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2018年(平成30年)3月
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2018年3月4(日)11(日)2663号 2664号
次回MECTは2019年10月23〜26日
5月29日に平成30年度通常総会
愛機工 今年度最終理事会を開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)は2月13日午後4時30分より東京第一ホテル錦において2月理事会を開催した。理事会ではMECT展の最終報告や、中部ブロック会議、平成30年度通常総会などについての審議が行われた。
 冒頭、伊藤理事長より挨拶があり、続いて各議案の審議に入った。
 1)会員の増強活動については、組合員の加入1社と脱退3社が事務局より報告された。加入はヤマモリ(名古屋駐在所=名古屋市千種区)。脱退は、@今枝機工(北支部)…経費削減のため、A金太郎商店(北支部)…金物業から撤退(リフォーム事業は継続。新たにレストランを開業)、Bウエダ(熱田支部)…流通業から撤退。
 2)新年会報告は、幡野中北支部長(朝日社長)より行われた。組合新年会を1月18日、ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋において開催した。出席426名(来賓7名、組合員111社221名、賛助会員83社191名、報道5名、事務局2名)。収支については、「うどん・そば」(約11万円)を削除した事や、酒類の支出が下回ったため、予算内に収めることができた。ただし今後の状況をみると、酒類等の値上げや試食会の費用等、会費内での設営は難しいと思われる。現行を継続するには、会費の値上げ、もしくは組合の負担等、設営の見直しが必要と思われる。会場の見直しも案として考えられるが、収容会場が限られるため新規の確保は難しい。次回は、南支部が幹事を務め、2019年1月17日にANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋での開催を予定。
 3)MECT展最終報告は、
高田実行委員長(組合副理事長、井高社長)より行われた。展示会の組合勧誘実績が確定し、2月9日に決済した。組合関係出展者は124社449小間(内3社・3小間支援ブース)。勧誘手数料も報告された。次回のMECT2019は、会期2019年10月23日(水)〜26日(土)、会場は従来と同じポートメッセなごや全館(1〜3号館)で開催される。
 4)第77回組合野球大会については、梅村厚生部副部長(梅村本店社長)より大会の進捗状況が報告された。日程調整が難航し進行が大幅に遅れ、優勝戦を含めた3試合を残しており、Bゾーン準決勝戦(1試合)を3月10日、A・Bゾーン優勝戦を3月17日に開催する。会場はともに草井球場。今大会の遅れは業界の状況が好調で参加している会員の一部で業務が忙しいためと思われるが、運営については厚生部会で決まり事など改めて検討する。恒例の大会反省会は優勝戦の前に開催し、次回大会のキャプテン会議・抽選会は3月27日に東別院会館にて開催する。第78回大会は4月14日、一宮総合運動場にて開会する。
 5)中部ブロック会議については、高田ブロック長(組合副理事長、井高社長)より開催日当日(2月19日)の次第などが説明された。東京第一ホテル錦において午後3時より開始。幹事組合は三重組合。第1部(午後3時〜同4時20分)は、全機工連関連事業の報告と各団体代表の状況報告。第2部(午後4時30分〜同5時50分)では「機械工具業界の動向および組合のあり方」をテーマに講演会を行う。講師に全機工連の坂井俊司会長(NaITO社長)を招聘。第3部(午後6時〜同8時)は、恒例の懇親会(着席形式)を開き、各地区会員との交流を図る。出席者83名(1・2部)、懇親会57名(愛知組合1・2部54名、3部30名)。
 6)新入社員研修については、林経対部長(広島商事社長)より説明された。4月10、11日の2日間、栄第2昭和ビル3階会議室にて開催する。講師は名南経営コンサルティング。今年度の教育事業として当初予定した、切削・研削研修およびBCPセミナーは次年度に実施する。さらに次年度事業として、経営者を対象とした事業承継税制の改正についてセミナーを企画する。詳細は経対部会にてまとめる。
 7)平成30年度通常総会については、服部総務部長(伊吹産業社長)より説明された。総会は5月29日午後4時30分よりホテル名古屋ガーデンパレスで行う。森田会計理事(モリタ社長)より今年度の仮決算報告が行われ、総会に向けての準備事項などを事務局が説明した。
 8)部会報告【総務部】通常総会の司会および議長を選任し、滞りのない進行に努める。【情報部】組合報冬号を2月7日に発送した。1月実施の景況調査集計について報告された。【経対部】次年度事業については部会にて各種セミナーを企画検討する。【事業部】既存事業の周知、拡販を推進する。特に昨年から取り組みをはじめた労働災害リスクに対応する賠償責任保険「業務災害補償プラン」は支部行事でのPR効果が表れており、問い合わせ等、関心の高さが見受けられる。今年に入り5社が契約した。【青年部】2月3日に恒例の日帰りレクリエーション「吉本新喜劇観劇会」を、バス2台をチャーターして実施した。参加80名。今後の予定は、合同委員会を3月に開催し、新年度組織について検討する。【厚生部】今年度野球大会の予定は議題4)の通り。青年部、審判部を交えた野球大会反省会は3月初旬に開催を予定している。
 9)支部編成見直しについては、伊藤理事長より説明された。これまでの議論では、中南支部と中北支部、西支部と北支部の統合が要点となっていた。昨年の支部長会議では、鈴木中南支部長(マルマン商事会長)より支部員数は少ないものの個々の企業は中堅以上の規模で安定しており現状では支部内のまとまりも問題はない旨の発言があり、保留状態となっている。西支部と北支部について長村北支部長(長村商店社長)は、統合に前向きな姿勢であるが、支部員に高齢者が多く馴染めるかが課題となる。西支部との統合に問題は無く合同事業を通して交流を深めれば課題も解消されるのでは。内藤西支部長(内藤商事社長)は、支部の理事および支部員の多くは、北支部との統合を認識している。ただし、タイミングも重要かと思われるので先ずは合同事業等を通して交流すればスムーズに実施できると考えている。西と北、共に統合は認識しているが時期的な猶予が共通の意見と思われる。因みに統合については、卸商社は交流が広まるため概ね賛成意見が多く見られるが、一方で、会員の離脱も懸念されている。支部再編については、支部総会に諮り、平成30年度総会にて規約改正の上程、もしくは支部再編実施に向けた方針を発表したいと考える。
 10)訃報。広島商事林正人社長(理事)の母、富美子さんが1月25日に永眠された。葬儀は親族にて営まれた。96歳。
 11)その他、組合員の社名変更が報告された。@広島商事が3月1日付で新社名「広商NEXUS」に、A峰澤鋼機が4月1日付で新社名「MINEZAWA」に、B金馬商工と金馬電航が4月1日付で合併し新社名「金馬」になる。
 支部総会の日程は、尾張支部が2月24日、中南支部が3月23日、中北支部が同27日、南支部が同28日、熱田支部が同29日、東支部が4月4日、西支部が同6日をそれぞれ予定。

創業100周年に向け
新中期経営計画を5月発表
リンナイ 中部・北陸地区新春の会開催

 リンナイ(社長=内藤弘康氏、本社=名古屋市中川区)は1月25日、名古屋市中村区の名古屋マリオットアソシアホテルで「平成30年中部・北陸地区リンナイ新春の会」を開催した。冒頭、中部リンナイ会の澤田栄一会長(マルエイ社長)が来賓を代表し挨拶。続いて内藤社長から平成30年度経営方針が発表された。
 同社は2015年に中期経営計画「進化と継承2017」を掲げ着実に成長を遂げてきた。なかでも中国と米国は好調で、上海林内の2017年の販売台数は給湯器83万台、ボイラー18万台を記録。リンナイアメリカの2017年のタンクレス給湯器出荷台数は28万台を数えた。こうした好調の波に乗り2017年3月に上海新工場が竣工。リンナイアメリカも新社屋が今年8月に竣工予定だ。また同社は今年5月、創業100周年を迎える2020年に向けた新中期経営計画「ROAD TO 2020」を発表する。その核となるビジョンは、●グローバル●熱と暮らし・健康と暮らし●つねに新しい技術に挑戦●すべての部門で顧客志向を徹底、の4点だ。具体的な数値目標などの発表は無かったが、今年2月には神奈川県の「東日本物流センター」の運用を開始するなど、創業100周年に向けた取り組みは既に動き出している。
 中部支社の重点方針は冨田真令中部支社長から発表された。2018年度、中部支社が重点的に取り組む「リンナイのラク家事」。その内容は、@乾燥機▽短時間でふんわり乾燥、Aコンロ▽オート調理で失敗なし、B食洗機▽片付けは機械にお任せ、C浴暖▽カビを防いでお風呂掃除がラクに、以上4点。さらに、「ECO ONE」には、●電気専用配線なしの屋外コンセント仕様、●基礎工事不要低減、●狭小地奥行500o対応、●ローコスト20号セミオート追加など、設置施工性を極めた50Lタイプを追加ラインアップ。160L、100Lタイプと合わせて、買い替え向けハイブリッド給湯器に注力していく。体験型ショールーム「Hot.Lab(ほっとラボ)」は昨年11月から今年1月にかけて「ほっとラボ神戸」「ほっとラボ横浜」が相次ぎ誕生。「ほっとラボ名古屋」を含む全国20カ所での体感研修などを通じて販売をサポートする。
 休憩を挟み、エコライフ研究所の中野博社長による「エコスマート時代に、あなたの会社が選ばれる理由と対応策とは?」と題した特別講演会を開催。その後は会場を移して、リンナイの近藤雄二専務営業本部長の挨拶、TOKAIの小栗勝男社長による乾杯の挨拶を経て懇親会へ。最後はヤマサ總業の道山岳司社長の中締めで散会となった。

4月25日総会開催を発表
新年の幕開けを明るく祝う
名古屋伝動機商組合 新年会開催

 名古屋伝動機商組合(理事長=
服部将康氏・服部社長)は1月25日、名古屋市中区の焼肉「華火」で新年会を開催。当番幹事はダイドーと高津伝動精機が務めた。
 冒頭、挨拶に立った服部理事長は「昨年11月に開催された伝動機商組合全国大会にご参加いただき誠にありがとうございました。また、ボウリング大会も過去最高の参加者で盛大に開催させていただきました。今後も皆さんに喜んでいただける、より良い福利厚生の企画などをご提供できればと考えております。2018年、私は理事長として2期2年目に突入しますが、あと1年しっかりと務めさせていただきます。この時期いろんな賀詞交歓会に参加されてお話を聞いておられると思いますが、景気が良いという話が多いなかで、昨年から商品供給や人材の不足、働き方改革などの話も頻繁に出ています。そういった部分でも皆さんからいろんな意見をお聞きし、皆さんの会社で役立てていただけるカタチで組合活動を続けていけたらと考えております」と語り乾杯の音頭をとった。
 中締めの挨拶に立った長村康義副理事長(長村商店社長)は「今日のような楽しい会を、1年に1回は開催したいと思います。今年1年、名古屋伝動機商組合の皆さんで力を合わせて頑張っていきましょう」と述べ、1本締めで散会となった。
 同組合の次回事業は4月25日(水)、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で平成30年度総会を開催。日伝と光伝導機が当番幹事を務める。

