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2005年(平成17年)7月
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平成17年7月3日2207号
中部経産局管内 最近の地域総合経済動向 中部経済産業局では管内(愛知、三重、岐阜、富山、石川の五県)における、5月の総合経済動向を5月12日に発表した。それによると生産は横ばい傾向となっている。個人消費に於いては一部に持ち直しの動きが見られ、設備投資面では、着実に回復している。雇用情勢面は引き続き改善傾向にあるとしている。以上の様に管内の経済活動は一部に弱い動きが見られるが、改善が続いているとし、これは平成17年2月より4ヶ月連続(3ヶ月連続で判断を据え置き)。 ポイント ○生産は自動車が高水準で推移し、電子部品のデバイスの一部で持ち直しの動きが見られつつあるなど、全体では横ばい傾向。 ○個人消費は一部の家電販売が好調など、一部に持ち直しの動きが見られる。 ○設備投資は、自動車関連で積極的な姿勢を継続。雇用情勢は完全失業率、有効求人倍率共に全国でも良好な水準にある。 ○先行きについては、生産は自動車、金属工作機械等を中心に当面、高水準で推移すると見込まれる。また、原材料・為替の動向、国際情勢などは引き続き懸念事項であり、今後の動きを十分注視していく必要がある。 【自動車】 生産は、高水準で推移している。 完成車は国内向けが新車効果により、堅調に推移しており、海外向けは北米向けなどを中心とした旺盛な需要により、引き続き好調であることから、高水準で推移している。 自動車部品は、国内完成車向けが高水準で推移しており、また国内メーカーの海外現地工場や海外メーカー向けの輸出も高水準で推移している。 【金属工作機械】 一般機械の生産は、ゆるやかな上昇傾向となったいる。 国内向け、海外向けともに一般機械、自動車関連を中心に拡大傾向で推移している。 主要九社(オークマ、大隈豊和機械、テクノワシノ、豊田工機、日平トヤマ、富士機械製造、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の受注状況を見ると、国内受注は13ヶ月連続して前年を上回るとともに、海外受注は31ヶ月連続して前年を上回り、全体では30ヶ月連続して前年を上回っている。 【電気機械】 生産は、高水準ながらも弱い動きも見られる。 電動機は、自動車向けを中心に堅調に推移している。 制御機器は、海外向け半導体関連に弱い動きが見られるが、自動車向けを中心とした設備投資関連向けが高水準となっている。 【ファインセ ラミックス】 生産は、堅調となっている。 ICパッケージは、演算処理装置向けなどで、持ち直しの動きが見られる。 触媒担体、ガスセンサ素子は、自動車向けが世界的に環境意識の高まりから、国内向け・海外向けともに高水準で推移している。 【普通鋼鋼材】 生産は、高水準で推移している。 鋼板は自動車関連向けが高水準で推移し、造船・産業機械向けが好調に推移している。 棒鋼は、低調に推移しているが、民間建築向けに動きが見られる。 特殊鋼鋼材は、自動車関連向けを中心に好調に推移している。 【金属製品】 生産は、低調に推移している。 アルミニウム建材は、ビル向けに弱い動きが見られ、低調に推移している。 ガス機器は高付加価値製品に動きが見られるが、単体普及品を中心に弱い動きが続いていることから、低調に推移している。 【化学】 生産は、高水準となっている。 自動車関連向けが高水準となっているなど、全体としては高水準で横ばいとなっている。 【企業倒産】 企業倒産は減少傾向にあるが、今後の動向については引き続き注視する必要がある。 【繊維・陶磁器】 繊維・陶磁器の生産は、総じて低調に推移している。 繊維は、合繊長繊維織物、手織物とも、消費の低迷や中国等からの輸入品に押され低調に推移している。 陶磁器は、タイルでは、新たな機能性を持った製品に動きがみられるものの、全体では依然弱い。 また飲食器では、安価な輸入品に押され低迷していることから、ともに引き続き低調となっている。 【電子部品・ デバイス】 生産は、高水準で推移している。 記憶素子(メモリ等)は携帯音楽機器用メモリカード向け需要が伸びており、持ち直しつつある。 論理素子(マイコン等)は横ばいで推移している。 液晶素子は、テレビ等情報通信機器向けを中心に高水準となっている。 【情報通信機器】 生産は高水準となっている。 テレビは薄型テレビが国内外の需要動向を受け、高水準で推移している。 デジタルカメラは、北米向けを中心に高水準で推移している。 【個人消費】 一部に持ち直しの動きが見られる。 大型小売店販売は、天候不順などから17ヶ月連続で前年を下回った。 コンビニエンス販売額は、2ヶ月ぶりに前年を上回った。 乗用車販売は、小型車を中心に新型車効果が見られる。 家電販売は薄型テレビ、DVD等デジタル家電が引き続き好調を維持している。 【設備投資】 設備投資は着実に回復している。 半導体素子・液晶素子関連で大型の能力増強投資が進捗していることに加え、自動車関連で積極的な姿勢を継続しているなど、幅広い業種で投資を増加する動きが見られる。 【公共投資】 地方公共団体で抑制基調が続くなど、低調に推移している。 3月の公共工事請負金額を見ると、県・国などで前年を上回り、全体では6ヶ月ぶりに前年を上回った。 【住宅投資】 住宅建設は概ね横ばいで推移している。 三月の新設住宅着工戸数を見ると、持家、貸家が前年を下回り、全体では2ヶ月連続で前年を下回った。 【輸出】 名古屋税関管内の輸出通関額(円ベース)は、2ヶ月連続で前年を上回った。 品目別で見ると、「自動車」「金属加工機械」などが前年を上回った。 主要地域(国)別で見ると、アジア向けは36ヶ月連続で、米国向け、EU向けは2ヶ月連続で前年を上回った。 【雇用情勢】 引き続き改善傾向にある。 新規求人数は、製造業、運輸業、医療・福祉、飲食店・宿泊業をはじめ幅広い業種で増加している。 有効求人倍率は、引き続き高い水準にある。 完全実業率は、着実に改善している。 役員人事異動 ミツトヨ 6月7日付で ミツトヨ(本社=川崎市高津区坂戸、社長=手塚和作氏)は、6月7日付で役員人事異動を発令した。 【人事異動】 ()内は旧職を示す ■取締役本社総務部長=田島光男氏(本社総務部長) ■顧問=木村哲郎氏(取締役マイクロコード商品統括部長) 記念式典並びに祝賀会 組合設立40周年祝う 名古屋水栓バルブ工業協組来賓等40余名集う 名古屋水栓バルブ工業協同組合(理事長=落合初美氏・兼工業会長)では、「組合設立40周年記念式典並びに祝賀会」を、5月31日午後5時より、“名古屋観光ホテル”において開催した。 記念式典並びに祝賀会には、名古屋市上下水道局長山田雅雄氏、名古屋市指定水道工事店協同組合理事長森本俊一氏をはじめ、関係官庁の代表らが招かれ、総勢40余名が出席して、41年に向けての門出を祝った。 記念式典は、落合事務局長(兼工業)の司会進行により開幕、安井正敏設立記念式典委員長(名古屋バルブ工業社長)の「只今より組合設立四十周年記念式典と祝賀会を開催いたします」との開会の辞に次いで、物故者に対して黙祷を捧げ、故人のご冥福をお祈りした。 冒頭挨拶に臨んだ落合理事長は、多忙の中を出席して頂いた参加者にお礼を述べたあと、「昭和40年4月名古屋市水道局指定の水栓バルブ類を製造しておりました業者が集まって任意組合を設立して発足しましたのが組合の始まりです。その後時代のニーズに合わせ40年4月に中小企業等協同組合法を設立して40年を迎えることになりました。先人の努力に対しまして追悼の念を禁じえません。加えて名古屋市水道工事店組合のご支援ご協力にあらためて敬意を表する次第です。一口に40年と申しますが道のりは厳しいものがありました。これまでも組合の存続を考えなければというようなこともありましたが、行政と関係団体のご支援によりまして何とか乗り切ることができ、今日を迎えることができました。一方では組合員の研鑚と協力の賜と感謝いたしおります。この40年を機会に時代の変化に対応した組合づくりと、先に発表されました、名古屋市上下水道局構想に基づく事業展開を模索しなければならないと考えております。それと同時に組合員の次時代に向けた後継者の育成も克服しなければならないと思います」と、抱負を交えながら挨拶。 次いで来賓祝辞に移り、名古屋市上下水道局山田局長、名古屋市指定水道工事店協同組合森本理事長より祝辞を頂いた。 山田局長は「私ども名古屋の水道は通水90周年を迎えます。偉大な先人の功績を申し上げますと、断水のない、おいしい水を安定供給するという、全国稀なる水道事業に発展してきております。この名古屋の水道を貴組合様の皆様方のご活躍によりまして支えて頂きました事に感謝申し上げます」と、祝辞を述べ、森本理事長は「この40年の間にはいろいろのことがありましたが、水栓バルブ組合様におかれては、品質を確保しながら私どもの組合に対しまして安定供給をして頂きました。特にライフラインでも最も重要とされています水道に対しまして、上下水道局さん、水道バルブ組合さん、そして私共の水道組合が三位一体となって、安全で、安心して、おいしい水を、市民に供給できることの一翼を担わして頂いたことに感謝いたしております」と、祝辞を述べた。 祝辞の後は祝電披露を行い、40周年式典を終え、引き続いて梶田事務局次長(兼工業)の司会進行で祝賀会に移り、安井式典委員長の挨拶、名古屋都市センター理事長西尾武喜氏の祝辞、東山公園協会特別顧問堀内厚生氏の乾杯音頭で祝宴に移り、互いに昔を懐かしみながら歓談に興じ、名古屋市指定水道工事店協同組合副理事長岡本泰忠氏の中締め、中野道孝顧問(兼工業)の閉会の辞で40周年式典並びに祝賀会の全日程を盛況の内に終了した。 新会長に谷岡氏SMC就任 加藤氏は新設の顧問に 中部ジーネット会平成17年度総会開催 中部ジーネット会(会長=加藤吉隆氏・大昭和精機取締役中部支店長)は6月9日午後3時30分より、愛知県蒲郡市のホテル竹島において「平成17年度中部ジーネット会総会」を開催した。 総会は伊藤ジーネット浜松営業所長の司会で進められ、会員75社中71社の出席が報告された。 冒頭、挨拶に立った加藤会長は日頃の会運営への協力に謝意を表した後、今年6月の取締役会終了後退任する日高ジーネット取締役(前名古屋支社長)へ感謝と労いの言葉を贈り、「追い風のチャンス、ジーネット様の力をお借りして、是非受注につなげて行きたい。ジーネット様には今まで以上にご協力をお願い致します」と述べた。 古里ジーネット社長が同社の業況と今後の方針について報告し、その中で「人材教育に力を入れ一人ひとりの能力を更に向上させ、企業全体の能力向上に努める」と人材の育成に注力する姿勢を示した。また「メーカー様に信頼されるジーネットとなるべく努力致します」と述べ、更なる協力と支援をお願いした。 続いて、日高ジーネット取締役より名古屋支社長時代の12年間の思い出が語られ、その間世話になった中部ジーネット会会員のメーカーに感謝が示され、「今後とも変わらぬジーネットへのご厚情をお願い致します」と退任の挨拶が行われた。 総会では、会則に従い加藤会長を議長に選出して議事に入り、第1号議案=平成16年度事業報告、第2号議案=平成16年度会計報告、第3号議案=平成16年度会計監査報告、第4号議案=平成17年度事業計画及び予算、第5号議案=会則変更について、第6号議案=役員改選をそれぞれ審議、全議案とも原案通り承認可決された。 会則の変更で、役員に顧問を追加。役員改選では、16名の役員を11名にし、新会長に谷岡SMC営業本部取締役副本部長が選出された。また前会長の加藤氏は顧問に就任した。 引き続いて、幹事会社と新入会員八社の紹介が行われた。 新役員を代表して谷岡新会長は「只今、中部ジーネット会の会長という大役を仰せつかりました。はなはだ微力ではございますが、会員各社様のご指導ご鞭撻をいただきまして頑張りたいと存じますのでよろしくお願いいたします。会員様と共に、中部地区は非常に恵まれているという絶好のチャンスを逃がす事無く、着実に掴みたいと思います」と決意を語った。 安田ジーネット名古屋支社長より名古屋支社の現況が報告され、その後、支社のスタッフ紹介があり、以上で総会を終了した。 総会終了後は午後6時30分より懇親会が行われ、互いに親交を深めてこの日は宿泊し、翌日朝食後解散とした。 福生新体制決まる 副理事長に服部・関谷両氏 岐阜県機械金属商業協同組合第2回理事役員会 岐阜県機械金属商業協同組合(理事長=福生雅利氏・ギフベア社長)は6月10日午後7時より、岐阜県羽島郡岐南町の鴻臚館において「第2回理事役員会」を開催し、福生体制の陣容を決定した。 新体制は福生理事長のもと、副理事長に服部与一氏(服部商会社長)、同関谷治頼氏(岐阜機械商事社長)、会計に関谷治頼氏(兼務)、同副に白木伸道氏(白木商会専務)、総務に林修史氏(ダイヤトイシ社長)、同副に嶋崎晴久氏(シマザキ商会社長)、流通に武藤修氏(東洋工具専務)、福利厚生に木田雅子氏(木田商店社長)、監事に中村充氏(加子商店社長)、同下野信重氏(下野機械社長)、相談役に石田勝俊氏(石田商会社長)。 その他の主な審議内容は、7月22日午後7時より恒例のビアパーティを「グランヴェール岐山」で開催し、会費について今回は組合員、賛助会員共に無料とすることを決めた。放談会は8月5日午後7時より「鴻臚館」にて開催、また製販懇談会は講演会と同時に開催する方向で準備を進めることとした。 次回の理事会は8月5日、放談会終了後に行われる。 愛機工熱田支部 愛・地球博見学ツアー開催 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏・山下機械社長)の熱田支部(支部長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)は6月11日東海地方も梅雨入りのこの日、「愛・地球博見学ツアー」を開催した。 午前8時30分に名古屋市金山の名古屋市民会館前に集合した一行22名はバスで一路会場西ゲートヘ。 14万5,700人と、過去一度だけ15万人を超したのに次ぐ入場者数(午前11時までに7万7,000人)を記録した日で、9時に到着してから入場するのに小一時間、雨の中を並ぶという、とんでもない状況から始まったが、入場後はまず自由行動で各々が目的の場所へ向かった。 昼食では全員集合し、トルコレストラン・ソフラでトルコ宮廷料理のコースを本場のベリーダンスを観ながら楽しんだ。 午後からは全員が「未来のエネルギー探求ツアー」(ENEDOパビリオン・バックヤード)で環境負荷軽減エネルギー技術について勉強した。夕方には雨も上がり自由解散となったが、インターネットで観覧予約済みの長久手愛知県館「地球タイヘン大講演会」や、人気の「こいの池ナイトイベント」を観てそれぞれ帰途に着いた。 地球環境問題と、ロボットやエネルギーなど未来の新技術を目の当たりにして、参加者は有意義な一日を過ごした。 平成16年度産業機械受注 前年度比6.1%増5兆1千669億円 2年連続前年上回る 日本産業機械工業会では、平成16年度産業機械の受注状況をまとめ発表した。 それによると、平成16年度産業機械受注は、内外需とも増加し2年連続で前年度を上回った。内需は、官公需が減少したが、民需が殆どの機種(13機種中10機種)で増加したことから、内需全体では四年ぶりに前年度を上回った。一方外需は、主力のアジア向けやロシア・東欧向けがプラント等の大型設備の減少により前年度を大きく下回ったが、中東、北米、南米、オセアニア向けが単体機械・プラントともに増加し前年度を大きく上回ったことから、外需全体では3年連続で前年度を上回った。 この結果、平成16年度の受注総額は、対前年度比6.1%増の5兆1,669億円となった。このうち内需は対前年度比7.8%増の3兆2,343億円、外需は対前年度比3.4%増の1兆9,325億円となった。 需要部門別受注状況 ●内需/民間製造業は、17業種中15業種が増加し、特に化学、鉄鋼、一般機械、電気機械、自動車向けが大幅増し、対前年度比15.9%増の1兆1,054億円となった。民間非製造業は、主力の電力向けが低水準ながら前年度実績を上回り、更に運輸、その他非製造業向けも大幅増し、対前年度比13.9%増の9,146億円となった。官公需は、ボイラ・原動機、化学機械、送風機が増加したが、ポンプや運搬機械、その他機械(環境装置のうち、ごみ処理装置を含む)が大幅増し、対前年度比1.7%減の8,874億円となった。 その他代理店を含めた内需全体は、対前年度比7.8%増の3兆2,343億円となった。 ●外需/ボイラ・原動機や金属加工機械、プラスチック加工機械が大幅に減少したが、化学機械が大型プロジェクト等を複数受注したことから大幅に増加し、更にタンクや運搬機械もプラント等の大型設備を複数受注し増加したことから、対前年度比3.4%増の一兆9,325億円となった。 機種別受注状況 ●ボイラ・原動機/内需は電気機械、電力、その他非製造業、官公需向けの増加により、対前年度比15.3%増となった。一方外需は中東、北米、南米、オセアニア向けで増加したが、アジア、欧州向けが大幅減したことから、対前年度比17.9%減となった。その結果、総合では対前年度比0.3%減の1兆1,893億円となった。 ●鉱山機械/内需は、窯業土石、鉱業向けが増加したが鉄鋼、一般機械、建設、運輸、官公需向けの減少により、対前年度比5.2%減となった。一方外需は、中東、南米向けの増加により、対前年度比69.4%増となった。その結果、総合では対前年度比9.1%増の352億円となった。 ●化学機械(冷凍機械、大気汚染防止装置、水質汚濁防止装置を含む)/内需は化学向けの大幅増に加え、紙・パルプや鉄鋼、一般機械、自動車、精密機械向け等が増加し、また官公需向けも水質汚濁防止装置が増加し、内需全体では対前年度比2.8%増となった。一方外需もアジアやロシア・東欧向けが減少したが、中東向けが天然ガスの大型プロジェクトにより大幅増し、更にヨーロッパや南米、アフリカ向け等も増加したことから、対前年度比20.1%増となった。その結果、総合では対前年度比10.2%増の1兆7,675億円となった。 ●タンク/内需は、石油・石炭製品向けが増加したが建設、その他非製造業、官公需向けの減少により、対前年度比47.5%減となった。一方外需は、アジアと北米向けの大幅増と中東向けの増加により、対前年度比188.2%増となった。その結果、総合では対前年度比23.8%増の531億円となった。 ●プラスチック加工機械/内需は、化学や自動車、その他製造業向けの大幅増に加え、紙・パルプやゴム・皮革、一般機械向けも増加し、対前年度比30.0%増となった。一方外需はアジア向けの大幅減に加え、北米向けも減少し、対前年度比18.1%減となった。その結果、総合では対前年度比1.7%減の1,939億円となった。 ●ポンプ/内需は、官公需向けの大幅減に加え、電気機械、造船、卸・小売向けも減少し、対前年度比9.8%減となった。一方外需は、アジア、中東向けが増加し、対前年度比3.0%増となった。その結果、総合では対前年度比7.6%減の3,104億円となった。 ●圧縮機/内需は、一般機械向けの大幅増に加え、化学、鉄鋼、代理店向けも増加し、対前年度比22.9%増となった。一方外需もアジア、中東、ヨーロッパ向けが増加し、対前年度比6.4%増となった。その結果、総合では対前年度比15.7%増の1,842億円となった。 ●送風機/内需は、官公需向けで大口契約を複数受注したことから大幅増し、更に鉄鋼や電力、代理店向け等も増加し、対前年度比104.9%増となった。一方、外需はアジア向けが大幅減し、対前年度比45.6%減となった。その結果、総合では対前年度比七4.1%増の416億円となった。 ●運搬機械/内需は、官公需向けが大幅減したが、鉄鋼や一般機械、電気機械、運輸向けが増加し、対前年度比10.6%増となった。一方外需も、ロシア・東欧向けを除く全ての地域で増加し、特にアジア、北米向けでは大型設備の受注もあって大幅増し、対前年度比19.6%増となった。その結果、総合では対前年度比13.5%増の3,799億円となった。 ●変速機/内需は、一般機械と官公需向けの大幅増に加え、繊維や窯業土石、鉄鋼、電気機械、電力、運輸向け等も増加し、対前年度比13.5%増となった。一方外需も全ての地域で増加し、特にアジア、北米向けが大幅増し、対前年度比15.3%増となった。その結果、総合では対前年度比13.9%増の615億円となった。 ●金属加工機械/内需は、鉄鋼向けの大幅増に加え、非鉄金属、金属製品、一般機械、自動車向けも増加し、対前年度比32.7%増となった。一方外需は中東向けが増加したが、アジア、北米向けが減少し、特にアジア向けはプラント等の大型設備の減少により大幅減し、対前年度比13.3%減となった。