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2019年(平成31年)4月
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来年7月に愛知県国際展示場で初開催 ロボットテクノロジージャパン 愛機工 第1回実行委員会を開く 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)は、ニュースダイジェスト社(ND社)が新たに企画し来年7月に開催する、産業用ロボットと自動化システムの専門展「ROBOT TECHNOLOGY JAPAN(ロボットテクノロジージャパン)」の共催団体として実行委員会(実行委員長=森田乾嗣氏・モリタ社長)を設置し、その第1回目の会合ならびに決起大会を3月20日午後5時より名古屋駅近くのサイプレスメルキュールホテル名古屋で開いた。実行委員をはじめ事業部理事、同展を主催するND社の樋口八郎社長など約50名が出席し、展示会の開催目的などを共有した。同展は、生産現場や物流等の産業用ロボットと自動化に特化した専門展で、AIやToТの技術を活用した自動化システムを提案する。 ロボットテクノロジージャパンは、2020年7月2日(木)〜4日(土)の3日間、今年8月30日に開業予定の愛知県国際展示場「Aichi Sky Expo(アイチ・スカイ・エキスポ)」にて初開催される。出展者はロボットメーカー、周辺機器メーカー、ロボットシステムインテグレーター(SIer)、商社などを対象とし、200社・800小間の開催規模をめざす。工場内でロボット導入を考えるユーザー(自動車などの製造業、物流、食品・医療品・化粧品産業)など3万人の来場を目標としている。 第1回実行委員会は、伊藤正人事業部長(伊藤信産業社長)の司会で進められ、冒頭、水谷理事長が「景気のピークは越えたとも言われ、先行きは不透明ですが、当業界で我々商社が生き残っていくためには、従来にも増して独自性を発揮し、デジタル化に対応していかなければならないという所は明確ではないかと思っています。その中で働き方改革、人手不足、それにデジタル化、自動化に見事にマッチした今回のロボットテクノロジージャパン。今までメカトロテックジャパン(国内最大級の工作機械見本市)で培ったノウハウを生かして、是非成功に導いて行きたい」と挨拶。 出席したND社の5名が紹介され、樋口社長が「昨年秋に水谷理事長さん以下幹部の方々に説明し、了解をいただき、今般の状況に至りました。会場は、中部国際空港島内に建設される愛知県の新しい国際展示場を予定しています。新しい会場で、イベントとしても新しいものを立ち上げてやって行きたい。地域産業への貢献、ロボット産業の発展を固く信じて取り組んでまいります。共催が私どもにとっては非常に心強い、愛知県機械工具商業協同組合の皆様。一緒にやれば立派なイベントが開催できると思っています」と述べて支援を求めた。 ND社の平野清嗣企画部長は展示会の概要を説明する中で「国内の生産現場では今まさに人手不足、匠の技の継承、AI・TоТをどう活用していくべきかが非常に問題となっています。その1つの解がロボットではないかと考え、この展示会を企画しています。ロボットの活用を来場者、出展者の皆さんと考えて行こうというのが、この展示会です。他のロボット展と違うのは、通常の展示ゾーンに加えて、ロボットの設置やシステムの構築などをするロボットシステムインテグレーターの展示などを受け入れて、システムそのものの提案により、工場の中でどのようにうまく使っていくか、省人化にどう寄与するべきか、そういった所を添加して行けたらと思っており、この展示会の主な目的となります」と話した。 また、平野氏は出展者に向けて@産業用ロボット・自動化システムに特化することで質の高い来場者を動員Aものづくりの中心地「中部」にアピールBメカトロテックジャパンで培った製造関係技術者を中心とした高い動員力―をメリットとして打ち出していきたい考えを示した。さらに昨年11月に同社が創刊した、産業用ロボット専門ウェブマガジン「robot digest(ロボットダイジェスト)」との相乗効果も高めていくとした。 ロボットテクノロジージャパンは、愛知県国際展示場の展示ホールB、C、D(3万u)の使用を想定。メーカー・一般ゾーンとシステムインテグレーターゾーンを設ける。出展料金(予定)は、メーカー・一般ゾーンが1小間(約3×3m)34万円(税別)※10小間を超える大口の場合は割引あり。システムインテグレーターゾーンは、Aタイプ1小間(約3×3m)25万円(税別)と、中小企業支援用のBタイプ1小間(約2×2m、簡易型)15万円(税別)。 出展募集を今年の9月2日から開始し、募集期間は来年1月31日までを予定している。パンフレット、Webは7月をめどに準備を進める。 続いて、森田実行委員長(組合副理事長)が挨拶に立ち「私どもの組合とND社との付き合いは大変古く、40年以上前から一緒に展示会をやってきて、メカトロテックの展示会で今9万人以上の来場者を集めるまでに成長しました。その両者がまた一緒になって、今度はロボットをやろうということになりました。地域の活性化のみならず、我々の商社としての将来がかかっている展示会ではないか。これを成功させることで、我々が次の時代にステップアップできるのではないかと思っています」と話し、実行委員に対して取り組みへの協力をお願いした。 この後、会合では出展勧誘先メーカーを割り振る準備が行われた。また、リスト以外のメーカーについての情報提供も求めた。 会場を移して行われた決起大会では、ND社の樋口社長が「メカトロテックジャパンとロボットテクノロジージャパンが交互に毎年開催できるという形まで持っていこうと思っています。そうすれば組合も安定してより立派な組合活動ができるのではなかろうか、そのお手伝いを少しはできるのではないかと思っています。一生懸命、取り組んで行きたい」と述べて乾杯。 実行委員会のメンバー、ND社からの出席者らが交流・親睦を深め、最後に高田研至副理事長(井高社長)が「本日は初めての会合ということで不慣れな点もありましたが、第2回、第3回と実りある打ち合わせを重ね、このロボットテクノロジージャパンを成功させたいと思っています」と述べ、決起大会を終了した。 94社167名が参加 三重・岐阜合同初の試み 合同新年賀詞交歓会を開催 三重県機械工具商組合(理事長=山田浩氏、コジマ・フジ通商社長、以下、三重組合と表記)と岐阜機工会(会長=嶋ア晴久氏、シマザキ商会社長)は1月25日、名古屋市中村区の名鉄ニューグランドホテルで合同新年賀詞交歓会を開催。94社・167名が参加し、司会進行は三重組合の水野隆次副理事長(総務担当、共栄商会社長)が務めた。 山田理事長挨拶「平成最後の新年賀詞交歓会を岐阜機工会さまと合同で開催させていただくという初の試みですが、これは岐阜機工会の嶋ア会長のご発案であり、岐阜機工会の徳永和也総務幹事さま(徳光社長)、水野副理事長らのご尽力により本日を迎えることができました。準備期間の短いなか、何度も名古屋まで足を運んでいただいての打ち合わせ、大変お疲れさまでした。本日たくさんの方にお越しいただいております。なかなかこういう機会はありませんので、今日は情報交換などしていただいて交流を深めていただければと思っております」。 嶋ア会長挨拶「今日の会は我々からの強い要望を三重組合の皆さまにご承認いただいて開催できることとなりました。今年、元号が変わりますが平成の時代は、昭和の何倍もの速さで変化し進化した時代でした。我々のお客さまも自動化が進むなどいろんなことがありました。ただ、ふと自分のこの30年を振り返ると機械工具商、特に組合は30年前とやっていることはあまり変わってないという思いがあり、失敗しても良いから何かやってみようということで、まずは今回の合同賀詞交歓会を開催させていただきました。さらに今日は遠州機工会からお二方にご参加いただいております。毎年の開催は難しいとは思いますが、せめて3年に1度くらいは合同賀詞交歓会を開催したいと個人的に思っております」。 三菱日立ツール・増田照彦社長挨拶「『ものに心ありて まして人』とは私の大切にしている言葉です。皆さまが毎日お取り扱いいただいている工作機械も切削工具も材料も、それらすべてに心があると私は思っております。まして人は心のかたまりです。皆さまのお会社のスタッフにスポットライトを当ててあげると、一人ひとりが輝き始めることを皆さまはご存知でしょうし、私もそう思っております。人智を尽くしていれば、時は必ず私たちを、そしてスタッフの方々を見守ってくれますし、最終的には最高の答えで待っていてくれると思っております」。 NaITO・坂井俊司社長乾杯挨拶「今年の干支に関連した猪突猛進という言葉があります。私なりに、これは新しいモノ・コトに取り組んで、チャレンジしていくことに突き進むことと理解しております。しかし、変えてはいけないものは守り抜いていくことも大事だと思います。今日お集まりの皆さまには、守るところはしっかり守っていただきながらも新たな試みに心置きなくチャレンジしていただけるよう、我々、流通・問屋もそこをしっかりとフォローできるよう今年1年頑張ってまいります」。 乾杯の挨拶が終わり参加者は情報交換などで盛り上がった。宴もたけなわとなったところで、ミツトヨ・沼田恵明社長の挨拶、丸一切削工具・衣斐誠社長の中締め挨拶を経て3本締めで散会となった。 岐阜機工会 平成30年度第2回幹事会 岐阜機工会(会長=嶋ア晴久氏・シマザキ商会社長)は昨年12月19日、忘年会を兼ねた幹事会を開催。幹事ら9名が参加した。幹事会では、以下の内容についての報告・審議が行われた。 【議題1】2018年度会計報告。 【議題2】三重組合合同新年賀詞交歓会(2019年1月25日(金)、名古屋市中村区の名鉄ニューグランドホテルで開催済み)の件▽幹事集合は18時と確認。その他、出席者名簿の作成、進行・乾杯の件などについて話し合われた。 【議題3】中部ブロック会議の件▽2019年2月18日(月)15時より名古屋市中区の東京第一ホテル錦で開催。案内状などについて話し合われた。 【議題4】ボウリング大会の件▽開催日時・場所の確認が行われた。開催場所は岐阜市茜部のACグランド。開催日時は、幹事会当日現在、確認中だ。 【議題5】幹事改選の件▽3月を目途に候補者を選出することが確認された。 【議題6】第7回総会の件▽開催日時・場所の確認が行われた。開催場所は岐阜市長住町のホテルリソル岐阜。開催日時は、幹事会当日現在、確認中だ。 【議題7】かいほう投稿の件▽2019年1月号に渡辺宗晃幹事(三信商会社長)が寄稿。前述の合同新年賀詞交歓会時に配布することが確認された。 【議題8】その他▽次回幹事会の開催日時について。 付加価値の高い新商品で 更なるシェアの拡大めざす 中部タンガロイ特約店会 新年賀詞交歓会を開催 中部タンガロイ特約店会(会長=水谷彰宏氏・東亜機工社長)は、1月15日午後6時より名古屋市中村区の名古屋マリオットアソシアホテルで新年賀詞交歓会を開いた。タンガロイの木下聡社長は、活動をスピードアップさせるために新体制で臨むことや、今年も引き続き多くの新商品を市場に投入する考えを示し、参加した会員、賛助会員とタンガロイが一丸となってシェア拡大に努めることを誓い合った。 冒頭、水谷会長が挨拶で「色々な問題があろうかと思いますが、比較的この業界は今年も堅調に進むのかと思っています。本日お集まりの皆様で色々な情報交換をしていただいて、タンガロイ様の方針をお聞きしながら、今年1年間頑張っていければと思っています」と述べた。 続いて木下タンガロイ社長が挨拶し、昨年を振り返り「一昨年(2017年)から続く製造業を中心とした生産量の増加、また企業業績の堅調なことからくる設備投資と、環境としては総じて非常に良かったと感じています。そういう環境の中で、タンガロイは昨年、新商品を47件リリースしました。忙しい世の中ではモノが不足しています。その中で切れ目なく設備投資をし、特に大きな問題もなく1年を乗り越えることができました。これも皆様からの色々な情報により、先を見る目ができた結果だと思います。12月決算で前年比11%増と2桁の成長ができました。特に中部地区は新商品の売上寄与率が非常に高く、東部、西部と比べても伸びています」と報告。 今年の方針については「人手不足、コストダウンのためには自動化ということで新しい付加価値をつけたものが必要。その対応を第一に行っていきます。中部の方々には特にタンガロイの付加価値の高い商品を売っていただき、そうすれば全体的な売上が伸びることは間違いないと思っています。またToT、ATの波が急激に来ており、色々なインフラなどに投資をしています。少しでも良い工具を出してお客様に貢献することがタンガロイの基本。変化のスピードが非常に速い中、もっと速く変化していく必要があり、そのための更なる設備投資。お客様の未来を見ながらサービスレベルを上げるのが最大の目的です」と強調した。 木下社長は、国内シェアをさらに伸ばすために1月1日から営業本部長に松本憲幸氏を迎えて新体制をスタートさせたことを報告した上で、「松本は、名古屋工場(愛知県日進市)の事務所に本拠地を置き、皆様に一番近い所で日本全国の販売を見る。今まで以上にスピードアップを図るために情報をいただければと存じます。今年も多くの新商品を開発して、皆様を通してお客様に少しでも貢献できるように約束させていただきます。是非この中部の勢いを日本国内、そして海外まで広げたい」と抱負を語った。 賛助会員を代表して挨拶に立った高田研至井高社長は「日本工作機械工業会の昨年の数字(受注額)は1兆8000億円超となりました。日本ロボット工業会、日本工作機器工業会も含め、これらの工業会で過去最高の数字が出て、非常に忙しい1年であったと思います。今年の日本工作機械工業会の見通しは1兆6000億円で、これは過去3番目の数字だそうです。今、受注残をたくさん抱えている会社でもほとんど変化がないという状況で、今年も非常に忙しい。ロボット、半導体製造装置関連の今年の予測も、前年比プラスと非常に良い。さらに半導体は、今年の末頃(早ければ夏頃)から伸び、それ以上に来年は忙しくなり、半導体製造装置は非常に期待ができると言われていました。そのような中、タンガロイさんは数年前から倍速切削ということをやっていましたが、やっと日の目を見て一昨年あたりから増えてきました。今、人が増やせない、自動化をしたくてもできないとなれば、刃物で製品量を上げることが非常に大切だと思っています。今年もタンガロイさんには新しいアイテムをたくさん出していただけると思いますので、大いに期待をしながら、皆さんと昨年以上の数字を上げていければと思っています」と話した。 乾杯の発声を石原清延中部タンガロイ特約店会副会長(石原商事社長)が行い、懇親の場となった。 参加者は和やかに新年の挨拶を交わしながら歓談し、宴もたけなわとなったところで、嶋ア晴久中部タンガロイ特約店会会計監事(シマザキ商会社長)が中締めの挨拶を行い、三本締めで散会となった。 中部経済産業局3月公表 最近の管内総合経済動向 「改善している」、21か月連続 個別では公共投資の判断を上方修正 中部経済産業局は、3月12日公表の「最近の管内総合経済動向」で、管内(愛知、岐阜、三重、富山、石川の5県)の経済活動についての総括判断を、21か月連続で「改善している」とした。 個別の項目では、生産の判断を「一部に弱い動きがみられるものの、高水準で推移している」とした。「高水準で推移している」は6か月連続。鉱工業生産の指数(1月速報)は、前月比4・3%減と2か月ぶりに低下した。主要業種では、輸送機械が同1・5%減で、乗用車は横ばいとなるも、海外向けで自動車部品の好調が継続しており、全体としては高水準で推移している。生産用機械は同8・3%減で、金属工作機械を中心に弱含みとなっている。電子部品・デバイスは同17・7%減で、スマートフォン向け等を中心に弱い動きとなっている。これらのことから、前月までの判断に「一部に弱い動きがみられるものの」という文言が付加された。 個人消費については、22か月連続で「緩やかに持ち直している」と判断した。管内商業動態統計(販売額)は、前年同月比1・5%減と2か月ぶりに前年を下回った。百貨店は、高額品に動きがみられたものの衣料品等が振るわず、同4・2%減。スーパーは、飲食料品等が振るわず、同6・4%減。家電大型専門店販売は、情報家電等が振るわず、同0・5%減となった。一方、コンビニエンスストアは、カウンター商材、中食が引き続き好調で、同2・3%増。乗用車販売は、小型車が2か月連続で前年を下回ったものの、普通車と軽自動車が2か月ぶりに前年を上回り、全体でも2か月ぶりに前年を上回った(乗用車新車新規登録・届出台数…前年同月比1・6%増)。 公共投資は、判断を「弱含みとなっている」から「持ち直しの動きがみられる」に14か月ぶりに上方修正した。判断変更は2か月ぶり。公共工事前払金保証請負金額は、3か月ぶりに前年を上回った。年度累計では前年度比9・7%増となっており、今後も前年を上回ることが見込まれている。 その他、設備投資は「増加している」(21か月連続)、住宅投資は「おおむね横ばいとなっている」(3か月連続)、輸出は「横ばいとなっている」(2か月連続)、雇用は「労働需給が引き締まっている」(32か月連続)と判断した。 企業倒産(件数)は、「建設業」「サービス業他」などが前年を上回ったものの、「卸売業」「製造業」「金融・保険業」が前年を下回り、全体でも2か月ぶりに前年を下回った。 先行きについては、世界経済の下振れ、各国政策の不確実性の高まり、為替の動向、中小企業の経営環境の悪化などに注視が必要と指摘。