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2019年(平成31年)3月
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2019年3月3日(日)・10日(日)
・2699号
・2700号
新任職員に滝川さん、2月から勤務 31年度通常総会は5月28日 愛機工 今年度最終理事会を開催 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)は2月5日午後4時30分より東京第一ホテル錦にて2月理事会を開いた。理事会では新事務職員の紹介が行われたほか、MECT展の出展小間最終調整の状況、ロボット展への取り組み、平成31年度通常総会の準備などが確認された。 冒頭、水谷理事長より挨拶があり、続いて議事に入った。 @「事務局職員紹介」が水谷理事長より行われた。職員の渡辺さんが退職するため新任職員に決まった滝川さんが2月1日より出勤している。採用は、昨年12月はじめにハローワークに募集申請を行い、書類選考、1次面接を経て、1月18日の三役による最終面接で決定した。渡辺さんは、後任への引継ぎと総会に関わる決算書作成のため有給休暇を取りながら4月末日まで勤務する予定。 A「組合員・賛助会員数の状況」が事務局より報告された。測定工具・機械工具製造販売のフジツール(所在地=千葉県松戸市、社長=藤原朝行氏)の賛助会員加入(4月1日付)を承認。また、廃業した尾張支部所属の組合員1社の脱退を承認した。 B「新年会報告」が森庸一南支部長(森哲社長)より行われた。1月17日にANAクラウンプラザホテル・グランコート名古屋で開催し、421名(来賓9名、組合員109社215名、賛助会員80社190名、報道5名、事務局2名)が出席した。今年から会費を値上げし、料理の設定を変更したため戸惑いが見られたが、内容については良い評価を得たと思われる。酒類については消費が多く見直しを検討する。来年の新年会は、2020年1月16日に同ホテルにて開催予定。担当支部は熱田支部。 C「MECT展申込状況」が高田研至実行委員長(組合副理事長・井高社長)より報告された。1月18日、組合事務局でニュースダイジェスト(ND)社と出展小間の最終調整を行い、組合実績は125社456小間で確定した(若千変更の場合あり)。開催要項は前回展と同様。特別企画については今後詳細を発表する。今後の予定は、ND社と小間割の調整を行った後、6月7日に出展者説明会をポートメッセなごやで開催する。 D「ロボット展『Robot Technology Japan(ロボットテクノロジージャパン)』について」は森田乾嗣実行委員長(組合副理事長・モリタ社長)より説明があった。2020年7月2日(木)〜4日(土)の3日間の会期で、愛知県国際展示場(中部国際空港島)を会場に開催される。組合は、ND社が新設する同展示会において、MECT展と同様に共催団体としてND社をサポートし、実行委員会を設置して出展者の勧誘と来場者の動員に取り組む。実行委員については、三役および事業部長で候補者を選考し、依頼状を郵送して正式にお願いする。 E「技術研修会」について林正人経営対策部長(広商NEXUS社長)より予告が行われた。第2回切削工具・再研磨の技術研修会を2月22、23日の2日間、ビーティーティー・テクニカルセンターにて開催する。2回目の開催は、前回の募集で定員オーバーとなり受講待ちになっていた10名を対象にしている。 F「新入社員研修」について林経営対策部長より開催案内が示された。4月8、9日の2日間、ナディアパーク会議室にて開催する。講師に渡邉圭蔵氏(名南経営)を予定。 G「第78回野球大会経過報告および第79回大会予定」が野崎憲昭福利厚生部副部長(常磐精機社長)より説明された。第78回野球大会の優勝戦を3月16日12時30分からBゾーン、Aゾーンの順に開催する。会場は草井球場(愛知県江南市)。優勝戦は、Aゾーンがダイドーと東陽、Bゾーンが三栄商事とモリタの対戦となる。また、第79回野球大会を4月13日、江南市民球場にて開会する。開会に先立ち、キャプテン会議を3月22日に東別院会館で開催し、大会要項の説明およびトーナメント抽選会を行う。 H「中部ブロック会議要項」について高田研至ブロック長(組合副理事長)より説明された。岐阜機工会が幹事を務めて2月18日、東京第一ホテル錦にて開催。会議は3部構成で、第1部は全機工連の事業報告のほか各団体の状況報告、第2部は働き方改革をテーマにした講演会、第3部は懇親会を行う。次年度の幹事は愛知組合が担当する。 I「平成31年度通常総会」について服部健総務部長(伊吹産業社長)より説明された。5月28日午後5時よりホテル名古屋ガーデンパレスにて総会を開催する。@30年度仮決算を梅村龍盛会計理事(梅村本店社長)が報告。A31年度総会は役員改選無し。総会の進行について司会および議長は総務部会にて選任し、4月理事会で発表する。B31年度の支部総会は3月または4月に開催する。次年度支部助成金については、展示会収入を考慮し三役会で調整した上で各支部に提示する。C支部は30年度収支決算書(支部総会議案書)を4月末日までに事務局に提出する。D各部会は31年度予算申請書(事業計画書)を3月末日までに提出する。E三役会・常任理事会を4月理事会前に開催する。F総会・懇親会参加者の会費徴収は従来通りとする。 J「全機工連常任理事会報告」が水谷理事長より行われた。1月24日に開催され、全機工連大阪大会の概要が発表されたほか、機工メイトの事業実績と今後の活動方針が報告された。また全機工連の財政など運営について議論した。第43回全機工連大阪大会は10月16日午後1時〜同7時、ホテルニューオータニ大阪で開催される。テーマは@やって得する働き方改革A知って得するAI事情。詳細は6月20日の全機工連総会で発表される。 K「部会報告」が行われた。【総務部】当面は次年度総会の運営に務める。【情報部】組合報新年号を2月に発送する。【経営対策部】次年度セミナー企画@60歳以降の社員の働き方。今後超高齢化社会が進む中で高齢者を戦力として活用する手段A若手社員の育成。若手社員を辞めさせず戦力化するための給与、労働時間、福利厚生、指導方法、企業文化の醸成BBCPセミナー他【事業部】MECT展は出展者の目処がつき、今後はロボット展の取り組みについて準備する。イチネンのガソリンカード取次ぎの他、関連する車買取りおよびカーリース事業に取り組む。カーリースについてはキリックス社と契約を結んでいるが、2社と並行し会員の有効な選択肢を増やす。【青年部】日帰りバスツアーを2月2日に開催した。行先きは高山と世界遺産の白川郷で、79名が参加した。他産業視察を3月23日に開催する。訪問先は大原ガラスリサイクルとアサヒビール名古屋工場【福利厚生部】野球大会の反省会を青年部、審判部を交え2月または3月に開催する。 L「その他」として、事務局より訃報が伝えられた。大崎機工(尾張支部)大崎政雄会長の母堂秀子様が1月6日、永眠された。享年91歳。通夜、告別式は親族により営まれた。また、2019年度の理事会日程が示された。 一喜一憂せず、背伸びせずに 1年間無事に活躍を 愛鋲協 平成31年新年会を開催 愛知鋲螺商協同組合(理事長=藤田守彦氏・藤田螺子工業専務)の平成31年新年会が1月25日、名古屋市中村区の名鉄グランドホテルで午後6時より開かれ、来賓、組合員ら26名が参加して新年の門出をともに祝った。 土方博之理事(金城螺子製作所)の司会で進められ、冒頭、藤田理事長が「私たちもこの1年、円相場など色々なことがありますが、一喜一憂せず、背伸びせずに分相応にやっていき、1年間無事に過ぎて良かったなと言えればと思っています。5月には組合の総会があり、役員の改選もあります。次年度に向けてもう少し活性化をしていきたいと思っています。3月1日に医師を講師に迎えて『認知症について』の講演会を行います。お役に立つ内容だと思いますので、自分のため、家族のため、そして社員のためにも是非聞いていただければ良いかと存じます。また、ねじの日の記念グッズとして、ねじ商連からのボールペンのPR書類もお手元に置いてあります。お申し込みいただければと存じます。今の理事役員のメンバーで講演会等を運営してまいります。明るく楽しくやっていきたいと思いますので、本年もどうぞ宜しくお願いします」と挨拶。 続いて、来賓を代表して水越昭雄愛知県中小企業団体中央会総務部長が挨拶に立ち「本日は、このような盛大な新年会にお招きをいただきまして、誠にありがとうございます。また、日頃は私ども中央会の事業に格別なるご支援、ご協力を賜りまして厚く御礼申し上げます。今年は亥年ということで、猪突猛進と言われ非常に勢いのあるイメージがありますが、猪は、実はパニックになって一生懸命に走っているのであって、本来は臆病で大人しい動物なのだそうです。また、嗅覚が優れており、色々なものを匂いで嗅ぎ分ける能力に長けているそうです。世界経済は不透明な状況であり、皆様の事業においても猪のように嗅覚を働かせて、社業の発展に繋げていただければと思っています。本年は元号が変わり、日本中が新たなスタートを切る年であります。皆様にとっても飛躍する新しい時代の幕開けになりますことを祈念申し上げます」と祝辞を述べた。 祝電の披露に続いて、小倉正嗣副理事長(小倉商店社長)の力強い発声で乾杯。 祝宴では、参加者一人一人から一言スピーチが行われ、親睦を深めながら和やかに新年のひとときを過ごした。 最後に、大野正博副理事長(中部製作所社長)が「今回初めて藤田理事長がマイクを持って皆様に一言スピーチをお願いし、非常に楽しいと感じました。やはり協同組合ですので、お互いが知り合って、同じ商売を、同じようにやっていけるように、是非このような会を盛り上げていただけると有り難いと思っています。今年は非常に不透明だと言われていますが、結局やることは一緒です。お客さんに可愛がっていただいて、自分のところの社員をしっかり守って、自分の会社をしっかりと良くしていくということが、一番大切なことかと思っています」と述べて、三本締めでお開きとした。 この日の記念品として、日本ねじ工業協会が作成したねじのPRロゴの入った、マグカップが参加者に配られた。 景気は自分の力で作り出すとの 気概を持って取り組みたい 名機工同友会 新年宴会を開催 名機工同友会(会長=吉野栄一氏・吉野機械工具社長)は、1月16日午後6時より名古屋市中区の東京第一ホテル錦において新年宴会を開催した。当日は会員22名、メーカー・商社26社34名の計56名が参加し、新年の幕開けを祝った。 会員の中嶋政利中嶋商会社長が司会を務めて会を進行。 