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2017年(平成29年)8月
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2017年8月6日(日)・2642号 熱田神宮を参拝 新役員体制で発展を誓う 愛知県管工機材商協組 7月理事会開催 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=大藪淳一氏・大清社長)は7月10日、熱田神宮会館で7月理事会を開催し、各部会長・幹事長の承認や、全国管工機材商業連合会(以下、管機連)関連の報告などについての審議・確認を行った。また、理事会開催前には熱田神宮御垣内参拝と御神楽奉納を行い、組合ならびに組合員各社の繁栄を祈願した。 熱田神宮参拝の後、熱田神宮会館に理事18名(21名中)、相談役2名、監事2名、事務局2名が集まり7月理事会が開催された。総会(5月23日開催)で正式に就任が決まってから初めての理事会ということで、大藪理事長が改めて理事らに挨拶した。以下、大藪理事長の挨拶(抜粋)。 「1月21日に倉地前理事長が急逝され、1月24日の理事会で皆さまからご推挙いただき理事長に就任いたしました。その後、5月の総会までは各事業を滞りなく終えることに専心し、何とか総会を迎えられました。ここからは私なりの組合活動をしていかなければならないと肝に銘じてやっていこうと考えております。ここで、当組合と弊社の関わりについて少しだけお話しさせていただきます。当組合の初代理事長に弊社の創業者である大藪清吾が就任し、第10代理事長に弊社先代の大藪育三が就任。そして私が第17代理事長を拝命いたしました。大変光栄に思っておりますと同時に、責任の重さを強く感じております。これからの2年間、組合活動の重点項目としてまずは『第32回管工機材・設備総合展』に向けて、展示会実行委員長に成田幸隆理事、副実行委員長に坪井研二理事に就任していただき、実行委員メンバーの選出をはじめ、実際の動きが始まります。これは当組合にとって2年に1度の大事業ですので、実行委員会メンバーだけに任せるのではなく、組合員全員で取り組んで必ず成功させるという思いで、皆さまにも絶大なるご支援とご協力をお願いしたいと思います。次に組合の規定・規約に関してですが、現状にそぐわないものが出てきていることから、これらの見直しを考えております。しかし理事会はもちろん、総会での決議が必要な事項もございますので、皆さまのご意見やお知恵を拝借しながら慎重に協議を重ね、今の組合に合った規定・規約にしていければと考えております。時間はかかるかもしれませんが、将来にわたって当組合が発展していくためには必要なことと考えておりますので、ご指導よろしくお願いいたします。最後に、私のモットーは『不易流行』です。これは松尾芭蕉が見出した俳句の理念のひとつで、不易-変えてはならないもの、流行-変えなくてはいけないものということですが、当組合も、その理念は変えることなく、時代の流れや経済状況に基づいて、変えるべきものは変えていかなければなりません。これから2年間、守るものと変えるものをきちっと区別して頑張ってまいります」。 理事会では、以下の議題について審議・報告がなされた。 【経過報告】●5月25日▽名古屋市指定水道工事店協同組合総会に小川誉之副理事長(小川管商社長)と阪尾知治事務局長出席。●6月2日▽愛知県中小企業団体中央会総会に大藪理事長出席。●同12日▽愛知県浄化槽協会総会に大藪理事長出席。●同15日▽管機連総会に大藪理事長、伊藤辰之管機連理事(イトウ社長)、阪尾事務局長出席。●同19日▽大藪理事長と阪尾事務局長がイトウ嗣子結婚祝い持参訪問。●同23日▽愛知県管工事業協同組合連合会総会に大藪理事長と阪尾事務局長出席。 【議題1】相談役委嘱の件▽伊藤辰之氏(第14代理事長)と小川信氏(第15代理事長、山信社長)の相談役就任について、満場一致で承認された。任期は2年。 【議題2】正副理事長部会等分掌確認の件▽各部会担当は以下の通り。●大藪理事長=組合加入促進部会、展示会実行委員会担当●峰澤彰宏副理事長(峰澤鋼機社長)=流通部会、事業部会、青年部「愛青会」担当●小川副理事長=会計理事、福利厚生部会、新年会、懇親会担当●村井善幸副理事長(オータケ社長)=広報部会、経営研究部会、名管会担当。 【議題3】部会長・幹事長の承認および常任理事委嘱の件▽各部会長ならびに幹事長、副幹事長には、以下の理事らが選出された。●展示会実行委員長=成田幸隆理事(大成工機商会社長)●展示会副実行委員長=坪井研二理事(ツボイ常務)●事業部会長=安井文康理事(錦興業社長)●流通部会長=大野直樹理事(大野管材社長)●広報部会長=倉地克明理事(倉地社長)●福利厚生部会長=石原太郎理事(原芳商会社長)●経営研究部会長=伊藤信哉理事(伊藤柳商店社長)●加入促進部会長=山田雄一理事(岡谷鋼機部長)●幹事会幹事長=北村憲正理事(龍玉精工社長)●同副幹事長=竹内裕二理事(丸金商会社長)※両名で新年会、懇親会、名管会の企画・運営・実行を担当。 【議題4】名管会ゴルフ会の今年度日程、会場等については、後日改めて決めることとした。 【議題5】第55回通常総会収支報告および意見交換▽同総会の収支報告書に基づき、在田忠之前新年会・懇親会幹事長(在田商店社長)が報告。これが満場一致で承認された。 【議題6】今年度の新年賀詞交歓会ならびに通常総会は、以下の通り。●平成30年1月23日(火)=名古屋マリオットアソシアホテルで新年賀詞交歓会開催●同5月23日(水)=東京第一ホテル錦で第56回通常総会開催。 【議題7】管機連報告▽6月15日に開催された管機連総会に、大藪理事長、伊藤管機連理事、阪尾事務局長が参加。以下の内容について審議等が行われた。定例理事会では、@京都管工機材商業協同組合と京都府空調衛生工業協会が『災害時における資材提供に関する協定書』を締結した旨を報告。A以下の名誉顧問が選任され、承認された。●牧原秀樹氏(自民党衆院議員)●足立敏之氏(同参院議員)●松永和夫氏(元経済産業省事務次官)●小林公雄氏(キッツ相談役)。B取引基本契約書見直しの件について、7月に弁護士に相談予定である旨、報告された。C業界一斉休暇申し合わせ=8月12日(土)〜同15日(火)、12月29日(土)〜平成30年1月3日(木)とする。社員総会では、当組合の大藪理事長が管機連理事として承認されたほか、平成28年度決算報告、全国14団体の代表による地区の景況報告などが行われた。また、臨時理事会や業界の将来を考える研究会、意見交換会なども行われた。 次回理事会は9月5日(火)開催予定だ。 全員例会、ゴルフ部会など 行事担当理事を選任 岐阜県管工機材商組合 7月度理事会開く 岐阜県管工機材商組合(理事長=廣瀬功氏・瓶由社長)は、7月5日午後5時より岐阜市長良川河畔の岐阜グランドホテルにて理事会を開催した。全理事が出席して、@第40回通常総会報告A平成29年度行事担当理事選任の件B全国管工機材商業連合会総会出席報告C理事変更の件を審議した。 第40回通常総会については、5月17日に岐阜グランドホテルにて開催し、28名が出席したと報告。総会・懇親会の収支報告も行った。組合員は大垣管材が入会して23社となり、賛助会員は、1社入会、3社が退会し67社となった。 今年度の行事担当理事について協議し、「ゴルフ部会」は引き続き山田謙一理事(山兼社長)と、木曜会の加藤美都留氏(大東)が担当することとした。11月2日に、第82回日本オープンが行われる岐阜関カントリー倶楽部東コースで開催する予定(変更する場合もあり)。廣瀬理事長が「組合員とメーカーの親睦を図る企画なので、多くの組合員に参加していただきたい」と呼びかけた。 「全員例会」は今年度10月下旬と2月の2回の開催を予定。10月は奥村威彦副理事長(安田取締役本店長)が、2月は山田謙一理事がそれぞれ担当する。 来年1月に開催の「新年賀詞交歓会」は、司会を塚原正義理事(協栄商事社長)が務めることとした。 全国管工機材商業連合会の総会は、6月15日に東京のグランドアーク半蔵門にて開催され、出席した廣瀬理事長から主な内容が報告された。 理事変更の件は、山彦がイシグログループとなり山田進路氏が社長を退任したことに伴い、新社長の竹原健一氏を理事とすることを承認した。 議事の後は、最近の業界動向について意見交換などを行った。 次回理事会は9月5日午後5時より岐阜グランドホテルにて開催される。 平成29年度事業計画決まる 青年部発足を視野に 山信会 第43回通常総会開催 配管資材・住宅設備の総合商社である山信(社長=小川信氏、本社=名古屋市熱田区)と販売店、メーカーで作る山信会(会長=浅野政司氏・東海設備工業社長)は7月12日、名古屋市中村区のキャッスルプラザで平成29年度山信会通常総会を開催した。 浅野会長は冒頭「先日、浜松の防潮堤の工事を視察してまいりました。総工費300億円超、2年ほど前から着工し、2020年完成予定だそうです。さまざまな業界、世界で想定外≠ネことは必ず起こり得ます。だからといって『想定外だったから仕方ない』では済まされません。私たちを取り巻く建設業界は何かと厳しい時代に入っておりますが、自然災害などにも今まで以上に目を向けて、自分たちのできる限りの対策を、他人事と思わず前もってやっていきたいものです」と、昨今の豪雨災害をうけて挨拶で事前対策の必要性を訴えた。 続いて挨拶に登壇した山信の小川社長は「これからの山信会はどう発展していくのか、どんな新しいことに取り組んでいくのか、と考えておりますが、まずは山信会青年部≠発足させたいという想いがあります。青年部で、将来の会社幹部や経営者に対していろんな勉強会などやっていくことが目的です。また昨今、非常に暑い日が続いていますが、当社では新事業として空調関係に取り組んでおります。その空調関係では、エアコンその他、付帯工事も含めて皆さまの厚いご支援をいただき順調に伸びております。それとともに当社ではパイプのプレカットサービスを始めます。どの業界でもそうですが人手不足が大きな問題となっております。仕事はあるけど人手が足らないという事態は避けなければなりません。そうした現状を踏まえ、図面に基づきパイプを必要な長さだけカットし、時には溶接し、継手を付けるなどしてユニット販売を始めます。現在、豊田営業所でその体制を整えております。皆さんに便利な山信、そして皆さんのお役に立てる山信会を目指していきます」と、今後の方針を語った。 その後の総会では、以下の議案について慎重審議が行われ、いずれも満場一致で承認・可決された。 【第1号議案】平成28年度事業報告ならびに会計報告・会計監査報告▽事務局よりそれぞれ報告され、これらは満場一致で承認された。 【第2号議案】平成29年度事業計画(案)ならびに予算(案)▽事務局よりそれぞれ発表され、これらは満場一致で可決された。同会の今年度の事業計画は以下の通り。@6月14日(開催済み)/キャッスルプラザにて役員会開催。A7月12日(当日)/キャッスルプラザにて第43回通常総会開催。B8月9日(水)/名鉄ニューグランドホテルにて次代・若手経営者研修会開催。C10月18日(水)/秋季ゴルフコンペ開催。D12月6日(水)/キャッスルプラザにて役員会開催。E平成30年1月24日(木)/熱田神宮会館にて新年互礼会開催。F同4月/工場見学研修会開催。G同5月/春季ゴルフコンペ開催。 【新会員紹介】以下、4社4名の新会員がこの場で紹介された。@カケン・石原彰久社長、Aシブヤパイピング工業・澁谷春壽社長、Bフジメンテック・藤本順也社長、C稲熊水道・稲熊善直社長(順不同)。 総会終了後には、作家で経済評論家の渡邉哲也氏を講師に招き「日本と世界経済の現状と真実」と題した講演会が開催された。その後、参加者らは懇親会で親睦を深め、この日の全日程は終了した。 大藪会長はじめ役員全員留任 一致団結して増収増益めざす 岡谷管栄会 平成29年度総会を開催 岡谷管栄会(会長=大藪淳一氏・大清社長、岡谷鋼機と販売店・メーカーの集い)は6月26日、福井県あわら市のグランディア芳泉において平成29年度総会を開き、平成28年度事業報告・会計報告、平成29年度事業計画(案)・予算(案)を承認した。任期満了に伴う役員改選では、大藪会長をはじめとする役員全員の留任を承認した。翌日は懇親ゴルフ会と金沢市内観光が行われ親睦を深めた。 総会当日は午前9時30分にJR名古屋駅をバスで出発。総会会場に向かう途中、一乗谷朝倉氏遺跡資料館を見学し、戦国時代の歴史に触れた。 総会は山田雄一岡谷鋼機配管建設本部長の司会進行により午後4時に始まり、司会者から会員など38名の出席が報告された。 冒頭、大藪会長が挨拶で、総会出席への御礼を述べた後、「岡谷鋼機さんは名古屋、愛知、東海の雄であり、名古屋商工会議所の会頭なども岡谷篤一社長が務められました。我々はメーカーさんの商品を岡谷鋼機さんを通じて販売させていただいておりますが、岡谷鋼機さんと取引いただけることは我々にとって一つのステータスであります。大変光栄だと思うとともに、しっかりと期待に応えていかなければならないと常日ごろ思っております。岡谷鋼機さんは名古屋の財界の雄ですが、全国、また世界に拠点を持ち、今や世界展開をしておられます。近々では、この4月にシリコンバレー(米国)に拠点を出され、いよいよAT、IoTといった、これから未来につながる事業に着実に努力されていくということを伺っておりますし、トラックの隊列走行や物流の合理化など安全につながる技術への取り組みを始められたとお聞きして、本当に心強く思っている次第です。本日は、これから総会をしっかりと行った後は、懇親会、そして明日のゴルフ、観光と楽しんでいただければと思います」と話した。 続いて挨拶に立った、馬場紀彰岡谷鋼機代表取締役専務名古屋本店長は同社の近況について「私どもは2月が年度末なので、株主総会は5月に済んでおります。2016年度の決算は減収減益という結果でした。5期ぶりに減益となりました。2017年度は売上も利益も伸ばすということで、増収増益の計画で走っております。第1四半期がちょうど終わったところで、間もなく第1四半期の決算を発表しますが、まずまずのスタートダッシュが切れたのではないかと思っております。年度で増収増益が達成できるように管栄会の正会員の皆様、賛助会員の皆様のご支援を賜りたいと思っておりますので宜しくお願いいたします。2017年度のスタートにあたり、私どもの建設本部と配管住設本部の2つの本部が、住宅に関する仕事が多いということで統合し、新たに配管建設本部という新組織で発足しました。従来以上に皆様のお役に立てたらと思っております。新たな配管建設本部も増収増益を計画しておりますので、ますます皆様のご対応に頑張りたいと思います」と報告するとともに、会員に対して引き続き支援をお願いした。 初参加者の紹介が行われ、続いて議事に移った。 事務局が議長を務め、第1号議案=平成28年度開催事業報告、第2号議案=平成28年度会計報告が一括で報告され、第3号議案=平成28年度会計監査報告で小川誉之会計監査(小川管商社長)より妥当であることを認める報告があり、これらを承認した。 第4号議案=役員改選の件は、役員全員の留任を承認した(別掲)。 第5号議案=平成29年度事業計画(案)、第6号議案=平成29年度予算(案)を一括審議し、原案通り承認した。 第7号議案=退会会員の件は、昨年8月に正会員1社、本年4月に賛助会員1社が退会したと報告された。 議事終了後は、賛助会員である、日立金属の秦義明中日本支社配管グループ部長、エーアンドエーマテリアルの樋口達夫管材営業部部長より業界の動向などが報告され、以上で総会を終えた。 懇親会は午後6時より会場を移して行われ、吉岡正盛吉岡幸社長の乾杯で開宴した。 終始和やかに懇親のひと時を過ごし、小池弘明東洋バルヴ部長の中締めでお開きとなった。 翌日は、ゴルフ組と観光組に分かれてそれぞれ交流を深めた。 