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2005年(平成17年)4月
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平成17年4月3日2198号
中部経産局管内
最近の地域総合経済動向

 中部経済産業局では、3月9日に管内5県(愛知、三重、岐阜、石川、富山)の3月経済動向を発表した。それによると、生産は一進一退となっており、個人消費は底堅く推移。設備投資面では着実な回復を見せ、雇用情勢は引き続き改善傾向にあると見ている。以上の様に、管内の経済活動は前月より据え置き判断で「一部に弱い動きが見られるものの、改善が続いている」としていた。
【自動車】
 生産は、国内向けが新型車効果により堅調に推移しており、海外向けは北米などを中心とした旺盛な需要により、引き続き好調であることから、高水準で推移している。
 自動車部品は、国内完成車向けが高水準で推移しており、また国内メーカーの海外現地工場や海外メーカー向けの輸出も高水準で推移している。
【情報通信機器】
 生産は、高水準となっている。
 テレビは、薄型テレビが国内外の需要動向を受け、高水準で推移している。
 デジタルカメラは、高水準で推移しているが、一部に弱い動きが見られる。
【金属工作機械】
 生産は、ゆるやかな上昇傾向となっている。
 金属工作機械は、国内向け、海外向けともに一般機械、自動車関連を中心に拡大傾向で推移している。
【電子部品・ デバイス】
 生産は、高水準で推移しているが、一部に弱い動きも見られる。
 半導体素子・集積回路(メモリ・マイコン等)は、高水準で推移しているが、携帯電話等の需要動向を受け、弱い動きも見られる。
 液晶素子は、テレビなど情報通信機器向けを中心に、高水準となっている。
【普通鋼鋼材】
 鉄鋼の生産は、高水準で推移している。
 鋼板は、自動車向けが高水準で推移し、造船・産業機械向けが好調に推移している。
 棒鋼は公共事業・民間建築向けともに低調に推移している。
 特殊鋼鋼材は、自動車関連向けを中心に好調に推移している。
【電気機械】
 生産は、高水準なものの、弱い動きも見られる。
 電動機は自動車向けを中心に堅調に推移している。
 制御機器は、海外向け半導体関連が弱い動きを見せているものの、自動車向けを中心とした設備投資関連向けが高水準となっている。
【金属製品】
 生産は低調に推移している。
 アルミニウム建材は、低調に推移しているが、エクステリアでは動きが見られる。
 ガス機器は、高付加価値製品に動きが見られるが、単体普及品を中心に弱い動きが続いていることから、低調に推移している。
【化 学】
 生産は、横ばいとなっている。自動車関連向けが高水準となっているなど、全体としては高水準横ばい。
【ファインセ ラミックス】
 生産は、堅調となっている。
 ICパッケージは、演算処理装置向けが横ばいとなっており、触媒担体、ガスセンサ素子は、自動車向けが国内向け・海外向けともに高水準で推移している。
【輸 出】
 名古屋税関管内の輸出通関額(円ベース)は、14カ月ぶりに前年を下回った。
 品目別で見ると、「自動車の部分品」「船舶」などが前年を下回った。主要地域(国)別で見ると、アジア向けは34カ月連続で前年を上回ったが、米国向けが3カ月ぶりに、EU向けは9カ月ぶりに前年を下回った。
【雇用情勢】
 雇用情勢は、引き続き改善傾向にある。
 新規求人数は、製造業、サービス業、運輸業をはじめ幅広い業種で増加している。有効求人倍率は、引き続き高い水準にある。完全失業率は、着実に改善している。
【繊維・陶磁器】
 繊維は、合繊長繊維織物、毛織物とも、消費の低迷や中国等からの輸入品に押され低調に推移している。
 陶磁器は、タイルで新たな機能性を持った製品に動きが見られるものの、全体では依然弱く、また飲食器では、安価な輸入品に押され低迷していることから、ともに引き続き低調となっている。
【個人消費】
 個人消費は、底固く推移している。
 大型小売店販売は、百貨店が11カ月ぶりに前年を上回り、スーパーが26カ月連続で前年を下回った。全体では、15カ月連続で前年を下回った。
 乗用車販売では、新型車効果が見られたが、3カ月ぶりに前年を下回った。
 家電販売は、デジタル家電が好調を維持しているが、6カ月連続で前年を下回った。
【企業倒産】
 企業倒産は、減少傾向にあるものの、今後の動向について引き続き注視する必要がある。
【民間設備投資】
 設備投資は、着実に回復している。
 日本銀行短観や日本政策投資銀行設備投資動向調査を見ると、半導体素子・液晶素子関連で大型の能力増強投資が進捗していることに加え、自動車関連で積極的な姿勢が継続しているなど、幅広い業種で投資を増加する動きが見られる。
 また、1月の管内主要九社の金属工作機械受注を見ると、自動車向け、一般機械向けを中心に11カ月連続で前年を上回った。

契約状況を発表
一月の産業機械輸出
日本産業機械工業会

ポイント
@生産は、自動車が高水準で推移、一般機械が緩やかな上昇傾向にあるなど、高水準を維持しているが、電子部品・デバイスなど一部に弱い動きも見られる。
A個人消費は、乗用車販売で新型車効果が見られる。
B設備投資は、自動車関連で積極的な姿勢が継続している。雇用情勢は完全失業率、有効求人倍率ともに全国でも良好な水準にある。
C先行きについては、生産面では自動車、金属工作機械などを中心に、当面高水準で推移すると見込まれる。
 また、原材料・為替の動向、国際情勢などは引き続き懸念事項であり、今後の動向を充分注視していく必要がある。
【公共投資】
 公共投資は、地方公共団体で抑制基調が続くなど、低調に推移している。
 一月の公共事業請負金額を見ると、市町村、都道府県、地方公社などで前年を下回り、全体では四カ月連続で前年を下回った。
【住宅投資】
 住宅投資は、概ね横ばいで推移している。
 一月の新設住宅着工戸数を見ると、貸家、分譲が前年を上回り、全体では2カ月連続で前年を上回った。
 日本産業機械工業会が調べた一月の輸出契約高は、1,048億9,500万円で、前月比26.4%、前年同月比70.8%となった。
 本月のプラントは、4件、200億3,000万円で、前月比8.9%、前年同月比61.9%となった。
 単体は、848億6,500万円で、前月比49.5%、前年同月比73.3%となった。
 地域別構成比は、アジア州66.6%、中東州19.5%、ヨーロッパ州6.2%、北アメリカ州5.0%、オセアニア州0.9%、ロシア・東欧州0.9%となっている。

各委員会決算報告承認
5月13日に通常総会
三重県機械工具商協組定例理事会を開催

三重県機械工具商協同組合(理事長=松山廣氏・松山機工社長)では、3月11日午後6時より、四日市市内の四日市文化会館で「第6回理事会」を開催し、通常総会へ向けての準備に万全を期した。
 審議された議案は次の通り。
▽第1号議案=各委員会決算報告
◎広報委員会-組合ニュースを3月に発行することを確認した。
◎経営対策委員会-2月22日に津市内のホテルグリーンパーク津で、正会員はじめ賛助会員ら53名が参加して、「製販懇談会」を開催し、自己紹介と自社PRを行う一方、懇親会では一層の親睦を図った。
 次回も南西地区での開催を検討している。
◎企画委員会-3月3日に大東市にある「日研工作所大東工場見学会」を行い、正会員はじめ賛助会員ら20名が参加して、最新鋭の設備と技術の結集した工場を見学する一方、同社松本社長の経営哲学を学んだ。
◎福利厚生委員会-旧ろう23日に四日市文化会館にて、正会員はじめ従業員、賛助会員ら100名 余が出席して、大正琴の生演奏やクリスマス料理を囲んでの「クリスマスパーティー」を行った。
◎総務委員会-1月21日に四日市都ホテルにて、来賓はじめ正会員、賛助会員ら110名余が出席して「新年賀詞交歓会」を開催し、乙酉年の新春を祝った。
▽第2号議案=通常総会開催の件
 5月13日-に鈴鹿国定公園麓の希望荘にて開催することを確認し、総会提出議案の取りまとめを行った。
 総会当日は、午後4時より正会員による総会を行い、賛助会員を交えた懇親会は同六時より行う。
 また、翌日は製販親睦ゴルフ会が三重カンツリークラブで行われる。
▽第3号議案=各委員会の行事計画の件
@総務委員会-賀詞交歓会の開催と通常総会の開催に注力する。
A広報委員会-組合ニュースを年2回発行することを決めた。
B企画委員会-ゴルフ会を通常総会の翌日、5月14日に三重カンツリークラブで開催する。
C福利厚生委員会-クリスマスパーティーを開催する。
D経営対策委員会-製販懇談会を南西地区で開催する予定。
▽第4号議案=その他の件
 総会に万全を期すために臨時理事会を4月27日に開催する。

組織変更、合同委員会審議
愛機工青年部3月役員会開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏、山下機械社長)青年部(部長=水谷隆彦氏、ミズタニ機販社長)では3月8日午後6時30分より、中区金山“贔屓屋金山店”にて「3月役員会」を行った。
 当日は12名が出席し、審議された議題は次の通り。
▼第1号議案=ボウリング大会について
 ボウリング大会は3月9日午後7時より“星ヶ丘ボウル”にて開催される。現時点での参加者は77名。団体戦と個人戦が行われる。
▼第2号議案=他産業視察について
 3月12日に“伊賀の里モクモクファーム”にて他産業視察が行われる。16名が参加予定。現地では、ソーセージの手作り体験等が行われる。
▼第3号議案=講演会報告について
 2月25日に熱田区白鳥“名古屋市国際会議場”にて「家系を科学する」と称し、講演会が行われた。講師に日本家系研究会会長の与那嶺正勝氏を招聘。青年部からは10名が参加した。講演会は大盛況であったことから、第2弾、第3弾を考えてはどうかとの意見も出された。
▼第4号議案=来期組織変更について
 来期の組織変更が発表され、今年度を以て青年部を脱退する幡野氏(朝日)に代わり、久我氏(ノダキ)が副部長に就任。
▼第5号議案=合同委員会について
 合同委員会は、3月25日午後6時30分より、中区栄の“季節料理とお酒伊勢乃屋”にて開催を予定。当日、幡野副部長へ記念品を贈呈する。
 次回役員会は4月12日に予定。

キッツ
役付執行委員の昇任
執行委員選任業務変更

 キッツ(本社=千葉県千葉市美浜区中瀬1-10-1、社長=小林公雄氏)では、役付執行役員の昇任、新たな執行役員の選任及び執行役員の業務変更を四月一日付で行う。
( )内は前職を示す。
【役付執行役員の昇任】
■専務執行役員 経営企画部 法務知的財産部 経理部及びITセンター担当=`島純一郎氏(常務執行役員)※担当業務に変更無し
【執行役員の新任】
■執行役員 バルブ事業部海外営業本部長兼同事業部中国事業副統括部長=藤原博文氏(バルブ事業部 海外営業本部長兼同事業部 中国事業副統括部長)
■執行役員 バルブ事業部国内営業本部長=栗原等氏(バルブ事業部 国内営業本部長)
【執行役員の業務変更】
■執行役員 バルブ事業部中国事業統括部長 台湾北澤股=有限公司 薫事長、北澤精密機械(昆山)有限公司 薫事長及び上海開滋国際貿易有限公司 薫事長兼総経理=内藤和広氏(執行役員 バルブ事業部 中国事業統括部長、台湾北澤股=有限公司 薫事長兼総経理 北澤精密機械(昆山)有限公司 薫事長及び上海開滋国際貿易有限公司 薫事長兼総経理)

黒田精工クロダブランド一堂に
内覧会を開催

 黒田精工名古屋支店(名古屋市名東区上社2-243、支店長=小田嶋清氏)では、3月10日・11日の両日、「内覧会」を開催した。
 この内覧会では、KURODAブランドでお馴染みのローコスト空気圧商品『PWAP Products』をはじめ、高精度小形積層品量産に開発されたレーザー技術『LASER FASTEC』、定番商品である『在庫研削ボールねじ』『ハイドロリックツール』『ボールねじ直動部品ユニット』、食品やガラス等の高速選別装置に最適な『2ポート電磁弁』など多数が、陳列された。
 中でも、空気圧・バキューム・バキューム吸着・ボールねじ一軸ユニット等の組み合わせた『高速搬送ユニット』によるチップ部品搬送デモンストレーションは、訪れたユーザー・販売店代表者らの目を引いていた。

アンスコ
社長に安藤秀文氏
株主総会取締役会で決定

 アンスコ(名古屋市北区光音寺町野方1918-19)では、定時株主総会・取締役会において安藤秀隆氏が代表取締役社長を退任。後任には安藤秀文氏が就任した。また同時に人事異動も行われた。
【役員体制】(敬称略)
■代表取締役会長=安藤秀隆
■代表取締役社長=安藤秀文
■常務取締役(総務部長)=須藤恭史(昇任)
■取締役(営業部長)=高橋寛之(昇任)
■取締役(経理担当)=安藤千鶴枝
■取締役(総務担当)=小林敏子
■取締役相談役=安藤誠
■監査役=高橋知恵子
 なお、前専務取締役安藤忠志氏は退任し、瀬戸工場開発課顧問に就任した。

三次元運動でメンテも簡単
トライフレックスRケーブル保護管
イグス TRE型をラインナップ

 イグス(本社=東京都墨田区錦糸1-2-1)では、三次元運動が可能なケーブル保護管「トライフレックスR」の新ラインナップとして、TRE型を発売した。
 複雑に動く溶接・塗装用等のロボットアームに取り付けられたケーブル・ホース類は、極簡単な処理のみの場合が多く、連続屈曲運動や火花片でケーブル断線や磨耗といったトラブルが必然的に発生しやすい。
 同社のエナジーチェーンシステムシリーズ「トライフレックスR」はこうした問題を解決すべく開発され、2004年夏にはサイズレンジが拡大。またドイツ・ハノーバー工業会が主催するiFデザイン賞を同年に受賞。さらにメンテナンスがより簡単になったTRE型が登場し、機械類ケーブル保護管として注目を浴びている。
【製品特長】
◎優れた機械的特性/曲げ半径はどの方向でも同一。部品構成もシンプルで保護管のどの部分でも長さの調節を簡単に行う事が可能。取り付け・取り外しも容易で、ワイヤーロープやスプリング機構も不要。丸みを帯びた外形のため絡まることもない。
◎耐久プログラムでも好成績/トライフレックスTRC型は、145,000サイクルの評価試験をクリア。高度なねじれにも対応し、全ての動きに柔軟に対応する。長手方向1メートルに対し、±380度のねじれが可能。
◎組立時間が大幅短縮/曲げ半径とピッチが非常に小さいので、設置スペースが限定される様なケースにも適している。カバーを開けることなく、ケーブル・ホース類の交換が行えるイグス「EZチェーン」シリーズと同じく、トライフレックスRでも迅速にケーブル・ホース類の保守が可能。TRE型は、本体に合わせ目のあるスリットが設けられており、カバーを全く開閉せずにそこからケーブルを組み込むことができる。
 またスナップロック機構の特製フランジを使用すれば、取り付け・取り外しが簡単に行え、メンテナンスにも時間がかからない。くし歯型ケーブルクランプの選択もできる。

テーパネックボールエンドミル
MS2XB二枚刃MSTAR
三菱マテリアルツールズ深彫加工に最適

 三菱マテリアルツールズ(社長=高田修氏、本社=東京都墨田区横網一丁目6-1)では、3月10日より「2枚刃エムスターテーパネックボールエンドミルMS2XB」の販売を開始した。
 これはMSTARエンドミルシリーズの新機種であり、深彫り加工に最適なエンドミル。ロングネックタイプに比べて首部剛性が高く、金型の深彫りや抜け勾配の加工で安定した加工を見せる。豊富なボール半径・テーパ角・首下長さのラインナップにより、様々な加工方法に対応する。
【製品特長】
◎金型の抜け勾配・壁際などの深彫り加工に最適な、テーパネックボールエンドミルシリーズ。
◎高い首部剛性と最適短刃長により、ビビリやたわみを抑制することができ、安定した深彫り加工が可能。
◎ボール半径R0.1mmよりR2mmまでの全133サイズの豊富なラインナップにより、様々な加工に対応する。

キトーセレクト
電気チェーンブロック
定格荷重480sを追加発売

 キトー(社長=鬼頭信二郎氏)では、家庭用電源100Vで使用できる、全産業型コンパクト電気チェーンブロック「キトーセレクト」に、定格荷重480sタイプを追加し、4月1日より発売する。
 従来のセレクトと同じコンパクトなボディで、パワーとスピード抜群。使用電源は、家庭用電源対応単相AC100Vタイプと商用電源対応単相AC200V。簡単押しボタン式操作で、速度は1速形、2速形から選択可能。また工事現場などに便利な建築現場用も用意。コストパフォーマンス性に優れている。
【製品特長】
◎単相AC100V/200V(50/60Hz)
◎強力ロードチェーン使用(特殊防錆処理の合金鋼焼入チェーン)
◎小形・軽量
◎上限リミットスイッチ付
◎一般作業用/建築現場用(1速形・2速形)
【標準小売価格】
 単相AC100V1速形/143,400円、単相AC100V2速形/158,000円、単相AC100V2速選択形/179,600円
 単相AC200V1速形/154,200円、単相AC200V2速形/169,400円、単相AC200V2速選択形/183,800円

イグス直動ガイドラインナップ拡充
ドライリンW28・WQを発売
応用範囲広いモジュラー式

 イグス(本社=東京都墨田区錦糸1-2-1)は、モジュラー式で応用範囲が非常に多い、直動ガイド「ドライリンW」の製品ラインナップを拡大し、『ドライリンW20』『ドライリンWQ』を発売した。
 「ドライリンW」は、硬質陽極酸化処理をしたアルミニウム製のレールに、ダイキャスト製のキャリッジ、ハイテクポリマー「イグリデュールJ」を使用したスライド部から構成され、3つの部品の様々な組み合わせにより設置空間を最大限効率的に利用する事ができる。レール幅は40oと80oで、長さの異なるキャリッジ(100o、150o、200o)と組み合わせて使用する事が可能。
【製品特長】
◎新ラインナップの『ドライリンW20』は、従来のドライリンWの製品サイズが拡大され、レール幅に20oを追加。さらに片側だけでもレールへの取り付けが容易に行える様に改良が加えられている。
◎新登場の『ドライリンWQ』は、±7度のあそびがあり、補正が可能。ユニークな正方形の外観で、このデザインにより荷重が均等に掛けられるようになった。また水平な支持面により、従来のドライリンWと比較してもガイドの摩擦抵抗が15%減少できる。新素材イグリデュールJ200の採用により、摩擦係数は20%減、磨耗量も34%減となっている。
 四角い意匠は、大きな支持面であるため荷重が均一に掛けられる。これにより、高い面圧を受けることができ、その結果、高過重なアプリケーションなどにも使用できる。さらに全て無潤滑でドライ使用なため、塵埃や粉塵などを巻き込む事も無い。メンテナンスも不要。同製品は、全方向の可動ベアリング、いわゆる「フローティングベアリング」でレール間のアライメントと平行度を補正し、レール平行誤差修正も必要無い。

