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2015年(平成27年)7月
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2015年7月4・12日(日 2567号・ 2568
MECT2015 、1900小間の規模に
海外業界調査に25名が参加
愛機工 6月定例理事会を開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)は6月23日午後4時30分より東京第一ホテル錦において6月理事会を開催した。10月21日から開催されるメカトロテックジャパン2015(MECT2015)の出展規模が当初予定の1700小間を大きく上回る1915小間となったことが報告されたほか、海外業界調査(ベトナム)のスケジュールなどが説明された。
 理事26名が出席し、伊藤理事長の挨拶の後、各議案を審議した。
 1.会員の増強活動については、三河支部の一社から退会の提示があったと、事務局より報告された。
 2.平成27年度通常総会報告は、志知総務部副部長(志知社長)より行われた。5月26日、名古屋ガーデンパレスにおいて開催した。組合員257社中、本人出席84名、委任状142名、合計226名。当日出席総勢145名(懇親会出席137名)。来賓8名、組合員88名、賛助会員42名、事務局2名、報道5名。総会は、近藤理事(油傳商店社長)が司会を務め、滝澤理事(松本商店社長)を議長に議案審議を行い、第1号議案から第3号議案を滞りなく承認可決し、第4号議案の監事選任の件では倉地久雄氏(前理事・倉地社長)が就任した。平成28年度総会は、2016年5月24日に名古屋ガーデンパレスで開催予定。
 3.全機工連総会報告は、伊藤理事長より行われた。6月18日に開催され、任期満了に伴う役員改選で新会長に大阪組合の前西孝夫理事長(エバオン会長)が就任した。伊藤理事長の全機工連副会長、水谷副理事長(ミズタニ機販社長)の人材開発委員長、高田副理事長(井高社長)の中部ブロック長はそれぞれ留任。東京組合は新理事長にオーマットの小川修一社長が就任し、併せて全機工連副会長に就いた。今回の人事は、斉藤東京組合理事長の辞任に伴い全機工連会長を退任したため正副会長会議を開き協議していたもので、前西会長は任期を1期(2年)に限定し承諾した。以降は、東京組合理事長が全機工連会長に就任する予定。
 全機工連三事業(IT・情報、広報、人材開発)については、人材開発事業を中心に議論し、東京・大阪・名古屋が隔年に企画設営している全国青年部交流会の間の年に各地域の団体が企画する「全国機工商若手交流会」の支援を承認した。
 4.MECT展報告は、森田事業部長(展示会副実行委員長・モリタ社長)より行われた。MECT2015は10月21日〜24日の4日間、ポートメッセなごや1〜3号館にて出展者444社・1915小間(組合465小間)の開催規模で行われる。6月19日にポートメッセなごやで出展者説明会が開かれ、開催要項や特別企画とあわせ小間割が発表された。今展においては、今年1月に出展申し込みを締切り、出展規模を1700小間で想定していたが、その後も申し込みが相次いだため小間の配置を工夫して最終的に約1900小間の規模となった。今回の開催においては従来の平面駐車場が使用できないため、代替地は確保(シャトルバスによるピストン輸送)したものの、駐車場および周辺道路の混雑が懸念されるとし、組合関係者には来場の際、あおなみ線の利用もしくは23日・24日を極力避けてもらうよう周知する。
 今後の予定としては、8月に組合員を通してユーザーヘ招待券およびチラシを配布し動員を呼びかける。展示会終了後の11月には組合関係出展者および実行委員を交えた報告会・懇親会を開催する。また会期中には、従来同様2号館に組合事務局を設置する。
 5.海外業界調査について、林実行委員長(経営対策部長・広島商事社長)より説明された。訪問先はベトナム社会主義共和国、7月5日〜11日に実施し、ハノイ合流の2名を含め総勢25名が参加する。調査地域として、南部のホーチミン地区と北部のハノイ地区のユーザーを中心とした日系企業およびローカルメーカーを訪問。日系企業の機工商品の調達や流通の問題点など流通形態をはじめ工具メーカーの現状と将来を探るとともに、ベトナム市場の今後の動向を調査する。また、ハノイではパネルディスカッションと懇親会を開催する。
 6.人材開発委員会の報告は、水谷委員長(副理事長・ミズタニ機販社長)より行われた。6月9日、安保ホールにおいて委員会を開催した。8名が出席し、全国機工商若手交流会への支援、教育関連図書推薦事業、Eラーニングシステム構築事業について議論した。また、全国の商工会議所が主催する「ビジネスマネージャー検定試験」について紹介した。若手交流会については、既存する全国青年部交流会との位置づけ等も考慮し人材開発委員会として支援する。次回の若手交流会は、2016年に岐阜機工会の幹事で開催を予定している。
 7.第75回親善野球大会報告は、長村福利厚生部長(長村商店社長)より行われた。4月18日の開会以来4日目(6月20日)を終え、A・Bゾーンの1回戦14試合を行った。今大会は、江南審判部の協力により球場の確保が比較的容易になり、優勝戦は9月の実施を予定している。
 8.部会報告、【総務部】組合および理事会のスムーズな運営に務める。【情報部】人材開発委員会が企画しているEラーニングシステムについて、ユーチューブを利用したセミナー動画の配信を検討する。【経対部】当面は海外業界調査に注力する。調査終了後は、報告書を9月に発刊する予定。【事業部】MECT展は開催要項が確定し、今後は来場者の動員に集中する。具体的には、従来同様に組合員を通しユーザーに招待券を配布し来場を呼びかける。また、東海地区および東京、大阪の関係組合にも招待券を配布するとともに、愛知県中央会に所属する金属加工団体に案内する。展示会出展者および関係者の会期中の宿泊について、確保が難しくなることが想定されるため早めの予約を周知する。【青年部】青年部総会を6月5日、東京第一ホテル錦にて開催し、各議案を滞りなく承認した。当面の事業として、8月1日〜2日に恒例のキャンプの集いを実施する。今年度の重点事業としては、10月に大阪組合が幹事組合として企画設営する全国青年部交流会に参加、協力する。その他、日帰りバスツアーや勉強会を企画している。【厚生部】当面は、野球大会の運営に努める。ゴルフ大会は従来通り今秋に予定し、新たな事業として組合員の社員・家族を対象にした厚生事業を企画する。
 9.訃報、◆山川(西支部)の会長山川清平氏が5月27日に永眠された。85歳。通夜式が5月28日、告別式が翌29日に執り行われた。◆椿井精工(中北支部)椿井基男社長の母、智恵子さんが6月1日に永眠された。91歳。葬儀は6月4日、近親者により密葬にて執り行われた。
 10.その他、事務局夏期休業は8月12日〜16日、事務局のエアコン取り替え及びトイレ、流し台等の改修工事を6月15日に終了したことが報告された。
 また、この日は理事会前にブロードリーフより事業継続計画(BCP)とマイナンバー制度に関わるセミナーが提案され、開催を承認した。

吉岡正盛理事長(吉岡幸)ら三役留任
管機連加入について意見聴取
福井県管材卸商組合 第25回通常総会開く

 福井県管材卸商組合(理事長=吉岡正盛氏・吉岡幸社長)は、6月17日午後5時より福井市中央のホテルリバージュアケボノを会場に、全会員が出席して第25回通常総会を開いた。すべての議案が可決され、任期満了に伴う役員改選では吉岡理事長をはじめとする三役の留任を決めた。
 総会は司会を務める大久保文義監事(大久保管材機工社長)の開会の辞で始まり、挨拶に立った吉岡理事長は、北陸の現況について新幹線の開業などでにぎやかで経済的にはプラス効果が大きいとした上で、「わが社の仕入れ先の販売店会で従来中部のくくりであった富山の販売店が、今年から東京、東日本の販売店会に変わったところがある。交通体系が変わることによって、今後このようなことが様々な部分で起きてくるだろう」と指摘。管材業界は特に大手の直販店が全国規模で営業活動を強化しており、今後は地域内での競争に加え、全国から北陸に進出してくる業者もますます増えてくるとの認識を示し、「福井の業界を守っていくために管材卸商組合の役割がますます重要になってくる。組合員各社が切磋琢磨して強くなると同時に、福井の組合組織が強くならねばならない」と述べた。
 議案審議では懇談事項として、吉岡理事長より一般社団法人全国管工機材商業連合会(管機連)への加入について意見が求められた。会員からは「様々な業界事情を知る上で有意義であると思われる」「他地区との連携や官公庁からの情報など有意義」といった活発な意見が出され、今後、検討を重ねていくこととした。
 総会終了後は懇親会が催され、吉岡理事長の挨拶に続いて、中島孝則副理事長(タケフ管材社長)の音頭で乾杯。和やかに歓談して親睦を深め、上坂泰啓元理事長(中島管材鋼機社長)の中締めでお開きとなった。

40年ぶりの新拠点は中部圏に
愛知県管工機材商協組に新加入
内外産業名古屋営業所

 これまで関西圏を中心に各種パッキンやガスケットなどのシール材から大型産業機器までを手掛けてきた内外産業(社長=藤原稔也氏、本社=大阪市西区)は2014年9月1日、中部圏の活動拠点として名古屋営業所を開設。同営業所は、2015年度より愛知県管工機材商業協同組合に正会員として加入し、現在は愛知県、岐阜県を中心に事業を展開中だ。
 同社は創業時よりユーザーの要求には迅速かつ丁寧に≠心掛けており、パッキンであれば、特注品などあらゆる高品質加工を可能とし、しかも17時まで当日発送が可能。また大規模な産業機器の製缶組立、加工、製造も得意としている。そのほか、大手メーカー製品など既製品への対応もニーズに合わせて行っている。
 名古屋営業所の山口和秀所長は「我が社にとって名古屋営業所は40年ぶりの新拠点となります。これまで関西メインだったため他の商業圏の情報が入ってくることはほとんどありませんでした。そんな状況で一からのスタートなので、まだまだ厳しいところではありますが、お客さまのご要望一つひとつに丁寧に対応させていただき、この地に根差した活動を地道に続けていきたいと思います」と語っていた。
 今後、中部圏でのシェア拡大はもちろん、このエリアで培ったノウハウや人材を関西圏へフィードバックし、同社全体に新たな風≠送り込むとともに、ゆくゆくは同営業所を足掛かりに関東圏などへと事業を広げていくことを目指しているという。
【名古屋営業所概要】
▽名 称=内外産業株式会社名古屋営業所
▽所在地=〒460‐0021 名古屋市中区平和1‐3‐24  スフジビル1F
▽電 話=052(339)3811
▽FAX=052(339)3812
▽開設日=2014年9月1日
▽所 長=山口和秀氏

工業用内視鏡&測定工具活用
無料セミナーを開催
ノダキ 7月16日、名古屋市工業研究所で
 ノダキ(社長=野田道典氏、本社=名古屋
市西区)は7月16日、名古屋市熱田区の名古屋市工業研究所第2会議室にて「工業用内視鏡&測定工具活用無料セミナー」を開催する。午後1時30分開場、定員20名。
 第1部は、ドイツの老舗内視鏡メーカー・カールストルツ社の新製品、測定機能付き工業用内視鏡専用モニターシステム『TECHNO PACK(テクノパック)T LED』の紹介。第2部は、ハンド測定工具として最も身近なノギスの正しい使い方をはじめ、様々な検査用途に応じたおもしろノギスを中村製作所(KANON)の協力を得て紹介する。
 受講申込みはメールohata-k@nodaki.jp(ノダキ工業用内視鏡担当・大畑氏)にて受付、または同社担当者へ連絡を(TEL052‐561‐4371)。

創業40周年を記念して
三菱マテリアル岐阜製作所見学会
服部商会 顧客ら120名が参加

 工作機械・工具商社の服部商会(社長=服部嘉高氏、本社=愛知県津島市百島町字三正六歩23)は5月16日、創業40周年を記念して「三菱マテリアル岐阜製作所」(岐阜県安八郡神戸町横井1528-1)の見学会を開催した。創業10周年に見学して以来30年ぶりの訪問となり、見学会には同社の顧客・社員ら約120名が参加した。
 服部社長が「弊社の40周年を記念した工場見学会にご参加いただき、誠にありがとうございます。私どもが40年間やって来られましたのも、皆様のご協力があってこそのことと考えています。本日は三菱マテリアル岐阜製作所のご設営により実現しました。この見学会が皆様のお仕事に少しでも役に立ち、さらなる飛躍の一助となれば幸いです」と感謝の気持ちを込めて挨拶。服部社長は全社員18名を紹介し「皆様の企業の発展のため手足となって行けるように頑張りますので、今後とも宜しくお願いいたします」と述べた。
 安竹睦実三菱マテリアル岐阜製作所所長は歓迎の挨拶で「服部商会様の40周年、おめでとうございます。このように沢山の方においでいただき、ありがとうございます。私ども岐阜製作所も昨年、40周年を迎えさせていただきました。昭和48年にスタートしたこの工場は、超硬合金の粉末から一貫生産しており、切削工具以外にも耐摩耗工具、建設工具を生産する総合工具工場です」と紹介した。
 落合岐阜製作所業務課長は工場の概要説明をする中で、岐阜製作所は国内外のドリルなどを製造する7工場のマザー工場と説明、「岐阜のWAKU WAKUをお客様へ届けよう≠キーワードに取り組んでいる」と話した。
 工場概要説明の後、TPM講習、加工改善事例紹介、新製品を使用した加工実演、生産ラインの見学などが行われた。
 見学後は新製品とキャンペーンの紹介があり、最後に大抽選会も開催されて充実した一日を過ごし、服部峰久服部商会専務の御礼の言葉で終了した。

