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2016年(平成28年)3月
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2016年3月6・13日(日) 2591号 2592号
全機工連全国大会(東京・10月26日)
通常総会は5月12日ガーデンパレスで
愛機工 27年度最終理事会を開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)は2月16日午後4時より東京第一ホテル錦において2月理事会を開催した。理事会では全機工連全国大会の概要が説明されたほか、中部ブロック会議、平成28年度通常総会などについて審議された。
 冒頭、伊藤理事長より挨拶があり、続いて各議案の審議に入った。
 @会員の増強活動については、事務局より、賛助会員2社の加入と組合員3社の脱退が報告された。加入は1)協育歯車工業名古屋支店(名古屋市熱田区、代表=新宮勝彦氏)2)匠ライフデザイン(春日井市、生命保険・損保保険に関わる事業)。脱退は1)一宮特殊鋼販売(尾張支部)2)錦興業(西支部)3)かねき(三河支部)、錦興業については賛助会員への移動を提案する。
 A新年会報告は、大崎尾張支部長(大崎機工社長)より行われた。1月12日にANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋において開催。出席411名(内訳=来賓8名、組合員117社・217名、賛助会員77社・179名、報道5名、事務局2名)。収支についても報告された。次回は、西支部が幹事を務め、2017年1月10日(火)、ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋にて開催予定。
 B全機工連常任理事会報告は、伊藤理事長より行われた。常任理事会は1月21日に開かれ、全機工連全国大会(東京大会)の概要が報告された。
 ◆開催日=2016年10月26日(火)(13時30分開会)◆会場=第一ホテル東京◆実行委員長=山田雅英氏(山田マシンツール社長)◆テーマ=挑戦する勇気New made in Japan”。【第1部】大会式典【第2部】パネルディスカッション「町工場の挑戦」。パネリスト1)浜野慶一氏(浜野製作所/世界初の深海用小型無人探査機を開発)2)細貝淳一氏(マテリアル/オリンピック出場を目指す下町ボブスレーで話題)3)緑川賢司氏(ミナロ/最新の技術とアイデアを駆使したコマ大戦の主宰者、日本大会・世界大会開催)【第3部】懇親会。
 全国大会では、日刊工業新聞社全国版に全面広告を掲載し業界をアピールする。ついては各団体に会員数に応じた掲載協力金の負担を要請することとした。愛知組合は10万円。ただし、諸経費が値上がりしているため別途、各団体単位で負担金の依頼を検討するとした。参加会費は一人1万5千円(従来は1万2千円)。
 その他、役員人事では、広報委員長に平和テクニカの小池達夫社長、機工メイト委員会委員長に山勝商会(大阪)の山出谷武俊社長がそれぞれ就任した。また、全機工連・三事業の中で「IT・情報委員会」については活動が一段落したとして当面休止する。
 C中部ブロック会議については、水谷副理事長(ミズタニ機販社長)より概要が発表された。
 ◆日程=3月22日(火)15時開始(受付14時30分より)◆会場=東京第一ホテル錦◆幹事=愛知組合。第1部(15時〜15時50分)は、全機工連関連事業の報告と各団体代表による状況報告。第2部(16時〜17時50分)では、機工商社の将来を語る海外業界調査を踏まえて…≠テーマにパネルディスカッションを行う。コーディネーターは林正人理事(経営対策部長・広島商事社長)、パネラーには伊藤正人理事(伊藤信産業社長)、時津達也理事(新栄商會社長)、伊藤哲生氏(春日鋼機社長)、野田典嗣氏(ノダキ取締役室長)がそれぞれ就き、海外調査を踏まえて機工商社の将来について議論する。第3部(18時〜20時)は、恒例の懇親会(着席形式)を開き、各地区会員との交流を図る。
 D新入社員研修については、林経営対策部長より、4月6日(水)・7日(木)の2日間、名古屋都市センター(名古屋市中区)にて開催し、名南経営から講師を招いて、学生から社会人への意識の切り替えと社会人としての基本的なマナーを学ぶと説明された。
 E人材開発委員会については、水谷委員長(ミズタニ機販社長)より、当面の活動として、今年9月に岐阜機工会(会長=嶋ア晴久氏・シマザキ商会社長)が幹事団体で主催する「全国機工流通若手交流会(仮称)」の支援に注力すると話された。交流会は、青年部組織を持たない団体からも参加を促し全国の若手リーダーの育成と交流を目指すもので、将来的には既存の「青年部全国交流会」との統一化を模索する。日程は9月9日(金)・10日(土)の2日間、岐阜市内のホテルパークを会場に予定している。1日目は会議と親睦会、2日目は岐阜市内の名所・旧跡を見学する予定。交流会の内容は、4月に開催する人材開発委員会にて審議し、順次委員会を開催して詳細をまとめる。
 F第75回野球大会および第76回大会開催要項については、長村福利厚生部長(長村商店社長)より説明があった。第75回大会の優勝戦を3月19日(土)草井球場にて開催する。優勝戦は、Aゾーンが新栄商會と東陽、Bゾーンは伸栄産業と山善が対戦する。
 第76回大会の会期は4月〜9月とし、開幕は江南市民球場もしくは草井球場で4月9日(土)を予定している。大会会場は、一宮総合運動場を5月から6日間確保しているが、他の会場については江南市軟式野球連盟審判部と草井球場の使用を調整する。募集案内を2月17日に配信、キャプテン会議を3月25日(金)に東別院会館にて開催する。野球反省会は閉会前の3月上旬に開催する。
 G平成28年度通常総会については、事務局より説明があった。5月12日(木)16時30分より、ホテル名古屋ガーデンパレスにて開催する。1)27年度仮決算報告が森田会計理事(モリタ社長)より行われた。2)次年度は役員改選期にあたり、各支部は支部総会にて理事推薦候補者および次点を選出し、4月11日(月)までに事務局に提出する(4月理事会にて承認し、総会に上程する)。なお、組合理事については、労働局より履歴書の提出が義務付けられたため協力をお願いする。3)支部は27年度収支決算書を4月末日までに事務局に提出する。4)各部会は28年度予算申請書(事業計画書)を3月末日までに提出する。5)三役会・常任理事会を4月理事会前に開催する。6)総会・懇親会参加者の会費徴収については従来通りとする。
 H部会報告▽【総務部】通常総会の司会および議長を選任し滞りのない進行に万全を期す。【情報部】組合報冬号を発刊した。1月実施の景況調査集計結果を報告。【経営対策部】ブロック会議で企画しているベトナム報告(パネルディスカッション)の要項をまとめる。次年度事業については部会にて各種セミナーを企画する。【事業部】既存事業の拡大の他、新規事業として匠ライフデザインと提携し保険事業の勧誘および相続・事業承継等に関する取り組みを提唱する。【青年部】2月6日に「福井ずわいがに・甘えび食べ放題&長浜黒壁スクエアツアー」を実施した。参加61名。今後の予定は、他産業視察と合同委員会を3月に実施する。他産業視察は3月12日(土)知多電力館とINAXライブミュージアムを見学する。【福利厚生部】2月9日に部会を開き野球大会に関する今後の日程を決めた。大幅に進行が遅れた野球大会を検証し、次回大会では試合の日程調整に関する一定のルールを決めキャプテン会議で発表する。
 I訃報▽小島商店(西支部)小島博之会長が、12月9日に永眠された。83歳。通夜式が10日、告別式が11日に営まれた。
 Jその他▽4月理事会を4月18日(月)、東京第一ホテル錦にて開催する。当日は理事会前に三役会、三役・常任理事会を開催する。

表彰制度導入等を検討
第39回通常総会、5月17日開催決定
岐阜県管工機材商組合 2月度理事会開催

 岐阜県管工機材商組合(理事長=廣瀬功氏・瓶由社長)は2月17日(水)、岐阜市長良の岐阜グランドホテルで2月度理事会ならびに全員例会を開催した。理事会での協議内容は以下の通りだ。
 議題1▽平成28年新年賀詞交歓会報告
 1月22日(金)に岐阜グランドホテルで開催された平成28年新年賀詞交歓会に、来賓5名、賛助会員88名、組合員34名、報道3名の計130名が参加。併せて同会の収支について報告された。
 議題2▽第69回ゴルフ会について
 3月23日(水)、岐阜関カントリー倶楽部東コースにて開催を予定。7組の参加が決定済みだ(2月17日現在)。担当幹事は山兼が務める。
 議題3▽役員改選および理事について
 役員改選については3月度理事会までに決定することで合意。なお、現理事の山彦は、山田康博会長から山田進路社長に代表者を交代。今後は進路氏が理事になることで合意された。
 議題4▽その他、要協議事項
 ●表彰制度に関して=対象者の選考基準等、制度導入の有無を含め、3月度理事会にて再度検討することで合意。
 ●第39回通常総会について=5月17日(火)開催が決定。17時より受付を開始し17時30分より総会開始、18時より懇親会開始というタイムスケジュールも併せて決められた。役割分担等、3月度理事会で検討し、決定することで合意。
 ●第31回管工機材・設備総合展(愛知)のお知らせ=廣瀬理事長から、10月6日(木)〜8日(土)の3日間、名古屋市千種区の名古屋市中小企業振興会館(吹上ホール)で開催される同展示会について理事メンバーに報告。6日もしくは7日のいずれかで、組合員有志による参観を予定している。
 ●実務責任者会議(木曜会)研修会について=5月13日(金)・14日(土)の日程で、日邦バルブ北海道工場の視察が決定した。
 理事会終了後には、組合員ら24名が集まり全員例会を開催。講師に、中小企業診断士の資格を持つ、OKB総研・経営コンサルティング部の水野浩里(ひろさと)氏を招き『必見! 組織を活性化に導く3つの力=`「聴く力」「考える力」「伝える力」〜』と題した講演会を開催した。
 次回(3月度)理事会は3月23日(水)、岐阜グランドホテルにて17時より開催の予定だ。

レクリエーションを増やし
末永い協力関係を築く
名古屋ポンプ組合 平成28年交歓会開催

 名古屋ポンプ組合(代表理事=竹田隆一氏・中京製作所社長)は2月5日、名古屋市中区の木曽路で平成28年交歓会を開催した。組合員、賛助会員ら合わせて30名が参加し、司会進行は渡瀬康彦氏(共立製作所社長)が務めた。
 竹田代表理事は冒頭の挨拶で「あるテレビ番組で『アーユルベーダ』を紹介していました。その先生曰く、一日600mlの白湯を飲むのが健康に良いそうです。これは水と火と風の循環のバランスによるもので、ガスでお湯を沸かし沸騰したらフタを開け10分冷ましてから飲む。しかも日本の水が最適だそうです。商売も長く続けることが大切です。ここにお集まりの皆さまとは、二代目、三代目、四代目に渡って末永くお付き合いできたらと思っております」と述べた。また、今年からバスをチャーターしてレクリエーションツアーなどを企画していく考えも明らかにし、本組合員や賛助会員らと楽しく交流できる機会を今後増やしていく方針だという。
 続いて、賛助会員を代表し鈴木日佐夫氏(川本製作所名古屋支店長)が挨拶に立ち「初午(はつうま)は本来2月最初の午の日(今年は6日(土))に行うものですが、今年は土曜日で会社が休みですので、我が社では今日(5日(金))行い商売繁盛を祈願しました。この初午の日にこの会合が開かれ、皆さまとお会いできたことは大変光栄であります」と語った。
 嶌村忠司氏(荏原製作所中部支社営業統括室長)の「ポンプは、いつも縁の下の力持ちという存在で陰に隠れながらも尽力してくれています。我々も、この地域の発展に大いに尽力していきましょう」との音頭で乾杯し、本会はしばし歓談のひとときへ。最後は、徳美文吾氏(マルティーポンプコンサルタント社長)から「今日ご参加の皆さまのお顔を拝見すると、若い方々が増えていて非常に嬉しいことです。この業界は地味な業界ですので若い方には人気は無いかなと思っていますが、ハマると大変おもしろい仕事ができるものと自負しております。『バルブの日』(3月21日)というのがあるそうですが、この名古屋から『ポンプの日』を作れるよう我々も頑張らなきゃと思います」と中締めの挨拶があり、最後は一本締めで本会は終了した。