各種政策の効果が生産や投資、所得の増加につながることが期待されるとしている。 ※比較は、断りのあるものを除き、平成31年1月の実績値による。 暮らしや使う人に合わせて変えられる収納 「ヴィータス パネル」新発売 LIXIL 近藤典子氏とコラボレーション LIXIL(本社=東京都千代田区)は、30年以上にわたり「住む人」の視点に立ち、収納により住まいの悩みを解決してきた住まい方アドバイザー近藤典子氏とコラボレーションし、ライフスタイルの変化に合わせて簡単にカスタマイズできる新築・リフォーム対応の新収納「ヴィータス パネル」を、Interioブランドより発売した。 「ヴィータス パネル」は、近藤氏による独自のピッチ寸法「350oの法則」に基づいた収納システム。空間を350oごとの高さで仕切ることにより、A4サイズの本(350o×1段)や洋服のボトムス(350o×2段)、スティックタイプの掃除機(350o×4段)など、家の中にあるほとんどのモノを無理なく収めることができる。奥行きはどんな収納スペースにも対応できる3サイズ(700o、600o、400o)、幅は使い方に合わせやすい2サイズ(1100o、850o)から選べる。 また、奥行きのある収納スペースをムダなく使える「側板レール引っ掛け方式」を採用。レールに引っ掛けて取り付ける棚板やパイプ、フックなどのパーツは設置しやすく、収納したいモノに合わせて組替えや追加が簡単にできるとしている。 収納は、暮らしや使う人に合わせた4タイプにカスタマイズが可能。洋服やバッグを効率よく収納できる「クローゼットタイプ」、布団とその他のモノを分けてしまえる「押入れタイプ」、押入れを趣味や作業の場として活用できる「デスクタイプ」、使いたい物がすぐに見つかる「物入れタイプ」をラインアップし、用途に合わせて最適に変えることができる。 参考価格は、代表セット(クローゼットタイプ6尺D600)で10万2千円(消費税、取付費、運賃等は別途)。 LIXIL“大人かわいい”新テイストを追加 「ラシッサD パレット」 LIXILは、天然木のやさしい素材感を活かしたナチュラルテイストで、暮らす人が心からくつろげる空間をつくる室内建具「ラシッサD パレット」に、新色「ピンクアッシュ」と「グレーアッシュ」を追加し、Interioブランドより6月3日発売する。 国内外でトレンドの、ミレニアル世代(2000年前後に成人あるいは社会人になる世代)に人気の高い、淡くグレイッシュなピンク色「ミレニアルピンク」を取り入れた新色は、丁寧で上品な仕上げ感と低彩度に抑えたカラーで、ぬくもりはありつつも甘くなりすぎない大人かわいい°間を演出する。 また、床材「ラシッサDフロア」、造作材「カウンター/デコカウンター」、室内用窓「デコマド」にも、それぞれ「ラシッサD パレット」とコーディネート可能な新色を同時発売。床材「ラシッサDフロア」には「ワイドローズチェリーF」「ランダムストライプ調(ホワイトオークF)」の2色、造作材「カウンター/デコカウンター」には「ピンクアッシュ」「グレーアッシュ」の2色、室内用窓「デコマド」には「プレシャスホワイト」の1色を新たに追加する。 参考価格は「ラシッサD パレット」室内ドア6万4千円〜(消費税、取付費、運賃等は別途)。 LIXIL 大臣認定防火設備を通則的 認定品から個別認定品へ移行 LIXILは3月19日、一般社団法人カーテンウォール・防火開口部協会の取得している大臣認定防火設備(通則的認定)の運用が3月31日で停止することに伴い、4月1日より独自に認定を取得した大臣認定防火設備(個別認定品)へ移行することを発表した。 同社では、移行に向け、ビル用サッシ「PRO-SE」、高意匠サッシ「E-SHAPE Window」をはじめ、店舗用サッシ「フロンテックMLシリーズ」、カーテンウォール「R]-60」などの個別認定を取得し準備を進めてきた。販売中の1シリーズに加え、4月より7シリーズを追加発売することで、4月1日以降も防火地域・準防火地域において幅広い建築で使用できるとしている。 【2019年4月1日発売 大臣認定防火設備(個別認定品)商品】 ●ビル用サッシ 「PRO-SE・BFG」/「PRO-SE・RF・BFG」/「PRESEA-H」※4月1日以前から販売/「PRESEA-S」/「E-SHAPE Window TYPE-S」 ●店舗用サッシ 「フロンテックMLシリーズ・FFG」 ●カーテンウォール 「R]-60」/「E-SHAPE CW」 総受注高が3か月連続で前年下回る 国内7.6%減、海外9.0%減 中部経済産業局 平成31年1月度金属工作機械受注 中部経済産業局が2月28日に発表した平成31年1月度金属工作機械受注状況によると、管内金属工作機械メーカー主要8社(オークマ、アマダマシンツール、ジェイテクト、コマツNTC、FUJI、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の総受注高は、前年同月比8・6%減の404億3600万円となり、3か月連続で前年を下回った。前月比は0・5%増だった。 国内受注は、前年同月比7・6%減の136億5000万円となり、2か月連続で前年を下回った。前月比は1・4%減だった。 主力の一般機械工業向けが前年同月比2・2%減の64億1000万円と3か月連続で前年を下回り、自動車工業向けも同4・1%減の43億2300万円と2か月連続で前年を下回った。 海外受注は、前年同月比9・0%減の267億8600万円となり、3か月連続で前年を下回った。前月比は1・4%増だった。海外受注比率は66・2%となっている。 北米向けが前年同月比4・1%増と2か月ぶりに前年を上回ったものの、ヨーロッパ向けが同17・9%減、アジア向けが同9・2%減とともに3か月連続で前年を下回った。シェアは、アジア(トルコを含む)向け42・0%、北米向け30・8%、ヨーロッパ向け24・4%。 国別にみると、1位のアメリカが65億5800万円(前年同月比11・8%減)、以下、中国58億700万円(同17・9%減)、インド33億2700万円(同208・1%増)、ドイツ13億8800万円(同22・3%減)、メキシコ13億2600万円(同242・6%増)の順となった。 販売額は、前年同月比16・7%増の332億600万円となり、14か月連続で前年を上回った。前月比は10・2%減だった。 受注残高は、前年同月比14・7%増の2482億4400万円となり、22か月連続で前年を上回った。前月比は0・7%増だった。 過去最高の2018年を振り返り 今年の受注額を予想 2019年FA業界新年賀詞交歓会 名古屋市中村区のキャッスルプラザで1月11日、ニュースダイジェスト社(以下、ND社と表記)主催の『FA業界新年賀詞交歓会』が700名を超える来場者を迎えて開催された。 冒頭、ND社の樋口八郎社長は「昨年のFA業界、とくに工作機械業界は絶好調であり、日本工作機械工業会(会長=飯村幸生氏、以下、日工会と表記)によりますと、その受注総額は1兆8000億円を上回ることは確かなようです。昨年のこの席で私どもが1年を予測した数字と日工会の予測数字がともに1兆7000億円でしたが、これを上回る2年連続の最高金額を示したことになります」と2018年を振り返った。樋口社長は続けて「本年はと言いますと1兆5000億円と私どもは予測させていただいております。日工会では1兆6000億円と予測しているようです。年間で1兆5000億円ですので1カ月の平均受注額は1250億円になります。昨年より低い予測ですが、もともと月平均1200億円あれば好況と言われる業界ですから1250億円ということは決して低い数字ではありません。また、日本の工作機械産業の生産高(キャパシティ)が年間1兆2000〜3000億円と言われておりますので、その点からも1兆5000億円という数字はかなり高い数字だとご理解いただけるかと思います」と今年の見通しを語った。 今年はND社主催『メカトロテックジャパン2019』(以下、MECT2019と表記)の開催年であるが、同展について樋口社長は「本年10月にはMECT2019をポートメッセなごやで開催いたします。昨年11月1日に出品募集を開始したところ、大変ありがたいことにお申し込みが殺到し、同26日には申込受付を終了させていただきました。会場の収容能力を上回るほどのお申し込みをいただいたことにより、規則によりまして小間数の調整に入っております。お申し込みを締め切った後もたくさんのお問い合わせをいただいており、今現在、キャンセル待ちのお会社さまが30社ほどございます。何とか小間数の調整をうまく行って、少しでも多くの皆さまと業界を盛り上げるイベントとして開催したいと思っておりますので、皆さま格別のご理解とご協力をお願い申し上げます」と、MECT2019をPR。また、ND社が来年、初開催することが決まった『ロボットテクノロジージャパン2020』についても「今、中部国際空港セントレアの空港島内に愛知県が国際展示場を建設中ですがこの新会場で来年7月、ロボットテクノロジージャパン2020を開催します。私どもにとっては初めての展示会です。産業用ロボットとその周辺機器・装置、システムインテグレーター、商社などを出品対象としております。しっかりと準備を整え、魅力ある企画づくりを心掛け、今年の夏以降に出品募集を始めたいと思っておりますので、こちらも格別のご理解、ご協力をお願い申し上げます」と、樋口社長はその詳細を語った。 その後は、八角秀ND社編集長の講演「2019年業界展望」、飯村日工会会長の講演「今年の受注見通し」、NDマーケティング大賞贈呈式と受賞した石井常路岡本工作機械製作所社長の講演、稲葉善治ファナック会長兼CEO・森雅彦DMG森精機社長・寺町彰博THK社長と樋口ND社社長によるトップインタビュー「時代の転換点を突破する」が開催され第1部は終了した。 続く第2部懇親パーティーは、花木義麿オークマ社長挨拶、歴代NDマーケティング大賞受賞者紹介を経てスタート。宴もたけなわとなったところで水谷隆彦愛知県機械工具商業協同組合理事長(ミズタニ機販社長、以下、愛機工と表記)の中締めでお開きとなった。 ◇ 【ロボットテクノロジージャパン】▽国内最大級の工作機械見本市メカトロテックジャパン(MECT)2019を主催するND社と共催の愛機工は、FA(ファクトリーオートメーション)ロボットと自動化システムの専門展「ROBOT TECHNOLOGY JAPAN(ロボットテクノロジージャパン)」を2020年7月、愛知県国際展示場で初開催する。少子高齢化時代を迎え、人手不足に直面する国内の生産現場でどのようにロボットを活用すべきか、匠の技に支えられている現場でどのように品質の安定を図るのか、人工知能(AI)やモノのインターネット(IoT)の技術をどのように活用するべきかなど、工場内の自動化、省人化に関する数々の課題を一緒に解決する。産業用ロボット本体やその周辺機器の展示ゾーンに加え、ロボットの設置やシステム構築を担当する「ロボットシステムインテグレーター」(SIer)専用の展示ゾーンなども設けられる。「ロボットの使い方」を展示することで、より具体的な導入方法を検討できる場を提供する。 【開催概要】 ●会場▽愛知県国際展示場(Aichi Sky Expo) ●開催期間▽2020年7月2日(木)〜同4日(土)の3日間 ●会場時間▽10時〜17時(予定) ●主催▽ニュースダイジェスト社 ●共催▽愛知県機械工具商業協同組合 ●目標来場者数▽3万人 ●対象来場者▽工場内でロボット導入を考えるユーザー(自動車などの製造業、物流、食品・医療品・化粧品産業など)、システムインテグレーター、商社など ●対象用途▽溶接、研磨、ハンドリング、検査、塗装、バリ取り、搬送、特殊作業、成形品取り出し、組み立て、はんだ付け、パワーアシスト、包装、洗浄、ピッキング、生産効率向上、省人化関連システムなど ●目標開催規模▽200社・800小間 小瀬木さんがW優勝 ボウリング大会 名古屋伝動機商組合 名古屋伝動機商組合(理事長ほ=服部将康氏・服部社長)は昨年11月9日、第16回ボウリング大会を名古屋市中区のスポルト名古屋で開催。担当幹事は岩田典之氏(イワタ社長)が務め、組合員ら87名が参加した。 服部理事長の始球式でゲームスタート。参加者は2ゲームのトータルスコア(女性には一律ハンデ20P/1G)で順位を競い合い、終了後は食事会で盛り上がった。 上位入賞者は以下の通りだ。 【女性の部】●優勝=小瀬木さん(太田廣)▽346P、●準優勝=鈴村さん(ダイドー)▽310P、●3位=吉田さん(ユアサ商事)▽300P。 【総合の部】●優勝=小瀬木さん(太田廣)▽346P、●準優勝=石丸さん(ダイドー)▽344P、●3位=山本さん(イワタ)▽312P。 各事業報告・新役員人事審議 1月度役員会・新年会 愛機工青年部 2019年初の役員会 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)の青年部(部長=滝澤有一理事・松本商店社長)は1月30日(水)午後6時30分より、名古屋市中区にある東北商店栄プリンセス大通り店で役員会ならびに新年会を開催した。滝澤部長、服部嘉高青年部副部長(服部商会社長)、森庸一青年部顧問(森哲社長)をはじめ、およそ20名が参加した。 まずはじめに、飯田龍矢広報担当幹事(ダイドー)の司会進行で行われた役員会では、以下の議題についての審議・報告がなされた。 【議題1】青年部忘年会の報告▽井本保孝会合担当幹事(サカイリフテク)より、昨年12月5日(水)午後6時30分から名古屋市中区のざぶん錦店で開催された忘年会について、会計報告などが行われた。 【議題2】レクリエーションについて▽中川久雄レクリエーション担当幹事(ミズタニ機販)より、2月2日(土)開催のレクリエーション「雪景色と飛騨牛満喫の旅!! 高山と世界遺産白川郷観光ツアー」(開催済み)について、参加人数などが報告された。 【議題3】2019年度青年部役員人事について▽横井尉人青年部統括幹事長(大矢伝動精機)を中心に、2019年度の青年部役員人事に関する話し合いが行われた。今後は、3月中に人選などをある程度行い、青年部総会前に決定する流れで審議は継続されることとなる。 【議題4】他産業視察について▽水野友博研修担当幹事(丸一切削工具)より、3月23日(土)開催の他産業視察(開催済み)についての報告が行われた。訪問先は大原ガラスリサイクル岩倉工場(※カレット部門/愛知県岩倉市)ならびにアサヒビール名古屋工場(名古屋市守山区)の2社。参加人数は上限20名。※空き瓶などのガラス製品をリサイクルする際に、いったん破砕した状態のガラス屑のことをカレットと呼ぶ。 【議題5】次回役員会の開催日時について▽次回の青年部役員会は、組合事務所にて3月5日(火)午後7時より(開催済み)。 すべての議題審議・報告を終えた後、新年会が滝澤部長の挨拶ならびに乾杯の音頭でスタート。宴もたけなわとなり、服部副部長の中締めによりお開きとなった。 林家木久蔵氏講演会開催 2019年変化の年を共に乗り越える 山信会 新年互例会開催 山信会(会長=辻村和敏氏・辻村工業社長)は1月24日(木)、名古屋市熱田区の熱田神宮会館で新年互例会を開催した。 冒頭、山信会を代表して辻村会長が挨拶に立った。「昨年を思い返せば明るいニュースとして平昌オリンピックやサッカーのロシアワールドカップ、テニスやメジャーリーグなどスポーツ界での日本人の活躍に大いに盛り上がりました。反面、平成最後の漢字に災≠ェ選ばれました。縁起の良い言葉ではございませんが相次ぐ大規模災害など自然の驚異を改めて感じた年でもありました。今年の気持ちとしては禍を転じて福と為す≠謔、逆の発想で、自分たちの手でより良い新たな年を創っていきたいと思います。今年は新天皇の御即位と改元の年でもありどんな時代になるのか、新元号は何になるのか、国民の一人として大いに期待を抱いているところでございます。また、10月からは消費税が2%アップして10%になるわけですが、引き上げは過去2回にわたって延期されておりますけれど、さすがに今回は実施されそうだと思っております。軽減税率の適用など混乱は避けられそうもありませんが、スムーズに移行していきたいと思っております。政府は景気への悪影響を最小限にすべくいろいろと政策の実施を検討しておりますが、消費マインドがどのように動くのか、先の見通せない現状が続いていると思います。そんななかでも、今年はラグビーのワールドカップが地元豊田で開催されます。来年には東京オリンピック・パラリンピックが、2025年には大阪万博の開催が決まり、その準備など何かと慌ただしい1年になるような気がします。新たな元号の年を期待に胸ふくらませて迎えたいと思っております。平成の30年を振り返り、数々の反省と感謝からさらなる努力と精進を継続し、山信会のスローガンである限りなき前進≠皆さまと共に心新たに歩み進めていきたいと思っております」。 続いて山信の小川信社長が挨拶に立った。「山信の始まりは昭和25年8月15日、先代の小川信夫が当時、個人会社として開業しました。それから今年で69歳、満で70歳ということで、70周年のイベントをいろいろと行っていきたいと考えております。さて、今年は変化の年だと思います。天皇陛下の御退位と新天皇の御即位、それに伴う元号の改元があります。10月1日からは消費増税という問題も控えています。今、直近の問題としては3月31日までの経過措置です。3月31日以前にご施主さま、元請けさまと契約がなされたものにおいては、竣工が10月1日を越えたとしても8%の税率でいきますとの内容でございます。また、増税による消費の冷え込みで設備投資がどうなるのかなという心配もあるかと思いますが、現在の設備投資のほとんどが人手不足その他による省力化のための設備投資だと私は思っております。