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2005年(平成17年)6
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平成17年6月5日2204号
全国伝動機商組合連合会
第24回全国大会を名古屋で開催
50周年を機に大会のあり方を見直す


 全国伝動機商組合連合会の「第24回全国大会」(大会委員長=山田貞夫氏・名古屋伝動機商組合理事長・ダイドー社長)が5月12・13日の両日、名古屋伝動機商組合の担当で名古屋市中村区名駅の名古屋マリオットアソシアホテルにおいて開催された。この全国大会は第1回が昭和30年(1955年)に開催されてから今年でちょうど50周年を迎え、地元名古屋をはじめ東京、大阪組合より約80名が参加して盛大に行われた。
 第1部の総会は、服部委員(服部社長)の司会で進められ、期間中の物故者に対して黙祷が行われた後、笠井委員(名古屋伝動機商組合副理事長・笠井社長)の開会の辞により開会。
 山田大会委員長は「お忙しい中、第24回全国伝動機商組合連合会全国大会にご出席賜り有り難うございます。ちょうど2005年の、21世紀最初の万国博覧会の年に当たります。また今、愛知は非常に景気が良いのではないかと経済誌などに特集で取り上げられております。確かに今年は、愛知にとりましてフォローの風が吹いております。24時間使用可能の海上空港『中部国際空港』も開港し、旅客もさることながら貨物空港としても期待されている。愛知万博も当初はもう少し規模の大きなものが予定されておりましたが、名古屋は地域社会が小さく、人口は愛知・岐阜・三重・静岡の一部を入れて1,200万人の商圏でしかない。大阪万博に比べればかなり規模の小さなものとなっておりますが、大阪万博の『月の石』のように、ロシアの永久凍土から掘り出された『冷凍マンモス』など見るべきものはあります。明日、皆様方にはマンモスを見ていただけるように手配をさせていただいておりますのでご期待ください。連合会を振り返ってみますと、当会ができましたのは1955年に大阪で行われたのが第一回であります。50年の間には色々な苦労もありました。我々の先輩が色々叡智と熱意をもって続けてこられ、伝統の会であると感じます。我々の商売は社会に貢献できると誇りを持っております。50年前の時代と今は、取り扱う商品も変わってまいりました。FA、ロボットをはじめ、工場の総合的な設備面をおやりになられているところもあろうかと思います。しかし、貫いている心は『社会にお役に立っていく大事な仕事である』と、今でも誇りを持って仕事をさせていただいております。やはり日本発、日本でなければできない商品、イノベーションの産業が我々の業界にもできております。ロボットなども10年先には10兆円産業になるであろうし、ヒューマノイド、いわゆる人間型ロボットというのも出てきております。アイデアは欧米で考えられても、実際に具現化するには日本の技術が必要。日本人でなければ駄目だという商品がここ10年先にはドンドン出てきます。その製造ライン、設備に必要なパーツ等、我々の業界への需要は増えると私は確信しており、組合を中心にして更なる発展を目指してまいりたい」と挨拶した。
 各地区代表者による挨拶では、大阪伝動機商組合の岡村代表幹事(大会副委員長・ササデン社長)が「第24回全国大会が盛大に開催されますこと、皆様と共にお慶び申し上げます。この50年、わが国の産業は大いに発展し、私共の業界も成長を果たしてきております。我々の業界が製造業の自動化に大いに貢献してきたからだと思います。ここに来て、製造業の自動化が新たな段階へ入ったと言われております。少子高齢化によりまして熟練工の数が減り、国内で製造業をしっかりやって行こうという企業にとりましては、これは人ではあまり当てにできない訳です。熟練工の仕事、熟練の技を自動化によって置き換えることができるかということを、製造業が問われている。私共の業界は明るい展望を持っておりますが、この更なる自動化というフォローの風をしっかりと捕らえて、より大きな役割を果たしてまいらなければならないと感じております。このために私共が日夜努めております社員のレベル向上により努め、新しい分野、新しい製品について積極的に取り組むことがもっとも重要なことと思われます。他の分野からの参入も増えておりますので、どうぞ皆様益々のご健闘を祈念申し上げます。最後になりましたが、この名古屋大会の開催にあたり万全のご尽力を賜りました名古屋の組合の皆様方に対しまして厚く御礼を申し上げます」と述べた。
 また、東京伝動機商組合の青柳理事長(大会副委員長・青恒工販社長)より「今一番元気の良い名古屋で全国大会が開催されますことは、参加しているだけで元気になって、明日から希望が持てるのではないかと思います。50年の中で当初のプーリ、シャフト、ベルトの三種の神器から扱い商品が変わってまいり、各社それぞれ異なった取り扱い商品になってきている。東京ではどう、名古屋ではどう、大阪ではどうかと情報交換ができることは、業界組合にとっていいことではないでしょうか。私共の永遠のテーマは後継者問題で、東京の方では最近、青年部の再生に力を入れております。若い時から同業者と知り合い、情報を交換し、後継者を組合としても育てていこうとしております。近い将来、青年部主導の活動が出てくることを夢見ております。今後この全国大会が色々と形は変わるかもしれませんが、50年を機会に更なる発展をされますよう祈念致します」と挨拶。
 恒例により山田大会委員長が議長を務めて議事が行われ、会計報告、会計監査報告が原案通り承認された。
 また、その他の項では、大阪組合より大会のあり方についての提案が行われた。従来、全組合員が参加して行われている全国大会を、2年に一度、各地区の代表者数名ずつが集まる役員会に変更してはというもので、審議の結果、今後はこの役員会という形で行われることが決まった。大会旗は名古屋が管理する。
 村瀬委員(ムラセ社長)の閉会の辞で総会を終了した。
 第2部の講演会は、中澤浩氏(3Nエンタープライジングワークス代表)を講師に迎え、「世界は日本を求めている」をテーマに講演が行われた。
 第3部は佐々木委員(太田廣営業部長)の司会進行で懇親会が行われ、冒頭、山田大会委員長が「第24回全国大会の第一部が皆様のご協力により大変スムーズに終わりました。しばらくお会いできないという一つの寂しいお話も出ましたが、今宵は名古屋の有名なフラメンコの先生に舞いを舞っていただきます。おいしいお酒もご馳走も並んでおりますので、ごゆるりとご歓談ください」と挨拶し、岡村大会副委員長の力強い発声で乾杯を行った。
 依田由利子フラメンコ舞踏団によるフラメンコショーを観賞し、和やかなうちに、青柳大会副委員長の中締め、村瀬委員の閉会の辞で懇親会を終了、大会初日の日程を滞りなくこなした。
 翌日は、現在開催されている「愛・地球博」を見学。万博の目玉の一つである冷凍マンモスも間近に見ることができ、有意義な1日を過ごした。

メクト05展と 採用と社員 戦力化を重点に
中国業界調査を実施
愛機工 17年度通常総会開催
愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏・山下機械社長)では、5月20日午後4時30分より、名古屋市東区葵のメルパルク名古屋において「平成17年度通常総会」を開催し、平成16年度事業報告及び収支決算報告、平成17年度事業計画案並びに予算案が原案通り承認可決された。平成17年度重点実施事業には、昨年に引き続き2年目に入る「採用と社員戦力化事業」、「メカトロテックジャパン05展」の出品者勧誘と組合小間出展、組合ホームページの拡充、中国機械工具業界調査の実施などが掲げられ、好調期の今こそ必ず来る次の変化を見据え、情報発信基地としての組合のあり方を示した。
 総会は、志知総務部副部長(志知社長)が司会を務め、時津副理事長(新栄商會会長)の「一年の指針を決める総会です。忌憚のないご意見をいただきたい」との開会の辞により開会した。
 挨拶に立った山下理事長は、「機械工具流通業界で現在問題が二つあります。一つはメーカーの供給不足、二つ目は原材料の高騰による製品値上げの問題。業界は現在環境が良く、皆さん忙しい状況下にあると思います。ある人はバブルの再来と表現されますが、私はバブルと現在の中身は違うと感じている。設備投資でも、あの頃は見込み発注がかなりあった。現在は実需発注。仕事があるから機械を買うというのが基本パターンであると思っている。もう一つは、モノづくりのグローバル化が物凄い勢いで進みまして、特に地元の自動車産業について申しますと、生産べースで国内は微増、しかし海外は急増という基本構造になっていると思います。海外生産の急拡大に現地での部品調達が追いつかないので、その分日本で作らなければならない。それで大変な忙しさなってしまって、記録的な繁忙現象が起きている。設備需要は海外需要が中心だが、消耗工具である機械工具は国内での生産増を基本として、アジアを中心に急進している地域を含めて需要に追いつかない現象が起きている。工作機械は受注残が月の生産能力の8倍となっており、納期が非常に長くなっている。この最大の原因は、2003年の大不況の時に受注が3分の1ぐらいに落ちた。この時行われた大リストラで4割の生産人口を減らしてしまい、それがほとんど回復していない。こんな状況ですと、私の見方では中進国と言いますか、台湾・韓国の工作機械が不足分を埋めるのではないかと思っています。さて機械工具の流通の面で申しますと、我々が何をすべきかに焦点を合わせると、ユーザーさんが何を求めているかということになります。まず第一のテーマは、ユーザーさんは兎に角人手不足になってしまい、生産技術部門で顕著に人が減っている。色々なプロジェクトが一気に立ち上がっている状態で、こなす人がいないという現象が起きている。それを外部である我々が補うという仕事が、一つ大きくクローズアップされている。二番目は、現場はフル操業しているので、一番怖いのはチョコ停。特に刃物が原因になることが多いので、長時間安定して加工のできる工具の提案と供給が大事。後、刃物の再研削・再コーティング、それから特殊刃具の調達が、今求められているのではないかと思います。流通の面から言いますと、一番皆さんもお感じになっているのは、在庫の品切れです。これが至る所で発生していて、一つは問屋間の協力が必要だが、必要なユーザーに供給するというのが火急ではないかと思います。最後に我々同業団体の機械工具組合としては何をすべきかですが、環境に今は恵まれていますから、個別企業の体質を良くする事がまずは必要ではないかと思います。具体的には財務であり、組織であり、機能だと思います。結構問題もありますが、景気の良さで表面化していない問題が各企業にあるはずだと思います。二番目には、採用を含めた人材の強化。これは今やっておかないといけない仕事だと思います。たくさんの中小企業の団体がある中で、わが機械工具の組合が恵まれた状況にあるのではないかと思いますが、この様な状態がいつまでも続くとは考えておりません。明日に向けて準備をしなければいけないと考えております」と現在の問題点と取り組むべき課題について述べた。
 議長に田中理事(ミユキ商會社長)を選出して議事に移り、▽第1号議案=平成16年度事業報告書、収支決算報告書、貸借対照表、損益計算書並びに剰余金処分案承認に関する件、▽第2号議案=平成17年度事業計画書案並びに収支予算書案承認に関する件、▽第3号議案=平成17年度加入金及び賦課金案並びに徴収方法案承認に関する件、▽第4号議案=その他の件についてそれぞれ審議した結果、全て原案通り承認可決された。
 議案審議後は、来賓の紹介があり、来賓を代表して水谷名古屋市市民経済局産業経済課振興係長が松原名古屋市長の祝辞を代読。
 野田副理事長(ノダキ社長)の閉会の辞で無事総会を終了した。
 この後、懇親会が行われ、「採用と社員戦力化事業」の一環として制作された業界PRビデオ(DVD)が放映された。
 伊藤会計理事(春日鋼機社長)が開宴の挨拶を行い、志知相談役(志知会長)の力強い発声により乾杯。
 組合員、賛助会員が互いに歓談して親睦を深め、水谷相談役(ミズタニ機販会長)の中締めでお開きとなった。
 平成17年度事業計画の重点目標と重点実施事業は次の通り。
【重点目標】
@機工流通変革の時代を迎えて、組合は会員生き残りのための情報の発信基地を目指す。
A製造業(ユーザー)の動向(機工商品の流通含む)を調査し、今後の機工商社を模索する。
B放置すれば減少傾向にある組合員数を増強し、組合の基盤を確保する。
C各種事業を積極的に行い、組合の財務を充実させる。
D組合員、社員の質的向上と福利厚生に資する行事を行う。
E次世代の後継者の育成を念頭に、青年部の活動を積極的に支援する。
F支部活動を充実し、地域での会員の融和、協調を図る。
【今年度重点実施事業】
@採用と社員戦力化事業(2004年度より3カ年計画)。
Aメカトロテックジャパン2005(2005年10月19日〜22日)の出品者勧誘及び組合小間出展。
B業界情報の積極的提供(組合ホームページ、組合報、理事会、企業情報、講演会等)。
C組合ホームページの拡充。
D中国機械工具業界調査の実施(2005年11月20日〜25日、訪問地は上海・株州・広州)。
E全日本機械工具商連合会・愛知大会(全国大会)の企画準備(開催日2006年10月20日、会場「名古屋マリオットアソシアホテル」)。
F各種制度の情報提供。
業界実態調査
報告会を開催
 愛知県機械工具商業協同組合では総会前の午後2時30分より、「採用と社員戦力化事業」の一環として実施された、業界実態調査の報告会が行われた。
 この調査は、組合員を対象に雇用に関するアンケートと訪問調査を実施したもの。
 開会に先立ち、司会進行役の森経営対策部長(森哲社長)が同調査の趣旨と経緯を述べ、開会。
 冒頭、野田副理事長(採用と社員戦力化事業委員長)は「我々の経営資産は人ということで、この事業は行われている。我々の業界のイメージを向上し、良い人材を確保し、更に教育することによりより良い人材とするということが大きな課題。我々の企業の実態を把握するため、労務管理と採用をテーマに調査を行い、精度の高いものになったと思います。是非今後のご参考にしていただきたいと思います」と挨拶。
 林経営対策部副部長(広島商事社長)が報告者となり、調査結果の概要が報告された(本編の冊子は6月ごろに発行の予定)。
 この後、採用改善に向けて制作された業界PRビデオを鑑賞した。

皆が幸せになれる組合づくり
福生氏(ギフベア)新理事長に
岐阜県機械金属商業協組17年度通常総会開催

 岐阜県機械金属商業協同組合(理事長=石田勝俊氏・石田商会社長)は5月13日午後6時より、岐阜市司町の岐阜会館において「第35回通常総会」を開催した。任期満了に伴う理事・役員改選では、3期6年理事長を務めた石田勝俊氏が退任し、新理事長に福生雅利氏(ギフベア社長)が選出された。
 総会は、林理事(ダイヤトイシ社長)の司会で進められ、物故者に対して黙祷を行った後、服部副理事長(服部商会社長)の開会の辞で開会。
 石田理事長が「本日はたくさんの方にお集まりいただき、またご来賓の方々にはお忙しい中ご出席いただき有り難うございます。昨年より異常気象等あまりいいニュースがない中、トヨタ自動車さんの一人勝ちというニュースが入ってきております。我々の業界も昨年あたりからトヨタ自動車さんの影響で、潤ってきている感じがございます。このチャンスを逃がさないように皆様で頑張っていただきたいと存じます。さて組合では、昨年中央会様のご協力をいただき労働力確保事業を実施致し、例年に比べてかなり多くの事業をさせていただきました。組合員様のご協力の賜物で無事に終了致しましたことを、ご報告させていただきます。今後の組合運営につきましても、皆様にご負担をかけない方向で、実のある事業をさせていただくつもりでございますので、多数のご参加でご協力いただきますようお願い致します」と挨拶。
 議長に石田理事長を選出して議事に移り、第1号議案=平成16年度事業報告並びに財産目録、貸借対照表、損益計算書及び剰余金処分承認の件に決算承認の件、第2号議案=平成17年度事業計画案及び収支予算案承認の件、第3号議案=平成17年度賦課金徴収すべき経費の額並びにその納入方法承認の件、第4号議案=平成17年度賛助会員の負担すべき経費の額及びその納入方法承認の件、第5号議案=平成17年度組合取引金融機関承認の件、第6号議案=理事・役員任期満了に伴う選挙の件についてそれぞれ慎重に審議し、第1号議案から第5号議案は原案通り可決承認された。
 第6号議案の任期満了による理事・役員選挙では、指名推薦とし、5名の選考委員が理事・役員候補に石田勝俊氏(石田商会)、中村充氏(加子商店)、木田雅子氏(木田商店)、関谷治頼氏(岐阜機械商事)、福生雅利氏(ギフベア)、嶋崎晴久氏(シマザキ商会)、白木伸道氏(白木商会)、下野信重氏(下野機械)、林修史氏(ダイヤトイシ)、武藤修氏(東陽工具)、服部与一氏(服部商会)を選出、承認された。
 直ちに第1回理事・役員会が開かれ、互選により福生雅利氏が理事長に選出された。
 以上で議事が終了し、石田氏より「私が理事長にさせていただきましたのは6年前で、50歳の時でした。この6年間の間に30周年記念式典、ホームページの立ち上げ、今回の労働力確保事業をさせていただきましたが、まだまだ力不足であったと思います。まだ私、組合では若手の方ですので、一理事として福生雅利理事長さんに協力して、会員様のために組合の運営に努めて参りたいと思います」と議長と理事長退任の挨拶が行われた。
 続いて福生新理事長が「先程、第一回理事会で理事長に任命されました。突然のことで戸惑いと共に、非常に光栄に感じております。最近本を読んでいた中でいいことが書いてあったのでご披露させていただきます。奈良薬師寺の安田暎胤館長は、次のように書かれております。『人の出会いというのは、偶然の物ではない。これが仏教の教えだ』と言われておりますが、私達は縁とか因縁とかを考える前に、もっと簡単に考えればいいのではないでしょうか。今、相手にとって一番いいことは何であるか、皆が良くなることは何であろうということを考えることが、人の出会いの中で一番大切なことであると。私たち、岐阜県機械金属商業協同組合にこうして皆様方と一緒に集えるのも、やはり何かの縁ではないかと思います。ここで私、理事長に選任されまして、これからやっていくことは、これからの時代皆様にとって本当にいいことは何であるか、皆様がこれから成長し幸せになっていくために私たちは何をしたらいいのか、これを良く考えて、今まで石田理事長さんが大変たくさんのご功労をされましたので、それに見習いまして、私も誠心誠意頑張っていく所存です」と新任の挨拶を行った。
 来賓の井上勇岐阜県農林商工部商工局産業経済室長と大野嘉弘岐阜県中小企業団体中央会参与の紹介があり、両氏より来賓挨拶が行われ、総会を無事終了した。
 賛助会員を交えての懇親会で、福生新理事長は総会が滞りなく終了した旨を報告し、「組合員がこれから本当に伸びていける、幸せを感じられる、そういう組合を作り上げていかなければならないと思っております。今まで石田さんが6年間理事長を務められ、随分色々なことをやられて来ました。そこまで私には力が無いので頑張れないかもしれませんが、私なりに精一杯努力させていただきますので、どうぞ皆様方のご協力をよろしくお願い致します」と所信を表明した。
 賛助会員を代表して井口サンコー商事ルート営業部機工GLの力強い発声で乾杯。
 参加の組合員と賛助会員より自己紹介が行われ、和やかに談笑する中、福生勲相談役(ギフベア会長)の中締めで終了した。

懇親会は賛助会員も合流
第12回通常総会開催
三重県機械工具商協組親睦ゴルフ会も実施

 三重県機械工具商協同組合(理事長=松山廣氏・松山機工社長)では、5月13日午後4時より、菰野町湯の山温泉の希望荘を会場に「第12回通常総会」を開催し、平成16年度事業報告、同決算報告、平成17年度事業計画、同予算案を審議し承認する一方、懇親会では賛助会員も交えて、和やかに親睦を分かち合い投宿し、翌日は親睦ゴルフ会を行った。
 総会は、水谷専務理事(東亜機工)の司会、開会の辞で開会。
 挨拶に臨んだ松山理事長は、出席方のお礼を述べたあと「今回の総会並びに懇親会はいつもと様相を変えて、青葉香る胸まで温泉に入りながら朝まで懇親を深めたいと思いますので宜しくお願いいたします。16年度も皆様方のお陰を持ちまして行事も無事終わらせて頂きました。本日からは17年度の行事計画を立てて行って参りますのでご協力のほど宜しくお願いいたします」と、挨拶。
 続いて議案審議に移り、司会者一任の声により、議長に若津精密工機の若林浩隆氏を指名し、次の各議案にそって審議された。
▽第1号議案=平成16年度事業報告、財産目録、貸借対照表、損益計算書及び余剰金処分について
▽第2号議案=平成17年度事業計画及び収支予算案承認について
▽第3号議案=手数料、賦課金の額及び徴収方法の決定について
▽第4号議案=組合借入金の最高限度額について
▽第5号議案=取引金融機関の決定について
▽第6号議案=役員報酬額決定について
▽第7号議案=組合関連事業参加費用について
 以上を満場一致で承認可決した。
【各委員会の事業計画】
▽総務委員会=総会の開催・賀詞交歓会の開催と事務局の運営
▽広報委員会=年2回の機関紙の発行、業界紙への記事及び広告の掲載、新規会員の拡充
▽経営対策委員会=製販懇談会の開催、工場見学会の開催
▽福利厚生委員会=従業員対象のクリスマス会の実施
▽企画委員会=ゴルフ会の実施
 以上で第1部総会を終え、引き続いて賛助会員を交えた第2部の懇親会に移り、門脇理事(門脇商店)の司会進行、松山理事長の挨拶のあと、杉本商事名古屋営業所林所長の乾杯音頭で終始和やかに懇談に興じ、中村顧問(ナック)の中締めで盛宴の内に懇親会を終了した。
 翌日は親睦ゴルフ会が三重カンツリークラブで開催され、渡辺清志氏(コーザイ)がネット71.2で優勝した。上位入賞者は次の皆さん。
▽優勝=渡辺清志(コーザイ)N71.2H16.8
▽2位=打田正憲(三重日立)N71.4H15.6
▽3位=山岡直樹(三重日立)N71.6H26.4(敬称略)