その結果、総合では対前年度比0.4%減の1,753億円となった。 ●その他産業機械(メカニカルシール、業務用洗濯機、ごみ処理装置を含む)/内需は、官公需向けごみ処理装置が減少したが、その他非製造業向けごみ処理装置等が増加し、対前年度比7.9%増となった。一方外需もアジア向けセメントプラント等の増加により、対前年度比11.9%増となった。その結果、総合では対前年度比8.4%増の7,744億円となった。 二代目勤勉亭親不孝氏招き講演会 「第22回総会」を開催 川島会 会員等100余名出席 川島会(会長=中島千治氏・タケフ管材社長、川島商事と商社、メーカーの集い)の「第22回総会」が6月5日午後1時30分より館山寺温泉の“ホテル九重”を会場に、会員、賛助会員ら100余名が出席して開催され、総会終了後は、二代目勤勉亭親不孝氏を講師に「名古屋弁に見る人・街・文化」を演題に講演会を行ったあと、懇親会を行い親睦を深める一方、翌6日は、ゴルフ組と観光組に別れて初夏の漂いを見せている遠州路と尾張路の旅情を満喫した。 ゴルフは鵜殿廣氏が優勝 観光は愛・地球博を見学 当日は、午前9時30分に名古屋駅西口を2台の貸切バスに分乗して出発。途中館山寺温泉のホテルエンパイアで昼食をとり、午後1時30分より総会に臨んだ。 総会は、町田事務局(川島商事常務)の司会進行により開会。 冒頭挨拶に臨んだ大隅副会長は、出席方のお礼を述べたあと、「昨今名古屋が元気と言われておりますが、なかなか恩恵に被ることが出来ないのが現状です。明日は万博見学とゴルフとリラックスして頂いて鋭気を養って下さい」と、挨拶。 引き続いて、川島商事の川島社長が日頃の拡販についてのお礼を述べたあと、「本日の川島会を通じまして、お客様とメーカー様と私共が一堂に会する機会を巧く利用して情報を密にして頂いて、共存共栄をして頂きたいと思っております。社内的な動向といたしましては、一昨年に本社と名古屋営業所がISO14001を取得し、昨年は小牧営業所が取得、今年は静岡と沼津営業所が7月に取得を予定いたしております。今後の商売の流れの中で環境に優しい商品、環境に優しい経営と言いますのは、これからのキーワードだと思います。こういった流れの中で環境に優しい商品の販売に取り組んでおります。この後の講演会、懇親会、明日の万博見学、ゴルフ会と、会員様、賛助会員様、私共が一層懇親を深めて頂いて、共存共栄を目指して頑張りたいと思いますので2日間宜しくお願いいたします」と、川島会を有意義な会にして頂きたいと結んだ。 次いで賛助会員の紹介のあと、賛助会員を代表して、バンドー化学執行役員名古屋支店長足立庄吾氏、三菱樹脂理事役中部支社長安部剛弘氏から祝辞を頂戴した。 続いて、@平成16年度事業報告、A同会計報告(増田会計幹事・川島商事常務)、B同監査報告(闇雲会計監査・旭工機会長)をそれぞれ承認した。 総会終了後は、休息のあと、「名古屋弁に見る・人・街・文化」を演題に、二代目勤勉亭親不孝氏を講師に招き、約1時間30分に渡って解説してもらった。 【講演要旨】 名古屋人同士で会話していると気づかないことが多いが、名古屋人ほど上手く熟語(二字・四字)を使いこなしている日本人は稀だと思う。 二字熟語の例では、「大体、そんなもんだわ」。「まあちーと勘考するだがや」。「結局、何が言いてゃあんだ、おみゃーは」。「全然、わっかーせんがや」。 四字熟語の例では、「そんなことできーせんてぇ、実際問題の話がよぉ」等と、無駄なことは極力避けたい、エネルギーは出来るだけ温存したいと言う、名古屋人の合理性・堅実性が、熟語を多用する土壌を生んだのではないかと思っている。 【名古屋弁の基本原則】 ▽単語の発音 名古屋人は、二つの母音を連続し発音する場合に、一つの母音を「ノバシテ」発音する癖がある。 例えば、「大学」は「でゃーがく」、「財布」は「しゃーふ」。「おまえと帰る」は「おみゃーときゃーる」と発音するのが通例。 ▽語尾 古くからの語尾につける言葉として「なも」があるが、今では高齢者特有の言葉となりつつあり、ほとんど聞く機会がない。比較的良く使われているのが、女性の場合の「がね」と「だがね」、男性の場合の「がや」と「だがや」。 例えば、「今日はいい天気だね」を女性の場合は、「今日はいい天気だがね」、男性の場合は、「今日はいい天気だがや」。 講演会後は、記念写真を撮り、同6時より懇親会を行いトヨックス常務取締役丸山祐二氏の乾杯音頭で和やかに親睦を分かち合い懇親を深め、東北ゴム販売取締役営業本部長小林徹氏の中締めで盛宴の内に懇親会を終了した。 翌日は、観光組とゴルフ組に別れ、観光組はホテルを午前8時15分に発ち、「愛・地球博」を見学し帰路に着いた。 ゴルフ組は、ホテルを午前6時15分に発ち、浜名湖カントリークラブで総勢50名が参加して平素の腕前を競った結果、鵜殿廣氏がネット72.6で優勝した。 上位入賞者は次の皆さん。 (敬称略) ▽優勝=鵜殿廣(ウドノ機工商会)H8.4N72.6 ▽2位=前田幸生(カナフレックスコーポレーション)H16.8N74.2 ▽3位=中埜仲雄(川島商事)H16.8N74.2 ▽4位=権田泰弘(GPゴンダ資材)H22.8N74.2 ▽5位=金山尚学(金山機械)H24.0N76.0 ▽ベスグロ=鵜殿廣81 環境マネジメントシステム ISO14001の認証を取得 倉地 信頼される企業を目指す 管材業界で百十年の歴史をもつ老舗の倉地(社長=倉地久雄氏、本社=名古屋市千種区豊年町2-17)は、5月25日付で「国際環境規格ISO14001」の認証を取得した(審査機関=東海技術センター、登録番号ER072)。 同社は「環境問題は全ての企業が取り組んでいかなければならない重要かつ緊急の課題」として、ISO14001に3年前から取り組んできた。認証取得への諸活動を通して全社員の環境に対する意識の向上を図るとともに、管工機材商社としてのレベルアップ、経営の効率化・合理化を推進。倉地社長は「長い期間をかけて小さなことから見直すことにより社員全体の環境への意識が高まり、また、業界や地域社会から信頼される企業になるという目標も生まれ、会社全体が一層まとまってきた」と環境への取り組みだけではなく二次的な成果が出たことを強調した。 今回認証を受けたのは1996年版である為に、最新版への切り替え準備を進め、早急の認証取得を目指している。 また、倉地社長は「今回のものはまだまだマニュアルの文章表現に堅い部分があり、今後改善を進めていくなかで、最終的には口語体で誰もが理解しやすく、意識せずに取り組めるものにしていきたい」と語り、自然体でISOの活動ができるよう進化させたい考えを示した。 倉地環境方針 【基本理念】 倉地は、管工機材商社として最新最適の機材機器類を提案しお届けするという企業活動を通じて、顧客企業の繁栄とともにクリーンな地球環境の保全に取り組んでいきます。 この目的のために、当社は国際環境規格ISO14001に適合した環境マネジメントシステムを構築しそれを推進していくことにより、地域社会から信頼される企業となるよう努力します。(原文) 『50年のあゆみ』 終 三栄水栓製作所 取締役相談役 西岡 明 鴫野工場がISO9001の認証を取得したのは平成8年。それ以前から作業工程の標準化に取り組んでいた。共通認識の下で作業者それぞれが製造に携わるべきだと考えていたからだ。現在、工場は製造部門、開発部門、品質保証部門による生産体制である。給水栓のプロとしてよりクリエイティブな技術者集団となることを目指している。岐阜、大伊木の両工場では平成10年にISO9001の認証を取得した。創造性に優れ、安全で環境に優しく、お客様に信頼される製品をご提供することを方針としている。全工場では「三栄水栓ブランドを世界で通用させること」を目指した製品作りに取り組んでいる。 平成13年には鴫野工場、岐阜工場、大伊木工場、中部物流センターが相次いで、ISO14001の認証を取得した。この認証取得は、周辺地域の方々に対する社会責任だと認識している。工場では、騒音や排煙への配慮や周辺環境の美化などに独自で取り組んできた。工場建設を地域の方々に認めていただいた以上、周辺地域に迷惑をかけないという強い思いで工場を運営してきた。企業体質はそのまま品質に直結すると考えて、人と暮らしに密接に関わる給水栓メーカーとして、環境に対する責務は大きいと認識している。ISO14001の認証取得を契機に、環境は製品に付加価値を与える要素だという認識がますます高まり、製品開発では素材から製造、廃棄に至るまでの環境負荷計算、LCA分析を取り入れている。また環境配慮製品の開発を推し進めてきた。「環境」とともに、テーマとなったのが「ユニバーサルデザイン」である。特徴のひとつは曲線である。設計にはコンピュータが不可欠な存在となり、本格的に三次元CADを導入し、設計技術開発のレベルアップに力を注いでいる。 平成6年ころから、日本経済全体がバブル崩壊後の景気低迷の中にあり、当社も少なからず影響を受けたが、社長の西岡は平成10年の年頭挨拶で「厳しい時代にこそチャンスがあり、この様な年にこそ、社内を充実させ、革新を図り、次の時代に備えることが出来る」。その言葉が示す通り、平成14年にはついに年商150億円を達成した。 当社の理念は、「人類ある限り水は必要である」。平成7年の阪神淡路大震災は、人類にとっていかに水が重要か、人々が水を必要としたかを痛切に感じた出来事であった。これより改めて、水と暮らしのために社会に貢献することを決意したのである。水の供給元は各地方自治体が管理している水道局である。しかし実際、メーターから給水栓までの水の管理は家の持ち主の責任である。メーターから給水栓までの水道の配管は様々なメーカーの資材でつながっている。当社はライフラインである水の最終出口を扱っているが、水への安心を突き詰めて考えるならば、メーターから給水栓までのトータルな管理をすべきではないだろうかという考えに至った。それが「アクアワークス」の始まりであった。コンセプトは「人」「環境」「デザイニング」。それぞれのコンセプトのもと「住まう人が誰でも快適に安心して使う水を安定的に供給しよう」というシステムである。今後も人々の暮らしに潤いを与え、快適な暮らしを支えるために新しい技術、新しい価値の創造に挑戦していきたい。 会社創立50周年を迎えるにあたり記念として、平成15年、本社の新社屋建設工事が始まった。昭和43年に本社を建設して以来、37年間の歴史を刻んできた旧社屋の隣に、その新しい社屋が完成したのは平成16年。 昭和29年創立以来50年、常に人の暮らしと水の既成の枠にとらわれない、より良い関係を創り出そうと走り続けてきたSAN―EI。次世代に向けての挑戦はこれからも止まることなく続いていく。「人類ある限り水は必要である」のだから。 (おわり) 新会長に伊藤照之氏(伊藤信産業) 第4回中部NaITO会総会 好景気の中手綱を引き締めて 中部NaITO会(会長=鬼頭宏治氏、丸政社長)は6月10日午後5時30分より、中村区名駅“ホテルキャッスルプラザ”にて「第4回中部NaITO会総会」を開催した。 開会の挨拶において鬼頭会長が「あっという間の3年間であった。ご存知の通り、NaITO第54期は予想以上の業績を上げ、これも皆さんの協力のおかげ。この会も日を重ねるごとに盛大に成る様に願う。新しい会長を迎え、気分を一新して良い節目としたい」と述べ、次の会長への大きな期待を寄せた。 続いてNaITO社長である鈴木氏が壇上に立ち、「おかげさまで第54期は売上395億8,000万円、純利益は約12億円に達した。多方面より良くなったとの声も頂いているが、本当に良かったのか、もっと良くなるのではないかと疑心暗鬼。しかし、ここは素直に良かったと思い込もうと考えている。再スタートが上手くいった理由としては、メーカー始め多くの方々の協力、景気に恵まれた点、人員削減後も残ってくれた社員の情熱と団結力にあると思う。今年もスタートして3ヶ月。売上440億、当期利益で13億を目指している。今日の記者会見で控えめではとの声もあったが、絶対にクリアーしたい数字と考え、あえて設定した」と挨拶し、切削工具を中心に盛り上げていく事やインターネットによる受注の整備、名古屋営業所の移転等、新たな方針を提示した。 議案審議では、全議案を原案通り承認可決。役員改選においては、新会長に伊藤照之氏(伊藤信産業会長)が選出された。 【議案審議】 ▼第1号議案=第3期事業報告 ▼第2号議案=第3期会計報告並びに会計監査報告 ▼第3号議案=第4期事業計画(案) ▼第4号議案=第4期予算(案) ▼第5号議案=役員改選 新会長挨拶として伊藤氏は「フォローの風、勢いのある会社にNaITOはなったと思う。何かとお世話になっているので、何とか頑張って頂きたい。この3年の間、NaITOのドラマにおいて良い変化が起きている。この会に入って良かったなぁと言われる会社になって欲しい。常々中部は好景気と呼ばれるが、その中で手綱を引き締めていかなければいけないと思っている」と述べた。 また賛助会員を代表して、タンガロイ中部支店長の堀氏は「冒頭で鈴木社長の力強い挨拶を聞き、非常に嬉しい。確実な目標から進まれる点は現場まで届いている。この着実な一歩一歩が成功へと導いているのだと思う。我々メーカーも拡販のために努力を惜しまない」とバックアップを約束した。 閉会においては、三賀社長の杉浦氏が挨拶を述べ、その中で「新生NaITOを皆さんの協力によって頑張っていきたい。一歩一歩階段を進んでいくという言葉に喜びを感じている。三位一体となったこの会を盛り上げていこうと思う」と締めくくり、会を終了した。 韓国の拠点を新設 アネスト岩田世紀業務開始 アネスト岩田(本社=神奈川県横浜市、社長=森本潔氏)は、韓国市場における自社製品製造・販売の拠点として、仁川廣域市西区佳左洞に新会社を設立し、2005年6月1日より業務を開始した。 同社は以前、韓国市場にコンプレッサ・塗装機器・塗装設備販売拠点としての販売店を有してしたが、製造拠点はなく、特にコンプレッサは韓国国内メーカーにコア部品を供給するだけの活動をしていた。 今回新設した新会社「アネスト岩田世紀株式会社」では、韓国国内だけでなく中国東北部にもオイルフリーコンプレッサを供給し、アフターサービス業務、圧縮機器の周辺付帯装置のエンジニアリング業務を含めた韓国市場攻略における、中心的役割を果たす構え。 【新会社概要】 ○名称/アネスト岩田世紀株式会社 ○資本金/1,000,000千ウォン ○出資比率/アネスト岩田51%、世紀貿易49% ○役員/代表取締役=森本潔氏(アネスト岩田代表取締役社長)、取締役=飯田紀之氏(アネスト岩田取締役圧縮機部長)、監査役=滝田英行氏(アネスト岩田取締役経営管理部長) 代表取締役=金徳吉氏(世紀貿易)、取締役=金斗星氏(世紀貿易) ○住所/仁川廣域佳左洞148-6 TEL十821(0)32-578-0330 新本社ビルが完成 サカイ ロゴマークも一新 サカイ(本社=東京都港区、社長=酒井基和氏)は、新本社ビルを完成し3月22日より業務を開始した。 新本社ビルでは各納入メーカーに対して迅速に対応できる様、納入車庫を設備。業務の改善とサービス向上を目指す。 また本社ビル完成と同時にロゴマークも一新した。 【本社ビル概要】 ▽鉄筋コンクリート7階建。納入用車庫・配送用倉庫(1階)、事務所(2階)、倉庫・会議室(3階)、倉庫(4〜7階)。 ▽土地155坪、建坪130坪で、総建坪910坪。 ▽新住所=〒108-0014 東京都港区芝4-4-14、TEL03-3455-3136、FAX03-3455-3180。 ねじ切り施削用MTTシリーズに 3次元ブレーカ付M級インサート追加 三菱マテリアルツールズ切削処理性大幅にアップ 三菱マテリアルツールズ(本社=東京都墨田区横網一丁目、社長=高田修氏)は、三菱マテリアルが製造する、ねじ切り旋削工具MMTシリーズに「三次元ブレーカ付M級インサート」を計14アイテム新規追加した。 同社は前面研削型インサートを極めて高い耐摩耗性を誇るミラクルコーティングVP10OMFとの組み合わせで商品化。高精度・長寿命の面で市場から高い評価を得ている。 しかしねじ切り旋削においては、複数の切れ込みを与えながら所定のフォームを形成するため、切削厚みが薄くなり切屑は特に伸びやすくなるという問題があった。 今回、この問題に対応すべく切屑排出性能を大幅に向上させ、且つ全面研削型に近い切れ味を持つ、M級インサートを開発した。 【製品特長】 ▽独自のチップブレーカ形状により、特に切屑が伸びやすくワークに絡まる事が多い、ラジアルインフィールドの後半パスの切屑を確実にコントロールし、切屑によるトラブルを解消。 ▽同社独自の製造方法により、従来M級インサートでは困難であったシャープな切れ刃を実現し、不完全ねじ部のバリを抑制。 ▽汎用性の高い超微粒超高合金TF15とミラクルVPコーティングVP15TFとの組み合わせで、耐磨耗性と耐欠損性をバランス良く両立させ、幅広いねじ切り旋削に対応する。 ▽ねじ記号をインサート上面に型押で刻印し、インサート型番を容易に認識することが可能。 ▽発売開始時期6月15日 ▽販売目標/4億5,000万円 来春段取り時間自動盤加工のを半減 OSクイックウェッジ サンドビック 1本のスクリューで楽々操作 サンドビック・コロマント事業部(本社=神戸市西区室谷)は自動旋盤加工における、段取り時間を半減する新システム「CSクイックウェッジ」をシチズン精機と共同開発した。 サンドビックはコロマントキャプトに代表される様に、機械と工具の性能をフルに発揮させるために、インターフェースの重要性に他社に先駆けて注目してきた。 同製品は、限られた小ス ペースにおいて工具剛性や精度を犠牲にすることなく、自動旋盤の工具交換時間を大幅に削減でき、汎用性と即効性を兼ね備えた画期的なアイテム。掲載あたっては大幅な投資や改造不要、機械はそのままにウェッジを交換するだけ。7月より売り出しを予定している(ウェッジ2個と専用ショートバイト及びストッパーをセット化)。 【製品特長】 ▽CSクイックウェッジはシチズン精機のシンコムシリーズ専用のクサビ。別売りのショートバイト及びストッパーと共に使用することで、クサビとバイトをそれぞれに分割。一本のスクリュー操作でバイトの着脱を可能に。 ▽CSクイックウェッジはスクリューを緩めることによって自動的にウェッジ本体を持ち上げる構造により、押し込みスクリュー等でクサビを外す手間がかからない。 さらにスクリューを緩め、クサビが効いていない状態でも内蔵されたスプリングがツールポストにおいてバイトをしっかり保持してくれるため、作業性が向上。機内にバイトを落とす等のちょっとしたミスを回避する事が可能。 平成16年度環境装置受注 対前年度比4.0%減に 4年連続で下回る 日本産業工業会が5五月に発表した平成16年度の環境装置受注額は、対前年度比4.0%減の7,664億円と4年連続で前年度実績を下回った。 主力の官公需向けは、ごみ処理装置が大幅に減少したことから前年度実績を下回った。また民需のうち、非製造業向けは、ごみ処理装置の増加により前年度実績を上回ったが、製造業向けの殆どの装置が減少したことから民需全体では前年度実績を大きく下回った。一方外需は、大気汚染防止装置が増加し、前年度実績を上回った。 需要部門別 受注状況 ●民需製造業/化学、非鉄金属向けを除く全ての需要部門で前年度を下回り、特に石油石炭向け重・軽油脱硫装置、パルプ・紙、石油化学向け事業系廃棄物処理装置、機械向け産業廃水処理装置、その他製造業向け都市ごみ処理装置、事業系廃棄物処理装置が大幅減したことから、対前年度比37.9%減の627億円となった。 ●民需非製造業/電力向けが集塵装置や排煙脱硫装置、産業廃水処理装置の減少により前年度を下回ったが、その他非製造業向けの都市ごみ処理装置、事業系廃棄物処理装置が大幅増したことから、対前年度比53.7%増の611億円となった。 ●官公需/地方自治体向けし尿処理装置や都市ごみ処理装置、その他官公需向け汚泥処理装置が大幅増したが、その他官公需向け事業系廃棄物処理装置、事業系廃棄物処理装置が大幅増したことから、対前年度比53.7%増の611億円となった。 ●官公需/地方自治体向けし尿処理装置や都市ごみ処理装置、その他官公需向け汚泥処理装置が大幅増したが、その他官公需向け事業系廃棄物処理装置が昨年度にPCB処理設備を複数受注した反動から大幅減し、更に地方自治体向け下水汚水処理設備も前年度を大きく下回り、対前年度比3.2%減の5,927億円となった。 ●外需/下水汚水処理装置や都市ごみ処理装置では減少したが、排煙脱硫装置や排煙脱硝装置の大型設備を複数受注したことから、大気汚染防止装置が大幅増し、対前年度比10.4%増の498億円となった。 