ですから企業の設備投資の流れに今年もそれほど大きな変化はないのではと見ております。その人手不足は大きな問題ですが、生産性人口の減少はずっと以前から起こっている問題です。ではなぜ昨今になって人手不足が騒がれ出してきたのか。これはリーマンショックその他によるリストラの反動かなと思います。これからのグローバル経済においてリストラと人手不足は交互に、景気の良し悪しによって繰り返すのではないかと考えております。とはいえ実際問題、職人不足は確かです。そこを補うため、山信もこれからいろいろなことをやっていきたいと思っております。さらに働き方改革にも取り組んでいかなければなりません。そして山信会に今年、青年部が発足いたします。今年は、こうしたいろんな改革、変化の年であります。この1年を皆さまと一緒に乗り越え、より良い1年にしていきたいと思います」。 開会の挨拶が終わり、林家木久蔵氏を迎えての第1部講演会「木久蔵流・笑うが一番」が開催された。その後、懇親会も催され、午後6時30分に散会となった。 創業100周年の2020年に向け 2019年度経営方針を発表 リンナイ 中部・北陸地区新春の会開催 リンナイ(社長=内藤弘康氏、本社=名古屋市中川区)は1月18日(金)、名古屋市中村区の名古屋マリオットアソシアホテルに中部リンナイ会会員らを集め「中部・北陸地区 リンナイ新春の会」を開催した。 中部リンナイ会会長の小栗勝男TOKAI社長は「今年は電力の自由化から4年、ガスの自由化から3年目を迎えます。電力については昨年末、全国の新電力に変わったスイッチングの申込件数が1000万を超えたということで実に16%の普及が進んでおります。また、ガスにつきましては全国のスイッチング率がまだ5%弱ということで止まっておりますが、ここ最近では首都圏の方でこの動きが活発化しているという状況でございます。さらにLPガス事業につきましても競争環境は絶えず激しさを増しており、こうしたなかで私たちが勝ち残っていくためには、やはり日々のガスの販売あるいはガス器具の販売を通じてお客さまとの接点強化、関係をしっかり構築していくことが重要だと考えております。今年4月には新たな元号が発表され、5月には平成の時代が終わり新しい時代がスタートします。現在、世の中では第4次産業革命ということで進展しており、AIあるいはIoTといった最先端のテクノロジーの技術開発が目覚ましく進んでおります。このような技術を私たちの事業にいち早く取り入れて新しい時代に即した事業スタイルに変えていくことも必要かと思います。新しい時代に対応ではなく“適応”していくこと、変化に適応していくことが大事だと思います。『変化をするもの』と検索しますと一番最初にダーウィンの種の起源の一説が出てきます。『最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもなく、唯一生き残る者は変化できる者である』という有名な言葉があります。今の時代、我々が学んできたことの3分の1が役に立たなくなっていると言われています。とにかく日々勉強しながら新しい時代、新しい変化に対応していく、適応していくことが大事なのではと思います。それを私たちの事業に生かしていくということだと思います。2020年にはリンナイさまは創業100周年という大きな節目を迎えられます。この100年目を明るく迎えられるよう私たち中部リンナイ会も積極的にリンナイさまの商品を販売していきたい、特にガス衣類乾燥機『乾太くん』については最大限の力を使って、やはり電気とガスの差がこれ程はっきりしている商品は無いと思いますので、ぜひ『乾太くん』を積極的に販売していただければと思っております」と冒頭の挨拶で語っていた。 内藤リンナイ社長からは、2019年の経営方針が語られた。同社は昨年5月から中期経営計画「G-shift 2020」をスタートさせ、創業100周年を迎える2020年に売上4100億円、営業利益420億円、営業利益率10・2%を目指す。“G-shift”のGは、Global(グローバル)=グループネットワークを生かした戦略推進と世界に通用するブランドへのシフト、Generation(ジェネレーション)=100年培った伝統を継承しつつ常識を打ち破る新たな世代へのシフト、Governance(ガバナンス)=時代に沿った経営体制と企業成長を促す組織構成へのシフト、を表している。具体的な取り組みとして、まず海外では、同社が戦略市場と位置付ける米国で今、住宅関連市場拡大を追い風に給湯器の販売が好調であることからタンクレス給湯器の現地生産をスタート。同じく戦略市場の中国では国内で培った知見を活かし、体感型ショールーム「Hot.Lab」を拡大している。国内では、ZEH(ゼロエネルギーハウス)住宅の拡大を受けて、快適な床暖房と省エネを実現する「エコワン」や、ガス衣類乾燥機「乾太くん」の販売に注力。その他、IoT技術を取り入れた商品開発、また、同社が「家事を効率化・自動化するだけではなく暮らしにリラックスをつくります」と謳う「リンナイのラク家事」コンセプト商品(DELICIAなど)の販売強化を目指す。 冨田真令リンナイ中部支社長からは、中部地区における同社の2019年重点方針が語られた。冨田支社長は「現在、我々を取り巻く市場環境は単身世帯や共働き世帯などが増加し、住宅は新設住宅が減少すると予測されています。また、消費志向は、働き方改革、スマートフォンやSNSの普及によりモノからコト、そして時消費へと変化してまいりました。一方、エネルギー業界では再編・統合が進み大競争時代に突入しております。さらに我々のビジネス環境もAIやIoTの登場で、この数年急激なスピードで変化しています。共働き率の全国平均は48・8%ですが中部エリアの共働き世帯の割合は全国平均より高いという統計も出ており、このような市場環境のなかリンナイは、省エネ・環境をベースに『ラク家事』と、健康で快適・安心な暮らしを実現する商品やサービスで人々の暮らしに貢献していきます。リンナイが提案する『ラク家事』商品は、家事を効率化・自動化するだけでなく、それが家族の幸せや生きがいにつながる、そんな商品を目指しています」と語っていた。 新春の会ではその他、日経BP社生活メディア本部編成部ネット事業プロデューサー持田智也氏による特別講演「モノからコトへ消費は動く データや事例から『売る』を考える」、福引抽選会などが盛り込まれた懇親会が開催された。 第78回愛機工親善野球大会 Aゾーンで東陽が優勝 Bゾーン優勝はモリタ 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)の第78回親善野球大会(福利厚生部主管、部長=長村康義氏・長村商店社長)は昨年同様に年明けまでずれ込んだが、3月16日に江南市緑地公園内の草井球場で行われた決勝戦ではAゾーンで東陽が、Bゾーンではモリタがそれぞれ優勝を飾り閉幕した。準優勝はダイドー(Aゾーン)と三栄商事(Bゾーン)。 第1試合(12時30分開始)Bゾーン決勝、モリタ対三栄商事の試合は、モリタが1回、2回とランナーを出すが得点には至らず。一方、三栄商事は2回裏に3点を先制。モリタも3回表に3点を返して同点としたが、その裏に三栄商事が2点を取って突き放した。モリタは5回表に1点を返し、1点差で迎えた最終回、モリタが1点を取って同点に追いつき、その裏の三栄商事の攻撃を零点に抑えて5対5の同点となった。同大会の決勝戦では初の抽選(くじ引き)が行われ、6対3でモリタの優勝が決まった。 モ リ タ 0030101=5 三栄商事 0320000=5 抽選の結果、6対3でモリタが勝利。 第2試合(15時開始)Aゾーン決勝、東陽対ダイドーの試合は、両チームとも投手をはじめ守備力に優れ、ランナーを出すものの5回までともにゼロ行進。均衡を破ったのは東陽、6回表に3点を先制した。ダイドーもすぐ裏に1点を返したが、東陽が最終回の7回に4点を追加してリードを6点に広げ、ダイドーの反撃を零点に抑えて7対1で優勝した。点差は開いたが、非常に緊迫したゲーム展開で、ホーム上でのクロスプレーなど迫力満点の見応えある決勝戦だった。 東 陽 0000034=7 ダイドー 0000010=1 ◇ 試合終了後は表彰式が行われ、挨拶に立った森田乾嗣副理事長(モリタ社長)が「本日は、この寒い中ではありましたが、本当に熱い熱い、白熱する戦いを拝見しました。特に、Aゾーンの皆様はとてもレベルが高く、点数こそ7対1ですが、素晴らしい投手戦と連携のとれたチームワークで最高のゲームだったのではないかと思っています。また、Bゾーンのチームは、近代まれに見る同点決勝となり、抽選により勝者が決まることになって、これもこの組合の球史に残るゲームだったのではないかと思っています。この第78回の野球大会が、こうして皆様とともに決勝戦を迎えられたこと、そして、2チームの優勝(A・Bゾーン)、2チームの準優勝チームが今日誕生したことを、大変嬉しく思っています。Aゾーンで優勝された東陽さん、本当におめでとうございました。ダイドーさんも4月よりすぐ第79回大会が始まりますので、是非、雪辱を果たしていただきたいと思います。Bゾーンのモリタさんも9年ぶりの優勝ということで、おめでとうございました。次回からモリタ、三栄商事の両チームはAゾーンに上がりますので、是非、Aゾーンでも大活躍していただきたいと思います。皆様の熱いエネルギーが、今年の愛機工組合の、ひいてはこの業界の糧になるように、1年また怪我なく頑張っていただくことを祈念して、組合を代表して御礼申し上げます。本当に皆さん、お疲れさまでした」と述べた。 続いて、長村福利厚生部長が「選手の皆さん、また各社の応援の皆さん、1日ご苦労さまでした。決勝に相応しい素晴らしい試合で、見ている方も本当に楽しい時間を過ごすことができました。1年を通じて怪我もなく、無事に今日の決勝戦を迎えられたことは、選手の皆さん、並びに審判団、厚生部、青年部の皆さんのご協力があってのものと思います。本日、優劣は付いてしまいましたが、すぐ来週に第79回親善野球大会のキャプテン会議があり、4月から大会も始まります。79回大会の皆さんのご健闘を祈念します」と挨拶した。 優勝・準優勝チームに愛知県知事賞、名古屋市長賞はじめ各賞が授与された。 個人賞は次の皆さん。 【Aゾーン】 ▽最高殊勲選手賞=新美選手(東陽) ▽打撃賞=平野選手(東陽) ▽敢闘賞=山越選手(ダイドー) 【Bゾーン】 ▽最高殊勲選手賞=廣間選手(モリタ) ▽打撃賞=佐々木選手(モリタ) ▽敢闘賞=上西選手(三栄商事) SOFCの事業化に向け技術結集 ノリタケカンパニーリミテド、TOTOなど 森村グループ4社が合弁会社設立へ ノリタケカンパニーリミテド(社長=加藤博氏、本社=名古屋市西区)、TOTO(社長=喜多村円氏、本社=北九州市小倉北区)、日本ガイシ(社長=大島卓氏、本社=名古屋市瑞穂区)、日本特殊陶業(社長=尾堂真一氏、本社=名古屋市瑞穂区)の森村グループ4社は3月4日、固体酸化物形燃料電池(SOFC=Solid Oxide Fuel Cell)に関する合弁会社設立についての基本合意書を締結したと発表した。 日本のセラミックス産業を代表する4社が出資し、SOFCの研究開発・製造・販売を行う。所在地は愛知県小牧市、本年12月1日の事業開始を予定している。 SOFCは、セラミックスを中心材料とした燃料電池で、環境負荷が少なく、小規模でも高効率な発電システムとして家庭用、業務用、産業用など様々な領域において、エネルギー・環境問題の解決策の1つと期待されている。 一方、開発においては技術的難易度が高く、商品化・実用化の主な課題である低コスト化と高耐久化に向けた、寿命評価やその対応技術の研究開発には長時間を要し、事業化に至るまでには相応の労力とコストが必要という。 4社は、それぞれが取り組んできたSOFCに関する必要な技術を結集することで、SOFCの商品化・実用化に向けた取り組みを加速させる。合弁会社の収益拡大に向けて緊密に連携し、企業価値の最大化を目指すとしている。 本店を島田支社へ移転 丸尾興商 本社機能を集約 管工機材・機械工具・住設機器等の卸販売および施工を行う丸尾興商(社長=丸尾高史氏)は3月25日、本店所在地を創業の地である静岡県袋井市から同県島田市の島田支社へ移した。本社機能を集約して組織強化を図る。営業体制は従来通り。 同社は1951年の創業以来、地域密着型の卸商社として、管工機材・機械工具・住宅設備機器・産業機器・環境エネルギー機器・空調・建材など多種にわたる商材を、地元のあらゆる業種の顧客へワンストップでデリバリーできることを強みとしている。2018年12月期の売上高は111億3845万円。社員数は283名(2019年3月1日現在)。 本店移転にあたり、丸尾社長は「今まで以上に皆様のお役に立てるよう、役員、従業員一丸となって邁進いたします」とコメントしている。 【新本店所在地】〒427-8691 静岡県島田市御仮屋町8753番地、TEL0547(35)3121 第79回野球大会組み合わせ決まる 愛機工 キャプテン会議を開催 28チーム出場、4月13日開幕 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)は、3月22日午後6時より名古屋市中区の東別院会館で「第79回愛機工組合親善野球大会」参加チームの代表者を集めてキャプテン会議を開き、大会要項の説明、組み合わせ抽選を行った。 大会要項、組み合わせ(トーナメント表)は次の通り。 【主催】 愛知県機械工具商業協同組合 【後援】 商工経済新聞社、中部機工新聞、名古屋機工新聞社、ニュースダイジェスト社(50音順) 【協力】 江南市軟式野球連盟 【参加】 27社・28チーム(Aゾーン16チーム、Bゾーン12チーム) 【会期】 2019年4月〜10月(予定)。開幕は4月13日(土)、江南市民球場 【会場】 江南市民球場、一宮総合運動場、草井球場、他 【試合時間】 第1試合=9時〜10時30分▽第2試合=10時40分〜12時10分▽第3試合=12時20分〜13時50分▽第4試合=14時〜15時30分 【試合規則】 @使用ボール=TOP-BOLL「トップボールM号」。毎試合1チーム2個の新品を提出する。 A回戦=7イニング制。試合時間は1時間30分とする。優勝戦は7回まで行い、コールドゲームは原則適用しない。 B延長戦=1時間30分を超えて新しいイニングに入らない。 Cコールドゲーム=3回以降10点差、5回以降7点差となった場合。 D雨等による試合=4回までに続行不能となった場合は再試合。5回以降は試合成立とする。 E集合=開始時間30分前に球場へ集合のこと。 Fベンチ=組み合わせ若番が1塁側とする。 G同点=時間切れ同点の場合は、勝敗を9名の選手でジャンケンまたは抽選で決める。 Hホームラン=ホームランは審判が判定する。 【大会規約】 @プレーヤー、審判に対する個人攻撃を厳禁する。犯した時は注意を与える。再三注意を与えても続いた際は退場させる。 A同一チームの各プレーヤーは原則として統一のユニフォームを着用。帽子等ユニフォームの揃わないチームは、大会委員に届け出、相手チームの承諾を得る。 B監督、主将の背番号を原則として統一する。監督30番、主将10番。 C抗議権は当該プレーヤーと監督または主将の中の1名のみとする。 D2回目以降の投手の投球練習は4球までとする。なお1回目と投手交代の時は8球(1分)以内とする。 E次打者は必ず低い姿勢で次打席へ入ること。 F攻守交代は駆け足。 G投手が捕手のサインを見るときは必ずプレートについて見ること。 Hファウルボールは打球方向のベンチ側チームが処理すること。 I攻撃側は必ずベースコーチを出す。 J試合中の腕時計は禁止。サングラスは投手以外使用可能。 K野球場内での喫煙は所定の場所に限る。 L野球場内での飲酒は厳禁。 M飲料水・ジュース等の準備はしないので、各チームで持参する。 N前回大会の優勝・準優勝旗およびカップは、今大会の優勝戦前日までに組合事務局に返還する。 Oその他、試合進行上、不都合が生じた際は、大会委員が判断し決定する。 P敬遠(故意四球)の際に「申告すれば投球しなくてもいい」という規定を採用。 Q優勝戦で規定終了時に同点の際は、役員が協議の上、抽選か延長タイブレイクで勝敗を決める。 【Aゾーン】 〈一回戦〉 東陽対太田廣A 山善対モリタ 井高対落合 ユアサ商事対ナカガワ 三栄商事対新栄商会 サカエ対マルマン商事 石原商事対川島商事 トラスコ中山対ダイドー 【Bゾーン】 〈一回戦〉 太田廣B対日伝 日研工作所対三菱マテリアル 山下機械対ノダキ ミズタニ機販対中央工機 〈2回戦〉 中部オリオン対太田廣B対日伝の勝者 三枝電機対日研工作所対三菱マテリアルの勝者 愛機工青年部対山下機械対ノダキの勝者 志知対ミズタニ機販対中央工機の勝者 2019年4月14日(日) ・2703号 5月15日の通常総会に向けて 役員案の策定など準備進める 静岡県管工機材商組合 3月理事会を開催 静岡県管工機材商組合(理事長=一色哲巳氏・一色機材社長)は、3月1日午後3時より静岡市内のホテルシティオ静岡で、理事10名が出席して3月理事会を開いた。 はじめに一色理事長から挨拶があった後、引き続き理事長の進行により各議案の審議が行われた。 前回理事会からの継続審議となっていた次期理事長(候補)の選出については、2期目の任期を終える一色理事長が慣例により理事長退任の意向を示していたが、元理事長の伊藤捷三理事(ヌマカン会長)から引き続き理事長職を引き受けてもらいたいとの意見が述べられ、一色理事長はこれを承諾。次(2019年5月〜2021年5月)の理事長案として総会へ提出することとした。