新理事長に鬼頭氏就任
平成17年度通常総会
愛知県金物商工協組合組合存続に一層の努力を

 愛知県金物商工協同組合は、5月17日午後4時より、名古屋市千種区“愛知厚生年金会館”において「平成17年度通常総会」を開催し、全議案原案通り承認可決された。
 冒頭、昨年逝去された故大島武雄氏(ナスコム)、同組合事務局職員の故伊藤精一氏に対し黙祷が捧げられた。
 開会の挨拶として印藤理事長(印藤商店)が「デフレを引きずっていたが、ここ最近良い方向へ進んでいる模様。しかし、我々の業界は未だ難しいところにある。ただ、ハウスメーカーや他の業界が良いという事は、その影響が我々にも来るのではないだろうかと予測される。また、昨日発表された長者番付を見ると、今お金の動きが面白い方向へ来ており、厚生年金基金も悪くはならないと考えている。この一年色々あったが、よく審議して欲しい」と述べた。
 当日審議された議案は次の通り。
▼第1号議案=平成16年度決算関係書類承認の件
▼第2号議案=平成17年度事業計画(案)及び収支予算(案)承認の件
▼第3号議案=平成17年度経費の賦課徴収方法(案)承認の件
▼第4号議案=役員改選の件
▼第5号議案=その他の件
 このうち、第4号議案の役員改選の件では、新理事長に鬼頭宏治氏(丸政)が選出され就任した。
 鬼頭氏は「皆さんの意見を聞きながら邁進して行く所存。現在、我々の業界まで好景気が届いていない。また組合も高速道路別納事業の改正等により、財政難に陥っている。これをいかに克服するかが、最大の課題だと思っている。由緒ある組合を存続させて頂くためにも、一層の協力を仰ぎたい」と新任挨拶を行った。
 続いて印藤前理事長より、退任挨拶が行われ、「失われた10年と言われているが、その6割を私が理事長として務めさせて頂いた。この10年で思うのは、高貴な意志を持って事を行うという心が無くなってきたということ。また、我々組合活動についても、業界全体において知恵を振り絞り、盛り上げなければいけないと過ごしてきた。何とか知恵を出していけば、悲観的な状況にはならないと考えている。理事の皆さんには厳しい事を言うようだが、今以上に盛り上げていって欲しい」と組合運営の行く末について期待を述べ、総会を締めくくった。
【新役員体制】
■顧問=大橋宏男氏(大橋屋)
■理事長=鬼頭宏治氏(丸政)
■副理事長=岡本忠史氏(岡新)
■副理事長=石原忠正氏(いし満)
■副理事長=足立謙祐氏(ハタヤリミテッド)
■会計常務理事=印藤武司氏(印藤産業)
■常務理事=水谷良三氏(ミズタニ)
■常務理事=大河内十三夫氏(岐阜正商店)
■常務理事=寺西佑四郎氏(萬勇)
■常任理事=佐藤章氏(アキラ金物)
■常務理事=柴田耕一氏(台甚)
■常務理事=岸邦治郎氏(岸保産業)
■常務理事=中野照雄氏(伊勢屋金網工業)
■理事=印藤榮一氏(印藤商店)
■理事=川真田定雄氏(三葉利工具)
■理事=大島和彦氏(ナスコム)
■理事=景山和明氏(ケイ・ジー・ワイ工業)
■理事=大橋章久氏(大橋屋)
■監事=杉山万次郎氏(杉万)
■監事=後藤浩介氏(三輪亀)

平成17年3月産業機械輸出契約
3千160億千800万円
前年同月比156・8%

 日本産業機械工業会が発表した、平成17年3月の産業機械輸出契約状況は、輸出契約高が3,160億1,800万円で、前月比四一六・九%、前年同月比一五六・八%となった。
 本月のプラントは8件。598億2,700万円で、前月比410.4%、前年同月比156.3%となった。
 単体は2,561億9,100万円で、前月比418.5%、前年同月比156.9%となった。
 地域別構成比はアジア州53.5%、ヨーロッパ州14.3%、大洋州9.7%、北アメリカ州7.1%、中東州6.6%となっている。

全議案原案通り承認可決
第35回通常総会開催
浜松機工商組合切磋琢磨しながら発展を

 浜松機械工具商協同組合(理事長=神谷竹彦氏、サカエ社長)は、5月13日午後6時より“ホテルコンコルド浜松(静岡県浜松市元城町)”にて「第35回通常総会」を開催。第1号議案の平成16年度事業報告の件から第5号議案のその他の件までを審議し、全て原案通り承認可決された。
 総会では開会の辞の後、神谷理事長が挨拶に立ち「昨年は非常に製造業が忙しい中、組合の方向性を考えた一年であった。さらに新しい年度を迎えるにあたり、今年のスローガンを2つ上げたい。一つは切瑳琢磨しながら事業を進める事。二つ目は組合員が参加するのではなく、参画する事」と述べ、今以上に33社が一つとなって発展していく為の、努力と協力を要請した。
 当日審議された議案は次の通り。
▼第1号議案=平成16年度事業報告承認の件
▼第2号議案=平成16年度決算諸表及び余剰金処分案承認の件
▼第3号議案=平成17年度事業計画決定の件
▼第4号議案=平成17年度収支予算決定の件
▼第5号議案=その他の件
 第5号議案では、青年部の愛知県機械工具商業協同組合青年部との交流・人員募集や同じく愛知県組合主催による中国視察ツアーなど、各委員会による新年度の方向性と計画が審議された。
 総会終了後は、懇親会へと移行した。

副会長に倉橋氏・水谷氏
平成17年度総会開催
中部青年やまずみ会全国大会は岐阜で

 中部青年やまずみ会(会長=岸信夫氏、岸保産業常務取締役)は5月18日午後3時より、名古屋市東区葵“メルパルク名古屋”において「平成17年度中部青年やまずみ会総会」を開催した。当日は34社中18社が出席し、議案は原案通り承認可決された。
 審議された議案は次の通り。
▼第1号議案=平成16年度事業報告、会計報告、会計監査報告
▼第2号議案=平成17年度事業計画案、予算案
▼第3号議案=役員改選
▼第4号議案=その他
 会の始め、岸会長が挨拶に立ち、「トヨタ自動車等、大手の業績は目ざましいものがあるが、我々中小にはまだまだ厳しい状況。これをユアサ商事と一体となることで乗り越えて行きたい。また青年やまずみ会も高年齢化を重ねていることから、若返りと新会員の誘致をお願いしたいと思っている。さらに今年は、全国大会が岐阜で開催される。この大会に向けた、一層の努力をしていきたいと考えている」と述べ、青年やまずみ会の存続や世代交代の必要性を説いた。
 続いてユアサ商事からは、執行役員エネルギー事業部長の湯浅洋一郎氏が「景気は踊り場であるが、我が社は経常利益で予想通りのレベルを維持。この4月には機械を2つのグループ分けし、ロジスティック面で強化して乗り切る構え。また今年は全国大会が名古屋地方で行われることから、是非とも成功させていきたい」と挨拶を行った。
 審議について、第三号議案の役員改選においては、副会長の近藤純一氏(本田商会)、六浦誠芳氏(六浦本店)の両名の退任により、新副会長として倉橋保雄氏(明興)、水谷隆彦氏(ミズタニ機販)が就任した。
 総会終了後は、神田松鯉氏を講師に招聘して、「歴史に学ぶリーダーの条件」と題して講演会が催された。

全国KVK会総会を開催
KVK 全国から会員600余名集う
清水アキラディナーショーや愛・地球博を見学する

全国KVK会(会長=五十嵐一郎氏・五美社長)では、4月26日午後2時より名古屋駅上の“名古屋マリオットアソシアホテル”を会場に「全国KVK会総会」を開催した。総会には全国各地から600余名が参集し、総会のあとは、相撲評論家の元小結舞の海秀平氏による「特別講演」や、ものまねの大御所清水アキラによる、「ものまねディナーショー」を満喫し、翌日は、「愛・地球博」を見学した。
清水アキラディナーショー
 総会当日は、午後1時過ぎの受付と同時に、北は北海道から南は沖縄に至る会員等が次々にホテルに参集し、暫し休息したあと、午後2時から“タワーズボールルーム”において「総会」に臨んだ。
 総会は、KVK営業本部の後藤推進部長の司会進行、全国KVK会副会長の足立幸治氏(アダチ社長)の「ここに全国KVK会の総会を開会いたします」との開会の辞で開会。
 挨拶に臨んだ五十嵐会長は、遠路のところを参集して頂いた会員諸氏に対してお礼を述べる一方「ハウスメーカー等の台頭で我々の商売が脅かされつつあります。水工店さんも二代目さんにうまく継承出来ていないところもあり、懸念いたしております。また、最近は機器メーカーの合併等や異業種からの参入等で、正に弱肉強食の様を呈しております。このままでは、商売が成り立たなくなると危惧いたしておりますが、このことをチャンスと捉えて、果敢に挑戦していかなければと考えております。某厨房メーカーさんでは、他社の単品の隙間を狙った商品作りに取り組み、立派に成功しております例もあります。KVKさんにおかれても、リフォーム用のマルチ水栓(サーモスタットシングルレバー混合栓)を開発販売され、非常に高い評価を得られております。これ等も隙間を狙った商品の成功例だと思います。隙間を見つけ、KVKさんにこのような商品がユーザーから望まれていると言う、情報の提供ができるような、事業の一端を担える、販売店に成長していきたいと思っております」と、あいさつ。
 引き続いて、KVKの北村和弘社長が挨拶にたち、日頃の拡販に対して感謝を述べる一方「新設着工戸数を見た場合は、確かに厳しい状況下にはありますが、住宅ストックは5,000万戸に上り、その内、築20年以上を経過している住宅が半数以上に上ります。従いまして、これらの買い替え需要の創出を掘り起こしていければ、必ずや良くなると思っております。取り替えて頂ける商品の開発に鋭意に取り組み、よい商品を世に送り出して、流通の皆様方によくご理解を頂いて、先の水工店さんにPRして頂ければ幸いだと思います。メーカー、商社さん、水工店さんの三位一体で、ますますのご発展をお願いいたします」と、結んだ。
 次いで、五十嵐会長を議長に推挙して、直ちに議案審議に移った。
▽第1号議案=平成16年度会計報告
▽第2号議案=平成16年度会計監査報告(会計監査=平野泰陽氏・平野商会社長)
▽第3号議案=平成17年度事業計画
 以上を慎重審議し何れも承認可決された。
 引き続いて、全国北村会連合会副会長・関西北村会会長の束田俊夫氏(ミヤコ相談役)が祝辞を述べ「経済は一進一退の状態が続いております。仮に景気が良くなったといたしましても従来の形のように、誰もが良くなると言うことはなく、勝ち組みと負け組みの二極化が進むと思われます。今日ご出席の方は勝ち組みの方ばかりだと思います。いろいろと知恵を絞っておられるKVKさんの商品開発に期待を寄せると共に、流通を担う我々としてもいろいろと知恵を出し合って、この難局を乗り切っていきたいと思います」と、結んだ。
 引き続いて、全国KVK会副会長の鹿間良一氏(鹿間住器社長)の閉会のあいさつで総会を終え、KVK役員、社員の紹介、新製品の紹介とキャンペーン紹介をおこなったあと特別講演に臨んだ。
 特別講演では、相撲評論家で元小結の舞の海秀平氏を講師に招聘して、「決してあきらめない」を演題に解説してもらった。
舞の海秀平氏招き特別講演
【講演要旨】
 舞の海秀平氏は、1968年青森県西津軽郡に生まれ、日本大学経済学部卒業後、内定していた山形県の高校教諭の道を捨て、大相撲出羽海部屋に入門。初土俵は1990年5月場所、翌年3月場所で十両昇進、同9月場所で幕内昇進、小兵ながら巧みな技を武器に小結まで昇進。「技のデパート」の異名で多くのファンを魅了した。1999年の引退までに技能賞五回受賞するなど大活躍した。幕内在位36場所。通算勝敗385勝418敗27休。身長170p、体重100kg前後(現在は85kg位)。今はNHK専属の大相撲解説者として活躍する傍ら、フジテレビのスポーツキャスター、月刊誌大相撲のコラムを執筆するほか、タレントとしてバラエティ番組でも活躍中。
 2、3日前に高砂部屋を覗き、朝青龍関の稽古の様子を見せてもらったが、物凄い取り口で次場所も優勝する勢いが伝わってきた。最近の外国力士の強さに比べ、日本力士のひ弱さが目に付くが、外国人力士は後に引き下がれないという強い志があるのに対し、日本人力士は、そこまで我武者羅に遣らなくても良いという甘い気持ちが試合に出ている。
 6年前に引退したが、体力、気力の限界ではなく、関取の座から落ちると給料を貰えなくなるという気持ちが支配し引退に繋がる。
 引退後はもらえる仕事は何でもやるぞと決心したが、NHKから相撲解説の依頼を受けた時は正直かなり迷った。小結で引退した自分に解説する資格があるのか?と、かなり悩んだけれども「舞の海さんが感じるままを話してほしい」と言われ決心した。
 仕事中のエピソードでは、向正面の解説席に座っていると、正面解説の席がよく見える。正面解説には北の富士勝昭氏(元横綱北の富士)、向正面解説に舞の海の2人が座り中継をしていたある場所のこと、舞の海が喋っている時、自分の出番じゃないからと北の富士が欠伸や伸びを思いっきりしている場面に出くわし、ちょっといたずらしちゃえと思い、「それは北の富士さんに聞いたほうがいいんじゃないですか?」と話をふって慌てさせたことがある。本番終了後、北の富士から「急にはなしかけるな!」と怒られた。すると敵も然る者。黙って引き下がるわけがない。数日後再びコンビを組んだ時「それは舞の海さんの方が知ってるでしょう」と仕返しをされた。流石横綱と感心したことも。
 解説をする時の心がけは、力士の技術について色々言いたいけれど、人格に触れることは言わないように気をつけていること。それから、他の解説者と変に迎合しないようにしている。それは、ひとつの勝負に対して各人の考え方が違うのは当然だし、自分なりの見方を大事にしていきたいから。仕事中に困ることは、仕切りの時になってアナウンサーから「この取り組みについて一言」と言われること。力士も(自分も)集中しているし、第一に取り組みを一言でなんて言えない。
 解説者の仕事をしていると、知っている情報を言えないもどかしいと感じることがよくある。「○○力士は今日どうしたんでしょう?」とふられて、「この力士昨日飲みすぎて二日酔いなんです」と言いたい、けれど絶対に言えないこともある。
 現役時代の思い出では、本場所で曙と対戦。立合いで横に変化して敵の腰にへばりついた舞の海、すぐに内掛けにもっていこうとしたが曙の足が長すぎて手が届かない。当てがはずれたかと思いきや、運良く曙が慌てて強引に吊り出そうとしてくれたので、二人の距離が狭まり曙の足に手が届き、技を決めることに成功。相手のミスを拾った形の勝ち方が多々ある。大きい力士にはとにかくじっとしてられるのが嫌だった。貴乃花だと土俵に上がった時から、獲物を追い詰める蛇のようにじいっと見据えられて、とても裏をかくことなど出来なかった。
 特別講演の後は、暫しの休息を交えながら懇親会に移った。
 懇親会では、関東北村会幹事の小松英敬氏(小松物産社長)のあいさつ、全国KVK会副会長の丸尾氣窮雄氏(丸尾興商社長)の乾杯音頭で一同乾杯をおこない祝宴。ホテル特製のフランス料理のフルコースに舌鼓を打ちながら、清水アキラディナーショーを満喫。
 ディナーショーでは、はじめに松田聖子そっくりさんのまねだ聖子のキュートでセクシーな、ちょっと変わった魅惑の聖子のステージショーに続き、ものまね四天王と呼ばれる清水アキラのものまねショーを堪能。橋幸夫、谷村新司、林家三平、トニー谷、研ナオコ、森進一、五木ひろし、北島三郎などの豪華メンバー?の唄声や幻のデュエット、コントを次々と豪華な衣装に早替わりしながら、見せます!、聴かせます!驚かせます!のものまねバラエティショーを、楽しい話と唄で会場を笑いの渦に巻き込みながら心ゆくまで堪能した。
 翌日は、ホテルを午前7時30分から同8時30分の一時間の間に、バス10台をピストン輸送して、500人強の人員を愛・地球博へ運んだ。
 第一陣は午前8時過ぎに会場に到着し、開場時間の午前9時を待った。後続組もその間に次々に会場に到着し、9時の開場と同時に手荷物検査や持ち物検査を難なくクリアして、各々目的のパビリオンを目指した。既に2館のパビリオンが予約されていたので、予約までの時間を巧く利用しながら有名企業パビリオンや外国パビリオンなどを時間の許す限り見て廻った。