会員相互の情報交換を密に
ナゴヤ西部機械協組 平成28年新年会を開催

 ナゴヤ西部機械協同組合(理事長=近藤和夫氏・近藤金属工業社長)は、1月21日午後6時より名古屋市中村区の北京料理・百楽を会場に、組合員ら12名が参加して新年会を開催した。
 はじめに近藤理事長が参加の御礼を述べた後、「今回参加者が若干少ないですけれど、楽しい新年会にしたいと思いますので宜しくお願いいたします。今年に入り、株価が急激に変化しています。中国の経済状況、原油安などで世界経済も動いていますが、私どものような中小企業は、愛知県鉄工連合会、愛知県中小企業団体中央会といった上部組織に協力をしていただかなければ、存続が難しい。最大100社近くあった組合員も現在では20社少しと寂しい限りですが、会員相互の情報交換を密にして、なんとかこの厳しい経済状況の中頑張っていきたいと存じます」と挨拶。
 上野平雅裕副理事長(名上鈑金工業所社長)の乾杯の発声により開宴し、和やかに新春のひとときを過ごした。

2016中部機械加工システム展
3月18日(金)・19日(土)、ポートメッセなごやで開催
「バリを制する者がものづくりを征する」
バリ取り・面取り加工にスポット

 ジーネット名古屋支社(取締役支社長=大谷秀典氏)傘下の有力販売店が主催する「2016中部機械加工システム展」が3月18日・19日の2日間、ポートメッセなごや第3展示館において開催される。「生産性向上と省エネ・高効率へのご提案」をテーマに、ものづくり現場の問題解決を提案する場として3年連続して開かれ、参加販売店、出展メーカーも年々増加。今年は152社のメーカー(2月26日現在)が出展し、最新鋭の工作機械、切削工具・ツーリング・治具などの周辺機器ならびに環境改善機器を中心に展示する。
 中部機械加工システム展は、ものづくり産業の集積地である中部地域で開催される機械加工に的を絞った展示会で、最新機械・機器の展示を通して、ユーザーの生産性向上、コストダウンなどにつながる幅広い提案が行われる。今展示会は約170社の主催店によって開催され、機械メーカー28社(パネル展示等を含む)[前回展23社]、機械加工周辺機器メーカー124社[同103社]が出展を予定、機械加工の最先端技術が集結する。来場目標3500名、2日間でバス動員12台(2月26日現在)を予定している。
 省エネ、省力化・省人化、安全衛生、品質向上、環境など10の個別テーマを設定し、テーマ毎の展示を行う。
 注目されるのが、今回新たに個別テーマに加えた「バリ取り・面取り加工の生産性向上対策」。「バリを制する者がものづくりを征する」と銘打って、特設エリアを設けバリ取りのソリューションを提案する。バリの生成メカニズムから抑制技術まで理論と実験データを交えて解説する、バリ取り大学学長・北嶋弘一氏(関西大学名誉教授・工学博士)によるセミナーをはじめ、バリ取りに関するセミナーも充実。北嶋氏のセミナーは、受講希望者が96名の定員を大幅に上回る状況のため、会場を300名収容の交流センター会議ホールに変更しての開催となり、注目度の高さがうかがえる。
 また新企画として、「ものづくりかんたん解決サイト」体験コーナーを会場内特設エリアに設置。このサイトは、ジーネットが発刊している「かんたん解決カタログ」のWEB版。サイトにアクセスしてもらい300種類以上の解決事例を動画で紹介する。
 その他、前回各ブースに設置し好評だった「かんたん解決パネル」はサイズを更に大きくし、訪れたユーザーへの分かりやすい提案に力を入れている。
 開催時間は、10時〜18時(19日は17時まで)。会期中はセミナーも多数用意され、機械加工に関する様々な情報が発信される。
併催セミナー
 [会場]ポートメッセなごや交流センター3階・4階
 3月18日(金)開催
 ●10時30分〜12時・3階第3会議室
 ミツトヨ『測定工具の正しい使い方について』〈講師〉ミツトヨ営業本部中部営業部流通営業課 西山剛史氏
 ●11時〜12時・4階第6会議室
 タンガロイ『刃物の基礎』〜切削加工の理論を理解しよう!〜〈講師〉タンガロイマーケティング本部スキルアップセンターセンター長 大屋周一氏
 ●13時30分〜14時30分・3階第4会議室
 ヤマザキマザック『IoTを活用した生産革新「iSMART Factory」化への取組み』〈講師〉ヤマザキマザック取締役副社長 山崎高嗣氏
 ●14時45分〜15時45分・3階第3会議室
 サンドビック『インテリジェントマシニング』〜インダストリー4・0時代の切削加工の未来〜〈講師〉サンドビック技術製品開発部 河田洋一氏
 ●16時〜17時30分・3階第4会議室
 住友電気工業『2016イゲタロイ切削加工カンドコロ』〈講師〉住友電気工業ハードメタル事業部グローバルマーケティング部主席 小出茂博氏
 3月19日(土)開催
 ●10時30分〜12時・3階第3会議室
 ミツトヨ『測定工具の正しい使い方について』〈講師〉ミツトヨ営業本部中部営業部流通営業課 西山剛史氏
 ●11時〜12時・3階第4会議室
 タンガロイ『未来の加工』〜新材料、新素材の加工技術〜〈講師〉タンガロイ技術本部材料開発部部長 高橋俊行氏

 【バリ取り・面取り加工の生産性向上対策】
 ●13時〜14時10分・会議ホール
 基礎編・バリ取り大学『バリの生成メカニズムから抑制技術まで』〈講師〉バリ取り大学学長(関西大学名誉教授) 北嶋弘一氏
 ●14時20分〜14時50分・3階第3会議室
 実践編@・福田交易『バリ取りロボット用ツール』〜その選定と将来性について〜〈講師〉福田交易特機部機工課課長 斉藤博幸氏
 ●14時50分〜15時10分・3階第3会議室
 実践編A・大昭和精機『機械で使えるバリ取り・面取り工具の種類と用途』〈講師〉大昭和精機中部支店営業課 大西智之氏

 ●15時30分〜16時30分・3階第3会議室
 三菱UFJリース『賢い工作機械の買い方』〈講師〉三菱UFJリース機械営業部営業第一課部長代理 清水康史氏
 ●15時30分〜16時30分・3階第4会議室
 ナベヤ『標準治具の効果的活用方法と高効率生産対応』〈講師〉ナベヤ技術部部長 鷲見鉄男氏
 ※ミツトヨのセミナーは昨年同様人気が高く、両日とも午後に1回ずつ追加の開催が決まった。
出展メーカー一覧
工作機械・CAD/CAM他

 アストロテック▽アルファテック▽エッジキャム▽オークマ▽OKK▽岡本工作機械製作所▽キタムラ機械▽キャプテンインダストリーズ▽キャムタス▽ケイエーシステム▽ジェイテクト▽静岡鐵工所▽シチズンマシナリー▽スリーディー・システムズ・ジャパン▽ソディック▽大日金属工業▽タクテックス▽ツガミ▽DMG森精機▽ナガセインテグレックス▽ニコテック▽ニッコー▽日本放電技術▽ブラザー工業▽豊和工業▽松浦機械製作所▽ヤマザキマザック▽三菱UFJリース(特別コーナー)
機械加工周辺機器
 アーステック▽アースブルー▽アイセル▽葵精工▽旭金属工業▽アネスト岩田コンプレッサ▽アマノ▽アルファーミラージュ▽アルプスツール▽育良精機▽イズミコーポレーション▽伊藤製作所▽イワタツール▽WEN▽HPMT/DORMER▽エスアンドエフ▽エスアンドケー販売▽SMC▽エヌティーツール▽エヌピーケイ▽FK▽MSTコーポレーション▽MCT▽エロワ日本▽オカスギ▽億川鉄工所▽オムロン▽オリオン機械▽カトウ工機▽カネテック▽ガリュー▽カワタテック▽ギガセレクション▽清光▽空研▽クランプテック▽ケルヒャージャパン▽コベルコ・コンプレッサ▽サイバーRC▽嵯峨電機工業▽サクラテック▽佐鳴▽産機テクノス▽サンドビック▽三和技研▽三和製作所▽ジーベックテクノロジー▽シオン▽シコウ▽昭和電機▽JOHNAN▽スギヤス▽住友電気工業▽スリー・アールシステム▽そうぎょう▽曽根田工業▽大昭和精機▽タイホーコーザイ▽タクト▽谷テック▽田野井製作所▽タブチ▽WSE社▽タンガロイ▽中発販売▽津田駒工業▽鶴見製作所▽TPT▽帝国チャック▽テック・ヤスダ▽デンソーウェーブ▽東京精密▽東京彫刻工業▽東野精機▽東浜商事▽トーヨーコーケン▽富永工作所▽ナスコフィッティング▽ナベヤ▽ニシガキ工業▽日鋼YPK商事▽日東工器▽NIVAC▽日本エアードライヤー販売▽日本オートマチックマシン▽日本精密機械工作▽日本電産シンポ▽日本濾過工業▽ニューストロング▽ノガ・ジャパン▽ハーテック・ミワ▽バーテック▽バーテックス▽ハイテック精工▽長谷川工業▽ハタヤリミテッド▽パル▽ビーシーテック▽BIAX▽ピカコーポレイション▽フェナー・ドライブズ▽フクハラ▽富士元工業▽不二越▽富士製砥▽プライオリティ▽プルーフテクニック▽ベッセル▽豊和工業▽ホータス▽マーテック▽松本機械工業▽マルヤス機械▽マンヨーツール▽三木プーリ▽ミツトヨ▽宮川工業▽柳瀬▽ヤマシタワークス▽UHT▽ユーコー・コーポレーション▽ライノス▽リニア・ビズ▽レッキス工業
 ※出展メーカーは変更される場合があります。

中部機械加工システム展出展製品
ライノス
加工穴内面の目視チェック用補助ツール
LEDホールチェッカー

 ライノス(大阪市天王寺区空清町1-8)は、ヨーロッパやアメリカから輸入した特徴ある切削工具を、日本の生産現場の様々なニーズに対応可能な即戦力ツールとして紹介する。
 今回出品する、同社のオリジナル商品「LEDホールチェッカー」は、様々な材料への穴加工後の面粗さやバリなどの目視チェック、懐中電灯では確認しづらい暗く狭い箇所を照らすのに最適な補助ツール。発光部は破損しやすい電球を使用せずに、柔軟性があり側面も明るく照らすことができる光ファイバー素線を採用した。ファイバーは穴深さなどに合わせてカッターなどで必要な長さにカットして使用できる。ファイバー素線ヘッドは交換可能で、φ1・4、2・0、3・0、4・0mmの4サイズをラインアップ。ヘッドを外せば、最大明るさ100ルーメンのポケットクリップ付きLED懐中電灯としても使える。
 スイス製のステンレス製クーラントホース「ヒルトライン」は、金属切削加工時の工具刃先への安定した冷却性能の向上ならびに給油・給水用として開発され、耐久性に優れたステンレス素材SUS303を使用し長寿命化を実現した。ホースの長さや形状を機上で自由自在に調整、操作することが可能。プラスチック製のクーラントホースに比べ保持強度が格段に向上する。高圧クーラント・機械振動・切屑の干渉等でホース形状の変化がなく、加工する際の様々な局面を想定したパーツの形状及び種類も豊富。