2年続きの追い風の中での開催
第29回 岐阜どてらい市
好評博し、成功裡に終了

 工作機械・産業機器・機械工具・住宅設備機器の総合展示会「2005岐阜どてらい市」(第29回)が3月12日から14日の3日間、岐阜市六条南の岐阜産業会館において開催された。期間中は3,200名を超す来場者で賑わい、受注額も目標を大きく上回る結果となった。
 開会に先立ち、12日の午後9時30分より開会式が行われ、はじめに山善の高橋岐阜支店長が「いよいよ2005岐阜どてらい市の開幕を迎え、私達どて市軍団は、目標達成に向けあらゆる努力を惜しまず、お客様第一主義に徹し、明るく・元気に・力強く、受注目標16億3,000万円の達成に向け、主催店様、メーカー様、事務局山善、全員一丸となって挑戦することを決意します」と力強く決意表明した。
 主催店22社を代表して、大垣機工の奥田社長が「我々の商圏でありますこの名古屋地域・岐阜地域の企業の景況感は、全国第一位です。2月17日には中部新空港『セントレア』の開港、3月25日には『EXPO2005、愛知万博』と、名古屋商圏は世界から注目をされていると言っても過言ではないと思います。昨年に引き続きまして、フォローの経済環境下の2005岐阜どてらい市でございます。地域のモノづくり産業のお客様に、設備投資意欲を大いに持ってもらえるように、この3日間、メーカー様、事務局の皆様、そして我々主催店が一体となって頑張ってまいりたいと思います」と挨拶。
 出品メーカー149社を代表して、ナベヤの岡本社長より「世界で通用する自動車とか、半導体、液晶、飛行機とかという日本のモノづくりが、ここ2、3年の大きな流れの中で見直され、中部地区が盛り上がっているのは事実ではないかと思います。ただこの好況が何時まで続くのか、それは誰にも分からないと思います。何となく年内いっぱいは、このような形で進んで行くのではないかと、希望的な観測を含めて思っております。このどてらい市というのは山善様を中心に、我々メーカーと主催店様が三位一体となって、ユーザー様に色々な価値ある情報、そして製品を提供する場であります。この3日間は顔を合わせて、Face to Faceで情報交換の密度を濃くして、ユーザー様のニーズに応えられるような提案を行っていく。それさえ出来れば、必ずや売上は上がっていく。必ずやユーザーさんに受け入れられる提案ができると思っております。大切なモノづくりをする我々としては、材料の値上げにどのように対応していくのか、そして材料の値上げを出来るだけ吸収すべく、どれだけ効率的な生産をしていくのか、そして新しい製品を開発していくのか、日々色々頭を悩ませて努力する必要は当然ございますし、それについてはやっていくつもりではありますが、この外部環境であります原材料の値上げだけは、宜しくお含みおきを願いたいと存じます。目標必達に向けて、『お客様が来た、見た、触った、そして買った』と、三位一体で実のあるどてらい市にして頂く事を出品メーカーを代表して宣言させて頂きたいと存じます」と挨拶が行われた。
 事務局本部を代表して、本社より駆けつけた緒方山善専務が「岐阜どてらい市は今回で29回目となります。全国的には、今年がどてらい市が誕生して30年という、大きな歴史を重ねてまいりました。恐らく中部地区、愛知・岐阜・三重の3県は世界一恵まれた市場であると私は認識をしておりますし、皆様方もその様なご認識だと思います。我々の生産財、住宅関連の世界におきましても、景気が良い時には、頑張ってやっていれば100%以上の結果が出るのです。しかしながら悪い時は、幾ら頑張っても売れません。だから良い時に精一杯売らないといけない。主催店の皆様方は、本当に今がチャンスだということで、お一人でも多くのお客様をご動員頂いて、目標の16億3,000万円、動員目標3,500名を必ずや達成して頂きたい。そして『やって良かった、どてらい市』にして頂きますようにお願いを致しましてご挨拶とさせて頂きます。今日から3日間よろしくお願い致します」と述べた。
 続いて、セールスによるどてらい市必勝スローガンの唱和、どて市シスターズによる目標必達の大手締め、主催店・メーカー・事務局の代表によるテープカット、鏡開きで開会式を終了。3日間の熱い商戦が始まった。
 期間中は大勢の来場者が訪れ、商談も活発に行われ3日間の受注額は17億8,110万円と目標を大きく突破、動員目標もほぼ達成し、成功を収めた。

「明日天気になぁーれ」
風見鶏(酉)の希い B
タイセー代表取締役鈴木正泰

 大量生産、大量消費の時代が到来し、単機能、専用機による生産システムが構築されて、工場での作業者の役割はワークの着脱と起動ボタンを押すだけに単純化され、大方のモノ造りの職場では熟練の技能が色あせていく事になった。
 さらに登場したNC工作機械の導入は、高度な加工技術を容易にし、普遍化して革命的な本格的FA時代が到来した。
 かつて、欧米メーカーの冠を頂いた工作機械もやがて世界に冠たる日本ブランドの工作機械としてその地位を確立したのではあるが・・
 先日、あるゲージメーカーの社長さんと話した折に「高精度な国産汎用工作機械や傾斜円テーブル等が、入手する事が出来ず大変困っている。大需要優先は理解出来るけれども、NC機一辺倒の生産姿勢は納得できない。一品一様の技術伝承を日々積み重ねている町工場のあることも、メーカーは考えて欲しい」そんなご意見であった。
 あちら立てればこちらが立たずでは済まされない問題提起であると思うのだが。
 一方、人々の生活は格段に豊かになり、10年前には夢のまた夢であった自家用車(白ナンバー)で通勤するご身分にもなった。
 拡大を続ける日本経済に対し一次二次のオイルショックが、かなり強力な冷水を浴びせたけれども、右肩上がりの基調路線は変わることなく、紆余曲折しながらも膨張を続け、土地神話の土台に支えられ構築された、超高層バブル日本ビルディングは華々しくオープンして押すな、々、の大盛況。不夜城のごとく連日連夜のお祭り騒ぎ、「飽食、満腹、使い捨て」、買えば儲かる「土地と株」、「ゴルフに別荘」、「億ションには名画が似合う」、「海外旅行にルイヴィトン」
 乗り遅れてはなるものかと、企業は多角経営に狂奔し、銀行さんは金庫解放の大判振る舞い、大雨で流されてしまう河川敷のゴルフ会員権が1,000万円?
 後から考えてみれば子供でも判断できるバカ騒ぎの大宴会であったけれども、大方の人たちはこんな時代がいつまでも続くものと信じて疑わなかったのである。
 お祭りすんで日が暮れて冷たい風が吹いて来た。ドンチャン騒ぎの主役たちも少しは反省し二日酔い、悪酔いも覚悟をしていたけれども、バブル崩壊の激震は予想を遙かに上回る深刻な後遺症を招き、戦後50年幾多の試練を乗越えて、高度成長を遂げ、経済大国として揺ぎ無い地位を確立したかにみえた日本経済も、「失われた10年」と言われる、長期低迷に陥り、出口の見えないトンネルに突入した。
 その間に、アジアニーズの時代と言われた中国を中心とした、東南アジア諸国の急速な近代化が進み、町に溢れた人民服と自転車の洪水は、遙か昔の光景と消えうせて、ハイセンスなファッションで颯爽と上海の街角を闊歩する姑娘と、林立する超高層ビルに変貌した中国の姿は、活気と自信に溢れ、21世紀を牽引する巨人の勇姿?を見せつけている。
 中国を中心に東南アジアへ、モノ造りの拠点を移設し、急拡大した日本企業は国内の生産工場の空洞化をしりめに、続々と海を渡っている。
 曽て、乗り遅れるなと競って多角経営なるものに狂奔したバルブ時代の企業の姿を髣髴させる。
 中国工場へ設備機械を移設した後のガランと空いたスペースを黙々と掃除する何人かの人たちは明日から何処へ配属されるのか? 気になる光景であった。(つづく)

個人戦優勝 森 弘一氏
愛機工 ボウリング大会開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏、山下機械社長)では3月9日、「ボウリング大会」を午後7時より“星ケ丘ボウル”にて行った。
 当日参加者は77名。3〜4人で20十チームを作り、2ゲーム行って個人優勝とチーム優勝を競った。
 会の始めに青年部の滝川副部長が始球式を行い、スタートした。
【順 位】
「個人戦」
■優勝=森弘一氏(光研磨)計352
■2位=渡辺高幸氏(安藤)計332
■3位=安田浄氏(ミズタニ機販)計326
「チーム戦」
■優勝=花咲伸治氏(常盤重工)、安部進太郎氏(山善)、磯輪卓志氏(光研磨)、渡辺高幸氏(安藤)平均145.00
■2位=岩田恵一氏(シミヅ産業)、阿部英男氏(トラスコ中山)、村山祐樹氏(安藤)、清水潤氏(ダイドー)平均138.125
■3位=平山浩之氏(シミヅ産業)、森弘一氏(光研磨)、上仮屋充氏(安藤)、福本健治氏(山善)平均136.75

志知ISO14001認証取得
「コストではなく投資」
全社員が自主的・積極的に取組む

 機械工具商社老舗の志知(社長=志知亨氏、本社=名古屋市中区古渡町15-30)は今年3月、環境マネジメントシステムISO14001-1996を認証取得した。
 今回の認証取得について志知社長は、企業として存続するためには収益をあげ経済的責任を果たすだけではなく、企業としての社会的責任を果たさなければならず、特に地球温暖化、環境汚染等の環境問題は企業活動に密着した問題であると捉え、「企業活動から発生する環境負荷には、製品(商品)に起因するものと活動に起因するものとがあります。特に、大量のエネルギー・資源を消費する企業活動の中で、環境配慮は絶対的に必要なものです。地球温暖化が深刻な問題となっている現在、その原因となる二酸化炭素の排出を抑え、常に環境に配慮できる企業に転換させていくことが必要です。また、廃棄物の処理は最も環境汚染につながりやすいので、完全な環境対策をとらなければなりません」と語った。
 また、商社が直接的に環境貢献する範囲は比較的狭いが、環境に配慮した商品の開拓やその普及を通して、環境問題に貢献していく考え。ISO取得を契機に大手製造業の新規開拓や製造業以外の分野を開拓し、受注の増加にもつなげる。
 志知社長は「環境問題は、企業にとって『コスト』ではなく、企業の持続的な発展を図るための『投資』であり、企業の活力再生につながるものとして積極的に位置づけています。環境問題への取り組みが企業の存続と活動に必須の要件であることを強調し、環境問題を重要な経営課題として掲げ、経営トップが直接関与し、環境リスクを低減するために、全社員が自主的・積極的に環境問題に取り組んでいくことが必要です」との姿勢を示した。
 今後については「法令遵守や環境対策など、『受動的』規則や仕組みづくりに終始するのではなく、先見性のある創造的な取り組みによって企業自身の活力を生み、同時に社会に好ましい影響を与えていくような活動ができることを期待しています」と結んだ。
 企業にとって、負担増と見られがちなISOの認証取得だが、昨今では企業が発展していく上で必要不可欠なパスポートと考えられ、今後も益々製造業、商社を問わず取得する企業が増えるものと予測される。

愛機工第65回親善野球大会
キャプテン会議を開催
4月17日に開幕戦

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏、山下機械社長)は、4月17日より開幕する第65回親善野球大会(福利厚生部担当、部長=服部利一郎氏・服部商会社長)のキャプテン会議を3月18日午後5時30分より、名古屋市中区橘の東別院青少年会館で開催した。
 はじめに、服部部長が「本日は、水野審判長さんにもご出席を頂き本当に有難うございます。昨年は皆様のご協力の下、無事に終了することが出来ましたことをお礼申し上げます。今年も親善野球大会が始まります。各チームの方々にはスムーズな運営にご協力をお願い致します。怪我の無いように一年間、優勝目指して頑張って頂きたいと思います」と挨拶。
 山崎組合事務局長より資料の説明が行われた。
 続いて水野審判長より「いよいよ野球シーズンの到来で、恒例の親善野球大会の幕が切って落とされる時期になってまいりました。親睦を図りながら、一生懸命頑張って頂きたいと存じます」と激励の言葉があり、引き続いてルール説明が行われた。
 この歴史ある野球大会に、今年は36チームが参加。Aゾーン、Bゾーンに分かれそれぞれ組み合わせ抽選が行われた(表)。
 第1日目(17日)は、江南市民球場と木曽川河川敷の草井球場で行われる予定。
【試合時間】
(試合開始30分前集合)
第1試合=9時〜10時30分▽第2試合=10時30分〜12時▽第3試合=12時〜13時30分▽第4試合=13時30分〜15時▽第5試合=15時〜16時30分。
【試合規則】
◎使用ボール=国際(毎試合一チーム2個のニューボールを提出)。
◎回戦=7回戦-一時間三十分をこえた時は新しいイニングには入らない、優勝戦は7回としコールドゲームは適用しない。
◎延長戦=1時間30分をこえて新しいイニングに入らない。
◎コールドゲーム=3回以降10点差、5回以降7点差となった場合。
◎雨等による試合不能の時=4回までに続行不能となった場合は再試合。5回以上で続行不能の場合はコールドゲーム。
◎集合=開始時間30分前に球場に集合。
◎ベンチ=ベンチは組み合わせ若番が一塁側とする。
◎同点=時間切れ同点の場合は、9名の各選手の全員がジャンケンをして決める。
◎ホームラン=ホームランは審判が判定する。但し中継ミス等によるものはホームランとしない。

INAX新創業20周年記念
-土と炎の魅力と魔力-
世界のタイル博物館50人展開催中
4月13日〜6月5日

 毎月10日(陶の日)にスタートする「やきもの新感覚シリーズ」の2005年4月15日は、INAX新創業20周年を記念して「やきもの新感覚シリーズ・50人」展を開催する。今展は、これまで個展を開催していただいた50人の作家の方々から各一点づつをご出品いただき、2月17日に開港した中部国際空港の協力のもと、空港内ギャラリーで開催する。同時に、世界のタイル博物館にて「ガレリアセラミカ・110展」を開催する。
 今年四月、INAXは新創業(社名変更)20周年を迎える。同年2月17日にはINAX本社近くに中部国際空港が開港、3月25日からは「愛・地球博」の開催と、愛知県と常滑市にとっても大きな行事が続く飛躍の年である。そうした中で、開港したばかりの中部国際空港においては企画展「やきもの新感覚シリーズ・50人」展を開催することになった。この開催には、50名の作家の方、市民や空港関係者など多くの方々の協力をいただいた。
 INAXはこれまで本業を躍進・発展させるとともに、企業としての環境活動、文化活動、地域貢献活動などにも力を注いできた。文化活動は1980年代の初期、東京・京橋でのギャラリー活動からスタートし、その後、大阪、名古屋にもギャラリーを開設し、20年以上継続している。また出版や専門書の書店事業なども継続してきた。
 1997年INAX発祥の常滑に「世界のタイル博物館」を開設した。ここで行ってきたのが、今回の「やきもの新感覚シリーズ」で、これら初期からの文化活動に対し1991年には「メセナ大賞特別賞」、2001年には「メセナ大賞企業文化賞」などを受賞している。
 文化活動の企画・運営はほとんど自前で、独自に(D)、独創的に(D)、継続する(K)の頭文字をとって住宅関連企業として、ささやかながらずっと継続しようと「2DKの文化活動」と称してきた。
 常滑は千年以上もの「やきもの」の歴史があり、その中でINAXもやきものから創業し現在80年間事業を継続している。そのINAXの社業の根っこにある「やきもの」表現の多彩さを、毎回実感できる「やきもの新感覚シリーズ」が、今回記念の時期に50回を迎えた。まだ50回ではあるが、新しいやきもの姿の50のかたちを通し、多くの関係者の方々とともに、さらに世界に大きく羽ばたいていきたいと考えている。
 また世界のタイル博物館において「ガレリアセラミカ・110展」を同時開催する。この作品展示は、1994年に誕生した「INAXガレリアセラミカ」で個展を開催された作家から寄贈いただいた作品を一堂に展示するもの。やきものの新しい表現で、時代の予兆を感じさせてきた作品ばかり。若き彼らの存在と才能は大きく開花し、全国の陶芸展・展覧会でご覧になる機会も多々あったと思う。
開催概要
◆会 期=4月13日〜6月5日
◆休館日=毎週月曜日
◆時 間=10:00AM〜5:00PM(入館は4:30まで)
◆やきもの新感覚シリーズ・50人展
 中部国際空港セントレア一階 セントレアギャラリー
常滑市
◆ガレリアセラミカ・110展
 INAX世界のタイル博物館企画展示室
常滑市奥栄町1-130
◆企 画=タイル博物館企画委員会(企画展は入場無料)

三菱マテリアルツールズエンドミル2種6サイズ追加
ミラクルラフィングエンドミル
アルミ加工用ラフィングエンドミル

 三菱マテリアルツールズ(本社=東京都墨田区横網町一丁目6-1、社長=高田修氏)では三菱マテリアル神戸ツールズが開発・製造する超硬エンドミルシリーズ2品種、6サイズの追加販売を開始した。
ミラクルラフィングエンドミル VC-SFPR
 一般鋼材から高硬度焼入れ鋼、ステンレスや耐熱合金までの重切削が可能な超硬ラフィングエンドミルシリーズ。切屑排出性に優れた断面形状と耐欠損性の高い新設計により、切削抵抗が小さく高能率加工が可能。これまでにない最小径φ3の追加シリーズ全体で、13サイズの充実のシリーズ構成となる。
【追加サイズ】
◎φ3、4、14、18mmの計4サイズ
◎φ3/9,540円(税込10,017円)〜φ18/44,700円(税込46,935円)。
アルミ加工用ラフィングエンドミル
 航空機産業分野等で多く加工される、アルミニウム合金の高能率加工が可能なラフィングエンドミル。最新の高速加工機を用いた加工において、6,000cc/minを超える高排出量という、超高能率加工も可能にしたシリーズ。最上径φ3を追加し、アルミ加工に新しい可能性を拓く。切屑排出性に優れた断面形状と、耐チッピング性の高いニック形状、アルミの切削に適したねじれ角の採用により、加工時の振動も少なく高能率なアルミ加工が可能。
【追加サイズ】
◎φ3、4=の計2サイズ。
◎φ3/9,230円(税込9,692円)、φ4/9,580円(税込10,059円)

沖縄ショールーム移転オープン
庄内ショールーム新設
TOTO3月19日より営業

 TOTOでは、3月19日に「庄内ショールーム」の新設オープンと「沖縄ショールーム」の移転オープンを相次いで行った。
 両ショールームとも、最新の水まわりの商品を実際に触れて使い勝手を確認できるうえ、昨年8月の発売以来大ヒットを続けている「魔法びん浴槽」と、業界初の手入れ簡単な「スッキリドア」を標準装備した「フローピア魔法びん浴槽シリーズ」や、香りと音楽によるリラクゼーショントイレ「NEWネオレスト」、立っても座っても作業がしやすいシステムキッチン「スーパーレガセス 座ってラクラクプラン」など、最新の水まわり機器を豊富に展示している。専門知識を持ったアドバイザーによる、水まわりプランの提案や、プレゼンテーションなどを無料で作成する。
【ショールーム概要】
 ▽名称=TOTO庄内ショールーム
 ▽所在地=山形県酒田市あきほ町652番2
 ▽電話番号=0234-21-3060
 ▽営業時間=10:00〜18:00
 ▽休館日=毎週水曜日、夏期休暇、年末年始
 ▽駐車場=40台
 ▽面積=敷地675坪、建物140坪、ショールーム80坪
 ▽展示商品=システムキッチン、システムバス、トイレ、洗面化粧台など住宅設備機器の水まわりに関する商品
 ▽名称=TOTO沖縄ショールーム
 ▽所在地=沖縄県那覇市銘苅3-10-17
 ▽電話番号=098-868-3751
 ▽営業時間=10:00〜18:00
 ▽休館日=毎週水曜日、夏期休暇、年末年始
 ▽駐車場=20台
 ▽面積=敷地423坪、建物150坪、ショールーム95坪、イベントルーム17坪
 ▽展示商品=システムキッチン、システムバス、トイレ、洗面化粧台など住宅設備機器の水まわりに関する商品

MSMHZD・MASTARエンドミルシリーズ
三菱マテリアルツールズ新機種を追加販売

 三菱マテリアルツールズ(社長=高田修氏、本社=東京都墨田区横網一丁目6-1号)では、「3枚刃エムスタースロットエンドミルMSMHZD」を三月三日より販売開始した。
 MSMHZDは、三菱マテリアル神戸ツールズのMSTARエンドミルシリーズに新たな追加となる、ノンステップ縦送りや溝加工などの加工に最適なエンドミル。金型の溝加工などにおいて独自のギャッシュ形状と新設計の溝形状によりノンステップ縦送りから溝加工まで、一気に加工することが出来、加工時間の大幅な短縮を実現する。
 またφ2mmからφ20mmまでの全24サイズとし、豊富なラインナップで様々な加工に対応する。
【製品特長】
@金型の溝加工等において、新開発の三枚刃先端形状により、ノンステップの縦送りから溝加工までを一気に加工することができ、加工時間の大幅な短縮を実現。
Aスムースな縦送り性能と横送り時の切り屑排出性・剛性を両立させることにより、ノンステップ縦送り・溝加工などの様々な加工に対応。
Bφ2mmから20mmまでの豊富なラインナップにより、様々な加工に対応する。

OKAYA335
ツアーに参加してC
旭工機株式会社
取締役会 長闇雲 明男

 アレクサンドル二世は農奴解放を行い開放皇帝と呼ばれる大改革を成し遂げているが農奴解放は領主、農民、知識階級にさまざまな反発も呼び込んだ。また、アレクサンドルは1867年にはアラスカを720万ドルでアメリカに売却した。
 一八七五年には日本と千島樺太交換条約を締結し、サハリン全土をロシア領と認めさせる代りにウルップ以北のクリル諸島を日本に譲ることにした。
 これによってクルリ諸島(千島列島)はすべて日本領となったので、オホーツク海から太平洋に出るロシアの海軍艦船は、日本の握る島の間を抜けなければならなくなった。
 このことで国内に大きな批判が起こった。
 日本では北方四島問題が起きているがこの条約からすれば千島列島全体が日本領だと主張しても構わないのではないか。
日本共産党はこの点をついている。
 血の上の教会は俗称で“キリスト復活聖堂”が正式名である。
 外観は色彩鮮やかな九つの塔が遠くからでも見える。
 クリボエドフ運河の岸に建てられている。
 この頃は皇帝に対する民衆の感覚はよく、26年間の皇帝の治世と皇帝殺害の贖罪のしるしとして民衆の献金で建てられた。
 1883年9月14日の起工で1907年8月19日、ニコライ二世、皇族、多くの廷臣の面前で寺院の完成が祝われている。
 この間には日露戦争が行われている。
 日本では戦争に備えて国民が総力を挙げて建艦のため献金していた。
 内部装飾に6,000u、外部装飾に1,050uのモザイクである。
 美術史上これほどのモザイク画の例はないようである。
 後陣のモザイク画“聖体拝領”のキリスト像は色彩豊かですばらしい。
 ロシア正教の教会にはパイプオルガンはもとより楽器類がまったく無い。
 聖歌は合唱のみによるものだろうか。
 内部は自然光のみで薄暗い雰囲気であったが橋本さんより帰国後に送っていただいた沢山の写真で当時を思い返しながらこの文章を打っている。
 この日の昼食レストランの近くであったので食後、出かけてみたが教会も裏通りはまだ舗装されていなくて歩道の舗装は破れ車道も土が剥き出しである。
 昼食はロシアレストラン。
 セント。ペテルブルグ。レストランの名を覚えている同行者はいるだろうか。
 ショーを楽しみながらの食事。
 室内の大きなステンドグラスが特色である。
 ピロシキとボルシチである。
 日本人観光客用に配慮されているのかも知れないが今までロシアでの食事は私でも充分楽しめたし、ボリュームにも恐れは感じない。
 この文章作成を中断して(7月25日)のNHK大河ドラマを見ているとピョートル大帝に傾倒していた佐久間象山が河上幻斎に暗殺される場面がでていた。
 午後からはロモノーソフ陶磁器工房博物館見学。
 ピョートル大帝の娘、エリザベータ女帝によって1744年に創設されたロマノフ王朝専属の工房であった。
 ヨーロッパの中でも古い歴史を持っている。
 当時、皇帝の指示で蒐集されたものや海外から贈られた陶磁器が展示されていて係員が詳細に説明する。
 その後に案内された即売場の商品に興味があった。
 猫と白鳥の置物を購入したが事務処理のスローモーさに辟易した。
 出発の時間にせかされたが商売気がない。
 夕食を済ませてホテルに戻る。
 今夜はオプショナルツアーとしてバレーもしくはオペラ観賞が予定されていたが体力の温存を図るため最初から断念していた。
 ホテルの売店でみやげ物を買い込む。
 ロシア人形のマトリョーシカをずらりと並べて全部買うと言ったら売り子が両手を広げて首をすくめていた。
 せっかく日本から持参したのにそのまま持ち帰るのも腹立たしいので湯を沸かしお粥を作って食べる。
(つづく)

