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2016年(平成28年)4月
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2016年4月3 2594号
最近の管内総合経済動向
中部経産局3月公表
「緩やかに改善」、10か月連続
輸出は12か月ぶりに下方修正

 中部経済産業局は、3月10日公表の「最近の管内総合経済動向」で、管内(愛知、岐阜、三重、富山、石川の5県)の経済活動についての総括判断を10か月連続して「緩やかに改善している」とした(比較は、断りのあるものを除き、平成28年1月の実績値による)。
 個別の項目では、生産の判断を4か月連続して「持ち直しの動きがみられる」とした。鉱工業生産指数(1月速報)は、電子部品・デバイス工業、輸送機械工業、はん用・生産用・業務用機械工業などが上昇したことから、前月比4・1%の上昇となった。前月を上回ったのは3か月ぶり。主力の輸送機械は、北米向け輸出が堅調なことに加え、国内向けに新型車効果による持ち直しの動きがみられることから、全体としては前月比2・5%の上昇となった。
 個人消費については、10か月連続で「緩やかに持ち直している」と判断。百貨店販売は気温が高く推移し冬物衣料品が振るわず販売額は前年同月比3・3%減、スーパー販売は飲食料品が堅調で同3・8%増、コンビニエンスストア販売はカウンター商材などが引き続き堅調に推移し同3・9%増、家電大型専門店販売は冷蔵庫や洗濯機などの白物家電やスマートフォンに動きがみられ同6・2%増となった。乗用車販売は、新型車効果もみられた普通車が2か月連続で前年を上回ったものの、小型車が3か月連続で、車体課税の見直しの影響もあった軽自動車が13か月連続で前年を下回り、全体でも5か月連続で前年を下回った(乗用車新車新規登録・届出台数…前年同月比2・2%減)。
 輸出は、名古屋税関管内の輸出通関額(円ベース・速報)が前年同月比9・1%減と2か月連続で前年を下回り、判断を「持ち直しの動きがみられる」から「弱含みとなっている」に12か月ぶりに下方修正した。アジア向けが6か月連続で、EU向けが8か月ぶりに前年を下回った。
 そのほか、設備投資は「増加している」、公共投資は「緩やかに減少している」、住宅投資は「持ち直しの動きがみられる」、雇用は「着実に改善している」と引き続き判断した。
 企業倒産(件数)は、7か月連続で前年を下回った。
 先行きについては、各種政策の効果が生産や投資、所得の増加につながることが期待されるとした上で、世界経済の下振れ、為替の動向、中小企業の経営環境の悪化などに注視が必要としている。

レクリエーションの報告行う
正・賛の部会費統一へ
愛機工青年部 2月役員会を開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)の青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)は、2月9日午後7時より組合事務局にて役員会を開催した。
 森部長の挨拶に続いて、各議案の審議が行われた。
 第1号議案=レクリエーションの報告は、西川レクリエーション担当幹事(シミヅ産業)より行われた。2月6日に「福井ずわいがに・甘えび食べ放題&長浜黒壁スクエアツアー」を開催した。19社61名が参加。男性32名、女性26名、子供3名。このうち厚生部が8名。
 予定の8時30分を少し遅れて出発。参加受付の未確認があり、2名増えたが対応した。今後は、このようなことのないよう対応策を取る。
 車中は、ビンゴゲームなどをしながら敦賀へ。昼食会場は指定席となっており、ほぼスムーズに着席し蟹と甘えびを堪能した。滋賀県長浜に戻り、黒壁スクエアで「サンドブラスト」を体験。その後、少し長めの時間をとり黒壁スクエアの散策。午後6時20分、定刻より少し早めに出発地点の金山総合駅に全員無事帰着した。
 第2号議案=青年部合同委員会については、近藤会合担当幹事(長村商店)より、3月25日に栄近辺を会場に開催すると告げられた。
 第3号議案=他産業視察については、岡本研修担当幹事(ブロードリーフ)が、3月12日に知多電力館とINAXライブミュージアムを訪問、15名が参加予定と説明した。
 第4号議案=平成28年度役員人事については、三木統括幹事長(三起工機)より、大筋は決まっている、部員の異動などは今後各幹事と詳細を詰めていくと報告された。
 第5号議案=青年部部会費については、現在、正会員と賛助会員で差がある会費を同一にすることが検討され、総会に上程することとした。
 第6号議案=野球大会については、梅本野球担当幹事(杉本商事)が、今後の予定として、3月19日に第75回愛機工野球大会の決勝戦が草井球場にて行われると報告、役員に対し参加を呼びかけた(雨天により3月26日に延期された。場所は大口町野球グラウンド)。また、3月中旬に組合の福利厚生部が主催して野球大会の反省会があり、併せて参加の呼びかけをした。平成28年度の第76回愛機工野球大会のキャプテン会議は3月25日。
 第7号議案=その他では、今後の活動について意見交換が行われた。

次年度事業計画の策定と
通常総会の準備を行う
静岡県管工機材商組合 2月度理事会開催

 静岡県管工機材商組合(理事長=一色哲已氏・一色機材社長)は、2月5日午後3時より静岡市内のマイホテル竜宮において定例理事会を開催した。平成28年度の部会日程、総会準備、優良社員表彰、支部長変更などについて審議した。
 冒頭、一色理事長より挨拶があり、続いて議事に入った。
 平成28年度部会については、開催日と担当を審議。6月3日合成管部会(担当=小澤副理事長)▽7月1日衛陶・水栓部会(担当=大村副理事長)▽8月5日ポンプ部会(担当=金子理事)▽9月2日バルブ部会(担当=大河理事)▽10月7日鋼管・継手部会(担当=鈴木副理事長)と予定を決めた。
 5月12日開催の第46回通常総会については、来賓として、橋本政昭全国管工機材商業連合会副会長(橋本総業社長)、メーカーから堀田康之キッツ社長とTOTO中部支社長、卸商社から村井善幸オータケ社長を招待し、祝辞を橋本管機連副会長と堀田キッツ社長に、乾杯の発声を村井オータケ社長に、中締めをTOTO中部支社長にお願いすることを確認した。また、会員の増加などもあり、名簿内容の確認を行うこととした。
 支部長変更については、小澤副理事長が中部支部長を辞任するのに伴い、後任に同氏の子息小澤専務(小澤商会)が推薦された。また、金子理事の西部支部長辞任に伴い、後任に和久田氏(浜松管材社長)が推薦された。小澤、金子両氏とも副理事長、理事は引き続き務める予定。
 優良社員表彰については、毎回通常総会と併せて行っており、準備を進め、速やかに募集を開始することを確認した。
 12月の研修旅行会については、訪問先に関し意見交換した。
 その他、商道徳に反する企業について情報を寄せ合い、現時点では大きく秩序を乱しているところはないと結論付けた。
 また、業界動向について情報交換したほか、日銀が行ったマイナス金利の市場への影響についても話し合われた。

1月に大幅な組織改革を実施
ノーリツが2016年度方針発表
ノーリツ中部NOVANO会 第17回総会開催

 ノーリツ中部NOVANO会(ノーリツ代理店会、会長=澤田栄一氏・マルエイ社長)は2月18日、名古屋市中村区の名古屋マリオットアソシアホテルで第17回総会を開催。会員46社中44社が出席し過半数を満たしたため、本総会は成立した。また、総会後には静岡NOVANO会会員も合流し、2016年度ノーリツ(社長=國井総一郎氏、本社=神戸市中央区)方針発表会が開催された。
 澤田会長の挨拶に始まった本総会では、以下の報告ならびに議案が審議され、いずれも満場一致で承認された。
 【会員の変更等についての報告】原芳商会の石原太郎社長を新規入会会員として紹介。また、正会員3社の代表者変更が報告された。
 【第一号議案】ノーリツ中部NOVANO会平成27年度事業報告と会計報告▽平成27年度の事業報告、同会計および監査報告について、いずれも承認された。
 【第二号議案】任期満了に伴う役員選任の件▽新役員の選任については同会役員会に一任され、会長以下10名の新役員が選任された。
 【第三号議案】ノーリツ中部NOVANO会平成28年度事業計画案と予算案▽平成28年度実施予定の事業案および同予算案について発表され、いずれも承認された。

 引き続き、第27回中部NOVANO会販売コンテストの最終結果発表ならびに表彰式へと移行。「総お取引部門」「重点商品部門」の上位各3社までに感謝状と副賞が贈呈された。受賞者を代表し、「総お取引部門」で1位、「重点商品部門」で2位を獲得した橋本総業の宇佐見徳秋上席執行役員中部エリア長が挨拶に登壇した。

 静岡NOVANO会会員も加わり行われた2016年度ノーリツ方針発表会では、まず、新設された国内事業本部の仲村貴文本部長が同社の経営方針を発表した。2016年度のグループ連結による売上目標は2200億、営業利益は70億、当期純利益は46億と設定。国内事業における重点課題として、@ストックマーケットへの取組み強化、A得意先様・仕入先様とのネットワーク強化、B原価低減と生産性向上、を設定し、これらに対して製販一体となって取り組むという。また、1月には大幅な組織改革も行っている。支社を廃止して支店長に権限を委譲することで決断≠ニ実行≠スピードアップさせ、エリア戦略・販売力強化につなげていくという。
 続いて、1月から就任した滝居和弘東海支店長が登壇し、東海支店の2016年度方針を発表した。東海支店では特に「ストックマーケットの取組み強化」に重点を置き、@家庭でのエネルギーコストの削減、Aガス調理文化の創造(マルチグリル)、Bお掃除提案による家事労働の軽減、を訴求。自社製品の販売促進につなげていく。営業活動においては、@目標と課題の共有化による協業営業の深耕、A扱い店拡大と商材拡大での営業活動強化、B組織能力強化によるお客様対応力向上、の3点を変えること≠ニし、Cショールームでの営業活動、Dお得意先様へ合わせた人材育成支援、の2点を強化すること≠ニした。
ショールームを大きく変えていく
2016年度ハウレッシュ活動方針発表

 お湯まわり設備メーカーのノーリツは3月3日、名古屋市中区のホテル名古屋ガーデンパレスで2016年度中部ハウレッシュ会(ノーリツとリフォーム提携している小売店組織)活動方針発表会および販売コンテスト表彰式を開催した。
 はじめに、滝居支店長から同社東海支店の2016年度方針(右段、中部NOVANO会総会記事参照)が発表された。その中で滝居支店長は「2016年度は今までの延長線上ではなく、新たな視点で皆さまのお役に立てるよう一生懸命頑張ります」とコメントした。
 続いて名古屋・岡崎両ショールームの、2016年度の取り組みが発表された。今後、両ショールームでは、@営業するショールームスタッフ=同社営業担当とセットで小売店等の各店舗へ出向き、ショールーム活用を提案していく、A新プレゼンシステム「ハッピーパレット」を活用し新たな接客をしていく=画像を見ながら最新型の接客を追及する、Bショールーム営業によるユーザー宅への訪問=各小売店等の担当者と共にユーザーへアプローチしていく、等の取り組みを強化していく。また、両ショールームではナイター営業やユーザーへのショールーム貸し出しといったイベントも随時開催するという。4月以降、システムバス「ユパティオ・ユパティオヒロイ2016」、洗面化粧台「ソフィニア/キューボ2016」、テーブルコンロ「La・La auto(ララ オート)」等の新製品が展示される予定である。名古屋ショールームNOVANOマネージャーの佐々木達也氏は「2016年度はショールームを大きく変えていこうと思っております。お客様にはお店≠ニして、中部ハウレッシュ会の皆様には情報発信基地≠ニして、ただ見せるだけの場でなく、もっと違ったショールーム作りをしていきたいと思っております」とコメントしている。
 販売コンテスト表彰式では、各賞受賞者へ感謝状ならびに副賞が手渡された。

新型コンプレッサi‐14000Xシリーズ、
新型ジグ研削盤を披露
三井精機工業 MTF2016を名古屋で開催

 三井精機工業(社長=奥田哲司氏、本社=埼玉県比企郡川島町八幡6―13)は2月16、17日の2日間、技術と技能で未来に挑戦≠テーマに三井テクニカルフェア「MTF2016」を名古屋で開催した。毎年恒例のプライベートショーだが、今回初めてポートメッセなごや(名古屋国際展示場)第3展示館を会場に行われ、新製品の水潤滑インバータオイルフリーコンプレッサ「i‐14000Xシリーズ」をはじめ、フルモデルチェンジした新型ジグ研削盤「J350G」、人気の5軸制御立形マシニングセンタ「Vertex55X U」などの工作機械も展示された。会期中は多くの来場者で賑わった。
 フェア初日の開会式には、同社の代理店・販売店、協賛メーカーなどが出席。奥田社長は挨拶で「技術と技能に更に磨きをかけ、更に多様なニーズに応えるものづくりを目指して、今回のMTFのテーマを『技術と技能で未来に挑戦』としました。コンプレッサの新製品としては、前回の新製品ZgaiardX(ジーガイア エックス)シリーズに引き続き、水潤滑式オイルフリーの未知なる可能性を追求しステンレススクリューロータを採用、耐久性・信頼性の向上とともに性能の向上を実現した『i‐14000]シリーズ』。工作機械の新製品では、研削盤J300Gの後継機として、画期的に機能向上と操作性向上を図った新型ジグ研削盤『J350G』、横形マシニングセンタHP]63の後継機として、早送りを54m/minと角ガイド機ではトップ水準まで引き上げるなど、高性能を更に強化した『HP]63U』(同展での展示はなし)を発表しました。これらの商品は、必ずや皆様方にご満足いただける商品になると信じており、多くのユーザー様にお勧めできる我々の自信作です」と新製品を紹介した。
 さらに奥田社長は、創業90年にあたる2018年に向けて昨年策定した中期経営計画に触れ、社長就任時に方策として打ち出した@売れる商品、魅力ある商品をつくるAすべてのリードタイムを短縮B新しいビジネスモデルの構築―を中心に事業計画を戦略的に実行することで、ユーザーの信頼を得、その結果として売上高1・5倍を目指すと話した。平成28年の社方針を「確かなものづくりによる総合品質と、充実したトータルサービスによるお客様満足度bPを目指す」とし、社員全員が一丸となって取り組んでいく考えを示した。
 続いて、川上博之取締役営業本部長より営業展開についての話があり、古川直哉国内営業部長が出展機について説明。名古屋営業所員の紹介を森田敏裕所長が行い、開会式を終了した。
 会場には最新のコンプレッサ18台と工作機械4台が展示され、訪れたユーザーが熱心に担当者から話を聞いていた。協賛メーカー約50社による展示も行われ、活況を呈した。
 また同時開催された、ダカールラリー2016排気量10リットル未満クラス7連覇のHINO TEAM SUGAWARA菅原義正氏によるスペシャル講演や、トヨタ自動車ユニット工機部長猪野浩一氏の「トヨタ自動車における金型づくりの現状と今後の方向性」と題した講演など、各種セミナー・講演も好評を博した。

東亜バルブエンジと資本業務提携
キッツ 両社の強み活かし事業の拡大図る

 キッツ(社長=堀田康之氏、本社=千葉市美浜区)は2月12日、東亜バルブエンジニアリング(社長=真鍋吉久氏、本社=兵庫県尼崎市)と資本業務提携したと発表した。三菱商事が保有する東亜バルブエンジの普通株式の全数302、200株を同日取得し、これにより同社の保有する議決権割合は12・98%となり、筆頭株主となった。
 東亜バルブエンジは、高温・高圧弁における高い技術力と信頼性により、電力・発電分野における国内トップクラスのメーカー。今回の資本業務提携により、東亜バルブエンジの高温・高圧弁に関する高い技術力と実績、キッツのグローバル調達・生産・販売網を相互に活用し、両社の海外事業の拡大を目指す。
 業務提携の内容は、@調達協力(相互の国内外の調達先を活用し、材料及び資材等の最適な調達を実施する)A技術協力(相互に技術情報を提供し、必要に応じて両社共同にて商品開発を実施する)B生産協力(相互の生産拠点を活用し、相互の商品もしくは共同開発品の最適な生産手段を構築する)C販売協力(相互の販売ネットワークを活用し、「石油及びガス分野」並びに「電力分野」において、相互の商品もしくは共同開発品の販売を拡大する)Dサービス協力(相互のメンテナンス機能を活用し、最適なサービス体制を構築する)としている。
機構改革と人事異動
 キッツは同日、次の機構改革と人事異動を発表した。
 【機構改革】
 4月1日付
 @バルブ事業統括本部にプロダクトマネジメントセンターを新設する。
●同センターに、BU事業推進部、PC事業推進部及びPA事業推進部を新設する。
●バルブ事業統括本部クレステック推進室をCLESTEC事業推進部に改称し、同センターの管轄とする。
●バルブ事業統括本部マーケティング部、同事業統括本部事業推進部及び同事業統括本部国内営業本部開発営業部を廃止し、その業務を同センターに新設する各部に移管する。
(注)BU=BuildingUtility、PC=Process lndustry&Chemical、PA=Process&Automation、CLESTEC=Clean Energy Supply Technology
 Aバルブ事業統括本部技術本部にエンジニアリングセンターを新設する。
●同統括本部営業技術部をカスタマー技術部に、同統括本部技術本部設計業務部を特注設計部に改称し、同センターの管轄とする。
●バルブ事業統括本部プロジェクト統括部プロジェクト設計部を同センターの管轄とする。
 【人事異動】
 4月1日付
 敬称略・( )内は前職
 有松清高=バルブ事業統括本部プロダクトマネジメントセンターセンター長代理(バルブ事業統括本部マーケティング部長)
 秋吉寿郎=バルブ事業統括本部プロダクトマネジメントセンターBU事業推進部長(バルブ事業統括本部国内営業本部開発営業部長)
 横地良和=バルブ事業統括本部プロダクトマネジメントセンターPC事業推進部長(バルブ事業統括本部事業推進部長)
 石井友晴=バルブ事業統括本部プロダクトマネジメントセンターPA事業推進部長(バルブ事業統括本部マーケティング部主事)
 阿部真=バルブ事業統括本部プロダクトマネジメントセンターCLESTEC事業推進部長(バルブ事業統括本部クレステック推進室営業グループ長)
 石原茂樹=バルブ事業統括本部プロダクトマネジメントセンター主査(バルブ事業統括本部クレステック推進室長)
 増尾宏之=バルブ事業統括本部事業企画部長(KITZ Corporation of Asia Pacific Pte.Ltd.Managing Director)
 中嶋隆=バルブ事業統括本部技術本部副本部長兼エンジニアリングセンター長兼特注設計部長(バルブ事業統括本部技術本部副本部長兼設計業務部長)
 若林幸夫=バルブ事業統括本部技術本部エンジニアリングセンターカスタマー技術部長(バルブ事業統括本部営業技術部長)
 黒岩隆一=株式会社キッツエンジニアリングサービス常務取締役(バルブ事業統括本部プロジェクト統括部長兼プロジェクト営業部長)
 越井健次=バルブ事業統括本部プロジェクト統括部長兼プロジェクト営業部長(バルブ事業統括本部国内営業本部北関東支店長)
 内藤升介=バルブ事業統括本部技術本部エンジニアリングセンタープロジェクト設計部長(バルブ事業統括本部プロジェクト設計部プロジェクト設計部長)
 高橋淳之=バルブ事業統括本部国内営業本部北関東支店長(バルブ事業統括本部国内営業本部東京支社東京第二営業所長)
 伊藤弘人=管理本部経理部売掛管理グループ長(バルブ事業統括本部国内営業本部北海道支店長)
 佐藤博和=バルブ事業統括本部国内営業本部東北支店長兼北海道支店長(バルブ事業統括本部国内営業本部東北支店長)