各種装置別 受注状況 ●大気汚染防止装置/排煙脱硫装置と、排煙脱硝装置が海外向けで大幅増したが、重・軽油脱硫装置が石油石炭向けで大幅減したことに加え、集塵装置が鉄鋼、機械、その他製造業、電力、海外向けで減少し、また排ガス処理装置もパルプ・紙、化学、その他製造業、官公需向けで減少したことから、対前年度比7.3%減の764億円となった。 ●水質汚濁阻止装置/し尿処理装置、汚泥処理装置、関連機器が官公需向けで増加したが、下水汚水処理装置が官公需と海外向けで大幅減し、更に産業廃水処理装置も食品、機械、その他製造業、電力向けで減少したことから、対前年度比4.0%減の3,674億円となった。 ●ごみ処理装置/都市ごみ処理装置が4年ぶりに前年度実績を上回ったが、事業系廃棄物処理装置と関連機器が減少し、特に事業系廃棄物処理装置が食品やパルプ・紙、石油化学、その他製造業等の製造業向けと官公需向けで大幅減したことから、対前年度比3.1%減の3,204億円となった。 ●騒音振動防止装置/振動防止装置が製造業、非製造業向けで増加し、関連機器も官公需向けで増加したことから、対前年度比4.8%増の20億円となった。 社員育成事業・全国大会に協力 人材育成と交流をテーマに 愛機工青年部平成17年度通常総会 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏、山下機械社長)青年部(部長=水谷隆彦氏、ミズタニ機販社長)は、6月3日に「平成17年度通常総会」を中区“東京第一ホテル錦”において開催した。 総会には52社中40社が出席。総会の始めに水谷部長が「中部地区は活況の中にあるが、景気への継続を祈る気持ちと同時に二極化への不安感を持っている。こうした中、青年部としては、恥ずかしくない人材育成に努めるつもり。昨年よりスタートした社員育成事業も内容を充実しており7月のMG研修などへ協力をして頂きたいと考えている。キャンプ、全国大会などイベントも行っていくが、青年部としては何より人材育成と交流をテーマに頑張って進んで行きたい」と挨拶し、最後に来年行われる、組合全国大会への協力も青年部として全面的に行うと述べた。 続いて来賓祝辞として服部福利厚生部長(服部商会社長)が挨拶に立ち、「皆さんの協力のおかげで、福利厚生における野球大会も今月11日で一巡する。このまま、順調にいけば7、8月にも優勝戦になると思う。また来年の組合の全国大会の協力もお願いしたい」と述べた。 審議では全て原案通り承認可決された。審議された議案は次の通り。 ▼第1号議案@=平成16年度事業報告 ▼第1号議案A=平成16年度青年部費収支決算報告 ▼第1号議案B=平成16年度青年部会費収支決算報告並びに監査報告 ▼第2号議案@=平成17年度事業計画案 ▼第2号議案A=平成17年度収支予算案 ▼第3号議案=平成17年度青年部会費徴収方法案 ▼第4号議案=任期満了に伴う役員改選 ▼第5号議案=その他の件 総会終了後は、懇親会へと移行し、退部者への記念品贈答や新入部員の自己紹介等が行われ、テーマ通り交流を深めた。 愛・地球博を見学 役員改選で全役員再選 中部桃友会「第19回総会」を開催 中部桃友会(会長=山田康博氏・山彦社長、ベンと特約店の集い)では、6月13日午後4時より、名古屋市中区栄の“名古屋東急ホテル”において「第19回総会」を開催し、平成16年度事業報告並びに決算報告、平成17年度事業計画並びに予算案を審議し、いずれも承認可決する一方、任期満了による役員改選では全役員を再選した。総会終了後は懇親会を行い互いに親睦を深め、翌14日は愛・地球博を見学した。 恒例の提案者表彰を行う 新製品の説明会も実施 総会は、ベン名古屋営業所の木下所長が司会進行を務め、開会の辞を述べて開会。 次いで出席者の紹介のあと、会長挨拶に臨んだ山田会長は、遠路のところを出席して頂いた会員にお礼を述べる一方、「人が集まるところには繁栄があると言われております。名古屋は万博で大変賑やかになっていますが、私達の業界は万博が始まると同時に休憩に入ってしまったと言う印象を受けています。私達の業界は会場を作り上げるまでの業界だと言われる方もおり、秋になって万博が終わると同時に又昔のように回復してくると言う楽観的な見方もあります。たぶんこれは何の根拠もない希望的観測だと思います。しかし今のままでは元気も出ませんから、希望的観測でもよいから、回復してもらいたいと思っています」と、結んだ。 引き続いて山田会長を議長に選出して各議案審議に移った。 ▽第1号議案=平成16年度事業報告承認の件 ▽第2号議案=平成16年度決算報告並びに監査報告承認の件 以上の議案を一括上程し事務局の木下所長が報告、監査報告を会計監査の柳瀬末廣氏(大成工機商会社長)が行い原案通り承認可決された。 ▽第三号議案=役員改選の件 ベンの深澤社長より推薦された役員名簿が上程され、満場異議無く全役員の再選を承認可決した。 再選された山田会長より「来年は二十回を迎えますので、皆様にお応えできるような企画を考えてまいります」と、所信を述べた。 【新役員】 ○会長=山田康博氏(山彦) ○幹事=一色泰司氏(一色機材)、田中邦洋氏(五光商会)、峰澤彰宏氏(峰澤鋼機) ○会計監査=柳瀬末廣氏(大成工機商会) ▽第4号議案=平成17年度事業計画案承認の件 ▽第5号議案=平成17年度収支予算案承認の件 これも木下所長より一括上程され、原案通り承認可決した。 ▽第6号議案=その他の件では、恒例の提案者表彰が行われ、延べ22件の提案事項(採用3件・類似提案19件)が発表されそれぞれ表彰された。 以上で総会を終了し、メーカーを代表してベンの深澤社長が挨拶を述べ日頃の拡販に対してのお礼を述べる一方、「鉄鋼・食品・自動車・IT関連工場設備物件の確保と建築設備における東京都の集合住宅用水道メータユニットの採用および新製品等の拡販や、価格改正の浸透によりまして増収増益となりました。之も皆様方のご支援ご協力の賜と感謝致します。今年度は国内景気が踊り場に差し掛かり、昨年ほどの景気は望めないと想われます。特に公共投資の連続圧縮もあり、更なる競争激化が予想されますが、引き続き創業以来の流通の皆様を通じての「製販協調」の理念の下、皆様方のお力を頂きながら、新商品の拡販強化を図るとともに、魅力ある新商品の開発、品質の向上、コスト競争力の強化に向けて全力で取り組みたいと存じます」と、所信を述べた。 引き続いて、メーカー資料の説明会に入り、経営資料の概要がベン菊池副本部長より説明され、次いで新製品(▽大口径T型ストレーナ▽ステンレス製T型ストレーナ▽JRGミキシングバルブ▽通気弁・排水用正圧緩和器▽排水用トラップ注水弁▽メーターユニット)の紹介が木下所長より行われたあと、席を移して懇親会に臨み、柳瀬会計監査の乾杯音頭で懇親会に臨み互いに時間の経つのも忘れて歓談に興じ、一色幹事の万歳三唱で盛宴の内に総会の全日程を終了した。 翌日は、ホテルを午前8時30分に出発して「愛・地球博」を見学した。 愛知万博は、ドイツハノーバー万博以来5年振り、70年の大阪万博から数えて5度目の万博。“自然の叡智”をメインテーマに120ヶ国の文化や最新技術、そして豊かな自然の恵みにふれることができる自然との共生を掲げた「自然とつながる感性を取り戻そう」とのコンセプトが随所に表現されていた。一万年の永久凍土から発掘された冷凍マンモスの標本は保存状態も良く、体毛の一本一本も具に見て取れた。人気企業パビリオンは何処も長蛇の列ができ、中には2時間待ちも、ロボット演出が多いパビリオンの中にあって、日本人の「知恵・技・こころ」を33人の演者による劇的ライブシアターで表現する、瀬戸日本館などは一見の価値があると思ったが、瀬戸会場に足を伸ばす来場者の少なさには非常に残念な思いがした。 OKAYA335ツアーに参加して 終 旭工機株式会社取締役会長闇雲明男 6月11日(金)曇時々小雨 午前中、ヘルシンキ市内観光は港に近いマーケットホール。 青空マーケットの方が楽しそうであるが雨が強くなってきたので屋外は休業のようである。 食品専門でバルト海の魚介類が多く配置されているようだが勿論、乳製品を始めとした畜産品もある。清潔で品数も多いが老若男女とも共稼ぎが普通のこの国では金曜の朝で客足は少ない。 消費税は内税で22%価格は高い。 ロシア正教会の影響を受けたフィンランド正教会のウスペンスキ正教会はフィンランドがロシアの統治下にあった頃に建てられたものであろう外部も内部もサンクト。ペテルブルグで見てきたのと変わらない重厚さを持っているが独立してからは信者の数はフィンランド人口の1.5%と少ない。信者から寄進された身の回りに着けていただろう宝石類が展示されている。 プロテスタントのヘルシンキ大聖堂はヘルシンキ大学に隣接している。 大聖堂前広場でアレクサンドル三世像を背景に記念撮影をする。 フィンランドでロシア皇帝の銅像は珍しいが彼は統治下にあったフィンランドに自治を認めたから独立してからもフィンランドの人々に好感を持たれているらしい。 二つの教会を見物し、ガイドの説明を聞いているうちにスエーデンに650年、帝政ロシアに100年統治された歴史を持つことから、北欧とロシアの交差点と言われるフィンランドがいくらか理解出来るようになった。 買い物に百貨店ストックマンに立ち寄る。 物価は日本と変わらない印象を受けた。 アイスクリームがうまいと聴いていたがこれも日本と変わらない。 フィンランド第二の古都ポルボーに向かう。 ヘルシンキから北東に52q道路事情が良いので40分ほどで着く。 ポルボー川の川面に映る赤レンガ倉庫、高台に位置する大聖堂、この間を歩いて散策する。 入り組んだ石畳の路地、淡い色調の木造家屋、短い夏を精一杯楽しむかのように窓下に咲く赤い花、タイムスリップしたような街である。 この街はムーミンの作者トーブエ。ヤンソンをはじめ多くの詩人や芸術家に愛されてきたのであろう。大聖堂内では子供たちによる宗教儀式が行われていた。 このポルボー大聖堂は十五世紀初めに建てられた由緒ある教会で1809年にはロシア大公国としての最初の議会がここに置かれ、フィンランド自治認可の演説が皇帝によって行われた。 私たちが散策した町並みは旧市街で観光用に保存されているのであろう。ポルボー歴史博物館は旧市庁舎を利用している。 バスヘの帰途、人だかりがしているので覗いて見たら狭い間口の奥はお菓子屋でパン生地に甘そうなりんごジャムがかかっているのを観光客が買っている。 ガイドに訊ねるとルーネベリ。タルトだと言う。お土産用の名物菓子である。 ルーネベリは後にフィンランド国歌となる“我が祖国”を詠んだ詩人(1804〜1877)でポルボーに住みこのタルトを好み、毎朝、食べていた。 ヘルシンキに戻り今度のたびでは最後の昼食。 手入れの行き届いた広い前庭のある白亜の建物は一部3階で内部のインテリアも重厚感がある。 壁には幼い子供の絵が多い。ロシア皇帝の肖像画もある。ガイドの説明によると現在、帝位継承者として最有力とされるニコライ。ロマノフ公の館であったのをレストランとなった。どうも人手にわたっているらしい。 現在生存しているロマノフ一族で1797年に制定された帝位継承法の基準を満たす者はいないが、一族の男子は望むなら帝位を請求することが出来る。 もっとも有力なのがニコライ。ロマノフ公である。1922年産まれの公は、ニコライ一世の第三子ニコライ(最高司令官1929年没)を曽祖父にもつニコライ一世の直系の男子である。 厳密な意味で帝位継承法を満たす者がいないというのは同法による帝位は王族に継承資格のある男子がいるときは、男子が継ぐことと定められ、さらにその資格者は現皇帝から結婚の許可を得なければならないという条項があるからだ。最期の皇帝ニコライ二世は1918年に処刑されているから不可能なことである。他にもいまだ帝位を求めるロマノフ一族がいる。しかしながら、ロシア国民が帝政の復活を望まない以上、これは机上の空論である。 数々のロマンあふれる歴史の後をたどり、旅は終わった。 現地時間17時20分ヘルシンキ空港を飛び立つ。機内は帰りも満席。 日本人、とくに女性が多い。私の座席の隣は20歳後半と見られる女性の2人連れ。 北欧四カ国を回り、広島へ帰る。 OLたちで普段まじめに働いて貯金が出来ると海外旅行に費やす。 13回目だ。 事前に良く調べての観光と買い物らしいが歴史や社会環境には興味を持っていないのはもったいない。 9時間20分の飛行時間で関西空港には日本時間午前8時40分に到着。 名古屋へ帰る皆さんと別れ、重いスーツケースは託送し橋本ご夫妻と近鉄経由で昼過ぎには津に到着。 お疲れ様でした。 (おわり) 目標金額を大きく上回る 115億超の売上を記録 山 善05中部どてらい市大盛況 山善名古屋営業本部(名古屋市熱田区白鳥2-10-10、名古屋営業本部長=寺坂充生氏)の「2005中部どてらい市」が6月4日〜6日の3日間に亘り、参加主催店90社、メーカー280社が出展して名古屋市港区金城埠頭のポートメッセなごやで行なわれた。工作機械、産業機器、機械工具、住設建材などが一堂に展示されるこの中部どてらい市は今年で30回目を迎え、多彩な記念イベントも企画され、順調な経済状況の中、関係者の期待を集めての開催となった。 開催初日の4日は、開場に先立ち午前9時30分より開会式が行われ、冒頭、事務局長の森園山善名古屋営業本部副本部長が「主催店様90社、出品メーカー様280社のご参加を得まして、売上目標95億、動員目標15,000名で取り組んでまいりました。只今より、2005中部どてらい市の開会を宣言致します。3日間宜しくお願い致します」と開会宣言。 主催店を代表して羽賀東陽社長より「私共流通業者がいかなる役割を果たし、メーカー様とお客様との間にどのような機能を持っているかということが、この好景気の今ほど問われることはございません。我々が存在することが、果たしてこの消費者のため、あるいはお客様の業界のためにプラスになるのであろうか、あるいはむしろコスト増の要因になっているのではないかと、厳しい目でお客様に選択を受けております。私共はここで自分の機能を徹底的に見直し、力一杯努力していく必要があるのではないかと思っております。一方、供給の面を見てみますと、中国のバブル的な需要により鉄鉱石の値段の倍増やコークスの値段の倍増、あるいは石油製品の値上がりと、値上がり要素が目白押しです。これに対して私共はいかに対応するか。お客様は世界的な大競争、仕入原価は上がってくる。これをどう解決するかということにも、今我々の役割が問われております。一つには、私ここ1年来数100社の仕入先から値上げの要請がまいっております。それを見ますと、はなはだ申し訳ないが、単に原材料が上ったから、諸般の事情によりとA4の紙に書かれてあるだけで、これではお客様を説得できません。我々の努力でこれだけやるけれども、お客様にもこれだけ持っていただきたいと、是非メーカー様には説得性のある値上げの資料を出していただいて、値上げの場に臨んでいただきたいと思います。非常にお客様の目は厳しいです。世界ナンバーワンのトヨタさんは、過去は乾いたタオルを絞るというぐらいの厳しい合理化を行い、CCC21で30%のコストダウンと、絶えず行っている。私共のところでも年間、主要なお客様からの合理化要請は数億円に上ります。流通業者の数億円というのは大変なことでございます。我々も必死になってお客様の要望に対して努力しております。そういうことこそ、我々がお客様に対して発言力を持ちメーカー様の商品を売らせていただけるという、流通業者としての努力ではないかと思っております。今後とも精一杯、製販両方でお客様に対して良い商品を供給していきたいと思います。その意味でこの第30回を迎えた中部どてらい市は、私共流通業者の心意気、メーカー様の良い商品をお客様に見てもらい理解していただく絶好の機会ではないかと思います。是非、我々製販一緒になり、このどてらい市を成功裡に終わらせたいと思います。どうぞ皆さん宜しくお願い致します」と挨拶が行われた。 続いて、出品メーカーを代表して柏オークマ社長が「3日間、皆様方と共に我々280社のメーカーは協力しながら目標達成のために実りあるどてらい市にしてまいりたいと思っております。全体的な景気の勢いにのって、各メーカーの知恵と創意を大いに発揮しながら世界のモノづくり大国として更に伸びてまいりたいと思います。この時期に中部どてらい市が開催されますことは本当に時期を得たものでございまして、大いに成果を挙げてまいりたいと思う次第でございます。山善様を中心と致しまして、是非とも日頃の技術を十分に発揮していただき、来ていただくお客様にPRをして収穫を挙げてまいりたいと思っております。動員数15,000名、成約目標が95億円と伺っております。わざわざ95億円という数字を出されたのは意味があるのでございますが、是非とも100億円を乗り越えてまいりたいと思います」と意気込みを語った。 さらに、事務局本部を代表して吉居山善社長が「主催店様、メーカー様におかれましては2ヶ月間に及ぶ事前のPRを積極的に行っていただいております。目標にいかに挑戦しそれを突破して、どれだけやれるかという挑戦の場と思います。出品メーカー様におかれましては、2日間に亘って出品、設営を行っていただいております。この場所を正に利用させていただいて、来られるお客様一人ひとりに真心を込めて新しい商品をPRし、丁寧に商談をする。そして受注に結び付けて、お客様にも喜んでいただくというように持っていっていただく。景況の方は申すまでも無くまだまだ上向いております。そういうことで、やればやっただけ結果の出る状況ではないかと思います。特にこの中部地区、実体経済は日本一素晴らしい地域だと思います。この3日間を悔いのないように、我々事務局社員も全力で取り組んでまいります。そして合わせて数字にこだわってまいりたいと思いますので、主催店様、出品メーカー様におかれましては、自分の目標を先ず達成していただくということに執念を燃やしていただきますよう宜しくお願い致します」と力強く挨拶した。 その後「必勝スローガン」の唱和、主催店・メーカー代表者によるテープカットと鏡開きが行われ、開場した。 初日のこの日は天気の良さもあり、朝から多くの入場者が詰めかけ賑わいを見せた。また早い時間から高額の注文が続々と行われ、幸先の良いスタートを切っていた。 最終結果は、目標の95億円を大きく上回る115億円を売り上げ、来場者も15,000名を突破し成功裡に終了した。 平成17年7月10日2208号 中部経産局管内 最近の地域総合経済動向 中部経済産業局では管内(愛知、三重、岐阜、富山、石川の五県)における、5月の総合経済動向を6月10日に発表した。生産は、横ばい傾向となっている。個人消費は、一部に持ち直しの動きがみられる。設備投資は、着実に回復している。雇用情勢は、引き続き改善傾向にある。このように、管内の経済活動は、一部に弱い動きがみられるものの改善が続いている。 ポイント (1)生産は、自動車が高水準で推移し、電子部品・デバイスの一部で持ち直しの動きがみられつつあるなど、全体では横ばい傾向となっている。 (2)個人消費は、一部の家電販売が好調など、一部に持ち直しの動きがみられる。 (3)設備投資は、自動車関連で積極的な姿勢が継続している。雇用情勢は、完全失業率、有効求人倍率ともに全国でも良好な水準にある。 (4)先行きについては、生産は、自動車、金属工作機械などを中心に、当面、高水準で推移すると見込まれる。また、原材料・為替の動向、国際情勢などは引き続き懸念事項であり、今後の動向を十分注視していく必要がある。 【自動車】 自動車の生産は、高水準で推移している。 完成車は、国内向けが引き続き堅調に推移しているとともに、海外向けが北米向けなどを中心とした旺盛な需要により引き続き好調であることから、高水準で推移している。 自動車部品は、国内完成車向けが高水準で推移しているとともに、国内メーカーの海外現地工場や海外メーカー向けの輸出も高水準で推移している。 【金属工作機械】 一般機械の生産は、ゆるやかな上昇傾向となっている。 金属工作機械は、国内向け、海外向けともに一般機械、自動車関連を中心に拡大傾向で推移している。 主要九社の受注状況をみると、国内受注は14カ月連続して前年を上回るとともに、海外受注は32カ月連続して前年を上回り、全体では31カ月連続して前年を上回っている。 【電気機械】 電気機械の生産は、高水準となっている。 電動機は、自動車向けを中心に堅調に推移している。 制御機器は、自動車向けを中心とした設備投資関連向けが高水準となっており、海外向け半導体関連にも持ち直しの兆しがみられる。 【情報通信機器】 情報通信機器の生産は、高水準で推移している。 テレビは、薄型テレビが国内外の需要動向をうけ、高水準で推移している。 デジタルカメラは、北米向けを中心に高水準で推移している。 【ファインセラミックス】 ファインセラミックスの生産は、堅調となっている。 ICパッケージは、演算処理装置向けなどで、持ち直しの動きがみられる。 触媒担体、ガスセンサ素子は、自動車向けが世界的に環境意識の高まりから、国内向け海外向けともに高水準で推移している。 