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2017年(平成29年)4月
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2017年4月2日(日)
2630号
平成28年度会計中間報告行う 5月26日の総会の概要決定 愛鋲協 28年度第8回定例理事会 愛知鋲螺商協同組合(理事長=馬場將嘉氏・メイナン会長)は、2月24日午後6時30分より名古屋駅前の安保ホールにて理事会を開催した。 冒頭、馬場理事長より挨拶があり、続いて議案の審議が行われた。 〈第1号議案〉平成28年度会計中間報告に関する件…事務局より今年度の月別収支と決算予想が報告された。 〈第2号議案〉平成29年度総会事前準備に関する件…準備事項の確認と日程等を決めた。 組合員実態調査は、3月中旬に調査票を送付、4月上旬にまとめる予定。会計監査を4月18日午後6時より安保ホールにて行う(同日午後6時30分より理事会を開催)。 来賓については、愛知県に出席を依頼する。馬場理事長と藤田副理事長が依頼のために県を訪問する。来賓が懇親会に出席する場合、ビュッフェスタイルにする。また、報道陣の総会出席は認めるが、懇親会への出席については実費(8000円程度)を徴収することとした。総会は、5月26日に名鉄ニューグランドホテルを会場に開催される。 〈第3号議案〉事業部委員会に関する件…1月、2月の売上が事務局より報告された。 〈第4号議案〉ねじの日記念品に関する件…今年の記念品「クリアファイル」の申し込みは9社からあり、合計1000セットとなったことが報告された。 〈第5号議案〉ねじの日広報活動に関する件…ねじの日記念品1000セットのうち、60セットを組合で購入、総会資料送付時に全組合員に1セットずつ配付する。残りの分は事務局が適宜配付することを決めた。 〈第6号議案〉広報委員会に関する件…組合ホームページについて、全理事にメール配信した内容に一部誤植もあり手直しをする。表彰項目については各種表彰と表記することとした。役員名簿、写真などを変更できるソフトが組み込まれているため、総会後など随時内容の変更は可能。広報誌の内容も掲載、更新できると説明された。 広報誌「愛鋲協47号」については、準備中で、3月末発行予定と報告された。 〈第7号議案〉その他…賦課金について、全組合員分を受領したと事務局より報告された。 次回の理事会は、監査理事会とし、4月18日に安保ホールにて行う。午後6時から 会計監査、同30分から理事会。 次年度事業について審議 5月8日の総会準備を進める 静岡県管工機材商組合 3月度理事会を開催 静岡県管工機材商組合(理事長=一色哲巳氏・一色機材社長)は、3月3日午後3時より静岡市内のマイホテル竜宮において定例理事会を開催した。理事ら7名が出席して、平成29年度通常総会の提出議案や事業などについて審議した。 冒頭、一色理事長より挨拶があり、続いて議事に入った。 経過報告として、去る1月21日に急逝された愛知県管工機材商業協同組合倉地久雄前理事長のお別れの会が2月17日に名古屋であり、組合から弔電を送ったことが報告された。 5月8日に静岡駅前のグランディエール・ブケトーカイで開催する通常総会について、来賓挨拶を橋本政昭管機連副会長(橋本総業社長)、メーカー挨拶を堀田康之キッツ社長、乾杯を商社代表で村井善幸オータケ社長、中締めを鈴川賢一TOTO執行役員中部支社長に依頼することなどを確認した。 総会と併せて行う優良社員表彰の被表彰者を募集しており、各企業に対して推薦の協力が呼びかけられた。また、総会資料の草案を審議したほか、組合員名簿の変更等について確認を行うこととした。 親睦ゴルフコンペについては、年2回開催し、@5月9日に富嶽カントリークラブ(静岡市清水区)を予約A11月10日に静岡カントリー島田ゴルフコース(島田市船木)で開催予定と、担当の金子理事(金子管材社長)が説明。 賀詞交歓会については、平成30年1月18日を第一候補に、グランディエール・ブケトーカイで行う予定とした。 その他、前月の理事会で決まった10月理事会の開催日を、10月6日から3日に変更することを確認した。 この後、業界動向や静岡県が舞台となっているNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」などについて意見を交わし、午後4時前に終了した。 次回理事会は、4月7日午後3時よりマイホテル竜宮で開催される。 経済産業局等の「特許室」が 「知的財産室」に名称変更 4月1日より体制強化 経済産業局及び沖縄総合事務局の「特許室」は、4月1日より「知的財産室」に名称変更を行い、営業秘密や農業分野の知的財産を含め、横断的な課題に対応していく。 経済産業省によると、名称変更に伴い、次のように体制が強化される。 (1)知的財産に関する相談のワンストップサービス @営業秘密、標準化、地理的表示(GI)、種苗の育成者権、著作権等の知的財産権に関する相談のワンストップサービスを実施する。 (2)営業秘密、標準化、地域ブランドに関する事項の関係機関との連携 @中小企業における営業秘密及び標準化活用について局内外の関係者との連携の強化を図っていく。 A地域ブランド推進について農政局との連携の強化を図っていく。 (3)地域知財活性化行動計画の推進 @関係機関との密接な連携の下、各地域の実情に応じた支援を実施していく。 A地域の先進取組事例などの発掘を進めていく。 鍛圧機械受注額2か月連続で増加 前年同月比28・5%増の275億円 日鍛工 2017年2月度会員月次統計 一般社団法人日本鍛圧機械工業会(日鍛工)が3月10日発表した2017年2月度鍛圧機械会員月次統計によると、2月の受注総額は、前年同月比28・5%増の275億600万円となり、2か月連続で増加した。北米向けの大型プレスに支えられて受注全体の底上げとなったが、輸出向けを中心に設備投資への先行き不透明感は拭えず、本格的回復が見通せない状況と見られている。 機種別に見ると、プレス系機械は前年同月比64・4%増の136億2700万円。国内外ともに2か月連続して増加した。超大型が98・9%増、大型が4・8倍増、中型が69・7%増、小型が52・5%増といずれも増加。油圧プレスは11・6%増となったが、フォーミングは17・6%減、自動化・安全装置は30・5%増となった。 板金系機械は、前年同月比0・1%増の72億8000万円で、輸出の落込みを国内でカバーし微増となった。この内、プレスブレーキは47・2%増となったが、パンチングが10・0%減、レーザ・プラズマも19・6%減となった。 その他、サービス・部品金型は、前年同月比12・8%増の66億円となり、3か月連続して増加した。 内外別では、国内が前年同月比42・5%増の110億9300万円、輸出が26・2%増の98億1400万円。国内は、金属製品製造業が27・2%増、自動車が18・4%増、一般機械が29・0%増、鉄鋼・非鉄金属が4・3倍増、電機も20・0%増となった。 一方の輸出は、北米向けが3倍増、韓国・台湾向けが84・6%増となったが、中国向けは37・1%減、東南アジア向けが17・0%減、欧州向けが60・4%減、インド向けも69・2%減となった。 2016年4月から2017年2月までの受注総額の累計は2865億円となり、2016年度受注修正見通しの3050億円を達成できるものと見られている。 大好評セミナー第二弾 「リニア時代の名古屋のまちづくり」 愛知県管工機材商協組 黒田氏を講師に招き 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=大藪淳一氏・大清社長)の経営研究部会(部会長=伊藤信哉氏・伊藤柳商店社長)が主催する経営研究セミナーが2月9日、名古屋市中村区の名古屋国際センターで、組合員ら54名の聴講者を集めて開催された。 平成27年11月に同部会が開催し、非常に好評を博したセミナー「リニア時代の愛知・名古屋の都市政策」。あれから1年3カ月が経ち名古屋駅周辺の様子も大きく様変わりし、また、行政側の展望にも変化が表れてきているのではないかということで、前回同様、名古屋市住宅都市局長の黒田昌義氏を講師に招き「リニア時代の名古屋のまちづくり」と題したセミナーが開催された。 黒田氏は今回の講演テーマを「名古屋のまちづくりの系譜」「リニアの開業により何が起こるのか」「リニア時代に向けて」の3つのポイントに分け、徳川時代から現代までの名古屋の変遷や、リニア新幹線の開業によって名古屋はどう変わらなければならないのか、また、リニア新幹線開業後に名古屋の何が変わるのか、などを分かりやすくレクチャー。聴講者はメモをとりながら、黒田氏の話に熱心に耳を傾けていた。 大藪理事長はセミナー終了後「名古屋に住んで名古屋で会社を経営しているが、案外、この街の成り立ちなど知らなかったんだと実感しました。2027年にリニア新幹線が開通し、この街の在り方も大きく変わっていくであろうし、また、変えていかなければならない状況にもあるとよく分かりました。我々はインフラや住宅に関わる仕事をしているのですから、ぜひ、皆さんの会社にも今日のこの話を持ち帰っていただき、そして参考にしていただき、会社の発展につなげていただけたらと思っております」と語っていた。 幹事長に熊田誠司氏(久満田商会社長) 新入会員4名を承認 ジュニアー会 平成29年度総会開催 若手経営者でつくるジュニアー会は、2月2日午後7時より名古屋市中区の大庄水産・錦店において平成29年度総会を開いた。安井文康幹事長(錦興業社長)が3年の任期を終え退任、新幹事長に熊田誠司氏(久満田商会社長)が選出された。また、新入会の4名も承認された。 総会の冒頭、安井幹事長より挨拶があった後、引き続き幹事長が議長を務めて@平成28年度事業報告承認の件A平成28年度決算報告承認の件B平成29年度幹事団(案)選出の件C平成29年度事業計画(案)承認の件D平成29年度収支予算(案)承認の件E新入会員承認の件について審議し、いずれも原案通り承認可決された。 総会後は、熊田新幹事長より所信表明があり、引き続き開かれた懇親会で会員相互の親睦が図られた。 【平成29年度幹事団】 ◎幹事長=熊田誠司氏(久満田商会社長) ◎副幹事長=野崎憲昭氏(常磐精機社長) ◎幹事=堀晃徳氏(金馬商工社長) ◎会計幹事=伊藤哲生氏(春日鋼機社長) 【平成29年度事業計画】 ▽総会=2月2日、大庄水産・錦店 ▽研修会=5〜6月 ▽納涼会=7〜9月 ▽懇親ゴルフ=9〜11月 ▽忘年家族会=12月2日(会場未定) ▽その他=幹事会(年5回程度) 【新入会員】 ◎安藤仁志氏(安藤社長) ◎大矢顕氏(大矢伝動精機専務) ◎粂内洋氏(名古屋機器社長) ◎伊神敏雅氏(双葉製作所) 名古屋ものづくりワールド2017内で開催 第1回 名古屋 航空・宇宙機器開発展 4月12日(水)〜14日(金)の3日間 ポートメッセなごやにて新規開催 リードエグジビションジャパン(社長=石積忠夫氏、本社=東京都新宿区)は4月12〜14日の3日間、ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)にて「第1回名古屋航空・宇宙機器開発展(AeroTech)」を新規開催する。 航空宇宙産業は今後大きな成長が見込まれており、同展は、日本の航空機体部品生産の7割を占めるといわれ、航空宇宙産業をリードする中部地域において、航空機や衛星、ロケット向けの高度な部品・素材や先端技術を一堂に集め開催される。出展社数は120社を予定。新製品・新技術の導入や、図面を持参して技術相談ができるなど、商談のための展示会である。 出展対象は、航空・宇宙機器メーカー向けの次の部品・技術・関連製品。難削材加工、大物加工、微細加工、特殊加工、機構部品、ねじ、ボルト、駆動部品、アクチュエータ、ギア、先端複合材、高機能材料、軽量化素材、高強度素材、油空圧機器、配管部品、制御機器、センサ、電子部品(コネクタ、電源など)、試験装置、シミュレータ、金型・治工具、試験・計測機器、工作機械・加工機、製造装置、工作機械、ITソリューション、AR・VR技術、設計アウトソーシングなど。 来場対象は、@航空機メーカー、またその機体、エンジン、装備品を開発・製造するメーカーAロケット・人工衛星等の航空宇宙機器を開発・製造するメーカー・研究機関・官公庁・自治体の、設計、開発、研究、生産技術、製造、制御、メンテナンス、品質管理、調達、購買、資材、解析、試作、情報システム、経営部門に関わる人。 開催時間は午前10時〜午後6時、最終日の14日のみ午後5時まで。 同展は名古屋ものづくりワールド2017内で開催される。同時開催展として、CAD・CAE・ERP・生産管理システムなどの製造業向けのITソリューションが一堂に出展する「第2回名古屋設計・製造ソリューション展(DMS)」、軸受・ベアリング・ねじ・ばねなどの機械部品や金属・樹脂に関する加工技術が一堂に出展する「第2回名古屋機械要素技術展(M-Tech)」、製造業をはじめとしたあらゆる工場ユーザーに必要な工場向け設備・備品に特化した「第1回名古屋工場設備・備品展(FacTex)※新設」が開かれる。これら4つのものづくり専門展を合わせた出展予定社数は1020社。来場者数は3万5000人を見込んでいる。 「第1回名古屋航空・宇宙機器開発展」公式サイトhttp://www.aerotech-nagoya.jp 現在、招待券請求(無料)を受付中。http://www.aerotech-nagoya.jp/inv/から申し込むことができる。 「第2回名古屋機械要素技術展 (M-Tech)」に出展 日 伝 小間bP4-24 日伝(社長=福家利一氏、本社=大阪市中央区上本町西1―2―16)は、4月12〜14日にポートメッセなごやで開催される、名古屋ものづくりワールド2017の「第2回名古屋機械要素技術展(M-Tech)」に出展する(第1展示館・小間bP4-24)。 展示会では、「モノづくりに関わる人によかった≠届けたい」をテーマに、システムの自動化から組込み製品の一括提案まで、モノづくりに関わるユーザーの困りごとに最適な提案を専任のスタッフが行う。主な出展内容は次の通り。 ●省人化(組立/加工)ゾーン 【システム展示】多用途ツールチェンジャー搭載ロボットシステム[MEKASYS] 【組込部品展示(ハンド・チャック)】非接触パッド、スゴ技パッド[妙徳]▽スイベルジョー[鍋屋バイテック会社]▽馬蹄型電磁石、針千本型電磁石[フジタ]▽エアピッカー、エアグリッパー[ブリヂストン化工品ジャパン]▽四爪チャック[NKE]▽水中対応防水ハンド、スパッタ対応チャック[近藤製作所]▽クリーン対応(2ツ爪グリッパ)、防塵対応(3ツ爪グリッパ)[アイエイアイ]▽電動グリッパ[SMC]▽ツールチェンジャー[ビー・エル・オートテック]▽ダブルチャック[近藤製作所]▽脱着ハンド[ニューエラー]▽電動グリッパー(測長タイプ)平行・三爪[TAIYO] ●省人化(検査)ゾーン CVS+MVS[オプテックス・エフエー]▽画像処理用照明[シーシーエス]▽文字検出用画像処理[シャープ] ●予兆保全/稼働監視ゾーン 【システム展示】多面外観検査ロボットシステム[MEKASYS]▽データまる[エムシステム技研]▽ワイヤレス・データ通信システムAirGRID[パトライト/東海ソフト] 【組込部品展示(センサー)】振動計[IMV]▽デジタル圧力スイッチ[SMC]▽温度センサカットサンプル、高精度位置計測センサー[アズビル]▽ロードセル[エー・アンド・デイ]▽電気式過負荷保護機器[椿本チエイン]▽ロードセル[ミネベアミツミ]▽磁気近接センサ・無接点ニードルスイッチ、無接点タッチスイッチ、無接点ボールプランジャスイッチ[アサ電子工業]▽環境センシングロガー[東芝テック]▽デジタルマスフローメータ[コフロック]▽電動グリッパ(T/O Link対応)[鍋屋バイテック会社]▽安全センサー[北陽電機] ●環境改善ゾーン NEBULE[空間洗浄Lab. ]▽微生物センサー[シャープ] 問い合わせは、日伝営業推進部MEKASYSグループ=06―7637―7034へ。 芝浦工業大学、日本初の 「工大サミット」を設立 〜グローバルエンジニアの育成を目指し、日本の工科系5大学が連携〜 芝浦工業大学(学長=村上雅人氏、所在地=東京都港区)は2月27日、日本の工科系大学が互いに連携しグローバルに活躍できる人材育成に取り組むことを目的に「工大サミット」を発起し、6月中旬に第1回のキックオフイベントを開催すると発表した。 発表によると、芝浦工業大学は、2014年9月に私立理工系大学で唯一「スーパーグローバル大学等事業 スーパーグローバル大学創成支援」に採択され、グローバル化の牽引役を担っている。今回、日本の工科系大学の国際化を推進し工学教育の質保証を図るための具体策の一つとして、愛知工業大学、大阪工業大学、広島工業大学、福岡工業大学へ「工大サミット」の構想を提案し、設立に至った。 1.経緯 資源を持たない日本にとっては、科学技術立国あるいは工業立国として発展していくことが重要であり、それを支えるグローバル理工学人材の育成が工科系大学の使命であるという考えから、同様の人材育成目標と人的資本を持つ工科系大学同士の連携を提案した。 芝浦工業大学は、スーパーグローバル大学創成支援に加え、理工学教育のモデル構築とその基本的な枠組みおよび教育手法を国内に浸透させる拠点として、文部科学省から「教育関係共同利用拠点(大学の教員・職員の組織的な研修等の実施機関)」の認定も受けている。また、国内外の大学や企業との国際的な産学官連携を強めるため「GTTコンソーシアム」を発足させた。これらのプラットフォームを活かし、イノベーション創出と理工学人材育成を「工大サミット」により推進していく。 2.「工大サミット」の取り組み内容 FD・SDプログラムの共催、教職員の交流などを促進し、大学教育の質保証(アクティブ・ラーニング型教育の実践、学修成果の測定と活用、社会人基礎力の教育)や、グローバル化への対応(国際通用性のある理工学教育、国際交流・留学の促進、教職員のグローバル化)など共通の課題に取り組む。また定期的に取り組み内容の公開や今後の課題を検討するイベントなどを開催していく予定。 将来的には、国公立を含む日本全国の工科系大学の参画を目指し、グローバル理工学人材の育成を牽引していく、としている。 【6月中旬 「工大サミット」第1回キックオフイベント開催】 ◎参加大学=愛知工業大学、大阪工業大学、芝浦工業大学、広島工業大学、福岡工業大学[五十音順] ◎会場=大阪工業大学 梅田キャンパス 産業界からの講演や、参加大学学長からの取り組み発表、パネルディスカッションなどの情報発信・情報交換を予定。