Growing  Together』
ユアサ商事と会員が共に成長する年に
中部青年やまずみ会 賀詞交歓会開催

 中部青年やまずみ会(会長=小川丈夫氏・日本ベターリビング常務)は1月24日、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で2018年賀詞交歓会を開催した。この日は夕方から大雪の降る悪天候だったが、同会会員らおよそ30名が参加した。
 冒頭の小川会長挨拶(抜粋)「昨年3月、ユアサ商事さまは田村博之社長が就任され2026年の創業360周年に向けた『ユアサビジョン360』がスタートしました。その第一ステージとして中期経営計画『Growing Together 2020』を発表され2020年3月期に売上高6000億円、営業利益率を2・3%から2・8%に引き上げるとの数値目標を掲げられました。私たち青年やまずみ会会員企業もユアサ商事さまの機能を最大限活用させていただき共に成長を目指していける集合体でありたいと願っています。第4次産業革命が来ると世間では言われておりますが次のステージを進もうとしているなかにあって日本ではなかなか人手が集まりにくい昨今であります。私たち経営者としては、そんな状況下でいかに効率良く、そして会社を成長させていくかということを考えていくのが使命ではないかと思っております。とは言っても、いろんなビジネスのなかにある、例えばモノやサービスの消費というものは必ず、どこまでいっても人との繋がりがあって、そのなかでビジネスは生まれてくるものだと私は思っております。この中部青年やまずみ会も、会員企業同士あるいはユアサ商事さまと会員企業の間を強固な絆で繋ぎ、互いに成長していくことができるための会になってほしいと強く願っております」。
 続いて、藤岡正一ユアサ商事中部支社長が挨拶に立ち、昨年の景況感と2018年の取り組みなどを語った。「昨年は国内・外とも経済は堅調に推移したかなと思っています。そんななかで工業系に関連していらっしゃるお客さまにとっては非常に良い1年であったかと思います。ただ建設系などでは、悪くはないですが伸びが期待ほどではなかったかと思います。当社は田村新体制に変わって2026年の創業360周年を見据えて、今『Growing Together 2020』を推進しております。Togetherが示す通り、皆さまと共に成長していきたいという思いでコア事業の強化と成長事業をさらに推し進め、中期経営計画に取り組んでおります。第1ステージとして、最初の決算期であるこの3月期は売上高4650億円、経常利益120億円を達成させたいと思っております。コア事業の機能強化として取り組んでいるのが『人材の育成』です。いろんな施策を実行するためには我々社員もレベルアップしていかなければなりません。そんななか、情報の発信機能強化としまして、産業と暮らしの関連商品200万点をご用意する検索サイトを5月から開設いたします。当社の狙いは産業と暮らしという事業領域のなかで、お客さまからの質問に『解』を出せるような検索サイトにしたいと思っております。スタート時は200万点ですが、2020年までには300万点、400万点と、思うカタチに仕上げていくつもりです。成長戦略としては、ロボット&IoT、環境エネルギー、レジリエンス&セキュリティーに昨年以上に注力していく次第です。いずれにしてもこれから産業構造が大きく変わるのは皆さんご承知の通りです。しかしながら、それに向けてどう取り組んでいくのかが大きな課題であり、その構造変化の波に乗れるのか皆さんと共にどう生き残り勝ち残っていけるか?これが『Growing Together』でございます」(抜粋)。
 その後、竹内裕二同会副会長(丸金商会社長)による乾杯の音頭で懇親会がスタート。最後は須藤清範同会副会長(須藤鋼機社長)による中締めで散会となった。

平成29年度名古屋市工業技術グランプリ
名古屋市工業研究所長賞受賞
アサダ 「バンドソービーバー10」

 配管機械・工具と環境機器の開発・製造・販売及び輸出入をおこなうアサダ(社長=浅田吉氏、本社=名古屋市北区上飯田西町3―60)の大口径配管用帯鋸盤「バンドソービーバー10」が、名古屋市と公益財団法人名古屋産業振興公社が共催する「平成29年度名古屋市工業技術グランプリ」において、名古屋市工業研究所長賞を受賞した。
 大口径配管用帯鋸盤「バンドソービーバー10」は、アジアの新興国をターゲットに開発され、10インチ(270o)の配管を安全に切断できる上に、新興国でも普及しやすい低価格化と軽量化に成功。安全性に加えて、誰でも配管を連続して直角に切断できるため、結果として建築現場の溶接不良防止につながるという。
 同社では2016年8月に海外のみで同機の発売を開始し、これまでにアジアの新興国で売上を伸ばしてきた。2017年9月から日本市場にも導入されている。
 同社は1981年に日本初の可搬式小型バンドソーを開発し、全10機種を販売。今後も海外に向けた販売活動と安全な切断方法の啓蒙活動を促進していきたい考えだ。
 「名古屋市工業技術グランプリ」は、地域の中小企業の技術振興と経営の活性化を促進するため、独創性や着想に優れ、技術的にも高度で、かつ工業的にも有用である新技術や新製品を表彰するもの。同社は過去にも、平成22年度のグランプリにおいて「フロン回収再生装置エコサイクルオーロラ」で財団法人名古屋産業振興公社理事長賞を受賞している。

2017年12月期決算発表
DMG森精機 増収増益

 DMG森精機(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区)は2月13日大引け後、2017年12月期決算発表を行った。自動車や半導体、ロボット業界などで設備投資が増加し、同社もその波に乗り増収増益で着地した。
 2017年12月期(2017年1月1日〜同12月31日)の連結業績は、売上収益4296億6400万円で前期比14・1%と2ケタ増、営業利益293億9100万円、税引前利益248億300万円、当期利益156億7600万円、親会社の所有者に帰属する当期利益152億6300万円、当期包括利益合計額169億7400万円となった。2017年12月期の年間配当金は40円。これには、創立70周年の記念配当10円が含まれている。
 また同社は、2018年12月期(2018年1月1日〜同12月31日)の連結業績を、売上収益4500億円(前期比4・7%増)、営業利益350億円(同19・1%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益200億円(同31・0%増)、基本的1株当たり当期利益156・59円と予想。過去最高益を更新する見通しだ。

3月16日(金)・17日(土)、ポートメッセなごやで開催
2018 中部機械加工システム展

 ジーネット名古屋支社(取締役支社長=大谷秀典氏、所在地=名古屋市中村区《現在、支社建替え中のため仮事務所。新社屋は中区富士見町に今秋完成予定》)管轄の有力販売店が主催する「2018中部機械加工システム展」が3月16日(金)・17日(土)の2日間、ポートメッセなごや第3展示館において開催される。「生産性向上と省エネ・高精度加工のご提案」をテーマに、工作機械メーカー、CAD/CAMメーカー、切削・ツーリング・治具・産業ロボット・測定・環境機器等機械加工周辺機器メーカーなど184社(1月26日現在)が出展し、最新の機械・機器の展示を通してユーザーの生産性向上によるコストダウン、高精度加工を提案する。
前回展を上回る出品メーカー184社が
生産性向上、高精度加工などを提案

 中部機械加工システム展は、ものづくり産業の集積地である中部地域で開催される機械加工に的を絞った展示会で、5年続けての開催となる。今回は主催店約200社(前回展183社)、出品メーカー184社(同165社)、展示小間数197小間(同181小間)の規模で開催される。展示スペースも、昨年までは第3展示館の2分の1を使用していたが今回は4分の3まで広げ、約1・5倍に拡大した。来場者目標は4000名。
 同展示会の特徴の1つである、好評の「かんたん解決パネルでの提案」は今回も引き続き実施する。各ブースの背面や機械の前にパネルを設置し、ユーザーが抱えている問題点と展示商品による解決案を来場者に解りやすく表示する。
「SIer・ロボットシステム」
「インライン測定」コーナー新設

 また、特設コーナーは今回新設の2つを含む、5コーナー@「システムインテグレーター(SIer)・ロボットシステムコーナー」【新設】A「インライン測定・ラインサイド測定コーナー」【新設】B「バリ取りコーナー」C「機械保全特集コーナー」D「物流搬送・ポカヨケコーナー」を設け、機械加工における課題に対応する最新機器・技術を展示紹介する。
 新設の「システムインテグレーター(SIer)・ロボットシステムコーナー」には、SIerの五十鈴電業・近藤製作所・テクノ21グループ、豊岡販売・トライエンジニアリング・ロボットテクニカルセンターが出展し、さまざまな企業のニーズに合ったロボットシステムを提案。その他、5社が出展し、バリ取りシステム、3Dバラ積みピッキングロボットシステム、ロボットオフラインティーチングシステムなどを紹介する。
 もう一方の新設「インライン測定・ラインサイド測定コーナー」では、従来の手動による測定方法に比べ、工作機械上またはラインサイドにて測定するためワークの着脱にかかる時間とコストが削減できる、インライン測定・ラインサイド測定に適した測定機やシステムを、さまざまな現場に合わせて紹介する。
 さらに、前回導入されたユーザーサポートシステム(受付システム・メーカー小間アンケートデータ取得)は、より使いやすく進化した形で今回も用いられる。
 開催時間は、1日目の16日(金)が10時〜18時、2日目の17日(土)が9時30分〜16時。会期中はセミナーも多数行われ、機械加工に関する最新情報が発信される。
併催セミナー
 【3月16日(金)】
 ■10時45分〜12時15分
 タンガロイ『切削工具の基礎〜切削加工の理論を理解しよう〜』
 ■11時〜12時
 ミツトヨ『測定工具の基礎知識〜測定工具の正しい使い方〜』
 ■13時〜14時
 中部機械加工システム展事務局『インライン測定・ラインサイド測定の生産性向上対策』
 ■13時〜14時
 ヤマザキマザック『同時5軸加工MCに対応した複合加工技術・多品種少量生産の自動化による生産性向上』
 ■15時〜16時
 ロボットテクニカルセンター『システムインテグレーター(SIer)に学ぶロボットシステム導入ノウハウ』
 ■15時30分〜16時20分
 トクピ製作所『最新のHPB超高圧クーラントで切削加工の生産性改革』
 ■16時30分〜17時30分
 ナベヤ『高効率生産対応治具への取り組み』
 【3月17日(土)】
 ■10時30分〜12時
 タンガロイ『切削工具の基礎〜切削加工の理論を理解しよう〜』
 ■11時〜12時
 ミツトヨ『測定工具の基礎知識〜測定工具の正しい使い方〜』
 ■13時〜14時
 CFD販売『ドローンの導入と活用事例、展望について』
 ■13時〜14時
 昭和電機『化学物質のリスクアセスメント〜ちょこっとエンジニアリング〜』
 ■14時30分〜15時30分
 SMC『エア機器の予防保全とIoT対応』
 セミナー会場はポートメッセなごや交流センター3階、定員各96名。
出品メーカー一覧(50音順)
工作機械・CAD/CAMメーカー他

