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2018年(平成30年)5月
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2018年5月6日(日)・13日(日)2669号 2670号
青年部新部長に杉浦理之氏(三賀専務)
前嶋孝行会長(前島商会社長)再任
遠州機工会 第7期通常総会を開催

 遠州機工会(会長=前嶋孝行氏・前島商会社長)は、4月18日午後6時より浜松市中区のホテルコンコルド浜松において第7期通常総会を開催し、審議の結果、事業報告をはじめとする全議案を原案通り承認した。任期満了に伴う役員改選では、前嶋会長が再任、会計に佐山初男氏(日研社長)、青年部部長に杉浦理之氏(三賀専務)が新たに就任した。2期目となった前嶋会長は総会後の懇親会で「我々が地元の企業さんを支えているという誇りを持って、これからも邁進していきたい」と話した。
 鈴木大造総務(丸尾興商取締役)が総会の司会進行を務め、開会に先立ち、立会人として出席した賛助会員の役員等が紹介された。
 前嶋会長が「新しい期に入ったばかりのお忙しい中、総会にご出席いただき誠に有り難うございます。進行がスムーズに進みますように、皆様のご協力をお願いいたします」と開会にあたって挨拶。
 鈴木総務より出席状況の発表があり、正会員18名中16名の出席により総会が成立すると宣言された。
 前嶋会長が議長を務めて議事に入り、第1号議案=第6期事業報告▽第2号議案=第6期会計報告及び監査報告▽第3号議案=第7期事業計画案▽第4号議案=第7期予算案について審議し、いずれも原案通り承認された。
 第5号議案=役員改選では、先の役員会で決定した会則の改定について報告された。改定の内容は、2年間顧問が不在であったが、必要に応じて顧問を置くことができるようにした。また、会長、副会長、総務、会計の任期を最長2期4年としていたところを、再任は妨げないとした(会則の改定は会則第15条により役員会の総意で決定される)。
 役員選任案が承認され、新任2名を含む9名が次の通り就任した。
▽会長=前嶋孝行氏(前島商会社長)
▽副会長[全機工連人材開発委員会委員]=杉浦一暢氏(三賀社長)
▽総務[事務局]=鈴木大造氏(丸尾興商取締役)
▽会計=佐山初男氏(日研社長)※新任
▽会計監査[全機工連人材開発委員会委員]=吉田治郎七氏(吉田社長)
▽幹事[情報交換委員会委員長]=杉野泰治氏(浜松機材社長)
▽幹事[視察工場委員会委員長]=辻有紀男氏(大弥社長)
▽幹事[福利厚生委員会委員長]=増田幸三氏(プロム・マスダ社長)
▽幹事[青年部部長]=杉浦理之氏(三賀専務)※新任
 報告事項として、会則改定(第5号議案で説明済み)、会員名簿、委員会名簿、青年部名簿について報告され、杉浦副会長の閉会の辞で総会を終了した。
 総会の後は賛助会員を交え総勢69名の参加を得て懇親会が催され、司会の鈴木総務がすべての議案が承認され総会を滞りなく終了したことを報告した。
 前嶋会長が「先ほどの総会で2期目の会長を選任していただきました。誠に身の引き締まる思いで、この場に立たせていただいています。ここにお集まりの販売店さん、仕入先さん、メーカーさんは日本のものづくりを支えています。大手ユーザー様や製造業の方はものづくりということで脚光を浴びておられますが、私共ももう少し光を浴びたいなと思っています。近年、人材集めに非常に苦労しており、募集をかけた時に応募してもらえると非常にありがたい。まずは我々がこの遠州地方の地元の企業さんを支えているという誇りを持って、これからも邁進していきたいと思っています」と挨拶。9名の新役員が登壇し紹介された。
 来賓の紹介があり、来賓を代表して静岡県中小企業団体中央会西部事務所の住川守雄副所長が挨拶に立ち「第7期の総会が無事終了されましたことをお慶び申し上げます。中央会の青年部組織である青年中央会の活動に際しては、遠州機工会の青年部様に参加をいただいています。旧の協同組合時代から本当にお世話になっており、それも含めて御礼申し上げます。中央会として何ができるかということを我々も考えながら、これからまたお付き合いをさせていただきたいと存じます」と祝辞を述べた。
 来賓の浜松商工会議所の藤田正治副会頭は「自動車産業は100年に一度の大転換期。EVを支える電池のコスト、調達、充電設備、電力の供給等の大きな課題があることは事実で、インドでは2030年にEV率100%と政府が発表していましたが、昨年それを撤回しました。しかしながら、ノーベル賞級の発明があれば、一気に電動化が実現するとも言われています。このような大転換期において、地域や業種、それぞれの皆さんが結集をされて、力を発揮されること。大きな荒波に連携して立ち向かっていくその時こそが、物事が発展していく時なのだと思います。それぞれが得意分野をさらに伸ばし、連携し協力してますます相乗効果を高め、ものづくりの街、浜松の発展にさらに貢献されますことをお願いいたします」と述べて、乾杯の音頭をとった。
 懇親の場となり、歓談が進む中、転勤・代表者の交代などで初めて参加した賛助会員が紹介された。続いて青年部の紹介があり、杉浦新部長から部員増強への協力が呼びかけられた。
 和やかに情報交換などが行われ、杉浦副会長の中締めでお開きとなった。
 遠州機工会は、静岡県浜松市とその周辺の機械工具商が会員となり、機械工具販売業をより良くしていくための活動を行っている。現在、正会員18社、賛助会員44社(商社24社、メーカー20社)が加盟。
 今年度の主な事業は次の通り。
 【広告宣伝事業】業界誌へ広告掲載を行い、本会を周知
 【教育情報事業】機械工具商のための研修会、講演会等▽全機工連中部ブロック会議
 【視察事業】モノづくりに関する視察見学会
 【福利厚生事業】会員企業の従業員と家族のための福利厚生事業
 【青年部事業】ビアパーティー▽自己研鑽事業▽ボウリング大会
 【通常総会】平成30年4月18日
 【賀詞交歓会】平成31年1月予定
 【その他】本会の目的達成のために必要な事項は役員会に諮り実施

組合員とメーカー・商社70名が参加
業界のさらなる発展を祈念
福井県管材卸商組合 平成30年新春懇談会開催

 福井県管材卸商組合(理事長=吉岡正盛氏・吉岡幸社長)は、3月8日午後5時30分より福井市内のザ・グランユアーズフクイにおいて新春懇談会を開いた。組合員と管材関連のメーカー・商社ら合わせて70名が参加。この新春懇談会は2年に一度、ゴルフコンペと交互に行われ、業界の交流の場となっている。
 藤井武宏会計監事(IFPサービス社長)が司会進行を務め、冒頭、吉岡理事長が「2月はご存じの通り、福井の豪雪により3週間あまり雪かきで仕事が全くできませんでした。しかし、3月に入りすっかりと雪も消え、春めいてきました。福井は北陸新幹線の延伸工事、それに伴う駅舎の建設、金融機関の本社建て替えをはじめとする駅周辺の再開発、嶺南若狭地区では原子力発電所の再稼働準備など注目度が高い。組合員企業は、福井という小さなマーケットの中で、お互いに競争をすると同時に、組合員同士親睦も深めながら共に成長することを目指しています。先日の平昌オリンピックではカーリングが非常に話題となりました。最初から最後まで正確に集中力をとぎらせることなく戦っている姿は、私たち管材卸商が建設現場で地中配管から住宅設備・空調機器の設置までしっかりと納めていくことに通じると感じました。これからも私たち組合員は、信頼ある一流メーカー様の商品を適正な価格で切れ目無く供給するという役割を担ってまいります」と話し、参加各社の益々の発展を祈念した。
 尾畠和彦JFEスチール北陸支社長が祝辞を述べ、続いて上坂泰啓中島管材鋼機社長の乾杯で祝宴に移った。
 祝宴では、福井・浜町芸妓組合による日本舞踊を観賞。また、吉岡理事長と藤井会計監事が「のこぎり」演奏を披露し、芸妓のもも子さん(同組合代表)の三線(蛇皮線)との協演で盛り上げた。
 平田偉オータケ北陸支店長による中締め、中島孝則副理事長(タケフ管材社長)の御礼の言葉で盛会のうちに終了した。

鍛圧機械受注額2か月連続で減少
年度累計額は修正見通しを上回る
日鍛工 2018年3月度会員受注統計

 一般社団法人日本鍛圧機械工業会(日鍛工、代表理事会長=宗田世一氏)が4月9日発表した月次会員受注統計によると、2018年3月度の鍛圧機械受注額は、前年同月比10・8%減の387億4400万円となり、2か月連続で前年を下回った。プレス系機械は、大型・超大型の輸出向けの低調が響き3か月連続で前年を下回ったが、小型・中型は堅調に推移している。板金系機械は好調を維持しており、8か月連続で前年を上回った。2017年度の累計は、前年度比7・3%増の3538億9700万円となり、2017年度修正見通しの3510億円を上回った。
 機種別に見ると、プレス系機械は、前年同月比35・3%減の167億8200万円。油圧プレスが18・3%減、フォーミングが62・5%減となったが、自動化・安全装置は2・6倍増と伸びた。
 板金系機械は、前年同月比38・3%増の132億6100万円。パンチングが75・4%増、プレスブレーキが43・5%増、レーザ・プラズマも3・2%増となった。
 その他、サービス・部品金型は、前年同月比9・5%増の87億100万円となった。
 内外別(機種計)では、国内が前年同月比21・9%増の219億2200万円。金属製品製造業が29・7%増、一般機械が24・9%増、電機が85・8%増、鉄鋼・非鉄金属も67・5%増、自動車は10・8%減となったが高水準にあり、全体的にも好調さが見られた。
 一方の輸出は、前年同月比53・7%減の81億2100万円となった。中国向けが21・3%増、欧州向け77・3%増、韓国・台湾向け55・4%増、インド向け90・7%増となったが、北米向けが47・2%減、ロシア向けは95・5%減となった。
 輸出比率は、国内生産設備の好調により前年同月に比べて22・4ポイント下がり、27・0%となった。

32名の新社会人が
ビジネスマナーの基礎を学ぶ
愛機工 新入社員研修開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)の経営対策部(部長=林正人理事・広商NEXUS社長)が4月10日と11日の2日間にわたり、人材開発事業の一環として、新入社員研修を開催した。講師は名南経営コンサルティングが務めた。
 この研修は、同組合の正会員企業に今春入社した新入社員や入社1年未満の社員を対象に、社会人・組織人としての意識付けから、生産性の高い職場活動を実践するために必要な能力とスキルを育成することを主旨としており、今回は32名が参加した。
 参加者は2日間を通して、挨拶の仕方・言葉遣い・身だしなみから、電話応対・名刺交換など、ビジネスマナーの基礎を徹底的に学んだ。
 林経営対策部長は「この業界は工具や工作機械など、皆さんにとってこれまで馴染みの無い商品ばかりを扱っていますから、初めは分からないことばかりだと思います。商品のことは追々覚えてもらえれば良いですし、皆さんの職場の先輩や上司もそのことは十分理解しています。だからというわけではないですが、明るく元気に挨拶することを心掛けてください。そして先輩や上司にヤル気があるところを見せてください。しばらくはそれでいいかなと私は思います」と参加者を激励していた。
2日間、ビジネスマナーの基礎を学んだ