課題を共有し、解決に取り組む機会とする。工科系大学のプレゼンスの向上に寄与するとともに、サミットを通して工学教育の重要性を社会に訴える。 浜松名産うなぎを堪能し 自衛隊機、イチゴ狩りを満喫 愛機工青年部 日帰りバスツアー開催 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長/愛機工)の青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)が主催した『浜松うなぎと航空自衛隊エアーパーク&イチゴ狩りツアー!』が2月11日、組合員とその家族や社員ら90名を集め、バス3台を貸し切って開催された。出発前は小雪がちらつくあいにくの天気だったが、大河ドラマで有名となった井伊直虎ゆかりの地である目的地の浜松エリアでは晴天に恵まれ、参加者は思い思いに各施設やイベントを楽しんでいた。 午前8時、集合場所であるJR金山駅を出発した一行がはじめに向かったのは、浜松市西区にある『エアーパーク 航空自衛隊浜松広報館』。ここでは、第1航空団で訓練しているジェット・パイロット学生と同じ飛行コースを体験できる「簡易シミュレーター」や、迫力の大スクリーンで航空機映像を堪能できる「全天周シアター」、歴代の航空機実機が展示されている格納庫内でのフライトスーツの試着などを楽しんだ。 浜松名産のうなぎ重でお腹を満たし、一行は浜松市北区にある『はままつフルーツパーク時之栖(ときのすみか)』でイチゴ狩りを体験。45分間の制限時間内に章姫(あきひめ)≠ニ紅ほっぺ≠Q種類のイチゴをお腹いっぱいになるまで食べくらべていた。 園内を散策した後、最後の目的地である浜松市西区の「うなぎパイファクトリー」に到着した一行は、全国的に有名な“うなぎパイ”の製造工程を見学。施設内の売店で両手いっぱいのおみやげを購入していた。 後日行われたアンケートでも、参加者すべてが満足だったと答えるほど充実した今回のバスツアー。愛機工青年部は、早くも来年度の企画を考えはじめているようで、今から次回のバスツアーが待ち遠しい。 支部員と従業員ら36名が参加 前川憲司氏(落合)が優勝 愛機工西支部 第9回ボウリング大会 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)の西支部(支部長=内藤和美氏・内藤商事社長)は、2月3日午後6時30分より中川コロナワールド・コロナキャットボウル中川店において「第9回西支部ボウリング大会」を開催した。支部員とその従業員ら36名が参加して親睦を深めた。 ルール説明の後、日頃の腕前を披露し合いながら和気あいあいとゲームを進め、2ゲームの結果、前川憲司氏(落合)がトータル376ピンで優勝した。 ゲーム終了後は別室へ移動して、梅村龍盛理事(梅村本店社長)の司会進行で表彰式が行われ、冒頭、内藤支部長が大会参加と日頃の組合・支部活動への支援協力に対して御礼を述べた後「来年は第10回となり、優勝トロフィーの取り切りとなりますので、次回もこぞってご参加のほど宜しくお願いいたします」と挨拶。 成績発表が行われ、上位入賞者にトロフィーと賞品が、その他の受賞者にも賞品が授与された。 最後に大会実行委員長の吉野栄一理事(吉野機械工具社長)が「9年連続、実行委員長を務めています。来年の第10回大会は、賞品もさらに豪華なものになると思いますので、本日ご参加の方は是非出席していただいて上位入賞を目指していただきたいと存じます。また、西支部では8月にビアパーティー、秋にはゴルフ大会などもありますので、ご参加のほど宜しくお願いいたします」と挨拶し、一本締めでお開きとなった。 上位入賞者は次の皆さん(敬称略)。 ▽優勝=前川憲司(落合)376ピン ▽準優勝=小林太一(岡谷機販)358ピン ▽第3位=中野英樹(滝川物産)349ピン ▽女性1位=鈴村美咲(ダイドー)339ピン(HDCP含む) ▽ハイスコアー=小林太一(岡谷機販)200ピン イ グ ス 完全密閉型で850℃の高温対応 「エナジーチューブ」 R4.1L-HTバージョン モーションプラスチック・カンパニーのイグス(日本法人=東京都墨田区)は、密閉型ケーブル保護管「エナジーチューブ」R4.1Lシリーズに、850℃までの高温切粉(ホットチップ)に対応可能なHTバージョンを追加した。 カバーに特殊仕様のプラスチック材質「イグミッドHT」を採用し、切粉がチューブに付着したり、チューブを溶かしたりするのを防ぐ。 高温環境でも密閉型でしっかりとケーブルを保護できるため、機械の作業領域を含めて特に工作機械業界に適しているという。 【R4.1L-HTの特長】 ●軽量ながら直進性や剛性に優れるR4.1Lシリーズをベースに開発 ●短時間であれば850℃までの高温切粉に対応 ●1リンク単位のモジュラー式で、用途にあわせて調整可能 ●アセンブリも簡単、迅速 ●カバーがヒンジを使って大きく開き、ケーブルやホースの収納が容易 静電気放電(ESD)ソリューションも提供可能 静電気放電対策が必要な用途には、E4.1LとR4.1LシリーズをイグミッドESD材質で提供することができる。この材質はイグスの社内試験施設でのテストだけでなく、防爆領域で長年にわたり使用されているその他のエナジーチェーンにおいて既に実証済みとされる。 イグミッドESD材質は、この形状としては他に類を見ない長期間持続するメンテナンスフリーの導電性を保持する。 急激な円高で2016年度は減収減益 今年度売上高1165億円を目指す オーエスジー 第104回定時株主総会開催 オーエスジー(社長=石川則男氏、本社=愛知県豊川市本野ヶ原3-22)の第104回定時株主総会が2月18日、オーエスジーアカデミー内のグローバルテクノロジーセンター(豊川市一宮町)で開催され、事業報告をはじめ、2020年度に売上高1500億円、営業利益300億円を目指すとした中期経営計画「The Next Stage 17」と目標達成に向けた同社の取り組みなどが説明された。 株主総会は午前10時に始まり、開会にあたって石川社長が挨拶し、株主総会への出席に対して御礼を述べた後、定款等により議長を石川社長が務めること、株主の質問に充分に応えるために執行役員も同席していることなどを説明した。 石川社長は経済の動向について「先日アメリカで行われた、安倍総理大臣とトランプ大統領の首脳会談の様子が日本でも大きく取り上げられました。会談前には、日米自動車摩擦が再来するのではないかとか、為替政策、いわゆるドル高円安といった現在の為替状況が、何らかの形で修正を強いられるのではないかといった危惧もあったのですが、それらはほとんど取り上げられることもなく、また尖閣諸島の防衛といった問題も、日米安保条約の範囲内であるとトランプ大統領が明言されたこともあり、日本政府の関係者、そして私ども経済界もほっとしたというのが実態かと思います。今後、実際にアメリカ政府がどのような具体的な政策を行ってくるのかを注視すべきと思いますが、まずは世界経済の不安といったものは、いったん軽減されたということだと思います」と話した。 昨年11月1日にオーエスジーアカデミー内で行われた、大沢輝秀オーエスジー会長(昨年9月20日逝去)のお別れの会の模様が放映され、映像を通して在りし日の大沢会長をしのんだ。 石川社長が議長を務めて進行。出席株主数と議決件数の報告があり、議長より定足数を満たしていることが報告された。 大沢吾平常勤監査等委員が監査結果の報告を行った後、第104期(2016年11月期)の決算(連結)がビデオで報告された。 為替の影響を除くと売上は増加 報告によると、2016年度同社は、引き続き販売網や物流拠点の拡充を図るとともに、超硬製品の生産能力の増強に努めた。経済環境は、アメリカ、欧州は堅調に推移。中国は、上期に停滞したが、下期は回復傾向となった。しかし、為替が急激に円高になったことにより売上高、営業利益が前期と比較して減少し、2016年11月期の業績は、売上高1055億6100万円(前期比5・7%減)、営業利益182億4600万円(同15・5%減)、経常利益178億1300万円(同17・2%減)、純利益101億3400万円(同19・0%減)と、減収減益となった。 地域別にみると、日本では、自動車生産台数が前年と比べて微減となったが、同社の国内受注高は高い水準を維持。この結果、日本では国内売上は堅調だったものの、円高により輸出売上が目減りし、減収減益となった。米州は、メキシコが好調だったものの、アメリカの製造業が停滞し、減収減益となった。欧州は、前期のМ&Aの効果のほか、既存ビジネスでも成長路線を維持し売上が増加したが、円高により営業利益は減少した。アジアは、中国を中心に上期は工具需要が低迷した。下期以降回復傾向となったが、通期では減収減益となった。 新中期経営計画、2020年度に売上高1500億円を目指す 2017〜2020年度を対象とした中期経営計画「The Next Stage 17」を策定。売上高1500億円、営業利益300億円(2020年11月期)を目指して、大手ユーザー戦略とカタログ品戦略を推進していく。 大手ユーザー戦略は、「常にお客様に寄り添いニーズに合った工具と加工方法を提案する」。グローバルで対面型販売を強化することで、特殊品の拡販に努める。また、カタログ品戦略は、「コストパフォーマンスに優れた工具をタイムリーに提供し、お客様の生産性向上に貢献する」。グローバルで販売店のネットワーク(A〓Club)を強化し、カタログ品の拡販に努める。 2017年度は、グローバルで大手ユーザー開拓とAブランド製品戦略を推進し、一層の成長を目指す。主力製品ごとにボリュームゾーンでのシェアアップを図る新製品を順次投入、海外においてテクニカルセンターの新設等によりユーザー対応力の強化などに取り組み、2017年11月期は売上高1165億円(前期比10・4%増)、営業利益195億円(同6・9%増)を目指す。 2016年度は、日本の物流拠点を愛知県豊川市から東京都品川区に移転した。海外への出荷可能日数が増加したことにより、納期短縮を実現した。自動車産業が集積するメキシコとドイツでテクニカルセンターを開設。ユーザーの近くで試作品の開発やテスト加工を行うことで、利便性を高め、受注力強化に取り組んでいる。 オーエスジーは、世界トップの穴加工用切削工具メーカーを目指して、2017年もさらなる成長を目指していくとした。 ◇ 株主総会における決議事項はすべて承認された。承認された議案は次の通り。 第1号議案=剰余金の処分の件。 第2号議案=取締役(監査等委員である取締役を除く)8名選任の件。原案の通り、石川則男、園部幸司、遠藤徹、大沢伸朗、早坂哲朗、大沢二朗、吉崎壽高、大沢秀朗の各氏が再選され、それぞれ就任した。 第3号議案=役員賞与の支給の件。 また、当日は同社への理解を深めるため株主総会の前後に「株主懇談会」が開かれ、新製品の紹介(9時30分から)、成長戦略及び海外戦略等のプレゼンテーション(株主総会終了後)が行われた。 ノーリツは給湯器新シリーズに注力 新会長に後藤氏(後藤木材)就任 ノーリツ中部NOVANO会 第18回総会開催 ノーリツ中部NOVANO会(愛知・岐阜・三重のノーリツ代理店会、新会長=後藤栄一郎氏・後藤木材社長)は2月21日、名古屋市中村区の名古屋マリオットアソシアホテルで第18回総会を開催。全会員の47社が出席し本総会は成立した。総会後には静岡NOVANO会会員も合流し、2017年度ノーリツ(社長=國井総一郎氏、本社=神戸市中央区)方針発表会が開催された。 澤田栄一前会長(マルエイ社長)の挨拶から始まった本総会では、以下の議案について審議、報告などが行われた。 【会員の変更等についての報告】伊藤忠エネクスホームライフ中部の近藤茂社長が新規入会会員として紹介され、これで中部NOVANO会の会員数は47社となった。 【第一号議案】ノーリツ中部NOVANO会平成28年度行事報告と会計報告▽事務局より報告が行われ、いずれも満場一致で承認された。 【第二号議案】任期満了に伴う、役員選任の件▽事務局から提出された新役員人事案が満場一致で可決された。新役員は以下の通りだ。●会長=後藤栄一郎氏。●副会長=加藤由喜久氏(東邦液化ガス常務)。●幹事=澤田栄一氏、服部晋二氏(マルトアステム社長)、久保秀樹氏(岩谷産業エネルギー中部支社長)、石原広一氏(ダイヤ燃商社長)、小田敏光氏(メイゴー社長)、岡田尊志氏(住友林業中部営業部長)、道山岳司氏(ヤマサ總業社長)。●会計監査=福井謙二氏(TOTO中部販売社長)。 【第三号議案】ノーリツ中部NOVANO会平成29年度行事計画(案)と予算(案)▽事務局から発表された案は、いずれも満場一致で可決された。当会は29年度、以下の行事を予定している。●2月21日=役員会および第18回総会(当日)。●5月23日=ビジネスセミナー「コーチング研修」(有料)をノーリツ東海支店にて。●7月25日=役員会および第18回情報交換会をANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋にて。●9月頃~会員親睦会「第17回ゴルフコンペ」。●12月初旬頃=役員会。●1月5日〜6月30日=第30回販売コンテスト。●7月1日〜12月28日=第31回販売コンテスト。 ◇ すべての議案審議が終了し、引き続き、第29回中部NOVANO会販売コンテスト表彰式が執り行われた。コンテストに入賞した会員は以下の通りだ。●総お取引部門▽第1位=ダイヤ燃商、第2位=マルトアステム、第3位=丸金商会。●重点商品部門▽第1位=米津物産、第2位=東邦液化ガス、第3位=マルエイ。●システム商品部門▽第1位=メイゴー、第2位=山善、第3位=後藤木材。●新製品発売記念特別賞▽ハイブリッド賞=新日本ガス、▽プログレ賞=東邦液化ガス、▽ピアット賞=東邦液化ガス。 ◇ 静岡NOVANO会会員も加わり開催された2017年度ノーリツ方針発表会では、まず、水野誠営業本部長から同社の中期経営計画「Vプラン20」などについての説明が行われた。同社は「世界で戦えるノーリツグループ」を2020年に目指す姿として掲げ、2017年度は売上高2190億円、営業利益100億円を目指す。続いて登壇した滝居和弘東海支店長は東海支店の2017年販売計画などを発表。同支店の分野別売上計画では温水機器前年比102%、厨房機器同113%、住設システム同108%、全売上同103%を目指す。また、3月に新発売された高効率ガスふろ給湯器『GT-C62シリーズ』の販売にも注力していくという。 パートナーシップの強化に取り組む 流通の重要性を再確認 中部日本コロマント会平成29年度総会開く サンドビック・コロマントカンパニー(プレジデント=高屋政一氏、本社~名古屋市名東区上社1―1801)の中部地区における販売店・代理店でつくる、中部日本コロマント会(会長=白蜿G雄氏・大誠社長)の平成29年度総会が2月16日、名古屋マリオットアソシアホテルで午後3時30分より開催された。総会では高屋プレジデントが、流通ビジネスにおける相互の役割を再認識し連携を強化していく方針を示し、会員に協力を求めた。また、コロマントカンパニー東南アジア担当社長マイケル・エネベリ氏は、デシタル化のメリットを挙げ、できるところから推進していきたいと述べた。 総会の冒頭、会役員とサンドビック社員が紹介された後、任期満了(1期2年)に伴う役員改選が行われ、白蜑長以下全役員の留任が承認された。 白蜑長が挨拶に臨み「日頃はサンドビック製品の拡販にご尽力いただきまして、御礼申し上げます。昨年この席で、2016年は良くなるのではないかと話をしました。しかし、あまり良くはなかった。日本工作機械工業会(日工会)もスタート時点では工作機械の受注額1兆5000億円を掲げていました。途中で1兆3000億円に修正されたのですが、終わってみれば、それにも届かず1兆2000億円台ということです。内需は5300億円で、国内としてはまあまあの数字ではないかと思っています。日工会が発表した2017年の受注予想は1兆3500億円。昨年の実績よりも8%程上がるという数字を出しています。地元の自動車メーカーでも今年の国内生産台数は昨年の数%アップとみられています。工作機械が売れれば、必ず工具も売れます。今年は、イギリスのEU離脱やアメリカ新大統領の動向などにより、少し騒がしい年になりそうです。この様な年は企業の格差が出てくると思います。日々の営業活動をまめに行い、サンドビック製品を昨年よりも今年、今年よりも来年と右肩上がりで売れるように、皆さんと頑張ってまいりたい」と述べた。 続いて高屋プレジデントが挨拶で、2016年の業績と2017年の課題について話した。 サンドビック切削工具部門の業績は、2014年、2015年と順調に回復していたが、昨年2016年は前年を数%下回る結果となった。ヨーロッパは比較的堅調で安定していたが、アメリカはまだ厳しい状況にあり、アジアも需要が低迷。後半から中国が大分持ち直した。利益面では、さまざまなコスト削減などが功を奏して、前年比でも良い結果となったと報告した。 国内は、2009年を100とした場合、2016年は155。前年と比べ4%下回った。流通ビジネスの伸びや航空機・自動車・ソリッドの伸び、新製品の一定の浸透はあったが、インサート(チップ)の販売減、機械搭載ビジネスの低迷、業務プロセス変更時の一部混乱などによりマイナスとなった。高屋プレジデントは「特に機械搭載ビジネスの減少が響いている。流通ビジネスが前年をやや上回り、全体のマイナスを最小限に食い止められる状況でした」と振り返った。 2017年は前年の反省をベースに計画を立て実施を始めている。生産性向上プログラム(PIP)を再導入するなどしてエンドユーザー、販売店が抱える課題の解決に貢献できる能力を向上させる。また、流通ビジネスが重要となっていることを踏まえ、パートナーシップの強化を掲げ「相互に役割を再認識し、それぞれの役割強化を進めながら更に連携を強化し、営業力を高めていきたい」と話し支援を求めた。 新製品については、従来通り、2月と9月に会員店への事前案内、講習会を行い、3月1日、10月1日に製品を全世界で一斉発売する。今年は4月1日に革新的旋削工具「コロターンプライム」を発売する予定。新製品「コロターンプライム」「ステンレス新材種GC2220」「新型荒ボーリング工具コロボアBR10、BR20、BR30」の特徴などが紹介された。また、四半期ごとに集中的に拡販する商品を決めて注力していくと説明された。 コロマントカンパニー東南アジア担当社長のマイケル・エネベリ氏は「東南アジアとインドは日本にとって重要な輸出市場であり、我々は協力してビジネスができると思います。皆様の中でこの市場に進出されているお客様もあり、一緒にビジネスをさせていただいています。