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2017年(平成29年)3月
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2017年3月5日(日12日(日 2627 2628
平成29年度通常総会日程決まる
MECT2017開催規模は1900小間
愛機工 2月理事会開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)は2月14日、名古屋市中区の東京第一ホテル錦に理事・監事合わせて27名を集め、2月理事会ならびに懇親会を開催した。理事会では、メカトロテックジャパン(MECT)2017の進捗状況や、5月の総会に諮られる審議内容などの報告・意見交換が行われ、いずれも承認・可決された。
 理事会では、以下の議案についての審議・意見交換が行われた。
 議案@会員の増強活動▽2月1日現在、組合員248社、賛助会員101社。◇加入=賛助会員に日本超硬(愛知県刈谷市・寺園睦志社長)が加入。◇折衝中=賛助会員としてビックツール(鳥取県西伯郡・長谷川勝中部ブロック長)が4月の中部地区進出(予定)に合わせ加入したいとの意向を表明。◇異動=ナスコム(西支部)からメーカーとしての業容が中心のため、組合員から賛助会員へ異動したいと要望があった。いずれも承認された。
 議案A新年賀詞交歓会報告▽1月19日、名古屋市中区のANAクラウンプラザホテル・グランコート名古屋で開催され、出席者は418名(内訳=来賓8名、組合員116社・220名、賛助会員82社・183名、報道5名、事務局2名)を数えた。ホテルの料理に不手際があり西支部幹事がホテル側と対応を打ち合わせ、参加者全員に値引き分として1000円分のクオカードと詫び状を添えて送ることが了承された。来年の新年賀詞交歓会は、平成30年1月18日、ANAクラウンプラザホテル・グランコート名古屋での開催が決定した。
 議案B全機工連常任理事会報告▽全機工連常任理事会が1月24日に開かれ、昨年10月に開催された全機工連東京大会はじめ人材開発、広報委員会報告が承認されたほか、次年度の役員改選における会長選出について議論された。全機工連会長には、これまで東京・大阪組合の理事長が就任していたが主組合の理事長にこだわらず会社の知名度や規模など業界のリーダーとしての役割を担う会長選出をと提案された。現在、東京組合で該当者を調整している。また、ブロック会議の課題としてBCP(事業継続計画/緊急事態対策)に関わる勉強会の実施が要望された。中部ブロックでは既に講演会などの要項が決まっているため、改めてセミナー企画を検討し時間の都合で事例を簡略化して紹介する程度に止めることとなった。
 議案CMECT展について▽10月18日〜同21日の4日間、名古屋市港区のポートメッセなごやで開催。昨年12月に出展申込みが締め切られ、組合関係出展者がまとまった。123社455小間および支援ブース2小間。出展申込みが殺到し組合関係出展者には減小間をお願いする事態となったが主要関係者の出展漏れは回避できた模様。本理事会当日現在もキャンセル待ちの調整を行っており、開催規模は約1900小間が想定されている。特別展示では航空宇宙をテーマにした企画が計画されている。また出展者説明会は6月に開催を予定。出展申込みが早期にまとまったため、予定されていた第2回実行委員会は取り止めとなった。
 議案D中部ブロック会議について▽2月15日に開催済み。
 議案E新入社員研修について▽4月10日・11日の2日間、名南経営から講師を招き、名古屋市中区の栄第2昭和ビル2階にて開催を予定。学生から社会人への意識の切り替え、社会人としての基本的なマナーなどがレクチャーされる。
 議案F第77回組合親善野球大会について▽4月15日、愛知県一宮市の一宮総合運動場で開会式を開催。会期は4月〜10月が予定されており、同運動場のほか、愛知県江南市の草井球場がメイン会場となる。参加募集の案内は既に発送済み。開幕に先立ち3月24日に名古屋市中村区のウインクあいちでキャプテン会議を開催。抽選でA・Bゾーンの対戦トーナメントが決定される。
 議案G平成29年度通常総会について▽5月16日16時30分より名古屋市中区の名古屋ガーデンパレスで開催される。平成28年度決算予測だが収入については概ね予算通りに推移する見通し。支出は、部会事業を縮小したため赤字額が減少した。各部会は29年度予算申請書(事業計画書)を3月末日まで、各支部は28年度収支決算書を4月末日までに事務局に提出することが確認された。三役会・常任理事会を4月理事会前に開催し、28年度決算および29年度予算案がこの場で確認される。総会の運営だが司会は総務部理事が務め、議長は三役・常任理事を除く理事が務めることとなり、4月理事会で選任される。
 議案H部会報告▽【総務部】通常総会の司会および議長を選任し滞りのない進行に万全を期す。【情報部】組合報冬号ならびに1月実施の景況調査集計について。【経対部】次年度事業については部会にて各種セミナーを企画する。【事業部】年度内に部会を開き、MECT動員をはじめ、既存事業の拡充などについて検討する。【青年部】2月11日にバスツアー「浜松うなぎと航空自衛隊エアーパーク&イチゴ狩り」を実施した。参加者は92名。今後の予定だが、合同委員会を3月9日に行い次年度青年部組織についてまとめる。他産業視察は3月11日、愛知県日進市の愛知ヤクルト工場と、愛知県清須市のキリンビアパーク名古屋を訪問する。【厚生部】3月に厚生部会を開き野球大会の運営について検討する。なお野球開幕日は開会式を執り行う。ゴルフ大会の会場を早めに確保するため、日程を4月理事会にて確定する。9月または10月の予定。
 その他▽【訃報】●朝倉商会(北支部)朝倉猛社長の母・ミヨ子さまが1月15日永眠。葬儀は親族にて営まれた。享年90歳。●倉地(東支部)倉地久雄社長(本組合元理事・監事、愛知県管工機材商業協同組合理事長)が1月21日急逝された。享年58歳。葬儀は近親者にて営まれ、2月17日には名古屋市東区のメルパルク名古屋でお別れの会が執り行われた。なお、社長には倉地克明氏(前常務取締役・実弟)が就任された。【支部総会日程】理事会当日までに、日程の決まっている支部のみ発表された。●尾張支部=2月18日(開催済み)●中南支部=3月24日●南支部=同27日●東支部=4月4日●中北支部=同日●西支部=同7日【平成29年度理事会日程】今後の理事会は、以下の日程での開催が決まった。●4月13日●6月6日●8月8日●10月3日●12月5日●平成30年2月13日(懇親会併催)●開催時間は、いずれも16時30分から。会場は東京第一ホテル錦を予定している。
 2016年度最後の理事会が終了した後は、会場を移して懇親会が催された。水谷隆彦副理事長(ミズタニ機販社長)の乾杯の挨拶を経て、しばし歓談のひとときへ。最後は、森田乾嗣会計理事(モリタ社長)による中締めと、本組合恒例の一丁締めで、この日の全日程は終了した。

全員例会では倒産動向を学ぶ
第40回通常総会は5月17日開催
岐阜県管工機材商組合 2月度理事会・全員例会

 岐阜県管工機材商組合(理事長=廣瀬功氏・瓶由社長)は2月2日、岐阜市長良の岐阜グランドホテルで2月度理事会ならびに全員例会を開催。全員例会には組合員ら23名が参加した。理事会での審議内容は以下の通りだ。
 議題@新年賀詞交歓会結果報告▽1月25日に開催され、来賓5名、賛助会員91名、組合員29名ほか、合わせて128名が出席。「メーカーと組合員がより親睦を深められるよう、来年から各テーブルに組合員、木曜会メンバーを配置してはどうか?」などの意見交換が行われた。また、収支報告も行われた。
 議題A第71回ゴルフ会について▽開催は4月4日と決定。本理事会当日現在、8組の参加者募集が予定されている。詳細が決まり次第、各組合員らにアナウンスされることとなった。
 議題B表彰制度について▽「理事長経験者に対し功労者表彰を!」「優良社員表彰を、業界への貢献度を考えてまずは木曜会メンバーから選出しては?」などの意見交換が行われ、次回理事会までに廣瀬理事長が草案を作成し、引き続き審議を継続していくことが確認された。
 議題C第40回通常総会の件▽開催日程は5月17日午後5時受付開始。岐阜グランドホテルを会場に開催されることが決定した。各理事らの役割分担等については次回理事会で決めることとなった。

 理事会終了後の全員例会では、帝国データバンク名古屋支店情報部の中森貴和部長を講師に招き『最近の倒産動向とチェックポイント〜解消されない潜在的リスク〜』と題した講演会が開催された。中森氏から語られた「岐阜県における倒産動向」「ここ数年で目立つ粉飾決算の特色」「地域金融機関再編の動き」など、非常に興味深い内容の話を参加者は熱心に聞き入っていた。    ◇
 次回(3月度)の理事会は、3月30日午後5時から。場所は、同じく岐阜グランドホテルで開催される。
代表取締役の異動
DMG森精機
 DMG森精機(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区名駅2―35―16)は、2月10日開催の取締役会において、経営体制変更のため、代表取締役副社長に小林弘武専務取締役を充てる人事異動を決議した。
 近藤達生代表取締役副社長は退任し、新たに常勤監査役に就任する予定。
 代表取締役の異動は、3月22日開催予定の定時株主総会と、その後の取締役会及び監査役会にて正式に決定する。就任予定日は3月22日。
 新たに代表取締役に就任する小林弘武氏は、昭和29年12月25日生まれ。同52年3月慶應義塾大学経済学部卒業。平成27年10月同社に入社し専務執行役員経理財務副本部長に就任、同28年3月から専務取締役経理財務管掌兼経理財務本部長(現任)。

日帰りレクリエーションなど企画
“リラックスできる”組合に
名古屋ポンプ組合 平成29年新春交歓会

 名古屋ポンプ組合(代表理事=竹田隆一氏・中京製作所社長)は2月3日、名古屋市中区の「木曽路」で平成29年新春交歓会を開催。組合員、賛助会員ら27名が集まり日頃からの労をねぎらいあった。
 渡瀬康彦氏(共立製作所社長)の司会進行で本会は始まった。冒頭で竹田代表理事は、連日テレビなどで放送される米国新大統領の話題を交えながら「この会には上も下も右も左も何もありません。一番リラックスできるのが名古屋ポンプ組合です。本日は、くつろぎながらリラックスして楽しみましょう」と挨拶した。
 続いて、賛助会員を代表して嶌村忠司氏(荏原製作所中部支社製品営業室長)から「米国新大統領が就任し、名古屋地区のポンプ業界も厳しい状況になるのかな、などと個人的に考えていましたが、そう影響は無いだろうとトヨタの方もおっしゃっておりました。これからはそんなことは気にせず、国内はもちろん、海外にもまだまだ私どもの行きつくところはあると信じて頑張ってまいります。ポンプというものは世間一般から見れば縁の下の力持ち的な、表立ったものではありませんが、この会は皆さんの表舞台と思って楽しんでいただけたらと思っております」と挨拶があった。
 その後、鈴木日佐夫氏(川本製作所名古屋支店長)の乾杯の音頭を合図に本会はしばし歓談のひとときへと移行した。最後は、徳美文吾氏(マルティーポンプコンサルタント社長)による中締めで、この日はお開きとなった。