住友電気工業 超硬コーティングドリル
フラットマルチドリルMDF型

 住友電気工業(ハードメタル事業部=兵庫県伊丹市昆陽北1-1-1)は、超硬・CBNをはじめとする各種切削工具等を出品する。
 注目製品のひとつ「フラットマルチドリルMDF型」は、先端角180度設計の超硬ソリッドドリル。従来のドリルでは困難だった座ぐり加工、傾斜面への穴あけなど、さまざまな加工を可能にした。さらに貫通穴出口側バリの大きさを、通常のドリルに比べ2分の1以下に抑制するといった効果を発揮する。これらにより、高能率加工・工程集約に貢献する。
 底面に肉厚を持たせたRSシンニングを採用し、高いドリル剛性を確保。加工の安定性を向上させた。また、最適な刃先設計により高い刃先強度を維持。広い切りくずポケット・高品位なすくい面形状による優れた切りくず排出性により、ステンレス鋼への加工に至るまで、安定した加工と長寿命を実現する。
 現在、ドリル径φ0・3〜20・0mmに対応しており、今後さらにラインナップを増やしていく。

S M C
省配線フィールドバスシステム
EX600シリーズ

 SMC(東京都千代田区外神田4-14-1秋葉原UDX15階)は、省配線フィールドバスシステム(シリアル伝送システム)EX600シリーズを出品する。
 設備のチョコ停・ドカ停が多く生産効率改善に限界が見える製造現場に対して、工場内の機器をまとめてコントロールするフィールドバスシステムで、センサのトラブルやエアシリンダのダメージ発生などを監視、予防保全対応を提案する。
 EX600シリーズの主な特長は次の通り。
・IoTを活用した空気圧予防保全
・各種フィールドバスに対応(DeviceNet、PROFIBUS DP、CC-Link、EtherNet/IP、EtherCAT、PROFINET)
・IP67対応
・配線工数削減、押して1/2回転で接続(フエニックス・コンタクト社製SPEEDCONを採用)
・アナログ入出力対応
・自己診断機能(断線短絡検出機能、カウンタ機能)
・最大9連、順不同で連結可能

イワタツール
HRC40〜72の焼入れ鋼用工具
トグロンハードシリーズ

 イワタツール(名古屋市守山区花咲台2-901-1テクノヒル名古屋E-3)は、HRC40〜72の焼入れ鋼に穴があく「トグロンハードシリーズ」をはじめ、1穴0・25秒、4万穴以上加工可能でステンレス・調質鋼等の安定加工もできる「GPドリル」〈特許取得〉を出品する。
 トグロンハードシリーズの高硬度材深穴加工用ドリル「トグロンハードロングドリル」は、世界初、焼入れ鋼に30Dまでの貫通穴を実現。真円度・円筒度・面粗度が非常に優れ、条件によりH7以上の精度も可能。金型のイジェクターピンなどの穴加工も、下穴無しで一発加工ができ、工程削減により納期短縮が可能となった。
 そのほか、切れ味、面粗度、精度など仕上がりの美しさにこだわった売れ筋No.1の「SPセンター」に加え、新発売の、タップ加工後にネジを潰さずに穴面取りが可能な精密面取りドリル「トグロンシャープチャンファー」、従来の面取り工具と比べ3〜7倍の高速加工が可能な高速面取りドリル「トグロンマルチチャンファー」も展示する。

中部機械加工システム展出展製品
ソディック
リニアモータ駆動ワイヤ放電加工機
新製品ALN400G

 ソディック(横浜市都筑区仲町台3-12-1)は、リニアモータ駆動の、ワイヤ放電加工機の新製品ALN400Gと形彫り放電加工機のベストセラーモデルAG40Lを出品する。
 リニアモータ駆動高速・高性能ワイヤ放電加工機ALN400Gは、2012年11月に発売され好評のワイヤ放電加工機「SLシリーズ」の加工性能を踏襲し、さらに加工性能の安定性を向上させた新機種。主な特長は次の通り。
 ●4軸リニアモータ駆動=XYUVの4軸に自社開発・製造の高性能リニアモータを採用し、ボールねじが不要のダイレクト駆動方式を確立。従来駆動方式(ボールねじ方式)では不可能とされてきた、バックラッシのない正確な軸移動を、半永久的に維持する。リニアモータの特長である高応答、高追従性は正確な位置制御と加工時の優れた放電特性を発揮する。
 ●新電源装置&新加工回路=「SLシリーズ」で世界に先駆けて搭載したタブレットモードとクラシックモードを統合し、NC装置「SPW」をさらに進化させた。また、加工中のタイコ量を大幅に低減させる「タイコレス制御=」、2回加工時の面粗さの向上や中仕上げ加工の高速化を実現する「TMP制御U」などを標準で搭載。
 ●作業性・生産性を向上=セラミックスワークスタンド・口の字型の定盤・自動3面上下式加工タンク・Z軸追従液面調整機能を標準搭載し、作業性を向上。また、高速自動結線装置(FJ-AWT)と中間液面機能により、高精度な加工を無人運用でき、生産性を向上させる。
 リニアモータ駆動高速・高性能形彫り放電加工機AG40Lは、ねじレス駆動とアークレス加工により高速・高性能加工を実現する、ベストセラーモデル。主な特長は次の通り。
 ●ねじレス駆動+10年保証=ねじレス駆動は、リニアモータ及びリニアスケールを使用した、高速・高応答性能を半永久的に維持する理想的な駆動方式。設備当初の機械精度が損なわれないため、安心・安全の加工環境を永続的に提供。また、業界初の機械精度10年保証を実施している。
 ●新開発「LP2電源」搭載=「LP2」は第5世代型放電加工技術「パーフェクト・アクティブ・コントロール」を採用。1Gbit/secのシリアル通信技術を用いることで、放電制御とモーション制御の高速処理を同時に行うことができる。
 ●アークレス&高品位=新放電安定加工システム「アークレス」を標準搭載し、大幅な加工時間短縮と電極製作本数の削減による総合的なコストダウン及び人為的ミスを削減する。さらに、高品位仕上げ面が可能な「SVC回路」により、高品位な梨地面または鏡面が短時間で得られる。

タンガロイ
TUNGFORCE登場!!
「倍速加工」を可能に

 タンガロイ(福島県いわき市好間工業団地11-1)は、世界規模で展開するTUNGFORCE(タングフォース)キャンペーンで発表している、新製品を展示する。
 TUNGFORCEは、高速・高能率加工の要求に応えるためタンガロイが開発した最新切削工具のラインナップで、旋削加工、転削加工、突切り&溝入れ加工、穴あけ加工と、あらゆる加工に対応するインサートの材種と形状が含まれる。TUNGFORCE製品の最適な材種と形状の組み合わせによって「倍速加工」の実現が可能としている。
 工作機械の生産能力を引き出すことに重点を置いて開発されたTUNGFORCEの切削工具は、より短時間でより多量の切りくずを排出するよう設計されており、たとえ機械が旧式であっても、加工の生産性は向上するという。
 TUNGFORCEキャンペーン製品の一部を紹介する。
■外径加工用工具MiniForce‐Turn(ミニフォース・ターン)…画期的な両面仕様のポジインサートを採用し、ダブテール構造でホルダにしっかりクランプ。両面仕様による経済性ばかりでなく、インサートの切削性能の高さは、従来の片面仕様のポジインサートを優に超える。自動盤を使用する一般機械加工や自動車産業に最適。
■4コーナ溝入れ加工用工具TetraForce‐Cut(テトラフォース・カット)…4コーナ仕様の高精度溝入れ加工用インサートを採用。突切り加工、平底の溝入れ、フルR溝入れに対応し、独自のチップブレーカはあらゆる被削材に適する。一般機械加工、小物部品加工に最適。
■高切込み・高送りカッタMill Quad Feed(ミルクアッドフィード)…市場で好評の高送り加工用工具Do Feed(ドゥーフィード)シリーズを補完する製品として開発。最大刃当たり送り2mm、最大切込み2・5mmでの加工が可能で、切りくず排出量に優れ、三次元加工にも高い性能を発揮する。特に、金型産業、重工業、鋳造業、石油・ガス産業、航空宇宙産業や一般機械加工業での加工に適している。
■直角肩削りカッタDoForce‐Tri(ドゥーフォース・トライ)…両面仕様6コーナインサートを採用し、直角肩削り加工用工具の分野で世界市場をリードしているTung‐Tri(タング・トライ)を上回る経済性を追求。大きな切込みでのなめらかな切削加工が可能。さらい刃付きインサート、ラジアスインサート、ニック付きインサートの3種類を設定。汎用性が高く、あらゆる産業での加工に適している。
■小径直角肩削りカッタTungForce‐Rec(タングフォース・レック)…独創的な小型の直角肩加工用工具で、強固なクランプ機構を持った独自形状のインサートが特長。高送り加工が可能であるのと同時に、優れた壁面精度と仕上げ面を実現。チップブレーカは、標準型とアルミ加工用の特殊型を採用。カッタは工具径8mmからの設定。超硬ソリッドエンドミルに代わる工具である。
■大径加工用工具DrillForce‐Meister(ドリルフォース・マイスター)…更なる高速・高能率の穴あけ加工を目指し開発された大径加工用工具(工具径26〜41mm)。通常の刃先交換式ドリルに対して刃数を倍増し2枚刃で加工するため、サイクルタイムが半分に短縮される。素早く正確にドリルヘッドを交換することができ、刃先繰り返し位置精度が高いので、機械停止時間も大幅に削減。