 ヴェロソフトウェア▽オークマ▽OKK▽岡本工作機械製作所▽キタムラ機械▽キャムタス▽ケイエーシステム▽ジェイテクト▽静岡鐵工所▽セイコーインスツル▽ソディック▽大日金属工業▽タクテックス▽DMG森精機▽トクピ製作所▽ナガセインテグレックス▽ニコテック▽日本放電技術▽パーマリー▽ブラザー工業▽松浦機械製作所▽光畑製作所▽ヤマザキマザック
 〔特別コーナー〕
 三菱UFJリース
機械加工周辺 機器メーカー
 アーステック▽アイオイ・システム▽アイセル▽愛知産業▽葵精工▽旭金属工業▽アネスト岩田コンプレッサ▽アマノ▽アルファーミラージュ▽アルプスツール▽アルマーク▽安震▽EG PARTS▽五十鈴電業▽イズミコーポレーション▽イチネンケミカルズ▽イワタツール▽インフィニティソリューションズ▽WEN▽永興電機工業▽HPMT▽SMC▽エステーリンク▽エヌティーツール▽エヌピーケイ▽エフ・イー・シー▽FK▽MSTコーポレーション▽MCT▽オーデン▽オカスギ▽億川鉄工所▽オリオン機械▽カトウ工機▽カネテック▽カブト工業▽ガリュー▽カワタテック▽ギガ・セレクション▽共立精機▽協和電機化学▽清光▽空研▽空撮技研▽グラボテック▽クランプテック▽クリーンテックス・ジャパン▽クリエイトエンジニアリング▽KMT▽ケルヒャージャパン▽弘機商会▽コベルコ・コンプレッサ▽近藤製作所▽ザーレン・コーポレーション▽サイバーRC▽蔵王産業▽嵯峨電機工業▽三機工業▽産機テクノス▽三共製作所▽三甲▽サン電子工業▽サンドビック▽三和製作所▽シービーテック▽ジーベックテクノロジー▽シオン▽昭和電機▽JOHNAN▽スギヤス▽住友電気工業▽スリーアールソリューション▽スリーハイ▽セキュリティデザイン▽ゼネテック▽そうぎょう▽測範社▽曽根田工業▽ダイキンHVACソリューション東海▽大昭和精機▽タクト▽谷テック▽タブチ▽WSE▽タンガロイ▽中発販売▽津田駒工業▽鶴見製作所▽DJI JAPAN▽帝国チャック▽テクノ21グループ▽テック・ヤスダ▽デンソーウェーブ▽東京彫刻工業▽東浜商事▽トーヨーコーケン▽豊岡販売▽トライエンジニアリング▽ナベヤ▽ニシガキ工業▽日動工業▽日機装▽日鋼YPK商事▽日東工器▽NIVAC▽日本エアードライヤー販売▽日本オートマチックマシン▽日本クランツレ▽日本精密機械工作▽日本濾過工業▽ニューストロング▽ノガ・ジャパン▽バーテックス▽ハーテック・ミワ▽ハイウィン▽ハイテック精工▽バウアーズ社▽橋本テクニカル工業▽長谷川工業▽ハタヤリミテッド▽パトライト▽パル▽BIAX▽ビーシーテック▽ピカコーポレイション▽ファム▽フェナードライブズ▽フクハラ▽富士機工▽富士元工業▽不二越▽富士製砥▽プライオリティ▽プルーフテクニック▽ブルーム・ノボテスト▽プロテクトエアー社▽ベッセル▽豊和工業▽ホータス▽マーテック▽松本機械工業▽マルヤス機械▽マンヨーツール▽ミツトヨ▽宮川工業▽柳瀬▽ヤマシタワークス▽山田マシンツール▽UHT▽ユニパルス▽ライノス▽リニアビズ▽リョウセイ▽リョービ販売▽REGO・FIX▽レッキス工業▽レニショー▽ロボットテクニカルセンター▽ロボテック▽oneA
※出品メーカーは変更される場合があります。

中部機械加工システム展出品製品
CNC円筒研削盤
ジェイテクト 「GE3i」シリーズ

 ジェイテクト(名古屋市中村区名駅4-7-1)は、『誰でも簡単に高度なモノづくりができる機械』をコンセプトに開発した、CNC円筒研削盤「GE3i」シリーズを出品する。長年培ってきた熱変位補正技術や制御技術を結集し、経験の浅い作業者でも熟練者並みのより高い精度の加工を実現する。
 安定した研削精度を得るために、熱変位に影響を与える室温変化、加工による発熱、モーター・ポンプなど機械そのものからの発熱に対する性能を向上させた。ベッドの形状やリブの配置を見直し、機械内部の熱のこもりを防ぎ、熱膨張を抑えるなどして、機械本体の熱ひずみを抑制。クーラント経路に断熱用アイソレーションカバーを採用したほか、砥石軸受油ファンクーラーを搭載し軸受油の温度上昇を低減した。また、ボールねじの振れを吸収するフローティングプレートを標準搭載し、真直性や加工面性状を向上させた。
 操作面では、自社製CNC装置TOYOPUC‐GC70を搭載し、従来の5倍の演算速度と10倍の通信速度によって非加工時間の短縮を実現。熟練作業者の感覚に頼っていた研削条件を数値化し、工作物の長さと径を入力するだけで、工作物剛性を自動判別し最適な研削条件を自動決定する。
 安全・安心・作業性への配慮として、機械フルカバーにより安全性だけでなくミスト飛散防止による環境への配慮を行うとともに、機械前面扉の開口部を大きくすることで段取り替え時など楽な姿勢で作業することができる。
 同シリーズは、安定した研削精度が得られる「GE3i」をはじめ、匠の技を生かすプロ仕様「GE3i‐PRO」(油圧機の操作性を再現したプロフェッショナルハンドル標準搭載)、高能率な研削を実現するハイパワー仕様「GE3i‐HYPER」(超硬の荒加工のような高負荷研削にも対応)の3モデルをラインナップし、幅広いユーザーニーズに応える。

中部機械加工システム展出品製品
チップ縦置き隅削りカッタ
住友電気工業「SEC‐スミデュアルミルTSX型」

 住友電気工業(大阪市中央区北浜4-5-33)の新製品、高能率・高精度のチップ縦置き隅削りカッタ「SEC‐スミデュアルミルTSX型」は、機械加工分野で要求される寸法精度や加工品位が厳しさを増す中、強まる工具に対する加工面の粗さや壁面精度への改善要求に応えるため開発された。
 同製品は、研磨級チップの採用により、チップの切れ刃の品位が向上したことに加え、研磨による寸法精度を改善することで刃振れが小さくなり、高精度で優れた加工面品位を実現する。また、縦使いチップの採用と切れ刃形状の最適化により、高能率加工を実現する高い刃先強度と切れ味の鋭さを両立させた。
 2種類のチップサイズ、3種類のチップブレーカに加えて、P種(鋼)・M種(ステンレス鋼・難削材)・K種(鋳物)のチップ材種も揃え、刃径φ16〜φ315oのラインナップにより、自動車や航空機、造船、産業機械分野で使用する小物部品から大型部品まで多様な加工に対応する。
 ラインナップは、本体(計88型番)▽「TSX08000型」刃径φ16〜φ80o(柄付きタイプ)18型番/φ40〜φ80o(シェルタイプ)10型番▽「TSX13000型」刃径φ25〜φ80o(柄付きタイプ)15型番/φ40〜φ315o(シェルタイプ)45型番と、チップ(計157型番)7材種。

中部機械加工システム展出品製品
リニアモータ駆動・高速ワイヤ放電加工機
ソディック「VL400Q」

 ソディック(横浜市都筑区仲町台3―12―1)は、医療・工具産業向けの精密部品加工に最適な、リニアモータ駆動・高速ワイヤ放電加工機「VL400Q」を出品する。
 VL400Qは4軸リニアモータ駆動。同社は、XYUVの4軸に自社開発・製造の高性能リニアモータを採用し、ボールねじが不要のダイレクト駆動方式を確立した。従来の駆動方式(ボールねじ方式)では不可能とされてきた、バックラッシの無い正確な軸移動を長期間にわたって維持できる。リニアモータの特長である高応答、高追従性は正確な位置制御と加工時の優れた放電特性を発揮する。
 また、第5世代型放電加工技術「パーフェクト・アクティブ・コントロール」を採用した新電源装置を搭載し、1Gbit/secのシリアル通信技術を用いることで、放電制御とモーション制御の高速処理を同時に行うことが可能。自動プログラミングソフト「Heart‐NC」を標準搭載しているため、様々な形状を簡単に加工することができる。
 VLシリーズでは、自動ワイヤ結線装置・コーナー制御・自動液面コントロール・最新の仕上げ加工回路など、作業性・生産性を向上させる様々な機能を標準搭載。さらに、自社開発・製造のセラミックスを標準採用することで、精密加工を実現する。

中部機械加工システム展出品製品
ステンレス製クーラントホース
ライノス 「ヒルトライン」

 ライノス(大阪市天王寺区空清町1―8)が出品するステンレス製クーラントホース「ヒルトライン」(スイス製)は、最高使用圧力(液体)が5MPaと、プラスチック製に比べて保持強度が非常に高い。
 金属への切削及び研削加工時の工具刃先への安定した冷却、ならびに給油・給水用として開発。耐久性に優れたステンレス素材SUS303を使用し、長寿命化を実現した。ホースの長さや形状を機上で自由自在に調整・操作可能。高圧クーラントや機械振動、切屑の干渉などによりホース形状が変化しないのも特徴だ。
 また、コネクターやジョイントホース、ジョイントアダプター、ノズルなどのパーツの形状や種類が豊富で、加工状況のさまざまな局面に対応できる。機械への取り付けやホースのジョイントも一般のレンチや専用レンチで簡単に行える。
 使用可能温度はマイナス30℃〜プラス100℃。最高使用圧力(液体)が725PSI(5MPa)で、最高使用流量は60g/min。