ゴルフクラブ「ツインフィールズ」(石川県小松市)で開かれた懇親ゴルフ会では、峰澤彰宏氏(峰澤鋼機)がN72・4H15・6で優勝した。準優勝は後藤幸正氏(UACJ銅管販売)N73・0H24・0、3位が辻亮一氏(辻さく)N73・8H13・2。ベストグロスは辻亮一氏の87。 一方の観光組は、兼六園など金沢の市内観光を楽しんだ。 【新役員】 ◎会長=大藪淳一氏(大清社長) ◎副会長=峰澤彰宏氏(峰澤鋼機社長) ◎理事=一色哲巳氏(一色機材社長) ◎理事=辻亮一氏(辻さく社長) ◎理事=渡邊修二氏(ワタナベ鋼管社長) ◎会計監査=小川誉之氏(小川管商社長) ◎会計=岡谷鋼機名古屋本店配管建設部 創部50周年事業は中国・大連へ キャンプの準備状況など報告 愛機工青年部 7月度役員会を開催 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)の青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)は、7月6日午後7時より名古屋市熱田区の組合事務局において役員会を開催した。 通常総会、組合野球大会の報告が行われたほか、今後の行事について話し合われた。 平成29年度青年部通常総会について、東爪英彦総務幹事長(マルマン商事)が報告した。青年部員は卒業生も合わせて49名が出席(内、卒業生は8名)。今期は新入部員(卒業者との入れ替わりを含む)11名を迎えた。また、総会後に入会の申し込みがあった吉澤美紀氏(匠ライフデザイン)について、教育所属とすることを報告し、承認された。収支報告は次回行うこととした。 組合野球大会については、引き続き東爪総務幹事長が、雨天やグランドコンディション不良のために、これまで1日半分しか試合を消化できていないことを報告。日程については今後発表されるとして、運営面での協力を呼びかけた。 キャンプについて、森勇介キャンプ担当幹事(ジーネット)が説明。8月5〜6日に、すぎのこキャンプ場バンガロー村(岐阜県関市板取一里保木)で開催する。初日は、午前中から森幹事と荒木直哉厚生幹事長(NaITO)が会場で受付の準備を行い、午後1時に受付を開始。屋台は例年通り行い、子供向けのゲームで新しい企画を検討している。屋台では生ものを扱わず、食中毒に特に注意をはらう。入村式は午後4時から。7月6日現在の申し込み状況は、12社127名。昨年は最終的に21社272名の参加があった。バンガローは8畳タイプが18棟、6畳タイプが30棟、合計で48棟あるが、8畳タイプは既に12棟の申し込みがあり、残り6棟。6畳タイプは残り21棟と余裕がある状態。7月26日に申し込みを締め切る。7月24日に決起大会、8月10日に反省会を行う予定。 青年部ビアパーティーについては、近藤健志会合担当幹事(長村商店)が、例年8月の第1週に開催しており、今年も8月3日に喰海・栄錦本店で行うと話した。当日は、役員会を午後6時30分から行った後、同7時からスタートする。 講演会については、奥宏明教育幹事長(新栄商會)が、今年度は青年部設立50周年事業(海外研修)があり、これに講演会、他産業視察を統合し予算を充填すると述べた。 続いて森部長より青年部設立50周年事業について説明された。10月27日から3日間の日程で中国・大連を視察する。大連では、伊藤機工(会長兼社長〓伊藤千衛氏、本社〓愛知県東海市南柴田町ヌノ割412―4)の現地法人で、高合金鋳物の製造、機械加工および製缶事業を行う「伊藤機工(大連)有限公司」を訪問する予定。 次回役員会は、8月3日午後6時30分より喰海・栄錦本店にて開催の予定。 中部テクニカルセンター開設 「DIAEDGE」展開 三菱マテ 三菱拡販戦略会議(MSM)開く 三菱マテリアル加工事業カンパニー(カンパニープレジデント=鶴巻二三男常務執行役員)は、5月25日午後2時30分より名古屋市中村区の名古屋マリオットアソシアホテルにて「三菱拡販戦略会議(MSM)」を開催した。特約店44名、代理店21名の合計65名が出席した。新商品ブランド「DIAEDGE(ダイヤエッジ)」が発表され、鶴巻プレジデントは「このブランドを皆様にご協力いただいて一緒にじっくりと育てていければと思っている」と話した。また、新設の「中部テクニカルセンター」について紹介し活用を呼びかけた。 鶴巻二三男プレジデント 堀江武夫流通営業部長 今年のMSMは、九州、大阪、名古屋、東京の4か所で開かれ、名古屋では鶴巻プレジデントが超硬製品事業について話した後、中村伸一バイスプレジデント営業本部長による営業概況・方針説明、年間表彰発表、堀江武夫流通営業部長による流通営業部方針説明が行われた。 鶴巻プレジデントは、超硬製品事業について「顧客視点に立ったスピードと変革を常に求め、実現し続けることで、顧客より真のパートナーとして信頼を得る、活力溢れたワクワクする事業体となることに取り組んでいく」方針を示した。最後まで続けるという意を強く打ち出すとともに、3年前から始めたワクワクプロジェクトを継続していく。 設備投資については引き続き積極的に行い、2017年度は2004年度に比べ3倍近い投資を計画。生産設備の能力増強をはじめ、最先端の時代に即した生産設備の更新、IT関係・ソリューション関係のサービス増強を含めて実施していくとした。その中で「中部テクニカルセンター」(6月13日オープン)について「主力工場である岐阜製作所の正面に、新しいテクニカルセンターを建物ごと新設した。色々な機械を揃え、特に自動車とその部品加工、それから航空機関係のお客様をターゲットにし、主要なお客様の条件をなるべく再現できるようなしつらえを整えている。お客様のテストカットや教育活動、そのほか色々な活用をできるようにもなっている。この名古屋地区のお客様、流通のお客様に大いに活用していただきたい」と呼びかけた。 また、鶴巻プレジデントはIT戦略(IoT、AT)に関して「私どもとしては、2つの方法で取り組んでいく。@我々自身のモノづくり体質を、これらを使っていかに強化していくか。いかに、生産性を上げて、コストダウン、あるいは良いものを生み出して、我々としての力を集約していくか。Aお客様に向かってのIoT。特に、工作機械メーカーなどと連携をして、工具としてどのようなものを要求されるのか、どのような機能を提供すればIoTの流れの中で工具メーカーとして貢献していけるのか。この両面からとらえていく。IoTプロジェクトも発足させ、この波に真剣に追随していく」考えを示した。その他、MMCマガジン5号発刊、切削アカデミー開催についても紹介した。 加工事業カンパニーでは、世界各国で製造・販売する切削工具などの超硬製品における商品認知度のさらなる向上を図るため、5月より新商品ブランド「DIAEDGE」を展開。これまで国内では「ダイヤチタニット」を1956年に商標登録する一方、海外では統一した商品ブランドが無い状況が続いていた。その後、2003年の国内における製造・販売組織の再編を機に「MITSUBISHI」を企業ブランドとして活用してきたが、今後は超硬製品の顧客に対してグローバルで統一した商品ブランド「DIAEDGE」を展開し、超硬製品事業の拡大を図っていく。 新商品ブランドについて鶴巻プレジデントは「お客様と共によりよい未来を創る。手に取るすべての方にワクワクを感じていただけるよう、最先端の技術を結集させた『DIAEDGE』ブランドが誕生した。高品質をイメージするDIA(ダイヤ)、最先端をイメージするEDGE(エッジ)。これらを目指して商品を作り上げ、お客様にワクワク、驚き、感動を提供していきたい」と話した。 ワクワクしながら 確実な成長を目指す 超硬製品事業の営業概況について中村営業本部長が報告した。報告によると、同社の切削工具販売(国内+海外)は、2004年度を100とすると、2016年度が138と拡大するも前年度比6%減となった。中国では前半、生産調整などがあり、成長が鈍化。国内においては景況の回復の力強さにやや欠けていたと振り返った。2017年度は144ポイント、前年度実績に対し4%強の伸びを目指す。 中村営業本部長は「国内に相応の期待をしている。皆様のお力添えをいただきながら、この数字を達成したい。流通は、在庫の充足率が大きな戦力になる。足元、エンドミルの充足率が目標値を下回っているが、キャンペーンも始まっており、販売店の皆様には供給の不安を与えないような生産方法をとっている。その次に大切なのが、製品力。昨年1年間に4000アイテム強の新製品を投入した。これらを拡販して、目標の数字につなげていきたい」と抱負を語った。 また、今年度の活動指針として「商品だけでなく、人という視点でとらえていきたい。数年前からお客様の声を聞いてスピーディーに応えるというメッセージを発信してきたが、今年度はさらに奥深く『お客様の懐に入る』ということで、お客様が本当は何をしたいのか、あるいは三菱に何を期待しているのかをしっかりとらえ、我々の思いに変えて、それをもって『工場(人)を動かす』。そのような思想で営業活動をしてまいりたい。ワクワクしながら確実な成長を目指していきたい」と述べ支援を求めた。 2016年度優秀特約店表彰では、年間売上の上位10社に贈られるツールズ・オブ・ザ・イヤー賞をはじめとする5部門で表彰が行われた。また、2017年度優秀特約店表彰の各賞についても説明された。 新製品紹介では、長屋秀彦開発本部インサート工具開発センター長補佐が、「新・縦刃ショルダエンドミルVPX」の特長、「自動盤専用材種MS6015」の突切り&後挽き展開について説明。今年度の新製品予定も発表された。 この後、堀江流通営業部長が、流通営業部方針「主力販売店店内シェアーbP奪取」のための戦略として、新製品拡販、営業施策の確実な遂行、ユーザー攻略活動について話した。その他、拡販活動計画、製作所見学・技術講習会、キャラバン活動計画、DIAEDGEキャンペーンの説明が行われ、第1部を終了した。 第2部講演会は、「能力を最大限に発揮し、自ら動き出すスタッフを育成するには」をテーマに、目黒勝道氏(トリプル・ウィン・パートナーズ代表、元スターバックスコーヒージャパン組織・人材開発部マネージャー)が講演。同氏がスターバックスで学んだ人材マネジメント術を解説した。 会場を移して催された第3部懇親会では、特約店の時津達也新栄商會社長が乾杯挨拶。情報交換などを行い、代理店の梅村龍盛梅村本店社長の中締めで終了した。 「Growing Together」 ともに挑み、成長を 中部ユアサやまずみ会総会開催 ユアサ商事(社長=田村博之氏、本社=東京都千代田区)の販売店でつくる中部ユアサやまずみ会(会長=峰澤彰宏氏・峰澤鋼機社長)は、6月19日午後3時より名古屋東急ホテルにて2017年度総会を開催し、2016年度事業報告・会計報告、2017年度事業計画案・予算案を承認した。総会の後、今年4月にユアサ商事の社長に就任した田村社長から同社の業績報告と新中期経営計画が説明された。記念講演では、ロス五輪鉄棒金メダリストの森末慎二氏が「あくなき挑戦」と題して講演した。 総会の冒頭、峰澤会長が「ユアサ商事様におかれましては、本年の4月1日より田村博之社長、藤岡正一中部支社長という新しい体制で、統一スローガン『Growing Together』を掲げ、これから取り組んでいかれるということです。一緒に大きくなろう、ユアサ商事様だけが儲けるのではなく、一緒に儲けようということだと考えています。どうか引き続き、ユアサ商事様が日頃仰っている三位一体で、我々販売店、メーカー様とともに、お客様がご満足され利益が生まれるようなお力を享受させていただきたい。本年の中部グランドフェアは、9月1日(金)、2日(土)に開催され、2日間で昨年を上回る受注高218億円、ご来場者1万2000名を目標とされると聞いています。本年も一層の拡大を目指しておられ、力強い躍進を感じています。私どもも、やまずみ会会員として一緒にGrowingしていけるようにと考えています」と挨拶。 続いて藤岡正一ユアサ商事執行役員中部支社長が挨拶に立ち、中部支社の現況などを報告する中で「Growing Together、皆様方とともに成長してまいりたいと思っていますので宜しくお願いします。昨年は色々想定外のこともありましたが、本年度がスタートして、第1クオーターは中々景況感がパッとしないという状況なのかと思っています。当支社も2か月終了して横ばいで来ています。3月期決算の上場企業136社で、51%が増収、56%が増益でした。2017年度は83%が増収、60%が増益との見込みをしています。昨年よりは良くなると思われています。 昨年は、私ども創業350周年と大変重要な節目でありまして、前任の佐藤(現会長)が皆様方にコミットした数字をほぼ達成し、売上高4463億円、経常利益117億円と増収増益の決算で終えられたのも、偏に本日お集まりのやまずみ会会員の皆様のご支援の賜と厚く御礼申し上げます。その中で、中部支社は売上高396億3000万円、前年比0・44%増と横ばいでした。 本年度、佐藤から田村体制になり、創業360周年(2026年)に向けた『ユアサビジョン360』を発表しています。策定にあたっては、9年後に世の中がどのようになっているかを想定し、1つには人口の減少に伴い各業界がシュリンクしてしまうことと人手不足、それから海外への移転の加速化等々を分析しながら、間違いなくこの9年間で大きく変化し、また労働環境も大きく変わってくるということを予測しながら策定をしました。変化することは、我々にとってピンチではありますが、見方によってはチャンスになるであろうと思います。 特に大事なのは、ユアサ商事だけが大きくなっても意味がない。皆様方とともに色々な課題をクリアーしながら、ともに成長してまいりたいとの思いから策定した、新3か年計画『Growing Together 2020』。2020年3月期に連結売上高5000億円、経常利益150億円を目指しています。それを達成するために、各本部でコア事業の機能強化に加え、成長分野への新戦略を打ち立てて再強化していく。何よりも重要なのが、皆様方に存在感を示すべく、色々な提案をしていくことが肝要だと思っています。 我々としては、生き残りをかけて成長していかなければならないと思っています。皆様方に信頼され、頼りにされる中部支社になれるように、今年も精一杯色々な形で取り組みをしながら、特に9月1、2日のグランドフェアの目標達成に向けて、コア事業の機能強化と新成長戦略の提案を含め、色々な形で発信をしてまいります」と述べた。 峰澤会長が議長を務めて議事に入った。第1号議案=2016年度事業報告、第2号議案=2016年度会計報告ならびに会計監査報告、第3号議案=2017年度事業計画案、第4号議案=2017年度予算案について事務局より説明があり、いずれも原案通り承認された。 今年度の事業計画は次の通り。@幹事会…4月17日開催済みA総会…6月19日(当日)開催B社員研修会…「新入社員コース」7月13日(木)、「営業事務コース」10月17日(火)、「管理職者コース」11月9日(木)、いずれもホテル名古屋ガーデンパレス(名古屋市中区)にて開催C中部グランドフェア…9月1日(金)・2日(土)、ポートメッセなごや(名古屋市港区)にて開催。今回のテーマは「Growing Together―ともに挑む。『ミライ』の産業とくらし。―」D賀詞交歓会(中部ユアサやまずみ会・炭協会合同)…2018年1月10日(水)、ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋(名古屋市中区)で開催。 「機能強化」と 「成長事業強化」 をさらに追求 総会終了後は、メーカーで構成する中部ユアサ炭協会の会員も参加して両会合同の会として続けられ、田村ユアサ商事社長が2017年3月期の業績報告と新中期経営計画の説明を行った。 