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2005年(平成17年)5月
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平成17年5月1日2201号
全国伝動機商連50周年全国大会に向け準備 平成17年度通常総会開催 名古屋伝動機商組合4月13日、メルパルクで 名古屋伝動機商組合(理事長=山田貞夫氏、ダイドー社長)は4月13日午後5時30分より、名古屋市東区葵のメルパルク名古屋にて平成17年度通常総会を開催した。当番幹事は大矢伝動精機と太田廣で、全会員が参加して行われた。 総会は、大矢氏(大矢伝動精機会長)の司会で進められ、司会者より会員総数20社全社出席で総会が成立すると宣言があり、笠井副理事長(笠井社長)の開会の辞により開会した。 冒頭、山田理事長が「お忙しい中を当組合の総会にご出席賜り有り難うございます。いよいよ万博も開幕致しました。来月の5月12・13日開催の全国大会は当名古屋伝動機商組合の当番ということで、ご当地におきまして、東京伝動機商組合、大阪伝動機商組会のメンバーがお集まりになります。5年に1度万国博覧会が行われますが、2010年の上海万博以降は当分アジアでは行われないという非常に貴重なチャンスですので、万博もご覧頂きまして、良かったと言ってもらえる大会にしたいと存じます。後ほど全国大会につきましてもご審議頂きまして皆様のご意見を聞き、成功に向けて微に入り細にわたるお話をさせて頂きたいと存じます。当地区は自動車関連に支えられ順調に推移しまして、皆様方も大変お忙しいと思います。車という物は元々、フォードがT型という大衆車を今から85年前に作り、それから段々日本も大衆車の大量生産をするようになりました。車ばかりではなくイノベーションで新しい商品が出てまいりました。我々の業界でも、それに対応していくような商品を手がけていかなければ、従来の商品だけでは需要が減っていくというのが現状。戦後は色々な分野で行われ、飛行機がプロペラからジェット機に変わりました。時計にしても、40年前までは機械式のムーブメントでしたが、クォーツ式という安くて非常に精度の良いものが出てきて、現在ではそれが主流となっている。クォーツは日本発の商品でしたが、それ以外でも日本発の商品がドンドン出ました。しかし大量生産の物は人件費の安いところに行ってしまう。家電製品、繊維製品などの大衆商品を中心として日本の産業空洞化が進んできた。ここに来てバブル以後16年間で、やっと日本発の商品が出てまいりました。デジタル家電とか、デジタルカメラ、その他プリンター関連、ハイテクを駆使した医療機器、その様な分野に新しい商品がドンドン採用されています。我々も万博を見て新しい時代に新しい対応をして、商品の見直しをしていかないといけない。万博は啓蒙される良いチャンスではないかと存じます。いずれに致しましても担当組合として、皆さんに喜んで帰って頂ける様にご協力をお願い致します」と挨拶。 続いて、山田理事長を議長に選出して議事に移り、第1号議案=平成16年度事業報告承認の件、第2号議案=平成16年度会計報告承認の件、第3号議案=平成16年度会計監査報告、第4号議案=役員改選の件、第5号議案=平成17年度事業計画案及び予算案承認の件、第6号議案=その他の件をそれぞれ慎重に審議。第1号議案から第5号議案は原案通り承認可決された。 第6号議案では、5月12・13日に開催される全国伝動機商連全国大会の準備に関する報告が行われた。 村瀬理事(ムラセ社長)の閉会の辞で総会を終了。 その後懇親会が行われ、午後八時過ぎ盛況のうちにお開きとした。 第3回新機械振興賞 機械振興協会 受賞候補者を募集 機械振興協会(会長=豊田章一郎氏、東京都港区芝公園3-5-8)では、機械工業技術の進歩発展に著しく寄与した企業・大学・研究機関及び研究開発担当者を「新機械振興賞」として表彰している。今年で第3回目となる同賞受賞候補者を、次の要領で現在募集している。 @表彰対象=独創性、革新性及び経済性に優れた機械工業技術に係る研究開発及びその成果の実用化により、新製品の製造、製品の品質・性能の改善または生産の合理化に顕著な業績をあげたと認められる企業等及び研究開発担当者(一業績につき、概ね5人程度を限度とし、事情により当該企業等に属さない者も含む)とする。ただし、当該研究開発は、概ね過去3年以内に成立したものに限る。 A募集方法=機械工業に係る関係団体、地方公共団体、国公立試験研究機関、学会等に募集を依頼し、受賞候補者の推薦を求める。受賞候補者の推薦期間は、平成17年4月7日から5月27日迄。 B表彰方法=会長は、特に優秀と認められるものについて、経済産業大臣賞及び中小企業庁長官賞の授与を申請する。その他受賞者に対し、会長名の賞状を贈呈。また受賞する企業等に対し、記念品を贈呈する。経済産業大臣賞及び中小企業庁長官賞を受賞する研究開発担当者に対し、賞金を贈呈する。賞金の額は、経済産業大臣賞80万円、中小企業庁長官賞50万円(研究開発担当者が複数である場合も、これらと同額)。 C選考=機械振興協会会長が委嘱する学識経験者より成る審査委員会により行われる。 D受賞者発表=平成17年12月に発表予定。 E後援=経済産業省、中小企業庁、日本自転車振興会、中小企業基盤整備機構、日本機械工業連合会、日本経済新聞社。 〈問合せ先〉 機械振興協会技術研究所技術協力センター 賞担当 〒203-0042東京都東久留米市八幡町1-1-12、電話0424-75-1168、FAX0424-76-4870 新事務所へ移転 中日本木工機械商工協同組合 中日本木工機械商工協同組合(理事長=木村秀夫氏、昭元産業社長)は4月11日午前11時より、名古屋市中川区荒子の新事務所において事務所移転開所式を行った。式には組合理事ら20名が参加し、神事が行われた。 この後、木村理事長が「本日は大変お忙しい中、中日本木工機械商工協同組合事務所移転開所式にご出席を賜り誠に有り難うございます。ここの地で組合が新たなスタートを切ります。皆様のご指導ご鞭撻を賜りたいと存じます」と挨拶。 午後からは、理事と組合員が協力し引っ越しが行われた。 【新事務所】 所在地は名古屋市中川区荒子二丁目60番地(あおなみ線荒子駅より西に徒歩3分、名古屋市地下鉄東山線高畑駅から東に徒歩4分)、電話・FAX052-351-2588。 敷地面積78坪に鉄骨3階建て(築16年)、総床面積117坪。組合事務所は三階の一部を使用し、その他はテナントにする。 現在テナント募集中。 QC発表最優秀賞はメカトロ部SD営業課に 第19回SanQフェスタ05開催 三機商事 計画性ある課題解決を 三機商事(社長=木島好規氏、本社=名古屋市熱田区白鳥2-8-24)は、4月9日に「第19回SanQフェスタ2005」を名古屋国際会議場にて、午前9時より開催した。 まず始めに木島社長より、「世界経済が安定する中、我が国の経済は一昨年後半以来、全体として概ね好調に推移。先行きについても為替や原油価格等、不透明要因はあるが、今年も引き続き景気回復において底堅く推移するものと思う。この様な環境の中、当社の2004年度の業績は対前年実績からも大きく落ち込み減収減益と残念な結果になった。これは、自動車産業において国内外とも堅調な設備投資があった中、外部環境で全体売上に繋げることができず、大きな課題がクローズアップされたと見ている。本年度は新たな中期3ヵ年経営計画のスタートの年。初年度の活動として、前期の反省に基づいた課題の即取り組み、売上増強のための受け皿作りとISOを含めた社内生産性向上活動を重要と考えている。計画性のある課題解決に、本音で取組んで欲しい。市場環境に左右されない強い体質を築き、達成感の喜びと利益を皆さんと共に分かち合いたい」と現況及び新年度方針を示された。 その後、午前の部のプログラムとして新入社員の自己紹介、特機部・メカトロ部・機器部・総務部の各部署におけるプロジェクト報告がなされた。 午後からはQC発表、永年勤続・QC・業績における表彰式が行われた後、特別講演として、フィットネス指導者の中尾和子先生による「からだ年齢を若く保つために・日常でできるエクササイズ」を開催。続いて懇親会へと移行し、幕を閉じた。 【QC発表】 @「プリント基板の品質管理徹底」(メカトロ部SD営業課) A「郵便・宅配発送費用の削減」(総務部) B「未実績商品の拡販に向けて」(特機部特機3課) C「電話業務の効率化」(機器部業務管理課・自販機課) 【永年勤続表彰】 ○30年/吉川正己氏、岡井学氏 ○20年/山中康司氏、山本賢二氏、加藤真幸氏 ○10年/山田和弘氏、福岡文子氏 【QC効果例発表最優秀賞】 メカトロ部SD営業課(サークル名/電機戦隊!メカトロイダー) 【改善提案優秀賞(個人)】 「V型3号IR検査機コスト削減設計2〜サイクルタイム短縮」高田雅樹氏(4等級) 【最多改善提案賞(個人)】 竹一昇氏(29件) 【最多改善提案賞(課別)】 特機部特機2課(155.6%) 【売上総利益目標達成賞】 特機部特機3課(109.7%) 【営業利益最高賞】 特機部特機3課 CA5505・5535 京セラ CVDコーティング工具 京セラ(本社=京都府伏見区竹田鳥羽殿町六番地、社長=西口泰夫氏、電話075-604-3514)は、機械工具事業において、年々高度複雑化する鋼加工分野において、ユーザーが求める信頼性・トータルコストダウンを目指し、超硬合金母材に微細な柱状粒子構造を有するCVDコーティングを施すことで、従来品より加工能率を大幅にアップしたCA55シリーズを今年1月に発売。そして今回、高速切削加工に適した「CA5505」、工具に負荷がかかる異型部品加工(断続加工)のさらなる安定加工に適した「CA5535」を開発し、6月に発売を開始する。 「CA5505」は300m/分を超える切削速度を実現、「CA5535」は合金鋼の断続加工で従来の2倍の工具寿命を示し、鋼加工における、ユーザーの幅広い加工用とと長寿命安定加工の要求に応えるラインナップとなる。 【製品特長】 @特殊表面処理で優れた耐欠損性・耐摩耗性を実現/CA55シリーズは、京セラが開発した特殊面処理PICA技術を採用。従来のCVDコーティングに比べて、より平滑な表面処理により切削時の抵抗を低減し、被削材の刃先への溶着や欠損を抑制する。 A高アスペクト比(縦横比)の「ウルトラファインTiCN被膜」/TiCN(炭窒化チタン)を主成分とし、従来品よりさらに微細で緻密な柱状構造を持った、高アスペクト比の「ウルトラファインTiCN被膜」が、クラック発生と進行を抑制する粘り強いコーティング層を形成。鋼の切削加工に求められる高い耐欠損性と耐磨耗性を実現。 B新設計「PTブレーカ」/チップ本体とチップを支えるシートをより密着させた、ランバーサポート構造による「PTブレーカ」を採用。切削加工中に発生するチップ微振動によるマイクロチッピングを抑制。大きな刃先強度とスムーズな切屑排出性を両立させて、機械停止や加工不良の発生を防ぐ。 総会は6月3日に 愛機工青年部4月役員会 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏、山下機械社長)青年部(部長=水谷隆彦氏、ミズタニ機販社長)では、4月12日午後6時30分より、中区金山の“きらり”にて「4月役員会」を開催した。 当日は22名が出席。審議された議題は次の通り。 ▼第1号議題=合同委員会について 合同委員会は3月25日に、「伊勢乃屋」にて開催された。当日は34名が出席。 ▼第2号議題=ボウリング大会について ボウリング大会は3月9日に「星ヶ丘ボウル」にて開催され、75名が参加。 反省点としては時期的に決算と重なり、出席者が少なかった事、ハンディ差が余り無い等が揚げられた。良い点としては、親睦が以前の大会より深まった事や食事が昨年より良かった点が意見として出された。 ▼第3号議題=他産業視察について 3月12日に「伊賀の里モクモク手作りファーム」にて他産業視察が行われた。15名が参加したが、日にち的に難があり、参加者を募るのが大変であった点を反省。感想等については、組合青年部のホームページ上に掲載。 ▼第4号議題=総会について 総会は6月3日に「東京第一ホテル錦」において開催を予定。 ▼第5号議題=部員入れ替わりについて 卒業する部員は4名。入れ替えの部員は8名が確認された。 ▼第6号議題=各委員年度計画について 年度計画については、各統括委員長が発表。 会合は総会、8月ビアパーティ、忘年会、3月合同委員会を行う計画。野球は加川氏を中心に動き、フォローは蟹江氏が。また月1回役員会を行う予定。 教育は、9月か10月及び2月に講演会を開催、他産業視察も二月に行う構え。講演会においては、以前行った救急研修を再び行ってはとの意見が。 厚生は7月最終土曜日にキャンプ、10月にF1日本グランプリ観戦を予定。 ▼第7号議題=その他について 8月26日に東京にて「青年部東西交流会」が行われる。また戦力化事業における宿泊研修を計画中。 正会員・賛助会員それぞれ一社加入 新会長に鈴木章夫氏岡谷管栄会17年度総会を開催 観光は久能山東照宮等見学・ゴルフ会は大藪淳一氏優勝 岡谷管栄会(会長=闇雲明男氏・旭工機会長、岡谷鋼機と商社、メーカーの集い)では、4月13日午後4時より、静岡駅前の“ホテルセンチュリー静岡”を会場に「平成17年度総会」を開催し、各提出議案を満場一致で承認可決する一方、任期満了に伴う役員改選では新会長に鈴木章夫氏を選任した。 総会は、岡谷鋼機名古屋本店配管住設室の鈴木室長の司会進行で始められ、闇雲会長が所用で欠席のため、鈴木副会長が挨拶に臨み、出席方のお礼を述べた後「新聞報道でもご存知の通り、岡谷鋼機さんは素晴らしい業績を上げられ、真に喜ばしいかぎりです。私は闇雲さんと異なって難しいお話はできませんが、今まで先輩から教えて頂きましたことをお話しいたしたいと思います。その中で、本日はリーダーについてお話させて頂きたいと思います。一つ目は、巨人軍を9連覇へ導きました川上監督の言葉の中で、チーム優勝は99パーセント監督に責任があると言っています。その言葉を言い換えれば、会社の業績は99パーセント社長に責任があると言えます。反面会社を担っているのは、99パーセント社員の日々の努力のお陰だと思いますし、すなわち社長と社員は一心同体だと思っています。二つ目は、20人以下の組織のリーダーは、グループサウンドのリーダーになって頂きたいと思います。20名以上の組織の場合は、オーケストラの指揮者になって頂くとうまくいくと思います。三つ目は、会社の社会的責任です。いろいろありますが、私は第一にまず、社員とその家族が幸せになってもらうために、手助けすることが企業の社会的責任の第一と考えます」と挨拶。 次いで岡谷鋼機取締役名古屋本店の向井本店長が、日頃のご愛顧と出席方のお礼を述べた後「中部地区は全国的に見ると明るい状況ではありますが、全国的には明るい伸びは期待できない状況です。大型物件が多い割には小型物件が少ないと思います。特に配管等の我々の分野はまだら模様があり、しっかりと地道に、丁寧に稼ぐことが肝要かと思います。また、中国、韓国の諸問題は経済的な連携が深まればそのような問題はいずれ消滅すると思っております。東アジア経済圏は凄い勢いで発展しており、これからも大いに期待できると思いますので、私共もそういったところへの投資を積極的に行っていく考えでおります。また、今年から社内勉強会を充実させ、社員の資質の向上を一層図ります。一方、懸念することは、団塊の世代がこれから定年を迎え、経済、社会構造に変化を齎すことに対しての対応も疎かにできないと思います。一生懸命に皆様のために頑張りますので、今後とも宜しくお願いいたします」と、結んだ。 次いで出席者の紹介がされた後、各議案審議に入った。 ▽第1号議案=平成16年度事業報告 ▽第2号議案=平成16年度会計報告 ▽第3号議案=平成16年度会計監査報告(監査=五光商会田中社長) ▽第4号議案=平成17年度役員改選の件 ▽第5号議案=平成17年度事業計画案審議の件 ▽第6号議案=平成17年度予算案審議の件 ▽第7号議案=正会員・賛助会員入会の件 各議案を慎重審議し、何れも原案通り承認可決された。 【新役員の皆さん】 ▽会長=鈴木章夫氏(米津物産社長) ▽副会長=田中邦洋氏(五光商会社長) ▽理事=山田康博氏(山彦社長)、辻亮一氏(辻さく社長)、大藪淳一氏(大清社長) ▽会計監査=峰澤彰宏氏(峰澤鋼機社長) 【新正会員・賛助会員】 ▽正会員=マルニシ(社長=河西洋氏) ▽賛助会員=JFE継手(営業本部取締役=杉村安朗氏) 議案審議の後は、賛助会員を代表して日立金属中部東海支店配管グループ小=部長、アロン化成名古屋支店田中支店長、ベネックス名古屋営業所山本所長の順で業界動向説明が行われた。 また、北野部長からは配管住設部門の説明もされた。 以上で総会を終了し、田中副会長の乾杯の音頭で懇親会に移り、終始和やかに歓談に興じ、住友軽金属工業名古屋支店末盛支店長の中締めで盛況の内に懇親会を終了した。 翌日は、ゴルフ組と観光組に分かれて初夏漂う駿府を満喫した。 観光組みは、日光東照宮よりも19年前に建築技術の粋を集めて造営された久能山東照宮や、徳川時代から受け継がれた静岡の伝統産業と歴史を伝え、体験もできる駿府匠宿などを見学した。 有志による懇親ゴルフ会は、静岡カントリー島田ゴルフコースで27名が参加して開催され、大清の大藪社長がネット70.6で見事優勝を飾った。 ベスグロはアロン化成名古屋支店田中支店長の89。 2005年度東海イゲタロイ会総会 活気のある中部圏はビジネスチャンス 会員と会の一層の発展を! 東海イゲタロイ会(会長=田中知之氏、ミユキ商會社長)は4月11日午後4時30分より、2005年度(第12回)総会を名古屋市中村区名駅の名古屋マリオットアソシアホテルにおいて開催し、会員、メーカーら約百名が参加した。 総会は、住友電工ハードメタル名古屋営業部の中堂部長が司会を務め、「本日はお忙しい中、東海イゲタロイ会総会にご出席頂き誠に有り難うございます。日頃は、私共イゲタロイ・ダイヤ製品の拡販にご尽力頂きまして、誠に有り難うございます。重ねて御礼申し上げます。只今より、第12回東海イゲタロイ会総会を開催致します。本日の出席は会員店様83社ご出席頂きまして、総会として成立しておりますことを合わせてご連絡致します」との言葉で開会した。 冒頭、田中会長より総会への出席と、日頃の会の活動に対する協力に感謝が示され、「皆様方、空洞化という言葉を久しぶりにお聞きになるのではないでしょうか。この空洞化という言葉が出まして数年経っておりますが、果たしてこの空洞化が進んでまいりましたでしょうか。ものづくりの日本。優秀な技術者、そして営業力、これは他の国と比べまして、やはり一枚も二枚も実力が上回るのではないかと私はその様に思っております。その為に、この空洞化という言葉が進まなくなったと言うより、何か消えかかっているような状況ではないかと思います。この中部圏としましては、皆様方もご存知のように、中部国際空港『セントレア』の開港、そして『愛・地球博』が開幕致しました。活気のある中部圏、ビジネスチャンスが沢山ある中部圏でございます。皆様方と一緒に、これからの宝を掘るために一生懸命頑張ってまいりたい。そして、この忙しい活気ある状況の中で、波に遅れることなく乗っていくことが武器となるのではないかと私は思っております。皆様方と共に、このイゲタロイ会の発展をお願い致します。それには皆様方のお力をお借りしてやって行かなければなりません。役員一同一生懸命頑張りますので、是非とも皆様方より色々な提案を賜り、これからも会が発展していきますように宜しくお願い申し上げます」と挨拶。 住友電工ハードメタルを代表して鴻野社長が、「東海イゲタロイ会の皆様には、日頃からイゲタロイ製品、ダイヤ製品に対し一方ならぬ拡販にご協力頂きまして誠に有り難うございます。04年はお蔭様で、堅調に業績をあげることが出来ました。