機械、電気機械、金属製品であり、各業種の主な動向は次のとおりである。 (1)一般機械 一般機械の生産額は前年度比(以下同様)0.8%減の13兆7,902億円となる見通しである。 機種別にみると、ボイラー・原動機はボイラー・タービン、内燃機関が共に増加し3.5%増、土木建設機械は北米向けトラクタ、油圧ショベルの輸出が好調により4.2%増、化学機械は昨年度に中東向けの受注が大幅に増加した他、欧州、北米向けも増加し5.0%増、印刷・製本・紙工機械は引き続き国内では最新鋭の印刷機械の需要や陳腐化設備の更新が期待出来ること、輸出も印刷機械を中心に北米、欧州、中国向けが増加し3.7%増、ポンプ・送風機・圧縮機は民需・外需の伸びにより2.5%増、運搬機械は製造業向けが好調により5.0%増、ロボットは国内で自動車産業、電子・電機産業向けが堅調に推移し、輸出も欧米向けが伸びる見通しであり1.9%増、農業用機械器具は国内が「食料・農業・農村基本計画」の見直しの結果、農家の競争力強化、農業の法人化等新たな動きが生まれ農業市場の変化が一段と加速し、市場の先行きは依然として不透明だが、輸出については昨年同様に推移し好調であり5.0%増、金属工作機械は自動車産業の設備投資が牽引する為、6.7%増、第二次金属加工機械は国内における自動車産業及び電気機械が引き続き好調であることに加え、昨年から多少の陰りが出てきているが輸出も中国の自動車産業が伸展し2.8%増、繊維機械は最大市場である中国の輸出が減少し12.4%減、木材加工機械は輸出が伸びず合板機械等全機種でマイナスの1.8%減、事務用機械はカラー複写機の国内需要の伸ぴが高いものの、それ以外では現地生産が進み6.1%減、ミシンは引き続き生産の海外移転が進展し0.6%減、冷凍機・同応用装置は前年猛暑の反動はあるが、高付加価値化したエアコンヘの更新需要があり0.5%増、軸受は需要先の自動車、工作機械、建設機械、産業機械等が好調であり5.9%増、半導体製造装置及び液晶パネル製造装置は需要先の投資が一服し19.0%減少する見通しである (2)電気機械 電気機械の生産額は前年度比(以下同様)0.3%減の7兆4,323億円となる見通しである。 機種別にみると、回転電気機械・静止電気機械器具・開閉制御装置は2年以上にわたる民間設備投資の拡大が一巡し、一服感が見られ1.5%減、民生用電気機械は海外生産シフトとアウトイン拡大に伴い国内生産台数が減少するものの、新規・高付加価値商品の需要が増加すること、生産単価が上昇することにより0.7%増、電気計測器は半導体・IC測定器が昨年度の反動減と設備投資の抑制から8.1%減少する見通しである。 (3)情報通信機械 情報通信機械の生産額は前年度比(以下同様)2.7%増の8兆6,784億円となる見通しである。 機種別にみると、有線通信機器は有線ネットワーク関連機器の交換機が東西NTTの更新需要は一段落するが、新規参入事業者による設置需要が続き6.2%増、民生用電子機器は薄型テレビ、DVDレコーダ等のデジタルAV機器が好調に推移し13.8%増、産業用電子機器は無線通信装置の主力である携帯電話が第三世代への移行が進展するため微増が予測される。一方、電子計算機及び関連装置が企業の設備投資拡大から出荷自体は伸びるものの価格下落や海外生産の進展により産業用電子機器全体で3.1%減少する見通しである。 (4)電子部品・デバイス 電子部品・デバイスの生産額は前年度比(以下同様)3.2%増の10兆929億円となる見通しである。 機種別にみると、電子部品は海外生産移転や価格下落が更に進展するが、自動車、携帯電話等向けの需要は底堅く推移し横ばい、電子デバイスは昨年後半からの生産調整により年前半の減速があるものの、半導体需要は底堅く、年後半から回復基調に転じ4.6%増加する見通しである (5)輸送機械 輸送機械の生産額は前年度比(以下同様)2.8%増の29兆2,791億円となる見通しである。 機種別にみると、自動車は国内市場では乗用車が新型車投入やモデルチェンジなどにより、またトラック・バスが今年十月以降の自動車NOx・PM法の規制対象車の代替需要増の影響により増加、輸出も前年同等レベルが見込まれ、自動車全体では2.4%増の見通し、自動車部品は国内では新型車投入による自動車販売の活性化や海外販売の好調による完成車の輸出が増加し、海外の日系自動車メーカーの生産も増加傾向が続き3.0%増、産業車両は前年度水準が高いこともあり、年度後半になるに従って鈍化が見込まれるものの、主力機種のフォークリフト、ショベルトラックともに生産は好調を維持し、6.1%増、鋼船は受注残により建造量が増加することと、船価の回復もあり4.0%増、航空機は部品(機体・発動機)が増加し、全体で4.4%増加する見通しである。 (6)精密機械 精密機械の生産額は前年度比(以下同様)2.2%増の1兆1,688億円となる見通しである。 機種別にみると、計測機器は自動車等製造業の設備投資が引き続き高い水準で推移するため2.5%増、光学機械は写真機が引き続きデジタルカメラ(民生用電子機器に含む)の影響により0.1%減、望遠鏡・顕微鏡が1.5%増、光学機械全体で4.7%増加する見通しである。 (7)金属製品 金属製品の生産額は前年度比(以下同様)0.3%減の2兆8,457億円となる見通しである。 機種別にみると、鉄構物・架線金物は4.3%減、ばねは0.5%減、機械工具は特殊鋼工具、超硬工具が増加し機械工具全体では2.7%増加する見通しである。 (8)鋳鍛造品 鋳鍛造品の生産額は前年度比(以下同様)3.4%増の2兆5,652億円となる見通しである。 機種別にみると、粉末冶金製品は6.0%増、鍛工品は需要業界の国内設備投資や輸出の伸びにより3.0%増、銑鉄鋳物は0.8%増、可鍛鋳鉄・精密鋳造品は3.3%増、非鉄金属鋳物は2.0%増、ダイカストは6.6%増加する見通しである。 ヴァンテックパイプに ヴァンテックブランド表示を変更 ヴァンテック(東京都目黒区大橋1-6-3・電話03-3496-1311)は、製造販売する塩ビ管のブランドを9月から現行の「コマツパイプ」から「ヴァンテックパイプ」に変更した。 同社は2001年1月に社名を小松化成から現社名のヴァンテックに変更し4年の歳月が経ち、ヴァンテックの社名が広く認知されたとの判断から、主力製品の塩ビ管のブランド変更を行ったもの。 9月生産分から順次「ヴァンテック」ブランドに商品表示・梱包表示を変更する。また、塩ビ管の管体のマーキングは「VANTEC」とし、関連商品である塩ビ継手・接着剤も同様にブランド表示を変更する。 商品の寸法・形状、梱包入り数、品番、価格などは従来品と同じ。 同社は一九九七年に積水化学工業の子会社となり、2001年に現社名に変更。塩ビ管を中心とした管工機材、FRP引抜成形、半導体搬送容器などの事業を手掛けている。 トップ φ150mmまでの抜き取りに ボイド管ラチェットVR―450 トップ工業(社長=渡辺一郎氏、本社=新潟県三条市大字塚野目)は、従来好評を博していたボイド管ラチェットVR―300に新サイズとしてVR―450を追加発売した。これにより、より大きな直径のボイド管に対応できる様になる。 同製品は、施工段階で壁・スラブ・梁等に埋め込んだボイド管を取り外すのに使用するもので、制限されたスペースや不安定な場所においても、確実な作業ができる機能を持ち、疲労も軽減する。 【製品特長】 ◎ラチェット機構/壁際、天井及び壁に囲まれた梁など、制限されたスペースや不安定な脚立上での作業でハンドルを持ち替えずに連続作業が出来る。 ◎作業性アップ/ボイド管とコンクリートの間に、打ち込んで巻き取る方法により、従来のバール・ドライバー等で取る方法に比べ、作業性が向上し疲労も軽減。 ◎フォーク先端部には高周波焼入れを施し、耐久性を向上。 ◎差込部に50ミリの段差を設け、挿入しやすい。 ◎管サイズφ150mm、長さ660mmまで対応する。 大容量型トランスル ハタヤリミテッド 5kVAを新発売 ハタヤリミテッド(名古屋市中区大須4-10-90・TEL052-261-3821)は、「5kVA電庄変換器 大容量型トランスル」をこのほど発売した。 この大容量型トランスルは、連続使用に耐えられるB種絶縁単巻トランスを内蔵しており、今まで以上に多くの工具・器具を同時に使用することができる。 【特長】 ●入力100Vの時は、200Vを25Aまで使用できる。