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2005年(平成17年)3月
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平成17年3月6日2195号
業況は概ね良好に推移
課題は組合員減少と活性化
全機工連中部ブロック会議
4組合より82名参加

 全日本機械工具商連合会の中部ブロック会議(ブロック長=野田道典氏・ノダキ社長、愛知県機械工具商業協同組合副理事長)が2月17日午後3時より、愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏・山下機械社長)、浜松機械工具商協同組合(理事長=神谷竹彦氏・サカエ社長)、三重県機械工具商協同組合(理事長=松山廣氏・松山機工社長)、岐阜県機械金属商業協同組合(理事長=石田勝俊氏・石田商会社長)の組合員・賛助会員ら82名が参加して、名古屋駅前のホテルキャッスルプラザを会場に開催された。今回のホスト組合は浜松組合。会議では各組合の現況がそれぞれの理事長より報告された。またその後には、記念講演として長谷川武彦ヤマハ発動機顧問(元社長)を講師に招聘し、「どうなる、どうする日本のモノづくり」をテーマに講演会が行われた。
 中部ブロック会議は、杉浦浜松組合副理事長(三賀社長)の開会の辞により定刻通りにスタート。
 冒頭、野田中部ブロック長が「今回は浜松組合さんのご担当で色々ご準備をして頂いております。今年度も3月まで後少しですが、メーカーさん、ユーザーさんが大変忙しく幾らでも仕事があって絶好調との話を聞きます。我々流通は本当にそうなのかと思っておりますが、本日は今年がどうなるかとの先行きも含めながら、ブロックの各理事長さんよりお話をお聞かせ頂けると思います」と挨拶、引き続いて各組合の現況報告が行われた。
 【愛知組合】愛知の組合は、組合員数291社、賛助会員が百社。アンケート調査を3ヵ月に1度実施しており、昨年10月から12月のアンケートによれば、前年同期に比べて売上が伸びたというところが72%、その中で一割以上上昇が48%。一方、売上の前年同期比減が8%、横ばいが20%。愛知組合は、国の補助を得て昨年から3ヵ年計画で「採用と社員戦力化」プロジェクトを推進。その他に重要行事として、今秋に「メカトロテック・ジャパン2005」がある。また11月には中国の機械工具の流通調査を行うことにしており、日程は11月の20日から25日の6日間。来年の全国大会は愛知が担当することになったため、是非この中部ブロックの4組合でサポートして頂いて、内容の濃い全国大会を行いたいと思っている。
 【三重組合】三重県の現況は、昨年の状況と大きくは変わらず推移。その様な中、三重県の主力産業の中で新たな動きがあり、石油化学関連では産業再生特区、燃料電池の研究開発拠点化を推進。また、電子部品・デバイス関連では、デジタル情報家電でシャープ三重工場、亀山工場をはじめとする液晶関連企業の集積。シリコンバレー構想では、半導体関連産業の富士通三重工場、東芝四日市工場など最先端の半導体工場をはじめ、半導体製造装置メーカーや部材メーカーなどが立地している。医療・福祉関連産業、化粧品製造業の立地が増え、天然資源を活用しバイオ産業の開発を目指している。四日市のコンビナートでは新事業が展開されている。また、アジア最大規模のゲノム解析企業「ドラゴン・ジェノミクスセンター」も立地。中勢・北勢地区では、輸送機関連の自動車産業が好調で、製品出荷は県内産業第1位。自動車関連の下請け産業も仕事量は多いが、価格的には非常に厳しい状況。組合員も全体には好況だが、ユーザーや地域によってはかなり格差がついている。他府県からの売り込みも激しく、厳しい現状。そうした中、商圏の確保、業界の地位の向上と発展のため、さらに次世代を担う若手経営者の育成にも力を入れて、組合活動を通じ情報交換を密にして頑張っている。
 【岐阜組合】岐阜の組合員は34社。景気は全体的に良いという程ではないが、まあまあ皆さんやっているという感じ。勿論、個々の差はある。工作機械関係はかなり良い。一般加工品は温度差がある。問題点は、他府県より大手工具商社が複数進出していること。価格も勿論低下している。今後の見通しは、このまま推移して若干良くなると感じている。
 【浜松組合】浜松の景況感は、全体的には愛知と大体同じ感じ。組合員のほとんどが2輪・4輪の自動車関係のお客様が多い。業種は輸送機のほかに、木工機械メーカーがあったが、現在は大手2社のみ。自動車関連の部品加工、そしてまたその部品を加工する専用工作機械、一般汎用機械が、当地方の産業形態。浜松組合は35社の会で、なかなか会らしい活動が出来ていない。工場見学、ボウリング、クリスマス会などの福利厚生事業が主な行事。その他、昨年から委員会を作り、1社1社に参画感を持ってもらいたいと感じている。
 各組合の現況報告後は、組合員増強問題、組合財政問題についても討議された。
 次回の中部ブロック会議は、三重組合が担当する。
 第2部の記念講演会は、長谷川武彦ヤマハ発動機顧問を講師に、「どうなる、どうする日本のモノづくり」-感動創造のモノづくり-をテーマに講演が行われ、ヤマハのグローカル、エンジンを軸とした陸・海・空への展開などモノづくりへの取り組みについて語られ、参加者は熱心に聴講した。

中越地震とインド洋津波災害に義援金を拠出
国家財政にスポット
静岡県管工機材商組合定例理事会を開催

 静岡県管工機材商組合(理事長=丸尾氣窮雄氏・丸尾興商社長)では、2月4日午後3時より静岡市内の“マイホテル竜宮”において「2月度理事会」を開催し、中越地震とインド洋津波災害について、1万円ずつを義援金として拠出することを決める一方、経営部会を行い、国民の抱えている諸問題について研修した。
 当日審議された議案は次の通り。
◎第1号議案=17年度新年賀詞交歓会収支報告の件
 新春の門出を祝う新年賀詞交歓会は1月12日(水)午後四時より、静岡駅前の“ブケ東海”で開催され、正会員はじめ来賓、賛助会員ら170余名が出席するなど、過去最高の出席者を記録して盛大に開催された。収支も予算通りに収まった。
◎第2号議案=新会員加入促進の件
 組合の更なる発展のため、正会員、賛助会員の増強に本腰を入れるため、各支部会においての親睦を一層深め、同業者やメーカーの掘り起こしを行うことを確認したほか、組合スローガンである、「適正利潤の確保」を真摯に受け止めた、話し合いの場としての支部会開催を積極的に開催する事を申し合わせた。
◎第3号議案=地区代表者会議出席の件
 3月9日(水)に東京鉄道会館で開催され、丸尾理事長と大河、村松副理事長が出席することを決めた。
 以上で審議事項を終え、引き続いて、経営部会に移り、破綻している国家財政にスポットを当てて、国と民との確執について研修した。
 国家財政は、史上空前の低金利を維持し、破産を先送りしているが、国と地方を合せた債務の総額は約1,000兆円に上り、絶望的と言わざるをえない。また、40兆円の税収に対して予算は80兆円を超えている。しかも郵貯や簡保を財源とする特別会計は260兆円と言われ、この債務は郵貯、簡保へ預けた国民のリスクと言える。この途方もない借金返済・財政回復の手段は2つしかないと思われる、Tつは、借金の棒引き・借金の価値を大きく減価させること。具体的には、預金封鎖や徳政令、ハイパーインフレの喚起。Uつ目は、取れるところから取る。いわゆる増税。政府や財務省は、政治的リスクの小さいUの手段を用いようとしている。
 また、4月からのペイオフ解禁で、金融機関の預金は1,000万円しか保護されないとなると、経営体力に不安のある金融機関の預金が流動化する。更に、郵政民営化で市場に開放された300兆円もの貯金が、ニューマネーとして株や債権に誘導されることも考えられる。
 10億円の宣伝広告費をつぎ込んだ個人向け国債は、昨年度の販売額が5兆円を超えた。購入した6割は60歳以上の人で、個人資産の半数を占める高齢者から預貯金のあぶり出しに成功したよい例だと言える。また、ニューマネーが株式市場に流れ込めば、株価も上がり経済が活性化して税収が増え、希望者に納税番号を与える「選択制番号制度」を導入すれば、金融番号を使い個人査察が強化され、個人から加算税などが徴収できる。さらには、相続税の最高税率と最低税率を引き下げ、一部の富裕層対象から裾野を拡大しようと目論んでいる。
 この様に、幾重にも張り巡らされた周到な収奪作戦を実施しても、国家財政の窮状が改善しない場合は、更なる強攻策が実施されるかもしれない。
 国家は国民にとって慈悲深く、いつでも安全を保障してくれる存在と思わないことが大切。国家存亡の前には国民に大きな犠牲を強いることは歴史が証明している。

日本ロボット工業会
マニピュレータ、ロボット統計
平成16年1〜12月生産・出荷プラス成長に

 日本ロボット工業会では、平成16年10〜12月期及び通年(平成16年1〜12月期)のマニピュレータ、ロボット統計生産・出荷実績を2月2日に発表した。
受 注
 平成16年10〜12月期の受注額は、対前年同期比5.1%減の1,078億円となり、11四半期ぶりにマイナスに転じた。
 通年では対前年比17.8%増の4,996億円となり、3年連続でプラス成長となった。
 受注動向は、これまで好調であったが10〜12月期で一段落。通年では平成12年のITバブル期につぐ実績となった。
生 産
 平成16年10〜12月期の生産額は、対前年同期比0.4%減の1,047億円となり、10四半期ぶりにマイナスに転じた。
 通年では対前年比13.8%増の4,668円となり、2年連続でプラス成長となった。
 生産動向は、10〜12月期で微減となったが、デジタル関連の設備投資増や輸出の増加で、通年では大きく伸びた。会員外も含めた平成16年1〜12月の生産額については対前年比で約13%増の5,600億円となる見通し。
出 荷
 平成16年10〜12月期の総出荷額は、対前年同期比1.5%減の1,016億円となり、10四半期ぶりにマイナスに転じた。そのうち国内出荷額は同4.8%減の380億円、輸出額は同0.6%増の636億円となった。
 通年の総出荷額は、対前年比13.4%増の4,458億円となり、2年連続でプラス成長となった。国内出荷額は、同3.0%増の1,670億円、輸出額は同20.7%増の2,788億円となった。
 出荷動向として、平成十六年は堅調に伸びた国内出荷と中国などアジア向けを中心とした輸出の増大で、年初予測の一割増を超える実績となった。平成17年は足元に過熱気味の中国経済引き締め策による輸出減やデジタル景気の鈍化、そして原油などの素材価格の上昇といった懸念材料はあるが、根強い設備投資意欲のもと若干のマイナス成長で止まる見通しにある。
【国内出荷内訳】
●自動車産業向け
 10〜12月期は、対前年同期比6.8%増の149億円となり、2四半期ぶりにプラスに転じた。通年でも対前年比6.5%増の605億円となった。今後も需要は堅調に伸びていく見込みにある。
●電子・電気機械産業向け
 10月〜12月期は、対前年同期比28.9%減の111億円となり、3四半期連続でマイナス成長となった。通年では、対前年比6.4%減の571億円となったが、半導体・液晶製造装置向けで大きな需要があり、同装置のエンドユーザーは電子・電気機械産業であることから実質的にはプラス成長と見込まれる。
 国内出荷動向は、自動車産業向けが堅調に推移する一方、電子・電機産業向け設備投資に一巡感がある。特に、デジタル家電(主にデジタルカメラ、薄型テレビ、DVDレコーダー、カメラ付携帯電話)販売好調の影響で、需要増加が続いた電子部品実装用やウエハ搬送用、ガラス基板搬送用で伸びが鈍化する見込み。
 今後の自動車産業向けは溶接ロボット等の需要が見込まれ、持続的な好調が期待される。
【輸出内訳】
●溶接用
 10〜12月期は、溶接用全体で対前年同期比1.1%増の108億円となり、5四半期連続でプラス成長となった。通年でも対前年比7.4%増の436億円となった。今後も堅調に推移する見直し。
●電子部品実装用
 10〜12月期は、対前年同期比22.7%減の243億円となり、11四半期ぶりにマイナスに転じた。通年では対前年比21.7%増の1,384億円と大きく伸長した。
 輸出動向は、溶接用(自動車産業向けがメイン)は米国、アジア向けが回復基調に入り、今後も需要増が期待される。
 電子部品実装用は、需要の八割を占めるアジア向け(中国、台湾、韓国など)で伸びが鈍化する見込み。
 また、クリーンルーム内作業用として、ガラス基板搬送用の需要が大きく伸びたパソコン用ディスプレイや薄型テレビ(液晶、PDP)などの売上好調や基板大型化に伴う設備投資の増加により、台湾、韓国向けを中心に実績を伸ばした。しかし、売上の伸びが鈍化し踊り場に差しかかったことで、生産過剰気配となり設備の一時延期等の発表もあり、従来の勢いが一休みになることが予測される。一方、ウエハ搬送用も半導体需要が下降傾向にあることから弱含みの予測となっている。

前回上回る売上げ来場者を記録
チャレンジフェア盛況
丸政 床暖房システムに深い関心

 丸政(名古屋市南区星崎2-101・TEL052-823-2188・社長=鬼頭宏治氏)では、2月5日(土)・6日(日)の両日にわたって名古屋港区金城ふ頭の“ポートメッセなごや”を会場に「2005チャレンジフェア」を関係各位メーカー多数の協賛を得て盛大に開催し、両日とも晴天に恵まれ、前回を上回る来場者と売上を記録するなどして賑わった。
 今回のチャレンジフェアは、「チャレンジの歴史が新たな可能性を拓く」をテーマに掲げ、出展メーカー各位の絶大なる協力を得て盛大に開催したもので、展示場内には、春の需要期に向けてのニーズに応える新製品・季節商品・売れ筋商品の他、格安な提供商品を取り揃えて展示即売した。また、今回も前回に引き続いての健康チェックコーナーを設けて、骨密度や体脂肪、肥満度の測定などを行い、その結果に基づいて栄養管理士がアドバイスに当たるなど、健康管理の一助を図り、来場者のニーズに応えた。
 同社は、毎年この時期にチャレンジフェアを開催しており、今回も電動・エアー・充電機器関連商品からOA機器・健康補助食品関連までの協賛メーカー多数が出品し、年に一度の恒例の大イベントを繰り広げた。
 初日は午前九時のオープンと同時に、前日名古屋入りをしていた静岡や信州方面の来場者がチャーターバスで訪れるなどして賑わい、2日目も開会と同時に地元勢が訪れ、金物・機工・環境・園芸コーナーを中心に来場者で溢れた。中には、昨年対比百数10%増を記録するコーナーもあった。
 また、今話題のパワーヒートパイプ式床暖房システムコーナーも好評で、来場者も実際に体験して、「これは暖かい、ランニングコストが通常の半分とは驚いた、早速採用してみたい」と言った声が多数寄せられるなど、関心の深さを示していた。既に同社が販売を手掛けて数年が経つが、毎年倍増〃の売上を記録している。
 来場者数も、レイアウトを変更した事が功を奏して、延べ2日間で、専門店、ホームセンター等の量販店から予定を上回る来場者が訪れた。

より安全に使用して頂くため
『バルブユーザガイド』
日本バルブ工業会建築設備用を発刊

 日本バルブ工業会(東京都港区芝公園3-5-8)では、建築設備用バルブの多様化するニーズに応え、配管設計者から設備現場の技術者に、バルブをより安全に正しく使用して頂くためのマニュアルとなる「建築設備用バルブユーザガイド」をこのほど発刊した。
 ユーザガイドの概要は、@「適用範囲」、A「用語の定義」、B「バルブの選定」、C「バルブの運搬及び保管」、D「取付け」、E「操作」、F「保守点検」、G添付資料「配管の際の注意事項」について網羅している。
 @の「適用範囲」については、建築設備に用いるバルブの取扱いに関する注意事項について規定。
 Aの「用語の定義」については、ユーザガイドで用いる主な用語の定義は、JISB 0100のバルブ用語を用いる。
 Bの「バルブの選定」については、「バルブの基本的構造及び特性」及び、「建築設備用バルブの選定基準」を参考にして選定する。
 Cのバルブの運搬及び保管」については、運搬、保管に際しては、投げ出し、落下、引きずり、倒し、接触などによる損傷を与えないこと、保管場所については、原則として屋内とし、やむを得ず屋外に保管する場合は、地面又は舗装面から離して保管するとともに防水用覆いで保護する。
 Dの「取付け」については、配管設計、取付け前の点検、取付け及び運転前の試験・調整の各段階における注意事項に十分考慮し、バルブの機能の低下を防ぎ、事故のないように注意する。
 Eの「操作」については、バルブの操作は、装置の運転が安全に継続して支障なく行えるように、事前に図面・取扱説明書・関係資料などから十分な知識を得た後に行なう。
 Fの「保守点検」については、おのおのの弁種に応じた管理、日常点検、定期点検などの保守点検を実施する必要がある。
 Gの添付資料「配管の際の注意事項」については、バルブ配管の際の、レンチの使い方、パイプのねじ込み過ぎの注意、取付け向きの確認、配管ボルトの締付け等々、の注意事項が記載されている。
〔問い合わせ先〕
 〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-8機械振興会館-日本バルブ工業会 担当=熊谷氏 電話03-3434-1818FAX03-3436-4335
E-mail:jvma@mx1.alpha‐web.ne.jp

産業機械輸出契約
平成16年度1兆8千146億円
対前年比2.8%減となる

 日本産業機械工業会では、平成16年(1〜12月)の産業機械輸出契約状況を発表した。
 輸出契約は中東向けが大幅に増加したが、アジア、ロシア・東欧向けが大幅に減少したことから、対前年比2.8%減の1兆8,146億円となった。
 単体機械は、化学機械、運搬機械、金属加工機械等の増加により、対前年比7.4%増の1兆3,090億円となった。
 プラントは、主力の化学・石油化学が増加したが発電、海水淡水化、製鉄非鉄金属等の落ち込みにより、対前年比22.0%減の5,055億円となった。
 地域別に見ると、主な輸出先であるアジア向けは、単体機械の風水力機械や運搬機械等では増加したが、単体ボイラ・原動機やプラスチック加工機械等が減少し、更にプラントも発電や化学・石化、製鉄プラント等殆どの機種が減少したことから、対前年比24.8%減の7,831億円となった。
 中東向けは単体の化学機械、風水力機械、運搬機械、金属加工機械等が増加し、対前年比156.0%増の5,765億円となった。
 ヨーロッパ向けは化学・石化プラントや単体の運搬機械、冷凍機械等が増加したが、単体のボイラ・原動機の大口契約の減少により、対前年比11.7%減の1,287億円となった。
 北米向けはボイラ・原動機や運搬機械等が増加したが、化学機会や風水力機械、プラスチック加工機械、金属加工機械の減少により、対前年比1.3%減の1,452億円となった。
 南米向けは単体の金属加工機械や化学・石化プラントが増加し、対前年比21.3%増の521億円となった。
 アフリカ向けは単体の化学機械や運搬機械等が増加したが、化学・石化や海水淡水化プラントの減少により、対前年比34.8%減の433億円となった。
 オセアニア向けは、ボイラ・原動機や化学機械、運搬機械等が増加し、特にボイラ・原動機と化学機械では大口契約もあって大幅に増加したことから、対前年比151.0%増の540億円となった。
 ロシア・中東向けは単体がボイラ・原動機や化学機械、プラスチック加工機械等の増加により前年実績を上回ったが、化学・石化プラントが前年に受注した大型プロジェクトの反動もあって大幅に減少したことから、対前年比82.2%減の314億円となった。

サンドビック
新会長に不二工具の加藤氏
コロマント事業部26%業績アップ
平成17年度中部コロマント総会開催

 サンドビック(本社=神戸市西区室谷二丁目、社長=オーケ・ニルソン氏)では2月4日午後1時50分より、名古屋市中村区名駅『名古屋マリオットアソシアホテル』にて「平成17年度中部日本コロマント総会」を開催した。
 今年は役員改選の年であり、幹事に吉野氏(新栄商會)、大霜氏(三登工販)、長屋氏(三和精機)、副会長に白柳氏(大誠)、会長には加藤氏(不二工具)が就任。これまで尽力してきた旧役員には、記念品を授与した。
 加藤新会長より「今年はメカトロ展の年でもあり、我々を含む三位一体で盛り上げていきたいと思う。微力ではあるが、一生懸命にやっていくつもりである」と挨拶が行われた後、ビデオによってサンドビック社史と基本方針が解説された。
 続いて、副社長コロマント事業部長の藤井氏が壇上に立つと「ユーザー、販売店、代理店、そしてコロマントの4つの手を取り合っていく事が当社の企業理念。あくまで工具を販売するというのは手段であり、エンドユーザーの業績が上がり、且つ生産性が向上する様にするのが、我々サンドビッグ本来の目的である」と挨拶し、同社の平成16年度業績及び17年度の戦略について説明を行った。
 サンドビックグループ全体の平成16年1月〜3月までの四半期売上は、約6,000億円(昨年度比12%増)であり、年間ベースでは8,000億円を予測(昨年度比10%強増)。ツーリング売上は3,000億円を予測(昨年度比10%強増)。
 また米国における工具特許取得数は2,000件超で、過半数を占める割合(2001〜3年期)。年間4%を開発費に使用している。
 日本におけるコロマント事業部の実績は昨年度比26%増加した。
 2004年度の主要活動としては、
@「サンドビッククラブ認定制度」を開設し、各研修会によって、アドバイザーやツールコンサルタント等を認定した。サンドビッククラブは現在635名が在籍A「GC3200ウルトラチップキャンペーン」を展開し、昨年度比145%増の売上B「コロミル390カッターキャンペーン」を行い、昨年度比131%の売上が増加した。
 2005年度の主要活動計画として、
@認定制度の拡大A「ソリッドツール」拡販・キャラバンカー全国展開B次世代新型Uドリル「コロドリル880(仮称)」市場導入C小物部品加工工具D機械及びツールビジネスEグローバルプライシング政策F4月より、新コロマント会制度の導入G宮城瀬峰工場の拡大H営業管理部を新設I営業技術部にマーケティング部を併合(旧営業企画)JOTSビジネスユニットを開設する。
 その後、特約店表彰が行われた。表彰を受けた特約店は次の通り。
 葵ツール、イケダ、石田商会、伊藤信産業、春日鋼機、かねき、功名商会、湖西機工、三登工販、三和精機、新栄商會、大誠、中根産業、ナゴヤカット、日本工業、パール金属、浜松機材、疋田産業、富国機械工具、不二工具、マシナリーサポート、森哲
 総会の締めくくりとして、スウェーデン本社より、ABサンドビック・コロマントシニアマネージャーのケネス・スンドベリ氏を招聘して講演が行われた。演題は「サンドビック・コロマントの世界戦略―顧客生産性向上を目指した製品開発―」。講演では、同社売上の95%以上が国外であり、同時に3分の2以上が国外で生産されていると解説され、ニュードリル・コロミル880の紹介も併せて行われた。
 総会終了後は、懇親会へと移行し、抽選会も交えて盛り上がりを見せた。

