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2016年(平成28年)12月
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2016年12月4日2618号
12月のボウリング大会や 平成29年新年会など審議 愛鋲協 28年度第4回定例理事会 愛知鋲螺商協同組合(理事長=馬場將嘉氏・メイナン会長)は、10月17日午後6時30分より名古屋市中村区の安保ホールにおいて、平成28年度第4回定例理事会を開催した。 馬場理事長の挨拶の後、理事長が議長となり議案の審議が行われた。 第1号議案=事業部委員会に関する件は、事務局より9月度収支報告と上半期実績報告が行われ、承認された。上半期は、事業部売上と保険手数料が前年度に比べて増加した。 第2号議案=セミナー報告。9月6日午後7時より名鉄ニューグランドホテルにおいて「中小企業の事業承継」をテーマに開催し、17名が聴講した。講師の堀尾大志朗氏(匠ライフデザイン取締役)が保険を活用したスムーズな事業承継について紹介。関心の高い内容で、皆熱心に聞き入っていた。 第3号議案=優良従業員表彰(名古屋商工協同組合協会)の件は、表彰式が10月17日午後2時より名古屋ガーデンパレスで開催され、愛鋲協からは優良従業員として8名が表彰された。当日は馬場理事長(名古屋商工協同組合協会理事)も出席した。表彰式終了後は講演会が行われ聴講した。 第4号議案=親善ボウリング大会の件は、担当の鈴木憲一理事(エフシーテック社長)より、開催案内(案)と計画案について説明された。ボウリング大会は12月18日午前10時より星ヶ丘ボウルで開催する。会費は前年度と同じ、参加費1人3800円(昼食付き)・靴代350円とする。食事だけ必要という人には1食1500円で用意する。申込期限を11月18日とし、開催案内は10月25日に送付。また、ボウリング大会終了後の午後6時より理事・監事による役員会を木曽路瓦町店で開催することなどを決めた。 第5号議案=平成29年新年会の件は、今回から1社2人以上の参加を認め、1人目無料、2人目から1人8000円の会費を徴収することとした。新年会は平成29年1月27日午後6時より名鉄ニューグランドホテルで開催し、当日は午後4時30分から同ホテルにて理事会を行うことも承認された。 第6号議案=業界実態調査の件は、組合員44社中22社より回答があり(回収率50%)、結果はねじ商連に報告済みであると報告された。 第7号議案=組合報「愛鋲協」第46号については、9月30日に完成、10月上旬に組合員に発送済みであると報告された。 第8号議案=その他(報告事項)として、@事務所のプリンターを購入A11月21日に名古屋で開催される、ねじ商連常任理事会に馬場理事長、阿部常徳副理事長(織田商店社長)、藤田守彦副理事長(藤田螺子工業常務)、宮川晃一事務局員の4名が出席する―以上が承認された。 次回理事会は、12月7日に安保ホールで午後6時30分より開催される。 来年の全国大会(大阪)は 則全員参加に 名古屋伝動機商組合10月例会を開催 名古屋伝動機商組合(理事長=服部将康氏・服部社長)は、10月25日午後6時より名古屋市中区の東京第一ホテル錦において例会を開催した。大喜産業とダイドーが当番幹事を務めた。 冒頭、服部理事長が挨拶で、当初例会の開催を予定していた10月26日が全日本機械工具商連合会(全機工連)全国大会の開催日と重なったことから、急遽、25日に変更したことに対するお詫びと、出席へのお礼を述べた。 業界の情勢については「なかなか良くなって来ないという中ではありますが、この先、若干良い話も出てきており、上向いて行くのかという空気も感じています。次回このメンバーで集まるのは、年が明けて新年会になりますが、その頃には皆さん良い顔色で集まられるのではないかと思っています。また、来年には伝動機商組合の全国大会(大阪大会)も控えています。これに関しても、皆さんの忌憚のないご意見をお聞かせいただければと思っています」と話した。 議事に入り、@懇親ゴルフについて、服部理事長が報告した。7月23日に開催し、12名が参加。「来年も開催するように準備を進めているので、今年参加できなかった方にも参加していただければと思います。毎年少しずつでも賑わいある会にしていきたい」と服部理事長は述べた。 A第14回ボウリング大会について、長村副理事長(長村商店社長)が詳細を説明した。11月18日にスポルト名古屋で開催。開始時間は午後7時10分〜15分を予定。参加者は89名(例会当日)で、90名になるように努力すると話した。従来との相違点は、ここ数年1階のイタリアンレストランで行っていた表彰式を、元に戻し、ボウリング場内のパーティールームにおいて立食で軽食をとるスタイルに変更する。1階は貸切ではないためになかなか静かにならず表彰式が盛り上がらないという声があり、変更することになった。 B第28回伝動機商組合全国大会については、服部理事長が、東京組合の理事長と大阪組合の副理事長と話をする機会があり、そこで聞いた話として伝えた。開催日は2017年11月14・15日を予定し、1日目は全国大会、2日目は観光とゴルフを計画。当初京都での開催を予定していたが、紅葉シーズンでホテルの確保もままならないため大阪に会場を変更することとなり、再度予定を組み直している状況だという。服部理事長より、名古屋組合からは原則全員参加とする方針が示された。 Cその他の件では、新年会について来年1月26日に大森(新店舗)で開催する予定であることが発表された。 生産台数、総出荷台数が 四半期ベースで過去最高に ロボット統計 受注・生産・出荷実績2016年7〜9月期 一般社団法人日本ロボット工業会は10月27日、ロボット統計受注・生産・出荷実績2016年7〜9月期(会員ベース)を発表した。これによると、同会員対象企業33社の受注額は前年同期比10・2%増となり3四半期ぶりにプラスに転じた。生産額は同5・2%増、総出荷額も同4・2%増とそれぞれ2四半期ぶりにプラスに転じた。生産台数、総出荷台数はいずれも四半期ベースで過去最高実績となった(サービスロボットは調査対象外)。 発表された概要は次の通り。 1. 受注について 受注台数は、前年同期比15・1%増の3万7120台となり、4四半期連続でプラス成長となった。 受注額は、同10・2%増の1416億円と、3四半期ぶりにプラスに転じた。 2. 生産について 生産台数は、前年同期比11・3%増の3万8639台となり、13四半期連続でプラス成長。また、2016年4〜6月期を超え、四半期ベースでは過去最高実績となった。 生産額では、同5・2%増の1407億円となり、2四半期ぶりにプラスに転じた。 今年2016年(会員+非会員)の年間生産額(出荷額)は、引き続き国内での需要増に加え、米国での更なる景気拡大と製造業回帰による堅調な伸び、中国での減速経済の中にあっても高い自動化投資意欲、さらに欧米におけるインダストリー4・0などIoTを通じた産業用ロボットへの関心の高まりなど、今年も海外需要の拡大が期待され、前年比で約10%増の7500億円となる見通し。 3. 出荷について 国内は昨年好調であった、主要ユーザーである自動車産業向けは今年も好調を維持している一方で、電気機械産業向けは減速している。 海外市場は、中国向けが少なくとも前年並みを維持する中で、欧米向けは堅調に推移していくと見込まれる。 総出荷台数は、前年同期比6・9%増の3万7680台と、13四半期連続のプラス成長となった。また、2016年1〜3月期を超え、四半期ベースでは過去最高実績となった。 総出荷額では、同4・2%増の1401億円となり、2四半期ぶりにプラスに転じた。 国内出荷台数は、同14・5%増の9290台となり、12四半期連続のプラス成長となった。 国内出荷額では、同15・5%増の433億円となり、12四半期連続のプラス成長となった。 輸出台数は、同4・6%増の2万8390台となり、13四半期連続でプラス成長となった。 輸出額では、同0・2%減の968億円となり、2四半期連続でマイナス成長となった。 @国内出荷内訳 自動車産業向けは、前年同期比29・0%増の3572台となり、4四半期連続でプラス成長となった。出荷額は、同16・3%増の146億円となり、5四半期連続でプラス成長となった。 電気機械産業向けは、前年同期比20・5%増の2724台と、3四半期ぶりにプラスに転じた。出荷額は、同22・1%増の135億円となり、3四半期ぶりにプラスに転じた。FPD用や半導体用、電子部品実装用が伸長した。 A輸出内訳 溶接用は、前年同期比18・7%減の7088台となり、4四半期連続でマイナス成長となった。出荷額では、同22・7%減の185億円となり、3四半期連続でマイナス成長となった。米国、中国向けは堅調であったが、欧州向けは半減した。 電子部品実装用は、同6・7%増の2149台となり、6四半期ぶりにプラスに転じた。出荷額は、同1・3%減の336億円となり、6四半期連続でマイナス成長となった。電機向けの主要用途である電子部品実装用は、中国向けは前年同期を上回ったが、欧米で低迷した。 輸出は、昨年まで好調であった欧州向けの需要が減速した。米国、中国が堅調に進む中で、欧州向けの先行きは不透明である。 総受注高13か月連続で前年下回る 国内15・4%減、海外12・3%減 中部経済産業局9月度金属工作機械受注状況 中部経済産業局が10月31日に発表した平成28年9月度金属工作機械受注状況によると、管内金属工作機械メーカー主要8社(オークマ、アマダマシンツール、ジェイテクト、コマツNTC、富士機械製造、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の総受注高は前年同月比13・5%減の334億2200万円となり13か月連続で減少した。前月比は1・8%増となった。 国内受注は、前年同月比15・4%減の128億6500万円となり12か月連続して減少した。前月比は1・8%増となった。主力の一般機械工業向けが前年同月比0・9%増の68億9600万円と2か月連続で増加、自動車工業向けは同38・6%減の33億9200万円と8か月連続で減少した。 海外受注は、前年同月比12・3%減の205億5700万円となり、4か月連続で減少した。前月比は3・2%増となった。海外受注比率は、前年に比べて0・8ポイント増えて、61・5%となっている。 北米向けが前年同月比5・8%増と4か月ぶりに増加。ヨーロッパ向けは同12・8%減と6か月連続で、アジア向けは同21・3%減と15か月連続でそれぞれ減少した。シェアは、北米向け38・3%、アジア(トルコを含む)向け33・5%、ヨーロッパ向け26・9%。 国別にみると、1位のアメリカが72億2400万円(前年同月比7・8%増)、以下、中国29億8200万円(同45・9%減)、ドイツ21億8900万円(同4・7%増)、タイ15億6900万円(同381・3%増)、インド8億5000万円(同35・7%減)の順となった。 販売額は、前年同月比12・3%減の379億2500万円となり、7か月連続で減少した。前月比は60・7%増となった。 受注残高は、前年同月比12・5%減の1607億1500万円となり、10か月連続で減少した。前月比は5・0%減となった。 役員人事 ビーティーティー 切削工具の製造と再研磨、ならびに工具研削盤等を販売するビーティーティー(所在地=名古屋市守山区花咲台2―801‥なごやサイエンスパーク・テクノヒル名古屋D、TEL=052(736)8441戟jは、11月1日をもって、これまで代表取締役社長を務めてきた青木渉氏が取締役会長に就任、取締役副社長を務めてきた和久田修志氏が新しく代表取締役社長に就任したと発表した。 この人事をうけて和久田新社長は「微力ではございますが、社業の発展に専心努力する所存でございます。前任者同様、格別のご指導ご鞭撻を賜りますよう謹んでお願い申し上げます」とコメントしている。 ネットの情報量の多さを逆手に! 米国市場に、勝ち残る術を学ぶ 名機工同友会 10月例会&講演会 名機工同友会(会長=鈴木俊雄氏・マルマン商事社長)は10月12日、名古屋市中区にある東京第一ホテル錦で10月例会ならびに講演会を開催した。冒頭に開かれた例会では今後の活動予定などが確認された。同会の今後の予定だが▽11月は例会を行わず幹事会のみ開催。▽12月15日(木)午後7時より忘年会開催。場所は未定。▽平成29年1月10日(火)午後5時30分より1月例会、続いて午後6時より新年宴会を東京第一ホテル錦で開催する。 引き続き、日研工作所社長の長濱明治(あきはる)氏を講師に招いての『米国流通におきている新しい現実について』と題した講演会が開かれた。同社は米国に、子会社のLYNDEX−NIKKENを有しているが、現在どのような現実に直面し、どう米国市場で戦っているのかが長濱氏から語られた。 米国市場では現在、ネットとリアルの融合が加速しているという。すでに一定の地位を確保しているカタログ販売、ネット販売の大手商社がリアルな商社を買収し、またエンジニアを引き抜くなどしてフェイスツーフェイスのリアルビジネスへと進出。ますます巨大化していくなかで、シェア競争は激化の一途を辿っている。一方で、一般の販売会社もグループ化、共闘を組むことでカタログ販売、ネット販売市場に逆参入を始めているという。 こうした米国市場の動向に対してLYNDEX−NIKKENでは、毎日クライアントと接触することで、相手先のあらゆる情報を取得し「お客さまよりもお客さまのことを知っている」状態を作り出しているという。長濱氏は「お客さまが型番を探す前にお客さまにアプローチする。今、何を欲しているかをお客さまがアクションを起こす前に察して提案すれば、ネット販売などに対抗できる」と自信を覗かせていた。また長濱氏は「そういった意味では日本の商社さまは、お客さまへのきめ細かな対応など、すでにネットビジネスに対抗できる力は兼ね備えていると思っています。あとは我々メーカーと、データの収集、ソリューションの提案、アフターサービスといった点で強力なタッグを組めば、日本国内では十分にネットビジネスに勝つことができるでしょう」と訴えていた。 長濱氏は最後に、アフリカのことわざIf you want to go fast,go alone.If you want to go far,go together.=i速く行きたいなら一人で行きなさい。遠くへ行くなら一緒に行きましょう)を今後の日研工作所の方針として発表し、故・松本政一前社長の「籠に乗る人、担ぐ人、そのまた草鞋を作る人」の三者共栄の精神を引き継ぎたいと講演会を締めくくった。 講演終了後、伊藤信産業社長の伊藤正人氏と、服部商会社長の服部嘉高氏が参加者を代表して質疑応答に臨んだ。「メーカーとして、我々商社にどんなことを求めているのか具体的に教えてほしい」との質問に長濱氏は「キーワードはカスタマイズ≠ナす。お客さまが何を望んでいるかを皆さまが把握してくだされば、お客さま固有のニーズに合わせて提案できます。メーカーがお客さま1社1社に対してカスタマイズ≠オていくことが今後の在り方だと考えています」と答えていた。 その後は、長濱氏を囲んでの記念撮影、ならびに懇親会で親交を深めるなどして、この日の日程は終了した。 「卓越した技能者(現代の名工)」に DMG森精機の谷戸宏之氏 ボールねじの平行精度調整基本作業で DMG森精機(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区名駅2―35―16)の社員である谷戸宏之氏が、厚生労働大臣が表彰する「卓越した技能者(現代の名工)」に選出された。「卓越した技能者(現代の名工)」は、卓越した技能を持ち、日本におけるその道の第一人者と目されている技能者を表彰するもので、昭和42年の創設以来、技能の世界で活躍する職人や、技能の世界を志す若者に目標を示し、誇りと希望を与えてきた。 谷戸氏は昭和60年(1985年)に入社し、オペレータとして機械加工に従事した後、23年にわたり工作機械の組み立て業務に携わってきた。今回表彰された「ボールねじの平行精度調整基本作業」は、工作機械において、可動部の移動精度を決定する最も重要な要素であり、加工精度の根底を支える技能。同氏はその第一人者として、工作機械の精度を極限まで引き出しながら効率よく短時間で作業することについて卓越した技能を有していると認められた。移動部分に対するボールねじの取り付け誤差(平行度)を、通常は0・01o以内にするところを半分以下に抑えることができる。さらに、たわみやひずみなく組み立てを行うことで、ボールねじの寿命を長くし、切削時の安定性を高めることができる。 同氏は長年にわたり鍛錬を重ねて技能向上に努めてきただけでなく、「正・速・美」をモットーに、次世代の技能修得者の育成にも取り組んでいる。 DMG森精機は「今回の選出をこれからの励みとし、当社としても、さらなる技能者の育成、技能の伝承に努めてまいります」とコメントしている。 【谷戸宏之(たにど ひろゆき)氏】 所属=DMG森精機伊賀横形・大型マシニングセンタ製造部横形基本精度課横形基本精度係係長 勤務地=三重県伊賀市御代201番地 年齢=49歳 業務内容=ボールねじの取り付けおよび平行精度調整 2月に橋本学校を名古屋で開校 中部みらい会実務責任者会開く 橋本総業 愛知初の製販懇談会も好評 橋本総業(社長=橋本政昭氏、本社=東京都中央区)の中部地区販売店とメーカーでつくる「中部みらい会」(会長=伊藤辰之氏・イトウ社長)は10月18日、名古屋市中村区の名鉄ニューグランドホテルにおいて、平成28年実務責任者会を開催した。従来は下期方針発表会として行ってきたが、今年から販売店の実務責任者向けに内容を大きく変更した。また、当日は実務責任者会の前に、販売店とメーカーが直接話をする製販懇談会が、愛知県では初めての試みとして開かれた。 冒頭、伊藤会長が「今年になり、中部みらい会は方式を変えてきました。今までは上期、下期の方針発表会でしたが、方針発表は春だけに凝縮し、秋は実務者に焦点を当て実務者にとって利益のある会にするため、この様な会としました。先ほど製販懇談会を開催しましたが、愛知では初めての取り組みです。岐阜や三重では数回実施しており、2回、3回と行えば実績につながっていくのではと期待しています。また今年、橋本学校の愛知校が開校します。東京では何十年かの実績がありますが、愛知でも開校する運びとなりました。後継者や若手の育成につながればと思います。秋は我々販売店の実務者とメーカーの営業マン、両方の実務者に焦点を当て有益な会にしていきたい。共に栄えるみらい会になることを期待します」と挨拶。 賛助会員を代表して挨拶に立った鈴川賢一TOTO執行役員中部支社長は、業界に係る良い話題として、国の「住宅ストック循環支援事業」について説明した。この事業のポイントは3つ。@以前の国策の省エネ住宅ポイントは新築が対象だったが、これは改修、リフォームだけが対象となる。Aエンドユーザーにポイントではなく現金がバックされる。