JR春日井駅南東地区の再開発事業に
特定業務代行者として参画
岡谷鋼機、矢作建設工業など

 岡谷鋼機(社長=岡谷篤一氏、本社=名古屋市中区)、矢作建設工業(社長=柳充広氏、本社=名古屋市東区)及び野村不動産(社長=宮嶋誠一氏、本社=東京都新宿区)は2月16日、『JR春日井駅南東地区 第一種市街地再開発事業』における特定業務代行者として、事業参画することを発表した。3社は同月13日にJR春日井駅南東地区 市街地再開発準備組合と「特定業務代行基本契約」を締結した。
 名古屋市の北東部に位置するJR中央本線・春日井駅周辺は、春日井市によって策定された「JR春日井駅周辺地区市街地総合再生計画」の中において、駅前の商業機能が低下しつつある点、細分化した低未利用地が多く存在し、市民が求める駅前にふさわしい土地利用が図られていない点が課題として挙げられていた。
 このような状況を踏まえ、同市が主体的に行う事業として、「自由通路」「橋上駅舎」整備など交通結節点機能の強化、駅周辺のにぎわい創出を目指し、民間活力の誘導を図る等の取組みが望まれていた。
 同事業は、商業、住宅、駐車場の用途で施設計画を形成し、駅前という立地特性を活かし地域に開かれた空間を整備する。地上22階建ての建物を中心に、住宅・商業機能等を備えた施設を建設する。工事は2019年1月に着手し、21年7月に完了する予定。
 特定業務代行者として、施設計画の設計・施工を矢作建設工業が担当、住宅棟における住宅保留床を岡谷鋼機と野村不動産が共同で取得、また、事業推進における協力・支援を各社で行っていく。
 【計画概要】
▽地区名称=JR春日井駅南東地区
▽施行地区=愛知県春日井市上条町三丁目24―1ほか
▽事業名称=JR春日井駅南東地区 第一種市街地再開発事業
▽施行者名称=JR春日井駅南東地区 市街地再開発組合(予定)
▽交通=JR中央本線「春日井」駅徒歩1分
▽建築敷地面積=約3800u
▽建築面積=約2450u
▽延床面積=約1万9200u
▽構造・規模=RC造、地上22階建 ※免震構造採用予定
▽主要用途=商業、住宅、駐車場
▽事業関係者=事業コンサルタント・URリンケージ
▽特定業務代行者=矢作建設工業(代表企業)、岡谷鋼機、野村不動産
 【スケジュール】
▽2014年9月=まちづくり協議会設立
▽2015年2月=「JR春日井駅周辺地区市街地総合再生計画」策定(春日井市)
▽2017年1月=JR春日井駅南東地区 市街地再開発準備組合設立
▽同年8月=都市計画決定告示(予定)
▽2018年1月=JR春日井駅南東地区 市街地再開発組合設立認可(予定)
▽同年8月=権利変換計画認可(予定)
▽2019年1月=施設建築物工事着手(予定)
▽2021年7月=工事完了公告(予定)

本社移転
オーエヌ工業

 オーエヌ工業(社長=中村政弘氏)は、建設中だった新工場内の鋳造工場建屋が竣工し、2月1日、本社を移転した。
 新本社・工場の住所は次の通り。
 〒708-0011 岡山県津山市上田邑3235番地2
※電話番号の変更はなし

2017中部機械加工システム展
3月17日・18日の2日間
ポートメッセなごやで開催

 ジーネット名古屋支社(取締役支社長=大谷秀典氏、住所=名古屋市中区富士見町15―35)傘下の有力販売店が主催する「2017中部機械加工システム展」が3月17日・18日-の2日間、ポートメッセなごや第3展示館において開催される。テーマは「生産性向上と省エネ・高精度加工のご提案」。メーカー165社(2月27日現在)が出展し、最新の工作機械をはじめ、切削工具を中心とした、ツーリング、治具、省力化機器などの機械加工周辺機器等の展示を通じて、生産性向上によるコストダウン、高精度加工を提案する。
ロボット、バリ取り、機械保全
3つの特設コー
ナー
 中部機械加工システム展は、ものづくり産業の集積地である中部地域で開催される機械加工に的を絞った展示会で、4年続けての開催となる。開催規模は年々拡大し、今回は主催店約200社(前回展178社)、出品メーカー165社(同152社)、展示小間数181小間の規模で開催される。出品メーカーの内訳は、工作機械・CAD/CAMメーカー他27社、機械加工周辺機器メーカー138社(いずれも2月27日現在)。3500名を来場目標としている。
 働き方改革、労働力人口不足に対応するため、製造現場においてもいかに効率的に生産性を上げていくかが課題となる中、今回、特設コーナーに「ロボットシステムコーナー」を設置し、各社の作業内容に適した自動化・ロボット化を提案する。ロボット5台を実演展示する予定。
 また、昨年好評だったバリ取り・面取り加工の生産性向上対策を紹介する「バリ取りコーナー」を今年も設けるほか、「機械保全特集コーナー」では、機械設備が故障する前に部品を定期的に交換する予防保全、機械設備の定常的な運転状況の計測結果から故障が発生する前触れを察知して修理・復元する予知保全などを提案する。
 各ブースでは引き続き、「かんたん解決パネル」を小間の背面や機械の前に設置し、ユーザーへの分かりやすい解説に努める。
 さらに今回、受付に新しいユーザーサポートシステムを導入。ユーザーの情報を販売店に効率的に伝えるほか、各ブースでリード情報の収集に活用する。
 開催時間は、10時〜18時(18日は17時まで)。会期中はセミナーも豊富に用意され、機械加工に関する最新情報が発信される。
併催セミナー
 会場は、ポートメッセなごや交流センター3F・4F
 3月17日開催

 ◆タンガロイ『切削工具の基礎』〜切削加工の理論を理解しよう〜▽〈講師〉タンガロイスキルアップセンター長 大屋周一氏▽10時45分〜12時15分/4F第6会議室
 ◆ミツトヨ『測定工具の基礎知識講座』〜測定工具の正しい使い方と保守管理〜▽〈講師〉ミツトヨ中部営業部流通営業課 西山剛史氏▽11時〜12時/3F第3会議室
 ◆ヤマザキマザック『新しい加工技術とIoT技術を活用したソリューションのご提案』▽〈講師〉ヤマザキマザック取締役副社長 山崎高嗣氏▽13時30分〜14時30分/3F第4会議室
 ◆ジーベックテクノロジー『マシニングセンタでのバリ取り自動化』〜自動化を実現する手法と視点〜▽〈講師〉ジーベックテクノロジー代表取締役社長 住吉慶彦氏▽13時30分〜14時30分/4F第6会議室
 ◆ロボットテクニカルセンター(RTC)『中小企業様の救世主=ロボットを活用したモノづくりのご提案』▽〈講師〉ロボットテクニカルセンター代表取締役 丸正氏▽15時〜16時/3F第3会議室
 ◆トクピ製作所『高圧クーラント切削で自動車難削材の改革』▽〈講師〉トクピ製作所代表取締役社長 森合主税氏▽15時〜16時15分/3F第4会議室
 ◆サンドビック『コロプラスが導く製造業の未来』〜ネットワーク化でビッグデータを有効活用〜▽〈講師〉サンドビック技術製品開発部部長 河田洋一氏▽16時〜17時/4F第6会議室
 3月18日開催
 ◆住友電気工業『2017イゲタロイ最新切削加工技術速報』▽〈講師〉住友電気工業グローバルマーケティング部主席 小出茂博氏▽10時30分〜12時/3F第4会議室
 ◆ミツトヨ※前日同様の内容▽11時〜12時/3F第3会議室
 ◆ロボットテクニカルセンター(RTC)※前日同様の内容▽13時〜14時/3F第3会議室
 ◆タンガロイ※前日同様の内容▽13時30分〜15時/4F第6会議室
 ◆2017中部機械加工システム展事務局『機械保全の省力化対策!!』〜予知保全とIoT〜▽〈講師〉ジーネット経営企画室室長 田中光氏▽14時15分〜15時15分/3F第4会議室
 ◆ナベヤ『標準治具の効果的活用方法と高効率生産対応』▽〈講師〉ナベヤ製品技術部部長 鷲見鉄男氏▽15時30分〜16時30分/3F第3会議室
出品メーカー一覧
 ■工作機械・CAD/CAM他
 アルファテック▽ヴェロソフトウェア▽オーエス機工▽オークマ▽OKK▽岡本工作機械製作所▽キタムラ機械▽キャムタス▽金〓精密▽ジェイテクト▽静岡鐵工所▽シチズンマシナリー▽ソディック▽大日金属工業▽タクテックス▽ツガミ▽DMG森精機▽トクピ製作所▽ナガセインテグレックス▽ニコテック▽日本放電技術▽ブラザー工業▽豊和工業▽松浦機械製作所▽光畑製作所▽ヤマザキマザック▽三菱UFJリース(特別コーナー)
 ■機械加工周辺機器
 アーステック▽アイセル▽葵精工▽旭金属工業▽アネスト岩田コンプレッサ▽アマノ▽アルファーミラージュ▽アルプスツール▽安震▽育良精機▽イズミコーポレーション▽イチネンケミカルズ▽イワタツール▽Winwell Japan▽WEN▽HPMT▽SMC▽エヌティーツール▽エヌピーケイ▽FK▽MSTコーポレーション▽MCT▽オカスギ▽億川鉄工所▽オリオン機械▽カトウ工機▽カネテック▽カブト工業▽ガリュー▽ギガ・セレクション▽清光▽グラボテック▽クランプテック▽クリーンテックス・ジャパン▽クリエイトエンジニアリング▽KMT▽ケルヒャージャパン▽弘機商会▽コベルコ・コンプレッサ▽ザーレン・コーポレーション▽サイバーRC▽嵯峨電機工業▽サクラテック▽三機工業▽産機テクノス▽三甲▽三進金属工業▽サンドビック▽三和技研▽三和製作所▽シービーテック▽ジーベックテクノロジー▽シオン▽シコウ▽信濃機販▽昭和電機▽JOHNAN▽スギヤス▽住友電気工業▽スリーアールソリューション▽そうぎょう▽測範社▽曽根田工業▽ダイキンHVACソリューション東海▽タクト▽谷テック▽田野井製作所▽タブチ▽WSE社▽タンガロイ▽智寛▽中発販売▽津田駒工業▽鶴見製作所▽TPT▽帝国チャック▽テック・ヤスダ▽東京精密▽東京彫刻工業▽東浜商事▽トーヨーコーケン▽土牛産業▽豊岡販売▽ナベヤ▽ニシガキ工業▽日鋼YPK商事▽日東工器▽NIVAC▽日本エアードライヤー販売▽日本オートマチックマシン▽日本クランツレ▽日本精密機械工作▽日本電産シンポ▽日本濾過工業▽ニューストロング▽ノガ・ジャパン▽ハーテック・ミワ▽バーテックス▽ハイウィン▽ハイテック精工▽長谷川工業▽花岡車輛▽パル▽BIAX▽ビーシーテック▽ピカコーポレイション▽BIG DAISHOWA▽フェナー・ドライブズ▽フクハラ▽フコク▽富士機工▽富士元工業▽富士製砥▽プライオリティ▽プロテクトエアー社▽ベッセル▽豊和工業▽ホータス▽マーテック▽松本機械工業▽マルヤス機械▽マンヨーツール▽三木プーリ▽ミツトヨ▽宮川工業▽メイコー商事▽柳瀬▽ヤマシタワークス▽山田マシンツール▽UHT▽ユーコー・コーポレーション▽ライノス▽リニア・ビズ▽リョービ販売▽REGO-FIX▽レッキス工業▽ロボットテクニカルセンター▽ワルター・ジャパン
 ※出品メーカーは変更される場合があります。