穴一つ当りのコストが半分以下
コロドリル880新発売
サンドビック次世代技術を導入

 サンドビック・コロマント事業部(本社=神戸市西区室谷二丁目)では、次世代ドリル「コロドリル880」を発表した。最大二倍の高送り加工が可能なコロドリル880は、穴一つ辺りのコストを半分以下にカット。ドリル穴あけ加工における生産性と経済性の飛躍的向上を図る。発売は3月1日で、ドリル径φ20o〜29.5o、ドリル深さ2D〜4D。
【製品特長】
◎ステップテクノロジー(特許出願中)/中心刃と外周刃の配置を工夫することにより、階段形状(ステップ)の中心刃がワークに段階的に食いついて加工していくため、従来品に比べ加工時の負担のかかり方が安定して公差を最小限に抑える。
 また完全なバランス切削のため、ドリル軸がずれることなく安定し、テーブル送りを最大二倍まで上げる事が可能となり、加工時間の大幅な短縮に繋がる。
 さらに中心刃の階段形状は外周刃のコーナー磨耗を防ぐため、チップの四コーナー全てを使用でき、非常に経済的。
◎あらゆる被削材、あらゆる加工に対応H級公差(iC±0.03mm)の高精度を誇るチップは識別し易い様に中心刃をブロンズ色、外周刃を黒色に色分け。ブロンズ色の中心刃は鋼、ステンレス鋼や鋳鉄から高硬度材まで全ての被削材に対応、あらゆる加工が可能。
 黒色の外周刃は、鋳・鋳物の高速度切削において高い耐磨耗性を発揮するGC4014、オールラウンドタイプのGC4024、靭性の高いGC4044の三材種を用意。チップブレーカは第一推奨のGMブレーカ、切屑の伸びやすい被削材用のLMブレーカ、鋼・鋳物の高送り用のGRブレーカの3種類です。ドリルボディの深溝は、切屑が伸びやすい被削材にも優れた切屑排出性を見せる。またボディ表面の特殊表面処理により、高いテーブル送りにも耐える剛性を保証。シャンク部に型番がレザーマーキングされているため、工具交換も簡単。

ハイス製品価格改定
三菱マテリアル神戸ツールズ
4月1日出荷分より

 三菱マテリアル神戸ツールズ(社長=太田拓夫氏)では、ハイス製品の一部について価格を改定する。
 昨年よりバナジウム、タングステン、モリブデン、コバルトの価格が高騰したことに伴い、ハイス製品の主要材料である高速度工具鋼の価格はこの一年で約40%上がり、今後も高値維持が予想される。加えて一部製品では需要減により、受注・生産ロットが少量化し、製造コストが上昇。
 この様な状況から同社ではあらゆる面でのコストダウンを試みるが、材料面でのコスト増を吸収できず、一部製品の価格改定に踏み切った。改定実施は4月1日出荷分より。
【改定品目・価格改定率】
◎ハイスドリル(ノンコート品)10%
◎ハイスドリル(コーティング品)5%
【問合わせ先】
企画管理部 TEL078-936-1565、FAX078-936-1492
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複合産業見本市
ハノーバー・メッセ05開催
4月11〜15日迄の5日間

 世界最大の産業見本市「ハノーバー・メッセ2005」が、2005年4月11日から15日までの5日間に亘って、ドイツ産業見本市社(社長=ゼップ・ヘックマン氏)の主催により、ドイツ・ハノーバー国際見本市会場にて開催される。出展社は60カ国より約6,000社で、展示小間面積は約200,000u。
 日本からの直接出展社は、エバオン、鍋屋ハイテック社、日新電機、スーパーツール、ティアンドディ、パトライト、竹内精工、ベッセル、東芝、太盛工業、独立行政法人産業技術総合研究所、多摩川電機の各社(2004年10月現在)。
 現在、コスト対策と世界的な競争の重圧のもと、産業部門は全ての価値連鎖で合理化措置を迫られている。世界市場の急速な変化に、企業は革新的な技術とロジスティックスのコンセプトで立ち向かわなければならないと、考えられる。このような挑戦に対し、同見本市は11の専門見本市を1つの見本市に集結して、開催することにした。特に注目されるのは、製造及びプロセスオートメーションと、隔年開催の「パワートランスミッション及びフルード技術」である。
 またドイツ産業見本市社では、2004年から出展社と共同で見本市コンセプトを実現し、さらに発展させてきた。複合見本市では明確な分類のもと、全ての産業をカバーする一一の国際的リーディング専門見本市を同時開催で行う。成長を続ける諸サービス部門に対しては、専門見本市「工業サービス及び工場設備」が初めて開催される。
【開催概要】
●名称/ハノーバー・メッセ2005 国際産業見本市
INTERKAMA、ファクトリーオートメーション、モーション・ドライブ・自動化技術、デジタルファクトリー、マイクロテクノロジー、研究開発及びテクノロジー、エネルギー、Com Vac、産業用部品、工業サービス及び工場設備、表面処理技術及びPowder coating Europe
●主催/ドイツ産業見本市社
●会期/2005年4月11日〜15日
●開場時間/9時〜18時(最終日含む)
●会場/ドイツ・ハノーバー国際見本市会場
●入場券/一日券・24ユーロ、通し券・53ユーロ(現地購入)
※ドイツ産業見本市社日本代表部では、2005年3月1日より4月11日まで前売り販売をする。入場券は会期中に限り、近郊の電車・バス乗車券としても使用できる。一日券・2,500円、通し券・6,000円。
●カタログ/25ユーロ(現地購入)
●インターネット
http://www.hannovermesse.co.jp(和文)
http://www.hannovermesse.deにて、2005年2月より出展社及び展示品の情報が入手可能
●EBi/ビジター用エレクトロニクス・インフォメーション・システム(EBi)の端末機が全館に設置されており、無料で利用できる。展示品や出展社情報のほか、会議など催し物についても瞬時に回答し、プリントアウトも可能。使用言語は英語とドイツ語。
●Travel2Fairs/「ハノーバー・メッセ」に関する交通機関・宿泊手配からパッケージサービスまで提供。
http://www.travel2fairs.com
(英語・ドイツ語)
●規模/出展社=60カ国(6,000社)、総小間展示面積=26ホール(200,000u)、ビジター数=100カ国(約200,000人)
●問合せ先/ドイツ産業見本市社日本代表部(佐々木、村田まで)
〒164-0003
東京都中野区東中野1-51-3-501
TEL03-3363-6631、FAX03-3363-7582
http://www.hannovermesse.co.jp
E-mailn:hanmessejp@asahi‐net.or.jp

国際イントラロジスティクス見本市
セマット2005
10月11〜15日開催

 国際イントラロジスティクス見本市「セマット2005」が、2005年10月11日〜15日までドイツ・ハノーバー国際見本市会場にて開催される。
 新「セマット」展は工業やハードウエアのマテリアル技術見本市から、包括的で分野を超えたイントラロジスティクス見本市へと拡大された。現在までに650社が出展を予定しており、産業車輌・付属品・搬送技術やリフトスタンド分野からも多くの企業が出展する。
 特別プログラムとして、様々なフォーラムも開催される。テーマはロジスティクスソフトウエア・識別技術・保管技術・ロジスティクス不動産・テレマティック等。
【開催概要】
●名称/セマット2005国際イントラロジスティクス見本市
●会期/2005年10月11日〜15日
●開場時間/9時〜18時(最終日を含む)
●会場/ドイツ・ハノーバー国際見本市会場
●主催/ドイツ産業見本市社
●展示プログラム/産業用トラック・リフトスタンド及び装置・クレーン・コンベヤ・物流コントロールシステム・ハンドリング・保管プラント及びシステム・保管及び倉庫技術・無人搬送システム及び関連機器・付属品及びコンポネント・ロジスティクスマネージメント(技術・ハードウエア・ソフトウエア・システム)・ロジスティクスサービス・包装装置・コンサルタント・融資
●規模/出展社数=1,000社、ビジター数=50,000人、出展小間面積=80,000u
●入場券/一日券・22ユーロ、通し券・40ユーロ(現地購入)
※ドイツ産業見本市社日本代表部では、2005年9月1日より10月11日まで前売り販売をする予定。
●インターネット
http://www.hannovermesse.co.jp(和文)
http://www.cemat.de(英・独語)
※2005年9月より、出展詳細情報が入手可能。
●EBi/ビジター用エレクトロニクス・インフォメーション・システム(EBi)の端末機が全館に設置されており、無料で利用できる。展示品や出展社情報のほか、会議など催し物についても瞬時に回答し、プリントアウトも可能。使用言語は英語とドイツ語。
●Travel2Fairs/「ハノーバー・メッセ」に関する交通機関・宿泊手配からパッケージサービスまで提供。
http://www.travel2fairs.com
(英語・ドイツ語)
●問合せ先/ドイツ産業見本市社日本代表部(佐々木、村田まで)

国際木工林業見本市
リグナ・プラスハノーバー05
5月2〜6日開催

 木工林業機械分野で世界最大の国際木工林業見本市「リグナ・プラス・ハノーバー2005」が、2005年5月2日から6日までの5日間、ドイツ・ハノーバー国際見本市会場にて開催される。出展社は40カ国以上より総計1,700社、総小間面積は130,000uに上る。
 日本からの直接出展社は次の通り。平安コーポレーション、兼房、菊川鉄工所、名南製作所、中部木工機械工業会。
 今展は林業のトップ技術、環境保護のためのノウハウと技術・原木材加工及び木材・ベニヤ製造のための最新機械を、類のない規模で展示する。出展社・ビジター双方にとって非常に興味深い見本市となる。
【開催概要】
●名称/リグナ・プラス・ハノーバー2005 国際木工林業機械見本市
●主催/ドイツ産業見本市社
●会期/2005年5月2日〜6日
●開場時間/9時〜18時(最終日を含む)
●会場/ドイツ・ハノーバー国際見本市会場
●入場券/一日券・20ユーロ、通し券・31ユーロ(現地購入)
※ドイツ産業見本市社日本代表部では、2005年4月1日より5月2日まで前売り販売をする予定。
●インターネット
http://www.hannovermesse.co.jp(和文)
http://www.ligna.de(英・独語)
※2005年4月より、出展詳細情報が入手可能。
●EBi/ビジター用エレクトロニクス・インフォメーション・システム(EBi)の端末機が全館に設置されており、無料で利用できる。展示品や出展社情報のほか、会議など催し物についても瞬時に回答し、プリントアウトも可能。使用言語は英語とドイツ語。
●Travel2Fairs/「ハノーバー・メッセ」に関する交通機関・宿泊手配からパッケージサービスまで提供。
http://www.travel2fairs.com
(英語・ドイツ語)
●展示プログラム/林業技術・製材技術・原木材加工・木材及びベニヤ製造・木手工業・家具工業・素材としての木
●特別展/「キャリアフォーラム」、「リサーチ&トレーニング」、「芸術家の手による木」、各国木工機械関係工業会「優れたフォルム」
●規模/出展社=40カ国・1,720社、総小間展示面積=一五ホール・132,000u、ビジター数=100カ国より100,000人以上
●問合せ先/ドイツ産業見本市社日本代表部(佐々木、村田まで)


平成16年12月分産業機械受注
受注高6千761億7千700万円
前年同月比191・3%に

 日本産業機械工業会では、平成16年12月分の産業機械受注状況を発表した。
 12月の受注高は6,761億7,700万円で、前月比191.9%、前年同月比191.3%となった。
 内需は、706億7,600万円で前月比119.2%、前年同月比100.8%となった。
 内需の前月比で増加した機種は、ボイラ・原動機(180.3%)、化学機械(106.4%)、プラスチック加工機械(135.8%)、送風機(176.0%)、運搬機械(121.8%)、変速機(169.4%)、金属工作機械(120.9%)、その他機械(128.5%)で、前年同月比では鉱山機械(101.4%)、化学機械(100.3%)、タンク(135.7%)、プラスチック加工機械(193.1%)、圧縮機(114.1%)、送風機(175.0%)、運搬機械(145.2%)、変速機(138.7%)、その他機械(120.9%)が増加した。
 外需は、4,055億100万円で、前月比323.8%、前年同月比476.9%となった。本月のプラントは6件、2,257億1,000万円で、前月比1,957.8%【19.5倍】、前年同月比3,159.4%【31.6倍】となった。
 外需の前月比で増加した機種は、鉱山機械(192.0%)、化学機械(1,397.6%)【14倍】、プラスチック加工機械(110.4%)、圧縮機(140.0%)、送風機(177.8%)、変速機(125.2%)、金属加工機械(3,454.2%)【34.5倍】、その他機械(119.8%)。
 前年同月比では、ボイラ・原動機(198.3%)、鉱山機械(662.6%)、化学機械(1,696.5%)【17倍】、冷凍機械(157.9%)、送風機(147.4%)、運搬機械(162.0%)、変速機(126.9%)、金属工作機械(327.2%)、その他機械(167.9%)が増加した。
各機種の動向
と需要部門
◎ボイラ・原動機/前月比は、外需の減少により91.3%、前年同月比は、電力の減少により90.8%。
◎化学機械(冷凍機械含む)/前月比、前年同月比ともに石油・石炭製品、外需の増加によりそれぞれ347.3%、362.7%となった。
◎タンク/前月比は、化学の減少により66.1%、前年同月比は外需の減少により67.7%となった。
◎プラスチック加工機械/前月比は、化学、自動車、その他製造業、外需の増加により122.5%、前年同月比は化学、自動車、その他製造業の増加により111.5%となった。
◎ポンプ/前月比は建設、電力、その他製造業、官公需の減少により90.0%、前年同月比は官公需、外需の減少により82.4%となった。
◎圧縮機/前月比は、一般機械の減少により95.3%、前年同月比は一般機械、外需の減少により94.6%となった。
◎送風機/前月比は、鉄鋼、官公需の増加により176.0%、前年同月比は鉄鋼、官公需、代理店の増加により173.5%となった。
◎運搬機械/前月比は、化学、鉄鋼、電気機械、造船の増加により110.9%、前年同月比は、鉄鋼、電気機械、自動車、造船、外需の増加により151.1%となった。
◎金属工作機械/前月比、前年同月比ともに、外需の増加によりそれぞれ595.0%、212.6%となった。

リラクゼーショントイレ
香りと音楽の相乗効果
TOTO2月14日より新発売

 TOTOのウォシュレット一体形便器『ネオレスト』は、掃除がしにくいフチ裏をなくした「フチなし形状」、便器内をくまなく洗浄する「トルネード洗浄」など清掃性と、タンクのないデザイン性が評価され、発売以来、リモデル(増改築)を中心に販売台数を伸長させている。
 このたび、トイレでの究極のリラックスを実現するために、『ネオレスト』に業界で初めて「香り(オートフレグランス)」と「音楽(サウンドリモコン)」の相乗効果で四季の移ろいを感じることができるリラックス機能を追加し、『NEWネオリスト』として2月14日より新発売した(サウンドリモコン機能は4月1日より発売)。
 さらに、タンク式のウォシュレット一体形便器にも「フチなし形状」「トルネード洗浄」を採用、同様に「香り」と「音楽」のリラックス機能を追加し、『NEW Zシリーズ』として4月20日より新発売する。
 春は「野ばら」の香りとベルナーの「野バラ」など、「香り」と「音楽」で、春夏秋冬それぞれの季節を感じていただく。香りは四種類用意している。また、曲目はクラシックとTOTOオリジナル曲など合計16曲をSDカードに内蔵して提供する。クラシックの曲は全て生演奏を録音した。
 そして、TOTOが常にこだわってきた清掃面も両シリーズ共に進化した。業界で初めて便座裏面に撥水性を持たせる特殊樹脂を加工した、汚れのつきにくい「クリーンコート便座」を採用した。「クリーンコート便座」の搭載で、便器だけでなく便座も究極的に掃除がしやすくなった。
「NEWネオレスト」「NEW Zシリーズ」の特長
@ 業界初![香り]と[音楽]の相乗効果でトイレでのリラックスを実現
A 業界初!さらに掃除が簡単に!撥水性をもった[クリーンコート便座]搭載
B 超節水!男性の小は四・五L
C 業界初!操作簡単!音声ガイド付リモコン採用
D 「リモデルタイプ」も同時発売
希望小売価格
■NEWネオレスト
EXシリーズ(3種)¥352,000〜¥392,000(税込:¥369,600〜¥411,600)
SDシリーズ(4種)¥210,000〜¥300,000(税込:¥220,500〜¥315,000)
■NEW Zシリーズ(5種)¥198,000〜¥308,000(税込:¥207,900〜¥323,400)
※リモデルタイプは両シリーズともに、各1万円アップになる。
※オートフレグランス機能はEX全て、SD・Zシリーズともに最上位機種のみ搭載。(2005年四月発売)
販売目標
 「NEW ネオレスト」:初年度は20,000台/月を見込んでいる。
 「NEW Zシリーズ」:初年度は10,000台/月を見込んでいる。
 TOTOはこれまで、トイレ空間における清掃性・節水性・使いやすさ(ユニバーサルデザイン)と共に、快適性を追求してきた。臭い対策については、イヤな臭いを強い香りで消すという考え方ではなく、「脱臭」の方向で商品展開を行っている。脱臭後のトイレ空間であれば、よりリラックスできるようになるとTOTOは考えている。
 今回、さらなるトイレ内におけるリラックス実現のために、ニーズの高い「音楽」機能を搭載した。そして新しく「香り」のあるトイレ空間を業界で初めて提案した。「香り」と「音楽」には四季のテーマを持たせ、トイレに居ながらにして移りゆく四季を感じていただけるとおもう。

業界最速の乾燥時間と業界最小の運転音
クリーンドライハンドドライヤー
TOTO高速両面タイプ発売

 TOTOは、パブリックのトイレ・洗面空間用のハンドドライヤー「クリーンドライ」シリーズに、“業界最速の乾燥時間”と“業界最小の運転音”を実現させた『クリーンドライ 高速両面タイプ』を2月1日より新発売する。
 『クリーンドライ 高速両面タイプ』は、掌・甲の両面にジェット温風を吹きつけて、短時間で手を乾燥させる両面乾燥タイプのハンドドライヤー。ツインファンモーター構造および両面タイプでは業界初の温風ヒータ内蔵により、業界最速の高速乾燥約4〜6秒を実現した。高速風の冷たさを和らげ、快適に使用できる。また、TOTO独自の先細り吹出しノズル形状の採用により、業界最小の約59dBを実現した。スリムでシンプルなデザインと使い勝手の融合、周辺の水飛散の軽減や、清掃性にも配慮した構造。
 快適な短時間乾燥を求める使用者のニーズと、美しく衛生的でさらに低ランニングコストを求める設置者のニーズとの、双方にマッチするハンドドライヤー。
 希望小売価格は、178,000円(税込186,900円)
 目標販売台数は、初年度10,000台/年を見込んでいる。
【特長】
@ 業界最速!約4〜6秒の高速乾燥!
両面タイプ業界初!温風ヒーター内蔵で冷たさ緩和
 掌側ノズル・甲側ノズルのそれぞれに一台ずつ強力なファンモーターを配置し、手の両面にジェット温風を吹きつける「ツインファンモーター構造」を採用。凹凸が大きく乾きにくい掌側は最大風速100m/s、甲側は最大風速90m/sと、風速を変えて効率的に乾燥する。さらに、両面タイプでは業界初の温風ヒーターを内蔵することで、高速風の冷たさを和らげるとともに、約4〜6秒の高速乾燥を実現した。(温風ヒーターを切ることも可能)
 また一台のファンモーターにかかる負荷を抑えたことで長寿命化され、一日400回で7年以上の使用が可能。
A 業界最小の運転音 約59dB
 TOTO独自の先細りノズル形状を採用。ノズルから吹出した風の広がりをおさえて、隣り合うノズルから出る風同士の干渉によって生じる風音を大幅に低減し、高速両面タイプでは業界最小の運転音を実現した。ドアのないオープンスタイルの洗面空間でも、ハンドドライヤーの音漏れ低減が可能。
B スリムでシンプルなデザイン
 奥行き192oの薄型ボディと、奥行き85oのワイドな手挿入部。壁からの前出を小さくおさえた設置性と手の入れやすい使い勝手を両立させた。手挿入時の内部照明により、安心して使用できる。
 外観色は当社の陶器色のペールホワイトを採用。直線基調のシンプルな形状と合わせて、洗面空間に溶け込みやすいデザイン。
B 側面カバーを外して、掃除が簡単!
 水受けトレイまでの排水路を、本体側面部に形成。両側面のカバーを着脱可能な構造としたので、側面カバーを外せば、隅々まで掃除でき、常に衛生的に使用できる。
 さらに、側面の通気口には独自のルーバー構造を採用。手を乾燥する際に、風だけを逃がし水の飛散を抑えることで、周囲の床や壁の衛生性にも配慮した。