現金が直接戻るという政策は初めて。B改修する業者を事前に登録し、登録業者で工事をした施主に現金が戻ってくる。鈴川氏は「事前登録の詳細はまだオープンにされていません(10月18日現在)が、皆様のような地域に根ざした販売店が業者を登録すれば、業者と皆様との絆がより一層深まると思います。我々賛助会員も橋本総業さんを通じて支援したいと思っています」と述べた。 続いて、宇佐見徳秋橋本総業執行役員中部ブロック長が平成28年上期の状況について報告。売上高は、中部支店が前年同期比107%、岐阜支店が84%、三重営業所が109%となった。中部支店は、管材が91%と苦戦したが、その他は増加。岐阜支店は、前年同期に空調の大型物件があったため反動減となった。住設の施工付き商品などはエコリフォームセンターを設置し徐々に回復している。三重営業所は、三重みらい市が成功を収め、全部門で増加した。下期については「全社で前年同期比105%の予算を組んでおり、是非皆さんと一緒にやっていきたい」と述べた。 引き続き宇佐見ブロック長が、中部みらい会の上期活動報告を行った後、下期計画を発表した。下期は、製販懇談会の県別での開催、正会員の若手経営者・次期経営者・経営幹部を対象に事業経営や営業手法を学ぶ「橋本学校」の開校など。橋本学校開校式は来年2月24日、小宮一慶氏(小宮コンサルタンツ代表取締役)が記念講演を行う。 宇佐見ブロック長は、みらい会の取り組みとして「会員数を増強して更に内容を充実させていきたいというのが基本方針。上期は年度方針発表に徹し、下期は勉強に重きを置き実務者中心の会とするように変革しました。みらい会の分科会@RF(リフォーム)みらい会ATOTOみらい会B土木みらい会Cエネルギーみらい会は、@とAは既に活動しており、@ではBLR(ベターリビングリフォーム)を推進しています。下期はCのHEMS、ZEH等に注力していきたい」と話した他、橋本学校への参加も呼びかけた。 講演会では、鎌田廣橋本総業教育研修部長が「7つのみらいがもたらす私たちのビジネスチャンス」と題して講演。分野別業界動向・商品研修では、[管材分野]積水化学工業、キッツ、ブリヂストン化工品ジャパン、[住設分野]TOTO、ノーリツ、クリナップ、パナソニックエコソリューションズ社、[空調分野]ダイキンHVACソリューション東海、三菱電機住環境システムズ、荏原製作所の10社が主力商品や新商品を紹介した。 実務責任者会終了後は懇親会が催され、粂内洋名古屋機器社長が「橋本総業さんは日頃より四位一体と言われています。まずは本日ご参加の仕入先メーカーさんと真剣に共存することにより、お客様としっかりとした仕事をして末永いお付き合いができるのではないかと感じています。鎌田先生の7つのみらいによるビジネスチャンスの講演も大変わかりやすく、また各メーカーさんからの業界動向、商品説明もあり、これらの情報を明日からの仕事に役立てたい」と述べ、乾杯の音頭をとった。 各メーカー賞が用意された大抽選会を楽しみつつ、会員らは情報交換などを行い、滝居和弘ノーリツ東海支店長の中締めで盛会のうちにお開きとなった。 3次元計測向けToF方式CCDセンサー 「epcシリーズ」販売開始 リンクス エスプロス社と総代理店契約 世界における最先端技術の技術商社であるリンクス(社長=村上慶氏、所在地=横浜市青葉区)は、スイスのエスプロス社(Espros Photonics AG、CEO&President=ビートデコイ氏、所在地=スイス・サルガンス)と同社開発製品に関する日本国内における総代理店契約を今年7月に締結したと発表した。また、11月より同社製品の日本での展開を開始することも併せて発表した。 エスプロス社は、オプトエレクトロニクス関連企業向けに各種ICや3次元センサーを開発・製造しているスイスの企業。同社の製品はその独自性を評価され、2006年の設立以来、欧州、アジア、米国において様々な業界の企業に幅広く採用されている。 エスプロス社は、早い時期に先進技術であるToF(Time of Flight)方式CCDセンサーの将来性を確信し、数十億円規模の先行投資を行うことでToF方式の距離計測CCDセンサー「epcシリーズ」の開発に成功。リンクスは、同製品が日本国内市場における既存のセンサー技術を刷新できるものと確信し、今回の総代理店契約締結に至った。 エスプロス社との総代理店契約締結により、リンクスでは11月より「epcシリーズ」の販売を開始。「epcシリーズ」は、カメラの光源からの光が、計測対象表面で反射してカメラに戻ってくるまでの時間を計測することで、対象物との距離を算出するToFの手法を利用している。ToFの技術は測量機器や人体検知センサーに搭載されているほか、自動車の外界センサーとして自動車メーカー各社が採用に取り組むなど、昨今注目を集めている。 「epcシリーズ」を利用することで、撮影対象の立体情報(距離情報)を画像として取得する3次元の距離計測カメラを開発することができる。また、高い外乱光耐性や裏面照射による高感度化などを実現しており、海外では自動ドアや無人搬送車、ドローン、配送ロボットなどに組み込まれるなど、すでに多くの企業で採用されている。 リンクスでは、「epcシリーズ」はこうした距離センシングを必要とする様々なアプリケーションで活用されるものとみており、特にロジスティクス、ロボット、セキュリティ分野の企業を対象に販売していく。 なお、今後は「epcシリーズ」のほか、エスプロス社が開発・製造するその他の各種製品の販売も順次行っていく。 【リンクスについて】 リンクスは1990年に創立した技術商社。最先端テクノロジーと上質なサービスで社会生活の向上に貢献することを経営理念に掲げ、創業以来、制御、画像処理、組み込み等の分野で、世界中の市場から技術革新のタイミングを的確にとらえ、最先端の技術や製品、サービスを国内の顧客に提供している。 【エスプロス社について】 スイス・サルガンスに本社を置くエスプロス社は、オプトエレクトロニクス関連企業向けに各種ICや3次元センサーを開発・製造している。スイス本社のほか、中国に開発センターを擁している。2016年7月、リンクスは同社と総代理店契約を締結し、日本国内において同社製品を独占的に販売していく。 日本の科学技術振興に寄与 研究開発21件・国際交流8件に助成 大澤科学技術振興財団 平成28年度助成費贈呈式 公益財団法人大澤科学技術振興財団(理事長=大澤伸朗氏・オーエスジー常務取締役、所在地=東京都大田区南馬込3―25―4)は10月24日、愛知県豊川市のオーエスジー・ゲストハウスにおいて平成28年度研究助成費贈呈式と懇親会を行った。 同財団は、日本のモノづくりを支える科学技術の振興に寄与したいという趣旨から、平成3年7月18日に設立された。国内の大学・研究所など非営利の研究機関に所属する研究者を対象に、科学技術に関する研究開発・国際交流への助成を行っている。 本年度は研究開発21件(応募数72件)と国際交流8件(応募数14件)に対して助成を行い、助成金の合計は過去最高の5000万円となった。設立来26年間の助成累計額は6億2213万9000円に達している(研究開発321件、国際交流249件)。 贈呈式では、冒頭、9月20日に同財団理事長の大澤輝秀氏(オーエスジー会長)が逝去したことに伴い、同月25日の理事会で大澤伸朗氏(輝秀氏の長男)が理事長に選出されたことを報告した。 大澤伸朗理事長は挨拶で「先代の意志を継ぐ形で、新たに理事長に選出されました。当財団は、私の先々代(祖父)の大澤秀雄が25年前に興したものです。当初も今も変わりませんが、日本がこれまで発展してきた中で科学技術の発展なくしては、経済立国としての立場はなかったと思います。科学技術の発展に対して日本国も色々と助成をしていると思いますが、支援をする体制は、欧米の方がやや先を行っている感じがあります。当財団は非力ながら、今後も日本の経済発展に欠かすことのできない科学技術の発展に対して引き続き助成をすることにより、更に良い開発、技術の確立に少しでも力添えになればと、今後もしっかりと活動をしていきたいと思っております。今年は26年目の助成金の交付となります。過去最高の5000万円(総額)を助成します。少しでも、日本の科学技術の発展に対して貢献できればと思っております」と述べた。 選考経過について中川威雄選考委員長(同財団理事、東京大学名誉教授)より報告が行われた後、大澤理事長が助成費受賞者一人一人に助成決定書を手渡した。 浅野勝人顧問(元内閣官房副長官)は、祝辞を述べた後、学生時代から親交のあった大澤輝秀氏との思い出を語り追悼した。 助成費受賞者を代表して滝川浩史豊橋技術科学大学教授より謝辞が述べられた。 贈呈式の後は、財団役員、受賞者との懇親会が催された。 平成28年度研究助成費 受賞者一覧 【研究開発助成】 1.「気泡の圧潰衝撃力を活用した機械的表面改質の構築と切削・転造工具への応用」…東北大学大学院工学研究科 教授 祖山均氏 2. 「油性クーラントへのマイクロバブル発生技術の開発と研削加工への影響評価」…山形大学工学部 准教授 幕田寿典氏 3. 「大気圧プラズマ照射を援用したダイヤモンド膜のメカケミカル研磨技術の開発」…日本工業大学工学部 教授 竹内貞雄氏 4. 「超広帯域レーザー光源による1¥外字(ab91)の分解能を有する内面形状計測技術の開発」…埼玉医科大学保健医療学部 准教授 若山俊隆氏 5. 「難削材のラジアスエンドミルによる高速ミーリングにおける適正な加工条件の探索とデータベースの構築」…芝浦工業大学デザイン工学部 教授 安齋正博氏 6. 「複雑形状の高精度創成に向けた加工途中形状のトポロジー最適化に関する研究」…東京農工大学工学研究院 准教授 中本圭一氏 7. 「へら絞り法によるテラヘルツ通信アンテナの開発」…国立天文台電波研究部 助教 三好真氏 8. 「反応性HiPIMSプロセス制御による高耐久性α−アルミナ傾斜組成膜の創製」…首都大学東京システムデザイン研究科 助教 清水徹英氏 9. 「ボロンドープダイヤモンドを原料とするPCD工具による難加工材の高能率切削」…富山県立大学工学部 准教授 岩井学氏 10. 「能動回転型傾斜ローラバニシング加工法におけるコーテッド超硬ローラの適用効果」…福井大学学術研究院 講師 岡田将人氏 11. 「中空陰極アーク放電プロセスによる高温潤滑窒化バナジウム含有コーティング膜の開発」…金沢大学理工研究域 教授 細川晃氏 12. 「ダイヤモンドCVD膜の超高速成長技術の開発」…金沢大学理工研究域 准教授 徳田規夫氏 13. 「窒素ドライ高速切削における工具摩耗抑制メカニズム解明に関する研究」…静岡大学工学部 准教授 酒井克彦氏 14. 「ダイヤモンドコート工具の性能向上に向けたDLCオーバーコート」…豊橋技術科学大学電気・電子情報工学系 教授 滝川浩史氏 15. 「金型用鋼SKD10の耐久性向上を目的としたNAMP処理の開発とその特性評価」…鈴鹿工業高等専門学校 助教 南部紘一郎氏 16. 「紫外線励起加工の研究―光触媒と蛍光材料で研磨された4H‐SiCウェハーの化学状態分析、研磨現象検証と研磨技術確立」…立命館大学総合科学技術研究機構 上席研究員 田中武司氏 17. 「絶縁材料AINに導電性を持たせるための機械加工によらない導電性微細穴形成技術の開発」…立命館大学総合科学技術研究機構 専任研究員 黒瀬範子氏 18. 「高硬度脆性材料の高品位レーザ微細加工に関する研究開発」…岡山大学大学院自然科学研究科 准教授 岡本康寛氏 19. 「超ナノ微結晶ダイヤモンド膜の切削工具への応用」…九州大学大学院総合理工学研究院 准教授 吉武剛氏 20. 「熱フィラメントCVD法による超硬合金へのダイヤモンドコーティングに向けたSiCN中間層の開発」…九州工業大学若手研究者フロンティア研究アカデミー 特任助教 片宗優貴氏 21. 「2波長域画像を用いたダイヤモンド・CBN砥石の砥粒切れ刃解析に関する研究」…佐世保工業高等専門学校電子制御工学科 教授 川下智幸氏 以上、21課題 【国際交流助成】 K−1. 「第3回材料の機械的特性に関する国際会議(イタリア)」…奈良工業高等専門学校機械工学科 教授 和田任弘氏 K−2. 「第1回自動車用鋼および第3回高マンガン鋼に関する国際会議(中国)」…長野工業高等専門学校機械工学科 教授 長坂明彦氏 K−3. 「第9回光技術国際会議(ドイツ)」…(公財)レーザー技術総合研究所 主席研究員 藤田雅之氏 K−4. 「国際先端砥粒加工シンポジウム2016(スウェーデン)」…京都工芸繊維大学機械工学系 准教授 江頭快氏 K−5. 「国際先端砥粒加工シンポジウム2016(スウェーデン)」…兵庫県立大学工学研究科 助教 児玉紘幸氏 K−6. 「国際先端砥粒加工シンポジウム2016(スウェーデン)」…一関工業高等専門学校機械工学科 准教授 原圭祐氏 K−7. 「国際先端砥粒加工シンポジウム2016(スウェーデン)」…芝浦工業大学デザイン工学部 准教授 澤武一氏 K−8. 「国際先端砥粒加工シンポジウム2016(スウェーデン)」…岐阜大学工学部 助教 古木辰也氏 以上、8件 武雄市北方町に研磨専門工場 「九州北方工場」を建設 日本ハードメタル 10月11日に開所式を開催 日本ハードメタル(社長=小野克比古氏、本社=神奈川県愛甲郡愛川町)はこのほど研磨作業の効率化を進めるため新工場「九州北方工場」(佐賀県武雄市北方町、武雄北方工業団地)を建設、10月11日に開所式を行った。 同社は1964年に創業以来、超硬合金、サーメットなどの素材メーカーとして躍進、90年には丸棒製品の生産増強のため佐賀県武雄市橘町に九州工場を建設した。92年には第2工場、98年には第3工場を建設、超硬エンドミル素材などの生産を開始した。 2000年にはオーエスジーの100%子会社となり、短納期、高精度、複雑形状な超硬合金生産でオーエスジーの飛躍を支えてきた。 今回の新工場建設は九州橘工場が手狭となったことから、合金焼結部門と研磨部門を分離、武雄市北方町に研磨専門工場を立ち上げたもの。 新工場は敷地が2万4000u、建物面積が6600u。投資額は土地、建物が20億円、新規設備が6億円。 工場内の設備140台は殆どが橘工場からの移設だが、ロボット12〜13台を新規導入、自動化を推進している。 さらなる設備増強も予定されており、3〜4年後には生産能力を現在の月産30万本から40万本に増強する計画。 当日は関係者約60名が訪れ開所式を祝ったが、それに先立ち熱気球係留飛行で工場全景の眺望を楽しむとともに、出来上がったばかりの最新工場内も見学。 また工場入口では前大沢会長と懇意の彫刻家三澤憲司氏が製作した「光・輝き」と題したモニュメントの除幕式が行われ、開所式に花を添えた。 開所式では小野社長が「新工場はこれまでの工場から近いとともに北方インターにもほど近く、地の利は抜群。小粒でも光る企業を目指してきたがここまで来れたのは従業員、関係先、これまでの経営スタッフ、技術陣それとオーエスジーのおかげ。研磨の効率加工の柱はできた。今後は合金工場を再編しオーエスジーグループの発展に貢献したい」と主催者挨拶。 次いで来賓を代表して武雄市長、施工業者がお祝いの言葉を述べ、グループ企業を代表してオーエスジー石川則男社長が「グループの目標として2020年には売上1500億円の目標を掲げている。超硬製品は自動車、航空機を重要な顧客に、毎年需要が増加している。ハードメタルはその最初の工程を担う、最重要グループ。超精密加工の高い技術力を持ちオーエスジーの成長には欠かせない企業。ただ生産能力に課題があったが、今回の新工場完成で大幅増強が可能となった」と祝辞を述べた。 今後の展開に関し小野社長は「現在橘工場の焼結能力は月約30トン。設備の更新、増設も進め、更なる短納期と増産を目指す。特に複雑形状、精密製品の短納期、ミスゼロ製品の製造を進める」との抱負を語った。 売上・動員目標大きく上回る 2016吉岡幸オータムフェア盛況 吉岡幸 商談と笑顔の懇談はずむ 建設・産業資材のトータルサプライヤー、吉岡幸(社長=吉岡正盛氏、本社=福井市宝永3―22―5)は10月27日、福井市二の宮の吉岡幸テクノセンターにおいて恒例の「2016吉岡幸オータムフェア」を開催した。 16回目となる今回は、メーカー43社が出展。溶接関連・作業工具・配管資材を基本に現場の効率化を提案した。8月22日のキックオフからフェア当日まで約2か月間にわたるメーカー・商社との同行販売が実を結び、期間中の売上金額は当初目標を大幅に突破。総動員数も727人(フェア当日動員507人、グランドフェア見学・セミナーなど参加220人)と目標の600人を大きく上回り、成功裡に終了した。 開会式では吉岡社長が挨拶で、年初来の急激な円高傾向により日本のものづくりの経済環境が大きく変わる中、足下でも電子部品や自動車、工作機械関連といった牽引役にややかげりが見られると景況に触れた後、「吉岡幸は、春はまちづくり・ものづくりの応援をテーマにスプリングフェア、夏は産業のシステム化を提案するメカトロデザイン展、そして、秋は溶・工・管(ようこうかん=溶接、工具、管材)のテーマのもと、現場作業の効率化を提案するオータムフェアを開催している。どのような環境にも決して手をこまねいてはいない」と強調。 さらに吉岡社長は、100周年を3年後に控え、2大物流拠点である石盛ベイス(鋼材センター)、二の宮ベイス(機工センター、管材センター、建材センター、テクノセンター)の再配置・再整備と、営業体制の強化に現在取り組んでいることを紹介し、「今後の吉岡幸に期待してほしい」と述べた。 次いで、メーカーを代表してパナソニック溶接システム国内営業部長・原博一氏、商社を代表してユアサ商事専務取締役執行役員・田村博之氏がそれぞれ挨拶した。 前夜の雨も上がり、フェア当日は秋晴れの快晴となり、会場内は活発な商談や和やかに懇談する人で賑わった。また、来年の新卒採用者(男性2人、女性5人)の内定懇談会を兼ねたオータムフェア見学会も行われた。 午後5時からの閉会式では、商社を代表して福日機電社長・夛田幹男氏より挨拶があり、吉岡幸専務・吉岡正修氏の御礼挨拶で終了した。 キャンペーン期間中はオータムフェア企画として、9月3日に中部グランドフェア(ポートメッセ名古屋)・中部鋼鈑(名古屋市中川区)見学、10月1日にTOTO秋のリモデル商談会(TOTO福井ショールーム)、10月15〜16日にタカラスタンダード福井ショールームリニューアルフェア、さらにフェア当日にはセミナー「TOTOパブリック リモデル提案」が行われ、いずれも好評を博した。 デザインと機能を兼ね備えた21商品が 「2016年度グッドデザイン賞」受賞 LIXIL 金賞に「アクアセラミック」 住まいと暮らしの総合住生活企業LIXIL(社長=瀬戸欣哉氏、本社=東京都千代田区)は、LIXIL傘下でドイツを拠点とする水まわり製品のグローバルリーダーであるグローエ、日本のインテリアファブリック業界を牽引する川島織物セルコン、総合的な外装建材メーカーである旭トステム外装とともに、住まいに調和するデザインと暮らしをより快適にする機能を兼ね備えた21商品で、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2016年度グッドデザイン賞」を受賞した。 