ダイアン吉日さん(バイリンガル落語家)が
講演会で英語落語を一席
中部包装食品機械工業会 新年賀詞交歓会開催

 一般社団法人中部包装食品機械工業会(会長ほ=梅森輝信氏・ゼネラルパッカー社長)は1月29日午後4時より名古屋駅前のホテルキャッスルプラザにおいて新年賀詞交歓会を開いた。バイリンガル落語家のダイアン吉日(ダイアンきちじつ)さんによる落語と講演の後、懇親会が催され、参加した会員らは業界の発展と今年4月に開催される2016中部パックの成功を祈念した。
 懇親会の冒頭、梅森会長が挨拶で「先ほど、ダイアン吉日さんの講演、落語を聞いていただきました。なかなか英語の落語を聞く機会がなく私は初めてでしたが、いかがでしたでしょうか。日本固有の文化の落語を英語で伝えるのは難しいと思いつつ、でも考えてみれば、話すこと、一生懸命笑顔を作ってくださること、後の講演でも話がありましたが、笑顔があれば世界に通用するのだと、新しい認識を持ったわけです。経済産業省などの話を聞いていますと、設備投資促進減税については今年で終わりですが、また来年度から半分だけ固定資産が優遇される。少しは悪くなりますが、引き続きやりますという事で、新しい設備を入れる事に対しては積極的な設備投資の機運が盛り上がるのではないかと明るい動きを感じていますし、そうあってほしいと願う今年であります。廃棄したカツが市場に流出した事について、いま毎日のように記事になっている。包装関連に携わる我々が関与している設備から異物混入物が出てきて、それを外に流されるという事になると、そのようなものを作っている我々にも責任があるのかと思います。『安全・安心』は我々がやらねばならない課題であり、それがあるからビジネスのチャンスになっていくのではないかと思っています。ご存知の通り、今年は中部パック開催の年です。4月13〜16日の4日間、ポートメッセなごやで『見つけよう!これからの食のために』とテーマを打って開催します。現在、中部パック実行委員会は、部谷実行委員長を先頭にして、各種のイベントを段取り中です。会員の皆様やメディアの皆様には、中部パックの周知、それから入場者動員にお力をお貸しいただけますようお願いをいたします。中部パックの成功と本年当会が企画推進している様々な事業へご支援と積極的なご参加をお願いいたしまして、挨拶とさせていただきます」と述べた。
 渡邉健壱副会長(ワタナベフーマック会長)が「平成28年賀詞交歓会にこのように多数のご参加をいただき誠にありがとうございます。工業会の皆様には中部パックの展示会に向けて一致団結し色々ご協力を賜っており、この席を借りて厚く御礼申し上げます。今年も皆様がますます繁栄されることを祈念して乾杯したいと思います」と挨拶し乾杯の音頭をとった。
 和やかに祝宴が進み、最後に部谷政義2016中部パック実行委員長(東陽機械製作所社長)が「4月には中部地区から食品業界をビックリさせるようなニュースを発信していきたい。出展される各社様には是非とも最も新しい技術をご提案していただきたい」と中部パックへの意気込みを述べ一本締めで終了した。

ユアサ商事350周年節目の年
一致団結し“全進”の一年に
中部青年やまずみ会 賀詞交歓会開催

 ユアサ商事中部支社(支社長=長谷川勝照氏、所在地=名古屋市名東区)の中部青年やまずみ会(会長=大竹裕氏・大竹建機産業社長)が1月28日、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で賀詞交歓会を開催。ユアサ商事社員を含め、40名が参加した。
 大竹会長は挨拶で「昨年は東京で青年やまずみ会全国大会が行われ、名古屋から13名が参加しました。2014年に移転されたユアサ商事さまの本社や築地市場を見学し、講演会や懇親会も企画していただくなど、とても有意義な内容でした」と全国大会の様子を報告。続いて「我が社のスローガンは全員で進むと書く『全進』です。中国の景気停滞やIS、北朝鮮問題など、なかなか不安要素は無くなりませんが、こんな時だからこそ、ここにお集まりの皆さま全員でチームワークを持って、今年一年進んでいきましょう」と、改めて中部青年やまずみ会の結束を誓った。
 つぎに長谷川支社長が挨拶に立ち「昨今、株価の乱高下や北朝鮮の問題といった不安要素がある一方で、2026年アジア競技大会招致を愛知県が検討中との報道や、MRJ、リニア新幹線開通など期待の持てる情報もあります。これら情報を的確に取捨選択し、我々の身になるよう生かして結果を残さなければいけないと思っております。我が社は今年、創業350周年という節目を迎え、4月1日以降、様々なキャンペーンを展開していきます。これを機会に、皆さまとともにさらにステップアップできたらと考えております」と、節目となる今年一年の抱負を語った。
 昨年の総会で新たに選出された5名の役員が紹介された後、倉地克明副会長(倉地常務)の「今年は丙申(ひのえさる)の年であり、商売をされている方にとっては成長が見込める年だと言われています。皆さまとユアサ商事さまの飛躍の年となることを祈念して!」との音頭で乾杯。最後は小川丈夫副会長(日本ベターリビング常務)の中締めで終了した。

株式譲渡契約締結について
ガスターの経営権移管に関する

 東京ガス(社長=広瀬道明氏、本社=東京都港区)、LIXIL(社長=瀬戸欣哉氏、本社=東京都千代田区)、リンナイ(社長=内藤弘康氏、本社=名古屋市中川区)は昨年12月2日に締結した基本合意書に基づき、2月15日、ガスター(社長=渡邉尚生氏、本社=神奈川県大和市、持分比率=東京ガス66・7%、LIXIL22・2%、リンナイ11・1%)の経営権を、今年4月に東京ガスからリンナイに移管することを目的としたガスター株式の譲渡契約を締結した。本契約はリンナイと東京ガス、リンナイとLIXIL、それぞれの間で締結された。
 本契約に基づくガスター株式の譲渡、ならびにガスターによる自己株式取得と合わせて、今年4月時点でガスターへの出資比率は、リンナイ90%、東京ガス10%となる。

【ガスターの概要】
▽設立=1959年(昭和34年)8月
▽事業内容=@給湯事業(ガス給湯器の製造・販売)A空調事業(ガスヒートポンプエアコン等の販売・修理)A住設事業(LIXIL住設機器の販売)B建物賃貸事業(倉庫の賃貸)
▽財務状況=売上高:357億円、営業利益:26億円、資産:315億円、負債:101億円
▽従業員数=797名
(2015年3月期実績)

三位一体のパートナーシップで
付加価値の向上を目指す
ジーネット 2016年新春情報交換会

 ジーネット名古屋支社(取締役支社長=大谷秀典氏)の主力仕入先でつくる「中部ジーネット会」と販売店の会である「中部GN会」の製販合同による、2016年新春情報交換会が1月26日、名古屋市中区のANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋で午後4時30分より開かれた。各会員とジーネットの幹部ら合わせて約200名が出席し、新年にあたり更なる結束を固めた。
 冒頭、古里龍平ジーネット社長が年頭挨拶で、ジーネットを含めたフルサトグループの概況を説明した後、ジーネットの経営方針について「参加の皆様とのパートナーシップにより、エンドユーザーに従来と違った視点、立ち位置で提案活動をし、ユーザーに対しての付加価値を高めていくことを目指している。その過程で、かんたん解決カタログやテーマを絞った展示会、ソリューションフェアを企画し、マーケットに対して提案し続けてきた。人材確保にも重点を置き、従来主に関西の学生の採用が多かったが、関東以東の学生も採用できるようにしていく。海外の現地法人で採用した優秀な人材をジーネットに移籍させて日本の商習慣を習得してもらうなど、多様な人材で皆様方に対して従来以上のお手伝いをしていく。色々な局面からお客様への提案を考え、それを実践していく人間の質・量ともに上げ、皆様からいただいた恩をお返ししていきたい」と述べた。
 大谷名古屋支社長は、「2016年、年間を通して中部圏は非常に明るい話題が多く、比較的楽観視している。トヨタ自動車を中心とした自動車業界が堅調で、設備案件もある。新型プリウスも想定以上の受注で、発売から1か月で10万台の受注があり当初計画の8倍ということ。MRJは昨年秋に初飛行、リニア新幹線もある。工作機械業界は日工会の花木会長(オークマ社長)が2016年受注予想を非常に高い数字の1兆5500億円と発表した。中部は日本の高レベルな産業集積地と考えている。日本を牽引するような中部の製造業に我々、皆様と共に提案を持って商売をしていきたい」と今年の意気込みを語り、続けて名古屋支社の現況報告を行った。
 報告によると、2015年度上期のジーネット単体の売上高は294億2200万円(前年同期比116・5%)、そのうち名古屋支社は63億9100万円(同110・1%)となった。社内シェアはここ3年間で徐々に伸長し24・2%になっている。
 名古屋支社のセグメント別売上高は、機工部門が前年同期比105・3%、機械部門が同143・0%、住設部門が同98・7%。工作機械が牽引し全体を押し上げた。
 昨年3月20・21日に「2015中部機械加工システム展」をポートメッセなごや第3展示館で開催した。中部地区の有力販売店137社146事業所が主催店となり、出展メーカーは機械関係23社、関連機器103社の合計126社、来場者数は3510名と大きな盛り上がりをみせ、内容も具体的な案件が多く上期の売上につながった。
 「2015駿河機械加工システム展」は、1512名の来場があり、中部同様コンセプトがはっきりしているため内容の濃い展示会となった。さらにエリア毎の中小規模展示会も繰り返し開催。テーマを絞りターゲットを明確化し、ユーザーが抱える問題の解決策を提案している。
 2016年の支社方針は、引き続き『市場にインパクトを与え続ける』―イノベーションの探求。エンドユーザーにとっての本当の価値を見極め、取引先を通じて提案する。独自のマーケティング手法(かんたん解決カタログ、展示会用のかんたん解決パネル等)による様々な提案をエンドユーザーへ届ける。これを展開し、潜在需要の顕在化に努めていく。
 今後の企画として、3月18・19日に「2016中部機械加工システム展」をポートメッセなごや第3展示館で開催する。昨年を上回る機械関係、関連機器メーカーが出展。今回は個別テーマをさらに細分化、「バリ取り・面取り加工の生産性向上対策」を加えバリ取りにフォーカスしながら展示会を運営する。会場にかんたん解決カタログのWEB版「ものづくりかんたん解決サイト」の体験コーナーも設置する。その他、ソリューションフェア等を各地で展開する。
 機械部の戦術は「付加価値の提案」。販売店と共に需要の声を受注に結びつけていく。ジーネットオリジナル企画(海外工場見学セール)等も行う。
 住設システム部は、従来通りメインメーカー4社を注力販売。リフォーム需要創造施策として「うちエコ診断士(環境省認定)」を営業の4名が取得し、CO2排出削減などの提案を行う。
 かんたん解決カタログ(14冊発刊)は、さらに15、16冊めが予定され、定期的に発刊し困り事を解決するツールとして活用していく。
 懇親会では、寺田愼一郎ジーネット常務取締役営業本部長が「高度な技術を持ったユーザー様が非常に多い地域で、将来的にも大変伸びていくと思っている。色々と提案ができるよう、提案の引き出しをたくさん作っていく。販売店様、メーカー様、そしてジーネット社員が一緒になってユーザー様に提案し、新しい需要を掘り起こしたい。潜在需要を顕在化するという目標を持ってジーネットは営業していくので、今年も宜しくお願いします」と挨拶。
 飯野敏彦中部ジーネット会会長(SMC営業統括部長)の乾杯で歓談の場となり、途中、年男の人に記念品を進呈するイベントも行われた。
 名古屋支社の幹部スタッフが紹介された後、生水口高志名古屋支社副支社長の御礼の挨拶、長島英明中部ジーネット会幹事(日東工器中部ブロック長)の中締めで終了した。