組織変更・人事異動
NaITO 3月1日付で

 NaITO(社長=鈴木斉氏)では、3月1日付で組織変更と人事異動を発表した。
【組織変更】
 迅速な意思決定と業務のスピード化並びに責任の更なる明確化を図る為、組織変更を実施。組織変更の主旨は、営業本部を営業推進部、東日本営業部、西日本営業部として執行役員制度の充実を図るもの。
【人事異動】
( )内は前職を示す
■取締役兼執行役員総務部長=八木英夫氏(取締役兼執行役員管理本部長)
■執行役員西日本営業部長=伊藤保雄氏(執行役員営業本部長)
■執行役員営業推進部長=山口恭正氏(執行役員営業本部副本部長〈営業推進部・東部ブロック担当〉)
■執行役員東日本営業部長=二宮教行氏(執行役員営業本部副本部長〈西日本担当〉)
■執行役員経理部長=遠藤孝之氏(経理部長)
■総務部部長=小沼芳明氏(総務部長)
■営業推進部部長〈情報化推進担当〉=小宮山高則氏(営業推進部長)
■営業推進部部長=松橋安廣氏(営業本部副本部長〈北関東・東京・南東京の各ブロック担当〉)

「明日天気になぁーれ」
風見鶏(酉)の希い @
タイセー=代表取締役 鈴木正泰

 今年6回目の酉年が巡ってきた。前回のそれは、いわゆる「還暦」であり、赤いチャンチャンコに見立て社員の皆さんから贈られたワインレッドのセーターに感謝しつつも60歳の実感には程遠く「村の渡しの船頭さんは、ことし60のおじいさん…」そんな歌もありましたヨ!と、冷やかされながら、まだまだ10年若いと自信満々であった。
 あれから早くも12年(平成5年〜17年)光陰まさに矢の如し、あっと言う間にやって来ました。
 40歳の1年は40分の1、50歳のそれは50分の1、60歳の1年は20歳の時の3分の1という訳である。そんな迷論に頷きたくなるほど月日の感覚は歳とともに短くなる様な最近の実感である。
 年年歳歳、遠い過去の日は活き活きと鮮やかに蘇えり、3日前のできごとは、はなはだ不鮮明?12年後の我が認知症?も、さることながら、さらにスピードアップしてやって来るであろう次なる酉年(平成29年=2017年=84歳)に憶いをはせるとき、何やらあやしい最近の雲行きを心配しつつ「明日天気になぁーれ」と心から祈りたい。
 昔から人々は未来の予知に惧れと希いを重ね合わせ乍ら、運命の流れに身を委ねて来た。「因果応報」という言葉がある。「親の因果が子に報い」きつい戒めの言葉でもある。
 「祇園精舎の鐘の音、諸行無常の響きあり…」富も名声も、栄耀栄華も、隆盛を極めるトップ企業とて、一国の盛衰も、奢れる?人類も、地球さえも、その例外ではない筈です。
 すべて諸行無常の中に在ることを謙虚に受け止めなければなりません。
 結果を見てからそこに至った原因を検証する「その時歴史が動いた」というテレビ番組があるが、「戦中戦後、復興期、高度成長期、調子に乗りすぎ期?」時代の通行人としてその光と影にクリック、明日のために考えてみたい。
 戦後廃墟の中から奇跡の復興を遂げた日本は技術立国、経済大国としての地位を築いてきた。もはや戦後ではない!の掛け声で始まった、昭和30年からの10年間(55年〜65年)が近代化への最も華々しく活力と夢と希望に満ち満ちた高度経済成長時代であった。一方、その輝きの裏では腐蝕がじりじりと進行し転移しながらその影がより色濃く拡大して行った時代でもあり、その事に気づく人は少なかった。
 暮らしの中に、家庭電化がはじまり、洗濯機、テレビ、冷蔵庫が徐々に家庭に据えられて女性の家事労働は格段に軽減され一家に一台のテレビが茶の間の中心になり今度の賞与であれも欲しい是も買いたいと、家庭の団欒も笑い声もさらに明るくなった。冷蔵庫が食生活を豊かにし主婦の余暇を生み出した(冷蔵庫に入っているからそれを温めて食べてね!)
 さらに豊かな夢(くるま、住宅)を実現するために働く主婦が飛躍的に増加し戦後強くなったのは女と靴下と言われ父権凋落の兆しが現れたのもこの時代であった。
(つづく)

TOTO・DAIKEN・YKK3社での共同開発
「リモデルフェア」盛況
TOTO名古屋2月19・20日開催

 TOTO・DAIKEN・YKKの3社共同開発商品と、各社のリモデルに好適な新商品を多数展示する「リモデルフェア」が、2月5日から全国のTOTOショールームで順次開催されており、東陶機器名古屋支社(支社長=近藤則男氏)では、2月19日・20日の2日間、同ショールームで開催した。
 三社共同によるショールームフェアは、一昨年春よりスタートして今回で4回目を迎え、各社ブランドのより一層の浸透、水まわり・建材・開口部といった空間全体でのリモデル相談や提案の場として、約2万組のユーザーの来場を見込んでいる。
 水まわり商品、建材商品、開口部商品の各メーカーならではの品揃えが実現でき、来場者は、水まわりから玄関まわりまで、住まいのリモデルに必要な部材のほとんどの商品が一箇所で揃えられるとあって、初日から賑わった。
 来場者は、話題の新商品を実際に見て、触って空間をイメージすることができ、また、リモデルに関する様々な相談を受付けていただけるとあって、相談コーナーでは終日人の絶えることがなかった。
 TOTOの水まわり商品としては、「暖房換気扇」、スッキリドアを標準装備したシステムバスルーム「フローピア」「魔法びん浴槽」をはじめ、従来の掃除しやすさに加え、アロマと音楽で癒しの空間を提供する「NEWネオレスト」、立っても座っても楽に使える、システムキッチン「スーパーレガセス」などを展示紹介。
 DAIKENコーナーでは、耐震壁「かべ大将」、強くて汚れにくい「ネオテク耐傷性フロアシリーズ」、耐湿建材「さらりあ」などの建材などを展示した。
 YKK APコーナーでは、窓の内側に簡単に取り付けられる樹脂製内窓「プラマードU」、ガーデンエクステリア「リウッドデッキ」などの商品を展示して、各コーナーとも多数の来場者で賑わった。

軽量プラ段収納ケース入り
防災用ハロゲンライトセット発売
ハタヤリミテッドいざという時に重宝

 ハタヤリミテッド(名古屋市中区大須4-10-90、社長=足立 謙祐氏)は、「防災用ハロゲンライトセット」を2月1日より発売した。
 「防災用ハロゲンライトセット」は、ハロゲン灯二灯と最大伸長時2,450oのスタンドを軽量丈夫なプラスチック段ボール(プラ段)ケースに収納した、『いざという時』迅速に取り出しが可能な「災害時の非常持ち出し用照明スタンドセット」。
 ハロゲン灯は300W型及び500W型の二タイプ、延長ケーブルは接地付き、接地無しの二タイプ、計4タイプのセットを取り揃えている。
 それぞれハロゲン灯2灯、交換球2個、5m防雨型トリプル延長ケーブル、スタンドがセットになっている。
【特長】
●二・七mの高い位置(ハロゲン灯をスタンドに設置の場合)から強力ハロゲンランプが広範囲を照らす。
●軽量プラ段ケースは、積み重ねに耐えられる丈夫な作りで、全面に製品名を表示してあるため、四方八方から確認できる。
 また、防災用ハロゲンライトの延長用電源リールとして、屋外用防雨型コードリールGE型、GX型がある。コードの長さは30mで接地付き、接地無しの2タイプ、それぞれコンセント3個付きの計4タイプ。どしゃ降りの中でも安全に使用できる。

普及型サンタイガー
カンデンレスリール
ハタヤリミテッド感電事故を未然に防止

 ハタヤリミテッド(本社:名古屋市中区大須4-10-90、社長=足立謙祐氏)は、「普及型サンタイガーカンデンレスリール」を2月1日より発売した。
 昨年発売以来、高い安全性で好評の「カンデンレスコードリール」に引き続き、機能はそのままでお求め易い普及型「サンタイガーカンデンレスリール。
【特長】
●アースの状態を常時監視、使用中にアースが断線した場合、0.1秒以内に電源を遮断。アースが不完全な場合、ブレーカーがONできない安全構造。
●感電事故を未然に防ぐ「強制アース接続」と「過負荷付き漏電遮断器」による二重安全コードリール。
●ドラムには電源の温度上昇を感知する温度センサー付。
 製品に関する問合せ先(ユーザー問合せ先)は、顧客サービスデスクへ。
TEL:0120-686-888
Eメール:service@hataya-ltd.co.jp
http://www.hataya-ltd.co.jp

ハタヤオーケーエスも移転
東京南営業所を開設
ハタヤリミテッド2月21日より

 ハタヤリミテッド(名古屋市中区大須4-10-90)では、東京南営業所(所長=安田雄一氏)を2月21日に開設した。東京支店の管轄で、京浜・厚木地区を中心とした営業活動を行う。
 またこれに伴い、ハタヤグループの一員である、ハタヤオーケーエスも同所に移転した。
 東京南営業所の所在地と電話・FAXは次の通り。()内はハタヤオーケーエス
▽〒143-0004
東京都大田区昭和島1-1-15
▽電話03-5767-5686(03-3766-6911従来同様)
▽FAX03-3298-0297(03-3766-6941従来同様)

OKAYA335
ツアーに参加してC
旭工機株式会社取締役会長闇雲 明男

 6月7日(月)
 6時30分からの朝食。
 3日後には再び戻ってくるので不要な荷物は預けることが出来るがスーツケースを分離することが大変なのでそっくり持っていくことにする。
 八時のチェックアウト。
 ヘルシンキ空港9時50分に飛び立つ。
 サンクトペテルブルグへは約一時間ながら時差一時間で到達は現地時間の11時50分、待望のロシアの大地を踏む。
 これがロシアかと2、3度足踏みをする。
 空港に出迎えてくれたのは初老の恰幅の良い髭を蓄えたガイドの紳士、バスなかでの自己紹介でアレキサンドルと言う。
 アレキサンドル一世の子孫ではあるまい。
 確かな日本語と歴史、芸術の造詣は深そうだ。
 昼食は中国料理。
 味は万国共通ながらホッとする。
 午後から市内観光。
 昨年、ペテルブルグ開都300年の記念行事が行われた。
 我々は岡谷鋼機335記念ツアーできているからそれよりは新しい。
 1703年、それまでは海への出口を持たなかった内陸国のロシアであったが1694年国政に携わるようになったピョートル一世は1700年バルト海への出口を求めてロシアを圧迫するスウェーデンとの北方戦争を開始した。
 緒戦ナルバの戦いでは敗北したが、ネバ川の河口に進出し、1703年よりこの沼沢地に要塞の建設を始めた。
 ネバ川の河口にペテロパウロ要塞を作ったピョートルは1704年には、要塞の対岸に海軍埠頭と海軍本部をつくり、ここに新都をつくる考えを膨らませていったのである。
 沼沢地を埋め立てるのに多くの農民が動員された。
 劣悪な労働条件のもとに多くの死者が出た。
 ピョートルがモデルにしたのはアムステルダムである。
 これより先、ピョートルは国政に携わるとトルコに戦争をしかけドン川河口のアゾフの要塞を攻略し、ロシアの要塞に改造してトルコの脅威を取り除いた直後、西欧に大使節団を派遣した。
 300人もの団員が、オランダ、イギリスを中心に一年半もの間西欧諸国を視察して回り、各地で修行も積んだ。
 ピョートルも自ら名を秘して、これに同行した。
 アムステルダムの造船所で彼が働いたのは有名である。
 新帝が親政を始めたばかりで、これだけ長く国を留守にするのは大胆な行為である。
 明治の岩倉使節団のヨーロッパ歴訪はこれに習ったのである。
 1698年、前帝イヴアンの実姉ソフィアを黒幕とする銃兵隊の反乱の報を受けるや直ちに帰国したピョートルは1,000名を超える関係者を公開処刑し、彼の力をしめした。
 その上で"西欧化改革"を実施した。
 彼は貴族の伝統的な長いあごひげを強制的に切らせ、西欧風の洋服の着用を命じ、キリスト誕生紀元暦の採用を発表した。
 ピョートルが"玉座の上の革命家"と呼ばれる所以である。
 彼はまさにロシア史の特性をなす"上からの革命"を強力な権力を梃に進めた。
 上からの急激な革命の典型である。
 彼の事績を見て渡辺崋山、佐久間象山のピョートル傾倒は有名である。
 明治維新の源泉のひとつになったといってよい。
 ガイドのアレクサンドルさんが幾度も強調したようにサンクト・ペテルブルグは計画的に造られた人工都市である。
 沼沢地に水路が掘られ、掘られた土を積み上げて陸地とした。
 アムステルダムの手法である。
 運河が四通八達し、水の都と言われる。
 堀の多い大阪とは早くに姉妹都市提携をしている。
 1703年5月27日にペテロパブロフスク要塞に基礎の設置をした10年後の1713年にはモスクワから宮殿と元老院、その他の政府の建物を移動させた。
 私たちが昼食をとったバシリエフスキー島には碁盤の目のように通りを作り、貴族に移住を命じて館を造らせた。
 貴族だけでは都市はできない。
 命令により、職人も、商人も強制的に移住させられた。
(つづく)

環境にこだわった製品を一堂に
エキサイティングZフェア新製品発表展示会
三井精機工業名古屋営業所オイルフリー化を前面に

 三井精機工業・名古屋営業所(名古屋市東区上社4-89)では、2月8日同営業所にて「エキサイティングZフェア エアーシステム体感フェア 新製品発表展示会」を開催した。
 初日は午前9時30分より開会式が行われ、約40名が出席した。
 式は樋口社長の挨拶で始まり、「大局的に見て、景気は回復していると思われる。お陰様で、当社業績も前年度より十数%アップ。工作機械方面においては、50%もアップした。我々は常々環境問題にこだわってきており、社会の流れにも対応している。愛・地球博や環境報告書の義務付け等、環境問題はますます厳しいものになり、メーカーとしても避けては通れない。今回の展示会は省エネ・オイルフリー等、設計当初から環境を考慮したものばかりで、きっと満足できるものと思っている。しかしながら現状に満足することなく、頑張っていき、クリーンエアに力を注いでいきたいと考えている」と述べた。
 続いて、産業営業統括部の小野寺氏が新製品を次のように解説した。
◎今回の新製品は、省エネ・環境・整備のしやすさを徹底的に追及し、2月16日に発効される京都議定書を踏まえて、ニーズに対応したコンプレッサーを用意。
◎コンプレッサーは高効率・メンテナンス楽、大容量のエアを排出する直結タイプ。フロンを使用せずオゾン層破壊もゼロ。また、オイルフリー化により、産業ゴミも無い。
 最後に、閉会の挨拶として平林常務が「このフェアは昨年11月に福岡よりスタート。大きな評価を得ている。来週は大阪、その次は広島で行われる予定。今月には中部国際空港開港、3月の万博と消費への流れが良くなるものの、コンプレッサー業界は足踏み状態にある。しかしながら、環境の風はこちらに吹くのではないかと考えている。それには皆様方の力が必要。是非とも環境のリーダーシップを執らせて頂きたい」と述べて締めくくった。
 式典終了後は、各機器において担当者より説明を受けたり、相談コーナーにて実際の現場への対応を質問する姿が見られた。

生産シミュレーションソフトウエア
NETS V―FMS21(i)

 製造業支援ツールを開発するNETS(本社=東京都北区豊島5-2-50-318、代表=浅見登氏)では、設備産業及び製造工場向けに生産シミュレーションソフトウェア「V―FMS21(i)」を販売する。同ソフトを導入することにより、生産技術レベルに見合った生産管理が行えるようになる。
 同ソフトは実際の生産ラインをPC画面上に設定し、生産をシミュレーション。その生産工程において発生する、装備の配置関係・工程設計・各装置の稼働率等の問題点を事前に検証し、解消。より最適化された生産システム管理を実行する。また面倒な入力操作は不要で、簡単な操作で相当量の生産情報を得る事が可能。また管理部門(ルーム)にて実際の生産計画ができる。価格は基本ソフトで1,980,000円。
【製品特長】
◎迅速な納期予測
◎工程変更による生産性の検証
◎生産ライン構築と装備稼働率の検証
◎ボトルネックの発見と解消
◎適正な装備数量の分析
◎生産スケジューリング作成
◎日程計画による納期予測
◎故障率設定
◎曜日算定
◎飛び込み生産の納期予測
◎生産ライン・組立ラインと多角的なライン設計
◎生産システムの事前予測と検証
◎各装備のLINE Balancingと稼働率
◎システムレイアウトの設計と分析
◎投入スケジュールと生産性の分析
◎バッファーと生産性分析
◎その他、多角的な使用方法
【問い合わせ先】
TEL03-3941-9811
E-mail:asami@nets-sys.com
http://www.nets-sys.com

来期組織等を決定
愛機工青年部2月役員会開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏、山下機械社長)青年部(部長=水谷隆彦氏、ミズタニ機販)では、2月7日に「役員会」を開催した。
 10名が出席。当日審議された議題は次の通り。
▼第1号議案=講演会について
 2月25日に開催を予定している、熱田支部・青年部共催による講演会「家系を科学する」は、現在20名が出席予定(内青年部は9名)。
▼第2号議案=他産業視察について
 他産業視察については、当初3月19日に行う予定であったが、参加者が少ないため、12日に変更して再度案内を発送する。
▼第3号議案=合同委員会について
 合同委員会は3月25日に決定を確認。店等については予算を見て、検討中。
▼第4号議案=ボウリング大会について
 恒例のボウリング大会は、3月9日午後7時より「星ヶ丘ボウル」にて開催を予定。今回は団体戦を取り入れ、活気良いものを目指す。
▼第5号議案=決算・予算原案について
 決算・予算原案は3月までに決める予定。
▼第6号議案=来期組織計画について
 組織計画は、部員の入れ替わり等も踏まえて大体の骨子を決定した。
 次回役員会は3月8日に開催予定。

平成17年3月13日2196号
中部通産局管内
最近の地域総合経済動向

 中部経済産業局では、2月9日に管内五県(愛知、三重、岐阜、石川、富山)の総合経済動向を発表した。それによると生産は一進一退であり、個人消費は底堅く推移、設備投資は着実に回復、雇用情勢は引き続き改善傾向にあるとしている。総括判断としては、平成16年8月以来、6カ月ぶりに修正となり、「一部に弱い動きが見られるものの改善が続いている」とした。
ポイント
@生産は自動車が高水準で推移、一般機械が緩やかな上昇傾向にあるなど、高水準を維持しているが、電子部品・デバイスなど一部に弱い動きも見られる。
A個人消費は、乗用車販売で新型車効果が見られる。
B設備投資は、自動車関連で積極的な姿勢を維持している。雇用情勢は完全失業率、有効求人倍率ともに全国でも良好な水準にある。
C先行きについては、生産は、自動車、金属工作機械などを中心に、当面、高水準で推移すると見込まれる。また、原材料・為替の動向、国際情勢などは引き続き懸念事項であり、今後の動向を十分注視していく必要がある。
【自動車】
 完成車は、国内向けが新車効果により堅調に推移しており、海外向けも旺盛な需要に引き続き好調なことから高水準で推移している。
 自動車部品は、国内完成車向けが高水準で推移しており、国内メーカーの海外現地工場や海外メーカー向けの輸出も高水準で推移している。
【金属工作機械】
 金属工作機械は、国内向け、海外向けともに一般機械、自動車関連を中心に高水準で推移。
 主要九社(オークマ、大隈豊和機械、テクノワシノ、豊田工機、日平トヤマ、富士機械製造、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の受注状況を見ると、国内受注は10カ月連続して前年を上回るとともに、海外受注は28カ月連続して前年を上回り、全体では27カ月連続して前年を上回っている。
【電子部品・
デバイス】
 半導体素子・集積回路(メモリ・マイコン等)は、高水準で推移しているが、携帯電話等の需要動向を受け、弱い動きが見られる。
 液晶素子は、テレビなど情報通信機器向けを中心に、高水準となっている。
【普通鋼鋼材】
 鉄鋼の生産は高水準で推移している。
 鋼板は、自動車向けが高水準で推移し、造船・産業機械向けが好調に推移している。
 棒鋼は、公共事業・民間建築向けともに低調に推移している。
 特殊鋼鋼材は、自動車関連向けを中心に好調に推移している。
【電気機械】
 電気機械の生産は、高水準なものの、弱い動きも見られる。
 電動機は、自動車向けを中心に堅調に推移している。
 制御機器は、海外向け半導体関連に弱い動きが見られるものの、自動車向けを中心とした設備投資関連向けが高水準となっている。
【ファインセ
ラミックス】
 ファインセラミックスの生産は堅調となっている。
 ICパッケージは、演算処理装置向けが横ばいとなっており、携帯電話向けも弱い動きとなっている。
 触媒担体・ガスセンサ素子は、自動車向けが国内向け、海外向けともに高水準で推移している。
【化 学】
 化学の生産は、横ばいとなっている。
 自動車関連向けが高水準となっているなど、全体としては高水準で横ばいとなっている。
【金属製品】
 金属製品の生産は、低調に推移している。
 アルミニウム建材は、低調に推移しているが、エクステリアでは動きが見られる。
 ガス機器は、高付加価値製品に動きが見られるが、単体普及品を中心に弱い動きが続いていることから、低調に推移している。
【輸 出】
 名古屋税関管内の輸出通関額(円ベース)は、13カ月連続で前年を上回った。品目別で見ると、「自動車の部分品」などが前年を上回った。主要地域(国)別で見ると、米国向けが2カ月連続、アジア向けは33カ月連続、EU向けは8カ月連続で前年を上回った。
【企業倒産】
 企業倒産は、減少傾向にあるが、今後の動向について引き続き注視する必要がある。
【個人消費】
 個人消費は、底固く推移している。
 大型小売店販売は、衣料品を中心に伸び悩み、百貨店が10カ月連続、スーパーが25カ月連続で前年を下回り、全体では14カ月連続で前年を下回った。
 乗用車販売は、新型車効果が見られ、2カ月連続で前年を上回った。
 家電販売は、デジタル家電が好調な維持をしているが、5カ月連続で前年を下回った。
【民間設備投資】
 設備投資は着実に回復している。
 日本銀行短観や日本政策投資銀行設備投資動向調査等を見ると、半導体素子・液晶素子関連で大型の能力増強投資が進捗していることに加え、自動車関連で積極的な姿勢が継続しているなど、幅広い業種で投資を増加する動きが見られる。また12月の管内主要九社(オークマ、大隈豊和機械、テクノワシノ、豊田工機、日平トヤマ、富士機械製造、豊和工業、三菱電気名古屋製作所、ヤマザキマザック)の金属工作機械受注(国内向け)をみると、自動車向け、一般機械向けを中心に10ヶ月連続で前年を上回った。
【情報通信機器】
 情報通信機器の生産は、高水準で推移している。
 テレビは薄型テレビが国内外の需要動向を受け、高水準で推移。
 デジタルカメラは、高水準で推移しているが、欧米向けに弱い動きが見られる。
【公共投資】
 公共投資は、地方公共団体で抑制基調が続くなど、低調に推移している。
 12月の公共工事請負金額を見ると、国、県、市町村などで前年を下回り、全体では3カ月連続で前年を下回った。
【住宅投資】
 住宅投資は概ね横ばいで推移している。
 12月の新設住宅着工戸数を見ると、持家、貸家が前年を上回り、全体では2カ月ぶりに前年を上回った。
【雇用情勢】
 雇用情勢は引き続き改善傾向にある。
 新規求人数は、製造業、サービス業、飲食業、医療・福祉をはじめ幅広い業種で増加している。有効求人倍率は、引き続き高い水準にある。完全失業率は、着実に改善している。

