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2004年(平成16年)4月
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平成16年4月4日2162号
MECTへ忌憚のない意見
05年展へ向けスタート
愛機工 前回展出品者懇談会

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏、山下機械社長)は、3月23日午後4時より「メカトロテック・ジャパン出品者懇談会」を東京第一ホテル錦(名古屋市中区錦3)において開催。これは、メカトロテック・ジャパン03に出品したメーカーを招き、来るメカトロテック・ジャパン05(会期平成17年10月19日から22日まで)に向けて、前回展の反省点や改善点について実際の出品者からの生の声を聞き、次回展に生かすために催されたもので、03年展出品者ら70名程が集まり、忌憚のない意見交換が行われた。意見の中には、中部地区だけの展示会というイメージがあり、これを全国的に認知された展示会にしていきたいとの要望があり、そのためには出品者それぞれの創意工夫も大切と、出品者側からも前向きな声が多く聞かれた。
 懇談会は、事業部副部長の志知亨理事(志知社長)の司会進行で、定刻の午後四時より始められた。
 冒頭、山下理事長より「いつも組合諸行事にご協力を賜りましてありがとうございます。メカトロテック・ジャパンも二年に一度開催されておりますが、前回展が過ぎまして5カ月あまり経ちました。次回展はご案内の通り、来年(平成17年)の10月19日より22日までということで既に日程が決まっております。このメカトロテック・ジャパンの存在理由と申しますか、皆様方にとってこの名古屋で開かれる工作機械・機械工具の専門展としての存在が、回を重ねるに従いまして大変クローズアップされてまいりました。愛知県というのは、全国でもモノ造りの中心地ということで、各メーカーさんが自社の技術・製品をPRする場所として日々に高まってきているのではないかと思います。私共の組合は今日お見えになっておりますニュースダイジェスト社さんと一緒に小間を集めまして、展示会の運営に協賛をしております。今回、この様に出品者の会を中間期に始めたのは、初めてでございます。その意味は、次回展の準備が今年の後半から始まるということから、実際にご出品された方々がどのように展示会をお感じになっているのか、また改善すべきことがどの辺にあるのかを組合としても真剣に考えたいと、展示会の実行委員長をしております時津副理事長も出席して、全員の皆様のご意向を確り承りまして、次回展に反映したいということで開催いたしました。最初に前回展のまとめとご報告をニュースダイジェスト社の黒田情報企画部長さんからしていただき、その後皆様方のご意見をいただきたいと思います」と挨拶。
 引き続いて、愛機工組合のメカトロテック・ジャパン03実行委員長の時津忠副理事長(新栄商會会長)より「前回2003年のメカトロテック・ジャパンの実行委員長ということで、先程来から山下理事長よりお話がありましたように、出品メーカー様のお声を反映しながら、次回の2005年展に向けたいとの考えの基に、本日お集まりをいただいております。是非忌憚のないご意見をいただき、この会を進めたいと思います」と今回の趣旨説明が行われた。
 続いて、ニュースダイジェスト社の黒田情報企画部長より、メカトロテック・ジャパン03の入場者数・商談結果、来場者の概要・声、商談概要、特別企画・付帯事業、広報活動、アンケート調査結果等について詳細な報告が行われた。
 また、来年十月に開催される次回展概要(別掲)も併せて説明された。
 意見交換では、@ナイター開催については、継続を求める声が多く、通常時間とナイター時間での来場者の比較の数字を明確に出してほしい、A会場へのアクセス問題では、高速出口、会場へ向かう交差点での渋滞等から、止む無く引き返したという声が多く聞かれたので、その点の改善と誘導を徹底してほしい、との要望が出された。B会場レイアウトについては、展示小間の配置により小間への来場者が異なり、展示場所や全体のレイアウト等の抜本的改革の必要性についても触れられ、Cワークショップの宣伝、誘導への要望もあった。また、D中部地区の展示会ではなく日本の、アジアの、そして世界の展示会として成長させてほしいとの要望と合わせて、そのような展示会へ主催者、出品者が協力して育てていかなければならないとする意見も出ていた。
 当日出席した出品者たちからは、次回展に出品したいとの熱意が感じられ、非常に有意義な会となった。
 【メカトロテック・ジャパン05の概要】
▽テーマ=『夢・モノ・価値』づくり、中部時代。
▽会期=平成17年10月19日(水)から22日(土)までの4日間(21日(金)はナイター開催)。
▽会場=ポートメッセなごや(名古屋国際展示場)。

Leading Edge Manufacturing in 21st Century
LEM21−2005
will be held at Nagoya
Port Messe Nagoya
The 3rd International Conference on
October 20−22,2005

 「メカトロテック・ジャパン05」と同時開催で、日本機械学会の生産加工・工作機械部門と生産システム部門の合同企画による「第3回JSME先端生産技術に関する国際会議」が開かれる。
▽開催日=平成17年10月20日から22日まで
▽会場=ポートメッセなごや(名古屋国際展示場)

総会役割分担など決める
4月23日に通常総会
三重県管工機材商組合第3回理事会開催

 三重県管工機材商業組合(理事長=闇雲明男氏・旭工機会長)では、3月12日午後4時30分より、津市新立町の木曽路津店において「第3回理事会」を開催し、通常総会を4月23日に津市桜橋の“陶陶津店”で開催することを決める一方、総会準備に万全を期した。
 理事会開催に際して、闇雲理事長より挨拶があり「中国経済が商品市況に影響を与えており、鉄製品、塩ビ製品、石油関連商品の調達に追われております。おおきく経済が変化の時こそ、情報交換を密にして、よりよい事業経営ができますことを願いたいと思います」と、挨拶。
 引き続いて、各議案審議に入り、次の各議案を審議し承認された。
○平成15年度事業報告・会計監査報告査定の件
 平成15年4月1日より16年3月12日までの事業と収支の報告を承認し、来る四月開催の通常総会に諮ることにした。
○平成16年度事業計画案・収支予算案の件
▽事業計画案
 ア、理事会(年数回開催)
 イ、地区懇談会(随時)
 ウ、正会員ゴルフ会(4月23日に三重中央カントリークラブで開催)
 エ、製販懇親ゴルフ会(10月14日開催予定)
 オ、新年賀詞交歓会(1月14日に開催予定)
▽収支予算案
 事業計画案に基づいて立案を行い、ほぼ前年通りになる模様。
○15年度通常総会開催の件
 協議の結果、4月23日に津市桜橋の陶陶津店で開催と決めた。
 当日は、午後4時30分より総会に臨み、午後5時30分より懇親会を行う。
【総会役割分担】
▽司会進行=後藤理事(協成)
▽議長=闇雲理事長
▽閉会の辞=金森副理事長(三立商会)
▽懇親会開会挨拶と乾杯=大西副理事長(中部企業)
▽中締め=山本理事(安田)
 また、当日は正会員によるゴルフ会を開催する。
 以上で審議事項を終了し、情報交換を行った。

5月21日の総会に備える
来年は犬山で日本ねじ商連総会へ
愛知鋲螺商協同組合第8回定例理事役員会

 愛知鋲螺商協同組合(理事長=藤田K氏、藤田螺子工業社長)は、3月22日午後6時より組合事務所(名古屋市熱田区)において定例理事役員会を開催、理事等七名が出席した。
 第1号議案=平成15年度決算中間報告に関する件、第2号議案=平成16年度第31期総会に関する件、第3号議案=事業部委員会に関する件、第4号議案=広報部委員会に関する件、第5号議案=青年部活動報告に関する件、第6号議案=ねじ商連第2回常任理事会に関する件、第7号議案=その他の件をそれぞれ審議した。
 第1号議案=平成15年度決算中間報告に関する件は、決算報告(見込み)が鈴木副理事長(会計担当・八幡ねじ社長)より行われ、会計監査を4月9日午後4時より行うことが承認された。
 第2号議案=平成16年度第31期総会に関する件は、開催スケジュールと各役割分担、来賓等について審議し、これを承認した。主な役割は、総会司会=土方副理事長(金城螺子製作所社長)、事業報告並びに事業計画案の報告=馬場理事(メイナン社長)、決算報告並びに収支予算案の報告=鈴木副理事長、監査報告=大野監事(中部製作所専務)、閉会の辞=土方副理事長。懇親会司会=花井理事(ハナイタイト社長)、開宴の辞=阿部理事(織田商店社長)、閉会の辞=奥田理事(奥田商会社長)。
 第3号議案=事業部委員会に関する件は、3月度収支報告と年間の中間報告が行われ、今期の事業部委員会の累計実績は先期を上回ることが報告された。
 第4号議案=広報部委員会に関する件では、広報誌「愛鋲協21号」は3月31日発行を目標に準備が進められており、22日校了、29日納品。今回は「ISO14001認証共同取得終了報告」を掲載。記事のボリュームが増えるために、基本の8頁に2頁追加して10頁で発行されることが報告された。
 第5号議案=青年部活動報告に関する件では、3月15日に組合事務所において役員会を行い、4月23日午後6時30分より「舞鶴館」において開催される総会について審議されたと報告。
 第6号議案=ねじ商連第二回常任理事会に関する件では、三月四日に新横浜「国際ホテル」において開催され、その中で、来年七月に開催予定の「日本ねじ商連第30期通常総会」は、愛知組合が担当し、7月24日・25日の日程で「名鉄犬山ホテル」において開催されることが決定したと報告された。その他の議題では、6月1日の「ねじの日」事業に関してマウスパッドを取り扱うことが決まった他、鋼材等の原材料の高騰に伴う値上げについても話題に上ったと報告された。また、マウスパッドの購入の協力も併せて行われた。
 第7号議案=その他の件は、@平成16年度組合員実態調査依頼の件、A日本ねじ商連講習会、研修会の補助金申請の件、B事務所移転に伴う費用等の報告が行われた。
 以上で、議事審議を終了。次回は、4月9日午後6時より(会計監査は午後4時より)組合事務所で開催される。

”タンガロイとして”
4月1日よりスタート

 東芝タンガロイは、これまでMEBO(Management and Employee Bay Out)の手法により、東芝グループから独立の手続きを進めて来たが、4月1日、予定通り東芝タンガロイと特定目的会社のNPFティーツー・インベストメントが合併し、東芝タンガロイを存続会社として新しくスタートを切った。
 新社名は長年に亘り浸透しているブランド名のタンガロイをそのまま採用し、「株式会社タンガロイ」とした。
 同社では、「これを機に、更に皆様方のお役に立ち信頼される超硬工具専業メーカーとして成長、発展を目指し、全員一丸となって努力する所存」としている。

愛機工三河支部
理事候補に大久保氏、犬飼氏
新たに中島氏を選出

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏、山下機械社長)の三河支部(支部長=大久保武氏、大久保商事社長)は3月14日、額田ゴルフ倶楽部(愛知県額田郡額田町大字南大須)において、支部懇親ゴルフ会と総会を開催した。
 総会では、各議案原案通り可決承認。また、任期満了に伴う理事の改選では、大久保武氏、犬飼芳雄氏(東陽会長)、中島忠幸氏(オーエヌ技研社長)を理事候補者として選出、五月の本部総会へ上程する。

神高の汎用圧縮機事業
4月1日統合を合意
コベルココンプ迅速対応と付加価値提供

 神戸製鋼所(以下、神戸製鋼)の100%出資子会社であるコベルコ・コンプレッサ(以下KCC)と神鋼商事(以下、神商)は、本年4月1日に神商の汎用圧縮機事業をKCCに統合することで合意した。これにより、神戸製鋼グループの汎用圧縮機事業を強化し、流通及びサービス指定会社とのさらなる連携を通じて、顧客への迅速なフォローと付加価値の提供をめざしていく。
 神戸製鋼は国内最大の圧縮機(コンプレッサ)メーカーで、一九一五年に日本初の国産品を完成させて以来、超小型機から大型機までをシリーズ化し、多様な業種のニーズに応えて来た。近年、省エネルギー機種の開発に力を入れており、油冷式スクリュ圧縮機「コベライアン」やスクリュ冷凍機「iZシリーズ、iZαシリーズ」で優秀省エネルギー機器として『日本機械工業連合会会長賞』を受賞するなど、高い評価を得ている。
 KCCは、1997年に神戸製鋼の汎用圧縮機の販売・サービス統括会社として設立され、以来省エネ診断(※注1)、遠隔監視サービス(※注2)などの付加価値の高いサービスを行い、国内外の顧客へのサービス向上に務めてきた。
 神商は、1963年神戸製鋼の汎用圧縮機市場参入と同時に、販売代理店として圧縮機本体及びその周辺機器、並びにそれらの設置工事等を提供、KCC設立後も重要な役割を果たしてきた。
 神戸製鋼は、KCCが培ってきた「顧客ニーズを常に把握し、商品開発・流通サービスに反映させる機能」と神商が培ってきた「関連機器、各種工事、アフターサービス等を一貫で担う機能」を統合することで、汎用圧縮機事業を強化し、更なる顧客満足度の向上に取り組んで行く。
【統合後の概要】
▽売上高=190億円程度▽営業内容=コンプレッサ、冷凍機およびその周辺機器の販売。各種工事並びにアフターサービス。(※注3)▽営業拠点=東京、大阪、名古屋ほか
【コベルコ・コンプレッサ概要】
▽社名=コベルコ・コンプレッサ(非上場)▽本社所在地=〒103-0026東京都中央区日本橋兜町7-12▽設立=1997年7月1日▽資本金=4億5千万円▽代表者=渡邊弘幸▽事業内容=コンプレッサ、冷凍機およびその周辺機器の販売、各種工事並びにアフターサービス▽営業拠点=東京、大阪、名古屋ほか▽海外現地法人=四カ所
(※注1)省エネ診断=工場の生産ライン毎に異なるエネルギーの使用状況を正確に把握し、必要とする総エネルギー量だけでなく、その使われ方を分析することによって、最適なシステムへの改善を提案している。
(※注2)遠隔監視サービス=顧客にて突然のエアダウンが無い様に、24時間、365日遠隔監視するサービス。緊急時には顧客と相談の上、遠隔操作により、コンプレッサを停止させない吐出圧力・回転数で運転制御し、突然停止を防ぐことが可能。
(※注3)営業内容(主な取扱商品)=@油冷式スクリュ圧縮機(助さんシリーズ、マーチシリーズ、コベライアンシリーズ等)Aオイルフリー式スクリュ圧縮機(エメロードシリーズ)Bスクリュ冷凍機(iZシリーズ、iZαシリーズ等)C真空ポンプD周辺機器(フィルター、自動制御盤、レシーバタンク、ドレン処理装置等)E各種工事(配管、据付、設置工事等)Fアフターサービス。
 尚、コベライアンシリーズは以下の賞を受賞している。(イ)優秀省エネルギー機器『日本機械工業連合会会長賞』(ロ)『日本機械学会金賞(技術)』。また、iZシリーズ、iZαシリーズは以下の賞を受賞している。優秀省エネルギー機器『日本機械工業連合会会長賞』

ミツトヨ組織機構改革・人事異動
営業拠点を41ヵ所へ
顧客密着型営業目指す

 ミツトヨ(神奈川県川崎市高津区坂戸1-20-1、社長=手塚和作氏)では、3月22日付で組織機構変更・人事異動を発表した。
 今回の組織機構変更では、国内の営業体制を拡大・強化し、現在27カ所の営業拠点を41拠点に拡充することで、顧客密着型営業を目指す。また「測定工具ご相談窓口」を開設、測定工具に関するバックアップ体制を整備して、顧客の満足度アップを図る。さらに宇都宮事業所、広島事業所では開発から生産までの組織運営の機動力を高めるため、組織の再編を行う構え。
【組織機構変更】
◎営業本部
 営業本部については全面的見直しにより、新体制は次の通り。
@「営業推進グループ」を新設。
A「業務改革グループ」を新設。
B「測定工具ご相談窓口」を新設。
C「業務センタ」を新設。
D「東日本統括部」を新設する。また東日本統括部に「東北営業センタ」、「北関東営業センタ」、「南関東営業センタ」、「甲信営業センタ」を新設する。
E「中部統括部」を新設。また中部統括部に「東海営業センタ」を新設する。
F「西日本統括部」を新設。また西日本統括部に「関西営業センタ」、「西部営業センタ」を新設する。
G各営業センタの下に「オフィス」(係単位)を新設。オフィスは、全国四一カ所に設置する。
◎宇都宮営業所
@測定工場、マイクロード工場、清原工場をそれぞれ「宇都宮第1製造部」、「宇都宮第2製造部」、「清原製造部」に改編。
A「商品設計部」と「生産管理部」を新設。
◎広島事業所
@呉工場、志和工場、宮崎工場、郷原素形材工場をそれぞれ「呉製造部」、「志和製造部」、「宮崎製造部」、「郷原製造部」に改編する。
A「商品設計部」、「生産技術部」、「品質管理部」、「生産管理部」を新設する。
【人事異動】
( )内は旧職を示す。
■営業本部副本部長兼営業推進グループゼネラルマネージャー=盛植昭彦氏(営業本部副本部長)
■営業副本部長兼業務センタ長兼測定工具ご相談窓口ゼネラルマネージャー=土森裕泰氏(営業本部副本部長兼流通販売推進グループゼネラルマネージャー)
■東日本統括部長=小林正人氏(東日本営業部長)
■中部統括部長=森山隆雄氏(中部営業部長)
■西日本統括部長=山崎雅美氏(西日本営業部長)
■宇都宮事業所 製品統括部長=青山 勉氏(宇都宮事業所測器工場長)
■宇都宮事業所 製品統括部長=下村俊隆氏(宇都宮事業所清原工場)
■広島事業所 製品統括部長=棚田哲憲氏(広島事業所呉工場長)
■広島事業所 製品統括部長=藤光 徹氏(広島事業所志和工場長)
■広島事業所 製品統括部長=大西良周氏(広島事業所宮崎工場)

トップ工業ライトスラッチU
ロングインパクトレンチ新製品を発売

 トップ工業(本社=新潟県三条市大字塚野目2190-0-5、社長=渡辺一郎氏)では、電路支持金具の取り付けに最適なスライドロング4サイズ板ラチェットレンチ「ライトスラッチU(PRW-4LAU)」と、建築現場の足場・仮枠の組立・解体作業に発揮する「建築用ロングインパクトレンチ(EPD-17L・EPD〜)」の2種を新発売した。
『ライトスラッチU』
 従来販売していた「ライトスラッチ」は、ソケットがアルミ製で軽量の人気商品。新シリーズのライトスラッチUは、若干重量が増えても耐久性の高い製品が欲しいとの市場ニーズに答え、ソケットを鉄製にして耐久性をアップ。レースウェイ・ダクト等電路支持金具の取り付けに最適で、D-1・D-2にも対応する。
【特長】
◎呼び寸12×13・14×17o
◎14×17側ソケットがスライド、突き出し長さは44ミリでD-2対応。
◎プレートにアルミ合金を採用し、軽量化。
◎ソケットは鉄製で耐久性を向上。
◎標準価格=9,600円(一丁)
『建築用ロングインパクトソケット』
 既に同社では電動ドリル用六角シャンク付ソケットロングタイプとして17〜21oを発売しているが、新たに省力化・効率アップを目的としたインパクトレンチ対応型を開発し、ラインナップの拡充を図った。組立時はもちろん、解体作業時の錆付いたナットはずし等に便利。
【特長】
◎呼び寸17〜24o(4サイズ展開)。
◎建築・土木工事や足場・仮枠の組立・解体作業に威力を発揮。
◎ロングタイプのため、パイプ(単管)のシングル締めに対応。
◎標準価格=2,960円(17o)〜3,450円(24o)

平成16年1月産業機械受注
前年同月比91・7%
3千458億7千万円

 日本産業機械工業会では、平成16年1月の産業機械受注状況を発表した。
 1月の受注高は3,458億7,000万円で、前月比97.8%、前年同月比91.7%となった。
 内需は、1,902億7,800万円で前月比70.9%、前年同月比90.1%となった。内需の前月比で増加した機種は、鉱山機械(107.7%)、タンク(175.7%)、送風機(113.1%)、運搬機械(103.9%)で、前年同月比では鉱山機械(118.4%)、ポンプ(101.7%)、運搬機械(133.7%)、変速機(113.1%)、金属加工機械(150.9%)が増加した。
 外需は、1,555億9,200万円で、前月比183.0%、前年同月比93.9%となった。本月のプラントは6件、323億6,600万円で前月比453.1%、前年同月比31.1%となった。外需の前月比で増加した機種は、ボイラ・原動機(128.1%)、鉱山機械(102.9%)、化学機械(547.8%)、冷凍機械(109.5%)、タンク(409.3%)、送風機(1213.2%〈約12倍〉)、運搬機械(117.5%)であり、前年同月比では鉱山機械(148.1%)、冷凍機械(105.0%)、タンク(421.2%)、プラスチック加工機械(119.1%)、送風機(177.0%)、運搬機械(181.7%)、金属加工機械(263.2%)、その他(117.5%)が増加した。
各機種の動向
と需要部門
◎ボイラ・原動機/前月比は、電力、その他非製造業の減少により63.7%、前年同月比は紙・パルプ、鉄鋼、電力、その他非製造業、外需の減少により87.2%となった。
◎化学機械(冷凍機械を含む)/前月比は、外需の増加により144.9%、前年同月比は化学、外需、代理店の減少により87.6%となった。
◎タンク/前月比は、化学、石油・石炭製品、外需の増加により301.6%、前年同月比は建設、官公需の減少により83.7%となった。
◎プラスチック加工機械/前月比は自動車、精密機械、外需の減少により92.6%、前年同月比は外需の増加により111.0%となった。
◎ポンプ/前月比は官公需、外需、代理店の減少により84.3%、前年同月比は石油・石炭製品、電力、外需の減少により98.6%となった。
◎圧縮機/前月比は、石油・石炭製品、電力、官公需、外需の減少により47.7%、前年同月比は官公需、外需の減少により76.9%となった。
◎送風機/前月比は、鉄鋼、外需の増加により173.5%、前年同月比は官公需、外需の増加により114.3%となった。
◎運搬機械/前月比は、繊維、運輸、外需の増加により108.7%、前年同月比は、食品、繊維、化学、運輸、卸・小売、その他非製造業、官公需、外需の増加により148.6%となった。
◎金属加工機械/前月比は鉄鋼、外需の減少により50.3%、前年同月比は、鉄鋼、外需の増加により190.2%となった。