吉野会長が挨拶に立ち「新年のお忙しい中、名機工同友会の新年宴会にお集まりいただき、本当にありがとうございます。同友会は毎月、勉強をしながら、互いに刺激をし合いながら、切磋琢磨している会であると思います。この会(新年宴会)だけ、ゲストの皆さんにお出でいただいておりますが、普段は非常に勉強している会というふうに認識を改めていただければと思います。気になるのは今年の景気です。好景気がここ2、3年続いておりますが、この景気は果たして今年も続くのだろうかと、非常に私も懸念をしております。アメリカと中国の貿易戦争、イギリスのEU離脱、10月には消費税率のアップということで景気に水を差すようなことがありますが、病は気からと言うように、景気も気から、皆さんの気持ち次第で上がり下がりすると思います。万一、景気が悪くなっても、本日お集まりの皆さんは『景気は自分の力で作り出す』という気概を持ってやっていただければと思います」と話し、同氏の音頭で乾杯した。 懇親の場となり、テーブルごとのメーカー・商社によるPR、特別企画などが行われ、祝宴は楽しく盛り上がった。 最後に、吉村泰典山善上級執行役員名古屋支社長より、テーブルトークショーの総評と「本当に素晴らしい明るい同友会の皆様方、今年も是非我々をご支援いただきますよう宜しくお願いします」との言葉があり、三本締めでお開きとなった。 新年宴会の前には例会も開かれ、今後の予定などを審議した。 新年の幕開けを祝い乾杯 創立60周年の節目迎える 名古屋水栓販売協会 新年例会開催 名古屋水栓販売協会(理事長=伊藤辰之氏・イトウ社長)は1月16日、名古屋市中区の名古屋ガーデンパレスで2019年新年例会を開催した。司会進行は安井文康副理事長(錦興業社長)が担当。クラシック音楽の生演奏や抽選会なども行われ、参加した正会員、賛助会員ら77名は大いに盛り上がっていた。 伊藤理事長挨拶「名古屋水栓販売協会は今年で創立60周年を迎えますので、今回はホテルで開催させていただきました。10年前の50周年記念式典もこのホテルで開催させていただいております。ちなみに、当時の理事長は三和管材の内藤善徳社長でした。その10年前はどんな年だったかと言いますと、リーマンショックの影響を受けた年でした。今ここに居らっしゃる方々はその苦しい時期を乗り越えられてきた方ばかりですので、その強さでこれからも進んでいただけたらと思います。さて本日は10名の女性の方々にご参加いただいておりますが、これからいろんな場で多くの女性に活躍していただくことが大事になってきます。こうした会を皮切りに交流を広めていただけたらと思っております。また、そうした機会にこの会がなれればと思っております。 名古屋水栓販売協会はこれからますます、我々正会員と賛助会員さまの交流の場を広げていこうと思っております。60周年を迎えた当協会を、これからもどうぞよろしくお願いいたします」。 恒例の年男による乾杯の音頭は、賛助会員の大倉明久氏(橋本総業中部支店長)が務めた。「2018年は我々賛助会員が大変お世話になりました。60年の歴史を持つこの素晴らしい名古屋水栓販売協会に関わることができ、大変光栄であります。2019年も、我々賛助会員一丸となって盛り上げていきたいと思います」と挨拶し、新年例会が開宴した。 宴もたけなわとなったところで在田忠之副理事長(在田商店社長)が登壇。「今年も、夏のビアパーティーをはじめ、いろいろな企画を考えておりますので皆さま奮ってご参加を賜りたいと思います。引き続き、創立60周年を迎えた名古屋水栓販売協会をよろしくお願いいたします」と挨拶し、3本締めでお開きとなった。 2018年の締めくくりに 理事長以下11名出席 岐阜県管工機材商組合 12月度理事会開催 岐阜県管工機材商組合(理事長=渡部勝裕氏・大東社長)は昨年12月3日、岐阜市若宮町の「割烹宮房」で12月度理事会ならびに忘年会を開催。理事、木曜会メンバーら11名が参加した。 冒頭の挨拶で渡部理事長は「アベノミクスの効果も各方面で差はあるかと思います。先日、愛知県で開催されたある会に参加しましたら大村愛知県知事が入ってくるなり大声で『愛知県は大阪府を抜いたんですよ』と言ってました。確かにGDPは大阪府より愛知県が上になり、また愛知県はこれからプロジェクトのオンパレードで、実際、産業機械や航空機、トヨタ自動車も元気です。そんなことがあったと同時に今度は大阪府での万博開催が決定し、大阪府も負けずに意気込んでいるようです。では岐阜県の管工機材商はどうかというと、悪くはないのですが愛知県や大阪府ほどではないなというのが実感です。それでも地道に今年1年、頑張ってこれたのではないかと思っております」と1年を振り返った。続き、議題審議に入る前に理事の変更が報告され、新たに理事になった安田の中川貴史本店長が紹介された。 理事会では以下の議題について報告・審議が行われ、いずれも承認可決されている。●議題1▽新年賀詞交歓会(2019年1月23日開催済み)の件。●議題2▽2月全員例会(同2月5日開催済み)の件。●議題3▽第74回ゴルフ会(昨年10月24日開催済み)結果報告。●議題4▽第32回管工機材・設備総合展(愛知組合主催、昨年10月4日〜同6日開催済み)の件。●議題5▽その他。 理事会が終了し、渡部理事長の乾杯の音頭で忘年会へ。理事らは近況報告などを交えながら懇親を深め、2018年の組合事業を締めくくった。 2019中部機械加工システム展 3月15日(金)・16日(土)の2日間 ポートメッセなごやで開催 ジーネット名古屋支社(取締役支社長=大谷秀典氏、所在地=名古屋市中区)管轄の有力販売店が主催する「2019中部機械加工システム展」が3月15日(金)・16日(土)の2日間、ポートメッセなごや第3展示館において開催される。「製造業の未来に向けて」をテーマに、工作機械メーカー、CAD/CAMメーカー、切削・ツーリング・治具・産業ロボット・測定・環境等機械加工周辺機器メーカーなど188社(2月25日現在)が出展し、最新の機械・機器の展示を通して生産現場の生産性向上、省人化などを提案する。 前回展を上回るメーカー188社が出展 ユーザーの部門毎に分類して展示 中部機械加工システム展は、ものづくり産業の集積地である中部地域で開催される機械加工に的を絞った展示会で、6年続けての開催となる。今回は主催店約180社、出品メーカー188社(工作機械・CAD/CAMメーカー他=25社、機械加工周辺機器メーカー=163社)、展示小間数200小間以上、展示面積1万125u(第3展示館の4分の3のスペース)の規模で開催される。来場者目標は4000名。機械加工システム展は現在、大阪で毎年、一部地域では2年に一度開かれているが、中部の展示会が会場の広さ、出品メーカー数、来場者数において最大規模という。 今回の展示の特徴として、製造、生産技術などユーザーの各部門をイメージしたメーカー分類を新たに取り入れた。具体的には、「製造」…バリ取り、切削工具、治具、ツーリングメーカーなど▽「生産技術」…自動化、搬送・ポカヨケ関連メーカーなど▽「品質管理」…測定関連メーカーなど▽「保全」…設備劣化防止・設備寿命の長期化関連メーカーなど▽「総務・管理」…BCP対策、環境・省エネ関連メーカーなどに分類し、ユーザーの社内部署・部門担当を想定した提案を集めて展示する。これまで加工内容等を中心に分類されていたが、総務や管理担当者にも見てもらいやすい展示とする。さらに会場内を原則一方通行とし、メーカーの小間の前を通り会場全体に人が流れるよう、会場レイアウトも工夫した。 また、併催セミナーは、従来の機械加工に関する最新セミナーに加えて、「働き方改革」に関するマネジメント担当者向けセミナーなども取り揃え、一層充実させた。世界の多くの自動車メーカーが部品調達基準として採用している「IATF16949(自動車産業向け品質マネジメントシステム)」入門セミナーや、専業主婦から社長になった「町工場の娘」ダイヤ精機・諏訪貴子氏によるセミナーも注目だ。 初の取り組み 「バーチャル展示会」 さらに今回、新たにweb上であたかも実際の会場へ行ったかのような体験ができる「バーチャル展示会」を導入(同月開催の大阪機械加工システム展と共通)。展示会の開催に合わせて動画などで各メーカーの出展内容を公開することにより、会場への集客アップを図る。また、出品された商品を展示会後にユーザーが確認することもできる。サイトのオープン期間は2月〜4月末までの限定公開を予定している。 展示会の開催時間は、1日目の15日(金)が10時〜17時、2日目の16日(土)が9時30分〜16時。 「働き方改革」関連など、セミナーも充実 併催セミナー 《会場》交流センター3階(定員=第3、第4会議室96名/会議ホール300名) 【3月15日(金)】 ■10時30分〜12時/第3会議室 タンガロイ「初級編『切削工具の基礎』」 ■11時30分〜12時30分/第4会議室 ミツトヨ「図面から読み取る測定機器の選定」 ■13時〜14時/第3会議室 ヤマザキマザック「同時5軸加工MCに対応した複合加工技術・多品種少量生産の自動化による生産性向上」 ■14時〜15時/第4会議室 中部機械加工システム展事務局「工場設備のBCP対策!!