DJI社製「ドローン」取扱い開始
トラスコ中山 製造現場や建設現場での需要開拓

 機械工具卸商社のトラスコ中山(社長=中山哲也氏、本社=東京都港区)では、DJI社製「ドローン」の取扱いを5月より開始している。DJI社は、小型の無人航空機システムを開発・製造する中国のメーカーで、小型ドローンの世界トップシェアを持つ。
 製造現場における工場内外の保守点検などをはじめ、建設業ではインフラ老朽化による橋や高速道路の点検、太陽光パネル設置工事の点検、工事現場の進捗管理、新築マンションの眺望イメージ撮影など、また警備関連ではドローンによる監視、災害現場などでの人が立ち入れない場所の空撮など、ドローンは各分野で様々な活用が期待されている。トラスコ中山は、幅広い分野での活用が期待されるドローンを先駆けて取扱い、産業分野での需要を開拓し、売上拡大を狙う。
 ドローンの取扱いについて法整備が進んでいるが、国が定めようとする法律の方向性に沿い同社においてもユーザーが明確になった場合のみ販売を行う(専用注文書に記入)。また販売実績の情報を公的機関から求められた場合は、速やかに情報提供することとしている。
 【取扱い商品】
 ●PHANTOMシリーズ(ファントムシリーズ)
 《PHANTOM3 PROFFESIONAL》最大飛行時間=約23分▽質量=1・3kg▽通信距離=最大2km▽最大対応風速=秒速16m▽メーカー希望小売価格=オープン
 ●INSPIRE1(インスパイア1)
 最大飛行時間=約18分▽質量=2・9kg▽通信距離=最大2km▽最大対応風速=秒速10m▽メーカー希望小売価格=オープン

量産型燃料電池自動車
「MIRAI」納車式
オーエスジー 東三河では初めて

 総合切削工具メーカーのオーエスジー(社長=石川則男氏、本社=愛知県豊川市本野ケ原3‐22)は、トヨタ自動車が昨年12月に発売した世界初の量産型燃料電池自動車「MIRAI」(みらい)の東三河での第1号車を社用車として導入し、5月28日に同社グローバルテクノロジーセンター(豊川市一宮町)で納車式を行った。
 会場はオーエスジーのイメージカラーであるブルーのMIRAIを迎えるように昨年1月に導入されたピンクのクラウン10台も配置され、関係者らが見守る中、倉地永泰愛知トヨタ自動車第一営業部長より大沢輝秀オーエスジー会長にMIRAIのゴールドキーが手渡された。
 同社は「環境にやさしい地球会社」を標榜し様々な取り組みに挑戦している。大沢会長は「オーエスジーの大きな成長源となってきたのは自動車産業です。まだまだ成長産業であり、新しい時代が来ていることを私どもの社員、特にエンジニアに理解してもらいたいというのが、色々な車(ピンクのクラウンハイブリッド、テスラ電気自動車、燃料電池車)を集めている理由。今までと同じことをしていてはダメ、時代に即したことを考えて行かなければならないとの社員へのメッセージです」と述べた。
 納車式には、プロバスケットボールのbjリーグ2014‐2015で優勝した「浜松・東三河フェニックス」チームのメンバーも参加して、式に華を添えた。

人気の技術セミナーも開催
岡山・金沢両営業所開設記念展
ミツトヨ 新組織体制で100周年に臨む

 精密測定機器の総合メーカーであるミツトヨ(社長=中川徹氏、本社=神奈川県川崎市)は、『お客さまに今まで以上に身近な、そして価値ある存在』を目指し、本年1月1日より新たな組織体制を構築。更なるユーザーの課題解決に努めるため、このほど「岡山営業所」「金沢営業所」を新設した。これに伴い、両営業所開設記念展を開催する。同展当日は両会場とも技術セミナーが予定されている。開催概要は以下の通り。
 【岡山営業所開設記念展概要】
・会期▽7月9日=9時30分〜18時、翌10日=9時30分〜20時
・会場▽岡山県総合展示場・コンベックス岡山小展示場(岡山市北区大内田675、電話=086-292-6111)
・技術セミナー▽「測定工具の正しい取扱いと保守管理およびデータ管理システム」(9日10時30分〜、10日13時〜、18時30分〜)、「三次元測定機の正しい使い方と効果的な活用事例」(9日13時〜、10日10時30分〜)、「図面から読取る測定機器の選定」(9日15時30分〜、10日15時30分〜)
・展示予定商品▽座標測定機=CNCマイクロコードCRYSTA-Apex EX544T、非接触レーザプローブSurface Measure▽画像測定機・光学機器=Z軸モータドライブ測定顕微鏡MFシリーズ、二次元カラー画像測定機クイックイメージシリーズ▽形状測定機=表面粗さ測定機サーフテストSV-3200シリーズ▽測定工具=高性能高さ測定機QM‐Height、ABSデジマチックキャリパCD-AX/APX、他多数。
※両日、会場ではSurface Measureによる、レーシングカーF3の非接触測定の実演が行われる。
 【金沢営業所開設記念展概要】
・会期▽7月24日・翌25日、両日とも9時30分〜17時30分
・会場▽石川県産業展示館2号館(金沢市袋畠町南193、電話=076-268-1121)
・技術セミナー▽「測定工具の正しい取扱いと保守管理およびデータ管理システム」(24日10時30分〜、25日15時30分〜)、「三次元測定機の正しい使い方と効果的な活用事例」(両日とも13時30分〜)、「図面から読取る測定機器の選定」(24日15時30分〜、25日10時30分〜)
・展示予定商品▽岡山会場と同内容
※両日、会場では同社技術者による三次元測定機用自動測定プログラム生成ソフトウェアMiCAT Plannerの実演と説明を実施。
 同展の開催に先立ち、同社は「両営業所開設記念展にて最新精密測定機器の展示や技術セミナーを開催しミツトヨクオリティ≠フ最新技術をご覧いただけます。『良くて、安くて、長くもつ』の創業当時の商品ポリシーをもとに、常に新たな技術開発にチャレンジし産業界のニーズにお応えしてまいります」とコメントを発表している。
 技術セミナー受講には事前参加申込が必要。申込書を同社webサイトURL=http://www.mitutoyo.co.jp/よりダウンロードし、各営業所にFAXを。

次回より「工具商の未来」をテーマに
業界関係者の意見を拝聴
名機工同友会 5月例会を開催

 名機工同友会(会長=鈴木俊雄氏・マルマン商事社長)は、5月25日午後6時30分より東京第一ホテル錦において、鈴木新会長体制となって初の例会を開催した。
 冒頭、今後の例会の進め方について鈴木会長より新たな提案があった。鈴木会長は、工具商と卸商が完全にライバルとして商売をしている海外の状況を取り上げ、「今のままで機械工具商社が生き残っていけるのか、近い将来立ち行かなくなるのでは」との危機感を示し、「工具商の未来」をテーマに現状とこれからについて、機械や工具業界の経営者などさまざまな人を招いて話を聞きながら前に進んでいくことを提案。「工具商について本音で話せる場所を作りたい」と述べ、会員の了承を得た。次回6月例会より始め、これまでの会員同士による情報交換会を一旦終了する。
 今回の情報交換会は、@現在の景況感A顧客満足度向上の為に他社との差別化B社員教育(結果を出せない社員)C経常利益・自己資本比率について意見交換した。D顧客満足度向上の為に他社との差別化では「環境と品質についての-SOを取得」「ユーザーのニーズに合った工具(道具)の特殊品対応をしっかりとして信頼をいただくことが大切」などの意見が出された。
 吉野栄一副会長(吉野機械工具社長)の中締めで例会を終了した。

TOTO 「エアインオーバーヘッドシャワー」が
GREEN GOOD DESIGN AWARDS 2015を受賞
節水と浴び心地を両立した「脈動エアイン」技術が高評価

 TOTO(社長=喜多村円氏、本社=福岡県北九州市)が世界各地域(欧州/米州/中国/アジア・オセアニア/日本)で2013年より販売している「エアインオーバーヘッドシャワー」が、世界的な環境賞「GREEN GOOD DESIGN AWARDS 2015」を受賞した。
 「GREEN GOOD DESIGN AWARDS」は、1950年に創設された「GOOD DESIGN AWARDS」を母体とし、持続可能なデザインの発展に寄与するために2009年より始まった、環境配慮に優れたデザインを表彰する賞で、同社としては初の受賞となる。
 「エアインオーバーヘッドシャワー」は、人の感性を数値に置き換える感性工学を活用し、水に空気を含ませて大粒化するエアイン技術に加えて水流を脈動させて強弱をつけることで、節水と浴び心地のさらなる向上を実現した「脈動エアイン」技術を、シンプルなプロダクトデザイン(角型/丸型/クラシックの3種)の中に導入。同社ではこれが高く評価され今回の受賞につながったとしている。

電池不要なエコリモコンの実用化で
第26回「電波功績賞」
電波産業会会長賞を受賞

 TOTOは、「電池不要なエコリモコンの実用化」で、一般社団法人電波産業会(会長=山西健一郎氏)主催の第26回「電波功績賞」電波産業会会長賞を受賞した。TOTOとして初めての受賞であり、通信技術や放送技術分野での受賞が多数を占める中で、トイレ機器用リモコンでの受賞も初。
 「電波功績賞」は、電波の有効かつ適正な利用に特別の功績を挙げた個人又は団体を毎年表彰するもので、第26回電波功績賞は、総務大臣賞(電波産業会創立20周年特別賞)2件、総務大臣賞3件、電波産業会会長賞6件が選ばれた。
 「エコリモコン」は、ボタンを押す力を利用して自ら発電し、通信に必要な電力を全てまかなうことができるため、電源工事や電池交換が不要。パブリック用リモコンに求められる省施工性・省管理性を両立させ、節電・資材削減で環境に貢献できる。
 今回の受賞では、無線通信分野において、低消費電力で高信頼性を特徴とするIEEE802.15.4(2・4GHz)の通信技術と1つの小型発電機を組み合わせ、最大9個の選択ボタンを押す力を利用して自ら発電し、制御信号を送信する、電池不要の「エコリモコン」を実用化し、電波の有効利用に大きく貢献したことが高く評価された。
 「エコリモコン」は、「ウォシュレットPS」(2014年10月発売)および「パブリック向けウォシュレット一体形便器」(2015年2月発売)に採用されているが、トイレ空間に限らず、あらゆる操作系リモコンに展開できる可能性がある。

見つけよう!!これからの食のために
第20回節目の『2016中部パック』
来年4月13日からポートメッセで

 中部包装食品機械工業会(会長=梅森輝信氏・ゼネラルパッカー社長)は5月29日午前11時より名古屋駅前のホテルキャッスルプラザにおいて「2016中部パック」記者発表会を開いた。中部パックは中部地区で唯一の包装・食品・製パン製菓・物流機械、関連機器、包装資材、食品材料、環境関連機器などの総合展で、第20回の節目の開催となる2016中部パックは来年4月13日〜16日の4日間、「見つけよう!!これからの食のために」をテーマにポートメッセなごやで開催される。3月より出品受付を開始し申込状況は順調、締切りは今年の11月30日まで。
 記者発表会では梅森会長が「中部パックは2016年で第20回の節目を迎えます。2014年も前回を上回る出品社数・来場者数で盛況のうちに終了することができました。今回も出品社様、来場者様ともに喜んでいただける展示会にするため、来年の4月まで時間をかけて準備をしていきたい。安全で安心な製品を生産する努力は惜しまずに、一方では為替圧力による原材料の高騰に対応するため海外での生産も活発化しています。私ども包装機械メーカー、食品機械メーカーはユーザー各社とともに日本の技術力を高めて進化し続けていかなければなりません。その最先端技術をこの中部地区で見ていただける展示会にするために、多くの関連業界の方にご協力いただき幅広く出品を募ってまいります。中部パックを通して工業会会員全員で知恵を出し合い活発な商談を支援し業界発展のために努力してまいりたい」と挨拶。
 部谷政義2016中部パック実行委員長(東陽機械製作所社長)は「高齢化とか人口減少、環境問題など食品業界を取り巻く状況が目まぐるしく変化していますが、我々自身もこれからの食について常に考えていかなければいけない立場だと認識しています。来場者にとって今後の新しい製品を生み出すヒントになるような、より多くの最先端技術を見ていただける展示会を目指して、まずは多くの出品社を募ることが大切。出品の申込受付は今年の3月より開始し、出足は好調です。初めて出品される企業も増加傾向にあり、初出品を多く招致すべく、特典及び優待を準備。同時に来場者の動員につながる企画、最終的に出品社様の満足につながるような企画をどんどん準備していきます」と述べた。
 南澤誠広報委員長(イシダ総合システム社長)は、2016中部パックの特徴について話す中で、20回目となり改めて中部地区での開催を強調するためポスターの中央に戦国の三英傑を配置したと説明。日本の真ん中に位置する地域性を生かし、食品を加工する、包装する、製造プロセス、パッケージングに関わる最新の技術を披露する場、さらに、これからの食のために来場者に色々な角度から食を考えてもらう最新情報が入手できる展示会にしたいと述べた。前回展に引き続き環境関連、衛生関連の展示を強化。環境にやさしいリサイクル率の向上や再資源化、安心・安全を確保するための人にやさしい衛生管理などを提案する。
 好評の特別講演会は今回、「安全・安心・環境保全」をテーマに行われる予定。商品のPR・販売の場として2012年から実施している「チューピープラザ〜パックDEマルシェ〜」や、包装相談コーナーなども期間中設置される。
【2016中部パック】
▼テーマ=見つけよう!これからの食のために
▼目的=包装機械、製パン製菓機械、食品機械、物流機械、関連機器、環境機器および包装資材、食品材料等を資材から製造、包装、物流までを一貫して展示し、業界の発展とユーザーとの共存共栄の道を拓く
▼主催=(一社)中部包装食品機械工業会
▼後援(申請中)=愛知県・名古屋市・名古屋商工会議所・日本貿易振興機構名古屋貿易情報センター
▼協賛(申請中)=(一社)日本包装機械工業会/(公社)日本包装技術協会/(一社)日本食品機械工業会/(協)日本製パン製菓機械工業会/(一社)日本粉体工業技術協会/東京糧食機工業協同組合/(公社)日本ロジスティクスシステム協会/愛知県菓子工業組合/包装食品技術協会/愛知工研協会/(一社)日本豆腐機器工業会/(一社)日本厨房工業会/食品関連産業協会/全国醸造機器工業組合/(一社)日本冷凍空調工業会/日本自動販売機工業会/梱包機工業会/()日本包装リース/セロファン工業会/中部包装資材協議会/日本粘着テープ工業会/全日本包装資材連合会/(一社)日本印刷産業機械工業会/愛知県印刷工業組合/東海北陸シーリング印刷協同組合/中日新聞社/日本経済新聞社/日刊工業新聞社/中部経済新聞社/日本工業新聞社/中部日本放送/東海ラジオ放送/東海テレビ放送/中京テレビ放送/メ〜テレ/テレビ愛知
▼会期=2016年4月13日〜16日の4日間
▼開催時間=午前10時〜午後5時
▼会場=ポートメッセなごや(名古屋市港区金城ふ頭2-2)
▼展示規模=2号館/展示面積6576u、3号館/展示面積13500u
▼入場料=千円(ガイドブック、消費税込)