創造力・情報力・技術力の結集
05中部どてらい市6月4日より3日間開催
今年は30周年記念

 工作機械・産業機器・機械工具・住設建材の総合展示会「2005中部どてらい市」が6月4日から6日までの3日間、名古屋市港区金城ふ頭のポートメッセなごやにて開催される。山善名古屋営業本部(本部長=寺坂充生氏、名古屋市熱田区白鳥)傘下の愛知・岐阜・三重の販売店113社が主催。今年は30周年を記念して特別販売企画やタイアップイベント等も併催される。今回のテーマは「欲しいものが、ここにある。〜創造力・情報力・技術力の結集〜」。中部地区最大のどてらい市として、新製品・新機種をラインナップする。
 毎年恒例となった「中部どてらい市」は、生産財及び消費財における幅広い分野の実演展示会として注目されている、一大イベント。
 30回を迎える今年は、誕生30周年記念として超目玉商品を各メーカーブースにて販売する「30周年記念特別販売企画」や、「記念タイアップイベント」と称して、バイクチームであるオーエスジーフェニックスオンステージ、ボッシュフレンドパークなどを併催。また、合計千本当たる「30周年記念ご来場抽選会」では、一等の液晶テレビ(30本)をはじめ、DVDプレーヤー、デジタルオーディオプレイヤー等、人気家電製品が賞品として並ぶ。
 今年も山善及び主催店、出品メーカーらが例年以上に顧客へのアピールを行っており、この3日間でこれまでにない売り上げを期待している。
出品メーカー
機 械
●CNC旋盤
オークマ、大隈豊和機械、北村製作所、シチズン時計、瀧澤鐵工所、大日金属工業、森精機製作所
●マシニングセンタ
オークマ、大隈豊和機械、大阪機工、大鳥機工、キラ・コーポレーション、静岡鐵工所、ツガミ、東芝機械マシナリー、ファナック、ブラザー工業、三井精機工業、三菱重工業、森精機製作所、山崎技研
●CNCフライス盤
静岡鐵工所、武田機械、山崎技研
●研削盤
岡本工作機械製作所、シギヤ精機製作所、ナガセインテグレックス、日立ビアメカニクス、三井ハイテック
●EDM
ソディック、ファナック、ブラザー工業
●計測・CAD/CAM
オプトン、キャムタス、グラフィックプロダクツ、ジェービーエム、太陽メカトロニクス、東京精密、日本ユニシス・エクセリューションズ、ハイテック
●ロボット
ファナック、松浦鉄工所
●汎用工作機械
甲山製作所、宝機械工業、瀧澤鐵工所、大日金属工業、富士電波工機、楊鉄工
●鍛圧・板金
相澤鐵工所、アイセル、コマツ産機、渋谷工業、住谷製作所、村田機械
●リース
セントラルリース、リコーリース
産業システム
●環境対策機器
赤松電機製作所、アマノ、有光工業、カイジョー、鎌倉製作所、昭和電機、三栄工業、DAITO、ダイキン工業、フルタ電機、NIVAC、橋本クロス
●産業機器
アンドソー、大阪ジャッキ製作所、大西電機工業、小池酸素工業、コイデ、小堀鉄工、昭和精工、新東工業、ダイキ、大東精機、太洋、ダイヘン溶接メカトロシステム、タケダ機械、中央製作所、鶴見製作所、寺田ポンプ製作所、デンヨー興産、日本シイベルヘグナー、ハタリー精密、ビグモント、北越工業、マイト工業、三井精機工業、明治機械製作所、名東化工機、ラクソー、ワイエス工機
●マテハン機器・梱包・包装機器
エレクター、オークラ輸送機、大阪タイユー、をくだ屋技研、岡村製作所、河原、岐阜プラスチック工業、ストラパック、象印チェンブロック、ダイフク、大日本インキ化学工業、日工、花岡車輌、扶桑金属工業、富士製作所、二葉製作所、明電ホイストシステム、ワタベ産業、ワンウィル
●メカトロ機器
シグマー技研、太陽鉄工、ダイアディックシステムズ、ダイキン工業油圧、THK、日本セック、マキシンコー、三木プーリ
工 具
●切削・測定工具
エフ・ピー・ツール、オーエスジー、岡崎精工、コンセック、三和電気計器、住友電工ハードメタル、ソニー・マニュファクチャリング・システム、日立ツール、ミツトヨ、三菱マテリアルツールズ、ムラキ、モトユキ
●工作補要工具
イズミコーポレーション、エヌジェイアイ、MSTコーポレーション、カトウ工機、カネテック、北川鉄工所、聖和精機、武田機械、田中インポートグループ、津田駒工業、ナベヤ、日本オートマチックマシン、日研工作所、豊和工業、ユキワ精工、レクサス
●電動・空気工具
アサダ、アトラスコプコ、育良精機製作所、エヌピーケイ、オーモリ、オグラ、亀倉精機、コーソク、サンワ、新ダイワ工業、西田製作所、日東工器、日本精密機械工作、日本電産シバウラ、ボッシュ、松下電工
●研磨材
クレノートン、タクト、柳瀬、レヂトン
●作業工具
エンジニア、オーエッチ工業、角田興業、スーパーツール、フジ矢、ベッセル、前田金属工業、松阪商事、マルティ、水戸工業、室本鉄工、ロブテックス
●環境関連機器
ケルヒャージャパン、静岡製機、田中技研、トーヨーコーケン、前田シェルサービス、マックス、ミヤツ工業、淀川電機製作所
●小型工作機械
飯田鉄工所、コスモキカイ、サカイマシンツール、シージーケー、昭和機械工業、大同興業、日本レボー、ビックツール、藤田製作所、平和テクニカ、ホーセイ、美濃工業
●その他関連商品
イーグルクランプ、大阪製罐、クレシア、コーザイ、鈴木油脂工業、田村総業、トスマック、ナカオ、日新被服、長谷川工業、ハタヤリミテッド、浜田プレス工芸、フナソー、マサダ製作所、マルティ
特選品
●レジャー
かとう、キャノントレーディング、丸勝
●健康機器
エイペクス、キヨツー、コイテック、ファミリー、フジ医療器、北辰マルタカ販売、ホーマーイオン研究所、ヤマト
●調理機器
サタケ、ピースター、ピースタールーム、ラテール
●家具・美術品
アートギャラリー政次郎、ホームディレクトカンパニー、サンデコール、七洋商会
●食品
カイゲン、万葉
(出品メーカーは、2005どてらい市パンフレットより抜粋したもので、変更される場合もあります。)


第31回優良従業員表彰も 第35回通常総会開催
静岡県管工機材商組合全役員を再選する
組合活動が皆さんの自助 努力に寄与することを願う

 静岡県管工機材商組合(理事長=丸尾氣窮雄氏・丸尾興商社長)では、5月10日午後3時より、静岡駅前の“ブケ東海静岡”を会場に「第35回通常総会」を開催し、平成16年度事業報告、同収支決算報告、平成17年度事業計画、同予算案を審議し、それぞれ承認する一方、任期満了による役員改選では理事長はじめ全役員を再選した。また、恒例の第31回優良従業員表彰も併せて行った。
 総会は、伊藤副理事長(沼津管材社長)の司会進行、村松副理事長(村松商店社長)の開会の辞で開会。
 理事長挨拶に臨んだ丸尾理事長は、出席方のお礼を述べた後、「トヨタはじめ県内のスズキ、ヤマハ、また、大手電機メーカー等は史上空前の売上の裏で、その下請けは厳しい状況下にあると言われています。私の身の回りでも、私事ですが現在、静岡県ナショナル住宅設備機器代理店会の会長、神静KV(神奈川・静岡県クボタ)会の会長、日昌会の会長他の役を拝命しておりますが、松下も系列会社の合併、クボタも合成管部門が独立しシーアイ化成と合併、日昌も日東電工の100%子会社となり、各社ともどう生き残るか必死です。現在絶好調ですが、数年前数千億円の赤字計上した時の、代理店会の席上での松下電器産業の中村社長の悲壮な挨拶は今も忘れません。原油の異常な高騰、輸送費、資材の値上がり、それに反し工事価格の過当競争による下落、県外からの同業大手の進出、2006年の年金対策による63歳までの雇用義務化等々、山積みされた問題の前で組合員一人一人足を引っ張っている時ではありません。経営はすべて自助努力であることは当然ですが、組合活動が皆さんの自助努力にますます寄与し、その重要性が増してきていると思います。まずは優良従業員で表彰されます皆さん、誠におめでとうございます。仕事は会社のためでもありますが、結局は自分のためでもあります。皆様のご活躍を期待しております」と、挨拶。
 引き続いて司会者一任の声により、議長に大河副理事長(大河機材社長)を選任して直ちに各議案審議に入った。
▽第1号議案=平成16年度事業報告並びに収支決算報告承認の件
▽第2号議案=平成17年度事業計画並びに収支予算案承認の件
▽第3号議案=役員改選の件
 各支部からの推薦指名方式により、各支部から提出された推薦名簿を議長より発表し、これを承認可決し、理事の互選の結果、丸尾理事長を再選した。
 以上で議案審議を終え、閉会の辞を村松副理事長が行い、第一部総会を終了し、引き続いて、愛知組合の石原理事長(原芳商会会長)はじめ、賛助会員を交えた第二部懇親会に移り、伊藤副理事長の司会、丸尾理事長の挨拶に次いで、来賓の石原愛知組合理事長が「組合スローガンにあります、適正利潤の確保にむけて、お互いに協調しあって利益を確保して頂きたいと思います」との祝辞の後、第31回優良従業員表彰式を行い、9社26名に感謝状と記念品が授与され、続いて、東陶機器名古屋支社の伊藤副支社長の乾杯音頭で終始和やかに歓談に興じ、ユアサ商事静岡支店の松平支店長の中締めで盛況の内に総会の全日程を終了した。
 また、翌11日には「第33回親睦ゴルフ会」が、新沼津カントリークラブで、正会員並びに賛助会員等28名が出席して開催され、高橋貞好氏(三菱樹脂)がネット69.8で優勝した。
 上位入賞者は次の皆さん。
▽優勝=高橋貞好氏(三菱樹脂)N69.8H13.2
▽二位=小山陽一氏(ヨシタケ)N73.2H10.8
▽三位=中西英之氏(冨士機材)N73.8H13.2
◎ベスグロ=小林智氏(ヘルメチック)81
【新役員】
▽理事長=丸尾氣窮雄氏(丸尾興商)
▽顧問=一色泰司氏(一色機材)
▽副理事長=大河隆氏(大河機材)、伊藤捷三氏(沼津管材)、村松孝一氏(村松商店)
▽理事=小澤成章氏(小澤商会)、金子光彦氏(金子管材)、小原昇氏(コハラ)、鈴木厳氏(三共鋼材)、鈴木隆佳氏(山田商工)
▽監事=夏目憲治氏(丸一夏目商店)、鈴木和夫氏(丸八)
【優良従業員表彰者}
▽一色機材=大澤篤史、陶山直樹、野村由布子、松井二三夫
▽小澤商会=村松祐次
▽三共鋼材=沼田晃平
▽静岡伊奈製品販売=倉橋圭一、宮本恵佑
▽沼津管材=秋山守、尾武直人、高田嘉則、望月勉
▽浜松管材=赤澤良樹
▽丸尾興商=宇田美夫、小澤卓也、鈴木紀久美、鈴木直樹、羽田正幸、丸尾真一郎、松本清子、水野浩道、宮本喜之、村松学
▽丸八=山下直人
▽村松商店=中野雅章、松田将志(敬称略)

『最近の出来事に思う』
丸尾興商株式会社
代表取締 役社長 丸尾氣窮雄

 この国では起こりえなかったはずの、JR尼崎事故(JR民営化後最大の事故)によって、日本の技術、安全神話が国内のみならず海外でも失墜しました。当初は飲酒運転等の運転手の個人的資質が原因かと思っていましたが、ご存じの通り、弱冠23歳という若い運転手のオーバーランによる1分30秒の遅れを取り戻すために、尊い百余名の人命を失い500余名の人が負傷しました。
 人間である以上ミスを起こす可能性は否定できません。なぜ「遅れよりも安全第一に考えよ」という指示がされなかったのかと驚きます。スピード制御のATSにしても、たとえ旧型であっても、もう一つ装備すればスピードを確実に制御でき、予算的にも安くできるとNHKの番組で専門技術者の方が指摘されていました。事実、他の民間鉄道会社ではそのように装備し、また運輸省の指示装備規則外でも、自主判断で危なげな所へはATS以外にも脱線防止レールを設置しています。人命を預かる企業として、徹底した危険防止対策を探求しているか甚だ疑問です。ただ運輸省の法令さえ遵守すればよいという、人命軽視の姿勢が最悪の形で表れたと思います。再教育は当然必要ですが、そこで行われていた日勤教育は人間的な温かみがなく、精神的リンチに等しいようなもので、受けた者への今後の仕事にどう影響を与えるかの視点が全くなかったように思えます。
 生意気に偉そうなことを言っていますが、振り返って自分の企業はどうなのか?交通教育、防災・地震等の安全対策について、この事件は私のみならず、経営者の皆様においても深く考えるべきではないでしょうか。
 先月からの中国の反日デモが全世界に報道されましたが、このことで貿易、観光業、中国への投資が警戒され、むしろ中国のイメージダウンに繋がったかと思います。現にEUの対中国武器輸出解禁の話が取り止めになりました。反日デモについての米国ワシントンポスト紙のコラムが新聞に取り上げられていましたが、快哉の思いで読みました。
 そのコラムには、「日中悪化の原因はすべて中国にあり、反政府運動を反日に矛先をすりかえさせている。既に日本は中国へのお詫びを20回以上しており、靖国神社の問題は、日本人の心の内面、死生観に関わることであり、他国が介入すべきことではない。教科書問題にしても具体的におかしい点を指摘すべきであり、当の教科書を見ずに騒いでいるのではないか。南京の30万人虐殺は日本の一部の教科書に載っているが、毛沢東の大躍進にともなう3,000万人餓死は中国の教科書には一切載っていない」と皮肉られています。
 実際に江沢民は反日施設を中国全土に作り、学校でも徹底した反日教育を施しました。南京問題も不思議なことに虐殺された人数が当初より年々膨らんでいます。内政の問題点をそらし、反日へ目を向けさせているのです。
 中国は自らを世界平和を維持する国と言っているようですが、紀元前221年始皇帝以来の侵略国家であり、万里の長城は防衛線であり、領土拡張の証でもあります。一番始末が悪いのは中国人のDNAになっている中華思想――中国が宇宙唯一の文明文化の中心地と考え、周辺国の名を倭奴(日本のこと。チビの下郎)、蒙古(馬鹿ののろま)、匁奴(不吉な下郎)などと虫、けだものを充てて隣国を蔑む等々――ではないでしょうか。また中国の歴史は虐殺と少数民族迫害の歴史と言ってよく、漢の高祖、劉邦の妻呂后や唐代の則天武后以来、身の毛もよだつ残虐行為が繰り返されてきました。以前九州で起きた中国留学生によるわずかな金額のために一家を海に沈めた、惨殺もそのことを思い起こさせるといったら言いすぎでしょうか。
 一方、アヘン戦争の時には英仏軍が有能な官僚・林則徐のアヘン輸入厳禁策に対し、北京朝廷に直接戦いを仕掛けたところ、すぐに清朝は和解政策に転じ(林は罪を背負って左遷)、ロシアはネルチンスク条約等で旧満州、中国北東部の両サイドを領土にしました。強い者、白人には一言の文句も言えず、片や低姿勢で弱い者は徹底的に叩く民族性が窺えます。日本人は反省と謝罪を繰り返し、中国は絶対に謝罪しない国民性。サッカーや先月のデモの暴挙もその表れです。
 当時の西欧の植民地争奪時代の歴史を知る方にはご理解いただけると思いますが、日露戦争は日本とロシアだけの勝ち負けの戦争ではありません。もし伝統的南下政策のロシアが勝てば中国東北部や朝鮮はロシア領となり、日本はロシアの保護領になる運命の戦争であり、それを機に一挙に欧米によって、住む民族に関係なく一方的に領土に線引きがなされ、紛争の絶えない今のイラク、クウェート等アフリカ、イスラム圏と同じ運命をたどったわけです。植民地解放も百年あるいはそれ以上遅れたことは確実です。
 中国の経済躍進の原動力は日本企業の進出によるものが大で、インフラ整備は過去20年間の日本によるODA3兆3,000億円(日本円なので中国では5〜10倍の価値)で高速道路や空港、港湾、軍事施設の建設をしています。大変な貢献にもかかわらず、竣工式典には一切「日本」という言葉はなく、感謝の全くない厚顔振りです。「智恵出でて大偽あり」老子の言葉ではありませんが、騙すのが悪いのではなく騙される者が悪い、外見は我々とそっくりな中国人がいかに見事な策略で相手を騙したか、誇りとする孫子以来の伝統の民族で契約遵守の観念が薄く、それを黙って見過ごした外務省の落ち度であり、ODAは財政逼迫の折、一切打ち切るべきです。中国では日本のODAを報道していないことから、打ち切られても文句も報道もできないはずです。
 教科書や靖国、軍国主義復活問題等、反日デモの火付け役となった一部の政党、新聞等日本人の自虐趣味と中国人の嗜虐趣味の悪循環を断ち切り、両国の実体を冷静に見る能力を養わないと中国が強大化する中で、わが国の将来はとても危険です。その意味で日本人は幼児性を脱却し早く大人になり、隣人と対等に渉りあえる素養と政治力を身につけないと、真の意味での日中友好はありえないと思います。

安田豊治氏を新取締役 候補
ジーネット 取締役会にて内定

 ジーネット(本社=大阪)は、5月21日に取締役会を開催して、役員異動を内定。安田豊治氏(現名古屋支社長)を新任取締役候補とした(6月24日付予定)。
 尚、現取締役名古屋支社管掌を務める日高俊典氏は、6月24日に開催される株主総会を以って退任する予定。

役員改選で全役員を再選
第44回通常総会開催
名古屋水栓販売協会懇親ゴルフ会も実施

 名古屋水栓販売協会(理事長=加藤文隆氏・加藤鋼機会長)では、5月7日午後3時30分より、知多町内海の“オテルドマロニエ内海”を会場に、会員24名中19名が出席して「第44回通常総会」を開催し、平成16年度事業報告、決算報告、平成17年度事業計画、予算案をそれぞれ審議し、承認する一方、任期満了に伴う役員改選では、理事長はじめ全役員を再選した。
 総会は、伊藤理事(イトウ社長)の司会開会の辞で開会。引き続いて、加藤理事長が挨拶に立ち、出席方のお礼を述べた後「JR西日本で悲惨な事故が起こりました。事故の後での報道を見聞していますと、呆れることばかりが次から次へと出てきます。乗り合わせた乗員は被害者の救護もせず逃走する、また、事故当日にボウリング大会を実施する、その後もゴルフ会や宴会の実施などが明るみに出て、多くの人がやりきれない思いを抱いたと思います。被害者の気持ちを逆なでする愚挙です。そうかと思えば事故の起った近くの会社などは、社員総出で救助に携わるといったことも報道されましたが、この違いを分析すると社長の考え方の相違だと思います。常日頃、何か起きた場合の危機管理をどうするか、これは我々の企業とて同じだと思います。常にそういうことを意識しながら、社員に自分の考えを伝えておく、それが実践されることで、危機の時に凄く差が出たと思います。救助に参加した会社の社長が話されていましたが、『悲惨な事故を社員が目撃して、目の当たりにした時に、精神的に大きなショックを受けたと思うから、その心のケアをきちっとしてあげたい』と、話されたことが非常に印象に残っています。今回の事故を教訓に、我々も常日頃から社員に対して、会社の社会理念を説いておくことも必要と感じました。今日は総会で役員改選などの議題も沢山ありますので、慎重審議をお願いいたします」と挨拶。
 引き続いて加藤理事長が議長を務め各議案に沿って審議した。
第1号議案=平成16年度事業報告並びに収支決算報告承認の件
第2号議案=平成17年度事業計画案並びに収支予算案承認の件
第3号議案=任期満了に伴う役員改選の件
 会則第12条に基づき選考委員3名(共和商会、かめや商店、丸一商会)により会員から提出された投票(九名連記)を集計し、選考委員長の棚山氏(丸一商会社長)より発表してもらった。(別掲)
 直ちに新役員にて第1回の理事会が別室にて開かれ、理事の互選の結果、加藤理事長を再選した。
 以上で全議案を終了し、暫し休息のあと、祖父江副理事長(祖父江産業社長)の乾杯音頭で懇親会に移り、終始に渡って和やかに歓談に興じ、内藤副理事長(三和管材社長)の中締めで盛宴の内に懇親会を終了した。
 翌八日は、有志ら十四名による懇親ゴルフ会が南愛知カントリークラブで開催され、新田祐二氏(三栄水栓製作所)がネット75.8で優勝を飾った。
 上位入賞者は次の皆さん。
▽優勝=新田祐二氏(三栄水栓)N75.8H25.2
▽2位=伊藤征夫氏(指兼)N76.0H36.0
▽3位=内藤善徳氏(三和管材)N78.0H24.0
▽4位=石原徳和氏(原芳商会)N79.0H18.0
▽5位=植田慎一郎氏(ウエダ)N80.2H28.8
▽ベスグロ=石原徳和氏(原芳商会)97
【新役員のみなさん】
▽理事長=加藤文隆氏(加藤鋼機)
▽副理事長=内藤善徳氏(三和管材)、祖父江秀雄氏(祖父江産業)
▽理事=在田忠之氏(庶務担当・在田商店)、伊藤辰之氏(イトウ)、植田慎一郎氏(会計担当・ウエダ)、土方 隆氏(東洋物産)、安井正敏氏(監事・錦興業)、石原徳和氏(原芳商会)
【17年度事業計画】
@会員相互の親睦を深め、連帯意識の高揚を図るとともに、業界情報の交換、商品知識の向上を促進する。
A第一条の目的を推進するため、役員会を偶数月に開催し会の運営方法等協議する。また例会を奇数月に開催し商品研修、意見交換の場とし、その他問題があればその都度取り上げて検討する。
B同好会を設け会員及び業界関係者との相互の親睦をはかる。
C同好会の開催の際はこれを補助するものとする。会の開催については、その責任者に一任する。
Dその他会員の利益となる事項については種種協議する。

キッツ
執行役員委嘱業務変更
5月1日付で

 キッツ(社長=小林公雄氏)では、執行役員委嘱業務変更を5月1日付で発令した。
( )内は前職を示す
▽取締役執行役員伸銅品事業担当、キッツメタルワークス代表取締役社長=永関武氏(取締役執行役員鋳鋼弁事業及び海外製品調達担当)
※キッツメタルワークス代表取締役前社長の鮎澤正信氏は、5月1日付で同社子会社である、キッツビービー代表取締役社長に就任

平成17年6月12日2205号
任期満了による役員改選で
正副理事長を再選
愛知県管工機材商協組17年度総会を開催

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=石原徳和氏・原芳商会会長)では、5月18日午後4時30分より、“名古屋マリオットアソシアホテル”を会場に「平成17年度通常総会」を開催し、事業報告、収支決算、財産目録、貸借対照表、損益計算書並びに剰余金処分案、賦課金の算定、新年度事業計画、収支予算案などを審議したあと、任期満了による役員改選の結果、推薦方式により理事23名、監事2名を選出した。また、理事長には理事の互選の結果、石原理事長を再選した。
第26回管工機材総合展
委員長在田氏、副に小川氏