これも偏に東海イゲタロイ会会員の皆様のお力添えの賜物と感謝しております。ご承知の通り、超硬工具業界全体も04年は非常に忙しい年であったと言えると思います。さて、05年はどうかということでございますが、昨年夏以降いわゆるIT関連と言いますか、デジタル家電と言いますか、この辺が在庫調整のため、私共の製品でマイクロドリル、光学製品が少し勢いを無くしておりました。これも、今年の5、6月あるいは下期には、復活するのではないかと感じております。自動車関連は、国内メーカーさんそれぞれ強気な生産計画を立てられているということで、全般的には堅調が続くのではないかと思っております。しかしながら、懸念材料もございまして、1つは今、中国で反日デモなどの運動が出てきております。これは大きな懸念材料にはならないかと思いますが、少し心配なところもございます。それから、超硬の原料が高い状態で推移しておりましたが、今年に入り、また上がりつつあるという懸念材料がございます。このような中で、私共、昨年は色々需要堅調なこともございまして、フォローの風の中で行ってまいりました。今年、いよいよ実力が試される年ではないかと感じております。製品開発、営業企画、製造部それぞれが、自分たちの実力を発揮しようと頑張っております。組織が大事ではないかと感じています。先ほども会長から日本の優秀な技術者というお話がありましたが、やはり人作りというのが、勝負に勝っていくポイントではないかと思います。これは色々なところで各企業の会長様、社長様が話されておられますが、つい最近、私が直接出た訳ではありませんが、マツダの新しく社長になられました井巻社長の講演があったそうです。その中で最後に『マツダは、人を作っております。さらに車を作っている会社にしたい』と言われたそうです。また、最近の日経ビジネス(4月4日号)に、ニートとかいった若い人が仕事に就かないということがありますし、その中でいかに社員のモチベーションを高めて会社を良くしていくかという特集がございました。やはりお金の問題もありますが、それだけではない。働く意義ですとかを会社生活の中で見つけるような経営をしていくことが、非常に大事であると書かれておりました。私共も、住友電工ハードメタルには優秀で誠心誠意働く方が一杯いるという会社にして、その結果として皆様方に喜んで頂けるような商品を出す、あるいは営業活動をするということでやっていきたいと思っております。本年も是非宜しくお引き立ての程をお願い致します」と挨拶した。 田中会長を議長に選出して議事に移り、2004年度事業報告(宮木ノダキ営業部長)、2004年度会計報告(二村名古屋電気支配人)、監査報告(滝沢松本商店社長)、会員の異動(事務局)、2005年度事業案(宮木ノダキ営業部長)、2005年度予算案(二村名古屋電気支配人)の審議を行い、原案通り承認可決。会員の異動については、五社の入会が承認された。 伊藤副会長(伊藤信産業会長)の「順調に総会が終わりました。これからも住友電工さんには我々の流通を第一に守って頂けることを願います」との閉会の挨拶で総会を終了した。 引き続いて、第2部の優秀会員会社の表彰は、住友電工ハードメタル名古屋営業部の庄司課長に司会を交代して執り行われ、最優秀賞の伊勢光洋販売はじめ、優秀賞3社、敢闘賞12社、躍進賞3社の合計十九社が表彰された。 第3部の住友電工ハードメタル概況報告では、鴻野社長より市場環境と経営課題、04年・05年の重要実施事項について報告があり、続いて、新製品の高機能旋削用工具SumiTurnシリーズの「T―REXバイト」「防振機構付ボーリングバイトXバー」、焼結合金・鋳鉄の高速加工に最適なCBN焼結体「スミボロンBN700」等が紹介された。 この後、会場を移して第四部の懇親会が行われ、野田ノダキ社長が「大変お疲れ様でございました。冒頭、日本の製造業の空洞化などは忘れたとの田中会長の心強いご挨拶から始まりました。本日のイゲタロイ会総会では大変心強いお話しが沢山ございました。表彰を受けられました会社のご活躍のお話、それから今年新しく五社の特約店の加入がございました。益々この東海イゲタロイ会が力強い組織となっていると感じながら、無事に総会を終えたことは大変嬉しく思いました。本日お集まりの会員会社にとってはイゲタロイが店内シェアナンバーワンということを、皆さん共々お願いを致しまして、今日の懇親会が有意義なものになりますようにお願いをしたいと思います」と挨拶。 住友電工ハードメタルの木本常務の力強い発声で乾杯。恒例の抽選会で盛り上がり、参加者は互いに情報交換するなど交流を図った。 【住友電工ハードメタル概況報告要旨】 超硬工具の受注は2001年が底で、その後回復。特に03年から04年にかけてかなり堅調に推移した。輸出については01年以降拡大が続いている。国内については、特に03年の下期以降の回復が鮮明で、その中でも東海イゲタロイ会ルートは一貫して増加している。 業種別では、自動車、産業機械、鉄鋼、電気、電子があるが、自動車の受注が非常に堅調に来ている。産業機械については、光学部品の関連がここに入るので、04年の下期はIT関連の在庫調整ということで一時的であると感じているが、落ち込んでいる。しかし、レベルとしてはかなり高い。鉄鋼についても、特に自動車用鋼板が逼迫しており、各鉄鋼メーカーがフル生産して、堅調に推移。 電気、電子については、ITの在庫調整等で少し落ちている。 製品別に見ると、スローアウェイチップ、ドリル、エンドミル、それから鋼用カッターその他、ダイヤ、CBN工具が03年から04年にかけて大きく伸び、全体的に堅調に推移。 過去最高レベルの受注であった。 住友電工ハードメタルは03年に、切削工具を専業とするメーカーとして独立。それを牽引役とした収益の拡大と、コア技術強化による新規事業の育成を大きな目標に掲げている。その中で特に、海外ビジネスの拡大と、最適製造レイアウトの構築ということで、国内は勿論伸ばしていくのだが、今後の成長を考えると、より海外に比重が高まるのではないかと予想している。 現在海外への売上比率は4割。全体を伸ばしながら、海外の比率を5割以上に増していく方針。 海外での製造拠点を幾つか持っているが、標準製品、量産はほとんど国内で行っており、海外での生産比率は8%程度だが、これも今後の為替の動向等を考え20%位まで高める。 03年住友電工ハードメタルが発足した年の実績が、連結で460億円であった。今年は、連結で540億円。80億円増ということで堅調に推移している。計画値も超えて、非常にフォローの風が吹いて良い結果となった。 05年については、一部懸念材料もあり、昨年の堅調な数字を維持することは相当大変と感じている。今年の計画については、5%アップの560億円を目指す。07年には600億規模の会社を目指している。 07年に600億を目指すが、国内基盤の強化とグローバル戦略の強化という2本柱で行っていく。 国内基盤については、昨年も相当投資をしたが、顧客のニーズに合った積極投資として増産だけではなく、開発、研究にも投資をしていく。 営業力の強化としては、効率的な営業を推進していきたい。不二越との提携により、相互サービスを展開していく。 グローバル戦略ということでは、特に中国・アジア市場において、これから自動車生産が大きく伸びるということで、力を投入していく。現在の世界4位グループから、単独3位の足場固めをする。 メインの市場での競争力強化。ダイヤ製品の更なる強化による差別化推進を進めていく。 昨年から今年にかけて生産体制の整備を行ってきた。その内容は、国内はスローアウェイチップの増産投資を行わないとなかなか間に合わないということと、将来的にも需要が増えるということで、北海道住電精密に建屋を増築し、革新的生産ラインを設置するという計画を現在進めている。建屋については完成。現在ラインの展開を進めている。4月以降、順次行っていく。 2番目に、CBNのZIPについては、従来栃木にあった住電ダイヤモンドテクノロジーで量産をしていたが、栃木の中でのスチールコードの増産計画により栃木工場の移転をしなくてはならない状況で、九州に建屋が空いており基盤もあるということで、栃木を閉鎖し、昨年の8月と今年の1月の2回に分けて生産の移管を行った。既に移管は終了し、九州での生産が始まっている。マルチドリルについても、東海精密で増産を進めている。また、ホルダー等も従来から伊丹で生産しているが、更に基盤を強化するために、伊丹での増産投資を決定した。これらについては今年7月より稼動する予定。 CBN、ダイヤ素材も、このまま行くと今年の夏ぐらいに能力がほぼ満杯になってしまうということで、先を見越して、伊丹に更に大型プレスの設置を決めた。 中国については、天津、上海に2つの工場があり、天津STPについては刃先交換チップの現地での量産拠点にしようと、超硬とCBNの刃先チップの増産を昨年の夏からスタート。既に稼動済みで昨年の11月、12月でほぼフル能力になっている。 上海STPでは、今のところプリント基板用マイクロドリルの生産を行っているが、ドリル、エンドミルの現地生産拠点にしようと、新たにマルチドリルの生産を今年の7月から開始する。 北海道住電精密の増築分がフル稼動すると月産400万個位の生産能力となる。新聞紙上では年間5,000万個と発表している。これからの需要増に対応。 販売拠点については、昨年11月に上海に直接の販売拠点を設置。順次、広州、北京、長安に支店を作り、販売体制の強化に努める。 営業の効率化ということでは、従来から営業部隊の中での対話等を行っていたが、それを総合的により効率化しようと、営業支援システムを昨年の12月に一部導入。1月から本格的に活用を開始している。狙いとしては、質の充実と量の拡大ということで、営業1人当たりの効率をよりアップさせることを目指している。 活用から3ヶ月が経っているが、月に1人当たり45社を訪問して直接話を聞いていたのが60社になった、新規受注が増えた、あるいは顧客への提案が増えたとの成果が出ている。 より顧客と直接面談できる時間を増やして、業務の効率化をしていく。これは少し時間をかけながら育てていこうとしている。 MSTAR自動旋盤用エンドミル 三菱マテリアルツールズ小型工作機械に最適化 三菱マテリアルツールズ(社長=高田修氏、本社=東京都墨田区横綱一丁目6-1、電話03-5819-5245)は、三菱マテリアル神戸ツールズが開発・製造する「MSTAR自動旋盤用エンドミル 三シリーズ」を発売。 このエンドミルは、MSTARエンドミルシリーズに新たに追加されるもので、CNC自動旋盤など小型工作機械での加工に最適な製品規格を適用。他にはない三枚刃シリーズをラインナップすることで、独自のシリーズ展開を行う。 【製品特長】 ◎自動旋盤の仕様に対応した各種寸法/1D以下の短刃長を採用し、耐びびり性を向上。短く、工具径によらない定全長を適用。CNC自動旋盤で用いられる、標準的なコレットに対応したシャンクサイズを追加(φ5、7、10)。 ◎幅広いサイズ、シリーズ/2、3、4枚刃の豊富な刃数展開。全長は35o、45oの2種類に統一。豊富なシリーズにより、使用機械、加工形態、切削条件に合った工具選定が可能。全三シリーズ、七三サイズを誇る。 ◎三菱マテリアルツールズ独自の3枚刃/2枚刃、4枚刃へ、びびりに強い3枚刃を追加し、独自のシリーズ展開。 ◎品名・型番/@「2枚刃MSTAR自動旋盤用エンドミル(MS2ES)」φ3〜φ12、全長35o、45o、計24サイズ。A「3枚刃MSTAR自動旋盤用エンドミル(MS3ES)」φ3〜φ12、全長35mm、45mm、計24サイズ。B「四枚刃MSTAR自動旋盤用エンドミル(MS4EC)」φ3〜φ14、全長35o、45o、計25サイズ。 ◎発売開始時期/2005年4月6日。 ISO14001全社統合認証を完了 アネスト岩田地域社会に貢献目指す アネスト岩田(社長=森本潔氏、本社=横浜市港北区新吉田町3176、電話045-591-1117)は、国内のアネスト岩田グループを含め、2005年3月にISO14001の統合認証を完了。 同社は、1999年3月にISO14001を本社で認証取得をした後、2004年3月に子会社のアネスト岩田秋田、アネスト岩田福島を含めた統合認証をスタート。今回、全国一九カ所の営業拠点及びアネスト岩田サービス、アネスト岩田キャンベルを含めた国内での統合認証を完了させた。 また、同社は「未来の環境=私たちが責任者」をスローガンに、EMS推進委員会を中心に進めている。主な活動として「環境汚染防止」「省エネルギー」「廃棄物の削減」「グリーン調達」の4つを柱に。無駄をなくす事によって、地球環境に優しい活動に繋がると自負する。スタート当初は「紙・ゴミ・電気」の削減が主なテーマであったが、顧客へ地球環境に優しい製品を提供することにより、少しでも社会に貢献できる活動にしていきたいと同社では考えている。 今回、活動範囲を営業拠点まで広げ、今まで以上に顧客とのコミュニケーションを深めて、地域社会への貢献を図る。さらに「省エネルギーセミナー」では、コンプレッサーの最適条件を提案。 塗装機器では「さらばVOCO2」で塗装環境の改善・コスト削減を提案。日々変化する規制に対するコンプライアンスの強化及びCSR(社会的責任)に基づき、社会貢献を常に念頭に置いた活動を進めていく構え。 東京精密カールツアイス社三次元座標測定機 PRISMONavigatorシリーズ ACCURA―Jシリーズ 東京精密(代表取締役会長CEO=大坪英夫氏、本社=東京都三鷹市下連雀9-71-1、電話0422-48-1011)では、カールツアイス社製三次元座標測定機「PRISMO Navigator」シリーズ、「ACCURA―J」シリーズの販売を開始した。 PRISMO Navigatorシリーズ 同シリーズは、従来好評を博していた「PRISMO」シリーズの継続機であり、より高精度・高速のスキャニング測定を可能とする。 またNAVIGATORシステムを搭載。従来からの各種補正(各軸真直度・直交度・スタイラス撓みなど)に加え、測定移動時に変化する力(加速度)によるスタイラス及び測定機の変形をもリアルタイムに補正する。これにより、高速スキャニング測定の精度が飛躍的に向上し、測定時間の大幅短縮が可能となった。測定効率が従来機に対し、最大76%(平均30%以上)アップする。 加えてマルチプローブシステム(MPS―V)を追加することにより、様々なプローブへ容易に交換する事になり、これらによって複雑なワーク測定も簡単に対応できるようになる。 【主な仕様】 ◎測定範囲 X軸900mm、Y軸1200mm、Z軸650mm ◎最大許容指示誤差 MPE―E=0.9+L/350μm ◎最大許容プロービング誤差 MPE―E=1.0μm ◎最大許容スキャニング誤差 MPE―THP=1.9μm ◎駆動速度 最大520mm/sec ◎駆動加速度 最大2400mm/sec2 ◎温度条件 19〜21℃、1.0℃/hour、2.0℃/day、1.0℃/m高さ ACCURA―Jシリーズ 同シリーズは普及品として好評を博した「PRISMO VariO」シリーズの後継機。より高い高精度と経済性の双方のニーズを同時に実現。 VAST―xtアクティブスキャニングプローブを標準装備。マルチプローブシステム(MPS―V)により、様々なプローブが使用できる。 【主な仕様】 ◎測定範囲 X軸900mm、Y軸1200mm、Z軸700mm ◎最大許容指示誤差 MPE―E=1.4+L/330μm ◎最大許容プロービング誤差 MPE―E=1.5μm ◎最大許容スキャニング誤差 MPE―THP=2.3μm ◎駆動速度 最大520mm/sec ◎駆動加速度 最大2400mm/sec2 ◎温度条件 18〜22℃、1.0℃/hour、2.0℃/day、1.0℃/m高さ 社屋移転 若宮商事 5月6日より 若宮商事(社長=松原長次氏)では、業務拡大に伴い、5月6により社屋を移転する。 【移転先】 〒460-0021 名古屋市中区平和2丁目13-19 電話052-323-2933(代表) FAX052-324-1391 【業務開始日】 平成17年5月6日 新社長登場 挑戦・開拓精神を継承 株式会社伊藤信産業 代表取締役社長伊藤正人氏 伊藤信産業(本社=名古屋市瑞穂区田光町1-10-2)では、3月に代表取締役として伊藤正人氏が就任した。 正人氏は、大学卒業後と同時に東大阪市にある機械工具団地に拠点を構える、同業のおじま興商(現おじま)へ入社。3年間、内勤と営業で商社マンとしての基礎を徹底的に学んだ。 25歳の時、伊藤信産業へ入社。入社後は一からやり直しとなったが、着実に力を蓄え、31歳で専務取締役に就任。そして入社から10年目が経った今年、社長へと上り詰めた。 「前社長が掲げていた、会社の理念である挑戦・開拓の精神を忘れずに継承していきたい。また、仕入れあっての我々ですから、引き継いだ以上、今までよりももっと仕入先を大切にして取り組んでいこうと考えています」と抱負を語った。 同社の中国への進出も今年で10年目を迎え、業界ではパイオニア的存在。順調に業績を伸ばし、今では現地における社員も38名を数えるという。こちらも今まで通り、コツコツと業務に励む構え。 国内における大きな目標について伺うと「今年の大きな目標としては、今や避けては通れない取り組みである、環境アセスメントISO14001の取得です。これを四月中にもキックオフし、来春までには取得を目指すつもり」とのこと。 趣味は10年以上もの付き合いがある、スキューバダイビング。独身時代には年に数回、大きな休みの度に東南アジアを中心に潜っていたとか。 結婚後は行く回数も減ったが、それでも夫婦揃って楽しんでいる模様。一度潜ると、その別世界に病みつきになると話してくれたのが印象的だった。 INAX・トステム合同展 暮らしUP!2005 INAXトステム18,000余名来場 住生活グループ(社長=水谷千加古氏)傘下の事業会社トステム(菊地光男社長)とINAX(杉野正博社長)2社の合同展示会「暮らしUP!2005」が、4月15日・16日の両日に“ポートメッセ名古屋”を会場に開催し、期間中約18,000余名の来場者が訪れるなどして終日賑わった。 初日は午前9時より、入口ゲート前で開会に先駆けてのオープニングセレモニーが、代理店・特約店等約90名が参列して行われ、主催者を代表してINAXの杉野正博社長、トステムの後藤安雄副社長が「新製品発表会を機に、一層のシェアアップ、売上アップ、業績アップを図りたい」との決意の程が述べられ、関係者(愛知建築士会梅田会長、愛知県建築士事務所協会鷲野会長、愛知県設備設計監理協会城戸会長、INAX杉野社長、トステム後藤副社長)等によるテープカットで開幕。 午前10時の開幕時間前には数百名の招待者が入口に並び、開幕と同時に招待者が押し寄せ、入口付近は人、人、人で身動きの取れない状態になり、関係者を慌てさせた一幕もあった。 招待者は、待ちに待った合同展だけに最新の住設関連機器を「見て、触って、納得」していた。 住生活グループは、グループの目指す「トータルハウジング」の概念と事業領域を適切に表現するとともに、人々の生活にとってかけがえのない存在でありたいと願う強い意志を込め、昨年10月に株式会社INAX・ホールディンクスから社名を変更した。その中でINAXとトステムはグループの中核事業会社として、グループの総合的な強みの構築とシナジーの最大化を目指して、様々な展開を行い、特にシステムバスルームは両社で共同開発を進め、昨年4月の発売以来ユーザーから好評を博している。 今回の「暮らしUP!2005」は、このような事業会社間の連携・共同から生まれるグループの新たな可能性とユーザーにとってのメリットを具体的に紹介する場として、「暮らしアップさせる住まいの新提案が盛り沢山」をコンセプトに開催されたもの。 招待客数は、前回に引き続いて代理店、特約店、販売店、ビルダーといった販売チャンネルの顧客に加え、ビルダーのOB客や見込み客といったエンドユーザーも対象としたことが功を奏したといえる。 