ジーネット
組織改革人事異動

 ジーネット(本社=大阪、社長=古里龍一氏)では、4月1日を持って営業部門の組織改革並びに人事異動を行う。
【組織改革】
◎大阪機械部、FAシステム課、機械課を廃止し、新たに大阪支社の下に大阪FAシステム部と大阪機械課を設け、大阪FAシステム部の下にFAシステム1課、FAシステム2課を設ける。
◎静岡営業所の機械部門を廃止し、新たに名古屋支社の下に静岡機械部を設ける。
【人事異動】
( )内は旧職を示す
「役員」
■取締役営業本部副本部長兼ニュービジネス開発部長=中道和之氏(取締役総務人事部長兼ニュービジネス開発部長)
「営業本部」
■営業本部機工統括担当部長=森下聖一氏(大阪支社機工担当部長)
「大阪支社」
■大阪支社機工担当部長=平木宏峯氏(北九州営業所長)
■大阪支社機械担当部長兼大阪FAシステム部長=寺田和利氏(大阪支社機械担当部長兼大阪機械部長)
■大阪FAシステム部FAシステム1課長=下野勝司氏(大阪機械部FAシステム課担当部長)
■大阪FAシステム部FAシステム2課次長=中川正信氏(大阪機械部FAシステム課担当課長)
■大阪機械課長=笠原洋二氏(大阪機械部機械課長)
■北陸営業所長=原 伸一郎氏(京都営業所機工担当課長)
■広島営業所長=森 建二氏(北陸営業所長)
■北九州営業所長=外村正一氏(広島営業所長)
「東京支社」
■東京支社副支社長=中井範夫氏(営業本部機工統括担当部長)
■東京支社機械担当部長=中村幸吉氏(東京支社機械担当部長兼東京機械課長)
■東京営業所長=山田光一氏(東京営業所長兼千葉営業所長)
■東京機械課長=小山隆弘氏(東京機械課担当課長)
■千葉営業所長=伊勢欣司氏(千葉営業所機工担当)
「名古屋支社」
■名古屋支社副支社長兼機工担当部長兼名古屋住設システム課長=安田豊治氏(名古屋支社機工担当部長兼名古屋住設システム課長)
■静岡機械部長=大東眞司氏(静岡営業所長)
■静岡営業所長=中村明裕氏(一宮営業所機工担当課長)

役員の一部改選
愛機工青年部3月役員会

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏、山下機械社長)青年部(部長=水谷隆彦氏、ミズタニ機販社長)では、3月11日午後6時30分より「3月役員会」を行った。当日は9名が出席。
▼第1号議題=ボウリング大会・講演会報告
 金物商工組青年部との合同ボウリング大会は、2月13日「ブランズウィックスポルト」にて開催された。当日は、愛機工より81名、金物商工より31名が参加。反省点等を踏まえ、諸事の事情から来年度は合同によるボウリング大会を見送る構え。
 講演会は2月26日、東別院会館にて加藤歯科クリニック医院長・加藤 強先生を招いて行われた。出席は16名。反省点として、懇親会の伝達が上手くいかず、遅れてしまった事等が上げられた。
▼第2号議題=他産業視察の件
 他産業視察は「ビール工場見学」として、3月13日に行われる予定。出席は19名が確定。
▼第3号議題=合同委員会の件
 合同委員会は、3月26日に中区栄「そぞろあるき」にて開催を予定。当日は、来年度の新入部員にも参加を呼びかける方針。
 現在退部予定は6名、新入部員は7名(新栄商會、服部商会、丸一切削工具、サカイ、常磐精工、岡新、山勝)。
▼第4号議題=役員改選の件
 新規役員として推選された部員は次の通り
◎総務=水谷彰宏氏(センサスヤマモト)
◎教育=瀧 聰氏(ミズタニ機販)
◎厚生=家田征展氏(マルマン商事)
◎会計=服部康志氏(大宝)
◎会計監査=岩田敏裕氏(鈴木商店)
◎会合=加藤 茂氏(藤清商会)
◎野球=蟹江哲史氏(カツヤマキカイ)
◎広報=三木喜昌氏(三起工機)
◎研修=久我浩一氏(ノダキ)
◎他産業=石川 至氏(ダイジヱット工業)
◎キャンプ=棚木基之氏(NaITO)
◎レクリエーション=新田将史氏(トラスコ中山)
▼第5号議題=総会の件
 平成16年度通常総会は、6月4日に中区の東京第一ホテル錦にて行われる。
 次回役員会は、4月13日を予定。

愛機工青年部
ゴルフコンペ開催
優勝は峰澤氏

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏、山下機械社長)青年部(部長=水谷隆彦氏、ミズタニ機販社長)では、3月6日にゴルフコンペを中日カントリー倶楽部で行い、19名が参加した。
 時折雨や雪がばらつく等、天候が目まぐるしく変わる中で、ネット七一・六で峰澤彰宏氏(峰澤鋼機社長)が見事優勝した。
【上位入賞者(敬称略)】
▽優勝=峰澤彰宏(峰澤鋼機)N71.6、H14.4
▽準優勝=山本員彰(センサスヤマモト)N73.6、H20.4
▽第3位=伊藤英一(宇野)N74.8、H19.2
▽第4位=出石 篤(出石)N75.6、H26.4
▽第5位=世古雅人(三葉利工具)N75.8、H13.2

平成16年1月産業機械輸出契約
前年同月比93・4%1,481億900万円

 日本産業機械工業会では、平成16年1月の産業機械輸出契約状況を発表した。
 一月の輸出契約高は、1,481億900万円で、前月比196.7%、前年同月比93.4%となった。
 本月のプラントは6件、323億6,600万円で前月比453.1%、前年同月比31.1%となった。
 単体は1,157億4,300万円で、前月比169.8%、前年同月比212.4%となった。
 地域別構成比は、中東州59.7%、アジア州30.6%、欧州4.8%、北米州4.1%、ロシア・東欧州0.6%となっている。

東陽77社のメーカーが集い
180億売上を目標に
32回東陽ワンマンショー

 東陽(本社=愛知県刈谷市中山町5丁目10番地、社長=羽賀昭雄氏)では3月11〜13日の3日間、刈谷市相生町“刈谷市産業振興センター”にて「東陽ワンマンショー」を開催した。テーマは「新たな発見 人と地球に優しい 明るい未来への架け橋を」。
 今年で32回目を迎える今展では、前回を上回る4,100人の動員と、機械100億・工具80億の計180億円売上を目標に掲げた。
 羽賀社長は「機械・工具ともに横ばい強含みを意識しながらも、昨年を超す売上を確信している」と語るとともに、「今年度の決算もアップし、アメリカの支社でも落ち着き見せてきた。しかし、流通業者としてのプレッシャーは年々強まり、我々業者を通す事による付加価値を高める必要性に迫られ、今後の課題としたい」と商社として、今後の取り組みへの姿勢をも見せた。
 今回出展したメーカーは77社。工作機械・産業機械関連35社、油空圧・伝導・FA関連19社、切削・ツーリング・測定工具関連二四社。
 恒例となったアウトレットコーナーもあってか、朝早くから三河地方を始めとする多くのユーザーが会場へと足を運んだ。
 初日の午後2時30分からは、プロゴルファーの金井清一氏を迎えて講演会も行われ、人気を博した。

三菱マテリアルツールズ
高速・高送り加工を実現
3枚刃ミラクルボールエンドミル高精度なR形状

 三菱マテリアルツールズ(本社=東京都墨田区横網1丁目6番1号、社長=高田修氏)は三菱マテリアル神戸ツールズが開発・製造する新しいミラクルボールエンドミル「3枚刃ミラクルボールエンドミル」2タイプの販売を開始した。
 本シリーズは、独自の3枚刃形状(特許出願中)により、高速・高送り加工を実現する新しいミラクルボールエンドミルシリーズ。中心部まで高精度なR形状で構成され、高精度、高能率加工を可能とする。
【主な特長】
●独自の三枚刃形状により、良好な切れ味と切屑排出性を実現し、高能率加工を可能とする
●R精度±0.01o(R六以下)の高精度三枚刃形状により、荒から仕上げまで一気に加工
●深堀り加工用にロングシャンクタイプもラインナップ。多様な加工に対応する
●品名/型番=3枚刃ミラクルボールエンドミル(M/VC-3MB)R1〜10みり・10サイズ、3枚刃ミラクルボールエンドミル(L/VC-3LB)R2〜10o・7サイズ
●標準価格=VC-3MB(R1)10,700円〜(R10)80,700円、VC-3LB(R2)12,500円〜(R10)93,200円

キリンビール名古屋工場見学
愛機工青年部他産業視察

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏、山下機械社長)青年部(部長=水谷隆彦氏、ミズタニ機販社長)では、3月13日に「他産業視察」を行った。テーマは「ビールの学校」。キリンビール名古屋工場(西春日井郡新川町)にて、工場見学とビールについて学んだ。
 当日は十九名が参加し、午前十時よりキリンビール名古屋工場へ向かった。
 42年前に設立された同工場では、関連会社を含めると約四百名が勤めており、生産されるビールの銘柄はキリンラガー、一番絞り、端麗生、端麗グリーンラベル、ラガークラシックなど。また工場内では徹底したリサイクルを行っており、再資源率100%を98年に達成している。
 工場見学後は、ビールの秘密や効能、注ぎ方やビールカクテルの作り方を学ぶ実習を行った。
 ビールには、美肌効果や新陳代謝を促す利尿効果があり、カロリーも低いことから、適度に飲めば健康維持に繋がるとのこと。
 続く実習ではビールサーバーを実際に使用。泡とビールとの比率を考えた美味しい注ぎ方は7対3か8対2であると説明を受けた後、各自が慎重にビールを注いだ。
 さらにカクテル実習ではトマトジュースを使ったレッドアイ等々、3、3種を学んだ。取組んだ部員一同大いに盛り上がって、次々と飲み干す光景が見られた。

3事業部7本部体制へ
人事異動・組織変更
トラスコ中山4月1日付

 トラスコ中山(本社=大阪府東大阪市、社長=中山哲也氏)では、3月8日に組織変更及び人事異動を発表し、4月1日付けで発動する。
 組織変更では、同社が直面する経営環境の変化へ機動的に対応することを目標に、3事業部7本部体制へ。
【変更要点】
@同社コンプライアンス体制を維持・強化するため「コンプライアンス室」を新設。
A経営企画本部より分離独立し「情報システム本部」を新設。
Bプライベートブランド商品の開発・品質管理体制の強化と、ナショナルブランド商品の調達力向上を目的に、営業企画本部を再編成。プライベートブランド商品を開発する「PB商品本部」、ナショナルブランド商品を取り扱う「NB商品本部」を新設し、購買本部を「NB商品本部」へ統合する。
C機械工具商をターゲットとした「ファクトリー事業部」、管材商、溶材商、電材商、金物商等をターゲットにした「ワーカーズ事業部」を新設。
D首都圏の営業体制の強化、充実を図るため、東部ブロックを「首都圏ブロック」、「南関東ブロック」に再編成。
EHC事業部の営業管理機能を強化目的として、HC事業部内へ「東日本ブロック」と「西日本ブロック」を新設。
【人事異動】
( )内は旧役職を示す
■取締役副社長、支配人=大谷禎市氏(専務取締役支配人、営業統括兼販売企画本部長)
■専務取締役ワーカーズ事業部長=堂守 薫氏(専務取締役営業企画本部長)
■専務取締役HC事業部長=岸本敬一氏(常務取締役HC事業部長)
■専務取締役ファクトリー事業部長=北村嘉弘氏(常務取締役東部ブロック長)
■常務取締役管理本部長=小津浩之氏(取締役管理本部長)
■取締役中部ブロック長兼関西ブロック長=足立一巳氏(取締役関西ブロック長兼中部ブロック長兼FAシステム部長)
■執行役員物流本部長=中井 孝氏(執行役員購買本部長)
■執行役員北海道・東北ブロック長兼北関東ブロック長=木村順一氏(執行役員東北ブロック長兼北関東ブロック長)
■執行役員NB商品本部長=今川裕章氏(執行役員営業企画本部副本部長)
■執行役員経営企画本部長=藪野忠久氏(執行役員城南支店長)
■執行役員販売企画本部長=東本卓也氏(執行役員経営企画本部長)
■情報システム本部長=野木場豊博氏(経営企画本部情報システム部長)
■PB商品本部長=柳澤 順氏(高松営業所長)
■管理本部副本部長=中村哲也氏(プラネット南関東センター長)
■物流本部副本部長兼プラネット南関東センター長兼PSC東京センター長=宮武唯比古氏(プラネット名古屋センター長)
■首都圏ブロック長兼南関東ブロック長=柳谷正弘氏(東京支店長)
■HC事業部東日本ブロック長兼HC東京支店長=常光増次郎氏(HC東京支店長)
■HC事業部西日本ブロック長兼HC福岡支店長=高木正成氏(HC福岡支店長)

浅野守次氏
浅野商店創業者

 浅野商店(社長=浅野基氏、本社=愛知県犬山市内田東町1-10)の創業者浅野守次郎氏(同社相談役)は、かねてより病気療養中のところ、3月11日午後11時50分に薬石効果無く逝去された。享年74歳。
 通夜は、12日午後7時より「尾張北部聖苑」(犬山市大字善師野字奥雑木洞1-1)で、告別式は同所において13日午前11時より、長男で社長の基氏が喪主を務めてしめやかに執り行われ、業界関係者、近所の人たちを始め多数が参列。故人の冥福を祈った。
 浅野守次郎氏は、昭和34年に同社を創業。愛知県機械工具商業協同組合の理事としても、業界の発展に尽力した。

新型塗装ロボットレオナルド他
工業塗装内覧会開催
アネスト岩田実機見学とセミナー

 アネスト岩田と三菱重工業はこの程、新型塗装ロボットMRP-3000「レオナルド」を新発売した。これを機に「アネスト岩田塗装ロボット&工業塗装内覧会」を2月19日三菱重工業岩塚工場(産業機器事業部)に於いて開催。実機見学会とセミナー(どちらも午前の部と午後の部開催)に参加した各販売店の営業マンらの熱心な質疑応答に三菱及びアネスト岩田の担当者が説明にあたった。
 主な展示内容は塗装ロボット各種と関連機器、世界特許を持つ外部帯電水系静電ハンドガンはじめ液面レベルセンサー、新型粉体静電ユニット、特殊スプレーガンシステム等。
 実機見学に先立ち、開講の挨拶として、アネスト岩田取締役、塗装機事業統括壺田部長より、日頃の愛顧と拡販協力に対する御礼が述べられた。
 この後、実機の見学に移り四つのグループに分かれて@MRP-3000KF「レオナルド」コーナーAMRP-2100PF「マエストロ」コーナーB工業塗装(特殊ガン)コーナーC外部帯電、粉体静電コーナーを見て廻り、展示機器の説明を聴いた。
商品説明ではMRP-3000「レオナルド」や、外部帯電静電及び水系対応静電について行なわれた。
 セミナーでは「スピンドル塗装における塗料削減方法」についてを受講。
 質疑応答の後、見学会参加の御礼としてアネスト岩田中部日本営業部の村上部長が述べ午前の部を終了した(当日は同内容で午後も実施した)。
水性塗料導入と水性塗装機器
 国際的な環境への関心の高さと、環境先進国間での塗料に対する認識の深まりから、ISO14000シリーズ取得企業が増加傾向にある中、水性塗料導入への取組みが始まっている。ただし、問題点として@イニシャルコストの高さ(設置関連機器の導入の問題)AランニングコストについてB作業性のダウン等が挙げられる。
 これとは逆に導入のメリットについては@企業イメージのアップA取引先へのアピールとして有力等。
 水性塗料用として今、注目されているエアーガンには、外部帯電式の水性静電ハンドガンE-MW100と静電コントローラE-SC24がある。
 外部帯電式静電ガンの主な特長は@塗料ホース不要A軽妙なハンドリング性Bボルテージブロック(絶縁台)が不要C電極交換がワンタッチ等。
 水性塗装をサポートする周辺装置にはベンチュリーブース、ボルテージブロック、ステンレスダイアフラムポンプ、低圧スプレーガン等がある。
新型塗装ロボットMRP-3000シリーズ
Leonardo

 小型で多面的な取付けが出来る(用途に合わせた位置に装着出来るロボット)このレオナルドは、スピィーディーな動きと多様な動きで塗装をするロボットであり、主な特長としては@連続コンベアライン生産から、セル生産システムまで、全ゆる生産システムに対応出来るA使用目的や周囲の状況に合わせた自由な設置姿勢(床置き、壁掛け、天吊り)が選べる3機種を用意しているB作業者一人分の塗装範囲をロボットに置き換えた人間サイズのロボットC小型でも機能は大型機並み(記憶容量は40,000ステップ、最大998プログラムで塗装に必要な機能は全て装備しているD被塗装物に合わせた生産設備が設置出来る。
 この他、多彩な機能とシステムとして、@スピン式サーボフィーダAインテリジェントコンベアーB外部軸駆動ユニット(4軸)C防爆式CCVユニットDガンON-OFF高速応答弁Eフルチョイスシステム エアーパネルFパソコン操作で稼動G一ステーションでのロボット多数台使用H表示言語は和英、中の三カ国語を切替え表示IIEC規格対応、CEマーキング、ANSI(R15、06に準拠)。
セミナー
スピンドル塗装における
塗料削減について

 環境問題が社会的に大きく取り上げられるようになり、昨今の不景気からくるデフレ傾向により、塗装業界を取り巻く状況は厳しくなってきている。その中で、携帯電話やPDA(携帯情報端末)を始めとしたIT関連機器は、モデルチェンジサイクルがますます短く、また仕上がりも多種多様な塗色、肌が求められ、多品種少量生産の傾向が強くなってきている。
 同社では顧客第一主義のもと「塗装の総合コンサルテーション」を可能とし、単なる機器の提供、設備の提供ではなく、ユーザーの利益に結び付く様な付加価値の高い塗装システムの提供を目標としている。今回塗料の削減と生産性のアップを目指し、既存のチェーンコンベア式スピンドル塗装と塗装ロボットを組み合わせた新しい塗装システムを発表した。
【現代の自動塗装の流れ】
【大物塗装】
 自動塗装ラインにおける比較的大物ワークの塗装は大きく分けて、@コンベアによりワークを搬送し、レシプロケータまたはロボットにより連続して塗装を行う方法A人手、または移載ロボットによってフィーダーにワークを載せ、塗装ロボットによって一回ずつ塗装を行うバッチ塗装に分けられる。上記いずれの方式にしても、近年では仕上がりに美粧性が求められてきており、固定ガン、レシプロケータと比較してより精度が高く、多品種少量生産に適している塗装ロボットによる自動塗装が増えてきている。
【小物塗装】
 携帯電話、ノートパソコン等IT関連機器に代表される小物の塗装は、製品サイクルの短さ、成形技術の進歩による複雑形状化、多種多様かつ高意匠性の仕上がりが求められることから、より柔軟性の高い塗装設備が必要。
 小物部品の塗装方法としては、@網の上にワークを並べて上からロボットまたはレシプロケータにて塗装するいわゆる網塗り、Aチェーンコンベアに自転するホルダを等ピッチで付け、そのホルダにワークを複数個取り付け、ホルダを回転させながら固定ガンもしくは塗装ロボットにて連続で塗装するスピンドル塗装、B塗装ロボットに回転するフィーダーを持たせ、前述のスピンドル塗装同様にワークを自転させて塗装する方法。また発展形でロボットにガンを二丁持たせ、フィーダーにも自転ホルダを二ケ装備して二ホルダ同時に塗装させ、生産量倍増を狙ったツインサーボ式のロボット塗装もある。前述のように、小物塗装においてもより柔軟性が高く精密なロボットを使用した塗装が多くなってきている。
【PSSの誕生と特性】
 スピンドル専用機の高い生産性と塗装ロボットで実現される高塗着効率。従来システムではこの二つが相反し、どちらかの選択を迫られた。この二つのシステムを一体化し、現実のものとした。それがPrecision Spraying System(精密塗装装置)PSSである(特許出願中)。
 PSSは非常に優れた生産性と大幅な塗料削減、高い塗装品質を実現。また、本システムにカラーチェンジャーを付加することで、複数の色違いのワークに対応が可能となり、更なる生産性のアップが期待できる。今後ますます厳しくなるデフレによるコストの削減と、環境問題に対応するために、PSSは非常に有効な手段の一つといえる。