生産能力限度一杯レベルに
平成16年12月度
鋳鋼・鍛鋼生産速報

 日本鋳鍛鋼会では、2月2日に鋳鋼(全国78工場)、鍛鋼(同20工場)の平成16年12月分の生産実績(速報)を発表した。
 12月の鋳鋼の生産量は、22,859トン。前月比は0.7%増(157トン増)、前年同月比9.2%増(1,925トン増)。
 鍛鋼生産量は53,982トン。前月比は3.8%減(2,150トン減)、前年同月比9.3%増(4,608トン増)。
 この結果、平成16年度第3四半期、16暦年は次の通りとなった。
 平成16年度第3四半期(10〜12月)では、鋳鋼生産量は67,683トン。前期比9.0%増(5,591トン増)、前年同期比8.8%増(5,483トン増)。
 鍛鋼では生産量165,318トン。前期比1.5%増(3,413トン増)、前年同期比10.5%増(15,755トン増)。
 平成16暦年(1〜12月)では鋳鋼生産量258,323トン。前年同期比9.8%増(22,971トン増)。
 鍛鋼生産量は649,593トン。前年同期比13.9%増(79,454トン増)。
 現在の生産状況は上期月平均鋳鋼21,189トン、鍛鋼54,458トンと推移してきており、下期に至っても10〜12月の月平均鋳鋼22,552トン、鍛鋼55,106トンと生産量的には鋳鋼、鍛鋼とも現状の人員から見て、生産能力限度一杯のレベルにあると考えられる。
 市況面においては、スクラップ、モリブデン等原材料・副資材価格の高騰等によるコストアップに直面している同業界にとっては、今後さらに採算割れの製品に対する選別受注が強くなり、採算を重視した受注活動が進むと思われる。

MECT05目標まであと一息
達成に向けて邁進
愛機工 第2回実行委員会開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏、山下機械社長)は2月22日午後5時より、「メカトロテック・ジャパン2005」(MECT05)の第2回実行委員会(実行委員長=時津忠氏、新栄商會会長)を名古屋市中区錦の東京第一ホテル錦で開催した。メカトロテック・ジャパンは中部地区最大のFA技術専門展として、これまで多くの実績を積み重ねてきた。10回目を迎える今回は、“「夢・モノ・価値」づくり、中部新時代。”を開催コンセプトに今年10月開かれるもので、明るい景況の中各方面より注目を集めている。同組合はこの展示会に協賛しており、今回も300小間の出品申込みを目指して昨年10月から取り組みを始めている。実行委員会では、募集活動の進捗状況が報告され、目標達成まで残りわずかとなったことが分かった。
 第2回実行委員会は、大久保事業部副部長(大久保商事社長)の司会で進められ、冒頭、山下理事長が「大変お忙しい中を展示会実行委員会へのご参加有り難うございます。当組合も経済環境に恵まれて、皆さんの会社も大変お忙しくお過ごしでいらっしゃると思います。組合の財源につきまして、実は曲り角に来ております。と言いますのは、高速道路の料金別納制度が組合事業の収入として期待できない。当組合は基本的には賦課金で運営されておりますが、MECTの小間募集も財源の一つとなっております。前回は皆様のご協力で300小間を超す実績がございました。本年10月のMECT展は何が何でも成功させなければならないということで、組合役員一同真剣に取り組んでいる次第です。実行委員の皆様方にはお取引先と密接なご関係にあられる訳で、是非趣旨をご理解いただきまして万全のご協力をお願いしたいと思います。実行委員会は既に9月に第1回目が開かれておりまして、今日は2回目でございます。3回目は、5月末が締め切りでございますが、その辺りで行いたいと思います。起承転結で申しますと、この2回目の委員会が一番大事な会合の一つでございます。詳細にご報告をいただきまして、目標の達成に向けて全員で頑張って参りたいと思いますので、宜しくご協力の程をお願い致します」と挨拶。
 ニュースダイジェスト社の黒田常務より現在の申込み状況が簡単に述べられた。それによると、全体で見込み・内示(出品する意向を示している所)・内定・申込みを含め、ニュースダイジェスト社が1,248小間、組合323小間、合計で1,571小間(組合小間に関してはニュースダイジェスト社の希望)。今回の最低目標が1,350小間なので、見込みを含めて達成の見通しとなった。実際には見込みが若干減ると予想され、楽観してはいない。黒田常務は、景況が良く追い風の中、着実に募集を実施していくために「今回の展示会では従来の展示に加え、更に2つのものに力を入れて行きたい。一つは環境関連。今年京都議定書が発効され、環境に皆さんの注目度が高まっている。2つ目はソフトウェア。前回、1号館の4分の1ほどをCAD・CAM等ソフトウェア関係が占めた。その実績を踏まえて、今回も確保して行きたい。特別にセミナーコーナーを設置するなど特典を設けて募集しようとしている。それとは別に、出品対象各社の増小間戦略として増小間をお願いしており、かなりの効果が出ている。それと過去の出品メーカーの復活。最後に、名古屋国際見本市委員会にも小間の募集に協力いただき、国際的な展示会にして行きたい。また今回は、LEM21(日本機械学会が主催する国際会議)が交流センターの全室を借り切って2日目の20日から3日間、国際会議を開催する。海外の研究者を含めておよそ300人ほどが来場する予定。国際会議と同時開催ということで、メカトロテック・ジャパンもいよいよ国際的な華やかな雰囲気が出せるのではないかと思っている」と今回の特徴について語った。
 続いて、時津実行委員長がMECT05への協力に感謝を述べた後、議長を務めて、各担当別に小間募集の進捗状況が報告された。その結果、内示・内定・申込みを合わせると概ね組合最低目標の270小間に達したことが分かり、300小間まであと一息となった。検討中のところへ再度依頼するなど更に活動を進めていく。
 次回、第3回実行委員会は5月下旬の開催予定。

本年国内最大FA技術専門展ポートメッセなごやで
メカトロテック・ジャパン2005
10月19日から4日間の開催

 名古屋国際見本市委員会では10月19日から22日までの4日間、FA技術専門展「メカトロテック・ジャパン2005」を名古屋市港区のポートメッセなごやで開催する。
 今年で十回目を迎える同展の開催コンセプトは“「夢・モノ・価値」づくり、中部新時代。”展示規模は1,500小間(13,500u)を見込んでおり、出品の申込みも好調。年内国内で行われるFA技術専門展としては、最大規模と最高水準を誇る。
 主催者特別企画(コンセプトゾーン展示)は「成形技術による自動車部品加工」の実演展示。自動車部品に特化した射出成形による部品加工で、テーマは自動車部品を想定した「複合材成形とレーザ溶着」という、工法の革新に照準を合わせた全く新しいコンセプトの加工実演を行う。
 また、生産現場の自動化において最も注目度の高い二分野へスポットを当てた「特別展示コーナー」を設け、出品も募集している。@環境対応機器コーナーAユーザー各社が頭を抱える難題、課題を解決する最新技術製品を一堂に展示する「環境機器・装置」コーナーを設け、来場者が環境装置・機器を発見、選択しやすいように展示製品の充実を図る。BCAD・CAM・CAEコーナーC展示コーナーで行われるデモが相乗効果を発揮できるように「CAD・CAM・CAE」を特別コーナーに集約。最新技術や製品を解説するパネルやカタログを展示する特設コーナーを設け、来場者との一体感を演出する。
【開催概要】
◇会期=2005年10月19日〜22日
◇開場時間=午前10時〜午後5時(21日は午後8時までのナイター開催)
◇会場=ポートメッセなごや1、2、3号館
◇主催=名古屋国際見本市委員会(愛知県、名古屋市、名古屋商工会議所、日本貿易振興機構名古屋貿易情報センター、名古屋都市産業振興公社)
◇共催=ニュースダイジェスト社
◇出展対象製品=工作機械、鍛圧・板金加工機械、塑性加工機械・射出成形加工機、機械工具、工作機器、精密測定機器・光学測定機器・試験機器、研削砥石・研磨材、油空圧機器及び水圧機器、歯車・歯車装置、その他工作機械に関連する環境・安全対応機器装置、CAD・CAM・CAEソフトウェア、三次元造形システム、産業用ロボット・物流搬送機器・産業車両、情報通信システム・FA用コンピュータ、制御装置・ネットワーク、洗浄機械装置、品質管理・安全・試験認証機関、新素材、マイクロマシン・ナノテクノロジー関連
◇展示規模=15,000小間
◇入場者=約80,000人(登録者ベース、予定)
◇入場料=1,000円(団体30名以上500円)、学生無料
【問合せ先】
ニュースダイジェスト社MECT05運営事務局
〒464-0075 名古屋市千種区内山3-5-3
TEL052-732-2455 FAX052-732-2459
E-mail:info@mect2005.com
http://mect2005.com

総会準備に万全を期す
4月25日に通常総会
三重県管工機材商組合第3回理事会開催

 三重県管工機材商業組合(理事長=闇雲明男氏・旭工機会長)では、2月25日午後4時30分より、津市新立町の木曽路津店において「第3回理事会」を開催し、通常総会を4月25日(月)に津市内の“両口屋”で開催することを決める一方、総会準備に万全を期した。
 理事会開催に際して、闇雲理事長より挨拶があり「皆さん方の叡智で、何とか泥仕合にならないようにお願いしたいと思います。今年は役員改選も控えております。次の役員さんをお願いする北勢地区へのバトンタッチの年となります。恙無く2年間を過ごすことができたことを感謝いたします」と、挨拶。
 引き続いて、各議案審議に入り、次の各議案を審議し承認された。
▽第1号議案=新年賀詞交歓会収支報告の件
 1月14日プラザ洞津で開催され、来賓はじめ正会員、賛助会員ら120余名が出席して乙酉年の新春を祝った。収支も予算枠内に収まった。
▽第2号議案=平成16年度事業報告・会計監査報告査定の件
 平成16年4月1日より17年2月25日までの事業と収支の報告を承認し、来る四月開催の通常総会に諮ることにした。
▽第3号議案=平成16年度引き継ぎ総会開催の件
 協議の結果、4月25日(月)午後5時より、津市丸の内の両口屋で開催することを決めた。
▽平成17年度事業計画案・収支予算案の件
 ◎理事会(年数回)、◎地区懇談会(必要に応じて随時開催)、◎正会員ゴルフ会(4月25日に富士カントリー榊原温泉ゴルフ倶楽部で開催予定)、◎製販懇親ゴルフ会(秋に開催予定)、◎新年賀詞交歓会(1月上旬に開催予定)を適時に開催することを確認した。
 一方の収支予算案については、事業計画案に基づいて立案し、総会に諮ることにした。
 以上で審議事項を終え、市況等の情報交換を行った。

5月にISO内部監査要員養成講座
17年度総会準備進める
愛知鋲螺商協同組合第7回定例理事・役員会

 愛知鋲螺商協同組合(理事長=藤田K氏、藤田螺子工業社長)は2月18日午後6時より、組合事務所(名古屋市中村区名駅)において「第7回定例理事・役員会」を開催。理事・役員ら七名が出席して、平成17年度の総会準備に関する件など5議案について審議した。
 第1号議案=平成17年度総会事前準備に関する件では、総会は5月26日ホテルキャッスルプラザにおいて開催されることになっており、その準備として組合員実態調査を行い、3月上旬に調査用紙を送付、4月6日までにまとめる予定。会計監査は4月6日午後4時より組合事務所にて行う。会計資料を4月20日に、総会資料を5月18日に完成する予定と報告され承認された。
 第2号議案=事業部委員会に関する件では、共同購入品の二月度の収支報告が行われた。また、ISO14001内部監査要員養成講座を5月7日に開催予定と告げられ承認された。
 第3号議案=広報部委員会に関する件では、広報誌「愛鋲協23号」の3月31日発行に向け現在編集中で、掲載内容はISO14001内部監査要員養成講座のPR記事を予定と報告された。
 第4号議案=青年部活動報告に関する件では、2月度の役員会が2月18日気晴亭で行われ、4月度の役員会も同会場で4月4日に開催予定。総会は4月28日豊月園で開催予定と報告され承認された。
 第5号議案=その他の件では、@ねじ商連常任理事会(3月10日)出席者の確認、A名古屋商工協同組合協会見学会(2月21日)参加の件、B中央会情報連絡員会議(3月8日)出席の件、C東鋲協の新理事長に渡辺昇氏、副理事長には広部、今西の両氏が就任と報告された。
 次回理事・役員会は、3月25日午後6時より組合事務所にて開催の予定。

65歳までの継続雇用制度
オーエスジー 3月1日より導入

 オーエスジー(社長=大沢輝秀氏)では、定年退職者の安定的な雇用確保を目的として、3月1日付で「65歳までの継続雇用制度」を導入することを決定した。
 同社では、高い就労意欲と長年培った知識・経験及び専門的能力を有する定年退職者が、引き続き活躍できる環境の整備を不可欠と考えている。少子高齢化の急速な進展、厚生年金の支給開始年齢の段階的な引き上げという中で、平成18年4月1日より「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」の改正が実施されるが、法律の改正適用を待つことなく実施に踏み切った。
 【制度の概要】
▽対象者=60歳以降も雇用継続を希望する者(基準は労使協議で策定)
▽雇用期間=満65歳まで(一年毎に契約更新)
▽賃金=定年退職時の年収の60〜70%に設定

平成16年12月産業機械輸出契約高
3千972億4千400万円
前年同月比527・6%に

 日本産業機械工業会では、平成16年12月の産業機械輸出契約状況を発表した。
 それによると、12月の輸出契約高は3,972億4,400万円で、前月比329.3%、前年同月比527.6%となった。
 同月のプラントは6件。2,257億1,000万円で、前月比1,957.8%(19.5倍)、前年同月比3,159.4%(31.6倍)。
 単体は1,715億3,400万円で、前月比157.2%、前年同月比251.7%となった。
 地域別構成比は、中東州75.3%、アジア州12.6%、ロシア・東欧州3.7%、ヨーロッパ州3.0%、アフリカ州2.6%となっている。

ジュニアー会本年8月結成20周年
17年度総会開催新幹事長に志知氏

 ジュニアー会(幹事長=志知亨氏、志知社長)は2月23日午後6時より、名古屋市中区栄の晁隆房にて「平成17年度総会」を開催、会員18名が出席した。
 総会では、平成16年度幹事長の大藪淳一氏(大清社長)が議長を務めて、第1号議案=平成16年度事業報告承認の件、第2号議案=平成16年度決算報告承認の件、第3号議案=平成17年度幹事団の件、第4号議案=平成17年度事業計画案承認の件、第5号議案=平成17年度収支予算案承認の件について慎重に審議した結果、全議案承認可決された。
 また、今年は八月に会結成20周年を迎えるにあたり記念事業を計画していたが、本年度は各業界の行事が多いため、来年度前半に行うことを決め、記念事業の実行委員長に川島健一氏(川島商事社長)が選任された。
 総会終了後は懇親会に移り、志知新幹事長が所信を表明し、力強い発声で乾杯。
 本年度の計画などについて和やかに歓談、午後9時過ぎに終了した。


自然の利用と保護を研修
5月26日に通常総会
岐阜県管工機材商組合理事会と全員例会

 岐阜県管工機材商組合(理事長=山田康博氏・山彦社長)では、2月24日午後5時より、岐阜市長良川畔の岐阜グランドホテルを会場に「2月定例理事会」を開催し、来る5月26日(木)に「第28回通常総会」を開催することを決める一方、理事会終了後は、実務責任者(木曜会)を交えた全員例会を行い、中部学院大学短期大学副学長の和田吉弘教授を招き、「自然の利用と保護」にスポットを当てて解説してもらった。
 当日審議された議案は次のとおり。
▽第1号議案=新年賀詞交歓会収支報告の件
 1月27日岐阜グランドホテルで開催され、来賓はじめ正会員、賛助会員ら144名が出席して乙酉年の新春を祝った。収支も予算枠内に収まった。
▽第2号議案=愛知県管工機材商組合新年賀詞交歓会出席の件
 1月21日に名古屋マリオットアソシアホテルで開催され、山田理事長が出席した。
▽第3号議案=第28回通常総会開催の件
 協議の結果、来たる5月26日(木)に開催することに決めた。場所は岐阜グランドホテル。総会開催時間は午後5時。
▽第4号議案=第48回親睦ゴルフ会開催の件
 4月12日(火)午前8時36分スタートで、岐阜関カントリー倶楽部(関市山田芳洞)で開催することを決めた。
▽第5号議案=管機連地区代表者会議出席の件
 3月9日(水)に東京鉄道会館ルビーホールで開催するため、山田理事長と五島理事が出席することになった。
 当日は、「サービス残業について」、各地区組合の実情を踏まえての協議も行う。
▽第6号議案=その他の件
(ア)管機連の呼びかけに賛同して、インド洋スマトラ沖地震災害義援金を組合として2万円拠出することを決めた。全国で25万円に上る。
(イ)次回理事会を4月28日(木)に岐阜グランドホテルで開催することを決めた。
 理事会のあとは、会員や木曜会員も交えての全員例会に臨んだ。
 全員例会では、動物生理生態学が専門の中部学院大学短期大学副学長の和田吉弘教授を招いて、アユの生態系からみた、自然の利用と保護にスポットを当てて解説して頂いた。
 和田教授は、人工授精によってのアユ育てに成功し、アユの産卵から仔アユの降下、アユの遡上生態、河川におけるアユの社会行動、また、長良川河口堰による自然への影響に対する対応策としての、魚道の開発とその対象魚であるアユの生態に関する研究と体験話を興味深く聴き、そこから相通じる人間の生き方も数多く教えられた。
【和田吉弘教授経歴】
 昭和29年岐阜大学学芸学部生物地学科卒業、同大学生物学科助手、名古屋大学医学部(生理学)研究生を経て、岐阜大学教育学部教授、付属小・中学校校長併任、平成7年岐阜大学名誉教授となる。現在中部学院大学短期大学副学長。主な研究分野(動物生態学)は、アユの種苗生産に関する研究により、淡海水循環濾過方式によるアユ種苗生産に成功、魚道及び魚類の迷入防止方法の研究と開発など。主な著書は、長良川のアユづくり、人と魚の知恵くらべなど。

ミツトヨ
CNC画像測定機QUICKVISION STREAM
HyperMF測定顕微鏡SV―3000CNC
コラム移動型CNC表面粗さ測定機

 ミツトヨ(本社=川崎市高津区、社長=手塚和作氏)では、非接触CNC画像測定機「QUICKVISION STREAM」、「QUICKVISION STREAMPLUS」、測定顕微鏡「Hyper MF/MF―U」、コラム移動型CNC表面粗さ測定機「SV―3000CNC」を発売している。
【CNC画像測定機】
 今回開発された、「QUICKVISION STREAM」及び「QUICKVISION STREAMPLUS」は、高輝度LEDによるストロボ照明と倍速スキャンカメラにより、ステージを停止せずに画像を取得する斬新な方式を採用。ステージ駆動の加減速や停止するまでの無駄時間を排除し、測定精度を維持。従来品と比較して「QUICKVISION STREAM」で約3倍、「QUICKVISION STREAMPLUS」では約5倍以上のスルーストップ向上を達成。また、両機種とも従来機の持つ強力な画像処理機能を全て兼ね備えており、一台で通常の画像測定モードとSTREAMモードの混在した使用が可能であり、さらに段差のあるワークヘも適用出来る。
【特長】
@多彩な測定/通常の測定モードとSTREAMモードはパートプログラム上で切り替え可能で、測定ポイントにより通常測定モード、STREAMモードが自動切り換えで測定出来る。また既存の画像測定機能を基にSTREAM機能を追加してあり、これまでの強力な画像測定もそのまま使用可能。
A新開発の高輝度LED照明/透過照明、垂直落射照明、PRLの全ての照明装置において、画像照明・ストロボ照明でも充分な明るさを確保出来る高輝度LED照明装置を開発。
B豊富な商品構成/ステージサイズ・精度のバリエーションは従来機である「QV APEX」、「Hyper QV」、「QV ACCEL」シリーズを基にシリーズ展開。
【測定顕微鏡】
 高精度測定顕微鏡「Hyper MF/MF―U」は、高剛性ベース上にオーバーハングの無い構造のXYテーブルを載せ、スケールに低膨張ガラススケールを採用することで測定範囲X軸250o、Y軸150oの長ストロークと(0.9+3L/1,000)μmの高精度と30の積載質量を実現。また、各軸の駆動を電動化してジョイスティック駆動とし、0.1nμmレベルの位置合わせが可能な微細送りから最高30までの高速送りを可能にしている。さらにジョイスティック操作で斜め方向でも思い通りのステージ移動が可能となり、高い操作性を持つ。
【特長】
@長ストロークでJIS0級をはるかに凌ぐ測定精度。
Aステージの積載可能質量30を実現。
B各軸の駆動を電動化、ジョイスティックによる駆動を採用し操作性を向上。
Cレーザーオートフォーカスの搭載で、操作性と繰り返し再現性を向上(オプション)。
D画像測定機としても使用可能。
【表面粗さ測定機】
 大物部品の表面形状測定に特化したコラム移動型CNC表面粗さ測定機「SV―3000CNC」は、検出器部分をXYZ方向に移動して位置決めが可能なため、測定物を固定でき、重量制限をうけにくい。エンジン部品などの大物ワークも測定可能となった。
【特長】
@測定物の重量制限を受けないコラム移動型構造を採用/測定物の重量制限を受けないコラム移動型構造を採用し、大物ワークの表面粗さ測定に対応可能。シリンダーブロックのボア内の測定、クランクシャフトのジャーナル部の測定などができる。
AY軸ストローク800o/コラム移動軸(Y軸)のストロークは800oあり、また真直精度は0.5/50。大物部品の測定位置へ自動位置決めによる複数断面粗さ測定、Y軸方向、広範囲のうねり測定が可能となった。
B様々な測定物形状に応えるオプション/オプションとして、積載量100の回転テーブルを選択できる。