エヌティーツール
ハイドロチャックシリーズ高剛性タイプ
ハイドロチャックオメガ PHC・H型

 エヌティーツール(愛知県高浜市芳川町1-7-10)のハイドロチャックシリーズに高剛性タイプPHC・H型がラインナップ。
 PHC-・H型はハイドロチャックの「高精度」「作業性の良さ」はそのままに、ミーリングチャック同等以上の「高剛性」「高把握力」を実現。荒加工用高能率エンドミルの性能を最大限に発揮させることができる。
 PHC・H型に採用される同社独自のスリーブ全体収縮構造により得た「高剛性」「高把握力」は、エンドミル側面切削時加工面傾き(取り残し)を抑え、同社ハイドロチャックシリーズの特長である「高精度」「高い振動吸収効果」は加工面粗さの向上に寄与する。それらは「次工程への負荷低減」「ゼロカットの低減」を実現し、サイクルタイムの低減につなげる事ができる。
 【仕様】
・把握径=φ16、20、25、32、42
・対応シャンク=BT、AHO、HSK・A、UTS、CAT、SK
・芯ズレ精度=4d先端3μm以下
・繰り返し精度=1μm以下

曽根田工業
maxVpoint
screw(スクリュー)

 曽根田工業(静岡県磐田市駒場6998-17)は、超硬ボディー+タングステンヘッド≠ナ長寿命・高精度加工を確立している、超硬ボーリングホルダー「maxVpoint」の新シリーズとして4月に発売予定のねじ切りシリーズを出品する。
 従来のねじ切りでは不安定だった旋盤での小径ねじ切り加工において、タングステンヘッド採用のホルダーで安定加工を実現。特に量産加工での安定加工や高いリードねじ切り加工に威力を発揮する。
 ホルダーレパートリーはφ8、φ10、φ12、φ14、φ16の5種類。チップレパートリーは、ピッチ11IRシリーズが0・5〜2・0、16IRシリーズが0・5〜3・0の計16種類。
 他メーカーのねじ切りチップを共用できるようにシンプルなデザインを採用し、幅広い加工に対応できる。

タンガロイ
直角肩削りカッタ
「DoForce Tri」
直角肩削りカッタ「DoForceTri」

 タンガロイ(福島県いわき市好間工業団地11-1)は、好評発売中の直角肩削りカッタ「DoForceTri」(ドゥフォース・トライ)をはじめとする、最新工具を展示する。
 「DoForceTri」は、経済的かつ高精度加工が可能な最新直角肩削りカッタ。大きな切込みでのなめらかな切削加工が行える。両面6コーナ仕様のインサートを採用。さらに用途に合わせ、さらい刃付きインサートには直線切れ刃とニック付き切れ刃の2種類と、さらい刃を省きコーナ部をR形状にしたインサート1種類の合計3種類設定し、様々な加工形態に対応可能となっている。
 さらい刃付きインサートは最適なさらい刃設計をすることで美しい加工面を得ることができる。さらにニック付きインサートを使用することで、切削抵抗を低減することが可能。直線切れ刃は高精度な壁面加工を実現し、正面フライス加工と直角肩削り加工を高水準で両立するカッタとなっている。
 工具径は、シャンクタイプがφ32〜40o、ボアタイプがφ50〜125oを設定。それぞれに標準刃仕様と多刃仕様を設定し、豊富なラインナップにより、加工用途に合わせて選択できる。

イワタツール
HRC40〜72の焼入れ鋼用工具
トグロンハードシリーズ

 イワタツール(名古屋市守山区花咲台2-901-1テクノヒル名古屋E-3)は、HRC40〜72の焼入れ鋼に穴があく「トグロンハードシリーズ」をはじめ、1穴0・25秒、4万穴以上加工可能でステンレス・調質鋼等の安定加工もできる「GPドリル」〈特許取得〉を出品する。
 トグロンハードシリーズの高硬度材深穴加工用ドリル「トグロンハードロングドリル」は、世界初、焼入れ鋼に30Dまでの貫通穴を実現。真円度・円筒度・面粗度が非常に優れ、条件によりH7以上の精度も可能。金型のイジェクターピンなどの穴加工も、下穴無しで一発加工ができ、工程削減により納期短縮が可能となった。
 そのほか、切れ味、面粗度、精度など仕上がりの美しさにこだわった売れ筋No.1の「SPセンター」に加え、新発売の、タップ加工後にネジを潰さずに穴面取りが可能な精密面取りドリル「トグロンシャープチャンファー」、従来の面取り工具と比べ3〜7倍の高速加工が可能な高速面取りドリル「トグロンマルチチャンファー」も展示する。

サンドビック
外径・端面旋削工具
コロターン300

 サンドビック(コロマントカンパニー=名古屋市名東区上社1-1801)の「コロターン300」は、多軸プレス技術を用いて製造した8コーナ仕様チップの外径・端面旋削工具。
 すくい面に加え、逃げ面にもクーラントを供給することで刃先を効果的に冷却。チップ寿命の安定化を実現する。
 また、高精度のクーラントノズルを装備している。位置決め不要で所定の箇所に正確にクーラントを当てることが可能。
 【特長】
・優れた切りくず処理と長く予測可能な工具寿命
・高品質の加工面
・全く新しい8コーナ仕様チップ
・2方向からの高精度クーラント
・簡単な工具交換で生産時間の最大化を実現

ライノス
スイス製ステンレスクーラントホース
「ヒルトライン」

 ライノス(大阪市天王寺区空清町1-8)が出品するスイス製ステンレスクーラントホース「ヒルトライン」は、最高使用圧力(液体)が5MPaとプラスチック製に比べて、保持強度が非常に高い。
 金属への切削及び研削加工時の工具刃先への安定した冷却、給油・給水用として開発。耐久性に優れたステンレス素材SUS303を使用し、長寿命化を実現した。ホースの長さや形状が自由自在に調整・操作可能。高圧クーラントや機械振動、切屑の干渉などによりホース形状が変化しないのも特徴だ。
 また、コネクターやジョイントホース、ジョイントアダプター、ノズルなどのパーツの形状や種類が豊富で、加工状況のさまざまな局面に対応できる。機械への取り付けやホースのジョイントも一般のレンチや専用レンチで簡単に行える。使用可能温度はマイナス30℃〜プラス100℃。最高使用圧力(液体)が725PSI(5MPa)で、最高使用流量が60g/nim。

住友電気工業
超硬コーティングドリル
フラットマルチドリルMDF型

 住友電気工業(ハードメタル事業部=兵庫県伊丹市昆陽北1-1-1)は、先端角180度設計でさまざまな穴あけに対応する超硬ソリッドドリル「フラットマルチドリルMDF型」の最新ラインナップを出品する。
 フラットマルチドリルMDF型は、従来のドリルでは困難だった座ぐり加工、傾斜面や円筒面への穴あけなど、さまざまな加工を可能にした。さらに貫通穴出口側バリの大きさを、通常のドリルに比べ2分の1以下に抑制するといった効果を発揮する。これらにより、高能率加工・工程集約に貢献する。
 底面に肉厚を持たせたRSシンニングを採用し、高いドリル剛性を確保。加工の安定性を向上させた。また、最適な刃先設計により高い刃先強度を維持。広い切りくずポケット・高品位なすくい面形状による優れた切りくず排出性により、ステンレス鋼への加工に至るまで、安定した加工と長寿命を実現する。
 新たなラインナップとして、昨年9月にロングシャンクタイプ107型番、内部給油タイプ198型番を発売。11月には「先端交換式SECマルチドリル」のシリーズ拡充として、大径の穴あけ加工を実現する「フラットヘッドMFS型」と、それに適用する1・5Dc用ホルダを発売し、さらに幅広い穴あけ加工への対応が可能となった。