受賞したのは、普段の洗浄する水の力だけで100年キレイが続く衛生陶器の防汚技術「アクアセラミック」(グッドデザイン金賞受賞)や、キッチンを「調理の機械」としてではなく、「空間」としてとらえた新しい住まいのプラットフォーム「リシェルPLAT」、ヨーロッパの洗練されたデザインと日本の最新技術を融合したトイレ「センシアアリーナ」(グローエ)など。 グッドデザイン金賞「アクアセラミック」 ユーザーのトイレに対する一番の困りごとである「清掃性」の解決に向け開発された、新しい衛生陶器の表面素材。陶器表面を超親水性にすることで、付着した汚れの下へ水が入り込み、汚れを浮き上がらせる。「便器への汚物の付着がなくなるなど、誰も想像しなかったことであるが、本製品では特殊な技術によって、水だけで付着した汚れが流れる。この技術が実現する、トイレ掃除の軽減や大便後の快適さは絶大で、住宅のみならずパブリックな場面でも大きく社会に貢献するだろう」(審査員コメント)。 IoT、ロボット活用セミナーも開 催自動化・省力化を提案 ジーネット 物流ソリューションフェアin小牧 ジーネット名古屋支社(取締役支社長=大谷秀典氏)の一宮営業所(所長=東英寿氏)は10月19日、愛知県小牧市の小牧市東部市民センターにおいて「物流ソリューションフェアin小牧」を開催した。 今回のフェアは「製造現場の自動化・省力化・労働環境改善」をテーマに省力・省人化について詳しく紹介するもので、メーカー27社から最新の商品・技術、アイデア商品などが出展された。 恒例のセミナーも実施され、午前11時からは「IoT活用セミナー」として、SMCの金澤徹氏が『エアシステムの予防的な保全〜機器バリエーションの活用とIoT対応〜』と題し、エアシステムのトラブルによる設備停止を未然に防ぐためのアクチュエータの環境対応バリエーションと、次世代を見据えたIoT対応について紹介。また、午後2時から開かれた「ロボット活用セミナー」では、三機工業の坂中尚吾氏が『コンベヤ搬送におけるロボットの活用』と題して、サンプル映像を用いながら軽搬送品におけるロボットハンドリングの紹介を行い、いずれも好評を博した。 顧客、仕入先をおもてなし 「第24回すぐれもの祭」盛況 白木商会 目標を上回る500人が来場 設備用機械工具販売の白木商会(社長=白木伸道氏、本社=岐阜市宇佐南4―19―10)は10月14・15日の両日、本社ビルにおいて恒例の展示会「第24回すぐれもの祭」を開催し、2日間で目標を上回る約300社・500人の設備業者らが会場を訪れた。 今回のすぐれもの祭には、40社の有力メーカーが出展・協賛。本社ビルの1〜3階を使って、電動工具、建設機械、配管工具、空調、配管支持金具、一般工具、切断工具が展示紹介された。 来場者は、同社が「紙上展示会」と名付けて夏頃から配布している、200点以上もの特価品を掲載したセールチラシで事前に商品をチェックしている様子で、目当ての商品を会場で見つけ早速商談する姿が見られた。 セールチラシ以外にも一流メーカー品を3〜4割引で販売する大特価品もあり、来場者は展示会場をじっくり見て回っていた。昼前後には商談コーナーも満席だった。 会場ではくじ引き大会やすぐれもの総選挙、B級グルメ祭といった楽しいイベントもあり、白木社長は「この展示会は、お客様と、仕入先の方々にも『おもてなし』の気持ちを表し、社員一同手作りで開催しています(一部食品衛生法を考慮し業者に委託)。今後も努力していきたい」と話した。 土とやきものの魅力を伝える文化施設 グランドオープン10周年 INAX ライブミュージアム 特別展開催中 土とやきものの魅力を伝えるLIXILの文化施設「INAXライブミュージアム」(館長=住宮和夫氏、所在地=愛知県常滑市奥栄町1―130)が、2006年10月のグランドオープンから今年で10周年を迎えたことを記念して、11月5日から特別展『つくるガウディ』展(詳細は弊紙10月2日号に掲載)が開催されているが、その内覧会、オープニングレセプションおよび特別講演会が11月4日、同施設内の「世界のタイル博物館」にて開催された。 オープニングレセプションでは、LIXILグループを代表して川本隆一副社長、ならびに住宮館長が挨拶したほか、本展第1会場にて公開制作する建築の設計を担当した建築家の日置拓人氏、左官職人の久住有生氏、タイル職人の白石普氏の3名が公開作業に向けての抱負などを語った。 引き続き行われた特別講演会では「田中裕也―ガウディを測りつづける男」と題し、第2会場で展示されているガウディ建築の手描き実測図面の制作者で建築学博士の田中裕也氏から、ライフワークとして取り組むガウディ建築の実測と、手描きによる図面制作に関するさまざまなエピソードが約1時間半にわたって語られた。 「INAXライブミュージアム」は、LIXIL(当時、INAX)の文化活動の一環として、INAX創業の地・愛知県常滑市で運営していた3つの文化施設「窯のある広場・資料館」(1986年開館)、「世界のタイル博物館」(1997年開館)、「陶楽(とうがく)工房」(1999年開館)に、新たに「土・どろんこ館」「ものづくり工房」の2つの施設を加え土と水と火の出会い≠キャッチフレーズに2006年グランドオープンした。 「窯のある広場・資料館」では、1000年を超える歴史を持つ陶都・常滑の近代窯業を象徴する土管工場を保存公開し、大正から昭和にかけての土管製造の様子や、日本の近代化に果たしたやきもの産業の役割を現在に伝えてきた。21bの高い煙突と、煉瓦組みの窯を内包する黒い建物は「INAXライブミュージアム」の象徴的なランドマークであり、文化庁の登録有形文化財にも登録されている。また、同館では青と白の染付技法で美しく装飾された古便器のコレクションを展示しており、明治から大正、昭和初期にかけ、まだ水洗が普及していなかった時代にトイレを気持ちよく使うための工夫や、客をもてなす心をうかがい知ることができる。 世界25カ国から集めた装飾タイルコレクション約7000点を収蔵し展示公開する「世界のタイル博物館」では、さまざまな場面で人々の暮らしを彩ってきた装飾タイルの数々を鑑賞できる。1階の常設展では、紀元前から近代まで、6つの国と地域を代表するタイル装飾が空間で再現されており、館内を巡ると、まるで時空を超えて旅をしているかのような錯覚を覚える。 2012年に新設された「建築陶器のはじまり館」とテラコッタパークでは、日本の建築が近代化するなかで、コンクリート造の建築物の外壁や内装を豊かに飾ったやきもの「テラコッタ」のコレクションを一堂に展示しており、日本の建築史を物語る貴重な史料として高く評価されている。 「INAXライブミュージアム」はオープン以来、やきもの製品の歴史や文化を伝える展示に加え、土とやきものの魅力、ものづくりの楽しさを体感できる体験教室やワークショップを積極的に開催してきた。やきものの原材料土≠フ魅力を伝えることをテーマに2006年に新設された「土・どろんこ館」では、土をふんだんに使って、左官の技を随所に散りばめた建物の気持ちよさを感じながら、土を使ったものづくりを楽しむ体験教室『光るどろだんごづくり』を2006年から開催しており、2016年5月には体験者が累計20万人に達するなど人気を博している。光るどろだんご≠フ出来栄えを競う全国大会も毎年11月に開かれている。 また「INAXライブミュージアム」は、地域に根差した活動として、小学校の校外授業にも積極的に協力するなど、子どもたちに学びの場を提供している。祭礼やイベントなど地域の催しにも参画し、地域の人が集う憩いの場としての役割も果たしている。 “製造現場視察”に申込み殺到 『ものづくりセミナー』で初の試みを 三菱電機中部支社 中部地区4製作所で 三菱電機中部支社(支社長=井口明夫氏、所在地=名古屋市中村区)は10月31日、同社稲沢製作所(愛知県稲沢市菱町)において『三菱電機グループものづくりセミナー2016in稲沢』を開催した。同セミナーのテーマは“稲沢製作所の製造現場と最新技術、ならびに省エネ・セキュリティーを中心とした製品のご紹介を通じ、お客さまのあらゆるニーズにお応えする”だ。ものづくりの現場を直接見てもらうことで同社製品の信頼性を証明することを目的に、中津川・静岡・稲沢・名古屋の各製作所で開催されたが、同社にとって製造現場見学を含むセミナー開催はこれが初めての試みとなる。セミナー参加が事前申込み制ということもあり、稲沢会場だけでも120名の定員に対し140名以上の申し込みが殺到。井口支社長は、そのニーズの多さに手応えを感じていた。 当日、来場者は稲沢製作所内でエレベーター製造現場、エレベーター試験棟、ショールーム「SOLAE」を視察した後、「世界最高速エレベーターへの挑戦」「準天頂衛星システム〜センチメータ級測位補強サービスが拓く高精度位置情報利用〜」と題された2つの講演会を聴講。同時に、省エネ・セキュリティー製品を中心としたミニ展示会場を見学した。 また、同社はこの日、我々マスコミに対し「中部支社の事業概況ならびに、ものづくりセミナーへの取組み説明会」を同時開催した。説明にあたった井口支社長によると、三菱電機は100周年を迎える2020年までに達成すべき成長目標を連結売上高5兆円以上、営業利益率8%以上とし、さらに、継続的に達成すべき経営指標をROE(株主資本利益率)10%以上、借入金比率15%以下と設定しており、企業価値の向上には「成長性」「収益性・効率性」「健全性」のバランス経営の継続、および持続的成長のさらなる追及が必要だと強調した。 続いて中部支社の事業概況だが、2015年度の単独受注高実績2620億円に対し、熊本地震や円高の影響で半導体デバイスや自動車関連の供給が滞ったこともあり、井口支社長は2016年度の単独受注高は2470億円にとどまるだろうと見込んでいる。ちなみに、2015年度中部地区グループ会社19社の売上高実績は1950億円(連結消去せず)と発表されている。 また、同支社は基本方針として、●行動指針▽『現場力』の強化による強固な事業基盤の確立 〜3現(現場・現物・現実)主義の徹底〜 〜PDCAサイクルの着実な実行〜、●活動指針▽3C(Commitment=年度計画の必達、Collaboration=連携営業の推進、Compliance=倫理遵法の徹底)+V(Value=営業力の強化・営業品質のレベルアップ)の徹底推進、を掲げ、「お客さまの課題を解決する本当の意味でのソリューションには、まだまだ達していないのが現状です。これからは営業マンを含めて技術力をしっかりと強化していきたいと思っております」と井口支社長は意気込みを語っていた。 新たな価値を生み出す未来交流 メッセナゴヤ2016盛況裡に閉幕 次回は2017年11月8日から 今回で11回目の開催となる、日本最大級の異業種交流展示会「メッセナゴヤ2016」が、10月26日から29日までの4日間、名古屋市港区のポートメッセなごやで開催された。今回の出展者数は前回より60社増え、1409社(1694小間)と過去最多を記録。開催期間中の来場者数も前回を上回り、6万4792名を数えた。 開催初日の開場前にはオープニングセレモニーが催され、主催者を代表して(当時の)名古屋商工会議所の岡谷篤一会頭(岡谷鋼機社長)、大村秀章愛知県知事、河村たかし名古屋市長が登壇し挨拶。来賓からは、内閣総理大臣補佐官の和泉洋人氏、中部経済産業局の波多野淳彦局長が祝辞を述べた。 オープニングセレモニー後に開催された和泉洋人内閣総理大臣補佐官による「わが国の成長戦略〜中部地方に期待すること〜」と題したビジネスセミナーは、定員500名が事前予約ですでに満席となるなど、大変な賑わいを見せていた。 次回『メッセナゴヤ2017』は、2017年11月8日(水)〜11日(土)の開催が予定されている。 第12回切削加工ドリーム コンテスト受賞作品決定 DMG森精機 JIMTOF出展ブースで表彰式 DMG森精機(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区名駅2―35―16)は、第12回切削加工ドリームコンテストを開催し、その受賞作品を発表した。 切削加工ドリームコンテストは、日本国内において切削加工に携わり、切削型工作機械を使用している企業および学校、研究機関を対象に、切削加工業界全体の技術・技能の交流と向上を目的として開催されている。 今年は、審査委員長の中部大学教授で工学博士の竹内芳美氏をはじめ、審査委員に大学教授の4名を迎え、厳正な審査の結果、全応募作品の中から、製品部品加工部門5点、試作・テスト加工部品部門5点、金型・造形加工部門5点、微細加工部門5点、アカデミック部門5点の受賞作品を決定した。 表彰式は11月17日にJIMTOF2016の同社ブース内特設会場で開催され、受賞者に賞状と賞金が贈呈された。 また、JIMTOF期間中は同社ブース内にて全応募作品の展示も行われ、熟練の技術と斬新なアイディアが披露された。 受賞作品 【製品部品加工部門】 ・金賞=「ヘリカル歯車ユニット」カドワキ(茨城県日立市) ・銀賞=「ロードセル」オンダ精機(神奈川県横浜市) ・銅賞=「ホルダー」石山ネジ(神奈川県横浜市) ・技能賞=「高速ワイヤー供給装置」小川鉄工所(滋賀県犬上郡) ・技能賞=「特殊歯車」オンダ精機(神奈川県横浜市) 《審査委員による金賞作品の評価ポイント》加工時間が短いながらも高い歯車精度を達成している点を評価した。▽SCM材にヘリカル歯車を精度良く作り上げた点を評価した。 【試作・テスト加工部品部門】 ・金賞=「Turning in the deep」中村製作所(山梨県甲府市) ・銀賞=「どげんナットーとぉ?」大塚精工(福岡県糟屋郡) ・銅賞=「エッフェル塔」ファインテック(東京都大田区) ・技能賞=「Five ultra‐fine nozzle」野田プラスチック精工(愛知県小牧市) ・アイディア賞=「四葉のクローバー」TOTO(福岡県北九州市) 《審査委員による金賞作品の評価ポイント》全体の形状も美しく、細い六角状からなる筒に球を入れ、その外に2つのリングを入れた構造を削り出した点を評価した。▽ボール、網、リングといった異なる形状を実現した点を評価した。▽巧妙加工のレベルとしてワンランクアップした印象である。 【金型・造形加工部門】 ・金賞=「蜘蛛の巣」野田プラスチック精工(愛知県小牧市) ・銀賞=「五角六十面体」野田プラスチック精工(愛知県小牧市) ・銅賞=「グレーター」吹野金型製作所(京都府京都市) ・アイディア賞=「急須」ミズノマシナリー(富山県富山市) ・芸術賞=「環境にやさしいLeaf」瑞木製作所(愛知県尾張旭市)・大山エンジニアリング(愛知県名古屋市) 《審査委員による金賞作品の評価ポイント》φ0・2o、φ0・1oでクモの細い糸を微細加工しており、クランプ方法を工夫している点を評価した。▽不規則な形状をびびらないように加工した点を評価した。 【微細加工部門】 ・金賞=「波動の相性」近藤精密(愛知県豊田市) ・銀賞=「Wワイヤーフレーム in スター(外れることのない独立した3つの形状)」野田プラスチック精工(愛知県小牧市) ・銅賞=「シャープペンシル芯ノズル加工」応用電機熊本事業所(熊本県菊池市) ・技能賞=「極細37柱」吹野金型製作所(京都府京都市) ・アイディア賞=「こびとたちのトランプ遊び」仙北谷(神奈川県横浜市) 《審査委員による金賞作品の評価ポイント》シャープペンシルの芯に可変リードねじ切りを行っており、折れないように加工する工夫が素晴らしい。 【アカデミック部門】 ・金賞=「削りだし伸縮カップ」兵庫県立神戸高等技術専門学院(兵庫県神戸市) ・銀賞=「不思議なVの字(プリズム付きオペラグラス)」大阪府立城東工科高等学校(大阪府東大阪市) ・銅賞=「独自開発の潜像加工用CAMによる加工サンプル〜大分高専・校長先生の名刺〜」大分工業高等専門学校(大分県大分市) ・銅賞=「三段サイコロ」福岡市立博多工業高等学校(福岡県福岡市) ・芸術賞=「星形のオブジェ」国立大学法人岩手大学(岩手県盛岡市) 《審査委員による金賞作品の評価ポイント》薄肉のテーパ加工や治具の製作を、工夫して行っている点を評価した。▽作品のアイディアもおもしろく、端面溝入れバイトを自作し、薄板を円筒に加工する技術を高く評価した。 JIMTOF2016 好評裡に閉幕 11月17日(木)〜22日(火)の6日間、東京ビッグサイトにて過去最大規模で開催されたJIMTOF2016(第28回日本国際工作機械見本市)は、盛況のうちに終了した。 今回は、あらゆるものがインターネットにつながるIoT関連の出展が目立ったのをはじめ、3Dプリンタに代表されるアディティブマニュファクチャリング(付加加工)技術や、ロボットを用いた自動化技術など、これからの新しいものづくりを支える技術が披露された。 期間中の来場者数は、目標の14万人を大きく超える14万7602人(前回展13万6196人)、このうち海外来場者数は1万1585人(同1万527人)だった。 次回JIMTOFは、2018年11月1日(木)〜6日(火)の開催。 2016年12月11日2619号 1月19日の賀詞交歓会について審議 静岡県管工機材商組合 11月度定例理事会を開催 静岡県管工機材商組合(理事長=一色哲巳氏・一色機材社長)は、11月4日午後3時より静岡市内のマイホテル竜宮において定例理事会を開催した。 理事会は一色理事長の議事進行の下、審議が行われた。 @1月19日の賀詞交歓会(於グランディエール・ブケトーカイ)の件は、詳細を確認した。来賓について、例年主賓挨拶を行う橋本政昭橋本総業社長(全国管工機材商業連合会副会長)が欠席となり、メーカーを代表して堀田康之キッツ社長に依頼する。乾杯は村井善幸オータケ社長、中締めは木下昌晴TOTO中部支社副支社長。 A愛知組合主催の第31回管工機材・設備総合展視察については、10月8日に実施し無事終了したことを報告。併せて経費報告も行われた。 B親睦ゴルフについて、11月11日に静岡カントリー島田ゴルフコースで9組35名(正会員8名、賛助会員27名)が参加して行う。 C12月の研修旅行について、参加者は14名となった。 その他、市況や業界動向について情報交換する中で、鋼管の値上げ問題、建築業の事情、鉄道ICカードの活用などが話題に上った。 静岡県管工機材商組合 第56回ゴルフ大会 11月11日、静岡カントリー島田ゴルフコース(静岡県島田市)で組合員と賛助会員35名が参加して開催され、金子光彦氏(金子管材)がネット74・6で優勝した。 上位入賞は次の皆さん(敬称略)。 ▽優勝=金子光彦(金子管材)N74・6H26・4 ▽準優勝=中尾誠司(アズビル金門)N75・0H30・0 ▽第3位=上杉拓哉(キッツ)N75・2H34・8 ▽第4位=木下昌晴(TOTO)N75・4H15・6 ▽第5位=松平康弘(日栄インテック)N75・4H15・6 ▽ベストグロス=鈴木誠(山田商工)84 中部経産局11月公表 最近の管内総合経済動向 「一部に弱い動きがみられるものの、 緩やかに改善している」 中部経済産業局は、11月10日公表の「最近の管内総合経済動向」で、管内(愛知、岐阜、三重、富山、石川の5県)の経済活動についての総括判断を、5か月連続して「一部に弱い動きがみられるものの、緩やかに改善している」とした。