推進チームを立ち上げ
チップの拡販強化
中部日本コロマント会 平成28年度総会開催

 サンドビック・コロマントカンパニー(プレジデント=高屋政一氏、本社=名古屋市名東区上社1―1801)の中部地区における販売店・代理店でつくる、中部日本コロマント会(会長=白蜿G雄氏・大誠社長)の平成28年度総会が2月17日、名古屋マリオットアソシアホテルで午後3時30分より開催された。総会では高屋プレジデントが同社の概況と2016年の取り組みについて述べたほか、同席したコロマントカンパニーアジア担当社長イー・シャン・リー氏からは今年の戦略の中で日本での成長への期待感が示された。
 冒頭、会役員とサンドビック社員の紹介の後、白蜑長が挨拶に立ち「中部の景気を考えてみると、冬型の天気図、西高東低だと思っています。名古屋に近いところは、高気圧に恵まれて、昨年は明るい話が多々あったと思います。自動車でいうと、2月に燃料電池車MIRAIが元町工場で生産開始された。航空機ではMRJ(三菱リージョナルジェット)が11月に試験飛行で空に飛び立った。工作機械は2015年の受注金額が1兆5000億円に達したと発表された。中部は工作機械メーカーがかなり集まっています。中部といっても、名古屋近郊の方々はすごく良かったのではないかと思います。工作機械の内需が6000億円あったと聞いています。通常の平均値が4000億円ぐらいなので、かなり良い金額です。政府が行った減税や補助金制度が功を奏して数字を押し上げたのではないかと言われています。しかし、私どもの会社がある静岡県西部は名古屋の東、西高東低の低の方で、悪かった。軽自動車の販売台数が大きく落ち込み、二輪、自動車関係も伸びていませんでした。ところがメーカーサイドの3月期の決算は、皆、黒字を予想している。海外での為替の関係で黒字になっていると思っています。生産が上がって黒字にならないと、静岡県西部はなかなか良くならない。国内にもう少し仕事を戻してこないと、私どもは良くならないということだと思います。今年はサンドビック製品を昨年以上に売り上げることを目標に、皆様とともに頑張ってまいりたいと思います」と述べた。
 続いて高屋プレジデントが挨拶し、その中で同氏は2015年の業績と2016年の課題について話した。
 サンドビックの切削工具部門は、2011、12、13年はほぼフラットで推移したが、2014、15年と2年連続で改善した。15年に関しては、対前年比5%強の成長をしている。ヨーロッパは昨年、良くもなく、悪くもなく、安定した状態で推移。北米はオイル&ガスの影響が間接的に出て伸び悩んだ。アジアは需要が低迷、特に中国の低迷が大きい。全体的には良好な業績となったが、スウェーデンクローネ(通貨)の為替による恩恵が大きい。
 日本国内は、2009年を100とした指標を見ると、2015年は162となり、前年比でもプラスを達成した。2014年の伸びほどではなかったが、14年、15年と2年連続で前年を上回ることができた。
 2015年をまとめると、流通のビジネスで成長することができた。同年スタートした新しい組織が機能し、一定の成果も出た。市場の伸びに支えられたところも大きいが、航空機、機械搭載、ソリッド工具が計画に近いレベルで伸びた。
 改善の必要があるところは、@成長のレベルが市場の伸びに比べて低いAインサートチップの販売量が減っているB新製品を出してはいるが上手く成長のドライバーとして使えていない、という点が挙げられる。
 昨年の反省をベースに、改善の方策として2016年は@インサートチップの拡販Aミーリングにフォーカスした営業B自動車エンジンのコンポーネントソリューションの市場投入Cソリッド工具の拡充に取り組む方針を明らかにした。
 さらに高屋プレジデントは、新製品投入について詳述したほか、超硬工具のリサイクルにも従来通り注力していく考えを示した。
 組織については、新たにインサートチップを拡販する「インサートチップセールス推進チーム」を作りスタートさせたと発表。営業本部の中部支店、西部支店の支店長が交代し、昨年まで西部支店長だった万条光秀氏が営業推進部長として営業本部の機能強化にあたっていることを報告した。
 最後に高屋プレジデントは「課題に社員一丸となって取り組んでまいります。更なるご支援をお願いします」と述べ、挨拶を締めくくった。
 イー・シャン・リーアジア担当社長は「2015年は、ビジネスの状況としては良いというものではなかった。勿論、国や地域によって結果の数字は違っており、その中で一番伸びたのは日本です。サンドビック・コロマントジャパンは、アジアの中で目標を達成しました。サンドビック・コロマントのトップ5のマーケットの中で、この日本こそ、成長する機会があると見ています。確実に日本の中で今年も成長してくれると確信しています。サンドビックのグローバルの考え方として、世界では4つにフォーカスしようと考えています。@インサートチップ販売のブラッシュアップ。サンドビック・コロマントが今までやったことのない、非常に積極的な方策を取ります。A自動車のエンジン部品におけるシェアアップ。サンドビックが皆様にトップランナーとして認知されるには、この自動車産業で一番になることが必須条件だと考えます。自動車産業は非常に厳しさがあるが、1年でできなければ2年、3年かけてでもやり遂げたい。Bミーリング製品の拡充。サンドビックは20年前にミーリング製品で大変良いものを出しました。ここに来て、サンドビックはミーリングで復活しなければならないと考えています。Cデジタルを使った展開。今まで通りで良いはずはなく、このデジタルを使った新しいビジネスの進め方、これを一緒に作ろうではありませんか。最後にもう一度繰り返しますが、チップの拡販が一番重要です。2016年、17年、18年と徹底的に伸ばさなければならない領域です」と挨拶した。
 優秀特約店への感謝状贈呈が行われ、平成27年度の優秀賞14社、躍進賞2社に感謝状と副賞が高屋プレジデントより贈られた。
 受賞者を代表して、羽根田商会の水野勝啓課長より成功事例発表が行われた。
 「今後の展望と最新切削工具開発」と題して行われた河田洋一コロマントカンパニー技術/製品開発部長による講演では、製造業、切削工具のトレンドとそれに対する同社の取り組みを紹介。インダストリー4・0、IoTへの対応としてのISO13399規格確立への取り組みや、生産性に加えて資源性の向上、インテリジェントマニュファクチャリングや新素材に対応した新しい加工方法の必要性などを説明し、小径エンドミル「コロミル390‐07」、多コーナー正面フライスの新製品4種を紹介した。
 総会終了後は、懇親会が催され、代理店を代表して吉田寿行サンコー商事機工部GМが「日本は、ものづくりの基盤がしっかりとできています。サンドビック・コロマント全体の拡販を皆さんと今年もしっかりしていきたい」と挨拶。箕浦康弘中部日本コロマント会幹事(中央工機社長)の発声で乾杯した。和やかに歓談して親睦を深め、折敷地稔同幹事(共栄会長)の中締めでお開きとなった。
サンドビック新製品
コロターン300

 鋼加工用の8コーナチップが新登場。高品質・高生産性のための外径・端面旋削工具。
 コロターン300は、多軸プレス技術を用いて製造された、全く新しい8コーナ仕様のチップ。サンドビック独自の新チップ固定技術i‐ロックを採用し、優れた安定性と繰り返し精度の向上に寄与する。2方向(すくい面、逃げ面)からのクーラントの使い分けが可能で、効果的に刃先を冷却しチップ寿命の安定化を実現する。
コロミル390‐07切れ刃
GC1130

 高精度肩削りカッターコロミル390シリーズに、小径タイプが登場。
 コロミル390‐07切れ刃は、中仕上げ加工領域でソリッドエンドミル並みの高精度加工を小径用07切れ刃で実現。工具コストを削減する。円筒シャンク、コロマントキャプト、コロマントEHヘッドの3種類。
《主な特長》
・耐熱性を向上させたボディにより本体の変形を低減。
・新材種GC1130との組み合わせにより鋼加工で最高の性能を発揮、難削材(ステンレス鋼、耐熱合金)においても最適な材種(GC1040、S30T)との組み合わせで高性能を発揮。
・全く新しいチップデザインで低抵抗、びびりなし。
・新トルクレンチで簡単なチップ取付け、安定した加工を実現。
・07切れ刃の採用で刃数を多くし、小切り込み加工(最大5・8o)領域での生産性向上。
 GC1130は、汎用性の高いコロミル390に最適な鋼加工用材種。鋼フライス加工用に最適化された新PVDコーティング(ザーティボテクノロジー採用)でチッピングへの高い耐性を実現した。ドライ、ウェット加工の両方で高性能を発揮する。

世界初!高いAl含有比率と
硬さを兼備するTiAlN膜を開発
〜従来比4倍以上の長寿命を実現する
 切削工具(インサート)の販売開始〜

 三菱マテリアル(社長=竹内章氏、本社=東京都千代田区)は3月8日、世界初の高いAl含有比率と硬さを兼備するTiAlN(チタンアルミナイトライド)膜「Al-rich(アルミリッチ)コーティング」の開発に成功したと発表した。TiAlN膜の高Al含有化に伴う硬さの低下を抑え、膜の靭性や耐酸化性を高めたコーティング膜で、同技術を適用した従来比4倍以上の長寿命を実現する切削工具(インサート)を同月10日から発売することも同時に発表した。
 発表によると、同社は、切削工具用の表面被覆材料としてTi(チタン)とAl(アルミニウム)およびN(窒素)からなるTiAlN膜の性能を向上するための開発を進めてきた。切削工具用のTiAlN膜においては、金属成分(Ti、Al)総量に対するAlの含有比率を高めることが、耐摩耗性や耐熱性の向上に効果的であると知られていたが、その比率が60%を超えると、これらの特性を低下させる異相、AlN(アルミナイトライド)相が析出しやすいという問題があった。そのため同社では、従来よりも高いAl含有比率においても異相が生じず優れた切削性能を発揮するTiAlN膜を開発し、この技術を応用した新製品MP9005、MP9015を2013年11月に発売し、多くのユーザーから好評を得ている。
 今回、同社が開発に成功した「Al-richコーティング」では、さらに高いAl含有比率においても前記技術では成し得なかった異相の析出抑制を可能とし、TiAlN膜の飛躍的な特性向上を実現した。同コーティング技術は、同社独自設計によるコーティング装置や、従来とは異なるコーティングプロセスや複数の新技術の融合により開発され実用化に至ったもので、切削工具の性能向上に有効となる次の特徴を持っている。
 1.従来膜をはるかに凌ぐ高い硬さ=独自技術による新しいコーティングプロセスにより、TiAlN中のAl含有比率を極限まで高めても軟質のAlN相が生成しない「Al-richコーティング」を開発し、高いAl含有比率と膜硬さを維持することに成功した。
 2.酸化物膜(Al2O3等)に劣らぬ耐酸化性=「Al-richコーティング」は、膜中のAl含有比率が従来製品と比較し大幅に高くなっていることから、刃先が極めて高温になる高速切削や高送り切削等の高能率切削においても、膜表面に耐酸化性に優れるAlの酸化物を形成しやすく、これが保護膜となって超硬合金母材の酸化を抑制するとともに高い硬さを維持する。また、耐酸化性を高める目的で従来使用されているAl2O3等の酸化物膜はチッピングしやすいという欠点を持っていたが、「Al-richコーティング」は窒化物をベースとした酸化物層が形成されるため、膜の強度が高くチッピングを起こしづらい特徴を有する。
 3.硬質材料の常識を覆す耐クラック進展性=「Al-richコーティング」は、従来のTiAlN膜と異なりナノレベルの結晶組織構造を制御している。この組織構造により、膜へのクラック生成および生成後のクラック進展を抑え、膜の破壊を伴う工具損傷を抑制することができる。
 同社は、これらの特徴を持つ世界初の新技術「Al-richコーティング」を適用した製品の第一弾として、ミーリング加工用のコーテッド超硬新材種「MV1020」を発売。「MV1020」は様々な被削材に対応でき、特に各種鋼や鋳鉄の高速加工および湿式加工において極めて優れた耐摩耗性と耐熱亀裂性を発揮し、従来製品をはるかに凌ぐ切削性能を実現した。例えば合金鋼SCM440(切削速度300m/min)の乾式正面フライス加工やダクタイル鋳鉄FCD700(切削速度300m/min)の湿式正面フライス加工において従来製品の4倍以上の寿命を示し、ユーザーの加工コストの低減に大きく寄与する。また、従来製品よりも高い切削速度や送りでの高能率加工が可能なため、加工時間の大幅短縮を実現できる。
 「MV1020」の詳細は次の通り。
 1.汎用正面削りカッタ「ASX445」シリーズ用インサート「JMブレーカ」および「JHブレーカ」、品番…SEMT13T3AGSN-JM、SEMT13T3AGSN-JH
 2.汎用肩削りカッタ「ASX400」シリーズ用インサート「JMブレーカ」および「JHブレーカ」、品番…SOMT12T308PEER-JM、SOMT12T308PEER-JH
 3月10日の販売開始以降、順次アイテム数を拡大する予定。2016年度中に月間1億円の販売を目指す。

今回は発電の仕組み等を学ぶ
自身の業務に生かすことを目的に
愛機工青年部 他産業視察を実施

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)の青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)は3月12日、他産業視察(研修担当幹事=岡本隼氏・ブロードリーフ課長代理)を開催。青年部メンバー14名が参加した。
 まず向かったのは、中部電力・知多火力発電所内にある『知多電力館』(愛知県知多市北浜町/電話=0562-55-8311)。ここでは、館長らから中部地方における電力供給の状況や知多火力発電所の概要、火力発電の中で最も二酸化炭素の排出が少ないLNG(液化天然ガス)火力について、そして火力発電の仕組みなどが解説された。その後は火力発電所内へバスで移動し、発電所内の騒音・防災対策、主要変圧器、LNG貯蔵タンク、(整備点検中の)タービン(蒸気)発電機などを見学した。知多電力館に戻ってから設けられた質疑応答時間では、火力発電に関する質問はもちろん、4月以降の電力自由化に向けた中部電力の取り組みについて意見交換されるなど、充実した時間となった。
 昼食を挟んで次に向かったのは、土と焼き物が織りなす多様な世界を学べる体験型ミュージアム『INAXライブミュージアム』(愛知県常滑市奥栄町/電話=0569-34-8282、要入館料)。まず、館長より施設概要の説明を受けた後、各自で自由に施設内を散策。紀元前から近代までの世界の装飾タイル約1000点を集めた日本で唯一のタイル博物館「世界のタイル博物館」や、日本を代表する芸術性の高いテラコッタ・コレクションを展示する「建築陶器のはじまり館」のほか、「土・どろんこ館」で期間限定開催中の企画展“素掘りのトンネル マブ・二五穴”などを見学した。この日は、地域に暮らす親子参加型のイベント「光るどろだんごづくり」も開催されていた。
 森部長と滝澤有一青年部副部長(松本商店社長)は、参加した青年部メンバーに「今回得た他産業の知識を自身でしっかり身に付けるとともに、参加できなかった周りの人たちに伝え、来年の他産業視察の参加者がさらに増えるよう働きかけてください」と語っていた。

総受注高5か月連続で前年下回る
国内、海外ともに減少
中部経済産業局 1月度金属工作機械受注状況

 中部経済産業局が2月29日に発表した、管内金属工作機械メーカー主要8社(オークマ、アマダマシンツール、ジェイテクト、コマツNTC、富士機械製造、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の平成28年1月度金属工作機械受注状況によると、総受注高は前年同月比12・1%減の335億7300万円となり5か月連続で減少した。前月比は8・7%減となった。
 国内受注は、前年同月比9・1%減の107億1300万円となり、4か月連続して減少。前月比は12・5%減となった。
 自動車工業向けが前年同月比50・1%増の37億5700万円と2か月ぶりに増加に転じたが、一般機械工業向けは同14・7%減の53億2400万円と4か月連続で減少した。
 海外受注は、前年同月比13・5%減の228億6000万円となり、7か月連続で減少した。前月比は6・7%減となった。海外受注比率は前年同月に比べて1・1ポイント減の68・1%となっている。
 北米向けが前年同月比11・0%増と2か月ぶりに増加、ヨーロッパ向けも同3・7%増と4か月ぶりに増加に転じたものの、アジア向けが同36・3%減と7か月連続で減少した。地域別シェアは、北米向け40・6%、アジア(トルコを含む)向け33・1%、ヨーロッパ向け24・1%。
 国別にみると、1位のアメリカが59億6300万円(前年同月比1・4%減)、以下、中国46億8100万円(同21・5%減)、メキシコ28億2500万円(同37・1%増)、ドイツ18億4100万円(同118・6%増)、韓国10億6600万円(同5・2%増)の順となった。
 販売額は、前年同月比15・9%減の277億9100万円となり、4か月ぶりに減少した。前月比は23・4%減となった。
 受注残高は、前年同月比5・3%減の1698億1300万円となり、2か月連続で減少した。前月比は0・5%増となった。

高校生のアイディアから生まれた
『あしもとスイッチfan』
山 善 4月上旬新発売

 山善(社長=中田繞氏、本社=大阪市西区立売堀2―3―16)の家庭機器事業部は、愛知県立豊橋工業高等学校の生徒のアイディアを基に開発した、かがまずに足でもスイッチ操作することができる扇風機『あしもとスイッチfan』(型式TLR‐CG30)を4月上旬に発売する。
 『あしもとスイッチfan』は、扇風機の台座の先端にスイッチが付いているため、つま先でポンと押すだけでスイッチ操作できるのが特長。かがむ必要がないため腰への負担もかからず、両手がふさがっていても操作できる。
 入・切スイッチと、風量/リズム風/タイマー調節といった基本的な機能に絞ったシンプル設計。操作表示部は、デカ文字仕様で、かがまなくてもハッキリと見やすく、操作も簡単で使いやすいという。
 風量3段階、リズム風、4時間切タイマー、ワイヤレスリモコン、8時間自動OFFタイマー(切り忘れ防止)機能付き。本体サイズは、およそ幅355o×奥行き355o×高さ660〜850o、重量約3・2s。消費電力48/50W(50/60Hz)。
 価格はオープン価格で、全国ホームセンター、家電量販店、並びに山善が運営するインターネット通販「くらしのeショップ」などで販売する。
 『あしもとスイッチfan』は、高校生のアイディアから生まれた。愛知県立豊橋工業高等学校の生徒が、足で扇風機を操作して親から怒られた経験を基に、足でも操作することができる実用的な扇風機ができないかと考えた。様々なアイディアを出しあい、検討を重ね、全国の高校生から新商品やサービスに関するアイディアを募集するコンテスト「全国高等学校ビジネスアイディア甲子園」(大阪商業大学/毎日新聞主催)に応募した。
 山善では、足でも操作できるという発想に加え、かがまずに操作するためシニア層も腰への負担なく使用できるという点にも魅力を感じ、高校生から持ち込まれたアイディアを基に、『あしもとスイッチfan』を開発した。
 YAMAZENプレゼンツ「浜松・東三河フェニックス」ホームゲーム(滋賀レイクスターズ戦)が3月5日、浜松市東区の浜松アリーナであり、試合前に、フェニックスの選手に扇風機の新商品『あしもとスイッチfan』を商品開発に携わった愛知県立豊橋工業高等学校の3人の生徒から贈る、贈呈式が行われた。山善はプロバスケットボールチーム「浜松・東三河フェニックス」の公式スポンサーを務めている。
 当日はフリースロー大会や地元の高校生によるダンスパフォーマンス、YAMAZENオリジナル商品が当たる大抽選会など、楽しいイベントも行われた。