社名も新たに、次のステージへ挑戦
点から線、そして“面”へ
SANEI 2018年度方針説明会開催

 SANEI(当時・三栄水栓製作所、社長=西岡利明氏、本社=大阪市東成区玉津1―12―29)は、3月13日午後4時より大阪市内のホテル日航大阪において「2018年度方針説明会」を開いた。同社は、ライフスタイルの多様化に伴い商品ラインナップが多岐にわたるようになり、さらに海外へのブランド浸透をはかるには社名とブランド名を統一する必要があるとして、今年4月1日に社名を変更。西岡社長は説明会で、次のステージへの新たな展開について熱く語り、出席した協力会社に一層の支援を求めた。
 方針説明会は尼見幸一常務取締役コーポレート本部長の司会で進められ、はじめに西岡社長が挨拶で、出席者に対し日頃の購買部、製造部を通じての支援と協力に感謝の意を示した後、社名を変更し新たな一歩を踏み出すにあたり、これまでの同社の歩みを振り返った。
 「私どもは1954年9月に産声を上げました。3人で始め、三栄水栓製作所と名づけました。創業当時からメーカーになりたいという夢を持っており、東大阪市の高井田に念願の鋳造工場を作り(1973年)、メーカーの形が整いました。その当時の商売は“点”としての商品を売ることで、これを一生懸命やってきて今の礎になりました。本格的にものづくりをしようと、1980年に岐阜県各務原市に岐阜三栄水栓製作所(岐阜工場)を建設。この辺から第2世代で、『人類ある限り水は必要である』という大きな理念のもと、『確たる水栓メーカーになる』をコンセプトに日夜ものづくりに励みました。日本には世界に誇れる水道設備があります。我々はその最先端に付く商品なので、飲める水を供給するインフラのライン全体までもっと考えていかなければならないと、第2世代は“点”から“線”へと商売を変えてきました。家庭内の配管から蛇口までの個人資産の部分を提案できないかと考え、安全な水を安定的に流せる給水へと展開していきました。そして今年、2018年4月1日より社名を一新して、SANEIとなります」。
 今後の展開について西岡社長は「第3ステージの始まりと自負しています。“線”から“面”へ。キッチン、バスルーム、洗面ルームなど、それぞれの家の空間に合った水栓をトータル的に提案できるメーカーになりたい。もっとグローバルに海外にも目を向けていこうと、世界統一のシンプルなSANEIとしました。昨今では、住宅などに和モダンのジャンルがあります。シンプルでシンメトリーな空間ですが、それにもう1つ、我々は日本的なアールヌーボーの再来、ポストアールヌーボー的なものを提案できないかと、新しく『匠(たくみ)』『民藝(みんげい)』『蠱惑(こわく)』の3つのシーンを作りました。新製品の名前は『MONOTON(モノトーン)』と『morfa(モルファ)』。水栓メーカーが水栓をなくそうと提案している商品です。ハンドシャワーは、今までのものとは全く違い、手のひらで持つシャワー。世界になかったシャワーヘッドの形です。水栓がコア商品ですが、それを売るためには、その世界感もこれからは重要になってきます。住宅デザイナーが思う空間感を、影になって支えられる、提案できるようなメーカーになっていければ、我々が思っている次のステージに少し手が届くのではないかと思っています」と考えを述べた。
 来賓挨拶では、池田雅一三菱東京UFJ銀行(現・三菱UFJ銀行)常務執行役員より祝辞が述べられた。また、当日参加したSANEIの役員並びに幹部社員の紹介も行われた。
 尼見常務が会社全体の取り組み方針として、中期経営計画“UQ2020”(2017年〜2020年)について説明。2年目となる今年度は“面”への展開に取り組んでいくと話した。
 購買本部方針については、藤井義規取締役購買本部長が「競争力のある品質・コストの商品を安定した納期でお客様に提供できる購買を行う」方針と話し、資材購買ではコストと安定供給の追求、商品購買では魅力ある商品の開拓などに注力していく。
 早川潔取締役ものづくり本部長は、「SANEIにふさわしい ものづくり」を本部の課題として掲げ、目指すものづくりを「Stylish(粋)、Simple(明瞭)、Speedy(軽快)」と説明。「協力会社の皆様ともSSSの精神で、ともに頑張っていきたい」と語った。また、生産力の強化と労働力不足への対策などについても話した。
 この後、2017年度品質表彰が行われ、品質改善の取り組み(不適合是正の確実性、不具合対策の迅速さなど)において成果を出した協力会社のスミヨシ化成、坂井製作所、リバースに優秀賞が贈られた。
 方針説明会終了後は懇親会が催され、吉川正弘副社長が「三栄水栓製作所はSANEIに変わりますが、名前が変わっても中身が変わらないと意味がありません。また、名前を変えたからといって、会社が変わるわけでもありません。新たなことに常に挑戦していくことが大切。大きな挑戦、小さな挑戦、それの積み重ねにより会社は少しずつ変化し、進化していくものと思っています。私たちは皆様方のご協力をいただいて、新しいステージに挑戦していきたい。皆様方の期待に応えられるように、全力で頑張ってまいります。本日は、リラックスして、弊社の社員とコミュニケーションを図っていただければと思っています」と歓迎の挨拶をした。
 協力会社を代表して、田中猛田中工業社長が「新しい門出です。ビッグプロジェクトのオンパレード。このチャンスをしっかりものにして、さらに大きな会社にしていただきたい。私どもも一生懸命、ともに歩んでまいりたいと思っています」と挨拶。
 特別ゲストとして日本バルブ工業会のバルブのイメージキャラクター「ばるちゃん」が登場して会に華を添え、東口勝紀岡本製作所社長の音頭で乾杯した。
 会場では和やかに歓談して親睦を深める出席者の姿が見られ、荒深喜晴アラフカゴム工業社長の中締めで盛会のうちに終了した。

愛機工組合 支部総会
 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)の9支部は、2月下旬から4月中旬にかけて各地で支部総会を開き、支部推薦の理事候補者を選出して5月29日にホテル名古屋ガーデンパレスで開催される組合総会に備えた。
中北支部】
伊藤理事長退任
大矢氏が新理事候補

 中北支部(支部長=幡野裕幸氏・朝日社長)は、3月27日午後6時より名古屋市中区のローズコートホテル地下1階「比翼」にて支部総会を開催した。支部員総数27社中、15社が出席した。
 稲葉秀樹支部幹事(宇野東日本営業部中部ブロック次長)が司会進行を務め、はじめに幡野支部長が挨拶で日頃の組合活動ならびに支部活動に対する協力と総会への出席に対して御礼の言葉を述べた。
 支部長の議事進行の下、議案の審議を行い、第1号議案=@平成29年度事業収支報告A監査報告、第2号議案=平成30年度事業収支案を原案通り承認可決した。今年度の事業は、親睦ゴルフ会(8月4日)、忘年会(12月)、総会(平成31年3月)を予定している。
 第3号議案=役員改選では、伊藤高潤理事長が5月の組合総会をもって退任するため、高田研至氏(井高社長)、森田乾嗣氏(モリタ社長)、幡野裕幸氏(朝日社長)の3名(いずれも留任)と、新たに大矢顕氏(大矢伝動精機専務)を理事として推薦。理事次点には伊藤哲生氏(春日鋼機社長)、支部幹事(会計監査)を小島敏裕氏(小島機鋼社長)とする案が示され、いずれも承認された。
 最後に、3月末をもって愛機工組合を脱会することになった河合幸雄岐阜商事社長より「長い間、有り難うございました。少し寂しいですが、岐阜機工会には引き続き所属していますので、お会いする機会も多々あるかと存じます。引き続き宜しくお願いします」と挨拶があり、総会を終了。
 総会後は懇親会が開かれ、伊藤理事長が「2月の理事会で理事長退任を発表させていただきました。昨年はメカトロテックジャパン2017も、高田実行委員長(副理事長、井高社長)をはじめ皆様のお陰で、大変盛況のうちに終了することができました。レベルの高い展示会ができたと思っています。お邪魔でなければ、今後もちょこちょこと顔を出すかもしれませんので、宜しくお願いします」と挨拶し乾杯の音頭をとった。
 和やかに宴が進む中、新理事候補となった大矢氏より抱負が述べられた。また伊藤理事長に、長年にわたる同氏の功績に対し感謝と敬意を込めて花束が贈呈された。
 伊藤理事長は「理事になり28年、中北支部には30年以上お世話になっています。自分では本当にそんな力があったのかと思っていますが、皆さんのご支援のお陰で、何とか理事長職も6年務めることができました。本当に有り難うございました」と御礼を述べた。
 さらに、椿井基男支部会計監査(椿井精工社長)からも、本総会をもって長年務めた支部役員(この間、理事も数期務める)を退任するにあたり、感謝の言葉が述べられた。
 高田副理事長の三本締めで盛会のうちに終了した。
【南支部】
新年賀詞交歓会幹事支部
役員全員の留任決定

 南支部(支部長=森庸一氏・森哲社長)は3月28日、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で平成30年度支部総会を開催。司会進行は可児宜彦幹事(近代精機社長)が務めた。中川雅夫副支部長(ナカガワ社長)が開会の辞を述べた後、司会者から、支部員46社中39社が出席(委任状含む)し本総会が成立したことが宣言された。支部の規約により森支部長が総会の議長へと選出され、以下の議案について審議・報告が行われた。
 【第1号議案の1】
平成29年度事業報告▽可児幹事が平成29年度事業について報告し、これが満場一致で承認された。
 【第1号議案の2】平成29年度収支決算書▽棚木基之会計幹事(NaITO中部営業部長)が平成29年度の収支決算について報告。これに対し伊藤久輝会計監査(丸正社長)が「平成29年度決算書について、関係諸帳簿や証拠書類を対象監査の結果、いずれも適正であることを確認しました」と宣言。満場一致でこれが承認された。
 【第2号議案の1】平成30年度事業計画書(案)▽可児幹事から以下の事業計画案が発表され、満場一致で承認された。@3月28日(当日)=支部総会の開催。担当実行委員は森哲。A6月27日=支部ゴルフ大会の開催。担当実行委員はナカガワ、NaITO。B7月27日=支部ビアパーティーの開催。名古屋国際ホテル「ガーデンサイド」にて。担当実行委員は丸正。C12月7日=支部忘年会の開催。名古屋国際ホテル「ガーデンサイド」にて。担当実行委員は三和商事、近代精機。D平成31年1月17日=本部組合新年賀詞交歓会の開催。ANAクラウンプラザホテル・グランコート名古屋(予定)にて。今年度は開催幹事支部となるため、12月17日に臨時支部幹事会を開催(予定)し、準備を行う。E随時=支部幹事会の開催。担当実行委員は森哲。Fその他、支部員に有効な諸事業の開催など。
 【第2号議案の2】平成30年度収支予算書(案)▽棚木会計幹事から平成30年度の収支予算案が発表され、満場一致で承認された。
 【第3号議案】役員改選の件▽平成30年度は南支部の役員改選期にあたる。この件について議長一任の声があがり、議長を務める森支部長から全員留任との幹事会案が提案され、これが満場一致で承認された。南支部幹事は以下の通りだ。●支部長▽森庸一氏、●副支部長▽中川雅夫氏、●会計▽棚木基之氏、●会計監査▽伊藤久輝氏、●幹事▽伊藤正人氏(伊藤信産業社長)、和久田修志氏(三和商事社長)、加藤茂氏(藤清商会社長)、可児宜彦氏、近藤幹浩氏(大東通商社長)、奥田勝彦氏(東邦精器社長)、吉田隆介氏(トラスコ中山名古屋支店長)、●支部相談役▽伊藤照之氏(伊藤信産業会長)。
 【第4号議案】その他の件▽議長の森支部長から、本部組合の2019年新年賀詞交歓会開催幹事支部として、改めて、支部員全員への協力要請があった。
 すべての議案審議が滞りなく終了し、森支部長が議長を退任。最後は、和久田幹事の閉会の辞をもって、本総会は閉会した。その後、同会場で懇親会が催され、支部員らは親睦を深めた。
【尾張支部】
大崎支部長以下
4名の理事全員留任

 尾張支部(支部長=大崎政雄氏・大崎機工社長)の支部総会は2月24〜25日の1泊2日の日程で、エクシブ浜名湖(静岡県浜松市)を会場に行われた。
 総会は初日の午後4時より服部嘉高理事(服部商会社長)の司会進行、佐々木伸之理事(太田廣常務)による開会の辞で始まり、近藤尚文理事(油傅商店社長)が資格審査発表を行い支部員数26社中、26社出席(委任状含む)により総会が成立すると宣言した。
 大崎支部長が挨拶に立ち「浜松まで遠路お出掛けいただき有り難うございます。本年もコーワ精工販売の坂倉会長のお骨折りで、3年続けてエクシブでの開催となりました。最近は冬季オリンピックを観戦している方が多いと思います。感動の連続で、多くのメダルを日本選手が獲得しています。女子チームパシュートの絶妙なチームワーク。どの企業もあのようなチームワークがあれば、仕事上での金メダルが取れるのではないかと感じています。景気の方は、業界によってはものすごく良いということです。工作機械、ロボットなどは5割アップと、とても考えられない勢いで拡大しています。それに伴ってか、一部の要素部品は納期が非常に伸びており、発注してから1年では間に合わず、2年かかるものもあると聞き及んでいます。機械関係の中でもAIを駆使した機械やロボットは今後この10年で大きく伸びるのではないか。ヒューマノイド型ロボットが人手不足を背景に増えてくるのではないかと思われます」と景況などについて述べた。
 議長に近藤文彦支部相談役(油傅商店会長)を選出して議案審議に移った。
 第1号議案=役員改選の件は、大崎政雄氏(大崎機工社長)、近藤尚文氏(油傅商店社長)、佐々木伸之氏(太田廣常務)、服部嘉高氏(服部商会社長)の4名全員の留任を決め、次点の坂倉慶信氏(コーワ精工販売社長)とあわせて組合総会に理事候補者として推薦する。
 第2号議案=平成29年度事業報告並びに収支決算報告・同監査報告、第3号議案=平成30年度事業計画案並びに収支予算案を審議し、原案通り承認可決した。
 総会終了後は懇親の場となり、坂倉幹和氏(コーワ精工販売会長)の音頭で乾杯。和やかに歓談して親睦を深め、佐々木理事の中締めでお開きとなった。この日は同ホテルで宿泊し、翌朝解散した。
 また、初日の総会前には会場のホテルに隣接するグランディ浜名湖ゴルフクラブにて有志によるゴルフ会が開催された。
【西支部】
内藤支部長はじめ
理事4名全員留任