また、他の役員、役割分担(担当部会の変更など)、監事交代についても審議した。役員の若返りも推進できるよう努めていく。 会員・賛助会員名簿については、一部更新の必要なところが判明したため、2019年度の総会資料には間に合わないが、変更箇所の有無を各会員に確認した上で、次回(2020年度)の総会資料に反映させることとした。また、賛助会員の募集(勧誘)も各理事を中心に行っていく。 5月15日にグランディエールブケトーカイ(静岡市葵区)で開催する、2019年度(第49回)通常総会の準備として、来賓招待状・案内状の送付、優良社員候補推薦書の送付を3月の早いうちに事務局が行うことや、コンペ(翌16日、富嶽カントリークラブにて開催)の案内状を担当の金子光彦理事(金子管材社長)より発送することを確認した。当日の役割として監査報告、懇親会の来賓祝辞、乾杯の担当などを決めた。 浜松市上下水道部との災害時資材供給の締結(組合西部支部)は、2月6日に実施され、締結式には一色理事長と村松孝一顧問(村松商店会長)などが出席した。詳細については、2月27日開催の西部支部会(懇親会、出席者=正会員11社11名・賛助会員16社17名)にて当日の様子が報告された。欠席者には和久田利光支部長(理事・浜松管材社長)より関係書類が送付された。 その他、中部支部会懇親会が2月5日にホテルセンチュリー静岡にて開催され、8名が参加したと報告された。 また、全国管工機材商業連合会(管機連)の理事会は3月20日にグランドアーク半蔵門にて開催され、一色理事長が出席予定と報告された。 浜松市と災害時資機材供給 協力に関する協定を締結 静岡県管工機材商組合西部支部(浜松市周辺)は2月6日、浜松市上下水道部住吉庁舎にて、浜松市と大規模災害時に破損した水道管や下水道管等を迅速に修復・復旧できるように「災害時における資機材の供給協力に関する協定」を締結した。 災害時に浜松市より協力要請があれば、同組合員が早急に対応する。一色理事長は「組合として全国の資材メーカーにいつでも協力を依頼することはできるし、管工機材を多く保管している倉庫を持つ組合員もあり、迅速な対応ができれば」と話した。 その後、協定締結について一色理事長並びに締結式に同席した村松孝一顧問(前理事長・村松商店会長)より、西部支部の会合において支部のメンバーや賛助会員(メーカー・大手卸商社)らに報告された。 同組合は、以前より大規模災害時における協力協定を静岡県管工事工業協会、静岡県管工事業協同組合連合会と締結しており、今回の浜松市との協定締結により災害時の支援体制をさらに整えた。 岐阜市指定管工事協同組合と 災害時の水道施設の迅速復旧で協定 岐阜県管工機材商組合 資材の供給に協力 岐阜県管工機材商組合(理事長=渡部勝裕氏・大東社長)は2月20日、岐阜市指定管工事協同組合(理事長=岡田明彦氏・岡田産業社長)と「災害時における復旧資材の提供に関する協定」を締結した。同日午後1時30分より、岐阜県管設備会館(岐阜市祈年町)にて締結式が行われた。 訓練を通じて岐阜市指定管工事協同組合は、被災した水道施設の応急復旧に要する資材の確保について、岐阜市内で提携している機材商からの機材提供のみではなく、広く岐阜県内の機材商と連携する必要性を認識。同組合は、岐阜市と締結している災害時における応急復旧協定に関する協定の円滑運用の一層の充実を図るため、岐阜県内の機材商で組織する岐阜県管工機材商組合と災害時における復旧資材提供に関する協定の締結をめざした。そして岐阜県管工機材商組合及び岐阜市の関係者と協議重ね、今回の締結式に至ったという。 渡部岐阜県管工機材商組合理事長は「大雨、洪水、地震と、我が日本国は非常に脆弱な環境にあります。今般のこの協定によって、大規模災害時に迅速かつ円滑に応急復旧活動ができるよう、行政の指導のもとに、我々機材商組合と岐阜市指定管工事協同組合様が一致団結して体制を築き上げ、ライフライン、インフラの復旧のお役に立てるように現場の事情に合わせた資機材を提供していく所存です」と述べた。 岡田岐阜市指定管工事協同組合理事長は「岐阜県管工機材商組合様と我々の災害時における普及資材の提供に関する協定を結ぶことができました。万が一、災害発生時に岐阜市の持つ水道施設に災害が発生して、岐阜市より我々岐阜市指定管工事協同組合に対して応援要請があった場合、本日結ばせていただいた協定をもとに管工機材商組合様と我々の水道工事業者が連携協力して、一層迅速かつ円滑に水道というライフラインの復旧を進めることができると思っています」と期待を寄せた。 総受注高が4か月連続で前年下回る 注残は23か月連続で前年を上回る 中部経済産業局 平成31年2月度金属工作機械受注 中部経済産業局が3月29日に発表した平成31年2月度金属工作機械受注状況によると、管内金属工作機械メーカー主要8社(オークマ、アマダマシンツール、ジェイテクト、コマツNTC、FUJI、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の総受注高は、前年同月比27・0%減の352億4200万円となり、4か月連続で前年を下回った。前月比は12・8%減だった。 国内受注は、前年同月比25・0%減の119億900万円となり、3か月連続で前年を下回った。前月比は12・8%減だった。 主力の一般機械工業向けが前年同月比16・5%減の68億5900万円と4か月連続で前年を下回り、自動車工業向けも同22・2%減の31億6400万円と3か月連続で前年を下回った。 海外受注は、前年同月比28・1%減の233億3300万円となり、4か月連続で前年を下回った。前月比は12・9%減だった。海外受注比率は前年より0・9ポイント減少し66・2%。 北米向けが前年同月比25・4%減と2か月ぶりに前年を下回り、ヨーロッパ向けが同9・7%減、アジア向けが同42・8%減とともに4か月連続で前年を下回った。シェアは、北米向け35・2%、アジア(トルコを含む)向け33・1%、ヨーロッパ向け28・1%となっている。 国別にみると、1位のアメリカが72億7900万円(前年同月比19・9%減)、以下、中国36億1700万円(同49・7%減)、インド19億5700万円(同47・7%減)、ドイツ17億6100万円(同2・7%増)、イタリア10億8400万円(同25・0%減)の順となった。 販売額は、前年同月比12・3%増の373億9200万円となり、15か月連続で前年を上回った。前月比は12・6%増だった。 受注残高は、前年同月比7・7%増の2421億8500万円となり、23か月連続で前年を上回った。前月比は2・4%減だった。 「ジャパン・レジリエンス・ アワード2019」で優良賞 山善 2017年から3年連続の受賞 山善(社長=長尾雄次氏、本社=大阪市西区)は、「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)2019」において、家庭のレジリエンスを高める“ZEHプラスα”のコンセプト住宅「ZePlus(ゼプラス)」の全国展開等で優良賞を受賞した。同社は今回の受賞で、3年連続受賞を達成した。 「ジャパン・レジリエンス・アワード」は、次世代に向けたレジリエンス社会構築のため、強靭な国づくり、地域づくり、人づくり、産業づくりに資する活動、技術開発、製品開発等の取り組みを、一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会が発掘、評価、表彰する制度。2014年11月に創設された。 山善は、生産財と消費財を社会に提供する専門商社の社会的責任として、災害発生時にも供給責任を果たす取り組みの一環で、国内主要拠点のBCP(事業継続計画)導入や、中堅・中小企業を対象にBCP策定コンサルティングから設備機器や備蓄品などの導入に至るまでワンストップでサポートする「BCP.ERS(ビーシーパース)」の提供、被災地の復旧活動など、レジリエンス体制の強化に積極的に取り組んできた。これらの取り組みが評価され、2017年から「ジャパン・レジリエンス・アワード」を2年連続で受賞した。 今年度から同社が全国展開している、ZEHの1つ上をいくプラスαのコンセプト住宅「ZePlus」は、高い耐震性・制振性に加え、災害発生時の停電にも備えたゼロエネルギー住宅。各家庭のレジリエンスを高める製品・サービスであり、同社は、積極展開により、災害発生時に各家庭が「ZePlus」の蓄電システムを利用することで、エネルギー消費や要救助者の低減などの公共的効果も見込めるとしている。 「第4回名古屋機械要素技術展 (M-Tech)」に出展 日 伝 省人化、IoT等を提案 日伝(社長=福家利一氏、本社=大阪市中央区)は、4月17日よりポートメッセなごやで開催される、名古屋ものづくりワールド2019内の「第4回名古屋機械要素技術展(M-Tech)」に出展する(第1展示館・小間番号11-42)。 省人化・IoT・機械要素部品・環境改善をメインに、工場での困りごとに最適なソリューションを提案する。 主な出展製品・メーカーは次の通り。 【省人化】 ●多用途ツールチェンジャーロボットシステム(MEKASYS) ●多面外観検査ロボットシステム(MEKASYS) ●協働ロボット(デンソーウェーブ/川崎重工業) ●油圧機器保全、メンテナンス(MEKASYS) 【IoT】 ●稼働監視(パトライト) ●予防保全(エム・システム技研) ●異常解析(R.O.D) ●工数削減(シュナイダーエレクトリックホールディングス+テクノツリー) ●デジタル作業分析(ペガサスミシン製造) 【機械要素部品】 ●精密減速機(日本電産シンポ) ●制御システム製品(SUS) ●ハンド・チャック(帝人エンジニアリングなど) 【環境改善】 ●NEBULE[マイクロミスト噴霧型加湿器](空間洗浄Lab.) 「INTERMOLD2019(第30回金型加工技術展)/金型展2019」 金属プレス加工技術展2019」 堅調な金型業界を支える最新技術が集結! 東京ビッグサイト青海展示棟で 4月17日(水)〜20日(土)開催 一般社団法人日本金型工業会主催の「INTERMOLD2019(第30回金型加工技術展)/金型展2019」ならびに一般社団法人日本金属プレス工業協会主催の「金属プレス加工技術展2019」が4月17〜20日の4日間、東京ビッグサイト青海展示棟(東京都江東区青海1-2-33ほか)で開催される。「金型」専門見本市として、金型設計・製造から金属プレス・プラスチック成形に至る一連の工程が集まり最新のソリューション提案が行われる。 堅調な金型業界の動向を反映し、工作機械などの設備機器メーカーや、国内外の金型メーカー、プレス加工メーカーなど462社・団体が出展、展示小間数983小間での開催となる。 併催イベントは連日行われ、開催初日の基調講演では住友電気工業副社長(生産技術本部長、自動車事業本部長)の西田光男氏が「『日本のモノづくり』〜世界に誇る『強い現場』づくり〜」と題して講演する。自動車部品や航空機部品に関する特別セミナー、工作機械、切削工具、CAD/CAM、CAE、測定機器など出展企業によるテクニカル・ワークショップ、オープンセミナーや11回目となる「学生金型グランプリ」など、盛りだくさんの内容で日本のモノづくりを支援するイベントとして、期間中は5万人の来場者が見込まれている。 開場時間は午前10時〜午後5時(最終日は午後4時まで)。入場料1000円(登録入場制・税込)※招待券持参者・事前来場登録者は無料。公式ホームページhttp://www.intermold.jp/ 開催にあたって 一般社団法人日本金型工業会 会 長 小出 悟 この度は、『INTERMOLD2019/金型展2019/金属プレス加工技術展2019』の開催に際し多大なるご支援・ご協力を賜りました関係諸官庁ならびに各出展企業、関連諸団体の皆様には、盛況に開催を迎えることができますことを厚く御礼申し上げます。 さて、日本経済はリーマンショック後10年が過ぎ、それ以前の水準には回復していないものの概ね順調に推移し本年を迎えるに至りましたが、米国発の貿易摩擦が中国を始めとし、世界経済に影響を与え始めたことは一つの不安材料であり、不測の事態を想定しながら慎重な舵取りが要求される状況でもあると考えます。 一方で、本年は平成から新元号に変わる節目の年であり、混沌とした情勢の中で成長を続けるためには、いかに変化に適応、適合するかがカギとなります。100年に一度の変革期といわれる自動車産業においてEV、自動運転へ益々シフトしていく状況のもと、金型産業においても新たな事柄に取り組むことを躊躇していられない状況にあります。 金型産業を世界的な視点から見ると金型需要は年々増加している一方で、その競争は激しさを増しています。近年のアジアでの金型のレベルアップは目覚ましく、3Dプリンター等の新しい技術は、日々進化を続け、センサやカメラの極小化・高精度化により、これまで経験や感覚でしか踏みこめなかった領域の事象も誰もが認識できるようになってきています。これらを脅威と考えるのではなく、IoTを駆使し協調、利用、融合させていくことが成長・発展に繋がると考えます。 日本の金型は、品質、納期、価格において世界トップレベルの技術と技能を有しているものと自負しておりますが、それは決して金型メーカーのみによるものではなく、金型材料・工作機械・熱処理・表面処理など日本が誇る世界一の周辺産業の支援によるものでもあります。 そのため、本展示会が、最先端技術や情報を提供し、企業の競争力強化、安定した経営体質づくりの一助となることを願うと共に金型産業をはじめ日本の製造業界の連携強化のお役に立てることを願っております。 最後に、関係各位の御協力のもと、本展が盛大に開催出来ますことを重ねて御礼申し上げますとともに、今後とも変わらぬご支援・ご協力を賜りますことをお願いし開催のご挨拶とさせていただきます。 「Aブランド」の新製品など紹介 オーエスジー INTERMOLD2019に出展 オーエスジー(社長=石川則男氏、本社=愛知県豊川市)は、同社の最新技術を駆使して様々な被削材に対応し幅広い加工を実現する「Aブランド」の新製品やバリエーションの拡大などを披露する。 また、テクニカルワークショップやオープンセミナーを多数開催し、開発にあたったエンジニアの講演なども行う。 今回は、ユーザーの金型加工における困り事に様々な切り口で提案できるよう、技術者とセールスエンジニアがブースの相談コーナーで個別相談に応じる。 【主な出展製品】 Aブランド新製品 「超硬防振型エンドミルAE-VMSシリーズ」 ロング刃長 AE-VMSシリーズは、多種多様な被削材・幅広い加工に対応し、高能率加工と作業時間短縮、コストダウン、加工面の仕上がりにこだわって開発された。潤滑性・耐摩耗性・高温耐酸化性に優れる新“デュアライズコーティング”を施し、複合多層構造がサーマルクラックを抑制する。また、切れ味の良いポジ刃形で切削抵抗を低減、高剛性と切りくず排出性を両立した新溝形状により、バリ発生を抑制する。不等リード・不等分割の採用でびびりを抑制し、安定した高能率加工を実現する。 JIMTOF2018で紹介されたAE-VMLロング形では、さらに進化し、大きな芯厚により高剛性を実現、高速側面切削を可能にしている。 今回、4月下旬発売予定のロング刃長チップブレーカ付タイプAE-VMLを初披露する。 「アディティブ・マニュファクチャリング用 エンドミルAM-EBT/AM-CRE」 新開発のアディティブ・マニュファクチャリングに最適化し、深切込みにも耐えうる強靭な3次元ネガ形状を採用した超硬エンドミル。表面には、超耐熱性・高じん性のデューロレイコーティングを採用している。超耐熱層と超微細ナノ周期積層構造によって、高い耐熱性と耐摩耗性を有しつつ、優れたじん性を発揮。高硬度加工においてもチッピングを抑制し、工具の長寿命化を実現する。ボールタイプAM-EBTとラジアスタイプAM-CREの2種を4月下旬に発売予定。 Aブランド 3枚刃油穴付き超硬ドリル 「トリプルレボリューションADO-TRSシリーズ」 ADO-TRS-3D/ADO-TRS-5D JIMTOF2018で初披露されたAブランドの新製品。3枚刃の油穴付き超硬ドリルで、幅広い被削材で安定した高能率加工を可能にする。 高い耐久性のEgiAs(イージアス)コーティングを採用し、広いチップポケットで切りくずをスムーズに排出する。新開発のRギャッシュ(PAT.P.)を採用し、3枚刃ドリルでも2枚刃に匹敵する低いスラスト抵抗と抜群の切りくず分断性、切りくず形状安定性で、切りくずトラブルを低減。3Dと5Dタイプを用意し、軟鋼・低炭素鋼、炭素鋼、合金鋼、鋳鉄、ダグタイル鋳鉄と幅広い材料に対応し、安定した加工を実現する。直径・長さ違いの特殊品や、その他アルミニウム合金用の特殊品も要望に応じて対応する。 IoTなど駆使して100年企業へ 「得意な工具作りから決してブレない!」 イワタツール 創業90周年記念 イワタツール(社長=岩田昌尚氏、本社=名古屋市守山区)が2月19日、国内外から取引先など300名近くを招き、名古屋市中村区のキャッスルプラザで創業90周年記念を開催した。あわせて開催された同社工場見学会には応募者が殺到。当初予定されていた祝賀会前の見学会にプラスして、翌20日、さらに3月にも急遽開催された。 祝賀会第1部前半「イワタツールの歴史と100年へ向けて」では、岩田吉廣会長、昌尚社長がそれぞれ登壇。吉廣会長はユニークなエピソードなども交えながら同社の創業から1990年代頃までを振り返った。昌尚社長は創業者の岩田千代吉氏、二代目吉廣会長から受け継いだ精神や理念のもと、「工具はおよそ3000種類に分けられると思いますが作ろうと思えばそのうちの1000種類ほどは当社でも作れます。