「けんせつ小町」を応援する
「なでしこPRO TOOL」
掲載カテゴリを増やしvol.2発刊

 機械工具卸商社のトラスコ中山(社長=中山哲也氏、本社=東京都港区)は、建設業界で活躍する「けんせつ小町」を応援するプロツールカタログ「なでしこPRO TOOL vol.2」を発刊した。
 同社は、女性の働きやすい環境をつくることを目的として、女性向け商品に特化したカタログを制作。昨年4月に発刊し好評だったvol.1から掲載カテゴリを増やし、女性技術者の働きやすさをさらに応援できるようなアイテムを掲載している。
 A4サイズ、52ページに724アイテムを掲載。カテゴリは@ツールホルダー・バッグAスマホ・タブレット用品B作業工具・測量用品C照明用品DヘルメットE保護具F作業服G機能性インナー・サポーターH雨具I手袋J安全帯・ハーネスK安全靴L設備備品(女性専用トイレなど)。大成建設、竹中工務店、鹿島建設の女性技術者へ取材を行い、事例として紹介しているのが特徴。
 3月22日発刊で、発刊部数は約5万部(無償配布、※一般の人への配布は行わず、販売店を通した配布のみに限定)としている。
 「けんせつ小町」は、一般社団法人日本建設業連合会が平成26年10月に建設業で働く女性の振興のために名付けた、建設業で活躍する女性技術者・技能者の愛称。同社は、この活動を浸透させるため、同カタログにその愛称とロゴを使用している。

第8回ボウリング大会
早川直希氏(落合)が優勝
愛機工西支部 支部員ら36名が参加

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)の西支部(支部長=内藤和美氏・内藤商事社長)は2月5日午後6時30分より中川コロナワールド・コロナキャットボウル中川店において「第8回西支部ボウリング大会」を開催した。支部員とその従業員ら36名が参加して親睦を深めた。
 ルール説明の後、日頃の腕前を披露し合いながら楽しくゲームを進め、2ゲームの結果、早川直希氏(落合)がトータル329ピンで優勝した。
 ゲーム終了後は別室へ移動して、梅村理事(梅村本店社長)の司会進行で表彰式が行われ、冒頭、内藤支部長が大会参加と日頃の組合、支部活動への支援協力に対して御礼を述べた後「このボウリング大会が西支部として本年度最後の行事となります。次年度の夏には納涼会も企画しますのでご参加のほど宜しくお願いします」と挨拶。
 成績発表が行われ、上位入賞者にトロフィーと賞品が、その他の受賞者にも賞品が授与された。
 最後に大会実行委員長の吉野理事(吉野機械工具社長)より「これからも楽しい会を続けてまいりたいと存じます。来年はさらに多くの方に参加していただけるようにしたいと思いますので、ご協力をお願いいたします」と御礼を含めて挨拶があり終了した。
 上位入賞者は次の皆さん(敬称略)。
▽優勝=早川直希329ピン(落合)
▽準優勝=宮崎哲次319ピン(服部)
▽第3位=鈴村美咲308ピン※ハンデキャップ含む(ダイドー)
▽ハイスコアー=早川直希210ピン

得意先、仕入先など140名が参加
優勝は渋谷裕司さん
クマザワ 第33回新春ボウリング大会

 機械工具商社のクマザワ(社長=浅野明好氏、本社=愛知県一宮市柚木颪字池ノ内26)は1月24日、同社の得意先並びに仕入先メーカー・商社の社員とその家族らを招き、愛知県稲沢市の稲沢グランドボウルにおいて「第33回新春ボウリング大会」を開催した。
 当日は、140名がゲームに参加。浅野社長の始球式で始まり、3ゲームのトータルスコアで順位を競った。
 豪華賞品を目指して楽しく熱戦を繰り広げた結果、渋谷裕司さんが542ピンで見事優勝に輝いた。準優勝は清水伸行さん537ピン、3位は沢田修平さん522ピン。
 ゲーム終了後はボウリング場内のパーティールームで懇親の場がもたれ、参加者同士で親睦を深めた。パーティー後半にはボウリングの成績発表と表彰式が行われ、大型液晶テレビ、折りたたみ式高級自転車、洋ランなどの豪華賞品が上位入賞者らに贈呈された。その他にも多数の賞品が用意されており、全員が賞品を受け取る形になった。
 最後に浅野社長が「こうしてボウリング大会を続けられますのも、本当に皆様方が日頃クマザワを可愛がってくださってている賜物と感謝申し上げます。弊社は今年、創業45周年を迎えることができました。この45年の間にも、商売の形が変わってまいりました。我々も一生懸命勉強をしております。最近、アマゾンですとか、モノタロウ、カウネットといった、無店舗販売が台頭してきております。少なからず我々も影響を受けざるを得ないという状況にありますが、その中でも商売をやっていかなければなりません。何をすべきかという事を考えますと、やはり『心の通った商売をする』という事に他なりません。本当に長いことお世話になっている皆様に、誠心誠意尽くさせていただき、少しでも恩を返させていただくという事が、私どもの使命であると思っております。ここにおります従業員全てが、その気持ちをひと時も忘れずに、今年も一生懸命やってまいります。そして皆様と共に、もうワンランク上に飛躍し発展していきたいと存じますので、引き続きクマザワをよろしくお願いいたします」と挨拶し、終了した。

バンドネオンの音色で観客を魅了
小松亮太さんを迎えて
第23回ダイドーニューイヤーコンサート

 今年で23回目となる新春恒例のダイドーニューイヤーコンサートが1月30日、愛知県芸術劇場コンサートホールで午後3時より開かれ、コンサートを主催するダイドー(社長=山田貞夫氏、本社=名古屋市中村区名駅南4―12―19)の取引先や施設の人たちがクラシック音楽を楽しんだ。
 オーケストラはセントラル愛知交響楽団、指揮は同交響楽団名誉指揮者の小松長生さん、司会を@FM(FM AICHI)のパーソナリティー佐井祐里奈さんが務めた。
 今回のゲストは、タンゴを若い世代にブレイクさせた、バンドネオン奏者の小松亮太さん。コンサートでは、ともに小松さん作曲の、紀行・ドキュメンタリー番組「THE 世界遺産」オープニングで2010年から演奏されている「風の詩」、フィギュアスケートの鈴木明子さんが演技で使用した曲としても知られる「夢幻鉄道」を披露。タンゴの名曲、カルロス・ガルデルの「首の差で」「我が懐かしのブエノスアイレス」、ヤコブ・ゲーゼの「ジェラシー」、アストル・ピアソラの「リベルタンゴ」「アディオス・ノニーノ(さよならお父さん)」も演奏され、バンドネオンの音色に観客は酔いしれた。
 また、同コンサートではお馴染みの山田社長による特別指揮。今回はベートーヴェンの交響曲第4番第4楽章と交響曲第7番第4楽章の2曲が演奏され、山田社長渾身の指揮に、客席からは割れんばかりの拍手が送られた。
 プログラム後半は、今年で4回目となった「名曲世界の旅」。ロシア民謡とロシアの作曲家による名曲が選曲され、セントラル愛知交響楽団の山本雅士音楽主幹による楽しく分かりやすい解説を交えて演奏された。曲目は、ロシア民謡「黒い瞳」、チャイコフスキー「バレエ音楽『白鳥の湖』より情景」、リムスキー=コルサコフ「交響組曲『シェヘラザード』より第4楽章」。オーケストラの重厚な響きが会場を包み、感動あふれるコンサートとなった。
 このコンサートでは毎年、施設の人たちを招待するとともに、会場内でチャリティー募金が行われており、集められた善意は名古屋市福祉基金に全額寄付されている。コンサートの途中、名古屋市と社会福祉協議会より山田社長に感謝状が贈呈され、名古屋市の岩城正光副市長から感謝の言葉が述べられる一幕もあった。

最新の在庫状況等を発信
『YMKT NEWS』
山勝商会 月1発行(1月除く)
TOPICS

 「情報力」「商品力」「安心感」をモットーとする切削工具専門商社の山勝商会(社長=山出谷武俊氏、本社=大阪市西区)が毎月一回発行(1月は除く)している『YMKT NEWS』には新規取扱製品の紹介や、それら取扱製品の最新の在庫状況などが掲載されている。
 「必要な工具を、必要な量だけ、必要な時に入手したい」ユーザーの要求に応えるため、山勝商会は創業から半世紀以上にわたり即納体制を強化してきた。そんな同社の在庫状況などが『YMKT NEWS』を通じて逐一発信されている。
 社員による手作りで毎月1300部発行されている『YMKT NEWS』に対し、山勝商会名古屋営業所・大矢拓司所長は「この本をお客さまの営業活動に役立てていただければ幸いですし、また、社内での勉強会などにも有効活用していただいていると聞いております」とコメントしてくれた。
 『YMKT NEWS』は山勝商会ホームページからダウンロードもできる。URL=http://www.ymkt.co.jp/にアクセスし、コンテンツ「月刊YMKTNEWS」をクリック。ただし、ダウンロードにはパスワードが必要となる。詳しくは、同社営業担当もしくは同社名古屋営業所(名古屋市中区松原)▽電話=052(323)7401戟、FAX=052(323)7466まで問い合わせを。

2016年4月10 2595号
全機工連 中部ブロック会議
4団体から105名が参加し交流
情報交換し互いに切磋琢磨

 全日本機械工具商連合会(全機工連)の中部ブロック会議(ブロック長=高田研至氏・井高社長)が3月22日午後3時より名古屋市中区の東京第一ホテル錦で開かれ、愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)、遠州機工会(会長=児玉宏氏・コダマキカイ社長)、三重県機械工具商組合(理事長=水谷彰宏氏・東亜機工社長)、岐阜機工会(会長=嶋ア晴久氏・シマザキ商会社長)の4団体から105名が参加して意見交換した。今回の幹事組合は愛知組合。第1部ブロック会議では、全機工連が事業として推進している広報委員会・人材開発委員会の活動状況、10月に開催される全国大会の概要、中部ブロック各地域の現状を報告。第2部は、昨年の海外業界調査を踏まえて機工商社の将来をテーマにパネルディスカッションが行われた。
 冒頭、高田ブロック長(愛知組合副理事長)が「2015年は非常に良い年であったと言えます。日本工作機械工業会が発表した今年1月、2月の受注統計では前年比約20%のダウンとなっていますが、月1000億円を超えており決して悪い数字ではない。内需は、大手自動車メーカーが新しいクルマ作りを昨年から本格的に着手。2020年にかけて色々な投資がされていくと思われ、中部地区においては、ある程度の数字が期待できると思っています。リーマンショック以降、皆さん苦労され、そして立ち直られて今現在があるということは、相当体力がついていると思っています。皆さんのご協力によって良い会議にしていきたい」と挨拶。
 前西孝夫全機工連会長(エバオン会長)は「製造品の出荷額は、この20年間に愛知が1・7倍になったのに対して、大阪は半減、東京はそれ以上減っている。東海地区は元気だと感じています。組合員数では東京、大阪、愛知が肩を並べているのが現状です。中部ブロックに担当していただいている人材開発委員会は熱心に取り組んでいただき、中でも今年9月に岐阜で、北海道から九州まで全国の組合・機工会に参加を呼びかけ全国機工流通若手会(仮称)が開催されます。岐阜機工会さんには大変お世話になりますが、宜しくお願いしたいと思います」と挨拶した。
 第1部ブロック会議は、高田ブロック長が議長を務めて進行。
 @全機工連事業報告
 一条茂全機工連事務局長より委員会報告、全国大会(東京大会)予告などが行われた。広報委員会では会員向け情報機関誌「かいほう」の配布先、掲載範囲を広げることを確認。IТ・情報委員会は一定程度の作業を終了し現在休会中。機工メイト推進委員会では全機工連会員と非会員の差別化について審議されている。全国大会は10月26日に第一ホテル東京で開催される。第1部大会(式典)、第2部パネルディスカッション、第3部懇親会を予定。
 人材開発委員会報告として、水谷隆彦委員長(愛知組合副理事長・ミズタニ機販社長)が、全国機工流通若手会の開催経緯と概要、その他活動について述べた。若手会の詳細は、開催を担当する岐阜機工会の嶋ア会長が紹介。9月9〜10日に岐阜・長良川畔のホテルパークで行い、鵜飼見学も予定し参加規模は90名程度を見込むとし、参加を呼びかけた。
 A各地区の現状報告
 【愛知組合】愛知組合では景況調査を行っており、直近の1月の調査で昨年10〜12月の状況は前年同期と比べて「同水準」との回答が約半数で一番多い。今後の見通しについては「横ばい」が約4分の3と多かった。組合の中ではほとんど変わりはないが、若干良くなるのではという感覚。先行きは不透明という感じを持っている。
 【遠州機工会】静岡県西部(浜松地区)の中小企業の景況(2015年10〜12月)は、DT値が全産業ベースでマイナス11・4。製造業で一番悪いのが二輪と自動車関係でマイナス20を前後している。やや改善は見られるものの、この状況が続いている。唯一、機械が改善されてマイナス5と上昇の傾向が見られ、明るい材料となっている。2016年の景気見通しについては、「良い」と回答したところは12・1%にとどまり、「悪い」が44・5%となった。昨年と比べるとほぼ横ばいで、昨年も今年も良くないという見方をしている。不透明感はあるが、色々な企業努力で不安感は和らぎつつあるという結果もある。
 【三重組合】三重県の景況は、景気動向指数BSIをみると、2015年度下期は、製造業がマイナス幅縮小、非製造業はほぼ横ばいでプラスを維持。2016年度予想は、上期の製造業はプラスに、非製造業はマイナスに転ずる見通しとなっている。北勢地区は車関係がほとんどで愛知とあまり変わりはない。伊勢志摩サミットが5月26、27日に開催され、それに伴いジュニアサミットが4月22日から桑名の長島リゾートを中心に開催されることで、盛り上がっている。組合では青年部を昨年立ち上げ正式に発足した。
 【岐阜機工会】2016年1〜3月は、岐阜県内全産業において前年同期比がすべて下がっている。製造業に関しては4〜6月期に多少上がり、7〜9月期は下がる見通し。我々の業界は、2015年度下期が減収減益、2016年度も減収減益となる見通し。設備投資は、2015年度は前年度に比べて30%ほどアップしており、2016年度は50%ほどダウンの見込み。今までが少し良かった。岐阜県は製造業のうち50%ほどが自動車関連で、残りが工作機械と水栓、油圧機器、航空機、最近少し出てきたのがトンネル掘削機。自動車・自動車部品は概ね横ばい、工作機械は上昇、水栓は横ばい、油圧機器はやや弱含み。航空機、トンネル関係は20年、30年というスパンの仕事で細く長くという感じ。
 【まとめ・高田ブロック長】2016年度は厳しいのではないかと予測される。自動車関係においては、大手では内製でなく外部で生産する計画があると聞いている。俗に言う、ティア1からティア2、ティア3に相当部品を流す。今後ビジネスチャンスがあるのではないかと思う。2020年頃まではある程度の計画があるようなので、中部ブロックとしては色々勉強しながら切磋琢磨し互いに高め合っていきたい。
 第2部のパネルディスカッションは、愛知組合が中心となって昨年7月に実施した海外業界調査(ベトナム)を踏まえて「機工商社の将来を語る」と題して行われた。コーディネーターを愛知組合の林正人氏(広島商事社長)が務め、同組合の伊藤正人氏(伊藤信産業社長)、時津達也氏(新栄商會社長)、伊藤哲生氏(春日鋼機社長)、野田典嗣氏(ノダキ取締役)がパネリストとなって商流の変化、グローバル化等について議論した。
 第3部懇親会は会場を移して午後6時過ぎに始まり、情報交換などをして交流を深め午後8時に終了した。

第1回名古屋ものづくりワールド
つながる工場、3Dプリンタ、産業用ロボット関連技術など
次世代のものづくりを支える最先端技術が集結

 リードエグジビションジャパン(社長=石積忠夫氏、本社=東京都新宿区)は4月19〜21日の3日間、ポートメッセなごやにおいて「第1回名古屋ものづくりワールド」を開催する。「第1回名古屋設計・製造ソリューション展」「第1回名古屋機械要素技術展」の2展のものづくり専門展から構成され、日本の製造業を支える要素技術、加工技術、ITソリューションなど全国から約700社が出展し最先端技術を紹介する。来場予定者は2万5000名。
19日(火)〜21日(木)の3日間、
ポートメッセなごやで開催

 同社はこれまで、東京で「日本ものづくりワールド」を、大阪で「関西ものづくりワールド」を開催してきたが、「中部地方で販路を拡大したい」という出展社の声や、中部地方の自動車、航空宇宙、機械メーカーからの名古屋開催の要望を受け、今回初めて名古屋で開催することとなった。
 記念すべき第1回目の基調・特別講演は、トヨタ自動車代表取締役副社長の加藤光久氏、三菱航空機取締役副社長執行役員チーフエンジニア―MRJの岸信夫氏など、ものづくり業界の第一線で活躍する8名の講師が、ものづくりの将来像やIT戦略など製造業の最新技術動向や事例について語る。
 開催に先立ち、主催者が注目トピックごとにまとめた、出展社名、出展製品内容を紹介する。
 (1)インダストリー4・0、IoTなど「つながる工場」ソリューション(第1回名古屋設計・製造ソリューション展内)
 現在、製造業の現場では、設計・開発期間の短縮やコストダウン、生産管理、在庫管理、工場内の人員配置から保守・点検に至るまで、IoTやM2Mに代表されるIT技術を活用したインダストリー4・0関連のソリューションが注目を集めている。出展社、来場者のニーズを受け、同展では「つながる工場ゾーン」を特設している。
 《出展製品》※一部抜粋
 パナソニックシステムネットワークス…IoT時代の工場ネットワーク事例▼住友電工システムソリューション…止められない設備の常時モニタリング▼三菱電機…FAとITを融合し、開発・生産・保守全般のコストを削減▼テービーテック…IoTを駆使した工場のコスト削減ソリューション▼日立システムズ…IoT時代の設備可視化、制御システムセキュリティ▼日立ソリューションズ…各工程の真の連携と市場ニーズに即応するIT基盤▼ネットワンパートナーズ…工場を「つなぐ、みる、まもる」製品を実機展示▼東海ソフト…配線工事レスで簡単導入できる稼働監視WEBシステム▼SCSK…IoTで設備、3Dデータ、他部署情報をつなぐ工場変革ソリューション▼構造計画研究所…生産を見える化し素早い行動を起こせるIoT時代のIT基盤▼シーイーシー…IoTでCNCやロボットからデータ取得、稼動監視、実績収集▼サン電子…遠隔監視と制御を実現するM2MGridや、新型モバイルルーター▼ケーメックス…リモートT/Oなど工場・設備を「つなぐ」製品を紹介▼ワゴジャパン…結線を目視できる新コネクタやインテリジェントT/Oを展示▼オサダ…工場や設備をつなぐための「SCCR規格取得済の端子台」等を紹介▼EMCジャパン…IoTを成功に導く新しいデータ管理・活用ソリューション(敬称略/順不同)
 (2)3Dプリンタ、造型機(第1回名古屋設計・製造ソリューション展内)
 3Dプリンタは、出力時間の短縮、取扱い素材の拡充、大型造形の実現、コスト減など年々進化が続いており、産業界での導入事例が増えている。同展では産業用3Dプリンタを中心に様々な実機、ソリューションが出展される。
 《出展製品》※一部抜粋
 アルテック…「世界シェアbP」3Dプリンタ▼NTTデータ・エンジニアリングシステムズ…ハイエンド3Dプリンタ▼キーエンス…国産高精細3Dプリンタ▼システムクリエイト…試作時間を短縮する国産デスクトップ3Dプリンタ▼シーメット…新製品、高精度高速小型3Dプリンタ▼ストラタシス・ジャパン…マルチカラー&マテリアル3Dプリンタ▼SOLIZE Products…金属造形機を国内最大規模保有▼ディーメック…国産最大サイズの光造形3Dプリンタ▼豊通シスコム…100種類以上の材質と色彩表現が可能な最先端3Dプリンタ▼ムトーエンジニアリング…高精細、光造形型3Dプリンタ▼リコー…自社ブランド製品として初めての3Dプリンタ▼ローランドディー. ジー. …UV〓LEDを光源とする光造形方式の3Dプリンタ(敬称略/順不同)
 (3)産業用ロボット・関連製品(第1回名古屋機械要素技術展内)
 同展には産業用ロボットの開発を支える様々な要素技術が出展される。
 《出展製品》※一部抜粋
 SMC…軽量化された製品群、ロボット先端機器▼エプソン販売…画像処理とロボットにより高速で流れるワークの選別を実現▼第一精工…各種ロボット向けセンサ▼トークシステム…1台のロボットで異なる形状のワークを取扱可能▼日伝…ロボット周辺機器(各種ハンド・センサ)▼日東精工…ねじ浮きと製品破損を逃さない、ねじ締めロボット▼日本ベアリング…スカラ形ロボットや組立機の立軸などに活用▼ハイウィン…設計および取付が簡単、コンパクトで軽量な単軸ロボット▼六合エレメック…スカラロボットによる3次元ピッキングシステム▼ロボテック…ダイレクトティーチング&押しつけ制御を実現!パラレルリンクロボット▼村田精工…パーツフィーダ・画像認識・パラレルリンクロボットを組み入れたパレタイズ▼オービット…ビジョンシステム(姿勢検出&外観検査)とロボット制御技術を組み合わせたシステム(敬称略/順不同)