※比較は、断りのあるものを除き、平成28年9月の実績値による。 個別の項目では、生産の判断を3か月連続して「緩やかに持ち直している」とした。鉱工業生産指数(9月速報)は、電子部品・デバイス工業、金属製品工業、非鉄金属工業などが低下したことから、前月比0・4%減と2か月連続の低下。主力の輸送機械は、乗用車で、海外向けが堅調、国内向けが新型車効果等により緩やかに持ち直しており、熊本地震等からの挽回も継続していることなどから、全体としては増加の動きがみられる(前月比5・4%増)。電子部品・デバイスは、韓国スマートフォンメーカーの新機種トラブルの影響もあって一時的に低下したものの、基調としては持ち直しの動きがみられる(同8・8%減)。はん用・生産用・業務用機械は、弱い動きとなっている(同0・5%減)。 個人消費については、5か月連続して「足踏み状態となっている」と判断。百貨店は、売り場面積の減少に加え、衣料品が振るわず、販売額は前年同月比8・8%減。スーパーは、衣料品が振るわず、飲食料品も伸び悩み、同1・9%減。コンビニエンスストアは、夏物商材が好調、カウンター商材などが引き続き堅調に推移し、同4・6%増。家電大型専門店は、白物家電、季節空調に動きがみられ、同2・2%増となった。乗用車販売は、軽自動車が21か月連続で前年を下回ったものの、普通車が6か月連続で、小型車が4か月ぶりに前年を上回ったことから、全体でも3か月連続で前年を上回った(乗用車新車新規登録・届出台数…前年同月比4・2%増)。 設備投資は、5か月連続して「増加しているものの、伸びは鈍化している」と判断した。管内主要8社の金属工作機械受注(国内向け)は、一般機械工業向けが2か月連続で前年を上回ったものの、自動車工業向けが8か月連続で前年を下回り、全体でも12か月連続で前年を下回った。 雇用については、4か月連続して「労働需給が引き締まっている」と判断。新規求人数は2か月連続で前年を上回った。有効求人倍率は1・62倍と2か月ぶりに上昇し、全国(1・38倍)と比べて高い水準が続いている。完全失業率は東海では横ばい、北陸では2四半期ぶりに悪化した。 そのほか、公共投資は「おおむね横ばいとなっている」、住宅投資は「緩やかに持ち直している」、輸出は「弱い動きがみられる」と引き続き判断した。 企業倒産(件数)は、「サービス業他」「製造業」などで前年を上回り、「建設業」「小売業」などで前年を下回り、全体では前年と同数となった。 先行きについては、世界経済の下振れ、為替の動向、イギリスのEU離脱の行方、中小企業の経営環境の悪化などに注視が必要としている。 講演会の最終報告30名が出席予定 レクと他産業視察について検討 愛機工青年部 11月度役員会を開催 愛知県機械工具商業協同組合の青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)は、11月7日午後7時より組合事務局で役員会を開催した。森部長の挨拶の後、審議に入った。 @講演会について、横山講演担当幹事(山下機械)が、11月9日にウインクあいちで金属3Dプリンターをテーマに開催、30名が出席予定と申込状況などを報告した。 A青年部忘年会については、東爪総務幹事長(マルマン商事)より、12月14日午後7時から楽宴の泉を会場に開催すると告知された。会費は4000円を予定。 Bレクリエーションについては、安田レクリエーション担当幹事(ノダキ)より説明された。2月11日に航空自衛隊エアーパーク(静岡県浜松市)見学、うなぎの昼食などの内容で開催。参加者70名(バス2台分)を目標とする。会費は大人8000円、子供6000円で、申込みは12月16日まで。子供にも好評なイチゴ狩りも予定。 C他産業視察について、小笠原研修担当幹事(山善)が、内容を検討中として次回役員会で候補地を報告すると話した。開催日は3月11日を予定。 D野球大会について、梅本野球担当幹事(杉本商事)が報告。10月30日に決勝戦が行われ、大会が閉幕した。優勝はAゾーン井高、Bゾーンユアサ商事。 Eその他の件では、9月に開催された若手交流会の経費に関する報告と、青年部50周年についての意見交換が行われた。 福井あすわ歴史道場の松下会長が 明治維新での越前藩の活躍語る 福井県機工商組合 平成28年度研修会開催 福井県機工商組合(理事長=吉岡正盛氏・吉岡幸社長)は、11月14日午後5時より福井市内のユアーズホテルフクイにおいて、平成28年度研修会を開いた。 福井あすわ歴史道場会長の松下敬一氏を講師に招聘して『幕末福井伝 〜明治維新における越前福井藩の活躍と志〜』と題した講演が行われ、正会員19名、賛助会員17名、合計36名が聴講した。 吉岡理事長は挨拶で「米国トランプ大統領の誕生や韓国の朴大統領の問題、さらには欧州EU離脱など予測不可能なことが次から次へと起こる時代、我々の業界ではモノタロウなどネット通販が確実にシェアを伸ばしてきている。しかしながら、中小企業のものづくりを支えているのは全国の機械工具商であることは間違いない。福井の組合も情報を密に連携していこう。講演では、幕末から明治維新に活躍した越前の由利公正と越前が果たした役割について、松下氏より楽しいお話を賜ります」と述べた。 司会の山本英治理事(福井機工社長)より講師紹介が行われた後、松下氏が登壇。講演で松下氏は、坂本龍馬が活躍したことを裏付けした手紙〈越前藩(福井)の由利公正(三岡八郎)を明治新政府における財政担当として推挙する内容の手紙〉が百五十数年ぶりに発見されたことや、越前の橋本左内や藩主松平春嶽が将軍継嗣問題で奔走したことなど、具体的な史実をあげ、当時の越前藩が成した役割の大きさを熱っぽく語った。 講演会の後は会場を移して懇親会が催され、河嶋一副理事長(カワチュウ社長)の乾杯で開宴。講師の松下氏も交えて和やかに親睦を深め、上出正人宇野金沢営業所長の中締め、中谷健二轟産業次長の閉会の挨拶で盛会のうちに終了した。 最新金属3Dプリンタの 市場動向・技術動向を学ぶ 愛機工青年部 講演会を開催 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)の青年部(部長=森庸一理事・森哲社長)は11月9日、名古屋市中村区のウインクあいち(愛知県産業労働センター)で、SOLIZE Productsの岩井正義主幹を講師に招き『最新3Dプリンタ金属造形≠フ市場・技術動向』と題した講演会(講演担当幹事=横山博隆氏・山下機械、教育幹事長=奥宏明氏・新栄商會)を開催。青年部員ら29名が参加した。 まず導入部では、積層造形方式を採る3Dプリンタのうち、光造形法・粉末造形法・デポジション方式・熱溶融方式・インクジェット紫外線硬化方式・インクジェットバインダー方式の6種について、それぞれの原理や造形に適した材料、用途などが解説された。現在3Dプリンタは至る所で活用されており、樹脂造形を例にとると、▽試作=自動車内外装・エンジン部品、▽量産=オーダーメイド補聴器・歯列矯正用マウスピース・自動車アフターパーツ(後付けナビパネル)・航空機ダクト、F1レーシング用エアダクト、▽治具=食品機械ライン用治具・脳外科手術用頭蓋骨ドリルガイド・大腿骨プレート固定手術用・自動車部品抜き取り検具など、多岐にわたる。 対する金属造形について岩井氏は、世界の市場規模は現状3000億円に止まっているという。しかし年々その市場規模は拡大しつつあり、量産に使われることが重要と前置きしたうえで、2023年には関連事業も含め2〜3兆円規模になるものと予想している。また、日本国内での金属プリンタ市場も2020年までに270億円規模になると予想している。 それでは金属造形にはどんな特徴があるのか?メリットとデメリットを比較してみると、まずメリットは@微細形状・複雑形状の再現A部品を一体化でき軽量化やコストダウンにつながるB(ワンオフ製作物は)短納期C金属レスで量産パーツ製作(イニシャルコスト低減)D最適設計により製品性能が向上し設計自由度も向上E対応材料は製品の用途などに合わせてマレージング鋼・ステンレス・アルミ合金・ニッケル合金などを使用。という点が挙げられる。反対にデメリットは@大量生産に向かないAサポート≠ニ呼ばれる支持形状が付くが後工程でそれを取り除くことを考えて設計しなければならないB無垢形状や単品製作などの場合コスト高となるC量産工法で製作不可能な形状も試作で製作できてしまうD造形には制約がありアスペクト比・アンダー角・レーザー照射面積を考慮しなければならない。などが挙げられる。 これらを踏まえると3Dプリンタによる金属造形には今後●金属3Dプリンタそのものの生産技術の向上●ポストプロセスの工法確立●金属3Dプリンタの特性に合わせた製品設計手法の開発●生産性の大幅な向上と材料開発●品質管理・品質保証プロセスの確立といった課題が見えてくる。岩井氏は「3Dプリンタによる金属造形の市場拡大には、自動車部品生産治具や金型、ロボットなど日本の産業に合った使い方の検討が必要です。さらに、金属3Dプリンタはボタンを押したら誰でも同じものが作れるかと言ったらそうではありません。今後、若い技術者が新しいやり方で金属3Dプリンタの技術・技能を磨き技術の革新と合わせて世代交代を図っていく必要があると思います。とくに機械加工を含めた高精度な製品の製造手法はまだ確立されておらず、日本発でできることがまだまだ多くあるはずです」との言葉で講演会を締めくくった。 蒸気用自動弁を中心に学ぶ 特約店向け技術研修会開催 中部ならびに北陸桃友会 中部桃友会(会長=大藪淳一氏・大清社長、ベンと販売店の集い)が主催する社員技術研修会が今年も名古屋市西区の名古屋逓信会館で11月7日に開催された。翌8日には静岡地区でも同様に開催されている。名古屋会場には、現場の第一線で活躍する35名が集まったが、今回は例年に比べ、女性参加者の増加が目立っていた。 まず、前半の座学では蒸気用自動弁を中心とした講義が行われた。蒸気≠フ定義に始まり、蒸気設備で使用される自動弁の種類とその解説、なかでも「蒸気用減圧弁」と「スチームトラップ」について、桃友会が用意したテキストに沿ってその構造や特性、選定時のチェックポイントなどが細かくレクチャーされた。また、国土交通省が制定した「公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)―平成28年版」について、平成25年版からの変更点などが解説されたほか、ベンの新製品「蒸気用空気抜弁AT―7型」など、販売強化製品の紹介も行われた。 後半は、参加者を3つの班に分けて実技研修の時間に充てられた。@蒸気用減圧弁の分解と組み立て、Aスチームトラップの分解と組み立て、Bベン新製品・販売強化製品の現物を使った説明および質疑応答、の3つのプログラムを各班が順番に巡って実体験することで、各製品の特性などをより深く理解してもらうことを目的とした内容だ。 大藪会長は参加者に向け「会社に戻っても、今回使用したテキストをさらに読み返していただき内容を十分理解してください。非常に良くできたテキストですので、この内容を理解してもらえれば、お客さまからの問い合わせにも臨機応変に対応できると思います。また、桃友会には『製品開発改良提案書』というものがあります。お客さまの声を一番吸い上げやすいのは現場第一線で活躍されている皆さまです。お客さまのご要望やご意見をこの提案書にまとめて、積極的に提出していただけることを期待しています」と挨拶の中で語っていた。 また、北陸桃友会(会長=辻亮一氏・辻さく社長、ベンと販売店の集い)でも同会会員各社の営業担当者向けに社員技術研修会を主催し、11月10日には富山および石川地区の22名を集め富山市問屋町の協同組合富山問屋センターで、翌11日には福井地区の16名を集め、福井市問屋町の協同組合福井問屋センターで同様に開催している。参加者らは「実際に実物の分解と組み立てを体験できて、とても良い経験となった。今後の営業活動に活かしたい」と感想を口にしていた。研修会終了後、ベン西日本営業部の木下崇部長から「毎年募集している製品開発改良提案に関して、北陸桃友会は8年連続最多提案件数の記録を更新中であり誠に感謝しております。これからも、今まで以上の提案をお願いします」との挨拶があり、研修会は閉会した。 2016年度第2四半期決算(連結) 為替の影響により減収減益に TOTO 国内は売上高過去最高で増益 TOTO(社長=喜多村円氏、本社=北九州市小倉北区)は10月31日、名古屋証券取引所において2016年度第2四半期決算(連結)の説明会を開催した。 同社の2016年度第2四半期(2016年4〜9月)の決算は、売上高2659億円(前年同期比2%減)▽営業利益195億円(同2%減)▽経常利益184億円(同15%減)▽純利益123億円(同30%減)の減収減益となった。 為替の影響により売上高が135億円減、営業利益が25億円減、経常利益が39億円減、純利益が32億円減となり、加えて純利益は昨年度土地の売却益もあったため、減収減益となったもので、これらを除けば増収増益となることが説明された。 セグメント別では、グローバル住設事業(日本)が増収増益、同(海外)は減収減益(為替影響を除けば増収増益)、新領域事業は増収で赤字幅縮小となった。当初計画に対して、売上高は全セグメントで未達、営業利益は、グローバル住設事業(日本)で達成、同(海外)も為替影響を除けば達成、新領域事業は未達だった。 グローバル住設事業(日本)は、リモデル・新築ともに増収増益、売上高は過去最高となった。増益は、売上増とコスト削減が牽引、さらに国内の場合は為替の影響がプラスに出て、原材料価格の下落も寄与した。 商品別では、浴室、キッチン・洗面、ウォシュレットなどが売上を伸ばし、水栓機器は減少した。営業利益は水栓機器、浴槽が前年を上回った。 グローバル住設事業(海外)は、日本円ベースで、全ての地域で減収、営業利益は中国を除き増益となった。現地通貨ベースでは、全ての地域で増収、欧州を除き増益となっている。(※以下、現地通貨ベース) 中国は、引き続きウォシュレットの販売増により増収。ウォシュレット拡販プロモーション費用が増加したが、増益となった。 アジア・オセアニアは、同地域の売上高の46%を占める台湾で新築住宅市況の悪化がみられるが、ベトナムをはじめ、その他のエリアがカバーし、増収増益を達成した。 米州は、引き続きウォシュレットの販売が伸長し、増収増益。利益率も向上。最高機種のネオレストも大きく伸びた。エリア別ではカナダを除く地域で売上が伸びた。 欧州は、増収で赤字幅が縮小した。高級ホテルでのウォシュレットの採用が増え、採用件数はこの6年間で5倍になった。スイートルームだけでなく、全室に設置される件数も増えている。 2016年度の海外でのウォシュレット販売台数は、2012年比2・7倍を計画。台湾以外は伸長する見込みとしている。 新領域事業は、セラミック事業が牽引し、全体で増収、赤字幅縮小となった。 2016年度通期計画については、当初計画に織り込んだ為替の想定レートや消費増税の影響を見直し、下方修正すると発表された。修正計画は次の通り(カッコ内は当初計画との差)。 売上高5700億円(300億円減)▽営業利益480億円(30億円減)▽経常利益475億円(50億円減)▽純利益335億円(35億円減)。なお、下方修正後も売上高、営業利益は過去最高の見込みとしている。 その他、同社が世界的な社会的責任投資指標である「Dow Jones Sustainability Indices(DJSI)World」に6年連続で、また「FTSE4Good Index Series」に初めて選定されたことや、ニューヨークショールームのグランドオープン(9月15日)、TOTOミュージアムが開館1周年で累計来場者数10万人を突破したことが報告された。 個人優勝は大山裕介さん(龍玉精工) 愛知県管工機材商協組 ボウリング大会 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=倉地久雄氏・倉地社長)は11月12日、第36回ボウリング大会を名古屋市千種区の星ヶ丘ボウルで開催。組合員、賛助会員とその家族ら合計40チーム・120名が参加した。 大会の始まりを告げる始球式では大藪淳一副理事長(大清社長)がストライクを出し、会場内は一気に大盛り上がり。参加者は3名1チームで2ゲームを投げ、個人戦・チーム戦それぞれの順位を競い合った。 大会終了後はパーティールームに移動し、食事とボウリングの話しに花が咲くなか、表彰式が執り行われた。上位入賞者ならびにチームは以下の通りだ。 【チーム別順位】 ▼優勝=チーム・ゴールドバスター(粟井機鋼)スコアトータル1068点(HDCP40) ▼準優勝=チーム・龍玉A(龍玉精工)スコアトータル1044点(HDCP80) ▼3位=チーム・龍玉B(龍玉精工)スコアトータル960点(HDCP0) 【個人別順位】 ▼優勝=大山裕介さん(龍玉精工)トータルスコア430点(HDCP0) ▼準優勝・ハイスコア賞=下田脩貴さん(米津物産)トータルスコア385点(HDCP0)・ハイスコア245点 ▼3位=伊佐拓也さん(大成工機商会)トータルスコア376点(HDCP0) 3Dプリンター用フィラメントに新材質 「イグリデュールC210」 イグス 優れた耐薬品性備える イグス(本社=ドイツ・ケルン市)は、3Dプリンター用フィラメントとして提供している耐摩耗性に優れた「トライボフィラメント」に、今回新たに耐薬品性を備えた「イグリデュールC210」材質を追加した。この新しい材質を使えば、試作品や小ロットでの生産であっても、刺激の強い洗浄剤に接触する用途など従来以上に幅広い用途に対応できるとしている。 3Dプリンター用のフィラメントは、印刷における溶融・固化プロセスを経ても材質特性が損なわれないこと、そして摩擦と摩耗に耐えられることが絶対条件になる。同社製のフィラメントは、一般的な3Dプリンター用フィラメントと比較して最大50倍の摩耗耐性を備えており(同社実証試験に基づく)、可動部で使うパーツを制作するのに適している。 「イグリデュールC210」材質の特徴は次の通り。 ・優れた耐薬品性 ・酸性物質、溶剤に耐性あり(漂白剤や消毒剤に使用される過酸化水素を含む) ・高い耐摩耗性 ・短期使用温度180℃、長期使用温度100℃まで ・市販のFDM方式3Dプリンターで使用可能 ・医薬品や食品分野に最適 全6種類のトライボフィラメント 同社は3Dプリンターパーツに利用できるフィラメントとして、イグリデュールC210のほかに、5種類提供している。加工が容易なタイプ(イグリデュールT150−PF)、強度が高いタイプ(イグリデュールT180−PF)、または高温耐性と摩耗耐性の両方に優れたタイプ(イグリデュールJ260 PF)などがある。 