入力200Vの時は、100Vを50Aまで使用できる。 ●100Vコンセントが6個、200Vコンセントが2個付いている。粉塵の侵入を防ぐバネ式コンセントキャップ付。 ●100V・200V出力側にそれぞれ単独で過負荷・短絡保護兼用型漏電遮断器付。 ●移動が楽な吊取手・大型キャスター付。 ●100V出力側には100Vコンセントの電圧がわかるよう電圧計が付いている。200V出力側には200Vコンセントヘの電力供給が確認できるよう大型パイロットランプが付いている。 価格は140,000円。 恒例のビアパーティーで 暑い夏を吹き飛ばす 名機工同友会 ファニーで開催 名機工同友会(会長=時津忠氏・新栄商會会長)は8月23日午後6時30分より、8月例会として、名古屋市中区錦三丁目のファニーでビアパーティーを開催、会員ら20名がクールビズスタイルで参加した。 今回の会場設営は厚生部(部長=吉野栄一氏・吉野機械工具社長)が担当。親睦を中心とした催しのため吉野部長の司会で進められた。 はじめに、時津会長が「8月の例会はいつもビアパーティーを開催させていただいております。今回も青木社長にお骨折りいただき、ここファニーで開催させていただきます。我々同友会は更に更にパワーをつけながら羽ばたいていきたいと思います」と挨拶し、引き続き力強く乾杯の発声を行った。 参加者は、冷たいビールでのどを潤し、おいしい食事を満喫しながら歓談し、時間いっぱいまで親睦を深め合った。 次回の例会は9月27日、「東京第一ホテル錦」にて開催予定。 平成17年9月18日2215号 9月27日流通部セミナー・11月11日名管会ゴルフ・11月17日工場見学会 10月22日ボウリング会 愛知県管工機材商協組9月定例理事会開催 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=石原徳和氏・原芳商会会長)では、9月6日午後6時より、名古屋市中区の“東別院会館”において「9月度定例理事会」を開き、各部会の開催報告、第25回ボウリング大会、工場見学会、名管会ゴルフ会等について審議した。 各部会年度方針決まる 審議され、承認された議案は次の通り。 ▽第1号議案=第37回東京組合管工機材展視察報告の件 8月4日から6日に東京ビッグサイトで開催され、正副理事長と在田展示会実行委員長が出席し、オープニングセレモニーに臨む一方、来年開催の第26回管工機材設備総合展への理解と協力を出品各ケーカーに依頼した。 ▽第2号議案=各部会開催報告 事業部会は、8月18日に開催し、協議の結果、工場見学会とPL保険を継続していくことを確認した。 工場見学会は、11月17日(木)にアロン化成の名古屋工場を見学する。 流通部会は、8月31日に開催し、協議の結果、「今後の価格動向と業界動向」について数社のメーカーを招いて研修することになった。 開催日は9月27日(火)にメルパルクNAGOYAで開催することを決めた。 福利厚生部会は、8月25日に開催し、ボウリング大会と健康診断を実施することを決めた。 健康診断は8月中に全件が終了し、全受診会社数は46社に上った。事業の目玉である第25回ボウリング大会は、10月22日(土)に星ヶ丘ボウルで開催する。 経営研究部会は、7月21日に開催し、今後の研修内容について協議し、健康、後継者、投資信託等についてのセミナーの実施を検討していくことにした。 組合加入促進部会は、9月1日に部会を開催し、賛助会員を中心に加入促進を図ることを決めた。候補先として30数社が上がっている。 ▽第3号議案=愛知設備業団体協議会への参加と費用の件 愛知県下の設備関連団体相互の連絡を蜜にし、親睦を図り、広く知識を内外に求め、技術の進歩と改善を促し、設備業界の地位向上と発展を図ることを目的に、愛空衛、愛管連等10団体が集っての協議会が発足することになり、会則案と参加費用について説明された。 ▽第4号議案=第25回ボウリング大会開催の件 10月22日(土)に星ヶ丘ボウルで開催と決まり、目下のところ参加者を募集中。3ゲームのトータルで競い、個人戦と団体戦を行う。 ▽第5号議案=第37回名管会ゴルフ会開催の件 11月11日(金)に南愛知カントリークラブ美浜コース(知多郡美浜町野間)で開催と決まった。当日は7時半アウト・イン同時スタート。参加人員は20組を予定している。 ▽第6号議案=その他の件 (イ)本年度表彰の件 中央会の表彰式が10月21日(金)に名古屋マリオットアソシアホテルで開催され、組合功労者として役員歴10年の石原理事長と小川副理事長が愛知県知事表彰を受けることになった。 (ロ)大阪組合カタログ発行の件 既に大阪組合から各組合員に個別に発送済みで、組合から申し込み分の請求を行った。 (ハ)日本空調衛生工事業協会全国会議の件 9月20日(火)に名古屋東急ホテルでの開催に当たり、理事長所用のため小川副理事長が会議に出席することになった。 7月の工作機械受注額 1,119億円、対前年比34ヵ月連続増 日本工作機械工業会が8月24日発表した2005年7月分の工作機械受注実績(確報)は次の通り。 7月の受注額は1,119億円で、前年比は2.8%減となったものの、前年同月比は8.1%増と、これまでの増勢基調に変化はない。1月から6月までの平均単月受注額1,120億円とほぼ同額で、依然として1,100億円台をキープしており、今年下半期最初の月としては高い数字となっている。内需は、電気・精密はやや低迷ぎみではあるが、自動車及び一般機械を中心に前年同月比11.0%増と底堅さを示す一方、外需も1月から6月までの平均受注額(498億円)を上回る500億円台に乗せている。 同会では、「このような最近の工作機械受注の力強い動きは、現下の日本経済の動きに先駆けて、今後その本格的な回復の足取りを確かなものとしていると言えるのではないか」と見ている。 7月の受注額は前年同月比8.1%増で、34カ月連続して前年を上回る結果となった。また、受注額が1,000億円を超たのは15カ月連続となり、これは1990年好況期の22カ月連続以来のもの。 7月の内需は、596億円と前月比で4.8%減となったものの、前年同月比は11.0%増と2カ月連続プラス。2ヵ月ぶりに六百億円を下回ったが、前年同月比は11.1%増と依然として底堅い動きを示している。 内訳をみると、一般機械は239億円で前年同月比8.1%増。17カ月連続して200億円を超えており、自動車を上回る水準で推移している。 自動車は217億円で前年同月比37.3%増。11カ月連続して200億円を超え、前月比では4カ月ぶりにプラスに転じ、依然として堅調な動きを示している。 電気・精密は60億円で前年同月比12.6%減、前月比でも7.8%減となった。IT関連財の調整は進んでいるとみられ、年後半からの増加が期待される。 7月の外需は、524億円と前月比で0.4%減となったものの、前年同月比は5.1%増と34カ月連続プラス。1月から6月までの平均受注額498億円を上回る受注額で、5カ月連続の500億円超えとなった。 また、単月受注額では、04年12月の553億円、05年4月の530億円、05年6月の526億円に次ぐ史上四番目の受注額を記録した。 内訳をみると、アジアは225億円で前年同月比16.5%増、欧州は121億円で前年同月比9.5%減、北米は165億円で前年同月比7.3%増となった。世界同時好況(回復)下にあり、特にアジアが4ヵ月連続で200億円を超えるなど好調に推移している。 1月から7月までの受注累計額は総額7,847億円で、前年比15.0%増となり、これは1990年の8,277億円に次ぐ史上二番目となる受注額である。 内需の1月から7月までの受注累計額は4,336億円で、前年比16.5%増、内需比率は55.3%。全11業種中、8業種で前年比プラスとなった。 主な業種をみると、一般機械は1,728億円で前年比13.9%増、自動車は1,583億円で前年比42.2%増、電気・精密は426億円で前年比14.6%減となり、自動車と一般機械が内需拡大を牽引している。 一方、外需の1月から7月までの受注累計額は3,511億円で、前年比13.2%増、外需比率44.7%。これは、一月から7月累計額では史上最高額を記録した昨年を上回るぺースとなっている。 地域別では、アジアが1,396億円で前年比7.8%増、欧州が862億円で前年比5.9%増、北米が1,167億円で前年比28.0%増と、主要三極ともに前年を上回った。