【金属製品】 金属製品の生産は、低調に推移している。 アルミニウム建材は、ビル向けに弱い動きがみられ、低調に推移している。 ガス機器は、高付加価値製品に動きがみられるものの、単体普及品を中心に弱い動きが続いていることから、低調に推移している。 【化学】 化学の生産は、高水準となっている。 自動車関連向けが高水準となっているなど、全体としては高水準で横ばいとなっている。 【繊維・陶磁器】 繊維・陶磁器の生産は、総じて低調に推移している。 繊維は、合繊長繊維織物、毛織物とも、消費の低迷や中国等からの輸入品に押され低調に推移している。 陶磁器は、タイルではモザイクタイルに動きがみられるものの、全体では依然弱く、また飲食器では、安価な輸入品に押され低迷していることから、ともに引き続き低調となっている。 【電子部品・デバイス】 電子部品・デバイスの生産は、高水準で推移している。 記憶素子(メモリ等)は、携帯音楽機器用メモリカード向け需要が伸びており、持ち直している。 論理素子(マイコン等)は、横ばいで推移している。 液晶素子は、テレビなど情報通信機器向けを中心に、高水準で推移している。 【普通鋼鋼材】 鉄鋼の生産は、高水準で推移している。 鋼板は、自動車向けが高水準で推移し、造船・産業機械向けが好調に推移している。 棒鋼は、低調に推移しているものの、民間建築向けに動きがみられる。 特殊鋼鋼材は、自動車関連向けを中心に好調に推移している。 【個人消費】 個人消費は、一部に持ち直しの動きがみられる。 大型小売店販売額は、18カ月連続で前年を下回った。 コンビニエンスストア販売額は、2カ月連続で前年を上回った。 乗用車販売は、小型車を中心に底堅く推移している。 家電販売は、薄型テレビ、DVD等デジタル家電が引き続き好調を維持している。 【民間設 備投資】 設備投資は、着実に回復している。 半導体素子・液晶素子関連で大型の能力増強投資が進捗していることに加え、自動車関連で積極的な姿勢が継続しているなど、幅広い業種で投資を増加する動きがみられる。 また、4月の管内主要9社の金属工作機械受注(国内向け)をみると、自動車向け、一般機械向けを中心に、14カ月連続で前年を上回った。 【公共投資】 公共投資は、低調に推移している。 公共投資は、地方公共団体で抑制基調が続くなど、低調に推移している。 4月の公共工事請負金額をみると、国・公団などで前年を下回り、全体では前年を下回った。 【住宅建設】 住宅建設は、概ね横ばいで推移している。 4月の新設住宅着工戸数をみると、分譲住宅、貸家が前年を上回り、全体では3カ月ぶりに前年を上回った。 【輸出】 輸出通関額(円ベース)は、3カ月連続で前年を上回った。 名古屋税関管内の輸出通関額(円ベース)は、3カ月連続で前年を上回った。品目別でみると、「自動車」「金属工作機械」などが前年を上回った。主要地域(国)別でみると、アジア向けは37カ月連続で、米国向け、EU向けは3カ月連続で前年を上回った。 【雇用情勢】 雇用情勢は、引き続き改善傾向にある。 新規求人数は、製造業、医療・福祉、卸売・小売業、運輸業、飲食店・宿泊業をはじめ幅広い業種で増加している。有効求人倍率は、引き続き高い水準にある。完全失業室は、着実に改善している。 【企業倒産】 企業倒産は、減少傾向にある。 企業倒産は、減少傾向にあるものの、今後の動向については引き続き注視する必要がある。 デュアルコンパクトミラー最優秀賞 大阪デザインセンター 6月期グッドデザイン商品 大阪デザインセンター(理事長=坂下清氏)は、住・環境デザイン部門における6月期グッドデザイン商品3点を選定した。最優秀賞には、株式会社ヤマムラの「デュアルコンパクトミラー」が選ばれた。 【最優秀賞】 「デュアルコンパクトミラー/YDL―600」(株式会社ヤマムラ) ◎本体フレームは一体成型。レンズ効果を持たせ開けば普通の鏡、閉じれば拡大鏡の二機能を持つ。 ◎拡大レンズの一体フレームには、透明度・強度の高いアクリル樹脂を使用。 【優秀賞】 「リング型めくり〈メクリン〉/メク―20・21・22」(コクヨS&T株式会社) 「フィッシング専用サングラスSWANS WARRIOR―III」(山本光学株式会社) 平成17年7月10日2208号 中部経産局管内 最近の地域総合経済動向 中部経済産業局では管内(愛知、三重、岐阜、富山、石川の五県)における、5月の総合経済動向を6月10日に発表した。生産は、横ばい傾向となっている。個人消費は、一部に持ち直しの動きがみられる。設備投資は、着実に回復している。雇用情勢は、引き続き改善傾向にある。このように、管内の経済活動は、一部に弱い動きがみられるものの改善が続いている。 ポイント (1)生産は、自動車が高水準で推移し、電子部品・デバイスの一部で持ち直しの動きがみられつつあるなど、全体では横ばい傾向となっている。 (2)個人消費は、一部の家電販売が好調など、一部に持ち直しの動きがみられる。 (3)設備投資は、自動車関連で積極的な姿勢が継続している。雇用情勢は、完全失業率、有効求人倍率ともに全国でも良好な水準にある。 (4)先行きについては、生産は、自動車、金属工作機械などを中心に、当面、高水準で推移すると見込まれる。また、原材料・為替の動向、国際情勢などは引き続き懸念事項であり、今後の動向を十分注視していく必要がある。 【自動車】 自動車の生産は、高水準で推移している。 完成車は、国内向けが引き続き堅調に推移しているとともに、海外向けが北米向けなどを中心とした旺盛な需要により引き続き好調であることから、高水準で推移している。 自動車部品は、国内完成車向けが高水準で推移しているとともに、国内メーカーの海外現地工場や海外メーカー向けの輸出も高水準で推移している。 【金属工作機械】 一般機械の生産は、ゆるやかな上昇傾向となっている。 金属工作機械は、国内向け、海外向けともに一般機械、自動車関連を中心に拡大傾向で推移している。 主要九社の受注状況をみると、国内受注は14カ月連続して前年を上回るとともに、海外受注は32カ月連続して前年を上回り、全体では31カ月連続して前年を上回っている。 【電気機械】 電気機械の生産は、高水準となっている。 電動機は、自動車向けを中心に堅調に推移している。 制御機器は、自動車向けを中心とした設備投資関連向けが高水準となっており、海外向け半導体関連にも持ち直しの兆しがみられる。 【情報通信機器】 情報通信機器の生産は、高水準で推移している。 テレビは、薄型テレビが国内外の需要動向をうけ、高水準で推移している。 デジタルカメラは、北米向けを中心に高水準で推移している。 【ファインセラミックス】 ファインセラミックスの生産は、堅調となっている。 ICパッケージは、演算処理装置向けなどで、持ち直しの動きがみられる。 触媒担体、ガスセンサ素子は、自動車向けが世界的に環境意識の高まりから、国内向け海外向けともに高水準で推移している。 【金属製品】 金属製品の生産は、低調に推移している。 アルミニウム建材は、ビル向けに弱い動きがみられ、低調に推移している。 ガス機器は、高付加価値製品に動きがみられるものの、単体普及品を中心に弱い動きが続いていることから、低調に推移している。 【化学】 化学の生産は、高水準となっている。 自動車関連向けが高水準となっているなど、全体としては高水準で横ばいとなっている。 【繊維・陶磁器】 繊維・陶磁器の生産は、総じて低調に推移している。 繊維は、合繊長繊維織物、毛織物とも、消費の低迷や中国等からの輸入品に押され低調に推移している。 陶磁器は、タイルではモザイクタイルに動きがみられるものの、全体では依然弱く、また飲食器では、安価な輸入品に押され低迷していることから、ともに引き続き低調となっている。 【電子部品・デバイス】 電子部品・デバイスの生産は、高水準で推移している。 記憶素子(メモリ等)は、携帯音楽機器用メモリカード向け需要が伸びており、持ち直している。 論理素子(マイコン等)は、横ばいで推移している。 液晶素子は、テレビなど情報通信機器向けを中心に、高水準で推移している。 【普通鋼鋼材】 鉄鋼の生産は、高水準で推移している。 鋼板は、自動車向けが高水準で推移し、造船・産業機械向けが好調に推移している。 棒鋼は、低調に推移しているものの、民間建築向けに動きがみられる。 特殊鋼鋼材は、自動車関連向けを中心に好調に推移している。 【個人消費】 個人消費は、一部に持ち直しの動きがみられる。 大型小売店販売額は、18カ月連続で前年を下回った。 コンビニエンスストア販売額は、2カ月連続で前年を上回った。 乗用車販売は、小型車を中心に底堅く推移している。 家電販売は、薄型テレビ、DVD等デジタル家電が引き続き好調を維持している。 【民間設 備投資】 設備投資は、着実に回復している。 半導体素子・液晶素子関連で大型の能力増強投資が進捗していることに加え、自動車関連で積極的な姿勢が継続しているなど、幅広い業種で投資を増加する動きがみられる。 また、4月の管内主要9社の金属工作機械受注(国内向け)をみると、自動車向け、一般機械向けを中心に、14カ月連続で前年を上回った。 【公共投資】 公共投資は、低調に推移している。 公共投資は、地方公共団体で抑制基調が続くなど、低調に推移している。 4月の公共工事請負金額をみると、国・公団などで前年を下回り、全体では前年を下回った。 【住宅建設】 住宅建設は、概ね横ばいで推移している。 4月の新設住宅着工戸数をみると、分譲住宅、貸家が前年を上回り、全体では3カ月ぶりに前年を上回った。 【輸出】 輸出通関額(円ベース)は、3カ月連続で前年を上回った。 名古屋税関管内の輸出通関額(円ベース)は、3カ月連続で前年を上回った。品目別でみると、「自動車」「金属工作機械」などが前年を上回った。主要地域(国)別でみると、アジア向けは37カ月連続で、米国向け、EU向けは3カ月連続で前年を上回った。 【雇用情勢】 雇用情勢は、引き続き改善傾向にある。 新規求人数は、製造業、医療・福祉、卸売・小売業、運輸業、飲食店・宿泊業をはじめ幅広い業種で増加している。有効求人倍率は、引き続き高い水準にある。完全失業室は、着実に改善している。 【企業倒産】 企業倒産は、減少傾向にある。 企業倒産は、減少傾向にあるものの、今後の動向については引き続き注視する必要がある。 デュアルコンパクトミラー最優秀賞 大阪デザインセンター 6月期グッドデザイン商品 大阪デザインセンター(理事長=坂下清氏)は、住・環境デザイン部門における6月期グッドデザイン商品3点を選定した。最優秀賞には、株式会社ヤマムラの「デュアルコンパクトミラー」が選ばれた。 【最優秀賞】 「デュアルコンパクトミラー/YDL―600」(株式会社ヤマムラ) ◎本体フレームは一体成型。レンズ効果を持たせ開けば普通の鏡、閉じれば拡大鏡の二機能を持つ。 ◎拡大レンズの一体フレームには、透明度・強度の高いアクリル樹脂を使用。 【優秀賞】 「リング型めくり〈メクリン〉/メク―20・21・22」(コクヨS&T株式会社) 「フィッシング専用サングラスSWANS WARRIOR―III」(山本光学株式会社) 業界の健全化に意を尽くす 第43回通常総会開催 全国管工機材商連合会記念講演会も実施 全国管工機材商業連合会(会長=橋本政雄氏)では、6月16日午後2時より、東京駅前の鉄道会館ルビーホールにおいて「第43回通常総会」を開催し、連合会スローガンのもとに相互の親睦と協調により、共存共栄の実を図り、業界の健全化に意を尽くすことを確認した。 総会は、東京組合の浅野理事(浅野機材)の司会開会の辞で開会。 会長挨拶に臨んだ橋本会長は遠路各地より出席して頂いた会員諸氏に出席方のお礼を述べる一方、「今後の経済情勢については、景気は踊り場を抜けて期待ができるとの観測もあるが、個人消費の回復や輸出に影響を与える海外景気の持続性、原油価格高騰のリスク等予断を許さない状況で推移していくと思われる。とくに個人消費については、定率減税の縮小など税制改革の行方、年金・医療問題等の社会保障制度の将来に対する不安から、先行きも低迷が続くものと思われる。この様な情勢を踏まえ、当連合会では地区代表者会議を通じ、諸問題の解決に各地区専門部の開催、製販工懇談会の開催等、業界の結束強化につとめ、連合会スローガンをもとに共存共栄の実を図り、業界の健全化に意を尽くしてまいりたい」と、挨拶。 次いで議長団の選出では、司会者一任ということで、議長に安藤理事(大阪組合・安藤)、在田理事(愛知組合・在田商店)、村松理事(静岡組合・村松商店)を選出し議案審議に入った。 ▽第1号議案=平成16年度事業報告承認の件 ▽第2号議案=平成16年度決算関係書類承認の件 ▽第3号議案=平成17年度事業計画承認の件 ▽第4号議案=平成17年度収支予算決定の件 ▽第5号議案=役員改選報告の件 ▽第6号議案=各地区理事長報告の件 各地区それぞれ特色のある取り組みを行っており、中でも会員数の減少に歯止めを掛けるための方策に鋭意工夫を凝らしている現状と、東京組合の第37回展示会(8月4日〜6日)、大阪組合の第12回展示会(9月15日〜17日)開催のPRが行われた。 以上で総会を終え、引き続いて講演会に移り、「最近の国際情勢について」を演題に、杏林大学の田久保忠衛氏を招いての講演会を行った。 講演会後は、協賛会員も交えての懇親会も行われるなど、製販相互の親睦と協調を確認しあった。 【17年度事業計画】 1、連合会組織の拡充と業界の結束強化 2、各地区部会活動を基盤とする連合会部会活動の強化推進 3、環境問題に関する情報交換及び関係諸団体との協調 3、工・製・販協調のための懇談会等開催 5、情報通信の高度化に対応し、連合会ホームページの拡充及び地区組合インターネットへの助成 6、協賛会員の加入促進 7、機関紙「管機連」の発行 8、一斉休暇の実施 ・夏季一斉休暇(8月13日〜15日) ・年末年始一斉休暇(12月30日〜1月4日) 大連第2工場が完成 3拠点による最適生産体制目指す KVK 年間900万個生産体制へ KVK(岐阜市黒野308・社長=北村和弘氏)では、このほど建設を進めていた、中国大連市の大連北村閥門有限公司第二工場が完成し、5月21日に北村社長夫妻らが出席して竣工式が行われた。 新工場は、昨年10月に着工し、6月より水栓金具類の生産を開始しており、現行の第一工場とあわせて年間900万個の生産体制となる。 日本国内における価格競争の激化により厳しい状況が続いており、海外生産拠点の拡大により、さらなるコスト競争力の強化を図り、三拠点による最適生産体制を目指す。また、今後、現地での販売も視野に入れながら収益の改善を図る。 【第2工場の概要】 ▽所在地=大連市経済技術開発区臨港工業区77号区28号 ▽敷地面積=約5,000u ▽建物=鉄骨平屋造延床面積3,089u ▽設備投資総額=約3億4千万円(150万米ドルは本社からの増資、残りは自己資金) ▽生産工程¥外字(935a)機械加工・研磨・めっき・組立 ▽生産能力=年間300万個 ▽従業員数=約100名 これからの日本経済と今後の課題 愛機工熱田支部名古屋市民大学講座聴講 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏、山下機械社長)熱田支部(支部長=水谷隆彦氏、ミズタニ機販社長)は6月16日午後6時40分より、中村区名駅4丁目“名古屋市中小企業センター”において、「第38期名古屋市民大学講座」を聴講した。 当日の講座は、グローバルな視野で「能力のレッスン・正気の時代のために」、「脅威のアメリカ希望のアメリカ」等の著書で知られる、寺島実郎氏の『これからの日本経済と今後の課題』。 講演では、世界経済・米国・アジアダイナミズム・ユーラシアダイナミズム等について語った。中でも世界経済については、異様なまでの高成長を遂げているとし、中国やロシア等の台頭が目立つとしている。 また米国における、イラク戦争の疲弊はすさまじく、ドルの下落は21世紀に入って32%に達していると述べた。 台頭する中国においては、陸の中国(中国本土)と海の中国(香港・台湾・シンガポール)の相互連携の深化し、南進している。自動車販売台数も順調な伸びを見せ、04年度には507万台(自動車保有台数2,742万台)を数えた。 インドも04年に6.0%の成長をし、アジアはネットワーク型発展へ進んでいるとした。 そして現在最も深刻であるイスラム社会との対立と危険性を語り、欧米による横暴のつけがここにきて、宗教衝突という形になって現れていると述べた。 講座に参加した支部組合員は、熱心にメモを取りつつ耳を傾けていた。 日立金属桑名工場会場に 管材新人研修会開催 岡谷管栄会新人等43名が参加 岡谷管栄会(会長=鈴木章夫氏・米津物産社長、岡谷鋼機と商社、メーカーの集い)では、6月16日午前9時45五分より、桑名市大福の“日立金属桑名工場”を会場に「平成17度管材新人研修会」を開催し、会員各企業の新人43名が参加して、桑名工場の見学と管工機材各メーカーの新製品等について研修した。 当日は、午前8時45分に名古屋駅前を貸し切りバスで、桑名工場を目指して東名阪道を南下、予定よりも早く桑名工場に到着し、暫し休息のあと、工場見学会と商品研修に臨んだ。 研修会は、岡谷鋼機配管住設部の北野部長の司会進行で進められ、冒頭挨拶に立った鈴木会長(写真)は出席方のお礼を述べた後「今日は研修会と言うことで、午前中は日立金属さんの桑名工場と物流センターを見学頂き、午後は各メーカーさんの商品研修を行って頂きます。私は良い商売人になろうとの志でこの道に入りました。良い商売人になるためには、商品をよく知らないとなれません。縁あって入った会社の良い商売人になって頂きたいと思います。また、新聞をよく読んで社会の動向や変化をとらえて頂くことも忘れないで下さい」と激励。 次いで、歓迎挨拶に立った日立金属桑名工場片山副工場長は、出席者のお礼を述べた後「桑名工場におきましては、コスト削減とワールドワンを目指すことが大きな課題です。利益の上がる商品作りに、皆さん方の新しい知恵をお借りしたいと思います。今日の商品研修会で商品の知識を取得して頂きまして、明日からの拡販に一層ご努力をお願いします」と、歓迎挨拶。 引き続いて、同社生産管理センター萩野センター長より、桑名工場の概要はじめ、扱い品種の変遷等の説明を受けた後、記念写真を撮り、二班に分かれて、外面腐蝕による漏れや内面腐蝕による赤水の発生を防止する“給水・給湯用管端防食継手”、電熱線を継手内部にあらかじめ埋め込み、通電することにより融着をおこなう新しい接合方法を取り入れた“エレクトロフュージョン継手”従来のねじ接続配管と異なり、プレハブ工法などの近代工法に対応した狭い配管スペースに最適な“ガス配管用ステンレス製フレキシブル管ソフレックス”の製造ラインをつぶさに見学した。 工場見学後は、車で約10分の処にある、最新の生産技術と情報システムを駆使して生産され、コンピュータ制御による自動入出庫システムを導入した“中央物流センター”を見学。 物流センター見学後は、桑名工場に戻って昼食を済ませ、引き続いて商品研修会場の日立金属研修センターに移動。 研修センターでは、日立金属の“管継手”、東洋バルヴの“各種バルブ”、三菱樹脂の“塩ビ管・継手”アロン化成の“塩ビ宅内マス”、エーアンドエーマテリアルの“耐火二層管”について研修した。 空間展示を充実させた 岐阜ショールーム移転 TOTO新商品を各種展示 TOTO岐阜ショールームでは、このほど岐阜市薮田南に移転オープンした。 郊外型のショールームで、最新の水周り商品を実際に触れて使い勝手を確認できるように空間展示を充実させた。 DAIKEN YKK AP商品の常設コーナーも設置した。また、それぞれのライフステージを考慮したTOTO、DAIKIN、YKK APの三社が提案している6つの「リモデルスタイル」に沿った空間展示も充実している。 また、5月18日に行われたオープニングセレモニーでは、同社の森山副社長の挨拶に次いで、大垣管材の五島社長が来賓を代表して「このショールームはTOTOさんが心をこめて作り上げたショールームであり、素晴らしいプレゼントを預けたものと喜んでおります。私どももそれに応えるよう精一杯活用させて頂きます」と、祝辞を述べ、関係者によるテープカットでオープンを祝った。 【主な展示コーナー】 ▽システムキッチンコーナー 機能性とデザインにこだわったシステムキッチンスーパーレガセスなどを展示。また実演可能なキッチン一台も設置しイベントなどに活用。 ▽バスルームコーナー 魔法瓶浴槽をはじめ、美容と健康に最適なシステムバスフローピア発汗生活などを設置。カラリ床での使い勝手や空間イメージを確認できる。 ▽トイレコーナー 香りと音楽の相乗効果でリラックス効果を追求したネオレストや、トルネード洗浄で清掃性抜群のピュアレストなどの最新のウオッシュレットを展示。 ▽洗面所コーナー 座って楽々のフェアリシリーズや、一ミリ単位でオーダーメイドできる洗面化粧台Jクリスタルシリーズなどを展示。 ▽DAIKEN・YKK AP商品展示 キッチンの床材やトイレの窓などを各種展示。カタログも充実させた。 【岐阜ショールーム概要】 ▽所在地=岐阜市薮田南5-14-34 ▽電話=058-272-4334 ▽営業時間=10時〜18時 ▽休館日=毎週水曜日、夏期休暇、年末年始 ▽駐車場=30台 ▽面積=敷地689坪、建物300坪、ショールーム135坪、イベントルーム42坪 ▽展示商品=システムキッチン、システムバス、トイレ、洗面化粧台など住設機器の水周りに関する商品 中国江蘇省に合併会社 キトー1.7倍に生産能力拡大 キトー(本社=山梨県中巨摩郡昭和町、社長=鬼頭信二郎氏)は中国における事業拡大を目指し、日中合併会社「江陰キトー起重機械有限公司」の新工場を設立、操業を開始した。 同社では平成七年に中国江蘇省のホイスト・クレーンメーカーとの合併会社「江陰キトー起重機械有限公司」を設立し、現地で生産した製品・部品を日本国内へ輸出してきた。昨今の中国における経済発展によって、売上げ規模もこの3年で2.5倍を超えるまでになり、供給を確保すべく分散していたホイストとクレーンの二工場を統合。既存の1.7倍の生産能力を誇る。 【新工場概要】 ◎建設場所/中国江蘇省江陰市(工業団地内) ◎竣工/2005年5月 ◎総投資額/14億円 ◎土地/138,000u ◎建物/40,000u(工場棟3棟、倉庫、事務棟、食堂、宿舎他) ◎生産能力/ホイスト年間35,000台、クレーン年間500台 【合併会社概要】 ◎社名/江陰凱澄起重機械有限公司 ◎設立/1995年5月 ◎所在地/中国江蘇省江陰市 ◎役員/薫事長=鬼頭信二郎氏、総経理黄瓏琳氏 ◎資本金/16,000千USドル(キトー出資80%) ◎売上高/213,000千人民元(27七億円)2004年12月期実績 中小企業ベンチャー事業化支援事業の認定受け ポリドレン本格販売を開始 日本テクノポリ製フレキシブル排水管 日本テクノ(社長=楠原富男氏、本社¥外字(9121)愛知県津島市常盤町1-6)は、「ポリエチレン製フレキシブル排水管システムの事業化」で昨年12月14日、独立行政法人中小企業基盤整備機構から「事業計画に係る事業について中小企業・ベンチャー挑戦支援事業のうち事業化支援事業の助成対象事業」として認定を受けた。全国で612社が応募し、中部支部管内で認定されたのは同社を含む3社のみ。これを機に同社では、ポリエチレン製フレキシブル排水管「ポリドレン」(特許PAT3517782号)の本格販売を開始する。 従来、給水・給湯管、排水管とも、塩化ビニル製が主流であった。塩化ビニル管(塩ビ管)は安価で、ある程度の耐久性も期待できた。しかし、リサイクルが困難で、焼却すると有毒ガスを発生しダイオキシン等の環境ホルモンを発生させる問題があり、既にヨーロッパでは建物内部に塩ビ管は使用されていない。また日本でも、阪神大震災の時、柔軟性がない塩ビ管では地震に弱く破断してしまったため、その後給水管(内径13φが主流)はポリエチレン管に置き換わった。 給水が確保されても排水が破損しては、水に関するライフラインは確保されず、ハウスメーカーが次に望むものは排水管での脱塩ビだったが、その太さ(内径50〜75φが主流)から塩ビ管に換わるものはないと言うのが常識であった。 そこで日本テクノでは、内面フラットで柔軟性があり、比較的安価なポリエチレン製フレキシブル排水管の開発に取り組み、昨年二月六日に特許を取得した。 ポリドレン排水システムはワンタッチ継手がABS樹脂、合流ヘッダー部は特殊耐薬品性透明樹脂で完全脱塩ビ。 主な特長として、 (1)耐薬品性に優れ、高温(八十度の連続排水)も可能と耐久性に優れる。 (2)管の柔軟性が高く、自在に曲がって地震や地盤沈下の衝撃を吸収。 (3)溶解してリサイクルでき、また、燃えても有毒ガスを発生させない環境に優しい製品。 (4)人が載っても潰れず、土圧にも強く土中埋設も可能。 (5)シール性が高く簡単に着脱できるワンタッチ継手で施工も簡単。勾配をとるだけで専門技術も不要。 (6)合流ヘッダーで排水を集中させるのでマスの数を減らせ経済的。また、ヘッダーは透明で上下分離式なので流れや詰まりが目視確認できる。 (7)同システムのために開発されたバネ式レベルバンドは、ステンレス製で錆に強くワンタッチ式で作業も容易。更に免震性能を持った支持金具(特許出願中)。 詳細は日本テクノ(電話0567-23-3570、FAX0567-23-3573)まで。 ビアパーティは8月19日に 愛機工青年部役員会を行う 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏・山下機械社長)の青年部(部長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)は6月21日午後6時30分より、組合事務所において「役員会」を行った。 当日の出席者は13名。審議された議題は次の通り。 ▼第1号議題=総会について 総会は、6月3日に東京第一ホテル錦において行われた。反省点としては、総会時における不備が挙げられ、今後の改善策を話し合った。 ▼第二号議題¥外字(9121)戦略化事業、MG研修会について 「MG(マネージメント・ゲーム)研修会」は7月23・24日に行われる予定。定員20名のところ、現在参加者は約11名。再び参加を募る方向へ。 ▼第三号議題¥外字(9121)キャンプの集いについて 7月30・31日に行われる「キャンプの集い」については、6月9日に第1回目の打ち合わせが行われ、10名が出席した。当日の流れを確認し、役割分担は次回に決定する。また案内については月末までに発送予定。 ▼第四号議題¥外字(9121)合同委員会・ビアパーティについて ビア・パーティについては、八月十九日に遊覧船エンゼルパーク号を予約。午後6時30分に集合し、7時に出航を予定。 ▼第五号議題¥外字(9121)東西交流会について 8月26・27日に行われる「東西交流会」では、現在6名が参加を予定している。 次回役員会は、7月12日に行われる。 ミツトヨ宇都宮に新工場建設 座標測定機の生産強化 ミツトヨ(社長=手塚和作氏、本社=川崎市高津区坂戸)は栃木県宇都宮市下栗町に新工場を建設するにあたり、6月23日、同社国内最大生産拠点である宇都宮事業所(栃木県宇都宮市下栗町)敷地内において起工式を行った。 新工場では、昨今顧客ニーズの高い大型機器商品を中心とした、座標測定機や画像測定機などを生産する予定。この新工場建設によって同社の座標測定機の生産能力が強化される。 建物は一階建て、面積約3,768u。6月に着工し、来年1月から稼動を開始する。 サプリ機能付き浄水器 OASICS NOTE発売 キッツマイクロフィルター場所を取らない キッツマイクロフィルター(社長=原俊幸氏、本社=千葉市美浜区中瀬1-10-1)はこの程、サプリメント機能を持たせた新しい浄水器「OASICS NOTE(オアシックスノート)」を開発し、販売を開始する。 この製品は、従来の浄水器が持つ水道水中の有害物質除去機能に加え、内蔵するカートリッジを交換することで、浄水にサプリメントを添加するなどの機能を付け加えることができる新しいタイプの浄水器。また、高級感あるステンレスボディと場所を取らないスクエア設計で、従来の浄水器とは異なる斬新なデザインを採用している。 業界団体である浄水器協会の調べによると全国の浄水器普及率は31%、大都市圏に限ると東京48.4%、大阪51.0%と五割に達し(2003年調査)、普及率の高まりとともに、これまでの有害物質の除去に重点を置いた、従来の浄水器に飽き足らないユーザーの声も聞かれるようになった。また同時に、「健康」や「美容」といったキーワードに対する関心も年々高まる中で、同社ではこれらの声に応える製品を検討した結果、今回のOASICS NOTEの開発に至った。 【主な特長】 @脱着可能なカートリッジによるプラスα機能 OASICS NOTEは3本のカートリッジにより浄水機能と付加機能を実現している。このうちの2本は活性炭(残留塩素、溶解性鉛などのろ過)と中空糸膜(錆や雑菌などのろ過)をろ材としたフィルタ、残りの一本が「おこのみカートリッジ」として、付加機能を提供する。この「おこのみカートリッジ」を入れ替えることで、容易に機能の切替ができる。発売時点での付加機能は以下の四点。 ○クエン酸添加機能 カートリッジに内蔵された固形のクエン酸が溶出。クエン酸は疲労回復などに効果があると言われている。 ○ミネラル添加機能 カートリッジに内蔵されたセラミックからカルシウムが溶出。適度なミネラルはおいしい水の条件。 ○ビタミンC添加機能 カートリッジに内蔵された固形のビタミンCが溶出。ビタミンCは肌の老化やメラニン色素の生成を抑えると言われている。 ○トリハロメタン除去 通常では取りづらいトリハロメタンを強力に除去するカートリッジ。トリハロメタンは発ガン性があると言われている。 Aスクエア設計によるスマートなフォルム これまで卓上型の浄水器といえばほとんどが円筒形をしていたが、OASICS NOTEはノートパソコンをイメージさせるスリムな直方体の形状。また、水栓吐水口部まで浄水(機能水)を戻して吐水するリターン方式を採用しているため置き場を選ばない。近年卓上食器洗い乾燥機が普及してきており、キッチン上のスペースは限られてきているが、幅45oのOASICS NOTEであれば食洗機と壁の隙間などのデッドスペースが有効活用できる。 同社では、施工しやすく、取付に工事が不要であるため通信販売ルートでの販売を予定している。また専用サイトの開設と積極的な広告宣伝によるエンドユーザーへの直接販売も予定しており、初年度売上目標1億5,000万円、3年後には5億円の売上を目指している。 【製品概要】 ▽製品名=OASICS NOTE ▽価格=オープン価格 ▽カラー=パーリーブルー、スプラッシュピンク、シャンパンゴールド ▽発売予定日=2005年7月11日 ▽カートリッジ交換時期の目安=4カ月 ▽交換カートリッジ価格=4カ月分3本セット(活性炭、中空糸、おこのみカートリッジ各1本)6,090円(税込)、1年9本セット(活性炭、中空糸、おこのみカートリッジ各3本)15,750円(税込) ◎問い合わせ先 オアシックス営業部 フリーダイヤル0120-189-111 mail oasics@kitz.co.jo スクエア設計国際情報通信技術見本市 セビット20063月9日から7日間 出展社を募集中7月末まで 国際情報通信技術見本市、通称「セビット」が2006年3月9日から15日まで、ドイツ・ハノーバー国際見本市会場にて開催される。主催はドイツ産業見本市社。 セビットは、情報・通信・デジタル機器&システムの総合見本市であり、世界中より同分野のメインプレーヤーが出展する。前回開催された、セビット2005では69カ国から6,270社が出展し、入場者数は48万人を数えた。日本からの直接出展は36社、現地法人・代理店を含めると100社以上にも及んだ。 今回のテーマは“デジタル世界のためのソリューション”。展示プログラムは、「ビジネスプロセス」「コミュニケーションズ」「デジタル機器&システム」の三分野を中心に構成される。 また同展では、現在出展社を募集中。締め切りは7月31日まで。詳細については、ドイツ産業見本市日本代表部(電話03-3363-6631)へ。 開催・出展概要 ◎名称=セビット2006 ◎会期=2006年3月9日〜15日 ◎会場=ドイツ・ハノーバー国際見本市会場 ◎展示プログラム=「ビジネスプロセス」(システム・マネジメント、ソリューション、アプリケーション、ITアウトソーシング、ヒューマン・リソース、セキュリティ他)、「コミュニケーションズ」(ネットワーク、インターネットサービス、モバイル・コミュニケーションズ、ブロード・キャスティング、固定通信サービス)、「デジタル機器&システム」(デジタル・エンターテイメント、デジタル家電、コンピュータ、アクセサリ、オフィス機器、ストレージ関連システム、周辺機器) ◎規模(予想)=出展社数6,500社、ビジター数50万人、出展小間面積350,000u ◎出展参加料金=(1)「スペース料金のみ」(基本料金196ユーロ〜)、(2)「フェアパッケージ」(スペース・スタンド・各種サービス=料金356.10ユーロ〜)。共に7月31日まで申し込みの場合、ディスカウントあり。 ◎申し込み先=ドイツ産業見本市日本代表部(〒164-0003 東京都中野区東中野1-51-3-501ジェービーエス内、電話03-3363-6631、FAX03-3363-7582) http://www.hannovermesse.co.jp E-mail hannmessejp@asahi-net.or.jp オイルフリーコンプレッサ CFPJシリーズ アネスト岩田中国で製造・販売開始 アネスト岩田(社長=森本潔氏、本社¥外字(9121)横浜市北区新吉田町三一七六)は、中国生産工場において、オイルフリーパッケージレシプロコンプレッサ「CFPJシリーズ」5・5/7・5/11kW(0・85MPa/1・4MPa仕様)を製造販売する。 同シリーズは、工場屋内に設置されることが多い小型コンプレッサに求められる諸要件を満たす“ALL IN PACK”を合言葉に、顧客の利便性を限りなく追求した仕様となっている。 【製品特長】 ◎60dB(A)を下回る騒音値。工場屋内での設置を意識し、低騒音を実現。 ◎中国圧力容器規格に準拠した「大容量タンク」を内蔵。 ◎冷凍式エアドライヤ搭載型も同時発売。さらにオプションとしてエアフィルタも搭載可能。これにより、別置空気タンク、ドライヤの設置が不要となり、設置スペースの大幅削減、据付・配管工事費のコスト削減が可能になった。さらにオプションとしてエアフィルタを搭載することで、圧縮空気の品質レベル等級「1・6・1」クラスを満たす高品質エアーを取り出すことができる。 ◎信頼性を追求し、圧縮機本体は日本製造品。圧縮機本体は、従来より好評を得ている業界初のコンポジット樹脂ピストンを採用したCOMG・オイルフリーシリーズがベースとなっており、圧力も0・85MPa、1・4MPaの二通りに対応する。 ◎用途は、レーザー加工機用オイルフリーエアーの供給、高級塗装用オイルフリーエアーの供給、精密工作機械や三次元測定器など特定装置へのオイルフリーエアーの供給などに最適。 累計2,000万台を突破 TOTO発売から4半世紀で 近江商人発祥の地を訪ねる TOTOは1917年(大正6年)の創業以来、『快適で豊かな水まわり空間を創造したい』という思いで商品づくりを行ってきた。ご不浄と呼ばれていた日本のトイレは、今では世界的に見ても最先端をいっている。日本のトイレ史の中でも、トイレの快適性の向上に最も寄与した商品と言えるのが「ウォシュレット」とTOTOは考えている。 「ウォシュレット」の発売は1980年(昭和55年)。発売からちょうど4半世紀が経つ。おしりを洗う習慣がなかった日本人の生活スタイルを変え、今では温水洗浄便座市場全体で普及率は59.7%と二軒に一軒以上のお宅で愛用されている。そして、発売から25年目の今年6月に、「TOTOウォシュレットの出荷台数が累計2,000万台を突破」した。 発売から18年後の1998年に1,000万台を突破し、最近では新規で購入いただく方に加え、買い替える方の割合が増え、2,000万台までわずか七年で達成することができた。 この25五年ウォシュレットは進化し続けている。最新機種では、手を触れずにトイレの一連の動作が全て自動で行えるユニバーサルデザイン機能「便ふたオート開閉」「オート便器洗浄」を搭載した。現在一番人気の「アプリコットシリーズ」では、購入いただいた方の半数以上が「オート便器洗浄」機能が付いた機種を選んでいる。 2,000万台突破までの経緯 ■おしりを洗う文化が定着 「ウォシュレット」の原型「ウォシュエアシート」をアメリカから輸入販売したのが1964年。「ウォシュエアシート」は販売に苦戦しながらも「痔」を患っている方を中心に確実なニーズがあった。当時はもちろん、おしりを洗う習慣はなく、1980年の自社開発の「ウォシュレット」発売当初も、販売が伸び悩んでいた。しかし、「肛門科」「産婦人科」などの病院や、ゴルフ場で体験いただいた方の口コミ効果に加え、戸川純出演の「おしりだって洗ってほしい」のCM効果で、機能のよさとともに認知が広がり、80年代後半に販売台数が顕著に伸びた。1987年に100万台、1998年に1,000万台、そして2005年に2,000万台を突破した。 ここまで、ウォシュレットが普及した理由の一つに、日本人の清潔志向が挙げられるが、その他にも大きな要因が二つある。一つ目は、下水道整備に伴い水洗化が進んだこと。二つ目は洋式便器が普及したこと。洋式便器の本格的普及は、1959年に日本住宅公団(現在の住宅都市整備公団)で採用されたことがきっかけ。TOTOの出荷で見ると、和式と洋式の出荷が逆転したのは1977年。ウォシュレットの発売は1980年から、ちょうど日本のトイレの過渡期に「ウォシュレット」が登場した。そして、現在では、便座を取り替えるだけのシートタイプに加え、ウォシュレットと便器を一本化したタイプも普及が進み、ウォシュレット全体の出荷の2割はウォシュレット一体形タイプになっている。 近江八幡・石山寺など 近江路散策 滝川会研修会に100名参加 滝川会(会長=熊澤清信氏・クマザワ社長、滝川物産を中心としたディーラー・メーカーの集い)は6月11日、研修会として「近江路散策」を行い、会員ら約百名が参加し近江商人発祥の地・近江八幡などを見学した。 当日は、午前8時30分に名古屋駅新幹線口メディアワン前に集合し定刻通りに出発、午前10時過ぎ源氏物語の作者・紫式部とゆかりの「石山寺」に到着、参拝した。参拝後は、門前の店で昼食をとり、琵琶湖名物の蜆飯を堪能した。 再びバスに乗り、「琵琶湖博物館」へ。ここでは琵琶湖ができるまでの過程や、水と人とが共生してきた歴史を館内に再現された建物などから見て学び、さらに琵琶湖を中心とした水生生物の水族館も見学。 この後、古い商家が残る近江八幡を地図を片手に思い思いに散策。午後7時前に定刻通り名古屋駅に帰着した。 【石山寺】 749年(天平勝宝元)に良弁〔ろうべん〕僧正が開いた名刹。珪灰石〔けいかいせき〕(天然記念物)が露出した境内には、本尊の如意輪観音像(秘仏)(重要文化財)を安置する本堂(国宝)、1190年(建久5)に源頼朝が寄進した多宝塔(国宝)、桃山時代に再建された入母屋造の東大門(重要文化財)などの堂宇が並ぶ。本堂には紫式部が「源氏物語」を執筆したという源氏の間がある。 【滋賀県立琵琶湖博物館】 湖と人との関係を過去にさかのぼって研究・調査し、資料を収集・整理し、その成果をもとに県民とともに考え、今後の望ましいありかたを探るための組織として、10年以上にわたる準備を終え、1196年(平成8年)四月に設置され、同年10月に一般公開された。この博物館は研究施設であり、文化施設であり、生涯学習施設であって、交流と情報のセンターとしても機能している。 ハンガリージョルナイ工房 「建築タイル紀行展」 INAXギャラリー名古屋8月19日まで開催中 INAXギャラリー名古屋(INAX名古屋ショールーム内・名古屋市中区錦1-16-20グリーンビルディング2階)では、一世紀あまりの時を経た今もハンガリーの街並を艶やかに彩っている、ハンガリーの建築タイルの華やかで個性的なタイルを紹介した「ハンガリーの建築タイル紀行展」を8月19日まで開催している。 1853年、ハンガリー南部の古都ペーチュで創業した陶磁器工房、ジョルナイ。セラミックに魅せられたジョルナイ・ファミリーはそれぞれの才能と高度な技術によって、半世紀の間に、今なお続くハンガリーのタイル文化を築き上げた。寒さに強く、色鮮やかで、光沢を放つジョルナイの建築セラミックは、世紀末の輝かしいハンガリー建築を支え、レヒネン・エデン、ライタ・ベーラら多くの建築家たちの作品を美しく飾った。一世紀あまりの時を経た今もハンガリーの街並を艶やかに彩っている。本展ではジョルナイ工房の歴史を辿りながら、彼らが作り上げてきた建築セラミックの技術や意匠を、ハンガリーの建築芸術が凝縮し、街全体が世界遺産のブダペストと、タイルが生まれた街ペーチュを中心に紹介し、多様な建築の内外を覆う、華やかで個性的なあしらいに、タイルという素材の可能性を感じとる。 気候が厳しく、石材も乏しいハンガリーでは、工業化が進んだ19世紀、セラミックが建材としての魅力を発揮するようになる。ジョルナイ工房の発展はこのような中で起った。彼らが開発した、耐凍性の外装用セラミックは「ピログラニット」と名付けられ、ハンガリーでは建築用セラミックの代名詞となっている。さらに玉虫色に光輝く「エオシン釉」の誕生は、当時の建築家たちの想像力を刺激し、セラミックの可能性を実感させた。