 総会は、竹内監事(丸金商会社長)の司会進行、資格審査発表(103社中91名出席、委任状含む)に次いで、伊藤副理事長(イトウ社長)の開会の辞で開会。
 引き続いて挨拶に立った石原理事長は出席方のお礼を述べた後「早いもので理事長の大任を仰せつかってから2年が経過し、組合事業も各部会ともに無事に活動を終えることができました。これも皆さん方の絶大なるご協力のお陰と感謝いたしております。2年間を振り返って見ますと、第25回展示会においてイベントステージの設置などの新しい取り組みが一定の成果を上げ、盛大に開催できましたことが一番の印象に残っております。今日の総会が皆さん方の協力でスムーズに運びますようお願いいたします」と、挨拶。
 次いで議長に三和管材の内藤社長を選出して直ちに議案審議に入り、次の各号を満場一致で承認可決した。
▽第1号議案=平成16年度事業報告、収支決算報告、財産目録、貸借対照表、損益計算書並びに剰余金処分案承認の件
▽第2号議案=平成17年度賦課金及び賛助会費徴収方法決定の件
▽第3号議案=平成17年度事業計画案並びに収支予算案承認の件
▽第4号議案=任期満了に伴う役員(理事・監事)改選に関する件
 改選の方法については、定款の定めるところの推薦方式で行われ、選考委員5名(在田忠之氏、伊藤辰之氏、加藤文隆氏、神谷凡夫氏、安井正敏氏)が議長より指名され、別室にて協議の結果、理事23名、監事二名を選出し、神谷選考委員長(神谷鋼機社長)より総会に報告、満場異議無く新役員全員の推薦を承認可決した。
 引き続いて新役員による第1回理事会を開催し、理事の互選により石原理事長を再選した。
 以上で全議案の審議を終え、内藤議長が降壇の後、石原理事長の就任挨拶があり「引き受けました以上は一生懸命やってまいりますので、皆さん方の絶大なるご協力をお願い致します」と、所信を述べた。
 閉会の辞を川島副理事長(川島商事社長)が行い総会を終了した。
 引き続いて席を移して、竹内理事の司会、石原理事長の挨拶と、副理事長、第26回展示会実行正副委員長の発表のあと、第26回在田展示会実行委員長(在田商店社長)の「出展者、参観者、組合員の皆さん方のお役に立つ展示会を目指します」との力強い挨拶、神谷前理事長の乾杯音頭で懇親会を行い、お互いに親睦を分かち合い、大薮元理事長(大清会長)の中締めで盛宴の内に、平成17年度総会の全日程を終了した。
 また、当日は総会に先立って午後3時より理事会を開催し、総会に万全を期した。
【新役員】
(敬称略)
▽理事長=石原徳和(原芳商会)
▽副理事長=伊藤辰之(イトウ)、小川信(山信)、川島健一(川島商事)
▽会計理事=加藤文隆(加藤鋼機)
▽理事=在田忠之(在田商店)、伊藤信哉(伊藤柳商店)、植田慎一郎(ウエダ)、鈴木照(オータケ)、北野孝雄(岡谷鋼機)、小川誉之(小川管商)、神谷凡夫(神谷鋼機)、倉地久雄(倉地)、近藤吉一(近藤機材工業)、浅井政則(指兼)、祖父江秀雄(祖父江産業)、桝瀬末廣(大成工機商会)、大薮淳一(大清)、坪井清(ツボイ)、安井正敏(錦興業)、竹内清人(丸金商会)、峰澤彰宏(峰澤鋼機)、鈴木章夫(米津物産)
▽監事=近藤文彦(油伝商店)、渡辺修二(ワタナベ鋼管)
【第26回展示会正副委員長】
▽委員長=在田忠之(在田商店)
▽副委員長=小川信(山信)

平成17年3月環境装置受注
前年同月比87・6%
千420億7千700万円

 日本産業工業会が発表した平成17年3月の環境装置受注は、受注高が1,420億7,700万円。前月比407.4%、前年同月比87.6%。
各装置別
◎大気汚染防止装置
 前月比、前年同月比ともに、海外向け排煙脱硫装置、排煙脱硝装置の増加によりそれぞれ、743.8%、199.4%となった。
◎水質汚濁防止装置
 前月比は、機械向け産業廃水処理装置、官公需向け産業廃水処理装置、下水汚水処理装置、し尿処理装置、汚泥処理装置、関連機器の増加により、246.0%。
 前年同月比は、機械向け産業廃水処理装置、官公需向け下水汚水処理装置、関連機器、海外向け下水汚水処理装置の減少により、71.7%。
◎ごみ処理装置
 前月比は、パルプ・紙向け事業系廃棄物処理装置、その他非製造業向け都市ごみ処理装置、事業系廃棄物処理装置、官公需向けごみ処理装置の全ての装置の増加により、536.7%。
 前年同月比は、その他製造業、官公需、海外向け都市ごみ処理装置の減少により、85.2%。
◎騒音振動防止装置
 前月比8.1%、前年同月比11.2%。
需要部門別
◎製造業
 前月比は、食品、パルプ・紙向け事業系廃棄物処理装置、機械、その他製造業向け産業廃水処理装置の増加により、233.7%。
 前年同月比は、石油化学向け事業系廃棄物処理装置、機械向け産業廃水処理装置、その他製造業向け都市ごみ処理装置、事業系廃棄物処理装置の減少により、39.0%。
◎非製造業
 前月比は、その他非製造業向け都市ごみ処理装置、事業系廃棄物処理装置の増加により、210.5%。
 前年同月比は、電力向け事業系廃棄物処理装置、その他非製造業向けごみ処理装置の全ての装置の増加により、378.7%。
◎官公需
 前月比は、下水汚水処理装置、汚泥処理装置、都市ごみ処理装置、ごみ処理装置関連機器の増加により、461.3%。
 前年同月比は、下水汚水処理装置、水質汚濁防止装置関連機器、都市ごみ処理装置、事業系廃棄物処理装置の減少により、87.9%。
◎外需
 前月比は、排煙脱硫装置、排煙脱硝装置の増加により、4705.3%。
 前年同月比は、下水汚水処理装置、都市ごみ処理装置の減少により、70.6%。
 なお、外需は月により変動が大きい。

時代に即した事業を推進
第26回通常総会開催
日本バルブ工業会JV賞の授与も実施

 日本バルブ工業会(会長=岡野正敏氏・岡野バルブ製造代表取締役社長)では、5月17日午後3時30分より、名古屋駅上の“名古屋マリオットアソシアホテル”において、「第26回通常総会」を開催し、平成16年度事業報告、同決算報告、平成17年度事業計画案、同収支予算案をそれぞれ承認したほか、業界に功績された方を表彰するJV賞の授与と、褒章受賞者の報告も併せ行われた。
 総会は定刻、比企専務理事の司会進行、出席構成員数の報告に次いで、挨拶に臨んだ岡野会長は出席方のお礼を述べたあと「昨年は創立五十周年ということで記念式典を盛大に開催いたしました。その際には皆様方にご尽力を頂きまして感謝いたします。17年度の運営につきましては、幹部会、理事会、支部役員会などを通じて、会議の効率化と部会活動の有り方を検討して、業界に貢献できるように努力をいたしたいと思います。効率的な運営と会員サービスを目指して、時代に即応した有効な事業を推進いたしたいと思います」と挨拶。
 引き続いて、議事録署名人(杉山之浩氏=杉山バルブ製作所代表取締役社長、阪野博安氏=ワシノ機器代表取締役社長)の選出を行い、岡野会長が議長を務めて各議案審議に入り、いずれも承認可決された。
▽第1号議案=平成16年度事業報告の件
▽第2号議案=平成16年度決算報告の件
▽第3号議案=平成17年度事業計画案承認の件
▽第4号議案=平成17年度収支予算案承認の件
 次いで業界に功績のあった会員に贈られるJV賞の表彰が行われ、キッツ技術本部担当部長の村上忠博氏に岡野会長から記念品が授与され、村上氏の「今後もこの賞に恥じないような生き方をしていきたいと思います」との謝辞のあと、会員で春の褒章を受賞された三氏の報告も行われた。
●黄綬褒章=カワデン代表取締役会長深町陸男氏(16年春)、三元バルブ製造代表取締役社長三輪元一郎氏(17年春)
●藍綬褒章=INAX代表取締役社長杉野正博氏(17年春)
 以上で総会を終え、集合写真を撮り懇親会に臨んだ。
 懇親会では、岡野会長の挨拶のあと、来賓を代表して名古屋市上下水道局局長山田雅雄氏が祝辞を述べ、大山忠一副会長(東京支部長・光陽産業代表取締役社長)の乾杯音頭で開宴し、終始にわたり和やかに歓談に興じ、北村和弘副会長(東海支部長・KVK代表取締役社長)の中締めで盛宴のうちに総会の全日程を終了した。

組合からの情報発信が重要
第43回通常総会開催
中日本木工機械商協組新組合事務所にて開催

 中日本木工機械商工協同組合(理事長=木村秀夫氏、昭元産業社長)は5月21日午後3時より「第43回通常総会」を組合事務所において開催した。
 総会の始めに木村理事長が挨拶に立ち、「皆さんの力で組合が成り立っている。今回の総会は新事務所を見てもらうためと力を拝借して頂くためにここで行うことにした。また皆さんの協力と指導を仰ぎながら、組合を運営していこうと考えている。役員の方々だけで動くのでは活性化できない。この総会を機に皆さんの意見を出して頂き、対処していきたい。また大企業は収益が上がっているが、我々木工業界は厳しい。それを克服するためにも組合から情報を発信していかなければならないと思う」と挨拶した。
 続いて組合員優良従業員表彰が行われ、代表として15年勤務の鈴木敏氏(宮川工機)、10年勤務の鈴木知美氏(宮川工機)の2名が表彰状を受け取り、代表謝辞は鈴木敏氏が行った。
 来賓祝辞として、愛知県中小企業団体中央会情報調査部部長の桜井氏より「名古屋は今、熱いと言われているが、理事長様の話を聞くとそうでもないのかなという印象を持っている。右肩上がりではなく、右肩下がりでは当たり前の事だが、いずれ市場から弾きだされてしまう。木工業界が生き残る為には、成果主義ではなく、社会主義的な人材育成が大切」と話し、“奇跡の村”として名高い、過疎地から復興した黒川村の例を説いた。
 また、全日本木工機械商業組合事務局長の安塚氏は「中日本組合の団結力、実行力の素晴らしさに感激している。今、非常に業界は厳しい時代だが、中日本が中心となって組合だけでなく業界にも活を入れて欲しい」と業界活性化の担い手として、同組合への期待を寄せた。
 その後物故者への黙祷を捧げた後、審議を行った。
▼第1号議案=平成16年度事業報告承認の件
▼第2号議案=平成16年度収支決算報告並びに監査報告承認の件
▼第3号議案=平成17年度事業計画(案)承認の件
▼第4号議案=平成17年度収支予算(案)承認の件
▼第5号議案=組合借入金最高限度額決定並びに組合員に対する貸付金最高限度額決定に関する件
▼第6号議案=組合新加入者加入金に関する件
▼第7号議案=その他の件
 このうち、組合借入金に関しては1千万円、貸付金は一社につき100万円以下、組合新加入者加入金は43万円と定められ、全議案を承認可決し、万歳三唱で総会を終了した。

特殊工具専用製造工場新設
サンドビック 宮城県岩出山に

 サンドビック(本社=神戸市西区室谷)は、サンドビックトーヨー株式会社コロマント事業部における、特殊工具専用製造工場を新設すると発表した。
 同社はコロマント製の設計から製造までを担っており、宮城県に瀬峰工場を有している。昨今の特殊工具受注量の増大やグローバル戦略の一つとして、自動車産業・航空機産業への受注拡大を目指していることから、瀬峰工場の特殊工具部門を独立して、岩出山工場を新設。5月9日より業務を開始。
 新設時は約四十名体制でスタートし、特殊インサート・ホルダーの設計及び製造を担当する。専門性を持つ事で品質向上、納期短縮の点などで市場競争力を強化する。
【工場概要】
「サンドビックトーヨー岩出山工場」
宮城県玉造郡岩出山町字東御名掛七七番地
電話0299-73-1270

人材育成と財務強化に注力
平成17年度定時総会
名機工同友会24社が共に成長していく

 名機工同友会(会長=時津忠氏、新栄商會会長)は、5月27日午後6時より、名古屋市中区栄“東京第一ホテル錦”において「平成17年度定時総会」を開催した。
 総会の冒頭、時津会長が挨拶に立ち「この会は和気あいあいとした雰囲気で進んでおり、今回も忌憚の無い意見を聞かせて欲しい。また関東、関西に比べると名古屋は、かなりフォローの風が吹いていると聞かされる。実際、我々の取り巻く環境においても10から30%はアップしていると思う。こうした時に何が大事か。それは人材の育成と財務の強化である。是非ともこれら二つに積極的に取組んで頂きたい」と述べ、具体的な人材育成、財務強化のための具体例を挙げるなどし、24社が一緒に成長していくことを願った。
 続いて審議に入り、当日審議された議案は次の通り。
▼第1号議案=平成16年度事業報告並びに収支決算報告承認に関する件
▼第2号議案=平成17年度事業計画案並びに収支予算案承認に関する件
▼第3号議案=その他の件
 第3号議案のその他の件では、6月の例会を29日に行うことが決められた。
 総会後は懇親会へと移り、会員同士の和やかな交流が行われた。

平成17年3月産業機械受注451億9千万円
前年同月比120・6%に
 日本産業工業会が5月に発表した平成16年度の産業機械輸出は、ボイラ・原動機や発電プラント、製鉄非鉄プラントがアジア向けで大幅に減少したが、化学機械・石化プラントが大型プロジェクト等を複数受注したことから大幅に増加し、更に運搬機械、風水力機械等も増加したことから、対前年度比2.7%増の1兆3,434億円と高水準だった前年度を上回る結果となった。
●単体機械/ボイラ・原動機やプラスチック機械が減少したが、化学機械や風水力機械、運搬機械、金属加工機械が減少したことから、対前年度比3.5%増の1兆3,280億円となった。
●プラント/発電、製鉄非鉄が大幅に減少したが、化学・石化が大幅に増加したことから、対前年度比0.9%増の5,154億円となった。
 地域別に見ると主な輸出先であるアジア向けは単体ではボイラ・原動機やプラスチック加工機械、金属加工機械等が大幅減。プラントでも発電、化学・石化、製鉄非鉄等が大幅減し、対前年度比20.6%減の8,038億円となった。中東向けは単体のボイラ・原動機や風水力機械、金属加工機械等の大幅増に加え、化学・石化プラントでは天然ガス関連の大幅プロジェクトも確保したことから大幅増し対前年度比106.0%増の5,024億円となった。欧州向けは、単体のボイラ・原動機や化学機械、運搬機械等が増加し、またプラントもタンク等が増加し、対前年度比23.4%増の1,597億円となった。南米向けでは、単体のボイラ・原動機や金属加工機械等が増加し、更に化学・石化プラントが大幅増し、対前年度比254.6%増の638億円。アフリカ向けでは、化学機械が大幅増し、対前年度比23.9%増の372億円。アセアニア向けでは、単体のボイラ・原動機や運搬機械、発電プラントが大幅増し、対前年度比249.2%増の817億円。ロシア・東欧向けでは化学・石化プラントが大幅減し、対前年度比75.3%減の439億円。

平成16年度産業機械輸出
対前年度比2.7%増

 日本産業機械工業会は、平成17年3月の産業機械受注状況を発表した。
 3月の受注高は8,451億9,000万円で、前月比252.0%、前年同月比120.6%となった。
 内需は5,169億5,300万円で、前月比203.3%、前年同月比106.3%となった。内需の前月比で増加した機種は、ボイラ・原動機(182.6%)、鉱山機械(134.4%)、化学機械(181.0%)、冷凍機械(153.8%)、タンク(161.3%)、プラスチック加工機械(171.7%)、ポンプ(138.2%)、圧縮機(165.6%)、送風機(145.4%)、運搬機械(201.2%)、変速機(112.3%)、金属加工機械(261.8%)、その他機械(348.7%)。
 前年同月比では、ボイラ・原動機(117.7%)、タンク(382.6%)、プラスチック加工機械(146.5%)、圧縮機(119.2%)、変速機(101.8%)、金属加工機械(324.9%)、その他機械(109.3%)が増加した。
 外需は3,282億3,700万円で前月比404.2%、前年同月比153.1%となった。本月のプラントは8件、592億2,700万円で前月比410.4%、前年同月比156.3%となった。外需の前月比で増加した機種は、ボイラ・原動機(1,732.1%)、鉱山機械(274.9%)、化学機械(821.5%)、冷凍機械(135.7%)、タンク(1,946.7%)、プラスチック加工機械(123.9%)、ポンプ(125.0%)、圧縮機(186.9%)、送風機(420.2%)、運搬機械(245.0%)、変速機(114.3%)、その他機械(145.5%)。
 前年同月比ではボイラ・原動機(289.3%)、鉱山機械(107.6%)、化学機械(160.5%)、タンク(34,500.0%)、圧縮機(128.7%)、送風機(143.9%)、運搬機械(141.6%)、変速機(100.2%)が増加した。
各機種の動向と需要部門
◎ボイラ・原動機/前月比は紙・パルプ、化学、電気機械、造船、電力、外需の増加により337.9%。前年同月比は電気機械、電力、その他非製造業、官公需、外需の増加により169.3%となった。
◎化学機械(冷凍機械含む)/前月比は、化学、窯業土石、電気機械、その他製造業、官公需、外需の増加により259.7%、前年同月比は化学、窯業土石、外需の増加により116.7%となった。
◎タンク/前月比、前年同月比ともに、石油・石炭製品、外需の増加によりそれぞれ356.6%、934.3%となった。
◎プラスチック加工機械/前月比は化学、その他製造業、外需の増加により142.2%。前年同月比は繊維、化学、その他非製造業の増加により103.0%。
◎ポンプ/前月比は、鉄鋼、卸・小売、官公需、外需、代理店の増加により136.1%。前年同月比は官公需、外需の減少により72.6%となった。
◎圧縮機/前月比は化学、建設、官公需、外需の増加により174.6%、前年同月比は化学、一般機械、建設、外需の増加により123.3%となった。
◎送風機/前月比は、電力、官公需、外需の増加により161.6%。前年同月比は鉄鋼、官公需の減少により80.9%となった。
◎運搬機械/前月比は鉄鋼、一般機械、建設、その他非製造業、外需、代理店の増加により212.8%。前年同月比は運輸、卸・小売、その他非製造業の減少により93.7%となった。
◎金属加工機械/前月比、前年同月比ともに外需の減少により、それぞれ88.8%、59.7%となった。

1兆3千434億円高水準に
鋳鋼・鍛鋼生産速報
日本鋳鍛鋼会 平成17年3月分

 日本鋳鍛鋼会が集計した鋳鋼(全国77工場)、鍛鋼(同20工場)3月分の生産実績を5月9日に発表した。
 鋳鋼の生産量は23,537トン、前月比7.4%増(1,617トン増)、前年同月比7.0%増(1,549トン増)。
 鍛鋼の生産量は58,810トン、前月比6.0%増(3,331トン増)、前年同月比7.4%増(4,044トン増)。
 この結果16年度第4四半期(1〜3月)ならびに十六年度(四〜三月)の生産実績は次の通りとなった。
 鋳鋼の16年度第4四半期(1〜3月)生産量は67,017トン、前期比1.0%減(666トン減)、前年同月比5.5%増(3,512トン増)。16年度(4〜3月)では261,835トン、前年同月比は7.8%増(19,017トン増)
 鍛鋼の16年度第4四半期生産量は、165,431トン、前期比0.1%増(113トン増)、前年同期比5.0%増(7,903トン増)。16年度では657,496トン、前年同期比10.9%増(64,700トン増)。
 3月の生産量は鋳鋼23,000トン台、鍛鋼58,000トン台と16年度において最高値を記録するなど、高水準で推移している。
 先般開かれた、需給調査統計部会で平成17年度見通し想定作業を行ない、鋳鋼265,000トン(22,083トン/月)、鍛鋼684,000トン、(57,000トン/月)と予想した。現在鋳鋼は船舶、建設機械、発電用機器等、鍛鋼は自動車、船舶、発電用機器等を中心として堅調に推移しているため、ここしばらくは、予想通りの生産レベルを維持できるものと思われる。
 収支改善活動については、ほとんどのメーカーがユーザーへのアプローチを終了し、極一部のメーカーで決着がついたとの話が伝わっているが、昨今の異常とも言えるモリブデン、フェロバナジウムをはじめとする原材料・副資材価格の高騰によるコストアップ要因を吸収するには程遠く、今後も尚一層強い姿勢で収支改善に取組んでいくと思われる。