トライボフィラメントはフィラメント材質として購入するか、あるいはイグス3Dプリントサービスを利用して、すぐに取り付け可能なプリント済みのパーツとしても購入できる。ウェブサイト(http://www.igus.co.jp/3Dprinting)では、構成から発注までを3段階のシンプルな手順で行うことができる。これにより、試作品や小ロット生産用の特別パーツを迅速かつ容易に、そして低価格で生産することができる。 製品についての問い合わせは、イグス日本法人TEL03―5819―2500、E−mail‥info@igus.co.jpへ。 90名参加で大盛り上がり 名古屋伝動機商組合 ボウリング大会 名古屋伝動機商組合(理事長=服部将康氏・服部社長)は11月18日、今年で14回目となる毎年恒例のボウリング大会(担当幹事=岩田典之理事・イワタ社長)を名古屋市中区のスポルト名古屋で開催した。個人戦2ゲームトータル(女子一律20P×1Gハンデ)で競う今大会には、組合員とその従業員ら合わせて90名が参加し大いに盛り上がりを見せていた。 昨年の大会で見事総合優勝ならびにハイゲーム賞を獲得した服部理事長の始球式で始まった今大会。参加者は各々の成績に一喜一憂しながら2ゲームを投げ抜いたあとパーティールームへと移動し、用意された食事を堪能しながらゲームの感想などを語り合っていた。 食事のあとは表彰式が行われ、大会は盛況のうちに終了した。上位入賞者は以下の通りだ。 【総合】 ▽優勝=石丸さん(ダイドー)トータルスコア371点 ▽準優勝=咲花さん(日伝)トータルスコア354点 ▽3位=山本(正)さん(イワタ)トータルスコア330点 ▽ハイゲーム賞=池田さん(大矢伝動精機)224点 【女子の部】(一律HDCP40) ▽優勝=鈴村さん(ダイドー)トータルスコア322点 ▽準優勝=平野さん(ダイドー)トータルスコア303点 ▽3位=小出さん(服部)トータルスコア297点 ▽4位=吉田さん(ユアサ商事)トータルスコア290点 ▽5位=堀部さん(服部)トータルスコア285点 イグリデュールC210材質を使って3Dプリントされた軸受のイメージ チーム戦ベスト3(左から龍玉A、ゴールドバスター、龍玉B) 個人戦ベスト3(左から下田さん、大山さん、伊佐さん) 故大澤輝秀氏(オーエスジー会長)偲ぶ 「お別れの会」に2500名 オーエスジーアカデミーにて オーエスジー(社長=石川則男氏、本社=愛知県豊川市本野ヶ原3―22)の代表取締役会長大澤輝秀氏が9月20日、胃癌のため自宅で逝去された。享年78歳。葬儀は近親者のみで行われ、「お別れの会」が11月1日、オーエスジーアカデミー(豊川市一宮町)内の特設会場でしめやかに執り行われた。 「お別れの会」は午前・午後の2回に分けて行われ、午前は行政・商工会関係者および一般参会者、午後は得意先・取引先など、合わせて2500名を超える人が参列。人と人とのつながりを何より大切にし、何事に対しても前向きに取り組んできた偉大なる企業人、業界のリーダーであった故人の功績と人柄を偲んだ。 お別れの会委員長を務めた石川社長は「大澤輝秀会長は、『地球会社』の大きな旗を掲げ、オーエスジーを世界企業に育て上げました。その経営手法の多くは、私ども切削工具業界では極めて斬新で、時には奇抜で、色々な名策を行われましたが、それは大澤輝秀流という独特の価値観を伴ったもので、一旦決めたことは決してブレることはありませんでした。そして大澤輝秀流の多くは、オーエスジーに根付き、オーエスジー流となり、オーエスジーの社風となりました。フラットな組織は対等なコミュニケーションにつながり、風通しの良い組織を作り上げました。いつも笑顔で人に接せられる人柄は、明るく楽しく元気よくというオーエスジーの企業風土となりました。また、大澤会長はどのような仕事であっても人に任せることが大変重要だと常々申されていました。まさに人使いの名人でした。それは企業活動に止まらず、経済界、商工会議所、ロータリー、そして近年ではバスケットボールの世界にまで広がり、まさに大澤ワールドを作り上げました。私たち社員は大澤会長にはあらゆる面で及びませんが、本日ご出席の皆様には今までと変わることなくオーエスジーおよび私どもにご指導、ご鞭撻を賜りますように厚くお願い申し上げます」と挨拶した。 続いて、故人の活動の軌跡を辿るビデオ映像が流され、在りし日の姿を振り返った。 大澤家を代表して長男の大澤伸朗氏(オーエスジー常務取締役)が、多くの参列と故人が生前に賜った厚誼に対して御礼を述べた後、「父は長年、多発性骨髄腫という血液の癌を患い闘病しておりました。幸いにも新薬、あるいは良いお医者様に恵まれ、そしてこの病気では普通あり得ないぐらい長く、ここまで付き合ってくることができました。7月にいつものように治療入院で名古屋の病院に入った際に、食欲不振から胃腸の検査をしたところ、新たに胃癌が見つかりました。故人は勿論、我々家族もまさに足元をすくわれたような思いでしたが、父はそれでも前向きに病気と闘うと、治療に臨みました。しかし、残念ながら既に病魔は進行しており、9月の始めに当人の希望で自宅に戻り、そして家族総出で看病をし、素晴らしい2週間を父と過ごすことができました。9月20日に我々に看取られ、静かに息を引き取りました。父は、一企業人としてだけではなく、家族の父としても素晴らしい人物だったと思っております。常に人間力を磨けと申しておりました。我々も色々なことにチャレンジさせていただき、そして自らを磨くことができたのではないかと思っております。この祭壇にもあるような素晴らしい笑顔を見たくて、褒められたくて、私は仕事に臨んでいたと思いますし、また今後もそのように歩んで行きたいと思っております。父は非常に多趣味で、スポーツだけではなく、芸術などにも興味を持った人でした。長いことゴルフを愛し、そして体が言うことを聞かなくなってからは、一層バスケットのフェニックスの応援に思いを注いでおりました。残念ながら、新リーグ(Bリーグ)の開幕に間に合わず、見届けることなく逝ってしまいましたが、本日は皆様に輝秀からの最後のプレゼントということで、フェニックスのスポーツタオルと今シーズンの公式戦のペアチケット(招待券)を同封させていただきました。お忙しいとは思いますが試合会場に足を運んでいただき、輝秀もきっと会場にいると思いますので一緒にフェニックスの応援をしていただければと思います。引き続き、ご厚情とご厚誼をお願い申し上げます」と挨拶した。 献花では参列者が長い列をつくって、故人に最後の別れを告げた。 故大澤輝秀氏は昭和13年2月2日生まれ、愛知県出身。昭和36年早稲田大学を卒業後、オーエスジーに入社。昭和43年にOSG Tap and Die(アメリカ)を設立するなど海外展開を積極的に進め、平成4年に代表取締役社長に就任、平成19年から代表取締役会長兼CEOを務めた。 公職では豊川商工会議所会頭(2期6年)、公益財団法人大澤科学技術振興財団理事長などを務め、地域経済や科学技術の発展のための活動にも取り組み貢献した。 小川信夫氏(山信創業者)葬儀しめやかに 愛知県管工機材商業協同組合第4代理事長 配管資材・住宅機器の総合商社、山信(社長=小川信氏、本社=名古屋市熱田区中田町6―8)の創業者で前会長の小川信夫氏が9月15日に逝去された。享年94歳。密葬は9月17日に近親者のみで営まれた。 10月27日には同社と小川家の合同葬が名古屋市千種区の覚王山日泰寺普門閣で執り行われ、葬儀委員長に石川敏明氏(石川管工社長)、喪主を長男の小川信社長が務めた。葬儀・告別式には全国より業界関係者ら1500名余が参列して故人の冥福を祈った。 葬儀では石川葬儀委員長が式文を奉読した。その中で同氏は、社業ならびに業界の発展に尽くした故人の功績を振り返り、「あなたは、温厚、篤実、包容力を持って人に接せられ、会社の内外においてあなたに対する信望は厚いものがありました。20年ほど前に脳梗塞を患いながら日夜経営にご腐心されておりましたが、94歳の天寿を全うされました。お別れに際し、ご冥福をお祈りいたし、尽きることなき感謝の真心を捧げます」と述べた。 故小川信夫氏は、大正13年1月4日に現在の愛知県小牧市で誕生。当時の尋常高等小学校を卒業と同時に、小川商店(現小川管商)で奉公を始めた。第2次世界大戦中には陸軍高射砲部隊に所属。九死に一生を得て、戦後、戦争のために休業していた小川商店に戻り、再生に乗り出した。その後、小川商店の息女と結婚、のれん分けにて昭和25年8月に合資会社山信商店を開業した。昭和32年に株式会社に改組し現在の山信へと発展させた。その間、創業の地である名古屋市中区伊勢山に昭和41年新社屋(山信ビル)を建設、昭和46年には熱田区中田町に第2山信ビルを新築し営業本部を移転した。また、小牧営業所を皮切りに愛知県下に8か所、岐阜県、静岡県に各1か所の営業所を展開した。 一方、愛知県管工機材商業協同組合の設立当初(昭和38年)から理事を務め、副理事長を経て、昭和55年に第4代理事長に就任。理事長退任後も相談役を平成18年まで務め、長きにわたって業界の発展に尽力した。 葬儀では、浅野政司氏(東海設備工業社長)、守口茂氏(住商鋼管社長)、山信社員を代表して篠塚良一氏(山信営業本部長)が弔辞で故人との思い出などをそれぞれ語った。 最後に、喪主の小川社長が「本日はお忙しいところ、山信創業者で前会長でした父小川信夫の社葬並びに小川家の葬儀に、斯くも大勢の方にご会葬賜り誠にありがとうございます。故人の交流の深さに驚くばかりです。父は9月15日午前零時30分に眠るように天寿を全うしました。平成7年に脳梗塞を発症以来、半年毎に入退院を繰り返しておりましたが、老人ケア施設に入所後は脳梗塞で倒れることもなく、今年の8月に再発するまでは平穏に過ごしてきました。父は根っからの昔気質の商売人で、お客様、仕入れ先様を大切にしてきました。また、前例のないことでも、これはと感じたことには積極的に取り組んできました。菊作りが趣味で秋には大輪の花を咲かせ、それを愛でながらのバーベキュー大会が好きでした。温厚な面があり、厳しい面があり、信念を貫く人間味の溢れる人でした。私は父の遺志を受け継ぎ、社会への貢献、業界の発展、社員の福祉向上、ひいては父の信条でありましたお客様、仕入れ先様との共存共栄を図りながら、山信の発展に向けて邁進する所存です。最後に、残された家族一同に、故人と変わらぬご指導、ご鞭撻をいただきますようお願いいたします」と謝辞を述べた。 告別式では、故人との最後の別れを惜しむ参列者による焼香の列が続いた。 下野信重氏(下野機械社長) 通夜・葬儀に業界関係者ら多数参列 工作機械・工具の専門商社、下野機械(本社=岐阜市戎町4―14)の代表取締役社長下野信重氏は病気療養中のところ、11月25日治療の甲斐なく逝去された。享年67歳。 通夜が11月28日午後6時より、葬儀が翌29日午前11時より、いずれも善照寺無量寿堂(岐阜市雲竜町)において、同社並びに下野家の合同葬にて執り行われた。喪主は下野祐輔氏。 突然の訃報に接し、業界関係者など多数が参列し同氏の早すぎる死を惜しみ冥福を祈った。 故下野信重氏は、社業を発展させるとともに、工作機械業界の団体役員などを務め業界発展のための活動にも積極的に取り組んでいた。 『JIMTOF2016フォロー展』 最新情報をいち早く発信 三井機工 セレクトされた60社出展 工作機械・精密切削工具・精密測定装置等の総合商社、三井機工(社長=三井重信氏、本社=愛知県岡崎市)は12月16、17日の両日、岡崎市竜美丘会館(岡崎市明大寺町5―1)において同社の顧客を対象にした「JIMTOF2016フォロー展」を開催する。 先月17日から6日間にわたり東京ビッグサイトで開催された、JIMTOF2016は過去最多の来場者数を記録。フォロー展では、JIMTOFに出品された各分野の代表的なメーカー60社の最新商品を展示紹介する。JIMTOF会場では人が多くて詳細な説明を聞くことができなかった最新の商品を間近に見ながらじっくりと話が聞ける、三井機工のスタッフがセレクトし同社のユーザーにマッチした商品が展示される―と毎回好評の展示会だ。 また、期間中には出展メーカーによる技術セミナー、ミツトヨ『測定工具の正しい使い方』、住友電気工業『JIMTOF2016最新切削工具・加工技術講習会』、京セラ『生産性向上に寄与する京セラ最新切削工具による改善事例のご紹介』も行われる。 展示会の開催時間は、16日が午後1時〜同8時、17日が午前9時〜午後3時となっている。 【出展メーカー】 イスカルジャパン▽オーエスジー▽京セラ▽シーウェーブ▽住友電気工業▽ダイジェット工業▽ノア▽パル▽バニシングツール▽三菱日立ツール▽不二越▽ムラキ▽菱高精機▽MSTコーポレーション▽カトウ工機▽北川鉄工所▽コスメック▽シュンクジャパン▽大昭和精機▽日研工作所▽ナベヤ▽石田プレシジョン▽東京精密▽ミツトヨ▽SMC▽サン・タカハシ▽THK▽日東工器▽前田シェルサービス▽アールエフ▽愛知時計電機▽安震▽イーズライフ▽永興電機工業▽永進テクノ▽神谷ベルト▽鬼頭精機製作所▽ケルヒャージャパン▽カーボーイ▽魁半導体▽ジェントス▽ジェイトンプソンズ▽昭和電機▽ソニーセミコンダクタソリューションズ▽スーパーツール▽住友スリーエム▽スリーアールソリューション▽テクノプラン▽東京発条製作所▽日本オイルポンプ▽日本電産シンポ▽日本ユニシス・エクセリューションズ▽フクハラ▽不二越(ロボット)▽富士機械製造▽ベッセル▽三井精機工業▽ミルトス▽柳瀬▽菱和 2017年3月期第2四半期決算(IFRS) 当期利益は241億円に大幅改善 LIXILグループ 最終損益を上方修正 LIXILグループ(社長=瀬戸欣哉氏、本社=東京都千代田区)は11月7日、2017年3月期第2四半期(上期)決算を発表した。売上高は前年同期比8%減の8704億円となったものの、当期利益(親会社の所有者に所属する四半期利益)は241億円となり、当初予想および前年同期実績を大幅に上回った。 減収の主な要因は第1四半期と同様に、一部の事業の売却、為替変動の影響、LIXIL Building Technology(LBT)の近年の選別受注の結果ならびに海外プロジェクトの本体工事進捗の遅れとしている。 為替や事業売却の影響を除いた実体ベースでは、LIXIL Water Technology(LWT)、LIXIL Kitchen Technology(LKT)、流通・小売り事業および住宅・サービス事業等は売上成長となった。 事業利益は398億円で、今年5月に発表した当初予想を93億円上回り、前年同期比ではほぼ横ばいの0・7%減となった。LWTの海外事業は、事業利益48%増と大幅増益となったものの、LBT海外事業の減益と国内マーケティング費用などの販売費及び一般管理費の先行投資の増加で相殺された。 営業利益については、前年同期の一過性損益の剥落により、前年同期比17・2%増の383億円となった。当期利益も、前年同期の一過性損失の剥落と為替差損益の好転によって241億円となり、425億円の大幅改善となった。 LIXILグループは10月19日に、2017年3月期通期業績予想について、最終損益が380億円の黒字となる大幅な上方修正を発表した。これは上期利益が当初予想を大きく上回ったことによるもの。一方、売上高の通期業績予想については、新築やリフォームなどの国内需要やLBTの海外事業の見直しなどによって、1兆7800億円へと下方修正した。事業利益は800億円へ上方修正した。 LIXILグループ社長兼CEOの瀬戸欣哉氏は「LIXILグループは、効率的で機動力のあるシンプルな組織へと進化を続けており、これまでに導入した数々の施策が、事業利益や収益性の面で成果として表れてきています。関連性の高い事業や製品分野における統合を推進するため、タイル事業のLHTからLWTへの移管、LKTとLWT間での水回り商材の連携強化、LWT AsiaとLHT海外事業本部の統合など、重要な組織変更を継続的に実施しており、さらなるシナジーの発揮につなげていきます。当社は、事業効率の向上とともに、BtoBのお客様やエンドユーザーのニーズにすばやく対応できる体制の強化を今後も進めてまいります」とコメントしている。 2016年12月18日2620号 メカトロテックジャパン(MECT)2017 3か月前倒しで募集締め切り 愛機工 12月理事会を開催 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)は、12月6日午後4時30分より名古屋市中区の名古屋ガーデンパレスにおいて理事会を開いた。理事・監事合わせて23名が出席し、10月26日に行われた全機工連東京大会や、MECT2017展の募集状況について(12月5日にわずか1か月で満小間のため募集終了)の報告などが行われた。 理事会では以下の内容が報告・審議された。 @会員の増強活動については、12月1日現在の組合員数(248社)、賛助会員数(100社)が事務局より報告された。 A全機工連東京大会について、伊藤理事長が報告した。第42回全機工連全国大会(東京大会)が10月26日、第一ホテル東京で開催された。出席約480名。愛機工組合からは組合理事を中心に23名が出席した他、山下相談役と野田相談役(共に全機工連元相談役)が来賓として出席した。特に今回は業界のユーザーとなる中小企業の経営者によるパネルディスカッションおよびユーザーと商社、相互の立場の質疑応答が注目を集めた。 B)第76回親善野球大会について、長村福利厚生部長(長村商店社長)が報告した。準決勝戦を10月15日・22日に4試合行い、優勝戦を10月30日、江南市の草井球場において開催した。Aゾーンは川島商事と井高、Bゾーンは落合とユアサ商事がそれぞれ対戦し、井高とユアサ商事が優勝を飾った。試合終了後には高田副理事長(井高社長)はじめ福利厚生部理事と青年部員など関係者が参加して表彰式を執り行い、5月に開幕した大会を終了した。延日数11日。 C第43回組合親善ゴルフ大会について、引き続き長村福利厚生部長が報告。10月14日、春日井カントリークラブにおいて開催し、金馬商工の堀明典氏が優勝を飾った。また、収支報告も行われた。 D研修事業について、林経営対策部長(広島商事社長)が報告した。管理者・中堅社員研修を11月25日午後1時〜4時30分、東別院会館において開催した。テーマは「営業マンのためのコミュニケーション講座」。講師は宇井克己氏(ナレッジ・プラクティス・コンサルティング)、受講者26名。研修では、営業マンの役割や仕事の基本など、仕事の質を高めるための考え方をはじめ問題を解決するための理解力・表現力の向上を学んだ。また、より良いコミュニケーションを構築するための手法や近年、情報の伝達として急増しているメールの取り扱い方についても学んだ。 EMECT2017展について、高田実行委員長(副理事長)が現状報告を行った。同展は来年10月18日(水)〜21日(土)の4日間、ポートメッセなごや全館(1〜3号館)で行われる。出展者については11月1日より募集を開始しているが、早期の申し込みが急増しわずか1か月で満小間の見通しとなり、12月5日に受付の終了を発表した。