平成17年1月環境装置受注
426億千600万円
受注高前年同月比104・4%に

 日本産業機械工業会では、平成17年1月の環境装置受注状況を発表した。
 今月の受注高は、426億1,600万円で、前月比69.3%、前年同月比104.4%となった。
各装置別
◎大気汚染防止装置/前月比は、鉄鋼向け集塵装置、その他製造業向け排ガス処理装置、電力向け排煙脱硫装置、海外向け排煙脱硝装置の減少により、26.3%。
 前年同月比は、石油化学、電力、海外向け関連機器、機械向け集塵装置、その他製造業向け排ガス処理装置の減少により、55.2%。
◎水質汚濁防止装置/前月比は、官公需向け下水処理装置、し尿処理装置、汚泥処理装置の減少により、58.4%。
 前年同月比は、官公需向けし尿処理装置、汚泥処理装置の減少により、90.2%。
◎ごみ処理装置/前月比、前年同月比ともに官公需向け都市ごみ処理装置の増加により、それぞれ125.0%、149.2%。
◎騒音振動防止装置/前月比374.7%、前年同月比362.8%。
需要部門別
◎製造業/前月比は、化学向け事業系廃棄物処理装置、鉄鋼向け集塵装置、その他製造業向け排ガス処理装置、産業廃水処理装置の減少により49.0%。
 前年同月比は、機械向け集塵装置、事業系廃棄物処理装置、その他製造業向け産業廃水処理装置の減少により65.7%。
◎非製造業/前月比は、電力向け排煙脱硫装置、その他製造業向け事業系、廃棄物処理装置の減少により、28.0%。
 前年同月比は、電力向け大気汚染防止装置関連機器の減少により、78.6%。
◎官公需/前月比は、下水汚水処理装置、し尿処理装置、汚泥処理装置の減少により、76.3%。
 前年同月比は、下水汚水処理装置、都市ごみ処理装置の増加により、104.2%。
◎外需/前月比は、集塵装置、下水汚水処理装置、都市ごみ処理装置の増加により、101.8%。
 前年同月比は、集塵装置、下水汚水処理装置の増加により、456.1%。
 なお、外需は月により変動が大きい。

バス用、キッチン用混合栓
コラムシリーズに新型
三栄水栓追加し、新発売

 三栄水栓製作所(大阪市東成区・社長=西岡利明氏)は、コラム(円柱)を連想させる円筒形を基調にしたデザインの「columnシリーズ」にサーモシャワ混合栓とシングルワンホールスプレー混合栓を新しく追加し、新発売した。
【サーモシャワ混合栓】
 本体のメッキ部とブラックの樹脂部とのコントラストですっきりしたデザインになっている。左右のハンドルタイプで操作しやすいクリック仕様。左が温度調節、右が吐水口とシャワの切り替え及び吐水・止水の操作ができる。本体は断熱構造で使用中に触れても安全。高感度のサーモエレメントの採用で安定した湯温をキープする。吐水口は100oと短いため邪魔になりにくい。シャワホースはラセンホースに樹脂皮膜仕様のソフトタッチ。
 価格は、47,000円。
【キッチン用混合栓】
 従来のスプレー混合栓をスタイリッシュなデザインでまとめた。スプレーはホース引出し式に加え、吐水口先端のレバーでシャワと整流に切り替えることができる。シングルレバーはクリック機能の採用で湯水調整、吐水・止水がクリック感覚「カチッ」で操作性、節水効果もアップした。吐水口は左右各60度とストッパーによりカウンターへのはみ出しを防ぐ。本体の取付足の径は35o。止水栓との接続は湯水ともフレキ仕様で接続金具クイックファスナー接続のため簡単。ホースは1.1m付き。オールメッキ仕様。
 価格は、43,000円。

ニオイ発生メカニズムを解明
トイレ用消臭スプレー
TOTOニオイを元から断つ

 TOTOでは、排便後の瞬間消臭と同時に、掃除してもなかなか消えない不快なニオイを元から断ち、トイレにしみついてニオイを抑える「消臭スプレー」をこのほど新発売した。
 アンモニア発生の原因となる菌の働きをつきとめることで防臭を実現した。ボトルには、すっきりしたデザインと持ちやすい形状を採用。ホームセンターやGMSで購入できる。
 価格は、630円。
 販売目標は、発売2年目に年間30万個を見込んでいる。
【開発の背景】
 トイレの臭いが気になるという主婦は約九割、臭い対策として市販の消臭・芳香剤を使用している主婦は七割以上にのぼる(TOTO調べ)。スプレータイプの消臭剤は、おもに「排便臭をすぐに消すため」に使用されているが、「効果の持続性」と「デザイン・外観」が大きな不満点として挙げられている。
 TOTOは、快適なレストルーム空間の実現を目指して、「トイレのニオイ」と「脱臭、消臭技術」について研究開発を継続的におこなっている。ニーズの高い「持続的な防臭」を実現するため、トイレにこもったニオイ成分を調べ、ニオイの主成分と発生原因をつきとめ、そのニオイを抑える技術を開発した。排便後の瞬間消臭と同時に、掃除してもなかなか消えない不快なニオイを抑えることのできる、「TOTOトイレ用消臭スプレー」を発売した。
【商品の特徴】
 トイレに入った瞬間に感じるはっきりわからない不快なニオイのおもな原因は、便器や隙間にはねとび付着したおしっこが菌に分散されて発生するアンモニアのニオイ。おしっこの主成分である尿素はほとんど臭わないが、空気中の菌が保有・分泌する酵素「ウレアーゼ」に分解され、臭いアンモニア発生する。「TOTOトイレ用消臭スプレー」は、ウレアーゼの働きを抑える酵素抑制成分(金属キレート)を消臭スプレーで初めて配合した。普段の手入れの際に、便器や床と便器の隙間などに使用することで、トイレにこもる不快なニオイを元から断つ。また、排便臭を消す瞬間消臭成分も配合しているので、トイレ使用後などニオイが気になったとき、すぐに消臭できる。

「NV1500DCG」
真円度0.8μmの高性能
森精機コンパクト立形マシニングセンタ発売

 森精機製作所(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区名駅二丁目35-16)は3月15日正午より、新製品の高精度コンパクト立形マシニングセンタ「NV1500DCG」の発表展示会を東京都千代田区内幸町の帝国ホテル東京にて開催した。会場では実機による実演が行われ、そのコンパクトさが強調された。
 精密金型加工においては、100mm角以下の金型部品や電極が半数以上を占めているが、使用されている機械は幅二mを越える大きさのものがほとんど。同じスペースで生産性を向上させるためには、小型で、かつ焼入れ材をも加工できる剛性のある機械が必要とされている。
 機体が小さいということと「削れる」ということは相反するが、市場から高い評価を得ているDCGTM(重心駆動)理論を用いることで、NV1500DCGは、「静か」で「剛性」があり、かつ「コンパクト」で「高精度」という工作機械に求められている要素をバランスよく実現。小型精密金型加工分野に、生産性を2倍にする全く新しいコンセプトのマシニングセンタとして登場した。
 価格は、1台1,810万円。月産10台。
【特 長】
 1、コンタリング精度(真円度)0.8μmを達成
 NV1500DCGは、小型化により移動物重量を軽量化して応答性を向上。さらに、切削反力に負けない機械剛性を確保した上で、DCGTMを採用し、振動を極限まで低減したことにより、旋削加工でしか成しえなかった真円度0.8μmを、コンタリング加工で実現した。
 2、主軸最高回転速度は24,000?/minと40,000/minから選択可能
 小径工具を使用する精密金型加工では、高速主軸を要求される。NV1500DCGでは、24,000?/minの主軸を標準装備。オプションでは、40,000/minも用意し、幅広い要求に応える。主軸テーパ形状にはHSK-E32を採用。
 3、テーブルには、バイスのほか、システム3R製チャック、エロワ製チャックの取り付けが可能
 特に電極加工においては、マシニングセンタで加工した加工物をそのまま放電加工機に取り付けできるチャッキングシステムが多く用いられる。NV1500DCGには、世界的に大きなシェアを持つSystem3R製とエロワ製の両社のチャッキングシステムを取り付けることが可能。
 4、指令単位は0.1μm
 NV1500DCGには、分離能50ナノメートルのダイレクトスケールフィードバックとナノメートル単位の精密演算を標準採用。さらに、精密で高精度な加工を実現するために、オプションで0.1μm指令を用意した。
 5、最大加速度はX,Y軸が0.8G、Z軸1G
 DCGTMの採用により、振動を低減し、加速性能をも向上することができた。加速度の向上は、特に非切削時間の短縮に効果があり、生産性を高める。
 6、制御盤や主軸冷却用オイルコントローラなどの熱源・振動源を機械本体から切り離し、高精度を追求
 鉄の膨張率は一定なので、機体が小さいほど温度変化の影響を受けにくくなる。NV1500DCGは、小型化により温度変化に対しては素性の良い機体を実現。さらに送り軸モータブラケット部の冷却や、熱源・振動源となるオイルコントローラを機体から切り離すことで、一層の高精度化を達成した。
 7、段取り時は、テーブルを加工範囲から100o作業者側に接近させることが可能
 コンパクトなNV1500DCGにおいても、テーブルへの接近性、作業性の良さは工作機械の基本と考え、段取り時は、加工時のストローク範囲からさらにテーブルを100o作業者側に接近させることで、作業負担を軽減し、安全性の向上にも貢献する。
 8、ボールねじや案内面には無給油タイプを使用し、環境にも配慮
 NV1500DCGは、無給油タイプの案内を用い、潤滑油消費量を0.22mL/時間に低減。一年間無給油で稼働が可能となる。所要電力量も#40テーパ機と比較して2分の1以下にした。
 9、新型高性能オペレーティングシステムMAPPSを標準採用
 標準採用のMAPPSは、対話入力機能の強化で簡便性とスピードを飛躍的にレベルアップ。グラフィック性能や安全性、保守性などにおいても新時代に求められる性能を搭載した。また、50MBのユーザーメモリを標準装備しており、金型加工に必要な大容量プログラムのDNC運転を可能とした。
 10、ネットワーク環境構築システムCAPS=NET Global Editionを標準装備
 無線通信とインターネットを使ったカスタマーサポートサービス、CAPS-NET Global Editionを標準装備。機械の情報を収集・蓄積管理すると共に、生産情報を機械及びオペレータに配信する環境を構築した。さらに、ネットワークに接続することで、24時間365日稼働の森精機サービスセンタから遠隔保守サービスを受けることができる。
 11、DCGTM(重心駆動)
 二本のボールねじで構造物の重心を押すことにより、移動時に発生する振動を抑制する。
〈重心駆動の効果〉
@振動を抑制=重心駆動の機械は、そうでない機械よりも速やかに振動を無くす。振動で加工面品位が劣化するのはもちろん、振動が発生すればNC装置はそれを指令から外れた動きとして検知し、修正しようと送りモータを動かす。これは振動を更に大きくする。
A真円度を改善=円切削における切り返し(0度、90度、180度、270度位置での食い込み)においても、従来機なら移動方向の変更に伴う振動が発生していた。振動を最小化した重心駆動では、円切削における真円度も大きく改善した。
B卓越した加速性能=重心駆動の機械は、加速の始まりにおいて振動を生ずることが少なく、最初から最大の力で加速を始めることができる。加速開始時の最大加速までの時間差が、速度到達までの大きな時間差となる。
C面品位を向上=曲面加工は、細かな折れ線で構成されているが、個々の角で少しずつ方向転換が必要。これを速度を落とさずに行うには大きな加速度が必要となる。加速の始点すべてに、駆動点と重心の距離に比例した回転振動が現れるが、重心駆動ではこうした振動を抑制し、加工面品位の劣化を防ぐ。
【主な仕様】
▽各軸移動量=X軸150mm、Y軸150mm(+100mm)、Z軸200mm
▽テーブル作業面の大きさ230×220mm
▽主軸最高回転速度=24,000?/min(オプション40,000) 
▽早送り速度(X、Y、Z)=15,000o/min
▽切削送り速度=15,000o/min
▽工具収納本数=30本
▽工具交換時間(チップ・ツー・チップ)=3.5秒
▽工具交換時間(ツール・ツー・ツール)=1.7秒
▽ツールシャンク形式=HSK―E32
▽機械質量=2500kg
▽主軸用電動機(25%ED/連続)=5.5/3.7kW
▽機械の大きさ=幅850mm×奥行き1,935o×高さ2,092o
 なお、NV1500DCGは、4月13日から16日まで東京ビッグサイトで開催される「INTERMOLD2005」に出品される。

平成17年4月10日2199号
東京ビッグサイトにて同時開催!
INTERMOLD・金型展
4月13日(水)から16日(土)までの4日間

 来る4月13日から16日まで4日間の日程で東京ビッグサイトにおいて、社団法人日本金型工業会の主催により、「INTERMOLD2005五」(第16回金型加工技術展)と「金型展2005」が同時開催される。日本の景気回復の原動力である「モノづくり」の重要性が改めて認識される中、金型はそのマザーツールとして、超精密・微細、超高速・高効率加工といった一層の高度化と国際競争力強化を求められている。その金型の最新加工技術と情報を集める「INTERMOLD2005」は金型関連業界の期待と注目を集め、16回目の開催を過去最大規模で迎える。
 初の東京開催となる「金型展2005」も、前回開催した大阪展で製造業界関係者から大変高い評価を得ることができ、引き続き東京展でも、金型メーカーの精密で高水準の最新技術が披露される。
 両展合わせて、296社・団体が出品し、展示規模は918小間(2月21日現在)となり、東京ビッグサイト東4・5・6ホールの3館を使用する。
 また、両展の合同企画としてテーマゾーンの設置やセミナー開講など、製品展示のみならず併催事業の拡充も図っている。
 特別展示として「プレス・ばね加工ゾーン」と「モノづくりソリューションゾーン」の二つのテーマゾーンを設置。
 「プレス・ばね加工ゾーン」は、金型をツールとする一連のモノづくりの工程を披露するため、プレス加工機メーカーによる、加工実演での技術提案や、日本の超精密・高性能なモノづくりを支える精密部品加工技術であるばね加工機の展示、加工実演を行う。
 「モノづくりソリューションゾーン」は、CAD/CAMやCAE、測定器、生産管理システムなどの最新のソリューションシステムを集中展示し、より来場者に見やすく、わかりやすい提案を行う。ゾーン内ではオープン形式の特別セミナーも連日開講され、来場者が自由に聴講することができる。
 さらに、キャノン取締役生産本部長の今飯田 滋氏による「基調講演」、金型メーカー・ユーザーと金型加工機器メーカーが集い交流と親睦を一層深めることを目的とした「インターモールド金型交流会」、社団法人日本金型工業会によるパネルディスカッションおよび講演が開かれる「主催者セミナー」、出品者によるプレゼンテーション「テクニカル・ワークショップ」(34セッション)が開催され、金型加工に関する最新技術や情報を得る貴重な場として、モノづくり関係者には展示とあわせて見逃せない内容である。
【併催事業】
 基調講演
▽日時=2005年4月13日11時〜12時
▽会場=東京ビッグサイト会議棟1F レセプションホールB
▽定員=約500名(シアター形式)〈事前登録制、公式サイトから登録可能〉
▽受講対象者=金型メーカー・ユーザー、機械メーカー、工具メーカーをはじめとする製造業関係者
▽受講料=無料
▽講演者=キヤノン株式会社取締役生産本部長 今飯田 滋氏
▽講演タイトル=「キャノンの生産革新と金型づくりへの取組み」
 インターモールド金型交流会
▽日時=2005年4月13日12時半〜13時半
▽会場=東京ビッグサイト会議棟一F レセプションホールA
▽参加者=金型メーカー、金型ユーザー、インターモールド・金型展両出品者の代表および各種団体関係者等
 主催者セミナー
▽日時=2005年4月15日12時半〜16時半
▽会場=東京ビッグサイト会議棟1F 会議室102
〈内容〉
第1部 パネルディスカッション
・テーマ「金型現場での型彫り放電加工の必要性〜MCの進化は型彫り放電加工機を駆逐したのか?〜」
第2部 講演
・テーマ「日本の金型作りは世界一〜日本の金型メーカーは自信を取り戻そう!〜」
・講 師 黒田精工株式会社取締役経営企画部長 横田悦二郎氏
 テクニカル・ワークショップ
▽日時=2005年4月13日〜4月16日の4日間、11時〜12時半、13時〜14時半、15時〜16時半
▽セッション数=34セッション
▽会場=東京ビッグサイト東六ホール 特設会場
〈内容〉
・金型加工に関する最新技術、製品、情報などを提供する出品者によるプレゼンテーションセミナー
・韓国広州市によるセミナー(4月14日、東京ビッグサイト会議棟)


通常総会に向け準備行う
愛知鋲螺商協同組合第8回定例理事・役員会

 愛知鋲螺商協同組合(理事長=藤田K氏、藤田螺子工業社長)は3月25日午後6時より、組合事務所にて「平成16年度第8回定例理事・役員会」を開催し、八名が出席した。
 はじめに藤田理事長より挨拶があり、引き続き議長を務めて議事に移った。
 第1号議案=平成16年度決算中間報告に関する件では、会計理事より決算(見込み)の報告があり承認された。監査は4月6日午後4時より開催することとした。
 第2号議案=平成17年度(第32期)通常総会に関する件では、5月26日午後5時より「ホテルキャッスルプラザ」にて開催予定の通常総会について詳細が審議され、当日の役割分担が決められた。
 第3号議案=事業部委員会に関する件では、三月度の収支報告と、ISO14001内部監査要員養成講座を5月7日に開催し、6社・43名が参加の見込みと報告された。
 第4号議案=広報部委員会に関する件では、広報誌「愛鋲協」23号を3月29日に発行、組合員に発送すると報告された。
 第5号議案=青年部活動報告に関する件では、総会を4月28日に開催、それに先立ち四月八日に役員会を開催する予定。また、愛知県中小企業団体中央会より同会青年部の監事就任の依頼があり、これを受諾することを決めた。
 第6号議案=ねじ商連第2回常任理事会に関する件では、3月10日正午から大阪「東洋ホテル」で開催された常任理事会に、組合からは藤田理事長と土方副理事長が出席。@ねじの日記念品の「ボルト形状ボトル」の注文取り扱いの詳細が決定。A第30期通常総会の開催スケジュールが確定。B賦課金差等割り金額の見直しが決定した。
 第7号議案=その他(報告事項)@平成17年度組合員実態調査依頼の件は、既に発送済みで4月7日にまとめる予定。A名古屋商工協同組合協会実行委員会(4月14日開催)は欠席することを決めた。B名古屋市中小企業情報センター業務内容説明の場の設定の申し入れがあり、これを受け入れることを決定した。C中央会共済制度の内容説明の場の設定の申し入れがあり、これを受け入れることを決定した。D中央会の定年退職者について報告。E組合員の合資会社好信商店が4月1日より株式会社に組織変更することが報告された。
 次回の理事・役員会は4月6日午後6時より、会計監査終了後組合事務所で行われる予定。