 西支部(支部長=内藤和美氏・内藤商事社長)は、4月6日午後6時30分より名古屋市中区の東京第一ホテル錦で支部総会を行った。
 矢野茂雄理事(滝川物産社長)が司会進行を務め、30社中、24社の出席(委任状含む)で総会が成立すると宣言した。
 所用により欠席した内藤支部長に代わって挨拶に立った梅村龍盛理事(梅村本店社長)は「昨年度西支部では総会、ビアパーティー、忘年会、ボウリング大会、そして北支部との合同ゴルフコンペなどを行いましたが、先月の役員会で今年度はもう一行事何かやろうということで事業計画案に盛り込まれています。皆様方のご意見をいただきながら支部活動につなげていければと思っています。宜しくお願いします」と述べた。
 議長に矢野理事を選出して議事に入り、第1号議案=平成29年度事業報告ならびに会計報告承認の件、平成29年度会計監査報告、第2号議案=平成30年度事業計画ならびに予算案承認の件について審議し、いずれも原案通り承認可決した。
 平成30年度事業は、支部総会、親睦ゴルフ(北支部と合同開催)、ビアパーティー、忘年会、ボウリング大会に加えて、新たに宝塚観劇ツアーも実施する予定。
 第3号議案=役員改選の件は、役員全員の留任を承認。内藤和美氏(内藤商事社長)、梅村龍盛氏(梅村本店社長)、矢野茂雄氏(滝川物産社長)、吉野栄一氏(吉野機械工具社長)の4名を理事候補に選出し、次点の小島憲二氏(小島商店社長)とあわせて本部へ推薦することとした。支部長は内藤氏が引き続き務める。
 総会後の懇親会では、服部将康支部幹事(服部社長)が挨拶でボウリング大会について「今回、ボウリングの幹事を吉野理事より引き継ぎました。予算を増やしていただき、これまでプレー終了後は弁当を食べながら表彰式という流れでしたが、施設内のレストランでのプランが組めるということで、今年度は少し夕食を豪華にして開催できたらと考えています。多くの方に参加していただければと思っていますので、ご協力を宜しくお願いします」と述べた後、乾杯の音頭をとった。和やかに歓談し、午後9時前に吉野理事の中締めで終了した。
 また、総会の前には匠ライフデザインより愛機工組合推奨の業務災害補償プランが紹介された。
【三河支部】
役員全員の留任決まる
JIMTOF視察の件など審議

 三河支部(支部長=三井重信氏・三井機工社長)は4月20日、岡崎市明大寺町の魚介料理「いしかわ」で平成30年度支部総会を開催した。本総会には過半数以上の支部員が参加(委任状含む)しており、冒頭、本総会の成立が宣言された。三井支部長挨拶の後、支部規約に則り三井支部長が議長に選出され、以下の議案について審議・報告が行われた。
 【第1号議案】平成29年度(平成29年4月1日〜平成30年3月31日)行事報告、会計報告ならびに会計監査報告▽三井支部長から平成29年度の行事報告ならびに収支報告が、齊藤健治会計監査(三豊社長)から平成29年度の収支報告書に関して各種帳簿照合の結果いずれも適正であることを確認したと報告がそれぞれ行われ、これらはいずれも満場一致で承認された。平成29年度の活動内容は以下の通り。@平成29年4月7日岡崎市の「とと丸水産」にて通常総会開催。20名参加。A同7月28日岡崎市「萬珍軒本店」にてMECT有効利用検討会および納涼会開催。15名参加。B同12月8日岡崎市「焼き肉三八」にてMECT開催結果発表および有効利用検討会開催。15名参加。C有志ゴルフ会開催を予定していたが、参加希望者稀少のため順延。平成30年度実施予定。
 【第2号議案】平成30年度行事計画(案)および同予算(案)▽三井支部長から、平成30年度の行事計画案および予算案がそれぞれ発表され、これらはいずれも満場一致で承認された。平成30年度の行事計画は以下の通り。@平成30年4月20日(当日)=19時より総会開催。A同7月=JIMTOF開催有効利用検討会および納涼会開催。B同11月1日〜6日=JIMTOF視察助成。支部員に対し、視察経費の一部補助を予定。C同12月初旬=JIMTOF有効利用検討会および支部忘年会開催。なお、例年、全体の参加人員が少ないため開催地区を検討要すが、収拾がつき難いため十分な意見を今後も支部員に求むとのこと。D平成31年3月中旬=支部総会開催予定。E前述のほか、有志ゴルフ会を開催し、一部助成を実施する予定とのこと。
 【第3号議案】役員改選に関する件▽平成30年度は三河支部の役員改選期にあたる。この件について議長一任の声があがり、議長を務める三井支部長から全員留任との案が提案され、これが満場一致で承認された。
 【第4号議案】その他▽組合賛助会員の匠ライフデザイン(社長=南泰行氏、所在地=愛知県春日井市)から、法人向け自動車保険や業務災害補償などに関する説明が行われた。
 すべての議案審議が滞りなく行われ、三河支部総会は閉会した。その後の懇親会で参加者らは近況など語り合い、この日は散会となった。
【北支部】
長村支部長以下
理事3名全員留任

 北支部(支部長=長村康義氏・長村商店社長)は、3月28日午後6時30分より名古屋市北区の木曽路黒川店において支部総会を開催した。
 司会の清水純司支部幹事(清水商店社長)が開会の辞を述べた後、司会者より資格審査発表が行われ、総数21社中、出席11社で総会が成立すると宣言された。
 長村支部長が「桜満開の大変天気の良い日に、お忙しい中、お集まりいただき有り難うございます。振り返るとこの1年、支部の事が何もできず、本当にご迷惑をおかけしました。本日は役員改選ですので、皆様の忌憚のないご意見をお聞かせいただきたいと思います」と挨拶。
 議長に服部健理事(伊吹産業社長)を選出して議事に入り、第1号議案=平成29年度事業報告、第2号議案=平成29年度収支報告・同監査報告、第3号議案=平成30年度事業計画(案)について審議し承認可決した。
 第4号議案=役員改選では、長村康義氏(長村商店社長)、服部健氏(伊吹産業社長)、熊田誠司氏(久満田商会社長)3名全員の留任を承認し、組合総会に理事候補者として推薦する。また、清水純司氏(清水商店社長)は引き続き支部幹事として会計を務め、支部長、副支部長(会計監査兼務)についても長村氏、服部氏が引き続き務めることとした。
 この後、来賓として出席した山崎公明組合事務局長が挨拶で「昨年は組合事業として海外視察とメカトロテックジャパン2017が開催され、皆様のご協力により共に成功裡に終了することができました」と御礼の言葉を述べた。
 総会終了後は懇親会が催され、和やかに情報交換などして親睦を深めた。
 今年度の主な事業として、6月23日にゴルフコンペ(西支部と合同で開催、明智ゴルフ倶楽部)、9月第1土曜日に日帰り懇親会、12月19日に忘年会、平成31年1月19日に豊川稲荷初詣、3月13日に総会、そのほか支部役員会の適宜開催を予定している。
【東支部】
野崎支部長はじめ
4理事を全員留任

 東支部(支部長=野崎憲昭氏・常磐精機社長)の支部総会は4月4日、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で午後6時より開催された。
 坂井一斉支部幹事(サンコー商事)が司会進行を務めて開会。
 冒頭、野崎支部長が「本日の総会、宜しくお願いします。現在、景気は非常に良いと思っています。そんな中でいろいろな問題が発生しており、材料の値上げや人手不足、政治・マスコミ等では改ざん、忖度、パワハラなどが言われており、大変な時代になってきたというのが本心です。景気の良い中で、土台となる社員の教育をしっかりして行くことが大切かと存じます。東支部で必要なことは、私の中では切磋琢磨だと思っています。皆で切磋琢磨して、頑張って業界を盛り上げていきたい。もう1つは、共存共栄。1つの会社が生き残るのではなくて、東支部の皆さんが生き残っていかなければならないということ。そして最後に、情報交換が大切ではないかと思っています。皆さんの会社の発展をお祈りします」と挨拶した。
 司会者より資格審査発表が行われ、支部員28社中、出席27社(委任状含む)で総会が成立すると宣言された。
 林正人理事(広商NEXUS社長)を議長に選出して議案審議を行い、第1号議案=平成29年度事業報告、第2号議案=平成29年度決算報告、第3号議案=平成29年度監査報告を原案通り承認。
 第4号議案=役員改選では、役員全員の留任を承認。理事候補に田中知之氏(ミユキ商會会長)、林正人氏(広商NEXUS社長)、野崎憲昭氏(常磐精機社長)、時津達也氏(新栄商會社長)の4名と、次点に倉地克明氏(倉地社長)を選出し、本部へ推薦する。また、野崎氏、時津氏が引き続き支部長、副支部長を務めることを承認した。
 第5号議案=平成30年度事業計画(案)、第6号議案~平成30年度予算(案)について審議し、原案通り承認可決した。平成30年度の主な事業は支部総会、ビアパーティー(8月頃)、親睦ゴルフ会(11月頃)、忘年会(12月頃)など。
 総会終了後の懇親会は、水野義久支部幹事(三枝電機)が司会進行を務め、田中理事の乾杯で開宴。会員の一言スピーチなどもあり、互いに親睦を深め合いながら楽しく過ごし、藤原昌信支部幹事(山一工具社長)の中締めでお開きとした。
【中南支部】
鈴木支部長はじめ
理事3名全員を留任

 中南支部(支部長=鈴木俊雄氏・マルマン商事会長)は、3月23日午後6時30分より名古屋市中区の東京第一ホテル錦において支部総会を開いた。
 竹中力支部幹事(ホリヤ名古屋支店長)の司会で進められ、鈴木支部長が挨拶で総会出席に対して御礼を述べた。
 竹中支部幹事を議長に選出して議案審議を行い、第1号議案=平成29年度事業報告、会計報告並び監査報告、第2号議案=平成30年度事業計画案並び予算案を原案通り承認した。
 承認された平成30年度事業と担当幹事は次の通り。納涼会(8月)・赤地支部幹事(サカイリフテク部長)▽忘年会(12月)・山本支部幹事(杉本商事名古屋営業所長)▽支部総会(平成31年3月)・竹中支部幹事(ホリヤ名古屋支店長)。
 第3号議案=役員改選は、鈴木俊雄氏(マルマン商事会長)、志知亨氏(志知社長)、六浦康正氏(六浦本店社長)の留任を決め、理事候補者として本部へ推薦することとした。次点は小川誉之氏(小川管商社長)。
 その他、山崎公明組合事務局長から支部編成の見直しについての経緯が説明され、今総会での上程を見送ると報告された。
 総会終了後は懇親会が催され、赤地支部幹事の音頭で乾杯。参加者全員による一言スピーチなどで楽しく過ごした。
【熱田支部】
滝澤支部長など
理事4名全員留任

 熱田支部(支部長=滝澤有一氏・松本商店社長)は、3月29日午後6時より名古屋市熱田区のサイプレスガーデンホテルにおいて支部総会を開催した。
 村瀬広幸氏(ムラセ社長)が司会進行を務め、周防正美支部幹事(喜一工具営業本部付シニアアドバイザー)より開会の辞が述べられた。
 滝澤支部長が「皆さん、月末そして期末のお忙しい所、ご出席をいただきまして有り難うございます。数年前から水谷副理事長(ミズタニ機販社長)の提案で始まった、歴史探索の事業も順調に行っています。また、今期は相撲観戦を行いましたが、もっとスポーツ観戦もしたいという意見をいただいています。折角の機会ですので皆様のご意見をお聞かせいただき、一つ一つの行事が盛り上がるような熱田支部にしていきたいと存じます」と挨拶。
 司会者より資格審査発表(支部員数27社中26社出席、委任状含む)が行われた。
 支部長を議長に選出して議事に入り、第1号議案=@平成29年度事業報告承認の件A平成29年度収支決算報告承認の件、監査報告、第2号議案=@平成30年度事業計画(案)の件A平成30年度収支予算(案)の件を審議し、いずれも原案通り承認した。
 今年度の主な事業として、産業視察会、歴史探索会、相撲観戦他、忘年会を予定している。
 第3号議案=役員改選では、理事候補として水谷隆彦氏(ミズタニ機販社長)、滝澤有一氏(松本商店社長)、小浦正喜氏(こうら社長)、山本員彰氏(センサスヤマモト社長)と、次点に吉川勝朗氏(山下機械部長)を選出。支部長は滝澤氏が引き続き務め、会計を佐藤光録氏(佐悦会長)が退任(支部幹事は留任)し、変わって小浦氏が兼務する。また、山善の担当者が南村哲寛氏から木奈崎孝二氏(名古屋支社室長)に変わり、同氏が支部幹事を務める。その他の支部幹事はいずれも留任とした。
 総会終了後は懇親会が開かれ、水谷副理事長の音頭で乾杯。情報交換などをしながら、親睦を深めた。