11月30日にはニュースダイジェスト社と組合MECT役員で打ち合わせを行い、受付終了の発表に合わせ今後の対応を検討した。現状では小間の調整が必須となるため、前回展の実績を基に増小間の申し込み及び復活、新規出展者を対象に減小間を要請するとした。組合関係者の出展は450〜460小間が予測されると報告された。 また、参考として次の報告がなされた。新立体駐車場が2017年3月1日に竣工し収容台数は大幅に増加するが、レゴランド来場者も併用するため課題が残る。アクセスについては今回も「あおなみ線」の利用を周知する。駐車料金は従来の700円から、平日上限1000円(1時間500円)、土・日、休日は1500円に値上げされる。展示会場は、2019年展までは現状通り。新1号館については、2021年の竣工を予定しているが、現段階では不透明とされた。 F2017年新年会の予告が、担当支部となる西支部の内藤支部長(内藤商事社長)より行われた。組合新年会を1月19日(木)午後6時よりANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋にて開催する。参加者見込みは380名。12月7日に試食会を兼ね支部忘年会を開催。 G中部ブロック会議について、高田全機工連中部ブロック長(副理事長)が説明した。2016年度中部ブロック会議を来年2月または3月に開催する。幹事組合の遠州機工会の案では、2月15日に東京第一ホテル錦で、午後3時からブロック会議、講演会「アジアの対立と共存の構図」(講師=大庭三枝東京理科大学教授)、懇親会を行い午後8時に終了となっている。日程については、他団体と調整し不都合があれば改めて会場を確保する。 H部会報告【総務部】理事会の運営および支部編成について務める。【情報部】組合報秋号を11月に発送した。組合員景況調査は来年1月に実施する。【経営対策部】年度内の各種セミナーは終了。当面は次年度の企画を検討する。【事業部】当面はMECT展の準備に務める。他、カーリースについて、現在、キリックスリースと販売提携を結んでいるが、新たにトヨタレンタリースから提携の話があった。【青年部】11月9日にウインクあいちで最新3Dプリンター金属造形の市場・技術動向≠テーマに講演会を開催した。出席29名。今後の予定は、忘年会を12月14日(水)に開催。2017年2月11日(土)に実施する日帰りバスツアーは、既に定員の80名に達したため申し込みを締め切った。今回は、浜松うなぎと自衛隊エアーパークを訪問し、イチゴ狩りも楽しむ。【福利厚生部】野球大会が終了し、反省会を12月1日、華火において江南審判部および青年部を交えて開催した。 I訃報 山信(熱田支部)の小川信夫前会長が9月17日永眠された。享年94歳。社葬が10月27日、覚王山日泰寺普門閣で営まれた。 Jその他、支部編成見直しについては、組合員の異動や減少により支部員数に格差が生じている状況で支部の区割りや統合等について支部忘年会や支部総会で支部員の意見を聞く。但し、見直しを決定するものでは無いとした。 支部忘年会日程は、西支部12月7日(水)、東支部8日(木)、中南支部12日(月)、南支部16日(金)、中北支部16日(金)、北支部21日(水)、熱田支部22日(木)、尾張支部は11月26日に開催済、三河支部は新年会として来年1月20日(金)に開催する。 次回理事会は来年2月14日(火)に東京第一ホテル錦で開催する。懇親会を併催。 事務局年末年始休業は12月29日(木)〜2017年1月4日(水) 2016年12月18日2620号 メカトロテックジャパン(MECT)2017 3か月前倒しで募集締め切り 愛機工 12月理事会を開催 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)は、12月6日午後4時30分より名古屋市中区の名古屋ガーデンパレスにおいて理事会を開いた。理事・監事合わせて23名が出席し、10月26日に行われた全機工連東京大会や、MECT2017展の募集状況について(12月5日にわずか1か月で満小間のため募集終了)の報告などが行われた。 理事会では以下の内容が報告・審議された。 @会員の増強活動については、12月1日現在の組合員数(248社)、賛助会員数(100社)が事務局より報告された。 A全機工連東京大会について、伊藤理事長が報告した。第42回全機工連全国大会(東京大会)が10月26日、第一ホテル東京で開催された。出席約480名。愛機工組合からは組合理事を中心に23名が出席した他、山下相談役と野田相談役(共に全機工連元相談役)が来賓として出席した。特に今回は業界のユーザーとなる中小企業の経営者によるパネルディスカッションおよびユーザーと商社、相互の立場の質疑応答が注目を集めた。 B)第76回親善野球大会について、長村福利厚生部長(長村商店社長)が報告した。準決勝戦を10月15日・22日に4試合行い、優勝戦を10月30日、江南市の草井球場において開催した。Aゾーンは川島商事と井高、Bゾーンは落合とユアサ商事がそれぞれ対戦し、井高とユアサ商事が優勝を飾った。試合終了後には高田副理事長(井高社長)はじめ福利厚生部理事と青年部員など関係者が参加して表彰式を執り行い、5月に開幕した大会を終了した。延日数11日。 C第43回組合親善ゴルフ大会について、引き続き長村福利厚生部長が報告。10月14日、春日井カントリークラブにおいて開催し、金馬商工の堀明典氏が優勝を飾った。また、収支報告も行われた。 D研修事業について、林経営対策部長(広島商事社長)が報告した。管理者・中堅社員研修を11月25日午後1時〜4時30分、東別院会館において開催した。テーマは「営業マンのためのコミュニケーション講座」。講師は宇井克己氏(ナレッジ・プラクティス・コンサルティング)、受講者26名。研修では、営業マンの役割や仕事の基本など、仕事の質を高めるための考え方をはじめ問題を解決するための理解力・表現力の向上を学んだ。また、より良いコミュニケーションを構築するための手法や近年、情報の伝達として急増しているメールの取り扱い方についても学んだ。 EMECT2017展について、高田実行委員長(副理事長)が現状報告を行った。同展は来年10月18日(水)〜21日(土)の4日間、ポートメッセなごや全館(1〜3号館)で行われる。出展者については11月1日より募集を開始しているが、早期の申し込みが急増しわずか1か月で満小間の見通しとなり、12月5日に受付の終了を発表した。11月30日にはニュースダイジェスト社と組合MECT役員で打ち合わせを行い、受付終了の発表に合わせ今後の対応を検討した。現状では小間の調整が必須となるため、前回展の実績を基に増小間の申し込み及び復活、新規出展者を対象に減小間を要請するとした。組合関係者の出展は450〜460小間が予測されると報告された。 また、参考として次の報告がなされた。新立体駐車場が2017年3月1日に竣工し収容台数は大幅に増加するが、レゴランド来場者も併用するため課題が残る。アクセスについては今回も「あおなみ線」の利用を周知する。駐車料金は従来の700円から、平日上限1000円(1時間500円)、土・日、休日は1500円に値上げされる。展示会場は、2019年展までは現状通り。新1号館については、2021年の竣工を予定しているが、現段階では不透明とされた。 F2017年新年会の予告が、担当支部となる西支部の内藤支部長(内藤商事社長)より行われた。組合新年会を1月19日(木)午後6時よりANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋にて開催する。参加者見込みは380名。12月7日に試食会を兼ね支部忘年会を開催。 G中部ブロック会議について、高田全機工連中部ブロック長(副理事長)が説明した。2016年度中部ブロック会議を来年2月または3月に開催する。幹事組合の遠州機工会の案では、2月15日に東京第一ホテル錦で、午後3時からブロック会議、講演会「アジアの対立と共存の構図」(講師=大庭三枝東京理科大学教授)、懇親会を行い午後8時に終了となっている。日程については、他団体と調整し不都合があれば改めて会場を確保する。 H部会報告【総務部】理事会の運営および支部編成について務める。【情報部】組合報秋号を11月に発送した。組合員景況調査は来年1月に実施する。【経営対策部】年度内の各種セミナーは終了。当面は次年度の企画を検討する。【事業部】当面はMECT展の準備に務める。他、カーリースについて、現在、キリックスリースと販売提携を結んでいるが、新たにトヨタレンタリースから提携の話があった。【青年部】11月9日にウインクあいちで最新3Dプリンター金属造形の市場・技術動向≠テーマに講演会を開催した。出席29名。今後の予定は、忘年会を12月14日(水)に開催。2017年2月11日(土)に実施する日帰りバスツアーは、既に定員の80名に達したため申し込みを締め切った。今回は、浜松うなぎと自衛隊エアーパークを訪問し、イチゴ狩りも楽しむ。【福利厚生部】野球大会が終了し、反省会を12月1日、華火において江南審判部および青年部を交えて開催した。 I訃報 山信(熱田支部)の小川信夫前会長が9月17日永眠された。享年94歳。社葬が10月27日、覚王山日泰寺普門閣で営まれた。 Jその他、支部編成見直しについては、組合員の異動や減少により支部員数に格差が生じている状況で支部の区割りや統合等について支部忘年会や支部総会で支部員の意見を聞く。但し、見直しを決定するものでは無いとした。 支部忘年会日程は、西支部12月7日(水)、東支部8日(木)、中南支部12日(月)、南支部16日(金)、中北支部16日(金)、北支部21日(水)、熱田支部22日(木)、尾張支部は11月26日に開催済、三河支部は新年会として来年1月20日(金)に開催する。 次回理事会は来年2月14日(火)に東京第一ホテル錦で開催する。懇親会を併催。 事務局年末年始休業は12月29日(木)〜2017年1月4日(水) 全員例会は2月2日開催 新年賀詞交歓会の次第決まる 岐阜県管工機材商組合 12月度理事会・忘年会 岐阜県管工機材商組合(理事長=廣瀬功氏・瓶由社長)は12月1日、岐阜市真砂町の味み亭で12月度理事会ならびに忘年会を開催。理事や木曜会(実務責任者会議)メンバーら11名が参加し、以下の議題について審議・報告がなされた。 ●第一号議案=第70回ゴルフ会について担当の山田謙一理事(山兼社長)より報告▽第70回の記念すべき開催となった今回は、岐阜県関市の岐阜関カントリー倶楽部西コースで、本理事会当日の12月1日午前8時20分スタート。組合員、賛助会員ら7組26名が参加し、廣瀬理事長が見事優勝を果たした。 ●第二号議案=京都管工機材商業協同組合設立30周年記念式典および祝賀会について奥村威彦副理事長(安田取締役本店長)より報告▽11月25日、京都管工機材商業協同組合の正会員、賛助会員、および来賓など総勢140名余が集まり盛大に執り行われた。「東京や山梨の組合の方々とお話しができたのは良かった。また、現在検討中である表彰制度についても参考になる式典であった」と奥村副理事長から報告があった。 ●第三号議案=新年賀詞交歓会について廣瀬理事長より報告および確認▽岐阜市長良の岐阜グランドホテルにて、平成29年1月25日(水)午後5時30分受付開始、午後6時開宴。司会進行は、新年賀詞交歓会を山田進路理事(山彦社長)が、懇親会を高橋宏明木曜会幹事長(白木商会)がそれぞれ担当する。その他、次第についての確認などが行われた。 ●第四号議案=全員例会について廣瀬理事長より報告▽岐阜グランドホテルにて平成29年2月2日(木)午後5時から受付開始、午後6時から講演会を開催、午後7時から懇親会を開催。講演テーマや講師については担当の浦瀬武夫理事(西部管商社長)を中心に現在調整中で、確定次第、組合員らにアナウンスされる。 ●第五号議案=表彰制度について廣瀬理事長より素案が提案され、これが概ね了承された。次回理事会以降も詳細について審議を重ね、平成29年度総会での承認を目指すこととなった。 次回の理事会は、全員例会開始前の平成29年2月2日(木)午後5時から、岐阜グランドホテルで開催される。 各議題の審議・報告が滞りなく終了した後は、廣瀬理事長の乾杯の音頭で忘年会がスタート。それぞれが1年の労をねぎらいながら食事や話に花を咲かせるなか宴もたけなわとなり、最後は高橋木曜会幹事長の音頭による一本締めでこの日はお開きとなった。 桃厳寺界隈の散策を楽しみ 木造住宅耐震基準の変遷等学ぶ 名古屋水栓販売協会 11月例会・懇親会 名古屋水栓販売協会(理事長=伊藤辰之氏・イトウ社長)は11月19日に11月例会ならびに懇親会を開催し、会員ら15名が参加した。例会では名古屋市千種区の名古屋大学減災連携研究センター「減災館」を訪れた後、曹洞宗泉龍山桃厳寺(とうがんじ)とその周辺を自由に散策。午後5時からは懇親会で親睦を深めた。 まず初めに訪れた名古屋大学・減災館では、東海エリアの地理的特徴を精密に再現し津波や地震エネルギーの到達時間を確認できる「3Dビジュアライズ」や、地震による超高層ビルの揺れの再現に成功した地震応答体感装置「BiCURI」などを体感。また、同館教員による特別講演会を聴講し、防災≠ニ減災≠フ違い、『市街地建築物法』から『建築基準法』へと移行した木造住宅耐震基準の変遷などを学んだ。 名古屋大学・減災館を後にし次に訪れたのは、真緑の名古屋大仏≠ェ鎮座し、織田信長の父・信秀の菩提寺としても知られる桃厳寺。赤く紅葉した木々の下をくぐり抜け、名古屋都心にありながらも4000坪の広さを有する境内へと足を踏み入れた一行は信秀のお墓や名古屋大仏を拝覧。その後は各自が思い思いに界隈を散策した。 午後5時、名古屋市千種区の風来坊本山店に再び集合し、伊藤理事長の挨拶と乾杯の音頭で懇親会がスタート。この日の感想や新年会の話しで盛り上がりを見せるなか宴もたけなわとなり、最後は在田忠之副理事長(在田商店社長)の中締めでこの日の全日程が終了した。 全国4会場で目標動員数上回る 第14回設和会商品技術展示会 大和ハウス工業設和会主催 大和ハウス工業(社長=大野直竹氏、本社=大阪市北区)と設備メーカー、販売会社、エネルギー会社、通信会社らで構成される大和ハウス工業設和会主催の『第14回設和会商品技術展示会』が今年も全国4会場で開催された。東海地区では11月17・18日の2日間、大和ハウス工業名古屋支社内でカタログ展示企業を含め48社が出展し、目標来場者数1000名を超える1162名が来場した。名古屋会場以外では、11月10日に福岡、同24・25日に東京、12月1・2日に大阪で開催されている。 "設備の底力、無限大"と題された今回展のテーマは「未来へつなぐ技術の架け橋」だ。出展メーカー各社は新商品や独自の新技術を展示・披露し、未来へとつながる安心・安全・環境・快適・省エネを来場者へと提案した。 快晴に恵まれた17日は朝10時の開場を前に開会式が行われ、大和ハウス工業取締役常務執行役員名古屋支社長の大友浩嗣氏らが挨拶した後、テープカットで今回展は幕を開けた。朝10時の開場と同時に多くの来場者が訪れ、2日間を通して大変な賑わいを見せていた。 大和ハウス工業名古屋支社は2017年6月、名古屋駅の南に広がる大規模再開発エリア「ささしまライブ」への移転が決定している。2017年開催予定となっている『第15回設和会商品技術展示会』名古屋会場は、これまで以上に広い会場となり出展メーカーもさらに増えるという。 「大和ハウス工業設和会」は、設備技術の向上や会員企業間と大和ハウス工業の異業種交流・情報交換を目的に1999年に発足。設備メーカーや販売会社、エネルギー会社、通信会社などから構成され、定期的に技術セミナーや展示会を開催するなど、積極的な情報収集や技術向上に努めている。 伊レッグローリング製高精密転造盤の 日本地区販売代理店契約を締結 三嶋商事 保守業務契約も結び導入後もサポート 転造盤・冷間圧造工具専門店の三嶋商事(社長=三嶋章嗣氏、本社=愛知県日進市岩崎台1―130)は11月24日、イタリアの転造盤メーカーであるレッグローリング(REGG ROLLING)製転造盤の、日本での販売代理店契約を締結し、販売を開始したことを発表した。あわせて保守業務契約も締結し、導入後も顧客サポートを一貫して行う体制を整えた。 三嶋商事は、約40年にわたり転造盤専門店として営業。国内転造盤メーカーの代理店として新品転造盤の販売を行うほか、修理・オーバーホール、中古転造盤の販売を行っている。また、転造工具の販売、周辺装置の製作も手掛けるなど、蓄積されたノウハウをもとに、転造関連のあらゆることにワンストップで応えている。 今回販売代理店契約を結んだレッグローリングは、レッグインスペクション社の転造盤部門であり、現在はアメリカ、ドイツ、イタリアに向けての販売を主に行っている。レッグインスペクション社は世界的なバランサメーカー、バランスシステムズ社の子会社である。 レッグローリング製転造盤は、高剛性・高精度が特徴で、2ダイス転造盤、3ダイス転造盤双方のラインナップをもつ。2ダイスでは右主軸台が摺動する1スライド、左右の主軸台が摺動する2スライドの選択が可能。2ダイス・3ダイスすべての転造盤において歩み転造が可能であり、主軸はサーボモータまたはギアタイプ、スライドは油圧またはサーボモータが選択できる。 セッティングはPLCパネルで行うため、オペレーターの技量如何といった従来の転造加工の弱点を克服。転造能力は4トン〜100トンまで要望に応じた設計が可能であり、これらの仕様を合わせてテーラーメイドでの発注が可能となっている。 転造盤に高精度・高剛性が求められる製品に適しており、特に中空・中実長尺物への転造や、転造トン数の高い歩み転造、短いサイクルタイムでの加工が必要な製品に向いているという。 同社は、従来からの国内製転造盤の販売に加え、レッグローリング製転造盤を取り扱うことにより、ユーザーに幅広い選択肢の中から最適な提案ができるようになり、「これまで培ったノウハウを生かしながら、ニッチな転造業界でキラリと光る企業を目指してまいります」とコメントしている。 メカトロテックジャパン(MECT)2017 満小間で出展申し込み受付終了 最終規模は1900小間前後に メカトロテックジャパン2017(MECT2017)を主催するニュースダイジェスト社(社長=樋口八郎氏、本社=名古屋市千種区内山3−5−3)は、MECT2017の出展申し込み小間数が予定した募集定数に達したため、来年の2月28日までを予定していた出展募集受け付け期間を前倒し、12月5日をもって出展募集の受け付けを締め切った。 今回展の最終小間数は2015年10月に開催した前回展(1915小間)と同等の開催規模となる見込み。減小間要請等もあり、小間数の最終確定は来年6月頃となる見込みとしている。 来年10月に名古屋市で開催されるMECT2017は、2年に一度東京で開催される日本国際工作機械見本市(JIMTOF)に次ぐ国内で2番目の規模の工作機械・技術の専門見本市。