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2019年(1年)6月
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2019年6月2日(日)・2708号
一色理事長(一色機材社長)留任 第49回通常総会開く 静岡県管工機材商組合 組合員の優良社員26名を表彰 静岡県管工機材商組合(理事長=一色哲巳氏・一色機材社長)は5月15日午後3時より静岡駅前のグランディエール・ブケトーカイにおいて「第49回通常総会」を開催し、役員改選で一色理事長の留任を承認するなど、すべての議案を原案通り承認可決した。併せて行われた第45回優良社員表彰式では、組合員企業8社の26名が表彰された。 総会は大村敏之副理事長(大村商会社長)の司会進行、開会の辞で始まり、司会者から組合員34社全員の出席(内、委任状4社)により総会が成立すると宣言された。 冒頭、一色理事長が挨拶した後、司会者一任の声により議長に一色理事長を選任して、議案の審議に入った。 第1号議案=平成30年度事業報告並びに収支決算承認の件▽第2号議案=役員改選の件▽第3号議案=平成31年(令和元年)度事業計画並びに収支予算案承認の件を慎重に審議し、いずれも全会一致で承認可決した。 役員改選では、一色理事長と副理事長の小澤成章氏(小澤商会会長)・鈴木隆佳氏(山田商工社長)・大村敏之氏(大村商会社長)の留任を決めたほか、新たに野村勝也氏(野村商店社長)が理事に就任した。また、大河隆氏(大河機材会長)が理事を退任して監事に就任、夏目憲治氏(丸一夏目商店社長)は監事を退任した。 総会終了後は、賛助会員なども交え総勢約200名が参加して、懇親会が開かれた。 一色理事長は挨拶で「静岡県は日本の中でも景気が悪い。アメリカと中国が貿易戦争のようなことをしており、その影響が日本にも非常にある。これ以上景気が悪くなると、我々同業者同士の叩き合いが始まる。叩き合いはお互いに損であることを皆さんで考えていただいて、我々の行く末にも関わってくるので、決してそれをやらないように心がけていきたいと思います。賛助会員の皆様には今後も静岡県管工機材商組合への一層のご協力、ご支援をお願いします」と述べた。 第45回優良社員表彰式が執り行われ、8社26名の優良社員に表彰状と記念品が贈呈された(受賞者は別掲)。 来賓紹介に続いて、橋本政昭全国管工機材商業連合会(管機連)会長(橋本総業社長)が祝辞で「静岡県管工機材商組合の総会が無事に終わりましたこと、心からお慶び申し上げます。また本日、優良社員として26名の方が表彰されました。おめでとうございます。頑張ってこの業界で活躍していただければと思う次第です」と述べた後、管機連の活動などについて報告した。 さらに橋本会長は「昭和の初期には2回恐慌があった。保護主義で関税をかけ合って、世界経済が厳しくなり、株価が大暴落した。そういう意味では確かに似てきているとも言えます。人知を尽くして避けていただきたいと思います。今年も皆さん仲良く、良い組合活動をしていただいて、仕事がちゃんと静岡に落ちるような強い静岡県になっていただければと願っています」と挨拶を締めくくった。 続いてメーカーを代表して、堀田康之キッツ社長が「組合員の皆様には私ども賛助会員の商品をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。プロゴルファーの講演を聞く機会があり、その中で最後にこのように言っていました。ゴルフは他のスポーツと違う点がある。審判員がいないということだ。そのため1つは、正直でなくてはいけない。2つ目は、ルールをしっかり勉強して、それを守ること。それがゴルフなのだと。管機連も静岡県の組合もルールを掲げています。それを守りながら商売をすることが重要なのだということに繋がると思って、先ほどの一色理事長のお話を聞いていました。本年度もどうぞ宜しくお願いします」と挨拶。 仕入れ商社を代表して村井善幸オータケ社長が乾杯の音頭をとった。 歓談の場となり、参加者同士和やかに情報交換などをして、鈴川賢一TOTO執行役員中部支社長の中締めで終了した。 滝澤昇一氏(オータケ)が優勝 第61回ゴルフ大会 総会翌日の5月16日には、第61回静岡県管工機材商組合ゴルフ大会(大会幹事=金子光彦氏・金子管材社長)が静岡市清水区の富嶽カントリークラブで開催され、正会員・賛助会員など41名が参加し親睦を深めた。 上位入賞者は次の皆さん(敬称略)。 ▽優勝=滝澤昇一(オータケ)N69H18 ▽準優勝=村松直樹(斎長物産)N70H25 ▽3位=西村聖哉(岡谷マート)N71H20 ▽4位=古橋直樹(村松商店)N72H12 ▽5位=原嘉輝(オンダ製作所)N73H14 第45回優良社員表彰 受賞者(26名) 隅田夕貴▽幸田早織▽岩見圭汰▽東健一(以上、一色機材) 山崎博朗▽萩原明生(以上、ヌマカン) 戸塚裕明▽倉嶋瑠美▽佐藤愛▽櫻井靖久▽野中優▽原田亜希子▽渥美真希▽山岡奈央(以上、丸尾興商) 影山純吾▽加藤大貴▽藁科裕貴▽近藤亜美▽杉山諒太(以上、村松商店) 前島顕二郎▽田中翠(以上、丸八) 榊原大(小澤商会) 中村尭弘▽松下政司(以上、浜松山信) 初瀬麻実▽村木翔(以上、静岡伊奈製品販売) ※順不同、敬称略 第9回通常総会開催 組合員59社参加 三重県機械工具商組合 2019年度事業等承認される 三重県機械工具商組合(理事長=山田浩氏、コジマ・フジ通商社長)は4月23日(火)、四日市シティホテル(四日市市諏訪栄)で2019年度通常総会ならびに懇親会を開催した。組合員総数73社中59社が参加し、司会進行を務めた事業担当の大津裕史副理事長(大津屋社長)から本総会の成立が宣言されている。 冒頭、山田理事長が「昨年、理事長に就任いたしまして1年が経ちました。本当に1年があっという間に過ぎた感じです。今回は平成最後の総会です。3月にはMRJミュージアムへ組合の事業として行ったのですが大変素晴らしい設備と環境で、行って良かったなと私は思いました。今年度もまたいろいろと皆さんに参加していただけるようなイベントや会を催したいと思いますので、皆さんもぜひ参加していただけるようよろしくお願いいたします」と挨拶。その後、山田理事長が議長へと選任され、以下の議案について審議・報告が行われた。 【第1号議案】平成30年度事業報告▽総務・事務局担当の水野隆次副理事長(共栄商会社長)から同組合が平成30年度に行った事業が報告され、これが満場一致で承認された。同組合の平成30年度事業は以下の通り。●平成30年4月24日(火)=通常総会・懇親会を四日市シティホテルで開催。76名が参加。●同7月26日(木)=納涼祭(青年部担当事業)をアサヒビアケラーで開催。72名が参加。●同9月12日(水)=ゴルフコンペを桑名カントリー倶楽部で開催。16名が参加。●平成31年1月25日(金)=平成31年三重・岐阜合同賀詞交歓会を名鉄ニューグランドホテルで開催。167名が参加。●同2月18日(月)=全機工連中部ブロック会議を東京第一ホテル錦で開催。10名が参加。●同3月8日(金)=工場見学会をMRJミュージアム他で開催。24名が参加。●理事会等、随時開催。 【第2号議案】平成30年度会計報告および監査報告▽会計担当の平井宏幸理事(平井マシンツール専務)から同組合の平成30年度の会計報告が行われた。これに対する会計監査報告が門脇匡伸監事(門脇商店社長)から行われ、これらは満場一致で承認された。 【第3号議案】2019年度事業計画(案)▽水野副理事長から2019年度の事業計画案が発表され、これが満場一致で承認された。同組合の2019年度の事業計画は以下の通りだ。●平成31年4月23日(火)(当日)=第1回理事会・第9回通常総会を四日市シティホテルで開催。※以下いずれも総会当日現在、開催日時・場所等未定。●理事会(2カ月ごと)、●親睦ゴルフコンペ、●工場見学会または勉強会、●青年部活動(納涼会等)、●2020年新年賀詞交歓会、●全機工連中部ブロック会議、●全国若手交流会。 【第4号議案】2019年度収支予算(案)▽引き続き水野副理事長から2019年度の収支予算案が発表され、これが満場一致で承認された。 【第5号議案】その他▽会員名簿の確認等が行われた。 すべての議案審議が滞りなく終了し、山田理事長が議長を退任。大津副理事長の閉会の辞で2019年度通常総会は閉会した。その後、懇親会が催され、この日の全日程は終了した。 福本寛之氏(フクモト) 全日本木工機械商業組合 新理事長に就任 全日本木工機械商業組合(住所=東京都台東区浅草橋1-23-11、マサキビル)では、去る5月17日開催の通常総会並びに理事会において、桑原柾人理事長(フソー)が任期満了により退任し、新理事長に福本寛之氏(フクモト)が選任され就任した。 副理事長には、中田和秀氏(大発)、土保直氏(土保商店)、大森雄氏(大森商機)が就任した。 出張例会を知多で計画 一宮機鋼組合 平成31年度総会開催 片山会長(片山機材社長)ほか全役員留任 一宮機鋼組合(会長=片山政勝氏・片山機材社長)は、4月18日午後6時30分より囲炉裏亭(愛知県一宮市富士)にて平成31年度総会を開いた。当日は会員全員(11社)が出席した。 はじめに片山会長が挨拶で「平成最後の総会となります。新年度から令和元年として組合活動を行っていくにあたって、会員同士の懇親の場だけでなく、今年は月々で話し合いテーマを決めて運営していきたい。組合活動を活性化していきたいと考えていますので、引き続きご協力をお願いします」と述べ、前年度の幹事(油傳商店、小木曽鋼機)の労をねぎらうとともに、新年度の幹事(奥商、豊田商会)を紹介した。 議事に入り、平成30年度会計報告並びに会計監査報告を満場一致で承認。 役員の選任では、片山会長をはじめ、石川真副会長(石川工具社長)、奥藤佳三副会長兼会計監査(奥商社長)の留任を決めた。 続いて平成31年(令和元年)度事業計画案について審議し、原案通り承認した。今年度の出張例会は、冬に知多でフグ料理を計画している。 2019中部どてらい市開催 6月8日(土)〜10日(月)、ポートメッセで 工作機械・産業機器・機械工具・住設建材・ライフ特選品の総合展示会「2019中部どてらい市」が6月8日(土)〜10日(月)の3日間、名古屋市港区のポートメッセなごや第3展示館で開催される。山善名古屋支社(支社長=吉村泰典上級執行役員、住所=名古屋市熱田区白鳥2-10-10)の有力販売店約100社が主催店となり、出品メーカー約300社・小間数約800小間の開催規模で、今年も盛大に開かれる。 山善の「どてらい市」は、メーカー・山善・販売店が三位一体となって取り組む展示即売会で、地域のユーザーを招いて全国各地で開かれ、45年以上の歴史を持つ。 今年のメインテーマは「共に、新たな時代を。」。第4次産業革命と言われる革新の時代を迎え、ToT化や本格的なAT導入により迅速な変化が求められる中、「共にこの時代の変化に対応し、この時代を生き抜き、次の時代を創造したい」という思いが込められている。 「中部どてらい市」は今回で第44回目の開催となり、日本のものづくりの集積地、中部のものづくりを応援する工作機械・産業機器・機械工具などの生産財から、住設建材や家庭機器など暮らしを豊かにする消費財までを幅広く一堂に展示し、顧客の成長発展につながる提案を行う。受注額140億円、来場者数1万2000人を目標としている。 恒例のお楽しみ企画として「対象商品お買上げプレゼントセール」「お買上げ特典」「会場限定プレゼント」も用意され、多彩な催しで来場者を迎える。 開催時間は、初日の8日(土)が午前10時〜午後5時、翌9日(日)が午前9時30分〜午後5時、最終日の10日(月)が午前10時〜午後4時。 駐車場は、ポートメッセなごや立体駐車場と金城ふ頭駐車場の2か所で、展示会の期間中はいずれも混雑が予想される。 各部門のテーマと見どころ 機械事業部 ■テーマ『人手不足、今後を見据え工程集約、自動化に取り組む!!』 複合機、5軸加工機を展示。各メーカーの自動化、工程集約事例等を効率よく展示し、来場者に有益な情報を提供する。 【出品予定メーカー】 ●NC旋盤・複合加工機…オークマ、中村留精密工業、大日金属工業、滝澤鐵工所、北村製作所、FUJI ●マシニングセンタ…DMG森精機、ヤマザキマザック、東芝機械、松浦機械製作所、OKK ●放電加工機…ファナック、三菱電機、ソディック ●CNCドリル・タッピングセンタ…ファナック、ブラザー工業 ●汎用工作機械…フジ産業、宝機械工業、大鳥機工、村田ツール ●NCフライス盤…静岡鐵工所、山崎技研 ●測定機…東京精密、ブルーム〓ノボテスト、レニショー ●ロボット…ファナック、三和ロボティクス ●研削盤…岡本工作機械製作所、黒田精工、シギヤ精機製作所、ナガセインテグレックス、ジェイテクト、アマダマシンツール ●鍛圧・板金・レザー加工機…相澤鐵工所、澁谷工業、エスカディア、アイセル ●設計製造・周辺機器…キャムタス、タクテックス、ジェービーエム、C&Gシステムズ、ウィリー、ゼネテック、三共製作所 機工事業部 ■テーマ『アメイジング商品 次のステージへ 今こそ魅せろ モノづくり魂』 製造業を取り巻く環境変化の諸問題(「設備に関係する問題」〓生産コスト削減、品質管理、環境規制対策、消費税増税対策。「人に関係する問題」〓労働人口減少、人材確保難、働き方改革対策)に取り組む。 機工事業部の取扱い10分野に、メーカー約180社が出展予定(展示小間数約420小間)。 【@マテハン】物流機器 【Aメカトロ】メカトロ(FA)機器 【B環境改善機器】環境改善機器、照明、安全・衛生・セキュリティ、クリーンルーム/クリーンエア機器 【C流体機器】コンプレッサー/塗装機、ポンプ・送風機・流体継手、加熱/冷却機器/ボイラー、攪拌機/混合機 【D鉄骨加工機械】鍛圧/板金/鋼材加工機 【E切削工具】切削工具 【F補要工具】機械周辺機器 【G測定・計測機器】測定/分析機器 【H産業機器】作業用品(作業工具)、切断/研削/研磨用品、溶接/発電機、小型加工機械、ケミカル用品、建設機械、部品/容器洗浄機 【I空調設備機器】空調/冷暖房機器 住建事業部 ■テーマ『「お役立ち」〜失敗を恐れないNewEraへ〜』 @新築《オリジナルZEHプランの作成及び展示、太陽光ゼロ円スキーム》 Aリフォーム《パックリフォーム、2019年問題(蓄電池)、住宅エコポイント》 B自家設備更新《パッケージエアコン、LED、塗装、喫煙トイレブース》 Cアウトレットコーナー 【出品予定メーカー】 ソーラーフロンティア(太陽光発電システム)▽京セラインダストリアルツールズ(作業工具、空調服)▽河村電器販売(留守番ロッカー、スマート分電盤、変圧器)▽京セラ(太陽光、蓄電池、HEMS)▽クリナップ(システムキッチン、システムバス、洗面化粧台)▽コイズミ照明(各種LED照明)▽コロナ(熱交換効率4・0エコキュート、石油給湯器、エアコン、加湿器、除湿機)▽シャープエネルギーソリューション(太陽光、蓄電池、HEMS)▽シャープマーケティングジャパン(8K・4Kテレビ、冷蔵庫、洗濯機、掃除機、エアコン等家電)▽ダイキン(空調機器、エコキュート、空気清浄機、除湿器カライエ)▽クマリフト(ダムウェダー、階段昇降機)▽タカギ(浄水器一体型水栓、家庭用自動灌水システム)▽東芝エネルギーシステム(家庭用・産業用太陽光システム)▽フクビ化学工業(内装建材、床下基礎、ドア枠)▽ナガワ(ユニットハウス)▽日野興業(仮設トイレ)▽ニチコン(トライブリッド蓄電池・V2H)▽ノーリツ(ToT対応ガス給湯器、ガスコンロ)▽ハウステック(システムキッチン・システムバス・家庭用軟水器)▽パーパス(ガス給湯器・浴室換気乾燥器)▽パナソニック(IoT対応住宅設備機器・太陽光・蓄電池)▽日立コンシューマ・マーケティング(IoT対応家電・エコキュート・IH)▽プロス(ダイヤモンドカッター・マルチドリルビス・工具)▽三菱電機住環境システムズ(エアコン・エコキュート・IH・家電・照明)▽淀川製鋼所(物置・ガレージ・ダストピット)▽吉建(各種ビス・作業工具)▽LTXTL(システムバス・システムキッチン・トイレ・エクステリア・内装建材)▽リンナイ(ガス給湯器・エコワン・ガスコンロ・ガス衣類乾燥機)▽ナスタ(留守番BOX)▽日本スティーベル(ダクトレス24h換気全熱交換機) ライフ特選品 ■テーマ『豊かで安心・安全な生活をサポートします』 【注目商品】 日本トリムの「トリムイオンGRACE」、ブルマンの「スタイリフト」など。 ※出品メーカー、商品等は変更される場合もあります。 行って 見て 買って良かった! 中部みらい市6月7日(金)・8日(土)吹上ホール “働き方改革”に注目! 4位一体で事業拡大目指す2日間 主催 中部みらい市実行委員会 中部みらい会(会長=伊藤辰之氏・イトウ社長、橋本総業と販売店・メーカーの集い)の今年度上期最大のイベントであり、2年に1度開催される『中部みらい市』は、管工機材、住設機器、空調設備、機械工具、IT関連、特選品の総合展示会だ。「7つのみらいをキーワードに、より快適な社会へ!」をテーマとする本展示会には、254のメーカーや団体が285小間に出展。女性や子供向けのイベントなども企画されており“行って見て買って良かった!”2日間となることは間違いないだろう。 2年に1度の展示商談会、“共に栄える”『2019中部みらい市』が間もなく開催される。中部エリアで8回目となる今回のテーマは「7つのみらいをキーワードに、より快適な社会へ!」だ。実際に商品を手にとって見ることのできる2日間で、会場には3300名を超える来場者が訪れると予想される。オープニングセレモニーは6月7日(金)の14時から。開催日程は、同7日(金)が15時〜18時、同8日(土)が9時30分〜16時30分となっている。 中部みらい会が提示する“みらい”とは@エネルギー商材へ取組む「環境・エネルギー」A中古住宅の流通とリフォームに対応する「中古住宅流通・リフォーム」B高齢化社会に対応する「健康・快適」C災害リスクに対応する「安全・安心」D地域活性化と自立を促す「地域活性化」E市場の情報を重視する「グローバル化」Fネット社会に対応する「IT技術の活用」の7つ。出展メーカー・団体は、それぞれが得意とする分野の“みらい”をテーマに「空調・配管システム提案コーナー」「空調コーナー」「TOTOゾーン」「住設コーナー」「管材コーナー」「ITコーナー」「働き方改革提案コーナー」「工具コーナー」「即売会場」に分かれ、新商品やイチオシ商品などを展示・販売する。 今回、新たに設けられた「働き方改革提案コーナー」では、例えば施工時間の短縮など、工事店の“働き方改革”に大きく貢献してくれる情報が満載だ。さらに、東尾メックの「おっぞんくん」、オーケー器材の「楽継」、東洋フイツテングの「RGプレス」の講習を受けた来場者には、その場で受講修了証が授与されるなど工事店関係者にはぜひ立ち寄ってほしいコーナーだ。 これだけではない。家族連れでも楽しめる女性や子供向けのイベントも多数用意されている。整体・リラクゼーションコーナー、大人気の「似顔絵コーナー(8日(土)のみ)」、社会福祉法人くすの木福祉事業会「サポートくすの木」で手作りされた木細工・焼菓子の販売、女性による女性と子供の癒し空間「みらい エコdeカフェ(8日(土)のみ)」では、ぬり絵や輪投げまでも楽しめる。また、吉冨愛子プロ(2015年全日本学生テニス選手権シングルス優勝)と久見香奈恵プロ(2015年全日本選手権ダブルス優勝)による「テニススクール」(会場=東山公園テニスセンター・センターコート1面、日時=8日(土)12時30分〜14時30分、要予約、雨天中止)も開催されるなど、来場者を飽きさせない工夫が盛りだくさんだ。さらに、7日(金)16時からは「性的マイノリティの理解とパブリックトイレの配慮」(講師=TOTO)をテーマとした講演会も開催される。 7日(金)18時から会場内特設ステージでは、名古屋を拠点に活躍中の女性バンド『マルベリーパープル』をスペシャルゲストに迎えてのビアパーティが開催される。