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2005年(平成17年)11
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2005年11月20日(日) 更新
平成17年11月6日2219号
来秋の全機工連愛知大会に向け
準備委員会を立ち上げ
愛機工10月定例理事会開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏・山下機械社長)は10月12日午後4時より、名古屋市中区錦の東京第一ホテル錦において10月定例理事会を開催した。山下理事長は挨拶の中で「この秋は、我が組合にとって最大の行事であるMECTが、19日から4日間開催されます。大変申し込みが盛況で、是非成功致しますように皆様にも来場者動員のご努力と期間のケアをお願いしたいと思います」と述べ、併せて来年10月の全機工連・愛知大会(全国大会)の準備委員会を立ち上げたことも報告した。第1号議案から第10号議案の審議内容と各報告は次の通り。
 〈第1号議案〉新理事紹介=東支部の山田理事(サンコー商事)が転勤により退任。次点(役員改選04年5月)の三枝良守氏(三枝電機社長)が理事に就任(8月の理事会にて承認済、所属部会は事業部)と報告があり、三枝氏より挨拶が行われた。
 〈第2号議案〉会員の異動=新規加入で賛助会員のCKD名古屋営業所、THK名古屋支店が紹介された。これにより組合員287社(増減なし)、賛助会員101社(2社増)となった。
 〈第3号議案〉MECT05展・組合小間出展要項(理事常駐担当及び入場者動員について)=MECTの会期は10月19日から22日までの4日間。組合誘致小間数は119社・421小間(同展全体では429社・1,783小間)。組合小間出展要項及び理事常駐担当が発表された。動員については、入場券を組合員経由でユーザーへ33,000枚、中部ブロック(岐阜・三重・静岡)・金属連(管材・金物・鋲螺)・全機工連近隣組合(富山・石川・福井・滋賀・長野)・中央会機械金属製造業47団体に約4,000枚の合計37,000枚を配布。入場者目標80,000人(前回実績80,000人)。10月5日にMECT3者会議(名古屋国際見本市委員会、ニュースダイジェスト社、組合)を開き、最終的な開催要項を確認した。
 〈第4号議案〉全機工連・愛知大会の準備=10月12日正午より、来年10月20日に開催される全機工連・愛知大会の大会準備委員会(責任者会議/三役・常任理事)を開き、大会準備の年間スケジュールをまとめ、メインテーマとなる「後継者対策」の講師をタナベ経営の田辺次良(たなべ・じろう)社長に依頼する。田辺氏には、第二部の分科会(後継者対策)でもコメンテーターとして協力してもらう。当面の準備としては、分科会パネラーの人選と内容を詰めて行く。人選については、全国展開する卸商社に協力を要請する。また、後継者対策の重要な資料となるアンケートは回答し易い設問内容とする(アンケートは大会案内に添付して実施する)。大会準備スケジュール及び大会要項等の報告が行われた。また愛知大会の準備委員会は、今後3月まで基本的には月1回のぺースで開催される。
 〈第5号議案〉「採用・社員戦力化」事業・関係報告@TEスクールは、中級第一期が9月10日に6日目を開催し終了。参加25名。初級第2期は9月3日に6日目を開催し終了。参加36名。経営者セミナーは、8月3日「高齢者の雇用について」ASSE(代表=野田勇司氏)を講師に東京第一ホテル錦で開催され、定年退職の延長制度と高齢者再雇用の長所と賃金体系について学んだ。参加53名。接遇レベルアップセミナーは、9月13日名南経営を講師に開催。女子社員が中心であったが、新人からベテランまで幅広い層の参加者がグループ作業を交えリーダーシップの心得や基本的接遇を学んだ。参加31名。業界実態調査は、調査報告書を製本し組合員・賛助会員・関係団体に配布する(10月中旬)。今後の予定は、経営者セミナーを10月12日(理事会終了後)「就業規則について(賃金等)」講師に豊島維大氏(中小企業診断士)を招いて行う。TEスクールは、中級第2期が10月15日開講。参加41名。実習(午前・座学、午後・実習)を3回に増やし実施する。営業社員実践研修を11月11日・12日の1泊2日で船井総研を講師に名古屋サンプラザで行う。独身男女ふれあい交流会を12月17日午後2時から東京第一ホテル錦で開催、組合員の男女独身社員に「出会いの場・交流の場」を提供する。
 〈第6号議案〉中国業界調査について=11月20日から25日の日程で上海・株州・広州を視察。9月26日に実行委員会を開き、旅の栞を編集して訪問先やタイムスケジュール等全工程を取りまとめた。10月25日に調査団全体会議を開き、担当分担や報告書の提出等について旅の栞を配布して最終確認を行う。調査報告書は今年度中に発刊し、報告会を06年度総会(5月)にて、全機工連・愛知大会(06年10月20日)のリハーサルを兼ね開催する。
 〈第7号議案〉ゴルフ大会の報告=第34回組合親善ゴルフ大会を9月14日春日井カントリークラブにおいて開催、74名が参加した。上位入賞者は、優勝=杉江正章氏(滝川物産)、準優勝=津田明英氏(金馬商工)、第3位=船戸章彦氏(THK)、第4位=鬼頭広司氏(サカイリフテク)、第5位=松本久人氏(キトー)。
 〈第8号議案〉野球大会優勝戦予定=第65回組合親善野球大会の優勝戦を10月16日に大高緑地公園野球場において開催する(※10月16日前日の雨によりグランド状態不良のため順延、日程、会場は未定)。
 〈第9号議案〉優良従業員表彰・被表彰者の承認=表彰式典および祝賀会を11月18日午後6時よりメルパルク名古屋において開催する。愛知県知事表彰(20年)17名、名古屋市長表彰(15年)9名、理事長表彰(10年)5名の合計31名が申請、承認した。また、申請期限が若干延長され、会員企業に追加申請が呼びかけられることとなった。
 〈第10号議案〉1017基金の近況=山下理事長より詳細に説明された。
 続いて各部会報告に移り、総務部は定款規約改正について、原案を12月理事会にて提案する。情報部は組合報秋号を11月初旬に発送予定。また、業界景況調査を10月に実施。経営対策部は社員戦力化事業及び海外調査の実施。事業部はMECT05展来場者動員に注力する。また、各種保険制度など既存事業の拡充を図りつつ新たな事業(収入)の取り組みを検討する。青年部は@東西交流会(全国青年部交流会)を8月26日に東京組合の設営で開催した。今回は、全国各地の青年部に参加を呼び掛け、8団体44名が参加、講演会・グループ討論会・懇親会を行った。愛知組合からは6名が参加。A8月19日合同委員会を開催、32名が参加した。A10月9日に宝塚観劇ツアーを実施し、39名が参加した。今後の予定としては、10月28日に名古屋都市センターにおいてセミナーを開催する。福利厚生部は従業員表彰の打ち合わせの部会を10月13日開催する。
 事務局より訃報が3件(8月31日印藤商店印藤榮一会長・前金物組合理事長、9月4日マルテツ機工伊藤昌明社長母堂はる子さん、9月24日川島商会佐々木吉雄社長)報告された。
 その他、新年賀詞交歓会が06年1月13日にホテルグランコート名古屋にて中南支部の担当で行われる。次回理事会は12月6日に開催予定。
 また、雇用管理調査報告書が完成、早々に組合員に配布されることとなった。
 業界情報としては、世界最大の自動車部品メーカー「デルファイ」の経営破綻について報告された。

今後の価格動向等について研修
流通部セミナー開催
愛知県管工機材商協組正会員60余名出席

 
愛知県管工機材商業協同組合(理事長=石原徳和氏・原芳商会会長)の流通部(部長=竹内清人氏・丸金商会社長)主管による「定期セミナー」が9月27日午後1時30分より、メルパルクNAGOYAで開催され、組合員60余名が出席して、“今後の価格動向と業界動向”などについて、INAX、クボタシーアイ、キッツ、JFEスチールのメーカー4社を招いて解説してもらった。
業界主要メーカー招く
 定刻、伊藤部員(伊藤柳商店社長)の開会の辞に次いで、石原理事長が「最近、ガソリン価格の高騰・また・中国に端を発した素材価格の高騰などで、我々の取り扱っております管工機材製品も値上がりしております。それらを踏まえまして、本日は業界の主要メーカーさん四社にお願いいたしまして、今後の価格動向と業界動向等につきましてお話をいただきます。皆様方のお仕事に直接参考になるお話が聴けると思います」と述べ、次いで竹内部長が「昨今は素材価格の高騰などによる管工機材製品の価格改定も相次ぎ、流通業界においてもメーカー動向を的確に把握していくことが肝要です。そのような中、衛生陶器、合成管、バルブ、鉄管の4分野のメーカーさんにおこし頂き、中国の動向を睨んでの今後の価格動向と業界の動向、また、業界でのシェア、戦略商品についてもお話をして頂きます」と延べ、続いてINAX、クボタシーアイ、キッツ、JFEスチールの順で、@今後の価格動向A業界の総需要B各メーカーのシェアCわが社の戦略、などについて解説してもらった。
■INAX 価格動向は、樹脂と鋼材の高騰で「通期で20億円の利益が吹っ飛ぶ」(杉野社長)といわれており苦慮している。
 全国の業界需要動向は、新築が101・6%、増改は102・6%とやや上向きに推移しつつある。
 愛知県下での衛陶シェア(金額べース)は、新製品の投入などで、順調に推移している。
 今後の戦略商品としては、環境・経済性・快適性の向上を目指した「節水ESCO」トイレリニューアルの推進。
 契約前に行う節水診断の結果に基づき、年間の節水効果を保証するもので、水道料金を実際に45%削減することに成功している。
■クボタシーアイ
 塩ビ管の歴史と現状、塩ビ管の特長、塩ビ管のリサイクルの仕組みと現状等を踏まえ、平成八年をピークに需要減で推移している一方、需要構造の変化で下水道需要が 6倍に拡大していることも見逃せない。リサイクル率は56%。
 価格に関しては、今後の中国需要が大きな影響を与えるものとみている。
 シェアはグループ全体で37%。
■キッツ
 価格に影響を与える電気銅の価格は、在庫減と価格アップで推移している。また、生産実績では、輸出増の貢献で5・3%アップしたが、国内消費は3・9%ダウン。市場分野別の弁類消費は、建築設備・水道用分野で約58%。
 今後の取り組みでは、弁類のユニット化、高機能化に伴う「配管材料の変化と自動化への対応」、水道法改正、環境規制、新JISマーク制度への「規格対応」に注力する。
■JFEスチール
 鋼管(ガス管)を取り巻く環境、価格を取り巻く環境ともに楽観を許さない状況にある。中でも中国の鉄鋼需要は高度成長に伴い2000年の1億トンから2005年の3億2,000万トンヘと驚異的に拡大している。一方、ガス管の市場規模は1986年の60万トンをピークに2004年の33万トンヘ大きく後退。
 シェアは、50%。
 講演会の後は、質疑応答を交え、伊藤副理事長(イトウ社長)の閉会の辞で終了した。

動員目標1000名・売上目標10億円目指す
『中部みらい市』ソリューションフェア
橋本総業11月26日吹上で開催

 橋本総業中部支店(名古屋市南区戸部下2-3-49・電話052-694-2020・支店長=狩野久仁男氏)では、来る11月26日(土)に名古屋市昭和区の“名古屋市吹上ホール2階のフアッション展示場”を会場に、「ソリューションフェア中部みらい市」を開催する。
 テーマは、「快適・安心・便利・健康・環境・省エネ・省スペースの提案」と題して、設備のプロが直接応える、ベスト・コーディネート・ソリューション&プレゼンテーションをコンセプトに、管工機材及び関連設備機器の普及宣伝と、優秀商品の啓発を図ることにより、商品販路拡大の一助を願って開催するもの。
【みらい市概要】
▽開催日=11月26日(土)
▽オープニングセレモニー=午前9時30分
▽会場オープン=同10時
▽閉会=午後6時
▽小間サイズ=一小間300×200×250mm
▽目標小間数=150小間
▽動員目標=1,000名
▽売上目標=10億円
▽対象先=中部圏の販売店・設備業者・水工店・RF店
▽出品内容
・管材ゾーン=パイプ、継手、バルブ、給排水器具、ポンプ、その他配管材料、樹脂管(架橋ポリ・ポリブテン)各社展示、サンプルでの硬さ比較コーナー
・住設ゾーン=衛生陶器、給湯機器、浴槽、洗面化粧台、システムキッチン、厨房設備
・換気・空調ゾーン=空調・冷暖房機器、換気装置類、太陽光システム、24時間対応換気システム
・工具ゾーン=配管用機械、工具、計測器、工事用副資材等
■みらい市参加の数々のメリット
@商材の拡大(フルライン)、
A販路の拡大(フルカバー)、
B機能の拡大(フルサービス)を三位一体で実現し、“みらい”の開拓を目指す。
■ITソリューションゾーン=最新IT機器を使用した、各種の提案をはじめ、空調設備積算システム・申請図面3D配管CDシステム・実行予算管理システム、受注処理支援システム・リフォーム提案の3Dビフォアフター、設備商品比較サイト・販売店向け販売、仕入れ、在庫管理システムの提案を行う。
■比較ゾーン(ソリューション&プレゼンテーションコーナー)では、設置場所に関係なく、フリーに設置できる圧送排水式トイレと洗面の紹介をはじめ、いろいろなトイレの奥行きや、壁面との距離を体感、25mmきざみで手すりの最適高さの確認、3メーカー毎の洗浄トイレの水量、水流の比較、同呼び径異種管(ガス管・塩ビ管・銅管・SUS管・ライニング管)の水量比較、各メーカーの排水ヘッダー、システム配管、通気方式の展示。
 セミナーコーナーでは、法規制による各種新製品や最新情報の紹介等を行う。
 パネルコーナーでは、やってはいけない施工事例を八十枚のパネルで紹介。
 その他、特価・即売コーナー、出展全メーカーのカタログも用意している。

環境に配慮したモノづくりを考える
先端技術フォーラム2005名古屋
11月17日・18日開催参加者募集中!!

 「環境技術とモノづくりの融合」をテーマに、自然に学びながら自然と調和した持続可能なモノづくりのあり方について考える、先端技術フォーラム2005名古屋が11月17日・18日の両日、名古屋市熱田区の名古屋市工業研究所で開催される。
 資源の少ない、人件費の高い日本のモノづくりがグローバル経済の中で生き残るには付加価値の高い技術や製品の開発にシフトすることが求められており、また一方で、21世紀は地球温暖化や石油などの資源の不足が心配されている。
 そのような中、持続可能なモノづくりのためには省資源、省エネルギー、長寿命化、リサイクルなどを効率的に実施する環境配慮技術・製品が重要であり、今回のフォーラムでは、東京大学・山本教授のエコデザインについての講演や、トヨタの環境経営、日立グループの環境を配慮したモノづくりの講演などを通して、環境と調和し、品質の優れた材料・技術・製品を開発している各種産業の状況を展望するとともに、プラスチック、塗装分野を中心にして、環境に配慮した新技術、新製品を紹介する。
 自動車関連産業をはじめとするモノづくりの基盤産業が幅広く集積し、他の地域に比較して最も元気な地域といわれる名古屋地域から、付加価値の高いオンリーワン技術や製品を世界中に発信する。
開催概要
◇名称=先端技術フォーラム2005名古屋
◇テーマ=環境技術とモノづくりの融合―持続可能な社会をめざして
◇開催日=平成17年11月17日(木)・18日(金)
◇会場=名古屋市工業研究所(名古屋市熱田区六番3丁目4番41号)
◇主催=先端技術フォーラム2005名古屋実行委員会(構成=名古屋市、(財)名古屋市工業技術振興協会、中部プラスチック技術振興会、中部塗装技術研究会、名古屋テキスタイル研究会)
◇参加費=3,000円(講演資料代含む)、技術交流会5,000円
◇申込締切=11月10日(木)
◇問合せ先=先端技術フォーラム2005名古屋実行委員会事務局(〒456-0058名古屋市熱田区六番3丁目4番41号名古屋市工業研究所内、電話052-654-9887、FAX052-654-6788)
◇ホームページ=http://www.nmiri.city.nagoya.jp/event/forum2005.htm
主な内容
 特別講演
◆「エコデザインが拓く21世紀のモノづくり」講師=東京大学生産技術研究所教授・山本良一氏、17日午前10時30分より。
◆「Sustainable Mobilityに向けたトヨタの環境経営」講師=トヨタ自動車環境部長・益田 清氏、17日午後1時10分より。
◆「日立グループの環境を配慮したモノづくり」講師=日立製作所環境本部環境推進センター長・平野 学氏、17日午後3時より。
◆「環境負荷低減の工程・製法、及び新商品の紹介」講師=日本ガイシ取締役常務執行役員環境・品質部所管・大野正直氏、17日午後4時より。
◆「次世代塗装のあるべき姿-継続的改善と革新技術の両立-」講師=旭サナック常務取締役・戸田紀三夫氏、18日午前11時より。
◆「積水化学グループの環境経営-環境とプラスチックの未来について-」講師=積水化学工業環境経営部長・沼田雅史氏、18日午後1時より。
 新技術発表会T(18日午前9時30分より)
◎「中小企業の環境経営」(エムエスアイ研究所)
◎「自動車内装材におけるカーボンニュートラルへの取り組み-ケナフ・ポリ乳酸基材によるスペアホイールカバーの開発-」(トヨタ紡織)
◎「化粧板廃材、接着剤汚泥の窯業材料への利用」(アイカ工業)
◎「VOC対策としての粉体塗装の新たな展開」(筒井工業)
 新技術発表会U(18日午後2時20分より)
〈第1分科会〉
◎「再生PETの改質」(いその)
◎「プラスチックの拡散接合品及び微細加工品」(富士プラスチック)
◎「パルプ射出成形-パルプ素材の射出成形品」(大宝工業)
◎「マイクロセルラー発泡(MCF)成形」(カワタ)
◎「環境配慮型エンプラめっき工法」(東洋理工)
◎「カーボンマイクロコイル(CMC)含有複合材料」(シーエムシー技術開発)
◎「純木質粉体射出成形“ナプラス”」(大日本製薬〈十月より大日本住友製薬〉) 
〈第2分科会〉
◎「最近の電子線照射塗装製品について」(アーテック)
◎「環境対応型の粉体塗料などの紹介」(PPGジャパン)
◎「UV硬化パウダーコーティングシステム」(マテリアルサイエンス)
◎「塗装ブースの環境に配慮した微生物処理」(東和酵素)
◎「“空間除電器”-塗装における静電気・ホコリ対策」(TRINC)
◎「グリーン調達対応特定有害物質分析」(住友金属テクノロジー)
◎「ナノテクで作るフィルム型カラフル太陽電池」(岐阜大学)
 新技術展示会(出展企業・団体)
 旭サナック▽アーテック▽いその▽カワタ▽小松プロセス・長瀬カラーケミカル▽三友産業▽シーエムシー技術開発▽住友金属テクノロジー▽大日本製薬▽大宝工業▽(社)中部日本プラスチック製品工業協会・愛知県プラスチック成形工業組合▽筒井工業▽東洋理工▽東洋流通▽東和酵素▽TRINC▽PPGジャパン▽富士プラスチック▽マテリアルサイエンス

第一線の営業マンを対象に
新商品研修会を開催
岡谷管栄会賛助会員交え懇親も

 岡谷管栄会(会長=鈴木章夫氏・米津物産社長)では、10月12日午後2時より、岡谷鋼機名古屋本店会議室にて「新商品研修会・懇親会」を開催し、会員企業の第一線で活躍している、営業マン45名が出席して、メーカーの新製品について学んだ。
 研修会は、岡谷鋼機配管住設部の北野部長の司会進行、鈴木会長の「商品研修会ということで沢山の方に出席して頂きました。長時間に渡りますが、研修会後はサロンオカヤにて懇親会を行いますので、将来のことについて大いに語って頂きたいと思います」と挨拶、続いて北野部長が「本日の研修会には、メーカーさん六社にお越し頂き、明日からの販売に期待が持てる商品の説明を行って頂きますので、明日からの拡販にご協力を頂きたいと思います」と挨拶し、引き続いて研修会に臨んだ。
 研修会では、@日立金属の、ポリブテン管や架橋ポリエチレン管を小形工具を用いて簡単に接続できる、給水・給湯配管、樹脂パイプ用スライド継手「ピタリットS」、A日立バルブの、石油化学から病院、ハイテク関連工場まで幅広い分野に使用でき、一般ガスから腐食性ガス等の漏れをシャットアウトする「べーローズバルブ」、B佐山製作所の、内外面フッソコーティング焼付仕様で錆に強く、飲料槽から薬品槽まで仕様可能な、現場ボルト組立て式外部補強型の「ステンレスパネルタンク」、Cトーゼン産業の、ゴム特有の弾性・復元力に優れ、施工性・安全性・耐久性を誇る「ゴムフレキ全般」について、Dアロン化成の、空調配管に最適な「空調ドレン継手」、新開発の内副管工法で、排水設備の機能を向上させた内副管付排水ますの「NBシステム」、Eベネックスの、切断し面取りしたパイプを継手本体にそのまま差し込むだけで接合が完了する、ステンレス鋼管対応継手「EGジョイント」について研修した。
 研修会後は、サロンオカヤにおいて賛助会員も交えての懇親会を行い、終始に渡り互いに親睦を分かち合った。