出展商品は総展示点数で約八百点で、INAXのユニットバス、キッチン、洗面化粧台、衛生陶器、タイルをはじめとした外装材、集合住宅用商品、トステムの玄関ドア・引戸、室内ドアなどのインテリア建材、エクステリア、外装材、構造体パネル、各種リフォーム向け商品などを展示紹介。 また、両社の個別展示の他、現在、テレビ等で活躍中の建築家が、同じ間取りのビフォー住宅をテーマに沿って劇的にリフォームするなど、展示会場には、ライフスタイル提案されたアフター住宅の一階部分が実物大で展示された。 テーマと内容は、「家族団欒・ペットと暮らす家」、「アクティブシニア・趣味を楽しむ家」で、それぞれにキーワードを設けて、施主の願望を満たすと言う構成になっていた。 また、ファイナンシャルプランナーによる、「我が家のライフとマネープラン講座」、「住まい再生・こだわりのリフォーム」、「失敗しない設備機器選び」、「女性のための防犯講座」などのお役立ちセミナーも随時開催し、会場でしか聞けない住まいのヒントや秘訣を紹介していた。 「リフォーム」などの注目度の高いテーマに基づく住まい作りの提案展示や、各社最新商品のカテゴリー別展示など、「わかりやすく有益な内容で大変参考になった」と、来場者にも大好評であった。 OKAYA335 ツアーに参加してI 旭工機株式会社 取締役会長闇雲 明男 幾度かのポーランド人の抵抗や反乱を鎮圧してロシアはギリシャ正教の地であるペロルシアとドニエプル河右岸のウクライナ、カトリック教の地リトアニアを獲得した。 まさに弱肉強食、帝国主義に仲間入りしたロシアであった。 この間、ドン・カザーク出身のプガチョフの反乱があって衝撃を受けた皇帝権力は地方制度の改革を断行した。 50の県の下に250の郡がおかれた。 県のレベルの長官には中央の官僚が任命されたが郡のレベルの司法と行政には現地の貴族が参加することになった。 1785年には都市と貴族の特権認可状が出され、貴族団の拡大と貴族身分の権利が整備された。 都市民にも自治団体が認められたが、こちらは不活発に終わった。 そうじて貴族たちはエカテリーナの帝国で我が世の春を謳歌していた。 文化的な発展も目覚しかった。国力が充実していたのである。 エカテリーナの手腕は自他ともに認める結果になった。 宮殿内をアレキサンドルガイドの説明を十分に受けて庭園に出る。 庭園も当時を復元しているがこちらからは自然を相手にしているので当然時代によって大きく変化している。 興味のあった大黒屋光太夫が女帝に拝謁するためにラックスマンが準備してくれた寄留先の庭園師の住まいは復元されていなくてアレキサンドルさんも庭園内の正確な位置は知らなかった。 広いが平面的な芝生を主体にし、幾何学の歌壇を配している。 宮殿は1mほどの盛り土の上に建っている。 石段を利用して観光団には空色の宮殿を背景に記念撮影が絶好である。 昼食はペテルブルグに戻り、日本食レストラン。ロシア娘のウエートレスであるが支配人は日本人男性。 当地の生活レベルからすると高級食なのであろうがこれから日本人観光客を大勢受け入れることだろう。 午後からエルミタージュ美術館。 700万点に及ぶ膨大な美術コレクションは世界的に有名であるが美術品に知識の乏しい私にとってはロシア皇帝の御所としての冬宮としての歴史に興味がある。 レオナルド・ダ・ビンチの作品“ベヌアの聖母”、“リッタの聖母”を見ても“これが本物か!”程度の感触で感激はない。 むしろ、“ベヌアの聖母”の購入時期が1914年と説明されたことに興味を覚えた。 皇帝の終焉である1917年革命の3年前ではないか。 冬宮が建設されたのはピョートル一世がペテルブルグ建設を開始した直後のことである。 歴代の皇帝の御所であったがエカテリーナ二世が美術品に興味を持ち、ドイツの商人ゴッツコフスキーから225点の絵画を買い付けてから美術館の歴史が始まる。ゴッツコフスキーのコレクションに続き女帝はヨーロッパ全土から最高級品の美術品を購入し始めた。 同時に女帝の周辺には芸術に造詣の深い人間が集まった。ゴリーツイン、ムーシン-プーシキン、デイドロー、トロンシェン、グリッム他多数の人たちである。 女帝は御所の隣に美術品のコレクションを所蔵するための小エルミタージュを建設し、続いて大エルミタージュ、さらにエルミタージュ劇場を建設し、これら一連の建物をエルミタージュと呼ばれるようになった。 新エルミタージュはニコライ一世の時代に建設された。この頃はヨーロッパの王侯貴族たちのコレクションを一括して購入した。 例えばベルギーからド・リーニ王子とコプレンツ伯爵のコレクション、ザクセンからフォン・ブリュール伯のコレクション、フランスからクローズ男爵のコレクション、イギリスからウオーポール卿のコレクションがエカテリーナ女帝のエルミタージュに加わった。 絵画作品以外にもデッサン、版画、コイン、沈み彫り細工、デイドロやボルテールの書籍類も入手された。 エカテリーナの後継者もコレクションを膨らませた。 (つづく) 三栄水栓 浄水器付水栓新発売 キッチンをモダンに演出 三栄水栓製作所(大阪市東成区・社長~西岡利明氏)は、コラム(円柱)を連想させる円筒形を基調にしたデザインの「columnシリーズ」に浄水器内蔵タイプの混合栓「浄水器付水栓」を新発売した。 スタイリッシュな水栓でキッチンもモダンに演出した。サイドレバーで吐水・止水する。 カートリッジは簡単に交換できる。ろ材は活性炭・不織布を使用しており、ろ過流量は毎分2.5?。最小作動水圧は0.05Mpa。 交換カートリッジはM717-1が3,900円。 また、接続用アングル分岐バルブとフレキチューブをセットした浄水器水栓セットも用意している。 価格は、浄水器付水栓(A九358-13)が23,600円、浄水器付水栓セット(A9358-1S-13)が27,600円。 詳細については、名古屋支店(名古屋市天白区平針2-909・電話052-800-8688)へ。 新社長に前田哲也氏 黒田精工 若尾氏は相談役へ 黒田精工(本社=川崎市幸区下平間239番地)では、4月をもって代表取締役社長に前田哲也氏が就任した。 尚、前代表取締役社長である、若尾公人氏は代表取締役相談役へ就任した。 お詫びと訂正 弊紙4月17日付(第2200号)6面、「機構改革と人事異動」の文中、東洋バルヴ(社長=小林公雄氏)となっておりますのは、小澤秀樹氏の誤りです。ここに訂正させて頂きますと同時に、ご関係者の方々に謹んでお詫び申し上げます。 ダイドー 高圧バルブ・高圧ポンプ等流体関連機器 輸入販売設計開発のフローテックと取引開始 ダイドー(社長=山田貞夫氏、本社=名古屋市中村区名駅南4-12-19)ではこの程、高圧バルブ・高圧ポンプ等の流体関連機器の輸入販売および設計開発を行うフローテック(社長=三田順一氏、本社=神奈川県横浜市鶴見区北寺尾4-1-8F・TECビル)との取引を開始した。 フローテック〈FLO(流れ)+TEC(技術)〉は、1980年に流体関連機器の輸入販売および設計開発を目的として設立。以後一貫して独自分野を切り拓き、優れた製品を海外より輸入販売すると共に、自らも技術的研鑚を積み、設計分野において他の追随を許さない独自技術を打ち立てている。また特に近年は特色ある海外メーカーとのコラボレーションによって、これまでにない斬新な製品を生み出し、輝かしい実績を残している。 【主要取扱商品】 ◎ドイツMHA社製高圧ボールバルブ この高圧ボールバルブは、油圧、水圧、インク、塗料、ウレタン等、あらゆる高圧流体に使用されている。標準材質はスティール、およびステンレススティール。二方、三方から八方弁まで、さらに接続部もねじ込みタイプ(Rc、NPT、Gネジ)、フランジタイプ(DIN、SAE、ANSI)等、多様な要望に対応できる。 ◎特殊高圧ボールバルブ(三方・四方・超高圧二方弁) これまで不可能とされてきた超高圧70MPaまでの使用を可能にした二方弁。ドイツMHA社とフローテックが相互の技術力を生かして共同開発し、世界に類を見ない独自設計による、安全でしかも堅固なボールバルブ。 ◎空圧自動ボールバルブシリーズ 豊富なラインナップを誇るこの空圧自動ボールバルブシリーズには、低圧用から高圧用まで多種タイプが用意されている。オプションとして、アクチュエーター直結タイプのソレノイドバルブ(NAMUR規格)や、ON-OFFが一目でわかるリミットスイッチボックス(NAMUR規格)などもある。 ◎ロストワックス・ステンレス製 中・低圧用ボールバルブ フローテックが独自に設計し、台湾の一流ロストワックスメーカーに製造を依頼した、フローテックブランドの高品質バルブ。ロストワックス製バルブとしては驚異の最高使用圧力−四MPaまで使用可能とした。 ◎黄銅製ボールバルブ 世界に誇るイタリア北部伝統の黄銅技術を駆使したボールバルブ。数百年にわたり培われてきた黄銅加工技術、その高水準な技術力が見事に生かされている。ISO9001および9002を取得し、厳格な生産管理体制による高品質ボールバルブを世界各国に供給し、高い評価を得ている。 ◎可変容量ピストンポンプ 発泡ウレタン樹脂成形ラインに用いる高圧・定量ポンプ。原料(イソシアネートおよびポリオール)の供給を目的に特別に設計された。可変容量型で、製品に合わせた供給量をハンドルによって任意に調整できる。マグネットカップリングタイプのシールレス構造も用意されている。 ステン鋼加工用 チップ「PR925」 京セラ MECシリーズ新作 京セラ(社長=西口泰夫氏、本社=京都市伏見区竹田鳥羽殿町六番地)では、ステンレス鋼加工に適したPVDコーティングチップ「PR925」を開発し、すでに好評を博している金属加工用工具MECシリーズの新ラインナップとして、六月より販売を開始する。今回の「PR925」が新たに加わることにより、同シリーズはエンドミル31型番、フェースミル12型番、チップ3材種40型番のレパートリーとなる。 同社は2003年9月に刃先交換型でありながら、ソリッドエンドミルに匹敵する高精度・高信頼性を実現させた新設計ホルダ「ウルトラハリケーンエンドミル・MECシリーズ」を発売。仕上げ加工を不要にするなど、高速化・加工工程の簡略化・コスト削減に貢献。また昨年には新形状カッター「ウルトラハリケーンフェースミル」、鋳鉄加工用チップ「PR905」を発売するなどしてレパートリーを拡充してきた。そして今回、強度と耐蝕性を特長としたステンレス鋼の加工に適した新材種チップ「PR925」を開発。幅広い被削材における加工コスト削減に応える。 「PR925」は6型番用意され、価格は税込893円から1,103円まで。同社では、初年度の販売目標を1億円としている。 【製品特長】 @高靭性母材と特殊コーティング採用で、工具寿命を従来比二倍に。 母材とコーティング膜に高靭性を持たせた微粒超硬合金と、TiCN系特殊PVDコーティングを採用。チップ表面の平滑性・耐摩耗性・高温安定性を向上させ、ステンレス鋼の加工で起こりやすいチップと被削材の溶着を低減、従来工具に比べ約2倍の長寿命化を実現した。 A「JSブレーカ」で切削時の低抵抗を実現。 チップブレーカに、加工時の切削抵抗を従来のブレーカよりも約20%低下させた低抵抗「JSブレーカ」を採用。鋭利な切刃と大きなすくい角によって切削抵抗を低減し、被削材の刃先への溶着を抑制、ステンレス鋼に対して切れ味鋭くスムーズな加工を約束する。 平成17年5月8日2202号 メクト・全国大会の概況報告と 5月20日の総会準備 愛機工 4月定例理事会を開催 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏、山下機械社長)は4月21日午後4時より、名古屋市中区錦の東京第一ホテル錦において四月定例理事会を開催した。理事23名が出席して、MECT05展の進捗状況や平成17年度総会に関する件、来年10月開催の全機工連愛知大会の準備状況など12議案が審議された。 冒頭、山下理事長が「皆さん大変お忙しい中を理事会にご出席頂き有り難うございます。来年の全国大会に向けて、今年の8月頃から実行委員会を立ち上げてまいりたいと存じます。実行委員になられた皆さんは、会合の回数が増えるかもしれませんが、ご理解の程を宜しくお願い致します」と挨拶。 引き続いて、議案審議に移った。 第1号議案=組合員の異動(3月31日現在、組合員数287社、賛助会員101社)については、一社加入折衝中と報告。また、業容が異なるため一社より脱退の申し出があり、これを承認した。 第2号議案=中部ブロック会議報告(担当浜松組合)は、森経営対策部長(森哲社長)より報告。 〈開催日〉2月17日、〈会場〉ホテルキャッスルプラザ。 @ブロック会議(各地区情報交換) A記念講演会 テーマ「どうなる、どうする日本のモノづくり」“感動創造のモノづくり”。講師はヤマハ発動機元社長長谷川相談役。 B懇親会 参加総勢82名。(愛知組合44名、浜松14名、三重6名、岐阜5名、賛助会員7名、報道3名、ヤマハ3名。) 第3号議案=「採用・社員戦力化」事業・関係報告は、森経営対策部長より報告。 ▽営業管理者一泊研修12月18日・19日開催。営業管理者対象。講師は船井総研の片山和也氏。邦和セミナープラザにて、参加29名。 ▽TE(Tool Engineer)スクール―第5回2月19日、第6回3月19日に開催。19日の最終日に修了式を行い受講者に修了証を授与した。05年度事業として、中級第1期が4月16日に開講。吹上ホールにて参加25名。初級第2期は4月23日に開講。ナディアパークにて参加31名。 ▽女性社員研修―「女性社員キャリアステップアップセミナー」を開催。名南経営研修室にて。〈第1回〉3月8日、参加19名。〈第2回〉3月12日、参加10名。 ▽新入社員研修―3月25日・26日に開催。名南経営研修室にて参加31名。 ▽経営者セミナー―4月21日(理事会終了後)開催。「賃金体系について」、講師は北見昌郎氏。東京第一ホテル錦にて参加48名。 ▽業界実態調査―報告会を5月20日総会前の午後2時30分より午後4時に開催する。 この他、戦力化事業の04年度事業費の報告が行われた。 第4号議案=MECT05展準備状況〈目標270小間〉は時津実行委員長(組合副理事長、新栄商會会長)より報告。 会期05年10月19日から22日までの4日間。MECT第2回実行委員会を2月22日に開き、出品の受付状況と見込み小間数の付き合わせを行った。4月15日現在、申込56社173小間、内定・決定40社142小間の合計315小間。他に出品小間数未定が九社。誘致状況は、目標の270小間を大幅に上回り、最終的に320小間を超える見通し。特に当初から傾注していた復活(11社)・新規(7社)出品者が18社となり、実行委員及び関係者の積極的な活動の成果が見られる。申込みは5月31日で一端締め切るが、6月末日まで受け付ける。第3回実行委員会は5月30日、東京第一ホテル錦にて。 第5号議案=組合親善野球大会報告は服部福利厚生部長(服部商会社長)より報告。 第65回親善野球大会が4月17日、江南市営グランドと草井球場で開幕。参加36チーム(Aゾーン16、Bゾーン20)。試合に先立ち、江南市営グランドで開会式を執り行い、山下理事長、服部大会委員長の始球式で第65回大会を開会した。当日は江南・草井の2会場で1回戦八試合を行った。優勝戦は7月又は8月を予定。大会2日目以降は一宮総合運動場で順次開催(土曜開催)する。 第6号議案=1017基金現況報告は、理事長より報告。 4月19日に「選挙会」が開かれ、同組合から(理事)水谷栄一氏、山下隆蔵氏、高田研至氏、(代議員)井内敬氏、大久保武氏、伊藤高潤氏、野田道典氏、森田乾嗣氏の8名が新役員に就任し、水谷栄一氏が理事長に再任された。 第7号議案=平成17年度総会については、伊藤総務部長(伊藤信産業会長)より報告。 ▽16年度決算報告及び17年度予算案 ▽〈開催日時〉5月20日午後4時30分より。総会終了後は懇親会を開催。〈会場〉「メルパルク名古屋」。 ▽司会は志知理事(総務部副部長、志知社長) 当初予定していた定款、規約改正については、細部にいたり検討が必要なため継続審議とし、次年度総会(18年度)にて上程する。 第8号議案=中国業界調査については、森経営対策部長より報告。 日程は05年11月20日から25日までの6日間。視察先は上海・株州・広州。 3月17日、実行委員会を開き、行程・訪問先等をまとめた。 テーマ「拡大する中国市場における機工流通を探る」。 〈調査内容〉 @中国市場(機工商品)の流通実態調査。生産・市場規模を調べ、中国の機工流通実態について、前回(94年)調査と比較し、10年間の変化を検証する。 A中国メーカーの機工製品の価格・品質を調査して、日本市場での販売の可能性を調査する。 B日系ユーザーの購買動向と日本メーカー商品の現地での流通の実態を調査する。 C中国市場における日本の機工商社のビジネスチャンスを探る。 ※訪問予定先の株州硬質合金集団(湖南省)については、四月に森理事・林理事(経営対策部副部長、広島商事社長)が訪中し訪問の承諾を得た。 第9号議案=全機工連・愛知大会の準備状況報告は、理事長より報告。 ▽〈日程〉06年10月20日、〈会場〉名古屋マリオットアソシアホテル。 ▽〈テーマ〉A案「後継者対策」、B案「採用と社員活性化対策」、C案「海外進出機工商社のあり方」、D案「自動車産業の将来像」の4つの案から今後絞り込む。 ▽〈内容〉@総会・講演会(業界PRビデオ上映)午後1時から2時50分まで。A分科会(後継者対策パネルディスカッション)午後3時から4時30分まで。B懇親会(立食パーティ)午後4時40分から6時10分まで。 ▽〈参加見込数〉五百名。 ▽〈スケジュール〉 @基本構想(テーマ、スローガン、総会内容、実行委員会組織)の確定、5月31日の常任理事会で審議。A@の結果を6月2日の理事会で発表・承認。B05年8月より準備活動開始。C毎月1回実行委員会を開催(05年8月から06年10月まで)。D大会案内送付(06年7月)。E参加者まとめ(06年8月)。 ▽〈当日配布資料〉@大会プログラムA愛知組合「戦力化調査報告書」B中国業界調査(05年11月実施)報告書。 ▽〈大会収支予算案〉今回は広告は取らず、大会参加費と全機工連補助金で賄い、大会準備会合費を組合の17年度予算に計上する。 第10号議案=部会報告 ▽総務部―通常総会のスムーズな進行に協力を要請。定款規約改正を継続して審議する。 ▽情報部―組合ホームページの実施。業界景況調査の実施。 ▽経営対策部―社員戦力化事業二年度目の遂行及び海外調査の企画準備。 ▽事業部―展示会事業に注力する。制度廃止により今年度より高速道路別納事業の収入が無くなるため、既存事業の共済保険、労働保険の推進を図ると共に新たな収入源となる事業を検討する。 ▽青年部―青年部総会を6月3日に開催する。会場は東京第一ホテル錦。 ▽福利厚生部―05年度事業は野球大会が4月から8月頃まで。ゴルフ大会を9月14日に予定。永年勤続優良従業員表彰は11月。 第11号議案=訃報は、事務局より2件報告された。 第12号議案=その他 05年度理事会日程は6月2日、8月3日、10月12日、12月6日、06年2月2日、4月26日。 第24回全国大会開催にあたって 全国伝動機商組合連合会 大会委員長 山田 貞夫 第24回全国伝動機商組合連合会全国大会を開催するにあたり、東京・大阪の組合員様にはご多用にもかかわりませず多数のご参加を賜り、厚くお礼申し上げますと共に、心より歓迎申し上げます。 愛知に取りまして、世界に大きくアピールできる、24時間使用可能な「中部国際空港」の開港と、21世紀初の万国博覧会「愛・地球博」が開催される記念すべき2005年、全国大会がこの愛知の地で盛大に開催されますことは、大変喜ばしいことと存じます。 全国伝動機商組合連合会は、昭和29年10月16日に第7回全国機械工具商愛知大会が行われたおり、4地区(東京・川口・名古屋・大阪)の伝動機商の有志が、翌日の17日に犬山の「迎帆楼」にて意見交換し、そこで「全国伝動機商組合連合会」を結成することを合意。