2017年の方針は、基本的には変わっていません。把握している実績によると、我々は金属切削の中でグローバルのマーケットリーダーです。そして、そのポジションを保とうとしています。新しい技術を持った製品投入と、デジタル化を進めていきます。注目製品のひとつ、コロターンプライムは独自のチップ形状とホルダーで小さな切込み角を実現。テスト結果を見ると、生産性、工具寿命で50%以上の改善がみられます。デジタル化については、インダストリー4・0が昨今よく言われますが、このポイントとなるのは、機械と機械、経済的な実態と物理的な実態との接続性、コネクティビティだと思います。我々は社内でデジタルマシニング、デジタルマーケティング、デジタルセーリングの3つに分けて検討しています。デジタルセーリングについて言うと、電子注文は皆様にとってもメリットを生み出します。処理時間と間違いが低減でき、正確性が向上します。業務処理をする社員の生産性を上げることができ、さらに通信コストも下げられます。少しずつできるところからデジタル化を進めてまいりたい」と話した。 続いて、2016年度サンドビック・コロマント製品の販売に大きく貢献した15社を優秀特約店として表彰。他に、特約店3社に躍進賞が贈られた。三和精機の今村拓未氏が成功事例発表を行った。 この後、サンドビック・コロマントカンパニー機械搭載推進部の曽根武夫氏が『生産性向上を支援するデジタル技術と最新ツーリングシステム』と題して講演。日本でのIoT市場動向予測、同社瀬峰工場(宮城県栗原市)のIoT導入事例についても話された。 総会終了後は懇親会が催され、代理店を代表して安達幹雄トラスコ中山ファクトリー営業部部長の挨拶、大霜登中部日本コロマント会幹事(三登工販社長)の音頭で乾杯した。和やかに歓談して親睦を深め、澤田武稔同幹事(三和精機常務)の中締めでお開きとした。 進化している切削加工に対応した 最新の高付加価値工具を紹介 三菱日立ツール JPタワーで新商品発表会 三菱日立ツール(社長=増田照彦氏、本社=東京都墨田区両国4―31―11)は、2月8日午後1時30分より名古屋駅前のJPタワー名古屋ホール&カンファレンス「ホール1」において、2016年度新商品発表会を販売店を招いて開催し、主力のエポックシリーズ、アルファシリーズの新商品や、新シリーズ「GALLEA(ガレア)」などを紹介した。 冒頭、増田社長が「本日は、日本のものづくりにとって、さらにお役に立てる可能性のある当社の旬の新製品をご紹介させていただきます。新製品を市場に投入するにあたり、常に意識している言葉があります。『?啄同時(そったくどうじ)』です。雛が内側から卵の殻をコツコツと叩くのが『?』、親鳥が外側からコツコツと叩くのが『啄』。これが絶妙なタイミングで重なった時に命が生まれる。殻の中から叩くのが当社、外側からアシストいただくのが皆様方、商社様、あるいはその逆かもしれません。誕生した新製品は、私たちが心を込め、プライドを持って開発製造したものです。この商品が一番輝く所に、一番輝く時に届けていただくことが必要です。商品が輝くということは、その商品の性能を100%発揮する仕事場にて、被削材、ワークと相対したとき。一人一人が自由なやり方で、今日のこのとき、学んで、腹落ち(納得)して、それぞれ皆様方が新製品を輝かすプロジェクトリーダーになっていただきたいと考えています」と挨拶した。 発表会は同社の成田工場(千葉県成田市)と会場を中継でつないで行われ、新商品による加工を実際に見ながら紹介。営業面においてのポイントも説明された。 紹介されたのは次の7商品。 @高能率で低抵抗、経済的4コーナ仕様の「アルファ高送りラジアスミルTD4N」。高送り工具の常識とされていた「削り残し」を削減し、次工程の負担を軽減できる。 A高精度仕上げ用ラジアスエンドミル「アルファラジアスプレシジョンARPF」の新インサートとして、刃先強度と切れ味を合わせ持つねじれ刃形インサートを追加ラインナップ。平面、傾斜面、3次元形状の中仕上げから仕上げ加工に適するSGタイプと、立壁部(垂直)の高精度仕上げ加工に適するSWタイプ。 B「アルファボールプレシジョンABPF」用新インサートとして、強靭な刃先のSHタイプを追加。強ねじれ刃形を採用し美しい仕上げ面が得られる。 C新開発の次世代ハードコーティングTH3を採用、高硬度鋼の長寿命加工を実現する「高硬度鋼加工用超硬エンドミルEPDBEH-TH3」。 Dむしれのない良好な加工面を実現する超硬ねじ切りカッタ「エポックDスレッドミル管用テーパタイプEDT-PT/NPT」。 E新刃形形状・新コーティング技術を採用、小径深穴を高能率・高精度に加工できる「ミニステップボーラーWHMB」。 F高能率仕上げ加工用異形工具「GALLEA(ガレア)シリーズ」。独自の外周刃形により、さまざまな加工で使うことができる。併せて、異形工具に対応するハイエンドCAD/CAMシステム「tebis(テビス)」が丸紅情報システムズより紹介された。ツールパスの作成はじめ、加工機全般をシミュレーションし加工形状の機上計測まで、加工工程全般にわたって対応する統合型CAD/CAMシステム。 新商品紹介の後、矢倉功営業本部長が「我々は、お客様の困り事に皆様と一緒に対応していくことにより、お客様の手助けになればと思っています。イノベーションは常に三菱日立ツールから。我々は常に業界の先端を走り続けてまいります。今後もよろしくお願いします」と閉会の挨拶をした。 午後5時から会場を移して懇親会が催され、新商品を開発した技術者も交えて親睦を深めた。 中部経産局3月公表 最近の管内総合経済動向 公共投資の判断を上方修正 「緩やかに改善している」2か月連続 中部経済産業局は、3月13日公表の「最近の管内総合経済動向」で、管内(愛知、岐阜、三重、富山、石川の5県)の経済活動についての総括判断を、前月に引き続いて「緩やかに改善している」とした。※比較は、断りのあるものを除き、平成29年1月の実績値による。 個別の項目では、生産の判断を4か月連続して「持ち直している」とした。鉱工業生産の指数(1月速報)は、輸送機械工業、電気機械工業、プラスチック製品工業などが低下したことから、前月比1・4%減と4か月ぶりに低下し、前年同月比も0・2%減と3か月ぶりの低下となった。主力の輸送機械は、前月比5・9%減。乗用車が、海外向けは堅調であるものの、国内向けで新型車効果が一巡したことなどから横ばいとなっている。はん用・生産用・業務用機械は、金属工作機械が弱含みとなっているものの、繊維機械が主力の中国をはじめアジア向けを中心に増加の動きがみられることなどから、全体として持ち直しの動きがみられる(同1・8%減)。電子部品・デバイスは、スマートフォン向けを中心に緩やかに持ち直している(同9・8%増)。 個人消費については、2か月連続して「持ち直しの動きがみられる」と判断した。百貨店は、売り場面積の減少に加え、衣料品の不振が続き、販売額は前年同月比2・3%減。スーパーは、生鮮食品の値上がりもあって飲食料品の販売が増加したが、天候の影響などで来店客数が減少し、同0・1%減となった。家電大型専門店も、白物家電、季節空調が堅調だったものの、情報家電が振るわず、同1・9%減となった。 一方、コンビニエンスストアは、出店効果に加え、カウンター商材が引き続き堅調、冬物商品も好調で、同3・6%増。乗用車販売は、普通車が10か月ぶりに前年を下回ったものの、小型車が3か月連続で、軽自動車が2か月連続で前年を上回ったことから、全体でも7か月連続で前年を上回った(乗用車新車新規登録・届出台数…前年同月比1・1%増)。 設備投資は、9か月連続して「増加しているものの、伸びは鈍化している」と判断。管内主要8社の金属工作機械受注(国内向け)は、一般機械工業向けが2か月ぶりに前年を下回ったものの、自動車工業向けが2か月ぶりに前年を上回り、全体でも2か月連続で前年を上回った。 公共投資については、判断を「おおむね横ばいとなっている」から「持ち直しの動きがみられる」に8か月ぶりに上方修正した。公共工事前払金保証請負金額は4か月ぶりに前年を上回った。補正予算による押上げ効果もある。 そのほか、住宅投資は「緩やかに持ち直している」、輸出は「横ばいとなっている」、雇用は「労働需給が引き締まっている」と引き続き判断した。 企業倒産(件数)は、「小売業」「情報通信業」で前年を上回ったものの、「建設業」「製造業」などで前年を下回り、全体では6か月ぶりに前年を下回った。 先行きについては、世界経済の下振れ、各国政策の不確実性の高まり、為替の動向、中小企業の経営環境の悪化などに注視が必要であり、各種政策の効果が生産や投資、所得の増加につながることが期待されるとしている。 MEKASYS in NAGOYA 2017 前年上回る1100名超が来場 日 伝 生産ラインにおける自動化を提案 日伝名古屋支店(支店長=細川幸明氏、住所=名古屋市昭和区白金2-10-7)は1月27日、名古屋国際会議場イベントホールにて、ロボットシステム&機械要素総合展「MEKASYS(メカシス)in NAGOYA 2017」を開催した。 名古屋での開催が8回目となる今回は、60社が出展。ロボットとその周辺機器を中心とした展示が行われ、ものづくりへの新しい提案として、生産ラインにおける自動化が提案された。会場は前回展を上回る1100名超の来場者で終日賑わいを見せた。 午前10時の開場に先立って挨拶した酒井義之日伝常務取締役中部ブロック長は、出展したメーカーに対して御礼を述べた後、「このメカシス展も初回は手探り状態でのスタート。とにかく人を集めなければならないということでしたが、回を重ねるうちに、ユーザーさんを多く集めたいということでテーマをもっての開催となっています。改善、エコ、省エネなど、まさにロボットをテーマに掲げていますが、これからIoT、ATを含めて、スキルを上げていきたいと思います。最終的には商売の元となるユーザーさんとの接点、情報を集めるため、今日一日、午後6時までの長時間ですが、商売に繋がるように頑張っていただきたい」と話した。 昨年に引き続き、会場を「ロボットゾーン」「ロボット周辺機器ゾーン」「機械要素ゾーン」「環境・省エネ機器ゾーン」「MEKASYSゾーン」に分けて展示。ロボットの実演なども行われた。 熟練者をはじめとする人手不足に対応するための自動化、省力化に関するブースが注目を集め、熱心に説明を聞く来場者の姿が多数見られるなど、関心の高さをうかがわせた。 同時開催された、『ねじの基礎セミナー』(ノルトロックジャパン)、『生産コスト削減セミナー』(アイエイアイ)、『最新機能と活用事例及びIoTへの取り組み』(デンソーウェーブ)のセミナーも好評だった。 中部みらい会会員若手経営者ら対象 橋本学校・名古屋校 橋本総業 全国で2番目の開校 大手管工機材問屋の橋本総業(社長=橋本政昭氏、本社=東京都中央区)は、全国で2校目となる『橋本学校・名古屋校』を開校。2月24日に名古屋市中村区のキャッスルプラザで開校式ならびに講演会、懇親会を開催した。 従来、橋本総業では取引先の経営者の子弟に対して3〜5年にわたる研修を行っており、これが通称・橋本学校と呼ばれていた。その一環として2007年には、若手経営後継者からの要望に応えるかたちで、後に経営を引き継ぐにあたって必要となる理念や手法、技術や考え方を習得するための『継栄(けいえい)セミナー』がスタート。こうした一連の教育プログラムを総称して2012年、正式に『橋本学校』として開校し、現在まで70回以上のセミナーや講演会などを実施。140名を超える卒業生を送り出している。 今回、橋本総業の中部地区販売店とメーカーでつくる『中部みらい会』(会長=伊藤辰之氏・イトウ社長)会員の若手経営者、次期経営者、経営幹部を対象とした名古屋校が25名の入校者を集め開校した。「お客様第一の企業の作り方」「任せる技術・チーム運営のルール」「リーダーのための仕事力養成講座」「内外経済の展望と日本の成長戦略」「ぶれない価値観の作り方」などがこれまで研修会で取り上げられたテーマだが、名古屋校では財務関係のことを多くやってほしいと入校者から要望があり、こうした希望に沿った講義内容で年4回、セミナーが実施される。講師陣も、数々のテレビ番組に出演し多くの著書を執筆してきた小宮コンサルタンツ代表の小宮一慶氏をはじめ錚々(そうそう)たるメンバーが名を連ねている。 伊藤会長は挨拶のなかで「橋本学校名古屋校の開校にあたり20名を超える皆さまから入校の意思表示をいただきました。この開校に関わった者の一人として大変嬉しく思っておりますと同時に責任のようなものも感じております。入校された皆さまにとってこの学校がとても有益なものとなるよう、皆さまと共にこの学校を創っていきたいと思います」とコメントしている。また、橋本総業執行役員の宇佐見徳秋氏も「この橋本学校名古屋校で、ここに居る25名の皆さまが共に悩みを相談し合えるような仲間≠ノなってもらいたいと思っています」とコメントしている。 開校式では、橋本総業常務執行役員営業副本部長の田所浩行氏から、橋本学校創設の経緯とその主旨、創設から現在までの歴史などが語られ、次いで「業界の現状と、そこに生まれるビジネスチャンス」についてのレクチャーも行われた。休憩を挟み、この時間から参加するオブザーバーも含めて満席となった会場では、講師の小宮氏による講演「経営の姿勢、経営者の姿勢」が開かれた。途中、小宮氏から経営者にとっては厳しい発言などもあったが、参加者はメモをとりながら熱心に耳を傾けていた。 次回の橋本学校名古屋校は、6月9日に開校される予定だ。 田中彩子さん(ソプラノ歌手)の歌声が ホールいっぱいの観客を魅了 第24回ダイドーニューイヤーコンサート メカトロニクスの専門商社ダイドー(社長=山田貞夫氏、本社=名古屋市中村区名駅南4―12―19)主催の「第24回ダイドーニューイヤークラシックコンサート」が1月28日、名古屋市東区の愛知県芸術劇場コンサートホールで開かれた。 このコンサートは、同社の得意先や仕入先などのほか、児童福祉施設の児童らを招待して行われるチャリティーコンサートで、平成5年に第1回目を開催してから毎年続けられている。 オーケストラは名古屋に本拠地を置く、セントラル愛知交響楽団。今回は、同交響楽団首席客演指揮者の齊藤一郎氏監修のもと、ヨーロッパを中心に活躍しているソプラノ歌手・田中彩子さんがゲスト出演し、新春にふさわしい華やかな演奏会となった。 コンサート前半は、類まれなハイコロラトゥーラの才能を持つ田中彩子さんが、ヨハン・シュトラウス2世の「春の声」「ウィーンの森の物語」、モーツァルトの歌劇「魔笛」より夜の女王のアリア≠ネどで美しい歌声を披露し、観客を魅了した。 後半は、恒例となった山田ダイドー社長の特別指揮でスタート。16分にも及ぶベートーヴェンの交響曲第9番より第1楽章を指揮し、会場から大きな拍手が送られた。 続いて今回で5回目となる「名曲世界の旅」では、イタリア、フランス、スペインの名曲が演奏された。モーツァルトに扮したマーシー山本教授≠アと山本雅士さん(セントラル愛知交響楽団音楽主幹)が司会の佐井祐里奈さん(@FMパーソナリティー)と楽しく曲を解説。コンサートマスター寺田史人さんがヴィヴァルディの「春」第1楽章のバイオリン独奏で演奏会に花を添えた。 アンコール曲の2曲目には再び山田社長が衣装を変えて登場。ヨハン・シュトラウス1世の「ラデツキー行進曲」を指揮し、観客と一体となって盛り上がった。 このコンサートでは毎回、会場内でチャリティー募金が行われており、集められた善意は名古屋市福祉基金に全額寄付されている。コンサートの中で目録の贈呈が行われ、名古屋市と社会福祉協議会より山田社長に感謝状が授与されるとともに、名古屋市子ども青少年局の佐藤良喜局長から御礼の言葉があった。 好評につき期間延長! オンダ製作所 謝恩セール オンダ製作所(社長=恩田由紀氏、本社=岐阜県関市)は、昨年10月1日から開催している「CAPORI謝恩セール[」を、好評につき6月30日(当日消印有効)まで期間延長すると発表した。 「CAPORI謝恩セール[」は、対象商品に付いている応募券を10枚以上集めて応募した工事店に対し、豪華景品がもれなくプレゼントされる同社恒例のキャンペーンだ。 応募コースは、応募券10枚コース、同30枚コース、同50枚コースの全3コース。対象商品についている応募券(シール)を希望コースの枚数分集めて応募すれば、希望景品がもれなくプレゼントされる。 対象商品は、被覆カポリパイプW、カポリパイプWエラストマー、被覆ポリブテン管など樹脂管1巻に応募券2枚、テーパおねじ、配管アダプター、ソケットなど継手小箱1箱に応募券1枚となっており、1人何口でも応募できる。 応募宛先は、〒501-6006 岐阜県羽島郡岐南町伏屋2-148 株式会社オンダ製作所「CAPORI謝恩セール[事務局」。景品など詳しくは、平日午前10時〜午後5時まで、フリーダイヤル=0120(030)780へ問い合わせを。 2017年4月9日(日) 2631号 副理事長に小川誉之氏を選任 5月23日の総会準備進める 愛知県管工機材商協組 3月理事会を開催 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=大藪淳一氏・大清社長)は、3月10日午後6時15分より名古屋市中村区のウインクあいちにおいて理事会を開いた。欠員となっている副理事長に小川誉之理事(小川管商社長)を選任したほか、5月の総会の進行などについて審議した。 冒頭、大藪理事長が「前回の理事会で急遽、理事長に就任しまして、私にとっては理事長として実質初めての理事会ということになります。議題も色々ありますので、慎重審議をお願いします」と挨拶。 経過報告として、2月17日に倉地久雄前理事長の「お別れの会」(主催=倉地)がホテルメルパルク名古屋で開催されたことや、3月1日に代表理事変更登記が完了したことが報告された後、議事に入った。 第1号議案=副理事長の選任について、大藪理事長が、定款第27条に「理事のうち1人を理事長、3人又は4人を副理事長とし、理事会において選任する」とあり、現在副理事長は植田慎一郎氏(ウエダ社長)と峰澤彰宏氏(峰澤鋼機社長)の2名となっており、1名の補充が必要として小川誉之理事(小川管商社長)を推薦し、承認された。 小川新副理事長が「大藪理事長支えて一生懸命頑張ってまいる所存ですので、どうか宜しくお願いします」と就任の挨拶をした。 第2号議案=会計理事の選任について、大藪理事長が、三役会および常任理事会規約第3条に「本組合に会計理事1名をおき、組合会計業務の責任者とする」A「会計理事は理事の中から理事長が指名し、理事会で承認される」とあり、会計理事の植田副理事長が現在体調不良により長期欠席中のため、決算時期も近いことから理事長が兼務することを提案し、承認された。 