平成16年中小企業実態調査速報
中小企業庁売上高は553兆円

 中小企業庁は、平成16年9月に建設業、製造業、情報通信業、運輸業、卸売業、小売業、不動産業、飲食店・宿泊業及びサービス業に属する中小企業を調査対象とする初めての大規模な基本調査を実施した。
 平成13年10月に事業を行っていた中小企業約435万社から、約十万社を無作為抽出する標本調査として実施した。
 本報告書(速報)は、調査企業約10万社のうち、有効回答46,122社(有効回答率46.3%)の回答を基に推計したもの。
ポイント
 平成13年10月に事業を行っていた中小企業約435万社のうち、16年9月に継続して事業を行っていた企業は約379万社、継続割合は87.1%、売上高は約553兆円。
 法人企業は約145万社(継続割合93.1%)、個人企業は約234万社(同83.8%)。
 産業別で見た継続割合は、卸売業(91.6%)以外のすべての産業が90%を下回っており、中でも小売業83.1%、運輸業83.4%が低い。
 平成15年度の一企業当たりの売上高は、法人企業で約352百万円、個人企業で約18百万円、一企業当たりの経常利益は、法人企業で約800万円、個人企業で約200万円。
 平成15年度の設備投資は、実施企業割合28.8%(前年度比5.7ポイント増)、設備投資額約10.6兆円(同21.3%増)。
調査の概要
一、調査の目的
 中小企業実態基本調査は、中小企業基本法の規定に基づいて、中小企業全般に共通する財務情報、経営情報及び設備投資動向等を把握するための新たな調査として、平成16年9月に初めて実施した。また、本調査の実施に当たり、記入者負担の軽減の観点から、これまで実施してきた「中小企業経営調査」及び「商業・サービス業設備投資動向調査」を廃止した。
 本調査は、統計報告調整法に基づく承認統計調査として、今後も毎年実施する予定。
二、調査の範囲
 本調査は、平成13年事業所・企業統計調査(総務省)結果を母集団として、建設業、製造業、情報通信業、運輸業、卸売業、小売業、不動産業、飲食店、宿泊業及びサービス業に属する中小企業から、調査対象約10万社を抽出する標本調査として実施。
三、調査期日及び調査時点
 平成16年9月25日調査、平成15年度決算に基づく実績報告。
四、調査の特徴
 本調査は、調査の標本設計、調査名簿作成、調査の実施、審査・集計及び報告書作成等のすべてを委託する包括的民間委託調査として実施した。
 今回の調査では、調査票提出期限までに提出のなかったすべての企業に対して、協力依頼状の送付に加えて、電話による協力依頼を実施した。
五、調査企業数及び回答数
 今回の回答率49.8%(有効回答率46.3%)、あて先不明による返送分を除いた回答率52.7%(有効回答率49.0%)と、中小企業を対象とする郵送調査としては極めて高い回答率となった。
調査の概況
一、中小企業の企業数
●平成13年10月に事業を行っていた中小企業約435万社のうち、16年9月に継続して事業を行っていた企業は約379万社、継続割合は87.1%、売上高は553兆円。
●企業数は、法人企業約145万社(継続割合93.1%)、個人企業約234万社(同83.8%)。構成比は、個人企業の割合が低下し、法人企業の割合が上昇した。
●産業別の企業数は、小売業約87.6万社、サービス業約69.7万社、飲食店・宿泊業65.1万社、製造業48.8万社、建設業48.7万社の順。
●産業別の継続割合は、卸売業(91.6%)以外のすべての産業で90%を下回っており、中でも小売業83.1%、運輸業83.4%が低い。
二、中小企業の売上高及び経常利益等
●平成13年10月以降も継続して事業を行っている中小企業約379万社の平成15年度の業績は、従業者数約3,106万人、売上高約553.2兆円、経常利益約16.8兆円。
●法人企業約145万社の業績は、従業者数約2,402万人、売上高約510.3兆円、経常利益約11.8兆円。
●個人企業約234万社の業績は、従業者数約705万人、売上高約42.9兆円、経常利益は約5.1兆円。
●法人企業1企業当たりの業績は、常用従業者数5人以下の規模で、売上高8,027万円、経常利益117万円と中小企業の中では一番低い。
●個人企業1企業当たりの業績は、売上高1,832万円、経常利益27万円。
●従業者1人当たりの売上高は、個人企業が一番低く608万円。経常利益は、常用従業者数5人以下の法人企業が一番低く26万円、個人企業が72万円と一番高い。
●産業別の売上高は、卸売業約154.2兆円、製造業約123.0兆円、建設業約80.6兆円。経常利益は、製造業約4.4兆円、サービス業3.7兆円、小売業2.3兆円。
三、中小企業の設備投資及び新規リース契約
@中小企業(法人企業)の設備投資
●平成十五年度の中小企業(法人企業)の設備投資は、実施企業数約41.8万社(前年度比25.0%増)、実施企業割合28.8(同5.7ポイント増)と、すべての産業で前年度を大きく上回った。
●設備投資額は、約10.6兆円(前年度比21.3%増)、一企業当たり設備投資額は、約2,543万円(同▲2.9%減)。
A中小企業(法人企業)の新規リース契約
●平成十五年度中小企業(法人企業)の新規リース契約実施企業数は、約27.7万社(前年度比50.9%増)と、すべての産業で前年度を大きく上回った。
●新規リース契約額は、約2.0兆円(同55.7%増)、一企業当たり新規リース契約額は、約715万円(同3.2%増)。
●産業別の新規リース契約額は、すべての産業で大幅に伸びたが、中でも製造業が前年度比124.4%増、卸売業が同71.9%増、不動産業が同61.8%増。

岐阜ポリテクセンターにて実習行う
愛機工ツールエンジニアリング初級

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏、山下機械社長)が進める「採用・社員戦力化」事業の一環として、営業マンを対象に昨年10月開講した技術セミナー『ツールエンジニアリングスクール初級コース』がこのほど終了し、30名が終了証を授与された。
 「採用・社員戦力化」事業は、雇用・能力開発機構の助成を受けて、同組合が3年の長丁場で進めているプロジェクトで、「採用環境の改善と優秀な社員の課候補、戦力化を進めることで企業の営業力強化と経営基盤の確立を図る」のが目的。
 ツールエンジニアリングスクール以外にも、経営者対象のセミナー・機工商の全体像を探るアンケート調査・プロモーションビデオ製作・管理者対称セミナーなどを実施している。
 このツールエンジニアリングスクールは経験の浅い営業マンを対称に、これからの機工流通を担う者として求められる、工具や材料および機械加工に関する基礎的な知識を、実習も交えて習得していく。
 10月の開講以来、毎月1回、計6回開催され、最終日の3月19日には、岐阜ポリテクセンター(岐阜県土岐市)にて、旋盤・フライス・ドリル加工の実習と総仕上げを行った。
 スクールの出席率は毎回90%以上と高く、参加者のやる気と期待度が見て取れた。実習では初めて機械を動かす生徒がほとんどであり、切粉を実際に出して加工を体験することでこれまでの学習を再認識した。
 スクールを終了した参加者へ感想を聞いたところ「内容は難しかったが、説明はわかりやすかった。営業に活用したい」「ワーク図面の読み方等も教えて欲しかった」「価格競争でなく、困っているユーザーの役に立つような営業に使える。これからは付加価値を付けた提案営業が求められるから役立つ」「先輩方のサポートもあり、スクールに参加することができ、加工の基礎を学ぶことができた。今後、中級コースも受講したい」等々、今回の受講を今後の活動に役立つとの意見が多く出された。
 スクール運営を担当した同組合の小浦社長は「刃物を売ってはいるが、機械を実際に動かした人は工業学校出身以外ほとんどいない。売る側が使い方を知って提案するのと、知らずに売るのは大きな違いがある。今後の営業にも必ずプラスになり、自信にもつながるはず」と述べ、スクールの有効性を強調した。
 新年度からは初級コース(4月23日開講)の他に、中級コース(4月16日開講)も開設するが、今回の受講者の中で既にに10名以上が中級コースも学びたいと意識を表明していた。

商業販売統計速報
平成17年2月分

 経済産業省の産業統計室は3月29日、平成17年2月の商業販売統計速報を発表した。それによると、平成17年2月の商業販売額は41兆8,740億円、前年同月比1.8%の増加となった。
 これを卸売業、小売業別にみると、卸売業は32兆1,140億円、同3.3%の増加となった。小売業は9兆7,610億円、同▲2.8%の減少となった。
 なお、商業販売額の季節調整済前月比は、▲2.7%の減少となった。卸売業は同▲2.2%の減少、小売業は同▲2.7%の減少となった。
一、卸売業販売額の動向
 卸売業を業種別にみると、鉱物・金属材料卸売業が前年同月比12.5%の増加、各種商品卸売業が同9.8%の増加、農畜産物・水産物卸売業が同6.6%の増加、医薬品・化粧品卸売業が同4.9%の増加、機械器具卸売業が同3.7%の増加、化学製品卸売業が同0.4%の増加となった。
 一方、繊維品卸売業が同▲9.9%の減少、食料・飲料卸売業が同▲4.6%の減少、建築材料卸売業が同▲4.5%の減少、衣服・身の回り品卸売業が同▲2.6%の減少、家具・建具・じゅう器卸売業が同▲1.2%の減少、その他の卸売業が同▲0.2%の減少となった。
 大規模卸売店販売額は8兆4,710億円、前年同月比1.9%の増加となった。これを商品別にみると、その他の輸送用機械器具が同70.8%の増加、鉄鋼が同27.0%の増加、石油・石炭が同21.0%の増加、医薬品・化粧品が同12.7%の増加、鉱物が同9.6%の増加などとなった。
 一方、繊維品が同▲18.4%の減少、食料・飲料が同▲7.6%の減少、その他の機械器具が同▲6.1%の減少などとなった。
二、小売業販売額の動向
 小売業を業種別にみると、機械器具小売業が前年同月比▲5.7%の減少、その他の小売業が同▲5.1%の減少、各種商品小売業(百貨店など)が同▲5.0%の減少、自動車小売業が同▲5.0%の減少、織物・衣服・身の回り品小売業が同▲4.8%の減少、飲食料品小売業が同▲4.3%の減少となった。
 一方、燃料小売業は同17.6%の増加となった。
三、大型小売店販売額の動向
(1)大型小売店の動向
 平成17年2月の大型小売店販売額は1兆5,167億円、前年同月比でみると、▲4.1%の減少となった。百貨店は5,906億円、同▲6.9%の減少、スーパーは9,264億円、同▲2.3%の減少となった。なお大型小売店の季節調整済前月比は、▲2.1%の減少となった。百貨店は同▲3.7%の減少、スーパーは同▲0.2%の減少となった。
(2)大型小売店(既存店)の動向
 平成17年2月の大型小売店を、前年同月比(既存店)でみると、▲6.7%の減少となった。百貨店は同▲6.9%の減少、スーパーは同▲6.6%の減少となった。
 また商品別にみると、衣料品は同▲9.2%の減少、飲食料品は同▲4.4%の減少、その他は同▲8.3%の減少となった。
 @百貨店の動向
 百貨店の主力商品である衣料品は、婦人・子供服・洋品が同▲13.0%の減少、紳士服・洋品が同▲9.0%の減少、その他の衣料品が同▲4.4%の減少、身の回り品が同▲3.1%の減少となったため、衣料品全体では同▲9.6%の減少となった。
 飲食料品は、同▲4.4%の減少となった。
 その他は、家具が同▲9.6%の減少、家庭用品が同▲9.3%の減少、食堂・喫茶が同▲8.8%の減少、その他の商品が同▲2.5%の減少、家庭用電気機械器具が同9.6%の増加となったため、その他全体では同▲4.5%の減少となった。
 Aスーパーの動向
 衣料品は、その他の衣料品が同▲12.5%の減少、婦人・子供服・洋品が同▲8.9%の減少、紳士服・洋品が同▲8.2%の減少、身の回り品が同▲4.7%の減少となったため、衣料品全体では同▲8.4%の減少となった。
 スーパーの主力商品である飲食料品は、同▲4.4%の減少となった。
 その他は、家具が同▲13.0%の減少、家庭用品が同▲12.3%の減少、その他の商品が同▲11.7%の減少、食堂・喫茶が同▲10.9%の減少、家庭用電気機械器具が同▲1.3%の減少となったため、その他全体では同▲11.1%の減少となった。

平成16年鍛圧機械業況
受注は5年ぶりに安定
出荷は堅調な数字見せる

 日本鍛圧機械工業会では、平成16年鍛圧機械年間業況を発表した。
受注動向
【国内】
 受注全般に関し、ベンディングマシンと自動化装置以外は全て前年を上回る好調な結果。順調な景気動向であり、鍛圧機械も例外ではない。近年海外よりの受注に支えられている傾向が強かったが、本年は国内における受注も安定し、1,400億円に届く数値に回復。同会では、月当たりの国内受注額100億という数値を一つの目安としており、これを大きくクリアした事は安心材料と言える。平成11年以来5年ぶり。
 需要部門別では、やはり牽引者である自動車関連機器の勢いが非常に強く、コンピューター、家電機器などの電気機械器具及び建築金物などの金属製品の勢いも受注好調の大きな要因となっている。
【海外】
 前年比は126%で、ここ数年堅調な傾向が続いている。全体受注に対する海外の割合は40.6%であり、昨年の40.5%と比較すると少々上がったが、受注額数値は大きく伸びて国内受注の大幅な上昇と重なった微増である。
 海外受注内訳では、中国向けが34%と非常に大きく、東・東南アジア全体では62.9%の数値を表している。また北米における20.2%も好調な数値であった。
出荷動向
【国内】
 出荷に関しては、せん段機、ベンディングマシン、自動化装置が前年を下回ったが、受注の好調さを反映して全体では117%と堅調な数値を示している。特にパンチングプレス、プレスブレーキの板金機械、及び鍛造機械が大きな伸びの数値を示している。金属製品、電気機械器具等への出荷が目立っている。
【海外】
 国内同様、全体で117%と堅調な伸びを示している。特に出荷額において、500トンを超える大型の機械プレス、ストレートサイドプレス、トランスファープレスに出荷が集中。これは中国及びアメリカにおける自動車産業の動向に深く関係していると思われる。
新商品トピックス
 平成15年1月より、機械プレス及び液圧プレスに関するサーボプレス統計を開始。近年益々導入が加速されているサーボプレスは、機械プレス部門において受注額前年比で156%、出荷金額前年比で168%となり、近年のヒット商品として様々なユーザーニーズに応えるべく、各プレスメーカーとも研究開発に余念が無い。サーボプレスの日本市場における活況に、世界のプレスメーカーとユーザーも注目し始めている。

新社長登場
キーワードは価値観
株式会社アンスコ
代表取締役社長安藤秀文氏

 ねじメーカーのアンスコ(本社=名古屋市北区光音寺町野方)では、3月より代表取締役社長として安藤秀文氏が就任。若き社長の元で、さらなる飛躍を目指している。
 秀文氏は大学でマーケティング理論を学んだ後、91年に卒業と同時に某大手総合商社へ入社。11年の在職中、主に東南アジアでの繊維事業会社設立に携わり、素材から最終製品まで全てに係わった。当然のことながら、年間における海外出張も多く、数年は上海に在住していたこともある。
 氏は、その当時の事を「在職中は、アジアを常に意識したモノ作りをしてきました。どうやったら、日本が機能していくか、また変革できるか。また単にモノを作るだけでなく、文化・政治を理解することが必要で且つ重要と思い、積極的に経験してきたつもりです」と屈託無く語る。
 その後、アンスコへ入社し、全くの平社員としてからスタート。現場で研修を行い、製造から検査・出荷・配達まで、全ての業務を学んだ。業務部部長に就いてからは、ISOにおける管理責任者として、業務全体をリードする等して力を蓄えた後、入社4年目の今年に社長へ就任した。
 「今までの強い部分を社員一同で改めて認識し、さらに伸ばしていきたい。それを軸にすれば、ねじの加工部門等を強化できると思います。変化に対応できる会社だと考えているので、自分が引き継いだ以上着実に成長させていこうと思っています。それが社員全員の幸せや顧客へのメリットにも繋がりますから。また、今や百年に一度の転換期とも言われています。世の中がグローバル化へと進む中、これからのキーワードとなるのは価値観ではないでしょうか。変えていけないものは変えず、変えなければならないものは変えていく。その変えるにしても、全く新しく変えず、何かのリバイバルになったとしても、価値があるならそれで良いと思います」とこれからの抱負を話す。
 趣味は学生時代から続けているサッカー。勿論Jリーグ、W杯観戦は欠かせない。将来的には社内チームを作り、参戦するのが夢と話す。

新入部員らも参加
愛機工青年部合同委員会開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏、山下機械社長)青年部(部長=水谷隆彦氏、ミズタニ機販社長)では、3月25日午後6時30分より「合同委員会」を中区栄三丁目“季節料理とお酒 伊勢乃家”において開催した。当日は34名が出席。
 会は加藤氏(藤清商会)の司会によって進められ、初めにこの会合を以って青年部を退部する幡野副部長(朝日)より挨拶があり、13年にわたる青年部での活動に対する思い出を語って、乾杯した。同氏にはその後、慰労の意味を込めて青年部一同より、記念品の贈呈が行われた。
 また、来期より参加する新入部員3名が紹介され、それぞれが挨拶を行った。新入部員は稲葉氏(宇野)、足立氏(朝日)、笠井氏(日伝)。
 さらに三木氏(三起工機)より、来期各幹事長をはじめ新組織の発表も行われた。
 和やかに進んだ会の終わりに、来期副部長に就任する久我氏(ノダキ)による中締めの挨拶が行われ、一本締めによって散会した。

馬場氏に代わり幡野氏朝日新加入
総会は5月27日に
名機工同友会3月例会を開催

 名機工同友会(会長=時津忠氏、新栄商會会長)は3月22日午後6時30分より、名古屋市中区錦の東京第一ホテル錦において3月例会を開催した。
 時津会長が「3月になりますと梅が散り、昨日山崎川のほとりを通ったときに一本の桜がきれいに咲いておりました。春というのは色々な卒業式もありますし、また入学、我々で言うならば入社式と、別れがあり出会いがある非常に忙しい時でもあります。また、大手企業の本決算は3月ですから、当然我々を取り巻きますお客様も決算で大変お忙しいことと存じます。くれぐれも体に気をつけられて、大きく利益を出して、社会に貢献していただきたいと存じます。私も、お陰様で順調に体調のほうも戻ってまいりまして、今年に入り、2回も海外旅行に行ってまいりました。ゴルフもかなり行っておりますが、残念ながら100が切れないゴルフになり、18ホール回りきれば良いという何か情けないようなゴルフになっておりますが、どうぞ皆様方一度ゴルフを時津に教えてやろうというようなお方が見えましたら、是非ご教授いただきまして、100を切る会に入ってゴルフにも邁進したいと思います。本日短い時間ですが、皆様方の貴重なご意見を拝聴して、それぞれの会社に持ち帰り企業の繁栄に努めたいと思います。どうぞ一つよろしくお願い致します」と挨拶。
 各部報告に移り、事業部より共同購入品の実績が報告。経営対策部からは、先月の講演会への出席に対し礼が述べられ、続いて厚生部より、5月27日の同友会総会の司会者を厚生部の中から選出すると報告された。
 また、朝日の馬場専務から幡野取締役部長へ会員を交代することになり、両氏より挨拶が行われた。
 この後、会員の志知がISO14001を認証取得したことについて、志知社長よりその取得の経緯などが語られた。質疑応答では、取得に関し細部にわたる質問が出されるなど会員の関心も高く、活発に意見交換が行われた。

アサダ
省スペースで簡単操作パイプ切断機
ビーバーSAW220・360

 アサダ(本社=名古屋市北区上飯田西町3-60、社長=浅田一吉氏)では、丸のこ式パイプ切断機『ビーバーSAW220・360』を発売開始した。
 同製品は建築現場や工場の配管に最適で、ビーバーSAW220は最大計220mm、360は360mmまでのパイプが切断可能。
【製品特長】
◎用途/鋼管、ライニング鋼管、ステンレス管、鋳鉄管、銅管、アルミニウム管、各種プラスチックパイプなどを安全に切断。
◎切断面が直角/頑丈なパイプクランプと、のこ刃の正確なアライメントが直角切断を実現。
◎操作が簡単/床で簡単に切断できるため、重いパイプを持ち上げる必要なしに、前方へ本機を押すだけで簡単に切断できる。
◎安全な切断作業/火花粉塵が少なく、切断面に焼け・バリを残さないチップソーを採用。
◎省スペース/小型・軽量の本体&パイプ受台は、場所を選ばず、省スペースで作業ができる。
◎パイプサポート/パイプ切断面の浮上がりを防止し、直角切断を支援。床で太径パイプを簡単に切断できる。
◎発売日/2005年4月1日

中部経産局
29ヵ月連続前年上回る
平成17年2月度金属工作機械受注

 中部経済産業局では、管内主要9社(オークマ、大隈豊和機械、テクノワシノ、豊田工機、日平トヤマ、富士機械製造、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の平成17年2月度の金属工作機械受注を発表した。
 2月の総受注高は、39,590百万円、前年同月比33.7%増と29ヶ月連続で前年を上回った。また前月比は6.7%減。
 国内受注は、自動車工業向けが九、140百万円と10ヶ月連続で前年を上回った他、一般機械工業向けも8,592百万円と29ヶ月連続で前年を上回ったことから、全体でも前年同月比46.3%増と12ヶ月連続で前年を上回ったまた、11.4%減となった。
 海外受注は、北米向けが11ヶ月連続で前年を上回った他、ヨーロッパ向けも15ヶ月連続で、アジア向けも2ヶ月ぶりに前年を上回ったことから、全体でも前年同月比22.3%増と30ヶ月連続で前年を上回った。また、前月比は1.1%減となった。
 国別に見ると、一位のアメリカが6,127百万円(前年同月比27.9%増)、以下中国2,181百万円(同6.7%減)、ドイツ1,518百万円(同8.6%増)、大韓民国1,168百万円(同1.6%減)、イタリア1,004百万円(同38.9%増)の順となった。
 販売額は、32,067百万円、前年同月比29.9%増と23ヶ月連続で前年を上回った。また、前月比は、1.0%増となった。
 受注残高は、204,372百万円、前年同月比78.2%増と14ヶ月連続で前年を上回った。前月比は3.1%増となった。