〜安全性50%向上への挑戦〜」 ■15時30分〜16時/第3会議室 ダイキンHVACソリューション東海「工場設備における法定点検@空調機器に関する法定点検」 ■16時〜16時50分/第3会議室 アマノ「工場設備における法定点検A定期自主検査と日常点検の違いについて」 【3月16日(土)】 ■10時〜11時30分/第3会議室 タンガロイ「中級編『工具損傷の形態とその改善方法』〜旋盤編・フライス編・ドリル編〜」 ■10時30分〜12時/会議ホール ダイヤ精機「中小企業の事業継承と経営改革について〜『町工場の娘』2代目の10年戦争〜」 ■11時30分〜12時30分/第4会議室 一般財団法人日本品質保証機構(JQA)「ISO9001(品質マネジメントシステム)・IATF16949(自動車産業向け品質マネジメントシステム)入門セミナー」 ■13時〜14時/第3会議室 アマノ「働き方改革法案の概要と対応策 今後求められる労務管理システムのご紹介」 ■14時30分〜15時30分/第4会議室 ミツトヨ「生産性向上に寄与する計測システム〜ロボットを活用した自動化推進とIoTのススメ〜」 出品メーカー一覧(50音順) 工作機械・CAD/CAMメーカー他 ヴェロソフトウェア▽オークマ▽OKK▽岡本工作機械製作所▽キタムラ機械▽キャムタス▽ケイエーシステム▽ジェイテクト▽静岡鐵工所▽セイコーインスツル▽ソディック▽大日金属工業▽タクテックス▽ツガミ▽DMG森精機▽テクノツリー▽ナガセインテグレックス▽ニコテック▽日本放電技術▽PALMARY MACHINERY CO-LTD▽ブラザー工業▽松浦機械製作所▽光畑製作所▽ヤマザキマザック 〔特別コーナー〕 三菱UFJリース 機械加工周辺機器メーカー アーステック▽アイエスエフ▽アイオイ・システム▽葵精工▽アクアシステム▽旭金属工業▽アネスト岩田コンプレッサ▽アマノ▽アメフレック▽アルプスツール▽安震▽EG PARTS▽五十鈴電業▽イズミコーポレーション▽イチネンケミカルズ▽イワタツール▽WEN▽永興電機工業▽SMC▽エヌシーオートメーション▽エヌティーツール▽エヌピーケイ▽エフ・イー・シー▽FK▽MSTコーポレーション▽MCT▽エリーパワー▽エンジニアリング部▽オカスギ▽億川鉄工所▽オリオン機械▽カトウ工機▽カネテック▽カブト工業▽ガリュー▽ギガ・セレクション▽鬼頭精器製作所▽協育歯車工業▽京セラインダストリアルツールズ販売▽共立精機▽協和電機化学▽空研▽空撮技研▽グラボテック▽クランプテック▽クリーンテックス・ジャパン▽クリエイトエンジニアリング▽KMT▽ケルヒャージャパン▽コアテック▽弘機商会▽コベルコ・コンプレッサ▽サイバーRC▽蔵王産業▽嵯峨電機工業▽三機工業▽産機テクノス▽三共製作所▽三甲▽三進金属工業▽サンドビック▽三和製作所▽シーシーエス▽シービーテック▽シーフォース▽ジーベックテクノロジー▽ジェイピーネクスト▽シオン▽静科▽シャープマーケティングジャパン▽昭和電機▽JOHNAN▽スギヤス▽スズキマリン▽住友電気工業▽スリーアールソリューション▽セキュリティデザイン▽ゼネテック▽全晴▽測範社▽曽根田工業▽ダイキンHVACソリューション東海▽大昭和精機▽ダイヘンテクノサポート▽タクト▽タック技研工業▽谷テック▽田野井製作所▽タブチ▽WSE▽タンガロイ▽中発販売▽津田駒工業▽鶴見製作所▽DJI japan▽帝国チャック▽テック・ヤスダ▽デンソーウェーブ▽東京彫刻工業▽東浜商事▽トーヨーコーケン▽豊岡販売▽トリプルアール▽ナベヤ▽ニシガキ工業▽日動工業▽日機装▽日鋼YPK商事▽日東工器▽NIVAC▽日本アイ・ティ・エフ▽日本エアードライヤー販売▽日本オートマチックマシン▽日本クランツレ▽日本精密機械工作▽日本濾過工業▽ニューストロング▽ノガ・ウォーターズ▽バーテックス▽ハーテック・ミワ▽ハイウィン▽ハイテック精工▽バウアーズ社▽橋本テクニカル工業▽長谷川工業▽ハタヤリミテッド▽パトライト▽BIAX▽ビーシーテック▽ピカコーポレイション▽ファム▽フェナードライブズ▽フクハラ▽富士機工▽富士元工業▽不二越▽富士製砥▽プライオリティ▽プルーフテクニック▽ブルーム・ノボテスト▽古川精機▽プロテクトエアー社▽ベッセル▽豊和工業▽ホータス▽マーテック▽マシンソル▽マルヤス機械▽マンヨーツール▽ミツトヨ▽三好キカイ▽柳瀬▽ヤマシタワークス▽UHT▽ユニバーサル・リソーセス▽ユニフロー▽ライノス▽リニアビズ▽ルッドリフティングジャパン▽REGO-FIX▽レッキス工業▽レニショー▽oneA ※出品メーカーは変更される場合があります。 中部機械加工システム展出品製品 住友電気工業 超硬コーティングドリル 「マルチドリル ネクシオMDE型」 住友電気工業(大阪市中央区)が出品する、汎用性を追求したドリルの新機軸である超硬コーティングドリル「マルチドリル ネクシオMDE型」は、独自の刃型で切削抵抗の低減と切りくず処理性を向上させるとともに、新開発の超硬母材とコーティングを採用することで、幅広い被削材に対して長寿命を実現した。 同社独自技術のR]シンニングを採用し、広い切りくずポケットを備えたことにより、穴あけ加工時の切削抵抗を従来比で約20%低減し、小型旋盤や小型マシニングセンタでも安定した穴あけ加工が可能。また、強円弧刃型を採用したことで、低送りから高送りの幅広い領域でも切りくずを細かく分断し、切りくずの詰まりによるドリル折損や、巻きつきによる加工機の停止を防ぐ。 さらに、耐摩耗性と耐欠損性を併せ持つ新開発の超硬合金と、高い硬度と耐熱性を有する新材種「ACT100」により、炭素鋼、合金鋼、ステンレス鋼、鋳鉄、金型鋼など、多様な被削材で長寿命を実現。新材種と刃先処理の最適化により、ドリル肩部の欠損を防ぎ、安定した穴精度が得られる。 外部給油式の「MDE-E型」と内部給油式の「MDE-H型」をラインナップしている。 その他、傾斜面や円筒面への穴あけに効果的な超硬コーティングドリル「フラットマルチドリルMDF型」、ステンレス鋼・難削材の穴あけ加工用超硬コーティングドリル「マルチドリルMDM型」なども展示する。 サンドビック 「CoroCutQD Y軸用突切り工具」 サンドビック(コロマントカンパニー=名古屋市名東区)は、全く新しいY軸制御の突切り加工を提案する。 新製品「CoroCutQD Y軸用突切り工具」は、従来のCoroCutQDの優れた性能をそのまま受け継ぎ、変更点として、チップポケットが90度回転している。 従来の突切り加工ではX軸方向の送り動作により切削力がブレードの最も弱い部分に向かうが、同製品は使用インサートの切れ刃上面がブレードに対して垂直方向になるように設計されているため、発生する荷重・切削負荷はブレードのより芯厚がある剛性の高い方向で受け止めることにより、ホルダのたわみや切削音が大きく低減される。 従来の突切り工具のブレード剛性と比較して最大で7倍剛性が上がるとされ、送り速度を大幅にアップすることが可能。また、加工安定性を大きく改善し、より長い突出し量が可能となり、生産性が大幅に向上する。Y軸制御を備えたターニングセンタおよび複合加工機で使用できる。 さらに、専用のプラグ・アンド・プレイクーラントアダプタを使用して逃げ面・すくい面双方からクーラント供給が可能。刃先を効果的に冷却することにより、チップ寿命を大幅に改善する。 全方向旋削加工 「CoroTurn Prime」 同社は、生産性を大幅に向上させ、工具寿命を延ばす、画期的な全方向旋削加工を実現する「CoroTurnPrime」を出品する。主な特長は次の通り。 ●PrimeTurningによる低切込み角の加工(刃先への切削中の加工負荷、切削熱の低減) ●切りくずかみの防止 ●クランプ方式(スクリュークランプ、ダブルクランプ) ●最新のクーラント内部供給機構(Aタイプはすくい面方向及び逃げ面方向、Bタイプは逃げ面方向からのクーラント内部供給機構を採用) ●ワイパーチップ(高い送り条件での使用でも、仕上げ面粗さを良好に保つ) タンガロイ 新鋼旋削加工用CVDコーティング材種 「T9225」 タンガロイ(福島県いわき市)が昨年12月に発売した、新鋼旋削加工用CVDコーティング材種「T9225」は、P25グレード最高クラスの耐欠損性と、従来製品を大幅に上回る耐摩耗性を実現したことが最大の特長。 3つの新技術@厚膜化と圧倒的な均一組織化を実現した耐摩耗性強化Al2O3被膜A同社従来被膜よりも1・5倍以上硬い高硬度セラミクス層B同社独自の新技術である被膜強靭化処理「New Premium Tec」を採用し、従来品に対して幅広い加工条件下で長寿命・安定した性能を発揮する高汎用性材種である。 「T9225」の設定アイテムは、同社の鋼旋削加工用第一推奨ブレーカシリーズである、TSFブレーカ、TMブレーカ及びTHブレーカを中心に、標準的なサイズだけでなく、発売以来好評のISO-Eco Turnにも標準設定。全237アイテムを揃え、あらゆる加工形態に使用できるラインナップとなっている。 「T9225」は、好評の「T9215」と合わせて、「T9200シリーズ」を構築し、あらゆる加工形態に対応することが可能となっており、ユーザーの生産性向上に貢献する。 エヌティーツール スリムハイドロチャックブラスター PHC・SA-C型/PHC・SA-NC型 エヌティーツール(愛知県高浜市)は、細身油圧チャックとして、高能率加工と刃具寿命の向上を追求した「スリムハイドロチャックブラスター」を展示する。 ブラスター仕様「PHC・SA-C型」は、チャック先端と刃物シャンクとの隙間からクーラントを吐出することで、刃先までの確実なクーラント供給を可能にした。複雑な形状のワークや深堀加工でも、刃先を十分に冷却できる。 キャップ式ブラスター仕様「PHC・SA-NC型」は、クーラント吐出方向を回転軸側へ傾けることで、主軸回転の遠心力によるクーラントの拡散を抑制。小径のテーパボールエンドミル加工でも、切削部へピンポイントでクーラントを供給可能とした。 把握径「PHC・SA-C型」φ3・0〜25・0/「PHC・SA-NC型」φ4・0〜12・0▽芯ズレ精度3μm▽防振効果で切削面良好。 日本最大級の異業種交流展示会で 全国の元気な企業・団体に注目! メッセナゴヤ2018 13回目を数える日本最大級の異業種交流展示会『メッセナゴヤ2018』が昨年11月7日から10日までの4日間、名古屋市港区のポートメッセなごやで開催された。1437社・団体が1738小間に出展し、4日間を通して6万2000名に迫る来場者が訪れ、大盛況のうちに閉幕した。 毎回満員御礼≠ニなるビジネスセミナー。今回展は「メイド イン ジャパンを世界へ」(講師=山田敏夫氏)、「新幹線清掃チームのやる気革命」(講師=矢部輝夫氏)、「デジタル技術で変えるビジネス・変わるビジネス〜最新活用事例と今後の展望〜」(講師=岩木勇一郎氏)の3つのセミナーが企画されたが、いずれもやはり満員御礼≠ニなっていた。その他のセミナーやフォーラム、出展者によるプレゼンテーションも賑わいを見せていた。 今回、4つの出展企業・団体に注目した。 ●アクアシステム(社長=木村泰始氏、本社=滋賀県彦根市/滋賀県中小企業団体中央会)▽機械周りの清掃に役立つとして注目の「エア式タンク清掃ろ過クリーナー」を出展した同社は、エア源を使用したペール缶用掃除機や、ろ過クリーナーも取り揃えている。デモ実演も行っていて、訪れた来場者は、その能力を体感していた。 ●エフディ企画(社長=西澤武夫氏、本社=長野県埴科郡坂城町/長野県中小企業振興センター)▽次世代の精密部品・難加工品を得意とする同社は、その技術・サービスを目に見えるカタチで展示。「弊社では精密部品を得意とし、今まで出来なかった領域に挑戦し、新しい製品創りを展開しております」とは担当者のコメント。 ●丹後ハイテクランド(所在地=京都府京丹後市峰山町/京都北部ものづくりエリア)▽京都府北部はものづくり企業が集積しており、なかでも日本海側は国内有数のものづくりのメッカとなっている。とくに京丹後市周辺にはものづくり中小企業が200社以上集積しており「丹後ハイテクランド」として多くのユーザーから信頼を得ている。 ●岡谷鋼機(社長=岡谷篤一氏、本社=名古屋市中区)▽次世代モビリティとAI/IoTへのアプローチをテーマに出展した同社。@ワンマイルモビリティ/マイリ―A自動運転を支える各種センサーBパーソナルモビリティ/電動車いす「WHILL」C産学連携・スタートアップとの協業/名古屋大学オープンイノベーション拠点「OICX(オイックス)」D岡谷グループのAIとIoTへの取り組みなど、見所満載だった。 次回開催は11月6日(水)から9日(土)の4日間だ。 スモールツール加工に特化した パーツ・マシニング・グループ(PMG)立ち上げ 三菱マテリアル 豊削まつり2018開催 三菱マテリアル加工事業カンパニー名古屋支店流通営業課は昨年11月14日、名古屋市中区のヒルトン名古屋で25回目となる豊削まつり2018を開催。代理店も含め120名が参加した。 主催者を代表して挨拶に立った同社加工事業カンパニー営業本部の金子善昭本部長は「昨年(2017年)から国内景気は好調に推移しており、一部例外はございますが世界的にも好景気に恵まれているのではないでしょうか。そんななか、当社の中期3カ年計画が2017年からスタートいたしました。折り返し地点を迎えた現時点では、皆さまのご協力もあり大変好調でございます。とくに国内が好調で、これも本日お越しいただいている特約店の皆さまの当社へのご理解とご支援の賜物であると感じております。このように世の中の景気は良い状況ではありますが、一方で最近の産業のトレンドはと言いますと自動車業界では脱ディーゼル化、EV化がかなり速いスピードで加速している状況です。ものづくり改革はIoTを中心に急速に進んでいます。そもそもインダストリー4・0は独国国内の労働人口の減少、コストの上昇などに早期対応するために自動化IoTが進化してきたと聞いております。日本も今、同じ状況ではないかと思っております。いかに省力化・自動化を進めて、不足する労働人口を補っていくかが今後の日本の大きな課題のひとつなのではと感じております。では、当社ではIoTに対応できる切削工具としてどのようなものが開発できるのか? 例えば、センサーを取り付けて欠損や摩耗の状態を自動で計測できる切削工具の開発だとか、そのようなことにも積極的に取り組んでいく必要があると思っております。先日、とあるメーカーの生産技術の責任者から『これからの切削工具は、労働人口の減少、労働時間の短縮に対応していくためにも“長寿命”をキーワードに開発してください』とのお言葉を頂戴いたしました。そういった取り組みにも力をいれなければいけないと実感しました。当社では、“応える”“魅せる”“攻める”の3つのキーワードを掲げ日々業務に取り組んでいます。(2018年)9月1日にはPMG(パーツ・マシニング・グループ)を立ち上げました。今後、このスモールツール加工に特化した専属チームが、小物精密加工ユーザーさまへの拡販に注力してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします」と、同社の現況と今後の展望などを語った。 その後、PMGによるスモールツール取り組み内容の説明が行われた。 取引先へ1年の感謝を込めて 今年もマジックショーで大盛り上がり ミユキ商會 忘年会で ミユキ商會(社長=田中秀典氏、名古屋市昭和区)は昨年12月21日、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で忘年会を開催。仕入先など多くの招待客で賑わった。 田中社長は「昨年(2017年)、この場で社長就任のご挨拶をさせていただいてから早いもので1年が経ちました。この1年を振り返ってみますと、本当にあっという間でそれらしいことが何ひとつできていなかったと反省が残ります。ここへきてやっと少しずつ自分のやりたいこと、やるべきことが見つかりつつあるのかなと実感しております」と冒頭の挨拶のなかで自身の1年を振り返った。続けて「来年(2019年)はどんな1年になるのか、多くの方々のご意見を伺ってみますと『東京オリンピック・パラリンピックまではこの景気は続くだろう』とか『来年は大丈夫だろう』とのご意見が聞かれた反面、『来年は落ち込むだろう』などのご意見も聞かれました。私個人の見解としましては来年の後半に入ってから少し落ち込んでくるのではないかなと思っております。そのため、そうなったときでも対応できるよう今のうちからしっかりと準備しておく必要があるのではと思っております」と、これからの1年に向けての意気込みを語った。 田中社長の乾杯の音頭で忘年会はスタート。途中、これも恒例となっているマジックショーなどを楽しみながら宴もたけなわとなり、およそ2時間の楽しいひとときは終焉を迎えた。 リニューアルしたコンサートホールに ギターとパイプオルガンの音色響く 第26回ダイドーニューイヤーコンサート メカトロニクスの専門商社、ダイドー(社長=山田貞夫氏、本社=名古屋市中村区)主催による「第26回ダイドーニューイヤークラシックコンサート」が1月12日、昨年11月末にリニューアルオープンした名古屋市東区の愛知県芸術劇場コンサートホールで開催された。 このコンサートは、同社の得意先・仕入先や児童福祉施設の児童らを招待して開かれるチャリティーコンサートで、同社の社会奉仕活動の一環として平成5年から毎年続けられている。 オーケストラは名古屋に本拠地を置く、セントラル愛知交響楽団。今回は、同交響楽団首席客演指揮者の齊藤一郎氏監修のもと、欧米のオーケストラとも多数共演している名古屋出身のギタリスト・谷辺昌央さんと、世界各国で高い評価を得ている同じく名古屋出身のオルガニスト・吉田文さんがゲスト出演し、哀愁を帯びたギターの音色と荘厳なパイプオルガンの響きで満席の聴衆を魅了した。 コンサートは、リムスキー・コルサコフの歌劇「ムラダ」より貴族たちの行進≠ナスタート。第1部はギタリストの谷辺さんが、ギター協奏曲の名曲「アランフェス協奏曲」(ロドリーゴ)をオーケストラと共演したほか、「禁じられた遊び」(スペイン民謡)、「アルハンブラ宮殿の思い出」(フランシスコ・タレガ)の2曲で独奏を披露した。 第2部の最初に登場したのは、同コンサート恒例の特別指揮でタクトを振る山田社長。演奏曲について「ロッシーニはウキウキする曲。そして、今年は景気が絶対に良くなるぞというような曲です」などと紹介した後、歌劇「どろぼうかささぎ」序曲(ロッシーニ)と歌劇「アイーダ」より凱旋行進曲=iヴェルディ)を指揮し、コミカルな仕草も交えて観客を楽しませた。演奏後、会場からは大きな拍手が送られた。 曲の合間には、モーツァルトに扮したマーシー山本教授≠アと山本雅士さん(セントラル愛知交響楽団音楽主幹)が司会の佐井祐里奈さん(@FMパーソナリティー)とともに、分かりやすく曲を解説。交響曲第3番「オルガン付」よりフィナーレ(サン・サーンス)では、6883本のパイプを持つ国内最大級と言われる同ホールのパイプオルガンをオルガニストの吉田さんが演奏し、オーケストラと重厚なハーモニーを奏でた。 このコンサートでは毎回、会場内でチャリティー募金が行われており、集められた善意は名古屋市福祉基金に全額寄付されている。コンサートの中で目録の贈呈が行われ、名古屋市の河村たかし市長と名古屋市社会福祉協議会の佐藤良喜副会長より山田社長に感謝状が授与された。河村市長は御礼の言葉を述べる中で、「山田社長の寄付もあり、名古屋は子どもさんにとって特に温かい所。皆さんの税金を、子どもさんたちが好きな人生を歩めるように使わせていただいております」などと話した。 「健康経営優良法人2019」 トラスコ中山 3年連続 ホワイト500に認定 機械工具卸売商社のトラスコ中山(社長=中山哲也氏、本社=東京都港区)は2月26日、経済産業省と日本健康会議が共同で認定する「健康経営優良法人2019」大規模法人部門(ホワイト500)に同月21日認定されたと発表した。 健康経営優良法人認定制度は、地域の健康課題に即した取り組みや日本健康会議が進める健康増進の取り組みをもとに、特に優良な健康経営を実践している大企業や中小企業等の法人を顕彰する制度。2017年より開始され、今年で3回目となる。 今年認定された法人は、大規模法人部門(ホワイト500)で821法人、中小規模法人部門で2503法人。 同社は、「健康経営優良法人2017」「健康経営優良法人2018」に続く、3年連続3回目の認定となった。 評価に繋がった同社の取り組みは次の通り。 @定期健康診断、ストレスチェックの実施…定期健診受診率100%。二次検査が必要な社員には受診勧奨・保健指導・産業医面談を実施。 A産業医、保健師による従業員の健康保持、増進…東京・大阪にヘルスケア課を設置し、産業医と連携して疾病の重症化予防、メンタルヘルス不調者への早期発見・対応。 B受動喫煙対策…すべての事業所において、敷地内禁煙もしくは屋外での完全分煙の徹底。禁煙推進企業として責任者および責任者候補者全員に禁煙を義務付け。 同社は、今後も健康経営優良法人として、さらなる健康経営に取り組んでいくとしている。 2019年3月17日(日) ・2701号 岐阜機工会が幹事務め 中部ブロック各地区景況報告など 全機工連 中部ブロック会議開催 全日本機械工具商連合会(以下、全機工連と表記)の中部ブロック会議(中部ブロック長〓高田研至氏・井高社長、愛知県機械工具商業協同組合〈以下、愛機工と表記〉副理事長)が2月18日、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で開催された。幹事は岐阜機工会(会長〓嶋〓晴久氏・シマザキ商会社長)が担当。愛知、岐阜、三重、遠州の各団体組合員や賛助会員ら97名が参加し、全機工連の事業報告、中部ブロック各地区の景況報告、働き方改革に関するセミナーなどが行われた。 岐阜機工会の徳永和也総務幹事(徳光社長)が司会進行を務めた中部ブロック会議。冒頭、高田ブロック長は中国や東南アジアなどの海外情勢や自動車業界の動向などを交えながら「我々の関係する業界は2018年、過去最高の数字を出した1年でした。ここにお集まりの各会社さまも非常に良い数字だったのではないでしょうか。各業界団体のお話しを聞いておりますと、2019年は悪い見方をすれば25%くらいダウンする可能性もありますが、全体的にはそんなに悪い予測数字は発表されていないという状況です。我々の業界でも、とりわけ自動車関係を中心とした商売に関しては基本的には右肩上がりがここ数年続くだろうとは言われております。私のイメージとして今年は“踊り場”状態ですが、ある程度高い水準での“踊り場”と理解しております。そんななかで、働き方改革に対してどう向き合っていくのかが我々の業界の大きな課題であると捉えております」と挨拶のなかで述べていた。 