平成30年度第1回
WMゴルフ大会開く

 木工機械研究会「WM会」(会長=福本豊彦氏・フクモト会長)の平成30年度第1回ゴルフ大会が4月14日、東名古屋カントリークラブ(愛知県豊田市)西コースで会員9名の参加を得て開催された。
 当日は、雨が心配されたが終日曇天の中、ストロークプレーで行い、熱戦の末、松井忠彦氏がネット81で本年度初回優勝を飾った。
 上位入賞者は次の通り(敬称略)。
 ▽優勝=松井忠彦(アミテック)G96、H15、N81
 ▽1位=川瀬敏裕(中京)G100、H15、N85
 ▽2位=福本豊彦(フクモト)G104、H10、N94
 ▽3位=吉見省吾(ジーエム)G86、H13、N73(オープン)
 ▽4位=榊原希昭(朝日工業)G115、H21、N94
 ▽5位=庄田浩士(庄田鉄工)G127、H30、N97

ソニー社製Pregiusシリーズ
センサー搭載のカメラ 「Basler ace U」
リンクス 8モデルの取り扱いを開始

 IIoT(Industrial IoT)分野における最先端技術の技術商社リンクス(社長=村上慶氏、所在地=横浜市青葉区)は、世界シェアトップクラスの産業用カメラBasler(バスラー)社の「ace U」に、ソニー社製PregiusシリーズのIMX287センサーとIMX273センサーを搭載した8モデルの取り扱いを開始した。今回のモデル追加により、「ace U」は1・6MPまでの低解像度にも対応可能となった。
 IMX273センサーは、3・45μmという小さなピクセルサイズで、Pregiusシリーズ第2世代センサー(IMX250、IMX304など)と同等の優れた画質、速度、ノイズ性能を実現。また、IMX287センサーのピクセルサイズはその倍の6・9μmとなっており、同じ感度とノイズ性能を持ちながら、飽和容量とダイナミックレンジが向上した。
 今回の新機種では最短露光時間1μmの超短時間露光機能が搭載されており、印刷物の高速撮影などに特に適している。感度についても近赤外線に対応しているため、エレクトロルミネッセンス検査(EL検査)、交通関連用途、セキュリティ用途など、それほど高い近赤外線感度が求められない場合に、高価格な近赤外線専用センサーの代わりに使用することができる。すでに、CCDセンサーとしてIC]618を使用している顧客にとっては、CMOSセンサーへの置き換え機種としてIMX287が、ピクセルサイズと解像度が極めて近いことから、周辺機器の改造を最小限に抑えられるために最適とされる。
 また、IMX287においては低価格にもかかわらず、センサー性能が大幅に改善しているため、画像処理工程の全体的な改善が期待できる。従来からのPGI機能に加えて新たにモノクロカメラ用PGI、関心領域の複数選択が可能なスタック型ROIを搭載しており、旧型の低解像度CCDセンサーやアナログカメラを使用している顧客にとってもアップグレードに最適な機能を備えている。
 「ace U」の新モデルは、定評のあるGigE Vision2・0インターフェースとUSB3 Visionインターフェースに準拠しており、GigE対応モデルでは、PTPなどGigE Vision2・0の便利な機能を使用できる。
 さらに、バスラー社が長年培ってきたpylon Camera Software Suiteを使用することにより、カメラを簡単かつスムーズにセットアップすることも可能としている。

三菱電機SOCIO‐ROOTS基金
三菱電機稲沢製作所 稲沢市社会福祉協議会に脱臭機等贈呈

 三菱電機稲沢製作所(所長=林美克(はやしよしかつ)氏、所在地=愛知県稲沢市菱町1)は、マッチングギフト制度「三菱電機SOCIO‐ROOTS(ソシオルーツ)基金」を通じて稲沢市社会福祉協議会(会長=渡邉菱氏、所在地=稲沢市西町)に寄付金13万2476円を、障害福祉サービス事業所「まつのき」(施設長=大谷五十二氏、所在地=稲沢市奥田神ノ木町)に三菱急速脱臭機2台(27万2160円)を寄贈すると発表。4月13日、その贈呈式が「まつのき」で開催された。
 2017年度は、三菱電機全社で社会福祉施設向け支援2019万4704円、震災遺児等支援1500万円、ソシオルーツ25周年記念募金1040万円の計4559万4704円を寄付。このうち稲沢製作所単体の寄付金額は、社会福祉施設向け支援が40万4636円、震災遺児等支援が76万2544円、ソシオルーツ25周年記念募金が40万4000円となっている。なお、今回の寄付で稲沢製作所の累計寄付金額はおよそ7811万円となった。
 「三菱電機SOCIO‐ROOTS基金」とは、三菱電機従業員からの寄付金に対し同社がその同額を拠出し倍額にして社会福祉施設・団体に寄付するマッチングギフト制度だ。支援を必要とするところへ寄付金を届けることで社会に貢献したいという従業員の思いを実現するため、1992年4月に設立。以降、同社の全事業所が構内での募金活動を行い、各地域の社会福祉施設・団体を中心に寄付金の贈呈や、その地域のニーズに合わせた同社家電品、「命のバトン」(稲沢市在中限定)などの提供が行われてきた。稲沢製作所は、1993年にこの制度を導入した。

カラーバリエーションで配管接続ミスを防止
迅速流体継手「キューブカプラ」
日東工器 品揃えと仕様を強化

 日東工器(社長=小武尚之氏、本社=東京都大田区仲池上2―9―4)は、空気・水配管用迅速流体継手「キューブカプラ」に新たなカラーとL形プラグを追加し、4月から本格的に販売を開始した。
 「キューブカプラ」は、本体が樹脂製の小型で軽量な配管継手。押し込むだけのワンタッチ接続操作とボタンを押すだけの簡単な分離操作が好評で、OA機器や計測・分析器など幅広い分野で使用されている。
 今回、ソケットは従来品の青に、黄、緑、ピンク、アイボリーを、プラグは従来品のアイボリーに、青、黄、緑、ピンクを新たに追加。色での識別によって配管の接続ミスが防止できるよう、全5色をラインアップした。
 また、チューブ取り付け用にL形プラグを追加し、狭小スペースでの配管時にチューブの曲がりや、折れることを気にせずに配管できるようにした。
 さらに、カラー部品を含むすべての樹脂部品とゴム部品に食品衛生法に適合した材料を使用することで、より幅広い用途での使用が可能となった。
 標準価格は、プラグ460円〜575円、ソケット950円〜990円(いずれも税別)。
 【仕様】
▽本体材質=ポリアセタール樹脂(POM)
▽取付サイズ=R1/8、チューブ内径φ4o・φ6o
▽最高使用圧力=1・0MPa
▽耐圧力=1・5MPa
▽シール材質=ニトリルゴム
▽使用温度範囲=マイナス20℃〜プラス60℃

手腕のように自在に動く
ツールアーム、2機種新発売
ベッセル 狭い範囲、小さなワークの作業に

 ベッセル(社長=田口順一氏、本社=大阪市東成区深江北2―17―25)は、手や腕の疲労軽減とネジ締め精度のアップを可能にするツールアームシリーズ「ハンドフリー」に、従来品に比べて狭い範囲や小さなワークの作業に適する2機種を追加し、販売を開始した。
 ハンドフリーアーム「HFAC-3-1DR」は、スプリングを減らし、軽く安定して上下に動くことが可能。支柱のそばまでツールが自由に動くため、コンパクトな作業スペースで作業できる。
 ハンドフリーアーム「HFKCC-3-1DR」は、メッキ部品を使用し、塗装剥がれを嫌う電子分野向けに最適化された製品。アームの動きがシンプルで、垂直移動が楽に行える。
 両製品ともに、パイプや金具など部材の省コスト化を図ったツール荷重1sまでの機種。取り付けられたネジ締めドライバーを垂直・水平/同じ角度で移動できるほか、ツール取付部が旋回するため、移動の多い作業でもツールを持ち替えずに操作できる。生産ラインやセル作業台などでの作業環境の改善に役立つ製品である。
 価格(税抜)は、「HFAC-3-1DR」11万5400円、「HFKCC-3-1DR」13万800円。
 【仕様】最大反力=3・0N・m▽適応ツール重量=0・6〜1・0s▽取付工具外径=35〜45o▽アーム長さ=302+300o(HFAC-3-1DR)/300+300o(HFKCC-3-1DR)▽可動範囲=R150〜650o(HFAC-3-1DR)/R450〜600o(HFKCC-3-1DR)▽適用機種=同社電動ドライバーVEシリーズ(3000〜6000)

新入社員52名が新たな一歩
平成30年度入社式を開催
ダイドー ロボット館大ホールにて

 FA&ロボットの専門商社ダイドー(社長=山田貞夫氏、本社=名古屋市中村区名駅南4―12―19)は4月7日、本社に隣接したダイドーロボット館の7階マイロボ大ホールにおいて入社式を行った。山田社長は挨拶で「産業用ロボットの国内普及はこれから」と話し、若い力に期待を寄せた。
 同社は今年、男性35名、女性17名、計52名の新入社員を迎えた。来賓をはじめ各営業部の役員及び幹部らが多数参列する中、2週間の研修を終えたばかりの新入社員は、晴れやかな表情で式に臨んだ。
 挨拶に立った山田社長は「入社おめでとうございます。数ある会社の中からダイドーを選んでいただき、研修を無事に終了されましたことは、誠に喜ばしいことです。当社は、ロボットメーカー最大手ファナック社の全世界700社に及ぶ販売代理店の中で、一番の販売実績を誇っています。高精度の工作機械の80%は日本製で、産業用ロボットの生産台数も日本が世界一。ファナックは9割を輸出しており、ロボットの国内普及はこれから。私どもはこのロボット館を作り、ロボットを使用するユーザーのためにロボットオペレーターを無料で育成しています。また、ロボットは単体では使い物になりません。周辺装置と組み合わせることで初めて活かされます。この周辺装置分野も当社が得意とする分野です。皆さんにお願いするのは、会社に利益をもたらす注文を取るということ。在庫センターでは、指定された商品を間違いなくスピーディーに出すということです。それぞれの持ち場で100%の良い仕事を早くする。仕事ほど奥の深いものはない。楽しんで仕事をしてください。私どもは努力したらしっかりと認める会社です。これほど働きがいのある会社はないと自負しています」と訓示した。
 来賓祝辞で、湯原真司CKD執行役員営業本部長は「新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。今年2月の平昌冬季オリンピックで、パシュートがありました。1人で滑るよりも3人で先頭を入れ替えながら滑ったほうが早いというもの。皆さんはこれから社会人となり、組織の中に入るということで、チームワークが必ず必要です。一糸乱れぬ動きができれば大きな成果につながると、感動しました。最近では、大谷翔平選手が大リーグで大活躍。皆さんの世代を大谷世代と考えています。大谷選手が二刀流で活躍できているのは、チャレンジしてきたからだと思います。若者らしく伸び伸びとチャレンジしていただけたらいいのかと感じています。そのために必ず行わなければならないことが3つあります。1つ目が『挨拶』。爽やかで明るい挨拶をすると、お客様の印象が良い。上司や周りを明るくする。2つ目が『約束を守る』。約束を守ると信用される。信用がさらに信頼に変わってくる。3つ目は『4S』。整理・整頓・清潔・清掃。あとは、健康です。健全な精神と肉体を保っていく。これをしていただければと思います。皆さんの活躍を期待しています」と述べた。
 続いて中野優THK産業機器統括本部中部営業統括部長兼ACE事業部ACE営業推進部長が「ダイドーさんはこれからのロボット業界を担って行く会社です。新入社員の皆様に、若いうちにしかできないことがあります。努力することです。壁にぶち当たるのは当たり前のこと。その壁の乗り越え方、努力の仕方を是非勉強していってほしい。まず調べ、聞くこと。そうやって若いうちに自分の引き出しを増やす。後はその引き出しをいつ、どこで使うかです。次に、個力を上げてください。個力が上がれば、組織の力が上がる。組織の力が上がれば、会社の力が上がります。最後に、心の才能。言い訳をせず、人のせいにせず、ひたすら前向きに努力すること。是非、心の才能を磨いて、知識と感性という引き出しを増やし、今後どんどんご活躍していただければと思います」と述べ、祝いの言葉とした。
 この後、人事部を代表して田中慎悟ダイドー常務が「今日から来年の新入社員が入るまでの1年間が、皆様にあるアドバンテージです。今の時間は二度とない。この1年間でどのようなことができるのか。どのようにして引き出しをたくさん作るか、自分なりの役割を発揮していくか。私どもの会社には『社会奉仕』という社是があります。しっかり儲けて、しっかり納税することも、れっきとした社会奉仕。自分の会社に自信を持っていただきたい。皆さんと共により良い会社になるように、私たち先輩社員も頑張ります。教えられることは、何でも教えます。1年後、2年後、さらに5年後の自分を楽しみに期待をしてやっていただければと思います」と激励した。
 新入社員を代表して、大嶋和人氏(朝日大学卒)が「我々平成30年度新入社員一同は、研修のテーマである『知っている事とできる事』を実行するために、駒ケ根合宿に行ってまいりました。そこで学生時代の甘さの排除、そしてわが社のモットーである規律とリズム、姿勢、礼儀を習得してまいりました。本日よりその貴重な経験を生かし、メカトロニクスの専門商社の社員として1日も早く会社に貢献できるよう、体当たりで頑張ります」と決意表明を行った。
 昼食をはさみ、新入社員の自己紹介が行われた。この中で、「3年後の自分」と題した1分間のプレゼンを男性新入社員がパワーポイントを使って行った。