ミツトヨ
3月22日付役員人事

 ミツトヨ(本社=川崎市高津区坂戸1-20-1、社長=手塚和作氏)では、3月22日付で役員人事を発令した。
【役員人事】
( )内が新規担当
■取締役兼営業本部長(中部統括部長)=神田理氏
■取締役(宇都宮事業所副所長)=沼田恵明氏

【トピックス】 東海北陸経済情報
鉄鋼業の業況「今、鉄が熱い」
中部経済産業局

 戦後の復興から高度成長期にかけての日本経済は、軽工業から重工業化が進展し、その中で鉄鋼業は飛躍的な成長を果たし、日本経済の原動力として確固たる地位を築いた。1960年の鉄鋼業の製造品出荷額等は1兆7,000億円であったが、1980年には17兆9,000億円と10倍以上の伸びを示し、製造業が拡大し続ける中、そのウエイトは8%以上を占めていた。
 しかし、1980年代以降、時代は重厚長大から軽薄短小へ。日本の鉄鋼業は、国際競争の激しさが増えていく中、設備縮小が余儀なくされ、製造品出荷額等は徐々に減少。製造業に占めるウエイトも低下していき、1990年代以降の冬の時代に入っていった。
 しかしながら、現在の日本の鉄鋼業には約21万人(製造業の2.4%)が従事し、製造品出荷額等も約12兆円(同4.3%)と、今なお一大基幹産業であることは言うまでもない。
【最近の鉄鋼業の動向】
 鉄鋼業生産は平成13年秋を底にIT不況を脱して回復基調で推移しており、全国の鉄鋼業においては全国の鉱工業生産の水準を上回る動きをみせていたが、平成15年夏の一部の事業所による火災事故により一時的に低下。その後は順調に回復をみせ、直近では管内鉱工業生産とほぼ同程度の水準にまで回復している。
 この度の鉄鋼業回復の主要因は、国内の自動車、造船、産業機械、電気機械など、あらゆる製造業で業績が回復し需要増となったことに加え、中国経済の拡大を核とするアジア市場での鉄鋼需要が旺盛で輸出が増加したものであり、国内の景気回復と好調な外需によって牽引されたと言える。
【鋼材等の需要状況】
 2004年の粗鋼生産は1億1,272万トンと1973年、74年に次ぐ史上3番目の高水準となり、旺盛な需要に応えるため、鉄鋼メーカー各社はフル操業を続けているが、鋼材不足による自動車メーカーの生産調整が行われるなど、需給逼迫が問題化している。
 また、需給逼迫と国際市況の上昇等による鋼材価格の高騰から、鋼材等需要家側の調達環境が悪化しており、供給先又は調達元に対する交渉ポジションが弱い中小企業などを中心に収益圧迫が懸念されている。
 鉄鋼メーカー各社では、特に需給が逼迫している厚板や自動車用鋼板などの下工程の圧延能力やめっき能力を重点的に増強しており、今後は鉄鋼生産能力増強による効果が現れ、需給は徐々に緩和していくものと見込まれる。ただし、原料である鉄鉱石、原料炭が一層の値上がりをみせていることから、それに連動して鋼材等の市況が更に高騰することも予想されている。

「明日天気になぁーれ」
風見鶏(酉)の希い 終
タイセー代表取締役鈴木正泰

 コンピューターの誤動作を心配して年が明けた21世紀ははやくも5年目をむかえて、右肩下がりの時代にチャンネルが切り替わった。企業はようやく、その現実を自覚し認識して、その対応に乗り出した。「企業の再構築」所謂、リストラクチャリングである
 「企業が環境の変化に応じて、その構造や業務内容を再構築していくこと」と訳される言葉が何時の間にか「リストラ=人減らし」の代名詞になり、日本語化するほどの流行語になってしまった。儲け回復への近道として大手企業は熱心にリストラに取り組んだ。
 それが危機感を認識した優良企業の証明でもあるが如く銀行さんにも評価された。
 早期退職勧奨により熟練の技能は伝承もそこそこに職場を去り、若い労働力は契約社員、派遣社員、アルバイト、外人、パートに置き換わり、学校を卒業しても腰を据えて将来を託す職場が無い、石の上にも3年と言われたそんな仕事が無いのです。当面、親に寄生して、フリーター、アルバイトで車のローンと携帯電話の料金を稼げば良しとして、やがてパラサイトシングルに成長?夢をもてない若者がウロウロする事になってしまった。
 地球温暖化、環境対策が熱心に叫ばれ、ゴミゼロ宣言をして胸を張る大手優良企業の話は聞くが次の世代を担う「若者の寒冷化対策」に真剣に取り組み企業責任を垂範遂行する声は聞こえて来ない。最近就職率の改善が報じられているが、内容は依然として派遣社員優先のようであり本当のカイゼンはまだまだのようだ。
 コスト削減と効率最優先を大黒柱とした再構築の進展は、誇るべき日本株式会社の伝統であった愛社心を喪失させ、遣り甲斐を見失い、若者の夢を奪って行った。それはモノづくり致命的な禍根を遺す事になりその結果、我が国の労働力は著しい質的低下を来たし日本ブランドが消滅する。そんな日が近いかもしれない。
 物質的豊かさと快適な生活を飽くことなく追求しその恩恵を享受して来た私たち日本人は右肩あがりの幸せな歳月の中で見失い忘れていた「お金で買えない大切なモノ」を引き返して取りに戻る勇気を発揮しなければなりません。再生への重要なターニングポイントでありギリギリの時期が来ている事を認識すべきです。
 ついこの間、地球に誕生した人類はその僅かな短い歴史の中で「開発と成長」、「破壊と汚染」を凄まじいスピードとパワーで繰り返してきました。そしてその勢いは減速の気配すら無く、さらに加速の度を強めています。ようやく辿り着いた京都議定書の発効も中身の伴わぬ有名無実のように思われます。米国の身勝手さは論外としても猛烈な勢いで開発と超高度成長を続ける中国や印度をはじめ世界中の発展途上といわれる国々へのコントロールはきわめて困難であり、それらの国々が経済的にも豊かに発展し恩恵を享受することは喜ばしい事ではあるけれども、同時にさらに大規模な環境の悪化と資源の枯渇を生じる事は避けがたいのも事実でありましょう。
 時あたかも自然との調和、共生を願って愛知万博「愛・地球博」が開幕した。9月25日までの半年間、120カ国の人々が結集して母なる地球を慈しむ愛のテクノロジーを世界の隅々まで発信します。人類の英知が21世紀最大の課題克服の道を切り拓いてくれる事を確信し期待して止みません。「自然への愛」「地域への愛」「家族への愛」「人々への愛」そして、それぞれを慈しむ心がすべての問題を解決する不可欠の条件であり「人としての慈愛」を忘れない限り人類は永遠に不滅であると信じたい。この稿が活字になる頃には桜も満開!春らんまんの季節です。新しいランドセルを背にした1年生が集団登校の子ども達の列の中に目につく頃です。12年後の酉年も美しい日本の春が訪れて、次代を担うこの子たちが凛々しく健やかな若者に成長してくれるようにと希いながら「あしたも天気になあーれ!」と心から祈りたい。 「風見鶏(酉)の希い」
(終わり)

オリジナルDLCコーティング採用
2枚刃DLCボールエンドミル
三菱マテリアルツールズ非鉄系金属加工に最

 三菱マテリアルツールズ(社長=高田修氏、本社=東京都墨田区横網一丁目6-1)では、三菱マテリアル神戸ツールズが開発・製造する非鉄材料加工用エンドミル「2枚刃DLCボールエンドミル DLC2MB」の販売を開始した。
 同シリーズは、耐溶着性に優れたDLCコーティングの適用によりアルミ合金を始め、GFRP、CFRPや銅合金、グラファイトなどの非鉄材料加工に最適な2枚刃ボールエンドミル。
 これまでDLCコーティングの弱点であった「密着力」を格段に高めたオリジナルのDLCコーティングを新開発(永田精機との共同開発)して適用。CVDダイヤモンドに迫る硬さを高い密着力で実現している。
 昨年販売して好評を得ている2枚刃スクエアタイプ(DLC―2MA)と合わせて、充実のラインナップ展開を図る。
【製品特長】
◎DLCコーティングエンドミルにボールエンドミルタイプが新登場。耐溶着性に優れたDLCコーティングの適用により、非鉄系金属の加工に適したボールエンドミル。
◎オリジナルのDLCコーティングを新開発。これまでのDLCコーティングの弱点であった「密着力」を格段に高めた。
◎ボール半径は最小0.1からの全19サイズをラインナップ。アルミ加工はもちろん、非鉄系金属(グラファイト・樹脂・FRP等)の様々な加工に対応する。
 発売開始は2005年3月28日から(R0.1〜R0.25の計4サイズは2005年4月に発売予定)。
 標準価格は、φ0.2=17,325円(税込)からφ20=102,270円(税込)まで。
 同社では、初年度の販売目標を4,000万円としている。

売上目標5億・動員目標1,000名見込む
『大管まつり開催』
大垣管材29日・30日の両日

 大垣管材(大垣市長沢町3-16・社長=五島道久氏)では、毎年恒例の“大管まつり”を今年は、「感謝の気持ちで第21回 笑顔があふれる 大管まつり」と銘打って、来たる4月29日(祝)・30日(土)の両日に本社特設会場において開催する。
 今回は第21回ということで、明るく、元気に、全社員の力を結集して、日頃お世話になっている関係先への感謝の念をもって取り組む決意でいる。
 有力メーカー五十余社の協賛を得て、ユーザーニーズにお応えできる豊富な商品群や、新機能満載の新商品等の展示とともに、社員手作りの多彩な企画で準備を整え、集客動員の準備に取り掛かっている。
 特に、環境、IT産業等のユーザーに対応した新機能・付加価値満載の新商品群や工具・器具をはじめ、情報関連機器、健康器具、衣類、生活雑貨等の展示と多彩な企画にて集客動員を図る。
 売上目標額は、5億円で動員目標は450社の1,000名を見込んでいる。
 中でも、ご来場の方に豪華賞品が当たる大抽選会は、特賞「劇団四季 ミュージカル アイーダの観劇」をはじめ、1等「ナゴヤドーム 中日×阪神戦」に招待するほか、イベント企画では、恒例のシェフ北さんの炎のステーキハウスをはじめ、ダーツに挑戦など、魅力一杯の豪華な企画も組まれている。
 勿論、子供連れのファミリーでも楽しめる金魚すくい、ポップコーン、アニメ映画等も用意されている。
 開催時間は、29日(祝)が午前9時30分より午後6時30分、30日(土)は午前9時30分より午後5時となっている。

配置のルール化目指して
公共トイレの理想像
TOTO東洋大学と共同研究

 TOTOと東洋大学工学部(高橋儀平教授)は、一人でも多くの人が利用しやすい公共トイレの実現を目指して昨年「ぐっどトイレ共同研究会」を発足させ、活動してきた。
 現在の公共トイレは、設備などの商品開発が進む一方、利用者からの様々の不備が指摘されている。例えば、操作ボタンの種類も豊富になってきたが、設計仕様も異なり、利用者に混乱を与えている。特に操作系ボタンの配置や形状の選択は、利用しやすさに大きく影響する。
 ボタン類の位置が便器から高かったり、離れていると車いす使用者や子供は使いにくいし、見分けにくいボタンは視覚障害者に不便。これらの使いにくさは高齢者も同様。
 公共トイレが普及している今日では、誰がどのようなトイレに入っても利用しやすい設備配置や形状が望ましい。
 本研究では、その第一ステップとして、一般トイレのみならず多目的トイレにも共通した「紙巻器」「便器洗浄ボタン」「呼出ボタン」などの操作系設備の配置の標準化を重要課題として捉え、調査研究を進め、一定の結論を得た。
 結論的には、操作系設備を「逆L字型の位置関係」に配置することが、車いす使用者を含む多くの人が利用可能で、かつ、視覚障害者にもわかりやすいという結論に至った。
 この結論をもとに、共同研究会では、業界ならびに行政とも連携し、建築関連ガイドヘの盛り込み、JIS化、さらにはアジアでの標準化に向けて活動していく。
【ぐっどトイレ研究会が提案する標準プラン】
▽ルール@腰掛便器まわりの操作系設備は、便器左右いずれか一方の横壁面の操作しやすい位置に、まとめて設置する。
▽ルール@腰掛便器横壁面に設置する主要3設備(@紙巻器・A便器洗浄ボタン・B呼出ボタン)は、次のような位置関係に配置し、これ以外の設備の有無にかかわらず、この位置関係は変えない。
1、紙巻器と便器洗浄ボタンは、紙巻器の真上に便器洗浄ボタンという「縦型の位置関係」になるように配置する。
2、呼出ボタンを設置する場合は、便器洗浄ボタンの真横うしろ水平方向のある程度離れた位置に配置し、三設備が「逆L字型の位置関係」になるように配置する。

営業本部内組織機構改編
機構改編と人事異動
KVK 4月1日付け

 KVK(社長=北村和弘氏)では、3月15日開催の取締役会において、営業本部内の組織機構の改編が承認されたことを受けて、4月1日付けでこれに伴う人事異動を実施した。
1、機構改編
 (1)北関東支社を廃止し、管轄下の群馬営業所(新潟出張所)・埼玉営業所を関東支社管轄に移管する。
 (2)中部支社を廃止し、管轄下の名古屋営業所(北陸駐在所)を関西支社管轄に移管する。
 (3)関東支社に東京特需営業所、関西支社に大阪特需営業所を新設する。
2、新人事体制
▽関東支社長=斉藤準一氏
▽関東支社群馬営業所長=清水浩二氏(新任)
▽関東支社埼玉営業所長=坪内 康氏
▽関東支社東関東営業所長=長濱卓美氏(新任)
▽関東支社東京営業所長=森田恭二氏(新任)
▽関東支社東京特需営業所長=安部真司氏(新任)
▽関東支社西関東営業所長=竹中 智氏
▽関西支社長=渡瀬達城
▽関西支社名古屋営業所長=川島勝吉氏
▽関西支社大阪営業所長=原田和久氏
▽関西支社大阪特需営業所長=武元康雄氏(新任)
▽関西支社広島営業所長=西谷洋直氏(新任)
▽関西支社福岡営業所長=高木博行氏

2005合同展示会
INAXトステム4月15〜16日

 INAX(社長=杉野正博氏)では、4月15日(金)・16日(土)の両日にわたって“ポートメッセなごや”(名古屋市港区金城ふ頭)を会場に「2005INAX・トステム合同展示会」を開催する。
 暮らしを快適にするこの春一押しの新商品のピックアップをはじめ、リビングルームを中心とした室内空間の提案、サニタリーやバスルームなどの水廻りを中心とした室内空間の提案、アプローチから玄関までの外廻り空間の提案などのほか、最新アイテムの機能・性能を実際に体験できる体験コーナーの設置、リフォームの匠によるリフォームプランの再現、イベントとしては、スタンプラリー抽選、ストラックアウトなどのアトラクション、また、住まいのヒントや秘訣を紹介する各種セミナーも用意されている。

16年度通常総会
三重管工機材商組4月25日開催

 三重県管工機材商業組合(理事長=闇雲明男氏・旭工機会長)では、4月25日(月)午後4時30分より、津市岩田の“両口屋”を会場に「平成十六年度通常総会」を開催する。今年は任期満了による役員改選も行われる。
 また、当日は正会員による懇親ゴルフ会が、富士カントリ榊原温泉ゴルフ倶楽部で開催される。

全国KVK会総会
KVK 4月26日開催

 KVK(社長=北村和弘氏)では、4月26日(火)“名古屋マリオットアソシアホテル”(JR名古屋駅上)を会場に「全国KVK会総会」を開催する。
 当日は、午後二時より総会、三時より特別講演会(元小結舞の海)や清水アキラによるディナーショーが予定されている。
 翌日は“愛・地球博”を見学する。

岡谷管栄会総会
岡谷鋼機4月13日開催

 岡谷管栄会(会長=闇雲明男氏・旭工機会長、岡谷鋼機と商社、メーカーの集い)では、4月13日(水)午後四時より、静岡駅前の“ホテルセンチュリー静岡”を会場に「平成17年度通常総会」を開催する。
 今年は任期満了による役員改選が行われる。
 翌14日は、ゴルフ組(静岡カントリー島田ゴルフコース)と観光組(久能山東照宮などを見学)に分かれて春たけなわの駿府を思う存分楽しむ。

OKAYA335
ツアーに参加してG
旭工機株式会社取締役会長闇雲 明男

 6月9日(水)晴
 8時30分出発予定なので早めに朝食を済ませ、朝の散歩に出る。
 イサク大聖堂やニコライ一世像前は早朝のこと急ぎ足のサラリーマンは少数見掛けるが記念撮影するのに邪魔はない。
 広場前の官庁建物には要人が来るのか制服警官が一定間隔で立っている。
 電柱の見掛けないのは景観としては大変良い。
 ピョートル時代の建物を保存していて当時の街路そのままだが当時の馬車道にしては広い。
 駐車場には困っているが現代でも通用する道幅である。
 今日の観光はペテルブルグから40kmほど南のツアールスコエ・セロのエカテリーナ宮殿に向かう。
 イルクーツクで学者キリロ。ラックスマンの知遇を受けた大黒屋光太夫は彼の出張に同行して1791年ペテルブルグに到着したが六月に入り帰国嘆願の相手であるエカテリーナ二世が夏の宮殿に移っていることから彼らもまたツアールスコエ・セロに移動し、光太夫は宮殿付属の庭師の家に寄寓するのである。
 ここで6月29日エカテリーナ女帝に拝謁し、帰国嘆願をする。
 当初はロシアでの日本語学校の設立と帰化永住を薦められるが同年9月29日に帰国許可がでて翌年、遣日友好使節ラックスマン(キリロの息子)に送られて帰国を果たすことになる。
 途中、道路沿いの小さな谷間を挟んで独ソ戦でのレニングラード攻防戦の戦跡を見る。
 当時の大砲と激戦を物語るのか隣接してたくさんの墓地がある。
 ペテルブルグ(レニングラード)とのほぼ中間地点であろうか。
 エカテリーナ宮殿はドイツ軍に占領されているから緊迫した状態が900日間も続いたことになる。
 北方はスエーデンとドイツ連合軍に囲まれ文字通り完全包囲されていたのである。
 当時、300万市民の内40万の餓死者を出したとの文献があるがアレキサンドル・ガイドの説明は60万であった。
 いずれにしても大変な数字でロシア人の忍耐強さと頑張りには異常さを見る。
 ツアールスコエ・セローの宮殿はピョートル一世の后エカテリーナ一世が即位した後、(1725年)から建設がはじまり、歴代の皇帝が増築と改築を繰り返した。とくにエカテリーナ一世の遺言で皇女エリザベータ・ペトローブナの手に渡り、彼女が1741年に皇位についてからさらに豪著な宮殿に作り変え小宮や庭園の建設に資金をつぎ込んだ。
 まったく血縁関係のないエカテリーナ二世の時代には全体の中心、エカテリーナ宮殿の全長は740m現在の規模になった。
 彼女は夏の宮殿としてここに住み政務もここで摂った。
 私たちはバスを降り、宮殿を見晴るかす正面口の“黄金の門”の前に立つ。
 鍛造された枠の中に渦巻き文様、貝殻、鳥の羽、花飾り、星模様などが金張りで黒の鍛造枠の中に浮き出ている。
 門の中央上部にはロシア帝国の紋章、双頭の鷲が皇帝の宮殿であることを証明している。
 芝生の前庭を通して空色の宮殿が見える。
 この宮殿は第二次世界大戦の折にはドイツ軍に占領され、ほとんど破壊され、貴重品はほとんど持ち去られた。
 取り外しのできる美術品はほとんど西シベリアに疎開されていたので難を逃れている。
 ドイツ軍は退却の時、地下室に爆薬をしかけていたがソ連軍の先着部隊の到達が早く、完全破壊は免れることが出来た。
 その後、破壊を免れた石造の外壁のみを残して修復、復元した。
 古今東西を問わず権力の象徴は黄金であるのかこの宮殿の内部も金箔がふんだんに使われていて大きな仏壇の中を歩いているようである。
 大広間(舞踏の間)は天才装飾家ラストレッリの傑作とされる。
 面積は長さ47m、幅17m、面積は846u。
 金箔のレリーフ装飾を施された鏡が各窓の間を埋めているから実際以上に広く見える。
(つづく)