しかし当社が得意な工具となると20種類ほどでしょうか。これは世界トップクラスのものを作っていると自負しています。この得意分野でこれからも勝負していこうと思っています。工具づくりからブレるつもりはまったくありません」と『トグロンシリーズ』に代表される小径ドリルなど同社が最も得意とする分野でこれからも世界に挑戦し続けると力強く語った。昌尚社長はまた、創業100周年に向けてIoTなどを活用した製品づくり、海外展開ビジョンなども語っていた。 祝賀会第1部後半では昌尚社長のほか、ベッコフオートメーションの川野俊充社長、碌々産業の海藤満社長の3名がパネリストとなり「IoT、コネクテッドインダストリーズと切削工具」をテーマにパネルディスカッションが開催された。 第二部記念祝賀パーティーでは、昌尚社長以下、同社中国、タイ、ヨーロッパの各責任者が登壇し謝辞を述べた。続き、安藤の安藤仁己会長挨拶、昌尚社長と吉廣会長ならびに来賓〈愛知県機械工具商業協同組合・水谷隆彦理事長(ミズタニ機販社長)、安藤・安藤会長、大垣共立銀行尾頭橋支店・村瀬英行支店長、サカイ・酒井基和社長、ジャスト・今野高志専務、日本機械工具工業会・牛島望会長(住友電気工業専務)、駐日スイス大使館外国企業誘致・松田俊宏上席担当官、ナカニシ・中西賢介副社長、ニュースダイジェスト社・樋口八郎社長、山勝商会・山出谷武俊社長、順不同〉計12名での鏡開き、ナカニシの中西副社長乾杯挨拶を経て開宴。盛況のうちに閉幕した。 イワタツールは1928年、創業者の岩田千代吉氏により名古屋市熱田区金山で誕生した。1930年に千代吉氏はバンドグラインダーの特許を取得し製造、販売をスタート。吉廣社長(当時)は1970年、1980年と続けてセンタードリル量産用設備投資を行った。2004年にはトグロンシリーズの販売を開始。2008年に昌尚氏社長に就任。翌2009年には現在の名古屋サイエンスパークに本社工場を竣工、移転。第二工場、第三工場、集中クーラント棟の竣工などを経て現在に至る。 今年は高山・白川郷へ 愛機工青年部 レクリエーションバスツアー 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)の青年部(部長=滝澤有一理事・松本商店社長)がプロデュースするレクリエーション企画が今年も開催された。 同青年部厚生幹事長の安田智彦氏(ノダキ)を筆頭に、レクリエーション担当幹事の中川久雄氏(ミズタニ機販)ら厚生メンバーが昨年から綿密な打ち合わせを繰り返し今回のツアーを企画・運営。『雪景色と飛騨牛満喫の旅! 高山と世界遺産白川郷観光ツアー』と題した高山・白川郷日帰り旅行が2月2日(土)に組合員やその家族らおよそ80名を集めて開催された。今回も、募集開始↓即完売だったようだ。 この日、参加者はチャーターされた大型バス2台に分乗し、午前8時前に集合場所である金山総合駅前を出発。バスの中ではビンゴゲームなどを楽しみ、午前11時頃、高山市内に到着。有名な高山の古い街並みを自由に散策した後、昼食会場へと移動。 昼食で飛騨牛料理を堪能した一行は、一路、世界遺産に登録された白川郷へ。雪化粧した白川郷の美しさをカメラに収めたり、お土産を吟味したりと、参加者は思い思いの時間を過ごしていた。 後日、実施されたアンケートには「来年のレクリエーションも楽しみです」「時間が足りないくらい堪能した」などの声が寄せられていた。 「ものづくり技術講演会」 「名古屋市工業技術グランプリ表彰式」 名古屋市工業研究所 名古屋産業振興公社 名古屋市工業研究所と名古屋産業振興公社が主催する「平成30年度ものづくり技術講演会」が、今年も2月14日に名古屋市熱田区の名古屋市工業研究所で開催された。今回のテーマは『自動車の電動化技術とその展開』。またこの日、当地域の中小企業の優れた新技術や新製品などを表彰する「名古屋市工業技術グランプリ授賞式」もあわせて開催された。 ◇ 多くの聴講者で溢れた「ものづくり技術講演会」。その講師と講演内容は以下の通り。 ●静岡経済研究所主任研究員・大石彰男氏『自動車の電動化が愛知県の自動車産業に与える影響』。 ●日産自動車総合研究所先端材料研究所研究企画グループエキスパートリーダー・秦野正治氏『自動車の電動化とエネルギー貯蔵』。 ●名古屋市工業研究所プロジェクト推進室主任研究員・宮田康史氏『名古屋市工業研究所における電池材料開発とその進展』。 ●デンソーセンサ&セミコンダクタプロセス開発部第1開発室長・萩野誠裕氏『車載SiCデバイスの最新技術動向』。 ◇ 「名古屋市工業技術グランプリ」は、当地域の中小企業の優れた新技術や新製品などの開発事例を広く募集し、優秀なものについて表彰することで中小企業の技術振興および経営の活性化を図ることを目的に、名古屋市と名古屋産業振興公社が平成8年度から毎年度実施している表彰式だ。今回の受賞社と、その新製品・新技術内容は以下の通り。 ●名古屋市長賞▽輝創『PMS剤・PMS処理による金属とプラスチックの直接接合』。 ●名古屋市工業研究所長賞(2社)▽朝日産業『男性用装着式集尿器“ダンディユリナー”』。▽富士高分子工業『流動の安定、滞留防止など様々な機能を持つらせん形状チューブ』。 ●名古屋産業振興公社理事長賞(3社)▽半谷製作所『プレモフォージング・工法による部品の軽量化と構造合理化』。▽竹内工業『災害救助用ジャッキ“STOレスキュージャッキ”』。▽スズキモダン『避難所生活支援グッズHUG+KUM』。 ●奨励賞(5社)▽三商『寒冷地や酷暑地でも施工可能なコンクリート保護剤“サンハイドロックL2”』。▽ヨシタケ『Wi-Flo(ワイ・フロー)ワイヤレス流体監視システム』。▽丸三金属『意匠及び電極フィルムの同時インサート射出成形によるタッチセンサーパネルの製作』。▽アンレット『プッシュプル式粉塵回収機』。▽KaMS『Sound element』。 さらなるサービスの向上目指し 名古屋営業所開設 オンダ製作所 3月25日より オンダ製作所(社長=恩田由紀氏、本社=岐阜県関市広見)は顧客のニーズに応えるため、かねてより計画していた名古屋営業所を開設。3月25日(月)より営業をスタートさせており、東海エリアでの営業活動のさらなる効率化・スピード化を目指していく。 名古屋営業所は金山総合駅南口から徒歩約2分の距離に位置し、アクセスは非常に便利だ。 同社は「皆さま方にご満足いただけるサービスをご提供することをモットーに、この名古屋営業所の開設を機に、従来にも増して品質とサービス向上のため精一杯努力いたしますので、今後ともより一層のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。お近くへお越しの節はぜひお立ち寄りください」とコメントしている。 ◇ 【名古屋営業所概要】 ▽開設日=2019年3月25日(月) ▽所在地=〒456-0002 名古屋市熱田区金山町1-7-5 電波学園金山第1ビル6階 ▽電 話=052(253)5121 ▽FAX=052(253)5122 ▽メール=nagoya@onda.co.jp ▽所 長=伊藤慎英氏 組合員ら集い講演会開催 2019年度総会等について審議・報告 岐阜県管工機材商組合 2月度理事会・全員例会 岐阜県管工機材商組合(理事長=渡部勝裕氏・大東社長)は2月5日(火)午後4時30分より、岐阜市長良の岐阜グランドホテルで2月度理事会を、午後6時より全員例会を開催。理事会では、理事8名により、1月23日(水)に開催された同組合新年賀詞交歓会に関する報告や、2019年度総会に関する審議などが行われた。理事会後の全員例会では、JAぎふ総合企画部リスク統括課の小椋利藤参与を講師に招き講演会を開催。組合員ら21名が聴講した。 まず初めに、渡部理事長が「今、世界のGDPは8000兆円ほどあるようですが、世界的に見てその3倍もの借金があるそうです。そうしたなかで日本だけがなんとなくバランスがとれているそうです。ただ、どこの国もいつ傾くか分からない状況にあって、とくに中国が傾いてしまったら日本も無傷ではいられませんので、こうした状況に万が一陥ってしまっても対応できるよう今のうちからいろいろ準備しておく必要があると思っております。不測の事態が起こっても、皆で対応できるように心構えだけはしておきましょう。そんなことを年頭所感で書かせていただきました。また、働き方改革についても私の意見を書かせていただいております」と挨拶。続く理事会では、以下の議題に関して審議・報告がなされた。 【議題1】新年賀詞交歓会の反省および結果報告▽1月23日(水)に開催された同組合新年賀詞交歓会の収支報告が渡部理事長から行われた後、各理事から料理やアテンダントに対しての感想や改善点など意見が出された。この内容を次回に生かしていく。 【議題2】岐阜市指定管工事協同組合との復旧資材の提供に関する協定の件▽岐阜市指定管工事協同組合より本題に関する提案があった。(協定内容についての記載はここでは省略するが)本理事会でその内容を検討し@まずは岐阜県管工機材商組合の連絡網を整備・更新する、A次回理事会(3月6日(水)開催済み)で再度審議する、以上が決まった。 【議題3】協栄商事の退会に伴い、関建材且R田社長に監査をお願い▽満場一致でこれが承認された。 【議題4】功労者表彰の件▽2019年度総会時に、同組合に対する功労者への表彰式を執り行う。本理事会で渡部理事長が、各理事にその候補者の推薦を依頼。推薦候補者については次回理事会で確認し審議することが決まった。 【議題5】その他▽@春のゴルフ会について/開催日時は4月4日(木)午前8時30分ラウンドスタート。会場は岐阜県関市の岐阜関カントリー倶楽部東コース。7組でのラウンドが予定されている(本紙掲載時、開催済み)。A2019年度総会について/総会の司会進行役や、懇親会で司会進行役、挨拶・中締めの人選について話し合われた。正式決定は次回理事会に持ち越された。B関建材拒゙会の件。C次回理事会開催日時/3月6日(水)、岐阜グランドホテルで開催が決定(開催済み)。 ◇ 理事会終了後、組合員ら21名を集め全員例会・講演会が開かれた。担当理事は竹原健一氏(中部機材社長)。JAぎふ総合企画部リスク統括課の小椋利藤参与に講師を依頼し「高齢化社会を生き抜く」をテーマに、途中、反社会的勢力への対応などの話も盛り込みながら約1時間の講演が行われた。 その後は参加者全員での食事会が開かれ、この日は散会となった。 正会員、賛助会員らが集い ポンプの未来を語り合う 名古屋ポンプ工業協同組合 2019年度交歓会 名古屋ポンプ工業協同組合(代表理事=竹田隆一氏・中京製作所社長)は2月1日(金)午後6時30分より、名古屋市中区新栄にある木曽路瓦町店で2019年度交歓会を開催した。正会員や賛助会員ら29名が参加し、交流を深めた。 冒頭の竹田代表理事の挨拶「昨年はテニスや囲碁の世界をはじめ、女性の活躍が素晴らしい1年だったと思います。当組合はと言いますと、何名かで大阪へ日帰り旅行にでかけました。今後、当組合ももっと枠を広げて大きな集まりにして、いろいろと楽しい事業を行っていきたいなと考えております。まずは今年、面白いことを考えますので、その時には皆さんにお声がけさせていただきます」。 賛助会員を代表し鶴見製作所中部支店の森光洋支店長が挨拶「日本産業機械工業会によりますと、産業機械は昨年25・7%増、ポンプに関しては10・9%増と順調に推移しているようです。そんななか、昨年は大阪地震や西日本豪雨などの影響で納期が遅れ大変ご迷惑をお掛けいたしました。私は昨年4月に大阪から名古屋に赴任してまいりました。これまで外から愛知県を見ていて感じたのですが、この県のポテンシャルの高さは全国ナンバー1だと思います。実際、愛知県は40年連続で製品出荷額はナンバー1とトップを走り続けています。しかし昨今は県外からの攻勢が非常に強いように感じます。この名古屋ポンプ工業協同組合の皆さまと私たちメーカーが連携し、何とかこのエリアの需要を守っていきたいと思っております」。 続いて、荏原製作所中部支社中日本営業部の有馬正継部長による乾杯の挨拶「我々の取り扱うポンプは50年後、100年後はどうなっているのだろう? 我々はこの業界を10年後、20年後、50年後にどうやって生き抜いていけば良いのだろう? そんなことを、せっかくこれだけの皆さまがお集まりなのですから、今日はぜひ“ポンプ”をテーマに、いい大人が夢を語り合う時間にしましょう」。 宴もたけなわとなったところで、協賛参加商社の山兼の森浩社長による中締め挨拶「世の中の企業の99・7%が小・中・零細企業と聞いております。その内の66%以上は後継者が居ない、もしくは後継者のことをまだ考えていないそうです。実に3社に2社が後継者問題について考えていないといった状態です。これは本当に深刻な問題で、極端な話、3社に1社が無くなる事態になりかねないという状態です。そうしたなかにあって後を任せられた方たちは大変だろうと思いますが、ぜひ、この会も含めて守っていっていただきたいと思います」。 森社長の挨拶の後、全員で1本締めをし、この日の全日程は終了となった。 アルミ製門型リフター 「ガントリー」 売上好調 アサダ クレーン設備がない場所に最適 配管機械・工具、環境機器を製造販売する、アサダ(社長=浅田吉氏、本社=名古屋市北区)のアルミ製門型リフター「ガントリー」の販売が好調だ。 クレーン設備のない場所やユニック車の入れない狭い現場などで容易に組立・分解でき、可搬性があるのが特長で、2018年から現在までの販売累計台数は約100台、売上金額で5000万円を超える大ヒット製品となっている。 従来の門型リフターは鉄製が主流で、重量があるため運搬が容易ではなかった。また、特殊な工具等を必要とする製品も多く、現場で簡単に組立・分解ができるものが少なかった。高さの調節の際、ウィンチを用いて調整するため、ワイヤ部が錆びてしまうという問題もあった。 ガントリーは、特殊な工具を必要とせず、モンキーレンチ等で組立・分解が可能。作業員が2名いれば組立・分解できるといい、人手不足の現場でも使用できる。 また、高さ調整は工具を使用せずに、15・2p間隔の5段階調整が1人で行える。 アルミ製のため、錆びにくく、従来品と比べて軽量ながら、最大積載荷重2トンまで対応できる。 ビーム長さは2・4m、3m、4m、5mと4種類あり、折りたたみ式のため不使用時はコンパクトに収納可能。ビーム長さが2・4mと3mの製品は、大型ワゴン車にも搭載できる。 さらに重量物の荷揚では、作業員の負荷を軽減できるガントリーが、狭い現場やクレーン設備のない作業場で、代替として使用できるという。可搬性に優れているため、幅広い現場での需要が見込まれている。 標準価格(税別)は、最大積載荷重2トンの「ガントリー2t」が105万円〜116万円、最大積載荷重0・75トンの「ガントリー0・75t」が91万5000円〜98万4000円。 ビル用アルミサッシ 「PRESEA-S」 新発売 LIXIL 美しいデザインと高機能を両立 LIXIL(本社=東京都千代田区)は、ビルサッシ「PRESEA(プレセア)」シリーズから、スリムでシンプルなデザインと性能・機能が共にグレードアップしたビル用アルミサッシ「PRESEA-S(プレセア-S)」を新たに発売した。 「プレセア-S」は、従来のアルミサッシと比較してフレームを約30%スリム化することで、ガラス面積を拡大し、眺望性と採光性を高めた。特に、引違い窓(テラスサイズ)のフレーム見付寸法は業界最小を実現したという。 同時に熱を伝えにくいガラス面積を大きくしたことで、断熱性能もワンランクアップし、断熱性H-4を実現。また、溝に溜まった雨水と室内側に溜まった結露の排水経路を分離し、逆流防止機構の結露排水弁を採用することで、水密性を1000Paに向上させた。 機能面では、ベアリング戸車の採用と上枠の気密機構の見直しにより、開閉力を軽減。大型のテラス窓でも軽快に操作できる。また、下枠に凸凹の小さいレールを採用して指や掃除機のノズルが入りやすい形状にすることで、清掃性も向上させた。 今回、「プレセア-S」は一般品(非防火)と大臣認定防火設備(個別認定品)を同時発売した。 【基本性能】耐風圧性能=S-5/S-6/S-7▽気密性能=A-4▽水密性能=W-5/1000Pa(プロジェクト窓は水密性1000Paのみ)▽遮音性能=T-2・T-3(T-3は防音合わせ複層ガラス使用時)▽断熱性能=H-2/H-3/H-4(性能等級とガラスの組み合わせはカタログを参照) ※性能表示は、JIS規格(JIS A 4702およびJIS A 4706)に準拠。 INAXライブミュージアム企画展 「水を見る-秘めたる かたちと無限のちから」 会期4月26日(金) 〜 9月24日(火) LIXILが運営する、土とやきものの魅力を伝える文化施設「INAXライブミュージアム」(愛知県常滑市)では、4月26日から9月24日まで、企画展「水を見る-秘めたるかたちと無限のちから」を開催する。 同展では、水がふとした瞬間に見せる「かたち」と「ちから」に焦点をあて、その姿の成り立ちを紐解いていく。 また、水を見る%W示装置の体験を通して、水の流れ、滴、波、渦などの美しさに触れ、楽しく感じるためのヒントを紹介する。 ◇ =開催概要= 企画展「水を見る―秘めたるかたちと無限のちから」Seeing Water―Surprising Shapes,Unlimited Power 【会期】2019年4月26日(金)〜9月24日(火) 【会場】INAXライブミュージアム「土・どろんこ館」企画展示室(愛知県常滑市奥栄町1-130、電話0569-34-8282) 【休館日】水曜日(祝日の場合は開館) 【観覧料】共通入館料にて観覧可(一般600円、高・大学生400円、小・中学生200円) 【主催】INAXライブミュージアム企画委員会 【展示デザイン】西本剛己氏(ARTLAB+) ■展示内容 展覧会を通して、水を「かたち」と「ちから」の視点で驚きをもって見るヒントを伝える。 @会場内の数点の展示装置によって、水の流れ、滴、渦、波などさまざまな水の様相を「見る」体験をしていただく。何気なく見ていた「水」の新たな姿があらわれてくる。 A水の流れ、滴、渦、波など、さまざまな水の姿の成り立ちを科学の視点から解説し、水の不思議な特性を紹介する。 Bドライミスト、噴水、水車、滝、疎水路、波のトンネルなど、身近にある「水」の美しさの理由と仕組みを紐解き、水の「かたち」と「ちから」を楽しく感じるヒントを紹介する。 2019年4月21日(日) ・2704号 経営研究セミナーでは税金を学ぶ 5月総会に向け審議大詰め 愛知県管工機材商協組 3月理事会・セミナー 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=大藪淳一氏・大清社長)は3月5日(火)、名古屋市中村区の名古屋国際センタービル5階第1会議室で3月理事会ならびに経営研究セミナーを開催。理事会では主に新年賀詞交歓会に関する報告や、5月に開催予定の同組合総会運営についての審議などが行われた。経営研究セミナーでは税金や相続に関する1歩も2歩も踏み込んだ話がファイナンシャルプランナーの資格を持つ講師から語られ、参加者全員が聞き入っていた。 理事会には定数21名中20名(委任状3含む)が参加。以下の議事についての報告や審議が行われた。 【経過報告】▽1月23日(水)/岐阜グランドホテルで開催された岐阜県管工機材商組合新年賀詞交歓会に大藪理事長出席。▽同29日(火)/東京第一ホテル錦で開催された中部配管工事業協同組合(中配協)賀詞交歓会に大藪理事長出席。 【議事1】新年賀詞交歓会開催報告▽名古屋市中村区の名古屋マリオットアソシアホテルで1月22日(火)に開催された同組合新年賀詞交歓会について、収支報告などが行われた。 【議事2】来期予算立てと三役・常任理事会の開催について▽来期(2019年度)予算立て(部会予算以外)については、理事会当日現在、小川誉之会計担当副理事長(小川管商社長)を中心に立案中だ。今後は、三役・常任理事会を3月18日(月)に開催し(開催済み)その場で部会などの事業報告・予算折衝を行い、最終予算案を確定することになる。 【議事3】来期賦課金算定方法と賛助会費について▽役員・従業員数報告方法案ならびに賦課金算定方法案および賛助会費案が事務局より提示され、これが承認された。 【議事4】総会時の、役員選考委員5名の推薦について▽2019年度は同組合の役員改選期である。大藪理事長から、5月開催予定の総会の場での役員選考委員5名が推薦され、これが承認された。 【議事5】2019年度5月理事会・総会運営について▽開催日時は、2019年5月22日(水)。開催場所は、名古屋市中区の東京第一ホテル錦。当日のタイムスケジュールは、午後3時より理事会開催、午後4時より総会受付開始、午後4時30分総会開会、午後6時〜同7時50分懇親会開催、となっている。総会ならびに懇親会の司会は幹事会(幹事長=北村憲正理事・龍玉精工社長)にて後日決定し、報告されることとなった。また、日程案内(仮)は3月6日(水)以降にファックスで発信され、決算書を添付した正式招集状は4月末から5月初旬に発送される予定だ。総会の流れは以下のようになる見通し。議長選任↓2018年度事業報告、決算報告、剰余金処分案、監査報告↓賦課金算定方法、賛助会費承認↓2019年度事業計画案、予算案を発表↓役員改選(役員選考委員の承認、理事・監事の指名推薦とその承認)↓「第1回理事会」の開会、代表理事を選任、副理事長・会計理事を指名、以上の流れで総会は進められるようだ。なお、慶弔規定、正会員各社の出資金金額と入会年度一覧も総会資料に掲載される予定とのこと。総会後には、懇親会を着席にて開催。この場で、第33回管工機材・設備総合展実行委員長が指名され、同時に、展示会実行委員長から同実行副委員長が指名される予定とのこと。 【議事6】各部会報告▽●流通部会(部会長=大野直樹常任理事・大野管材社長)/2月19日(火)、事業部会との合同企画のひとつ「危機回避、安全管理セミナー」を岐阜県のじゅうろくプラザで開催。組合員ら22名が参加した。●事業部会(部会長=安井文康常任理事・錦興業社長)/同日、流通部会との合同企画のひとつ「大型工作機械工場見学会@ヤマザキマザック」を開催。両企画終了後の懇親会も事業部会が開催した。●経営研究部会(部会長=伊藤信哉常任理事・伊藤柳商店社長)/本理事会終了後の午後6時より、同会場で節税セミナーを開催。●広報部会(部会長=倉地克明常任理事・倉地社長)/組合だより143号を発行。3月6日(水)発送予定(本紙発行時、発送済み)。●組合加入促進部会(部会長=山田雄一常任理事・岡谷鋼機名古屋本店配管建設本部長)/3月27日(水)に組合加入促進部会会合を開催(開催済み)。 【議事7】青年部「愛青会」報告▽2月25日(月)に例会ならびに商社・賛助会員らとの意見交換会を開催。青年部員11名、商社2名、賛助会員12名、青年部OB1名が参加した。長谷川尚青年部部長(加藤商会営業部統括部長)から提出された当日のレポートを峰澤彰宏青年部担当副理事長(MINEZAWA社長)がこの場で読み上げ、その活動内容が報告された。 以上、すべての議事に対する審議・報告が終了し、峰澤副理事長が謝辞を述べ、本理事会は閉会した。次回の理事会は4月23日(火)に組合事務所で開催される予定だ。 ◇ 理事会終了後の午後6時より、同組合経営研究部会が主催する経営研究セミナー「税理士も知りたい=節税の話〜95%の社長様が“聞いてない!”」が開催された。講師は、伊藤辰之相談役(イトウ社長)から紹介されたという東京海上日動あんしん生命保険エグゼクティブライフパートナーの野田巨樹(なおき)氏が務めた。およそ2時間のセミナーを組合員、賛助会員ら51名が聴講した。セミナー終了後、村井善幸経営研究部会担当副理事長(オータケ社長)が「これまで数々の講演を拝聴してまいりましたが今日の講演も真剣に聞き入ってしまいました。税金や相続は奥が深く、非常に為になりました。また、税理士の先生方は税金などに関してはオールマイティだと思っていましたが、そうではない一面もあることを勉強させていただきました。本日は、長時間ありがとうございました」と、講師や聴講者に感想と謝辞を述べ、この日の全日程が終了した。 組合員らおよそ30名で 国産初のジェット旅客機を体感 三重県機械工具商組合 MRJミュージアム視察会 三重県機械工具商組合(理事長=山田浩氏、コジマ・フジ通商社長)は3月8日(金)、愛知県西春日井郡豊山町にあるMRJミュージアム視察会ならびに名古屋城本丸御殿見学会を開催。組合員らおよそ30名が参加した。今回の事業担当は、トラスコ中山四日市支店の田中徹支店長が務めた。 午前8時30分、近鉄四日市駅西口に集合した一行は、チャーターした大型観光バスに乗車し一路MRJミュージアムへ。バスの中で山田理事長は「週末の大変お忙しいなか、当組合の事業にご参加いただき誠にありがとうございます。私もMRJミュージアムに行くのは初めてで大変楽しみです。せっかくこのような機会ができましたので有意義な時間になるよう皆さんお過ごしいただき、無事帰路に着けることを願っております。今日一日よろしくお願いいたします」と参加者に挨拶。事業担当の田中支店長からこの日の行程が説明された。 MRJミュージアムに到着した一行は2つのグループに分かれ、ガイドの案内に従ってミュージアム内を見学。MRJの開発コンセプトや製造現場、物流ネットワークなどの説明に熱心に耳を傾けていた。 続いて、名古屋市中村区の名古屋国際センターへ移動し昼食を楽しんだ一行は、次の目的地である名古屋城へ。2009年に復元工事に着手し、2018年に一般公開が始まった名古屋城本丸御殿内部を見学した後、無事帰路に着いた。 同組合は、今後も随時こうした事業を企画していく予定だという。 メーカー、商社の実務責任者らと 活発な意見・情報交換を 愛青会 意見交換会開催 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=大藪淳一氏・大清社長)の青年部「愛青会」(部長=長谷川尚氏・加藤商会営業部統括部長)は2月25日(月)、メーカー、商社の実務責任者らを集め、今回で2回目となる意見交換会を開催した。参加者は報道など含めて28名。司会進行は、倉橋茂己愛青会副部長(明興専務)が務めた。 長谷川部長は冒頭「本日はメーカーさま、商社さまの大変貴重なお時間をいただき14名の方々にご参加いただいております。我々愛青会部員も12名中11名とOB1名の合わせて12名が参加させていただいております。せっかくのこういった機会ですので、皆さんでいろいろと意見や情報を交わしていただいて、更なるビジネスに繋げられればと思っています」と挨拶。 続いて、前澤化成工業の原田憲二中部支店長が「組合の皆さま、そして愛青会の皆さまには我々メーカーが日頃より大変お世話になっております。誠にありがとうございます。今年は元号の改元や消費増税などいろんなことがあります。我々もそうですが、愛青会の皆さまもバブルの頃を知らずに、本当に厳しい状況のなかで戦ってきたメンバーだと思います。今日は意見交換会ということですが、我々も皆さまにお願いしたいことが多々ございますので、時間いっぱいまで楽しくお話しできたらなと思っております」と挨拶。同氏の乾杯の音頭で会が始まった。 参加者が楽しく意見や情報を交わすなか、宴もたけなわとなり、ユアサ商事の滝川将幸中部流体設備部長兼中部環境資材PT長が「愛青会が発足したのが平成21年と聞いておりますので今年で10年目を迎えられました。この10年間はリーマンショックからいろいろと経済状況も変わり、またさらに厳しい変革の時期が来ると思いますが、今後の10年を担っていくのは今日この場にお集まりいただいたこのメンバーだと思います。変化を恐れず、皆さんの個の力を強くしていただいて、その力を繋いで、この業界を活性化していきたいと思います」と挨拶。最後は全員での1本締めでこの日は散会となった。 岐阜市管工事組合と災害時の協定を締結 5月15日の総会準備行う 岐阜県管工機材商組合 3月理事会を開催 岐阜県管工機材商組合(理事長=渡部勝裕氏・大東社長)は、3月6日午後5時より岐阜市長良の岐阜グランドホテルにて3月理事会を開催した。 冒頭、渡部理事長が挨拶で「中国の経済が下降局面に入っているようで、これを下支えするために公共投資をするということです。中国は上昇を止めるわけにいかないが、13〜14億人が日本と同じようなレベルになることはあり得ないことで、いつかは限界に来るのではないかと言われています。日本だけは何があっても動じないように、この業界もやって行けば良いのではないかと思うところです」と話した。 引き続き渡部理事長の進行により、各議題について協議した。 岐阜市指定管工事協同組合との協定の報告として、渡部理事長が、2月20日に岐阜県管設備会館(岐阜市祈年町)にて、岐阜市上下水道事業部・梅村技術審議監の立会いのもと、岐阜市指定管工事協同組合(理事長=岡田明彦氏・岡田産業社長)と「災害時における復旧資材の提供に関する協定」を締結したと報告。岐阜県とは災害時における応急復旧の応援に関する協定を締結しているが、岡田理事長より市でも協定を結びたいと申し入れがあり、今般の締結に至った。渡部理事長は協定により「組合の中でも、社会貢献をする使命があるのだと意識の高揚につながるのでは」と話した。 第42回通常総会の役割分担については、総会の司会者(木野村理事)、議長候補者(渡部理事長)、事業報告等(白木副理事長)、懇親会の乾杯(廣瀬理事)、中締め(森理事)などの役割を決めた。総会は岐阜グランドホテルにて5月15日午後5時より開催され、終了後懇親会が行われる。 功労者表彰選出については、候補者が推薦され、審議の結果、同候補者の表彰を承認した。 その他、総会の食事内容の変更については、渡部理事長に一任することを確認した。 また、昨年、組合員の山彦(岐阜地区)と中部機材(大垣地区)が五光商會(社長=神隆氏、本社=三重県四日市市)に吸収合併され名称変更したため、新社名の五光山彦として1社登録することを承認した。理事についても、今後は竹原五光山彦専務に代わって、神社長が務める(若森常務が代行)。 次回理事会は、7月4日午後5時から岐阜グランドホテルで開催予定。 中部経産局4月公表 最近の管内総合経済動向 「改善している」、22か月連続 住宅投資の判断を6か月ぶりに上方修正 中部経済産業局は、4月10日公表の「最近の管内総合経済動向」で、管内(愛知、岐阜、三重、富山、石川の5県)の経済活動についての総括判断を、22か月連続で「改善している」とした。 個別の項目では、生産の判断を「一部に弱い動きがみられるものの、高水準で推移している」とした。「高水準で推移している」は7か月連続。鉱工業生産の指数(2月速報)は、前月比2・4%増と2か月ぶりに上昇した。主要業種では、輸送機械が同4・9%増となり、乗用車は緩やかに増加、自動車部品は高水準で推移している。生産用機械は同0・6%増で、金属工作機械を中心に弱含みとなっている。電子部品・デバイスは同13・1%減で、スマートフォン向け等を中心に弱い動きとなっている。 個人消費については、23か月連続で「緩やかに持ち直している」と判断した。管内商業動態統計(販売額)は、前年同月比0・6%増と2か月ぶりに前年を上回った。百貨店は、高額品や衣料品に動きがみられたものの飲食料品等が振るわず、同1・0%減。スーパーは、飲食料品等が振るわず、同3・3%減となった。一方、コンビニエンスストアは、カウンター商材、中食が引き続き好調で、同4・0%増。家電大型専門店販売は、生活家電等が好調で、同0・4%増。乗用車販売は、軽自動車が2か月ぶりに前年を下回ったものの、普通車が2か月連続で、小型車が3か月ぶりに前年を上回り、全体でも2か月連続で前年を上回った(乗用車新車新規登録・届出台数…前年同月比1・1%増)。 設備投資は、22か月連続で「増加している」と判断。管内主要8社の金属工作機械受注(国内向け)は、一般機械工業向けが4か月連続で、自動車工業向けが3か月連続で前年を下回り、全体でも3か月連続で前年を下回った。 住宅投資については、「おおむね横ばいとなっている」から「持ち直しの動きがみられる」に6か月ぶりに上方修正した。判断変更は3か月ぶり。新設住宅着工戸数は、貸家が2か月連続で前年を下回ったものの、持家が8か月連続で、分譲が3か月連続で前年を上回ったことから、全体でも3か月連続で前年を上回った。今後も分譲マンションなどで増加が見込まれている。 その他、公共投資は「持ち直しの動きがみられる」(2か月連続)、輸出は「横ばいとなっている」(3か月連続)、雇用は「労働需給が引き締まっている」(33か月連続)と判断した。 企業倒産(件数)は、「卸売業」「運輸業」などが前年を上回ったものの、「小売業」「製造業」「建設業」などが前年を下回り、全体でも2か月連続で前年を下回った。 先行きについては、世界経済の下振れ、各国政策の不確実性の高まり、為替の動向、中小企業の経営環境の悪化などに注視が必要と指摘。各種政策の効果が生産や投資、所得の増加につながることが期待されるとしている。 ※比較は、断りのあるものを除き、平成31年2月の実績値による。 「第35回素形材産業技術賞」募集 素形材センター 5月20日まで 鋳造、ダイカスト、鍛造、金属プレス、粉末冶金、金型、熱処理等の素形材産業の振興施策の推進等を実施している、一般財団法人素形材センター(会長=横川浩氏)では、平成31年度「第35回素形材産業技術賞」の募集を行っている。 この賞は、同センターが昭和60年度に創設した歴史ある表彰制度で、優秀な素形材産業技術の開発により、わが国素形材産業の技術水準の進歩向上に著しく貢献した技術の開発者を表彰するもの。特に優れたテーマには、素形材関連の学・業界として唯一、経済産業大臣賞が授与される。また、中小素形材企業の受賞機会を向上させることを目的として、今年度より「素形材産業技術表彰委員会特別賞」が新たに設けられた。 応募対象とする素形材産業技術は、鋳造、ダイカスト、鍛造、金属プレス加工、粉末冶金、型、金属熱処理に関する技術▽鋳造機械、鍛圧機械、工業炉に関する技術▽素形材及びその製造に密接な関連がある加工技術、材料技術及びソフトウェア技術等(前述の素形材に関連した3Dプリンティング、複合加工、レーザ応用、IoTやAI等の活用も含む)。 この表彰事業は、11月の素形材月間事業の中心に位置づけられており、今回は11月1日(金)に経済産業省関係者等も列席して、表彰式が行われる予定。会場は機械振興会館大ホール(東京都港区芝公園3-5-8)。 募集要領のほか、応募に関する書類は同センターのホームページからダウンロードできる。URL http://www.sokeizai.or.jp/japanese/topics/sokeizai_award2019.html(“素形材表彰”で検索)。 応募締切は5月20日(月)。 問い合わせは、同センター業務部ТEL03(3434)3907、ファクス03(3434)3698、E-mail:gyoumu@sokeizai.or.jpへ。 売上高9.3%増、営業利益17.7%増 過去最高の業績を報告 オーエスジー 第106回定時株主総会を開催 オーエスジー(社長=石川則男氏、本社=愛知県豊川市本野ヶ原3-22)は2月16日、オーエスジーアカデミー内のグローバルテクノロジーセンター(豊川市一宮町)にて第106回定時株主総会を開き、2018年度の連結業績などを報告した。