新製品でタンガロイ製品の
さらなるシェア拡大めざす
中部タンガロイ特約店会 新年賀詞交歓会を開催

 中部タンガロイ特約店会(会長=水谷彰宏氏・東亜機工社長)の新年賀詞交歓会が1月15日午後6時より名古屋マリオットアソシアホテルで開催され、参加したタンガロイと特約店各社は一致団結してシェア拡大に努めることを誓い合った。
 会の冒頭、水谷会長が「(1月)4日の桑名商工会の賀詞会で三重県知事が、申年の申に人(にんべん)を付けると『伸』という字になる、ぜひ経済、県政も伸びたいという話と、もう一つ、示(しめすへん)を付けると『神』という字になる、今年は良い年になるといいなという話をされました。本年はJIMTOF(日本国際工作機械見本市)の年です。色々な切削工具メーカーさんが新製品を出してくると思います。ぜひタンガロイさんには良い商品を出していただき、今年1年間頑張って行けたらと存じます」と挨拶。
 続いて、IMC(インターナショナル・メタルワーキング・カンパニーズB.V.)本部のイスラエルに出張中の木下聡タンガロイ社長よりビデオメッセージがあり、その中で「昨年は大きな変化が世界的にありました。特に中国経済の動きの鈍化というのが、日本のニュースを大きく賑わせていました。中国の経済産業の鈍化により、日本のものづくり産業も大きな影響を受けた訳です。2015年の上期は順調でしたが、下期は非常に難しい景況でした。一方で、中部地区においては自動車産業、航空機産業などで大きなニュースがありました。自動車に関連する産業は2015年も堅調であり、航空機産業においてもMRJのテスト飛行など順調に進んでいると思われます。この様な環境の中でタンガロイの中部地区の売上も、昨年に増して、増加できたと思っています。今年の経済は、不透明なことが続くと思っています。中国経済、中東の状況、円安・ドル高、原油価格など不安定要因の中、タンガロイとしても今年さらに伸ばしていく必要を感じています。非常に厳しい年ですが、2月16日の新製品発表会、秋に開催されるJIMTOFとイベントを幾つか重ねて、必ずシェアを伸ばしていきたいと思っています」と抱負を述べた。
 賛助会員を代表して挨拶に立った、高田研至井高社長は「トヨタ自動車さんがTNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)を数年前から計画され、やっと昨年4代目プリウスで登場しました。これからTNGAの関係で投資活動が活発になり、今後しばらくはこの状況が続く。タンガロイさんも原価低減の提案をしていく中で色々計画されています。原価低減では機械の性能も大切ですが、加工の仕方も大切。新しい加工をタンガロイさんも提案されていると思います。これから各ユーザーさんは色々なところで新しいものにチャレンジをされていくと思われます。我々もしっかりと商売をしていけば良い結果が出るのではないか。皆様、タンガロイさんを信用して、よく勉強し、新製品発表会もありますのでしっかりと見ていただいて、新しいものを提案できるようにしていただきたいと思います」と話した。
 石原清延中部タンガロイ特約店会副会長(石原商事社長)の乾杯の発声で懇親の場となり、参加者は新年の挨拶や情報交換に花を咲かせた。
 和やかに会は進み、抽選会でひとしきり盛り上がりをみせた後は、和泉剛司タンガロイ執行役員営業本部長より「国内が少し厳しい状況の中、中部支店に引っ張ってもらい、タンガロイは国内シェアNo.1に向けて頑張ってまいりたい。また、MATRIXのキャラバンカーを用意しておりますので、ご活用ください」と挨拶があり、嶋ア晴久中部タンガロイ特約店会幹事(シマザキ商会社長)の三本締めで終了した。

DMG MORI AGが連結対象になり
売上収益3184億円、営業利益311億円
DMG森精機 2015年12月期(4〜12月)連結決算

 DMG森精機(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区名駅2-35-16)は2月10日、2015年12月期の決算会見を同社の東京グローバルヘッドクォータ(東京都江東区)と名古屋本社をつないで行った。
 決算期を3月から12月に変更したため、2015年12月期は4月〜12月の9か月間の決算となった。また、同連結会計年度から国際会計基準(IFRS)を適用した。
 2015年4月からDMG MORI AGが連結対象となり、売上高にあたる売上収益は3184億円、営業利益311億円、純利益269億円となった。
 参考として発表された、DMG MORI AGの財務数値を100%取り込んだ2015年1月〜12月の連結業績で見ると、売上収益が4284億円(前年同期比4・0%増)、営業利益が411億円(同6・6%増)、純利益が324億円(同86・8%増)。
 工作機械の需要は、国内では設備投資減税や補助金などの効果もあり堅調。欧州、アジア市場でも受注は好調に推移した。北米市場は、直販体制への移行に伴い、一時的なコスト増となった。
 2016年12月期の連結業績見通しについては、日米欧の各地域ともに受注環境は引き続き堅調に推移すると見込むが、円高傾向を考慮し、売上収益4100億円、営業利益250億円、純利益130億円と予想した(米ドルレート115円、ユーロレート130円と想定)。
 会見で森社長は「今年の販売台数は、ほぼ横ばいと考えている。2020年に売上収益6000億円を目指したい」と話し、今期のDMG MORIグループの取り組みとして@Industry4・0、知能化A最強の販売体制BTechnology Cycleについて説明した。

2016年3月21 2593号
展示会準備、着々と進行中
5月10日、平成28年度総会開催決定
愛知県管工機材商協組 3月理事会開催

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=倉地久雄氏・倉地社長)は3月1日、名古屋市中村区の愛知県産業労働センター(ウインクあいち)で3月理事会を開催した。定数23に対し出席17、委任状5で過半数を超えており、本理事会が成立している旨、司会進行役の阪尾知治事務局長より報告された。
理事会の様子
 理事会は、峰澤彰宏副理事長(峰澤鋼機社長)の開会の辞、倉地理事長の挨拶を経て、各議案審議へと移行した。
 ▽第1号議案=新年賀詞交歓会アンケート結果総表および収支について、倉地理事長、在田忠之幹事会幹事長(在田商店社長)より報告された。同会参加者へは事前にアンケート用紙を配布。参加者340名に対し回収数は79。設問ならびに回答は以下の通り。
1.セレモニーの時間配分について=「長すぎる」との声があった反面、「ちょうど良い」との声が41%を占めた。
2.セレモニーについて特徴的な意見=「20分くらいを希望。ご挨拶の一部は、乾杯の後でも良いのではないか?」など。
3.料理・飲み物について=「とても良い」と「良い」を合わせて90%を占めた。
4.料理・飲み物について特徴的な意見=「カクテルが欲しい」「唐揚の油が臭かった」など。
5.今回から採用の着座指定テーブルについて=指定席賛成が90%以上と大多数を占めた。
6.開催時期について=「早い時期がいい」「早い時間帯がいい」「遅い時間帯がいい」など、それぞれの要望があった。
7.全体に関して=「会いたい方の場所がすぐ把握できて助かった」や「せめて会場内は禁煙にしてほしい」など。
 ▽第2号議案=第31回管工機材・設備総合展の準備進捗状況が、小川誉之展示会実行委員長(小川管商社長)より報告された。理事会当日までの出展申込企業・団体数は54社。展示会実行委員メンバーとの打合せ、メーカー賛助会員や各方面へのPR活動は、今後も随時行っていく予定だ。
 ▽第3号議案=平成28年度総会運営について、倉地理事長、在田幹事長の両名より報告された。開催は5月10日(火)、名古屋市中区の東京第一ホテル錦にて。総会の司会は近藤尚文理事(油傳商店社長)が、懇親会の司会は鈴木克利理事(米津物産社長)がそれぞれ務めることで決定した。また、総会、懇親会の大まかな進行についても確認されたほか、総会資料となる「役員・従業員数報告案内と返信用紙」「賦課金算定方法」について内容が審議され、いずれも原案通り承認された。
 ▽第4号議案=各部会報告
 【事業部会・流通部会】2月25日に開催された「空と海に学ぶ見学会・講演会」について、安井文康事業部会長(錦興業社長)より見学会と懇親会に関する収支報告が、大野直樹流通部会長(大野管材社長)より講演会に関する収支報告が行われた。
 【広報部会】坪井研二広報部会長(ツボイ常務)より、今年度発行した組合だより(135号、136号)や、組合ホームページ改修等に関する収支報告が行われた。
 ▽第5号議案=組合加入促進委員会は1月25日、組合事務局で委員会を実施。「脱会者が出ないようにするには?」「組合加入のメリットを打ち出さないと!」「賛助会員候補は?」など活発な議論が交わされたと、服部透加入促進委員長(オータケ中部営業部部長)より報告された。
 ▽今後の理事会は、以下の日程が予定されている。
●4月理事会=4月26日(火)18時より(場所は未定)
●5月理事会=5月10日(火)15時30分より、東京第一ホテル錦にて(総会前に開催)

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6月1日「ねじの日」をPR
愛鋲協 27年度第8回定例理事会

 愛知鋲螺商協同組合(理事長=馬場將嘉氏・メイナン会長)は、2月17日午後6時30分より名古屋市中村区の安保ホールにて平成27年度第8回定例理事会を開催した。
 冒頭、馬場理事長より挨拶があり、続いて議案審議が行われた。
 第1号議案=平成27年度会計中間報告に関する件は、事務局より今年度の月別実績と決算予想が報告され、承認された。
 第2号議案=平成28年度総会事前準備に関する件は、5月20日に名鉄ニューグランドホテルで開催する総会に向けて準備事項を確認し、承認された。
 @組合員実態調査は3月中旬に調査用紙を送付、4月上旬にまとめる予定。A会計監査を4月19日午後6時より安保ホールにて行う。同日午後6時30分からは4月理事会(監査理事会)を開催する。B総会資料を4月理事会でチェック、さらに各理事で4月22日までにチェックしてもらい、28日印刷完成、5月6日に組合員に発送する。
 その他、総会出席者に粗品を出すことが提案され、次回(3月)理事会で検討する。
 第3号議案=事業部委員会に関する件は、事務局より1月度収支報告があり、承認された。
 第4号議案=ねじの日記念品に関する件は、申込みが11社、合計110セットとなったことが報告された。
 第5号議案=ねじの日広報活動に関する件は、業界紙に理事長挨拶文と広告として組合員名、電話番号を掲載することが承認された。
 第6号議案=広報委員会(広報誌「愛鋲協45号」)に関する件は、3月発行予定で進めていると事務局より報告された。
 第7号議案=その他は、@賦課金の未収について報告され、三役が担当を決めて対応することを確認した。A次回理事会は、3月28日午後6時30分より名鉄グランドホテルにて開催する。議案は、総会の役割分担について▽総会の粗品について▽ねじ商連の報告▽総会の事前準備について。

組合員とメーカー・商社65名が参加
情報交換し結束を固める
福井県管材卸商組合 平成28年新春懇談会開催

 福井県管材卸商組合(理事長=吉岡正盛氏・吉岡幸社長)の新春懇談会が3月3日午後5時30分より福井市内のザ・グランユアーズフクイで開かれ、組合員と管材関連のメーカー・商社ら合わせて65名が参加し交流を深めた。
 大久保文義会計監事(大久保管材機工社長)の司会で進行され、冒頭、挨拶に立った吉岡理事長は「この懇談会は福井の管材卸業者とメーカー様・商社様が交流する唯一の場。是非とも、情報交換や懇親の場として活用していただきたい」と話した。
 また、吉岡理事長は景況について「福井県は今、福井国体に向けた箱モノや北陸新幹線、原子力発電所の再稼働など建設事情には事欠かない。一方、ものづくりにおいても電子部品や自動車関連など比較的忙しい」と述べ、「私たち組合員は、信頼ある一流メーカー様の商品を適正な価格で切れ目無く供給するという役割を担っている。本日お集まりいただいたメーカー様の商品を組合員が責任を持って販売する。今後とも皆様のご協力をお願いしたい」と結んだ。
 柴谷真司TOTO福井営業所長が祝辞を述べ、続いて上坂泰啓中島管材鋼機社長の乾杯で祝宴に移った。
 和やかに歓談が進む中、アトラクションとしてMr.マツリックによるマジックショーが行われた。Mr.マツリックこと、松平好治氏(日本生命福井支社長)は、中学・高校と6年間Mr.マリックに師事しマジックの腕前はプロ級で、難易度の高いマジックに会場は驚きの連発だった。3月末で熊本へ転勤になるということで、理事長よりマジック形式で花束が贈呈された。
 田口和彦ユアサ商事北陸住環境マーケット部部長による中締め、中島孝則副理事長(タケフ管材社長)の御礼の言葉で盛会のうちに終了した。
 同組合は、平成2年7月に準備会が立ち上がり、翌3年9月に福井県管材卸商組合として正式にスタート。以来約25年間にわたり、価格の問題や管材業界における現場対応などの商習慣、あるいは新規物件についての情報交換や陳情などを行ってきた。組合員会社は9社。
 組合の新春懇談会は、吉岡理事長が理事長に就任した平成25年度に、それまで組合員だけで開催していた新年会を拡大して行われ、今回2年ぶりの開催となった。今後は、ゴルフコンペと1年おきの開催が検討されている。