売上前年比112%に
第126期340周年へ向けて前進
中部ユアサやまずみ会平成17年度総会を開催

 中部ユアサやまずみ会(会長=松原武氏、日本空調サービス社長)は5月24日午後3時より、名古屋市中区栄“名古屋東急ホテル”において「平成17年度総会」を開催した。
 会の初めに松原会長から「非常に元気な名古屋だが、いかに我々の会社へ元気を取り入れるかが課題となっている。ユアサ商事は、顧客ごとにグループ分けをして一層の活性化を図っている。我々はユアサのレーダー網であり、顧客ニーズを伝えるのが役目。そのレーダー網を活かしていけば、名古屋の元気を取り込むことができるのではないだろうか」と挨拶が行われ、今日は色々と勉強する場でもあると語った。
 続いてユアサ商事中部支社長の寺島氏より「第126期は、前年比売上112%。経常利益においては168%。工業マーケティング事業部では129%、建設マーケティング事業部は104%。特に強調したいのは、前期赤字だった事業部を含めて126期では全て黒字だったということ。そして4月よりスタートしている127期では、売上予算を116%に設定。これを9月9、10日に行われるグランドフェアを最大のヤマ場として達成していきたい。今回のグランドフェアのテーマは“つくる、たてる、くらす”とし、新製品を全面に押し出した展示をしていく。ただ見せるではなく、営業成果を見せる場でもある」と述べ、中部支社が一丸となって邁進していく姿勢を見せた。
 審議では次の議案が原案通り承認可決された。
▼第1号議案=平成16年度事業報告並びに平成16年度会計報告
▼第2号議案=平成17年度事業計画案並びに平成17年度予算案
▼第3号議案=役員改選
▼第4号議案=その他
 このうち第3号議案では常任監事に大東通商が選任された。
 審議終了後、ユアサ商事社長谷氏が挨拶に立ち、グループ全体の決算報告を行った。経常利益は58億円とバブル後最高の数字を見せたが、当初見込みの65億円を下回っており、今後はスピードアップを図る構え。127期の売上は、前期比7.2%アップの440億円を予想。「来年は340周年の記念すべき年で、一丸となって頑張っていくつもり」と決意を述べた。
 また、平成14年より行われている「構造改革2005」については、有利子負債を大幅に前倒しで圧縮する等、ほぼ計画通りに進んでいると発表。さらに「新創生期へ向けた3カ年」と称し、収益力の強化・海外強化などを新基軸に基づいて進め、平成20年には経常利益110億円を目指すと語った。
 総会終了後は、人材育成アドバイザーである、ふくだ友子氏を招聘して、講演会「すべては発想の転換から」を行った。

ダクトカッターセットモールドカッター軽天ソケット
トップ工業エアコン用ダクトカッターセット軽天ソケット等発売

 トップ工業(本社=新潟県三条市大字塚野目、社長=渡辺一郎氏)は、「エアコン用ダクトカッターセット」、「電動ドリル用軽天ソケット」、「配線用樹脂製保護カバー用モールガードカッター」を新規発売する。
エアコン用ダクトカッターセット
 好評発売中のエアコン用樹脂製配管化粧カバー底部・フタ部2枚を同時に切断できる、ダクトカッターとMD-75専用アタッチメントの二つをセットにして販売。セット価格は税込14,469円.
電動ドリル用軽天ソケット
 電設・配管ダクト工事用として従来タイプの工具では届かない、高い位置での締め付け作業に最適な超ロングソケット。製品重量を極限まで軽くし、脚立を使わずに17ミリ六角ボルトナットの締め付けが可能に。
 全長300ミリ〜700ミリまでの3サイズを用意している。価格は税込5,124円〜。
配線用樹脂製保護カバー用モールガードカッター
 配線用樹脂製保護カバーの需要増大に伴い、従来のノコギリ等での切断では「切り口が悪い、切り屑が出る」など、効率の悪さが顕著に。同製品は、簡単な切断位置調整と奇麗な切断面が特徴。また切断対象は多種多様で、100点以上。幅が90ミリ以下の塩化ビニル樹脂やABS樹脂カバー、水道用樹脂製配管も切断できる。
 価格は税込15,750円。替え刃は税込4,137円。

新部員構成等を検討
愛機工青年部
5月役員会行う

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏、山下機械社長)青年部(部長=水谷隆彦氏、ミズタニ機販社長)は、5月26日午後6時30分より、「5月役員会」を行った。
 当日は14名が出席し、次の議題について審議を行った。
▼第1号議題=決算について
 決算については平成16年度決算報告が行われ、承認された。
▼第2号議題=新部員構成について
 新部員については、新加入・交代を含めて13名が決定。
▼第3号議題=総会について
 総会は6月3日に東京第一ホテル錦にて開催予定。
▼第4号議題=戦略化事業・MG研修会について
 7月23日・24日の両日に戦略化事業・MG研修会の開催が予定されており、参加者を募る方向。
▼第5号議題=キャンプの集いについて
 総会終了後に一回目の打ち合わせが行われる予定。場所は昨年と同じく黒谷キャンプ場。
▼第6号議題=東西交流会について
 8月に行われる、東西交流会については、参加者を募る方向で決定。
▼第7号議題=その他について
 その他として合同委員会を8月か9月初旬に行う予定。今年も浜松機工青年部を招き、ビアパーティを行う方向で検討中。

キッツ
京都ブラスと最終合意
黄銅棒生産シェア23%へ

 キッツ(社長=小林公雄氏、本社=千葉市美浜区中瀬)グループは、京都ブラスの伸銅品の製造及び販売に関する事業について四月二十八日、最終合意に達した。これにより、キッツ取締役会の決議に基づき、営業譲渡契約書の締結に至った。
 最終合意では、同社子会社であるキッツビービーが京都ブラスの伸銅品製造及び販売に関する事業の全てを、平成十七年度五月二十三日に譲受。京都ブラスの棚卸資産、工場土地、建物、機械・設備等を譲受し、負債は引き継がない。従業員はキッツビービーが引き続き雇用する。
 キッツの新設子会社が京都ブラスの伸銅品事業を譲受することにより、キッツグループの伸銅品事業は、キッツメタルワークスとの二社二工場体制となる。また同社グループの黄銅棒生産量は国内最上位となり、国内市場におけるシェアは二三%前後になると推定。
 今後は、グループとして両社の経営資源を融合して生産の効率化を進め、コスト競争力の強化を図る一方、販売面においても市場の多様なニーズに応え、伸銅品事業の拡大と収益の向上を図る構え。
【譲受会社概要】
◎名称=株式会社キッツビービー(平成17年5月23日を以って京都ブラス株式会社へ変更予定)
◎事業内容=伸銅品の製造及び販売
◎設立=平成17年2月14日
◎本店所在地=京都府城陽市長池五社ケ谷10番地
◎代表者=代表取締役社長鮎澤正信氏)
◎資本金=10,000,000円(今後210,000,000円に増資予定)
◎株主=株式会社キッツメタルワークス100%

『50年のあゆみ』C
三栄水栓製作所
取締役相談役西岡  明

 国内初のシャワー付湯水混合栓は人気商品だったが、次代の商品開発に着手していた。
 昭和50年、業界に先駆けてシングルレバー湯水混合栓を製作した。それまでは水と湯のハンドルが別々のツーバルブタイプだったが、新しい商品はワンレバーで、レバーを左右に回して吐水温度の調節を、上下操作で吐水量の調節ができる。見た目にも機能的で画期的な商品として「ユーミックス」と命名された。画期的であるが故に鋳造も難しく、製造スタッフは苦労を重ねる多難なスタートを切った。内部構造には精緻なメカニズムが要求され、それがデザインに追いつかず、お湯にならない、水が出ないなどのクレームが相次ぐも、開発をあきらめなかった。研究に研究を重ね、耐久性と操作性のさらなる向上を図り、昭和58年、改良「ユーミックス」シリーズのシングルレバータイプとワンハンドルタイプの2機種、20種類をラインナップした。同時期にダイヤルを好みの温度に合わせるだけで一定の温度が得られるサーモスタット混合栓も開発。サーモは高温設定の際の安全機能や、メンテナンスのしやすさ、流水音の静かさなどの特長も備えていた。「ユーミックス」はやがてヒットシリーズへ、SAN-EIブランドを代表する一角として成長して行った。
 昭和50年前半、生活に豊かさを求める一方で、オイルショックや大渇水の影響で、社会的に「節約」の意識が高まっていた時代でもあった。水の節約に対する取り組みは、自治体や企業、市民生活レベルでも急務となっていた。昭和50年代頃から、全国各地の水道局を回り、水道局が各家庭に配布するものとして、水漏れ補修のための節水キットをパックして納品。水道局から各家庭に無料配布された。このことから各地の水道局でも当社は認知を得るようになってきた。そして東京都水道局からの紹介があり、東京都青梅市にある中学校の教諭に宮川が水道のしくみや部品交換の方法についてレクチャーすることになった。「水」に携わる社会的役割を自覚する出来事であった。
 昭和54年9月、創立25周年を迎えた。社員は140名になった。これを機にお得意先の招待旅行を開催した。商品アイテムも生産量も増加するに伴い得意先は増え、商圏が広がって行くと、出張ばかりでは採算が合わなくなってくる。また、シングルレバーやサーモスタット付など構造の複雑な商品の販売に伴い、アフターメンテの問題もあり、現地スタッフの常駐が必要だった。昭和56年9月に福岡に初の地方営業所を設置した。九州地区の販路拡張とサービス面での迅速な対応にあたった。工場スタッフ・営業スタッフともに増員が必要な時期であり、積極的に増員していった。昭和45年には最新のオフコンを導入、本格的な情報処理システムの基礎を立ち上げていた。オフコン導入以来、事務の合理化を図り、いち早い情報処理や情報ネットワークの構築が求められていた。昭和58年にはオンラインネットワークを実現。情報化社会の本格的到来を迎えることとなる。
 昭和六十年、経営体質強化のため、東京三栄水栓を合併し、本社営業本部の管轄下に置き東京支店としてスタートさせた。また、生産部門と販売部門の情報交換の円滑化がもたらされ、大市場である首都圏の消費者ニーズ動向を迅速に把握し、商品に反映させられるようになった。平成元年、東京支店の新社屋を建設し、東京支店は営業の中核を担う一翼として新たなスタートを切ったのである。昭和56年の福岡営業所設置以来、昭和59年に札幌、中部営業所の開設を皮切りに大阪、仙台、広島、金沢、四国、横浜営業所および名古屋支店と全国各地に次々と拠点を開設していく。また、大阪を支店としてスタートさせた。内需拡大政策もあり、全国的に住宅関連産業が順調な伸びを見せた。これに支えられて給水栓需要も拡大し、当社も一つの目的であった年商100億円を突破した。
(次号に続く)

卸ナンバーワンを目指す
上期方針発表会開催
中部HAT会メーカー方針も発表

 中部HAT会(橋本総業と販売店、メーカーの集い)では、5月11日午後3時より名古屋市東区葵の“メルパルクNAGOYA”を会場に「平成17年度上期方針発表会」を開催した。
 発表会に際し、同社衣斐本部長が日頃の拡販と出席方のお礼を述べる一方、「皆様方のご厚情によりまして売上も予想を上回る模様です。本日は私共の方針発表とメーカーさんの方針発表をさせて頂きます。本日の方針が皆様方のご商売のお役に立てば幸いです。私共と致しましては、流通機能の強化を図り、お得意様にとってベストパートナーとなりますよう努力をしてまいります」と挨拶し、世界の状況、日本の状況、建設業界の状況等について説明した。
 次いで、同社中部ブロックの宇佐見ブロック長より、中部ブロックの方針が発表された。
 方針としては、流通としてのベストパートナーをキーワードに、卸ナンバーワンを目指す、そのためには、「正直」「親切」「熱心」を基本姿勢に、販路の拡大、商材拡大、受注拡大、機能強化を図り、チャレンジ10に挑戦。また、得意先・仕入先との三位一体での共有化(目標・行動・成果)の取り組みを強化し、更なるCSの向上を目指していきたいとした。また、念願の「中部未来市」を来る11月26日に、吹上ホール第一ファッション展示場で開催することを発表した。
 次いで、同社中部支店の狩野支店長、浜松支店の望月支店長からも同様の方針発表がされた。
 引き続いて、中部支店の各課の方針がリーダー、担当者から説明、また、同社の井上センター長より、各種商材の値上げ状況と、6月30日の「全国合同HAT会総会」、7月1日〜2日開催の「みらい市」(東京ビッグサイト)の説明が行われ、続いてメーカー10社の方針が発表された。
 方針発表のあとは、懇親会に移り、加藤商会の長谷川治夫社長の乾杯で懇親会に入り、終始に渡り互いに親睦を分かち合い、宇佐見ブロック長の謝辞に次いで、キッツ中部支社の小出支社長の中締めで懇親会を終了した。

5月25日見積り分から
10〜15%値戻し
キッツ 鋳鋼バルブなど

 キッツ(社長=小林公雄氏)では、昨年度に価格改定(値上げ)を実施したが、それ以降も原材料の価格は高騰し、それに伴い鋳物・部品価格が上昇するとともに、原油価格の高騰による輸送費等もコストアップの要因となっており、また、公共投資及び国内外のプラント案件の減少により、販売数量も低迷しているなか、徹底したコストダウンや諸経費の削減により、安定供給に努めてきたが、これらを企業努力のみで吸収することが困難となり、誠に不本意ながら、値戻しを実施することになり、理解と協力を要請している。
1、値戻し対象製品
 鋳鉄バルブ、ダクタイル鉄バルブ、鋳鋼バルブ
2、実施時期
 7月1日出荷分より
3、値戻し率
・鋳鉄バルブ、ダクタイル鉄バルブ 10%
・鋳鋼バルブ 15%
※鋳鋼バルブは5月25日見積もり分から即日実施。
※自動弁についてはバルブ本体の値戻し分を加算。

5月30日出荷分より
10〜15%値戻し
東 洋バルヴ鋳鋼バルブなど

 東洋バルヴ(社長=小澤秀樹氏)では、昨年5月に価格改定を実施したが、その後も鉄スクラップ価格の上昇や原油価格上昇などによる、取引先からの鋳物及び調達品購入価格の上昇が避けられない状況下にあるなか、全社一丸となって各種コストダウンや諸経費の削減に努めてきたが、これらを吸収することは困難な状況となり、誠に不本意ながら値戻しを実施することになり、理解と協力を要請している。
1、値戻し対象製品
 鋳鉄バルブ、ダクタイル鉄バルブ、鋳鋼バルブ、鍛鋼バルブ
2、実施時期
・鋳鉄バルブ、ダクタイル鉄バルブ=7月1日出荷分より
・鋳鋼バルブ、鍛鋼バルブ=5月30日出荷分より
3、値戻し率
・鋳鉄バルブ、ダクタイル鉄バルブ 10%
・鋳鋼バルブ、鍛鋼バルブ 15%
※自動弁についてはバルブ本体の値戻し分を加算。


「ツールズフェスタ2005」
中部三菱マテリアルツールズ特約店会

 三菱マテリアルツールズ(社長=高田修氏)の「ツールズフェスタ2005」が5月17日午後4時30分より、発足一年を迎える中部三菱マテリアルツールズ特約店会(会長=時津忠氏・新栄商會会長)の会員ら140名余りの参加を得て名古屋市西区樋の口町のウェスティンナゴヤキャッスルで開催され、今年度の販売方針と新製品が発表された。
売上目標700億円グローバル10達成を大きく突破
更なる目標に向かって邁進
 ゼネシス創世記をテーマに行われた「ツールズフェスタ2005」は、はじめにジャズの軽快な音楽と共に高田三菱マテリアルツールズ社長がステージ中央へ。挨拶に臨んだ高田社長は、三菱ブランドの切削工具への日頃の愛顧と拡販に対し感謝を述べ、前年度の業績について「超硬製品事業部は全世界で790億円の売上を計上することができました。昨年のこのツールズフェスタでもご説明致しました、マテリアル超硬製品事業の一つのターゲットがグローバル10で、世界市場のシェア10%を取ろうという目標を持っておりました。ついては、売上高目標を七百億としていましたが、その目標を大きく上回る成果が出ました」と報告し、感謝を示した。さらに今年度は、「昨年の実績を踏まえて、ここ二年間の新しい中期計画を作り、景気の波に振られても必ず実現するという数字をベースに置きまして、事業計画を進めていきます。ただこれだけではいかにも数字が低いので、今の勢いを持ってここ数年やっていきたい。700億円は達成致しましたので、次の目標は一千億円を目指してまいります。事業の理念は、@顧客に生産性向上で貢献できる事業A収益力が高く株主・従業員に信頼される事業Bお取引先を含めた事業に関連するステークホルダーに適正な利益が還元できる事業C技術・開発に軸足を置き精密加工分野の発展に寄与できる事業D従業員が能力を研鑽・進化させられる事業E時代の変化に応じて発展的に変身できる事業。超硬事業戦略は、ミッションとして、グローバル、技術(者)力ナンバーワン、顧客価値創造。製品戦略は、インサート商品がこの事業の柱となっており、この柱を大事にしながら、もう一つの柱であるツール関係にも力を入れていく。それに若干のソフトを加味して、お客様から選んでいただけるような事業体になっていくというのが事業部の戦略。マーケットとしては、グローバルな事業運営をしていくので、当然ながら伸びていくマーケットに力を入れていく事になりますが、国内を引き続いて最も大事なマーケットと位置づけていきます。ついては、新製品が事業運営の要となります。新製品比率は現在、44%まで高まっていますが、これを更に引き上げ、この9月には50%超になるように現在仕上げの段階。足下は急速に売上が伸びていることもあり、少し在庫が切れかかっている。そのあたりの状況を踏まえて設備投資を前倒しで実施しており、その結果、ここ数年来の金額から言うとほぼ倍くらいの設備投資が今年度も計画されています。新製品開発に合わせて、設備投資も思い切ったものをしています。問題は、原材料の高騰。昨年暮れぐらいからハイス関係の材料が大幅に上がってきている。この春にハイスドリルの値上げ実施の案内をし、ユーザーさんの末端まで浸透させるように努力しています。昨年暮れまでは超硬関係は値上げをしなくても何とか頑張っていけるという数字でしたが、今年に入り急速に超硬の原材料の価格が上がり、倍から三倍に急騰している。今現在、更に上昇傾向にあります。私共の販売会社は、2000年にマテリアルと神戸ツールズが協業を開始、03年に販売部隊を統合し、景気の回復もあり順調に売上を伸ばしている。皆様のお蔭と感謝致します。『We Can Do プラス15』を掲げ、15%の売上をはじめ全ての面での増加を目指します。特約店ルートの一本化(9月末まで)や、原材料高騰等による価格改定など、今年度も幾つかの重要問題があります。また、6月21日からのセールスキャンペーン『ゼネシス2005』へのご協力もお願いします」と今年度の販売計画が述べられた。
 続いて、特約店を代表して時津会長が「昨年第一回が開催され、斬新な企画、スマートなやり方で新製品の発表から会社の経営の指針、方針を発表されました。高田社長より本年度の事業方針をお聞き致しました。購入ルートの一本化、原材料の高騰というお話がありました。価格改定は、トータルコストの削減等提案型営業、問題解決型営業を展開していけば恐らくユーザー様にもご理解いただけると感じています。好況のフォローの風の中でこそ、地に足の着いた営業、経営をしていかなければいけないと感じています。会社それぞれに長所、短所があります。長所を益々伸ばしていただき、短所を一つ一つ洗い出してそれを解消していく。それがいずれ来るであろう不況に対して強い会社を作ることになるのだと、私は常々思っております。中部三菱マテリアルツールズ特約店会の益々の発展を祈念します」と挨拶。
 この後、新製品の発表が行われ、低炭素鋼用ブレーカ「FY/SYブレーカ」、新ねじ切り工具「MMTシリーズ」、鋳鉄旋削用CVDコーティング材種「UC5105/UC5115」、インパクトミラクルエンドミルシリーズ「VF-25B/VF-MD」、多機能形ショルダカッタ「APX3000」、小径ラジアスエンドミル「ARX」、仕上げ用ボールエンドミル「SRF」、超硬ソリッドドリル「WSTARドリル」、インサート式ドリル「WSTARインサートドリル」の新製品九種類が披露された。
 また、セールスアドバイザーの斉藤氏より、昨年のJIMTOFで特に注目されたインパクトミラクル、多機能形ショルダカッタAPX、FYブレーカ/SYブレーカの商品について、実際に使っているユーザーの声と、今後の展開を語る開発者の話を織り交ぜ、映像でそれぞれが紹介された。
 さらに、増田副社長よりキャンペーン「ゼネシス2005」の概要が説明された。
 最後に、「私たち三菱マテリアルはグローバル10を超えた新たな目標、We Can Do1000を掲げ、様々な技術を結集し、豊富な新製品のラインナップで挑戦します」とのナレーションで締めくくられた。
 引き続いて、伊藤三菱マテリアルツールズ中部支店長(常務執行役員)の司会進行で懇親会が行われ、冒頭、メーカーを代表して嶋田三菱マテリアル常務執行役員加工事業カンパニープレジデントが後任の吉村超硬製品事業部長の紹介を含め挨拶。
 代理店を代表して、山下山下機械社長の力強い発声で乾杯した。
 特約店、代理店、メーカーが共に歓談し、親睦と結束を深め、杉浦副会長(三賀社長)の「我々、販売店並びに代理店はグローバル10を超えた売上一千億を目指して、皆さんと共々頑張っていきたいと考えております」との挨拶の後、一本締めでお開きとなった。