アジアが好調を持続しており、北米の回復も外需拡大を牽引している。 退職後の人生行路について 経営部会で意見交換 静岡県管工機材商組合9月定例理事会開催 静岡県管工機材商組合(理事長=丸尾氣窮雄氏・丸尾興商社長)では、9月2日午後3時より静岡市内の“マイホテル竜宮“において「9月度定例理事会」を利用しての「経営部会」を開催し、退職後の人生の過ごし方にスポットを当てての意見交換をおこなった。また、東洋バルヴのノンアスベストの採用状況についても研修した。 理事会では、正会員の加入増強を図るため、各員より加入希望先の割り出しを行い、それら数社の希望先に対して、速やかに打診を行っていくことを確認した。 「経営部会」では、90歳以上の人口が101万人(百歳以上が2万人強)を超えている現状を踏まえ、高齢化の進む中、経営の第一線から退いたあとの人生をどのように過ごすかについて、忌揮のない意見交換をおこなった。 今や人生80年の「生涯感」は時代遅れであり、これからは人生100年の新しい人生プランを持ち、定年後の40年間は、悠悠自適の生活を送るのではなく、自分の得手を仕事に生かして、終身現役の生涯を送るべきである、との意見が多数を占めた。 一般的には、定年後は悠悠自適の生活が最高であるという思いがあるが、人生を深く研究した先達は、そういう考え方を否定しており、東洋哲学者の故森信三氏は「朝起きてから夜寝るまで、自分の仕事と人々の奉仕が無上の楽しみで、それ以外別に娯楽の必要を感じない…というのが、われわれ日本のまともな庶民の生き方ではあるまいか」と言い残している。また、スイスが生んだ大哲学者力ール・ヒルティも著書「幸福論」で、「仕事のさなかに倒れること、これこそが正常な老年の経過であり、また、人生の最も望ましい終結である」と記している。 つまりは、晩年に自分の仕事を持っているかどうかで、その人の人生は決まるということ。これまでの「人生は前半が勝負」の時代から、「人生の勝負は後半にあり」の時代になってきたということが言える。 そのことから言えることは、現役時代に余暇をレジャーのみに費やすことの危険さが理解できるというもの。同時に遊びにばかり時間を消費していると、自分がダメになっていくことも、心に留めておくことも肝要。 その意味で、13年前にドイツ余暇研究所が報じた次の警告は、自分の問題として真摯に受け止めるべきであろう。 「長すぎるバカンスは、人々にとってストレスとなる。バカンスがこれ以上長くなると、ドイツ人は休日を喜ばず、退屈しのぎにむやみに危険な冒険を求め、攻撃的になり、暴力をふるうようになるかもしれない。仕事のない時に何をしたらよいのかわからなくなる人が増え、社会問題が起きる」 この警告は、勤勉に働くことに価値を見出せなくなった人間の末路を暗示しているようで非常に参考になる。 「良き生活習慣の中で生きる生き方」をべースにして、自分の専門力を磨き、終身現役で生きる道を確立していくことが、これからの時代に相応しい新しい人生のいき方といえるだろう。 経営部会の後は、東洋バルヴのバルブに使用するパッキンおよびガスケットに関する「ノンアスベスト」の採用状況について、資料に基づいて研修し、昭和60年より順次ノンアスベスト製に切り替えを行っており、今年八月出荷分より総て「ノンアスベスト製」に切り替わっていることを確認した。 関東地域の経済動向 管内経済緩やかな回復 関東経済産業局平成17年6月調査 関東経済産業局は平成17年6月を中心に関東地域の経済動向をまとめ、8月5日発表した。それによると、6月の鉱工業生産活動は横ばいとなっており、個人消費は緩やかに持ち直している。また、雇用情勢は改善が続いていることなどから、6月の管内経済は総じて緩やかに回復している。 鉱工業生産 鉱工業生産指数は、情報通信機械工業や電子部品・デバイス工業等の生産が増加したことから、2カ月ぶりの上昇となった。生産は、総じてみれば横ばい傾向となっている。 主要業種の生産動向をみると、輸送機械工業は、自動車及び自動車部品の生産が堅調なことから、高水準で推移している。化学工業(医薬品は除く)は、堅調に推移している。一般機械工業は、半導体製造装置の生産がこのところ一進一退で推移していることから、横ばい傾向となっている。電気機械工業は、蓄電池の輸出向けが好調なことなどから、持ち直している。電子部品・デバイス工業は、海外携帯電話向け液晶素子・半導体等の生産が増加したことなどから、持ち直しの兆しがみられる。情報通信機械工業は、携帯電話の新機種の生産が好調なことなどから、このところ一進一退で推移している。 なお、全国の製造工業生産予測調査によると、7月は低下、8月は上昇を予測している。 個人消費 実質消費支出(家計調査、勤労者世帯)は、2カ月ぶりの減少となった。景気の現状判断DI(景気ウォッチャ―調査、家計動向関連)は、2カ月ぶりの低下となった。景気の先行き判断DI(家計動向関連)は2カ月ぶりに低下し、横ばいを示す50を5カ月ぶりに下回った。 大型小売店販売額は16カ月連続の減少となったものの、天候要因(晴天・高温)やクールビズ効果等により夏物衣料等が好調だったことから、減少幅を縮小した。コンビニエンスストア販売額は、2カ月ぶりの増加となり、堅調に推移している。家電販売額は携帯オーディオが引き続き好調なものの、パソコンが依然として低調なことなどから、11ヶ月連続の減少となった。乗用車新規登録台数(軽乗用車を含む)は、新型車効果等により小型乗用車が引き続き好調なことに加え、軽乗用車も堅調に推移していることから、3カ月連続の増加となった。 住宅着工 住宅着工は、2カ月連続の増加となった。持ち家は、このところ減少している。賃家、分譲住宅は堅調に推移している。 公共工事 公共工事は、2カ月連続の増加となったものの、基調としては国、地方の予算状況を反映して、引き続き低調に推移している。 雇用情勢 有効求人倍率は5カ月連続の上昇となった。新規求人数は2カ月連続の増加となった。事業主都合離職者数は33カ月連続で前年を下回っている。南関東の完全失業率は3カ月ぶりに前年を下回った。総じてみれば雇用情勢は改善が続いている。 企業倒産件数 企業倒産件数(負債総額1,000万円以上)は9カ月連続の減少となった。 国内向け2カ月ぶりの低下に 17年7月鉱工業の内外需動向 経済産業省が9月5日まとめた鉱工業出荷内訳表でみる鉱工業の内外需動向によると、平成17年7月の鉱工業出荷は102.7、前月比▲1.2%と2カ月ぶりの低下となった。この内、国内向け出荷は98.2、同▲2.0%と2カ月ぶりの低下、一方、輸出向け出荷は123.8、同1.5%と2カ月連続の上昇となった。鉱工業出荷には、国内向け出荷が▲1.6%ポイントの低下寄与、輸出が0.3%ポイントの上昇寄与となった。 国内向け出荷の低下には輸送機械工業、電気機械工業、電子部品・デバイス工業などが寄与、輸出向け出荷の上昇には電子部品・デバイス工業、電気機械工業、化学工業(医薬品は除く)などが寄与した。 指数水準(平成12年=100、季節調整済) 中小企業の経営活動の実態を示す 中小企業の財務指標(概要)発表 経済産業省中小企業庁平成15年1〜12月決算期データ 経済産業省中小企業庁は「中小企業の財務指標」(概要)を作成し、9月5日発表した。この指標は、中小企業の経営活動の実態を計数的に把握し、中小企業の経営戦略の立案や中小企業の診断・助言等に資するため、同庁が中小企業約80万社の平成15年1月から12月決算期の決算データをもとに新たに作成したもの。 従来公表されてきた「中小企業の経営指標」及び「中小企業の原価指標」に比べ、国が中小企業の信用データベースとして構築したCRD(中小企業信用リスク情報データベース)をデータソースとして用いることにより、格段に多数の企業の決算情報をもとにより信頼性の向上が図られた。 〈調査結果のポイント〉 総資本当期純利益率(ROA)は、情報通信業が1.7%と最も高く、次いでサービス業(1.1%)、運輸業(1.0%)となっており、最も低いのは飲食・宿泊業の△0.5%である。 @売上高経常利益率では、不動産業の3.7%が最も高く、2番目の情報通信業(1.6%)を2.1ポント上回っている。なお、最も低いのは飲食・宿泊業の0.0%である。 A自己資本比率では、情報通信業の22.0%が最も高く、最も低いのは飲食・宿泊業の1.3%である。 B総資本回転率では、最も高いのは情報通信業の2.0回で、最も低いのは不動産業の0.3回である。 