新会長にフタバ造園名倉氏就任
第9回定時総会を開催
漁火会中全国経営者漁火会会長講師に招く

 名古屋経営者漁火会(会長=西田篤生氏、共立機巧会長)「第9回定時総会」が、3月10日午後6時より名駅前の“愛知県中小企業センター”に於いて開催。各議題の承認と任期満了に伴う役員改選に於いて、新会長にフタバ造園の名倉輝光氏が就任した。
 尚、総会当日は講演会も併せ行われた。講師には全国経営者漁火会会長の中村 功氏を招き、演題「第3の“坂の上の雲”を目指して」を語った。
 定刻に従い開会して、国旗敬礼、国家斉唱に続き漁火会の誓いを唱和して西田会長の挨拶に移った。同会長は日頃会運営協力への感謝の意を示すと共に、入会して9年目を迎えて、今日迄無事に責務を全う出来たことも表わした。この後、各議題の審議に移り原案通り承認可決した。(会員数70名の内総会出席者は委任状含む本人出席56名で総会は成立と宣言)。
【議事】
▽第1号議案=平成15年度事業報告及び収支決算報告の件▽第2号議案=監査報告承認の件▽第3号議案=平成16年度事業計画案▽第4号議案=同年度予算案承認の件▽第5号議案=同年度任期満了に伴う役員改選の件(新役員原案を提出)。
【講演要旨】
 生きて行く上では、“仮設と証明”の論理が役に立ち、これは経営の原点でもあり重要なこと。仮設を打ち立てるにはいろいろな知識がなくては出来ない。
 それには文献に接したり、人との交流を深め情報を得ることが肝要である。
 今の中小企業は大企業側から指導を受けることはない。立場としては弱い。経営も戦いも大小と言う規模ではなく、戦法をどのように展開するかが勝負の分かれ道となる。
 営業ではまず歩くことから始まりそれが人間を磨くことにつながり、そして信用となり商品の売買になっていく。何事も苦労もなしに成功はあり得ない。失敗を恐れては駄目で、失敗と原因究明の繰り返しの末に成功を掴むことが出来る。順序と方法が違うから失敗と言う形で表われるのであって、別の方法があるとのヒントとなるものである。大いに挑戦すべきと数々の事例を掲げた。
 この他、社会科で学んだ歴史上の人物の偉業にまつわる話や、その国々での出来ごとにまつわる話等、面白おかしく語った。
 安売合戦が当り前になっている昨今の中にあって、本当に良い物を消費者は求めていること(本物思考)。
 また、スーパーの客は約80パーセントは固定客で占められていることは案外知られていない。今、お客は食の質の良い物を求めている時代となった。
 “安くていいもの”は本来有り得ない(コスト面を考えたら、どこかで価格設定に見合うようにつくられている)。“良いものは高い”、“安いものは良くない”これが本当の論理ではなかろうか。安くていいものは本来、どこかに無理があるもの。
 過去2回程、日本の歴史は坂の上の雲があった(つまり、日本の将来に向かって変革すべき重大な時期@明治維新A昭和の高度経済成長と技術向上目指した時期があった)。
 古来、日本の技術は世界に通用する質の高さを誇ってきた(中にはそれ以上の技術を持つものさえあった)。これらを継承し、これからも努力すべしである。真に「技術立国」の日本であれと言いたい。

愛機工熱田支部
葬祭マナー中心に
マナー講習会開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏、山下機械社長)熱田支部(支部長=水谷隆彦氏、ミズタニ機販社長)では3月12日午後5時より、中区金山“名古屋都市センター”にて「マナー講習会」を行った。
 始めに水谷支部長が「来年度から、愛機工組合では、ビジネスマナーを含めた社員教育事業に乗り出す事になった。これに先立ち、同支部でも日常のマナーについて勉強していきたいと思う」と挨拶を述べた。今回の講師には、村上学園の村上侑美子先生を招き、葬祭を中心に講習が行われた。
 マナーとは、本来気楽に自然体で行うべきものであり、心を形に表して相手へ伝える事。一つ一つの動作に意味があり、それを理解できれば、面倒だと思わず、心から動くことができると解説を行った。
 参加した会員らは、今まで正しいと思い込んでいた葬祭マナー等の間違いに驚きながら、真剣に耳を傾けていた。

事業系ごみについて研修
5月8日に通常総会
名古屋水栓販売協会3月度定例会開催

 名古屋水栓販売協会(理事長=加藤文隆氏・加藤鋼機会長)では、3月17日午後6時より、鶴舞公園内の萩乃茶屋において「3月度定例会」を利用しての、「名古屋市の事業系ごみ収集の中止についての説明会」を開催し、4月1日から許可業者(一般廃棄物収集運搬業者)による収集に切り替わる経緯に付いて研修した。
 研修会後は、例会を行い、5月8日に、恵那郡福岡町の栗本温泉“藤”で「通常総会」を開催することを取り決めた。
 総会当日は午後4時集合で総会に臨み、総会後は懇親会を行い投宿。翌日は有志による懇親ゴルフ会(愛岐カントリークラブを予定)を行う。
 研修会は、名古屋市環境局事業部作業課の松本主管らが訪れ、事業系ごみの収集と処理手数料の変更について理解と協力を要請した。
【事業系ごみの出し方と手数料のあらまし】
 今まで、事業系ごみは、名古屋市と、名古屋市から一般廃棄物収集運搬の許可を受けた業者(許可業者)が収集していたが、今年四月から事業系ごみの収集は全て許可業者が行うことになる。また、収集・運搬・処分手数料(許可業者の料金の上限額)と、名古屋市の施設にごみを直接持ち込む際の処分手数料も変わる。
 許可業者による収集と処理手数料変更の理由としては、@事業者の自己責任の徹底、A分かりやすい収集体制にする、B手数料を実際のごみの処理コストに近づける、C適正なコスト負担で「ごみ減量」と「資源化」を目指すDというもの。
 実際に四月からどのように変わるかと言えば、
@市の収集に出している場合は、許可業者に収集を依頼することになり、収集運搬手数料が30円から上限50円に変わる、指定袋が許可業者用指定袋のレモンイエロー色を使用する、ただし、手元に残っている市事業系ごみ指定袋(ピンク色)は平成17年の3月末までは使用できる。また、有料シールが残っている場合は払い戻しの対象となる。
A許可業者の収集に出している場合は、ごみの出し方は変わらないが、料金の上限が30円から50円に変わる。
B市の処理施設に自分で運んでいる場合は、搬入禁止物(再生可能物)、産業廃棄物以外であれば、引き続き処理施設に運び込むことが出来る。ただし、手数料が10円から20円に変わる。
※注意事項
 許可事業者に依頼する場合も、直接施設に持ち込む場合も、ごみに資源が混じっていたり、可燃ごみと不燃ごみが混じっている場合は、受け入れされない。
 研修会のあとは、質疑応答を交えて、ごみ問題を各自で検証した。
 ごみ問題の解決には、いかに企業の生産者責任を問うかという視点と、ごみ処理費用あるいはリサイクル費用をいかに企業と、その製品を買う消費者に負担させるかが大きな課題であり、言い換えれば、いかに市場に内分化するかという視点が大事といえる。
 一般廃棄物についても産廃についても、その処理・リサイクル制度を根本的に転換する必要がある。たとえば、一般廃棄物については、税金負担の処理に代えて事業者負担で処理・リサイクルを図るべきである。
 資源循環型社会という言葉が日常的に使われているが、決して喜んではいられない。その内容は、生産者責任を問うことなく、税金負担、あるいは消費者の直接負担による新たなリサイクル産業を興そう、というものでしかない。
 資源循環、すなわち廃棄物を資源に戻して利用する再生利用よりも、製品のまま繰り返し使用する、再使用のほうが好ましい。さらには、再使用よりも出来るだけ長持ちする製品をつくるとか、はじめから資源・エネルギーの使用量を最小限にしてつくることが必要だといえる。
 日本の場合、リサイクル法をつくる際、官庁の発想は常に三者の役割(行政、企業、住民)分担ということから始まっているため、事業者負担が軽くなりがちである。
 要は役割分担ではなく、費用負担をどうするか、そして費用負担にしても、事業者負担か消費者負担かという話ではない、事業者に負担させることによって、その費用を価格に上乗せさせ、それによって生産を変えること、つまり廃棄を含んだ市場をつくることがこれから求められる課題といえる。
 容器包装の大量生産によるごみの増加を防ぐために、事業者に製造、販売、利用した量すべてを回収・再資源化させ、その費用負担をさせるという「拡大生産者責任」の考え方を導入することが必要不可欠といえる。

重量鉄骨造りの3階建延床面積660u
『北配送センター』完成
イトウ天白に続き2番目の物流拠点

 イトウ(名古屋市北区紅雲町44-1・社長=伊藤辰之氏)では、兼ねてより建設中であった「北配送センター」がこのほど完成し、3月18日午前10時より竣工式を行い、5月からの本稼動を迎えることになった。
 天白配送センターに続き、二番目の物流拠点となる北配送センターは、重量鉄骨造り3階建て、延床面積660uで、一階は事務所と倉庫、二階は食堂、更衣室と倉庫、3階は倉庫からなり、200s積載の荷物用エレベーターも完備している。また、約900uと、十分とはいえない敷地を有効に活用するため、建物の周囲をドライブスルーのように中型トラックでも廻れるように配慮した他、2階倉庫へ直接フォークリフトで荷入れ作業が出来るようにと、開口部を設けているのが大きな特長。
 配送エリアは、名古屋市北部と尾張地区が中心で、近い将来の本社新装オープンに向けて重要な役割を果たすことになる。
 竣工式は、伊藤社長を始め、会社の代表と工事関係者らが出席して執り行われ、竣工式に際し伊藤社長は、工事関係者に対して満足のいく建築をしてもらった事に対しての感謝の言葉と、立派な配送センターに負けないぐらい気を引き締めて、配送センターでの仕事に精励して欲しいとの、所員に対しての励ましの言葉が述べられ、続いて竣工式に移り、神官のお祓いのあと、伊藤社長ら関係者らが神前に玉串を捧げ工事の完成を祝った。

リサイクル材料の「公共ます」
フラット自在リブパイプ用自在受口付小型マンホール
三菱樹脂相次いで発売する

 三菱樹脂では、上流受け口部に「水溜り」や「縮径」を発生させることなく、角度調整が可能な、業界初のリブ用ヒシプラホール「フラット自在」(リブパイプ用自在受口付小型マンホール)受口構造を採用したリブパイプ用小型マンホールをはじめ、リサイクル材料を使用した「リサイクルシマス」、同シリーズの「起点形ドロップ」を新発売した。
 「フラット自在」は、勾配方向で15度、水平方向で7.5度までの角度調整が可能で、角度調整後の維持管理がアップし、材料・工事費で約30%のコストダウンに繋がる。
 また、ワンタッチ角度調整機能で、微妙な角度調整も簡単に行える。
 種類は、150-300、200-300シリーズがある。
 一方、業界初の「リサイクルシマス」は、資源循環型社会に向けて開発されたエコロジー対応型の新しい「公共ます」。画期的な成形技術により、中間層に塩ビ製継手のリサイクル材料、内・外層に従来の塩ビ原料を用いることを可能にした。
【特長】
@従来の塩ビ樹脂の特長はそのままに
 内外層は従来の原料で構成しているので、耐食性、水理特性、耐候性など、塩ビ樹脂の優れた特長はそのまま保持している。
A下水道協会規格JSWASK-7と同等性能
 同社が開発した新成形技術により製品強度、水密性等は下水道協会規格JSWASK-7規格と同等性能を有している。
B内外層には鮮やかなアイボリー色を採用
 内外層には従来の公共ますのイメージを一新する鮮やかなアイボリー色を採用した。
C優れた曲線構造
 従来品と同様、なめらかな曲線構造を採用しているため、優れた点検・維持管理性を発揮する。
 種類は、100×100-200シリーズと100×150-200シリーズがある。
 また、同シリーズの「起点形ドロップ」は、立て管部にはリサイクル三層管を採用することで、リサイクル材を利用した業界初の画期的な三層成形構造で、下水道協会規格JSWASK-7と同等の性能を有し、ホールソー受口(HLS)を任意の位置に取り付けられるため、広範囲の流入方向への対応が可能なうえ、施行現場の配管が容易に行えるよう立ち上がり管の長さも豊富に品揃えしている。
 種類は、100-200、125-200、150-200シリーズがある。
 その他詳細については同社中部支社(名古屋市中村区名駅3-28、電話052-565-3711)へ問い合わすとよい。

予想を上回る来場者で盛況
春の新商品発表会開催
クリナップ名 古 屋抽選コーナー賑わう

 クリナップ名古屋支店(名古屋市東区代官町・支店長=小西啓一氏)では、3月4日〜6日の3日間に亘って、名古屋ショールーム(所長=富田龍二氏)において「春の新商品発表会」を開催し、期間中約1,100名が訪れて盛況を博した。
 ショールームには、住空間と使う人の心地よさを考えた「スーパーサイレントキッチン」をはじめ、人の自然な動きを基本に、様々な機能を追及した「洗面化粧台ファンシオ」、浴槽の素材を用途に合わせて選択できる「ラクシーユ」などが展示紹介され、来場者も係員の説明を聴きながら隈なく見て廻った。
 中でも、SSの優れた機能美と、開放感溢れるオープンスペースを実現することにより、より長く、より快適に使用するために、進化を追及した「フラット対面キッチン」が注目を浴びた。
 そして一坪の有効スペースを機能的に追求した洗面化粧台では、生活スタイルに合わせて洗面空間をデザインする「ファンシオシリーズ」が好評であった。
 また、浴槽では、用途に合わせて人口大理石二種類を選択できる「クラシーユ」が人気の的だった。
 ご成約特典として、特賞DVDプレーヤーはじめ、一等折りたたみ自転車などが当たる抽選も行ない、抽選コーナーは終日賑わった。
 期間中、エンドユーザーはじめ、工務店、工事店ら約1,100名が来場し盛況を博すなど、関係者も予想を上回る来場者が訪れ喜んでいた。

愛機工組合第64回親善野球大会
キャプテン会議
36チーム参加し、4月10日開幕

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏、山下機械社長)は、4月10日より開幕する第64回親善野球大会(福利厚生部担当、部長=服部利一郎氏・服部商会社長)のキャプテン会議を3月16日午後5時30分より「東別院青少年会館」において開催した。
 冒頭、部服福利厚生部長が「第64回愛知県機械工具商業協同組合親善野球大会のキャプテン会議に、多数の方々にご出席を賜りまして誠にありがとうございます。本日は、水野審判長さんにもご出席をいただき本当にありがとうございます。昨年は、34チームの参加でした。今年は36チームの参加と2チーム増えました。また、昨年は4月から始まり11月までかかりまして、皆様には長い期間となりご迷惑をおかけ致しました。今年は9月位までには終了したいと思っておりますので、各チームの方々にはスムーズな運営にご協力をお願い致します。怪我の無いように、優勝目指して頑張っていただきたいと思います」と挨拶。
 馬場良祐福利厚生部副部長(朝日専務)より資料の説明が行われた。
 続いて、水野審判長より「いよいよ野球シーズン到来でございます。恒例の親善野球大会の幕が切って落とされる時期になってまいりました。親睦を図りながら、一生懸命頑張っていただきたいと存じます」と挨拶があり、本年度の主な改正点を中心にルール説明が行われた。
 その後、Aゾーン、Bゾーンそれぞれの組み合わせ抽選が行われた(別掲)。第一日目(十日)は、江南市民球場で行われる予定。
【試合開始時間】
(試合開始30分前集合)▽第1試合=9時〜10時30分▽第2試合=10時30分〜12時▽第3試合=12時〜13時30分▽第4試合=13時30分〜15時▽第5試合=15時〜16時30
▽使用ボール=マルエスボール(毎試合一チーム二個の提出)。
▽回戦=7回戦@1時間30分を超えた時は新しいイニングには入らない、A優勝戦は7回とし、コールドゲームは適用しない。
▽延長戦=1時間30分を超えて新しいイニングに入らない。
▽コールドゲーム=3回以降10点差、5回以降7点差となった場合。
▽雨等による試合不能の時=4回までに続行不能となった場合は再試合、5回以上で続行不能の場合はコールドゲーム。
▽集合=開始時間30分前に球場に集合。
▽ベンチ=ベンチは組合若番が一塁側とする。
▽同点=時間切れ同点の場合は、九名の各選手の全員がジャンケンをして決める。
▽ホームラン=ホームランは審判が判断する。但し中継ミス等によるものはホームランとしない

平成16年4月11日2163号
中部経産局管内
最近の地域総合経済動向

 中部経済産業局では、管内5県(愛知、三重、岐阜、富山、石川)における最近の経済動向を3月9日に発表した。それによると、中部地方の経済活動として生産面を見ると一般機械や電子デバイスなどが増加してきており、引き続き堅調に推移。個人消費は横ばいとなっている中、百貨店の売上や自動車販売が前年を上回って推移するなど、一部に引き続き明るい動きが見られる。設備投資面では回復の動きがある。雇用情勢は、引き続き厳しい状況となっているものの、自動車関連を中心に人手不足感が見られるなど一部に改善の動き。総括判断は、2カ月連続上方修正(持ち直しから、緩やかな改善に向けた動きへ)。
ポイント
@生産は、半導体素子・液晶素子などに加え、電気機械や自動車部品でも好調となり、さらに薄型テレビでも生産設備増強により拡大する兆しが見られることから、引き続き堅調。
A東海地域(愛知、三重、岐阜の三県)の鉱工業生産指数は115.1と5カ月連続して過去最高記録を更新。東海地方の景況は改善している。
B先行きは、デジタル家電関連での工場本格稼動や米国景気の力強い回復、好調な中国経済などを背景に、生産は堅調な推移が見込まれる。消費でも百貨店など明るい動きが続くことから、多方面への波及が期待される。ただし為替動向や、BSE、鳥インフルエンザの消費への影響など引き続き懸念事項もあり、今後の動向は注視する必要がある。
C総括判断を2ケ月連続上方修正。
【普通鋼鋼材】
 生産は堅調に推移している。なお、原材料価格高騰の影響がみられる。
 鋼板は、造船・完成車向けの動きに加え、産業機械向けの需要を受け、堅調に推移している。
 棒鋼は、原材料価格の高騰もあり、減産している。
 鋼管は、国内向けが自動車向けに動きが見られる。輸出向けは堅調に推移し、全体として持ち直しの動きが見られる。
 特殊鋼鋼材は、自動車関連向けに需要が好調に推移。また、原材料価格高騰の影響が見られる。
【個人消費】
 個人消費は、慎重な消費行動が続いており、横ばいとなっているなかで、一部に引き続き明るい動きが見られる。
 大型小売販売店は、初売りセールを中心に1月前半は好調に推移したが、その後やや伸びず、3カ月連続で前年を下回った。
 乗用車販売は、小型車が減少傾向となっているが、普通車、軽自動車に新型車効果が見られたことから、10カ月ぶりに前年を上回った。
 家電販売は、薄型テレビ、DVD等デジタル家電が引き続き好調となっているが、パソコン本体・周辺機器が不振で、ほぼ前年比横ばいとなった。
【雇 用】
 雇用情勢は、引き続き厳しい状況となっているが、一部で改善の動きが見られる。
 新規求人数は、サービス業、製造業を中心に幅広い業種で増加傾向にある。有効求人倍率は、上昇基調が続いている。完全失業率は、高水準で推移している。
【企業倒産】
 企業倒産は、販売不振などを理由とした不況型倒産が大半を占め、厳しい状況が続いているが、このところ概ね横ばいで推移している。
【輸 出】
 名古屋税関管内の輸出通関額(円ベース)は、2カ月連続で前年を上回った。これを品目別で見ると、「自動車」などは前年を下回ったが、「船舶類」、「二輪自動車類」などが前年を上回った。また、主要地域(国)別で見ると、米国向けは12カ月連続で前年を下回った。アジア向けは22カ月連続、EU向けは15カ月連続で前年を上回った。
【住宅投資】
 住宅着工は、雇用・所得に対する将来不安から、住宅取得マインドが低下しているなかで、引き続き低調に推移している。
 なお、新設住宅着工戸数を見ると、持家、貸家で前年を上回ったことから、全体では2カ月ぶりに前年を上回っている。
【自動車】
 自動車の生産は、堅調に推移している。
 完成車は、国内向け新型車効果から、また輸出向けは引き続き高水準となっていることから、総じて堅調に推移している。
 自動車部品は好調に推移している。駆動伝導・操縦装置部品は、完成車メーカー向けに加え、輸出向けも現地完成車の増産を受けて好調に推移している。
 機関部品、シャシー・車体部品、懸架制動装置部品等は、完成車の動向を受け、堅調になっている。
【金属工作機械】
 金属工作機械は、国内の一般機械、自動車関連向けを中心に引き続き堅調に推移している。
 主要9社(オークマ、大隈豊和機械、テクノワシノ、豊田工機、日平トヤマ、富士機械製造、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の受注状況は17カ月連続して前年を上回り、国内受注は16カ月連続して前年を上回っている。全体では、16カ月連続して前年を上回っている。
【電子部品
・デバイス】
 電子部品・デバイスの生産は、高水準で推移し、さらに拡大している。
 記憶素子(メモリ等)は、デジタルカメラ、カメラ付携帯電話の需要に支えられ、好調に推移し、さらに拡大している。
 論理素子(マイコン等)は、DVD装置向け、携帯電話向けを中心に高水準となっている。
 液晶素子はパソコン、携帯電話、テレビなど情報通信機器向けに好調に推移し、さらに拡大している。
【ファインセラミックス】
 ファインセラミックスの生産は、横ばいとなっている。
 ICパッケージは、国内外の情報通信機器需要の動きを受け、緩やかながら持ち直しの動きがみられる。
 触媒担体・セラミックフィルタは、自動車の排気ガス浄化用として、堅調に推移している。
 ガスセンサ素子は、国内向けが高水準となっており、米国向けも持ち直しの兆し見られる。
【電気機械】
 電気機械の生産は、好調に推移している。
 電動機は自動車向けを中心に増加している。
 制御機器は、自動車関連に加え、液晶・半導体関連向けに伸びており、全体では堅調に推移。
【情報通信機器】
 情報通信機器の生産は、堅調に推移している。
 カラーテレビは、好調な薄型テレビの需要動向を受け、拡大の兆しが見られる。
 デジタルカメラは、旺盛な需要動向を受け、好調に推移している。
【民間設備投資】
 設備投資は、回復の動きが広がっている。
 日本銀行12月短気観測調査や日本政策投資銀行設備投資動向調査(8月調査)の15年度計画を見ると、製造業で液晶関連や、輸送機械で積極的な姿勢が継続しているほか、中小企業を中心に収益好転などから投資を上積みする動きが見られる。
 また、1月の管内主要9社の金属工作機械受注を見ると、一般機械向けを中心に16カ月連続で前年を上回っている。
【公共投資】
 公共投資は地方自治体で財政状況等を受けて抑制基調が続いており、低調に推移している。
 なお、1月の公共工事請負金額を見ると国、都道府県、市区町村等で前年を下回っており、5カ月連続で前年を下回っている。