第13回サンコーフェア2015
「産業競争力強化展」開催
17日ジェイテクトカスタマーセンターにて

 サンコー商事(社長=小島徹氏、本社=名古屋市名東区高社2-245)のプライベートショー「第13回サンコーフェア2015」が7月17日、愛知県刈谷市のジェイテクトカスタマーセンターで開催される。
 昨年は大型台風の影響によりやむなく中止となったが、今年に入り企業の設備投資意欲も出始めてきたことを受け、今回は「産業競争力強化展」と銘打って、同社が自信を持って薦める生産性・品質の向上、コスト・環境負荷の低減を両立できる製品を一堂に展示する。
 ジェイテクトによる特別技術セミナーも午後2時から開催され、工作機械メカトロ事業本部工作機械開発部ユニット開発室室長の堀伸充氏が「静圧軸受の歴史と現状〜歴史ある技術で次世代を支える〜」と題して話をする。
 フェアの開催時間は午後1時から5時まで。当日は刈谷駅から無料のシャトルバスが運行される。
 【出展メーカー】
 ■切削工具
 サンドビック、三菱日立ツール
 ■ツーリング
 Winwell Japan、エヌティーツール、MSTコーポレーション、エムーゲ・フランケン、カトウ工機、黒田精工(機工・計測システム事業部)、宮川工業
 ■チャック・保持具他
 エスコ、北川鉄工所、ジェービーエム、ゼネテック、ダイナミックツール、ナノテック、パスカル、平和テクニカ
 ■アセンブリー搬送
 技研工業、黒田精工(駆動システム事業部)、クロダニューマティクス、TAIYO、デンソーウェーブ、ヨコタ工業
 ■環境関連商品
 シービーテック、昭和電機、高橋金属、日伸精機
 ■検査・測定関連
 エフェクタ―、近藤製作所、東京精密、東日製作所、リコーエレメックス
 ■JTEKTグループ
 ジェイテクト、光洋機械工業、光洋サーモシステム、豊興工業、豊田バンモップス、三井精機工業
 ■サンコーグループ
 サンエスサービス、三工ケミカル、三工機器

“最低でも” 年成長率目標10%
超硬シェアbPを奪回する!
三菱マテリアル 三菱拡販戦略会議(MSM)

 三菱マテリアル加工事業カンパニー(プレジデント=鶴巻二三男氏)は5月21日、名古屋市中区のヒルトン名古屋にて、恒例となっている「三菱拡販戦略会議(MSM)」を開催した。昨年10月の組織変更後、初めてとなる今回のMSMは福岡を皮切りに大阪、名古屋、東京と順次開催。本部制へと移行したことで、営業、開発本部長らから、今年度の方針などが発表された。
 昨年10月以降内部体制を変更、この4月から、総合力を最大限発揮するための本部制が本格的に機能し始めた同カンパニー。その概況と、昨年来より取り組んでいる事業や、そこに込めた想いも含めて鶴巻プレジデントより挨拶があった。
 同カンパニーは現在、鶴巻プレジデントを筆頭に金子善昭戦略部長(金子氏は営業企画部長兼務)、山本元治営業本部長、松元大陸製造本部長(松元氏はバイスプレジデント兼務)、長田晃開発本部長、谷内俊之品質保証本部長、小竹玄二郎ロジスティック本部長という体制を構築。『VISION2020(2020年に同カンパニーのあるべき姿)』で定めた「顧客目線に根差した真の製品供給力、ソリューション提供力を堅持し、顧客よりパートナーとして十分な信頼を得る事業体となること」を目指して日々事業活動を行っている。その活動のひとつがワクワクプロジェクト≠セ。顧客のワクワク≠叶え続けて顧客満足度No.1のプロ集団となる、と銘打ったこのプロジェクトの根幹は「自分たちがワクワク≠キることである!」と鶴巻氏。同氏は「自分たちがワクワクしていないのに、顧客がワクワクできる商品やサービスを提供できるわけがない。そんな考えから『自分たちがワクワクできるような作業環境にしよう!』と、まずは社内からワクワクプロジェクト≠ヘスタートしています」と語っていた。同カンパニーの目指すブランド=存在価値、それは、オンリーユーのソリューションとサービスを提供し、顧客と感動を共有できる唯一の『総合工具工房』となることである。同カンパニーの想いは、新たにシンボルマークとして視覚化もされている(弊紙本年2月1日発行号にて関連記事掲載)。「グローバルなフィールドでお客さま≠ニ三菱マテリアル≠ェ手を取り合って一体となりともに高め合っていきたい」そんな想いが込められたシンボルマークである。
 顧客満足度No.1を目指した活動にキャラバン活動≠ェある。同カンパニー社員が、特約店・代理店メンバーらとともに商品を積んだキャラバンカーで客先を訪問。その場で実際に商品を手に取ってもらい、あるいは実際に試してもらって販売へと結びつける活動だが鶴巻氏は「このIT時代にあえてこうした行商活動を始めています。しかし、これは商品を売るというよりも、お客さまとのコミュニケーションを深める意味合いの方が強いです」と語っている。キャラバン活動以外に“おもてなし工場見学”活動にも取り組んでいる。これは、3つの主力工場(筑波・岐阜・明石)や関連会社の工場にて、超硬工具メーカーならではの現場を見て、体験してもらい“三菱ファン”になってもらうことを目的としている。さらに、旬な情報や関連情報などを掲載した情報誌『YOUR GLOBAL CRAFTSMAN STUDIO』を発刊。「『三菱はこんなことをやっているのか』『こんなこともできるのか』と知ってもらい、相談していただくきっかけになれば」と鶴巻氏は発刊への想いを語っていた。また同カンパニーは、そのソリューション提供力、技術・開発力がウリである。国内外問わず、外部の学校関係や関連業界などとも連携し、顧客ニーズに可能な限り幅広く対応できるソリューション力を提供し、どんな相談にも対応できるような開発体制を構築している。
 こうした地道な事業活動の結果、同カンパニーは14年度、対前年度比約14%増の成長を遂げた。今年4月に三菱日立ツール(旧日立ツール)をグループ化したこともあるが、今年度の売上目標数字はさらにアップしている。鶴巻氏は「この10年間、リーマンショック、東日本大震災やタイの洪水による供給難で、お客さまには大変ご迷惑をお掛けしました。こうした事態をようやく乗り越え、一昨年度、昨年度と数字をかなり上げることができました。今年度は三菱日立ツールをグループ化したという要因を差し引いても、昨年度と同等あるいはそれ以上の伸びを計画しています」と、今年度の売上目標に対して自信を覗かせていた。
 続いて山本営業本部長より、今年度の営業本部方針を説明。超硬製品事業の長期目標である『世界シェア10%超』を達成するためには、日本市場における超硬シェアNo.1の座を奪回することが絶対条件だと語る山本氏。日本でのシェアNo.1となると、今年度以降も最低限2桁%(10%)以上の伸びが必要となる。それを実現するため同カンパニーは、インサート供給力を2年前と比べプラス50%へと引き上げることに成功。在庫管理もほぼ完了しており、万一欠品が発生しても短期間でリカバリーできる体制まで構築できているという。また来年度にかけて、中国を含め販売拠点やテクニカルセンター、在庫センターを拡充していく計画も始動している。山本氏は「日本で圧倒的No.1になる。同時に世界で2桁以上のマーケットシェアを取る。でなければ、お客さまからの信頼も、我々の存在感も得られない。こうした目標や想いがあるからこそ『世界中どこでも最高品質のサービスを提供できる体制』を整備することができました。三菱の総合力でお客さまの声にスピーディにお応えします≠合言葉に、No.1を目指していきます」と、営業本部としての想いを語っていた。
 昨年度優秀特約店の表彰ではツールズ・オブ・ザ・イヤー賞上位5社、フロンティア・スピリット賞3社(インサート部門、ドリル部門、エンドミル部門)、チャレンジング・スピリット賞、リサイクル賞が発表された(今年度より表彰制度変更)。その後、長田開発本部長から、昨年のJIMTOFで発表され、以降、好調な売行きを見せている「WSX445」の紹介、次いで、潮田良一流通営業部長から営業施策(サマーキャンペーン)の発表がなされた。また潮田氏から「新MSM制度施行」について説明があり(弊紙本年2月1日発行号にて関連記事掲載)、新制度以降のメンバー増加で、現在のMSMメンバー数は全国で200社を超えている。最後は潮田氏による「営業本部流通営業部は『キャラバン活動』ならびに『確かな技術サポート体制』の2本立てで、営業支援を強化していきます」との言葉で第一部は締めくくられた。
 会場を変え、第二部懇親会は、時津達也新栄商會社長による乾杯の挨拶でスタート。同カンパニー各本部長やMSMメンバーらで親交を深めたあとは、金子部長からのお礼の挨拶、梅村龍盛梅村本店社長の中締めで、懇親会は終了となった。

青年部行事への参加を通じて
切磋琢磨し成長の場に
愛機工青年部 平成27年度通常総会を開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)の青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)は6月5日午後6時より名古屋市中区の東京第一ホテル錦にて平成27年度通常総会を開催し、審議の結果、すべての議案を全会一致で承認可決した。
 総会は礒貝康弘広報担当幹事(ユアサ商事)の司会進行、滝澤有一副部長(松本商店社長)の開会の辞で始まり、司会者より青年部員総数39名、出席36名、委任状3名で本総会が成立すると宣言された。
 森部長が「昨年は、キャンプの集いで230名という多くの方に参加していただきました。今年も8月1、2日に開催されます。昨年以上に盛り上がる会にしていただきたいと存じます。親組合の野球大会でも色々とお手伝いいただき、ありがとうございます。青年部の皆さんの力があればこそ、75回続けて来られました。昨年は全国青年部交流会の間の年でしたが、浜松で若手の工具商の会が開催されました。来年は岐阜組合が担当して行われると聞いています。全国青年部交流会は今年の10月23日に大阪で開催されます。今年も青年部として色々な行事が計画されていますので、参加して自分自身を磨いてください」と挨拶。
 来賓を代表して水谷隆彦組合副理事長(ミズタニ機販社長)が「愛機工組合の青年部は、全国の機械工具商組合の中でも規模も活動内容も大変活発に行われていると、評価をいただいています。これも皆さんの積極性とそのお力によるものだと、組合としても大変自慢するところです。青年部は長年、組合の力として色々な活動とともに勉強していただいて来ました。参加率も9割以上と非常に高く、驚いています。この伝統を脈々と次の代に引き継いで、若い力が育っていくと思う次第です。私は全機工連という機械工具商の全国組織の中で人材開発委員会の委員長を仰せつかっていますが、全機工連としても全国青年部交流会に支援をしていきたいと考えています。愛知の青年部が日本の機械工具商業界の原動力になっていただけるように、そのような人材が育って行くよう心から祈念しています。是非、この勉強の場を生かして色々な経験をし、業界の力となっていただけることを心よりお願いいたします」と挨拶した。
 規約により森部長が議長を務めて各議案の審議が行われ、第1号議案=@平成26年度事業報告A平成26年度青年部費収支決算報告B平成26年度青年部会費収支決算報告並びに監査報告、第2号議案=@平成27年度事業計画案A平成27年度収支予算案、第3号議案=平成27年度青年部会費徴収方法案、第4号議案=任期満了に伴う役員改選、以上すべての議案について全会一致で原案通り承認可決された。
 平成27年度事業として、機械工具商全国青年部交流会、講演会、研修会、キャンプの集い、従業員・家族対象レクリエーション、ビアパーティー、忘年会、合同委員会などが予定されている。新役員については別掲。
 新入部員8名の紹介があり、蒲貴雄氏(岡谷機販)の閉会の辞で総会を終了した。
 総会後に行われた懇親会は、来賓の長村康義組合福利厚生部長(長村商店社長)の乾杯挨拶で開宴。歓談が進む中、今回卒業となる5名のうち出席の4名から青年部での思い出を振り返りながらの挨拶があった。
 また、青年部の代表として愛知県中小企業団体中央会・青年部の役員を長年務めた、野崎憲昭氏(組合理事・常磐精機社長)が先頃行われた同青年部の総会で副会長を退任(相談役に就任)し、後任として中央会を担当する服部嘉高氏(組合理事・服部商会社長)より青年部2度目の卒業となる野崎氏に花束が贈呈された。
 新入部員の自己紹介、新役員の挨拶などがあり、野崎氏の中締めで終了した。
 【新役員】 敬称略
 部長(理事)=森庸一(森哲)▽副部長(理事)=滝澤有一(松本商店)▽中央会担当(理事)=服部嘉高(服部商会)▽統括幹事長=三木善昌(三起工機)▽総務幹事長=東爪英彦(マルマン商事)▽教育幹事長=椎葉照義(カツヤマキカイ)▽厚生幹事長=林和憲(常磐精機)▽会計幹事長=川島雅行(六浦本店)▽会合担当幹事=近藤健志(長村商店)▽野球担当幹事=梅本陽史(杉本商事)▽広報担当幹事=竹中克徳(ダイドー)▽講演担当幹事=横山博隆(山下機械)▽研修担当幹事=岡本隼(ブロードリーフ)▽キャンプ担当幹事=横井尉人(大矢伝動精機)▽レクリエーション担当幹事=西川知孝(シミヅ産業)

IGA INNOVATION DAYS2015
DMG森精機 伊賀事業所で22日(水)〜25日(金)
最新鋭の58台を展示、世界最大級の
新グローバルソリューションセンタ