翌年、昭和30年5月15日に大阪組合が担当して第1回を有馬温泉「月光園」で開催されたのが歴史の始まりです。幾多の困難も御座いましたが、諸先輩のご努力により今年50年という節目を迎えることが出来ました。 この会が結成されました50年前と比べますと、我々の取り扱う商品も動力を伝えるシャフト、プーリ、ベルトから、日本の最先端技術を支えるメカトロニクスのFA関連機器、ロボット等へと主力商品が大きく様変わりしてまいりました。 また、我々を取り巻く市場環境も、産業構造や流通機構の変革に伴い大きく変化し、グローバル化、最適調達等で我々は好むと好まざるとにかかわらず世界を相手に仕事をしなければならないようになっており、時代に即応しながら、それぞれの企業が独自性をもっていくことが要求されます。 昨年から、ようやく景気も上向きになり、自動車産業、工作機械産業では業績拡大が続いています。その中で、納期遅れ、原材料の値上げなどの懸念材料もありますが、今後しばらくはこの状態が続くのではないかと感じられます。このチャンスを生かすためにも、今大会が飛躍のための情報交換の場として実り多きものになりますようご協力をお願い申し上げます。各社のご繁栄と、皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げ挨拶といたします。 全国伝動機商組合連合会第24回全国大会 1955年の設立以来50年 節目の大会として盛大に 翌日は「愛・地球博」を見学 全国伝動機商組合連合会の第24回全国大会が5月12・13日の両日、名古屋伝動機商組合(理事長=山田貞夫氏、ダイドー社長)主催により名古屋市中村区名駅一の名古屋マリオットアソシアホテルを会場に開催される。今回は、第1回全国大会が1955年(昭和30年)に有馬温泉で開かれて以来、丁度50年を迎える節目の大会となり、地元名古屋をはじめ東京、大阪組合より多くの組合員が参加して盛大に執り行われる。 大会初日のスケジュールは、午後3時より総会が行われ、午後3時50分からは講師に3Nエンタープライジング ワークス代表の中澤浩氏を迎え「世界は日本を求めている」を演題に講演会が予定されている。この後、午後6時30分より懇親会を行い交流を深める。 翌日は、21世紀初めての開催となる万国博覧会「愛・地球博」を見学する予定。 ◇50年の歩み◇ 1954 10月16日に、全国の機械工具商社代表800名が参加して第七回全国機械工具商愛知大会が名古屋市内で開催された時、ベアリング及び伝動機業界の各代表より大会のあり方に異論続出となり、翌十七日、同大会参加者の内、東京、川口、名古屋、大阪四地区の代表が犬山「迎帆楼」に集まり意見交換し、全国伝動機商組合連合会を結成することで合意。 1955 【第1回】大阪地区主催で5月15日、有馬温泉「月光園」で開催。約80名が参加。@名称を「全国伝動機商組合連合会」とする。A同連合会の大会は定期的(3年に1回程度)に開催する。B各地区ごとに大会準備委員を選出して連絡を図る。C大会の決議事項は実行委員により推進する等の8項目を決定、大会決議として採択した。 1957 【第2回】東京・川口地区の合同で4月14・15日の両日、75名が参加して、1日目熱海の「富士屋ホテル」、2日目は日本鋼管を見学後、東京八重洲口の「国際ホテル」で開催。決議事項として、@メーカーの直販の是正、A製品寸法の規格統一化。 1960 【第3回】大阪地区主催。4月18・19日の両日、和歌山県勝浦温泉「越乃湯旅館」にて開催。85名が参加。決議事項としては、@売上金回収の促進、A就業規則の設定。 1963 【第4回】東京地区主催。4月28・29日の両日、日光鬼怒川温泉「鬼怒川温泉ホテル」にて開催。83名が参加。@全国大会を二年に一回開催、A連合会費を月300円から500円とした。 1965 【第5回】名古屋地区主催。4月25・26日の両日、伊勢志摩国立公園鳥羽浦(鳥羽市)の「きはる旅館」にて80名が参加して開催。@手形期日の短縮化、A適性利潤の確保を決議。 1967 【第6回】川口地区の主催で4月23・24日の両日、静岡県伊東温泉「ニューかにやホテル」にて80余名が参加して開催。組合の組織強化など様々な提案・意見が出るも、大会決議には至らず。 1969 【第7回】大阪地区主催で5月8・9日の両日、京都の「国立京都国際会館」にて開催。約90名が参加。会費を月額800円とした。その他に@一般工具・伝動機・ベアリング・ベルト等機工関連7団体協議会はじめ、各地区にも積極的に入会し、共に活動していく。A全国鋳物組合との懇談会を今後定期的に開催。B製版懇談会の開催などの意見が出され、満場一致でこれを承認した。 1971 【第8回】東京地区の主催で5月12・13日の両日、伊豆下田の「大和館」で88名が参加。前大会で保留となっていた連合会会長に、東京組合理事長と決め、長沢政輔氏が就任することとなった。 1973 【第9回】名古屋地区の主催で5月11・12日の両日、岐阜県下呂温泉「水明館」において、85名が参加。@連合会の下、一層の団結を強め共存共栄の実をあげる。A流通機構の近代化を進める。B連合会の会費を800円から1,500円に改訂する。以上の項目を審議、全員で確認を行った。 1975 【第10回】大阪地区主催で5月23・24日の両日、大阪府吹田市の「万博記念迎賓館」と「有馬グランドホテル」で開催、約百名が参加。@会則の設定、A対話と協議をスローガンに、B青年部会の設置、C金融活動強化のための協同組合への移行が提案され、各地区に持ち帰り組合員で諮り、全国正副会長会議で決定することになった。 1977 【第11回】東京地区の主催で5月12・13日の両日、東京「帝国ホテル」にて約100名が参加。この中で協調精神に努め、商業道徳の高揚を図り希望の持てる業界づくりに全力をあげることを再確認した。 1979 【第12回】名古屋地区の主催で5月18・19日の両日、「岐阜グランドホテル」にて約百名が参加。原油の値上げ等経済状況の厳しい折、問題点について活発に意見交換が行われた。 1981 【第13回】大阪地区主催で5月14・15日の両日、東大阪市のホテル「セイリュウ」にて88名が参加。企業経営に役立つ情報収集や、意見交換を密にするため三地区に情報交換担当理事を置くことを決定した。 1983 【第14回】東京地区の主催で5月25・26日の両日、千葉県鴨川市の「鴨川グランドホテル」にて90余名が参加。会費を従来の二、〇〇〇円から二、五〇〇円への変更を可決した他、東京のT、大阪のO、名古屋のN、三組合の頭文字を結合した大会旗制作についても報告。 1985 【第15回】名古屋地区の主催で5月16・17日の両日、名古屋港「ポートビル」にて84名が参加。30周年を迎えた同大会では、発足以来のテーマである「和と協調」を尊重し、なお一層の親睦を深め、業界の発展に寄与すべく努力することを誓い合った。 1987 【第16回】大阪地区の主催で5月14・15日の両日、「京都センチュリーホテル」にて開催。売上税の廃案の報告を行うも、税制改革は避けて通れない問題と認識、不透明な時代の最中にあって、無理な競争は避けて一致団結し乗り切って行く事を確認した。 1989 【第17回】東京地区の主催で5月11・12日の両日、栃木県「鬼怒川グランドホテル」にて約九十名が参加。労働条件の改善・職場環境の改善など、人材確保に絡む問題点について意見交換を行った。 1991 【第18回】名古屋地区の主催で5月16・17日の両日、三重県長島温泉「ホテル花水木」にて約百名が参加。人手不足の深刻化・物流コストの上昇など、業界が直面する問題点について意見交換を行った。また、前大会で採択したスローガン「誇り高い魅力ある業界づくり」の実施へ向けての取り組みを一段と強化していく事を再確認した。 1993 【第19回】大阪地区の主催で5月13・14日の両日、兵庫「有馬温泉」にて八十四名が参加。技術革新時代に対応して、伝動土曜大学講座の開設・各企業で共通して使える業界専用コンピュータソフト「伝動スペシャル」の開発、営業時間の明確化や業界モデル賃金の設定などを盛り込んだ「取引ガイドライン」設定、国際視野に立った市場・製品への取り組みなどの項目を満場一致で採択した。 1995 【第20回】東京地区の主催で5月18・19日の両日、神奈川県の「箱根プリンスホテル」にて86名が参加。阪神・淡路大震災、地下鉄サリン事件、超円高など、大きな出来事の中での大会となった。時代の急速変化に対して「業界の新しい生き方を模索する」ことを全員で確認した。 1997 【第21回】名古屋地区の主催で5月15・16日の両日、静岡県浜松市の浜名湖館山寺温泉「ホテル九重」にて80余名が参加。直面する問題としては、〓産業の空洞化、〓輸入品との価格競争激化、〓ダブル・トリプルの大競争時代に入った。〓二十一世紀の中小企業はどうあるべきか、次世代に向けた同連合会の共通点を模索した。 1999 【第22回】大阪地区の主催で、5月13・14日の両日、京都駅ビル内の「ホテルグランヴィア京都」にて約90名が参加。伝動機業界が始めて直面する厳しいバブル不況の真っ只中での開催となった。大会の開催時期を二年に一度から、三年に一度に変更。それに伴う会費の変更も承認された。 2002 【第23回】東京地区が担当して5月15・16日の両日、東京都港区台場の「ホテルグランパシフィックメリディアン」にて八十八名が参加。大会二日日目にはセミナーなどの有意義なものを行ってはと意見があり、三年後の名古屋大会までに各地で検討することが決議された。 新会長に大崎氏(大崎機工)就任 一宮機鋼組合 16年度総会を開催 一宮機鋼組合は4月18日午6時半より、愛知県一宮市富士の馬宿において平成16年度総会を開催、組合員14社中13社が出席した。 総会は、当番幹事の豊田商会と大富鋼材が設営と進行を務め、定刻通りに開会。 冒頭、小木曽前会長(小木曽鋼機社長)が「日頃は一宮機鋼組合の活動に過分なるご協力を頂きまして誠に有り難うございます。私事で恐縮ですが、私が会長職を仰せつかって皆様には多々ご迷惑をかけたこともあったと存じますが、この3月をもって会長を下ろさせて頂きまして、副会長さんもお二方変わって頂くと言うことで、これからは大崎会長を中心とした新体制で会の運営を積極的に進めて頂きます。会がますます発展するよう、皆様に可愛がって頂き、盛り上げていって頂きたい」と挨拶。 続いて、3月の例会で就任が決まった大崎新会長(大崎機工社長)より「小木曽前会長の後で、私は間に合いませんけれども、皆様のご協力を得て何とか会長職を務めてまいりたいと存じます。小木曽前会長、前副会長の奥商さん、一大鋼機さん、どうもご苦労さまでございました。今年度より、私とコーワ精工販売さん、片山機材さんの3人で力を合わせて頑張ってまいりたいと存じますので、宜しくお願い致します。昨今の経済情勢は、他を見ますと景気が良いと言われておりますが、一宮地区だけは中々回復基調にないように感じます。一宮は元々、繊維関係が多いということもあります。その繊維産業も業種転換、また違う産業も入ってきており、産業地図も変わりつつあるように思います。個々の会社で頑張って頂き、業界の発展に努めてまいりたいと思いますのでよろしくお願い致します」と新任の挨拶が行なわれた。 引き続いて、議事に移り、@平成16年度収支決算報告、A監査報告、B役員人事、C共同購入について、D年間仕入ベスト3社表彰、E平成17年度事業計画案がそれぞれ慎重に審議され、何れも承認された。 総会終了後は、懇親会が行われ、午後8時過ぎに終了した。 更なるスキルアップ目指し TES中級コースを開講 愛機工 期間6ヵ月、25名が受講 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏、山下機械社長)は4月16日午後1時30分より、名古屋市千種区吹上の中小企業振興会館会議室において「第一期ツール・エンジニア・スクール(Tool Engineer School・以下TES)中級コース」を開講した。これは、昨年実施されたTES初級を終了した人もしくは同等の知識を有する人を対象に、更に高度な研修を六ヶ月にわたって行い、スキルアップを目指すもの。受講者は25名。 当日は、はじめに開会式が行われ、山崎事務局長が「愛知県機械工具商業協同組合TES中級一期の開講を致します。皆様にはこれから半年間にわたり6回のセミナーを受けて頂くわけですが、より多くの知識を吸収致しまして、日頃の業務に活用して頂けたらと思います」と開会の辞を述べた。 引き続いて、小浦喜一担当理事(こうら社長)より「昨年の10月からこのTESの初級が始まりました。その時に参加して頂いた11名の方には、引き続き中級に参加頂き有り難うございます。それと、この中級から編入された方が14名いらっしゃいます。6ヶ月間勉強して頂きたいと思います。今、当組合では色々な社員研修を行っております。一番最初に行ったのがこのTESです。それから中間の管理職の方を対象とした1泊2日の研修、新入社員研修、女子社員研修を行っております。何故このような研修を行うかというと、やはり企業は人だということです。人材がどんどんスキルアップすることにより、企業は発展していく。皆さんもその様な気持ちで、このTESに参加して頂きたいと思います。TESの裏話として、この講座の発起人の一人でもあるBTTの青木社長が、ある工具商の方と同行PRした折、一日廻った感想が、『工具商の人間は全く工具を知らない。よくこんなことで、営業マンをしているなぁ』というもので、こんなことでは工具商全体が駄目になってしまう、レベルアップをしなければならないと色々考えておいでであった。そんな折、当組合も企業のレベルアップを考える中でこのような勉強会をしようと、青木さんの気持ちと組合の気持ちがひとつにマッチングして、今回の事業が行われる運びとなりました。ですからこの6ヶ月間、特に4回目・5回目は実際に機械を使った実習もありますので、会社から言われて来ているというのではなく、自分で学んで、1つでも2つでも自分の営業の実践に使っていく、スキルアップに使って頂きたいと思います」と受講者に激励の言葉が贈られ、開講した。 第1回目の今回はカリキュラムに従い、小浦理事より中堅の企業人として心構えについての講演があり、その後、@金属組織について、A機械強度について、B金型用鋼と加工条件、C快削鋼と加工条件についての講義が行われた。 【今後のスケジュール】 ▽第2回 5月21日 中小企業振興会館 1、機械加工用工具論 2、パネル討論 〈内容〉 @切削工具の機能と特徴 A研削工具の機能と特徴 B機械図面の読み方 C課題についての小グループ討論会 ▽第3回 6月18日 中小企業振興会館 1、工具技術総論 2、セールス担当者による講演 3、パネル討論 〈内容〉 @工具セールス担当者の必須知識(簡単な工具図面の解説) A難削材の加工 B課題についての小グループ討論会 ▽第4回 7月16日 ポリテクセンター岐阜 1、機械加工実習(1回目) @旋削加工 Aフライス加工 〈内容〉 @旋削加工とトラブル対策 Aフライス加工とトラブル対策 ▽第5回 8月20日 ポリテクセンター岐阜 1、機械加工実習(2回目) @ボールエンドミル加工 Aドリルによる穴あけ加工 〈内容〉 @ボールエンドミル加工とトラブル対策 Aドリル加工とトラブル対策 ▽第6回 9月17日 会場未定 1、工具技術総論 2、パネル討論 3、閉講式 〈内容〉 @ユーザーで起きる問題例と具体的な解決法 A小グループ討論会(工具セールス担当者の必須知識) B修了証授与 結成40周年を迎え 秋には親睦旅行会を実施 岐阜商工同好会平成17年度総会開催 岐阜商工同好会(会長=服部与一氏、服部商会社長)は4月14日午後6時より、岐阜市日出町のグランヴェール岐山において平成17年度総会を開催し、全会員が出席した。 冒頭、服部会長が「お忙しい中、経済情勢もなかなか値上げ等で大変な時期ですが、全員の方に出席頂きまして有り難うございました。これから色々ご審議頂かなければなりませんので、よろしくお願い致します」と挨拶。 続いて、市橋氏(市橋商店社長)を議長に選出して、第1号議案=平成16年度活動内容、第2号議案=平成16年度会計報告、第3号議案=平成17年度活動予定、第4号議案=その他の件をそれぞれ慎重に審議した。 その結果、第1号議案、第2号議案、第3号議案は原案通り承認可決。 第4号議案のその他の件では、本年が会結成40周年に当たるため、通常隔年で行っている同伴会を昨年に続いて今年も開催し、秋には親睦旅行会を実施することも確認された。 松尾担当幹事(松尾商店社長)の閉会の辞で総会を終了。 引き続いて、懇親会が行われ、互いに意見交換を行った。 30周年で更にパワーアップ! わくわく市 PART5 服部商会 目標を大きく上回る NC工作機械・工具総合商社の服部商会(社長=服部利一郎氏、本社=愛知県津島市百島町字三正六歩23)は4月16日・17日の両日、「わくわく市パート5」を同社特設会場において開催した。 会場には各種切削工具、工場用品、コンプレッサー、機械器具、中古機械などが展示された。 愛知県を中心とした中部地区は、30カ月以上続く好景気の波の中にいる。そんな中、今展示会では競争力のある最新の情報と商品をより早く顧客に提供。また、その一方で各商社、メーカーが持ち寄ったアイデア商品や、倉庫の奥で眠っていた商品をその日限りの特別価格で提供する掘り出し物市なども行われ、来場者をわくわくさせる企画・展示が盛り沢山の展示会となった。 開幕に先立ち16日午前9時15分より開会式が行われ、服部商会古田営業課長より「服部商会30周年記念わくわく市パート5開会式を始めさせて頂きます」と開会の挨拶。 引き続いて、服部社長が「皆さんお早うございます。お蔭様で30年目ということで、5回目のわくわく市を開催させて頂くことができました。これも偏に、ユーザー様、商社・メーカー様のご協力、ご支援の賜物と心より感謝致します。今までの服部商会のイベントは何をしても雨、雨でした。しかし今年は、ゴルフの時も天気。今日も天気と、今年から服部は晴れ男になったのではないかと思います。700名の来場者を目標に致しております。絶対にやるという気持ちと信念を持てば達成できるということで、今まで全部達成してまいりました。4月2日のゴルフの時も、ゴルフ場は120名しかできないと言うところを150名の方に来て頂きました。景気は人様に与えられるものではなく、自分で作るものです。どうか皆さん自分のために、また家族のために、そして会社のために頑張って頂きたいと思います」と挨拶。 出品メーカー・商社を代表して寺坂山善名古屋営業本部長より「服部商会様創業30周年誠におめでとうございます。一言に30周年と申しますけれども、これは本当に大きな歴史でございます。10年1つのことを続けて形にするということは、本当にエネルギーが要ります。20年、そして30年、これはもう歴史でございます。30年というのは昔からよく言われております、企業が一つのものを作り上げまして、大体それが成熟して終わるまでに30年。次の30年に向かってスタートを切られたというように理解をしております。我々も今日山善の代表ということでご挨拶をさせて頂いておりますが、来年で60周年でございます。3回目の30年に向かって、現在準備をしております。我々も服部さんと同じように、オリジナルの展示会を持っておりますが、主催をしてみて始めて分かる大変さ。何百人という方を一つにまとめて、業績というもの一点に集中して結論を出す。大変なことでございます。社長様、また幹部の方々には色々とご苦労があったと存じますが、これにお応えするのはこの場で商売をする我々、メーカー・商社でございます。お客様は服部さんの力で呼んで頂く。せっかくお見えになったお客様を、本当に気持ちの入った真心で、おもてなしの中で気持ちよく買って頂く。これに尽きます。