 【第1回名古屋ものづくりワールド開催概要】
 日時=2016年4月19日(火)〜21日(木)、10時〜18時(21日は17時まで)
 会場=ポートメッセなごや(第1展示館・第3展示館)
 来場予定者数=2万5000名
 出展社数=700社※最終的な見込み数
 主催=リードエグジビションジャパン
出展対象製品=CAD、CAE、生産管理システム、3Dプリンタ、3次元測定、IoT/M2M、制御システム、ロボット技術、ねじ・ばね、モーション技術・モータ、油空圧機器・配管部品、バリ取り・洗浄、機構部品、加工機・工具、加工技術・機械材料、試験・計測機器/センサ、表面処理・改質など
来場者層=製造業の設計、開発、解析、試作、製造、生産技術、生産管理、情報システム、経営企画、品質、購買、メンテナンス・保守部門などの方々
 展示会招待券(無料)請求は展示会HPで受付中。
 第1回名古屋設計・製造ソリューション展http://www.dms-nagoya.jp/
 第1回名古屋機械要素技術展http://www.mtech-nagoya.jp/

見つけよう!!これからの食のために
2016中部パック、13日(水)から
6次産業化推進のためのブースを特設

 一般社団法人中部包装食品機械工業会は2016中部パック開会まで2か月余りとなった3月7日、名古屋駅前のキャッスルプラザにて記者発表会を行い、開催要項、会期中の行事などについて説明した。
 梅森会長は「この名古屋では新しいビルも建っており、ひとつの背景はリニア新幹線の開通に向けてリニューアルをしているということもあるし、実際には耐震の問題も絡んでいます。他にMRJが試験飛行をしている最中で、これも中部の企業にとっては裾野の広い航空機分野であり、これから量産となれば大変多くの地元名古屋の企業がそれに参画するのではないかと思われます。ものづくりを発信している名古屋。この地域性を生かした出品社様、来場者様と今後のビジネスがよりつながっていくような展示会にしたい。展示会は、実際に見たり聞いたりと体感していただくことが大切であり、来場者に喜んでいただくことも大事。出品社の方々は当然ユーザーの気持ちになって良い商品の開発を進めており、その最新の技術を発表できる場という位置づけになると思います。私ども主催者側としては、出品社様、来場者様に互いに満足していただけるようバックアップしていきたいと思っています」と挨拶。
 部谷政義2016中部パック実行委員長(東陽機械製作所社長)は「経済状況が全体的に堅調で企業の収益環境も良好と言える中で、今回の2016中部パックは、前回と比較して新規の出品社数が増えており、小間数、出品社数ともに前回同様の規模で開催する運びとなりました。今回のテーマは『見つけよう〓これからの食のために』。食品業界にとって“安全と安心”は永遠のテーマと言えるものです。さらに未来を考えて環境保全にも取り組んでいかなければなりません。これからの食品を生産し消費するに当たって、どう考えていくべきか。その原料から生産、流通、廃棄まで、一連に関係する製品が一堂に会して展示されるのが中部パックです。また、今回初めて6次産業化推進のための企画をして、特設ブースを設けています。6次産業化については、わが国の成長戦略の一つとして非常に期待が高まっている分野です。この中部地区は屈指の工業県であるとともに、全国でも有数の農業県でもあります。今後6次産業化に取り組んでいくに当たり、生産者の方々が生産物を商品化するまでのプロセスである各種の設備、まずは生産物の選別からそれを加工するための機械、そして売れる商品として流通に乗せるまでの包装機械、包装資材、パッケージ、またその受託加工、受託包装、そして製パン製菓機械、厨房設備機器に至るまで、すべての相談に乗れるように、そして色々な形で提案できるようにしていきたい。この他にも、来場者の方々に満足していただける色々なイベントを用意しています」と今展の特色について述べた。
 南澤誠広報委員長(イシダ総合システム社長)は、会期中のイベントや特別講演会、また広報活動について説明し、「この中部パックは、歴史ある展示会であり、中部地区の産業見本市として定着しています。回を重ねるごとに評価が高まり、今回、20回の節目の展示会として、出品各社の最新の技術を展示するとともに、特別講演会をはじめとする各種の企画を準備しています。会期中は中部地区、また近隣地区から多数の来場があり、活発な商談が行われるものと期待されています」とアピールした。
2016中部パック
開催概要

▽名称…
2016中部パック
▽テーマ…見つけよう!!これからの食のために
▽目的…包装機械、製菓製パン機械、食品機械、物流機械、関連機器、環境機器および包装資材、食品材料等を資材から製造、包装、物流までを一貫して展示し、業界の発展とユーザーとの共存共栄の道を拓く
▽主催…一般社団法人中部包装食品機械工業会
▽後援…愛知県、名古屋市、名古屋商工会議所、日本貿易振興機構名古屋貿易情報センター
▽協賛…(一社)日本包装機械工業会/(公社)日本包装技術協会/(一社)日本食品機械工業会/(協)日本製パン製菓機械工業会/(一社)日本粉体工業技術協会/東京糧食機工業協同組合/(公社)日本ロジスティクスシステム協会/日本製麺機材工業会/愛知県菓子工業組合/包装食品技術協会/愛知工研協会/(一社)日本豆腐機器連合会/(一社)日本厨房工業会/食品関連産業協会/全国醸造機器工業組合/(一社)日本冷凍空調工業会/日本自動販売機工業会/梱包機工業会/鞄本包装リース/セロファン工業会/中部包装資材協議会/日本粘着テープ工業会/全日本包装資材連合会/(一社)日本印刷産業機械工業会/愛知県印刷工業組合/東海北陸シーリング印刷協同組合/日本経済新聞社/日刊工業新聞社/中部経済新聞社/日本工業新聞社/中部日本放送/東海ラジオ放送/東海テレビ放送/中京テレビ放送/メ〜テレ/テレビ愛知
▽会期…平成28年4月13日(水)〜16日(土)
▽開催時間…午前10時〜午後5時
▽会場…ポートメッセなごや(名古屋市港区金城ふ頭2-2)
▽展示規模…2号館/展示面積=6576u、3号館/展示面積=9450u
▽入場料…1000円(ガイドブック、消費税込)
 中部パックは、包装・食品・製パン製菓・物流機械・関連機器、包装資材、食品材料、環境関連機器等の総合展。昭和54年の第1回開催以来、隔年で開催され、今回20回目を迎える。
 2016中部パックでは、国の成長戦略の1つとして農林水産業の6次産業化に期待が集まる中、生産物を商品化するまでのプロセスである食品を加工するための機械、包装するに至るまでの機械及び機器、パッケージ、包装資材、また受託加工、受託包装、そして製パン製菓機械、厨房設備機器に至るまで、出展ブースを特設。6次産業化に関する特別講演会・セミナーも開催される。
 また、毎回好評の特別講演会は3講演行われるほか、プレゼンテーションセミナーも12セッションを予定し新製品、新技術の情報を発信する。
 会期中のイベントとしては、こだわりの素材といちおしの菓子を販売する「チューピープラザ〜パックDEマルシェ〜」や学生を対象にしたリクルート企画を実施。今回は若者に人気のリアル謎解きゲームを採用し、各社のブースを学生が直接訪問するようにした。また、「包装相談コーナー」を開設して包装機械等に関する相談に応じる。
 4日間の目標来場者数は6万5000名。
【特別講演会】
 ●4月13日(水)13時30分〜15時「消費者視点における食品包装の現状および今後の課題」、講師=沓掛勝則氏(味の素パッケージング)
 ●4月14日(木)15時45分〜17時「フードディフェンスの必要性」、講師=河岸宏和氏(食品安全教育研究所代表)
 ●4月15日(金)14時〜15時30分「未来のお菓子」、講師=山本隆夫氏(クラブハリエ代表取締役社長グランシェフ)
【6次産業化推進のための特別講演会】
 ●4月14日(木)13時30分〜15時「6次産業化の到達点・課題と資材の利活用‥東海地域の事例を踏まえつつ」、講師=竹谷裕之氏(名古屋大学名誉教授、愛知6次産業化サポートセンター企画推進員など)
 ●4月16日(土)13時〜14時「アグリビジネス成功のポイント〜縮めたい生産者と生活者の距離〜」、講師=高木幹夫氏(農業総合経営コンサルタント、いちゆう代表取締役)
【6次産業化推進のためのセミナー&実演】
 ●4月13日(水)11時〜12時/14時〜15時「愛知の伝統食材で独自の魅力ある商品を(あいちの伝統野菜と発酵調味料)」、講師=長田勇久氏(日本料理店「小伴天」総料理長)
 ●4月15日(金)11時〜12時/12時〜13時「東海地方初の野菜ソムリエ最高峰、シニア資格をもつ高木幹夫氏によるセミナー」「長田勇久氏による愛知伝統野菜を使った実演セミナー」
 ●4月16日(土)11時〜12時「農産物のインバウンド対応について」、講師=室井英男氏(イオンリテール食品商品企画本部農産企画部部長)
 一般社団法人中部包装食品機械工業会(会長=梅森輝信氏・ゼネラルパッカー社長)主催の「2016中部パック」が4月13〜16日の4日間、ポートメッセなごやで開催される。今回は『見つけよう!!これからの食のために』をテーマに、初出展の47社を含む235社が652小間に出展し(3月7日現在)、各社の新製品や新技術を紹介する。また初の試みとして、6次産業化推進のためのブースを特設。農業生産者などに生産物を商品化するまでのプロセスで使われる各種設備を提案する。

高能率加工で生産性向上
極小径高送りカッタMFH Micro
京セラ 4月1日新発売

 京セラ(社長=山口悟郎氏、本社=京都市伏見区)は、金属部品の加工に使用するフライス工具の新製品として、極小径高送りカッタ「MFH Micro」(写真)を開発。4月1日より発売を開始した。
 本製品は、新しく開発したチップと、チップを固定する専用ホルダからなる刃先交換型の高送りカッタ(エンドミル)で、独自設計の刃先形状「3次元凸型切れ刃」の採用により、加工時の衝撃や振動を抑制し、高能率化と、製品のさらなる小型化を実現した。これにより大型の部材から小型の部材まで、加工可能な製品ラインアップを充実させ、金型加工、部品加工を中心に、多様化する市場ニーズに応えていく。
 高送りカッタ(エンドミル)は、金属表面を広範囲にわたり荒加工する際に使用される工具であり、広い面積を、より早く、安定的に加工できる高い切削能力が求められる。本製品は、独自設計の刃先形状により、チップが被削材に接触(食い付き)する際の衝撃を低減させることに成功。これにより、振動やびびりの発生を抑制し、低抵抗で高能率な加工を実現できるようになる。また、チップ材種には独自開発の特殊ナノ積層コーティング「MEGACOAT NANO」(メガコート・ナノ)と、CVD(化学蒸着)コーティングの2種類をラインアップ。被削材の特性に応じて最適なコーティングチップを選択することで、優れた耐摩耗・耐欠損性を発揮する。
【製品概要】
●型番数・価格帯/ホルダ:10型番(1万8500〜3万5200円・税別)、チップ:3型番(800円・税別)
●加工径(直径)/8o〜16o
●加工用途/平面・肩加工、等高線加工、溝加工、ポケット加工、ランピング加工、ヘリカル加工
●推奨被削材/炭素鋼、合金鋼、金型鋼、ステンレス鋼、ねずみ鋳鉄、ダグタイル鋳鉄、Ni基耐熱合金、チタン合金
●生産拠点/滋賀八日市工場、鹿児島川内工場
●販売目標/年1億円
●発売日/2016年4月1日(金)

T4-12に
大型チップサイズを追加
セコ・ツールズ 3月発売

 セコ・ツールズは、T4-12スクエアショルダミル加工およびヘリカル加工カッタに大型のチップサイズを追加し、3月から発売を開始した。鋼、鋳鉄、その他の被削材の粗加工、中仕上げ時の切込み深さを高めて、切りくず排出性を向上させている。
 従来のT4-12の価値と信頼性はそのままに、今回発売された大型サイズのチップは、部品当たりの加工コストを削減して円滑な加工作業を可能にする4つの波状切れ刃を搭載している。これらのチップはカッタ本体へ接線方向に取り付けるため安定性が向上し、さらに、取り付けねじに容易にアクセスできるようになっている。この取り付け方法だと切削力がチップの最も厚い箇所にかかるため、切りくず除去率のさらなる向上が期待できるという。
 大型T4-12スクエアショルダチップのカッタ径は25〜125o(1〜5インチ)、コーナRは最大3・1o(0・125インチ)。また、チップには各種材種と形状が用意されている。ノーマルピッチ仕様は溝加工とコンタリング加工に、クロスピッチ仕様はコンタリング加工にそれぞれ適している。カッタは内部クーラント供給口を備えているため、チップ性能がさらに向上。T4-12スクエアショルダカッタの取り付けシステムなら、シャンクタイプとアーバタイプのカッタに幅広く対応する。
 大型T4-12ヘリカル加工チップのカッタ径は50〜100o(2〜4インチ)、コーナRは最大3・1o(0・125インチ)。チップには高いポジすくい角をはじめ、各種材種と形状が用意されている。ノーマルピッチカッタは、溝加工とコンタリング加工に適している。また、クロスピッチカッタはコンタリング加工に対応し、軸方向の切込み深さが最大の場合、径方向の切込み深さが30%だ。ヘリカル加工カッタの取り付けシステムには、アーバ、ウェルドン、セコ・ウェルドンなどがある。
 T4-12スクエアショルダミル加工およびヘリカル加工カッタの詳細については、同社の各営業所まで問い合わせるか、URL=http://www.secotools.com/squaret4へアクセスを。

LIXIL
4月1日付で新体制へ移行

 住まいと暮らしの総合住生活企業であるLIXIL(社長=瀬戸欣哉氏、本社=東京都千代田区)は、4月1日付で取締役およびその他の人事異動を行った。
 昨年12月に発表した社長交代に伴う新体制への移行を進める計画に基づき、LIXILグループの取締役代表執行役社長兼CEOである藤森義明氏は、LIXILの代表取締役会長兼CEOを3月31日付で退任。これに伴い、LIXILの代表取締役社長兼CEOの瀬戸欣哉氏が、今後は単独で同社のCEOとしての役割を担い、経営全般を統括する体制となる。また、昨年12月に発表された通り、瀬戸氏は、6月に開催予定の定時株主総会および取締役会の承認を経て、藤森氏の後任として、LIXILグループの取締役代表執行役社長兼CEOに就任する予定だ。
 さらにLIXILでは、M&A後の統合プロセスを、グローバル全体で厳格かつ統制が取れた形で推進するため、Chief Integration Officerの役職を新たに設置し、Nik Bafana氏が4月1日付で就任。Bafana氏は、LIXILの事業全般に関する統合プロセスを担当するが、まずはLIXIL Water Technology(LWT)の統合戦略の実行に注力する。Bafana氏は、ボストンコンサルティンググループやグレンジャー社などで経験を積み、グローバルなオペレーション、戦略策定、M&Aの分野で15年以上の豊富な実績を有している。
 藤森氏は「今回の人事異動は、昨年発表した新体制への移行に向けた計画に基づく、非常に重要なステップです。後継者となる瀬戸は、エネルギーと熱意にあふれており、LIXILの継続的な成長とイノベーションを加速させることができると確信しています。私は5年間にわたってLIXILを率い、この間、大きな組織変革を成し遂げてきました。LIXILがさらなる発展を実現する新たなステージに移行することは、輝かしい未来の実現につながると信じています」とコメントしている。

売上高6.5%増、経常利益12%増
上方修正予算を達成
トラスコ中山 2015年12月期決算

 機械工具卸商社のトラスコ中山(社長=中山哲也氏、本社=東京都港区新橋4―28―1トラスコフィオリートビル)は2月8日、2015年12月期(第53期)の決算発表を行った。
 発表によると、2015年12月期の業績は、売上高が1665億6500万円(前期比6・5%増)、このうちプライベート・ブランド商品の売上高は343億2200万円(同10・4%増)となった。営業利益は129億7600万円(同9・7%増)、経常利益は132億1100万円(同12・0%増)、当期純利益は82億4200万円(同11・9%増)で、増収増益となった。また、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益とも、期中(2015年8月6日)に上方修正した業績予想をすべて上回る結果となった。(※2014年12月期は決算期変更による9か月間の変則決算だったため、前期比は2014年1〜12月との比較になっている)
 ルート別売上高は、ファクトリールートが1395億7400万円(前期比5・3%増)。継続的な新規取扱いアイテムの拡充により堅調に推移した。eビジネスルートは148億5000万円(同25・9%増)と前期に引き続き堅調に増加。ホームセンタールートは、114億6300万円(同2・2%減)となり、中山社長は「既存のホームセンタールートは苦戦をしている。その中でホームセンターが今後力を入れていくプロショップや資材館と言われるところは非常に好調で、今後当社としても従来の店舗からプロ向け店舗へのウエイトを増やしていきたい」と述べた。
 売上総利益率は21・5%で、前期に比べ0・7ポイント改善した。その理由として、@取扱商品の在庫化の進展Aプライベート・ブランド商品の売上高構成比の上昇B新規取扱いメーカーと海外メーカーの平均粗利率が高いことを挙げた。
 販売費及び一般管理費は、前期比10・0%増加した。内訳は@人件費(前期比7・1%増)A減価償却費(同18・8%増)B運賃荷造費(同14・8%増)C支払手数料(同22・0%増)。
 同社は正社員とパート従業員の増加に加え、配送要員の社員化も進めている。また、定年延長を行っており、65歳定年、雇用延長70歳、その後はパートタイマーとして75歳まで雇用するという、大学を卒業してから50年少し働ける企業作りをしている。平均給与の引き上げも行い、ここ1、2年のうちに平均給与700万円(年収)の達成を目指している。
 減価償却費はプラネット九州とプラネット大阪が新築移転したことに伴い増加。運賃荷造費も売上の増加に伴い増えた。その他、物流センターの引越し費用などが経費を押し上げた。
 今後、大型の設備投資として、プラネット埼玉の新設(投資総額134億7000万円、2018年完成)を予定している。
 2016年12月期(第54期)の業績については、売上高1760億円(前期比5・7%増)、営業利益137億円(同5・6%増)、経常利益137億円(同4・0%増)、当期純利益88億500万円(同6・8%増)と予想している。
5年後に在庫50万アイテムへ
 持続的発展のための戦略として、同社は在庫50万アイテムに向けた計画を進めている。現在、品番登録アイテム数136万400のうち、在庫は26万4500アイテム。業界ダントツの在庫アイテム数を誇る。当面の目標である30万アイテムの達成は目前とし、プラネット埼玉が稼働する2018年からは毎年5万アイテムずつ増やし、2021年までに在庫を50万アイテムに引き上げる計画である。
 拡大アイテムは、生産現場の工場用消耗品を網羅し、同社でほとんど揃うようにする。また、商品にリンク性の高いアクセサリ・部品などの在庫を強化する。
 併せて物流も強化。倉庫面積の拡大ということでは「20年前から大型在庫センターに投資をしてきているため、これから先はそれほど大きな費用をかけることなく開設していけるのではないか。新しい物流センターを開設しても旧物流センターの敷地をそのまま確保しており、この資源を活用する」と中山社長。これにより国内主要エリアの倉庫面積を現在の2倍以上にする。また首都圏物流センターは自動倉庫等を活用し収納容量を3倍にする。さらに定番在庫とストック在庫を分離し、新しいセンターは品揃えに特化。旧物件を物流センターのバックヤードとするストックセンター構想を推進する。
 また、効率化推進のためには情報システムを最大限活用し、入出荷業務全般の最適化、ネットビジネス向け対応力の強化、ロングテールを活かした予兆分析と活用などを行う。
 今後の課題としては、@ネットビジネスの拡大に伴い、物流センターの365日稼働A自由な時間に発注できる、受注システムの24時間稼働B在庫の容積管理で空いているスペースを有効活用できる、物流センターのフリーアドレス化が挙げられた。
 発表された中期経営計画では、最終年度の2018年に売上高2000億円を目指すことを明らかにした。