ユアサ商事の2017年3月期連結決算は、売上高が前年比1・0%増の4463億円、営業利益が同5・5%増の109億円、経常利益が同6・0%増の117億円、純利益が同8・2%増の77億円となり増収増益。「創業350周年の節目の年に、過去最高の利益が計上できた」と田村社長は話した。 セグメント別の売上高は@産業機器部門▽646億円(前年比2・4%増)A工業機械部門▽1101億円(同5・7%減)B住設・管材・空調部門▽1390億円(同8・7%増)C建築・エクステリア部門▽490億円(同2・7%増)D建設機械部門▽351億円(同1・2%増)Eエネルギー部門▽263億円(同7・4%減)Fその他部門▽220億円(同5・2%減)。 2018年3月期の連結業績計画では、売上高を前年比4・2%増の4650億円、営業利益を同3・7%増の113億円、経常利益を同2・5%増の120億円、純利益を同3・3%増の80億円と目標設定している。 新中期経営計画について田村社長は「9年後の創業360周年を見据えた『ユアサビジョン360』を策定。その時にユアサグループはどうあるべきか、どうありたいかを検討しました。2026年には、業界トップレベルの収益構造を持つ専門商社グループへの成長を目指します。各事業領域での存在価値を増加させて収益率を上げていき、2026年3月期に連結売上高6000億円、経常利益200億円を目指します。第1ステージとして2020年に売上高5000億円、経常利益150億円を目指す、新中期経営計画『Growing Together 2020』。コア事業の機能強化と成長事業の再強化にともに挑み、また新事業領域にも積極的に挑んでいきます」と説明。 田村社長は「三位一体で展開をしたおかげで、350年の月日を刻むことができたと思っています。今後も皆様と一緒に挑み、成長していきたいと心より思っています」と結んだ。 記念講演では、現在スポーツキャスターやタレントとして活躍中の金メダリスト森末慎二氏が「あくなき挑戦」と題して講演。怪我を乗り越え、ロス五輪出場、鉄棒での金メダル獲得へと挑戦を続けた経験談を軽妙な語り口で時折ユーモアを交えて話し、参加者は皆熱心に聴講していた。 この後、懇親会が開かれ、近藤正弘中部ユアサやまずみ会副会長(東海機材社長)の音頭で乾杯。 歓談が進む中、中部ユアサ炭協会の山田晴夫鶴見製作所中部支店長の中締めにてお開きとした。 テーブル一体型バイス販売開始 「ビルトインバイス」 DMG森精機 加工範囲が1.6倍に拡大 DMG森精機(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区名駅2-35-16)は、テーブル一体型バイス「ビルトインバイス」の販売を開始した。 ビルトインバイスは「マシンバイス」と「サブテーブル」の合体により加工空間を最大限に活かすことができる汎用治具システム。同社は、機械内スペースを最大限活用することを目指し、2016年11月よりナベヤの協力を得て、開発してきた。 従来のテーブルの上にバイスという考え方から、テーブル自体にバイスを組込むという新しい発想を採用し、Z軸方向に1・6倍、体積で2・7倍の加工範囲拡大を実現。このようなテーブル一体型バイスは業界初とされ、6月20日の受注開始以来、大きな反響を呼んでいるという。 ビルトインバイスは、下に沈み込ませるようなワークの固定方法により、重切削における安全性や精度向上を実現した。 また、重量が従来の8分の1以下である10sにまで削減されたことで、段取りの際の取り扱いが容易になりオペレータにも優しい設計となっている。 バイス部は可動部と固定部の分離、テーブル部は直交するT溝で構成され、軽・中切削加工でできる角物、板物ワークが対象。各種オプション部品を活用することにより、より変種変量生産の高効率化に貢献する。価格は64万円(標準セット、税抜)。年間100セットの販売を見込んでいる。 【標準仕様】 @ワークの締付がバイス感覚でできる。(専用ハンドル付) Aワークの浮上りにくい機構を採用している。 B部品位置を替えることによりワーク固定は]方向とY方向の使い分けができる。 C従来のバイス同様の多連仕様ができる。(長尺品対応) 【かさ上げ仕様】 オプション部品の活用で対象ワークの守備範囲が広がる。 @ワークのかさ上げ(50o)ができる。 A各種口金で薄物、異形状のワークにも対応可能。 B上(Z方向)からの押さえも可能になる。 C薄物ワークの穴あけ負荷に対する対応も万全。 自律走行かき集めロボット 「TOギャザー」を開発 岡谷鋼機 清掃作業を省力化 岡谷鋼機(社長=岡谷篤一氏、本社=名古屋市中区)は7月25日、竹中工務店(社長=宮下正裕氏、本社=大阪市中央区)と共同で、作業所や工場等の作業員の負担軽減策として、自動的に清掃対象物をかき集めるロボット「TOギャザー」(特許出願中)を開発したと発表した。 「TOギャザー」は、作業所の床上にある清掃対象物をかき集めるロボットで、あらかじめカラーコーンにて指定された四角形の清掃領域内の一片に清掃対象物を集めることが特長。四隅に置かれたカラーコーンをレーザースキャナで検出することで清掃領域を判断し、移動経路を自動生成する。 国内建設需要が増加傾向にあるなかで、建設技能労働者の不足が大きな課題となっている。これまで耐火被覆工事では、床上に落下した材料を作業終了時に人が清掃しており、1日の作業時間の約20%を清掃作業に費やす重労働だった。作業所の労働環境を改善するために自動清掃ロボットが要望されていたが、従来の吸引型清掃ロボットでは、吸引対象物の量が多く、すぐにタンクが満杯になってしまうため効率が悪く、余計な人手もかかっていた。 「TOギャザー」を作業時間中随時作動させ、作業後に一片に集められた材料を人手で集積・清掃することで、清掃時間を半減することを目標としている。清掃スピードは清掃領域100uの範囲で30分以内(参考)でのかき集めが可能という。 岡谷鋼機では今後、竹中工務店とレンタル会社と共同で、開発した自律走行かき集めロボットの試行と改良を重ね、今年の10月を目途にレンタル及び販売を開始する予定としている。 【仕様】 ▽本体部=長さ64p、幅40p、高さ29p ▽ブレード部=幅100p、高さ29p ▽本体重量=22s(ドーザー含む) ▽走行速度=0・1m/s ▽連続駆動=4時間 ▽安全装置=非常停止スイッチ、障害物検知センサー、接触停止センサー 九州北部豪雨の被災者に 50万円の義援金 岡谷鋼機 岡谷鋼機は、今年の7月5日から九州北部を襲った記録的な豪雨により被災された方々に対し、社会福祉法人愛知県共同募金会を通して、50万円を義援金として寄付した。 同社では「被災地の皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、1日も早い復旧をお祈り申し上げます」とコメントしている。 ヘッド交換式エンドミル “iMXエンドミルシリーズ”に 三菱マテリアル 3枚刃制振ボールヘッドを追加発売 三菱マテリアル加工事業カンパニー(カンパニープレジデント=鶴巻二三男氏、住所=東京都千代田区大手町)は、ヘッド交換式エンドミル“iMXエンドミルシリーズ”に3枚刃制振ボールヘッドを追加し、7月5日より販売を開始した。 ヘッドとホルダの締結面をすべて超硬製とすることでソリッド工具に近い剛性を発揮する同シリーズは、多彩なヘッド交換が可能で経済性に優れ、高精度・高剛性・高能率加工の実現により、多くのユーザーから高評価を得ている。 今回、高能率加工用の3枚刃制振ボールヘッド「iMX-B3FV」(エンドミル外径φ10・0o〜φ20・0oの4型番)を追加し、シリーズの拡充を図った。 「iMX-B3FV」の主な特長は次の通り。 @強ねじれと最適化された不等分割切れ刃により、荒加工では耐欠損性と高い切りくず排出性を、仕上げ加工では制振効果を高め高能率加工を実現。 A強バックテーパの採用により、立壁や深彫り(外径×5以上)の高能率加工が可能。 B新材種「EP8120」は、耐摩耗性に優れ、熱間鍛造型の加工に最適。 標準価格は、IMX10B3FV10008 EP8120(エンドミル外径φ10・0o)1万2600円〜IMX20B3FV20016 EP8120(同φ20・0o)2万9300円(いずれも税抜き)。 性能2倍、万能すべり軸受に新タイプ 「イグリデュールG1」 イグス 使用環境が広がる イグス(東京都墨田区)は7月11日、万能タイプのすべり軸受「イグリデュールG」の改良版「イグリデュールG1」を発表した。その他の「イグリデュール」と同様に無潤滑・メンテナンスフリーであることをはじめ、高温耐性や低い吸湿性、改良された摩擦・摩耗特性等に優れており、全体的にイグリデュールGと比較して性能は2倍になった。 潤滑剤や油が不要でメンテナンスフリーで使用できる「イグリデュール」すべり軸受シリーズは、現在全部で53種類の樹脂材質から選ぶことができる。材質ごとの特性にあわせて、食品機械や薬品梱包から建設機械や農業機械の大型用途まで幅広く使われている。その中でも汎用的なイグリデュールGは、1983年に開発されて以来最も多く使用されており、内径1・5〜150oまで幅広い寸法が揃う。経済的でありながら汚れや埃、衝撃など様々な環境において回転軸でも旋回軸でも幅広い荷重条件において長寿命を実現する。 新しい「イグリデュールG1」は、5MPaまでの面圧における摩耗率を従来品イグリデュールGの4分の1レベルにまで低減した。使用条件にもよるが、高負荷での寿命はほぼ2倍になったという。加えて、この新型万能バージョンは連続使用温度180℃まで使用可能(イグリデュールGは130℃)。また、ベアリングの抜け止めが必要な温度も120℃と従来の1・5倍まで上昇している。吸湿率が半減したことも合わせると、これまでより広範囲の環境下で使用できる。 イグリデュール軸受部門責任者のレネー・アハニッツ氏によると、「この新材質は、これまで金属ベアリングからの置換えができなかった可動領域に適応します。金属製ベアリングからの置換えによって、ユーザーは約40%のコスト削減や軸受の長寿命化に加えて、無潤滑で軽量、耐食性などのイグリデュールならではの材質特性が得られます」 イグリデュールG1は、まず113の標準寸法でスリーブ型軸受およびフランジ型軸受として提供される。 高速・重切削に最適なツールホルダ スーパーG1チャックアドバンスを発売 ユキワ精工 更なる高剛性を追求 ユキワ精工(社長=酒巻弘和氏、本社=新潟県小千谷市千谷2600―1)は、発売以来好評を得ているツールホルダG1チャックシリーズから、特殊形状の採用により剛性を高めた高速・重切削に最適なツールホルダ<XーパーG1チャックアドバンスを発売した。 切削工具と機械主軸をつなぐアダプターの役割を果たすツーリングシステムは、機械加工における精度を引き出すために重要な役割を担っている。生産現場では常に「効率化」、「工程集約」や「コストダウン」といった課題を抱えており、それらの課題を解決するため、ツーリングシステムにおいては「高剛性」「高振れ精度」「高把握力」の三要素が求められる。同社はそれらの課題に対し、今までよりも「より速く、より強く」加工を行うためのツールホルダとして、好評のスーパーG1チャックに更に剛性を持たせたスーパーG1チャックアドバンスの開発に至ったと経緯を説明している。 【製品特長】 @加工送り速度を上げられる。 ホルダ外径部の特殊形状により、高速・重切削にも負けない高い剛性を持ち合わせている。これにより、エンドミルの高送りをすることで、サイクルタイムの短縮が可能となる。 Aワークの加工面がきれいに仕上がる。 高速・重切削が可能で、ワークの仕上がりが良好。荒加工用ホルダと仕上げ加工用ホルダがこれ1本で済む。 B切削工具が長持ちする。 同社のベストセラー商品であるスーパーG1チャックと同様、総合芯振れ精度5μm以内を保証している。高い振れ精度で加工を行うことができるため、加工時の工具への負担が大幅に軽減し、工具寿命を延ばすことが可能。また、高い振れ精度で加工を行うことにより、「工具交換時期も安定し、切削工具の管理がしやすくなった」と実際のユーザーより喜びの声も届いているという。 【製品仕様】 ▽シャンク形状=BT30/BT40/BT50/HSK63A(BBT30、BBT40、BBT50は受注生産) ▽コレットサイズ(専用コレット SGコレット)=φ1・0〜φ20 ▽クラッチレンチ(締め付け用レンチ)=CW25/CW30/CW35/CW42/CW50/CW55 ※SGコレット、クラッチレンチ、プルスタッドは付属していないので、別途注文が必要。 問い合わせ先は、本社営業グループ=0258―81―1111、東京営業所=048―434―7101、名古屋営業所=0561―64―0300、大阪営業所=06―6748―2020、海外営業グループ=0561―61―1400。 同社ホームページhttp://www.yukiwa.co.jp 新社長に酒巻弘和氏 ユキワ精工 ユキワ精工では、6月23日に開催された定時株主総会とその後の取締役会において、社長の酒巻和男氏が代表権のある会長に就任し、後任の社長に和男氏の長男で常務取締役の弘和氏が就任した。 弘和新社長は就任にあたり、「微力ながら新しい任務に精励し社業の発展に専心努力する所存ですので、一層のご指導ご鞭撻を賜りますようお願いいたします」と所信を表明している。 新発売 可搬式帯鋸盤 バンドソービーバー8・8F アサダ 25年目のモデルチェンジ 配管機械・工具と環境機器を製造販売するアサダ(社長=浅田吉氏、本社=名古屋市北区上飯田西町3―60)は、建設現場にて大口径の鋼管や鋼材を切断できる可搬式帯鋸盤「バンドソービーバー8・8F」を新発売する。 同機種は発売以来、高評価を得てきた同社の主力製品のひとつ。今回、長年の製造ノウハウを集約したモデルチェンジを行った。発売は今秋で、年間目標販売額は4000万円(4機種合計)。価格も今秋発表される予定。 バンドソーは切断精度が高く、チップソーに比べ切断時に火花が飛ばないことから、性能面、安全面共に信頼性が高い機械といわれる。φ220oの鋼管や200×150oのH鋼などの大型部材の切断ができる可搬式のバンドソーを25年前に同社は業界で初めて販売。現場の高齢化や人員不足といった環境の変化を受け、大幅なコストダウンが可能で、新機能の油圧機構を搭載した「バンドソービーバー8・8F」を開発した。 同機は、主に配管の切断に適したチェーンバイス仕様と、角材等の部材切断に適した平バイス仕様がある。チェーンバイスは小口径の管をまとめて切断する束ね切りができるため切断作業の時間短縮が可能。平バイスは部材の角度を調節して切断ができる。 この2機種に、新しく油圧ダンパーと速度調整機能を追加したモデルも発売する。油圧ダンパー搭載によって、様々な材質や厚みの材料に合わせてノコ刃の速度を調節できるようになったほか、任意の場所でフレームの下降を止められるため罫書線に合わせた部材の固定がしやすくなった。 また、過負荷保護装置を搭載することでモーターの損傷を軽減できるため、故障による作業中断を低減する。さらに標準価格で約20%のコストダウンにも成功し、ユーザーのランニングコストとイニシャルコスト両方の負担を軽減できるとしている。 同機は国内工場で製造されているため、修理、メンテナンスに関しても熟練の修理担当者が対応可能でアフターサービスにも優れている。 【特長】 @チェーンバイス式と平バイス式の2種類と従来のバネ式と新機構油圧式の2種類、計4種類のラインナップ。 A過負荷保護装置搭載によりモーターの損傷を軽減。 B油圧ダンパーの搭載によりノコ刃を罫書線に合わせるのが容易に。 C無段階でノコ刃の速度調整が可能。 D大幅なコストダウンによりユーザーの経費削減に。 バンドソービーバー8F(平バイス油圧式) buRS―5/反動抑制スタンド 電動ドライバー等を用いて高トルクで締めつける際の「反動を抑制」するスタンドを新発売。