通算15回目となった前回のMECT2015では、444社・団体(1915小間)が出展し、9万4124人が来場した。17年展は、11月1日に出展募集を開始して以来、過去最速のペースで出展申し込みが進んでいた。 同社の樋口社長は「景気は決して良いとは言えないが、それ以上に展示会を活用して新たな需要を取り込みたいという機運が高まっているように感じる。地域産業発展のため、今回も1年後の開催に向けてしっかりと準備し、皆様の期待にお応えしていく」とコメントしている。 【MECT2017概要】 ●会場=ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場) ●開催期間=2017年10月18日(水)〜10月21日(土)の4日間 ●開場時間=10時〜17時※20日(金)は19時までナイター開催、最終日21日(土)は16時まで ●主催=ニュースダイジェスト社 ●共催=愛知県機械工具商業協同組合 ●料金=1小間(3m×3m)26万円(税別) ●出展対象製品=工作機械、鍛圧・板金加工機、射出成形機、機械工具、鋸刃、切削工具、工作機器、測定機器、試験機器、研削砥石、研磨材、油圧・空圧・水圧機器、歯車・歯車装置、環境・安全対応機器装置、CAD/CAM/CAE、制御装置・関連ソフトウエア、産業用ロボット、搬送装置、洗浄機械装置、品質管理・安全・試験認証機関、新素材、マイクロマ 円高の影響と負の遺産一掃等のため 通期業績予想を下方修正 DMG森精機 2016年12月期第3四半期決算会見 DMG森精機(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区名駅2―35―16)は11月7日、2016年12月期第3四半期決算(連結)発表記者会見を東京、名古屋の2会場で開いた。会場の東京グローバルヘッドクォータに森社長、小林弘武専務が出席し、名古屋本社とテレビ会議でつないで行われた。 第3四半期(2016年1〜9月)決算は、売上収益2677億6800万円、営業利益25億9500万円、税引前利益7億8600万円、四半期利益9000万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益マイナス18億7900万円、四半期包括利益合計額マイナス283億8600万円、基本的1株当たり四半期利益マイナス16円01銭となった。 今回、対前年同期比の記載がないのは、2015年4月よりDMG MORI AKTIENGESELLSCHAFT(AG社)を連結対象としており、比較期間(2015年1〜9月)の一部(2015年1〜3月)にはAG社の数値が含まれていないため。 第3四半期末の財政状態は、資産合計5106億7900万円、資本合計1017億8500万円、親会社の所有者に帰属する持分999億2600万円、持分比率(自己資本比率)19・6%、1株あたり親会社所有者帰属持分832円59銭。 前期(2015年12月期)に比較して、自己資本比率が26・0%から19・6%に減少した。これは主に、AG社株式の追加取得や8月24日にドミネーション・アグリーメントが発効したことによるAG社株式のみなし取得に伴い、国際会計基準(IFRS)に基づきAG社株式の取得価格とAG社の純資産の差額を株主資本から控除する処理による影響と説明された。 配当については、予定通り期末13円、年間26円。 通期業績予想は、売上収益3700億円、営業利益20億円、親会社の所有者に帰属する当期利益マイナス80億円、基本的1株当たり当期利益マイナス66円66銭とし、前回(5月10日)に発表された予想を売上収益で400億円、営業利益で230億円下方修正した。 修正の理由として、主に円高に伴う為替の影響に加え、欧州における太陽光発電等のエネルギービジネスからの撤退や千葉、スイス、フランス、上海等の生産拠点の最適化に向けた統廃合など過去の負の遺産一掃に関わる損失、及び重複した組織の見直しに伴う人員整理や会社の清算に関わる損失などを合わせた損失見込額約130億円を計画したことが挙げられた。 森社長は「2つの会社が一緒になり、変則的な決算となった。8月にドミネーション・アグリーメントが発効し、日本の指示を聞いてもらえる体制となった。9月、10月と今まで溜めてきた懸案事項をほぼ全て解決した。来年以降は、円高に振れても利益増が見込める体制となった。通期の業績予想は、売上収益を4100億円から3700億円に下方修正した。ほとんどの部分(約8割)が為替の影響。加えて、ECOLINEを廃止しCMX等の新シリーズに変更するため、ECOLINEの受注を6か月ほど止めていたことで売上が減少した。営業利益は、150億円から処分費用が130億円かかるために、20億円となる。来期以降は、米国事業の利益改善、工場閉鎖等の効果もあり、100億円ほど改善できる」と話した。 その他、DMG MORIグループの取り組みとして、大型展示会での最新ソリューション提案、マイクロソフトとの技術協力(クラウド技術による、スマートファクトリー実現へのインフラ整備)、モータースポーツへの挑戦(9月30日、トヨタ自動車とのパートナーシップを新たに締結)などが報告された。 韓国テクニカルセンタ グランドオープン DMG森精機 11月9日にセレモニー DMG森精機は、このほど韓国テクニカルセンタをグランドオープンした。現地時間11月9日にオープニングセレモニーを執り行い、同社社長森雅彦氏ら関係者によるテープカットが行われた。 首都ソウルに位置する韓国テクニカルセンタは、韓国また近隣国のユーザーに最高の商品とサービスを提供するため、グローバルに展開するDMG MORIの販売・サービス活動の重要な役割を担っていく。 航空機、自動車などをはじめとする全ての産業へソリューションを提案するアプリケーションエンジニア約10名を中心に、約60名の社員が活躍している。1階のソリューションセンタでは、11台の機械を設置しテスト加工、CELOSセミナー、インダストリー4・0への取り組みも行っていく。 オープンを記念して11月12日まで開催されたオープンハウスでは、600uを越えるスペースにDMU100P duoBLOCK、NVX5080−40、CMX600Vといった最新機種を展示。さらに、DMG MORIテクノロジーサイクルも実演された。 【韓国テクニカルセンタ】 ・所在地=12,Iljik−ro106beon−gil,Manan−gu,KR−13901Anyang−si ・敷地面積=3346u ・建物=4階建て(1階にソリューションセンタ、2階にセミナールーム・会議室、3階に事務所・応接室、4階に事務所・役員室) ・社員=約60名 役員人事 ムラキ ムラキ(社長=木内義裕氏、本社=東京都中央区日本橋3―9―10)は、11月25日開催の同社株主総会ならびに取締役会において、次の役員が選任され就任した。 ▽代表取締役社長=木内義裕氏 ▽専務取締役=福島康行氏 ▽常務取締役=山下貢司氏(昇任) ▽取締役=山本信司氏(新任) ▽取締役=村木仁氏(新任) ▽監査役=鶴田愛氏 なお、取締役落合博司氏は退任し顧問に就任した。 IIoT、マシンビジョンをテーマにした 『LINXDays』盛況 名古屋など3会場に参加者多数 世界における最先端技術の技術商社であるリンクス(社長=村上慶氏、本社=横浜市青葉区)は11月16〜18日の3日間にわたり、名古屋(ミッドランドホール)、大阪(阪急うめだホール)、東京(品川グランドホール)でプライベートセミナー「LINXDays(リンクス・デイズ)」を開催した。産業界における最新の動向や導入事例をはじめ、同社が取り扱う最新製品を一堂に集めて紹介し、いずれの会場も予想を上回る参加者で盛況だった。 セミナーは2部構成で行われ、午前開催の「リンクス・IIoT・セミナー」では、Industrial IoT(インダストリアルIoT=IIoT)で日本のモノづくりが今後どのように変革していくのかを、国内企業の事例や海外企業の取り組みを交えて紹介した。 午後開催の「リンクス・マシンビジョン・セミナー」では、国内におけるニーズが高まりつつある画像処理技術に関する市場動向や、最新のマシンビジョンコンポーネントについて、活用事例と共に紹介。さらに、リンクスの主要取扱製品の1つである画像処理ソフトウェア「HALCON(ハルコン)」の最新バージョンも初めて披露された。 新会長に野崎憲昭氏(常磐精機社長) 更なる会の発展を目指す 三親会 第39回定時総会を開催 三親会(会長=石田勝俊氏・石田商会会長、サンコー商事を中心とする販売店とメーカーの会)の第39回定時総会が11月11日、名古屋市東区のメルパルク名古屋で午後5時より開かれた。 冒頭、石田会長が「この会の会長を務めさせていただき16年になります。私の父親が亡くなってすぐに入会しましたので30年となりますが、そのうちの半分、会長をさせていただいたことになり、そろそろ後進の方にと考えて総会に臨んでいます。私どもの会社は岐阜にあり、航空機があるので、名古屋はじめ愛知県下の同業者はもとより、関西地区からも岐阜に進出しており、非常に激戦となり苦戦をしていますが、しっかりと地に足をつけてやっていくしかないと思っています。地道にコツコツとやっていくことが大切だと感じています。本日の総会がスムーズに進むことをお願いいたします」と挨拶。 続いて小島徹サンコー商事社長が挨拶に立ち、日頃の三親会、サンコー商事に対する支援・協力に感謝の意を表した後、1年を振り返り「昨年の総会は福岡で開催し、博多の屋台で楽しいひと時を過ごしたことを覚えています。この1年間で色々なことがありました。ことに経済面では、昨年の総会時は1ドル122円ほどでしたが、どんどん円高となり、11月9日にトランプ氏が次期大統領となったのでどうなるかと思っていたところ、106円と落ち着いてはいますが、それでも15%ほどの円高です。円高は企業の業績に大変影響があり、色々な企業が中間期の決算の発表をしていますが、トヨタ自動車さんを含めて減収減益となっています」 同社と関係の深い工作機械業界の動向については「受注額が10月の速報値で938億円。これまで工作機械は月1000億円が目安ですが、今年になってから4月、8月、10月と未達成となっている。1〜10月の累計で1兆301億円と前年比18・2%減。内需面でも減少している。日本工作機械工業会が今年の年初に年間1兆5500億円との受注予想を立てているが、中間で1兆3000億円に下方修正をした。しかし、これもなかなか達成が難しいという厳しい状況です。先月の日銀短観も見ても、企業の景況感は横ばいが多い」と小島社長は話した。 サンコー商事の業績については「4〜9月の6か月間は、期初に大きな受注をもっていた関係もあり、売上、利益とも増収増益となりました。ただ成約ベースでは、世間の状況通り、目標に達成していませんし、このペースで行くと、下期は減収減益になると思っています。今ある引き合いを丁寧にフォローしていきたいと思っています。売上の中で海外向けがかなり増えてきたので、私どもの拠点があるインドはじめアジアを、その体制を生かしてしっかり対応していきたい。国内の方は、最近のキーワードであるIoTやAT、ロボットなどを生かした省力化は、大手企業を中心にどんどん出てくる。それをしっかりフォローしていきたいし、JIMTOFはセールスをするのには絶好の機会と思っているので、三親会の皆様と共に展示会を利用して商売を取っていきたいと思っています」と述べた。 三親会について小島社長は「歴史を振り返ると39回となっていますが、もっと昔から名称は異なりますが行っています。1963年(昭和38年)に前進がスタートしました。半世紀以上この会は続いています。当然、人も変われば、内容も変わる。色々と変化しながら、この伝統ある三親会を盛り上げていきたいと考えています。三親会の発展に、皆様からのご支援をお願いいたします」と述べて挨拶を結んだ。 野崎憲昭副会長(常磐精機社長)を議長に選出。事務局より、会員36社中27社の出席により総会が成立すると報告があり、新会員1社が報告された後、議事に入った。 第1号議案の第38期事業報告、会計報告及び監査報告、第2号議案の第39期事業計画案、会計予算案について審議し原案通り承認可決された。 第3号議案の役員改選では、8期16年務めた石田会長が退任、野崎副会長が新会長に就任した。新副会長は森庸一氏(森哲社長)。石田氏は引き続き幹事として会の発展に努める。その他の幹事は全員留任とした。 総会終了後は懇親会が催され、野崎新会長が挨拶で「今回、会長に就任いたしました。石田前会長様におかれましては、本当に16年間お疲れ様でした。役員会の席上、一度ご辞退をさせていただきましたが、他の幹事の方々からも押され、3つの恩返しをしたいということで決意をいたしました。ここにいらっしゃる会員の会社と皆様に対して恩返しがしたいと思っています。14年前、32歳の時に父親が急に倒れて、その代役として初めて参加させていただいた時、何も知らない私を温かく迎えてくださいました。もうひとつの恩返しは、サンコー商事様への恩返しです。私の父が創業した時、サンコー商事様に支えられて、私どもの今があるのではないかと思っています。最後は、創業者の父に対しての恩返しをしたい。私の父親は、なかなか仲間内の会合に出ませんでしたが、なぜか三親会となると必ず参加していました。それだけ、この会には愛情を注いでいました。私がその会の会長に就任させていただけることは、きっと天国で父も頑張れと思ってくれていると思っています。私は、まだまた浅学非才ですので、皆様方のご支援を賜らなければ何もできません。歴史ある会を、更に盛り上げて、今まで以上に頑張ってまいる所存です」と決意を述べて、力強く乾杯した。 和やかな雰囲気の中で販売店、メーカー、サンコー商事の三者が互いに交流を深め、山口朗副会長(黒田精工名古屋支店長)の中締めで終了した。 減収減益、通期予想に変更なし ジーネット 2017年3月期第2四半期決算 ジーネット(社長=古里龍平氏、本社=大阪市中央区南新町1―2―10)は11月14日、本社ビル会議室にてジーネット及びフルサトグループの2017年3月期第2四半期(2016年4〜9月)決算について記者発表を行った。 ジーネット単体では、売上高282億1300万円(前年同期比4・1%減)、営業利益5億4300万円(同16・5%減)、経常利益6億1400万円(同17・0%減)、当期純利益3億9400万円(同14・4%減)となった。 フルサトグループ全体では、売上高440億5900万円(前年同期比3・4%減)、営業利益12億6700万円(同19・2%減)、経常利益14億200万円(同18・9%減)、当期純利益9億1800万円(同14・8%減)の減収減益となった。 セグメント別売上高は、機器・工具部門が219億3000万円(前年同期比0・7%減)。第1四半期の2・2%増から第2四半期は3・4%減となった。機械・設備部門は、80億5300万円(同13・8%減)でマイナスながらも、期初の予想通り。建築・配管資材部門は140億7500万円(同0・9%減)。鉄骨建築資材は第2四半期マイナス幅が縮小した。 下期の連結業績予想は、売上高がプラスに転じ前年同期比2・9%増と予想。販管費が上がり、営業利益は3・3%減、経常利益は3・2%減を想定している。 通期の連結業績予想に変更はなく、売上高947億円(前年同期比0・2%減)、営業利益31億9000万円(同10・3%減)、経常利益34億6000万円(同10・2%減)。 セキュリティ・ビジネスにおける新たな取り組みとして、アクセスコントロール(入退室管理等)に強みを持ち技術力が高い「セキュリティデザイン社」(東京都港区)を子会社化したと発表。ジーネットのセキュリティシステム部と協業し監視カメラ事業を強化する。古里社長は、将来的にはジーネットセキュリティシステム部との統合も視野に入れていることを明らかにした。 スピードとフットワークで 製造業に貢献できる会社へ 服部商会 仕入先を招いて忘年会 機械・工具の総合商社服部商会(社長=服部嘉高氏、本社=愛知県津島市百島町三正六歩23)は、11月11日午後6時30分より名古屋駅前の北京料理「百楽」で、同社の仕入先87名と社員が参加して恒例の忘年会を開催した。 司会進行を同社の新入社員が務め、はじめに服部社長が「本日はお忙しい中、多数の方にご出席賜りまして誠にありがとうございます。私ども服部商会の社員も20名になりまして、社員共々本日ご参加の仕入れ先商社・メーカー様にご指導、ご協力をいただいておりますことを重ねて御礼申し上げます。服部商会は、本日ご参加の皆様のお陰をもちまして、引き続き増収増益で平成29年3月期(第41期)を終われるのではないかと思っております。毎日社員がお客様のところへ足を運んでおり、お客様が要望するものを、お客様が声に出して言う前に事前に察知をして、仕入れ先様、メーカー様にその情報を提供し対応できることが、受注につながっているのではないかと思っております。服部商会は、スピードとフットワークが特徴です。これを活かして、他社に負けないようにしっかりと商売をしてまいりますので、来年の忘年会(平成29年11月17日)にもご参加いただきたいと存じます。会場はここですが、更に一室追加しましたので、40名ほどの増加に対応できるそうです。もっと大勢の方に参加していただいて、三位一体で頑張ってまいる所存です。皆様と1年を労っていただければと思います」と挨拶。 続いてメーカーを代表して、長島英明日東工器中部ブロック長が「日頃は我々メーカーの商品の拡販に多大なるご尽力を賜りまして、誠にありがとうございます。服部商会さんにおかれましては、スピードとフットワーク(行動力)で外部環境に左右されず、確実に売上と利益を確保されている。これが、私が思うに一番の強みではないかと感じております。今日お集まりの約90名の方、服部商会さんといろいろな携わり方をされてきたと思います。良い思い出もあるでしょうし、悪い思い出もあるやもしれません。悪い思い出については、今日は忘年会ということで綺麗に忘れていただいて、良い思い出を限られた時間ですが語り合っていただければと思っております」と挨拶した。 商社を代表して挨拶に立った吉村泰典山善執行役員名古屋営業本部長は、「服部商会様は、増収増益の見込みということで、素晴らしい業績で終了されますことを大変喜ばしく存じます。我々見ておりますと、スピード感、そして勢いを感じる商社さんだと常日ごろ思っております。組織力も強固にされており、ますます今後も良い業績を築かれるものと思います。我々もそれについていきたいと思っております。来年も宜しくお願いいたします」と述べ、力強く乾杯の音頭をとった。 歓談が進む中、ゲームなどで盛り上がり、最後に服部峰久専務が「今年1年、本当にありがとうございました。来年もまた服部商会社員一同、頑張ってまいりますので、皆様のご支援、ご協力を宜しくお願いいたします」と御礼の挨拶をし一本締めで終了した。 