業界動向価格改定について研鑽
バルブ、合成管部会開く
静岡県管工機材商組合10月度理事会開催

 静岡県管工機材商組合(理事長=丸尾氣窮雄氏・丸尾興商社長)では、10月4日午後3時より市内の“マイホテル竜宮”において「10月度理事会」を開催し、10月18日の管機連地区代表者会議の出席者を選出する一方、バルブ、合成管の両部会を開催し業界の動向について研鑚した
 当日審議された議案は次の通り。
@第1号議案”管機連地区代表者会議出席の件
 10月18日に鉄道会館で開催されるため、出席者を募り、丸尾理事長と小澤理事(小澤商会社長)が出席することを申し合わせた。
A第2号議案=忘年ゴルフ会開催の件
 来る12月7日(水)に、「製販親睦ゴルフ会」を袋井GCで実施することになり、目下、小原理事(コハラ会長)が中心となり準備に取り掛かっている。当日は七千円会費(プレイ代は各自)で、10組を予定している。
 以上で理事会の審議事項を終え、引き続いてバルブ、合成管部会に臨んだ。
 バルブ部会はキッツ東海営業所の小原所長を招き、同社製品に関するアスベストの使用状況及び今後の対応と、新JISマーク制定のあらましについて解説してもらった。
 最近、公共(役所、学校等)からのアスベスト使用に関する問合せが多い。製品本体そのもののアスベスト含有はないものの、部品として装着されるパッキン及びガスケット等のシール材の一部にアスベストが含有されていたが、今年8月1日受注分より全ての製品について非アスベストのシール材の装着を実施している。
 一方の、新JISマークは今年10月1日から新しくなったもので、国際基準との整合性や認証期問の活用、国がJISマークの表示を指定する指定商品制度の廃止等が主な内容。特長は、これまで国が果たしてきたJISの認証の役割を、国に登録した民間の認証機関が行うことで、市場二ーズに基づく、迅速で多様な認証サービスの提供が期待されている。
 合成管部会には、前澤化成関東支店静岡営業所の斉木所長を招き、塩ビ製品価格改定の背景について解説してもらった。
 原油価格高騰を受け、素材分野の価格転嫁が拡大している。
 積水化学工業は、基礎原料ナフサ高騰で塩ビ樹脂が値上がりする見通しから、水道管に使用する塩ビ管の値上げ8〜10%、継手類5%、バルブ類5〜10%の10月3日出荷分からの実施を目指す。また、クボタシーアイは、10月11日出荷分からパイプ類10%以上、継手類6%以上、前澤化成も10月11日出荷分から、パイプ類8〜10%、継手類5〜8%、アロン化成も10月11日出荷分から、パイプ類10〜15%、継手・ます6〜9%の価格改定を実施する。

アカギグループ会社を集約
本社事務所移転に伴い
 
アカギ(社長=渋谷清寿氏)では、このほど本社を下記に移転し、10月11日(火)より新事務所にて業務をはじめている。
 新事務所は、東京都中央区入船の住友入船ビル12階1フロア300坪。
 同社は、グループ会社など五つのセクションを有しているが、それぞれに分散していたことから不便を伴っていたが、本社移転によりこれらを1ヶ所に集約することができたことで、一層の効率が図れたと関係者は期待を寄せている。また、近い将来の本社ビル新築も視野に入れている。
 新本社事務所の住所と電話番号は次の通り。
▽新住所=〒104-8251 東京都中央区入船2-1-1住友入船ビル12階
▽電話=03-3552-7331(従来通り)
▽FAX=03-3552-1877(従来通り)
▽業務開始日=10月11日(火)

加納道久氏加納クリニック院長招き研修
くも膜下出血にスポット
10月全員例会開催岐阜県管工機材商組合

 岐阜県管工機材商組合(理事長=山田康博氏・山彦社長)では、10月4日午後6時30分より、岐阜市長良川畔の岐阜グランドホテルを会場に「10月全員例会」を開催し、加納クリニック院長の加納道久院長を招き、「くも膜下出血の症状と予防について」にスポットを当てて解説してもらった。
 全員例会は、白木理事(白木商会専務)の司会、山田理事長の挨拶、講師の紹介のあと、講演会に移った。
■くも膜下出血
 患者数は、脳出血や脳梗塞などに比べると、それほど多くはないが、死亡率は高く、脳卒中による死亡者全体に占める割合は年々増えている。特に40代、50代を中心に増加している。
 解剖学的には、脳は外側から硬膜、くも膜、軟膜の三層の膜で覆われており、動脈が破れ、くも膜と軟膜の間のくも膜下腔という隙間に出血した状態がくも膜下出血。
 症状は、「急にひどい頭痛が来て、嘔吐する」。これがくも膜下出血の症状である。「ひどい頭痛」とは、経験したことがないとか、ハンマーで殴られたよう、とか表現される。頭痛の場所は後頭部が多いが、頭頂部や前頭部、頭全体のこともある。
 「嘔吐」、吐くことは、頭蓋内に余計なものが占拠し頭蓋内圧(脳圧)が高まった結果、第四脳室の嘔吐中枢が刺激されて吐くのである。
 出血量が多ければ意識がなくなり、少量の場合は診察室まで歩いてやってくる患者もいる。
 出血は動脈瘤が破れるので、少量出血でもCTスキャンで簡単に見つけられる。しかし中には、動脈瘤からわずかに漏れ出たぐらいのケースがある。この場合、CTでも血腫を認めない場合もある。CTで判別がつかない場合は、腰椎穿刺という手法で最終診断をくだす。細い針を背中に刺して、中から流れ出る脳脊髄液の色を見て赤ければくも膜下出血という診断がつく。
 くも膜下出血の原因は、大半が脳動脈瘤の破裂によるものなので、脳動脈瘤を持ち合わせていない人にはおこらない。脳動脈瘤を持っているかは、脳ドッグをすれば簡単に判明する。
 くも膜下出血での死亡率は3人に1人で、3人に1人は、社会復帰が可能、3人に1人は車椅子生活となる。
 脳動脈瘤の破裂の割合は、1万人に1人の割合で、動脈瘤を持っている人は100人に1人の割合。
 今までに手がけた手術では、十五歳、十九歳の患者もおり、一概に高年齢者だけの病気ではないといえる。手術時間は発症部位により異なるが、凡そ五時間から六時間、長くて七時問から八時間位を要する。
 手術は、脳動脈瘤のクリッピング手術が一般的。まず、開頭術をおこない、手術用の顕微鏡を用いて破裂した動脈瘤の根元を金属製のクリップではさみ、再出血を予防する。また、手術が難しい部位や瘤が大きい場合には、金属コイルによる塞栓術を行う。この方法は、脳の動脈に管を挿入して脳動脈瘤の中にプラチナ製のコイルを送り込み、血液の成分とコイルを反応させて動脈瘤をふさいでしまう方法。
 予防としては、くも膜下出血は、最初に出血が起こってから数時問の対応によって、回復の程度が左右されるので、激しい頭痛や嘔吐など、くも膜下出血と思われる症状が現れたら、一刻も早く脳神経外科の診察を受けることが大切。日常的には喫煙の見直し、高血圧の緩和、糖尿病等の治療も欠かせない予防策。特にタバコを吸う人と、吸わない人では男性で三・三倍、女性で四・七倍と高率となる。
【加納道久院長のプロフィル】
 昭和31年岐阜市生まれ、信州大学医学部卒業後、名古屋第二赤十字病院研修医、医長を経て、ハーバード大学マサチューセッツ総合病院脳神経外科研究員、名古屋第二日赤病院脳神経外科医長、豊橋市民病院脳神経外科副部長、中濃病院医長兼栄養科部長、医長兼診療放射線科部長兼医局長、常滑市民病院脳神経外科部長、加納クリニック院長

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新時代のストレーナ誕生
ベン 施工・取扱い容易

 ベン(東京都大田区多摩川2-2-13・電話03-3759-0170)では、ストレーナの概念を一掃する新時代の「新タイプT型ストレーナ」を新発売し、各界から好評を集めている。
 これまでのストレーナにおける施工性、メンテナンス性、圧力損失等の問題点を一挙に解消する、NEWタイプのストレーナの誕生と、豊富なバリエーションで配管ラインをサポートすることが可能。
 バリエーションは、各種流体共用のスタンダードタイプのKT―1、1G、1D型、水道法性能基準適合品のKT―1PN、1CN型、据付時に架台等地盤に直接設置可能なKT―2、2D型、各種用途、クリーン流体に最適なKT―3、3G型がある。
 主な特長は次の通り。
@コンパクトで、施工・取扱い容易
 U形対比、質量は約マイナス30%、管芯下寸法で約マイナス60%(同社比)。Y形対比、質量は同等だが、管芯下寸法で約マイナス50%(同)。本体下方にメンテナンススペースが不要で取扱いも容易なので、架空配管の他、埋設配管にも対応し、取付け場所を選ばない。
Aネットの清掃容易
 ネット(こし網)は横置円筒軸流タイプで、上ふたを空けて取出す構造なので、本体上方の取出しスペースが僅かで済むとともに、カバー開放時に液体の溢水がない。
B圧力損失僅少
 圧力損失は、U形対比約1/4〜1/6、Y形対比約1/2(同社比)。T形(横置円筒軸流タイプ)のこし網構造は、最小の圧力損失。
Cワイドセレクション
 用途、流体、本体材質、適用圧力、網目のセレクション、その他オプションも豊富。

『60年のあゆみ』@
株式会社ヨシタケ
代表取締役社長 山田  進

 ヨシタケ(名古屋市瑞穂区二野町・社長=山田進氏)では、昨年創業60周年を迎えた。
 同社の前身はフシマン製作所名古屋出張所にさかのぼる。フシマン製作所の創立者藤島由太郎氏は、東京都芝区西応寺町に明治35年藤島製作所を開設し、自動機器の製作販売を手掛けた。その後、大正12年に東京都品川区大井伊藤町に移転し、社名をフシマン製作所に改称。そして、昭和12年に名古屋にフシマン製作所名古屋出張所を設け、中部地方の販売を強化した。初代所長には後のヨシタケ製作所の社長となる山田武氏が就任する。同19年には名古屋工場を創立、自動弁及び各種熱管理機器の製作にあたった。戦後間もない同23年には、フシマン製作所の創立者である藤島由太郎氏の「由」と名古屋工場の山田武氏の「武」とを合わせて株式会社ヨシタケ製作所として新たにスタートする。これがヨシタケの前身となる。
 『ヒストリー』
 創業者山田武は大正12年(1923年)法政大学経済学科を卒業し、東京日本橋兜町の平井証券に就職。昭和5年(1930年)山田武当時28歳が平井証券を退社し、東京銀座四丁目にある有名スポーツ用品販売会社五木田運動具店に入社。昭和8年(1933年)山田武31歳の時、五木田運動具店を退社し、フシマン製作所に入社。野球好きであった山田武は、フシマン製作所の社員が野球部を創設するに当り、ユニホームを買いにきた部員と親しくなり、その後、野球のコーチを頼まれ会社に出入りするようになった(当時フシマンの野球部は大変盛んであった)。そのうち入社の勧めもあり、フシマン製作所に入社(野球が取り持つ不思議な縁)。昭和12年3月(1937年)フシマン製作所名古屋出張所を名古屋市東区布池町に開設。昭和18年5月(1943年)初代所長として山田武が赴任。その後、本社工場が海軍省の管理指定工場になったため、山田武が藤島由太郎社長に名古屋工場の設置の必要性を提言。昭和18年5月(1943年)名古屋市瑞穂区二野町3丁目2番地(現株式会社ヨシタケ本社所在地)に工場を設置。当時、小型旋盤・ボイラー予熱器を製作していた株M田製作所藤原英三社長の協力もあり、直ちに生産を開始する運びとなった。従業員は熱田製作所及び石田鉄工所から入社。鋳物は小島鋳造所から購入。最初の頃は主にB―10型トラップ(15A 25A)、F型スリーブ式伸縮接手(単式、複式)など一般の民需品を名古屋工場で製造開始。昭和19年2月18日(1944年)正式に株式会社フシマン製作所名古屋工場を資本金18万円で設立。役員=代表取締役 藤原英三、取締役 藤島由太郎、山田武、鎗田 保、監査役 山崎寛二郎。設立当初、三菱重工業から大量の受注が入り、製品の殆どを重工に納入し、年間の売上高は50万円を達成することができた。昭和19年、東京大田区森ケ崎にあったフシマン製作所は日華事変から太平洋戦争へと戦局の進展により、軍管理工場に指定されバルブの生産ができなくなったため、名古屋で減圧弁・安全弁などの生産を開始した。昭和20年10月(1945年)敗戦から2カ月たつ頃になるとボツボツ社員が会社に戻り始めた。山田武を筆頭に山田清、岩田、古市、鎗田、阿知和、藤田、山口、新規採用で石原など現場六名、全員で10名で工場を再開。爆撃で被害を受けた工場の整備から始めた。昭和21年(1946年)進駐軍による米軍特需の受注を受けるも、材料調達、人員確保に連日苦労する。またこの頃よりフシマン本社からの受注が順調に入り始め、生産に追われる。昭和22年(1947年)10月15日役員改選・代表取締役 山田 武(45歳)・取締役 宮本 博・監査役 藤島則夫(藤島由太郎の子息)、昭和23年(1948年)1月10日商号変更・株式会社ヨシタケ製作所と改める。
(つづく)

総勢300名が参加し盛況
第8回親睦ゴルフ大会
丸尾興商連続3日間熱戦

 丸尾興商(袋井市川井・社長=丸尾氣窮雄氏)では、「第八回親睦ゴルフ大会」を、菊川市の“ミオス菊川カントークラブ”において、9月28日・29日・30日の3日間にわたって約300名が参加して開催された。
 初日は午前中小雨に見舞われたが、29日・30日は秋晴れに恵まれ、思う存分にプレイが出来たと、参加者も大満足であった。
 競技終了のパーティで丸尾社長は「毎年恒例のゴルフ大会も今回で8回目を数えます。今回は約300名の方に参加して頂き感謝いたします。これからも社員一同誠心誠意で努力をいたして、皆様方のお役に立つますよう一生懸命頑張りますので、一層のご支援をお願いいたします」と、述べていた。
 挨拶に引き続いて表彰式を行い、入賞者はじめ参加者全員にそれぞれ豪華な賞品が授与された。
 上位入賞者の皆さん。
◎9月28日
▽優勝=盛岡利仁(やよい産業)
▽2位=鈴木伸一(クラタ)
▽3位=酒井雅浩(サカイ産業)
▽ベスグロ=小林 智(ヘルメチック)78
◎9月29日
▽優勝=石田隆男(三河工機袋井製作所)
▽2位=下條琢夫(ニッタ・ムアー)
▽3位=河村篤三(志太設備工業所)
▽ベスグロ=石田隆男78
◎9月30日
▽優勝=岡田茂之(科研製薬)
▽2位=杉本 肇(科研製薬)
▽3位=小林盛年(科研製薬)
▽ベスグロ=杉本 肇78
(敬称略)

佐々木吉雄氏
川島商会社長

 川島商会(本社=名古屋市守山区川西1-1415)の社長佐々木吉雄氏は、かねてより病気療養中のところ9月24日、薬石効果無く逝去された。享年59歳。
 通夜は25日午後7時より、告別式は26日午後零時30分より、いずれも名古屋市北区瑠璃光町の平安会館名古屋斎場で妻の輝代さんが喪主を務めてしめやかに執り行われ、業界関係者はじめ近所の方々ら多数が参列。故人の冥福を祈った。
 佐々木氏は社業に励む傍ら、愛知県機械工具商業協同組合の北支部役員として積極的に活動し業界の発展に努め、今後更なる活躍が期待されていた。


業界関係者ら160名が出席
ウェスティンナゴヤキャッスルで盛大に
服部商会 創業30周年記念祝賀会

 服部商会(社長=服部利一郎氏、本社=愛知県津島市百島町三正六歩23)の創業30周年記念祝賀会が9月22日午後6時より、名古屋市西区のウェスティンナゴヤキャッスルで業界関係者ら160名余りが参集して盛大に執り行われた。
 冒頭、山下隆蔵愛知県機械工具商業協同組合理事長より「愛知県の尾張地区で大変ご活躍されている服部商会の服部利一郎社長から半年ほど前でございましたか、御会社の30年を迎えて当ホテルの『天守の間』で式典を行うということを聞いて、私は本当に心からおめでとうと申し上げた次第でございます。今年30周年をお迎えになって、これを節目に益々のご発展をお願いしたい。私、奥様そしてご子息も存じ上げておりますが、特にご子息の最近のご成長振りは本当にすばらしいものでございまして、この30年の歴史を是非引き継いで立派にお仕事を展開していただきたいと思っています」と祝辞が述べられた。
 続いて、ユーザーを代表して弥田謙吾扶桑工機常務が「本日は創業30周年記念祝賀会を盛大に催されましたこと誠におめでとうございます。30年と言いますと、長い年月だったと思います。この間には様々な苦難があったことと推察いたします。これらを無事に乗り越えられて今日に至った功労者は、第一に社長の奥様ではないか、次に社員の皆さん、各メーカーさんの協力、それに商社さんの連携があったからではないかと思います。このように大勢の方を一同に集められるということは、服部商会さんの経営の力ではないでしょうか。商社さんには、私たちとメーカーさんの間に立って改革の手助けになる技術情報の提供、あるいは新製品のPRなどをより積極的に推進していただくことが、我々にとっても大変心強い存在であります。このことをご理解いただきまして、これまでより一層の協力を賜わりますようにお願いいたします」、商社を代表して緒方文由山善副社長が「服部商会様ご創業30周年誠におめでとうございます。私共山善は、ご創業間もなくから親しくお取引をいただいた関係で、この様にお祝いを申し上げさせていただけることを光栄であり、深く感謝を申し上げます。今日のご発展は服部社長様の卓越した経営手腕はもとより、『景気は自分で作るもの』という信念のもと、好景気、不景気といった環境の変化にとらわれる事無く常に前向きに逞しい行動力を発揮された賜物であります。また、社員教育にも熱心に取り組まれ、社員の皆さんには従業員ではなく事業員になれと説き続けられ、潜在能力を引き出し続けておられます。服部商会様が今回の創業30周年を契機として、40周年、あるいは50周年へ向けて更なる大躍進を目指して行かれますよう心より祈念申し上げる次第です」、メーカーを代表して高田修三菱マテリアルツールズ社長が「服部商会さんにおかれましては、創業30周年をお迎えになったということで誠におめでとうございます。地道な努力が今日の服部商会さんの繁栄の原動力になってきたのではないかと拝見させていただいております。我々メーカーといたしましても、パートナーとして引き続き確実なご支援を賜わりながら進めてまいりたいと考えている次第です」とそれぞれ祝いの言葉を贈った。
 服部社長が挨拶に立ち、「本当にお忙しい中を服部のためにわざわざお出でいただきまして、厚く御礼申し上げます。先程来、前に座っているのが恥ずかしい程のお褒めの言葉をいただき身に余ることと感じております。30年を振り返りますと、昭和51年の1月5日から始め、当初はお客様もありませんでした。朝は5時から夜は11時位まで、お客様の開拓を毎日行いました。結果、その年の2月には一回でも買っていただいたお客様が100社ほどございまして、売り上げも400万になり、400万あれば十分食べていけるし儲かると思いました。500万が半年続いて、そうしたら従業員を一人入れようと、1,000万が半年間続いたらもう1人入れようということで、今15名になりました。これもユーザー様のお蔭でここまで来ることができました。服部商会は事業員ということで、事業は自分でする。事業員と従業員は一字違うだけだがその意味はまったく違うということを社員に申して来ました。空気圧の2級技能士の試験も当時の営業社員全員に受けさせ、最終的に全員が受かりました。現在も測定器に関しての勉強をさせていただき、以前はノギス・マイクロメータ位しか売れませんでしたが、現在は三次元測定器、投影機なども扱えるようになりました。今月からはコンプレッサの勉強をしています。また、回転工具の通信教育も実施しております。本当に初歩的なことばかりですが、自分の所の社員が少しでも勉強していい商人になればと,日々暮らしております。自分ができませんので、社員が何とか立派になればいいということを目標にしております。至らない服部商会の社長でございます。でも社員は立派であると思っております。今後も変わらぬご支援、ご協力をお願い申し上げます」と感謝の気持ちを込めた挨拶を行い、全社員を紹介した。
 この後、服部社長夫妻とユーザー並びに仕入先代表18名による鏡開きが行われ、杉本正弘杉本商事社長の「更なる躍進を」との力強い発声で乾杯、祝宴に移った。
 渡邊ミチコ氏による沖縄の祝い踊りと、蟹江尾八氏ら3名の唄と三味線の演奏で祝いの席に華を添え、午後8時過ぎ二村忠則二村機器社長の中締め、服部峰久服部商会常務のお礼と今後の決意の言葉でお開きとした。