 DMG森精機(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区名駅2-35-16)は、7月22日(水)〜25日(土)の4日間、同社伊賀事業所(三重県伊賀市御代201)にてIGA INNOVATION DAYS 2015を開催する。展示会場となる伊賀事業所のグローバルソリューションセンタは、フロアスペースを拡張して全面リニューアルし、この7月に世界最大級の工作機械の展示場として生まれ変わる。
 同展では、4月から営業を開始したDMG森精機ワシノブランドの新デザインモデルA-18S、G-07、機能やデザインを一新したECOLINEシリーズなど、世界初出展となる7機種を含む計58台の先進の工作機械を展示し、全ての機械でデモ加工を行う。専任スタッフが豊富な事例やデモ加工を交えた実践的な技術ノウハウを分かりやすく解説し、ユーザーの生産性向上に貢献するソリューションを提案する。
 展示場内には、CELOSを実際に体験できる108インチモニタの「BIG CELOS」や、プレミアムパートナーシップを締結したポルシェが、FIA世界耐久選手権に出場する第2世代の「ポルシェ919ハイブリッド」も展示。また、アディティブ・マニュファクチャリング、自動車、航空機、自動化、5軸加工機などの各種セミナーを開催し、加工課題や最先端技術情報など、生産現場を最適化する未来志向の技術情報を紹介する。
Y軸とミーリング機能を搭載した
高精度コンパクト複合加工機A-18S

 DMG森精機ワシノは、デザインを一新しDMG MORIグループの統一デザインとして新たに生まれ変わった、高精度コンパクト複合加工機A-18Sを同展にて発表する。
 所要床面積はクラス最小の省スペース設計でありながら、工具取付け本数はクラス最大の18本となっており、旋削とミーリングによる複合加工が可能。丸物から異形状ワークまで、豊富な加工実績を誇り、複雑形状加工や高付加価値加工、自動化、工程集約など、ユーザーに最適なソリューションを提案する。
 A-18Sの特長
 @工程集約
 工具取付け本数は、クラス最大の18本で、刃物台の全ステーションにミーリング工具が取り付け可能。所要床面積はクラス最小の省スペース設計ながらも、X軸移動量は180mm、Z軸移動量は350mmで、特にY軸移動量は100mmと非常に長くなっている。このロングストロークのY軸と、全18ステーションに取り付け可能なミーリングユニットにより、丸物から異形状ワークまで、幅広いワークを高効率に加工する。
 光学部品加工、自動車部品加工などにおいて、従来はマシニングセンタ、旋盤、バリ取り機など複数に分割されていた工程を1台に集約することが可能となる。
 A高精度加工
 次の高精度設計により、長時間加工においても安定した寸法精度を維持する。
・シュート部分を熱伝導率の低いステンレスカバーでしっかりとガードして、切削油剤や切りくずの熱影響によるベッドの急激な温度変化を抑制する。
・びびりや振動減衰性に優れた鋳物構造の一体型ベッドを水平配置することにより、床面から送り機構までの重心高さを低く設定することが可能となり、安定した加工を実現する。
・軸移動の基準ガイドから主軸までの距離を最短にすることで、発熱の影響を抑止している。
・ボールねじのサポート軸受けを主軸から最短距離に配置することで熱変位を抑え、信頼性の高いプリテンション構造を採用している。
 高精度設計により、コールドスタート(暖機運転なし)における加工ワークの寸法変化は、4μmを実現。また、高精度旋削加工において高い要求のある真円度も、0・8μmを実現している。
 B自動化・システム化
 多様な生産ニーズに対応可能なローダ・ストッカシステムを豊富に用意している。
 自社製のガントリーローダや、素材供給・製品搬出装置としてインコンベア、アウトコンベア、1軸パレタイザ、2軸パレタイザ、ロータリストッカなどを取り揃えている。自社設計なので、ユーザーの要望に応じて柔軟に設計することができ、信頼性の高いシステムが構築可能。
 周辺装置も拡充しており、パーツキャッチャ、機外計測装置、ツールセッタなどの作業支援、インナーカムユニット、アングルユニット、タレット搭載型サブスピンドル、第2刃物台などの加工支援、各種チップコンベヤ、ミストコレクタなどの環境支援など、実用性の高い豊富な周辺装置があるので、ユーザーの様々な生産環境においても生産性を高める。
 C省エネルギー
 環境への負荷低減とランニングコスト削減のため、消費電力が小さいLED機内照明などの低消費電力部品を採用。また、機械の様々な機能を最適化し、効率的に稼動させる設計にも取り組み、効果的な省電力を実現している。
 D安全性
 ISO規格、IEC規格、UL規格、JIS規格など全世界各地域の安全規格に対応している。
安定した加工精度を実現した超高精度旋盤G-07
 DMG森精機ワシノは、デザインを一新しDMG MORIグループの統一デザインとして新たに生まれ変った、超高精度旋盤G-07を同展にて発表する。
 櫛形刃物台を採用することで、「インデックスタイム・ゼロ」によるサイクルタイム短縮を実現している。クラス最大となるX軸移動量480mmにより、フレキシブルなツーリングが可能。櫛形ならではの高い精度を実現しており、仕上げ加工、ハードターニング、高付加価値加工など、ユーザーの厳しい要望にも応える加工精度を実現。同社の経験豊富なアプリケーションエンジニアリングにより、自動化、システム化など、多様な生産環境に最適なソリューションを提案する。
 G-07の特長
 @基本構造
 櫛形ならではの主軸中心から左右対称構造を採用しており、高周波焼入れを施したベッド一体型すべり摺動面を水平配置することにより、熱変位抑止、高剛性、低重心を可能にし、長期間にわたって安定した加工精度を維持する。Z軸摺動面には山一平構造、X軸摺動面にはアリ溝構造を採用することにより、高剛性と高真直性を実現した。
 左右対称構造により、X軸移動量も左右対称とすることができるため、X軸移動量はクラス最大の480mmを実現している。
 A超高精度加工
 次の高精度設計により、長時間加工においても安定した寸法精度を維持する。
・びびりや振動減衰性に優れた鋳物構造の一体型きさげ摺動面を水平配置することにより、床面から送り機構までの重心高さを低く設定することが可能となり、安定した加工を実現する。
・軸移動の基準ガイドから主軸までの距離を最短にすることで、発熱の影響を抑止している。
・ボールねじのサポート軸受けを主軸から最短距離に配置することで熱変位を抑え、信頼性の高いプリテンション構造を採用している。
 高精度設計により、コールドスタート(暖機運転なし)における加工ワークの寸法変化は、3μmを実現。また、高精度旋削加工において高い要求のある真円度も、0・5μmを実現している。
 B自動化・システム化・周辺装置
 多様な生産ニーズに対応可能なローダ・ストッカシステムをA-18S同様、豊富に用意している。
 周辺装置も拡充しており、パーツキャッチャ、機外計測装置、ツールセッタなどの作業支援、セミドライ装置、クーラント恒温装置、高圧クーラント装置などの加工支援、各種チップコンベヤ、ミストコレクタなどの環境支援など、実用性の高い豊富な周辺装置があり、ユーザーの様々な生産環境においても生産性を高める。
 C省エネルギー
 A-18Sと同じ。
 D安全性
 A-18Sと同じ。
自動車用フランジワークの量産加工に最適
正面並行2スピンドル・2タレット旋盤NRX2000

 DMG森精機は、2主軸2刃物台を備え、2工程を同時に加工することが可能な正面並行2スピンドル・2タレット旋盤NRX2000を開発。同展では、新たにミーリング機能を追加した仕様を初出展する。NRX2000は、小型機や量産加工機の生産工場である奈良第一工場で生産を開始している。
 NRX2000は、新デザインコンセプトの1つであるシャープな直線を取り入れたステルスデザインとタッチパネル操作のCOMPACTlineを搭載した、正面並行2スピンドル・2タレット旋盤。
 機械幅は1650mmと非常に省スペースで、自動車のフランジ形状部品の量産加工に最適。搬送装置および主軸への接近性の良さや、工具交換時の作業性向上、切りくずの排出性向上などにより、作業者の負担を軽減するとともに高い生産性を実現する。
 NRX2000の特長
 @省スペース
 主軸と刃物台を対面に配置する正面刃物台構造を採用し、機械幅と機械高さを抑えた設計となっている。機械幅は1650mm(ローダを含めた場合2495mm)、機械高さは2100mmと非常にコンパクト。
 特に機械高さを2100mmに抑えることで、20フィートのドライコンテナでの輸送が可能となり、輸送コストの削減に大きな効果がある。所要床面積は従来機から縮小させ、6・8uを実現しており、省スペースな加工ラインを構築することが可能。
 A切りくず処理性能向上
 機械構造には、金型一体成形のラウンド型機内チップシュータ(特許出願中)とテレスコピックカバーレス構造を採用。切りくずの侵入やひっかかりによるカバークラッシュを改善した構造で切りくず排出性も大幅に向上し、信頼性の高い長時間自動運転を実現する。
 B高生産性
 新ローディング方式を採用した新開発の高速搬送ローダを標準で装備。この高速搬送ローダは、X軸の搬送距離を300mmと従来機から53%短縮し、Z軸の移動体を従来機から57%低減して軽量化することで、高加速度を実現しており、ローディングタイムは5・6秒と世界最速(同社調べ)。省スペースと世界最速のローディングにより、高い生産性の加工ラインを構築することが可能。移動体を軽量化したことにより、搬送時の振動も低減することができるため、ワークの仕上げ面粗度が向上している。
 オプションで機内ロボットの搭載も可能で、生産性を向上させる多様な自動化システムに対応している。
 C作業性
 主軸と刃物台を対面に配置する正面刃物台構造により、主軸や刃物台への接近性が大幅に向上している。機械前面のドア開口幅は790mmと十分に広く、刃物台を作業者の近くに配置した設計により、機械正面カバーから工具までの距離は290mmと短いため、容易な工具段取り作業が可能。
 搬送装置への接近性も良く、機械正面からローダハンドまでの距離は300mm、高さは1360mmと低くなっているため、段取り作業が容易に行え、作業者の負担を大幅に軽減する。
 D安全性
 ISO規格、IEC規格、UL規格、JIS規格など全世界各地域の安全規格に対応している。

ML3015eX‐F40を展示
新型ファイバーレーザー加工機
三菱電機 今年度中10機種まで拡充

 三菱電機(社長=柵山正樹氏、本社=東京都千代田区)は、新型ファイバーレーザー加工機の発売に伴い、6月11日、同社名古屋製作所FAコミュニケーションセンターにて、ファイバーレーザー加工機新製品発表会を行った。今回発売された新機種は、これまで炭酸ガスレーザー加工機で主力だったグローバル戦略機「eXシリーズ」にファイバーレーザー発振器を搭載した、4kW出力のファイバー二次元レーザー加工機「ML3015eX‐F40」だ。
 近年、世界各国の電力価格高騰を背景に、板金加工において消費電力の少ないファイバーレーザー加工機の需要が拡大しつつある。またファイバーレーザー加工機は、現在主流の炭酸ガスレーザー加工機に対して@ランニングコストを約75%削減(2kWクラスによる比較・同社比)A切断速度は約3倍(t1mmのSUS304切断時の比較・同社比)Bミラー光学系不要でメンテナンス性が高いC高反射材(アルミや真鍮、銅など)の加工に優れている、などの優位性があり、今後の主力加工機として自動車や建設機械、鋼材業、電気機器など幅広い産業分野で注目されている。
 同社は、ファイバーレーザー発振器を搭載した「NX‐Fシリーズ」をフラッグシップマシンとして、2012年度に発売。今後ますます多様化するニーズに対応するため、今年度中にファイバーレーザー加工機を出力やワークサイズ別に、現行の2機種から一気に10機種にまで拡充し、フルラインアップで事業展開していくという。また、レーザー加工機を製造する名古屋製作所の生産ラインを増強し、今年度のファイバーレーザー加工機の生産台数を150台と設定。来年度中には同社レーザー加工機販売台数のうち、ファイバーレーザー加工機の占める比率を30%まで拡大する。
 また同社は、ファイバーレーザー加工機専用のメンテナンスパッケージリースを提供すると発表した。炭酸ガスレーザー加工機と同様に、ファイバーレーザー発振器、加工機本体、制御装置のメンテナンスや技術相談を「三菱電機クレジット」「菱電工機エンジニアリング」とタッグを組み、トータルでサポートしてくれる。リース期間は最大7年間の長期保証。リース期間中は24時間365日電話受付可能というサポート体制だ。(但し消耗品や摩擦、老朽化による故障は対象外)
 今回発売された「ML3015eX‐F40」をはじめ、同社のファイバーレーザー加工機に関して詳しくは、同社産業メカトロニクス事業部▽電話=03(3218)6560まで。

災害時における復旧活動
応援協力協定を締結
静岡県管工機材商組合 管工事業組合連合会と

 静岡県管工機材商組合(理事長=一色哲巳氏・一色機材社長)は、大規模地震等の災害発生時における水道施設の早期復旧を目指し、静岡県管工事業協同組合連合会(理事長=伊藤哲氏・大和機工社長)と「災害時における復旧活動の応援協力」の協定を締結した。
 5月28日に静岡市内のクーポール会館で開かれた調印式には両団体の理事長と災害時にレンタル機材を提供するアクティオの代表も出席し、協定書に調印した。
 この協定により、同組合が一昨年10月に静岡県管工事工業協会と締結した「災害における資材提供に関する協定」に続き、静岡県内においてより強固で柔軟なネットワークが構築され、災害時における迅速な復旧活動の強化が図られた。