自動車関連産業をはじめ多くの業種で需要が好調に推移し、受注増によりフル生産が続いたことで、売上高は前年比9・3%増の1313億6800万円、営業利益が同17・7%増の225億2000万円となった。売上高・営業利益・経常利益・当期純利益はいずれも過去最高を更新。中期経営目標である2020年度売上高1500億円、営業利益300億円の達成に向け、2019年度も独自の成長戦略を展開し更なる飛躍を目指していく。 株主総会での報告によると、創立80周年を迎えた2018年度は、世界中で強い受注に恵まれ、主要ユーザーである自動車関連産業向けをはじめ、多くの業種で需要が好調に推移し、Aブランドをはじめとする標準品、特殊品ともに受注が強く、主力のタップや超硬製品の生産能力の増強及び自動化に努めフル生産体制をとった結果、過去最高の業績を実現した。 また、国内外で増加する受注に対応するため、72時間無人稼働を見据えたスマートラインを国内主力工場に導入し、全工場に展開する取り組みを開始した。 この結果、2018年度の売上高は1313億6800万円(前年比9・3%増)、営業利益が225億2000万円(同17・7%増)、経常利益が225億6700万円(同17・9%増)、当期純利益が147億1000万円(同5・1%増)となった。 国内では、主要ユーザーである自動車関連産業をはじめ、幅広い業種から需要は堅調に推移した。主力のタップ、超硬ドリル、超硬エンドミル及びハイスドリルの売上が増加し、増収増益となった。 米州は、主要市場の北米で、航空機関連産業向けが好調、自動車関連産業向けをはじめとするその他業種の需要も堅調に推移した。メキシコでは、自動車関連産業向けが引き続き堅調に推移。ブラジルでは、国内需要は超硬ドリルの需要が堅調に推移し、輸出需要も好調でレアル安による外貨建売上が増益に貢献した。米州全体では、主力のタップ、超硬ドリル及び超硬エンドミルの売上が増加したことにより、増収増益となった。 欧州・アフリカでは、自動車関連産業向け需要を中心に業績は順調に推移し、増収増益となった。なお、当連結会計年度の期首より、フランス及びドイツの子会社2社を新たに連結子会社として加えている。 中国では、自動車関連産業向けを中心に、多くの産業で市況は好調に推移した。韓国では、自動車関連産業向けが横ばい、IТ関連産業向けは低調で、前年売上は維持しながらも減益となった。台湾では、主力のタップが増加し、大手ユーザー開拓により超硬ドリルが大きく伸び、業績は順調に推移した。新興国等その他のアジア地域では、各拠点総じて好調に推移し着実にシェアを増加させている。アジア全体では、主力のタップ及び超硬ドリルの売上が増加したことにより、増収増益となった。 2019年度もAブランドの新製品の発売を予定しており、М&Aで獲得した新販路を活用し更なる受注拡大を目指す。 また、生産能力の増強と国内工場の再編を目的に、新城工場の敷地に新工場を建設し、今後世界展開のモデルとなるスマートラインの構築に努める。これら生産ラインの刷新のために、全世界の生産工場を共通のデジタルデータでつなぎ、小ロットの特殊品、大ロットのカタログ品に関わらず、品質とコストと納期を高いレベルで実現するための新プロジェクト「OSG4・0」を1月にスタートさせた。 さらに再研磨事業、コーティング事業をはじめとするサービス事業にも注力し、世界中のユーザーの様々な需要に対応していく。 これらの取り組みにより、2019年度は売上高1370億円、営業利益240億円を計画している。 報告の後、決議事項▽第1号議案=剰余金の処分の件▽第2号議案=取締役(監査等委員である取締役を除く。)2名選任の件▽第3号議案=補欠の監査等委員である取締役1名選任の件▽第4号議案=役員賞与の支給の件▽第5号議案=取締役(監査等委員である取締役を除く。)に対する譲渡制限付き株式の付与のための報酬額決定の件が一括上程され、審議の末、いずれも承認された。 同社の石川社長は株主総会冒頭の挨拶で「2018年度はオーエスジーにとって創立80周年という記念すべき1年であった。振り返ると、大変好調な世界経済を背景に世界中で労働力が不足となった。TоТ、半導体、自動化等への投資が世界中で特に旺盛になった。それに伴い、工作機械、産業機械、半導体製造装置、ロボット等の生産が増加し、当社が製造している切削工具の需要も極めて旺盛な状況であった。2018年度は、過去最高の業績で終えることができたが、一方で、一部の製品の供給が追いつかず、多くのユーザーにご迷惑をかけた1年でもあった。社員一同、顧客の信頼に最大限に応えられるように努力をしている」と話した。 株主総会終了後、同会場で開かれた株主との懇談会では、石川社長が成長戦略について説明したほか、役員及び執行役員から現況報告などが行われた。 世界最速の焦点距離可変レンズ TAGLENSシリーズを発売 ミツトヨ 製造・検査工程の生産性向上に ミツトヨ(社長=沼田恵明氏、本社=川崎市高津区)は、世界最速の焦点距離可変レンズ「TAGLENSシリーズ」の販売を開始した。TAGLENSはプリンストン大学機械宇宙工学専攻のCraig Arnold教授が率いるチームによって発明され、同社はその技術の使用許諾を受け、ミツトヨ製TAGLENSシリーズとして商品化した。 TAGLENS-T1はマイクロ秒の超高速で焦点距離を変更することが可能なレンズであり、従来のレンズに付加することで、リアルタイムに全焦点画像を取得できる。従来の光学系の合焦範囲を大幅に拡張でき、機械的オートフォーカス機構が不要となるため、ピント合わせに要する時間を短縮し、外観検査装置等のデータ処理速度を向上させることができるという。 TAGLENS-T1には専用の制御コントローラが付属している。ソフトウェアについてはソフトウェア開発キットを提供しており、ユーザー独自のソフトウェアと共存することが可能。 さらに、TAGLENS-T1を搭載できる顕微鏡ユニットVMU-T1を同時リリースし、ユーザー側で光学システムの構築が容易となっている。 同社は、TAGLENSシリーズの生産を米国生産拠点であるMitutoyo Optics Manufacturing America Corporationで開始しており、エレクトロニクス、バイオ・メディカル、食品・薬品などの幅広い分野において、製造・検査工程の生産性向上やコスト削減に貢献できるとしている。 据付品質の向上目指し 据付研修センター「匠」完成 三菱電機稲沢製作所 4月1稼働開始 三菱電機の昇降機製造拠点のマザー工場である稲沢製作所(所在地=愛知県稲沢市菱町1)が、稲沢据付研修センター「匠(たくみ)」を建設。4月1日より稼働を始めた。 近年、世界の昇降機市場の規模増加に伴い国内外の据付技術者が不足かつ若年化しており、据付工事に必要な技術者の増員と技能向上が急務となっている。同社は、昇降機の据付実技研修を国内外関係会社の研修施設でこれまで実施してきたが国内では実際の昇降機を用いた専門教育ができる研修施設の充実化、また海外では技術者を育成する指導者増強が課題となっていた。そこで今回、昇降機製造拠点のマザー工場である稲沢製作所に新たに稲沢据付研修センター「匠」を建設。実機やVR(バーチャルリアリティ)機器を用いて、より実践的で効果的な研修を充実させるとともに海外での指導者育成に向けた教育制度を拡充することで、グローバルでの昇降機の据付品質を向上させるという。 この稲沢据付研修センター「匠」には据付実習用昇降路10本、実習用エレベーター8台、特別安全教育施設(危険体感設備=VR)などが備わっており、若い世代の据付技術者がこれらを活用することで、@実機を用いた実習などによる据付技能の早期習得と作業品質の向上、AVRを活用した体験実習による危険感度の向上とさらなる安全な現場作業の実現、B海外での据付指導者の育成強化によるグローバルでの据付能力の向上、などが期待できるという。 同社は「この据付研修センター匠を活用して国内外の据付技術者育成を強化することにより昇降機の据付品質を向上させ、さらなる安心と安全、快適な昇降機をグローバルに提供していきます。また、2020年度までに国内の新設据付技術者約1000人、海外の据付指導者約350人の育成を目指します」とコメントしている。 本件に関して詳しくは同社ビルシステム工事統括部▽電話=03(3218)9920まで。 新入会員3名を迎え 2019年度事業等決まる ジュニアー会 平成31年度総会開催 ジュニアー会(新幹事長=野崎憲昭氏・常磐精機社長)は2月8日(金)、平成31年度(平成31年1月1日〜令和元年12月31日)総会を開催した。会員13名中7名が出席し、過半数に達したため本総会は成立している。 野崎副幹事長(当時)の開会の辞に続き、熊田誠司幹事長(当時。久満田商会社長)が挨拶。その後、議長に野崎副幹事長が選出され、以下の議案について報告・審議が行われた。 【議案1】平成30年度事業報告承認の件▽平成30年度(平成30年1月1日〜同12月31日)事業が報告され、これが満場一致で承認された。同会の平成30年度事業は以下の通り。●2月9日(金)=総会開催。●6月25日(月)=研修会(映画鑑賞会)開催。●8月28日(火)=納涼会(ビアパーティー)開催。●9月8日(土)=ジュニアー会・あおい会合同ゴルフ会開催。●12月1日(土)=忘年家族会開催。●その他=幹事会を1月・4月・7月・10月の計4回開催。あおい会との合同事業を9月(ゴルフ会)と11月(あおい会主催ゴルフ会)の計2回開催。 【議案2】平成30年度決算報告承認の件▽平成30年度決算が報告された後、熊田幹事長から本案件に関する監査報告が行われた。これが満場一致で承認された。 【議案3】平成31年度幹事団(案)選出の件▽幹事改選期を迎えた今期の新幹事団候補者案が発表され、これが満場一致で承認された。新幹事団は以下の通り。●幹事長=野崎氏。●副幹事長=安藤仁志氏(安藤社長)。●幹事=堀晃徳氏(金馬社長)。●会計幹事=伊藤哲生氏(春日鋼機社長)。 【議案4】平成31年度事業計画(案)承認の件▽平成31年度事業計画案が発表され、これが満場一致で承認された。同会の平成31年度事業は以下の通り。なお、日時未決定事業に関しては後に幹事団が幹事会で決定し、各会員に通知される。●平成31年2月8日(金)(当日)=総会開催。●令和元年5月または6月=研修会開催。●同7月または8月または9月=納涼会開催。●同7月または8月または9月=懇親ゴルフ会開催。●同12月7日(土)=忘年家族会開催(例年12月第1土曜で日程を固定)。●その他、計4回程度の幹事会を開催予定。 【議案5】平成31年度収支予算(案)承認の件▽平成31年度収支予算案が発表され、これが満場一致で承認された。 【議案6】新入会員承認の件▽本会会員より推薦された新入会員候補3名がこの場で紹介され、満場一致で3名全員の入会が承認された。これにより本会会員は13名から16名となった。新入会員は以下の3名。●福元良貴氏(山信副社長)。●川島宏紀氏(川島商事取締役)。●荒木彌一郎氏(荒木商事社長)※順不同。 以上、すべての議案審議が終了し、堀幹事の締めの挨拶で本総会は終了した。 ◇ ジュニアー会は、その会員が諸事業を通じて企業経営および管理技術を研究し、経営者としての資質を向上させ、併せて相互の親睦を図ることを目的に設立された会である。その会員は愛知県内の金属商業団体に加入する企業の子弟であり、かつ、本会の趣旨に賛同する者で構成されている。本会発足時より数え、現会員は3世代目にあたる。なお、本会の事務局は本会の会計幹事の所属する社内に置かれている。また、事業・会計年度は毎年1月1日から12月31日までである。 情報や対策方法など共有 知りたいテーマでディスカッション 名機工同友会 2月例会開催 名機工同友会(会長=吉野栄一氏・吉野機械工具社長)は2月27日(水)、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で2月例会を開催。会員ら14名が参加した。 この日の例会は参加者が自社の悩みや今知りたいテーマを持ち寄り、そのテーマに関して会員各社がどのような対応や対策、また考えを持っているのかを発表しあうディスカッション方式で行われた。 例会を前に吉野会長から「今日のディスカッションの議題のうち2つは私が提案させていただきました。なかでも景況感というものがどうしても気になっており私の周りにも、昨年の同時期と比べて受注が減ったとおっしゃる加工業の方や、生産調整に入ったという自動車部品メーカーさま、受注が減ったことで逆に納期が短縮できた工作機械メーカーさまなどがいらっしゃって、少し景況感が減速しているのかなと感じております。果たして景気の良さはいつまでもつんだ? というのが非常に興味のあるところです。いろんな方に聞いてみると、東京五輪・パラリンピックまでじゃないか? という方が多く、なかには今年の秋頃までだろうという話もありますので、景気が下降したときを考え今から備えておくことも必要だろうと思います。現場を回る機械工具商が景気を一番敏感に掴むと言われています。今日は皆さんがどう感じていらっしゃるのかお聞かせいただければと思っています」と挨拶があった。 ディスカッションで議題に上がったテーマは、●2019年の景況感について、●リーマンショック前との実績比較、●昇給(給与改定)について、●5日間の有給消化について、●営業と配送の分離について、など合わせて7項目。参加者はそれぞれの対応や自身の考えなどを発表し、約1時間にわたって情報を共有した。 その後は懇親会が催され、最後に和久田修志副会長(三和商事社長)が「今日は皆さんの素晴らしいお話を聞かせていただき大変参考になりました。とても密度の濃い情報交換ができたと思います。今年に入り景気は下降していくと言われていますが、皆さんと力を合わせてこの局面を乗り越えていきたいと思っております」と挨拶。1本締めで散会となった。 次回、名機工同友会は4月24日(水)午後6時より総会を開催する予定だ。(本紙掲載時、3月例会終了済み) 売上高9.8%増、経常利益0.4%増 売上高が2000億円を突破 トラスコ中山 2018年12月期決算説明会 機械工具卸売商社のトラスコ中山(社長=中山哲也氏、本社=東京都港区)は2月7日、2018年12月期(第56期)の決算説明会を東京本社にて行った。 発表によると、同社の2018年12月期の売上高は2142億9700万円(前期比9・8%増)、営業利益が143億6400万円(同0・6%増)、経常利益が146億4200万円(同0・4%増)、当期純利益が97億2200万円(同4・4%減)となった。 販売ルート別の売上高は、「ファクトリールート」(製造業、建設関連業等向け卸売)が1691億2200万円(前期比7・4%増)。 「eビジネスルート」は307億4500万円(前期比26・1%増)。ネット通販企業向けとオレンジコマース(電子購買)連携企業向けの2つで構成され、いずれも順調に拡大を続けた。特にネット通販企業向けの売上高は同29・1%増と前期に引き続いて大きく伸長した。 「ホームセンタールート」(ホームセンター、プロショップ等向け販売)は134億6600万円(前期比8・6%増)で、このうちプロショップへの売上高は19億3000万円(同18・8%増)となった。 売上総利益は、堅調な売上高の伸びにより454億9100万円(前期比9・9%増)、売上総利益率は前期と同程度の21・2%となった。ナショナルブランド商品(NB商品)の粗利率は前期の17・4%から17・5%に0・1ポイント上昇した。 販売費及び一般管理費は、売上の拡大に伴う出荷量の増加や送料の値上げの影響による運賃及び荷造費の増加、正社員及びパートタイマーの増員による給料及び賞与の増加、プラネット埼玉の新設に伴う減価償却費や消耗品費の増加などにより、311億2700万円(前期比14・8%増)となった。 2019年12月期(第57期)の業績予想は、売上高2330億円(前期比8・7%増)、営業利益150億円(同4・4%増)、経常利益152億5000万円(同4・2%増)、当期純利益103億円(同5・9%増)と増収増益を見通している。 設備投資については、第56期よりさらに加速させ、200億1200万円(前期比約29億円増)とする予定。内容は「プラネット南関東」の建替え(約49億円)、「プラネット東北」の増築(約32億円)、「プラネット北関東」の増築(約8億円)など。 中山社長は、2019年12月期の取り組みについて述べる中で「我々は売ることを熱心にしないといけないが、自分の会社の売り上げを上げることしか考えていない販売が一般的になりつつある。世の中はどんどん変わっているのに、販売に関するスタンスはほとんど進化していない。営業の訪問が増えたところで、お客様の売り上げが上がるのかというと、売り上げが上がるどころか仕事の邪魔をしているということにもなりかねないことに、最近気が付きました。色々な営業スタイルがあるが、お客様の売り上げが上がらない行動はしない。お客様のためになる方法に変えていこうと、これからやってまいります」と述べ、顧客にとって業界最高の利便性を追求していく考えを示した。 また、ユニークで優れた戦略により高収益を持続している日本の企業・事業を表彰する「ポーター賞」を2018年度受賞したことを報告。この年の受賞企業は、同社とモノタロウ(同じ業界から2社の受賞は初めてという)、ライザップ、保険の窓口グループの4社。 中山社長は「これからも人の思いつかないことを考え、人のやらないことをする。これが鉄則かと思っていますので、古い業界ではありますが、新しい色々な発想で開拓をしていきたい」と話した。 その他、中山社長は、成長スピードを加速するために常勤取締役を4名増員することや、トラスコ中山健康保険組合の設立(詳細記事7面)についても説明した。 