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2017年(平成29年)12月
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2017年12月3日(日)・2654号 第28回全国伝動機商組合 全国大会を大阪で開催 3組合から77名が参加し交流 第28回全国伝動機商組合全国大会(大阪大会)が11月14、15の両日、大阪市北区梅田のザ・リッツ・カールトン大阪で開催され、東京伝動機商組合(理事長=高津正氏・高津伝動精機社長)から24名、名古屋伝動機商組合(理事長=服部将康氏・服部社長)から18名、大阪伝動機商組合(理事長=岩田哲也氏・岩田伝導機工社長)から35名の組合員合計77名が一堂に会して情報交換した。この大会は3年に一度、3組合の持ち回りで行われるもので、前回2014年の名古屋大会に続き、今回は大阪組合がホスト役を務めて開かれた。 初日の14日は、第1部「総会」が午後4時から開催された後、第2部「公演会・落語」が同5時、第3部「懇親会」が同6時から行われた。 総会は、福益栄一大阪組合会計理事(大福伝動社長)が司会を務めて進行され、冒頭、前大会以降の物故者に対して全員で黙とうを捧げた。続いて、川口善隆大阪組合副理事長(大日オイルシール社長)が開会の辞を述べた。 大会委員長の岩田大阪組合理事長が挨拶に立ち、大会出席への御礼を述べた後、「3年振りの大会ということで、2年ほど前から辰田愼司前理事長(タツタ会長)のもと準備を進めてまいりました。当初、京都での開催を計画していましたが、昨今の京都のホテル事情を考え、またコストもやや高かったので断念し、京都は明日の観光のみとして、総会並びに懇親会はここ大阪のザ・リッツ・カールトン大阪で開催することとしました。大阪らしさを演出しようと、今回は林家染二師匠の落語、懇親会ではものまねショーを予定しています。笑いで日頃のお疲れやストレスを少しでも癒すことができたらと考えていますので、楽しんでいただければと存じます。市況環境は、新興国、特に中国を中心としたEV、半導体の設備特需の影響もあり、かなり品薄感もありますが、それでも我々には多少の恩恵があるのかと感じられます。ただ経営環境としては、ネット通販等の拡大、人材確保・育成等々かなり難しい問題が山積しています。それぞれ皆様の会社では営業力をいかに上げるかを日々考え実行されているかと思います。その様なことも含めて情報交換ができればと思っています。2日間ではありますが、皆様と有意義な時間、空間を共有できるように努めてまいりますので、ご協力をお願いいたします」と歓迎の言葉を述べた。 各地区理事長挨拶では、はじめに3年後の次期開催地となる東京組合の高津理事長が「この全国大会は、昭和28年(1953年)に愛知県にて機械工具商の全国大会があった折、大阪、名古屋、川口、東京の有志の方々が犬山に集まって伝動機の全国会を作ろうということになり、昭和29年に全国伝動機商組合連合会ができたということでした。その時の申し合わせで、翌年の昭和30年には全国大会(大阪大会)が兵庫県の有馬温泉で開催されました。昭和32年には東京が担当して静岡県の熱海温泉で行われました。当時77社の会員の方がおられ、そのうちの70社がお集まりになり盛大な大会が催されたと聞いています。それが続いて本日ここに大阪大会が開催されるということで、歴史のある大切な会だと思いました。色々と難しい時代ですので、企業が単独で出来るものと、出来ないものがあるかと思います。この様なときに皆さんと情報交換をしながらそれぞれの企業の行く方向を見極めていく良いチャンスだと思います。この2日間、楽しい時間を過ごしたいと存じます」と挨拶。 次いで、名古屋組合の服部理事長が「3年前は私どもが運営を任され、大会の成功を目指して何度も打ち合わせを重ねたことを今でも覚えています。あっという間に過ぎた3年間ではありますが、この間に業界の状況は大きく変わってきたと思います。一番の変化は、私が思うに景況感が変わったと思っています。調べてみると、株価は3年前の11月には1万7500円ほどでしたが、今では2万2000円という高い数字をキープしています。伝動機業界も半導体関連の自動化の需要が好調で、昨年の秋頃からでしょうか、非常に景気の良い感じを持たれているのではないかと思いながら商売をさせていただいています。その反面、需給のバランスが悪くなっており、欲しい商品が手に入らないといった課題も見られるような気がしています。そういった中、人材という問題も併せて抱えていて、3年前は有効求人倍率が1倍をちょうど超えた位でしたが、この3年で1・5倍という高い水準で安定してしまい、昨日の報道でも内定辞退者が6割を超えるというニュースがあったように求職者の売り手市場が続いており、我々も人材確保が非常に難しいと感じながら日々過ごしています。状況が目まぐるしく変化していく現代において、情報収集は欠かせないと思っています。ネットなどで簡単に収集できる情報もあるのですが、やはり業界にあった生の情報を取得しようと思うと、こういった組合などの会合でお話を重ねることが大切なのではないかと思います。この伝動機商組合のネットワークを活用し、皆様も活用していただいて、活気ある組合、全国大会になればと思っています」と挨拶した。 続いて、各組合の報告が行われた。 大阪組合は、川口副理事長が組合活動について報告。青年部組織のODK-NEXTについては、今年度リーダーの耕善彦氏(前田伝導機専務)が6か月に及ぶ新入生講座などの活動を報告した。 東京組合は、高津理事長が昭和11年に設立した同組合の生い立ちなどについて話した。 名古屋組合は、岩田典之理事(イワタ社長)が人材確保・育成講習会、ボウリング大会等の活動報告並びに中部地区の好調な市況、品薄による納期問題、人手不足など近況報告を行った。 この後、次期開催地への大会旗引き継ぎセレモニーが行われ、岩田大阪組合理事長から高津東京組合理事長に大会旗が手渡された。 続いて開かれた公演会では、三代目林家染二師匠の落語『俥屋(くるまや)』を鑑賞し大阪文化に触れた。 懇親会は、岩田大阪組合理事長の挨拶、高津東京組合理事長の乾杯で開宴。ものまねショーを楽しみながら歓談して親睦を深め、長村康義名古屋組合副理事長(長村商店社長)の中締め、岩田大阪組合理事長の閉会の辞で終了した。 翌15日は京都観光として、秋の京都・嵯峨野をトロッコ列車の車窓から楽しみ、その後保津川下りで嵐山へ。嵐山での昼食後、次回東京での再会を誓いお開きとした。 リニューアルしたテクノセンターで 2017吉岡幸オータムフェア開催 売上・動員ともに目標大きく上回る 建設・産業資材のトータルサプライヤー、吉岡幸(社長=吉岡正盛氏、本社=福井市)は10月26日、今年の春にリニューアルした吉岡幸テクノセンター(福井市二の宮1-12-7)において「2017吉岡幸オータムフェア」を開催した。 同社のオータムフェアは、溶接関連・作業工具・配管資材を基本に現場の効率化を提案する展示会として2001年に第1回が開催されてから、今年で17回目となる。今回は、初参加の5社を含む45社のメーカーが出展した。 8月21日のキックオフからフェア当日まで約2か月間にわたるメーカー・商社との同行販売、キャンペーン商品の拡販などが実を結び、当初目標を大幅に上回る売上額を達成。総動員数も764人(中部グランドフェア・バスツアー、日東工器アタックフェアを含む)と目標の600人を上回り、成功裡に終了した。 開会式では吉岡社長が挨拶で「年初来の中国をはじめとする液晶パネルや半導体といった電子部品の急激な回復により、ものづくりの経済環境が驚くほど大きく変わってきた。また、北陸新幹線延伸工事が本格スタートするなど、賑やかになってきた」と景況について話した後、「吉岡幸はこの春テクノセンターを新装オープンし、こけら落としとしてスプリングフェアを実施した。そして、秋は溶・工・管(ようこうかん=溶接、工具、管材)のテーマのもと、現場作業の効率化を提案するオータムフェアを開催する。さらに今回は、北陸技術交流テクノフェア(会場=福井県産業会館)が本日から2日間の日程で開催されるが、わが社も出品させていただいており、2つの会場を連動させている。しっかりと商談をして皆が笑顔になるよう頑張りましょう」と述べた。 次いで、メーカーを代表してパナソニック溶接システム総統括部国内営業部長・原博一氏、商社を代表してユアサ商事取締役執行役員工業マーケット事業本部長・高知尾敏之氏がそれぞれ挨拶した。 台風の影響が心配されたが、フェア当日は秋晴れの快晴となり、会場のテクノセンターは活発な商談と和やかに懇談する人で賑わった。また、来年の新卒採用者、Uターン社員との懇談会を兼ねたオータムフェア見学会も行われた。さらに連動企画では「北陸技術交流テクノフェアも同時開催となり、吉岡幸としてもブースを出すと同時に、日伝さんのMEKASYS展とも連携することができた」(吉岡社長)。 午後5時から行われた閉会式では、商社を代表して大陽日酸ガス&ウェルディング社長・財満正憲氏より挨拶があり、吉岡幸専務・吉岡正修氏の御礼挨拶でフェアを終了した。 キャンペーン期間中はオータムフェア企画として展示会見学が行われ、9月2日の中部グランドフェア(ポートメッセなごや)に166人、8月29〜30日の日東工器アタックフェア(福井県産業会館本館展示場)に107人が参加した。 三菱マテリアルの「切削アカデミー」 CBN高能率加工コースを展開 三菱マテリアル加工事業カンパニー(カンパニープレジデント=鶴巻二三男氏、住所=東京都千代田区大手町)は、切削工具ユーザーにむけて、技術者育成を目的とした、切削工具メーカーならではの体系的な研修を行っている。 2016年6月から開催している「切削アカデミー」は、これまでに初心者から熟練技術者まで切削加工に携わる幅広い人が受講し、高い評価を得ているという。2017年度からは、埼玉県にある東日本テクニカルセンター(東日本TC)と、岐阜県にある中部テクニカルセンター(中部TC)の2施設で開催されている。 切削アカデミーでは、高硬度鋼や鋳鉄の高能率加工に適したCBN工具の知識習得に特化した切削加工技術者向け「CBN高能率加工コース」を2018年1月26日に開催する。このコースは、被削材の特性に合わせた工具選定、切削条件について学ぶ研修であり、受講者の募集を開始している。 今年度の切削アカデミー開催日程は次の通り。 【コースおよび開催日程(場所)】 ●「基礎コース(2日)」…2017年12月7、8日(東日本TC) 《内容》切削加工の種類、被削材と切削工具の基礎知識を学び、切削条件の計算式を習得する。 ●「応用ミーリング・ドリリングコース(2日)」…2018年1月11、12日(東日本TC) 《内容》転削加工の詳しい知識を体系的に学ぶ。切削作業職場で適切に工具が使用されているか判断する能力、一般的な工具損傷の基礎知識とその対策を身に付ける。 ●「ターニング トラブルシューティングコース(1日)」…2017年12月22日(中部TC)、2018年2月2日(東日本TC) 《内容》旋削加工のトラブルシューティングを集中して学ぶ。 ●「ミーリング トラブルシューティングコース(1日)」…2018年1月19日(中部TC)、3月2日(東日本TC) 《内容》転削加工のトラブルシューティングを集中して学ぶ。 ●「ドリリング トラブルシューティングコース(1日)」…2018年2月16日(中部TC) 《内容》穴あけ加工のトラブルシューティングを集中して学ぶ。 ●「難削材加工コース(1日)」…2018年3月16日(中部TC) 《内容》難削材加工の基本的な考え方と、実用的な加工を学ぶ。 ●「高速度カメラ解析コース(1日)」…2018年2月9日(東日本TC) 《内容》異常の原因を高速度カメラで特定し、その対策を学ぶ。 ●「CBN高能率加工コース(1日)」…2018年1月26日(東日本TC) 《内容》最新CBN工具の特徴と、被削材に応じた実用的な加工について学ぶ。 【受講対象者】切削加工の実務者、生産技術者 【受講料】コースごとに設定 【申し込み方法】同社WEBサイトから申し込む http://carbide.mmc.co.jp/solution/purpose/education/training/academy 【所在地】東日本TC…埼玉県さいたま市大宮区北袋町1-297(加工技術センター内)、中部TC…岐阜県安八郡神戸町横井1528-1(岐阜製作所内) 5月の中部みらい市は大盛況に 上期好調の陰に『製販懇談会』 中部みらい会 実務責任者会開催 橋本総業と販売店、メーカーでつくる「中部みらい会」(会長=伊藤辰之氏・イトウ社長)は10月17日、名古屋市中村区の名鉄ニューグランドホテルで中部みらい会実務責任者会を開催。会員ら118名が参加した。 冒頭、伊藤会長は挨拶で「昨年から秋のみらい会は実務責任者会ということで現場の第一線で活躍されていらっしゃる皆さまを対象に行っております。『共に栄えるみらい会』というキャッチフレーズが示す通り、販売店の営業幹部の方々、メーカーさまの営業幹部の方々が共に有益な会となるよう願っております」と、この実務責任者会の開催意義について語っていた。 賛助会員を代表して挨拶に立った鈴川賢一TOTO中部支社長は「昨今の中部地区の市場動向といえば、輸出が好調で地価ポイントも動いている一方、住設関連がまだまだといったところです。そうしたなかでも良い風を掴みながら、皆さまと共に中部地区の市場を盛り上げることができればと思っております。新築物件は住宅・非住宅とも毎月の動向では一長一短ですが、私どもが定義する『リモデル』の需要は個人消費の市場がなかなか伸びず、中部地区では少し頓挫しているという流れになっております。しかし、ひとつひとつの物件を見てみると、決して暗い話題ばかりでもありません。中部地区の市場を盛り上げていくためのアプローチの仕方にはいろんな方法があります。橋本総業さまのお力をお借りしながら、正会員の皆さま方と共に栄えていけるよう、我々賛助会員は一丸となって、この中部地区の市場を盛り上げられるよう頑張ってまいります」と、昨今の中部地区の市場動向も交えながら、中部みらい会にかける意気込みを語った。 続いて、鈴木了橋本総業専務執行役員から、平成29年10月現在の業界・メーカー・流通状況と、今年度下期の営業基本取組が語られた。鈴木氏によると今年度の建設投資見通しは+4・7%、住宅+1・7%、非住宅+6・9%となっているが新築住宅着工には翳りも見え始めており、8月の新設着工は前年比△2・0%と2カ月連続マイナスとなった。貸家△4・9%ならびに持家△7・4%は、いずれも3カ月連続マイナスだ。なお、分譲はプラスを示した。一方、非住宅分野では企業の業績が好調でFA機器などの設備投資が堅調であること、非製造業ではインバウンド需要対応の投資が増加していることからプラス傾向を示した。公共投資も、防災投資とインフラ補修の需要でプラスへ。リフォームはこれらの要因を受け、住宅リフォームは伸び悩んでいるが、非住宅改修は好調を推移している。そうしたなか建設業界では、2020年開催の東京五輪まで残り3年を切り、東京圏では競技施設工事の本格化や周辺施設の開発案件も目白押しなことから資材価格や人件費の上昇につながるのではないか?また、先行き資材不足にならないか?などの懸念が見られる。市況は、原油ほか資源価格の持ち直しと為替の円安が影響して強めだ。鉄は鋼材需要が好調で値上げへと推移しているが、機器の薄板の価格影響は僅少。9月に銅・地金は上昇後にやや軟化。しかし空調用冷媒管は値上げへ。ニッケルは上昇後、直近に軟化。クロムは下落後、上昇へ。これによりSUS継手の値上げも。塩ビ樹脂は4月以降製品メーカーへ値上げもナフサ価格が軟調で、塩ビ管の値上げも浸透は不揃いだ。業界状況も建設投資増と値上げ基調となっており、上期は全体で前年比102%となった。メーカーは上期同102%と改善。住設は同101%、値上げとプラント系の牽引で管材は同102%、空調は同102%だが、住宅リフォームは低調。管・建・電の大手流通は上期同101・3%だがPV減で電材系が不振。住・建の流通は各社平均値。しかし管材専業は企業格差が大きいもようだ。 橋本総業の今年度下期取組だが、各部署とも売上は前年比105%を目指す。それに向けて「チーム」でCSアップに取組み落込みを無くす。また、ITツールを駆使してスピードアップを図ることで、生産性を上げるなど付加価値を上げていくという。具体的には@商材を増やすA販売先を増やす(新規開拓)B機能を使う(CSアップ)C生産性のアップD「ジャパン建材」との業務提携、が挙げられた。みらい会活動にも言及し、@会員の増強活動A工事店との接点機会をつくる行事等の企画B分科会の充実C全国ネットワークづくり、などに積極的に取り組んでいくようだ。 宇佐見徳秋橋本総業執行役員中部ブロック長からは、中部みらい会の今年度上期活動状況の振り返りと下期活動計画の案内、中部みらい会の取組が語られた。まず上期の同社中部ブロック全体の売上は前年比112%。