【第1部ブロック会議】 @全機工連事業報告▽一條茂全機工連事務局長より全機工連事業報告が行われた。全機工連は1月24日に常任理事会を開催し、主に6月に開かれる通常総会の議事について審議したという。そのなかで、財政の在り方についての議論を重ねたほか、全国の機械工具商に関する正確な現状の把握を今後継続していくことなどが確認されたようだ。全機工連は今後の予定として、●6月20日(木)/トラスコ中山東京本社会議室にて通常総会を開催、●10月16日(水)/ホテルニューオータニ大阪にて全機工連大会(3年に1度開催)を開催、以上が決定している。 A全国若手交流会について▽今年開催される同交流会は中部ブロックが担当を任されている。中心となって取り仕切る三重県機械工具商組合(以下、三重組合と表記)の水野隆次副理事長(共栄商会社長)から、まだ検討段階ではあるがとの前置きがあったうえで、以下の発表があった。開催は8月後半から9月、もしくは2020年1月から2月初旬で現在調整中。開催場所は三重県の四日市もしくは伊勢方面を検討中。全国からおよそ100名前後の参加が見込まれると予想しているという。 B中部ブロック各地区の現状報告▽岐阜機工会からは、自動車関連事業が好調、可児工業団地の電力使用量が上昇、関市の刃物(主に包丁)の海外出荷量が順調、などの報告があった。愛機工(理事長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)からは、リーマンショック以降最高水準で推移、2019年の景況は7割程度が前年と比べ横ばいと予想、メカトロテックジャパン2019・ロボットテクノロジージャパン2020に関する報告などがあった。遠州機工会(会長=前嶋孝行氏・前島商会社長)からは、工作機械・家電メーカー・人材派遣業などは好調だが二輪部品・スーパー・観光業などは不調、中小企業全体の業況判断指数の予測は2019年12月までを見ると昨年より落ち込むとの回答が出ている、などの報告があった。三重組合(理事長=山田浩氏、コジマ・フジ通商社長)からは、2018年は緩やかに回復し2019年もこの状態が続くだろうとみており景況感は底堅い、などの報告があった。 C全機工連の「かいほう」投稿について▽7月は岐阜機工会が担当、2020年1月は三重組合が担当。なお担当組合以外にも「かいほう」への投稿は都度受け付けているという。 以上で第1部ブロック会議は終了した。次回の中部ブロック会議幹事は愛機工が務める。 【第2部セミナー】 「働き方改革…ホワイトカラーの生産性向上」と題したセミナーが開かれた。講師は名南経営の渡邉圭蔵氏が務めた。 【第3部懇親会】 会場を移し開かれた懇親会は、岐阜機工会の嶋ア会長が挨拶、続いて愛機工の水谷理事長が乾杯の音頭を取りスタート。遠州機工会の杉浦一暢副会長(三賀社長、全機工連人材開発委員会委員)の中締めでこの日の全日程は終了した。 新プロジェクト「OSG4.0」をスタート 新たなニーズ獲得に注力 オーエスジー 全国合同賀詞交歓会を開催 オーエスジー(社長=石川則男氏、本社=愛知県豊川市)は、1月15日午前11時30分よりオーエスジーアカデミー内のゲストハウス(豊川市一宮町宮前149)にて「2019年OSG全国合同賀詞交歓会」を開催した。全国の卸売代行店・特約代理店ら約100名が一堂に会した。 冒頭、石川社長が挨拶で、日頃の協力に対して感謝を述べた後、2018年11月期連結決算について報告した。 報告によると、連結売上高は前年比9・3%増の1313億6800万円、営業利益は同17・7%増の225億2000万円、経常利益が同17・9%増の225億6700万円、純利益が同5・1%増の147億1000万円となり、売上高、営業利益、経常利益、純利益ともに過去最高を更新した。 石川社長は「オーエスジーはリーマンショック後、海外展開を加速。Aブランドに代表される新製品の開発にも注力してきました。海外の生産拠点も強化してきましたが、ここに来て日本で生産する高付加価値製品の生産能力が不足してきたため、これからの10年を考えて国内の生産体制を刷新することを決断しました。物理的なスペースと設備能力のみならず、オーエスジー版インダストリー4・0、プロジェクト名『OSG4・0』をスタートしています。スマートファクトリーといった生産体制だけではなく、受注、売上、生産データーをデジタル化して、営業、技術、そして生産まで一貫した次世代のものづくり体制を構築したいと考えています。工場スペースの拡張としては、現在の新城工場の横に新社屋を建設する予定です。営業面に関しては、自動車産業のニーズを深堀りしながらも、既存の内燃機関の電動化に備えて、EV時代を見据えた新たなニーズ獲得に注力したいと思っています。新たなニーズは自動車だけに留まらず、医療分野、電子部品分野まで視野に入れています。営業面では特に本日お集まりの皆様のご協力をお願いする次第です」と今後の取り組みを説明した。 卸売代行店・特約代理店を代表して、長尾雄次山善社長が「昨年11月の決算では新記録を大幅に更新され、誠にご同慶の至りです。これで設備投資、研究開発、新製品の投入ということで、我々もまた売りやすくなりますし、さらに間接的にでも応分に我々にも帰ってくるのではないかと期待しているところです。潮目が少し変わってきたということですが、我々としてはこの逆流に巻き込まれないように、しっかりと舵を切り直して次の一手を打っていく時だと思います。また、企業経営者として大事なモチベーションや向上心、健全なる闘争心などを思い出して、経営者自身が積極的に改革を進めていかなければならないと思っています。今年も皆様と一緒に取り組んでいきたいと思っていますので宜しくお願いします」と挨拶した。 新春を祝い、長尾山善社長、村井正夫東京山勝社長、矢野茂雄滝川物産社長、山出谷武俊山勝商会社長、オーエスジーの石川社長、大沢伸朗専務による鏡開きが威勢よく行われた。 乾杯の発声を三橋誠テヅカ社長が務め「今年は亥年ですが、不安定な状況の中、特に私のような中小企業は猪突猛進ではなく、ちょっとずつ前進をしていきたいと思っています」と述べて乾杯の音頭をとった。 出席者は和やかな雰囲気の中で歓談し、宴もたけなわとなった頃、山下隆蔵山下機械会長が「激しい変化の時代ですが、オーエスジーさんについていけば存在理由は必ず我々にも残ると思っていますので、今後ともお導きをお願いしたい」と挨拶し、三本締めで締められた。 最後に大沢専務が「本当に1日1日をしっかりとこなして行くことが求められていくと思っています。お客様ファースト、そしてファーストコールカンパニー(顧客から真っ先に声が掛かる企業)を改めて目指し、この1年を乗り切っていきたい」と述べ引続き協力を求めて御礼の挨拶とし、閉会した。 「NEO新城工場」建設 国内生産体制を大幅に刷新 同日、全国合同賀詞交歓会に先立って、オーエスジーの石川社長が会見を開き、国内生産体制刷新に向けた「NEO新城工場」構想を発表、あわせて新プロジェクト「OSG4・0」のスタートを宣言した。 石川社長は「昨年度オーエスジーは創立80周年でしたが、皆様のお陰で大変良い決算を終えることができました。供給面でお客様にご迷惑をおかけしたことがあり、その反省を踏まえ、『80周年を終え、信頼を未来へつなぐ』をテーマに、オーエスジーがオーエスジーであり続けるために@グローバルに成長を求めるA他社とは違うところに価値を求めるBトップから最前線までの社風こそが本物の社風―を今後も目指していきたい」と話した。 NEO新城工場は、現在の新城工場(愛知県新城市有海字丸山1-2)敷地内に1万6300uの新工場を建設。1月に着工しており、11月完成予定。完成すれば、既存工場と合わせて同社では最大の4万8500uの工場となる。 同社の超硬ドリルの売上は昨年度17・3%伸び、同社製品で最も成長した。毎年約20%ずつ超硬ドリルの売上と生産を伸ばしており「スマートライン化したNEO新城工場で超硬ドリルを一貫生産しようということになった」と石川社長。 具体的には、超硬ドリルの製造を現在の大池工場から新工場に移し一貫生産する。また、超硬タップ製造を八名工場から新工場へ移管することや、現新城工場内にあるコーティング会社(OSC)の拡大、スマートファクトリー化が計画されている。同社のすべての工場をネットで繋ぎ一体型で運営する、ワンファクトリー構想の実現に向けた取り組みも行う。 石川社長は「オーエスジーは対面型の営業スタイルで、ここまで成功してきたという思いがあります。お客さんの所へ行って、お客さんが求めていることをよく理解し、提案して、お客さんに評価していただいて、それを特殊品としてお作りする。量産だけでは日本の企業は勝てない。オーエスジーが80歳を超えて、これからも成長するには、必ず特殊品と量産品を両立させなければなりません。これが最大のチャレンジ」と述べ、小ロット、大ロットに関わらず、QCDを満足させる生産体制の実現を目標とした新プロジェクト「OSG4・0」の立ち上げを表明した。 「OSG4・0」は、開発から営業、製造、アフターサービス、技術開発のすべてを繋げていくデジタル化を基本としている。@器としての新工場A自動化↓省人化B無人稼働の設備Cデジタルですべてを繋ぐ―で構成される。 デジタル化では、同社が2年前から進めているOPDM(OSG Product Data Management)で、製品データー、売上データー、製品固有の技術データーなど、ものづくり情報の入出力を一本化し、デジタル情報で繋がるインフラを構築。顧客や製造に活用することで受注力強化、利益最大化を目指す。最適生産計画を自動で作るシステム「スケジューラー」の導入や、機械稼働状況の見える化なども進める。 同社は、2019年度の設備投資額を220億円とし、このうちNEO新城、台湾、メキシコの3工場に約100億円を投資する計画。3〜4年かけて、全世界で約500億円の設備投資を予定している。 若い世代との意思疎通を図り 会社の存続、成長につなげる ジーネット 2019年新春情報交換会 ジーネット名古屋支社(取締役支社長=大谷秀典氏)の主力仕入先でつくる「中部ジーネット会」と主力得意先の会「中部GN会」の製販合同による、2019年新春情報交換会が1月24日、名古屋市中区のANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋で午後5時30分より開かれた。各会員とジーネットの幹部ら約200名が出席し、新年の門出を祝うとともに改めて結束を誓い合った。 冒頭、古里龍平ジーネット社長が年頭の挨拶で「年明けから多くの方と話をする中で、一番多い話題が人手不足ということです。