ヤマゼンクリエイト 代表取締役社長に 幸得昭彦氏が就任 ヤマゼンクリエイト(本社=大阪市西区)では、3月25日開催の臨時株主総会にて役員の異動が承認され、4月1日付で代表取締役社長の市末松宏氏が取締役顧問に就き、後任として幸得昭彦取締役が代表取締役社長に就任した。 新役員は次の通り。 ▽代表取締役社長=幸得昭彦氏(昇任) ▽取締役(プランニング統括部長)=毛穴光俊氏 ▽取締役顧問=市末松宏氏 ▽監査役=松村嘉員氏 2018年度の鍛圧機械受注額10.1%増 国内、輸出ともに前年を上回る 日鍛工 リーマン前の水準まで回復 一般社団法人日本鍛圧機械工業会(代表理事会長=宗田世一氏・エイチアンドエフ取締役相談役)が4月8日発表した鍛圧機械会員受注統計によると、2018年度の受注総額は前年度比10・1%増の3897億9700万円となり、2年連続で増加した。2018年度見通しの3850億円を1・2%上回り、リーマンショック前の水準までほぼ回復した。 機種別に見ると、プレス系機械は前年度比13・0%増の1769億1600万円となった。機械プレス全体で17・2%増、油圧プレスが34・1%増。一方、フォーミングは4・5%減、自動化・安全装置は18・2%減だった。 板金系機械は前年度比8・8%増の1268億5300万円で、レーザ・プラズマが19・5%増、プレスブレーキが8・9%増、パンチングは2・5%減となった。 その他、部品・金型・サービスは前年度比6・6%増の860億3000万円だった。 内外別(機種計)では、国内向けが前年度比6・2%増の1808億1000万円となり、一般機械の20・8%増をはじめ、鉄鋼・非鉄金属14・7%増、電機11・6%増、金属製品製造業8・8%増といずれも好調。自動車は0・7%の微減となったが高水準を維持した。 輸出は前年度比19・5%増の1229億6100万円となり、インド向けが90・4%増となったのをはじめ、東南アジア向け81・2%増、欧州向け39・1%増、韓国・台湾向け8・1%増、北米向け6・3%増といずれも前年を上回り順調に推移した。 一方で、同会は2018年度後半からの海外向け需要の失速感が懸念されると指摘。2019年度の受注予想を前年度比6・1%減の3660億円としている。 2018年12月期は増収増益 売上収益16.7%増の5012億円 DMG森精機 自動化システムの受注比率向上 DMG森精機(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区)は2月12日、森社長、小林副社長が出席して2018年12月期の決算発表記者会見を東京グローバルヘッドクォータで開いた。テレビ会議システムを通して、名古屋本社でも同時開催した。 2018年12月期の連結業績は、売上収益5012億4800万円(前期比16・7%増)、営業利益362億6100万円(同23・4%増)、税引前利益312億7500万円(同26・1%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益185億1700万円(同21・3%増)の増収増益となった。営業利益率も前期の6・8%から7・2%へと上昇した。 受注額は前期比11%増となり、CELOS、テクノロジーサイクル、周辺装置を含む自動化需要が伸長し、受注総額に占める自動化案件の比率は前期の17%から24%まで向上した。また、5軸機、複合加工機の他、超音波及びアディティブマニュファクチャリングなどの先端技術の受注も伸長した。 2019年12月期の連結業績予想は、売上収益5000億円、営業利益360億円、親会社の所有者に帰属する当期利益190億円と発表。売上収益、営業利益については前期と同程度とし、当期利益は前期比2・6%増を予想している。公開された業績予想は、ユーロの為替レートを125円と想定した見通しであり、2018年12月期と同じユーロレート130円のままであれば増収増益となるとした。 2019年12月期の配当予想は、各半期5円増配して1年で10円の増配を見込み、年間60円、配当性向40・7%としている。 森社長は会見で「私どもの会社は、多軸の工作機械、5軸の工作機械、複合化された工作機械に大変強く、商品展開をしている。多軸、5軸、複合化することによって、全ての加工がワンチャック化できる。ワンチャック化することによって、ロボットやローダーなど、自動化で掴み替えしやすくなった。自動化でオペレーターの介在が少なくなってくる。場合によっては深夜や週末に人が介在せずに機械を動かせるので、ToТによるセンシング、計測が必要となってくる。どんどんとデーターが溜まり、ビッグデーターを分析して活用し、工程を改善・改良して、さらに多軸、5軸での加工を進化させていく。これが我々の目指しているところ。工作機械の市場だけを見ていくと全世界のマーケットが10〜20%減るなどと言われるが、一方で自動化、見守り化、ToT化を考えていくと市場はまだまだ大きなもの。私たちは、この多軸メーカー、5軸メーカーであるからこそ、さらに自動化とTоТ化を進めて、環境の変化による業績のブレをできるだけ少なくしていきたい」との考えを示した。 2019年の業績予想について森社長は「日本工作機械工業会全体の受注予想が12%ほど下がる中で、売上収益・営業利益ともに横ばいというのは、1つに、受注残がドイツ側で8か月ほど、日本で6か月ほどあり、ある程度売上のめどが立っていること。2つ目に、台数レベルでは既に10%ほど減ってはいるが、5軸化と複合化、自動化が進むことによってお客様からの単価が10%以上上がっているため、台数の落ち込みが金額においては相殺されている」ことによると説明した。 ◇ 同日発表され、3月22日の定時株主総会で承認された新役員は次の通り。( )内は前職。 ▽代表取締役社長=森雅彦氏 ▽取締役副社長【新任】=クリスチャン・トーネス氏(DMG MORI AKTIENGESELLSCHAFT Chairman of the Executive Board) ▽取締役副社長=玉井宏明氏 ▽代表取締役副社長=小林弘武氏 ▽専務取締役【新任】=藤嶋誠氏(専務執行役員R&Dカンパニープレジデント) ▽専務取締役【新任】=ジェームス・ヌド氏(専務執行役員DМG МORT USA CEO兼Americas担当) ▽常務取締役【新任】=古田稔氏(常務執行役員グローバル本社経理財務本部副本部長兼製造カンパニープレジデント) ▽社外取締役=青山藤詞郎氏 ▽社外取締役=野村剛氏 ▽社外取締役=中嶋誠氏 ▽社外取締役=御立尚資氏 ▽常勤監査役【新任】=川山登志雄氏(常務執行役員グローバル本社経理財務本部副本部長) ▽社外監査役=土屋総二郎氏 ▽社外監査役【新任】=川村嘉則氏 長く安心して働ける企業を目指して 「トラスコ中山健康保険組合」を設立 トラスコ中山 4月1日単一健保組合設立 機械工具卸売商社のトラスコ中山(社長=中山哲也氏、本社=東京都港区)は4月5日、単一健保組合の「トラスコ中山健康保険組合」を4月1日に設立したと発表した。 社員が長く安心して働き続けられるよう、同社に合った疾病予防につながる取り組みを充実させていく。 設立の目的を「人生を預かる企業として、社員やその家族の健康に責任を持ちたいという想いから、当社独自の健康管理により注力していくため」としており、自分たちの健康保険組合として身近な存在に感じることで、より健康管理に意識を向けてほしいとの期待も込める。 単一健保組合設立により、人間ドックの助成や運動奨励事業など、同社に合った独自の疾病予防につながる保健事業を実施できるようになるほか、自主的に保険料率の設定が可能であり、設立当初は従来と同じ保険料率(9・9%)とするが、社員が積極的に健康管理を行うことで、将来的に保険料率を低くすることも可能になるという。 さらに、健康保険法で定められた法定給付に上乗せして行う付加給付を、健康保険組合の財政状況に合わせて任意に実施できる(設立後3年間は制限あり)。 同社は、今年の1月1日にトラスコ中山健康保険組合設立準備室を社内に立ち上げ、3月29日に設立認可書交付式で正式に厚生労働省より単一健保組合として設立の認可を受けた後、4月1日トラスコ中山健康保険組合の設立に至った。 理事長職務執行者は、社長の中山哲也氏。組合所在地は東京都港区新橋4-28-1(トラスコフィオリートビル9階)。 同社は「社員・家族の健康なくしては企業の発展なし」と考え、単一健保組合の運営を行っていくとともに、より積極的に社員の健康管理を行っていくとしている。 第11回ボウリング大会を開催 優勝は鈴村美咲さん(ダイドー) 愛機工西支部 ゲーム後は鍋料理で交流 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)の西支部(支部長=内藤和美氏・内藤商事社長)は、2月8日午後6時30分より中川コロナワールド・コロナキャットボウル中川店にて「第11回西支部ボウリング大会」を開催した。支部員とその従業員ら36名が参加して親睦を深めた。 ルール説明の後、日頃の腕前を披露し合いながら和気あいあいとゲームを進め、2ゲームの結果、昨年女性優勝の鈴村美咲さん(ダイドー)がトータル367ピン(HDCP含む)で総合優勝を果たした。 ゲーム終了後は、中川コロナ3階「本家さぬきや」に場所を移して、梅村龍盛理事(支部役員、梅村本店社長)の司会進行により表彰式が執り行われた。 矢野茂雄理事(支部会計、滝川物産社長)が、所用により当日参加できなかった内藤支部長に代わって挨拶に立ち、「本日は西支部のボウリング大会に参加していただき、本当にありがとうございます。今回、募集定員いっぱいの36名の方にご参加いただきました。お疲れさまでした。服部実行委員長にご尽力いただいたおかげで、料理もグレードアップしたようです。今後もっと楽しい会になっていくのではないかと思っています。また、組合の方も、恒例のメカトロテックジャパンに加えて、ロボット展(会期=2020年7月2〜4日)が開催されるということで、それが好評となれば、より良い支部運営もできるのではないかと思います。ボウリングに限らず、良い企画を立てていきたいと考えていますので、皆さんも是非ご参加いただきますよう宜しくお願いします」と述べた。 会食に移りしばらく歓談したのち、順位発表があり、各賞受賞者に賞品が授与された。 最後に、服部将康実行委員長(支部役員、服部社長)より「毎年1回、このボウリング大会を開催していますが、以前から参加されている方は食事内容が少し変わったと思っておられるかと存じます。今回から実行委員長をさせていただきまして、このような鍋パーティーも良いのではと考えました。頭からハプニングがありましたが、少し変わった食事会ができたのではないかと思っています。また来年もボウリング大会を開きたいと思っていますので、皆さまにはご参加のほど宜しくお願いいたします。本日はどうもありがとうございます」と御礼の挨拶があり、散会した。 上位入賞者は次の皆さん(敬称略)。 ▽優勝=鈴村美咲(ダイドー)367ピン(HDCP含む) ▽準優勝=早川周作(滝川物産)355ピン ▽第3位=服部騎士(滝川物産)327ピン 得意先の社員などを招いて開催 参加者が過去最高の146名に クマザワ 第35回新春ボウリング大会 機械工具商社のクマザワ(社長=浅野明好氏、本社=愛知県一宮市)は2月17日、得意先の社員とその家族らを招いて、愛知県稲沢市の稲沢グランドボウルで恒例の新春ボウリング大会を開催した。第35回目となる今大会には過去最高の146名が参加した。 大会は熊澤常務の始球式でスタートし、参加者は豪華賞品の獲得を目指して熱戦を繰り広げた。3ゲームのトータルスコアで順位を競った結果、イマイダイチさん(岐阜プラスチック工業)が619ピンで優勝に輝いた。準優勝は583ピンのニノミヤタイヨウさん(東海理化)、3位は582ピンのミヤゾノフジオさん(KTX)。 ゲーム終了後はボウリング場内のパーティールームに移動して懇親の場となり、参加者は食事をしながら歓談し親睦を深めた。ボウリングの成績発表と表彰式が行われ、豪華賞品が上位入賞者らに贈られた。また、ダイソンの高級掃除機などが当たる「お楽しみ抽選会」も行われ、会場は盛り上がりを見せた。 最後に、浅野社長が「皆様どうもお疲れさまでした。本日は、クマザワの新春ボウリング大会に多数お越しいただきまして、誠にありがとうございます。本来なら新春の挨拶が入る予定なのですが、もう2月中旬ということで割愛させていただいて、本年もクマザワを宜しくお願いいたします。本日は、58社・146名という本当に多数の方にご参加をいただきました。例年なら110名〜120名ということで、40レーンで3名ずつのゲームとなりますが、今回は20以上のレーンで4名のプレーとなり、時間的にも大変ご迷惑をおかけしたのではないかと思っています。昨年の2月初旬にこの場をエントリーしたのですが、その時点で1月はすでに満杯の状態で、一番早い2月17日、今日の開催となったわけです。今回は2月の開催になってしまいましたが、来年はすでに会場を押さえています。常務の熊澤が2020年1月19日に50レーンを予約しています。1年先ではありますが、また楽しみにしていただきたいと思います。皆様方の足を引っ張ることのないよう、私どもは小さなミスを未然に防ぎながらやっていかなければならないと思っています。今まで以上に皆様方とのパートナーシップを深く構築していくことが私どもの義務だと思っています。従業員一同、皆様方に尽くさせていただく覚悟はできていますので、何卒クマザワを今年もご愛顧いただけたらと思います。本日はご参加いただきまして誠にありがとうございました」と挨拶し、お開きとした。 ダイドーロボット館大ホールにて 平成31年度入社式を開催 ダイドー 新入社員46名を迎える メカトロニクスの専門商社ダイドー(社長=山田貞夫氏、本社=名古屋市中村区名駅南4-12-19)の入社式が4月6日、本社に隣接するダイドーロボット館のマイロボ大ホールで行われ、2週間の研修を終えたばかりの新入社員と、来賓、各営業部の役員及び幹部らが出席した。同社はこの春46名の新入社員を迎えた。 挨拶に立った山田社長は「皆さんをお迎えすることは、私の至上の喜びです。皆さんの一生をダイドーで過ごしていただくという、責任も感じています。第1にお願いしたいのは、元気にやること。2つ目に、健康に過ごすこと。3つ目は、仕事に惚れ込むこと。いやいや仕事をしていたら成功しません。当社は仕事が楽しい方ばかりで、たくさん給料ももらえる本当にいい会社ですから、皆さんしっかりやりましょう。本日はおめでとうございます」と歓迎した。 来賓祝辞で、湯原真司CKD取締役執行役員営業本部長は「今年は元号が『令和』に変わります。皆さんは令和元年の新入社員です。ここにいる方は同期入社、これからダイドーマンとして長い年月、苦楽を共にされることになると思います。新入社員の方に毎年お話ししているビジネスマンの基本が3つあります。ビジネスマンにとって必要ですし、これをやっていれば信用、あるいは信頼されてくるということです。1つは、挨拶です。明るく爽やかな挨拶をして行きましょう。2つ目は、約束を守るということです。一番よくするのは時間の約束。時間を守ることは、約束を守ることの基本です。最後の3つ目は、4Sと言われる整理・整頓・清潔・清掃。これができている方は、頭の中も綺麗に片付いていて、仕事ができる方です」と話した。 続いて、来賓の中野優ТHK産業機器統括本部中部営業統括部長が「私どもの新入社員に必ず言うことがあります。TQ(知能指数)は生まれながらの先天的な要素があるので、鍛えるのは非常に難しい。ところが最近EQ(心の知能指数)という言葉があります。今の日本の経営トップの方々や非常に活躍している方々は、このEQ値が抜群に高いと言われています。EQ値を私どもは『心の才能』と言っています。心の才能は鍛えることができる。色々なことに気付く、空気が読めるとか、もちろん仕事を好きになるとか、色々な仕事の中で鍛えていくことができる。豊かな心の才能を育んでいただきたいと思っています。また、ToTの時代になってくると、恐らく日本の高い信頼のおける装置、機械の品質が見直されます。見直されることによって、日本の失われたスピード感と大胆な革新力さえ取り戻せば、令和の時代は素晴らしい時代になるのではないかと思っています。是非とも皆さん、仕事を好きになってください。それと汗と恥は若者の特権です。大いにかいてください」と述べ、祝いの言葉とした。 この後、人事部を代表して田中慎悟ダイドー常務が「皆さんは令和元年入社ということで、絶対忘れることはないです。良い年だな、良い時にこうなったなと思えるかどうか、これが非常に大きい。自分をポジティブに持っていく。皆さんは焦らずに、分からないことは聞いていただいて、自分なりに頑張ってやってみよう。自分の1年後、5年後を想像してほしい。5年経ったら、皆さんの中で駒ヶ根の研修に教官として行っている方もいると思いますよ。そのようになれたら良いなと思って取り組んでいただきたい。仕事でお金をいただくことは簡単ではありませんが、折角のご縁ですから、一緒に頑張って行きましょう」と激励した。 新入社員を代表して、重舎育美氏(奈良大学卒)が「我々平成31年度新入社員一同は、駒ヶ根合宿で学生時代の甘さの排除、そして我が社のモットーである規律とリズム、礼儀を習得してまいりました。本日よりその貴重な経験を生かし、メカトロニクスの専門商社の社員として1日も早く会社に貢献できるよう、体当たりで頑張ります」と決意表明を行った。 昼食後は新入社員の自己紹介が行われ、この中で「3年後の自分」と題した1分間のプレゼンを男性新入社員が行った。 |