石油統計速報
平成16年2月分

 資源エネルギー庁資源・燃料部政策課が、平成16年3月31日に発表した石油統計の速報。
 灯油販売量は、4カ月連続して前年を下回った。
【原油の動向】
 2月分の原油輸入量は2,067万kl、前年同月比▼7.7%と前年を下回った。国別に輸入量の多い順を見ると、
▽アラブ首長国連邦(526万kl、同9.8%増)
▽サウジアラビア(48万kl、同5.8%増)
▽イラン(363万kl、同10.7%増)
▽クウェート(225万kl、同10.0%増)
▽カタール(194万kl、同20.0%増)の順となっている。
 なお、今月の中東依存度は92.6%と前年同月に比べ12.7ポイント上回った。
 原油処理量は2,043万kl、前年同月比▼1.3%と前年を下回った。
【燃料油の生産】
 燃料油の生産は1,917万kl、前年同月比▼1.6%と前年を下回った。油種別に見ると、ガソリン及び灯油は前年を上回ったが、ナフサ、ジェット燃料油、軽油、A重油及びB・C重油は前年を下回った。
【燃料油の輸入・輸出】
 燃料油の輸入は326万kl、前年同月比▼3.6%と前年を下回った。輸出は133万kl、同52.4%増と前年を上回った。
【燃料油の国内販売】
 燃料油の国内販売は2,123万kl、前年同月比▼4.3%と前年を下回った。油種別に見ると、ガソリン及びジェット燃料油は前年を上回ったが、ナフサ、灯油、軽油、A重油及びB・C重油は前年を下回った。
 なお、ガソリン及びジェット燃料油が、2月としては過去最高となった。

シンガポール工場を視察
第8回総会を開催す
不二越 ナチ工具共栄会

 NACHI工具共栄会中部支部(支部長=三井一男氏、三井機工)では「第8回総会及び工場見学会」を、3月4日から7日までの期間に於いて開催。総会提出議案の承認と、翌日は不二越のシンガポール工場を見学した。
 主なスケジュールは初日の4日は総会及び懇親会、翌5日は不二越のシンガポール工場を見学、6日は自由行動、7日に帰途した。
 今回総会開催にあたって持出し総会となり、東南アジア視察を目的として会場をシンガポールに決定した。
 東南アジアの工具の製造及び販売拠点であるナチ・インダストリーズ(シンガポールに1979年設立)の視察を行い、現地商社との意見交換を併せて行った。また、不二越の海外戦略及び工具事業開発情況等の説明、東南アジアの工具販売商況と日本の工具販売商況についても意見を交わした。
 【総会議事】
▽第1号議案=平成15年度事業報告承認の件▽第2号議案=同年度会計及び監査報告承認の件▽第3号議案=平成16年度事業計画案承認の件▽第4号議案=同年度予算案承認の件▽第5号議案=その他の件。以上、異議なく原案通り承認可決した。
 総会終了後は懇親会へ移行して親睦を深めた。
 2日目(5日)は勉強会として不二越のシンガポール工場を視察、現地スタッフの説明(工場概要等)を聴いた。この後市内観光とディナークルーズ(ジャンク式中国船)を楽しんだ。
 6日はオプショナルツアーとして、@ゴルフ会Aジョホール・バル観光(旧サルタン王宮・アブバカールモスク他)Bセントーサ島観光(海底水族館アンダーウォーターワールド、マーライオンタワー等)、この他ナイトサファリを観光して無事帰途についた。

平成16年1月環境装置受注
408億2千3百万円
前 年同月比71・8%

 日本産業機械工業会では、平成16年1月の環境装置受注状況を発表した。
 1月の受注高は、408億2,300万円で、前月比58.1%、前年同月比71.8%となった。
各装置別
◎大気汚染防止装置/前月比は、窯業向け集塵装置、鉄鋼向け排煙脱硝装置、排ガス処理装置の減少により、93.1%。
 前年同月比は、電力向け集塵装置、海外向け排煙脱硫装置の減少により、63.6%。
◎水質汚濁防止装置/前月比は、官公需向け下水汚水処理装置、汚泥処理装置、海外向け下水汚水処理装置の減少により、53.7%。
 前年同月比は、窯業向け汚泥処理装置、官公需向け産業廃水処理装置、し尿処理装置、汚泥処理装置、関連機器、海外向け産業廃水処理装置の増加により、108.2%。
◎ごみ処理装置/前月比は、官公需向け都市ごみ処理装置、事業系廃棄物処理装置の減少により、58.6%。
 前年同月比は、官公需向け都市ごみ処理装置の減少により、44.6%。
◎騒音振動防止装置/前月比45.2%、前年同月比335.7%。

全機工連京都大会と
5月総会に向け打合せ
GKC第6回理事会開催

 岐阜県機械金属商業協同組合(理事長=石田勝俊氏、石田商会社長)の「第6回理事会」が、3月26日午後7時より岐南町“こうろ館”に於いて開催され、全機工連京都大会と同組合総会に向けて準備に入った。この他、過日開催したボウリング大会の報告(収支)を行い、承認を得た。
 定刻通り開会して挨拶に立った石田理事長は、日頃組合運営等々の協力に感謝を表わした後、最近の景況として好転の兆しが見え始めたと期待感を示すが、現状では商品の価格の見直しの点等があり、未だ厳しい状況と指摘した。
 この後、議事に移り慎重に審議し、承認した。
【議事】
▽第1議題=退会会員承認の件について
▽第2議題=全機工連京都大会の件について
▽第3議題=補助金の件について
▽第4議題=総会の日時の件について
▽第5議題=総会次第の確認と役割分担について
▽第6議題=議長の決定について
▽第7議題=来年度の行事予定(案)の決定について
▽第8議題=次回理事会の決定について
▽第9議題=その他の件について
 尚、今回理事会席上で審議した中で、組合行事の一つとして過日行ったボウリング大会の収支報告を行い次回開催の参考とした。
 全機工連京都大会については、同組合から積極参加の意向を示した。
 補助金に関しては、組合として研修会実施への取組みと他組合との交流会を行い、情報の交換を行う等、行事運営に向けての認可を求めた。
 組合の総会開催については各役割分担の取決めと、来賓招待者の決定及び資料の検討等を行っていくとした。
 この他、4月から翌年3月迄の行事予定を取決めた。
 次回役員会は4月26日の予定。その他、詳細については決定次第、組合員へ連絡する由を取決めた。
 組合の総会は5月14日岐阜会館と決定した。
需要部門別
◎製造業/前月比は、鉄鋼向け排煙脱硝装置の減少により、99.2%。
 前年同月比は、石油化学向け大気汚染防止装置関連機器、鉄鋼向け事業系廃棄物処理装置、機械向け集塵装置、事業系廃棄物処理装置、その他向け産業廃水処理装置の増加により、119.4%。
◎非製造業/前月比は、電力向け大気汚染防止装置関連機器、その他向け事業系廃棄物処理装置の増加により、223.0%。
 前年同月比は、電力向け集塵装置、その他向け事業系廃棄物処理装置の減少により、81.1%。
◎官公需/前月比は、下水汚水処理装置、汚泥処理装置、事業系廃棄物処理装置の減少により、55.2%。
 前年同月比は、都市ごみ処理装置の減少により、73.2%。
◎外需/前月比は、下水汚水処理装置の減少により、14.6%。
 前年同月比は、排煙脱硫装置、事業系廃棄物処理装置の減少により、14.8%。なお、外需は月により変動が大きい。

本社機能の強化を図る
初代社長胸像除幕式
ヨシタケ創業60年の節目に

 ヨシタケ(名古屋市瑞穂区二野町7-3・社長=山田進氏)は、3月25日午前11時より、山田 武初代社長の胸像除幕式を開催した。
 除幕式には、山田社長はじめ、関係者の列席のもと、除幕の儀を行った。
 除幕の儀では、山田社長と山田副社長らが曵き綱役を務め、無事除幕式を終えた。
 「社員の大半が創業者を知らないということもあり、ちょうど創業六十年の節目でもあることから、創業者の山田 武翁の胸像を作製した次第です。永遠に会社が存続するように見守って戴きたいとの思いも込めております。これからのマーケットは世界を相手にしたグローバルスタンダードがあたりまえとなります。その様な視点から当社におきましても、営業本部と国際部を本社に集約させて本社機能の強化を図り、日本のみならず世界から信頼されるヨシタケブランドの確立に向ってチャレンジいたします。そのためにも、更なる営業力の強化に努めたいと考えております。また、その一環としまして20数年経過いたしました、本社ビルをこのほどリニューアルオープンさせました。生産と技術が会社を引っ張っていく時代は終わり、変革のスピードが速い今日の時代に乗り遅れないよう、お客様に一番近い存在の営業力の強化を推進させ、お客様の要望を聞き出し、どのようなシステムが最も適しているか、いわゆる提案営業に尽力したいと考えております。例えとしましては、機関車のエンジンの如く営業部門が牽引役となり、そこで得た数々の情報を開発生産技術部門にフィードバックさせることが求められていると確信しています」と、山田社長は社長在任30数年間を振り返りながら、所信を述べておられる。
【ヨシタケプロフィール】
 同社は、1937年にフシマン製作所名古屋出張所として開設、44年にフシマン製作所名古屋工場創立、48年ヨシタケ製作所と社名を改称、その後、東京、大阪、広島、仙台、札幌営業所を開設し、75年JISマーク表示認定工場、日本水道協会認定、同協会検査工場、79年小牧配送センター新設、82年鉄筋5階建ての本社ビル完成、84年小牧配送センターに工場新設、85年米国アームストロング社と販売代理店契約締結、同時に国内と米国にヨシタケアームストロングを設立、88年小牧工場内にテクニカルセミナーセンター新設、90年ヨシタケに社名変更、同年10月株式を店頭市場に公開、95年ISO9001小牧工場取得、96年タイにヨシタケタイランド設立、99年ISO14001全事業所で取得、2002年CEマーキング認証取得、2003年本社工場を小牧工場へ統合。

ヨシタケ価格の改訂を実施へ
6〜10%の値上げ

 ヨシタケは、このたびの平成16年度「製品案内/価格表」(H-1版)発行にあたり、価格の改定を4月出荷分より実施すると発表した。
 価格改定の背景には、大変厳しい市場環境において、コストダウンや諸経費の削減などにより、製品の安定供給に努めてきたが、主要原材料の大幅な値上がりにより、従来の販売価格を維持することが極めて困難な状況となり、誠に不本意であるが、製品の価格について価格表を改定のうえ、4月出荷分より6〜10%の値上げを実施することになった。
 今後とも安定供給とサービスの向上に努力を重ねる所存なので、この度の価格改定に理解と協力を懇請している。

4月出荷分より主力製品価格改定
キッツ 20〜25%値上げ

 キッツ(本社=千葉市美浜区中瀬1-10-1、社長=小林公雄氏)では、このたび急激な原材料費の高騰などにより、主力製品の価格を20〜25%改定することとなった。
 製品の主要な原材料である銅・鉄スクラップ・ニッケル・モリブデンなどの高騰により、全ての原材料費が50〜150%アップし、製造コストが上昇している。現在でもこの傾向が続いており、今後の動向によって更なる改定に迫られることも、同社では予想している。
【対象製品】
 青銅・鋳鉄・ダクタイル鉄・ステンレス鋼製バルブ及び継手
【実施スケジュール】
「値上げ」
◎実施時期=2004年4月1日出荷分より
◎値上げ率=10%
「改定価格」
◎実施時期=2004年5月1日出荷分より
◎アップ率=10〜15%(4月1日実施予定の値上げ価格に対するアップ率)

管継手の価格改定へ18〜20%値上げ
日立金属4月出荷分より

 日立金属は、可鍛鋳鉄(マレブル)製の管継手について、4月1日出荷分より、価格改定を行った。
 価格改定の背景として、可鍛鋳鉄製の管継手は、ガス、給水給湯、空調、消火設備などの配管材料として建築分野で幅広く使用され、トップメーカーとして数10年にわたり安定供給に努めてきたが、国内の建築需要の減少や、樹脂管、ステンレス管など他材質への転換が進行する中、同製品に対する需要量が大幅に減少し、生産、物流効率の急激な悪化を余儀なくされ、さらに、コークスやスクラップを中心とした原材料の価格が高騰したことから、生産・販売面での徹底した合理化及び体質改善を継続してきたが、コスト圧迫要因の吸収が困難となり、価格改定に踏み切った。
▽改定内容
@対象製品=ねじ込み式可鍛鋳鉄製管継手(白継手・黒継手、管端防食継手)、排水用ドレネジ継手、フランジ継手ほか
A実施時期=4月1日出荷分より適用
B値上げ幅=18%〜20%

第20回新たなスタート
『大管まつり開催』
大垣管材24日・25日の両日

 大垣管材(大垣市長沢町3-16・社長=五島道久氏)では、毎年恒例の“大管まつり”を今年は、「お世話になって第20回 新たなスタート大管まつり」と銘打って、来る4月24日・25日の両日に本社特設会場において開催する。
 今回は第二十回という大きな節目に当たることから、全社一丸となって活力ある展示会とすべく、全力投球で取り組んでいる。
 多数の有力メーカーの協賛を得て、ユーザーニーズにお応えできる豊富な商品群や、新機能満載の新商品等の展示ととも、社員手作りの多彩な企画で準備を整え、集客動員の準備に入っている。
 特に、環境、IT産業等のユーザーに対応した新機能・付加価値満載の新商品群や工具・器具をはじめ、情報関連機器、健康器具、衣類、生活雑貨等の展示と多彩な企画にて集客動員を図る。
 売上目標額は、5億円で動員目標は450社の1,000名を見込んでいる。
 中でも、ご来場の方に豪華賞品が当たる大抽選会は、特賞「韓国・釜山・慶州3日間の旅」をはじめ、一等「エクシブ浜名湖でお食事と浜名湖・花博見学」に招待するほか、イベント企画では、新登場のクラウンストライカー(小型ハンマーゴングゲーム)やダーツにチャレンジ、恒例のタイムサービスによるステーキの提供など、魅力一杯の豪華な企画も組まれている。
 勿論、子供連れのファミリーでも楽しめる金魚すくい、エアホッケー等も用意されている。
 開催時間は、24日が午前9時30分より午後6時30分、25日は午前9時30分より午後4時30分となっている。

キッツ機構改革・人事異動
東洋バルヴ新社長に小澤秀機氏が就任

 キッツ(本社=千葉県千葉市美浜区中瀬1-10-1、社長=小林公雄氏)では、4月1日付で執行役員の委嘱業務の変更及び執行役員の選任・機構改革・人事異動を発表した。
 同社子会社キッツマテリアルは、3月31日をもって東洋バルヴからバルブ事業を受け、商号を「東洋バルヴ」へと変更する。
 東洋バルヴ代表取締役社長には、キッツ常務執行役員を退任し、小澤秀機氏が就任。
【委嘱業務の変更及び執行役員選任】
( )内は旧職を示す
■常務執行役員 経営企画本部、法務知識財産部、情報システム部及び経理部担当=`島純一郎氏(常務執行役員 労務、広報・IR室、法務知的財産部、経理部、経営企画部、情報システム部及び総務人事担当)
■常務執行役員 バルブ事業部長 兼同事業部事業統括部長 兼同事業部国内営業本部長 兼同事業部材料研究部長=松尾秀孝氏(執行役員 バルブ事業部長兼同事業部事業統括部長)
■執行役員 バルブ事業部海外営業本部長=我妻孝文氏(執行役員 バルブ事業部海外営業本部長 兼同本部事業推進部長)
■執行役員 バルブ事業部生産本部長 品質保証部担当、NEW KICSセンター長=小林吉正氏(バルブ事業部生産本部長 兼生産本部生産技術部長)
■執行役員〈新任〉労務、環境安全部及び広報・IR室担当、総務人事部長=近藤雅彦氏(総務人事部長)
■執行役員〈新任〉KITZ〈THAILAND〉LTD.Managing director=長山行雄氏(KITZ〈THAILAND〉LTD.Managing director)
■執行役員〈新任〉台湾北澤股 有限公司 薫事長兼総経理、北澤精密機械〈昆山〉有限公司 薫事長=内藤和広氏(台湾北澤股 有限公司 薫事長)

□執行役員〈退任〉(常務執行役員 生産、伸銅品事業部及び品質保証部担当、NEW KICSセンター長、環境安全部長及び物流部長)=小澤秀機氏
※同氏は東洋バルヴ代表取締役として就任を予定
『同氏略歴』
◎生年月日=昭和19年7月8日
◎出身地=山梨県
◎職歴
昭和39年3月=北澤バルブ〈現キッツ〉入社
平成5年6月=取締役、長坂工場長
平成9年6月=常務取締役伸銅品事業生産管掌、安全環境部及び購買部担当、生産本部長
平成13年6月=取締役常務執行役員 品質保証部担当、NEW KICSセンター長及び生産開発統括センター長
□執行役員〈退任〉(執行役員 バルブ事業部国内営業本部長)=芦田健一氏
※同氏は東洋バルヴ常務取締役に就任を予定
□執行役員〈退任〉(執行役員 技術開発センター長)=五味知佳士氏
※同氏はバルブ事業部技術本部長へ就任を予定
【機構改革】
@役員直轄の物流部をバルブ事業部生産本部管轄へ。
Aバルブ事業部生産本部に購買部を新設。
Bバルブ事業部技術本部に開発企画部および開発第3部を新設。
【人事異動】
( )内は旧職を示す
■NEW KICSセンター センター長代理=加藤岳志氏(NEW KICSセンター副技師)
■NEW KICSセンター 主査=堀込一幸氏(NEW KICSセンター センター長代理)
■環境安全部長=阿部 仁氏(環境安全部部長代理)
■バルブ事業部 生産本部物流部長=小笠原千利氏(物流部部長代理)
■バルブ事業部生産本部生産企画部長=平林一彦氏(バルブ事業部生産本部生産企画部企画グループ長)
■バルブ事業部生産本部生産技術部長=津島 敦氏(バルブ事業部生産本部生産技術部部長代理)
■バルブ事業部生産本部購買部長=森下保夫氏(バルブ事業部生産本部生産企画部購買グループ長)
■バルブ事業部海外営業本部事業推進部長=松原弘仁氏(バルブ事業部海外営業本部事業推進部企画統括グループ長)
■バルブ事業部技術本部開発第3部長=田草川 勝氏(技術開発センター開発第二部自動弁グループ長)
■東洋バルヴへ転籍、同社常務取締役=金井隆治氏(バルブ事業部生産本部生産企画部長)
■東洋バルヴへ転籍、同社取締役=木山 徹氏(バルブ事業部生産本部品質向上プロジェクトチームリーダー)
■東洋バルヴに出向=浅川久氏(バルブ事業部国内営業本部参事)
■東洋バルヴに出向=丸山希一氏(バルブ事業部生産本部生産技術グループ主任技師)