目標上回る来場者詰め掛ける
海部営業所展示会盛況
山信 初期の目標を達成

 管工機材・住設の総合商社山信(名古屋市熱田区中田町・社長=小川 信氏)の海部営業所(海部郡七宝町・所長=勝川 桂氏)では、お世話になったお客さんにお返しをしたいということで、一流メーカー品をお値打ちに提供した「展示会」を3月26日に、津島市莪原町の“アイプラザ津島”を会場に開催し、目標を上回る来場者が詰め掛けるなど、初期の目標を達成できたと喜んでいる。
 午前10時30分のオープンと同時に、来場者が詰め掛け、各出品メーカーのブースでは、担当者らがそれに応えようと、新製品を中心とした展示品の説明に追われていた。
 各営業所から応援に駆けつけた山信の社員も、次々に詰め掛ける来場者を見つけては、対応に勤しんでいた。
 会場には、協賛メーカー10余社が最新の話題商品から新製品まで、魅力溢れる商品を展示実演する一方、当日だけの特別価格、市価の半額以下といった目玉商品コーナーを設定するなどして、有効な商談の場として好評であった。
 特に来場者の注目を集めたのは、高級システムキッチン、シャワートイレ、配管作業に欠かすことの出来ない各種電動工具等に人気があった。
 一方、フランクフルト、焼きそば等の模擬店も好評で、六十席を用意した休息コーナーも午前11時過ぎには満席となり、急遽臨時の席を増やして対応した。
 小川社長も「日頃お世話になっておりますお客様への感謝の気持ちを込めての展示会を開催させて頂いた次第です。順を追って各営業所で開催させて頂きたいと考えております。最近は特に地震や自然災害が頻発しておりますから、今後は特に安全面に重点を置きたいと思い、商品だけを販売するだけではなく、商品と共に安全をお届けして行きたいと考えております」と、所信を述べていた。

実習と座学を組入れた
バリアフリーリフォーム塾開講
INAX開講以来1,000名超す

 INAX(社長=杉野正博氏)では、常滑市にあるINAX建築技術専門校内に、リフォーム施工業者への支援策の一環として、「リフォーム塾」を昨年2月に開講し、既に1,000名を超える受講者が学んでいる。
 3月17日・18日の両日には、リフォーム塾の特別講座として「バリアフリーリフォーム講座」を開講し、愛知、岐阜、三重、静岡の各地から先着九名の受講者が特別講座を受講した。
 当日は、福祉住環境二級セミナー講師の矢作聡講師による、介護保険制度の知識や現場対応経験があることを前提とした、幅広いバリアフリーリフォーム現場での応用力を身に付ける内容となり、特に中古住宅を活用したロールプレイングによる現場調査の実習では、受講者から実践に即したいろいろな角度での質疑応答が繰り広げられた。
 座学では、市場調査、接客スキル、現場調査の仕方、疾病別配慮のポイント、提案のポイント、チェックリスト活用法、実習では、中古住宅を活用したロールプレイングによる現場調査の実習などを通して、高齢や事故等で体が不自由になった時、家の中にはずいぶんバリアが多いことに気づき、それを適切にリフォームすることで、ずいぶんバリアフリーな家に生まれ変わることを身を持って研修した。
 特別講座は今年二月から新設したもので、開講以来一年間の要望に副うよう、従来の座学での講義中心を、受講者の要望の多かった、中古住宅における実習用住宅での、住まい診断、現場調査、耐震診断調査、耐震補強の実際等に重点をおき、受講者自らが実地検証を行うことで、より実践に近づけていただこうとの狙いが込められている。

三栄水栓
便利なコンセント水栓シンプレット
天井、床配管兼用を追加

 三栄水栓製作所(大阪市東成区・社長=西岡利明氏)は、コンセントのように手軽で便利な水栓「シンプレット」に屋内の天井、床配管兼用が追加され、新発売した。
 架橋ポリエチレン管用でさや管ホルダー付。
 心臓部にはセラミックディスクを採用、耐久性に優れている。
 バルブと架橋ポリエチレン管接続接手は一体型のため水漏れがなく、水撃低減機構も採用している。
 配管接続部の漏水時は壁表面に漏れ出る構造のため、漏水検知が容易。
 ホース接続部は45度回転エルボのためホースの屈曲がなく、また、オートストッパー付のため不意の吐水を防止する安心設計となっている。
 品確法・維持管理対策等級三に対応している。
 吐水、止水はコンパクトなハンドルで確実に行える。
 壁厚は12.5mmと9.5mmに対応する。
 配管径は13A用、10A用を用意している。
 価格は9,200円。

愛機工各支部総会
北支部 3月17日開催
「名鉄ニューグランド」で

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏、山下機械社長)の北支部(支部長=坂田多喜男氏、金太郎商店社長)は3月17日午後6時より、名古屋市中村区椿町の名鉄ニューグランドホテルにおいて「平成16年度北支部総会」を行った。
 清水清水商店社長が司会を務めて、定刻通り開会。27社中23社(委任状含む)の出席により総会の成立が宣言された。
 坂田支部長が「北支部が担当して行われました組合の新年賀詞交歓会も皆様のお骨折りで、無事終了致しました。心より感謝申し上げます。自分の城は自分で守らなければならない。知恵を絞って生き抜いていきたいと思います」と挨拶。
 続いて、組合本部を代表して渡辺事務局員より、組合事業への支援・協力に対し感謝が示された後、組合が現在行っている「採用と社員戦力化」事業やメカトロテック05への取り組みを中心に現況報告が行われた。
 服部伊吹産業社長を議長に選出して議案審議に移り、第1号議案=平成16年度事業報告並びに平成16年度収支決算報告・会計監査報告承認の件、第2号議案=平成17年度事業計画案及び収支予算案承認の件をそれぞれ原案通り承認可決した。
 総会終了後は懇親会が開催され、支部員相互の親睦を図った。
「比翼」で総会
中北支部 3月23日開催

 中北支部(支部長=高田研至氏、井高社長)では3月23日午後6時より、名古屋市中区大須のローズコートホテル「比翼」において「平成17年度中北支部総会」が開催された。
 挨拶に臨んだ高田支部長は新年度の事業について「組合と致しましては、例年の行事の他に、教育(社員戦力化事業)という大きな事業に取り組んでおります。それも各企業さんにご協力賜り、予定通り進んでおります。ただ一部の企業の参加ということになっております。非常に良い内容で行われておりますので、是非皆様も少し興味を持っていただければ良いと思います。中北支部としましては、例年通りの事業を行います。また、更なる企画がございましたらご提案いただければと存じます」と述べた。
 続いて、組合本部を代表して山崎事務局長より、組合事業への支援・協力に対し感謝が示され、組合の現況報告が行われた。
 支部長を議長に議案審議に移り、第1号議案=平成16年度事業報告承認の件、第2号議案=平成16年度収支決算報告承認の件、第3号議案=平成16年度会計監査報告承認の件、第4号議案=平成17年度事業計画案承認の件、第5号議案=平成17年度収支予算案承認の件をそれぞれ原案通り承認した。また、恒例となっているゴルフ大会を一泊で行ってはどうか、との意見も出され、その方向で検討することが決まった。
 総会終了後は懇親会が開催され、互いの親睦を図った。
西支部 3月24日開催
「メルパルク名古屋」で

 西支部(支部長=滝川和彦氏、滝川物産社長)では3月24日午後6時30分より、名古屋市東区葵のメルパルク名古屋において「平成16年度西支部総会」が開催された。支部員36社中委任状を含む36社が出席。
 はじめに、滝川支部長が「中部は恵まれていると言われておりますが、徐々に我々にも感じられてきたのではないかと思います。明日の25日から、日本で35年振りとなります万国博覧会『愛・地球博』が開幕。2月には中部国際空港の開港と元気のある地域。我々もこの波に乗れますように頑張ってまいりたいと存じます。また、皆様方には日頃組合活動並びに支部活動にご協力を賜り有り難うございます。本日は総会でございますので、支部活動を更に活性化させるためにご提案の程宜しくお願い致します」と挨拶。
 続いて、組合本部を代表して山崎事務局長より、組合事業への支援・協力に対し感謝が述べられ、組合の現況報告が行われた。
 梅村理事(梅村本店専務)を議長に選出して、平成十六年度事業報告並びに収支決算報告承認の件と、平成17年度事業計画案及び収支予算案承認の件についてそれぞれ慎重に審議した結果、全て承認可決された。
 以上で総会を終了し、この後、支部員相互の意見交換会が行われた。
中南支部 3月25日開催
「東京第一ホテル錦」で

 中南支部(支部長=志知亨氏、志知社長)では3月25日午後6時30分より、名古屋市中区錦の東京第一ホテル錦において「平成16年度中南支部臨時総会」が開催された。
 六浦理事(六浦本店社長)の司会で進められ、冒頭、志知支部長が「本日はお忙しいところ、また、3月の末とは思えない、午前中には吹雪のように雪が舞いまして真冬のような日になりましたが、ご出席賜りまして有り難うございます。中南支部は本当に和気藹々と行っている支部であります。懇親を深めることが大事と、先代の六浦支部長からの伝統を引き継いでおります。総会ということで色々審議事項もあります。また、来年の組合の新年会がこの中南支部の担当ということで、色々お手伝いを願わなければならないと思います。事務局と力を合わせて行ってまいりたいと存じますので宜しくお願い致します」と挨拶。
 続いて、組合本部を代表して山崎事務局長より、組合事業への支援・協力に対し感謝が述べられ、組合の現況報告が行われた。
 支部会則により支部長を議長に選出して、第1号議案=平成16年度事業報告、第2号議案=平成16年度収支決算報告並びに会計監査報告、第3号議案=平成17年度事業計画案並びに収支予算案についてそれぞれ慎重に審議した結果、全議案とも原案通り承認可決された。
 総会終了後の懇親会では、和やかに歓談が行われ一層親睦が深められた。

平成17年4月17日2200号
機械工業景気動向調査
日本機械工業連合会

 日本機械工業連合会では、2月に機械工業景気動向調査を行なった。同調査はアンケートにより、四半期毎に実施される。今回は【平成16年10月〜12月期】の実績、【平成17年1月〜3月期】、【平成17年4月〜6月期】の見通しについて調査が行われた。@平成17暦年上期の売上額は、前年同期比1.1%増の見通しで、この内平成17暦年上記の輸出売上額は前年同期比2.8%増の見通し。A上期受注額は、前年同期費1.6%増の見通し。この内、上期の輸出受注額は前年同期比5.1%増の見通し。B設備投資計画額は、前年度1.3%増の見通し。C所定外労働時間は、平成14年7月から30ヶ月連続で前年水準を上回っている。D平成17年度の営業利益で「増加」を見通す企業比率は45.8%に上る。
売上 平成17年上期前年同月比1.1%増加を見通す
 平成16年10月〜12月期の売上額実績は17兆1,229億円。前期比0.6%減、前年同期比は1.8%増(4四半期連続プラス)。
 業種別前期比では、一般機械8.0%減、電気機械1.5%増、輸送機械1.4%増、精密機械4.5%増。
 今後の見通しとしては、1月〜3月期は前期比1.1%減、前年同期比1.4%増、4月〜6月期では前期比4.7%増、前年同期比0.8%増としており、この結果、上期の売上額を前期比0.9%増、前年同期比1.1%増となる見通し。
 平成17暦年上期を業種別で見ると、前期比では一般機械6.9%増、電気機械1.7%増、輸送機械2.4%減、精密機械1.4%減となる見通し。また、前年同期比では一般機械3.9%増、電気機械0.4%増、輸送機械0.2%増、精密機械1.5%増となる見通し。
 輸出売上額では、平成16年10月〜12月期実績は7兆3,202億円億円で、前期比0.6%増、前年同期比6.3%増(5四半期連続プラス)。
 今後の見通しについては、平成17年1月〜3月期で前期比4.6%増、前年同期比4.6%増。4月〜6月期は前期比4.7%減、前年同期比0.9%増を見通している。この結果、平成17暦年上期の輸出売上額は、前期比で2.5%増、前年同期比では2.8%増となる見通し。
営業利益平成17年度「増加」営業利益
見通す企業45・8%に

 前年同期に比べて、「増加」を見通す企業の構成比が45.8%、「横ばい」37.5%、「減少」16.7%。上期の見通しは、前年同期に比べて、「増加」企業の構成比が42.3%、「横ばい」42.3%、「減少」15.5%、下期は前年同期に比べ、「増加」企業の構成比が43.7%、「横ばい」40.8%、「減少」15.5%。
 上期と下期を比較すると、下期は「増加」企業の比率が1.4ポイント上昇する一方、「横ばい」を見通す企業の比率が1.5ポイント低下。「減少」の上期と下期の比率に変動はない。
受注平成17年上期前年同月比
1.6%増加を見通す

 平成16年10月〜12月期実施の受注額は6兆9,217億円。前期比で10.3%増(3四半期ぶりプラス)、前年同期比7.8%増(6四半期ぶりプラス)。
 業種別に見ると、前期比では一般機械19.0%増、電気機械3.3%増、輸送機械17.5%増、精密機械20.1%増。また前年同期比では一般機械25.4%増、電気機械1.8%減、輸送機械2.8%増、精密機械7.9%増。
 今後の見通しでは、平成17年1月〜3月期は前期比7.4%減、前年同期比2.5%増。また4月〜6月期では前期比2.2%増、前年同期比0.5%増となる見通し。この結果、平成17暦年上期の受注額は、前期比1.8%減、前年同期比1.6%増となる見通し。
 平成17暦年上期を業種別に見ると、前期比では一般機械11.8%減、電気機械7.1%増、輸送機械12.3%減、精密機械7.1%減となる見通し。また前年同期比では一般機械0.7%減、電気機械2.1%増、輸送機械11.9%増、精密機械0.5%減となる見通し。
 また輸出受注額を見ると、平成16年10月〜12月期実績は2兆1,366億円で、前期比12.4%増、前年同期比19.0%増。
 今後の見通しでは平成17年1月〜3月期は前期比1.3%増、前年同期比6.3%増、また平成17年4月〜6月期は前期比17.2%減。前年同期比では3.7%増を見通している。この結果、平成17暦年上期の輸出受注額が前期比で1.9%減、前年同期比で5.1%増となる見通し。
設備投資平成17年度
設備投資前年度比1.3%増加に

 平成17年の設備投資計画額は、2兆8,470億円で、前年度比1.3%増となる見通し。
 業種別では、一般機械2.6%増、電気機械は横ばい、輸送機械2.0%増、精密機械0.3%増となる見通し。
 投資動機別構成比を平成17年度について見ると、「能力増強」が全体の44.0%と最も比率が高く、以下「合理化・省力化」22.5%、「更新・維持・補修」16.9%、「研究開発」8.8%、福利・厚生を中心とした「その他」5.8%、「環境・安全対策」1.9%、「省エネ」0.1%の順となっている。
 これを前年度と比べると、「更新・維持・補修」、「合理化・省力化」、「環境。安全対策」の占める比率が上昇している一方、「能力増強」、「省エネ」、「研究開発」、「その他」の占める比率は低下している。

総会役割分担等決める
5月10日に通常総会
静岡県管工機材商組合4月度定例理事会

 静岡県管工機材商組合(理事長=丸尾氣窮雄氏・丸尾興商社長)では、4月1日午後3時より静岡市内の“マイホテル竜宮”において「4月度定例理事会」を開催し、5月10日の通常総会の役割分担を決める一方、管機連地区代表者会議の模様が報告された。
▽第1号議案=第35回通常総会開催の件
 5月10日に“ブケ東海静岡”で開催される「第35回通常総会」の開催時間、懇親会時間、当日の役割分担について決めた。
 開催時間は、正会員による総会を午後3時より行い、午後4四時15分からは、来賓、賛助会員を交えた懇親会に臨む。
 本総会は任期満了による役員改選が行われる。
 当日は、総会に万全を期すため午後二時より理事会を開催する。
 また、翌11日は第33回製販親睦ゴルフ会を新沼津カントリークラブで開催する。
【総会役割分担】
○司会進行=伊藤副理事長(沼津管材社長)
○開会の辞=大河副理事長(大河機材社長)
○閉会の辞=村松副理事長(村松商店社長)
▽第2号議案=管機連地区代表者会議報告の件
 3月9日午後2時より東京鉄道会館ルビーホールにて、各地区理事長等が出席して開催され、各議案を審議し、承認された。
【決議事項】
@夏季・年末年始休暇の決定=夏季休暇(8月13日〜15日)、年末年始休暇(12月30日〜1月4日)
A報告事項=16年度会計見込み、地区代表者会議の日程、各地区組合行事の日程等について報告された。
 ▽東京組合=第37回管工機材展(8月4日〜6日)
 ▽大阪組合=第11回管工機材展(9月15日〜17日)
Bサービス残業=これについては、個別企業毎に取り組むべき問題であり、慎重に対応すべきとの認識が示された。
C講演=「JRの現状と将来について」をテーマに、JR東日本小縣常務を招聘して、民営化後の改善等について研修した。

新年度事業計画・予算案等
総会提出議案を審議
愛知鋲螺商協同組合4月度理事・役員会

 愛知鋲螺商協同組合(理事長=藤田K氏、藤田螺子工業社長)は4月6日午後6時より、組合事務所(名古屋市中村区名駅)において「第9回定例理事・役員会」を開催、理事・役員ら10名が出席した。
 今回の会合では、平成16年度会計決算報告及び監査報告、平成17年度会計予算案など総会に提出する議案の審議をはじめ、当日の役割分担の確認など総会準備に関する議案を中心に、全9議案が審議された。
 第1号議案=平成16年度会計決算報告及び監査報告に関する件では、鈴木副理事長(八幡ねじ社長・会計担当)より詳細なる報告が行われ、続いて花井監事(ハナイタイト社長)が「異常なし」と監査報告。これらを承認し、総会へ上程することが決まった。
 第2号議案=平成17年度会計予算案に関する件では、鈴木副理事長より新年度の予算案が報告され、収入源であった高速道路別納事業が廃止となり新たな収入源の確保が必要と提言された。
 第3号議案=平成17年度(第32期)通常総会準備に関する件では、最終案が報告、各担当の確認が行われた。
 第4号議案=平成17年度新年会、ボウリング大会及び18年度総会の日程に関する件では、新年会を18年1月25日、総会を5月24日、いずれも名鉄ニューグランドホテルにて開催することを決めた。ボウリング大会は12月に行うことが確認された。
 第5号議案=事業部委員会に関する件では、3月の実績と、ISO内部監査要員養成講座の参加人数が報告され、参加料も決定された。
 第6号議案=広報部委員会に関する件では、「愛鋲協」23号の発送が報告された。
 第7号議案=青年部活動報告に関する件では、役員会を4月4日に開催したと報告。総会は4月28日豊月園で開催予定。
 第8号議案=平成17年度組合員実態調査のまとめに関する件では、集計結果が報告された。
 第9号議案=その他(報告事項)は、@各種案内送付Aねじの日記念品注文状況B日本ねじ商連講習会補助金申請の件などが報告された。
 次回の理事・役員会は5月26日、総会開始前に行われる予定。

役員異動
キトー 4月1日付

 キトー(社長=鬼頭信二郎氏、本社=山梨県中巨摩郡昭和町築地新居2000番地)では4月1日、役員異動を行い、次の新体制にてスタートを切った。
【取締役及び監査役】
■代表取締役社長=鬼頭信二郎氏
■代表取締役副社長=鬼頭芳雄氏(昇任・前専務取締役)
■取締役=安達保氏(社外)
■取締役=山田和広氏(社外)
■取締役=坂入昌朝氏(社外)
■常勤監査役=小林富雄氏
■監査役=下川亮子氏(社外)
■監査役=田中潤二氏(社外)
【執行役員】
■社長=鬼頭信二郎氏
■副社長=鬼頭芳雄氏(昇任・前専務執行役員)
■専務執行役員(工場統括)=岡部和彦氏(昇任・前常務執行役員)
■常務執行役員(企画本部長)=野村博氏(昇任・前執行役員)
■常務執行役員(製造本部長兼品質保証部長)=田中博樹氏(昇任・前執行役員)
■執行役員(総務本部長)=西牧喜和氏
■執行役員(技術開発本部長)=橋本勉氏
■執行役員(営業本部長)=熱方猛氏
■執行役員(海外第一本部長)=平沼優氏
■執行役員(海外第二本部長)=並木隆一氏

2月の産業機械輸出契約状況
輸出契約高758億円、前年比36%減

 日本産業機械工業会がまとめた2月の産業機械輸出契約状況は、輸出契約高758億円で、前月比72.3%、前年同月比64.1%となった。
 2月のプラントは、4件、145億7,800万円で、前月比72.8%、前年同月比104.7%となった。
 単体は、612億2,200万円で、前月比七2.1%、前年同月比58.7%となった。
 地域別構成比は、アジア州61.3%、ヨーロッパ州10.3%、北アメリカ州9.9%、中東州8.4%、ロシア・東欧州4.7%となっている。