幸い服部さんの気合に負けて雨が逃げていった。私は、服部さんの展示会には初めての参加でございますが、皆様が一騎当千のつわものの顔で、新しい新人の方からベテランまで、それぞれが自分の力を発揮すべく、今日と明日頑張ろうというお顔がよくうかがえます。我々メーカー・商社も負けないように精一杯努力をして成果を挙げたいと思っております。この中部、名古屋地区というのは、日本中でも一番、ひょっとしたら世界でも一番のマーケットだと言われております。我々も全国からプレッシャーをかけられながら、それに応えて跳ね返すということで、日々送っております。昨今、中国や韓国が色々な事をしてきます。この素晴らしい大景気も何時まで続くか、続いたとしても我々の身の回りに何時まで留まってくれるかどうか、これは分かりません。今日、明日この一日、一日を精一杯にやり抜くということが大切と感じております。本日お集まりの皆さんはこの2日間、服部商会の下に精一杯頑張っていきたいと思います。2日間の大成功を祈念してお祝いの言葉と致します」と述べられた。 服部営業部長が諸注意等の説明をした後、代表六名により鏡開きが行われ開幕した。 期間中は絶好の天気に恵まれ、目標を上回るおよそ800名が来場して活気に満ちた展示会となった。2日間での売上金額も目標を大きく突破し、成功裡に終了した。 『50年のあゆみ』@ 三栄水栓製作所 取締役相談役西岡明 昭和29年9月、西岡明、橋本健一、吉川弘二の三名により水道用品の組立・卸販売会社「三栄水栓製作所」を大阪・東成区東小橋の地に設立した。21、22歳の若い3名が共に栄える事を願っての命名であった。何よりも「水」はどんな時代でも人が生きて行く上で欠かせないことから「人類ある限り水は必要である」を理念としてスタートした。 当初は蛇口などの鋳造品は取り扱いたくても既成のルー卜がしっかりできており新興会社は簡単に参入できない状況だった。仕入れた散水ノズルを組付け、ホースツギテをセッ卜して販売する単純な仕事が主だった。たえず商品開発には意欲的であった。アイデアを凝らし、今までにない利便性の高い商品を開発した。単水栓の先に取り付け、使い勝手を良くした「自由口」もそのひとつで、金物問屋での販売を開始した。それが卸販売ではない「製作所」の始まりであった。 当時の蛇口には地方によって異なる型式か(市型・都型等)があり色々な仕様で対応した。その後、次々に好景気の波が押し寄せ、国民の所得は上昇、購買力を増した時代になった。昭和31年に現所在地(東成区玉津)に移転。昭和35年に株式会社に改組し、その頃には単水栓類はもちろん水専用シャワの組み立ても開始していた。社員は10名に増えたが全員があらゆる業務をこなしていた時代だった。社員は各地を回り営業活動を展開していたが出張仕事では限界があり、特に東京を営業の柱として拠点を持つ事を計画していた。そんな時、三京商会(宮川豊治)との合意の元に東京三栄水栓を設立した。拠点はできたものの営業的に困難は続くが、努力の甲斐もあって、器物問屋で注文が来るようになった。当時の主力商品は自由口や瞬間湯沸器用ラセン管であった。 昭和41年に転機が訪れる。当時付き合いのあった協力会社が廃業するにあたり、設備の引き取り依頼があった。この話しを受けて本社と隣接して機械工場を建設。これが当社の工場の始まりとなった。初代工場長の安達は給水栓の製造工場経営という経緯があり、ビルのタンクや水洗トイレタンク用のボールタップや給水栓等の製造に長けており、稼働当初はボールタップや給水栓等の製造販売に取り組んだ。機械工場を得た事をきっかけに色々な製品を本格的に生産を開始し、製造メーカーとしての認知を得て行った。自社工場を持った事で事態が好転、業界における存在を増し、水栓金具の主役とも言える給水栓を中心とした製品を主力商品として、製造販売をして行く事になった。昭和43年には本社ビルを建設した。落成当時は社員数も39名に増えた。(本社ビルは平成16年春まで使うことになる) 草創期から家庭用シャワー(水専用)に積極的に取り組んでいたが、昭和43年頃からバランス釜が発売され、日本人の入浴シーンが行水からシャワーを浴びるという暮らしのランクアップを感じさせるスタイルに変わって行った。お湯のシャワーが定着し始め、いよいよお湯の時代の到来であった。昭和42年、当社は他メーカーに先駆けてシャワー付湯水混合栓を日本で初めて製作する。給水栓から直接シャワーホースが出ているタイプでメンテナンスにおいても簡便に修理できる画期的な商品だった。昭和40年前半から新潟県三条市を中心に北陸地方で販路を広げつつあった。寒冷地でお湯を使うことも多い事、経済的に米作農家が多いという背景もあり売れ出した。また、瞬間湯沸器の設置には必要な分岐水栓とホース金具のセットも人気商品だった。湯水混合栓の開発により金物店に加えガス販売店から水道管材問屋との取引が活発になって行った。この頃より水道管材ルートに確かな道筋を築く事ができたのである。 (次号に続く) 在宅健康チェックシステム インテリジェンストイレ TOTO大和ハウスと共同開発 大和ハウス工業(社長=村上健治氏)と東陶機器(社長=木瀬照雄氏)は共同で、自宅で健康チェックができる在宅健康チェックシステム『インテリジェンストイレ』を開発し,4月5日に、大和ハウス工業より発売した。(製造はTOTOが担当) 『インテリジェンストイレ』は、在宅での健康チェックを可能とする、新しいトイレ空間を実現したもので、「尿糖値」「血圧」「体脂肪」「体重」の4つを測定することができる。両社は約二年前より、互いの有する技術を持ち寄り、共同で在宅健康チェックシステムの開発を進めてきた。今回発売する『インテリジェンストイレ』は、大和ハウスで取り組んでいるホームネットワーク技術(ソフト)と、TOTOの持つ健康チェック技術(ハード)の融合により実現した在宅健康チェックシステム商品。 『インテリジェンストイレ』は、一般ユーザーに健康チェックの習慣付けを働きかけ、生活習慣の改善によって、健康維持・健康管理をサポートするもの。増大する生活習慣病などの動向、ユーザーの健康ニーズを考慮し、次の四つのキーワードをもとに開発を行った。 @生活習慣の改善を促す健康チェック機能 A健康チェックを継続できる、習慣付けできる空間提案 Bホームネットワークを活用して、パソコンを使った健康管理 C生活習慣改善をサポートできる機能 今回発売した『インテリジェンストイレ』は、ホームネットワーク(宅内制御)をベースとし、TOTOとのコラボレーションにより実現した新しい「健康」管理技術の提案。 ■開発の経緯 健康問題に関心を持ち、住宅メーカーとして日常の健康管理を自宅でできないものかと考えていた、大和ハウス会長(当時社長)の樋口氏が、約2年前の平成14年12月、TOTO会長(当時社長)の重渕氏に対し、自宅で手軽に健康チェックができるトイレの開発について打診した。TOTOの重渕氏も、豊かで健康かつ健全な社会の樹立につながると開発の主旨に賛同、両社が持つ技術・ノウハウを駆使してコラボレーションすることに合意し、トップマスターとして開発がスタート。 以降、両社スタッフが協力し、ユーザーニーズの把握、基本コンセプトの構築、デザイン・仕様の決定を経て開発を完了し、このたびの発売に至ったもの。 ■商品の特長 1、生活習慣の改善を促す健康チェック機能 生活習慣病は、ほとんど自覚症状がないまま病気が進行するといわれている。なかでも、U型糖尿病(※)は、病気の可能性を否定できない人まで含めると全国に1,620万人いる(平成14年厚生労働省調査)といわれ、4人に1人が糖尿病予備軍と表現されている。『インテリジェンストイレ』はこの糖尿病のほか、生活習慣病の始まりとされる「高血糖症」「肥満」のサインをチェックできるよう、「尿糖値」「血圧」「体脂肪」「体重」の四つの測定機能を備えている。尿糖値測定器は、血糖値が高くなり糖を正常に処理できなくなった際に、尿にあふれ出る糖を検出することで、高血糖の状況を推定するもの。排尿の際に測定器に少し尿を採取するだけで測定することができ、測定後の清掃も含めて操作はすべて自動となっている。これらの測定機能により数値の変化をチェックすることができ、生活習慣の改善を促す。 (※)T型糖尿病は発症が急で症状が重くインシュリンの投与が必要。U型糖尿病は経過緩慢で必ずしもインシュリン投与を必要としない。 2、健康チェックを継続できる、習慣付けできる空間提案 在宅での健康管理でユーザーから望まれる機能のひとつに、継続できる工夫があげられる。『インテリジェンストイレ』は健康チェックの習慣付けをサポートする。 @生活リズムに合わせた健康チェック 健康チェックには測定に適した時間があるが、毎日欠かさず決められた時間に測定を行うのは案外大変。『インテリジェンストイレ』なら、起床時に血圧チェック、夕食二時間後に尿糖値チェックを行い、就寝前にもう一度血圧チェックと体重・体脂肪チェックを行うなど、日常的に利用するトイレだからこそ健康チェックのリズムを作ることができる。 A健康チェックの煩わしさを解消 各測定機能は、トイレ空間にビルトインされた設計となっている。尿糖値測定器は便器にセット、血圧計は便器横のカウンターに収納しているため、便器に座った楽な姿勢で測定できる。また、体脂肪計は手を洗った後に計ることができるよう、手洗い器上部に設置している。体重計は手洗い前の床面に組み込み、身だしなみを整えながら計ることができる。このように、各測定機能はトイレを使いながら活用することができるため、健康チェックのためにわざわざ測定器をセットし、計り終えたあと片付ける煩わしさを解消する。 B家族全員でお互いの健康チェック 家族四人分のデータを個別に測定・記録でき、設定により測定データを確認しあうこともできる。家族全員が健康管理に対する意識が高まり、お互いの健康状態を見守ることにより、健康チェックの継続性を提案する。 C新しいトイレ空間の提案 清掃性に優れたトルネード洗浄便器を採用した。また、大和ハウスの研究成果を生かし、トイレの備品類のほとんどを収納できる大型スライド収納などを提案、清潔感あふれるトイレ空間を実現する。さらに、「我が家のトイレは健康チェックの空間」というイメージを創ることにより、健康チェックの習慣付けをサポートする。 3、ホームネットワークを活用して、パソコンを使った健康管理 生活習慣病のサインをチェックするには、継続的に変化を確認することが大切。『インテリジェンストイレ』は、ただ計るだけではない。測定したデータは一度『インテリジェンストイレ』に保存されるが、住宅内のホームネットワークを利用してトイレの計測機器と接続したパソコンにも保存できる。計るたびごとに記録しなければならないといった煩わしさもなく、毎日あるいは週末など都合のいい時間を選んで簡単にデータを記録できる。 4、生活習慣改善をサポートできる機能 健康管理ソフト「健康かんりくん」で、トイレで測定した変化を月単位や年単位でグラフ化し、ビジュアル的に確認できる。また、「健康かんりくん」はグラフ表示だけではなく、測定データを用いた生活習慣の改善アドバイス(運動アドバイス、食事アドバイス)や、食事内容を元にしたカロリー計算など、健康生活を送るためのさまざまな情報を提供してくれる。健康チェックの目標設定など、家族みんなで楽しい健康管理を提案する。 〈「健康家族ハンドブック」発行〉 健康づくりのステップに合わせて、3冊の「健康家族ハンドブック」を用意している。 @生活習慣病の基礎知識編 生活習慣病の代表と言われる「糖尿病」「高血圧」「肥満(高脂血症)」についてわかりやすく解説している。 Aこまめに健康チェック編 『インテリジェンストイレ』を役立てていただくための、測定方法や注意点、測定結果の見方を解説している。 B今すぐ実践したい生活改善編 健康と特に関わりの深い食生活と運動について解説している。長く続けるためのコツや一目でわかるカロリー表も掲載した。 ■商品概要 名称-『インテリジェンストイレ』 発売日-平成17年4月5日 販売地域-全国(大和ハウス工業の戸建住宅、マンション、集合住宅で搭載、増改築部門で販売) 販売目標-初年度 5,000台/年 プラン-健康チェック機能を備えた「スタンダードプラン」(4プラン)と、健康チェック機能に清掃性・収納性などの空間提案を備えた「ハイグレードプラン」(2プラン)を用意 販売価格-戸建住宅の場合 標準的トイレ(大和ハウス商品比較)の価格にプラス「38万円〜56万2,000円(税別)」 洗浄水を100%鉢内上部に集中 ぐるピカ便器『アメージュV』新発売 INAX強力洗浄を実現! INAXは、住宅向け便器の主力品として、トイレの基本性能を格段に向上させる革新技術を採用したぐるピカ便器『アメージュV』を4月1日から新発売した。「ぐるピカ便器」は、洗浄水が100%便器の上から便器鉢内全体をぐるっと回って強力に洗い流す新洗浄方式「まる洗い洗浄」に加えて、汚れが残りにくく、掃除しやすい「汚れカット形状」を採用した。 市場では、従来型のゼット口(こう)付の便器が広く普及しているが、例えば同社品の場合、一度に流す水のうち、鉢内の汚れを洗い流すために使用する水は3〜4割程度で、洗浄水の大半は便器の水たまりの下にある「ゼット口」から吐水する洗浄方式。「ぐるピカ便器」の「まる洗い洗浄」は、洗浄水を100%すべて便器鉢内の上部の一ヵ所に集中させることに成功し、強力洗浄を実現した。また、掃除しにくかった従来型ボックス形状リム部(通水路となる内側の膨らんだふち)をまるごとカットした「汚れカット形状」も採用。リムの内側もツルツルにしたことで汚れが付きにくくなり、とても掃除しやすくなった。もちろん、汚れに強いJIS抗菌の「ハイパーキラミック仕様」で、海外でも認められた水アカ汚れを寄せ付けない防汚技術「プロガード」仕様も選べる。また、便器の奥行きを30mmコンパクトにして、トイレ空間を拡大。座り心地は従来通り大型便座でゆったり。さらに、便鉢の開口を16%ワイドにして、ゆったりと使いやすくした。 ぐるピカ便器『アメージュV』では、『アメージュVシャワートイレ(一体型シャワートイレ)』と『アメージュV便器(便座組合せタイプ)』を発売。さらに両商品とも床排水、床上排水、リフォーム用リトイレタイプの3タイプを一斉発売した。 【商品の特長】 1、まる洗い洗浄 水流が、グルッと勢いよくまわり、便器鉢についた汚れをまるごとしっかり洗い流す。「まる洗い洗浄」は、流す水を100%すべて便器鉢内の上部の一ヵ所に集中させて、強力洗浄を実現した。 2、汚れカット形状 これまで掃除しにくかった従来型ボックス形状リム部(通水路となる内側の膨らんだふち)をまるごとカットした「汚れカット形状」の採用で掃除がしやすくなった。従来型ボックスリム形状の困りごとだった、リム部の下のギザギザ汚れも付かない。リムの内側表面もツルツルにし、汚れが付きにくく、掃除しやすくなっ。 3、ゆったりワイド ゆったり使えて、ゆったり座れる大型便器・便座のまま、従来品より便器の奥行きを30mmコンパクト(便器奥行760mm)にして、トイレ空間を拡大。便鉢の開口を16%ワイドににし、ゆったりと使いやすくした。 4、シャワートイレ一体型便器には新機能を搭載 水を強弱交互に噴出する「マッサージ洗浄」、前方からも操作しやすい新「壁リモコン」を採用した。加えて、紙巻器と一体化したインテリアリモコンもオプションでセットできる。昨年『サティス アステオ』で採用した便器表面の結露を抜本的に解決する「結露防止キット」もオプションで選択できるようになった。従来どおり、ビデ洗浄は、おしり用ノズルとは別の女性専用の「レディスノズル」、自動的に大・小を判別して便器内を洗浄する「フルオート便器洗浄」などの快適機能も搭載している。省エネ基準もクリアした。 【発売の背景】 2004年4月発売の新コンセプトシャワートイレ『サティス』や、『サティス アステオ』において、洗浄水の大半を鉢の上部から流す「まる洗い洗浄」とリム裏にブラシが届きやすい「汚れカット形状」を採用し、多くの生活者から掃除が楽になったと好評を頂いた。これらの特長をポピュラー商品の一般便器にも拡大してほしいという要望が増えているため、このたび、便器の主力商品『アメージュM』と上位グレードの『アメージュG』への「まる洗い洗浄」と「汚れカット形状」の採用を目的に開発を進め、このたび、新世代サイホン便器の「ぐるピカ便器『アメージュV』」に統合し、新発売することとした。 価格は、アメージュV便器七万円から、アメージュVシャワートイレ173,000円から。 三栄水栓 食洗機用分岐水栓新発売 ワンタッチ接続タイプ 三栄水栓製作所(大阪市東成区・社長=西岡利明氏)は、コンパクトタイプのカウンター用食洗機用止水栓「食栓機用分岐水栓」と、耐久性に優れた架橋ポリエチレン管を使用し、施工性を高めた架橋ポリエチレン管・給水給湯配管システム「ワンタッチジョイント」を新発売した。 「食洗機用分岐水栓」の接続はワンタッチ接続タイプでオートストッパー付のため、不意の吐水を防止する安心設計。 ハンドルはコンパクトで回しやすくした。カウンター取付穴は21mm。 価格は、Y5050TV―13(寒冷地用Y5050TK―13)4,400円。 「ワンタッチジョイント」は、特殊な工具は使用しないため省施工で済む。 ネジ切り、電気、バーナーなどは使用しないので面倒な現場での加工が不要。専用パイプカッターだけで配管できる。 ヘッダー工法、分岐広報を問わずに使用できる。各種ヘッダー、アダプター、ジョイントを揃えている。 詳細については、直接同社へ問い合わすとよい、名古屋地区については名古屋支店(名古屋市天白区平針2-909・電話052-800-8688)へ。 OKAYA335ツアーに参加してJ 旭工機株式会社取締役会長闇雲明男 貴重なものとしてアレクサンドル一世は皇后ジョセフイーヌ(ナポレオンの最初の妻)のマルメゾン。ギャラリーコレクション、アムステルダムの銀行家クズベルトのコレクションとニコライ一世の命令で購入されたネーデルランド王のウイルヘルム二世のコレクションである。 しかしニコライ一世は自己判断であまり価値のない絵画の一部を選抜し、1,000点以上の絵画をオークションで売り払ってしまった。 この時エルミタージュはたくさんの宝を失い、わずかな作品だけが再購入された。 美術商に大きなビジネスチャンスを与えた結果になった。 第一次世界大戦と1917年の革命は宮殿の歴史を大きく塗り替えた。 1917年夏から穏健派の臨時政府の会議場となったが10月、ソビエット左派によるケレンスキーの臨時政府打倒によって誕生した軍事革命委員会は冬宮はエルミタージュとともに国立美術館であると発表した。 革命はほとんど無血で行われたがその後の内戦は大きな犠牲を強いられた。 悲惨な経済状態を救うために絵画、装飾工芸品の名作の国外への売却が始まった。美術館には多大の損失をもたらした。エルミタージュの美術品の売り尽くしがようやく止まったのは1934年のことである。 私は2才になっている。 資本主義社会の矛盾が表面化し、世界大恐慌がソ連の計画経済が軌道に乗り出したころである。 第二次世界大戦ではドイツ軍に包囲される前にレニングラード(サンクト・ペテルブルグ)から二列車に積み込んでウラルまで運ばれ、スペルドローフスク美術館に疎開した。 一方、大部分の美術品は、900日間の包囲中に一階や二階のホールに仕舞われていた。砲弾や弾丸に傷つきながらエルミタージュは立ち尽くしていた。エルミタージュのコレクションが疎開先から戻ってきたのは1945年10月。 その後間もなく再び見学者たちを受け入れるようになった。 戦時中に被害を受けた建物やインテリアの修復作業は長期にわたって続けられた。 こうした悲惨な話を聞いていると1945年夏、中国東北(旧満州)に進駐してきたソ連軍が手当たり次第の物資を徴発してソ連領に運び込んだ事情がいくらか理解できる。 革命後の大損失を克服して館内では新たな学術活動や展示事業が発展を続け、新しいコレクションも形成されている。 