支店別では、中部支店が同112%、岐阜支店が同111%、三重営業所が同119%、浜松支店が同106%。分野別では、管材分野が同112%、衛生陶器分野が同106%、住設分野が同102%、空調分野が同118%を記録。宇佐見氏は「お客さまとメーカーさまとの目標と行動の共有化を図る意味で『製販懇談会』を実施させていただきました。これにより、非常に明確に何をやるべきか≠決められました。これが、5月に開催した『中部みらい市』の大成功へと繋がり上期は非常に良い着地ができました」と上期好調の要因を分析している。製販懇談会は、今後も上期・下期にそれぞれ1回ずつくらい開催していくという。 中部みらい会の下期活動計画は以下の通りだ。●11月27日(月)▽岐阜製販懇談会●12月8日(金)▽第3回橋本学校名古屋校●平成30年2月8(木)▽中部製販懇談会●同3月16日(金)▽三重製販懇談会●同3月23日(金)▽第4回橋本学校名古屋校、ほか、現調研修会、工場研修会、商品研修会を開催。 実務責任者会の後半では鎌田廣橋本総業教育研修部長による「建築設備業界の現状と展望〜ZEH・RF・BLR・建築物省エネ法〜」と題した講演会と、賛助会員メーカー12社による「管材」「住設」「空調」「建材」「その他」の各分野別業界動向・商品研修が行われた。その後、懇親会を経てこの日の全日程は終了した。 ◇ 『中部みらい会』は愛知・岐阜・三重各県の計139社(平成29年10月現在)の正会員・賛助会員で構成され、上期の年度方針説明会(経営者向け)と下期の実務責任者会(商売に繋げる企画・商品研修)の開催を基本方針としている。県別に開催する「製販懇談会」や、若手経営者や幹部の育成を目的とした年4回の「橋本学校名古屋校」の開校、「四位一体の構築」を目的とした工事店参加型事業などを企画・開催しており、また、地域ネットワーク作り(相互商品の融通)や全国ネットワーク作り(遠隔地工事の対応・他地区みらい会との連携)にも力を入れている。2年に1度開催する「中部みらい市」(今年5月に開催。過去最大の動員数と業績を記録した)も、毎回、大盛況を見せている。 エノキアン協会 日本セクション設立 家業歴200年以上の歴史ある老舗企業のみが加盟できる経済団体「エノキアン協会」の日本会員は、11月20日に開催した第1回会員会議にて、エノキアン協会日本セクションの設立を決定した。セクション代表には来年1月にエノキアン協会会長にも就任予定の岡谷鋼機・岡谷篤一社長が選出された。正式には来年開催されるエノキアン協会役員会での承認を得て発足する。 会員会議では規約、細則及び今後の目標についても協議し、定例会、親睦会、長寿企業研究の為の事業等を通じて会員相互の親睦を図ると共に協会発展に寄与すること、及び会員数の増強、日本での本会総会開催について検討することとした。 また、エノキアン協会内の組織である次世代会(ネクストジェネレーションミーティング)の日本代表には虎屋・黒川光博社長御息女の周子氏が選出された。 第44回全国ユキワ会開催 酒巻弘和新社長が所信表明 有馬温泉「兵衛 向陽閣」にて ユキワ精工(社長=酒巻弘和氏、本社=新潟県小千谷市)の「第44回全国ユキワ会」(会長=山森哲朗氏・ヤマモリ会長)が11月7、8の両日、有馬温泉「兵衛 向陽閣」(兵庫県神戸市)で開催され、会員である代理店とユキワ精工幹部ら31名が出席した。今年6月に就任したユキワ精工の酒巻弘和新社長は、初日の総会で「製品の開発、人材の育成、現場力の向上を図りながら、変化に対応して行きたい」と抱負を述べ、会員に対して一層の協力をお願いした。 全国ユキワ会は、国内で関東地区・中部地区・関西地区・北陸地区の4地区に営業拠点を構える、ユキワ精工の有力代理店の集い。各地区持ち回りで2年に一度開催され、今回は関西地区が担当した。初日は総会と懇親会、2日目はゴルフ大会、神戸観光が行われた。 総会は午後4時より始まり、後藤哲ユキワ精工大阪営業所長が司会進行を務めた。 はじめに山森会長が「前回は新潟小千谷の本社での工場見学、翌日はゴルフと観光ということでしたが、つい先日のような気持ちがして、時の流れは早いと感じています。我々を取り巻いている環境も、新聞紙上などでは過去最高の売上と華々しい見出しが出ていますが、我々の業界を見ても、華々しいというほどではなくても悪くはないし、やはり良いといった方がよろしいのではないでしょうか。毎日営業マンの報告や数字を見ていて、そのように感じています。その中でユキワ精工様では、今年6月にご長男の酒巻弘和常務が新社長に就任され、社長(酒巻和男氏)が会長になられました。会長様、大変お世話になりました。新社長には、また違った観点から我々をご指導いただきたいと思いますし、新しい商品を作っていただければありがたいと思っています。前回の工場見学で、御社の非常に評価が高いというコレットについて、競合他社の製品と比べて把握力が強いということを実際に数字で示していただきました。他社は口のところで締めているのに対して、御社の製品は多点で捉えているため把握力が強く、振れ精度が良いということで、加工面が綺麗で効率よく加工できるという話を聞きました。それから本日に至っていますが、ツーリングメーカー様も非常に忙しい状況で、納期に間に合わない、品切れが起きているというのが現状かと思います。このような環境の中で、私ども代理店として、ユーザーさんとメーカーさんとのつなぎ役として、ユーザーさんにユキワ製品が高品質であるという情報を届け、追い風に乗って売っていくという努力をしていけば、我々も売上が伸びるし、勿論、メーカーさんの売上にもつながっていくということであります。是非ここにお集まりの方々、力を合わせて、高品質のユキワ製品、特にツーリングのG1チャックは非常に良いものですので、拡販いただきますようお願いいたします」と挨拶。 出席の会員とユキワ精工幹部の紹介に続いて、酒巻和男会長が挨拶に立ち「ユキワ精工は昨年の11月にお陰様で創業70周年を迎えることができましたが、これを機に会社の刷新を図るべく、今年6月の株主総会日をもって社長を交代して、酒巻弘和常務が代表取締役社長に就任させていただきました。そして私が代表取締役会長として新社長を補佐し、監督をさせていただくことになりました。私は昭和63年4月に社長になりましたので、29年間社長を務めさせていただきました。在任中に何回も不況に会いましたが、現在あるのは皆様の心からのご支援があったからこそであり、心から感謝を申し上げます。新社長も社業の発展に精一杯頑張るものと思いますが、まだまだ未熟な点もありますし、景況の変化も激しい時代ですので、どうか皆様方から新社長に対してご指導ご鞭撻をいただけますようにお願いいたします」と御礼の挨拶をした。 続いて、酒巻弘和社長が挨拶し、社長就任にあたっての心構えと同社の現況報告、今後の取り組みなどを話した。その中で、同氏は今年度に入ってツールホルダの販売が前年度比120%と伸びてきていることに触れ「加工ワークの品質の向上、サイクルタイムの短縮につながるなど、お客様から喜んでいただけるツールホルダとして、スーパーG1チャックをはじめとするコレットホルダがお客様へようやく認知されてきた」との認識を示した(社長挨拶骨子は別掲)。 山森会長が議長を務めて議事に入り、会計報告と監査報告、予算案を審議し、全員異議なくこれらを承認した。 議事終了後、酒巻孝次取締役技術部長兼設計開発部長が新製品紹介で、薄型円テーブル・サイドテーブルとして新登場した『CNC円テーブルTNC200』『サイドテーブルSTT160』をはじめ、CNC円テーブルの高剛性BNCシリーズに加わったビッグボアタイプφ400の『CNC円テーブルBNC400』、さらにスーパーG1チャックシリーズの新製品『スーパーG1チャックアドバンスシリーズ』、オイルホールドリルのチャッキングに最適な『YCCクーラントコレット センタースルー(CT)』を紹介した。 また同氏は、10月に名古屋で開催されたメカトロテックジャパン2017で初披露したグリーンG1チャックの『BBT40-GGC』『BBT50-GGC』『HSK63A-GGC』について「好評の30番シリーズに、40番、50番、HSKまでラインナップを拡充し、シリーズ化した。ホルダ内部に振動減衰構造を設けて、高速、重切削での加工振動を抑え、特にエンドミルでの高送り加工が可能となり、加工時間の短縮および加工面品位の向上が図れるツーリングシステム」であると特長を紹介した(同製品は来春発売予定)。 出石篤全国ユキワ会副会長(出石社長)の閉会の辞で総会を終了した。 懇親会では、衣斐誠関西地区幹事(丸一切削工具社長)が挨拶。酒巻社長の御礼の言葉に続いて、七里俊雄北陸地区幹事(七里商店社長)の発声で乾杯した。和やかに歓談が進む中、女流手品師による手妻の余興などを楽しみ、安藤仁志中部地区幹事(安藤社長)の中締めでお開きとなった。 翌日は、観光組とゴルフ組に分かれて、それぞれ親睦を深めた。 観光組は、灘酒造見学や北野異人館めぐりを楽しんだ。 一方、有馬ロイヤルゴルフクラブ・ロイヤルコースで行われたゴルフ大会では、徳田信幸氏(NaITO)がN74・6H14・4で優勝した。準優勝は近藤敏之氏(山下機械)N76・0H24・0、3位が渡辺喜弘氏(森一産業)N76・2H10・8、ベストグロスは出石篤氏(出石)82。 ユキワ精工新製品 CNC円テーブルTNC200 サイドテーブルSTT160 コンパクト設計の薄型円テーブル・サイドテーブル。パレットチェンジ付小型マシンでも広い治具エリアを確保できる。 【CNC円テーブルTNC200の特徴】 @胴厚97oの薄型形状=治具エリアが広くとれるため、複数のワーク取付が可能。 Aロータリジョイント6ポート内蔵(オプション)=配管ブロックの飛出しが無いため、搭載機械との干渉を防止。 【サイドテーブルSTT160の特徴】 @CNC円テーブルTNC200との組み合わせで治具エリア拡大=搭載治具の自由度が増し、広範囲の部品に対応可能。 Aトラニオン治具の支えに最適=クランプ機構を備え高剛性のため、高精度加工に有効。 CNC円テーブルBNC400 高剛性BNCシリーズにφ400円テーブルが登場。高剛性で重切削に対応、大経長物ワークの加工に最適。 【特徴】 @高剛性=テーブル軸を大径軸受でガッチリ支持。エアハイドロユニット内蔵により、クラス最大のクランプ力を発揮。 Aビッグボア=テーブル中心貫通穴φ180により、多様なジグ・ワークの搭載が可能。 B精密割出=割出制度は累積20秒以内。耐久性に優れた特殊合金ウォームホイル採用。 C防水構造=オートパージ(PAT.)を標準装備し、切削液の侵入をブロック。 Dロータリジョイント10+1ポート内蔵(オプション)=配管ブロックの飛出しが無いため、搭載機械のストロークを有効に使える。 YCCクーラントコレット センタースルー(CT) 発売以来好評のスーパーG1チャックに更に剛性を持たせた、高速・重切削に最適なツールホルダ。 【特徴】 @総合芯振れ精度5μm=ホルダにコレットをセットした状態での総合芯振れ精度5μm保証を採用。高振れ精度は、刃物寿命を延ばし、コストダウンに貢献する。 A更なる高剛性を追求=ホルダの首部をテーパ形状にし、頭部の肉厚を厚くすることで、更なる高剛性を追求。エンドミル加工時の加工面の倒れを低減、ヒビリに強いホルダを実現した。 B抜けに強い高把握力=高把握力なSGコレットの採用により、重切削や高速加工時のエンドミルの抜け、ドリルの沈み、タップの滑りに強く、刃物や機械の能力を十分に発揮する。 C全数バランス取り=ホルダは、全数バランス取りを行い、高速切削に欠かせない、バランスを向上させた。 スーパーG1チャック アドバンス オイルホールドリルを使用するのに最適なコレット。コレットのみで内部給油が可能となる。 従来品を改良し、突き出し量に関係なく、クーラントコレットを使用するだけでクーラントが可能となるため、突き出し調整が簡単になり振れ精度も安定する。 また、クーラントを工具先端にピンポイントで供給する「YCCクーラントコレット サイドスルー(ST)」は、高回転域でもクーラントの拡散が少なく、刃物寿命の向上、切りくずのはけに威力を発揮する。 グリーンG1チャック GGC16/20/25 TNC200、STT160 速くキレイに削れるエコなホルダ。好評の30番シリーズに、40番、50番、HSKまでラインナップを拡充し、シリーズ化した。(来春発売予定) 【特徴】 @加工送り速度を上げられる=ホルダ内部に振動減衰構造を設け、重切削での振動を抑え、高能率加工を実現。 A工具の刃持ちが良くなる=ホルダにコレットをセットした状態での総合芯振れ精度5μmを保証。 B粗加工と仕上げ加工が一発で出来る=ホルダ部の肉厚を厚くしたことと、二面拘束により高い剛性を確保。 C抜けに強い高把握力=1/10テーパとダブルテーパ方式による高把握力で定評のあるSGコレットを採用。 「第44回全国ユキワ会」 ユキワ精工株式会社 酒巻弘和社長挨拶 本日は、御多忙のところ、ヤマモリ会長をはじめとして、代理店の皆さまよりご出席いただきまして、誠にありがとうございます。また、日頃は弊社製品の販売に対しまして、格別なお引き立てと、ご支援をいただいておりまして厚く御礼申し上げます。今年の6月末の株主総会、役員会を経て、社長に就任致しました。まだ至らぬ点も多くございますが、会社経営に際しては、真摯に取り組んで行く所存ですので、今後ともご指導、ご支援のほど、宜しくお願い申し上げます。 販売状況につきましてご説明申し上げます。国内販売につきましては、毎月の変動はあるものの、ここ2〜3年は、ほぼ横ばいに推移をしております。国内販売につきましては、ここ3年間は、踊り場のような状態で、2008年のリーマンショック前の販売金額までには届いていない状況です。円テーブルの販売がメインになりますが、今年度に入りましてからは、ツールホルダの販売が、前年度比120%と着実に伸びてきております。加工ワークの品質の向上、サイクルタイムの短縮につながるなど、お客様から喜んでいただけるツールホルダとして、スーパーG1チャックをはじめとするコレットホルダがお客様へようやく認知されてきました。また、オーダーメイドのコレットチャックにつきましては、市場規模は大きくないのですが、自動車産業向け以外にも様々な業界よりお引き合いをいただくようになりました。また、以前に韓国、台湾へ発注を切り替えられてしまったものが国内へ戻ってきた注文もありました。品質、納期の面で優位性が出てきたものです。今後もツールホルダやコレットチャックの販売を進めることで、国内販売を拡大して行きたいと考えております。 輸出につきましては、自動車産業、IT産業向けの円テーブル、ツールホルダ、そして電動工具業界向けのドリルチャックが主体となっております。現在までのユーザー層は、自動車産業向けが圧倒的に多いのですが、ここ10年ほどは、IT産業に大きく影響を受けることが多くなってまいりました。今年度2017年度は、3年ぶりにIT業界の動きが活発な年でありまして、上期には中国向けに比較的大口の円テーブルの案件を受注致しましたが、下期につきましては、未定の状況であります。しかし、今期は、急激な需要増の中で、資材の調達が非常に困難になっており、生産に苦慮しているような状況です。輸出販売の向け先としましては、中国向けが最も多く、続いて韓国、タイ、フィリピン、台湾などのアセアン地区です。また、アメリカ向けも昨年度の後半から良好に推移しております。ともに自動車産業向けが主体ではありますが、先にも触れましたが、IT関係向けも増えております。IT関係は、なかなか話が決まらずに、決まったらすぐに持って来てくれという非常に厳しい業界でありますが、情報収集に努め、出来る限りの対応を行っているという現状です。 会社の状況につきましては、現在の社員数ですが、グループ総員228名で、開発、製造、販売に当たっております。前回2年前の全国ユキワ会からの会社の動きとしましては、昨年、平成28年11月にて、創業70周年を迎えることが出来ました。これもひとえに皆さま代理店様のご支援の賜物と、深く感謝申し上げます。ありがとうございます。製造部にての取り組みとしましては、現場の技能レベルアップを目的として、国家技能検定の資格取得を進めております。今後も技能士を増やすことで、現場のレベルアップを図っていく考えであります。また、今後は5S活動をもう一度見直し、製造現場をショールーム化したいと考えております。 現在は、先が予測出来ない状況下ではありますが、製品の開発、人材の育成、現場力の向上を図りながら、変化に対応して行きたいと考えております。そして、メーカーとして、お客様に満足していただける商品を提供して行きたいと考えております。代理店の皆様には、より一層のお引き立ての程、宜しくお願い申し上げます。 生産額、総出荷額、輸出額が 四半期ベースで過去最高に 日本ロボット工業会 2017年7〜9月期 一般社団法人日本ロボット工業会(会長=稲葉善治氏・ファナック会長兼CEO)は10月26日、「ロボット統計受注・生産・出荷実績【会員ベース】2017年7〜9月期」を発表した。