カーエアコンフロンガスクリーニングシステム
充填・再利用フロンクリーナC60
アサダ簡単設定で全自動

 アサダ(本社=名古屋市北区上飯田西町3-60、社長=浅田一吉氏)では、カーエアコンのフロンガスR134aを回収し、不純物や水分を取り除いて充填、再利用する、カーエアコン用・全自動フロンクリーニングシステム「フロンクリーナC60」を発売した。
 同システムは各種安全規格に適合した構造で、簡単操作によって回収から再生、真空引、充填までの全てを一台で行える。従来の様に熟練した技術や多くの機器を揃える必要性も無くなった。
 対象となるユーザーは、ガソリンスタンド、自動車修理業者、カーショップ、ディーラー等。
【製品特長】
@簡単な設定で回収再生↓真空引き↓充填まで全自動運転。
A操作パネルは見やすい大型LEDを採用し、充填量等の数値入力は入力しやすいテンキー方式。
B特殊フィルタを二個搭載し、回収と同時にフロンガスの不純物を除去。高純度フロンを再生し、カーエアコンの冷却能力をアップさせる。
C二ステージ高性能真空ポンプを搭載し、エアコンシステム内の水分・酸分等を短時間で除去して高真空・高乾燥を実現。
D熱交換式オイルセパレーター搭載で、フロンガスとオイルを効率良く分離。
E余裕の六リットルボンベ搭載。
F運転しやすい大型φ150キャスター付。
◎適合=消防法設置適合、フロン回収破壊法適合、通商産業省告示第139号に基づく適合性自己認証製品
◎標準価格=850,000円
◎発売日=4月1日
◎初年度発売目標=500台

キッツと東洋バルヴ
3月22日に最終合意

 キッツ(本社=千葉県千葉市美浜区中瀬1-10-1、社長=小林公雄氏)では、昨年12月19日に東洋バルヴ及び子会社が行っている、バルブの製造・販売に関する事業を同社グループが譲受することで基本合意書を締結。3月22日をもって最終合意に達し、営業譲渡契約書・株式譲渡契約書の締結を行った。
 同社と東洋バルヴのバルブ事業を統合することで、国内あるいはタイにおけるコスト競争力の一層の強化を図る構え。また、技術陣の融合により製品開発が向上し市場の様々なニーズに応えることが可能となった。
 事業譲受としては、同社100%子会社であるキッツマテリアルが、東洋バルヴ及び子会社トーバルエンジのバルブ製造・販売に関する事業の全てを平成16年3月31日に譲り受ける。
 東洋バルヴ海外子会社TOYO VALVE CO.LTD.については、キッツマテリアルの株式譲受により、同社子会社となる。
 また東洋バルヴ、トーバルエンジについては、キッツマテリアルが棚卸資産及び工場の土地、建物、機械及び設備等の有形資産並びに無形資産を譲受け、一切負債は引き継がないものとしている。
 譲受価格は三社合計で約41億円となるが、平成16年3月31日現在の棚卸資産残高等による調整を行う。
 営業譲受後の業績見通しについては、5月13日にも発表する予定。
【譲受会社概要】
◎名称=株式会社キッツマテリアル(平成16年3月31日をもって「東洋バルヴ株式会社」へ変更予定)
◎事業内容=非鉄金属製品等の売買(平成16年3月31日をもって、バルブ・その他の流体制御用機器・付属品の製造販売等の内容に変更する予定)
◎設立=昭和53年(1978)6月1日
◎本店所在地=長野県茅野市宮川7495番地(平成16年3月31日をもって、現東洋バルヴ茅野工場の所在地である、長野県茅野市金沢字茂左久保5125番地に移転予定)
◎代表者=代表取締役社長小澤秀機氏
◎資本金=10,000,000万円(平成16年3月中に490,000,000万円に増資予定)
◎株主=株式会社キッツ100%(増資後も同様)

欧州抜き米国に次いで2位
自動車の牽引力が大
日本機械輸出組合国際競争力の分析

 日本機械輸出組合(理事長=宮原賢次氏)では毎年度、エレクトロニクス、電子部品、産業機械、自動車関係の大手・中堅企業からなる「機械産業国際競争力委員会」において、大手会計事務所KPMGピートマーウィックと共同で、世界有力企業200社の連結財務諸表を元に、家電・情報機器・半導体・産業機械・自動車・自動車部品など代表的な14業種からなる日米欧アジア機械産業の国際競争力実態を5年間にわたって分析。
 2002年度において、わが国機械産業の国際競争力が初めて欧州を抜き、米国に次いで第二位。国際競争力が着実に回復していることが明らかとなった。この回復力が、2003年度の好業績や輸出・景気の拡大に大いに貢献している。
 2002年度の経営動向、国際競争力の分析結果は次の通り。
 2002年度の世界的な機械製品の売上は、欧州企業群を除いて好調で、2001年度よりも大幅に回復した。わが国企業群は前年度比六・六%増とアジア企業群の同24.8%増に次いで高い伸び率となり、対象14業種の売上高世界シェアーは、欧州企業群を上回った。さらに特徴的なことは、従来から低いといわれてきた日本企業群のROE(株主利益率)が初めて北米、欧州、アジアの企業群を上回ったことである。これは、売上高純利益が伸びたことや総資産回転率がさらに高まったことによる。
 また、分析では、国際競争力を製品開発力・経営力・販売力の結果として現れる収益率×世界市場シェアーとし、さらに製造段階での競争力を比較するために収益率として売上高純利益を、経営段階(総体としての国際競争力)では、売上高営業利益率を使用した。
 その結果は次の通り。
@製造段階での国際競争力では、北米(11.7)、欧州(7.1)、日本(6.9)、アジア(1.4)と、日本は前年度と同じ順位であるが、競争力水準は欧米にやや接近。対象業種一四種のうち日本が最も強かったのは家電であったが、北米はコンピューター・半導体・サービスソフト等七業種で、欧州は情報・通信機器、自動車など五業種でトップとなり、業種数では日本より優位にある。
A経営段階での国際競争力(総合的な)は、北米(2.4)、日本(1.3)、欧州(1.1)、アジア(0.4)と日本企業群が初めて欧州企業群を抜いて第二位となり、競争力が回復している事を示した。14業種中、日本が最も強い業種は自動車のみだが、家電・コンピューター・建設・農業機械などでは順位を上げており、日本企業群の競争力の回復傾向が顕著。しかし北米企業群がトップを占めているのは7業種、欧米企業群は4業種あり、総合で日本の順位が上がったのは、自動車に引っ張られたためであり、その他の業種は、まだ欧米が優位にある。
B日本の機械産業の国際競争力が向上した原因は、日本企業群の製品売上高が増加した事、日本企業群の売上高販売費・一般管理費率が低下してきたため、新製品の売上増加と事業の選択と集中・雇用削減など経費削減効果が現れた事、新規投資を抑えた事にある。
C結果、これまでわが国機械産業は、製造段階では比較的高い競争力を有するが、経営段階となると急速に低下するという現象があったが、2002年度においては、この定説が覆り、経営段階で日本企業群の国際競争力が強化され、製造段階での停滞が目立っている。

大阪デザインセンター
松下電産が受賞ベストデザイン03に輝く
ドラム式洗濯乾燥機NA−V80最優秀賞

 今後の課題は、経営段階での競争力を維持する一方で、製造段階での競争力強化が課題となる。すなわち、今後も事業の選択・集中・効率化、徹底した経費削減を進め、その一方で新規投資を行う。新製品開発や製品の高度化、IT等による開発・生産・流通の効率化、中国との分業による生産体制の効率化・高度化などを一層強力に推し進め、世界的に販売を拡大していくことにある。
 全国で発売されている商品を対象に、グッドデザイン商品を選定する大阪デザインセンター(大阪市、理事長=坂下 清氏)主催による「THE BEST DESIGN 2003」が決定した。
 同賞は、その年のデザインの流れを象徴した優秀商品を選出するもので、最優秀賞に松下電器産業『ドラム式洗濯乾燥機NA-V80』が輝いた。
 また優勝賞には、ホームシアター「フロアスタンドスクリーン キャリアビジョンBS-80」(東京都足立区)、レーベン販売「のじの調理用具シリーズ」(神奈川県横浜市西区)がそれぞれ選ばれた。
 最優秀賞の松下電器産業『ドラム式洗濯乾燥機NA-V80』は、斜め30度ドラムの実現により、使用者の身長を問わず出し入れしやすいユニバーサルデザインと、節水・省エネ効果が期待できるエコデザインの両方が見事に両立されている点を高く評価。
 これら受賞商品は、同センター常設展示コーナーにて八月末日まで展示し、ホームページでも紹介する。
◎問合わせ先
〒559-0034
大阪市住之江区南港北2-1-10 ACTビル ITM棟10階A-1(担当/高尾)
TEL(06)6615-5571
FAX(06)6615-5573
http://www.osakadc.jp

趣味に生きる〓鮎の友釣り〓
山徳機材社長山村康三氏

 毎年6月の週末には釣友とこぞって、岐阜県は長良川上流の郡上八幡をはじめ、大和、支流の板取川上流、馬瀬川、和良川に「鮎の友釣り」に出掛けるのが楽しみと笑顔で語って頂いた。
 釣り暦は約30数年。勿論鮎釣りが本命。
「切っ掛けとなったのは、社会人になりたての頃、先輩に川へ連れて行ってもらったことです。3度目の釣りで獲物を手にした時の感触は、今でも忘れられないですね。下手の横好きでしょうか、何でも人並みになるまで続ける性分で、鮎釣りは釣りの中で一番難しく奥が深い釣りだと思います」。
 釣りは待ちのスポーツのようだが、鮎に限っては“攻めのスポーツ”だといわれるが、まさに山村社長の前に出る積極商法にも頷ける由縁である。
 「天候、水量、水温などを総合的に判断するので、頭の中は常にフル回転ですね。それで釣れた時の感動も大きくなるんじゃないですか」。
 早朝6時には出発し、1、2時間掛けて現地に到着。
「川原にて味噌汁で朝食。ビールを一杯。昼にはおにぎりと、又一杯。3時のおやつはつまみとビールで一息。釣れない時は一服ばかりでしんどいですよ。鮎を釣るより、釣り友と一杯やりたいがために、出掛けて行くのが本音?のところかもしれませんね」。
 午後6時には竿を納め、宿にて入浴し、命の洗濯。一日の疲れを癒し、夕食には釣った鮎の塩焼きに舌鼓を打ち、鮎談義も尽きる頃、午後9時過ぎには就寝。
「少し鮎の友釣りについて説明させて頂きますと、鮎は岩に付着する苔しか食べないので、餌ではつれず、囮になる鮎を一匹、竿先につけておきます。地元の名人は“岩で鮎を釣れ”というほどです。仕掛けの仕組みは、10mの竿と10m50cmの糸先に前もって囮の鮎をつけます。その囮をめぼしをつけた岩のそばに流してやると、縄張りをもつ鮎が囮を目掛けて一目散?その瞬間に獲物をゲット。仲間の前で獲物を抜き取り、タモに納めるときは“ヤッター”と歓声が上がりますよ」。
 季節と天候によっておこる岩の苔の変化を読み、その苔に寄って来る腹を空かせた鮎を釣ることが、鮎釣りの醍醐味であるようだ。

シュマルツ
高吸込量でワークをハンドリング
マルチステージエジェクタSEMシリーズ

 真空搬送のスペシャリストであるシュマルツ(本社=横浜市都筑区茅ヶ崎町403、TEL045-949-2980)では、マルチステージエジェクタ「SEMシリーズ」を新発売した。
 同シリーズは高い吸込量が特長的で、サイクルタイムの大幅削減を実現。通気性のあるワークを迅速かつ安全にハンドリングできる。紙や部品等、通常では真空によるハンドリングが困難なワークにも対応可能。また、低真空・高速排気達成により、ワークの保持・搬送時間を短縮し、速い応答時間で高能率の作動を実現して、圧縮エア消費も最小限に抑えている。
 サイズは3種類(25、50、100)。それぞれサイレンサ付・サイレンサ無しの各タイプが選択可能。さらに圧縮エア、排気エア、センサーシステム用の接続口付で、様々なアプリケーションにフレキシブルに対応する。
【製品特長】
@高吸込量で通気性のあるワークを迅速・安全にハンドリング。
A低真空・高速排気でサイクルタイムを大幅削減。
Bフレキシブルな取付け対応で時間・コスト削減。
◎問合わせ(担当/藤井光子)
http://www.schmalz.co.jp
E-mail:info@schmalz.co.jp

愛機工各支部総会
 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏、山下機械社長)の各支部は支部総会を開催した。
 なお、総会の名称については、各支部が案内状または総会資料で使用したものをそのまま用いているため、支部によって年度が異なっている。

伊藤支部長(伊藤信産業)はじめ全理事候補者留任
平成16年度南支部総会

 南支部(支部長=伊藤照之氏、伊藤信産業社長)は、3月19日午後6時より“東京第一ホテル錦”(名古屋市中区錦)において「平成16年度支部総会」を開催した。
 当日は金原理事(カネキ商会社長)が司会を務め、森副支部長(森哲社長)の開会の辞で総会を開会。
 司会者より「支部員総数54社中44社出席(委任状含む)で、本総会が適法に成立する」と宣言された。
 続いて、挨拶に立った伊藤支部長は、日頃の組合活動への協力に対して感謝の意を表し挨拶とした。
 支部規約に則り議長に伊藤支部長を選任して、議案審議に移った。
 第1号議案=平成15年度事業報告書、収支決算報告書承認に関する件、第2号議案=平成16年度事業計画書(案)ならびに収支予算書(案)承認に関する件、第3号議案=役員改選の件、第4号議案=その他の件についてそれぞれ審議し、第1号議案と第2号議案は原案通り可決承認された。
 第3号議案の役員改選については、全理事候補の留任(次点のみ近代精機は組合本部の監事のため、不二工具に変更)が承認され、理事候補者は5月21日の組合本部総会に上程される。支部役員は全員留任で、三和商事が新たに推薦され、承認された。
 平成16年度の主な事業計画は、@ゴルフコンペ(9月開催予定)Aビアパーティー(7月頃開催予定)B忘年会(12月頃開催予定)Cボウリング大会(10月頃開催予定)D幹事会(随時)Eその他支部員に有効な諸事業として、経営研修会の開催など。

組合新年会担当支部として
全員一丸で取り組む
平成15年度北支部総会

 北支部(支部長=坂田多喜男氏、金太郎商店社長)は、3月18日午後6時より名古屋駅新幹線口の“名鉄ニューグランドホテル”において「平成十五年度通常総会」を開催した。
 冒頭、司会の長村理事(長村商店社長)より「29社中18社の出席で総会成立」と宣言があり、引き続いて坂田支部長が「お忙しい中、北支部の総会に多数ご出席いただきありがとうございます。北支部は来年の組合新年賀詞交歓会の担当支部となります。全国より300名を超える方々がお集まりになる組合の大イベントで、大変プレッシャーを感じております。是非、皆様のご協力を賜りたいと存じますので宜しくお願い致します。また、組合員増強の運動もしておりますので、皆様のお知り合いで未加入の方がございましたら、合わせてご協力の程を重ねてお願い申し上げます」と挨拶。
 議長に服部伊吹産業社長を選出して議案審議に移り、第1号議案=平成15年度事業報告=平成15年度収支決算報告、第2号議案=平成16年度事業計画を審議し、それぞれ原案通り可決承認された。
 第3号議案=役員改選については、全理事役員の留任が承認され、理事候補者は5月21日の組合本部総会に上程される。
 平成16年度の主な事業計画は、@ゴルフコンペ(5月16日「犬山カンツリー倶楽部」で開催予定)A懇親家族会(6月26日開催予定、場所は未定)B忘年会(12月「ホテルグランコート名古屋」で開催予定)C愛知県機械工具商業協同組合新年賀詞交歓会(平成17年1月14日「ホテルグランコート名古屋」で開催予定)D豊川稲荷初詣で(1月30日開催予定)E幹事会(適宜)F総会(3月中旬開催予定)。

新理事候補に森田氏(モリタ)
平成15年度中北支部総会
高田氏(井高)が新支部長に就任

 中北支部(支部長=馬場良祐氏、朝日専務)は、3月24日午後6時より“名月”(名古屋市中区上前津)において「平成15五年度支部総会」を開催した。
 冒頭、馬場支部長より「本日は大変お忙しい中を中北支部総会においでいただき誠にありがとうございます。また、日頃は組合運営にご理解とご協力を賜りまして厚く御礼申し上げます。昨年のメカトロテック・ジャパン03では、皆さんの大変なご協力のお陰により大成功で終わることが出来ました。本日は、皆様の忌憚のない発言をいただき、本総会を有意義に終えていただきたいと存じます」と挨拶が行われた。
 慣例により、支部長が議長を務め議案審議を行った。
 第1号議案=平成15年度事業報告並びに会計報告、第2号議案=平成16年度事業計画案並びに収支予算案、第3号議案=役員改選の件についてそれぞれ慎重に審議し、第1号議案、第2号議案は原案通り可決承認された。
 第3号議案の任期満了に伴う役員改選では、馬場理事(支部長)より辞意が表明され、これを承認。代わって新たに森田乾嗣氏(モリタ社長)を理事候補として本部総会に上程することを決めた。その他の理事候補者は、伊藤高潤氏(春日鋼機社長)、椿井基男氏(椿井精工社長)、高田研至氏(井高社長)。
 また、支部長には高田氏が就任する。

新理事候補に谷氏(岡谷機販)
平成16年度西支部総会

 西支部(支部長=滝川和彦氏、滝川物産社長)では、3月24日午後6時より名古屋駅前の“マリオットアソシアホテル”にて「平成16年度西支部総会」を行った。
 当日は15名が出席し、初めに滝川支部長が「平成15年度は、野球大会やMECTも大成功し、組合として順調な年だった。また昨今は景況も少々良くなってきたというが、まだまだ自分の順番が来ないという声も聞かれる。しかし、良いものは自分で掴み取らなければならない。さらに国内の空洞化に対しても一致団結して乗り切っていきたい。今年も充実した年にしていこうと考えている」と挨拶した。
 続いて議案審議に移り、平成十五年度決算報告及び監査報告については、全会一致で承認された。平成16年度予算案及び行事計画については、万博のチケットを組合より1社当たり2枚配布する事で承認。役員改選では、明工機の小川社長の理事引退により、新たに岡谷機販の谷社長が推薦され、これを承認した。

志知氏(志知)が新支部長に就任
平成15年度中南支部臨時総会

 中南支部(支部長=六浦康正氏、六浦本店社長)は、3月26日午後6時30分より“東京第一ホテル錦”において「平成15年度中南支部臨時総会」を開催した。
 冒頭、六浦支部長より「愛機工中南支部の臨時総会を開催させていただきます。本日は大変お忙しい中をご出席いただきまして誠にありがとうございます。日頃は何かと組合活動にご尽力賜りましてありがとうございます。式次第に則りまして行いたいと思いますので、スムーズなご審議を宜しくお願い致します」と挨拶。
 議案の審議では、第1号議案=平成15年度事業報告、第2号議案=平成15年度収支決算報告並び会計監査報告、第3号議案=平成16年度事業計画案並び収支予算案、第4号議案=支部役員及び組合理事候補選出の件についてそれぞれ慎重に審議し、第1号議案、第2号議案及び第3号議案は原案通り可決承認された。
 第四号議案の任期満了に伴う役員改選では、総会前に開票が行われ、その結果上位4名を理事候補とすることが報告された。上位4名は、志知亨氏(志知社長)、六浦康正氏(六浦本店社長)、鈴木俊雄氏(マルマン商事社長)、木村彰志氏(木村北社長)。
 また、支部役員の移動として、支部長に志知氏、副支部長に木村氏、会計に六浦氏がそれぞれ就任した。

名古屋市新事業支援センター
マネージャーの募集

 名古屋都市産業振興公社では、創業される方、あるいは新製品開発や新市場開拓などを行おうとする中小企業に対し支援をする新事業支援センターにおいて、民間企業出身者で、新事業支援の活動をしていただく方を募集している。希望者は、募集要項を請求のこと。
 詳細は、振興公社のホームページ(http://www.u‐net.city.nagoya.jp)を参照。
【募集職種及び募集人員等】
イ.プロジェクトマネージャー=1名(原則週5日勤務)
ロ.マネージャー(経営担当)=1名(原則週3日勤務)
ハ.マネージャー(技術担当)=1名(原則週1日勤務)
ニ. マネージャー(IT担当)=1名(原則週1日勤務)
ホ. マネージャー(市場開拓担当)=1名(原則週1日勤務)
【問い合わせ及び要項請求先】
 名古屋都市産業振興公社 TEL052-735-2115