その一人がレヒネル・エデンであり、ジョルナイ工房との共同作業によって、マジャールの民族性を意識したレヒネルの代表作、応用美術館を筆頭にハンガリー独自のアールヌーヴォー建築を築いていった。ジョルナイの歴史はこうした振興、栄華のときを経て、1948年の国営化による危機を乗り越え、95年に再び民営化され今も操業を続けている。 会場では、レヒネルの傑作でジョルナイ製の、応用美術館と地質学研究所などを飾った鮮やかな色あいと有機的な造形の建築セラミック、またジョルナイ工房の作品を国内外に紹介してきた応用美術館セラミック部門主任学芸員チェンケイ・エーヴァ氏が厳選した、壁や家具、暖炉用のジョルナイ・タイル・コレクション10数種(19世紀末前後の製作)を実物で紹介する。美術品のごとく丁寧に作られた一枚一枚が、当時の技術の高さとセンスの良さを醸し出す。現在の製品からは、修復用につくられた青と白が映える屋根瓦、艶やかに輝くエオシン釉のタイルの数々を展示し、会場全体に総数100点ほどのセラミックが並ぶ。その他、工房の敷地内に点在する往時の作品や、ブダペスト、ペーチュで今でも存在感を放つ、新旧の建築タイルの意匠を豊富な撮り下ろし写真で紹介しながら、ジョルナイ工房のタイルのあらたな可能性を探る。あらためてセラミックの魅力と魔力を伝え、ハンガリーの街並を旅したくなる会場作りに期待がよせられている。 【開催概要】 ▽会 期=8月19日 ▽企 画=INAXギャラリー企画委員会 ▽制 作=株式会社INAX ▽協 力=ジョルナイ陶磁器工房、国立応用美術館(ブダペスト)、パルフィ総合建築計画、国立地質学研究所(ブダペスト)、讃久商会 ▽後 援=ハンガリー共和国大使館 ▽会 場=INAXギャラリー名古屋 名古屋市中区錦1-16-20グリーンビルディング2F INAX名古屋ショールーム内 TEL052-201-1716 FAX052-201-1730 ▽時 間=10:00AM〜6:00PM ▽休館日=水曜日、8/12〜17 入場無料 ジョルナイファミリーのブロンズ像とハンガリー電話公社ビル ウォシュレット出荷台数 超硬工具協会 平成16年度実績と 平成17年度見通し 策 定 平成16年度出荷実績 1、年度期別、月別実績 平成16年度出荷額は対前年度比16.4%増、2,668億円の実績となった。2年連続過去最高を更新し、バブル最盛期の平成2年度2,222億円に対しては20.1%増、過去のピーク平成9年度の2,282億円に対しては16.9%増である。半期ごとにみると、上期1,297億円(対前年度比117.8%)、下期1,371億円(115.0%)と順調に拡大。また4半期別では、4―6月期647億円(115.9%)、7―9月期650億円(119.7%)、10―12月期682億円(117.4%)、1―3月期689億円(112%)と期を追うごとに増加し、かつ各期とも対前年比2ケタ増で推移した。月次ベースでは、平成14年9月から平成17年3月まで対前年比31カ月連続の増加、平成15年12月から14カ月連続の2ケタ増となった。17年3月単月の248億円は、昨年12月の過去最高226億円を12億円上回る実績値である。 2、用途、製品別実績 用途別出荷額をみると、切削工具1,899億円(117.6%)、耐摩工具473億円(113.9%)、鉱山土木工具59億円(103.9%)、焼結体・工具170億円(117.0%)で、平成8年度以来8年ぶりに全用途が増加した。品目別では、切削工具は超硬全体の40%強を占める切削用チップ118.6%、エンドミル120.7%と伸びたのをはじめ、6品目すべて2ケタ増になった。耐摩工具は平成9年度の560億円をなお87億円下回っているが、全8品目のうち主力の金型122.5%、低迷していたダイス・プラグ127.2%と伸張したのに対し、電子関連製品90.5%、機械部品96.1%に減少し、明暗を分けた。鉱山土木工具4品目は、増減2品目ずつであるが、平成11年度以来5年ぶりにマイナス成長に歯止めがかかり、趨勢も上期2.0%増、下期5.8%増と下期の伸びが大きく、長期減少傾向からの脱却が期待される。 3、輸出実績 輸出は124.8%、601億円で出荷同様2年連続過去最高となった。伸張率は恒常的に出荷額を上回っている。輸出比率を五年ごとにみると、平成六年度15.1%(256億円)から、11年度18.9%(361億円)、16年度22.5%へと上昇、輸出額は最近10年間で2.35倍増になった。仕向地域別では、東・南アジア130.2%の356億円、欧州117.9%の136億円、北米118.3%の100億円、その他地域107.9%の8億円で、輸出全体の60%近く(59.2%)を占める東・南アジアの高成長が全体を押し上げた。仕向国別では(1)ドイツ109億円(119.9%)(2)中国・香港103億円(135.5%)(3)アメリカ98億円(116.0%)の3カ国が多く、ついで(4)台湾71億円(117.7%)(5)韓国58億円(138.1%)(6)シンガポール53億円(126.2%)の順で、アジア地域が占めている。上位6カ国・地域のシェアは81.9%である。 平成17年度見通し わが国の平成14年1月を谷とする今回の景気回復・拡大局面は、この5月で40カ月になるが、日銀の展望リポートによると平成17年度は、潜在成長率を若干上回る成長が実現するとみており、平成18年度は緩やかながら持続性のある成長軌道をたどると予想している。もし景気拡大が来年5月まで続くと52カ月になり、昭和61年から平成3年に及ぶバブル景気の51カ月を抜くことになる。 主な需要業種をみると自動車、工作機械等における業界見通しは慎重であるが、個別企業では環境・安全や海外拠点の拡大による積極投資が今後も見込まれている。日経新聞調査(5月23日発表)による製造業設備投資は昨年度見込み17.0%、今年度計画13.2%のいずれも2ケタ増である。さらに精密金型の日本回帰現象、IT関連業種の回復予想を合わせ考慮すると、現下の高水準の需要は予想外の事態に直面(例えば、アメリカまたは中国景気の失速、原材料流通のひずみによる需要業界の生産調整など)しないかぎり、当面持続することが期待される。 景気制約要因としては、資源・エネルギー高騰の影響で必要物資の供給確保不安が一部現実化していることである。超硬工具関係では、タングステンの国際相場が3月から急騰しており、この異常価格は投機的な要素も強く先行き不透明である。 マクロ景気動向、需要業界の動き、地区懇アンケート結果、業務委員会の各委員の意見などをもとに見通しを行った結果、平成17年度需要見通し金額は、上期は対前期比101.1%の1,386億円(対前年度比106.9%)、下期は上期に限りなく近い微減の99.9%、1,384億円(同100.9%)、通期合計2,770億円(同103.8%)になるものと予測した。うち内需は2,140億円(同103.5%)、輸出は増加基調で推移するが1―3月期は輸出手続き面から例年少なくなることを織り込んで、630億円(同104.8%)を見通した。 杉山 高義氏 新理事長に 超硬工具協会 超硬工具協会は6月9日、東京都港区浜松町の東京會舘で「第85回定時総会」を開催し、任期満了に伴う役員改選で杉山高義氏(住友電気工業専務取締役)を理事長に選任した。 杉山氏は、昭和17年11月19日生まれ。昭和40年3月九州大学工学部生産機械工学科卒業後、同年4月住友電気工業入社。昭和61年1月粉末合金事業部イゲタロイ生産部長、平成元年1月粉末合金事業部生産部長、平成3年5月粉末合金事業部事業部次長、平成6年1月九州住電精密常務取締役、平成9年6月同社社長、平成13年6月住友電気工業常務取締役を経て、平成16年6月同社専務取締役に就任、現在に至る。 出荷合計は5ヵ月振り 生産も2ヵ月振りに増加 日本鉄鋼連盟5月の普通鋼鋼材需給速報 日本鉄鋼連盟がまとめた5月の普通鋼鋼材出荷は、国内向けは前年同月の477万1,000トンから14万7,000トン、3.1%増の491万8,000トンと3カ月連続の増加、前月比では8万2,000トン増と2カ月ぶりの増加となった。輸出向けは前年同月の183万3,000トンから4万7,000トン、2.6%減の178万6,000トンと6カ月連続の減少、前月比では16万8,000トン、10.4%増と2カ月振りの増加となった。この結果、出荷合計は前年同月(660万4,000トン)比10万トン、1.5%増の670万4,000トンと5カ月振りの増加となった。 他方、生産は、698万9,000トンで、前年同月(683万5,000トン)比15万4,000トン、2.3%増と2カ月振りの増加となった。 五月末のメーカー・問屋在庫は、前月末(637万3,000トン)比28万5,000トン、4.5%増の665万8,000トンと2カ月連続の増加となった。内訳をみると、メーカー在庫が、前月末(471万6,000トン)比25万2,000トン、5.3%増の496万7,000トンと2カ月連続の増加となり、問屋在庫は前月末(165万7,000トン)比3万4,000トン、2.0%増の169万1,000トンと2カ月連続の増加となった。 国内・輸出別では、国内向在庫が前月末(529万9,000トン)比20万5,000トン、3.9%増の550万4,000トンと2カ月連続の増加となり、輸出船待在庫は前月末(107万4,000トン)比8万トン、7.5%増の115万4,000トンと二カ月連続の増加となった。 また、在庫増減を品種別にみると、前月末比1万トン以上増加した品種は、鋼帯(幅600mm以上)が5万2,000トン増の167万3,000トン、冷延広幅帯鋼が4万7,000トン増の65万6,000トン、鋼板が4万1,000トン増の65万5,000トン、亜鉛めっき鋼板が3万トン増の105万2,000トン、小形棒鋼が2万3,000トン増の51万4,000トン、H形鋼が1万4,000トン増の33万トン、軌条が1万4,000トン増の3万トン、普通線材が1万3,000トン増の8万2,000トン、ブリキが1万1,000トン増の11万9,000トンであった。一方、前月比1万トン以上減少した品種はなかった。 以上の結果、5月末の在庫率は、前月末の98.7%から0.6ポイント上昇し99.3%となったが、3カ月連続して100%を下回った。(国内在庫率は前月末の109.6%から2.3ポイント上昇の111.9%) TFPシリーズ展開 アネスト岩田 最高圧力1.0MPa実現 アネスト岩田(社長=森本潔氏、本社=横浜市北区新吉田町3176)は、レシプロオイルフリーコンプレッサ「OFPシリーズ」のうち、0.2〜0.4kWをモデルチェンジ、従来のシリーズで培った技術を取り入れ、「TFPシリーズ」として新規展開を行う。 同シリーズはオイルフリーでありながら最高圧力1.0MPaを実現。さらに摺動部のオーバーホールサイクルを大幅に延長し(周囲温度40℃で6,000時間),従来機比1.5〜2倍に。またこれまで圧力を重視するとオイル式コンプレッサを選択せざるを得なかった0.7MPa以上の用途にもオイルフリー式で対応することができる。フリーメンテナンスにより信頼性も向上。 用途は一般工業、理化学、印刷機市場などで、価格は98,000〜136,000円。同社では初年度2,000台の販売を見込んでいる。 【製品特長】 ◎クリーン 潤滑油を使わないオイルフリー方式により、油分を含まないクリーンな空気を供給。排出されるドレーンも油分を含まないので、処理がしやすく、環境にも配慮している。 ◎ハイパワー オイルフリーでありながら、最高圧力1.0MPaを実現し、中圧用途にも対応出来るようになった。 ◎ロングライフ 同社オイルフリーレシプロコンプレッサの特長である、耐熱性熱硬化性樹脂を使用した世界初のコンポジット樹脂ピストンを採用。コンプレッサに致命傷を与える焼き付きやカジリの不安も解消。より耐久性に優れたピストンリングの採用により、オーバーホールサイクルが六千時間に延長され、耐久性・信頼性が向上した。 鉱工業生産・出荷・在庫動向 生産は横ばい傾向 経産省調べ、5月速報 経済産業省はこの程、5月の鉱工業生産・出荷・在庫指数(速報)を発表した。 それによると5月は、生産、出荷が低下、在庫は横ばい、在庫率は上昇であった。 製造工業生産予測調査によると、6月上昇の後、7月は低下を予測している。 総じてみれば生産は横ばい傾向で推移している。 生 産 5月の生産は、前月比2.3%減と2カ月ぶりの低下(前年同月比は0.9%上昇)となり、指数水準は100.1(季節調整済)となった。生産の低下に寄与した業種は、輸送機械工業、情報通信機械工業、電子部品・デバイス工業等であった。品目別にみると、普通乗用車、鋼船、パーソナルコンピュータの順に低下に寄与している。 出 荷 5月の出荷は、前月比2.7%減と3カ月ぶりの低下(前年同月比は0.3%低下)となり、指数水準は102.0(季節調節済)となった。出荷の低下に寄与した業種は、輸送機械工業、情報通信機械工業、一般機械工業等であった。 在 庫 5月の在庫は、前月比0.0%の横ばい(前年同月比は2.7%上昇)となり、指数水準は92.3(季節調製済)っとなった。業種別にみると、電子部品・デバイス工業、鉄鋼業、石油・石炭製品工業等が上昇し、輸送機械工業、一般機械工業、化学工業等が低下した。 5月の在庫率は、前月比2.7%増と3カ月ぶりの上昇(前年同月比は3.1%上昇)となり、指数水準は九九・九(季節調整済)となった。 製造工業生産予測調査 製造工業生産予測調査によると、6月は前月比1.7%の上昇、7月は同1.2%の低下であった。6月の上昇は、一般機械工業、輸送機械工業、情報通信機械工業等により、七月の低下は、一般機械工業、電気機械工業、輸送機械工業等による。5月の実現率は0.1%の低下、6月の予測修正率は0.2%の上昇となった。 まとめ 5月の生産は、前月比2.3%の低下となった。また、製造工業生産予測調査によると、6月上昇の後、7月は低下を予測している。総じてみれば、生産は横ばい傾向で推移している。 平成17年7月17日2209号 第1回役員会を開催 愛知県管工機材商協組 理事会開催日等決議 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=石原徳和氏・原芳商会会長)では、7月5日午前10時30分より、熱田神宮会館において「第1回役員会」を開催し、本年度の組合運営に従事する担当役員の紹介と各部の部長、理事会開催日などを決議した。 当日は、恒例により午前10時45分より熱田神宮垣内参拝、神楽殿でのお神楽の奉納で、組合の益々の発展と組合員のご健勝をお祈りした後、神宮会館において「第1回役員会」に臨んだ。 役員会開催に際し、石原理事長より挨拶があり「2年間無事に組合が益々発展できることを皆様方と共に本殿にお願いさせて頂きました。新役員の皆様方のご協力を頂きながら2年間をやってまいりますのでご協力のほどお願いいたします。商売におきましては、スローガンであります適正利潤の確保に向けて、お互いに親睦と融和を図り共存共栄の実を挙げて頂くよう、皆様方のご理解とご協力をお願いいたします」と、あいさつ。 引き続いて、各議題にそって慎重審議が行われた。 第1号議題=平成17年度組合運営の件 理事長より、担当副理事長と各部の部長の紹介があり、年度方針を決める各部会の早期実施をお願いした。 第2号議題=平成17年度理事会開催の件 隔月(奇数月)の第一火曜日(原則)を開催日とした。7月5日、9月6日、11月8日、平成18年1月24日(新年会)、3月7日、5月23日(通常総会)。 第3号議題=第26回管工機材設備総合展開催の件 在田展示会実行委員長より、当面のスケジュールが発表され、8月の東京展示会、9月の大阪展示会への参観と、展示会実行委員会の委員の選任を早い時期に行いたいとの意思表示がされた。 第4号議題=平成18年度新年賀詞交歓会開催の件 理事長より、開催予定日が発表され、1月24日(火)にウェスティンナゴヤキャッスルで開催することを内定した。 第5号議題=相談役委嘱の件 新たに元理事長の大藪育三氏(大清会長)に委嘱をお願いした。これにより、相談役は小川信夫氏(山信会長)、植田昇一氏(ウエダ会長)の3人となった。 第6号議題=賛助会員新規加入の件 加入申込みが出されていたブリヂストンIPG(名古屋市東区代官町35-16・社長=白石勲氏・推薦人=川本第一製作所)の加入を全員一致で承認した。 第7号議題=管工機材総合カタログの件 東京組合の刊行で七月下旬に発刊予定となるため、各組合員に一冊を無償で配布することを決めた。組合には、既に約1,100冊の申込みが各組合員から事務局に寄せられている。 来る24日の全国大会に向け 綿密なる打合せ行う 愛知鋲螺商協同組合第1回理事役員会 愛知鋲螺商協同組合(理事長=藤田K氏・藤田螺子工業社長)は6月30日午後6時より、組合事務所にて「平成17年度第1回定例理事・役員会」を開催し、9名が出席した。 はじめに藤田理事長より挨拶があり、引き続き理事長が議長を務めて議事に入った。 第1号議案=第32期通常総会まとめに関する件では、6月20日に総会議事録の届出を完了したと報告された。 第2号議案=事業部委員会に関する件では、6月度の収支報告が行われた。 第3号議案=青年部活動報告に関する件では、6月14日に役員会を開催したことが報告され、次回7月4日の役員会で本日決定される全国大会の役割分担等を報告する。 第4号議案=平成17年度理事・役員就任年数に関する件では、現在の就任年数が確認された他、先の総会で退任した橋本氏(橋本屋商店)を規定により組合参与にすることを決めた。 第5号議案=平成17年度表彰に関する件は、理事・役員では土方副理事長が中央会の知事表彰と名古屋市商工協同組合協会(名商工協会)の名古屋市長表彰に、また馬場理事が中央会会長表彰にそれぞれ該当すると報告され、組合より推薦することが承認された。組合員企業の優秀従業員表彰(名商工協会)については、推薦依頼を7月1日組合員に送付し、申請締切は8月19日とした。 第6号議案=関連組合の役職者及び組合委員会の委員名簿に関する件では、原案にeメールアドレスを加えることを決め承認した。 第7号議案=ねじ商連第3回常任理事会報告に関する件では、6月15日より「新横浜国際ホテル」(神奈川県)で行われ、藤田理事長、鈴木・土方両副理事長が出席。議事の概要が報告された。 第8号議案=日本ねじ商連第30期通常総会準備に関する件では、愛知組合が担当して7月24日・25日の両日「名鉄犬山ホテル」にて開催される全国大会について、出席者数が報告され、当日のスケジュールと役割担当、総会及び懇親会のタイムテーブル等を詳細に検討。更に万全を期すために17日に現地での下見を実施することを決めた。 第9号議案=中央会長期休暇制度基盤整備事業に関する件では、アンケート回収結果は55社中30社で回収率54.5%。企業訪問会社はアンケート回収企業を対象に五社を選定し、8〜9月に実態調査を実施すると報告された。 第10号議案=その他(報告事項)は、@中央会流通委員会(6月6日)A名商工協会総会(6月16日)B名商工協会実行委員会(6月23日)に岡本事務局長が出席。C愛知県中小企業共済代理所会議(7月14日)に岡本事務局長が出席予定。D中央会全国大会は9月13日から15日まで札幌にて開催。E神奈川県鋲螺商業協同組合の代表理事に筒井三男氏(横浜鋲螺)が就任、事務局住所を横浜市神奈川区六角橋1-17-7に変更。F日本ねじ商連より平成17年度組合員実態調査実施の依頼あり(提出10月初旬)と報告された。 次回の理事・役員会は7月17日、犬山ホテルにて開催予定。 各種報告事項を承認する 行事担当理事を選任 岐阜県管工機材商組合7月定例理事会開催 岐阜県管工機材商組合(理事長=山田康博氏・山彦社長)では、7月5日午後5時より、岐阜市長良川川畔の“岐阜グランドホテル”を会場に「七月定例理事会」を開催し、新年度の行事担当理事を選任する一方、各種報告事項を審議した。 当日審議された事項は次のとおり。 ▽第1号議案=第28回通常総会収支報告の件 5月26日午後5時30分より、岐阜グランドホテルで、正会員はじめ木曜会員ら28名が出席し、各議案を審議し承認したあとは、懇親会を行い、フランス料理のフルコース満喫しながら互いに和やかに歓談に興じた。 ▽第2号議案=第43回管機連通常総会報告の件 6月16日に東京鉄道会館ルビーホールで開催され、組合からは山田理事長が出席。当日は、「最近の国際情勢について」を演題に、杏林大学教授の田久保忠衛氏による記念講演が開催された。 主な決議事項としては、夏季休暇(8月13日から15日)、年末年始休暇(12月30日から1月4日)を決めた。 ▽第3号議案=17年度行事担当理事選任の件 ・全員例会=10月白木理事(白木商店専務)、二月塚原会計理事(協栄商事社長) ・新年賀詞交歓会=山田理事長、森嶋副理事長(大東社長)、山田理事(関建材社長) ・研修会=五島理事(大垣管材社長)、西垣理事(西垣ポンプ製造社長) ・ゴルフ部会=五島理事、福井理事(安田本店長)、広瀬理事(瓶由社長) ▽第4号議案=その他の件 @8月4日から6日に開催する、東京組合の「第37回管工機材設備総合展」への参観依頼があり、初日のセレモニーに山田理事長が出席することを決めた。 A次回理事会開催日を9月6日に開催することを決めた。 32ヵ月連続前年を上回る 主要9社5月度金属工作機械受注 平成17年5月度金属工作機械受注状況 中部経済産業局は6月30日、管内主要9社(オークマ、大隈豊和機械、テクノワシノ、豊田工機、日平トヤマ、富士機械製造、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の平成17年5月度金属工作機械受注状況を発表した。 それによると、総受注高は407億5,600万円、前年同月比1.7%増と32カ月連続で前年を上回った。また、前月比は10.4%減となった。 国内受注は、自動車工業向けが72億3,100万円と13カ月ぶりに前年を下回ったものの、一般機械工業向けが78億7,400万円と32カ月連続で前年を上回ったことから、全体でも前年同月比0.7%増と15カ月連続で前年を上回った。また、前月比は16.6%減となった。 海外受注は、ヨーロッパ向けが2カ月連続で前年を下回ったが、北米向けが14カ月連続で前年を上回ったほか、アジア向けも2カ月連続で前年を上回ったことから、全体でも前年同月比2.4%増と33カ月連続で前年を上回った。また、前月比は4.7%減となった。 国別に見ると、1位のアメリカが92億8,400万円〔前年同月比15.6%増〕、以下、中国27億2,200万円〔同13.0%減〕、ドイツ18億3,500万円〔同7.1%減〕、大韓民国11億4,000万円〔同200.0%増〕、イタリア8億5,500万円〔同24.5%減〕の順となった。 販売額は、335億1,100万円、前年同月比40.0%増と26カ月連続で前年を上回った。また、前月比は2.3%増となった。 受注残高は、2,086億7,600万円、前年同月比55.0%増と17カ月連続で前年を上回った。また、前月比は1.9%増となった。 汎用集塵機など生産する アマノ細江事業所を見学 三重県機械工具商協組正会員等25名参加 三重県機械工具商協同組合(理事長=松山廣氏・松山機工社長)では、7月8日にタイムレコーダーのトップメーカーとして知られているアマノ(本社・横浜)の「細江事業所」(静岡県引佐郡細江)を訪問し、同事業所で生産している汎用集塵機、大型集塵装置などの製造ラインを見学した。参加者は正会員並びに賛助会員ら25名。 当日は、午前9時に四日市駅前を貸し切りバスで一路浜名湖を目指して出発。途中浜名湖湖畔で昼食を済ませて、予定時刻前に「アマノ細江事業所」に到着。 同社常務執行役員細江事業所中村所長の歓迎あいさつを受けた後、二班に分かれて、汎用集塵機、大型集塵装置、業務用・産業用掃除機などの生産工程を具に見学した。 細江事業所は、平成7年2月に最新技術の導入と生産のスピードアップを最大の目的に完成した新工場で、快適な作業環境の中で環境商品とクリーンシステム商品を中心に製造している。組立日程に合わせたジャストインタイムで板金加工から組立・検査・梱包・出荷まで構内で一連の作業が出来る。 見学の後は、アルカリ性電解水洗浄システム、超小型高圧集塵機の製品研修を受け、社屋前にて記念写真を撮り午後6時前に四日市に戻り、懇親会を行い互いに親睦を深めた。 4千年の恋物語に感動アイーダ観劇と ランチバイキングの旅 大垣管材延べ100余名を招待 大垣管材(大垣市長沢町・社長=五島道久氏)では、大管まつり(4月29日・30日開催)に協賛していただいた顧客を対象に、「劇団四季・アイーダ観劇&ランチバイキング」を7月1日に開催し、招待者100余名を京都劇場で上演中の“アイーダ”と数10種類の料理が堪能できる都ホテルに招待した。 当日は大垣、新幹線岐阜羽島、南濃営業所をバス3台に分乗して出発し、一路京都を目指して名神高速道を南進。 ランチバイキング会場の都ホテルには午前11時に到着。 数十種類に及ぶ和洋食を中心としたゴージャスなバイキング料理を思う存分に堪能したあとは、日本中のミュージカルファンが待ちに待った劇団四季とディズニーの最新作「アイーダ」を観劇した。 ストーリーは、現代の博物館のエジプト展示スペースで偶然行き合った男女(4千年前に埋葬されたアイーダとラダメスがこの世に蘇った?)が、古代の埋葬室の前でひきよせられる。 時は遡り、古代エジプトが舞台。若き将軍ラダメスは、敵国ヌビアの捕虜を連行して凱旋する。その中の一人の女性・アイーダを気に入ったラダメスは、許婚であるエジプト王女アムネリスに彼女を献上する。アムネリスは彼女の裁縫技術が気に入り、待女にする。この彼女こそがヌビアの王女アイーダ。 奴隷だが気高く美しいアイーダに、いつしかラダメスはひかれ、アムネリスとの政略結婚に思い悩む。 一方の祖国再生を託されたアイーダもまた、ラダメスを愛し始めるが、父のヌビア王を逃亡させる計画も持ち上がり、愛と運命の狭間で揺れ動くアイーダとラダメス、そして二人の愛を知り、苦しみながらも成長をとげるアムネリス。 心に迫る物語の結末や如何に? 「アイーダ」と言えば、ヴェルディのオペラがあまりにも有名で、即チケット完売と言うほど世界中で愛されているメガヒット作品。この世界最古のラブストーリーに着目したディズニーは、ミュージカル化に5年の歳月を費やした。 いかにも古代エジプト的なスタイルを排除した、今風の舞台演出は、衣装から小道具まで非常に斬新で刺激的。中でも、鮮やかなアムネリスの衣装や、白と黒が印象的な群舞シーンなどは製作費に1500万ドルを投入している。 招待者も、「本当に感動しました。涙が自然と出るのがわかりました。また、機会があれば観たいと思いました。」と、4千年の恋物語に心を奪われた様子が伝わった、観劇会に感激?した一日であった。 往路の車中にて、五島社長より「大管まつりでは、特に本日ご出席の皆さん方には、多大なご協賛を賜りましたことを厚くお礼申し上げます。大管まつりも今年で21年を迎え、大垣管材らしさを発揮できたと思います。これからも皆様方のご期待にそえられる企画でやっていきたいと考えております。本日は日頃の疲れを癒やしていただき鋭気を養って戴きまして、明日からのお仕事を頑張って戴きたいと思います」と、出席方のお礼が述べられた。 産業機械受注状況 日本産業機械工業会平成17年5月 本月の受注高は、3,450億4,200万円で、前月比88.5%、前年同月比100.7%となった。 本月の内需は、2,245億400万円で、前月比83.6%、前年同月比126.0%となった。内需の前月比で増加した機種は、鉱山機械(132.4%)、冷凍機械(123.0%)、タンク(400.3%)、プラスチック加工機械(112.5%)、変速機(112.7%)、金属加工機械(406.9%) 前年同月比では、ボイラ・原動機(141.9%)、鉱山機械(130.1%)、冷凍機械(115.1%)、プラスチック加工機械(117.0%)、圧縮機(154.7%)、運搬機械(135.7%)、変速機(133.3%)、金属加工機械(737.4%)、その他機械(142.1%)が増加した。 外需は、1,205億3,800万円で、前月比99.3%、前年同月比73.3%となった。本月のプラントは3件、301億8,000万円で、前月比918.4%、前年同月比62.3%となった。 外需の前月比で増加した機種は、ボイラ・原動機(176.4%)、鉱山機械(135.8%)、タンク(132.4%)、プラスチック加工機械(104.1%)、圧縮機(230.8%)、運搬機械(128.1%)、金属加工機械(145.9%)であり、前年同月比では、圧縮機(164.0%)、運搬機械(107.6%)、その他機械(157.0%)が増加した。 各機種の動向と需要部門 ボイラ・原動機……前月比は、化学、造船、電力、官公需の減少により86.8%、前年同月比は、化学、電力の増加により112.4%となった。 化学機械(冷凍機械を含む)……前月比は、化学、その他製造業、官公需、外需の減少により74.7%、前年同月比は、化学、官公需、外需の減少により64.6%となった。 タンク…前月比は、電力、その他非製造業、外需の増加により229.7%、前年同月比は、石油・石炭製品、外需の減少により50.4%となった。 プラスチック加工機械…前月比は、非鉄金属、一般機械、自動車、外需の増加により108.4%、前年同月比は、外需の減少により93.1%となった。 ポンプ…前月比は、化学、官公需、外需の減少により68.0%、前年同月比は、官公需、外需の減少により78.8%。 圧縮機…前月比は、外需の増加により133.1%、前年同月比は、一般機械、外需の増加により158.7%となった。 送風機…前月比は、非鉄金属、官公需、外需の減少により42.2%、前年同月比は、紙・パルプ、鉄鋼、電力、官公需の減少により64.3%となった。 運搬機械…前月比は、食品、自動車、卸・小売、その他非製造業の減少により93.5%、前年同月比は、鉄鋼、一般機械、自動車、外需の増加により122.8%となった。 金属加工機械…前月比は、鉄鋼、外需の増加により254.1%、前年同月比は、鉄鋼、自動車の増加により227.2%となった。 鋳鋼鍛鋼生産速報 日本鋳鍛鋼会 平成17年5月分 日本鋳鍛鋼会では、7月5日に鋳鋼(全国76工場)、鍛鋼(同19工場)の五月分生産実績を発表した。 鋳鋼は生産量が22,886トン、前月比1.8%減(427トン減)前年同月比は9.7%増(2,019トン増)。 鍛鋼は生産量が55,527トン、前月比5.4%減(3,197トン減)、前年同月比6.4%増(3,325トン増) 5月は例年稼動日数が他の月より少なく減少傾向にあるが、現在は季節的要因に関係なく鋳鋼、鍛鋼とも高水準で推移している。 現在の生産基調は4月、5月の実績をみる限り鋳鋼、鍛鋼とも上期見通し(鋳鋼22,000t/月、鍛鋼56,000t/月)をほぼ横這いで推移している。 鋳鋼は建設機械や大型トラック向けの量産品、鍛鋼は船舶、自動車、電力関連を中心に需要増がかなり長期化しそうな気配でありここしばらくは現状の水準を維持できるものと思われる。 収支改善については企業間の格差はあるものの、着実に進んでおり、今後尚一層の採算重視傾向を強めていくものと思われる。 産業機械輸出契約状況 日本産業機械工業会平成17年5月 五月の輸出契約高は、1,442億8,200万円で、前月比100.2%、前年同月比七2.3%となった。 本月のプラントは、3件、301億8,000万円で、前月比918.4%、前年同月比六2.3%となった。 単体は、841億200万円で、前月比76.0%、前年同月比七6.7%となった。 地域別構成比は、アジア州48.2%、中東州21.5%、ヨーロッパ州20.4%、北アメリカ州6.4%、アフリカ州1.2%となっている。 三菱マテリアルツールズ新製品紹介 新製品ソリッドCBNインサートMBS140と MMTシリーズVP15TF追加 三菱マテリアルツールズ(社長=高田修氏、本社=東京都墨田区横網1-6-1)は、鋳鉄加工における粗加工から高速化・高能率化の実現を可能とする「ソリッドCBNインサートMBS140」と、ねじ切り旋削用工具MMTシリーズの全面研削型インサートに新材種「VP15TF」を追加して販売を開始した。 ソリッドCBNイン サートMBS140 従来CBNは仕上げ加工用工具として生産の高速化・高能率化を実現してきた。更なる生産の高速化・高能率化を図る上では粗加工も可能になる必要がある。しかし従来のCBN工具はロウ付け製品が一般的であり、ロウ付けされたCBNのサイズにより切り込みの制限が生まれ、粗加工への適用が出来ない状況にあった。ソリッドCBN・MBS140はインサート全体がCBN焼結体で構成され、サイズによる切り込み制限が無い。これにより、鋳鉄加工では2〜3oの切り込みで加工が可能となり、粗加工から高速化・高能率化への実現が可能となり、更なる生産性の向上に貢献できるようになった。 価格は、(代表型番)CNGN120408が32,130円(税込)、SNGN120408が32,130円(税込)、RNGN120400が27,405円(税込)。 【製品特長】 @インサート全体がCBN焼結体で構成され、鋳鉄の深切り込み加工が可能。 A中粒径(2μm)CBN粒子と特殊バインダーを採用、鋳鉄の高負荷加工でも高性能を発揮。 B全ての切れ刃コーナーが使用でき、工具の低コスト化を実現。 ねじ切り旋削用工具MMTシリーズ新材種「VP15TF」 ねじの形状・種類に合わせてインサートを用意しなければならないという、ねじ切り旋削特有の問題に対し、同社では全面研削型の高精度インサートを開発。高い耐摩耗性を誇るミラクルコーティングVP10MFとの組み合わせで幅広いラインナップで市場において好評を博している。 しかし、ねじ部品においては、被削材形状が多様であり、非対称形状ワークからバーフィード加工ワークなど様々な形状が存在し、切削状態が不安定になる場合もある。このような状況に対応すべく、この程超微粒PVDコーティング材種「ミラクルコーティングVP15TF」を新規追加した。 【製品特長】 @超微粒超硬合金TF15とミラクルVPコーティングとの組み合わせにより、耐摩耗性と耐欠損性を高い次元で両立したPVDコーティング材種。 A非対称及び異形状ワーク加工、バーフィード加工など、既存の工具材種では突発的な欠損を生じやすい場合においても、安定した加工を実現。 バイオレットステンレス用高精度ドリル サイズ追加発売 三菱マテリアルツールズは、三菱マテリアル神戸ツールズが開発・製造する、バイオレット高精度ドリルシリーズ「バイオレット高精度ドリル ステンレス用(M)VA-PDM-SUS」のサイズ範囲を大幅に拡大し、販売を開始した。このドリルは、耐熱性、耐摩耗性に優れたバイオレットコーティングを適用し、新開発の先端形状(PAT・P)を採用した、ステンレス用高精度ドリル。 最小径サイズをφ0.5ミリまで拡大し、百分の一ミリとびを加えて一層の高精度加工に対応するシリーズとなった。このサイズ追加によって発売済みの121サイズと合わせ全491サイズとなる。 既に発売されている「バイオレット高精度ドリル ステンレス用(S)VA-PDS-SUS」と合わせ、ステンレス用高精度バイオレットドリルのシリーズが大きく拡大した。 【製品特長】 @耐熱性、耐摩耗性に優れたバイオレットコーティング、新開発の先端形状(PAT・P)を採用。 ASUS304などのステンレス鋼の穴あけ加工において、安定した寿命を発揮。 B穴加工数にかかわらず、高精度の穴径が安定して得られる。 C高速、高送りが可能で、切りくず分断性も良く、高能率穴あけ加工が可能。 D最小径0.5ミリから最大径13.0oまで。0.5oから4.0oまでは百分の1oとび、4.05から9.0ミリまでは百分の5oとびサイズを揃えている。 ES溝長タイプと合わせて2シリーズ総サイズ数982サイズ。 ◎品名=バイオレット高精度ドリル ステンレス用(M) ◎型番=VA-PDM-SUS ◎サイズ=φ0.5〜φ13.0 全491サイズ ◎標準価格=φ0.5@1,733円〜φ13.0@9,450円(税込) s 超硬ソリッドミラクルWSTARドリル 8D用追加発売 三菱マテリアルツールズは、三菱マテリアルが開発・製造する超硬ソリッドドリル「ミラクルWSTARドリル」に、8D用(切刃径の8倍の穴深さに対応する)シリーズを新たに追加し、販売を開始した。 「ミラクルWSTARドリル」は、切屑処理性に優れ、高精度・長寿命であるといった性能の特長を有し、2002年4月の発売以来、あらゆる業界のユーザーから好評を得ている。 「X8DB」は、この「ミラクルWSTARドリル」の切削性能をそのまま踏襲し、L/D=8(L:加工深さ、D:切刃径)の加工深さを、ノンステップで高能率に加工できる超硬ソリッドドリル。 【製品特長】 @食い付き性に優れた刃先形状により、L/D=8の加工においても、切削初期から加工が安定し、良好な穴精度を得ることができる(加工した一つの穴の中で、寸法のばらつきが少ない)。 A最適設計された独自の溝断面形状により切屑排出性に優れ、ノンステップ加工を実現し、加工能率を大幅に改善することができる。 B「ミラクルコーティングVPコート」の優れた耐熱耐摩耗性、および耐酸化性により、MQL加工にも対応でき、工具の長寿命化が図れる。 「ミラクルWSTARドリル 8D用」の規格アイテムは、切刃径φ3o以上φ12o以下を0.1o毎、φ12oを越えφ16o以下を0.5o毎、およびφ14.2oを含む内部給油形を全100型揃えた。 インパクトミラクルエンドミル 新シリーズ,追加サイズ発売 三菱マテリアルツールズは、三菱マテリアル神戸ツールズが開発・製造する「インパクトミラクルエンドミル」に新たなシリーズを追加し、販売を開始した。 このエンドミルは、高硬度材加工用として定評のある「高硬度加工用ミラクルコーティング(Al,Ti,Si)N」の技術をベースに、更なる皮膜硬度と耐熱性を実現した「インパクトミラクルコーティング」を適用した新しい高硬度加工用エンドミルシリーズ。 三菱マテリアルと三菱マテリアル神戸ツールズ両社の材料技術、PVDコーティング技術の融合により開発された“単一相ナノ結晶コーティング”技術によって(Al,Ti,Si)Nの皮膜硬さと酸化開始温度を向上させ、専用超硬母材と新設計形状の採用により、金型材のダイレクトミーリング(焼入れした金型材の直彫り)の要求に応えるシリーズとなっている。 今回新たにショート刃長シリーズのインパクトミラクルエンドミル(S)VF-SDを追加し、併せて2枚刃インパクトボールエンドミル(S)VF-2SBに小径部を中心としたサイズ拡大を行う。 【製品特長】 @新開発の「インパクトミラクルコーティング」を適用。単一相ナノ結晶化技術がもたらす、従来よりも高い皮膜硬さと耐酸化性、低い摩擦係数により、高硬度金型材の高精度・高品位加工を実現。 A先端、溝形状もよりブラッシュアップ。耐チッピング性に優れた形状の採用により高硬度材を高速、高精度に安定加工。 B今回新たにスクエアショート刃長シリーズを加え、計3シリーズ、全62サイズとなり、様々な加工に幅広く対応。 ◎品名=インパクトミラクルエンドミル(S) 型番=VF-SD サイズφ1〜φ12 全12サイズ ◎品名=2枚刃インパクトミラクルボールエンドミル(S) 型番=VF-2SB サイズR0.1〜R6 全32サイズ ◎標準価格=VF-SD φ1@8,988円〜φ12@25,935円(税込)、VF-2SB R0.1@15,750円〜R6@33,810円(税込) ラジアスカッタAJX形 小径サイズφ16・φ17ミリ追加 三菱マテリアルツールズは、三菱マテリアルが開発・製造する「高送り用ラジアスカッタAJX形」に、「小径サイズ(φ16と17o)」を追加し、販売を開始した。 同社が発売している「高送り用ラジアスカッタAJX形」は、独自の切れ刃形状、高剛性なクランプ機構、切りくず排出性を考慮したポケット形状の採用により、従来の一般使用条件に対し、8〜10倍の高い送り速度での加工が可能。このため、高能率化によるコストダウンに大きな効果を上げており、使用ユーザーより好評を得ている。 今回、追加発売する小径サイズは、工具切れ刃径がφ16と17oで、既に発売済みのφ20o以上の製品と比較して切削抵抗が小さくなっている。このため、従来品では困難であった小型工作機械での使用も可能。 また、従来シリーズの工具全長よりも短い「ショートシャンク形(SS形)」をラインアップ。小型工作機械では突き出し長さを小さくして使用するケースが多く、これらの加工条件にて有効に使用できる。 今回の小径サイズ追加により、高送り用ラジアスカッタAJX形は、従来品と合わせると、切れ刃径φ16〜160mmのフルラインアップが完成。高送り用ラジアスカッタの世界標準として、その総合性能を確固たるものにしている。 【規格追加】 ◎品名・型番=本体AJX06R162SA16SS/S/L/EL、AJX06R172SA16SS/S/L/ELの計八型番。インサートJOMW06T215ZZSR-FT、JOMT06T215ZZSR-JM、それぞれVP15TF/FH7020/VP30RTの計6型番 ◎標準価格=本体 AJX06R162SA16S 31,185円(税込)、インサートJOMW06T215ZZSR-FT FH7020788円(税込) 上海駐在事務所を設立 サンコー商事7月1日より業務開始 サンコー商事(社長=井内敬氏、本社=名古屋市名東区高社二丁目)では、かねてより中国進出をにらんで検討していた上海駐在員事務所を設立,7月1日より業務を開始した。 