特に組立作業に従事することが多い女性作業者の手首への負担を軽減できる。(電動ドライバーは別売) 【特長】 ・高トルク機種での着座時の反動が抑制できる簡易型アーム。 ・取付け工具外径=40o ・最大作業半径=300〜480o ・適用機種=VE―5000(P)、VE―6000(P) 【用途】 組み立てラインでの作業者の疲労軽減や安全対策、トルク精度の向上に。 ◇ 製品についての問い合わせは、同社フリーコール0120―999―914まで。 ベッセル 新製品紹介 工具メーカーのベッセル(社長=田口順一氏、本社=大阪市東成区深江北2―17―25)は、新製品の「電動ドライバー」全4製品、「精密トルクスドライバー/精密ペンタローブドライバー」計6アイテム、「(電動ドライバー用)反動抑制スタンド」を7月18日発売した。 buE―5000(P)/VE―6000(P)電動ドライバー(信号出力付き) 高トルクタイプの電動ドライバーでPLCを用いてネジ締め作業の制御・管理ができるよう、信号線を追加した機種を追加発売。電動ドライバーのみで「停止」信号入力できるのは同社独自の機能。 【特長】 ・外部機器(PLC)制御が可能な3種の出力信号(スタート/トルクアップ/逆転スイッチ)、および1種の入力信号(電ドラ停止)の信号線付き。 ・スロットレス・ブラシレスモーター採用。締付精度、効率、メンテナンス性が向上する。 ・使いやすいエルゴノミックデザイン、衝撃吸収ゲルパッド付きでしっかり握れる。 ・いじり止めスリーブ付きで調整の誤操作を防ぐ。 ・本体側に接続コネクタのない電源コード一体式(2・5m)、AC100V入力。 【用途】 組み立てラインでの多機種同時使用の制御、周辺機器との連動などに。 bsD―59精密トルクスドライバー/bsD―54精密ペンタローブドライバー TORXネジの規格はライセンシーによって世界中で品質が守られているが、名前をかえた同類のものが流通しており、ネジとドライバーが正確にフィットせず、ねじを痛めてしまうなどの原因となっている。 今回新発売した同社の精密トルクス/ペンタローブドライバーは、嵌合が保証されないために起こるトラブルを避けるため、ライセンス規格に基づき高精度に製造された刃先を、従来から定評のある精密ドライバーハンドルと一体で提供する。 【特長】 ・携帯端末などに使われる精密ねじ(トルクス、ペンタローブ)用の精密ドライバー。 ・ベッセルはTORX、TORXplus規格の正式ライセンシー。 ・刃先の精度を保つ黒染め仕上げ、ねじれにくい全身焼入、本体は錆びにくいステンレス製。 ・調整作業で使いやすいクッショングリップ。早回しに便利な回転キャップ&ローレット。 【用途】 パソコン・スマートフォンなどの精密機器メンテナンスに。 加工方法の提案、教育支援などを行う 中部テクニカルセンター開設 三菱マテ 14台の最新加工設備を導入 三菱マテリアル加工事業カンパニー(カンパニープレジデント=鶴巻二三男氏・三菱マテリアル常務執行役員)は、切削加工ユーザーの技術サポートを目的に、CAM/CAE解析・シミュレーション、切削試験、切削工具の選定とその利用技術の支援(ツーリング支援)、教育研修といった切削工具の総合的なソリューションを提供する「中部テクニカルセンター」を、岐阜製作所(岐阜県安八郡神戸町横井1528-1)内に新設した。総投資額は約15億円。6月13日にはオープニングセレモニーが行われた。 中部テクニカルセンターは、中部圏及び西日本のユーザーへのソリューション提供力を強化するため、同社国内第2の技術サポート拠点として開設された。さらに同社では、オープンラボとしての機能も併せ持つ東日本テクニカルセンターと同センターを基点に、ユーザーとのオープンイノベーションを推進し、数年先を見据えた加工技術開発を進めていく。海外でもアメリカ、スペイン、中国、タイにテクニカルセンターを展開している。 午前11時から開かれたオープニングセレモニーでは、鶴巻プレジデントが挨拶で参列したユーザーに御礼を述べた後「岐阜製作所は、昭和47年に竣工し、翌48年当社の第2の生産工場として中部圏のお客様に身近なところで生産、サービスをするために操業を開始しました。中部テクニカルセンターは、お客様とこの場所で密接に触れ合うことを基軸に考えられました。3年前から社内でワクワクプロジェクトをスタートしており、ワクワクして仕事をしたい、お客様にもワクワクを届けたいという中で、いかにお客様に満足していただける、期待に応えられる工場にするか、サービス拠点にするかということを念頭において、取り組んでいます。その1つの表れとして、この中部テクニカルセンターを作りました。これを使うのは、人です。色々な提案をしていきたいし、ご参列の各社様においても、投げかけをいただければありがたい。お客様とキャッチボールをしながら交流を深め、お互いに技術、事業、人間性を高め合って発展させていきたいと思います」と述べ、支援を求めた。 続いて、ユーザー代表の5名と、三菱マテリアル加工事業カンパニーの鶴巻プレジデント、村上靖典バイスプレジデント兼製造本部長、中村伸一バイスプレジデント兼営業本部長によるテープカットが行われた。 中部テクニカルセンターでは、高精度マシニングセンター、複合加工機、自動盤など、それぞれ仕様の異なる14台の最新加工設備を導入。切削加工ユーザーより相談された部品の材質、形状および使用する工作機械を踏まえた切削加工のCAM/CAE解析・シミュレーションを行うことで、部品毎の加工方法を提案する。さらに要望に応じて加工条件を展開し、ユーザー立会いのもとで切削試験を実施することもできる。 より高度化・専門化するユーザーの要望に応えるため、航空宇宙産業や自動車産業をはじめとした様々な産業分野で活用が拡大しているCFRP(炭素繊維強化プラスチック)等の複合材料加工専用の設備も導入している。 また、標準工具だけでは解決できない加工や、よりユーザーニーズに適した加工を行うための工具開発・ツーリング支援も併せて実施することにより、最適かつタイムリーに製品・サービスを提供していく。 その他、ユーザー研修として2016年6月から東日本テクニカルセンターで開催している「切削アカデミー」を中部テクニカルセンターでも展開。切削理論の基礎から応用、工具損傷改善、トラブルシューティング、各種装置使用によるライン改善など、幅広い分野での最先端の技術、技能、ノウハウを切削工具ユーザーの技術者に体系的に伝承する人材育成の場も提供していく。 2017年8月13日(日)・2643号 2017暦年の鍛圧機械受注予想 12.4%増の3500億円に上方修正 日鍛工 当初予想から300億円引き上げ 一般社団法人日本鍛圧機械工業会(日鍛工、代表理事会=宗田世一氏・エイチアンドエフ取締役相談役)は7月20日、自動車向けの設備投資が国内外において堅調で当面は安定的に推移すると見られるほか、東京オリンピックに関連した社会インフラ投資も動き始めていることなどから、2017暦年の鍛圧機械の受注予想を当初発表から300億円増の3500億円(前年比12・4%増)に上方修正した。 プレス系機械は、前年比27・5%増の1700億円と予想。新素材(ハイテン、CFRPなど)の加工技術、電気自動車の開発、環境・安全の新技術に伴う更新需要を見込むとともに、北米への大型設備投資や中国のEV関連投資にも期待する。 板金系機械は、社会インフラ、オリンピック関連及び半導体製造装置の増加により内需は底堅いと見られるものの、海外生産へのシフトもあり、前年比3・4%減の1000億円と予想した。 部品金型・サービスは、前年比7・5%増の800億円で堅調と予想した。 内外別(プレス系機械+板金系機械)では、国内は前年比8・0%増の1500億円。国内車メーカーの大型設備投資は見込めないが、環境・安全技術や電動化に伴う更新需要に期待が持てるほか、金属製品製造業、一般機械も堅調、さらに電機向けも復活の兆しが見られるとした。 輸出は前年比22・6%増の1200億円。米国トランプ大統領の政策様子見もあったが、メキシコを含めた北米への投資が実行に移されており、2017年は順調に推移すると予想。中国は高機能化への投資、インドも本格的設備投資の拡大が期待され、東南アジアも堅調に推移すると予想した。 併せて、2017年度の受注予想についても当初から200億円増の3400億円(前年比3・0%増)に上方修正したと発表された。 総受注高3か月連続で前年上回る 国内0.6%増、海外51.5%増 中部経済産業局 6月度金属工作機械受注状況 中部経済産業局が7月28日に発表した平成29年6月度金属工作機械受注状況によると、管内金属工作機械メーカー主要8社(オークマ、アマダマシンツール、ジェイテクト、コマツNTC、富士機械製造、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の総受注高は、前年同月比29・5%増の451億600万円となり、3か月連続で前年を上回った。前月比は15・1%増だった。 国内受注は、前年同月比0・6%増の152億100万円となり、3か月連続で前年を上回った。前月比は0・5%減だった。主力の一般機械工業向けが前年同月比0・2%増の83億2500万円と3か月連続で、自動車工業向けも同18・2%増の42億円と6か月連続で前年を上回った。 海外受注は、前年同月比51・5%増の299億500万円となり、2か月ぶりに前年を上回った。前月比は25・1%増だった。海外受注比率は前月より5・3ポイント増えて66・3%となっている。 北米向けが前年同月比38・6%増と3か月ぶりに前年を上回り、アジア向けが同88・8%増、ヨーロッパ向けも同25・4%増とともに3か月連続で前年を上回った。シェアは、アジア(トルコを含む)向け44・2%、北米向け31・9%、ヨーロッパ向け21・6%となっている。 国別にみると、1位のアメリカが80億2600万円(前年同月比41・9%増)、以下、中国71億8500万円(同85・6%増)、インド37億2200万円(同805・6%増)、ドイツ19億3900万円(同9・7%増)、イタリア14億7200万円(同59・3%増)の順となった。 販売額は、前年同月比9・2%増の318億7100万円となり、3か月連続で前年を上回った。前月比は25・5%増だった。 受注残高は、前年同月比2・9%増の1671億3800万円となり、3か月連続で前年を上回った。前月比は0・0%減だった。 今年度の主な事業日程を審議 ナゴヤ西部機械協組 7月理事会開催 ナゴヤ西部機械協同組合(理事長=上野平雅裕氏・名上鈑金工業所社長)は、7月20日午後6時より名古屋市中村区の和DININGあらたにて7月理事会を開催した。理事6名が出席して本年度の事業日程、担当などを審議した。 納涼会は、7月25日午後6時30分よりビアガーデンマイアミ名古屋栄店にて開催。連日の暑さによる体調不良で急遽欠席の連絡もあり、参加者が9名になったと報告された。担当は島内司副理事長(島内製作所社長)。 親睦ボウリング大会については、11月10日午後7時より稲沢グランドボウルにて開催する(予約済み)。参加予定を90名として準備することが上野平理事長より説明された。司会者などの担当と、当日の大まかな流れを確認した。 また、親睦ゴルフ会を11月頃、忘年会を12月に開催することとした。 最後に、事務局より協同組合解散へのスケジュールが説明され、今年度末(平成30年3月末)をもって解散する日程で準備を進めることを確認した。 今期の運営方針決まる 意見交換会に充実の手応え 名機工同友会 6月例会を開催 名機工同友会(会長=吉野栄一氏・吉野機械工具社長)は6月26日、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で6月例会を開催した。冒頭、今後の会の運営について吉野会長から以下の3つのコンテンツで進めていくと説明があったほか、ビアパーティー、懇親旅行、新年宴会なども今期は予定されている。@テーマに沿った意見交換▽テーマを絞り、全員から意見を聞いたり、数人に絞り深い意見を聞いたり、やり方を変化・工夫させながら進めていく。ABIGゲストによる講演▽年2回を予定。B会員の中から講師を選出し、プレゼンしてもらう。 今期初となる今回の例会ではテーマに沿った意見交換会が行われ、会員らは3つのグループに分かれて各社の現状などを踏まえながら意見を交換しあった。 まず、現在の景況感について会員らは「横ばいと言ったところか。しかし粗利は若干落ちてきている。これはメーカー側の値上げなどが要因か」「例えば自動車部品メーカーなど、同じ業界内でもお客さまによって違いが見える」「今年は昨年よりは良いが、これがすべての業種に当てはまるとは思えない」など、可もなく不可もなくといった実感のようだが、なかには「10年後、工具商は先細りしていくだろうと見ている製造業のお客さまもいらっしゃる」との意見もあり、決して楽観視できる状況ではないというところで見解が一致した。 続いて求人とその定着率について。求人する際には求人サイトやハローワーク、知人などの紹介が主な手段に変わりないが、「ポリテクセンターに以前問い合わせたことがある。職業訓練に通う人材が多く居るので即戦力が期待できる」などの意見もあり、関心を集めていた。また定着率については「(景気の)好調な時ほど良くない。『製造業が工具商の10年後は先細り』と見ている現状ならば、無理して今、人材を採る必要はないのでは?」といった意見も賛同を得ていた。 最後に周年行事について。45周年、50周年など周年に当たる期に何か行事を行っていますか?との問いには「オリジナルのノベルティーグッズを制作して取引先やお客さまにお配りする」「記念式典の開催を考えている」といった意見とは別に、「周年≠ヘ周りからの注目度が高まる良い機会なので、この機に『新たな企業ブランドの創造』を模索してみたら」といった意見も出ていた。 今期に入り初めての例会でこうした取り組みを試みた同会。吉野会長以下、会員らは皆、充実した意見交換に手応えを感じたようだ。 今後の同会の予定だが、▽7月18日=同会会員の林正人氏(広島商事社長)による講演会(掲載時開催済み)、▽8月21日=ビアパーティー開催、となっている。 FAシステム事業拡大に向け 第二FA開発センター竣工 三菱電機名古屋製作所 三菱電機名古屋製作所(所在地=名古屋市東区矢田)が以前から建設していたFA機器の開発・設計棟「第二FA開発センター」が7月12日に竣工。関係者らを集めてその内部が披露された。同センターは順次稼働を開始し、FAシステム事業の規模拡大に対応していく。 近年、製造業ではIoTを活用した生産性・品質の向上への取り組みが加速している。同社は今回新たに「第二FA開発センター」を竣工させ、次世代のものづくりを実現する統合ソリューション「e‐F@ctory」を構成するFA機器(シーケンサ、表示器、サーボ、インバーターなど)の製品力強化や、e‐F@ctory Allianceにおけるパートナー製品を含めた相互の連携強化に向けた開発・設計環境を整備する。また、パートナーと同社FA機器の動作検証を行う共同開発ルームも開設し、一体となって生産性・収益性向上のための課題解決に取り組むなど、さらなる顧客満足度の向上とFAシステム事業の拡大を目指す。 【同センター概要】 ▽建築面積=約4800u ▽延床面積=約3万1400u ▽構造=鉄骨造、地上7階建 ▽主な建物用途=FA機器の開発・設計・評価、共同開発ルーム ▽環境・省エネ対策=e-F@ctoryを活用したエネルギー管理システム。CASBEE名古屋(建築物環境配慮制度)で最高評価Sランク取得。 ミライを体感するテーマゾーンなど 新たな需要の掘り起こし狙う 中部グランドフェア2017 主催・中部ユアサやまずみ会、協賛・中部ユアサ=協会、後援・ユアサ商事により9月1日(金)・2日(土)の2日間、名古屋市港区のポートメッセなごや第3展示館で開催される『中部グランドフェア2017』の出展説明会ならびに決起大会が7月12日、主催社各社や出展メーカーらを集め、名古屋市東区のメルパルク名古屋で開催された。 