これによると、同会員対象企業32社の受注額は、前年同期比25・9%増の1782億円と5四半期連続のプラス成長となり、7〜9月期で過去最高値となった。生産額は同34・4%増の1891億円、総出荷額は同39・9%増の1960億円とそれぞれ5四半期連続のプラス成長となり、生産額、総出荷額ともに四半期ベースで過去最高値となった。※サービスロボットは調査対象外。 同会は2017年の見通しについて、年初、会員外も含めた年間生産額を前年比7%増の7500億円(会員比率77・7%)としていたが、会員ベースでの3四半期(1〜9月)集計結果は、国内需要が堅調であるとともに、輸出はさらに大幅な伸びを示し、その生産額は前年比27・2%増の5204億円と年初見通しを大幅に上回る状況で推移しており、会員外も含めた年間生産額の8000億円超えは確実との見通しを発表した。 2017年7〜9月期の受注・生産・出荷の各状況は、次の通り。 1.受注について 受注台数は、前年同期比39・5%増の5万1768台となり、8四半期連続のプラス成長。受注額は、同25・9%増の1782億円と5四半期連続のプラス成長となった。受注台数、受注額ともに7〜9月期で過去最高値となった。 2.生産について 生産台数は、前年同期比44・9%増の5万5998台となり、17四半期連続のプラス成長。生産額は、同34・4%増の1891億円と5四半期連続のプラス成長となった。生産台数、生産額ともに四半期ベースで過去最高値となった。 3.出荷について 総出荷台数は、前年同期比49・3%増の5万6258台と、17四半期連続のプラス成長。総出荷額は、同39・9%増の1960億円と5四半期連続のプラス成長となった。総出荷台数、総出荷額ともに四半期ベースで過去最高値となった。 国内出荷台数は、同13・0%増の1万501台となり、3四半期連続のプラス成長。国内出荷額は、同11・6%増の483億円と16四半期連続のプラス成長となった。 輸出台数は、同61・2%増の4万5757台となり、17四半期連続のプラス成長。輸出額は、同52・6%増の1476億円と4四半期連続のプラス成長となり、四半期ベースで過去最高値となった。 @国内出荷内訳 自動車産業向けは、前年同期比8・9%増の3889台となり、プラス成長。出荷額は、同10・8%増の162億円とプラス成長となった。 電気機械産業向けは、同5・4%増の2871台、出荷額は同14・7%増の155億円となり、ともに3四半期連続のプラス成長となった。 国内需要の好調要因としては、溶接、組立、そして半導体用等が伸びたことによる。 A輸出内訳 溶接用は、前年同期比53・3%増の1万867台、輸出額は同44・3%増の267億円となり、ともに3四半期連続のプラス成長となった。 電子部品実装用は、同71・6%増の3759台となり、5四半期連続のプラス成長。輸出額は、同70・7%増の581億円と4四半期連続のプラス成長となった。 輸出国別では、中国向けが輸出額の46%を占めるほどの顕著な伸びとなっていることに加え、その他主要国であるアメリカ、韓国、台湾、ドイツいずれもが前年同期を上回ったことで需要全体を大きく押し上げた。 「実装機器通信規約 標準化分科会」を発足 日本ロボット工業会 一般社団法人日本ロボット工業会は10月27日、電子回路基板製造装置及びその関連ソフトウェアを製造する事業者が製造装置間の通信方法(M2M連携)に関して共同で規格を策定していくため、「実装機器通信規約標準化分科会」を発足したと発表した。初年度の分科会長は富士機械製造から副分科会長はパナソニックから選出し、ヤマハ発動機、JUKI等の会員企業をはじめ、オムロン、サキコーポレーション、タムラ製作所、CKDを幹事会社として会員会社20社で標準化を進める。 現在の電子回路基板製造ラインには、一般的に印刷・検査・マウンタ・リフローなどのさまざまな装置と、それらをつなぐ搬送装置が存在し、かつそれらのメーカーが異なっている事が大半である。この場合、装置内の基板情報の持ち方および他の装置との通信方法は各社独特で、ライン全体での一貫した情報管理はたいへん手間とコストがかかり、ユーザーの負担になっていた。 この分科会では、実装ラインに設置されたさまざまな製造装置間の通信ルールを標準化することで、企業の垣根を超えた実装システムをユーザーがシンプルに構築しやすくなり、生産管理の容易化・変種変量生産への迅速対応などのメリットと、メーカー各社にもM2M連携のしやすさから新たな価値提供を生むチャンスとなる。 【実装機器通信規約標準化分科会 会員会社】 オムロン▽小松電子▽サキコーポレーション▽千住金属工業▽タムラ製作所▽ナガオカ製作所▽名古屋電機工業▽日本ミルテック▽パナソニック▽富士機械製造▽マイクロニックテクノロジーズ▽マランツエレクトロニクス▽武蔵エンジニアリング▽ヤマハ発動機▽ワイエス▽CKD▽JUKI▽KOH YOUNG TECHNOLOGY INC▽Parmi CO.,LTD▽Test Research,Inc.〈50音順〉 三菱マテリアル ヘッド交換式エンドミル iMXエンドミルシリーズに 高硬度鋼加工用2枚刃ボールヘッドを追加 三菱マテリアル加工事業カンパニー(カンパニープレジデント=鶴巻二三男氏、住所=東京都千代田区大手町)は、ヘッド交換式エンドミル“iMXエンドミルシリーズ”に高硬度鋼加工用2枚刃ボールヘッドを追加し、11月1日より販売を開始した。 ヘッドとホルダの締結面をすべて超硬製とすることでソリッド工具に近い剛性を発揮する同シリーズは、多彩なヘッド交換が可能で経済性に優れ、高精度・高剛性・高能率加工を可能にする。 今回追加発売された、高硬度鋼加工用2枚刃ボールヘッド「iMX-B2S」は、芯結び先端刃と弱ねじれにすることにより、長い突出しの仕上げ加工に最適。耐酸化性と潤滑性に優れるコーティング層と、耐摩耗性と高密着性に優れるコーティング層の組み合わせにより、高硬度鋼加工に最適な新材種「EP8110」を採用している。エンドミル外径φ10・0o〜φ20・0oの4型番を揃えた。 標準価格(税別)は、1万2600円(IMX10B2S10010 EP8110)〜2万9300円(IMX20B2S20020 EP8110)。 三菱マテリアル 高能率アルミニウム合金仕上げ 正面削りカッタ「FMAX」に バリ抑制形インサートを追加 三菱マテリアル加工事業カンパニーは、高能率アルミニウム合金仕上げ正面削りカッタ「FMAX」にバリ抑制形インサートを追加し、11月1日より販売を開始した。 「FMAX」は、軽量化と高剛性を両立させ、従来品以上の多刃設計によりアルミニウム合金などの非鉄金属を工具径125o24枚刃にてテーブル送り速度毎分20m以上の高能率で加工することが可能となり、自動車部品などの加工の高能率化を実現できる正面削りカッタ。今回、バリ抑制形インサートを追加し、使用用途をさらに拡大した。 バリ抑制形インサートは、コーナ角を設けて切りくず厚みを薄く生成することにより、バリの発生を抑制することが可能。エッジ部を微小なR形状にすることにより、チッピングなどの異常損傷を防止する。また、耐摩耗性重視の材種(ダイヤモンド焼結体材種)「MD220」は、刃先エッジの微小損傷が原因のバリ発生を抑制し、安定した寿命を実現する。 バリ抑制形インサート(GOER1401ZXFR2 MD220)の標準価格(税別)は7500円。 『私の考える機械工具商』と題し 坂井全機工連会長が講演 名機工同友会 10月例会開催 名機工同友会(会長=吉野栄一氏・吉野機械工具社長)は10月17日、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で10月例会を開催した。本例会では、今年6月に全日本機械工具商連合会(全機工連)の会長に就任した坂井俊司NaITO社長を講師に招き『卸商社から見た機械工具商社の今、そして未来』と題した講演会が開かれ、会員ら27名が参加した。 冒頭に開かれた例会では野崎憲昭総務幹事(常磐精機社長)が司会進行を務め、同会の今後の予定が確認された。同会では▽12月14日(木)19時より忘年会開催、▽平成30年1月16日(火)18時より東京第一ホテル錦で新年会開催、が予定されている。 講演会で坂井社長は、「卸商社というより『私が考える』機械工具商としてお話しさせていただきます」と前置きしたうえで、機械工具業界を取り巻く環境の変化について、●ネット販売の拡大●少子高齢化●技術革新●海外移転による国内製造現場の縮小●機械工具商社間のM&A●流通体系の変革(中抜き等)を挙げた。 こうした環境変化のなかにあって『機械工具商としてやらなければならないこと』とは、@より近くでより速く対応することAメーカー営業ができることBユーザーとメーカーの間に入り皆が納得できるネゴシエーションができること。これらをすることで、ユーザーからもメーカーからも信頼されるようにならなければならないと坂井社長は言う。 また、『御用聞きでデリバリーだけをやっていてもダメ』である。ユーザーを深堀し↓成功例を作る↓そうしてメーカーの中に自分や自社のファン≠作り↓そこからユーザーの横展開へ↓新たなユーザーを深堀…。こうした流れを確立したうえでなら他地区、異業種への展開もアリだろう。「トップが社員に対して何をやるのか明確に伝えることが重要」というのが坂井社長の考えだ。 そして昨今、ユーザーもメーカーも人材難や人手不足に悩まされているが、機械工具商は『システマチックに考える、整理してみる』こと、『(機械加工だけでなくその前後の加工なども含め)大きく考える』ことが重要である。現場のニーズを掘り起こし↓提案↓工事↓調整…これは機械工具商にしかできないことである。誰からも『必要とされる存在』になるべきだ! と坂井社長は力強く語っていた。 最後に「すぐに結果を出そうとする必要はないと思います。今、自動車業界では急速にEV化が進んでおります。現在、自動車の生産台数が1億台で、20年後には1億3000万台と言われております。その1億3000万台のうち、EVや燃料電池車の割合が35%になるそうです。逆に言うと、化石燃料の車がまだ1億台近く残るということになります。そう考えると、ここ数年で自動車が消えるわけでもないので心配はないと思います。しかし、経営者としては『継続して取り組む、信念を曲げない』こと、そして会社により踏み出すスタンスは違うと思いますが、それぞれに合ったやり方で一歩でも半歩でも新しいものに取り組む姿勢、深堀・横展開していく姿勢を社員に対しても、対外的にも示していくことが大事なんじゃないかなと思っております」との言葉で結び、講演会は終了した。 その後は、参加者全員での記念撮影、懇親会を経て、この日の全日程は終了した。 超硬ソリッドエンドミル 「ソリッドマイスター」拡充 タンガロイ 耐びびり性に優れる305形番 タンガロイ(社長=木下聡氏、本社=福島県いわき市好間工業団地11―1)は、超硬ソリッドエンドミルSolidMeister(ソリッドマイスター)のラインナップを大幅に拡充し、11月1日より全国で販売を開始した。 同シリーズは、さまざまなアプリケーションに対応する超硬ソリッドエンドミルシリーズ。スクエアやボールといった標準的なエンドミルから荒加工のラフィングタイプであるShredMeister(シュレッドマイスター)、ラフィングエンドミルの性能とスクエアエンドミルの加工面をあわせもつFinishMeister(フィニッシュマイスター)、耐びびり性に優れたVariableMeister(ヴァリアブルマイスター)、低切込み高送り加工用のFeedMeister(フィードマイスター)およびECOMeister(エコマイスター)の設定を行っている。 今回、市場における更なる高能率化の要求に対して、高切込み量の加工や突き出しの長い加工、切削幅の長い加工が可能な耐びびり性に優れるヴァリアブルマイスターのアイテムを大幅に拡充(全305形番)。特に高能率な多刃アイテムの設定やチタン合金およびアルミ合金に特化した形状を設定することにより、各用途に応じた高能率なエンドミル加工を可能とした。 主な特長は次の通り。 ●「TEC-H4S/M-CF」…耐びびり性に優れ、高能率加工が可能 ●「TEFS-E44-CF」…工程短縮が可能な荒・仕上げ一体型エンドミル ●「TECK-H4M-CFR」…チタン合金の加工に特化した高性能エンドミル ●「TEC-H7-CF」…耐びびり性に優れた高能率7枚刃エンドミル 標準価格(税別)は、ヴァリアブルマイスター「TEC-H4M-CF」タイプの「TEC060H4M-12C06CF-E57」が5550円、「TEC160H4M-32C16CF-E92」が2万3660円など。 会員の若手社員らを対象に 減圧弁の分解・組み立てなど実習 中部桃友会 社員技術研修会開催 中部桃友会(会長=大藪淳一氏・大清社長、ベンと販売店の集い)は10月26日、名古屋市中村区のキャッスルプラザで社員技術研修会を開催。中部桃友会会員の若手社員ら40名が参加した。研修会では減圧弁の仕組みや用途、また、その圧力調整や分解・組み立てなどの実習も行われ、参加者は実際に手で触れながら減圧弁などの基礎を学んだ。 大藪会長挨拶の後、早速始まった座学では、その用途や種類から特性、選定方法まで、減圧弁などの基礎的な知識がテキストに沿ってレクチャーされ、参加者はメモを取りながら真剣に耳を傾けていた。研修会後半は、減圧弁の圧力調整、減圧弁の分解と組み立て、ベンの新製品説明など、参加者が実際に手に取って体験することで学ぶ実習の時間に充てられた。なかには分解や組み立てに手間取る参加者も居たが「直接手にすることで、その構造などが非常に良く分かった」と参加者は口を揃えて感想を述べていた。 冒頭の挨拶で大藪会長も紹介していたが、ベンは岩手工場と相模原工場の大リニューアルにほぼ同時に着手していた。昭和25年(1950年)11月27日、岩手県矢巾(やはば)町で産声を上げたベン。その会社発祥の地に『自動弁トップメーカーとして恥じない工場・テスト設備を備え、手づくり製品の近代工場を目指す』ことをコンセプトとした新・岩手工場≠ェ今年9月に竣工した。さらに、『製造製品の見せる工場・ラインを備えた研修センター機能を持つエレクトロニクス工場を目指す』ことをコンセプトとした新・相模原工場≠焉A平成30年5月に最後の第3期(テスト・研修棟)工事が完了する予定だという。木下崇ベン執行役員西日本営業部長も「岩手工場は、我が社発祥の地に相応しい新工場として生まれ変わりました。来年5月に全工事が終了予定の相模原工場では、充実した研修メニューを用意しております。両工場へ、ぜひ一度お立ち寄りください」と新しく生まれ変わった両工場をPRしていた。ベンの今後の活躍に、ますます期待は膨らむばかりだ。 総受注高が前年同月比32・3%増 6か月連続で前年を上回る 中部経済産業局 9月度金属工作機械受注状況 中部経済産業局が10月30日に発表した平成29年9月度金属工作機械受注状況によると、管内金属工作機械メーカー主要8社(オークマ、アマダマシンツール、ジェイテクト、コマツNTC、富士機械製造、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の総受注高は、前年同月比32・3%増の442億1100万円となり、6か月連続で前年を上回った。前月比は8・6%増だった。 国内受注は、前年同月比33・0%増の171億1200万円となり、2か月連続で前年を上回った。前月比は8・2%増だった。主力の一般機械工業向けが前年同月比30・8%増の90億2200万円となり3か月ぶりに前年を上回り、自動車工業向けが同35・3%増の45億8800万円となり9か月連続で前年を上回った。 海外受注は、前年同月比31・8%増の270億9900万円となり、4か月連続で前年を上回った。前月比は8・9%増だった。海外受注比率は前月より0・1ポイント増加し61・3%となった。 北米向けが前年同月比16・4%増と4か月連続で前年を上回り、ヨーロッパ向けが同21・0%増、アジア向けも同54・2%増とともに6か月連続で前年を上回った。シェアは、アジア(トルコを含む)向け39・2%、北米向け33・8%、ヨーロッパ向け24・7%となっている。 国別にみると、1位のアメリカが85億7700万円(前年同月比18・7%増)、以下、中国67億1700万円(同125・3%増)、ドイツ22億3000万円(同2・0%増)、大韓民国16億9100万円(同147・2%増)、イタリア15億1600万円(同79・0%増)の順となった。 販売額は、前年同月比5・1%増の398億6500万円となり、6か月連続で前年を上回った。前月比は33・7%増だった。 受注残高は、前年同月比16・1%増の1865億6000万円となり、6か月連続で前年を上回った。前月比は0・4%減だった。 鍛圧機械受注額2か月連続で増加 国内9・4%減、輸出47・5%増 日鍛工 2017年10月度会員受注統計 一般社団法人日本鍛圧機械工業会(日鍛工、代表理事会長=宗田世一氏)が11月10日発表した月次会員受注統計によると、2017年10月度の鍛圧機械受注額は、前年同月比9・3%増の292億6900万円となり、2か月連続で増加した。