2015年7月19日(日 2569
熱田神宮御垣内参拝で発展祈願
部会長・常任理事を決定
愛知県管工機材商協組 7月役員会を開催

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=倉地久雄氏・倉地社長)は7月2日、熱田神宮会館において役員会を開き、各副理事長の分掌確認、常任理事委嘱および部会長・幹事長の承認などを行った。この日は、午前10時30分より恒例の熱田神宮御垣内参拝、神楽殿にて御神楽奉納を行い業界と組合員各社の益々の発展を祈願した後、役員会に臨んだ。
 役員会に先立ち、産業雇用安定センターより生涯現役を目指す人に仕事場を与えるための「生涯現役システム構築事業」について説明があった。
 植田副理事長の開会の辞で始まり、倉地理事長の挨拶(別掲)に続いて、副理事長3氏の紹介、新理事の近藤尚文氏(油傳商店)、服部透氏(オータケ)、近藤真一郎氏(近藤機材工業)、坪井研二氏(ツボイ)、粂内洋氏(名古屋機器)、鈴木克利氏(米津物産)の紹介が行われた。事務局より経過報告があった後、各議案の審議に入った。
 @相談役委嘱の件
 石原徳和氏(第13代理事長)に委嘱(重任・平成27年5月〜平成29年5月予定)することが承認された。
 A各副理事長分掌確認の件
 植田副理事長は会計理事を兼任、大藪副理事長が広報部会/福利厚生部会/経営研究部会/新年会・懇親会幹事会を担当、峰澤副理事長が事業部会/流通部会/名管会幹事会/青年部「愛青会」を担当することが承認された。
 B第31回管工機材設備総合展、今後のスケジュールなど
 コンセプトとキービジュアルを策定中で、実行委員会を盆明け以降10月頃までに結成すると小川実行委員長より報告された。
 C常任理事委嘱および部会長・幹事長の承認
 第31回管工機材設備総合展実行委員長の小川誉之理事に常任理事を委嘱、各部会長として「流通部会」大野理事、「事業部会」安井理事、「広報部会」坪井理事、「福利厚生部会」成田理事、「経営研究部会」伊藤信哉理事を充てることが承認された。組合規約により部会長は常任理事に就任する。
 D加入促進部会について
 部員は商社の人で構成し、委員会組織に変えて理事長直属とすることが承認された。9月理事会までには人選を終える予定。現在、オータケ、岡谷鋼機、ユアサ商事、橋本総業の内諾が得られている。
 E名管会幹事会の編成と今年度日程・会場等について
 事業部の下部組織という形にし、幹事長を峰澤副理事長、運営は安井事業部長が責任者となり、実際的なこと(会場確保など)は北村監事が中心となって行っていく(従来でいう「幹事長」、役職名は別途)ことが承認された。
 F新年会幹事会・懇親会幹事会について
 第53回通常総会収支報告を竹内前幹事長が行い承認された。
 今年度の新年賀詞交歓会は平成28年1月19日名古屋マリオットアソシアホテルにて開催する。第54回通常総会については平成28年5月下旬の開催で調整中。
 新年会・懇親会幹事会は福利厚生部会の下部組織という形にし、幹事長を大藪副理事長とすることが承認された。詳細は9月理事会までに決める。
 G青年部「愛青会」今年度人事、新入会員ほかについて
 峰澤担当副理事長より、昨年度例会において部長・山田康成氏(山彦)、副部長・伊神敏雅氏(双葉製作所)を選任済みと報告された。新入会員は福元良貴氏(山信)と伊藤弘晃氏(イトウ)。
 H加入および脱退について
 冨士機材(正会員)、日本バルカー工業(賛助会員)の加入と、山一機材の脱退(平成27年3月付け正会員脱退手続き処理)が承認された。
 I生涯現役システム構築事業についての審議
 委員構成や事業としての収入の有無などの質問、意見が出された。倉地理事長は「委員会を作るなら三役で担う」と話し、9月理事会で決めたい意向。
 Jその他
 全国管工機材商業連合会関連報告…伊藤元理事長に管機連理事(平成27〜28年度)を理事長から委嘱。6月16日に開催された総会に小川副会長、倉地新副会長ほか5名が参加した。
 今後の理事会日程を確認し、大藪副理事長の閉会の辞で終了した。
 このたび理事長を拝命しました。任期の2年間、皆様のために尽くしたいと思っています。
 私、何も持ち合わせているものはありません。ただ一つだけありますのは、この組合にはかれこれ四半世紀ほど色々な意味で携わらせて頂いています。平成元年に先代が急死し、そのあたりは理事の交代が曖昧で翌年の平成2年に理事の改選があり、何かの機会に加藤政市さんという伝説の会計理事から、そろそろ理事会に出て来ないといけないといきなり言われ、私がいつから理事になったかもさっぱり認識せずに、その次の理事会に出席させて頂きました。
 翌年に加藤政市さんがやっておられた金融部会に入れて頂きました。それと同時に広報部会にも声をかけて頂き入る事となりました。流通部会にも参加し、加えて展示会の実行委員にも入っていました。何一つまともにできなかったのですが、失敗の中で組合の歴史について体で覚えさせて頂いたという気がします。
 本日、新しい理事6名と青年部から山田部長(山彦)にも参加して頂いています。新しい次の世代に私が何を伝えるかと言ったら、身をもって伝えることで何故この部会があるのか、何故この組織があるのかという事を感じてもらえればよいかと。そんな感じで伝統を継承していくことが大切と感じています。
 ただ、この組合ができた50年前と我々を取り巻く状況は全く変わっています。同じことをしていてはいけません。現代に適応したアレンジを加え、更に新しい時代に考えを伝えていく。変えてはいけない物と、どんどん変えなければいけない物と両方あるかと思います。そのような事を感じながら進めてまいりたいと存じます。
 今年のテーマとして考えていきたいのは「全員参加の組合」です。皆様のご協力を頂きますよう、よろしくお願い申し上げます。

嶋ア晴久会長はじめ全役員留任
来年の若手交流会は岐阜で
岐阜機工会 第3回通常総会を開催

 岐阜機工会(会長=嶋ア晴久氏・シマザキ商会社長)は6月25日午後6時30分より岐阜市司町の岐阜会館において第3回通常総会を開催した。
 徳永総務幹事(徳光社長)の司会進行により、前年度業界関係の物故者に対して全員で黙祷を捧げた後、司会者より会員総数62社中、出席49社・委任状13社で総会が成立すると宣言された。
 嶋ア会長は挨拶で、中部地区の業況について「工作機械の受注が史上最高を記録するなど、経済状況は好転の兆しを見せているのではないかと感じています。ただ中部地区は、主要顧客である自動車産業の地産地消の流れは変わらず、円安を背景に製造業の一部では財務なども改善し良い動きはありますが、国内需要の減少に歯止めをかけるほどの期待は難しい。また、インターネット通販等、今後の流通の新しい流れにどのように対応していくかという大きな課題もあります」との現状認識を示した。
 嶋ア会長は全機工連の報告として、諸般の事情により6月18日の総会において役員の改選が行われ、会長に前西孝夫氏(大阪組合理事長・エバオン会長)、副会長に伊藤高潤氏(愛知組合理事長・春日鋼機社長)、小川修一氏(東京組合理事長・オーマット社長)が選任され、常任理事に各ブロックのブロック長が就いたことを報告。このほか総会では、2年前に実施された機械工具商の実態を調査するアンケート結果がまとまったと報告されたほか、中部ブロックで担当している人材開発事業において、全機工連推薦図書のステッカーを作成し全機工連が認めた教育書籍に貼ることが承認された。
 若手交流会については、来年岐阜での開催が決まっており、嶋ア会長は「昨年、浜松で若手交流会が開催されましたが、来年は中部で行うということです。今まで青年部の交流会は、東京・大阪・愛知で各青年部の自主事業として隔年に開催されて来ました。今年は大阪が担当して10月23日に開催が予定されていますが、遠隔地の青年部や若手経営者が参加しやすいように(全機工連で)予算が付きました。これを来年も活用し、岐阜機工会が担当して岐阜で開催されますので、ご協力のほど宜しくお願いいたします。この岐阜機工会は、親睦と協調発展を目指して3年前に立ち上げられました。これからも皆様のご協力をお願いいたします」と述べた。
 高橋副会長(澤商社長)を議長に選出して議案審議をおこない、第1号議案=平成26年度事業報告、第2号議案=平成26年度収支決算報告、第3号議案=平成27年度事業計画(案)、第4号議案=平成27年度収支予算(案)、第5号議案=役員改選(案)を原案通り承認可決した。任期満了に伴う役員改選では全役員の留任が決まった(別掲)。
 第6号議案=その他は、会員の異動について「やまわエンジニアリングサービス」の入会が徳永総務幹事より報告され、以上で議事を終えた。
 来賓の池田眞澄岐阜県中小企業団体中央会事務局長より祝辞が述べられ、総会を終了した。
 総会後は懇親会が開かれ、和やかに歓談し親睦を深めた。
【新役員】 敬称略
▽会長=嶋ア晴久(シマザキ商会)
▽副会長=高橋直正(澤商)
▽会計幹事=市橋定之(市橋商店)
▽総務幹事=徳永和也(徳光)
▽会計監査=関谷治頼(岐阜機械商事)
▽幹事=林修史(ダイヤトイシ)
▽幹事=輿宗太郎(KSコシ商会)
▽幹事=渡辺宗晃(三信商会)
▽幹事=竹中栄二(東洋工具)
【今後の主な行事予定】
・8月21日…ビアガーデンの集い(於ホテルスポーツパルコ)
・9月26日…第3回ゴルフコンペ(於やまがたゴルフ倶楽部)
・11月…講演会もしくは勉強会
・平成28年1月…新年賀詞交歓会(会場未定)
・2月…全機工連・中部ブロック会議(会場未定)
・4月…ボウリング大会(会場未定)
 この他、幹事会を7月、12月、5月の3回予定。

中部経産局7月公表 最近の管内総合経済動向
「緩やかに改善」2か月連続
設備投資は「増加している」に上方修正

 中部経済産業局は、7月13日公表の「最近の管内総合経済動向」で、管内(愛知、岐阜、三重、富山、石川の5県)の経済活動について「緩やかに改善している」とした前月の総括判断を据え置いた。比較は断りのあるものを除き、平成27年5月の実績値による。
 個別の項目では、管内生産の判断を「緩やかに持ち直している」から「一進一退となっている」に4か月ぶりに下方修正した。鉱工業生産指数(5月速報)は、輸送機械工業、プラスチック製品工業、はん用・生産用・業務用機械工業などが低下したことから、前月比5・5%減と3か月ぶりに低下。前年同月比も4・4%減と4か月ぶりに低下した。
 設備投資については「緩やかに増加している」から「増加している」に24か月ぶりに判断を上方修正した。製造業では自動車、窯業・土石製品、電気機械などで増加する計画、非製造業では運輸、不動産、小売などで増加する計画となっている。管内主要8社の金属工作機械受注(国内向け)は、一般機械工業向けが8か月連続で、自動車工業向けが4か月連続で前年を上回り、全体では22か月連続で前年を上回った。
 個人消費は、大型小売店販売額(既存店ベース)が2か月連続で、コンビニエンスストア販売(全店ベース)が27か月連続でそれぞれ前年を上回り、家電販売も冷蔵庫、洗濯機などの白物家電やエアコンなどの季節家電を中心に2か月連続で前年を上回ったことなどから、全体として前月の「緩やかに持ち直している」の判断を据え置いた。
 公共投資は「緩やかに減少している」、住宅投資は「下げ止まりの動きがみられる」、輸出は「持ち直しの動きがみられる」、雇用は「着実に改善している」と、それぞれ判断を据え置いた。
 企業倒産(件数)は、製造業、建設業などで前年を下回り、全体では13か月連続で前年を下回った。
 先行きについては、各種政策の効果が生産や所得、投資の増加につながることが期待されるとした上で、世界経済の下振れ、原材料等価格の動向、為替の動向、中小企業の経営環境の悪化などに注視が必要としている。

ふいご祭りまでには完成
新社務所の建設開始
金山神社 6月8日に地鎮祭

 金山神社(名古屋市熱田区金山町1‐16‐19)の社務所は昭和33年に建設されてから約60年が経ち、以前より建替え計画があったがこのほど着工の運びとなり、6月8日午前10時より地鎮祭が行われた。
 奉賛会会長の岡谷篤一氏(岡谷鋼機社長)をはじめ、氏子総代会長の水谷武彦氏(水谷病院院長)など関係者らが参列した。
 神主による神事が行われた後、鍬入れとして斎鎌(いみかま)を岡谷奉賛会会長、斎鍬(いみくわ)を水谷氏子総代会長、斎鋤(いみすき)を建設にあたる岡谷ホームズの川口英治社長が順に行い、無事終了した。
 新社務所は、11月8日の「ふいご祭り」までに完成し、祭りで披露される。
 【金山神社について】
 承和年間(834年-847年)、熱田神宮の鍛冶職であった尾崎善光が自らの屋敷に勧請したのが始まりと伝わる。応永年間(1394年-1427年)、尾崎氏は住まいを現在の熱田区中瀬町に移して元の屋敷跡に社殿を造営した。この付近は熱田神宮の神域北端にあたることから高座結御子神社の末社となり、神宮の禰宜により祭祀が営まれていたという。これらから当地は「尾張鍛冶発祥の地」とされ、周辺には古くから鍛冶職人が集まり室町時代後期から江戸時代初期にかけては「金山鍔」と呼ばれる鍔の一大生産地でもあった。江戸時代末期から金物商による「金栄」「竹栄」2つの講が成立して社殿の造営などが行われた。
 明治5年8月(1872年9月)に村社に列格、1929年(昭和4年)10月には神饌幣帛料供進社に指定。前述の2つの講は「金盛講」と名を改めて続いたが1956年(昭和31年)に発展的解消、翌年には奉賛会が結成された。現在も金属業界の崇敬を集める神社として知られる。毎年11月に行われる例祭は「ふいご祭」と称しており、かつては刀鍛冶の奉納も行われていた。
(ウィキペディアより)