第3号議案=新年賀詞交歓会収支報告について、在田忠之幹事長(在田商店社長)が、1月24日に名古屋マリオットアソシアホテルで行い351名が参加、ほぼ予算通り(若干の黒字)に開催できたと報告した。 第4号議案=平成29年度5月理事会・総会運営について、在田幹事長が説明した。5月23日に東京第一ホテル錦を会場として、午後2時より理事会、午後3時30分より総会(役員改選)、総会終了後に懇親会を行う。 総会司会を近藤尚文理事(油伝商店社長)、懇親会司会を粂内洋理事(名古屋機器社長)がそれぞれ務める予定。 日程案内を3月13日以降にFAX発信、決算書を付けた招集は4月末〜5月初旬に行う。4月理事会までに承認された新賛助会員は無料招待するとした。また、概算収支予算についても報告した。 総会の進行については、議長選任▽平成28年度事業報告、決算報告、剰余金処分案、監査報告▽賦課金算定方法、賛助会費承認▽平成29年度事業計画案、予算案▽役員改選(役員選考委員を承認、新理事・新監事を発表、うち新理事で第1回理事会を開き理事長および副理事長・会計理事を選任)。その他、総会資料には慶弔規定、正会員各社の出資金金額と入会年度一覧を掲載予定とした。 総会後の懇親会では、新理事長から倉地克明氏(倉地社長)に対し倉地久雄前理事長への感謝状・記念品贈呈、展示会実行委員長の指名、実行委員長より展示会実行副委員長の指名を行う。また、新会員・新賛助会員の紹介を行う。 第5号議案=各部会報告は、主に次の通り。 経営研究部会…伊藤信哉部会長(伊藤柳商店社長)。2月9日に名古屋国際センタービルにて、セミナー「2017リニア時代の名古屋のまちづくり」を黒田昌義氏(名古屋市住宅都市局長)を講師に招聘して開催、62名が参加した。 事業部会…峰澤副理事長。2月17日に工場見学会・懇親会を開催。30名が参加して、有楽製菓「豊橋夢工場」を見学した。 流通部会…大野直樹部会長(大野管材社長)。2月17日に講演会を開催、30名が参加した。事業部会の工場見学会と併せて行い、見学先の有楽製菓社長・河合伴治氏に講師を依頼して開催した。 広報部会…坪井研二部会長(ツボイ常務)。組合だより139号を発行した。 第6号議案=組合加入促進委員会について、大藪理事長が、正会員に大明工機、賛助会員にコロナ、下田エコテックの2社から加入申し込みがあったことを報告し、承認された。 第7号議案=青年部「愛青会」報告について、峰澤副理事長が、3月10〜11日に荏原製作所・藤沢工場見学会および懇親会を開催し、青年部員5名が参加したと報告した。 その他、次回理事会について、4月19日にウインクあいち(1207号室)で開催することを確認した。 最後に峰澤副理事長が「本日から大藪理事長の新体制ということで、早々の5月には役員改選もありますが、皆様のご協力なくしてはこの組合の運営は捗ってまいりません。どうか今後とも、皆様のご理解ご協力をお願いしたいと存じます」と閉会の挨拶をし、理事会を終了した。 ジャパン・レジリエンス・アワード2017 最優秀レジリエンス賞受賞 山善 専門商社の強みを活かした取り組み 山善(社長=中田繞氏〈当時〉、本社=大阪市西区)は、専門商社の強みを活かした国土強靭化貢献プロジェクトへの取り組みが評価され、「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)2017」にて最優秀レジリエンス賞(リスクコミュニケーション情報部門)を受賞した。3月15日、東京・有楽町朝日ホールにて表彰式が行われた。 「ジャパン・レジリエンス・アワード」は、全国で展開されている次世代に向けたレジリエンス社会構築への取り組みを、一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会が発掘、評価、表彰する制度。3回目となる今年は全国の企業や団体など218件のエントリーがあった。 山善グループでは、2015年10月の大阪本社に続いて、東京本社や名古屋支社など主要拠点でBCP(事業継続計画)を導入し、定期的な見直しや教育・訓練を実施するなど、非常時における事業継続体制の強化に努めてきた。山善は昨年、内閣官房国土強靭化推進室が制定したガイドラインに基づき、商社として初めて「レジリエンス認証」を取得している。 また、山善グループの事業継続体制を強化する中で得た知見を活かし、ものづくりの現場を支える専門商社として、中小企業を対象にBCP策定コンサルティングから設備機器や備蓄品などの導入に至るまでワンストップでサポートするサービス「BCP.ERS(ビーシーパース)」を全国で展開し、中小企業のBCP策定支援、ひいては製造現場全体でのサプライチェーン寸断防止にも注力している。加えて、昨年発生した熊本地震ではアシックスと支援物資の共同配送を実施し異業種間交流を実現させたことなどが、総合的に評価された。 山善は、今後もグループの事業継続体制の更なる強化を図るとともに、中小企業のBCP策定支援や、災害発生時の復旧支援活動にも注力することで、引き続き国土強靭化に貢献していくとしている。 レク、アンケートも好評 平成29年度役員人事など審議 愛機工青年部 役員会・合同委員会 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)の青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)は3月9日、名古屋市中区の「ざぶん錦店」で3月度役員会ならびに合同委員会を開催。合同委員会には、31名の青年部員らが集まった。午後6時30分より開かれた役員会では、以下の議題について審議、報告がなされた。 【議題1】他産業視察について▽小笠原拓己研修担当幹事(山善)から当日のスケジュールなどが報告された。3月11日午前9時15分、名古屋市中区の日本特殊陶業市民会館前を出発し、愛知県日進市の「愛知ヤクルト工場」を見学。昼食後、愛知県清須市の「キリンビアパーク名古屋」を見学し、午後4時30分に金山総合駅周辺に到着予定。参加者は11名。 【議題2】平成29年度青年部役員人事について▽東爪英彦総務幹事長(マルマン商事)から報告があった。新役員人事は5月中旬までに決定できるよう現在調整中である。また、平成28年度をもって卒業する部員が8名と多く、後継部員が現状居ない会社はどうするのか? 現在、こちらも審議中とのこと。 【議題3】青年部合同委員会について▽近藤健志会合担当幹事(長村商店)から参加人数などについて報告された。開催は本役員会終了後の午後7時から。場所も同じ会場で開催。31名の青年部員らが参加する。 【議題4】組合野球大会について▽梅本陽史野球担当幹事(杉本商事)から大会日程などについて報告された。キャプテン会議を名古屋市中村区のウインクあいちで3月24日に開催。開会式は4月15日土曜日。予定通りスケジュールを消化できれば、決勝は10月28日土曜日となる。青年部は総務・教育・厚生の各部が順番に大会運営補助にまわるが試合が雨天中止の場合、その順番はスライドさせず、日程通りに行うことが確認された。 【議題5】レクリエーションについて▽荒木直哉厚生幹事長(NaITO)からアンケート集計結果など報告があった。2月11日、90名の参加者を集め、バス3台をチャーターして出発。当日のスケジュールはほぼ予定通りに進み、無事終了した。参加者のアンケートも回収済みで、イチゴ狩りは「2種類の食べ比べができて良かった」、昼食(うなぎ)は「おいしかった」、うなぎパイ工場は「買い物するところが混んで会計までに時間がかかった」など、概ね好評だった。次回希望は鎌倉や横浜、そばうち体験、伊勢神宮参拝など多岐にわたっていた。 役員会終了後に行われた合同委員会では、年度末も近づいており、参加者は1年の労をねぎらいあっていた。 次回役員会は4月12日水曜日午後7時から組合事務局で開催される。 平成28年度最後の例会を兼ね 荏原製作所藤沢工場を見学 愛青会 神奈川で工場見学会開催 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=大藪淳一氏・大清社長)の青年部「愛青会」(部長=山田康成氏・山彦)は3月10日・11日の2日間にわたり、神奈川県藤沢市・横浜市を訪れ、「メーカー工場見学会および平成28年度第4回例会」を開催。青年部員ら8名が参加した。 10日午前11時、JR藤沢駅に集合した一行は、メーカー工場見学会の会場である荏原製作所(社長=前田東一氏、本社=東京都大田区)藤沢事業所(藤沢工場、所在地=神奈川県藤沢市)を訪れた。約1時間にわたり荏原製作所の概要や同社藤沢工場の概要、体験型模型を使ってポンプの基礎的な仕組みなどレクチャーを受けた。続いて、東京ドームおよそ8個分の広大な敷地内にある工場棟群のうちの3棟を順に巡り(歩行距離にして約2・5q)、同工場内で手掛けられている数々のポンプの製造工程から検査工程までを見学。最後は敷地内にあるショールームで同社製品の説明を受け、工場見学スケジュールは終了した。 藤沢市から横浜市へと移動し、午後6時から例会を開催。平成28年度最後の例会ということで、一行は1年間の慰労を兼ねて中華街での食事を堪能した。また平成29年度は役員改選の年であり、山田青年部部長と伊神敏雅同副部長(双葉製作所)からそれぞれ挨拶があった。新しい正・副部長の人事については、現在調整中である。 翌11日は、朝から横浜市内の観光地などを巡り、2日間の全日程が終了した。 今回一行が訪れた荏原製作所藤沢事業所では、関連会社社員なども含めて約3000人の従業員が働いている。その立地条件などから、ここでは主に同社製品のうち、陸送可能な小型ポンプなどが製造されている。また同社はこれまでも、家庭用井戸ポンプHPE型の売上から、1台につき500円を熊本県に寄付する『熊本応援キャンペーン FOR KUMAMOTO PROJECT』を2月1日から3月31日まで開催(本文掲載時は終了済み)するなど、社会貢献活動を積極的に行っている。 新型コンプレッサを発表展示 「Zgaiard]」中型機 三井精機工業 MTF2017を名古屋で開催 三井精機工業(社長=奥田哲司氏、本社=埼玉県比企郡川島町八幡6―13)は2月14、15日の2日間、ポートメッセなごや(名古屋国際展示場)第3展示館において三井テクニカルフェア「MTF2017」を開催した。毎年恒例のプライベートショーで、会期中は多くの来場者で賑わった。 今年はものづくりの原点〜更なる高機能・高精度への挑戦〜≠テーマに、画期的に性能が向上した新製品の給油式インバータコンプレッサ「Zgaiard]シリーズ」ZV55/75kW、新製品の水潤滑インバータオイルフリーコンプレッサ「i‐14022A]‐R」(オールインワンモデル)をはじめとするコンプレッサ17台と、工作機械では、人気のベストセラー機Vertex55X Uをベースに、剛性アップと主軸熱変位補正をさらに強化した最新機種「Vertex55X V」▽ジグボーラーの高精度位置決めと、高精度形状加工を実現する新型立形マシニングセンタ「PJ812」▽ジグ研削盤「J350G」が展示された。 また、協賛メーカー53社も出展。三井精機工業のサービス部が機械のオーバーホールの案内をするためのブースも設けられ、活況を呈した。 2日目の15日は、同会場とジェイテクト・プライベートショー2017の会場をシャトルバスで結んで開催され、集客の相乗効果もあった。 フェア初日の開会式には、同社の代理店・販売店、協賛メーカーなどが出席。奥田社長は挨拶で「昨年(2016年)の工作機械業界は、受注額で月平均1000億円を維持したものの、対前年比で約2300億円のマイナスでした。昨年末から米国トランプ政権への期待で一旦、円安株高となったものの、為替、株価ともに予断を許さない状況だと思われます。このような中、私どもは、強みである技術と機能に更に磨きをかけ、多様化するお客様のニーズに応えるものづくりを目指して、今回のMTFのテーマを『ものづくりの原点〜更なる高機能・高精度への挑戦〜』としました。本日展示している商品は、確実にお客様にご満足いただけると確信をしています。多くのユーザーの皆様方におすすめできる私どもの自信作です」と述べた。 また、同社は創業90周年に当たる2018年に向けた中期経営計画を推進中であり、奥田社長は「私が社長就任の折に宣言した3つの方策、@売れる商品・魅力ある商品を作るAすべてのリードタイムを短縮するBお客様に喜んでいただける新しいビジネスモデルを構築する―を中心に事業計画を戦略的に実行し、その結果として目標を達成すべく事業を進めています。今回のMTFも、この成果としての新製品を皆様にご覧いただくようになっています。2017年の社方針は、昨年と同様、『確かなものづくりによる総合品質と、充実したトータルサービスにより、お客様満足度bPを目指す』としました。社員全員が一丸となって、更にお客様にご満足いただける商品とトータルサービスを構築するよう全力で取り組んでまいります」と同社の方針について説明し、変わらぬ愛顧をお願いした。 続いて、川上博之常務取締役営業本部長が営業展開について説明。その中で川上常務は「コンプレッサは、高性能、高効率、高機能、そして高寿命を追求し、ZgaiardXシリーズを開発してきました。今回、その中で新製品として、ZV55/75kWを初めて展示しています。その他にオイルフリーなど、お客様に喜んでいただける機種を一堂に展示します。また、サービス体制も競合他社に負けない体制を作り、ますます売りやすい体制となっています。工作機械は、サービスを充実させ、お客様の満足度を高めることで売りやすい環境を整えることに注力していきます。昨年JIMTOFで横形マシニングセンタHP]63Uを展示しましたが、機能の向上を図り、価格も高価ですが好調な販売をしています。今回会場には、3機種の工作機械(Vertex55X V、PJ812、J350G)を展示しています。コンプレッサ、工作機械とも、お客様に喜んでいただける、売れる商品を展示しました。じっくりご覧いただき、販売につなげていただければ幸いです」と述べた。 さらに出展機の詳細について、古川直哉国内営業部長から説明があった。 名古屋営業所の所員の紹介を森田敏裕所長が行い、開会式を終了した。 「MTF2017」は、名古屋会場のほかに、本社会場(本社工場)で2月7、8日、大阪会場(花博記念公園鶴見緑地「水の館」)で3月7、8日に開催された。 AG社統合による重複資産等の整理完了 2017年度は収益力向上への転換点 DMG森精機 2016年12月期決算発表 DMG森精機(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区名駅2-35-16)は、2月10日午後3時10分より同社の東京グローバルヘッドクォータと名古屋本社において、2016年12月期の決算発表記者会見を開いた。森社長と小林弘武専務が東京会場に出席、名古屋会場とテレビ会議でつないで行われた。 同社の発表によると、2016年12月期の連結業績は、売上収益3766億3100万円、営業利益19億6100万円、税引前損失10億6400万円、当期損失57億4900万円となった。 同社は、2009年のDMG MORI AG(AG社)との協業提携から、2016年に完全経営統合を行う過程において重複資産やノンコア事業の整理を行った。工場については、千葉工場を伊賀事業所へ統合し土地・建物を売却、上海工場を天津工場へ統合し建物をソリューションセンターとして活用、スイスのDIXIは生産を終了し一部資産を売却、フランスのTOBLERは事業を売却した。AG社が行っていたエネルギー事業は売却完了、メンテナンス部は残るが今後これも処理していく方針としている。 これらノンコア事業の整理などにかかった一時費用を同期に計上した結果、投資有価証券売却益を含めた一過性の利益及び損失を除いた営業利益は約130億円となった。 米国グループ会社については、2016年第4四半期に黒字に転換し、2017年度は通年で黒字化を見込む。ノンコア事業の整理などと合わせて、2017年度には100億円程度の効果が見込めるとした。 2017年12月期の連結業績予想は、売上収益3800億円、営業利益220億円、当期利益120億円。為替レートは1ドル110円、1ユーロ120円を想定している。 配当について、2016年12月期の期末配当は13円を据え置き、年間26円とした。2017年12月期は、前年比4円プラスの年間30円を計画。配当性向は36%となり、森社長は「30%以上をキープすることを検討している」と話した。 2016年度の受注額は円建てで前年比4・4%減となったが、ユーロ建てでは6・9%増と安定している。「2017年度は、地域別・業種別の需要が前年より明るい見通しで、円、ユーロともに増加を予想している」と森社長。 同社の取り組みとしては、機種統合、部品共通化を促進してコストを削減し、さらに付加価値を高めることで販売単価を向上させ、利益率を高めていく。 製品面では、2016年に発売した、あらゆる生産現場で活躍するソリューションベースマシン「CM] Vシリーズ」が好評。多彩なオプションを取り揃え、ニーズに合わせてカスタマイズでき、また全9種類のテクノロジーサイクルもオプション搭載できるため、さまざまな業種の幅広いワークに対応する高い汎用性で、ユーザーの生産性向上に貢献する。 働き方改革にも取り組み、2017年度は1人当たりの総労働時間を2015年度と比べて25%削減し、欧州並みの1800時間とすることを目指す。在宅勤務、社内託児所、コアタイム制、3シフト制を取り入れ、効率的な働き方を実現する。 いずれは水を“改質”するまでに 『X-Water』プロジェクト始動 LIXIL 水栓事業の新挑戦 LIXIL(社長=瀬戸欣哉氏、本社=東京都千代田区)は、水栓事業の新たな挑戦ともいうべき『X-Water(エックス-ウォーター)プロジェクト』を2017年1月に起ち上げ「付加価値の高い水を提供し、水の可能性を追求していく」と発表した。また、この発表に合わせて、同社の浄水カートリッジの製造を一手に引き受ける常滑東工場内の製造工程を、報道関係者に初めて公開した。 浄水カートリッジの変遷 1990年代はじめ、アスリートを育てる国立スポーツ科学センターから「プールの水を災害時に飲料水として利用できないだろうか?」という難題が同社(当時のINAX)に持ち込まれた。これは同社のセラミック・フィルターの高度な浄化能力を見込んでの依頼であったが、結果、同社はプールの水を飲み水へと変換させる濾過(ろか)装置の完成に成功する。この経験から、同社は家庭用浄水器の開発をスタートさせることとなった。 