プレス系機械が前年を下回ったものの、板金系機械、サービス等が前年を上回り、全体的には好調だった。 機種別に見ると、プレス系機械は、前年同月比5・0%減の131億8200万円となった。超大型(21・1%減)、大型(37・9%減)は足踏み状態とみられるが、中型(2倍増)・小型(26・5%増)が堅調であることから需要の裾野は広い。油圧プレスは46・2%減、フォーミングも42・6%減となったが、自動化・安全装置は2・5倍増となった。 板金系機械は、前年同月比41・9%増の94億6400万円となり、3か月連続で増加し回復基調が鮮明になってきた。レーザ・プラズマが61・8%増、パンチングが37・0%増、プレスブレーキも22・2%増となった。 その他、サービス・部品金型は、前年同月比6・3%増の66億2200万円となり、2か月連続で増加した。 内外別(機種計)では、国内が前年同月比9・4%減の121億9700万円。一般機械は19・9%増、電機1・9%増、鉄鋼・非鉄金属も22・3%増となったが、自動車は37・7%減、金属製品製造業も4・2%減となった。 一方の輸出は、前年同月比47・5%増の104億4900万円となり、2か月連続で増加。北米向けが19・3%増、中国向けが22・2%増、ロシア向けが45倍増、欧州向けが65・7%増、韓国・台湾向けが24・3%増、インド向けが2・4倍増となり、東南アジア向けが1・5%減となったが、全体的に好調だった。輸出比率は46・1%となり、前年同月より11・6ポイント高まった。 2017年12月10日(日)・2655号 平成30年10月開催展示会本格始動 各部会等の活動状況を報告 愛知県管工機材商協組 11月理事会開催 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=大藪淳一氏・大清社長)は11月6日、名古屋市中村区のウインクあいちで11月理事会を開催。全理事が出席(委任状1含む)した。今年最後となる今回の理事会では、平成30年10月4日(木)から6日(土)まで開催される『第32回管工機材・設備総合展』(展示会実行委員長=成田幸隆理事・大成工機商会社長)の準備進捗状況ほか、幹事会、各部会の活動状況などが報告された。 本理事会での審議内容は以下の通りだ。 【経過報告】●9月6日▽全国管工機材商業連合会(以下、管機連)大阪会合がホテル日航大阪で開催。●同7日▽大阪組合主催の第18回管工機材・設備総合展がインテックス大阪で開場。●10月16日▽第66回中小企業団体愛知県大会に同組合から大藪理事長ほか12名が参加。成田理事と北村憲正理事(龍玉精工社長)(両名とも組合役員歴8年)が中央会会長表彰(組合功労者)を受賞。そのほか、中国問題評論家の石平(せきへい)氏による記念講演会開催。●同20日▽第32回管工機材・設備総合展実行委員会発足式をホテル名古屋ガーデンパレスで開催。●同25日▽第49回名管会ゴルフ大会を春日井カントリークラブで開催。 【議事1/第32回管工機材・設備総合展準備進捗報告】@経過報告=●9月21日▽部長会議を開催。●10月20日▽ホテル名古屋ガーデンパレスで実行委員会発足式を開催。A今後の予定=●11月28日(火)▽吹上ホールで出品説明会を開催(本紙掲載時開催済)。●12月11日(月)▽出品勧誘会議(商社会議)を開催。Bポスターデザイン(キービジュアル)を披露し、テーマについて解説が行われた。C展示会初日の開催記念パーティーについて▽これまで行われてきた同パーティーだが、今回展では開催しないことが決議された。 【議事2/管機連大阪会合ならびに大阪管工機材・設備総合展について】@ホテル日航大阪で開催された管機連大阪会合に大藪理事長(管機連副会長)、伊藤辰之相談役(管機連理事、イトウ社長)、阪尾知治事務局長、青年部「愛青会」から長谷川尚部長(加藤商会営業統括部長)、倉橋茂己副部長(明興専務)、福元良貴部員(山信副社長)が参加した。Aインテックス大阪で開催された大阪展示会は、出品小間数322小間、来場者数1万5073名。前述の参加者に加え、同展開場式には峰澤彰宏副理事長(峰澤鋼機社長)、小川誉之副理事長(小川管商社長)、成田展示会実行委員長が参加。同展開催2日目以降に村井善幸副理事長(オータケ社長)、坪井研二展示会実行副委員長(組合理事、ツボイ常務)が参観に訪れた。 【議事3/幹事会報告】@第49回名管会ゴルフ大会を10月25日、愛知県春日井市の春日井カントリークラブ東コースで開催。競技(Wぺリア方式)結果などは以下の通り。●参加者▽16組61名(内訳=組合員25名、賛助会員36名)。●優勝▽加賀洋氏(日本プラスチック工業中部営業所長)。●準優勝▽佐藤政洋氏(TOTO名古屋支店長)。●ベストグロス賞▽北村理事(グロス76)。A平成30年新年賀詞交歓会を、名古屋市中村区の名古屋マリオットアソシアホテルで平成30年1月23日(火)に開催。受付開始は15時30分。本理事会では案内状などについて協議されたほか、当日の司会進行は幹事会で協議して決定することが確認された。 【議事4/各部会報告】●福利厚生部会(部会長=石原太郎理事・原芳商会社長)▽10月18日(水)部会会合を開催。▽11月2日(木)組合事務所で小川担当副理事長と石原部会長両名によりボウリング大会最終打合せ。▽同11日(土)名古屋市千種区の星ヶ丘ボウルで第37回ボウリング大会を開催。参加者48チーム・144名(内訳=組合員14社、賛助会員11社)。●流通部会(部会長=大野直樹理事・大野管材社長)+事業部会(部会長=安井文康理事・錦興業社長)▽11月7日(本理事会翌日・本紙掲載時開催済)に合同事業の見学会ならびにセミナーを開催。10月26日(木)大野部会長、安井部会長、阪尾事務局長の3名で見学会現地下見へ。●広報部会(部会長=倉地克明理事・倉地社長)▽12月18日(火)2018年度版組合員名簿ならびに組合だより140号を同時発行。組合員名簿には賛助会員47社から広告出稿があった。 【議事5/青年部「愛青会」報告】▽12月7日(木)忘年例会を開催。 次回理事会は平成30年1月23日(火)、名古屋マリオットアソシアホテルで新年賀詞交歓会開催前の16時からの開催が予定されている。 1月18日の賀詞交歓会など審議 静岡県管工機材商組合 12月理事会を開催 静岡県管工機材商組合(理事長=一色哲巳氏・一色機材社長)は、12月1日午後3時より静岡市内のマイホテル竜宮にて定例理事会を開催した。一色理事長の議事進行の下、審議が行われた。 12月の研修旅行について、参加者は17名と報告され、集合時間などを確認した。 愛知県管工機材商業協同組合平成30年賀詞交歓会の件は、例年理事長が出席しているが、一色理事長所用の為やむなく欠席することとした。 11月10日に開催された第58回ゴルフ大会の報告は、担当の金子理事(金子管材社長)より行われた(詳細は別掲)。 1月18日の賀詞交歓会の件は、招待状・案内状の準備や理事の集合時間などを確認した。会場はグランディエール・ブケトーカイ。 東京管工機材商業協同組合70周年記念式典が11月8日に帝国ホテルで開かれ、出席した一色理事長より報告があった。 返品手数料のお願い文について、組合員からの要請を受け、文章を一部修正して再度発行することとした。 全国管工事業協同組合連合会静岡大会が来年7月に静岡市のグランシップにて開催されるが、その際の広告協賛については個々で対応することを確認した。 その他、12月1日朝に起きた富士市の荒川化学工業富士工場での爆発事故について話があり、隣接地にある組合員・小泉東海の富士営業所の被害が心配された。 第58回ゴルフ大会 11月10日、静岡カントリー島田ゴルフコース(静岡県島田市)で組合員と賛助会員計38名が参加して開催され、斉藤日吉氏(前澤給装工業)がネット67で優勝した。 上位入賞は次の皆さん(敬称略)。 ▽優勝=斉藤日吉(前澤給装工業)N67H24 ▽準優勝=金子光彦(金子管材)N68H31 ▽第3位=丸尾氣窮雄(丸尾興商)N69H36 ▽第4位=伊藤捷三(ヌマカン)N70H22 ▽第5位=大村敏之(大村商会)N71H27 ▽ベストグロス=鈴木日佐男(川本製作所)86 桁違いのスケールは圧巻 事業部会・流通部会共同事業 愛知県管工機材商協組 見学会&セミナー開催 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=大藪淳一氏・大清社長)は11月7日、事業部会(部会長=安井文康理事・錦興業社長)と流通部会(部会長=大野直樹理事・大野管材社長)による共同企画「大型造船所等見学会とメンタルトレーニングセミナー」を開催。組合員ら24名が参加した。 午後1時、事業部会主管の見学会会場であるJFEエンジニアリング津製作所に到着した一行は同所施設内の簡単な説明を受けた後、さっそく視察現場へと移動。橋梁・沿岸構造物(ジャケットやケーソン等)の製造工程に始まり、タイミング良く建造中だった、新パナマ運河を通峡できる最大サイズの新造船(LNG船)や、同施設内にある巨大な海洋ドックを順次視察していった。その建造物や設備等の桁違いのスケールに圧倒されつつも、参加者らは担当者の説明に熱心に耳を傾けていた。 JFEエンジニアリング津製作所の見学を終えた一行は、流通部会主管のセミナー会場へと移動し、佐藤浩氏(BEST社長)による『箱根駅伝優勝チームも実践! 簡単メンタルトレーニング!!』を受講。テニスボールを使った実践やチェックシートを使いながら行われた「身体のリラックス体操」「コミュニケーションがうまくいくためのコツ」「仕事の効率アップのためのメンタルトレーニング」といった内容のレクチャーを、笑いを交えながら約1時間、聴講した。 最後は参加者全員での懇親会を経て、この日の全日程は終了した。 ※JFEエンジニアリングは日本鋼管と川崎製鉄のエンジニアリング部門が統合して発足した事業会社。その津製作所はJFEの鋼構造分野の主力工場として長大橋を始めとする各種橋梁、ケーソン、ジャケットなどの沿岸構造物等を製作。100万uを誇る業界屈指の広大な敷地に、大型構造物の生産に適した設備と効率的なレイアウトを有した近代的な工場で、大型製品の出荷等に対応できる長大物用岸壁とクレーンを保有している。主要設備は、大型海洋ドック(150m×220m)、総延長1200mの岸壁、650tクローラークレーン1台等。 ※佐藤浩氏=1987年、近畿大学卒業。現在は鰍aESTの代表取締役を務める。大脳生理学を基にした「心技体」を向上させるメンタルトレーニングの指導者。1988年、四日市大学で駅伝部を設立し、東海地区18位だったチームを全日本大学駅伝に出場させた経歴を持つ(三重県初。以後9年間連続出場)。退職後は各地でメンタルトレーニングセミナーを開催。2013年から2017年まで近畿大学陸上競技部の駅伝監督として選手の育成に尽力。著書に『いじめ問題解決法』(共著)等がある。 ソリッドモジュラーヘッド 「防振Sヘッド」 新発売 ダイジェット工業 各種部品の仕上げ加工に ダイジェット工業(社長=生悦住歩氏、本社=大阪市平野区加美東2-1-18)は、オール超硬シャンクアーバ「頑固一徹」に取り付け可能なソリッドモジュラーヘッド「Sヘッド」に、防振タイプの新製品「防振Sヘッド SMSR形」を追加し、2018年1月に発売する。航空機や金型向け部品の深堀加工の市場ニーズが増加する中、防振タイプのSヘッドの開発を望む声に応えた。航空機や金型向けなど各種部品の仕上げ加工に最適である。 主な特長は次の通り。 @新PVDコーティング『DHコート』と超微粒子超硬合金の組合せによる、新材種『DH115』を採用。炭素鋼、プリハードン鋼はもとより、ステンレス鋼、チタン合金など幅広い被削材に対応。 A不等分割・不等リードの採用により防振性に優れ、安定した加工を実現。オール超硬シャンクアーバ「頑固一徹」との組合せによる相乗効果で、薄肉ワークやポケットの隅部加工でも加工面粗さが良好。 Bポジ刃形及び内部給油対応により、チタン合金やインコネルなどの耐熱合金の加工にも最適。 サイズはφ16(R0・5〜R3)、φ20(R0・5〜R3)、φ25(R1〜R3)、φ30(R1〜R3)、φ32(R1〜R3)の合計17型番。 標準価格(税別)は1万9000円(φ16)〜。初年度販売目標を6000万円としている。 第7回次世代ものづくり基盤技術産業展 「TECH Biz EXPO 2017」 最新要素技術を幅広く紹介し終了 名古屋市、愛知県、名古屋商工会議所などでつくる名古屋国際見本市委員会が主催する、第7回次世代ものづくり基盤技術産業展「TECH Biz EXPO 2017」が11月15〜17日の3日間、「次世代自動車・航空機などに活かすモノづくり」をテーマに、名古屋市千種区の吹上ホールで開催された。「フロンティア21エレクトロニクスショー2017」「ロボットシンポジウム2017名古屋」も同時開催され、3日間で1万3582人が来場した。 7回目となる今回は、189社・団体(同時開催含む)が出展し、「レーザ」「3Dプリンタ」の応用技術、「CFRP・GFRP・CNF」の製造・加工技術、モノがつながる「IoT」技術など、進化し続けるモノづくりを支える最新要素技術を幅広く展示紹介。会場では熱心に説明員の話に聞き入る来場者の姿が見られた。 また、同展の特徴である、技術指針となり得る最新かつ高度な技術講習会・セミナーも数多く行われた。 初日の午前9時30分から行われた開会式では主催者を代表して、河村たかし名古屋国際見本市委員会会長(名古屋市長)が「日本における生産の最大の基地が愛知県を中心とした地域。名古屋市も、72年前には戦災で焼け野原となり名古屋のシンボルである名古屋城まで焼失してしまいましたが、そこから日本中を支える街となりました。税金の上納率はダントツのトップ。2位が川崎、3位が大阪です。2位、3位とは2〜3割違う。これも皆様のお蔭だと思っています。モノづくりでは日本一ですが、これからは魅力ある街づくりをしていくことも重要、さらに産業面で世界のトップを走り続けていけるようにしていかなければなりません。名古屋市としても全力で産業界の皆様を応援してまいりたい」と挨拶。 同時開催のフロンティア21エレクトロニクスショー2017を主催する中部エレクトロニクス振興会の松尾隆徳理事長は「中部で初めての電子・情報の展示会として昭和44年にスタートし、本年で48年の歴史を持つフロンティア21エレクトロニクスショー2017ですが、ショーの効果をより高めるにはよりたくさんの皆様に見ていただく場が必要ということで、TECH Bizと共催させていただく運びとなりました。この地区の産業である自動車並びにそれにかかわる業種がエレクトロニクスを求め、この10数年の間に大きく進展をしてまいりました。これからもIoT、AIの利活用を図りながら、より強い業界を作り上げる新しい技術を提供していくという思いで頑張ってまいります。会期中には、注目を集めているIoT、自動運転、コネクティッド等多彩なテーマで第一線の講師をお招きし、全14講座を開催します。新しいビジネスパートナーと知り合う場、新技術導入のヒントを得る場としてビジネスに直結する展示会となるよう努めてまいります」と挨拶した。 来賓挨拶では富吉賢一中部経済産業局局長が「生産性革命に皆さん貢献していただきたいと存じます」と述べた。 「改善している」、5か月連続 生産は「増加の動きがみられる」 中部経産局11月公表 最近の管内総合経済動向 中部経済産業局は、11月9日公表の「最近の管内総合経済動向」で、管内(愛知、岐阜、三重、富山、石川の5県)の経済活動についての総括判断を、5か月連続して「改善している」とした。※比較は、断りのあるものを除き、平成29年9月の実績値による。 個別の項目では、生産の判断を4か月連続して「増加の動きがみられる」とした。鉱工業指数(9月速報)は、電子部品・デバイス工業、化学工業、窯業・土石製品工業などが低下したことから、前月比1・6%減と4か月ぶりに低下した。主要業種の輸送機械は、乗用車が海外向けで堅調、自動車部品が海外向けを中心に増加している。はん用・生産用・業務用機械は、金属工作機械が海外向けを中心に増加、土木建設機械が海外向けで堅調に推移、金型は自動車向けを中心に増加の動きがみられる。電子部品・デバイスは、スマートフォン向けを中心に緩やかに増加している。 個人消費については、6か月連続して「緩やかに持ち直している」と判断した。管内商業動態統計(販売額)は、前年同月比2・9%増と7か月連続で前年を上回った。百貨店は、高額品や衣料品に動きがみられ、同5・4%増。スーパーは、衣料品や飲食料品に動きがみられ、同0・4%増となった。コンビニエンスストアは、カウンター商材、中食が引き続き好調で、同1・1%増。家電大型専門店は、白物家電が好調で、同2・5%増となった。