名機工同友会
目で確認する実践的な経営改革の進め方
大橋氏講師に講演会を開催

 名機工同友会(会長=時津忠氏、新栄商會会長)は、3月25日午後6時より"東京第一ホテル錦"(名古屋中区錦)において、三月定例会を開催。
 この例会では、名古屋都市産業振興公社名古屋市新事業支援センターマネージャー(経営担当)の大橋久氏を講師に招き、「目で確認する実践的な経営改革の進め方」をテーマに講演会が行われた。
【講演要旨】
現 状
1.経営者がやりたいこと。
@第二・第三の柱を立てる。(新規事業・新商品開発・多角化)
A顧客の創出・開拓と顧客関係の形成。(プロセス管理・リレーションシップマーケティング)
B情報管理の構築・営業支援システム・効率的な内部管理・物流管理など。
 これらの目標を経営革新によって達成したい。
2.何もやっても成果が上がらない。
@人事考課制度-注意しても効果要素(企画力・積極性など)は改善できない。
A目標管理制度-目標設定・プロセスに問題が山積し、成果が上がらない。
B社員研修・教員訓練-その場限りで日常の業務や現場に繋がらない。人もリーダーもなかなか育たない。
Cその他-顧客満足・インターネット・プロジェクチームなど1〜2年でたち切れになる。
3.最近は諸制度を見直す考えや意見が出てきた。
@終身雇用は良い制度である-従業員が将来に不安を感ぜず仕事に集中する環境を作る。
A年功序列も良い制度である-少ない利益を分け合うとき人生の年代にあわせ生活サイクルに適応した配分がなされる。
B成果主義と金銭報酬はマイナス要因である-目先の成果を追い長期的発展成長に繋がらない。金銭の差が人と人との関係や本人自身に水をさす。
C危機感の伝達は問題があるプラスに機能しない。組織は変わらない。同じ行動パターンである。
D現場重視が大切である-現場を無視したトップダウンの経営方針では成果に結びつかない。
革新・改革には
1.革新・改革には、ベースとなる社風と、経営者のあり方との2本の柱が必要である。
@日常のあり方を見直す。(日常の中で出発する)
A原則的な簡単で誰にも共通するテーマを選ぶ。(問題の共有)
B全員で実行し全員でチェックする。(全社的実行)
C全員で何かをクリアできた事を意識する。(成功体験・相互賞賛)
D改善に取組む社風が生まれてくる。(ポジティブアクション社風形成)
E継続する。マンネリしないようにテーマを変えて取組む。継続する。(相互啓発)
F結束する社風が生まれる。(組織力の形成)
G全員で改革テーマに取組む。(改革実行)
2.経営者のあり方
○経営者は過去でなく未来である。過去実績は安心材料の一つだけ。
○経営者の仕事は新しい事業戦略ビジョンを作ること。社員をワクワクさせる夢のあるプラン・目標を立てる。
○経営者にはアイデアが必要。方針や戦略にアイデアを盛り込む。
○会社の見通しを上に向ける。環境をマイナスの理由にしない。
○経営者は第一に仕組みを求め、第二に数値化。ノルマ化に注意する。
○社員には雇用と将来を保証する。終身をかけて仕事に打ち込ませる。
○経営者は動揺してはならない。環境に左右され右往左往してはならない。一線を引き自ら予測し自らの考えを優先する。
○経営者は社員の迷いを取り払い、社員を元気付け、社員を方向付ける。
○十年後の未来の姿に期待が持てる方針を立てる。
○「出来るか出来ない」ではない。「望むか望まない」である。
○「生き残る手段」を考えるのではなく、「勝ち進む目標」を立てる。
○成功する秘訣は、成功するまで継続すること。
職場変革の実践
 変革の流れは、知識(情報入手状態)→認識(気づき)→意欲(挑戦決意)→(此処まで一瞬の時間で達成可能)→行動開始→行動繰返し→行動力(能力)→職場変革→組織力形成。
 「今ある姿」から「あるべき姿」を作り上げる。「全社一丸!」という強力な武器を手に入れる。
 商品・サービス・営業手法・仕入手法・物流サービスなど、顧客が心から求めているようなサービス、他社より圧倒的に良いサービスを開発する。同じではじり貧の道。毎日・毎月改善を積み重ね、前進する事が生きる道である。
 もがき苦しむ総合力、この強さが会社の強さであり、全社一丸行動により、会社変革に繋がる。
 この後、「社風はどこまで変われるか」に挑戦する実践例が示された。

NaITO鈴木斉社長を迎え
メインの切削軸に
一歩一歩着実に前進を

 昨年、不良債権が急遽表面化し経営の危機に及んでいたNaITOが、鈴木斉新社長(写真)を迎え再建へ向けて本格的に動き始めた。
 昨年12月には、岡谷鋼機を中心に11社が20億円を出資。旧経営陣は総退陣し、岡谷鋼機の工作機械、工具を取り扱う子会社、岡谷機販社長の鈴木氏が1月29日、社長に就任。2月には早期退職者優遇制度を実施、一年前の約540名から350名(3月末時点)にスリム化した。「元気のある企業」構築に向け、当面46六あった拠点も32拠点体制に統廃合。3月26日には190億円を上限とする債務免除、25五億円の債務株式化などにより、債務超過も解消するなど、新生NaITOがスタートした。
 鈴木社長は、「色々な意味で運がいいと思う。私的整理によるガイドラインの適用を受けて行われたが、このタイミングが非常に良かった。銀行にも何とかしようというムードがあった。景気もこの様に上向いてきた。これが少しズレると、この様には行っていないと思う」と述べ、「このままの調子で行けば、1年目の数字が予定を超えられる見込み。将来的には、前のNaITOを超えるようになりたい」と積極的な意気込みが感じられた。
 「NaITOの特長は何か。メインは切削工具。品揃えが豊富で、営業マンが真面目というのが一つの特長。NaITOの販売網は5,000軒あり、そのネットワークを上手く使いたい。情報、客先のニーズを如何に我々が吸い上げて、メーカーにそれを伝えていくか。また、メーカーの新しい商品の情報を、販売網を使って客先に発信する。これをもっと有効に使わないといけない。物流だけでは駄目なのではないか。商品知識をより高度に勉強し、客先からもメーカーからも信頼されるようにならないといけない。また、ソフト面の充実を考えないといけない。販売店と問屋との信頼関係は、人対人の面が大きい。教育が大切。真面目だけでは駄目で、一歩出て知識も重要。同じ物を売っているのでディーラーさんとメーカーさんの間を、正確に、スピード良く提供するには、セールスの質が大切。社員に対しても、二カ月の間に希望退職とか、色々事情があって辞めていかれた方、それから残って今頑張っておられる方、相当苦労されている。『残ってよかった』と言える様に早くしてあげたい。焦ってもいけないが、物心両面でそう思えるようにしたい」と鈴木社長は抱負を語った。
 二宮教行執行役員営業副本部長(兼関西ブロック長)も「この半年間はつらい日々が続いて、信じられないことが毎日毎日起こってきた。メーカーさんから物が売ってもらえない。この様に岡谷さんに助けていただいて、営業の第一線は『もうやるだけ』という気持ちで、こんな幸せなことはないというのが実感。お客様からも『よかった。頑張れ』『元気なNaITOに戻ってほしい』と心強い言葉をいただいている。やり易くなったし、嬉しいことです」とこの半年の苦しみと、未来への希望を述べた。
 また、鈴木社長は「NaITOと岡谷機販との位置付けは、直ぐにではないが両方続けていく意味合いがあるのかどうか、考えていくべきことであるとは感じている。NaITOらしく自主性を持ってもらいたいし、そのような会社にしていきたい。いい意味で岡谷鋼機を社員が利用してくれればいい。岡谷ではできないことが、NaITOにはできる。相乗効果を期待している」。
 海外への考え方も「一旦海外から手を引いた。しかし、この業界は海外へ多く進出しているので、いつかは海外へ、とは考えている。せっかく岡谷があるので、それを活用できればと考えている。しかし、今現在は足下を固めるのが重要」と、一歩一歩着実に歩を進める。
 名古屋商法とNaITOの力が融合し、NaITOが今までの栄光を取り戻し、それ以上に発展することを期待するものである。

100社以上の企業が一堂に会するメカトロニクスの祭典
T・A・C・T 2004
ダイドー 4月23日(金)・24日(土)の2日間
「ポートメッセ名古屋 第3展示館西」で開催

 ダイドー(社長=山田貞夫氏、本社=名古屋市中村区名駅南)では、プライベート展『T・A・C・T 2004』(TECHNOLOGY ADVANCE CONDUCT for TOMORROW・未来が奏でるシンフォニー)を4月23日(午前10時より午後8時まで)・24日〓(午前10時より午後5時まで)の両日、“ポートメッセ名古屋(名古屋国際展示場)第3展示館西”(名古屋市港区金城ふ頭2-2)において開催する。「メカトロ業界の未来を見つめ、新たなる出会い・価値の創造」をテーマに、生産設備業界におけるコストダウン、未来に繋がる最新製品生産システムの提案などが行われる。
 開催当日は、ロボットの将来を見据えたテーマで特別講演会が開催される。
 また、ロボット工学を研究している地元大学のオリジナルロボットの展示も行われる予定。
【展示内容】
1.テーマ展示「ロボット工学の新しい可能性」
2.一般展示
▽空油圧機器・センサー
▽マテハン
▽軸受け・アクチュエーター・ロボ
▽工場設備機器
▽駆動・制御機器
▽成形・加工機械
▽溶接用機器講師
▽組立・検査機械
▽中国ブース
▽共同ブース
 来場予定者は、一般産業機械、システム製造業者、各種製造業者で、来場には事前登録が必要。
【特別講演会@】
▽日時=4月23日開場午後1時、開演午後2時より(開演10分前に受付締切)
▽会場=ポートメッセ名古屋交流センター3F会議ホール
▽定員=300名
▽演題=「デンソーにおけるロボット活用と今後の展望」-様々なロボットを活用することにより、急成長を遂げたデンソー。その進化の歴史と未来への展望を日比氏が語る。
▽講師=デンソーウェーブ執行役員FA事業部長 日比 均氏
〈講師プロフィール〉
1974年京都大学卒業。
1974年日本電装(現在のデンソー)に入社。生産技術部にて生産システム開発に従事。
1993年ロボット技術部にてロボットの開発を担当。
2001年デンソーウェーブ立ち上げと同時にFA事業の総括を担当、現在に至る。
【特別講演会A】
▽日時=4月24日開場午後1時、開演午後2時より(開演10分前に受付締切)
▽会場=ポートメッセ名古屋交流センター3F会議ホール
▽定員=300名
▽演題=創造への挑戦「エンターテイメントロボットAIBOの開発と技術」-AIBOを生み出した発想とその技術を支えたものとは?「エンターテイメントロボットAIBO」の生みの親、大槻氏が語る、ロボットを作り出す創造性と技術開発。
▽講師=スミダコーポレーションインバーターカンパニー・プレジデント 大槻 正氏
〈講師プロフィール〉
1972年静岡大学工学部電気工学科卒業後、ソニー入社。5インチ、3.5インチの高磁気ディスク装置の商品化、事業化を副事業部長として従事。
1994年ナムコに入社。
1997年エンターテイメントロボット開発・事業化の責任者としてソニーに戻り、AIBOの開発、商品化を行った。
1998年ER事業準備室およびER事業室の室長としてAIBOの開発・ビジネス化を行う。
2000年ソニーエンタテイメントカンパニーのデピュティープレジデント(副社長)として経営に参画。
2003年ソニーを退社し、スミダコーポレーションに入社、現在に至る。

平成16年4月18日2164号
出品申込み順調に推移
6日現在59社の109小間
愛知県管工機材商協組第3回展実委員会

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=石原徳和氏・原芳商会会長)の第25回管工機材設備総合展の展示会実行委員会(委員長=伊藤辰之氏・イトウ社長)では、4月6日午後6時より、東別院会館で「第3回実行委員会」を開催し、出品小間の申し込み状況を把握する一方、今後の進め方について協議した。
 実行委員会は、石原理事長の「早い時期での目標達成をお願いいたしたいと思いますので、皆さん方におかれましては、積極的な小間の勧誘をお願いいたします」との協力方の要請が行われ、次いで伊藤委員長のこれまでの取組みについての、経過報告が行われたあと、3月6日現在の出品者の申し込み状況を把握した。
 それによると59社の109小間に達していることが判った。
 次いで、出品者リストのチェックを行った結果、内諾分(出品する及び出品予定)が105小間あり、確定分と合わせると214小間に上ることが判り、前回と同程度の申し込み状況となっている。
 今後の進め方については、内諾を頂いている出品者への申込書の早い時期での提出のお願いと、出品勧誘をお願いしている先への再度の依頼を行うことにした。
 また、今後のことも考慮して、新分野へのアプローチも視野に入れた取り組みも検討する。
 当日発表された出品者は次の通り。
(50音順)
 ▽アカギ▽旭産業▽アロン化成▽育良製作所▽イノアックコーポレーション▽イノック▽エーアンドエーマテリアル▽MIEテクノ▽オオタケファンドリー▽オンダ製作所▽カナフレックスコーポレーション▽川本製作所▽協成▽栗本鉄工所▽KVK▽神戸樹脂工業▽小島製作所▽三栄水栓製作所▽山王工業▽シーケー金属▽下田エコテック▽昭和コーポレーション▽ゼンシン▽ダイドレ▽鶴見製作所▽帝国金属▽テクノフレックス・トーラ▽テラルキョクトウ▽東亜高級継手バルブ製造▽東陶機器▽トーゼン産業▽ナゴヤ▽ナノプラスチック▽西垣ポンプ製造▽日栄インテック▽日東工器▽日本ヘルメチックス▽ハタヤリミテッド▽久門製作所▽日立金属▽日立バルブ▽藤井高圧工業▽フネンアクロス▽ブリヂストン▽古林工業▽ベネックスメカニカルジョイント▽ベン▽前澤給装工業▽前澤化成工業▽前田バルブ工業▽三国プラスチックス▽三井化学▽三菱化学産資▽三菱電機ライフファシリティーズ▽森永エンジニアリング▽大和バルブ▽山本計器製造▽ユニックス▽ワシノ機器

6〜12%値上げ
ベン 4月出荷分より

 ベンでは、鉄・非鉄金属はじめ鋳物副資材、石油二次製品等が高騰し、全社一丸となってコストダウンに努力してきたが、製造コストと製品価格の大きな差異を埋めることが困難な状況となっていることから、不本意ながら価格改定並びに記載製品の見直しを行い、平成16年4月分として製品ガイド/価格表を新しく発行し、次記の通り実施することにしたと、理解と協力を懇請している。
▽実施時期
 四月出荷分より
▽値上げ率
 品種別に6〜12%

鋳鋼・鍛鋼生産速報
日本鋳鍛鋼会 平成16年2月

 日本鋳鍛鋼会は3月29日、鋳鋼(全国78工場)、鍛鋼(同20工場)の2月分の生産速報を発表した。
 鋳鋼生産量は20,793トン、前月比0.3%増(69トン増)、前年同月比9.7%増(1,843トン増)。
 鍛鋼生産量は52,623トン、前月比5.0%増(2,484トン増)、前年同月比20.3%増(8,896トン増)。
 現在のところ、鋳鋼の生産量は予想を上回って推移しており、15年度予想236,000トンを上回って240,000トン台に、鍛鋼は595,000トンを下回る580,000トン台になる見込みである。
 現状として鋳鋼は好調を持続していた大型トラックに一服感が出たが、建設機械、船舶、電力、産業機械等に支えられ六ヶ月連続二万トン台を記録するなど堅調に推移している。
 鍛鋼は船舶、発電用機器、自動車を始めとして19機種中11機種が前年を上回る見込みであり、生産環境は好調を持続しており、自由鍛造品メーカーは現状ほぼ生産能力限度一杯の生産を続けている。
 収支改善活動については、ほとんどのメーカーがユーザーへのアプローチを一巡したが、達成率については満足できるものではなく、今後とも強い姿勢で臨むと思われる。

日本機械工業連合会機械工業景気動向調査
 日本機械工業連合会では、平成16年2月に機械工業景気動向調査を行ない、結果をまとめた。同調査は、業種別主要企業181社を対象にアンケート方式により四半期ごとに実施。今回は平成15年10〜12月期実績及び、平成16年1〜3月期、4〜6月期見通しについて調査した。それによると@平成16年上期の売上額は、前年同期比1.0%増の見通し。この内、平成16年上期の輸出売上額は、前年同期比1.0%増の見通し。A平成16年上期の受注額は、前年同期比0.8%減の見通し。この内、平成16年上期の輸出受注額は、前年同期比6.2%減の見通し。B平成16年度設備投資額は、前年度比1.9%増の見通し。C所定外労働時間は、平成14年7月から18ヶ月連続前年水準を上回っている。D平成16年度の営業利益は「増加」を見通す企業の比率が過半数を超え、52.5%。このように平成16年上期の売上額は、輸出に支えられ堅調に推移する見通し。設備投資は能力増強などを中心に引き続き増加、所定外労働時間も前年水準を上回っている等、基調として機械工業は景気の回復傾向にあると言える。今後は先行きの懸念材料である為替、個人消費及び製品価格の動向に注視する必要がある。
売 上
16年度上期は前年同期比
0.1%増加の見通し

 平成15年10〜12月期の売上額実績は、16兆5,106億円。前期比2.2%増、前年同期比0.8%減少した。
 業種別前期比では、一般機械3.0%減、電気機械5.5%増、輸送機械1.9%増、精密機械12.6%増となった。
 今後の見通しでは、平成16年1〜3月期は前期比3.8%減、前年同期比0.7%減。4〜6月期は前期比2.5%増、前年同期比1.1%増を見通している。この結果、平成16年上期の売上額は前期比1.6%減、前年同期比0.1%増加する見通しである。
 平成16年上期の業種別前期比では一般機械2.4%増、電気機械2.0%減、輸送機械3.6%減、精密機械8.2%増加する見通し。また、前年同期比では、一般機械1.2%増、電気機械0.5%減、輸送機械0.5%減、精密機械9.3%増加する見通しである。
 また、輸出売上額について見ると、平成15年10〜12月期実績は6兆9,132億円で、前期比では2.5%増、前年同期比では1.7%増加(2四半期ぶりプラス)した。
 今後の見通しについては、平成16年1〜3月期は前期比0.6%減、前年同期比1.7%増、4〜6月期は前期比4.0%減、前年同期比0.4%増加を見通している。この結果、平成16年上期の輸出売上額は、前期比1.4%減、前年同期比では1.0%増加する見通しである。
受 注
16年度上期は前年同期比
0.8%減少の見通し

 平成15年10〜12月期の受注額実績は6兆3,923億円であった。前期比1.6%増(2四半期ぶりプラス)、前年同期比で1.7%減少(2四半期連続マイナス)した。
 業種別に見ると、前期比では一般機械2.7%減、電気機械1.5%増、輸送機械20.4%増、精密機械30.7%増加した。また、前年同期比では一般機械4.1%減、電気機械4.0%減、輸送機械34.6%増、精密機械13.9%増加した。今後の見通しでは、平成16年1〜3月期は前期比0.4%減、前年同期比0.8%増。また4〜6月期は前期比2.7%増、前年同期比2.9%減少する見通しである。この結果、平成16年上期の受注額は前期比1.8%増、前年同期比0.8%減少する見通し。
 平成16年上期の業種別では、前期比で一般機械8.2%増、電気機械1.2%増、輸出機械22.8%減、精密機械3.1%減少する見通し。また前年同期比では一般機械2.7%減、電気機械0.4%増、輸送機械0.4%増、精密機械0.1%減少する見通しである。
 また輸出受注額について見ると、平成15年10〜12月期実績は、1兆7,719億円で前期比11.3%減、前年同期比で12.1%増加した。
 今後の見通しでは、平成16年1〜3月期は前期比7.3%増、前年同期比6.8%減、4〜6月期は前期比5.6%減、前年同期比では5.5%減少を見通している。この結果、平成16年上期の輸出受注額は前期比1.9%減、前年同期比6.2%減少する見通し。
設備投資
四業中二業増加
  前年同期比1.9%増全体として

 平成16年度の設備投資計画額は、2兆5,071億円で、前年度比1.9%増加する見通し。
 業種別では、一般機械1.8%増、電気機械0.1%減、輸送機械3.8%増、精密機械0.7%減少となる見通しである。
 投資動機別構成比を平成16年度について見ると、「能力増強」が全体の36.0%と最も比率が高く、以下「更新・維持・補修」19.4%、「合理化・省力化」19.0%、福利・厚生を中心とした「その他」が11.4%、「研究開発」10.0%、「環境・安全対策」3.6%、「省エネ」が0.5%の順となっている。
 前年度と比較すると、「更新・維持・補修」、「合理化・省力化」、「環境安全対策」の占める比率が上昇する一方、「能力増強」、「省エネ」、「研究開発」、「その他」の占める比率が低下した。
営業利益
増加を見通す企業
16年度上期52・5%

 平成16年度の営業利益は前年同期に比べ、「増加」を見通す企業構成比が52.5%、「横ばい」31.3%、「減少」16.3%となっている。
 また平成16年度上期の営業利益見通しは、前年早期に比べ、「増加」を見通す企業構成比が47.4%、「横ばい」33.3%、「減少」19.2%。平成16年度下期は「増加」52.6%、「横ばい」35.9%、「減少」が11.5%となっている。
 この結果、平成16年度上期と下期を比較すると、下期では「増加」を見通す企業比率が5.2ポイント上昇、「横ばい」は2.6ポイント上昇する一方、「減少」が7.7ポイント低下する見通しである。