2001年、同社はセラミック技術と水栓の製造技術を融合させ、浄水栓/カートリッジの生産に着手。当時発売された「オールインワン浄水栓」は累計出荷台数130万台(2017年1月現在)を数え、現在では、すべての浄水カートリッジを自社で生産、販売している。浄水器協会が行った浄水器普及率調査(2015年7月現在)では、その普及率は41%を超え、また、ミネラルウォーターや宅配水の市場も大きくなっており、水への関心度は年々高まっていると言えるだろう。 水をきわめる 水をきわめる―LIXILのものづくりの姿勢を具現化したプロジェクトが『X-Water』である。その目的は、日常のなかの“飲む”“浴びる”“洗う”の各シーンにおいて付加価値の高い水を提供し、水の可能性を追求していくことにある。同社がまず着手したのが「“飲む”をきわめる」だ。飲んで本当においしいと感じる、岩清水のようにナチュラルで、かつ高レベルな安心・安全な水づくり。そのための重要なファクターがセラミック・フィルターであり、活性炭のブレンドであり、コンパクトなカートリッジの自社生産であると、LIXIL Water Technology Japanの浅野靖司(やすし)水栓事業部長は語る。 同社が製造・販売する浄水栓には、1〜30μm(マイクロメートル=1μmは0・001o)の細孔が3次元方向に分布する管状のセラミック・フィルターに、同社独自のブレンドで不純物を可能な限り吸着させることに成功した活性炭を厚さ1・5pほど着肉させたカートリッジが内蔵されている。セラミック・フィルターの製造から活性炭のブレンド、そしてカートリッジの組み立てに至るまで、そのすべてが同社常滑東工場内で自社生産されており、製造後には水質などの評価、安全性や成分分析評価も実施され、日本工業規格(JIS)によって定められた80%以上の除去率を、安定したレベルでクリアするだけの性能が保証されている。 こうして出来上がったコンパクトな内蔵カートリッジで除去できる物質は、遊離残留塩素(カルキ)、総トリハロメタン、クロロホルム、ブロモジクロロメタン、ジブロモクロロメタン、ブロモホルム、溶解性鉛、CAT(農薬)、2-MIB(カビ臭)、テトラクロロエチレン、トリクロロエチレン、1.1.1-トリクロロエタン、鉄(微粒子状)、アルミニウム(中性)の14種類にもおよぶ。水を飲む直前で浄水にするため、抗菌効果も高い。 また、この常滑東工場には、人間の舌と同じメカニズムを持ち、さまざまな食品や医薬品などの“味”を数値化できる「味覚センサー(※注)」が導入されている。同社は、この味覚センサーを使った研究開発を進めており、水道水から物質を除去するだけでなく、市販のペットボトル水と同レベルにまで「苦味雑味」を取り除くことにも成功している。(※注/九州大学大学院・都甲教授とインテリジェントセンサーテクノロジー社が共同開発し、世界で初めて実用化に成功したセンサー) プロジェクトの今後は? 浅野水栓事業部長は同プロジェクトの今後の展望について「これまでは水道水から不純物や味の阻害物質を取り除くことに注力してきました。今後『X-Waterプロジェクト』を進めていくにあたり、例えば飲むとか、料理に使うといった使用用途に合った有効成分を、当社の浄水カートリッジで付け足すことも考えています。お肌にいい成分を当社の浄水器で付け足すことができれば『“浴びる”をきわめる』に一歩近づけると思います。ゆくゆくは水そのものを『改質』するところまでいけたらと考えています。このプロジェクトの過程で新しい浄水栓の開発などさまざまな商品展開をしていきますので、『X-Waterプロジェクト』のこれからに、どうぞご期待ください」と語っていた。 ◇ 今回のプロジェクト発表に合わせて同社では、業界初となるユーザー自身でオールインワン浄水栓への切り替えも可能なキッチン用シングルレバー混合水栓「クロマーレS」と「ノルマーレS」を、3月1日に同時発売した。「クロマーレS」「ノルマーレS」は、水栓スパウトを取り替えられる構造とすることで、賃貸や建売住宅などで採用されることの多い単機能水栓を簡単にユーザー自身で浄水栓へとグレードアップできる、新たな価値を提供する普及価格帯シングルレバー混合水栓だ。従来の浄水栓のように、浄水器内蔵の水栓取り付けや、水栓の先端に後付けで浄水器を装着し利用することなく、水栓スパウトを取り替えるだけなので意匠性を損なわずに利用することが可能だ。ハンドルや吐水口の位置を調整し、従来品と比べて使い勝手も向上している。本製品に関する問い合わせは、同社お客さま相談センター▽フリーダイヤル=0120(179)400まで。 ダイドーの山田貞夫社長が講演 ロボット産業は成長産業 名機工同友会 2月例会「講演会」 名機工同友会(会長=鈴木俊雄氏・マルマン商事社長)は2月20日、名古屋市中区の東京第一ホテル錦にて2月例会ならびに講演会を開催した。 冒頭開かれた例会では今後の活動予定などが確認された。 今回の講演会は、メカトロニクスの専門商社ダイドーの山田貞夫社長が講師を務め『歴史が証明する天才国民』と題して行われた。 1946年(昭和21年)創業のダイドーは、現在、経団連に所属する年商900億円超(連結)、今期にも1000億円が予想される企業だが、1957年(同32年)に山田社長が東京から戻って父親が経営する同社(当時、大同商会)に入社した時は、6畳足らずの事務所に従業員4人という小さなところからのスタートだったと山田社長は振り返り、同社の現状について紹介した。その後、テーマである日本の国民性について話した。 講演要旨は次の通り。 【日本人は、ものづくりに関しては天才国民】 歴史上、日本刀は一番切れる。中国の青龍刀やヨーロッパのサーベルなどもあるが、日本刀のようにスパッと切れるものはない。日本刀は美術品でもある。刀鍛冶が、身を清め、精進して、一刀一刀心を込めて作る。 日本の面積の8割は山なので、少ない耕地を効率よく使い生産する。この精神が、ものづくりの原点となっている。 752年に世界最大の青銅製の大仏(奈良の大仏)と大仏殿ができた。現在でも大仏殿は世界最大の木造建築ではあるが、創建当時は現在のものよりも1・5倍ほどの大きさがあったと言われている。当時、中国でさえ高さ1・5メートル位の青銅製の大仏が最大だったが、15メートルの大仏を作った。鋳型を分割して、多段階に分けて鋳造した。その製造方法を当時の日本人が開発した。これが生産技術。現在も、ものづくりで世界に通用するのは、生産技術が強いからだ。 その後時が過ぎ、1543年、ポルトガル人が2丁の鉄砲を持って種子島に漂着。当時の種子島の領主が譲り受け、これが初めて日本に伝わった鉄砲とされる。10年後には、オリジナルのものよりも精工で、命中率の高い鉄砲を作るようになり、しかも量産する。 1600年関ヶ原の合戦の時には、全ヨーロッパで8万丁の銃に対して、日本には10万丁の銃があった。たった50年の間に改良し量産する技術があった。 1868年に明治維新。まだ洋式船を作る技術はなかった。有名な日露戦争中の日本海海戦で日本が使用した軍艦もすべてイギリス製。その時は駆逐艦一隻つくる技術がなかった。日清戦争の賠償金で国策として八幡製鉄所を作った。1914年(大正3年)に初めて国産の軍艦を作ることができた。1941年に竣工した大和・武蔵は世界最大の戦艦だった。 昭和に入り、戦前まで工作機械はほとんど外国製だった。現在は、世界の70%の精密工作機械を作っている。アメリカは、戦前は素晴らしい工作機械が多かったが、現在工作機械を生産している会社は1社もない。 1973年(昭和48年)にオイルショックがあり、日本の乗用車が小型で燃費が良いと一躍脚光を浴び、一気に輸出台数を伸ばしていった。アメリカとの貿易摩擦が起こると、日本の自動車企業はすぐにアメリカに現地法人を作り、アメリカの労働者を使って生産し、アメリカで納税する現在の形になった。今ではアメリカ国内の車の3台に1台は日系メーカーのものとなっている。 アメリカ国内でものづくりができるのは、日本、ドイツの生産ラインがあるから。生産するための機械は日本から輸入しないとできない。トランプ大統領の実行する方針は、日本とドイツにプラスになる。 【ロボット事業について】 現在は、無人工場で、ロボットが機械を製造する時代。(ダイドーでは)現在、従来品とともに、ロボット事業にも力を入れている。100名のスタッフで行っており、そのうち60名がエンジニア。ロボット産業はまだ黎明期だが、3年先には現在7000億円の市場が、1兆3000億円規模の工作機械を抜くものと考えている。これは1年前倒しになるかもしれない。 ロボットをやるなら今です。ロボットの販売は、各ロボットメーカーすべて登録制。今後ロボット業界は発展し、3倍の市場になる。各ロボットメーカーが増産体制をとっており、最大手のロボットメーカーは現在の生産規模を倍にするために工場を建設中。 ロボットは今までの商品とは違うので、本格的に取り組んでいくならば、しっかりしたルートでの取引をしなければならない。 機械器具関係の人材育成は、日本の産業の中で貢献度が高いと思っている。若い社員の方々にも、自信を持って勉強をしていただきたい。この業種は絶対に無くならない。ただ通販で買えるようなものは、そちらが強くなっていく。 我々の産業がないと日本経済が成り立っていかないという、自信と誇りを持って取り組んでいただければと考えている。私どもを活用していただければ幸いです。 ◇ 講演の後は、山田社長を囲んでの記念撮影、ならびに懇親会で親交を深めた。懇親会では、昨年5月に「ダイドーロボット館」が開館した際に各局で放映された、映像が流された。 新社長に馬戸和弘氏 鳴門屋 馬戸博氏は取締役会長に NSKブランド各種工業用ブラシ製造卸の鳴門屋(本社=東大阪市柏田本町10-11)では、3月1日をもって馬戸博社長が代表取締役を退任し、後任の社長に馬戸和弘氏が就任した。 馬戸和弘新社長は就任にあたり「微力ではありますが、社業の発展に誠心誠意努力する所存ですので、前任者同様、格別のご支援とご厚誼を賜りますようお願いします」と所信を表明している。 馬戸博氏は取締役会長に就任し、新社長をサポートして引き続き社業の発展に努める。 顧客の利便性を高め、売上高6.3%増 営業利益9.1%増、純利益20・9%増 トラスコ中山 2016年12月期(第54期)決算 機械工具卸商社のトラスコ中山(社長=中山哲也氏、本社=東京都港区新橋4-28-1、トラスコフィオリートビル)は2月14日、2016年12月期(第54期)の決算発表を行った。 発表によると、在庫アイテムの拡充や配送網の強化を進め、顧客の利便性を高めたことで、売上高は1770億5300万円(前年比6・3%増)となった。プライベート・ブランド(PB)商品の売上高は370億8100万円(同8・0%増)だった。 また、在庫商品、新規取扱いアイテム、PB商品の売上増加により粗利率が改善。売上総利益率は前年比0・2ポイント増の21・7%となった。 営業利益は141億6300万円(同9・1%増)、経常利益は144億3300万円(同9・2%増)、当期純利益は99億6300万円(同20・9%増)となった。1株あたりの配当金は前回予想を4円上回る76円。 営業利益は、販売費及び一般管理費の増加により、修正予算に比べて5億3600万円下回った。@給与の増額、人員増加の影響による法定福利費等の増加A物流センター、支店、本社等の修繕費の増加B物流の作業端末の入れ替え、部署異動によるレイアウト変更等による消耗品費の増加が主な要因。また、売上総利益率が想定よりも0・1ポイント低かったことも影響した。 その一方で、当期純利益は修正予算に比べて5億1300万円増となった。2015年より3か年計画で進めている給与増額により所得拡大促進税制が適用され、法人税が減税となったことと、会社分類の2類から1類への変更が認められ、法人税等調整額が減少したことが要因となっている。 ルート別売上高については、@ファクトリールートが1459億1600万円(前年比4・5%増)。修正予算は未達だったが、継続的な新規取扱いアイテムの拡充により堅調に推移した。Aeビジネスルートは185億4600万円(同24・9%増)。通販企業向けが137億円(同29・8%増)、MROサプライ(電子購買)が48億円(同12・8%増)となった。既存の通販企業も拡大傾向にあり、依然として高い水準での売上高拡大が続いている。Bホームセンタールートは120億1500万円(同4・8%増)。昨年は前年比2・2%減と前年割れしていたが、職人向けの作業工具や消耗品を多く扱うプロショップといわれる形態の店の新規出店が続いており、前年を上回った。 売上総利益率の上昇については、以前より同社が進めている取扱い商品の在庫化の推進が大きく貢献している。2016年12月末の時点で、在庫数は29万8900アイテム、前年より3万4400アイテム増加した。在庫ヒット率は88・8%となり、前年比0・6ポイント増。同社は、在庫回転率ではなく、客へのサービスのバロメータとして、注文の内どの程度在庫から即納できたかを表す、在庫ヒット率を重視している。その他、NB(ナショナルブランド)商品の粗利率は18・0%で前年比0・14ポイント増となった。 販売費及び一般管理費の増加については、正社員及びパートタイマーの人員が増加(正社員75名増、パートタイマー73名増)したことに加え、評価給の見直しを行ったことによる給料及び賞与の増加が要因の1つとなった。正社員の平均給与が前年比2・3%増、キャリアコース(総合職)では4・1%増となっている。2つ目に、通販企業向け売上の増加に伴う運賃及び荷造費の増加がある。 設備投資は、2016年より物流センター「プラネット埼玉」への投資が始まり、この物流センターへの総投資額は152億4000万円となる予定。2018年に稼働予定としている。その他にも、4月に郡山支店、7月に鹿島支店が稼働するなどし、2016年の総投資額は81億9700万円となった。 2017年12月期(第55期)の業績予想は、売上高1880億円(前年比6・2%増)、営業利益150億円(同5・9%増)、経常利益152億円(同5・3%増)、当期純利益100億円(同0・4%増)。プラネット埼玉に加えて、支店2か所と福利厚生施設などへの投資も行い、総投資額は115億3000万円となる予定。 同社は、2021年末までに在庫アイテム数を50万アイテムまで拡充する目標を掲げている。2017年は在庫32万700アイテムを目標として、引き続き取扱い商品の拡大、それに伴う物流設備の増強に努めていく。 「人や社会のお役に立ててこそ事業であり、企業である」 衣食足りて「志」を知る、人や社会のお役に立つという志が、企業の健全な成長には必要であるという中山社長。決算報告の最後には「取捨善(ぜん)択」「中山式在庫の方程式」など、企業を育てる独自の発想と手法についても語られた。 第77回愛機工親善野球大会キャプテン会議 総勢33チームが出場 愛機工親善野球大会 A、B各ゾーンの組み合わせ決まる 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)は、4月15日に開幕する第77回愛機工親善野球大会のキャプテン会議を3月24日午後6時30分より名古屋市中村区のウインクあいちで開催し、大会要項の説明と組み合わせ抽選を行った。 はじめに大会委員長の長村福利厚生部長(長村商店社長)が「このキャプテン会議がまいりますと、我々厚生部員も今年1年が始まるのだという気持ちになります。これから、審判団、青年部の皆さんの力をお借りしながら、大会の運営にあたってまいりたいと思います。今回はAゾーン16チーム、Bゾーン17チーム、合計33チームの参加をいただきました。今シーズン開幕戦から長丁場ですので、怪我なく無事全力で乗り切っていただければと思います。皆さんのご健闘をお祈りいたします」と挨拶。 続いて、山崎組合事務局長より資料に基づいて試合規則や注意事項などが説明された後、各ゾーンに分かれてそれぞれ組み合わせ抽選が行われた。組み合わせは表のとおり。 《Aゾーン》 ・井高×東陽 ・新栄商會×落合 ・マルマン商事×ミズタニ機販 ・ユアサ商事×山善 ・石原商事×ダイドー ・日伝×太田廣A ・ノダキ×中央工機 ・サカエ×川島商事 《Bゾーン》 ・日研工作所は、ナスコム×杉本商事の勝者 ・ナスコム×杉本商事 ・山下機械×トラスコ中山 ・モリタ×太田廣B ・安藤×伸栄産業 ・中部オリオン×ナカガワ ・三菱マテリアル×協和工業 ・三枝電機×三栄商事 ・志知×ゼノー商事 【開催予定日(球場)】 開幕日=4月15日(一宮総合運動場)▽大会2日目=5月13日(草井球場)▽3日目=5月20日(一宮総合運動場)▽4日目=5月27日(一宮総合運動場)▽5日目=6月3日(一宮総合運動場)▽6日目=7月22日(草井球場)▽7日目=7月29日(一宮総合運動場)▽8日目=8月5日(一宮総合運動場)▽9日目=8月26日(一宮総合運動場)▽10日目=9月9日(一宮総合運動場)▽11日目=9月23日(草井球場)▽12日目=10月14日(草井球場)▽13日目=10月28日(草井球場)。 ※開催日はいずれも土曜日を予定。※日程・会場等は予定ですので主催者にご確認ください。 【試合時間】 第1試合=9時〜10時30分▽第2試合=10時30分〜12時▽第3試合=12時〜13時30分▽第4試合=13時30分〜15時▽第5試合=15時〜16時30分。 【試合規則】 (1)使用ボール=TOP―BOLL(ロゴ)A。毎試合1チーム2個(新品)を提出する。 (2)回戦=7イニング制。試合時間は1時間30分とする。優勝戦は7回まで行いコールドゲームは原則適用しない。 (3)延長戦=1時間30分をこえて新しいイニングに入らない。 (4)コールドゲーム=3回以降10点差、5回以降7点差となった場合。 (5)雨等による試合続行不能の際=4回までに続行不能となった場合は再試合。5回以降は試合成立とする。 (6)集合=開始30分前に球場へ集合のこと。 (7)ベンチ=ベンチは組み合わせ若番が一塁側とする。 (8)同点=時間切れ同点の場合は、勝敗を9名の選手でジャンケンまたは抽選をして決める。 (9)ホームラン=ホームランは審判が判定する。 2017年4月16日(日) 2632号 「表彰制度」は協議を継続 第40回通常総会議案等決まる 岐阜県管工機材商組合 3月度理事会開催 岐阜県管工機材商組合(理事長=廣瀬功氏・瓶由社長)は3月30日(木)、岐阜市長良の岐阜グランドホテルで3月度理事会を開催した。本理事会に諮(はか)られた議題は以下の通りだ。 【議題1】全員例会の報告(担当=西武管商)▽2月2日(木)、帝国データバンクから中森貴和氏を講師に招き『最近の倒産動向とチェックポイント』と題した講演会を開催。