システムインテグレーター事業など
新たな取り組みを開始
ジーネット 2017年新春情報交換会

 ジーネット名古屋支社(取締役支社長=大谷秀典氏)の主力仕入先でつくる「中部ジーネット会」と主力得意先の会である「中部GN会」の製販合同による、2017年新春情報交換会が1月25日、名古屋市中区のANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋で午後4時より開かれた。各会員とジーネットの幹部ら合わせて約200名が出席し、新たな年を迎え改めて結束を固めた。
 冒頭、古里龍平ジーネット社長が年頭挨拶で、ジーネットを含めたフルサトグループの概況を説明した後、ジーネットの経営方針について「前向きなことをやり続けることが会社の質を高めていく大きな要素ではないかと思っています。新たなチャレンジとして、システムインテグレーター事業を手がけ始めました。ロボットテクニカルセンターを兵庫県西宮市に開設。ロボット15台程度を常時展示し、各種テストを行っています。ロボットの安全講習なども実施。従来とは違ったサービスを提供できます。また、セキュリティビジネスを拡充します。この技術は機械工具の業界にも活用価値があります。人をモニタリングするのがセキュリティ、機械をモニタリングするのがIoT。今後の展開にも期待が持てます。我々は、時代の流れとともに、皆様に提供する付加価値のシーズをしっかりと見ていかなければならない。商社は人が全て。色々なバックグラウンド、経験、才能、考え方を持った人材が集まって、初めて新しいアイデアが浮かんでくるのではないかと思っています。ジーネットとフルサト工業が一緒になって、はや17年目となります。これまでのスピードを徐々に早めて、2017年、皆様方に恩返しができるように、グループ全体で考え取り組んで、サービスを提供してまいりたい」と述べた。
 大谷名古屋支社長は、「本当に変化の時代が来たと考えています。我々の身近な自動車産業も、昨年後半から色々な自動車ショーがあり、今のトレンドは完全にEVと自動化です。EVになると、パワートレインに頼っていた部分の比率に大きな転換期が訪れるのは間違いのないこと。また、産業界のロボット化も我々のビジネスチャンス。日本は、まだ人に頼っている部分がたくさんある。そういった意味で、我々がロボットを扱うことはビジネスチャンスになると期待をしています。住宅設備も大きな転換期に差し掛かっています。人口減少による住宅着工戸数の激減がこれから始まります。一方でリフォームは、今の横ばいか、少しプラスになるという予測もある。我々のビジネスモデルも少し転換していかなければならないのかと思っています。色々なことに興味を持って、既成概念を取り払い色々試しながら、共に成長できればと思っています」と話し、続けて支社の現況報告を行った。
 報告によると、2016年度上期の実績は、ジーネット全体で売上が前年同期比4・1%の減少。名古屋支社は5・8%増加した。機工部門が7・9%増、機械部門が12・3%増、住設部門は7・4%減となった。大阪、東京、名古屋の3支社の比較では、大阪が10・9%減、東京が1・7%減と、上期だけを見ると名古屋支社は前年同期比で健闘している。
 昨年の主な取り組みとして、3月18・19日にポートメッセなごやで『2016中部機械加工システム展』を開催した。出品メーカー152社、来場者3708名。“バリ取り”にフォーカスして行い、好評を得た。その他、ジャンル別小型展にも注力し、切削、メカトロ、物流の各種ソリューションフェアを地域密着で開催した。
 今年の支社方針は『市場にインパクトを与え続ける』(イノベーションの探求)。『2017中部機械加工システム展』を3月17・18日にポートメッセなごやで中小企業のロボット提案に焦点を当てて開催する。出品メーカー165社。『2017駿河機械加工システム展』(隔年開催)を9月22・23日にツインメッセ静岡で開催することも決定した。また、各種ソリューションフェアを各地で6回ほど開催する予定。機械部の戦術は付加価値の提案等、住設システム部の戦術はリフォーム事業領域の拡大。その他、ロボットテクニカルセンターの活用等についての話があった。
 懇親会では、飯野敏彦中部ジーネット会会長(SMCプロジェクト推進部長)が挨拶で「今年の話題は、まずトランプアメリカ新大統領だと思います。色々なことをツイッターでつぶやいただけで、世界中が右往左往してしまう。元々ビジネスマンの方なので、ビジネスで我々もチャンスを見出していくことが大切ではないかと思っています。優秀な工作機械を輸出して、その機械を使う仕事を創出する。2つ目に、愛知県の地場産業である自動車産業。自動運転など技術革新もあり、この地域はまだまだ発展していくと考えています。3つ目に、この地域の再開発。名古屋駅周辺は2027年のリニア中央新幹線の開通に合わせて大規模な再開発があり、活性化していけると確信しています。我々メーカーも、品質の良いもの、性能の良いものを作り続けて、お客様に納入させていただければと考えています」と述べた後、同氏の音頭で乾杯した。
 和やかな歓談の場となり、途中、年男の人に記念品を進呈する恒例のイベントも行われた。
 名古屋支社の幹部スタッフが紹介された後、寺田愼一郎ジーネット常務取締役営業本部長より御礼の挨拶、片岡暢博中部ジーネット会副会長(ヤマザキマザックシステムセールス東海
販売部長)の中締めで終了した。

新しいことにチャレンジして
前向きに努力し飛躍の年に
山信会 平成29年新年互礼会開催

 配管資材・住宅設備の総合商社、山信(社長=小川信氏、本社=名古屋市熱田区中田町6―8)と販売店・メーカーでつくる「山信会」(会長=浅野政司氏・東海設備工業社長)の平成29年新年互礼会が1月25日午後2時40分より名古屋市熱田区の熱田神宮会館で開催され、正会員、賛助会員ら約150名が出席し、山信と会員各社のさらなる発展を祈念した。
 山信会事務局の山口知司氏が司会進行を務め、冒頭、浅野会長が「先行きが混沌としている中で、皆様がそれぞれの仕事に関連する新しい分野にチャレンジすることが必要になってくるのではないかと思っています。アメリカも大統領がオバマ氏からトランプ氏に代わりました。アメリカ国民としては何か変化を求めての期待感を持って選んだのだろうと思いますが、過激な発言や思い切った政策が多い。どうなるかは不透明ですが、我々としては、これをチャンスに変えていく努力が必要であると感じています。昨年は色々な自然災害もあって荒れた年でしたが、今年は、前向きにプラス思考で考えて、鳥のように羽ばたく飛躍の年になればと思っています」と挨拶。
 続いて小川山信社長が挨拶に立ち、互礼会への出席、日頃の愛顧と支援、さらに昨年9月に逝去した山信創業者で元会長の小川信夫氏の社葬参列に対して御礼を述べた後、同社の今年の取り組みについて「景気はどのようになるか分かりませんというのが本当の所です。ただ、住宅建築は前年よりも成長するのではないか。ただし、その成長率が高いのか低いのかは、なんとも言い切れません。その中で、切実なる問題は人手不足です。私ども山信は、この人手不足に対して何かお手伝いをできる所がないかと考えています。新しい工法、また商品についても、従来現場などで行っていた加工を事前にして、工事がスムーズに進むような格好にするべく取り組んでいきたい。それと同時に、従来から行っている空調関係ではエアコン・パッケージエアコン、またユニットバス、システムキッチン等々の販売から取付工事まで請け負っていきます。さらに、電気工事関係の仕事も私どもで行っています。職人さんの人手不足に対応するために取り組んでいく所存です。それに加えて、迅速な商品のデリバリーをもっと拡充したい。山信としては、この2017年、先のことを営業の指針として考えています。また今年、山信会の青年部を立ち上げる予定もあり、現在計画を練っている所です。今後とも宜しくお願いいたします」と述べた。
 引き続いて行われた講演会では、早稲田大学在学中より日本橋の老舗クラブで女子大生ママとして勤務し、現在も銀座にて様々な経営に携わり多方面で活躍中の白坂亜紀さんが『銀座のママが語る経営力、人間力』と題して講演。銀座に引き継がれる、日本人の素晴らしさ、街づくり、夜の銀座の秘密などについて話した。
 講演会の後は懇親会が催され、情報交換などをして親睦を深めた。

能楽堂に移転した「大森」で新年会
組合員全員揃って新春祝う
名古屋伝動機商組合 今秋の全国大会も全員参加で

 名古屋伝動機商組合(理事長=服部将康氏・服部社長)は1月26日午後6時15分より、建替えのため名古屋城正門前の名古屋能楽堂内に移転した料亭「大森」(名古屋市中区)において新年会を開催した。組合員全員が出席し新年の幕開けを祝った。
 冒頭、昨年12月に急逝されたイワタの岩田良雄会長に、全員で黙祷を捧げた。
 続いて、服部理事長が「1月も末ということで皆さん色々な賀詞交歓会に出ていらっしゃると思いますが、その中で話に出るのがトランプ新大統領やEUなど海外の話が多く、先が見えづらい中、2017年がスタートしました。ここに来て、例年にはないくらい良い話、具体的な話が来ており、先行きが分からないながらも引き続き期待が持てるのではないか。また、そういった年にしていかなければならないと考えています。名古屋伝動機商組合については、今年11月の中頃に全国大会が大阪であります。現在、大阪組合が準備をしておられます。前回の10月例会で、全国大会初日の総会、懇親会には全員参加で大阪に乗り込むという方針でやっていきたいと話しました。4月の総会で具体的な話ができればと考えています。組合を元気よく皆さんで盛り立てていただければと思います。2017年、色々なことに期待を持ちながら過ごしていければと考えていますので宜しくお願いいたします」と挨拶し、乾杯の音頭をとった。
 和やかに歓談して親睦を深め、長村康義副理事長(長村商店社長)の中締めで終了した。
 次回は総会で、4月25日に開催される。

“MS plusエンドミルシリーズ”に
ロングネックラジアスエンドミルを追加
三菱マテ 金型の高精度・高能率加工を実現

 三菱マテリアル加工事業カンパニー(カンパニープレジデント=鶴巻二三男氏、住所=東京都千代田区大手町1―3―2経団連会館11階)は、一般鋼から50HRC程度までの高硬度鋼の金型材や部品加工の幅広い範囲で安定した寿命を発揮する超硬エンドミルMS plusエンドミルシリーズ≠ノ、金型の高精度かつ高能率加工を実現する高精度ロングネックラジアスエンドミル「MPXLRB」を追加し、シリーズの拡充を図った。
 「MPXLRB」は、MS+(エムエスプラス)コーティングを採用し、炭素鋼から50HRC程度の高硬度鋼まで、幅広い被削材で優れた耐摩耗性を発揮する。また、±0・005oの高精度Rとシームレス刃形により高精度な加工面を実現する。
 今回、外径φ0・2o〜6oの101型番を発売。外径φ0・4o以上は4枚刃とし、外径φ1o以上にはびびり振動を抑制する形状を採用している。
 標準価格は6800円〜1万4000円。代表型番MPXLRBD0100R005N030が6800円、MPXLRBD0600R050N480が1万4000円、MPXLRBD0040R005N020が7800円、MPXLRBD0300R010N180が9400円(いずれも税抜き価格)。
焼結合金・鋳鉄旋削加工用CBN焼結体「MB4020」に
刃先処理アイテムを追加発売
三菱マテ シャープエッジと丸ホーニング