【事務所概要】 ◎事務所名=日本三工商事株式会社上海代表所 ◎事務所開設日=平成17年7月1日 ◎所在地=上海市肇嘉浜路680号金鐘大厦1号808室 ◎主席駐在員=葉 向エ氏 ◎TEL=+86-021-6415-0882,FAX=+86-021-6415-0662 モノづくりを支援する生産技術展 「サンコーフェア2005」 サンコー商事 豊田工機カスタマーセンターで開催 サンコー商事(社長=井内敬氏、本社=名古屋市名東区高社2-245)は豊田工機の協力を得て、7月8日午後1時より豊田工機カスタマーセンターを会場に「サンコーフェア2005」を開催した。 今回は高効率で高品位なモノづくりを支援する生産技術展として、加工、測定、アッセンブリ・搬送、環境関連機器の4つのゾーンに分けて顧客に役立つ製品と技術を紹介。また、メーカー3社(豊田工機、日立ツール、東京精密)による技術セミナーが会場内プレゼンテーションルームにて行われた。 展示内容は、豊田工機・NEDO共同研究開発の小型円筒研削盤EGProcessor、研削工程を集約可能とする一台三役のCNC複合研削盤GU5-65R、金型の加工能率を飛躍的に向上させる超高速マシニングUH55をはじめ、CNC汎用円筒研削盤、超高速リニアモータ駆動マシニングセンタなどで、豊田工機グループはじめサンコー商事取扱いメーカー44社が出展した。 当日は好天に恵まれ、愛知県下はもとより静岡からもバスを連ねるなど、当初の目標を上回る約600名が来場した。 環境装置受注状況 日本産業機械工業会平成17年5月 日本産業機械工業会がまとめた5月の環境装置受注高は、375億5,000万円で、前月比95.0%、前年同月比115.8%となった。 各装置別 ◎大気汚染防止装置 前月比は、海外向け排煙脱硫装置、排ガス処理装置の増加により、141.0%。 前年同月比は、鉄鋼、その他製造業、電力向け集じん装置、機械向け重・軽油脱硫装置、海外向け排煙脱硫装置、排ガス処理装置、化学向け排煙脱硝装置の増加により、242.8%。 ◎水質汚濁防止装置 前月比は、官公需向けし尿処理装置、関連機器の減少により、69.4%。 前年同月比は、官公需向け下水汚水処理装置、汚泥処理装置、関連機器の減少により、50.5%。 ◎ごみ処理装置 前月比は、官公需向け都市ごみ処理装置の減少により、98.4%。 前年同月比は、官公需向け都市ごみ処理装置、関連機器、その他非製造業向け事業系廃棄物処理装置の増加により、161.4%。 ◎騒音振動防止装置 前月比1.8%、前年同月比27.3%。 需要部門別 ◎製造業 前月比は、食品向け産業廃水処理装置、繊維、鉄鋼向け集じん装置、機械向け排ガス処理装置、産業廃水処理装置、その他製造業向け排ガス処理装置、汚泥処理装置の減少により、74.9%。 前年同月比は、化学、その他製造業向け産業廃水処理装置、機械向け重・軽油脱硫装置の増加により、114.4%。 ◎非製造業 前月比は、電力向け排煙脱硫装置、その他非製造業向けごみ処理装置関連機器の減少により、77.4%。 前年同月比は、その他非製造業向け産業廃水処理装置が減少したものの、電力向け集じん装置、その他非製造業向け事業系廃棄物処理装置の増加により、100.7%。 ◎官公需 前月比は、し尿処理装置、水質汚濁防止装置関連機器、都市ごみ処理装置の減少により、84.8%。 前年同月比は、下水汚水処理装置、汚泥処理装置、水質汚濁防止装置関連機器の減少により、97.8%。 ◎外需 前月比は、排煙脱硫装置、排ガス処理装置、下水汚水処理装置の増加により、337.2%。 前年同月比は、排煙脱硫装置、排ガス処理装置、下水汚水処理装置、事業系廃棄物処理装置の増加により、609.0%。 なお、外需は月により変動が大きい。 定時株主総会・取締役会にて 大阪機工 新役員体制整う 大阪機工(社長=土井隆雄氏、本社=兵庫県伊丹市)は、6月29日に開催された定時株主総会並びに取締役会において次の通り新役員を選任した。 ■代表取締役社長=土井隆雄氏 ■代表取締役専務取締役(営業本部長)=平尾守氏 ■常務取締役(猪名川製造所長兼管理担当兼生産担当兼技術担当)=西村勝廣氏 ■常務取締役(経理担当)=岸野邦彦氏 ■取締役(天津OKK機械有限公司出向)=山本圓氏 ■取締役(技術本部長)=幸田盛堂氏 ■取締役(生産本部長)=八十川信介氏 ■取締役(営業本部工作機械営業部長兼営業技術担当)=久志善孝氏(新任) ■常勤監査役=真野守雄氏(新任) ■常勤監査役=野村泰助氏 ■監査役=亀川暢夫氏 国際産業技術見本市 ハノーバーメッセ064月24〜28日 出展社を募集中締切りは8月31日 複数の産業見本市を同時に同一会場で開催する、世界最大級の産業技術見本市「ハノーバーメッセ2006」が2006年4月24日から28日までの5日間、ドイツ・ハノーバー国際見本市会場で開催される。主催は、ドイツ産業見本市(社長=ゼップ・ヘックマン氏)。 前回展のハノーバーメッセ2005には世界65ヶ国から6,090社が出展。約20万5,000人の来場者が訪れ、オープニングにはロシアのプーチン大統領と共に、ドイツ・シュレーダー首相が開幕式を行った。日本からの直接出展は産業技術総合研究所、住友電気工業、東陶フロンティアリサーチ、ティアンドデイ、栄通信工業、和泉電気、松尾電器産業、東芝、日新電機、オサダ、田中貴金属工業、パトライト、多摩川精機、ベッセル、デジタルパウダー、太盛工業、クラステクノロジー、堺市経済局、スーパーツール、テクノアオヤマ、竹内精工、エバオン、鍋屋バイテック会社、大同工業などで、現地法人や代理店からの出店も含めると毎回50社以上が出展している。 ハノーバーにおける見本市の対日サービス、出展社並びに訪問者のプロモーション及びコンサルティングサービス活動を行っている同社日本代表部では、現在「ハノーバーメッセ2006」の出展社を募集している。 【開催概要】 ◎名称=国際産業技術見本市「ハノーバー・メッセ2006」 ◎会期=2006年4月24日〜28日 ◎会場=ドイツ・ハノーバー国際見本市会場 ◎展示プログラム=産業オートメーション、エネルギー、パイプライン・配管設備・下水設備・メンテナンス、デジタルファクトリー、マイクロテクノロジー、研究開発及びテクノロジー、産業用部品及び工業用材料、ファシリティマネジメント及びサービス ◎規模(前回実績)=出展社数6,090社、入場者数20万5,000人、出展小間面積20万5,100u ◎出展参加料金 @スペースのみの申し込み=基本料金175ユーロ/uから Aフェアパッケージ(スペース+基礎スタンド+各種サービス) ◎出展申込締切=2005年8月31日 ◎出展申込・問合せ先 ドイツ産業見本市日本代表部(〒164-0003東京都中野区東中野1-51-3-501、電話03-3363-6631、FAX03.3363-7582) http://www.hannovermesse/co.jp E-mail=hannmessejp@asahi‐net.or.jp ハイクオリティ 超短納期を支える 05モノづくり革新展 6月30日〜7月2日までの3日間、名古屋市中小企業振興会館(吹上ホール)にて「2005モノづくり革新展」が行われた。主催は日刊工業新聞社・日本金型工業会中部支部。 同展は昭和28年から続く長い歴史を誇り、金型や素形材・計測機器など、加工産業全般に関して、時代と共に地域ニーズに合わせた展示会を催してきた。今回は単なる出品製品展示ではなく、提案を中心としたソリューション型展示とし、実例を挙げてユーザーの直面する問題解決に挑んだ。テーマは「ハイクオリティ・超短納期を支える」。出展社は約200社強に上り、場内には特設イベント会場等を設け、次世代製造業のあり方を示していた。 また同時に特別講演会として、6月30日には「今後の中国経済の動向と日本企業の対応(講師=愛知大学現代中国学部教授 服部健治氏)」が、併設セミナーとして6月30日に「CAD/CAE/CAM/CAT一気通貫構築技術(職業能力開発総合大学校精密機械システム工学科・工学博士 武藤一夫氏)」、7月1日に「金型・最前線と生き残るための生産技術(松岡技術研究所代表取締役 松岡甫篁氏)」、2日は「金型博士の型破りな金型技術者養成(鈴木技術士事務所所長 鈴木城氏)」が開催された。 40周年を記念し 同伴会開催 岐阜商工同好会 岐阜商工同好会(会長=服部与一氏・服部商会社長)は会結成40周年を迎え、その記念行事として7月9日、岐阜市日出町のグランヴェール岐山において「40周年記念夫婦同伴会」を開催した。 当日は、午後零時30分より白木総務(白木商会専務)の司会進行で開会。冒頭、服部会長が「40周年という節目の年ということで、皆さんと喜びを分かち合って、日頃の仕事を忘れ一日のんびりと過ごしたいということで企画致しました。40年と一言で言いますが、大菱さんが発起人となり発会してから、このように続けて来られましたことも皆さんのご協力があってのことでございます。これからも一年一年続けていければこんな嬉しいことはございません」と挨拶。 増田増田精工社長の発声で乾杯し祝宴に移った。 ホテル自慢の料理を満喫し、アトラクションやカラオケなど盛りだくさんの企画で楽しいひと時を過ごして午後3時前に終了した。 愛機工熱田支部 ゴルフ大会 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏・山下機械社長)の熱田支部(支部長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)は7月9日、三重フェニックス&リゾートゴルフクラブにて親睦ゴルフ大会を開催した。参加12名。 このゴルフ大会は2001年から毎年1回コースを変えて開催され、今年で5回目。 当日は、九時スタート予定が(参加者が早く集合したこともあり)繰り上がって8時24分にスタートした。前半持ちこたえた雨も午後から降り出しあいにくの天候だったが、参加者は和気藹々とアメリカンスタイルのプレーを楽しんだ。 結果は、森園氏が第1回に続き2回目の優勝、BGの小島氏は初優勝ならず。 パーティーでは表彰が行われ、盛りだくさんの賞品が授与された。表彰式の後、山下理事長から組合活動参加への御礼と、秋のMECT05状況報告、来年10月の全国大会への参加要請などを合わせた挨拶があり散会した。 【上位入賞者】 ▽優 勝=森園眞一氏 N75.0H18.0 ▽準優勝=千賀敦夫氏 N75.0H24.0 ▽三 位=小島康史氏 N76.2H10.8 ベスグロ=小島康史氏 87 10周年記念パーティー開催 次の10年へ向け更なる飛躍を ノダキC&Cグループ全体の協力に感謝 ノダキのグループ会社・ノダキC&C(社長=池洋一氏、本社=名古屋市西区名駅3丁目)は6月25日午前11時より、名古屋市中区大須のローズコート・ホテルで創立10周年を記念してパーティーを開催した。 当日は、ノダキC&Cの全社員とノダキの幹部社員ら約40名が出席。太田ノダキC&C営業課長の司会で進められ、冒頭、挨拶に臨んだ池ノダキC&C社長は「今年の5月31日に10年を無事迎えることができました。スタート時は大変少人数で始まりましたが、今では所帯もだいぶ増えてまいりました。ここ数年間は私の想像以上の業績が挙げられ明るい状態となり、つらいことは忘れてしまいました。和を大切にしてやってまいりました。これから先はどのようになるかは不明確ではございますが、新しい事務所もできましたことですので、この事務所を中心として更に次の通過点20年を、皆さんと共に頑張っていきたいと思っております。私共が小さな仕事をコツコツとやった積み重ねの結果ではございますが、決算上の数字を賑やかにしていただいたのは、ノダキの本社はじめ4つの拠点の皆様方の大変なるご支援のお蔭であり、また、今日タイからは馳せ参じていただきました小田部長(ノダキタイランド社長)にも貢献していただきました。本当に感謝しております。加えて、安井専務はじめ経理・業務の皆さんにも、陰ながら応援していただき心から御礼申し上げます」と感謝の気持ちを表した。 野田ノダキ会長より「これからの企業というのは『己を知り、相手を知って物事に取り組めば、危ういことはない』。自分たちの存在を確認し、相手方の気持ちを察し商売をさせていただくということが原点ではないかと思います。どうか皆さんこれから、20年、30年大変な波風が来ることもあるかと存じます。ノダキグループと共に、C&Cも益々盛んになることを心から祈念致します」とお祝いと激励の言葉が述べられた。 続いて、太田営業課長より、現在取り組んでいる3M製フィルムの大型プロジェクト「フィクサルリニューアル工事」についての説明と報告が行われた。 また、野田ノダキ社長からは10周年の祝いの言葉に続いて、ノダキグループ全社で取り組む「ISO14001」についての説明と「キックオフ」宣言が行われ、2006年3月に審査を受け、同四月頃の認証取得を目指すと発表された。 その後、祝宴に移り、和やかに歓談し午後2時前に終了した。 10月の懇親旅行会は 鳥羽の「戸田屋」へ 名機工同友会6月例会開催 名機工同友会(会長=時津忠氏・新栄商會会長)は6月29日午後6時30分より、名古屋市中区錦の東京第一ホテル錦において6月例会を開催した。 各部報告では、事業部より共同購入の実績が報告された。 厚生部からは懇親旅行会について3つの案が示され、協議の結果、宿泊先を三重県鳥羽の「戸田屋」とし、10月15日・16日の日程で行うことを決めた。また、ビアパーティーは8月23日「ファニー」で開催することもあわせて決まった。 情報交換では、会員の青木BTT社長より、メーカー、大学等の研究機関で切削工具のセールスエンジニア養成学校を主催する「MTR」を設立、その概要について報告された。 今年はピアノの弾き語りも 恒例のビアパーティーに160余名 中部タンガ特約店会互いに交流を図る 中部タンガロイ特約店会(会長=大久保武氏・大久保商事社長)は7月8日午後6時30分より、「第11回タンガロイビアパーティー」を名古屋市中区錦の栄マルベリーホテル一階の「ラ・ミュール」において開催、昨年を上回る160名余りが参加して盛大に行われた。 当日は、タンガロイ中部支店の三宅氏が司会を務め、はじめに堀中部支店長が「いつもタンガロイ製品の拡販にご尽力いただきましてありがとうございます。本日は梅雨の一休みという感じの非常に暑い一日で、このビアパーティーにピッタリの日となりました。新生タンガロイとなり2年目となります。1年目は順調に推移致しました。また、現在2年目に入っておりますが、こちらも順調に推移させていただいております。これも本日お集まりの特約店の皆様のお蔭と感謝申し上げます。本日はゆっくりと楽しんでいただくために、また明日からの英気を養うために、私共スタッフ一同一生懸命努めてまいります。新しい試みもたくさんございますので、どうか楽しんでいただきたいと存じます」と挨拶。 続いて、伊藤大信工機社長より「ライジングキャンペーン2005がスタート(特約店のみ一カ月前倒し)しております。その成功と本日お集まりの皆様のご健勝を祈念します」と挨拶があり、力強い発声で乾杯。 しばし歓談の後、司いつ子のミニ・コンサートが開かれ、スタンダードジャズはじめポピュラーなどのピアノの弾き語りを楽しんだ。また、恒例となったビールの早飲み大会、ビンゴゲーム、ジャンケン大会など盛りだくさんの企画で大いに盛り上がり、午後8時30分過ぎに、矢田ナゴヤカット社長の中締めで終了した。 愛機工海外調査事前研修の一環 「最近の中国、自動車産業事情」 久保氏(フォーイン)を講師に講演会 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏・山下機械社長)は6月22日午後3時より、名古屋市中区錦の東京第一ホテル錦において経営対策部(部長=森庸一氏・森哲社長)主催で「最近の中国、自動車産業事情」をテーマに講演会を開催した。講師は世界の自動車産業の調査・研究を行うフォーインの久保鉄男社長。当日は、組合員、賛助会員ら約100名が参加して中国自動車産業の実情について学んだ。 この講演会は当初、今年11月に同組合で実施される中国の機械工具業界調査に参加する人を対象に企画されたが、現在中国への関心は高く、内容的にもふさわしいことから、一般の組合員、賛助会員にも案内したところ、定員の70名を大きく上回る100名に近い申し込みがあり、会場を変更しての開催となった。 講演に先立ち、挨拶を行った山下理事長は「先週、私共の熱田支部の行事で名古屋市民大学講座の寺島実郎さんの話しをお聞き致しました。そこで寺島さんが言われるのは、中国の自動車の販売台数がついに昨年、5百何万台になったということです。日本は570万台だそうですが、日本に迫る台数であって、更にこれから伸びていくというお話しでございました。その時に、従来一つの国の自動車産業が急激に展開するのは所得が1,000ドルを超えたあたりという説がありますが、中国の場合はそこまで行っていないが何故急に自動車が売れるようになったのかということを説明されました。今ホンダのアコードが中国では日本円で400万円しますが、中国の平均年収を20万円としますと、飲まず食わずで20年以上の年収をつぎ込まなければ一台の車が買えない値段だそうです。それが売れて、売れて、今アコードの納期は8カ月と言うことです。中国には人口が13億人いて、開放経済のお蔭で年収が1億円を超える人が50万人もいる。ですから日本では考えられないような高価なものも売れている。多分2008年までは今の勢いで、昨年は前年比15%位アップしていますが、ドンドン車が売れていくのではないかと予測をされております。我々は日本で仕事をしておりますが、隣の国の中国の動きは大変気になりまして、今回11月に調査に参りまして、また皆様にご報告致しますが、調査に行かれる方だけではなくて、ご興味のある方々に久保先生のお話しを聞いていただきたいと思います」と述べた。 この後、久保氏による講演が行われ、参加者は熱心に聞き入った。 講演終了後は野田副理事長(ノダキ社長)より「中国のグラフは上を向いているということを改めて認識し、その物凄さを感じました。参考になるお話をいただきました」と締めくくられた。 【講演要旨】 中国の最近の自動車産業事情として、過去の中国の自動車生産の推移、最近の自動車並びに部品生産状況等について語られた。 まとめとして、中国は発展性と色々な危険リスクをあらゆるところに抱えている市場だと思われる。良いところだけ見ると、富裕層の増加や市場がまだまだ拡大しているというところがある。悪いところを見ると、反日感情があったり、政府の政策がころころ変わる面がある。 社会も経済も政治も一党独裁で、計画経済を続けてきた社会が、市場開放、競争原理と言ったところで現実には自動車業界の外資規制があり、50%以上の外資の参加は完成車、エンジンの組み立てでは未だに認めていないし、方向性は緩和するとしているが約束は実際にはしていない。 政治経済の矛盾が内向した状況が続くというのが中国だと思うし、一党独裁体制がいつ崩壊するかという議論があるかと思うが、経済の活動を何らかの形で政治が制限する時代は、いつかどこかで調整しなければそれ以上の発展が見込めない時期が来るだろうと思う。変化が激しいので、その変化にいかにスピーディに対応していくかということがこれから一番鍵になってくる。可能性は大きいし成功したゲインも大きいが、悪くなった時のリスクもヘッジしていく必要があるかと思う。 フォルクスワーゲンが04年から08年まで40億ユーロを投資して、エンジン、トランスミッション、シャーシーシステムの現地化を進めるという方向性を05年までの悪くなる直前まで言ってきて、多分これは変わらないと思われる。現地化は競争力の源泉だと思っているからそれを行使する。非常にアップダウンが厳しいところだが、儲けられる時にしっかり儲けることに徹しないといけない。 問題はトヨタ。GMやワーゲン、ホンダはしっかり儲けたけれども、トヨタが行く頃には儲けることができない。更にそれら以上の投資を行っているということで、余り甘い汁を吸うこと無く厳しい時代に突入した。それを広州、天津、長春の3つの部品の集積拠点を作りながらやる。お金の持ち出しも激しいし、戦線も広くならざるを得ない。また、同じ製品でも物流コストの掛かるものはそれぞれのところに出なければいけない。このように非常に厳しい中での中国進出になるが、将来への期待を持ちながらやられていると思っている。 【講師紹介】 大阪出身。1983年に名古屋大学工学部を卒業と同時に、当時の会社名で国際産業情報研究所(現在のFOURIN、フォーイン)に入社、その後23年間調査分析の先頭に立つ。45歳の若手アナリスト。 同社で調査されたデータ―は、日本のカーメーカー大手や一次部品メーカーを中心にして、その経営を左右するぐらい大きな意味を持つ資料として活用されている。 |