2018年5月20日(日)2671号
理事・監事・顧問の11名を承認
新理事長に山田浩氏(コジマ・フジ通商)
三重県機械工具商組合 第8回通常総会を開催

 三重県機械工具商組合は、4月24日午後5時より四日市シティホテルにおいて第8回通常総会を開催し、提出された全議案を原案通り承認可決した。役員改選では、正会員と賛助会員から選出された理事9名と監事1名、顧問1名を承認。新理事長に山田浩副理事長(コジマ・フジ通商社長)が就任し、門脇匡伸理事長(門脇商店社長)は監事に、空席となっていた顧問には水谷彰宏元理事長(東亜機工社長)が就任した。
 総会は大津裕史理事(大津屋社長)の司会で進行され、冒頭、門脇理事長が「足元の悪い中、大勢の方に総会ということでお集まりいただきました。本年度は役員改選も含めていろいろ審議事項がありますので、皆さんにご審議いただきながら総会がスムーズに進行できることをお願いいたします」と挨拶。
 司会者より、出席状況(組合員総数74社中、60社出席、委任状11社)の報告があり、会則に基づき総会が成立すると宣言された。
 議長に門脇理事長を選出して議案審議を行い、第1号議案=平成29年度事業報告、第2号議案=平成29年度会計報告及び監査報告を原案通り全会一致で承認した。
 第3号議案=役員改選については、新役員案が示され、全会一致でこれを承認した。
 続いて、第4号議案=平成30年度事業計画(案)、第5号議案=平成30年度収支予算(案)を審議し、原案通り全会一致で承認した。
 今後の事業として、親睦ゴルフコンペ、工場見学会または勉強会、青年部活動(納涼会など)、平成31年新年賀詞交歓会、全機工連中部ブロック会議、理事会(2か月毎)を計画している。
 以上で議事を終了し、平井宏幸理事(平井マシンツール社長)の閉会の辞で総会を終えた。
 総会後の懇親会では、山田新理事長が「今年度から、門脇前理事長のあとを継いで、理事長を務めさせていただくことになりました。先輩方もたくさんいらっしゃる中で、長く理事をしていると順番で回ってくるものなのかと感じていますが、皆様のお力をお借りして組合発展のために頑張ってまいりたいと存じます。幸いにも、若い方々が一生懸命頑張っておられますし、ブレーンにも恵まれていますので、これから1期2年はしっかりと大役を務めたいと存じます。今後とも宜しくお願いいたします」と抱負を述べた。
 続いて、枅川修理事(ジーネット三重営業所長)が「三重県を良くしていこう、この機工組合を盛り上げていこうという、熱い思いの経営者の理事の方々に囲まれて大変感化されましたし、大変良い勉強、良い経験をさせていただいております。また、微力ながらお手伝いもさせていただいております。今期から新体制、山田理事長の下、一致団結しチャレンジしながら一生懸命邁進してまいります」と述べ乾杯の音頭をとった。
 懇親の場となり和やかに歓談が進む中、今回新しく理事に就任した棚橋浩司氏(タナハシ機工社長)、溝義文氏(トラスコ中山四日市支店長)、近藤勝氏(NaITO名古屋第二支店長)よりそれぞれ決意表明が行われた。
 門脇前理事長が「1期2年、理事長を務めさせていただきました。この間、非常に楽しい理事に恵まれ、そして楽しい会員の方に囲まれ、私にとって非常に有意義な2年間でした。どんな時代になっても、やはり人の付き合いが大事であるということを確信しました。商売というのは、そのようなことを上手く背負った方が成功するのかということを感じさせていただきました。この場をお借りして、皆様にお礼を申し上げます。頼もしい若い理事に支えていただいて、青年部も活気づいています。青年部の中で成長された方が、今後、山田理事長を支える柱となり、充実した会になるのではないかと思っています。若い方々がどんどん成長してくる三重の組合を、今後とも宜しくお願いいたします」と退任の挨拶を行い、溝新理事の中締めでお開きとなった。
 【新役員】
▽理事長=◎山田浩氏(コジマ・フジ通商)
▽副理事長=◎水野隆次氏〈総務〉(共栄商会)、◎大津裕史氏(大津屋)
▽理事=平井宏幸氏(平井マシンツール)、戸谷真基氏(常盤機工)、枅川修氏(ジーネット三重営業所)、※棚橋浩司氏(タナハシ機工)、※溝義文氏(トラスコ中山四日市支店)、※近藤勝氏(NaITO名古屋第二支店)
▽監事=◎門脇匡伸氏(門脇商店)
▽顧問=◎水谷彰宏氏(東亜機工)
※は新役員、◎は役職の変更

平成30年度総会開催に向け
各理事で議案項目再確認
愛知県管工機材商協組 4月理事会開催

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=大藪淳一氏・大清社長)は4月24日、名古屋市中区伊勢山2‐5‐10中埜金山ビル内の組合新事務所で4月理事会を開催。18名の理事(定数21名)が参加した。5月23日(水)開催『平成30年度(第56回)通常総会』に諮る議案項目の検討、10月4日(木)から3日間開催する『第32回管工機材・設備総合展』(実行委員長=成田幸隆理事・大成工機商会社長、会場=名古屋市中小企業振興会館・吹上ホール)の準備進捗状況報告などの議事に対して審議が繰り広げられた。
 本理事会では以下の議事内容について審議・報告が行われた。
 【経過報告】●3月12日▽大藪理事長、成田展示会実行委員長、坪井研二展示会実行副委員長(ツボイ常務)、阪尾知治事務局長がKVK(富加本部)を訪問。●同13日▽大藪理事長、阪尾事務局長が中埜金山ビル(新事務所)入居者および近隣へ挨拶廻り。●同16日▽新事務所に新規購入の什器を搬入。●同19日▽山信ビル(旧事務所)から新事務所へ引っ越し。●同20日▽NTT電話・ネット接続工事、FAX複合機移設。●同23日▽ホテルグランドアーク半蔵門(東京都千代田区)で開催された全国管工機材商業連合会(管機連)理事会に大藪理事長、村井善幸副理事長(オータケ社長)、阪尾事務局長が出席。●同27日▽旧事務所の鍵各種返還、退去完了。●同28日▽組合事務所にて三役4名、常任理事7名、阪尾事務局長が参加し三役・常任理事会開催。●4月13日▽岡部会計事務所にて顧問税理士と大藪理事長、小川誉之副理事長(小川管商社長)、阪尾事務局長が2017年度決算・2018年度予算の打合せ。●同18日▽組合事務所にて岡部税理士、野尻税理士、竹田隆一監事(中京製作所社長)、山本員彰監事(センサスヤマモト社長)、大藪理事長、小川副理事長、阪尾事務局長が集まり、会計監査会を開催。
 【議事1/第32回管工機材・設備総合展準備進捗について】理事会当日までに出品申し込みのあった出品者一覧ならびに会場の小間割りレイアウト案が各理事に配布された。同日までの出品者数は、申し込み上限250小間に対し112社・229小間となっている。出品申し込み期間は6月末日まで。出品を検討しているメーカーは早めの申し込みを。詳しくは展示会事務局のニホンディスプレイ▽電話=0562(46)7800まで。
 【議事2/平成30年度(第56回)通常総会開催と議案項目について】各理事に「第56回通常総会開催のご案内」「通常総会出欠届」「平成30年度組合員一覧」を配布。それぞれ記載内容の確認が行われ、これらは満場一致で承認された。第56回通常総会議案項目▽●第1号議案=平成29年度事業報告書、収支決算報告書(財産目録、貸借対照表、損益計算書)ならびに剰余金処分案承認の件。●第2号議案=平成30年度賦課金および賛助会費徴収方法決定の件。●第3号議案=平成30年度事業計画案ならびに収支予算案承認の件。なお、事業報告ならびに決算書、および議決報告書を添付し、招集通知を4月27日までに発送する(本紙発行時、発送済み)。
 【議事3/平成29年度事業報告内容について】各理事に「総会・役員会ならびに各部会・各委員会等事業報告」資料を配布。記載内容の確認が行われ、これが満場一致で承認された。
 【議事4/平成29年度決算報告・平成30年度予算案について】各理事に「会計監査資料(予算案含む)」「監査報告書」を配布。記載内容の確認が行われ、これが満場一致で承認された。なお決算内容は監事の監査を受けたもので、予算案は三役・常任理事会での検討をベースに顧問税理士の指導を経て作成。また、平成29年度より剰余金の中から「60周年記念式典積立」を開始している。
 【議事5/平成30年度事業計画について】各理事に「平成30年度事業計画書」を配布。記載内容の確認が行われ、これが満場一致で承認された。
 【議事6/総会・懇親会進行について】幹事会メンバーを中心に、総会ならびに懇親会における各担当などが以下のように決定した。●議長▽理事会当日現在、未定。●総会司会▽近藤尚文理事(幹事会・油傳商店社長)。●懇親会司会▽黒宮誠一理事(幹事会・クロミヤ商店社長)。●来賓▽岡部税理士、野尻税理士、伊藤辰之相談役(イトウ社長)、小川信相談役(山信社長)。伊藤相談役と小川相談役は懇親会から参加。●スピーチ予定▽理事会当日現在、大藪理事長、成田展示会実行委員長、伊藤相談役(乾杯)、新賛助会員、小川相談役(中締め)が予定されている。
 【議事7/各部会等報告】●経営研究部会▽3月6日、名古屋国際センタービル第一会議室にて講師に加藤直人氏(中日新聞・東京新聞名古屋本社論説委員・現代中国担当)を招き「ついに独裁へ動いた習近平氏‐今後の中国政治の行方」と題したセミナーを開催。組合員、賛助会員ら42名が聴講した。●広報部会▽組合ホームページ内コンテンツ「管工機材・設備流通業界ってなに?」をアップデート予定と報告があったが、この案件は三役会預かりとなった。●福利厚生部会▽11月10日(土)、第38回ボウリング大会を開催予定。●組合加入促進部会▽日立工機中部支店から賛助会員脱退届が提出され、これが本理事会で承認された。●名管会▽9月11日(火)、第50回名管会ゴルフ大会を開催予定。●青年部「愛青会」▽3月7日、平成29年度第3回例会を開催。部員11名のほか、メーカー賛助会員・流通商社など14名が参加し、懇親を深めた。
 【議事8/管機連理事会報告】3月23日、ホテルグランドアーク半蔵門で平成29年度第3回理事会が開催され、大藪理事長(管機連副会長)、村井副理事長(同代議員)、阪尾事務局長が出席した。主な報告ならびに議事内容は以下の通り。●1月24日、全国管工事業協同組合連合会(全管連)と情報伝達訓練を実施。●第6回定時社員総会を6月11日(月)に開催予定。●小泉久則管機連会長は平成29年度限りで引退。橋本政昭管機連副会長を次期会長候補とする。●秋の理事会は10月3日(水)に名鉄ニューグランドホテル(名古屋市中村区)で開催。●同4日(木)に『第32回管工機材・設備総合展』を参観(移動用バス手配と宿泊者点呼誘導などは愛知組合で行う)。●第7回定時社員総会を2019年6月10日(月)に開催。●翌6月11日(火)に第51回管工機材・設備総合展(東京)を参観。●「取引契約書」の見直しを継続中。●休暇申し合わせの件▽年末年始=12月29日(土)〜平成31年1月3日(木)。また、管機連理事会当日には「第9回管工機材の将来を考える研究会」も開催された。全管連の粕谷専務理事が講師を務め、「管工事、全管連に関する最近の話題」と題して水道法改正や働き方改革、水道の耐震、漏水防止などについてディスカッションが行われたほか、千葉組合の金子理事長による「千葉県における災害協定の締結と更新方法」をテーマとした講演が行われた。
 【議事9/事務所移転について】新事務所概要▽●面積/23・69坪(78・31u)、24名までの会議が可能。●登記日/平成30年2月19日。●新耐震基準、セキュリティ向上(カードキー)、OAフロア等。●光回線敷設で、来訪者にもゲストWi‐Fiを提供。
 【議事10/今後の理事会日程(予定)】●5月23日(水)、●7月3日(火)、●9月4日(火)、●11月6日(火)、●平成31年1月22日(火)、●同3月5日(火)、●同4月23日(火)。
 以上の審議・報告を終え、村井副理事長の挨拶で本理事会は閉会した。