原材料・原油の高騰など懸念材料もあるが
中部地区は堅調に推移
ダイヤモンド工業協会第20回中部支部懇談会

 ダイヤモンド工業協会中部支部(支部長=北川正樹氏・北川ダイヤモンド工業社長)は10月6日、名古屋市中区錦のアパホテル名古屋において「第20回ダイヤモンド工業協会中部支部懇談会」を開催、30名が出席した。
 懇談会に先立ち午後4時30分からは、テレビやラジオで活躍中のマジシャン・ふしぎ光氏によるマジックショーが行われ、参加者は目の前で繰り広げられる華麗な手さばきに魅了された。
 懇談会では、はじめに北川中部支部長が「本日は東京、大阪からと30名の方にご出席をいただき盛大に開催しております。今年も楽しい会が出来ますことを嬉しく思っております。ここ数年会の前のイベントを行っておりますが、これが好評で、昨今のマジックブームもあり、大須演芸場の足立席亭にご紹介いただき、ふしぎ光氏のマジックショーを行いました。今回は新しい社長さんもお招きいたしており、後程ご紹介させていただきます。ここ名古屋は先日6カ月間に及ぶ愛知万博が閉幕、予想以上に活況を呈しまして大成功のうちに終了いたしました。万博が終わり少し物寂しい感じもしますが、製造業はまだまだ名古屋は活発でございまして、当然自動車産業を含め他の産業も堅調に推移しております。私の知る限り、これだけ名古屋が注目を浴びたことはございません。その影響もあり、皆様方もかなりお忙しくしていることと存じます。しかし問題とするところは、原材料が高騰し、原油も高騰していることが今後の不安材料ではないかと懸念しております。本日は色々な情報を交換していただき、明日からの企業発展の糧にしていただければ幸いです」と挨拶。
 続いて、杉田豊田バンモップス社長より業界動向についての話があり、その中で「トヨタのグローバルテンが現実味をおび、我々もそれに乗っかって行けるのではないか。設備投資も堅調に進み、消費財はランニングコストの中で我々のダイヤモンド関連商品のパイが広がっていくような感じがする。我々バラ色という感じはしておりますが、一方で、大手さんは人材確保、設備投資に関しては最初にツバをつけられ非常にやりやすい。我々は人材の確保とか設備投資などが難しくなるという逆の悩みが顕在化してきている。また原材料の高騰があり、それをいかに販売価格に転嫁できるかが大切」と述べ、明るい景況の中抱える問題点についても触れられた。
 滝川監事より収支報告があり、これを承認。引き続いて滝川氏の力強い発声で乾杯し、互いに懇親を深めた。

セキュリティーの「東海理研」と
トラスコプラネット名古屋を見学
志 知 全社員が参加して研修会

 志知(社長=志知亨氏、本社=名古屋市中区古渡町15-30)は10月1日、全社員が参加して社内研修会を行い、「東海理研」(関市武芸川町)と「トラスコ中山プラネット名古屋」(江南市和田町)を見学した。
 当日は、志知関営業所に午前9時30分に集合。各自車に分乗して、まずは東海理研本社へ。
 ここでは、佐藤明広社長より同社の概要について聞いた。
 東海理研は昭和43年に創業。郵政局を主体に、精密板金加工技術を生かした幅広い製品の製造により成長。しかしながら郵政民営化の議論が声高に言われ、公社化に伴い郵政関連商品は75%減に。
 現在は、培われた精密板金加工の技術を生かし、セキュリティー分野に進出。個人情報保護法の施行によりさらにセキュリティーが重要視される中、高度なニーズに対応するため製品の高付加価値化に積極的に取り組んでいる。
 続いて工場内の見学に移り、佐藤社長自らが人・物・金・情報を一元的に管理できるセキュリティーの最新機器を一堂に展示したショールームを案内し、各システムについて熱っぽく語った。また、工場は整理整頓され非常にきれいなものであった。
 11時30分に同工場を後にし、次の見学地であるトラスコ中山プラネット名古屋へ向かった。
 同所で昼食後、阿部泰三プラネット名古屋・カットデポ中部事業所長らの出迎えをうけ、トラスコ中山の現況や、「必要な時」に「必要なモノ」を「必要なだけ」という物流の取り組みについての説明、プラネット名古屋の概要を聞き、プラネット内の見学に。既に何度か見学に来たことのある参加者も、その商品アイテムの多さ、出荷の間違いを極力減らすシステム、廃棄物の出ないトラスコ独自の通い箱など、常に進化し続ける内容に驚きを見せていた。
 参加者からは、「これだけのアイテムとデリバリーシステムがあれば、安心してユーザーに商品が供給できる」「これだけの商品が揃えられていれば心強い。今後ももっと商売に専念ができる」などの声が聞かれ、午後3時過ぎに全日程を終了。明日への仕事につながる実りのある研修会となった。

芸術の秋にふさわしく
写真撮影の講習会
ジュニアー会 スタジオ・アートで開催

 ジュニアー会(幹事長=志知亨氏・志知社長)では10月13日午後6時より、今年度の第3回研修会として、芸術の秋にちなみ名古屋市西区名駅のスタジオ・アートで写真撮影のテクニックを学ぶ講習会を実施した。
 プロも使用する本格的な撮影スタジオでモデルを使い、プロカメラマンの横田憲治氏(スタジオ・アート代表取締役)よりライティング、アングル等のポイントを聞きながら実際に撮影した。
 当初、初めて入る撮影スタジオに、人を撮るのにこれだけのスペースと照明機材が必要なのかと驚いた様子の参加者も、二時間に及ぶ講習で百数十カットを撮るうちに撮影に対して自信がつき、「今後、家族の写真を撮るときなどに役立てたい」と語っていた。

行楽の秋、恒例の鮎料理
愛機工尾張支部親睦会を開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏・山下機械社長)の尾張支部(支部長=服部利一郎氏・服部商会社長)は十月二日、支部親睦会を開催。この親睦会は、近藤文彦理事(油伝商店社長)が担当し、毎年この時期に岐阜県谷汲村の「やな岡部」で鮎料理を食べる支部員に人気の恒例行事で、今年も支部員・従業員とその家族ら68名が参加して行われた。
 当日は絶好の秋晴れに恵まれ、午前10時30分に根尾川畔の「やな岡部」で現地集合。
 開会に先立ち服部支部長より「本日は愛機工組合尾張支部の秋の親睦会にご参加いただきまして有り難うございます。近藤理事のお骨折りで、恒例の親睦会を開催することができました。また今後もこのような支部行事を開催して参りたいと存じますので、活動に対しましてご理解とご参加を賜りますようお願い申し上げます」と挨拶。
 早速、同やな自慢の「鮎尽くし」料理を賞味。刺身、甘露煮、塩焼き、田楽、フライ、雑炊と次々に姿を変えて出される鮎料理に舌鼓を打ち、雄大な大自然の中で日頃の忙しい仕事を忘れ、お互いに親睦を深めた。
 食後は近くの谷汲山「華厳寺」に参拝したり、温泉に行ったりと、思い思いに秋の一日を満喫した。

蒸気「省エネ技術」セミナー
三河地区のユーザーを対象に
スパイラックス・サーコ刈谷市産業振興センターにて

 スパイラックス・サーコ名古屋営業所(所長=大倉啓良氏、名古屋市中村区太閤通八丁目9)は10月13日午前10時より、三河地区のユーザーを対象に刈谷市産業振興センターにて、蒸気「省エネ技術」セミナーを開催した。昨年に続き2回目の開催となるが、今回も申し込み締切日を待たずに定員(50名)となり、関心の高さをうかがわせた。
 このセミナーは、改正省エネ法で要求される「管理標準の作成」や「CO2削減」に対するユーザーの取り組みに役立てるため、スパイラックス・サーコ本社(千葉県幕張)で4年前から実施され、現在までに延べ3,000名以上が受講。
 当日は午前十時より開講し、まず同社の会社概要とSteam LCAによる蒸気省エネ手法の説明を受けた後、蒸気の基本特性と省エネ(配管選定と省エネ、減圧蒸気と省エネ、乾き度と省エネ、トラップと省エネ、管内空気と省エネ)について学習。
 代表的な省エネ事例として、@空調機ドレン滞留の要因と解消法A真空蒸気加熱による省エネBドライスチーム加湿による省エネC表面処理(メッキ槽)槽のドレン滞留対策が挙げられ、同社の省エネ機器「高精度蒸気流量計」「超低床型プレッシャーポンプ」「世界標準!省エネディスクトラップ」「新型トラップ ジョイントラ」が紹介された。質疑応答があり定刻の午後3時30分に終了。充実した内容で参加者は熱心に聞き入っていた。

組合野球は決勝を残すのみ
忘年会は12月1日に決定
愛機工青年部10月役員会を開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏・山下機械社長)の青年部(部長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)は10月11日午後6時30分より、組合事務所において10月定例役員会を開催した。主な審議内容は次の通り。
 @レクレーションについて(厚生担当幹事長・多々良氏より)。10月9日に「一生に一度は見てみたい『月組』公演宝塚歌劇鑑賞バスツアー」を開催し、39名が参加した。参加者からは「非常に良かった」との声が多く聞かれ好評であった。詳細な意見を聴取するためにアンケート調査を行ってはとの意見があり、今後実施することとした。
 A講演会・講習会について(研修担当幹事長・伊藤氏より)。10月28日、名古屋都市センターにおいて講演会を開催する。現在の参加予定者は26名。先の決定により、終了後アンケートを行う。
 B忘年会の日程決めについて(会合担当幹事長・家田氏より)。12月1日に開催予定。会場は未定。
 C大交流会について(副部長・久我氏より)。愛機工組合の採用と社員戦力化事業の一環として「独身男女ふれあい交流会」が12月17日午後2時から東京第一ホテル錦において開催される。組合員の男女独身社員に出合いの場を提供するため企画されたもので、この交流会に青年部よりスタッフと独身者の参加が呼びかけられた。
 D組合野球の報告について(野球担当幹事長・加川氏より)。10月16日に決勝戦開催の予定。(※前日の雨によりグランド状態不良のため順延となった。日程・会場は未定)。
 次回は、11月8日午後6時30分より組合事務所で開催の予定。

宝塚ミュージカルJAZZYな妖精たちと
「グランド・レビュー」を鑑賞
愛機工青年部秋のレクレーション開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏・山下機械社長)の青年部(部長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)は10月9日、恒例となった秋のレクレーション(厚生担当幹事長=多々良直久氏・ダイドー)を開催。今回は「一生に一度は見てみたい『月組』公演宝塚歌劇鑑賞バスツアー」を実施し、男性7名、女性32名の合計39名が参加した。
 当日は午前8時30分と少し早めの集合であったが、参加者の中には八時前に集合場所の金山総合駅北口で待つ人もある熱の入れようで、集合時間には全員揃い出発。秋の三連休中日で渋滞も予想されたが、それほどのこともなく大阪吹田まで順調に進行。もう少しで宝塚というところで、参加者の1人が体調不良を訴えるアクシデントに見舞われたが、何とか予定時刻に昼食会場に到着した。
 昼食後、午後2時に宝塚の聖地「宝塚大劇場」(兵庫県宝塚市)に到着。同3時より月組の歌劇「JAZZYな妖精たち」と豪華絢爛な「グランド・レビュー」を鑑賞した。
 午後6時30分、興奮冷めやらぬ中宝塚を後にし、一路名古屋へ。予定の午後10時より前に金山に帰着した。参加者からは「是非次回もこのような企画をしてほしい」との声も聞かれ好評であった。

オーエスジー
超硬・ハイス商品価格改定

 オーエスジー(本社=愛知県豊川市本野ケ原3-22)は10月11日、同社の超硬商品及びハイス商品の価格改定を発表した。
 超硬合金の主原料であるタングステンは、その中間材であるAPT(パラタングステン酸アンモニウム)の旺盛な需要と、世界の生産量の八割を占める中国の輸出抑制策により国際価格は昨年に比較し3倍に急騰し、今後も高止まり状態が続くものと見られている。こうした背景のなか、超硬合金はじめ鉄鋼原料も高騰をし続けている。
 また一方、一昨年末よりバナジウム、タングステン、モリブデン、コバルトの価格も高騰し続けており、特にハイス製品の主材料である高速度工具鋼に至っては年間40%以上の値上げを余儀なくされ、未だに高止まりを継続している状況にある。
 同社では、これら主材料の価格高騰に対し、あらゆる原価低減をして販売価格の据え置きに努力してきたが、この度価格改定せざるを得ない状況となり値上げに踏み切った。改定の内容は次の通り。
 超硬商品
〈実施期日〉
平成17年11月1日より
〈対象品目〉
▽超硬タップ=5%
▽ハイプロP=10%
▽超硬エンドミル=5〜8%
▽超硬ヘリカルエンドミル=40%
▽超硬ドリル=5〜8%
▽ワルタースローアウェイ商品=8〜10%
▽ダイヤCBN工具=5%
 (WX-LN-EBD及びWXS商品は据え置き)
 ハイス商品
〈実施期日〉
平成17年12月1日より
〈対象品目〉
▽ハイスタップ=8〜10%
▽ハイスエンドミル=8〜10%
▽ハイスドリル=8〜10%
▽ハイス製ねじ切工具(CVC、ねじ切ダイス)=10%

荒木定次氏
荒木商事社長ご尊父

 荒木商事(豊田市駒新町中通142・社長=荒木彌氏)荒木社長のご尊父荒木定次氏が、病気療養中のところ薬石効なく、9月15日にご逝去された。
 葬儀告別式は、9月18日午後2時より、伊勢市東豊浜町の“瑞雲寺”において、ご長男の定弥氏が喪主を務めて執り行われ、親戚、町内会はじめ、業界関係者ら多数が焼香に訪れ、故人のご冥福をお祈りした。

平成17年11月13日2220号
日本機械工業連合会
機械工業景気動向調査

 日本機械工業連合会では、平成17年8月に機械工業景気動向調査を行い、このたびその結果をまとめた。この調査は、機械工業の最近時の景気動向を判断するため、業種別主要企業181社(内105社から回答有り)を対象にアンケート方式により四半期ごとに実施しているもので、今回は平成17年4〜6月期実績および、平成17年7〜9月期、平成17年10〜12月期見通しについて調査した。それによると、平成17暦年下期の売上額は上期同様に緩やかに上昇する傾向にあり、受注額は弱含みではあるが堅調である。平成17年度設備投資計画は能力増強を中心に8.0%増と高い伸びを示している。また、平成17年度下期の営業利益で「増加」を見通す企業の比率は上期の40.4%を15ポイント強上回る55.7%を占めている。このように、平成17年度上期における機械工業の景気は堅調に推移すると見られ、下期も企業の営業利益見通しに見られるように引き続き上向きの方向にある。
売上17暦年下期は前年同期比
2.7%増加の見通し受注

 機械工業の平成17年4〜6月期の売上額実績は16兆8,854億円であった。前期比(季節調整値、以下「季調」と略す)5.9%増加、前年同期比3.5%増加(6四半期連続プラス)した。
 業種別にみると、前期比(季調)では、一般機械は2.6%増加、電気機械は8.1%増加、輸送機械は5.9%増加、精密機械は12.5%増加した。
 今後の見通しでは、平成17年7〜9月期は前期比(季調)では4.2%減少、前年同期比では1.6%増加、平成17年10〜12月期は前期比(季調)1.8%増加、前年同期比4.0%増加を見通している。この結果、平成17暦年下期の売上額は、前期比(季調)0.6%減少、、前年同期比2.7%増加する見通しである。
 平成17暦年下期を業種別にみると、前期比(季調)では、一般機械は0.2%増加、電気機械は0.4%減少、輸送機械は1.2%減少、精密機械は1.1%増加する見通しである。また、前年同期比では、一般機械は10.9%増加、電気機械は0.9%増加、輸送機械は0.2%増加、精密機械は1.6%増加する見通しである。
 また、輸出売上額についてみると、平成17年4〜6月期実績は7兆3,543億円で、前期比では1.1%減少、前年同期比では1.8%増加(7四半期連続プラス)した。
 今後の見通しについては、平成17年7〜9月期は前期比0.8%増加、前年同期比2.2%増加、平成17年10〜12月期は前期比0.3%増加、前年同期比1.7%増加を見通している。この結果、平成17暦年下期の輸出売上額は前期比では0.4%増加、前年同期比では2.0%増加する見通しである。
17暦年下期は前年同期比
1.4%減少の見通し

 機械工業の平成17年4〜6月期の受注額実績は6兆2,156億円であった。前期比(季調)で9.2%増加(2四半期ぶりプラス)、前年同期比で4.0%増加(3四半期連続プラス)した。
 業種別にみると、前期比(季調)では、一般機械は20.2%増加、電気機械は2.1%増加、輸送機械は14.4%増加、精密機械は12.2%増加した。また、前年同期比では、一般機械は6.1%増加、電気機械は3.0%増加、輸送機械は1.9九%増加、精密機械は4.1%増加した。
 今後の見通しでは、平成17年7〜9月期は前期比(季調)10.6%減少、前年同期比2.5%減少、また、平成17年10〜12月期は前期比(季調)12.5%増加、前年同期比0.3%減少する見通しである。この結果、平成17暦年下期の受注穎は、前期比(季調)0.8%減少、前年同期比1.4%減少する見通しである。
 平成17暦年下期を業種別にみると、前期比(季調)では、一般機械は3.4%増加、電気機械は5.6%減少、輸送機械は16.9%増加、精密機械は3.5%増加する見通しである。また、前年同期比では、一般機械は3.4%減少、電気機械は0.8%増加、輸送機械は6.6%減少、精密機械は1.5%増加する見通しである。
 また、輸出受注額についてみると、平成17年4〜6月期実績は1兆7,915億円で、前期比で15.2%減少、前年同期比で5.8%増加した。
 今後の見通しでは、平成17年7〜9月期は前期比3.8%増加、前年同期比0.4%減少、また平成17年10〜12月期は前期比では15.8%増加、前年同期比では2.1%増加を見通している。この結果、平成17暦年下期の輸出受注額は前期比で2.8%増加、前年同期比で0.9%増加する見通しである。
製品在庫額
 機械工業の平成17年6月末における製品在庫額は2兆710億円で、前期の平成17年3月末に比べて5.7%増加、前年同期の平成16年6月末に比べて0.1%減少した。
 業種別では、平成17年3月末に比べると、一般機械は3.4%増加、電気機械は11.0%増加、輸送機械は2.4%増加、精密機械は0.4%減少した。また、平成16年6月末に比べると、一般機械は2.1%増加、電気機械は0.9%減少、輸送機械は0.2%増加、精密機械は7.7%減少した。