ここでもこれだけの美術品のコレクションを見るにつけ、時の権力者の裏に立つ庶民の生活と徴税システムに大きな興味が湧いてくる。 夜はディナーショー。 コサックダンスなど民族舞踊や演奏を楽しもうと最前列に席を取っていたら宴半ば家内が舞台に引っ張り出された。 渋っていたがダンス音楽に合わせて踊りだすと50年ぶりとは言うが結構様になっていた。 舞台の動きの速いコサック衣装を見ていると反乱の歴史を繰り返したコサックの権力に対する反骨と悲哀が伝わってくる。 初期のロマノフ王朝を脅かしたのはドン・コザックのスチェンカ・ラージンの反乱である。 ボルガ川流域のコサックを集めて一時は連戦連勝でツアーリの軍隊を破ったが仲間割れで捕らえられ、ラージンは弟とともに捕らえられモスクワの赤の広場で処刑されている。 この反乱はロシア国家に大きな影響は及ぼさなかったが民衆の伝承と歌謡の中に残り、豊富な継承を得ているというから今夜のコサックダンスや音楽にも織り込まれているのであろう。 反乱に立ち上がったのが1669年であるから丁度、岡谷鋼機創業の時代、335年前のことである。 これを意識して今夜のコサック・ダンスを企画されたとすれば事前説明があったらよかったと思う。ホテルに戻ってロシア旅立ちの準備をする。 (つづく) 第65回親善野球大会開幕 36チームが優勝目指す 愛機工4月17日、江南の2球場で 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏、山下機械社長)の第65回親善野球大会(福利厚生部担当、部長=服部利一郎氏・服部商会社長)が4月17日、江南市営グランド野球場と同市木曽川河川敷の草井球場の2球場において開幕した。 当日は午前8時30分より開会式が行われ、梅村福利厚生部担当理事(梅村本店専務)が司会を務め、冒頭、山下理事長は「愛知県機械工具商業協同組合は現在、組合員290社、全従業員数が4千数百人に上ります。当親善野球大会は今年で65回と大変伝統のある行事でございます。本日は、こちら江南での開会式でございます。ここの球場ともう一箇所で同時に第1回戦をスタート致します。4月に開幕し夏の終りに優勝戦が行われると思いますが、毎回大会は、福利厚生部役員の皆様方、青年部の若い皆様方にお手伝いして頂き行っております。審判の方々は愛知県軟式野球連盟にお願いしております。当大会はあくまでも親善大会でございますので、審判員の皆様のご指示に従って、親善の実をあげて頂きますようお願い致します」と挨拶した。 続いて大会実行委員長の服部福利厚生部長が「お早うございます。愛機工組合の第65回親善野球大会が、本日から行われます。昨年度は大きな怪我も無く、無事に終わることができ、誠に有り難うございます。今年も優勝を目指して頑張って頂きたいと思います」と述べた。 審判団より「皆さんの健闘を祈ります」と激励の言葉があり、引き続いて、山下理事長がピッチャー、服部実行委員長がキャッチャーを務めて始球式が行われ、大会が開幕した。 【試合結果】 第1日目(江南市営グランド野球場) 〈第1試合〉Aゾーン 中央工機対三菱マテリアルツールズは、9対1で中央工機がコールド勝ち。 〈第2試合〉Bゾーン 三枝電機対サンコー商事は、4対4で規定によりジャンケンで三枝電機の勝ち。 〈第3試合〉Aゾーン 東陽対カツヤマキカイは、5対9でカツヤマキカイの勝ち。 〈第4試合〉Bゾーン ナカガワ対トラスコ中山は、10対8でナカガワが接戦をものにした。 第1日目(草井球場) 〈第1試合〉Bゾーン 愛機工青年部対中日本オリオンは、0対16で中日本オリオンがコールド勝ち。 〈第2試合〉Aゾーン タンガロイ対新栄商會は、1対6で新栄商會の勝ち。 〈第3試合〉Bゾーン 志知対日本コーティングは10対8で志知が接戦をものにした。 〈第4試合〉 日伝対サカエは、13対8で日伝の勝ち。 中小は真の意味で自立を 株式会社大宝 代表取締役社長服部康志氏 今年で創立30周年を迎える大宝(本社=名古屋市熱田区大宝4-10-15)は、4月1日より社長職を交代。新たに服部康志氏が就任し、次のステージヘと歩みを進めた。 康志氏は、工業大学にて電子工学を専攻。「後継ぎに関しては、小学校から意識していたのですが、自分が継ぐ以上、機械工具商ではなくエレクトロニクス関連で立身したいなと考えていました。そこで大学で電子工学を専攻したわけですが、中々思う様に上手く行きませんね」と苦笑いする。 卒業後は、地元メカトロ関連企業において技術者としてスタートする。その後東京支社への転勤に伴い営業職に就くが、バブル時代ということもあり、当時旺盛だったゼネコン企業との取引に必要な、プログラムを組むSE職も兼任。3年が経過し、バブルが崩壊する中、地元へ戻って工場を担当した後、大宝へ入社する。 入社して12年目を迎える今年、新社長としての抱負を次の様に述べる。「ユーザー密着型の営業展開で、且つ少数精鋭となって進んでいきたいと思っています。大宝でしかやれない事、他では真似できない事を見つけ、切削工具のエキスパートグループを目指すつもりです」 そして、企業としては今や見過ごせない環境問題については、形式だけに捉われず、中身のあるものをコツコツと積み上げていく構えを示した。 しかし、氏が一番の念頭に置いているのは自分達を含めた中小企業のこれからのあり方。大企業は職場環境や福利厚生面等を、莫大な資本をバックに何でも簡単に出来るのに対し、中小企業はその内の一つでさえ間々ならず、様々な面で冷遇されていると氏は見ている。 「ありがちな大企業に依存するスタイルでは一方通行になるばかりで、社は全く発展しない。国産企業の約90%を占める中小一つ一つが真の意味での自立をしていかなければ、これからの日本は駄目になると思っています。そのためにも他の手本と成るモデル企業になれたらと考えているのです」と話し、どことも対等に付き合えるオンリーワンになるには、どうしたら良いか、それを追求する姿勢が今の企業に求められていると述べた。また、それに呼応する形で、中小企業間のネットワークを密にする必要があると考えている。 趣味はブランクを挟んで30年近い歴を誇る、ルアーフィッシング。最近は海で船からのジギングを楽しんでいるとか。さらに、中学の頃から慣れ親しんできた合気道においては指導する立場でもあり、それが会社における従業員への指導にも役立つと語ってくれた。 平成17年5月15日2203号 中部経産局管内 最近の地域総合経済動向 中部経済産業局は、4月13日に管内5県(愛知、三重、岐阜、石川、富山)の4月における総合経済動向を発表した。それによると生産面は一進一退となっており、個人消費面では底固く推移。設備投資面では着実に回復を見せている。雇用情勢面は引き続き改善傾向にある。以上の様に管内の経済活動は、一部に弱い動きがあるが改善が続いていると総括判断した。これは平成17年2月より3ヶ月連続(2ヶ月連続で判断を据え置き)である。 ポイント @生産は、自動車が高水準で推移、一般機械が緩やかな上昇傾向にあるなど、高水準を維持しているが、電子部品・デバイスなど一部に弱い動きもある。 A個人消費は、乗用車販売で新型車効果が見られる。 B設備投資は、自動車関連で積極的な姿勢が継続している。雇用情勢は完全失業率、有効求人倍率ともに全国でも良好な水準にある。 C先行きについて生産は、自動車・金属工作機械などを中心に、当面高水準で推移すると見込まれる。また、原材料・為替の動向、国際情勢などは引き続き懸念事項であり、今後の動向を充分注視していく必要があると思われる。 【自動車】 自動車の生産は、高水準で推移している。 完成車は、国内向けが新車効果により堅調に推移しており、海外向けば北米向けなどを中心とした旺盛な需要により引き続き好調であることから、高水準で推移している。 自動車部品は、国内完成車向けが高水準で推移しており、また国内メーカーの海外現地工場や海外メーカー向けの輸出も高水準で推移している。 【金属工作機械】 生産は、緩やかな上昇傾向となっている。 金属工作機械は国内向け、海外向けともに一般機械、自動車関連を中心に拡大傾向で推移している。 【電子部品・ デバイス】 電子部品・デバイスの生産は、高水準で推移しているが、一部に弱い動きが見られる。 記憶素子(メモリ等)は、デジカメ用・携帯音楽機器用メモリカード向けなどで、明るい兆しが見られる。 論理素子(マイコン等)は、高水準で推移しているが、携帯電話等の需要動向を受け、弱い動きも見られる。 液晶素子は、テレビなど情報通信機器向けを中心に高水準となっている。 【普通鋼鋼材】 鉄鋼の生産は、高水準で推移している。 鋼板は、自動車向けが高水準で推移し、造船・産業機械向けが好調に推移している。 棒鋼は、低調に推移しているが民間建築向けに動きが見られる。 特殊鋼鋼材は、自動車関連向けを中心に好調に推移している。 【電気機械】 電気機械の生産は、高水準だが、弱い動きも。 電動機は、自動車向けを中心に堅調に推移。 制御機器は、海外向け半導体関連に弱い動きが見られるが、自動車関連を中心とした設備投資関連向けが高水準となっている。 【ファインセ ラミックス】 ファインセラミックスの生産は堅調となっている。 ICパッケージは演算処理装置向けが横ばいとなっており、携帯電話向けも弱い動きとなっている。 触媒担体・ガスセンサ素子は、自動車向けが世界的に環境意識の高まりから、国内向け海外向けともに高水準で推移している。 【化学】 化学の生産は、横ばいとなっている。 自動車関連向けが高水準となっているなど、全体としては高水準で横ばいとなっている。 【住宅投資】 住宅建設は、概ね横ばいで推移している。 二月の新設住宅着工戸数を見ると、持家・貸家が前年を下回り、全体では3ヶ月ぶりに前年を下回った。 【金属製品】 金属製品の生産は、低調に推移している。 アルミニウム建材は、ビル向けに弱い動きが見られ、低調に推移している。 ガス機器は、高付加価値製品に動きが見られるが、単体普及品を中心に弱い動きが続いていることから、低調に推移している。 【個人消費】 個人消費は、底固く推移している。 大型小売店販売は、百貨店が2ヶ月ぶりに、またスーパーが27ヶ月連続で前年を上回った。全体では、16ヶ月連続で前年を下回った。 乗用車販売は、新型車効果が見られ、2ヶ月ぶりに前年を上回った。 家電販売は、デジタル家電が好調を維持しているが、7ヶ月連続で前年を下回った。 【公共投資】 公共投資は、地方公共団体で抑制基調が続くなど、低調に推移している。 二月の公共工事請負金額を見ると、市町村、公団・事業団等、地方公社などで前年を下回り、全体では5ヶ月連続で前年を下回った。 【民間設備投資】 設備投資は着実に回復している。 日本銀行短観や日本政策投資銀行設備投資動向等を見ると、半導体素子・液晶素子関連で大型の能力増強投資が進捗していることに加え、自動車関連で積極的な姿勢を継続している等、幅広い業種で投資を増加する動きが見られる。 また、2月の管内主要9社の金属工作機械受注(国内向け)を見ると、自動車向け、一般機械向けを中心に12ヶ月連続で前年を上回った。 【情報通信機器】 情報通信機器の生産は、高水準となっている。 テレビは、薄型テレビが国内外の需要動向を受け、高水準で推移している。 デジタルカメラは、北米向けを中心に高水準で推移している。 【輸出】 輸出は2ヶ月ぶりに前年を上回った。 名古屋税関管内の輸出通関額(円ベース)は、2ヶ月ぶりに前年を上回った。品目別に見ると、「自動車」、「金属加工機械」などが前年を上回った。主要地域(国)別で見ると、アジア向けは35ヶ月連続で、米国向け、EU向けは2ヶ月ぶりに前年を上回った。 【雇用情勢】 雇用情勢は、引き続き改善傾向にある。 新規求人数は、製造業・サービス業・運輸業・飲食店・宿泊業・卸売・小売業をはじめ幅広い業種で増加している。 有効求人倍率は、引き続き高い水準にある。完全失業率は、着実に改善している。 【企業倒産】 企業倒産は、減少傾向にあるが、今後の動向については引き続き注視する必要がある。 超硬工具価格改訂 三菱マテリアル5月21日出荷分より 三菱マテリアル(社長=井手明彦氏)の加工事業カンパニー(プレジデント=嶋田文夫氏)は、自動車メーカーを中心とした大手ユーザーのグローバル購買に対応するため、国際価格への一元化に向けたステップとして、超硬工具の一部製品の定価を改訂する。 【改訂概要】 ○切削工具 ○インサート=+10% ○カッター・ホルダー・部品=+10% ○JIS標準バイト=+10% ○切削工具特殊品=+5〜15% ○その他超硬製品 ○外販用素材=+15〜30% ○耐磨工具・建設工具=+10〜30% ※実施時期は、切削工具は2005年5五月21日国内出荷分より。外販用素材については5月受注分より。その他製品についても5月以降準備整い次第、実施予定。 親睦ゴルフ会で一色氏優勝 新理事長に田中邦洋氏 三重県管工機材商組合16年度総会を開催 三重県管工機材商業組合(理事長=闇雲明男氏・旭工機会長)では、4月25日午後4時30分より、津市岩田の“両口屋”を会場に「平成16年度通常総会」を開催し、平成16年度行事報告、同決算報告、平成17年度事業計画、同予算案をそれぞれ審議し承認する一方、任期満了による役員改選では、輪番制により北勢地区にバトンタッチされ田中邦洋氏(五光商会社長)が新理事長に就任した。 発足当時の志を尊重し 正・賛助会員増強に努力 総会は杉山理事(杉山機工社長)の司会進行の辞で開会され、闇雲理事長が所用で欠席のため大西副理事長(中部企業社長)が挨拶に臨み、多忙の中出席して頂いたお礼を述べた後、「本日までの2年間組合のためにご協力を頂きまして感謝いたします。ここ2年間は中部国際空港や愛・地球博などで、間接的、直接的に追い風が吹き、我々にも多少なりとも貢献があったと思います。本総会は任期満了に伴います、役員改選が控えておりますので何卒宜しくお願いいたします。今後も、新役員さんのもと、組合がますます発展されますことを祈願いたしております」と結んだ。 引き続いて、恒例により大西副理事長が議長を務めて直ちに各議案にそって審議を行った。 ▽第1号議案=平成16年度事業報告 ▽第2号議案=平成16年度決算報告 ▽第3号議案=平成17年度事業計画 ▽第4号議案=平成17年度予算案 を慎重に審議し、満場一致でそれぞれ承認可決された。 ▽第5号議案=任期満了による役員改選では、組合の伝統によるところの輪番制により、中勢地区から北勢地区にバトンタッチされた。 新理事長の就任挨拶で田中邦洋新理事長(五光商会社長)は、「組合発足当時の志を尊重して2年間、役員さんをはじめ皆様方のご協力のもと力を尽くしてやっていきたいと思います。発足当初は18社でスタートいたしましたが、現在では16社となっておりますので、今年度は組合員並びに賛助会員の増強を図っていきたいと思います。また、組合と組合員各社が適正利潤の確保を念頭において、ますますお互いに発展されますことを願っております」と所信を表明した。 以上で第一部総会を終了し、引き続いて懇親会に移り、田中新理事長の乾杯音頭で終始和やかに歓談に興じ、古川光男副理事長(中村機械工具社長)の中締めで盛況の内に総会を滞りなく終了した。 【新役員の皆さん】 ▽理事長=田中邦洋氏(五光商会) ▽副理事長=杉山克雄氏(杉山機工)、古川光男氏(中村機械工具) ▽会計=角野日左夫氏(協成) ▽監事=一色克己氏(一色商会) ▽北勢地区理事=水谷輝幸氏(伊藤管材商店) ▽中勢地区理事=尾藤彰氏(旭工機) ▽南勢地区理事=森晃平氏(森芳商店) 【正会員地区割り】 ▽北勢地区(5社)=伊藤管材商店、一色商会、協成、五光商会、中村機械工具 ▽中勢地区(6社)=旭工機、三興機鋼、中部企業、東晋商事、三重合成商事、安田 ▽南勢(5社)=大戸、大野管材、三立商会、杉山機工、森芳商店 【17年度事業計画】 ▽16年度総会=4月25日(両口屋) ▽正会員懇親ゴルフ会=4月25日(富士カントリー榊原温泉ゴルフ倶楽部) ▽製販親睦ゴルフ会=秋に予定 ▽新年賀詞交歓会=平成18年1月上旬に予定 ▽定例理事会=年数回必要に応じて開催 ▽地区懇談会=各地区で随時に開催 一方、4月25日に開催された正会員による「親睦ゴルフ会」は、午前9時スタートで富士カントリー榊原温泉ゴルフ倶楽部を会場に、正会員10名が参加して開催され、一色克己氏(一色商会社長)がネット71.8で優勝を飾った。 上位入賞者(敬称略) ▽優勝=一色克己(一色商会)N71.8H25.2 ▽2位=伊藤嘉恭(伊藤管材商店)N75.4H9.6 ▽3位=岸江義朗(三重合成商事)N75.8H13.2 ▽4位=尾藤彰(旭工機)N77.8H13.2 ▽5位=大薮伸二(三興機鋼)N78.4H27.6 ▽ベスグロ=伊藤嘉恭85 『キッチン革命』奏功す クリーンフェスタ新商品発表会 クリナップ名古屋約1,000千名来場し盛況 クリナップ名古屋支店(名古屋市東区代官町・支店長=笠原良文氏)では、4月22日〜23日の2日間に亘って、名古屋ショールームにおいて「クリンフェスタ新商品発表会」を開催し、期間中約1,000名が訪れて盛況を博した。 ショールームには、ステンレスシンク内の水音の静けさ、汚れの落としやすさ、しかも、シンク底部のキズが目立ちにくい、住空間と使う人の心地よさを考えた「スーパーサイレントeシンク」をはじめ、浴室と洗面室、それぞれ独立した空間として捉える考えから、ひとつのサニタリー空間として捉える発想へと転換した、人の自然な動きを基本に、様々な機能を追及した「洗面化粧台アクリアサルーン」、ライフスタイルに合わせて、欲しい機能や形、好みの質感とカラーを選択して理想のバスルームを演出する、浴槽の素材を用途に合わせて選択できる「アクリアバス」などが展示紹介され、来場者も係員の説明を聴きながら実際に見て、触れて、納得していた。 中でも、SSやクリンレディの優れた機能美と、開放感溢れるオープンスペースを実現することにより、より長く、より快適に使用するために、進化を追及した「スーパーサイレントキッチン」や料理を楽しみ、収納を楽しめる「フロアコンテナシステムキッチン」が注目を浴びていた。 ご成約記念特典としての、抽選コーナーも終日賑わっていた。 期間中、エンドユーザーはじめ、工務店、工事店ら約1,000名が来場し盛況を博すなど、関係者も予想を上回る来場者が訪れ喜んでいた。 総会役割分担等決める 5月26日に通常総会 岐阜県管工機材商組合4月定例理事会開催 岐阜県管工機材商組合(理事長=山田康博氏・山彦社長)では、4月28日午後5時より、岐阜市長良川岬の“岐阜グランドホテル”を会場に「4月定例理事会」を開催し、来たる5月26日に開催される「第28回通常総会」の役割分担を決めたほか、次の各議案にそって審議した。 当日審議された議案は次の通り。 ▽第1号議案=第28回通常総会開催の件 来たる5月26日(木)午後5時15分より「岐阜グランドホテル」で開催される運びとなった。 総会当日は、午後5時に集合し、同5時15分より総会、6時より懇親会に臨む。 【総会役割分担】 ▽司会開会の辞=福井理事(安田本店長) ▽議長=山田理事長(山彦社長) ▽議案説明=森嶋副理事長(大東社長) ▽閉会の辞=山田理事(関建材社長) 【懇親会役割分担】 ▽司会進行=木曜会奥村幹事長(安田) ▽開会挨拶・乾杯=五島理事(大垣管材社長) ▽中締め・閉会挨拶=広瀬理事(瓶由社長) ▽第2号議案=総会提出議案審議の件 平成16年度事業報告並びに収支決算書を承認する一方、平成17年度の事業計画(案)、同予算(案)をそれぞれ承認し、来たる5月26日の通常総会に上程されることになった。 ▽第3号議案=実務責任者会議(木曜会)の総会提出議案審議の件 当日は、奥村幹事長と安藤事務局長(山彦)が出席し、平成16年度の事業・収支決算報告、平成17年度の事業計画・収支予算(案)をそれぞれ報告し、審議され承認された。 