今秋、新名古屋支社ビルが竣工
展示会で市場にインパクト
ジーネット 2018年新春情報交換会

 ジーネット名古屋支社(取締役支社長=大谷秀典氏)の主力仕入先でつくる「中部ジーネット会」と主力得意先の会「中部GN会」の製販合同による、2018年新春情報交換会が1月25日、ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋で午後4時30分より開かれた。各会員とジーネットの幹部ら約200名が出席し、新年にあたり改めて結束を誓い合った。
 冒頭、古里龍平ジーネット社長が年頭の挨拶を行い、その中で「名古屋支社にとってのビッグニュースは、新しい社屋が今年の秋(9月)頃に完成予定であることです。色々と趣向を凝らしており、ぜひ皆様にもご覧いただきたい」と話した。
 また、古里社長は、ジーネットを含めたフルサトグループの現況や、2017年度にスタートし2020年3月期に売上高1080億円、営業利益40億円をめざす中期経営計画「Design the Future 2020」について説明。目標達成に向けた様々な取り組みの中で「グループを挙げて取り組んでいる1つが『働き方改革』の部分。時間を削減する中で、生産効率を上げていくための新しいやり方(ITの活用など)を取り入れて行くことが大切。最終的には、ここにおられる素晴らしいメーカー様の商品を、ここにおられるお客様を通じて、日本のものづくりユーザー様に届けることが一番の目的です。皆様方にジーネットと付き合っていて良かったと思っていただけるよう努力を重ねてまいります」と述べ支援をお願いした。
 続いて、大谷名古屋支社長が支社の現況を報告。2017年度上期の売上高は、ジーネット全体で前年同期比8・5%増、名古屋支社は2・7%増と全社水準をやや下回った。同支社の機工部門は全社平均を上回る14・1%増。機械部門は、納入の問題などで前年割れとなったが、今年度の受注は好調で2018年度は大いに期待できる。住設部門は全社同様苦戦を強いられていると報告した。
 2018年の支社方針は市場にインパクトを与え続ける=B大谷支社長は「従来から一貫しているが、お客様の驚くようなインパクトのある物や事を示し、それがお客様にとって役立ち、結果に結びつき、喜んでいただくことを追求していく」と述べ、引き続き、かんたん解決カタログによる提案営業をはじめ、ユーザーの困り事をWEB上で解決するEG Site、リニューアルしたWEB照会・発注サイトEGnet、RTC(ロボットテクニカルセンター)を活用する。
 2018中部機械加工システム展については、会場を従来の1・5倍に拡大し、ロボットシステム、バリ取り・面取り加工、機械保全に加えて、インライン測定・ラインサイド測定、物流搬送・ポカヨケのコーナーを設けると紹介。同展示会を起点として「市場に波動を起こすという意気込みで準備を進めていく」と語った。
 懇親会では、飯野敏彦中部ジーネット会会長(SMCグローバル営業部長)が挨拶し乾杯の音頭をとった。年男の人に記念品を進呈する恒例のイベントや名古屋支社の幹部スタッフの紹介があり、寺田愼一郎ジーネット常務取締役営業本部長の御礼挨拶、富永真史中部ジーネット会副会長(ミツトヨ中部営業部長)の中締めで終了した。

関係各所に更なる協力を要請
『2018中部パック』成功に向け
中部包装食品機械工業会 平成30年賀詞交歓会

 中部包装食品機械工業会(会長=梅森輝信氏・ゼネラルパッカー会長)は1月26日、名古屋市中村区のホテルキャッスルプラザで平成30年賀詞交歓会を開催した。本会に先立ち、元資生堂執行役員常務で現在はBマインド社長を務める関根近子氏を講師に招き、「仕事も人生も輝いて生きる〜プラス思考的生き方のすすめ〜」と題した特別講演会が開催され、多くの会員らが聴講した。
 懇親会は、同会の新会員となった紀州技研工業(本社=和歌山県和歌山市)と明和テクノス(本社=名古屋市港区)の紹介でスタート。続く梅森会長挨拶(抜粋)「昨年はトランプ政権が発足し、当初こそは米国第一主義でしたが最近では経済最優先の政策を打ち出しており、そのおかげで株価が上昇し我々の業界もリーマンショック前を上回る水準に達しています。その一方でモノづくり大手企業による不祥事も相次ぎ、我々モノづくりに携わる者として信じられないことが長年行われてきたことは、せっかくの好景気感に水を差すばかりかメイドインジャパンへの信頼を裏切る行為に他なりません。最近では働き方改革がニュースなどでよく取り上げられていますが、モノづくりの現場は慢性的に人手不足に悩んでおり、この働き方改革は中小企業に重くのしかかり悲鳴が聞こえてきています。このようななかで包装食品機械業界のユーザーさまは中小企業向け優遇税制等を追い風に、リーマンショック以降ずっと先延ばしにしてきた設備投資を行う動きが顕著に見られるようになってきました。これには慢性的な人手不足を補うために製造現場の自動化をせざるを得ないところまできているという一面もありますが、我々包装食品機械業にとっては多くの引き合いを頂戴し大変ありがたく思っております。しかしながら当然のように我々の業界も人手不足であります。結果、納期が遅れお客さまにご迷惑をお掛けするような現状から、海外マーケットへの期待は必然であり海外の包装食品機械メーカーの競争はより一層厳しくなってきております。ロボット化はもとよりIoT、インダストリー4・0などへの対応、また世界標準やISOの問題への取り組みも重要な課題と思っております。さて、本年は『2018中部パック』開催年です。4月18日から21日までの4日間、ポートメッセなごやで『包みたいものがきっとある。』をテーマに開催されます。現在、実行委員会では部谷(とりや)実行委員長を先頭に各種イベント等の段取り中であります。会員の皆さまには中部パックの周知と、ご来場者の動員にお力をお貸しいただけますようお願い申し上げます」。
 渡辺健壱副会長(ワタナベフーマック相談役)が乾杯の音頭を取り、関根近子講師も交えてしばし歓談のひとときへ。中締めの部谷政義副会長兼2018中部パック実行委員長(東陽機械製作所社長)挨拶(抜粋)「いよいよ中部パック開催も間近に迫り、今日も実行委員会を開いて小間割りを終わらせていただきました。前回比で40小間ほど増えております。また今回は実行委員の人数を絞り15人の少数精鋭体制で、しかも最低でも2カ月に1回は実行委員会を開催するなど、メンバーの皆さまはかなり負荷が高かったかと思います。この場をお借りして、ご参加、ご協力いただいたすべての皆さまに厚く御礼申し上げます。これからは会期中の動員をどう増やしていくかということで、いろいろアイデアを凝らしているところでございます。皆さまにはこれからもいろんなカタチでご協力いただけたらと思います」。
 最後は全員での3本締めで、この日は散会となった。

得意先など140名が参加し盛況
クマザワ 第34回新春ボウリング大会

 機械工具商社のクマザワ(社長=浅野明好氏、本社=愛知県一宮市柚木颪字池ノ内26)は1月21日、得意先の社員とその家族らを招いて、愛知県稲沢市の稲沢グランドボウルで「第34回新春ボウリング大会」を開催した。約140名が参加して交流を深めた。
 大会は、熊澤常務の始球式でスタートし、3ゲームのトータルスコアで順位を競った。参加者は豪華賞品を目指して熱戦を繰り広げ、その結果、オオツキミツヒロさんが667ピンで見事優勝に輝いた。準優勝はシノミヤヨリコさん604ピン(女性のハンデキャップは含まず、グロスでのスコア)、3位はミヤゾノフジオさん599ピン。
 ゲーム終了後はボウリング場内のパーティールームに移動して懇親の場となり、参加者は食事をしながら歓談し親睦を深めた。パーティー後半にはボウリングの成績発表と表彰式が行われ、折りたたみ式高級自転車、洋ランなどの豪華賞品が上位入賞者らに贈られた。また、1等にダイソンの高級掃除機が当たる「お楽しみ抽選会」も行われ、会場は盛り上がりを見せた。
 最後に浅野社長が「本日は、クマザワ新春ボウリング大会にご参加いただき、誠にありがとうございました。第34回ということで、長い間開催させていただけていますのも皆様方が日頃クマザワをご愛顧いただいている賜物と、心より感謝いたします。世の中はバブル期を超える好景気だと言われています。しかしながら、我々の携わる金型業界においては、今年はどうも金型の面数が少ないのではないか、あまり出ないのではないかという噂もあり、やや不安に思っています。その中でも、ここに弊社の少し優れた営業マンがたくさん並んでいます。会社には機転の利くパートさん、内勤業務がいます。そして、小回りの利く配達がいます。スタッフは揃っています。どこの工具屋にも負けない自信はあります。何かお困り事がありましたら、どんどん弊社までお声掛けいただければ幸いかと思います。必ずや皆様のお役に立てるという確信を持っています。皆様方とより密接にコンタクトをとって情報を共有し、また我々が今まで以上に皆様方に尽くすことによって、今年もともに発展できると思います。従業員一同、一丸となって奉仕することをお誓いします。本日はご参加いただき、ありがとうございました」と御礼の挨拶をし、終了した。

第10回の記念大会に29名が参加
優勝は鬼頭和彦氏(服部)
愛機工西支部 ボウリング大会を開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)の西支部(支部長=内藤和美氏・内藤商事社長)は、2月2日午後6時30分より中川コロナワールド・コロナキャットボウル中川店において「第10回西支部ボウリング大会」を開催した。支部員とその従業員ら29名が参加して親睦を深めた。
 ルール説明の後、日頃の腕前を披露し合いながら和気あいあいと2ゲームを行った結果、鬼頭和彦氏(服部)がトータル367ピンで優勝した。
 ゲーム終了後は別室へ移動して、梅村龍盛理事(梅村本店社長)の司会進行により表彰式が執り行われた。はじめに内藤支部長が大会参加への御礼を述べた後「今回は第10回の記念大会ということで、トロフィーの取り切り戦となっています。本日の優勝者にはトロフィーが2つありますので、楽しみにしてください」と挨拶。
 順位発表があり、各賞受賞者に賞品が授与された。
 最後に大会実行委員長の吉野栄一理事(吉野機械工具社長)が「第1回から実行委員長を務めてまいりました。多くの方にリピーターとして参加していただいていますが、マンネリ化しており、できれば来年はどこかの支部と合体して大勢で開催できればと思っています。形を変えて少しでも皆様に楽しんでいただける会にしていきたいと存じますので、来年も是非こうしてお集まりいただけたらと思います」と挨拶し、一本締めでお開きとなった。
 上位入賞者は次の皆さん(敬称略)。
▽優勝=鬼頭和彦(服部)367ピン
▽準優勝=小林太一(岡谷機販)341ピン
▽第3位=服部騎士(滝川物産)337ピン
▽女性1位=鈴村美咲(ダイドー)309ピン(HDCP含む)
▽ハイスコアー=鬼頭和彦(服部)237ピン