DMG森精機
取締役および執行役員の新体制

 DMG森精機(社長=森雅彦氏、本社~名古屋市中村区)は、3月24日に開催した定時株主総会ならびに取締役会において、取締役、執行役員らを選任。それぞれ就任した。新体制となった取締役および執行役員は以下の通り。
【取締役および監査役】
 代表取締役社長・森雅彦氏
 代表取締役副社長・近藤達生氏
 代表取締役副社長・玉井宏明氏
 専務取締役・高山直士氏(製造・開発・品質管掌兼製造・開発本部長兼品質本部長)
 専務取締役・小林弘武氏(新任/経理財務本部長)
 取締役・大石賢司氏(購買物流管掌兼購買物流本部長兼輸出管理担当)
 取締役・青山藤詞郎氏(社外取締役)
 取締役・野村剛氏(社外取締役)
 監査役・佐藤壽雄氏(常勤監査役)
 監査役・加藤由人氏(社外監査役)
 監査役・木本泰行氏(社外監査役)
【執行役員】
 会長執行役員・Rudiger Kapitza氏(DMG MORI AG CEO)
 専務執行役員・Thorsten Schmidt氏(DMG MORI USA’Inc.CEO)
 専務執行役員・藤嶋誠氏(製造・開発本部電装・制御担当)
 専務執行役員・真鍋研二氏(製造・開発本部製造担当兼伊賀事業所長)
 専務執行役員・大倉浩二氏(DMG森精機[天津]有限公司総経理兼天津事業所商品部統括商品部長)
 常務執行役員・小室徹夫氏(営業エンジニアリング本部米州担当兼DMG MORI USA Chairman)
 常務執行役員・藤森徹氏(マグネスケール社長)
 常務執行役員・川山登志雄氏(経理財務本部経理部長兼工場経理部長)
 常務執行役員・中澤文彦氏(インベスター・リレーションズ担当)
 執行役員・赤井孝行氏(製造・開発本部マシニングセンタ担当兼小型機開発部長)
 執行役員・酒井茂次氏(製造・開発本部旋盤担当兼複合加工機開発部長)
 執行役員・吉川賢治氏(DMG森精機セールスアンドサービス社長)
 執行役員・James Nudo氏(海外法務部長兼海外人事部長)
 執行役員・川島昭彦氏(ビー・ユー・ジーDMG森精機社長兼ソフトウェア商品部長)
 執行役員・大岩一彦氏(伊賀加工技術部長兼奈良加工技術部長)
 執行役員・Mark Mohr氏(DMG MORI MANUFACTURING USA’Inc.President CEO)
 執行役員・Ralf Riedemann氏(営業エンジニアリング本部エンジニアリング担当)
 執行役員・西尾豊文氏(伊賀事業所商品部統括商品部長兼DMG森精機セールスアンドサービス副社長)
 執行役員・中南成光氏(要素開発部長)
 執行役員・有光泰彦氏(営業エンジニアリング本部中国担当)
 執行役員・松本光司氏(国内外注品購買部長)

日本財団「WORK FOR 東北」
被災地へTOTO社員
新たに2名派遣

 TOTO(社長=喜多村円氏、本社=福岡県北九州市)は、日本財団「WORK FOR 東北」(復興庁協働事業)に賛同し、2014年より社員3名を東北の被災地に派遣している。第一陣3名の任期が3月で終了することをうけて新たに社内公募を行い、復興に強い意志を持った2名を4月より自治体へ派遣した。
 「WORK FOR 東北」は被災地の人材ニーズと、人材派遣を検討している企業などをマッチングし、復興を推進する活動だ。詳細については、日本財団「WORK FOR 東北」(復興庁協働事業)公式ホームページ▽URL=http://www.work-for-tohoku.org/を参照。
 同社では、この派遣を社会貢献活動のひとつと位置付けており、創造力豊かな自律した「人財」の育成や社員のモチベーションアップなども目的としている。今回の社内公募でも、復興に強い意志を持った「人財」の応募があり、面接により適性などを考慮し、今回派遣した2名(写真)に決定した。
 同社は「社会貢献への積極的な取り組み」「創造力豊かな自律した人財の育成」「社員のモチベーションアップ」を目的に、今後も、このプロジェクトに積極的に参画していくという。

 東日本大震災に関する主なTOTOグループの取り組み
●TOTOグループとして義援金1億円を日本赤十字社へ寄贈。
●TOTOウォシュレットテクノより桜川市へ100万円を寄贈。
●社員有志および協力先による募金1200万円を日本赤十字社へ寄贈、300万円をセラミックス産業労働組合へ寄贈。
●役員および役員OBによる義援金300万円を日本赤十字社へ寄贈。
●TOTOファインセラミックスによる義援金200万円を楢葉町と富岡町へ寄贈。
●トラベルウォシュレット100台を被災地へ寄贈。
●TOTOと労働組合「TOTO UNION」が被災地での瓦礫撤去、農地整備、漁業支援など、有志によるボランティア活動を約3年にわたって共催。
●TOTO東北支社を中心に、被災地で復興支援イベント等を開催・支援。
●東北のさんまを使った「さんままつり」の開催。など。募金活動は現在も継続中だ。

タンガロイ 世界規模でキャンペーン展開
テーマは“倍速加工を可能に!”
『TUNGFORCE』登場

 タンガロイ(社長=木下聡氏、本社=福島県いわき市)は『TUNGFORCEキャンペーン』と銘打って、現在、世界的規模でキャンペーンを展開中だ。
 金属加工技術は日々急速に進化しているが、こうした進化に適応し、かつ高速・高能率加工の要求に応えるべく、同社はさまざまな新型工具・工具技術を開発し、各製品ラインをグレードアップしている。TUNGFORCEとは、同社が開発した最新切削工具のラインアップで、旋削加工や転削加工、突切り&溝入れ加工、穴あけ加工と、あらゆる加工に対応するインサートの材種と形状が含まれている。また、新型のインサート形状も多数開発しており、今まで不可能だった高い送りでの加工にも対応できるようになった。
 TUNGFORCE製品の開発にあたり、同社は、工作機械の隠れた生産能力を引き出すことに重点を置いたという。競合他社の工具と比較した場合、TUNGFORCEの切削工具は、より短時間で、より多量の切りくずを排出するよう設計されており、たとえ機械が旧式であっても、加工の生産性は確実に向上するという。

多機能溝入れ加工用工具Easy Multi Cut(イージーマルチカット)
 同社は、多機能溝入れ加工用工具『Easy Multi Cut(イージーマルチカット)』に、高圧クーラント用内部給油穴付きブレード「EGP-CHP」と、高圧クーラント用内部給油穴付きツールブロック「CTBU-CHP」を拡充。3月10日より、全国で発売を開始した。
 Easy Multi Cutは、独自のインサートセルフクランプ方式で、インサートのクランプ剛性や工具剛性に優れている。また、押え金を持たない構造のため、とくに切りくず排出が難しい端面溝入れ加工で威力を発揮し、高能率加工を実現できる。
 溝入れ加工の深さに合わせて突出しを調整(最大突切り径φ120o)でき、最適な工具剛性を確保しつつ、加工が可能だ。また、ブレード先端にクーラント給油穴を備えているので、切削油を安定して刃先へと供給でき、これが寿命の延長に貢献している。
【製品概要】
■主な特長▽EGP-CHPブレードは4、5、6oに対応。最大突切り径φ120o。
■標準価格▽EGP32-4D-CHP=2万9400円(税別)、CTBU25-32-CHP=4万3160円(税別)、アイテム数:ブレード3形番、ブロック1形番
 詳しくは同社マーケティング部▽電話=0246(36)8504▽Eメール=marcom@tungaloy.co.jpまで。

合言葉は“出なきゃ損だよ青年部”
キャンプや野球大会に積極的に参加を
愛機工青年部 3月度役員会・合同委員会

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)の青年部(部長=森庸一氏、森哲社長)は3月25日、名古屋市中区のホテル名古屋ガーデンパレスで、3月度青年部役員会ならびに合同委員会を開催した。役員会では以下の議題が審議、報告された。
【議題1】他産業視察について岡本研修担当幹事より報告 ●3月12日、知多電力館(知多市)とINAXライブミュージアム(常滑市)を見学。
●参加人数▽14名。
●収支報告▽予算内に収まった。
●感想▽トラブルも無く現地への移動も非常にスムーズだった。ただ、岐阜どてらい市と日程が重なってしまい参加できなかった人がいた。次回以降、他のイベント等と重ならないよう日程を調整する。
【議題2】平成28年度青年部役員人事について三木統括幹事長より報告
 各部の人員配分は、総務部11名、教育部13名、厚生部13名とする。役員等については総会時に正式発表へ。
【議題3】青年部合同委員会について近藤会合担当幹事より報告
 本役員会の後に同ホテルにて開催。参加予定人数は34名。
【議題4】第75回組合野球大会について梅本野球担当幹事より報告
 3月19日開催予定だった決勝戦が雨のため順延となり同26日に(役員会翌日)。会場は大口町野球グランド。第76回(平成28年度)大会のキャプテン会は、同25日(役員会当日)開催済み。第76回大会では、青年部員はローテーションを組むなどして、大会期間中に必ず1度は運営スタッフとして参加することが決定した。
【議題5】第37回(平成28年度)キャンプの集いについて
 これまで利用してきた黒谷キャンプ場が閉場したことをうけ、今夏は新たに「板取すぎのこキャンプ場バンガロー村」(岐阜県関市板取)にて8月6日(土)・7日(日)の開催を予定している。詳細については、今後詰めていくことに。
 次回役員会は4月21日(木)18時30分〜開催予定。

 役員会の後は、同ホテル内で会場を移して合同委員会がスタート。森部長の乾杯の挨拶を皮切りに、しばし懇親会を楽しんだ後、新入部員の紹介、各幹事らの挨拶等を経て、最後は滝澤有一青年部副部長(松本商店社長)による中締めの挨拶で、本会はお開きとなった。

業界最長10年に保証期間延長可(有料)
セット割引導入でユーザーメリット拡大
LIXIL長期保証サービス

 住まいと暮らしの総合住生活企業であるLIXIL(社長=瀬戸欣哉氏、本社=東京都千代田区)は、同社が運営する「LIXIL長期保証サービス」にセット割引を導入し、4月1日から提供を開始した。
 今回新たに開始したセット割引(3月1日引渡分から適用。商品や保証期間によりサービス料金は異なる)では、10年保証プランに3点以上まとめて加入すると、5年プラン相当分の料金が割引になり、商品ごとに年間700円から1500円というリーズナブルな料金で10年間の保証が受けられる。例えば、システムバス、システムキッチン、シャワートイレ(機種によりサービス料金は異なる)の3点に加入の場合、合計で1万8000円の割引となり、約3分の2の料金で10年間安心して製品を使えるという仕組みだ。インターネットで申し込めば、商品1点につき、さらに500円を割引くという。
 なお、今回のサービス料金改定を機にサービス内容とメリットについて理解を深めてもらうための説明動画が用意され、YouTube LIXIL公式アカウントで公開されている。
 LIXIL長期保証サービスとは、従来、メーカーが1〜2年としてきた無料保証を、5年または業界最長の10年保証に変更できる有料サービスだ。商品の購入日または引渡日から1カ月以内に申し込むことで、対象商品のトラブルに何度でも部品代・工賃(技術料+出張料)無料で対応(カートリッジや電池、電球等は対象外)してくれる。加えて、通常のメーカー保証では免責扱いとなる経年劣化による不具合でも、機能に支障をきたす場合は保証対象(カートリッジや電池、電球等は対象外)としている。また、昨年4月からは、業界で初めて玄関・窓商品にまでサービス範囲を拡大し、総合住生活企業ならではの幅広い商品群をカバーしている。
 本件に関して、詳しくは、LIXIL長期保証サービス係▽受付=10時〜17時▽フリーコール=0120(694)677▽Eメール=t-hosyou@lixil.comまで。

2期連続で売上高・利益ともに
過去最高額を更新
オーエスジー 第103回定時株主総会開催

 オーエスジー(社長=石川則男氏、本社=愛知県豊川市本野ヶ原3‐22)の第103回定時株主総会が2月20日、オーエスジーアカデミー内のグローバルテクノロジーセンター(豊川市一宮町)で開催され、事業報告をはじめ、2020年11月期に売上高1500億円、営業利益300億円を目指す同社の取り組みなどが説明された。
 株主総会は午前10時に始まり、開会にあたって石川社長が「ご出席いただきまして誠にありがとうございます。日頃はオーエスジーの企業方針に対し多大なるご理解とご支援を賜り御礼申しあげます」と挨拶した。石川社長が議長を務めて進行。出席株主数と議決権数の報告があり、議長より定足数を満たしていることが報告された。
 大沢吾平常勤監査役が監査結果の報告を行った後、第103期(2015年11月期)の決算(連結)がビデオで報告された。
 同社によると、2015年11月期の業績は、売上高が1119億1700万円(前期比10・8%増)、営業利益が215億9700万円(同24・0%増)、経常利益が215億1000万円(同22・4%増)、当期純利益が125億1800万円(同25・3%増)となった。売上高・利益ともに2年連続で過去最高額を更新するとともに、中期経営目標である営業利益210億円を1年前倒しで達成した。
 経営環境は、夏以降、中国経済の減速の影響を受けたものの、主要ユーザーである自動車関連産業、航空機関連産業ともに1年を通じて概ね堅調に推移。販売網や物流拠点の拡充を図るとともに、超硬製品の生産能力の増強に努め主力のタップ、注力する超硬製品を中心に積極的な受注活動を展開した。
 所在地別セグメント業績は、日本が売上高678億4000万円(前期比7・3%増)、営業利益114億円(同22・4%増)。国内の自動車生産台数は前年に比べ減少したものの、航空機関連産業、輸出需要ともに好調だった。
 米州は売上高219億8400万円(同19・5%増)、営業利益34億8800万円(同74・0%増)。好調なアメリカ経済に支えられ、北米の自動車・航空機関連産業が堅調に推移した。
 欧州は売上高114億1300万円(同15・1%増)、営業利益12億4600万円(同10・7%増)。欧州経済は回復傾向となり、自動車・航空機関連産業が堅調に推移した。
 アジアは売上高328億5600万円(同17・6%増)、営業利益62億9600万円(同18・5%増)。夏以降、中国経済の減速の影響を受けたものの、韓国においてIT関連産業からの大型受注の獲得やタイ・インドでの受注力強化の取り組みが奏功した。
 海外売上高比率は前期末に比べて3・2%増加し、57・8%となった。好業績は、為替による影響もあるが、これまで継続的に投資をしてきた海外事業が質・量ともに確実な成長を遂げ、2020年11月期に売上高1500億円のグローバルプレーヤーを目指すという中期ビジョンの実現に向け、着実に歩みを進めることができた結果だとしている。
 株主総会における決議事項はすべて承認された。承認された議案は次の通り。
 第1号議案=剰余金の処分の件。
 第2号議案=定款一部変更の件。監査等委員会設置会社への移行に伴う定款の一部変更などを行った。
 第3号議案=取締役(監査等委員である取締役を除く)10名選任の件。原案の通り、大沢輝秀、石川則男、櫻井正俊、園部幸司、遠藤徹、大沢伸朗、早坂哲朗、大沢二朗、吉崎壽高、大沢秀朗の各氏が再選され、それぞれ就任した。
 第4号議案=監査等委員である取締役6名選任の件。原案の通り、中川威雄氏が再選され、新たに大沢吾平、加藤晃司、大森宏幸、小野喬四朗、榊佳之の各氏が選任され、それぞれ就任した。
 第5号議案=取締役(監査等委員である取締役を除く)の報酬等の額設定の件。第6号議案=監査等委員である取締役の報酬等の額設定の件。第7号議案=役員賞与の支給の件。
 【2016年11月期の経営目標】
 同社は、中期経営計画「The Next Stage14」(2014年11月期〜2016年11月期)において、2020年11月期に「売上高1500億円、営業利益300億円」の中期ビジョンを掲げている。
 この実現に向けた途中経過という位置付けで、2016年11月期の経営目標を、売上高1170億円、営業利益230億円、経常利益230億円、当期純利益140億円に設定した。
 2016年11月期の経営目標の実現に向けた取り組みとして、基本戦略「大手ユーザー開拓」と「フラッグシップ製品戦略」をさらに推進する。
 「大手ユーザー開拓」では、国内・海外を問わず営業・技術・製造が連携し、一体となって受注力を強化するという企業姿勢に一層磨きをかけていく。
 「フラッグシップ製品戦略」では、ボリュームゾーンでシェアアップを図るAブランドの新製品を多数投入してラインナップを拡充するほか、販売組織「Aクラブ」をさらにグローバル展開し、Aブランド製品のみならず、カタログ製品全般の拡販を行う。
 最大の顧客産業であり、今後も成長が期待できる自動車関連産業においては、中国・東南アジア・インド・メキシコ・東欧・トルコなどの新興国を中心に受注力の強化を図る。2016年はインド、メキシコで新工場の稼働を予定しているほか、ドイツ、メキシコでは技術センターの開設も予定し、客の要望に迅速に対応できる体制を整えていく。
 第2の成長の柱として位置付け、売上高を圧倒的に伸ばす必要がある航空機関連産業では、同社が優位性をもつダイヤモンドコーティング工具のほか、ステンレスやチタン合金用工具、アルミの高速加工用工具など、難易度の高い加工に適応した高精度かつ高能率の製品を提案、拡販していく。航空機は環境保護の観点から排出する二酸化炭素を削減するため、軽量かつ高強度の素材の採用を増やしており、今後さらにこの傾向は強くなる。軽量かつ高強度の特性をもつ素材は加工が大変難しいため、オーエスジーの最先端技術を採用した工具による最良の加工方法の提案により、大幅な売上増加につなげていくとしている。
 【挑戦するベンチャー企業を応援】
 オーエスジーは宇宙開発ベンチャー企業のAstroscale(アストロスケール)社とスポンサー契約を結んだ。Astroscale社は地球の周りを漂う宇宙ごみの分布状況を計測・研究している。今後、オーエスジーの名前が付いた衛星IDEA‐OSG1を打ち上げ、2年間に渡って宇宙ごみを計測・回収する計画。同社は今後も挑戦するベンチャー企業を応援して行くとしている。