事業部会・流通部会の共同企画
「空と海に学ぶ見学会・講演会」
愛知県管工機材商協組 組合員ら26名が参加

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=倉地久雄氏・倉地社長)は2月25日、事業部会(部会長=安井文康氏・錦興業社長)と流通部会(部会長=大野直樹氏・大野管材社長)の共同企画「空と海に学ぶ見学会・講演会」を、組合員ら26名が参加して開催した。
 正午に名古屋テレビ塔北の大型バス駐車場を出発して、まず向かったのは岐阜県各務原市にある航空自衛隊岐阜基地。
 岐阜基地では広報官より基地の概要説明を聞いた後、飛行機の格納庫で、日本の空の防衛を担う最新戦闘機F15や、米国のF16を元に日本仕様に合わせて開発されたF2を間近に見ることができた。
 岐阜基地の面積は約400万平方メートル(約120万坪)、滑走路2700メートル、総人数は約2400名。国内に現存する飛行場としては最古とされ、日本の真ん中に位置して航空自衛隊の航空機の整備や部品の管理調達を行う。また、他の基地と違い実戦部隊の配備がなく、航空自衛隊で使う航空機、ミサイルなどの試験を行う部隊、飛行開発実験団ではテストパイロットの養成、更新なども行われる。
 見学の後は、同市内のテクノプラザで講演会が開かれ、齊藤正明氏(ネクストスタンダード社長)が「日本一のマグロ船船長に学ぶ!社員が喜んで働く仕掛けの秘密」〜狭くて不便な環境だから培われた知恵〜と題して講演した。
 終了後は講演会場の近くで夕食をとりながら親睦を深め、午後9時過ぎに帰名した。
 【講演要旨】
 私は、大学を卒業した後、民間企業の研究所に就職しマグロなど生魚を腐りにくくする鮮度保持剤の開発に携わっていたが、上司の「現場を見て来い」の一言でマグロ船に乗ることになった。
 マグロ船というと、非常に辛く、暗いというイメージがあった。事実その頃、マグロ船で船員が船長を航海中に刺殺するという事件があった。
 実際に乗船したマグロ船は、日本国内500隻以上あるマグロ船の中で常に1番の水揚げを誇っていた船で、船員は皆、明るい表情で楽しそうに働き、お互い助け合いながら仕事をしている。
 マグロ船(延縄漁)の仕事は過酷である。未明から100〜150Kmを超える延縄を海に投入し、数時間の休憩をはさみ、すぐさま延縄を回収。すべての仕掛けを回収する頃には深夜となっている。これを短くても1か月以上、長ければ数か月間続ける。
 閉鎖空間で船員にやる気を持たせ続け、無事に帰港することが船長の役割。
 それには船員の良いところを見出し褒めて育てる。乗り越えられそうで、なかなか乗り越えられないテーマを与え、自ら向上心をもって挑むようにしている。仕事の中に、ゲーム性をもたせ、楽しさを見出させる。挑戦させ、頑張る。頑張って成功したら褒め、失敗しても、ここを直せばよいとアドバイスを与え、再挑戦させる。仕事は常に挑戦の連続である。
 決してやってはならないのは、失敗したら罵倒する、成功しても出来て当然と言うことだ。
 褒めて育てることは、経営者の方は理解しているが、経営者の右腕、左腕になる人材が理解していないことが多い。
 すぐに動いてくれる社員を創ることで、企業の成長力も大きく変わってくる。

ライトアップした名古屋城が見える
「大森」城見の間で新年会
名古屋伝動機商組合 全員参加で新春祝う

 名古屋伝動機商組合(理事長=服部将康氏・服部社長)は1月27日午後6時より、名古屋市西区の料亭「大森」城見の間において新年会を開催した。組合員全員が出席し新春を祝った。
 冒頭、服部理事長が「本日はお忙しい中お集まりいただき、誠にありがとうございます。1月も早いもので後半となりました。年初から株価の下落やスキーバスの転落事故など暗いニュースが多く、商売の方もなかなか厳しいということで、疲弊してしまって厳しい年明けであったと感じています。しかし私の感覚ではありますが、この名古屋伝動機商組合の新年会が近づくにつれ、なかなか良い話が出てきたりしています。先日も、新型プリウスが好調ということで設備案件の話を色々いただいたりと徐々にそのような話も出てきていますし、各企業の業績や雇用状況などを見ても国内が停滞していく要素は無く、安心して設備投資にお金を使っていただける希望があるのではないかという明るい話を聞いてまいりました。そのような中で、私ども組合も明るく運営をさせていただきたいと考えています。2016年、広い心でご協力を願えればと思います。今回はここ大森で一番景色の良い、名古屋城の見える部屋での開催です。美味しい料理、お酒を楽しんで今後の活力にしていただければと思います」と挨拶し、乾杯の音頭をとった。
 和やかに歓談が進む中、女将より、大森がこの春から建て替え工事に入るため、5年間名古屋城の南側の能楽堂に隣接した地へ移転する旨の挨拶があり、長村康義副理事長(長村商店社長)の中締めで終了した。

冬の日本海、ずわいがに食べ放題
サンドブラストにも挑戦
愛機工青年部 日帰りバスツアー開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)の青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)主催による「福井ずわいがに・甘えび食べ放題&長浜黒壁スクエアツアー」が2月6日開催され、組合員とその家族、社員ら61名が参加し楽しい1日を過ごした。
 当日は朝8時30分に金山総合駅に集合し大型貸切バス2台で出発。車内で滝澤有一青年部副部長(松本商店社長)が「本日は早朝から、たくさんの方に来ていただきありがとうございます。このバスツアーは、青年部員でもある旅行社ディパーチャーズさんの全面的なバックアップのもと、青年部が何か月も前から打ち合わせをして、数パターン案から練って練ってここまでこぎつけました。体験型の企画で今回はサンドブラストですが、過去にはそば打ち、オルゴール作りなど色々行いました。また昨年のように宝塚や、その前の吉本新喜劇の観劇というパターンもあり、その中で選りすぐってきました。少し天候が心配ですが、1日ゆったりと楽しんでいただければと思っています」と挨拶した。
 車中ビンゴゲームを楽しみながら、名神高速道路、北陸自動車道を通って福井へ。
 「越前やべ清」に到着すると、ずわいがにと甘えびの食べ放題の昼食となり、参加者は、言葉少なに時間いっぱいまでかに・えびと格闘し、北陸の冬の味覚を堪能した。食事のあとは海産物のショッピングも楽しんだ。
 滋賀県長浜市の観光スポット「黒壁スクエア」では、今回のもう一つの目玉企画、サンドブラストを体験。透明なガラスのコップにマスキングをした後、砂を吹き付けてすりガラス状に加工し模様をつけるもので、参加者は、マスキングシートを好きな絵柄にカットして貼り付けたり、逆に全面をシートで覆いすりガラスにしたい部分を切り取ったりと、熱心に取り組んでいた。
 作品ができ上がるまでの間、長浜のレトロな街並みを思い思いに散策。帰りのバスの中でそれぞれ作品を受け取り帰路に就き、午後6時20分ごろ金山総合駅にて解散となった。
 サンドブラストは、非常に難しかったとの声もあったが、中には素晴らしいでき栄えの作品も見られた。

ラ・トリロジーで新年例会
名古屋水栓販売協会 会員・賛助会員が集う

 名古屋水栓販売協会(理事長=伊藤辰之氏・イトウ社長)は1月8日午後6時より、名古屋市中区のフランス料理「ラ・トリロジー」において新年例会を開催した。会員と賛助会員あわせて約40名が参加し新年の幕開けを祝った。
 安井文康理事(錦興業社長)が司会を務めて開会。冒頭、伊藤理事長より新年の挨拶があり、恒例の年男による乾杯は在田忠之副理事長(在田商店社長)が行った。
 インターナショナルな店で行うという企画も今年で6回目となり、今回はフレンチを味わいながら親睦を深め、植田慎一郎副理事長(ウエダ社長)の中締めでお開きとなった。

一般社団法人日本バルブ工業会制定
バルブ・水栓特集 3月21日はバルブの日
一般社団法人日本バルブ工業会とは?

 日本のバルブ工業の進歩発展に寄与することを目的とし、1954年3月21日、国内の主要バルブ製造業者が参加し「日本弁工業会」を設立。これが、日本バルブ工業会(会長=中村善典氏・金子産業社長)の前身であり、その後は名称変更等を経て平成25年4月1日、一般社団法人へと法人移行した。同工業会は設立当初から今日まで、経済情勢の変化に対応しながらバルブ工業発展のために有効な事業を実施し、現在は正会員116社、賛助会員66社(平成28年3月1日現在)で構成されている。後に、発足日である3月21日が「バルブの日」と制定された。
 同工業会は、理事会のもとに諮問会議、部会、委員会を設けている。部会はバルブ、自動弁、水栓の3つに分かれ、委員会には各種対策に必要な事項を審議する多くの種類がある。また、国内を4地区に分け、それぞれの地区に支部を設け、各地区会員を対象とした地区活動を行っている。
バルブ産業の現況
 工業統計によると、日本のバルブ製造業は平成25年時点で、従業員数4名以上の事業所数は440事業所、年間出荷金額は5442億円と、いずれも前年と比べ若干の減少を見せた。国内の多くの事業所は、その大部分が小規模の機械加工を専門とする工場で、自社ブランドで製造・販売を行う会社は200社程度である。これらの会社は、一般に品種、材料、用途などによってそれぞれ専門的な生産体制をとっている。さらに、標準化された製品を量産方式で生産する会社と、特別な仕様に基づいて受注生産を行う会社とに概ね分かれている。
 平成26年(1〜12月)のバルブ生産額は4104億円で、前年に比べると5・6%アップしている。これは、震災復興需要や円安効果による海外需要の増加等によるものと考えられる。
バルブを通じて
産業発展に寄与します
日本バルブ工業会会長 中村善典
 
 日本バルブ工業会は2009年より3月21日を「バルブの日」と制定しまして、バルブ産業の一般の方への認知度向上に努めてまいりました。
 そのような中、昨年はバルブが題材となったテレビドラマ「下町ロケット」が大ヒットしまして、バルブの価値観が随分と高まりました。特に若い方々には、バルブの認識はあまりないかもしれませんが、このドラマを通じてバルブの重要性を理解してもらえたのではないでしょうか。まさに人工心臓弁から最先端技術の宇宙ロケットまで、産業社会の見えないところで重要な役割を発揮しているのがバルブです。若い人たちに少しでもバルブに関心を持ってもらえれば幸いです。
 当工業会は、2007年にスタートしたバルブ産業ビジョン10年の歩み第3期計画の最終年度を迎えました。市場が大きく変革している昨今の経済環境に、当工業会は産業発展と社会貢献を果たすため、引き続き様々な取り組みを行います。今後とも皆様のご理解とご支援をいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
第5回バルブフォト五七五コンテスト♀e賞決定!
 バルブの写真とそれに相応しい川柳にタイトルを付けて、毎年「バルブの日」に合わせて日本バルブ工業会が募集するコンテスト。5回目となる今回もユーモアあふれる作品、芸術的な作品、ほのぼのできる作品、切れ味鋭い作品など実に多彩な作品が寄せられた。(以下、敬称略)
■最優秀賞(賞金5万円)
【タイトル】東京水道発祥の地のレジェンド
「都水道 発展支えた 立役者」
山木星(東京都)
■広報委員長賞(賞金3万円)
【タイトル】思いやり
「頑張った 勲章落とす 思いやり」
バッタさん(新潟県)
■優秀賞(賞金3万円×3作品)
【タイトル】守り神
「ありがとう 世界遺産の 守り神」
長谷利宏(兵庫県)
【タイトル】KidZania東京にて
「お仕事の 体験未来に 種を撒き」
つるりん(愛知県)
【タイトル】木の樽の酒造り
「酒蔵の バルブは質を 左右する」
吉田宏(神奈川県)
■その他、入選10作品(各賞金1万円)
 受賞された皆さま、おめでとうございます。