犬山城、古い町並み散策
一宮機鋼組合
家族や従業員25名参加

 一宮機鋼組合(会長=坂倉幹和氏・コーワ精工販売会長)は6月14日、恒例となった家族会を愛知県犬山市の名鉄犬山ホテルで開催した。会員とその家族や従業員ら25名が参加して親睦を深めた。
 当日は、午前11時15分にホテルのロビーに集合し、ガーデンレストラン「ライン」にて昼食。家族会担当の石川真副会長(石川工具社長)より挨拶があった後、ホテル自慢の広大な庭園を眺めながら特製料理を心ゆくまで堪能した。
 その後は、戦国時代そのままの姿をとどめる国宝「犬山城」やその周りの古い町並みを散策し、思い思いに楽しい一日を過ごした。
新社長に服部将康氏
服 部 久代社長は会長に
 伝導機器専門商社の服部(本社=名古屋市中村区上ノ宮町2‐21)では6月、臨時株主総会において役員の選任が行われ、服部久代代表取締役社長が取締役会長に就き、後任の社長に長男の服部将康専務取締役が就任した。
 その他、役員として取締役業務部長に村上憲生氏、監査役に堀部友紀氏がそれぞれ選任され就任した。

国内シェアNo.1の堅守を
中部地区から全国へ発信
東海イゲタロイ会 2015年度(第22回)総会を開催

 東海イゲタロイ会(会長=前嶋孝行氏・前島商会社長)の2015年度(第22回)総会が6月4日、名古屋マリオットアソシアホテルで午後4時より開催され、住友電気工業の牛島望常務取締役、富田邦洋執行役員ハードメタル事業部長をはじめ、会員である特約店、さらに代理店なども含め総勢約100名が出席した。
 総会の冒頭、前嶋会長が挨拶で「昨年度は、住友電工さんの国内シェアがまたNo.1になったと聞いています。ただ、今年度は業界内での統合があり2番目になってしまうのかなという声を、ここ1、2か月でよく聞きます。でもどうでしょうか。2015年度が始まって2か月しか経っていませんので、まだそのような声を発するには早いのではないかと私は思います。東海イゲタロイ会に参加いただいている販売店、並びに特約店の皆様が一生懸命に力を合わせて、なんとしても2015年度も国内シェアNo.1を取るということを、この中部地区、東海イゲタロイ会から発信し、全国が一致団結してシェアを守っていくことをお願いいたします」と述べた。
 牛島住友電気工業常務取締役は「私ども住友電工は、グローバル展開も一生懸命に取り組んでいますが、国内を重視する姿勢は全く変えていません。工具についても、海外各地でそれぞれ行ってはいますが、国内生産を従来以上に重視しています。兵庫県小野市の合金工場(アクシスマテリア)、北海道の北海道住電精密でも投資を継続しており、日本から輸出をし、国内のビジネスも拡大させていくという姿勢は全く変わっていません。ご安心して拡販に邁進していただければと存じます。お陰様で2014年度の国内販売は、前年対比3%アップの398億円とすることができました。そのうち市販は前年対比2%の伸びでしたが、イゲタロイ会会員店向け卸金額は5%アップ、この東海地区は8%アップと日本国内でも特に大きく伸ばしていただきました。昨年度、特に上半期は消費税率アップの影響で国内の景気は後退しましたが、このような環境下、イゲタロイ製品を伸ばしていただきましたのは会員皆様のご奮闘の賜物であり、改めて御礼を申し上げます。一方、ハードメタル事業部の2014年度の売上高は、前年比10%増の909億円、海外グループを含めると1100億円となりました。工具関係で1000億円を超える会社は数社しかない状況です。金額だけを追求するわけではありませんが、規模が大きくなると、そこから付随して人員も増えますし、色々なネットワークが大きくなりますので色々な地域、色々な業界に対してサービスができるようになり、大きな影響があります。更に頑張っていきたいと考えています。イゲタロイ製品については6月1日より3か月間、サマーキャンペーンを実施しています。国内シェアの拡大に尽力してまいりますので、皆様方のご支援を賜りたいと存じます。最後に、6月3日に超硬工具協会と日本工具工業会が統合して、日本機械工具工業会が新たに発足しました。ともに67年の歴史があり何度か統合の話が出てはその度に流れて来たという経緯がありますが、今回1年半かけて統合するということに合意しました。統合した以上、何らかのシナジー効果を出し、日本の工具メーカーが世界で戦っていけるようにしていきたい。本年度も頑張ってまいりますので、皆様方のご支援をよろしくお願いいたします」と挨拶した。
 資格審査で115社中110社(委任状含む)の出席により総会が成立すると報告された。
 滝澤有一副会長(松本商店社長)を議長に選出して議案審議を行い、2014年度事業報告、2014年度会計報告、監査報告を原案通り承認可決。会員の異動として入会5社と退会2社が報告され、これを承認した。
 引き続き2015年度事業案、2015年度予算案について審議し、原案通りに承認可決した。
 石田勝俊会計監査(石田商会会長)の閉会の辞で第1部総会を終了した。
 第2部は表彰式が行われ、2014年度優秀販売店としてジャンプアップセールで優秀な成績を収めた最優秀賞1社、優秀賞10社、躍進賞1社と、リサイクル優秀販売店が表彰された。
住友電気工業概況報告
 第3部概況報告では、富田邦洋執行役員ハードメタル事業部長がハードメタル事業部の概況及び2015年度事業方針について説明。2014年度流通関係の販売において、東海イゲタロイ会会員特約店が全国平均を上回る実績を残したことを報告し御礼を述べたほか、昨年度初めての試みとして、ジャンプアップセールの最上位店を対象に、切削工具を生産する同社のドイツの工場(SHF社)に隣接する、ヨーロッパデザインエンジニアリングセンターの視察を実施したことなどを報告した。
 今年度事業方針について富田事業部長は、切削工具の2014年度実績909億円に対して、2015年度は950億円を目指すとし、国内シェア1位を堅守するための取り組みとして、次の重点実施事項3点を挙げた。
 1、営業体制強化=@案件管理を軸とした国内外連携強化によるシェアの拡大A国内外10拠点のTEC展開によるツールエンジニアリングサービスの提供と評価設備の拡充B活況市場(航空機、医療)への注力、新技術・新製品の展開Cグローバル・在庫補充システムS‐DIOSによる即納体制堅持
 2、開発・生産インフラの集約・整備=@アクシスマテリア増床…丸物素材生産増強、超硬合金基盤技術強化Aマルチドリル開発・製造部隊の集約、新製品開発LT短縮と生産垂直立ち上げ
 3、リサイクル体制の更なる充実=@特約店からの回収増A国内外タングステンリサイクルの強化…NIRE、15年上期リサイクル開始
 近谷満ハードメタル事業部流通販売部部長からは、2015年度流通販売部の活動方針などの説明と新製品・キャンペーンの紹介が行われた。
 このあと会場を移して第4部の懇親会が開かれ、歓談が進む中、「名古屋おもてなし武将隊」の演舞も楽しみながら親睦を深め、午後7時過ぎ盛会のうちに終了した。

“YUASA LEGACY350”2年目に
産業機器、工業機械部門好調
中部ユアサやまずみ会総会開催

 ユアサ商事(社長=佐藤悦郎氏、本社=東京都中央区)の中部ユアサやまずみ会(会長=小川信行氏・日本ベターリビング社長)は6月19日、名古屋東急ホテルにて平成27年度総会を開催した。総会の後、佐藤社長からユアサ商事の業績報告、次いでソロセーラー堀江謙一氏による「未知への航海」と題した講演会を経て、懇親会へ。懇親会では参加者一同がテーブルを囲みながら、より一層の親睦を深めていた。
 総会の冒頭、挨拶に立った小川会長は「景気は上向いてきているとの報道を最近よく目にするようになりましたが、私自身そんなに実感が無いのも事実であります。しかし総じて言えば、ひと頃よりはかなり様変わりしているなと感じております。ユアサ商事さまは来年で創業350周年を迎えますが、350年前の江戸時代といえば、情報は人が持って移動するしか伝達方法がありませんでした。しかし、今は世界中をほんの一瞬で、しかも大量の情報が飛び交うまでになりました。350年前には考えられなかったことです。こうした変化は常にあるものと覚悟を決め、しかし変わらないものはひたむきに守り通すと、私は自分を戒めております。動きの速いこの現代にあって、ユアサ商事さまは中期経営計画ユアサ・レガシー350≠設定し、大変素晴らしい業績を上げていらっしゃいます。これはユアサ商事さまの努力もさることながら、やまずみ会会員ならびに炭協会会員の皆さまの努力の賜物だと思っております。皆が一丸となって、なお一層この絆を大切にしながら、着実に頑張って参りましょう。また9月には中部ユアサやまずみ会最大のイベントと言っても過言ではない『中部グランドフェア2015』が開催されます。私も皆さま方とともに大成功へと導いていけるように努力を重ねて参りたいと思います」と語った。
 続き挨拶に立ったユアサ商事執行役員中部支社長の長谷川勝照氏は「この1年間を振り返ると為替は円安に振れ、輸出企業を中心に多くの企業が増益となりました。株式も伸び上がり、保有資産が増加した企業も少なくないでしょう。反面、昨年4月の消費税増税に伴う駆け込み需要の反動から、一部業界では業績の落ちた企業もあります」と、この1年の市場動向を語った後、ユアサ商事中部支社の昨年度売上状況について報告した。長谷川支社長によると、平成26年度の中部支社上半期の売上高は195億9700万円、下半期は245億4200万円、通期で441億3900万円となり前期比2・5%の増収となった。部門別では産業機器部門が前期比117%、工業機械部門が同132%を達成。この2部門の好調は、自動車業界における堅調な設備投資があったからだと長谷川支社長は述べている。住設・管材・空調部門は前期比99%と若干の落ち込みを見せたが、この要因は消費税増税に伴う駆け込み需要の反動によるところが大きい。建築・エクステリア部門は前期比101%と僅かではあるが増収となり、建設機械部門は同96%と減収、エネルギー部門に関しては同76%と大きく数字を落とした。原油価格の大幅下落、低燃費自動車の普及によりガソリンの売上が減少していることが、エネルギー部門の大幅な減収の要因と言えるだろう。
 長谷川支社長は報告の後「今期で、中期経営計画ユアサ・レガシー350≠烽Q年目を迎えました。最終年で計画目標を達成するためには、非常に重要な年と位置付けています。今年度の中部支社の売上目標は455億円と設定しました。この売上目標を達成するため、中部支社では『お取引先様の営業活動のお役に立てるご提案、そして対応』を常に意識し、また、お取引先様に喜んでいただけるよう商品勉強会や工場見学会なども積極的に行っていきます。また、店舗やホテル、病院、学校などの大規模建築物は平成27年末までに耐震診断とその結果報告が義務付けられております。弊社には耐震診断を行える建築士が在籍していますが、耐震改修には補助金制度や税金面でも優遇措置があり、今後、耐震診断や耐震改修の需要は大きく伸びていくものと期待しています。最後に『中部グランドフェア2015』を9月4日と5日の2日間、ポートメッセなごやにて開催します。今回のテーマは、『Challenge!New Value & Resilience!!〜最先端技術の結集で未来をカタチにします』です。受注目標は200億円、来場者数は1万1000人を予想しております。ご来場者に高く評価していただけるよう、目標に向かって社員一同邁進して参ります。皆さんも、このフェアを上手く活用してください」との言葉で挨拶を終えた。
 続いて、各議案の審議に移る前に事務局の佐久間氏より、会員161社中、出席94社・委任状61社、計155社の参加で過半数を超え、本総会が成立した旨、報告があった。議長には本会規約に則って小川会長が就任。その後、審議へと移行した。
▼第1号議案=平成26年度(平成26年4月1日〜平成27年3月31日)事業報告
 平成26年4月23日幹事会、同6月18日総会、3回のコース別社員研修会(同7月、10月、11月)、9月5日・6日中部グランドフェア2014、平成27年1月6日中部ユアサやまずみ会・炭協会合同賀詞交歓会について報告があり、これが承認された。
▼第2号議案=平成26年度会計報告並びに会計監査報告
 平成26年度会計について事務局の佐久間氏より報告。会計監事の伊藤高潤氏(春日鋼機社長)と大藪淳一氏(大清社長)両名の監査の結果、適正であると認められ、これが承認された。
▼第3号議案=平成27年度(平成27年4月1日〜平成28年3月31日)事業計画(案)
 平成27年4月23日幹事会(開催済)、同6月19日総会(当日)、3回のコース別社員研修会(同7月、10月、11月)、同9月4日・5日中部グランドフェア2015、平成28年1月6日中部ユアサやまずみ会・炭協会合同賀詞交歓会の事業計画について審議の結果、満場一致でこれらは可決された。
▼第4号議案=平成27年度予算(案)
 平成27年度予算案について佐久間氏より報告。内容が慎重に審議された結果、満場一致で可決され、同予算案は承認された。
     ◇
 会場を移し、ここからは中部ユアサ炭協会会員を交え、佐藤ユアサ商事社長より、同社の2015年3月期業績報告ならびに今期方針の発表へ。ユアサ商事の2015年3月期の売上高は4417億2300万円で、前期比0・1%マイナスとなった。これは原油価格の下落、石油の売上減、消費増税による駆け込み需要の反動減がその主な要因である。営業利益は98億1500万円(前期比3・1%増)、経常利益は103億5300万円(同5・8%増)、当期純利益は74億9400万円(同36・7%増)となっている。次にセグメント別販売状況だが、産業機器部門は616億3500万円(前期比4%増)、工業機械部門は1062億3600万円(同11・7%増)、住設・管材・空調部門は1278億2400万円(同1・5%減)、建築・エクステリア部門は480億9400万円(同0・5%減)、建設機械部門は335億3800万円(同1・9%増)、エネルギー部門は396億6900万円(同17・6%減)、その他部門は247億2500万円(同13・7%減)となっている。昨年度は建築やエネルギー部門で売上が伸び悩んだ同社だが、純資産を伸ばし、自己資本比率は目標の25%をクリアしている。次に同社の今期計画だが、通期で売上高4520億円(前期比プラス2・3%)、営業利益100億円(同プラス1・9%)、経常利益105億円(同プラス1・4%)、当期純利益67億円(同マイナス10・6%)を目標としている。佐藤社長は最後に「来年は創業350年の節目の年ですが、もちろん351年以降も弊社は続いていきます。今後も更に発展していけるよう努力していきますので、皆さまもどうかご協力をお願いいたします」との挨拶で結んだ。
     ◇
 その後は「太平洋ひとりぼっち」など多数の著書を執筆したソロセーラーの堀江謙一氏を講師に招き『未知への航海』と題して約1時間の講演会を開催。講演会の後は懇親会へと移行し、参加者同士が更なる親睦を深め、この日の総会は幕を閉じた。