 三菱マテリアル加工事業カンパニーは、焼結合金・鋳鉄旋削加工用CBN焼結体「MB4020」に刃先処理アイテムを追加し、販売を開始した。
 「MB4020」は、バルブ機構やオイルポンプ部品などの焼結合金・鋳鉄旋削加工において、バリ発生の抑制と安定した加工後の寸法精度を維持することで、仕上げ加工に最適なCBN焼結体。今回、刃先のシャープエッジを実現した「SF」と、刃先を丸めた丸ホーニング「SE」の刃先処理アイテムを追加することにより、使用範囲が大幅に拡大した。
 主な特長として、刃先がシャープエッジの「SF」は、切れ味の向上と切削抵抗の低減により、従来品よりバリの発生を抑制。また、面粗度も向上し、良好な加工精度を達成することが可能となった。
 一方の丸ホーニング「SE」は、シャープエッジに比べ刃先強度が強いため、断続加工や不安定な切削状況時に優位となる。
 今回発売されたのは、シャープエッジ「SF」37型番と、丸ホーニング「SE」42型番。
 標準価格は4640円〜6920円。代表型番NP-DNGA150404SF2 MB4020が4640円、NP-CNGA120412SE2 MB4020が4830円、NP-VBGW110308SE2 MB4020が4830円、NP-TPGB110304SF3 MB4020が6920円(いずれも税抜き価格)。


2017年3月19日(日 2629
全機工連 中部ブロック会議を開催
4団体から85名が参加し交流
現況報告、東アジア情勢の講演など

 全日本機械工具商連合会(全機工連)の中部ブロック会議(ブロック長=高田研至氏・井高社長)が2月15日午後3時より名古屋市中区の東京第一ホテル錦で開かれ、傘下の愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)、遠州機工会(会長=前嶋孝行氏・前島商会社長)、岐阜機工会(会長=嶋ア晴久氏・シマザキ商会社長)、三重県機械工具商組合(理事長=門脇匡伸氏・門脇商店社長)の4団体から85名が参加した。幹事組合は遠州機工会。第1部ブロック会議では、全機工連事業報告として昨年10月に開催された全国大会(東京大会)及び広報委員会、人材開発委員会の報告と、各地区の現況報告が行われた。また、1月の常任理事会で課題として取り上げられた、BCP(事業継続計画)について中部ブロックでのセミナー開催を検討した。第2部講演会では、大庭三枝東京理科大学教授が「揺れる東アジア地域秩序とASEAN諸国」と題して講演した。
 杉浦一暢遠州機工会副会長(三賀社長)が司会進行を務め、冒頭の挨拶で高田ブロック長は「昨年9月に岐阜で全国機工流通若手会を開催し成功裡に終わりました。また、会員が減少気味という中で、お仲間を募っていただきたく会員の増強をお願いします。『かいほう』(全機工連機関誌)の投稿については持ち回り(4団体が輪番で担当)となっており、皆様にお願いをする場合があるので是非ご協力をいただきたい」と話した後、地元の自動車メーカーを中心とした客先の動向に触れ「後ほど、各地域の状況、問題点などをお話しいただきますが、2020年まではある程度の仕事はあるのではないかと私は思っています」と述べた。
 第1部ブロック会議は、高田ブロック長が議長を務めて進行。
 全機工連事業報告で、一条茂全機工連事務局長が全国大会(東京大会)と広報委員会について報告した。
 主な報告内容は、▽昨年10月26日に第一ホテル東京で3年に一度の全国大会を開催、537名が参加し成功裡に終了した。愛知組合は5年後に担当する。▽昨年9月9、10日に岐阜市のホテルパークで岐阜機工会が主幹となって全国機工流通若手会を開催、100名を超える参加を得た。今年は11月18日に東京が担当して交流会を開催する。▽その他、経済産業省素形材産業室との関係強化の取り組み、会員の増強活動の推進など。
 人材開発委員会については、水谷隆彦委員長(愛知組合副理事長、ミズタニ機販社長)が委員会の取り組みについて報告。昨年は、中部ブロックで『ビジネス最前線』(DVD教材)の管理者向けビデオセミナーを開催し、3団体41名が参加した。また、全国機工流通若手会開催の支援を行った。この行事への支援は今後も続けていきたいと水谷委員長は話した。
 BCPに関しては、高田ブロック長が中部ブロックとしてもセミナー開催を目指す意向を示し、事例発表として林正人愛知組合経営対策部長(広島商事社長)が同社の取り組みを紹介した。
 続いて各地区の現況報告が行われた。
 【遠州機工会】遠州地方(静岡県西部)の経済状況は、やや停滞気味。一昨年の後半から中部地区の仕入先に「浜松は、頭二つぐらい引っ込むほど悪い」と言われている。製造業は悪くはないと感じているが、設備投資に関して遠州地方はあまり良くない。やはり設備投資がないと、我々も潤うことが少ないと感じている。二輪関係は少し良くなったとはいえ、最盛期に比べれば6〜7割減の状態で悪い。
 【三重組合】景況は、少し上向きつつあるとの情報が多い。横ばいの状態が続いているとの話もあるが、4月以降期待したい。客先を見ていてもあまり忙しいという感じはしないが、北勢の員弁地区に進出する企業の話を聞いている。
 【岐阜機工会】岐阜の製造業は、自動車関係が約50%、残りの50%を一般機械、水栓関係、航空機関係などが占めている。昨年の10〜12月は、総じて業況はやや改善した。自動車関係でTNGA(Toyota New Global Architecture)が進めば、一時的に部品の発注は増える。従って、2020年ぐらいまで自動車関係の部品加工の下請けは、そこそこで推移すると思われる。
 【愛知組合】愛知組合が組合員を対象に実施している業況調査で、最近3か月間(昨年10〜12月)の業況は、ほぼ半数の49%が「変わらず」、「微増」と「1割程度の減少」がほぼ4分の1ずつで、ほとんど変わっていない。仕入れ価格、販売価格、利益率、在庫についても「変化なし」が大体8割を占めている。地元の自動車メーカーの1日あたりの生産量も1万2000台ということで、良くも悪くもない。アメリカの景気が上昇すれば、日本の経済は間違いなく上向くという感覚があり、景気は緩やかながらも必ず上昇してくると思っている。

 第2部の講演会では、講師の大庭三枝氏が、近年多くの国の首脳が代わり従来にない考え方や行動が東アジア地域にどのような影響を与えていくか、また日本の取るべき政策などについて話した。グローバル化が進展する中で、中小企業でも海外との直接的、間接的な取引が増えており、出席者は熱心に聴講していた。
 第3部の懇親会は会場を移して午後6時過ぎに始まり、情報交換などをして交流を深め午後8時に終了した。

次年度事業計画の策定と
通常総会の準備を行う
静岡県管工機材商組合 2月度理事会を開催

 静岡県管工機材商組合(理事長=一色哲巳氏・一色機材社長)は、2月3日午後3時30分より静岡市内のマイホテル竜宮にて定例理事会を開催した。理事ら10名が出席して、平成29年度の部会日程、総会準備などについて審議した。
 冒頭、一色理事長より挨拶があり、続いて議事に入った。
 賀詞交歓会について、1月19日にグランディエールブケトーカイで開催し、盛況のうちに終了したと報告。次回は平成30年1月18日に同会場にて行うことを決めた。
 3月22日に行われる全国管工機材商業連合会(管機連)の理事会資料として、組合の活動状況を報告することとした。
 愛知県管工機材商業協同組合の賀詞交歓会が1月24日に開催され、一色理事長が出席。愛知の倉地久雄理事長が1月21日に逝去し、家族・近親者で密葬が執り行われ、後日、お別れの会が行われる旨が報告された。理事長に大藪淳一副理事長(大清社長)が就任。賀詞交歓会は大藪理事長の挨拶のみの内容となった。
 報告事項の後は、平成29年度の理事会日程について審議し、原案通り承認した。今年度との変更点として、12月に理事会を追加した(12月1日)。親睦ゴルフは11月10日に開催する。
 部会は、6月に鋼管・継手(担当=鈴木副理事長)、7月に合成管(同=小澤副理事長)、8月に衛陶・水栓(同=大村副理事長)、9月にバルブ(同=大河理事)、10月にポンプ(同=金子理事)、2月に住設(同=和久田理事)を行う予定(いずれも理事会と併催)。
 5月8日に開催する総会の準備として、来賓の人選を行い、来賓挨拶を橋本政昭管機連副会長(橋本総業社長)、メーカー挨拶を堀田康之キッツ社長、乾杯を商社代表で村井善幸オータケ社長、中締めを鈴川賢一TOTO執行役員中部支社長に依頼することなどを決めた。

 【住設部会】
 理事会に先立ち、午後3時より住設部会(担当理事=和久田利光氏・浜松管材社長)が開かれた。講師は、ダイキンHVACソリューション東海静岡支店浜松営業所の石山浩久課長。
 同氏によると、空調業界の動向は平成28年4〜10月の実績(台数ベース)で、業務用パッケージエアコンが全国で前年比103%、静岡県が115%。ルームエアコンは全国103%、静岡104%。エコキュートは全国105%、静岡106%。静岡県内は工場空調を含めてかなり伸びてきている。
 業務用エアコンの省エネ基準が変わり、各メーカーとも完全に省エネ化が進んでいる。どのメーカーも一番最下級のグレードでも省エネ性が10年前に比べて50〜60%は向上。同様にビル用マルチも順次、省エネタイプに移行している。ユーザーも省エネには興味を持っており、追い風となっている。今後、各社の売上アップの商材として空調の拡販ができれば、設備面も含めて伸びていけるのではないか。
 メーカーの取り組みとしては、補助金を切り口に工場内の設備投資の潜在ニーズを掘り起こして、引合・受注につなげていく。また、フロン排出抑制法によりフロンを冷媒とする機器の点検が義務付けられており、これを元に点検↓更新の提案をしていく。さらに10年以上経過した更新需要にも傾注していく。住宅用市場では、省エネ機種販売において高級機種への転換を図ることなどが話された。
 その他、季節商品としてダイキンの家庭用空気清浄機の紹介も行われた。
ダイキンHVACソリューション東海の石山課長(住設部会)

ロボカップジュニア
ジャパンオープン2017ぎふ・中津川
大会が3月25日(土)・26日(日)の2日間
岐阜県中津川市の東美濃ふれあいセンター多目的アリーナで

 「ロボカップジュニア・ジャパンオープン2017ぎふ・中津川」大会が3月25日(土)・26日(日)の2日間、岐阜県中津川市の東美濃ふれあいセンター多目的アリーナで開催される。
 ロボカップ(RoboCup)とは、ロボット工学や人工知能を活用し自律型ロボットチームを作ることを目標に掲げ、毎年技術の向上を競い合うため世界大会として、日本が提唱し、1997年に第1回世界大会が名古屋で開催された。現在は参加国35か国以上と広がりを見せている。
 ロボカップジュニアは、子ども達の好奇心や探求心を引き出し挑戦できるサッカーリーグ、レスキューリーグ、オンステージリーグがあり、誰でも参加できる。ロボットの設計製作を通じて次世代のロボカップの担い手を育て、3つのリーグを通して、次世代のリーダーとなるための基礎基本を身につけられる協同学習の場を提供し、競争の先にある協調を目指す。
 ロボカップジュニア・ジャパンは、国際科学技術コンテストに選定され、独立行政法人科学技術振興機構の支援を受けている。
 同大会の岐阜県での開催は初。ロボカップ2017名古屋世界大会への日本代表チームの選抜と、日本国内のロボカッパーおよびロボカップジュニア運営者・指導者の交流が図られる。
 【開催概要】
▽大会名称=ロボカップジュニア・ジャパンオープン2017ぎふ・中津川
▽主催=ロボカップジュニア・ジャパンオープン2017ぎふ・中津川大会開催委員会/一般社団法人ロボカップジュニア・ジャパン
▽共催=中津川商工会議所、中津川市、学校法人安達学園中京学院大学、中津川北商工会、一般社団法人中津川観光協会、一般社団法人中津川青年会議所
▽後援=文部科学省、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)、岐阜県、岐阜県教育委員会
▽開催日程=3月25日(土)(大会1日目8時受付開始)、26日(日)(大会2日目、表彰式)
▽開催会場=東美濃ふれあいセンター多目的アリーナ(岐阜県中津川市茄子川1683―797)
▽入場料(一般来場者)=無料