乗用車販売は、普通車、小型車が3か月連続で前年を下回ったものの、軽自動車が6か月連続で前年を上回り、全体でも2か月連続で前年を上回った(乗用車新車新規登録・届出台数…前年同月比0・8%増)。 設備投資は、5か月連続して「増加している」と判断。管内主要8社の金属工作機械受注(国内向け)は、一般機械工業向けが3か月ぶりに、自動車工業向けが9か月連続で前年を上回り、全体でも2か月連続で前年を上回った。 そのほか、公共投資は「おおむね横ばいとなっている」(2か月連続)、住宅投資は「おおむね横ばいとなっている」(2か月連続)、輸出は「持ち直している」(6か月連続)、雇用は「労働需給が引き締まっている」(16か月連続)と判断した。 企業倒産(件数)は、「小売業」「不動産業」などで前年を下回ったものの、「製造業」「卸売業」などで前年を上回り、全体では2か月ぶりに前年を上回った。 先行きについては、世界経済の下振れ、各国政策の不確実性の高まり、為替の動向、中小企業の経営環境の悪化などに注視が必要とし、各種政策の効果が生産や投資、所得の増加につながることが期待されるとしている。 雨天ながらも9万2305人が来場 次回2019年展に向け意見交換 愛機工 MECT報告・懇親会開催 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)は、11月15日午後5時より名古屋市中区の東京第一ホテル錦において、10月18〜21日に開催された「メカトロテックジャパン(MECT)2017」(主催=ニュースダイジェスト社、共催=同組合)の出展者・実行委員による報告会および懇親会を開催した。 報告会はMECT実行副委員長の伊藤正人事業部長(伊藤信産業社長)の司会で進められ、冒頭、伊藤理事長が「今回のMECT2017は、台風が接近しており心配をしましたが、雨に降られた程度で大きな影響もなく無事に終了しました。今回のスローガンは『次世代技術は中部から 出会いが「ひらめき」になる四日間 最先端、集結』でしたが、皆様方にはお客様の手応えが十分にあったのではないかと思っています。最近の状況を見てみると、11月13日に日本工作機械工業会が発表した10月の受注速報は、受注額が前年同月比で約50%アップの1406億8600万円となり、同工業会としては11か月連続で対前年同月比を上回っている数字だそうです。工作機械販売のひとつのバロメーターは月1000億円を超えるかという所だそうで、超えれば少し良いし、下回れば悪いと言われていますが、こちらも12か月連続で1000億円を上回ったということです。昨日にはGDP(2017年7〜9月期)の発表があり、年率換算で1・4%増と最近では良い数字。数字だけを見ていると、最近の状況はかなり好景気だと思っています。この好況下で行われたMECT2017は、4日間で9万2305人の来場者をお迎えしました。これも皆様のご尽力の賜物であると感謝いたします。この東海4県(愛知、岐阜、三重、静岡)は日本の工業生産の約4分の1を行っていますが、ご来場者の中にはそれ以外の地域からお見えになっている方もいると聞いています。MECTも単なるローカル展示会から“日本のMECT”へと徐々になってきているのではないかと思っています。東京で開催されるJIMTOF(日本国際工作機械見本市)は世界に向けて技術を発信する場であるのに対して、MECTは生産現場に一番近い展示会であると思っています。今後もこの展示会の発展を目指して頑張ってまいりたい。本日は忌憚のないご意見をいただき、次回展に反映させていきたいと存じます。次回もご出展のほどをお願いいたします」と挨拶。 次いで、MECT実行委員長の高田研至副理事長(井高社長)が同展について「来場者数で前回展を上回るという意気込みで取り組んでいましたが、台風接近の影響により初日の午前中を除き4日間とも雨ということで集客面には多少の影響が出たのではないか、これにより前回展より2000人ほど来場者が減ってしまったのではないかと感じています。天気が良ければ、あと5000人ほどの入場者が見込めたと思っています。会場内は非常に熱気があり、外に出られない分、会場で商品をじっくり見ていただけたのではないかとも思っています。MECTは人数だけではなく、内容的にも非常に充実した展示会であったと思います」と感想を述べた。 続いて、展示会事務局長の平野清嗣ニュースダイジェスト社情報企画部長が各種報告を行った。 その中で平野氏は、MECTが今回30周年を迎え通算16回目の開催となったことに触れ、「記念すべき30周年の節目の回となりました。規模としては、過去2番目の規模になる457社・団体が出展して1933小間での開催となりました(過去最高は2007年の1953小間だが、レギュレーションの関係で現在は今回の1933小間がキャパシティーマックスとなる)。来場者数は4日間で9万2305人。次回、過去最高を目指したいと思います」と話した。 また、コンセプトゾーン(企画展示)について「今回、『宇宙』というテーマを掲げ、宇宙でどんな加工がこれから起こってくるのか、宇宙の市場がどれくらい広がっていくのかを来場者に紹介した」と報告したほか、来場者向けに見どころを紹介するウェブサイト「MECT NAVI」など新しく取り組んだことについても報告した。 さらに、来場者に実施したアンケート調査の結果が平野氏より説明された。 この後、出展者から展示会の感想や主催者・共催者に対する要望などが出され、今後の課題とした。 報告会の後の懇親会は、樋口八郎ニュースダイジェスト社社長の乾杯で開宴。ここでも次回展に向けての忌憚のない意見交換が行われた。 次回「MECT2019」の開催予定は、2019年10月23日(水)〜26日(土)の4日間。 青年部創立50周年を記念し 中国大連市を視察 愛機工青年部 10月27日から3日間 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)の青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)は、青年部創立50周年を記念して10月27〜29日に中国大連市を訪れ、視察ならびに講演会を行った。 森部長をはじめとする青年部員9名が参加し、伊藤機工(愛知県東海市)の100%出資により2003年に設立され、主に自動車、環境関係部品などに使用する高合金鋳物の製造販売を行っている「伊藤機工(大連)有限公司」の工場生産体制、従業員教育及び福利体制などを視察。また、大連市開発区に進出している日系企業(MAZAK、TDK、Panasonic、日本電産)、欧米企業(Intel、イスカル、VW、Audi)の工場を見学した。 さらに、伊藤機工の和泉副社長による現在の中国情勢、中国東北地方の歴史と文化についての講演も行われた。 今回の視察に参加した奥宏明教育幹事長(新栄商會)は報告書の中で、「大連視察の感想として、伊藤機工(大連)有限公司様は技術力もそうだが日本伊藤機工様との連携の深さを感じた。現地社員との交流を大切にして働きやすい環境を整えられていると実感した。大連市の歴史や文化にも近くで感じられた事として歴史上大連が注目された時期はそんなに古くない日露戦争時代からと思う。植民地時代が長かった為、中国、日本、ロシアの文化が交じり合った都市だった。中国経済の失速を日本では伝えられているが、中国の力はこの失速ではまだまだスピードを落としていないなと思う。開発区は物凄いスピードで開拓されており、これからもまだまだ大手企業工場の進出や増築が考えられる。日本とのスケールの違いを改めて考えた3日間となった」と記している。 「∞に広がる出会いの可能性」を求めて メッセナゴヤ2017盛大に開催 会期4日間で6万2831人が来場 日本最大級の異業種交流展示会「メッセナゴヤ2017」が11月8〜11日、ポートメッセなごや(名古屋市港区金城ふ頭)で盛大に開かれた。愛知県、名古屋市、名古屋商工会議所でつくる同実行委が主催するもので、12回目の今回は全国1432社・団体と海外15ヶ国・地域が出展。自動車および航空機関連産業が集積するここ中部地区において、各社が「コスト低減、小型軽量化、効率化」をもって課題解決を進めるべく「∞に広がる出会いの可能性」を求めてアピールを行った。出展者は過去最多。4日間で6万2831人が会場を訪れた。 オープニングセレモニーでは、はじめに主催者を代表して名古屋商工会議所の山本亜土会頭が「出展者のご努力により、異業種交流のクオリティが年々高まってきていることを実感している。これまで出会う機会の無かった企業が一堂に会し、互いの技術や製品、商品、サービスをアピールしあう中で、さらなるビジネスチャンスにつなげてもらえれば」と挨拶。 続いて、大村秀章愛知県知事と河村たかし名古屋市長が挨拶に立ち、最後に来賓を代表して中部経済産業局の富吉賢一局長から「ずいぶん大きな展示会に成長しました。今、東海地区経済界は10年前と同じように緩やかな回復基調にあり、ようやく好景気と好況感が一致してきたところです。この傾向をさらに押し進めるためには他地域との連携が欠かせません。愛・地球博の理念継承の取り組みをいっそう進めていただきますようお願いします」と祝辞が送られた。 この後、主催者と来賓がテープカットを行い、「メッセナゴヤ2017」の開幕となった。 展示会場は「環境配慮・エネルギー」「コスト低減・小型軽量化・効率化」「独自の固有技術」「産学・企業提携、地域資源活用」などのコーナーに区分けされ、各社が「出会い」を求めて最新情報の提供に努めた。 メッセナゴヤ ピックアップ 岡谷鋼機 クローラー型搬送支援 ロボット「クローラーTO」 岡谷鋼機(社長=岡谷篤一氏、本社=名古屋市中区)は、スマートフォン等を使った無線通信による指示で資材の搬送を可能とした、全方向クローラー型搬送支援ロボット「クローラーTO(トゥ)」を展示した。建設現場における作業員の負担軽減策として、竹中工務店、トピー工業と共同開発した。 同製品は、資材運搬用台車の下に潜り込み搬送を支援するロボットで、オムニクローラー(東北大学大学院情報科学研究科多田隅建二郎准教授の研究成果をベースに、トピー工業が実用化を進めた移動機構)を生かした前後左右全方向移動が可能な点が特長。高齢作業員、女性作業員でも重量物の搬送が可能となり、建設作業所における搬送作業の省力化が可能となる。 建設現場では、資材の揚重、運搬に工事用エレベーターを使用する場合、荷捌きスペースが広い現場ではフォークリフトで資材の積み込みを行っている。しかし、荷捌きスペースが狭い現場では、重量物である資材運搬用台車を作業員がエレベーターまで押して積み込む必要があり、積み込みに時間がかかる大変な重労働となっている。 同製品は、小回りがきくオムニクローラーの特長を生かし、狭いスペースでもスマートフォンによる簡単な操作で、重量物を積載した資材運搬用台車の下に潜り込み、リフター機能を使って持ち上げ搬送する。 今後、同社ら及び建設機械レンタル会社と共同で試行と改良を重ね、2018年2月を目途にレンタル及び販売を開始する予定。 【クローラーTO 仕様】サイズ=幅54×長さ92×高さ24・6p▽本体重量=120s▽走行速度=3q/h▽稼働時間=2〜4時間▽積載量=500s(牽引1t)▽段差乗り越え=25o▽操作方法=スマートフォン(Wi-Fi通信) デュプロ販売 古紙100%の白い再生紙が 自動で作れる「レコティオ」 印刷機・OA機器等販売のディプロ販売(社長=田島啓介氏、本社=名古屋市中区)は、使用済みコピー用紙をオフィスで再生可能なデュプロの小型製紙装置「RECOTiO(レコティオ)EV-i250」を出品した。 同製品は、使用済みのコピー用紙をセットするだけで、後は自動で紙を水でほぐし、トナー成分を除去した後に、紙をすき、乾燥させて裁断し、再生紙に生まれ変わらせる。 現在、環境保全を考える企業からの問い合わせが多いが、そのほか外部に委託していた機密文書の処理を自社で行うために導入する企業も増加しているという。 レコティオEV-i250の主な特長は、@世界初のトナー除去機能を搭載A古紙をセットしたら約120分で1枚目の再生紙が出来上がるB1時間あたりA4普通紙約250枚、厚紙約110枚を再生可能Cリサイクル時に出るゴミはわずか15%D簡易異物除去機能を搭載ECO2発生を低減F従来機の約3分の2にダウンサイジング。 詳細は、レコティオ特設サイトhttp://www.duplo-seiko.co.jp/recotio/を参照。 岐阜機械商事 空間搬送装置と協働ロボットによる半自動化セル 工作機械・専用機・自動化装置販売の岐阜機械商事(社長=関谷治頼氏、本社=岐阜県岐阜市)は、メカトロシステムの設計・製作を行うアイビーデザイン(社長=同氏、本社=岐阜県可児市)と共同出展し、自動化において頻繁に発生する治具やグリッパー交換などの段取り替えを行う作業者の負担を軽減させるための、空間搬送装置と協働ロボット、クイックチェンジグリッパーによる半自動化セルを提案した。 空間搬送装置には中洲電機の「空間搬送装置ランマスター」(吊下げ重量15s、搬送速度200o/s)、協働ロボットはファナックの「協働ロボットCR-7iA」(7s可搬)、クイックチェンジグリッパーは北川鉄工所の「クイックチェンジグリッパー(面板交換式)」(3ツ爪〈2種〉外径φ98、155)を使用。 省人化、生産の効率化を図りたい、中小の町工場の自動化を進める提案として注目を集めていた。 ODS 仕上がりが美しく、環境にも 優しい「再生FRPブラシ」 ODS(社長=大矢顕氏、本社=名古屋市中区)は、従来の砥粒入り線材を使用した工業用ブラシに変わる新商品として、FRP線材を用いたブラシを紹介した。 同製品は、従来の砥粒とは違い、繊維が糸切れする事なく、独自の技術で長手方向に配向するため安定した効果を発揮でき、既存のバリ取りブラシ、研磨ブラシよりも表面を綺麗に仕上げることができるという。 通常、FRPは加熱溶融すると強化繊維と樹脂との界面に亀裂が生じ、線材にすることが困難だが、今回同社は短炭素繊維で強化したCFRTPやガラス繊維で強化したGFRPを0・3〜0・5oの線材にする方法を開発。FRPの再生材を利用できることから、環境負荷の低減にも寄与する。 同社では様々な用途に合わせて、ブラシの種類・線径・材質・回転数の提案を行っている。 問合せは、同社052-613-8484まで(受付時間は平日の午前9時〜午後5時)。 INAXライブミュージアム企画展 「天然黒ぐろ‐鉄と炭素のものがたり」 会期12月9日(土)〜2018年4月10日(火) LIXILが運営する、土とやきものの魅力を伝える文化施設「INAXライブミュージアム」(所在地=愛知県常滑市)では、12月9日から2018年4月10日まで、企画展「天然黒ぐろ-鉄と炭素のものがたり」を開催する。 同展では、現代の暮らしのなかで愛される「黒」と、その色素である、炭素と鉄に焦点を当てる。やきもの、漆、染織、墨、絵具などをより黒くするために、つくり手たちが挑み続けてきた技術や工夫を写真や動画、道具によって紹介し、その技の数々が結実した黒の完成品を展示する。それらを通して、各々の分野で「より黒い」とはどのようなことなのかを探ると共に、多様な「黒」の世界を見てもらう。 ==開催概要== 企画展「天然黒ぐろ-鉄と炭素のものがたり」Natural Black-A Tale of Iron and Carbon 【会期】2017年12月9日(土)〜2018年4月10日(火) 【会場】INAXライブミュージアム「土・どろんこ館」企画展示室(〒479-8586愛知県常滑市奥栄町1-130、電話0569-34-8282、ファクス0569-34-8283) 【休館日】水曜日(祝日の場合は開館)、12月26日〜2018年1月4日 【観覧料】共通入館料にて観覧可(一般=600円、高・大学生=400円、小・中学生=200円) 【企画】INAXライブミュージアム企画委員会 【展示デザイン】西本剛己氏(ARTLAB+) ■展示概要 やきもの、漆、染織、墨、絵具において、「よい黒」とは何か。 黒を出すための技術や工夫を写真や動画、道具によって紹介し、技の数々が結実した黒の完成品を展示する。展示室入り口付近には、鉄板で覆われた水槽に墨汁(炭)を流し込んだ展示空間を設け、鉄と炭素(墨)による黒の美しさを体感してもらう。 ■主な展示品 〈やきもの〉「瀬戸黒茶碗」、桃山時代(1590年代)、個人蔵 〈漆〉小森邦衛「曲輪造籃胎盤」、漆器、個人蔵 〈墨〉横山大観のために作られた特注の墨、個人蔵 〈版画〉三代歌川豊国(国貞)「役者見立東海道五十三次之内 亀山 歌川水右衛門(松本幸四郎)」(1852年)、個人蔵 〈道具類〉漆刷毛ほか ■関連企画 小学生向けワークショップ「木炭で遊ぶ」、講師…森本玄氏(画家、京都造形芸術大学教授) 【日時】2018年2月下旬〜3月上旬開催予定 【会場】INAXライブミュージアム「土・どろんこ館」 このほか、関連イベントの詳細は、「INAXライブミュージアム」ホームページ(http://www1.lixil.co.jp/ilm/)で順次告知する。 