「マスコット占い」を学ぶ個性心理学とは何か?
愛知県管工機材商協組
経研部セミナー開催講師の弦本将裕氏

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=石原徳和氏・原芳商会会長)の経営研究部(部長=在田忠之氏・在田商店社長)主管による「定期セミナー」が、2月23日午後3時30分より、メルパルク名古屋において開催され、“12動物60分類 マスコット占い”の著者で個性心理学所長の弦本将裕氏を招いて、「個性心理学とは何か?」について解説してもらった。
 セミナー開催にあたり、在田部長より講師の紹介がされ、次いで、石原理事長より、「個性を知ることで人間関係を円滑に保って頂ければ、職場におけるコミュニケーションも今まで以上に豊かなものになると思います。今日の研修成果を、職場に家庭に生かして頂ければ幸いです」との挨拶のあと、講演に臨んだ。
【講演要旨】
 個性心理学は、個性心理学研究所により世界で始めて人間の個性を十二の動物マスコットに当てはめることで、誰にでもわかるイメージ心理学として体系化したもの。ただ単に現象面を表面的に検証するのではなく、宇宙、自然、人間関係を長年に渡って観察し、そこから導き出された一定の法則による統計学として今日の、ますます複雑になる社会環境及び人間関係に起因する、「ストレス」の解消方法の一つとして脚光を浴びている。
 「個性心理学」自体は昔からあり、それを実学として発展させたのが弦本先生。
 個性心理学を簡単に言えば、個人個人が基本的に持っている性格・宿命・運命は別々だが、大きく分類すると十二分類でき、さらにそれを六十分類することで、個々はそれぞれに当てはめることが可能。それをシンボル化して解りやすくし、巧く利用するのが個性心理学。
 例えば、猫が「にゃー」と鳴くことは誰でも知っており、「ワン」と鳴かないのは当たり前。つまり「猫」として認めている。これを人間に当てはめると相手を認めることにつながる。その人が時間にルーズだとすると、「何で時間が守れないのだ」と思うが、個性心理学ではその人がSUN(太陽)であれば、時間で縛られることがその人にとっては、死ぬほど辛いこと。だからもしSUNの人と待ち合わせる場合は、「大体このくらいの時間に来てよ」で十分と思うこと。このSUNはマスコットの12分類を大きく3分類にしたものの一つで、MOON(月-新月・相手の人柄が全てでケンカを嫌う、満月・あれこれと悩みがちで話の前置きが長い)、EARTH(地球-人間関係は本音から、ムダを嫌う)、SUN(太陽-カンと閃きの天才肌、権威・権力を好む)の3つに分類するが、SUNの性質を知っていれば「そういうものだ」と納得できる。
 基本となっているのは、生年月日をもとにした四柱推命の類。十二のマスコットに分類し、さらに60に分類。それをさらに2分類(過去回生型、未来展望型)、3分類(MOON、EARTH、SUN)、4分類(ピッチャー、キャッチャー、監督、審判)、2分類(右脳型、左脳型)、10分類(リズム)、2分類(目標指向型、状況対応型)、と全部で136,800パターンに分類でき、個々は何れかに当てはまるうえ、本質だけでなく、表面、意志、希望も判断することができる。
 人の個性を変えることは出来ない。個性を無理やり変えさせようとする、学校教育が間違っていると、「杉の木の両親と松の木の子供」を引き合いに出して、弦本先生は指摘する。
 「躾」が「お躾=押し付け」になってはいけない、「育てる」は「素立てる」字の方がしっくりいくこと、相手に合わせるということは、相手を認(言葉を忍ぶ)めること、だとも諭した。
 「個性心理学の効用」としては、@知らない自分を発見できる。(本当の自分の性格がわかる)、A自分と他人の違いがわかる。(ストレスが30〜80%解消する)、Bより円満な人間関係がわかる。(人生が楽しく、いじめ問題解消に役立つ)、C自分に適した職業がわかる。(就職、転職、起業、定年後の進路に役立つ)、D経営目標を達成するための適材適所がわかる。(従業員の起用、リストラ、配転に役立つ)、E生産性、効率が上がる。(担当者の売上が上がる)、F目の前の問題解決ができる。(病気、トラブル等の解消に効果がある)、G恋人や結婚相手がわかる。(相性や能力がわかる)、H子供の教育の仕方、育て方がわかる。(子供の幸せ感がわかる)、I目に見えないサイクルがわかる。(良い時、悪い時、先が読める)

「明日天気になぁーれ」
風見鶏(酉)の希い A
タイセー=代表取締役鈴木正泰

 戦後復興期から高度成長期への幕開けは、神武景気とそれに続いて岩戸景気と言われる全天候型(全ての業界に陽が当たる)大型景気から始まった。
 紙、砂糖、化学肥料、(三白景気)繊維産業、(ガチャマン時代)石炭(黒ダイヤ)造船、鉄鋼、家電、重電、石油化学、自動車へと最強の駅伝ランナーが登場、所得倍増、日本列島改造、東京オリンピック、名神東名高速道路、大阪万博、住宅団地、工業団地、集団就職、金の卵、etc・・夢と希望に溢れ、豊かさを実感できる時代になった。
 一方、日本のふるさと農村や、漁村では息子や娘はどんどん都会へ出て行きました。
 そして、もう村の生活に戻ることは無かったのだが。それでも田舎の父母はまだ若かったし、生活は格段に豊かになり牛は耕運機に変わり、手漕ぎはエンジンになった。
 盆と正月は孫を連れて帰ってくる息子や娘を迎えて、竈や囲炉裏の無くなった田舎の家々では久しぶりの団欒の笑い声に満ち溢れた。30年後に深刻な過疎化と一人暮らしの年寄りの村に変貌することなど知る由も無かった。
 モノづくりの近代化が積極的に始まり、段車の町工場でも直結旋盤が導入されハイス(SKH)のバイトが超硬に、さらにスローアゥエー工具へと進歩?消費は美徳、使い捨て時代の到来、勿体無い、節約という言葉が小さくなった。モノづくりの基幹産業であり一国の技術水準のバロメーターと言われる工作機械のめざましい発展もこの時代に築かれたと言えるでしょう。
 その頃の(昭和35年)私は機械工具商社の営業担当者として8年目、近代化、合理化を旗印に掲げ、年毎に新鋭機が導入され、見違えるように変身して行くユーザーを目の当たりにして、販売と言う仕事を通じ顧客の近代化合理化に貢献できたことを全身で実感し、モーレツに嬉しく楽しく営業活動に飛び回った毎日でした。
 世界に冠たる今日のわが国の工作機械業界もその頃はまだ独自技術の確立には至らず欧米メーカーとの技術提携等により生産され販売されたものが多かった。
 三菱エリコン、OKK/RAMO、碌碌ヒューロン、昌運カズヌーブ、新潟サンドストランド、豊田ジャンドルン、光洋バンルマン、三菱イノセンチ、etc、その頃お世話になった懐かしい機械たちに有り難うご苦労サンでしたと声を掛けたい気持ちです。
 モノ造りの現場では、職人技がものを言い人が大事にされていた時代であり、汎用機を自在に操り仕事の段取りにも職人技が発揮され、やすり一本にも技術が光っていました。ミシンに続いてテレビ、洗濯機、冷蔵庫から始まった大量生産、大量需要の波はモータリーゼーションの先駆けとしての二輸車の時代を迎えることになった。
 ホンダドリーム、スーパーカブ、三菱シルバービジョン、平野ポップスクーター、みずほキャプトン、メグロ陸王、ヤマハ、スズキ、カワサキ等々、・・営業効率10倍のオートバイに跨った私、機械工具の営業マンは颯爽?と今日も元気で発車オーライ=日本晴れの毎日でありました。騒音と排気ガスをまき散らしたけれど温暖化のことなど気にする人は誰もいなかった。
 確かに、この頃のニッポンは軋みながら大きな曲がり角に差し掛かっていたのだが・・
(つづく)


平成16年度産業機械受注
内外需2年ぶりに前年下回る
7千840億円対前年比4.0%減に

 日本産業機械工業会では、平成16年(1〜12月)の産業機械受注状況を発表した。
 平成16年の受注は、内外需ともに減少し、2年ぶりに前年を下回った。内需は製造業向けのボイラ・原動機等が大幅に減少したことから、内需全体では前年を下回った。外需は、中東向けが大幅に増加したがアジアやロシア東欧向けが大幅に減少したことから、前年を下回った。
主要需要部門別受注状況
▽民間製造業向け/17業種中13業種が前年を上回り、特に化学、一般機械、電気機械、自動車、その他製造業向けが大幅に増加し、対前年比13.7%増の1兆657億円となった。
▽民間非製造業向け/運輸向けが大幅に増加したが、主力の電力向けや不動産、その他非製造業向けが大幅に減少し、対前年比20.7%減の8,565億円となった。
▽官公需向け/化学機械や送風機が増加したが、ボイラ・原動機、タンク、ポンプ、運搬機械が減少したことから、対前年比0.7%減の8,956億円となった。
▽外需/中東、南米、オセアニア向けが増加したが、アジア、北米、ヨーロッパ、アフリカ、ロシア・東欧向けが減少し、特にプラント等の大型設備がアジア、ロシア・東欧向けで減少したことから、対前年比1.5%減の1兆9,033億円となった。
機種別受注状況
▽ボイラ・原動機/内需は、紙・パルプ、非鉄金属、電気機械、造船、その他向け製造業向けで増加したが、鉄鋼、電力、官公需、代理店向けが減少し、特に電力向けが大幅に減少したことから、対前年比23.3%減となった。一方外需も北米、オセアニア向けでは増加したが、アジア、ヨーロッパ、南米向けが大幅に減少したことから、対前年比32.1%減となった。その結果、総合では対前年比26.7%減の1兆680億円となった。
▽鉱山機械/内需は、土石窯業、一般機械、鉱業、建設向けが増加し、対前年比12.3%増となった。一方外需も中東向けが大口契約により大幅に増加し、対前年比91.6%増となった。その結果、総合では対前年比27.1%増の365億円となった。
▽化学機械(冷凍機械、大気汚染防止装置、水質汚濁防止装置を含む)/内需は食品、鉄鋼、電力、代理店向けが減少したが、化学、一般機械、電気機械、自動車、建設、運輸、官公需向けの増加により、対前年比1.9%増となった。一方外需は主力のアジア向けが減少したが中東、ヨーロッパ、南米、オセアニア向けが増加し、特に中東向けでは天然ガス関連の大型プロジェクトを確保したことから大幅に増加し、対前年比23.8%増となった。その結果、総合では対前年比11.4%増の1兆8,342億円となった。
▽タンク/内需は、化学、石油・石炭製品向けが増加したが建設、その他非製造業、官公需向けが大幅に減少したことから、対前年比63.0%減となった。一方外需はアジア、中東向けの大幅増に加え、北米向けも増加し、対前年比106.1%増となった。その結果、総合では対前年比18.5%減の347億円となった。
▽プラスチック加工機械/内需は化学、一般機械、自動車、その他製造業向けの増加により、対前年比24.4%増となった。一方外需はアジア、ヨーロッパ、北米向けの減少により、対前年比11.3%減となった。その結果、総合では対前年比1.0%増の1,924億円となった。
▽ポンプ/内需は、鉄鋼、建設、代理店向けが増加したが、官公需向けが大幅に減少したことから、対前年比8.1%減となった。一方外需は、アジア、中東向けの増加により、対前年比15.8%増となった。その結果総合では対前年比4.4%減の3,216億円となった。
▽圧縮機/内需は鉄鋼、一般機械、官公需、代理店向けの増加により、対前年比19.4%増となった。一方外需はアジア、南米、アフリカ向けが減少し、対前年比12.9%減となった。その結果、総合では対前年比4.0%増の1,692億円となった。
▽送風機/内需は、鉄鋼、官公需向けの増加により、対前年比113.2%増となった。一方外需は、アジア向けの減少により、対是年比26.9%減となった。その結果、総合では対前年比85.0%増の431億円となった。
▽運搬機械/内需は繊維、化学、鉄鋼、電気機械、運輸、卸・小売、その他非製造業、代理店向けの増加により、対前年比14.9%増。一方外需もアジア、ヨーロッパ、北米向けを始めとする殆どの地域で増加し、対前年比17.6%増となった。その結果、総合では対前年比15.8%増の3,781億円となった。
▽変速機/内需は鉄鋼、一般機械、運輸、官公需向けが増加し、対前年比13.6%増となった。一方外需も主力のアジア、北米向けを始めとする殆どの地域で増加し、対前年比16.6%増となった。その結果、総合では対前年比14.3%増の597億円となった。
▽金属加工機械/内需は鉄鋼、自動車向けの減少により、対前年比7.9%減となった。一方外需も中東向けが大幅に増加したが、アジア、北米向けが減少し、特にアジア向けの大型設備が大幅に減少したことから、対前年比15.3%減となった。その結果、総合では対前年比13.2%減の1,673億円となった。
▽その他産業機械(メカニカルシール、業務用洗濯機、ごみ処理装置等を含む)/内需は、官公需向け都市ごみ処理装置の増加に加え、民需も食品、化学、石油・石炭製品、一般機械、造船、代理店向け等で増加し、対前年比4.9%増となった。一方外需はアジア向けごみ処理設備の大型設備が減少し、対前年比14.2%減となった。その結果、総合では対前年比1.8%増の7,424億円となった。

平成16年度環境装置受注
受注額受注共に減少

 日本産業機械工業会では、平成16年(1〜12月)の環境装置受注状況を発表した。
 受注は官公需が水質汚濁防止装置やごみ処理装置の増加で前年を上回ったが、民需の大気汚染防止装置や外需のごみ処理装置が大幅に減少したことから、全体では前年を下回る結果となった。
 この結果、平成16年度受注額は、対前年比4.0%減の7,840億円となった。
需要部門別
受注状況

▽民間製造業向けは、石油化学向け事業系廃棄物処理装置、化学向け産業廃水処理装置、事業系廃棄物処理装置、機械向け産業廃水処理装置、汚泥処理装置、その他製造業向け汚泥処理装置、都市ごみ処理装置では増加したが、石油石炭向け重・軽油脱硫装置の大幅減に加え、食品向け産業廃水処理装置、事業系廃棄物処理装置、パルプ・紙向け事業系廃棄物処理装置の減少により、対前年比7.9%減の812億円となった。
▽民間非製造業向けは、電力向け排煙脱硝装置、その他非製造業向け都市ごみ処理装置では増加したが、電力向け集塵装置、排煙脱硫装置、産業廃水処理装置、事業系廃棄物処理装置、その他非製造業向け事業系廃棄物処理装置、ごみ処理装置関連機器の減少により、対前年比30.3%減の404億円となった。
▽官公需向けは、下水汚水処理装置、事業系廃棄物処理装置が減少したが、し尿処理装置、汚泥処理装置、都市ごみ処理装置の増加により、対前年比1.9%増の6,092億円となった。
▽外需は、排煙脱硫装置や排煙脱硝装置が増加したが、都市ごみ処理装置が大幅に減少したことから、対前年比26.6%減の531億円となった。
各種装置別
受注状況

▽大気汚染防止装置は、電力向け排煙脱硝装置、海外向け排煙脱硫装置、排煙脱硝装置では増加したが、石油石炭向け重・軽油脱硫装置、電力、海外向け集塵装置が大幅に減少したことから、対前年比20.7%減の699億円となった。
▽水質汚濁防止装置は、民需、官需、外需が増加し、特に機械向け産業廃水処理装置、官公需向けし尿処理装置、汚泥処理装置、関連機器が大幅に増加し、対前年比3.4%増の3,914億円となった。
▽ごみ処理装置は、石油化学向け事業系廃棄物処理装置、その他製造業、非製造業、官公需向け都市ごみ処理装置では増加したが、官公需向け事業系廃棄物処理装置、海外向け都市ごみ処理装置が大幅に減少したことから、対前年比7.7%減の3,208億円となった。
▽騒音振動防止装置は、官公需向け騒音振動防止装置の減少により、対前年比14.6%減の18億円となった。

平成16年12月分環境装置受注
受注高614億6千200万円
前年同月比87・4%

 日本産業機械工業会では、平成16年12月分の環境装置受注状況を発表した。
 受注高は614億6,200万円で、前月比125.4%、前年同月比87.4%となった。
各装置別
受注状況
○大気汚染防止装置/前月比、前年同月比ともに鉄鋼向け集塵装置、その他製造業向け排ガス処理装置、電力向け排煙脱硫装置、海外向け排煙脱硝装置の増加によりそれぞれ、281.7%、195.2%。
○水質汚濁防止装置/前月比は、官公需向けし尿処理装置、汚泥処理装置、関連機器の増加により118.5%。
 前年同月比は、官公需向け下水汚水処理装置、汚泥処理装置、海外向け下水汚水処理装置の減少により、83.0%。
○ごみ処理装置/前月比は、化学向け事業系廃棄物処理装置、官公需向け都市ごみ処理装置、関連機器の増加により、101.3%。
 前年同月比は、官公需向け都市ごみ処理装置、事業系廃棄物処理装置の減少により、70.3%。
○騒音振動防止装置/前月比六8.9%、前年同月比43.8%。
需要部門別
受注状況
○製造業/前月比は、化学向け事業系廃棄物処理装置、鉄鋼向け集塵装置、その他向け製造業向け排ガス処理装置の増加により、167.0%。
 前年同月比は、化学向け事業系廃棄物処理装置、鉄鋼向け集塵装置、その他製造業向け排ガス処理装置、産業廃水処理装置の増加により、133.0%。
○非製造業/前月比は、その他非製造業向け事業系廃棄物処理装置の減少により、74.0%。
 前年同月比は、電力向け排煙脱硫装置、その他非製造業向け事業系廃棄物処理装置の増加により、626.3%。
○官公需/前月比は、し尿処理装置、汚泥処理装置、水質汚濁防止関連機器、都市ごみ処理装置、ごみ処理装置関連機器の増加により、124.9%。
 前年同月比は、下水汚水処理装置、汚泥処理装置、都市ごみ処理装置、事業系廃棄物処理装置の減少により、75.4%。
○外需/前月比は、排煙脱硝装置の増加により、553.9%。
 前年同月比は、下水汚水処理装置、都市ごみ処理装置の減少により、65.6%。
 なお、外需は月により変動が大きい。


OKAYA335
ツアーに参加してD
旭工機株式会社
取締役会 長 闇雲 明男

 最初は建物の多くは木造であった。
 冬宮も、アレクサンドロ・ネフスカヤ教会も、その間のネフスキー大通りの建物もみな木造、木製であった。
 しかし、ピョートルは石造りの建物を望み、着々とふやしていった。
 沼沢地でよくこんなに沢山の石材が集まったものだ。
 アレクサンドルさんに尋ねるとピョートル大帝も苦労したそうだ。
 まず、新都市以外では石造の建造物を建てることを禁止した。
 また、サンクト・ペテルブルグに出入りする御者は舗装用の石を3個、船長は切り出した石を30個運び込むことを義務づけられた。
 人民はペテルブルグに移住するのは乗り気でなかった。
 不健康で洪水の起こりやすい土地だった。
 ピョートルは30世帯以上の農奴を抱える領主にはこの新しい都市に住居を建てることを命じた。
 こうした強制的な手法に加え労働者や使役に使った戦争捕虜に多数の死者を出したことからペテルブルグは前進を目指すピョートルの無慈悲なまでの行動力のシンボルとなった。
 とにかく専制君主の立場をフルに発揮して建設に励んだ結果出来上がった街である。
 バシリエフスキー島の岬は後ろに総合大学を控え、対岸にペテロパブロフスク要塞のあるザヤーチー島を控え見所である。
 公園広場には動物の毛皮を観光客に売りつけているオニイちゃんの姿がある。
 冷やかし客があっても売れていないようだ。
 追いかけてきて纏わりつくようなことはない。
 海戦勝利記念のロストラ柱が珍しい。
 先端の灯台を含めて32メートルのが2本。
 台座にはロシアの4つの大河を擬人化した大きな石像が据えられていて記念写真のバックに収まっている。
 ロストラ円柱とは、古代ギリシャ、ローマにおいて海戦勝利の誇りとして拿捕した敵艦船の船首(ロストラ)を切り取り、それを柱に装飾として固定されたものである。
 広場の公園にロシア人の結婚式後の若いカップルが友人や親戚に囲まれている光景があり、女性たちが記念写真を希望したら快く応じてくれた。
 白いドレスに赤いばらの花束を抱えた花嫁が初々しい。
 花婿も上背が合ってハンサムだ。
 2人の将来に幸多からんことを祈りたい。
 昔からロシア政府はなかなかしたたかで食えないがロシア人は親切で人が良いと言われている。
 大ネバ川対岸には冬宮殿のエルミタージュをはじめ石造の美しい建物が続く。
 ペテルブルグは表と同時に川、運河側からの景観にも配慮して建設されている。
 我々のホテルはイサク大聖堂に面している。
 大聖堂前広場にニコライ一世の大きな騎馬銅像があり、橋本ご夫妻らと記念撮影をしてバスに乗ろうとすると、年配の日本人に呼び止められた。
 聞くとこの広場に面したニコライ研究所に日本政府の嘱託として来ているとのことで遺伝子専門の研究所で資料が豊富であるので世界中の研究者が寄っているそうだ。
 山田さんと言い筑波大学をリタイヤされている。山田さんは私たちのアングレテルホテル別館を指差して、ヒットラーが1942年8月9日ここで大宴会を催すと宣言していたそうだ。
 その前年、9月8日にナチス・ドイツによるレニングラード包囲が始まっているからヒットラーとしては一年足らずの内に占領できると確信していたのであろう。
 この日から1944年1月27日まで900日に及ぶ独ソ両軍の死闘が続くのである。
 空港からペテルブルグにいたる車窓から見た教会の円柱がドイツ軍の砲撃で破損したと説明があった。
 ペテルブルグは人口400万、車は150万台、通りによっては大変な渋滞である。
 広場には観光バスも幾台か見受けられるがほとんどヨーロッパ人である。
 ロシアの第一印象はやはり広い。街中に豪華なモニュメントが多い。
(つづく)