彼女たちの演奏する懐かしの洋楽・邦楽にノリながら、冷たいビールで日頃の疲れを吹き飛ばそう。 去る5月9日(木)に行われた中部みらい会総会では「『2019中部みらい市』は商売の場です。事前活動として各県別に行った『製販懇談会』で共有した情報・行動・目標を、展示会当日、さらに事後の活動へと繋げ、仕入先・販売店・橋本総業、そして工事店が4位一体となって、過去最高の売上目標である30億円に突き進み、『2019中部みらい市』への出展メーカー・団体のすべてが受注倍増につながることを目指します!」と、本展示会開催への意気込みが語られた。 【開催概要】 ●開催日時▽令和元年6月7日(金)15時〜18時、8日(土)9時30分〜16時30分 ●会場▽名古屋市中小企業振興会館(吹上ホール)1階大展示場(名古屋市千種区吹上2-6-3) ●出展社数▽254社・団体/285小間 ●主催店数▽32社 ●目標動員数▽3300名 ●テーマ▽7つのみらいをキーワードに、より快適な社会へ! ●主催▽中部みらい市実行委員会 ●問合せ▽橋本総業中部支店・電話052(269)3520 鍛圧機械受注総額前年同月比14.1%減 2019年度は低調なスタートに 日鍛工 2019年4月度会員受注統計 一般社団法人日本鍛圧機械工業会(日鍛工)が5月13日発表した鍛圧機械月次会員受注統計によると、2019年4月度の受注総額は前年同月比14・1%減の268億6400万円と2か月連続で前年を下回った。プレス系と板金系を合わせた機械合計では同20・0%減となり、「前年同月の水準が高かったこともあるが、本年度のスタートは低調なものとなった」(中右豊専務理事)。 機種別に見ると、プレス系機械は、前年同月比16・8%減の133億3200万円となり、2か月連続で前年を下回った。中型プレスは同16・4%増となったが、超大型プレスが同39・8%減、大型プレスが同44・9%減、小型プレスも同17・8%減だった。フォーミングは同42・1%増、自動化・安全装置も同47・8%増となったが、油圧プレスは同25・4%減だった。 板金系機械は前年同月比25・5%減の67億5500万円。好調に推移してきた板金系もマイナスに転じた。プレスブレーキが同19・4%増となったが、レーザ・プラズマが同46・3%減、パンチングも同31・2%減だった。 その他、サービス・部品金型は前年同月比9・7%増の67億7800万円だった。 内外別(機種計)では、国内が前年同月比19・8%減の103億5600万円。鉄鋼・非鉄金属は同76・1%増となったが、自動車が同20・0%減、金属製品製造業が同36・4%減、一般機械が同26・3%減、電機も同56・1%減と勢いが低下している。 輸出は、前年同月比20・1%減の97億3100万円となり、低水準が続いている。北米向けが同2・3倍増となったが、中国向け同28・6%減、欧州向け同35・0%減、韓国・台湾向け同36・4%減、東南アジア向け同74・9%減、インド向けも同86・6%減となり、北米を除くほぼ全地域で前年を下回った。 新代表理事会長に 坂木雅治氏が就任 日鍛工では、去る5月14日開催の第71回定時総会並びに理事会において、新代表理事会長に坂木雅治氏(アマダホールディングス相談役)が選任され就任した。 理事副会長には宮下達氏【新任】(アイダエンジニアリング参与)、宗田世一氏(エイチアンドエフ相談役)、北出安志氏【新任】(コマツ産機社長)、岡田博文氏(栗本鐵工所専務)、児玉正蔵氏(小島鐵工所会長)が、また専務理事(業務執行理事)には中右豊氏が就任した。 来場者数、売上金額ともに目標突破 平成最後のフェア盛況 2019吉岡幸スプリングフェア 建設産業資材のトータルサプライヤー、吉岡幸(社長=吉岡正盛氏、本社=福井市宝永3-22-5)の「2019スプリングフェア」が4月23日と25日の両日、福井市二の宮の吉岡幸テクノセンターで開催され、来場者数は2日間で目標の600名を超える、過去2番目に多い738名を数えた。初日の建設業向け展示会「まちづくりスプリングフェア」に365名、2日目の製造業向け展示会「ものづくりスプリングフェア」に373名が来場、ともに終日賑わいを見せた。 2月21日のキックオフから約2か月半にわたるメーカー動向販売などが実を結び、キャンペーン期間中の売上も目標金額を大幅に上回り、平成最後のスプリングフェアは成功裡に終了した。吉岡社長は「売上目標は比較的早い時期に達成でき、作業改善や職場の環境整備には底堅い需要を感じられた」と振り返った。 今回のスプリングフェアには、まちづくり43社・ものづくり46社、合わせて89社の関連メーカーが出展。人手不足対策、職場の環境改善などをテーマに、各社の新商品や目玉商品が紹介された。特に働き方改革元年である今年、会場には吉岡幸オリジナルの多関節ロボット「幸ちゃん(バージョンアップ)」をはじめ、バリ取りのパッケージ化されたロボット、食品工場向けのロボットなども展示され、注目を集めた。 また、来場者抽選やお買い上げ記念品プレゼントなど恒例の楽しい催しもあり、会場は熱気に満ちていた。 開会式の挨拶で吉岡社長は、出品メーカーとその橋渡しをした商社の協力に感謝を示した後、「日本は平成から令和へと時代が変わろうとしています。また福井県は先日の統一地方選挙で本日より新しい知事が生まれました。そして、吉岡幸はこの5月、大正8年の創業以来ちょうど100年目の節目の年を迎えます。そのような大きな流れの中でのスプリングフェアです。今年の経営指針『感謝と挑戦で 輝矢幸(かがやこう) 新時代(NEXT100)』のもと、このスプリングフェアも特別な想いを持って運営してまいりました。福井はまちづくりの分野では北陸新幹線の延伸工事、駅周辺整備事業など活況、また、ものづくりでは、工作機械、電子部品、自動車部品をはじめとした製造業がなんとか堅調さを保っています。この展示会では、出品いただいた全てのメーカー様が目玉商品を持ってきています。人手不足や働き方改革、職場の環境改善などたくさんテーマがあります。吉岡幸としても昨年発表した多関節ロボットをさらにバージョンアップして展示しており、メーカー様からも多数ロボットを出品いただきました。社員もメーカー様もそして関わりある皆様が楽しくコミュニケーションをし、笑顔があふれる展示会を目指しますので、2日間のスプリングフェアをよろしくお願いします」と話した。 新理事長に伊藤嘉恭氏(伊藤管材商店会長) 平成31年(令和元年)度総会を開催 三重県管工機材商業組合 事業計画、予算案などを承認 三重県管工機材商業組合は、5月14日午後3時30分より三重県亀山市のタートルエースゴルフ倶楽部にて平成31年(令和元年)度総会を開催した。正会員16社中14社が出席し、平成30年度事業報告、同会計報告、平成31年度事業計画(案)、同収支予算(案)を承認可決した。任期満了による役員改選では、輪番制により北勢地区の伊藤嘉恭氏(伊藤管材商店会長)が新理事長に就任した。 伊藤嘉恭新理事長 総会の司会進行を岸江伸幸理事(三重合成商事社長)が務めて開会。 冒頭、尾藤彰理事長(旭工機社長)が挨拶に立ち「商売で必要なのは、売上ではなくて、粗利総額。これを稼ぐことに焦点を当てて、我々は部下を指導していかないと大変なことになると思います。もう1つは、この商売に対して社員の人たちがプライドを持って働けるようにしていかなければならない。管材業は世の中のためになる仕事をしているのだから、どうしたら正しく迅速に仕事ができるかを、やり方や仕組みを考えて社員に教えていく。これが大切だと思っています。理事の方々をはじめ皆様にご協力をいただいて、2年間理事長を務めることができました。感謝申し上げます」と述べた。 慣例に従い、尾藤理事長が議長を務めて議事を進行。第1号議案=平成30年度事業報告、第2号議案=平成30年度会計報告並びに会計監査報告は、いずれも原案通り承認された。 第3号議案=平成31・令和2年度新理事改選(案)については、新理事長の伊藤嘉恭氏をはじめとする5名が承認された(別掲)。 ここで新役員と旧役員が席を入れ変わり、議長を伊藤新理事長に交代して議事が進められた。 第4号議案=平成31年度事業計画(案)、第5号議案=平成31年度収支予算(案)は、ともに原案通り承認された。今年度の主な事業は、本総会・懇親会、正会員親睦ゴルフ会(5月14日)、製販親睦ゴルフ会(10月)、新年賀詞交歓会(令和2年1月14日)、理事会(随時)。 第6号議案=報告事項は、正会員の異動(協成四日市営業所の代表者の変更)などが報告された。 新役員を代表して伊藤新理事長が「只今の総会で新理事長を拝命しました。理事歴4年目の新米なので何ができるか分かりませんが、三重県内の会員の田んぼ(店)に水が流れて、小さいけれど燦然と輝く組合になるようにと思っています。皆様と共に頑張ってまいりたい」と就任の挨拶をした。 以上で総会を終了。総会後は懇親会が催された。 【平成31・令和2年度役員】 ▽理事長=伊藤嘉恭氏(伊藤管材商店会長) ▽副理事長=一色活慶氏(一色商会社長) ▽理事=神隆氏(五光山彦社長) ▽理事(会計)=島澤大輔氏(協成四日市営業所長) ▽監事=金森繁人氏(三立商会社長) 正会員親睦ゴルフ会 総会当日に開催された正会員親睦ゴルフ会(午前8時2分スタート)には9名が参加。日頃の腕前を披露し合いながら親睦を深めた。 上位入賞者は次の皆さん。 ▽優勝=杉山克雄氏(杉山機工)N72H20 ▽準優勝=島澤大輔氏(協成)N76H25 ▽3位=伊藤嘉恭氏(伊藤管材商店)N77H15 ▽4位=一色活慶氏(一色商会)N80H15 ▽5位=神隆氏(五光山彦)N80H18 左から島澤氏、杉山氏、伊藤氏 新理事長に岩田典之氏(イワタ社長) 平成31年度総会開催 名古屋伝動機商組合 情報交換の場をもって良い組合に 名古屋伝動機商組合は、4月25日午後6時より名古屋市中区の東京第一ホテル錦にて平成31年度総会を開催した。 総会は、司会者より組合員数21社中19社の出席で総会が成立すると宣言された後、長村康義副理事長(長村商店社長)の開会の辞で始まった。 服部将康理事長(服部社長)が挨拶に立ち「来週には令和という新しい元号になります。ゴールデンウィークが10連休。経験したことがない長い休みなので、色々出来事があれば7月の例会などで情報交換できたらいいとも考えています。この総会は役員改選があり、理事一同しっかりと準備をしてまいりました。皆さんのご意見なども交えながら総会を進め、またその後に懇親会も控えていますので、1日お付き合いをいただきたいと存じます」と話した。 服部理事長を議長に選出して議案の審議を行い、平成30年度事業報告、同会計報告、同会計監査報告、平成31年度役員改選(案)をそれぞれ承認した。 新役員は次の通り。 ▽理事長=岩田典之氏(イワタ社長) ▽副理事長=長村康義氏(長村商店社長) ▽会計理事=村瀬広幸氏(ムラセ社長) ▽常任理事=大矢顕氏(大矢伝動精機専務) ▽常任理事=服部将康氏(服部社長) ▽会計監査=本田政臣氏(本田商店社長) 岩田新理事長が「本当に私でいいのかと自問自答しながら考えたのですが、服部前理事長より強い依頼がありましたし、私の祖父(岩田良吉氏)が理事長をしていたことも聞いていたので、私が後継としてやることは祖父も喜ぶかと思い、理事長を引き受けることになりました。皆様のご指導を仰ぎ、ご協力をいただきながら情報交換の場としていきたい。宜しくお願いします」と就任の挨拶を行った。 ここで議長を岩田新理事長に交代して引き続き議案審議が行われ、平成31年度事業計画案及び予算案を原案通り承認した。今年度の主な事業は、本総会の他、ゴルフ大会(6月29日、富士カントリー可児クラブ可児ゴルフ場)▽通常例会(7月と10月の2回、東京第一ホテル錦)▽ボウリング大会(11月8日、スポルト名古屋)▽新年会(令和2年1月、会場未定)を予定している。 その他、名簿の確認の依頼が行われた。 最後に2期4年間理事長を務めた服部前理事長より退任の挨拶があり、長村副理事長の閉会の辞で総会を終了した。 引き続き懇親会が行われ、和やかに親睦を深めた。 野会長以下、 全役員の留任が決定! 名機工同友会 2019年度総会で 名機工同友会(吉野栄一会長・吉野機械工具社長)は4月24日(水)、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で2019年度定時総会を開催。全会員26社が出席(うち2社が委任状)し、司会進行を務めた田中秀典氏(ミユキ商會社長)から本総会の成立が宣言された。 冒頭で吉野会長が「皆さんは最近の景気をどう感じていらっしゃるでしょうか? 昨年、一昨年に比べ今年の1―2月は売上が6割くらいしかなかったと多くのお客さまから聞いています。工作機械の納期もピーク時は1年だったものが今では半年で納めることができるようになっています。当社では図面加工品などをお願いする仕事もあるのですが、4月に入ってからは加工会社さまから『手が空いていますのでいつでも仕事は受けられます』との声も聞こえてきたりと、ここ最近景気に陰りを感じています。先日、とある鉄工所の社長さまに先行き不安だと話したら『消費税も上がるし景気は悪くなると考えていた方がいいよ。それで来年になってそんなに悪くなってなかったらラッキーだよね』と返ってきました。確かにメンタル的にはその方が良いと思います。そのうえで、当社では経費削減などで不景気に備えておこうと思っています。機械工具商は、この10年で組合員数が25%減っていると聞いております。いろんな意味で、中期的に見れば厳しい状況が続いているのかなと思っております」と挨拶。その後、服部嘉高氏(服部商会社長)が議長に選任され、以下の議案に対する審議・報告が行われた。 【第1号議案】平成30年度事業報告ならびに収支決算報告承認に関する件▽平成30年度(2018年4月1日〜2019年3月31日)の同会開催事業が野崎憲昭総務幹事(常磐精機社長)から、同収支決算が時津達也会計幹事(新栄商会社長)から、決算に対する監査報告が小島憲二監査(小島商店社長)からそれぞれ報告され、これらは満場一致で承認された。 【第2号議案】2019年度事業計画案ならびに収支予算案承認に関する件▽2019年度(2019年4月1日〜2020年3月31日)の同会開催予定事業が野崎総務幹事から、収支予算案が時津会計幹事からそれぞれ発表され、これらは満場一致で承認された。 【第3号議案】役員改選の件▽2019年度は同会の役員改選期にあたる。本総会の場で議長一任の声が上がり服部議長が、幹事会での新役員に関する協議内容を報告。これが満場一致で承認された。同会役員は以下の通りだ。●吉野会長●和久田修志副会長(三和商事社長)●野崎総務幹事●時津会計幹事●小島監査●幡野裕幸経営対策部長(朝日社長)●加藤茂新規事業部長(藤清商会社長)●近藤幹浩厚生部長(大東通商社長)●鈴木俊雄相談役(マルマン商事会長)※いずれも留任。 【第4号議案】その他の件▽同会会長を引き続き務めることとなった吉野会長から「もう1期2年、務めさせていただくことになりました。私自身そんな器でないことは重々承知しておりますが微力ながらもこの会が少しでも良くなるよう務めさせていただきます」と改めて挨拶があった後、同会会員名簿の確認などが行われた。 以上ですべての議案審議が滞りなく終了し、服部議長が退任。本総会は終了した。その後、懇親会が催され、この日の全日程が終了した。 中部経産局5月公表 最近の管内総合経済動向 「改善している」、23か月連続 輸出の判断を15か月ぶりに上方修正 中部経済産業局は、5月16日公表の「最近の管内総合経済動向」で、管内(愛知、岐阜、三重、富山、石川の5県)の経済活動についての総括判断を、23か月連続で「改善している」とした。 個別の項目では、生産の判断を「一部に弱い動きがみられるものの、高水準で推移している」とした。「高水準で推移している」は8か月連続。鉱工業生産の指数(3月速報)は、前月比1・2%減と2か月ぶりに低下した。主要業種では、輸送機械が同4・2%減で、乗用車は緩やかに増加、自動車部品は高水準で推移している。生産用機械は同1・7%減となり、金属工作機械を中心に弱含み。電子部品・デバイスは同16・5%増で、スマートフォン向け等を中心に弱い動きとなっている。 個人消費については、24か月連続で「緩やかに持ち直している」と判断した。管内商業動態統計(販売額)は、前年同月比3・0%増と2か月連続で前年を上回った。スーパーは、飲食料品等に動きがみられ、同5・3%増。コンビニエンスストアは、カウンター商材、中食が引き続き好調で、同1・1%増。家電大型専門店販売は、生活家電等が好調で、同6・2%増となった。一方、百貨店は、高額品に動きがみられたものの衣料品等が振るわず、同2・7%減となった。乗用車販売は、普通車が3か月ぶりに、小型車が2か月ぶりに、軽自動車が2か月連続で前年を下回ったことから、全体でも3か月ぶりに前年を下回った(乗用車新車新規登録・届出台数…前年同月比6・3%減)。 設備投資は、23か月連続で「増加している」と判断。なお、管内主要8社の金属工作機械受注(国内向け)は、一般機械工業向けが5か月連続で、自動車工業向けが4か月連続で前年を下回り、全体でも4か月連続で前年を下回った。 公共投資については、「持ち直しの動きがみられる」から「おおむね横ばいとなっている」に4か月ぶりに下方修正した。判断変更は2か月ぶり。公共工事前払金保証請負金額は、年度累計では前年度比9・5%増と前年度を上回ったものの、3か月ぶりに前年を下回った。 輸出は、「横ばいとなっている」から「持ち直しの動きがみられる」に判断を15か月ぶりに上方修正。判断変更は3か月ぶり。名古屋税関管内の輸出総額は2か月連続で前年を上回った。自動車を中心に好調が続く見込み。 その他、住宅投資は「持ち直しの動きがみられる」(2か月連続)、雇用は「労働需給が引き締まっている」(34か月連続)と判断した。 企業倒産(件数)は、「小売業」「農・林・漁・鉱業」などが前年を上回ったものの、「建設業」「サービス業他」「製造業」などが前年を下回り、全体でも3か月連続で前年を下回った。 先行きについては、世界経済の下振れ、各国政策の不確実性の高まり、為替の動向、中小企業の経営環境の悪化などに注視が必要と指摘。各種政策の効果が生産や投資、所得の増加につながることが期待されるとしている。 ※比較は、断りのあるものを除き、平成31年3月の実績値による。 コンセプトは「水域(みずいき)」 SANEI 2019年度方針説明会開催 文月悠光さんの詩の朗読で開会 水栓メーカーのSANEI(社長=西岡利明氏、本社=大阪市東成区)は、3月28日午後4時より大阪市内のホテル日航大阪にて「2019年度方針説明会」を開いた。西岡社長は、2019年度のコンセプト「水域(みずいき)」について説明する中で「住宅のあり方、人が集うコミュニティのあり方が、これからはもっと人を中心に考えていく時代になっていくのではないか。それに寄り添ったものづくり、商品提案を行っていきたい」と語り、参加した協力企業に一層の支援を求めた。 今年度の方針を説明する西岡社長 冒頭、詩人の文月悠光(ふづき・ゆみ)さんが水をテーマに書き下ろした5篇の詩を朗読。その中の「宙(そら)をひらく」「水脈の旅」「再生のまなざし」の3篇は、同社の2019年版カタログに掲載されている。 方針説明会は尼見幸一常務取締役コーポレート本部長の司会で進められ、挨拶に立った西岡社長は「冒頭、何が始まるのだろうと驚かれた方が多いと思いますが、4月から始まる2019年度に我々がコンセプトとしている『水域』のイメージ、世界観を感じていただけたらと思い、文月悠光さんに詩の朗読をしていただきました。昨年の方針説明会で、我々は三栄水栓製作所からSANEIに進化しますという話をし、その進化の形が、水栓メーカーを目指した第1世代から、家庭内の水道インフラ全体を提案するメーカーを目指した第2世代、点から線へと進化し、昨年4月からは『面』へと紹介しました。