設備投資
17年度計画額は
前年度比8.0%増加

 平成17年度の設備投資計画額は2兆7,951億円で、前年度比8.0%増加する見通しである。
 業種別では、一般機械は30.1%増加、電気機械は2.1%減少、輸送機械は10.0%増加、精密機械は11.1%減少となる見通しである。
 投資動機別構成比を平成17年度についてみると、「能力増強」が全体の44.5%と最も比率が高く、以下、「更新・維持・補修」が17.7%、「合理化・省力化」が13.7%、福利・厚生を中心とした「その他」が11.1%、「研究開発」が10.4%、「環境・安全対策」が2.1%、「省エネ」が0.5%の順となっている。
 これを前年度と比べると、「更新・維持・補修」の占める比率が上昇している一方、「能力増強」、「合理化・省力化」、「省エネ」、「研究開発」、「その他」の占める比率は低下している。なお、「環境・安全対策」は同率である。
労働関係
 機械工業の平成17年6月末の期末在籍従業員数は、96万人で前期の平成17年3月末に比べて1.3%増加、前年同期の平成16年6月末に比べて0.5%減少した。
 従業員の過不足感をみると、「適正」と答えたのは全体の77.7%で前回調査(平成17年5月)と比べて0.3ポイント低下、「不足」と答えたのは全体の13.6%で前回調査と比べて0.4ポイント上昇、一方「過剰」と答えたのは全体の8.7%で前回調査と比べて0.1ポイント低下した。
 また、所定外労働時間の動きをみると、平成17年4月が前年同月比5.3%増加、5月が同5.4%増加、6月が同6.4%増加と平成17年6月は、36カ月連続でプラスの動きを見せている。
 業種別では、平成17年6月末現在で、一般機械は36カ月連続のプラス、電気機械は25カ月連続のプラス、輸送機械は3カ月連続のマイナス、精密機械は12カ月連続のプラスとなった。
営業利益
17年度下期「増加」を見通す
企業比率は55・7%

 平成17年度の営業利益は前年同期に比べて、「増加」を見通している企業の構成比が53.5%、「横ばい」が29.3%、「減少」が17.2%となっている。
 また平成17年度上期の営業利益見通しは前年同期に比べて、「増加」を見通している企業の構成比が40.4%、「横ばい」が32.3%、「減少」が27.3%、平成17年度下期は前年同期に比べて、「増加」を見通している企業の構成比が55.7%、「横ばい」が25.8%、「減少」が18.6%となっている。
 この結果、平成17年度上期と下期を比較すると、下期では「増加」を見通している企業の比率が15.3ポイント上昇する一方、「横ばい」を見通している企業の比率が6.5ポイント低下、「減少」を見通している企業の比率が8.7ポイント低下している。

9月の工作機械受注額(確報)
1千159億円、36ヵ月連続増加
日本工作機械工業会1〜9月累計で1兆円超える

 日本工作機械工業会がまとめた、2005年9月分の工作機械受注実績調査報告によると、9月の工作機械受注額は1,159億円で、3月の1,189億円、4月の1,172億円に次ぐ今年3番目の受注額となり、前月比5.4%増、前年同月比3.6%増と引き続き高水準で推移している。受注額が1,000億円を超えるのは17カ月連続し、これは1990年好況期の22カ月連続以来のもの。また、36カ月連続前年比プラスは史上3番目となる。
 これを内外需別にみると、内需は637億円で、前月比5.0%増となり、前年同月比では2.2%増の4カ月連続プラスとなった。
 また、外需は521億円で、前月比6.0%増、前年同月比では5.3%増で2カ月ぶりにプラスに転じた。
 内需の内訳をみると、一般機械は267億円で、前年同月比22.0%増。19カ月連続200億円を超えており、自動車を上回る水準で堅調な動きを示している。自動車は196億円で、前年同月比19.0%減。13カ月ぶりに200億円を下回りやや一服感があるものの、引き続き高水準で推移している。電気・精密は68億円で前年同月比10.3%減。IT関連財の調整は進んでいるとみられ、今後の増加が期待される。
 外需の内訳では、アジアは201億円で、前年同月比5.5%増。中国は2004年5月の101億円に次ぐ史上2番目の受注額となり、韓国、インドも前年比プラスで推移している。欧州は128億円で、前年同月比12.4%増。EU圏をはじめ、その他西欧・東欧、ロシアも前年比プラスとなった。北米は176億円で、前年同月比2.5%減。4カ月ぶりにマイナスながら、前月比では3.5%増と高水準で推移している。
 1〜9月の受注累計額をみると、受注総額は1兆104億円で、前年の同じ時期に比べ12.5%上回っている。9月時点で1兆円を超えるのは、1990年の1兆677億円に次ぎ2度目。これは、同会の修正見通しを更に上回るぺースで推移していることを示している。
 1〜9月の受注累計額を内外需別にみると、内需は5,580億円で、前年比14.1%増、内需比率55.2%となり、全11業種中7業種で前年を上回った。自動車と一般機械が内需拡大を牽引している。
 また、外需は4,525億円で、前年比10.5%増、外需比率44.8%となり、1〜9月累計額では史上最高額を記録した昨年を上回るぺースで推移。北米の顕著な回復に続き、アジアも引き続き好調を維持している。
05年度上期の受注額は
史上3番目の6千775億円
 2005年度上期(4〜9月)の受注額をみると、受注総額は6,775億円で、前年比7.6%増となり、年度半期べースでは1990年度上期の7,246億円、1989年度下期の7,017億円に次ぐ史上3番目の受注額となった。
 これを内外需別にみると、内需は3,680億円で、前年比7.0%増、内需比率五4.3%となり、全11業種中5業種で前年比を上回った。自動車と一般機械が内需拡大を牽引し、電気・精密はマイナスとなっている。
 また、外需は3,094億円で、前年比8.2%増、外需比率45.7%となり、年度半期べースでは2004年度上期から三半期連続最高額を更新している。

『60年のあゆみ』A
株式会社ヨシタケ
代表取締役社長
山田  進
〈ヨシタケ製作所の社名由来〉
 フシマン製作所初代社長であった藤島由太郎の「由」ヨシと山田武の「武」タケを合わせヨシタケとした(当時ではカタカナの社名は大変めずらしい時代であったが、いち早くカタカナを取り入れている)。同時に2名役員を増員。取締役 佐藤幸一、岩田正夫。従業員数15名。戦後、米軍特需と称する発注が特別調達庁経由であった。主に米軍の住宅用に使われる材料調達で、B―10型スチームトラップ、F型スリーブ式伸縮接手(単式・複式)、Y型ストレーナー(BC製)等を納入した。これらの発注も徐々に無くなり、当社の業績も一気に悪化した。昭和24年(1949年)ヨシタケ製作所の販売部門を分離し、販売会社ヨシタケ産業株式会社を設立。生産部門と販売部門を分離し、経営の効率化を図るため、また業績の悪化から資金不足を補うため、林鍬三郎氏及び大嶽誠一氏(現株式会社オータケ初代社長)に依頼し、資本参加していただいて、販売会社ヨシタケ産業株式会社を設立した。主なメンバーとしては、林鍬三郎、岩田正夫、杉山栄一、山田亨、大橋重夫、土屋、それに女子事務員の7名で発足。一方、ヨシタケ本体の方は昭和25年(1950年)業績悪化により6月〜8月まで休業とし、60%の休業補償給を支払う。9月には、やはり業績悪化でヨシタケ産業を解散する。昭和24年、25年は、当社の歴史のなかで一番苦しい時期(経営の危機)であった。製造部門の休業、給料の欠配、遅配が頻発した。仕事もなく、午後は隣の空地でよく草野球をして時間をつぶしていた。社長山田武は資金繰りに追われる日々が続いた。大阪の得意先である合資会社安藤商会安藤博重社長に始めて、毛筆書きの先払いの約束手形を発行していただき、急場を凌いだこともあった。それも朝から来て夕方まで安藤社長の前から離れず、根負けした安藤社長が生まれて始めて手形を発行する羽目となった。昭和26年(1951年)前年勃発した朝鮮動乱により、米軍向け特需に起因する糸ヘン、金ヘン景気から業績がやっと向上する。半期決算・売上高 3,979,000円、利益178,000円。昭和28年3月(1953年)東京営業所開設。初代所長石田退一郎就任。後にヨシタケ商事に変遷。昭和25年後半より、朝鮮動乱による米軍特需が拡大し、昭和28年の休戦協定に調印まで続いた。昭和31年5月(1956年)神武景気に支えられ、業績は急速に回復し、名古屋市南区笠寺町中切5番地に笠寺分工場を設置する。昭和34年2月(1959年)2月19日資本金240万円に増資。当期売上高48,412,000円、業績は順調に推移。トヨタ自動車の元町工場が完成(昭和34年8月)、当社製品を大量に採用していただく。昭和35年(1960年)2月18日山田清監査役辞任。3月10日山田百合子監査役就任。トヨタ自動車及び関連企業の新工場建設が続く。当期売上高72,832,000円を計上。昭和36年(1961年)3月30日資本金400万円に増資。関西地区の売上拡大。当期売上高103,488,000円、初の売上高1億円台を達成。昭和37七年(1962年)当期売上高134,026,000円。月、火、木、金は連日3時間の残業。勤務時間8時〜17時〜20時残業。昭和38年(1963年)4月1日資本金600万円に増資。昭和39年の東京オリンピック景気と自動車産業の隆盛により、業績は絶好調。また、石油、繊維、家電の設備投資も旺盛。主要仕入先による「ヨシタケ協力会」発足。昭和39年1月(1964年)29日、初代社長 山田武、看護の甲斐もなく永眠。自宅で密葬の後、岩倉禅宗龍漂寺にて社葬を執り行う。社長のよく口にした言葉『30歳からは自分で作る顔だ。人を見る目を養いなさい。人と語る時は、目を反らすな。』業界では英国紳士と言われた。2月8日役員改選=代表取締役社長 山田百合子、代表取締役専務 山田 勝、取締役 山田 亨、吉田 昇、監査役 山田 進。当期売上高84,529,000円。東京オリンピック開催。開催に向けインフラ整備のための建設需要も終局し、景気は大幅にダウン。しかしながら当社業績はトヨタ自動車関連の需要に支えられ対前年度比8.4%の伸びとなる。
(つづく)

紙・パルプ・プラス
チック・ゴム製品統計
平成17年9月(速報)

 経済産業省鉱工業動態統計室が10月28日に発表した平成17年9月紙・パルプ・プラスチック・ゴム製品統計(速報)は次の通り。
 パルプ・紙・紙加工品工業の動向を前月比(季節調整済指数)でみると、生産は▲2.3%の低下、出荷は▲0.9%の低下、在庫は▲0.4%の低下となった。
 プラスチック製品工業の動向を前月比(季節調整済指数)でみると、生産は▲1.1%の低下、出荷は▲1.1%の低下、在庫は▲0.1%の低下となった。
 ゴム製品工業の動向を前月比(季節調整済指数)でみると、生産は2.3%の上昇、出荷は1.1%の上昇、在庫は1.3%の上昇となった。

今年、国内最大規模最高水準のFA技術専門展
メカトロテックジャパン2005開催
8万7千名を超す来場者で大盛況



 FA技術専門展の第十回「メカトロテックジャパン2005」(名古屋国際見本市委員会主催、略称=MECT2005)が10月19日(水)から22日(土)までの4日間、名古屋市港区のポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)で開催された。グローバルなコスト競争の激化に伴い高付加価値、高能率生産への要求が高まる中、これまでで最大規模となる429社・団体が1,783小間にわたり出展、ユーザーニーズに応える各メーカーの新技術・新製品が広く紹介された。企業の設備投資の増加によりバブル期以来の好況に沸く機械業界、その中でも特に元気と言われる中部地域で開催された今回のMECT2005への関係者の期待は大きく、会期中の来場者数は目標の8万人を大きく上回る87,771人となり、うち海外からも349人が訪れ盛況のうちに終了した。
 開催初日の19日午前9時30分より開会式が行われ、冒頭、主催者を代表して挨拶に立った因田名古屋国際見本市委員会副会長(名古屋市助役)は、「メカトロテックジャパン2005の開会に際し、多くの方においでいただき誠にありがとうございます。本展示会は、1987年に第1回展を開催以来、中部地区における最大規模のFA技術専門展として着実に成果を挙げ、高い評価をいただいてまいりました。今回で第10回目を迎えます。海外からの直接出品を含め429社・団体、1,783小間のご出品をいただき、過去最大規模での開催の運びとなりました。これもひとえに出品者の皆様方をはじめ、関係各方面からの多大なご支援・ご協力の賜物と深く感謝申し上げます。さて、最近の日本経済は、企業収益の改善や設備投資の増加がみられ、景気が持ち直しつつあるものの、原油価格の高騰や、2007年問題による団塊世代の技術者の大量退職などもあります。このような状況の中、今回展では『FA感動空間 モノづくりソリューションがここに集結!』をテーマに、FA関連製品を一堂に展示・紹介いたします。また、金属と樹脂を接合するインサート成形技術をはじめ、レーザ加工による樹脂溶着技術や焼結平歯車の転造仕上げなど『自動車部品を想定した最新加工技術』の実演や、ベンチャー支援として、優れた性能などを持ちながら世に知られていない製品や技術を展示・紹介する『原石商品を探せ!』コーナー、工業系大学や高等専門学校などが取り組んでいる最新の研究成果や技術情報などを広く紹介し、企業との交流の場を設ける『産学交流』コーナー、日本の機械産業の歩みを年表にて掲示するとともに、歴史的な製品を展示・紹介する『日本の機械技術の歩み』コーナーを会場内に併設します。更には、『製造業を極めるモノづくり・人づくり革新』と題した開催記念シンポジウムや技術シーズ講演会をはじめ、出品者の皆様方によるテクニカルワークショツプの開催など、本展示会ならではの企画を数多く盛り込んでおり、FA関連業界の皆様方に有益な情報を提供する場として、また、関連業界の更なる活性化と需要の喚起の場として、ご活用いただきますことを念願いたしております。開催にあたりご支援・ご協力を賜りました関係各位に重ねて厚くお礼申し上げると同時に、ご出品ならびにご来場いただきました皆様方のますますのご繁栄を祈念いたします」と述べた。
 共催者を代表して樋口ニュースダイジェスト社社長は、「出展者の皆様に心より感謝申し上げます。過去最大の展示規模で開催する運びとなりました。しかも、FA関連業界のベストメンバーのお顔を揃えていただくことになりました。出展者の方々には一人でも多くのユーザーとの出会いを、また、ご来場者には明日からのモノづくりに何か役立つ情報をお持ち帰りいただきますよう、知恵を絞って汗をかいて考え抜いた企画ばかりでございます。恒例となりました金曜日のナイターは夜八時までの開催となっておりますが、これも私どもの思いのひとつでございます。長いトンネルから抜け出て、少しずつ自信を取り戻しつつある日本のモノづくりにとって、本日からの四日間が更なる発展への一助となりますれば幸いでございます。最後になりましたが、本展の開催にあたり、ご支援・ご協力を賜りました関係各位に厚くお礼申し上げると同時に、ご出品ならびにご来場いただきました皆様方のますますのご繁栄を祈念いたします」と挨拶。
 続いて、来賓を代表して中村日本工作機械工業会会長より「メカトロテックジャパン2005がかくも盛大に開催されましたことを、心からお祝い申し上げます。また、開催の準備に当たりました名古屋国際見本市委員会およびニュースダイジェスト社をはじめ関係各位に敬意を表します。日本の工作機械業界は、年初1兆1,500億円の受注予想でした。8月にはそれを1兆3,000億円に上方修正いたしました。そして9月には受注高が1,168億円となり、これは対前年比36カ月連続の増加。また、1月から9月の累計高は1兆100億円となり、1兆円を超えました。大変順調の中で進んでおります。愛知におきましては、2月の中部国際空港の開港、そして大成功でありました『愛・地球博』と、正にご当地はエネルギーがあります。そしてこのメカトロテックジャパン2005と、全て状況が揃っております。この展示会が盛況のうちに終わりますことを祈念いたします」と祝辞が述べられた。
 また、出品者を代表して柏オークマホールディングス社長より「メカトロテックジャパン2005は、日本工作機械見本市(JIMTOF)が開催されない年に開催されております。特にこのモノづくりのメッカであります名古屋で既に10回を数え、18年に及んで行われております。幸い景気も申し分のない状況が続いております。その上、春には中部国際空港、そしてそれに引き続き、一大イベントとして『愛・地球博』、これが大変な予想以上の大成功に終わりました。メカトロテックジャパン2005は大変時期を得た展示会で、我々としてはメカトロテックの博覧会としてまいりたい。出展メーカー各社、新技術・新製品を持ってまいりました。お客様にも必ずや満足していただけるものと自負している次第でございます。今日から4日間を大きなビジネスチャンスとしてまいりたいと存じます」と決意が述べられた。
 引き続いてテープカットが行われ、MECT2005が開幕した。
 今回のMECTは、テーマ「FA感動空間 モノづくりソリューションがここに集結!」のもと、ポートメッセなごやの1号館から3号館のすべてを使い、内外から429社・団体が1,783小間にわたり出展、過去最大展示規模・最高水準での開催となった。
 会場には、工作機械・機械工具・工作機器、鍛圧・板金加工機械、金型加工システムとその周辺機器、測定機器、試験機器、自動計測器、CAD/CAM/CAE、産業用ロボット、物流機器、情報通信システム、FA用コンピュータ、ネットワーク機器、歯車・歯車装置、油空圧・水圧機器、環境対応機器、洗浄機器・装置、新素材などの生産機械関連機器およそ10万点を展示。コンセプトゾーンでは、自動車部品を想定した樹脂成形加工をはじめ、先端技術を駆使した実演が行われ、来場者の注目を集めていた。
 4日間を通して会場を訪れた人は延べ87,771人で、目標動員数を上回る盛況ぶりであった。
 次回のMECTは、2007年10月17日から20日まで。