全国大会の積立金を復活
情報を密にして共存共栄
名古屋伝動機商組合 平成30年度総会を開催

 名古屋伝動機商組合(理事長=服部将康氏・服部社長)は、4月25日午後6時より名古屋市中区の東京第一ホテル錦にて平成30年度総会を開催した。当番幹事の細川幸明氏(日伝中部ブロック長)と前田政憲氏(光伝導機名古屋営業所長)が総会の設営を担当した。
 冒頭、3月29日に逝去した伊藤伝動工業会長・伊藤政男氏に対して全員で黙祷を捧げた。
 司会の前田氏より出席状況が発表され、会員21社中18社出席で総会が成立すると報告。長村康義副理事長(長村商店社長)が開会の辞を述べ、スムーズな進行と慎重審議をお願いした。
 服部理事長が挨拶に立ち「お忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。新しい年度となり相変わらず忙しい日々を過ごしている訳ですが、非常に売り上げが良い中でも課題はありまして、ここ最近ですと、商品の値上げ情報も出てきています。この先も値上げの情報はありますし、相変わらず人手不足、人の教育と課題は多いですが、この景気の良い時期にしっかりとした土台作りをしなければならないと思っています。このような会で情報交換を密にして各企業に持ち帰り、伝動機商組合に参加されている皆さんは、このまま絶好調で進んで行ければと思っています。今回総会ということで式次第に沿って行いますが、議案の中に全国大会の積立が盛り込まれています。名古屋組合が一致団結して全国大会に参加したいという思いがあり、このような形で進めさせていただきますので、宜しくご審議をお願いします」と話した。
 議長に服部理事長を選出し、次の各議案を審議した。
 ▼第1号議案=平成29年度事業報告承認の件…長村副理事長より報告され、原案通り承認した。
 ▼第2号議案=平成29年度会計報告承認の件…村瀬広幸会計理事(ムラセ社長)より報告され、原案通り承認した。
 ▼第3号議案=平成29年度会計監査報告…本田政臣会計監査(本田商店社長)より報告され、これを承認した。
 ▼第4号議案=全国大会積立金の件…服部理事長より、3年に一度開かれる全国大会に組合員全員が参加するため、会費とは別に積立(年2万円)する旨が説明され、以前行っていた積立金の復活を承認した。
 ▼第5号議案=平成30年度事業計画案及び予算案承認の件…村瀬会計理事より説明され、原案通り承認した。
 今年度の主な事業は、総会▽ゴルフ大会(6月24日、春日井カントリークラブ)▽通常例会(7月と10月の2回、東京第一ホテル錦)▽ボウリング大会(11月9日、スポルト名古屋)▽新年会(平成31年1月、大森)を予定している。
 以上で議事を終了し、長村副理事長の閉会の辞で総会を終えた。
 総会後の懇親会では、和やかに情報交換して親睦が深められた。
 また、日伝・細川氏の後任の朝田春彦名古屋支店長の紹介が行われた。

さらなる社員教育で業界の地位向上を
平成30年度総会を開催
三重県管工機材商業組合 親睦ゴルフ会も同日開催

 三重県管工機材商業組合(理事長=尾藤彰氏・旭工機社長)は4月25日、鈴鹿カンツリークラブでの親睦ゴルフ会の後、平成30年度総会を午後4時より開いた。正会員13社代表が出席して、前年度事業を振り返り、今年度に向けた組合方針を確認した。
 新年度開始にあたり、尾藤理事長は「三重県経済の景況感はまずまずとされながらも、実感できないのが実際のところ。これには同業者間の熾烈な価格競争などが影響している。ともかくも、われわれ業界の地位を上げるためには、さらなる社員教育によって利益確保の考え方やサービスのあり方を真剣に考える社員の数を増やしていく必要がある。難しいことではあるが、邁進したい」と挨拶。
 引き続き、尾藤理事長が議長に選出され、次の5つの議案について報告ならびに発表が行われた。
【第1号議案】平成29年度事業報告
【第2号議案】平成29年度会計報告並びに会計監査報告
【第3号議案】平成30年度事業計画(案)
【第4号議案】平成30年度収支予算(案)
【第5号議案】報告事項(正会員社名変更と賛助会員の退会)
 全5議案、異議なく拍手をもって承認された。
 今年度の主な行事は次の通り。
 4月25日=鈴鹿カンツリークラブでの正会員親睦ゴルフ会および総会・懇親会▽10月=製販親睦ゴルフ会▽平成31年1月10日=プラザ洞津にて新年賀詞交歓会▽随時=理事会(年3回開催予定)。
 また、当日開催された正会員親睦ゴルフ会には11社11名が参加。和やかに日頃の腕前を競い合い、野村剛弘氏(野七社長)が優勝した。準優勝は伊藤嘉恭氏(伊藤管材商店社長)、3位は岸江伸幸氏(三重合成商事社長)。

第77回野球大会反省会を開く
愛機工 関係者の慰労を兼ねて

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)は、福利厚生部(部長=長村康義氏・長村商店社長)が主管して開催された第77回親善野球大会の反省会を、3月22日午後7時より名古屋市中区の旬蔵・栄本店で行った。大会運営に携わった審判団、青年部員、福利厚生部員が参加した。
 昨年4月に開幕した同大会は、天候などの理由により進行が大幅に遅れ、3月17日に優勝戦を行い閉幕した。
 反省会は梅村龍盛福利厚生部副部長(梅村本店社長)の司会で進められ、冒頭、長村部長が「福利厚生部の事業としての野球大会に、審判をはじめ青年部の皆様には大変なご協力を賜り、誠にありがとうございます。年をまたいでしまい、長い期間の開催となりましたが、1年間のご苦労を癒していただけるよう、ささやかですがこのような席を設けました。組合の野球大会は今回が77回、4月からは78回の大会が始まります。次回大会に向けて福利厚生部一同頑張ってまいりますが、審判ならびに青年部の皆様の力なくしては進行できませんので、今後とも皆様のお力をお借りしたいと存じます。宜しくお願いいたします」と挨拶。
 森庸一青年部長(森哲社長)の音頭で乾杯した後は、参加者同士で労をねぎらいながら今大会を振り返り、運営方法などについて意見を交わし、矢野茂雄理事(滝川物産社長)の中締めで終了した。

合同委員会を開催
愛機工青年部 年度最終事業に33名が参加

 愛知県機械工具商業協同組合の青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)は、3月30日午後7時より名古屋市中区のざぶん錦店で、部員ら33名が出席して合同委員会を開催した。
 飯田龍矢氏(ダイドー)が司会進行を務め、はじめに森部長が「合同委員会には、日頃なかなか出られない部員の方にも是非出ていただきたい。6月1日には総会もありますので、新役員が決まりました。役員は大変ですが、皆様にとっても大変有意義なものになると思います。青年部に参加している方々は会社から認められた人だと思っていますので、この場を上手く活用して率先して中に入っていけば、なかなか体験することのないこともできますし、皆様の今後の活躍の糧になると思っています。今年度(平成29年度)はキャンプや日帰りツアーなども開催しました。次年度もすぐに4月から野球大会の応援がありますので、ご協力を宜しくお願いいたします」と挨拶。引き続き森部長の音頭で乾杯した。
 歓談の場となり、年度末ということもあって出席者は1年の労をねぎらい合い、午後9時前に滝澤有一副部長(松本商店社長)の中締めで終了した。
 午後6時30分から開かれた役員会では、平成30年度青年部役員人事について(三木喜昌統括幹事長)▽青年部合同委員会について(近藤健志会合担当幹事)▽組合野球大会について(梅本陽史野球担当幹事)の報告が行われた。

秋の旅行は松茸料理を計画
片山政勝会長(片山機材社長)が留任
一宮機鋼組合 平成30年度総会開催

 一宮機鋼組合(会長=片山政勝氏・片山機材社長)は、4月18日午後6時より川喜(愛知県一宮市浅野山林)で、組合員全員(11社)が出席して平成30年度総会を開いた。任期満了による役員改選では、片山会長はじめ全役員の留任が承認された。
 総会の冒頭、片山会長が挨拶で「今年度幹事の石川様、大富様、ご苦労さまでした。ありがとうございました。一宮機鋼組合の人数が減ってきてしまって申し訳ないのですが、組合を盛り上げていきたいと考えております。最近、財務省・防衛省の不正ニュースが出ていますが、我々は長年にわたるお客様との信頼関係で成り立っています。信頼関係を大切にして仕事に取り組んでいきたいと思います」と述べた。
 片山会長を議長に選出して議案審議を行い、平成29年度会計報告ならびに会計監査報告が満場一致で承認された。
 役員改選では、片山会長、石川真副会長(石川工具社長)、奥藤佳三副会長兼監査(奥商社長)の留任が満場一致で承認された。
 片山会長が「これからも石川・奥藤両副会長とともに力を合わせて頑張ってまいりますので、ご支援ご協力のほど宜しくお願いいたします」と挨拶した。
 続いて、平成30年度事業計画案が審議され、原案通り承認された。今後の主な事業は次の通り。
◎家族会…6月(名鉄犬山ホテル)
◎秋の旅行…10月13、14日(華菱、松茸料理)
◎忘年会…12月(川喜)
◎勉強会など
 総会後は懇親の場となり、和やかに歓談して親睦を深めた。

測定工具商品を約10%値上げ
ミツトヨ 7月1日から

 精密測定機器メーカーのミツトヨ(社長=沼田恵明氏、本社=川崎市高津区)は、宇都宮、川崎、中津川、志和、大野見の5拠点で生産している測定工具の国内での標準価格を、7月1日から約10%値上げする。
 対象商品は、測定工具の中のマイクロメータ、マイクロメータヘッド、ノギス、デプスゲージ、ハイトゲージ、内径測定器、シリンダゲージ、ダイヤルゲージ、ポケット型テストインジケータ、スタンドなどの部品を含む約3万点。
 同社が標準価格を値上げするのは約30年ぶり。原材料費の高騰に加え、人手不足による人件費の上昇、輸送費の上昇などの影響が、同社が最優先課題として取り組んできたコスト削減と新商品開発の努力の限界を超えると判断したと、値上げの理由を説明している。
 問い合わせは、同社国内営業推進部(電話044-813-5410、ファクス044-813-5433)まで。