高性能デジマチックインジケータ
ID―HABSクーラント
プルーフキャリパスーパーキャリパ
ミツトヨ 新製品発売を開始

 ミツトヨ(本社=川崎市高津区、社長=手塚和作氏)では、高性能デジマチックインジケータ「ID―H」、ABSクーラントプルーフキャリパ「スーパーキャリパCD六七―SPP」の販売を開始した。
ID―H
 自動車、電気、電子工業等の製造業では分野を問わずグローバルな世界市場での競争力向上が求められ、そのモノつくりの品質を支える部品や製品の精密測定には、今まで以上の高精度化が求められている。高性能デジマチックインジケータ「ID―H」は、これら市場ニーズの要求する高精度測定に充分対応できる、サブミクロンオーダの分解能を有し、精度はストローク30-機種で1.5o、ストローク60o機種で2.5oと世界トップクラスを実現した。
 また連続して変化する測定値の最大値、最小値、振れ幅(最大―最小値)を自動的に検出するピークホールド機能、設定した部品公差の上下限値に対する公差判定機能は部品検査の効率化に有効に利用できる。さらに、従来から定評のあるバックライト付ディスプレイは超大型の四二×四三・五〓サイズ液晶を採用し、優れた視認性を実現。オプションのリモートコントローラを利用することで、ゼロセットやプリセットなどの操作を測定器本体に触れる事なく操作できるため、より安定した高精度測定や高い操作性を両立した。
【製品特長】
@デジマチックインジケータで世界トップクラスの精度を実現
A優れた視認性を実現する超大型ディスプレイを採用/表示文字高さ9.5oのデカ文字、アナログバー表示付(レンジ±〇・〇一〜±八〇〓の切替可能)
B多彩な外部入出力機能に対応/RS1232通信を利用してパソコンからの操作が可能
スーパーキャリパCD67―SPP
 近年、水や油、汚れ等苛酷な使用環境となる加工現場でも安心して使用できるデジタル測定工具の要望が急速に高まっている。同社では、技術力を結集してソーラータイプでは初めて保護等級IP六七を実現した「スーパーキャリパCD六七―SPP」を開発、商品化した。
 ミツトヨ製デジタルノギスの特徴である絶対原点を持った“ABSOLUTE”エンコーダを採用した同製品は、電源オンごとの原点セットを意識する必要性が無く、目盛り式のメカニカルタイプと同様に即測定ができる。また、ソーラー駆動により、電池交換を気にせず使用でき、照度の不足した暗い場所でもスーパーキャパシタの充電機能により、長時間の測定を可能にしている。電装部には不測の衝撃にも保護できるプロテクトカバーを採用。
【製品特徴】
@“ABSOLUTE”エンコーダの採用により、測定後との原点あわせが不要、即測定可能で応答速度は無制限
A電池を使用しない、地球環境にも優しいソーラータイプ
B表示部分を保護するプロテクトカバーを採用し、電装部の耐衝撃性能を向上
C防水機能はIP67を実現し、大量の切削液がノギス本体にかかるような環境でも使用可能
DRoHS指令対応の有害物質を含まない部品を採用

泥がつくり出す建築美「泥小屋探訪展」
奈良・山の辺の道
INAXギャラリー名古屋5月20日まで開催中

 ■日本中のいたるところに、泥団子で壁をつくり、土を重ねた小屋があった。畑の傍ら、母屋の脇に、あるいは集落の辻に。
 簡素なつくりの泥小屋は、用途にあわせ手ごろな大きさで点在していた。いつごろ誰が、そもそも何のために拵えたのか、そんなことすら忘れてしまったほど、昔から日々の暮らしに密着して存在しているものだった。INAXギャラリー名古屋では三月より、『泥小屋探訪展―奈良・山の辺の道』を開催する。
 泥の小屋や塀が今なお点在する山の辺の道を辿り、泥がつくり出す建築の文化とその価値を見直す。
 ■大和平野の東に連なるなだらかな山々の、その裾あたりを南北に長く連なる「山の辺の道」は、奈良に都がおかれたころに官道として開かれた道のひとつで、歴史に登場する日本最古の道。
 桜井から天理を経て奈良にいたる道筋は神話や伝説の宝庫でもあり、そこかしこに万葉文化の面影をとどめている。山裾の柿や蜜柑の畑、こんもりした古墳の森や、ゆかしい佇まいの集落を通り抜けていくと、ほどなく懐かしい匂いに包まれた風景が広がる。日常生活の往来で踏み分けられ自然発生的にできたこの道は、昨今の古道ばやりで脚光を浴びはじめ、土日ともなると多くの観光客を迎えるようになったが、山の辺の道の魅力はそれだけに留まらない。左官の仕事や土壁・土塀などに造詣が深い小林澄夫氏によれば、この地の泥土はきわめて良質なために、世界遺産となった寺社群の建築はもとより、第一級の壁や床や土塀をかたちづくってきた。これら寺社の造営や維持は現在まで連綿と続き、木造建築と左官の技は千数百年ものあいだ、庶民の住まいや小屋にまで受け継がれている。それゆえに新建材がほとんどの現代にあっても、山の辺の道の界隈は、泥土で仕立てた屋敷の壁や塀、作業小屋や納屋などを数多く残している。おそらく日本の中で土の光景が最もたくさん残っている地域なのかも知れない。
 ■泥を捏ね、すさを混ぜ、団子にしたものを積みあげ、下塗り・中塗り・上塗りを施された泥の壁は、風化してくると補修され幾度も幾度も人の手が加わる。風雨や強い陽射しの自然の力で時を刻み込みながら、やがてゆっくりと大地に戻っていく。泥小屋は、近代的な工業素材では決して出せない日だまりの温もりや、ひんやりした空気をうみだして、落ち着いた空間をつくり出している。展覧会場では下道基行氏の撮りおろした写真や、上述の小林澄夫氏が長いあいだ撮りためてきた写真が並ぶ。小林氏は、山の辺の道はもちろん日本中の泥小屋や土壁のある風景を記録してきた。角を曲がったところでひょっこりと姿を現す泥小屋や、崩れかけた表情が美しい泥壁の数々。素朴な泥の造作に混じって散見される奈良の左官の見事な技も、模型と道具類で紹介し、万葉の昔から人々が心惹かれ詠んだ風景を再現する。展覧会開催にあわせて発行するブックレットもある。
開催概要
▽会 期=3月4日(金)〜5月20日(金)
▽企 画=INAXギャラリー企画委員会
▽制 作=株式会社1NAX
▽協 力=小林澄夫氏
▽会 場=INAXギャラリー名古屋
 名古屋市中区錦1-16-20 グリーンビルディング2F
 INAX名古屋ショールーム内
 TEL052-201-1716 FAX052-201-1730
▽時 間=午前10時より午後6時まで
▽休館日=水曜日、5/15(日) 入場無料


名機工同友会
「部下をやる気にさせるモチベーション手法」
長澤氏講師に講演会開催

 名機工同友会(会長=時津忠氏、新栄商會会長)は2月24日午後6時より、名古屋市中区錦の東京第一ホテル錦において2月定例会を開催した。
 今回は講演会ということで、ナイスコンサルタント所長の長澤正雄氏を講師に招聘し,「部下をやる気にさせるモチベーション手法」をテーマに講演が行われた。
【講演要旨】
 「企業は人なり」という言葉があるように、企業が永続的に発展し続けていくためには人材育成が最も重要な要素である。
 しかしながら、わが国では戦後の大量生産・大量消費の時代が余りにも長く続き、上司から部下へのトップダウンによる指示命令と徹底した分業によって、高い生産性をあげることができたので、このような管理手法が最適なマネジメントだと考えられ、一部の企業を除いて人材育成に真剣に取り組んでこなかった。
 従来のピラミッド型組織の弊害は,一つに、何かを決めるのに、たくさんの階層を経なければならず、意思決定に非常に時間がかかったこと。二つ目は、現場の声が経営トップに届かず、貴重な情報が経営に反映されなくなり、その結果管理職の官僚化、保守化を生じてしまったこと。三つ目に、そこで働いている社員の「職務満足度」が非常に低くなってしまったことである。
 ところが、市場が成熟化するにつれ、現場の最前線での社員一人ひとりの役割や適切な判断の重要性が改めて見直されてきており、今までのような単に「上司が指示命令をして、部下を動かす。部下はただ従うだけ」というようなマネジメントスタイルでは、現在のような速い世の中の動きに柔軟に対応していくことができなくなった。
 つまり、社員を企業の主役として位置付け、主体性を高めていくことが必要な時代になった。
 また、これからほとんどの企業において最重要課題といわれる顧客満足度(CS)をより高めていく必要性があるが、顧客へのサービス業務を実際に提供できるのは、現場にいる社員一人ひとりなので、常に社員を仕事に前向きに取り組ませ、レベルアップさせていくことが業積を向上させ、会社を発展させていくことにつながる。
 そして、この現場にいる社員一人ひとりを前向きにし、やる気にさせるために必要なのがモチベーション(動機づけ)である。
 社員の多くが「指示待ち族」である企業と自分で考え、自分で判断し、自主的に行動し、期待されるような成果を挙げていくことができる社員が多くいる企業のどちらがこれから生き残ることができるかは明白なので、一日も早く幹部以下社員一人ひとりを本気にさせ、自律性を高めていくために、モチベーションを図っていく必要がある。
 動機づけさえできれば、その後は本人が本気で仕事に取り組むようになり、あらゆる面において生産性や効率性などが高められて行くので、当然のことながら成果も挙がるようになり、結果的に会社の業績アップにつながっていくようになる。
 なお、上司は部下が気持ちよく働ける職場環境作りも決して忘れてはならない。
《部下をやる気にさせるためのモチベーション手法》
 ◆まず、その人の存在を認めるようにする
 ◆次に、関心を持つようにする(関心度-情報量)
 ◆話を良く聞き、質問を重ね、聞き上手に徹する(指示命令型-質問型〈コーチング手法〉)
 ◆そして、必要な情報を収集する(過去・現在・未来)
 ◆良い点をほめるようにする(「賞賛には能力を育てる力がある」トーマスドライヤー)
 ◆できるだけ良好なコミュニケーションを取るようにする(相互理解、情報の共有化)
 ◆役割と責任を持たせるようにする
 ◆課題(目標)を与えるようにする
 ◆継続的にフォローしていくことで、与えられた課題(目標)を達成させ、自信を持たせるようにする
 こうして『自己実現』をサポートしていく。
 自己実現とは、「自分がなれる最高の自分になること」。自己実現を目指すと、本気になり、業績や能率が向上し、その結果、会社の業績目標達成につながる。
◎『動機づけ・衛生理論』
(フレデリック・ハーツバーグ)
 人が働くための2大要因
〈衛生要因〉
 職場環境・収入・個人的生活・地位・安全(安定)これらは不満足感を減らす。
〈動機づけ要因〉
 達成感・承認・仕事そのもの・責任・成長(進歩)これらは満足感を増す。
 要は、モチベーションとは「社員一人ひとりを自己革新させること」になる。自己革新とは、生まれ変わった人間になること。
 働く喜びを教えたら人間は生まれ変わり、やる気がでてくるようになる。やれるまでやらせることが大切。
 優れたリーダーを見ていると、その喚起する力の背景には、「あの人が言っているから」という信頼感、「言っていることがもっともだ」という説得力、「そうしないといけない」という命令に対する従順性が入り混じっている。
 中でも、そのリーダーに対する信頼感というものを特に強く感じることができる。従って、例えば同じ説教でも、相手によって受け止め方が異なることが良くある。言っていることはまったく同じなのに、信頼している人の言葉は「なるほど」と感心するし、信頼していない人の言葉は「何を言っているんだ」とか「あなたにだけは言われたくない」などと反発を感じるものだ。
 つまり、「信頼関係」という目に見えない糸が、モチベーションの基本なのだということになる。部下にとっての一番の動機づけは「上司の後姿」そして「人間力」である。
《動機づけを実施する場合の留意点》
@必ず一対一で行う
A周りに人がいない所で行う
B全てを受け止めてあげる
C聞き上手に徹して
D否定的な言葉は言わない
E開いた情報はメモしておく
《部下指導上の三つ幻想》
@厳格指導の幻想
 部下は厳しく指導しなくてはならない、という思い込みにとらわれてはならない。時には、厳しさも必要だが、あらゆる場面であらゆる部下に対して厳しく接するだけでは効果は期待できない。
 まして、業務遂行の名のもとに部下の人格や心を傷つけることは許されない。「厳しく接したにもかかわらず」効果が挙がることもあるが、「厳しく接したから」効果が挙がったと勘違いしてはならない。
A上司万能の幻想
 上司は何でもできる、知っているということは、当然あり得ない。部下の意見や提案が上司より優れている場合もある。体面を保つことに汲々として、問題解決や業務改善を先送りすることは、優先順位が間違っている。
 上司が、部下の知識・経験から学ぶ姿勢を持ってこそ、親近感が生まれパートナーシップがつちかわれる。
B万人均一の幻想
 自分にとってできることが、相手にとってもできるとは限らない。自分にとって当然のことが、相手にとって当然とは限らない。一人ひとり生きてきた環境・背景が異なることを理解し、個性と多様性を尊重して、独善的にならないことが大切だ。
 「やってみせ、いって聞かせてさせてみて、ほめてやらねば人は動かじ」(山本 五十六)と結んだ。
 また、同氏の保険会社での経験から、女性の活用法、保険の効率の良い掛け方・見直し等の話も行われた。

平成17年3月20日2197号
鶴見製作所賛助会員加入
5月18日に通常総会
愛知県管工機材商協組定例理事会を開催

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=石原徳和氏・原芳商会会長)では、3月1日午後6時より名古屋市中区の東別院会館において「3月度定例理事会」を開催し、各種報告事項を承認した後、平成17年度総会を5月18日に名古屋マリオットアソシアホテルで開催することを決めた。
 当日審議され承認された審議事項は次の通り。
○第1号議題・平成17年新年賀詞交歓会収支報告の件
 1月21日名古屋マリオットアソシアホテルで来賓、賛助会員、正会員ら281名が出席して盛大に開催され、収支も予算枠内に収まった。
○第2号議題・ボウリング大会収支報告の件
 10月23日星ヶ丘ボウルで開催され、正会員はじめ従業員、賛助会員ら120名が参加し、製販の親睦を深めた。収支も予算枠内に収まった。
○第3号議題・流通部講演会収支報告
 11月18日メルパルク名古屋で、正会員はじめ賛助会員ら40余名が出席して開催され、"安全と防犯の現状"について研修した。
○第4号議題・経営研究部セミナー開催報告
 2月23日メルパルク名古屋で、正会員はじめ賛助会員ら43名が出席して開催され、"個性心理学"について研修した。
○第5号議題・平成17年度健康診断実施の件
 毎年春に実施していたが、実施機関の変更に伴い、4月から9月に掛けて実施する運びとなった。検査内容は従来よりも増え、検査項目が充実した。料金は若干アップしたが、組合補助金を700円(従来500円)に増額した。
○第6六号議題・平成17年度通常総会開催の件
 5月18日に名古屋マリオットアソシアホテルを会場に開催する運びとなり、総合司会には丸金商会の竹内社長に依頼することにした。また、本総会は任期満了による役員改選が行われるため、その選考委員を選出した。
 選考委員長には、神谷鋼機の神谷社長が、委員には、加藤鋼機の加藤会長、イトウの伊藤社長、在田商店の在田社長、錦興業の安井社長を選んだ。
○第7号議題・賛助会員新規加入及び脱退の件
 新規加入申し込みが出ていた、各種ポンプなどを製作している鶴見製作所(大阪市鶴見区鶴見4-16-40・社長=辻本治氏)の加入と、事業撤退に伴い脱退申し込みが出ていた日立金属商事中部支店の脱退をそれぞれ承認した。
○第8号議題・その他
 (イ)愛知県設備業団体連絡協議会(仮称)の件
 愛知県下の設備業関連団体との連絡を密にし、親睦を図り、知識を共有し、業界の向上と発展を図ることを目的とする、連絡協議会("仮事務所"愛知県管工事業協同組合連合会)の設立の気運が高まり、4月に行う設立準備会に石原理事長と事務局が出席することを承認した。
 (ロ)中越地震とスマトラ沖地震への義援として、連合会の呼びかけに賛同して30,000円を義援金として拠出することにした。
 (ハ)名古屋水栓バルブ工業協同組合40周年記念誌広告の件
 昭和40年4月設立以来、今年で40周年を迎えることから、記念誌を編纂することになり、組合として一口(B5版一ページ)協賛することにした。
 (ニ)三役・常任理事会開催の件
 3月16日に組合事務所で開催することにした。

出品申込みを募集中
第37回管工機材総合展
東京管工機材商協組締切期限4月15日

 東京管工機材商業協同組合(理事長=斎藤成八郎氏・斎長物産社長)では、来る8月4日から6日の3日間にわたって、東京都江東区有明の東京ビックサイトを会場に「第37回管工機材・設備総合展」を開催する運びとなり、目下、出品申し込みを募集している。
 今回の展示会のテーマは、「築きます 暮らす喜びあふれるニッポン」と題して、管工機材及び関連設備機器の普及宣伝と優秀製品の啓発を図ることにより、商品販路の拡大、需要の創造・開発ならびに製造、販売及び施工間の技術交流の一助として、合わせて関連産業の振興発展に寄与することを願って開催される。
 目標小間数は、350小間。共催は東京都、東京都管工事協同組合、全国管工機材商業連合会、全国管工事業組合連合会。
 入場は、一般公開で入場無料。
 催物として、福引抽選会がある。
【出品申込概要】
▽小間数と大きさ
 東京ビックサイト東4ホールにて350小間程度を設営。
 一小間サイズ W2,970×D2,970×H2,700
▽出品内容
 パイプ、継手、バルブ、コック、給排水器具、ポンプ、衛生陶器、その他配管材料、空調・冷暖房機器、給湯機器、浴槽、洗面化粧台、厨房設備、ソーラーシステム、貯・受水槽、汚水処理装置、換気装置、浄化槽、配管用機械・工具、計測器、パイプ清浄器、工事用副資材など。
▽出品料金
 1小間26万2,500円、2小間50万9,250円、3小間74万8,125円、4小間99万7,500円、5小間124万6,875円、6小間144万9,000円、七小間169万500円、八小間189万円、九小間212万6250円、十小間236万2500円
※指定小間の場合は、指定料として5%加算
▽申込締切日
 4月15日

松本社長の経営哲学も学ぶ
日研工作所大東工場見学
三重県機械工具商協組正会員ら20名参加

 三重県機械工具商協同組合(理事長=松山廣氏、松山機工社長)の企画委員会(委員長=山田浩氏、コジマ・フジ通商)主管による「日研工作所大東工場見学会」が、正会員はじめ賛助会員等20名が参加して3月3日に開催され、最新悦の設備と技術の結集した工場内を具に見学した。
 見学当日は、午前8時15分に桑名駅前を貸切バスで出発。四日市、関ドライブインで参加者と合流し、一路大阪を目指した。途中、車中にて松山理事長の挨拶があり、「ツーリングの工場を見学するということで非常にタイムリーな企画だと思います。工場見学で勉強されたことを明日からの仕事の参考にして頂いて日常の営業の糧にして頂きたいと思います」と、工場見学会を有意義なものにしてほしいと要請。
 大東工場(大阪府大東市)には予定時刻の正午前に着き、昼食を済ませたあと、同社松本社長の歓迎挨拶を交えながら、「躾こそ企業のトータルパワーの原動力」との教えと、これからの産業界のあり方とモノ作りについての経営哲学を学んだ。次いで、各種製品群が並ぶショールーム内で製品についての説明を受けたあと、第一工場(施削・フライス・テーブル研磨・組立・測定検査)、第二工場(ツール研磨・リーマ研磨・ツール組立・測定検査・製品倉庫)、焼入れ装置、福利厚生施設などを約3時間にわたって見学した。
 同工場を午後四時に発ち、途中、名阪茶屋で夕食をとり、予定時刻を約30分オーバーして無事帰三した。
 日研工作所は、1958年の創業以来、「日々研究を重ねる」姿勢をモットーに、航空機産業、自動車産業から精密機械工業にいたるあらゆるシーンで活躍している工作機械用アタッチメント及び切削工具メーカー。
 大東工場は、昨年1月21日に全稼動し、全ての日研製品を生産している。敷地面積は55,000uで、従業員数は全体の6割に当たる250名が従事。すでに5,000人の見学者が訪れ、少数精鋭の技術者が最新鋭の設備をフル稼働させているコンサート方式の現場を見学している。
 素材加工から超精密仕上加工に至るまで、一貫生産体制を誇り、国内はもとより、海外での評価は絶大で、ツーリングの生産は年間350,000本、リーマ270,000万個、CNC円テーブル4,000台の生産を誇っている。