2018〜2022年度中期経営計画 「TOTO WILL2022」を策定 TOTO 売上高7200億円、営業利益800億円 TOTO(社長=喜多村円氏、本社=福岡県北九州市)は10月30日、2018年度から2022年度まで5ヵ年の中期経営計画「TOTO WILL2022」を発表した。 次なる成長に向け、コーポレートガバナンスを土台に、2つの事業軸「グローバル住設事業」、「新領域事業」と、3つの全社横断革新活動「マーケティング革新」、「デマンドチェーン革新」、「マネジメントリソース革新」、事業全体を囲む形で「TOTOグローバル環境ビジョン」を推進し、2022年度に売上高7200億円(2017年度計画…6000億円)、営業利益800億円(同…540億円)、ROA12・0%(同…9・6%)、ROE13・0%(同…12・4%)を目指すとしている。 グローバル住設事業の中の「日本住設事業」では、住宅のリモデルに“あんしん≠プラスして届ける『あんしんリモデル戦略』を推進。2022年度に売上高4500億円、営業利益360億円を目指す。 「中国・アジア住設事業」では、各国・各地域に合わせたマーケティング戦略を推進し、2022年度に売上高1620億円、営業利益350億円を目指す。中国においては、「信頼bPブランド」を目指し、ウォシュレットの更なる拡販を図るとともに、水栓金具の品揃えを拡充しブランドイメージを一新する。 「米州・欧州住設事業」では、米州で「ウォシュレット」を最重点商品に位置づけ、ショールームでの価値伝達強化、市場が拡大するeコマースへの簡単取替商品の投入を実施。欧州では著名物件への商品納入を通したラグジュアリーブランドの地位確立などを推進し、両地域で2022年度に売上高580億円、営業利益70億円を目指す。 新領域事業の「セラミック事業」では、高機能半導体製造技術や次世代高速光通信デバイスの分野を中心に、オンリーワン技術を進化させ、TOTOならではの価値を提供し、2022年度に売上高370億円、営業利益80億円を目指す。 「環境建材事業」では、陶板、(高機能)鏡、ハイドロテクト液の3つの戦略事業に集中していき、2022年度に売上高130億円、営業利益10億円を目指す。 投資については、5年間で約2500億円を計画。日本は工場の生産再編やショールーム投資、海外は衛生陶器や「ウォシュレット」の工場増強、新領域事業ではセラミック事業増強を実施する。 また、現在「環境」の側面で6つのテーマを設定している「TOTOグローバル環境ビジョン」を見直し、事業と関係の深い「きれいと快適」、「環境」、「人とのつながり」という3つの社会的なテーマに整理し2018年4月から新たにスタートする。 携行性・作業性に優れた工具収納具 アクティブバディシリーズ新発売 KTC メンテナンスに機動力をプラス 作業工具メーカーの京都機械工具(KTC、社長=宇城邦英氏、本社=京都府久世郡久御山町)は、収納性・携行性に加え、現場での作業性にも優れ、建築現場や設備・事務機器の保守・点検作業など、工具を現場に持ち運び作業するフィールドメンテナンスに最適な工具収納具「アクティブバディシリーズ」を発売した。 作業工具は製造工場や修理工場だけでなく、ビルやオフィス、住宅など暮らしの中のさまざまなシーンで使われており、工具を現場に持ち込んで作業する際に公共交通機関による移動も可能な、携行性に優れた工具収納具のニーズが高まっている。 同シリーズは、メイン素材に化繊布や樹脂を採用し軽量化を実現。キャリーバッグタイプやバックパックタイプなど、携行性を重視したアイテムを揃えた。また、ポケットや仕切り、専用トレイなどにより収納性や作業性も高く、作業工具や保護具、パーツ類、関連書類などを現場までストレスなく携行し、さらに作業を効率的に行える。 容量や携行スタイルの違う6タイプをラインナップし、多様な作業シーンに対応。「2018SKセール」(セール期間〓2017年11月1日〜2018年4月20日)対象品として、ケース単品5アイテム、工具セット9アイテムの計14アイテムを販売している。 【アクティブバディシリーズ(ケース単品)】 「アクティブバディ キャリー」▽品番EKL-110▽サイズW500×D310×H410▽重量4・3s▽製品収納耐荷重15s▽容量60L▽小売参考価格1万9400円 「アクティブバディ ボストン」▽品番EKL-120▽サイズW500×D290×H260▽重量3・3s▽製品収納耐荷重15s▽容量40L▽小売参考価格1万7100円 「アクティブバディ バックパック」▽品番EKL-130▽サイズW360×D165×H440▽重量2・4s▽製品収納耐荷重10s▽容量30L▽小売参考価格1万4400円 「アクティブバディ カバーロール」▽品番EKL-140▽サイズW305×D305×H330▽重量1・7s▽製品収納耐荷重10s▽容量24L▽小売参考価格7980円 「アクティブバディ スタンドファイル」▽品番EKL-150▽サイズW285×D90×H340▽重量1・7s▽製品収納耐荷重3s▽容量8L▽小売参考価格6820円 【アクティブバディシリーズ(工具セット)】 「アクティブバディ ライト 軽量樹脂ケース工具セット」▽品番SK35618PH▽サイズW390×D192×H310▽重量7・9s(入組工具含む、ケース単体2・3s)▽小売参考価格9万6000円▽SKセールサービス価格7万9800円(2018年4月20日まで)※「アクティブバディ ライト」のケース単品での販売は行わない。 その他、工具セット8アイテムあり。詳しくは2018SKセールスペシャルサイト(http://sk.ktc.jp/)で確認を。 D MG MORI 上海ソリューションセンタ グランドオープン 中国全土を総合的にサポート DMG MORI(社長=森雅彦氏)が上海ソリューションセンタをグランドオープンし、11月8日に行われたオープニングセレモニーで森社長、DMG MORI AKTIENGESELLSCHAFT Chairman of the Executive Board クリスチャントゥーネス氏ら関係者によるテープカットが行われた。 昨年12月に生産を終了した上海工場を全面的に改装しショールーム、アカデミーの機能を充実させ、さらに50mのラインを3案件同時に立ち上げ可能なターンキーエリアとスペアパーツ部門を新たに設置し、上海ソリューションセンタとしてスタート。グランドオープンでは最新機種の「DMU 50 3rd Generation」をはじめ、「CMX 600 V」「LASERTEC 65 3D」などの注目機種を含む25台で実演加工を行った。さらに、インダストリー4・0/IoTを駆使した自動化の提案、CELOSのアプリケーションを活用したスマートファクトリーの実演は好評を博した。 同社は、自動化システム需要の拡大、EVシフトによる自動車産業への注目の高まりを背景に、これまで中国全土に約1万7千台以上の工作機械を納入している。今回オープンした上海ソリューションセンタでは、航空機、金型といった高精度を求められる産業に欠かせない5軸加工機のエキスパートであるアプリケーションエンジニア約30名、保守・保全の際にユーザーのもとに駆けつけるサービスエンジニア約260名を中心に、約330名の社員が活躍しており、中国全土のユーザーを総合的にサポートしていく。 4コーナ溝入れ加工用工具 「テトラミニカット」 タンガロイ TCG18のアイテム拡充 タンガロイ(社長=木下聡氏、本社=福島県いわき市)は、溝入れ加工用工具「TetraMini-Cut(テトラミニカット)」TCG18のアイテムを拡充(40アイテム)し、11月20日より全国で販売を開始した。 4コーナ溝入れ加工用工具「テトラミニカット」は、小型かつ4コーナ仕様で経済性に優れ、また独自の高剛性クランプシステムを採用し、高い刃先位置安定性により優れた加工精度、安定した寿命を実現する溝入れ工具シリーズ。 今回、TCG18のアイテムを拡充することで、小物部品から一般部品までの溝入れ加工に適用可能となり、さらにTCP18とTCG18のシリーズにより、被削材や加工環境に最適なインサートを選定できる。豊富なラインナップで、幅広い溝入れ加工への対応が可能となった。 また、TCG18には溝入れ加工で要求される耐チッピング性と耐塑性変形性に優れる溝入れ専用新材種AH7025を設定しており、加工の安定性および加工能率の向上を可能とした。 主な形番と標準価格(税別)は、「TCG18R150-010 AH7025」「TCG18R250-010 AH7025」「TCG18R300-010 AH7025」いずれも2970円。 難削材加工用エンドミル スマートミラクル 三菱マテ アイテムを追加発売 三菱マテリアル加工事業カンパニー(カンパニープレジデント=鶴巻二三男氏、住所=東京都千代田区)は、難削材加工用エンドミル“SMART MIRACLE(スマートミラクル)”の4枚刃制振エンドミル「VQMHV」「VQJHV」にエンドミル外径1oと1・5oを追加し、11月15日より販売を開始した。 スマートミラクルは、耐摩耗性の大幅な向上とコーティング膜の平滑化処理による、切削抵抗の低減、切りくず排出性を大幅に向上させた(Al-Cr)N系コーティングの採用により、チタン合金・耐熱合金などの加工において、加工能率と工具寿命延長を実現し、ユーザーの高い評価を得ている。 今回、4枚刃制振エンドミルのミディアム刃長「VQMHV」2アイテム、セミロング刃長「VQJHV」2アイテムを追加し、シリーズの拡充を図った。 4枚刃スマートミラクル制振エンドミル「VQMHV」「VQJHV」の主な特長は次の通り。 @独自の表面処理技術“ZERO-μ(ミュー)サーフェース”により、平滑なコーティング膜を実現し、平滑面とシャープな切れ刃の両立によるスムーズな切りくず排出で切削抵抗が低減し、加工能率、工具寿命を向上。 Aびびり振動を抑制し難削材や突き出しの長い加工において安定切削を実現。 B耐欠損性・耐摩耗性に優れた超硬母材で荒加工から仕上げ加工までの幅広い領域に対応可能。 標準価格(税別)は、「VQMHVD0100」「VQMHVD0150」が9640円、「VQJHVD0100」「VQJHVD0150」が1万2100円。 モジュラー式陸上電力供給システム エナジーチェーンディスペンサー イグス 伸長可能な旋回アームで給電を容易に モーション・プラスチック(※)カンパニーのイグス(東京都墨田区)はこのほど、船舶の陸上電力供給(陸電供給)が安全でシンプルに行える、モジュラー式給電システム「エナジーチェーンディスペンサー」を開発した。伸長式エナジーチェーンと高屈曲ケーブルにより、安全な電力供給を確保する。 船舶業界においては、港湾に停泊中の船舶の船内発電機エンジンによる排出ガスを削減しようという動きがあり、その対応策として陸電供給システムが注目されている。船舶の種類によりケーブルガイドシステムに対する要件は異なるが、フェリーの場合、陸電供給システムは通常「ケーブルディスペンサー」によって行われる。このシステムは大型定置式クレーンで、1本または複数の多心ケーブルをプラグイン接続して延長する。延長ケーブルにはカバーがついていないため、使用時には潮流や波の動き、さらには貨物の積み下ろし作業によって大きな負荷がかかる。そこで同社は、陸から船舶へのケーブルを安全にガイドする「エナジーチェーンディスペンサー」を開発した。 「エナジーチェーンディスペンサー」は、港湾の係留ポイントに設置され、伸長可能な旋回アームで船舶への陸電供給を容易にする。アーム動作や10メートルを超えるエナジーチェーンの伸長は電動で行われ、制御は陸上の操作パネル、あるいは船上からの遠隔操作で行う。 「エナジーチェーンディスペンサー」は、@レディーチェーンAエナジーチェーン押し引き機構B支持構造の3つのコンポーネントで構成されている。レディーチェーンとは、ハーネス済みケーブルが収納されたエナジーチェーンのことで、このシステムでは高性能ポリマー製多軸動作向けケーブル保護管「トライフレックス」が使われており、直進だけでなく曲がる、捻じるといった動作にも無理なく追従する。このレディーチェーンをエナジーチェーン押し引き機構によって出し入れする。 押し引き機構は、引き出すエナジーチェーンの長さ調節も可能。また、同機構を1モジュールとして5個まで隣接取付け可能なので、様々な船舶の種類に対応することができる。アラームや電力供給遮断の信号のほか、牽引や長さのモニター機能も付属できる。 このコンパクトな陸電供給ソリューションは、国際規格IEC80005要求を満たしており、すでにノルウェーのベルゲン市に3基の導入実績があるという。 (※)モーション・プラスチック…機械可動部での使用に適したプラスチック製部品、を意味する同社用語。 エアレス・ホースレスで吸着搬送可能な コボットポンプECBPiシリーズ シュマルツ 小型の新型真空ポンプを開発 真空機器専門メーカーのシュマルツ(横浜市都筑区)は、エアレスで真空搬送を可能にする小型真空ポンプ「ECBPi」を開発した。 コボットポンプECBPiは、自動倉庫などで使用される自走式ロボットや人と共に作業を行う協働ロボット向けに開発された、小型の電気式真空ポンプ。従来の協働作業や自動運転による作業では、真空発生器に圧縮エアを供給するためのコンプレッサやホースが、ロボットの移動や作業内容を制限する要因となっていたが、コボットポンプECBPiは電気によって真空エアを発生させるため、圧縮エアの供給やホース配管が不要であり、さらに本体重量が約775gと軽量であるため、小型の協働ロボットや自走式ロボットの負担にならない。各社ロボットメーカー向けのロボットフランジもラインアップし、迅速かつ容易にロボットと接続することができる。 また、コボットポンプECBPiは公共交通機関などで用いられるNFC(近距離無線通信)にも対応。NFCに対応するスマートフォンなどを通して、機器の取り外しやケーブル接続を行わずプロセスデータや取扱説明書、エラーメッセージの詳細などを確認できる。さらに各種フィールドネットワークシステムとの相互通信が可能となる通信技術IO-Linkにも対応し、離れた場所からの状態監視や予知保全、設定値の変更などが可能となっている。 同製品は、11月29日から4日間東京で開催された「2017国際ロボット展」で国内初披露された。 【主な特長】 @電気で作動するため、圧縮エアやホース配管が不要で、協働ロボット・自走式ロボットに最適 A小型・軽量のため、ロボットの負担を軽減 B各社ロボットとの接続が容易なロボットフランジもラインアップし、迅速・容易に取付け可能 CNFCやTO-Linkに対応し、スマートフォンによる設定値の変更や、離れた場所での状態監視・予知保全が可能 【テクニカルデータ】 最大吸込量=12L/min▽定格電力=13W▽電圧=24V-DC 金物業界の祖神を祀る 金山神社例祭、厳かに 那古野金山神社崇敬会 11月8日、金物業界の祖神(そしん)を祀る金山神社例祭(ふいご祭)が今年も那古野金山神社崇敬会(世話人=岸邦治郎氏、種田健司氏、印藤武司氏)により名古屋市中区の那古野神社で執り行われた。当日は、あいにくの天気にもかかわらず金物業界から愛知県金物商工協同組合、名古屋建築金物卸商組合、名古屋利器工匠具卸業組合の代表者らが出席。参加者は順に玉串を奉奠(ほうてん)し、商売繁盛と業界の発展を祈願した。 「ふいご祭」とは鍛冶屋や鋳物師(いもじ)などの職人が稲荷神または金屋子(かなやご)神を祀り、いつも仕事で使っている「ふいご」を清めて祝う神事のことで、毎年11月8日に行われている。別名「たたら祭」とも言う。「ふいご」は、その昔、金属の製鉄や加工の際に用いられた、火をおこすための送風機である。 那古野金山神社崇敬会は金山神社例祭の開催にあたり「金山神社は明治43年7月、岐阜県不破郡垂井町宮代に鎮座まします南宮神社の御分霊を那古野神社境内に祀り金物業界の発展を祈願するために毎年11月8日に『ふいご祭』と称して報本反始(ほうほんはんし)の真を捧げ感謝の祭を盛大に執り行っておりましたが、戦後その祭礼が途絶えておりましたので業界先輩の遺志を継いで昭和52年10月8日、金物業界の有志により名古屋金山会を再興いたし爾来(じらい)、例祭を執り行い御神慮を案じ奉るとともに金物業界の発展を祈願いたしております」とコメントしている。 過去最高92名が参加 優勝は小室さん(日伝) 名古屋伝動機商組合 第15回ボウリング大会 名古屋伝動機商組合(理事長=服部将康氏・服部社長)は11月10日、名古屋市中区のスポルト名古屋で第15回ボウリング大会(担当幹事=岩田典之理事・イワタ社長)を開催した。服部理事長の始球式で始まった本大会には、過去最高となる92名がエントリー。個人戦2ゲームのトータルスコア(女子一律1ゲーム20Pのハンデ)で競う熱戦が繰り広げられた。 服部理事長は大会終了後、参加者に向け「今回は過去最高となる92名の方にご参加いただきました。この会は本当にいつも多くの方にご参加いただいており、運営する側も非常に嬉しく思っております。