キャンペーンテーマは“Growing Together-ともに挑む。「ミライ」の産業とくらし”。来場者数1万2000名、受注高218億円を目指す熱い2日間が間もなく開幕する。 ユアサ商事の藤岡正一中部支社長は「今年からスタートした弊社の新中期経営計画『Growing Together 2020』から、皆さんとともにいろんな課題をクリアしながら成長してまいりたいという想いを込めて今回のキャンペーンテーマは決まりました。新たな需要を発掘できる展示会にするためにも、事務局一同全力を注ぐ所存でございます」と説明会のなかでコメントしていた。 また、主催社を代表して挨拶に立った常磐精機の野崎憲昭社長曰く「リーダーは『他人力』を身につけ、経営者は『グレートコミュニケーター(偉大なる伝達者)』となれ」だという。野崎社長の言う『他人力』とは、他人が力を貸したくなるような人望あるリーダーという意味だ。「ユアサ商事さまはこの業界のグレートコミュニケーターであり、他人力のある商社さまでもあります。私たち主催社や出展メーカーはその自覚と誇りを持ち、ユアサ商事さまに結果で恩返しできるよう『チームユアサ・三位一体』となり、まずは集客に努めましょう」と今回の展示会に賭ける想いを語っていた。 今回展におけるユアサ商事中部工業機械部ならびに中部機電部の取り組みは以下の通りだ。 【中部工業機械部(名古屋・岡崎・北陸・浜松の4拠点で)】 ●受注目標▽57億5000万円 ●動員目標▽1700名 ●主催社数▽19社(バス主催社含む) ●出品メーカー数▽50社 ●渡辺正志部長コメント▽「今回は、機電部とのコラボレーション展示を考えています。また、無人化・自動化技術・IoTを中心にした新たな提案で、皆さまの受注拡大の絶好の機会となり、成果を得ていただける場となると確信しております」。 【中部機電部(岡崎・北陸含む)】 ●受注目標▽20億円 ●動員目標▽2000名 ●主催社数▽17社 ●出品メーカー数▽82社 ●奥薗鉄也部長コメント▽「ユーザーさまにご来場いただけるよう、開催日までの販促活動を主催社さまと出展メーカーさまと三位一体で取り組んでまいります。事前販促活動の早期開始を徹底し、皆さまにご満足いただけるようプロセスにも結果にもこだわって取り組んでまいります」。 決起大会では、ユアサ商事若手社員によるシュプレヒコールなどで大いに盛り上がった。 過去最高の368社が出展 ポートメッセなごやで 9月1日(金)、2日(土)開催 ユアサ商事中部支社(支社長=藤岡正一氏、住所=名古屋市名東区高社2-171)は、7月25日午前10時より同支社内にて、来る9月1、2日の2日間にわたってポートメッセなごや第3展示館で開催される「産業とくらしの中部グランドフェア2017」に関する記者会見を行った。 会見で藤岡支社長は、同日時点で主催社数96社、出展メーカー数が過去最高の368社となり、展示小間数も過去最高だった前回を上回る見込みであることを報告した。 今年のグランドフェアの全国統一テーマは“Growing Together-ともに挑む。「ミライ」の産業とくらし”。工場、住環境、インフラ建築の分野に向けた、出展各社の最新鋭機器やロボット・IoT関連商品、環境・省エネ商品、防災・減災商品を揃え一堂に展示する。 会場をテーマゾーン、工業ゾーン、住環境ゾーン、建設ゾーンに分け、各シーンに合わせた展示を行う。 今回、テーマゾーンでは約100アイテムを展示する予定。3つのゾーンを設け、「ロボット&IoTゾーン」では、作業の効率化を高める「稼働監視システム」や追従型の最新運搬ロボット「ドーグ」、さらに進化をしている「パワーアシストスーツ」など、最新技術を紹介する。 「環境エネルギーソリューションゾーン」は、ZEH(ネットゼロエネルギーハウス)を実現するための「スムーズなエネルギーの見える化」「省エネ」「創エネ」「畜エネ」などの最新システムを紹介する。 「レジリエンス&セキュリティゾーン」では、防災・減災のための最新商品を紹介。最近話題となっている「宅配BOX」なども展示する。 また、テーマゾーン内に体験コーナーを設置。パワーアシストスーツ体験、空中ディスプレイキッチン体験、起震車による揺れ体験を通して近未来の産業とくらし≠体験してもらう。 その他、テーマゾーンについてのガイダンスを聞いた後、ゾーン内に設置されたすべてのチェックポイントを廻ってクイズに答えゴールした人に景品を進呈する、テーマゾーンプレゼンツアーも企画している。 さらに、9月1日の午前11時からはポートメッセなごや交流センターにて特別講演会を実施。人口知能分野のトップ研究者中島秀之氏(東京大学大学院情報理工学系研究科 知能機械情報学専攻 先端人工知能学教育寄附講座 特任教授)が講師を務め、人工知能の現在と未来を解説する。 仕入先など250名余りが参集 “地域密着”をさらに強化 村松商店 第23回元浜会を開催 管材・設備機器等の総合商社、村松商店(社長=村松尋代氏、本社=静岡県浜松市東区常光町188)は7月7日、浜松市中区のオークラアクトシティホテル浜松において「第23回元浜会」を開催した。仕入先87社204名と同社の幹部社員を合わせて総勢250名余りが出席し盛会となった。今年4月に社長に就任した村松尋代社長は「変えるべきもの、変えてはいけないものをしっかりと見極めて、新しい時代に向かって進んでいきたい」と抱負を語った。 元浜会は、村松孝一会長が演奏するピアノが流れる中、村松社長を筆頭にスタッフ一同が会場入口で出席者を出迎え、午後4時30分に開会した。 高橋智志本社購買部長の司会で進められ、冒頭、村松会長が「皆様、本日はお忙しい中を私どもの第23回元浜会に参加いただきまして、誠にありがとうございます。今年の4月に私が会長になり、専務の尋代が社長に就任しました。ここ数年、私どもの仕事を見ていますと、良かったり悪かったりしていましたが、昨年あたりから健全になりつつありました。そろそろ私から、マンネリ化した村松商店をしっかりさせてもらおうと、尋代社長にバトンタッチしました。皆様のご協力がなければできませんので、今後も絶大なるご支援、ご協力をお願いいたします。元浜会は23年前の7月7日に始まり、今回も7月7日ということで、新たなスタートとしては良い日となりました」と挨拶。 次いで村松社長が、社長就任時に賜ったお祝いのお礼と、今後の方針などを含めて挨拶した(要旨別掲)。 仕入先メーカーの代表から「創業以来66年にわたって培われてきた伝統、それに新しい物を加えられ、企業理念の『時代の流れとともに進化』をする。私どもも少しでもお役に立てますように努力してまいりますので、今後とも引き続きご指導、ご鞭撻をお願いします」と祝辞があり、乾杯した。 各テーブルには様々な銘柄の日本酒や焼酎が並び、他に何種類ものワインも用意され、出席者はいろいろ飲み比べをして楽しんだ。 歓談が進む中、鈴木康友浜松市長が、浜松市のマスコットキャラクター「出世法師直虎ちゃん」らとともに来場。 鈴木市長は「本日は全国からお出でいただいているということで、歓迎申し上げます。尋代社長は大変マルチな才能をお持ちで、会社の仕事はもとより、商工会議所の女性会の会長、浜松市の行政員もお務めいただいております。また、ラジオのパーソナリティとしてもご活躍です。まさに、浜松を代表するリーダーといっても過言ではありません。昨年は市政功労賞で表彰させていただきました。私どもがお世話になっている方でございます。村松商店の女城主としてますますご活躍ください」と挨拶した。 この後、恒例となった稀少銘柄の焼酎などを景品としたジャンケン大会が行われた。今回は、静岡名産のメロン23個と限定品である井伊直虎のネクタイ3本も景品に加えられ、大いに盛り上がりを見せ、午後8時前、盛会のうちにお開きとなった。 【村松尋代社長 挨拶要旨】 今年の4月1日より代表取締役社長という大変な重責を担うこととなりました。会長は33年間社長職を務めまして、その後を引き継ぐことは相当なる覚悟が必要なのだと、社長になる前に感じました。私は専務時代、どのようにしてこの村松商店を変えていこうかと、そればかりを考えていました。社長就任以降、皆様から過大なるお祝い―お花、お品、数々の愛情をいただきまして、心より御礼申し上げます。 23回目の元浜会です。このオークラアクトシティホテル浜松ができて23年、このホテルと共にこの会が始まりました。本日は7月7日、ラッキーセブン、七夕、年に1回このように一堂に会して行っています。 私どもでは、4月の第1金曜日に仕事を昼までにして全社員を集め、私の心構え、これからどうして行きたいかについて話しました。とにかく、変えてはいけないものと、変えるべきものは何かを見極めようと、今1つずつ私はチェックをしているところです。それによって、この新体制をどのような方向に持っていくかを考えていきたいと思っています。 私どもの社員は勿論、静岡県内で生活をしていますし、仕事もしていますので、この地域密着をさらに強いものにしていきたい。今まで培ってきたものを少しずつ出していきたい。私は、村松社員ファーストで頑張っていきたいと思っています。今年の私のキーワードは『オール村松でいく』。私どもは本社(浜松)、静岡、沼津の3拠点があり、なかなか会う機会もないですが、年間数回全社員が集まれる機会を作っていきたいと思っています。 今期に入ってからは、昨年に比べ順調に数字も伸びており、これも社員の努力の結果と考えています。本日は、各テーブルに社員がいます。男性社員は、現在NHKの大河ドラマで放映されている井伊直虎に因んだ限定のネクタイをしています。また水色のバッチを付けています。皆様に声をかけていただきたいと思います。 また、本日はお帰りにお土産(日本酒)を用意いたしました。特別に関谷醸造に作ってもらいました、ラベルに「一尋の心」と書かれています。心を広く持ってこれから仕事に接していきたいと思います。是非、ご堪能いただければと存じます。 専務と社長、二番手と一番手ではこんなに違うのかということを、身にしみて感じています。見方が変わる。張り切り過ぎで、ギックリ腰をしてしまいました。社員の皆様、ご参集の皆様にもご迷惑をおかけしましたが、ここからは会長を見習い、グッと耐えてやっていこうと思います。これからも皆様とともに元気をもって頑張りたいと存じますので、ご協力をお願いいたします。 家族、従業員ら約40名が参加 名鉄犬山ホテルで昼食 一宮機鋼組合 恒例の家族会を開催 一宮機鋼組合(会長=片山正勝氏・片山機材社長)は7月2日、恒例となった家族会を愛知県犬山市の名鉄犬山ホテルで開催した。天候にも恵まれ、会員とその家族や従業員ら40名ほどが参加して親睦を深めた。 当日は、午前11時15分にホテルのロビーに集合し、ガーデンレストラン「ライン」にてランチバイキング。はじめに片山会長より参加のお礼を含めた挨拶があった後、各々好きな料理をテーブルに運んで、和気あいあいと近況などを報告し合った。 その後はホテルの温泉に入ったり、国宝「犬山城」やその周りの古い町並みを散策するなどして、思い思いに楽しい1日を過ごした。 虹技との第2の合弁会社 「南通虹岡鋳鋼有限公司」開業 岡谷鋼機 中国の需要拡大に対応 岡谷鋼機(社長=岡谷篤一氏、本社=名古屋市中区栄2-4-18)は7月31日、鋳物メーカーの虹技(社長=山本幹雄氏、本社=姫路市大津区勘兵衛町4-1)と合弁で中国江蘇省南通市に設立した「南通虹岡鋳鋼有限公司」が7月14日に開業式を開催したと発表した。 天津虹岡鋳鋼有限公司に続く第2の合弁会社となる「南通虹岡鋳鋼有限公司」は、中国自動車市場におけるプレス金型用鋳物の需要拡大に対応する目的で2016年6月に設立され、このたび開業した。 開業式典には、南通経済技術開発区管理委員会の陳強主任をはじめとする来賓のほか、虹技より山本幹雄社長、南通虹岡鋳鋼有限公司総経理の松本智汎取締役、岡谷鋼機より岡谷篤一社長、南通虹岡鋳鋼有限公司董事長(非常勤)の吉田文彦常務取締役など、総勢約250名が参加した。 同社は「2004年に天津虹岡鋳鋼有限公司を設立して以来、中国自動車生産はめざましい発展を遂げ、今後もさらなる伸びが期待されています。自動車用プレス金型の需要の増加も見込まれることから、地域性を活かし現地ニーズに応え、販路拡大してまいります」とコメントしている。 【南通虹岡鋳鋼有限公司の概要】 (1)社名=南通虹岡鋳鋼有限公司(Nantong Rainbow Hills Cast Iron Co.'Ltd.) (2)所在地=中華人民共和国江蘇省南通市経済技術開発区谷東路27号 (3)設立年月日=2016年6月20日 (4)資本金=1000万米ドル(約11億円)、出資比率…虹技51%・岡谷鋼機49% (5)董事長=吉田文彦氏(岡谷鋼機常務取締役) (6)総経理=松本智汎氏(虹技取締役) (7)事業内容=自動車用プレス金型鋳物の製造・販売 (8)生産能力=年産2万トン(予定) (9)人員数=110名(2017年7月現在) チャリティーコンサート 「感謝の夕べ」を開催 岡谷鋼機 集まった481万円余を募金 岡谷鋼機は7月31日、「OKAYA CHARITY CONCERT 2017〜感謝の夕べ〜」を名古屋市中区の日本特殊陶業市民会館フォレストホールで開催した。同コンサートは多くの賛同を得て2296席を完売した。 コンサートに訪れた人は、開演前のロビーコンサートや、地元出身の田中祐子さん(指揮)、田村響さん(ピアノ)、徳田真侑さん(ヴァイオリン)、佐藤晴真さん(チェロ)と名古屋フィルハーモニー交響楽団の演奏を楽しんだ。 チケット売上金と同社からのマッチングギフト、また来場者からの募金を合わせ、合計481万9863円が社会福祉法人愛知県共同募金会に募金された。募金額の内訳はチケット売上金及び同社からのマッチングギフトが459万2000円、来場者からの募金が22万7863円。 特選3名を含む7名が受賞 「第5回山田貞夫音楽賞」 山田貞夫音楽財団 最終選考会開催 愛知県におけるクラシック音楽の振興並びにその担い手である音楽家の支援を行う公益財団法人山田貞夫音楽財団(代表理事=山田貞夫氏・ダイドー社長)は7月11日、名古屋市中区の広小路ヤマハホールにて「第5回(平成29年度)山田貞夫音楽賞」の最終選考会を行った。 この賞は、愛知県内で活躍している将来有望な新人クラシック音楽家の活動を支援し、県の文化・芸術の振興に寄与することを目的に設けられたもので、受賞者に賞金10万円が贈呈され、そのうち特選に選ばれた人には別途20万円と新進演奏家コンサートで演奏を披露する場が与えられる。 今回は、平成28年3月に音楽大学または音楽大学院を卒業し、県内で活動している新人クラシック音楽家を対象に募集が行われ、第1次選考の書類審査及び音源審査を通過した、ピアノ部門4名、トランペット部門1名、クラリネット部門2名、ヴァイオリン部門1名、合計8名の若手演奏家が演奏選考に臨んだ。 開催にあたり、山田代表理事が「本日はいよいよ最終選考会です。特選の方は9月21日にしらかわホールで発表会をさせていただきます。今後とも、この山田貞夫音楽財団の育成にお力添えをお願いいたします」と挨拶した。 選考委員は、松尾葉子愛知県立芸術大学客員教授、竹本義明名古屋芸術大学学長、佐藤惠子名古屋音楽大学学長、瀬戸和夫名古屋芸術大学非常勤講師・金城学院大学非常勤講師、寺田史人寺田弦楽四重奏団・プシャーテルアンサンブル主宰の5名。 審査の結果、橋口幸恵さん、安藤玲奈さん、首藤友里さん、大本絢子さん、伊藤美樹さん、岩倉彩乃さん、大澤愛衣子さんの7名の受賞が決定し、そのうち大澤愛衣子さん(ヴァイオリン)、安藤玲奈さん(ピアノ)、岩倉彩乃さん(クラリネット)の3名が特選に選ばれた。特選の3名は9月21日に三井住友海上しらかわホールで開催される「第5回新進演奏家コンサート」でオーケストラと協奏曲を協演する。 