懇親会で親睦を深める
社員技術研修会開催
中部桃友会営業マン30余名出席

 中部桃友会(会長=山田康博氏・山彦社長、ベンと販売店の集い)では、10月24日午後2時より、名古屋市西区の“名古屋逓信会館”において「社員技術研修会」を開催し、営業の第一線で働く、営業マン30余名(愛知・岐阜・三重地区)が出席して、@JRGミキシシングバルブ、Aメータユニット、B通気弁・正圧緩和器、CKT型ストレーナー、D減圧弁・弁室ユニット、Eその他情報について研修した。
 研修会は、ベン名古屋営業所の木下所長が司会進行役を務めて、開会の辞を述べて開会。
 引き続いて、同社大阪営業所特販プロジェクトリーダーの神成氏より、減圧弁と安全弁の基礎知識を踏まえた上で、各種新製品について解説してもらった。
■JRGミキシングバルブ
 温水と冷水を接続するだけで、給湯温度を自由にコントロールできる温度調整弁。
【特長】
 @温水と冷水を接続するだけで、簡単に給湯できる。
 A温水および冷水の圧力変動に対して、サーモエレメントの追従性がよく、安定した温度で湯を供給する。
 B青銅・ステンレス鋼・樹脂など耐食性に優れた材料を使用している。
 C軽量・コンパクトで施工性に優れ、省スペース化が図れる。
 D複管式(循環方式)、単管式のどちらにも対応できる。
■メータユニット
 メータ廻りの止水栓、伸縮管機能、逆止弁、減圧弁、台座をユニット化してより快適な住環境時代の配管システムを構築する。
【特長】
 @狭いパイプシャフト内での施工性を考慮した軽量・コンパクト設計、Aメータの取付・取外しはハンドル操作で工具不要の圧着式、B縦・横配管および右・左からの流れ方向に対応可能、C台座部分は耐食性に優れている、D交換容易なカートリッジ式逆止弁内蔵、E止水栓部分に停水キャップ取付可能、Fメータ逆向き取付防止機構付、G減圧弁は永年の実績「弁慶シリーズ」を採用。
■通気弁
 通気弁は、排水時に大気を吸い込んでトラップの封水を保護し、平常時に弁閉して悪臭の漏れを防止する。通気弁の採用によって、通気管が屋根や外壁を貫通しないため、設備費を削減できる。
【特長】
 @害虫の侵入をシャツトアウト、Aメンテ不要、排水設備同等の耐久性、B溢れ縁より下に取り付け可能で、マイナス20〜プラス60℃の気温に対応、C世界中で600万個以上の実績。
■正圧緩和器
 DHA―一型と通気弁の組み合わせで排水システムが単純化した。
【特長】
 @通気弁との組み合わせにより、建物内の配水管を正圧および負圧から守る、A不要な通気配管を解消でき、工期、工費が削減できる、B問題を抱かえている建物で、排水システムの改善ができる、C機械的な装置でなく、設置後の保守は不要、D軽量で扱いやすく、簡単に設置可能。
■KT型ストレーナー
 優れたメンテナンス性・施工性、最小の圧力損失、豊富なバリエーションで配管ラインをサポートする
【特長】
 @コンパクトで、施工・取扱いが容易
 本体下方にメンテナンススペースが不要で取扱いも容易なので、架空配管の他、埋設配管にも対応し、取り付け場所を選ばない。
 Aネットの清掃が容易
 ネットは横置円筒軸流タイプで、上蓋を空けて取り出せるので、本体上方の取出しスペースが僅かで済み、また、カバー開放時の液体の溢水がない。
 B圧力損失が僅少
 U形対比約4分の1から6分の1、Y形対比2分の1、T形のネット構造は、最小の圧力損失。
■減圧弁・弁室ユニット
 レジコン製およびコンクリート製弁室に、減圧弁をはじめとする配管部材を組み付けた、オールインワンタイプのプレハブスタイル「減圧弁・弁室ユニット」で、現場作業を削減し、工費・工期を削減・短縮する。
■その他の情報
 @製品記号の導入
 「仕様記号」を廃止し新たに「製品記号」を導入して、材質や仕様の違いを区別する。
 A水道法適合品の製品への表示変更に関して
 17年4月1日以降に製造・出荷される製品からは新基準適合品の表示を廃止し、従来の表示に戻すことになった。
 B鉛レス銅合金製給水器具の識別表示について
 各種鉛レス銅合金材料のリサイクルを目的とした、技術ガイドライン「鉛レス銅合金製給水器具の識別方法」について規定した。
 Cアスベストの規制について
 ベンの対応としては、17年4月出荷品より全製品についてノンアスベスト化を実現している。
 以上で研修会を終え、お礼挨拶に臨んだベン西日本営業の弘田部長は、平素の拡販に対して感謝を述べる一方、「中部地区は全国的に景気のよい地域であり、ここしばらく良いと思います。ますます期待しております。少しでもお役に立てる製品を開発していくのがメーカーの使命だと思っております。中部桃友会も発足以来17年を迎え、桃友会の特長であります提案制度により、沢山のご提案が寄せられ、商品開発に結びついております。総会におきましては、提案を頂いた方々への表彰も実施しており、喜んで頂いております。研修会を通じまして、知識の向上を図って頂き、明日からの商売の糧になれば幸いです」と、挨拶。
 引き続いて、伊藤商店の伊藤社長の乾杯音頭で懇親会に臨み、終始に渡り和やかに情報交換等をして、親睦を深め、大成工機商会の鈴木部長の中締めで盛宴の内に終了した。
 一方、静岡地区においては、25日に“静岡ステーションホテル”を会場に、営業マン20余名が出席して、同様の「研修会」が行われた。

青銅・黄銅、ステンレス鋼バルブなど
3〜20%価格改定
キッツ 12月1日出荷分より

 キッツ(社長=小林公雄氏)では、青銅・黄銅バルブ、小型自動操作バルブ、ステンレス鋼バルブ・継手(主にSCS14A)、ミニチュアバルブ・継手、アグリ機材などの関連製品を対象に、2005年12月1日出荷分より3%から20%の範囲で価格改定(値上げ)を実施する。
 昨年五月に全面的な価格改定を行ったが、その後も原材料は欧米・アジア地区での需要増による国際相場の上昇が続いており、また原油価格の高騰などによる副資材・輸送コストなどの間接費用も上昇し、コストアップの要因となっている。特に原材料の価格については、製品の主要な原材料である銅地金の価格が47%アップ(2005年9月時点の価格を2004年6月と比較)、ステンレス材料であるモリブデンの価格は176%アップ(同)し、製造コストが上昇。
 同社では、生産性の向上や合理化による徹底したコストダウン・諸経費の削減を行い、製品原価の上昇を抑えてきたが、これらの企業努力のみでの吸収が困難となり今回の価格改定に踏み切った。
【実施時期】
 12月一日出荷分より
【改定率】
・青銅・黄銅バルブ=10%
・小型自動操作バルブ=7%
・ステンレス鋼バルブ(一部)=10〜20%
・ステンレス鋼継手(一部)=3〜8%
・ミニチュアバルブ・継手=10〜15%
・アグリ機材などの関連製品=5〜18%

青・黄銅バルブ10%
販売価格を改定
東 洋バルヴ12月1日出荷分より

 東洋バルヴ(社長=小澤秀樹氏)では、昨年5月に価格改定を実施したが、その後も主要材料である銅や、モリブテンの高騰に端を発するステンレス材料は依然として上昇を続けており、また、原油価格上昇などによる、副資材・輸送コストなどの間接費用の上昇もコストアップの要因となっているなか、生産方式の変更や合理化などによる徹底したコストダウンや諸経費の削減に努めてきたが、企業努力のみでこれらを吸収することは困難な状況となり、誠に不本意ながら販売価格の改定を実施することになり、理解と協力を懇請している。
【改定対象製品】
 青銅・黄銅バルブ、小型自動操作バルブ、ステンレス鋼バルブ(SCS14A主体)
【実施時期】
 12月1日出荷分より
【改定率】
・青銅・黄銅バルブ=10%
・小型自動操作バルブ=7%
・ステンレス鋼バルブ=5〜19%
※自動弁(フランジ)は本体価格アップ分を加算

11月26日中部みらい市
下期方針発表会開催
中部HAT会卸No.1を目指す!

 中部HAT会(橋本総業と販売店、メーカーの集い)では、10月21日午後3時より名古屋市東区葵の“メルパルクNAGOYA”を会場に「平成17年度下期方針発表会」を開催した。
 発表会は、冒頭、同社衣斐本部長が出席と日頃の拡販に対してお礼を述べる一方、世界の状況から日本経済の状況を詳細に報告され、「買い手市場から売り手市場へと変わりつつあるなど、全般的に良くなってきた中、当社としては得意先様、仕入先様、当社の三位一体の構築を更に強化して、流通としてのベストパートナーとなりますよう一層の努力をしてまいります」と、決意を述べた。
 次いで、同社橋本事業部長から、在庫フルラインの充実を図り、ベストパートナーとしての供給責任を果たしたい、との商品事業部方針が発表され、引き続いて、宇佐見中部ブロック長より、中部ブロックの方針が発表された。
 方針としては、流通としてのベストパートナーをキーワードに、「正直・親切・熱心・感謝」を基本姿勢に、営業力、商材供給力、物流力の機能強化に加え、得意先様の購買代理、仕入先様の販売代理による三位一体の取組み強化で、更なる共存共栄を図り、増分10%にチャレンジしたいとした。また、11月26日に開催する“中部みらい市”の見処についても発表した。
 続いて、狩野中部支店長、望月浜松支店長からそれぞれ下期方針が発表された。
 引き続いて、メーカー十社の方針説明が発表された。
 方針発表の後は、懇親会に移り、イトウの伊藤社長の乾杯で懇親会に入り、終始に渡り互いに親睦を分かち合い、宇佐見ブロック長の謝辞、住友軽金属工業中部支店の末盛支店長の中締めで懇親会を終了した
【下期方針】
■キーワード=「流通としてのベストパートナー・卸No.1目指す」
・基本姿勢「正直・親切・熱心・感謝」
@増分10%の追求=販路拡大(エリア別No.1・地域密着営業推進)、商材拡大(分野別のベストブランドのフルライン供給)、受注拡大(物件トータル受注・三位一体営業・キーマン対応の充実)
A機能強化=営業力・商材・物流力
B三位一体の取組強化=得意先の購買代理、仕入先の販売代理、共有化の推進、中部みらい市の開催

趣味に生きる
==自分の鉄道趣味==
ベン名古屋営業所所長
木下 崇

 ホーム屋根下にある特急0号車の行灯に灯りがつき、ぴったりとその位置に滑らかな大きな屋根と深い青色の車体が止まる。列車の行先表示の丸窓には『特急』『あさかぜ』『東京』…。
 今から何十年も前、親父に連れられ博多駅のホームで発車していく20系寝台特急客車を見てから自分の鉄道趣味が始まったような気がする。いつか自分も乗りたい、本当にそう思える感動のシーンがそこにあった。
 そして2005年、時刻表を見ると東京〜九州寝台特急は『はやぶさ・富士』関西〜九州寝台特急は『なは』『あかつき・彗星』の実質三往復のみ。
 秋の改正で『彗星』が廃止になり、『なは・あかつき』となってついに二往復まで激減。
 列車そのものが目的でない限り、東京・関西圏から一般客がビジネスホテルより高い寝台券と特急券を買って乗るはずはない。北海道行きの寝台特急のように列車移動が観光になっていれば事情は違うはず。
 東京〜新大阪〜博多『のぞみライン』に並行している限り近い将来の『全廃』危機を背負って走りつづけるしかない。
 この夏、九州で寝台特急を撮影した。恒例の鳥栖・原田で下り31列車『なは』35列車『あかつき』そして一列車『はやぶさ』。
 『なは』はJR九州最後の24系25型の列車で機関車に続くカ224(客車に電源を供給するディーゼル発電機搭載の電源車)もついにこの列車でしか見られない。
 鳥栖駅ホームで撮影の際、季節減車がないこの時期はホームいっぱいいっぱいにED76が止まるので撮影は厳しいが、いつものことながら乗り継ぎの熊本運転区運転士さんの許可でホーム下に下りて撮影できた。
 つづく『あかつき』は門司で33列車『彗星』を切り離しているので機関車停止位置はホーム上になる。原田で一列車を待つ間、JR九州の特急群を撮影。
 787リレーつばめ・783みどり・ハウステンボス・かもめ885かもめゆふいんの森など…自分が原田詣でを始めた頃は1レさくら・3レはやぶさ・5レみずほ 3本のフル編成寝台特急客車が目の前を走っていたのになんて考えてしまう。
 原田構内踏切が鳴り出し下り矢印が点灯、ホームがカーブしているので下り出発信号機が見えにくく自分の撮影する一番ホーム上に中継信号があり『進行』を現示、天拝山から筑紫野の丘を一直線に下った列車が左にカーブを切ってカメラのファインダーに飛び込んできた、真っ赤なED76に掲げられた白い大きな『はやぶさ』のヘツドマーク。聞くところによるとこの『はやぶさ』新ヘッドマークはJR鹿児島車両所の製作とか、本線分断で二度と来る事のない『はやぶさ』に列車への思いをこめて『鹿児島はやぶさ』薩摩魂が生きているような気がする。
 続く客車は14系と15型の6両編成、季節減は無いものの鹿児島本線系で一本残った寝台特急が14系6両とは寂しい限りだ。オリジナル14系・25型改造15型の不ぞろいなラインが走り去っていく。
 それでもいい、機関車牽引の特急客車列車が残っているだけで。
 翌日は最後のハチロクを熊本駅で撮影。夏休みの子どもたちで大人気のハチロクあそBOYはまるで孫を見守るおじいちゃんのように優しさにあふれていた。
 復活の日から今日まで阿蘇の急勾配を上り下りした体はすでに限界か? 平坦線での復活運転を期待しながら841一列車の発車汽笛とドラフトを心に刻み熊本を後に目指すは『田原坂』へ。
 鹿児島本線熊本電化前最大の難所だった田原坂。旧信号場が駅になっている。熊本区の大型機C59が特急・急行の長大編成を牽引した名所。
 当時と同じたたずまいの駅周辺は夏草の中。今では787系・815系が軽々と勾配を登っていくが、田原坂駅は熊本に向かって上り勾配の途中にホームがあり機関車牽引時代は『引き出し』に大いに苦労しただろうと想像できる。その田原坂で下り一列車『はやぶさ』を待つ。下りホームの端から望遠で狙ってみる。遠くで踏み切りの音がして機関車牽引列車の足音が近づいて来た。
 今日もきれいな『はやぶさ』のヘッドマークを掲げた豊肥久大運輸区(大分区)のED76が力行で進入、上り勾配の下り本線を一気にサミットめがけて駆け上る。
 特急『はやぶさ』熊本行、列車誕生時は西鹿児島(現・鹿児島中央)と東京を結ぶ長距離寝台特急であったが旅客減少で気づけば熊本の列車になってしまったが、その名に刻まれた薩摩隼人の魂は今日もこの田原坂『西南戦争』最大の激戦地に『隼人の風』を運んでいる。
 新幹線が通勤電車並みに走る今日、駅弁、おつまみ、ビール等たくさん買い込んで夜のホームから寝台特急列車に乗って九州へ行ってみませんか? 必ずや新幹線では見えなかった新たな発見の旅となるでしょう。ブルーの車体の輝きがきっと夢を運んでくれるはずです。
※寝台特急『彗星』京都〜都城は今年9月30日で運転終了。
※寝台特急『なは』と『あかつき』は今年10月1日より京都〜鳥栖間は併結運転、鳥栖で切り離し。
※ED76は九州内で客車・コンテナ列車を牽引する交流専用電気機関車。
※14系・15型・24系・25型は寝台特急客車の系列型式
※783・787・885はJR九州の特急電車型式
※ハチロクは蒸気機関車の愛称で熊本運転所の58645が現役だったが8月いっぱいで老朽化のため運転終了。(復活から17年間運転された)
※名古屋からの九州行き寝台特急列車時刻表
 はやぶさ=22:47発 熊本11:48着(門司で富士切り離し)
 富士=22:47発 大分11:17着(門司まではやぶさに併結)
(ベン名古屋営業所勤務)

「会社は潰れる、潰れないための対策」学ぶ
経営者は必勝仕掛け人
GKC 製販懇談会を開催

 岐阜県機械金属商業協同組合(理事長=福生雅利氏・ギフベア社長)は10月7日午後6時より、岐阜市日の出町のホテルグランヴェール岐山において「平成17年度製販懇談会」(流通委員会担当、委員長=武藤修氏・東洋工具専務)を開催し、講師にすえなみ英二氏(清見舎代表取締役)を迎えて講演会と、その後懇親会を行った。
 冒頭、福生理事長が「すえなみ英二先生に斬新な経営術をうかがって、明日の自分の会社をどのようにするかの参考にしていただければと思います」と挨拶。
 引き続いて、すえなみ氏が演壇に立ち、「会社は潰れる、潰れないための対策―経営者は必勝仕掛け人!―」の講演に移った。
 一時間にわたる講演では、経営者は外部に目を向けること、また利益は会社運営の燃料であり、最小限の利益(燃料)が決まればおのずと目標が見える、という話を聞いた。
 講演会終了後は懇親会が行われ、講師のすえなみ先生も交えて和やかな時間を過ごし、午後9時前にお開きとなった。
 【講演要旨】
 少し方向を変えるだけで、利益が十倍になった所がある。経営者は利益を上げ、業績を上げることが最大の条件。
 名誉とか、地位という「利益を上げ、業績を上げる」こと以外の勲章を求めてはいけない。
 三期続けて赤字だと銀行は付き合ってくれない。世の中には長期赤字でも生き残っている会社もあるが、それは土地を処分したりして、今までの財産を売ることで食いつないでいる。
 業績を向上させることが経営者の最大の務め。業績は費用分の成果(成果/費用)となる。言い換えれば内部(管理)分の外部(経営)となり、管理は権限で経営は責任。分母(費用)を小さくして、分子(成果)を大きくすれば、会社は儲かる。費用は会社の内部に発生するので、外部(お客様)に目を向けることが大切。
 業績が落ちてくると内部(管理)に力を入れるから、儲からなくなってくる。業績が落ちている時こそ、経営者は外部(お客様)に目を向けて営業に出る。
 また社員に対しては、彼らのやる気を起こさせることだけを考える。管理は、やる気をなくさせる。
 経営者は権限を小さくし、責任を重くする。そして、部下には権限を与える。
 総資本分の当期利益(当期利益/総資本)=10%を目指してください。3%では危ない。分母を小さくして、分子を大きくする。そうしないと自己資本からも金利を取られる会社になってしまう。
 銀行はお金持ちの味方と言われていたが、ここ数年で更に加速し、特にメガバンクは富裕層のためのものとなり、貧乏人からは金を取る時代になる。
 総資本利益率を上げるのが経営者の務め。
 何もしないで放置しておけば、会社は潰れる。それを潰れないようにするのが、経営者の務めである。
 一年に一度決算をしなければいけない。燃料という利益がないと、一年間の経営は出来ない。最小限利益を確保するのが経営者の務め。最小限利益目標というのが重要。それが出来れば、おのずと売上目標が決まる。
 時代は変わり、経済が未成熟の時代は目標ありきでも良かったが、現在のように成熟経済の時代では、安くても必要ないものは売れない時代になっている。また、非日常的なものは逆に高くないといけない時代。
 潰さない為の仕掛けは社長が作らないといけない。
 過去と将来は無関係。目標を立てる時に過去の亡霊が出てくる。目標は過去に囚われてはいけない。こうしたいという将来の経営者の夢が出ていないといけない。それで目標を決める。
 経営者がリスクを冒したくないと考えた出したときは、交代時期である。経営者は絶対前向きでないといけない。後ろ向きでは駄目である。
 ゴールを決めると、現在何をしなければならないかということが判る。
 やっていることは同じでも、外部に目を向けて活動し、手を変え品を変え、目先を変えることにより利益を出す。
 成果(利益)は外部にある。経営者は外部に目を向け、会社を潰さないようにしなければいけない。従業員は会社を辞めることができるが、経営者は会社をやめることは出来ない。
 つたない話でしたが、明日からの企業経営の一助にしていただければ幸いです。

豊島維大氏ウィニングコンサルタントを講師に
「労働基準法に対応した就業規則」
愛機工 経営者セミナーを開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏・山下機械社長)は10月12日午後6時より、採用・社員戦力化事業(実行委員長=野田道典副理事長・ノダキ社長)の一環として経営者セミナーを開催した。
 今回は豊島維大氏(ウィニングコンサルタント代表取締役)を講師に、「労働基準法に対応した就業規則」をテーマに行われ、組合員ら26名が参加した。
 講師の豊島氏は、昨年度同組合が組合員企業を対象に行った雇用実態調査に協力し実際に数10社を訪問して生の声を聞いた経験に基づき、講演では労働基準法に対応した企業存続のための就業規則について、次の項目ごとに業界を理解した上での最適な対策方法を紹介した。
1、身元保証書(身元保証契約書等)
2、試用期間
3、労働条件の明示(労働条件通知書、雇入通知書等)
4、人事異動及び出向・転籍
5、休職
6、服務規律
 @車両管理規定
7、労働時間、休憩及び休日(三六協定)
 @一年単位の変形労働時間制(一年単位の変形労働時間制に関する協定届等、※工具業界にはこの方が良いと思われる)
 A事業場外の労働(事業場外労働に関する協定届等)
 B時間外及び休日労働(時間外許可申請書、過労死対策管理表)
 C有給休暇の計画的付与
8、賃金
 @守秘手当
 A休暇等の賃金
 B定期賃金改定等(降給、賞与不支給)
9、定年、退職及び解雇
 @自己都合退職
 A解雇、懲戒解雇(始末報告書、解雇通知書、※解雇は解雇事由が就業規則に書いてないと解雇できない)
10、退職金
 @退職金の支給、額、支払い方
 Aこれからの退職金積立はどうあるべきか
11、継続雇用
 @65歳までの雇用とこれからの退職金制度
 A継続雇用定着奨励金