高性能主軸MASTERシリーズ
NTX 2nd Generation
DMG森精機 3機種の販売を開始

 DMG森精機(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区)は3月27日、複合加工機NTXシリーズの第2世代モデルとなる「NTX2000/2500/3000 2nd Generation」の発表会を行った。
 この新機種は、1000台以上の納入実績を持つ第1世代のNTXシリーズを進化させ、さらにバリエーションを増やした複合加工機。航空機、医療機器、金型など形状が複雑化するワークの同時5軸加工にも対応する。
 ターニング用の高性能主軸turnMASTERと全長わずか350oの工具主軸compactMASTERを搭載し、圧倒的な切削能力を実現。従来機に対してユーザーからの要望が多く、機械停止の大きな原因の1つである切りくず対策のため、様々な実験や分析を繰り返し、革新的な切りくず処理を実現している。
 開発担当の高山直士専務は、「今回発表させていただく機械は非常に良いもので、自信を持ってユーザーにお届けできます。今までの開発プロセスとは少し異なり、今回スニークプレビュー(一般公開前に行う内覧会)を実施。前のモデルを使っていただいているお客様に、開発途上の機械の切削性能はじめ操作性、保守性、ワークへの接近性などを見てもらい、34個の改善点・要望点の意見をいただきました。この機械は4月より販売を開始し、実際にでき上がりお客様の所へ届けるのは8月頃ですが、この34個の意見を取り上げ、反映しています」と話し、最初から高い完成度の機械を届けられることをアピールした。
 同氏は2005年からスタートしたNTシリーズについて「それまでの複合加工機ミルターンは旋盤ベースの機械にミーリングの主軸を付けた機械でしたが、お客様からミーリングでも重切削でバリバリ削れるような機械をとの要望があり、機械の構造を徹底的に見直し、切りくずが多く出ても処理できるよう加工室を改良し、処理効率を良くした機械」であると説明。
 今回このコンセプトを踏襲した上で「さらにcompactMASTERという非常にコンパクトで能力のある主軸を開発し、今までと同じスペースで大きなワークを加工できることが一番のセールスポイント」と強調し、スニークプレビューで8割以上のユーザーが「加工空間が大きくなったことは非常に有用」と評価したことを紹介した。
 【特長】高性能主軸/刃物台について
 ○3年保証のMASTERシリーズ主軸を搭載
 ○ターニング用高性能主軸turnMASTER…ベアリングのボール大径化と部品精度の向上により、耐久性を強化▽マグネスケール製の高精度回転センサを搭載し、高精度加工を実現▽NTX2000/2500/3000 2nd Generation標準仕様=最大トルク421N・m(従来機比83%アップ)/599N・m/1194N・m、主軸最高回転速度5000−1min/4000−1min/3000−1min
 ○複合加工機史上最小の工具主軸compactMASTER…標準仕様=最大トルク132N・m、主軸最高回転速度12000−1min▽モータの回転力を直接伝達するダイレクト・ドライブ・スピンドル(DDS)を採用し、切削能力を向上させるとともに、メンテナンス頻度や故障リスクを低減▽複合加工機史上最小(同社が発売した複合加工機に限る)となる全長350oのコンパクト構造により、90度回転しても第2刃物台との干渉領域が小さく、第1、第2両主軸での加工が可能なため、加工能率が大幅に向上▽]軸ストロークの拡大により、主軸中心からマイナス125oまで直線軸移動での加工可能
「DMG MORI保育園」を開設
 DMG森精機は同日、「DMG MORI保育園」(4月2日開設)のお披露目会を同社伊賀事業所にて開催した。
 同保育園は、伊賀事業所、奈良事業所、名古屋本社、東京グローバルヘッドクォータに開設。英語やサイエンス、リトミック、アートを取り入れ、日本で最高の教育水準を誇る託児施設を目指す。企業主導型保育事業として内閣府の認定・支援を受けており、0歳〜未就学児までを対象にグループ会社を含む社員の子どもを受け入れる。
 説明にあたった東清春人事部長は「創立70周年事業の一環として保育園を開園します。これからは仕事と子育てを両立させていくことが重要であり、会社としても社員に対してアプローチできないかと考えました。子どもの教育に協力しつつ、社員に安心して働いてもらえる環境を整えていきます。運営は、ポピンズ。感受性の豊かな子どもを育てていきたい」と話し、今後はさらに学童保育にまで展開していく考えを示した。
 同社の保育費補助手当制度により、社員は実質無料で利用が可能。工場稼働日に一般保育園等が休園の場合は、一時保育も行う。また、食育促進の観点から、庭の一角に家庭菜園ブースを設置し季節に合った野菜を栽培。そこで採れたものは給食の食材として使用する(栄養士を配置)。
 伊賀と奈良は事業所敷地内に開設(定員各50名)、名古屋は本社ビル10階に開設(定員10名)する。東京では、4月開園の保育施設と企業契約を行い、その施設を利用。正式名称は「潮見プライムスクール」。
伊賀イノベーションデー2018
DMG森精機 5月22〜26日開催

 DMG森精機は、5月22日(火)〜26日(土)の5日間、同社伊賀事業所(三重県伊賀市御代201)にて「伊賀イノベーションデー2018」を開催する。
 今回は、自動車・航空機・医療に加え、新たにオープンする金型エクセレンスセンタより、同社エキスパートによる最新加工ソリューションを多数提案する。
 会場では、世界初披露となる「ALXシリーズ」を含めた約50台の最新の工作機械を展示し、DMG森精機認定周辺機器やモジュラーロボットシステム「MATRIS」など、工作機械に関するユーザーの悩みを解決する。
 また、DMG MORIのコネクティッドインダストリーズとして、つながる機械・つながる工場を実演。
 さらに、NAGANOものづくり諏訪圏域「新技術・新工法展示商談会」と題し、諏訪圏ものづくり推進機構の会員を中心とした47企業の出展を予定し、多くのユーザーに諏訪圏域の新技術・新工法を紹介する。
 開催時間は午前10時〜午後5時で、期間中は毎日、JR名古屋駅とJR新大阪駅から無料送迎バスを運行。
 同展の詳細についてはWebサイトで確認を。来場には事前登録が便利。伊賀イノベーションデー2018特設サイトhttps://www.dmgmori.co.jp/sp/iga/
 【主な見どころ】世界初披露「ターニングセンタALXシリーズ」(全6機種を一挙公開)▼日本初披露「複合加工機NTXシリーズ 2nd Generation」「横形マシニングセンタNHXシリーズ 3rd Generation」▼金型エクセレンスセンタ(金型製造で5軸加工を行うメリットを追求し、CAD/CAMから工具、治具、機内計測までのトータルソリューションを提案。パートナー企業とのコラボレーション企画を展示)▼5軸化/複合化(5軸加工機による生産性向上、工作機械と周辺機器を合わせたオープンイノベーションを紹介)▼自動化(システムを構成する装置をモジュール化したロボットシステムMATRISを初披露。ロボット、ローダ、パレットハンドリングなど多数の自動化システムを展示)▼NAGANOものづくり諏訪圏域「新技術・新工法展示商談会」▼テクノロジーサイクル(ハンドリング・加工・モニタリング・計測の最適なソリューションを実演)▼DMG森精機認定周辺機器(工具、治具、計測器、クーラントなど世界中のパートナー企業45社が出展)▼DMG MORIのコネクティッドインダストリーズ(機械・工場・拠点間のAIソリューションを紹介)

売上高8514億円、3期ぶりの増収
営業・経常・純利益とも過去最高
岡谷鋼機 平成30年2月期連結決算

 岡谷鋼機(社長=岡谷篤一氏、本社=名古屋市中区)は3月30日、名古屋証券取引所において平成30年2月期連結決算の発表を行った。
 売上高は前期比13・0%増の8514億円で、3期ぶりの増収。利益面では、営業利益が同24・5%増の180億円、経常利益が同24・1%増の224億円、当期純利益が同29・7%増の150億円と、いずれも増益で過去最高を更新した。
 また、海外取引比率は前期に比べ0・8ポイント増加して31・9%となり、取引高は2715億円と過去最高を更新した。
 岡谷社長は「昨年1年間(平成30年2月期)は順調に終わりました。売上高が前期比で981億円の増加。鉄鋼関係の価格上昇と量の増加が大きな要因で、売上高は過去3番目に高い数字です。営業利益、経常利益、当期純利益とも過去最高となりました」と報告した。
 全セグメントで増収となり、特に大きく伸ばした「鉄鋼」は、前期比18・1%増(538億円増)の3522億円。鉄鋼部門は、鋼材価格の回復に加え、土木・建築、製造業向けで数量を伸ばし好調だった。特殊鋼部門は、建機・工作機械や自動車の生産が国内外で堅調に推移し好調。海外は、北米、アジアで販売を伸ばし好調だった。
 「情報・電機」は、前期比13・8%増(224億円増)の1850億円となった。非鉄金属部門は、銅・アルミの原材料価格の上昇に加え、家電向け電子部材や自動車関連を中心に国内外で需要が伸び好調に推移。エレクトロニクス部門は、FAや自動車関連が増加し堅調だった。
 「産業資材」は、前期比9・1%増(214億円増)の2577億円となった。化成品部門は、原材料価格の上昇に加え、自動車関連などで数量を伸ばし好調に推移。メカトロ部門は、航空機関連をはじめ、設備機械や部品・工具が伸び順調だった。
 「生活産業」は、前期比0・7%増(3億円増)の564億円。配管建設部門は、配管機材関連の値上げなどの影響により荷動きが増加したが、建築物件の請負工事が落ち込み軟調だった。食品部門は、鶏肉・鶏肉加工品などの販売が増加し順調に推移した。
 営業利益は、全セグメントで増益。特に「鉄鋼」は、前期比48%増(19億円増)と大きく伸びた。売上高増加が大きな要因で、加えて海外で製造業子会社が順調に推移。特にタイの子会社と、ベトナム地区で液晶関係プレスの子会社の収益改善が大きく寄与した。「情報・電機」は、売上高の増加に伴い同18%増(6億円増)。「産業資材」は、化成品・メカトロ両部門とも収益を伸ばし同23%増(12億円増)となり、特にメカトロ部門は、設備関係で利益率の高い取引が増加したことと、工具関係の子会社で収益が増加したことが増益の大きな要因となった。「生活産業」は、同10%増(1億円増)と前期並みだった。
 【平成31年2月期の連結業績予想】
 平成31年2月期は、売上高9200億円、営業利益200億円、経常利益230億円、当期純利益170億円を見込む。売上高、利益ともに過去最高を目指す。
 同社は中期経営計画「Gih-2020」(2016〜2020年度)で、最終の2020年度に連結売上高1兆円、純利益200億円を目指している。
 岡谷社長は「中期経営計画から少し遅れていたが、2017年度で挽回し、新年度でこれを軌道に乗せていきたい」と意気込みを語った。
 設備投資については、前期に比べ約10億円強多い、39億円を計画。主な内容として、働きやすい環境整備に向けた事務所設備の更新(4・5億円)、社内のIТ化・効率化を図るための社内システム関連(7・7億円)、子会社関係ではタイ、新潟県、愛知県、北海道の工場設備の増設・更新(8・1億円)などを予定している。

ツーリングシステム「TungCap」に
C3サイズのカッティングヘッド等拡充
タンガロイ CNC旋盤加工の生産性を向上

 タンガロイ(社長=木下聡氏、本社=福島県いわき市)は、複合加工機やCNC旋盤での高精度、高能率加工に対応するPSC取り付けクイックチェンジツーリングシステム「TungCap」(タングキャップ)に「C3サイズ カッティングヘッド」「C3・C4汎用クランピングユニット」を追加し、全国で販売を開始した。
 自動車および航空機産業では、生産性の向上を目的にCNC旋盤加工用のクイックチェンジシステム化が進んでいる。TungCapは、機上での工具交換が不要であるのに加え、繰り返し刃先位置精度が±2μmと高精度であるため、機外での寸法測定により、試削りも不要とし、大幅な機械停止時間の削減が可能なツーリングシステムである。
 今回、CNC旋盤に多く採用されているC3サイズのカッティングヘッドを拡充。さらに、C3・C4サイズ汎用クランピングユニットも標準設定することで、幅広い旋盤で高生産性なトータルツーリングを可能とした。
 主な形番と標準価格(税抜)は、外径加工用C3カッティングヘッド「C3ACLNL22040-0904N」2万6400円▽内径加工用C3カッティングヘッド「C3PCLNR17090-12」3万6800円▽溝入れ加工用C3カッティングヘッド「C3CHFVR22040N」4万1100円。全アイテム35形番。初年度1億円の販売を見込む。

シンプルなデザイン・機能の
「宅配ボックスKT」新発売
LIXIL リフォームにも最適

 LIXIL(社長=瀬戸欣哉氏、本社=東京都千代田区)は、シンプルなデザインと機能を採用し、省施工でリーズナブルな価格設定の「宅配ボックスKT」を発売した。
 宅配ボックスKTは、様々な外観の住宅にも違和感なく調和するシンプルなデザインとベーシックな機能で、施工も簡単にできることからリフォームにも最適。玄関ポーチなど限られたスペースに適した「据置仕様」と、荷物を取り出しやすい高さで、住まいや敷地に合わせて配置できる「ポール仕様」の2つの仕様から選べる。
 大きさは、スッキリとした「コンパクト」(受取可能サイズ=H350o×D220o×W400o、15sまで)と、たっぷり入る「スタンダード」(同=H500o×D290o×W400o、20sまで)の2つのバリエーションがあり、いずれも本体価格5万円以下のリーズナブルな価格となっている。
 本体色はベーシックな3色展開で、ホワイト(エンボス調)・シャイングレー・ブラック(エンボス調)をラインアップ。誰でも使いやすいダイヤル錠で、荷物の配達も取り出しも簡単にできる。