三菱マテリアルツールズ新製品紹介
多機能ショルダカッタに「US905」発売シリーズ
APX3000-VP20RTインサート
US905+MJブレーカコーナR展開

 三菱マテリアルツールズ(社長=高田修氏、本社=東京都墨田区横網1-6-1)は、三菱マテリアルが開発・製造する、刃先交換式・多機能ショルダカッタ「APX3000形」のインサート材種の追加販売を開始する。
 2004年10月に販売開始した「APX3000形」は、低抵抗・高耐欠損性・長寿命と、工具に必要とされる三要素を高次元で実現した画期的な工具として誕生。市場にて好評を博しているが、今回更にステンレス等の加工硬化が顕著な被削材に対して長寿命が得られるミラクルコーティング材種VP20RTを加えて、シリーズ拡大を図る。
 「APX3000用VP20RTインサート」の主な特長は次の通り。
 @耐欠損性・耐熱亀裂性に優れた専用超硬母材を採用。
 Aコーティングは優れた耐摩耗性・耐酸化性・付着強度で好評のミラクルコーティング。
 Bこれら母材とコーティングの組み合わせにより、特にステンレスの加工で長寿命を実現。
 今回は四形状を展開し、標準価格は税込み1,050円。
【APX3000形の特長】
●低抵抗形インサート
 高度な切削シミュレーション技術を用い、切削に最適な低抵抗なインサートを実現。低剛性の機械や薄肉のワークでも高能率加工が可能。
●抜群の切りくず形状
 大きなすくい角により、切削時の熱発生を低減。凸形切れ刃により良好な切りくずカールを形成。
●深彫り加工対応
 深彫り加工対応のオフセットロングシャンクタイプを標準化。工具本体のワーク干渉を防止。
●長寿命インサート材種
 耐摩耗性・耐欠損性のバランスに優れ、幅広い被削材に対応したミラクルコーティングVP15TFと、今回追加したステンレス加工に抜群の性能を発揮するVP20RTで、あらゆる被削材へ対応可能。
●豊富なコーナR展開
 R0.2〜2.0の7種のコーナRインサートを規格化。幅広い用途に合わせた使用が可能。
●高剛性カッタボディ
 ボディのバックメタル量が大きく、高剛性。カッタボディは、高温強度に優れた特殊合金鋼を採用し、また特殊表面処理により耐腐食性、耐擦過性が向上。
「APX3000形」ミラクルコーティング
VP20RTを追加耐熱合金旋削用
CVDコーティングM級MJブレーカ追加

 三菱マテリアルツールズは、三菱マテリアルが製造する、難削材専用インサートシリーズに耐熱合金旋削用CVDコーティング新材種「スーパーダイヤコートUS905」、難削材専用ブレーカ「M級MJブレーカ」シリーズに新規計44アイテムを新規追加し、販売を開始する。
 ニッケル基合金に代表される耐熱合金は耐食性、耐熱性が高く航空宇宙産業、火力・原子力発電、石油化学プラント等で広く使用されているが、極めて被削性が悪く工具寿命が短いという問題がある。これら難削材加工特有の問題に対し、同社は「FJ」「MJ」「GJ」からなる難削材加工用ブレーカシリーズを開発し、ミラクルコーティング「VP05RT」「VP10RT」「VP15TF」との組み合わせで商品化し、市場で高い評価を得ている。
 しかし、更なる市場ニーズが強いことから、高速高能率加工を可能にする耐熱合金旋削用CVDコーティング新材種「スーパーダイヤコートUS905」を開発。またより広範な切削条件に対応するため、外周無研摩型の「MJ」ブレーカのシリーズを追加した。
 「US905」は、CVDインサート母材としては最高硬度を誇る超硬合金を母材に用い、表面コーティング層として「繊維状結晶炭窒化チタン」「微粒アルミナ」を採用することにより、刃先の熱塑性変形を抑制して加工寸法精度の低下を防止。高温下での耐摩耗性及び耐溶着性を向上させることに成功した。これらにより、従来では実現できなかった高速域での安定加工を行うことが可能に。
 「M級MJブレーカ」は、大コーナR品とコストパフォーマンスに優れるWNMG形のシリーズ追加をする。大コーナR品は、ニッケル基合金の切削で問題となりやすい境界部損傷を軽減させることができ、高い切込みの切削にも対応することが可能できる。

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旭工機株式会社
取締役会長闇雲 明男

 1689年、クリミア。タタールの攻略の失敗で窮地に立ったソフイアはピョートル殺害の陰謀を企てて失敗し、逆に修道院に幽閉された。
 これでようやくピョートルはロシアの統治者となったのである。
 数々の事跡を残したが嫡子アレクセイの出来が悪く、皇太子としたがピョートルは皇太子が帝位継承の陰謀を企んでいるとの疑心暗鬼にかられ、公式に帝位継承権を放棄させ、反対勢力を一掃するため“秘密官房”を設置し、圧力を加えた。
 アレクセイは圧力に屈し、母親のエドウキヤを含む50人の共犯者の名前を明かした。
 共犯と名指された者の多くは拷問にかけられたが、陰謀の証拠は見つからなかった。
 しさし、アレクセイは親友たちの処刑に立ち合わされ、エドウキヤも処刑こそ免れたが、辺境の修道院に追放された。
 アレクセイもその後、二度拷問にかけられ、すべてを自白させられた後死刑を宣告された。
 1718年6月15日、アレクセイは発作を起こして死亡したと発表された。父の手で殺害されたとする噂も流れたが、証拠はない。
 后のエカテリーナでさえ、ピョートルの昔の愛人の兄にあたるヴィルヘルム・モンスと不貞を働いたため、危険にさらされた。
 モンスは1724年11月に処刑された。
 エカテリーナもその直後にピョートルに死が訪れていなければどうなっていたか判らない。
 ピョートルは1725年1月腎臓結石の手術を受けたが、傷口が化膿し、ついに1725年1月28日の早朝息をひきとった。
 皇太子アレクセイが不運の内に死んでいるから後継者について内紛があったが近衛連隊の支援を受けたエカテリーナが皇位を継承し、エカテリーナ一世が誕生するのである。
 地下のピョートル大帝はどんな気持ちであろう。
 ペテルゴフとはオランダ語でピョートル宮殿の意味である。
 宮殿内の観光が終わって庭園に出る。
 大宮殿南に面する上庭園は大宮殿付属の前庭である。
 面積15ha。
 当初この庭園は“菜園”と呼ばれ、宮殿の野菜畑であり、三つの池は噴水用の給水用貯水池であり、生簀としても利用されるなど極めて実用的な土地であった。
 一八世紀の後半に整形庭園に整備された。
 したがってピョートル大帝はこのように整備された庭園は知らない。
 下の庭園は上の庭園と一四mの高低差があり、人々を驚かすのは中央の大カスケード(大滝)である。
 大小多数の噴水と金箔張りの彫刻群の彩りが太陽の光に映えて豪華さを増す。この噴水群は、バルト海への突破口を目指した戦いの勝利を賛歌するというペテルゴフの基本理念を具現化している。
 噴水群の水を集めた運河の先はバルト海である。
 あまりに合理的で美しい地形であるのでガイドにこの宮殿は人工の盛土の上に建てられたのかと尋ねたほどである。
 自然の高低差を有効に利用している。
 ピョートル大帝が離宮を建てるのにこの地を選んだのは、ペテルゴフから南20kmの丘陵地を調査中に偶然、ピョートルは地中からの湧き水のたまった幾つかの池を発見している。
 造船や操船の技術を身につけているピョートルは自らのアイデアで1721年“自動”ともいえる給水システムを完成させる。
 高地の湧き水を水源とするため、水は自然にまず貯水池まで流れ込み、さらに水道管を通って落流、その勢いで最期には下庭園の噴水からほとばしるのである。
 上下庭園とも緑が良く手入れされている。
 とくに芝生はそれほど刈り込まれていないが高さをそろえ雑草が混じらないのは気候のせいだろう。
 葡萄が育たないほどの冬の寒さが昆虫の成育を抑えているのだろう。
   (つづく)

オーエスジー新製品二種発売
WXスーパーコート
電磁誘導加熱方式シュリンク装置
 オーエスジー(本社=豊川市本野ケ原)は、「WXスーパーコート」、「オーエスジーマーカート電磁誘導加熱式シュリンク装置」を新規発売する。
WXスーパーコート
 4月13日から、東京ビッグサイトにて行われた「インターモールド2005金型加工技術展」において発表されたWXスーパーコートは、従来のコーティングに比べて耐熱性が約1.3倍、寿命は約二倍を誇る、新時代のコーティング。今までの窒化チタンアルミ系コーティングは、酸化開始温度が約1,000度、被膜硬さ(HV)が3,000程度であったのに対し、新コーティングは酸化開始温度1,300度、同時に高い被膜硬さを実現。超耐熱・超硬質のコーティングとして、硬さ45〜70HRCの焼き入れ鋼、プリハードン鋼など、高硬度材の高速・長寿命加工を可能にする。
 同社では、超超微粒子超硬合金の母材に、このWXスーパーコートを施した超硬エンドミルシリーズとして次の製品を取り揃え、六月より販売を開始し、初年度の売上げに約八億円を見込んでいる。
●2刃ボールエンド形(R0.5〜12.5、全14サイズ)
●4刃・6刃のスクエア多刃ショート形(φ1〜12、全14サイズ)
●二刃ロングネックボールエンド形(深リブボール形、R0.3〜2の各種有効長、全53サイズ)
オーエスジーマーカート電磁誘導加熱方式シュリンク装置
 ドイツ工具ホルダーメーカー、マーカート社との新共同ブランド“OSG MARQUART”を立ち上げ、第一弾として「オーエスジーマーカート 電磁誘導加熱方式シュリンク装置」を四月より発売。
 同社は、マーカート社と昨年五月に販売提携を行い、マーカート社のシュリンク関連全製品の世界独占販売権を取得。マーカート社は、スピンドル・治具メーカーであり、80年代より焼きばめ(シュリンク)ホルダーの取り扱いを開始。2003年、OSGドイツ現地法人との取引から共同ブランド立ち上げとなる。
 シュリンク装置は、200V電源で加熱コイルを選択することが可能。シャンク径φ3〜25の工具の焼きばめができる。加熱時間も従来の熱風式で5〜10分要していたのに対し、電磁誘導加熱方式では最短で5秒、その後の冷却でオプションの水冷式冷却装置を使用すれば、わずか20〜60秒で冷却。
 また専用の磁気集中リングを使用すれば、ハイス工具の焼きばめも可能。電磁誘導式加熱では困難とされていたハイプロシュリンクホルダ(特殊ステンレス クロム鋼ホルダ)に対しても、専用加熱コイルを使用すれば焼きばめが可能。オーエスジーでは、同時にマーカート社製ホルダーについても取り扱いを開始する。
●焼きばめ装置本体は、加熱コイル一種類がついて、ユーザー価格1,180,000円。
●オプションの冷却装置は、ユーザー価格357,000円。

若宮商事
洒落た外観の新社屋
入出庫もラクラク

 若宮商事(社長=松原長次氏、名古屋市中区平和二丁目13-19)では、弊紙が既報の通り、5月6日より新社屋へ移転、営業を開始している。
 今回の移転は、業務拡張により従来のおよそ二倍半の敷地へ移転したもので、建物は3階建、一部4階の一見レストランかブテックのような洒落た外観。
 松原社長は「今までの事務所では手狭となったことと、駐車場の問題でご迷惑をかけていた」と移転の理由を語り、100メートル道路沿いの前社屋では、路上での荷下ろし・積み込みを余儀なくされていたが、新社屋は営業車はもちろんのこと、納品のトラックも敷地内に停められるように駐車場を広く取っている。

愛機工親善野球大会2・3日目
 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏・山下機械社長)の第65回親善野球大会は、4月17日の開幕以来順調に日程を消化し、大会2日目が5月14日に、また3日目が5月28日にいずれも愛知県一宮総合運動場野球場で開催され、合計7試合が行われた。
 試合結果は次の通り。
 大会2日目
〈第1試合・Aゾーン〉
 杉本商事対川島商事は、4対9で川島商事の勝ち(ホームラン桑原氏・川島商事)。
〈第2試合・Aゾーン〉
 ノダキ対BTTは、2対12でBTTの勝ち(ホームラン藪上氏・斉木氏いずれもBTT)。
〈第3試合・Bゾーン〉
 尾張支部対山善は、0対7で山善の勝ち(ホームラン奥山氏・山善)。
 大会3日目
〈第1試合・Bゾーン〉
 モリタ対三枝電機は、5対3でモリタの勝ち。
〈第2試合・Bゾーン〉
 太田廣対ミズタニ機販は、8対3で初出場の太田廣が勝利。
〈第3試合・Bゾーン〉
 ナスコム対黒田精工は、12対2でナスコムの勝ち。
〈第4試合・Aゾーン〉
 井高対ゼノー商事は、6対0で井高の勝ち。


平成17年6月19日2206号
メクト400小間に迫る
全国大会の準備来秋スタート
愛機工 6月定例理事会を開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏・山下機械社長)は6月2日午後4時より、名古屋市中区錦の東京第一ホテル錦において「6月定例理事会」を開催した。出席理事25名。中国視察、来秋開催の全機工連愛知大会などについて審議された。
 冒頭、山下理事長より「お忙しい中、また雨の中、六月の理事会にご出席いただき有り難うございます。ここの所昨年ぐらいから、組合の会議が大変多くなりまして、ご出席される皆様方には申し訳なく思っております。今日は、通常の理事会の他に来年の秋に開かれます全国大会、今回は愛知が担当する訳ですが、その準備に入っていくことになり、基本構想をまとめてまいりました。今日あらかたの大綱が決められます。全機工連の中道会長からもお墨付きをいただきました。今日の理事会をスタートとして来年の10月に向かって準備に入っていきたいと思っております」と挨拶があり、議事に入った。
 平成17年度総会報告=5月20日メルパルク名古屋にて会員226名(委任状含む)、賛助会員39名が出席して開催。第1号議案から第3号議案を原案通り承認可決した。また、先ごろ完成した業界PRビデオ(DVD)も放映されたと報告された。
 メカトロテック・ジャパン05準備状況=第3回実行委員会を5月30日に開き、出品の受付状況と見込みの最終確認を行った。各委員の報告では、目標の310小間を大幅に上回る393小間が確定、最終的には400小間を超える見通し(過去最高実績は01年の324小間)。目標突破の要因は、好調な業界環境を背景に、当初から課題とした新規の勧誘、復活、常連出品者の増小間が成果をあげたと思われる。出品申込は5月31日で一応締め切られた。出品者説明会を7月15日ポートメッセなごやにおいて開催し、小間割を発表する。愛機工組合は前回通り二小間を出展し、機工流通業界のPRと来場者、出品関係者へ憩いの場を提供すると報告された。
 「採用・社員戦力化」事業・関係報告=経営者セミナーを4月21日東京第一ホテル錦で北見昌郎氏(北見式賃金研究所所長)を講師に招き「社員のヤル気を引き出す賃金体系」のテーマで開催、48名が参加。TEスクールは中級第一期が4月16日に開講し、2日目を5月21日に開催。会場はともに吹上ホール。参加25名。3日目は6月18日(吹上ホール)。初級の第二期は4月23日に開講し、2日目を5月14日に開催。会場はナディアパーク、岐阜ポリテクセンター。参加36名。3日目は6月4日(岐阜ポリテクセンター)。業界実態調査は報告会と業界PRビデオ上映を5月20日総会前の午後2時30分より行い、43名が参加。ビデオは総会後、全組合員及び賛助会員に発送したと報告された。今後の事業予定は、経営管理者研修を7月23・24日青年部を中心に経営幹部を対象にしたマネージメント研修会を邦和セミナープラザにて開催。講師は名南経営、募集20名。現在参加募集中。経営者セミナーを8月3日午後6時より「高齢者の雇用について」のテーマで東京第一ホテル錦にて開催。講師は野田勇司氏。
 中国業界調査について=日程は11月20日から25日までの6日間。視察先、上海・株州・広州。調査団32名が決定。調査は、現地メーカー及び日系企業を一部二班に分かれ訪問し、機工商品の流通やビジネスチャンス等項目毎に実施する。5月26日の実行委員会では、訪問先への依頼担当者や調査の役割分担を決めた。今後は6月22日東京第一ホテル錦において結団式(午後4時30分より)を行う。結団式に先立ち、久保鉄男氏(フォーイン代表)を講師に招き、「中国自動車産業の現況」について講演会(午後3時より)を開催し、参加者は調査参加者の他に広く全組合員・賛助会員に案内する。
 全機工連・愛知大会準備について=5月31日三役・常任理事会を開き、準備委員会組織及び大会要項をまとめた。準備委員を発表し、各委員の了解を得る。また、準備委員の任期は18年度総会(06年5月)までとし、総会後改めて実行委員会として再編成すると報告された。大会開催日時06年10月20日午後1時より、参加者数は500名を想定。大会テーマ「事業継承を考える」。
 部会報告=〈総務部〉定款規約改正について継続して審議し次年度総会に上程する。〈情報部〉組合ホームページの充実、業界景況調査の実施。〈経営対策部〉社員戦力化事業2年度目の遂行及び海外調査の企画準備。〈事業部〉展示会事業に注力する。既存事業の共済保険、労働保険の推進を図ると共に新たな収入源となる事業を検討する。当面は各種保険制度の案内・パンフレットを組合員に定期的に配布する。〈青年部〉青年部総会を6月3日東京第一ホテル錦で開催。キャンプの集いを7月30・31日黒谷キャンプ場において開催する。東西交流会が8月26日東京組合の担当で行われ、今回は全国各地の青年部に参加を募っている。組合より5〜6名の参加を予定している。〈福利厚生部〉野球大会4月から8月(現在進行中)、ゴルフ大会9月14日、永年勤続優良従業員表彰は11月11日東京第一ホテル錦で開催と報告された。
 その他、次回理事会は8月3日午後4時より東京第一ホテル錦にて、経営者セミナー「高齢者の雇用について」併催。事務局夏季休業は8月12日から16日まで。
全機工連・愛知大会準備大綱
〈開催日時〉2006年10月20日午後1時から午後6時30分まで。
〈会場〉名古屋マリオットアソシアホテル(名古屋市中村区名駅1-1-4)。
〈参加費〉12,000円。
〈参加者数〉(予定)500名。
〈大会テーマ〉「事業継承を考える」(副題 明日に繋げる機工商社の後継者対策)。
 総会の内容は、総会式次とテーマに沿った記念講演会を開く。中小企業の後継者問題に詳しい講師を選び、第2部の分科会につなげる。
 分科会Aは全国の会員からパネリストを数名選出し、後継者対策に関するパネルディスカッションを開く。Bは愛機工組合中国業界調査・報告会を行う。
大会準備委員
 部門責任者のみ
( )内組合役職

 大会準備委員長=山下隆蔵氏(理事長)、同副委員長=野田道典氏(副理事長)、同副委員長=時津忠氏(副理事長)、総務部=高田研至氏(事業部長)、同副=大久保武氏(同副部長)、分科会部=森庸一氏(経営対策部長)、同副=林正人氏(同副部長)、案内プログラム部=椿井基男氏(情報部長)、同副=田中知之氏(同副部長)、受付・渉外部=伊藤照之氏(総務部長)、同副=水谷隆彦氏(青年部長)、懇親会部=服部利一郎氏(福利厚生部長)、同副=六浦康正氏(同副部長)、同副=長村康義氏(同副部長)