広範囲・高精度測定が可能な
光ファイバーによる計測技術
長野計器 米国BRR社より導入

 長野計器(本社=東京都大田区東馬込一丁目30-4)ではこの程、光ファイバーをセンシングエレメントとした圧力、湿度、湿度等の計測技術を米国のBlue Road Research社(以下BRR社)より導入した。
 この光ファイバーによる計測技術の基本原理は、まず紫外線を使って光ファイバーのコアに、グレーティング(干渉縞)を形成する。このグレーティングのピッチの2n倍の波長がグレーティングで反射。グレーティングピッチは光ファイバーに加わる歪によって変化するので、反射光の波長を測定することで歪を測定することができる。温度、圧力、湿度などにより光ファイバーに歪が加わるようにすることで、センサとして利用できるというもの。その特長は、
◎センサ素子部に電力を供給する必要が無い為、雷電磁波などによる影響を受けない。
◎1本の光ファイバー中に圧力、温度、湿度などの多数のセンシング部を作ることが可能。
◎1本のファイバーを数mまで延ばすことが可能で、広範囲なエリアの計測が1本のファイバーで可能。
◎BRR社の技術の優位性である、三軸(X、Y、Z軸)の歪を正確に分離する技術により、他社よりも精度の高い多軸測定が可能となった。
 今回、BRR社が保有する特許の他、同社が開発したハードウェア、ソフトウェア、技術文献等が長野計器へ技術移転される。
 長野計器は契約に当って、相当料のライセンス料を支払い、売上額に応じて一定率のロイヤルティを支払うことで、日本及びアジア内において独占的にこの技術(特許)を利用でき、開発製品が販売できる。
 同社では今後、この光ファイバーによる計測技術を導入した製品の展開を積極的に図っていく。
◇圧力、温度計測分野での展開
 同社のセンサ、計測技術を融合させ、本質安全防爆、長距離伝送、多点計測などの特徴を活かした計測製品を開発。
◇非圧力計測分野での展開(アプリケーション製品分野)
 BRR社が現在保有するファイバーグレーティングセンサと計測システムを構造物のヘルスモニタリングの分野にPR及び販売を試みる。
・橋、トンネルなどの構造物の保守、メンテナンス
・高圧ガスタンク、パイプライン、プラント配管などの歪のモニタリング・土圧計測による地殻のモニタリング等
 同社では、2005年よりマーケティングを開始し、一年後を目標に開発製品を販売していく。
【BRR社の概要】
◎所在地
 米国オレゴン州グレスハム市
◎代表者
 チェアマン Nicholas Ortyl(ニコラスオータイル)
 社長 Eric Udd(エリックウッド)
◎事業内容
 光ファイバーを使った計測システム(圧力、歪、温度計測等)の開発を主たる業務としており、航空、宇宙開発等に顧客が多い。

2月の産業機械受注状況
受注高3千354億3千700万円

 日本産業機械工業会がこの程まとめた2月の産業機械受注高は3,354億3,700万円で、前月比109.4%、前年同月比104.2%となった。
 2月の内需は、2,542億3,100万円で、前月比131.5%、前年同月比128.3%となった。内需の前月比で増加した機種は、ボイラ・原動機(275.9%)、鉱山機械(106.5%)、化学機械(146.4%)、冷凍機械(127.4%)、タンク(452.4%)、圧縮機(115.5%)、送風機(171.5%)、金属加工機械(137.3%)で、前年同月比では、ボイラ・原動機(191.1%)、化学機械(111.8%)、タンク(217.0%)、圧縮機(128.7%)、送風機(140.0%)、運搬機械(127.1%)、変速機(119.6%)、金属加工機械(260.5%)、その他機械(114.7%)が増加した。
 外需は、812億600万円で、前月比71.6%、前年同月比65.7%となった。2月のプラントは、4件、145億7,800万円で、前月比72.8%、前年同月比104.7%となった。外需の前月比で増加した機種は、鉱山機械(102.1%)、プラスチック加工機械(172.5%)、圧縮機(225.3%)、送風機(459.3%)、変速機(110.9%)、金属加工機械(154.7%)であり、前年同月比では、鉱山機械(138.4%)、タンク(414.3%)、プラスチック加工機械(128.5%)、圧縮機(147.7%)、運搬機械(106.6%)、変速機(116.2%)、金属加工機械(429.4%)、その他機械(132.3%)が増加した。
【各機種の動向と需要部門】
 ボイラ・原動機……前月比前年同月比ともに、電力、その他非製造業、官公需の増加によりそれぞれ、148.3%、100.5%となった。
 化学機械(冷凍機械を含む)……前月比は、化学、石油・石炭製品、その他非製造業、代理店の増加により118.0%、前年同月比は、外需の減少により82.0%となった。
 タンク……前月比は、外需の減少により26.4%、前年同月比は、石油・石炭製品、その他非製造業、外需の増加により228.9%となった。
 プラスチック加工機械……前月比、前年同月比ともに、外需の増加によりそれぞれ、119.4%、113.5%となった。
 ポンプ……前月比は、外需の減少により75.6%、前年同月比は、鉄鋼、電気機械、造船、官公需、外需の減少により86.0%となった。
 圧縮機……前月比は、石油・石炭製品、一般機械、電力、その他非製造業、外需の増加により145.3%、前年同月比は、一般機械、外需の増加により136.1%となった。
 送風機……前月比、前年同月比ともに、官公需の増加によりそれぞれ、178.1%、134.2%となった。
 運搬機械……前月比は、官公需の減少により88.8%、前年同月比は、電力、運輸の増加により121.0%となった。
 金属加工機械……前月比、前年同月比ともに、鉄鋼、金属製品、自動車、外需、代理店の増加によりそれぞれ、149.5%、364.6%となった。

「エースコートAC610M/AC630M」
ステンレス鋼旋削用コーティング
住友電工ハードメタル2種類の新材種を開発販売

 住友電工ハードメタルは、ステンレス鋼の施削加工用として、CVDコーティング新材腫「エースコートAC610M/AC630M」の2材種を開発し、発売を開始した。
 ステンレス鋼は優れた耐食性や強度を持つ反面、切削加工においては難削材として位置づけられている材料。そのため、ステンレス鋼を切削する工具には、@ステンレス鋼の加工硬化による境界摩耗の発生、A工具刃先の溶着損傷、B工具刃先の高温化による塑性変形の発生という、工具破損が生じやすいという問題があった。
 今回開発された「エースコートAC610M/AC630M」は、専用の超硬合金母材上に、密着力と耐摩耗性に優れたチタン化合物膜と、高強度で耐溶着性に優れた新開発のαアルミナ膜を被覆し、さらに表面に特殊平滑化処理を施すことで、ステンレス鋼切削特有の工具損傷を抑制し、長寿命化を実現した新材腫シリーズ。高硬度で耐熱性の高い母材を用いた「AC610M」は、高速、高能率加工用に最適で、強靭母材を用いた「AC630M」は、刃先欠損や境界損傷に強く、信頼性の高い汎用材種。
 これらの二材種シリーズは、ステンレス鋼の様々な旋削加工に対応することができる。

新規加入会員が2社
フォローの風で乗り切る
滝川会 第14回年次総会開催

 滝川物産(社長=滝川和彦氏、本社=名古屋市中川区舟戸町5-23)の滝川会(会長=熊澤清信氏、クマザワ社長)では、4月2日午後5時より、中村区名駅“ホテルキャッスルプラザ”において「第14回滝川会年次総会」を開催した。
 冒頭、滝川社長が「第十四回総会を良い時期に行われたなと思う。万博や中部新国際空港も好調であり、中部地区は恵まれた地域であると改めて実感している。追い風にも恵まれており、このフォローの風に乗って、今年は動ける様になるのではないかと考えている。とは言え、現状では品薄や原料の値上げなどが続いている。これを皆さんと共に風に乗って乗り越えて行きたい。今期中は社の方でコンピューターシステムの入れ替えと海外への進出を計画している。香港へ事務所を構えて、現地での良い情報を皆さんへ素早くお知らせできる様にするつもり。先のフォローの風は今年はともかく、来年吹くかどうかは分からない。これからは、何事にも動じない全天候型を目指し、体制作りをしていく予定である」と挨拶。メーカーと会員とのジョイント役としての考えを示した。
 総会には、全86社中53社が出席(委任状による出席は29社)。審議された議案は次の通り。
▼平成16年度事業報告
▼平成16年度会計報告
▼平成16年度会計監査報告
▼平成17年度事業計画案及び収支予算案
▼新規入会案件
 この中で、新規入会案件では新たにカネキ商会、マキタ名古屋営業部の2社が加入。審議の結果、全議案を承認可決した。
 総会終了後は、懇親会へと移り、ダンス等を含めたアトラクションも交えて盛り上がり、互いに親睦を深める場となった。

第35回通常総会
静岡県管工機材商組5月10日開催

 静岡県管工機材商組合(理事長=丸尾氣窮雄氏・丸尾興商社長)では、5月10日午後3時より、静岡駅前の“ブケ東海静岡”を会場に「第35回通常総会」を開催する。今年は任期満了による役員改選も行われる。
 総会当日は、午後2時より理事会、同3時より正会員による総会、同4時15分より来賓、賛助会員を交えた懇親会を行う。
 また。翌日の11日には、製販親睦ゴルフ会を新沼津カントリークラブにて開催する。

しばらく我慢の日々続く
日本鋳鍛鋼会 2月分生産実績

 日本鋳鍛鋼会では4月1日、同会が集計した鋳鋼(全国77工場)、鍛鋼(同20社)の2月分生産実績(速報)を発表した。
 鋳鋼は生産量が21,943トンで、前月比1.8%増(383トン増)、前年同月比5.5%増(1,150トン増)。
 鍛鋼は生産量が五5,479トンで、前月比8.5%増(4,337トン増)、前年同月比は5.4%増(2,856トン増)。
 現在までのところ、鋳鋼の生産量はほぼ当初の予想通りに推移しており、16年度実績見込み261,000トン程度に落ち着く模様。一方鍛鋼(16年度実績見込み66,000トン程度と予測)については、確実に高水準で推移しているが、予想を若干下回る見込み。
 量的には鋳鋼・鍛鋼とも堅調に推移しているが、鋳鋼においては低価格、短納期等、依然厳しい環境下での操業を強いられていることには変わりなく、今しばらく我慢の日々が続くものと思われる。

クリンフェスタ
クリナップ22日・23日開催

 クリナップ名古屋営業所(名古屋市東区代官町34-29)では、4月22日・23日の2日間にわたって、新商品発表会「クリンフェスタ」をクリナップ名古屋ショールームにて開催する。
 「きれいなキッチン」「静かなキッチン」はじめ、洗面と浴室を一体化した「アクリア」などの新製品を展示紹介する。
 開催時間は両日とも午前10時から午後6時まで。

新社長に伊藤正人氏
伊藤信産業照之氏は会長へ

 伊藤信産業(本社=名古屋市瑞穂区田光町1-10-2)では、伊藤正人氏(前専務取締役)が代表取締役社長に就任した。
 尚、前代表取締役社長である伊藤照之氏は退任して、代表取締役会長へ就任した。

白山ヴィレッジにて
30周年記念チャリティーコンペ
服部商会 150名が参加し盛大に

 服部商会(社長=服部利一郎氏、本社=愛知県津島市百島町三正六歩23)は4月2日、「服部商会30周年記念チャリティーゴルフ大会」を白山ヴィレッジゴルフ倶楽部において開催、同社の得意先、仕入れメーカー、商社ら150名が参加して盛大に行われた。
 表彰式並びに懇親会は、午後5時より服部営業部長の司会進行で行われ、冒頭、服部社長が「お蔭様で30周年のチャリティーゴルフコンペを無事に開催させて頂き、有り難うございました。本当にお忙しい中を服部のために沢山の方々においで頂きまして、誠に有り難くお礼を申し上げます」と挨拶。
 ユーザーを代表して扶桑工機の弥田常務より「30周年本当におめでとうございます。この間、社長様はじめ社員皆様方の大変なご苦労があったのではなかろうかと思います。我々ユーザーが求める機械とか工具関係の商品を、メーカーさん商社さんに代わって、納入やサービスを通じてお客さんの満足を最大のものとして提供されてきました。これからも一層努力頂けるものと確信しております」と祝いの言葉があり、続いてメーカーを代表してOSGの小林常務より「服部社長は義理と人情、そして気遣いの社長だと思います。これからも『飲む・打つ・売る』で、何時も元気に楽しく頑張って頂きたいと思っております」と祝辞が述べられた。
 当日集められたチャリティー募金は、社会福祉法人「あさみどりの会」へ寄附されることになっており、参加者より約15万円、服部商会より同額の合計30万円が、この日出席したあさみどりの会の上田所長へ手渡された。
 会場には30周年の感謝を込めて豪華な賞品がずらりと並び、華やいだ雰囲気の中行われた成績発表では上位入賞者はじめ特別賞など各受賞者に賞品が贈呈された。
 上位入賞者は次のとおり。(敬称略)
▽優勝=川上武人N71.2H10.8(ナチ東海)
▽準優勝=坂井将司N71.8H7.2(光和工業)
▽第3位=中山宗義N72.0H6.0(桑名CC)
▽第4位=村上和隆N72.0H12.0(山善)
▽第5位=早坂順一N72.2H10.8(早坂鉄工)
▽ベストグロス=西尾重輝75(新弘)

愛機工各支部総会
南支部3月31日
 第一ホテルで総会

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏、山下機械社長)の南支部(支部長=伊藤照之氏、伊藤信産業会長)は3月31日午後6時より、名古屋市中区錦の東京第一ホテル錦において支部総会を開催した。
 当日は金原理事(カネキ商会社長)が司会を務め、森理事(森哲社長)の開会の辞で総会を開会。
 矢田理事(ナゴヤカット社長)より「支部員総数53社中45社出席(委任状含む)で、本総会が適法に成立する」と宣言された。
 伊藤支部長より「3月末の一番忙しい時に、総会を開くことになりました。今回の総会は余り難しい議題はございませんが、慣例上本組合の総会の前に支部総会を行い、色々な議案事項をご承認頂いて事務局の方へお送りするということでございます。それと同時に、支部の事業計画、予算の問題などをここでご質問して頂くと有り難いと思っております。昨晩は皆様方もテレビをご覧になったかと思いますが、サッカーというのは本当に国をあげて興奮するスポーツなのだと感じました。私も余り関心がある訳ではございませんが、やはり見ていて日本国民であると痛切に感じました。それと今の経済については、ライブドアの堀江社長がニッポン放送というフジ・サンケイグループの株式で支配権を得て、ガリバーにアリが食いついているという風にも見え、どちらを応援なさるかということは人それぞれですが、株式会社の商法の勉強には非常になっていると聞いております。我々の業界は、トヨタ自動車さんの好調もあり、追い風に乗りまして、特に中部地区の業界は良い様でございます。昨日、総務部会を行いまして、この中のメンバーさんで非常に業績の良い(2割以上の伸び)所があるということでした。その様な会社があるということは誇りに思わなければいけないと感じております。常に我々は下を向かずに上を向いて、立派な会社が本当に沢山ございますので、儲けるには知恵を出していかなければいけないと思っております。本日、色々な議題もございますのでご審議頂きたいと存じます」と挨拶。
 支部規約に則り議長に伊藤支部長を選出して、議案審議に移った。
 第1号議案=平成16年度事業報告書、収支決算報告書承認に関する件、第2号議案=平成17年度事業計画書(案)並びに収支予算書(案)承認に関する件について審議した結果、両議案ともに原案通り承認可決された。
 平成17年度の主な事業計画は、@ゴルフコンペAビアパーティーB忘年会C幹事会(随時)Dその他支部員に有効な諸事業として経営研修会の開催など。
 総会終了後は懇親会が開かれ、互いに情報交換をするなど和やかに時を過ごし、午後八時過ぎお開きとした。
熱田支部4月1日
 サイプレスで総会

 熱田支部(支部長=水谷隆彦氏、ミズタニ機販社長)では4月1日午後6時より、名古屋市熱田区金山町のサイプレスガーデンホテルにて支部総会が開催された。
 総会は、末国支部幹事(喜一工具名古屋支店長)の司会で進められ、司会者より「期末支部員総数34社中全社出席(委任状含む)で本総会が成立する」と宣言された。
 冒頭、水谷支部長が「新年度が今日から始まりました。お忙しい中、総会にお集まり頂き有り難うございます。また、平素は組合活動ならびに熱田支部の活動にご協力賜りまして、誠に有り難うございます。幹事一同色々なことをしていこうと一生懸命行っておりますので宜しくお願い致します。これから総会ということで、一年間の締めくくりと反省、そして17年度どのようなことをしていくかということを皆様でご検討して頂きたい。組合の方では、昨年から始まりました採用と社員戦力化事業が順調に行われております。先般も女性のキャリアアップセミナー、管理者研修、そして新入社員研修が終わった所です。大変好評を頂いております。今年度も続けて行う予定になっておりますので、会社の社員さんを送り込んで頂いて、業界のレベルアップにつなげることが出来たらと思っております。是非またご協力ください。今年は、秋にメカトロテックも行われます。本部組合の最大の事業ですので、メーカーさんをお誘い頂き、お客さんを連れて行って頂いて成功を収めますようご協力をお願いしたい。熱田支部としましては、今年も前年に引き続いて色々な事業を行っていきたいと思っておりますが、まだ具体的なところまで行っておりません。もし皆様のご希望があれば、忌憚のないご意見を頂きたいと思います」と挨拶。
 続いて、本部組合を代表して山下理事長(熱田支部所属)が「今年の最大のテーマは、10月の19日から22日まで開かれますメカトロテック・ジャパン05でして、今小間募集の真っ最中でございます。それから、愛知組合としては大きなイベントが来年ございます。それは来年の10月20日に全国大会が愛知で開かれることになりまして、私共の組合が設営、運営に当たります。また、先ほど支部長からもありましたように、今組合が行っております採用と社員戦力化事業ですが、業界で組合員が生き残るのは何が何でも人の問題と思っていますので、是非皆様も色々な行事に積極的に社員の方を参加させて頂きまして、人の強化を図って頂ければと思います」と述べた。
 慣例により議長に水谷支部長を選出して議案審議を行い、第1号議案=平成16年度事業報告承認の件、第2号議案=平成16年度収支決算報告並びに監査報告承認の件、第3号議案=平成17年度事業計画案承認の件、第4号議案=平成17年度収支予算案承認の件、第5号議案=その他の件を原案通り承認可決した。
 終了後は、会食しながら情報交換を行い、午後8時過ぎに和やかなうちに終了した。
東支部4月4日
 第一ホテルで総会

東支部(支部長=田中知之氏、ミユキ商會社長)では4月4日午後6時より、名古屋市中区錦の東京第一ホテル錦にて支部総会が行われた。
 総会は、井口氏(サンコー商事)の司会で進められ、冒頭、田中支部長が「昨年は新潟の大震災、そしてスマトラの大地震と津波、今年に入り九州の福岡・玄界島の地震、その直後に第2回目のスマトラの地震と暗い話がございましたが、この愛知県に関しては、皆様方もご存知のように、中部国際空港『セントレア』の開港、そして『愛・地球博』が開幕致しました。それからプロ野球が開幕致しまして、地元の中日ドラゴンズが良いスタートを切りました。さらに本日、選抜高校野球で愛工大名電が優勝という、本当に素晴らしく嬉しい答えを出してもらいました。皆様方のお仕事の関係でも、愛知は素晴らしいと各地域の方々から話が出ますが、その様な傾向がかなりあるのではないかと感じられ、経済状況も愛知は案外良い方向に行っているのではないかと、私は思います。東支部に関しましても更なる発展が出来ますよう、皆様のお力をお借りして、私もまだまだ未熟ではございますが、幹事一同一緒に手を組みながら頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願い致します」と挨拶。
 続いて、本部を代表して時津副理事長(新栄商會会長・東支部所属)より、新年度の組合の事業について「昨年から始まっております、採用と社員戦力化事業は本年度も引き続いて行われまして、来年までの3年をかけて行う予定でございます。それから組合の最大の行事でありますメカトロテック・ジャパン05が10月の19日から22日までの4日間、ポートメッセなごやで開催されます。現在、実行委員会と事業部の理事さんを中心と致しまして、各メーカーさんにご出品のお願いをしております。300小間が確実になってきたということを皆様にご報告できると思います。それから、今年の11月の20日から25日までの6日間、中国の視察を行います。来年のことですが2006年の10月の20日、全機工連の全国大会を愛知組合の担当で行うことが決定致しました。これから大きな行事が目白押しでございます。組合の行事に対しまして、更なるご協力と深いご理解を賜りたいとお願い致します」と協力が呼びかけられた。
 司会者より34社中全社出席(委任状含む)で総会が成立すると宣言された。
 議長に安藤氏(安藤社長)を選出して議案審議を行い、第1号議案=平成16年度事業報告、第2号議案=平成16年度決算報告、第3号議案=平成16年度監査報告、第4号議案=交付金及び支部年会費について、第5号議案=平成17年度事業計画案、第6号議案=平成17年度予算案を原案通り承認可決した。
 総会終了後は懇親会が開催され、互いに親睦を深めた。