木曜会は、理事会の下部組織として、組合員各社の販売責任者で構成されており、定期的に会合をもち情報の交換を行い、理事長に対して諸問題の提起や提案を行い、理事会の下部組織として十分機能することによって業界の繁栄に寄与することを目的としており、今までにも輝かしい実績を残している。 このような組織は連合会加盟の13組合の中でも例がなく、連合会もその存在意義を高く評価している。 ▽第4号議案=第48回製販親睦ゴルフ会報告の件 4月12日に岐阜関カントリー倶楽部において、正会員、賛助会員ら27名が参加して開催され、正会員の広瀬功氏(瓶由社長)がネット71.6で優勝した。 上位入賞者 ▽優勝=広瀬功氏(瓶由)N71.6H8.4(ベスグロ80) ▽2位=水貝芳彦氏(日立金属)N42.4H21.6 ▽3位=森繁夫氏(積水化学)N74.4H21.6 ▽第5号議案=次回理事会開催の件 協議の結果、7月5日(火)午後5時より岐阜グランドホテルで開催することを決めた。 『50年のあゆみ』A 三栄水栓製作所 取締役相談役西岡明 昭和41年、日本工業規格表示許可工場、いわゆるJIS工場に指定される。そもそも当社が製造販売する水道関連商品は、飲料水と深く関係するだけに、規制の厳しい分野だった。販売にも各自治体ごとの許可が必要とされた。その許可申請のためにもJIS取得は必要であり、今後メーカーとして歩んでいくための必須条件であると考えていた。昭和30年に日本住宅公団が設立され、公団住宅が大量に建設されるようになって以来、そこへ設置される住設機器は寸法や仕様と同時に、品質面での規格化が求められるようになっていった。また、「質」に対する希求も高まっていた。メーカーが高品質な商品を供給することは当然の流れであり、JIS取得は、それができるか否かを判断される基準の一つとなる。これを機に一人前のメーカーとして世の中に認められたという誇りを、社員の一人ひとりが持ったのである。管材ルートに食い込んだとは言っても後発メーカーに変わりない。先行するメーカーが築いてきた既成の販売ルートにおける当社の位置を固めつつ、新しいルートを開拓する必要があった。昭和45年代頃、大手の百貨店に納入するようになっており、また、各地に建設されだした量販店へ販路を拡大していった。新しい流通経路である量販店へ他社に先駆けて独自のパック商品を展開することは、大きな活路を開くものと信じ、昭和46年に機械工場に隣接して真空パック工場を、翌年にはブリスターパックの工場を建設した。独自のブリスターパック商品が、量販店の売場を賑わし、人気を博した。やがて、隆盛を誇る全国各地のホームセンター業界から注目されることになった。 昭和41年に機械工場建設以来、生産部署では人員確保の求人活動も活発化する。本格的に自社生産を始めたことにより、商品アイテムと共に量も増え、営業の人員確保も積極的に行われた。その頃には機械工場も手狭になり、間もなく、鋳造を除く全生産工程と出荷業務が鴫野工場に移管されていく。給水栓は鋳造工程を経て作られる。その頃は、東大阪市高井田の鋳造工場と契約し、鋳造品を仕入れていた。ところがその工場が閉鎖されるという事でその後を引き継ぎ、昭和48年4月、通称「高井田工場」として鋳造を行うようになった。その頃、日本経済は大きな転換期を迎えていた。昭和48年の第一次オイルショックである。エネルギー消費型の日本の経済構造は根底から揺さぶられ、折からの物不足や買い占めが架空需要の増加と物価の高騰を招き、さらに物不足を招きインフレに拍車をかけるという狂乱状態に陥った。当社でも材料の入手が困難になって工場もフル稼働できなくなることもあった。そこへ架空需要が膨れ上がり、需要に商品確保が追いつかない悪循環が続いた。しかしその状況も狂乱沈静化とともに次のステップに進もうとしていた。昭和55年2月、三栄水栓製作所とは別会社として、岐阜三栄水栓製作所を岐阜県各務原市に建設した。その頃、当社は順調に売り上げを伸ばし、水栓金具製造メーカーとして増産体制に踏み切る必要があった。昭和55年、5名の従業員で鋳造工場として操業を開始した。同年に高井田鋳造工場を閉鎖。鋳造品は全て岐阜に移管した。昭和57年に岐阜三栄水栓製作所を合併し、鋳造工場に加え機械加工工場を建設した。生産と流通の効率化を図り、将来的な岐阜工場での一貫生産体制確立をにらんでのものであった。また昭和58年、給水栓のJISの指定を受ける。生産性はもちろん、品質重視の姿勢を明確に打ち出した岐阜工場の滑り出しとなった。一方、大阪の鴫野工場は昭和49年にJISを取得しており、NC旋盤などのハイテク機を導入し、多品種・小ロットの生産に主力にを置いた。大阪と岐阜、2カ所の工場の役割も明確になり、多様化するニーズに対応するための生産基盤が整っていった。 (次号に続く) 日本工作機器工業会創立50周年記念式典 前会長の北川鉄工所北川氏に経産大臣表彰 関係官庁、会員ら300名が参加 挨拶する三木会長 式典会場 日本工作機器工業会(会長=三木治一氏、三木プーリ社長)では今年4月1日に創立50周年を迎え、4月27日午後4時より、東京都千代田区のホテルニューオータニ ザ・メイン一階芙蓉の間において「創立50周年記念式典」を開催した。監督官庁の経済産業省をはじめ学識経験者、関連諸団体、会員など約300名が参加して盛大に執り行われ、経済産業大臣表彰(1名)、製造産業局長表彰(4名)の他、会長より感謝状の贈呈が行われた。 記念式典は、定刻通りに開会され、冒頭、三木会長より「当工業会50周年の式典にご参列賜りまして誠に有り難うございます。この記念式典には、会員並びに工業会の先輩方はもとより、関係官庁、関係団体をはじめ多数の方々にご臨席を賜り、工業会を代表致しまして厚く御礼を申し上げます。さて、創立当時を顧みますと、当工業会はようやく戦後のインフレ時期から脱して高度成長期へ歩みを始めた昭和30年に工作用機器工業会として、会員11社により任意団体として創立されました。この年は、神武景気と言われた始まりの年でございました。いわゆる昭和30年代の高度成長期の始まりに当たっております。当工業会創立の年として誠に幸先の良い喜ばしい年回りにあったと、印象深く感じる次第でございます。創立後、こうした戦後の高度成長を背景にして工作機器業界は目覚ましい発展を遂げ、平成4年12月には晴れて、現在の日本工作機器工業会として社団法人化を許可されました。今日では、生産額1,700億円を超える業界にまで発展してまいりました。この間当工業会は、工作機械をはじめとする、根幹の産業機械に使用される部分品、工作物保持具、工具保持具、附属機器メーカーの業界団体として、工作機器産業の健全なる振興を目指して、行政機関との緊密な連絡と工作機器産業に対する行政施策への協力、JIS規格やISO国際規格への作成に対する積極的な協力と自主規格TESの制定による標準化の推進、関係業界との共同研究や自主研究の実施等による工作機器の安全性確保そして性能向上並びに技術開発の推進、工作機器に関する各種統計の整備、流通等の調査、講演会展示会の実施、機関紙の発行等を通じての普及啓蒙活動、海外視察派遣による関係諸機関との国際交流の促進等に取り組むことによって業界の発展を図ると共に、我が国産業の発展と国民生活の向上に貢献してまいりました。これも偏に関係各方面のご指導、ご高配のお蔭であり心より厚く御礼を申し上げます。また、創立以来の会員諸先輩が営々と築き上げてこられました情熱とご努力に対しましても深く敬意を表しますと共に、感謝申し上げる次第でございます。今、我が国の設備投資計画は、バブル期以来と言われる高い伸びを示しております。当工業会の生産高も、平成16年には1,721億円、対前年比45%増を記録するなど、2年連続して大幅に増加しております。この傾向は、企業収益の改善が進んでいること、設備の過剰感が横ばいになっていること、そして世界の景気が着実に回復をしていること等から、先行きも増加傾向で推移するものと見込まれております。創立50周年の節目に当たる本年が、創立時を彷彿させるような設備投資の力強い回復を示していることに対しまして、工作機器業界の更なる発展を確信しておる次第でございます。しかし一方で、エネルギー、環境問題、少子高齢化問題など既に国の内外で顕在化しております重要問題も山積しており、国内における構造改革の加速・拡大、世界経済におけるグローバル化の一層の進展を不可避のものと受け止め、新たな課題への速やかな対応をする必要がございます。当工業会におきましても、こうした認識を新たに致しまして、新しい時代に対応した工業会運営のあり方や、会員の期待する企業活動を的確に取り上げ工業会活動の価値を高めると共に、一層効率的な取り組みが必要になってくるものと考えております。今後とも工業会が一丸となり、関係官庁、関係団体をはじめ皆様方のご支援を頂きながら一つずつ着実に課題を解決していくことによって、工作機器産業の更なる発展を実現できるものであると確信致しております。本日の創立記念式典が工業会の更なる発展に向けた新しい躍進の第一歩となる事を皆様方と誓い合いましてご挨拶とさせて頂きます」と式辞が述べられた。 経済産業大臣表彰、製造産業局長表彰が行われ、被表彰者を代表して、経済産業大臣表彰を受けた北川一也氏(北川鉄工所会長)より「本日は社団法人日本工作機器工業会創立50周年記念式典の佳き日に、経済産業大臣表彰及び製造産業局長表彰の栄に浴しましたことは誠に光栄の至りでございます。受賞者を代表致しまして、一言御礼を申し上げます。私共役員は、工作機器業界の発展が、すなわち産業界に貢献することに通じるとの思いで、ひたすら会員企業と一体となって事業活動に邁進をしてまいりました。昭和30年4月の工業会創立から50年、平成4年12月の社団法人化から12年経過致しました。言うまでも無く、工作機器は製造業において不可欠の重要部品であり、ものづくりの基盤技術を支える産業ですが、一方、半導体製造装置など先端技術を支える重要な役割をも果たしております。需要頂いておる業界の皆様からの熱い期待に応えるべく、工作機器業界も本日を機に更に精進致しますので、今後ともご指導、ご鞭撻をお願いしたいと存じます。本日は身に余る経済産業大臣表彰及び製造産業局長表彰をお受け致しましたが、日頃、活動に貢献されております役員及び会員一同の功績に対する受賞と拝し、更には経済産業省はじめ関係業界団体各位、会員各社のご協力の賜物と深く感謝を申し上げ御礼の言葉と致します」と謝辞が述べられた。 引き続いて、会長感謝状が学識経験者4名、会長経験者2名、永年役員8名、委員長、部会・分科会長歴10年以上6名、永年会員(50年5社・40年以上15社・30年以上12社)、事務局永年職員2名に贈呈された。 来賓祝辞として中川経済産業大臣(経済産業省製造産業局産業機械課小宮課長代読)より「この度、社団法人日本工作機器工業会が創立50周年を迎えられましたことに対し、心からお祝いを申し上げます。貴工業会は、昭和30年4月に創立されて以来、工作機器の標準化、生産体制の整備、品質向上などに関する取り組みをはじめとして、今日に至るまでの様々な課題、すなわち産業構造の転換、事業活動の国際化、需要先業界における技術革新などに対応した調査研究・技術開発及び成果普及を積極的に推進され、我が国機械産業の発展に多大な貢献をしてこられました。工作機器は工作機械はじめ半導体製造装置、産業用ロボット、精密機械など多岐の産業機械に使用されており、その性能を左右する極めて重要な要素機器として、品質・性能の向上や多様化・高度化するユーザーニーズなどに迅速な対応が要求されております。貴工業会はこうした幅広い需要業界に対する製品の供給を通じて、我が国製造業の強みでありますものづくりの基盤を支える重要な役割を果たしてこられました。世界に先駆けた直線運動案内機の開発、高速化の傾向が著しいNC工作機械に対応するツーリング技術の高度化などにより、我が国機械産業の目覚ましい発展に枢要な役割を果たしてこられました。これも偏に皆様方の多大なるご努力の賜物であり、ここに深く敬意を表する次第であります。経済産業省では、昨年5月に取りまとめた新産業創造戦略に基づいて、強い製造業の復活、地域産業の活性化、雇用を生み出すダイナミックな専業構造転換等を図っていくこととしております。本戦略では、我が国で形成されている世界的にも稀有な高度産業集積を最大限に活用して、イノベーションや迅速な製品開発を促進し、もっと我が国のものづくりを発展させるべきと謳っております。我が国の産業機械の競争力が高く維持されているのは、真に貴業界が産業機械業界との間で、不断の擦り合わせを行ってきた成果。このような我が国製造業の中枢を支える工作機器産業の更なる発展が期待されています。貴工業会が創立50周年という大きな節目を迎え、かかる政策との十分な連携を取りつつ、今後もより一層の研鑚を励まれると共に、環境、安全、少子高齢化等の社会的な要請にもお応えする、世界規模の競争に勝ち抜く強固な経営基盤を確立され、更なる飛躍を遂げられますことを祈念致しまして私のお祝いの言葉と致します」と述べられ、以上で式典が終了。 この後、祝賀会が行われ、参加者はこれまでを振り返りながら50周年を祝った。 創業以来皆様に支えられ 創立30周年記念式典 大宝 仕入先200名余を招待 大宝(社長=服部康志氏、本社=名古屋市熱田区大宝4-10-25)では、昭和50年4月の創業以来今年で30周年を迎え、これを記念して4月22日午後4時20分より、取引卸商社(三和商事・杉本商事・丸一切削工具)が幹事となり、取引先のメーカー、商社200名余りを招待し名古屋市中区錦の栄マルベリーホテルにおいて「創立30周年記念式典」が盛大に挙行された。 記念式典では、冒頭、服部繁一会長が挨拶に臨み、「皆様方にはご多忙、ご遠方の所を、主力の問屋さん、主力のメーカーさん大勢の方々にご臨席を賜りまして有難うございます。早30年と言いますか、やっと30年と言いますか、まだまだ30年と言いますか…。30年を振り返りますと、1975年(昭和50年)の4月1日、名古屋市熱田区大宝町に町の名前を取り、修行先の杉本商事初代社長杉本四郎氏に直筆で『大宝産業』と看板を書いて頂き、『大宝産業』という名で看板を上げました。そして1987年(昭和62年)1月1日を持ちまして、法人化した株式会社大宝に改めました。私は50年前の1956年、私の母の弟であるライン精機初代社長大藪さんのご紹介で杉本商事に入社、本日があるのは大藪社長のお蔭であります。大宝の原点はここにあるということであります。杉本さんでは人生、商売の基本は勿論お金で買えない人と人との繋がり、商売は売り上げではなく中身だというようなことも教えて頂きました。そのお蔭で本日を迎えることができたと思います。1975年(昭和50年)というのは、2年ほど前に我が国でオイルショックがあり、大変な時代でありました。この不況で我々の業界も非常に影響を受けたものでございました。ちょうどその頃にチャンスが訪れまして、服部のために挨拶状を書いて頂くなど杉本商事さんには大変なお力添えを頂きました。大阪で修行をしました私にとって、名古屋では売る先が全くないという状態。37歳の時でしたので多少の苦労がございましたが、当時元気であった私、親父やお袋には色々手伝ってもらいながら、一軒一軒回った思い出がございます。初心を忘れないように、私共社員全員の名刺のロゴマークに杉本四郎氏の直筆を用いております。本日は一つの節目であり、原点に戻り、皆様に喜んで頂ける株式会社大宝として一致団結し頑張ります。今後ともご支援ご指導をお願い致します。人生には、人と人との出会いがあります。商売を始めるまでの20年、特に本日大阪からお越し頂いた杉本商事杉本正会長には、非常に真面目で、地味で派手さがなくて、本当に堅いと申しますか、しかも中身の濃い、そういう商売を勉強させて頂きました。もう一つはこの30年間、京セラ財部執行役員(とのお付き合いは)、私にとっては特別なものがあります。商売は儲ける為にやっているのです。それで社会に貢献するということだと思います。難しいことですが、実際に努力した分だけ良いことがあり、そしてその利益と利益率を管理して代金回収をする。少数精鋭で同業他社にはない何かを持った人材作り、謙虚で背伸びをせず身の丈に合った企業作りを行ってまいりました。4月1日を持ちまして、倅の専務を新社長に昇格させました。私は現在67才で、七掛けすると46.9才そのような気持ちでおります。最後に、良い立派な問屋さん、良いメーカーさん、そして手前味噌ですが良い社員、良い元気なお客さんに恵まれました。改めて感謝を捧げます」と礼の言葉を述べた。 引き続いて、犬山の先聖寺住職である芹澤保道氏を講師に招き、「酉年の吉事」をテーマに記念講演が行われた。 講演会終了後は、祝賀会に移行し、取引先商社を代表して杉本正杉本商事会長が「本日は大宝さんおめでとうございます。早いもので商売をすると名古屋に帰られまして30年。あっという間に30年が過ぎたと思います。ご商売を始められた時、お父様が私共の堀田支店の支店長をされておりました。4月から共に大宝を始められました。その間、服部さんは切削工具を主力にした特殊なご商売をされております。私共におられました時は、作業工具を主にやっておられました。昭和31年に私共に入社、12年勤めて頂きました。服部さんが初めて配属されたのは尼崎。服部さんの商売の原点は、私の弟、杉本三郎です。尼崎に配属されたときの営業所長です。また、服部さんの奥さんも杉本に勤めており、社内結婚でございます。これからも仲良くされながら、楽しい人生を送られますことをお祈り致し、私のご挨拶と致します」と述べ祝いの言葉とした。 続いて、メーカーを代表して財部京セラ執行役員機械工具統括事業部副統括事業部長より「大宝さんの創立30周年記念、誠におめでとうございます。この様なおめでたい席にお招きを頂き有難うございます。振り返りますと、服部会長が創業された30年前の昭和50年は、私も昭和49年の卒業でございますので、会社に入りましてこの仕事に就かせて頂きましたが、オイルショックの真っ只中であったと思います。その中で、将来を嘱望されていた杉本商事さんから独立されて、ご自分の夢を実現するということで、創業時はいずこも同じで大変なご苦労をされたのではないかと思っております。その中で、やはり仕事一途のご主人を支えられたお力があったのではないかと推察致します。今日の講演にも信頼というのが大切というお話がありましたが、その様に感じます。そうこうしている中、康志新社長の仲人をとのお話を頂き、お孫さんの誕生を一緒に喜び合うお付き合いをさせて頂いております。この度、康志新社長が誕生されまして誠におめでたいことだと心よりお喜び申し上げます。新社長におかれましては、会長の思いを更に深く理解されると共に、社員の皆様とベクトルを合わせ顧客満足を高め、着実な事業の拡大実現に邁進して頂きたいと思っております。当社の稲盛名誉会長が本の中で言っておりますが、事業を伸ばしていく為には、心を高めなければならない。すなわち人格の向上こそが大切。人格を高めるには、仕事に一生懸命取り組むことで人格を高めることができる。仕事に一心不乱に更に取り組んで頂き、新しいことにも積極的に逃げないで取り組んで頂いて、素晴らしい大宝をつくっていって頂きたいと思っております」と祝辞が述べられた。 祝電披露に続いて、伊藤三菱マテリアルツールズ執行役員中部支店長の力強い発声で乾杯。 宴もたけなわとなる中、服部新社長が挨拶に立ち、「この4月1日より、僭越ながら私、服部康志が社長ということになりました。優秀な社員に恵まれ一生懸命頑張っていく所存です」と述べ、菊池常務以下社員の紹介を行い、「社長ということですが、まだまだ私には何もありません。ですが私にはこの様に力強い社員がおります。会社をもっともっと発展させていく所存ですので今後とも宜しくお願い致します」と所信を表明した。 衣斐丸一切削工具社長の中締めで盛況のうちにお開きとなった。 製造業の未来を支援 第45回西日本総合機械展 西日本総合展示場 工作機械を中心とした金属加工に関する製品・技術の見本市「第45回西日本総合機械展」が6月9日(木)〜11日(土)の3日間に亘り、西日本総合展示場新館(北九州市小倉北区浅野)にて開催される。 