C四つの指標を創業年数別にみると、創業期企業は老舗企業と比較して、総資本当期純利益率(ROA)、総資本回転率が高い一方、売上高経常利益率、自己資本比率は低い傾向が見られる。 総資本当期純利益率 (産業大分類別) 総資本に対する当期純利益の割合を示す総資本当期純利益率(ROA)は、産業別では建設業が0.6%、製造業が0.7%、情報通信業が1.7%、運輸業が1.0%、卸売業が0.6%、小売業が0.0%、不動産業が0.9%、飲食・宿泊業が△0.5%、サービス業が1.1%となり、情報通信業が一番高く、飲食・宿泊業が最も低い。 地域別では、情報通信業の中国地域の2.0%が最も高く、飲食・宿泊業の四国地域が△1.1%と最も低い。 創業年数別では、情報通信業の創業期(5年以下)が2.0%と最も高く、飲食・宿泊業の老舗(30年以上)が△0.8%と最も低い。 業種内同一企業の推移では、いずれの年においても情報通信業の数値が高く、また飲食・宿泊業、小売業の数値は全般的に低い傾向にある。 売上高経常利益率 (産業大分類別) 売上高に対する経常利益の割合を示す売上高経常利益率は、産業別では建設業が0.8%、製造業が1.2%、情報通信業が1.6%、運輸業が1.2%、卸売業が0.7%、小売業が0.2%、不動産業が3.7%、飲食・宿泊業が0.0%、サービス業が1.4%となり、不動産業が一番高く、飲食・宿泊業が最も低い。 地域別では、不動産業の北海道地域の4.6%が最も高く、飲食・宿泊業の中国地域が△0.3%と最も低い。 創業年数別では、不動産業の老舗が4.9%と最も高く、飲食・宿泊業の創業期が△0.2%と最も低い。 業種内同一企業の推移では、建設業、情報通信業、サービス業の数値が低下している。 自己資本比率 (産業大分類別) 総資本のうち自己資本の占める割合を示す自己資本比率は、産業別では建設業が14.1%、製造業が13.1%、情報通信業が22.0%、運輸業が13.5%、卸売業が13.2%、小売業が7.1%、不動産業が11.9%、飲食・宿泊業が1.3%、サービス業が16.7%となり、情報通信業が一番高く、飲食・宿泊業が最も低い。 地域別では、情報通信業の北海道地域の26.5%が最も高く、飲食・宿泊業の中国地域が△2.4%と最も低い。 創業年数別では、情報通信業の創業期が26.0%と最も高く、飲食・宿泊業の中間期が△0.2%と最も低い。 業種内同一企業の推移では、不動産業が上昇している一方、飲食・宿泊業は低下している。 総資本回転率 (産業大分類別) 総資本に対する売上高の割合を示す総資本回転率は、産業別では建設業が1.7回、製造業が1.2回、情報通信業が2.0回、運輸業が1.5回、卸売業が1.8回、小売業が1.9回、不動産業が0.3回、飲食・宿泊業が1.7回、サービス業が1.6回となり、情報通信業が一番高く、不動産業が最も低い。 地域別では、情報通信業の九州地域の2.1回が最も高く、不動産業の中国・四国地域が0.2回と最も低い。 創業年数別では、小売業の創業期が2.2回と最も高く、不動産業の老舗が0.2回と最も低い。 業種内同一企業の推移では、各業種の数値は安定している。 7月の産業機械受注状況 日本産業機械工業会 日本産業機械工業会はこの程、平成17年7月の産業機械受注状況をまとめ発表した。 それによると、7月の受注高は、3,851億6,700万円で、前月比77.0%、前年同月比115.6%となった。 七月の内需は、2,506億3,000万円で、前月比92.2%、前年同月比111.4%となった。内需の前月比で増加した機種は、化学機械(144.3%)、タンク(前月の受注金額がマイナスのため比率を計上できず)、プラスチック加工機械(133.1%)、ボンプ(126.2%)、送風機(115.4%)、金属加工機械(154.2%)であり、前年同月比では、ボイラ・原動機(110.9%)、化学機械(127.9%)、冷凍機械(103.0%)、プラスチック加工機械(157.8%)、ポンプ(118.3%)、圧縮機(133.8%)、運搬機械(124.4%)、変速機(112.8%)、金属加工機械(434.7%)が増加した。 外需は、1,345億3,700万円で、前月比58.9%、前年同月比124.4%となった。7月、プラント案件はなかった。外需の前月比で増加した機種は、プラスチック加工機械(110.7%)であり、前年同月比では、鉱山機械(144.3%)、化学機械(1,834.0%、18.3倍)、プラスチック加工機械(118.8%)、ポンプ(154.1%)、変速機(134.4%)が増加した。 各機種の動向と需要部門 (平成17年4月より需要者分類を改訂したが、前年同月との比較は、旧分類を用いて行われた。) ボイラ・原動機…前月比は、紙・パルプ、非鉄金属、造船、電力、外需の滅少により38.0%、前年同月比は、外需の減少により68.3%となった。 化学機械(冷凍機械を含む)…前月比は、石油・石炭製品が増加したものの外需の減少により100.0%、前年同月比は、石油・石炭製品、外需の増加により194.5%となった。 タンク…前月との比較では、石油・石炭製品が増加し(前月の受注金額がマイナスのため比率を計上できず)、前年同月比は、化学、その他製造業、外需の減少により5.6%となった。 プラスチック加工機械…前月比は、非鉄金腐、一般機械、電気機械、その他輸送機械、外需の増加により120.9%、前年同月比は、非鉄金属、一般機械、自動車、その他製造業、外需の増加により135.5%となった。 ポンプ…前月比は、外需の滅少により96.0%、前年同月比は、官公需、外需の増加により125.2%となった。 圧縮機…前月比は、外需の減少により67.9%、前年同月比は、一般機械の増加により111.8%となった。 送風機…前月比は、外需の減少により86.2%、前年同月比は、官公需の減少により10.0%となった。 運搬機械…前月比は、電気機械、運輸、外需の減少により82.1%、前年同月比は、外需の減少により99.6%となった。 金属加工機械…前月比は、外需の減少により63.0%、前年同月比は、鉄鋼の増加により157.7%となった。 7月の産業機械輸出契約状況 日本産業機械工業会 日本産業機械工業会はこの程、平成17年7月の産業機械輸出契約状況をまとめ発表した。 それによると、七月の輸出契約高は、1,291億3,400万円で、前月比58.9%、前年同月比126.2%となった。 7月、プラント案件はなかった。 単体は、1,291億3,400万円で、前月比88.8%、前年同月比133.8%となった。 地域別構成比は、中東州55.1%、アジア州29.1%、北アメリカ州7.3%、ヨーロッパ州5.1%、ロシア・東欧州1.9%となっている。 第100回中小企業景況調査報告 業況は弱い動き続く 中小企業基盤整備機構05年4〜6月期 中小企業基盤整備機構が先ごろまとめた第100回中小企業景況調査報告書(2005年4―6月期)によると、4―6月期の中小企業の業況は弱い動きを続けており、全産業の業況判断DIは、前期比で▲24.2から▲26.2へと今期は再びマイナス幅が拡大した。業種別には、製造業、卸売業でマイナス幅が縮小した一方で、建設業、小売業、サービス業ではマイナス幅が拡大した。また地域別には、四国、九州・沖縄でマイナス幅が縮小した一方で、その他の地域ではマイナス幅が拡大した。 この調査は、全国の中小企業約18,000社を対象に聴き取り方式により行われたもの(調査時点は6月5日)。報告書の概要は次の通り。 〈調査結果のポイント〉 (1)全産業の業況判断DIは、▲26.2(前期比▲2.0ポイント)となり、前期の改善から一転、再びマイナス幅が拡大した。 (2)製造業の業況判断DIは、▲16.6(前期比+0.2ポイント)となり、マイナス幅がやや縮小した。製造業の14業種のうち、家具・装備品、パルプ・紙・紙加工品をはじめ七業種では前期を上回った。これに対し、食料品、繊維工業など六業種では前期を下回った。 (3)非製造業の業況判断DIは、▲29.9(前期比▲2.6ポイント)となり、今期はマイナス幅が再び拡大に転じた。業種別では、卸売業で▲一八・四(前期比+0.6ポイント)とマイナス幅がやや縮小に転じたものの、建設業が▲26.5(前期比▲2.5ポイント)、小売業は▲35.5(前期比▲4.0ポイント)、サービス業は▲28.1(前期比▲2.7ポイント)とマイナス幅が拡大した。 (4)全産業の地域別の業況DIは、四国で▲26.4(前期比+3.4ポイント)、九州・沖縄で▲24.7(前期比+0.4ポイント)とマイナス幅が前期に続いて縮小する一方、その他の地域では北海道をはじめ、マイナス幅が拡大した。 (5)全産業の従業員数過不足DI(今期の水準)は、▲0.6と四期連続して「不足」超となったが、4期ぶりに前期比+0.7ポイントと不足幅がやや縮小した。 業況判断DI (1)全産業 2005年4月―6月期の全産業の業況判断DIは▲26.2(前期比▲2.0ポイント)となり、前期に比べてマイナス幅が拡大した。全産業の業況DIのマイナス幅は、一進一退を続けながら前期四期ぶりに縮小したが、今期再び拡大に転じた。 (2)製造業 製造業の業況判断DIは▲16.6(前期比+0.2ポイント)とマイナス幅がやや縮小した。 製造業の14業種のうち、家具・装備品、パルプ・紙・紙加工品、金属製品、一般機械器具、電気・情報通信機械・電子部品、輸送機械の7業種が前期を上回ったものの、6業種で前期を下回った。パルプ・紙・紙加工品では前期の▲12.9から今期は+15.8ポイントとなり、2.9とプラスに転じた。また、輸送機械では▲0.1(前期比+10.5ポイント)と大きくマイナス幅が縮小した。 (3)非製造業 非製造業(建設業、卸売業、小売業及びサービス業)は、▲29.9(前期比▲2.6ポイント)となり、前期4期ぶりに縮小したマイナス幅が今期再び拡大した。 業種別では、卸売業が▲18.4(前期比+0.6ポイント)とマイナス幅がやや縮小したものの、建設業が▲26.5(前期比▲2.5ポイント)、小売業は▲35.5(前期比▲4.0ポイント)、サービス業は▲28.1(前期比▲2.7ポイント)と3業種でマイナス幅が拡大した。 売上(加工)額DI 全産業の売上(加工)額DIは、▲19.8(前期比+1.1ポイント)とマイナス幅が縮小した。業種別にみると、製造業は▲14.3(前期比▲0.1ポイント)とほぼ横ばい、非製造業では▲22.1(前期比+1.4)とマイナス幅が縮小した。 原材料仕入単価DI 原材料仕入単価DI(前年同期比)を見ると、全産業で17.3(前期比+2.8ポイント)であり、今期は再び上昇幅が拡大した。業種別には、卸売業で14.1(前期比▲1.0ポイント)と低下したものの、その他の全ての業種で上昇した。特に建設業は34.1(前期比+9.1ポイント)となり、製造業39.5(前期比+3.5ポイント)、サービス業で9.4(前期比+5.5ポイント)と上昇幅が拡大している。小売業でも、今期▲3.2(前期比+2.9ポイント)とマイナスではあるが上昇幅が拡大した。 在庫水準DI 在庫水準DI(「過剰」―「不足」・今期の水準)は、全産業で10.1(前期比+1.2ポイント)と「過剰」幅が拡大している。業種別に見ても、製造業では5.5(前期比+0.8ポイント)と過剰幅がやや拡大したのをはじめ、卸売業では、19.4(前期比+2.0ポイント)、小売業では11.8(前期比+1.1ポイント)と過剰幅が拡大した。 経常利益DI (前年同期比) 全産業の経常利益DIは、▲31.2(前期比+5.0ポイント)で今期はマイナス幅が縮小した。産業別に見ると、製造業は▲24.7(前期比+4.4ポイント)、非製造業においても▲33.9(前期比+5.4ポイント)とマイナス幅が縮小した。 資金繰りDI 全産業の資金繰りDIは、▲19.2(前期比0.0ポイント)とほぼ横ばいである。製造業は▲15.3(前期比▲0.7ポイント)と二期連続してマイナス幅がやや拡大、非製造業は▲20.8(前期比+0.4ポイント)と4期連続してマイナス幅がやや縮小した。 借入難易度DI 全産業の長期資金借入難易度DIは、▲9.6(前期比+0.9ポイント)とマイナス幅がやや縮小した。また、短期資金借入難易度DIも、▲6.1(前期比+0.8ポイント)と今期は再びマイナス幅がやや縮小した。業種別に見ると、製造業においては、長期資金・短期資金とも「困難」超幅は4期連続で縮小した。非製造業においても、今期は長期資金・短期資金借入難易度とも前期と比較してマイナス幅が縮小した。 設備投資動向 今期設備投資を実施した企業の割合は、全産業で15.3%と、前期の実績値(17年1〜3月期・12.6%)および前年同期の実績値(16年4〜6月期・14.7%)を上回っている。産業別に見ると、全産業で前期の実績値を上回っている。 また、生産設備過不足感DIを見ると、製造業で▲1.0(前期▲0.7ポイント)とマイナス幅はやや拡大している。 従業員数過不足DI (今期の水準) 従業員数過不足DI(「過剰」―「不足」・今期の水準)を見ると、全産業で▲0.6、製造業で▲0.3、非製造業で▲0.9と4期連続して「不足」超となった。前期と比較すると、全産業(前期比+0.7ポイント)と非製造業(前期比+0.8ポイント)では不足幅がやや縮小し、製造業では(前期比0.0ポイント)ほぼ横ばいとなった。 経営上の問題点 小売業を除く全産業で一位に「需要の停滞」があがっている。小売業では、「大・中型店の進出による競争の激化」をあげる企業が相変わらず第一位で27.7%(前期比▲0.5%)となっているが、その割合はやや低下した。 地域別業況判断DI 全産業の地域別の業況判断DIを見ると、四国と九州・沖縄でマイナス幅が縮小した。その他の地域では今期再びマイナス幅が拡大し、特に北海道では▲31.6(前期比▲8.3ポイント)とマイナス幅が拡大した。 業種別に見ると、四国の卸売業▲20.6(前期比+12.5ポイント)、東北の卸売業11.2(前期比+9.7ポイント)でマイナス幅が縮小した一方、近畿の建設業▲28.6(前期比▲17.7ポイント)、北海道の建設業▲38.9(前期比▲16.0ポイント)・製造業▲29.6(前期比▲12.0ポイント)で大幅にマイナス幅が拡大した。 生産・出荷ともに上昇 岐阜県鉱工業指数平成17年6月分 岐阜県は平成17年6月の県内鉱工業の動向をまとめ発表した。 それによると、岐阜県鉱工業指数(季節調整済・平成12年=100)を見ると、プラスチック製品工業、繊維工業等が低下したものの、輸送機械工業、金属製品工業等が上昇したため、前月に比べ生産指数は2.9%増と前月に引き続き上昇した。また、出荷指数は6.7%増と上昇に転じ、在庫指数は1.4%減と低下に転じた。 これを主要業種別に前月と比べると、金属製品工業の生産は、橋りょう、鉄骨等が減少したものの、ボルト・ナット・アルミサッシ等が増加したため、8.4%増と上昇に転じた。また、出荷は2.0%増と前月に引き続き上昇し、在庫は2.2%増と上昇に転じた。 機械工業の生産は、自動改札機・自動入場機、携帯電話等が減少したものの、ステアリング装置、乗用車ボディ等が増加したため、5.4%増と上昇に転じた。また、出荷も7.7%増と上昇に転じ、在庫は5.0%減と低下に転じた。 窯業・土石製品工業の生産は、ファインセラミックス、ガラス短繊維製品等が減少したものの、生コンクリート、陶磁器製タイル等が増加したため、0.5%増と4カ月連続で上昇した。また、出荷は6.6%増と前月に引き続き上昇し、在庫は1.6%減と前月に引き続き低下した。 繊維工業の生産は、羽毛・羽根ふとん、ニット生地染色整理等が増加したものの、ニット製靴下、織物製外衣等が減少したため、5.3%減と前月に引き続き低下した。また、出荷は3.7%増と5カ月ぶりに上昇し、在庫は2.1%減と前月に引き続き低下した。 6月の鉱工業生産 関東経済産業局管内横ばい傾向 関東経済産業局が8月5日発表した管内鉱工業生産の動向をみると、平成17年6月の鉱工業生産は前月比1.4%増と2カ月ぶりの上昇、出荷は同2.9%増と2カ月ぶりの上昇、在庫は同0.5%増と3カ月連続の上昇となった。鉱工業生産活動は、総じてみれば横ばい傾向となっている。 生産指数(季節調整済指数、平成12年=100)は97.0、前月比1.4%増と2カ月ぶりの上昇となった。業種別では、情報通信機械工業、電子部品・デバイスエ業、電気機械工業、一般機械工業など8業種が上昇し、パルプ・紙・紙加工品工業、鉱業が横ばい、化学工業(医薬品は除く)、輸送機械工業など7業種が低下した。 前年同月比では、1.0%増と2カ月連続の上昇となった。 出荷指数(季節調整済指数、平成12年=100)は98.7、前月比2.9%増と2カ月ぶりの上昇となった。