今回で15回目の開催となり、歴史の長い会になってきました。この調子で100名の参加を目指して、第16回、17回と続けていきたいと思っておりますので、今後ともぜひ皆さまのご参加をお願いします」と挨拶し、次回以降の参加を促していた。 上位入賞者は以下の通りだ。 【総合】 ●優勝(ハイゲーム)=日伝・小室さん▽トータルスコア/362P(HG/203P) ●準優勝=本田商店・本田(政)さん▽トータルスコア/351P ●3位=落合・早川さん▽トータルスコア/334P 【女子の部】(一律HDCP40P) ●優勝=藤川伝導・西村さん▽トータルスコア/286P ●準優勝=ダイドー・鈴村さん▽トータルスコア/277P ●3位=藤川伝導・伊藤さん▽トータルスコア/266P 2017年12月17日(日)・2656号 悪天候の中、9万人超える来場者 MECT2017 出展者にも好評 愛機工 12月理事会を開催 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)は、12月5日午後4時30分より名古屋市中区の東京第一ホテル錦で理事ら25人が出席して理事会を開いた。展示会MECT2017の報告をはじめ、新年会、中部ブロック会議などについて審議した。 冒頭、伊藤理事長より挨拶があり、続いて議事に入った。 「MECT2017」について、森田乾嗣副実行委員長(モリタ社長・組合会計理事)が報告。10月18〜21日の4日間、ポートメッセなごや1〜3号館にて開催された。開催規模は457社・1933小間で過去2番目となった(現在では、過去最高の1953小間を上回るのは消防法により不可能とされる)。動員は、前回(9万4134人)を下回ったものの、悪天候の中で9万2305人の来場者を迎え盛況だった。11月15日には東京第一ホテル錦で関係出展者と実行委員を招いて報告会と懇親会を開催し、総勢110人が参加。出展者との意見交換では、来場者の反応も良く概ね好評を得られた。課題として会場内の段差改善や小間装飾の高さ制限の緩和などの意見が出された。次回MECT2019は2019年10月23日(水)〜26日(土)に開催される。 「全国若手交流会」について、滝澤有一青年部副部長(松本商店社長)が報告。第1回全機工連「全国若手交流会」が11月18日、東京組合青年部が幹事となりロイヤルパークホテルを会場に全国各地から約100人が参加して開催された。愛知組合からは、全機工連の人材開発委員長を務める水谷隆彦副理事長(ミズタニ機販社長)、滝澤青年部副部長はじめ12人が参加した。今回は、働き方改革フォーラム「会社も社員もWIN WINになるために」をテーマに講演を行った後、各地区の代表が職場環境の現状や見解を述べ、愛知組合では幡野裕幸理事(朝日社長)が発表した。フォーラム終了後は、懇親会で全国各地の交流と情報交換が活発に行われた。次回は中部ブロックが幹事となり三重県を開催地に設営・企画する。 「組合ゴルフ大会」について、長村康義福利厚生部長(長村商店社長)が報告。10月13日、新南愛知カントリークラブにて開催し、山善の猪口博一氏が優勝した。参加38人。 「機工商社座談会」について、林正人経営対策部長(広島商事社長)が報告。日本産機新聞社より2018年新年号に掲載する企画として、「未来を拓く戦略」をテーマにした同組合会員による新春座談会の依頼があり、経営対策部の林部長、幡野裕幸副部長、和久田修志理事(三和商事社長)、小浦正喜理事(こうら社長)がメンバーとなった。座談会は11月28日、広島商事の会議室で行われ、@直面する課題と対策A外的要因への対策B工具商の経営で今後最も大切なこと―の課題に沿って各企業の現状や課題・対策が発表された。 「教育事業企画案」について、林経営対策部長が説明。社員教育研究所(管理者養成学校)が主催する外部研修(Off-JT)「リーダー育成セミナー」の案内を配信する。受講者数が限られるため、組合が主催となり同テーマでのセミナーの企画が提案された。また、以前から計画している営業社員を対象に研削加工および切削工具の知識を主とした座学と実習(2日間)の研修は、2018年の2月または3月を予定している。講師は青木渉氏(BTT会長)。 「第74回組合親善野球大会」について、長村福利厚生部長が経過報告した。野球大会は、雨天の影響や日程調整が難しく、進行が大幅に遅れている。優勝戦は年明けの3月17日に開催する予定。 「機工メイト推進委員会」について、伊藤正人推進委員(伊藤信産業社長)とブロードリーフの長谷川執行役員、岡本氏、麓氏が@機工メイト委員会の活動報告A機工メイト実績BOTRS(改善ソフト)について説明した。 「新年会」について、幡野裕幸中北支部長(幹事支部=中北支部)が予告。2018年組合賀詞交歓会を1月18日午後6時よりクラウンプラザホテル・グランコート名古屋にて400人規模で開催する。 「中部ブロック会議」については、2018年2月19日午後3時より東京第一ホテル錦にて開催する。三重組合(理事長=門脇匡伸氏・門脇商店社長)が担当。 「支部再編」については、伊藤理事長が支部再編の経緯を踏まえ支部忘年会において改めて支部員の意見を確認するとした。 部会報告は、【総務部】支部再編について議論を調整する。【情報部】組合報を11月に発行した。10月景況調査集計は同組合報に掲載。【経営対策部】社員研修、管理者セミナー等、今年度内に開催するセミナーを具体化する。【事業部】各種保険等、既存事業の拡販に努める。業務災害補償プランについては、順次、支部忘年会で説明を行っており、反応はまずまずで問い合わせも来ている。【青年部】青年部設立50周年事業として10月27日より3日間、中国・大連市の日系企業、伊藤機工(大連)有限公司を訪ね視察と講演会を開催した。日帰りバスツアーを2018年2月3日に実施する。満席となり11月28日に受付を締め切った。訪問先は吉本新喜劇。【福利厚生部】野球大会の年度内実施に努める。野球大会の反省会は優勝戦前の来年2月または3月に予定している。 その他、事務局年末年始休業は12月29日〜2018年1月4日。次回理事会は2018年2月13日午後4時30分より。終了後、懇親会を開催する。会場は東京第一ホテル錦。 ボウリング大会、新年会、 会計中間報告などを審議 愛鋲協 29年度第5回定例理事会 愛知鋲螺商協同組合(理事長=藤田守彦氏・藤田螺子工業常務)は、11月8日午後7時より名古屋市中村区の安保ホールにおいて平成29年度第5回定例理事会を開催した。理事6名が出席した。 藤田理事長の挨拶の後、理事長が議長を務めて各議案の審議に入った。 第1号議案=事業部委員会に関する件は、事務局より9、10月度の売上が報告され、承認された。 第2号議案=新年会の件は、司会者、来賓、会費などについて審議した。新年会は平成30年1月26日午後6時より名鉄ニューグランドホテルにて開催する。司会者を土方博之理事(金城螺子製作所専務)が務め、来賓として中央会の出席を依頼する。乾杯の発声は出席する相談役の中から決める。閉会の辞は大野正博副理事長(中部製作所社長)。会費については各社1人無料、2人目以降1人につき5000円を徴収する。開催案内を発送する。 第3号議案=親善ボウリング大会の件は、担当の鈴木憲一理事(エフシーテック社長)より説明された。12月3日午前10時より、星ケ丘ボウル(全60レーン)を貸切りにして参加予定180名で開催。申込締切後、子供の男女数により菓子を手配する。役員は9時20分集合。プレーしない役員は藤田理事長、大野副理事長、小倉正嗣副理事長(小倉商店社長)、鈴木理事、松原徳幸理事(千代松螺子社長)、そのほか組合員に手伝いを依頼する。 第4号議案=会計中間報告に関する件は、事務局より10月末までの収支が報告された。前年に比べ事業部売上が減少していることに加え、ねじ商連総会費用の出費により、期末決算は若干の赤字が予想されるとした。来年1月の理事会で、ある程度決算予想が出せると報告された。 第5号議案=その他として、中央会、名市協の会報と各業界紙への新年広告の掲載が承認された。 また、11月20日に東京で開催のねじ商連常任理事会へは藤田理事長、大野副理事長、小倉副理事長が出席することを確認し、以上で全議案の審議を終了した。 『吉岡幸ジョイントフェア in TAKEDA2017』 吉岡幸 武田機械の新工場にて開催 建設・産業資材のトータルサプライヤー、吉岡幸(社長=吉岡正盛氏、本社=福井市宝永3-22-5)は11月16〜17日の2日間、金属工作機械及び機器の製造・販売を行う武田機械(社長=山口博徳氏、本社=福井市三尾野町1-1-1)において、ジョイントフェアを開催した。 武田機械が、本社敷地内に今春、新社屋・新組立工場を竣工した記念として、「TAKEDAプレートソリューションフェア2017」を開催するにあたり、吉岡幸との共同での展示会開催を提案したもの。吉岡幸は切削やツーリング、精機製品、作業工具など、武田機械に関連する取扱いメーカー25社の新商品などを出品。「会場のにぎわい演出に一役買うことができた」と吉岡社長は振り返った。 会場となった新工場には武田機械の最新の両頭フライス盤、プレートミル、インモーションセンタなどが展示され、明るい雰囲気の中、生産革新につながる新たな提案や商談が行われた。 会期中は、武田機械の顧客である主に県外のディーラー・ユーザーなど460人と、吉岡幸の地元のユーザー298人、合わせて758人が来場した。 展示会開催にあたり、武田機械の山口社長は「この春に竣工した新しい組立工場を見ていただく良いチャンスで、最新の機械も展示する。メーカーと1商社が共同でフェアを行うのは全国でも珍しい。最新の技術やどのようなことをやっているのか、日本のものづくりを理解する機会としていただけると幸い」とコメント。 吉岡幸の吉岡社長は「武田機械の山口社長より『一緒に展示会をやらないか』とご提案いただいた。吉岡幸としては県内のものづくりユーザー様に最新の工場を見ていただく絶好のチャンスであると同時に、扱いメーカーを展示させていただき需要の掘り起こしをする機会でもある。ジョイントフェアの意味には武田機械様と吉岡幸、そして全国のものづくりユーザーと武田機械様とのジョイントという意味合いもある」とコメントした。 原 嘉輝氏(オンダ製作所)が優勝 岐阜県管工機材商組合 第72回ゴルフ会 岐阜県管工機材商組合(理事長=廣瀬功氏・瓶由社長)は11月2日、岐阜関カントリー倶楽部東コースにて第72回ゴルフ会を開催した。正・賛助会員6組24名が参加して親睦を深めながらラウンドを楽しみ、原嘉輝氏(オンダ製作所)がN70・2で優勝した。 上位入賞者は次の通り(敬称略)。 ▽優勝=原嘉輝(オンダ製作所)N70・2H22・8 ▽準優勝=木下昭彦(キッツ)N73・0H12・0 ▽3位=廣瀬功(瓶由)N74・8H7・2 ▽4位=小池弘明(東洋バルヴ)N75・6H26・4 ▽5位=定益和博(大成機工)N77・2H22・8 ▽ベストグロス=廣瀬功(瓶由)82 第32回管工機材・設備総合展 メーカーに開催概要等説明される 愛知県管工機材商協組 出品説明会開催 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=大藪淳一氏・大清社長)は11月28日、名古屋市千種区の名古屋市中小企業振興会館(吹上ホール)で『第32回管工機材・設備総合展』(以下、展示会)出品説明会を開催した。 冒頭、大藪理事長は挨拶の中で「昨年開催した第31回展示会はおかげさまで満小間のお申し込みをいただき、消防法の関係などから、どうしても小間数が限られてしまい泣く泣くお断りをさせていただいたメーカーさまもございました。本日お集まりいただきました皆さまには早めに展示会概要を伝えさせていただき、来年度の事業計画や予算に展示会のことを組み込んで頂きたくご検討くださればと思います。皆さまにおかれましては、なるべく早くお申し込みをいただいて小間数を確定させ、実施に向けての活動を開始していただけたらと思います」と、早期出品申込をメーカー各社に訴えていた。 続いて挨拶に立った成田幸隆展示会実行委員長(組合理事、大成工機商会社長)は「今回の展示会は『いのちの水、流す技、未来につなげ。』をテーマといたしました。快適で安心して暮らせる環境づくりと、常に時代の流れを敏感に受け止め最先端の技術とノウハウを生かした製品や技術を、ご来場される皆さまにご提供したい。そんな思いを込めた展示会にしていきたいと考えています。また、ポスターに関しては水に暮らすカエルと白クマをイメージに登場させ、私たちの生活だけでなく地球環境の問題に関わる管工機材の大切さを表現しました。さらに、緑色と青色のツートンカラーとすることで、我々の業界にあまり関わりのない方々の目を引くポスターになりました。出品者の皆さまには今回の展示会を通して新たな需要の掘り起こしと販路の拡大、この2つをもって売上の向上につなげていただければと思っております。また、ご来場いただくお客さまには本展示会を通して管工機材業界を少しでも身近に感じていただいて、未来の業界を担っていく人材を確保できるようにしていけたらと思っています」と、展示会を開催する意義などについて言及した。 展示会実行委員会メンバーの紹介、本展示会をサポートするニホンディスプレイから開催概要や出品申込方法などが説明され、最後に小川誉之副理事長(小川管商社長)が「このような説明会は8年前の第28回展示会から始まりました。組合としては、この説明会を通して出品者の皆さまに実行委員長のテーマにかけた思い、そして展示会の詳細についてより深く知っていただければと思っております。フレッシュマンも居ればベテランも居る展示会実行委員会メンバー総勢22名で、第32回展示会の企画・運営を行ってまいる所存でございます。皆さま方におかれましては、本日の出品説明会でこの展示会に、より一層のご理解をいただき、ぜひ多くの企業さまのご出品をたまわりますよう、よろしくご検討をお願いいたします」と挨拶し、本会は終了した。 ◇ 【開催概要】 ▼目的/一般家庭からインフラ・産業活動にいたるまでの広い分野にわたって社会基盤を支える管工機材・設備機器の最新の製品・技術・情報を公開し、環境問題、資源の有効利用・リサイクル、少子高齢化などの時代の要請と関連付け、新たな需要の創造と販売促進を図り、もって業界の発展に寄与する。 ▼主催/愛知県管工機材商業協同組合 ▼後援/愛知県・名古屋市・名古屋商工会議所・愛知県中小企業団体中央会・愛知県管工事業協同組合連合会・愛知県空調衛生工事業協会・名古屋市指定水道工事店協同組合・全国管工機材商業連合会・静岡県管工機材商組合・岐阜県管工機材商組合・三重県管工機材商業組合・中部経済新聞社・日刊工業新聞社・商工経済新聞社・名古屋機工新聞社 ▼開催期間/平成30年10月4日(木)10時〜17時、同5日(金)10時〜18時、同6日(土)10時〜16時 ▼開催場所/名古屋市中小企業振興会館1F吹上ホール=名古屋市千種区吹上2-6-3、名古屋市営地下鉄桜通線「吹上」駅下車 ▼展示出品(予定)/管工機材・設備機器・配管資材・計測器・関連コンピュータシステムなど ▼入場/一般公開(入場無料) ▼事務局/ニホンディスプレイ=愛知県大府市横根町名高山15-3、電話=0562(46)7800、FAX=0562(46)8611 ◇ 【実行委員会】 ▼実行委員長/成田幸隆氏 ▼実行副委員長/坪井研二氏(ツボイ) ▼総務部/部長=安井文康氏(錦興業)、副部長=土橋治彦氏(岡谷鋼機)、部員=竹内裕二氏(丸金商会) ▼会場部/部長=田中勝次氏(タナカ)、副部長=東勝則氏(オータケ)、部員=加藤喜和氏(クリエイト)、鈴木啓由氏(ユアサ商事)、伊神敏雅氏(双葉製作所)、丹羽一幸氏(丹羽機材)、福元良貴氏(山信)、林幸広氏(中部マテリアルズ) ▼受付部/部長=粂内洋氏(名古屋機器)、副部長=大倉明久氏(橋本総業)、部員=川島宏紀氏(川島商事)、鈴木克利氏(米津物産)、荒木彌一郎氏(荒木商事)、安藤博司氏(川本第一製作所) ▼抽選部/部長=倉地克明氏(倉地)、副部長=長谷川尚氏(加藤商会)、倉橋茂己氏(明興) 人事異動 ダイジェット工業 ダイジェット工業が発表した人事異動(12月1日付)は次の通り。 太田映氏=業務役員耐摩工具事業部長兼生産企画部長(業務役員生産企画部長兼大阪事業所長) 田中豊二氏=大阪事業所長兼富田林工場長(大阪事業所長代行兼富田林工場長) ※( )内は旧職名 第22回「IR優良企業賞」にて トラスコ中山IR優良企業奨励賞を受賞 機械工具卸売商社のトラスコ中山(社長=中山哲也氏、本社=東京都港区)はこのほど、一般社団法人日本IR協議会(会長=隅修三氏・東京海上ホールディングス会長)が主催する第22回「IR優良企業賞」において、「IR優良企業奨励賞」を受賞した。 IR優良企業賞は、IR(投資家向け広報活動)の趣旨を深く理解し、積極的に取り組み、市場関係者の高い支持を得るなど優れた成果をあげた企業を選び表彰するもの。選定・表彰は毎年行われ、今年で22回目を迎えた。 