組合参加意識の高揚図る
第28回通常総会開催
岐阜県管工機材商組合親睦交流一層密に

 岐阜県管工機材商組合(理事長=山田康博氏・山彦社長)では、5月26日午後5時15分より岐阜市長良川河畔の“岐阜グランドホテル”を会場に「第28回通常総会」を開催し、平成16年度事業報告、同収支決算報告、平成17年度事業計画、同収支予算案をそれぞれ承認した。
 総会は、福井理事(安田本店長)の司会、西垣理事(西垣ポンプ製造社長)の開会の辞で開会。
 冒頭挨拶に立った山田理事長は出席方のお礼を述べた後「名古屋地区では全国から見ると大変元気だと言われております。なんと言っても万博の恩恵だと思いますが、私たちの業界は殆ど恩恵がないように思います。もともと少子化で住宅需要も減少、公共投資も減少しております。そのような中で殆どの素材が値上げされましたが、値上がり分を価格転嫁できていないと思われます。そのような悪い環境の中で、不毛の競争を続けておれば、互いに自滅致しかねません。最近も中津川で同業者が倒産いたしております。商売は売るだけでなく、儲けることが肝要です。何とか十分に儲けて貰って、よい会社、よい組合を築いていきたいと考えております」と、挨拶。
 次いで、山田理事長を議長に推挙して、次の各議案に沿って審議し、いずれも満場一致で承認可決した。
▽第1号議案=平成16年度事業報告並びに収支決算報告
▽第2号議案=平成17年度事業計画並びに収支予算案承認の件
▽第3号議案=実務責任者会議(木曜会)報告承認の件
▽第4号議案=その他の件
 以上を慎重審議し何れも承認可決し、山田理事(関建材社長)の閉会の辞で総会を終了したあと、引き続いて懇親会に移り、五島理事(大垣管材社長)の乾杯音頭で一同乾杯を行い懇親会に臨み、互いに親睦を深め、白木理事(白木商店専務)の中締めで盛宴の内に終了した。
 【17年度事業計画】
○基本方針
 スローガンである「適正利潤の確保による健全経営の確立」の実現のために、理事会・全員例会・研修会及び実務責任者会議の一層の充実に努力すると共に、諸行事を通して親睦交流を密にし、組合参加意識の高揚を図る。
○事業
▽理事会=7.9.10.12.2月
▽全員例会=10.2月
▽通常総会=5月
▽新年賀詞交歓会=1月
▽ゴルフ会=10.3月

10月18日に製販ゴルフ会
年度行事について審議
三重県管工機材商組合第1回理事会開催

 三重県管工機材商業組合(理事長=田中邦洋氏・五光商会社長)では、5月23日午後5時より四日市駅西の“四日市都ホテル”において、「第一回理事会」を開催し、10月18日(火)に製販親睦ゴルフ会を開催することを決める一方、平成18年度新年賀詞交歓会を18年1月13日(金)に開催することを申し合わせた。
 理事会に先立ち田中理事長より挨拶があり「ご多忙の中をお集まり頂きましてありがとうございます。本年度の事業計画につきましてご審議をお願いいたします。また、5月19日に前理事長さんとの引継ぎを行いましたことをご報告いたします。ご審議のあとは市況等につきましての情報交換をお願いいたします」と、組合運営に理解と協力を呼びかけた。
 引き続いて、田中理事長が進行役をつとめて各議案を審議し、次の通り承認された。
▽第1号議案=製販親睦ゴルフ会開催の件
 10月18日(火)に菰野町湯の山温泉の“三重カンツリークラブ”で開催と決定。
 参加費は、前回同様の20,000円と決めた。(プレー代、パーティー代その他を含む)。
 参加人員は八組を予定している。
▽第2号議案=新年賀詞交歓会開催について
 1月13日(金)に四日市駅西の“四日市都ホテル”で開催と決めた。
 開催時間については、午後3時45分集合の同四時開宴。
 会費については、正会員3名まで無料(4名以上一括5,000円)、賛助会員2名まで無料(3名以上一括5,000円)
▽第3号議案=その他の件
イ、弔事報告の件
 5月1日三重合成商事駒田会長ご母堂の葬儀に理事長が出席。
ロ、会員増強の件
 正会員の会員数が18社から16社に減少したことを受けて、会員増強に本腰を入れることになり、各理事より加入を見込める先のリストを次回理事会までに揃えることにした。
ハ、会則改正の件
 役員(理事)改選後の会計口座を開設する際、ペイオフの関係で会則のコピーを金融機関に提出することになり、現行の理事7名の定数を6名に訂正し、理事の内一名を会計担当理事に任命した。
 以上で議案審議を終え、懇親会に移り、食事を囲みながら情報交換等をおこなった。
「適正利潤の確保による健全
経営の確立」に向けて更に努力

理事長に藤田K氏再選
情報交換を密に発展を
愛鋲協 平成17年度総会を開催

 愛知鋲螺商協同組合(理事長=藤田K氏・藤田螺子工業社長)は5月26日午後5時より、名古屋市中村区名駅のホテルキャッスルプラザにて「第32期通常総会」を開催した。平成16年度事業報告をはじめとする各提出議案は全て異議なく原案通り承認可決され、役員改選では藤田氏が理事長に再選された。
 総会は奥田理事の司会で進められ、資格審査では司会者より「本人出席24名、委任状出席25名の計49名。組合員の過半数以上の出席を得たので本日の総会は成立する」と宣言された。
 挨拶に臨んだ藤田理事長は「今年の新年会の折に、我々の業界は原材料の環境が非常に悪い、そのような時こそ組合員55社がお互いに助け合い情報交換をしっかりしながら我々愛知県のねじの業界を盛り立てて行こうとお話を致しました。それぞれの皆様方が非常に困難な中をしっかり業務にお励みのことと存じますが、先般四月に、材料のことにつきまして日本ねじ商連の岡田会長からメッセージを出していただきました。かなりの成果があったかと存じます。しかしながら、もう一段階の材料の高騰と言いますか、これがまだあるようです。そのような状況が、高止まりでここ数年続くのではないかという話も聞いております。そのような状況下にあって、当組合ではお互い手を携えながら自分達の仕事がしっかりできるようにと組合活動をして来たつもりでございます。皆様の企業活動にお役に立てればと思っております」と述べ、合わせて日本ねじ商連がねじの日記念に企画した「ねじ型ボトル」の紹介を行った。
 続いて議長に藤田理事長を選出して議事に移った。
▽第1号議案=平成16年度事業報告並びに収支決算報告承認の件では、事業報告、決算報告、監査報告が行われ、原案通り承認可決された。
▽第2号議案=平成17年度事業計画(案)並びに収支予算(案)承認の件では、事業計画案、収支予算案が提示され、原案通り承認可決された。
▽第3号議案=組合規約に関する件では、平成17年度加入金及び賦課金並びにその徴収方法の案が示され、原案通り承認可決された。
▽第4号議案=任期満了に伴う役員改選に関する件では、指名推薦方式で理事に藤田K氏(藤田螺子工業)、鈴木建吾氏(八幡ねじ)、土方成一氏(金城螺子製作所)、馬場將嘉氏(メイナン)、奥田一正氏(奥田商会)、阿部常徳氏(織田商店)、花井康志氏(ハナイタイト)を、監事に大野正博氏(中部製作所)、山田賢治氏(山田螺子工業所)を指名。各氏は承諾後直ちに就任。引き続いて第一回理事会を開催し、藤田理事長を再選した。
 新任理事を代表して、再選された藤田理事長より所信が表明され、また今回の改選で退任された橋本氏に対してその労をねぎらい、総会を終了した。
 この後行われた懇親会では、花井理事が司会を務め、開宴の辞を土方副理事長、来賓の愛知県中小企業団体中央会平田事務局長の祝辞に続いて、鈴木相談役の力強い発声で乾杯、宴会に移った。
 参加者は和やかに歓談し、阿部理事の閉会の辞でお開きとした。
 なお、当日は総会に先立ち午後3時から「第10回定例理事・役員会」を行い、総会資料等の確認と報告を行い総会に臨んだ。次回理事・役員会は6月30日午後6時より組合事務所にて開催予定。

目標を大きく突破し
400小間に迫る勢い
愛機工メクト05第3回実行委員会

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏・山下機械社長)は5月30日午後5時より、「メカトロテック・ジャパン2005」の第3回実行委員会(実行委員長=時津忠氏・組合副理事長・新栄商會会長)を名古屋市中区錦の東京第一ホテル錦にて開催した。
 実行委員会は大久保事業部副部長(大久保商事社長)の司会で進められ、冒頭、山下理事長が「第3回の実行委員会へご参加有り難うございます。先日組合の総会が開かれまして、このメカトロテック・ジャパン2005(メクト05)につきましてもご参加の皆様のご理解をお願いした次第でございます。今、時津実行委員長より『理事長、恐ろしくなりました』との言葉を聞きました。理由を尋ねますと、『数字がえらく伸びております』と。当初270小間で、その後310小間に目標が訂正されました。しかし、既に316小間を達成し、まだまだ他にも参加の予定があるようで、ひょっとすると400小間を超えるかもしれないということでした。業界にフォローの風が吹いておりますことは事実でございますが、ここに至ったのは皆様方のご努力の賜物と思っております。5月末が締切日ではございますが、慣例であと少し延びると聞いておりますので、最後の詰めに入るわけです。今日は一つ、皆様方の関係先の出品者の動向等につきましてご報告いただきたいと思います」と挨拶。
 次いで、黒田ニュースダイジェスト社常務より挨拶があり、全体の申し込み状況について、現在1,065小間、見込みを入れれば1,400小間を超えており更に伸びる見込みであると報告され、その他メクト05の企画等についても説明された。
 引き続いて、時津実行委員長が「過去の最高が2001年の324小間で、今回310小間を目標に皆さんの熱いご支援の下、勧誘運動を行ってまいりました。目標を大きく超え、内定・見込みを入れると400小間を超えるのではないかと思っております。これも皆様のお蔭と感謝申し上げます」と挨拶した後、議事に移り、各委員から現状報告が行われた。それを集計すると393小間が確定となり、この時点で過去最高を大きく上回ることが分った。
 高田事業部長(井高社長)より「400小間に近い、もしかすると四百小間を超える勢いでご勧誘いただき有り難うございました。いずれに致しましてもメクトは、小間を集めることだけではなく、お客様にいかにしてご来場いただくか、そしてお客様にご満足いただくかということが最大の目標でございます。是非、集客の方もお願いしたいと思います」と締めくくられ終了した。

4月の産業機械輸出契約高
1,139億9,800万円

 日本産業機械工業会が発表した4月の産業機械輸出契約状況によると、輸出契約高は、1,139億9,800万円で、前月比36.1%、前年同月比129.2%となった。
 4月のプラントは2件、32億8,600万円で、前月比5.5%、前年同月比13.6%となった。
 単体は、1,107億1,200万円で、前月比43.2%、前年同月比172.9%となった。
 地域別構成比は、アジア州41.0%、中東州36.6%、ヨーロッパ州10.3%、北アメリカ州6.9%、南アメリカ州3.1%となっている。

品切れ解消に最大の努力を
大久保会長留任
中部タンガロイ特約店会平成17年度定時総会

 中部タンガロイ特約店会(会長=大久保武氏・大久保商事社長)は5月23日午後2時より、名古屋市中村区名駅の名古屋マリオットアソシアホテルにて「第13回定時総会」を開催した。役員改選では大久保会長が再選され、就任の挨拶で大久保会長は「我々はタンガロイの商品を販売できることに誇りを持って、更に努めてまいる所存」と決意を述べた。
 総会は、奥田タンガロイ中部支店管理グループの司会で進められ、冒頭、挨拶に臨んだ大久保会長は「昨今の景気の状況でありますが、皆様方既に体で感じておられる通り、日本全体、特にこの中部地区におきましては活発な自動車産業、工作機械産業、そしてIT産業等が好調に推移している中で、我々特約店も比較的忙しい日々を過ごしているというのが現実であります。ただそういった中で、今の日本を襲おうとしている資源や原材料の価格の高騰が、日本の経済に大きな影響を及ぼすものになってきております。原油、鉄工、天然ゴム、そして超硬に使われるタングステン、コバルト等のレアメタル、非鉄の金属も非常に値上がりをしている現況であります。鉄の値段は、この2年半で約2倍に上がっております。鉄をはじめとする工業用の製品ですとか、材料の値上げが超硬の業界にも非常な大きな影響を与えております。価格は勿論ですが、何よりも我々特約店がお客様にいかに品物を供給するかということが大事であります。どうかタンガロイさんには、我々の特約店を最優先に製品の供給に努めていただくようお願いして止みません。今年一年間、タンガロイ特約店会が我々特約店に取りまして有意義でありますことを祈念してご挨拶と致します」と述べた。
 会則十条により会長を議長に選出して、議事に移った。
 第1号議案=平成16年度事業報告、第2号議案=平成16年度収支決算報告並びに会計監査報告、第3号議案=役員改選、第4号議案=平成17年度事業計画案、第5号議案=平成17年度収支予算案をそれぞれ慎重に審議した結果、第1号、第2号議案を原案通り承認可決した。
 第3号議案の役員改選では、会長に大久保武氏(大久保商事社長)、副会長に杉本泰博氏(伸榮商會社長)、会計監事に矢田多蔵氏(ナゴヤカット社長)、幹事に伊藤紀昌氏(大信工機社長)、石原清延氏(石原商事社長)、水谷彰宏氏(東亜機工社長)、野崎憲昭氏(常磐精機社長)〈新任〉が就任した。
 新役員を代表して大久保会長より「我々は特約店の為の会であって欲しいと念じております。我々がうまく商売をできるかというのは、代理店であります賛助会員の皆様とメーカーであるタンガロイさんの意向にかかっています。我々はタンガロイの商品を販売できることに誇りを持って、更に努めてまいる所存でございます。どうか色々な意味で会員の皆様には特約店会の行事にご参加、ご協力いただくと共に、代理店、タンガロイさんからも温かいご支援を賜りますようお願い申しあげます。役員の中では、吉田さんが長い間幹事を務めていただきましたけど、今度新しく野崎さんに替わりました。吉田さんにはいつも大所高所から貴重なご意見を頂戴し有り難うございます。これからも会の運営によろしくお願いをしたいと思います」と就任の挨拶があり、引き続いて議事を再開。第4号、第5号議案を原案通り承認可決し、議案審議を終了した。
 賛助会員を代表して高田井高社長が挨拶を行い、「非常にこの地区は景気が良いと思っておりますが、今この景気の中、やはり納期と品質、そして価格の問題がどうしてもついてまわる。現在各メーカーさんは非常に忙しく、納期の問題でご苦労されています。この納期の問題で我々代理店は本当に皆様にご迷惑をかけております。メーカーと色々お話をして対応しておりますが、今現在うまく対応できていないというのは、皆様に申し訳ないと思っております。是非懇親会の場で、皆様から忌憚の無い意見を承り、我々代理店、メーカーが本当にお客様の為になれるように努力してまいりたいと思います」と述べた。
 杉木副会長の閉会の辞で第1部総会を終了した。
 第2部タンガロイ行事では、平成16年度成績優良店表彰が行われ、最優秀賞1社、優秀賞10社、拡販賞10社、躍進賞5社の合計26社が表彰された。受賞者を代表して最優秀賞の平岩大和商会社長より「私は工具屋の親父(社長)になるのが宿命だと思っております。そして一生懸命工具を売って、タンガロイ製品を売るのが使命であります。来年ももう一度最優秀賞が取れるように一生懸命頑張ってまいります」と謝辞が述べられた。
 続いて、徳永タンガロイ社長より会社方針が示され、その中で徳永社長は昨年度の状況について「昨年の4月に東芝タンガロイからタンガロイへと名前を変えて、新生タンガロイとして誕生致しました。昨年度の実績は前年度比13%の伸びで、利益は前年度比79%増。中期計画に比べて利益が大きな伸びとなった。売上高がこんなに伸びていないのになぜ利益だけが伸びているかというと、3つポイントがある。一番大きなのは、本体単体よりも、関係会社(海外と国内を含む)の体質の強化改善が非常に大きい。全体の経常利益の半分位を関係会社が稼いでいる。皆様方に国内で売っていただいた利益も大変大きいのですが、我々の計画値と違ってきたのは、関係会社の強化が思いの他に進んでいる為で、今後もこの状態で行きたいと思います。2つ目は、土木・耐摩・ミクロンドリル・摩材などは01年から03年の間で赤字の部門。特に、土木・耐摩は万年赤字が続いており、この強化を一生懸命図ってまいりました。ようやく04年になって、それぞれのところが黒字転換となり、尚且つ金額的にも大きくなってきた。3つ目は、不良資産の償却が一段落し、04年度は少なくなった。結果として良い内容になってきた。これらが計画値を上回り、大きく改善したと考えております」と述べ、さらに本年度の課題として「一番大きなものは品切れの解消。生産高も少しずつ増やしているが、受注に追いついていないということでご迷惑をかけております。これを解消することが最大の課題と認識している。しばらく好調は続きそうだということで、設備投資、人員増強を図っている。2つ目は、今新聞紙上を騒がしておりますタングステンの価格の高騰。1年前の水準から4倍以上になっている。下がる要素がなく、まだまだ上がると言われている。これをどう乗り切るか。値上げの問題を含めて大きな課題。3つ目は、我々の主要な客先である自動車関係の海外生産が急ピッチで進んでいる。海外対応というのも課題である。タンガロイにとって4つ目の課題は、上場に向けた準備です。資本構成も大きな課題で、優良株主として皆様にも是非なっていただきたい」と語った。引き続いて営業方針、技術方針、生産方針がそれぞれの担当役員から報告された。また、タンガロイ名古屋営業所の青山氏より営業活動の紹介が行われ、第2部を終了した。
 第3部記念講演は、つボイノリオ氏を講師に「放送界からみた世間」のテーマで講演が行われた。
 第4部は懇親会が行われ、抽選会などで大いに盛り上がり、午後7時過ぎに終了した。

組合員減少の流れを食い止め
魅力ある組合を目指す
ナゴヤ西部機械協同組合平成17年度総会を開催

 ナゴヤ西部機械協同組合(理事長=加藤丈人氏・加藤製作所社長)は5月27日午後6時より、組合事務所会議室(名古屋市中村区名駅3丁目)において「平成17年度通常総会」を開催した。
 総会は、司会者より組合員総数31人出席者総数28人(委任状含む)で総会は成立すると宣言があり、近藤和夫副理事長(近藤金属工業社長)の開会の辞で開会した。
 挨拶に臨んだ加藤理事長は出席の来賓・組合員に総会参加と日頃の組合への協力・支援に謝意を表し、「(総会は)通常ですとホテルで開催しておりましたが、今回は新しい事務局の場所を組合員の皆様にも知っていただこうということもありまして、初めての試みでこの事務局で開催することと致しました。組合員の数も年々減少傾向にあり、理事の方々ともどうしたらこの様な流れを食い止めることができるのかを話し合い、何とかして新しい試みをしなければとご意見を賜り計画を立案したりしている間に、一年が過ぎてしまいました。結果として何ら新しい試みが実現するに至らずということになってしまいましたことを反省致しております。今日はその反省を込めまして、何とか新しい試みを今期実現できますよう、理事一同頑張っていく所存ですので、皆さんの忌憚の無いご意見をお聞かせいただいて、少しでも組合員の皆さんの発展に貢献できる活動ができるようにしたいと考えております」と述べた。
 会則に則り、議長を加藤理事長が務めて議案審議が行われ、第1号議案=平成16年度事業報告書及び決算関係書類承認の件、第2号議案=平成17年度事業計画(案)及び収支予算(案)承認の件、第3号議案=会費賦課徴収方法承認の件、第4号議案=組合の借入最高限度額承認の件は、全て原案通り承認可決された。
 続いて来賓の紹介があり、来賓を代表して雇用・能力開発機構愛知センター業務第一課長の池田雄次氏より祝辞が述べられ、以上で総会を無事に終了した。
 総会終了後は、会場を移して懇親会が行われ、互いに情報交換を行い、和やかなうちに午後9時前お開きとした。