同時開催セミナーも大好評
重要度を増す『測定』に貢献
山善 測定・計測Solution

 山善名古屋営業本部(本部長=吉村泰典氏)は2月8日と9日の2日間、名古屋市熱田区の名古屋国際会議場2号館で「測定・計測Solution」を開催。出展メーカーは昨年を上回る28社となり、2日間で合わせて1000名を超える来場者が訪れた。今回で4回目を数える本展示会は、ものづくりの集積地である名古屋から始まり、現在では全国で開催されるまでになっている。
 今回のテーマは不良「ゼロ」のモノ作りを目指して!≠セ。不良品を出すということは、その企業の存続すら危うくするリスクにも繋がりかねない。そのリスクを事前に、できるだけ軽減させるためには、測定・計測という要素が非常に重要なポイントとなる。検査工程を企業の品質管理の一部と捉えると、各生産現場に合った検査ソリューション機器が必要不可欠となるのだが、リーマンショック以前の景気の良い時代に納入された測定・計測機器類は、その稼働期間も10年を数え、測定精度やスピードが落ちてきているだけでなく保守メンテも困難となってきている。このようなユーザーの『更新需要層』に訴えかける最新測定機器の数々が、今回出展した28メーカーから一堂に集まっていた。
 また、本展示会では開催期間中に計6回、出展メーカーでもあるミツトヨ、東日製作所、三鷹光器、ブルーム‐ノボテスト、フォトニックラティスから講師を招き、「機上計測ソリューションにて加工現場を革新する」「測定工具の正しい取扱いと保守管理についてのアドバイス」「インライン測定の現状とその効果」などをテーマとしたセミナーを開講。こちらも、聴講定員各80名で募集をかけたところ、それを超える応募者多数となり人気を集めていた。
 本展示会開催にあたり山善の吉村本部長は「日本精密測定機器工業会の昨年の実績は960億円で、今年は1020億円を見込んでいることからも今後この分野はますます発展していきます。工作機械の精密加工が進んでいくなかで『測定』の分野はさらに重要度を増していくことでしょう。我々は『測定』という面から、この中部のものづくりに大いに貢献していきたいと考えています」とコメントしている。

ユアサ商事 新社長に田村博之専務
佐藤社長は代表権のある会長に

 ユアサ商事(本社=東京都千代田区神田美土代町7)は2月17日、同日開催の取締役会において代表取締役の異動を決議し、4月1日付で佐藤悦郎代表取締役社長が代表取締役会長に就任し、新たに田村博之専務取締役が代表取締役社長に就くことを発表した。
 同社グループのさらなる企業価値の向上を目指し、経営体制の強化を図る。
 なお、現代表取締役専務取締役の澤村和周氏は、3月31日をもって代表取締役を退任し専務取締役となり、6月下旬開催予定の第138回定時株主総会終結の時をもって取締役を退任し、最高顧問に就任する予定。
 【田村博之氏(たむら・ひろゆき)略歴】
 昭和34年7月16日生まれ、大阪府出身。
 昭和57年3月関西学院大学商学部を卒業し、同年4月湯浅商事(現ユアサ商事)に入社。平成9年4月YUASA MECHATRONICS(M)SDN.BHD.(マレーシア)代表取締役社長、同12年3月YUASA WARWICK MACHINERY LTD.(イギリス)代表取締役社長、同19年4月ユアサ商事ファクトリーソリューション本部長、同21年4月執行役員ファクトリーソリューション本部長、同22年4月執行役員海外事業推進担当兼ファクトリーソリューション本部長、同年6月取締役執行役員海外事業推進担当兼ファクトリーソリューション本部長、平成25年6月常務取締役執行役員海外事業推進担当兼ファクトリーソリューション本部長、同26年4月常務取締役執行役員工業マーケット事業本部長兼海外事業推進担当兼ファクトリーソリューション本部長を歴任し、同28年4月から専務取締役執行役員工業マーケット事業本部長兼海外事業推進担当(現任)。〈重要な兼職の状況〉株式会社国興代表取締役会長(非常勤)

イグス エナジーチェーンE4.1シリーズの
新パーツ「E4.1TUB」
コルゲートチューブの取付けが容易に

 イグス(日本法人=東京都墨田区錦糸1-2-1アルカセントラル15階)は、ケーブル保護管「エナジーチェーン」E4.1シリーズにコルゲートチューブ(蛇腹状のホース)を取付けるのが容易になる新パーツ「E4.1TUB」を開発した。エナジーチェーンの側面にぴたりと沿うようにコルゲートチューブを工具無しで容易に取付けられ、ずれたり、たわんだりすることなく動かすことができる。
 エナジーチェーンの中には、機械の電力供給を担うケーブルやホースが配列されているが、他のものよりも耐用年数が極端に短いケーブル類は、交換時期が来てもエナジーチェーンを開閉することなく交換できるよう、メインとなるケーブル保護管の外側にコルゲートチューブに通して配線されることがよくある。
 従来は、このコルゲートチューブをエナジーチェーンに固定するのにクランプを使ってボルト留めしていたが、今回開発された新パーツ「E4.1TUB」は、外側リンクのサイドパーツにチューブを保持するためのクリップをはめられるようになっており、ドライバーや特別な工具は不要なため、わずかな時間でコルゲートチューブをエナジーチェーンに固定することができる。
 高さサイズは、32/42/56/80oの全4種類。エナジーチェーンE4.1シリーズの全4サイズで展開し、8種類のサイズのコルゲートチューブに対応している。従来のE4.1シリーズに「E4.1TUB」を後付することも可能となっている。
 強度がありながら静音稼働な大型のエナジーチェーンE4.1シリーズは、主にクレーンや廃棄物処理施設、一般産業機械で電力供給用の太いケーブルを保護し、支持案内するのに使われる。側面の板状の「サイドプレート」、ケーブルの飛び出しを防止する「クロスバー」、ケーブルの絡まりを防ぐ「セパレーター」や「棚板」などで構成され、今回発表された「E4.1TUB」は従来品のサイドプレートの新バージョンとなる。

一般社団法人 日本バルブ工業会制定
 3月21日は“バルブの日”

3月21日「バルブの日」にあたって
日本バルブ工業会会長 中村善典

 現在、AIやIoTといった新たな技術や考え方が、ものすごい速度でビジネスの現場に導入され始めています。第四次産業革命とも呼ばれる大きな社会変化の中にいて、ひしひしと時代の動きを感じつつも、新たな挑戦をするために何から取り組めばいいのか掴みきれていない、それが多くの企業の実感ではないでしょうか。
 こうした課題を話し合うために経済産業省素形材産業室が中心となって発足した「素形材産業を含めた製造基盤技術の『稼ぐ力』研究会」という集まりに私も参加しておりますが、室長ほか出席者のお話を拝聴しながら強く感じたのは、新たな課題に1社が単独で取り組むのは難しいということ、それゆえに企業間あるいは異業種間のネットワークが今後ますます重要になるということです。日本バルブ工業会としての役割を改めて認識することができました。
 私たちは時代の変化に立ち向かい新しい挑戦に取り組まねばなりません。日本バルブ工業会が中心となり、業界一丸となって邁進いたしますので、今後ともご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。
一般社団法人日本バルブ工業会とは?
 日本のバルブ工業の進歩発展に寄与することを目的とし、1954年3月21日、国内の主要バルブ製造業者が参加し「日本弁工業会」を設立。これが、日本バルブ工業会(会長〓中村善典氏)の前身であり、その後は名称変更等を経て平成25年4月1日、一般社団法人へと法人移行した。同工業会は設立当初から今日まで経済情勢の変化に対応しながらバルブ工業発展のために有効な事業を実施し現在は正会員115社、賛助会員65社(平成28年5月24日現在)で構成されている。後に、発足日である3月21日が「バルブの日」と制定された。
 同工業会は理事会のもとに諮問会議、部会、委員会を設けている。部会はバルブ、自動弁、水栓の3つに分かれ、委員会には各種対策に必要な事項を審議する多くの種類がある。また、国内を4地区に分け、それぞれの地区に支部を設け、各地区会員を対象とした地区活動を行っている。
バルブ産業の現況
 工業統計によると、日本のバルブ製造業は平成26年時点で従業員数4名以上の事業所数は438事業所、年間出荷金額は5709億円となっており、前年と比べ事業所数は減少したものの出荷金額は上昇を見せた。国内の多くの事業所は、その大部分が小規模の機械加工を専門とする工場で、自社ブランドで製造・販売を行う会社は200社程度である。これらの会社は一般に品種、材料、用途などによってそれぞれ専門的な生産体制をとっている。さらに、標準化された製品を量産方式で生産する会社と、特別な仕様に基づいて受注生産を行う会社とに概ね分かれている。
 平成27年(1〜12月)のバルブ生産額は4157億円で前年に比べると1・3%アップした。東日本大震災の復興需要や首都圏の建築・インフラ需要等により国内需要は堅調な傾向を示したが、海外需要は新興国・中国経済の減速等が影響して減少となり、全体としての生産金額は、ほぼ前年と同等の実績となっている。
第6回バルブフォト
五七五コンテスト各賞決定!!