最新機器が一堂に集まり盛況
「測定・計測Solution」
同時開催セミナーも好評

 山善名古屋営業本部(本部長=吉村泰典氏)傘下の有力販売店主催による、工場における測定・計測機器分野をテーマにした専門展示会「測定・計測Solution」が2月24、25の両日、名古屋市熱田区の名古屋市工業研究所で開催され、目標を上回る数の来場者で賑わった。製造業における品質管理の重要性が高まる中、「品質管理の明日を考える」をテーマに測定機器メーカー23社が出展し、最新技術の紹介やユーザーニーズに沿った提案を行った。
 同展は、測定・計測にテーマを絞った専門展示会として今回、全国6か所で初開催された。
 名古屋会場では、ミツトヨ、オリンパス、マグネスケール、オリオン機械など有力メーカーが出展し、各社の三次元測定機、真円度測定機、表面粗さ測定機、輪郭形状測定機、画像測定機、電子顕微鏡、レーザー顕微鏡、工業用内視鏡、ハイスピードカメラなどを展示紹介した。
 また、測定・計測に関連したセミナーが2日間で6セミナー開講され、いずれも満席の盛況ぶりだった。中には、予定人員の倍以上収容できる会場に変更して行われた人気のセミナーもあった。
 開会式で吉村山善上席執行役員名古屋営業本部長は「私どもも今期70期を3月で終了いたします。現在名古屋営業本部は計画に対して99%ぐらい。達成まで微妙な段階ですので、2月、3月に皆様方には何かとご無理を申し上げるかと思いますが、是非ご協力を賜りますようお願いいたします。本日から2日間、測定・計測ソリューション展が開催されますが、これも当期の機工事業部の行事の一環として、全国で6か所開催いたします。この中部が5番目の開催。出品メーカー様には全国各地でご協力を賜り誠にありがとうございます。この中部の展示会にご協賛いただきましたメーカー様は23社。昨日は遅くまで会場づくりにご尽力いただきました。今回、セミナーを6回開催しますが、予想した以上に受講者が多く、お断りをさせていただいているところもあります。今回の集客は500名を計画しておりますが、おそらく2日間でそれを超える方がお越しになると思います。是非この機会に皆様の製品を丁寧かつ積極的にご説明し、お客様の要望や悩み事をお聞かせいただいて、今後の仕事につなげていっていただければと思います。最終的には皆様方、そして我々の業績につながればとの思いですので、この2日間、宜しくお願いいたします」と挨拶した。

がんばる企業を応援!
「第14回新機械振興賞」
機械振興協会 受賞候補者の募集開始

 一般財団法人機械振興協会(会長=庄山悦彦氏、住所~東京都港区芝公園3―5―8)では、優秀な研究開発を行い、その成果を実用化することによってわが国機械産業技術の進歩発展に著しく寄与した企業・大学・研究機関および研究開発担当者を表彰しており、今年も平成28年度「第14回新機械振興賞」の受賞候補者の募集を4月1日より開始した。
 新機械振興賞では、小規模事業者への支援を強化するため、小規模事業者を対象とした審査委員長特別賞を設けている。また、募集の方法として機械産業に関わる関係団体からの推薦だけでなく、自薦による応募も受け付ける。
 表彰対象は、独創性、革新性および経済性に優れた機械産業技術に関わる研究開発およびその成果の実用化により、新製品の製造、製品の品質・性能の改善、または生産の合理化に顕著な業績をあげたと認められる企業等および研究開発担当者(ただし、当該研究開発は、おおむね過去3年以内に成立したものに限る)。
 表彰の方法は、@特に優秀と認められるものについて経済産業大臣賞および中小企業庁長官賞の授与を申請するものとし、機械振興協会会長賞および小規模事業者を対象とした審査委員長特別賞に対し、会長名の賞状を贈呈するA受賞する企業等に対し、記念楯を贈呈するB受賞する研究開発担当者に対し、賞金を贈呈する。賞金の額は、経済産業大臣賞は80万円、中小企業庁長官賞は50万円、機械振興協会会長賞は30万円、審査委員長特別賞は20万円(研究開発担当者が複数である場合も、これらと同額)とする。
 選考は機械振興協会会長が委嘱する学識経験者より成る審査委員会により行われ、平成28年12月に受賞者が発表される予定。
 募集期間は平成28年5月31日まで(当日消印有効)。詳細については協会Webページ(http://www.jspmi.or.jp/tri/prize/)にて紹介。また、「募集要領」および「応募書類の様式」もここからダウンロードできる。

ダイジェット工業
4月1日付で機構改革・人事異動

 ダイジェット工業(社長=生悦住歩氏、本社=大阪市平野区)は4月1日付けで、以下の通り機構改革ならびに人事異動を行った。
【機構改革】
 耐摩工具における高精度・高機能金型を中心とした注力商品の国内外市場への拡販体制を強化するため、これまでの「耐摩工具技術部」を『耐摩工具事業部』に改編。販売・技術・生産技術を一体化した事業部制組織により、効率的事業運営を図る。
【人事異動】
 業務役員耐摩工具事業部長・森章司氏(旧▽業務役員耐摩工具技術部長兼管理室長)
 業務役員営業部長兼大阪支店長兼ダイジェット・インコーポレーテッド社長・堀滋氏(旧▽業務役員営業部長兼ダイジェット・インコーポレーテッド社長)
 管理室長・井川貴夫氏(旧▽営業部大阪支店長代理兼広島営業所長)
 営業部名古屋支店長兼名古屋営業所長・岩佐達司氏(旧▽営業部大阪支店長兼大阪営業所長)
 営業部海外室バンコク駐在員事務所長兼ムンバイ駐在員事務所長・和泉敬一郎氏(旧▽営業部名古屋支店長)
 大阪事業所長代行兼富田林工場長・田中豊二氏(旧▽大阪事業所富田林工場長)

四国エリアで初登場
TDY 高松コラボレーションショールーム
今年7月オープン(予定)

 TOTO(社=喜多村円氏、本社=福岡県北九州市)、DAIKEN(社長=億田正則氏、本社=大阪市北区)、YKK AP(社長=堀秀充氏、本社=東京都千代田区)の3社(以下、TDY)は、全国主要都市に展開しているコラボレーションショールームの新店舗「TDY高松コラボレーションショールーム」を7月にオープンさせると発表した。
 TOTOとDAIKENの2社による「TD高松コラボレーションショールーム」が2005年4月にオープン。今回、同じ高松市内に移転し、そこにYKK APショールームが新たに加わることとなった。3社一体のショールームとなることで、ユーザーに対し、ワンストップでTDY商品を提案することが可能となる。
 昨今、住まいのリフォームや新築を検討中のユーザーが、より良い住環境を求めて商品を実際に見て確かめたいという要望が以前よりも増しており、住宅設備・建材業界においてはショールームの役割がますます重要になってきている。見て、触って、体感しながら、さまざまな住環境の要望に応えることができるこのコラボレーションショールームでは、専門メーカー各社(水まわりのTOTO、内装建材のDAIKEN、窓や玄関のYKK AP)の商品を、各空間内(リビング、寝室、浴室など)で体感することが可能だ。
 コラボレーションショールームは、3月のTDY名古屋、4月のTDY金沢に続き、この高松で11カ所目(TD、TY含む)となる。四国で初の3社コラボレーションショールームを四国エリアへの情報発信拠点とし、環境に配慮しながら快適な暮らしを実現するグリーンリモデルを提案していく。
【施設概要】
■アクセス▽香川県高松市林町2547番・高松自動車道「高松中央IC」より車で5分
■展示面積・建物▽約284坪・鉄骨造2階建(ショールームは1階) 

2016年4月17 2596号
5月20日の通常総会の概要決める
議案など詳細は4月に審議
愛鋲協 27年度第9回定例理事会

 愛知鋲螺商協同組合(理事長=馬場將嘉氏・メイナン会長)は、3月28日午後6時30分より名古屋駅前の名鉄グランドホテルにて理事会を開催した。
 冒頭、馬場理事長より挨拶があり、続いて議案審議が行われた。
 第1号議案=平成28年度第43期通常総会に関する件。5月20日に名鉄ニューグランドホテルにて開催する。当日は午後5時から役員会を行い、総会は同6時開会。総会後に懇親会を開き終了予定は同8時30分と決めた。来賓は愛知県中央会、組合相談役5名、報道3社を予定。懇親会参加費は原則無料。
 総会・懇親会の役割担当は4月の理事会で決めること、総会案内は5月上旬に送付予定とすることなどを確認した。
 第2号議案=事業部委員会に関する件。事務局より2月度売上が報告され、承認した。
 第3号議案=広報部委員会に関する件。広報誌「愛鋲協」45号の発行について若干遅れる可能性もあると報告され、承認した。
 第4号議案=ねじ商連第2回常任理事会に関する件。3月15日正午より新横浜国際ホテルで開催され、馬場理事長、花井理事(ハナイタイト社長)が出席。馬場理事長が当日の議事録に基づいて報告した。
 ▽1号議案=平成28年ねじの日事業推進に関する件(リキッドボールペン448セットの申込みがあった)▽2号議案=第39回ねじ流通商社経営実態調査実施に関する件(総会等で提出の依頼をする)▽3号議案=平成28年度セミナー・研修会補助金申請の件▽4号議案=ねじ商工連盟通常総会開催に関する件(8月4日、馬場理事長が出席予定)▽5号議案=第41期通常総会開催に関する件▽6号議案=第3回常任理事会開催の件(6月22日、馬場理事長と藤田副理事長が出席予定)▽その他、神鋲協より来年のねじ商連全体総会について、平成29年7月21日〜22日、ホテルニューグランド(横浜)を会場に開催することが告知された。
 第5号議案=その他(報告事項)。@平成27年度収支予算・月別実績及び決算予想について事務局より報告され、承認した。A平成28年度組合員実態調査のお願いを3月31日に発送、4月9日までに返信することを確認した。Bねじの日の愛鋲協広告(案)を承認した。C組合員1社の脱退を承認した。
 次回理事会は4月19日午後6時30分より安保ホールにて開催。同日6時からは監査理事会を行う。

5月17日の通常総会に向けて
役割担当、議案などを審議
岐阜県管工機材商組合 3月度理事会開催

 岐阜県管工機材商組合(理事長=廣瀬功氏・瓶由社長)は、3月23日午後5時より岐阜市内の岐阜グランドホテルにおいて理事会を開催した。
 冒頭、廣瀬理事長が挨拶で「本日は第69回ゴルフ会を山田理事(山兼社長)のお骨折りで開催し、大過なく終了しました」と午前中に行われたゴルフ会について報告。続いて理事長が議長を務め各議案の審議に移った。
 第1号議案=「全員例会」報告は、担当の山田理事(山彦会長)より行われた。2月17日午後6時より岐阜グランドホテルで組合員、木曜会会員ら24名が参加して開催された。共立総合研究所の水野浩里氏を講師に迎え『組織を活性化に導く3つの力』をテーマに話を聞いた。
 第2号議案=「第69回ゴルフ会」報告は、担当の山田理事より行われた。3月度理事会当日、関カントリークラブにおいて正会員・賛助会員、計27名(8組)が参加して開催され、廣瀬理事長が優勝した。廣瀬理事長は「今後も多くの皆さんが参加してメーカー様と交流を深めていただければ幸いです」と話した。
 第3号議案=役員改選及び理事については、次年度役員の草案を承認し、総会に上程することとした。
 第4号議案=「第39回通常総会」については、5月17日に岐阜グランドホテルでの開催が決まっており、時刻や役割担当、議案などを審議した。
 当日は、午後5時受付開始、同5時30分より総会、総会後は懇親会を行う。懇親会は例年通り各社1名無料、その後1名追加ごとに会費(1万円)を徴収する。
 総会の役割担当は、司会を塚原理事(協栄商事社長)、議長を理事長が務め、懇親会の司会を木曜会の高橋氏(白木商会)、乾杯を山田理事(山彦会長)が行うことなどを決めた。その他、総会の式次第、議案を確認した。
 第5号議案=その他では、今年の10月6〜8日に開催される第31回管工機材・設備総合展のPRのため、主催の愛知組合から担当者が9月理事会に参加することが伝えられ、岐阜組合としては同展を10月6日に視察する予定とした。
 また、懸案となっていた永年勤続優良社員表彰については、来年の新年賀詞交歓会と併せて実施する方向で進めることを確認した。
 次回理事会は、7月6日午後5時より岐阜グランドホテルにて開催予定。

優良社員被表彰者募る
5月12日の通常総会に向け準備
静岡県管工機材商組合 3月定例理事会開催

 静岡県管工機材商組合(理事長=一色哲巳氏・一色機材社長)は、3月8日午後3時より静岡市内のマイホテル竜宮において理事会を開催し、5月12日に静岡グランドホテル中島屋で開かれる第46回通常総会開催に向けて準備と確認を行った。主な決定事項は次の通り。
 総会当日は、午後2時から理事会を開き、式次第を最終確認して総会に万全を期す。正会員による総会を午後3時から、賛助会員を交えた懇親会を午後4時から行う。来賓祝辞、乾杯の発声、中締めの候補者を選定し、次回4月理事会までに確認し決定する。
 その他、総会と併せて行われる優良社員表彰の対象者を募ることを確認。総会の翌13日には正会員と賛助会員が参加する親睦ゴルフ会を富嶽カントリークラブ(静岡市清水区)にて開催する。
 また、正・賛助会員の異動情報に基づいて名簿の変更点の確認作業も行われた。

ワクワクドキドキなアイデアで
“楽しい展示会”の実現目指す
愛青会 平成27年度第3回例会開催

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=倉地久雄氏・倉地社長)の青年部『愛青会』(部長=山田康成氏・山彦名古屋営業所長)は3月31日、「第31回管工機材・設備総合展」実行委員長らとの交流を目的に、平成27年度第3回例会を開催した。例会には総勢14名が参加した。
 例会に参加した小川誉之展示会実行委員長(小川管商社長)は「前回展で抽選部を愛青会に担当していただきましたが、とても楽しい企画だったので今回もお願いすることになりました。皆さんは、それぞれの会社でも中枢を担うお忙しい方々ばかりですが、案を練っていただいて、楽しい展示会にしてほしいと思います」と更なる協力を要請し、成田幸隆展示会実行副委員長(大成工機商会社長)は「和気あいあいと活動する愛青会は、当組合の中でもその存在感を十分発揮しております。今後も展示会にご協力いただきながら、皆が関わっていきたいと思えるような活動を期待しております」と激励した。
 例会の中で峰澤彰宏副理事長(峰澤鋼機社長)は「愛青会は昨年、大阪との交流会を行いましたが、平成28年度は他業種の組合とも交流会を行うなど、積極的に活動の場を広げていってもらいたいと思います。また、展示会では抽選部という重要な役割を担っていただいております。小川実行委員長が掲げる“楽しい展示会”となるよう愛青会らしい活動で盛り上げてください」とコメントし、倉地理事長は「展示会に関しては小川実行委員長、成田実行副委員長のもと、いろんな企画を立てて準備が進んでいると報告を受けています。愛青会でもワクワクドキドキなアイデアがあるようですが、皆さんの力でぜひとも展示会を盛り上げていただきたいと思います」と、今後の愛青会の活動に期待を寄せた。
 愛青会の来期の展望について山田部長は「平成27年度は例会やゴルフといった定例活動のほか、大阪展示会の視察も行いました。平成28年度は、まずは展示会を成功させることが第一ですが、そのうえで他部会との交流など新たな動きを積極的に取り入れ、我々のスローガンである開かれた青年部≠実行していきたいと思います」と語った。また、伊神敏雅青年部副部長(双葉製作所)から、展示会来場者へのプレゼント抽選会のアイデアが発表され、参加したメンバー全員で活発な意見交換がなされた。

ダイドーロボット館
大通りに面した看板が点灯

 FA&ロボットの専門商社ダイドー(社長=山田貞夫氏、本社=名古屋市中村区名駅南4―12―19)では、本社隣に建設中だった「ロボット館」が先ごろ竣工し、3月18日午後6時に看板の点灯式が行われた。
 名古屋駅前へと続く大通りに面した外壁に設置された看板の大きさは約100u。専門商社として蓄積したノウハウと情報力を活かし新たな価値を創造する「産業界のコンダクター」として、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が本拠地を置くウィーン楽友協会大ホール、通称「黄金のホール」をイメージしたコンサートホールでタクトを振る姿を描いたという。
 このロボット館は、一般的なショールームではなく、ファナックなど有力メーカーの産業用ロボット40台以上が稼働状態で展示され、ユーザーから持ち込まれた案件に対してテストを行う実験工場。個々の製造現場に合ったロボット化の提案を行い導入につなげる。
 その他、8階建ての建物の中にはセミナールームをはじめ、最上階の多目的ホールなど様々な施設を備えている。5月と6月にお披露目会の開催が予定されている。

『試作市場2016』
『微細・精密加工技術展2016』
東京・大田区で5月12・13日

 『試作市場2016』、『微細・精密加工技術展2016』(主催=日刊工業新聞社)が5月12日(木)・13日(金)の2日間、大田区産業プラザPiO(東京都大田区南蒲田1―20―20)にて開催される。
 少量・特殊加工などの“試作”分野に強みを持つ企業が集まる『試作市場』は7回目、微細加工・精密加工に強みを持つ企業が集まる『微細・精密加工技術展』は東京では今回5回目の開催となる。両展はスピーディーな対応力と高度な技術力を求める来場者が多く訪れる展示会となっており、会場では図面を手に商談する光景が随所で見られるのが特徴。今回は両展あわせて75社・団体(2016年3月末時点)の開催規模となり、経済産業省の後援、公益財団法人大田区産業振興協会の協賛で行われる。
 併催事業として初日の12日午後1時からは、タカラトミー事業統括本部技術開発部試作開発課の松岡洋和氏による「最新試作技術の応用、S‐Project・短納期DDM活用事例、企業連携RM事例実演紹介〜玩具業界に見る試作事情〜」と題した特別講演が開催される。出展者プレゼンテーションも2日間で9本が実施され、興味深いテーマが揃っている。
 また、今年も3Dプリンタゾーンが設置され、各ブースでは実機実演や造形サンプル品の展示が予定されている。
 展示会の開催時間は午前10時〜午後5時(13日は午後4時まで)。
 同展ホームページ(http://www.nikkan-event.jp/sb)では、来場事前登録・聴講申込みを受付中。入場は無料となっている。

社会人としての“ものの考え方”
ビジネスマナーの基礎学ぶ
愛機工 2日間の新入社員研修を実施

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)は、人材開発事業の一環として恒例の「新入社員研修」を4月6、7の2日間の日程で名古屋都市センター(名古屋市中区金山町)にて開催した。新入社員はじめ入社1年未満の社員を対象としたもので、組合員企業から28名が受講した。
 初日の冒頭、山崎組合事務局長が組合の概要を紹介した後、名南経営コンサルティングの渡邉圭蔵氏が講師を務めて研修に入った。
 研修1日目は、はじめに社会人としてのものの考え方≠学ぶための「幸せについて」「私にとって仕事とは」と題した講演が行われた。
 その後、2日間にわたって行われた職場での基本的な動作・マナーの研修では、ビジネスマナーとして『挨拶』『言葉遣い・身だしなみ』『電話応対』『応対・応接・名刺交換』『ビジネス文章』の項目ごとにVTRや講義、討議、ロールプレイングなどを通して学習した。
 その他、組織のルールとして企業組織の成り立ちや「報・連・相」についても学んだ。