3人の講師を招き研修
『前田先生と語る会』
須藤鋼機ゴルフと観光も楽しむ

 須藤鋼機(四日市市八田・社長=須藤清勝氏)の須藤社長が世話役を務めている「前田先生と語る会」が、2月19日に鳥羽市安楽島の“かんぽの宿鳥羽”において開催された。
 今回は三人の講師を招聘し、@今年の景気はどうなるか〜当たるも八卦当たらぬも八卦〜(公認会計士前田勝昭氏)、A健全で元気のある会社にしよう(住友電装顧問前田良行氏)、B考えさせられた出来事(中小企業大学瀬戸校三代目校長三宅直彦氏)等について研修した。
 @では、安定の中で嵐があり、勝ち組み、負け組みの差がハッキリと表れる年である、総じて、成長率はあまり高くなく、今年よりも悪いとの見方を示す一方、去年一年、何を改善したか、今年は何を改善していくか、会社の事業方針(五つの数字目標)の構築、自社をしっかり見つめてリスクに備えようと、勝ち組みになるためのイロハを研修した。
 Aでは、だめな会社の共通点(トイレ、食堂、ロビー等、共通の場所が汚い、挨拶をしない、至る所に物が置かれている…)、特徴ある会社作り(独自の風土や文化)、6Sのサシスセソ(サ-サッサとやる、シ-シンボウ強くやる、ス-スナオにやる、セ-セッキョクテキにやる、ソ-ソッセンしてやる)の定着、4S(清掃、清潔、整理、整頓)の基本は躾にあることを研修した。
 Bでは、中国の内政干渉と北朝鮮に関する日本の報道、朝日新聞とNHKの体質、組織的な儀礼作りと日本人の使用、日本の治安、大企業における組織犯罪等の出来事を研修した。
 研修会後は、親睦会を行い和やかに歓談し投宿、翌日は、鳥羽カンツリークラブでゴルフに興じたり、伊勢神宮、鳥羽水族館等を見学して楽しんだ。

当分動向は活発に
平成17年1月分
鋳鍛鋼生産速報

 日本鋳鍛鋼会では、3月2日に、同会が集計した鋳鋼(全国77工場)、鍛鋼(同20工場)1月分の生産実績を発表した。
 鋳鋼の生産量は21,562トンで前月比は5.7%減(1,297トン減)、前年同月比は4.0%増(838トン増)。
 鍛鋼の生産量は51,142トン(2,840トン)、前月比5.3%減(1,003トン増)。
 現在、鋳鋼の需要に密接に関連する需要業界(建設機械、大型トラック、船舶、発電用機器)の動向は活発であり、これに反映して最近の受注、引合い状況は堅調の一途を辿っている。生産推移においても月平均二万トン台を維持している。
 鍛鋼については、自動車、船舶、発電用機器を中心に量的には堅調に推移している。今後の動向についても当面マイナス要因は見当たらないので、ここ当分は高操業が続くものと思われる。
 平成16暦年(1〜12月期)の主な需要機種を見ると、前年同期比を上回っているものは、鋳鋼では金型(111.6%)、バルブ・コック(108.0%)、船舶(128.3%)、土木建設・鉱山機械(125.0%)、発電用機器(143.2%)、そして鍛鋼ではロール(103.3%)、型用鋼(104.9%)、自動車(113.9%)、船舶(127.1%)、土木建設・鉱山機械(130.2%)、発電用機器(130.0%)等となっており、全体では前年同期比鋳鋼109.8%、鍛鋼113.9%のそれぞれ増加となった。

サービス残業について研修
5月10日に通常総会
静岡県管工機材商組合3月度理事会開催

 静岡県管工機材商組合(理事長=丸尾氣窮雄氏・丸尾興商社長)では、3月4日午後3時より、静岡市内の“マイホテル竜宮”において「3月度理事会」を開催し、5月10日に第35回通常総会を開催することを決める一方、経営部会を開き、問題となっている、サービス残業についての意見交換を行った。
 当日審議された議案は次の通り。
○第1号議案=第35回通常総会開催の件
 5月10日に静岡駅前の“ブケ東海”で開催することを確認し、第31回優良社員表彰者の募集を募ることにした。
 当日の役割分担については、4月理事会で決める。
 開催時間は正会員による総会が午後3時より、賛助会員を交えた懇親会は同4時30分より行う。
 また、翌日は、正会員及び賛助会員を交えた、親睦ゴルフ会を新沼津カントリークラブで開催する。
○第2号議案=管機連地区代表者会議出席の件
 3月9日東京鉄道会館ルビーホールで開催するため、丸尾理事長と大河、村松副理事長の3人が出席することを決めた。
 当日は、各地区理事長より、各地区の状況が報告されるほか、“サービス残業”についても協議される。
○第3号議案=海外工場視察報告の件
 旧ろう23日から26日の日程で、理事有志による海外工場視察が実施され、大連経済技術開発区にあるトステム大連工場を見学した模様が報告された。
 同工場は、主に木質内装建材・樹脂サッシ・スチールドアの製造を行っており、2002年操業当初から環境に配慮した生産活動を継続すべく、環境問題に取り組み、廃棄物を増やさない活動に重点を置くとともに、ISO14001取得に向け取り組んでいる。
 慰霊を含めての観光では、日露戦争で日本兵15,000人もの大きな犠牲者を出した旅順の203高地を訪れて、犠牲者への弔いを行った。
 議案審議のあとは、経営部会に移り、問題となっている“サービス残業”についての意見交換を行った。
 「サービス残業問題」は、残業する人、残業しない人に分類でき、会社で決められた労働時間を過ぎてもなかなか帰らず、いつまでも仕事を続ける(残業する)人がよくいる。中にはそれを日常的に行う者、時間外手当が出ないにもかかわらず行う者(いわゆるサービス残業)、深夜まで何日も行う者など形態は様々。これらの人にその(残業やサービス残業の)理由を訊くと、「予定の期日に間に合わせるため」、「その日中にやらなければならないため」などが目立つが、さらには「生計のため」と、答える常識外の者もいる。
 必要もなく、ただ残業手当が目当ての残業であれば、会社にとっても経費の無駄使い、不健全な雰囲気や環境の悪化などプラス要因はない。それならば、もっと収入を得る道を探るか、会社側に給料アップの交渉をする方が正常だと言える。
 ある人はある程度忙しくても、決められた時間内ですませ、あるいは翌日以降の工程を調整するなどして、残業せずに帰宅するが、ある人は少々の忙しさでも必ず残業するというタイプに分けられる。要するに忙しさに関係なく「残業する人」は残業し、「残業しない人」は残業しないということ。この違いについて考えてみると、答えは意外と簡単。それは残業することや自分のプライベート時間を削ることを、苦痛に感じない人か、苦痛に感じる人との差だと思う。
 苦痛に感じない人は、常に時間外や休日出勤もいとわないのに対して、苦痛に感じる人は、最悪の事態でもない限り職場で過ごすことを避ける。そのためには予定の見直しや、スピードアップなど様々な手段を試みる。
 もしも、後者の人が、日常的に残業せざるを得ない状況であれば、それはその人に能力がないか、会社自体の組織や人員に問題があると考える方が自然と言える。

マネージャーに求められる
スキルアップを目指す
愛機工 営業管理者研修開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏、山下機械社長)は「採用・社員戦力化」事業の一環として、2月18・19日の両日、名古屋市港区港栄の邦和セミナープラザにて、船井総合研究所の片山和也氏を講師に「営業管理者研修」を実施した。
 この研修は、部下を有する営業管理職と営業幹部又はその候補生を対象に、機械工具商のマネージャーに求められるスキルを学びリーダーシップをさらに高めることを目的に行われ、組合員企業の部課長級の管理職およそ30名が参加し自己の資質向上に努めた。
 研修1日目は、まず経営の基礎知識と会社の中におけるマネージャーの役割についての講義を受け、それに基づき小グループでディスカッションを行い、討議内容が発表された。
 午後からは、商社マネージャーにとって必要な6つの力である@リーダーシップ力、A戦略浸透力、B営業業務力、C活動管理力、D部下育成能力、E営業企画力について受講。
 その講義を踏まえて、グループ内で話し合い、営業企画が立てられた。参加者は夜遅くまで熱心に取り組んだ。
 翌日は、各グループがまとめた営業企画のプレゼンテーションがコンペ方式で行われ、最も優秀な企画が表彰された。
 最後に、講師の片山氏より2日間にわたる講義の総括があり、正午に全日程を終了。
 参加者からは、非常に勉強になり会社に帰って早速実践してみたいとの声も聞かれ、またこのような企画があれば参加したいと、好評であった。

ハタヤリミテッド
ナラシマキエヤーリールを発売
手を添えずに楽々巻き取り

 ハタヤリミテッド(名古屋市中区大須4-10-90・電話052-261-3821)では、手を添えずに、楽々巻き取れる「ナラシマキエヤーリール」を3月1日から新発売した。
 同リールは、新機構の“ナラシマキ(ならし巻き)ガイド”を採用し、ハンドルを回すだけで手を添えずに、ホースの巻き取りができるエヤーリール。従来はホースに手を添えて巻き取っていたが、この新機構により、片手でスムーズにホースの収納ができる。
【特長】
@“ナラシマキガイド”は、歯車やベルトを一切使わないシンプル駆動方式(特許出願済)。
A本体はトライアングル形の安定感あるデザイン。
B一次側ホース用の丈夫なアルミダイキャスト製収納ラック付。
Cホース仕様φ6.5(内径)×10、20m、φ8.5(内径)×10、20m、本体のみの計5種類がある。
Dホース先端にはワンタッチ接続カプラー(ロータリー機能付)を標準装備。

東陽3月3〜5日開催
売上目標240億円目指す
第33回ワンマンショー

 東陽(本社=刈谷市中山町5丁目10番地、社長=羽賀昭雄氏)では、3月3日から5日の3日間、“刈谷市産業振興センター”にて「第33回東陽ワンマンショー」を開催。
 3日の午前9時30分より開会式が行われ、始めに羽賀社長より「業況は非常に活発であり、確かな手応えで注文を頂いている。今回の目標である、売上240億円も皆さんと一緒に頑張って、軽く超していきたい。動員4,300名も充分御出でになると思う。我社も今年で50周年を迎えることになり、例年にも増して力を入れている。現在、トヨタの動きによって主要顧客が非常に強気。我が社としてもこの地域において一番効率的に動ける社としてアピールしている。また昨年チェコのプラハに営業所を開いたが初年度から黒字。アメリカにおいても1億ドル達成は間違いないところまで来ている。この勢いで3日間目標達成のために頑張っていきたい」と挨拶があり、続いてメーカーを代表して三菱マテリアルツールズの高田社長が「東陽さんの売上は伸びている様で、この3月期でも昨年を大きく上回ると聞いた。現在業況としてトヨタ等の動きにより、工作機械においても大変勢いがあると思う。これをどう企業利益に繋げていくかが大事。東陽さんには我々の商品をキャンペーンに使っていく等、助けて頂いている。我々も協力してこのワンマンショーで売上を伸ばしていきたい」と述べた。
 初日は開場開始より、多くのユーザーが開場へ足を運び、熱気に満ちたイベントの様子を見せていた。

5年目を迎え今年も盛況
05省エネ・環境展 in名古屋
 名古屋国際会議場にて3月2日・3日の両日恒例の「05省エネ・環境展in名古屋」が開催された。
 初日には開会式が行われ、会の始めに主催者である山善の緒方専務が「同展も今回で四回目を迎え、先日調印された京都議定書により、今や企業が環境問題を無視すれば潰れてしまうという時代に突入した。また生産財好況であり、特に中部地区は自動車関連により景気も良い。環境に真剣に取り組むことで、皆様の利益に繋げていかなければならない。今展には目的を持ったユーザーが多く詰めかけることから、セミナーを活用するなどして活躍出来る様にしていきたいと考えている」と述べ、今後も回を重ねる毎に、山善自身も勉強していきたいと挨拶した。
 続いて同社産業システム部の森竹統括部長より「全社的には今年で同展も五年目を迎えた。景気の回復に伴い多くの引合いがでており、着実に数字にも表れている。よって3月度で環境においては百億の売上に届くかと思われる。今はボクシングで言うところのボディブローで徐々に効いてくる。これまで各地で行われる展示会において、ユーザーに提案をしてきたおかげで、現在ではどんなユーザーにも対応出来る様になった。我々にもっと提案をさせていただきたいと思う」と挨拶し、最後に環境は我々の使命でもあると締めくくった。
 同展では、メーカー選り優りの新製品が一堂に会し、訪れたユーザーは熱心に機器の説明に聞き入っていた。またセミナーとして講師に横山篤志氏を招聘し「〈生産工場における労働災害・疾病防止活動〉と労働マネジメントへの取り組み」が開催された。

愛機工熱田支部青年部
セミナーを開講
「家系を科学する」

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏、山下機械社長)熱田支部(支部長=水谷隆彦氏、ミズタニ機販社長)では、青年部と2月25日午後6時より“名古屋国際会議場”にて、セミナー「家系を科学する」を共催した。
 当日は、約20名が出席し、講師に日本家系研究会会長の与那嶺正勝氏を招聘。
 冒頭、青年部の滝沢副部長(松本商店)が「今回は家系の話という、普段余り縁のないことなので、是非とも皆さんに役立って欲しい」と挨拶を行った。
 講演では、日本人は記録を残す性格によって、ルーツを辿りやすい国であり、普通の人で5〜60代前まで遡れ、古い人で90代前まで遡る事が可能。これまで多数の家系を調べる中において、栄える家系、栄えない家系の法則を発見し、現在も研究中である。
 また氏が発見した「家系の法則」とは、子孫が先祖と似た様な人生・性格を持つ事である。これは兄弟数によって、誰がどの先祖と似た人生を送るか決まってくる。そして男性は父方の家系に、女性は母方の家系に符合するという。また一族には共通の特徴があり、これを知ることでビジネスや結婚等に生かすこともできる等と語った。
 講演後の質問コーナーでは、自分の家系に関する質問が多数寄せられ、同セミナーに対する関心の高さを覗わせた。

グループ全体の好調さ強調
オーエスジー株主総会を開催

 オーエスジー(本社=豊川市本野ヶ原3-22、社長=大沢輝秀氏)では、「株主総会」が2月19日、本社CSセンターで行われた。
 同社は平成9年から「開かれた株主総会」を開催。株主が気軽に意見を出せられる雰囲気作りに力を入れ、3年前からはより多くの株主へ参加して貰う様、土曜日に開催している。また映像による分かり易い説明、主力製品の実演加工なども実施。株主重視の方向性を打ち出している。
 総会に先立って懇談会場では、好調な業績を背景にオーエスジーの経営者側と株主サイドが和気藹々と語り合い、企業と株主の一体感を見せていた。
 午後1時から行われた総会では、ビデオによる現況・世界戦略・売り上げ実績・目標等を報告。特に海外戦略では、ブラジルでの生産30周年、北米・南米地区での大幅な伸び、欧州地区の拠点作りから積極展開の示唆、アジア地区の大幅アップ、日本地区も売り上げ510億円等々、グループ全体の好調さを強調。
 役員人事ではフラットかつ強固な組織を目指した体制に。さらに設備の前倒しによる生産体制の増強の実施、海外と日本との生産をよりスムースに行う海外支援室や総務・購買・管理等の総括をサポートセンターの設置等、新体制の説明等も併せて行われ、「より開かれた、よりわかりやすい」株主総会をアピールした。

洗面ルームを一新する
洗面家具『ピアラ』発売
INAX使いやすさを充実

 INAXは、洗面・脱衣・洗濯と多用途に使われ、調整空間として雑然となりがちだった従来の洗面室へのNouvelle vagueとして、ユーザー調査から発想されたインテリア感覚溢れる家具デザインの洗面化粧台『ピアラ(Piara)』を4月1日より発売する。
 洗面化粧台へのNouvelle vagueと評する『ピアラ(Piara)』は、ユーザーの洗面行為の実演やユーザーシミュレーションから得られた洗面空間での不具合・困りごとを解決するため、韓国人デザイナーのチェ・キョンラン氏(Choi、Kyung Ran氏)とINAXが、コラボレーションによるデザイン開発を行った新コンセプト商品。
 『ピアラ(Piara)』は、洗面室のイメージを一新する洗練されたボウル、キャビネットのデザインと家具を思わせるインテリア性を有し、そのベースにはユーザー調査から得られた幅広い年齢層の行為を考えた機能・使いやすさのある商品となっている。
 メーカー希望小売価格は161,000円〜〔税込=169,050円〜〕
 発売1年後の発売目標は2,000台/月。
※1 『ピアラ(Piara)』の意味
 Pure(キレイ・清らか)+Amenity(快適)+Area(場所)からの造語。
 〜キレイな「美しさ」、キレイに使える「収納」、気もちいい「使いごこち」〜
【商品の特長】
1.、家具を意識したインテリアコーディネート=乱雑で閉鎖的な洗面室を一新するデザイン
@2つのデザインスタイル
 洗面化粧台本体は、家具を意識した重厚感ある「G-スタイル」と、足元をスッキリとさせて空間を広く感じさせる「B-スタイル」の2つのデザインスタイルがあり、ワゴン収納が入るオープンタイプを始め、子どもに嬉しい踏み台がビルトインされたステップスライドなど、好みに応じた選択が可能。
A家具や空間のインテリアに合わせて選べるカラーコーディネート
 インテリアのテイストを決める扉には、人気の鏡面3色(カモミールホワイト・ミントグリーン・サントリナグレー)と、家具を意識した木目3色(ヴィンテージバニラ、ヴィンテージショコラ、ヴィンテージブラック)。
注)「B-スタイル」はヴィンテージバニラ、ヴィンテージショコラのみを用意。
2.次に“使うこと”を考えた収納-アクションストレージ=人の行為と収納を考えた新発想デザイン・設計
@豊富な仮置きスペースを持った新設計のボウルとテンポラック付ミラー
 洗面まわりには濡れた石鹸やコップ、身支度の際に必要となるヘアケア用品などドライとウェットなものが混在する。ピアラの新デザイン洗面器には、新発想のドライパレットとウェットパレットがあり、使うものを手近に置ける仮置きへの配慮がなされている。また、身に着けていた物や時計、眼鏡などを一時的に置けるスタイリッシュな「テンポラック」付ミラーも新開発。もちろん掃除のしやすさにも配慮したハイバックガード。
A大きいものから小物までちゃんとしまえる適材適所の収納ミラー
 新発想の三面鏡格納タイプのミラーでは、小物専用のスペースと、収納場所がなく表に出ていたドライヤーやティッシュボックススペースを設け、適材適所に収納する。
3.家族みんなのことを考えた使い勝手-ファミリーサポート=子どもから高齢者の方まで幅広い年齢層に配慮した設計
@背の低い人も高い人もしっかり照らせる「ライトアップミラー」
 小さな子供から大人までしっかり映せる縦型ミラーは、引き出すことができ、化粧や髭剃りにも役立つ。音の無い空間に好みの音楽が流せる「サウンドシステム」は業界初の試み。
A一台何役にもなる便利な化粧台本体「ステップライド」
 ユーザー調査では、高い所の物を取るために、他の部屋から踏み台を持ってきたり、子ども用のステップを用意している家庭が見受けられた。家族みんなが使うという洗面台の特性上、子どもが一人で乗って歯を磨けるようにステップが付いた収納付キャビネットを新たにデザインしている。
 また、『ピアラ(Piara)』のコンセプトを持ちながら、仕様を限定した普及価格バージョンの姉妹品『ピアラDS(Piara DS)』も同時発売する。

TOTO
柏ショールーム開設
テクニカルルームも併設

 TOTOでは、2月25日に「TOTO柏ショールーム」を、千葉県柏市に新設オープンした。TOTOショールームは全国で93ヶ所になる。
 展示商品は、昨年8月の発売以来大ヒット中の「魔法びん浴槽」と業界初のお手入れ簡単な「スッキリドア」を標準装備した「フローピア『魔法びん浴槽』KGシリーズ」や、“香りと音楽”の相乗効果で四季が感じられるリラグゼーショントイレ「NEWネオレスト」、立っても座っても作業がしやすいシステムキッチン「スーパーレガセス 座ってラクラクプラン」など、最新の水まわり機器を豊富に展示している。専門知識を持ったアドバイザーによる、水まわりプランの提案や、プレゼンテーションボードなどを無料で作成、進呈する。
 TOTOは2003年6月に『リモデル新宣言』を行った。TOTOのリモデルは、増改築・リフォームから一歩進化した、「お客様の期待以上の新しい生活スタイルの提案と実現をお約束する」こと。リモデルに好適な商品の充実はもちろん、ユーザーの身近な場所にショールームを設置してリモデル需要の創造に向けた活動を展開し、2006年度までに全国で120ヶ所まで拡大する予定。
【ショールーム概要】
▽名称=TOTO柏ショールーム
▽所在地=千葉県柏市十余二 337-167
▽電話番号=04-7134-1010
▽営業時間=10時00〜18時00
▽休館日=毎週水曜日、夏期休暇、年末年始
▽交通=【バス】JR柏駅西口よりバス約10分【車】常磐自動車道・柏ICより約10分
▽駐車場=32台
▽面積=敷地542坪、建物163坪、ショールーム82坪
▽展示商品=システムキッチン、システムバス、トイレ、洗面化粧台など住宅設備機器の水まわりに関する商品

3月1日出荷分より
平均15%値上げ
日立金属管継手ほか

 日立金属は、可鍛鋳鉄(マレブル)製の管継手について、3月1日出荷分より、価格を改定することになった。
 可鍛鋳鉄製管継手は、ガス、給水給湯、空調、消火設備などの配管材料として建築分野で幅広く使用されており、同社は、同製品のトップメーカーとして十数年にわたり安定供給に努めてきたが、国内の建築需要の減少や、樹脂やステンレスなど他材質の配管システムへの転換が進む中、需要量が減少したことで生産・物流効率が低下し、加えて、コークスやスクラップを中心とした原材料価格の高騰が継続しており、このような状況の中で、同継手の更なる品質向上と、安定供給を継続するために、下記のとおり、価格を改定することになったと、理解と協力を呼びかけている。

▽改定内容
 @対象製品=ねじ込み式可鍛鋳鉄製管継手(白継手・黒継手)、ねじ込み式管端防食継手、フランジほか
 A実施時期=3月1日出荷分より適用
 B値上げ幅=平均15%