マンション向け魔法びん浴槽を装備
WRひろがるシリーズ
TOTOドアの清掃性アップ

 TOTOは、設置面積を変えずに浴室と浴槽をサイズアップできる「リモデルバスルーム」に、『マンション向け魔法びん浴槽』を標準装備した「リモデルバスルームWRひろがるシリーズ」を発売し好評を得ている。
 「リモデルバスルームWRひろがるシリーズ」は、独自のスリム構造の採用と配管経路の見直しにより、設置面積を変更せずに浴室内寸を最大で縦10cm・横5cmもサイズアップでき、さらに浴槽が約17cm広くなるシステムバスルーム。今回このシリーズに真冬でも6時間で約2℃しか冷めない『マンション向け魔法びん浴槽』を標準装備した。浴槽の湯が冷めにくいので、追焚き機能が付けられないこともあるマンションの浴室に最適。
 また、カビが根を張るパッキンやドア下換気口を無くした「スッキリドア」も標準装備。汚れが溜まりやすいドアまわりの清掃性が一段とアップした。
 浴槽はベーシックな長丸形の「エリプスデザイン」で、素材は艶やかな光沢と滑らかな肌触りで高級感ある「人口大理石」または「FRP」いずれかの選択が可能。からーはホワイト、ピンク、グリーンなど9カラーを用意した。また壁パネルには、洗い場カウンター側一面を周囲壁と異なるカラーにすることで浴室空間にアクセントを加える「アクセントパネル」を九カラー、「周囲壁」を13カラー揃えた。豊富なカラーと質感、素材の組合わせで、浴室空間をインテリア感覚で自由にコーディネートすることができる。
 【商品の主な特長】
 @六時間経っても約二℃しか冷めない『マンション向け魔法びん浴槽』を標準搭載
 外断熱層と内断熱層には「発砲スチロール」を使って放熱を防ぐ『二重断熱構造』を採用。あわせて「発砲ウレタン」を芯材とした断熱フロフタを使うことで、「真冬でも六時間経っても約2℃しか冷めない(従来は約7℃低下)」保温力を実現した。
 追焚き回数を減らすことが出来るので省エネにも効果的。また追焚き機能が無いお宅にも最適。
 A「スッキリドア」で意外と面倒なドア清掃性がアップ」
 従来のドアは、カビが根をはるパッキンや、ドアで一番汚れが溜まりやすいドア下の換気口があった。これら「パッキン」や「ドア下換気口」を無くしたのが『スッキリドア』。ドアの構造を変えることでパッキンを無くし、ドア下換気口はドア枠へ移動させた(開き戸は除く)。
 B豊富なカラー、質感、素材で浴室のコーディネートが自由にできる
 浴槽はベーシックな長丸形の「エリプスデザイン」で、素材は艶やかな光沢と滑らかな肌触りで高級感ある「人口大理石」または「FRP」いずれかの選択が可能。カラーはホワイト、ピンク、グリーンなど9カラーを用意した。また壁パネルには、洗い場カウンター側一面を周囲壁を異なるカラーにすることで浴室空間にアクセントを加える「アクセントパネル」を九カラー、また「周辺壁」を13カラー揃えた。クリスタル、マット、ライトエンボスなど質感のバリエーションも選べる。豊富なカラーと質感、素材の組合わせで、浴室空間をインテリア感覚で自由コーディネートすることが可能。
 価格は、772,000円から5タイプが選べる。

五島久子氏
大垣管材社長ご母堂

 大垣管材(大垣市長沢町3-16・社長=五島道久氏)相談役五島久子氏(社長ご母堂)が薬石の効無く、10月22日にご逝去された。享年77歳。
 告別式は10月24日正午より、大垣市鶴見町の“大垣市斎場”にて、道久氏が喪主を務めて行われ、親族はじめ、岐阜県管工機材商組合の役員をはじめ、関係者多数が焼香に訪れて故人のご冥福をお祈りした。

個人は工藤氏山信が優勝
団体も山信に栄冠
愛知県管工機材商協組第25回ボウル大会

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=石原徳和氏・原芳商会会長)の福利厚生部(部長=祖父江秀雄氏・祖父江工業社長)主管による「第25回ボウリング大会」が、10月22日に“星ヶ丘ボウル”を会場に、組合員はじめ賛助会員ら170余名が参加して開催された。
 当日は、午前9時45分の受付締切り時間には全員が揃い、福利厚生部員の鈴木部員(三エス商会社長)の司会進行、石原理事長の挨拶、前回第24回優勝者の優勝杯の返還式のあと、ボウリング場係員による競技ルール説明が行われ競技開始。
 会場は、土曜日とあって家族連れの姿もあちこちで見られ、和やかな雰囲気の中でプレイが進められ、ストライクが出るたびに、拍手喝采で会場内はあちこちで声援が飛び交っていた。
 早いチームは、約1時間20分で、遅いチームも1時間40分で競技を終了し、成績発表までの待ち時間を利用して、昼食を取りながら暫し休息。
 その後、成績発表が行われ、団体戦は山信Aチームが2位に1ピン差の1418ピンで優勝を果たした。
 個人では、山信の工藤幸一氏が564ピンで優勝し、賞品が石原理事長、祖父江部長より入賞者にそれぞれ授与され、川島副理事長(川島商事社長)の閉会の挨拶で、午後12時30分に盛況の内に製販の親善の輪を広げてのボウリング大会を終了した。
 入賞者は次の皆さん。
【団体の部】
▽優勝=山信A1418
▽2位=キッツA1417
▽3位=ベン1388
▽4位=山信S1321
▽5位=大清1320
【個人の部】
▽優勝=工藤幸一(山信)564
▽2位=前田留美(キッツ)513
▽3位=副島清(川本製作所)510
▽4位=上田武(ベン)497
▽5位=株本一彦(山信)496
▽ハイゲーム=工藤幸一(山信)217
(敬称略)

製販親睦ゴルフ会開催
杉山克雄氏杉山機工が優勝
三重県管工機材商組合正・賛会員30名参加

 三重県管工機材商業組合(理事長=田中邦洋氏・五光商会社長)では、10月18日に「製販親睦ゴルフ会」を菰野町の“三重カンツリークラブ”を会場に開催され、正会員はじめ賛助会員等30名が参加して平素の腕前を競った結果、組合員の杉山機工の杉山克雄氏がネット73で優勝した。
 当日は、参加者全員集合時間の午前8時30分前に集合し、田中理事長の挨拶、ルール説明の後、アウト、インに分かれて1組より順にスタートを切った。
 前日の雨模様と打って変わってまずまずのゴルフ日和となり、鈴鹿山脈をのぞむ雄大な景観をバックに、戦略性に富んだコースで思う存分プレイができたと参加者全員満足していた。
 プレイ終了後は、表彰式に移り、入賞者にそれぞれ賞品が渡された。
 上位入賞者は次の皆さん。(敬称略)
▽優勝=杉山克雄(杉山機工)N73.0H24.0
▽2位=冨永仙仁(安田)N73.2H22.8
▽3位=安藤秀起(アロン化成)N73.2H22.8
▽4位=伊藤嘉恭(伊藤管材商店)N73.6H14.4
▽5位=田中邦洋(五光商会)N73.6H14.4
▽ベスグロ=伊藤嘉恭88

加藤利一氏加藤製作所が優勝
ナゴヤ西部機械協組第15回ボウリング大会

 ナゴヤ西部機械協同組合(理事長=加藤丈人氏・加藤製作所社長)は10月14日午後7時より、愛知県西春日井郡豊山町のわくわくボウルにおいて「第15回組合員ボウリング大会」を開催、組合員とその従業員や家族ら81名が参加した。二ゲームで腕前を競い、加藤利一氏(加藤製作所)が395ピンで見事優勝を果たし、団体戦でも加藤製作所Aチームが優勝した。
 プレー終了後、パーティールームで懇親会と表彰式が行われた。
 冒頭、近藤和夫副理事長(近藤金属工業社長)が「このボウリング大会も今回で15回目となり、毎回大勢の方にご出席いただいております。これからもこのボウリング大会は続けてまいりたいと存じます。また、今後とも組合活動に対しご支援、ご協力を賜りたいと存じます」と挨拶。
 各賞の表彰に移り、入賞者に賞品が授与された。
 上位入賞者は次のとおり。(敬称略)
【個 人】
▽優 勝=加藤利一 395ピン(加藤製作所)
▽準優勝=清水雄路 382ピン(コサカ精工)
▽第3位=新美勇治 344ピン(近藤金属工業)
▽第4位=西村一二三 343ピン(旭工業所)
▽第5位=近藤和夫 330ピン(近藤金属工業)
【団 体】
▽優 勝=加藤製作所A
▽準優勝=コサカ精工C
▽第3位=近藤金属工業C
【ハイゲーム】
加藤利一 233ピン(加藤製作所)

市橋定之氏社長に就任
市橋商店 治氏は会長に

 市橋商店(岐阜市六条南三丁目8-21)では今年9月、市橋定之氏が社長に就任した。
 また、前社長の市橋治氏は会長に就任した。
 新社長の定之氏は「微力ですが、新たな決意のもとその重責を全うし、社業発展に専心努力いたす所存です」と抱負を語った。

第13回ダイドーニューイヤー
クラシックコンサート
2006年1月15日
愛知県芸術劇場大ホールで

 ダイドー(本社=名古屋市中村区名駅4-12-19)は来年1月15日、新年恒例となった「ダイドーニューイヤークラシックコンサート」(第13回)を愛知県芸術劇場大ホールにおいて開催する(午後3時開場、4時開演)。
 毎回、趣向を凝らした内容で観客を楽しませるこのコンサートも13回目を迎え、今回はセントラル愛知交響楽団音楽監督・小松長生氏プロデュースのもと、初めて大ホールを使い、松岡伶子バレエ団を迎えて本格的なバレエと音楽を鑑賞する。新春にふさわしい華やかなステージが期待される。
◆プログラム(予定曲目)
《第一部》
J・ウィリアムズ=「スター・ウォーズ」“メインテーマ”
J・シュトラウス=常動曲
R・ロジャース=「王様と私」“セレクション”
L・バーンスタイン=「ウェストサイド・ストーリー」“セレクション”
L・V・べートーヴェン=交響曲第6番「田園」より第4・第5楽章
《第二部》
チャイコフスキー=バレエ「白鳥の湖」第2幕
  ◇  ◇  ◇
【指揮】
小松長生
セントラル愛知交響楽団音楽監督
 2004年4月より、セントラル愛知交響楽団音楽監督。福井県出身。東京大学美学藝術学科卒、イーストマン音楽院大学院指揮科卒。東京芸術大学付属高校に首席合格したが、「指揮者になるには幅広い勉強を」との芸大教官の助言により、藤島高校から東京大学へ進む。指揮を伊藤栄一、D・ジンマンに師事。八五年エクソン指揮者コンクール優勝。ボルティモア響アソシエート、武生(たけふ)国際音楽祭音楽監督、カナダのキッチナー・ウォータルー響音楽監督、そして新星日本交響楽団正指揮者等を経て現職。94年細川利夫の「時の深みへ」(世界初演)他を指揮してザルツブルク音楽祭にデビュー。これまでにモントリオール響、ケルン放送響、モスクワ放送響、ボリショイ劇場等を客演指揮。またオペラの分野にも意欲的に取り組んでおり、これまでに「アイーダ」、「蝶々婦人」、「ラ・ボエーム」等を指揮している。2001年1月キエフ国立歌劇場のヴェルディ週問に招かれ「椿姫」を指揮。ウクライナ共和国黄金十字章を授与される。2002年6月3日、水原(韓国)のワールドカップ記念野外ステージで行われた日韓ワールドカップ記念イベントに、チョンミョンフンと共に参加。6月28日には、ソウルにおいて、ソウルフィルハーモニー管弦楽団定期演奏会に客演。戦後、韓国のオーケストラを日本人として初めて指揮する。現代曲、オペラ、教育プログラムのプロデュース、ジャズピアニストの小曽根真との協演など、ジャンルを超えた広汎なレパートリーを持つ。コスタリカ国立交響楽団の芸術監督、リヴォフ国立歌劇場首席客演指揮者。音楽芸術学博士。
【管弦楽】
セントラル愛知交響楽団
 1983年にナゴヤシティ管弦楽団として発足、自主運営オーケストラとして中部地域を中心に幅広く活動を行ってきた。1996年3月には「平成7年度愛知県芸術文化選奨文化賞」を受賞。1997年、岩倉市の好意による練習場の無償借用や事業補助を機会に、セントラル愛知交響楽団と名称を変更。1999年より、名古屋出身の女性指揮者・松尾葉子を常任指揮者に迎え、能演出によるオペラ「ドン・ジョヴァンニ」、文楽様式によるオペラ「異説・カルメン情話」など、バラエティーに富んだプログラムと斬新な企画による公演が話題を呼んだ。2004年4月からは小松長生を音楽監督に、また古谷誠一を正指揮者、松尾葉子を首席客演指揮者として新たな活動を展開。2005年「平成16年度名古屋市芸術奨励賞」受賞。定期演奏会、コンチェルトシリーズ、「第9」演奏会等の自主公演の他、バレエ、オペラ、ミュージカル等の依頼公演にも数多く演出。また、独自の構成によるプログラム、幅広いレパートリーを生かした学校公演にも積極的に取り組み、年間約百回の公演は、いずれも好評をもって迎えられている。
【バレエ】
松岡伶子バレエ団
 1952年名古屋市に開設。1956年第1回公演を開催、以来毎年公演。
〈主な古典作品〉白鳥の湖、くるみ割人形、眠れる森の美女、レ・シルフィード、シルヴィア、コッペリア他。
〈創作作品〉1967年日本昔話「舌切雀」(作曲-中野雅之)、1971年日本昔話「鶴の恩返し」より「鶴」、1982年ストラヴィンスキー曲による「火の鳥」、1983年「ブンナよ木からおりてこい」(作曲-藤掛廣幸)、外山雄三曲「幽玄」・能「羽衣」より「羽衣」、1984年ストラヴィンスキー曲による「春の祭典」、1988年山本茂実原作「あゝ野麦峠」(作曲-藤掛廣幸)。
〈受賞暦〉1979年都市文化奨励賞、1983年名古屋演劇ペンクラブ賞、1984年愛知県芸術選奨文化賞、1993年平成五年度名古屋市民芸術祭賞、一九九八年舞踊文化功労賞、2000年平成12年度名古屋市民芸術祭賞、第32回舞踊批評家協会賞、2002年平成13年度名古屋市芸術特賞、この他団員の受賞は、全国舞踊コンクール第1位他多数。
〈海外公演〉1979年国際児童年にモスクワ・イルクーツク・ハバロフスクで公演、1981年南京市・名古屋市姉妹都市一周年記念として中国の南京・蘇州・無錫で公演、1984年愛知県・江蘇省の五周年記念として中国の南京・蘇州・無錫で公演、1992年コロンブス・アメリカ大陸発見五百年祭アメリフローラ招待公演、1998年アバディーン・インターナショナル・ユースフェスティバル参加公演団員の大岩千恵子はアメリカ、インディアナポリス・インターナショナルバレエでプリマバレリーナとして活躍。浅倉由美子はモンテカルロ・バレ工団のソリストとして世界各地で活躍中。
【読者プレゼント】
 同社より読者の中からコンサートチケットを先着5組10名様にプレゼント。
▽受付日時=12月14日午前10時より
▽応募方法=電話またはEメールにて
〈電話〉052-565-1231コンサート係迄
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平成17年11月20日2221号
中部経産局管内
最近の地域総合経済動向

 中部経済産業局は10月12日、管内(愛知、岐阜、三重、富山、石川の5県)における最近の経済動向をまとめた。それによると、生産は電子部品・デバイスが拡大していることなどから緩やかな上昇傾向となっている。個人消費はデジタル家電の好調などで持ち直している。また、設備投資は自動車関連で積極的な姿勢が継続しており着実に回復している。さらに、雇用情勢は改善傾向で推移しており、完全失業率、有効求人倍率ともに全国でも良好な水準にある。これらのことから、管内の経済活動は「改善している」と、今年8月の発表から3カ月連続して基調判断を据え置いた。なお、先行きについては、生産は自動車、金属工作機械、電子部品・デバイスなどを中心に、当面、高水準で推移すると見込まれる。しかし、原油・原材料価格、為替の動向や国際情勢については引き続き懸念事項であり、今後の動向を十分注視していく必要があるとまとめている(比較は断りのあるものを除き、平成17年8月の実績値による)。
鉱工業生産・出荷・在庫
 鉱工業生産の動向を指数(8月速報)でみると、輸送機械工業、一般機械工業、化学工業が低下したことから、前月比1.5%減と2カ月連続の低下となった。また、前年同月比は3.9%増と10カ月連続の上昇となった。
 出荷は、電子部品・デバイス工業、情報通信機械工業などが上昇したことから、前月比0.3%増と2カ月ぶりの上昇となった。また、前年同月比は5.7%増と7カ月連続の上昇となった。
 在庫は、輸送機械工業、鉄鋼業が低下したことから、前月比0.3%減と2カ月連続の低下となった。また、前年同月比は2.5%増と13カ月連続の上昇となった。
 なお、大口電力需要は、中部電力管内では24カ月連続で前年を上回り、北陸電力管内では21カ月連続で前年を上回った。
主要業種の動向
◆自動車

 自動車の生産は、高水準で推移している。
 完成車は、国内向けは新車効果の一巡などにより、このところ伸びが見られないものの、海外向けが北米向けなどを中心に引き続き好調であることから、高水準で推移している。
 自動車部品は、国内完成車向けが高水準で推移しているとともに、国内メーカーの海外現地工場や海外メーカー向けの輸出も高水準で推移している。
◆電子部品・デバイス
 電子部品・デバイスの生産は、拡大している。
 半導体素子・集積回路は、記憶素子(メモリ等)が携帯音楽機器向けの好調さなどを受け、拡大している。
 液晶素子は、テレビ、携帯電話など情報通信機器向けが順調なことなどから、高水準で推移している。
◆情報通信機器
 情報通信機器の生産は、高水準で推移している。
 テレビは、薄型テレビが国内外の順調な需要動向を受け、高水準で推移している。
 デジタルカメラは、弱い動きがみられる。
◆電気機械
 電気機械の生産は、高水準で推移している。
 電動機は、好調な自動車向けを中心に、高水準で推移している。
 制御機器は、自動車関連、半導体関連向けが好調であり、緩やかな上昇傾向となっている。
◆一般機械
 一般機械の生産は、横ばいとなっている。
 金属工作機械は、国内向け、海外向けともに一般機械、自動車関連向けが好調であり、高水準で推移している。主要九社の受注状況をみると、海外受注が2カ月連続で前年を下回ったものの、国内受注は18カ月連続して前年を上回り、全体では35カ月連続して前年を上回っている。
 繊維機械は、海外向けに持ち直しの動きがみられる。
◆ファインセラミックス
 ファインセラミックスの生産は、上昇傾向となっている。
 ICパッケージは、情報通信機器向けなどを中心に、持ち直しの動きがみられる。
 触媒担体・ガスセンサ素子は、自動車向けが世界的に環境意識の高まりから、国内向け海外向けともに好調であり、拡大している。
◆鉄鋼
 鉄鋼の生産は、高水準で推移している。
 鋼板は、自動車向け、造船・産業機械向けが好調で、高水準で推移している。
 棒鋼は、民間建築向けが堅調なこともあり、横ばいで推移している。
 特殊鋼鋼材は、好調な自動車関連向けを中心に、高水準で推移している。
◆化学
 化学の生産は、高水準で推移している。
 自動車関連向けが好調なことなどから、高水準で推移している。
◆金属製品
 金属製品の生産は、低調に推移している。
 アルミニウム建材は、低調に推移しているものの、一部に持ち直しの動きがみられる。
 ガス機器は、高付加価値製品に動きが見られるものの、単体普及品を中心に弱い動きが続いていることから、低調に推移している。
◆繊維・陶磁器
 繊維・陶磁器の生産は、総じて低調に推移している。
 繊維は、合繊長繊維織物、毛織物とも、消費の低迷や中国等からの輸入品に押され低調に推移している。
 陶磁器は、タイルでは、モザイクタイルに動きがみられるものの全体では依然弱く、飲食器では、安価な輸入品に押され低迷していることから、ともに引き続き低調となっている。
消費・投資などの需要動向
◆個人消費