選考委員の松尾葉子氏は講評で「我々の職業、音楽家というのは、絶対にAT(人工知能)にとって代わられない。感情を表して、感動してもらう。そのためにも素敵な歌と感動を与えることを目的にしていただきたい。頑張って歌を作ってください」と話した。 メモリアルコンサートへの出演が決まった演奏者 財団設立5周年記念イベント 「メモリアルコンサート」 平成24年11月設立の山田貞夫音楽財団は、今年財団設立5周年を迎えるにあたり、記念イベントとして10月12日に三井住友海上しらかわホールで「新進演奏家メモリアルコンサート」を開く。その出演者を決めるオーディションが7月12日、広小路ヤマハホールで行われた。 過去の特選受賞者 から出演者4名を選ぶ オーディションの対象者は第1回〜4回の山田貞夫音楽賞特選受賞者(新進演奏家コンサートに出演した人)で、そのうち応募のあった10名(ピアノ8名、ヴァイオリン2名)の中から、本多万祐子さん、森島嘉奈子さん、山本多恵佳さん、福本真弓さん(すべてピアノ)が選ばれ、メモリアルコンサートでセントラル愛知交響楽団と協演する。出演が決まった4名にはトロフィーと100万円(「山田貞夫音楽賞メモリアル」賞金50万円+奨励金50万円)が贈呈された。 山田代表理事が「おかげ様で、5周年を迎えることができました。メモリアルということで、通常の音楽財団のコンサートとは別に、もう1回コンサートを開催します。この財団が末永く続きますように、ご協力をお願いいたします」と挨拶。 選考委員は、松尾葉子愛知県立芸術大学客員教授、小松長生金城学院大学教授、佐藤惠子名古屋音楽大学学長、瀬戸和夫名古屋芸術大学非常勤講師・金城学院大学非常勤講師、寺田史人寺田弦楽四重奏団・プシャーテルアンサンブル主宰の5名が務め、選考委員を代表して小松長生氏が講評の中で「今回3人の予定でしたが、4人を選ばせていただきました。非常にレベルが高く、票が割れて、4人の方々はもちろんですが、本日の演奏者1人ひとりが祝福されるものと感じています。ますます頑張っていただきたいと思います」と述べた。 山田貞夫音楽財団は、今年度までに山田貞夫音楽賞(第1回〜5回)を27名(内、特選14名)に贈呈。特選受賞者には新進演奏家コンサートでオーケストラと協演する機会も与えられる。今年度はこの新進演奏家コンサートと5周年を記念したメモリアルコンサートの二度の演奏会を予定している。 また、同財団ではクラシック音楽の演奏家をめざす将来有望な若い人たちを応援するため、これまでに延べ232名(本年度分も含む)の音楽大学・大学院の在学生などに奨学金を給付している。 2017年8月20日(日)・2644号 ねじ商連・ねじ商工連盟総会の報告 HPの更新レクチャーも予定 愛鋲協 29年度第3回定例理事会 愛知鋲螺商協同組合(理事長=藤田守彦氏・藤田螺子工業常務)は、8月4日午後7時より名古屋駅前の安保ホールにおいて平成29年度第3回定例理事会を開催した。理事6名が出席した。 藤田理事長の挨拶の後、理事長が議長を務めて各議案の審議を行った。 第1号議案=事業部委員会に関する件は、事務局より7月の収支報告が行われ、承認された。 第2号議案=ねじ商連総会・ねじ商工連盟総会の報告が行われた。 @ねじ商連通常総会は、7月21日に横浜市のホテルニューグランドで開催され、愛鋲協から藤田理事長、大野正博副理事長(中部製作所社長)、小倉正嗣副理事長(小倉商店社長)ら9名が出席した。役員改選で新会長に神奈川県鋲螺協同組合の筒井三男理事長(横浜鋲螺社長)が就任した。愛鋲協からは、藤田理事長が副会長に、大野・小倉両副理事長が常任理事に、鈴木憲一理事(エフシーテック社長)が監事にそれぞれ就任。また花井康志理事(ハナイタイト社長)が広報委員、大野副理事長がねじ流通委員を務めるほか、ねじの日委員長に藤田理事長が就任した。2年後の総会は東京鋲螺商協同組合が担当、4年後は愛鋲協が担当する。 Aねじ商工連盟通常総会は、8月3日に東京・浜松町の東京會舘で開催され、愛鋲協から大野副理事長が出席した(藤田理事長は工業会の副会長として出席)。改選により、会長にねじ商連の筒井会長、副会長にねじ工業協会の椿省一郎会長(互省製作所社長)が就任した。新JISの問題について、附属書品がまだ継続されており、商から工に対する質問として「六角ボルト・ナットの本体規格品への切り替えに当たってのQ&A」が配布された。 第3号議案=広報部会に関する件は、@組合広報誌9月号を9月30日に発行予定。現在、投稿記事並びに表紙写真を募集中(締切り8月末)。ねじ商連総会、ねじ商工連盟総会関係の記事を掲載する意見が出された。A組合ホームページの更新については、9月理事会と併せて行うセミナーで更新の仕方を勉強することを確認した。 第4号議案=優良従業員の表彰の件(名古屋商工協同組合協会)は、3社8名の申し込みがあり、協会に推薦書を提出する。表彰式は10月25日午後2時より名古屋ガーデンパレスで開催される。当日は藤田理事長が出席する予定。 第5号議案=セミナーの件は、9月19日(理事会開催後)に安保ホールでホームページ制作会社から講師を招いて開催することを確認した。 第6号議案=その他の件は、賦課金の入金状況が報告され、小倉副理事長が未入金の3社に確認をとることとした。また、11月20日に東京で開催されるねじ商連常任理事会に藤田理事長、大野・小倉両副理事長の3名が出席する予定と伝えられた。 次回理事会は、9月19日午後6時30分より安保ホールにて開催される。理事会終了後はセミナーを行う。 大阪組合の岩田理事長が来訪 全国大会への参加を呼びかけ 名古屋伝動機商組合 7月例会を開催 名古屋伝動機商組合(理事長=服部将康氏・服部社長)は、7月25日午後6時より名古屋市中区の東京第一ホテル錦において7月例会を開催した。ユアサ商事、太田廣が当番幹事を務めた。 例会には11月に開催される全国伝動機商組合連合会「全国大会」の幹事組合である大阪伝動機商組合の岩田哲也理事長(岩田伝導機工社長)が来訪し、大会についての説明を行った。 冒頭、服部理事長が「本日はスペシャルゲストとして、大阪組合の岩田理事長においでいただいています。昨年から組合では全国大会に向けて、原則全員参加ということで何度か議題に上げて話し合ってきましたが、お陰様で非常に多くの方に参加していただけるという報告を受けています。本日は折角の機会ですので、意見交換を活発にしていただいて有意義な会になればと思っています」と挨拶した。 親睦ゴルフコンペについて、佐々木伸之太田廣常務が報告。7月8日に春日井カントリークラブ東コースにて開催し、服部理事長が優勝した。今回で3回目の開催となり、参加人数も徐々に増加している。今回よりチーム対抗も行い、楽しく過ごしたと報告された。来年も開催予定であり、参加が呼びかけられた。 ボウリング大会について、長村康義副理事長(長村商店社長)が説明した。第15回目となるボウリング大会を11月10日にスポルト名古屋(名古屋市中区新栄2-45-26)で開催する。今回は賞品を少し減らす代わりに、終了後、会場1階のすたみな太郎において食べ放題の焼肉パーティーを行う予定。 続いて、大阪組合の岩田理事長が全国大会の概要などを説明した。全国大会は11月14、15日に開催される。14日の午後4時よりザ・リッツカールトン大阪(大阪市北区梅田2-5-25)において総会。総会後は、林家染二師匠の落語と物まねショーを観覧して大阪文化に触れる予定。宿泊はハートンホテル西梅田(大阪市北区梅田3-3-55)を紹介する。翌15日は京都観光で保津川下りなどを予定している。 最後に岩田理事長は「楽しく有意義な時間を過ごし、意見交換で認識を共有できたらと考えています」と話した。 例会終了後は懇親会が開かれ、岩田理事長を交えて親睦を深めた。 リンクス 世界の最先端技術が一堂に集結する技術者向けセミナー 「LINXDays 2017」10月17〜19日に開催、参加受付中 名古屋・大阪・東京でIIoTや画像処理に関する業界動向やユーザー事例を紹介 制御、画像処理、組み込みなどIIoT(Industrial IoT)分野で最先端の技術や製品、サービスを提供している技術商社リンクス(社長=村上慶氏、所在地=横浜市青葉区)は、10月17日(水)〜19日(金)の3日間にわたり、名古屋・大阪・東京の各会場で世界最先端技術を紹介する技術者向けセミナー「LINXDays2017」を開催する。同社では現在、参加の申し込みを受け付けている。参加は無料。 LINXDaysは、「IIoT技術」と「画像処理ソリューション」について日本の技術者を対象に紹介する年に一度のイベントであり、昨年は半導体、電気電子、ロボット、自動車、食品、医療といった製造業におけるFA(ファクトリーオートメーション)従事者を中心に1000名を超える来場者を記録し盛況のうちに閉幕した。 「LINXDays2017」は、「リンクス・IIoT・セミナー」と「リンクス・マシンビジョン・セミナー」の2部構成での開催を予定している。 午前の部として開催する「リンクス・IIoT・セミナー」では、オートメーションシステムの標準規格化などの観点から、IIoT化を実現するためのアプローチを国内大手企業の講演やヨーロッパなどの先進海外動向を交えて紹介する。 また、午後の部の「リンクス・マシンビジョン・セミナー」では、市場動向を的確に捉えた最新のマシンビジョンコンポーネントを、大手企業における活用事例とともに紹介。さらに市場の期待が高いディープラーニングの活用やEmbedded Vision(エンベッデッド・ビジョン)に関する近年の動向やリンクスが取り扱う対応製品について紹介する。 ◇ 「LINXDays2017」開催概要 【開催日時/場所】 ●10月17日(水)/《名古屋》ミッドランドホール(愛知県名古屋市中村区名駅4-7-1ミッドランドスクエア オフィスタワー5階) ●10月18日(木)/《東京》虎ノ門ヒルズフォーラム・メインホール(東京都港区虎ノ門1-23-3虎ノ門ヒルズ森タワー5階) ●10月19日(金)/《大阪》梅田スカイビル・ステラホール(大阪府大阪市北区大淀中1-1-88梅田スカイビルタワーウエスト3階) 【プログラム】 ●各日9時30分〜11時30分「リンクス・IIoT・セミナー」 〈見どころ〉第4次産業革命とも言われるIIoTの潮流の中で、製造業各社は局所最適な製品力の競争ではなく全体最適なソリューション力での競争が強く求められるようになりつつある。それに伴ってオートメーションシステムは急激に複雑化しつつあり、必要とされる人・モノ・金の投資も増加する一方にある。同セミナーではオートメーションシステムの標準規格化などの観点から、これらの課題を解決してIIoT化を実現するためのアプローチを、国内大手企業の講演やヨーロッパなどの先進海外動向を交えて紹介する。 ●各日13時〜17時30分 「リンクス・マシンビジョン・セミナー」 〈見どころ〉マシンビジョン市場で求められる画像処理機能は、高速・高精度・多次元化の一途をたどっており、最先端技術の活用による課題解決が必須となっている。同セミナーでは、市場動向を的確に捉えた最新のマシンビジョンコンポーネントを、大手企業の活用事例とともに紹介。また、市場の期待が高いディープラーニングの活用やEmbedded Visionに関する近年の動向やリンクスが取り扱う対応製品について紹介する。 【参加申し込み】 リンクスWebサイト(http://linx.jp)から申し込む。 【問い合わせ先】 リンクス/電話045-979-0731、ファックス045-979-0732、Eメールinfo@linx.jp イグス しっかり密閉ながら開閉スムーズ 切粉対応のエナジーチェーン R2.1シリーズに新サイズ イグス(東京都墨田区)は、昨年発表した密閉型ケーブル保護管「エナジーチェーン」R2・1シリーズに、新たに3つのサイズを追加した。主に工作機械分野でニーズのある切粉対応のエナジーチェーンは、急速に高まる技術的要件とユーザーのコスト低減要求を同時に満たす必要があり、一層のニーズに対応できるようサイズバリエーションを増やした。 R2・1シリーズはチューブ形状のケーブル保護管で、同社従来品よりも水平走行距離が長い点が特長。長い距離をサポート器具無しで走行できることは、大きなコストカットにつながる。 その他、R2・1エナジーチェーンには次の特徴がある。 ・密閉性が高い(同社製品内でトップクラスの密閉性を社内試験にて実証…合計2キロの金属粉に晒されながらの10万サイクル後、保護管内に侵入した金属粉はわずか0・5グラム) ・開閉が容易で組付け作業がスムーズ ・カバー部分が密閉カバーとリンクパーツのシンプルな2パーツ構成 ・内周側または外周側開閉から選択可能 ・より静音で振動が少ない(同社従来品比較) 【サイズバリエーション】 内高さ=26o(内周側)、※26o(外周側)、40o(内周側)、※40o(外周側)、※48o(内周側)、75o(外周側) ※印が新サイズ、( )内は開閉タイプ 営業体制を強化、強みを活かし 国内シェアbP奪還を目指す 東海イゲタロイ会 2017年度総会を開催 東海イゲタロイ会(会長=前嶋孝行氏・前島商会社長)の2017年度(第24回)総会が6月14日、名古屋マリオットアソシアホテルで午後4時より開催され、住友電気工業の牛島望常務取締役(当時、現専務取締役)、村山敦ハードメタル事業部長をはじめ、会員である特約店、さらに代理店なども含め総勢約100名が出席した。 総会の司会を住友電気工業の井戸正之ハードメタル事業部営業統括部長が務め、冒頭、前嶋会長が挨拶で「この席に立たせていただいて、3度目となります。昨日たまたま、新しくできたコンビニでコーヒーを買って飲みましたが、そういえば最近コーヒーはどれくらい売れているのだろうとネットで調べたら、2015年〜16年はじめの資料しかなかったのですが、コンビニのコーヒーは約20億杯売れているそうです。13年は7億杯少しでしたので、3倍ほど伸びている。コンビニ以外の有名なチェーン店などを含めれば、かなりの数になるのではないかと思います。皆様の中では金額云々よりも、私はここのメーカー(店)のコーヒーが飲みたいと、それぞれ好みがあると思います。我々刃物の業界も、やはり色々なメーカーがあります。例えばドリルならイゲタロイにしたい、チップならここと、お客様の好みは多種多様です。今回の『イゲタロイTODAY』に東日本の会長である植松会長のコメントが載っていますが、その中で一昨年までは住友電工さんが国内シェアbPだったが去年陥落したとありました。色々な事情があり2番手になってしまったと思いますが、やはり、トップを取り返す、トップのメーカーさんの商品を売っているということに取り組んでいきたいと書かれていました。今年の秋以降、福島の工場が稼働するということで我々も非常に楽しみですし、先日のお話では在庫の欠品を極力ゼロにしたいと言われていますので、我々も是非とも全社一丸となって、工場を止めないように常にフル稼働という気持ちで注文を取って、ドリル、チップ、エンドミル、すべての刃物商品で住友ブランドを選んでいただけるような努力をしていきたいと思っています。住友電工さんのご協力をお願いいたします」と述べた。 続いて、牛島住友電気工業常務が挨拶に立ち、日頃のイゲタロイ製品拡販への協力と2016年度各種キャンペーンへの参加に対して御礼を述べた後、「円高の影響があり、2016年度のハードメタル事業の全体的な売上は残念ながら前年比で微減となりましたが、その中にあって、お陰様で国内受注は前年比1%の増加、中でも東海地区の受注は5%の増加でした。会員店の皆様には、刃先交換チップをはじめ、主力製品各種の拡販に成果を発揮していただきましたが、特にマルチドリルとスミボロンの製品は両商品とも前年比15%増と大きく伸ばしていただきました。福島県の新工場(東北住電精密)が、この6月から稼働しています。5月に竣工式を行い、当月からドリルの生産を始めています。