組合員ら23名が参加し、本会は成功裡に終わった。 【議題2】第71回ゴルフ会について(担当=山兼)▽4月4日(火)、岐阜関カントリー倶楽部・東コースにて開催(本紙掲載時、開催済み)。理事会当日現在、参加者は6組23名。 【議題3】第40回通常総会について▽開催日時は5月17日(水)午後5時受付開始、午後5時30分総会開始、午後6時懇親会開始と決定した。開催場所は岐阜グランドホテルにて。本理事会では、通常総会ならびに懇親会における各理事らの役割分担、総会の式次第、総会に諮る議案について協議された。 【議題4】その他、要協議事項▽かねてより協議を重ねてきた「表彰制度」に関して、廣瀬理事長がこれまでの協議内容をまとめた素案を各理事へと提出。その素案をもとに本理事会にて改めて内容などについての協議がなされた。なお、●今後1年かけて理事会にて検討し、概要(規約・目的・表彰条件・表彰対象者・表彰内容)を決めていく。●平成29年(第40回)通常総会にて議題として諮り、組合員各社の承認をもらったうえでの運用とする(詳細は理事会へ一任としてもらう)。●平成30年(第41回)の総会時を初回とし、年1回(毎年総会時に)表彰を執り行っていくものとする。これら3点の内容に関しては、本理事会の共通認識として確認された。 次回の理事会は7月5日(水)午後5時から。岐阜グランドホテルでの開催が予定されている。 優良社員の被表彰者を審査 通常総会の準備を行う 静岡県管工機材商組合 4月度理事会開催 静岡県管工機材商組合(理事長=一色哲巳氏・一色機材社長)は、4月7日午後3時30分より静岡市内のマイホテル竜宮で定例理事会を開いた。理事10名が出席した。 冒頭、一色理事長より挨拶があり、続いて議事に入った。 全国管工機材商業連合会の理事会報告を、出席した一色理事長が行い、議事録を回覧した。 5月8日にグランディエール・ブケトーカイで開催する第47回通常総会については、提出議案等を検討する中で、平成28年度事業報告・決算報告、平成29年度事業計画案・予算案について審議した。また、賛助会員の地域の代表者の変更等についても確認した。 総会当日は午後2時30分から理事会を行い、同3時に総会、総会終了後に懇親会を開催する。当日の人員については各理事がスタッフを出して円滑に運営できるようにすることを確認。手伝いは午後2時30分からスタンバイする。 総会並びに懇親会の司会を大村副理事長(大村商会社長)が担当、監査報告を夏目監事(丸一夏目商店社長)が行う。式次第、来賓挨拶、乾杯、中締め等について再確認した。また、来賓への招待状、手土産の手配についても確認した。 総会と併せて行う平成28年度優良社員表彰については、各社から推薦された21名を審査し、全員の表彰を決めた。 総会翌日(5月9日)に富嶽カントリークラブで開催する親睦ゴルフ大会については、金子理事(金子管材社長)より、参加状況の中間報告として27名の申し込みがあり(4月7日現在)、最終的には10組40名を予定していると報告された。 組合員の代表の変更として、村松商店の村松孝一社長が4月1日付で代表取締役会長になり、後任の代表取締役社長に村松尋代専務が就任したと報告された。組合顧問に関しては、引き続き村松孝一氏が務める。 この後、業界動向について情報交換し、午後4時前に終了した。 「第33回素形材産業技術賞」募集 素形材センター 5月19日まで 鋳造、ダイカスト、鍛造、金属プレス、粉末冶金、金型、熱処理等の素形材産業の振興施策の推進等を実施している、一般財団法人素形材センター(会長=横川浩氏)では、平成29年度「第33回素形材産業技術賞」の受賞候補者を募集している。 この賞は、同センターが昭和60年度に創設した歴史ある表彰制度で、優秀な素形材産業技術の開発等により、わが国素形材産業の技術水準の進歩向上に著しく貢献した技術の開発者を表彰するもの。特に優れたテーマには、素形材関連の学・業界として唯一、経済産業大臣賞が授与される。 表彰対象とする素形材産業技術は、鋳造、ダイカスト、鍛造、金属プレス加工、粉末冶金、型、金属熱処理に関する技術▽鋳造機械、鍛圧機械、工業炉に関する技術▽素形材及びその製造に密接な関連がある加工技術、材料技術及びソフトウェア技術等(前述の素形材に関連した3Dプリンティング、複合加工、レーザ応用、IoT、AI等の活用も含む)。 この表彰事業は、11月の素形材月間事業の一環と位置づけられており、今回は11月10日(金)に経済産業省関係者等も列席して、表彰式が行われる予定。 募集要領のほか、応募に関する書類は同センターのホームページからダウンロードできる。URL http://sokeizai.or.jp/japanese/topics/sokeizai_award2017.html 応募締切は平成29年5月19日(金)。 問い合わせは、同センター業務部=03―3434―3907、E-mail=gyoumu@sokeizai.or.jpへ。 事業・流通両部会共同企画 『ブラックサンダー』工場見学・講演会 愛知県管工機材商協組 組合員ら30名参加して 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=大藪淳一氏・大清社長)は2月17日(木)、今回で2度目となる事業部会(部会長=安井文康理事・錦興業社長)と流通部会(部会長=大野直樹理事・大野管材社長)の共同企画「有楽製菓・ブラックサンダー『豊橋夢工場』見学会・講演会」を開催。組合員ら30名が参加した。 午後1時過ぎ、有楽製菓豊橋夢工場(豊橋市原町)に到着した一行は、まず、約1時間をかけて同工場内を見学。「ブラックサンダー」など、同社が生産・販売する数々のお菓子の生産工程から品質管理方法、梱包・出荷作業までの一連の流れを視察した。 引き続き、同社の河合伴治(ともはる)社長を講師に招き、約1時間の講演会を開催。河合社長から同社の歴史や自身の経歴、「ブラックサンダー」が爆発的ヒット商品となった秘話などが面白おかしく語られた。河合社長は「会社経営は夫婦仲が良くなければ絶対にうまくいきません。最も身近な相手との関係をうまく築けない人は、従業員たちともうまくやっていけるわけありません。私たち夫婦は良好な関係を持続させるために、朝起きたらお互いの名前を呼んだあとに挨拶をするよう心掛けています」と自身の会社経営の“コツ”を語り、講演を締めくくった。 大藪理事長は講演前の挨拶で「工場内は非常に清潔で、合理的で、素晴らしく、さすがは『夢工場』というだけあると感心しながら拝見させていただきました。工場内に貼ってあった“夢のある安くておいしいお菓子を創造する”という理念のもと、社長の想いが全部この工場に詰まっているのだろうと思いました」と語っていた。また、講演会の後で峰澤彰宏副理事長(峰澤鋼機社長)は「まるで落語家の話を聞いているかのような軽快で、楽しく、興味深いお話を聞かせていただきましたが、その実、きっとものすごく努力をされているのだろうと容易に想像できます。会社の生い立ち、現在の実績、先代であるお父さまとのやりとり、奥さまとのコミュニケーションなど、いろいろなお話を通じて私も勉強させていただきました」と語っていた。 一行は、会場を移して懇親会を開催。工場見学や講演会の感想を語り合いながら親睦を深め、この日の日程は終了した。 ◇ 有楽製菓は昭和30年に東京都世田谷区で創業した。昭和37年、本社工場を東京都小平市に移転した後、大阪営業所や札幌工場を開設。昭和54年竣工の豊橋工場と平成23年竣工の豊橋夢工場を平成25年に統合させ、現在の豊橋夢工場となる。焼き菓子に特化した同工場で生産されている『ブラックサンダー』は、某オリンピック体操選手の発言により爆発的ヒット商品となった。 食品製造の品質管理など学ぶ 自身の業務に生かすことを目的に 愛機工青年部 他産業視察実施 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)の青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)は3月11日(土)、毎年、この時期の恒例事業となっている『他産業視察』(研修担当幹事=小笠原拓巳氏・山善)を開催し、青年部員ら10名が参加した。 当日午前9時、名古屋市中区の日本特殊陶業市民会館前を出発した一行は、最初の目的地である愛知県日進市の「愛知ヤクルト工場」(日曜・年末年始休館、電話=0561-73-8960)に到着。ここはヤクルト製品のうち『Newヤクルト』など3種のボトリングが行われている工場だ。まずヤクルト商品の試飲に始まり、次いで、商品に含まれる『乳酸菌シロタ株』の効能やヤクルト製造・販売の歴史、全国に12カ所ある各工場の機能、会社概要などの説明を受けた後、生産工程の視察へ。一行は徹底された品質管理方法などの説明に、質問を交えながら熱心に聞き入っていた。 昼食を終えた一行は、愛知県清須市にあるキリンビールの工場見学施設「キリンビアパーク名古屋」(月曜・年末年始休館、ただし月曜が祝日の場合は次の平日が休館、電話=052-408-2000)に到着。AR(拡張現実)やワイドスクリーンを使った特殊映像の観賞、搾りたて麦汁と2番搾り麦汁の飲み比べ、ビールの原料となるホップや麦芽に触れるなどして、同社の『こだわり製法』を、五感を通じて体感した。最後は3種の同社製品を飲み比べて味の違いを楽しんだり、お土産を購入して工場を後にした。 午後4時過ぎに金山駅周辺へと到着した一行は「普段見ることのできない、我々とは違う業種の工場内を見学でき、非常に貴重な体験ができた」「自分たちの普段の業務に、今回学んだことを活かしていきたい」「とても楽しい事業だと思うので、まわりに声掛けしてもっと参加者を増やしたい」などと感想をそれぞれ口にしていた。 変化の時代に求められるのは 「コーディネート力」と「直感力」 名機工同友会 3月例会・講演会開催 名機工同友会(会長=鈴木俊雄氏・マルマン商事社長)は3月14日、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で3月例会・講演会を開催。この2年間、ビッグゲストを講師に迎え開催されてきた同会の講演会は、12回目の今回で一応の最終回となる。この日は講師にTHKの寺町彰博社長を迎え、同氏の考える『変化する世界と今後の流通業界で考えるべきこと』を約1時間にわたり聴講した。 インダストリー4・0という言葉が表すように現代社会は変化≠フ過程にあり、ものづくりの世界も例外ではない。IoTやAI、ロボットなどを活用するようになって環境は激変し、人々の価値観は所有から共有へと移り変わっていった。ものづくりの世界にも、自律化、柔軟化、最適化、生産性といった変化がもたらされてきた。「これからの時代、機械は道具ではなくパートナーになる」と寺町社長は言う。 こうした時代背景にあって、流通業界が考えなければならないこととは何か? これまでのビジネスは、お互いが顔を突き合わせ「フェイス to フェイス」で行われてきたが、AIやロボットの急激な進化発展により、その仕組みは「フェイス to マシン」「マシン to マシン」へと移り変わっていくだろうと寺町社長は予測する。単なる情報のやりとりはシステムへと置き換わり、人が行う仕事は交渉や提案などに限定されるようになる。そこに求められるのは、ビジネスチャンスを自ら発掘する力と、クライアントの課題解決に必要な商材、情報、技術などのコーディネーション力である。ビジネスの仕組みから人の介在が減っていくなかで生き残っていくためには自らの強み≠明確化でき、その研鑽(けんさん)を怠らないことが重要である。寺町社長は会員らに向けて「いろんな商材を持っていることが皆さんの強みです。それをどうやって組み合わせるか、またそれをどう使って課題解決の方法を提案してあげられるのか? そして今後、小売店の自動化(省力化)も進んでいくだろうと予想していますが、このお手伝いも皆さんならできると思います。さらに、もうひとつ重要なのが直感力≠ナす。御用聞きだけの営業はもう要りません。引き合いを頂いたとき、その会社やビジネスに賭ける! と直感的に判断できる力を磨き、ビジネスチャンスを逃がさないようにしてください」との言葉で講演会を締めくくった。 講演会の後は、寺町社長を囲んでの記念撮影と懇親会を開催し、本例会は終了した。 同会は今後、4月26日(水)午後6時〜総会を開催し、5月中旬〜下旬でダイドー・ロボット館の見学会を予定している。 オール・イン・ワンの最新版画像処理ツール 「MERLIC3」を販売開始 リンクス 多様なフォントを高精度に認識 世界における最先端技術の技術商社であるリンクス(社長=村上慶氏、本社=横浜市青葉区)は、4月3日より、画像処理に必要な様々な機能が網羅されているオール・イン・ワンの画像処理ツール「MERLIC(マーリック)」の最新版、「MERLIC3(マーリックスリー)」の販売を開始した。 「MERLIC」は、マシンビジョンのソフトウェアを開発する専門企業であるドイツのMVTec Software(エムヴイテックソフトウェア)社が開発している画像処理ツール。プログラミングが一切不要で、簡単な操作だけで画像処理システムを構築することができる。今回発売された最新版の「MERLIC3」では、ディープラーニングの導入により、OCR(Optical Character Recognition・光学文字認識)機能が強化され、多様なフォントをより簡単、かつ高精度に認識できるようになったほか、バーコードやQRコードの読取性能が大幅に向上し、歪みの強い画像にも対応できるようになった。また、処理時間がOCRで従来の3分の1以下、位置決めで2分の1以下となり、画像処理が大幅に高速化された。さらに、高ノイズ画像での安定した位置決めが可能となる他、操作性が全般的に向上した。 リンクスは、1997年にMVTec Software社と日本国内における総代理店契約を締結しており、以来、画像処理ライブラリ「HALCON(ハルコン)」や「MERLIC」を日本国内の企業を対象に独占的に販売している。「MERLIC」を導入することで、世界中の企業で幅広く利用されているHALCONの高度な画像処理機能を、簡単に活用できるようになる。リンクスでは、半導体をはじめとする電気・電子部品、自動車、航空宇宙、金属加工、農業、物流、医療、印刷、小売等、画像処理が必要な様々な業界を対象に、「MERLIC」を販売していくとしている。 切削アカデミー「実験コース」を開催 三菱マテ 6月30日、バリをテーマに 三菱マテリアル加工事業カンパニー(カンパニープレジデント=鶴巻二三男氏、所在地=東京都千代田区)が開催する、切削加工技術者育成を目的とした研修“切削アカデミー”に2017年度より「実験コース」が追加されることとなった。 切削アカデミーは、切削工具メーカーならではの切削加工技術の基礎知識や応用、専門的な知識を学ぶ体系的な研修として、受講者から高い評価を得ているが、今年度は、従来のコース(弊紙第2625号で既報)に加え、実験を主とした切削現象を学ぶ研修「実験コース」を追加する。 6月開催の「実験コース」は、加工をする際に発生するバリの観察やその機構について実験を通して学んでいく従来にない研修で、切削現象を理解することにより、切削加工職場で生じる疑問を解決し、より高い切削技術を身に付ける。受講の申し込み受付は4月中旬より同社WEBサイト(http://carbide.mmc.co.jp/solution/purpose/education/training/academy)にて開始する。 また、切削アカデミーでは5月開催の「初心者コース」、6月開催の「応用ミーリング・ドリリングコース」「ターニングトラブルシューティングコース」などの受講者を現在募集中。 【「実験コース」開催日程等】〈コース名〉実験 バリコース(1日)▽〈開催日/場所〉6月30日(金)/加工技術センター(埼玉県さいたま市大宮区北袋町1―297)▽〈内容〉バリ生成のメカニズム、バリと境界摩耗の関係を実験から学び、バリを意図的に発生させる実験を行う▽〈受講対象者〉切削加工の実務者、生産技術者。 問い合わせは、同カンパニー開発本部加工技術センター切削アカデミー事務局、TEL048―641―4220、メールml-academy@mmc.co.jpへ。 2017 年度入社式 各地で4月3日、2017年度入社式が開かれ、各社の社長が新入社員に向けてメッセージを送った。 岡谷鋼機(本社=名古屋市中区栄2-4-18)の入社式は本社ビルで行われ、岡谷篤一社長が訓示した。 ―時代の変化に向き合うために、身の回りの出来事に感度を高く― 皆さん、入社おめでとう。当社に入社されました皆さんを歓迎します。 (1)日本は少子化、人口減少による人手不足が顕在化してきています。政府は働き方改革を唱え、効率的な働き方や女性の参画を推進しています。一方、世界人口は70億人を超え様々な問題を抱えています。国内外の違いを理解し気づくことにより、より良い社会の実現に向けて努力をしてください。 (2)名古屋駅ではリニア新幹線駅の建設が始まりました。自動車産業では、燃料電池車が実用化され、電気自動車も増えてきました。その他にもエレクトロニクス分野を中心とした技術革新によるソリューションビジネスが多く生まれています。当社もシリコンバレーに事務所を開設しました。目的の一つに運転手不足の解消の為のトラック隊列走行に関する開発があります。技術革新と応用による社会問題解決型ソリューションビジネスは今まさに進められています。時代の変化に向き合うためにも、身の回りの出来事に感度を高くしてください。 (3)当社は「ものつくりに貢献する“グローバル最適調達パートナー”」を目指しています。日本人の得意なものつくりの分野で、例えば、インド政府による工業従事者人口の引き上げに貢献するなど、他の地域が豊かになるお手伝いができるような広い視野を持ってください。 (4)比叡山では今年の目標を「能行不退」と決めています。皆で考え実行し、決めたら最後までやりきる≠ニいう意味です。仕事の現場で正しい情報を得て物事をしっかり捉え、WhyとBecauseを意識し、まず自分で考え、皆で議論して下さい。またなぜそうなっているかをそれぞれの立場で考えてPDCAを回して知恵を出してください。 当社が348周年を迎えられた理由を考えると、信用を積み重ねてきたからだと思います。真面目であること、取引先の信頼を裏切らないことを大切に、困った時は社内で相談してください。 皆さんはこれからが長い社会人生活の始まりです。両親、恩師など今までお世話になった方々への感謝を忘れず、自らの長所を伸ばして頑張ってください。一緒に頑張りましょう。 ◇ DMG森精機(本社=名古屋市中村区名駅2-35-16)の森雅彦社長は、新入社員に対し次のようにエールを送った。 ―自分の役割をしっかりと果たすためには、体力・気力、学力・知識・知恵の習得が必要― 新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。 これから皆さんとともに働き、成長していくことをうれしく思います。 2016年8月には、2009年から業務・資本提携してきたドイツの工作機械メーカーであるDMG MORI AGとのドミネーション・アグリーメントの発効、完全経営一体化が完了いたしました。統合の成果は、販売・サービス網の拡充、両社の技術を集積させた新製品の開発、購買力の向上、基幹システムの統合から、言語・国籍・性別・専門分野の異なる社員の多様性(ダイバーシティ)をふまえた新しい働き方の推進や、社員一人ひとりの気持ちの統合にまで及んでいます。お客様がお困りの、煩雑で手間と時間のかかる課題を一手に引き受けるトータルソリューションプロバイダとして、より永続的にお客様から信頼される企業へと、ともに成長していきましょう。 当社は、@製品そのものの品質Aお客様仕様の周辺機器とオプションの品質B組込ソフトウェアの品質を徹底的に改良し、これらを組み合わせて、高品質・高効率なトータルソリューションをお客様に提案します。また、IoT/インダストリー4・0に即した生産最適化を支援し、スマートファクトリーを実現するアプリケーションの開発にも力を入れています。さらに、最新鋭の複雑な加工技術を誰でも簡単に利用できるようにするために独自の組込ソフトウェアを開発し、アディティブ・マニュファクチャリング(積層造形)等の新しい加工技術においても、より信頼性の高いソリューションを提供し、マーケットリーダーとして市場を牽引していきます。お客様に、当社の機械とアプリケーションを最大限使いこなしていただき、10年、20年先まで気持ちよくご使用いただくために、各分野のプロフェッショナルの力を結集させて、お客様からのご期待を上回る価値を提供していきましょう。 楽なこと、単純なことではビジネスはできません。お客様の面倒を一手に引き受けることが大切です。それぞれがプロフェッショナルとなり、自分の役割をしっかりと果たすためには、体力・気力、学力・知識・知恵を習得する必要があります。気力・体力は、話し方・態度・服装などその人の全てに表れます。十分に鍛錬し、仕事もプライベートも充実したものにしてください。また、DMG MORIとして一体となることで、英語をはじめとする語学力がビジネスを行う上で不可欠です。語学力をツールとして、相手とその文化を理解し、多様性を受け入れ、広い視野を持って成長していきましょう。語学に加え、自らのキャリアや人生設計を考えた上で、5年や10年計画で技術・技能を修得することが重要です。知識だけでなく、身につけた知識を活かす知恵も重要です。仕事を続けていく中では、知識と知恵のバランスが非常に大切となります。 毎年新入社員の皆さんにお伝えしていることですが、「照れない、かまさない、いばらない」という言葉を、これから常に念頭において会社人生を送って下さい。この言葉は先代の社長から受け継いだ言葉です。照れずに自分の意見をきちんと話す、知らないことは知らないとして真面目に学び、これから出会う様々な方の話に耳を傾け、常に謙虚な姿勢を心がけて下さい。仕事を通して人生を豊かなものにするために、お互いに切磋琢磨して頑張りましょう。 役員人事 DMG森精機 DMG森精機(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区名駅2-35-16)では、3月22日開催の同社定時株主総会ならびに取締役会において取締役が選任され、それぞれ就任した。 取締役及び執行役員の新体制は次の通り。 【取締役及び監査役】 (敬称略) ▽代表取締役社長=森雅彦 ▽代表取締役副社長=玉井宏明 ▽代表取締役副社長=小林弘武〈昇任〉 ▽専務取締役(開発・品質管掌兼開発本部長兼品質本部長)=高山直士 ▽専務取締役(購買物流・製造・エンジニアリング管掌兼製造本部長)=大石賢司〈昇任〉 ▽取締役(社外取締役)=青山藤詞郎 ▽取締役(社外取締役)=野村剛 ▽取締役(社外取締役)=中嶋誠〈新任〉 ▽取締役(社外取締役)=御立尚資〈新任〉 ▽監査役(常勤監査役)=近藤達生〈新任〉 ▽監査役(常勤監査役)=佐藤壽雄 ▽監査役(社外監査役)=加藤由人 ▽監査役(社外監査役)=木本泰行 ▽監査役(社外監査役)=土屋総二郎〈新任〉 【執行役員】 (敬称略) ▽専務執行役員(DMGMORI USA,Inc.CEO)=Thorsten Schmidt ▽専務執行役員(開発本部電装・制御・ソフトウェア担当)=藤嶋誠 ▽専務執行役員(DMG森精机〔天津〕机床有限公司総経理)=大倉浩二 ▽常務執行役員(マグネスケール社長)=藤森徹 ▽常務執行役員(経理財務本部経理担当)=川山登志雄 ▽常務執行役員(経理財務本部インベスター・リレーションズ担当)=中澤文彦 ▽常務執行役員(DMGMORI Americas〔カナダ・メキシコ・ブラジル・中南米〕担当)=小室徹夫 ▽常務執行役員(海外法務担当兼DMG MORIUSA,Inc.CLO)=James Nudo ▽執行役員(開発本部伊賀マシニングセンタ担当)=赤井孝行 ▽執行役員(開発本部伊賀ターニングセンタ担当)=酒井茂次 ▽執行役員(グループ販売会社エンジニアリング&アプリケーション担当)=Ralf Riedemann ▽執行役員(伊賀事業所長)=吉川賢治 ▽執行役員(DMG森精機セールスアンドサービス社長)=丹波優 ▽執行役員(DMG森精機セールスアンドサービス副社長)=西尾豊文 ▽執行役員(ビー・ユー・ジーDMG森精機社長兼ソフトウェアマーケティング管掌)=川島昭彦 ▽執行役員(エンジニアリング本部長)=大岩一彦 ▽執行役員(欧州担当兼DMG MORI Management GmbH COO)=古田稔 ▽執行役員(業務本部長)=太田圭一 ▽執行役員(DMG MORI MANUFACTURING USA,Inc.President)=小尾孝宏 ▽執行役員(奈良事業所長)=高井康文 ▽執行役員(DMG MORI USA,Inc.CCO)=武田昭彦 ▽執行役員(購買物流本部長)=松本光司 ▽執行役員(開発本部奈良ターニングセンタ・マシニングセンタ担当)=新海洋平 ▽執行役員(マーケティング担当)=Irene Bader 昭和電機大東工場を見学 見学後に吉本新喜劇観劇も 三重県機械工具商組合 平成28年度工場見学会 三重県機械工具商組合(理事長=門脇匡伸氏・門脇商店社長)の平成28年度工場見学会(事業担当=枅川修氏・ジーネット三重営業所長)が3月7日開催され、組合員ら19名が参加して大阪府にある「昭和電機大東工場」の見学と「なんばグランド花月(NGK)」で吉本新喜劇の観劇を行った。 往きのバスの中で門脇理事長が「早朝よりお集まりいただき、ありがとうございます。この平成28年度も本日が最終事業です。半日、工場見学で、その後はレクリエーションのような形になりますが、最後まで怪我なく楽しく過ごせますように、1日お付き合いください」と挨拶。 午前10時に昭和電機大東工場に到着し、はじめに昭和電機の担当者より同社の概要などの説明を聞いた。 昭和電機は、1950年(昭和25年)創業、環境改善機器を製造している。送風機はモータ軸直結型の小型から大型まで製造。ミストコレクタ、集じん機も充実したラインナップを揃えている。本社は大阪府大東市にあり、製造拠点は本社・大東工場、伊賀工場(三重県伊賀市)、かつらぎ工場(奈良県葛城市)の3か所。2016年度の売上高は69億円。49か国に輸出もしている。 大東工場では、電動送風機、ミストコレクタ「ミストレーサ」、ウインドバック(携帯型ファン)をはじめ、運転中の送風機・ポンプ・回転体などの24時間簡易モニタリングシステム「とらぶるレーサU PLUS」、その他、健康リハビリ機器などを製造している。 また、大東工場では環境改善機器用の電動機(モータ)も自社製作しており、短納期での特注対応が可能。1台からでも特殊品生産が可能という。かつらぎ工場でモータ巻線を製作し、コスト削減、高品質の製品作りに役立っている。 技術サービスセンターは、保守・修理サービスをはじめ、製品診断サービス、環境エンジニアリングサービスを行っている。製品診断サービスでは、他社製品の診断も行う。環境エンジニアリングサービスでは、工場内の風の流れを解析・シミュレーション(動画・静止画、現在は無料)し、環境改善サービスを提案している。 また、同社では送風機メーカーとして蓄積したノウハウを生かして最適な風力設備の設計・施工を行う「ちょこっとエンジニアリング」を実施。各種展示会などで「風のなんでも相談室」を開設し、「ちょこっとエンジニアリング」による最適な環境改善設備を提案している。 説明の後、工場見学に移り、送風機の製造工程などを見学。ピッキングシステムや製品自動検査装置を活用して生産効率の向上が図られていた。約60項目の評価試験が可能で空気の流れを「見える化」している開発・実証試験室を備えた、開発センターも見学した。 工事見学後は、吉本興業のなんばグランド花月で、笑福亭仁鶴、中田カウス・ボタンの大御所、千鳥といった有名芸人の漫才・落語を聞き、辻本茂雄が座長を務める新喜劇を観劇。大阪のサブカルチャーであるお笑い文化に触れた。 その後、帰路に就き、午後8時前に出発地の四日市駅前に帰着、解散した。 機構改革ならびに人事異動 ダイジェット工業 4月1日付 ダイジェット工業(社長=生悦住歩氏、本社=大阪市平野区加美東2―1―18)は、4月1日付で次の機構改革と人事異動を行った。 1.機構改革 @「経営企画部」を新設する。持続的成長を図るため、トップマネジメントを補佐し、経営戦略の策定、中長期経営計画の立案・実行などの中枢的業務を担う。 A「技術部」と「生技部」を統合して「技術部」とし、総合的技術力の向上を図る。 B欧州における販売子会社「DIJET GmbH」(ドイツ)の4月からの業務開始に伴い、「欧州支店」を解消する。 2.人事異動 敬称略、( )内は旧職 常務取締役経営企画部長兼黛杰漢金〈滄州〉精密模具有限公司董事長=古林雄一(常務取締役営業・製造・技術担当兼黛杰漢金〈滄州〉精密模具有限公司董事長) 取締役技術部長兼生技室長=中田敏也(取締役生技部長) 業務役員生産企画部長兼大阪事業所長=太田映(業務役員生産企画部長兼三重事業所長) 三重事業所長=藤井繁光(技術部長) 経営企画部次長=福井正徳(営業部営業企画室長) 総務部次長IT担当=岡村好庸(総務部IT課長) 営業部営業企画室長=有吉倉則(営業部東京支店長代理兼東関東営業所長) 営業部東京支店長=田渕繁(営業部営業企画室営業企画課長) 営業部関東担当部長=三井淳一(営業部東京支店長) 営業部海外室長兼DIJET GmbH社長兼DIJET INC.取締役=高柳文雄(営業部欧州支店長兼海外室長兼DIJET INC.取締役) 技術部技術室長=行成伸二(技術部切削工具開発課中国担当課長) 吉居 亨氏 お別れの会 山善(大阪市西区)の前会長で、1月13日に77歳で逝去された吉居亨氏のお別れの会が2月23日、ホテル日航大阪で営まれた。全国より大勢の関係者が参列して献花し、「有言実行」を座右の銘に、常に現場第一主義を掲げて、夢を持って機械工具業界の先頭を駆け抜けていった吉居氏を偲んだ。お別れの会委員長は同社社長(当時、現会長)の中田繞氏、喪主を長男の吉居崇氏が務めた。 吉居氏は、1963年に生産財・消費財の専門商社、山善に入社。86年取締役、2001年代表取締役副社長、03年代表取締役社長。14年に体調を崩し代表取締役会長、15年取締役会長と、山善一筋に社業の発展に努めた。 倉地久雄氏 お別れの会 倉地(名古屋市千種区)の前社長で、1月21日に58歳で亡くなった倉地久雄氏のお別れの会が2月17日、ホテルメルパルク名古屋で開かれ、愛知県管工機材商業協同組合の現職理事長だった故人を偲び、業界関係者らが多数参列した。お別れの会委員長は弟で現同社社長の倉地克明氏、喪主を長男の倉地久嗣氏が務めた。 倉地久雄氏は、平成元年に先代倉地久治氏の死去に伴い、4代目社長に就任。社業の発展に努めるとともに、愛知県管工機材商業協同組合の理事、平成27年度からは理事長として、組合事業の改革、業界発展に尽力した。また、業界のボーダーを取り除くために、愛知県機械工具商業協同組合の理事・役員としても活躍した。 一方、趣味も多彩で、音楽では東京大学在学中からロックバンドを組み、病に倒れる昨年までライブハウスでギターを演奏。会場では演奏活動の映像が流されていた。 愛機工組合 支部総会 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)の各支部は、2月中旬から4月上旬にかけて支部総会を開催し、5月16日の組合総会に備えた。 【尾張支部】 支部員増強にも注力 エクシブ鳥羽で開催 尾張支部(支部長=大崎政雄氏・大崎機工社長)の総会は2月18〜19日の1泊2日の日程で、三重県鳥羽市のエクシブ鳥羽を会場に行われた。 総会は初日の午後4時より服部嘉高理事(服部商会社長)の司会進行、佐々木伸之理事(太田廣常務)の開会の辞で開会。近藤尚文理事(油伝商店社長)より出席状況が発表され、支部員数25社中、25社出席(委任状含む)で総会が成立すると宣言された。 大崎支部長が挨拶に立ち「昨今は各種メディアでアメリカファースト、都民ファーストという言葉が入り乱れ毎日のように取り上げられていますが、アメリカのトランプ大統領は、政治家ではなくビジネスマンなので、言いたい放題やっていますが、最終的には自分本位ではできないだろうと思います。アメリカが色々なことで良くなれば、日本もそれに追従して良くなるのではないか。アメリカの貿易赤字を解消するため、赤字額が1位の中国、2位の日本、3位のドイツ、4位のメキシコなどに関税をかけると言っていますが、関税をかければ、自国の国民が結局は高いものを買わなければならなくなる。アメリカ自身が、アメリカの首を絞めることになるのではないかと思います。政治的なイデオロギーがあまりなく、今後どのようになっていくかは分かりませんが、日本に対してはあまり無茶苦茶なことは言って来ないだろうと感じています。現在、組合本部では支部の再編を検討する動きにあります。昨今、工具商業界も後継者不足等で組合員数が減少しており、支部によっては今のスタイル、区割りでは立ち行かなくなるところも出てくることが懸念されています。また、昨年は10月に全機工連全国大会が東京であり、支部から4名の理事が参加しました。今後とも皆様のご支援ご協力をお願いします」と述べた。 近藤文彦支部顧問(油伝商店会長)を議長に選出して各議案を審議し、第1号議案=平成28年度事業報告並びに収支決算報告、同監査報告、第2号議案=平成29年度事業計画案並びに収支予算案を原案通り承認可決した。 平成29年度の今後の主な行事は、忘年会(11月25日)、役員会(年3回程度)。 また、支部員の増強(勧誘)に努めることを確認した。 総会終了後は懇親の場となり、和やかに歓談して親睦を深めた。この日は同ホテルで宿泊し、翌朝解散した。 【北支部】 支部再編について意見交換 青木渉氏(BTT会長)の新著紹介 北支部(支部長=長村康義氏・長村商店社長)は、3月15日午後6時30分より名古屋市北区の木曽路黒川店において総会を開催した。 司会の清水純司支部幹事(清水商店社長)が、開会の辞に続いて、支部員総数23社中、14社出席により総会が成立することを宣言した。 長村支部長が「1年を締めくくる総会ですので、慎重審議をしていただいて進めてまいりたいと存じます。宜しくお願いいたします。ここ1年ほど、支部編成見直しの話が出ています。支部員の減少に歯止めをかけられるかどうかは分かりませんが、再編されるのか、このまま行くのか、1、2年をかけて皆様のご意見を聞きながら、当北支部の状況を考え進めてまいりたいと存じます。実際に当支部も23社中、14社が3名以下の企業ということで、跡取り問題もあり、支部員が減少していくかもしれません。簡単に大きいところと組むだけでは上手くいかないこともあると思いますので、このような場をお借りして、皆様のご意見をお聞かせいただければと思います」と挨拶。 また、長村支部長は、支部員の青木渉氏(BTT会長)が執筆した『切れ味を長もちさせる切削工具の再研削技術&ノウハウ』(日刊工業新聞社)を紹介した。 服部健理事(伊吹産業社長)を議長に選出し、第1号議案=平成28年度事業報告、第2号議案=平成28年度収支報告、同監査報告、第3号議案=平成29年度事業計画(案)について審議した結果、すべての議案を承認可決した。 平成29年度事業は、@ゴルフコンペ(6月24日西支部と合同で開催)A日帰り懇親会(9月2日を予定、会食が中心)B幹事会(3月1日)C忘年会(12月13日)D豊川稲荷初詣(平成30年1月20日)E総会(3月22日)を行う計画。 山崎公明組合事務局長が来賓挨拶を行い、同氏の音頭で乾杯。歓談の場となり親睦を深めた。 【中南支部】 平成29年度事業と その幹事ら決まる 中南支部(支部長=鈴木俊雄理事・マルマン商事社長)は3月24日午後6時30分より、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で支部総会を開催した。本総会は支部員総数17社中、過半数の出席を受け(委任状含む)成立している。本総会で審議・報告された議案は以下の通りだ。 【第1号議案】平成28年度事業報告、会計報告ならびに監査報告▽平成28年度事業について、その収支とあわせて報告された。平成28年度会計報告書については会計監査を担当した志知亨理事(志知社長)により適性であると確認されており、これらはいずれも承認された。 【第2号議案】平成29年度事業計画案ならびに予算案▽平成29年度、同支部は@8月=納涼会A12月=忘年会B平成30年3月=支部総会を計画しており、これらは、その予算案とともに承認可決された。 【第3号議案】支部編成の見直しについて事務局から以下の報告がなされた▽9支部の区割りについて、組合員の減少に伴い支部員数に格差が生じていることから支部編成の見直しが昨年6月の理事会で提案された。ただし、支部再編を決定するものではない。再編については難しい課題も多々あるため、まずはヒアリング等の調査を行い1〜2年の期間で水谷隆彦副理事長(ミズタニ機販社長)と総務部が中心となり検討する。現状の案としては@9支部を8支部に再編(支部統合)する。A9支部を6支部に再編(支部統合)する。Bすべての支部の区割りを見直す。の3案が提言されている。Bについては支部員相互の繋がり等、難航が予測されるため現状では@またはAに絞られる。