審査対象は、日本IR協議会の会員企業のうち株式を公開している企業で、2017年の応募企業は284社。ここから、応募企業が提出した「調査票」の結果をもとにした第1次審査、証券アナリスト・機関投資家・ジャーナリストなどの専門委員14名による第2次審査、さらに学術経験者・弁護士なども加えた審査委員全員による最終審査を経て、「IR優良企業大賞」2社、「IR優良企業賞」7社、「IR優良企業特別賞」3社、「IR優良企業奨励賞」2社の合計14社が選ばれた。 同社の今回の受賞は、@経営トップのオープンな姿勢が高い評価を得ているA中短期業績予想などの投資家に有用な情報を積極的に発信しているB決算説明資料は日英で公表。決算説明会資料を同日にウェブサイトに掲載するなど早期、公平な情報開示に努めているC社会貢献や女性活躍などのESG情報を重視し、内容も詳細D個人投資家向け活動も充実させている-といった点が評価された。 現場第一線の営業マン対象に 新商品・サービスを学ぶ 岡谷管栄会 商品研修会開催 岡谷管栄会(会長=大藪淳一氏・大清社長、岡谷鋼機と販売店・メーカーの集い)は11月27日、会員各社の実務者を対象とした商品研修会を名古屋市中区の岡谷鋼機名古屋本店ビルで開催。30名が参加した。同会では、会員各社の社員を対象とした研修会を年に2度開催しており、本年5月には新人を対象とした研修会が行われている。今回は、現場第一線で活躍している営業マンなどを対象に、同会に参加するメーカーら5社から、最新の商品やサービスについてのレクチャーが行われた。 説明にあたったのは、@イノアック住環境『樹脂製スプリンクラーシステム、空調用配管システムについて』、Aシーケー金属『パイプシェーバーについて』、Bパーパス『業務用ハイブリッド給湯器、新型エコジョーズについて』、Cハウステック『ショールーム展開、製品キャンペーンについて』、D日立金属『ソフレAQ、WSPQについて』の5社。参加者は自社の拡販へとつなげるべく、熱心に耳を傾けていた。 冒頭の大藪会長の挨拶にもあったが、岡谷鋼機は老舗企業の集うエノキアン協会(仏)のメンバーである。エノキアン協会に加盟するには創業200年以上であること、オーナー家が経営していること、健全経営を続けていることなどの条件を満たしている必要があり、日本では同社を含めて8社のみがメンバーに名を連ねている。1669年に名古屋の鉄砲町(現・本社所在地)で金物商「笹屋」として産声を上げ、2019年には350周年を迎える岡谷鋼機。その現社長である岡谷篤一氏が2018年1月、エノキアン協会初となる日本人会長に就任するという。任期は2年。 商品研修会終了後は、会場を移して懇親会が開催された。研修会で説明にあたったメーカーらも参加し、お互いに名刺交換をするなどして交流を深めていた。 総受注高が前年同月比41・8%増 7か月連続で前年を上回る 中部経済産業局 10月度金属工作機械受注状況 中部経済産業局が11月28日に発表した平成29年10月度金属工作機械受注状況によると、管内金属工作機械メーカー主要8社(オークマ、アマダマシンツール、ジェイテクト、コマツNTC、富士機械製造、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の総受注高は、前年同月比41・8%増の433億400万円となり、7か月連続で前年を上回った。前月比は2・1%減だった。 国内受注は、前年同月比29・0%増の163億4500万円となり、3か月連続で前年を上回った。前月比は4・5%減だった。主力の一般機械工業向けが前年同月比28・5%増の79億600万円と2か月連続で前年を上回り、自動車工業向けも同21・3%増の52億800万円と10か月連続で前年を上回った。 海外受注は、前年同月比50・9%増の269億5900万円となり、5か月連続で前年を上回った。前月比は0・5%減だった。海外受注比率は前月より1・0ポイント増加し62・3%となった。 アジア向けが前年同月比71・5%増、ヨーロッパ向けが同52・8%増とともに7か月連続で前年を上回り、北米向けも同24・6%増と5か月連続で前年を上回った。シェアは、アジア(トルコを含む)向け37・8%、北米向け30・7%、ヨーロッパ向け27・7%。 国別にみると、1位の中国が70億5800万円(前年同月比135・0%増)、以下、アメリカ70億900万円(同18・8%増)、ドイツ19億6400万円(同30・2%増)、イタリア16億7400万円(同114・9%増)、インド11億1600万円(同186・2%増)の順となった。 販売額は、前年同月比7・3%増の301億4300万円となり、7か月連続で前年を上回った。前月比は24・4%減だった。 受注残高は、前年同月比21・5%増の1946億2000万円となり、7か月連続で前年を上回った。前月比は4・3%増だった。 2017年の活動を振り返る 役員会・忘年会開催 愛機工青年部 忘年会の模様 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)の青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)は12月5日、名古屋市中区のCAFE LE DOME(カフェ・ル・ドーモ)にて役員会ならびに忘年会を開催した。 忘年会前に行われた役員会では、来年2月3日に青年部主催で開催するレクリエーション「吉本新喜劇 体験・満喫ツアー」(好評につき、募集開始早々に定員に達し募集を終了)や、雨天のため進行が遅れている野球大会の経過について話された。野球の決勝戦は来年3月17日に行われる予定。そのほか、青年部役員新年会を来年1月23日に開催することも決まった。 続いて午後7時から忘年会が開かれ、多数の部員が参加。 森部長が「本日の忘年会までの間に色々な行事がありましたが、すべて滞りなくできましたことを感謝いたします。来年も、まだ2月にレクリエーションがあるので宜しくお願いします。私もこの年になるまで、楽しく青年部員の皆様と接して来ることができました。しかし、私も年ですので来年の改選期にはそろそろ退任させていただき、若い人にお任せしたいと思います。今年は本当にご苦労さまでした」と挨拶し、乾杯の音頭をとった。 忘年会では青年部創立50周年を記念して10月27〜29日の3日間の日程で開催された「中国大連市視察」の参加者から報告が行われた。和やかに歓談が進む中、2名の部員に結婚祝い、1名の部員に出産祝いが贈られる一幕もあり、楽しいひと時を過ごした。 最後に三木喜昌統括幹事長(三起工機)の中締めで盛会のうちにお開きとなった。 清水雄路氏(コサカ精工)が優勝 ナゴヤ西部機械協組 第27回ボウリング大会 ナゴヤ西部機械協同組合(理事長=上野平雅裕氏・名上鈑金工業所社長)は、11月10日午後7時より愛知県稲沢市の稲沢グランドボウルで組合員とその従業員ら9社84名が参加して、組合最後のボウリング大会を開催した。 大会は上野平理事長の始球式でスタート。2ゲーム行い日頃の腕前を競った結果、清水雄路氏(コサカ精工)がトータル409ピンで見事優勝した。ハイゲームは上田進氏(コサカ精工)の211ピン。団体戦は、両氏を擁するコサカ精工Aチームが優勝した。 ゲーム終了後はパーティールームで表彰式が行われ、冒頭、上野平理事長が「このボウリング大会も年1回ではありましたが、20年以上続きました。これも皆様方のご支援、ご協力の賜物と感謝いたします。第1回目の大会もこの稲沢グランドボウルで開催しました。その後、富士中川ボウル、小牧ワクワクボウルと会場が変わり、再び稲沢に戻っての開催が続きましたが、組合が来年3月で解散の運びとなり、ボウリング大会も今回が最後となります。長い間ありがとうございました」と挨拶。 順位の発表があり、各賞を受賞した個人と団体に賞品が授与された。 上位入賞者及び団体は次の通り(敬称略)。 【個人の部】 ▽優勝=清水雄路(コサカ精工)409ピン ▽準優勝=寺本愛海(島内製作所)375ピン(ハンデキャップ含む) ▽第3位=武藤梨加(近藤金属工業)375ピン(ハンデキャップ含む) ▽第4位=上田進(コサカ精工)364ピン ▽第5位=寺本裕昭(島内製作所)355ピン 【団体の部】 ▽優勝=コサカ精工Aチーム 1110ピン ▽準優勝=島内製作所Aチーム 1079ピン ▽第3位=近藤金属工業Aチーム 972ピン 最新の機器・工具類を展示紹介 三井機工 最新情報をいち早く発信 『MECT2017フォロー展』盛況 工作機械・精密切削工具・精密測定装置等の総合商社、三井機工(社長=三井重信氏、本社=愛知県岡崎市戸崎町牛転14-40)は11月24、25日の両日、岡崎市竜美丘会館において「メカトロテックジャパン(MECT)2017フォロー展」を開催した。2日間でユーザーなど約300名が来場し、会場は賑わいを見せた。 同社は、MECTとJIMTOF(日本国際工作機械見本市)の閉幕後、展示会に出品された各分野の代表的なメーカーの最新商品を展示紹介する「フォロー展」を毎年開催している。最新情報をいち早く収集できる場としてユーザーに好評であり、30回以上続けられている。 今回は、10月に今年最大の工作機械見本市として名古屋で開催され成功裡に終了したMECT2017のフォロー展で、メーカー約60社が出展し、高能率・高品位加工を提案した。 会場には三井機工のスタッフがセレクトした、MECT2017で注目を集めた新商品や同社のユーザーにマッチした最新の機器・工具などが幅広く展示され、来場者は商品を間近に見ながらじっくりと担当者の説明に耳を傾けていた。特に初日は午後8時までの開催だったが、時間いっぱいまで熱心に会場を見て回る来場者の姿が見られた。 また、会期中に行われた出展メーカー(日研工作所、住友電気工業、オーエスジー)による技術セミナーも好評を博した。 中部営業部長に風岡和則氏 オーエスジー オーエスジー(社長=石川則男氏、本社=愛知県豊川市本野ケ原3-22)では12月1日付の人事異動で、中部営業部長の久野将稔氏が大宝産業に出向となり、後任の部長に風岡和則氏(前インドネシア統括)が就任した。久野氏は大宝産業の社長に就任する予定。 風岡氏は部長就任にあたり、「当地区は日本のモノづくりの最大拠点、大変大きな責任で身の引き締まる思いです。体制も新たにし、皆様に一層ご愛顧いただけるオーエスジー目指し鋭意努力する決意です」と所信を表明している。 中部営業部の新体制は次の通り(敬称略)。 ・部長=風岡和則※新任 ・次長=近田忠史(工作機械メーカー担当)※新任 ・一課長=村松久義(流通担当) ・二課長=亀谷仁志(大手ユーザー担当) ・三課長=浅沼広和(航空機関連担当、安城営業所長兼務)※新任 人事異動 12月1日付 オーエスジー 敬称略、[ ]内は旧職 【部長】 大竹孝之=第1製造部長[機械部長] 笠原隆二=第3製造部長[第3製造部製造1課長] 浅井邦裕=機械部長[機械部機械設計グループリーダー(課長)] 尾嶋滋樹=経理部長[経営企画室長(次長)] 清家政計=調達部長[OSG THAI CO.,LTD.出向] 川村淳一=総務部長[サポートセンター経理部長] 風岡和則=中部営業部長[PT.OSG INDONESIA出向] 松尾直彦=大宝精密工具股有限公司出向(董事長代理 総経理)[第1製造部長] 今泉英明=製造企画室グループサポートチーム勤務(部長級)[第3製造部長] 久野将稔=大宝産業株式会社出向(社長就任予定)[中部営業部長] 【次長】 近田忠史=中部営業部次長[企画部カスタマーサービスグループリーダー(課長)] 田中博信=経営企画室長付勤務(次長級)[企画部次長(グローバルマーケティング部次長兼務)] 【課長】 半田浩勝=第2製造部製造1課長[第4製造部製造1課2係長] 小松忠司=第3製造部製造1課長[第3製造部生産管理課長] 佐藤一成=第3製造部生産管理課長[第3製造部生産管理課2係長] 高濱宏貢=機械部機械設計グループリーダー(課長)[機械部機械設計グループ設計チームチーフ(係長)] 小島光晴=デザインセンター転造工具設計グループリーダー(課長)[デザインセンター転造工具設計グループ転造工具設計チームリーダー(係長)] 竹田太=調達部調達グループリーダー(課長)[調達部調達グループ主材チームリーダー(係長)] 伊藤秀高=グローバルマーケティング部国際営業課長[グローバルマーケティング部勤務(課長級)] 水野晃=部営業部2課長(東部営業部東京営業所長兼務)[東部営業部上田事務所長] 浅沼広和=中部営業部3課長(中部営業部安城営業所長兼務)[中部営業部安城営業所長] 小林幹生=企画部カスタマーサービスグループリーダー(課長)[グローバルマーケティング部国際営業課長] 山本茂之=第2製造部生産管理課1係勤務(課長級)[第2製造部製造1課長] 栗本孝則=調達部調達グループ副資材チーム勤務(課長級)[調達部調達グループリーダー(課長)] 島田正男=欧士机(上海)精密工具有限公司出向[東部営業部2課長] 森西俊之=欧士机(上海)精密工具有限公司出向[中部営業部3課長(名古屋営業所長兼務)] 日比康晴=オーエスジーコーティングサービス株式会社転籍[デザインセンター転造工具設計グループリーダー(課長)] 福井康雄=デザインセンター長付(課長級)[R&D室長(課長)] 羽生博之=オーエスジーコーティングサービス株式会社出向[R&D室開発グループリーダー(課長)] 【営業所長】 加藤司=東部営業部上田事務所長[東部営業部東京営業所勤務] 下川康宏=東部営業部茨城事務所長[中部営業部浜松営業所勤務] 片桐賢一=中部営業部名古屋営業所長[東部営業部東京営業所長] 夏目貴正=西部営業部広島営業所長[西部営業部四国事務所長] 竹下武蔵=西部営業部四国事務所長[西部営業部金沢営業所勤務] 藤山昭憲=OSG EuropeS.A.(スロバキア支店)出向[東部営業部茨城事務所長] 三好康雅=ORS株式会社転籍[西部営業部広島営業所長] 設備の進化、想いをカタチに! 第15回設和会商品技術展示会開催 主催・大和ハウス工業設和会 大和ハウス工業(社長=芳井敬一氏、本社=大阪市北区)と設備メーカー、販売会社、エネルギー会社、通信会社などで構成される大和ハウス工業設和会中部支部(支部長=高崎達雄氏、会員数=76社)は、11月16日と17日の2日間にわたり、今回で15回目となる「設和会商品技術展示会」を開催した。今回展のテーマは『設備の進化、想いをカタチに!』だ。今年度から大和ハウス工業名古屋支社が名古屋市中村区ささしまライブ≠ヨ移転したことで会場もこれまで以上に広くなり、出展企業44社・カタログ参加企業7社、合計51社と昨年を6社上回る出展となった。来場者も2日間の合計目標動員数1500名を上回る1678名が訪れ、その注目の高さがうかがえる。 前回展で好評だった体験コーナーは今回展でも設けられた。「最新ガスビルトインコンロ」(パロマ)、「お風呂用充電式水素発生器」(三浦電気)、「ストレス度測定」(ダイキン工業)。これら、暮らしをより快適にしてくれる新商品を体感できるとあって、今回もやはり人気のある一角だった。さらに、16日には「カワムラが考える住宅防災ソリューション」(河村電器産業)、「安全と安心をお客さまに!」(クボタケミックス)、17日には「無線LANでテレビを有効活用、4K8K放送の基本設計」(サン電子)、「東芝キヤリアが快適空間を提供します」(東芝キヤリア)と題したプレゼンテーションセミナーも同時開催され、来場者からは高い注目を集めていた。 東京・名古屋・福岡・大阪の全国4会場で開催された設和会商品技術展示会。来年はどんな快適製品や安全設備が出品されるのか、今からとても待ち遠しい。 優勝は越智さん(粟井機鋼) 愛知県管工機材商協組ボウリング大会 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=大藪淳一氏・大清社長)は11月11日、毎年の恒例行事となっている同組合福利厚生部会(部会長=石原太郎理事・原芳商会社長)主管による「第37回ボウリング大会」を名古屋市千種区の星ヶ丘ボウルで開催。組合員・賛助会員合わせて144名(48チーム)が参加した。 開会式でのトロフィー返還や大藪理事長らによる始球式を終え、いよいよ大会が開幕。3名1チームで2ゲームを投げ、個人戦・チーム戦それぞれの順位を競い合う熱戦が繰り広げられた。終了後はパーティールームに移動し、昼食の後、表彰式が執り行われた。 上位入賞者ならびにチームは以下の通りだ。 【団体の部】 ▽優勝=チーム・ゴーストバスター(粟井機鋼)/スコアトータル1181P(HDCP40) ▽準優勝=チーム・イトウ煌きらめき(イトウ)/スコアトータル1014P(HDCP0) ▽3位=チーム・CK(シーケー金属)/スコアトータル916P(HDCP0) 【個人の部】 ▽優勝・ハイスコア賞=越智さん(粟井機鋼)/スコアトータル490P(HDCP20)・ハイスコア269P ▽準優勝=加藤さん(粟井機鋼)/スコアトータル412P(HDCP20) ▽3位=青木さん(イトウ)/スコアトータル395P(HDCP0) |