新品で約2000本、再研磨で1000本という形で、早くも国内マーケットに対し1つのサービス拠点として活動を開始しています。この11月には鋼カッタ等の量産も始めますので、年末には立派な工場として立ち上がっていくという状況です。私事ですが、6月7日付をもちまして日本機械工具工業会の会長を仰せつかっています。2年前にハイスの工業会と超硬工具協会が合体して、不二越の本間会長が初代会長を務められましたが、2代目ということです。ハイスが超硬に置き換わっていることと、穴あけ関係の仕事は増加していることが想像されます。穴あけ加工は今後特に忙しくなるのではないかと思っています。現在三重県にある東海住電精密だけでは賄いきれないぐらいドリルが伸びているので、新工場が即戦力として商品を供給できると思います」と同社の現況について話した。 住友電気工業の2016年度連結決算は、上期の円高による影響を大きく受け、売上高が2兆8144億円、前年比4%の減収となった。しかし全社的なコスト削減の効果があり、営業利益は5%増の1505億円、経常利益も5%増の1739億円と、いずれも過去最高となった。 牛島常務は「本年こそは売上高3兆円を超え、営業利益1750億円、経常利益1950億円を目指して頑張ってまいります。私ども、超硬の国内シェア第2位に甘んじていますが、最近はシェアをかなり上げています。2018年〜19年には首位を奪還したいと思っていますので、ご支援をお願いいたします。本年10月にはメカトロテックジャパン2017が開催されます。これに合わせて新製品を続々とリリースしていきますので、会員皆様のご支援、ご協力を宜しくお願いいたします」と述べた。 議長に前嶋会長を選出して議事に入り、2016年度事業報告・会計報告・監査報告を承認。会員の異動について入会、退会ともに無いことが報告され、これを承認した。 引き続き、2017年度事業案・予算案について審議し、原案通り承認した。 滝澤有一副会長(松本商店社長)の閉会の辞で第1部総会を終了した。 第2部は表彰式が行われ、2016年度優秀販売店としてジャンプアップセールで優秀な成績を収めた最優秀賞1社、優秀賞9社、躍進賞2社と、リサイクル優秀販売店1社、特別賞2社が表彰された。 第3部住友電気工業概況報告では、村山敦ハードメタル事業部長が事業部の概況と2017年度事業方針を説明する中で「流通関係の販売は、2014年度をピークに、15年度下期から為替の影響により下降し、16年度上期が底で下期から回復。17年度は前年比113%と過去最高の売上を目指す」と述べた。 今年度の事業方針は「強みを活かし、国内シェア1位奪還」を掲げ、営業体制の強化として、@即納、テスト品短納期(お試しダッシュ)体制強化A拡販企画充実(TEC拡充/実演中継開始、キャンペーン/広告宣伝充実)B案件管理強化(国内外連携強化によるシェアの拡大)C東日本地区シェア拡大(東北住電精密とMy‐TEC)D航空機、建機等、活況市場への注力-に重点的に取り組む。 また、生産体制の強化としては、@東北住電精密稼働(鋼工具、ドリルの生産革新)Aマルチドリル生産能増と再研磨体制強化、新製品充実(新汎用、SUS用)B北海道住電精密へのTA増産投資、ボリューム市場新商品(鋼、鋳鉄旋削)-を重点実施すると説明。ハードメタル部門90周年を迎える今年は、国内シェア18%強に挑戦していくと話した。 続いて、浦山孝ハードメタル事業部流通販売部長が2017年度流通販売部門の活動方針とキャンペーンの説明を、小出茂博グローバルマーケティング部主席が新製品の紹介を行った。 このあと会場を移して第4部の懇親会が開かれ、歓談やビンゴゲームなどで親睦を深め、午後7時過ぎ盛会のうちに終了した。 産業とくらしの中部グランドフェア2017 9月1日(金)・2日(土)、ポートメッセなごや第3展示館にて開催 出品社が過去最高の368社に Growing Together- ともに挑む。「ミライ」の産業とくらし。 ユアサ商事中部支社(支社長=藤岡正一氏)傘下の販売店でつくる、中部ユアサやまずみ会主催の「産業とくらしの中部グランドフェア2017」が9月1日(金)・2日(土)の2日間、ポートメッセなごや第3展示館にて、主催社数96社、出品社数が過去最高の368社(いずれも7月25日現在)を予定して盛大に開催される。協賛は仕入先メーカーで組織する中部ユアサ炭協会、後援がユアサ商事。 今年のグランドフェアは関東、東北、中部、九州、関西の5か所で開催され、38回目の開催となる中部グランドフェアでは昨年実績を上回る、受注金額218億円、来場者数1万2000名を目標に掲げている。 今年のグランドフェアの全国統一テーマはGrowing Together-ともに挑む。「ミライ」の産業とくらし=B工場、住環境、インフラ建築の分野に向けた、出品各社の最新鋭機器やロボット・IoT関連商品、環境・省エネ商品、防災・減災商品を揃え一堂に展示する。 会場をテーマゾーン、工業ゾーン、住環境ゾーン、建設ゾーンに分け、各シーンに合わせた展示を行う。 今回、テーマゾーンでは約100アイテムを展示する予定。3つのゾーンを設け、「ロボ&IoTゾーン」では、作業の効率化を高める「稼働監視システム」や追従型の最新運搬ロボット「ドーグ」、さらに進化をしている「パワーアシストスーツ」など、最新技術を紹介する。 「環境エネルギーソリューションゾーン」は、ZEH(ネットゼロエネルギーハウス)を実現するための「スムーズなエネルギーの見える化」「省エネ」「創エネ」「畜エネ」などの最新システムを紹介する。 「レジリエンス&セキュリティゾーン」では、防災・減災のための最新商品を紹介。最近話題となっている「宅配BOX」なども展示する。 今年さらに充実したテーマゾーン内の「体験コーナー」では、パワーアシストスーツ体験、空中ディスプレイキッチン体験、起震車での揺れ体験を通して近未来の産業とくらし≠体験してもらう。また、新電力サービス(電気量削減の案内)の提案も行う。 その他、テーマゾーンについてのガイダンスを聞いた後、ゾーン内に設置されたすべてのチェックポイントを廻ってクイズに答えゴールした人に景品を進呈する、テーマゾーンプレゼンツアーも企画している。 さらに、9月1日の午前11時からはポートメッセなごや交流センターにて特別講演会を実施。人工知能分野のトップ研究者中島秀之氏(東京大学大学院情報理工学系研究科 知能機械情報学専攻 先端人工知能学教育寄附講座 特任教授)が「人工知能が拓く『産業とくらし』」をテーマに、人工知能の現在と未来を解説する。 中部グランドフェアの開催時間は、初日の1日(金)が10時〜17時、2日(土)が9時30分〜16時30分。 ◇ 各本部の取り組み方針は次の通り。 【機械エンジニアリング本部】ものづくりの潮流やユーザーニーズを捉え、様々なソリューションを提案し、日本のものづくりに貢献する。 【機電本部】「産業とくらしの流通プラットホーム」を基盤に最新鋭の製品を提案し、企業の生産性向上に貢献する。 【住環境本部】建築設備・住宅設備・工場ユーティリティ設備分野への豊富な品揃えとエコエンジニアリング機能の発揮、IoT・AIを見据えた商品提案により、主催社、出品社と共にビジネスチャンスを拡大させる。 【建材本部】住宅エクステリア・景観エクステリア・建築商材の提案営業を強化し、商談の掘り起こし、受注につなげる。 【建機本部】近未来の建設市場テーマである「生産性革命」「国土強靭化貢献」「IoT」の商品提案をする。 出品社一覧 工業ゾーン ■工業機械 アマダマシンツール▽イワシタ▽SMFLキャピタル▽M.T.srl▽オークマ▽OKK▽大鳥機工▽岡本工作機械製作所▽キタムラ機械▽キャムタス▽キラ・コーポレーション▽倉敷機械▽黒田精工▽三共製作所▽C&Gシステムズ▽ジェイテクト▽ジェービーエム▽静岡鐵工所▽澁谷工業▽昭和リース▽ゼネテック▽ソディック▽ソマックス▽大日金属工業▽太陽メカトロニクス▽高松機械工業▽滝澤鉄工所▽タクテックス▽武田機械▽DMG森精機▽テクニア▽東京精密▽東芝機械▽ナガセインテグレックス▽ニコテック▽日本ユニシス・エクセリューションズ▽ファナック▽ブラザー工業▽ブルーム・ノボテスト▽牧野フライス製作所▽松浦機械製作所▽三鷹工業所▽三井住友ファイナンス&リース▽三井精機工業▽三菱電機▽三菱UFJリース▽美濃工業▽村田ツール▽モアテック▽安田工業▽ヤマザキマザック▽ユアサテクノ▽ユアサプロマテック▽レニショー ■機電 アイエイアイ▽アウトレット▽赤松電機製作所▽アネスト岩田コンプレッサ▽アマノ▽伊東電機▽イマオコーポレーション▽瓜生製作▽エイエスケイ▽エステック21▽MRO▽オーエスジー▽オークラ輸送機▽河原▽カントー▽北川鉄工所▽キトー▽岐阜プラスチック工業▽クロダ▽ケルヒャージャパン▽コガネイ▽小林鉄工▽コベルコ・コンプレッサ▽三甲▽サンコーミタチ▽静岡製機▽スイデン▽スーパーツール▽スギヤス▽鈴木製機▽住友重機械精機販売▽洲本整備機製作所▽ダイケン▽大昭和精機▽DAITO▽ダイヘン溶接メカトロシステム▽タンガロイ▽中部オリオン▽津田駒工業▽TAG▽東京彫刻工業▽東洋アソシエイツ▽東和精機▽トーヨーコーケン▽豊興工業▽ナカニシ▽名古屋ダイヤモンド工業▽ナベヤ▽日機▽ニッケーコー▽日研工作所▽日東工器▽日東造機▽日本オートマチックマシン▽日本クランツレ▽日本プラパレット▽ハイウィン▽ハタヤリミテッド▽花岡車輌▽パナソニック▽ピカコーポレイション▽菱小▽ファーステック▽富士フィルム▽扶桑金属工業▽ブラザー工業▽フルタ電機▽フルテック▽北越工業▽マックスプル工業▽マルヤス機械▽ミツトヨ▽三菱マテリアル▽三乗工業▽山金工業▽ヤマダコーポレーション▽ユキワ精工▽油研工業▽理研コランダム▽リョウセイ▽ロブテックス▽ワタベ産業 住環境ゾーン ■流体設備・環境資材・建築設備・住宅設備 愛知時計電機▽アサダ▽アサヒ衛陶▽アズビル金門▽Alpen Group▽アンレット▽イノアック住環境▽エス・エス・ショップ▽SFAJAPAN▽荏原製作所▽MCCコーポレーション▽オーケーエム▽オーデリック▽カナディアンソーラー▽亀井製作所▽キッツ▽倉敷化工▽クリナップ▽グローベン▽コイズミ照明▽サムソン▽サンポット▽シーシーアイ▽シティライフ▽シャープ▽昭和電機▽新明和工業▽積水ホームテクノ▽タイガースポリマー▽ダイキン工業▽ダイニチ工業▽タクミナ▽タブチ▽ツツミ▽寺西商事▽東芝▽東洋バルヴ▽TOZEN▽TOTO▽土牛産業▽特許機器▽巴バルブ▽ナイキ▽日本イトミック▽日本デコラックス▽日本電興▽ノーリツ▽ハウステック▽パナソニック▽パロマ▽ハンファQセルズ▽ピーエス工業▽東尾メック▽日立CM▽ビップグローバル▽フジ医療器▽前澤化成工業▽マックス▽三井化学産資▽三菱ケミカルインフラテック▽三菱電機▽森永エンジニアリング▽ヨシタケ▽LIXIL▽リンナイ 建設ゾーン ■建機 アールアンドアール▽アイチコーポレーション▽アイデック▽旭ダイヤモンド工業▽イーエスエス▽イーグル・クランプ▽育良精機▽エクセン▽荏原製作所▽大阪ジャッキ製作所▽オグラ▽海王▽かこめる君▽君岡鉄工▽キャニコム▽クボタ建機ジャパン▽ゲート工業▽神戸車輌▽今野製作所▽コンラックス松本▽酒井重工業▽サンキョウトレーディング▽CRTワールド▽シーエーシーナレッジ▽静岡製機▽Genie▽篠田ゴム▽シブヤ▽住友建機販売▽セイブ▽DAITO▽田村総業▽超目玉コーナー▽鶴見製作所▽デンヨー▽東空販売▽トーテックス▽トーヨーコーケン▽鳥居金属興業▽ナカオ▽名古屋電機工業(やまびこジャパン)▽日動工業▽日建リース工業▽日工▽日成ビルド工業▽日本クランプ▽日本ダイヤモンド▽ハクスバーナゼノア▽長谷川工業▽長谷川製作所▽ハネマツ▽範多機械▽ピカコーポレイション▽日野興業▽富士重工ハウス▽古河ロックドリル▽ホーシン▽ポートアクール▽北越工業▽マイト工業▽マックス▽丸善工業▽丸山製作所▽三笠産業▽ミツワ東海▽ミライ▽明和製作所▽モトユキ▽諸岡▽八重洲無線▽やまびこジャパン▽ヤンマー建機▽ユナイテッドオイル▽ユニカ▽ヨコカワコーポレーション▽リスロン▽リョービ販売▽レイホープ ■建材エンジニアリング・外構エンジニアリング・燃料 アルコム▽アルミック▽稲葉製作所▽共和▽キョーラク▽グローベン▽サンポール▽JFE機材フォーミング▽JFE建材フェンス▽四国化成工業▽神栄ホームクリエイト▽神鋼エアーテック▽セイキ販売▽積水樹脂▽第一機材▽ダイケン▽タカショー▽田窪工業所▽立川ブラインド工業▽中部コーポレーション▽帝金▽東京測器製作所▽ナカ工業▽ナスタ▽ニイガタ製販▽ニッケンフェンス&メタル▽長谷川工業▽ミヅシマ工業▽メルシー▽ヤマト▽淀川製鋼所▽ラエン▽LIXIL * その他 内田メガネ▽マルフク商事▽ハム工房ジロー▽かまセン▽サーティーワン▽駅弁・空弁(名古屋だるま)▽オリーブ テーマゾーン ロボ&IoTゾーン 【ロボ&IoT】 アイエイアイ▽ATOUN▽イーエスエス▽イノフィス▽SMFLレンタル▽エヌエスティー▽川崎重工業▽川田鉄工▽クボタ▽興研▽山洋電気▽ジェービーエム▽セイロアジアネット▽セイロジャパン▽ゼネテック▽ソフィックス▽帝人エンジニアリング▽ドーグ▽TRINC▽日東工業▽ファナック▽マシンソル▽ミツトヨ▽妙徳▽武藤工業 【IoT】 ティオック 【セキュリティー】 アンリツ 環境エネルギーソリューションゾーン 【環境&省エネ】 アンレット▽YES部▽エコプラン▽SMAジャパン▽オムロン▽Sungrowジャパン▽ソーラーエッジテクノロジージャパン▽ニチコン▽日東工業 【次世代住宅設備 ZEH/BELS】 クリナップ▽ダイキン工業▽日新システムズ レジリエンス&セキュリティゾーン 【サイン】 ヤンマー建機 【止水・貯水・排水】 カクイ▽カンボウプラス▽積水樹脂▽タキロンシーアイ▽鶴見製作所▽テナントカンパニージャパン▽とめ太郎▽ビービーダブリュ▽文化シャッター 【照明】 三協リール▽サンポール▽システック▽積水樹脂▽積水フェンス▽帝金▽日星工業 【通信・IoT】 ネクステック▽PIJIN&キクカワタクト 【備蓄・避難】 稲葉製作所・三英社製作所▽積水フェンス▽名九建設機械▽ユアサマクロス 【BCP】 高進商事▽谷澤製作所▽DICプラスチック▽トーカドエナジー▽やまびこジャパン 【耐震・免震】 技術支援室▽THK▽リンテック21 【宅配便対策】 コーワソニア▽ダイケン▽ナスタ▽富士機械製造▽ユアサプライムス▽ユニソン 中部グランドフェア2017 開催にあたって ユアサ商事株式会社 執行役員中部支社長 藤岡 正一 平素は私どもユアサ商事に対し、ひとかたならぬご愛顧を賜り誠に有り難うございます。これも偏にお取引様のご支援、ご協力の賜物と衷心より感謝申し上げます。 当社は、創業351周年目にあたる2017年4月、新3カ年の中期経営計画「Growing Together 2020」を発表いたしました。この中期経営計画では、国内外のあらゆる環境の変化・市場の大変革に的確に対応し、業界トップレベルの収益構造を持つ専門商社グループへの成長を目指してまいります。「コア事業の機能強化」「成長事業の再強化」「経営基盤の強化」を基本方針に、計画の最終年度である2020年3月期の定量目標、売上高5000億円、経常利益150億円、株主還元率33・0%の達成を目指してまいります。 さて、いよいよ「産業とくらしのグランドフェア2017」の開催が間近に迫ってまいりました。2017年の中部グランドフェアは、9月1日(金)、2日(土)の両日、〈ポートメッセなごや3号館〉において開催いたします。 本年度の全国統一テーマは“Growing Together-ともに挑む。「ミライ」の産業とくらし”。受注高目標218億円、ご来場者目標1万2000名、主催社予定96社、出品社予定368社。 全国統一テーマのもと、展示場を「テーマゾーン」「工業ゾーン」「住環境ゾーン」「建設ゾーン」に分け、豊富な商品群を一堂に展示いたします。