業種別では、情報通信機械工業、輸送機械工業、電気機械工業、電子部品・デバイス工業など12業種が上昇し、化学工業(医薬品は除く)、鉄鋼業など五業種が低下した。 前年同月比では、0.2%増と7カ月ぶりの上昇となった。 在庫指数(季節調整済指数、平成12年=100)は92.5、前月比0.5%増と3カ月連続の上昇となった。業種別では、情報通信機械工業、輸送機械工業、電気機械工業、一般機械工業など10業種が上昇し、化学工業(医薬品は除く)、非鉄金属工業など七業種が低下した。 前年同月比では、2.7%増と14カ月連続の上昇となった。 全国の製造工業生産予測調査によると、7月は前月比0.2%減、8月は同1.9%増を予測している。 7月の工作機械受注高 34ヵ月連続前年上回る 中部経済産業局管内主要9社 中部経済産業局が8月30日発表した管内金属工作機械メーカー主要9社(オークマ、大隈豊和機械、テクノワシノ、豊田工機、日平トヤマ、富士機械製造、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の平成17年7月度金属工作機械受注状況によると、総受注高は431億百万円で、前年同月比11.1%増と34カ月連続で前年を上回った。前月比は2.5%増となった。 国内受注では、自動車工業向けが94億6,800万円と2カ月連続で前年を上回ったほか、一般機械工業向けも88億7,300万円と34カ月連続で前年を上回ったことから、全体でも前年同月比27.2%増と17カ月連続で前年を上回った。前月比は11.3%増となった。 一方の海外受注は、北米向けが16カ月連続で前年を上回ったものの、アジア向けが4カ月ぶりで、ヨーロッパ向けは4カ月連続で前年を下回ったことから、全体でも前年同月比1.7%減と35カ月ぶりで前年を下回った。また前月比は5.3%減となった。 国別にみると、一位のアメリカが81億4,100万円(前年同月比32.1%増)、以下、中国27億2,000万円(同8.6%減)、ドイツ16億8,900万円(同3.2%減)、イタリア9億2,100万円(同28.0%減)、イギリス8億2,500万円(同22.6%増)の順となった。 販売額では、372億3,900万円となり、前年同月比は29.9%増と28カ月連続で前年を上回った。一方、前月比は1.7%減となった。 受注残高は、2,151億3,300万円となり、前年同月比42.8%増と19カ月連続で前年を上回った。また前月比は2.0%増となった。なお、受注残高は平成17年6月以降最高額を更新した。 『持続的発展の実現へ』 新中期経営計画策定 KVK代表取締役社長北村和弘氏 KVK(岐阜市黒野・社長=北村和弘氏)は、業界のリーディングカンパニーとして、持続的発展を実現すべく、コーポレートブランド価値の向上を目指した新中期経営計画を策定した。 ―2004年を振り返っての感想はいかがですか。 「非常に残念な結果になった」の一言につきる。関わりの深い住宅業界においては、低金利や住宅ローン減税の住宅政策が継続したものの、住宅需要は引き続き低調な水準で推移し、企業間競争が一段と厳しさを強めている。このような状況のもとで、当社グループは、お客様の視点に立ち、コスト力、商品開発力、営業力、営業力強化に取り組んできた。商品面では、「もっと快適な暮らし」をテーマに、ユニバーサルデザインやエコロジー、メンテナンス性などを追及した商品ラインナップの充実を図った。営業面では、市場動向の迅速な把握とユーザー二ーズを的確に捉えた、積極的な提案型営業に取り組み、既存のユーザーの繋ぎ込みと新規のユーザー開拓に注力した。また、アフター代行店を対象とした技術講習会を開催し、アフターサービス体制の充実を図ってきた。生産面では、KPS活動を柱に、徹底したムダの排除に取り組み、生産工程の改善・内製化などによる生産性の向上、品質ロスの削減、部品の共通化、海外を含めた部材調達など原価低減活動を推進してきた。また、価格競争が厳しい量産品は、中国大連子会社への生産シフトを図りながら三拠点による最適生産体制の構築に取り組んでいる。 ―5月に大連第二工場を建設し、品質・価格面での競争力を高めようとしていますね。 今年六月の第二工場稼動で、更に飛躍できたと思う。また、可能性に満ちた中国市場で、大連の販売会社を軸に、中国はじめ東アジア地区での市場調査を本格化させ、ビジネスモデルの構想を推進する予定。 ―「新中期計画」について教えて下さい。 価格競争が激化するなか先行き不透明要素が多く、ますます厳しさをましてきている。こうした中、本業回復を基本軸に、グループあげてトータルコストの削減に努め、経営の効率化と安定した収益を確保できる企業体質づくりを目指し、三つの重点施策を一つ一つ着実に実行していきたいと考えている。 @コーポレートビジョン 全部門が一体となったスピード経営により、お客さんが求める商品をよりよい品質でより安く、タイムリーに提供することが社会的責務と考え、水栓金具の専業メーカーとして、品質・コスト・納期・商品力・デザイン・マーケティングの強化を行い、CS向上を実現し、お客様に選ばれる「水まわり空間創造企業」をめざす。コーポレートブランド価値の向上のため、水まわりの「あったらいいな」を形にする。 Aコーポレートスローガン「スピード・変革・信頼」 「ムダ・むだ・無駄の見える化」、「変革に強いひとづくり」を推し進め、あらゆるムダ・むだ・無駄の排除、限りない生産性の向上、業務の効率化に取り組みトータルコスト削減に挑戦する。 ■成長基盤の再構築 少子高齢化を構造変化と捉え、継続的な成長と安定的な収益を確保するため、経営資源の「選択と集中」を推し進め、基盤ブランド商品を一層成長させる施策に努めるとともに、新市場を創造する新商品を生み出し、シェアアップを図りかつ、リフォーム需要を取り込み市場優位性を目指す。@本業の強化と新規事業開拓A企業開発力の強化Bお客様満足度を高める営業力の強化 ■競争に勝てるコスト構造の改革 競争力の源泉は「ものづくり」であり、KPS活動を通してたゆまぬ変革・改善に取り組むとともに、開発・資材調達・製造・物流の一連の機能を一体化させ、工場の付加価値向上により、グループあげて徹底したトータルコスト削減を図る。@原価低減・生産性の向上A信頼性の向上 ■組織力の強化 各部門別の利益責任の明確化により、組織効率を向上させ成果主義の徹底と人材開発の強化により、次代を切り拓く人材を育成し、社員一人一人がKVKブランドに高い誇りと信頼を持ち、自ら考え挑戦する活力あふれる企業風土造りを推し進めるとともに、ステークホルダーからKVKの価値が正しく認められるようブランドの普及・浸透(KVKファン創り)に努める。@コーポレート・ガバナンス体制の強化A人材の育成B環境・安全対策の推進 以上、この三つを重点施策に掲げ、着実に実行し、業績回復と企業価値の向上に取り組んでいきたいと考えている。 インテリアに融和する システムキッチンキュイジア新発売 TOTO業界初!!が随所に TOTOでは、このたび、人気のオープンスタイルに最適なシステムキッチン「CUISIA(キュイジア)」を発売した。存在感のないレンジフードとコンロ、システム収納家具のようなデザインのキャビネットでリビング・ダイニング空間のインテリアに溶け込むシステムキッチン「CUISIA」の新登場。なお「LEGACESS(レガセス)」も新シリーズとして発売。 「CUISIA(キュイジア)」は、使うときに自動的に出てくる「しまえるクリンフード」(業界初)、カウンターとの段差が3oしかない(業界最薄)ので広々と使える「フルフラットスーパーコンロ」と「フルフラットIHクッキングヒーター」、ステンレスシンクのキズや汚れをつきにくくする「ラクピカコート」(業界初)など、業界トップクラスの使いやすい新機能を揃えた。 また機能面だけではなく、収納キャビネットのラインを等間隔にそろえ、すっきりとしたデザインのウォールキャビネット(吊り戸棚)やフロアキャビネット、またウォールキャビネットとフロアキャビネットの扉を異素材にして、素材感やカラーコーディネートを楽しむ「マテリアルツートン」(業界初)など、デザイン面にも徹底的にこだわった。 【商品の主な特長】 ◆「デザイン、すっきり」―キャビネット スライド収納の高さを揃えたので、横ラインが等間隔に並び、システム収納家具のようにすっきりとしたデザインのキャビネット。 扉は9種類42色。 また「セラミック」・「ガラス」・「ステンレス」・「天然木」の本物の素材を用いた扉も用意している。