前澤化成工業
--人と水を技術でつないで半世紀--
顧客第一主義を実践

 前澤化成工業(社長=石橋泉三氏)では、昨年12月に創立50周年を迎えた。
 創業以来、一貫して「水のマエザワ」として上下水道、環境機器関係の機材・機器の製造・販売に携わり、“無可塑塩ビ継手”を日本で初めて成型したことは有名。今日では、硬質塩化ビニル製継手・ます・小型マンホールのトップメーカーとして日々躍進している。
 「人と水を技術でつなぎ、社会のために幸せを創造する」という経営理念のもと、全社員一丸となって「顧客第一主義」を実践している。
 同社は、前澤バルブ工業(現・前澤工業)の合成樹脂部門から分離独立し、昭和29年12月に設立した硬質エンビ工業(東京都中央区日本橋室町)が同社の前身。
 創業者の前澤慶治社長が無可塑剤塩ビ継手開発に着手、KM継手を商品化したことが原動力となり飛躍のきっかけとなった。
 パイプは成型が容易で、原料と設備さえあれば大量生産・販売ができるのに対し、継手は金型が基本。さらに複雑な形状のため成型には極めて技術的困難が伴う。
 無可塑塩ビ樹脂は「温度を上げると分子が破壊され、低すぎれば溶解しない」という、厄介な特性に対して試行錯誤を繰り返し、約1年の歳月をかけて無可塑塩ビ継手の成型に成功。当時、困難と言われていた東京都水道局の塩ビ継手規格をクリアし、他メーカーに先駆けて第1号の採用認定書を受ける。
 昭和30年3月に埼玉県戸田市に移転し、本社工場として本格的操業を開始。
 昭和36年7月に社名を「前澤化成工業株式会社」に変更し、同40年4月に岩槻工場を開設、生産効率化とコスト削減を目指して最新鋭の射出成型機を導入。
 51年には一般建設管工事業の許可、下水道用資器材認定工場の認定(日本下水道協会)、プラスチック製浄化槽のJIS規格表示認可工場となり、自社ブランド製品開発の基盤が整う。
 55年6月には、前澤慶治社長から前澤誠吾社長へバトンタッチ。社是「お客様第一主義」を提示し、製品はもちろん、製造、配送、営業開発に至る全分野にわたり、基本精神が貫かれ、その結果、ヒット商品の原型となる“インバータ継手”が誕生する。
 61年2月に前澤誠吾社長が、平成2年に前澤慶治会長が相次いで他界し、3代目社長に能村昭取締役が就く。
 能村社長は営業体制の強化を進め、毎年のように営業拠点を開設。そして創立から40年後の平成5年9月に株式の店頭登録を実現。5月には塩ビ製小型マンホール“ビニホールシステム”を発売。
 平成9年に馬場暁夫専務が4代目社長に就任し、三現主義(現場に行き・現場を見て・現場を知る)をモットーに、ISO9001取得。創立45周年を迎える中、12年2月に東証二部上場、翌年3月一部上場を果たす。
 妻沼第2工場竣工を機に馬場社長は退任し、14年6月に石橋泉三常務が5代目社長に就任。全社的に環境14001を取得し、環境配慮型製品開発に全力投球する一方、新世代排水システム“ビニヘッダー”を製品化するなど、常に業界のトップランナーとして更なる挑戦を続けている。

グループ企業20社133拠点
14001認証一括取得
INAX極めて稀なケース

 INAXは、2005年3月18日に海外まで含むグループ企業20社133拠点を対象に環境国際規格である環境認証『ISO14001』のグループ統合認証を一括取得した。京都議定書の温暖化ガス削減目標値(1990年比6%削減)を大きく上回るCO 
2総排出量17%削減を2008年3月までにグループ全体で達成するため、統合『ISO14001』活動としてグループ企業全社・全部門がそれぞれの本来業務に応じた課題と行動目標を持って取り組んでいく。
 本活動は、国内129拠点、海外4拠点、全174部門に在席する従業員約12,500人を対象としたもので、一括認証を受けることによりグループの全領域でPDCA(プラン・ドゥ・チェック・アクション)サイクルを一元化しさらなる成果を創出していくことが可能になった。現在、国内の事業所のみを対象として(あるいは一部海外を含め)統合認証を得ている企業はあるが、子会社・海外までを含むグループ全体と全部門を対象にして一括取得したのは極めて稀なケースとなる。
 従来、INAXはグループ企業の環境経営を確立するため独自の環境マネジメントシステム(以下EMS)を展開し、生産事業所を中心に本社ビルなど順次個別に『ISO14001』を認証取得してきたが、さらなる環境負荷低減活動の強化と真の環境経営を実現するためには、海外の事業所を含めた全グループ企業及び全部門共通のEMSの導入が不可欠と判断し、統合認証取得に取り組んできた。
【ISO14001を認証取得の背景】
 INAXは、1992年に国内企業における環境活動の先駆けとなる「第一次環境保全方針」を策定して以来、CO2排出量の削減や、社外廃棄物ゼロ・原材料使用量の削減などに取り組んできた。そして2001年1月からスタートした第3次環境宣言ではさらに「環境配慮型企業」から「循環型企業」への進化を目指しEMSを確立。PDCAを確実に行い、実効性を高めてきた。今回のグループ統合『ISO14001』の認証は、これまでのINAXの環境活動をさらに拡大・強化する重要な柱といえる。INAXはこの統合認証を機に、企業活動と環境活動を一体化させた環境経営をさらに推進し、全グループ企業・全部門の業務の中でEMSを定着させていく。
1、認証の概要
 ◎登録事業者-株式会社INAX
 ◎登録証番号-JQA―EM0352
 ◎登録活動範囲-建材、住宅設備機器の設計・開発、製造、販売、物流、施工、修理、リフレッシュ作業並びに住宅外構、ガーデニングの設計及び工事管理及び本社機能
 ◎認証取得日-2005年3月18日
 ◎審査登録機関-財団法人日本品質保証機関(JQA)
2、認証取得の目的
・企業活動の中に環境戦略を取り込み、環境活動と事業活動の一体化をはかる。
・グループ全員で取り組むことにより、環境負荷低減活動を強化させて企業の社会的責任を果たす。
・内部監査などのシステム運用によりチェック機能が働きコンプライアンスを徹底させる。
3、認証にいたるまでの経過
 1999年〜2004年 個別に24事業所が『ISO14001』を認証取得
 2004年6月 グループ統合『ISO14001』システム運用開始
 2004年8月 第1回内部監査、11月第2回内部監査実施
 2004年12月 社長トップマネジメントレビュー実施
 2005年1〜2月 本審査実施

機構改革と人事異動
東 洋バルヴ4月1日付発令

 東洋バルヴ(社長=小林公雄氏)では、4月1日付けで組織機構改革並びに人事異動を行った。
一、機構改革の要旨
 営業本部 東日本営業部傘下の東京第一営業所と東京第二営業所を統合し、東京営業所とする。
一、人事=営業本部
▽副本部長=浅川久氏(副本部長兼東日本営業部部長)
▽本部付部長(西日本営業部担当)=清水勝氏(西日本営業部部長)
▽東日本営業部部長=鎌田正宏氏(東日本営業部東京第一営業所所長)
▽中部営業部部長=千葉純一氏(東日本営業部東京第二営業所所長)
▽西日本営業部部長=小池弘明氏(西日本営業部九州営業所所長)
▽戦略商品営業部部長=平賀亨氏(海外営業部部長代理)
▽海外営業部部長=小坂蔦夫氏(海外営業部長兼戦略商品営業部長)
▽設備営業部部長=牛山和夫氏(中部営業部部長)
▽東日本営業部東京営業所所長=鶴田浩一氏(東日本営業部東京第一営業所)
▽中部営業部甲信営業所所長=藤原佐市氏(中部営業部名古屋営業所所長)
▽中部営業部名古屋営業所所長=小松健一氏(中部営業部名古屋営業所ライン長)
▽西日本営業部九州営業所所長=安藤恵昭氏(西日本営業部九州営業所ライン長)
▽設備営業部設備営業グループグループ長(大阪駐在)=松澤康氏(設備営業部設備営業グループグループ長)
▽設備営業部設備営業グループグループ長(東京)=堀内冨士雄氏(設備営業部設備営業グループグループ長・名古屋地区担当)
▽中部営業部静岡営業所勤務=伊藤直哉氏(西日本営業部大阪営業所)
▽西日本営業部大阪営業所勤務=西澤利治氏(設備営業部設備営業グループライン長・大阪駐在)
▽西日本営業部九州営業所勤務=兵頭知明氏(中部営業部静岡営業所)
▽海外営業部海外営業グループ勤務=飯田俊機氏(東日本営業部東北営業所)
▽開発技術部部付=小川利幸氏(営業本部中部営業部甲信営業所所長)
※氏名下の( )内は前職

トイレ床材と長持ちコート
光触媒活用の新製品
TOTO相次いで発売する

 TOTOでは、光触媒の親水効果で雨あと汚れやホコリを防ぎ、窓ガラスの手入れの手間が軽減する窓ガラス用コート剤「TOTO窓ガラス用キレイ長持ちコート」と、光触媒の働きでニオイを抑え、汚れがとりやすいトイレ床材「ハイドロセラ・フロアJ/JH」を発売した。
 「窓ガラス用長持ちコート」は、窓ガラスにコートすることで、ガラス表面に光触媒層が形成され、水がなじみやすい状態になり、雨が降ってもガラス表面に水がなじみ水滴にならないため、雨あとがつきにくい。また、汚れがついても水拭きすれば、水分が汚れの下に潜り込み汚れが取れやすくなるため、拭き筋を残さない。効果は約3カ月持続する。
 価格は840円(300ml)。
 「ハイドロセラ・フロアJ/JH」は、これまでの「トイレフロア」から名称変更するとともにカラーバリエーションと価格を見直した。
 セラミックパネルは5色、フローリングセットは三色をそろえた。価格は従来品と比較してセットで最大12,000円下げ、また、ヒーター内蔵タイプも新たに発売した。
 価格はセラミックパネルが35,000円〜45,000円、フローリングセットが25,000円、ヒーター内蔵タイプは、パネルとフローリングのセットのみの販売で75,000円。

丸尾興商
第7回親睦ゴルフ会
3日間延べ330名がプレイ

 丸尾興商(袋井市川井・社長=丸尾氣窮雄氏)では、「第7回親睦ゴルフ大会」を、袋井市宇刈の“葛城ゴルフ倶楽部”において、3月23日・24日・25日の3日間にわたって延べ330名が参加して開催された。
 三日間ともまずまずの天候に恵まれ、思う存分にプレイが出来たと、参加者も大満足であった。
 競技終了後のパーティで丸尾社長は「毎年恒例のゴルフ大会も今年で7回目を数えます。今回は最大規模の330名の方に参加して頂き感謝いたしております。これからも社員一同誠心誠意で努力をいたして、皆様方のお役に立ちますよう一生懸命頑張りますので、一層のご支援をお願いいたします」と、述べていた。
 挨拶に引き続いて表彰式を行い、入賞者はじめ参加者全員にそれぞれ豪華な賞品が授与された。
 上位入賞者の皆さん。
◎3月23日
▽優勝=成岡利仁(やよい産業)
▽2位=高林文市(三晃設備)
▽3位=中西総一郎(栗本鐵工所)
▽ベスグロ=大石文男(大石建具店)80
◎3月24日
▽優勝=阿部孝(エクセン)
▽2位=高橋貞好(三菱樹脂)
▽3位=安藤秀起(アロン化成)
▽ベスグロ=石田隆男(三河工機)89
◎3月25日
▽優勝=小林智(ヘルメチック)
▽2位=馬場日登美(馬場設備)
▽3位=鈴木友行(星友総合設備)
▽ベスグロ=小林智之(ケイアイディ)83
(敬称略)

OKAYA335
ツアーに参加してH
旭工機株式会社
取締役会長闇雲 明男

 天井画と寄木の床絵が舞踏の間の効果を高めているが、広間全体で中心となる装飾は金箔された木彫り装飾である。
 無数の人物像、半身像、渦型装飾、貝殻装飾、絡み合う文様など創造性と巧みな技術で訪れる人を驚かせるのに十分である。
 エカテリーナ二世に拝謁した大黒屋光太夫も、ただ一人の日本人としてこの大広間に入ったときは威圧されたことであろう。130枚の絵画で壁一面を覆っている絵画の間。
 大小の絵画は17〜18世紀、西欧の一流画家の作品である。
 中には「ボルタワの会戦」、「レスノイの戦い」はピョートル一世が、自分の事跡を誇示するためにフランスの画家ピエール・マルタンに描かせたものである。
 金に糸目をつけない建築であった。
 有名な琥珀の間は壁全面が琥珀を張ってある。
 この琥珀はプロイセン王フリードリヒ・ウイルヘルム一世がピョートル一世に贈ったものであるが、エカテリーナ二世時代にこの宮殿内に琥珀の間をつくった。琥珀には美容効果があり、エカテリーナ二世は毎日一定の時間、この部屋で過ごすことによって若さを保ったといわれている。
 青い客間はエカテリーナ二世が息子パーベル・ペトローヴィッチとその妻マリア・フオードロヴナのために作らせたものである。
 この「皇位継承者の居所」は緑色に統一された食堂、給仕部屋、青い客間、中国風の客間、寝室、その他の広間からなりスコットランドの建築家チャールズ・キャメロンによって造らせた。
 当時中国から輸入された絹には、図案化された中国人の生活が描かれていた。
 第二次世界大戦で破壊されていたのを、保管されていた見本と写真をもとに職人によって手造りで復元したものである。
 当時の豪華さが偲ばれると同時に、エカテリーナ二世の息子パーベルに対する心使いを感じる。
 エカテリーナ二世の事跡を聞くと、その聡明さと行動力によって精一杯生きた女性といえる。
 ロシアの皇帝史を見ると他であまり例を見ないほどの残酷さがある。
 エカテリーナ二世はもともとドイツの一小公国のアンハルト・ツエルプスト公クリスチャン・アウグストの娘でピョートル三世と結婚、旧姓ゾフィー。
 ロシアに到着後、エカテリーナの名でロシア正教に改宗している。
 ピョートル三世はプロイセンのフリードリッヒ二世の崇拝者であったので、即位すると直ちにオーストリアとの条約を破棄し、プロイセンと講和を結んだ。
 軍隊にもプロイセン式、教会にもルター派的な僧衣の着用、人事でもホルシュタイン出身者の重用を推進した。
 またエカテリーナと離婚し、愛人と結婚するとの噂が流れた。
 不安になった宮廷とエカテリーナはピョートル排除の方向に進んだ。
 1762年エカテリーナは愛人の士官オルロフに近衛舞台のクーデターを実行させた。ピョートルは逮捕され、幽閉されることになっていたが功をあせったオルロフの弟に殺されてしまう。
 エカテリーナは夫に代わって、帝位についた。
 宮廷クーデターの時代の頂点で現れたこの4人目の女帝は、ピョートル一世以来の傑出したロシア皇帝となる。
 彼女は生粋のドイツ人であり、夫を殺して帝位を奪ったという印象を人民に持たれることを恐れていた。
 彼女の積極的な政策プログラムはこれに起因する。内政では法を整備し、対外政策ではロシア帝国の拡大に積極策をとり、国内の願望に応えようとした。
 南部国境の面では1767年からの第一次トルコ戦争及び1787年からの第二次トルコ戦争の結果、南ブグ河とドニエストル河との間の土地を獲得した。
 こうしてロシアはクリミア半島を含め黒海の北岸を完全に自らのものとした。
 西部国境では宿敵のポーランドをプロイセンとオーストリアと組んで滅ぼし、3国で分割した。
(つづく)

16年度通常総会
名古屋水栓販協会5月7日開催

 名古屋水栓販売協会(理事長=加藤文隆氏・加藤鋼機会長)では、5月7日午後4時より、内海町の“オテル・ド・マロニエ内海”を会場に「平成16年度通常総会」を開催する。
 今年は任期満了による役員改選も行われる。
 また、翌日は有志によるゴルフ会が、南愛知カントリー倶楽部で開催される。

明日のメカトロ産業の担い手
新入社員39名が入社
ダイドー 平成17年度入社式

 ダイドー(社長=山田貞夫氏、本社=名古屋市中村区名駅4-12-9)では、4月2日に「平成17年度入社式」を本社ビル会議室にて行った。
 来賓を始め、同社各営業部の役員及び幹部が多数参列する中、2週間の研修を終えたばかりの39名が式に臨んだ。
 会の始めに山田社長より挨拶があり、その中で「人生で大切な日は3つあり、1つ目は生まれた日、2つ目は自分の仕事を決めた日、3つ目は結婚。今日は一番重要な仕事を決めた日である。生まれながらの才能に関しては、どうにもならないが、努力によって人生を変える事ができる。我々は皆さんを迎えるにあたり、使い捨てにするとは全く考えてない。向こう10年の計画に基づいて入社してもらっている。また2週間の研修により礼儀を学んだが、これからが研修本番。我が社は11月決算において名古屋でも納税額がトップクラスであり、毎年黒字。さらに今年はそれを伸ばしていきたい。現在、世間では正社員を減らし、パートタイムへと移行しつつあるが、我々の仕事はパートではできない、専門的な仕事。常に勉強しなければついて行けない。仕事は人生で最大の友達であり、出来る様になるとこれほど面白いものはない。是非とも仕事を友達にして頂きたい」と語り、職務への意欲を持つことの素晴らしさを強調した。
 続いて来賓であるSUNX緒方社長が挨拶に立つと、会社人生の先輩からのアドバイスとして、「自分が入社した頃は高度成長期であり、よほど不振な企業に行かない限りは幸せだった。がしかし、ここ10年は失われた10年と言われる不況であり、業況の動きが激しい。安定した職種もなく、企業間競争は熾烈を極めている。この様な中で企業が育つためには、トップ以下が戦略を理解できているか、またその戦略を遂行できる社員を採っているかの2点。それを踏まえ、皆さんが会社を支えれば、ダイドーは伸びると思う。また仕事とは何か。仕事とは給料をもらう事と、自分自身の人生観を育てる場。商品を売るのではなく、自分を売り込まなければならない。皆さんがダイドーへ入社したのも、社と互いに縁で結ばれているからで、その縁を大切にしていかなければならない。まず会社を好きになって欲しい。先輩や同期の同僚を好きになり、友達になって欲しい。好きになれば、おかしいと思う事も良くなっていくはず。さらにプロフェッショナルになって欲しい。プロである以上、常に高い目標値を掲げ、継続してチャレンジしなければならない。もし、その際2、3の選択肢で迷った時、上司や先輩に意見を聞かず自分で選択すべき。失敗してもそれが経験に繋がるはず。これは若さの特権でもある。とにかく人生は、チャレンジである」と述べた。
 同じく来賓であるTHKの小林中部営業統括部統括部長は、「私達の会社を後押ししてくれる方々が増えて喜んでいる。当社は世にない新しいものを作り、世に貢献しており、5年から10年先を見て作り上げている。良く人・物・金と成功する鍵について言われるが、この中で一番重要なのはやはり人。その人が、方向をきちんと定めてなければ進まない。信念をしっかり持つ事が肝心。また色々な事に興味を持つべき。様々な会社へ行き、見てきた事や気付いた事などを我々にも教えて欲しい」と挨拶し、常に疑問を持って欲しいと新入社員へ語りかけた。
 人事部長の東常務からは「たった今からダイドーの社員である。皆さんは選ばれた人物であり、自信を持って取り組んで欲しい。また、2週間の研修により学んだ、5つのルールを刻み込んで入社式に臨んだと考えている。これから先の幾多の困難にぶつかっても研修を思い出せば、必ず切り抜けられるはず。一日も早く我が社の社風に溶け込み、情熱を傾けられる仕事を見つけて頂きたい。そして躍進に貢献して欲しい」との訓示が行われた。
 新入社員を代表して今西弘氏より「知っている事と出来る事は違うをテーマとして2週間の研修に励んできた。本日より、その経験を生かし、会社に貢献出来る様、体当たりで頑張りたい」と決意表明が行われ、新社会人としての晴れやかなスタートを切った。
 入社式の最後には、恵那東海理化前社長の櫻井克夫氏による講演「夢への挑戦ベンツを越えろ」が行われた。氏はトヨタ自動車の高級セダン・セルシオの開発に携わり、この一大プロジェクトに関する経緯やトヨタの三現主義などを、ビデオによる解説も踏まえて演説し、新入社員への餞とした。

インパクトミラクル
高硬度加工用エンドミル
三菱マテリアルツールズ2シリーズ発売

 三菱マテリアルツールズ(社長=高田修氏、本社=東京都墨田区横網一丁目6-1)は、三菱マテリアル神戸ツールズが開発・製造する「インパクトミラクルエンドミルシリーズ二シリーズ」を販売開始した。
 同製品は、高硬度材加工用として定評のある、高硬度加工用ミラクルコーティングの技術をベースに、更なる被膜硬度と耐熱性を実現した、インパクトミラクルコーティングを適用した新しい高硬度加工用エンドミルシリーズである。
 PVDコーティング技術の融合により開発された、単一相ナノ結晶コーティング技術によって、(Ai、Ti、Si)Nの被膜硬さと酸化開始温度を向上させ、専門超硬母材と新設計形状の採用により、金型材のダイレクトミーリングの要求に応えるシリーズとなっている。
【製品特長】
◎新開発のインパクトミラクルコーティングを適用。単一相ナノ結晶コーティング技術によって、従来よりも高い被膜硬さと耐酸化性、低い摩擦係数により高硬度金型材の高精度・高品位加工を実現。
◎先端、薄形状もよりブラッシュアップ。耐チッピング性に優れた形状の採用により高硬度材を高速、高精度に安定加工する。
◎スクエア、2枚刃ボールの2シリーズ、全52サイズで登場。
◎品番-VF―2SB(2枚インパクトミラクルボールコンドミルS)・全34サイズ、VF―MD(インパクトミラクルエンドミルM)・全18サイズ