@は最小限の再編となり、中南支部(支部員数17社)と中北支部(同27社)の統合案が提言されている。また、北支部(同23社)も支部員数が減少傾向にあり、今後の動向が懸念される。 【南支部】 米国経済が上向けば 日本も上向くと期待 南支部(支部長=森庸一氏・森哲社長)は、3月27日午後6時より名古屋市中区の東京第一ホテル錦で総会を開催した。 可児宜彦支部幹事(近代精機社長)が司会を務め、中川雅夫理事(ナカガワ社長)による開会の辞の後、司会者より支部員46社中、37社出席(委任状含む)、過半数以上となり総会が成立すると宣言された。 森支部長が挨拶で「支部の平成28年度を振り返ると、役員改選があった支部総会をはじめ、恒例のゴルフ大会、ビアパーティー、忘年会など、皆様のご協力をもって滞りなく盛況に開催できましたことにお礼を申し上げます。組合本部においては、今年10月に開催されるメカトロテックジャパン2017の出展者募集を昨年の11月に開始しましたが、12月には申し込みを締め切る状況となり、メカトロテックジャパンへの注目度の高さが示されています。今後は皆様の力を活かし、ユーザー各位の来場動員に取り組んでまいりますので、改めてご協力をお願いします。また、昨年6月の理事会で支部編成の見直しが提案されました。経緯は、ここ数年、組合員の減少に伴い支部員数に格差が生じているため、少数の支部では参加者の減少により行事の設営や企画など活動が難しい状況にあり、理事定数においても是正が求められています。支部再編は確定したものではなく、難しい課題も多々あるため、まずはヒアリングなどの調査を行い、1〜2年の期間で検討してまいりますので、ご協力をお願いします。業界を見ると、決して好調とは言えませんが、以前から課題となっているネット販売が進化し、あらゆる物、情報がインターネットを通じて繋がることで実現する新たなビジネスモデル、IoTが話題となっています。今後流通形態の更なる変化が予測されます。また、先に就任した米国トランプ大統領の過激な言動が、米国内はもとより、世界各国で物議を醸しています。日本国内においても、貿易不均衡の是正など、今後の影響が懸念されています。しかし一方では、米国経済は上向くと予測され、これまでの状況を見ると、米国経済が上向けば日本の景気も上向くという見方もあります。業界の課題は山積みし、我々を取り巻く環境は急速に変化を見せており、大変厳しい状況にありますが、皆さんはこれまで何度も苦境を体験し乗り越えてきました。この体験を糧に皆様が進化し繁栄されますことを祈念します」と述べた。 支部の規約により森支部長が議長を務め、議案審議が行われた。 【第1号議案】平成28年度事業報告書、収支決算報告書承認に関する件 (1)伊藤正人理事(伊藤信産業社長)から平成28年度事業の報告があり、満場一致で承認された。 (2)棚木基之会計幹事(NaITO中部営業部部長)から平成28年度収支決算報告があり、伊藤久輝理事(丸正社長)が監査の結果、適正であると確認。満場一致で承認された。 【第2号議案】平成29年度事業計画書(案)ならびに収支予算書(案)承認に関する件 (1)伊藤正人理事より、以下の平成29年度事業計画案が示された。@3月27日支部総会(担当実行委員=森哲)開催A6月21日=支部ゴルフ大会(同=ナカガワ、NaITO)開催予定B7月28日=支部ビアパーティー(同=丸正)開催予定C12月8日=支部忘年会(同=三和商事、近代精機)開催予定D支部幹事会(同=森哲)随時開催予定Eその他、支部員に有効な諸事業の開催など。いずれも満場一致で承認された。 (2)棚木会計幹事から平成29年度収支予算案が発表され、満場一致で承認された。 和久田修志理事(三和商事社長)の閉会の辞で総会を終了した。 【熱田支部】 今年も歴史探索を中心に 勉強会も開催予定 熱田支部(支部長=滝澤有一氏・松本商店社長)は、3月29日午後6時より名古屋市熱田区のサイプレスガーデンホテルにて総会を開催した。 小浦正喜理事(こうら社長)が司会進行を務め、滝澤支部長の開会の辞に続いて、司会者から支部員総数30社中、11社出席、委任状12社により合計23社となり総会が成立すると宣言された。 続いて滝澤支部長が「1年を振り返ると、歴史探索を中心に、大相撲観戦なども行ってまいりました。名古屋市以外の100年以上の歴史ある料亭を巡りました。できれば、もっと気楽に参加していただけるように人数を増やして楽しい会になればと思っています。今年は山下機械の山下会長を講師に招聘して、お話を聞いた後に食事をすることも是非やりたいと思っています。中身のある会となっていますので、皆さん、積極的にご参加いただきたいと思います」と挨拶。 滝澤支部長を議長に選出して議事に入り、第1号議案=@平成28年度事業報告承認の件A平成28年度収支決算報告承認の件、監査報告、第2号議案=@平成29年度事業計画(案)の件A平成29年度収支予算(案)の件を審議し、いずれも原案通り承認可決した。 今年度の主な事業は、大相撲観戦(7月21日)▽歴史勉強会(9月頃)▽歴史探索会(5〜6月と10〜11月の2回)▽忘年会(12月)を予定。 また、熱田区を紹介するパンフレット(熱田ぐるりんマップ)に支部の広告を掲載したことが報告された。 南村哲寛支部幹事(山善名古屋営業本部副本部長)の閉会の辞で総会を終了。懇親会では、服部繁一大宝会長による「幸若舞(敦盛)」も披露され、歓談が進む中、小川信山信社長の中締めで終了した。 【東支部】 21社が出席し、 今年度の事業等を審議 東支部(支部長=野崎憲昭理事・常磐精機社長)は4月4日午後6時より、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で支部総会を開催した。本総会は、支部員総数28社中26社(委任状含む)と過半数を超える支部員の出席を受け成立している。司会進行は坂井一斉氏(サンコー商事GM代行)が務め、故イワタ前会長、故倉地前社長へ参加者全員で黙祷を捧げた後、林正人理事(広島商事社長)を議長に選出して、以下の議案についての審議・報告が行われた。 【第1号議案の1】平成28年度事業報告▽時津達也副支部長(理事・新栄商会社長)より報告があり、これが満場一致で承認された。 【第1号議案の2】平成28年度決算報告ならびに監査報告▽細川幸明支部会計幹事(日伝名古屋支店長)より報告があり、小林勝美支部会計監査(中央工機チーフ)により適性に処理されていると確認され、これらが満場一致で承認された。 【第2号議案】支部交付金の件▽平成29年度各支部交付金について、事務局から説明があった。 【第3号議案の1】平成29年度事業計画案▽時津副支部長から、平成29年度の同支部は@4月4日(当日)=支部総会A8月頃=ビアパーティーB12月頃=忘年会C随時(1回予定)=幹事会D10月〜11月頃=親睦ゴルフ会を計画していると発表され、いずれも満場一致で承認可決された。 【第3号議案の2】平成29年度予算案▽細川支部会計幹事が平成29年度予算案を発表。満場一致で承認可決された。 総会終了後、水野義久氏(三枝電機第一営業部長)の司会進行で懇親会が開宴。開宴の辞ならびに乾杯の挨拶を田中知之理事(ミユキ商会社長)が務め、途中、余興を挟みながら大いに盛り上がり、最後は藤原昌信支部幹事(山一工具社長)の中締めで、盛況のうちにお開きとなった。 【三河支部】 MECT2017の視察など 各社の発展の一助となる行事を計画 三河支部(支部長=三井重信氏・三井機工社長)は、4月7日午後7時より岡崎市の魚魚丸岡崎中央店において総会を開催した。 支部員総数21社中、過半数以上の出席により総会は成立した。 冒頭、三井支部長が挨拶で、日頃の組合ならびに支部活動への協力に対して御礼を述べた後、「今年は、10月に組合最大のイベントとしてメカトロテックジャパン2017(MECT2017)が開催されます。この展示会を有効に利用するための意見交換会を兼ねて、納涼会を開催する予定です。昨年の納涼会は豊橋で開催しましたが、開催日が豊橋祇園祭と重なってしまいご迷惑をおかけしましたので、今年は多くの方に参加いただける日にちと会場を検討したいと思っています。ご意見をいただければと思います。MECT視察においては、昨年のJIMTOFと同様に、支部会員企業の若い方に少しでも多く見ていただけるように、交通費等の一部補助を検討させていただく予定なのでご活用いただければ幸いです。本日は総会ですので、ご忌憚のない声をお聞かせいただき、慎重審議をお願いいたします」と述べた。 続いて、三井支部長を議長に選出して議案審議が行われた。 第1号議案=平成28年度事業報告・収支報告、監査報告、第2号議案=平成29年度事業計画(案)・会計予算(案)について審議し、すべての議案を原案通り承認可決した。 平成29年度の主な事業計画は次の通り。 ▽4月7日=支部総会 ▽7月=納涼会(MECT2017有効利用検討会) ▽10月(18日〜21日の間)=MECT2017視察(視察経費一部補助予定) ▽10月=支部親睦ゴルフ会 ▽12月=忘年会(MECT2017総括) ▽平成30年3月中旬=支部総会 【西支部】 MECT展の集客に 注力することを誓う 西支部(支部長=内藤和美氏・内藤商事社長)は4月7日午後6時30分より、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で支部総会を開催した。本総会は、支部員総数30社中25社(委任状含む)と過半数を超える支部員の出席を受け、成立している。司会進行ならびに議長を矢野茂雄理事(滝川物産社長)が務め、以下の議案についての審議・報告が行われた。 【第1号議案】平成28年度事業報告ならびに、これらの会計報告承認の件、および平成28年度会計監査報告について▽矢野理事より平成28年度事業報告ならびに同会計報告が行われた。また、波羅密文彦会計監査(ハラミツ商店社長)より平成28年度収支報告書について、関係帳簿照合監査の結果、適正であることが確認されていると報告され、これらがいずれも満場一致で承認された。 【第2号議案】平成29年度事業計画案ならびに、これら予算案承認の件について▽矢野理事から、平成29年度の同支部は@4月7日(当日)=支部総会開催A6月24日(土)=西・北支部合同親睦ゴルフ大会開催B8月頃=ビアパーティー開催C12月頃=忘年会開催D平成30年2月頃=ボウリング大会開催E同3月頃=幹事会開催をそれぞれ計画していると発表され、これらがいずれも満場一致で承認可決された。引き続き矢野理事から平成29年度予算案が発表され、こちらも満場一致で承認可決された。 【第3号議案】その他の案件▽組合事務局より@メカトロテックジャパン(MECT)2017への出展募集は既に終了しており今後は集客に注力することA支部再編について現在理事会で継続審議中であることB平成29年度の各支部補助金についての説明、以上の報告があった。 総会終了後、内藤支部長の乾杯の挨拶で懇親会が開宴。支部員らが親交を深めるなか宴もたけなわとなり、最後は吉野栄一理事(吉野機械工具社長)の中締めで、盛況のうちに本会はお開きとなった。 【中北支部】 来年の組合賀詞交歓会を担当 協力して設営にあたる 中北支部(支部長=幡野裕幸氏・朝日社長)は、4月4日午後6時より名古屋市中区のローズコートホテル地下1階「比翼」にて総会を開催した。支部員総数27社中、16社が出席した。 稲葉秀樹支部幹事(宇野執行役員営業本部第2ブロック長)の司会進行により、冒頭、幡野支部長が「今日の中日新聞にレゴランドの記事が載っていました。私は少しマラソンをしていまして、30キロのランニングに金城ふ頭の所が折り返しになります。1か月ほど前に行ってきたら、大きな駐車場ができ、今までとは全然違うイメージになっていると思いました。折しも、今年はメカトロテックジャパンが開催されるということで、中北支部は組合の3役の皆さんがご活躍されている場所なので、支部員の皆様にも是非ご協力いただきたいと思っています。また、来年(平成30年)の組合賀詞交歓会が中北支部の担当となっていますので重ねてご協力をお願いいたします」と挨拶。 規約により幡野支部長が議長を務め、議事に入った。 第1号議案=@平成28年度事業収支報告A監査報告、第2号議案=平成29年度事業収支案について審議し、原案通り承認可決した。今年度の主な事業は、親睦ゴルフ会(7〜8月)、忘年会(12月)、総会(平成30年3月)を予定。 第3号議案=その他では、組合支部編成の見直しについて幡野支部長より説明があり、忌憚のない意見が求められた。また、組合賀詞交歓会の司会を大矢顕支部幹事(大矢伝動精機専務)が務めることを決定した。 総会後の懇親会では、伊藤高潤理事長(春日鋼機会長)が挨拶で「今年度は高田実行委員長(組合副理事長、井高社長)の下、メカトロテックジャパン2017が開催されます。この展示会に向けて頑張ってまいりたい。また支部の編成についても現在、将来を見越して組合活動が維持できるように検討をしています」と組合の活動について報告した後、乾杯の音頭をとった。和やかな雰囲気の中で情報交換などが行われ、高田研至副理事長の中締めで終了した。 ロボット館7階の大ホールで 新入社員53名が新たな門出 ダイドー 平成29年度入社式を開催 FA&ロボットの専門商社ダイドー(社長=山田貞夫氏、本社=名古屋市中村区名駅南4-12-19)は4月1日、本社隣に昨年開館した「ダイドーロボット館」の7階マイロボ大ホールにおいて入社式を行った。 今年、同社には男性28名、女性25名の計53名が入社。2週間の研修を終えた新入社員は、来賓はじめ同社各営業部の役員及び幹部が多数参列する中、晴れやかな表情で式に臨んだ。 山田社長は挨拶で「入社おめでとうございます。数ある会社の中からダイドーを選んでいただき、2週間の研修を無事に終了されましたことは、誠に喜ばしいことと思います」と歓迎した後、来賓として迎えた同社の主要仕入先メーカーのCKDとTHKを紹介した。 山田社長は「当社は、まだまだ年商1000億円に届かない、900億円の会社ですが、業界ではトップクラスです。ここにお見えになるのは、世界の空圧機器メーカーのCKDさん。オートメーション化するには空圧機器が多く必要です。そして、直線運動軸受、直動システムを製造するTHKさん。直動システムを世界で初めて考案したのが、THKを創業した寺町博さんです。マザーマシーン(母なる機械)と言われる工作機械の8割を日本の機械メーカーが作っています。この高精度な機械に必ず付くのが、THKの直動システムです。同社の直動システム『LMガイド』は世界で75%のシェアを持っています。ダイドーは両社の製品を拡販し、現在のダイドーがあるのはCKDさん、THKさんのお陰です」と述べた。 来賓祝辞で、湯原真司CKD執行役員営業本部長は「新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。アメリカでトランプ大統領が誕生してまだ間もないのですが、トランプ大統領は非常に強烈な印象で、皆さんの入社された年ということで記憶に残ったのではないかと思います。エースからキングまで13枚が4種類とジョーカーがある53枚のトランプ。是非皆さん、切り札というような存在になってください。のびのびとチャレンジして、若者らしくやっていただけたらいいのかと感じています。そのために必ず行わなければならないことが3つあります。1つ目が『挨拶』。爽やかで明るい挨拶をすると、お客様の印象がいい。上司や周りを明るくする。2つ目が『約束を守る』。約束を守ると信用される。信用が更に信頼に変わってくる。3つ目は『4S』。整理・整頓・清潔・清掃。あとは、健康です。健全な精神と肉体を保っていく。これをしていただければと存じます。皆様の活躍を大いに期待しています。頑張ってください」と述べた。 続いて来賓の中野優THK中部営業統括部長兼名古屋支店長が「本日は、おめでとうございます。ダイドー様とのお付き合い額は、ダントツのbPです。皆さんは、社会人としての生活が始まります。1つは、明るくなければならない。もう1つは、仕事が楽しくなければならない。仕事というのは、楽しくなる前に苦しさがある。皆さん、これから色々な壁に当たっていかれるかと思います。この壁を乗り越えるのは、そう簡単ではない。壁に当たった時には同期、同僚、先輩、上司に必ず相談をしてください。必ず解決していただけます。1人で悩まないでください。これから社会人として生活していく中で、産業機器をたくさん販売されると思います。産業ロボット、産業機械の部品などの販売です。是非とも、この産業機械、ロボットを好きになってください。好きになってくると、売ることが楽しくなってきます。新人にある特権というものがあります。分からない事は聞くということです。聞いて吸収していただきたい。これは若さの特権です。聞いた者勝ち、知った者勝ちなのです。今後どんどんご活躍していただければと存じます。最後に、私の大好きな言葉『坂道はどんなに険しい道でも登っている時が一番楽しい』を贈ります」と述べ、祝いの言葉とした。 この後、人事部を代表して安藤光良ダイドー取締役管理本部長が「新入社員の皆様にとって、この2週間の研修は大変だったと思います。研修前と比べると、大変皆さん変わったと思います。変化したと思います。まさに社会人としての準備が整ったという感じで、大変頼もしく思っています。皆様に求められていることをお話します。まずは、会社のことをよく理解すること。心構えは、素直、謙虚、一生懸命。行動に関しては、自分で進んで行動する、指示待ちにならないということを肝に銘じてください。先輩社員に進んで聞きに行ってください。『天は自ら助くる者を助く』です。最後に、新入社員の皆様にこれからどんどん成長することを是非ここでお約束いただきたい。当社はもっともっと業績を伸ばしていくことを、ここでお約束いたします」と激励した。 新入社員を代表して、宮部優虎氏(朝日大学卒)が「我々平成29年度新入社員一同は、研修のテーマである『知っている事とできる事』を実行するために、駒ケ根合宿に行ってまいりました。そこで学生時代の甘さの排除、そしてわが社のモットーである規律とリズム、姿勢、礼儀を習得してまいりました。本日よりその貴重な経験を生かし、メカトロニクスの専門商社の社員として1日も早く会社に貢献できるよう、体当たりで頑張ります」と決意表明を行った。 昼食をはさみ、新入社員の自己紹介が行われた。この中で今回初めての企画として、「3年後の自分」と題してパワーポイントを使用した1分間のプレゼンを行った新入社員もいた。 田中慎悟ダイドー常務は「皆さんは挨拶、礼儀、姿勢の武器を習得しました。その武器をこの1年のアドバンテージの中でしっかり使っていただきたい。一緒に会社を成長させていきましょう」とエールを送った。 |