中部青年やまずみ会
平成27年度総会を開催

 中部青年やまずみ会(会長=大竹裕氏・大竹建機産業社長)は6月24日、名古屋市中区にある東京第一ホテル錦にて、平成27年度中部青年やまずみ会総会を開催した。大竹会長、長谷川勝照ユアサ商事中部支社長の挨拶の後、本総会が、役員を含む会員37社中、出席25社と委任状9社、参加計34社と過半数を超え成立した旨、発表された。会則に則り大竹会長が議長に選出され、議案審議へと移行した。
▼第1号議案=平成26年度(平成26年4月1日〜平成27年3月31日)事業報告
 平成26年4月10日幹事会、同6月26日総会、同9月5日・6日中部グランドフェア2014、同11月28日・29日秋季例会、平成27年1月28日賀詞交歓会について報告され、これが承認された。
▼第2号議案=平成26年度会計報告ならびに会計監査報告
 平成26年度の会計について事務局の佐久間氏より報告。倉地克明副会長(倉地常務)と小川丈夫副会長(日本ベターリビング常務)両名の監査の結果、適正であると認められ、これらは満場一致で承認された。
▼第3号議案=会則改定案
 中部青年やまずみ会会則第7条(役員)の項でこれまで会計監査2名は副会長が兼任であったところを、会計監査を廃止し、新たに会計監事の職を設け専任(2名)を置くとする改定案が提案され、これが満場一致で承認された。
▼第4号議案=役員改選案
 今期は役員改選の期にあたることから、松池博之顧問(ジャックスワン統括部長)と幡野裕幸常任幹事(朝日社長)より退任の意向が示され、これが承認された。新たな役員は以下の通り。
会長▽大竹裕氏(大竹建機産業社長)※留任
副会長▽小川丈夫氏(日本ベターリビング常務)、倉地克明氏(倉地常務)※いずれも留任
会計監事(新職)▽長尾英二氏(長尾木鋼専務)、塚本康博氏(塚本空調設備専務)※いずれも新任
常任幹事▽須藤清範氏(須藤鋼機社長)、上林一平氏(ニッキ通商常務)、竹内裕二氏(丸金商会社長)※いずれも新任
▼第5号議案=平成27年度事業計画案
 平成27年4月9日幹事会(開催済)、同6月24日総会(当日)、同9月4日・5日中部グランドフェア2015、同11月13日・14日第14回青年やまずみ会全国大会ならびに秋季例会、平成28年1月28日賀詞交歓会の事業計画案について報告、審議の結果、満場一致でこれらは承認された。
▼第6号議案=平成27年度予算案
 平成27年度予算案について佐久間氏より報告。内容について慎重に審議を重ねた結果、満場一致で承認され、同予算が可決された。
 総会終了後は、講師に講談師であり声優でもある一龍斎貞友(いちりゅうさいていゆう)氏を招いて「声での表現力活用法」と題して講演会を開催。その後は貞友氏も参加し懇親会へ。有名キャラクターの声を演じる貞友氏を交えての懇親会は盛り上がり、終始和やかな雰囲気のまま、この日はお開きとなった。

3・4・5日目 試合結果
第75回愛機工野球大会

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)の第75回愛機工野球大会は4月18日の開幕以降、順調に試合を進めている。
 【大会3日目】5月23日・いちい信金スポーツセンター(一宮総合運動場)
 ■第1試合 Bゾーン
 安藤×住友電工の試合は、安藤が1回表に1点を先制するが、その裏すぐに住友電工が2点を取り逆転。安藤は2回に同点に追いつくも、住友電工がその裏に一挙11点をあげて再びリード。安藤も3回に6点、4回に1点を返して4点差にするが、住友電工が4回裏に2点を追加、安藤5回に2点返すも及ばず、住友電工が15対11で初戦を制した。
 ■第2試合 Aゾーン
 川島商事×三菱マテリアルの試合は、川島商事が初回表に5点を先制。三菱マテリアルは2回裏に1点を返すも、その後最終回(大会規定による時間)となる6回表までこう着状態で共に点数が入らず。その裏、三菱マテリアルが4点を返して同点とし、そこで試合終了。抽選の結果、三菱マテリアルの勝ちとなった。
 ■第3試合 Aゾーン
 ノダキ×井高の試合は、井高が1回裏に相手投手の立ち上がりを攻めて1点を先制。その後も2回に5点、3回に3点、4回に1点を加え、ノダキの反撃を0点に抑えて、10対0で井高が2回戦へと駒を進めた。
 ■第4試合 Bゾーン
 ゼノー商事×志知の試合は、志知が1回裏に一挙7点を先制、2回裏にも2点を加えて9点をリードし、昨年逆転負けを喫したゼノー商事に今年は勝てると応援の社員らが期待する中、ゼノー商事が3回表に2点、4回には13点を取り、15対11の大逆転でゼノー商事が勝利した。
 ■第5試合 Bゾーン
 山善×三枝電機の試合は、三枝電機が初回裏に3点を先制したが、山善は2回表に5点をあげて逆転。三枝電機はすぐその裏に1点を返し1点差まで迫ったが、山善が3回表に1点を追加してリードを広げ、4回には一挙に15点を取り、三枝電機の反撃を0点に抑えて、21対4で山善が勝利した。
     ◇
 【大会4日目】6月20日・草井球場
 ■第1試合 Aゾーン
 新栄商會×マルマン商事の試合は、新栄商會が1回表に2点を先制。マルマン商事はその裏に4点を取り逆転したが、新栄商會も続く2回に2点を返し同点に。その後も新栄商會が3回に3点、4回に2点を追加し、マルマン商事の反撃を0点に抑えて、9対4で新栄商會が勝利した。
 ■第2試合 Bゾーン
 ユアサ商事×モリタの試合は、モリタが1回裏に2点を先制。ユアサ商事も2回表に1点を返して1点差、4回表にも1点を取り同点に。時間規定により迎えた最終回の6回表、ユアサ商事が3点を取ってリードし、その裏のモリタの反撃を0点に抑えて逃げ切り、ユアサ商事が5対2で1回戦を突破した。

 【大会5日目】6月27日・草井球場
 ■第1試合 Bゾーン
 太田廣B×中部オリオンの試合は、中部オリオンが1回裏に1点を先制したが、2回表に太田廣が2点を取り逆転。3回に両チーム1点、続く4回も共に2点を取り合い、太田廣が5対4で接戦を制した。
 ■第2試合 Aゾーン
 井高×東陽の試合は、互いにランナーを出すも相手守備陣がそつなく抑え、序盤は0対0の好ゲーム。東陽が3回に井高の隙を突いて4点をあげ、井高の反撃を5回1点、6回1点の2点に抑えて、東陽が4対2で共に優勝候補と言われた戦いを制した。
 ■第3試合 Aゾーン
 サカエ×ミズタニ機販の試合は、ミズタニ機販が1回裏に3点を先制。4回にも1点を追加しリードを広げ、サカエの反撃を6回の1点に抑えて、ミズタニ機販が4対1で勝利した。

琳派400年記念
『織物の意匠にやどる琳派』展開催
川島織物セルコン織物文化館にて

 川島織物セルコン(社長=山口進氏、本社=京都市左京区)は、琳派400年にちなみ、特別展示『織物の意匠にやどる琳派』展を2016年3月31日まで、同社が運営する織物文化館(京都市左京区)で開催中だ。
 琳派として広く知られている作品は、俵屋宗達の「風神雷神図」、尾形光琳の「紅白梅図屏風」などを代表とする屏風や絵画だが、琳派の意匠は絵画のみならず衣装や美術工芸品から空間デザインまで生活のさまざまなシーンで使われ、その時代に合わせ幅広く展開してきたことが大きな魅力のひとつだ。もちろん織物も例外ではなく、帯や肩裏(羽織の裏に付ける生地)などの衣装や壁張・天井張、窓掛(カーテン)などの室内装飾の意匠としても使われていた。
 今回の展示では、最後の琳派と言われ、明治期には同社で織物デザインの研究も行った神坂雪佳の残したデザインを中心に、織物の意匠に見られる琳派を紹介。豪華客船「地洋丸」の綴織パネル構想画や、日本唯一の手木版和装本出版社「芸艸堂(うんそうどう)」が明治期に出版した図案帳を含め、雪佳の原画などを多数展示している。なかでも、実業家の浅野総一郎が1909年、東京三田に建設した「紫雲閣」の天井に用いられていた綴織格天井(つづれおりごうてんじょう)の原画全98点の一挙公開は圧巻だ。
 当展は、織物にやどる琳派の意匠を通して、琳派の新たな魅力を伝えてくれる。
【開催概要】
●会期▽2016年3月31日まで
●会場▽川島織物セルコン織物文化館 京都市左京区静市市原町265 電話=075(741)4120
●アクセス▽地下鉄「国際会館」駅より京都バス(52系統)「小町寺」停下車徒歩約5分、または叡山電車鞍馬線「市原」駅下車徒歩約7分
●開館時間▽午前10時〜午後4時30分(入館は午後4時まで)
●休館日▽土・日・祝祭日、夏季、年末年始(川島織物セルコン休業日)
●入館料▽無料
●主な展示作品▽神坂雪佳筆「扇散らし日本名所之図」紫雲閣綴織格天井原画(全図明治期)、東翠石模写(原本=尾形光琳)「光琳四季草花」川島織物参考館綴織壁張(明治期)、神坂雪佳筆「嵐山三船祭」日光丸談話室綴織パネル原画(船一艘)、雁金屋「御用雛形帳 貮」(寛文4年)
●見学予約▽事前予約制につき、予約専用ダイヤル=075(741)4323まで
●URL▽http://www.kawashimaselkon.co.jp/bunkakan/

地盤調査技術とサービス磨く
JHS FC全国大会開催

 戸建住宅の地盤調査・建物検査を手掛けるジャパンホームシールド(社長=斉藤武司氏、本社=東京都墨田区)は、ジャパンホームシールドフランチャイズ(FC)システム加盟店との協働強化や営業展開の周知を目的とした2015年度FC全国大会を、第一ホテル両国(東京都墨田区)で5月20日に開催した。
 ジャパンホームシールドFCシステムは「地盤サポートシステムによりお客さまの大切な住まいを守り、お客さまに安心を合理的に提供する」ことを基本理念とし、全国の地盤調査会社の加盟店とともに地域に密着した営業活動を行い、全国のユーザーへのサービス向上を目指している。
 FC全国大会では、全国から46店舗の加盟店代表者が参加し、さらなる地盤調査・建物検査技術の向上に向け意識を統一した。斎藤社長から2015年度上期の方針を報告。話の中で市場を取り巻く環境や課題に触れるとともに、参加者に向け「技術とサービスを磨き一緒に成長できる1年にしましょう」と呼びかけた。また、商品販売などで優れた功績のあったFC店を表彰する表彰式において、FC東北店のモットーキュー(社長=毛利剛氏、本社=仙台市宮城野区)が「最優秀模範店賞」を受賞した。
 このほか、ハトマーク支援機構の和氣猛仁理事長を講師に招き、宅建業者の現状と今後について講演会を開催。近年、中古住宅流通が注目を浴びていることもあり、参加者は真剣な表情で聞き入っていた。

生活に役立つ情報を追加し
JHS 新「地盤サポートマップ」

 戸建住宅の地盤調査・建物検査を手掛けるジャパンホームシールドは、地盤調査・解析実績100万棟突破記念の第2弾として、同社がこれまで解析した地盤の情報に加え生活に役立つ土地情報を地図上で閲覧できる新「地盤サポートマップ」の一般公開を、6月から開始した。
 同社は、地盤調査データをまとめた「地盤サポートマップ」の提供を2009年より事業者向けに行っている。2011年の東日本大震災以降、自然災害時の土地特性への関心はさらに高まっており、一般の施主からも土地情報を知りたいというニーズが出てきた。そこで同社は、地盤調査・解析100万棟を記念しこれまでの実績とノウハウにより蓄積された地盤の情報を、誰もが利用できるようサービスの一部をリニューアル。新「地盤サポートマップ」として一般公開した。
 今回の一般公開にあたり、これまでの地盤調査データに加え、最寄り駅までの距離が測れる機能や学区の校区、避難所の位置など、生活に役立つ土地情報が追加され地図上で閲覧できるようになった。また、地震時の揺れやすさ、液状化や土砂災害の可能性など、近年ニーズが高まっている自然災害情報についても詳細に確認できる仕様とするなど、日々の生活から非常時への備えまで住生活をトータルでサポートする内容となっている。
 スマートフォンやタブレットからもアクセスでき、緊急時でも利用可能だ。「地盤サポートマップ」は、同社ホームページから誰でも無料で閲覧できる。一般ユーザーから▽http://www.jiban-portal.jp/index.htm、住宅事業者から▽http://www.j-shield.co.jpへアクセス。

夏の住まいの悩み解決!
LIXILクールリフォームキャンペーン

 住まいと暮らしの総合住生活企業であるLIXIL(社長=藤森義明氏、本社=東京都千代田区)は8月31日までの期間、採風玄関ドアや日射遮蔽商品など、夏の困りごとを解決する同社のリフォーム商品を採用のうえリフォーム工事契約を交わした施主を対象に、抽選で1600名に素敵な賞品が当たる『LIXILクールリフォームキャンペーン』を開催中だ。応募期間は9月10日FAX着分有効。対象商品はWebまたはショールームで確認を。
 同社では、開口部の断熱や日射の遮蔽、自然の風を取り込む採風などにより「夜まで熱気がこもって寝苦しい」「冷房が苦手で暑さを我慢してしまう」「玄関のジメジメが気になる」などの夏場の住まいの困りごとを解決する「クールリフォーム」を推進している。
 今回のキャンペーンでは、玄関から風を採り込むタイプが人気の玄関ドア「リシェントU」や、後付け可能で日差しを遮る外付けスクリーン「スタイルシェード」、優れた調湿機能で室内の快適な空気環境づくりをサポートするエアクリーニングウォール「エコカラットプラス」など、夏の住まいを快適にする同社のリフォーム商品を成約し応募した施主の中から抽選で1600名に、10万円相当の旅行券をはじめ、50型液晶テレビやウォーターオーブンレンジなどの人気家電製品がプレゼントされる。
 本キャンペーンに関して詳しくは、同社Webサイト▽URL=http=//www.lixil.co.jp/reform/cool/まで。