 バルブの写真と、それに相応しい川柳にタイトルを付けて毎年『バルブの日』に合わせて募集するコンテスト。6回目を数える今回も、ユーモアあふれる作品や芸術的な作品など数多くの作品が寄せられた。各賞受賞作品を、ここに紹介する。(敬称略)
◆最優秀作品賞▽マコナ(沖縄県)
◆広報委員長賞▽大塚史明(岩手県)
◆優秀作品賞1▽YOSHI(福岡県)
◆優秀作品賞2▽笹川勇(東京都)
◆優秀作品賞3▽樋口陽子(新潟県)
【タイトル】真夏の給水
【川柳】暑いよう 慌てて飲んで 鼻の中 
【タイトル】沈黙の塔下
【川柳】光の塔 視線落とせば バルブあり
【タイトル】水不足
【川柳】水欲しい 誰かひねって そのバルブ
【タイトル】新宿駅
【川柳】喧騒を 静かにバルブ 眺めてる 
【タイトル】一日のはじまり
【川柳】朝一番 水くみいつも わたしたち

3月21日は“バルブの日”バルブ ・水栓特集
ヨシタケ
減圧+バイパス+ストップバルブを1つに!
バイパス機能付き水用減圧弁GD-27BP

 近年、省スペース・低コスト施工を目的に、高層ビルの給水システムに使用する冷温水用減圧弁はバイパス機能を備えた減圧弁を要求されるケースが増えてきた。ヨシタケ(社長=山田哲氏、本社=名古屋市瑞穂区)の「GD-27BP型水用減圧弁」は減圧機能に加えバイパス・閉止機能も備えており、高層建築や産業プラント、工場設備の給水システム等の圧力制御に幅広く使用でき、スペースの有効活用とバイパス配管の設備費削減を可能にした。特長@水道法基準適合品Aバイパス機能に切替える事で通水テスト時の配管洗浄が簡単B機能選択操作は工具1つで容易に切替え可能C接液部に耐食性材料を使用し赤水等も心配不要(内部部品は真鍮材料未使用)D水道水や温水に対する耐塩素性に優れているE密閉構造で、万が一ダイヤフラムが破損しても外部漏れ無しFオプションで圧力計付も製作可能。仕様●呼び径=25A〜100A●一次側圧力=1・0MPa以下●二次側圧力=(A)0・05〜0・35 MPa(B)0・3〜0・7MPa●最高使用温度=90℃●接続=JIS10KFFフランジ●弁箱・弁座=CAC406(NPb処理)●ダイヤフラム=耐塩素性EPDM
 問合せはエンジニアリング事業部▽電話=0568(75)7551▽FAX=0568(75)7563▽URL http://www.yoshitake.co.jp/

3月21日は“バルブの日”バルブ ・水栓特集
カクダイ 『用の美』
実用のなかでの美の追求

 水と住まいの接点≠ニなるべく、これまでも実用のなかでの美を追求し続け、機能的かつ先進の給排水設備を世に送り続けてきたカクダイ(社長=永島康博氏、本社=大阪市西区)。
 同社の手掛ける製品には、日本伝統の技と素材を現代的な感性と融合させることで、水まわり空間を先進的で美しく、かつ、どこか懐かしさを感じ取れるよう演出してくれるシリーズが多数ラインアップされている。こうした製品群は、肌合いや釉薬(ゆうやく)にもこだわり抜かれており、一点一点が国内で手作りされているという、まさに“逸品”揃いである。
 特有の土味を生かした素朴で暖かい風合いが特徴の“信楽焼”シリーズ。独特な様式美で世界を魅了し「ジャパンクタニ」と謳われた“九谷焼”シリーズ。古くから日本の社寺仏閣や住居の屋根を守ってきたいぶし銀の渋い輝きを身近で愛でられる“淡路瓦”シリーズ。こうした、日本の伝統を現代の機能とマッチングさせて新たな『用の美』として世に送り出している同社は、全国32カ所の拠点にメンテナンス部品などを在庫し、ユーザーの要望に迅速に対応できる体制を整えている。今後も、同社の手掛ける製品から目が離せない。
 問合せは▽同社名古屋支店=名古屋市西区野南町82▽TEL=052(504)1551まで。

オンダ製作所 施工もカンタン!
床取出し洗濯機用バルブ

 オンダ製作所(社長=恩田由紀氏、本社=岐阜県関市)は洗濯機の給水配管を床取出しするリフォームに便利な「床取出し洗濯機用バルブ」を2017年4月に販売開始する。
 近年、住宅リフォームの需要は増加の傾向にあり、なかでも水周りのリフォームは毎日の生活をより快適にするために重要な役割を担う。洗濯機の給水配管は壁から取出すことが多いが、リフォーム時に壁を剥がして配管するのは大掛かりな工事になる。そこで同社は壁を開口することなく、床下で配管できる洗濯機用バルブを開発した。
 同製品の特長はダブルロックジョイント一体型で架橋ポリエチレン管、ポリブテン管13Aをワンタッチ接続できる楽々施工。本体に30度の傾きを設け給水ホースの取回しや防水パンの干渉回避、ハンドル操作がしやすい形状になっている。緊急止水機能付で、万が一、給水ホースが外れても直ちに止水する。またホースを引っ掛けたり、接触によりカプラー(給水ホース接続口)が破損するのを防ぐため、従来は別売の金属メッキ仕様のカプラーを標準装備している。施工が簡単で、施工後もユーザーが安心して使用できる同製品を是非一度使ってみたい。問合せは同社営業部▽電話=0575(24)8585まで。

KVK キッチン用センサー水栓
KM6071ECシリーズ

 水回りのなかで、とくにキッチンが多様化してきている。キッチンがリビングと併設される住宅の普及により「見せる水栓」がより求められるようになり、デザインと使い勝手を両立した、中・高級水栓の需要が高まりつつある。そんな取り組みのなかでKVK(社長=末松正幸氏、本社=岐阜県岐阜市)は、グースネックタイプのシングルレバーにセンサー機能を併せ持った高級ゾーンの水栓「KM6071EC」を昨年より発売し高評価を得ている。
 吐水口にセンサーがあり、キッチン作業中の水の「出し・止め」が手をかざせば簡単にできるので食材の付いた手でも水栓に触れることがなく、使いやすく衛生的だ。ボディーは柔らかな曲線で、どの方向から見てもきれいなデザインに仕上がっており、アイランドキッチンにもマッチする。グースタイプの吐水口は流し台との空間が広く鍋やフライパンが楽に洗え、また、コンパクトなシャワーヘッドは女性の手にも優しく、ホースを引出すことができるのでシンクの隅々まで洗うことができる。もちろん省エネ機能も備わっており、節湯A1・C1基準を満たした環境に優しい仕様となっている。
 エネルギー使用量47%削減(従来型比)▽KM6071EC(一般地用)希望小売価格9万9500円(税抜)▽KM6071ZEC(寒冷地用)希望小売価格11万7000円(税抜)。
 また、おいしい水をたっぷり使いたいというニーズが最近とくに多くなっており、それに応えるため、グースセンサーのビルトイン浄水器付タイプも近々商品化し発売を予定している。

ベ ン 震災対策用小型機械式緊急遮断弁
EIM型シリーズに

 ベン(社長=横沢好夫氏、本社=東京都大田区)は、このほど震災対策用機械式緊急遮断弁(EIM型シリーズ)に小型機械式を追加した。
 新製品は油タンク、給油ラインなどに取付け、電気信号などの外部動力を必要としない、機械的に作動する震災対策用の緊急遮断弁となっている。感震器直載型とレリーズ接続型をラインナップしている。
 機械式の遮断弁なので、停電対策(非常用電源装置)や電気設備工事が不要。電源が無い山間地でも使用できる。小型・軽量により、取付けが容易に行える。
 感震器直載型のEIM―10、10F型は感震器を直接本体へ搭載することにより、レリーズ長の制限や感震器設置コストおよび工数を削減することができる。
 レリーズ接続型のEIM―11、11F型は感震器と遮断弁が分離設置のため、感震器を配管系などとは別に堅固な架台や頑丈な壁面に取付けることで、配管振動などによる誤作動がない。
 機械式緊急遮断弁の詳細について、同社名古屋営業所(名古屋市中村区本陣通5-55▽電話=052(411)5840▽FAX=052(419)1006)へ連絡すれば訪問および実機での説明をするとのこと。

ワシノ機器 安心・安全な保全の味方
手動洗浄式Yストレーナ

 ワシノ機器(社長=加古眞氏、本社=名古屋市南区)は『瞬時に清掃!安全・安心な保全の味方』がコンセプトの洗浄式Yストレーナを販売中。
 洗浄式Yストレーナの特長は@使用ラインで、24時間連続運転が可能。カバーを開けることなくスクリーン清掃ができ、配管ラインの稼働率向上で生産性に貢献Aメンテナンス時間を大幅短縮。ハンドルを回しバルブを開放することでスラッジを排出。差圧・目詰まりによるスクリーンの破損を防止B保全担当者の重労働・危険な作業の軽減。作業性の悪い場所や大口径で数人での作業が必要だった業務が一人でできるようになる。
 使用流体は主に水系流体。地域冷暖房設備、冷却水・循環水設備の水質改善、各種機器類の保護など、工場設備に実績がある。一般ストレーナ使用時でメンテナンス頻度が高い場所ほど、洗浄式Yストレーナの使用は有効だ。
 各種スラッジを用いた実流実験でスラッジ性状に最適な部品提案もしており、スラッジの持込みによる個別実証試験の見学も歓迎。保全作業の改善提案、目的に合わせたストレーナのモデル選定など各種相談も受付中。問合せは名古屋営業所▽電話=052(822)8726▽FAX=052(822)8714▽メール=nagoya@wasinokiki.co.jp

兼工業 1台で水位と緊急遮断弁を制御
受水槽管理システム統合盤

 兼工業(社長=落合潔氏、本社=愛知県小牧市)から「受水槽管理システム統合盤」を紹介。この製品は、緊急遮断弁制御システムと水位センサー制御システムが1台に統合され、いつでも安全でおいしい水を確保しつつ、維持管理のしやすさと省スペース化を実現した。平時には水位センサー制御システムの機能が稼働しており、水位を1p単位で高・中・低の3段階に設定できる。また週間運転機能を付加し、例えば平日で人が多い時は「平日=高・○p」、週末で人がまばらな時は「週末=低・△p」と設定すれば、設置建物の利用状況に応じて貯水量を切替えられる。一方、緊急遮断弁制御システムは、感震器が作動し遮断弁が閉じたことをタッチパネルで表示。作動後もボタンひとつで簡単に復旧できる。緊急遮断弁手動開閉スイッチも搭載し、受水槽まで出向いて手動開閉しなくてもスイッチだけで開閉可能。なお、感震器は標準仕様で200gal(震度5強相当)になっているが、100、150、250galの4段階から設定できる。バッテリー(UPS)を内蔵し停電時でも稼働。標準仕様で2槽式受水槽に対応するが、標準以外の使用状況でも現場打合せの上、特別仕様にも対応するという。
 問合せは名古屋営業所▽電話=0568(79)2476▽FAX=0568(79)6422。