4月から労働関連法規が変わります。当社グループも採用と離職というのは大きな課題であり、世代間格差に真剣に取り組んでみようかと、ここ数年考えています」と述べ、1981年から96年に生まれた "レニアル世代"の特徴―デジタルネイティブ、ワークライフバランスを重視など―を紹介。同社の従業員で約50%を占めると言い、「我々世代と若い世代は、全く違う価値観を持っている。人を辞めさせることなく、また機嫌よく働いてもらって、さらに採用もできてという会社を続けない限り、企業は存続しない。従って、我々の常識を押し付けるだけではダメではないかと強く感じています。我々は、迎合するわけではありませんが、彼らの考え方を理解して、互いに意思疎通ができて、さらに共通の目標に向かって歩めるような施策をどんどん取り入れていきたいと思います。色々なことにチャレンジし続けるジーネットと思っていただければ幸いです」と話した。 続いて、片岡暢博中部ジーネット会副会長(ヤマザキマザックトレーディング東海・北陸・信州販売部長)が「本日、金沢から帰ってくる途中、全く雪が積もっていませんでした。昨年の今頃は大変な豪雪で、1年を締めくくる言葉として『災』が漢字一文字で示されました。その豪雪の後、西日本の皆様には大変な災害、豪雨が襲いました。その後、北海道、大阪北部で大きな地震がありました。台風もいくつも上陸して、大きな被害をもたらしました。災い転じて今年が福と成せば良いかなと思います。一方、経済は非常に好調な1年でした。工作機械業界は1年間で1兆8000億円を超える、たくさんの受注をいただきました。昨年は1年の2倍の受注をいただいたので、今年は利益率の改善や、今年の分(受注)は既に終わっているため来年の分を、じっくり腰を据えてやって行きたいと思っています」と挨拶。同氏の音頭で乾杯した。 年男の人に記念品を進呈する恒例のイベントや名古屋支社の部門長・部署長の紹介があった後、大谷支社長が御礼の挨拶で「2019年がスタートして日々の受注に少し物足りなさを感じている訳ですが、このように賀詞会になると本当に明るい話が多くて、今年もやれるのではないかと期待をしているところです。今年の干支は己亥(つちのとい)で、今年の年回りは、従来からの繁栄を維持した年、次のステージに対して準備する年だということです。ジーネット名古屋支社も営業体制、営業人員、営業効率を含め、今一度見直して、皆様のお役に立てるような組織にしっかりと立て直したいと思っています。進化しなければ退化するということを我々も勉強しながら、今年1年、名古屋支社がさらに進化して皆様の売上純増に貢献できるように頑張ってまいります」と決意を語り、富永真史中部ジーネット会副会長(ミツトヨ中部営業部長)の中締めで終了した。 中部経産局2月公表 最近の管内総合経済動向 「改善している」、20か月連続 輸出の判断を3か月ぶりに下方修正 中部経済産業局は、2月13日公表の「最近の管内総合経済動向」で、管内(愛知、岐阜、三重、富山、石川の5県)の経済活動についての総括判断を、20か月連続で「改善している」とした。 個別の項目では、生産の判断を5か月連続で「高水準で推移している」とした。鉱工業生産の指数(12月速報)は、輸送機械工業、電気機械工業、汎用・業務用機械工業などが上昇したことから、前月比1・0%増と2か月ぶりに上昇した。主要業種では、輸送機械が同1・8%増。乗用車は横ばいとなるも、海外向けで自動車部品の好調が継続しており、高水準で推移している。生産用機械は同0・5%増。金属工作機械を中心に高水準で推移している。電子部品・デバイスは同9・7%減。データセンター向けなどで堅調だが、一部に弱い動きがみられる。 個人消費については、21か月連続で「緩やかに持ち直している」と判断した。管内商業動態統計(販売額)は、前年同月比3・5%増と2か月ぶりに前年を上回った。スーパーは、飲食料品等に動きがみられ、同6・1%増。コンビニエンスストアは、カウンター商材、中食が引き続き好調で、同2・3%増。家電大型専門店販売は、情報家電や生活家電が好調で、同6・1%増となった。一方、百貨店は、高額品に動きがみられたものの衣料品等が振るわず、同2・7%減となった。乗用車販売は、普通車が6か月ぶりに、小型車が3か月ぶりに、軽自動車が7か月ぶりに前年を下回り、全体でも3か月ぶりに前年を下回った(乗用車新車新規登録・届出台数…前年同月比10・0%減)。 設備投資は、20か月連続で「増加している」と判断。管内主要8社の金属工作機械受注(国内向け)は、一般機械工業向けが2か月連続で、自動車工業向けが4か月ぶりに前年を下回り、全体でも17か月ぶりに前年を下回った。 輸出については、判断を「増加の動きに足踏みがみられる」から「横ばいとなっている」に3か月ぶりに下方修正した。名古屋税関管内の輸出総額は、自動車などが減少していることから、23か月ぶりに前年を下回った。 その他、公共投資は「弱含みとなっている」(2か月連続)、住宅投資は「おおむね横ばいとなっている」(2か月連続)、雇用は「労働需給が引き締まっている」(31か月連続)と判断した。 企業倒産(件数)は、「小売業」と「運輸業」は前年を下回ったものの、「建設業」「サービス業他」「製造業」などが前年を上回り、全体でも3か月ぶりに前年を上回った。 先行きについては、世界経済の下振れ、各国政策の不確実性の高まり、為替の動向、中小企業の経営環境の悪化などに注視が必要と指摘。各種政策の効果が生産や投資、所得の増加につながることが期待されるとしている。 ※比較は、断りのあるものを除き、平成30年12月の実績値による。 日本バルブ工業会制定 3月21日は「バルブの日」 3月21日「バルブの日」 にあたって 日本バルブ工業会 会長 中村善典 経済産業省発表の「製造業を巡る現状と政策課題」によれば、製造業における売上高と経常利益はともに増加傾向であり、向こう3年間は明るい見通しとされておりますが、データ活用や人材確保の長期的な課題について改善の兆しは見えていない状況とされております。 その課題を解決するには、業種・企業・人・データ・機械などのつながりを強化しConnected Industriesの実現に取り組み、経済発展と社会的課題の解決を両立する新たな社会(Society5・0)を形成すべきであると考えます。 当工業会も、2017年度に組織を再編した活動は2年弱が経過しました。今年は同年度に策定した中期計画(X2020)が3年目となり、成果と検証を見出す年となります。技術・技能の向上、人材育成の活動を強化し、更なる時代の変化に立ち向かうため、日本バルブ工業会が業界一丸となって邁進すべく、本年も取り組んで参ります。 一般社団法人日本バルブ工業会とは? 日本のバルブ工業の進歩発展に寄与することを目的とし、1954年3月21日、国内の主要バルブ製造業者が参加し「日本弁工業会」を設立。これが、日本バルブ工業会(会長〓中村善典氏、本部所在地=東京都港区)の前身であり、その後は名称変更等を経て2013年4月1日、一般社団法人へと法人移行した。同工業会は設立当初から今日まで経済情勢の変化に対応しながらバルブ工業発展のために有効な事業を実施し現在は正会員116社、賛助会員65社(2019年3月5日現在)で構成されている。後に、発足日である3月21日が「バルブの日」と制定された。 同工業会は理事会のもとに諮問会議、部会、委員会を設けている。部会はバルブ、自動弁、水栓の3つに分かれ、委員会には各種対策に必要な事項を審議する多くの種類がある。また、国内を4地区に分け、それぞれの地区に支部(東京・東海・彦根・近畿)を設け各地区会員を対象とした地区活動を行っている。 バルブ産業の現況 工業統計(経済センサス)によると、日本のバルブ製造業は2016年時点で従業員数4名以上の事業所数は427事業所を数え、また、年間出荷金額は6147億円となっており、前年と比べて事業所数はマイナス13事業所と減少したものの出荷金額は約100億円の上昇を見せた。国内の多くの事業所は、その大部分が小規模の機械加工を専門とする工場であり、自社ブランドで製造・販売を行う会社は200社程度である。これらの事業所は一般的に品種、材料、用途などによってそれぞれ専門的な生産体制をとっている。そこからさらに、標準化された製品を量産方式で生産する事業所と、特別な仕様に基づいて受注生産を行う事業所とに概ね分かれる。 最近の生産状況 2017年度(2017年4月1日〜2018年3月31日)のバルブの生産額は4776億円で、前年度に比べると10・3%アップしている。東日本大震災の復興需要や2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックに向けた首都圏の建築・インフラ需要等により国内需要は堅調な傾向を示した。 第8回バルブフォト五七五コンテスト各賞決定!! バルブの写真と、それに相応しい川柳にタイトルを付けて毎年『バルブの日』に合わせて募集するコンテスト。8回目を数える今回も、ユーモアあふれる作品や芸術的な作品など数多くの作品が寄せられた。各賞受賞作品を、ここに紹介する。【●募集期間▽2018年9月17日〜2019年1月31日●応募総数▽248名502作品(前回198名433作品)と過去最高を記録】(以下、敬称略) ◇ ◆最優秀作品賞▽バッタさん(新潟県) 【タイトル】水栓群 【川柳】塩引きに かかせぬ水の 栓となる ◇ ◆広報委員長賞▽トール(東京都) 【タイトル】ため池バルブ 【川柳】風やんで バルブも映す 水鏡 ◇ ◆優秀作品賞(3名・写真略) ▽Himagine(神奈川県) 【タイトル】鳥たちの水飲み場 【川柳】鳥たちに 水場取られて 乾く喉 ▽makaho(和歌山県) 【タイトル】後掃除 【川柳】水光る 衛生管理 魚市場 ▽小野田淳二(東京都) 【タイトル】汽関車の運転室 【川柳】運転手 夢見て操つる バルブ群 ◇ ◆入選(10名・写真略) ▽中川雄喜(愛媛県) 【タイトル】夏過ぎて 【川柳】酷暑去り 水栓やっと 一服し ▽桂(新潟県) 【タイトル】山里の水路 【川柳】ふるさとは 変わらぬ景色 水の音 ▽小倉正紀(京都府) 【タイトル】くらしを守る 【川柳】原風景 絶やさぬ心 水柱 ▽kaji4123(石川県) 【タイトル】アート 【川柳】宇宙(そら)を舞う 美しのオブジェ アートなり ▽森田章(埼玉県) 【タイトル】街中の造形美 【川柳】造形美 セピアの街が フルカラー ▽じゃばるぶ(神奈川県) 【タイトル】桜映えする、宵のバルブ 【川柳】夜桜に バルブも少し 華やいで ▽ムイカイチ(広島県) 【タイトル】片隅のベンチ 【川柳】本来の 役目終えても 貢献し ▽なもなも(埼玉県) 【タイトル】冬空 【川柳】冬空の 乾燥防ぐ バルブかな ▽aym(埼玉県) 【タイトル】初めての蒸気機関車 【川柳】たくさんの バルブに歴史が 詰まってる ▽橋本禎寛(福岡県) 【タイトル】固いバルブ 【川柳】回らない 手も足も出ず 歯も立たず 「バルブの日」 バルブ・水栓特集 兼工業 BCP対応 緊急遮断弁制御システム 何かと自然災害が多発している昨今、防災拠点の建物などには、大規模な地震発生時に受水槽内の水を確保するため、受水槽の二次側に緊急遮断弁を設置し制御するシステムが普及しつつある。