3月21日は「バルブの日」 バルブ・水栓特集
KVK
楽ダスサーモ・ワンタッチ式
KF3070シリーズ

 お風呂の水栓をもっとカンタンに使いたい…こんなお客様の声をカタチにしたのが、今回発売いたしましたKVK(社長=末松正幸氏、本社=岐阜市黒野)の楽ダスサーモです。
 一番の特長は、ボタンを指で押すだけのワンタッチ操作です。
 お湯の出し止めはハンドルで操作するのが一般的ですが、楽ダスは、シャワー側、吐水側とも、ボタンを指で押すだけのワンタッチ操作なので、カンタン便利で、お子様や高齢者で握力の弱い方でも安心してご使用になれます。
 ボタンは大きく、表示も見やすくしておりまして、特に使用頻度の高いシャワー側を、より大きなボタン形状にして間違いにくい配慮をしています。
 ボタン表面には突起の形状を付け、目を閉じてもわかりやすくいたしました。
 また、より安心を追求して、チャイルドロック機能も兼ね備え、いたずら防止や掃除の時などに設定していただけます。デザインはスッキリしたボックスデザインで、上面をフラットにしていますので、どんな浴室にもマッチして清掃性にも優れています。
 写真▽KF3070 ラクダスサーモスタット式シャワー(ワンタッチ式)●ラクダス(吐水口側・シャワー側とも出し止めがワンタッチ式)●eシャワーNf(浴び心地のいい快適節水シャワー・節水効果は44%)●フルメッキシャワーヘッド・メタリックホース1.6m(塩ビ製)・シャワーハンガーメッキ●洗い場専用水栓●一般地・寒冷地共用●販売価格=7万1500円(税抜価格)
 本製品に関する問い合わせなど詳しくは、KVKお客様ご相談センター▽電話=0570(099)552、▽Eメール=info@kvk.co.jp、または、▽ホームページ=http://www.kvk.co.jp/まで。

3月21日は「バルブの日」 バルブ・水栓特集
ヨシタケ
減圧+バイパス+ストップバルブを1つに!
バイパス機能付き水用減圧弁 GD-27
 
 近年、省スペース・低コスト施工を目的に、高層ビルの給水システムに使用する冷温水用減圧弁はバイパス機能を備えた減圧弁を要求されるケースが増えてきた。ヨシタケ(社長=山田哲氏、本社=名古屋市瑞穂区)の「GD-27BP型水用減圧弁」は減圧機能に加えバイパス・閉止機能も備えており、高層建築や産業プラント、工場設備の給水システム等の圧力制御に幅広く使用でき、スペースの有効活用とバイパス配管の設備費削減を可能にした。特長@水道法基準適合品Aバイパス機能に切替える事で通水テスト時の配管洗浄が簡単B機能選択操作は工具1つで容易に切替え可能C接液部に耐食性材料を使用し赤水等も心配不要(内部部品は真鍮材料未使用)D水道水や温水に対する耐塩素性に優れているE密閉構造で、万が一ダイヤフラムが破損しても外部漏れ無しFオプションで圧力計付も製作可能。仕様●呼び径:25A〜100A●一次側圧力:1.0MPa以下●二次側圧力:(A)0・05〜0・35MPa(B)0・3〜0・7MPa●最高使用温度:90℃●接続:JIS10KFFフランジ●弁箱・弁座:CAC406(NPb処理)●ダイヤフラム:耐塩素性EPDM
 問合せはエンジニアリング事業部▽電話=0568(75)7551▽FAX=0568(75)7563、またはホームページへ。

3月21日は「バルブの日」 バルブ・水栓特集
ワシノ機器
安心・安全な保全の味方
手動洗浄式Yストレーナ

 ワシノ機器(社長=加古眞氏、本社=名古屋市南区)は『瞬時に清掃!安全・安心な保全の味方』がコンセプトの洗浄式Yストレーナを販売中。洗浄式Yストレーナの特長は@使用ラインで、24時間連続運転が可能。カバーを開けることなくスクリーン清掃ができ、配管ラインの稼働率向上で生産性に貢献Aメンテナンス時間を大幅短縮。ハンドルを回しバルブを開放することでスラッジを排出。差圧・目詰まりによるスクリーンの破損を防止B保全担当者の重労働・危険な作業の軽減。作業性の悪い場所や、大口径で数人での作業が必要だった業務が一人でできるようになる。使用流体は主に水系流体。地域冷暖房設備、冷却水・循環水設備の水質改善、各種機器類の保護など、工場設備に実績がある。一般ストレーナ使用時でメンテナンス頻度が高い場所ほど、洗浄式Yストレーナの使用は有効だ。各種スラッジを用いた実流実験でスラッジ性状に最適な部品提案もしており、スラッジの持込みによる個別実証試験の見学も歓迎。保全作業の改善提案、目的に合わせたストレーナのモデル選定など、各種相談も受付中。問合せは名古屋営業所▽電話=052(822)8726▽FAX=052(822)8714▽メール=nagoya@wasinokiki.co.jp

3月21日は「バルブの日」 バルブ・水栓特集
兼工業
1台で水位と緊急遮断弁を制御
受水槽管理システム統合盤

 兼工業(社長=落合潔氏、本社=愛知県小牧市)から「受水槽管理システム統合盤」を紹介。この製品は、緊急遮断弁制御システムと水位センサー制御システムが1台に統合され、いつでも安全でおいしい水を確保しつつ、維持管理のしやすさと省スペース化を実現した。平時には水位センサー制御システムの機能が稼働しており、水位を1cm単位で高・中・低の3段階に設定できる。また週間運転機能を付加し、例えば平日で人が多い時は「平日=高・○cm」、週末で人がまばらな時は「週末=低・△cm」と設定すれば、設置建物の利用状況に応じて貯水量を切替えられる。一方、緊急遮断弁制御システムは、感震器が作動し遮断弁が閉じたことをタッチパネルで表示。作動後もボタンひとつで簡単に復旧できる。緊急遮断弁手動開閉スイッチも搭載し、受水槽まで出向いて手動開閉しなくてもスイッチだけで開閉可能。なお、感震器は標準仕様で200gal(震度5強相当)になっているが、100、150、250galの4段階から設定できる。バッテリー(UPS)を内蔵し停電時でも稼働。標準仕様で2槽式受水槽に対応するが、標準以外の使用状況でも現場打合せの上、特別仕様にも対応するという。問合せは、同社名古屋営業所▽電話=0568(79)2476▽FAX=0568(79)6422まで。

3月21日は「バルブの日」 バルブ・水栓特集
オンダ製作所
さや管ワンタッチ取外しタイプ新登場!
洗濯機用コンセント

 オンダ製作所(社長=恩田由紀氏、本社=岐阜県山県市)から「洗濯機用コンセント」WF1型を紹介。
 この製品の特長は@ダブルロックジョイント内蔵=樹脂管と「洗濯機用コンセント」をワンタッチで直接接続し、給水ホースも差し込むだけで接続可能と、施工時の作業も簡単A緊急止水機能=通水中に給水ホースが外れても止水弁が水圧に押されて水の出口を塞ぎ、水浸しにならないB漏水検知機構=給水の接続部すべてがボックス内にあるので、壁の裏側で万が一漏水が起きても、表側の「水漏れ確認口」から水が流れ出し、異常を確認できるCウォーターハンマー緩衝機能=洗濯機のバルブが閉止することで発生する給水ホース内圧力を逆止弁のスライドが吸収。ホースの外れや破損を防ぎ「ドンッ」という不快な音を低減。(ウォーターハンマー緩衝機能付商品のみ)D点検が簡単=カバープレートを外すだけで接続部の点検が行え、簡単・安心。
 標準付属品の固定カバーを「調整固定カバー」に取換えれば、壁厚9・5mm、壁内空間40mmの状況に取付け可能。『さや管ワンタッチ取外しタイプ』も新たにラインアップに加わっている。
 問合せは同社営業本部▽電話=0575(24)8585▽FAX=0575(24)8181▽URL=http://www.onda.co.jp/form/index.htmlまで。

3月21日は「バルブの日」 バルブ・水栓特集
三栄水栓製作所
ヒートポンプ(エコキュート)配管用
ワンタッチ式継手

 ヒートポンプ(エコキュート)配管用のアルミ複合架橋ポリエチレン管「T102T」と、保温材付アルミ複合架橋ポリエチレン管「T102T-2Y」専用のワンタッチ式継手「T6150T-4-13X13A」。それぞれのアルミックスパイプに、専用面取器「R3905」で面取りして差し込むだけの簡単接合。ピンク色のインジケーターにより3カ所の挿入確認窓から確実に管挿入を確認することができる。本体は樹脂製(PPS+PA)で軽量化を実現。ねじ部は、耐脱亜鉛性黄銅(KZメタル)。フッ素ゴム製のダブルOリング仕様。フッ素ゴム付。最高使用温度は95℃。ただし一般にワンタッチ式継手の耐震性は期待できないので、別途耐震継手も用意している。ヒートポンプ(エコキュート)配管用の「アルミックスパイプ」は、アルミニウムを外層の高耐熱ポリエチレン管と内層の電子架橋ポリエチレン管とで接着層を介し挟み込んだ5層構造となっている。これまで顕在化している、高温塩素水による内面膨れや外面亀裂からの漏水を抑制すると共に、施工時の繰り返し曲げ作業においても簡単に折れない構造となっている。
 問合せは▽本社=大阪市東成区玉津1-12-29▽TEL=06(6972)6981まで。

3月21日は「バルブの日」 バルブ・水栓特集
ベ  ン
震災対策用小型機械式緊急遮断弁
EIM型シリーズに
 ベン(社長=横沢好夫氏、本社=東京都大田区)は、このほど震災対策用機械式緊急遮断弁(EIM型シリーズ)に小型機械式を追加した。
 新製品は油タンク、給油ラインなどに取付け、電気信号などの外部動力を必要としない、機械的に作動する震災対策用の緊急遮断弁。感震器直載型とレリーズ接続型をラインナップしている。
 機械式の遮断弁なので、停電対策(非常用電源装置)や電気設備工事が不要。電源が無い山間地でも使用できる。小型・軽量により、取付けが容易に行える。
 感震器直載型のEIM―10、10F型は感震器を直接本体へ搭載することにより、レリーズ長の制限や感震器設置コストおよび工数を削減することができる。
 レリーズ接続型のEIM―11、11F型は感震器と遮断弁が分離設置のため、感震器を配管系などとは別に堅固な架台や頑丈な壁面に取付けることで、配管振動などによる誤作動がない。
 震災対策用小型機械式緊急遮断弁の詳細については、名古屋営業所(名古屋市中村区・電話=052(411)5840)へ連絡すれば訪問および実機での説明をするとのこと。