高度成長期、同じスタイルの住宅をどんどん作り、売れていった時代が過去の遺物になり、昨今は人々の欲求が十人十色化し、様々な生活スタイルに沿った住宅が必要になってくる。その中で私どもが提案する面、水域というのは、例えば、こういう景色を見ながら1日の疲れを癒すお風呂が欲しい、気に入ったソファーに座って夜ウイスキーを飲みたい、などといった生活スタイルがまず始まりで、それに合わせた住宅の形を提案するもの。生活の中で、家庭が一番安全で安心でハッピーであるにはどうあるべきかを、我々は追求していきたい。本日お集まりの皆様は我々の商品が成り立つために色々な形で日々ご努力いただいている大切な方々です。この思いを共有いただいて、住宅、あるいは宿泊施設といったものが、人々にとって幸せの根源になるような、ものづくり、家づくり、空間づくりの1つのパーツとしての役割を一緒に享受していっていただければありがたいと思っています。我々が生きていくために、水は非常に大切なもの。その水を最終的にお客様に届ける、最後の栓になる水栓メーカーSANEIは、その辺を真摯に受け止めものづくりをしていきたいと思っています」との考えを示し、4月1日発売の新製品「YORI SUTTO」をはじめ、音声認識システムAQUVOI(アクボイ)、ボディにタッチするだけで吐水・止水ができるセンサー式の水栓などを紹介した。 映像で平成を振り返ると、西岡社長は「平成元年の売上高が約80億円、従業員数は約320名でした。この30年間で200億円を超える売上に成長させていただき、従業員数も中国・大連の工場を合わせて900名強おります。ほぼ右肩上がりに推移しています。新しい時代がやってきますが、SANEIが夢見る水域の世界を皆様と手を取り合って頑張っていきたい」と強調した。 来賓を代表して久田南雄三菱UFJ銀行執行役員地区本部長が「SANEI様は、創業以来『人類ある限り水は必要である』という経営理念を掲げ、昨年にはSANEIという新社名で一新されまして、今年度は更なる飛躍をおそらく社長様以下、SANEIの皆様は期していらっしゃると思いますが、その飛躍を支えるのは本日ご列席の取引先企業の皆様となろうかと思います。価値観の浸透したサプライチェーンが製品の高い評価に繋がっていると思っています。足元の景気は昨年来、中国の減速をはじめ少し怪しくなっているようですが、2025年には大阪で万国博と明るい話題もあります。是非ともSANEI様には、大阪代表として関西経済を牽引していただきたい」と挨拶した。 同社の組織説明、出席したSANEI役員・幹部社員の紹介が行われた後、藤井義規取締役購買本部長、早川潔取締役ものづくり本部長よりそれぞれの本部方針が説明された。 第58期品質表彰では、今回は特にスピーディーな点を重視したとして優秀賞に選ばれた、佐藤技工、アラフカゴム工業の2社が表彰された。最優秀賞の該当はなかった。 方針説明会終了後は懇親会が催され、吉川正弘副社長が歓迎の挨拶で「新しい時代が訪れ、色々なことがあると思いますが、SANEIはそれらを全てなんとか乗り越え、そして吸収して、エネルギーに変えて前に進んでいきたいと思います。ここにおられる皆様方のご期待に応えられるように全力で頑張っていきますので、今後ともご指導ご鞭撻の程、宜しくお願いします」と述べ、続いて協力企業を代表して田中猛田中工業社長が「SANEIさんと長いお付き合いをさせていただいています。私の人生の3分の2以上です。SANEIさんと付き合えて良かった、また、良い友朋に巡り合えて本当に人生幸せだったと、つくづく思っている次第です。益々成長されますことを願います」と挨拶。井宏児多喜プラスチック社長の音頭で乾杯した。 和やかに歓談が進み、東口勝紀岡本製作所社長の中締めで終了した。 豊富な送りねじ製品群に新材質 イグリデュールJ200製ナットが登場 イグス 寿命を最大3倍に延長 イグス(日本法人=東京都墨田区)は、同社の送りねじシステム製品群に、耐久性に優れた高性能の新材質イグリデュールJ200を加えた。 送りねじは回転動作を直動運動に変換するもので、位置決めの高速/低速の調節も可能。自己潤滑性のある同社の送りねじユニットの用途は、鉄道車両乗車口の可動式ステップや3Dプリンター、バルブアクチュエータ、化学やプロセス工学分野の器具類など多岐に及ぶ。 高性能イグリデュールJ200製の新しい送りねじナットを同社の試験施設でテストしたところ、硬質アルマイト処理アルミニウム製の送りねじ上の走行において、標準材質のナットに比べて3倍の寿命を記録。この新型ナットをアルミニウム材質と組み合わせて使用すると、騒音や振動が低減し、軽量設計も可能という。 典型的な使用事例として、電車や飛行機のドアシステムの他、ハンドリングやオートメーション領域が挙げられ、多条ねじやセルフロック機能のある台形ねじにも適合するスリーブ型やフランジ型送りねじナットは、在庫品も多く取りそろえている。 様々な機能に対応するため、同社の送りねじコンフィギュレータ(www.igus.co.jp/leadscrewshop)では、メートルねじ、台形ねじ、多条ねじを使った幅広い駆動システムや技術を選択してオンラインで構成し、ナットの予測寿命を確認することができる。また、両端加工の送りねじ図面作成、オンライン見積依頼も可能。 送りねじは70種類を超えるピッチと3種類の材質、ナット材質は耐久性に優れたイグリデュールJ200を含む9種類で、10種類の様々な形状が用意されている。同社は5000種を超える送りねじの組み合わせを取りそろえ、世界最大規模のラインアップを提供している。 最大10灯の連結点灯可能 中部どてらい市に出品 ハタヤリミテッドからLEDワークランプ コードリールや照明器具等の専門メーカー・ハタヤリミテッド(足立憲泰社長・名古屋市中区)は、ただ今絶賛好評発売中の山善のプライベートブランド(PB)商品「LEDワークランプ接地付(型式=LYZ―45K)」を『2019中部どてらい市』(6月8日(土)〜10日(月)・ポートメッセなごや)でも販売する。 本体は、奥行98o(アーム収納時)、質量2・8sの薄型・軽量樹脂製ボディ。灯体背面には灯体から電源が取れるコンセントが2個設けられ(特許登録済)、最大10灯の連結点灯も可能だ。昼白色の照明装置は使用場所に合わせて調節可能な明るさ2段階切り替え式となっており、100%点灯時は全光束3800ルーメンの明かりでしっかりと照らしてくれる。 屋外使用も考えられた安心の防塵・防雨設計。2P/2P接地付兼用コンセントなので、防雨型2P/2P接地付プラグのどちらでも隙間なく接続できるのも嬉しい仕様だ。オプションの継手金具セット(型式=LYZ―1、取り付けボルト類付属、別売り)でバイスや三脚スタンド(いずれも別売り)に取り付ければ、いろんな場所や用途で使用でき、作業効率もアップすることだろう。 色温度5000K、100X、45W、50/60Hz兼用の「LEDワークランプ接地付・LYZ―45K」を、ぜひ『2019中部どてらい市』の同社展示ブースで体感してみてほしい。価格など詳しくは、同社顧客サービスデスク▽(0120)686―888(通話無料)まで。 タンガロイ新製品紹介 焼入れ鋼加工用コーテッド CBN「BXA20」拡充発売 タンガロイ(社長=下聡氏、本社=福島県いわき市)は、焼入れ鋼加工用コーテッドCBN「BXA20」インサートを大幅に拡充し、発売した。 「BXA20」は、耐欠損性を大きく改善した専用CBN母材と従来比約2倍の厚さを持つ新多層PVDコーティングの組み合わせにより、低・中速領域での耐摩耗性と耐欠損性に優れ、焼入れ鋼の仕上げ加工から深切込み加工までの幅広い領域の連続加工および断続加工に適している。 今回、ワイパー刃付きインサート、ウエイビージョイントインサートなど22アイテムを拡充したことで、より幅広い焼入れ鋼加工に対応が可能となった。中でも、強力なろう付けを特長とするウエイビージョイントインサートの大幅拡充により、深切込み・高送り加工に対応できるようになった。 標準価格(税抜)は、形番「2QP-DNGA150404 BXA20」が5900円、「6QS-WNGA080408 BXA20」が1万6200円など。初年度4億円の販売を見込んでいる。 溝入れ加工用工具「Tung Modular System」拡充 タンガロイは、内部給油仕様を備えた溝入れ加工用工具「TungModularSystem(タング・モジュラー・システム)」を大幅に拡充し、発売した。 同製品はヘッド交換が可能なブレード仕様で、クランプ剛性を向上させるとともに、高圧クーラントに対応した内部給油機構を備え、切りくずトラブルの改善やインサートの寿命延長も可能であり、高能率加工の実現に寄与する。機上での迅速なブレードの交換により、ホルダ交換時の機械停止時間の削減が可能。また、一体型ホルダよりも工具費を削減できる。 今回、高精度で工具交換が可能なPSC規格と互換性のある「TungCap(タング・キャップ)」のC3サイズおよび横型シャンクホルダと、汎用性が高くブレーカ種類と材種設定が豊富な「TungCut(タング・カット)」の溝幅2o〜6o用ブレード、4コーナ仕様で経済性の高い「TetraForce-Cut(テトラ・フォース・カット)」および「TetraMini-Cut(テトラ・ミニ・カット)」用ブレード、計22アイテムを拡充した。 標準価格(税抜)は、ブレード「CAER-2T16-CHP」が1万8000円、同「STCAR18-CHP」が2万1600円、ブレード用シャンク「CHFVR2525-CHP」が2万7100円、ブレード用TungCapボディ「C3CHFVN26040-CHP」が6万4800円など。初年度1億円の販売を見込んでいる。 2019年6月9日(日)・2709号 展示会実行委員長に坪井氏就任 大藪氏、理事長再任へ 愛知県管工機材商協組 第57回通常総会開催 愛知県管工機材商業協同組合(大藪淳一理事長・大清社長)は5月22日(水)、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で5月度理事会ならびに第57回通常総会を開催した。同組合は役員改選期を迎え、大藪理事長以下、理事・監事が決定したほか、2020年開催予定の「第33回管工機材・設備総合展」実行委員長に坪井研二常任理事(ツボイ専務)の就任が決まった。また、ジーネット名古屋住設システム部の組合員加入が承認された。 総会には組合員ら72名(委任状含め)のほか、同組合会計顧問の岡部豊生氏・野尻琢磨氏(いずれも岡部会計事務所)が出席。司会進行の近藤尚文幹事(組合理事、油傳商店社長)から総会の成立が宣言された後、大藪理事長の挨拶を経て、川島健一幹事(組合理事、川島商事社長)が議長に選任され以下の議題についての審議・報告等が行われた。 【第1号議案】平成30年度(平成30年4月1日〜平成31年3月31日)事業報告書、決算関係書類(財産目録、貸借対照表、損益計算書ならびに剰余金処分案)承認の件▽峰澤彰宏副理事長(MINEZAWA社長)から平成30年度の総会・役員会ならびに各部会・各委員会等の事業に関する説明が、小川誉之副理事長・会計理事(小川管商社長)から同決算関係書類に関する説明が、山本員彰監事(センサスヤマモト社長)から監査報告がそれぞれ行われ、これらは満場一致で承認された。 【第2号議案】令和元年度賦課金および賛助会費徴収方法決定の件▽大藪理事長から賦課金算定基準等の説明が行われ、これらは満場一致で承認された。 【第3号議案】令和元年度(平成31年4月1日〜令和2年3月31日)事業計画案ならびに収支予算案承認の件▽村井善幸副理事長(オータケ社長)から令和元年度の事業計画案の説明が、小川副理事長から同収支予算案の説明がそれぞれ行われ、これらは満場一致で承認された。同組合の令和元年度事業は以下の通り。●展示会実行委員会=令和元年6月以降に正副実行委員長を中心に発足。令和2年後半開催予定の「第33回管工機材・設備総合展」に向けた準備を開始。●流通部会=流通の諸問題を取り扱う工販懇談会、講演会、セミナー等を開催。●事業部会=管工機材・設備メーカーまたはユーザーの優良工場見学会を開催。●広報部会=「組合だより」「2020年度版組合員名簿」を編集・発行。●福利厚生部会=組合員および組合員企業社員対象の巡回健康診断を実施するほか、令和元年11月9日(土)に開催予定の「第39回ボウリング大会」を企画運営。●経営研究部会=経営者を対象としたセミナー、講演会、勉強会等を開催。●組合加入促進部会=未加入の販売店・製造業者加入を促進。●青年部「愛青会」=独自の企画を検討・実施。●幹事会=@名管会幹事会/令和元年10月17日(木)に愛知カンツリー倶楽部(名古屋市名東区)で開催予定の「第51回名管会ゴルフ大会」を企画運営。A新年会幹事会/令和2年1月21日(火)に開催予定の「新年賀詞交歓会」を企画運営。B懇親会幹事会/「令和2年通常総会・懇親会」を企画運営。●愛知県中小企業団体中央会(中央会)ならびに全国管工機材商業連合会(管機連)、その他、金属関連の各商業団体、各施工業団体との連携。●理事会=奇数月および4月に開 催。●三役会=三役会および常任理事会規約に基づいて開催。●各部会会合=部会規約に基づいて開催。※すべての組合員は、いずれかの部会または幹事会に所属する。など。 【第4号議案】役員(理事・監事)改選の件▽本総会終結をもって現職(当時)の理事・監事が2年の任期満了を迎えることから次期役員の改選を行うことが上程された。その方法については定款第30条第4項により指名推薦方式で行われることが満場一致で承認された。役員選考委員会規約第2条第2項にもとづき、4月理事会で推薦された5名の理事・相談役が役員選考委員に選出され、新役員の選出に入った。選考委員会委員長を務めた伊藤辰之相談役(イトウ社長)から、新理事21名と新監事2名が発表され、これが満場一致で承認された後、ただちに第1回理事会が開催され、新理事長・新副理事長他が選出された。なお、この場で山信の組合員登録が小川信氏(組合相談役、山信社長)から福元良貴氏(山信副社長)へと変更されたことが発表された。新役員は以下の通りだ。●理事長(再任)=大藪淳一氏。●副理事長(いずれも再任)=小川誉之氏、峰澤彰宏氏、村井善幸氏。※順不同。●理事=近藤尚文氏、伊藤信哉氏(伊藤柳商店)、大野直樹氏(大野管材)、山田雄一氏(岡谷鋼機)、川島健一氏、倉地克明氏(倉地)、黒宮誠一氏(クロミヤ商店)、成田幸隆氏(大成工機商会)、北村憲正氏(龍玉精工)、田中勝次氏(タナカ)、坪井研二氏、粂内洋氏(名古屋機器)、安井文康氏(錦興業)、石原太郎氏(原芳商会)、竹内裕二氏(丸金商会)、福元良貴氏(新任、山信)、鈴木克利氏(米津物産)。※福元氏を除くすべての理事は再任。※順不同。●監事(いずれも再任)=山本員彰氏、竹田隆一氏(中京製作所)。※順不同。●「第33回管工機材・設備総合展」実行委員長=坪井研二常任理事。●管機連理事(いずれも再任)=伊藤辰之相談役、大藪淳一理事長。※順不同。 すべての議案審議が滞りなく終了し、川島議長が閉会の辞を述べ退任。会場を移して懇親会が催された。 黒宮誠一幹事(組合理事、クロミヤ商店社長)の司会進行で始まった懇親会では、まず、再任された大藪理事長が改めて挨拶した後、坪井展示会実行委員長が登壇。坪井展示会実行委員長がパートナーとして選んだ石原太郎展示会実行副委員長(組合常任理事、原芳商会社長)に登壇を促し、2人並んで展示会に向けての抱負を語った。続いて、今年度より新たに組合員加入が承認されたジーネット名古屋住設システム部の佐藤正知名古屋住設システム部マネージャーの挨拶、小川相談役の乾杯挨拶で懇親会がスタート。宴もたけなわとなったところで、伊藤相談役の中締め挨拶と3本締めで、この日は散会となった。 ◇ 総会直前に開かれた5月度理事会には、理事定数21名中20名が参加。以下の議題について審議・報告等が行われた。 【経過報告】インテルグローが組合員を退会。 【議題1】「第33回管工機材・設備総合展」正副実行委員長人事承認の件。 【議題2】組合員新加入承認の件。 【議題3】令和元年度第57回通常総会運営の件。 【議題4】総会・懇親会のシミュレーション。 【議題5】管機連関連報告、他。 藤田守彦理事長(藤田螺子工業専務)再任 休部の青年部復活を目指す 愛鋲協 第46期通常総会を開催 愛知鋲螺商協同組合(理事長=藤田守彦氏・藤田螺子工業専務)は、5月24日午後6時より名古屋市中村区の名鉄ニューグランドホテルにて第46期通常総会を開催した。平成30年度事業報告をはじめとする各提出議案はすべて異議なく原案通り承認され、役員改選では藤田理事長、大野正博副理事長(中部製作所社長)、小倉正嗣副理事長(小倉商店社長)が再任された。また、令和元年春の叙勲で旭日双光章を受章した鈴木建吾組合相談役(元理事長・八幡ねじ会長)も出席し、参加者から祝福を受けた。 総会は司会を務める松原徳幸理事(千代松螺子社長)の開会の辞で始まり、来賓の紹介に続いて、資格審査が行われ、組合員総数37社中、32社出席(委任状含む)で総会が成立すると司会者より宣言された。 冒頭、藤田理事長が「鈴木建吾元理事長がこの度、叙勲の栄に浴されました。旭日双光章、誠におめでとうございます。懇親会の席でお言葉をいただきたいと存じます。本日は役員改選もあり議題が多いですが、慎重審議の程よろしくお願いします」と挨拶。 議長に藤田理事長を選出して議事に入り、第1号議案=平成30年度事業報告並びに収支決算報告承認の件、第2号議案=令和元年度事業計画案並びに収支予算案承認の件、第3号議案=組合規約に関する件を審議し原案通り承認した。 第4号議案=任期満了に伴う役員改選に関する件は、指名推薦方式がとられ、奥田一正氏(奥田商会社長)を委員長とする選考委員による役員の選考が行われた。奥田委員長より選考結果(理事9名、監事3名)が報告され、これを承認した。 直ちに第1回理事会が開かれ、藤田理事長、大野・小倉両副理事長が再任された。 来賓挨拶では、水越昭雄愛知県中小企業団体中央会事務局次長兼総務部長が「中小企業等協同組合法が、令和元年となる今年でちょうど施行70周年を迎えることになりました。この間、同業種、複数業種等、様々な業種で組合が設立され、昨年末の数字ですが、愛知県下で1456組合、全国で3万2904組合が活動しています。これらの組合では、その時代時代の課題に的確に対応しながら、組合員である中小企業の振興発展に重要な役割を果たしてきました。貴組合においても、セミナーの開催や広報誌の発行、また従業員の表彰やボウリング大会をはじめとする各種事業を積極的に実施され、組合員の皆様の経営資源の補完に重要な役割を果たしておられます。現在、中小企業においては、生産性の向上、取引力の強化、人材確保、働き方改革、そして事業承継、BCP等々、喫緊の課題が山積しており、これまで以上に組合が組織力を発揮し、課題解決に向けた役割、また存在意義を発揮することが期待されています。貴組合におかれても、藤田理事長の強力なリーダーシップの下、役員並びに組合員の皆様が今まで以上に一致団結をして、新しい時代令和の素晴らしいスタートを切られることを期待申し上げます。私ども中央会も、中小企業組合の唯一の支援機関として、役職員一丸となって組合様の様々な課題解決のお手伝いをしてまいりたいと存じますので、引き続きご支援をお願いします」と述べた。 祝電の披露があり、以上で総会を終了した。 このあと会場を移して懇親会が開かれ、叙勲を受けた鈴木相談役が挨拶で「愛鋲協も大変若い方が出て来られて、若い集団に変わってくると嬉しく見ておりました。今回46年目の総会です。愛鋲協として初めて叙勲をいただくことと、宣伝できたということが、私としては非常に嬉しいと思っています。これから叙勲を受ける方々を増やしていけると、愛鋲協のイメージもアップするのではないかと思っています。今回いただけたのは、皆様のお陰でもあります。私は理事長を2期4年間務め、全国の会長もやりましたので、それも考慮されたと感じています。