同展は西日本地域における最大規模の工作機械見本市で、九州・山口地区では唯一の展示会であり、昭和36年から毎年開催。今回で45回を迎え、地域ユーザーに支持される恒例事業となっている。 今回の特徴として「ものづくりにおける最新の製品と高い技術を一堂に展示し、自動車産業(北部九州自動車100万台生産拠点)を中心とした、製造業の未来を強力に支援」を位置付け。日本を代表する工機メーカーの最新製品が多数展示される。 オープニングセミナーとして、BPAの根岸社長による「デジタルエンジニアリングの活用による開発プロセス革命」が行われるほか、会期中多数のセミナーが予定されている。また、国や県・市との連携により、「アジア産業交流フェア2005」や「第31回ふくおか産業技術振興展」も同時開催される。 【開催概要】 ○名称=第45回西日本総合機械展 ○会期=2005年6月9日〜11日 午前10時〜午後5時(最終日は午後4時迄) ○会場=西日本総合展示場新館(北九州市小倉北区浅野3-8-1) ○開催規模=8,000u(西日本総合機械展=25社・団体/67小間、アジア産業交流フェア=45社・団体/50小間、ふくおか産業技術振興展=28社・団体=35小間) ○入場料=700円(登録制) ○出展企業=イチグチ、宇部情報システム、NSK販売、関東物産、キャプテンインダストリーズ、協和商工・コグネックス、キングパーツ、システムクリエイト、ゼネテック、ダイジェット工業、タイユ、大和電業、デナロ、豊田工機・三井精機工業、ナカニシ、ファロージャパン、北部九州自動車100万台生産拠点推進会議、丸一切削工具、三谷商事、三井ハイテック、ミニター、ヤマザキマザック、碌々産業 ○問い合わせ先=西日本産業貿易見本市協会内 西日本総合機械展 主催事務局(北九州市小倉北区浅野3-8-1 電話093-511-6848、FAX093-521-8845) http://www.nishiten.or.jp/kikai 6月9日〜11日の3日間 30ヵ月連続で前年上回る 3月度金属工作機械受注状況 中部経済産業局は4月27日、管内金属工作機械メーカー主要九社(オークマ、大隈豊和機械、テクノワシノ、豊田工機、日平トヤマ、富士機械製造、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の平成17年3月度の受注状況を発表した。 それによると総受注高は417億9,300万円、前年同月比9.5%増と、30ヶ月連続で前年を上回った。また、前月比は5.6%増となった。 国内受注は、自動車工業向けが105億1,800万円と11ヶ月連続で前年を上回った他、一般機械工業向けも93億2,500万円と平成16年4月以来の最高額を記録し30ヶ月連続で前年を上回ったことから、全体でも前年同月比12.7%増と13ヶ月連続で前年を上回った。また、前月比は10.8%増となった。 海外受注は、アジア向けが2ヶ月ぶりに前年を下回ったが、北米向けが12ヶ月連続で前年を上回った他、ヨーロッパ向けも16ヶ月連続で前年を上回ったことから、全体でも前年同月比6.0%増と31ヶ月連続で前年を上回った。また、前月比は○・○%減となった。 国別に見ると、1位のアメリカが71億5,800万円(前年同月比45.5%増)、以下ドイツ16億7,600万円(同23.1%増)、中国13億8,500万円(同41.8%減)、イタリア9億1,800万円(同26.6%増)、大韓民国8億9,900万円(同103.4%増)の順となった。 販売額は、495億6,100万円で平成13年3月以来最高額となり、前年同月比19.3%増と24ヶ月連続で前年を上回った。また、前月比は54.6%増となった。 受注残高は、1,952億2,400万円、前年同月比79.5%増と15ヶ月連続で前年を上回った。また前月比は4.5%減となった。 動員・売上げ所期の目標達成 『大管まつり』大盛況 大垣管材多数の来場者で賑う 大垣管材(大垣市長沢町・社長=五島道久氏)では、年に一度の恒例の展示即売会「大管まつり・第21回」を今回は、“感謝の気持ちで第21回 笑顔があふれる大管まつり”をキャッチフレーズに、4月29日・30日の2日間に渡って本社特設会場において開催した。 初日の29日は、午前9時よりオープニングセレモニーが行われ、後鳥実行委員長の開会宣言に引き続いて、五島社長が挨拶に臨み「21回目のスタートを迎え、昭和60年の第1回目の基本精神を尊重し、お客さん、メーカーさん、大垣管材の三位一体で、目標達成に全力投球で取り組みたいと思いますので、今まで以上にご協力の程宜しくお願いいたします」と、所信を述べ、協賛メーカー代表挨拶(東陶機器常務執行役員名古屋支社近藤支社長)、鏡割り(近藤支社長、荏原テクノサーブ中部支社毛利支社長、五島社長)、士気高揚アピール(山本本部長)で2日間の展示即売会の幕を切った。 今年は、両日とも晴天に恵まれて家族連れで終日賑わい、商談コーナーは来場者の途絶えることがなかった。 会場には“住いに優しい”住設機器や器具をはじめ、配管機器、情報関連機器、新機能満載の新商品やニーズに対応できる多種多彩な有力メーカー50余社が一堂に出展、技術革新、情報化の進展等の急速な環境変化に迅速に対応する、最新の製品や魅力あふれる商品が展示実演されるなど、有効な商談の場として大好評であった。また、今回から大垣管材コーナーも新設し、最新のシステムキッチンやエアコン、ドラム式洗濯機、DVDシステム、プラズマテレビ等を展示即売し、来場者の注目を集めた。 また、特設会場には岐阜地区量販店大手のヤナゲンの協力を得ての、特選品バザールも併催するなどして来場者の期待に応えていた。 お楽しみ豪華商品の当たる抽選会も、特賞・劇団四季“アイーダ観劇”ご招待はじめ、一等・ナゴヤドーム中日×阪神戦観戦ご招待とあって、抽選会場は終日賑わった。 また、恒例のシェフ北さんの炎のステーキハウス、ダーツに挑戦、チビッコ達の金魚すくい、風船早割り競争なども行われ、ステーキを味わっては大人達は商談に、子供達は風船早割りや金魚すくいに熱中していた。 一方の飲食コーナーもおでん、うどん、シューマイ、フランクフルト、みたらしが飛ぶように売れ、屋台村は終日戦場と化し、炊事当番の社員たちも汗だくで対応していた。 会期中1,000名を超える来場者が訪れるなど、売上も所期の目標を達成することが出来たと関係者は喜んでいた。 微細精密加工技術展05 5月25日から4日間 インテックス大阪で開催 5月25日から28日までの4日間、微細及び精密加工に的を絞った技術専門展「微細精密加工技術展2005」がインテックス大阪で開催される。 初めて開催される今展では最先端・最新鋭の技術、機械・機器等が数多く出展され、開催規模は300小間176社・団体(4月22日現在)。 企画展示コーナーでは、数社による切削・細穴・放電加工等の実演を行う。優れた技術のコラボレーションは一見の価値がある。 併催行事は、25日に森雅彦氏(森精機製作所社長)による基調講演会、森脇俊道氏(神戸大学教授)のコーディネートによるパネルディスカッション。26日には松浦元男氏(樹研工業社長)の特別講演会、渋川哲郎氏(豊田工機取締役)、松宮貞行氏(ミツトヨ取締役)による技術セミナーが行われる(全て聴講無料)。 さらに会場内では、出展者によるワークショップを開催(全16テーマ)。現場の最前線で働くプロの声を直接聞く貴重な機会となっている。 開会式は初日の午前9時30分より、インテックス大阪内のインテックスプラザにて。詳細は公式サイトで公開している。 【開催概要】 ○会期=2005年5月25日(水)〜28日(土)午前10時〜午後5時(最終日のみ午後4時まで) ○会場=インテックス大阪 ○主催=微細精密加工技術展2005実行委員会 (構成団体/大阪産業振興機構、京都産業21、ひょうご産業活性化センター、滋賀県産業支援プラザ、奈良県中小企業支援センター、わかやま産業振興財団、ふくい産業支援センター、大阪市都市型産業振興センター、日刊工業新聞社) ○展示規模=300小間176社・団体(海外出展/台湾・韓国) ○入場料=1,000円 ※5月24日午後5時までに、公式サイト上で事前登録をした場合は無料。 問い合わせ先=微細精密加工技術展2005事務局(日刊工業新聞社大阪支社イベントグループ内) 〒540-0031大阪市中央区北浜東2-16 TEL06-6946-3384、FAX06-6946-3389 〈公式サイト〉 http://www.mmts2005.com 三菱電機エンジニアリング ラベル作成ソフトウェア TB―Marker 三菱電機エンジニアリング(社長=綿谷晴司氏、本社=東京都千代田区九段北1-13-5)は、各種制御装置の端子台に貼る記号紙(ラベル)を簡単に作成できるソフトウェア「TB―Marker」(テービーマーカー)を5月9日より発売する。 「TB―Marker」は、回路作成時における入出力一覧表のエクセルデータを流用し、汎用のパソコンとプリンタを使ってラベル等を簡単に作成できる。端子台の記名板の接続先や記号などを色別に分けることにより、視覚的に判りやすく表示できるため、接続作業の効率化が図れる。 【製品特長】 @端子台記号紙を簡単に作成/エクセルで回路図の入出力一覧表を作成している場合には、データをそのまま流用することができる。また、それ以外の場合でも、端子台の外形寸法、端子の行数、列数、端子の並び方等を入力するだけで、端子台記号紙の形状を作成することが可能。 A多様な印刷機能を用意/印刷時の多様なニーズに対応するため、次の機能を用意。 B端子台記号紙両面への文字を記入する場合を想定し、両面印刷が可能。 Cのり付きフィルムに印刷することにより、器具符号用ラベル、表示用名板の作成が可能。 D端子台記号紙のデータをそのまま各種コードにチューブプリンタで印刷する事が可能。 E三菱電機製PLC及び「FAグッズ」のテンプレートを用意/三菱電機製PLCである、MELSECシリーズと同社の「FAグッズ」の主な端子台記号紙の形状は、標準テンプレートとして、ソフトウェア内に用意しており、新規に形状を作成する必要が無い。 【発売概要】 ○形名=FA―SWlTBM ○動作環境=Windows2000/xp ○標準価格=69,300円(本体価格=66,000円) OKAYA335 ツアーに参加してK 旭工機株式会社 取締役会長闇雲 明男 6月10日(木)晴 8時までに託送荷物はドアーの内側に準備し、朝食後ホテル周辺を散歩する。 イサーク寺院ともお別れになるので記念撮影。 旧海軍省の前を経て、冬宮殿の外観を写真に収め、大ネバ川に出る。 対岸の宮殿を背景に写真、大ネバ川はほとんど流れが感じないほど静かで人通りも少ない。 川岸には大型の豪華ヨットが2隻係留されている。 持ち主は誰だろう。 デカブリスト広場に出てピョートル一世の青銅の騎士像を間じかに見る。躍動感あふれる騎士像は青空に映えてすばらしい。 ピョートル一世の正統な後継者であることを内外に誇示するためにエカテリーナ女帝が建てたのである。 九時前のチェックアウト後バスでピョートル大帝の夏の宮殿(ペテルゴフ)観光に向かう。 サンクト・ペテルブルグから29キロ。 ヨーロッパ文明にあこがれ、取り入れに熱心であったピョートル一世はフランスのベルサイユ宮殿をモデルとしこれに勝るとも劣らない豪華絢欄の夏の離宮を建設しようと考え、自ら噴水や数々の宮殿、庭園の設計作業を監督した。 皇帝自らの督励で工事の進行は驚異的なものであった。 思いついたのが1714年、竣工式は1723年8月15日、死ぬ1年5ヶ月前のことである。 ここで出迎えてくれたのは旧ロシア軍楽隊の服装をした楽団。 これは観光客からチップを受け取って自らも演奏するがトランペットを与えて記念撮影にも応じている観光ショーである。 ベルサイユ宮殿に対抗する意気込みで建設されたのだから内部のインテリアも素晴らしいがここでは外部の庭園により惹かれる。 ピョートル一世以下、歴代のロマノフ王朝の皇帝たちが手を加え、夏を楽しんだむしろ私的に愛用した離宮である。 中央階段をはじめ装飾には金箔を多用し豪華絢欄さを出している。 私的とはいえ玉座の間、謁見の間を備え、装飾の陶器類はドイツ、マイセン陶器工場の製品が多い。 白の食堂の食器はイギリス・ウエッジウッド工場のセットに統一されている。青の応接間に飾られている飾り瓶は帝室陶器工場(ペテルブルグ・ロシア)製であるがピョートル大帝の生存中のものではない。 玉座の後ろに架かる大判のエカテリーナ女帝の白馬にまたがる騎馬像は彼女がクーデターを起こし、夫のピョートル三世を逮捕するための部隊をひきいて首都を出てオラニエンバウムへ進軍するところを画いたものである。若く、美人で颯爽としているが家庭的には不幸であった。 家庭的なことからすれば、この豪華な宮殿の建設者であるピョートル大帝も似ている。 父親のアレクセイ・ミハイロビッチが1676年に死んだ時、ピョートルは4歳であった。 父の最初の后マリアとの間にはフヨードルとイヴァン、マリアの死後迎えた后ナターリアとの間にピョートルと3人の息子がいた。 そのなかで15才のフヨードルが帝位を継承した。 そこで先后の一族が動いて、ナターリアとピョートルが追い出され、モスクワ郊外のプレオブラジェンスコエ村に蟄居の身となった。 しかし、若いフヨードル三世が子供を残さず、即位六年目に病死すると、16才になった少々頭の弱いイヴァンでは無理だと言う事になり、10才のピョートルが帝位を継承することになった。 ところがイヴァンの実姉ソフィアは野心家で、銃兵隊を動かしてクーデターを行いイヴァンを共同統治者に据え、自分が摂政となって政治の実権をにぎった。ピョートルは再びプレオブラジェンスコエ村に戻った。 彼は郊外の外人町に出入りし、操船術を学び、戦争ごっこを通じて帝王学を独力で積んでいった。 (つづく) 30回目の中部どて市6月4日から3日間 「決起と躍進の夕べ」に500名 目標達成に向け完全燃焼 6月4日から3日間「ポートメッセなごや(一号館)」で開催される工作機械・産業機器・機械工具・住設建材・特選品フェアの「2005中部どてらい市」の開催をおよそ1ヵ月後に控えて、5月9日午後6時より、名古屋市熱田区の熱田神宮会館において「決起と躍進の夕べ」が開催され、主催店、出品メーカーらおよそ500名が出席して、今回で30回目を迎える中部どてらい市の成功を誓った。 大谷山善名古屋営業本部産業システム部長が司会を務め、冒頭、どてらい市事務局を代表して寺坂山善名古屋営業本部長は「今日、末広がりの488名の方においで頂いております。どてらい市に向けて皆様と心を一つにして頑張っていこうと思います。山善ではこのどてらい市を始めまして、30回になります。本当に大きな歴史でございます。この区切りを大成功に終わらせなければいけない。主催店様、メーカー様、そして今並んでおります赤半被の山善社員が心を一つにして、完全燃焼をしたいと思っております。一人ひとりがこの6月4日からのどてらい市に、確実に明確な目標テーマをお持ち頂くということです。山善社員を含めまして、この決起大会に500名以上の方がおいでになっております。私の人生で最大で、感激しております。是非皆様の益々のご支援を頂いてこのどてらい市を大成功に収め、終わった時に皆様方と本当にやって良かったとの感激の最終日を迎えたいと思います。今回30回を記念致しまして、来場抽選という形でお客様に還元をしたい。15,000人の来場を目標に致しております。そのお客様に対して1,050点の賞品を用意致します。来場頂けるだけで当たり、この30回の感謝の気持ちを表したい。本日は先行して皆様に抽選を行いますので、ご期待ください」と挨拶。 主催店を代表して大久保大久保商事社長より「この熱田神宮には、天皇家の三種の神器の一つであります『草薙の剣』が祭られております。戦国時代、戦に出かける武将は武運を期してこの神宮にお参りをしましたし、明治以降、日本の軍人も戦に行く時にはこの熱田神宮にお参りをしたことと思います。剣というのは、戦にとって大きな武器の象徴であります。我々は来月、中部どてらい市という大きな商戦に入っていく訳でございます。そのような中、この様な場所で『決起と躍進の夕べ』がもたれるというのは、正に我々主催店、メーカーさん、山善さんがそれぞれ戦いに勝つという、そのような気持ちで来月のどてらい市に挑戦するのに、実にふさわしい場所であると思います。寺坂本部長の方からもありましたように、どてらい市が今年30年、そして山善さんが60周年と大きな節目の年を迎えている訳でございます。山善さんの歴史の中で半分は、どてらい市で大きく躍進されたことだろうとご推察致します。我々は30年経ったどてらい市の、このノウハウを日頃の営業に十分活かして、先ほど本部長が言われた95億ではなくて、やはり一桁多い数字を目指していくことが使命ではなかろうかと思います。残された期間、メーカーさんと連携を密にし、また、それを取り持って頂く山善さんの各セールスの人たちとも連携を取りながら、本番に向かって今一度決意を新たにする事をお誓い申し上げまして主催店代表の挨拶と致します」と決意が述べられた。 続いて主催店、メーカーの代表による鏡開きが行われ、メーカーを代表して景山オーエスジー営業部長の力強い発声で乾杯。懇親会では抽選会も行われ、主催店、メーカー、山善が互いに懇親を深めて、中部どてらい市の成功を誓い合い、山善営業マンの必勝スローガンの唱和、小林THK中部統括部長の中締め、森園山善名古屋営業本部副本部長の閉宴の言葉で午後8時前に終了した。 愛知鋲螺青年部 スピードをスローガンに 17年度第16回総会を開催 新部長に藤田守彦氏 愛知鋲螺商協同組合青年部は4月28日午後6時30分より、名古屋市中区錦“豊月園”にて「平成17年度第16回総会」を開催した。 始めに山田部長(山田螺子工業所)が開会の挨拶を行い、「丸2年、部長を務めさせて頂いたが、何もできずに申し訳ない。さて先日、常々安全な乗り物だと思っていた電車が、大惨事となるとは考えもしなかった。実に心の痛む話。普段、当たり前の生活が出来る事を幸せに感じている。これからは、危機管理が肝要。4月より個人情報の法律が制定され、厳しくなった。自己管理を徹底して欲しい。青年部としても管理に気を引き締めていきたい」と自己管理と危機管理の徹底を促した。 続いて顧問挨拶として大野氏(中部製作所)が「顧問としては最後の挨拶。青年部スタート時から、在籍していた山田部長が交代し、これから青年部はどうなるだろうかと考えてしまう。私自身としては、同じネジ屋同士で語り合える、楽しい会だと思っている。これからもそれを引き継いで欲しい。そして山田部長の労をねぎらいたい」と述べた。 その後、議題に入り以下の議題について審議され、全て承認された。 ▼第1号議案=平成16年度事業報告並びに収支決算報告の件 ▼第2号議案=役員改選の件 ▼第3号議案=平成17年度事業計画(案)並びに予算(案)承認の件 このうち、第2号議案の役員改選では、新部長として藤田守彦氏(藤田螺子工業)が選出され、「スピードのある青年部をスローガンとして、また全員に支えてもらいながら、2年間頑張りたい」と挨拶した。 閉会の挨拶として土方副部長(金城螺子製作所)が「良い事があるのか分からない世の中だが、青年部としてはスクラムを組んで楽しく会をやっていきたい。人と人との繋がりも作り、意義ある会、時には考える会にしていきたい」と述べて総会を終了した。 終了後は懇親会へと移行して、なごやかに時を過ごした。 【役員体制】 ■部長=藤田守彦氏(藤田螺子工業) ■副部長=土方博之氏(金城螺子製作所) ■総務=鈴木憲一氏(エフシーテック) ■会計=関戸敦視氏(関戸機鋼) ■幹事=丹羽章氏(愛螺工業) ■幹事=奥田一正氏(奥田商会) ■幹事=伊藤晴規氏(八幡ねじ) ■監事(会計監査担当)=片岡森夫氏(片岡商店)
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