ミツトヨ リニヤスケール
「ABS AT1100シリーズ」7月発売
常識を超えた耐環境性能

 ミツトヨ(社長=中川徹氏、本社=川崎市高津区)は、独自の電磁誘導式検出方式をセンサに採用し、耐汚れ性に優れたまったく新しい「リニヤスケールABS AT1100シリーズ」を開発し、商品化。7月1日から国内、海外で販売を開始するという。
 近年、厳しい環境下にあるNC工作機械向けのフィードバックスケールの需要が拡大し、耐汚れ性向上への要望が高まってきているという。そうした要望に応えるため、従来の光学式リニアエンコーダに比べ、検出原理で耐汚れ性に圧倒的に優位であり、絶対値検出が可能な電磁誘導式アブソリュートリニアエンコーダ「リニヤスケールABS AT1100シリーズ」は誕生した。
 原理は、こうだ。検出器側の1次コイルに流れる電流によって励磁された磁界により、スケール側のコイルに電流が発生し、検出器側の受信コイルから電流として検知する。このとき、スケールセンサ間の相対位置の変化を磁界の変化として捉え、計数を行う。各コイル間の透磁率は、空気、水、油でほとんど差がないため、電磁誘導式は耐水性、耐油性に優れるという特長を持っている。この原理が「リニヤスケールABS AT1100シリーズ」に採用されている。
 主な特長は、@クーラントなどが入りにくい新構造と、耐クーラント性の高い防塵ゴム素材を採用。Aセンサ間のエアギャップは約0・4oで従来の光学式や磁気式センサに対し約4倍と広く、異物などの噛み込みによる不具合が起きにくい。Bデファクトスタンダードな枠多点取付け方式を採用し、高い耐振動、耐衝撃特性を実現。C同社独自の電磁誘導式検出方式に、新開発の小型センサを搭載。D電磁誘導式アブソリュートリニアエンコーダの信号処理技術の向上により、同社従来比約6倍の高精度化を達成。E位置決め機構を持つスライダと検出ヘッド部はユニバーサルな高剛性ジョイントで接続されており、取付け時の信号調整は不要で、検出ヘッドの位置調整も簡単。F各社の高速シリアルインターフェース対応で、NCコントローラに直結可能。
【製品仕様】
■検出方式▽電磁誘導式リニアエンコーダ
■最大有効測定長▽3040o
■指示精度(20℃)▽(3+5L/1000)μm L=140〜2040o、(5+5L/1000)μm L=2240〜3040o
■最大応答速度▽3m/sec
■断面寸法▽85×37o
■取付け方式▽枠多点取付け方式
■耐振動/耐衝撃▽20G/35G L=140〜2040o、20G/30G L=2240〜3040o
■使用温度範囲▽0〜50℃
 信号ケーブルは別売りのオプション設定。同社では、初年度国内販売は1万3000本を見込んでいるという。この商品に関する詳しい問合せは同社特機営業部▽電話=044(813)8236、または▽FAX=044(822)8140、まで。
中・小型CNC画像測定機
クイックビジョンActiveシリーズ
ミツトヨ 4月より発売開始

 ミツトヨは、CNC画像測定機「クイックビジョンシステム」のラインアップに、新たに『クイックビジョンActiveシリーズ』を加え、4月1日から発売を開始している。
 クイックビジョンシステムは、撮像素子を搭載した光学ユニットをCNC制御の3軸座標測定機に搭載し、測定物の映像をコンピュータ処理することで、非接触で寸法測定を行う精密測定機である。1993年の発売開始から今日まで、電気・電子産業、自動車産業、医療機器・医薬品、機械部品産業などの幅広い分野で使用されている。
 軽量・コンパクト設計の『クイックビジョンActiveシリーズ』は画像測定機の普及に伴い高まっている「検査工数とコストを低減したい」といった市場のニーズに応えるため、観察像の変倍が容易なズームレンズや高精細なカラー画像を映し出すメガピクセルカラーカメラを搭載するなど、扱いやすく幅広い用途に使用できる製品を目指して開発された。また、タッチプローブを搭載することで、立体物の測定も可能としている。
 なお、本製品は、4月23日(土)までインテックス大阪にて開催中の「第27回金型加工技術展INTERMOLD2016」に出品されている。
 国内販売価格は、530万円〜920万円(税別、運賃・据え付け・調整費含まず)。初年度販売台数は500台(国内・海外販売)を見込んでいるという。本製品に関する問合せは、同社国内営業推進部▽電話=044(813)5410まで。

愛機工組合 支部総会
 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)の各支部は、2月下旬から4月上旬にかけて各地で支部総会を開催し、支部推薦の理事候補者を選出して5月12日の組合総会に備えた。
【中北支部】
伊藤理事長はじめ
全理事4名を留任

 中北支部(支部長=幡野裕幸氏・朝日社長)は、3月28日午後6時より名古屋市中区のローズコートホテル地下1階「比翼」にて支部総会を開催した。支部員総数27社中、15社が出席した。
 稲葉支部幹事(宇野東日本営業部中部ブロック次長)が司会進行を務め、はじめに幡野支部長が挨拶で日頃の組合活動ならびに支部活動に対しての協力と総会への出席に対して御礼の言葉を述べた。
 支部長の議事進行の下、各議案の審議を行い、第1号議案=@平成27年度事業収支報告A監査報告、第2号議案=平成28年度事業収支案を原案通り承認可決した。今年度の事業は親睦ゴルフ会、忘年会、総会を予定。
 第3号議案=役員改選の件は、伊藤高潤氏(春日鋼機会長、組合理事長)、高田研至氏(井高社長、組合副理事長)、森田乾嗣氏(モリタ社長、組合会計理事兼事業部長)、幡野裕幸氏(朝日社長)の4名の留任を決め、支部選出の理事候補として推薦する。次点は小島敏裕氏(小島機鋼社長)。また、幡野支部長をはじめとする、支部役員も全員留任とした。
 総会の後は懇親会が開かれ、伊藤理事長が挨拶で「平成27年度はメカトロテックジャパン2015が開催され、高田実行委員長と森田副実行委員長に頑張っていただいたお蔭で大変素晴らしい展示会となりました。組合活動としては、7月にベトナムの業界調査を行うなど、色々活動させていただきました」と振り返り協力への感謝を述べた後、乾杯の音頭をとった。
 和やかな雰囲気の中で情報交換などが行われ、高田副理事長の中締めにより盛会のうちに終了した。
【尾張支部】

大崎支部長以下
4名の理事全員留任

 尾張支部(支部長=大崎政雄氏・大崎機工社長)の支部総会は2月27〜28日の1泊2日の日程で、滋賀県米原市のエクシブ琵琶湖を会場に行われた。
 総会は初日の午後4時より服部理事(服部商会社長)の司会進行、佐々木理事(太田廣常務)の開会の辞で開会。近藤理事(油傅商店社長)より出席状況が発表され、支部員数26社中、26社出席(委任状含む)で総会が成立すると宣言された。
 大崎支部長が挨拶に立ち「本日はお忙しい中、尾張支部の支部総会にご参集いただきありがとうございます。尾張支部が設営を担当した今年の組合新年賀詞交歓会は、お陰様で411名という過去最多の参加者を迎え、盛大に開催することができました。これも偏に支部員の皆様のご協力の賜と重ねて感謝いたします」と御礼を述べた。
 議長に近藤文彦支部相談役(油傅商店会長)を選出して議案審議に移った。
 第1号議案=役員改選の件は、大崎政雄氏(大崎機工社長)、近藤尚文氏(油傅商店社長)、佐々木伸之氏(太田廣常務)、服部嘉高氏(服部商会社長)の4名全員の留任を決め、次点の坂倉慶信氏(コーワ精工販売会長)と合わせて組合総会に理事候補者として推薦する。
 第2号議案=平成27年度事業報告並びに収支決算報告、同監査報告、第3号議案=平成28年度事業計画並びに収支予算案を審議し原案通り承認可決した。
 総会終了後は懇親の場となり、和やかに歓談して親睦を深めた。この日は同ホテルで宿泊し、翌朝解散した。
【熱田支部】
滝澤支部長以下
理事4名全員留任

 熱田支部(支部長=滝澤有一氏・松本商店社長)は、3月28日午後6時より名古屋市中区の芳蘭亭において支部総会を開催した。
 冒頭、滝澤支部長が「先日(3月22日)、全機工連の中部ブロック会議がありました。そこで若手経営者によるパネルディスカッションが行われ、話題となっていたのがネット通販です。一昔前は産業の空洞化や流通ルートでの中抜き、少し前まで通販を敵視していましたが、現在ではネット通販との共存が話に出るほど変化しています。先日の大相撲春場所千秋楽の優勝決定戦、横綱白鵬と横綱日馬富士の戦いのように、変化対応できなければ弾き出されます。我々も変化に対応できるように努力、鍛錬しなければならないと感じています。平成27年度の支部行事は水谷副理事長(ミズタニ機販社長・熱田支部選出)のお骨折りで、三菱電機の最新エレベーター工場の見学、夏の名古屋場所での大相撲観戦と内容の濃いものとなりました。平成28年度も水谷副理事長の案を色々いただいていますので、充実したものになると思っています。支部員の皆様には奮ってご参加いただきますようお願い申し上げます」と挨拶。
 司会者より資格審査発表があり、支部員総数30社中、26社出席(委任状含む)で本総会が成立すると宣言された。
 支部長を議長に選出して議事に入り、第1号議案=@平成27年度事業報告承認の件A平成27年度収支決算報告承認の件、監査報告、第2号議案=@平成28年度事業計画(案)の件A平成28年度収支予算(案)の件を審議し、いずれも原案通り承認可決した。
 今年度の主な事業は、歴史探索(数回)、相撲観戦(7月)、忘年会(12月)。
 第3号議案=役員改選では、理事候補として水谷隆彦氏(ミズタニ機販社長、組合副理事長)、滝澤有一氏(松本商店社長)、山本員彰氏(センサスヤマモト社長)、小浦正喜氏(こうら社長)と、次点に吉川勝朗氏(山下機械部長)を選出。支部長は滝澤氏が引き続き務めることとした。
【南支部】
役員改選!
新支部幹事1名を承認

 南支部(支部長=森庸一氏・森哲)は3月28日、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で平成28年度支部総会を開催。同支部総数46社中35社(委任状含む)と過半数を超える参加で本総会は成立した。司会進行は可児宜彦幹事(近代精機)が務め、中川雅夫副支部長(ナカガワ)開会の辞、森支部長挨拶を経て議案審議へと移行した。議長には、規約により森支部長が選出された。
 【第1号議案の1】平成27年度事業報告書承認に関する件▽伊藤正人理事(伊藤信産業)から平成27年度事業の報告があり、これが満場一致で承認された。
 【第1号議案の2】収支決算報告書承認に関する件▽棚木基之会計幹事(NaITO)から平成27年度収支決算報告があり、伊藤久輝理事(丸正)が監査の結果、適正であると確認。これが満場一致で承認された。
 【第2号議案の1】平成28年度事業計画書(案)▽伊藤正人理事より、以下の平成28年度事業計画案が報告された。@3月28日支部総会(担当実行委員=森哲)開催、A7月21日=支部ゴルフ大会(同=ナカガワ、NaITO)開催予定、B8月5日=支部ビアパーティー(同=丸正)開催予定、C12月16日=支部忘年会(同=三和商事、近代精機)開催予定、D支部幹事会(同=森哲)随時開催予定Eそのほか、支部員に有効な諸事業の開催など。いずれも満場一致で承認された。
 【第2号議案の2】平成28年度収支予算書(案)▽棚木会計幹事から平成28年度収支予算案が発表され、これが満場一致で承認された。
 【第3号議案】役員改選の件▽加藤朗幹事(不二工具)の退任をうけ、新たに奥田勝彦氏(東邦精器)を幹事とする幹事会案が伊藤久輝理事から提出され、これが満場一致で承認された。なお、支部長以下各役員は再任となったが、トラスコ中山は井場功幹事から代表者が交代する。
 【第4号議案】その他の件▽新しく賛助会員となった匠ライフデザインが紹介された。
【中南支部】
鈴木支部長はじめ
理事3名全員を留任

 中南支部(支部長=鈴木俊雄氏・マルマン商事社長)は、3月25日午後6時30分より名古屋市中区の東京第一ホテル錦において支部総会を開いた。
 冒頭の挨拶で鈴木支部長が総会出席に対して御礼を述べた後、支部長を議長に選出して議案審議を行い、第1号議案=平成27年度事業報告、会計報告並び監査報告、第2号議案=平成28年度事業計画案並び予算案を原案通り承認可決した。
 承認された平成28年度事業と担当幹事は次の通り。▽納涼会(7月または8月)・赤地支部幹事(サカイリフテク部長)▽忘年会(12月)・山本支部幹事(杉本商事名古屋営業所長)▽支部総会(平成29年3月)・竹中支部幹事(ホリヤ名古屋支店長)。
 第3号議案=役員改選では、鈴木俊雄氏(マルマン商事社長)、志知亨氏(志知社長)、六浦康正氏(六浦本店社長)の留任を決め、理事候補として推薦することとした。次点は小川誉之氏(小川管商社長)。
 総会終了後は懇親会が開催され、今回初参加の竹中ホリヤ名古屋支店長が「今年3月に赴任してまいりました。皆様に仲良くしていただければ幸いです」と挨拶して乾杯の音頭をとった。
 支部員相互の交流が図られる中、納涼会の担当となった赤地支部幹事が開催日についての意見を募り、8月5日を予定日とした。
 その他、総会前に賛助会員の匠ライフデザインから、全額損金(経費)扱いとなる法人向け保険商品などの紹介と、相続税問題、事業承継に関する納税猶予制度について説明された。
【西支部】
内藤支部長以下
理事4名全員留任

 西支部(支部長=内藤和美氏・内藤商事社長)は、4月8日午後6時30分より名古屋市中区の東京第一ホテル錦で支部総会を行った。
 矢野理事(滝川物産社長)が司会進行を務め、31社中、29社の出席(委任状含む)で総会が成立すると宣言した。
 内藤支部長が「日頃は組合ならびに支部活動にご協力をいただき、ありがとうございます。本日は平成28年度支部総会ということで、役員改選もあり、議案を慎重審議していただいて忌憚のないご意見を賜ればと思っています。西支部としましては、例年通りの事業を行っていこうと考えています。加えて最大の事業として、来年の組合新年賀詞交歓会を西支部が担当して行います。皆様のご協力をお願いいたします」と挨拶した。
 議長に矢野理事を選出して議案審議に入り、第1号議案=平成27年度事業報告ならびに会計報告承認の件、平成27年度会計監査報告、第2号議案=平成28年度事業計画ならびに予算案承認の件について、それぞれ原案通り承認可決した。
 平成28年度事業として、支部総会、親睦ゴルフ会(北支部との合同開催)、ビアパーティー、忘年会(組合新年賀詞交歓会の下見会)、ボウリング大会を例年通り実施する。
 第3号議案=役員改選の件は、内藤和美氏(内藤商事社長)、梅村龍盛氏(梅村本店社長)、吉野栄一氏(吉野機械工具社長)、矢野茂雄氏(滝川物産社長)の4名を理事候補に選出、次点の小島憲二氏(小島商店社長)と合わせて本部へ推薦することとした。支部長は内藤氏が引き続き務める。
 第4号議案=その他の件は、2017年1月10日にANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋で開催の組合新年賀詞交歓会の幹事を西支部が務めることになっているとして、協力が呼びかけられた。
 また、事務所移転により中南支部から転入したカツヤマキカイ名古屋営業(名古屋市中村区名駅)の椎葉ゼネラルマネージャーより挨拶が行われ、温かい拍手で迎えられた。その他、1社の退会が報告された。
 総会終了後は、賛助会員の匠ライフデザインから法人向け保険商品などの紹介が行われた。
 その後、懇親会が開かれ、小島支部幹事(小島商店社長)の音頭で乾杯。和やかに歓談して、午後9時前に終了した。
【東支部】
野崎支部長はじめ
4理事を全員留任

 東支部(支部長=野崎憲昭氏・常磐精機社長)の支部総会は4月6日、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で午後6時より開催された。
 坂井支部幹事(サンコー商事GM)が司会進行を務めて開会。
 冒頭、野崎支部長が「景気が安定している時に会社や業界の名に恥じないよう人材育成をしっかり行い、この業界全体がレベルアップしていくことを祈念します。本日は東支部の支部総会です。慎重審議をお願いいたします」と挨拶した。
 司会者より資格審査発表が行われ、支部員29社中、出席27社(委任状含む)で総会が成立すると宣言された。
 林理事(広島商事社長)を議長に選出して議案審議を行い、第1号議案=平成27年度事業報告、第2号議案=平成27年度決算報告、第3号議案=平成27年度監査報告を原案通り承認。
 第4号議案=役員改選では、理事候補に田中知之氏(ミユキ商會社長)、林正人氏(広島商事社長)、野崎憲昭氏(常磐精機社長)、時津達也氏(新栄商會社長)の4名と、次点に藤原昌信氏(山一工具社長)を選出し、本部へ推薦する。また、野崎氏、時津氏が引き続き支部長、副支部長を務めることを承認した。
 第5号議案=平成28年度事業計画(案)、第6号議案=平成28年度予算(案)について審議し、原案通り承認可決した。平成28年度の主な事業は支部総会、ビアパーティー、忘年会、親睦ゴルフ会など。
 以上で総会を終了し、賛助会員の匠ライフデザインから法人向け保険などが紹介された後、懇親会が開かれた。参加者全員からの一言スピーチもあり、和やかに会は進行し午後9時前に終了した。
【三河支部】
新理事に斉藤健治氏
三井支部長、中島理事留任

 三河支部(支部長=三井重信氏・三井機工社長)は4月15日、岡崎市の「蛇の目寿司本店」で支部総会を開催した。総会員数21社中19社(委任状含む)の参加により、本総会は成立した。
 【第1号議案】平成27年度事業報告、収支決算報告書について
 三井支部長より、平成27年度事業について収支と合わせてその内容の報告があった。平成27年度収支報告書については会計監査を担当した有賀淳一郎理事(エス・エヌ・ジー社長)によって適正であると確認されている。
 【第2号議案】平成28年度事業案および予算案について
▽4月15日(当日)=三河支部総会/蛇の目寿司本店(岡崎市)
▽7月下旬(日時・場所未定)=納涼会※JIMTOF視察等行事検討
▽9月〜10月(日時・場所未定)=会員有志による親睦ゴルフ会
▽12月初旬(日時・場所未定)=忘年会&JIMTOF実績発表
 【第3号議案】任期満了に伴う役員改選について
 有賀理事が退任。斉藤健治氏(三豊社長)が新理事に。三井支部長、中島忠幸理事(オーエヌ技研社長)は留任。
【北支部】
長村支部長、服部理事を留任
新理事に熊田誠司氏

 北支部(支部長=長村康義氏・長村商店社長)は、3月16日午後6時30分より名古屋市西区の料亭「大森」において支部総会を開催した。
 司会の清水支部幹事(清水商店社長)より総数23社中、出席13社で総会が成立すると宣言された。
 長村支部長が「この会場の『大森』は先代の時代から使わせていただきましたが、3月いっぱいでこの場所での営業を取りやめ建て替え準備に入るとのことで、最後に『城見の間』という景色の良い部屋で開催させていただきました。今年は役員改選の年です。この2年間、力不足で何もできませんでしたが、昨年はゴルフ大会、秋には親睦会として鮎梁へのツアーを開催させていただき、少しは支部の活動もできたのではないかと思っています。昨年、不幸なことがあり支部員が1社減ってしまい、選出理事の数も4名から3名に減るという残念な結果になってしまいました。それも踏まえ、今後北支部活動へお仲間内に少しでも声をかけていただいて、1人でも多く参加していただけるような方向に進んでいければと思います。本日は総会ですので、皆様の忌憚のないご意見をお聞かせいただきまして、慎重審議をお願いいたします」と挨拶。
 議長に服部理事(伊吹産業社長)を選出して議事に移り、第1号議案=平成27年度事業報告、第2号議案=平成27年度会計報告、同監査報告、第3号議案=平成28年度事業計画(案)について審議し承認可決した。
 第4号議案=役員改選では、長村康義氏(長村商店社長)、服部健氏(伊吹産業社長)の2名を留任、新たに熊田誠司氏(久満田商会社長)を選出し理事候補として推薦する。次点は清水純司氏(清水商店社長)。前理事長の野田道典氏(ノダキ社長)、熊田達也氏(久満田商会会長)は理事を退任する。支部長、副支部長(会計監査兼務)についても長村氏、服部氏が引き続き務めることとした。
 山崎組合事務局長より来賓挨拶があり「昨年は組合事業として海外視察とメカトロテックジャパン2015が開催され、皆様のご協力により共に成功裡に終了することができました」と御礼の言葉が述べられた。
 総会終了後は懇親会が催され、和やかに情報交換などして親睦を深め、野田前理事長の理事退任の挨拶と一本締めでお開きとなった。
 今年度の主な事業として、ゴルフコンペ(5月または6月、昨年に続き西支部と合同で行う)、日帰り懇親会(9月3日)、忘年会(12月21日)、豊川稲荷初詣(平成29年1月21日)、総会(3月15日)を予定している。