2018年3月18(日)2665号
全機工連  中部ブロック会議を開催
4団体98名が集い意見交換
現況報告、業界動向の講演など

 全日本機械工具商連合会(全機工連、会長=坂井俊司氏・NaITO社長)の中部ブロック会議(ブロック長=高田研至氏・井高社長)が2月19日午後3時より名古屋市中区の東京第一ホテル錦で開催され、傘下の愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)、遠州機工会(会長=前嶋孝行氏・前島商会社長)、岐阜機工会(会長=嶋ア晴久氏・シマザキ商会社長)、三重県機械工具商組合(理事長=門脇匡伸氏・門脇商店社長)の4団体から98名が参加した。幹事組合は三重組合。第1部ブロック会議では全国若手交流会と全機工連事業の報告、各地区現況報告などが行われ、第2部では坂井全機工連会長による講演会が開かれた。
 水野隆次三重組合理事(共栄商会社長)が司会を務め、冒頭の挨拶で高田ブロック長は「景気については、非常に忙しい状況かと思っています。ただ、納期の問題、人手不足の問題があり、また材料費の高騰で各メーカーさんが値上げをしてきているという状況の中で、色々と考えなくてはならない1年になると思っています」と述べた。
 坂井全機工連会長は「ここ1、2年は景気が良いだろうと言われていますが、将来を見ると課題山積で、車のEV(電気自動車)化や人手不足など色々な問題がある中で我々がどのようにこの業界を維持し、さらに発展させ魅力ある業界にしていくかを皆さんと一緒に議論していきたい」と挨拶した。
 第1部ブロック会議は、
高田ブロック長が議長を務めて進行。
 全機工連事業報告で、一條茂事務局長は「全機工連には広報委員会、人材開発委員会、IT委員会、機工メイト委員会の4つがあり、今年は委員会のあり方について議論していきたい」とし、機工メイト委員会のブロック単位での運営などを検討していると述べた。全国大会は来年の10月16日にホテルニューオータニ大阪で開催する。
 全国若手交流会については、昨年11月18日に「全機工連若手交流会in東京」が開催され105名が参加。今後は2年に一度、東京、愛知、大阪が中心となり関わるブロックが主体となって定期的に開催していくことを確認。働き方改革をテーマにしたシンポジウム、講演が行われたと報告した。
 人材開発委員会報告が水谷隆彦委員長(愛知組合副理事長、ミズタニ機販社長)より行われ、その中で同氏は、業界の次世代を担う人材を育てることになるとして若手交流会を支援することになった、次回の交流会は三重県の青年部が中心となって検討していくと話した。
 続いて、各地区の現況報告が行われた。
 【三重組合】県内の経済は持ち直している。生産は増加、個人消費は一部に弱さが見られるが今後持ち直す傾向が見受けられる。雇用情勢は非常に人手不足の状況。県内の企業誘致は着実に伸びている。工場、企業が進出すると、我々の業界も忙しくなるのではないかと期待している。
 【岐阜機工会】自動車産業関係は、リーマンショック以降順調に回復し、今も良い状況。加えて、回復が遅れていた建機も大分回復し、鉄道関係の部品も好調。市場としては小さいが、水栓バルブが非常に業績回復した。ただ、設備があっても人手不足で生産できないところもあり、製造業は大変深刻な問題として考えている。2年間はこの状況が続くがその後は分からないので、この間に準備をしていかなければならないというのが共通の認識。
 【愛知組合】昨年はMECT2017を開催し多数の方に来場いただいた。来年はMECT2019を開催する。組合活動は、特に人材開発を中心に行っている。教育関連にも力を入れている。愛知組合景況調査(2017年10〜12月)の結果によると、売上高が(前年同月比で)同水準もしくは増加したところが90%以上。今年の景況についても、良くなるが27%、昨年と同じが67%で合わせると9割。今年も昨年並みに景気が良い状態であろうという回答が多かった。その要因は、世界どこでも景気が良いという状況が影響している。期待しているのは、2020年の東京オリンピック、27年のリニア中央新幹線に関連する工事がプラスαと考えているのではないか。変化がないと回答しているところは、通常の設備投資があまり増えていないことや、自動車に今後少し不安材料があるということだと思う。EV化となると、プラスαで自動運転が付いてくる。センサー等の色々な技術が必要で、逆に部品点数が増えるのではと言う人もいる。色々な案件に対し、考えて、試行錯誤しているというのが現状ではないかと思っている。
 【遠州機工会】遠州地方(静岡県西部地域)は、2017年10〜12月の業況判断指数(DT)がここ数年で最高水準。営業で回っていて本当にそうなのかと感じることも多く、人材不足などがあるから余計に感じるのかもしれない。卸売の中で我々の業界のコメントとして、好調と答えているところもあった。基本的にはリーマンショック時の水準から右肩上がりになってきている。数字的には好調と出ているが、そんな感じはしない。今年1〜3月のDT値予想は悪化としているが、終わってみてこの予想は間違っていたとなることを期待している。

 第2部の講演会では、坂井全機工連会長が「機械工具業界の動向および同業者団体のあり方」と題して講演。自動車のEV化の動向をはじめ、働き方改革、制度面では変形労働時間制について、また人材育成などについても話し、皆熱心に聴講していた。
 第3部の懇親会は会場を移して午後6時過ぎに始まり、情報交換などをして会員相互の交流を深め午後8時に終了した。
 次回(来年)の幹事は岐阜機工会。

全員例会で「気の健康法」を学ぶ
表彰規定について検討
岐阜県管工機材商組合 2月度理事会・全員例会

 岐阜県管工機材商組合(理事長=廣瀬功氏・瓶由社長)は、2月5日午後5時より岐阜市長良の岐阜グランドホテルにおいて、2月度理事会ならびに全員例会を開催した。
 理事会では、まず1月24日に岐阜グランドホテルで開催した新年賀詞交歓会の報告が行われ、廣瀬理事長が「142名という多くの方にご参加いただき、盛り上げていただきました。ありがとうございます。皆さんとお付き合いのある、たくさんのメーカーさんに来ていただきました」と御礼を述べ併せて収支報告を行った。
 第73回ゴルフ会は、3月27日に岐阜関カントリー倶楽部東コースで開催する。午前8時4分スタート。賞品は出来るだけ家族に喜ばれるものとなるよう、食品関係を中心に選定することなどを確認した。廣瀬理事長は「メーカー同士の懇親会にならないように、組合員に1人でも多くのご参加をお願いしたい」と参加を呼びかけた。
 組合功労者表彰について、前回総会の承認を得て、平成30年度の総会から組合功労者の表彰を実施する。表彰規定等が理事長より示され、これを次回の3月度理事会までに精査し、そこで承認される見込み。
 今年5月の役員改選に向け、次回理事会までに大まかな枠組みを作ることを確認した。

 理事会終了後の全員例会には、木曜会(実務責任者会議)のメンバーを含む組合員ら24名が参加。今回は、森多田史氏(NPO法人ジョブキャリア東海理事)を講師に招き、「気の健康法」と題して講演が行われた。
 ストレス社会がますます進行する現代において、心身ともに不調を訴える人が多い。ストレスはその多くが精神面からのものであり、気と体の両面からのストレス解消、健康促進について、講師の長年の経験に基づいて話された。また、聴講者も参加してストレス解消に役立つ実技も行われた。
住設部会で講師を務めた高崎克寿クリナップ静岡営業部部長

全管連全国大会に広告協賛
通常総会の準備を行う
静岡県管工機材商組合 2月理事会を開催

 静岡県管工機材商組合(理事長=一色哲巳氏・一色機材社長)は、2月2日午後3時30分より静岡市内のマイホテル竜宮で、理事7名が出席して定例理事会を開催した。
 冒頭、一色理事長より挨拶があり、続いて議事に入った。
 平成30年度(第48回)通常総会とゴルフ大会について。総会を5月18日午後3時よりグランディエールブケトーカイにて開催する。来賓への出席依頼は伊藤理事(ヌマカン会長)が担当。優良社員表彰の募集は案内状を直ちに発送し、次回3月2日の理事会において審査する。総会当日は、理事会を午後2時より、懇親会を総会終了後の午後4時より行う予定。ゴルフ大会は前日の17日に富嶽カントリークラブにて行う。
 全国管工事業協同組合連合会(全管連)全国大会については、組合から広告協賛を行うこととした。
 組合費については、営業拠点が複数ある場合の処理について話があり、次回理事会への継続審議となった。
 返品処理についてのお願いは、文章の内容などについて検討されたが、次回理事会への継続審議となった。
 愛知県管工機材商業協同組合の新年賀詞交歓会については、一色理事長が所用のため欠席した旨が報告された。
 その他、来年の賀詞交歓会の開催日を平成31年1月17日とすることを決めた。
 【住設部会】
 この日は理事会に先立ち、同会場にて午後3時より住設部会(担当理事=和久田利光氏・浜松管材社長)が開かれた。講師の高崎克寿クリナップ営業本部東京支社静岡営業部部長(キッチンスペシャリスト)が約40分間にわたり、最近の新聞記事や国土交通省の資料の中で業界で気になる部分を分かりやすくまとめて話した。
 その中で今後の注目キーワードとして挙げたのが「ホームステージング」。家具を含めたトータルコーディネートでインテリアを魅力的に演出するもので、海外ではアメリカで30年以上前からあり、スウェーデンでは80%の物件で取り入れている。日本では、コストパフォーマンスを気にする人が多い一方、暮らしを豊かにするためのこだわりを持つ人も増えており、家にお金をかけることにメリットを感じる社会になってきている。
 中古住宅を売るための「インスペクション(住宅診断)」も注目されている。既存住宅を安心して売買するために期待される検査士資格で、今後ますます取得者が増えてくると予想される。
 2030年には全国300の自治体が集約され、コンパクトシティ化が進んでいく。中古住宅を手放し利便性のある中心部に人口を集中させていく。「スマートウェルネスシティ化計画」と言われている。
 最後に高崎氏は「我々は、このような所にきっちりと設備の商いをして、しっかりと繋がるような仕組み作りをしていくことが大切と考えている」と話した。

「ダイジェットスプリング
キャンペーン2018」実施中
期間は4月30日(月)まで

 ダイジェット工業(社長=生悦住歩氏、本社=大阪市平野区加美東2-1-18)は、新製品の発売を記念して、高能率加工用カッタ「高送りダイマスター」「QMミル」「QMマックス」「スーパーダイメイト」および、刃先交換式ドリル「TA-EZドリル」「TAタイラードリル」を対象とした、数量限定のキャンペーンを実施している。期間は2018年4月30日まで。
 今回は、フライス荒加工用インサートの新コーティング材種「JC8118」と刃先交換式ドリル「TA-EZドリルMTシャンク」の発売を記念したキャンペーンで、【新コート編】【TAドリル編】の2種類を同時に実施している。
 【新コート編】の対象商品は、高能率加工用カッタ「高送りダイマスター」「QMミル」「QMマックス」「スーパーダイメイト」に新コーティング材種「JC8118」を採用したインサートを追加ラインナップ。「JC8118」は、耐摩耗性と耐欠損性を最適化し極めて汎用性が高い新材種で、幅広い被削材に対応し、プリハードン鋼や50HRC以下の高硬度材加工において長寿命を実現する。
 【TAドリル編】の対象商品は、刃先交換式ドリル「TA〓EZドリル」にMTシャンクタイプを追加ラインナップ。MTシャンクタイプは、突出しの長い穴あけ加工に適しており、従来ハイスドリルで行うタップ穴やノック穴の下穴加工等、大型金型部品の穴あけ加工における加工能率を改善する。さらに、インサート交換式により経済的かつ機上で工具交換できるため作業性にも優れる。先端角180度フラットの刃先交換式座ぐり加工用ドリル「TAタイラードリル」もキャンペーン対象としており、幅広い穴あけ加工が可能。
 セール内容は次の通り。
 【新コート編】▽Aコース「JC8118お試しコース」…インサート20個購入で、JC8118同一サイズ10個サービス▽Bコース「本体サービスコース」…インサート規定数購入で本体1台サービス。
 【TAドリル編】▽Cコース「他社乗換えお試しコース」…対象インサート2個購入+他社ドリル引き取りで適用本体サービス。(他社下取りは超硬ドリル・ハイスドリルも可)▽Dコース「インサートサービスコース」…本体1台購入で適用インサート2個サービス。
 同社では、【新コート編】【TAドリル編】合計500セットを販売目標としている。
好評の「マックスマスター」に
ダイジェット工業 刃先強化形インサートを追加
 ダイジェット工業は、両面4コーナ仕様の高能率荒加工用工具「マックスマスター」に、刃先強化形の「PHブレーカインサートENMU-PH形」をラインナップし、販売を開始した。金型加工ユーザーなどからの高負荷条件における更なる安定加工の要望に応えるため開発された。
 ENMU-PH形は、刃先強化形のPHブレーカにより耐欠損性に優れ、高負荷切削に対応する。小型インサートながらインサート厚みを4oと厚くし、断面強度をアップ。刃先形状を最適化し、幅広い切削条件下で安定加工を可能にした。
 また、3次元ブレーカインサートにより、刃先強度を保持しつつも切削抵抗は従来品とほぼ同等を実現。両面4コーナ仕様で経済的なうえ、φ50の炭素鋼加工で切りくず排出量Q〓317〓/〓を実現した。
 インサート材種は新PVDコーティングJC8118とJC7560を採用。炭素鋼からプリハードン鋼、焼入れ鋼、高強度ステンレス鋼など幅広い被削材の、平面・ポケット、ヘリカル、曲面、溝削り加工などに対応する。
 標準価格は1180円(税抜)。初年度の販売目標は1億円。