月曜会 2月例会を開催
コダマグループCEO松田有司氏を講師に招き
ビジネス相手のロシアについて講演

 異業種交流の月曜会(代表世話人=松田謙三氏、児玉興業会長)は2月21日午後6時より、名古屋市中村区名駅のホテルキャッスルプラザにおいて「2月例会」を開催した。
 今回は、高度な技術力をベースにグローバルな事業展開を行っている、コダマグループCEO(最高経営責任者)の松田有司氏を講師に招き、ビジネス相手としてのロシアについて講演が行われた。
【講演要旨】
 今日は、私が17年間ロシアと付き合ってきて、感じたことをお話しようと思います。
 ロシアは現在、「BRICs」(ブリックス)と言われます。BRICsとは、ブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、中国(China)の4カ国の頭文字からとったもので、台頭する新興大国を意味する造語。21世紀には、このBRICsが伸びるであろうと期待されている。
 昨年の暮れから今年にかけて、ロシアで新しい法律が二つできました。一つが、州知事の大統領による任命制。もう一つは、今年に入ってからのもので、外資が51%以上入った企業には一切仕事を出さないという法律です。
 ロシアが州政府の知事を選挙ではなく任命制にすることについて、簡単に言いますと、アメリカとソ連は50年間冷戦で戦った。鉄砲を持って人を殺し合うのが熱い戦争。それに対し、相手の国に悪いこと、相手の国にとってマイナスになることに対して援助するということが冷戦となる。アメリカは世界中で冷戦を行っています。アメリカを麻薬漬けにするのも冷戦の一つ。アメリカは、ソ連のシステムを壊すためにマフィアを育てた。
 プーチンにしてみれば、自分の国をきちんとした中央集権にしないといけない。マフィアというのは、経済を抑えていますから、民衆はそこから給料をもらっている。選挙をした場合、マフィアの親分に票を入れたほうが、自分の給料はそこから貰っているのですから、当然マフィアの親分が選挙で当選してしまうという構図になる。
 ですからマフィアの親分が圧倒的多数で、州知事になってしまうわけです。州知事の大統領による任命制は、自分の国をまとめあげる上で中央集権を確立するための一つの自衛策。これは冷戦の後始末ということです。
 現在、ロシア政府が何を求めているか。ロシア全土に、アメリカのような道路網を引こうと計画しております。私共は、ハバロフスクからチタというところまでおよそ1,200q、ここは未だ道路が完備されていないので、ロシアの会社と共に道路建設に関する注文を貰っている。
 現在、片側8車線、16車線の道路が作られようとしている。そこで使われるのは、ダンプカーだけで毎月25台必要です。建設機械は毎月50台の新車が必要。私共はどのような戦略をとっているかというと、トラックメーカーの日野自動車と組み、建設機械については神戸製鋼の子会社のコベルコと提携をしております。
 現在、月1億円の建設機械をロシアに送る。ダンプカーについても、日野の新車を送っている。これで道路建設をしていこうという話をしています。それで現在、ロシアとの商売が年間25億円になります。
 もう一つ、外国資本が51%以上の企業には仕事を出さないという法律が今年出されましたが、これは簡単なことで、例えば中国でしたら、製造業の工場は全て、外資51%以上のものはできない。全て49%以下となっています。これは中国政府が、モノづくりで中国の位置づけをしていこうという国の政策なのです。一方、ロシアの場合は、天然資源を世界に売って「ルーブル」の価値を高めていこうという国の方針ですから、当然こういうものが出ても当たり前。ロシアは、天然資源がどうしても必要だということで、51%以上の合弁には仕事を出さないということになっている。
 日本人は井の中の蛙と言われますが、「井の中の蛙、大海を知らず。されど天の高さを知る」と、後に続く言葉があると映画で言われておりました。日本人は井の中の蛙で世間を知りませんが、人間には努力と向上心がありますから、その天の高さ、つまり井の中の蛙である中で、我々は極めるという努力をしてきたのです。この極めるという努力を持って、日本の今の経済があるわけで、日本人から極めるという努力を取った場合、何が残るのだろうか。
 日本人は極めるという努力をして、初めて世界に通用する民族であると思います。戦後の抑留者たちが血と汗と涙で作ったものが残っており、ロシア人の日本に対するイメージは、「日本人は極めるのだ」と特別に見ている。この不幸が作った我々の財産というものを持って、ロシアを攻めていく(商売をする)。
 ロシアのビジネスは面白い。我々日本人の持っているビジネス感というのは、ユダヤとか中国華僑のビジネス感を持って、ビジネスと思っている。ロシアというところは経済が崩壊して、現在立ち直っているところです。一般的に貿易はL/C、レター・オブ・クレジット。つまり、お金と商品が同時に動く。ビジネスはユダヤ人が作った言葉ですが、訳の分からない人と商売するということです。
 ロシアとのビジネスの場合、まったく違います。非常に日本的なビジネスができます。日本というのは、契約書が無くても気持ちと気持ちで、言わずもがな、つまり言葉ではない、言葉を超えた、相手を理解して、心と心でつながった商いをやってきた。ユダヤ人とは違うのです。相手を信頼し、恩と義理の売り買いをしながら、ビジネスを作ってきた。
 もう一つ、ロシアには共産党の長い時代があり、それが全部崩壊した。つまり、金融システムというものが無いのです。ビジネスというのは元々、金を持っている人、間違いない人にものを売るというユダヤ商法から言いますと、相手を育てて、相手にも利益を与えて育てながら、共に伸びていこうというのは、ビジネスではない。消去法で言いますと、ロシアとはビジネスにならないのです。金を持っている人はいないのですから、銀行も無い。
 これから伸びるであろう、BRICs。恩と義理の売り買いを行って、商いを伸ばしていくしかないのです。ですから非常に日本的な発想で、ロシア人たちと付き合うしかないということで、ここがアメリカ、ヨーロッパのビジネスとは決定的に違うところです。
 私共も、現在25億まで行きましたけれども、何年か前より月に何千万、何百万の売り上げから始まった。つまり、この男に50万円貸す。50万円のものを送って、50万円戻ってきた。利益が25万円あった。次はその利益を乗せて、75万円やろうというようにしてきた。前は1,000万円の資金で、1,000万円ものを売って、1,000万円回収して、それがいつか月3回回れば、月3,000万円の売り上げになる。現在はそれが1億円から1億5,000万円になってきている。このような形をもって、何とか年間50億円にもっていこうという計画で行っております。
 ロシアは日本的な発想をしていけば回りますから、若干、華僑とかユダヤとは違ったビジネス展開。
 ロシアは中国と違って、ものを作ろうという気はありません。その点非常にアメリカ的で、天然資源を売ってものを買うというのがロシアですから、皆さんも、私共がジョイントできるのであれば、ロシアという面白い大きなマーケットがありますので、是非一緒に攻めたらどうでしょうかと、ご提案します。
 私共、これから何を売っていこうかと考えております。私共が作りました本は、日本の皆さんにロシアのイメージを変えていただこうと、私の長男が作りました。ロシアには暗いイメージがありますので、青い空、広い海、笑っているロシア人をテーマに作りました。ロシア人は明るい人たちが多いのです。非常に日本人に似ておりまして、八百万の神がおりますし、恩と義理も分かります。日本人のアイデンティティを持ちながら、日本人の「井の中の蛙、大海を知らず。されど天の高さを知る」、つまりなんでも極めようとする日本人の努力、創意工夫という日本人の持っている気質を持って、また、私共児玉興業という製造業で培ったモノづくりの哲学を持って、ロシアを攻めております。皆様もご一緒に、良いものがありましたら私共協力させていただきますので、一緒にロシアを攻めて行きたいと思います。
 雑ぱくな話になりましたが、これで終了させていただきます。

エコドライブコンテスト
運転の仕方で大きな差
INAX燃費の差3〜4倍

 INAXは、全社をあげた地球環境負荷低減活動の一環として、子会社までふくめた全国支社の営業車を対象に「エコドライブコンテスト」を開催。集計が完了し、2月初旬に社内でエコドライブ優良運転者を表彰した。
 「エコドライブコンテスト」とは、@運転者(社員)の環境・安全運転の意識を向上させるA営業部門全体のエコドライブを推進・定着させるB集計した燃費や車種の情報をもとに、エコカー比率の上昇を図る事などを目的に2003年から開催。今年で2回目を迎えた。コンテスト形式でエコドライブ推進に取り組むのは、全国的にも珍しい環境負荷低減活動といえる。
 コンテストの内容は、車を排気量に応じて3部門に分け、各支社で車ごとの1カ月のガソリン量と走行距離を記録し、燃費が良い車を表彰するもの。コンテスト期間中は各支社でエコドライブ教育を実施。環境負荷低減活動を徹底したところ、先回に比べ総平均燃費が向上(11.4q→12.0/ガソリン1リットルあたり)し、ほとんどのクラスで最低燃費が向上するなど成果を得た。ただ、上位入賞者の燃費と同クラスの最低燃費ではまだかなりの開きがあり、車によって走行条件の違いはあるものの、同じ排気量の車で同じ距離を走るのにガソリンの消費量が3〜4倍違うという見方もできる。エコカーに乗っていても車の性能を引き出すのは個人の運転次第と言える。
【コンテストの概要】
(1)表彰方法…各支社で車ごとの1カ月のガソリン量と走行距離を記録し、支社ごとに燃費の良い車を各部門三位まで表彰する。
(2)部門区別…エントリーは排気量によって@軽自動車を含む1,000cc以下A1,001cc以上1,600cc未満B1,600cc以上の3部門に分け、車ごとにエントリーする。(一台の車を複数人で共有している場合、共有している人全員を表彰する)
(3)留意点…月間最低走行距離500q/月以下の車、コンテスト期間中の交通事故・違反者(自己責任0%、相手責任100%は除く)に関しては表彰の対象からはずす。性能上特に燃費の高いと認定されたエコカーに関しては、ハンディキャップをつける。
エコチェックポイントは7つ
エコチェック@身軽な運転
「余分な荷物は降ろしておこう」
 トランクに使わないカタログや見本台紙が積みっぱなしになっていないか。不要なカタログ2箱(約10s)をのせて50q走ると約15mlの燃料を浪費する。
エコチェックA適正空気圧
「空気圧のチェックも忘れずに」
 意外と知られていないのが、タイヤの空気圧は燃費に影響する。空気圧49.03kp(0.5s/cu)減のタイヤで50q走れば、それだけで約150mlの燃料※を浪費する。
※タイヤの指定空気圧は運転席のドアの端かセンターピラー側に表示されている。
エコチェックB計画運行を
「出掛ける前に計画をたてよう。下調べをしよう」
 例えば、初めてのユーザーを訪問するのに道に迷って10分余計に走ると、約350mlもの燃料を浪費する。全国ではなんと350リットル!
エコチェックC急発進・急加速の回避
「円滑発進で快適ドライブ」「おだやかな、ゆとりある走行を」
 急発進10回で約170ccの燃料を浪費する。急加速は10回で約110mlもの燃料を浪費する。
エコチェックD空ぶかしなし
「やさしいアクセル操作で」
 エンジンを空ぶかしすると10回で約60mlもの燃料を浪費する。毎日こんな運転をしていると一年間で、15リットルの浪費。
エコチェックE等速走行
「等速走行で安全&経済的」
 一般道路で40q/h、高速道路で80q/h程度の等速走行がエコドライブ。スピードの出しすぎは減速の機会も多くなり、燃費には不利。
エコチェックFアイドリングストップ
「エンジンを切る習慣をつけよう」
 コンビニで買い物、わずか5分間のアイドリングでも約65ccの燃料を浪費する。
※上記の数値は、対象車種2,000cc乗用車(AT)の燃費=11.7q/h(10・15モード)が計算ベース(自動車工業会調べ)

28ヵ月連続で前年比上回る
平成17年1月度
金属工作機械受注

 中部経済産業局では、3月1日に管内主要9社(オークマ、大隈豊和機械、テクノワシノ、豊田工機、日平トヤマ、富士機械製造、豊和工業、三菱電機名古屋営業所、ヤマザキマザック)の平成17年1月度金属工作機械受注状況を発表した。
 総受注高は42,434百万円、前年同月比47.7%増と28カ月連続で前年を上回った。また前月比は3.5%減となった。
 国内受注は、自動車工業向けが12,834百万円と9カ月連続で前年を上回ったほか、一般機械工業向けも7,776百万円と28カ月連続で前年を上回ったことから、全体でも前年同月比63.8%増と11カ月連続で前年を上回った。また前月比は15.9%増となった。
 海外受注はアジア向けが12カ月ぶりに前年を下回ったが、北米向けが10カ月連続で、ヨーロッパ向けも14カ月連続でそれぞれ前年を上回ったことから、全体でも前年同月比32.1%増と29カ月連続で前年を上回った。また前月比は19.5%減となった。
 国別に見ると、1位のアメリカが6,938百万円(前年同月比76.1%増)、以下中国1,596百万円(同43.8%減)、ドイツ1,490百万円(同7.5%減)、カナダ1,179百万円(同200.0%増)、インド831百万円(同259.7%増)の順となった。
 販売額は、31,740百万円、前年同月比42.2%増と22カ月連続で前年を上回った。また、前月比は9.6%減となった。
 受注残高は、198,211百万円、前年同月比七8.5%増と13カ月連続で前年を上回った。

水谷ひろ子さん
ミズタニ機販社長母堂

 ミズタニ機販(社長=水谷隆彦氏、名古屋市瑞穂区池内町1-1)の会長の水谷栄一氏御内儀、ひろ子さんは病気療養中のところ薬石効なく2月17日にご逝去。享年72歳。
 通夜式は2月19日午後7時より、告別式は20日午後1時30分より共に八事山「興正寺光明殿」(名古屋市昭和区八事本町七八)において執り行われた。
 告別式は、長男の水谷隆彦氏が務め、しめやかに執り行われ、休日にも関わらず、業界関係者等が各地より多数駆けつけ、故人の冥福を祈った。

丹羽はるゑさん
丹羽機材 社長ご母堂

 丹羽機材(名古屋市天白区池場3-908、社長=丹羽政道氏)社長のご母堂丹羽はるゑさんが薬石の効無く、2月26日にご逝去された。享年93歳。
 告別式は3月1日午前11時より、名古屋市千種区千種のいちやなぎ中央斎場にて、政道氏が喪主を務めて行われ、親族はじめ、愛知県管工機材商業協同組合の石原理事長ら、関係者多数が焼香に訪れて故人のご冥福をお祈りした。

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旭工機株式会社取締役会長闇雲 明男

6月8日曇り
 運河クルーズ。
 9時30分ホテル出発は年寄り向けのスケジュールで助かる。
 生憎の曇り空であるが、ネバ川は広いところは600メートルはある。
 延々と続く石造建築を裏側から見ている。
 300年前のこの護岸工事には苦労したであろう。建物も立派であるが、護岸の切石が整然と続くのはすばらしい。
 大ネフカ川とネバ川の合流するあたりに日本海海戦での生き残り巡洋艦オーロラ号が浮かんでいる。
 私の知識ではあの海戦ではロシア側の戦艦、巡洋艦は全滅したはずだ。
 帰国してから調べてみたが、バルチック艦隊の進行図1904年5月27日午前10時頃には第1巡洋艦の4隻の2番艦として出ているが消息はどの本にもない。
 敵味方の識別という海戦での困難な問題が、哨艦信濃丸から引き継ぎを受けてバルチック艦隊と接触していた巡洋艦和泉からバルチック艦隊の煙突は黄色に塗られているとの無電で解消し、連合艦隊の勝因の一つにもなっている。
 たしかにオーロラ号の煙突の基部は黄色であった。
 予備知識より淡色であった。
 敗戦記念艦ともいうべきものをこのように人目にさらす神経に、日本人は戸惑うのではないか。
 アレクサンドルさんの説明によると、ヴォルシェビイキの10月革命はオーロラ号の号砲によって開始された。
 オーロラ号も数奇な運命によって係留されている。
 この時、アレクサンドルさんにバルチック艦隊が日露戦争でロシア太平洋艦隊補強のため出港したリバウ軍港の所在を尋ねたことが、私のロシアに対する知識が正確さを欠いていることを認識させた。
 しかも不正確な知識をもとに同行の皆さんに話をしていることに気付いた。
 この時までリバウ軍港の所在はサンクトペテルブルグ郊外と思っていて訊ねたのだが、彼は知らなかったのである。
 その態度でどうもこの近くではないらしい。
 これが私の好奇心をかきたて、帰国後、文献を探し回ることになってこの旅行記の仕上げに時間がかかった原因となった。
 さらにロシアの歴史や地理、現代にまで興味が広がった。
 調査によってリバウ軍港は、現在のラトビアのリエパヤであることが判った。
 内陸国であるロシアが不凍港を求めて西はリトアニアに近いリバウ、北は北極海に面したムルマンスク(メキシコ暖流の影響で地球上最北の不凍港である。第二次世界大戦中、独ソ戦で補給路を断たれたソ連に対してアメリカが救援物資を送り続けたのはこの港であった)、東はウラジオストックに軍港を造った。
 これらを連絡し、兵員輸送のため首都ペテルブルグから鉄道を敷いた。
 これが後のロシアの運命を大きく変えることになった。
 数々の石造の橋をくぐったが、有名な開閉橋は説明だけであった。
 大型船の通過する夜間の一定時間のみ開閉する。
 血の上の教会観光。
 1881年3月1日、アレクサンドル二世が首都の路上で“人民の意思”党による爆弾テロによって重傷を負い、その日の内に宮殿で死去した。
 そのテロ現場に建てられたのが血の上の教会である。(つづく)

3千67億8百万円で
前月比45・4%前年同月比88・7%
日本産業機械工業会1月産業機械受注状況

 日本産業機械工業会が調べた1月の受注高は、3,067億800万円で、前月比45.4%、前年同月比88.7%となった。
 1月の内需は、1,933億5,400万円で、前月比71.4%、前年同月比101.6%となった。内需の前月比で増加した機種は、鉱山機械(112.9%)、圧縮機(117.1%)で、前年同月比では、鉱山機械(106.4%)、冷凍機械(100.3%)、プラスチック加工機械(175.6%)、圧縮機(159.0%)、運搬機械(125.0%)、変速機(122.2%)、その他機械(130.5%)が増加した。
 外需は、1,133億5,400万円で、前月比28.0%、前年同月比72.9%となった。1月のプラントは4件、200億3,000万円で、前月比8.9%、前年同月比61.9%となった。外需の前月比で増加した機種は、ボイラ・原動機(165.5%)、タンク(17,190・二%、171.9倍)、ポンプ(299.0%)であり、前年同月比では、ボイラ・原動機(256.1%)、冷凍機械(126.4%)、タンク(403.5%)、ポンプ(295.6%)、圧縮機(160.0%)、変速機(109.7%)、金属加工機械(228.6%)、その他機械(144.7%)が増加した。
各機種の動向と需要部門
〈ボイラ・原動機〉
 前月比は、電力の減少により77.9%、前年同月比は、造船、外需の増加により111.0%となった。
〈化学機械〉(冷凍機械を含む)
 前月比は、石油・石炭製品、官公需、外需の減少により19.3%、前年同月比は、電力、官公需、外需の減少により四八・四%となった。
〈タンク〉
 前月比、前年同月比ともに、外需の増加によりそれぞれ、1,386.0%(13.9倍)、311.3%となった。
〈プラスチック加工機械〉
 前月比は、化学、電気機械、その他製造業、外需の減少により76.9%、前年同月比は、外需の減少により92.6%となった。
〈ポンプ〉
 前月比、前年同月比ともに、電力、外需の増加によりそれぞれ、119.2%、116.5%となった。
〈圧縮機〉
 前月比は、官公需、外需の減少により80.3%、前年同月比は、一般機械、外需の増加により159.2%となった。
〈送風機〉
 前月比は、鉄鋼、官公需の減少により49.1%、前年同月比は、官公需、外需の減少により49.1%となった。
〈運搬機械〉
 前月比は、電気機械、造船、外需の減少により74.7%、前年同月比は、鉄鋼、運輸、官公需の増加により103.8%となった。
〈金属加工機械〉
 前月比は、外需の減少により37.4%、前年同月比は、外需の増加により158.0%となった。

平成16年度BL大会
徳永和也氏(徳光)が優勝
GKC A・Cグランドで開催

 岐阜県機械金属商業協同組合(理事長=石田勝俊氏、石田商会社長)では3月4日午後6時45分より、福利厚生部(部長=関谷治頼氏、岐阜機械商事社長)主管による「平成16年度ボウリング大会」が岐阜市茜部大川のA・Cグランドで開催された。
 当日は、組合員企業より42名、賛助会員企業より1名の合計43名が参加。和気あいあいとゲームを楽しみ、会員相互の親睦が一層図られた。2ゲームの結果、徳永和也氏(徳光)が347ピンで見事優勝を果たした。
 上位入賞者は次の通り。
(敬称略)
▽優 勝=徳永和也 347ピン(徳光)
▽準優勝=白木雅志 334ピン(岐阜商事)
▽第2位=奥田裕司 330ピン(下野機械)

4年振りにBL大会開催
辻 澄雄氏(伊藤信産業)優勝
愛機工南支部 57名がプレー

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏、山下機械社長)の南支部(支部長=伊藤照之氏、伊藤信産業社長)では3月5日午後3時より、4年振りとなる「支部親睦ボウリング大会」(実行委員長=川崎雄之氏、雄信興産社長)が名古屋市瑞穂区堀田通の名古屋エースレーンで開催され、支部員並びに従業員ら57名がゲームに参加し日頃の腕前を競った。
 定刻より、実行委員の高楠昌樹氏(トラスコ中山名古屋支店長)の司会進行で開会、伊藤支部長による始球式でプレー開始となった。
 当初は2ゲームが行われる予定であったが、急遽3ゲームへ変更となり、その結果、辻澄雄氏(伊藤信産業)が461ピンで見事優勝した。
 ゲーム終了後は、会場を近くの昭和食堂に移して懇親会と表彰式が行われ、冒頭、伊藤支部長が挨拶を行った後、力強い発声で乾杯し、懇親会に移った。
 表彰式では、各賞が表彰され、上位入賞者や飛び賞には豪華賞品が贈呈。また、他にも色々な賞を設け、参加者全員に賞品が行き届くよう配慮されていた。
 上位入賞者は次の通り。
(敬称略)
▽優 勝=辻澄雄 461ピン(伊藤信産業)
▽準優勝=前田隆志 457ピン(ナゴヤカット)
▽第3位=兼松邦人 454ピン(カネマツ機工)
▽第4位=相阪哲治 452ピン(永田工具店)
▽第5位=森田洋一 442ピン(三和商事)
▽ハイゲーム=兼松邦人 198ピン