76回野球大会キャプテン会議開催
総勢33チームが出場
A、B各ゾーンの組み合わせ決まる

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)は、5月14日に開幕する第76回愛機工親善野球大会のキャプテン会議を3月25日午後6時より名古屋市中区の東別院会館で開催し、大会要項の説明と組み合わせ抽選を行った。
 はじめに大会委員長の長村福利厚生部長(長村商店社長)が「年度末のお忙しい中、お集まりいただき有難うございます。今回はAゾーン16チーム、Bゾーン17チーム、合計33チームの参加をいただきました。5月14日の開幕戦から長丁場で、秋頃に決勝戦を迎える予定です。皆さんには決勝戦まで残れますように頑張っていただきたい」と挨拶。
 続いて、山崎組合事務局長より資料に基づいて試合規則や注意事項などが説明された後、各ゾーンに分かれてそれぞれ組み合わせ抽選が行われた。
1回戦組み合わせ
《Aゾーン》
・新栄商會×石原商事
・ダイドー×サカエ
・ノダキ×日伝
・川島商事×太田廣A
・伸栄産業×井高
・山善×協和工業
・中央工機×マルマン商事
・ミズタニ機販×東陽
《Bゾーン》
・三菱マテリアル×志知
・落合×ナカガワ
・杉本商事×山下機械
・ナスコム×太田廣B
・ゼノー商事×中部オリオン
・安藤×三枝電機
・ユアサ商事×日研工作所
・トラスコ中山×三栄商事
※モリタは三菱マテリアルと志知の勝者と対戦。

 【開催予定日(球場)】
 開幕日=5月14日(一宮総合運動場)▽大会2日目=5月21日(江南市民球場)▽3日目=6月11日(一宮総合運動場)▽4日目=7月23日(一宮総合運動場)▽5日目=7月30日(草井球場)▽6日目=8月6日(一宮総合運動場)▽7日目=8月27日(一宮総合運動場)▽8日目=9月24日(一宮総合運動場)▽9日目=10月22日(草井球場)。
※開催日はいずれも土曜日を予定。
 【試合時間】
 第1試合=9時〜10時30分▽第2試合=10時30分〜12時▽第3試合=12時〜13時30分▽第4試合=13時30分〜15時▽第5試合=15時〜16時30分。
 【試合規則】
(1)使用ボール=TOP―BOLL(ロゴ)A。毎試合1チーム2個(新品)を提出する。
(2)回戦=7イニング制。試合時間は1時間30分とする。優勝戦は7回まで行いコールドゲームは原則適用しない。
(3)延長戦=1時間30分をこえて新しいイニングに入らない。
(4)コールドゲーム=3回以降10点差、5回以降7点差となった場合。
(5)雨等による試合続行不能の際=4回までに続行不能となった場合は再試合。5回以降は試合成立とする。
(6)集合=開始時間30分前に球場へ集合のこと。
(7)ベンチ=ベンチは組み合わせ若番が一塁側とする。
(8)同点=時間切れ同点の場合は、勝敗を9名の選手でジャンケンまたは抽選をして決める。
(9)ホームラン=ホームランは審判が判定する。
第75回愛機工親善野球大会
新栄商會が東陽を破り連覇
Bゾーン優勝は山善

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)の第75回親善野球大会は異例の年明けにずれ込んだが、3月26日に大口町野球グランド(愛知県丹羽郡大口町丸1―38―1)で行われた決勝戦では、新栄商會がAゾーン連覇、Bゾーンは山善が優勝を飾り閉幕した。
 第1試合(午前9時55分開始)Bゾーン決勝、山善対伸栄産業は、山善が2回表に1点を先取、続く3回に3点、5回にも1点を追加しリードを広げた。伸栄産業は6回裏に2点を返したものの、山善が7回にも2点を取り、その後の伸栄産業の反撃を1点に抑え、山善が勝利した。
山善
  0130102=7
  0000021=3
伸栄産業
 第2試合(午後零時10分開始)Aゾーン決勝、新栄商會対東陽は、新栄商會が2回表に1点を先制。続く3回に2点を追加、さらに6回にも1点を加えリードを広げた。守っては好守もあり、東陽の強力打線を抑え完封で勝利。昨年に続いての優勝となった。
新栄商會
  0120010=4
  0000000=0
東陽
 試合終了後は表彰式が行われ、大会委員長の長村福利厚生部長(長村商店社長)が「選手の皆様には4月の開幕から本日の決勝戦まで大変お疲れさまでした。本日は、試合というルールの中で勝ち負けという優劣はついてしまいましたが、Aゾーン、Bゾーンともに選手の皆様には大変素晴らしい試合をしていただきました。各チームの応援の皆様も含めて、この決勝戦を盛り上げていただき、改めて御礼申し上げます。また、毎試合、大会ごとに審判団の皆様、青年部の皆様には各試合のサポートをしていただきまして、本当に有難うございます。今大会は日程の都合上、年をまたいでしまい選手の皆様には大変ご迷惑をお掛けしました。次回の第76回大会からは年内に終われますよう頑張りますのでご協力をお願いします。本来、この桜の咲く頃は開幕を迎える時期です。昨日(3月25日)行われた第76回大会のキャプテン会議で、各チームの対戦相手も決まりました。優勝されたチームの皆様にはあまり勝利の余韻に浸る時間もありませんが、惜しくも負けてしまわれたチームには、またすぐ5月14日に開幕が迫っています。本日第75回大会が無事に終わりました御礼を申し上げるとともに、第76回大会での総勢33チームのご活躍とご健闘を祈念いたします」と挨拶。
 続いて水谷副理事長(ミズタニ機販社長)が「長い歴史を持つこの大会を、今後とも皆様で盛り上げていただきたいと心から思います」と挨拶した。
 優勝・準優勝チームに愛知県知事賞、名古屋市長賞はじめ各賞が授与された。
 個人賞は次の皆さん。 
【Aゾーン】MVP=元藤投手(新栄商會)▽打撃賞=中宮選手(新栄商會)▽敢闘賞=上沼選手(東陽)
【Bゾーン】MVP=榎本投手(山善)▽打撃賞=高橋選手(山善)▽敢闘賞=関山投手(伸栄産業)
野球大会反省会を開く
愛機工 関係者の慰労を兼ねて

 愛知県機械工具商業協同組合は、福利厚生部(部長=長村康義氏・長村商店社長)が主管し開催された第75回親善野球大会の反省会を、3月9日午後7時より名古屋市中区の華美にて行った。大会運営に携わった審判団、青年部員、福利厚生部員が参加した。
 矢野理事(滝川物産社長)の司会で進められ、冒頭、長村部長が「本来なら昨年のうちにシーズンを終了し本日は楽しい慰労会の予定でしたが、色々な事情があり、決勝戦を残した形で本日の反省会となりました。山崎事務局長はじめ、審判団の方々には万全なる日程を組んでいただきましたが、各チームの諸般の事情により延びてしまいました。厚生部としては大変反省するところです。次回の第76回大会では、厚生部で何らかの規定を設けて、何とか年内に決勝戦を終わらせるルールを作りたいと思いますので、青年部の皆様もこれに懲りず長い1年間のご協力をお願いいたします。新年度に入ってすぐに第76回大会が始まりますが、残された決勝戦を皆様のお力をお借りして盛大に終了させ、次に向けて頑張りたいと存じます」と挨拶。
 梅村副部長(梅村本店社長)の音頭で乾杯した後は、参加者同士で互いの労をねぎらいながら今大会を振り返り、運営方法などについて意見を交わした。

思いを一つにしてタイムリーに
行動しチャンスをつかむ
中部ミツトヨ特約店会 第15回定時総会を開催

 中部ミツトヨ特約店会(会長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)の第15回(2016年度)定時総会が3月16日午後2時45分より名古屋市中村区のキャッスルプラザで開催され、会員をはじめ、代理店、ミツトヨから中川徹社長らが出席した。2015年度優秀特約店表彰、ミツトヨの現況報告と今年度の方針説明などが行われた。総会後は、元プロテニスプレイヤー杉山愛氏の講演会が開かれた。
 総会には会員114社中、80社が出席。会則により過半数を満たしており本総会の決議事項が成立すると報告された。
 水谷会長が「産業界では昨年からIoT、インダストリー4・0という言葉を聞くようになりました。最近感じていることは変化のスピードが大変早くなっているということです。いつ、どんな時に、どんな事が起こるとも限らないという状況でもあります。ミツトヨ特約店会の皆さんも色々な危機に対応できるような力をつけて、自社の存続と発展に努めて行っていただきたい。今年も1年、皆さんの力によるミツトヨ製品の拡販と皆さんの今後の発展を祈念したいと存じます」と挨拶。
 続いて蕪山敏之ミツトヨ代理店会会長(ヤナギサワ社長)が「私どもの商売はミツトヨ様の協力なくしては進みません。ミツトヨ様には是非今まで以上に市場が要求する売れる新商品の開発をお願いし、特約店様と私ども代理店とで販売努力をし成功させ、成功のルーティンを確立していきたいと考えています」と挨拶した。
 中川ミツトヨ社長は挨拶で同社の現況について「私どもは2014年に創業80周年を迎え、それを記念して記念事業を企画しました。川崎の本社の建て替え、その他、拠点の増床、工場の建て増し等々を企画し、私どもとしては、信頼のミツトヨブランドを支える拠点作りの形が大分ついてきました」と話した後、2015年度決算(2015年12月期)について報告した。
 同社の2015年度の連結売上高は前年比5・3%増の1188億円。2016年を最終年度とする中期経営計画の最中であり、2015年度目標の1167億円をクリアした。過去最高だった前年度の1128億円をさらに上回り最高額を更新したが、「為替の影響もあり実態はもう少し低い」と中川社長。連結経常利益は228億円と前年比28%強増加し過去2番目に高い数字となった。
 日本国内の売上高は前年比4%増加。海外の方が高く、現地通貨ベースで欧州地域をはじめ6地域において過去最高の売上高を記録した。国内の売上比率は27%となり、中川社長は「国内の比率を30%に戻したい。2015年度は、まあまあ以上の成績だったと思っています。これも偏に、国内、海外合わせて大変お世話になった結果」と述べて謝意を表した。
 2016年度の目標は売上高1200億円。この達成に向けて中川社長は「ギリシャ神話の幸運の女神には、前髪はあるが、後ろ髪はありません。チャンスは、その時タイムリーにつかまないと、通り過ぎた後ではつかめない。いかにアンテナをよく張って、タイムリーにアクションをするかということを問われている。私どもでは先日、アメリカのプリンストン大学にあるタグオプティクス社と戦略的提携を結ぶべく、基本合意をしました。これ以外にも研究開発を引き続きしっかりやっていきます。今年も幾つかの新製品を出します。競争力ある製品をお届けすべく頑張ってまいる所存です」と述べ挨拶を締めくくった。
 水谷会長が議長を務めて議事に入り、中部ミツトヨ特約店会の2015年度事業報告・会計報告、2016年度事業計画・予算案、2016年度役員が原案通り承認された。

 議事終了後、ミツトヨの営業報告が沼田恵明専務執行役員営業本部長より行われた。
 その中で沼田専務は、80周年記念関係の展示会を全国9か所で開催し、累計で1万1千名を超える来場者があったと報告。来場者数、金額ともに目標を大幅に上回ったと述べた。
 日本のミツトヨのものづくりを強化するため進めてきた再開発については、2014年の宇都宮事業所のノギスの新工場を皮切りに、中津川工場(ダイヤルゲージ)の拡張、2015年秋には本社川崎工場と本社ビルが完成した。現在、工事が進んでいる広島事業所では呉工場の中のショールームを改装し、未来に向けたメッセージを送れるような新しいソリューションセンタを構築中。9月に開設を記念したお披露目の展示会を予定していると話した。
 売上高1200億円達成に向けての取り組みとして沼田専務は、従来の自動車、航空機等に加え、ハイスループット計測が増えてきており医療関係に関わる測定が増えていくと思われる。ロボットの採用も進み、ミツトヨとしてはロボットを使った計測―ロボットとの融合化、システム化に力を入れている。▼工作機械については、インダストリー4・0を工作機械が牽引していくと思われ、3Dプリンタとの融合システム、もしくは7軸加工機等がテーマとして挙げられている。ミツトヨとしては測定のデータを工作機械にフィードバックして良いものを作り続けるネットワークが大きなテーマとなっていく。▼鉄道は輸出産業としても注目を浴びている。軽量化、高剛性化へと開発が進んでいる中、ボディ計測が注目されている。▼自動車は、スマート化が進められる中で電気自動車の一充電での走行距離も増加。新しいバッテリーが開発される中で、使われる部品、作るための装置の部品の計測が考えられる。安全、自動運転、IoTへの対応として車載電子部品、新しい車載部品が伸びると予想される。ミツトヨが提携したタグオプティクス社の新しいレンズが対人関係の測定に応用される期待もある。▼3Dプリンタは精度が上がり、現在の試作部品の製造だけでなく量産部品でも使われていくとなると、その場で測る簡便性の高いアーム型の測定機の引き合いが増えてくると予想される―ことなどを挙げ、インダストリー4・0、IoTへの取り組みは今後も積極的に行っていく考えを示した。
 沼田専務は今期の営業方針について「これまでの中期経営計画を踏襲し『お客様の生産性を高める測定の課題解決』を基本方針とし、加えてIoTへの取り組み、スモールツールの総量の拡大。ターゲットは自動車のみならず、航空機、工作機械、電気、電子、EMSと医療業界に力を入れていく」と述べ、国内・海外ともにホワイトスペースの攻略、インラインビジネスの取り組みを2つの大きな柱とすることを明らかにした。
 山口秀和執行役員営業本部副本部長からは、人事異動の報告、2016年度特約店向け表彰の概要説明、2015年度キャンペーンの実績報告と2016年度各種キャンペーンの紹介、M3ソリューションセンタ広島改装記念展示会(9月1〜3日)並びに国内展示会出展予定の発表、ミツトヨビジネススクールの報告などが行われた。
 新商品紹介では尾高安城営業所長が、三次元測定機用自動測定プログラム生成ソフトウェア「マイキャット・プランナー」、各エレメントを組み合わせて様々な測定物を容易に固定できる「ミツトヨクランピングツール」などの新商品、戦略商品を紹介。
 杉浦一暢副会長(三賀社長)の閉会の辞で総会を終了した。

 第1部の総会前に行われた優秀特約店表彰では、各部門で上位にランクインした中部特約店会のメンバーが多数表彰された。
 第2部講演会は、元プロテニスプレイヤーでスポーツコメンテーターの杉山愛氏が「いかに世界をホームにしたか〜日本人として世界で活躍するには〜」と題して講演した。同氏は17歳でプロに転向し、その後17年間にわたって世界を転戦。シングルス、ダブルスで活躍し、特にダブルスでは日本人として初めて世界ランク1位に輝いた。
 数々の実績をもつ同氏が、その体験を基に、完全アウェイから世界をホームにして活躍するための秘訣を語った。

総受注高6か月連続で前年下回る
国内25・7%減、海外20・6%減
中部経済産業局 2月度金属工作機械受注状況

 中部経済産業局が3月30日に発表した、管内金属工作機械メーカー主要8社(オークマ、アマダマシンツール、ジェイテクト、コマツNTC、富士機械製造、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の平成28年2月度金属工作機械受注状況によると、総受注高は前年同月比22・3%減の305億2700万円となり6か月連続で減少した。前月比は9・1%減となった。
 国内受注は、前年同月比25・7%減の99億5700万円となり、5か月連続して減少。前月比は7・1%減となった。主力の一般機械工業向けが前年同月比26・8%減の46億8900万円と5か月連続で減少し、自動車工業向けも同34・9%減の28億7300万円と2か月ぶりに減少した。
 海外受注は、前年同月比20・6%減の205億7000万円となり、8か月連続で減少した。前月比は10・0%減となった。海外受注比率は前月に比べて0・7ポイント減の67・4%となっている。
 北米向けが前年同月比4・8%減、ヨーロッパ向けが同8・6%減といずれも2か月ぶりに減少、アジア向けも同43・4%減と8か月連続で減少した。シェアは、北米向け39・4%、ヨーロッパ向け29・1%、アジア(トルコを含む)向け28・8%。
 国別にみると、1位のアメリカが73億3600万円(前年同月比5・6%減)、以下、中国29億4100万円(同55・3%減)、ドイツ16億5300万円(同3・1%減)、イタリア10億2600万円(同7・0%減)、イギリス8億2600万円(同1・5%減)の順となった。
 販売額は、前年同月比4・3%増の319億6000万円となり、2か月ぶりに増加した。前月比は15・0%増となった。
 受注残高は、前年同月比10・6%減の1637億1200万円となり、3か月連続で減少した。前月比は3・6%減となった。

豪華ギフトカタログが当たる!
LIXIL春のショールームフェア2016
全国94カ所のショールームで

 住まいと暮らしの総合住生活企業であるLIXIL(社長=瀬戸欣哉氏、本社=東京都千代田区)は、対象の商品を見積りし成約したユーザーの中から抽選で150名に、素敵な商品を選べるギフトカタログをプレゼントする「LIXIL春のショールームフェア2016」を、全国94カ所の同社ショールームで6月30日(木)まで開催している。応募期間は7月31日(日)当日消印まで有効。
 本フェアでは、新技術で汚物や水あかの付着を防止し、きれいが100年続く衛生陶器「アクアセラミック」を搭載した『SATIS』や、「湯によって暮らしのリズムをつくる」システムバスルーム『SPAGE』、インテリアとの親和性が高く、あらゆるライフスタイルや空間にも自然と溶け込むキッチン『リシェルPLAT』など全23種の対象商品を、フェア期間中、全国のショールームで見積りし成約したユーザーの中から抽選で150名に、1万円相当の商品と交換できるギフトカタログ「リンベルスマートギフト」をプレゼント。さらに、抽選に漏れてもWチャンスとして、Tポイント500ポイントが3000名にプレゼントされる。
 また同社では4月1日より、有料のメーカー保証「LIXIL長期保証サービス」のセット割引を開始している。このセット割引では、業界最長の10年保証プランに3点以上まとめて加入すると、5年プラン相当分の料金が割引になる。たとえばシステムバス、システムキッチン、シャワートイレの3点で申し込んだ場合、約3分の2の保証料金で10年保証プランに加入できる。
【LIXIL春のショールームフェア2016】
▽開催日時=6月30日(木)まで
▽場所=全国のLIXILショールーム
▽開催時間=10時〜17時
▽休館日=水曜日※祝日は開館。但しショールームにより若干異なる。
▽応募期間=7月31日(日)当日消印有効
▽特典内容=開催期間中に同社ショールームで対象商品を見積りし、成約のうえ応募したユーザー150名に、抽選でギフトカタログ「リンベルスマートギフト」をプレゼント。抽選に漏れた応募者3000名を対象に、WチャンスとしてTポイント500ポイントをプレゼント。
▽応募方法=@期間中、同社ショールームにて対象商品を見積り、応募はがきを受け取る。A見積りした商品を成約後、応募はがきの工事業者押印欄に押印してもらう。B必要事項を記入し、応募はがきを投函。
 詳しくはキャンペーンWebサイト▽URL=http://www.lixil.co.jp/showroom/fair/まで。