 個人消費は、持ち直している。
 大型小売店販売額は、22カ月連続で前年を下回った。
 コンビニエンスストア販売額は、6カ月連続で前年を上回った。
 乗用車販売は、新車効果の一巡などから、2カ月連続で前年を下回った。
 家電販売は、薄型テレビ等デジタル家電が引き続き好調を維持しており、6カ月連続で前年を上回った。
◆設備投資
 設備投資は、着実に回復している。
 半導体素子・液晶素子関連で大型の能力増強投資が進捗していることに加え、自動車関連で積極的な姿勢が継続しているなど、幅広い業種で投資を増加する動きがみられる。
 また、8月の管内主要九社の金属工作機械受注(国内向け)をみると、自動車向け、一般機械向けを中心に、18カ月連続で前年を上回った。
◆公共投資
 公共投資は、低調に推移している。
 8月の公共工事請負金額をみると、国、公団・事業団などで前年を下回り、全体でも前年を下回った。
◆住宅建設
 住宅建設は、このところ増加している。
 8月の新設住宅着工戸数をみると、分譲住宅、貸家が前年を上回り、全体では五カ月連続で前年を上回った。
◆輸出通関額
 輸出通関額(円べース)は、7カ月連続で前年を上回った。
 名古屋税関管内の輸出通関額(円べース)は、7カ月連続で前年を上回った。品目別でみると、「自動車」「自動車の部分品」などが前年を上回った。主要地域(国)別でみると、アジア向けは41カ月連続で、米国向けは7カ月連続で前年を上回った。EU向けは2カ月連続で前年を上回った。
◆雇用情勢
 雇用情勢は、改善傾向で推移している。
 新規求人数は、製造業、建設業、医療・福祉業をはじめ幅広い業種で増加している。有効求人倍率は、引き続き高い水準にある。完全失業率は、着実に改善している。
◆企業倒産
 企業倒産は、2カ月ぶりに前年を上回った。
 企業倒産は、横ばい傾向にあり、今後の動向については引き続き注視する必要がある。

右下武良氏は顧問に
右下誠一氏社長に就任
右下精器製造

 大正8年右下兄弟計器製作所発足以来、各種計圧器の専門メーカーとして86年間この道一筋に歩んできた右下精器製造(本社=兵庫県尼崎市長洲東通一丁目5-3)は、経営陣の若返りを図るために11月より専務の右下誠一氏が代表取締役(三代目社長)に就任。同氏は「今後とも製品の研究開発、生産技術の研鑽を重ね、新産業革命時代を拓く圧力計メーカーとしてより一層、各方面のご要望に応えて参りたい」としている。
 昭和49年より31年間社長を務めてきた武良氏は顧問に就任した。

祖父江工業・インテルグローの共同出資会社
株式会社アイズを創設
初代社長に山本公明氏就任

 祖父江工業(名古屋市中川区澄池町・社長=白石佳和氏)とインテルグロー(岡崎市明大寺町・社長=鋤柄禎彰氏)は、共同出資の新会社「株式会社アイズ」(社長=山本公明氏〉をこのほど創設させ、既に業務を行っている。
 「アイズ」は、主に建築業界の野丁場需要における設備機器を、スペシャリストとしてのノウハウを備え、デリバリー&サービスを今まで以上に、より満足のいくかたちで提供していくことを主眼に発足した。
 山本社長は「建築の設備回りの快適環境づくりをテーマに、機器流通の担い手として革新的で高いレベルの流通システムづくりを目指し、優れた製品、サービス、情報を提供してまいりますと共に、スペシャリスト集団として、確かな眼、広い視野を持ち、高い専門性を発揮してお客様の信頼と満足を得ることを目指します」と、抱負を述べている。
【会社概要】
▽社名=株式会社アイズ
▽所在地=名古屋市中川区荒子五丁目165番地アラコビル
▽電話=052-352-8355
▽FAX=052-352-9300
▽設立=17年10月
▽資本金=3,000万円
▽出資比率=祖父江工業50%・インテルグロー50%
■役員構成
▽代表取締役=山本公明氏
▽取締役=松本 毅氏
▽ 同 =鋤柄禎彰氏
▽ 同 =白石佳和氏
▽ 同 =福田 寛氏
▽監査役=川村良樹氏
■営業品目
▽設備機器=衛生設備機器・厨房機器・浴室設備機器・給湯機器
▽空調設備機器=ルームエアコン・パッケージエアコン・換気送風
▽水道機材=消火栓BOX・水槽類・ポンプ類
 前記各資材の販売及び付帯関連する取付け、施工に関する事業

研修会の一環として実施
喜多村合金富加工場を見学
岐阜県管工機材商組合会員等20余名参加

 岐阜県管工機材商組合(理事長=山田康博氏・山彦社長)では、10月28日に「喜多村合金製作所富加工場見学会」を実施し、正会員はじめ木曜会員ら22名が参加した。
 工場見学会は、研修会の一環として行われたもので、当日は午後3時に岐阜グランドホテルをマイクロバスで出発。予定時刻の午後3時40分に富加工場に到着し、記念写真を撮り、会議室にて北村専務の歓迎挨拶、浅野総務部長の工場概要説明、70年の歩みのビデオを観賞したあと、二組に分かれて各種水栓の加工、研磨、表面処理、組立の順で工場内を見学した。
 中でも、耐久性・メンテナンス性・施工性に優れた、戸建住宅専用トータル配管システムに欠かすことのできない配管用継手部材“iジョイント”を実際に、目で見て、触れて実感できる実験棟では、実際の施工状態や設置例も確認できるとあって見学者の注目を集めていた。
 見学後は、販促品のPRとスクラッチキャンペーンのあらましが、早川中部営業所所長から説明された。
 工場見学後は、岐阜グランドホテルで懇親会に臨み、西垣理事(西垣ポンプ製造社長)の司会進行、山田理事(関建材社長)の乾杯音頭で、松茸づくしを堪能しながら和やかに親睦を深め、森嶋副理事長(大東社長)の閉会の辞で盛況の内に終了した。

目標上回る来場者で盛況
家一棟まるごとセール
祖父江工業特別プレミア人気

 祖父江工業(名古屋市中川区澄池町2-5・社長=白石佳和氏)では、「家一棟まるごとセール」を10月16日に、INAX名古屋ショールーム内で開催し、目標を上回る来場者が訪れるなどして賑わった。
 家一棟まるごとセールは、10月1日から12月31日の3カ月間実施しているもので、期間限定の特別プレミアが設定されている。
 10月16日におこなわれた、INAXショールームを利用しての商談会には、予定していた動員数を上回り、同行した施主も二十組に達した。
 来場プレミアとしては、システムバスプレシオを選定すると、換気乾燥暖房機がプレゼントされる一方、システムキッチングランピアッセを選定するとタッチレス水栓または食器洗い乾燥機が、標準小売価格から5万円キヤッシュバックされるという特典が付けられた。
 システムキッチンのグランピアッセ・ピアッセアイズを100万円以上成約いただいた顧客対象には、10月1日から1月31日期間限定の選べる特別プレミアとして、@IHクッキングヒーター希望の場合は、標準のガスコンロとの差額10万円をキャッシュバック、A引渡し後一年後にプロによるキッチンの徹底クリーニングのサービス、Bガラストップガスコンロ希望の場合は、標準のガスコンロとの差額9万円をキヤッシュバック、Cステンレスカウンターの価格で人造大理石カウンターを価格アップなしで提供する特典がつけられている。
 このような特典をフルに活用したいと、16日の商談会には、IHヒーターと食器洗い乾燥機を希望で、グランピアッセを購入いただき、トータルで15万円のキャッシュバックを手にした施主もいた。
 特に来場者の人気を集めたのは、温水床暖房付エアコン、オール電化住宅、クッキングヒーター、システムキッチン、シャワートイレ、湿度コントロール器、空気清浄機などが好評であった。

事務所移転
ベネックス名営

 ベネックス名古屋営業所は、平成17年10月31日より、旧事務所(名古屋市中村区名駅四丁目2-12)より程近いところに移転。
 住所=名古屋市中村区名駅五丁目29―10錦通KDビル八階
 電話=052-571-3270
 FAX=052-571-3276(電話・FAX番号に変更はなし)。

12月11日にボウリング大会
新年会は1月25日名鉄ニューグランドで
愛鋲協 第4回定例理事・役員会開催

 愛知鋲螺商協同組合(理事長=藤田K氏・藤田螺子工業社長)は10月31日午後6時より、組合事務所において平成17年度第4回定例理事・役員会を開催。藤田理事長はじめ理事役員10名が出席して、ボウリング大会や新年会の件など6議案を慎重に審議した。
 第1号議案=事業部委員会に関する件では、馬場將嘉理事(メイナン社長)より10月分の売上と2006年版ねじ総合カタログの発注状況が報告された(総合カタログ897部、フロッピーディスク版39枚)。
 第2号議案=福利厚生部委員会・ボウリング大会に関する件では、阿部常徳理事(織田商店社長)より、12月11日午前10時より「星ヶ丘ボウル」(名古屋市千種区)において参加人員70名での開催を予定しており、案内を組合員に11月中旬に送付すると報告された。また、併せて参加の呼びかけも行われた。
 第3号議案=広報部委員会「愛鋲協」24号発行に関する件は、先ごろ完成し10月3日に発送したと報告された。
 第4号議案=平成18年新年会に関する件では、来年1月25日午後6時より「名鉄ニューグランドホテル」(名古屋市中村区)において開催される新年会の来賓など詳細について審議、開催案内は12月初旬に関係各位に送付予定と報告された。
 第5号議案=青年部活動報告に関する件では、10月12日に開催された役員会の報告が行われた。@忘年会は11月29日に「南国酒家」で開催する。A異業種交流会は、酒造メーカーの「常盤酒造」(名古屋市中川区)を新酒の仕込み時期の1月または2月に見学する予定。親会への案内については現在検討中。B研修旅行については来年9月から11月の間に、ソウルか上海へ2泊3日位の日程で実施したい旨が報告された。
 第6号議案=その他は、@日本ねじ商連常任理事会出席の件(11月8日・東京鉄道会館にて、藤田理事長、鈴木副理事長、土方副理事長が出席する)、A中央会愛知県大会出席の件(10月21日・名古屋マリオットアソシアホテルにて)、B中央会表彰式の件(同)、C中央会情報研究会研修会参加の件(11月18日)、D名古屋市商工協同組合協会研修会の件(11月19日・欠席)、E役員・青年部合同ゴルフ大会開催の件(10月15日、桑名カントリーにて)が報告された。F会員企業の倒産に伴う取り扱いについては、賦課金未納分と出資金とを相殺し、不足分(8,000円)は放棄することを承認した。G雇用能力開発機構の説明会は、次回の理事・役員会の午後4時30分より行うことを決定。H新年広告の掲載を確認した。以上で理事・役員会を終了。
 次回は11月29日午後4時30分より組合事務所にて開催予定。

伊藤氏(伊藤伝動工業)が副理事長に就任
笠井新体制整う
名古屋伝動機商組合10月例会を開催

 名古屋伝動機商組合(理事長=笠井善元氏・笠井社長)は10月24日午後6時より、名古屋市東区のメルパルク名古屋において10月の例会を開催した。
 当番幹事(ダイドー・大喜産業)の司会で進められ、冒頭、笠井理事長は「前理事長さんの時には大変甘えさせていただきまして、今になり大変大きな役が回ってきたと実感しております。当組合の為に何ができるのかという気負いはあるものの、非常に心配です。新米でございますので、皆様のご指導、ご鞭燵のほどよろしくお願いいたします」と就任の挨拶を行い、引き続いて新役員が紹介された。
 続いて、前理事長の山田氏より「大変短い期間でしたが、皆様方の絶大なご協力をいただきまして、全国伝動機商組合連合会の最後の全国大会となりました名古屋大会を無事終了させていただきました。大変感謝いたします。期間中は、不慣れな私にご協力いただきまして有難うございました。新しいご立派な新理事長さんに引き継いでいただきました。今後とも伝統ある名古屋伝動機商組合を盛り上げ、100年も続く会にしていきたいと思います」と退任の挨拶があり、例会を終了した。
【新役員】(敬称略)
 理事長=笠井善元▽副理事長=伊藤政男(伊藤伝動工業会長)▽会計理事=椿井基夫(椿井精工社長)▽理事=村瀬幸男(ムラセ社長)▽理事=長村康義(長村商店社長)▽会計監査=服部誠(服部社長)▽相談役=山田貞夫(ダイドー社長)▽相談役=大矢巌(大矢伝動精機会長)

11月26日に合同ボウリング大会
新年名刺交歓会は1月20日
中日本木工・全木商中支合同理事役員会を開催

 中日本木工機械商工協同組合(理事長=木村秀夫氏・昭元産業社長)と全日本木工機械商業組合中部支部(支部長=島田昭三氏・シマダ機械社長)は10月28日午後5時より、名古屋市中川区荒子の中日本木工組合会議室において、合同で理事役員会を開催した。主な審議内容は次の通り。
 〈中日本木工機械商工協同組合〉@第6回合同ボウリング大会については、11月26日午後3時から「レジャック」においてボウリング、午後5時より懇親会ならびに表彰式。A平成18年新年名刺交歓会は、来年1月20日「ルブラ王山」で午後5時より。会費は7,000円。同3時より合同理事役員会。B年末資金申込みについては、金利交渉後、組合員に案内する。Cその他、篠田機械及びシノダコーポレーションの脱会を10月31日付けで承認。10月21日に行われた愛知県中小企業団体中央会の愛知県大会において、福本副理事長、村瀬副理事長が会長表彰を受賞。また、テナントに関する事項が報告された。
 〈全日本木工機械商業組合中部支部〉@第36回通常総会は、11月26日「ルブラ王山」で午前10時30分より。総会終了後昼食をとり、合同ボウリング大会会場へ移動する。また、総会資料の内容の検討も併せて行われた。Aその他、10月1日・2日に中部ポリテクセンターで有接点シーケンスセミナーを開催し、9社9名が受講したと報告された。

米国で人気のミドルシルエット便器発売
TOTO グッドデザイン賞受賞

 TOTOでは、米国で人気のミドル丈の大便器「ミドルシルエット便器」を日本で初めて新発売した。また、飲食店などで注目されている和風の内装にも合う「木製便座」や、直線的でシンプルなデザインを採用したミドルシルエット便器専用の「ウォシュレットAR」、トイレットペーパーとリモコンがセットできる「スタンド式紙巻器」を新発売した。意匠性や快適性が求められるレストラン・料亭・エステサロンなどの店舗トイレにお勧め。もちろんこだわりの住宅トイレでもお使いいただける。
 また、「ミドルシルエット便器」などの新商品をはじめ、シンプルで質感を重視した商品を厳選したデザイン商品カタログ「TOTO NEW MATERIAL2005」を発行した。大便器・ウォシュレット・手洗器・紙巻器・鏡など、新商品六種を含む合計49種の商品を掲載した。これらの商品はトイレの機能性とパヴダールームとしての快適性も併せ持ちながら、空間にさりげなく溶け込むデザインを採用しているので、こだわりのトイレ空間を演出できる。
 設計者など専門家向けのTOTOホームページ「COM―ET」では、「TOTO NEW MATERIAL2005」の商品を3Dで疑似体験できる「3Dギャラリー」を開設した。WEB上で、便器と便座、洗面器と水栓金具の組み合わせや、カラーを自在に組み替えることができ、人物モデルを表示させることによリ、器具のスケール感を確認することができる。(3Dギャラリーのアドレスhttp://www.com-et.com/tnm/
 【特長】
@日本初!米国で人気の「ミドルシルエット便器」など新商品を発売
 一般的なハイシルエット便器に比べ、約170o高さが低い全高700oのミドル丈便器で。「NEWネオレスト」で評価されている、汚れがつきやすい便器内周のフチ裏部をなくした「フチなし形状」と、便器内をくまなく洗浄する「トルネード洗浄」を採用した、掃除がしやすい仕様。
 素材感を生かしたトイ設計が可能になる「木製便座(ソフト閉止機能付き)」も品揃えした。「スタンド式紙巻器」は、紙巻器とリモコンがセットできるスタンドタイプの紙巻器。通常、リモコンは壁に設置するが、「スタンド式紙巻器」であれば、あえて壁際に便器を設置しなくてもよくなり、空間設計の自由度が広がる。価格は、便器が173,000円から175,000円、木製便座が55,000円、ウォシュレットARが165,000円。
Aトイレ空間を構成するシンプルで質感のある商品を集めたデザイン商品カタログ「TOTO NEW MATERIAL2005」を発行
 TOTOと、輸入品を扱う関連会社「セラトレーディング」で扱うデザイン性が高い「便器」「便座」「手洗器」「紙巻器」「鏡」など、トイレ空間を構成する商品、合計四十九種を厳選し一冊のカタログにまとめた。シンプルでありながら、「陶器」「木」「ガラス」など素材感を生かした商品が掲載されている。
 「TOTO NEW MATERIAL2005」は、TOTO商品そのものを素材としてとらえた初のカタログ。商品を真上・斜め・横のアングルから写真掲載するなど、設計構想の際に、活用いただけやすいデザインを目指した。
B専門家向けのホームページに「3Dギャラリー」を開設
 TOTOホームページは、一般のユーザー向けと設計などを手掛ける専門家向けの二つのホームページを開設している。今回、専門家向けのホームページ「COM―ET(コメット)」に、疑似ショールーム体験ができる「3Dギャラリー」を新設した。WEB上での「カラー変更」「器具の組合せの変更」「視点変更」の他、画面に人物を入れ込み、便器に座らせることで器具のスケール感を確認することができる。さらに、CADデータや写真データも提供する。

『60年のあゆみ』B
株式会社ヨシタケ
代表取締役社長 山田  進 

初代社長山田武他界により、その夫人百合子が社長に就任。二代目社長山田百合子(55歳)、明治41年11月6日生。家庭の主婦業から一転して社長業にとって変わる、その苦労は口では言えない程のものがあったけれど、その後昭和47年9月までの8年8カ月の間、立派に創立者の意志を継ぎ、会社の発展に貢献。当時のバルブ業界では、女性社長はめずらしく業界において広く知られることとなった。また、女性らしい細やかな経営感覚を発揮し、昭和45年9月本社工場増改築及び第三工場増設時の挨拶のなかで、“私共中小企業の経営者は、常に反省と勇気を養い、新しい諸問題に対し適切な判断をくだす体制がいかに重要であるか痛感いたしています。また、従業員の作業環境の改善、健康管理、生産性の向上のために、工場内諸施設の自動化、省力化はもとより、全工場に空調をほどこした”と述べている。第21期昭和39年九月30日(S39年9月期)売上高1億8,400万円、経常利益4,000万円、第29期昭和47年9月30日(S47年9月期)売上高8億6,500万円、経常利益1億700万円。この8年間の業績は、売上高においては4.7倍、利益面では2.6倍にするなど大幅に業績を向上させている。お酒は創業者武よりよっぽど酒豪で、社員を始め、幅広く外部の人達とも飲み交す等、積極的に人間関係を押し進めた。本人にとってもそれが楽しみの一つでもあった。昭和40年5月(1965年)大阪出張所(後の大阪支店)開設、大阪市東区野江中之町当期売上高2億34,000円。昭和41年(1966年)1月東京営業所開設。初代所長に山田進が就任。当期売上高2億41,645,000円、対前年比20.8%の伸びとなる。初代温水器用減圧弁誕生。その後、中国電機製造を始め、電温メーカー各社に納入開始。42年7月本社第二工場完成。当期売上高3億54,006,000円。トヨタ上郷工場向け大量受注もあって前年比46.5%の伸びを記録。昭和43年(1968年)当期売上高4億44,026,000円。第二工場の全面稼動により増産体制が整い、いざなぎ景気の波に乗る。前年比25.4%の伸び。社長・山田百合子による第一次5カ年計画(昭和39年)売上目標2.5倍(昭和43年時)実績3.25倍達成、第二次5カ年計画立案@新製品開発A自動機の導入B売上高2.5倍以上(昭和48年売上目標11億1,000万円)C販売地域の拡大。第二次5カ年期問における新製品、電磁弁AS型、AF型(日本精器とタイアップ)、ベローズ型複式伸縮接手(大栄螺旋とタイアップ)、温水器用安全弁・ストレーナー(焼結金属とタイアップ)、P・X膨張タンク(米国ゼネラルフィッティング社製)輸入販売。昭和44年(1969年)当期売上高6億25,562,000円、新製品の投入により前年比40.9%の伸びとなる。45年9月本社第一工場を増改築。本社第三工場を新設。当期売上高8億15,702,000円、前年比30.4%の伸び。昭和46年(1971年)資本金1,000万円に増資。(昭和46年4月)当期売上高8億47,005,000円、いざなぎ景気後の不況により、前年比3.8%と小幅な伸び。昭和47年(1972年)10月当期売上高8億65,858,000円、前年比2.2%の伸び。(つづく)