涼をシェアする「クールシェア」
LIXIL ショールームなど開放

 LIXILは、クールシェア事務局(代表=堀内正弘氏)と環境省が連携して推進している「クールシェア」の取り組みに賛同し、9月29日までの期間中、全国にある同社ショールームのうち89カ所を「クールシェアスポット」として開放している。
 「クールシェア」は、2011年に多摩美術大学デザイン学科の堀内ゼミで生み出されたプロジェクトで、ひとり1台のエアコン使用をやめて家庭や地域の涼しい場所をみんなでシェア(共有)することで楽しみながら消費電力を減らし、地球温暖化防止を図る取り組みである。
 同社はこの考えに賛同し、2012年から全国のショールームに「クールシェアスポット」の登録を呼びかけてきた。地域の住民が気軽に立ち寄れて、商品やサービスを見ながら涼める場所として全国のショールームを開放することで、今年も「クールシェア」の取り組みを応援している。
 またLIXILグループの傘下で、ホームセンター事業を展開するLIXILビバ(社長=渡邉修氏、本社=埼玉県さいたま市)も、この取り組みに賛同。8月31日までの期間中、全国17カ所のスーパービバホーム内にあるフードコートを「クールシェアスポット」として開放中だ。
 同社は「昨年、スーパービバホームにあるフードコートを『クールシェアスポット』として開放し、豊富な品揃えや多彩なサービスを利用するだけでなく、気軽に涼が取れる場所として多くのお客さまにお越しいただきました。今年は昨年よりも実施店舗を増やし、より多くの方に『クールシェアスポット』としてご利用いただけるようにしています」とコメントしている。
 本件に関して詳しくは最寄りのLIXILショールーム、スーパービバホーム、またはクールシェア事務局か各社のWebサイトまで。

必要備蓄品パッケージ化
企業の危機管理をサポート
ユアサ商事×富士通総研

 ユアサ商事(社長=佐藤悦郎氏、本社=東京都千代田区)と富士通総研(社長=本庄滋明氏、本社=東京都港区)は、災害対応に関するソリューション事業を共同で推進していくことで業務提携を行うことに合意した。本事業は、機械設備や建築、インフラ分野の専門商社であるユアサ商事と企業危機管理に関する高度な専門性を持つコンサルティング会社の富士通総研が「演習による事象体験型アプローチによる実効的なソフトとハードの整備支援」という新たなビジネスモデルの共創を図るものである。両社は本事業を通じて個別企業だけでなくサプライチェーン全体での災害対応能力強化への取り組みを支援し、政府が国土強靭化政策で目指す「産業のレジリエンス化」の実現を目標としている。
 第3回国連防災世界会議(2015年3月)で採択された仙台防災枠組み2015‐2030において防災の主流化がうたわれるなど、危機管理を適切に行い、人命の安全確保や事業を継続することに対する社会の要請は、ますます高まっている。しかし、日本企業のこれまでの災害対策は地震対応計画や事業継続計画(BCP)などの計画作成に終始し、東日本大震災ではその実効性に大きな疑問が投げかけられた。そのため各企業は、さまざまな危機事象に柔軟に対応できる組織能力の強化を目指し、教育や演習の質の向上に取り組み始めている。
 災害対策を行う企業や企業グループに対し、危機対応の現場を疑似体験するシミュレーション訓練と、訓練で洗い出された必要な備蓄品の調達支援を、富士通総研とユアサ商事が共同で行う。ユアサ商事は、富士通総研の「BCM訓練パートナー」として訓練ノウハウの提供を受け、新たに取引先向けにBCM訓練サービスを展開する。危機対応に関するコンサルティングと危機対応に必要な備蓄品パッケージ(災害対策本部向け、現場実働支援向け、避難所支援向けなど)により、2年後の2017年には50億円の売上高を計画している。
 演習による事象体験型アプローチ≠ノよる備蓄品パッケージは、業界初の試みとなる。富士通総研が1000社を超える危機対応コンサルティングを通じて蓄積してきた「有事の対応ストーリー」に基づいて、現実に起こり得る災害事象を模擬体験。その中で参加者が必要性を感じた備蓄品をパッケージ化し、それをユアサ商事が6000社を超える仕入先から調達・提供する仕組みとなっている。
 本件に関する問い合わせなど、詳しくは、ユアサ商事総合企画部▽電話=03(6369)1133、または富士通総研BCM訓練センター▽電話=03(5401)8389(直通)、もしくは両社ホームページまで。

国内受注が22か月連続で前年上回る
総受注高は9か月連続増
中部経済産業局 5月度金属工作機械受注状況

 中部経済産業局が6月30日に発表した、管内金属工作機械メーカー主要8社(オークマ、アマダマシンツール、ジェイテクト、コマツNTC、富士機械製造、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の平成27年5月度金属工作機械受注状況によると、総受注高は前年同月比11・8%増の376億6800万円となり9か月連続で前年を上回った。前月比は5・1%増となった。
 国内受注は、一般機械工業向けが前年同月比33・1%増の64億5900万円と8か月連続で前年を上回り、自動車工業向けも同20・7%増の50億7500万円と4か月連続で前年を上回ったことなどから、全体では同38・6%増の149億3200万円となり22か月連続で前年を上回った。前月比は14・6%増となった。
 海外受注は、北米向けが2か月連続、ヨーロッパ向けが25か月連続でそれぞれ前年を上回り、アジア向けも2か月ぶりに前年を上回り、全体では前年同月比0・8%減の227億3600万円となり3か月連続で前年を下回った。前月比は0・4%減となった。
 国別にみると、1位のアメリカが70億7800万円(前年同月比5・2%増)、以下、中国43億1300万円(同8・3%増)、ドイツ18億1100万円(同25・7%増)、韓国13億2700万円(同23・1%増)、イタリア11億円(同32・9%増)の順となった。
 地域別シェアは、アジア(トルコを含む)向け35・5%、北米向け35・4%、ヨーロッパ向け25・9%。
 販売額は、前年同月比10・6%増の292億500万円となり、3か月連続で前年を上回った。前月比は2・2%減となった。
 受注残高は、前年同月比9・5%増の1757億1600万円となり、19か月連続して前年を上回った。前月比は2・0%増となった。

電気不要、防爆域で使用OK
新商品「ポンピングトラップ」
ベン 蒸気設備トラブル解決

 ドレンの滞留による蒸気使用機器(熱交換器、エアヒーターなど)の加熱効率の低下や、腐食・ウォータハンマの発生、また蒸気(ドレン)圧力が低く回収できない、回収ポンプ用の電源が無いなどで困ってはいないだろうか? そんな、蒸気設備での困りごとやトラブルを解決してくれる新商品が流れ・ビューティフル≠ナお馴染みのベン(社長=横沢好夫氏、本社=東京都大田区)から登場した。それが『ポンピングトラップ/AFP‐1型・同2型』だ。
 ポンピングトラップは電気を使わず、蒸気(圧縮空気)の圧力を利用して低圧ドレンやストール現象により滞留したドレンの圧送・回収を行う機械式ドレン回収機だ。ポンプ+トラップ機能を有するAFP‐1型は、差圧のあるときはトラップ機能として、差圧がないときは加圧流体の圧力を利用してドレンを排出。AFP‐2型はポンプ機能を搭載し、加圧流体の圧力を利用してドレンを圧送する。
 以下のような状況下において、AFP‐1型・同2型の使用が効果を発揮する。
1,熱交換器の温度が上がらない
 制御弁が蒸気量をコントロールする際、蒸気使用機器(熱交換器など)の負荷変動により蒸気圧力が低下することでスチームトラップからドレンが排出されず、機器内にドレンが滞留することがある。これは「ストール現象」と呼ばれており対策としてはAFP‐1型(ポンプ+トラップ機能/クローズドシステム)を設置。通常はトラップ機能でドレンを排出するが、機器の負荷変動により蒸気圧力が低下するとポンプ機能へ切替わり、加圧流体(高圧蒸気)の圧力を利用してドレンを圧送してくれる。
2,ドレンの回収が困難
 ドレンを回収するためには、回収先までの高さや距離、圧力の損失を考慮しなければならず、とくに低圧ドレンの回収には「回収ポンプ」を設置し圧送する必要がある。AFP‐2型(ポンプ機能/オープンシステム)は加圧流体(高圧蒸気)の圧力を利用したポンプ機能で、ドレンを高所のドレン回収管や遠方の回収タンクなどへ圧送してくれる。
 「省エネ向上」「加熱効率低下防止」「ウォータハンマ防止」などの効果が期待できる『ポンピングトラップ/AFP‐1型・同2型』に関する問い合わせは、同社最寄りの各営業所・出張所、または同社URL▽http://www.venn.co.jpまで。

鋳物旋削加工用 新CVDコーティング材種
『T515』を発売
タンガロイ 高速加工での耐摩耗性を向上

 タンガロイ(社長=木下聡氏、本社=福島県いわき市好間工業団地11‐1)は、鋳物旋削加工用新CVDコーティング材種『T515』を5月28日より全国で発売開始した。
 T515は、専用の新母材と新コーティングを採用した鋳物加工に最適な高汎用性材種で、母材コーティング界面の密着性を向上させたことにより耐チッピング性と耐剥離性が改善され、安定した加工を可能にした。
 さらにアルミナ(Al2O3)被膜を従来品よりも1・7倍厚膜化し、高速加工領域での耐摩耗性を大幅に向上させ長寿命を実現した。
 また、タンガロイ独自の特殊表面処理技術PremiumTecを採用し表面平滑性を向上させたことにより、耐チッピング性と耐溶着性が大幅に改善された。
 簡単にインサートを選択できるよう、全周タイプとフラットトップタイプを主に標準在庫化。一般的な加工領域から高速加工領域において高い信頼性で安定した加工を実現したことで、鋳物加工用の既存材種T5100シリーズと併せて、あらゆる鋳物加工に対応し、ユーザーの生産性向上に貢献する。
 T515はインサート32形番を展開。主な形番と標準価格はCNMG120408 T515=850円、DNMG150612 T515=1460円、WNMA080412 T515=1320円、VNMG160404 T515=1300円(いずれも税抜)。初年度5億円の販売を見込む。

メーカー298社が最新製品を出品
第40回中部どてらい市盛況
目標突破の受注額110億1776万円

 山善名古屋営業本部(上席執行役員・本部長=吉村泰典氏)の「第40回中部どてらい市」が6月6〜8日の3日間、主催店93社、出品メーカー298社の規模でポートメッセなごや第1展示館にて開催され、期間中1万2323名の来場者で賑わった。受注額は目標の100億円を大幅に上回る110億1776万円(前年比16・3%増)となり成功裡に終了した。
 好天に恵まれた初日は開会セレモニーが行われ、主催店を代表して羽賀象二郎東陽社長が「中部どてらい市は第40回の節目の開催となります。298社の出品メーカー様が、数多くのユーザー様のニーズを汲んだ素晴らしい最新の商品を展示されています。中部のメインである自動車産業は、愛知の大手自動車メーカーの場合、世界全体を舞台として戦略を進められています。他のメーカー様も新しいコンセプトの導入、新しい技術の開発に邁進されています。日本政府もモノづくりの更なる競争力強化のための施策を打ち出し、国内でも多くのお客様で旺盛な設備投資と、生産力増加、高効率化、省人化の動きが見られます。来場される多くのお客様に各メーカー様の素晴らしい商品をたくさん紹介して、自動車のみならず、製造業全体を活性化させていくチャンスとして行きたい」と挨拶。
 出品メーカーを代表して挨拶に立った石川則男オーエスジー社長は「中部地区の製造業は長年にわたり、自動車産業に大きく寄与してきました。今後も勿論、自動車産業の皆様と共に発展していくと思います。それに加えて、最近では航空機産業も成長産業となっています。中部地区の創造的で、かつ多様性のある技術を生かし日本の航空機産業が世界をリードする日が来ることを期待して止みませんが、この航空機産業の未来を射るという意気込みで弊社も微力ですが努力したいと思います。どてらい市は山善様の長年のご尽力により40周年を迎えられました。販売店各社とメーカーとが一体となる機会を与え続けていただいたことに心より感謝の意を表します。また、中部どてらい市にお集まりの全ての皆様の熱い気持ちが未来を射る原動力になりますことを心より祈念いたします」と述べた。
 事務局を代表して中田繞山善社長は「昭和50年に、この中部どてらい市は他に類を見ない地域密着型の展示商談会として発足しました。皆様を含め諸先輩の方々に育てていただいた、大切な商売の場です。自信と誇りを胸に、新たな歴史を刻んで行きたいと存じます。今年のどてらい市のテーマは『未来を射る』です。未来の核心を捉えて、強い意志を持って決断し、思い切って行動しようということです。本日から3日間、多くのお客様がご来場されます。会場内隅々までご案内し、見て、触って、商品の良さを理解していただき、買って良かったと喜んでいただける、どてらい市になりますよう皆様のご健闘を期待しています」と挨拶した。
 続くセレモニーでは、南村哲寛中部どてらい市事務局長(山善名古屋営業本部副本部長)より力強い決意表明があり、これを受け赤いハッピを身にまとったスローガン隊による「どて市必勝スローガン」の唱和、チアガール「どて市シスターズ」による目標必達祈念の手締めで参加者の士気を高め、代表者のテープカットとくす玉割により開幕した。
 最新の工作機械、工具など各出展ブースでは工夫を凝らした商品展示がされる中、商談も活発に行われ、商談成立の際、購入者に贈られる「どて市シスターズ」の喝采が場内を一層盛り上げた。