金馬商工と金馬電航が合併
 新社名「株式会社金馬」

 農具・園芸資材・DIY用品・建設機器等の卸販売を行う金馬商工(社長=堀明典氏、本社=名古屋市中区栄5-25-30)と、油圧システム・完成車輛等の開発支援や電子部品供給を行う金馬電航(同)は、4月1日付で合併し、社名も新たに「株式会社金馬」としてスタートする。
 両社はこれまで、それぞれ独自の営業路線を歩んで来たが、昨今それぞれの事業において互いにリンクする場面が見られるようになり、今後さらにその様な場面が増えることが予想されるとして、金馬電航が金馬商工を吸収する形で合併する。
 合併により、これまでできなかった人事交流による営業力UPと重複する業務の一本化による経費のスリム化を目指す。

三栄水栓製作所が社名変更
「SANEI株式会社」へ
4月1日から新社名

 三栄水栓製作所(社長=西岡利明氏、本社=大阪市東成区玉津1-12-29)は、4月1日より社名を「SANEI株式会社」に変更する。
 同社は、1954年の創業以来60年以上にわたり「人類ある限り水は必要である」という理念のもと、水栓をはじめ水まわりを中心とした商品の開発に携わってきた。現在、ライフスタイルは多様化し、それに伴い商品ラインナップも多岐におよび「水栓製作所」という企業ドメインでは事業全体を表現できなくなったことに加え、グローバル社会において、海外へのブランド浸透をはかるために社名とブランド名を統一する必要があるとして、今回の社名変更に至ったと説明している。
 現在の事業内容は、水栓金具、単水栓、湯水混合栓、シャワー、止水栓バルブ、各種継手、配管部品、トイレ部品、ボールタップ、排水器具、バス用品、浴室・トイレアクセサリー、散水器具類等の製造販売。

豊川稲荷初詣に17名参加
愛機工北支部 39年続く恒例行事

 愛知県機械工具商業協同組合の北支部(支部長=長村康義氏・長村商店社長)は1月20日、今年で39回目となる新年恒例の豊川稲荷初詣を行い、支部員ら17名が参加した。
 この日は好天に恵まれ、豊川稲荷本殿にて全員で御祈祷、商売繁盛・家内安全などを祈願した。
 昼食の前に服部健理事(伊吹産業社長)から挨拶があり、そのあと精進料理をいただいて祈祷札を受け取った。そのまま現地解散となり、各々参拝客で賑わう境内や門前町などを散策し帰路へと就いた。

一般社団法人日本バルブ工業会制定 バルブ・水栓特集
3月21日は“バルブの日”
3月21日「バルブの日」
にあたって
日本バルブ工業会会長 中村善典

 昨年の日本社会は、経済が活況を呈し各企業が収益回復の兆しをみせるなか、製造業におけるデータ改ざん問題が相次いで発覚し、多年に渡り築いてきた日本の技術への信頼性を揺るがす事態となりました。今までカイゼン、コストダウンに努め、より良いモノ作りに取り組んできたにも関らずこのような不祥事が起こり、また、労働生産性を見ても、先進7カ国の中で日本は最下位です。
 製造業にこそ変革が必要であり、そのためには匠の技術、現場の力を、時代の変化に合わせて復活できる経営力が鍵となります。
 縮小する内需とグローバル化への対応、人材不足などの課題克服に向け、我々は技術革新と新しいマーケットの開拓を行える企業体質に改善しなければなりません。そのときには、一社単独ではなく、企業間のネットワークとコラボレーションが重要となり、日本バルブ工業会の役割は、ますます大きくなっていくと考えております。
 これからも私たちは、時代の変化に立ち向かい、新しい挑戦に取り組まねばなりません。今後ともバルブ産業の更なる発展のために、日本バルブ工業会一丸となって邁進してまいります。
一般社団法人日本バルブ工業会とは?
 日本のバルブ工業の進歩発展に寄与することを目的とし、1954年3月21日、国内の主要バルブ製造業者が参加し「日本弁工業会」を設立。これが、日本バルブ工業会(会長〓中村善典氏、本部所在地〓東京都港区)の前身であり、その後は名称変更等を経て2013年4月1日、一般社団法人へと法人移行した。同工業会は設立当初から今日まで経済情勢の変化に対応しながらバルブ工業発展のために有効な事業を実施し現在は正会員117社、賛助会員63社(2017年11月1日現在)で構成されている。後に、発足日である3月21日が「バルブの日」と制定された。
 同工業会は理事会のもとに諮問会議、部会、委員会を設けている。部会はバルブ、自動弁、水栓の3つに分かれ、委員会には各種対策に必要な事項を審議する多くの種類がある。また、国内を4地区に分け、それぞれの地区に支部(東京・東海・彦根・近畿)を設け各地区会員を対象とした地区活動を行っている。
バルブ産業の現況
 工業統計(経済センサス)によると、日本のバルブ製造業は2015年時点で従業員数4名以上の事業所数は440事業所を数え、また、年間出荷金額は6049億円となっており、2014年と比べて事業所数はプラス2社と微増、出荷金額はプラス340億円と大幅な上昇を見せた。国内の多くの事業所は、その大部分が小規模の機械加工を専門とする工場で、自社ブランドで製造・販売を行う会社は200社程度である。これらの事業所は一般的に品種、材料、用途などによってそれぞれ専門的な生産体制をとっている。そこからさらに、標準化された製品を量産方式で生産する事業所と、特別な仕様に基づいて受注生産を行う事業所とに概ね分かれる。
最近の生産状況
 2016年度(2016年4月1日〜2017年3月31日)のバルブの生産額は4326億円で、前年度に比べると4・3%アップしている。東日本大震災の復興需要や2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックに向けた首都圏やその周辺の建築・インフラ需要等により国内需要は堅調な傾向を示した。同時に、海外でも需要を伸ばしており、輸出額は4702億円と前年度比4・2%アップしている。
第7回バルブフォト五七五コンテスト各賞決定!!
 バルブの写真と、それに相応しい川柳にタイトルを付けて毎年『バルブの日』に合わせて募集するコンテスト。7回目を数える今回も、ユーモアあふれる作品や芸術的な作品など数多くの作品が寄せられた。各賞受賞作品を、ここに紹介する。【●募集期間▽2017年10月2日〜2018年1月31日●応募総数▽198名433作品(前回191名387作品)】(以下、敬称略)  ◇
◆最優秀作品賞▽小野寺正信(千葉県)
【タイトル】花七輪
【川柳】花バルブ ひねればどんな 夢でるの

◆広報委員長賞▽ぴろし(埼玉県)
【タイトル】公園オアシス
【川柳】炎天下 命をつなぐ ひとしずく

◆優秀作品賞(3名・写真略)
▽K_sayama(福島県)
【タイトル】生活を守るバルブ達
【川柳】酷寒の 荒波受けて 守りつつ
▽バッタさん(新潟県)
【タイトル】里のシンボル
【川柳】山里の 地蔵も守る 消火栓
▽曽根祥之(東京都)
【タイトル】蛇口の神様
【川柳】蛇口にも 宿る神あり 注連飾り
     ◇
◆入選(10名・写真略)
▽山木星(東京都)
【タイトル】バルブの初夢
【川柳】634(むさし)まで 水を届ける 夢を見た
▽中川雄喜(愛媛県)
【タイトル】春を待つ
【川柳】ワラグロを 見守るバルブ 春近し
▽SA(神奈川県)
【タイトル】繋がる世界
【川柳】星空に バルブも人も 夢を見る
▽山田宏作(鹿児島県)
【タイトル】疎水の水門
【川柳】曽木の滝 水門開き 疎水引く
▽佐川隆博(長野県)
【タイトル】スノーマシン
【川柳】冬晴や スノーマシンも 息白し
▽雪本信彰(高知県)
【タイトル】威風あり
【川柳】広大な 田を潤した 歴史あり
▽YUKI(兵庫県)
【タイトル】興味津々
【川柳】バルブみる 瞳の奥の 好奇心
▽じゅんいち(大阪府)
【タイトル】港の守護神
【川柳】きょうもまた 夕空仰ぐ 首寒し
▽木村悠帆(東京都)
【タイトル】夕暮れオアシス
【川柳】ヤシの木を 見上げて一人 水守る
▽今玉利修司(東京都)
【タイトル】光る街にもバルブ有り
【川柳】光る街 裏で働く バルブ有り

「バルブの日」  バルブ・水栓特集
KVK KM6211EC
キッチン用オープンホースシャワータイプシングルレバー

 ライフスタイルの変化により、キッチンからリビングやダイニングが見渡せる対面キッチンが増えています。それに伴い水栓の機能・デザインも変化が見られ、グースネック形状が好まれるようになっています。その流れの中で、当社は「オープンホースシャワータイプシングルレバー」を製品化しました。
 主な特長は、@シャワーホースがオープン式になっているため、ホース収納式にくらべ施工時の配管もすっきりさせることができます。また、メンテナンス作業も楽になります。Aグースネック形状にしたホース保持部にスプリングを用いることで存在感のあるデザインに仕上がっています。吐水口空間も広く取れますので、大きな鍋やフライパンなども楽に洗えます。Bコンパクトにデザインしたシャワーヘッドは、女性の手にも握りやすく自在に動かすことができます。ストレート吐水・シャワー吐水との切替機能を組込み、シャワー吐水は、節水効果があり、水ハネも少なく食器洗いに最適です。Ceレバー仕様で「節湯C1」基準を満たした環境に優しい水栓です。
 どの方向から見ても美しいデザインの水栓、みんなでたくさん料理をつくって見せたい、楽しみたい、そんなキッチン・そんなシーンに最適なシングルレバーです。
 ▽KM6211EC(一般地用・写真)希望小売価格6万8800円(税抜)▽KM6211ZEC(寒冷地用)希望小売価格6万8800円(税抜)。