被災後の素早い復旧に力強さを実感
ユキワ製品のシェアアップに努める
第38回全国ユキワ会開催

 ユキワ精工(社長=酒巻和男氏、本社=新潟県小千谷市千谷2600-1)のユキワ会(会長=清水善昭氏・シミヅ産業社長)は11月1日・2日の両日、会員が一堂に集う「第38回全国ユキワ会」を静岡県熱海市の大観荘にて開催した。初日に行われた総会では、メーカー概況報告、ユキワ会会計報告のほか新製品紹介などがあり、終了後は懇親会で親睦を深めた。また、2日目はゴルフ大会が開催され、渡辺喜弘氏(森一産業)がネット70で見事優勝した。
 2年に1度行われる全国ユキワ会は、関東地区・関西地区・名古屋地区・北陸地区の4地区に営業拠点を構え、ユキワ精工製品の拡販に努める有力代理店の集い。総会は隔年毎に各地区持ち回りで開催され、第38回目を迎える今回は、関東地区が担当した。
【総 会】
 定刻の午後4時、岩田ユキワ精工東京営業所所長の司会進行で開会。
 冒頭、挨拶に臨んだ清水会長は「本日は2年振りのユキワ会の総会でございます。お忙しい中ご出席いただき有難うございます。今回の開催の当番であります関東地区の皆さんには、この様な立派なところを会場に設定していただき有難うございます。さて、ユキワ精工様におかれましては、昨年10月23日の中越地震で罹災をされました。非常に大きな被害を受けられたのでございますが、ユキワ様の自力と言いますか、堅実な経営をなさっておられて、僅か1カ月で完全に復旧され、本当に力強いメーカーさんだと感じました。その地震直後にJIMTOFが行われ、その会場で酒巻社長にお会いいたしましたが、『社員の方が一人も怪我無く無事におってくれたので、再建のめどが立った。社員のお陰だ』とおっしゃっておられた。非常に印象深く覚えております。日頃から人を大切にする経営をなされているからこそ、あのような非常事態に素早く対応できたのではないかと思います。今後、この会社は益々伸ばされるであろうと、感じました。その様なメーカー様の商品を扱わせていただいていることを光栄に思っております。さて、景気は2002年の2月を底に致しまして、今月まで46カ月上昇期に入っております。先月、絶好調の工作機械のメーカーさんが関西地区にテクニカルセンターを開設され、その時に社長が『この景気は、2007年まで続く』とおっしゃっていた。様々な講演を聴きましても、新聞紙上でも、色々な方のお話しを聞いても、今回の景気は長期にわたって続く可能性があると感じております。折角の機会でありますフォローの風をうまく活用いたしまして、我々会社の社内体質の強化、また、ユキワ様の商品のシェアアップに努め、拡販していきたいと思います。最近の工作機械は、小型高精度がトレンドでございます。特にそのような分野に強いユキワ様には、他社に比べて売りやすい商品を開発していただいて、我々の後押しをしていただければと強く感じております。この総会が明日からの営業展開に役立つ、有意義な会になります事を祈念いたします」と挨拶。
 出席会員とユキワ精工社員の紹介が行われた。酒巻ユキワ精工社長より挨拶があり、本総会への出席と日頃の愛顧、そして昨年起きた中越地震時の支援のお礼が述べられ、営業報告が行われた(別掲)。酒巻取締役経営企画室長より工場の現況について報告され、「私共の使命は、魅力ある商品とサービスを提供し、お客様の満足と信頼を得ることと考えている。新製品の開発、製品のコストダウンを進めて、今後ともお客様に満足していただける商品を提供し、代理店の皆様にはより一層の引き立てをお願いいたします」と締めくくられた。
 続いて、会計報告並びに監査報告が行われ、これを承認。予算案も審議され承認された。
 この後、ユキワ精工の新製品であるCNC円テーブル「JNCシリーズ」、CNC傾斜円テーブル「TNT180」、ハイブリッドG1チャックの紹介と、新会員の山善(関西地区)が紹介され、総会を終了した。
【懇親会】
 午後6時からは、相模湾を一望できる大広間で懇親会が行われ、会員相互の交流を図った。
【2日目】
 2日目は、会員の親睦と情報交換を兼ねたゴルフ大会が西熱海ゴルフ場で行われた。上位5位までの成績は次の通り。(敬称略)
▽優 勝=渡辺喜弘(森一産業)N70H15
▽準優勝=大谷禎市(トラスコ中山)N71H9
▽第3位=安藤仁巳(安藤)N72H11
▽第4位=田中康造(喜一工具)N72H12
▽第5位=柏木征彦(柏木工機)N72H18

総会開催に際して
ユキワ精工取締役社長酒巻 和男

 本日は、代理店の皆様方には、大変ご多用の中お時間を割いてご出席いただきまして、誠に有難うございます。日頃はユキワ製品の販売に対しまして格別のお引立とご支援をいただいておりまして、有難く厚くお礼申し上げます。
 昨年の9月に山善さんのユキワ会加入の件につきまして、お願いを申し上げました所、皆様方からご了解をいただきまして有難うございました。今後共宜しくお願い申し上げます。
 昨年10月23日の新潟中越大地震の被災に対しましては、皆様方からの暖かい励ましと、ご支援をいただきまして有難うございました。お陰様で二週間程で生産を再開出来ましたが、皆様方のご支援の賜と感謝致しております。
 当社の販売状況でございますが、回復して来ましたのは一昨年の暮頃からでありましたが、忙しくなって来ましたのは、昨年の四月頃からでありました。その後、今月までの18カ月間お陰様で忙しい時期が続いております。総じて申し上げますと、昨年の下半期から現在までほぼ横バイ状態が続いておりまして、今年度の販売は、上半期実績で前年比プラス8%でありました。年間でも前年比プラス8%を予定しております。
 向先別では、国内販売が50%、直需が6%、輸出が44%でございます。国内販売では年々割出台・円テーブルの比率が高まって来ております。直需は、中国への生産移転が進んで来ており、その分輸出比率が高まって来ております。受注は少し下降気味になって来ておりますので、気を引き締めて頑張らなければならないと思っております。
 今後の当社の進む方向は、高精度加工、微細加工の分野であると考えておりますが、今後共新製品の開発、製品の改良に取り組んでまいります。
 そして積極的な営業活動と、スピーディーなサービス活動をモットーに頑張ってまいりますので、今後共ユキワ製品に対しまして、ご支援を賜わりますよう、お願い申し上げます。

トラスコ中山新製品紹介
非常災害時の救助活動に
『防災救助工具セット』発売
脱出用、救出活動用の2タイプ

 トラスコ中山(社長=中山哲也氏、本社=大阪市西区新町1-34-15トラスコグレンチェックビル)では、昨今の自然大災害を受け、非常災害時の従業員・顧客の安全確保、企業活動の機能維持を目的とした商品需要の高まりから、企業防災のための災害設備・救助活動に役立つ商品を集めたトラスコ中山オリジナル「防災救助工具セット」をこの程、発売。災害救助に欠かせないレスキューカプセルS(脱出用)とL(救出活動用)の2タイプを用意した。
【ラインナップ商品】
「セーフティキット」レスキューカプセルSセット1人用(災害時の脱出用として)
「レスキューセット」レスキューカプセルLセット2人用(救出活動を伴うセットとして)
【商品特徴】
 非常災害時の企業防災を目的として、2パターンのセットを用意している。
@「セーフティキツト」災害時に崩壊した建物などから脱出する際に役立つと想定される商品全16点のセット。障害物から身を守るヘルメット・マスク・ゴーグル・強度ある手袋、そして物を崩壊・移動させるためにハンマー・鋸・ジャッキ・バールなどをセット品として集結し、セット化した。スライドするハンドルと、65パイの自在キャスターが取り付けられている収納ケースは、災害時に瞬時に持ち出し使用できる設計になっている。
A「レスキューセット」災害時の人命などの救出に役立つと想定される商品全22点のセット。収納商品はセーフティキット内商品の人を保護するヘルメット・マスクなどの数量を追加し、障害物を吊り上げるレバーブロックや瓦礫を除去するショベル、また延長コード・ナイロンロープなども追加しセット化した。建物内の常備品として非常災害時を想定した現場の救出活動に役立つ。
B機能的な容器「アルミケース」
・軽量化・耐久性を重視した設計。(アルミの特性を生かし軽量化、1.5mmアルミ無垢材使用。表面耐荷重約100kg)
・災害時に瞬時に使用・持ち運ぶために、スライドハンドル・自在キャスター付きアルミケースに商品を収納しているので、即時に利用できる。(セーフティキット)
・アルミケースの周りをオレンジの蛍光テープでライン取りし目立たせている。
・ケース表面には明確に「災害救助工具」と記入してあり、また停電時にはセットの所在がはっきりわかるように、テープは蓄光タイプになっている。
【価格】
 セット価格は、「セーフティキット」が19万3,725円、「レスキューセット」が23万3,100円。
マルチに仕様変更可能な
ギア・プーリ引き抜き工具
「ギアプーラー」新発売

 トラスコ中山では、内輪・外輪兼用に加え、二本爪でも三本爪でも使用可能なマルチタイプのギア・プーリの引き抜き工具「ギアプーラーTCRV-4・TCRV-7」をこの程、発売。
 現在市場に出回っているプーリやギア引き抜き工具は、常に使用するワークにあった引き抜き工具を用意する必要があった。二本爪タイプと三本爪タイプ、また爪先端部分のフックの向きが内向きタイプと外向きタイプ、それぞれの商品が通常使用されている。
 同社がこの秋発売するギアプーラーは、従来品の持つ各々の機能を一つに集約し、これ一台でいろいろな場面に対応することが出来るように工夫されており、利便性が高まっている。
【商品特徴】
@ 爪の付け替え操作が可能で、内輪用・外輪用双方の引き抜き作業に対応、加えて、二本爪仕様・三本爪仕様のどちらにも簡単に仕様変更が可能。
A 独自の「爪が常に閉じる」機構(特許)を採用し、抜群の操作機能を実現した。
B 爪の付け替え作業は、バネの付いた「スクリューキャップ」を緩め、爪を付け替えるだけと簡単に扱える。
【用途】
ギア及びプーリの引き抜き作業専用。
【材質】
クロムバナジウム鋼鍛造品。
【仕様】
「TCRV-4」使用範囲-直径76〜102mm・長さ90mm、破断荷重-4t、質量-1.36kg。
「TCRV-7」使用範囲-直径76〜178mm・長さ135mm、破断荷重-7t、質量-2.98kg。
【価格】
「TCRV-4」は10,000円、「TCRV-7」は12,500円。

メカトロテックジャパン05に出展の
最新技術・商品を学ぶ
黒田精工名古屋支店合同販売研究会開催

 黒田精工名古屋支店(支店長=小田嶋清氏、名古屋市名東区上社2-243)は10月17日午後3時より、名古屋市中区錦の東京第一ホテル錦において、メカトロテックジャパン2005に出展する空気圧機器、ボールねじ、ツーリング商品、工作機械の新商品の販売研究会を開催した。今回は、メカトロコースとマシンツールコースに分かれて行われ、両コース合わせて70名余りが参加した。
 はじめに、花輪代表取締役常務より「日頃は弊社商品の拡販にご尽力賜りまして誠に有難うございます。このたびメカトロテックジャパン2005の開催を機にこの企画を行いましたところ、沢山の方にご参加いただき誠に有難うございます。先般の代理店総会で商品別四部会が承認されました。今回は、空気圧機器とボールねじのメカトロ部門、工作機械とツーリングのマシンツール部門の2つに分けて開催することになりました。後ほど各営業部長から運営方針と現状分析、拡販商品について話してもらうようになっております。その際、是非皆様のご意見など頂戴して、実りある会にさせていただきたいと思います」と挨拶があり、さらに黒田精工の現状について「IT関連も回復基調にあり、自動車関連が好調で、全体的には順調に推移している。また、マーケットでも9月1日より東京証券取引所の信用取引銘柄に選定されるという高い評価を受けている」ことも述べられた。
 各コースではそれぞれ、メカトロテックジャパン2005で展示される最新の商品・技術について午後五時過ぎまで講習が行われ、参加者は熱心に聴講していた。
 午後五時十分より会場を同ホテル最上階のアンピオに移し、懇親会が行われた。
 懇親会では、参加者を代表して芦川タイセイ社長が「大変魅力的な商品を分かりやすくご説明していただきまして、私共が明日からの商売につなげさせていただく意味でも非常に有意義なセミナーであったと感動いたしました。また、黒田精工様におかれましては大変業績も好調であり、株式市場におきましての信用も増加されたとのお話をお聞きしまして、私共販売店としても大変嬉しく思っております」と挨拶し、引き続いて力強い発声で乾杯。
 メーカー、代理店、販売店が互いに懇親を深め合い、午後7時過ぎにお開きとした。

志知 篤 会長の傘寿を祝う
志知 全社員とOBが参加

 志知(社長=志知亨氏、本社=名古屋市中区古渡町15-30)では10月22日午後5時より、名古屋市中区金山町のホテルグランコート名古屋「花梨」で、全社員とOB8名が出席して志知篤会長の傘寿(80歳)を祝う会が開催された。
 冒頭、志知社長が「弊社会長の志知篤が、今年7月18日に満80歳を迎えました。戦後60年、株式会社設立の昭和38年からでも42年の長い間、会社を発展させ、80歳の誕生日を無事迎えることが出来ました。これもOBの皆様と、また、今会社を支えていただいている社員の皆様のお陰と感謝しております。80年の人生の4分の3を会社の為に働いて来ていただいた。入社45年の大谷所長(取締役)から今年入社の会長の孫よりも若い社員まで、皆優秀な社員ばかりです。安心して趣味の旅行にどんどん出かけて行っていただければと存じます」と挨拶。
 社員代表として大谷所長より「会長80歳おめでとうございます。私が志知に入社いたしましたのは昭和35年で、会長が社長を務められておりました。会長は株式会社設立から社長、会長として会社の発展に尽くされ、瑞浪支店と関営業所を開設、会社発展に大きく貢献されました。また、愛知県機械工具商業協同組合の理事長を長年務められ、名誉ある『藍綬褒章』や勲章を受章されましたのは、我々社員も誇りに思っております。私達は、志知社長をはじめ一丸となって会社の発展に努めてまいります。社訓に『自分を大切に、人の和を大切に、会社を大切に』とあります。どうぞこれからも健康に留意されまして、更に一層の長寿を祈念いたします」と祝いの言葉が述べられた。
 出席した佐藤氏はじめ八名のOBの紹介が行われた後、挨拶に立った志知会長は、志知に入社した60年の会社の歴史を含めた80年間の人生を振り返り、最後に「社員の皆様、OB皆様、私のためにお祝いをしていただきまして誠に有難うございます。社長を助けていただいて、志知が益々発展いたしますように、宜しくお願い申し上げます」とお礼の言葉で結んだ。
 花束が贈呈され、引き続いてOBの小川氏が「会長より、やり抜く大切さを学びました。今後とも志知の発展を祈念いたします」と力強い発声で乾杯、祝宴に移った。
 参加者は歓談しながら会長の80歳を祝い、午後8時過ぎお開きとした。

秋の風物詩、神嘗祭で賑わう
伊勢神宮内・外宮を参拝
名機工同友会懇親旅行会開催

 名機工同友会(会長=時津忠氏・新栄商會会長)は10月15日・16日の一泊二日で、伊勢・鳥羽をめぐる懇親旅行会を行った。宿泊先は鳥羽の「戸田家・嬉春亭」。
 初日は、秋雨が降る中、午前十時にバスで名古屋駅を出発し、東名阪、伊勢自動車道を経由して伊勢神宮へ。伊勢神宮外宮を参拝した後、創業天保元年の老舗・伊勢「戸田家」の“料?”にて昼食。長年参拝客をもてなしている由緒ある店で、懐石料理を味わった。たまたまこの日は、今年秋に獲れた穀物を伊勢神宮に奉納する「神嘗祭」の初日で、「戸田家」の前の通りを穀物を載せた車山がちょうど通りかかり、見物することができた。
 昼食後は、内宮とおかげ横丁を散策。その後、二見浦にあるマコンデ美術館の見学を予定していたが、雨も強くなったため急遽取りやめ、宿泊先の鳥羽へ。
 午後6時より懇親会が行われ、マツケンサンバも飛び出すなど大いに盛り上がり、互いに親睦を深めた。
 翌日は朝食後、一路名古屋へ向い、予定通り全員無事に帰着、楽しい2日間の懇親旅行に幕をおろした。
【神嘗祭】
 神嘗祭(かんなめさい・かんなめのまつり・かんにえのまつり)とは、伊勢神宮(正しくは伊勢の神宮)の祭礼。戦前の大祭日の一つ。現在の新暦10月17日。
 皇室の大祭で、その年に獲れた新米で造った御酒と神饌を伊勢神宮に奉る儀式である。かつては9月11日(旧暦)に勅使に御酒と神饌を授け、9月17日(旧暦)に奉納していたが、明治12年(1879年)以降は月遅れで10月17日に行われるようになった。
 戦後は国の祭日ではなくなり、宮中と伊勢の神宮で儀式を執り行っている。
 「神嘗」は「神の饗(あえ)」が変化したものと言われている。「饗え」は食べ物でもてなすという意味の古語である。また、饗は新殻を意味する贄(にえ)の転じたものという説もある。
 ちなみに伊勢神宮では、10月15日、外宮で始まり、25日まで各別宮で行われる。
 20年に一度行われる神宮の式年遷宮は、実は大規模な神嘗祭だと言われている。秋の季語である。
 (出典=フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」)

第49回親睦ゴルフ会
広瀬 功氏が優勝
岐阜県管工機材商組合会員21名出席

 岐阜県管工機材商組合(理事長=山田康博氏・山彦社長)では、「第49回製販親睦ゴルフ会」を10月21日に、関市山田芳洞の“岐阜関カントリー倶楽部”を会場に正会員、賛助会員21一名が参加して開催され、正会員の広瀬功氏(瓶由社長)がネット74で優勝した。
 上位入賞者は次の皆さん。
▽優勝=広瀬功(瓶由)N74.0H12.0
▽2位=嶋田一眞(積水化学)N75.2H16.8
▽3位=新田裕二(三栄水栓)N75.2H22.8
▽4位=森嶋靖雄(大東)N76.0H36.0
▽5位=近藤篤(喜多村合金)N77.6H26.4
▽ベスグロ=広瀬功86

超硬製品エンドミル価格改定
三菱マテリアル神戸ツールズ12月21日出荷分より

 三菱マテリアル神戸ツールズ(社長=太田拓夫氏、本社=明石市魚住町金ヶ崎西大池179-1)は10月24日、超硬製品のうちエンドミルについて、価格改定を実施すると発表した。
 超硬合金の主原料であるタングステンは世界的な需要が高まる中、世界の生産量の80%近くを占める中国の輸出抑制策により、国際指標となる中間材APT(パラタングステン酸アンモニウム)の国際価格は昨年末以降、急激に高騰し、今後、更なる値上がりも懸念される状態が続いている。
 このような状況下、同社では徹底した合理化や体質改善、業務改善に取り組み、あらゆる面でのコストダウンに努力してきたが、材料費の大幅なコスト増等を吸収できず、超硬製品のうちエンドミルについて、12月21日出荷分より5〜10%の値上げに踏み切る。
【改定品目および価格改定率】
▽超硬エンドミル(外径/先端径φ3超え〜φ12)=5%
▽超硬エンドミル(外径/先端径φ12超え)=10%
※ダイヤモンドコーティングエンドミル(DC―2MS―3、DC―2SB―NF、DC―2MB―NF、DC―2MB、DC―2LB、DC―2XLB、DC―XB)の価格は据え置き。
【改定実施日】
 2005年12月21日出荷分より

青年部と合同で親睦ゴルフ
藤田守彦氏藤田螺子工業優勝
愛鋲協 桑名カントリーで

 愛知鋲螺商協同組合(理事長=藤田K氏・藤田螺子工業社長)は10月15日、三重県桑名市の桑名カントリー倶楽部において、同組合青年部と合同で親睦ゴルフコンペを開催した。
 当日は生憎の雨模様となったが、18ホールストロークプレーで日頃の腕前を競った結果、藤田守彦氏(藤田螺子工業常務・組合青年部)がN74.6で見事優勝した。
 上位入賞者は次の通り。(敬称略)
▽優 勝=藤田守彦(藤田螺子工業)N74.6H8.4
▽準優勝=土方成一(金城螺子製作所)N74.8H7.2
▽第3位=土方博之(金城螺子製作所)N75.8H25.2