三栄水栓製作所 ヴィンテージ感あふれる
デザイン混合栓『cye』

 ヴィンテージ感あふれるデザイン混合栓シリーズ『cye(サイ)』は、三栄水栓製作所(社長=西岡利明氏、本社=大阪市東成区)が昨年発売した製品のひとつだ。デザインは、谷尻誠氏、吉田愛氏率いる建築設計事務所「SUPPOSE DESIGN OFFICE」が担当している。
 『cye』には再編集の「再」やコントラストの「彩」といった意味が込められているという。新たな要素を加えず既にある要素のみを再考したシンプルなデザインは、必要最小限のインダストリアルな要素をモダンに「再」編集することで、キッチンや部屋に「彩」を演出してくれる。
 合理性を追求した結果、どこか懐かしく新しいカタチとなって誕生した水栓シリーズ『cye』。このヴィンテージ感あふれるデザインが、生活のクオリティを高めてくれるだろう。
 カラーは、クロム、マットブラック、ブラスの3色展開。キッチン用水栓は吐水空間が広く、パスタ鍋など深型の鍋もラクに扱える設計となっている。また、浴室用水栓はシャワー掛け具を従来の前掛けから横掛けにすることで意匠性が向上。キッチン、バス、洗面用とラインアップされている。
 この製品に関する問合せは▽本社=大阪市東成区玉津1-12-29▽電話=06(6972)6981まで。

ヴィンテージ感と使いやすさを両立
「VINTIA」新発売
LIXIL インテリア建材の新シリーズ

 住まいと暮らしの総合住生活企業LIXIL(社長=瀬戸欣哉氏、本社=東京都千代田区)は、ヴィンテージ感のあるインダストリアルスタイル≠ニ現代の使いやすさを両立した新しいインテリア建材「VINTIA(ヴィンティア)」を4月3日、全国で発売する。ヴィンテージのリアルな風合いを高い品質で表現し、機能性にも優れた、誰にでもインダストリアルの世界観を楽しむことができるインテリア建材の新シリーズで、主に室内ドア、室内引戸、クローゼットドアで展開していく。
 カラーはヴィンテージ家具や小物の深い色合いに合わせやすい5色を設定。単色のダークカラー「ネイビーブルー」「ボトルグリーン」「チャコールブラック」の3色は、手作業で塗ったような不均一な塗装を表現。木目2色は、古くから高級家具で使われてきたチーク材をコクのある色味まで経年変化させたイメージで作った「チーク」と、オイルフィニッシュ仕上げを表現し、大胆な木目が魅力の「ナチュラルオーク」をラインアップした。
 デザイン細部もレトロな風合いにこだわり、室内ドアのハンドルデザインに、大正から昭和初期の建物で採用されていた「握り玉」(5月発売)をオプションで設定したほか、室内ドア/引戸のガラス窓にはストライプ柄のモール熱処理ガラスを採用し、レトロガラス特有のゆがみを再現した。
 機能面では、室内ドアの本体内部にドアストッパーを内蔵した「みえナイゾウドアストッパー」や、室内引戸の開閉時に自動的にブレーキがかかる「Wソフトモーション仕様」などが選べ、利便性や安全性にも優れている。
 さらに、インダストリアルスタイルの空間をより楽しむため、関家具のインテリアショップ「CRASH GATE」とコラボレーションし、コンセプトカタログで「ヴィンティア」とのコーディネートにおすすめな「CRASH GATE」の家具や小物を掲載し、空間全体の提案も行っている。
 書斎机や飾り棚など、様々な使い方ができる「集成カウンター」(同日発売)にも「ヴィンティア」と同じカラーバリエーションを用意し、統一されたインダストリアルの空間づくりができるようになっている。
 価格は5万7000円〈標準ドア(みえナイゾウドアストッパー無)、ノンケーシング枠〉から。
 ※価格に消費税、取付費、運賃等は含まず。
床材「ラシッサD フロア」
新色2色を追加発売
「ヴィンティア」とのコーディネートに

 LIXILは、天然木のような触感を素足で感じる“フットフィール仕上げ”を施した人気の樹脂シート仕上げ床材「ラシッサD フロア」に、新色「チークF」「パーケット調(ナチュラルオークF)」を追加し、4月3日に発売する。インダストリアルスタイルを実現するインテリア建材「ヴィンティア」(同日発売)とのコーディネートに最適で、ヴィンテージ家具にも合うコクのある色合い、手仕事感のあるデザインを追求した2色。
 世界三大銘木の1つであり、天然木では入手困難なチーク材の質感を表現した「チークF」は、経年変化したような“コク”のある色味がヴィンテージの家具や小物に似合う新色。木目も荒々しく武骨な雰囲気を演出する。また、天然木のばらつきを表現するため、床の濃淡は連続しないデザインにしている。
 「パーケット調(ナチュラルオークF)」は、従来のパーケットフローリングを一新するランダムなピース配置により、“ゆるやかさ”を演出、クラシカルで個性的な空間を実現する。
 また、階段(ベーシックタイプ)にも、「ラシッサD フロア」に対応した新色「チーク」を追加。「パーケット調(ナチュラルオークF)」には、既存の「ナチュラルオーク」を合わせられる。
 価格は「ラシッサD フロア」〈チークF/パーケット調(ナチュラルオークF)〉3万1000円/坪(3・3u)。
 ※価格に消費税、取付費、運賃等は含まず。
内装機能建材「エコカラット」に
5商品を新発売

 LIXILは、優れた調湿機能に加え、気になるニオイやホルムアルデヒドなどの有害物質を低減することで、室内の快適な空気環境づくりをサポートする内装機能建材「エコカラット」に、インテリア壁材としての意匠性を高めた石材柄「ストーングレース」や木目柄「ビンテージオーク」など全5商品を追加し、3月1日に発売した。また、「エコカラット」の機能に加え、清掃性に優れ、水まわりやパブリック空間に最適な「エコカラットプラス」にも同デザインを追加した。
 新商品は、最新技術を使った高精細加飾により、従来の機能はそのままに、トレンドの石材柄や木目柄をリアルに美しく表現した。複数の柄パターンにより、上質な仕上がり感があり、トレンドのインテリア空間を際立たせる壁材としても使うことができる。
 ダイナミックで豪華な「Gシリーズ」には、大きな砂岩の流れ模様の石材柄「ストーングレース」、ヴィンテージな風合いのある木目柄「ビンテージオーク」のほか、クォーツサイトをモチーフとした「ラフクォーツ」、時間が経過して深みが増した大理石をモチーフとした「アンティークマーブル」の4デザインを追加。また、上品な美しさが魅力の「Fシリーズ」には、照明との組み合わせにより一段と華やかな印象の空間に仕上がる「ニュートランス」を追加した。
内装機能建材「エコカラットGシリーズ」施工例 ストーングレース、ビンテージオーク
床材「ラシッサD フロア」施工例 チークF、パーケット調(ナチュラルオークF)

SLMを用いたAM機を新たにラインアップ
「LASERTEC 30  SLM」
DMG森精機 パウダーベッド方式に参入

 DMG森精機(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区名駅2―35―16)は、セレクティブレーザメルティング(SLM)に高い技術力を持つ、REALIZER社(ドイツ)の株式を50・1%取得して子会社化し、アディティブマニュファクチャリング(AM)分野における技術革新をより一層推進する。SLMを用いたAM機「LASERTEC 30  SLM」を新たにラインアップとして拡充する。
 SLMは、材料粉末を一層ずつ敷き詰め、その後にレーザで照射して、任意の部分を溶融させる方式で、パウダーベッドフュージョン(PBF)とも呼ばれている。精密な造形が可能で、主に一体構造の製品や部品、一から製作する製品造形に適している。また、稼動軸が少なく、シンプルな機械構造のため、省スペースな機械設計が可能。REALIZER社はこの技術の先駆者としてSLMの開発に一貫して取り組んでおり、これまでに20年以上の実績がある。
 DMG森精機では既に、金属材料粉末とレーザを同時に照射し、積層と溶融を行うダイレクトエナジーデポジション(Directed Energy Deposition)を採用したLASERTEC 65  3D(5軸加工+AM機能搭載機)とLASERTEC 4300 3D(複合加工+AM機能搭載機)をラインアップ。ダイレクトエナジーデポジションは、積層と溶融を同時に行うため造形時間が早く、異なる金属材料粉末の積層や小型製品の造形、インペラやブレードといった高付加価値製品の補修に適している。
 同社は、SLMとダイレクトエナジーデポジションの両技術を取り揃え、また、両技術を組み合わせることにより、ユーザーに全く新しいアプリケーションを提供する。ドイツ・フロンテン工場で2月14〜18日に開催された「DMG MORIフロンテンオープンハウス」で参考出展し、今後日本および他の地域においても順次公開する予定としている。

総受注高17か月連続で前年下回る
国内0.9%増、海外5.7%減
平成29年1月度金属工作機械受注状況

 中部経済産業局が2月28日に発表した平成29年1月度金属工作機械受注状況によると、管内金属工作機械メーカー主要8社(オークマ、アマダマシンツール、ジェイテクト、コマツNTC、富士機械製造、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の総受注高は前年同月比3・6%減の323億7400万円となり17か月連続で減少した。前月比は8・7%減となった。
 国内受注は、前年同月比0・9%増の108億1200万円となり2か月連続して増加した。前月比は14・7%減となった。主力の一般機械工業向けが前年同月比6・8%減の49億6300万円と2か月ぶりに減少、自動車工業向けは同3・6%増の38億9400万円と2か月ぶりに増加した。
 海外受注は、前年同月比5・7%減の215億6200万円となり、2か月連続して減少した。前月比は5・4%減となった。海外受注比率は、前年に比べて1・5ポイント減少し、66・6%となっている。
 北米向けが前年同月比38・3%減と2か月連続して減少した。アジア向けは同12・3%増と2か月ぶりに増加、ヨーロッパ向けも同9・6%増と2か月連続して増加した。シェアは、アジア(トルコを含む)向け39・4%、ヨーロッパ向け28・0%、北米向け26・5%。
 国別にみると、1位の中国が50億9600万円(前年同月比8・9%増)、以下、アメリカ50億700万円(同16・0%減)、イタリア12億2400万円(同48・9%増)、ドイツ9億9600万円(同45・9%減)、インド8億5900万円(同102・1%増)の順となった。
 販売額は、前年同月比6・3%減の260億3500万円となり、11か月連続で減少した。前月比は11・8%減となった。
 受注残高は、前年同月比3・5%減の1638億3400万円となり、14か月連続で減少した。前月比は0・8%増となった。