役員人事 オーエスジー オーエスジー(社長=石川則男氏、本社=愛知県豊川市本野ケ原3―22)は、11月14日開催の取締役会において、平成29年2月18日付の役員及び執行役員の異動について次のように内定した。同日付で、新たに上席執行役員も設けられる。平成29年2月18日開催予定の第104回定時株主総会の承認を得て、正式に決定される予定。 ※敬称略、〈 〉内は現役職名 @重任取締役候補者 石川則男=代表取締役社長兼CEO グループ会社全般、グローバルマーケティング部、経営企画室及び新ビジネス開発室担当〈代表取締役社長兼COO グローバルマーケティング部、経営企画室及び新ビジネス開発室担当〉 園部幸司=常務取締役 管理部門担当〈常務取締役 管理部門担当〉 遠藤徹=常務取締役 中華圏担当〈常務取締役 中華圏担当〉 大沢伸朗=常務取締役 国内営業及び南アジア担当〈常務取締役 国内営業及び南アジア担当〉 早坂哲朗=常務取締役 製造部門(グループ工場含む)、機械、品質保証及び製造企画室担当〈常務取締役 製造部門(グループ工場含む)及び製造企画室担当〉 大沢二朗=常務取締役 北米、デザインセンター及び研究開発担当〈常務取締役 北米及びデザインセンター担当〉 吉崎壽高=常務取締役 メキシコ及び南米担当〈常務取締役 メキシコ及び南米担当〉 大沢秀朗=常務取締役 欧州、アフリカ担当〈常務取締役 欧州担当〉 A退任予定取締役 櫻井正俊〈常務取締役 研究開発、機械及び品質保証担当〉 ※同氏は平成29年2月18日付で技術顧問に就任する予定。 B新任上席執行役員候補者 鄭台一=上席執行役員 韓国OSG樺S当〈執行役員 韓国OSG樺S当〉 竹生光志=上席執行役員 総務部、調達部担当〈執行役員 総務部、調達部担当〉 Mike Grantham=上席執行役員 OSG USA ’INC.取締役社長〈執行役員 OSG USA ’INC.取締役社長〉 彦坂光義=上席執行役員 オーエスジーコーティングサービス椛纒\取締役社長、グローバルコーティング担当〈執行役員 オーエスジーコーティングサービス椛纒\取締役社長、グローバルコーティング担当〉 米田能崇=上席執行役員 南アジア、中近東担当〈執行役員 南アジア、中近東担当〉 C重任執行役員候補者 小池和正=執行役員 インド担当〈執行役員 インド担当〉 大野博巳=執行役員 第2製造部長〈執行役員 第2製造部長〉 Jeffrey Tennant=執行役員 北米管理部門担当〈執行役員 北米管理部門担当〉 D新任執行役員候補者 澤田和久=執行役員 奥斯机(上海)精密工具有限公司担当 富吉剛弘=執行役員 新ビジネス開発室担当 久留俊弘=執行役員 国内営業本部副本部長 鈴木康司=執行役員 OSG GmbH担当 組織改正・人事異動 12月1日付 同社は、12月1日付で航空機関連業務を行う中部営業部3課を新設した。 また、同日付人事異動(課長級)は次の通り。 ※敬称略、〈 〉内は旧職 原知生=第2製造部製造2課長〈第2製造部製造2課3係長〉 榊原史郎=第2製造部生産管理課長〈第2製造部技術課1係長〉 山本寿幸=第4製造部製造1課長〈第4製造部製造1課3係長〉 原田剛=IT戦略部開発グループリーダー(課長)〈OSG ASIA PTE LTD出向〉 村松久義=中部営業部1課長〈中部営業部浜松営業所長〉 森西俊之=中部営業部3課長〈中部営業部豊川営業所長〉 安形幸治=企画部セールスサポートグループリーダー(課長)〈企画部カスタマーサービスグループリーダー(課長)〉 近田忠史=企画部カスタマーサービスグループリーダー(課長)〈中部営業部1課長〉 日伝 ロボットシステム&機械要素総合展 MEKASYS in NAGOYA2017 来年1月27日(金)開催 名古屋国際会議場イベントホールで 日伝名古屋支店(支店長=細川幸明氏、住所=名古屋市昭和区白金2−10−7)は2017年1月27日、名古屋国際会議場イベントホールにおいて、ロボットシステム&機械要素総合展「MEKASYS(メカシス)in NAGOYA 2017」を開催する。名古屋での開催は今年で8回目となる。 MEKASYS展は、販売店・ユーザー・メーカーをつなぐビジネスマッチングの場として行われるもので、前回展にはユーザー924名が来場した。 今回は「生産ラインにおける自動化 ものづくりに新しいご提案を」をテーマに、自動化を進めるうえで中心的な役割を担うロボットとその周辺機器を中心とした展示が特徴。60社の出展メーカーが最新のロボット&システムアプリケーションや現場改善・省エネに関する製品などを展示紹介する。 会場は昨年に引き続き今回も「ロボットゾーン」「ロボット周辺機器ゾーン」「機械要素ゾーン」「環境・省エネ機器ゾーン」「MEKASYSゾーン」に分けられ、来場者が目当ての商品を見つけやすいよう配置される。 展示会当日は、IoTに関するセミナーをはじめ、日頃から現場が抱えている課題やトラブルの解決に役立つセミナーなどが同時開催される。 【展示会概要】 ▼名称=ロボットシステム&機械要素総合展「MEKASYS in NAGOYA 2017」 ▼開催日時=2017年1月27日(金)10時〜18時 ▼会場=名古屋国際会議場イベントホール(名古屋市熱田区熱田西町1−1) ▼入場料=無料 ▼出展社=60社、「ロボットゾーン」5社、「ロボット周辺機器ゾーン」16社、「機械要素ゾーン」30社、「環境・省エネ機器ゾーン」7社、「MEKASYSゾーン」3社 【同時開催セミナー】 ▼会場=名古屋国際会議場イベントホール3階131会議室 ▼定員=各100名 ▼要事前申込 《セミナー@》10時30分〜12時『ねじの基礎セミナー』(ノルトロックジャパン)◇ボルトの役割と機能・ボルトの種類・緩みのメカニズム・緩みの検証方法・締め付け方法について説明する。 《セミナーA》13時30分〜14時30分『生産コスト削減セミナー』(アイエイアイ)◇電動化による生産設備の省エネや効率向上のポイントについて事例をもとに紹介する。 《セミナーB》15時〜16時30分『最新機能と活用事例及びIoTへの取り組み』(デンソーウェーブ)◇多関節ロボットの最新機能や製品、活用事例を紹介すると共に、IoTへの取り組みについて紹介する。 三菱マテリアル新製品 低抵抗両面インサート式汎用正面削りフライス 「WSX445」にカッタボディ左勝手と インサート材種を追加 三菱マテリアル加工事業カンパニー(カンパニープレジデント=鶴巻二三男氏、住所=東京都千代田区大手町1―3―2経団連会館11階)は、低抵抗両面インサート式汎用正面削りフライス「WSX445」にカッタボディ左勝手とインサート材種を追加し、11月17日に販売を開始した。 低抵抗両面インサート式汎用正面削りフライス「WSX445」は、三次元形状インサートの生産技術が向上しネガティブインサートによる正面フライスが市場に浸透している中、ポジティブインサートとネガティブインサートの特長を融合させ、両面(4コーナ×2)使用できる経済性とこれまでにない低抵抗を実現させた。 今回、両頭フライス盤などに使用されるカッタボディ左勝手と、インサート材種3種を追加し、使用用途をさらに拡大した。 追加アイテムの主な特長は次の通り。 @カッタボディのアーバタイプ左勝手を追加し、両頭フライス盤などに使用可能。 A新サーメット材種「MX3030」は、耐溶着性に優れ、仕上げ面に光沢が必要な加工に最適。 BPVDコーテッド超硬材種のステンレス加工用「MP7140」とチタン合金・耐熱合金加工用「MP9130」は耐欠損対策として有効。 【品名】 低抵抗両面インサート式汎用正面削りフライス「WSX445」追加アイテム 【型番】 カッタボディ アーバタイプ左勝手…9型番(カッタ径φ80o〜φ200o) 新サーメット材種「M]3030」…5型番 PVDコーテッド超硬材種「MP7140」…3型番、「MP9130」…3型番 【標準価格(税抜き)】 〈代表型番〉WSX445L12506EA=8万6600円▽SNMU140812ANEL‐M(MX3030)=1110円▽SNGU140812ANER‐L(MP7140)=1800円▽SNMU140812ANER‐M(MP9130)=1450円 高硬度鋼旋削加工用コーテッドCBN材種 “BC8100シリーズ”のアイテムを追加 三菱マテリアル加工事業カンパニーは、高硬度鋼旋削加工用コーテッドCBN材種BC8100シリーズ≠フアイテムを追加し、11月15日に販売を開始した。 高硬度鋼旋削加工用コーテッドCBN材種BC8100シリーズ≠ヘ、高硬度鋼旋削加工においてコーティングおよびCBN母材を新開発・採用することにより、高い耐摩耗性と刃先靱性を発揮する材種である。特に自動車部品など高硬度鋼の断続的な旋削加工では、汎用性に優れ工具交換の低減による生産効率向上を実現する。 今回、ホーニングとワイパーインサートのアイテムを追加することにより使用範囲が広がった。 追加アイテムは次の通り。 @中断続切削加工から強断続切削加工の欠損対策用として「THホーニング」を追加、CBN材種「BC8120」「BC8130」に採用。 A軽断続切削加工の欠損対策用として「GHホーニング」を追加、CBN材種「BC8110」「BC8120」「BC8130」に採用。 B連続切削用ワイパーインサート「FSWSタイプ」を追加、CBN材種「BC8105」「BC8110」「BC8120」に採用。 【品名】 高硬度鋼旋削加工用コーテッドCBN材種BC8100シリーズ£ヌ加アイテム 【型番】 「THホーニング」…51型番、「GHホーニング」…123型番 ワイパーインサート「FSWSタイプ」…24型番 【標準価格(税抜き)】 〈代表型番〉NP‐CNGA120404GH2(BC8110)=5220円▽NP‐DNGA150612GH4(BC8120)=9920円▽NP‐TPGB160308TH3(BC8130)=7470円▽NP‐CNGA120412FSWS2(BC8105)=5220円 溝入れ旋削工具“GYシリーズ” 1コーナインサートを追加 三菱マテリアル加工事業カンパニーは、溝入れ旋削工具“GYシリーズ”に1コーナインサートを追加し、11月15日に販売を開始した。 溝入れ旋削工具として販売しているGYシリーズ≠ヘ、「TRI‐LOCK(トライロック)システム」の採用により、モジュラー型工具においても本体剛性を大幅に高め、高能率加工が可能な工具としてユーザーより好評を得ている。 今回、2コーナインサートの未加工コーナがワークに干渉するケースの問題を解決する、1コーナインサートを追加した。1コーナインサートの主な特長は次の通り。 @鍔(つば)やボスなどのホルダ側面に隙間のない加工形態により、2コーナインサートでは未加工コーナがワークに干渉するケースの問題を解決。 Aインサートは「GMブレーカ」として溝入れと突切り加工用の中送り加工用と突切り加工専用の2種類をラインアップ。 B汎用PVDコーテッド超硬材種「VP10RT」「VP20RT」と鋳鉄やダクタイル鋳鉄の加工や連続切削加工の安定条件下では鋼高速切削に最適な「MY5015」を採用。 【品名】 溝入れ旋削工具GYシリーズ≠Pコーナインサート 【型番】 溝入れ・突切り加工用…15型番、突切り加工用…8型番 【標準価格(税抜き)】 〈代表型番〉GY1M0200D020N‐GM(VP10RT)=1130円▽GY1M0500H040N‐GM(MY5015)=1480円▽GY1M0200D020R05‐GM(VP10RT)=1130円▽GY1M0300F030L05‐GM(VP20RT)=1240円 グランドオープン10周年を迎え 参加型イベントが盛りだくさん INAX ライブミュージアム 住まいと暮らしの総合住生活企業・LIXIL(社長=瀬戸欣哉氏、本社=東京都千代田区)は11月27日、グランドオープンから10周年を迎えた同社の文化施設・INAXライブミュージアム内「土・どろんこ館」(愛知県常滑市)にて、地区予選大会を勝ち抜いた代表31名が光るどろだんごづくりの腕を競う「光るどろだんご全国大会2016」を開催。最優秀賞1点のほか入賞作品を決定した。 9回目となる今大会は全国を9ブロック(北海道、東北、北関東、首都圏、中部、関西、中国、四国、九州)に分け、22都道府県のショールームなど同社の営業拠点32会場で地区予選を開催。下は6歳から上は51歳まで、総参加者数719名の中から予選を勝ち抜いた31名がINAXライブミュージアムに集結し、どろだんごづくりの腕と技を競い合った。 最優秀賞に選ばれたのは、選手による投票で1位を獲得し審査員からも多くの支持を集めた岡山県の岩崎さん(29歳)の作品で、タイトルは「夜空にきらめく満天の星」。その他にも優秀賞1点、優良賞3点、企業賞3点、どろだんご・土絵作家で今回の審査委員長を務めた三木きよ子特別賞1点が表彰された。 最優秀作品は今大会の会場にもなった「土・どろんこ館」に永久保存され、セントレア賞(企業賞)受賞作品は中部国際空港セントレアで展示される。 それから1週間後の12月4日、フィンエアー(フィンランド航空)の協賛を得たLIXILはフィンランド・サンタクロース・ファウンデーション公認のサンタクロースをINAXライブミュージアムへと招き、来館者とふれあうクリスマスイベントを開催した。 イベント第1部では、INAXライブミュージアム内「世界のタイル博物館」「窯のある広場・資料館」を舞台に、事前に応募予約した小学生以下52名の参加によりスタンプラリー方式のアトラクション『サンタさんの忘れ物をさがしてプチギフトをもらおう!』が開催された。終了後は参加者全員でサンタクロースを囲んでの記念撮影も行われた。 第2部では、サンタクロースと一緒に、クラリネット奏者2名の演奏に合わせてクリスマスソングを合唱。こちらは誰でも参加できるとあって約200名が集まり、合唱を終えた参加者たちはサンタクロースと記念撮影をするなど、一足早くクリスマスムードを楽しんでいた。 役員人事異動 LIXILグループ LIXILグループ(社長=瀬戸欣哉氏、本社=東京都千代田区)は11月22日、役員の人事異動を発表した。 LIXILグループは、フラット・シンプルで意思決定が速い組織を目指し、経営と運営体制の最適化に取り組んでいる。その一環として、LIXIL代表取締役社長兼CEO瀬戸欣哉氏が、11月22日付でLIXIL Housing Technology(LHT)をCEOとして直轄する。組織をフラットにすることで、戦略とその実行、またコミュニケーションを迅速化し、現在のLHT経営幹部と共に管理体制とガバナンスの強化を図る。これに伴い、LHTの井植敏雅CEOは社長直轄のLIXILグループの戦略担当に就任した。 また、LIXILのCHRO(Chief Human Resources Officer)八木洋介氏は、12月31日付でLIXILグループを退任する予定。それに伴い、LIXILグループ住宅・サービス事業担当の松村はるみ氏が11月22日付で執行役専務に就任し、LIXILのCHROを兼任する。 第24回 ダイドーニューイヤーコンサート ソプラノ歌手(ハイコロラトゥーラ)の 田中彩子さんを迎えて 愛知県芸術劇場で1月28日(土)開催 新春を彩る「ダイドーニューイヤークラシックコンサート」が来年1月28日、名古屋市東区の愛知県芸術劇場コンサートホールで開催される。 このコンサートは、メカトロニクスの専門商社ダイドー(社長=山田貞夫氏、本社=名古屋市中村区名駅南4―12―19)が主催し、同社の得意先や仕入先などのほか、施設の人たちを招待して毎年開かれるチャリティーコンサートで、今回24回目を迎える。名古屋に本拠地を置くオーケストラ、セントラル愛知交響楽団の演奏に加えて、毎回さまざまな魅力あるゲストを招き、楽しいトークも交えて気軽にクラシック音楽に親しめる、年明け恒例のイベントとして楽しみにしている人も多い。 今回のゲストは、類いまれなハイコロラトゥーラの才能を持つソプラノ歌手、田中彩子さん。今年6月に毎日放送「情熱大陸」、9月に日本テレビ「ザ!世界仰天ニュース」に出演するなど、メディアでも注目されている。コンサートではヨハン・シュトラウス2世の「春の声」、モーツァルトの歌劇・魔笛より「夜の女王のアリア」などの曲目が予定されている。 指揮・監修はセントラル愛知交響楽団常任指揮者の齊藤一郎氏。恒例となった山田ダイドー社長の特別指揮は、ベートーヴェンの交響曲第9番より第1楽章。見どころ・聴きどころ満載のプログラムとなっている。 当日は、午後2時開場、同3時開演予定。 【管弦楽】 セントラル愛知 交響楽団 1983年ナゴヤシティ管弦楽団として発足。97年岩倉市の好意による練習場の無償借用や事業補助を機会に、セントラル愛知交響楽団と名称を変更。2009年4月より一般社団法人として再出発する。13年に創立30周年を迎え、14年4月からは音楽監督にチェコの名匠レオシュ・スワロフスキーが就任、楽団として新たなスタートを切る。 海外では07年7月、8月中国内蒙古自治区、09年9月タイ・バンコク(文化庁国際交流支援事業)で公演を行い、成功を収めた。年間約100回の公演はいずれも好評をもって迎えられている。 1996年「平成7年度愛知県芸術文化選奨文化賞」、2005年「平成16年度名古屋市芸術奨励賞」受賞。15年7月に半田市と音楽文化振興の協定を締結。 【ソプラノ】 田中彩子さん 10代から、その類いまれなハイコロラトゥーラの才能を注目され、ウィーンにおいて本格的に声楽を学ぶ。22歳で、ベルンの州立歌劇場(スイス)において日本人初、且つ最年少でのソリスト・デビューを飾る。その後もヨーロッパ各地でソリストとして迎えられ賞賛を浴びる。 2014年にはエイベックス・クラシックスより日本デビューを果たし、15年にはコンサートツアーを開催。16年8月より再び全国各地でツアーを開催、同26日には自身初のフォトエッセイ「Coloratura」を小学館から発売。テレビ・ラジオ等メディアでも注目を浴び、活動の幅を広げている。ウィーン在住。 オフィシャルサイトhttp://j−two.co.jp/ayakotanaka/ ◆プログラム◆ サン・サーンス:歌劇「サムソンとデリラ」より“バッカナール” ヨハン・シュトラウス2世:春の声 ヨハン・シュトラウス2世:ウィーンの森の物語 モーツァルト:歌劇「魔笛」序曲 モーツァルト:歌劇「魔笛」より“夜の女王のアリア” ベートーヴェン:交響曲第9番より第1楽章(特別指揮 山田貞夫) ヴィヴァルディ:「四季」より“春”第1楽章 レスピーギ:リュートのための古風な舞曲とアリア ラヴェル:古風なメヌエット M.d.ファリャ:バレエ音楽「三角帽子」より“終幕の踊り”他 ※プログラムは変更になる場合があります。 * 読者プレゼント 主催のダイドー株式会社より、コンサートチケットを読者の皆様の中から先着5組10名様にプレゼントいたします。 応募方法は電話(3組)またはEメール(2組)でお申し込みいただきます。氏名・住所・郵便番号・電話番号をお知らせください。申込受付日時2016年12月26日(月)午前10時より。電話052―565―1231、Eメールnagoya@kikou.co.jp(受付開始以降送信分のみ受付)、コンサート係まで。 |