皆様方には是非頑張ってやっていただきたいと存じます」と話した。 続いて再任された藤田理事長が「あと2年間、理事長を拝命した藤田です。この2年の間に現在休部中の青年部を復活して、第3世代を作っていきたいと思っています。ご協力をよろしくお願いします」と挨拶。本日選任された理事が登壇し、藤田理事長より紹介された。 懇親会では馬頭琴(モンゴルの胡弓の一種)の演奏が予定され、藤田理事長が「私どもの藤田螺子工業は、13年前からモンゴルと付き合いがあり、毎年モンゴルから技能実習生を迎えています。本日その関係で、モンゴルの馬頭琴の演奏者2名が来ていますので、懇親会の途中に演奏していただきます」と紹介した。 馬場將嘉組合相談役(理事兼務、メイナン会長)の音頭で乾杯。馬頭琴の演奏を楽しみながら和やかに歓談して親睦を深め、大野副理事長の中締めでお開きとなった。 ◇ 【新役員】 敬称略 ▽理事長(代表理事)=藤田守彦(藤田螺子工業専務) ▽副理事長=大野正博(中部製作所社長) ▽副理事長=小倉正嗣(小倉商店社長) ▽理事=馬場將嘉(メイナン会長) ▽理事=関戸一正(関戸機鋼社長) ▽理事=鈴木憲一(エフシーテック社長) ▽理事=土方博之(金城螺子製作所専務) ▽理事=松原徳幸(千代松螺子社長) ▽理事=鈴木裕久(八幡ねじ取締役) 【新任】 ▽監事=奥田一正(奥田商会社長) ▽監事=佐野康介(佐野螺子工業専務) ▽監事=奥田勝彦(東邦精器社長) IoTをテーマに漆間氏(日伝)が記念講演 吉岡理事長(吉岡幸社長)留任 福井県機工商組合 令和元年度総会を開催 福井県機工商組合(理事長=吉岡正盛氏・吉岡幸社長)は、5月9日午後5時より福井市中央のユアーズホテルフクイにて令和元年度(第31回)総会を開いた。任期満了に伴う役員改選では、吉岡理事長の留任をはじめとする、新役員案が承認された。総会・記念講演会に51名が出席、その後の懇親会には49名が出席した。 総会の冒頭、吉岡理事長が挨拶で「平成から令和へ、202年ぶりの天皇陛下退位による元号の変更にあわせて、10日間という長いゴールデンウィークが終わりました。中には、海外や国内旅行で充実した10日間を送られた方も多数おられるのではないでしょうか。私は、昔よく言われた、安・近・短を満足させていただきました。そういった中、NHKのカネオくんというキャラクターが登場する番組で、新元号令和で変わる硬貨のこと、その中で、スウェーデンのキャッシュレス生活について紹介されました。驚異的なキャッシュレスの実情には、驚きであり、経済活動で貨幣が使われる割合がわずか1〜2%、スマホアプリのスウィッシュによる決済が95%にまで達しているとのことでした。私も数年前スウェーデンを訪問しましたが、キャッシュレスはあまり気になりませんでした。すごいスピードでこの2〜3年進化しているのでしょう。恐らく、東京オリンピックを挟んでこの数年で日本も相当進化すると思われます。今年は10月に消費税税率10%への引き上げが予定されており、景気対策としてキャッシュレスに対するポイント還元も用意、ここのところは是非前向きに捉えてはどうでしょうか。本日は日伝の漆間部長様よりIoTについて講演していただきます。電子部品や自動車部品製造に係わる我々機械工具業界にとって避けて通ることのできない話題です。本日の総会は、昨年度の事業報告と令和元年度の事業計画、役員改選があります。慎重審議をお願いします」と述べた。 司会の土橋慶一理事(ツチハシ社長)より出席社数42社、委任状提出13社、合計55社で会員・賛助会員(57社)の過半数を超えているため総会は成立すると報告された後、会則により吉岡理事長が議長となって議事に入った。 第1号議案=平成30年度事業報告承認の件、第2号議案=平成30年度収支決算承認の件・監査報告、第3号議案=令和元年度事業計画(案)承認の件、第4号議案=令和元年度収支予算(案)承認の件を審議し、いずれも全会一致にて承認した。 第5号議案=任期満了に伴う役員改選の件は、新役員案を全会一致で承認。今回の改選により、山本英治理事(福井機工社長)が副理事長に、岩佐實副理事長(みのる産業社長)が監事に、中谷健二監事(轟産業支社長)が理事にそれぞれ就任した。吉岡理事長など、その他の役員は留任。 総会終了後は、日伝執行役員営業本部営業推進部長・漆間哲夫氏が「今さら聞けない『IoT』って何?」と題して記念講演を行い、出席者は熱心に聴講した。 会場を移して午後7時から懇親会が催され、山本新副理事長の挨拶と乾杯で開宴。和やかに歓談して親睦を深め、賛助会員の山善福井支店長・吉光理氏による中締めで終了した。 【新役員】 敬称略 ▽理事長=吉岡正盛(吉岡幸社長) ▽副理事長=河嶋一(カワチュウ社長)、山本英治(福井機工社長) ▽会計理事=前野光正(ホクシン社長) ▽理事=山内和則(カネ長社長)、土橋慶一(ツチハシ社長)、田中郁雄(東洋溶材会長)、中谷健二(轟産業支社長) ▽監事=野端一己(ハーモニ産業社長)、岩佐實(みのる産業社長) 売上高、利益ともに過去最高 売上高は9485億円、11期ぶり 岡谷鋼機 平成31年2月期連結決算 岡谷鋼機(社長=岡谷篤一氏、本社=名古屋市中区)は3月29日、名古屋証券取引所において平成31年2月期連結決算の発表を行った。 売上高は前期比11・4%増の9485億円で、11期ぶりに過去最高を更新した。利益面では、営業利益が同16・4%増の209億円、経常利益が同11・6%増の250億円、当期純利益が同9・5%増の164億円と、いずれも前期に続いて2期連続で過去最高を更新した。 岡谷社長は「皆様のお陰をもって、今までできていなかった最高の売上高を達成することができました。前期比971億円ほどの増収となりました。利益はすべて過去最高となり、でき過ぎかと思っています。売上高は全般に良かったのですが、どちらかといえば、国内が順調だった1年かもしれません。営業利益、経常利益、純利益はともに、売上増によって、一部の利益率の減少や販売管理費の増加などを吸収して、最終的には14億円の増益を達成することができました」と報告した。 セグメント別に見ると、売上高は全セグメントで増収となった。 「鉄鋼」は、前期比11・2%増の3915億円。鋼材価格の上昇に加え、土木・建築、製造業、東南アジア向け等が増加した。 「情報・電機」は、前期比5・1%増の1944億円。車載用の非鉄金属および電子部品に加え、FA関連機器等の分野で増加した。 「産業資材」は、前期比16・8%増の3009億円。化成品の原材料価格の上昇に加え、自動車関連や航空機向け等が増加した。 「生活産業」は、前期比9・2%増の616億円。配管機材類および建築請負工事とともに、水産物の輸入および鶏肉加工品等が増加した。 営業利益は、「産業資材」「生活産業」で増益となる一方、「鉄鋼」「情報・電機」では微減となった。 令和2年2月期の連結業績予想は、売上高9600億円、営業利益220億円、経常利益260億円、当期純利益180億円を見込む。売上高、利益ともに過去最高を目指す。 同社は中期経営計画「Gih-2020」(2016〜2020年度)で、最終の2020年度に連結売上高1兆円、純利益200億円を目指しており、岡谷社長は「景気は少し変化点を迎えているかもしれませんが、最終年度の目標にチャレンジするためには、どうしても2019年度はこの数字を達成したいと考えており、色々工夫をしながら努力をするつもりです」と決意を語った。 平成31年2月期の配当については、創業350周年記念配当20円を合わせ1株当たり130円とする予定で、中間配当を加えると年間230円になる。また、令和2年2月期の配当は年間220円を予定している。 役員改選で全役員が留任 印藤理事長(印藤産業)4期目へ 愛知県金物商工協組 令和元年度通常総会開く 愛知県金物商工協同組合(理事長=印藤武司氏・印藤産業社長)は、5月23日午後5時より名古屋市中区の東京第一ホテル錦において、令和元年度通常総会を開催した。 司会を務める伊藤事務局長から、組合員総数31社中、本人出席並びに委任状出席を合わせて27社の出席により、本総会が有効に成立していることが報告された後、岸邦治郎副理事長(岸保産業会長)が開会の辞を述べた。 印藤理事長が挨拶に立ち「新元号令和の最初の通常総会です。中身は平成30年度事業、収支決算の確認、承認が中心となりますが、皆様にご協力をいただき、スムーズに進行していきたいと思いますので宜しくお願いします。先日、GDPの発表が国からあり、緩やかな上昇ということでアベノミクスも順調だと言いたいのか分かりませんが、中身を見るとアレと思うこともありました。最近は米中も貿易戦争のようなことになっており、色々なことで関税が上昇し、我々の企業にも響いてきていると思われます。そのような中、当組合は31社ということで、先細りと言うか、少ない人数でこれを維持し継続していくためには、特に今日お集まりの組合員の皆様のご協力なくしてはやっていけませんので、今後とも宜しくお願いします」と述べた。- 印藤理事長を議長に選出して、議案審議を行い、第1号議案=平成30年度事業報告書、財産目録、貸借対照表、損益計算書及び損失処理(案)承認の件▽第2号議案=令和元年度事業計画書(案)及び収支予算(案)承認の件▽第3号議案=令和元年度経費の賦課徴収方法(案)承認の件を全会一致で承認可決した。 第4号議案=役員改選の件では、印藤理事長はじめ、副理事長2名、常務理事5名、理事3名、監事2名、顧問1名が選出され、就任した(全員留任)。 印藤理事長は4期目の理事長就任にあたり「この2年の間に体制を変えていかなければならないと思いますが、副理事長の岸さん、服部さん、ひとつ宜しくお願いします。我々の組合は、ピーク時85社程あったのですが、今は31社ということで、もうこれ以上減らせないという思いもありますが、我々を取り巻く環境はますます厳しくなっていくと思います。先日、マキタの代理店会があり、そこでの話で、大工さんの数は23万人だそうですが、10年後には12〜13万人になるだろうと言われていました。我々のお客様は、すべてが大工さんではありませんが、一部大工道具など関連製品を扱っています。色々違う分野などにも事業展開をしていかなければならない。今までこうだったから、今まで売れていたからというような考え方では、立ち行かなくなってしまうのではと思っています。ただ名古屋に関しては、リニア新幹線にしろ、名古屋城の木造化にしろ、伸び代はまだあるかと思います。栄地区も再開発が進んでいます。名古屋自体が生まれ変わろうとしています。そのような中、ご当地では6月1〜2日に天皇陛下が新天皇になって令和最初の訪問地として、尾張旭市で行われる全国植樹祭、あま市の七宝焼アートヴィレッジにお見えになるということで、大変有意義なことだと思います。新聞を読んでいても、トヨタ自動車さんが色々な事業、電気自動車などを展開していくということで変わろうとしておられますし、スピードがとても速いです。我々も、組合自体も若返ってやっていかないと、今まで通りではやはり立ち行かなくなっていくと思います。皆様のご理解ご協力がなければ組合事業も成り立ちませんので、色々な意見がありましたら忌憚なく言っていただいて、役員もそれに応えるようにしていきたいと思います。今後とも宜しくお願いします」と挨拶した。 来賓の古田あゆみ名古屋市市民経済局産業部産業労働課産業企画係長より祝辞が述べられ、岸副理事長の閉会の辞で総会を終了した。 総会後の懇親会では、和やかな雰囲気の中、組合員同士で情報交換しながら親睦を深めた。 【新役員】 敬称略 ▽理事長=印藤武司(印藤産業) ▽副理事長=岸邦治郎(岸保産業) ▽副理事長=服部晃(美和興業) ▽会計常務理事=印藤明延(印藤商店) ▽常務理事=石原忠正(いし満) ▽常務理事=大島和彦(ナスコム) ▽常務理事=寺西功(萬勇) ▽常務理事=大橋豊(大橋屋) ▽理事=岡本忠史(岡新) ▽理事=大河内克己(岐阜正商店) ▽理事=鬼頭孝典(丸政) ▽監事=景山清司(ケイ・ジー・ワイ工業) ▽監事=浅野哲由(浅野商事) ▽顧問=大橋宏男(大橋屋) 2019年2月期は増収増益 今期売上高1.6%増を計画 NaITO 次の大きな波に備えたい NaITO(社長=坂井俊司氏、本社=東京都北区)は、4月26日午前10時より名古屋支店で坂井社長らが出席して記者会見を開き、2019年2月期(第68期)決算概要と近況の報告を行った。 2019年2月期連結決算は、売上高が前期比7・4%増の500億1400万円と2年連続で増加した。営業利益は同27・5%増の9億2800万円、経常利益は同22・4%増の11億7500万円、純利益は同24・3%増の8億1200万円で、いずれも2年連続の増加となった。 取扱商品別の売上高は、「切削工具」が前期比7・1%増の243億2300万円、「計測」が同12・3%増の48億4400万円、「産業機器・工作機械等」が同6・6%増の208億4700万円だった。 坂井社長は「昨年は非常に景況感が良くて、我々としても売上高、利益ともに順調でした。元々中期経営計画で2020年度の売上高の到達点が500億円という目標でしたが、2018年度でこの数字をクリアーし2年前倒しができました。経常利益は15億円が目標で、まだ半ばですが、昨年まで順調に推移したと思っています。我々の商売の50%を占める切削工具が堅調。日本のモノづくりが非常に堅調に推移したと思える1年でした。計測についても、開発部ができて6年目になりますが、こちらも順調に数字が上がってきています。押しなべて、非常に堅調に推移した1年でした」と振り返った。 2020年2月期の連結業績予想は、売上高508億円(前期比1・6%増)、営業利益10億円(同7・7%増)、経常利益12億5000万円(同6・3%増)、純利益8億5000万円(同4・6%増)とした。 坂井社長は「昨年、一昨年は堅調でした。それに比べて今のレベルはどうかというと、伸びはないが、レベル的にはまだまだ高いレベルで仕事は推移していると感じています。ただ伸びがないので不透明、良く分からないとの声が挙がる。しかし世界的に見て、自動車は約1億台が生産され、2030年度まで3割ぐらいプラスになっていくという予測も出ていますし、半導体も今は少し停滞していますが、ToTの動きや車の自動運転などデーターが膨大になるので当然、通信速度が速くなければならず、5G対応ということで今後、半導体の方も堅調になってきます。後はいつスタートするかというだけで、そのうちブレークするだろうという見方もあります。今は踊り場で、次の大きな波が来る前の前段階ではないかと私は捉えています。再スタートが、今年の後半になるのか、今年はスタートできないのか、そこが読みづらい所でもありますが、今は次の波に対して、我々のやるべきことをして備えていきたいと思っています。2020年2月期の連結業績予想は増収増益という形で今期もスタートしました。決して無理な数字ではないと考えているので、頑張ってやって行きたいと思っています」と抱負を語った。 『2019中部みらい市』開催 今年度事業計画など決まる 中部みらい会 2019年度総会ほか 中部みらい会(伊藤辰之会長・イトウ社長、橋本総業と販売店・メーカーの集い)は5月9日(木)、名鉄ニューグランドホテルで総会・2019年度方針発表会ならびに『中部みらい市』決起大会を開催。正会員、賛助会員ら、過去最高となる152名が参加した。 伊藤会長による開会宣言の後、宇佐見徳秋橋本総業中部エリア長が議事進行を務め総会が開会。以下の議案について報告および審議が行われた。 【第1号議案】2018年度(平成30年4月1日〜平成31年3月31日)事業報告・会計報告▽2018年度事業(総会、三重みらい市、橋本学校、ショールーム商談会等)ならびに会計報告が行われ、これらは満場一致で承認された。 【第2号議案】2019年度(平成31年4月1日〜令和2年3月31日)事業計画(案)・予算(案)▽2019年度事業計画案ならびに予算案が発表され、これらは満場一致で承認された。同年度の事業計画は以下の通り。●4月18日(木)新人研修会開催済み。入社1〜2年目の正会員各社社員26名が参加。●5月9日(木)(当日)=総会・方針発表会・『中部みらい市』決起大会開催。過去最高の152名が参加。●6月7日(金)・8日(土)=『2019中部みらい市』を吹上ホールで開催。254社・団体が出展。売上目標30億円、動員目標3300名を目指す。(本紙発行時、開催済み)●7月25日(木)=ホテルニューオータニでみらい会全国総会開催。●8月23日(金)・24日(土)=東京みらい市開催。●年4回=橋本学校を開催。正会員12社が参加予定。●日時未定=親睦ゴルフ会開催。●その他、実務責任者会、ショールーム商談会等。 【第3号議案】2019年度新入会員紹介▽先に開かれた幹事会で伊藤柳商店の伊藤信哉社長が中部みらい会の正会員に推薦され、これが本総会で満場一致で承認された。これを受け伊藤社長は「弊社は平成7年に名古屋市西区の現所在地に移りました。管材製品や空調資材を主に取り扱っております。令和元年に入会できましたこと本当に光栄に、また嬉しく思います。今後とも宜しくお願いいたします」と挨拶した。 【第4号議案】その他▽橋本総業中部ブロック体制変更の件についての説明が行われた。橋本総業は、これまでの中部ブロック、静岡ブロックを中部ブロックに統一。中部ブロック長に齋藤武宜氏が就いた。中部エリアの各支店・営業所は変わりないが、滋賀営業所が岐阜支店管轄に。また、新たな取り組みとして各支店長・営業所長が県別責任者(静岡は杉浦祐一静岡支店長)に就任。今後、製販懇談会はすべて県別に開催されることとなった。 以上、すべての議案審議が滞りなく終了し、本総会は閉会した。 休憩の後、静岡ブロックの正会員らが合流し、2019年度方針発表会が開会。冒頭、伊藤会長は挨拶のなかで「トヨタ自動車の売り上げが30兆円を超えたと報道がありました。日本の企業で売り上げ30兆円超えは初めてだそうです。この中部地区の景気がそれなりに良いのはトヨタを中心とした自動車産業の恩恵を受けている部分もあるかと思います。これからも、この地域の経済を引っ張っていってほしいと願うばかりです。我々の喫緊の課題と言いますと、人手不足や人材確保の難しさだと思います。我々の業界ではなかなか人材が集まらないばかりか辞めていく人も多く、現状、雇用を守っていくことが大事なことだと改めて実感しています。メーカー、橋本総業、販売店が“共に栄える”ためにも、この業界の魅力、設備や建築の魅力、おもしろさなどを我々がもっと伝えていき人材の流出に歯止めをかけ、さらなる人材の確保を目指しましょう」と語っていた。 続いて、鈴川賢一TOTO中部支社長が賛助会員を代表して挨拶に。また、特別会員の橋本政昭橋本総業社長は世界情勢やマーケットの概況の解説、橋本総業の基本方針などをプレゼン。同社各支店・営業所長がそれぞれの2019年度の方針を発表した後「管材分野」「住設分野」「空調分野」「新分野」から賛助会員数社が自社の新製品などをプレゼンし、方針発表会は終了した。 会場を移し、中川正巳東晋商事社長の乾杯の音頭で『中部みらい市』決起大会が開会。途中、大抽選会や『中部みらい市』に向けての気合入れが行われ宴もたけなわに。最後は中村行秀パナソニックライフソリューションズ社中部住建営業部長の中締めで、この日はお開きとなった。 中国不動産市況の悪化などが影響 2018年度決算は減収減益 TOTO 今年度5%の増収を計画 TOTO(社長=喜多村円氏、本社=北九州市小倉北区)は、4月26日午後3時より名古屋証券取引所にて、2018年度決算及び2019年度計画説明会を開いた。森村望副社長が出席し説明を行った。 同社の2018年度(2019年3月期)連結決算は、売上高5860億円(前年比1%減)、営業利益401億円(同24%減)、経常利益431億円(同21%減)、当期純利益323億円(同12%減)の減収減益となった。 セグメント別では、グローバル住設事業の日本、海外ともに減収減益。新領域事業は増収減益となった。 