これらの素材を使った扉は、ウォールキャビネットとフロアキャビネットで異素材を用いた「マテリアル・ツートン」仕様も選べる。フロアキャビネットはセラミックに、リビングからよく見えるウォールキャビネットはリビングのインテリアに合わせて天然木に、などコーディネイトの幅も広がる。 ◆「デザイン、すっきり」―しまえるクリーンフード(業界初!) 使用しない時は、普通のウォールキャビネットにしか見えないフード。スイッチを入れるとフード先端がせり出し、運転を開始。 フード連動タイプのガスコンロ・IHヒーターも用意している。点火すると、自動的にフードが運転を開始し、消火すると、運転停止。 また、これまでデッドスペースだったフード上部にも収納スペースを確保したので、収納量がアップした。 さらに伸縮するフードの先端は厚みが35ミリと薄型なので、フードとしての存在感がない。収納家具のようにラインの揃った美しいウォールキャビネットとなる。 ◆「お手入れ、すっきり」―ラクピカコート(業界初!) ラクピカコートとはキズや水アカ汚れをつきにくくする、TOTOオリジナル技術によるコーティング。陶器など硬い素材によってステンレスに発生するキズは、これまでエンボスをつけて目立たなくする程度で、有効な対策はあきらめられていた。このたび、セラミック系コーティングの中にフッ素樹脂パウラーを混合することによって、硬さと滑らかさを両立させ、「キズの大幅軽減」を実現した。同時に、水アカなど汚れの付着抑制も可能にした。約10年間美しさを保てる。本技術は特許申請中。 ◆「ひろびろ、すっきり」―フルフラットスーパーコンロ&フルフラットIHクッキングヒーター カウンターとの段差がほとんどないガスコンロとIHクッキングヒーター。段差がなくなることにより、見た目にすっきりとしたカウンターになるだけでなく、調理をしていないときは、ガストップ部分も作業台の一部として使用できるので、広々ゆったりと作業できる。 「しまえるクリーンフード」「スーパークリーンフード」と換気連動する。 価格は、1,041,075円から各種。 排水管設備費を削減!! 通気弁、正圧緩和器 ベン 発売以来好評得る ベン(東京都大田区多摩川2-2-13)では、配水管設備の簡略化と設備費の削減に効果がある「通気弁」と、「正圧緩和器」を発売以来好評を得ている。 ■「通気弁」は、空気を吸入して解消し、トラップ封水の吸出しを防止するもので、マキシベント(縦管の通気用)、ミニベント(枝管の通気用)、をはじめ、トラップベント(トラップ内蔵型の通気弁)、ケミベント(薬品配水管用)など種類も多い。 【特長】 @通気部に防虫網を内蔵しており、害虫の侵入を防止する。 A150万回の作動に耐えられ、全品完成個別検査を実施している。 Bあふれ縁より下に取り付け可能で、マイナス20℃からプラス60℃の気温に対応できる。 C欧米、カナダ、オーストラリアなど、世界中で年間130万個の実績がある。 ■「正圧緩和器」は、配水管内に発生する正圧を緩和し、トラップ封水の噴出を防止するもの。 【特長】 @独自の設計により、10階以上の建物の排水管内で発生する正圧を緩和する。最大四基まで連結でき、また、通気弁を組み合わせることにより、正圧・負圧を解消する。 A通気弁との組み合わせにより、正圧・負圧に対処できるので、複雑な通気配管を大幅に削減できる。 B機械的装置がないためメンテナンスは不要。軽量で扱いやすく、水平にも取付けできるので、床下などにも設置可能。 その他、仕様等については同社最寄の各営業所か、名古屋営業所(名古屋市中村区本陣通5-55・電話052-411-5840)へ問い合わすとよい。 『自動巻点検リール』 ハタヤリミテッド業界初の100V仕様 ハタヤリミテッド(本社=名古屋市中区大須4-10-90・電話052-261-3821)は、「自動巻点検リール」をこのほど新発売した。 「自動巻点検リール」は、エンジンシリンダーブロック内部のキズ・巣の検査、各種生産ラインでの精密目視検査用に開発した。高輝度白色LEDランプ採用により発熱が少ないハンドランプと、ハンドランプを引き出せば自動点灯、戻せば自動消灯する自動巻取装置と組み合わせた100V仕様自動巻点検リール。 【特長】 ●高輝度白色LEDは晴天に近い青白い光で視認性が良く、目視判定に最適な光源。LDEランプの特性である光の直進性により、奥深い場所の点検が容易。 ●ランプの消費電力はわずか1W、10,000時間の超寿命で耐衝撃にも優れている。 ●熱放射が殆どないため、作業者や照射物にも安全な低温度設計。 ●ハンドランプをバランサーから取り外し、延長コードを接続すれば独立したハンドランプとして使用できる。 【用途】 ●自動車生産工場、エンジン生産ラインなどでの点検、検査。 ●各種機械、精密機械器具、器具の奥まった内部の目視検査。 ●金型製造工場での検査。 ・価格は。44,000円 超硬ソリッドドリルと ハイス製品値上げ 三菱マテリアル 工具価格改定 三菱マテリアル(社長=井手明彦氏)の加工事業カンパニー(プレジデント=嶋田文夫氏)は9月5日、超硬ソリッドドリル及びハイスエンドミル、歯切工具、ブローチなどのハイス製品の定価を改定すると発表した。 これは当初想定した以上に原材料が値上がりをしており、工具需要が引き続き高いレベルにある中で、原材料の価格については今後とも先高感が根強い状況にあるため。 また、一部の製品では、顧客ニーズの変化などにより需要が減っており、これにより、受注、生産ともに小ロット化し、製造コストが上昇しているという背景もある。 同社は、徹底した合理化や生産性向上、業務改善に取り組み、あらゆる面でのコストダウンに努力しているが、原材料価格高騰による影響が非常に大きいため、これらの製品について次の通り定価を改定することを決めた。 なお、既に同社では、今年四月にハイスドリルを、五月にはインサート、標準工具、外販用超硬素材、耐摩工具、建設工具について価格改定を実施しているが、今回価格改定を行う製品は、前回の価格改定の対象になっていないもの。ソリッドドリルは4年ぶり、ハイスエンドミル、歯切工具は16年ぶりの価格改定となる。 【改定概要】 製品別の改定内容 (1)超硬ソリッドドリル=+10% (2)ハイス製品(三菱マテリアル神戸ツールズにて製造) (ア)ハイスエンドミル(ノンコート品)=+10% (イ)ハイスエンドミル(コーティング品)=+5% (ロ)歯切工具=+10%以上 (ハ)ブローチ=+10%以上 実施時期 2005年10月21日国内販社出荷分より 予測DI情報サービス業でプラス幅拡大 経済産業省7〜9月期売上高見通し 特定サービス産業動態統計調査 経済産業省が8月19日発表した平成17年6月の特定サービス産業動態統計調査によると、対事業所サービス業では前年同月比ですべての調査業種の売上高及び契約高が増加した(既報)。さらに先行き動向として、平成17年7〜9月期の売上高及び契約高見通しでも、予測DI(「増加」−「減少」)がすべての業種でプラスとなった。 同省のまとめた平成17年7〜9月期の業種別売上高・契約高見通しは次の通り。 【対事業所サービス業】 1、物品賃貸(リース・レンタル)業 平成17年7〜9月期のリース契約高全体の予測DIは、15.7ポイントとプラス幅を縮小した。主要物件別にみると、主力の「情報関連機器」に改善がみられたものの、「商業用及びサービス業用機械・設備」「事務用機器」がそれぞれ悪化した。 また、レンタルの売上高全体の予測DIは、11.8ポイントのプラスとなった。主力の「土木・建設機械」はマイナス幅を拡大した。 2、情報サービス業 平成17年7〜9月期の売上高全体の予測DIは、17.2ポイントとプラス幅を拡大した。主要業務種類別にみると、主力の「受注ソフトウェア」がプラス幅を拡大、「ソフトウェアプロダクト」がプラスに転じた。主要相手先別では、「情報通信業」「製造業」等がいずれもプラス幅を拡大、「官公庁・団体」等がプラスに転じた。 3、広告業 平成17年7〜9月期の売上高全体の予測DIは、18.8ポイントとプラス幅を縮小した。主要業務種類別では、「SP・PR・催事企画」がプラス幅を拡大したものの、「テレビ広告」等がプラス幅を縮小した。主要相手先別では、「金融・保険」「情報・精密・事務用機器」等がそれぞれプラス幅を縮小した。 4、クレジットカード業 平成17年7〜9月期の取扱高全体の予測DIは、32.4ポイントと概ね前期なみのプラス幅となった。