「バルブの日」  バルブ・水栓特集
震災対策用小型機械式緊急遮断弁
ベン EIM型シリーズに

 ベン(社長=横沢好夫氏、本社=東京都大田区)は、震災対策用機械式緊急遮断弁(EIM型シリーズ)に小型機械式を追加し、現在絶賛発売中だ。
 新製品は油タンク、給油ラインなどに取付け、電気信号などの外部動力を必要としない、機械的に作動する震災対策用の緊急遮断弁。感震器直載型とレリーズ接続型をラインアップしている。
 機械式の遮断弁なので、停電対策(非常用電源装置)や電気設備工事が不要。電源が無い山間地でも使用できる。小型・軽量により、取付けが容易に行える。
 感震器直載型のEIM-10、10F型は感震器を直接本体へ搭載することにより、レリーズ長の制限や感震器設置コストおよび工数を削減することができる。
 レリーズ接続型のEIM-11、11F型は感震器と遮断弁が分離設置のため、感震器を配管系などとは別に堅固な架台や頑丈な壁面に取付けることで、配管振動などによる誤作動がない。
 機械式緊急遮断弁の詳細については、同社名古屋営業所(名古屋市中村区・052(411)5840)へ連絡すれば、訪問および実機での説明をしてくれるという。
「バルブの日」  バルブ・水栓特集
施工もカンタン!
オンダ製作所 床取出し洗濯機用バルブ

 オンダ製作所(社長=恩田由紀氏、本社=岐阜県関市)は、洗濯機の給水配管を床取出しするリフォームに便利な「床取出し洗濯機用バルブ」(写真は施工例)を2017年4月から販売開始しており、すでに多くの販売実績をあげている。
 近年、
住宅リフォームの需要は増加の傾向にあり、なかでも水周りのリフォームは毎日の生活をより快適にするために重要な役割を担う。洗濯機の給水配管は壁から取出すことが多いが、リフォーム時に壁を剥がして配管するのは大掛かりな工事になる。そこで同社は壁を開口することなく、床下で配管できる洗濯機用バルブを開発した。
 同製品の特長はダブルロックジョイント一体型で架橋ポリエチレン管、ポリブテン管13Aをワンタッチ接続できる楽々施工。本体に30度の傾きを設け給水ホースの取回しや防水パンの干渉回避、ハンドル操作がしやすい形状になっている。緊急止水機能付で、万が一、給水ホースが外れても直ちに止水する。また、ホースを引っかけたり、接触によりカプラー(給水ホース接続口)が破損するのを防ぐため、従来は別売の金属メッキ仕様のカプラーを標準装備している。施工が簡単で、施工後もユーザーが安心して使用できる本製品。詳しくは、同社営業部▽電話=0575(24)8585、またはホームページまで。
「バルブの日」  バルブ・水栓特集
工程削減! 蒸気用減圧装置
ヨシタケ 『PRV Station』開発

 蒸気用減圧弁のトラブルの原因は、配管内の異物・スケール、蒸気ドレンによるものが約8割を占めている。そこでヨシタケ(社長=山田哲氏、本社=名古屋市瑞穂区)は今回“減圧弁のトラブルゼロへ!”というコンセプトのもと、スケールやドレンの影響を受けにくい蒸気用減圧装置「PRV Station」(写真はイメージ例)を開発した。
 異物の混入を防ぐためのストレーナ、蒸気ドレンを効率よく分離するためのドレンセパレータ、分離した蒸気ドレンを速やかに排出するためのスチームトラップなど、必要なものを最適にユニット化することで減圧弁トラブルを軽減し、安心安全な蒸気ラインを提供してくれる。また、装置としては長期間の3年保証も実現している。
 それだけではない。減圧弁やスチームトラップなどは建設現場で配管・加工や溶接を施す必要があり大変手間のかかる工程だが「PRV Station」は、それらがユーザーニーズに合わせてすでにユニット化されているので建設現場での配管施工の手間を大幅に軽減してくれる。
 ユーザーを万全にサポートできるよう、バルブ類をオールヨシタケ≠ナラインアップした本製品。詳しくは、同社テクニカルホットライン▽0568(75)7551へ問い合わせを。同社ホームページにも詳しい情報が掲載されているので、こちらも要チェック。
「バルブの日」  バルブ・水栓特集
安心・安全な保全の味方
ワシノ機器 手動洗浄式Yストレーナ

 ワシノ機器(社長=加古眞氏、本社=名古屋市南区)は『瞬時に清掃!安全・安心な保全の味方』がコンセプトの洗浄式Yストレーナを販売中。
 洗浄式Yストレーナの特長は@使用ラインで、24時間連続運転が可能。カバーを開けることなくスクリーン清掃ができ、配管ラインの稼働率向上で生産性に貢献Aメンテナンス時間を大幅短縮。ハンドルを回しバルブを開放することでスラッジを排出。差圧・目詰まりによるスクリーンの破損を防止B保全担当者の重労働・危険な作業の軽減。作業性の悪い場所や、大口径で数人での作業が必要だった業務が一人でできるようになる。
 使用流体は主に水系流体。地域冷暖房設備やバイオマス発電・病院などの冷却水・循環水設備の水質改善、各種機器類の保護などの設備に実績がある。一般ストレーナ使用時でメンテナンス頻度が高い場所ほど、洗浄式Yストレーナの使用は有効だ。
 各種スラッジを用いた実流実験でスラッジ性状に最適な部品提案もしており、スラッジの持込みによる個別実証試験の見学も歓迎。保全作業の改善提案、目的に合わせたストレーナのモデル選定など、各種相談も受付中。問合せは名古屋営業所▽電話=052(822)8726▽FAX=052(822)8714▽メール=nagoya@wasinokiki.co.jp
「バルブの日」  バルブ・水栓特集
ヴィンテージ感あふれる
三栄水栓製作所 デザイン混合栓『cye』

 ヴィンテージ感あふれるデザイン混合栓シリーズ『cye(サイ)』は、三栄水栓製作所(社長=西岡利明氏、本社=大阪市東成区)が手掛ける自慢の製品のひとつだ。デザインは、谷尻誠氏、吉田愛氏率いる建築設計事務所「SUPPOSE DESIGN OFFICE」が担当している。
 『cye』には再編集の「再」やコントラストの「彩」といった意味が込められているという。新たな要素を加えず、既にある要素のみを再考したシンプルなデザインだが、必要最小限のインダストリアルな要素をモダンに「再」編集することで、キッチンや部屋に「彩(いろどり)」を演出してくれる。
 カラーは、クロム、マットブラック、ブラスの3色を展開。キッチン用水栓は吐水空間が広く、パスタ鍋など深型の鍋もラクに扱える設計となっている。また、バス用水栓はシャワー掛け具を従来の前掛けから横掛けにすることで意匠性が向上した。キッチン、バス、洗面用とラインアップされている。
 合理性を追求した結果、どこか懐かしく、そして新しいカタチとなって誕生した水栓シリーズ『cye』。このヴィンテージ感あふれるデザインが、生活のクオリティを高めてくれることだろう。
 この製品に関する問い合わせは▽本社=大阪市東成区玉津1-12-29▽TEL=06(6972)6981、または同社ホームページまで。
「バルブの日」  バルブ・水栓特集
兼工業 BCP対応
緊急遮断弁制御システム

 昨今、防災拠点の建物などには、大規模な地震発生時に受水槽内の水を確保するため、受水槽の二次側に緊急遮断弁を設置し制御するシステムが普及しつつある。しかし実際に大規模地震が発生した場合は水道本管も揺れ、配管内に付着していたゴミが剥がれ落ちたり、配管が破断して土砂を巻き込んだ水が受水槽内に入り込む恐れがあるため、受水槽二次側への緊急遮断弁設置だけでは不十分である。そこで兼工業(社長=落合潔氏、本社=愛知県小牧市)は受水槽一次側の定水位弁の手前にも緊急遮断弁を設置して、合計3台の緊急遮断弁を制御盤一面で制御するシステムを商品化した(一次側緊急遮断弁の手前にストレーナを設置することで配管内のフラッシングが可能)。
 この制御盤はUPS電源を搭載しており停電時でも制御が可能で、UPS電源の交換時期の信号も出力する。また、給水系統が2本の場合は給水系統の定水位弁の手前にそれぞれ1台、さらに受水槽連通管にも1台の緊急遮断弁を設置制御することで、災害時に飲用水と生活水を同時に確保するシステムの制御盤製作も可能(緊急遮断弁5台制御)だ。地下設置の受水槽の場合、受水槽一次側に設置する緊急遮断弁に対して別途感震器ボックスを地上階の近い所に設置することで地上の揺れをリアルに感知して制御させることにより、受水槽内への土砂流入を確実に防止する。
 なお、これらのシステムと受水槽内の水位を制御するシステムの統合も可能で、同社では、現場の要求に対してのカスタム制御盤製作も請け負っている。詳しくは同社▽電話=0568(79)2476まで。
「バルブの日」  バルブ・水栓特集
『噛むon well噛む』
カクダイ DaReyaシリーズに新顔

 欧米諸国など先進国からの観光客はもとより、近年、著しく経済発展を遂げている新興国からの訪日客も年々増加の一途を辿っている。2020年には東京オリンピック開催も控えているが、こうした訪日客を迎えるにあたり「記憶に残る水栓金具を製作することはできないものか」と検討を重ねてきたカクダイ(社長=永島康博氏、本社=大阪市西区)が新たに商品化したのが、いかにも同社らしいデザインが特徴的な、DaReyaシリーズの『噛むon well噛む』(写真)である。
 この商品にはセンサーが内蔵されており、手をかざすだけで水が自動的に出てくるので衛生面も安心。公共施設への設置に向いている。センサーの稼働にはACアダプターのほか、電池(1・5V単3形アルカリ電池4個)を使用することができ、電源を確保できない場所での設置も可能である。電池の寿命は約2年(100回/日の場合)。センサー部のランプが点滅し、電池の交換時期を知らせてくれる。
 開発担当者は「表情に親しみやすさを、髪型では爽やかさを表現するために試行錯誤しました。一人でも多くの方がこの水栓を使って笑顔になってくれたら幸いです」と後に語っている。この商品に関する問い合わせは同社名古屋支店▽電話=052(504)1551まで。