日本で中心的に取り組んでいるリモデルは前年比4億円の増収だったが、リモデル、新築ともに計画には届かなかった。 海外では中国が、主要都市での不動産市況の悪化や新商品の立ち上げの遅れにより前年比12%の減収、さらに生産性の悪化や輸入関連費用の上昇等で同32%の減益となり、影響が大きかった。アジア、米州については増収減益だった。 2019年度の計画は、売上高6150億円(前年比5%増)、営業利益430億円(同7%増)、経常利益440億円(同2%増)、当期純利益317億円(同2%減)。売上高は過去最高を目指す。 日本は、リモデル・新築ともに増収減益を計画。海外は、全てのエリアで増収増益を計画し、引き続きウォシュレットの販売拡大を目指す。 新領域事業は、半導体市場の一時的な停滞により減収を見込むものの、生産性の改善により増益を計画している。 また、同社は、2006年4月に導入した「当社株式の大量買付行為に対する対応方針(買収防衛策)」を、2019年6月(第153期定時株主総会終結時)の有効期限をもって廃止することを発表した。 自動散水用コントローラー 「スマプロBT」新発売 グローベン スマートプロ散水シリーズ第1弾 造園・景観資材メーカーのグローベン(社長=服部吉剛氏、本社=名古屋市港区)は、自動散水システムの新シリーズ「スマートプロ散水シリーズ」の第1弾として、自動散水用コントローラー「スマプロBT」を発売した。 「スマートプロ散水シリーズ」は、同社が得意としているプロ向け自動散水システムの新しいシリーズで、従来の自動散水システムより簡単、スマートにアプリを使い遠隔管理できるシステム。 今回発売されたコントローラー「スマプロBT」は、Apple Store(アップルストア)・Google Play(グーグルプレイ)から専用のアプリを手持ちのスマートフォンなどにインストールし、Bluetooth(ブルートゥース)通信で自動散水の設定を簡単に行える次世代の自動散水用簡易コントローラーである。 同社では以前より顧客から「コントローラーの設定変更の手間が煩わしい」「設定変更が難しい」「気象状況に合わせ水を撒いたり止めたりを家の中から行いたい」「コントローラーの電池交換時期を忘れてしまう」等の声が寄せられており、それらの意見をもとに「スマプロBT」は開発された。 主な特長は、自動散水の設定をスマートフォンの画面上で簡単に行え、電池残量もスマートフォンの画面上で確認できるため電池交換時期が解り易い。専用アプリは無料でダウンロードでき、使用時の課金もなし。 また、コントローラー本体に液晶画面がなく厳しい屋外条件にも対応可能であるほか、操作用ボタンもないのでいたずらを防止できる。複数のコントローラーを1台のスマートフォンで管理可能。管理者以外の設定を制限するセキュリティーキーの設定も行える。 散水設定は、[1日]1〜8回、[散水時間]1〜720分、[間欠散水]5秒〜24時間、[散水日設定]曜日設定・インターバル設定―と様々な設定が可能。 価格は2万5000円(税別・施工費別途・立水栓蛇口接続タイプ)。 MF‐TOKYO2019 7月31日(水) 開幕 第6回 プレス・板金・フォーミング展 事前登録で入場無料に 来場登録を公式サイトで受付中 一般社団法人日本鍛圧機械工業会(代表理事会長=坂木雅治氏・アマダホールディングス相談役)主催の「MF-TOKYO2019 第6回プレス・板金・フォーミング展」が7月31日〜8月3日の4日間、東京ビッグサイト西1・2&南1・2ホールで開催される。 同会では現在、事前に登録すれば無料でスムーズに入場できる「来場登録」を展示会公式サイト(https://mf-tokyo.jp、日英中韓4カ国語に対応)上で受け付けている。 同展示会は鍛圧機械の専門展として2009年に創設され、以降隔年で開催し今回で6回目を迎える。初回のMF-TOKYO2009から出展小間の規模は毎回増加しており、今回は東京オリンピックの国際報道センター開設の関係で会場スペースが17%減少しているにもかかわらず、253社1716小間(前回265社1669小間)と過去最大になる。出展の申し込みも早割申込期限で満小間になり、募集が2か月半早く締め切られた。 この内、海外からの展示は14か国68社341小間で、日本の最先端技術だけでなく、海外の特徴ある機械との比較も見ることができる。海外協賛団体5団体も参加し、相互協力で展示会を盛り上げる。 MF-TOKYO2019は「つながる技術、ひろがる未来」を副題に掲げており、鍛圧機械に関連する多くの産業分野から出展される。 初回から参加している日本塑性加工学会との連携企画では、大学・高専の研究室ブース出展と研究室発表のほか、前回に引き続き、わかりやすく各社の展示製品・技術・見どころを紹介したイラストを交えた学生向け展示会ルートマップを作成。今後の日本のものづくり技術の担い手である学生に、ぜひ最新の技術に触れてほしいと来場を呼び掛けている。 併催行事では、将来のモビリティ社会に向けた記念講演、レーザ加工やホットスタンピングについての特別講演及びシンポジウムを開催し、新時代の鍛圧塑性加工の可能性を探る。 学会テクニカルセミナーでは前回同様、日本塑性加工学会、レーザ加工学会、日本ばね学会、日本ねじ研究協会の協力を得て、最先端技術の情報を発信する。 出展者テクニカルセミナーは、様々なテーマで71講演予定され、通訳付きの講演もあるなど充実のラインナップとなっている。 また、日鍛工の企画展示では、同会の柱となるMF事業≠ノついて紹介。本年1月に受賞したMF技術大賞2点、技術優秀賞3点、奨励賞2点も併せてパネル展示する。 いずれの講演・セミナーも事前登録制で入場は無料。詳細や来場者・セミナー登録に関しては展示会公式サイトにて確認を。 開催概要 【名称】MF-TOKYO2019 第6回プレス・板金・フォーミング展 【主催】一般社団法人日本鍛圧機械工業会/日刊工業新聞社 【後援】経済産業省/厚生労働省/環境省/日本貿易振興機構(ジェトロ) 【特別協賛】日本塑性加工学会/日本鍛造協会/日本金属プレス工業協会/日本金型工業会/日本工作機械工業会/日本ねじ工業協会/日本ばね工業会 【協賛】日本自動車工業会/日本自動車部品工業会/レーザ加工学会/日本ロボット工業会/日本電機工業会/日本建設機械工業会/日本溶接協会/日本精密機械工業会(順不同・法人格略) 【海外協賛】中国机床工具工業協会/中国鍛圧協会/中国模具工業協会/インド工作機械工業会/アメリカ製造技術工業会/台湾機械工業同業公会/韓国工作機械産業協会(順不同・法人格略) 【会期】2019年7月31日(水)〜8月3日(土)午前9時〜午後5時(最終日は午前9時〜午後4時) 【会場】東京ビッグサイト西1・2&南1・2ホール 【出展小間数】1716小間(前回1669小間) 【出展社数】253社・団体〔内部出展・共同出展含め294社〕(前回265社・団体、内部出展・共同出展含め317社) 【来場者数】目標3万2000人(前回3万1715人) 【入場料金】1000円※招待券持参者および事前登録者は無料 先進テクノロジーを活用した ビジネス変革を推進 トラスコ中山 TBM、SAPジャパンの支援で トラスコ中山(社長=中山哲也氏、東京本社=東京都港区)は3月28日、日本IBM(社長=エリー・キーナン氏、本社=東京都中央区)とSAPジャパン(社長=福田譲氏、本社=東京都千代田区)とともに、2020年1月稼働を目指して、基幹システムの更改および新規プロジェクトを開始したと発表した。 同社は、年々増加するビジネスボリュームへの対応をスピードアップするとともに、得意先や仕入先へのサービスをより向上させるため、社内で部門をまたいだプロジェクトチームを2017年10月に立ち上げた。 主要ソリューションにはSAPの最新ERP(統合基幹業務システム)である「SAP S/4HANA(エスエーピー・エスフォーハナ)」と最新データウェアシステム「SAP BW4/HANA」を採用し、日本IBMがプライムパートナーとして企画構想段階におけるコンサルティングから、要件定義、システム構築まで一貫して支援する。 今回のプロジェクトでは、自社内の業務改革と並行して、客の利便性向上に繋がる新サービスを立ち上げ、自社のビジネス変革を実現するとともに、ひいては業界全体のビジネス拡大に繋げる改革に挑戦する。 プロジェクトの主要改革テーマは、@見積回答の自動化A適正商品価格の自動算出B仕入先との連携強化のためのポータル構築。 見積回答の自動化では、1日数万件を人手で対応している見積業務に、先進テクノロジーを適用し自動/半自動化することで、社内業務工数を劇的に削減し、客へのより迅速な回答とサービスレベルの向上を実現する。 適正商品価格の自動算出は、膨大で日々更新される商品特性別かつ全国各地にわたる得意先別に、日々手作業で更新をかけ続けていた特価のマスタ更新業務を統計に基づき自動算出することで、社内工数低減と更新漏れを防ぎつつ、客への適正価格を常に提供できる仕組みを準備する。 仕入先との連携強化のためのポータル構築では、電話やFAXなどのアナログな人的対応にてやり取りを行っていた、見積や納期確認等の仕入先との連携業務を、基幹系の仕組みと連携した新しいプラットフォーム上に、Webポータル形式で実装することで、効率化とタイムリーな情報連携を促進する。 さらに、エンドユーザーの利便性向上を目的とした新規サービス「MROストッカー」を開始する。工場内の生産現場など、プロツールの使用現場に隣接したロケーションに、トラスコの取扱商品各種を販売店経由で取り揃える。ユーザーが欲しい時にすぐに商品を使えるサービスを新設し、販売店の即納を支援する。 今後実現する機能として、注文、決済、在庫管理などの作業をICタグやスマホを利用して簡単に行えるような仕組みや、膨大な顧客データと天候データを分析し現場に最適化された商材を提供する予定。 この機能を実現するために、「SAP S/4HANA」の拡張機能開発を可能にする「SAP Cloud Platform」上で開発・連携するなど、一連の作業をデジタル化して効率を図る。また、「SAP Leonardo」のIoT技術により顧客の情報を自動収集し分析する機能を実現するとしている。 導入に関しては、IBMのサービスである「IBM Impact Assessment for SAP S/4HANA」を活用することで、「SAP S/4HANA」実現化に向けた影響分析、計画立案の精緻化を実施し、プロジェクトを推進する。SAPジャパンは、「Premium Engagementサービス」および「カスタマーケアプログラム」、「戦略的パートナー連携支援」により、日本IBMの「SAP S/4HANA」導入および「SAP Cloud Platform」活用開発を全面的に支援している。 トラスコ中山は、今回の取り組みにより、顧客の利便性をより向上させるプラットフォームの構築を、スピード感をもって実現する。また、これに満足することなく今後も継続的なブラッシュアップを図り、更なるビジネス変革に取り組み続ける考え。 日本IBMとSAPジャパンは、この取り組みを日本企業におけるデジタルビジネスイノベーションを加速するモデルケースと位置づけ、全面的に支援しながら推進していくとしている。 [主要改革テーマに関する実現イメージ] ビジネス変革を推進する新機能として、AI等の先端テクノロジーとSAP S/4HANAや主要システムと連携させたプラットフォームを開発する。 役員人事(6月25日付) ダイジェット工業 ダイジェット工業(社長=生悦住歩氏、本社=大阪市平野区)は、5月10日に開催した取締役会において役員の異動を内定した。 この異動は、6月25日開催予定の第93回定時株主総会およびその後の監査等委員会において、正式に決定される予定。 【役員の異動】(6月25日付予定)※敬称略 @新任監査等委員である取締役候補者 取締役(常勤監査等委員)=松本泰三〔現、管理部シニアエキスパート〕 社外取締役(監査等委員)=平井満〔現、補欠社外取締役(監査等委員)〕 A退任予定監査等委員である取締役 取締役(常勤監査等委員)=生悦住英臣 社外取締役(監査等委員)=中村悟 【役員等の体制】(6月25日付予定)※敬称略 取締役(監査等委員を除く)=生悦住望(代表取締役会長)▽生悦住歩(代表取締役社長)▽古林雄一(常務取締役経営企画部長兼黛杰漢金(滄州)精密模具有限公司董事長)▽中田敏也(取締役技術部長)▽安藤信夫(取締役総務部長兼経理部長) 取締役(監査等委員)=松本泰三(常勤)▽小島康秀(社外)▽平井満(社外) 業務役員=高永明(業務役員中国担当部長)▽太田映(業務役員耐摩工具事業部長)▽藤井繁光(業務役員三重事業所長) 両面4コーナ仕様の高能率荒加工用工具 「マックスマスター」シリーズ拡張 ダイジェット工業スチールシャンクタイプなど ダイジェット工業(社長=生悦住歩氏、本社=大阪市平野区)は、好評の両面4コーナ仕様の高能率荒加工用工具「マックスマスター」に、スチールシャンクタイプ(GMX形)および低抵抗形インサート「SLブレーカ」(ENMU-SL形)を追加発売した。 金型の荒加工において、既存のモジュラーヘッド+超硬シャンクアーバ(頑固一徹)に比べコストメリットのある、スチールシャンクタイプの要望を受けシリーズ化。また、難削材の高能率荒加工に最適な低抵抗形インサートも揃え、幅広い被削材に対応できるラインナップとした。 マックスマスターは、小型で切削抵抗が低い独自の3次元ブレーカインサートを採用した多刃工具、かつインサート両面4コーナ仕様で経済的な高能率荒加工用工具。φ50の炭素鋼加工で抜群の切りくず排出量(Q=317立法cm/min)を実現した。インサートの厚みを4oと厚くし、断面強度は従来品比20%アップ、幅広い切削条件下で安定加工が行える。 刃先強化形のPHブレーカにより、耐欠損性に優れ高負荷切削に対応。低抵抗形インサート「SLブレーカ」を追加ラインナップし、高能率荒加工を実現する。 インサート材種は、新PVDコーティング材種「JC8118」「JC7560」に加え、SLブレーカ材種「JC7550」を採用し、プリハードン鋼、焼入れ鋼、ステンレス鋼、チタン合金まで幅広い被削材に対応する。 主な用途は、炭素鋼、工具鋼、プリハードン鋼、焼入れ鋼、鋳鉄、ステンレス鋼、チタン合金などの平面・ポケット加工、ヘリカル加工、曲面加工、溝削り加工としている。 シャンクタイプGMX形は、サイズφ16〜φ32の計8形番で、標準価格は2万5300円〜4万7300円(税抜)。 低抵抗形インサートENMU-SL形(形番ENMU100412ZER-SL、インサート材種JC7550)は、標準価格1180円(税抜)。 ミラーボール用TSインサート スチールシャンクタイプ、低抵抗形インサート「SLブレーカ」 高精度刃先交換式ボールエンドミル ミラーボール用「TSインサート」 ダイジェット工業高硬度材加工用インサート追加 ダイジェット工業は、好評の高精度刃先交換式ボールエンドミル「ミラーボール」に、刃先強度と切れ味を両立した高硬度材加工用の新インサート「TSインサート」(BNM-TS形)を追加発売した。 製品の高強度化、高精度化により難削材が多用される中、TSインサートは、切削熱の発生を抑制する低抵抗な刃形と、強靭かつ耐熱性に優れた新材種を採用し、高硬度材加工の高精度かつ長寿命な仕上げ加工を実現する。 TSインサートは、高硬度材の加工において、切削熱の発生を抑制するために、従来よりも大きなねじれ角を採用し低抵抗な刃形とした。また、切れ刃のすくい角をマイナスとし、刃先強度を向上させ、60HRCを超える高硬度材の中仕上げから仕上げ加工まで、安定した加工が可能。 ボールエンドミル中心部の切りくずポケットを大きくし、切りくず排出性を向上させたことで、中心部を多用する加工でも高精度な加工が行える。 新開発のコーティング材種「DH202」を採用。超硬母材は硬くて強靭な超微粒子超硬合金を用いており、優れた刃立性が得られる。PVD被膜の「DH2コート」は、耐高温酸化性、耐衝撃性、被膜靭性および密着性に優れ、高硬度材の高速加工が実現できる。 S字刃形ながらR精度は±0・006o以下とソリッドボールエンドミル同等以上の形状精度であり、高精度を有している。 主な用途は、高硬度焼入れ鋼、鋳鉄の三次元形状中仕上げ〜仕上げ加工。 TSインサートは、サイズ8R(φ16)、10R(φ20)、12・5R(φ25)、15R(φ30)の計4形番で、標準価格は6420円〜9170円(税抜)。 新3カ年中期経営計画スタート 最新の経営基幹システムへ刷新 山 善 経営基盤の更なる強化を図る 山善(社長=長尾雄次氏、本社=大阪市西区)は、4月からスタートした新3カ年中期経営計画「CROSSING YAMAZEN 2021」において、次世代グローバル経営基幹システムへの刷新を行い、今後の成長戦略の推進に向け、経営基盤の一層の強化を図っていく。将来を見据えたIT投資として、周辺システム等も合わせ、今後10年間で約300億円〜400億円の投資を行っていく予定。5月16日同社が発表した。 同社は、生産財事業として工作機械、産業用機器など、また消費財事業として住宅用設備・建材、家庭用機器などの事業領域を持つ専門商社。専門商社としての機能を発揮し、業界に精通した「商品」「知識」「情報」で、客の問題解決や暮らしの向上に貢献し、事業を拡大してきた。 同社では、これまで独自の基幹システムを構築して事業を管理してきたが、変化のスピードが増す時代に機敏に対応するため、業務の効率化と再構築を目的に最新鋭の経営基幹システムへと刷新する。 これにより、国内事業や海外事業、また生産財事業や消費財事業といった異質な事業領域におけるグローバルな経営情報を横断的に俯瞰し、一元化と可視化を図ることで、経営の全体最適を実現し、事業効率を高めていく。 同時に、業務プロセスを見直し、業務の標準化と集約化を行うことで、確保した様々なリソースを戦略的な強化事業へと投入し、持続的な成長を加速させていくとしている。 中小企業の事業承継支援ならびに 戦略的M&Aに100億円の投資枠 また、山善は同日、新3カ年中期経営計画において、中小企業の事業承継支援と戦略的M&Aを行っていくことも発表した。 これは、同社グループの事業領域における事業承継支援と、同社グループの持続的成長に向けた経営資源を獲得することを目的としており、機動的な投資を実行していくとしている。 70歳を超える中小企業・小規模事業者の経営者は、今後10年間で245万人になるとも言われているが、半数以上が事業承継の準備を終えていないというのが現状。同社は、ビジネスパートナーである得意先や仕入先においても、事業承継問題に直面している企業が多数存在すると認識しており、後継者の育成、社内体制の整備、株式・事業用資産の承継を支援することで、社会的な課題解決に貢献していく。 さらに新中期経営計画では、「機能商社化による収益力の向上」を大方針の一つに掲げ、より付加価値の高いソリューションビジネスにシフトしていく計画を立てている。事業承継問題以外でも、M&Aは成長戦略を実現するための重要な手段であると位置づけており、今後大きな成長が見込まれる工場の自動化や省エネ化を推進するビジネスを一層強化していくための機能拡充を目的とした戦略的なM&Aを積極的に行っていく考えだ。 同社では、この事業承継支援と戦略的M&Aの投資枠として、100億円を設定している。 ◇ 【新3カ年中期経営計画「CROSSING YAMAZEN 2021」について】 山善では今年度から2021年度を最終年度とする3カ年の中期経営計画をスタートさせている。「CROSSING」には、これまで培ってきた専門商社機能を最大限に発揮して、様々なものをかけ合わせ、新たな価値を生み出し、変化に対応していく、という意味が込められているという。 同中期経営計画では2021年度の売上高6100億円、営業利益220億円を目指し、その達成に向け5つの大方針「国内事業の強化」「グローバル展開の加速」「機能商社化による収益力強化」「eコマースの拡充」「事業拡大を支える経営基盤の強化」を掲げている。 