さらに隣り合わせのフィールドに関連する商品を展示し、ご来場者様が目的の商品を探しやすく、見やすい会場レイアウトといたします。 当社は、グランドフェアを「日頃の営業活動の集大成として商談確保の場にする」だけでなく「明日の新商品、新事業を創り出す場にする」という決意で取り組んでおります。各ゾーンとも新商品出展比率を大幅に高め、各出品メーカー様も新しい商品情報を発信していきたいと意欲を高めております。炭協会の皆様にもご協力をいただき、ご来場者様にとって分かり易い展示となるよう努めてまいります。 テーマゾーン内の、体験コーナーで「近未来の産業とくらし」を是非体験してください!必ずお立ち寄りくださいますようお願いいたします。 最後に「中部グランドフェア」が、中部地域の活性化に少しでもお役立てできるよう弊社社員は、「主催社様」「出品メーカー様」の手足となり、受注目標達成に向け頑張りますので何卒宜しくお願いいたします。「Growing Together」ともに挑み、ともに成長を目指しましょう! 情報収集、連携対応でシェア拡大 9月に駿河3月に中部機械加工システム展 中部ジーネット会 2017年度総会を開催 ジーネット(社長=古里龍平氏、本社=大阪市中央区)名古屋支社の主力仕入先メーカーでつくる「中部ジーネット会」(会長=飯野敏彦氏・SMCプロジェクト推進部長)は、6月23日午後3時30分より愛知県犬山市の名鉄犬山ホテルで、会員68社が出席して2017年度総会を開催した。 冒頭、飯野会長が挨拶で、自動車産業の今後の動向などについてキーワードを挙げて話した後、「情報を取りながら、商機を逃さないようにしていきたい。キーワードから読み取れる、自動車の電子機器化が加速しており、既存のティア1だけでなく、電子関連の部品外注への対応も重要となってきています。自動車メーカー、部品メーカーの変化に対応し、いち早い情報収集、連携、対応により、売上、シェアの拡大を行う必要があります。ジーネット様と一緒に、引き続き受注活動に邁進したいと思います」と述べた。 次いで古里ジーネット社長が挨拶に立ち、ジーネットを含めたフルサトグループの2017年3月期の決算概要、中期経営計画(弊紙2638号で既報)について説明し、「社員も含めて、色々なことを感じて欲しい。世界がさまざま動いている中、どのようにビジネスをしていくかを真剣に考えないと日本の競争力、もしくはこの業界の競争力がどんどん弱くなっていくという危機感を持っています。我々としては、ものづくりを支えていく必要があります。知恵を絞って、皆様方の素晴らしい商品をこのマーケットで数多く販売していきながら、国際競争力に勝てるように微力ではありますが努力してまいります。皆様方には引き続きご支援を心よりお願いいたします」と述べた。 飯野会長の議事進行のもと議案審議を行い、2016年度事業報告・会計報告・会計監査報告、2017年度事業計画及び予算案を原案通り承認した。続いて、休会会員1社の報告が行われた。 役員改選では原案通り新役員(別掲)が承認され、再任された飯野会長が「世界は狭くなってきており、進んでいるのは隣の国だったりします。日本国内だけではなく、もう少し俯瞰の目線から商材を発掘して、受注を掘り起こしていきたいと思っています。皆様と情報を交換しながら、売上につながるように邁進したいと思います。また今年1年、宜しくお願いいたします」と挨拶。以上で議事を終了した。 ジーネット名古屋 支社現況報告 続いて、大谷秀典ジーネット取締役名古屋支社長が支社の現況を報告した。 2016年度の業績は、売上高がジーネット全体で612億600万円、前年度比0・7%の減収となり、このうち名古屋支社は139億3800万円で0・3%の増収とほぼ横ばいだった。 大谷支社長は「業績は、3月単月にリーマンショック以降最高の数字を残すことができ、良い締めくくりができました。その反動が4月、5月にあり、大きく凹んでしまい厳しいスタートとなりました。6月に入り、工作機械、設備の案件が多数あり、この調子で行けば早期に取り戻しができ、しっかりと数字が作れると大いに期待をしています。IT技術の成長スピードが早く、色々な仕事がATに取って代わられるという時代。代わられない職種もあり、その1つは企業経営。ATには判断できない色々複雑な判断がまだまだあり、追いつかないだろうと思います。単純な営業は取って代わられてしまう。提案型営業のできる会社は、残っていけると言われています。そういう意味でも、我々はロボットを含めた提案活動に力を入れていきたい。ここにおられる素晴らしいメーカー様と共に、提案力に磨きをかけて生き残っていきたいと思っています」と話した。 支社の組織については、これまで大谷支社長が兼務していた機工部長に溝手義孝氏が着任。名古屋営業所は、横井所長が転勤となり、後任に東英寿一宮営業所長が異動。名古屋住設システム部のマネージャーに佐藤正知氏が着任。一宮営業所長に伊勢欣司氏が着任したことが報告された。 大谷支社長が掲げる支社方針は「市場にインパクトを与え続ける―イノベーションの探求」。エンドユーザーにとっての本当の価値を見極め、取引先を通じて提案。独自のマーケティング手法による様々な提案をエンドユーザーに届けていく。 昨年度は大型展示会として「2017中部機械加工システム展」を3月17、18日の2日間、ポートメッセなごやで開催し、3500名の来場予定を大きく上回る4392名が会場を訪れ、上期の売上に大きく寄与した。 今年度は、「2017駿河機械加工システム展」を9月22、23日にツインメッセ静岡で開催する。出展メーカー111社(6月23日現在)、集客目標1700名。また、「2018中部機械加工システム展」を来年の3月16、17日にポートメッセなごやで開催する予定。さらに地域密着型の展示会として、ソリューションフェアを各地で開催していく。 その他、ジーネットと販売店をつなぐWEB照会・発注サイト「イージーネット」をリニューアルし、販売店の営業マンが出先でタブレットやスマートフォンでも検索・見積り・発注が行えるようになった。また、ものづくりかんたん解決サイト「イージーサイト」もアンサーをより充実させ、より見やすく分かりやすいものになり好評であると報告された。さらに、RTC(ロボットテクニカルセンター)を活用し、ロボットビジネスにも積極的に取り組んでいく。 名古屋支社建替え により仮移転 大谷支社長は名古屋支社の建替えについても触れ、老朽化による社屋の建替えを行うため、8月11〜15日に仮事務所へ移転し、同月17日より営業を開始することを知らせた。仮事務所は名鉄栄生駅近くの栄生スクエアビル(名古屋市中村区千原町4―32)。新社屋の完成は2018年初秋の予定。 最後に寺田愼一郎ジーネット常務取締役営業本部長が「これからも皆様方の力を借りて、皆様方の素晴らしい商品をジーネットでしかできないマーケティングでお客様にお届けしていきたい」と述べて引き続き仕入先各社の支援をお願いし、総会を終了した。 【新役員】 敬称略 ▽会長=飯野敏彦(SMC) ▽副会長=富永真史(ミツトヨ)、片岡暢博(ヤマザキマザックシステムセールス) ▽会計=簀戸透(サンドビック) ▽幹事=袴田明弘(アネスト岩田コンプレッサ)、連健悟(クリナップ)、田口昌己(コベルコ・コンプレッサ)、赤松修行(昭和電機)、窪田健一(DMG森精機セールスアンドサービス)、長島英明(日東工器)、興梠敬明(BIG DAISHOWA)、久保吉偉(LIXIL)、冨田真令(リンナイ) ▽事務局=大谷秀典(ジーネット) 超硬ホルダーが蘇る! 曽根田工業の「ドクターシステム」 迅速・安価に修理、カスタマイズにも対応 切削工具の製造及び販売を行う曽根田工業(社長=曽根田直樹氏、本社=静岡県磐田市駒場1-12)の『キレが蘇る』超硬ホルダー修理「ドクターシステム」が注目を浴びている。 超硬ホルダーは、旋盤のボーリング加工に不可欠だが、破損した場合にメーカーでの修理には、納期と高額な費用がかかることから、受注を抱える現場では新品の購入を優先させてしまうのが現状である。 曽根田工業がこれらを背景に確立したのが、超硬ホルダー修理「ドクターシステム」。同システムでは、先端が摩耗してしまった、途中から折れてしまった、ヘッド部をぶつけてしまったなどの場合に、超硬ホルダーのメーカーを問わず同社の規格にて付け替え修理を行う。 寸法指示がない場合は、各メーカーのカタログ寸法に合わせ、また、ヘッド形状は同システムの規格となる。修理に要する納期は、1か月以内とし迅速な対応を図っており、費用も新品の半額程度と安価で、正にユーザーが待ち望んでいたものを実現した。 さらに、使用チップを変更したい場合や全長のカット、超硬部段付き加工、切り屑逃げ溝追加工など、求められる仕様のホルダーにカスタマイズできるのが「ドクターシステム」の強みである。 製造現場が常に挑んでいるのは「納期短縮」と「経費削減」。さらに「より良い製品」を生み出すために「高精度」が加わるが、曽根田工業はそれらをトータルサポート。次の機会には同社の優れた自社製品を紹介しよう。 【問合せ先】本社=0538(66)8605 コンベヤベルト価格改定 バンドー化学 10%以上アップ バンドー化学(社長=吉井満隆氏、本社=兵庫県神戸市)は8月1日、コンベヤベルトの価格改定を行うと発表した。10月1日受注分より、10%以上の値上げとなる。 コンベヤベルトの主原材料である天然ゴムをはじめ、合成ゴムや石油化学系原材料が旺盛な需要を背景に価格が高騰しているのに加え、市場環境の変化により物流費も高騰しているため。 価格改定の内容は次の通り。 【対象製品】 コンベヤベルト▽フレクスベルコンベヤベルト▽コンベヤ周辺製品全般▽エンドレス材料全般▽ゴム工業用品 【改定率】 10%以上アップ 【実施時期】 2017年10月1日受注分より ゆるキャラグランプリ2017に “ばるちゃん”エントリー 日本バルブ工業会 バルブのイメージキャラクターとして人気の“ばるちゃん”(写真)が、「ゆるキャラグランプリ2017」にエントリーしたと日本バルブ工業会(会長=中村善典氏)が発表した。 今では誰もが知っている数々のご当地キャラクターなどを輩出した「ゆるキャラグランプリ」に今回ばるちゃん”が初めてエントリーした。8月1日から始まったインターネット投票では、8月8日時点で「企業・その他部門」の18位につけており、11月10日(金)の投票締め切りまでに、より上位にランクインできるよう日本バルブ工業会では投票の呼びかけに努めている。 “ばるちゃん”は、広く一般にバルブ産業や製品の役割と重要性をPRするために、2010年に日本バルブ工業会が一般公募により制定したキャラクターだ。このたびの「ゆるキャラグランプリ」へのエントリーも、親しみやすいキャラクターである“ばるちゃん”の知名度を上げることで、とくに学生など若者にバルブ産業への興味関心を持ってもらうことを狙いとしている。 また、日本バルブ工業会は、11月18日(土)・19日(日)に三重桑名・ナガシマリゾートで開催される「ゆるキャラグランプリ」決戦投票会場にも出展する予定だ。 インターネット投票期間は11月10日(金)まで。パソコン・タブレット・スマートフォンから毎日1回投票できる。日本バルブ工業会のウェブサイトhttp://www.j-valve.or.jp/トップページから「ゆるキャラグランプリ」オフィシャルウェブサイト投票ページへとアクセスできる。 さらに分かりやすくリニューアル 新「庭演カタログbP―1」発刊 グローベン 新商品を多数掲載 造園・景観資材メーカーのグローベン(社長=服部吉剛氏、本社=名古屋市港区本星崎字南3998-31)は、今まで以上に顧客への提案要素を高めた、新「庭演(ていえん)カタログbP-1」を発行した。 前回カタログと同様に、日本の伝統的な文化や技術を継承しながら、今の時代に融合させ新しい和の空間を創造するスタイル「J/G.Style(ジェイジー.スタイル)」をコンセプトにした新商品も多数掲載している。 新たなシリーズでは、国産間伐材フレームに防水コーティングを施し耐久性を高めた本体構造に、昨年発売し好評のリアルフィットパネル(人工竹)を組み合わせ、特注デザイン対応も可能な和モダンデザインの新しい門塀シリーズ「リアルフィットウォール」を掲載。リアルフィットパネルは、顧客から要望が多かったデザインの「リアルフィットさらし」を新たに加え全8色のバリエーションにした。 昨今需要が多い坪庭セットでは小さいスペースにも設置が可能な「コンパクト坪庭セット」、表面にビスが見えない美しい仕上げが可能な施工部材「壁面固定プレート」など、新商品を多数掲載している。 また、施工例はシーン別にページを設け竹垣を選定する際のポイントも記載するなど、エクステリア・造園分野の和風専門メーカーらしくバリエーション豊富な独自性の高いカタログになっている。 【主な新商品】 ・リアルフィットを使った乾式工法のウォール「リアルフィットウォール」 ・表面にビスが見えない美しい仕上げが可能な「壁面固定プレート」 ・リアルフィットパネルの新色「リアルフィットさらし」 ・小さいスペースにも設置できる「コンパクト坪庭セット」 雨水タンクキャンペーン 8月31日まで グローベンでは、一昨年に実施して好評だった「雨水タンクキャンペーン」を8月31日まで実施している。キャンペーン内容は、前回の8%OFF(設計価格より)から10%OFFに拡充した。 雨水タンクは近年、環境・災害対策商品として注目を浴び、多くの自治体で助成金制度も施行されている。 同社の雨水タンクシリーズは、現代建築にも一体感を持たせる多彩なデザインが特徴。毎年バリエーションを充実させ、様々なデザイン7種類をラインアップしている。貯水量は実用的な300リットル〜400リットル。 【キャンペーン内容】 ▽期間=2017年7月10日〜8月31日の注文分 ▽対象商品=グローベン雨利水システムカタログ掲載商品の中から、@スリムタンクセットAスリムウッドタンクセットBスリムストーンタンクセットCロッキータンクセットDメッシュタンクセットEウォールタンクセットFウッディータンクセットの7種類の雨水タンクセットが対象。※基本セット以外のオプション部品等は対象外 ▽キャンペーン内容=設計価格(税抜き)より10%OFF 岡谷鋼機 ワンマイルモビリティの事業化に向け アイサンテクノロジー、 ティアフォーと業務提携 岡谷鋼機(社長=岡谷篤一氏、本社=名古屋市中区)は8月9日、測量・不動産登記向けソフトウェアの開発・販売などを行うアイサンテクノロジー(社長=加藤淳氏、本社=名古屋市中区)及び、自動運転システム開発を行うティアフォー(社長=竹岡尚三氏、本社=名古屋市中区)と、一般道における「ワンマイルモビリティ」の事業化に向けた業務提携に合意したと発表した。 現在、国内では過疎・高齢化、環境負荷、物流ドライバー不足や高齢者向け移動手段の確保等、交通社会課題が顕著になるとともに、その解決策の1つとして、自動運転技術の実用化が期待されている。 ワンマイルモビリティは、小型モビリティによる限定地域での低速自動走行技術を活用した、社会課題解決型の「次世代端末交通システム」のことで、自動運転技術の中でも先行して将来の新たな市場形成が見込まれている。また、低速自動走行とは、概ね時速30q以下を前提とし、米当局や内閣府の定めるレベル4(完全自動運転)の走行を指す。 岡谷鋼機はこの業務提携を通じ、各社と緊密に連携しながら新事業創出に必要な知見・ノウハウを獲得し、社会課題解決型ソリューションビジネスの構築を目指す。 具体的には、アイサンテクノロジーの開発する「高精度三次元地図」と、ティアフォーの開発する自動運転プラットフォーム「Autoware」の組み合わせによるワンマイルモビリティを実現し、一般道における公道実証実験をスピーディに進め、同社のネットワークを活かし新たなビジネスモデルを構築していく。 同業務提携に関連し、岡谷鋼機がアイサンテクノロジーに対し資本参加することを合意している。 |