ミツトヨ オランダ認定協会RvA
ISO/IEC17025

フィールド校正サービス認定取得 ミツトヨ・テクノサービス事業本部(神奈川県川崎市高津区坂戸1-20-1)は、欧州の認定機関であるオランダ認定協会RvAから、ISO/IEC17025適合の校正事業者として認定を取得。
 今回の認定により、自動車業界の品質マネジメントシステムISO/TS16949やQS-9000の認証登録企業の顧客に対し、国内精密機器メーカーとして初めて出張校正サービスが可能となった。
 また同社では既につくばキャリブレーションセンタ、宮崎工場、宇都宮キャリブレーションセンタ、清原キャリブレーションセンタがJCSSの認定事業者として、川崎キャリブレーションセンタRvA認定事業者として校正業務を行なっている。
 高精度の標準機から、三次元測定機、投影検査機、測定顕微鏡、測定工具まで幅広い製品に対し、メーカーならではの信頼性の高いサービスを提供している。

サカイ高精度・短納期対応
“バニシングツール”
ステップベースアサイ工具製作所豊富に

 サカイ名古屋支店(名古屋市中区平和2-14-6、支店長=角田昭夫氏)では、顧客の短納期ニーズにより早く答えるため、アサヒ工具製作所のステップベースシリーズの全アイテムを標準在庫とした。アサヒ工具製作所のステップベースは、オーダー対応が多くを占めるバニシングツールをハーフメイドの中間工程からスタートできる為、従来のオーダーより短納期対応が可能になる。
 今回の在庫化にあたって従来アイテムの他に、より価格面でも協力できる様、エクストラショートタイプ25型番を新たに追加。これによりφ3.0からφ32までの幅広いサイズの加工径に対応できる。
 アイテムはストレートシャンクタイプが73アイテム、MTシャンクタイプが40アイテムと豊富。溝の鏡面仕上げを標準としており、被削材も幅広く対応可能。
【主な特長】
◎両センター付の追加仕様で高精度。簡単に高精度に段落としが可能
(従来のバニシングドリル、リーマはストレートの仕上がり品で、段落としが難しい。また、精度が出ずコストもかかる)
◎短納期対応
ハーフメイドで中間工程からスタートできる為、納期短縮。集中研磨室を持つユーザーなら即時。メーカー加工でも7〜12日
◎特殊仕様
(イ)スクイ面↓鏡面研磨加工↓段付きにしても溶着を防ぎ長寿命
(ロ)芯厚→先端段付き時に、適正な芯厚が得られる様、数百種のデータをもとに設計

タンガロイ
人事異動機構改革

 タンガロイ(本社=神奈川県川崎市幸区堀川町580番地)では、4月1日付で人事異動・機構改革を発表した。
「商号変更」
( )内は旧社号を示す
■新社号=株式会社タンガロイ(東芝タンガロイ株式会社)
「役員異動」
( )内は旧職を示す
■取締役=日比和雄氏(営業本部東部支店長は継続)
■社外取締役=福井祥二氏(現野村プリンシパル・ファイナンス執行役)
■監査役非常勤=吉村英治氏(現野村プリンシパル・ファイナンス)
■退任取締役=塩田伸生氏(専務取締役)
※顧問に就任
■退任取締役=塚田義男氏(社外取締役)
■退任監査役=坂田邦男氏(監査役・非常勤)
■専務取締役=上原好人氏(常務取締役)
■常務取締役=谷口廣文氏(取締役)
「人事異動」
( )内は旧職を示す
■ミクロンドリル事業部長=竹内孝夫氏(取締役特品事業部長は継続)
■取締役営業本部長=日比和雄氏(営業本部東部支店長は継続)
■情報管理室長=猪口文夫氏(ERP推進室長兼情報技術管理室長)
■技術本部切削工具開発部長兼営業本部営業企画部研修センター長=大橋行利氏(営業本部担当部長企画管理担当)
■特品事業部担当部長摩擦材料事業担当=平賀文弘氏(生産本部担当部長企画担当兼資材担当)
■特品事業部韮崎工場長=田所宣一氏(生産本部生産技術部長)
■生産本部いわき工場長附=小嶋洋一氏(技術本部切削工具開発部長)
■経営戦略部担当部長企画担当=斉藤武志氏
■情報管理室主幹=森 茂樹氏
■技術本部材料開発部長=木下 聡氏
■営業本部営業企画部長=和泉剛司氏
■ミクロンドリル事業部担当部長=大峯 恵氏
■生産本部生産企画部長=矢崎逸夫氏
■生産本部いわき工場担当部長(構造改革担当)=穐原重人氏
■生産本部いわき工場担当主幹(構造改革担当)=那須作郎氏
■海外事業部在籍部長タンガロイヨーロッパ社出向=上野啓夫氏
■東アジア事業部在籍部長厦門秦珂洛超硬工具有限公司出向=佐藤裕二氏
■生産本部在籍部長佐賀ツール株式会社出向=川越照彦氏
「組織改正」
@ERP推進室と情報技術管理室を統合し情報管理室とする。
A営業本部に営業企画部を新設
Bミクロンドリル事業を特品事業部から独立させ、ミクロンドリル事業部とする。
C生産本部に生産企画部を新設。

不況業種への融資案内
名古屋市中小企業振興センター

『事業活動に支障を生じている不況業種の方へ融資案内』
 需要の著しい減少などにより事業活動に支障を生じているとして、国(経済産業大臣)の指定を受けた業種を営む中小企業者で、市町村長による認定をされた方は、信用保証協会の保証限度額を広げることができる。
 また、名古屋市の経営安定資金(環境適応資金)などが利用可能で、指定されていない業種の方も売上高の減少等、一定の条件に該当する場合は、経営安定資金(環境適応資金)が利用できる。
 なお、認定は住所地を管轄する市町村の商工担当課(名古屋市の場合は名古屋市中小企業振興センター)で行っている。
▽問い合わせ先=名古屋市中小企業振興センター振興課(金融係)電話052−735−2100、FAX052--735-2104

17ヵ月連続前年上回る
平成16年2月 金属工作機械

 中部経済産業局では,3月31日に管内金属工作機械メーカー主要9社(オークマ、大隈豊和機械、テクノワシノ、豊田工機、日平トヤマ、富士機械製造、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の平成16年2月度金属工作機械受注状況を発表した。
 それによると総受注高は29,622百万円、前年同月比8.7%増と17ヶ月連続で前年を上回った。また前月比は3.1%増となった。
 国内受注は、一般機械工業向けが6,368百万円と17ヶ月連続で前年を上回ったが、自動車工業向けが5,075百万円と三ヶ月連続で前年を下回ったことから、全体でも前年同月比2.7%減と17ヶ月ぶりに前年を下回った。また、前月比は0.8%減となった。
 海外受注はアジア向けが二ヶ月ぶりに前年を上回った他、ヨーロッパ向け及び北米向けもそれぞれ3ヶ月連続で前年を上回ったことから、全体でも前年同月比21.4%増と18ヶ月連続で前年を上回った。また前月比は6.8%増となった。
 国別にみると、1位のアメリカが4,790百万円(全年同月比13.3%)、以下中国2,337百万円(同122.1%増)、ドイツ1,398百万円(同53.0%増)、大韓民国1,187百万円(同29.3%減)、イタリア723百万円(同2.4%増)の順となった。
 販売額は24,694百万円、前年同月比24,694百万円、前年同月比2.4%増と11ヶ月連続で前年を上回った。また前月比10.7%増となった。
 受注残高は、114,672百万円、前年同月比4.0%増と2ヶ月連続で前年を上回った。また、前月比は3.3%増となった。

総会役割分担を決める
バルブ、経営部会開催
静岡県管工機材商組合4月度定例理事会

 静岡県管工機材商組合(理事長=丸尾氣窮雄氏・丸尾興商社長)では、4月2日午後3時より静岡市内の“マイホテル竜宮”において「4月度定例理事会」を開催し、5月11日の通常総会の役割分担を決める一方、「バルブ部会」を開いて、4月から価格改定した大手バルブメーカーの価格改定の経緯について研修した。また、「経営部会」も開き、生保の裏側と郵貯・財投についとも検証した。
 理事会では、通常総会開催の件を審議し、総会開催時間、懇親会時間、当日の役割分担について決めた。
 開催時間は、総会を午後3時より行い、午後4時30分より懇親会に臨む。
 又当日は、総会に万全を期すため午後二時より理事会を開催する。
【総会役割分担】
▽司会進行=伊藤副理事長(沼津管材社長)
▽開会の辞=大河副理事長(大河機材社長)
▽議長
▽閉会の辞=村松副理事長(村松商店社長)
 以上で審議事項を終え、「バルブ部会」に移り、4月から価格改定した大手バルブメーカーの価格改定の経緯について、資料に基づいて研修した。
 価格改定の経緯については、国内需要の減少・販売価格の下落に加え、原材料の大幅な高騰により、従来の販売価格を維持することが困難となり、価格表の改定などにより20〜25五%の改定を要請しているもので、特にアジア地区での建築ラッシュによる国際相場の上昇、世界的な需要拡大への供給不足、エネルギー価格の上昇による輸送コストの増加等の原因から、主要原材料である銅・鉄スクラップ、ニッケル・モリブテンなどの高騰により全ての原材料費が大幅にアップ(50〜150%)し、製造コストを押し上げている、今後も原材料の高騰傾向が続けば価格動向によっては、更なる改定が必要になるとも予想されている。
 各理事からも、塩ビ管を始めとした、今回の第一次産品の価格改定は止むを得ない面もあり、今までとは異なった需給バランスが主な要因と考えられる事から、我々流通業としても底上げ期待感を持って、適正利潤の確保のためにも販売先に理解と協力を呼び掛けて行くことにした。
 引き続いて、「経営部会」に移り、生保業界の裏側と郵貯・財投について検証した。
 自由化で外資系の生保が参入する数年前までは、日本の生保は協定で68歳から70歳位までに死亡しなければ、保険金の満額は支払われず、僅かな定額金しか受け取れないのが現状だった。殆どの人は死亡すれば満額を貰えると信じていたが、実際にその場になって保険金請求を起こして、はじめてそのことを知らされ、「そんなばかな、約束が違うじゃないか」と、保険会社に抗議すると言う、嫌な思いをしていた。その様なことから、満額を受け取れた人は加入者の七%に過ぎなかったと言われている。
 外資系の参入で、自由競争となり今では再契約での条件によっては80歳は愚か95歳まで可能となり、漸く日本の生保も海外水準に並びつつあり、自由競争の恩恵を感じている。
 巨大ダムやビルの建設に税金が使われ、大規模開発などによって自然が破壊されながら、一部のゼネコンや土建屋だけが儲けているという「ハコモノ行政」への批判。その批判に押されて最近では自民党内部からも「公共事業見直し」の声が出てきた。その構造の背景には、郵貯などの国民の預金を運用している財投、特殊法人・公益法人という組織、そして天下り官僚という借金を生み出すメカニズムが存在していることは余り知られていない。なぜ国の借金が増え続けているのか、どうしてその構造にメスが入れられないのか、疑問視する声も多い。
 国の抱かえる借金は700兆円。今もうなぎのぼりに増え続けている。日本の抱かえる本当の矛盾について検証した。
 また、北京オリンピック開催、APEC首脳会議開催などのビッグニュースが相次ぎ、世界の工場および巨大市場として注目をあつめている中国経済の台頭を背景にこれから日本を襲う「チャイナショック」。
 この巨大な隣人とどう付き合うべきかという、戦略的な対応への道も探った。

住まいのテーマパークinなごや
期間中2万人の参観者で盛況
松下電工山信、アリス金山も協賛

 松下電工主催による「住まいのテーマパークinなごや」が4月3日と4日の両日に吹上ホールで開催され、山信(小川信社長)やアリス金山(前田憲邦社長)も協賛店として、訪れたユーザーを担当者が新製品を中心に、会場内を案内して廻った。
 会場内は、三つのテーマゾーンからなり、@快適商品体験ゾーンでは、バスルーム「リラッセ」やトイレカウンター「セレスタイル」などを紹介、A安心・快適な暮らしご提案ゾーンでは、防犯パック商品を紹介した「どろぼうシャット」ゾーン、今話題の免震住宅、地震に強い住宅工法を紹介した「耐震・免震」ゾーン、話題のガラストップ内炎バーナーの実演を盛り込んだ「やっぱりガスだね」、オール電化料金形態やエコキュート・IHクッキングヒーターの使い方を説明した「やっぱり電気だね」などのコーナーを配置、B暮らしかた体験ゾーンでは、子供が遊べるリビングをはじめ、ホームシアターのあるリビング、ゆとのあるおちついたリビングを提案、また、収納抜群の便利な収納機器や、腰に負担をかけない畳の間を巧く利用したベッドの提案などを行った。
 また、「わくわくイベントゾーン」では、本間ゴルフによるワンポイントアドバイスなどのゴルフ診断、話題の癒し系植物”インテリアグリーン”の苔玉や観葉植物の自作体験、インターネットの仕組みやパソコンの使い方を体験するパソコン初期講座、日曜大工の木工教室体験コーナー、それに、自分で血圧チェックができる健康チェックコーナー、話題のジョーバ体験、まるごと緑茶を試飲する健康なカラダ作りコーナー、マッサージ機体験のリラックスコーナーなどのほか、ワイン料理の楽しみ方や塩分控えめの健康クッキング教室などを開き、期間中約2万人の参観者で賑わった。

名古屋営業所移転
巴バルブ3月29日より

 巴バルブの名古屋営業所(所長=家宇治亨氏)が、このほど移転し、3月29日より新事務所にて業務を行っている。
 「新事務所移転にあたり、より一層皆様へのきめ細かな対応を心掛けてまいりたいと思いますので、倍旧のお引き立てを賜りますようお願い申し上げます」と、家宇治所長は所信を述べている。
 新事務所の所在地は次ぎの通り。
▽住所=〒461-0005 名古屋市東区東桜1-9-29オアシス栄ビル8階
▽電話=052-953-1831(従来通り)
▽FAX=052-953-1863(従来通り)

中村徳太郎氏
 代表取締役会長
中村機械工具

 中村機械工具(四日市市新正3-7-37・社長=古川光男氏)の中村徳太郎会長が薬石の効なく3月21日ご逝去された。享年92歳。
 葬儀告別式は3月24日午前10時30分より、四日市市堀木の“堀木愛昇殿”において、古川社長が葬儀委員長を務め社葬にて執り行われ、葬儀委員長の「私共は会長の遺訓をしっかりと受け継ぎ、今後も全力を尽くす所存でおります」と式文を霊前に捧げ、葬儀委員長の焼香に引き続きいてご遺族、一般会葬者が焼香をおこない故人のご冥福をお祈りした。
 社葬には三重県管工機材商業組合の闇雲理事長、三重県機械工具商協同組合の松山理事長ら、業界関係者多数が参列するなど盛儀をきわめた。
 故徳太郎会長は、終戦の昭和20年に父の興した、中村商店に入り、昭和27年の合資会社に改組と同時に社長に就任、昭和52年に鉄筋コンクリート造り4階建て、延べ床面積380坪の本社ビルを新築、平成16年3月15日に会長に就任。
 昭和47年設立の、三重県管工機材商業組合発足の発起人の一人として、組合設立に尽力された
 常日頃から「仏の徳さん」と誰からも親しまれ、近鉄グループをはじめ、東洋紡績やカネボウ協力会の会長も務め、信仰心に篤く、従業員に対しても、その家族に対しても分け隔てない愛情を注がれていた

ユニバーサルソケット(電ドル用)と
ダクトカッター発売
トップ工業各機種豊富に在庫

 トップ工業(社長=渡辺一郎氏、本社=新潟県三条市大字塚野目2190-5、電話0256-33-1681)ではこの程、エアコン用樹脂製配管化粧カバーの切断用ダクトカッターと、電動ドリル用(インパクト対応)ユニバーサルソケットの新サイズを発売した。
【エアコン用ダクトカッター(DC―100)】
 エアコン用樹脂製配管化粧カバーの需要が増え、従来のノコギリ等での切断では「切り口が悪い」「カスが出る」等、作業効率の悪さがあり、これをヒントに作業者の能率アップを目指し考えられた商品。また市場では、切断サイズがエアコン用ダクトの80タイプまでで、100タイプを切断できる商品が無かったため、いち早くそれに対応した。
 エアコン用ダクトカッター(DC―100)は底部及びフタ部の二枚を重ねての同時切断が出来るもので、切り口はスッキリとなめらかで返りバリが出ない。また安全機構として、安全フックを押しながらハンドルを拡げると切刃が開き、不用意な切刃の開口を防止する装置がついている。
 切断対象品はINABAのスリムダクト、松下電工のスッキリダクト、松下電器の配管カバー、それぞれ各種に使用出来る。
 標準価格は1丁あたり12,500円(税抜き価格)。
 製品重量は700g、小箱入数6丁、本体長さは312o。
【電動ドリル用ユニバーサルソケット(EUS―10、12、13、14)】
 同社は既に建築・土木工事用として電動ドリル用ユニバーサルソケット(EUS―17、19、21、24)を発売しており、住宅施工業者・管材ルート・板金加工業者向けに小さいサイズを新たに追加発売したもので、これにより更にラインナップの充実を図った。
 10、12、13、14oの新サイズが加わり、豊富な在庫を揃えたユニバーサルソケットは、コーナー等の狭い場所も楽々作業が出来る設計からなり、首振り角度は30度、シャンク圧入式により耐摩耗性等に優れている。
 主な特長及び用途は次のとおり。
 @建築・土木・設備・配管工事の組立・解体作業に。
 A首振り角度30度、コーナー(角際)等の狭い場所でも楽に作業できる。
 Bシャンク圧入式で耐摩耗、耐衝撃性に優れ耐久性は抜群。
 標準価格は1丁あたり、3,350〜4,210円(税抜き価格)。
 製品重量は95〜175g、小箱入数は各サイズ共6丁、本体長さは110〜115o。
 この他に、125oの新サイズが加わった、フランジ付ダイヤモンドホイールがある(TDF―105と125)。ロックナットがあたらずに早くきれいにコーナーがカット出来る。
◎名古屋営業所=名古屋市中区千代田2-7-2、電話052-252-0728。

山下氏、水谷氏理事候補に
新たに小浦氏、滝沢氏も
愛機工 熱田支部総会を開催

 愛知県機械工具商業協同組合の熱田支部(支部長=水谷隆彦氏、ミズタニ機販社長)は、4月2日午後6時より「東京第一ホテル錦」(名古屋市中区錦)において支部総会を開催。
 末国支部幹事(喜一工具名古屋支店長)の司会で進められ、司会者より「期末支部員総数34社中30社出席(委任状含む)で本総会が成立する」と宣言された。
 水谷支部長が「平成16年度熱田支部総会に大変お忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。春の訪れと同時に、景気のほうも少しは良くなったという声も聞いたり致しますが、昨今新聞を見ますと大企業を中心に色々な不祥事が目に入ります。企業としても襟を正して、正しい商売のあり方を追及していく事が必要ではないかと感じました。移り変わりの激しい時でございます。先行きが判らないし、危機感を持って経営にあたらなければいけないと思います。熱田支部のほうは皆様のご協力の下、順調に活動をすることができました。今総会は改選期となり、新しい役員の方が選出されますので宜しくお願い致します」と挨拶。
 慣例により、議長に水谷支部長を選出して議事審議を行い、平成15年度事業報告、同収支決算報告並びに監査報告、平成16年度事業計画案、同収支予算案などの議案を原案通り承認可決した。
 任期満了に伴う役員改選では、木村節雄理事(木村屋社長)、竹内邦雄理事(三立興産専務)より若返りを図るためにと辞意が表明され、小浦喜一氏(こうら社長)と滝沢有一氏(松本商店社長)が新たに理事候補として本部総会に上程されることが決まった。また、退任した木村氏、竹内氏は引き続き支部幹事として支部発展に協力する。
 熱田支部からの推薦理事候補は次の四名。
 ▽山下隆蔵氏(山下機械社長、現組合理事長)▽水谷隆彦氏(ミズタニ機販社長、現組合常任理事・熱田支部長)▽小浦喜一氏(こうら社長)▽滝沢有一氏(松本商店社長)
 総会終了後は、会食しながら情報交換を行い、午後八時過ぎにお開きとした。