京セラ 米国工具販売会社を子会社化 建築・産業用工具ほか幅広い製品を提供 京セラ(社長=谷本秀夫氏、本社=京都市伏見区)は5月7日、北米地域において建築・産業用のプロ向け工具をはじめファスニング製品、梱包資材、設備用品を販売するサザンカールソン社(SouthernCarlson,Inc.、本社=米国ネブラスカ州)を完全子会社化する株式譲渡契約を締結したと発表した。 同契約の締結により、6月を目途に京セラグループとして事業を開始する予定。 サザンカールソン社は、建築・産業用工具、ファスニング製品(釘、ステープル等)、梱包資材、設備用品の販売から、工具の修理サポートに至るまで、幅広い製品ラインアップと高品質なサービスを提供する北米大手の工具販売会社。1947年に設立された。従業員数は約1100名で、米国を中心に150以上の店舗を有し、プロユーザーをはじめ、流通・小売・卸売などのエンドマーケットに対して、幅広い地域でビジネスを展開している。 京セラは、サザンカールソン社をグループに迎えることで、北米における建築業、製造業などの各エンドマーケットに対し、より幅広い製品を提供していくとしている。 第79回愛機工組合野球大会 2日目(一宮総合)・3日目(江南市民) 1回戦7試合、熱戦繰り広げる 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)の第79回野球大会2日目は5月11日、愛知県一宮総合運動場で1回戦4試合が行われ、続く3日目は同月18日、江南市民球場で1回戦3試合が行われた。 試合結果は次の通り。 【大会2日目】 5月11日・愛知県一宮総合運動場 ■第1試合 Aゾーン トラスコ中山×ダイドーの試合は、序盤の1回、2回は、両チームともにチャンスはあるが、あと一本が出ずに無得点と、非常に緊張感のある試合。3回裏にダイドーが1点を先取、その後、山越選手(投手)の3ランホームランも飛び出し一挙に4点を取った。続く4回も1点を追加してリードを広げ、その後のトラスコ中山の反撃を零点に抑えた。さらに6回裏にも2点を挙げて、ダイドーが7対0で勝利した。 トラスコ中山 000000=0 ダ イ ド ー 004102=7 ■第2試合 Aゾーン 石原商事×川島商事の試合は、川島商事が1回裏に2点を先取。2回、3回、4回はともに零点。5回裏に川島商事が1点を追加、続く6回にも2点を挙げてリードを広げ、石原商事の反撃を零点に抑えて、川島商事が5対0で勝利した。 石原商事は毎年優勝候補の一角に挙げられる強豪チームだが、今回、主力選手が怪我により試合に出られなかったことが響いたようだ。 石原商事 000000=0 川島商事 200012=5 ■第3試合 Bゾーン 山下機械×ノダキの試合は、1回表に山下機械が2点を先制。2回は両チームともに零点だったが、3回裏にノダキが一挙4点を挙げて逆転。続く4回にも1点を加えてリードを広げ、山下機械の反撃を零点に抑えた。さらに5回裏にも4点を取り、ノダキが9対2で勝利した。 山下機械20000 =2 ノ ダ キ 00414X=9 ■第4試合 Bゾーン 中央工機×ミズタニ機販の試合は、中央工機が1回表に1点を先制。その後も3回に1点、5回に2点を追加した。ミズタニ機販も5回裏に2点を返して2点差としたが、中央工機が7回表にさらに1点を追加し、中央工機が5対2で勝利した。 中 央 工 機 1010201=5 ミズタニ機販 0000200=2 【大会3日目】 5月18日・江南市民球場 ■第1試合 Aゾーン 山善×モリタの試合は、両チームともに3回まで無得点だったが、山善が4回表に2点を先取。その後、山善は7回表にも1点を加えリードを3点に広げた。先シーズンにBゾーンで優勝しAゾーンに上がったモリタは、チャンスを作るもあと一本が出ず、山善の手堅い守備に無得点に抑えられ、山善が3対0で勝利した。 山 善 0002001=3 モ リ タ 0000000=0 ■第2試合 Aゾーン 落合×井高の試合は、2回裏に井高が1点を先制。その後は互いの堅い守備で両チームともに無得点。井高が1対0で勝利した。 落 合 0000000=0 井 高 010000X=1 ■第3試合 Bゾーン 三菱マテリアル×日研工作所の試合は、日研工作所が1回裏に1点を先制。三菱マテリアルも3回表に1点を返して同点に追いつくが、その裏、日研工作所が2点を取り再びリード。続く4回裏にも1点を加えリードを3点とした。三菱マテリアルが5回表に1点を返して2点差にしたが、その裏、日研工作所は3点を取ってリードを広げ、日研工作所が7対2で勝利した。 三菱マテリアル 00101 =2 日研工作所 10213X=7 2019年6月16日(日)・2710号 重点事業にMECT、ロボット展など 人材開発・育成に力を注ぐ 愛機工 平成31年度通常総会を開催 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)は、5月28日午後5時より名古屋市中区のホテル名古屋ガーデンパレスにて平成31年度通常総会を開催し、事業計画案などすべての議案を原案通り承認可決した。今年度は、メカトロテックジャパン2019(MECT2019、会期10月23日(水)〜26日(土))、ロボットテクノロジージャパン(会期2020年7月2日(木)〜4日(土))の共催をはじめとする9項目を重点実施事業として推進していく。 総会は佐々木伸之理事(太田廣常務)の司会進行、高田研至副理事長(井高社長)の開会の辞で開会。 冒頭、水谷理事長が挨拶で「当組合の最大事業であるメカトロテックジャパン2019、来年のロボットテクノロジージャパン、この2つが成功に向けてスタートしているところです。不安な状況を吹き飛ばす起爆剤になれば良いと思っています。また組合の課題として、1番には人材の開発・育成を挙げました。働き方改革への対応は、生産性の向上などが必要になってくると思います。これをいかに人材育成に繋げていくか、そんな風に考えているところです。本日は、本年度の組合の方向性を皆様に知っていただきたいと思い、取り組み事業について紹介します。絶大なるご協力をお願いします」と述べた。 司会者より資格審査発表(組合員236社中、組合員出席79社、委任状114社、合計193社)があり、総会の成立が宣言された。 大崎政雄理事(大崎機工会長)を議長に選出して議事に入り、第1号議案=平成30年度事業報告書、収支決算書、貸借対照表、損益計算書、財産目録並びに剰余金処分(案)承認に関する件▽第2号議案=平成31年度事業計画書(案)並びに収支予算書(案)承認に関する件▽第3号議案=平成31年度加入手数料及び賦課金(案)並びに徴収方法(案)承認に関する件を審議し、原案通り承認可決した。 来賓紹介があり、来賓を代表して愛知県経済産業局中小企業部商業流通課課長・成瀬明良氏が「最新加工技術を展示する国内最大級の工作機械見本市メカトロテックジャパンの開催や、景況の調査、若手社員や幹部の育成など、様々な事業に力を入れられているものと伺っています。このような取り組みの積み重ねは、貴業界の体質強化、地位向上に寄与すると共に、本県の産業基盤をしっかりと支えていくものと期待をしています」などと大村秀章愛知県知事の祝辞を代読した。 祝電が披露され、森田乾嗣副理事長(モリタ社長)の閉会の辞で総会を終了した。 来賓、組合員、賛助会員らが参加して開かれた懇親会では、山下隆蔵組合相談役(山下機械会長)が同組合の青年部が堅調なことなどに触れ「世の中の動きが激しくなってきましたが、若い層が業界を握っていることから言えば、きっと乗り越えて立派な業界を展開していただけると期待しています」と挨拶し乾杯の音頭をとった。 和やかに情報交換などをして、伊藤照之組合相談役(伊藤信産業会長)の中締めで散会した。 承認された今年度の事業計画は次の通り。 【重点目標】 1.機工流通の変化に対応し、組合は会員に有効な情報を発信する。 2.機工商品の流通形態等、経営環境が大きく変化する中で機工商社のありかたを模索する。 3.教育事業に注力し人間性の向上や技術・商品知識など社員の質的向上を図る。 4.組合員、社員の福利厚生に関わる事業を行う。 5.次世代の後継者および幹部社員の育成を念頭に、青年部の活動を積極的に支援する。 6.機工商社向け販売管理システム「機工メイト」の普及を推進する。 7.各種収益事業を積極的に取り組むと共に新たな事業を企画し組合の財務を充実させる。 8.支部活動を充実し地域での会員の融和、協調を図る。 【今年度重点実施事業】 1.メカトロテックジャパン2019事業(会期=2019年10月23日(水)〜26日(土)) 2.ロボットテクノロジージャパン事業(会期=2020年7月2日(木)〜4日(土)、会場=愛知県国際展示場)。ニュースダイジェスト社が新たに主催するロボット・自動化システムの専門展(仮称ロボット展)に共催団体として関わり出展者募集事業および来場者の動員に取組む。 3.人材育成事業(経営者・管理者セミナー、社員教育事業他) 4.中小企業共済保険の加人推進 5.車両燃料油取次事業の推進 6.社員・組織診断システム(CUBIC)の普及推進 7.カーリース取次事業の推進 8.業界情報の提供(組合報、ホームページ、理事会、企業情報等) 9.各種制度の情報提供 【実施事業】 1.流通形態の変化に対応するための研修会開催及び情報の提供 2.業界の動向に対応したセミナーの開催 3.組合報及びホームページを活用した情報の提供 4.各種保険の加入推進及び労働保険の委託等、会員の利益サービスに努める 5.組合員を対象にした景況調査(4回/年)及び各種アンケート調査(適時)の実施 6.福利厚生事業の実施@第79回野球大会の開催(4月13日開幕)A第46回親善ゴルフ大会の開催Bその他親睦事業の実施 7.青年部事業@組合員・賛助会員を対象にしたキャンプの集い開催A社員・家族を対象にしたレクリエーションの開催B若手経営者及び幹部社員の育成(講演会、研修会の実施)C青年部員の増強D他産業視察(異業種交流会)の実施E組合野球大会の参加及び運営協力F全国若手交流会(2019年又は2020年開催)への取組み(幹事〓中部ブロック/設営〓三重組合) 8.定款に定める各号に付帯する事業 ※年度の表記については、当日配付された総会資料に基づいています。 在田新理事長のもと新体制発足 第62回総会を開催 名古屋水栓販売協会 2019年度事業等を承認 名古屋水栓販売協会(在田忠之新理事長・在田商店社長)は5月17日(金)、名古屋国際ホテルで第62回総会を開催。委任状含め全22名の会員が出席し、安井文康副理事長(庶務担当理事)から本会の成立が宣言された。同協会は役員改選期を迎え、在田忠之氏が新理事長に就任した 冒頭で伊藤辰之(イトウ社長)理事長(総会当時)は「当協会は昨年、60周年を迎えました。昭和33年に発足し、昭和から平成、そして令和と3つの時代にまたがって当協会はこれからも続いていきます。当協会の一番の目的は、会員同士の交流や親睦だと思います。昨年は60周年ということもあり、納涼例会では会員各社から多くの女性の方々にご参加いただきました。年配の方々にも楽しんでいただけるよう、3月には麻雀大会も開きました。このように幅広い世代の方々にご参加いただいて、当協会の活性化をどんどん図っていけたらと思っております」と挨拶。伊藤理事長が議長へと選任され、以下の議案について審議・報告が行われた。 【第1号議案】2018年度事業報告▽安井副理事長より2018年度(2018年4月1日〜2019年3月31日)内に開催した事業についての報告があり、これが満場一致で承認された。同協会の2018年度開催事業は以下の通り。●2018年5月12日(土)=ホテル明山荘にて一泊総会開催。●同7月25日(水)=ライブハウス・NAGOYA KENTOS(ケントス)にて7月納涼例会開催。●同9月26日(水)=TOTO中部支社にて9月例会(ショールーム見学会・新商品講習会)開催。●同10月23日(火)=東名古屋カントリークラブにて親睦ゴルフコンペ開催。●同11月17日(土)=御園座にて11月例会(観劇会)開催。●2019年1月16日(水)=名古屋ガーデンパレスにて1月新年例会開催。●同3月15日(金)=雀荘・東風荘(とんぷうそう)にて3月同好会(麻雀)初開催。●その他=三役会、役員会等随時開催。 【第2号議案】2018年度決算報告ならびに監査報告▽粂内洋会計担当理事(名古屋機器社長)より2018年度決算報告が、これに対する会計監査報告が川本克己監事(共和商会社長)よりそれぞれ行われ、これらは満場一致で承認された。 【第3号議案】2019年度事業計画(案)▽安井副理事長より2019年度(2019年4月1日〜2020年3月31日)内に開催予定の事業計画案が発表され、これが満場一致で承認された。同協会の2019年度開催予定の事業計画内容は以下の通り。●2019年4月22日(月)=役員会開催済み。●同5月17日(金)(当日)=第62回総会開催済み。●同6月5日(水)=賛助会員とともに同好会(ゴルフコンペ)開催済み。●同8月2日(金)=賛助会員とともに納涼例会開催予定。●2020年1月15日(水)=賛助会員とともに新年例会開催予定。●同3月18日(水)=賛助会員とともに同好会(麻雀大会)開催予定。●6月・8月・10月・12月・翌2月=役員会開催予定。●9月・11月=例会開催予定。 【第4号議案】2019年度予算(案)▽粂内会計担当理事より2019年度の予算案が発表され、これが満場一致で承認された。 【第5号議案】役員改選の件▽同協会は今期が役員改選期にあたり、本総会出席者全員による投票の結果、新役員7名が選出された。ただちに新役員による理事会が開催され、新理事長、新副理事長らが選任された。新役員は以下の通り。●在田忠之理事長。●安井文康副理事長、川本克己副理事長。●粂内洋理事、大野直樹理事(大野管材社長)、栗田学理事(栗田商会)、鈴木善雄理事(三エス商会社長)。●伊藤辰之相談役、内藤善徳相談役(三和管材社長)。 新理事長就任にあたり在田氏は「歴史の長いこの名古屋水栓販売協会の理事長を仰せつかり、大変緊張しております。歴代の理事長さまがここまで受け継いでこられたこの協会をなんとか盛り上げてまいりたいと思っておりますが、非力な私一人ではどうにもなりません。今回、ともに選ばれた理事の皆さま、そして会員の皆さまのお力を借りなければ何もできません。どうぞこれから宜しくお願いいたします」と語っていた。 【第6号議案】その他▽会員名簿の確認などが行われた。 以上、すべての議案審議が滞りなく終了し、伊藤前理事長が議長を退任。安井副理事長の閉会の言葉をもって本総会は閉会した。 会場を移し、安井副理事長の司会進行のもと懇親会が催された。改めて挨拶に立った在田新理事長は「令和の和という文字は親睦にもつながると思います。当協会の会員の皆さまが令和の時代でますます親睦を深められたらと思っております。理事長として最初の事業であるゴルフ同好会が6月5日に迫っております。8月には納涼例会の開催も予定しております。こうした事業、当協会の運営は私一人では何もできません。改めて皆さまのご協力をお願い申し上げます」と語っていた。 続いて、新しく会員となった石原和典氏(いし満社長)が紹介され「昨年の納涼会、そして今日の総会に参加させていただきましたが、まだまだ分からないことだらけです。この会が盛り上がっていけるよう、若輩者ではございますが頑張ってまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします」と挨拶。新たに理事に就任した鈴木善雄理事も挨拶に立った。 伊藤相談役は「理事長を6年間務めさせていただき誠にありがとうございました。私のなかで最も信頼のおける在田さんに理事長をお任せすることは大変心強く感じております。これまで在田さんには大変助けていただいたので、今後は相談役として在田さんの助けになれたらと思っております。そして、新理事として鈴木さんにも加わっていただき、当協会はこれで間違いなく安心できます」と挨拶し、乾杯の音頭を取った。 宴もたけなわとなったところで川本副理事長が登壇。「副理事長に就任したからには、この会をもっと楽しく、さらに存在価値のある組織にしていきたいと思っております」とこれからの抱負を語り、最後は1本締めで散会となった。 新社長に野田典嗣氏 ノダキ 道典社長は代表権のある会長に 機械工具の専門商社ノダキ(本社=名古屋市西区名駅3-10-26)では6月3日開催の同社定時株主総会および取締役会において、野田道典社長が代表権のある会長に就任し、後任の社長に野田典嗣専務が就任した。 野田典嗣新社長は社長就任にあたり「産業界ではAIやIoTなどテクノロジーが急速な変化を遂げるのと同じく当社もビジネス環境が著しく変化しております。この環境をポジティブに捉え、新たな時代に合った本質的な発想と社員一同一丸となった行動力でより社会に適合したビジネスを展開していく所存です」と同社ウェブサイトでコメントしている。 【野田典嗣(のだ・のりつぐ)新社長 プロフィール】 昭和56年4月22日生まれ、38歳。野田道典前社長の長男。愛知学院大学卒業。 平成16年4月1日ノダキ入社。その後、住友電工・伊丹製作所、北海道住電精密、大阪営業部で研修。同18年4月1日ノダキ刈谷営業所勤務、同21年4月1日ノダキ本社で経営企画室を立ち上げ室長となる。同22年6月取締役就任、同29年6月取締役専務就任、令和元年6月現役職(代表取締役社長)就任。 趣味は旅行。妻と長女、長男の4人家族。 ◇ 同日就任した新役員は次の通り(敬称略)。 《取締役、監査役》 ▽代表取締役会長=野田道典 ▽取締役副会長=野田滋男 ▽代表取締役社長=野田典嗣 ▽取締役=野田康弘 ▽監査役=高岡次郎 《執行体制》 ▽会長=野田道典(昇任)…最高経営責任者 ▽副会長=野田滋男(昇任)…ノダキシーアンドシー代表取締役社長、ノダキ興産代表取締役社長 ▽社長=野田典嗣(昇任)…代表取締役社長、経営全般統括 ▽常務執行役員=宮木好香…営業統括部長(営業統括・機器営業部・海外部担当) ▽常務執行役員=佐藤実…刈谷営業部長(刈谷営業所・三重営業所担当) ▽執行役員=岩田慎一…営業推進部長(営業推進部担当) ▽執行役員=久我浩一(新任)…市販営業部長(市販課・浜松営業所担当) 組合基本方針に則り 2019年度事業内容等決まる 岐阜県管工機材商組合 第42回総会を開催 岐阜県管工機材商組合(渡部勝裕理事長・大東社長)は5月15日(水)、岐阜市長良の岐阜グランドホテルで第42回通常総会を開催。同組合員ら23名が出席した。 渡部理事長が冒頭「理事長に就任いたしましてやっと1年が過ぎたところでございますけれど、皆さまのお支えあってなんとかこの1年間やってこられたと思っております。これからも、組合のスローガンである『組合員各社さまの適正利潤の確保による健全経営の確立』ということを旗頭に皆さまと共に難局を乗り切ってまいりたいと思っております」と挨拶した後、議長へと選出され、以下の議事についての審議・報告が行われた。 【第1号議案】平成30年度事業報告ならびに収支決算報告承認の件▽平成30年度(平成30年4月1日〜平成31年3月31日)内に開催された同組合の各事業、同年度の収支決算書に関する説明と、これに関する監査報告が行われ、これらは満場一致で承認された。同組合の平成30年度開催事業は以下の通り。●平成30年5月16日(水)第41回通常総会(岐阜グランドホテル)開催。●同6月11日()全国管工機材商業連合会(管機連)第1回理事会ならびに第6回定時社員総会他(東京・ホテルグランドアーク半蔵門)出席。●同10月3日(水)管機連第2回理事会他(名古屋・名鉄グランドホテル)出席。●同10月4日(木)全員例会「第32回管工機材・設備総合展」(名古屋・吹上ホール)視察。●同10月24日(水)第74回ゴルフ会(岐阜関カントリー倶楽部)開催。参加26社。●平成31年1月23日(水)新年賀詞交歓会(岐阜グランドホテル)開催。