3月21日は「バルブの日」 バルブ・水栓特集
カクダイ
「親子の会話」がコンセプト
『Da Reya』

 カクダイ(社長=永島康博氏、本社=大阪市西区)の『Da Reya』アイキャッチ水栓の開発コンセプトは「親子の会話」です。
 優れた製品デザイン、秀逸な発想による空間づくりは素晴らしいことです。しかし、この水栓は誰にでも発想できる既存のカタチ≠題材とし、子供たちにも「自分でも発想できる!」「自分も作ってみたい!」「中身はどうなっているの?」と考えてもらうことを狙っています。
 そこから親子の会話が弾めば、この製品を使っていただいたリニューアル工事は大成功なのだと思います。
 幼少時、この『Da Reya』アイキャッチ水栓を目にした子供たちが、20年後には世界に通用するデザイナーやエンジニアになっていて欲しいという願いを込めて作りました。
 写真は『Da Reya』シリーズの新作「おたま蛇口(711‐040‐13)」。●材質▽青銅●取付穴径22〜27mm、厚5〜35mm●上部▽104‐010●定価▽2万円(税別)
 『Da Reya』シリーズなど、その他製品に関して詳しくは、同社名古屋支店(名古屋市西区)▽電話=052(504)1551▽FAX=052(504)1550まで。

定時総会開催日程決まる
28年度も講演会等で活動充実
名機工同友会 2月例会を開催

 名機工同友会(会長=鈴木俊雄氏・マルマン商事社長)は2月24日、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で2月例会および講演会を開催した。冒頭に行われた例会での審議内容は以下の通り。
 議題1▽今後の同会の予定について、●3月は休会●4月25(月)=平成28年度定時総会を開催●5月30日(月)=5月例会および講演会を開催(講師は三菱日立ツール・増田照彦社長)●6月29日(水)=6月例会および講演会を開催(講師は山善・中田繞社長)●7月以降は未定(2月24日現在)
 議題2▽平成27年度に開催した講演会の内容等を1冊の資料集としてまとめ、記録として残すとともに今後の活動に役立てていくことで合意された。
 議題3▽年会費の見直しについて議論され、4月以降(平成28年度)から年会費を改訂することで合意された。
 続いて、講師にオーエスジー・石川則男社長を招き『切削工具メーカーから見た機械工具商社の今、そして未来』と題した講演会を開催。石川社長は、世界有力3社(Grainger/MSC/トラスコ中山)の業態や業績などを比較し機械工具商の未来の在り方を示唆。「オーエスジーから見た機械工具商の強みは、窓口としての人脈や頻繁に訪問をする対面力などから生まれる『対面販売力』と、生きた情報を迅速にキャッチできる『情報力』だと思います。私たちが求めるものは、お客さまの新しいニーズを発見してくれるパートナーです。逆に弱みと思える点は『コモディティ商品のネット販売化』、つまり、品番が指定された商品ではネット販売や大手商社への対抗力不足が否めないこと。また、よりニッチに、より高級化して、PRや説明が難しくなりつつある日本製品に対する『専門性不足』などが挙げられます。機械工具商は『MRO(メンテ・リペア・オペレーション)商社』と『専門商社』へ今後2極化し、それ以外は淘汰されていくと思います。ネット通販がいくら台頭してきたとはいえ、それだけでは我々の業界は機能しません。品番特定品を除くという前提はありますが、対面型の優位性は揺るがないものと思っております。だからこそ、オーエスジーは対面型、専門型の機械工具商を目指す皆さまとの関係を強化したいと考えています」と、機械工具商のこれからを予想していた。
 その後は、恒例となった参加者全員での記念撮影、石川社長を囲んでの懇親会を経て本例会および講演会は終了した。

ミツトヨ タグオプティクス社へ
出資、業務提携へ

 精密測定機器メーカーのミツトヨ(社長=中川徹氏、本社=川崎市高津区坂戸1-20-1)は2月15日、光学製品の付加価値の向上と製品ラインアップの充実のため、タグオプティクス社(TAG Optics Inc.、本社=米国ニュージャジー州プリンストン市)の過半数株式を取得すること、同社と技術および業務全般に関する戦略的提携を結ぶことについて、同社との間で基本合意に至ったと発表した。
 タグオプティクス社は、プリンストン大学のクレイグ・アーノルド教授が開発した技術を事業に展開するため、2011年に設立されたベンチャー企業。
 同社の「TAG Lens 
TM(タグレンズ)」は、機械的な駆動機構を用いず瞬時に焦点距離を変更することができる画期的な『焦点距離可変レンズ』で、このレンズを顕微鏡や自動検査装置に組込んだ場合、既存の技術では実現できなかった、駆動機構部なしで立体物の全焦点画像を得るなどの画期的でかつ超高速、高精細な非接触検査ソリューションを提供することができるようになるという。
 ミツトヨは、タグオプティクス社のこれら先進的技術とミツトヨが保有する様々な独自技術との融合により、ものづくりに革新をもたらすような新しい測定、新しい検査の提案が可能になるとしている。

“はるかべ工法”の外装壁タイルに
2デザインと新色を追加
LIXIL 4月1日発売

 住まいと暮らしの総合住生活企業LIXIL(社長=瀬戸欣哉氏、本社=東京都千代田区)は、施工後の安全性と省施工性の高さが特長の住宅外装壁向けの弾性接着剤張り工法“はるかべ工法”用タイルに2デザインを追加し、4月1日より発売する。
 今回追加されるのは、外壁のアクセントにもなるボーダー形状の「HALPLUS(ハルプラス)シリーズ 細波(さざなみ)」と、焼きものならではの温もりと形状が特長の「HALAGE(ハルエイジ)シリーズ ロビン」。
 また、既に発売されている人気のデザイン「HALALL(ハルオール)シリーズ セラヴィオR」に3色、「HALALLシリーズ プレリュード」に1色、「HALPLUSシリーズ アクセントボーダー」に1色の新色を加え同日発売する。住宅のトレンドに合わせナチュラルなライトカラーやトレンドカラーを追加することで、より幅広いカラーラインアップからの提案を行う。
 はるかべ工法の外装壁タイルは素材本来の耐久性・メンテナンス性に優れていることに加え、タイルならではの表情の美しさや素材感で住宅の外観を上質で格調高い住まいに演出することから、多くの住宅展示棟にも採用されている。
 メーカー希望小売価格は、工事費・消費税別で、「HALPLUSシリーズ 細波」が1万5700円/u、「HALAGEシリーズ ロビン」が1万600円/u。

業務用手押し式床洗浄機
『BD43/25CBp』発売
ケルヒャー初の清掃幅17インチモデル

 清掃機器の最大手メーカー、ドイツ・ケルヒャー社の日本法人、ケルヒャージャパン(社長=佐藤八郎氏、本社=宮城県黒川郡大和町松坂平3-2)は、業務用手押し式床洗浄機『BD 43/25  C Bp』を4月4日発売する。
 同製品は、床洗浄機市場で標準サイズとされる清掃幅17インチの業務用手押し式床洗浄機。手押し式ではケルヒャー初となるスタンダードサイズの製品を導入し、床洗浄機市場のさらなるシェア拡大を目指す。
 ダイヤルを回すだけで作業モードを選択できる操作パネルや、清掃作業(イエロー)とメンテナンス(グレー)で使用する部分が色分けされた各種部品など、直感的でシンプルな操作性を実現。さらにバッテリー液の補充が不要なメンテナンスフリーバッテリー、工具を使わずに脱着や交換ができるブラシやスクイジーなど、洗浄作業以外に発生するメンテナンスの手間を削減した。
 経験のない作業者でも扱いやすく、トレーニングコストも抑えられる。
 主な清掃シーンとして、スーパー、ビル、店舗、公共施設、各種工場、倉庫などの日常的な床洗浄を想定している。価格は65万円(税抜)。
 【主な製品特長】
 @ケルヒャー初の清掃幅17インチ手押し式床洗浄機…床洗浄機市場で標準サイズの清掃幅17インチモデルで、初めての床洗浄機としても最適。作業に必要な基本的な機能を搭載し、経験のない作業者でもすぐに扱える。
 Aシンプルな操作性…ダイヤルを回すだけで作業モードを選択できる操作パネルや、清掃作業(イエロー)とメンテナンス(グレー)で使用する部分が色分けされた各種部品など、直感的な操作・作業を実現した。
 B高いメンテナンス性…バッテリー液の補充不要なメンテナンスフリーバッテリー、工具を使わずに脱着や交換ができるブラシやスクイジーなど、洗浄作業以外に発生するメンテナンスの手間を削減する。
 【製品仕様】
 動力=バッテリー24V90Ah/5HR▼連続使用時間=約2時間▼標準充電時間=約12時間▼充電サイクル=約700回▼モーター出力=ブラシモーター600W、吸引モーター500W▼作業能力=1720u/h▼清掃幅=430mm▼吸引幅=850mm▼清水タンク=25L▼汚水タンク=25L▼騒音値=66dB▼質量=108kg▼寸法(長さ×幅×高さ)=1136mm×505mm×1030mm▼標準装備品=ディスクブラシ、スクイジーセット、バッテリー、充電器

新社長に渡邊吉一氏
やまわエンジニアリングサービス
 彌満和グループの国内販売
部門を担当する、やまわエンジニアリングサービス(本社=東京都中央区京橋3-13-10中島ゴールドビル8階)では、2月5日開催の同社第2期定時株主総会において、新社長に渡邊吉一氏が選任され就任した。
 新役員は次の通り。
▽代表取締役社長=渡邊吉一氏(新任)
▽監 査 役=竹田信介氏
▽執行役員=伊藤俊一氏
▽執行役員=岡本英明氏
▽執行役員=今野敏行氏
 なお、代表取締役の内田靖氏、取締役の鍋島忠人氏は任期満了により退任した。

オフィシャルパートナーに決定
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会

 TOTO(社長=喜多村円氏、本社=福岡県北九州市)は2月24日、2020年に開催される東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会において、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(会長=森喜朗氏)と「東京2020オフィシャルパートナー(水回り備品)」の契約を締結したことを発表した。
安全・安心・快適な水まわり空間を
創造・提供し、大会の成功に貢献

 同社は、東京2020オフィシャルパートナーとなったことで、日本のスポーツ競技への支援、オリンピック・パラリンピックムーブメントの盛り上げ、ユニバーサルデザインに基づく「水回り備品」を通した大会施設・関連施設等への貢献に努める考えを表明。さらに大会を通して、日本を訪れる世界の人に「日本のきれいなトイレ文化」を実感してもらえるよう取り組んでいくとしている。
 喜多村社長は今回の契約締結にあたり、次のようにコメントしている。「この度、オフィシャルパートナー(水回り備品)として、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に貢献できることを大変光栄に思っております。TOTOは、スポーツを愛するすべての人と感動をわかちあい、共感し、絆を深めていくため、これまでもさまざまなスポーツを応援してまいりました。TOTOは、企業理念『水まわりを中心とした、豊かで快適な生活文化を創造します』に基づき、大会のために来日するアスリートの皆様はもとより、日本国内で応援するあらゆる人々が安全・安心・快適にお使いいただける水まわり空間を創造し、提供し続けることにより、東京2020の大会ビジョン『史上最もイノベーティブで、世界にポジティブな改革をもたらす』の具現化に貢献したいと考えております」