4月の産業機械受注状況
受注高3千900億6千700万円

 日本産業機械工業会が発表した4月の産業機械受注高は、3,900億6,700万円で、前月比46.2%、前年同月比121.3%となった。
 四月の内需は、2,686億2,100万円で、前月比52.0%、前年同月比11.9%となった。内需の前年同月比で増加した機種は、ボイラ・原動機(106.4%)、鉱山機械(105.3%)、化学機械(114.8%)、冷凍機械(106.2%)、プラスチック加工機械(120.6%)、ポンプ(117.4%)、圧縮機(144.9%)、送風機(102.9%)、運搬機械(151.3%)、変速機(108.4%)、金属加工機械(111.3%)、その他機械(133.9%)が増加した。なお、前月比で増加した機種はなかった。
 外需は、1,214億4,600万円で、前月比37.0%、前年同月比124.5%となった。本月のプラントは2件、32億8,600万円で、前月比5.5%、前年同月比13.6%となった。外需の前月比で増加した機種は、ポンプ(118.1%)、変速機(109.0%)、金属加工機械(219.0%)、その他機械(106.1%)であり、前年同月比では、鉱山機械(445.3%)、化学機械(203.9%)、タンク(428.9%)、ポンプ(104.9%)、送風機(420.6%)、運搬機械(160.5%)、変速機(133.8%)、金属加工機械(219.4%)、その他機械(126.5%)が増加した。
 各機種の動向と需要部門(平成17年4月より需要者分類を改訂したが、前月及び前年同月との比較は、旧分類を用いて行った。)
 ボイラ・原動機……前月比は、紙・パルプ、電気機械(情報通信機械を含む)、電力、その他非製造業(リース業を含む)、官公需、外需の減少により27.1%、前年同月比は、電気機械(情報通信機械を含む)、外需の減少により91.8%となった。
 化学機械(冷凍機械を含む)……前月比は、窯業土石、一般機械、その他非製造業(リース業を含む)、官公需、外需の減少により51.6%、前年同月比は、化学、外需の増加により134.5%となった。
 タンク……前月比は、石油・石炭製品、外需の減少により7.8%、前年同月比は、電力の減少により89.9%となった。
 プラスチック加工機械……前月比は、化学、外需の減少により70.3%、前年同月比は、外需の減少により99.0%となった。
 ポンプ……前月比は、電力、卸・小売、官公需、代理店の減少により71.8%、前年同月比は、化学、代理店の増加により114.1%となった。
 圧縮機……前月比は、化学、一般機械、建設、その他非製造業(リース業を含む)、官公需、外需の減少により38.7%、前年同月比は、一般機械の増加により119.2%となった。
 送風機……前月比は、官公需の減少により66.5%、前年同月比は、非鉄金属、外需の増加により119.1%となった。
 運搬機械……前月比は、鉄鋼、一般機械、建設、運輸、外需の減少により78.5%、前年同月比は、自動車、卸・小売、その他非製造業(リース業を含む)、外需の増加により153.9%となった。
 金属加工機械……前月比は、鉄鋼の減少により72.0%、前年同月比は、自動車、外需の増加により156.4%となった。

4月の金属工作機械総受注高
454億6千900万円
過去最高値を更新

 中部経済産業局が6月2日発表した平成17年4月の管内金属工作機械メーカー主要9社(オークマ、大隈豊和機械、テクノワシノ、豊田工機、富士機械製造、豊和工業、日平トヤマ、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の総受注高は、454億6,900万円で過去最高値を更新し、前年同月比27.4%増と31か月連続で前年を上回った。また、前月比は8.8%増となった。
 国内受注は、自動車工業向けが102億400万円と12か月連続で前年を上回ったほか、一般機械工業向けも87億4,200万円と31か月連続で前年を上回ったことから、全体でも前年同月比28.0%増と14か月連続で前年を上回った。また、前月比は4.0%減となった。
 海外受注は、ヨーロッパ向けが17か月ぶりに前年を下回ったものの、アジア向けが二か月ぶりに、北米向けが13か月連続で前年を上回ったことから、全体でも前年同月比26.9%増と32か月連続で前年を上回った。また、前月比は23.9%増となった。
 国別に見ると、一位のアメリカが87億1,200万円[前年同月比50.3%増]、以下、中国25億800万円[同56.5%増]、大韓民国23億7,800万円[同447.9%増]、ドイツ17億8,000万円[同2.4%増]、イタリア10億7,100万円[同27.3%増]の順となった。
 販売額は、327億6,200万円、前年同月比56.4%増と25か月連続で前年を上回った。また、前月比は33.9%減となった。
 受注残高は、2,047億1,500万円、前年同月比68.2%増と16か月連続で前年を上回った。また、前月比は4.9%増となった。

来年春のオープン目指し
名古屋市内に大型店舗
落 合 予定地で地鎮祭を開催

 落合(社長=落合栄次郎氏、本社=東京都台東区下谷一丁目4-12)は6月7日午前11時より、同社名古屋支店建設予定地(名古屋市中川区西日置二丁目2番地)において地鎮祭を執り行い、関係者ら約30名が出席して工事の安全と落合並びに名古屋支店の繁栄を祈願した。新社屋は来年3月完成予定で、4月より営業を開始する。完成すれば、関東・東北地区を中心に営業展開してきた同社にとって、関東以西ではじめての営業拠点となる。
 落合は2003年の10月より名古屋地区での営業を開始。当初は知名度が低く苦労もあったが、落合専務と藤原氏(完成後、名古屋支店長就任予定)が精力的に営業を展開し、徐々に販路を拡大。その後人員を3名に増やし、短期間の間に顧客も増え今回の支店建設に至った。
 名古屋支店は、430坪の敷地に建坪200坪、六階建てで伝動機・ベアリング・工具の在庫スペース千坪を備えた大型店舗。完成後は、ここを母店として中部地区への更なる営業展開を図る。
 地鎮祭当日は、定刻少し早めより神事が行われ、工事の安全等を祈願しとどこおりなく終了。直会では、名古屋地区の営業担当責任者である藤原氏が司会を担当。冒頭、挨拶に臨んだ落合専務は当日参加した関係者に感謝を示した後、「振り返ってみますと、2003年の10月に私と藤原と2人して名古屋への営業展開をさせていただきました。名古屋ではまだまだ落合の知名度もなく最初の数ヶ月間、本当に苦戦を致しました。藤原が翌年3月に名古屋に引越し、ちょうどその頃からようやく地元の販売店の皆様に、落合も地元の一員として迎えられ好転の兆しが見えてまいりました。2004年の8月に2人目として鶴尾を、そして今年3月に落合を投入致しました。お蔭様で今ではお客様も190社を超え、売り上げも当初の予定通り順調に推移を致しております。来年3月には、敷地430坪、200坪の6階建て1,200坪の名古屋支店が完成を致します。4月にはオープンをする予定でございます。藤原を支店長とし、名古屋支店を東海地区の拠点として、また北陸も含めた中部地区の拠点としてやっていきたいと思っています」と支店建設に至った経緯と今後の展開について語った。
 この後、設計、建設の各代表挨拶に続いて会食が行われ、落合社長が「皆様のご支援があるということを嬉しく思います。皆様と、そして社員にも応えていかなければいけない。落合が大きく羽ばたけますように今まで以上のご支援をいただきたいと思います」と挨拶し締めくくられた。
 なお、名古屋地区営業担当責任者の藤原氏は「これから支店が建つまでの一年間は、私以外の担当者が作ってきた新規のお客様とのパイプを太くし、既存のお取引をいただいているお客様には密着した商売をしていけるように展開していきたい。落合の名前すら知らないお客様がほとんどでしたので、当社の内容を理解していただいて、また、当社もお客様の商売をより伸ばしていけるようにより良い物を提供して、より良いサービスで他社との違いを出し、落合と付き合って良かったと言っていただけるようにしていきたい。支店ができてからもよりポジティブに仕事のできる環境を作って行きたい」と決意を述べた。

『50年のあゆみ』D
三栄水栓製作所
取締役相談役西岡明

 昭和60年、大阪市城東区に鴫野配送センターを建設した。鴫野工場の組立設備を岐阜工場に移管後の敷地跡に、前年5月より建設工事を進めてきたもので、鉄筋5階建、延べ面積2,310平方メートル。昭和63年、東京都足立区に足立配送センターを建設。これら配送センターの建設は、多様化する水栓業界の動向に対応して行くため、より一層の物流の近代化をねらったものであった。独自のヒット商品や販路を開発し続けてきたが、製造メーカーとしては後発のため、製造部門で同業他社に後れをとっている感があった。販売拠点拡大をねらうためにも生産体制の強化は必須であった。岐阜工場では、市場に大量流通するカタログ商品を中心に生産を行ってきた。これまでの鋳造設備は昭和55年に導入したものでそれほど老朽化してはいなかったのだが、仕様の上では人力に頼る旧式な部分が多く、生産のより高い効率化を図るため、昭和59年に鋳造設備の無枠ライン化を実現した。当時は鋳造の無枠ライン化は珍しく、業界内でも注目を集めた。これにより生産量は約2倍に増加する。昭和63年には組立工場を岐阜に建設。これで組立部門のかなりの量が岐阜に移管され、同時に機械加工工場も拡大して人員も増員した。こうして岐阜工場での一貫生産体制はますます盤石なものとして整えられていった。年号も改まった平成元年、日本経済はバブル景気の真っ盛りであった。生産が需要に追いつかず、生産能力を上げることが急務であった。そこで平成元年、鋳造部門のさらなる強化を目指し、鋳造の新工場を建設した。鋳造新工場はこれまでの設備の約2倍の生産量をにらんだもので、大型の造型機、電気溶解炉、自動水分調整装置付の鋳物砂混練用ミキサーを導入した。このミキサーは銅合金の鋳造用としては国内初の設置となった。鋳造新工場立ち上げにより、当時の銅合金の鋳造設備としては、国内で十指に入る規模となった。やがて砂型鋳造は、混練砂の処理の問題に加え、工程が長いという課題があったため、もっと工程が短く、シンプルな設備で生産できる金型鋳造への移行を図って行く事となった。金型は型製作に関するリスクが高く、金型を製作すること自体に高い技術が必要であった。平成3年、海外より金型鋳造の設備を導入し、悲願の金型鋳造を開始した。平成6年、岐阜工場に隣接して、敷地面積およそ2,000坪の中部物流センターを建設した。これまで鴫野配送センターが請負っていた業務を移管し、受注、在庫、配送の全てをコンピュータで管理、運営する新しい物流システムを構築した。これにより、在庫管理が徹底され、生産計画の精度が格段に上がり、運搬コストの大幅削減という成果を得られた。平成13年に関東物流センターが開設されるまでは単独で、当社の物流機能の中心拠点としての役割を担っていく。翌平成七年には岐阜県各務原市に表面処理を行うために大伊木工場を建設。給水栓に欠かせないメッキの品質管理が可能になり、製品の品質向上に大きく寄与するとして、念願のメッキ工場の建設であった。平成10年には金型鋳造と研磨加工のラインを岐阜工場に建設。ついに製品企画・設計から鋳造、生産、検査までの全ての工程を自社工場で完結することができるようになったのである。ここまでの道程は決して平坦ではなかった。岐阜工場建設にあたっては、地元住民との説明会や話し合いを続け、ようやく岐阜工場の建設に至ったのである。大伊木工場においては、メッキを扱うという点で岐阜工場以上に地域環境、とりわけ木曽川に与える負荷が懸念された。しかし、岐阜工場が稼働してからの企業姿勢を地元住民に評価していただくことができ、大伊木工場は無事、建設にこぎつけることができた。それから岐阜工場、大伊木工場は多種多様な製品を生産できる体制を築き、給水栓メーカーとしての次なるステップの基盤となったのである。
 (次号に続く)

資源エネルギー庁
4月の原油動向

 資源エネルギー庁資源・燃料部政策課が5月31日発表した4月の原油動向によると、4月分の原油輸入量は1,830万kl、前年同月比0.3%減となった。輸入量の多い順に見ると、サウジアラビア(521万kl、同8.8%増)、アラブ首長国連邦(405万kl、同17.1%減)、イラン(273万kl、同12.9%減)、カタール(214万kl、同32.6%増)、クウェート(112万kl、同137.9%増)となっている。
 なお、今月の中東依存度は88.7%と前年同月に比べ0.1ポイント下回った。
 燃料油の生産は1,748万kl、前年同月比1.2%減と5ヶ月連続して前年を下回った。油種別にみると、ナフサ、灯油、軽油及びA重油は前年を上回ったが、ガソリン、ジェット燃料油及びB・C重油は前年を下回った。
 燃料油の輸入は322万kl、前年同月比12.6%増と2ヶ月連続して前年を上回った。輸出は115万kl、同2.4%減と四ヶ月連続して前年を下回った。
 燃料油の国内販売は1,866万kl、前年同月比3.7%増と3ヶ月連続して前年を上回った。油種別にみると、ガソリン、ナフサ、ジェット燃料油、灯油、軽油及びA重油は前年を上回ったが、B・C重油は前年を下回った。
 なお、ガソリン及びジェット燃料油は4月としては過去最高となった。
 燃料油の在庫は1,108万kl、前年同月比6.0%減と3ヶ月連続して前年を下回った。油種別にみると、ナフサは前年を上回ったが、ガソリン、ジェット燃料油、灯油、軽油、A重油及びB・C重油は前年を下回った。

「支部親睦会」を開催
新緑の信濃路を満喫す
愛機工尾張支部支部員ら16名参加

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏・山下機械社長)の尾張支部(支部長=服部利一郎氏・服部商会社長)は5月21日・22日の両日、長野県小谷村のホテルグリーンプラザ白馬において「支部親睦会」を開催し、9社16名が参加した。
 当日は午後5時30分より、同ホテル会議室において、服部支部長より日頃の組合・支部への協力と支援に感謝が述べられた後、支部活動について平成16年度の概況報告と17年度の主な計画が報告された。
 引き続いて、午後6時より懇親会が行われ、互いの親睦を深めた。
 翌日は、近くの山田温泉で疲れを癒し、思い思いに信濃路を散策して家路に着いた。

OKAYA335
ツアーに参加してM
旭工機株式会社取締役会長闇雲 明男

 荒れ地にサンクト・ペデルプルグを建設し、近代ロシア帝国の基盤を造ったピョートル大帝は即位直後、政治は母親に托して大勢の技術者をヨーロッパに派遣し、自らはオランダのアムステルダムに造船技術を学ぶため造船工として働いた時期があった。
 その時、彼は歯科技術にも興味をもって町医者のもとで勉強した。
 帰国後も入れ歯の製作に執着し、自ら他人の歯科治療をした。
 患者は恐れをなして近寄らないので彼は側近や大臣高官を捕まえて歯科治療を強要した。
 嫌がる高官たちもむりやりに虫歯を抜かれたり、入れ歯を嵌められた。
 私も年末、20年以上も前に治療を受けた歯に不都合が生じ、奥歯の金冠をとりはずし、入れ歯の再生を行った。
 昔から医者は嫌い、特に歯医者でガリガリ、キューンとやられるのは全く苦手である。
 今回、治療中にふと、ロシアの大臣にでもなっていてピョートル大帝にガリガリやられていたらと想うと幸せな気分になって良き時代と場所に生まれたことに感謝しなければならないと思った。
 彼はなにしろ2m余の長身で腕力があったのだから太い指を口中に差し込まれて治療されてはたまらない。
 また絶対権力者だから患者の苦情なぞは何とも思わなかったに違いない。
 それらの状景を想像していると何時も嫌でしょうがなかったかかりつけの歯医者の治療も苦にならなかった。
 おかげで年内に治療が終り年末年始の料理を美味しく楽しむことができた。
 16:35の飛行機でヘルシンキへ。所要五十五分。
 夜はレストランでさよならパーティ。
 乾杯の音頭をもとめられたので賛助していただいたメーカーの皆さん、岡谷鋼機の向井直本店長以下の皆さん方の心遣いに感謝するとともにロシア、ヘルシンキでの歴史と関連した感想を話す。
 この時の話でとくに今になって思い返すのは歴代皇帝たちの豪華絢備な宮殿と蒐集した美術品が目に残るがロマノフ王朝、最期の皇帝ニコライ二世の一生である。
 彼は皇太子時代日本を訪れているが大津で津田三蔵巡査に切りつけられ負傷している。
 これが原因でか日本嫌いとなり、日本人を東洋の猿と公言していた。
 革命の翌年1918年7月17日の早朝、ウラル地方のエカチェリンブルグの地下室で皇帝一家全員と医師、3人の召使が射殺された。モスクワのソビエット政府の命令である。
 遺体は森に運ばれ、鉱山の竪穴に投げ込まれた。
 このとき政府は公式発表で、ニコライ二世は処刑されたが、家族は安全な場所に移されたと嘘をついている。
 これから皇帝一族を自称する者から、地下室から死なずに生き残ったと主張する者までが、続々と登場し、僭称者の伝統を誇るロシアの歴史に新たなページをくわえた。
 皇女アナスターシャを名乗ったアンナ・アンダーソンなどは私たちの少年時代ロマンをかきたてたがDNA研究の進歩が当人たちの確認を決定的なものにした。
 ニコライ二世と皇后アレキサンドラ、3人の子供、医師と召使の遺体の身元確認にも、同じくDNA鑑定が用いられた。
 遺体は処刑から80年後の1998年7月17日になって私たちが対岸から見たサンクト・ペテルブルグのペトロパブロフスク聖堂に埋葬された。
 医師も三人の召使も皇帝一家と一緒に埋葬されたとアレクサンドル・ガイドから聞いてホッとした。
 日本人の感覚としては死ねば皆仏である。
 さよならパーティ後の二次会は遠慮した。
 体力の消耗を避けるためと帰国の準備がある。
(つづく)

会員・メーカー・梅村本店が一枚岩の如く
厚い信頼関係を築く
第43回中部菱梅会開催

 中部菱梅会(会長=山口安三氏・不二工具会長)は5月29・30日の両日、下呂温泉「森山館紗々羅」で「第43回中部菱梅会」を開催、会員ら40数名が参加し更なる結束と発展を誓い合った。
 当日はJR名古屋駅西口に集合し、バスで午前8時45分に出発。「日本昭和村」や岩村城付近の見学を行い、途中渋滞に巻き込まれながらも、午後6時に総会会場の下呂温泉「森山館紗々羅」に到着。しばし休憩の後、総会に移った。
 総会は、梅村本店(社長=梅村勇夫氏)の梅本営業部長の司会で進められ開会。
 はじめに、梅村本店を代表して挨拶に臨んだ梅村龍盛専務は「本日は皆様大変お忙しい中、第43回中部菱梅会にご参加いただき誠に有り難うございます。日頃は弊社を通じまして三菱マテリアル切削工具の拡販に多大なるご尽力を賜りまして誠に有り難うございます。私が申し上げるまでも無く2005年の今年は、昨年より引き続き好景気と言われておりますが、ここ中部は特に自動車産業が牽引役となりまして元気印の地域だと言われております。また、設備投資も二桁増で推移しているなど、非常に順調な追い風が吹いているのではないかと思っております。本日ご参加いただいております皆様方もしっかりとそのあたりの舵取りをされているのではないかと思っております。そうした中で三菱さんは、今まで目標とされておりましたグローバル10、即ち世界シェア10%を見事達成されたとお聞き致しました。本当に素晴らしいことだと思います。私が申し上げますのもおかしいことかと思いますが、こうした目標達成も皆様のご協力があってこその達成だと思っております。ただこうした順調な追い風が吹きながらも、品物不足といった問題も生じております。三菱さんにおかれましては、他社と比べましても非常に欠品率が少ないとお聞き致しております。私共梅村本店と致しましても、皆様方にご迷惑をおかけしないようにと一生懸命努力させていただきますし、またそれが問屋としての務めだとも思っております。まだまだ100%のご要望には達していないかもしれませんが、できる限りご満足いただけるよう努力させていただく所存です。また、最近では海外へ進出されます企業も多いようですけれども、梅村本店と致しましてはここ中部を基盤に、皆様方と一枚岩の如くこれまで以上の厚い信頼関係を築き上げて行きたいと存じますので、今後とも何卒ご指導並びにご支援の程よろしくお願い致します」と述べた。
 続いて、山口会長が「日頃は三菱製品の拡販と中部菱梅会の発展に協力いただいていることを厚く感謝申し上げます。本日は三菱マテリアルツールズさんから伊藤支店長をはじめ幹部の皆様方のご出席をいただいております。後ほど情報交換等を含めご歓談をお願いしたいと思います。さて、景気のほうも大変良い状態で進行しているということです。品不足も、これは好調を意味すると考えております。しかし、私共もこの業界に入りまして50数年たっておりますが、色々と茨の道もございました。あるいはこれから先も、決してこの好調が続くものとも限りません。皆様方の企業努力によって、このフォローの風を更に良いものに向けることが大事だと思います。皆様方には、これまで以上にご活躍していただくことをお願い致します」と挨拶。
 また、メーカーを代表して伊藤三菱マテリアルツールズ中部支店長より「43回の菱梅会ということで、非常に名誉ある会でございます。私が入社致しまして、菱梅会というのは以前から聞いており、初めて参加させていただき感激をしております。景気の話でございますが、私共三菱マテリアルツールズは前期比20数%のアップでございます。これも偏に梅村本店様はじめ皆様方の力強いご協力のお蔭と厚く御礼を申し上げます。ただし品不足という問題がございまして、だいぶ欠品が出ているのは事実でございます。工場も、前年に比べ倍以上の設備投資を致しており、東洋一の工場ができるのではないかと思っております。そのくらいの勢いでやっておりますので、今後ともご支援の程をお願いしたいと思います」と挨拶が行われた。
 木村三菱マテリアルツールズ中部支店販売部長より最近の超硬製品の動向について報告された。
 この後、乾杯の発声を杉浦副会長(三賀社長)が務めて宴会に入り、互いに親睦を深め、午後8時半過ぎ、服部服部商会社長の中締めでお開きとなった。
 翌日は、ゴルフ組と観光組に分かれてそれぞれ交流を図り、ゴルフ組は「美濃白川ゴルフ倶楽部」(岐阜県加茂郡白川町白山)でゴルフを楽しんだ。一方の観光組は高山の古い街並みを散策し、飛騨高山まつりの森を見学した。