しかし実際に大規模地震が発生した場合は水道本管も揺れ、配管内に付着していたゴミが剥がれ落ちたり、配管が破断して土砂を巻き込んだ水が受水槽内に入り込む恐れがあるため、受水槽二次側への緊急遮断弁の設置だけでは不十分である。そこで兼工業(社長=落合潔氏、本社=愛知県小牧市)は受水槽一次側の定水位弁の手前にも緊急遮断弁を設置して、合計3台の緊急遮断弁を制御盤一面で制御するシステム(写真)を商品化し、ただいま絶賛販売中だ。さらに、一次側緊急遮断弁の手前にストレーナを設置することで配管内のフラッシングが可能となっている。 この制御盤はUPS電源を搭載しており停電時でも制御が可能で、UPS電源の交換時期の信号も出力する。また、給水系統が2本の場合は給水系統の定水位弁の手前にそれぞれ1台、さらに受水槽連通管にも1台の緊急遮断弁を設置制御することで、災害時に飲用水と生活水を同時に確保するシステムの制御盤製作も可能(緊急遮断弁5台制御)だ。地下設置の受水槽の場合、受水槽一次側に設置する緊急遮断弁に対して別途感震器ボックスを地上階の近い所に設置することで地上の揺れをリアルに感知して制御させることにより、受水槽内への土砂流入を確実に防止する。 なお、これらのシステムと受水槽内の水位を制御するシステムの統合も可能で、同社では、現場の要求に対してのカスタム制御盤製作も請け負っている。詳しくは同社▽電話=0568(79)2476撃ワで。 「バルブの日」 バルブ・水栓特集 KVK バス用サーモスタット式シャワー 『FTB100KWFT』 今年2月、創業80周年を迎えたKVKが、バス用サーモスタットシャワーのスタンダードを見直した。「上質なスタンダード」をコンセプトに、デザインと操作性を追求したという。 ボリューム感のあるボデーとフラットな形状は清掃性も良く、どんな浴室にもマッチするデザインで本体が熱くならない安心設計ボデー。切替ハンドルは、指の掛かりやすい大きなレバー付きで回しやすく操作性に優れているので、子供や高齢者にも使いやすくなっている。シャワーヘッドには、大きなフェイスを採用しワイドなシャワーを実現。ヘッドの中央から爽快な旋回流シャワーを吐水し、まわりがストレートシャワーの浴び心地にこだわった新感覚の快適シャワーが完成した。これは省エネにも配慮したeシャワーnf構造で「節水なのに快適」なシャワーだという。外観はメッキハンドル、白ハンドルとバリエーションも豊富に揃っている。 価格は▽FTB100KWFT一般地用(写真)が希望小売価格4万9000円(税別)、▽FTB100KWWFT寒冷地用が希望小売価格5万2400円(税別)。詳しくは同社ホームペジhttp://www.kvk.co.jp/へアクセスを。 「バルブの日」 バルブ・水栓特集 ヨシタケ 工程削減! 蒸気用減圧装置 『PRV Station』開発 蒸気用減圧弁のトラブルの原因は、配管内の異物・スケール、蒸気ドレンによるものが約8割を占めている。そこでヨシタケ(社長=山田哲氏、本社=名古屋市瑞穂区)は減圧弁のトラブルゼロへ!≠ニいうコンセプトのもと、スケールやドレンの影響を受けにくい蒸気用減圧装置「PRV Station」を開発した。 異物の混入を防ぐためのストレーナ、蒸気ドレンを効率よく分離するためのドレンセパレータ、分離した蒸気ドレンを速やかに排出するためのスチームトラップなど、必要なものを最適にユニット化することで減圧弁トラブルを軽減し、安心安全な蒸気ラインを提供してくれる。また、装置としては長期間の3年保証も実現している。 それだけではない。減圧弁やスチームトラップなどは建設現場で配管・加工や溶接を施す必要があり大変手間のかかる工程だが「PRV Station」は、それらがユーザーニーズに合わせてすでにユニット化されているので建設現場での配管施工の手間を大幅に軽減してくれる。 ユーザーを万全にサポートできるよう、バルブ類をオールヨシタケ≠ナラインアップした本製品。詳しくは、同社テクニカルホットライン▽0568(75)4336へ問い合わせを。同社ホームページにも詳しい情報が掲載されているので、こちらも要チェック。 「バルブの日」 バルブ・水栓特集 カクダイ インテリア感覚 『露出配管ユニット』を発売 今回、カクダイ(社長=永島康博氏、本社=大阪市西区)から新たに発売された『露出配管ユニット』(写真、品番646‐854‐13)を紹介する。このユニットをストレート形止水栓と組み合わせることで、壁から単水栓を取り出すことができるようになる。 露出配管はリフォームなどの際にリーズナブルに工事が可能。デザイン性も高く、「本来なら隠している配管をあえて見せることで、インテリア感覚で手洗い空間をお楽しみいただけます」と担当者のコメント。 商品カラーは、クローム、ブラック、ブラック/真鍮メッキとバリエーションも豊富で、止水栓との組み合わせを自由に選択でき、給水から排水までトータルコーディネートが可能だ。価格は1万8000円(税込/1万9440円)となっている。 この商品に関する問い合わせは、同社名古屋支店▽電話=052(504)1551、または、同社ホームページ▽URL=https://kakudai.jpへアクセスを。 「バルブの日」 バルブ・水栓特集 ベ ン 『震災対策用小型機械式緊急遮断弁』 EIM型シリーズに ベン(社長=鈴木一実氏、本社=東京都大田区)は、震災対策用機械式緊急遮断弁(EIM型シリーズ)に小型機械式を追加し現在絶賛発売中だ。 この製品は油タンク、給油ラインなどに取り付け、電気信号などの外部動力を必要としない、機械的に作動する震災対策用の緊急遮断弁で、感震器直載型とレリーズ接続型をラインアップしている。 機械式の遮断弁なので停電対策(非常用電源装置)や電気設備工事は不要。電源が無い山間地でも使用できる。小型かつ軽量で、取り付けは容易に行える。 感震器直載型のEIM-10、10F型は感震器を直接本体へ搭載することにより、レリーズ長の制限や感震器設置コストおよび工数を削減することができる。 レリーズ接続型のEIM-11、11F型は感震器と遮断弁が分離設置のため、感震器を配管系などとは別に堅固な架台や頑丈な壁面に取り付けることで、配管振動などによる誤作動の心配はない。 機械式緊急遮断弁の詳細については、同社名古屋営業所(所在地=名古屋市中村区本陣通5-55、電話=052(411)5840)に連絡すれば訪問および実機での説明をしてくれるという。 「バルブの日」 バルブ・水栓特集 オンダ製作所 4つのバリエーションを追加 『ダブルロックバルブ22・5度』 エコキュートなどの狭いスペースに給湯器の給水配管を施工しなければならない現場などで活躍する、オンダ製作所(社長=恩田由紀氏、本社=岐阜県関市)の『ダブルロックバルブ22・5度』(写真)に、逆止弁あり・なしの13A 4種類(逆止弁あり▽CBW22型 13A×G1/2 13A×G3/4、逆止弁なし▽CNW22型 13A×G1/2 13A×G3/4)が新たにラインアップに追加された。 『ダブルロックバルブ22・5度』はワンタッチ接続が可能でしかも回転自在。配管を取り回しやすい、こだわりの22・5度の傾きが特長で、数多くの現場での使用に適していることから、発売より根強い人気を誇っている。 本商品に関する問い合わせは、同社営業部▽電話=0575(24)8585、ファックス=0575(24)8181、Eメール=eig-s@onda.co.jp、または同社ホームページ▽URL=https://www.onda.co.jp/index.htmlまでアクセスを。 「バルブの日」 バルブ・水栓特集 ワシノ機器 安心・安全な保全の味方 『手動洗浄式Yストレーナ』 ワシノ機器(社長=加古眞氏、本社=名古屋市南区)は『瞬時に清掃!安全・安心な保全の味方』がコンセプトの洗浄式Yストレーナを販売中だ。 洗浄式Yストレーナの特長は@使用ラインで24時間連続運転が可能。カバーを開けることなくスクリーン清掃ができ、配管ラインの稼働率向上で生産性に貢献。Aメンテナンス時間を大幅短縮。ハンドルを回しバルブを開放することでスラッジを排出。差圧・目詰まりによるスクリーンの破損を防止。B保全担当者の重労働・危険な作業の軽減。作業性の悪い場所や大口径で数人での作業が必要だった業務が一人でできるようになる。 使用流体は主に水系流体。地域冷暖房設備、冷却水・循環水設備の水質改善、各種機器類の保護など、工場設備に実績がある。一般ストレーナ使用時でメンテナンス頻度が高い場所ほど、洗浄式Yストレーナの使用は有効だ。 同社は各種スラッジを用いた実流実験でスラッジ性状に最適な部品提案もしており、スラッジの持ち込みによる個別実証試験の見学も歓迎。保全作業の改善提案、目的に合わせたストレーナのモデル選定など、各種相談も受け付け中だ。問合せは同社名古屋営業所▽電話=052(822)8726▽FAX=052(822)8714まで連絡を。 「バルブの日」 バルブ・水栓特集 SANEI デザイン混合栓シリーズ 『MONOTON』(モノトン) SANEI(社長=西岡利明氏、本社=大阪市東成区)から2018年に発売され、絶大な人気を集めているのがデザイン混合栓シリーズ『MONOTON(モノトン)』(写真)だ。岩倉榮利氏が本商品のデザインを手掛けているのも魅力のひとつである。 キッチン用水栓のスプレーヘッドには強力永久磁石が採用されステーからのスムーズな脱着と操作性を実現。外装ホースにはエラストマーホースが採用され操作追従性と形状保持性を両立している。また、スプリングのないスッキリしたデザインは美しく、シャワー水流からストレート水流への切り替えは指1本のワンプッシュ切り替えと、その見た目、使い勝手ともに群を抜いていると言えよう。 各素材に応じた表面処理加工が施されているが何の違和感もない統一された色艶に仕上げられ、漆黒、白練の2色展開はモダンな空間を演出してくれることだろう。 キッチン、バス、洗面用がラインアップされている本商品に関する問い合わせは、同社カスタマーセンター▽通話無料の0120(06)9721(9時〜17時30分受付)、または同社ホームページ▽URL=http://www.san-ei-web.co.jp/へアクセスを。 