出席136名。●同2月5日(火)全員例会「講演会」(岐阜グランドホテル)開催。講師はJAぎふ総合企画部リスク統括課・小椋利藤氏。演題は「高齢化社会を生き抜く」。●同3月20日(水)管機連第3回理事会他(東京・ホテルグランドアーク半蔵門)出席。●同4月4日(月)第75回ゴルフ会(岐阜関カントリー倶楽部)開催。参加28社。●その他、理事会6回、実務責任者会議(木曜会)等。 【第2号議案】令和元年度事業計画案ならびに収支予算案承認の件▽令和元年度(平成31年4月1日〜令和2年3月31日)内に開催予定の事業計画案と収支予算案が発表され、これらは満場一致で承認された。同組合は、基本方針「当組合のスローガンである『適正利潤の確保による健全経営の確立』の実現のために、理事会・全員例会・研修会および実務責任者会議の一層の充実に努力するとともに、諸行事を通して親睦交流を密にし、組合参加意識の高揚を図っていきます」に則り、令和元年度開催事業を以下の通りと発表した。●令和元年5月15日(当日)(水)第42回総会(岐阜グランドホテル)開催。●同10月=全員例会開催。●同10月=第76回ゴルフ会開催。●令和2年1月=新年賀詞交歓会開催。●同2月=全員例会開催。●同3月=第77回ゴルフ会開催。●その他、年6回の理事会開催等。 【第3号議案】実務責任者会議(木曜会)報告承認の件▽@木曜会が平成30年度内に開催した事業ならびに同年度の収支決算が報告され、これらは満場一致で承認された。同会の平成30年度開催事業は以下の通り。●平成30年4月18日(水)親睦ゴルフコンペ(関グリーンヒルカントリークラブ)開催。●同5月16日(水)組合通常総会出席。●同5月24日(木)研修会「未来工業垂井工場」視察等。出席10名。●同10月5日(金)組合全員例会「第32回管工機材・設備総合展」視察。●同10月18日(木)親睦ゴルフコンペ(関グリーンヒルカントリークラブ)開催。●平成31年1月23日〓組合新年賀詞交歓会出席。●同2月5日〓組合全員例会「講演会」出席。●その他、水道部会随時開催。A令和元年度内に開催予定の事業計画案ならびに同年度の収支予算案が発表され、これらは満場一致で承認された。同会の令和元年度開催予定事業は以下の通り。●定例会議は年6回行い、テーマについては各担当部会にて決定。●組合主催行事に積極的に参加。●知識向上のため研修会を行う。●運営予算は理事会内示金額とし、効率よく運用する。 【第4号議案】その他▽同組合への長年の貢献が称えられ、山兼の山田謙一会長がこの場で表彰された。山田会長は「この組合の設立準備の頃、私は20代でしたが、その頃から非常に当時の皆さまにはお世話になりました。これからも、組合の益々の発展と、組合員の皆さまの会社の発展をお祈り申し上げます」と感謝の言葉を述べた。 以上、すべての議案審議が滞りなく終了し、総会は閉会した。引き続き懇親会が催され、この日の全日程は終了した。 住宅設備機器商品を値上げ TOTO 10月1日受注分より TOTO(社長=喜多村円氏、本社=北九州市小倉北区)は、衛生陶器やウォシュレットなど住宅設備機器商品の希望小売価格を、10月1日受注分より4〜7%程度値上げすると発表した。 原材料価格や物流費、燃料価格、人件費などの上昇によるもので、生産性の向上、合理化によるコストダウンといった企業努力だけでは対応が困難な状況だとして値上げを行う。 対象商品と値上げ幅は、衛生陶器6〜7%程度▽ウォシュレット(一体形便器・シートタイプ)4〜6%程度▽水栓金具5〜6%程度▽ユニットバス・システムバスルーム5〜7%程度▽洗面化粧台4〜6%程度▽その他(マーブライトカウンター・タイル建材等)5〜6%程度としている。 『INTERMOLD名古屋/金型展名古屋/金属プレス加工技術展名古屋』 金型の専門見本市 今年も名古屋で開催!! 6月19日(水)〜22日(土)、ポートメッセにて 「INTERMOLD名古屋/金型展名古屋」(主催=一般社団法人日本金型工業会)ならびに「金属プレス加工技術展名古屋」(主催=一般社団法人日本金属プレス工業協会)が6月19日(水)〜22日(金)の4日間、名古屋市港区のポートメッセなごやで開催される。金型設計・製造から金属プレス・プラスチック成形に至る一連の工程が集まり、最新のソリューション提案が行われる。 同展は、日本のモノづくりを支える素形材産業の最新情報を発信する展示会として、過去30回にわたり東京・大阪で毎年交互に開かれてきた。昨年は自動車産業、航空機産業の集積地である名古屋でも初開催され、4日間で4万3648人が会場を訪れた。 今年の開催規模は、工作機械などの設備機器メーカー、国内外の金型メーカーやプレス加工メーカーが一堂に会し、出展者数376社・団体となる。期間中、5万人の来場者を見込んでいる。 基調講演は、トヨタ自動車執行役員工場総括安全健康推進部総括副社長河合満氏を講師に迎え『モノづくりは、人づくり〜技能伝承と人材育成〜』と題した講演が行われる。また、自動車部品や航空機部品に関する特別セミナー、工作機械、切削工具、CAD/CAM、CAE、測定機器など出展企業によるテクニカル・ワークショップなども開催し、金型や金属プレス業界関係者への最新技術の提案を行う。 開催概要 【名称】INTERMOLD名古屋(主催=一般社団法人日本金型工業会)/金型展名古屋(主催=同)/金属プレス加工技術展名古屋(主催=一般社団法人日本金属プレス工業協会) 【会期】2019年6月19日(水)〜22日(土)の4日間 【開場時間】10時〜17時(最終日22日は16時まで) 【会場】ポートメッセなごや(名古屋市港区金城ふ頭2-2) 【入場料】1000円(登録入場制・税込)※招待券持参者、事前来場登録者は無料 【運営】インターモールド振興会 【予想来場者数】5万人 【来場対象】金型メーカー、金型ユーザーなどの金型産業関係者および金属プレス産業関係者。自動車・自動車部品、家電・情報通信機器、航空機部品、医療部品、エネルギー関連 【公式ホームページ】http://www.intermold.jp/nagoya/ ■基調講演・特別講演など 〇基調講演『モノづくりは、人づくり〜技能伝承と人材育成〜』 講師=トヨタ自動車執行役員工場総括安全健康推進部総括副社長河合満氏▽日時=6月19日(水)11時〜12時30分▽会場=ポートメッセなごや交流センター3F会議ホール▽定員=約300名(聴講無料、事前登録制) =工場環境・設備ソリューションフェア特別セミナー『品質保証における最新技術の活用(IT/IoT/AI)』 講師=アムイ代表取締役山田浩貢氏▽日時=6月20日(木)15時〜16時▽会場=ポートメッセなごやテクニカルワークショップ第2会場▽定員=約100名(聴講無料、事前登録制) 〇かながた小町集合!!! inインターモールド名古屋『女性の為の金型factory改善計画』『金型factory 女性活躍プロジェクト』 《かながた小町パネルディスカッション》モデレータ=羽田詩織氏▽パネラー=渡邊祐子氏(名古屋精密金型営業部部長)、小川朋加氏(アサヒダイテック総務課課長)、近藤紗也子氏(ムツミ工業)、松岡咲希氏(七宝金型工業CAD/CAM課)、那須直美氏(産業ジャーナリスト兼フリーライター)▽日時=6月20日(木)13時〜14時30分▽会場=ポートメッセなごや第2オープンセミナー会場(聴講無料) 〇(一社)日本金型工業会 CAMベンチマークWGパネルディスカッション『CAMベンチマーク ガチンコ勝負〜ユーザーの生の声〜』 主催=一般社団法人日本金型工業会東部支部技術委員会▽司会=笠松士郎氏(日型工業技術開発チーム・チームリーダー)▽パネラー=小川達郎氏(長津製作所CADグループ統括リーダー)、小川知之氏(狭山金型製作所技術部主任)、森安啓一氏(打田製作所生産技術課ミーリング担当主任)、柳室圭太氏(駿河エンジニアリングCAMグループ課長代理)、山浦宏徳氏(コガネイモールド生産管理課CAM係係長)▽日時=6月21日(金)14時〜15時30分▽会場=ポートメッセなごや第2オープンセミナー会場(聴講無料) ■3Dプリンティングパビリオン 3Dプリンティング/アディティブマニュファクチャリング(AM)を中心としたモノづくりの実態と今後を出展者による展示と多彩なショートセッション(技術情報セミナー/会期中毎日開催)により発表 特別協力=一般社団法人日本3Dプリンティング産業技術協会▽出展者およびセミナー開講=金沢大学、GE Additive、TUV SUD、経済産業省近畿経済産業局/3Dものづくり普及促進会、オークマ、三菱重工工作機械、三菱商事テクノス、データ・デザイン ■出展者によるプレゼンテーション 「テクニカル・ワークショップ」17セッション以上、「オープンセミナー」23セッション以上実施 ※講演、セミナー、併催事業についての詳細情報は公式サイトで公開中 開催にあたって 一般社団法人日本金型工業会 会長 小出 悟 この度は、『INTERMOLD名古屋/金型展名古屋/金属プレス加工技術展名古屋』の開催に際し多大なるご支援・ご協力を賜りました関係諸官庁ならびに各出展企業、関連諸団体の皆様には、盛況に開催を迎えることができますことを厚く御礼申し上げます。 本展は素形材産業の専門見本市として、これまで30年にわたり東京・大阪にて交互に開催して参りましたが、自動車・航空機産業などモノづくりの集積地である名古屋にて、昨年に続き本年も開催することができますことを重ねて御礼申し上げます。 さて、平成30年の日本の金型業界は、経済産業省が実施している生産動態統計によると生産額はリーマンショックによる世界同時不況の影響前である平成20年対比88・8%と徐々に数字を戻しつつあります。 世界へ目を向けてみると米中貿易摩擦による不透明感が広がる中、製造業のグローバル化、現地調達、現地生産という事業環境の変化に対応し、日本の製造業が、優れたブランドを築き、市場における競争力を維持するためには、外観の優劣や品質・性能、生産性を左右する重要な要素である金型の更なる技術の高度化は欠くことができません。 日本の金型は、品質、納期、価格において世界トップレベルの技術と技能を有しているものと自負しておりますが、それは決して金型メーカーのみによるものではなく、金型材料や工作機械、熱処理、表面処理等の日本が世界に誇る周辺産業との強固な連携こそが、日本の金型産業の競争力の源泉であると考えます。 百年に一度の変革期を向かえ、今こそ本領を発揮するベストタイミングであると捉え、新たな時代の金型産業のあるべき姿を果敢に具現化するためにも、本展が、最先端の情報、技術の提供の場となり、企業の競争力強化、安定した経営体質づくりの一助となることを願うと共に金型産業をはじめ日本の製造業界の連携強化にお役に立てることを願っております。 最後に、関係各位のご協力のもと、本展が盛大に開催できますことを御礼申し上げますとともに、今後の金型業界および関連業界の益々の発展を祈念しご挨拶とさせて頂きます。 ターミナル式コンパクトエジェクタに 産業用イーサネット対応タイプ登場 シュマルツ 3型式を新たにラインアップ 真空機器専門メーカーのシュマルツ(社長=ゲッテゲンス・アーネ氏、本社=横浜市筑紫区)は、複数の真空系統を1つの通信ラインで個別制御できるターミナル式コンパクトエジェクタ「SCTMi」に、産業用イーサネットに対応した3型式を新たにラインアップし、販売を開始した。 同社はこれまでスマートファクトリーの構築に貢献する真空機器としてさまざまなIoT製品を発売しており、今回、同社としては初めてとなる産業用イーサネット対応のターミナル式コンパクトエジェクタ「SCTMi-ECT/EIP/PNT」をラインアップした。 ターミナル式コンパクトエジェクタSCTMiは、モジュール化の設計思想に基づき、12型式から選択できる真空エジェクタを最大16台まで任意の配列で連結できる。複数の真空系統を1つのターミナルとしてまとめることで圧縮エアの供給配管および通信ラインを各1本に集約しながらも、個々のエジェクタを互いに独立して制御することが可能。従来のコンパクトエジェクタではそれぞれ配管とケーブルが真空エジェクタの台数分必要だったが、SCTMiであれば省配管・省配線化が可能となる。 個々のエジェクタにはエアセービング機能が標準搭載されており、最小限のエア消費で真空を保つよう各々が自律して動作するので、圧縮エアの消費量を大幅に削減することができるという。 SCTMiは真空圧値やエア消費量など状態監視に役立つ諸量を内部で常に演算しており、随時取得可能。それらの演算結果はシステムの不具合・老朽化診断などの予知保全に活用できる。 同社は既にIO-Link対応のSCTMi-IOLをリリースしているが、今回、EtherCAT、EtherNet/IP、PROFINETの3つの通信プロトコルに対応する3型式を新たにラインアップした。 産業用イーサネットのネットワークに直接接続できるため、各系統の制御や状態監視をよりリアルタイムで行うことができる。また、イーサネット接続口を2つ搭載し、既存のイーサネットラインへの組み入れや柔軟なネットワーク構成が可能。 SCTMiは自動車業界におけるボディショップ、アセンブリでのワークのハンドリングや、レーザー加工機などの工作機械の前後工程での鋼板搬送、食品工場や倉庫における複数ワークの個別ピッキングや箱詰め用途の搬送などに使用されている。 SCTMiを使用することで、多数の真空系統を1つにまとめ、最小限の配管・配線ながら個別での制御が可能になる。また、状態監視や予知保全に役立つ各種状態量を随時確認することができる。産業用イーサネットに接続しリアルタイム性の高い通信でシステムの状態監視を行うことで、スマートファクトリーの実現に貢献するとしている。 名刺サイズの高効率・超小型な コンパクトエジェクタ発売 シュマルツ 最高水準の吸込み量を実現 シュマルツは、バルブやスイッチを一体化した小型・軽量で高機能な真空発生器「SCPMb/SCPMc/SCPMi」シリーズを新たにラインアップした。名刺サイズでありながら最高水準の吸込み能力と高機能性を両立、半導体などセンシティブな小さいワークの高精度・高速サイクル搬送に適したシリーズである。 電子・半導体業界やガラス業界ではスマートフォンの普及・生産需要の高まりに伴いより速いサイクルタイムでの生産が求められているといい、ディスプレイガラスやプラスチック部品、半導体部品のような小型で繊細な製品の高精度・高速サイクル搬送に最適な同シリーズは、素早い真空到達を実現し、生産性の向上に寄与する。名刺サイズのコンパクトなボディは最小65gと軽量で、ロボットの先端近くに取り付けることができ、真空が立ちあがるまでの時間を削減する。高効率のエジェクタと最適化された真空回路を内蔵しており、小型のボディでありながら高い吸込み能力を誇る。 エジェクタのボディは、ベーシックタイプ、省エネタイプ、高機能タイプの3種類から選択可能。 最もベーシックなタイプの真空発生器である「SCPMb」は、NO/NCから選択可能なバルブが一体化しており、NOタイプであれば停電時のワーク落下を防げる。 「SCPMc」はバルブに加え真空スイッチを一体化、かつ電気配線を1本に集約する。エアセービング機能を搭載しており、最小限の消費エアで真空を保つよう動作する。吸着搬送時のエア消費を大幅に削減可能。また、本体上部のディスプレイから、リアルタイムで真空圧やエア漏れの状況を確認することができる。 「SCPMi」は、SCPMcと同様の機能に加え、IO-Link通信に対応したスイッチを一体化した高機能タイプ。設備外や生産現場から離れた場所からも設定値の確認・変更が行える。また、真空圧やエア漏れ量など状態監視に役立つ諸量も随時取得可能。システムの不具合・老朽化診断などの予知保全に活用できる。 各真空発生器は外部信号による真空破壊のほか、内部制御による真空破壊も可能。内部制御を活用することで信号の出力点数を減らすことができる。また、真空破壊用のエアを別途供給することも可能で、圧力と流量の調整を簡易化しリリース時のワーク吹き飛ばしを予防することや、窒素ガスやイオン化されたエアを使用することでワークの変質・帯電を抑制することができる。 真空ポンプ対応ユニットもラインアップ 併せて、外部の真空源に接続し真空の切り替えを行うバルブとして使用可能な真空ポンプ対応ユニット「SCPM-EV」を用意した。業界内でも最高水準という吸込み能力を持ち、供給源である真空発生器の能力を最大限活用したシステムの構築が可能。大流量の吸込みと状態監視機能付きのスイッチを搭載した真空切替バルブは、ユーザーの装置の生産性向上と付加価値向上に寄与する。 SCPMシリーズは、複数台の真空発生器または真空ポンプ対応ユニットをマニホールド化し、1つのユニットとして構成することが可能。エアの配管を集約することで、設置の際の工数や接続部品数を削減することができる。また、排気ポートを使用することで任意の場所への排気が可能で、塵埃の散乱を防止し、クリーンルームなどでも使用できる。 SCPMcは、D-subコネクタを使用することにより、供給エアの配管だけでなく電気接続も集約しマニホールドすることができる。省配線・省配管化することで設置の際の工数を削減するとともに接続部品の点数も減らすことができるため導入時のコストカットが可能となる。 小口径配管での大流量・液だれ低減を実現 「コンパクトゼロスピルカプラ」 日東工器 冷却効率を高める迅速流体継手を発売 日東工器(社長=小形明誠氏、本社=東京都大田区)は、小口径配管で大流量を可能にする迅速流体継手「コンパクトゼロスピルカプラ」を6月より本格発売する。 スーパーコンピュータなどの電子精密機器では、稼働時に発生する熱が故障の原因になるため、冷却水を配管内に流すことで電子機器を冷やす水冷方式が導入されている。近年は電子機器の高密度実装化に伴い、稼働時の発熱量が増加し冷却効率を高めるコンパクトかつ大流量の継手のニーズが高まっているといい、同社はこれに対応する新たなカプラを開発した。 コンパクトゼロスピルカプラは、同社従来品より径を約33%スリム化し、配管の省スペース化を可能にした。小口径配管における大流量のニーズに対応した設計により、流量は同社従来品と比べ約19%増加、冷却配管の効率アップを実現する。 また、プラグとソケットの接続は差し込むだけのワンタッチ接続のため、狭い箇所での作業がしやすいなど作業性も向上する。 さらに、独自の液だれ低減バルブ構造を採用し、接続・分離時の液だれ量と空気混入量を低減。液だれ量は同社従来品と比べ約9割低減されるという。これにより、配管周囲を清潔に保ち、液だれによる電子機器の故障を防止する。 サイズは、1/8、1/4の2タイプを揃えた。使用圧力は1・0MPaまでに対応。 標準価格はソケット・プラグの一式で1万1760円〜1万3180円(税別)。 メカトロニクスフェアでお披露目 新型油加工液仕様ワイヤ放電加工機 三菱電機 5月16日発売開始 5月16日(木)と17日(金)の2日間、三菱電機名古屋製作所(名古屋市東区矢田南)FAコミュニケーションセンターで、同社の最新レーザ・放電加工機や数値制御装置などを紹介するイベント『三菱電機メカトロニクスフェア2019in中日本』が開催された。両日とも、工作機械・金型・板金・部品加工業者など多くの来場者で賑わっていた。 なかでも注目を集めていたのが、イベント初日の5月16日が発売日の油加工液仕様ワイヤ放電加工機『MX900』だ。『MX900』は、48時間を超える長時間連続運転下での超高精度加工を実現。これ1台で小型精密電子部品からモーターコアなどの中型自動車用駆動部品まで、多様な高精度金型加工を可能とした。 高推力シャフトリニアモーターと超高剛性リニアガイドを組み合わせた高精度駆動システムにより、加工時の微小な軸振動をサブミクロン(1μm以下)レベルにまで低減。業界最高水準に迫る、加工面粗さ0・4μmRz(超硬合金厚さ80o)を実現するに至った。