中部経産局2月公表 最近の管内総合経済動向
「改善している」、8か月連続
生産、輸出の判断を上方修正

 中部経済産業局は、2月13日公表の「最近の管内総合経済動向」で、管内(愛知、岐阜、三重、富山、石川の5県)の経済活動についての総括判断を、8か月連続して「改善している」とした。※比較は、断りのあるものを除き、平成29年12月の実績値による。
 個別の項目では、生産の判断を「増加の動きがみられる」から「緩やかに増加している」に6か月ぶりに上方修正した。鉱工業指数(12月速報)は、輸送機械工業、はん用・生産用・業務用機械工業、電子部品・デバイス工業などが上昇したことから、前月比7・3%増と2か月連続で上昇した。主要業種の輸送機械は前月比14・3%増。乗用車が海外向けで緩やかに増加、自動車部品が海外向けで増加している。はん用・生産用・業務用機械は同10・4%増。金属工作機械は海外向けが高水準で推移、土木建設機械も海外向けが堅調となっている。電子部品・デバイスは同4・6%増。スマートフォン向けを中心に、一部に弱い動きがみられるものの、緩やかに増加している。
 個人消費については、9か月連続して「緩やかに持ち直している」と判断した。管内商業動態統計(販売額)は、前年同月比1・9%増と2か月連続で前年を上回った。スーパーは、飲食料品に動きがみられ、同2・0%増。コンビニエンスストアは、カウンター商材や中食が好調で、同0・5%増。家電大型専門店は、通信家電、季節空調が好調で、同4・5%増となった。一方、百貨店は、高額品の動きが継続したものの、衣料品が振るわず、同1・1%減となった。乗用車販売は、小型車が6か月連続で、軽自動車が9か月ぶりに前年を下回ったものの、普通車が2か月連続で前年を上回り、全体でも2か月連続で前年を上回った(乗用車新車新規登録・届出台数…前年同月比3・6%増)。
 輸出については、判断を「持ち直している」から「増加している」に8か月ぶりに上方修正。名古屋税関管内の輸出通関額(円ベース・12月速報)は、11か月連続で前年を上回り、12月としては平成19年以来、10年ぶりの水準となった。品目別では「自動車」「金属加工機械」などが前年を上回った。
 設備投資は、8か月連続して「増加している」と判断した。管内主要8社の金属工作機械受注(国内向け)は、自動車工業向けが2か月ぶりに、一般機械工業向けが4か月連続で前年を上回り、全体でも5か月連続で前年を上回った。
 そのほか、公共投資は「持ち直しの動きがみられる」(2か月連続)、住宅投資は「おおむね横ばいとなっている」(5か月連続)、雇用は「労働需給が引き締まっている」(19か月連続)と判断した。
 企業倒産(件数)は、「サービス業他」「小売業」が前年を上回ったものの、「建設業」「製造業」などが前年を下回り、全体では4か月ぶりに前年を下回った。
 先行きについては、世界経済の下振れ、各国政策の不確実性の高まり、為替の動向、中小企業の経営環境の悪化などに注視が必要とし、各種政策の効果が生産や投資、所得の増加につながることが期待されるとしている。

金型加工用ヘッド交換式エンドミル
「EHXエンドミルシリーズ」新発売
三菱日立ツール 金型の深彫り加工などに対応

 三菱日立ツール(社長=増田照彦氏、本社=東京都墨田区両国4-31-11ヒューリック両国ビル8階)は、金型加工用として開発した、超硬ソリッドエンドミルの刃形と刃先交換式エンドミルの経済性を併せ持つ「EHXエンドミルシリーズ」の販売を開始した。
 同シリーズは、「超硬」+「超硬」の2面拘束のモジュラーシステムを採用し、ソリッド工具に近い剛性と高精度を確保した。
 超硬ヘッドには、耐熱性、耐摩耗性に優れたTHコーティングを採用し、金型加工で好評の「エポックターボミル」「エポック21」「エポックパワーミル」刃形のヘッドをラインナップ。アプリケーションに対応したヘッド交換が可能で、経済性に優れている。
 同シリーズにより金型の部品加工や深彫り加工などの、同社ソリッドエンドミルの適用範囲を広げることができる。
 仕様と価格(税抜)は次の通り。 
 ◆超硬ヘッド
 「EHX-(H)-ETM4-TH」(φ12〜φ20)全6アイテム=1万6800〜3万9300円
 「EHX-CEPR6-TH」(φ12〜φ20)全3アイテム=1万6800〜3万5600円
 「EHX-EPP4-TH」(φ12〜φ20)全16アイテム=1万4600〜3万5100円
 ◆超硬ホルダ(アンダーカットタイプ、ストレートタイプ、ペンシルネックタイプ)
 「EHX-ASC」(φ12〜φ20)全21アイテム=5万7600〜12万8000円
GALLEAシリーズ第6弾
「GF3L形」新発売
三菱日立ツール 刃先交換式のレンズ工具

 三菱日立ツールは、高能率仕上げ加工用異形工具シリーズの「GALLEAシリーズ」第6弾として、刃先交換式のレンズ工具「GF3L形」を新発売した。
 GF3L形は、緩曲面・緩斜面の仕上げ加工に適したレンズ工具。切れ味良好な3枚刃のポジ刃形設計で高能率な仕上げ加工を可能にした。
 ユニークなインサート拘束面が強固なインサートのクランプを実現している。
 経済的な3コーナ仕様インサートを採用。最新のTH3コーティング、PN2コーティングを施し、さまざまな被削材に対し長寿命な加工が行える。
 GALLEAシリーズ(GF3L形とGP1LB形)を合わせて使用することで中仕上げ〜仕上げ加工をより高能率に行うことができる。
 加工用途は、金型の緩曲面の中仕上げ・仕上げ加工、金型構造部の勾配面(緩斜面)の加工、タービンブレード翼面の仕上げ加工など。
 価格(税抜)は次の通り。 
 ◆モジュラーヘッド(全3アイテム)=4万2700〜4万5300円
 ◆超硬インサート(全6アイテム)=1880〜2800円

役員人事
ミツトヨ

 ミツトヨ(社長=沼田恵明氏、本社=川崎市高津区)は、2月27日開催の取締役会において次の役員人事を内定した。取締役及び監査役の就任については、3月28日開催予定の第99期定時株主総会の承認をもって正式に決定する。
 役員の異動予定(2018年3月28日付)、敬称略
 (1)取締役の異動
 @取締役候補〔新任〕▽肥田祥平=新職・社外取締役(現職・社外監査役)
 A退任予定取締役▽松原秀之(現職・社外取締役)
 (2)監査役の異動
 @監査役候補〔重任〕▽高橋誠悟(現職・監査役)
 A監査役候補〔新任〕▽荒田仁裕=新職・監査役(現職・執行役員人事部管掌)
 B退任予定監査役▽肥田祥平=新職・社外取締役(現職・社外監査役)
 (3)執行役員の異動
 @新任予定執行役員▽吉森浩一=新職・執行役員人事部長(現職・人事部長)
 A退任予定執行役員▽藤光徹=新職・顧問(現職・執行役員生産技術企画室長)▽荒田仁裕=新職・監査役(現職・執行役員人事部管掌)
生産、輸出の判断を上方修正

新型5軸制御立形マシニングセンタ
『Vertex75X V』を展示
三井精機工業 MTF2018を名古屋で開催

 三井精機工業(社長=奥田哲司氏、本社=埼玉県比企郡川島町八幡6―13)は1月30、31日の2日間、ポートメッセなごや第2展示館において三井テクニカルフェア「MTF2018」を開催した。毎年恒例のプライベートショーで、会期中は多くの来場者で賑わった。
 今年はものづくりの原点〜更なる高機能・高精度への挑戦〜≠テーマに、新型の水潤滑オイルフリーインバータコンプレッサ『i‐14015A]‐R』『i‐14037A]‐R』(オールインワンモデル)、給油式インバータコンプレッサZgaiard]シリーズの新製品『ZV55W]‐R』をはじめとするコンプレッサ19台と、工作機械では5軸制御立形マシニングセンタ『Vertex55X V』、剛性をアップし主軸の熱変異補正機能を強化した新製品『Vertex75X V』、ジグ研削盤『J350G』が展示された。
 また、名古屋会場では過去最高の協賛メーカー60社が出展。三井精機工業のサービス部が機械のオーバーホールの案内をするためのブースも設けられ、活況を呈した。
 展示会初日の開会式には、同社の代理店・販売店、協賛メーカーなどが出席。奥田社長は挨拶で「日工会(日本工作機械工業会)が発表した、昨年の工作機械の受注総額は1兆6455億円となり過去最高を記録しました。今年の受注予測は1兆7000億円と発表されています。私どもの強みである技術と技能に更に磨きをかけ、多様化するお客様のニーズにお応えするものづくりを引き続き目指していくこととして、今回のMTFのテーマも『更なる高機能・高精度への挑戦』としました。話題のIoTに関しては、私どもはコンプレッサメーカーでもあるので、工作機械のユーザーとしての強みを生かして活用を開始しています。まず、私どもがこのメリットを確かなものとしたうえで、お客様にソリューションとしてご提供するように進めて行きます。今回展示している新製品は、多くのお客様の声を聞いて充分な検討のうえ開発したもので、ユーザーの皆様方にお奨めできる自信作です。私どもは、本年が創業90周年にあたります。これに向けた中期経営計画を推進中ですが、私が社長就任の際に宣言した3つの法則@売れる商品、魅力ある商品を作るAすべてのリードタイムを短縮するB新しいビジネスモデルを構築する―を中心に事業計画を戦略的に実行し、その結果として目標を達成すべく事業を進めている最中です。今回のMTFでもこの成果としての新製品を皆様にご覧いただく場となっています」と挨拶。
 川上博之常務取締役営業本部長は営業展開について「産機部門(コンプレッサ)は、少し前までは工場内の在庫を見ながら生産をしていましたが、今はフル稼働、休日出勤も行うという状況。2017年度第3四半期(10〜12月)の販売実績は、業界が前年比110%であったのに対して、当社は115%と頑張っています。コンプレッサの生産で15%というのはかなり大きな数字で、工場は作るのに精一杯というのが今の状況です。精機部門(工作機械)は、こちらもついこの前までは工場の生産枠を埋めるための営業をしていましたが、今はどうやって長い納期でお客様に了解していただくかが営業の仕事になっています。第3四半期の受注実績では、業界が前年比148%であったものが、当社は198%と大きな伸びを示しています。昨年の今頃が悪い状況だったのかというと、会社は黒字で決して悪くはなかった。この1月は前年同月の3倍の受注となる勢いです。納期遅れにならないよう工場にはしっかり作ってもらい、営業には賢く売れと言っていますので、皆様ご協力のほど宜しくお願いいたします。好景気の今こそ、次の新製品を仕込む時と心得ており、今も一生懸命これから秋に発表するものを仕込んでいますのでご期待いただければと存じます。三井精機は、工場・営業・サービスが一丸となり、お客様満足度ナンバーワンを目指して頑張ってまいります」と述べた。
 出展機の説明では、船橋正人産機販売推進室室長と宮脇啓二精機販売推進室室長が、それぞれ新型コンプレッサ、新型5軸制御立形マシニングセンタの特徴などを解説。さらに宮脇室長は、「MTF2018」本社会場に参考出品された、5軸制御立形マシニングセンタVertexシリーズの大型機種『Vertex100』(]・Y軸ストローク1000o、最大ワークφ1250×高さ850o積載可能)についても紹介した。
 小川泰史名古屋営業所長が所員を紹介し、展示会の開幕となった。
 充実のセミナーは、新型コンプレッサの紹介、コンプレッサの省エネ方法などの紹介、工作機械の開発要素についての紹介、工作機械の加工事例の紹介に加えて、今回は特別講演として鈴木健文トヨタ自動車メカトロシステム部部長による「次世代に向けた新しい設備づくり〜3Dツールの活用と働き方改革〜」の講演が行われ好評を博した。
 また、展示会2日目には90周年記念イベントとして「三井コンプレッサ中部地区サービスマン・グランドマイスター決定戦」を開催。同社はサービスマンの技量とモチベーションアップを目指し毎年コンテストでマイスターを選出しており、今回その中からグランドマイスターを決める大会が開かれた。
 「MTF2018」は、名古屋会場のほかに、本社会場(本社工場)で1月23、24日、大阪会場(花博記念公園鶴見緑地・水の館)で2月6、7日に開
催された。