狭小物件向けの間口サイズなどを追加 コンパクトキッチン「Tio(ティオ)」 LIXIL フルモデルチェンジし、4月発売 LIXIL(社長=大坪一彦氏、本社=東京都千代田区)は、マンション、アパート、戸建住宅、オフィスの新築やリフォームなどのニーズに幅広く対応するコンパクトキッチン「Tio(ティオ)」をフルモデルチェンジし、4月1日より全国で発売する。 メインターゲットである賃貸住宅のなかでも特に高い割合を占める単身者・ファミリー層向け物件のニーズを多数反映させ、狭小物件向けの間口サイズや需要の多い対面型のペニンシュラタイプを新規追加する。 新「ティオ」は、90pから210pまで15pごとの全9種類の間口バリエーションを取り揃え、間口に合わせて選択しやすくした。 さらに、奥行き60pの壁付タイプだけでなく、ファミリー向けの物件で需要が多いリビングと対面する奥行き75pと97pのペニンシュラタイプを初めてラインアップに追加(9種類の全間口に対応)。コンロ正面の建築壁を活かして、シンク前のみオープンにするレイアウトも可能にした。 扉カラーは、賃貸住宅の検索サイトでの写真映えを重視し、ヴィンテージ感を演出する木目調の「エイジドオーク」や北欧調コーディネートに調和するソフトな色合いの「ノールグリーン」など、トレンドを意識した新色11色を含む19色をラインアップ。取手はブラックとシルバーの2色から選択でき、デザインの統一感に細部まで配慮しケコミのカラーも取手に合わせて同調する。 標準仕様には、ワークトップとシンクのステンレスに汚れやサビに強いSUS304を使用。また、中央部の奥行きが45・5pで広々と使いやすいラウンドシンクや、省エネ設計の「エコハンドル水栓」や「LED照明付レンジフード」など、耐久性や機能性に優れたアイテムを用意している。 パブリックトイレのデータ活用に関する共同実証実験をスタート 「福岡 ヤフオク!ドーム」で実施 LIXILとソフトバンク LIXILとソフトバンク(社長=宮内謙氏、本社=東京都港区)は1月30日、IoT技術を用いたパブリックトイレのデータ活用に関する実証実験を、イベントなどで不特定多数の人が来場する「福岡 ヤフオク!ドーム」(福岡市中央区)で実施すると発表した。実験に使用するトイレ数は36。実施期間は2月1日から来年1月31日までの1年間を予定している。 LIXILは、2年前から自社のオフィスビル(東京都江東区)のトイレにさまざまなセンサー機器を設置し、パブリックトイレIoTにおける技術開発と運用のノウハウを構築してきた。今回の実証実験では、同社がこれまで開発してきたパブリックトイレのIoT技術を活用し、ソフトバンクが保有する人の流れに関するデータ(人流データ)と、基幹設備や各種センサーデータなどを組み合わせて分析を行うことで、パブリックトイレにおけるデータ活用を検討し、新しい顧客価値、サービス、新規事業の創出を目指すとしている。 例えば、施設に設置された大便器・小便器・電気温水器・自動水石けん器などの機器の稼働データや、トイレットペーパーや水石けんなどの消耗品の残量データ、施設内の人流データを組み合わせることで、「効果的な清掃方法についての施策立案」「故障検知・予測による水回り機器の最適な保守」「施設リニューアル時の最適な器具数算定や配置」など、パブリックトイレのライフサイクルマネジメント向上を目指している。 また、試合やイベントによるトイレ混雑の解決策など、データを利用することで利用者の利便性を高めるさまざまな方法について検討するという。 7年ぶりにフルモデルチェンジ 水栓金具「GGシリーズ」 TOTO 計56品番を刷新し、4月発売 TOTO(社長=喜多村円氏、本社=福岡県北九州市)は、キッチン水栓・浴室水栓の定番シリーズである「GGシリーズ」をフルモデルチェンジし、4月1日に発売する。 同シリーズは、デザイン性と機能性のバランスのとれた普及価格帯の水栓金具で、7年ぶりのフルモデルチェンジとなる。今回、キッチン水栓15品番、浴室水栓41品番、計56品番を刷新する。 キッチン水栓・浴室水栓いずれも凹凸を減らしたすっきりデザインを追求し、シンプルな美しさに加えて清掃性も向上させた。 キッチン水栓は、手にフィットするハンドル形状となり、よりなめらかに操作性を高めた。水はねしにくい泡まつシャワー「ミクロソフト」吐水も進化し、水はねしにくさと、しっかり洗える洗浄力を両立。従来必要だった「シャワー」との使い分けが不要になった。 浴室水栓は、適度な刺激のある浴び心地がありながら、従来の「エアインシャワー」と同等の節水性能を兼ね備えた「コンフォートウエーブシャワー」を標準搭載。3つの吐水モードを手元スイッチで切りかえられるコンフォートウエーブ3モードシャワーや、手元ボタンで出し止めできるコンフォートウエーブクリックシャワーも品揃えしている。レバーハンドルは軽いタッチでも操作しやすい、ワイドレバーデザインになった。 希望小売価格(税抜)は、「GGシリーズ キッチン水栓」が2万6000円〜5万8900円、「GGシリーズ 浴室水栓」が3万3700円〜6万6300円。発売3年目にシリーズ全体で月15万台の販売を目指す。 インド初の直営ショールーム デリーに2月11日オープン TOTO 高機能商品や技術展示が充実 TOTOのグループ会社TOTO INDIA INDUSTRIES PVT.LTD.が2月11日、インド初となる直営ショールームを首都のデリー連邦直轄地に開設した。 デリーショールームは、インドの中でも温水洗浄便座「ウォシュレット」販売等の大きな成長が見込める都市・デリーの中心街に位置し、アジア・オセアニア地域ではタイのバンコク、ベトナムのホーチミンに続く、3番目の直営ショールームとなる。 一般客向けのショールーム機能とデザイナー・設計士などプロユーザー向けのテクニカルセンター機能を融合した総合提案型ショールームで、客との接点の拡大、デリーにおける販売網の活性化、インド国内の重要プロジェクト案件への提案力強化を目指すとしている。 ショールームは2フロア(総面積1100u)で構成され、地上フロアに、インド市場でも人気の高いバスルーム(浴槽、トイレ、洗面器が一つの部屋に設置された水まわり空間)向け商品の最上位「NEOREST COLLECTIONS」を展示。グローバル統一のフラッグシップモデル「ネオレストNX」をはじめとする「ネオレスト」シリーズや、人間工学の研究を重ねて生まれた寝そべるようなリラックス姿勢で入浴できる海外向け浴槽「FLOTATION TUB」を展示している。 地下フロアは、技術・テクノロジー展示エリアとなり、空港、ショッピングモール、オフィス等、パブリックトイレへの提案を技術展示とともに紹介。大便器の節水機能・技術、「ウォシュレット」の洗浄機能・技術、キレイな生活を提案する「きれい除菌水」等、TOTOならではのテクノロジーを見ることができる。 完全自動運転EVのモビリティサービス 「ワンマイルモビリティ」 岡谷鋼機 試験運用開始、ビジネスモデル創出へ 岡谷鋼機(社長=岡谷篤一氏、本社=名古屋市中区)は2月19日、完全自動運転EV(電気自動車)を使ったモビリティサービス「ワンマイルモビリティ」の試験運用を、今年春頃より愛知県を対象として、アイサンテクノロジー(社長=加藤淳氏、本社=名古屋市中区、事業内容=測量・不動産登記向けソフトウェア及び関連機器の開発・販売、高精度三次元地図データベース作成、構築請負業務)とティアフォー(社長=武田一哉氏、本社=名古屋市中村区、事業内容=自動運転システムの開発)と共同で開始すると発表した。 ワンマイルモビリティは、小型モビリティによる限定地域での低速自動走行技術を活用した、社会課題解決型の「次世代端末交通システム」のこと。低速自動走行とは、概ね時速30q以下を前提とし、米当局や内閣府の定めるレベル4(完全自動運転)の走行を指している。 同サービスでは、消費者や民間企業が費用を負担する従来のビジネスモデルではなく、自治体と一体となった新たなビジネスモデルの創出を目指しているという。 試験運用に使用される4人乗りの完全自動運転EV「Milee(マイリー)」は、電動ゴルフカートをベースとした車体に、レーザー照射により車両周辺約100m、360度方向の物体形状を把握するLiDARとカメラをセンサーとして搭載し、認知・判断・操作のすべてをオープンソースの完全自動運転ソフトウェア「Autoware」で自動化した車両。モバイル回線でインターネットに接続されており、ティアフォーが開発を手がける完全自動運転サービスプラットフォーム「Web.Auto(ウェブ・ドット・オート)」に含まれる各種ウェブサービスによって管理される。Web.Autoには、配車や遠隔監視のほか、人工知能(AI)の学習や、高精度3次元地図の配信、走行データの管理、サポートセンター接続といった自動運転に必要な各種ウェブサービス機能が含まれている。 試験運用は、愛知県長久手市にある「モリコロパーク」(愛・地球博記念公園)の公園管理道路を活用して行われる予定。試験運用後半には来園者の試乗も計画され、専用アプリを使って、走行ルート内でMileeを呼び出したり、実験用に設置された模擬のバス停へ移動したりすることもできるとしている。 シュマルツ しわ・変形を防止する 電極材用グリッパーを発売 多孔プレートによる面吸着で ワークへの負荷を軽減 真空機器専門メーカーのシュマルツ(横浜市都筑区)は2月26日、二次電池の電極材やセパレータ搬送に最適で、カスタマイズが可能な電極材用グリッパー「FLGR」の発売を発表した。 二次電池の部品として使用される電極材やセパレータは薄く繊細なため、一般的な真空パッドでは吸着時にしわや変形を引き起こす可能性がある。また、通常の真空機器ではワークへの化学物質の転写・残留を抑制することが困難とされてきた。 新製品FLGRは、吸着面に多孔プレートを使用し、ワークを面で吸着することで局所的な負荷を軽減させ、しわや変形の発生を予防する。プレートは、ワークに合わせてサイズの変更が可能なほか、摩耗に強く低発塵のPEEK材や、電気抵抗値が10 9ΩでESD(静電気放電)対策に適した材質などから、ユーザーのニーズに最適なものを選択できる。 また、プレートと一体型の真空発生器は外径φ6oのシンプルな配管によるエア供給で最大600?/minという大流量の吸込みが可能。そのため、ワークへの負荷を軽減しながらも、高速搬送を実現する。 大流量の吸込みは環境中やワーク表面上にある塵埃も同時に吸引する。吸引された塵埃は、排気エア接続口を介して外部に排出されることで除去が可能となる。 |