土台部分に同社従来比約50%高重量の高剛性鋳物を採用することで歪みや経年劣化などによる機械変位を最小限に抑制。リニアガイド取り付け面の超高精度研削加工と、これまで同社が培ってきた組み付け技術によって、サブミクロンの機械真直度が実現した。また、機械本体から加工電源などの熱源を分離し独自制御技術「サーマルバスター」を搭載。機械本体の熱変位が抑制され48時間を超える長時間の連続した高精度加工が可能となった。 ]軸300o×Y軸300oの軸移動により、小型精密電子部品から直径100o〜250oの中型自動車用駆動部品まで、これ1台で多様な高精度金型加工に対応。ワイヤ電極を油加工液中で自動結線する「Intelligent AT」の搭載により、自動結線動作が向上し、複数金型の連続加工を実現するに至った。 さらに、制御装置「D-CUBES(ディーキューブ)」を標準搭載。19インチ大画面タッチスクリーンでの操作ナビゲーションにより、段取りから加工までの操作数を同社従来比で最大40%の削減に成功。本体の左右からも加工物を設置可能な3面昇降加工槽をも搭載し、段取りの作業効率を大幅に向上してくれる。 油加工液仕様ワイヤ放電加工機『MX900』の発売にあたり同社は、「近年、環境保護の観点から自動車の電動化が進み、燃費などの性能が向上するEV、HEVに搭載されるモーターの大型化・高性能化の需要が高まっています。これらのモーターの製造には大型の高精度金型が必要ですが、精密な金型の加工には長時間加工が必須であるため、平日の夜間や週末の連続自動運転による生産性向上が求められています。当社は、これらの高精度金型加工のニーズに対応するため、2013年に小型電子部品向けにワイヤ放電加工機『MX600』(油加工液仕様)を発売し、2017年にはモーターコアなどの中・大型自動車用駆動部品向けに『MX2400』(油加工液仕様)をラインアップに追加しています。今回、新たにワイヤ放電加工機『MX900』を発売しラインアップを拡充することで、さまざまな高精度加工ニーズに柔軟に対応し、小型電子部品から中型自動車用駆動部品まで、多様な高精度金型の生産を実現します」と、その発売の狙いを語っていた。 ◇ 【主な仕様】 ■型名▽MX900 ■各軸移動量(X×Y×Z)▽300o×300o×120o ■各軸移動量(U×V)▽±35o×±35o ■最大工作物寸法▽500o×500o×100o ■使用ワイヤ電極径▽φ0・05o〜φ0・20o ■使用加工液▽油 ■設置寸法(幅×奥行)▽2335o×2965o ■標準価格(税別)▽4000万円 7月4〜5日、名古屋市工業研究所にて 『2019プライベートショー』開催 山下機械 90周年に感謝して抽選会も 山下機械(社長=近藤敏之氏、本社=名古屋市熱田区)は7月4日(木)〜5日(金)の2日間、名古屋市工業研究所(名古屋市熱田区六番3-4-41)において「2019プライベートショー」を行う。今年も本社工場が機械設備の製作対応のため会場として使えず、昨年に引き続き同所での開催となる。開催時間は午前9時30分から午後4時30分まで。 景気の減速感が出てきた一方で、労働力不足や働き方改革への対応も求められる中、今回の展示会では生産現場における更なる作業改善・生産性向上などに役に立つ、有力メーカー11社の工作機械、消耗工具、ツーリング、周辺機器などを展示紹介する。 また、滝澤鉄工所、ブラザー工業の新製品説明会も両日開かれる。 会場では技術相談会が同時開催され、山下機械のスタッフや出展メーカーの技術担当者が専用機・治具・自動化の技術相談に随時応じる。 同社は今年創立90周年を迎えたことから、空くじなしの「90周年感謝 お客様お楽しみ抽選会」なども用意して、来場者を迎える。 【出展メーカー(出展内容)】 ▼滝澤鉄工所(新方式ガントリーローダー付ツインチャッカーTT-1100G、サーボテールストック付8インチCNC旋盤TCN-72100L6) ▼ブラザー工業(コンパクトマシニングセンターSPEEDIO S500X2、SPEEDIO専用ローディングシステムBV7-870、高出力ファイバーレーザーマーカーLM〓3200F) ▼不二越(ロボットバリ取りセルMZ10-01) ▼オーエスジー(A-Brand…A-TAP、Aドリル、AD/ADO、AエンドミルAE-VMS、PHOENIXシリーズ) ▼三菱マテリアル(溝入れ突切りバイトGWシリーズ、多機能カッターVPXシリーズ) ▼グーリングジャパン(GTMS〈工具管理システム〉、超硬エンドミル、JISタップ) ▼BIG DAISHOWA(ツールプリセッタSTP ESSENTIA) ▼ユキワ精工(CNC円テーブル、スーパーGlチャック、キーレスチャック) ▼北川鉄工所(新型パワーチャック、引込型チャック、新型NCテーブル) ▼豊和工業(特殊チャック、各種標準チャック) ▼イワタツール(SPセンター、センタードリル、トグロンシリーズ、GPドリル) 【新製品説明会】 ●ブラザー工業(SPEEDIO専用ローディングシステムについて)@7月4日(木)午前10時30分〜同11時30分A7月5日(金)午後1時30分〜同2時30分 ●滝澤鉄工所(新方式超高速ローダーについて)@7月4日(木)午後1時30分〜同2時30分A7月5日(金)午前10時30分〜同11時30分 難削材転削加工用PVDコーテッド 超硬材種「MP9140」を発売 三菱マテリアル 荒加工に適したインサート材種 三菱マテリアル加工事業カンパニー(カンパニープレジデント=中村伸一氏、住所=東京都千代田区丸の内)は、難削材転削加工用PVDコーテッド超硬材種「MP9140」の販売を開始した。 MP9140は、耐熱合金やチタン合金の転削加工において耐溶着性、耐熱性、耐欠損性を向上させることにより荒加工に適したインサート材種。今回、高送り加工用ラジアスカッタ「AJXシリーズ」の搭載インサート材種として追加し、使用領域の拡大を図った。 MP9140の主な特長は次の通り。 @インサート表面を従来品より平滑化させ、耐溶着性を大幅に向上させた。 AAl含有量を高めたAlTiN系皮膜により、耐摩耗性と耐熱性を大幅に向上させた。 B耐亀裂進展性を向上させた専用超硬合金母材により、耐欠損性を向上させた。 発売されたのは、AJXシリーズ搭載インサート5アイテム。 標準価格(税抜)は、830円(型番JOMT06T216ZZER-JL MP9140)〜1460円(型番JDMT140523ZDER-JL MP9140)。 刃先交換式ガンドリル 「DeepTri-Drill」 タンガロイ 工具径φ12〜13.5o拡充 タンガロイ(社長=木下聡氏、本社=福島県いわき市)は、刃先交換式ガンドリル「DeepTri-Drill」(ディープ・トライ・ドリル)工具径φ12〜13・5oを拡充し、全国で販売を開始した。 今回の拡充により、従来は設定工具径の関係から適用できなかった自動車部品や金型部品の深穴加工にもDeepTri-Drillを適用できるようになり、より多くの深穴加工で高能率安定加工を可能にする。 DeepTri-Drillは、H級インサートと独自の切れ刃形状により、高精度かつ抜群の切りくず処理性と高送り加工を実現する深穴加工用ドリル。容易にインサート交換ができ、セットアップ時間を大幅に削減する。 さらに、専用のシムをガイドパッドとドリルボディの間に装着することで、簡単に工具径を微調整することができる。 今回発売されたのは、工具径範囲がφ12〜13・5oで、加工可能穴深さ(L/D)は15、20、25。シム厚みは0・01、0・02、0・03、0・04、0・05o各1枚、2サイズを設定。工具径調整範囲は+0・01〜+0・1o。 主な形番と標準価格(税抜)は次の通り。 ●ボディ 「MCTR12・00XM20-15」(工具径φ12o、L/D-15)…9万3900円▽「MCTR12・00XM20-25」(工具径φ12o、L/D-25)…9万8500円▽「MCTR13・50XM25-15」(工具径φ13・5o、L/D-15)…9万3900円▽「MCTR13・50XM25-25」(工具径φ13・5o、L/D-25)…9万8500円▽全アイテム12形番 ●インサート 「LOGT060204R-NDJ」…2160円▽全アイテム1形番 ●ガイドパッド 「GP04-055 F2122」…3800円▽「GP04-055 F1122」…3800円▽全アイテム2形番 ●シムセット 「SHIMSET-GP04」…3万150円▽全アイテム1形番 ※セット販売のみで、シム単品での販売は行わない。 新発売「エポックディープラジアス エボリューションハードTH3」 三菱日立ツール 長寿命で高精度な加工が可能 三菱日立ツール(社長=菊池仁氏、本社=東京都墨田区)は、高硬度鋼加工用ラジアスエンドミル「エポックディープラジアスエボリューションハードTH3(EPDREH-TH3)」を発売した。高硬度鋼の加工において優れた耐摩耗性を発揮するとともに、金型の加工で優れた加工精度を実現する。 高硬度鋼の加工では工具摩耗が激しく、工具寿命が短い、ワークの削り残り量が多いなどの課題が存在するが、同社では2017年に発売したエポックディープボールエボリューションハードTH3(EPDBEH-TH3)が好評を得ており、高硬度金型の加工をトータルでみるとラジアスエンドミルの必要性は高く、多くのユーザーからラジアスエンドミルを望む声が寄せられていた。 エポックディープラジアスエボリューションハードTH3(EPDREH-TH3)は、TH3コーティングの採用と高硬度鋼加工を追求した工具設計により、長寿命で削り残し量の少ない高精度な加工を可能にしている。 EPDREH-TH3の主な特長とメリットは次の通り。 @ボールエンドミルと同様に、工具中心基準でコーナRの精度を保証した。工具中心基準でコーナRの精度を保証したことで従来のラジアスエンドミルより工具精度のばらつきが少なく高精度な加工が可能。 A特に首下長を短くし(L/D=8以下)、高硬度鋼加工に特化した工具構成でラインナップした。 Bコーナ部の欠け防止に効果がある、R0・02をラインナップ。スクエアに比べて工具のコーナ部の欠けを低減する。 CTH3コーティングを採用し、高硬度鋼の加工において優れた耐摩耗性を発揮する。 加工用途として、精密プラスチック金型、鍛造・パンチングダイなど高硬度鋼直彫り、また、金型の立壁や3次元形状の仕上げ加工、金型の隅Rの仕上げ加工を推奨。 今回φ0・2〜φ1・0(コーナR0・02〜R0・2)の全53アイテムを発売。価格は5170円〜1万100円(消費税別)。 セコ・ツールズ クーラントをピンポイントで供給し、 旋削加工時の干渉を防ぐツールホルダ セコ・ツールズ・ジャパン(東京都大田区)は5月、クーラントをピンポイントで供給し、旋削加工時の干渉を防ぐツールホルダを発表した。 クーラントスルー工具の部品とコネクタが原因で溝加工、突っ切り加工、その他の旋削加工時に発生する干渉の問題を、セコ・ツールズJETI(JetStream Integrated)工具の新製品が解決する。 MDT(多方向旋削加工)、X4(溝加工と突っ切り加工)、150・10(突っ切り加工)ツールホルダシリーズの拡張により、干渉のない内部クーラント機能が実現する。 また、用途に応じて下部の供給口のオン/オフを切り替えることができる。 JetStream Toolingは、優れた加工安定性、信頼性、仕上げ面品質を提供するとともに、クーラント供給の生産性を損ないコストの増加を招くおそれのある外付けホース、継手、スペアパーツが不要なため、用途の柔軟性と生産の利便性が向上する。 角シャンクMDT、X4および150・10ホルダには、20o×20o(0・787×0・787インチ)および25o×25o(0・984×0・984インチ)のサイズを用意。MDTホルダは、2、3、4、5、6、8o(0・0787インチ、0・118インチ、0・157インチ、0・197インチ、0・236インチ、0・315インチ)のチップに対応。105・10ホルダは15サイズのブレードに対応する。 機械加工、切りくず処理、加工信頼性を最適化するため、JetStream Toolingは、ツールホルダの内部供給口から切削領域に直接高圧クーラントを供給。他のツールホルダとは異なり、JetStream ToolingDuoには、上部と下部にクーラント供給口があり、必要に応じて下部の供給口のオン/オフを切り替えることができる。これらのホルダには側面と背面にクーラント接続部があり、従来のクーラント供給口を備えた機械でも機能する。 静音で強力、しかも迅速な収納 エナジーチェーンE2.1シリーズ イグス 標準サイズが登場 イグス(東京都墨田区)は、静音、迅速な収納が特長のエナジーチェーンE2・1シリーズのラインアップに、新しく小型〜中型の標準サイズを加える。これまでマイクロサイズのみ利用可能だった。 より広い内部空間、簡単なケーブル収納と組付け、長寿命、2パーツ構成といった特長を備える同シリーズは、15年以上にわたり好評を得ている既存のE2/000シリーズの後継モデル。専用オープナーまたはドライバーを使って、わずか2秒/mで開くことができる。内周側または外周側(どちらか一方を選択)から開閉できるため、素早くケーブルを収納でき、工作機械、木工機械、金属加工機械など産業機械全般での使用に適している。 内高さは10o、15o、26oに加えて、38o、48oも選択可能になる。ラインアップ追加により、2019年末頃までに850種を超えるエナジーチェーンあるいはエナジーチューブから、用途に最適なソリューションを選択できる予定。 画期的なブレーキ設計による静音走行 新しいE2・1の設計上の特徴として、チェーンリンクのストップドッグが備える丸みを帯びたブレーキが挙げられる。これによりエナジーチェーンの動きは非常に静かになり、振動とノイズの抑制を実現した。画期的なブレーキ設計により、騒音は既存タイプに比べて最大10dB低減されているという。同シリーズの動作音は、広さ2750uの同社試験施設の防音室において速度2m/秒でテストされ、他社のケーブル保護管に比べて最大で15dB低減していることが実証済みだとしている。 個別仕様のエネルギー供給を実現する最高レベルの自由度 同シリーズの内部空間は、同じ外寸のE2/000シリーズと比べてスペースが広くなっている。ホースとケーブルの耐用年数を最大化するため、同社はエナジーチェーンの内部設計に適したエッジの丸いスリムなセパレータも完備している。 内部仕切りの組込みは、スリム構造のセパレータを使うことで前シリーズに比べて最大で50%迅速化するため、ハーネス処理も一段とスピーディになる。横置きサイド型向けには、カスタム仕様に適したノッチ付きセパレータもある。ノッチ付きセパレータは、クロスバーのピッチの細いグリッドにかみ合い、確実に固定される。 適合する耐屈曲性チェーンフレックスケーブルとコネクタを装備すれば、E2・1は世界中のあらゆる機械エンジニアにとってすぐに使える電力供給システムとなる。同シリーズの他に、同じ設計で密閉型のエナジーチューブR2・1シリーズも利用できる。 E2・1シリーズにはQRコードも付いている。機械設計者は、エナジーチェーンに直接プリントされたQRコードをスマートフォンやタブレット端末でスキャンするだけで、エナジーチェーンの製品情報や組立て説明、交換パーツに関する情報を得ることができる。 7年間会長を務めた服部利一郎氏が勇退 新会長に山田浩氏(コジマ・フジ通商社長) 梅村本店 第57回中部菱梅会開催 梅村本店(社長=梅村龍盛氏、本社=名古屋市中川区)と有力販売店、三菱マテリアルが集う「第57回中部菱梅会」(会長=服部利一郎氏・服部商会会長)が5月26〜27日の2日間、石川県金沢市のANAクラウンプラザホテル金沢で開催され、会員ら35名が参加した。 初日に開かれた総会は富永真二梅村本店営業部長の司会で進められ、冒頭、梅村社長が「第57回中部菱梅会にご参加を賜り、ありがとうございます。昨年は三菱マテリアル製品の価格改定があり、会員の皆様方も大変苦慮されたことと思いますが、それでも前年以上に大きく販売を行っていただいたことに改めて御礼を申し上げます。中部菱梅会を牽引していただいた服部商会の服部利一郎会長が、この第57回をもってご勇退されることとなりました。服部会長には菱梅会セールを企画していただくなど、中部菱梅会と三菱マテリアル様の切削工具に対し、熱い思いを持って取り組んでいただきました。本当にありがとうございました。今後は、副会長であるコジマ・フジ通商の山田浩社長に会長を、ヒサヨシの小畠嘉豊社長に副会長をお願いすることとなりました。中部菱梅会会員の皆様にはこれまでと変わらぬご指導、ご支援をお願いします。これからも梅村本店を通じて、三菱マテリアル様のDIAEDGE(ダイヤエッジ)製品の拡販に努めていただきたく、皆様のお力添えを賜りながら我々も精一杯頑張ってまいりますので、変わらぬご愛顧を宜しくお願いします」と挨拶。 続いて、服部会長が「私も77歳になり喜寿ということですが、この7年間、皆様方の力をいただいて無事に終えることができました。中部菱梅会は57回という歴史があります。これからも100回、150回といつまでも続くように、祈念いたします」と御礼の挨拶をした。 西川光生三菱マテリアル名古屋支店長は「平素は、梅村本店さんを通じて我々のDIAEDGE製品を拡販いただき、誠にありがとうございます。今年の4月に明石製作所の方から異動してまいりました。この度、歴史ある会に参加できることを光栄に思っています。5月13日に決算発表があり、会社全体では増収減益。ただ、皆様にお世話になっている加工事業カンパニーの超硬製品については増収増益という結果になっています。改めて御礼申し上げます。先行き不透明な状況ではありますが、2019年度は更なる増収を目指して、検査の自動化、増産に向けた取り組み、在庫の融通の仕組み、物流の見直しなどを進めてまいります。新製品化率アップに向けて新製品開発にも取り組んでいますので、引き続き拡販に向けた取り組みをお願いしたいと思っています。我々もメーカーとしてできることを最大限努力して、皆様と一緒になって中部菱梅会を盛り上げていきたいと思いますので、今後とも宜しくお願いします」と述べた。 この後、服部会長へ感謝の気持ちを込めて山田新会長より記念品と、小畠新副会長より花束がそれぞれ贈呈された。また、服部会長からは「中部菱梅会で困ったことがあった時に相談してご尽力いただいた」として葵ツールの鳥居秀夫会長に花束が贈られた。 山田新会長が「先ほど服部会長から中部菱梅会が100回、150回と続くようにとお話しがありましたが、そのうちの何回かでも私に協力できることがあればさせていただきたいと思っています。皆様のご指導、ご鞭撻をいただき頑張っていきたいと存じますので、どうか宜しくお願いします」と新任の挨拶。 小畠新副会長が「昭和、平成、令和と歴代の方々がつなげてきたこの中部菱梅会が更なる発展をするためにも、梅村本店様を通じたDIAEDGE商品の拡販に皆様のお力添えをいただきたいと思っています。宜しくお願いします」と述べて力強く乾杯の音頭をとった。 情報交換などをしながら和やかに親睦を深め、最後に堀江武夫三菱マテリアル加工事業カンパニー営業本部流通営業部部長が「このように1年に1回の中部菱梅会でお客様と接し、人と人とのつながりを改めて感じて、1年自分としても頑張ろう、そんな思いでこの令和元年を過ごしたいと思っています」と話し、3本締めで終了した。 翌日は、観光組とゴルフ組とに分かれて交流が図られ、観光組は、千里浜なぎさドライブウェイを通って、宇宙科学博物館コスモアイル羽咋、近江町市場を見学。昼食は高級魚のどぐろを堪能した。 ゴルフ組は、17名が参加して、片山津ゴルフ倶楽部加賀コースでのゴルフを1日楽しんだ。上位入賞は次の皆さん。 ▽優勝=波羅密文彦氏(ハラミツ商店)N73・4H9・6 ▽準優勝=嶋ア晴久氏(シマザキ商会)N75・0H24・0 ▽3位=服部利一郎氏(服部商会)N76・4H27・6 ▽ベストグロス=波羅密文彦氏83 |