“みえる・わかる”で“あんしん”を提供
「あんしんリモデル戦略」をスタート
TOTO リモデルのさらなる進化に挑戦

 TOTO(社長=喜多村円氏、本社=福岡県北九州市)は、“あんしん”なリモデルを実現するための新たな戦略「あんしんリモデル戦略」を4月からスタートした。
 新戦略では、“みえる・わかる”で顧客に“あんしん”を提供することを目的に、リモデルの進め方やリモデル後のアフター対応まで、いつでも相談できる「リモデルサポートデスク」、リモデルの参考価格や豊富な実例、進め方・手順などの情報を、主にWEBサイトでわかりやすく提供する「リモデルライブラリー」を新設。
 さらに、同社が独自に設定したあんしん♀準を満たすリモデルクラブ店約5000店のネットワーク「リモデルプロショップ」で、顧客の近くにあんしん≠フ店がある環境にしていく。あわせて、リモデル後の暮らしをイメージできるよう、「ショールーム」の提案力を強化する。
 リモデルについては様々な不安を持つ顧客が多くいることから、同社は、費用の目安、信頼できる業者、リモデルの手順、完成後のイメージ、アフター対応など多岐にわたる顧客の悩みや困りごとに真摯に向き合うことで、あんしん≠オて次の一歩に踏み出すことをサポートする。

残圧除去アダプタ「パージアダプタ」
インラインタイプを新発売
日東工器 配管内の残圧処理に最適

 日東工器(社長=小武尚之氏、本社=東京都大田区仲池上2-9-4)は、油圧配管回路用残圧除去アダプタ「パージアダプタ」に、狭所での作業環境に配慮したインラインタイプを新たに追加し、5月より本格発売する。
 ダイカストなどの射出成形機や建設機械では油圧配管が使用されているが、使用後、配管内に高い圧力が残ってしまうケースがある。そのため、人力によるカプラの接続が難しく、残圧処理が必要となる。
 「パージアダプタ」は、ワンプッシュのボタン操作で簡単に配管内に残った圧力を除去することができ、これによりカプラのスムーズな接続を可能にする。
 新たに追加したインラインタイプは、こうした同社従来品の機能はそのままに、凸凹の少ないスリムな配管を実現し、狭い箇所でも残圧処理を行える。また、配管に取り付ける際に作業者がチーズ(3方向分岐の配管接続継手)やブッシング(配管サイズ変換用の継手)などを別途用意する必要がなく、コストの削減や配管時の手間を省くことができる。
 取付ねじサイズは、R(Rc)3/8、1/2、3/4、1の4サイズを用意。使用圧力35MPaまでの高圧配管に対応する。
 【その他仕様】本体材質=鋼鉄(ニッケルめっき)▽耐圧力=52・5MPa▽ドレン取出口=取付ねじサイズRc1/8▽シール材質=ニトリルゴム▽使用温度範囲=マイナス5℃〜プラス80℃。

ねじ切り加工中に高圧クーラントを供給する新技術
セコ・ツールズ Jetstream Toolingを発表

セコ・ツールズ(本社=スウェーデン)は、ねじ切りシャンクホルダに高圧クーラントを供給する技術Jetstream Tooling〓を発表した。この新シリーズには、外径加工用角シャンクホルダ、内径加工用ボーリングバー、Steadylineバーで使用するためのGLヘッドが含まれている。
 Jetstream Toolingねじ切り旋削ホルダは、ねじ切り加工中に、切れ刃に近い最適な位置に高圧クーラントを集中的に噴射するため、切削時に出る切り屑を一定方向に排出することができる。クーラント供給口での圧力は最大150bar/2175psiまたは275bar/3988psi(ホース接続時)。ツールホルダのタイプ数は22(外径加工用)、28(内径加工用)、14(GLヘッド用)で、チップポケットサイズはそれぞれ16、22、27種類となっている。
 チタンなどの被削材にJetstream Tooling技術を採用すると、硬いねじ切りの切り屑を破砕することで工具の寿命を延長できる。この新しいねじ切り旋削工具では、切り屑処理がさらに改善されているため、鋼やステンレス鋼の旋削では、ねじ仕上げ面の品質はそのままに、切削速度が30〜60%向上するという。
 この角シャンクホルダには、JETIおよびDuojetの各機能も含まれている。JETIはホース接続なしでホルダ内にクーラントを送り込むことができ、Duojetは別の方向からクーラントをさらに噴射することができる。これらの機能を組み込むことで、徐熱を最適化し、切り屑を効率的に除去し、工具寿命を長くかつ予測可能にすると同時に、ねじ切り加工におけるねじ仕上げ面の品質をさらに高めることが可能。
 角シャンクホルダでJETI機能を使用するには、アダプタを使用する必要がある。この新シリーズには、Seco‐Capto〓C5、C6、C8タレット用のフェースマウントアダプタとスターマウントアダプタに加えて、HSK‐T63マルチタスク工作機械スピンドルの取り付け部用のスターマウントアダプタが含まれている。これらのアダプタは、20oと25oの角シャンクに対応している。

業界初のコード脱着式
ディスクグラインダーを発売
京セラインダストリアルツールズ 電源コードを一本化

 電動工具製造販売の京セラインダストリアルツールズ(社長=鈴木健二郎氏、本社=広島県府中市)は、コード脱着式のディスクグラインダーの新製品7モデルを発売した。本体から電源コードの「取り付け/取り外し」ができる、コード脱着式のディスクグラインダーは業界初(2018年2月末現在、同社調べ)という。
 金属加工の現場では、研磨の工程に合わせて異なる粒度砥石を取りつけた複数台のディスクグラインダーを使い分けながら作業することが多く、従来、電源コードが脱着できないことから、電源の準備や電源コードの絡まりなどにより、次工程への移行に時間を要していた。また、足元の配線が複雑になり、つまずきや転倒などによる怪我のリスクもあった。
 今回発売された新製品は、コード脱着式により、1本の電源コードを複数台で利用できる仕様とすることで、製品の取り替え作業を容易にし、シンプルな配線とすることで、作業効率のアップや怪我のリスク低減など、最適な作業現場の環境づくりに貢献する。
 ディスクグラインダーは、作業者の好みに合わせて52oと56oの握り径(太さ)の中から最適な製品を選択可能で、長時間作業の負担を軽減する。
 また、ギヤヘッドの高さを従来品より低い56oに設計することで、今まで研磨できなかった狭所部にも対応。ギヤヘッドの幅は、しっかりと握ることができるコンパクトなサイズにすることで、操作性の向上を図った。
 さらに、故障の原因となる製品内部への粉じんの侵入に対して、ベアリング部にラビリンス構造(回転物と固定部の間に凹凸を設け、粉じんの侵入を防ぐ構造)を採用したほか、モータ部の0・161oの格子目メッシュフィルターにより、冷却風のみを取り入れ、粉じんの侵入を防ぎ、故障のリスクを軽減した。
 価格(税抜)は、握り径52oタイプ1万5900円〜1万7900円、56oタイプ1万4900円〜2万4300円。

金属製ピローブロックベアリングへの
置換え可能な新型球面ボール
イグス 「イグボールJEM」発売

 イグス(東京都墨田区)はこの程、金属製からの置換えが可能な高性能樹脂「イグリデュールJ」製の球面ボールをラインアップに加え、「イグボールJEM」として発売した。
 イグリデュールJは、他のイグリデュール材質と同様、潤滑剤不要・メンテナンスフリーで使用できる。
 「イグボール」球面ベアリングは、既存の金属製ピローブロックに直接組み込み可能。潤滑剤を使用しないことで汚れや不純物がベアリングに固着せず、保守のためのダウンタイムを回避できるメリットがある。
 イグボールJEMは、無潤滑で耐摩耗性に優れるほか、吸湿性が低く、屋外での使用にも適している。また、耐薬品性も備えており、農業技術等の化学的要件の厳しい用途にも対応する。
 現在、イグボール球面ボールは、ハウジング番号204〜210向けに6種類のサイズを用意。同社では顧客の要望により、他のイグリデュール製の球面ボールも提供可能としている。通常の射出成形による製品のほかに、顧客指定のイグリデュール材質で丸棒からの機械加工の球面ボールも対応する。

工具製品5〜15%値上げ
オーエスジー 6月1日受注分より

 切削工具メーカーのオーエスジー(社長=石川則男氏、本社=愛知県豊川市)は、タップ、ドリル、エンドミル、ねじ切り丸ダイス、インデキサブルツール、転造工具など工具製品全般の価格を、6月1日受注分より5〜15%値上げする。
 超硬製品の主原料であるタングステンや、超硬製品だけでなくハイス製品にも原材料として使用されるCo(コバルト)は、需要の急速な拡大により原料価格の高騰が継続。また、転造製品の主材料である工具鋼の材料費も高騰を続けている。
 このような環境下、同社は「製造コスト削減、生産性の向上、業務改善などあらゆる努力をしてきたが、原材料費高騰の影響は大きく、同時に副資材・物流などの経費も上昇が続いていることから、製品の安定供給とサービスの維持・向上を図るため」と値上げの理由を説明している。
 【対象製品と値上げ率】
・ハイスタップ(SKSを含む)=5〜10%
・超硬タップ=10%
・ハイスドリル=10%
・ハイスエンドミル=15%
・超硬エンドミル=10%
・超硬ドリル=10%
・ねじ切り丸ダイス=15%
・インデキサブルツール=10%
・転造工具=10%
※これら以外の特殊品も都度見積もりとする。

来場者数6万7700名超え
活気づく業界、大盛況の展示会!
「2018中部パック」成功裡に閉幕

 包装・食品・製パン製菓・物流機械、衛生・環境・検査機器、包装資材、食品材料などの総合展示会「2018中部パック」が4月18日から21日までの4日間、名古屋市港区のポートメッセなごやで『包みたいものがきっとある。』をテーマに開催された。主催は中部包装食品機械工業会(会長=梅森輝信氏・ゼネラルパッカー会長)、展示会実行委員長は同工業会の部谷(とりや)政義氏(東陽機械製作所社長)が務めた。全国の主要メーカーが一堂に会し、最新の技術と製品が展示される中部地区最大規模の総合展示会とあって、4日間を通した来場者数は前回展(2016年)を上回る6万7718名を数え、大変な賑わいを見せていた。
 昭和54年に第1回展が開催され、今回で21回目となった「中部パック」。会場内には、農林水産業の6次産業化を応援する多数の出品社がブースを構えたほか、就職活動に励む学生に向けたイベント企画、包装相談コーナーの開設や産業用ロボットの活用事例コーナーも設けられていた。
 展示会初日の18日に開かれた特別講演会「想像と改革のファミリービジネス シューベルト社」(講師=ヨハネス・シューベルト氏、シューベルト社プロダクトマネージャー)には、会場を埋め尽くさんばかりの聴講者が集まり、また、随時開催されたプレゼンテーションセミナーや実演コーナーにも多くの来場者が訪れていた。
 展示会初日の終了後、名古屋市中村区の名鉄ニューグランドホテルで開催されたオープニングレセプションで梅森会長は「昨今の食品製造業界の人手不足を解消するべく設備投資が盛んに行われており、当業界は今、非常に活気づいております。そんななかで開催された『2018中部パック』には、ますます勢いを感じるところであります。今回展は前回展より出品社数が若干ですが増え、初出品のメーカーさまも増えております。今回展はもちろん、次回以降もこの『中部パック』は、日々進化し極めていく技術を発表する場として、ご利用いただく出品社さま、ご来場者さま双方のビジネスが共に広がっていくことを願っております」と、本展示会を開催する目的などを語った。
 名古屋市消防音楽隊の演奏に始まった『2018中部パック』開会式。部谷実行委員長の開会宣言の後、大村秀章愛知県知事、幸田淳東海農政局長、富〓賢一中部経済産業局長、梅森会長、渡辺健壱中部包装食品機械工業会副会長(ワタナベフーマック相談役)、村田逸人同副会長(ジャパンシステム社長)の6名によりテープカッティングが行われ、華々しく展示会はスタートした。2年に1度開催される展示会『中部パック』。次回は、2020年の開催が予定されている。

「無人航空機(ドローン)の講習団体」として
国土交通省航空局のHPに掲載
ミライト・テクノロジーズ スムーズな飛行申請手続きが可能に

 ミライト・ホールディングスのグループ会社であるミライト・テクノロジーズ(社長=〓畠宏一氏、本社=大阪市西区)は、国土交通省航空局ホームページに掲載する制度に基づき、2018年3月1日付で「無人航空機(以下、ドローン)等の操縦者に対する技能認証を実施する講習団体」となったことを、このほど発表した。
 今後、同社が運営するMTCドローンテクノポート神戸及び熊谷の講習修了者は、航空局へドローンに関わる飛行許可申請を行う際、同社が発行した操縦技能証明証を添付することにより、スムーズに飛行申請手続きを行うことができるようになる。
 同社では、昨年10月にドローン事業部を発足させ、11月より講習を開始し、本年1月末までに116名の操縦技能者を養成した実績から、発足後、約6カ月間での国土交通省航空局ホームページへの掲載となった。
 問い合わせは、同社NTT事業本部ドローン事業部(電話03―5496―5851、ファクス03―5560―1378)まで。