この内、「販売信用業務全体」では前期なみのプラス幅となり、「消費者金融業務」は概ね前期なみのプラス幅となった。 5、エンジニアリング業 平成17年7〜9月期の受注高全体の予測DIは、11.9ポイントとプラスに転じた。主要プラント・施設別にみると、「電力プラントシステム」「化学プラント」がいずれもプラスに転じ、「通信プラントシステム」がプラス幅を拡大した。 【対個人サービス業】 6、映画館 平成17年7〜9月期の売上高見通し予測DIは、前期に比べ「横ばい」「減少」から「増加」と回答する事業所が増えたことから、▲3.1ポイントとマイナス幅を縮小した。 7、劇場・興行場、興行団 平成17年7〜9月期の売上高見通し予測DIは、前期に比べ「増加」と回答する企業が減ったことから、▲9.2ポイントとマイナスに転じた。 8、ゴルフ場 平成17年7〜9月期の売上高見通し予測DIは、▲22.5ポイントと前期なみのマイナス幅となった。 9、ゴルフ練習場 平成17年7〜9月期の売上高見通し予測DIは、「減少」から「増加」「横ばい」と回答する事業所が増えたことから、▲1.4ポイントとマイナス幅を縮小した。 10、ボウリング場 平成17年7〜9月期の売上高見通し予測DIは、前期に比べ「減少」と回答する事業所が増えたことから、▲48.6ポイントとマイナス幅を拡大した。 11、遊園地・テーマパーク 平成17年7〜9月期の売上高見通し予測DIは、「増加」と回答する企業が増えたことから、21.8ポイントとプラス幅を拡大した。 12、パチンコホール 平成17年7〜9月期の売上高見通し予測DIは、▲8.0ポイントと前期に比べ改善がみられた。 13、葬儀業 平成17年7〜9月期の売上高見通し予測DIは、前期に比べ「増加」と回答する企業が減ったことから、▲1.1ポイントとマイナスに転じた。 14、結婚式場業 平成17年7〜9月期の売上高見通し予測DIは、前期に比べ「減少」と回答する企業が増えたことから、▲27.0ポイントとマイナス幅を拡大した。 15、外国語会話教室 平成17年7〜9月期の売上高見通し予測DIは、前期に比べ「横ばい」から「増加」と回答する企業が増えたことから、37.5ポイントとプラス幅を拡大した。 16、カルチャーセンター 平成17年7〜9月期の売上高見通し予測DIは、前期に比べ「横ばい」から「減少」と回答する企業が増えたことから、▲34.5ポイントとマイナス幅を拡大した。 17、フィットネスクラブ 平成17年7〜9月期の売上高見通し予測DIは、20.7ポイントと概ね前期なみのプラス幅となった。 18、学習塾 平成17年7〜9月期の売上高見通し予測DIは、4.6ポイントと前期に比べ若干プラス幅を拡大した。 印藤榮一氏 印藤商店会長 印藤商店(社長=印藤明延氏、本社=名古屋市中区古渡町14-4)の代表取締役会長・印藤榮一氏(前愛知県金物商工協同組合理事長)が8月31日、午前7時55分急逝された。 通夜は9月1日、告別式は翌2日に、いずれも名古屋市昭和区八事本町の八事山興正寺光明殿において、印藤商店の社葬としてしめやかに執り行われ、葬儀委員長を鬼頭宏治愛知県金物商工協同組合理事長(丸政社長)、喪主はご息女の印藤実知子さんが務めた。 通夜ならびに告別式には、全国より金物業界関係者をはじめ、金属商業厚生年金基金、ライオンズクラブの関係者などが多数駆けつけ、故人の冥福を祈った。 故内藤泰春氏を 偲ぶ会に約千名 8月30日帝国ホテル 過日6月30日、享年80才で永眠されたNaITO(社長=鈴木斉氏)の創業者・内藤泰春氏を偲んで機械工具業界の重鎮である城野正伊氏、浮田寿雄氏、宮川武夫氏、加藤酉男氏、成田茂之氏の5名が発起人となり、8月30日午前11時30分より東京都千代田区内幸町の帝国ホテルで「故内藤泰春を偲ぶ会」(喪主・内藤ひろ子さん)が開催され、日本全国よりおよそ1,000名が参集し故人を偲んだ。 会場となった帝国ホテルは、内藤氏の叙勲披露パーティーが開催されたこともあり、故人とは縁の深いところ。出席者も感慨深げであった。 内藤氏は終戦の年、復員後すぐに機械工具商社を創業。高度成長期に順調に業績を伸ばし、現在のNaITOの基礎を築いた。 その間、東京都機械工具商業協同組合理事長、全日本機械工具商連合会会長を歴任し、業界発展に尽力した。 また、内藤泰春科学技術振興財団を設立し、日本のモノ作づくりの進展にも寄与した。 爪も、部品もオールステンレス製 ステンレスラチェットレンチ トップ工業ユーザーの要望により誕生 トップ工業(社長=渡辺一郎氏、本社=新潟県三条市大字塚野目2190-5)では、オールステンレス製「ステンレスラチェットレンチ」を好評発売中。 この製品は、「オールステンレスで錆びないラチェットレンチはないか」とのユーザーの要望に応えるかたちで開発されたもの。塩水噴霧試験連続48時間でも異常なしと、抜群の耐食性を実現している。 【用途と特長】 @海辺での建設作業、船舶等の整備作業に最適。 A待望のオールステンレス製。爪や部品まで全てステンレス製。 Bステンレス鋼に特殊メッキを施し、耐食性抜群。 C本体・ソケット・爪は鍛造成型により、耐久性抜群。 製品番号は、SRM―17×19S(呼び寸法=17×19)とSRM―17×21S(呼び寸法=17×21)。 標準価格はいずれも一丁10,080円(税込み)。 愛・地球博で世界三大料理のひとつ トルコ料理を満喫 名古屋水栓販売協会9月例会を開催 名古屋水栓販売協会(理事長=加藤文隆氏・加藤鋼機会長)は9月2日午後6時より、現在開催中の「愛・地球博」(愛知万博)長久手会場内にあるトルコレストラン「ソフラ」で9月例会を開催、会員15名が出席した。 今月25日の万博閉幕まであとわずかとなり、平日の夜間とはいえ、この日も13万名が来場し混雑が予想されたが、大した混乱もなく予定の集合時刻前には参加者全員が集合。午後6時の定刻にレストランに入った。 西洋と東洋の食文化が混ざり合う、世界三大料理のひとつと言われるトルコ料理。その料理をトルコビールとワインのグラスを片手に、ベリーダンスショーを間近に鑑賞しながら味わった。 食事の後は、各自思い思いに美しいイルミネーションに彩られた会場内を散策。最先端技術を駆使して作られた企業パビリオンや、各国が出展している外国館を見学し、居ながらにしての世界旅行を満喫した。 鋳・鍛ともに高水準を維持 日本鋳鍛鋼会7月の鋳鋼・鍛鋼生産速報 日本鋳鍛鋼会は鋳鋼(全国76工場)、鍛鋼(同20工場)の7月分生産実績を集計し、8月31日発表した。 それによると、7月の鋳鋼の生産量は22,277トンで、前月比5.4%減、前年同月比2.8%増となった。また、鍛鋼の生産量は57,113トンで、前月比5.1%減、前年同月比2.4%増となった。 現在の生産環境は、鋳鋼は4月以降も23,000トン前後の生産を維持し、旺盛な生産環境が続いている.月産23,000トン台は平成13年1〜3月期以来のレベルである。一方鍛鋼は、6月に昭和57年3月以来23年4カ月振りに6万トン台を超えるなど依然として型鍛造品、自由鍛鋼品とも旺盛な需要に対する目一杯の供給努力が継続されている。 17年度第1四半期の需要機種別動向をみると、鋳鋼では鋳鋼管、バルブコック、船舶、土木建設機械、プレス・せん断機等が前年同期実績比大幅に増加して高い生産水準を支えている。鍛鋼では、自動車、土木建設機械向け型鍛造品と、船舶、発電用機器、型用鋼向けの自由鍛鋼品が依然として前年同期実績をさらに上回る好調な生産環境下にある。 役員改選 藤田螺子工業 藤田螺子工業(社長=藤田K氏、本社=名古屋市中村区名駅南3-9-3)は、8月30日開催の第54期定時株主総会ならびに取締役会において役員改選を行い、それぞれ就任した。新役員は次の通り。 ▽代表取締役会長=藤田敬三氏 ▽代表取締役社長=藤田K氏 ▽常務取締役(社長補佐)=藤田守彦氏 ▽取締役(技術・総務担当)=藤田眞氏 ▽取締役(業務担当)=佐野勝也氏 ▽取締役(営業・調達担当)=金嶋隆雄氏(新任) ▽執行役員(静岡営業所担当)=磯部豊史氏 ▽執行役員(製造担当)=早川欽也氏 ▽執行役員(品質保証担当)=田川勝彦氏(新任) ▽監査役=荒川貴美氏(非常勤) ▽監査役=渡邉誠氏(非常勤) なお、前取締役の加藤毅氏は退任し、非常勤のテクニカルアドバイザーに就任。また、加藤氏が担当していた技術は藤田眞取締役、品質保証は田川勝彦執行役員がそれぞれ担当する。 |