人事異動と組織変更
ブラザー工業

 ブラザー工業(社長=平田誠一氏)では人事異動及び組織変更を行い、4月より新体制でスタートした。
【人事異動】(敬称略)
( )内は旧職。
 ▽取締役=嶋田勝彦(取締役 専務執行役員 パーソナル・アンド・ホーム カンパニー プレジデント)▽取締役=直江六男(取締役 常務執行役員 パーソナル・アンド・ホーム カンパニー エグゼクティブ バイスプレジデント)▽取締役 米州管掌=蔭山日出男(取締役・非常勤 米州管掌)▽執行役員 マシナリー・アンド・ソリューション カンパニー エグゼクティブ バイスプレジデント兼同営業部長=清水正雄(執行役員 マシナリー・アンド・ソリューション カンパニー エグゼクティブ バイスプレジデント)▽執行役員 インフォメーション・アンド・ドキュメント カンパニー エグゼクティブ バイスプレジデント兼同商品企画部長=末藤昭詔(執行役員 インフォメーション・アンド・ドキュメント カンパニー エグゼクティブ バイスプレジデント兼同営業企画部長、商品企画部長)▽パーソナル・アンド・ホーム カンパニー プレジデント=片山俊介(パーソナル・アンド・ホーム カンパニー プレジデント付参事)▽マシナリー・アンド・ソリューション カンパニー エグゼクティブ バイスプレジデント兼同戦略技術部長)=吉田国光(マシナリー・アンド・ソリューション カンパニー エグゼクティブ バイスプレジデント兼同産業機器事業 製造部長)▽インフォメーション・アンド・ドキュメント カンパニー 営業企画部長=太田勝人(インフォメーション・アンド・ドキュメント カンパニー 営業企画部室長)▽インフォメーション・アンド・ドキュメント カンパニー プリンティング研究部長=松本勇美夫(インフォメーション・アンド・ドキュメント カンパニー 開発部室長)▽パーソナル・アンド・ホーム カンパニー CS/QM推進部長=吉田武美(パーソナル・アンド・ホーム カンパニー 製造部長)▽パーソナル・アンド・ホーム カンパニー 開発製造部長=石川 博(パーソナル・アンド・ホーム カンパニー 開発部長)▽マシナリー・アンド・ソリューション カンパニー QCS推進部長=千々松孝郎(マシナリー・アンド・ソリューション カンパニー 産業機器事業 QCS推進部長)▽マシナリー・アンド・ソリューション カンパニー 開発部長=大島伸康(マシナリー・アンド・ソリューション カンパニー 工業用ミシン事業 製造部長)▽マシナリー・アンド・ソリューション カンパニー 製造部長=森井 敏(マシナリー・アンド・ソリューション カンパニー 工業用ミシン事業 QCS推進部長)▽ブラザー販売 出向=川那部 祐(マシナリー・アンド・ソリューション カンパニー 産業機器事業 開発部長)
【組織変更について】
 パーソナル・アンド・ホーム カンパニーの「開発部」と「製造部」を統合して「開発製造部」を新設することにより、製品開発、製造における効率の向上を図り、収益力のさらなる強化を目指す。また、マシナリー・アンド・ソリューション カンパニーにおいて市場環境や景気変動に左右されにくい強固な経営体質を構築するため、工業用ミシン事業と産業機器事業を統合することで事業のスピード向上や経営資源の効率的な活用を目指すほか、「戦略技術部」を新設して生産技術の強化や合理化を図って行く。

最適圧力と最大風量実現
三井精機工業ZV・ZViシリーズ

 三井精機工業(名古屋営業所=名古屋市名東区上社4-89、所長=後藤紀久氏、電話052-704-0711)では、この程発表したZスクリューコンプレッサ「ZVシリーズ」と「ZViシリーズ」を紹介。
 1972年(昭和47年)Zスクリューコンプレッサを発売以来刻々と変化する時代のニーズに対応し、高効率・省エネルギーコンプレッサへと進化してきた。
 1995年には全機種直結駆動で運転ロス「ゼロ」を実現したZシリーズStypeを発売。現在でも空冷・水冷ともに油潤滑型の長寿命・高効率機種としてユーザーに親しまれている。
 そして現代の環境問題に即し改良が進められたのが、「ZVシリーズ」。現在ではインバータ制御に加え先進のIPM(永久磁石)モータを直結したより高効率・省エネルギーの最新機種としてユーザーの期待に応えている。
 また、2003年春にはクラス最高の吐出風量を誇る本格ビッグレンジインバータ「ZViシリーズ」を発表した。
 インバータ制御で究極の省エネ・高効率コンプレッサ「ZVシリーズ」と最適圧力・最大風量のインクリージングシリーズとして誕生した「ZViシリーズ」及び「Zシリーズ」(三井Zスクリューコンプレッサの原点)が出揃った。
◎インバータ制御を直結した「ZVシリーズ」は、動力ロスが無く曲げ応力も無いモータとの同芯直結でパワーアップを実現した上、省エネ、節電タイプ。
◎高効率、環境対応の「ZViシリーズ」は22kw〜75kwを用意。削減電力量40%、年間電力費は270万円(一例)。
【最新IPM(永久磁石)モータ】
 回転子に永久磁石を内蔵した最新のIPMモータ(永久磁石式同期モータ)を搭載し小型化と高速回転を実現。従来の誘導モータと比較しても回転子での電力損失やスリップが発生せず、モータ効率が格段にアップ。三井の先進インバータ制御と合わせることにより、総合効率でも誘導モータ単体の効率を上回った。発熱量も減少し、ますます省エネ効率を発揮。また、モータ直結駆動で動力ロスが無く、コンプレッサ主要部の噛み合いや加工精度も改良し、従来機より大幅な高効率を実現。
コンプレッサ
に関わる法規

【労働安全衛生に関連するもの】
◎ボイラ及び圧力容器安全規則
[法規概要]@最高使用圧力0.2二MPa以上で内容量40g以上の容器A最高使用圧力0.2MPa以上で胴内径200o以上でかつ胴長1,000o以上の容器
[届出書類]@第二種圧力容器明細書取扱注意書A第二種圧力容器明細書(原本)
[設置・使用に関して]@圧力容器改造の禁止A第二種圧力容器明細書(原本)の保管B安全弁の吐出し圧力の調整C圧力計は、最大目盛が最高使用圧力の1.5倍〜3倍で、最高使用圧力の位置に見易い表示があるものを使用する。
【環境基本法に関連するもの】
◎騒音規制法・振動規制法
[法規概要]駆動定格出力が7.5kW以上のものに適用される。規制値は各都道府県によって異なるので設置する場合の区・市役所、町村役場の公害担当課等で確認。
[届出書類]該当する圧縮機の設置にあたっては所轄の市町村の公害窓口を通じて都道府県知事に設置工事の開始または変更の30日前までに届け出なければならない。
[設置・使用に関して]工場の敷地境界線上での騒音・振動がその地域の規制値以下であること。
環境・省エネに関する法律
【温暖化対策推進法に関連するもの】
「改正・省エネルギー法」1999年4月より施行
◎第一種エネルギー管理指定工場に対する将来計画の提出の義務付け措置の創設
◎中規模の工場及び事業所を対象とする第二種エネルギー管理指定工場の創設
◎自動車や家電・OA機器等のメーカーに省エネ基準へのトップランナー方式の導入
(イ)廃棄物などの発生抑制
(ロ)資源の循環的な利用
(ハ)適正な処分が確保される事により、天然資源の消費を抑制、環境への負荷ができる限り低減する社会
◎同時整備される法案
「改正・廃棄物処理法」
「改正・再生資源利用促進法」
◎処理の「優先順位」を初めて法定化
(イ)発生抑制
(ロ)再使用
(ハ)再生利用
(ニ)熱回収
(ホ)適正処分
【その他の環境関連法規と関連語句】
「環境マネンジメントシステム」
「環境会計」
「L.C.A.:ライフサイクルアセスメント」
「グリーン調達・購入」
「PRTR:環境汚染物質排出移動登録」
「ゼロ・エミッション」


派遣指導員テクノアドバイザー登録募集
熟練技術者・技能者

 名古屋市では、熟練技術者の優れた技術・技能を中小企業に役立てるため、市内中小企業の依頼に応じて指導員(テクノアドバイザー)を派遣し、生産現場における技術的課題の解決を支援することを目的とする「中小企業基盤技術レベルアップ支援事業」を実施している。
 中小企業に対する支援を成功させるためには、優れた熟練技術・技能があり、その活用に熱意を持っている人の協力が必要であり、そのような人の登録申込みを受け付けている。
▽登録者=自由な時間があり、原則として製造技術に関係する技能士一級以上の国家資格があり、且つ資格に係わる現場経験のある人。
▽指導謝金=1回(1日5時間程度)につき、15,000円(税、交通費込み)。
▽申込み・問合せ先=名古屋市工業技術振興協会 技術部、電話052-654-1633、FAX052-661-0158。

ナベヤ素早い位置決め可能
Q−ロックエレメント
三タイプの駆動方式

 ナベヤ(社長=岡本知彦氏、本社=岐阜市若杉町、電話058-273-6521)ではこの程、工作機械の切削加工用治具の段取り時間を大幅に短縮できる治具セットアップエレメント「Q-ロックエレメント」を開発した。
 「Q-ロックエレメント」は、ワンタッチで治具の位置決めとクランプができ、テーパー面とフランジの二面拘束式で高精度・高剛性なエレメント。駆動方式はネジ式・バネ式・油圧式の三タイプがあり、用途に合わせて選べ、自動化にも対応している。
【製品特長】
◎繰り返し位置決め精度は、5μm以内。
◎ピンとブッシュの分離は、リフトアップ機能によりスムーズに行える。
◎ロケートブッシュ・クランプブッシュは、治具プレートに組み込む。
◎ロケートピン・ダイヤピン・クランプピンは、ベースエレメント及びマシンテーブルに組み込む。
◎ロケートブッシュの位置合わせは、ピン位置に合わせて取り付ける事が可能。ピンにセットした状態で、治具プレート上間からボルトを締め付けて、ブッシュを固定できる。
■ネジ式
@クサビ式メカロック機構により、確実に固定。
A外径φ四五の小サイズからあり、小型治具プレートにも組み込める。
B切屑対策用カバーを標準付属。
■バネ式
@クランプ時に皿バネを使用。油漏れ・温度変化・断線等のトラブル無し。
Aエアーブロー用・着座確認用穴を利用し、自動化が可能。
■油圧式
@クランプ時に油圧を使用。
Aエアーブロー用・着座確認用穴を利用し、自動化が可能。

非鉄金属専用のボールエンドミル
「プリズム ボール」を開発
BTT 乾式切削で高能率加工が可能

 BTT(社長=青木渉氏、本社=尾張旭市狩宿町4-135、電話0561-52-6071)は、環境に優しい乾式切削で高能率加工を可能とする非鉄金属専用のボールエンドミル、「プリズム ボール」を開発した。
 特徴は、三枚のR刃が構成する特殊なチップポケットが回転運動により切り屑の強制排出作用を生む構造(特許申請中)で、超薄膜DLCコーティングを施した超硬3枚刃ボールエンドミル。
 乾式切削加工での切削性を著しく向上することが可能。
 特に、剛性を高めた刃形状に相反する、鋭い切れ刃を実現できる正の有効スクイ角を構成、一刃当たりの切削量が非常に大きくでき、低回転の工作機械でも高送り加工が可能。従来型の工具に比べ、加工時間を大幅に短縮でき高能率な加工が行える。
 サイズはR0.5〜R10で、価格は15,600円〜111,000円。初年度売り上げ、1億2,000万円/年を目指す。
 2004年4月より新発売。
 URL http://www.btt.co.jp

超深彫り切削加工用エンドミル
エポックペンシルディープボール
日立ツール加工コスト大幅減

 日立ツール(本社=東京都)では、携帯電話など、小型精密金型に対応した超深彫り切削加工用エンドミル「エポックペンシルディープボール」を開発・販売した。
 従来の小径エンドミルでは、工具径に対する突き出し長さ(L/D)値が大きいため、加工中の切損事故が発生。また同時に小径により工具のたわみが大きく、加工精度や切削面粗さも問題視されてきた。
 「エポックペンシルディープボール」はこれらの問題を解決し、切削では加工不可能とされてきた小径サイズの深彫り加工を実現。リードタイムの短縮により、加工コストも大幅に低減した。
【製品特長】 
◎新開発の軟鋼加工用「エポックスーパーコーティングCSコート」採用。ナノ結晶構造からなる新組成系皮膜により、従来までの対磨耗性を犠牲にすることなく、耐溶着性を改善。潤滑性に優れたCrSiN形ナノコンポジットコーティングを施した。
◎独自の首部形状により、対折損性と対たわみ性を両立させ、従来品に比べ3〜6倍の送り速度加工実現によって加工能率が飛躍的に向上。
◎各種寸法のリブ溝加工用工具を集約して工具費を削減。
◎飛躍的な加工能率により、各種寸法抜き勾配のリブ溝も等高線ツールパスにて造形することが可能。工具サイズも集約され、工具管理や費用を削減する。
◎加工コストを従来の1/2〜1/4に低減。
◎最適ねじれ切れ刃により勾配面の加工が高精度な仕上がり。
◎びびり振動の無い安定した加工が可能。

フジキン従来の70%小型化
超小型ガスケット継手UPG開発
コスト低減、経済性に優れる

 フジキン(本社=大阪府大阪市西区立売堀、電話06-6532-5601)では、各種ガスを使用する半導体製造装置向き高性能超小型ガスケット継手「UPG」を開発した。
 従来のガスケット継手「UJR」のデッドスペースの極小化により耐腐食性をアップ。また従来比70%の小型改良、締結後のガスケット全面密着によりシール性能を大幅に向上させた信頼性の高い小型継手。さらに維持管理のコスト低減により経済性にも優れ、百回以上の再締め付けも可能。
【製品特長】
@小型化(従来比70%)
Aデッドスペースフリー
B接ガス部SUS316LWメルト材UP処理標準
Cシール部先端への傷防止、過剰締め付け防止機構
Dナットにピュアリング内蔵(共回り防止とパーティクルフリーを実現)
【仕様・材質】
◎設計圧力=超真空〜21.5MPa
◎仕様温度範囲=マイナス196℃〜450℃
◎ボディ・スリーブ=SUS316L(Wメルト材)
◎ガスケット=SUS316L(Wメルト材)
◎ナット=SUS316
◎ベアリング=ステンレス鋼

1本で3役を果たすマルチタップ発売中
田野井製作所2つのエンドミル搭載

 田野井製作所(本社=東京都品川区南大井、電話03-5471-7551)は、2つのエンドミルを搭載し、一本で三役を果たす「マルチタップ」を発売している。
 コスト削減が最も進む自動車産業分野では、資源の節約を目的にダイカスト製品が急増。射抜き穴へ、ねじ立てが多くなっている。しかし鋳抜き穴は、鋳造プロセス上、タッピングに先立って下穴仕上げ作業が不可欠。またこれまでのタップ先端にエンドミル、ドリルを付け加えた工具では、止まり穴の底ぎりぎりまでのネジ加工ができない。このような問題を解決したのが、同製品。
 「マルチタップは、マシニングセンタやタッピングマシン、トラマン等の完全ピッチ送りで使用可能な複合機能を持ったタップ。
【製品特長】
◎ダイカスト鋳抜き穴に直接精密タッピング可能。
◎先端にエンドミル刃、喰付部分にサイド刃を組み込み。一工程で射抜き穴のテーパ修正とタッピングが行える、出口部の薄膜もタッピングと同時に切除可能。
◎食付部分直後に組み込まれたサイド刃より、ネジ立てと同時にめねじ内径部分を精密加工。ねじ山の片寄りの無い優れた仕上げができる。
◎タッピングと同時に内径部を加工するため、バリが発生せず、クリーンなめねじに。
◎下穴深さに1.5ピッチ以上の余裕があれば、タッピング可能。
◎タップの先端にエンドミルが組み込まれているため、万一タップが下穴に底当たりしても折れにくい。

プラスチック超精密金型仕上げ用
CBNスーパーフィニッシュボールエンドミル
日進工具磨き工程を1/3に

 日進工具(本社=東京都品川区南大井4-5-9、電話03-3763-5621)では、プラスチック超精密金型の最終仕上げ用ボールエンドミル「CBNスーパーフィニッシュボールエンドミルSFB200」を開発した。
 母材には立法晶窒化硼素(CBN)を用い、連続十時間以上の仕上げ加工を実現した。
 また独自の一直線の切刃稜線を形成することにより工具剛性を大幅に向上させた。
 さらにR中心部の切れ味も抜群で、プリハードン鋼から長時間の高精度加工が行える。
 切削面表面粗さを従来の半分、1マイクロメートルに高度化。磨き工程を3分の1に削減、磨きレスも可能とするなどトータルなコストダウンに活躍。
【製品特長】
◎中心部が切れる。むしれが無い。
◎特殊形状で高剛性、新発想のR形状。
◎つなぎ部がスムーズ。

日本の最先端産業を支える
ダイドー 16年度入社式を開催
 新入社員51名が入社

 
ダイドー(社長=山田貞夫氏、本社=名古屋市中村区名駅南四丁目12-19)の平成16年度入社式が、4月3日午前10時より本社ビル6階会議室において行われた。来賓をはじめ同社東日本、西日本、中部、名古屋の各営業本部の幹部、人事部・教育担当者など多数が列席する中、2週間にわたる研修を終えたばかりの新入社員51名は、心新たに式に臨んだ。
 はじめに、山田社長より「我社は中小企業ではありますが、日本の社会で無くてはならない一番大事な産業の分野を担当している会社であります。ハイテク産業の中で使われている、精密な部品を作るマザーマシンである工作機械が、精密なものを作るための部品も扱っている。日本でこれからドルを稼ぐ産業は超精密産業。他の国ではできない工作機械というのは一番。精度が百分の一oか、千分の一oかの違いの中で、日本はナノ(一万分の一o)の世界。我社は、ナノ精度で動くTHKの製品、そのような製品を扱っている。日本には階級はなく、誰でも努力次第で上を目指すことができる。そのために経済大国、技術大国になれた。しかし、それを追いかけてくる国はある。すごい勢いで追いかけてくる。それに負けないようにしなければいけない。最後まで残るのはロボット。十年後には何十万というロボットが全世界に普及していく。今でも、ロボットが大リーグの始球式をしたり、オーケストラの指揮をしたり、トランペットを吹いたりする時代。そのトランペットを吹くロボットを開発したデンソーのトップの方に、4月23・24日に開催される『T・A・C・T2004』(ダイドーのプライベート展)に講師に来ていただく。メカトロ商社としてダイドーはトップクラス。これからも一番伸びる産業で、トップクラスの商社であります。これを受け継ぐ皆さんの前途は洋々であります。ただし、仕事を勉強しない人、努力しない人はついていけません。希望を持って頑張って下さい」と挨拶。
 来賓挨拶では、THK小林中部営業統括部長より「厳しい就職戦線を突破されて、就職されましたことをお祝い申し上げます。おめでとうございます。皆さんは勝ちたい、負けたくはない。勝つ、負けるという中で、私はこれを大事にしています。『人に負けるな』。人には色々あります。第1は己、自分に負けてはいけません。2番目は自分以外の他人。3番目は競争相手。4番目に、上の人に負けるな。5番目に、人は一人では生きられない、友よ、互いに負けるなよ。そして、全ての人よ、善人になろう。いわゆる社会に貢献しよう。これを裏返せば、『人に勝つ』。まず、己に勝ちなさい。他人に勝ちなさい。競争相手に勝ちなさい。目上の人を尊敬しても、いつかは勝とう。それから、友と共に勝ちましょう。我社、THKは世の中に無いものを創造し、世の中に新しい風を吹き込んで、世の中に貢献するというのが理念です。組織ですが、個人の力を高めないと、それはできない。『人に負けるな』というのは、自分の個力、自分を一生懸命磨き、いつかは会社あるいは社会に恩返しができるようにしていただきたい。皆様のご健闘をお祈りいたします」と祝いの言葉が贈られた。
 引き続いて、CKD河村営業本部長より「商品知識というのは、勉強すれば、勉強しない先輩を追い抜ける。先輩を何でも良いから追い抜く。努力すれば抜ける。また、立派な方、偉い方にできるだけ会うようにして下さい。色々教えていただける。これを実行する方としない方では、大変差がついてくる。皆様方が成長されることがダイドーさんの飛躍に繋がる。努力して頑張って下さい」と祝辞が述べられた。
 続いて、東ダイドー人事部長より「新入社員の皆さん入社おめでとうございます。役員、そして社員一同皆さんを心から歓迎いたします。『知っていることと、できることは違う』をテーマに2週間、人事部の研修を行いました。特に男子21名は研修センターでの合宿訓練。その目的は、学生時代の甘さの排除、組織人としての自覚、規律・礼儀・けじめのあるきびきびした動作、チームワークを心がける精神、やる気のある行動力、やる気の責任感、そしてやればできるという意識付け、これらをしっかりと身につけ、一日も早く、我社の社風に馴染んで仕事をしていただきたい。そして、皆さんの今の新鮮で希望に満ちた気持ちをいつまでも忘れることなく、1,000億企業を目指すダイドーの躍進に貢献することを、我々役員、社員が大きな期待をしております。最後に、新入社員の心構えとして、皆さんはまだ会社に何も役立ちません。『先輩社員より早く来て、笑顔で迎える』『元気な返事で、すばやく行動しよう』『何かお役に立とう』の3つを行って下さい」と社会人としての訓示が行われた。
 新入社員を代表して中内隆之氏より「知っていることをできるよう駒ヶ根合宿に行ってまいりました。そこで学生時代の甘さの排除、そして我社のモットーである規律・姿勢・礼儀を修得してまいりました。本日よりその貴重な経験を生かし、メカトロニクス専門商社の社員として、1日も早く会社に貢献できるよう頑張ります」と決意表明が行われ、51名の新入社員は晴れやかに新社会人としてスタートを切った。